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  1. 小松島市議会 2017-12-03
    平成29年12月定例会議(第3日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2017年12月11日:平成29年12月定例会議(第3日目) 本文 ◎ 議長(北野恒男議員)おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第86号から議案第101号までについて,一括議題といたします。  議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  4番 米崎議員。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)皆さん,おはようございます。平成29年12月定例会議におきまして,一般質問の機会を得ました新風はなみずきの米崎でございます。  質問に入る前に,一言ですが,先週12月6日,7日とおやじのお通夜,そして告別式に市議会の議長初め議員の皆様,そして濱田市長初め市役所,また行政のたくさんの方々に御参列いただき,また最後のお見送りまでしていただきましたことを,この場をおかりしましてまずお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。  質問に入る前なのですが,おやじもやはり皆さんと一緒に市議会議員をさせていただいておりまして,その思いを私も受けましたので,今回の質問からどんどん発言していきたいと考えております。いろいろ御無礼,またたくさんのことがあるかもしれませんが,どうぞその点お許しいただきますよう,よろしくお願い申し上げます。  今回は,災害対策についてと,投票率の向上について,今後の競輪事業についてと,大きく3点のテーマを通告に従いまして質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  1点目の災害対策について質問させていただきます。  平成26年度版小松島市避難所運営マニュアルの中に避難所の指定施設が示されており,小・中学校や公民館等が避難所として指定されています。教育委員会におきましては,2030年度までを小学校編成の計画期間としております。11小学校が4校以下に集約されるとなると,避難所としての指定をしていますが,今後,どうなっていくのかなと。また,自動車を持たない高齢者らの安全確保が揺らぎかねないといったさまざまな課題が出てきます。課題解決に向けて取り組んでいきたいと考えています。  まず,それでは最初に,避難所スペースについてでございますが,10月に徳島県の避難所開設運営の研修会を受けたのですが,避難所とは避難者が一定の期間生活する場所のことで,その中で指定されることが多い体育館での避難者を収容する上で3点の留意事項があるとのことでした。まず,避難者の居住組の編成については,町内会,自治会単位で10名から40名程度で編成し,各居住組には組長を置くと。次に,避難者の居住スペースとして1人当たり3平方メートルを確保すると。最後に,一般的な小学校の体育館の広さは縦と横20メートル掛ける30メートルで600平方メートル,通路なしでは約200人の収容が可能であるということでありました。  それでは,質問に入らせていただきますが,平成26年度版の小松島市避難所運営マニュアルでは避難所として小・中学校や公民館が指定されていますが,収容可能人数については避難者1人当たり2平方メートルと算出されております。  そこで,お聞きいたします。この1人当たりの収容面積の誤差については,また県の考え方を踏まえまして,本市の避難所のスペースはどのように考えているのか,お聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)米崎議員からは,災害時における避難所のスペースについて御質問をいただいておりますので,お答えいたします。
     議員も御承知のとおり,大規模災害が発生した場合,多数の市民が指定避難所に集まってくることが予想されます。その際,災害対策本部が避難所の追加指定や避難者の振り分け,輸送を行う必要が生じますので,各避難所の収容可能人数を把握しておく必要があり,避難者1人当たりの必要面積を2平方メートルとして算出しております。この面積は初期段階で就寝可能な占有面積であり,発災直後少しでも避難者の受け入れを確保するためでございます。また,発災直後からの時間経過とともに,避難所の形態も変化していくことが予想され,避難所運営を円滑に進めるため,平成27年3月に避難所運営マニュアルを策定しております。避難所生活が長期化した場合は徐々に避難者数も減少しますので,共有部分と居住部分を分け,通路を確保し,世帯や地域コミュニティー,さらには女性,高齢者など要配慮者等のニーズに配慮した区割りに移行してまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。避難者1人当たりの必要面積は2平方メートルでありますと。緊急避難時の初期対応の面積であるところを認識いたしました。また,時間経過とともに状況に応じて居住スペースの確保をしていただけるというふうなお答えでありました。ありがとうございます。  次に,11月の総務常任委員会の行政視察を行いました中で,昨年熊本で被災した熊本県宇城市,宇土市に視察に行って聞いたお話でございますが,自治体や企業,また団体などから水その他飲料,精米,パック御飯,インスタント麺などの飲料,食料や毛布,マット,段ボール,おむつ類等の生活物資などさまざまな支援物資が届き非常にありがたかったというお話でありましたが,その中でもやはり苦労したのが保管場所で,宇城市役所玄関先に大量の物資が届き,保管スペースが少なく,あっという間に庁舎ロビーがいっぱいになり,物資を移動することにとても時間と手間がかかったというお話でありました。  本市においては,支援物資の保管場所の確保ができているのかをお尋ねいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)米崎議員からは,災害時における支援物資等の保管場所の確保について御再問をいただいておりますので,お答えいたします。  本市で最も甚大な被害が想定される南海トラフ巨大地震発生時には,避難所への食料や生活物資の備蓄品の不足が予想され,不足分については県等へ要請し,救援物資の到着を待つことになります。徳島県の計画では,全国からの支援物資が県内7カ所の広域物資拠点に集積され,緊急輸送ルートで市町村の地域内輸送拠点に配送されることになっております。市では,現在,支援物資の輸送拠点としてまず第一に市立体育館を候補地に位置づけており,物流の滞留がないようそこで受け入れ,荷おろし,仕分け,分配,各避難所に配送を行う計画であります。また,津波による浸水がない場合は,和田島緑地が海上輸送による一時集積拠点になっております。今後におきましても,輸送拠点での支援物資の受け入れ態勢の整備等に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。物資が市役所に届くのではなく,スペースのある市立体育館などから直接避難所へ輸送される計画であるという認識だったと思います。もしも道路等の影響が出た場合は,それも即座に,早急に対応していただきたいと考えております。よろしくお願いします。  次に,災害時のトイレ問題について質問いたしますが,皆様も御存じのとおり,熊本地方において昨年4月14日,21時26分,マグニチュード6.5の地震が発生し,益城町で震度7を観測いたしました。さらに,28時間後の16日,1時25分にはマグニチュード7.3の地震が発生し,益城町及び西原村で震度7を,周囲でも強い揺れを観測いたしました。ちなみに視察を行った宇土市は震度5強だったと聞いております。震度7の地震が同一地域で連続して発生するのは初めてでありました。熊本市内では,ピーク時では約9,000カ所の避難所が開設,18万人を超える住民が避難し,避難生活は7カ月も続きました。避難所運営の課題として,命と健康と尊厳を守るために必要な最低限の生活環境,中でも避難所のトイレが挙げられます。熊本地震の際も,避難所で不便だったこととしてアンケートではトイレが1位に挙げられていました。避難所では自宅のように快適に過ごすことはできませんが,誰もが安全で衛生的な環境,健康で安心できる生活が送れるよう,できるだけ良好な避難生活環境を整えることが必要不可欠であります。現在,県内の小・中学校のトイレの洋式化については全国平均43.3%,文科省,これは平成28年4月1日の時点でありますが,徳島県で32.2%,本市におきましては25.8%。学校数13校で洋式トイレ化が特に少ないと言えます。トイレの洋式化への取り組みは市町村によって地域の差があり,学校数が多い自治体は校舎の耐震化を優先させ,便器の改修までは予算が回っていないような傾向があります。今後,学校や公民館など,災害時に避難所として高齢者が使用することもあるため,洋式化への取り組みが求められます。また,徳島県の必要な仮設トイレ数は約4,500基,現有数は約2,700基で,絶対数が足りない状況でございます。これは平成28年度の徳島県の試算であります。  そこで,学校などのトイレの洋式化やトイレ不足の状況をどのように考えているのかをお聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)議員からは,災害時におけるトイレ問題について御再問いただいておりますので,お答えいたします。  議員も御承知のとおり,災害時のトイレ問題は被災者の生命や健康を守るために最優先で解決すべき事項であり,迅速で適切な対応が求められているところでございます。大規模災害時には断水や停電,給排水管の破損,し尿処理施設の被災により水洗トイレが使用できなくなり,トイレ不足の状態となります。また,和式トイレではトイレが困難な方もいらっしゃいます。これらの要因から,トイレの使用を嫌がった避難者が水分の補給や食事を控えるようになり,脱水症状や体力低下などの健康被害を引き起こし,最悪心筋梗塞エコノミークラス症候群などを発症し死亡する,いわゆる災害関連死を引き起こすことがわかっています。  まず学校等のトイレの洋式化についてですが,議員御指摘のように,トイレ問題の一つに洋式トイレが少ないことが挙げられます。整備についての取り組みは施設管理者が対応すべきと考えておりますが,防災の観点からトイレ快適環境を目指し,民間施設を含む避難所のトイレ洋式化バリアフリー化,合併浄化槽を推進し,施設管理者に協力要請を行ってまいります。  次に,トイレ確保についてですが,東日本大震災,熊本地震での深刻なトイレ問題を教訓に,内閣府の避難所におけるトイレの確保,管理ガイドラインや県の災害時快適トイレ計画をもとに,災害用トイレの確保計画を策定し,仮設トイレ設置までの間,小・中学校等の避難所に携帯トイレや簡易トイレを備蓄し,災害時におけるトイレ確保や環境改善のために取り組みを進めております。また,防災講話等で家庭や避難所でのトイレ対策としてトイレの大切さを知っていただき,災害時のトイレ使用方法や備蓄等について啓発,広報しております。今後におきましても,避難者が安心して快適に過ごせる環境を実現できるようトイレの確保を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。学校や公民館のトイレの洋式化については施設管理者に依頼し,トイレの備蓄についても,現在,携帯トイレや簡易トイレを備蓄する方法で進めていくとのことでありました。  トイレ問題は,避難者の生命,健康を守るためにも大変重要な課題であり,今後も引き続き整備していっていただきたいと思います。  さて,避難所の運営は,先ほども申していますように,命の問題であり,災害関連死には避難所の環境が大きく影響しています。また,避難所の設置は行政ですが,運営については,行政職員は災害対策本部の調整で地域住民による自主的運営が基本になってくると思います。避難所の運営にかかわる方と避難者が助け合いながら全員が協力して取り組むことが大切であると思います。また,男性だけの視点では十分な避難所運営はできず,そこに女性の参加を求め,男女のニーズの違いやプライバシー,子育ての環境など,きめ細かな視点による運営が必要になってくると思いますが,本市において,特に女性や子どもへの配慮をどのように考えているのかをお聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)議員からは避難所における女性や子どもへの配慮について御質問をいただいておりますので,お答えいたします。  災害時の避難所は,避難者の必要最低限の生活を支援するとともにふだんの生活との落差を少なくする配慮が必要だと考えております。避難所運営では個別のニーズの把握が重要で,特に高齢の方や障害のある方,そして議員御指摘の女性や子どもへの配慮を欠かすことができません。居住空間については,被災直後の不安を緩和し,正しく情報を伝達するため体育館など広いスペースを活用しますが,共有空間として特に女性専用の更衣室,授乳室,物干し場等の設置や,生理用品,女性用下着の女性による配布,巡回警備や防犯ブザーの配布などによる安全性の確保など,女性や子育て家庭のニーズに配慮した避難所の運営を行うことが重要であると考えております。  次に,子どもへの配慮ですが,災害時や事故などの緊急時には,子どもたちは恐怖や喪失の体験,危険な状況からの避難,住みなれた家や地域からの移動,避難先での不自由な生活など多くの困難に直面し,こうした状況では子どもたちにとって安心で安全な生活環境や心身の健康,発達のために学びや遊びの場を十分にとることが難しくなります。このようなストレスを軽減できるように,遊び場や勉強場所の確保や心身のケアに気を配り,ふだんの生活リズムを保てるように適切な環境,いわゆる子どもに優しい空間を整えることが大切であります。  今後におきましては,避難所の運営において女性等の声が反映されるよう女性の参画を推進するとともに,配慮ある避難所運営が効果的に行われるよう訓練などを通して啓発に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。男女双方の視点,特に女性や子どもに配慮した運営を行うということで,今後もきめ細かな配慮の考えのもとで進めていただきたいと思います。  災害時には高齢者や障がい者などの要配慮者の特性に応じた配慮が求められます。例えば,視覚障がい者には仮設トイレを屋外に設置する場合は壁伝いに設置するとか情報を複数回繰り返すとか,聴覚障がい者や音声機能言語障がい者には伝達内容を紙で書いて知らせたり,手話通訳者,要約筆記者等の派遣,簡易型電光掲示板ホワイトボード等による情報伝達を行ったりとさまざまなことが考えられます。要配慮者に対して本市ではどのように対応していくのかをお聞きいたします。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)米崎議員からは,高齢者や障がい者のいわゆる要配慮者の特性に応じた配慮が必要ではないかといった御認識のもとで市はどのように対応するのかといった趣旨の御質問をいただきましたので,お答えいたします。  本市におきましては,小松島市災害時要援護者支援マニュアルに基づきまして,避難支援台帳の整備等を進めるとともに,避難所運営マニュアルにおきまして要配慮者の特性に応じた配慮として高齢者や視覚障がい者,聴覚障がい者といった対象者別の具体的な配慮事項を記載し,その適切な運用に努めてきております。また,平成24年度には,市内の聴覚障がい者団体からの要望を受け,聴覚障がい者,視覚障がい者や知的障がい者など他人とのコミュニケーションに支障があり情報収集や情報発信が困難な障がい者のための支援ツールといたしまして,避難用ベストを作成いたしまして希望する障がい者や教育施設,また福祉施設等に配布したところであります。こういった施策の実施に加えまして,聴覚障がい者の当事者団体におきましては台風等の災害時において携帯電話のメール機能を有効に活用し,当事者からの安否確認,情報共有や手話通訳者等の迅速な派遣に向けた訓練を実施するなど,独自の取り組みを進めていると伺っております。また,視覚障がい者や知的障がい者の当事者団体におきましても,特に東日本大震災以降は災害時の避難行動や避難所での生活における問題点等をテーマといたしまして研修会などを実施していると伺っているところであります。  このようなことから,本市におきましては,先ほど議員から御提案もございました具体的な取り組み事例なども踏まえまして,今後も地域防災計画を初めとした各種計画,マニュアル等に基づきまして,要配慮者の適性に応じた配慮に努めるとともに,障がい当事者団体の会合等のさまざまな機会を捉えまして災害時における課題の抽出やその解決を図るための訓練の実施に向けたサポートなど,それぞれの特性に応じた自助・共助における対策の実施に関する啓発活動に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。障がい者団体において災害時における訓練や研修を行っていると。本市のサポートなど啓発活動に取り組んでいるとのことでありました。今後につきましても,要配慮者に対して手厚い支援を行っていただきたいと思います。  続きまして,2点目の投票率の向上について質問させていただきたいと思います。  この2点目の質問に関しましては,一般質問初日の四宮議員と重複する点がございますが,できるだけ重ならないように質問をさせていただきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  ことしの10月に行われました第48回衆議院議員総選挙において,台風21号の影響もあって小選挙区の投票率は前回を0.75ポイント下回る46.47%で,戦後最低を更新しております。また,県外においては,離島の投票箱が回収できず松山市など各地で開票ができなくなり,投票数の確定は次の日の23日に持ち越されるといったさまざまな影響が出て,投票率の低さに,直接関係はしていないかもしれませんが,多少なりとも影響があったと思います。  衆院選の18,19歳の投票率,これは小選挙区においてですが,一部の投票区を抽出して調査した結果41.51%だったと発表,全体の投票率の53.68%を12.17ポイントも下回っています。徳島県におきましては35.24%と低く若者の政治参加が課題として浮上している中,今後において主権者教育が注目される中,18歳,また19歳の投票率が低迷しているのが現状ではありますが,政治に対して興味を持ってもらうための努力は市町村によって異なってきております。  県内の中学校において,3年生の公民の授業で主権者教育につながるグループ討論を取り入れ,授業の狙いである異なる意見を出し合い自分の考えを深めた上で意思表示をする経験を積むことを目的としています。  そこで,本市の中学校教育の中で,どのような取り組みを行っているのかをお聞きいたします。               [学校課長 前田和成君 登壇] ◎ 学校課長(前田和成君)米崎議員からは,中学校における主権者教育の取り組みについて御質問をいただきましたので,答えさせていただきます。  2016年の公職選挙法の改正を契機に学校教育にはこれまで以上に教育基本法第14条に基づく良識ある公民としての政治的教養を育む教育の充実が求められております。各小・中学校では,主権者教育の目的である社会の中で自立し,他者と連携・協力しながら社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会の構成員の1人として主体的に担うことができる力を養うことを目指しています。また,新しい学習指導要領の大きな柱である深い学び,主体的な学び,対話的な学びを重視し,授業の中で1つの課題に対して納得いくまで議論し,よりよい解決方法を求めていく集団づくりに取り組んでおります。  中学校においては,第3学年の社会の公民的分野の中で議会制民主主義による民主主義の理念の実現のための選挙制度について考えたり,民意を政治に反映するための国民としての意識や姿勢の重要性について考えさせる主権者教育に取り組んでいます。こうした取り組みは,主権者としての能力を育成するだけでなく,地域への愛着や誇りを持ち,ふるさとを知り,考え,愛する子どもを育てる地域創生の観点からも重要なものであると考えております。今後とも,各校における主権者教育の取り組みが社会に主体的に参画していける人材の育成につながるよう各校での授業の充実を支援するとともに,市選挙管理委員会とも連携しながらさらなる主権者教育の充実を図っていきたいと考えております。  以上でございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。議会制民主主義による民主主義の理念の実現のための選挙制度について,また民意を政治に反映させるための国民としての意識や姿勢の重要性についてと,主な取り組みを聞かせていただきました。また,選挙管理委員会と連携しながら主権者教育の充実を図っていくとのことでしたので,どうぞよろしくお願いいたします。  投票率向上について市町村におきましてもさまざまなアイデアを出しております。勝浦町では,公職選挙法の改正に伴い選挙権が得られる年齢が18歳に引き下げられたのをきっかけに将来を担う小・中学生に政治への関心を高めてもらい地域の発展につなげようと,子ども議会を開催しております。子どもたちに政治や選挙,議会に対して興味を持っていただければ投票率の向上にもつながるとは思います。また,阿南市の選挙管理委員会では,昨年7月の参院選,またことしの10月の衆院選,先月の市議会議員の選挙においても新たに選挙権を得た18歳,また19歳の男性3人,女性2人の合計5人を投票立会人に選任しています。やはり投票所の仕事を通じて若い世代に選挙への関心を高めてもらうことが目的であるというところでありました。  本市においてもどのような取り組みをしているのかをお聞きいたします。また,今後,どのような取り組みをしていくのか,またよろしくお願いいたします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  本市では,選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け,これまで各関係機関と連携し,市内の高等学校等において新しく選挙権を持つことになる生徒が正しく選挙権を行使できるよう選挙制度や選挙運動,また禁止事項などの基礎知識について講義を行う出前講座の実施や,投票に関心を持ってもらい,またなれてもらうため,生徒会の役員選挙等に実際の選挙で使用する投票箱や記載台等の選挙用資機材の貸し出しを行ってきたところでございます。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の国政選挙となった平成28年度執行の参議院議員通常選挙,その前年度でありました平成27年度におきましては小松島高等学校で2回,また小松島西高等学校及びみなと高等学園においてそれぞれ1回の出前講座を行いました。また,小松島小学校においても1回の出前講座を行っております。平成28年度では,小松島小学校での出前講座を1回,また,小松島高等学校の生徒会役員選挙への選挙用資機材の貸し出しを2回行っております。今年度には,同じく小松島高等学校に選挙用資機材の貸し出しを2回行い,今月12月19日には小松島西高等学校において出前講座と模擬投票の実施を予定しているところでございます。  また,各選挙の期間中におきましては,市内の3高等学校に選挙啓発ポスターやチラシを配布いたしまして校内放送等で投票日の周知や投票への呼びかけを行っていただいておりますとともに,市の公共施設はもちろん市内のJR各駅やショッピングセンターにも選挙啓発ポスターの掲示をするなど,関係各所と連携し,協力を得ながら選挙啓発に努めているところでございます。  