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平成29年12月定例会議(第2日目) 本文
平成29年12月定例会議(第2日目) 名簿

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  1. 小松島市議会 2017-12-02
    平成29年12月定例会議(第2日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2017年12月08日:平成29年12月定例会議(第2日目) 本文 ◎ 議長(北野恒男議員)おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第86号から議案第101号までについて,一括議題といたします。  これより,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問に入ります。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  5番 池渕議員。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)平成29年12月の定例会議におきまして発言の機会を得ましたので,通告の順序に従って質問をしてまいりたいと思いますが,冒頭に,昨日米崎孝元市議会議員さんの告別式に参列をさせていただきました。私も10年前に市議会議員に初めて当選をさせていただいたときに,ともに活動をさせていただいたことを思い出しました。当時,都市計画の質問を投げかけたときに,その後に的確なアドバイス専門的知見から,米崎孝元議員からアドバイスを力強くいただいたことを思い出します。その初心に返って,しっかりと質問をしてまいりたい。  また,喪主でありました米崎賢治現議員,今いらっしゃいますけども,御子息の,父上の遺志を継いで,さらに市政発展へとつなげていきたいという強い意思には,非常に感動いたしました。あす,1番に登壇されることと思いますが,お父様もしっかりと見られていることと思います。私も質問に立つ者として,しっかり前へと進めていけるような質問,あるいは指摘をさせていただきたいと思います。  今回は,4点ほど御質問をさせていただいております。  1点目は市税のクレジット納付に関して,導入について,2点目は公民館の改修・改築工事の年次計画・方針について,3点目は新たな競輪施設の整備について,4点目は,2点目,3点目においての総合的な市の事業の政策決定手順における一定的な統一基準をつくるべきではないかと,総括の質問に行きたいというふうに考えております。  それでは,まず初めに,市税,クレジットカードの納付導入についてということでございますが,こちらについては,ある市民の個人事業主の方から,ふとした意見から出ました。国税においてもそうなのですけども,非常に支払いに対しての多様化がふえている中で,なぜ市税はクレジットカード納付ができないのという素朴な質問でありましたが,少しばかり調べてみると,全国でも導入をしている地域もあるよというようなお話もいただきましたので,まずもって市にお聞きしたいのは,クレジットカード納付導入について全国の自治体の状況というのをお教えいただきたいと思います。               [税務課長 原田真二君 登壇] ◎ 税務課長(原田真二君)池渕議員の御質問にお答えいたします。  市税等におけるクレジットカード納付を導入している自治体数につきましては,総務省が毎年7月,地方税の収納徴収対策等に係る調査として全国自治体へのアンケートを行っております。平成28年度の調査結果によりますと,都道府県におきましては30団体,市区町村におきましては124団体が導入しているとなっております。  また,県内市町村につきましては,県による聞き取り調査の結果,1団体が軽自動車税のみで導入しているとなっております。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇]
    ◎ 5番(池渕 彰議員)ありがとうございました。  全国では,まだまだ導入が少ないような事例でありました。県内においても,1団体,一部というようなお話でございますが,聞くところによりますと,導入経費等が非常にかかるであろうかとかいうような想定もされたり,事務手続が複雑になるから,それだけのハードルがあるとか,いろいろ事務ベースでの導入を何らか決めるときには,それぞれハードルがあるかと思いますけども,今回のクレジットカードの納付に関して,他の導入自治体のところ,あるいは国税においてのところを調べてみますと,手数料に関しては自治体負担というのではなくて,納付額プラスアルファの手数料を納付額の金額によって,それぞれ手数料を納める方,納付される方が自己負担でされるというような状況で進められるというふうにありますので,ぜひとも導入を検討する上で,現在でもしメリット・デメリット,あるいは導入の検討についてはどう考えているのかというところについてお尋ねいたします。               [税務課長 原田真二君 登壇] ◎ 税務課長(原田真二君)池渕議員の御質問にお答えいたします。  市税等のクレジットカード納付というのは,従来店舗等で行われているクレジットカードを提示して,カードの暗証番号またはサインをすることにより支払いができるということではなく,自宅等のパソコンやスマートフォン等により,インターネットを利用して,あらかじめ登録してある税目等の金額を決まったタイミングにより,自動的に納付する方法であります。  納税者は,クレジットカード番号等の情報を入力し,納付したい税目を登録することで,クレジットカード会社から市税等が納付され,後日クレジットカード会社との取り決めにより,納税者の預貯金口座等から引き落とされることとなります。  この場合,納税通知書番号等クレジットカード決済における代理店に,市が事前に登録しておかなければならず,個人情報の取り扱いについてのセキュリティー問題に伴い,専用の端末や回線が必要になること等が想定されること,また,現状のシステムの改修費用や代理店への委託料などが課題となります。  クレジットカード納付は,納税者が手元に現金がなくても納付が可能であること,カードの規約に応じてポイントがたまるといったメリットがある一方で,決済手数料が必要であること,納税証明書の発行が遅れること等のデメリットもあります。  こうしたことから,クレジットカード納付等,新たな納付方法の導入につきましては,費用対効果等の調査研究をした上で,市税等の納付環境の整備を検討してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)ありがとうございました。  今,デメリット・メリットといった形でお話はいただいたのですけども,非常にクレジットカードの利用率というのは,年々高まってきているものだと思います。その利便性から考えると,キャッシュを手持ちに持っての手続に行く行動も含めて,逆に言うと市民の皆さん,納税者の方の行動量が減って,また違う活動に生かせるということもあるのですね。  ただ,今おっしゃった機械とか,専用回線とかの経費等は必要になってくるというお話も聞きましたので,今後ぜひとも費用対効果を調査研究されるということなので,引き続き委員会等でも検証をお聞きいたしますので,ぜひとも一度バランスを見ていただきたいと思います。  次の質問に移りますが,それと同時によくニュースとかで言われていますけども,マイナンバーの導入がされて以降,マイナンバーがいかにメリットがあるものかどうかというあたりについて議論がなされています。一般質問の中でも,登録が非常に少ないというような,委員会の中でもお話がありましたけども,そういうところも含めて,今後マイナンバーとかを活用した形で何らか国の方針とか,マイナンバーを税でどう扱うとかいうようなあたりとか,今後の方向性があるのであれば教えていただきたいと思います。               [税務課長 原田真二君 登壇] ◎ 税務課長(原田真二君)池渕議員の御質問にお答えいたします。  議員がおっしゃられたマイナンバーの関係ということではございませんが,今後の政府の進め方として,平成29年度,与党税制改正大綱において,地方税における電子納税の推進のため,地方公共団体が共同で行う方策について,地方公共団体の意向に十分配慮しつつ,検討を行うとされていることを受け,総務省では地方公共団体が共同で収納を行う方策について制度改正を含め検討を行う,その際,ダイレクト納付の導入についても検討するとしております。  また,全地方団体が会員であり,地方税ポータルシステム,いわゆるeLTAXを運営する地方税電子化協議会地方税ポータルシステムの公開にあわせて,共同収納を実現するための地方税共通納税システムを平成31年10月稼働に向け,開発を進めているところでございます。詳細につきましては,不明な部分が多いため差し控えますが,このシステムが稼働いたしますと,パソコン等eLTAXシステムにより納税が可能となり,納税者の利便性が向上し,それにより収入未済額の削減が期待されるところであります。  このことから,まずは地方税共通納税システムとの連携を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)ありがとうございました。イメージは確定申告のe-Taxの拡大版というか,広く利用した形のものなのかなというようなイメージを持っていますので,そうあればそちらでも利用価値が生まれてくるのかなと思いますので,平成31年度ですか,具体的施行に向けて,また進めていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  次の質問は,公民館改修・改築工事の年次計画についてというところでございますが,過去より公民館の耐震の改修計画書がなかなか具体的に上がってきていないではないかという御指摘を,委員会ないしは一般質問で他の議員からも多く寄せられてきたことと思います。先般の一般質問の中で,あるいは委員会の中で教育長の方から12月にその方針を示したいというお言葉があって,このたびの議会でA4,1枚,見えるかどうかわかりませんけども,この紙が出てきました。(用紙を掲げる)  まずお聞きしたいのは,この策定についてどういう会合を何回持たれて,いつから始まって,どれだけの協議があって,それでどこまででやって,どういう組織で,どう成案まで,この案まで持っていったかというところをお聞きしたいと思います。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員からの御質問にお答えをさせていただきます。  9月定例会議の後に,今まで議会で説明をしてまいりました公民館改修・改築の方針案をもとに,教育委員会におきまして回数は定かではございませんが,協議を重ねてまいりました。そして,さらに11月に開催されました庁内の諮問機関であります公共施設のあり方検討会議に御報告した上で,今議会に公民館改修改築工事等の年次計画・方針としてお示しをさせていただいたものであります。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)会議を開催された回数が定かでないとは,どういうことでしょうか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員の御質問にお答えをさせていただきます。  教育委員会の内部におきまして,教育長,教育次長と教育政策課,そして私ども生涯学習課で協議を重ねてまいりましたが,議員の御質問の回数等については,定かな記録等を残してございませんので,回数については明確なる回数等のお答えができないということで,御了承をいただきたいと思います。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)公民館施設改修において,多大なる税を投入するに当たって,会議の議事録も回数も定かでないというのは,これはどういうことですか,教育長。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)池渕議員の御質問にお答えをしたいと思います。  議事録の回数ということにつきまして,部会の開催の御質問かと思いますけども,9月の委員会でそういうお話をした後,今までお示しした案をもとに,もう回数はたびたびということで,その都度,担当の方から出された案に対しまして,私ども委員会の部会の中で意見,修正等を加えて今回御提示をさせてもらった,そういう流れになっておりますので,それぞれの会においてのメモはございますが,正式に何月何日にこういうことをして,それを記録しましたというふうなお答えはできませんので,御了承いただけたらと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)了承はできませんけども,事実として,認識として受けとめはさせてはいただきます。  それは,後々に最終的に質問をするのですけども,そういうあり方は私はいかがなものかというふうに思っておりますので,やっぱり税を多く投入するに当たって,プロセスあるいは方向性を決めていく議事がないというのは,いかがなものかと思います。  一方で,先ほど課長が前段の,この計画が出る前には,Is値の診断で低い順番から,一部違う公民館はありましたけども進めていきたい。2館ずつで進めていきたい,この方向性でいくというふうになっていましたけども,今回の計画と大分違う点が出ていますけども,これはなぜですか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員の御質問にお答えをさせていただきます。  従前,議会にお示しの公民館整備事業計画の中の方針で,今回大きく見直した点が2点ほどございます。  変更になりました1点目が,年2館程度の予定で改修・改築をすると説明してまいりましたが,教育委員会で協議する中で,1館となってございます。  そして2点目が,小松島公民館改築工事等の計画でございますが,小松島公民館の現状が雨漏りのために漏電を起こし,施設として利用できない状況がありますこと,そして点検の結果,屋根の修繕が急務でありますことから,屋根の修繕工事にあわせて耐震補強工事等を実施してまいりたいと考えております。この2点でございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)大変申しわけない。2点目はよくわかりました。2点目のところの指摘は,後でさせていただきますけども,1点目のところがちょっとよくわからなかったので,もう一度教えてください。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員の御質問にお答えをさせていただきます。  1点目の年2館という説明で,前9月議会まで2館程度の予定で改築・改修をさせていただきますという説明をしてまいりましたが,教育委員会の内部で協議をする中で,2館の予定は無理であろうということで,年1館ずつの予定というふうに方向修正をさせていただきました次第でございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)こういう質問を繰り返さざるを得ない理由は,これ1枚だけだからですよ。今のような理由も資料もないから,だから聞くような話になるのですよね。この耐震計画を全公民館にする流れの中で,年次計画と具体的理由がこれ1枚というのは,いかがなものですか。今の理由もそうでしょう。重要な理由ではないですか。2館を1館に,教育委員会の協議の中で。だから,協議の中で,どういう理由でというところが大事なのですよ,いいですか。その理由を教えてください。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員の御質問にお答えをさせていただきます。  各公民館の設置状況,土地の賃借関係並びに施設,武道館等,そして他課との新規事業の課題を解消するには時間が必要でありますこと等との一つ一つの課題を解決して,順次取り組むことが必要であろうということで,2館から1館という理由となってございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)それは別に2館で進める必要があるだろうが,1館で進めるであるだろうが,お互い同じ理由ではないですか。それが1館にする理由にならないでしょう。2館にしたって,そんな課題はあるではないですか。ここへ少しばかり書いていますけども,そうでしょう。もうちょっと具体的に言ってくださいよ,お願いします。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午前10時28分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時36分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  中島教育次長。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)池渕議員さんの御質問にお答えいたします。  少し繰り返しになるかもわかりませんが,公民館の,先ほど課長が申しましたように,設置状況,土地の関係,それから施設によって武道場の関係ですとか,他課の新規事業の関係の課題を解決するといいますか,対処するに2館ずつの計画では,ちょっと現実的に難しいと判断したことが大きな理由でございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)同じ質問はしませんので,よく聞いておいてくださいね。当初計画を,Is値を立てられて,2館で行くと,ずっと突っぱねてきたわけですよ,課長,いいですか,ずっと突っぱねてきたわけ。ここ3カ月で,この3カ月で急変したのですよ。だから,この3カ月に何が起こったかということを聞きよるわけです。今,次長もおっしゃられた言葉は,2館ずつ進めるときでもあった課題,武道館にしろ,借地にしろ,それはもう当初からあった課題。急に3カ月で降って湧いた課題ではない,そうでしょう。だから,そういう判断に至ったところを教えてくださいと言っているのです。いいですか,お願いします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員の御質問にお答えをさせていただきます。  実例といたしまして,北小松島公民館の改修工事の一件がございまして,地元と協議をする中で,当初,私ども担当課として予定をしていた説明会等々を開催してまいりましたが,解決には想定以上の時間と回数を要しました。そういう北小松島公民館の前例がございますことから,教育委員会の協議の中で,年2館との改修計画等々では進めていけないという説明をさせていただき,教育委員会の中で協議をした結果,年2館から1館の予定でという方向転換をしたということでございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)では,実例が出ましたので,実例に沿ってお話をさせていただきましょう。  北小松島公民館,今回の補正で工事が上がっている分ですよね。                (「はい」と言う者あり) ◎ 5番(池渕 彰議員)その協議に時間を要した。何カ月,時間を要したのですか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)池渕議員の御質問にお答えをさせていただきます。  説明会をした後,計5回,これは3月22日,4月11日,6月14日,7月14日,9月6日というふうに協議をしてまいりました。その結果が,今議会に補正予算として上げさせていただいております。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)3月から説明会をスタートして,9月までで5回ほど,そういう協議の場が約半年ですか,それが長いから1館にするというような,そういうお話でよろしいのですか。再確認しますが,よろしいのですか。いや,そこでうなずいてくれたので結構ですよ,それでよろしいのですか,いいですか。違うのですか,違うなら違うとおっしゃっていただいてもいいのですけども,そのとおりですか。  そのとおりであれば聞きますよ。2館同時にやったらいいではないですか。何で1館しか協議ができんのですか。あれだけ2館で進めると言いよったのを,そんな理由で変えるのですか。次の2館を同時並行で説明会をやりゃいいではないですか。そんなん理由にならんでしょう。それがどうしてできんのですか。2館とも協議に入ったらいいではないですか。1館しか協議に入れない理由なんてどこにもないでしょう,今の理由だと。逆に言うと,財政負担が大きいとか,そういうお話がまた出てくるのであれば話は変わるのですけども,今の根拠では根拠にはなりませんよ,いかがですか。                  (発言する者あり) ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午前10時45分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時56分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  吉岡教育長。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)池渕議員の御質問にお答えをしたいと思います。
