2017年06月14日:平成29年6月定例会議(第3日目) 本文 ◎ 議長(
北野恒男議員)ただいまより本日の会議を開きます。
本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので,御了承願います。
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◎ 議長(
北野恒男議員)これより,本日の日程に入ります。
日程第1 議案第42号から議案第50号までについて,一括議題といたします。
議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。
通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。
12番 吉見議員。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)おはようございます。
29年6月
定例会議一般質問での発言の機会を得ましたので,通告順序に従って質問させていただきます。
大きく分けて,
小・中学校について,
結婚届出用紙について,
ふるさと納税について,地域の観光について,以上4項目についてお尋ねいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
初めに,小学校の家庭訪問についてお尋ねします。
小松島市内の
小・中学校では年度初めの4月に家庭訪問を行っているところが多いと思いますが,保護者から家庭訪問について
小松島南中学校は家庭訪問を行っていない,家庭訪問はやるべきではないかという問い合わせがありました。保護者との顔合わせや家庭環境を守るためにも家庭訪問は意義のあるものであり,実施するべきであると思うのですが,
市教育委員会としてのお答えをお伺いします。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは年度当初の家庭訪問は実施するべきではないかとの御質問がございましたので,お答えいたします。
家庭訪問は吉見議員さんのおっしゃるように,学級担任が各家庭を訪問することで子どもの家庭環境あるいは保護者の悩みや願い,校区の状況等が把握できるというメリットがあります。学校行事の中では長い間継続してきた慣例的な行事の1つです。近年では学校行事の精選が行われる中で見直しがされている行事の1つでもあります。現状では市内の多くの
小・中学校が4月に家庭訪問を行っておりますが,年度当初は学級づくりにとっても最も大切な時期でもあります。
家庭訪問期間中は午後の授業がカットされます。教職員の中にはじっくりと子どもと向き合いたい,あるいは授業時数を確保したいなどの理由から,家庭訪問に否定的な意見もあります。保護者の方からも賛否両論あると聞いております。家庭訪問については各学校長の裁量に任されておりますが,家庭訪問を実施しなかった学校では希望する保護者には家庭訪問での面接等を行うなど,保護者の意向に沿った対応を行っております。家庭訪問については実施時期・精選等,学校と保護者がともにさまざまな観点から協議をした上で判断するように,各校には指導してまいります。
御理解いただきますように,よろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)お答えいただきました。しかし,希望する保護者には学校の面談を実施すると言いますが,初対面の場合,よっぽど困らないと相談には行きにくい。
小松島中学校で実施し,
小松島南中学校でしないということはどうしてでしょうか。教職員だけで討論し,校長が決定する。保護者はどうなったのか。おかしいではないですか。お答えください。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは家庭訪問を学校だけで決めることについての再問がございましたので,お答えいたします。
家庭訪問を実施していない学校では,事前に
PTA役員会で家庭訪問を実施しないというふうなことを提案し,了承を得た上で決定したというふうに聞いておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
それで,もう1回聞くのですけど,これ事前にPTAの役員会で提案し,了承を得たと言いますけど,このPTAの役員会は総会に諮ったのでしょうか。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)新学期が始まります前の役員会で提案したというふうなことは聞いておるのですけれども,総会での審議というふうなことには,したかどうかというのは確認ができておりませんので,よろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)お答えいただきました。ありがとうございます。
家庭訪問については学校行事もあると思いますが,保護者と協議を十分に行った上で判断していただくよう,学校への指導をお願いします。ましてその上にPTAの役員会で提案して了承したと言いますけど,役員会もちゃんと総会で諮ってやっていたのかどうか,そこのところも確認していただきたいと思います。