このほか,若い有権者の政治や選挙への関心及び参加意識の醸成を図ることを目的に,平成28年度に,当時18歳であった方を選挙啓発サポーターとして委嘱いたしまして,参議院議員通常選挙の際にはJR南小松島駅前で選挙管理委員会の委員とともに投票の呼びかけを行い,また,結果的に無投票となったものの市長選挙の際には選挙啓発サポーターをモデルにした若者向けのポスターを作成するなど,啓発活動を行っていただいております。平成28年度の参議院議員通常選挙のときには,この選挙啓発サポーターに期日前投票所において1日投票事務従事員として選挙事務にも携わっていただいたところでございます。  全国的に投票率が低迷し,特に若年層の投票率が低いという状況の中,これらの啓発活動の成果はなかなか一朝一夕には出るものではないとは存じますが,今後も関係機関と連絡して,継続して出前講座などを実施するなど,啓発活動に取り組んでまいりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。選挙制度とか選挙運動,また禁止事項等を高等学校へ行って出前講座をしていらっしゃると。また,啓発活動に努めている,またサポートとして要請しているということで,よその取り組みとさほど差はないのかなと認識いたしました。そこで投票率が上がるというと,さっきもおっしゃったのですけどなかなかそう結びつかない点もございますが,また継続してやっていただけるということでありましたので,これからも頑張って続けていってください。ありがとうございます。  次に,期日前投票所についてお聞きいたします。  衆院選の期日前投票,小選挙区の最終投票者数が2,137万8,387人で,前回の2014年の衆院選から62.54%増加し,有権者の20.10%が21日までに投票したこととなります。徳島県は77.36%増で,過去最多の投票者数となりました。全ての都道府県で前回の人数を上回っている結果であります。総務省は,人が集まりやすい駅や商業施設で期日前投票所の設置が進んだことや,台風の影響を懸念した人が足を運んだことの結果ではないかとしています。県内の市町村別で投票者数が最も多かったのは3万6,553人で徳島市,次いで阿南市,鳴門市,そして7,287人の小松島市でありました。7,287人が小松島市役所で期日前投票を行っていることになります。  徳島市選挙管理委員会では,ことし4月にオープンした大型商業施設と地域貢献連携協定を結んでおり,協議の結果,多くの買い物客が予想される投票日までの週末の3日間,開店時の10時から午後7時まで4階のホールで投票所を開設しております。また,昨年の衆院選から若い世代が投票しやすいよう徳島大学三島キャンパスの国際交流会館でも2日間開設しております。また,ふれあい健康館など,設置期間,開閉時間はあるものの,徳島市は合計で7カ所の期日前投票所がありました。  実は,私も嫁と娘と3人で夕方6時ぐらいにここの本庁舎市役所に期日前投票を行いに来ました。市役所の駐車場は夕方にもかかわらず大変混雑しており,4階に上がってみれば廊下にあふれるほどの人数で,状況を聞くと1日中混雑をしているということでありました。中には怒って帰ってしまった方もおいでになったとかで,有権者も,また市役所の職員さんも大変だったと思います。  一般質問初日の四宮議員の答弁の中で,期日前投票所は現在本庁舎が耐震工事中のために4階の小会議室を使用したことで会場が狭くなって御迷惑をおかけしたと。工事終了後においては従来どおり1階ロビーに設置するので大丈夫であるとお聞きしておりますが,解決策とはちょっと言いがたいかなと自分は思いました。今後において,期日前投票所をふやす考えがないのか,お聞きいたします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  第48回衆議院議員総選挙では,選挙期日の前日に期日前投票所が混み合い,市役所駐車場も満車状態となる時間帯がありましたのは,御案内のとおりでございます。このように混雑はございましたが,投票に来られた方々が譲り合って駐車されるなど,秩序ある行動をとってくださったことにより事故なく期日前投票所を運営することができました。  米崎議員,御案内ありましたけれども,先日の四宮議員からの御質問に対する答弁でも申し上げましたように,次回の選挙からは基本的には従来どおり市役所1階ロビーに期日前投票所を設置することとしており,また,駐車場につきましても庁舎東側の駐車場を来庁者用として整備することとしておりますので,今回ほどの混雑は緩和されるものと考えております。  本市の面積は,県内の市では唯一100平方キロメートル以下となる45.37平方キロメートルで,ほとんどが平野部であり有権者数は約3万3,000人でございます。徳島市には期日前投票所が7カ所設置されておるということでございますが,市の面積としては本市の約4倍,有権者数は約6.5倍になろうかと存じます。また,参考としてでございますけれども,県内の市ではほかに3市が本市と同じく期日前投票所を1カ所としているとのことでございます。これらのことからも,本市の期日前投票所は現行のまま1カ所で運営することとしておりますが,増設につきましては今後における研究課題であるとは認識しておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。45.37平方キロで,有権者数が3万3,000人だから1カ所で行うと。  場所の研究を課題にしているということは理解できますが,ふやしていただきたいということを申し上げたので,ここから私の提案になりますが,期日前投票所としては,旧市内の方は従来どおり市役所の方で開設していただいて,新市内の方についてはJAのあいさい広場に開設してみてはいかがでしょうか。まず買い物客に意向調査を行ってニーズがあれば開設すると。経費も余りかからないと思うので,費用対効果もあると思うし,意識づけをしてしまえば投票率の向上にもつながって,また市民サービスにもちょっとつながっていくのかなと私は考えますが,検討してみてはいかがでしょうか。よろしくお願いします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  期日前投票所の設置場所といたしましては,地理的に適切な場所であること,また施設としては投票所の秩序が保持でき,投票の秘密や選挙の公正の確保ができる環境であること,加えて交通の便やある程度の駐車場の確保等が必要であり,何より選挙の際に一定期間優先的に施設利用が可能であることなどの条件を満たす必要がございます。米崎議員,おっしゃられましたあいさい広場への期日前投票所設置というのは1つの考え方であろうかと存じますけれども,場所の選定につきましては実際に期日前投票所を増設することとなった際に,今,申し上げましたことなどを踏まえて検討していくこととなりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。難しいかもしれませんが,やはり前向きに検討していただきたいと思います。今回はこういう形になりましたということがあるのは1回経験しているので,これからもう必ずないとは言えんので,やはりそこらもきちんと,それこそ場所の選定をするのだったら早い段階でしていただいて,ちょっと前向きに検討していただきたいと思います。  では,3点目の質問に移ります。  3点目の今後の競輪事業についてでありますが,この質問に対しましても一般質問初日の池渕議員,また出口議員からの質問がありまして,内容の中で重複している点が何点かございます。確認のために質問させていただくかもしれませんが,御了承いただきたいと願います。  まず,議案説明会の中でお示しいただいた小松島競輪施設整備の概要の中身について,詳しく質問をしていくつもりでありましたが,スケジュール,また決定事項ではないというふうなことであったのを理解した上で質問させていただきます。  存廃の判断を行ったときには,外部委員によるあり方検討委員会を有識者で立ち上げていました。今後において,施設整備等に向けてまたそういう会議,また現場の意見を聞くような会等を立ち上げないのかお聞きいたします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんからは,今後の施設整備等に向けて会議または現場の意見を聞く会などを立ち上げないのかという御質問をいただきました。  平成30年度に基本計画を策定する段階におきましては小松島市プロポーザル方式実施要綱に基づき外部委員を含めた選定委員会を設置し,コンサルタント会社を選定する予定でございます。  また,計画策定の段階におきましては,関係者へのヒアリングなどの意見聴取を行った上で計画を策定することを予定いたしております。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。平成30年度において基本計画を立ち上げて進めていく中で計画期間の策定の段階において関係者などのヒアリング,また意見聴取を行って計画を策定するとのお答えだったと思います。  私が言いたかったのが,そういうのも踏まえてなのですけど,もっと言いましたら,逆に現場の声とかを拾ってもらいたいというのが一番でありました。そういう具体的な検討委員会みたいな感じで,どういうイメージで立ち上げていくのか,もし言っていただけるのであれば御答弁願います。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんの再度の御質問について答えさせていただきます。  外部委員による意見を聴取する委員会を設けさせていただきます。  以上でございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。外部委員による意見を聴取する委員会を立ち上げる,設けていただくということでございました。  一応外部からの意見を聴取していただけるということを聞きましたので少しは安心できるのかなとは思いますが,やはり,特に現場の声を一番に聞いていただきたい。  御存じかとは思いますが,私は地元の競輪選手の協力のもと,8月から小松島競輪の開催時において全国の競輪選手に協力を求め,選手の立場から施設整備を含む今後のあり方についてアンケート調査を実施してまいりました。現在,約400名程度の選手に協力してもらって,競輪のファンからも約200名程度の方々に協力していただいております。この調査というのは今後も引き続いてしていくつもりでございます。  計画を進めていく段階のもとで,一番にやはり現場の声を,現場に耳を傾けていただきたい。競輪局が突っ走っていくような形にならんように多くの意見を吸い上げて,ああしたらええ,こうしたらええというのを議論していただきたいとお願いをしておきます。  小松島競輪施設整備の概要。具体的な施設整備の中にバンクの除去,メーンスタンドの解体,旧選手宿舎の解体,選手控え室の解体,バンクの新設,選手宿舎の別棟建設,西スタンドの増改築(メーンスタンド化),選手管理棟の増築と,8項目の具体的な施設整備が示されておりました。メーンスタンドと旧選手宿舎,選手控え室はとても老朽化しており耐震診断を行わずして解体することが妥当であるというのは私も同じ考えです。  では,バンクの除去とありますが,バンクの除去に際しまして調査を行ってきたのか,また調査の結果の上で除去をするのかお聞きいたします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
     昭和40年に今の400メートル競走路として完成いたしましたバンクにつきましては,平成17年に1,890万円をかけて舗装路保護シーリング工事を行って以降,毎年走路のひび割れなどに対する部分補修しか行われていない状況にあります。近年は,専門課による調査を行うまでもなく基礎の土台部分の侵食からひび割れがとまらず,雨が降るとバンクの傾斜部分から入った水が下からしみ出している状況も確認いたしております。こうしたことからも,このたびは土台の部分からやり直すことを考えております。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午前11時06分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時16分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  米崎議員。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。平成17年に舗装路保護シーリング工事を行って以降,部分補修しか行われていない状況であると。専門家の調査を行うまでもなく雨が降るとバンクの傾斜部分から入った水が下からしみ出てくるといった状況であるため,土台の部分からやり直すということでした。この中にうたわれている「具体的な施設整備の中で」という米印があるのですけど,これ,「なお,これらに要する費用については現時点では未確定ですが」とうたわれていまして,「平成28年10月にメーンスタンドをコンパクトに新築し,走路を全面改装し,ナイター設備を設けた佐賀県の武雄競輪場の場合は17億6,700万円を要しています」と書いてあります。  28年の2月ですか,産業建設常任委員会で私ども武雄競輪に視察に行きました。武雄競輪場の走路は小松島市とよく似て1996年以降大きな改修がなかったため,傷みが目立ち,排水にも問題があったと。しかし,今回の改修では表面を剥ぎ取り,アスファルトなどの舗装をやり直し,地下排水溝も設ける工事を行っていると。つまり,解体といっても,走路をばさっと壊すのではなく現状の形を保って改修を行って,結果,武雄競輪の場合はバンクの改修費用は2億1,600万円で取り壊したと。新設してする方法よりかなり安価に費用が抑えられたと,私は聞いております。つまり,武雄競輪場等へ小松島競輪場の状況はよく似ているのかなと考えております。  先ほども,調査も行わんとバンクをもう除去していくというお答えでありましたが,現に武雄競輪に視察に行って,そこでもそういう手法があるのだよと。わざわざお金を投資せんでもいけたんじょということを聞いたので,そういうことを踏まえて武雄競輪場みたいな手法を検討してみては,また取り入れてはいかがでしょうか。もう一度お聞きいたします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんからの再度の御質問にお答えさせていただきます。  メーンスタンドやバンクといったそれぞれ個別の施設改修の事例もございますが,本市が施設整備を想定するような事例がほかにも少ないことから,比較的本市の競輪場と同規模で新しい事例として今回武雄競輪場さんを挙げさせていただいております。  しかしながら,これにつきましてもあくまでも目安でございまして,具体的には今後策定されます基本計画の中で明らかにしてまいりたいと考えております。  以上でございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。つまり,基本計画の中で考えていくという御答弁でありました。  確かにそのとおりだとは思いますが,やはり無駄にお金をかけてというのもあるので,ちょっと考えていただきたいと思います。  その後で,西スタンドの増改築,それをメーンスタンド化とありますが,こちらも耐震診断または調査の結果のもとの判断の上でこういう結果になったのか。西スタンド,余りよくない状態であると,私は聞いております。それがどこまでのあれかちょっとわからなかったので,診断を行った結果の上,していくと。結局何が言いたいかというたら,もしも,してしもて,また大きな工事をして手を加えないかんやいうのではちょっと困りますので,その点ちょっとお聞きいたします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  鉄筋コンクリートづくり鋼板ぶき4階建ての西スタンドにつきましては,平成5年10月に建築いたしました。そのため,現在の耐震基準を満たしているため,耐震診断の対象とはなっておりません。今回の施設整備におきましては,新たにメーンスタンドを建築するより既存の西スタンドをメーンスタンドとして利用することで有効活用を図り事業費の圧縮を図るものでございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。耐震診断の対象にはなっていないということでありました。有効活用を図り事業費の圧縮を図るものであるというお答えであったのかなと感じました。  西スタンドを増改築するということは,バンク全体が北側に移動していく形になるということですよね。つまり,審判棟がホームストレッチの中心に来なければならないので,バンクの新設を優先するということもわかります。  そこで,バンクがこっちに動いてくるというのは,400バンクを新設するのか,また33バンクという意見もありますので新設するのか,そこらの点も踏まえまして,400にするのだったら400にする理由,33バンクにするのだったら33バンクにする理由をまずお聞かせください。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんからの御質問に答弁させていただきます。  バンクの規模につきましては未定でございます。来年度に策定予定の施設整備計画の中で検討する予定といたしております。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。バンクの規模については未定であるとのことでした。来年度の施設整備計画の中で検討していただけるということでしたが,選手と関係者の意見もぜひ踏まえていただきたいと思います。  あり方検討会議の報告書では,平成27年度以降の競輪事業特別会計シミュレーションの備考の欄に平成30年度には包括委託,また基本実施設計,平成31年度に施設改修となっておりました。今回お示しいただいた資料のシミュレーションでは平成32年度に施設改修と掲載しており,資料の作成から余り日がたっていないにもかかわらず施設の改修計画が1年間延びたと思いました。その延びた理由についてお伺いいたします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  あり方検討会議で出された報告書では,平成30年度に包括委託,基本設計,実施設計を予定し,平成31年度に施設改修を予定いたしておりまして,このたびの施設整備の概要では平成30年度に基本計画,平成31年度に基本設計と実施設計,平成32年度に施設改修といたしております。これにつきましては,あり方検討会議の提言を実現するに当たり施設の現状の把握を行った結果,今後の整備の期間や費用をはっきりさせるために平成30年度に基本計画を策定する過程が加わりました。この計画策定のため,その後の基本設計や実施設計の時期がずれたものでございまして,御理解いただきますようお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。平成30年度の基本計画を策定する過程が加わったため時期のずれが生じたとのことでありました。  施設整備の概要版の中の競輪事業特別会計のシミュレーションで,小松島市競輪事業のあり方検討会議の報告書では備考欄に平成30年度に包括委託と記載されていました。今回お示しいただいた資料の中では,その備考欄には包括委託という記載はされていませんでした。記載されていなかった理由をお聞かせください。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  このたび御報告させていただきました小松島競輪施設整備の概要は施設整備の内容をお示しさせていただいたものでございまして,競輪事業の運営に関する包括委託につきましては含まれておりません。  以上でございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。今回お示しいただいた資料の中の内容では,競輪事業の運営に関する包括委託については含まれていないということでありました。  包括委託とは,競輪開催に伴う業務のうち,施行,固有業務及び競技に関する業務を除く投票業などの開催業務全体を一括して民間に委託するという運営手法であります。また,「包括委託を導入することで自治体の人事異動に左右されることのない安定した競輪事業の運営が可能となるとともに,民間のノウハウを活用することで競輪施行者である小松島市と受託会社が相互に利益享受できるようになることが想定される」と,あり方検討会議の報告書で示されていました。今後,包括委託を考えるに当たり,今回の施設整備と包括委託の関連性についてどのように考えているのかをお聞きいたします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)米崎議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  包括委託は,施設整備の前と後で業務の中の作業内容に変更が予想されることから,施設整備の後の,新しい施設になってから進めることを想定いたしております。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。新しい施設になってから進めていることを想定しているというお答えでありました。  まず施設整備を行って包括委託を考えるということですよね。私は,余り理解はできておりません。なぜなら,そういう莫大な費用をかけて施設整備を行ってから民間に受け渡すという可能性が出てくるということですよね。委託するのであれば別に最小限のことだけやって,後,お願いしますというてやってもいいのかなと。わざわざそこまで民間会社のためにというのは,ちょっと語弊があるのですが,そういう気持ちも持っております。  今回,施設整備の概要の中でちょっといろいろ見させていただきましたが,やはり一番大事なことが示されておりませんでした。現在,武雄競輪場をよく例に出させていただきますが,武雄競輪場では,誰でも気軽に利用できる公園を整備中であり,平成30年度の3月に完成予定になっております。競輪のファンのみならず,家族連れが気軽に来場できるよう,芝生の公園に大型遊具や幼児用遊具を設置し,子どもたちが自転車で遊べる初心者BMXコースを設置する予定でもありますと。武雄競輪場と小松島競輪場ではよく似た環境にあると思うので,いい見本が目の前にあるかと思います。先ほど,ちょっと違いますとは言いましたが,どうせ同じお金をかけるのであれば,大事な目的を見失うこともなく,もう一度ゆっくり,じっくり考えてほしいと思います。  以上をもちまして,私の12月定例会議の質問を終了させていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 議長(北野恒男議員)16番 佐野議員。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)平成29年12月定例会議に質問の機会を得ましたので,1,危険空き家除却推進について,2,耕作放棄地の解消について,3,高齢者介護・福祉政策について,以上3点について質問をしてまいります。明確で前向きな答弁を期待いたします。  まず1点目は,危険空き家除却推進についてお聞きいたします。  このたび,熊本地震からの教訓を得るため,熊本県宇城市と宇土市へ行政視察に行ってまいりました。熊本地震の被害は,地震で直接亡くなった人が50名,関連で亡くなった人が199名,重傷者1,184名,倒壊家屋,全壊,半壊を合わせて何と4万3,237件とありました。宇城市と宇土市両市内にも家屋が全壊,半壊し,既に整理はされておりましたけれども,その全壊,半壊したと思われる空き地が多数見受けられました。  全国の空き家のうち75%が旧耐震基準で建てられており,そのうち60%には耐震性はないと言われております。我が小松島市には南海トラフ地震が今後30年間に起きる確率が60ないし70%と,発生が迫ってきております。市内には,地震のときには倒壊し避難路を塞ぐ危険な空き家が見受けられます。