     各館の説明5回,それであれば2館同時にということが可能でないかなというふうな御質問であったかと思います。  各館の説明,常に必要かと思いますけど,方向性が決まってこそ,改修・改築に向けての説明会が開催できるものと考えております。最初の質疑と重複するかと思うのですけども,2館の方針からなぜ1館になったのか。各館を改修・改築していく上で,それぞれの館の課題がありますというふうに担当次長の方からお答えをさせていただきました。  加えて,将来的に小学校の再編でありますとか,あるいは幼稚園から認定こども園化に向けての協議でありますとか,将来公共施設等の使用のあり方等々の方向性を考えたことを含めた上で考えますと,それぞれ時間をかけて1館ずつ,1館ずつといいますか,1つずつ課題解決,将来を見通した上で,時間をかけて改修・改築を進めていきたい,そのような協議の中で2館から基本的に1館という方向性の計画,方針をお示しさせていただいたところです。  御理解いただけたらと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)時間をかけてゆっくりということは,まずわかりますけども,Is値が低くて,急ぎ耐震補強をしなければならないといった言葉はどこへ行ったのですか。そもそも避難所になって,急ぎ直さなければならないのです。この言葉はどこへ行ったのですか。  逆に,教育長,今,小学校のあり方とか,全く関係ないではないですか。幼稚園,関係ないではないですか。公民館をそれを一緒にあわせて教育委員会は考えるのですか。であるならば,縮小の方向を考えるということなのですか。それは絶対ならんでしょう。言葉を訂正していただけませんか。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)池渕議員の御質問にお答えをいたします。  決して,公民館を減らすとか,そういう方向でなしに,公共施設全体を考えた場合に再編等が進む中で,学校の跡地等のあるいは校舎の再利用等々を考えていく中で,公民館だけを独自に改修・改築ということでなしに,それと関連させながら進めていく必要性があるのではないか,そういう意味合いで今説明させていただきました。  御理解いただけたらと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)その関連性は持たないですよ。それぞれ独自に耐震化をやったり,あり方を考えた中でやっているではないですか。耐震10年ですよ。そんな永久に30年も40年ももたないですよ。だから,耐震する,新築するという方針を決めるのでしょう。避難施設だから急ぎやるというふうな話はどこへ行ったのですか,では。それをやらないとなった理由は,時間をかけてゆっくりと言葉が変わっているではないですか。最初に,市民の生命と財産を守る,避難所をしっかり耐震化をする,そのためにIs値が低い所から順次2館ずつ進めていきたい,これを崩すのですか。聞きましょうか,それを崩すのですか。だから,耐震化を進めて,市民の生命と財産を守るということをおくらせるということなのですか。               (「議事進行」と言う者あり) ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午前11時04分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時09分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  中島教育次長。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)池渕議員さんの御質問にお答えいたします。  おっしゃいますとおり,なるべく早くやりたいということは,気持ちはもちろんございます。今までの経緯ですとか状況を踏まえまして,現実的には厳しいのですけども,事業が進捗するようになれば,また前倒しということも検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)今のお言葉に,気持ちはあるけど,なかなかできないと。気持ちがあるからこそ,計画を立てて行動に移すのではないですか。気持ちにブレーキをかけてどうするのですか。2館を1館に減らすなんて。理由が各公民館である諸課題をこなすことに,なかなか時間がかかる要因がある。これ2館同時にやれん理由は何なのですか。  さっきから質問すると,ずっととまって協議しているでしょう。これ1枚つくるのに,何回も協議をやられたわけでしょう。やった根拠を持っているのだったら,その根拠をすぐ言ってくださいな。すぐ答えられないのはおかしいでしょう。一々,そのたびに教育長,教育次長,課長3人で休憩して協議して,そんな形で決まっていくのですか。それはおかしいですよ。それは御指摘だけにしておきますけども,答えてくださいよ。気持ちがあるからこそ,計画を立てるのでしょう。気持ちがあるのに,気持ちにブレーキをかけて1館にしておるではないですか,これ,これではいかんでしょう。ぜひ再度,見直すことを検討されたらどうですか,いかがですか。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)池渕議員の御指摘,御質問にお答えをいたしたいと思います。  本年次計画,方針は基本的にはこれ遵守して,順次進めていきたいという気持ちでおります。  しかし,議員御指摘のとおり,利用される方の安全・安心等を考えますと,次長も答弁いたしましたように,一つ一つの課題をできるだけ早く解決し,少しでも早く計画,方針を実施できるように努めていきたいと思っております。  そして,本計画,非常にいろんな要素を含んでおりますので,なかなか詳細な計画がお示しされていない,それぞれの記載事項の中にたくさんの課題を含んでいるという,そういう面からの御指摘もあったと思っております。そこらあたりの部分も重複しますけども,一つ一つクリアしてできるだけ早く,逆に言えばここに示された時期ができるだけ前倒しの時期的なものが,工事のスタートができるように,しっかりと努めてまいりたいと思いますので,御理解いただけたらと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)あくまで,それは計画ですから,スムーズにいくところがあって,課題解消が早期にできれば,前倒しにできるということもあるでしょう。  ただ,それはイレギュラー的な話ですよ。あって当然の計画は,2館同時に進められん理由がないではないですか,さっきから聞くと。いいですか,別に事例を出したら,では,小松島公民館と立江公民館,次に並んでいますけども,両方とも6月に,例えば12月ですから,1月に1回ずつ,2月に1回ずつ,3月に1回ずつ,行くだけの人員が足らないのですか,では。なぜ,行けないのですか。2館同時に,例えば行くとしたら,これ例ですけども,同時に説明会に行って,同時に計画の進捗,同時に地元の人との協議をやったらいいではないですか。当初から,それをやる計画だったのに,だからそれを1館にした理由は,1館ずつの説明が,1館ずつの課題が,長く協議がかかるからという理由は,理由にならないと言うてるのです。いいですか,理由にならないですよ。気持ち的に教育長,今前倒しにして,できるだけやりたいというのであれば,計画を見直して,前倒しした,当初どおりの2館どおりの計画を出してきてくださいよ。ぜひ取り下げて,出していただきたいのですけども,いかがですか。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)池渕議員の御質問,御提案にお答えをいたします。  再度,申し上げますけども,基本的には計画,方針をお示ししたものに従って進めていきたいと思っております。今,御指摘がありましたように,2館同時に説明をというふうな,年度を前倒ししてというお話もありましたが,立江公民館には立江公民館の課題があり,南小松島公民館には南小松島公民館の課題があり,そこらあたりの課題を解消した上での工事を前に進めていかなければいけないというふうに思っておりますので,御理解をいただけたらと。  基本的には,計画,方針を遵守していきたいですし,この計画よりもできるだけ前倒しになるような形で進めていきたいと思いますので,御理解いただけたらと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)できるだけ前倒しにというお言葉でとどめていらっしゃるようですけども,立江の地元の公民館の話が出ましたので,ここ備考に書いている理由なんか理由でないですよ,いいですか。ほかにどんな課題があるかわかりませんけども,きちんと,では,課題があるなら,課題も露呈して,スケジューリングも具体的に決めて,説明会をどれぐらいに行く,どうする,そういう計画を示してくださいよ,せめて。全く,それから1年たって,Is値の1枚から3カ月で教育委員会部内の中で協議して,紙っぺら1枚,たった1枚,これだけですよ。こんな説明の仕方がありますか。しかも,これが前倒しに前に進んでいく計画ではないのですよ。改めて見直したら,ブレーキをかけた計画なのですよ。ブレーキをかけるには,課題が長いからと,そんな理由はないでしょうという話です。これ,ここでとどめておきますけど,ぜひとも今回,ほかにも公民館についての一般質問を出されている方もいらっしゃいますので,多分個々具体的な話も出ることでしょうから,ここでとどめておきますが,ぜひとも個々に詳細な課題,あるいはスケジューリングの資料を添付して,再度出し直しをしていただくことを提案,あるいは要望しまして,公民館に対する質問は終わります。  次の質問に移ります。  次は,新たな競輪施設の整備について。  12月定例会議において,施設整備のあり方を示した資料が議会に示されました。9月の定例会議において,施設整備において,どのような方針が出されるのかというところを質問された議員さんもいらっしゃいまして,12月で,それをお答えさせていただけるというのをもって出てきたものと思いますが,そもそも方針決定のプロセス,そして手順についてお聞きをさせていただきたいと思います。  委員会の説明では,あり方検討会議から,あり方検討委員会から施設整備に関しては継続的にやっていくべきである。その方針を受けて,どこの部局がこの大きな施設整備に関する計画案,方針案を,どのような会議体,あるいは手順で進まれてきたのか,まずそこを教えてください。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんからは,小松島競輪施設の整備について,市としての方針決定のプロセスについて,どのように決定されたかについて御質問をいただきました。  昨年12月に,小松島市競輪事業あり方検討会議から市長に対して競輪事業を継続することが適当であるとの報告を受けました。競輪局といたしましては,通常の競輪開催の業務をしつつ,競輪局として必要と考える施設整備について整備を行うとともに,大規模改修及び小規模改修を行ったほかの施行者から,施設改修について情報収集を行い,改修の進め方については上部団体の公益財団法人JKAや,公益社団法人全国競輪施行者協議会の御指導を仰ぎながら,施設整備を検討してまいりました。  その上で,市長を初め,副市長や政策監にその都度報告し,今後の施設のあり方をこのたびお示しさせていただいたものが,先日の議案説明会において示させていただいた施設整備の概要でございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)大枠の枠組みの概要でありますから,詳細なところはなかなかつかめないところは資料を見てわかるのですけども,本来施設整備に関して,あり方検討委員会からそういう答申があって,執行部が方向性を決めて,今度は明らかに大規模な改修になると思われるようなシミュレーションもされています,このところを見るとね。  であるならば,施設整備を行うための会議体をこちらもこしらえて進めてきたのか。先ほどだったら部局で話をして,上部団体に話を聞いてという話もありますけども,そもそも技術的な部分であるとか,方式であるとか,なぜ他の大規模事業,恐らくこれ10億円,20億円となる事業でしょう。これ,武雄競輪さんのを例に挙げて,十七,八億書いていますけども,財政シミュレーションでも18億円と書いていますけどもね。  これは後で聞きますけども,それから思うにしたら,それだけの事業規模のものを整備するに当たって,例えば,では,日峯の広域公園もそうでしょう,その進め方のプロセスが他の大規模事業となぜ違うのですか。同じような手順で,どうして進めなかったのですか,そこを教えてください。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  外部委員の方で構成された小松島市競輪事業あり方検討会議において,施設整備と包括委託に関する御提言をいただきました。これに基づき,今まで競輪局として必要な施設整備についての整備を行い,今後これらを実行するに当たっては,より詳細な期間や費用を見積もるために,施設整備計画を策定する必要があると考え,来年度の予算化を予定いたしているところでございます。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)聞き方が悪いのですかね,そんなことは別に聞いてなくて。なぜ,先ほど事例を言いましたけども,他の進め方と違うのですかということを聞きよるので,いいですか,なぜ違うのですか,違う理由を教えてください。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  御承知のように,競輪事業は特殊な事業でございまして,整備計画を平成30年度に策定する予定でございます。これについては,小松島市プロポーザル方式実施要綱に基づきまして,外部委員を含めた選定委員会を設置し,コンサルタント会社を選定した上で,計画策定の過程におきましては,関係者へのヒアリングなどの意見聴取を行い,施設整備に必要な期間や費用を見積もることを予定いたしております。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)いや,もう失礼ながら,なぜ違うかを聞きよるのであって,そんな説明を聞きよるのではないですよ。そうわざとに言うのをやめてもらえませんか。他の進め方と違うでしょうということを言いよるので,だからこれこれこういう理由があって違うということだけおっしゃっていただきたい。  競輪が特殊だとおっしゃるけども,それは施設整備において,箱を建てるのを見ましたよ。バンクはもちろん特殊でしょう。あとの宿舎,一般の部分はそんな特殊なものはないではないですか。それから踏まえて,政策決定していく上で手順がほかと違う,概要が独自で考えて,ここに出てくるというのは,ほかと違うではないですか。だから,その違いはなぜですかということを聞きよるのです,お願いします。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)池渕議員からは,他の大規模事業とは違うではないかとの御質問を得ましたのでお答えさせていただきます。  競輪局といたしましては,この前に12月の説明の報告の部のところで説明させていただきましたように,今後,施設改修をしていく上で,必要な部分の改修するところの場所と,そして今後どういうふうにしていきたいかというふうなことを述べさせていただきました。  それで,これをまだ,こういうふうなことを必要だということを,これからどういうふうにして実施していくか,これは小松島市のプロポーザル実施要綱に基づいてするということで,ほかのところと違うというふうな認識は私はございませんので,よろしく御理解お願いします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)ほかの事業政策を進めているところと違いはないとおっしゃるので御指摘させていただきますけども,施設概要の中で具体的な方式,やり方が基本設計をする前にこうやって出てくるというのは,ほかとは全然違いますよ,いかがですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)池渕議員の方で違うということで説明させていただきます。  概要の方でお示しさせていただいたものにつきましては,こういうふうな出された説明についての説明しましたけれども,今後していく,これから実施していく,策定をしていく,策定計画をこれから進めていく,これをこれからしていきますので,まずはあり方検討委員会での外部委員からの意見を提言されたものを,これからどういうふうにしていくかということにつきまして,また策定した計画の中でどういうふうにしていくか,また今度,ちょっと済みません,もう一度,言わさせていただきます。  大規模事業との相違のことにつきましては,競輪局といたしまして,これこれこういうふうなことが必要である,そしてまた,これからそれをどういうふうに実施するかというふうには,ほかの大規模事業と同じようにやっていく。  今,書かれてあることにつきましては,全て検討するというふうなことでお示しさせてありますので,今後それが決まったわけではございませんので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)いいですか,決まったものでないのだったら,何で出してくる必要があるのですか。決まった方針があるから出してきておるわけでしょう,議会に,違いますか。もう一つ,踏み込んで言うならば,具体的に中身に踏み込んで書かれているところは,本来であれば基本設計の中にうたわれてくるところと思いますよ,そうではないのですか。  これはまだ全然決まっていないもので,中身はないものなのですか。この方針で行かれるという考え方ではないですか。そこをはっきりさせましょうか,まず,お願いします。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)方針については,この小松島競輪施設整備の概要で,それぞれ今まで,他の施行者,そしてまた上部団体等の御意見等をいただいて,私どもが作成したものでございます。12月にお渡ししました施設整備の概要,これを私どもがまとめさせてもらったものとなっております。  しかしながら,大規模事業をする上で大事なのは,やはり他のところからの意見なり,そしてまたどういうふうに進めていくか,そして市の方の建設する上でのプロポーザル方式への実施要綱等,これをいろいろ換算しまして,これからどういうふうにして進めていくかというふうに考えております。  まず,それでこの中で出されたものにつきましては,競輪事業というのは15節46日というふうなものを通常やっていかないけません。そしてまた,改修で休んだところで,日数が減るというわけにもいきませんので,できるだけ早い時間に,早い期間の中でやっていくというふうなことを考えまして,そしてまた,そういうふうなこちらの方の意見を含めた上で,施設改修の方の整備計画等を作成していきたいと思っておりますので,御理解をよろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)今,お伺いしたのは,手順がほかと違うではないのというようなお話をさせていただいたら,統括監は,いや手順はほかと変わらないよとおっしゃった。ですから,その部分で,これ違うではないですかと私述べさせていただいたのです。だから,違いがないなら,よその課がこうしているから,これと同じですと言うてくださいよ。