次の質問に移ります。教員の長時間労働が報道されていました。過労死のリスクが高まるとされる月平均の時間外労働が80時間以上の教員も相当数いるようですが,本市の教員の勤務状態はどのようになっているのか,お聞きします。
また,そのような状況があるのであれば,教員の疲労が子どもの教育にも影響を与えているのではないかと思います。教育委員会としてどのような対応策をお考えかお伺いします。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは小松島市の
小・中学校の教員の長時間勤務についての御質問をいただきましたので,お答えいたします。
文部科学省の発表によりますと,2016年度の
公立小・中学校の
教員勤務実態調査では,1日の勤務時間が11時間を優に超えております。先月末に
小・中学校学校長のヒアリングを行いましたが,ほとんどの教員が早朝から出勤し,勤務時間を超過して勤務しているのが現状のようです。また,教材研究,中学校での土曜・日曜の部活指導,
保護者対応や県や国からの調査物の作成など,時間外勤務それから休日勤務をしなければならない状況です。
学校現場では煩雑な業務を教職員集団で分担協力しながら,こなしております。個々の教職員の心身のケアについては日常から心がけていただくよう,市の校長会でもお願いしておるところです。こうした教員の負担軽減に向けては,
市教育委員会といたしましては,
県教育委員会との交渉による教員の加配や市費の支援員等の配置による人的支援を行っております。調査提出物につきましては,ICT機器を活用した業務の効率化を図っておるところです。
本市の教職員が子どもに向き合う時間をできるだけ確保できるよう,引き続き学校現場への支援を継続してまいります。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございました。
学校現場への人的配置や事務処理の効率化が進むよう,そして,子どもの教育に影響のないように配慮していってほしいと思います。
次の質問に移ります。29年5月13日の徳島新聞の社説には,教員の過重労働についての中に,
クラブ活動にかける時間がふえたことだというふうに言っています。中学校では1時間49分もふえた。部活動,
クラブ活動が大きな原因で,負担の重さを改めて裏づけた形だ。部活動をめぐってはスポーツ庁が休養日設定の
ガイドライン制作を進めている。
文部科学省も外部人材を
部活動支援員として学校職員に位置づけ,指導や大会への引率が可能となるよう制度を改めるなどの取り組みを行っているとあります。運動部活動の競技の種目によっては,その競技を専門とする指導員のいる市外への中学校へ進学をしている生徒もいると聞きました。生徒の技能を高めるためには,指導員の競技に対する専門的な知識や技能が求められていると思います。生徒や保護者としてもよりよい指導者を求めているのだと思います。小松島市の2つの中学校の部活動における指導者の実態はどうなっているのか。専門分野の指導者が充てられているのか,お伺いします。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは中学校における部活動の指導者の専門性についての御質問をいただきましたので,お答えいたします。
中学校の部活動は学校教育の一環として自主性,協調性,責任感,連帯感等を育む上で重要な役割も果たしております。指導者につきましては,専門外の教員が顧問をしている部活動が多いのが現状ですが,顧問の教員はその分野の練習法を研究したり,
指導者研修に参加するなどして自己研さんを積み,指導者としての資質向上に努めております。また,保護者や地域の
スポーツ団体から専門性の高い指導者の協力を得ながら,技術指導等の向上を図っている部活動もあります。今後も保護者,地域や各種団体との連携を図るなど,部活動が充実するよう支援してまいりたいと考えております。御理解いただきますよう,お願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
外部指導者の協力を得ながら技術向上などを図っている部活動もありますとの御答弁でしたけど,どのような部活動があるのか教えてください。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは
外部指導者の状況について再問いただきましたので,お答えいたします。
現在,市内の2つの中学校では11種目,男女合計25の部活動が設置され,それぞれを複数の教員が担当しています。そのうち,サッカー,柔道,
男子バレーボール,ソフトテニス,
女子バスケットボール,剣道,陸上の7つの部活動で
外部指導者の御協力をいただいている状況です。
以上です。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
それともう一つ,中学校の部活動で朝日新聞の6月4日に載っているのですけど,休養日を国が進めている動きとありますけど,これは小松島市ではどのように進めているか,お教えください。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)部活の休日について御質問がありましたので,お答えいたします。