空家等対策の推進に関する特別措置法が平成27年5月26日に全面施行され2年半が過ぎました。我が市において,危険空き家を除却するための対策はどこまで進んでいるのでしょうか。お聞きいたします。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空家等対策計画を策定するに当たりまして,現状を把握するため平成28年度に市内全域を対象に空き家と思われる家屋について現地調査を実施いたしております。調査内容につきましては,空き家と思われる家屋を特定し,不良度判定を行い,危険度,老朽度のランクづけを行うとともに,空き家等が周囲に及ぼす影響や危険度について調査し,その結果をもとに空き家等の分布図を含めたデータベース化が完了いたしております。その調査結果,全棟1万7,095軒のうち空き家等の軒数は783件あり,そのうち老朽化した家屋は191軒となっております。  次に,所有者等の意向調査,空家等対策計画についてでございます。  空家等対策の推進に関する特別措置法第7条第1項におきまして,市町村は空家等対策計画の作成と実施に関する協議会を設置することができると定められております。本市におきましても,さまざまな分野の専門家で構成されました空家等対策協議会を設置し,平成29年11月に第1回の協議会を開催したところでございます。この協議会では,空家等対策計画策定の必要性や特定空家等に対する措置の方針等を説明した上で,現在,空き家等の所有者の意向調査や計画素案の作成を進めているところでございます。今後,パブリックコメントを実施した上で空家等対策計画を策定する予定でございます。  続きまして,現在,市が行っております老朽危険空き家除却支援事業について御説明いたします。  本市では,地震などで倒壊した際に道路を閉塞するおそれのある老朽化して危険な空き家の除却を促進し地域の防災性の向上を図ることを目的に,国の社会資本整備総合交付金や県の補助金を活用した老朽危険空き家除却支援事業を実施しているところでございます。この事業は,所有者が老朽危険空き家の除却を行う場合に工事費の5分の4以内で最大80万円の補助を行うもので,これまでの実績といたしましては,平成27年度3件,平成28年度に1件を実施し,平成29年度には3件の執行見込みとなっております。今後も事業の推進に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)空き家等対策協議会が11月,つい最近ですけれどもできたと聞きましたので,その構成メンバーをお聞かせください。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)空き家等対策協議会の構成メンバーについて御説明いたします。  空家等対策の推進に関する特別措置法におきましては,市町村長及び法務,不動産,建築,福祉等に関する学識経験者等が協議会の構成員と定められております。  本市の構成員として,不動産鑑定士,弁護士,民生委員,建築士,土地家屋調査士,県の外郭団体職員,小松島市長,消防関係の計8名でございます。  以上です。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)対策協議会のメンバーは市以外も外部の専門家の多くで構成されたと聞きました。  空き家対策計画については,安平議員が平成27年6月定例会議から何回も本会議で質問をされております。また,米崎議員からの質問もありました。急がれています課題であります。  対策協議会ができ,特別措置法に決められた空き家対策計画がやっと作成されると聞き,遅いとは思いますが,どうにか間に合ったと一安心いたしました。  実態調査の中で,小松島市には空き家が783軒あり,特に危険と思われる空き家が191軒もあるとお答えをいただきました。これまでに実態調査や聞き取り,また相談を受けた中で,この危険空き家除却を推進していくためにどのような難しい課題があるのか,聞かせていただきたいと思います。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空き家等対策計画を策定するに当たり,所有者等の特定は空き家等の解消に向けて欠くことのできない重要なものであります。所有者が死亡しており,相続人が市外に転出したまま数十年が経過しているような場合は,相続人を特定させるため複数の除籍謄本等での確認が必要でございまして,かなりの時間を要するものでございます。所有者等が施設等に入所しており,親族の方はいるものの空き家等の管理に関しましては関与を拒絶される場合,また相続登記が完了していないことにより除却を含めた対応ができない等の課題がございます。このほか経済的な理由で空き家等の除却が進まないといった課題もあるようではございます。  空き家等の対策を進める上での,以上のような課題がございました。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)建物が建っている宅地は完全な更地よりも土地の固定資産税が安い。だから空き家になってもなかなか壊さないという話をよく聞きます。この特別措置法には税制に関してどのような規定があるのか,お聞きいたします。               [税務課長 原田真二君 登壇] ◎ 税務課長(原田真二君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  地方税では,平成27年5月26日に空家等対策の推進に関する特別措置法の施行に伴う改正地方税法が施行され,賦課期日現在において,空家等対策の推進に関する特別措置法に規定する特定空家等の敷地の用に供されている土地については,住宅用地に対する固定資産税の課税標準の特例,200平方メートル以下の小規模住宅用地であれば6分の1の適用対象から除外されることとなっております。また,国税では,空き家の発生を抑制するための特例措置としまして,平成28年度税制改正により相続日から起算して3年を経過する日の属する年の12月31日までに被相続人の居住の用に供していた家屋を相続した相続人が当該家屋または取り壊し後の土地を譲渡した場合には一定の要件を満たせば当該家屋または土地の譲渡所得から3,000万円の特別控除が受けられることとなっております。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)特別措置法では,特定空家というのに指定されると固定資産税が6分の1に免除されているのが除外される。固定資産税が6倍高くなるということであると思うのです。それと,もう一つは,相続して更地にしたり耐震補強とかをすればまた3,000万円の特別控除があるという税制であると思います。  それで,ここに鳴門市の例があるのですけれども,9月22日の徳島新聞によりますと,倒壊のおそれのある空き家の撤去を推進するために跡地の固定資産税を減額するというふうに議会でお答えがあったとなっております。税金を高くして攻めていくというのだけでなしに,やっぱり優遇措置というのかそういうのもあった方が事が進むと思いますので,小松島市もそういうふうな跡地の固定資産税減額について考えてはいかがでしょうか。               [税務課長 原田真二君 登壇] ◎ 税務課長(原田真二君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  議員からは,空き家等を撤去した跡地の固定資産税を減額してはどうかとの御提案でありますが,倒壊の危険がある空き家を撤去した土地のみを減額するということは空家等対策の推進に関する特別措置法にも規定されておらず,難しいと考えております。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)特別措置法に規定していないからできないということですけれども,この新聞の内容はわかりませんけれども,鳴門市は減額するというような記事になっております。話としては,6倍の固定資産税,そのままでも上げますよと。そのかわり壊したら少しは減額しますと。そういう,考えてもそない無理な話ではないと思いますので,除却を進めていくためにぜひ検討していただきたいと思います。  また,危険空家も壊すだけが目的ではないと思います。壊した後の土地の有効利用というのを考えなければいけないと思いますけれども,跡地の利活用をどうすべきか,市としての考えをお聞きいたします。
                  [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空き家を除却した後の跡地につきましては,土地の所有者の意向によるものでございますが,駐車場等さまざまな利活用の方法が考えられます。この跡地の利活用に関する方針につきましても,今後空き家等対策協議会の中で御協議をいただきまして,空き家等対策計画を策定する予定であります。  以上です。 ◎ 議長(北野恒男議員)午後1時まで休憩いたします。                午前11時57分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時00分  再 開 ◎ 副議長(前川英貴議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  佐野議員。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)空き家を除却した後の跡地の利活用についてでありますけれども,もちろん土地の所有者の意向というのが大事でありますけれども,その後もやはり行政が相談に乗ってあげるべきだろうと思います。  ここにまた新聞があるのですけれども,徳島新聞の12月5日で「空き物件市町村が仲介 通常国会に国交省法案 来年度にも新制度」というのが新聞の記事にあります。国土交通省は,地方都市の中心市街地などで増加傾向にある空き地や空き家を減らすため買い手を見つけるのが難しい物件の取り引きを市町村が仲介する制度を2018年度にも新設する方針を固めたという記事があります。壊せ,壊せと言うだけでなしに,その跡地の利活用についても,売却するとかいろんな駐車場,公園にするとか,そういう利活用について市が仲介するというようなことが書かれております。小松島市としてそういうふうにするつもりがあるのか,お尋ねいたします。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空家等対策の推進に関する特別措置法第13条では,市町村は空き家等及び空き家等の跡地に関する情報の提供を講ずるよう努めるものとするとの規定をされております。市町村が収集いたしましたデータを所有者の同意を得た上でインターネットを通じて広く提供する等の事例もございますので,今後,空き家等対策協議会で御協議をいただきまして,空き家等対策計画を策定する予定でございます。  以上です。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)指導,勧告や命令をしてもどうしても除却してもらえない,隣や周辺の建物に害を及ぼす,また避難を妨げるおそれが大きい物件に対してはどうするのでしょうか。強制代執行ができるのか,また市としてどうするのか,お聞きいたします。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空き家等については,第一義的に所有者等が適切に管理する責任を負うものでありますが,空家等対策の推進に関する特別措置法第4条では,市町村が地域の実情に応じた空き家等に関する対策の実施主体として位置づけをされているところでございます。空家特措法では,空き家等のうち保安上危険となるおそれのある状態にあるものなどを特定空家等と定義いたしております。特定空家等に対する措置といたしまして,空き家等の所有者等の把握,現地調査,所有者等に対する助言または指導,勧告,命令,代執行について規定されており,一連の措置について空き家等対策計画に定める事項とされております。  議員御指摘の市による空き家の強制撤去につきましては,外部の専門家を交えた空き家等対策協議会において御協議いただき,空き家等対策計画を策定する予定であります。  以上です。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)空き家等対策協議会で強制執行とかいうのを協議するということでありますけれども,私は強制撤去というのを勧めているのではありません。あくまで自己責任が大前提であります。強制代執行の前に,助言,指導,勧告,命令とかいろいろあるのですけれども,それを行う過程で,誠意といいますか,真心を持って対処し,本人から自主的に除却してくれるのが本来の特別措置法の目的だろうと思うのです。持ち主本人にしても,行政の手助けがあって,また補助金までいただいて,本人にとってお荷物になっているかもしれない物件の整理ができることはありがたいことだと思うのです。空き家対策協議会も,つい最近11月に立ち上がったと聞きます。また,空き家対策計画がやっと特別措置法の定める期限ぎりぎりになって策定されたとお聞きいたしました。さすれば,今後,どのように進めていくのか,お聞きいたします。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空き家等の諸問題に対応するために庁内の関係する課で構成する空き家等対策庁内連絡会議を立ち上げ,10月に第1回目の会議を開催いたしております。この庁内連絡会議は,産業建設部より住宅課ほか3課,総務部より5課,市民環境部より3課,保健福祉部より1課,教育委員会より1課,それに消防本部を合わせ合計15の課より構成されております。この会議においては,昨年実施いたしました空き家等の実態調査をもとに市内の空き家等の現状,空き家等対策計画の概要等について協議を行っております。  また,庁内連携体制といたしまして,市民からの相談等に対しましては住宅課を総合窓口として,防災面,環境面,景観面,利活用などそれぞれの諸問題に対応する課と連携を図り,住宅課で情報の集約,データベース管理を行うこと等についても確認いたしております。  この空き家等対策連絡協議会により全庁的な連携を図り,あわせて空き家等対策協議会で御協議をいただきまして空き家等対策計画を策定する予定であります。  以上です。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)現在,住宅課が主となって庁内連絡会議でサポートしているようでありますけれども,問題は大変難しい事件であります。  それで,対策協議会というのもできたのですけれども,庁内連絡会議というのでなしにもうちゃんとした実行プロジェクト,例えば市長とか副市長,また政策監をリーダーとしたちゃんとしたプロジェクトチームをつくって除却推進に力を入れるべきと思いますけれども,どう考えますか。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  先ほど課長より御説明させていただきました庁内の15の課から成る空き家等対策庁内連絡会議につきましては,今年度内に複数開催する予定となっております。  議員からはプロジェクトチームを設置してはとの御提案でございましたが,空き家等への諸問題については,空き家等対策庁内連絡会議において対応したいと考えております。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)庁内連絡会議で対処してプロジェクトチームはつくらないということですけれども,そういう連絡会議という組織のもとがあるのですから,それにもっと力を入れるという意味でしっかりしたプロジェクトチームに格上げをしてほしいといったことなので,そない難しい問題はないと思うので,ぜひプロジェクトチームにしていただきたいと思います。  また,平成27年に空き家等対策の特措法ができました。そして,それ以前に平成26年の特別措置法公布前には全国で401の自治体が空き家条例というのを制定しております。ただ,小松島市は国の法律ができ,仕方なく進めているという感じがしてなりません。おくれた分を取り返すためにも,国の特別措置法の現場の市としての空き家条例を制定していただきたいと思います。どうぞお聞かせいただきたい。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  空家等対策の推進に関する特別措置法では,所有者等を把握するための税情報の内部利用が可能となり,特定空家等に対する措置として所有者等に対する指導または助言,勧告,命令及び代執行についても可能となっており,空き家等に関する諸問題について対応が可能な内容となっております。平成27年6月の定例会議で当時の産業建設部長がお答えしておりますように,この空家等対策の推進に関する特別措置法で空き家等に関する諸問題への対応が可能と考えておりますので,現在のところ,新たに条例を策定する必要性は低いと思われますので,御理解賜りますようにお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)空家等対策の推進に関する特別措置法でカバーできるからもう条例は要らないということでありますけれども,私が言うのは,そんな現場としていろんな細部にわたり広報をしたり,空き家にならんための方法とか,いろんな市民の協力を得るために条例をつくって,これだけ力を入れとるのじゃとかこういう相談ができますよというような姿勢を見せるためにもぜひ条例をつくるべきだと思いますので,ぜひ検討していただきたいと思います。  それで,プロジェクトチームもつくるということに関していい答えがいただけませんでした。ただ,南海トラフ地震の避難路対策のためにも空き家除却というのは急がれます。平成26年から始まった老朽危険空家等除却支援事業,本市で行っておりますけれども,現在まで27年3件,28年に1件,29年が3件見込みということで,4年間で7件。1年にしますと1.75件の実績しかできておりません。市内には危険空家が191軒あると聞きました。このペースでいきますと,完了するにはあと何年かかるでしょうか。計算して191を1.75で割ってみますと109年。だから,それが3件にしても80年かかる計算になります。また,年ごとに危険空家もふえてはいくと思われますので,これを進めていくために対策協議会もでき,対策計画も策定されると聞きましたけれども,これでは現実に危険空家の除却が進むとは思えません。それだけ難しい問題だと思うので,あとはやる気の問題であります。この問題に臨む政策監の熱意をお聞かせください。               [政策監 東條洋士君 登壇] ◎ 政策監(東條洋士君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  本市におきましても,人口減少でありますとかあるいは高齢化が進行する中,空き家対策は非常に重要な課題の一つであると認識いたしているところでございます。  空き家を取り巻く課題につきましては,先ほど来,佐野議員から御質問をいただきましたとおり,所有者の特定でありますとか,あるいは空き家を受託したことに伴います税負担の問題でありますとか,さまざまなものがあると考えているところでございます。先ほど来,担当部長あるいは担当課長の方から答弁させていただきましたように,今後,外部有識者等で構成いたします空き家等対策協議会におきまして,空き家等の諸課題についてさまざまな御議論をいただきまして,それを踏まえまして本年の末に空き家等対策計画を策定することといたしておるところでございます。  あわせまして,防災でありますとか環境でありますとか,あるいは景観,利活用など,さまざまな具体的課題につきましては,庁内各課で構成いたします空き家等対策庁内連絡会議におきまして対応することといたしたいと考えております。  空き家対策については,今後とも全庁挙げてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)余り熱意は感じられなかったのですけれども,ぜひ進めていかないかん事業ですので,空き家数が増大すれば防災上も悪い,景観も悪化するだけでなく倒壊の危険が増し,犯罪も誘発する。廃墟ばかりの殺伐とした地域が広がればまち全体のイメージが悪くなり,住民の流出も加速すると思われます。やがて地域全体の崩壊にもつながりかねません。  この特別措置法を知らない空き家の持ち主や市民も多くいると思います。できるだけ広報に努めるとともに,とにかく本腰を入れてプロジェクトチームとか条例などの形から入るべきだろうと思います。どうぞ力を入れて空き家対策を急いでほしいと思います。  次,2点目の質問に移ります。  耕作放棄地の解消についてであります。近年,小松島市内でも何年も耕作されず放置された農地を多く見受けるようになりました。周辺の作物の害虫や病気の原因となり,悪影響を与えております。また,住宅に隣接している放棄地では,夏は虫の害,冬は火災の心配で困っているとの苦情もよく聞きます。耕作放棄地の調査をしていただいているようですが,その調査概要をお聞かせください。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)佐野議員からの耕作放棄地の調査についての御質問にお答えいたします。  本市では,耕作放棄地等の状況を把握するため,農地法に基づきます利用状況調査と農林水産省局長通知による荒廃農地の発生,解消状況に関する調査を農業委員会と産業振興課が協力して行っております。これらの調査結果によりまして,平成28年の耕作放棄地面積は,田で25.9ヘクタール,畑で3.8ヘクタール,合計29.7ヘクタールとなっております。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)利用調査とか荒廃農地の発生解消状況に関する調査を行っていただいたと聞きました。その中で,耕作放棄地が29.7ヘクタール,約30町歩耕作放棄地があると聞いて,その多さに驚いております。どのような対処をなさるのか,お聞きいたします。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)佐野議員からの利用状況等の調査後の対処法についての御質問にお答えいたします。  農地法に基づきます利用状況調査の実施後,耕作放棄地と判断した農地につきましては,所有者の意向を確認するため,利用意向調査を実施しております。また,農地の耕作が放棄され,雑草等の繁茂によりまして民地に御迷惑をかけている場合で,市民の方から苦情等が寄せられた場合は,その都度農地の所有者等をお調べし,草刈りや耕うんによります農地の適正管理をお願いする文書を農業委員会より送付しているというような状況でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)放棄地全般のうち,苦情のあったときからということでお答えをいただきました。農業委員会から要請の文書を送っても改善されない場合はどうするのか,お聞きいたします。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  御質問のような,依頼文書の送付後も管理状況が改善されない場合につきましては,その農地が住宅地に隣接している場合であれば近隣住民の生活環境を守るという観点から環境主管課への情報提供を行い,担当課から文書の送付等注意喚起をお願いしているところでございます。  また,対象農地が公衆用道路に面している場合であって交通に支障が出るおそれがある場合等であれば,道路管理の主管課への情報提供を行い,同様に担当課より注意喚起をお願いしているところでございます。  以上2点,例に挙げさせていただきましたように,その農地に関する多方面の立場から改善へ向けたアプローチを行い,農地所有者の改善意識を高め,問題の解消に努めているというようなところでございます。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)多方面の立場から再度文書で注意喚起をしてもなお改善されない場合はどうするのでしょうか。