そこが私は,あなたと違うからね,しゃべらせていただきよるだけなので,いいですか。  そこの違いがないなら,違いがないという具体的なところがあるのだったら上げてくださいよ。私は違いがあると思っていますので,いかがですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)建設工事につきまして,それからこれからどういうふうにやっていくかというのは,小松島市,本市で決まっております条例なり,そういうふうな中でやっていきますので,ほかのところと違うとかいうふうなのではなしに,これから今後どういうふうに計画を進めていくか,どういうふうなことでやっていくかというふうな中で,順番というか,それにのっとってやっていくつもりでございますので,違うというふうな認識はございません。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)そう言われるのであれば,言わせていただきますけども,そもそも30年に基本設計をプロポーザル方式か何か知りませんけども,やりますよというところにうたって,うたった中にこういった方針が盛り込まれるんが基本設計ですよ,他のところは,違いますか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)まず,老朽化しています小松島競輪の方の施設の方,そしてまた全国にも老朽化している場がたくさんあります。そういう中で,全国のそういうところの情報収集をして,先に小松島競輪として,こういうふうな課題があると,そういうふうな中で,これからどのように改修していくかという課題について先に出して,これから改修計画の概要を出させていただいたのが今回のところにあって,それで,これから整備計画をどうしていくかというのについては,今後のことと考えておりますので,どちらのことで違うと言われましても,私どもは正規の方のルートでやっていきたいと思っていますので,よろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)まず,お言葉で撤回していただきたいのは,正規なルートですね。であるならば,私が正規なルートを言っていないような言い方を,誤解を与えますので,まずは撤回していただきたいと思います。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)正規なルートと申しました私どもの方の意見は,それはそう思われたので,誤解を招いたことにつきましては謝罪いたします。  ただ,競輪の方のほかのところの事業,いろいろな分のところで,私どもの方も情報を収集した中で,ほかのところのも競輪事業として,これから今後進めていくために,間違った言い方で正規なルートと言いましたので,それはもうおわびいたします。  それで,競輪事業は課題がたくさんあるわけで,それを先にどういうふうなことがあるかというのをまとめたものを,そしてこれから今後どういうふうにしていくかというふうな施設についても,バンクについても,そういうふうなことを書かせていただいて,それで今後あり方検討会議でも申しました分を,それぞれ総合して,今度していくというふうな形です。
     それでまた,整備計画の作成につきましては,今後また外部の委員も入れた中で,これから適切にやっていくというふうな形で言わせていただいた,この適切というふうな形が,ちょっと誤解を招いたようで,まことに申しわけございませんでした。 ◎ 議長(北野恒男議員)休憩いたします。                午前11時42分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時20分  再 開 ◎ 副議長(前川英貴議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  池渕議員。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)午前中には,現行方針のお示しをいただいた施設概要のお話がございました。政策的に他の部局との違いというところをお尋ねして,若干私との意見の相違はあるかと思いますけども,部局の方で上部団体等と協議しながら概要を提出していかなければならないといったところについては理解できるところではございます。  改めてもう一度聞きますけども,先ほどの午前中の答弁の中に,概要を踏まえて外部委員会を策定して,施設整備のあり方に対する基本方針,基本設計を決めていくのが平成30年であるというのは,これは間違いないのですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)平成30年に予算をとって執行していく予定でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)ちょっともう少し詳しく言ってもらえませんか。どちらなのですか,平成30年に予算をとってということは,平成31年スタートということですか,どちらですか。前段の午前中の答弁は,平成30年に策定するというふうな形で私は聞き及んだように理解したのですけども,もし違っていたら教えてください,お願いします。 ◎ 副議長(前川英貴議員)小休いたします。                午後 1時23分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時23分  再 開 ◎ 副議長(前川英貴議員)再開いたします。  坂東統括監。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)今後,進めていく上で,まずは先ほども申しましたように,詳細な期間,費用を見積もるために,施設整備計画を策定するのが来年度の予算化を予定しておるということでございます。まずは,来年度に施設整備計画を策定することが第一の目標としておりますので,よろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)言葉の違いで,意味の違いがあったらいけないので再確認をしますけども,施設整備計画と基本設計の計画,プロポーザルでと云々かんぬんでおっしゃられたのは同一のものと考えてよろしいのですか,別物ですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)施設整備計画と設計,計画と設計というのは別物です。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)議案説明会のときに,そういったスケジューリングを立てた資料はございませんかというお尋ねをさせていただいたときは,今あるこれが最善のものでありますというお答えだったと思いますけども,たちまち来年度,そういう計画があるならば,その計画のスケジュールをなぜ出さないのですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)池渕議員からは,早急に一緒に出さないかという御質問でございましたので,お答えいたします。  平成30年度,施設改修の面に関しましては,老朽化している施設,そしてまたバンク,それぞれいつまでに直さなければいけないというふうなものが迫っております。それで,来年度に関しましては,まずは施設整備計画をつくりまして,そしてその中でどういうふうな方式で整備をしていくのかというふうなのを構築いたしまして,その中でこれからしていく。まずは,平成30年度,今後平成31年度,平成32年度に関しましては,それから施設整備計画が決まってからの中で,また進めていきたいと思っておりますので,御理解願いたいと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)施設の各個別の修繕のスケジュールなんていうのは,聞いていません。聞いているのは,平成30年に計画を出すという方針が決定しているのに,そのスケジュールをなぜ盛り込まないのですかということを聞きよるのです。盛り込まれる意思があるなら,そういうふうにおっしゃってください。  ここの資料の中には,平成30年に施設整備計画を行う。基本計画が違う部分であるというのだったら,基本計画はいついつ行うと,もうプランニングでスケジュールはあるのでしょう,平成30年度にそれがあるのであれば。なかったらおかしいですよね,だからそれをお示しくださいというふうに言っているので,示していただけませんか。後で添付してスケジュールの資料をつけるというような形でも結構ですし,今お手持ちであるのであれば,それを公表していただきたい,いかがですか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんからは,スケジュールについての御質問をいただきました。  議案説明会の折に説明させていただきました小松島競輪施設整備の概要の最終ページをお持ちであれば御参照ください。大まかなシミュレーション,施設整備等のシミュレーションをお示しさせていただいております。その一番下の欄でございますけれども,来年度の平成30年度に基本計画を策定ということで,予算化もさせていただいて,外部委員さんを含めてプロポーザル,済みません。  基本計画を平成30年度に策定をし,今の予定では平成31年度に基本と実施の設計に取りかかるということで,来年度に基本計画をまず策定して,どのような規模とか,費用がかかるとかを決めたいと思っております。  以上でございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)この特別会計の最終ページですか,これは基本的に財政シミュレーションで以前もいただいたところの部分に,下の備考欄に追加したのがスケジュールだとおっしゃるのですか。これがスケジュールとおっしゃる,なるほど。  では,その前に聞きますけども,ここの平成30年度,基本計画とありますけど,基本計画と施設整備計画は別とおっしゃったのですけど,施設整備計画は,では,別とおっしゃるのだったら,どこに入ってくるのですか。先ほど別とおっしゃられたのですけど,いかがなのですか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんから,再度の御質問でございます。  平成30年度に基本計画を策定させていただきまして,平成31年度に基本と実施の設計を予定いたしておりますということでございます。計画と設計は一緒で……。 (「施設整備計画と基本計画は別と言うた。だから,施設整備計画はどこのあるの。言いよる  ことが違う」と池渕議員の声あり) ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)基本計画を策定する中で,例えば競輪場の今の現在の施設のどういう規模で改修するとかを計画の中で決めさせていただきたいということでございます。設計とは違うという意味で,計画と設計は違うという意味で,答弁させていただいたのでございます。よろしくお願いします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)統括監と壽満局長が言われることがちょっと違っていませんか。訂正しませんか,基本計画と施設整備計画は別とおっしゃったけども,今の壽満さんのお話だったら,基本計画の中に施設整備計画も含まれるというふうに理解してしまうのですけど,どちらが正しいのですか,教えてください。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)基本計画というのは,今後どういうふうに競輪局の方がしていくか,その方針のことで,整備計画というのが,これから実際平成30年度以降に進んでいくものでございますので,基本計画というのは自治体の我々の競輪事業に関することの中の大まかなことであって,実際進んでいくのが整備計画の中で決められたことで進めていこうと思っておりますので,先ほど申したように私の判断では別物だというふうな形で言わさせていただきましたので,御理解願いたいと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)では,壽満局長が訂正に上がるのですか。登壇するのですか。  もう一方で,施設整備計画は平成30年度にするのであれば,スケジュール,これ簡単な備考欄にあるスケジュールなんて聞いたことないですけど,ここへつけ加えて入れられるということですか。済みません,2点になってしまって申しわけないんやけど,教えてください。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんからの,再度の御質問に答弁させていただきます。  基本計画と施設整備計画と統括監との答弁が違うということで,基本計画は来年度の平成30年度に策定ということで,施設整備計画については基本計画に基づいてするということで,訂正をさせていただきます。申しわけございません。 (「それで,平成30年にするの。今,聞いたけど,示しているけども」と池渕議員の声あり) ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)基本計画は平成30年度で,基本設計は平成31年度ということで,答弁させていただいた,何回か。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)もう何回も繰り返すのは嫌なのであれですけど,施設整備計画が含まれるのでしょう。基本計画はわかりますよ,ある程度の構想ができて,どうするという方向性を決めるというね,これを平成30年にやるというのは,先ほどもらいましたけど。  だから,施設整備計画もあわせてするときに,平成30年にやるのですか,平成31年にやるのですか,どちらにやるのですか。 ◎ 副議長(前川英貴議員)小休いたします。                午後 1時37分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時38分  再 開 ◎ 副議長(前川英貴議員)再開いたします。  坂東統括監。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)施設整備計画をするのが平成30年,それで30年にだから予算をとって計画を策定することを予定しております。それで,平成31年以降で,施設整備計画をもとにして設計に移って,今後建設というふうな形で進むと思われます。  とにかく,施設整備計画の方が今度もとになって,今後,進めていきたいと思っておりますので,御理解願いたいと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)ということは,平成30年,来年度,基本計画を1つは方針として立てる。一方で,今いただいている施設整備の概要を基礎として,施設整備計画も来年度計画を立てるということでよろしいですか。  うなずいていただいているので,いいということにしますけども,であるならば,その規模あるいはスケジュール,あるいは詳細にこれを聞いていっていますけども,事細かに見えてこないのは,シミュレーションの中にたかだか備考の1行欄に「決算数値」「西日本」「基本計画」,このあたり関係ないですよね。「基本計画/実施設計」,この1行だけでスケジュールを済ますという考え方は直しませんか,それだけ次の年度で決まっているのであれば。  今,はっきりそう言われたではないですか。平成30年度にそういう方針でいくのだったら,そのスケジュールをきちんとわかりやすいように書き込んでくださいよ。わかりにくいから,こんなに細かに聞いていかなくちゃならないのですけども。詳細,これから短期スパン,長期スパンと財政のシミュレーションも組まれるけども,工程も組まれるではないですか,そうでしょう。スケジューリングをあわせて追加する気はございませんか,いかがですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)池渕議員よりは,この12月の報告,説明のときにした資料をもとにしての御質問と思います。  それで,この競輪の概要,これについては私どもについても,これほかのところについたら,ちょっと詳しくいろいろ書いてあるかと思いますけれども,競輪というのはほかの大規模事業とまた性質がちょっと違っていまして,また競技,そしてまたこれから収益ある施設をつくらないかん,そういうふうな中で現在在職しております競輪局の方で,どれどれ今これからせないかんのが必要かというふうな分を,ここの分で概要の中でお示ししたものでございます。そして,今後どういうふうにしていくかというのは,来年策定いたします整備計画をもとにつくっていきたいと思っております。  だから,今スケジュール,来年スケジュールがどうのこうのというふうな詳細な分につきましては,今後施設整備計画の中でそれをつくって,これから皆様方に都度お示ししたいと思っておりますので,御理解を願いたいと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)基本計画とか,施設整備計画のスケジュールの中身の具体的なものを示してくれと言いよるわけではないのですよ。この年に基本計画をこういうふうにして,基本計画とはこうたるものであって,こういった根拠がありますというラインまで,そこすらないではないですか,今は。これ,名前が並んでおるだけではないですか。しかも,基本計画の横に施設整備計画を30年につくる,それすら文言もない,そうでしょう。今後示していきたいというのだったら,では,いつ示しますか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)この資料を,施設整備計画の詳しくというふうな形の中で,いつ示しますかというふうな形の中での御質問だろうと思います。         (「いや,スケジュールだけです」と池渕議員の声あり) ◎ 統括監(坂東大介君)施設をこれからどうするかというふうな中での質問と思います。  私どもの方の先ほど局長の方も申しましたように,まずは競輪局の中で調査しましたいろいろなこういう施設の中のお示ししましたような概要の中から,どういうふうになっていくか,そして今後どういうふうに進めていったら早く終われるかというふうな基本的なものは私どもは持っておりますけども,これから実施するに当たり,整備計画を記念競輪終了後には多分お示しはできると,計画として予算化もまだできておりませんので,平成30年度の予算化をとったら,それで進めていきたいと思っておりますので,御了承願いたいと思います。  また,競輪局の場合は,7月にまた記念競輪がございますので,それ以後というふうになると思いますので,それは御了承願いたいと思いますのでお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)大規模な改修をするに当たって,その都度の施設整備計画を記念競輪以後に示したい,それはそれで結構でしょう。  私が尋ねているのは,そんなことを尋ねていませんよね。全体の一連,これから何年後かであるうちで,ここには骨格で基本計画をやって,次にはこういうことをやって,それはどういうものであるかというのを,プロセス,順番をきちんと明確にできるスケジューリングができたものを出すのはいつですかと聞いたのです,いかがですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)詳細についての,いついつですかという御質問なのですけれども,施設整備計画ができたときにお示しをするというふうに御理解願いたいと思います。  今後,それ以降にこれからの設計なり,実施建築なりのそういうふうなの全部,それを盛り込んだ中で整備計画を立てていただこうと思っておりますので,それで御理解願いたいと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)いや,そんな答弁でいいのですか。全体の計画のスケジュールを,施設整備計画ができたときに示すのですか。ほな,施設整備計画のできる計画はいつ示すのですか。  いいですか。きちんと受けとめられておるかどうか知りませんけども,スケジュールを言いよるわけですよ。中身の計画をいつ示せなんてことは一言も言うてないですよ。話をすりかえるのはやめていただけませんか。  来年度に,もう早々に基本計画も施設整備計画もやるとおっしゃった。だったら,その次に何が必要か,何が必要に,次の年度になってくるという計画はあって当然でしょう。それがなぜゆえに施設整備計画ができたときに示すのですか。こんな方法はないと思いますよ。  副市長,ちょっとこっちの顔を見て,もう言いますけど,それはそんなんないですよ。全体の計画があって,最後に仕上がりがあって,新しい施設がここにできる。それに向かって,轍を踏んでいくのではないですか,順序に。順序立てて進めていく中で,整備計画ができた段階で,そこから示すとは,それより前の計画は皆全く,では,議会に公表しないと,そうはっきり言ってください,お願いします。 ◎ 副議長(前川英貴議員)小休いたします。
                   午後 1時49分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時00分  再 開 ◎ 副議長(前川英貴議員)再開いたします。  壽満産業建設部参事。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)池渕議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  平成30年度に基本計画,施設整備計画を含めた基本計画を策定させていただきまして,平成31年度以降,平成31年度に基本実施設計をさせていただきます。  スケジュールにつきましては,来週の産業建設常任委員会までに提出させていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)私も産業建設常任委員会の委員でありますので,そのときに示していただけるというのであれば,ぜひお願いしたいと思います。  質問で,あと上げさせていただいている施設整備のあり方の中に,デザインビルド方式という新たなお言葉が出てきているところもございます。こちらについては,後の出口議員が具体的に聞いていらっしゃるというところで,私の方からは質問はいたしませんが,ただ,その方式を採用する,その方式を検討する,この言葉の中にあります,検討するなら検討する種目が幾つかあって当然だと思います。あるいは,その種目を外部の委員会の中で話をするとおっしゃるのだったら,それでも結構でしょう。そうなると,万が一その方式を採用することになれば,このスケジュールもがらっと変わってきますよ,一体的な発注でいくのですから,そうでしょう。そこらあたりも踏まえて,産業建設常任委員会のスケジュールはきちんと加味していただきたいと思います。  最後に,市の事業の政策分野の手順の統一基準が必要ではないかという問いです。  これは,午前中から2分野にわたって教育委員会サイドの方と,競輪サイドの方と,政策手順の進め方,あるいは計画の立て方,計画のあり方,計画の実施の仕方のスケジューリングもそうですし,その検討会議の議事録の残し方も,事細かにそうです。  特に,こんな大きな事業について,各課ばらばらのやり方でやるのはいかがなものかと思います。大規模な税金を投入して,公民館建った,施設改修やりますよ。であれば,きちんとルール,基準にのっとって,各課どこがやっても市民にもわかりやすく示せる,また我々にもわかりやすく示せるものを,ぜひとも御検討いただきたい。逆に言うと,つくっていただきたいと思いますが,これは総務部門になると思いますので,よろしくお願いします。              [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)池渕議員からは,事業の進め方として統一的な基準が必要でないかといった内容の御質問をいただいたかと思います。  市の内部で,副市長を初めとしまして,政策監,各部の部長等が入りました小松島市公共施設のあり方検討会議という組織を設けてございます。この組織におきまして,ことしの3月に小松島市公共施設等総合管理計画を策定いたしましたところは,皆様にも御承知いただいているところかと思います。  今後,この計画にのっとりまして,それぞれの施設の個別計画を策定して,個別計画にのっとって施設整備を事業化していくという,こういう段取りになっていくわけでございますが,個別施設計画の策定に当たりまして,やはり統一的,一定の指針といったようなものが必要であろうということで,このあり方検討会議の中で検討いたしまして,個別施設計画(長寿命化計画)策定の手引き,それと公共施設の廃止・統合・複合化,転用・更新の方向性を判断するに当たっての考え方という冊子を策定いたしまして,それぞれの施設の所管課に配付いたしてございます。  今後,個別施設計画を策定するに当たりましては,この2つを参照して一定の統一的な方法,方式によりまして策定が行われることになるものでございます。  さらには,各課が策定しました個別計画につきましては,2つの指針,指針と言える示しましたものにのっとって策定されたということを,あり方検討会議の中で確認した上で承認するという方針をとることといたしてございます。  そうしたことで,一定の統一的な方向により事業化を今後推進してまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)今,お聞きすると,一定の基準を設けて指針と指導手引き等を各課に配付したとありますけども,これを配付したんはいつですか。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)ちょっと正式な何日というところまで,今記憶にないのですけども,11月の後半になってからということでございますので,まだ配付して間がないところでございます。               [5番 池渕 彰議員 登壇] ◎ 5番(池渕 彰議員)さきにそれまでの前の部分を,とりあえず統一ができていない部分を反省点と思って,あるいはそういう計画ができたからこそ,それから以降の部分はそこに載せていくというのは,すごく当然な話で,それで統一ができて,最後あり方検討会議の中できちんとそこで承認を得るという手順さえ踏んでいただければ,こういった私が思う方の側の,きちんとした根拠づくりがあって,計画策定,実施まで行くというところまでは,今の話だとスムーズにいくと思いますので,できれば教育委員会サイドも今これ1枚でつくっていますけども,そのマニュアルをもうごらんいただいておるわけですから,しっかりとそこはそれを踏まえた上で,こういう形になりましたという,計画はあくまで計画ですので,どこの段階で変更をかけてもいいわけですから,今回なんかは2施設から1施設なんていうような変更の仕方をしたわけですから,そこも含めて改めて御検討をしていただきたいということを申し述べまして,私の一般質問とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(前川英貴議員)12番 吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)やまももクラブの吉見勝之です。12月定例会議におきまして発言の機会を得ましたので,通告に従って,順に質問していきたいと思います。  まず最初の質問は,マイナンバーカードの普及促進についてです。  先日の徳島新聞の記事で,徳島市が10月からマイナンバーカードを利用して全国のコンビニエンスストアで住民票の写しなど,各種証明書の交付を受けられるサービスを開始したという記事が掲載されておりました。これは,コンビニ交付サービスというものですが,マイナンバーカードを持っていれば,コンビニに設置された端末を操作するだけで住民票や印鑑証明,戸籍抄本などの証明書が取得できるサービスで,休日も利用できるほか,最大で午前6時30分から午後11時まで利用できる,市民にとっては非常に便利なものです。  現在,マイナンバーカード制度が始まって約2年たちますが,マイナンバーカードを持っている人はどのくらいいますか。私の周りを見渡しても,カードを持っている人はほとんどいませんので,まだまだ普及していないのが現状ではないかと思います。それならば,カードを持っている人に特典をつければ,カードを持つ人がふえると思うのですが,どうでしょうか。そこで,特典としてコンビニ交付サービスを実施してはどうかということです。  隣の徳島市は,ことし10月から実施しておりますが,県内ではその他4市町,三好市,藍住町,板野町,松茂町が既に実施しておりますし,来年度開始する自治体もあると聞いております。カードを普及させたいのであれば,こういった住民が喜ぶサービスを提供すべきであり,コンビニ交付がかなり効果があると思います。わざわざ仕事を休んで市役所に行かなくても,近くのコンビニで住民票がとれるのであれば,カードを持ちたいという人は多いでしょう。最近では,全国的にも導入自治体がふえているようですが,コンビニ交付サービスを本市では導入する予定はあるのか,お聞かせください。              [市民環境部長 芳賀 真君 登壇] ◎ 市民環境部長(芳賀 真君)吉見議員からは,コンビニエンスストアにおける各種証明書の交付サービスについて御質問いただきましたのでお答えいたします。  まず,本市のマイナンバーカードの交付状況を申し上げますと,11月末時点での交付枚数は3,348枚,人口比率にしますと8.6%という状況でございます。現在,マイナンバー制度の運用が開始されてから2年が経過しまして,制度自体は定着してきつつありますが,マイナンバーカードの普及に関しましては,本市に限らず,全国的にも国が目標とする交付数を大きく下回っているのが現状でございます。  このように普及率が伸びていない状況でございますが,原因の1つとして公的身分証明書を持っていない高齢者の方には,マイナンバーカードは一定のニーズがあるものの,一般の多くの方々にとっては利用する機会も少なく,必要性を感じていないということが考えられます。  このため,議員がおっしゃるように,カードの普及を図るためにはマイナンバーカードに付加価値をつけることやカードを利用するサービスを提供することが有効であると,そういう認識については同じでございます。  そして,その方法の1つが各種証明書のコンビニ交付サービスであり,導入すれば休日,時間外を問わず,全国どこからでも証明書の取得が可能となるため,こうした従来ではできなかった新しいサービスの提供が,住民の利便性の向上に資するものになること,ひいてはマイナンバーカードの普及につながるものであることは十分に理解しておるところでございます。  しかしながら,このサービスを提供するためには,対応できるシステム工事が必要でありまして,高額な費用が発生いたします。事業費を試算いたしますと,システム構築等の初期費用に約3,000万円,毎年,年間約700万円の運用経費が必要となります。このように,本事業は初期投資だけでなく,将来にわたり継続した費用負担を必要といたしますことから,サービス導入に当たっては高額なコストをかけるに足りる利用者の増加が期待できるのか,さらには導入による事務負担の軽減等は見込めるかなどについても,見きわめておく必要があると考えております。  したがいまして,コンビニ交付サービスの導入につきましては,現時点では未定でございますが,マイナンバーカードの普及,住民の利便性の向上,業務の効率化など,さまざまな観点から検証するとともに,導入,運用にかかる費用とその効果を十分に考慮する中で,慎重に検討してまいりたいと考えておるところでございますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。ただいま部長の方からは,コンビニ交付サービスは住民の利便性の向上とマイナンバーカードの普及促進には有効なサービスであるが,導入については慎重に検討するというようなお答えでした。  よいサービスであるというのであれば,ぜひとも導入していただきたい。導入経費が高額でできないというのは理由にならないと思います。市民にとって便利なサービスだというのであれば,早く実施すべきだと考えますが,市長はコンビニ交付サービスの導入についてはどういうお考えなのか,お聞かせください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)吉見議員の質問にお答えいたします。  マイナンバー制度による効率的な行政サービスの実施のためには,制度を支えるカードの普及が重要となります。議員御提言のコンビニエンスストアでの証明書交付サービスの導入は,マイナンバーカードの普及に一定の効果は得られると考えております。  しかし,一方で市の財政状況も非常に厳しいこともございますので,国から財政支援や近隣自治体の動向等も踏まえながら,費用対効果を十分に考慮し,実施の可否を含め,総合的に判断してまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございました。市長は,コンビニ交付サービスの実施は総合的に判断するということでした。市民が便利になるマイナンバーカードを持つ人がふえる,こんな市民にとっても,市にとってもメリットがあるサービスはほかにないとも考えますので,早急に検討して導入していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  小・中学校の制服についてであります。  平成29年6月定例会議で,小・中学校の制服の指定状況と価格について質問しましたが,学校課長の答えは「制服の価格については,制服は各学校区の複数の衣料品店で販売されておりますが,価格につきましては各衣料店ごとに決められていると伺っておりますので,御理解いただきますようよろしくお願いします」,私の質問で「複数の衣料店で販売されるということで,制服の値段は調べていないということですが,これは幾らというふうに決めたら何かカルテルか何かにかかるのでしょうか,教えてください」,学校課長は「ただいまの吉見議員の質問につきましては,そこまで現状を把握できていないというところですので,よろしくお願いします」と6月定例会議でお答えいただきました。  しかし,日本経済新聞,朝日新聞,徳島新聞などに載っていましたが,ここでは徳島新聞,11月30日発行の記事を参考にします。  「公正取引委員会は,制服の価格を安くするよう改善案を公表する予定とあります。そのポイントは,制服メーカーや指定販売店間の競争が機能するよう,学校が積極的に関与,制服メーカーを選ぶ際は,コンペや入札の導入を期待,指定販売店の数をふやすことで,販売価格が下がる傾向に,公正取引委員会は制服取引の動向を引き続き注視」というふうに載っております。このように,学校が制服の取引に関与することで価格を抑えられるとあります。  子どもの貧困が社会問題として取り上げられる今,学校の取り組みによって,制服の価格が大きく異なったり,年々価格が高騰しているようなことがあるのであれば,保護者負担軽減を考えると何らかの策を講じるべきではないでしょうか。  小松島市の小・中学校の制服,標準服の価格について,学校はどのようにかかわっているのか,現状をお伺いいたします。また,学校の制服,標準服の価格へのかかわり方について,教育委員会のお答えをお聞きします。               [学校課長 前田和成君 登壇] ◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは,小・中学校における制服,標準服の価格について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  小松島市の小学校の標準服,制服上下の価格は男女ともおよそ1万6,000円から1万8,000円,中学校の制服は男子上下で3万5,000円程度,女子上下で4万円程度での販売価格となっております。なお,販売店により価格は多少異なるようです。  価格交渉についてですけれども,価格については多くの学校が把握していない状況であり,学校による販売店への価格交渉等は行われておりません。学校は,入学説明会の折に,市内の制服販売店を保護者に周知し,保護者が販売店で購入するという流れになっているようです。  吉見議員御指摘のように,保護者負担の軽減という観点からすると,販売店の適正な競争による価格の低下は望ましいことではあります。  しかし,学校がコンペや入札といった方法で,まして販売店を選ぶ,あるいは販売店と価格交渉するということとなりますと,地域の販売店との関係の保持,競争性や透明性の確保という点で,学校がかかわる上では留意点も数多くあることから,ほとんどの学校が価格交渉を行っていない現状があると考えております。  制服の指定を初め,児童の使用物品の指定は,各校が教育委員会から独立して行っております。こうした学校自治は特色のある教育を担保していく上での1つの重要なものであると考えております。  吉見議員御指摘の公正取引委員会の報告書の内容を待って,十分吟味した上で,学校の負担,保護者の負担,双方を考慮しながら慎重に対応してまいりたいと考えておりますので,御理解くださいますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございました。新聞では,年内に公正取引委員会からの報告書は届くと書かれておりました。公正取引委員会の価格交渉などの提言について,学校,保護者双方の立場から十分検討していただきますようお願いします。  次に移ります。  水路と排水路についてです。  1つ目は,和田島堤防下の排水路についてお伺いいたします。  市道・和田島53号から東へ600メートルの排水路に砂が蓄積し,排水が阻害されています。これは,和田島町の堤防を保護するため,海岸に消波ブロックを置き,海岸に砂を堆積させました。堤防を守るその砂が,冬の北西風により砂が舞い上がり,堤防道路,排水路に落ちたためです。  何年か前,県が150メートルぐらい掃除をしてくれました。地元の者は600メートル全部するのかと思っていましたが,それっきりです。特に,和田島53号,自衛隊付近では悪臭がします。小松島市の主要な海産物であるチリメンジャコの生産にも影響があります。どのような対策を計画しているか,お伺いいたします。              [産業振興課長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興課長(茨木昭行君)議員から御指摘のありました排水路は,徳島小松島港海岸和田島地区の海上自衛隊第24航空隊基地から和田ノ鼻に向かって伸びる堤防下の排水路で,県の港湾部局が所管する施設であります。現況確認をしましたところ,海岸の砂が風に巻き上げられ,堤防下の排水路に砂が堆積し,場所によっては深さ10センチほどの砂が堆積をしておりました。  排水路にたまった砂の対策等についてでございますが,所管する県東部県土整備局港湾管理担当に問い合わせたところ,平成27年までは地元のボランティア団体を中心に,県も支援しながら排水路にたまった砂やごみの除去,周辺の草刈りなどを定期的に行っておりましたが,現在当団体は休止している状態とのことでありました。  議員から御指摘のありました排水路にたまった砂の除去等につきましては,適切に管理していただくよう県に要望してまいりたいと存じますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)適切な管理を県に要望とのお答え,ありがとうございます。小松島市南部の地域振興に向けた検討会議では,和田島地区はシラス街道の取り組みの推進があります。その中に,「見る,触れる,食べる」と表示,きれいな漁村,きれいな海岸,きれいな海を売り出すためにも,県へ強く要望することをお願いいたします。  次の質問に移ります。  先日,人権の講演会に参加するため,市役所に車を置いて総合福祉センターへ歩いて向かっておりますと,横須4号線沿いの水路,これは排水路になるのですかね,その水路に物すごく草がいっぱい生い茂っているし,私には悪臭も感じられました。一体,この水路は誰がどのように管理しているのでしょうか,お聞かせください。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。  議員も直接歩かれて気になられたということでございますが,御指摘の排水路は市道4号線沿いの延長約70メートル,水路幅約3メートルの排水路となっております。当該排水路の管理については,以前は市内業者さんのボランティア等によりしゅんせつや草刈りなどが行われたこともございましたが,現在は市の方で毎年,冬ごろの季節に草刈り等を実施いたしておるところでございます。昨年も,12月に側溝清掃事業を活用して,草刈りと清掃作業を実施いたしておりまして,本年度も実施する予定といたしております。  また,市道・横須4号線は,道路部分については今年度から民間企業と小松島市土木施設アドプト事業の覚書を交わしまして,官民一体となって清掃美化活動が実施されております。  今後におきましては,当該排水路の管理については,衛生面等にも配慮しつつ,草刈りやまた土砂の量も多くなってきているようでございますので,しゅんせつ等の判断も考慮に入れながら,管理を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)御答弁いただきました。排水路の管理については,地元の住民の皆さんの御協力も必要になってくると思いますが,高齢化が進む中で,だんだんとそれも難しくなってきていると思います。地元でできる部分は地元でお願いする。できない部分については,衛生面もあることですから,市でも十分配慮をお願いすることを要望します。しゅんせつはぜひやらないと,あれは草刈りだけではだめと思いますので,よろしくお願いします。  次の質問に移ります。  市税などの強制徴収公債権の徴収について,税務課における市税などの徴収についてお伺いします。  9月定例会議一般質問においてお伺いした滞納した市税など,いわゆる強制徴収債権については,裁判をしなくても市が差し押さえなどにより回収できる債権であるとのお答えでしたが,差し押さえに関連して,もう少し詳しくお聞きします。  差し押さえなどを執行しても,全てがすぐに債権の回収ができるものではなく,生命保険や不動産などについては,いわゆる担保という意味合いの差し押さえであるとお聞きしております。その場合,時効にならず,ずっと残っていくということなら,毎年歳入歳出決算書に収入未済額が記され,次年度に繰り越すことになっていますが,この金額には過去から差し押さえなどで債権として残っている部分も含まれていることになります。決算書では,その内容がわからないので,金額の内訳と古い債権に対する徴収方法についてお伺いします。               [税務課長 原田真二君 登壇] ◎ 税務課長(原田真二君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  平成28年度の収入未済額につきまして,市民税,固定資産税,軽自動車税のいわゆる市税分の内訳を,直近の5年間とそれ以前についてお答えいたします。  直近5年間,平成24年度から平成28年度の合計額が約1億5,100万円,平成23年度以前の合計額が約7,900万円,市税全体で約2億3,000万円が平成29年度の滞納繰越額となっております。  次に,徴収方法につきましては,9月定例会議でもお答えしましたが,督促状や催告書,差し押さえ予告通知書等を送付することにより納付を促してはいるものの,納付相談等に応じていただけない場合等に差し押さえを行っております。  差し押さえを執行する場合には,滞納している者がどのくらい収入があり,どのような財産をお持ちかを調査し,差し押さえが可能かどうかを検討した上で執行いたしております。