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  農地法に基づきます利用状況調査の実施後,耕作放棄地と判断した農地につきましては利用意向調査を行いますが,意向調査後一定の期間を経過しても農業上の利用増進が図られない場合や権利の設定または移転等が行われない場合等は,農地法に基づきます協議の勧告を行うということになります。この勧告を受けた農地については,固定資産税の優遇措置の適用が除外され,対象農地の税額が約1.8倍となる制度がございます。  しかしながら,実際には高齢化や担い手不足等からこの固定資産税を増額する制度が必ずしも耕作放棄地の解消につながるものではないと考えております。耕作放棄地の解消のためには,自治会や協議会,保全会等と農業委員や農地利用最適化推進委員等当該地域の皆様自身が協力してよりよい改善策について御検討いただく必要があると考えております。行政といたしましても,その改善策に利用できる制度や設備等の情報があれば周知に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解と御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)固定資産税が1.8倍になっても解消されないこともあるとお聞きしました。なら,もっと税率を上げるべきだと私は思います。また,文書要請や増税をするだけでなく,放棄地解消に役立つ制度はあるのでしょうか。              [産業振興課長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興課長(茨木昭行君)国では平成26年度に農地の貸し借りを仲介する公的機関の農地中間管理機構を全都道府県に設置いたしました。この農地中間管理機構の仲介によりこうした農地を地域の担い手に預けることで耕作放棄地の解消を図る制度がございます。また,応急的に耕作放棄地の雑草等を除去するため,市やJA,認定農業者等で構成する小松島市担い手育成支援協議会におきまして歩行型草刈機の無償貸し出しを行っております。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)農地の貸し借りを仲介する農地中間管理機構というのがあると聞きました。また,その中間機構により地域の担い手に預けることで耕作放棄地の解消を図るというお答えをいただきました。また,歩行型草刈機を借りられるということですので,知らない人も大勢いますので,広報に努めていただきたいと思います。  これは提案ですけれども,他市を走りますと,田んぼや畑にコスモスやヒマワリが植えられ,景観上もとても美しく観光にも役立てているのを見受けられます。耕作放棄地の解消のためにも,コスモス,ヒマワリに限らず,菜の花やレンゲ草などを植えて花畑にする。そういうことに,組織に補助金を出して市の活性策としてはいかがでしょうか。              [産業振興課長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興課長(茨木昭行君)他市の状況を確認いたしましたところ,耕作放棄地にこうした景観作物を植えておるのは主に国の多面的機能支払交付金事業によるものであり,ほかに市独自の補助はないとのことであります。  本市におきましても,多面的機能支払交付金事業により田浦町,田野町,坂野町にコスモスを植栽しております。多面的機能支払交付金事業のメニューの中に農村環境保全活動における植栽活動があり,耕作放棄地等にコスモスなど景観作物を植栽している状況でございますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)多面的機能支払交付金というので国の事業であると聞きましたけれども,私はそれにプラスして追加してでもふやしてほしいという意味で申し上げました。こういうふうにコスモスがきれいに植わっておるということは放棄地で近所に迷惑をかけるより一番いいことと思いますので,ぜひその多面的機能支払だけでなしに,補助制度も含めてあとのいろいろな方法を検討していただきたいと思います。  国に荒廃農地等利活用促進交付金という制度があります。この制度を利用して耕作放棄地の解消に役立てることはできないでしょうか。              [産業振興課長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興課長(茨木昭行君)佐野議員から御質問のございました荒廃農地等利活用促進交付金でございますが,これは国の制度でございまして,農業者や農業者組織等が荒廃農地等を引き受けて作物生産を再開するために行う再生作業,土壌改良,営農定着,加工販売の試行,施設等の整備を総合的に支援するもので,これらに要する経費の一部を補助するものであります。平成21年度より施行されております耕作放棄地再生利用緊急対策事業にかわるものでございます。  荒廃農地等利活用促進交付金につきましては,本年度からの実施ということもあり,現在のところ申請はございませんが,従前の耕作放棄地再生利用緊急対策事業につきましては,これまでに10件の交付実績がございます。  以上でございます。
                  [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)荒廃農地等利活用促進交付金は,ことしは申請がないということですが,農業担い手の人にお聞きしますと,以前の耕作放棄地再生利用緊急対策事業のときは補助金も多く,中間管理機構もつくりやすい形にまで整備をしてくれた。しかし,今の制度はそこまでもしてくれないと申しております。現在では,悪い条件の土地はお金を出してくれてもつくれないというのが実情であります。苦情のあったときの対処方法はいろいろ聞きましたけれども,本当は苦情が来る以前の問題だろうと思います。耕作放棄地は,なり始めの対処が肝心であると思います。耕作をやめた1ないし2年目までに対処すれば容易にもとの圃場にすることができますが,何年も放置しススキなどの多年性雑草の株ができますと,業者に依頼してユンボなどで開墾しなければならなくなる,費用も多くかかるということで,耕作放棄地解消は早期に対処することが大切であります。耕作放棄地解消に向けてのお考えを市長にお聞きいたします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)佐野議員の質問にお答えいたします。  長年耕作放棄地のまま放置しておくと雑草等繁茂し,農業を再開することが困難となるほか,害虫の発生や枯れ草等による火災の心配もございます。高齢者や担い手不足等を要因に全国的にも耕作放棄地が増加傾向にございますが,農地中間管理機構や国の制度を活用した水田での高収入作物の生産拡大により,耕作放棄地の解消,防止が図れるよう取り組んでまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)農業に詳しい市長からのお答えをいただきました。  また,大きな問題として農業の後継者や担い手不足などの農業政策の大きな問題がそこにあると思います。野菜産地づくりの畑地化をしたり,飼料米を増産したり,いろいろな農業政策からの支援が大事だと思います。そして,苦情があるなしでなしに,耕作放棄地になったらすぐに対処してそういうはがきを郵送して指導してもらう。また,農業委員会,農地利用最適化推進委員会にお願いして,まずは農地パトロールを継続していただきたいと思います。そして,中間管理機構により貸し借りのあっせんを進めて農地の利活用ができますよう求めます。これ以上耕作放棄地をふやさない決意でお願いします。  3点目の質問に移ります。  高齢者介護・福祉政策についてであります。  ことし平成29年4月から介護保険の中の生活支援,介護予防が介護保険から外され,市が行う総合事業に移行したと聞きました。移行後8カ月になるけれども,運営に混乱はないのか,お聞きいたします。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  我が国の介護保険制度につきましては,平成27年度からの制度改正によりまして在宅医療,介護連携の推進,認知症施策の推進などとあわせまして,要支援1及び要支援2に該当する高齢者に対するサービスのうち訪問介護と通所介護の2種類のサービスにつきまして市町村が取り組む地域支援事業に移行する方針が示されました。また,これまでの一次予防事業及び二次予防事業の2つの事業を含めた見直しが行われまして,介護予防生活支援サービス事業と一般介護予防事業の2つの事業から構成される介護予防日常生活支援総合事業,いわゆる新しい総合事業として再編されたところであります。  このように,高齢者の介護に関する国の政策転換を受けまして,本市におきましては市民の皆様への広報周知や事業者への説明会の実施などを経まして,本年4月より新しい総合事業を開始したところであります。現在で8カ月余りが経過しておりますが,この新しい総合事業を開始するに当たりまして既にサービスを利用している方に対する混乱の防止や負担軽減に主眼を置きまして,本年4月からは既存の事業所による現行相当のサービスを引き続き実施するとともに,これらのサービスを利用している全ての方に対しまして地域包括支援センターの担当ケアマネジャーを中心として順次個別に丁寧な説明を実施していただいた結果,これまで大きな混乱もなく推移してきているところでございます。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)大した混乱もなく現行相当サービスが行われているということで一安心いたしました。そして,この介護保険改正の目的が一般介護予防事業などを地域のつながりの中で継続的に取り組める住民主体の活動を行う介護予防自主グループなどを育成支援するとありますけれども,そのようなグループはできたのでしょうか。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)佐野議員からは,介護予防を目的とした住民主体のグループに関する御質問をいただきましたので,お答えいたします。  このたびの新しい総合事業におきましては,先ほど答弁申し上げました訪問介護と通所介護が地域支援事業に移行されたことを含めましてさまざまな点におきまして将来を見据えた改正が行われました。その中で,今後も増大が想定される介護給付費の抑制の観点も踏まえまして国からは住民主体の自主活動として行う生活援助等のサービスについて1つの手法として示されたところであります。  現在,本市におきましては総合福祉センターや和田島公民館など市内9カ所におきまして地域のサロン活動を実施していただき,読み書き計算や体操など介護予防につながるさまざまな活動に取り組んでいただいているところであります。今後はより多くの地域においてこういった活動を実施していただけるよう社会福祉協議会や地域包括支援センターなどの関係機関と連携を図りながら取り組みを進めるともに,このたびの制度改正に対しましてより対応した活動となるよう内容の充実を図ってまいりたいと考えてございますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)生活支援とか介護予防の中で,9カ所でサロン活動とかいろんな取り組みをしておるということで,形のあるしっかりした自主グループというのはまだないような気がいたします。そういうふうな方向に向けてまた頑張っていただきたいと思います。  この総合事業のメリットは,市が独自でヘルパーの資格要件などの基準を緩和したり介護報酬の単価を設定したりして地域の実情に合った多様なサービスが提供できることにあると書いてあります。また,これも新聞なのですけれども,鳴門市なのですけども,鳴門市は県内でただ1つ市独自に基準を緩和して訪問型A1,訪問型A2の生活援助サービスを行っている。市のシルバー人材センターの女性会員が1時間かけて棚やテーブルなどを丁寧に雑巾がけをする。ヘルパーの資格はないが,長年培った主婦経験を生かす。そして,シルバー人材センターの会員やNPOなどのボランティアによる市民ヘルパーの活用が重要になる。新たな担い手を確保することで介護福祉士ら専門職が要介護度の重い人の身体介護に専念できるメリットがある。住民同士で支え合う介護の地域化をいかに進めていくか,かじ取り役を任された各自治体の力量が試されているとあります。鳴門市のように,独自の基準を設けてそういう総合事業を推進してはどうでしょうか。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)佐野議員からは,新しい総合事業のメリットを生かして市独自の基準を設けてはどうかとのことで,先ほど鳴門市さんの事例を詳細に御説明いただいたところでございます。  このたびの新しい総合事業におきましては,訪問介護と通所介護が市町村が実施する地域支援事業に移行されてことによりまして,市独自の基準を設けることが可能となり,先ほども御紹介があったように,近隣市さんにおきましてもさまざまな取り組みを進めていると伺っております。  本市におきましては,前段申し上げましたように,新しい総合事業の開始に当たりまして,まずは既にサービスを利用している方に対する混乱の防止や負担軽減に主眼を置いた取り組みとして既存の事業所による現行相当のサービスを引き続き実施してきたところであります。しかしながら,今後のさらなる高齢化を見据えますと,介護保険や高齢者福祉に要する費用は増大することが確実視されてございますので,これにしっかりと対応していくためにも新たな取り組みを検討していく必要があると考えております。  こういったことから,本市におきましては前段申し上げました住民主体の自主活動として行うサロン活動などの充実を図り,要介護になる前の入り口において必要な対策を講ずるよう努めるとともに,訪問介護員の資格要件の緩和や市独自のサービス単価の設定などによる緩和型サービスの導入につきまして平成30年度の開始を目途に介護保険サービス提供事業所等へのアンケート結果や他市の取り組み事例等も参考といたしまして検討を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)今年度は混乱なく順調に行っているということで,先,だんだんと高齢化が進んでいっていろんな問題ができてくるので先に向けて準備していただきたいと思います。  それと,次に,緊急通報装置についてであります。  平成28年度からですかね,ひとり暮らしの高齢者などに緊急通報装置を提供するということで,ひとり暮らしの高齢者などがボタン1つで緊急事態を通報でき,24時間体制で安全を守るということで,費用は無料,65歳以上のひとり暮らしの高齢者などに提供するという制度がありますけれども,今年度までにどれぐらいの普及状況があるのか,お聞かせください。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  緊急通報装置の貸与に関する事業につきましては,小松島市緊急通報体制等整備事業実施要綱に基づきまして,ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯,また高齢者と障がい者のみの世帯に対しまして緊急通報装置を貸与し,急病や災害等の緊急時における通報手段を確保することによりまして迅速かつ適切な対応を図ることのできる体制を整備するものであります。  具体的な事業内容といたしましては,固定電話に緊急通報装置を接続しておき急病等の緊急時に通報した場合には委託先事業者により救急車の手配や事前に登録した協力員への連絡などを実施するほか,平時におきましても定期的な安否確認や看護師による相談支援などを受けることができるものでございまして,利用者からは大変好評を得ているところであります。本事業につきましては,平成26年度に制度改正を実施いたしまして,市民税の課税世帯も事業対象とするなど,事業内容の充実を図ったところであります。  議員御質問の現在までの利用状況につきましては,平成26年度の制度改正前まではおおむね10名程度の利用者数で推移してきたものでございますが,制度改正の後は平成26年度末で36名,平成27年度末で62名,平成28年度末では86名,そして直近の11月末日現在におきましては89名となってございまして,順調に利用者数を伸ばしてきている状況でございます。  以上でございます。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)平成26年度以前からそういうシステムがあるらしいので,私がちょっと勉強不足で済みませんでした。  だんだんと普及して現在89名になっておるのですけれども,高齢者の方ですからこういう制度があるのを知らない人がおりまして,私,65歳以上やけれども私に要りますかという案内がないと言う人もおるのですけれども,やはりちょっと広報が不足しとるように思うのですけれども,普及にどのような広報を行っているのか,お聞きいたします。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)佐野議員からは,緊急通報システムの普及に向けた広報に関する御質問をいただきました。  緊急通報体制等整備事業につきましては,先ほどの答弁にもございましたように,平成26年度に制度改正を実施したことに合わせまして,広報紙による周知に努めたところでございまして,これ以降も毎年広報紙1月号におきまして緊急通報対策等整備事業周知に関する記事を掲載いたしまして広報活動を行っているところであります。なお,来月5日発行予定の「広報こまつしま」1月号にも掲載を予定しているところでございまして,今後におきましても広報紙や,あとホームページによる情報発信はもとより,さまざまな機会を捉えましてこの事業内容のさらなる周知に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)広報紙で周知をしてくれているということですけれども,民生委員さんとか社会福祉協議会とかいろんな福祉関係の団体の関係者がおりますので,その人からもこういうのがあるのですよというのをひとり暮らしの高齢者に広報していただきたいと思います。  この介護保険法改正の趣旨というのが少子・高齢化の進行により,第1に団塊の世代が75歳以上になる2025年,平成37年以降高齢者が増加し,医療,介護に係る費用が増大してパンクするという意味があります。また,第2に,介護が必要になっても住みなれた地域で自分らしく暮らし続けられる医療,介護,介護予防,生活支援,住まいの各サービスを一体的に包括する地域包括ケアシステムの構築が必要であると,理念というのは美しくうたわれておりますけれども,本来の目的は介護費用の削減だと思うのです。そのうちの介護予防とか生活支援などを地域住民の手で行うべしという国の方針であります。国の責任を地方に転嫁する改革であり文句は言いたいのでありますけれども,ふえ続ける介護費用のこともあり仕方ないことだろうと思います。  それで,国の責任を逆手にとって地域に合った政策をつくっていかなければならないと思います。そこで,すぐれた地域包括ケアシステムを構築するには,本県の,いろいろお世話になっております福祉関係者を独自にするのでなしに連携していくのが一番必要と思いますけれども,どう考えていますか。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  国におきましては,先ほど議員からお示しもございましたように,団塊の世代の方全てが後期高齢者となる2025年を目途に地域包括ケアシステムを構築することを目指しさまざまな取り組みを進めてきているところでございまして,本市におきましても,特に地域での見守り体制の構築の重要性に鑑み,民生委員による見守り活動,老人クラブ連合会による友愛訪問事業,また先ほどの御質問にもございました緊急通報体制等整備事業などを実施いたしまして,高齢者の方の不安の解消に努めてきているところであります。  一方で,こういった取り組みが最大の効果を上げるためには,先ほど議員から御提案もございましたように,高齢者支援に関するさまざまな立場の方が定期的に集まって情報を共有したり課題解決に向けた協議を実施したりすることは大変重要であると認識しているところでございます。こういったことから,本市におきましては,定期的に情報共有,連携強化を図る組織としての協議体を設置いたしまして地域で高齢者を支援する関係者間のネットワークづくりを行うことを目的といたしました生活支援体制等整備事業を早期に実施したいと考えてございまして,この事業を軌道に乗せることによりまして地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを加速させることができるのではないかと考えているところであります。  なお,本定例会議に御提案をしてございます補正予算案におきまして,この協議体の開催等に係る経費につきましても計上させていただいたところでございますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [16番 佐野善作議員 登壇] ◎ 16番(佐野善作議員)福祉関係者のネットワークとして生活支援などの対策協議会を設置していただけるそうで,ぜひつくって皆さんで力を合わせて,また情報共有をしながら進めていってほしいと思います。  それで,家族で介護ができないというので介護保険ができたのですけれども,費用がだんだんと膨らんできて今度は家庭というか,地域に返すという方法になってきております。ただ,いろいろな要件を緩和するのはいいのですけれども,普通の,今,介護の仕事に従事している人が仕事がきつい割に賃金が安いということで介護の離職者というのもあるそうであります。いろいろ難しい問題はありますけれども,国にももっと社会保障にお金を出してくれるように要望していくべきだと,私は思います。  また,民生委員とか社会福祉協議会,老人会,シルバーセンターとかNPOとかいろんな会がありますから,皆さんで力を合わせて,三重県桑名市は地域生活応援会議というのを毎週行っているそうであります。そういうふうに,できるだけ連携をしていただいて,高齢者のために,福祉のために頑張っていただきたいと思います。  最後になりますけれども,今まで質問した,いろんな,どんな事業も1つの課ではやり遂げられません。事業ごとの庁内プロジェクトチームを組み,市長の強いリーダーシップのもと市民のために事業を推進していけるように求めて,私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 副議長(前川英貴議員)小休いたします。                午後 2時08分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時20分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  15番 安平議員。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)みらいの会,安平でございます。平成29年度12月定例会議におきまして質問の機会をいただきました。発言通告のとおり,1番目に地域間競争における創生総合戦略について,2番目に公民館改修・改築工事等の年次計画・方針について,3番目に競輪施設の整備について,4番目に避難所の運営について,以上4点を通告してあります。  しかし,2番目の公民館改修・改築工事は,池渕議員さん,それから出口議員さんがさきに質問をされました。また,3番目の競輪施設の整備については,池渕議員さん,出口議員さん,それから米崎議員さん,3名さんが質問をされました。また,避難所運営については,米崎議員さんが質問をされました。できるだけ皆さんの質問に重ならないように質問をしていきたいと考えておりますけれども,要旨については一部省略といいますか,省かせていただくところが出てくるかもしれませんので,よろしくお願いしたいと思います。  それと,答弁者には適切な,簡潔な御答弁をよろしくお願いしたいと思います。  それでは,移住・定住の促進についてということで質問を始めたいと思います。  2年前の平成27年12月定例会議において,地方創生の時代は競争の時代である。本市独自の政策を考えないと生き残れないというお話をさせていただきました。そのときの答弁では,独自性があり先駆的な取り組みをすることが地方創生の本来の趣旨であることを認識しているが,財政状況も決して予断を許さない状態である。他の自治体との競争も意識しながら総合戦略における数値目標の改善に向けて努めていくとの発言がございました。金がなければ知恵を出せというのが私の本音でありますけれども,それではお伺いをしたいと思います。  総合戦略の中で政策分類3)本市への新しい人の流れをつくる。移住・定住の促進に向けた情報発信というのがございます。平成27年,目標は20人,実績が15人であります。そして,今後の方針として交流人口の増加が定住人口に結びつく取り組みを推進するというのがあります。どのような新たな政策があるのか,お伺いしたいと思います。              [秘書政策課長 高瀬広子君 登壇] ◎ 秘書政策課長(高瀬広子君)安平議員からの御質問にお答えいたします。  御質問の中にありました交流人口の増加が定住人口に結びつくとは,交流人口というのは観光やイベントに訪れる方の数のことなのですが,その交流人口が増加することにより地域が活性化し地域に仕事と雇用が生まれ,定住人口が増加していくことをあらわしています。観光客は小松島市のファンであり,移住予備軍と捉えて仕事等条件が合えば好きな小松島市にいつかは定住していただけるという考えです。その観光客の増加に取り組むとともに,本市では今年度,地方創生推進交付金の交付決定を受けまして,移住を希望する方に向けて情報発信を行いながら移住支援の事業展開を進めているところです。  移住者の増加のための新たな取り組みとしては,小松島市を知ってもらうために都市部での移住フェアへブースを出展し,移住に興味を持っている方に小松島市の紹介や移住の相談を受け付けたり,さらに小松島市に住んでみたいと興味を持った方のために本市での仕事として農業や漁業の体験など移住の前段階となる小松島市の暮らしをイメージできる施策にも取り組み,移住者の増加に努めております。  また,担当職員も移住希望者と地域住民とのつなぎ役となる移住コーディネーターの研修を受けるなど,移住者を受け入れるためのサポートができるよう準備を進めているところでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)ありがとうございました。いろんなことをやられているのだな。私自身知らないようなことまで一生懸命勉強もされているし,そういう行動はされているのだなというような気はしました。  移住・定住の促進というのは,本市以外の人が本市に住むということでございます。それはそれだけ本市に魅力があるということになります。「住んでよかった」ではなくて「住んでみたい」であります。では,どんな魅力があるのか,それが問題だと思います。  定住の場合は,1つの例として,本市に土地を買って家を建てる,新築をする。新築して定住するという方法も考えられます。が,合併処理浄化槽設置補助が徳島市,阿南市と違い過ぎます。今,ここに資料があるのですけど,徳島市と阿南市だけをちょっと読ませていただきます。転換の場合で7人槽,徳島市が41万4,000円で,阿南市さんが41万4,000円の補助金があります。本市は18万円です。新設の場合,7人槽で徳島市が7万2,000円,阿南市で41万4,000円,本市はゼロです。わかりますか。本市は補助金,ないのです。ゼロです。これで移住を促進していると言えるのですかね。この辺,今後どういうふうに対処されるのか,お伺いしたいと思います。             [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)安平議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  本市の合併処理浄化槽を含みます生活排水処理施設の整備につきましては,徳島県が策定した徳島生活排水処理構想に基づき市民の皆様が快適で安心して暮らすことができる生活環境を実現するため,下水道及び合併処理浄化槽等の整備について効率的かつ計画的な取り組みを推進しているところでございます。  この構想の中で,本市の生活排水処理計画におきましては,人口減少や高齢化の進行等生活排水施設整備を取り巻く社会情勢の変化に対応していくため,経済比較を基本としつつ整備の時間軸の観点や地域特性等を勘案した整備手法を選択するなどを柱に,公共下水道による集合処理区域では約720ヘクタールを約488ヘクタールに縮小するなどし,事業効果の早期発現が見込まれます合併処理浄化槽による個別処理区域にシフトする見直しを行うなど,現状を踏まえた生活排水処理構想として取りまとめを行いました。この方針のもと,現在,合併処理浄化槽設置におきましては,くみ取りや単独処理浄化槽からの転換の加速化に向けまして,転換費助成額の拡充を図るべく平成30年度当初予算編成に合わせまして庁内協議を重ねるとともに,循環型社会推進基本法に基づき,小松島市循環型社会形成推進地域計画の見直し作業を進めているところであります。  以上でございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)見直しをして30年度に何らかの形の答えを出したいというようなお話だったのかなという気はするのですけどね。  ただ,僕が言いたいのは,地域間競争なのですね。小松島市は,徳島市と阿南市に挟まれた所に位置していますよ。徳島市で7万2,000円,阿南市で41万4,000円の補助金を出している。小松島市がゼロ。これでどうやって地域間競争に勝てるのですかという話なのですよ。  だから,市長ね,最低でもええですよ。阿南市の41万4,000円は出したらどうですか。お伺いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)安平議員からは,地域における合併浄化槽設置の補助についてということで,周りが,徳島市は7万円,阿南市が42万円ということで,市におきましても,今,検討中でございます。30年度に向けて担当課,部局と協議を重ねてまいると同時に,家を新築するに当たりましてはその補助だけでなしにほかのインフラ整備等々も必要と私は思います。それが1つの方策ではないと私は考えていますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えをいただきました。  方策でないというお話だったのですけど,市長ね,例えば,市外の若い人が小松島市ってええ所やな,こんなのがあって食べ物もおいしいしええ所やな,小松島市に住みたいなと思ったときに新築して住もうと思ったら,阿南市羽ノ浦町,ちょっと離れた所が41万円くれるのだったらみんなそっちに建てますよ。それが今の若い子じゃないですか。それが移住を促進する,定住を促すという話の1つの条件にはなると思いますよ。だから,そういうこともよく考えていただいて,できるなら部局の方でいろんな話があるのだろうと思いますけど,最後は市長査定というのがありますから,市長さんにばさっと決めていただけたらな。それを期待していますので,よろしくお願いしたいと思います。  政策分類2)に「本市にしごとをつくり,安心して働けるようにする」と。その中に,中小企業の振興があります。中小企業が本市雇用の大部分を支え,重要な経済基盤を担っていることからも中小企業を支援していくというのがこの戦略に書かれています。この政策をもとに,ことしの3月,本市では中小企業・小規模企業振興条例を定めました。その条例の中の第4条第3項に,市は工事の発注,物品及び役務の調達等に当たっては市内の中小企業・小規模企業の受注機会の増大に努めるものとするとあります。受注機会の増大というのをどのように解釈されていますか。お伺いします。              [建設管理課長 成川琢治君 登壇] ◎ 建設管理課長(成川琢治君)安平議員の御質問についてお答えさせていただきます。  物品購入等,あるいは工事等の入札については,公正性,競争性,経済性等の確保を前提に市内経済活性化の観点から可能な限り市内業者への入札参加の機会,受注の機会の増大に配慮し,指名しているところでございます。指名業者の選定に当たっては,入札参加資格申請書における希望営業種目の第1希望から市内業者を優先的に選定し,また,小松島市中小企業・小規模企業振興基本条例を踏まえ,市内業者は第2希望であっても可能な限り優先的に選定しております。
     議員御指摘の当該基本条例から市内業者がある程度そろえば入札が成立するのではないかということでございますが,地方公共団体が締結する契約については価格の有利性確保,競争性の低下防止等の観点から複数の業者を指名しておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)市内の中小企業を振興させるということなのですよね。今のは受注チャンス,要するに指名をしますよというお話ですよね。ここに書いてあることは,僕の解釈では,受注機会というのは落札する機会をふやしますよということですよ。そうしないと,ほな,指名だけいただいて1年間1回も仕事をとれへんかったら振興になっていますか。そういうことでしょ。だから,指名はしていますよ,ほら,小松島市契約規則の中にも書いてありますよ,公平でなかったらいかん,価格は安価でなかったらいかんからと,書いてあります。でも,これは,これの上にある戦略ですよ,戦略。この中で中小企業を振興しましょう。それがあって初めて条例というのをこの3月に定めたのではないですか。それはどういうことですかといったことですよ。それをお聞きしたかった。  わざわざ市外の業者をようけ入れて,入札して,見積もり入札だったら3社あったらいけるのですよ。小松島市契約規則か。それをわざわざ,7社,8社,ほら,ここは平静を保つためにかもしれないけれども,だったら機会は減るじゃないですか。落札する機会は減りますよ。数がふえりゃふえるほど。ほな,それでいいのですか。この条例を守ったことになるのですかということを知りたいのです。その辺はどうですか。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)安平議員の御質問にお答えいたします。  先ほどのお話にありました中小企業・小規模企業振興基本条例の第4条第3項の規定は,おっしゃいましたように,予算の適正な執行に留意しつつ市内の中小企業,小規模企業の受注機会の増大に努めるものとするとございますように,受注機会の増大ということで考えております。  議員さん御指摘のように,本市といたしましても,地元の企業の重要性は十分認識しておるというようなところでございます。市内業者につきましては,入札参加資格申請の希望品目等をもとに証書どおりの条件で受注の可能性があれば優先的に選定して受注機会の増大,最大限の配慮をしておるところでございます。  先ほど議員からお話がありましたように,本小松島市中小企業・小規模企業振興基本条例は,本年4月1日から施行ということでございますが,その施行を推進するための協議の場として同条例の12条にも書いておりますように,小松島市中小企業・小規模企業振興推進の会議を設置するというようなことで現在進めておるところでございますので,御理解賜りたいと存じます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)部長ね,今,言われた会議は,この条例が,見直すところはないかとかそういうのをチェックする,1年間やってみたけどこれでちょっとおかしいところないか,文章的にどんなのだ,追加するところはないかなとかいうのをする会議じゃないのですか。実際これのとおりになっているかどうかというのをする会議ですか。ちょっと,僕,この辺,ようわからんのですけどね。僕はそうだったかなと思うのですけど。  話,もとに戻りますけど,本当に小松島市内の業者というのは小松島市に税金を払うのですよ。市外の会社というのは小松島市から仕事をもらって利益を上げても,そこがある市町に税金を払うのですよ。だから,小松島市に会社のある中小企業を優先して使いましょうというのはそういうことなのですよ。それを理解していただきたい。できることなら,小松島市の仕事は小松島市内の業者さんに渡す。こんなことを言うたらちょっと何ですけど,お隣さんなんて,おたく,会社どこなのですか,ああ,うちの市になかったら指名願を出してもろても指名は入れませんて,僕,何遍も言われたことがありますよ。はっきりしていますよ,お隣さん。そこまで徹底してやるところもありますよ。  どうです。お隣の市,見習ってそういうことをやりませんか。どうですか。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)同じ答弁になろうかと思いますが,先ほど申し上げましたように,予算の適正な執行に留意しながら市内の企業さんの受注機会の増大に努めてまいりたいと考えております。               [15番 安平剛之議員 登壇]] ◎ 15番(安平剛之議員)もう幾ら質問してもきっと答えは同じだと思うのでやめますけれども,本当にそういう振興条例を3月に制定させていただいて,それを守って市内の中小企業を振興する,育成していただきたい。さっき言いましたけど,本当なのですよ。よその市で,うちに会社がないところは指名しませんというところ,指名願は受け取ってくれますよ。そんなの言うたら法律違反になるから受け取ってくれるのですよ。でも,指名はしませんとはっきり言いますよ。本市はさっき言うたけど,指名願が出とったら指名するでしょ。だから,今回でもようけ出したのでしょ。それをやめたらどうですかってお話を,今回させてもらいました。  それでは,次,行きます。  津波避難困難地域の解消についてという項目がこの総合戦略の中にあります。「時代に合った地域をつくり,安心なくらしを守るとともに地域と地域を連携する」というようなプロジェクトがこの総合戦略の中に書かれています。  その目標として,この計画,27年から31年の5年間なのですけど,津波避難困難地域を解消するという目標を立てられています。まだ年度途中なのですけど,これ,できるのかどうか。その1点のみ聞きたいと思います。お願いします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)安平議員からは,津波避難困難地域の解消について御質問いただいておりますので,お答えいたします。  議員も御承知のとおり,津波避難困難地域は平成26年2月に策定されました南海トラフ巨大地震に伴う小松島市津波避難計画において津波到達時間までに避難目標地点または津波避難場所に避難することが困難な地域になります。市としましては,平成28年3月に策定した小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で津波避難困難地域の解消を目指し命山整備といった直接的防災事業に加え,先般完成した葬斎場や学校耐震化に伴う屋上避難整備といった間接的な事業を実施しており,現時点においても金磯地区では市道幹線月ノ輪金磯線の狭隘な踏切部分も含めた道路拡幅,また和田島地区では和田島公民館の改修工事に伴う屋上避難施設の整備など間接的な防災事業を進めております。  これらの整備によりまして津波避難困難地域は減少しておりますが,解消までには至っておりません。しかし,防災,減災対策については終わりのない事業であるという認識でございます。今後につきましても,地域の皆様方の意見を伺いながら津波避難困難地域の解消に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解くださいますようよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)理解できないのですよ。僕が聞きたいのは,解消できるのですか。この戦略,27年につくられて31年までの5年計画ですよね。解消するというのを目標に掲げられとるわけですよ。今,29年でないですか。途中でないですか。一言「解消します」と言うたらそれで終わりでしょ。だから一言言うてくださいと,そういう話をしているわけですよ。今の話,聞いたら,長々話しとるけど理解できないですよ。できるのかできないのか,理解できない。もう一回聞きます。これは解消できるのですか。 ◎ 議長(北野恒男議員)答弁できますか。  小休いたします。                午後 2時51分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時00分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)再開いたします。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)安平議員からは,津波避難困難地域の解消ができるのかということでの御質問をいただいたところでございます。  確かに,津波避難困難地域,和田島地区,金磯地区で数値目標,基本目標といたしまして解消するという目標を立てまして,その上で達成に向けてのKPIということで,津波避難施設,避難道路整備箇所,この箇所数について基準値,当時の箇所数9カ所を13カ所にふやすという目標を立てたところでございます。このKPIについては目標を達成できるものということで考えてございまして,それに向けた取り組みに邁進しているところでございます。  このKPIの達成を受けまして,実際に避難困難地域の解消がどの程度できたのかを実証した上で次の最終的な解消に向けた取り組みを継続してまいりたいと考えているところでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。今,5年計画の中の3年目ということで,今,その達成に向けての,避難道路から始まっていろんな所,KPIというのは単年度の目標,個々の目標で,それを単年度ずつ確実にこなしています,ですから将来的には避難困難地域解消というこの目標は達せられるだろうというような解釈をしたいと思います。  それでは,次の質問に移りたいと思います。  新たなサービスについてということなのですけど,2年前,12月の定例会議において,ネウボラという提案をさせていただきました。フィンランドですかね,ネウボラという事業をやっていますのでこんなのやったらどう,新しい事業,県下でどこもやっていない,日本全国でも少ないだろうと思われるこういう事業をやったらどうですかという提案をさせていただいたとき,新規事業として産前・産後ママサポート事業を計画しているという御答弁がございました。これが妊娠,出産,子育ての間の切れ目のない支援ということで,本市独自の施策というような話がございました。  現在,このママサポート事業,実施されているとは思うのですけれども,ほかに本市独自の新たなサービスが計画もしくは実施されているのだったらちょっと教えていただきたいのですけど,よろしくお願いします。             [保健センター所長 坂尾朱美君 登壇] ◎ 保健センター所長(坂尾朱美君)ただいま安平議員さんからネウボラに対する本市独自の取り組みについて御質問をいただきましたので,お答えいたします。  近隣市町村では提供されていない本市独自の支援サービスとしまして,アセスメントシートを作成し,全ての妊婦に対してアセスメントを行い,妊婦一人一人の身体的,心理的状況に応じた妊娠・出産期を安心して過ごしていただけるよう専門性の高いスキルを有する助産師を確保し,全ての妊婦を対象にした電話訪問や来所相談を実施しております。また,乳幼児相談,乳児健診時において母親の体調や授乳相談等助産師によるタイムリーできめ細かな支援,個別相談を実施しており,平成28年度の実施件数は妊婦電話訪問122件,助産師相談447件でした。  この取り組みは,小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略における妊娠,出産,子育てまでの切れ目ない支援として国の補助事業である妊娠・出産包括支援事業を活用し,産前・産後ママサポート事業として実施しております。現在行っております専門性の高い助産師による妊娠,出産,子育て期までの支援サービスを継続的に市民に提供できるよう,徳島赤十字病院,徳島県助産師会と連携をとりながら取り組みを進めてまいりたいと思いますので,御理解よろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。  今後,新しい施策,今,計画中なのだけどこういうことを計画していますよとか,今,しゃべれる,報告できるものがあったら教えていただきたいのですけど,そういうのはないですか。  そういう計画はないですか。今後やろうとしている新しい計画というのはないですか。             [保健センター所長 坂尾朱美君 登壇] ◎ 保健センター所長(坂尾朱美君)安平議員さんから,今後,新たな取り組みということで御質問いただきました。  先ほど申しましたように,徳島赤十字病院,徳島助産師会と連携をとりながら進めている事業でありますが,来年度,産前・産後ママサポート事業に加えまして産後ケア事業を実施したいと考えておりますので,御理解よろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)産後のケアシステム。 ◎ 保健センター所長(坂尾朱美君)ケア事業です。 ◎ 15番(安平剛之議員)ケア事業。市長,すごいですね。そういう事業,もう計画しているって。来年度,平成30年度から。すばらしいことですね。これはきっと新しい小松島市独自の計画かなって,僕は勝手に判断して,すばらしいことだなと考えていますけど。  前,ネウボラという提案,させていただいたのですけど,市の方に赤ちゃんが生まれた出生届が出てきます。そうすると,出生届が出てきた方に産着から粉ミルクからおむつからたちまち必要な物を箱詰めにして贈るとかいう事業,これをやったらどうかというような話を,僕はさせていただいたのですけど,これ,市長,どうです。やってみません。  市長でなかったら,これは部長でもいいですよ。 ◎ 議長(北野恒男議員)答弁できますか。               [保健福祉部長 山路英伸 登壇] ◎ 保健福祉部長(山路英伸君)議員さん御指摘のネウボラとは,フィンランド語でアドバイスの場ということで,言われたように,近隣住民から生まれた方へのおめでとうということで着物とかを合わせてやっていたのが大きくなりました国全体での施策というようにお聞きしております。県内においても鳴門市等では実施されているようではございますが,本市におきましてもそれも検討はしておりますが,ただ,粉ミルク等によりますとやっぱりアレルギーの問題とか,肌着,上着等におきましても個人の多様性もございます。  議員さん,言われておりますように,生まれてきてくれておめでとうという気持ちはございますので,何が御本人様にとって喜ばれるか,どういう事業がよいのかというのは今後検討して,課長答弁にありましたように出産から子育てまで支援を進めてまいりたいと思いますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。  本当に,今,部長さんがおっしゃられましたけど,よく小松島市内で生まれてくれました,おめでとうという感謝の気持ちというのですかね,そういう喜びの気持ちを相手さんに伝えるというのは本当によくできたこのネウボラかなって気はします。本当に,やればおもしろいのかなという気がします。  次の提案なのですけど,本市を教育市にしてみてはどうか。教育市にするというのはどういうことか。県内で小松島市に子供を預けて小・中学校,勉強したら成績が上がるわよというような話になったら,これ,移り住むのちゃいますか。若いお父さん,お母さん,ならぜひとも小松島市に住んでみたい。