     しかし,まずは新たな滞納を防止するため,現年課税分について自主納付等での納付をお願いしているところでございます。  議員御質問の,不動産等の差し押さえにより時効が中断し,納期限より5年以上経過しても支払い義務が残っている滞納繰越分については,現在差し押さえしている財産以外に財産がないかの調査を行い,新たに別の財産が発見され,その財産が換価性にすぐれているようであれば,それを差し押さえの上,換価し,滞納税に充当しているところでございます。このことにより,早期の完納,滞納繰越額の減少に向けて取り組んでいるところですので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えありがとうございます。それで,課長に教えてもらって調べたのですけれど,平成28年度は94.98%の収納率で2億3,000万円,その中に不納欠損額というのが1,676万円,これは何ですかと言えば,5年以上たって時効になった分が1,676万円。それで,それを調べてみますと,平成25年度は1,862万円,平成26年度は1,643万6,000円,平成27年度は2,800万円,平成28年度は1,600万円,これだけ時効になって徴収できないということがあるのですね。  これは通告していないので,委員会のときに聞きますので,ちゃんとどういう理由で時効になって取れなかったというか,徴収できなかったかということを調べて報告してほしいと思います。  私の12月の定例会議の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(前川英貴議員)小休いたします。                午後 2時38分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時50分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  14番 出口議員。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)新生クラブ,出口憲二郎でございます。平成29年12月定例会議において質問の機会を得ましたので,3点にわたって質問をいたします。  通告による質問をいたしますが,順番を変更させていただきたいと思います。  1番目に公民館改修改築工事等の年次計画・方針について,2番目に小松島競輪施設整備の概要について,3番目に高齢者の低栄養防止・フレイル予防事業についてお伺いをしたいと思います。  まず,質問に入ります前に,皆さん御存じの作家でもあり,脚本家でもあります倉本聰さんの言葉に,「木は根によって立つ。されど,根は人目に触れず」という言葉があります。この言葉を市長に送って,質問に入ります。もう一回,言いましょうか。「木は根によって立つ。されど,根は人目に触れず」。  まず,1点目の質問,公民館改修改築工事等の年次計画について,きょうのトップバッターの池渕議員の方から質問がありました。できるだけ重複しないように質問をしたいと思いますが,私はごく素朴な質問から入りたいと思うのでありますが,公民館改修改築工事等の年次計画・方針については,平成30年から平成39年までに順次,市内11公民館を改修・改築を実施するとの計画が今回報告という形で示されましたが,この計画は所管部局である教育委員会としての決定事項であるのかどうか,これから確認をさせていただきたいと思います。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)出口議員さんの御質問にお答えいたします。  現時点では,教育委員会の決定事項として方針を示させていただいておりますが,時期等につきましては,また今後検討して変更する場合もございます。お答えとさせていただきます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)現時点での決定事項ではあるけども,時期等については変更することがあるというお答えでしたね。これも池渕議員の質問の御答弁と変わらんと思いますが,私はそれはおかしい。計画を立てた以上,それによって担当課の方で順次やっていくというのが計画なのでしょう。事によれば,基本的な線は守るけども,時期を前後することがあるというふうに,確かにあれにも書いて,示された計画にも書かれておりますけども,それでは全く計画の意味がないように思うのですね。  何で,こういう計画が議会に対して報告という形でなされたのか。それは,予算がついていないから,予算措置もできていないから,報告という形をとったのかもわかりませんけども,非常に素朴な疑問がそこにあるわけです。  いろいろと午前中の答弁を聞かせていただいても,教育長からもお話がございましたけども,どうも腑に落ちない。計画自体に,そんなに不確定要素があるのであれば,もう一回練り直して,ちゃんとした基本的にはこれでいくのだという計画をおつくりになってはいかがですかということを,これも池渕議員の質問に重なるかもわかりませんけども,もう一回確認をさせていただきたいのですけども,この計画を変えるつもりは,出し直すつもりはございますか,ございませんか。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)出口議員の御質問にお答えしたいと思います。  午前中に,池渕議員の方にもお答えをいたしましたけども,現在策定しました計画,方針についてはいろいろ御指摘されたように,あるいは備考欄にも記載していますとおり,いろいろな解決,解消をしなければいけない課題等もございます。  しかし,一つ一つの課題を解消しつつ,進めていく方向としては基本的には,ただいまお示しさせていただいているものを基本として考えていきたいと思っております。いろいろ不確定要素,課題等を解消する中で,さらに加えて変更等々があれば,それにあわせて随時お示し,御提案ができるのではないんかなというふうに考えておりますので,改めて基本的に提出をし直すという意思はないということで御理解いただけたらと思います。  以上です。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)改めて計画を出し直すつもりはないという御答弁であります。それでは,その答弁に従って何点か具体的な疑問点についてお伺いをしていきたいと思います。  まず,小松島公民館の改築計画について,この計画によりますと,小松島公民館は平成30年に耐震補強等の設計を行い,平成31年に耐震補強等の工事を実施し,その1年後,平成33年から平成34年に移転先の検討をして,平成36年,平成39年の間に改築設計,改築工事を行うとの計画でありますが,これも変わりはないわけですね。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)出口議員の御質問にお答えをさせていただきます。  小松島公民館の現状といたしまして,雨漏りによる漏電により天候の悪いときに施設の利用ができないという現状がございます。そして,それの小修繕についてはたびたび行ってまいっておりますが,点検の結果,屋根の修繕が急務であります。そのことから,屋根の回収にあわせた耐震補強を行い,移転先が確定するまでの間,利用者の安全と安心を確保するための計画でございますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)このことについて,小松島公民館の館長さん,関係者にお話をお伺いしました。確かに,建物自体が老朽化をして,もう雨漏りがひどくてしようがないんじゃという現状を抱えられておるのはそのとおりでありますが,だけど,その補修を行ってもらうというのは非常に結構な話ですが,あわせて耐震工事をして,何年か,3年から翌年,4年後,5年後には移転先を探して移転をすると。何で,そんな手間暇かけて,お金もかけて,はっきり言うて,今回やる耐震補強が,わずか3年や5年の間しか使わない,そういう建物にお金をかけることについて関係者も,そんな話は聞いたことがないと,そんなばかな話はあるかというふうに非常に立腹されておりますよ。当然,私はそんな館長さんとか関係者に何の話もなかったのですかと聞きますと,ありませんとはっきりおっしゃいました。ここまではっきりと年次を区切って計画を立てられておるのですから,当然関係者との調整ができておるものと私は思うとったのですけども,調整ができていないという現状についてお伺いをいたしたいと思います。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 3時04分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時07分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)再開します。  中島教育次長。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)出口議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。  今回の定例会議での御説明の後に,各館,各公民館に御説明し,御意見をお伺いし,進めてまいりたいと考えております。  以上です。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)次長から今答弁がありましたけども,それは話が逆ですよ。平たく言えば議会の了承を得られれば,それをもって公民館の関係者に当たるという話でしょうけども,それは逆ですわ,やり方がね。では,議会がこれを仮に認めたとして,現場の関係者から,これはあかんわとなればどうするのですか。  それは,立場上,いろんなそれぞれの立場で早う計画をしたらないかんとか,そういう思いがあるのはようわかるのですよ。わかるけども,やっぱり順番というのは踏まなんだら,それとこれは言わんつもりでおったのですけども,言いますが,こういう例えば学校を建てたり,公民館建てたり,整備をしたりということを教育委員会がすること自体が無理があるのですよ。それはもう何回も私,ここで言うたつもりですし,委員会でも言いました。施設をこしらえるについては,集中をして建築課でも何でもよろしいがな,そういう部署をこしらえて,それでそこで完成まで面倒を見て,できたら原課にそれぞれ引き渡す,管理運営を原課に持っていくというやり方をしたらどうですか,その方がいいですよということを何回も言いましたし,昔は小松島市もそうしよったでしょう。徳島市なんかは,そうやっていますよ。何でそれができないのですか。だから,こういう問題が出てくるのです。それはそうでしょう。教育委員会の皆さんに,建築のことがわかるわけがないし,まして耐震工事やいうのを何で教育委員会がやるのですか。そう聞くと,何にもお答えがないのです,いつもそうなのです。  何で,私が言いよることがおかしいんなら,そういうことをやったらこういう弊害がありますよということを教えてくださいな,もし,できん理由があるんなら。この計画を立てるにしても,そういう無理があるから,こういう計画になるのではないですか。御答弁がいただけるのだったら,教育委員会でも総務関係でも結構ですのでお答えをいただきたい。なぜ,そういう統一した課を,担当課をこしらえて原課に完成後引き渡すというやり方ができないのか,お答えください。 (「答えがないのだったら,ないでいいよ。時間どんどん減りよるから」と出口議員の声あり)               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)出口議員からは,建設事業につきましては統合的に処理をする課を設けてはといったような内容の御質問であったかと思います。  今回の教育委員会の年次計画・方針につきましては,例えば統合するとかいったようなことも1つの検討に入ってきたのではないかというふうに考えてございます。そうしたことも検討するとなると,やはり建築の専門家というよりは,施設の利用状況等を熟知しております所管課で,まずは検討すべき事項が事前,手前の部分ではあるというふうに認識してございます。  人事配置にいたしましても,建築課の方に建築技師を集約的に配置して,各課で上がりました事業について,委託を受けた形で建設,建築事業を行うというような体制は現在整えつつございます。そうした形で,議員御指摘の方向にも向いた動きは進めつつありますが,人員の関係も含めまして,完全な体制にはなっていないというのが現状でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)順次そういう方向に持っていきよるという話ですけども,これはやっぱり思い切ったことをせなんだら,こういうやり方の弊害というのは,なかなか消えんだろうと思います。  ちょっと話はそれましたけども,今回の公民館の改修・改築工事の予定については,もう一点言いたいことがあります。  南小松島公民館の件なのですけども,これも何回か議論をしました。あそこに併設されております少年武道場,1階部分のほとんどが少年武道場の道場となっておりまして,公民館行事が非常に制約をされる。それは,しょっちゅうでなしに,あいておるときは公民館として使っておるようですけども,少年武道場があるということで利便性が非常に悪いということが,もうずっと前から言われております。  そういう議論になって,やっと,それでは,とりあえずは南小松島公民館については少年武道場をよそへ持っていって,1階の部分を,少年武道場であった部分を公民館として使ってもらうということで,非常に現状では2階部分しかないような公民館になっておりまして,それも部屋が小さな部屋が,間仕切りがいっぱいあるというような形になっておりますので,利便性が悪い。利便性は多少とも改善されるのでないかと。それで,順番を待ってくれというようなお話だったなと思うのですけども,ですから,少年武道場の移転についてはすぐに取り組むということで聞くところによると,少年武道場の移転先についても努力というか,検討はしていただいておったようですけども,どうもそれが実らなかったということで,計画に戻りますが,計画によると南小松島公民館は,平成31年に移転先の検討をして,それで平成32年に改修設計,平成33年に改築工事ということになっております。この前,私が聞いたことから比べれば,2年間のおくれが生じております。この理由は何なのですか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)出口議員の御質問にお答えをさせていただきます。  先にいたしました池渕議員からの答弁と重複する点もございますが,年2館の予定で改修並びに改築を進めていく予定でございましたが,それを教育委員会内部で協議をする中で,1館ずつ順次整備をしていくという方針から南小松島公民館の改修時期等についてはおくれが出ているのが現状でございますので,御理解のほどよろしくお願いをいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)いやいや,それは今御答弁になったのは,今の状態を御説明いただいたと。私が聞きよるのは,何でそうなったのですかということを聞きよるのですよ。何で2年もおくれることになったのですか,この計画では,その理由をお聞かせ願いたい。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)出口議員から,先ほど申しました2館から1館になったことが当然時期の延伸とともに,南小松島公民館は議員もおっしゃるように,少年武道場と公民館の併用施設でございます。このまま併用施設として改修をしていくのか,それとも単独で公民館として改修をするのか,そして工事期間中の利用につきましても工事の間,武道場並びに公民館等との業者との調整と時間をかけて業者の御意見を伺いながら,よりよい施設となるよう公民館の改修を目指すための時間を要する部分で,時間をとらせていただいておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)もう,また新しい話が出てきたのですね。少年武道場をこのまま併設をして,建てかえても南公民館と少年武道場は併設をするという考え方も,それでは,あるのですね。あるのですか,出てきたのですか,新しい考え方は。いや,私は少年武道場というのは,南小松島公民館からは移転をするということを前提に話を,もちろん地元の人にもしておるのですけども,そうでない場合もあるのですか。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 3時22分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時26分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)再開します。  大粟生涯学習課長。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)ただいま私が行いました出口議員に対する御答弁の中で,武道館の併用施設等々の答弁させていただきましたが,計画表の記載のように,先に移転等を考えて事業を進めてまいる,その中で計画的な部分の変更もあるかもという部分で誤解を与えましたので,先に少年武道場の移転を考えての改修計画というふうに訂正をさせていただきたいと思います。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)訂正をされましたので,それを了といたします。誤解では決してありませんので,その辺は誤解せんようにお願いしたいのですけども。  当然といいますか,基本的には南小松島公民館に今併設されておる少年武道場は移転をするという方向で計画を立てると,それはそれで結構だろうと思うのですけども。  ただ,私が何回も言いますが,問題は年次なのですね。少年武道場の移転先の検討等が,計画では平成31年,来年,再来年度ですよ。何で再来年までたたなんだら検討ができないのですか。移転先を検討するのでしょう。検討なら,今からでもできるではないですか。そんなに選択肢は多くないですよ,移転先については。それが何で1年も間を置いて,それで2年目から検討を1年かけてするというのは,どう考えてもわからないのです。その辺の御答弁をお願いします。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)出口議員さんの御質問にお答えいたします。  少年武道場の移転等につきましては,公民館としての利用者,少年武道場としての利用者の御意見等を聴取しまして,移転等につきましても協議を重ねてまいりたいと考えております。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)何でそうやって人の質問をはぐらかそうとするのですか。私はそんなことは聞きよらせんですよ。それは当然検討するのには関係者の意見も聞かないかんというのは当たり前のことでしょう。  何で2年もおくれるのですかということを聞きよるのです。その理由を御答弁ください。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 3時32分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時41分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)再開します。  吉岡教育長。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)出口議員の御質問にお答えをいたします。  議員御指摘の少年武道場の移転先等の検討,平成31年度から,平成30年度は空欄になっているという,1年おくれになっているという御指摘であったかと思います。この懸案事項については,表記上は平成31年度からとなっておりますけども,過去にもそういう検討をした事例もございますし,平成30年度においても,これ非常に大きな課題ですので,移転先の検討というのは常に諮りながら進めていくという御理解をしていただけたらと。そこの部分が解決することによって,工事そのものも前倒しに向かっていくというふうな方向で考えていきたいというふうに思っておりますので,御理解いただけたらと思います。              [14番 出口憲二郎議員 登壇]