そういうふうに思うのでないですかね。  それから,教育市にすればどうかなって,僕は考えています。その方法として,夏休みの短縮。夏休み,今,40日あるのですかね。何で40日あるのか知らないのですけど,この40日を1カ月縮めて,夏休み,10日。10日しかない。あとはずっと学校で勉強をする。こういうシステムに変えてみたらどうですか。これ,提案ですけど,お考えをお示しください。               [学校課長 前田和成君 登壇] ◎ 学校課長(前田和成君)安平議員からは,他の市町村に負けない魅力のある教育のまち,小松島市をつくるために,1つ,夏休みを短縮してみてはという御提案をいただきましたので,市教育委員会としての考えを述べさせていただきます。  夏休みは,本来子どもたちにとっては猛暑の中での授業は効率が上がらないため家庭で計画的に学習に取り組むとともに,ふだん経験することのできないいろんな取り組みに挑戦するよい機会として設けられておると思います。また,教職員にとっては専門的な研修や講座を受講することによって資質向上を図る期間となっております。  県下の夏休みは,議員さん御指摘のとおり,40日前後となっています。一部の市町村においては授業時数の確保であったり教員の長時間労働の解消等を目的に夏休みを短縮しているところも見られます。保護者の意見としては,夏休みが短い方が子どもさんの食事,それから宿題の世話が少なくて済むからいいという意見もある一方,親子が触れ合うサマーキャンプなどのさまざまな体験といったものも人気を呼んでおります。  現在,本市の小・中学校における夏休み期間は7月21日から8月30日と定められておりますが,その夏休みの期間にも登校日をふやす学校,それから夏休みの宿題教室を実施する学校,個人懇談をする学校,各種の親子体験教室を実施する学校など,それぞれ学校独自の創意工夫ある取り組みを行っているところです。今後,各校の創意工夫ある取り組みが魅力ある教育のまち小松島市の基盤となって子どもの健やかな成長につながるよう支援してまいりたいと考えております。  夏休みの短縮については,賛否両論ありますが,学校現場,それから保護者の声を大切にしながら対処してまいりたいと考えておりますので,御理解くださいますようお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)今,前田学校課長さん,おっしゃいましたけど,もう昔の夏休み,昔の時代と,僕らが子どものときの時代と今のお父さん,お母さん,もうちょっと時代が変わっていると思うのですよね。今,本当にお父さん,お母さん,ほとんど共働きですよ。夏休みの間,子どもを家に残してお父さん,お母さん,仕事に行くのですよ。そら,お母さん,家で子どもが暴れて火事を起こさんか,何か悪いことをせえへんかと心配でしゃあないと思いますよ。ですから,本当,PTAの中で保護者の方にちょっとそういうところ,うまく聞いていただきたいですね。そういうお父さん,お母さん,ふえていると思いますよ。  それと,ちらっと,猛暑っておっしゃいましたよね。夏休み,猛暑だから学校の授業がはかどらない。だったら,クーラーをつけりゃええやないですか。そういうことですよ。たったそれだけ。ねえ,市長。全校,クーラーをつけたらええやないですか,ほな。  僕のアイデアですけど,市長,行政の財政圧迫するのだったら,ネウボラもそうなのですけど,このクーラーの話もそうですけど,民間から寄附をもらえばいいですよ。小学校にクーラーをつけるから寄附していただけませんかって市内の中小企業にでも頼んだらどうです。絶対寄附してくれますよ。子どもたちのためではないですか。企業の社長さん,きっと寄附してくれますよ。ネウボラで子どもに1人1万円の産着からベビーベッドか何か,あんなのも贈りますからちょっと寄附してください言うて。  あっ,市長,これ,どうです。それ,施策出してふるさと納税,募ったら。子どもにネウボラやります,こんなの贈りますからこの事業に使いますのでふるさと納税してくださいとかいうて,出したらどうです。金が集まるかもしれないですよ。1人1万円でも500人ぐらいですか。500万円あったらネウボラできるやないですか。市長,どうです,こんなアイデア。お考えをちょっと教えてください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)今,安平議員から質問をいただきました。  ネウボラをやらないかということで,行政としては寄附とかそういうふうな行為は,募るということはなかなか難しい。ふるさと納税はふるさと納税で,私も,今,取り組みでさせていただきまして,返礼品の数をふやしているところではございます。  そしてまた,寄附をいただけるのやったら商工会議所とかそういうふうなところでお願いして,議員さんも役員をしていますので,そこら辺から寄附を募っていただいて寄附していきますよという返事を逆にいただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)本当に,市長,ほら,小学校にエアコンをつけますという話だったら,この場でどうこう言えば言いにくいですけど,それは,僕,気持ちの中でそれは絶対丸ですよ。それはそういうつもりですよ。  それは,子どもたちのために何かをしよう,社会奉仕をする。企業ですから,企業の話をさせていただくと,企業というのは社会奉仕,いかに奉仕をしていくか。だから,一番手っ取り早いのが税金を払うということですよね。だけど,このほかにできるものだったら子どもの教育,学校のためというのは物すごく気持ちとしては出しやすいですよ。だから,それに賛同してくれる会社,いっぱいあると思いますから,それもちょっと考えていただいたらなと思います。  それでは,2番目の質問に移りたいと思います。  公民館改修・改築工事等の年次計画・方針についてということで質問をしていきたいと思います。  要旨の小松島公民館の耐震補強・改築についてということは,昨日,出口議員の方から御質問がございましたので,これは省略させていただきたいと思います。  1点,公共施設等総合管理計画に基づいた計画なのかということでお伺いしたいと思います。  これ,議案説明会のときに個別計画ですかとお伺いしたら,いや,そうではないよという話をされました。これ,いま一度聞きます。これは総合管理計画の個別計画ではないのですか。お答えください。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)お答えいたします。  安平議員さん,おっしゃいましたように,個別計画ではございません。  以上でございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お伺いしますけど,そうすると,総合管理計画ってことしの3月に制定されていますよね。この総合管理計画というのは,総合計画って小松島市で一番重要な計画がありますよね。それに準ずるすごく重要な,重たい,守らなければならない計画がこの公共施設等総合管理計画ですよ。それが3月に制定されているわけですよ。今,12月ですね。12月に出てきたものが,ほな,それを考慮されていないのですか。ほな,総合管理計画との整合性をお伺いします。整合性はあるのですか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)安平議員の御質問に答えさせていただきます。  先ほど教育次長が申しましたように,個別計画ではなく公共施設等総合管理計画との整合性も図りながら今後の各公民館の現状を精査の上で計画に方針と位置づけておりますので,平成32年の3月までに総合計画にのっとった計画を策定したいと考えてございます。  以上でございます。
                  [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)公共施設等総合管理計画に基づいてそれを考慮しながらつくられたのですか。そういうような御答弁だったかなと思うのだけど。  そういうことになると,もとにあるのは総合管理計画ではないのですか。そうすると,それは個別計画ではないのですか。総合管理計画を考慮しながら,それを見ながら,考えながらこの計画,工程表をつくられたのでしょ。ではないの。そういう御答弁だったかなと思うのですけど。その辺,もう一回聞きます。公共施設等総合管理計画を読んで,それを考えながら,それに合わせながらつくったのではないのですか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)公民館の現状を精査した上で,今後,議員のおっしゃる公共施設等総合管理計画との整合性も図りながら計画を策定したいということで,議員おっしゃるように,現在,お示ししております公民館の年次計画,方針については,今後,整合性を図って,先ほども申しましたように策定してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)今後,公共施設等総合管理計画に整合性を図りながら,つくり直すのですか。今,そういうように聞こえましたけど。そしたら,この前の池渕議員と出口議員の質問の答弁,何だったのです。これ,整合性,あります。お2人の質問と今のと,整合性はありますか。何か全然合っていないのちゃいます。その辺はどうですか。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)議員からは,今回の公民館の改修年次計画が公共施設等総合管理計画に基づく個別計画なのかということでの御質問だったかと思います。  公民館につきましては,耐震診断を行った結果,櫛渕公民館のIs値が極端に低いというような事情がございまして,公共施設等総合管理計画の策定前から現実的には事業が動き出しているものでございます。議会にも,総合管理計画が先行する事業の計画を拘束するものではないということで,私どもの方からも御説明をさせていただいております。教育委員会側としましたら,櫛渕公民館が改築工事が進んでいる。和田島公民館が防衛省の補助事業として事業が進んでいる。また,北小松島公民館につきましても公園事業の中で使えないということで既に事業が進捗を見ているという中で,ほかの公民館についても一定限度といいますか,現在考えられる中で,いつ耐震補強を実施していくかということを示すために出した計画であろうと私どもは考えておりまして,公共施設計画に完全にのっとった個別計画ではないという位置づけで考えてございます。  今回,あり方検討会議の方では個別施設計画策定の手引き,公共施設の廃止,統合,複合化,転用,更新の方向性を判断するに当たっての考え方を示しましたけれども,これも11月の後半になってということでございますので,今後,策定される施設関係の改修計画につきましては,これらの総合管理計画にのっとった具体的な策定方法に従って策定される個別施設計画に当たっていくということです。例えば,櫛渕公民館は間もなく改築完了ということになりますけども,次の10年先に小規模改修をするとかいう計画を立てる段階では個別施設計画として位置づけられることになろうと考えているところでございます。            (「議長,小休じゃ,小休」と言う者あり) ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 3時31分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時41分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)再開いたします。  安平議員。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)豊栖部長さんからお答えをいただきました。  豊栖部長ね,僕が考えている,言いたいのは,指針が11月に出ました,だから,今後つくっていくものはこの指針に基づいてつくりますというお話だろうと思うのですよ。ただ,僕が言いたいのは,その前に基本設計,設計のことを同時に言うたら,基本設計である総合管理計画というのが3月にでき上がっとうではないですか。実施計画をつくるのにその指針がなかったらできないという話は絶対おかしい。もとにある総合管理計画というのはもう3月にでき上がっとるのだからそれに基づいてつくりゃええのですよ。指針が出てくるのを待っとらんだってええやないですか。皆さん,キャリアなのでしょ。公務員でしょ。だったらできるやないですか,ほんなの。読み解いたら絶対できるはずよ。それに,だから,その整合性はあるのですかという話を聞いているだけ。ほしたら,総合管理計画における個別計画ではありませんというから,ちょっと違うなと思っとるだけなのですよ。でも,その工程表に基づいて,現実的に施工されるわけでしょ。そのための工程なのでしょ。あのとおりするのでしょ。そしたら,これ,実施計画やないですか。実際する計画やないですか。違うのですか。僕はそう思っているわけですよ。だから,皆さん,どう思われとるか知らないですけど,僕はあの工程表が実際に行うための工程,これに基づいて事業を進めていくための工程なのですよ。僕はそう思っていますよ。だったら3月にできた総合管理計画における,個別計画という名前はついていますけど,あれ,実施計画ですよね。実際にするための個別計画でしょ。だから,僕はあれが個別計画かなと思っただけなのです。それをあくまでも違うとおっしゃるから,という話です。  ただ,こんな話,これ,個別計画だろう,何だろう,いや,違いますという話,堂々めぐりですからもうやめますけどね。  ただ,心して考えてくださいというのは,皆さん,自分たちがやろう,計画するのに責任を持ちましょう。言うた言葉,責任,持たなあかんわ。本当に。  それだけお願いして,競輪の方に移っていきたいと思います。  競輪施設の整備ということで,これも3名の方の質問の後のまた質問なのですけど,改修時期について,7,500万円でしたっけ,JKAへ返納というか,借金を払っているのですけど,毎年借金を払っているのに,この上,今の予定だったら18億円借り入れして。基金があるから幾ら借りるのか知らないですけど,借り入れをしてまたそれも上乗せで払うていくようになるのかなと思うのです。改修時期が何で今なのか。それをやめて,このJKAの返済が終わってから改修したらどうかなと僕は思っとるのですけど,その辺の御意見をお願いします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)安平議員さんからは,改修時期についてJKAの返済が終わってからでいいのではないかという御質問をいただきました。  JKA交付金の返済期間は平成28年度から平成37年度まで10年間で毎年7,565万5,000円を返済することとなっております。  このたびの施設整備は,施設整備の必要性でもお示しさせていただいておりますが,耐震性のない建物の除却と消防法などの法令を遵守した状態の構築のために行うものでございます。具体的には,建築物の耐震改修の促進に関する法律等が改正されまして,不特定多数の方が利用する建築物及び避難に配慮を必要とする方が利用する建築物のうち大規模なものについて耐震診断を行い,報告することを義務づけし,その結果を公表されることとなりました。また,同様に,消防関係でも不特定多数の者が出入りする特定防火対象物に係るもので現在の基準を満たしていないものについて平成32年度から公表制度が本市についても始まることになっております。こうした期限までに法令を遵守した状態を構築するためにも,JKA交付金の完済を待たずに施設改修を行うものでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)よくわかりました。消防法から耐震というような話があって,今の古いメーンスタンドを早く取り壊したい,早くつくり直したいというお話だったのかなと思うのです。それはようわかりますよ。理解します。  ただ,取り壊せばええだけではないですか,これ。消防法,耐震。そんなの,工事せんだって取り壊せばええやん。それで今の説明,理由,全部クリアできますよ。取り壊してしまえ。そうしたら,何もさわらんと壊すだけでええのちゃうの。というような理由ですよ。何で新しいのをつくるのという話。それがちょっと抜けていたのかな。そんな気がします。  コンパクトな競輪場ということを言われていますよね。西のスタンドをメーンにする。その横に審判棟を建てられる。ということは,その前がゴールになりますよね。そうすると,今のバンクを取り壊して400バンクをつくり直すということは,僕はほとんど不可能かなと。何でか。今の競輪局があるからですよ。あれ,邪魔になる。だから,次,つくるのはコンパクトな33バンク,330メートルバンクなのかなと,僕は勝手に思っとるのですけど,その辺どうですか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)安平議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  施設整備の概要の中でお示しさせていただいております将来的にも安定した収益をもたらすための施設整備として,コンパクト化を挙げさせていただいております。このコンパクト化につきましては,現状の来場者数に見合った施設にすることで光熱水費といったランニングコストを削減する目的でございまして,バンクのコンパクト化というのは今のところ全くの未定でございます。  以上でございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)ということは,バンクを動かさなくてもいいという話ですよね。今は何にも考えていないのだから。今の400バンク,あるではないですか。今,あるメーンスタンドをぶっ壊してその場にコンパクトな審判棟を建てれば営業できるのではないですか。ほな,この整備のところでバンクと書いてあるやないですか。バンクを撤収する。書いてあるでしょ。バンク,あれ,のけるのでしょ。ほんで,さらをこしらえるのでしょ。そういう計画になっとるやないですか。そんなのせんでも,今のお話だったら,バンクそのままにしといて,いろいろ,さっき米崎議員の質問の中にあったけど,こない傷んどるから直さないかん。傷んどるものは直す方法は何ぼでもありますよ,お金さえかけたら。でも,新規につくるよりか修繕した方が安く上がりますよ。だから,今,あるやつぶっ壊してコンパクトなメーンスタンドをつくればええやないですか。ほんで,バンク,そのままにしとった方がきっとお金,安く上がりますよ。その辺,どうですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)安平議員からの御質問に答えさせていただきます。  おっしゃられたように,33バンクではなしに現在のところを直したらもっとコストが安いの違うか。そして余りいらわんでもいいの違うかという御意見をいただいたと思います。  今回出させていただきました概要につきましては,そういうふうな御意見も含めて新しく33にするのかそれとも400にするのか,そして,先ほど言われたようにスタートラインどうのこうの,ありましたけれども,そういうような御意見をいただいたことを全部課題として今度委員会の中で決めていきたいと思っておりますので,御理解願いたいと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)来年基本設計をつくられるときに委員会を開かれてその中でそういう議論もしていきたい,していくのだというようなお答えだったのかなと思いますけどね。  ただ,本当にお金の話,先ほど米崎議員の質問の中でバンクを全部直して1,800万円かかったとかいう話,あったではないですか。平成17年のバンク全面改修,1,800万円ですよ。ほんで,1,800万円もするのですよ。さら,つくったら何億円かかるのですかね。それだったら改修して。  極論,言いますよ。あれ,土盛りでしょ。土盛りだったらグラウトでも何でも薬液注入でもして固めてしまえばいいやん。そしたら水漏れも一切しない。こっちの方が何ぼか金が安く上がりますよ。薬液注入。固めてしまうのですよ。ボーリングして。そしたら,かちかちになりますわ。雨も通しません。水もしみ込みません。そういう方法は何ぼでもある。そっちの方が,金,絶対安い。と思います。そういうのも来年の会議の中でも検討をしてみていただきたいなと思います。  経営手法についてということで,包括委託というのですか,何かそういう単語もこの整備計画の中へ出ていますけど,それはもうきっと包括委託ということをまた,米崎議員さんのときもそうですけど,来年の委員会の中で検討していきたいみたいなお話だろうかなと思うのですけど,ほな,PFI方式で建設するというのはどうですか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)安平議員さんからは,PFI方式での整備のことについて御質問がございました。答弁させていただきます。  民間資金等の活用に関する公共施設等の整備促進に関する法律,通称PFI法第2条第1項で公共施設の定義がされておりまして,公営競技施設はその中には含まれておりませんし,経済産業省にも問い合わせをいたしましたが,該当しないとのことでございました。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)公共施設の中に含まれていないということで,経済産業省から始まって,いろんな省庁の方でそれはできんのだというお話ですよね。できんかったらできるようにすればいい話ですよ。どないぞしてすりゃええ。と僕は思うのですよ。ただ,何もかも,ほな,書いてあるからできません,でもできたらすごいですよ。建設から始まって包括委託まで全部して,僕,考えているのは,その次で一括委託方式ですよ。全部民間にやってもらう。包括はできるのでしょ。包括をしてもらう会社に建ててもうたらどうですか,これは。ほな,できんのですか。PFIはやめてもうて,包括した会社に建設もやってもらう。一括下請けですよ。それで1年間幾らで契約したらいいのですよ。どうです,これ。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)安平議員からは,現在,経営手法についての御提言がございました。そして,現在,全国にも一括というか,事業の中で包括委託している場もたくさんございます。  しかしながら,そういうふうな中のも勘案いたしまして,我々,小松島競輪ではどういうふうにしたら一番経費的にも,そしてまた職員数等もありますので,今後うまいこと進めていけるかというのをまた委員会までにも,こちらの方も研究いたしまして,委員会の中で改修計画を立てていきたいと思っておりますので,御理解願いたいと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)統括監のお考え,ようわかります。ほな,そのとおりだろうなと,僕は思いますけどね。  ただ,本当に,今,お話の中でも,職員とか何とか,もう僕としたら一番ええのは建設も管理も全部この会社に包括する,会社に建設もしていただいて,ほんで年間幾らだけいただいた方が安心しておれますやん。それでなおかつ小松島競輪場,残るのですから。そんなええことはないと,僕は考えています。それがベストかなと。そういうふうに考えています。  ここからはちょっと通告も何もしていないのですけど,1点提案なのですけど,実は前回,出口議員さんが質問の中で競輪というのは一般会計に繰り入れするのが目的だと。僕も出口議員さんと同じ考えです。賛同します。競輪局,これは一般会計にお金を入れる。それがなかったら意味がない。存続価値がない。ここまで言われても仕方がないと思いますよ。  そこで1つ,提案なのです。今,小松島競輪場に選手が60ちょっとおられますよね。うち20何名が小松島市内で,ほか全部市外ではないですか。そら,すごいですよ。皆さん,御存じかどうか知りませんけど,27歳の若い子が年間4,200万円ぐらい稼いでいるのかな。21歳の子でも1年間で3,000万円超えましたよ。統括監,これも選手会の協力がなかったらできんのですよ。だから,局の方から選手会の方に協力を申し出てもろてふるさと納税してもうたらどうです。この選手たちに。税金の2割しかできんけど,でも,もとが違いますよ。それでふるさと納税をしていただいて,選手たちが一生懸命小松島市のために貢献していますよというのも1つアイデアとしてはあるのではないですか。この辺,統括監,どうですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)安平議員よりは,徳島選手会の方でふるさと納税をしたらいいのではないかという御質問であったと思います。  それについても,選手会の協力がないとできません。そして,我々といたしましても,今,競輪局といたしましては23年から延納制度を使いましてなかなか市の方への金額としての繰り入れとかはできていません。そしてまた,今度の改修に関しましても,出口議員,そしてまた提言の中でも申しましたように,今度,競輪事業として市の一般会計の方へ継続して入れられるような施設について,現在,検討しとるところでございます。  選手会への提言といたしまして,競輪局からも積極的に協力を願い,そしてまた,今後,早期に,議員,言われましたようなことができるよう努力してまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)賛同いただけたのかなと勝手に思っていますけど,本当に小松島市発で,例えば全国の選手に競輪場のあるまちにふるさと納税をするとかいうのが全国的にできたらおもしろいな。小松島市発で全国に広がる。だから,競輪だけでなくてボートでも競馬でもみんなそういう人がそういうことをやり始めたら,きっとすごくおもしろいなというようなことを考えています。そういうふうにうまく,三方よしといいますか,皆さんがいいような状態になったら本当にいいなと思います。  これで競輪の施設整備についての質問を終わりたいと思います。  最後になりますけど,避難所の運営についてでございます。  これも,先ほど米崎議員さんから質問がありましたけれども,ちょっと違った角度から質問をしたいと思います。  本市にも避難所運営マニュアルというのがあるのですけれども,宇土市さんだったかな,宇城市さんか,どっちだったかちょっと忘れたのですけど,こんなのあるのですかと言ったら,「あります」と。「実際災害が起きて避難所ができたとき一切役に立ちませんでした」というのが視察に行ったときのお答えです。  現実的に,マニュアルの中では委員会が設立されるのですよね。そうですよね。委員会が設立されて,市の職員はそこから対策本部に連絡する。連絡係として職員が残る。そういう計画になっていますよね。現実は24時間体制で職員がその避難所につきっきりだそうですよ。そら,職員大変だと。そういうお話をされていました。  一度図上訓練でも何でもいいですから,やったらどうですか。一遍やってみる。どうですか。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)安平議員からは,避難所運営マニュアルに基づき図上訓練をしてはどうかという御質問をいただいておりますので,お答えいたします。  議員も御承知のとおり,避難所運営マニュアル避難所運営を円滑に進めるため平成27年3月に策定いたしております。当マニュアルについては,各課避難所の施設管理者,自主防災会などに配布し,万が一の災害時に協力をお願いしているところでございます。  策定以降,当課が主体となり,マニュアルに基づいた訓練は実施できておりませんが,避難所運営の取り組みとして10月に実施した総合防災訓練では避難所運営のポイントやトイレの重要性などを説明し,段ボールベッドの組み立てを体験していただきました。また,県主催の快適避難所運営訓練,リーダー養成講座や徳島県地域防災推進員養成研修等について職員や各自主防災会へ案内し,避難所運営に関する啓発を図っております。  災害時避難所運営は,マニュアルを整備していてもさまざまな要因によりマニュアルどおりに事が運ばなくなることも想定され,地域の実情に合った避難所運営ができるよう当マニュアルを手引書として行政,避難者等が知恵を出し合い臨機応変に対応していくことが重要になってまいります。今後におきましては,避難所運営にかかわる職員や自主防災会等と避難所運営についての訓練を,議員御指摘のような図上訓練から取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)これから図上訓練をやるって。僕が言いたいのは,現実にその被害に遭った所,熊本なのですけど,この間視察に行かせていただきましたけど,そこの方がそういう話をしていました。ほとんど使い物にならない,このとおりにはなりませんよって。  一番えらい目をするのは市の職員。24時間2交代制で,1カ月間ずっとだそうです。それは,職員を守らないかんからこういう訓練をして,マニュアルを直すのだったら直した方がいいですよ。現実に体験された所,そういうふうに言うてますよ。マニュアルを見直す前提で1度何かで研究されたらどうです。マニュアルを見直すことを前提としてちょっと調査研究する気,ないですか。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)安平議員からは,避難所運営マニュアルの見直しについて御再問がございましたので,お答えいたします。  議員御指摘のように,このマニュアルには運営者側の支援体制についての記述はされておりません。しかし,実際の運用上としましては,避難所開設が数日にわたる場合,適切に職員の交代を実施するよう配慮しております。ことしの9月,10月の台風18号,21号の際もそのような体制で対処いたしております。  今後におきましては,先ほど申しました図上訓練を実施し検証する中で課題等を拾い出し,適宜マニュアルを見直す方向で対応してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)まずは図上訓練をやってみてというようなお話かなと思いますけど,本当に現地で職員さん,大変だったそうです。それも総務。大変。総務部長,おられるけど,総務部長ね,切実に言っていたのが総務課員。大変だったと。何で大変だったか。罹災証明を出さなあかんからですよ。被災した人に罹災証明をする。全壊か半壊か,これだけでもすごく時間がかかる。大行列ができるって。わかります。なおかつ,この避難運営に対しても,総務課,ほとんど名前,載っとるではないですか。総務課,総務課というて。総務課に,これだけたくさん人,おります。一番大変ですよ,総務部長。罹災証明なんて考えていなかったでしょ。そういう業務,必ずついてきますよ。そして,そのときの熊本は大行列ができたって。罹災証明をもらうのに。だから,その辺もよく考えられた方がいいと思いますよ。できることなら,今のマニュアル,変えられた方がきっといいと思います。それは僕の提案ですので,そういうふうに受け取っていただけたらなと思います。  私の通告している質問は一応以上で終わりますけれども,小松島市民が本当に幸せに楽しく過ごせる,暮らせるまちづくり,安全なまちづくりを目指して今後とも行政の皆さんには,特に教育委員会の皆さんには,教育市,徳島県一ではなくて四国一ではなくて,どない言うたらええかな,これは全国一を目指すぐらいの気持ちを持ってやっていただけたらなとお願いしつつ私の12月の定例会議の質問を終了したいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 議長(北野恒男議員)3番 高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)皆さん,こんにちは。誰も返事してくれんな。  12月定例会議に質問の機会を得ましたので,本年最後の,紅白歌合戦でいうたらトリですから,一生懸命頑張って理事者側にもよい返事をいただけるようにして,最後まで頑張っていきたいと思っております。  風邪引いて,はなが出てしゃあないけど,済みません。何点かにわたって質問したいと思います。私,大互クラブの高木です。  県道・坂野-羽ノ浦線の進捗状況について佐藤さんによろしく質問,お願いします。          (「質問ちゃうやん」「今,言うたよ」という者あり)              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)県道・坂野-羽ノ浦線の拡幅工事の現在の進捗についてお答えいたします。  県道・坂野-羽ノ浦線の計画区間のうち,大場付近現道拡幅区間におけるS字急カーブ一部区間の取り組み状況等については,昨年の6月定例会議においてS字急カーブ一部区間の用地については用地確保も整い,以後,道路管理者である徳島県において工事の発注に向けた調整が進められる予定であるとの答弁をさせていただいておりました。以後の進捗状況につきましては,前段申し上げましたS字急カーブの一部区間について今年度11月に徳島県において工事が着手されたところであるということでございます。その工期については平成30年5月下旬までとして拡幅工事の完了後に舗装工事を発注する予定であるというところを現在聞いております。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇]
    ◎ 3番(高木幸次議員)この県道・坂野-羽ノ浦線は昭和40年代からできた道なのですけど,当時地下資源採用で道幅10メートルぐらいしかないのにダンプカーがバリバリ走ったり,まして私の子どもなんて,今,41歳になるのですけど,本当に歩道のあるような道路を通って坂野中学校等に登校していたと。よう生きとったなと思うくらい。現状としても,和田島から県道・坂野-羽ノ浦線,一生懸命やって,今,バイパスまでは坂野小学校等については信号,歩道橋ができております。  ですが,現状としては,この大場のバイパス交差点から羽ノ浦町の境までは小松島側は全然工事等が進んでおりませんもので。これ,40年ですよ。私が30代かな,いろいろな交渉をしてやっと歩道が20メートル,30メートルできておる中なのですよ。ですから,できればもう少し子どもたちの登下校,安全・安心で行けるような。親になっても,孫を持つおじいさんであっても,皆さん大場から坂野小学校まで2.5キロメートルぐらいあります。これを昔は一生懸命歩いていったのです。ですが,今は本当に全長16メートルのようなトレーラーが通れないような状態なのです。やはり一刻も早くこの道路の拡幅をしていただきたいというのが佐藤さんへの質問の基本なのですけどね。  例えば,拡幅について今後の羽ノ浦町の境までは約20メートルの道路が,今,建設されようとしております。これ,県の話だから知りませんというのではなしに,やはり我が市も,今,30メートルぐらいの直管工事をやっておりますが,やはりどんどん進めていただかないと本当に歩く道もないというのが現状ですので,その点,県等にまたご相談願いたいなと思っております。その点について,佐藤課長,どうでしょうか。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)当該計画の県道の安全対策等も含めて御質問をいただいたのかなと思っています。  この安全対策等については,昨年の6月定例会議においても同様の質問をいただいておりますが,御案内のとおり,県道・坂野-羽ノ浦線の道路改良計画においては国道55号線から阿南に向けて延長約500メートルを計画区間といたしておりまして,計画幅員15メートルの2車線道路ということで,両側に歩道を設置するなど交通安全対策にも配慮した計画となっていることを,現在,聞いております。  それで,今後とも,市といたしましては,徳島県と連携する中で安全な通行の確保に向けて道路整備がさらに進捗できるよう引き続き機会を捉えながら要望もしてまいりたいと考えております。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)今の交通安全対策について再問ですけど,本当に将来的に,これ,今後の図面とかこういうふうになりますとかそういうふうなものは市ではわからないのですか。その点をちょっとお伺いしたい。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えします。  現時点ではそういった計画があることをお伺いしておりまして,個別の詳細の図面であるとかそういった部分は現時点では持ち合わせていない,持たされていない状況です。見たことはあるのですけれども,現時点ではないと。大分前の図面であるということでございました。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)過去同和対策法があったときには,私も一生懸命やらせていただいて一気に600万円あたりの予算等がついておったにもかかわらず,現状としては予算が何もついていないというのが県の見解になりますよ。それで本当に大場目佐から拳正寺に抜ける道も幅10メートルに拡幅すると言っとったのですけど,それももう予算切れ,これで終わりですよと言って,二,三軒の家だけが引っ越しただけで道路拡幅しているのに真ん中でとまっているのですわ。だから,そういう点についても過去はそういうような予算がついてきたのにもかかわらず,現状としては余りにもそういうふうな予算等がなぜ目佐,大場だけ子どもの交通安全対策,何もできない,そんな道路を孫たちが皆行っとるわけですよ。坂野小学校,2.5キロメートルもあって,本当に阿南市の境界から行っとるのですよ。ですから,できたら本当にこの交通安全対策についてももう少し,これは県の仕事ですけれどうちは知りませんというのではなしに,やはり市も1つのかけ橋となってこれを早く拡幅していただけるように何とか市も力を入れていただきたいなと思いますので,よろしくお願い申し上げます。  次に,本当に一番困っているのは地権者との用地関係ね。市長も御存じやと思うのだけど。全く前に進まん。これ,何十年もこんなことを言うとるね。行ったりもんたり。この間に価格がたったたった下がっていって,今やったらほんま,金目言うたらいかんけど,本当に安いですよ。安いから,特に「うん」と言ってくれない。だから,前市長の稲田さんも何遍も地権者のところに行ってもらいました。地権者も市長のところに来て,私のところの協議会ですか。ねえ,市長。覚えていますでしょ。お願いしますって。ほな,協力しますと言いもって,これ,1年が来とるのですよ。何にもついていない。市長も大変お忙しくてなかなか難しいと思うのですけど,何とかやはり県等について,値段を上げなさいって,そんなの無理なのやけど,何とか開通できるような方向でお願いしたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。  次に,毎議会,皆さんが耳にたこになるほど聞いていると思うのですけど,広域ごみ問題建設事業について,行政,議会,市民の合意形成,候補地の事業化や規則の議案提出前に議会,市民合意形成を図るべきではないのか。今回の事業手法は最有力候補地の選定経過も明らかでなく,枇杷ノ久保ありきで物事を進めておられる。議会,市民の意向を無視した行政のやり方に私は納得がいかないもので,行政の見解は今後どういうふうな答弁をしていただけるのか,お聞きしたい。              [市民環境部長 芳賀 真君 登壇] ◎ 市民環境部長(芳賀 真君)広域ごみ処理施設整備事業の推進に当たっての市民理解や合意形成に関して御質問がございましたので,お答え申し上げます。  議員からは,さきの9月定例会議において同様の趣旨の御質問をいただいておりますことから,そのときの答弁と一部重複いたしますことを御理解賜りたいと存じます。  広域ごみ処理施設の整備に向けては,施設整備の基本的な事項等を位置づけた施設整備基本計画案を事業主体であります徳島市が,現在,本市を含めた関係市町との協議調整を踏まえつつ策定中でございます。今後,それをもとに徳島市で予定される地元の住民説明会,その開催状況等を見きわめつつ,本市におきましても最有力候補地の本市における隣接地を中心に住民説明会を開催することで市民の方々への事業への理解,合意形成に努めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)先ほど徳島新聞で見たのですけど,広域ごみ処理施設整備計画徳島市民会議設置と書いてあるのですけど,この中をよく読みますと,環境施設整備室長は基本計画策定の中で市民会議を開催したい。会議の構成,人の数かな。最終は,まだ地元の合意が得られておらず現時点では未定であると。全然進んでいないと。ですから,そういうことについて,できれば我が市も,さっき言うた合意形成ではないですけど,徳島市が何にもできていないのに,例えば,後から言いますけど,今年度の説明会,当日行っても,何にも前に進んどらんのですよ。進んでいないのに説明会もしていない。そういうふうなのが,去年の12月から言ってきて,今年度の12月ですよ。もう1年が来とるのです。何らかの形を出さないかんの違うのですか。何にもできてないというか,徳島市の市民も,これ反対しているから。だから,こんな合意形成も何もない。小松島市で合意形成,できていますか。市民は何にも知らんわけですよ。ですから,説明会をお願いしたいと何遍も言うとるのですけどね。徳島市が,今,こういうことだから,うちの方でもこういうふうなごみ等についての説明会をやっていったらいいのではないかなと思うのですけど,いかがでしょうか。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,住民説明会の開催についての考え方というようなことで,小松島市では住民の合意形成が今年度に入って全く得られていないと思うがというような御再問であったので,お答え申し上げます。  本市といたしましても,5月26日にミリカホールで説明会を開催しました。これにつきましては,広域協議などの経過でありますとかそういった部分を中心にイントロデュースの分としてまずは広域事業への理解を深めるためということでさせていただきました。その後,事務委託の規約の議案を6月定例会議に提出させていただいて議決をいただいたわけなのですが,これに関しましては,今後,もう現在策定中であります施設整備の基本計画,いわゆる今後本質的な説明会を開催するに当たっての前提となる協議を始めるための事務手続の議決と理解しておるところでございます。  私どもとしては,今後,徳島市が中心としてつくっております施設整備の基本計画案ができましたら,それをもって,徳島市での住民説明会の開催状況なども見きわめつつ本市でも候補地の隣接地を中心とした住民説明会,市民説明会の開催を予定しているところでございますので,そういったことで広域事業への理解をいただきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)1年かかっていろいろな質問をさせていただきましたが,また話がずれるかもわからんけど,計画に達するには,議会,行政,市民,三者合意が最重要であると。市民置き去りで徳島市と広域ごみ処理施設に関する契約を交わすことは市民感情としても私は許すことはできないというような,こんな投書も来とるのやね。ですから,こういうことを書かれるよりも,私が考えとるのは,徳島市が先ほどの新聞の中にあるように,市民会議を開くのやから我が市も広域ごみの問題についてことしの5月26日から何にもしていないねんから。徳島市でさえこの市民会議を設置しているのですから。何でもかんでも徳島へ聞きに行って何やお墨つきもないし何や進んでいないのですよ。ですけど,そういうふうな,48号議案で徳島にお願いしますと言うて,これ,何じゃ仕事が進みよらんのに先にこの48号議案を我々の議会に提出してきて,可決して,それから何か進んでいますか。何にも進んでいないでしょ。その点について,お伺いしたい。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,今年度の動きがなかなか本市として住民に見える形で伝わっていないと。広域ごみの動きに関して再度御質問をいただきましたので,お答え申し上げます。  住民説明会の開催の部分を含めた考え方になりますけれども,これに関しては先ほども前段の部長の答弁からも申し上げましたが,これまでにも6月,9月定例会議での一般質問や文教厚生常任委員会での答弁を初め,また,市民に向けては8月の市広報やホームページ等でこの住民説明会への考え方,今後開催するといったような考え方についてはさまざまな広報媒体を活用しながらお示ししてきているところでございます。  現段階における施設整備基本計画案,これ,徳島市が中心に我々の協議も踏まえながら策定過程にありますけれども,現在はその施設整備の基本的事項となりますごみ処理施設の処理規模であるとか焼却炉の処理方式を初め,リサイクル施設への対象品目の選定などについて,事業主体であります徳島市が関係市町におけるさまざまな現況なども把握,勘案しつつ,各主要な項目の取りまとめを行っている最中でございます。こうしたことを踏まえまして,今後策定される基本計画案をもとに,今の徳島市が想定しているスケジュールでは3月末ごろからの徳島市での住民説明会の開催を予定しているとお聞きしておりまして,本市といたしましても,こういった徳島市での住民説明会の開催の状況も見きわめつつ,新年度になりましたら最有力候補地の隣接地を中心とした住民説明会を開催することで市民の方々への広域事業推進に向けた理解が図れるよう努めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  また,議員から御質問がありました市民会議の,徳島市が先般設立を公表した関係につきましては,徳島市としてもまずは最有力候補地の周辺の地域の住民説明会を基本とするというような考え方を持っておりますので,ここでの住民合意が得られないとその部分の内容をもって市民会議に諮れないということで先般のような新聞報道のコメントを発表したものと思っておりますので,そういったことで御理解賜りたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 4時39分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 4時50分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  本日の会議は,議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)先ほど藍沢課長にいろいろ説明を聞いたのですけど,最近66が来たら耳が遠くなりまして,再度,済みませんけど日時,例えば広域ごみ等の問題について,いつからやるかとかいうのもひとつよろしく。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,本市での住民説明会の具体の開催時期について御再問がございましたので,お答え申し上げます。  前段の答弁でも申し上げましたとおり,事業主体であります徳島市が施設整備の柱となります基本的事項,先ほど言うたような炉の部分であるとか処理規模であるとかいったものを中心に取りまとめを行う予定としている施設整備基本計画案を,一応3月中ぐらいにおおむね基本的事項についてはまとめたいと考えているようでございます。それをもって徳島市が年度末,いわゆる3月末ころから予定している徳島市での最有力候補地での周辺地域での住民説明会,こういった推移を見ながら本市でも候補地の隣接地を中心とした市民説明会を新年度以降の早い段階で開催していく予定であります。  しかしながら,あくまでも徳島市による基本計画案の策定及び市議会への説明,また住民説明会の徳島市での開催のスケジュールといった徳島市での一連の行程も含めたスケジュールが順調に推移したと仮定した場合でございますので,そういったことは御理解いただきたいと思っております。  以上です。よろしくお願いします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)ありがとうございます。