    ◎ 14番(出口憲二郎議員)教育長のわざわざの御答弁ですので,おっしゃりたいことはよくわかりますが,これもまた矛盾した話なのですね。移転は常に,移転先のことは常に考えておると。場合によれば早うなることもあるという御答弁だったと思うのですけども,それならこの計画は一体何なのですか。池渕議員の質問にもありましたが,私も言おうと思いよったのですけども,もう時間があんまりありませんので。これ,従前は1年2館の整備をやるということで,これが大きく1年に1館ということに今変更したと,その変更理由についてもよくわからんのですけども,そういうことで,これは変えないと,1年1館がもう限度であるというような御見解を持っておられるようですけども,そんな中で,今の教育長の御答弁は,場合によっては前倒しで先にやる場合もあると。これ,もう全く無責任ではないですか。1年で1館しかできないと言いながら,事情によっては前倒しで早くなる場合もあると,それでは,1年に,前倒しをして1年早くなって,その年は2館になりますよ,この計画どおりいったら。それはそれでやるのですか。  これ以上突っ込んでもお答えはないだろうと思いますので,時間もありませんのでやめますが,1年2館が1館になった理由についても,池渕議員からも鋭い追求はありましたけども,私自身はいまだにその理由がよくわかっておりません。これも時間はないとは言え,ぜひ聞いておきたいのですけども,この2館が1館になった本当の理由というのは財政的なものでないのですか。そうではないのですか,そういうことは関係なくて,教育委員会の内部で,あり方検討会議でそういうふうに決めたとおっしゃるのでしょうか,お聞きをします。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)出口議員の御質問にお答えをいたします。  教育委員会部内で協議した際には,それぞれの個々の課題を,午前中,池渕議員にもお話しましたけども,個々の公民館の持つ課題等を一つ一つクリアしていく上では,なかなか1年2館というふうな形で計画・方針を立てるというのは非常に厳しいということで,お示しさせていただいたような1年1館の形で事業を進めていきたい。そして,再度申し上げましたけども,それぞれの課題がクリアできるならば,決してその年に2館の工事が重複する,そういうことは当然あり得ると思いますし,そういう状況になった場合には,もちろん市当局とも協議をしながら,安全第一,より早くという意味合いからも,工事ができるだけ早く進むように対応していきたいと思っておりますので,御理解いただきたいと思います。  以上です。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)同じ質問を財政の方にお聞きしたいです。もし,今教育長が言われたように,交渉とか検討がスムーズにいって,1年早く前倒しにできるとなれば,財政の方はオーケーを出すのですね。それで,財政上の理由でできんというようなことはないのでしょうね,お答えください。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)質問にお答えさせていただきます。  今回は,事業費については示されておりませんで,財政側が事業費が大きいので事業を延伸してくださいというような要望をしたことは一切ございません。教育委員会内の協議の結果で,1年に2館から1館へとの変更をしたということでございます。  ただ,先ほど御案内しました公共施設等の総合管理計画の中でも,耐震化できていない建物については速やかに安全性を確保するようにということが入ってございますので,準備が整い,事業が実施できる状況となりましたら,財政側としても最大限の配慮をして事業実施に努めたいと考えてございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)御答弁いただきました。財政側としても,最大限の配慮をするということで了といたします。  続いて,小松島競輪施設整備の概要についての質問に入ります。  このたび競輪局より,小松島競輪施設整備の概要についてということで,今議会に報告という形で提出をされたわけでございますが,これは行政,競輪局だけではなくて,市としての決定事項なのかどうか,まずお聞きをしたいと思います。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんからは施設整備計画の内容についての,決定についての内容の御質問でございます。  午前中の池渕議員さんの御質問に対しても答弁させていただきましたが,競輪局としての案を市長を初め,副市長,政策監の了承を得て,報告をさせていただいたものでございます。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)市長,副市長の了解を得て発表したということで,いわゆる私の感覚では,市としての決定事項ということであろうと思います。  それでは,そこでお伺いしますが,私は基本的に,基本的な競輪事業のあり方について,競輪事業をやっていく上で競輪事業をやる基本的な考え方,なぜ競輪事業をやるのか,どういうふうにお考えになっておられますか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  公営競技につきましては,目的として地方財政への貢献がうたわれておりまして,小松島市競輪事業あり方検討会議の報告の中でも,小松島競輪を取り巻く環境が大きく変化することが見込まれる場合には,速やかに外部委員による検討会を設置することが望ましいとされています。  競輪局といたしましては,赤字にならないように,収益の確保を図りながら努力してまいりますが,今後小松島競輪を取り巻く環境が大きく変化し,継続的な赤字が見込まれる場合には,再度外部委員による検討会を設置し,市議会を初め,市民の皆様にも十分御議論いただいた上で,方向性を決めてまいりたいと考えております。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)今の御答弁の中に,私は今の競輪局の競輪に対する考え方が端的にあらわれておると思うのですね。言葉尻を捕まえて言いよるわけではないのですけども,今壽満局長の方は「競輪事業のあり方検討会議にもそういう結論が書いてあるけども,赤字になれば存続について検討する必要がある」と。逆に言えば,赤字にならなければ存続したいと,したいというか存続する理由になるというふうにお考えのようで思うのですけども,私は今あなたのおっしゃったように,競輪事業の最大の使命は,小松島競輪であれば小松島市に対して繰入金,いわゆる収益を出して,それを一般会計に入れると,そうすることによって小松島市の財政に大きく貢献をするというのが最大のというか,もう一番大きな競輪の存在意義ではないのでしょうか。それと,赤字にならない限りやるというのは違いますよ,明らかに。そのあたりどうですか,私が言いよる方がおかしいですか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  小松島市競輪事業あり方検討会議の報告の中でも示されておりますように,競輪業界を取り巻く環境は変化しており,地域経済や地域雇用の面における役割,またレジャー施設やスポーツ施設としての役割,地域環境の面におきましても,地域の公共施設としての役割など,競輪場が担っている役割は大きなものがあると考えております。  しかしながら,議員さん御指摘のように,本来公営競技は地方財政健全化への貢献が目的とされているところでございますことからも,現在はJKA交付金の返済中ではございますが,本来あるべき姿に早期に戻れるよう努力してまいりたいと考えております。  以上です。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)ちょっと議論がかみ合わんのですけども,私は原則的なことを聞きよるわけで,何回も言いますが,一般会計に寄与することは必要条件,絶対条件であるということについてはお認めになりますね。               (「はい」と壽満参事の声あり) ◎ 14番(出口憲二郎議員)それでは,それを前提に議論をいたしますが,今あなたのおっしゃったあり方検討会議の結論について,確かに「競輪事業を継続することは適当である」と。その後,「ただし,税金を投入するおそれのある場合には,速やかに競輪事業の存廃について決断されることを求める」と。平たく言えば,赤字になって逆に一般会計から繰り入れをせないかんようになったら,もうやめなさいと書いてあるわけです,はっきりと。それはそういう理解でよろしいのですよね。私はそう理解したのですけども,そうであるならば,それでは,今回の施設整備も含めて,将来税金を投入するおそれ,いわゆる赤字になって一般会計から補填せないかんというようになるおそれは全くありませんか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  議案説明会において配付いたしました施設整備の概要にもございますが,このたびの施設整備につきましては,将来的にも安定した収益をもたらすための施設整備を,方向性として打ち出しております。具体的には,コンパクト化による光熱水費といったランニングコストの削減や,照明施設の設置によるミッドナイト競輪の自場開催による売り上げの増加を見込んでおります。これらの施設整備を,身の丈に合った施設整備の事業費の中で行ってまいりたいと考えております。  また,税金の投入ということは一切考えておりませんし,過去の赤字のときにもございませんでした。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)考えていないと,当然それを考えたらできる話ではないのですけども。  私が質問したのは,そういうおそれが,そういうことが全く100%考えられんと,もうずっと本来の使命である黒字になって,一般会計に繰り入れができる状態を保たれるという見込みが,それでは,おありになるわけですね,どうですか。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  先ほども答弁させていただきましたが,一般会計へ繰り入れができるよう,本来あるべき姿に,早期に戻れるよう努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)小松島競輪は,以前は年間,私の知っておる限り4億円とか5億円とかの一般会計繰り入れがあったのは事実です。私も知っております。  ただし,ここ恐らく20年近くは一般会計に繰り入れがゼロの状況が続いておるわけですね。おっしゃることは,そういう状況を一刻も早く打開して,黒字をこしらえて,それを一般会計に入れたいというお気持ちだろうと思うのですね。気持ちは気持ちで,非常に結構なことだろうとは思うのですけども,私が聞きたいのは,それが本当にできるのか。特に,今の老朽化等の問題は別にして,現在の状況の中でも,なかなか一般会計繰り入れというのはできていない状況なのですよね。それが,これも素朴な疑問なのですけど,現在そういう状況であるにもかかわらず,そして施設の老朽化が進んでおるから,まだ費用は明らかにされておりませんけども,17億円,18億円,20億円というお金をかけて,施設を改修して,それも確かに施設改修基金というのが何億円かあるようですけども,だけど基金を取り崩してもなお,10億円余りの借り入れをせないかんという状況の中で,果たして,それでは,10億円の借り入れをし,いろんな経費を引いて,なおかつ一般会計に繰り入れができるという根拠を,私はいろいろ探してみたのですけども,これについておる簡単なシミュレーションでは将来のことも書いてございませんのでわかりません。そのあたりは,本当に財政的にといいますか,経費的に,総合的に考えて,おっしゃるような一般会計繰り入れというのが本当にできるのですか。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)本市の競輪事業は平成28年度より延納制度をとって,毎年28年度から平成37年度の間,延納しておりました7,500万余りのお金をJKAに返納してまいります。そして,平成28年度に関しましても,7,500万の延納金を返しても,現在28年度に関しましては5,000万の施設の改修基金,そしてまた繰越金へとなっております。  それで,この中で,今回の施設改修の方に関しましては,先ほど局長が申しましたように,よりコンパクトにすることによって,今払っております水光熱費とを十分に縮小できますし,そしてミッドナイト競輪ということも先ほど出ましたけれども,借り上げでしたら,上期,下期合わせて2節しかできないところを,自場,自分の場で,本場でできるようになれば,これが2節ずつ,4節できるというふうな中で売り上げ,特にミッドナイト競輪の場合は売り上げの方が大分当初よりか,1節について1億円ほどなっております。そういうふうな現況をいろいろ勘案しまして,今後についても改修に至っても,市の一般財源の方へ今後繰り入れできるというふうなことのなかで考えておりますので,御理解を願いたいと思います。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)坂東統括監の方は,担当監としてそういう御見解を持っておるということはよくわかりました。  財政の話ですので,市の財政課としてはそういう見解でよろしいのですか。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)御質問にお答えさせていただきます。  競輪局の方からは,施設のコンパクト化によりまして,光熱水費の減少等,あるいはミッドナイト競輪の開催増による売り上げの増が見込めるという説明は聞いてございます。今後は,どういった施設を計画の中で盛り込んでいって,借り入れ等が当然発生するわけですけども,支払い等についての収支ができるのかどうかについても,協議を重ねた上で黒字が継続できるような形の方向を,財政側としても検討していきたいと,考えていきたいと考えてございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)今の豊栖さんの御答弁では,これからそういう検討をやっていくということですか。財政的な,いわゆる収入,返済等のバランスをとりながら,黒字が継続するような計画を立てたいということで,今の時点では競輪局の方ではこれでいけるという気持ちは持っておられるようですけども,そこまで財政の方は,まだ検討はできていないというふうにとってよろしいのですか。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)競輪事業特別会計の今後の見通しにつきましては,財政当局で徹底した分析をしているという状況では,実際のところございません。  ただ,先ほど競輪局の方からも御説明がありましたように,身のほどに合った改修をしたいというような発言がございましたけれども,そうした形で建設事業費についても抑制した中で行っていけば,黒字の体制で維持できるのではないかという感覚は,今まで聞いてきた説明の中で受けとめているところでございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)ちょっとびっくりしたのですけども,これだけの大きな事業なのですよ。小松島市にとって競輪を続けていくか,やめるかということは非常に大きな政策上の判断になるわけですよ。それを,所管担当部局は当然続けていきたいという気持ちがあるのは,それは気持ち的にはよくわかります。わかりますが,それに引きずられて,言葉が悪いけども,それに引かされて財政の方が十分な検討をいまだにしていない。していない中で,こういうものが議会に示されるということについては,私はちょっと納得がいかないのですね。議会に示すのであれば,もちろん担当課の方で続けたいと,それで施設もこういうふうに書いてあるのですよ,ここに施設整備の必要性と方向性とか,具体的な施設整備とか,こういうことまで競輪局の方は,担当課の方は当然考えておられるわけですよ。それに幾らかかって,借り入れをどのくらいして,払っていけるというシミュレーションが示されたのは平成33年度までなのですね。これは,午前中の池渕議員の質問の中にもありましたけども,こういう全く,言葉が悪いですけども,競輪局が先に走りよると,競輪ですから走るわけですね。それに,なかなか財政当局がついていけないというのが現状ではないのですか。そうでないのですか,ないんならない,そうならそうとお答えください。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)出口議員からは,厳しいお言葉をいただいたところでございますが,各特別会計あるいは企業会計の収支につきまして,完全に黒字にできるかどうかといったところまでの検討は,実際のところ財政当局,財政課の方では完全にできていないのが現状でございます。  ただ,競輪事業特別会計に対しましては,原則と申しますか,市の側,財政側の基本的な考え方として,一般会計からの繰り入れをするつもりは一切ないということについては,常日ごろから申し伝えているところでございます。そうした中で,競輪局の方が黒字化できるということで収支見通しを立てて,1つの方向性を今回示させていただいたものと考えてございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)聞きようによっては,非常に苦しい答弁だと思うのですね。それは,特別会計,いろいろ競輪のほかにもあります,国民健康保険特別会計と,ああいうのはどうしても必要な事業なのですよ。だから,当然赤字になれば一般会計から補填するのは,もうしようがないのですよ,これは。  だけど,競輪はそうではないでしょう。だから言いよるのですよ。そういうふうな事態になったら,直ちに存廃について検討しに入れという答申も出ておるではないですか。では,施設はさらにした,3年,5年たって赤字になったと,もうにっちもさっちもいかん,赤字になって一般会計から繰り入れてくれということになれば,そんなら知らんわというわけにはいかんわけでしょう。そのときに,どうするのですか。ほな,もう競輪はやめたと言うのですか。  だから,財政ももっと責任を持って,それは競輪の方で一生懸命そういう見通しも立てて,それは確かに特殊な事業ですから,我々素人にはわからん部分がようけあるのだろうと思いますけども,そういうことも含めて,十分市の財政当局との打ち合わせというか,コミュニケーションをとってすべきであろうと思うのですね。それでもう競輪は特別会計やから,赤字になっても一般会計から補填はせえへんと言うてあると,そんな話で済む話でないでしょう。大変なことになりますよ,そういうことでは。  それが,そんなに私は10年先,20年先のことを言いよるわけではないのですよ。ことしの8月31日の日本経済新聞に,競輪場存廃で初会合ということで,高松市の高松競輪のことが報道されております。今,御存じのように,高松競輪は四国で一番だろうと思うのですけども,うちと同じで施設が老朽化して,維持するには数億円規模の改修が必要な。一方で,入場者数はピーク時の半分以下になっていると。うちは半分以上,減っておるわけでしょう。そういうことから,存廃を含め,来年夏をめどに方針を決定すると,あり方検討会議がスタートしたということですけども,それに続く記事は,多分もう高松競輪は廃止をするだろうという前提で,これを開いておるようです,どうも聞いてみたら。高松競輪の現状を言いますと,1990年代には年に10億円程度の黒字を生み出していたが,直近では,最近では2億円ほどまで下がったと。下がったとはいえ,2億円の一般会計繰り入れはあるわけですよ。それでも,将来のことを考えれば,老朽化した施設に,これに書いてあるのですよ,改修の規模に応じて数億から10億円以上の費用がかかると。うちは,恐らくまだ決まっていないようですけども,武雄競輪が17億8,000万円かかったというようなことを,わざわざ書いてあるのですよ,ここにね。ということは,それに近い,ひょっとしたらそれ以上の金がかかるかもわからんと。それでも,やると言うのでしょう。高松市だったら,全然別ではないですか。あのようけ売っておる高松競輪でさえ,将来のことを考えたら,もう競輪はやめる方向で議論されておるという現状を,これ競輪当局はどう受け取りになっておられますか。知らんわけはないだろうと思いますので。                [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)出口議員御質問の,高松競輪の件についても,施行者同士の中で,よく存じております。やめる方向でするというふうなことで,出口議員は高松競輪が,言われましたけれども,施行者間同士の中では,まだそこまでの込み入った話は聞いておりません。  ただ,高松競輪のみならず,競輪事業といたしましては,前は自場だけで開催する,自場だけの開催で持っていくというふうな中でやっておりました。現在は,F2,F1,G3,あともう一つ,今年度であれば私どもがしましたように,特別競輪のG3の国際支援競輪がございますけども,そういうふうな中のが今全国の競輪場で,全国のサテライトで購入できます。  また,一般の方でも電話投票,そしてまたインターネットを使った投票でも購入ができるようになっております。だから,高松市民,香川県民が何十万いるから,これがノーだというふうな形には,現在競輪事業にはなっておりません。どれだけ開催場が,ほかの場に対してF2,F1売ってくれ,そういうふうな中でやっております。ですから,今年度台風で,大雨の被害でちょっと九州の方が大分豪雨に包まれまして,1日目に久留米,2日目に小倉が売れなかった,私どもの記念競輪でも53億8,000,約54億円売り上げております。そして,54億円売り上げておりますけども,確かに昨年と比べれば5億円ほど売り上げ的には落ちております。そういうふうなわけで,高松市からおいて,一般財源が何千億円の中の競輪事業の何百億円と,それと小松島市で言いますと,ことしで言うたら155億円が一般財源の中で,競輪事業は今年度に関しましては,それより多い170億円,165億円というふうな形でなっておりますけれども,だから小さいわけだから,そういうふうなことは当然売り上げの方が少なくなってきましたら,後のことで工夫して,各場が工夫して,どれだけ落ちた分を売り上げの中でしていくか,これはもう最たるものが現在,これからうちの方が取り組もうとしていますミッドナイト競輪なり,そしてまた今回近県の方で寄り添います西日本カップというふうな形で考えております。  高松競輪にいたしましては,そこらの中で今後進めていくか,ほかの場ですので私の口からはどうのこうのとは言いませんけれども,そういうふうな中で小松島市はどうだと,比べた中で小松島市はこういうふうに頑張って,先ほど答弁の方でも申しましたように,収益の上がる施設として今後建てて,一般財源の方へも繰り入れのできる,そしてまた平成37年後以降に関しましては,返納の方も終わりますので,その分も足していけれるというふうなことを予定しまして,現在,今回施設改修計画というふうなのを概要として出させていただいた次第でございますので,御理解願いたいと思います。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)私の質問に対して,お答えがないようでございます。私は別に競輪当局の熱い思いというのは十分わかっておるということで質問をさせていただいておるのですけども,私もそれは競輪がかつてのにぎわいを取り戻して,一般会計にもお金を,何億円というお金をどんどん入れていくようになれば,それにこしたことはないというのは思っておりますが,果たしてそれができるのか,高松競輪でさえ廃止の方向で,そうでないとおっしゃるけども,それは当局自体はそんな話はせんだろうし,もうやめるけんどうのこうのということは言わんだろうと思いますが,誰が見たって客観的に見れば,日経新聞にしてもそうですよ。存廃をということは存続を検討するわけないでしょう。廃止を検討するから存廃を検討しておるということになっておるわけではないですか。そういうことの心配はないのだと,高松市はたとえやめても,小松島市は高松市とは違うのだという理由をお聞きしたかったのですけども,お答えございません。時間がありませんので,また委員会でその辺の話は詰めていきたい。  競輪の問題に関して最後に,概要の中に施設整備に当たってはデザインビルド,これは設計建築一体発注ということらしいのですけども,について検討するとありますが,なぜ設計建築一体発注なのか,お聞きしたいと思います。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  施設整備の概要にもございますが,施設整備に際しての留意点といたしまして,施設整備期間中におきましても,年間15節46日開催という開催の回数や開催日数は免除されませんので,施設整備はスケジュール管理を徹底するとともに,短い限られた期間内で施設整備をする必要があることから,期間を短縮するために,このたびデザインビルドの設計から建築の一体発注について,今後検討するといたしたものでございます。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)時間的な制約があるので,早期に発注できるデザインビルド方式を検討するというお答えですけども,デザインビルド方式,私も専門ではありませんので,インターネット等を引いて勉強させていただきました。これは,いろんな学者さんとか建築家の方々が書いてある記事があるのですけども,確かに最近民間ではデザインビルド一体発注というのが大変脚光を浴びておるというのはありますが,私が見た山下PMC事業創造本部事業創造部部長,村田達志さん,この方の見解ではデザインビルド方式を自治体が行う,公共事業に導入するには,地方自治法施行令にそぐわない点がある。  まず1点として,公共事業を行う場合,価格競争が大前提である。2点目に公共事業を行う場合,予定価格制度の存在というのが必要だと。すなわち,関係法令の中では法令の条文そのものが設計施工分離方式,今までやってきた方式を大前提としているという記述がございます。これについて,どうしてもデザインビルドでなければいけないと,時間の短縮ということは別にこういう問題のある点を無視して,デザインビルドを採用する必然性がどこにあるのか,もう一回お聞きします。             [産業建設部参事 壽満靖司君 登壇] ◎ 産業建設部参事(壽満靖司君)出口議員さんからの御質問にお答えさせていただきます。  デザインビルド方式を採用した場合,議員さん御指摘のような懸念もございますので,施設整備計画を策定する中で,デザインビルド方式の長所・短所についても十分な検討を行ってまいりたいと考えております。こちらの概要の中にもございますとおり,デザインビルド方式の採用については検討するということで,まだ方式を決定したわけではございません。検討するとさせていただいたものでございます。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)決定をしたわけではない,検討するということだということですけども,いかにも唐突な感じがするのですね。概要に何で発注方式まで,検討するとは言いながら,こうやって書いたら,ほとんどデザインビルド方式を採用すると我々はとりますよ。何でこういう記述があるのですか。それは,やっぱりデザインビルド方式でやるという強い意思があるから,こういう書き方をするわけでしょう。それを,別に決定したわけでない,検討すると書いてあるだけだという答弁はとても納得できるものではございません。  細部にわたって質問をしようと思うとったのですけども,池渕議員がほとんど質問しましたので,私は競輪事業,最後に市長にお聞きしたい。以前にも聞いたことがあるのですけども,市長,今回の議案説明の中にもありましたように,長期的に持続可能な財政運営,これを事あるごとにおっしゃいます。長期的に持続可能な財政運営が,競輪事業においても可能なのか,どういう御見解を持っておるか,最後にお聞きしたいと思います。                [市長 濱田保徳君 登壇]
    ◎ 市長(濱田保徳君)出口議員さんから,競輪事業の持続可能な運営ということで質問をいただいたのでお答えいたします。  今,統括監,そしてまた参事の方からいろいろ競輪事業特別会計の今後の見通しということで,いろいろな事業展開をして行く中で,施設整備の改修,そして等々,そしてまた改修が行えた後の競輪事業のあり方,ミッドナイトとか,そういうふうな収益性の高い競輪事業はできるということで聞いております。  それと同時に,施設改修におきまして,コンパクトな競輪場でございますので,経費の削減等とも図れると思います。そしてまた,一番が地域の雇用,そしてまた,今,若い選手も選手会で育っていますので,そういうふうな選手の育成も初め,地域に溶け合った競輪事業を私は継続できるというような思いがありますので,それも酌んでいただきたいと思いますので,そういうふうな思いの観点から持続可能な競輪事業を進めていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)いろいろ競輪事業を行うことによって,プラスの点があるのは私も認めます。  ただ,何回も言いますが,原点はやはり一般会計に貢献をする,もっと平たく言えばお金もうけをする事業であり続けるという前提を忘れないようにお願いしたいと思います。  それでは,最後に3点目の高齢者の低栄養防止・フレイル予防事業についてということで質問を通告を出してございますが,時間があんまりありませんので,簡単にといいますか,要点だけを聞きたいと思います。  いわゆるフレイルというのは,私も初めて聞いた言葉なのですけども,高齢になることで筋力や精神面が衰える状態を指す言葉でありまして,英語のフレイルティの訳として,虚弱のかわりに,日本老年医学会が提唱をいたしております。同学会は,平成26年5月,フレイルについて声明を発表し,高齢者に見られる特異なステージを国民全体が認識し,高齢者が要介護とならないよう,予防に努めることが必要と提言をしております。  すなわちフレイルとは,高齢者が抱える筋力低下による転倒の危険性の増大などの身体的問題のみならず,認知機能障害や鬱病などの精神・心理的問題,独居や経済的困難などの社会的問題までを含む概念で,重要性を医療専門職のみならず,広く国民に周知することで介護予防が進み,要介護高齢者の減少が期待できるとしております。  本人は,十分食べていると思っていても陥る,主にたんぱく質不足による栄養欠乏症状のことで,一昔前の食糧難時代の栄養失調とは異なり,毎食しっかり食べているつもりでも起こる現代版栄養失調です。  本年の7月の総務省の人口推計では,65歳以上の人口は3,477万8,000人,その中の少なくとも250万人がフレイルに該当すると見られております。具体的な症状は,いろいろありますが……。                  (発言する者あり) ◎ 14番(出口憲二郎議員)飛ばします。フレイル低栄養についての当局の御見解をお伺いします。              [介護福祉課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 介護福祉課長(寺橋和彦君)出口議員の御質問にお答えをいたします。  フレイルにつきましては,先ほど議員からも詳細に御説明もございましたが,厚生労働省研究班の報告書によりますと,「加齢とともに心身の活力である運動機能や認知機能等が低下し,複数の慢性疾患の併存などの影響もあり,生活機能が障害され,心身の脆弱性が発現した状態であるが,一方で適切な介入・支援により,生活機能の維持向上が可能な状態像」というふうにされておりまして,一般には健康と要介護状態の間の心身ともに弱っている状態のこととされております。  フレイルの状態になりますと,病気にかかりやすくなったり,筋力低下による転倒・骨折等の危険や感情のコントロールが困難になる場合など,身体的な変化だけではなく,精神的・社会的なものも含め,さまざまな弊害の発生が懸念されます。一方で,フレイル状態の段階にある高齢者であっても,日常生活の工夫に取り組むことにより,フレイルの進行をおくらせたり,健康な状態に戻ることも可能と言われております。  フレイルの状態にある方へのアプローチといたしましては,一般には持病のコントロール,運動療法,栄養療法や感染症の予防などが上げられますが,特に高齢者につきましては健康長寿のための三つの柱,具体的には1点目といたしまして,栄養面や歯科口腔機能の維持向上,2点目として歩くことや筋力トレーニングなどの身体活動,それから3点目といたしまして就労やボランティア活動を含めた社会参加,これら3点につきまして包括的に底上げを図ることによりフレイル予防につなげることができるというふうに考えられます。  このようなことを踏まえまして,フレイル予防に関する事業につきましては,介護保険制度に基づく一般介護予防事業の一環として,管理栄養士,歯科衛生士などの専門職により,栄養改善指導や口腔機能向上プログラムなどを実施している事例とか,民間事業者による栄養状態のチェックや服薬指導を実施している事例など,さまざまな主体,手法により少しずつ取り組みが進められてきております。  このように,ほとんどの方が健康な状態からフレイルの段階を経て,要介護状態になるというふうに考えられますので,本市といたしましても,フレイルの予防に関する取り組みは大変重要であるというふうに考えているところでございます。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)大変重要であるという御認識をいただきましたので,最後に,フレイルコンソーシアム,これについてお聞きしたいと思います。  高齢者の低栄養,フレイル防止コンソーシアム事業は,コンソーシアムというのは共同事業体の意味だそうでございますが,厚生労働省医療費適正化推進事業,高齢者の低栄養防止重症化予防等の推進をもとに,栄養ケアサポート薬局が基点となり,医療者,介護関係者と食品関連事業者等との異業種連携を推進し,高齢者に低栄養リスクと対策の重要性の気づきを与え,早期の医療介入と食支援によって高齢者のフレイルを予防し,医療費適正化と健康寿命の延伸,地域経済活性化に寄与するヘルスケア事業であります。  本事業は,平成30年度から施行される医療費抑制成果に対する傾斜配分による国保財政支援に応える自治体との協働事業として検討が進められております。 ◎ 議長(北野恒男議員)出口議員,時間が来ましたので。 ◎ 14番(出口憲二郎議員)済みません,もうちょっとです。  本市においても,徳島県薬剤師会小松島支部がこの事業に取り組むべく,実施システムを作成しておられます。最後に,この事業に対する市の当局の考え方をお聞きして,私の質問を終わります。              [保健福祉部長 山路英伸君 登壇] ◎ 保健福祉部長(山路英伸君)出口議員の御質問にお答えいたします。  国におきましては,フレイル予防の重要性に鑑み,高齢者の低栄養防止を含む高齢者の適性を踏まえた保健事業の推進に向け,先行実施されたモデル事業の検証を進めているように伺っており,本市においても情報収集に努めておるところでございます。  このような中,議員のお話にもありましたように「高齢者の低栄養防止コンソーシアム徳島」が全国に先駆けて設立され,医師,栄養士,薬剤師等の多職種連携により,高齢者の栄養状態等の見守りを実施するとともに,民間事業者等も参画し,栄養状態のチェックを初め,栄養指導や服薬指導等の多様な活動を展開しているように伺っております。  小松島市におきましても,薬剤師会を中心として取り組みを進めているようでございますので,本市として,まずこの団体の今後の活動状況を注視するとともに,地域ケア会議などにおいて,フレイル予防につながる取り組みの周知に努めるなど,費用対効果の観点を踏まえ,行政としての役割をしっかり見定めながら,先ほど議員から紹介されました先進自治体や介護予防の実践事例などを参考といたしまして,検討を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 4時43分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 4時55分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  本日の会議は,議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  2番 四宮議員。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)公明党の四宮です。本日,初日の4番目ということですが,長時間になっております。皆さんも多少お疲れと思いますが,最後までお聞きいただけたらと思います。  朝晩もめっきり寒くなってきました。ちまたでは,インフルエンザもはやっているようですが,私も少し油断をしまして風邪を引いてしまいました。多少,お聞き苦しい点があるとは思いますが,最後までよろしくお願いします。  本年締めくくりの定例会議となります。今回も質問の機会をいただきましたので,通告に従い,2点について質問いたします。  1点目は選挙における投票のあり方について,2点目は生活困窮者自立支援についてお伺いします。  ことし1年,1月の小松島市長選に始まり,首都東京では7月に都議会議員選挙,10月には短期決戦となった衆議院選挙がありました。政権選択でもある衆議院選挙では,小池都知事が新党を立ち上げたことで,当初は旋風を巻き起こし,全国的に注目されましたが,野党が分裂し,各政党の政策論争よりも枝葉の部分が話題となった劇場型選挙となり,結果的には自民公明の与党が安定多数の議席を獲得し,安倍政権が信任された結果となりました。  全国的にも投票率が低下し,中でも衆議院選挙の投票率は,全国で53.8%,徳島県が46.47%で47都道府県の中で最も投票率が低く,全国ワーストワンとなりました。  また,小松島市では48.15%でした。徳島県下では,5月に吉野川市議選,11月に阿南市議選,鳴門市議選が行われました。全体的に投票率が低下している中,各選挙委員会では有権者をいかに投票所に足を運ばせるかを苦慮しており,少しでも投票率を上げようと,広報車で期日前投票を促すなどの努力をされていました。  また,阿南市では今回の市議選から選挙公報を発行しました。