できれば徳島市と合わせて,そういうような傾向がちゃんとできとるのですから,我が市でもやっぱり説明会をどんどん進めていっていただきたいと思います。  と,もう一つ。前にもいろいろ言いましたけど,広域ごみに関する市長の責任のあり方について3月30日徳島市他市4町村とともに徳島市に要望書を提出したところから今回の整備は始まっており,将来の施設供用後に事故等問題が発生すれば市長の責任は重いと認識しておりますが,市長の責任についてというように認識は。市長,責任というのはこれ,本当になかなか難しいですよ。どのように市長がお考えになっとるのかお聞きしたい。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員の質問にお答えいたします。  広域ごみ処理新施設の整備につきましては,事業建設主体であります徳島市が,大気,廃水処理面などへの対策も含め安全・安心な施設として建設することとしております。私自身もそのような認識でございますことは,さきの9月定例会議においても答弁を申し上げましたとおりでございます。  御質問の件につきましては,広域でのごみ処理の事業化を選択,判断したという点において,さきの9月定例会議における議員から一般質問において,首長である私自身に責任はあるといった趣旨の答弁を申し上げたわけでございますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)責任等をどうこうと言ったとき,当時,市長はおらなかったりするときもあるので,なかなか難しい問題だと思います。  ですが,本当に責任を持って安心・安全の,先ほど藍沢課長に言ったように,やはり皆さんの食する水であり農地の水でありするのですから,慎重の上に慎重を重ねて,私のお願いは,徳島市は別にしても小松島市全体の水ですから,1日1万6,000トンからいきよるので,できれば各公民館に市長初め皆さんが行って市民の意見を聞いていただきたいと思うのですけど,いかがなものでしょうか。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,本市での住民説明会あたりを公民館単位でというような御再問であったかと思いますので,事業の担当者としてお答えしたいと考えております。  まず,事業主体であります徳島市におきましても,昨年12月から実施してきた住民説明会においては,建設候補地周辺地域以外の徳島市内の住民説明会を開催していないというようなことでございます。本市におきましても,そういったことから,まずは,前段も申しましたとおり,最有力候補地の隣接地を中心に市民説明会の開催をするのがまずは第一義的な説明会のあり方だと思っています。  ただ,議員から御質問がありましたように,もっときめ細かくやりなさい,市民合意を得るためにはする必要があるのではないかという部分に関しましては,徳島市は市域が広いという部分もありますので,人的な部分もあるのかもしれませんけども,今後の考え方はちょっとまだ定かではありませんけれども,本市におきましても,当然隣接地以外の部分に関しても市全体にかかわるような説明も必要のある時期もあろうかと思いますので,まずは先行してやる隣接地を中心とした説明会の推移を見ながら適宜開催することも検討してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りたいと思います。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)では,次に,農業委員会にちょっと質問をさせていただきます。  農業委員会に提出した広域ごみ施設建設事業についての質問状ですね。市民の方々から,今ここにあるようにこんなのがいっぱい来とるのですわ。ですが,やはり何と言いますか,認識の違いといいますか,余りにも市民はそういうふうな,例えばごみ焼却施設ができるのであれば,また田畑を持っとる方だったらどんなでしょうかとお聞きしたいと。そういうことを言うたにもかかわらず,農業委員会では市民の傍聴さえ拒んだということがあるのですよ。私,きょう,後ろに来ている人が実際の人ですから。ですから,やはりもう少し市民に対する農業委員会としての役割というのか,農業委員でなしに個人として,もしそういうふうな工場等ができてそういうふうな水が勝浦川東部に給水した場合,将来的にどんななるのでしょうかということを市民は聞きたかったらしいのですわ。ですから,そういう点について農業委員会の委員さんにちょっとお願いしたいなと思います。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)高木議員からは,農業委員会の質問に対する回答書の内容が質問内容と異なるというような御趣旨の質問だったかと思いますので,お答えさせていただきます。  質問では,広域ごみ処理施設の建設計画が農業用水の取水口の上流に当たり,行政側は全く影響がない旨の説明をしているが,農業委員会として今後この問題にどう対処するかとのもの,また,有害化学物質が排出されると農作物の収量の減少等の被害が懸念され,農業委員会として今後この問題にどう対処するのかとの内容でございました。  回答書では,農業用水の管理や農作物の収量の管理については農業委員会が直接所管する業務ではないため,所管する行政機関へ御質問していただくことが適切であると考えますとの回答をさせていただいております。その上で,大きな枠組みで捉えますと,農地利用の集約化等農地利用の最適化や担い手の確保につながる優良農地を守るといった観点では一概に無視できる案件ではございません。農業委員会としては,今後の事業計画等の推移を注視しながら,必要に応じ農業者の声を関係行政機関等へ届ける役割を担ってまいりたいと回答させていただいておるところでございます。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市民の方が言っているのは,ここにも意見書みたいなのありますけど,そんな意味で言っているのではないのですよ。10年後にこういうことが出たら農業委員さんとしてどのようなお考えをお持ちでしょうかということを聞いとるだけなのですよ。それに対して,この中に書いてあるのは,現状で農業用水や生活用水,飲料水の汚染,大気汚染が深刻化していますと記載されておりますが,深刻化しているとする現状についてはいわれのない風評被害を助長するおそれがあると農業者の方から指摘がありましたというような返答なのです。それを心配しているから,例えばこの質問状を出す人も,何もなかったらこんなこと書かんですよ。ここに徳島市の遠藤市長の,書いてありますよ。  とにかく,例えば,今の枇杷ノ久保,いろいろな事業等をやっていますわな。それを県が検査,審査に行ったと。きちっとやっているけど現状としてやっぱり不備な点が何カ所ありましたと。ですから,地元の人にしたら,例えば有害物質や何や知りませんけど,現状そうやっているのですから,汚染のあれが飛んでくるとか,川にはこんなのが流れてくるというのを見た人がこれを書いとるのですよ。ですから,農業委員会ははっきり言うて,農業委員会はこんな仕事をしていますと,私ら,ようようわかっとるのよ。そんな問題を言うとるのと違うのですよ。ですから,やっぱり市民の意向というのにもう少し重きを置いて考えてあげてくれるのが農業委員会ではなかろうかと。そのために市長が任命し,我々が任命しとるのですよ。その点について,市長,どない思いますか。         (「質問の内容がわからないのですが」と市長の声あり) ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,質問がちょっと十分伝わっていない。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問がちょっと理解できないので,もう一回質問していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市民が農業委員会にどう思いますかというだけの抗議文というか,どんなような審査をしてくれませんかて出しているだけなのですよ。農業委員から返ってきた文言には風評被害があるとか何やかんやいうていっぱい書いてそんなことは言わんようにしてください。まして,返ってきた文章の中にこっちを逆に訴えると言わんばかりのことが書いてあったから,私,紹介議員してあんな文章をもうたのは初めてですよ。ですから,やっぱり,我々も任命して市長も任命して,大変立派な方もおいでると思うのですけど,中身は,私が聞いた限りには,私,勝浦川の水は用事ないのじゃ,北岸用水で養うとるから関係ない。これでは,やはり農業委員会の役員さんとしてはちょっと不適格ではないかなと私は思うのです。そう言うてるのですよ。それが市民の怒りを買うとるわけですよ。違いますか。これ,ただでないでしょ。皆さん,歳費もらって,我々も歳費もらってきて,やっぱり慎重審議せないかん立場ではないですか。ですから,そういうふうな暴言等いろいろあったらしいのですけど,もう少しそういうことのないような方向をこれから議論していただいて,市長がいつも言う安全・安心の水で田んぼができるような方向を模索していただきたい。  市長,これで言います。 ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,質問してください。      (「今,したじょ,これ,市長に聞いてください」と高木議員の声あり)            (「そんなもの,わからん」と市長の声あり)     (「もう一遍いこか。もう時間ないねん。済みません」と高木議員の声あり)               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長,質問ね。もう議長,質問,質問言うから,必ず質問していますので,きょうも質問何遍言うたのやわからんけど。   あのね,そういうふうな。        (「そういうふうなって,それがわからへん」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)今の農業委員会としてのあり方というのをもう少し市民の方に理解していただくのが農業委員会ではなかろうかと私は言うとるのですよ。  当事者でなかったらわからんと思うけど,私は何遍も見に行ってな。現状にな。市長はそういう場にいてないからよくわからんのやと思うのやけど。何だったら,今ここに,後ろに傍聴者がおります。その方が行っとったですから,何か聞いてみましょうか。ここへ来て。 ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,質問してください。                  (発言する者あり) ◎ 議長(北野恒男議員)小休します。                午後 5時11分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 5時20分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)再開いたします。              [産業建設部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 産業建設部長(内藤雅人君)9月定例会議の際にも答弁させていただきましたが,農業委員さんにつきましては,市町村長が議会の同意を得て,今回全員の議会の同意を得たものと認識しております。本年6月の定例会議において議会の同意を得まして本年の7月20日に市長より任命しておるというようなことでございます。その中で,農業委員会が答弁をしたというような状況でございます。
     以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)これだけ言うたって答えが出んようなことですので,大変残念だなと思いますよ。だから,私が考えとるのは,風評被害どころか市民に不快感を与えるような農業委員会であれば困りますということを言うとるのです。わかってくれますか。私は,元議員からいって農業委員もしました。間違うとる人,おったら,あんた,それ間違うとるのちゃうけと言うたことも何遍もありますよ。今は,我々がそこに行けんような立場ですから,傍聴もそのほかも,何や我々行けんで。だから,市民の方が来たら自分らに何にも言われるようなことがないのだったらお話ぐらい聞いてあげてもいいのではないですか。そこのところを私は言うとるのですよ。ただ単に文章で,こんな農業委員会のこの,何条,何条と仕事をしています。それ以外のことになったら改良区でも県でもどこでも言ってくださいというようなことしか書いていない。ましてや,後で付け足しで風評被害,誰かに言われたからそういうふうな文章を出さないでくださいというようなね。これ,大きな間違いちゃいますか。将来にわたってどんなものが出るやらわからん。そうですね。ほな,そういうふうに一遍考えてみましょうか。これでいいのではないですか。それさえできないというのは,私はおかしいなと思うのです。違いますか。よろしく。 ◎ 議長(北野恒男議員)質問してください。 (「回答くれたらいいんで,回答を,わし,質問せえ質問せえ言うけど,質問しよるで。あんた  が,がーというてずっと言うてきおるねん。ちゃんと質問しとる。回答してください」と高木  議員の声あり)        (「反問権,使うたらええで」「やかましいわ」と言う者あり) ◎ 議長(北野恒男議員)静粛に。         (「横からやじ入れたりせんで黙ってせえ」と言う者あり) (「議長,反問権,使えだ何だか言うのは,ちょっと退場させ。人の答弁に口を挟む人間はあか  ん。わしや文句言うたことない」と高木議員の声あり) ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 5時24分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 5時28分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)いろいろぐちゃぐちゃ言いましたけど,今後そういうことはないように要望しておきます。部長,よろしくお願いいたします。それでよろしいか。  では,次に,市長の政治姿勢についてお伺いいたします。  去る平成29年3月定例会議におきまして,私が考えていて,ともに市民の付託を受けた議員と市長はお互いに牽制し合い,また時には調和を図りながら市民にとってよりよい小松島市の実現に向けて働いていくものだと聞きました。その点について市長も同じ考えのことと思います。その折に,小松島市が今後どのようなまちを目指すか,また,どのような施策に力を入れていくのか,聞いてみたいと思っている市民が大変たくさんおります。市政報告会を開催してはと提案させていただきました。その際の市長のお答えは,今後皆様の意見も伺いながら考えさせていただきますとのことでしたが,3月定例会議解散から今日に至るまでいまだ開催されておりません。市長の政治報告会はいつ開催されるのでしょうか。お答えください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えします。  私みずからの政治活動のことなので,このことについては差し控えさせていただきます。  以上です。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長,済みません。最初,これ,あなたにも質問しとんですけど,時期を見ながら,皆さんの意見を聞きながらというようなことで,あなたの市政報告会をやると言わんばっかりに,これ,書いてあるがな。そやけど,これを現状としてお聞きしたいという市民の声が大変たくさんございますので,その点について,いつするのですかと聞いとるだけであって,その点についてお答えください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問からは,市政報告会ということでいつまでにするのですかということで,これは私の政治活動のことでございますので,差し控えさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市政報告会については市長が答弁は控えさせていただくと言っていますので,それは結構ですよ。  ですけど,市長,今,本市では小学校の編成,日峯広域公園脇谷地区の整備事業,また競輪場の今後について,高速道路の進捗状況,また南部地域開発計画に向けた取り組みや公民館の耐震化など多くの直接的,間接的な大型事業に取りかかっております。また,先ほど質問いたしました広域ごみ問題,建設における行政,議会,市民,三者合意のあり方,今後大量に更新期を迎えるようにしているインフラを初めとする公共施設のあり方はどのようになっているのか,また南海トラフ地震と震災に対して防災対策,減災対策は万全なのか,人口減少,少子・高齢化が進む中,今後小松島市はどのように進んでいくのか,市民は知りたがっております。市民に対して私の施策はこうですよと示していくのが,市長,あなたではありませんか。あなたの役目ではありませんか。  また,時期的なことを踏まえ申し上げますと,さきに申し上げました事業等々の方針内容でありますが,骨格となる予算,来年の3月定例会議において当初予算や方針が議会に諮られ可決されましたら,その後に行うのが,私は適切だと考えております。  再度,市長,あなたにお伺いいたします。  市長として市民の皆様に向けたこれからの課題に対する取り組みを改めて示す場となるような市政報告会を開くつもりはありませんか。回答いただけませんか。よろしく。         (「どうしても市政報告会になるのちゃう」と言う者あり)                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えします。  この回答は市政報告会とは関係ございませんけど,市長としての市内各団体との意見交換会や小松島市ふれあい行政出前講座などで市民の皆様に行政を身近に感じていただけるようさまざまな機会を捉えて私の思いや施策についてお話しさせていただきますと,皆様からの声もたくさんいただいておると思っております。  また,小松島市第6次総合計画のダイジェスト版を4月の広報で全世帯に配布しております。この計画は私の考える10年間の方向性ですので,本計画の実現に向け,市民の皆さんとともに手を携え市政の歩みを進めてまいりたいと考えておりますので,より一層の御理解,御協力をお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長は,今も申しましたように,差し控えさせてもらいますという理由までは,心の中まではわかりませんので,何が嫌なのかどうかということはもう聞きません。あなたの市政報告会はしませんというのが市民に対してのあなたの通告と。我々,ようやるな。それでしょうね。うん。  それでは,市長の政治姿勢についてさきに質問いたしました市政報告会のことや議会,また議員との関係性を崩すような,また相手がそのように感じるようなこと等々がありました。私は少なくともこの1年間,実際そういうふうに感じておりました。そういう点についても含め,市長,あなたは議会,行政,そして市民にとって,今のことが言えないのに100%市長であると考えておりますか。再度質問のないように真摯にお答えください。 ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,質問がわかりません。 ◎ 3番(高木幸次議員)今,質問読んだでしょう。議長は何言うとるのや。質問がないって,今読んだでないか。おまえもわからんのかい。おかしなこと言う。2回も読ますな。 (「視点,違いますけど,いいですか。ほな,ちょっと視点,違いますけど」と市長の声あり)                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えいたします。少しすれ違うかもわかりませんけど。  3月の定例会議でもお答えいたしましたように,市長と議員それぞれの立場において市民のために働くことを前提に円滑な行政の推進のため,それぞれの役割を適切に果たしていく責任があると考えております。  私は,市長として市民のことを第一に考え市政を行っております。まだまだ知識不足,認識不足の面があると反省している点もございますけど,行政の長として皆さんの御意見に耳を傾けながら,今後もより一層市民の皆様のため,市長としての役割を果たし,行政運営を行ってまいりたいと考えています。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)御答弁いただきましたが,人によって物事の受け方,また感じ方は異なり,ときには考えさせることもあります。また,傷つくこともあります。この場では申し上げませんが,市長,あなたは市長としての点を特に留意し,今後行動していただきたいと思います。  また,このたびの一般質問の中で,公民館耐震事業の問題や競輪,今後の方針など,今後取り組む事業に対してしっかりと方針,事業計画が立てきれていないように私は思うのです。ほなけん事業に取り組んでいただきたいと思います。チョウレイカイホになってもうては困ります。  (「何て言うた。ちょっともう一回言うてもうて。今のわからんかった」と言う者あり) ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,今のもう一度言ってください。 ◎ 3番(高木幸次議員)朝令暮改になってもうては困ります。市長,市長も中国語,よく知っていると思うけど,本当にこれ,中国の言葉らしいのです。ですから,朝決めて昼から知らんわというような感じです。いろいろ聞いてみました。というのでは困ります。  それでは,今年最後になります平成29年12月定例会議一般質問最後の登壇者である私から市長に対して一言言葉を贈りたいと思います。  紀元前のローマ帝国の元老院議員,また哲学者でセネカという人物の言葉で,こんな言葉があります。これ,日本語ですから。  我々の計画というのは目標が定まっていないから失敗に終わるのだ。どの港に向かうかを知らぬ者にとってはいかなる風も順風足り得ない。  市長,あなたは小松島市の首長としてしっかりと目標を定め,風をつかみ,目的地に向け一直線に進んでいっていただきたいなと私は思っております。  以上で私の12月定例会議の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 議長(北野恒男議員)以上で通告による質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。  これをもって議案第86号から議案第101号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第86号から議案第101号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)各常任委員会におかれましては,12月13日,14日,15日,18日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようお願いいたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)以上で本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,20日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論,採決であります。 ◎ 議長(北野恒男議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 5時46分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....