市民に一番身近な市の選挙において,有権者にもっと関心を持っていただくため,候補者のプロフィール,キャッチフレーズ,政策などを紹介したものです。本日,議長に許可をいただいて,阿南市の選挙公報をお持ちしました。(公報を掲げる)開くとこういう大きなものになるのですが,裏面と。先ほども言わせていただいたのですが,各候補者のプロフィール,政策だけでなくて,一般選挙,投票所の設置場所の一覧とか,あと当日の投票所の会場のレイアウトとか,非常に一般市民の方が見て便利なものだと思いました。  公報が,新聞の折り込みなどで全有権者宅に送付されました。国政選挙,県知事選挙においては,公職選挙法で発行は規定されているそうですが,次回の本市の市議会議員選挙から,選挙公報を発行してはいかがかと思いますが,御答弁お願いします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)四宮議員から,投票率向上のため,選挙公報の発行について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  選挙公報とは,議員御案内のとおり,公職の候補者の写真や氏名,経歴,政見等を記載したものでありまして,衆議院議員それから参議院議員,そして都道府県の知事の選挙について公職選挙法により発行が義務づけられておりますことは御案内のとおりでございます。  また,都道府県の議会議員,市町村の議会議員,それから市町村長の選挙については,条例で定めるところにより発行できるという任意発行制となっております。  徳島県においては,県議会議員の選挙に選挙公報を発行しており,また県内における市の選挙では,徳島市,鳴門市,美馬市,それから御紹介にもありましたように,阿南市がこの11月に執行された市議会議員選挙から選挙公報を発行しているようでございます。  本市選挙管理委員会におきましても,ここ数年,市民の皆様に一番身近な選挙である市議会議員選挙及び市長選挙において,選挙人の皆様に候補者の政見等を手元で一同に見ていただき,政治や選挙に関心を持って,投票所に足を運んでいただけるよう,選挙公報を発行したいと考えてきたところでございます。  今後,選挙公報を発行するための条例案の作成や必要な情報の収集などを行い,次の市議会議員選挙において選挙公報の発行が実現できるよう準備を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)前向きな答弁をいただきました。ぜひ,実現していただきたいと思います。  衆議院選挙に話は戻りますが,今回の投票率の低下の原因としては,選挙期間に入り,長期の秋雨前線の停滞で連日雨の日が多く,また,前日から投票日当日にかけては台風21号の接近による悪天候もかなり影響したと考えられます。  今回は異例としても,投票率の低下は選挙管理委員会,自治体だけに原因があるのではありません。テレビや報道では,議員,また首長による不正・不祥事が報道されており,国民の政治不信がますます深まっていることと思います。私どもも,政治家の1人として大きな責任があるものと真摯に受けとめなければなりません。  次に,投票所の状況についてお伺いします。  選挙の投票については,投票日当日に限らず,期日前投票に行かれる方も多くなりました。今回の期日前投票に行かれた有権者の方から,待ち時間が長く,お昼過ぎには30人ほどの行列となり,投票するのに40分もかかったと連絡がありました。中には,帰られた方も数名いたそうです。私も,選挙管理委員会に確認しましたが,市役所4階の投票所では,多くの方が待機しており,職員が廊下に椅子を並べて対応している状況でした。無理は承知で,投票受付の人員をふやせないかとお聞きすると,受付の機械が2台しかないとのことでした。このような状況は本市に限らず,徳島市では今回から大型ショッピングモールでも投票できるようになり,買い物ついでに投票しようとした人が殺到し,1時間近く待たされたそうで,大変な混乱状態になったそうです。本市においては,本庁舎が耐震工事中であり,1階ロビーが使用できず,会場が4階の小会議室となったことも要因ではあると思いますが,悪天候が予知されている中での今回の対応について,市民に御迷惑をかけたことについては,反省すべき点もあると思いますが,今後どのように改善するか,お伺いいたします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)議員からは,本年10月22日に執行されました第48回衆議院議員総選挙における期日前投票所の運営について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  本市におきましては,議員のお話にもありましたように,従来より期日前投票所を市役所本庁舎1階ロビーに設置してまいりました。  しかしながら,御承知のとおり平成26年度から今年度までの4カ年度において本庁舎の耐震化工事を実施しておりまして,業務を行いながらの工事であるため,現在本庁舎1階ロビーには仮執務室を設営し,介護福祉課が業務を行っている状況でございます。  また,北棟4階の大会議室には,児童福祉課と生活福祉課が移動して業務を行っております。このことから,このたびの衆議院議員総選挙の期日前投票所は本庁舎北棟4階の小会議室を使用いたしました。  前回,平成26年度に執行されました第47回衆議院議員総選挙の期日前投票所につきましても,同じく本庁舎耐震化工事の影響から,北棟4階の小会議室を使用したところでございます。  しかし,議員のお話もありましたように,このたびの選挙では選挙期日に台風の影響から悪天候となることが明らかであったため,期日前投票をする選挙人がふえたことを加えて,本庁舎耐震化工事の影響で,従来の期日前投票所よりも会場が狭くなったこと,この2つの要因が重なったことから,選挙の期日の特に前日,午後からは混雑する状況となりまして,投票にお越しいただいた皆様には,御迷惑,御不便をおかけする結果となってしまいました。  現在,施行しております本庁舎の耐震化工事等も今年度中に完了いたします。次回の選挙からは,従来どおり本庁舎1階ロビーに期日前投票所を設置することができ,スペースも広くなり,記載台もふやせるものと考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)御答弁いただきました。耐震工事の影響が大きかったということで,納得したいと思います。  また,投票当日の投票所には学校の体育館,公民館,地域の集会所等が使用されています。駐車場から会場まで,かなり距離のある投票所もあり,投票所の選定に問題があるのではないかと思われる場所もあります。  また,投票所の中には,階段など段差のある場所も多く,高齢者や足の不自由な方には不便な場所があります。そのような方が投票所に来られた場合,投票所での対応はどうなっていますか,お伺いいたします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)当日,投票所は議員御案内のとおり,主に学校施設や公民館など,市の公共施設に設置しておりまして,基本的にはスロープもございますが,駐車場が遠かったり,また一部の施設につきましては段差があるなど,高齢者の方や車椅子の方には不便なこともあろうかと存じます。  このような場合には,当日投票所で選挙事務に当たっております投票管理者職務代理者を初め,投票事務従事者が車椅子を持ち上げ,段差を超えるなど,入場に必要なお手伝いをさせていただいております。今後とも,選挙人が投票しやすいよう,配慮することを周知徹底してまいりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)御答弁いただきました。今後も最善の配慮をお願いしたいと思います。  次に,投票所入場券の送付についてお伺いします。  国政選挙に限らず,各選挙の投票所入場券は本市の選挙人名簿にある有権者に郵送で送られてきます。今回の場合,10月10日が公示日でしたので,期日前投票期間として公示日翌日の10月11日から投票日の前日の10月21日までの11日間が期日前投票の可能な日となります。  ところが,本市の一部の地域では,公示日の3日後の10月13日の夕方に送られてきたそうです。2日間,期日前投票可能な日に入場券を持って投票に行けなかったこととなります。期日前投票,また当日投票でも入場券がなくても必要事項を書き込めば投票は可能ですが,投票に行きたいときに入場券が届いてなければ,有権者の投票意欲をそぐことにもなり,また有権者一人一人に対して,公平性が欠けていると思いますが,御答弁をお願いいたします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)投票所入場券の御質問にお答えいたします。  投票所入場券の送付につきましては,小松島郵便局と配達完了までにかかる期間について協議を行った上で依頼しておりまして,このたびの衆議院議員総選挙では3日の期間が必要とのことでございましたので,期間内において可能な限り早く配達を完了するよう,お願いをしたところでございます。  投票所入場券自体は,配達開始日の数日前に郵便局に引き渡しを行っております。郵便局においては,配達人員の体制整備等の問題もあると思われますが,今後ともできるだけ早い配達について御協力いただけるようお願いしてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)何とも納得しがたい答弁でしたけど,ぜひ改善していただきたいと思います。  次に,投票所の入場券の内容についてお伺いします。  本市の投票所入場券は,小さな附箋のような用紙です。期日前投票のため,投票所に行くと入場券を渡しても,規定では宣誓書に住所,氏名,生年月日をその場で記載しなくてはなりません。有権者の中には,高齢の方も多く,また体の不自由な方などは人前で字を書くと緊張して手が震えたりして,なかなか書けないと言われる方も少なくありません。今回のように,期日前投票所に一時的に有権者が集中したときに,受付が混乱した要因の1つではないでしょうか。市のホームページからダウンロードして宣誓書を出すことも可能ですが,手間もかかります。  ここで,紹介したいと思います。  これも,前もって議長に許可をいただいていますので,これは高松市の選挙の投票入場券です。(投票入場券を掲げる)裏面に期日前の投票宣誓書が印刷されていまして,家の方で書いて持っていけば,もう投票所では渡すだけになるという,こういう形のものです。高松市の同僚議員から,見本を送ってもらいました。世帯ごとに,有権者分が封書で送られてきます。市民の方から,高松市は期日前投票に行っても投票所で宣誓書を書かなくてもいい,投票所入場券の裏面に期日前投票の宣誓書が印刷されており,事前に記入して投票に行けると教えていただきました。  香川県では,坂出市の公明党市議が提案し,最初に採用されたそうです。それを聞いた高松市議が,議会で提案し,多少時間はかかったものの,昨年の参議院選挙から採用されたそうです。徳島県では,既に阿波市が採用されているそうですが,投票率全国ワーストワンの汚名返上のためにも,本市で採用していただきたいと思いますがいかがでしょうか,お伺いいたします。           [選挙管理委員会事務局長 泉由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)投票所入場券への宣誓書の印刷についての御質問にお答えいたします。  本市では,現在1世帯5名までを1通にして,投票所入場券を見開きはがきの形態で送付をしております。入場券の裏面に宣誓書を印刷し,これを1人につき1通送付するとなりますと,郵送料や印刷代などの経費が増加することになります。  また,1世帯分の投票所入場券を封筒にまとめて入れて送付するとなりますと,経費の増加に加え,封筒の宛先と中身の入場券を間違いなく確実に封入する作業等も必要となってまいります。そして,どちらを採用いたしましても,様式の変更,それに伴うシステム改修等が必要となることなどから,現在のところは現行の投票所入場券を変更する予定はございませんが,今後の研究課題であるとは認識しておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)予算的な面でもすぐには厳しいこととの御答弁でしたが,有権者の利便性の上から,先ほど選挙公報の発行を次の市議会議員選挙から実施の方向で検討していただけるということですので,一度に2つというのは難しいとしても,選挙公報の次には入場券について,ぜひ検討をお願いしたいと思います。
     次の質問に移ります。  次に,生活困窮者自立支援事業についてお伺いします。  さきの9月定例会議で,小・中学生のひきこもりなど,不登校問題について取り上げて質問させていただきました。先日,成人のひきこもりについて報道されていました。内閣府による15歳から39歳までのひきこもり調査では,半年以上にわたり,自宅や部屋から出なかったり,趣味の用事や近所のコンビニに出かけるほかは外出しなかったりする人が全国で約54万人に上るとの推計結果となりました。ひきこもり期間も,7年以上が約35%と最多で,長期化,高齢化が深刻な問題となっています。  また,皆さんもお聞きになったことがあると思いますが,8050問題という問題も社会問題として話題になっています。8050問題とは,ひきこもり生活を続けるなどをして,安定した収入を持たないまま50歳近くに達した子どもと,80歳近くとなった親,養い続けてきた親も年齢のため働くことが難しくなり,支援を受けられないまま周囲からも孤立,困窮に追い込まれる。80歳代の親が50歳代の子どもの面倒を見ている。見方を変えれば,親の資産,年金などを当てに,子どもが仕事にもつかず家にひきこもっているケースが多く,社会問題として取り上げられています。  家庭の問題であると思われますが,高齢の親が亡くなった後,財産も尽き,子どもが社会に出て生計を立てることもできず,生活保護などの社会保障制度に頼ってくるケースもふえています。  また,テレビや新聞報道では,長期の失業や病気,経済的困窮など,さまざまな課題を複数抱え,生活に困っている方が報道されているところです。このような状況の中で,生活する方が最終的に生活保護に至るまでの第2のセーフティーネットとして,2年前の平成27年4月に生活困窮者自立支援法が施行しました。  私自身,議員となって初めての平成27年6月定例会議一般質問で,制度や仕組みについて質問をさせていただきました。その後,約2年半近く経過しましたが,その後の現状についてお伺いいたします。              [生活福祉課長 内樋一由君 登壇] ◎ 生活福祉課長(内樋一由君)四宮議員の質問にお答えいたします。  生活困窮者自立相談支援事業の総相談件数ですが,平成29年度は11月末現在で769件となっています。内訳といたしましては,電話・メールによる相談が562件,小松島生活自立相談支援センターへの来所相談が87件,市役所での相談が28件,相談者の自宅等への訪問相談が69件,ハローワーク等への同行相談が23件となっています。  以上でございます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)相当な相談があるとの御答弁でした。相談者は,複数の課題を抱えており,生活困窮状態に至ったことと思います。本市の事業として予算計上されている以上,当然成果も問われることとなりますが,生活困窮者に対し,自立に向けたプランを作成し,課題解決や就労に結びついた実績についてお伺いいたします。              [生活福祉課長 内樋一由君 登壇] ◎ 生活福祉課長(内樋一由君)四宮議員の質問にお答えいたします。  生活保護受給者以外の方で生活に困っている方を対象に支援員が相談を受けて,どのような支援が必要かを相談者と一緒に考え,具体的な就労や経済的困窮,健康,高齢など多岐にわたった相談内容に応じた支援プラン案を作成しているところです。支援プラン案を市福祉事務所や小松島市社会福祉協議会,地域包括支援センター,事業委託先である徳島県労働者福祉協議会等の関係機関,団体で構成する個別支援調整会議において確認,承認した後,プランに基づいた必要な支援を行っているところです。  また,支援開始後も支援の評価,再プランの策定をしながら自立に向けて包括的,継続的に支援をきめ細かく実施しています。  その結果,事業開始の平成27年度より相談者の課題が解決し,自立プラン終結となったのが13件,ハローワークへの同行訪問等により就労に結びついたのが34件となっています。  以上でございます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)御答弁いただきました。先日,私の方に相談に来られた方の事例を紹介したいと思います。  姉妹で生活されている世帯で,姉が80代,妹が70代,長年病弱でひきこもりがちな妹さんは身寄りがなく,生計を立てることができず,ほかに頼るところもないことからお姉さんが妹を引き取り,同居して面倒を見ておられました。  しかし,お姉さんも高齢になり,金銭的にも厳しく,生活が困窮し,これから先のことを心配されて御相談に来られました。  早速,生活福祉課に相談の上,委託先である小松島自立センターに行き,状況等を説明しました。その後,相談員の方には何度も相談者の自宅まで足を運んで,現状を把握していただき,現状に沿った支援計画を立て,現在解決に向けた支援をしていただいています。  このように,現に経済的に困窮し,最低限度の生活を維持することもできなくなるおそれのある方が支援の対象とされていますが,その方たちの背景には失業,病気,ひきこもり,DV,人間関係などさまざまな問題があり,多くの方が問題を複合的に抱えているのが実情です。  自立支援事業は,先ほども課長が述べられましたが,相談者一人一人の状況に応じ,包括的,継続的に支援を行うことが求められます。それらは,生活保護のような現金給付ではなく,訪問,同行,自立に向けた人的な支援が中心となります。そのため,生活困窮者支援事業には相当なマンパワーが必要になると思います。現在,生活困窮者自立支援相談事業として本市では委託先である徳島県労働者福祉協議会が受託し,事業が行われています。これからもますます高齢化が進み,支援を必要とされる方もふえてこようかと思います。先ほど,現在でも相当の相談件数があるとお聞きしました。今後ますます需要がふえてくると予想される中で,市はどのようにして対応されるか,お伺いいたします。              [生活福祉課長 内樋一由君 登壇] ◎ 生活福祉課長(内樋一由君)四宮議員の質問にお答えいたします。  担当課といたしまして,生活に困っている方の就労や経済的困窮,健康,高齢などの課題に寄り添うため,事業委託先である徳島県労働者福祉協議会,民生委員さん,また関係機関と相談者の自宅へ訪問相談等による情報共有や連携を支援プランに基づき実施しているところです。  事業周知として,ことし2月には民生委員さんや児童委員さんには小松島市民生委員児童委員連絡協議会新年研修会にて「生活困窮者自立支援制度について」と題し,担当者及び相談員が概要を説明しました。  また,現在相談員が地区別に順次事業説明も実施しているところです。今後も相談者一人一人の意欲や思いを大切にした支援プランを作成し,生活困窮状態から自立できるよう包括的,継続的な支援を行う事業として取り組んでまいりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)担当課として努力されていることは理解できました。生活困窮者自立支援法について,市の各部署が制度全般について理解をし,社会福祉協議会,地域包括支援センター,ハローワーク,民生委員の方とのネットワークを深め,協力し,生活困窮者の発掘,支援を必要な人が適切に制度とつながるよう,今後も努力していただきますようお願いします。  「安心・安全のこまつしま」「だれもが安心して暮らせるこまつしま」を目指し,今後努力していただくようお願いして,平成29年12月定例会議の私の一般質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,11日午前10時再開,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問であります。 ◎ 議長(北野恒男議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 5時32分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....