それぞれの中学校によって状況は違うのですけれども,隔週に1日は状況に応じて部活動の休養日をとるように心がけているというふうな状況であることを確認しております。御理解賜りますよう,よろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございました。
専門性のある指導者の確保は難しい面もあると思いますが,地域の人材も活用しながら,充実した部活動となるようにしてほしいと思います。
それで,休養日ですけど,週に1回は休日を設けるというやり方を徹底してほしいと思います。昭和20年生まれの僕たちのときは365日部活動をやっていました。ですから,そういうことで弊害が起こらないようによろしくお願いいたします。
次に,制服についてお尋ねします。
小・中学校の制服について,男子用,女子用ともに上下をそろえると,数万円になる高価なものです。また,学校によって制服が異なれば,価格も違うのではないでしょうか。保護者の負担を考えると,私服に変更してもよいのではないかと思います。
小松島市内では全ての学校が制服を指定しているのでしょうか。また,その価格の違いはあるのでしょうか。お伺いします。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは
小・中学校における制服の指定状況と価格についての質問をいただきましたので,お答えいたします。
小松島市の
小・中学校では芝田小学校以外は制服を指定しております。芝田小学校は平成9年度から私服を着用しているようです。
学校保護者と十分協議の上,私服になったと聞いております。私服の規定についても賛否両論あると思います。吉見議員さんおっしゃるように,私服にした方がよいという意見としては,「子どもの成長に伴う買いかえのときの保護者の負担が大きい」あるいは「私服の方が気楽でよい」などの意見もあります。一方,制服の方がよいという意見としては,「学校生活の秩序を保つことができる」「学校の一員としての自覚を持つことができる」「保護者にとっては毎日の衣服の選択に悩むことがなくなる」などの意見もあるようです。いずれにしましても,制服の指定等につきましては各学校が保護者の方と十分協議して決定していくものであると考えております。
制服の価格については,制服は各学校区内の複数の衣料品店で販売されておりますが,価格につきましては各
衣料品店ごとに決められていると伺っておりますので,御理解いただきますようによろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
複数の衣料店で販売されてるということで,制服の値段は調べていないということですが,これは幾らというふうに決めたら,何かカルテルか何かにかかるのでしょうか。教えてください。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)ただいまの吉見議員さんの御質問につきましては,そこまで現状を把握できていないところですので,よろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございました。
今後,制服の指定,私服への変更などについては保護者の意見などを十分把握した上で判断していただくよう,学校への指導をお願いします。
また,学校の統廃合の折にも,制服の指定,価格などについても十分検討していただくよう,お願いいたします。
次の質問に移ります。校内での事故についてお伺いします。学校では体育の時間や外遊び,中学校の部活動の時間などに起きる負傷事故が多いのではないかと思います。保健室の治療では処置できないものも少なくないと思います。
小松島市内の
小・中学校の校内における負傷事故の発生件数を教えていただきたいと思います。
また,負傷などの治療費についてはどのようになっているかもお答えいただきたいと思います。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは
小・中学校の校内における児童生徒の事故について御質問いただきましたので,お答えいたします。
学校内における負傷等事故のうち,保健室で処置が難しい場合に,医療機関で診察・治療を受けております。こうしたケースとして小松島市の
小・中学校では,平成28年度に小学校で54件,中学校で83件の負傷事故が報告されております。
また,学校管理下の事故による治療費につきましては,
独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済給付契約をしておりますので,治療費は給付金として支払われます。初診から治癒までの医療総額が5,000円以上のものに限られます。具体的には,病院の窓口で1,500円以上の
保護者負担があった場合に適用されます。なお,共済掛け金については年額920円で,市が半額負担しておりますので,保護者の負担は460円となっております。
以上です。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございました。
校内での事故についての治療費については,そういった給付金制度があることを初めてお聞きし,安心いたしました。学校生活が安全・安心で大きな事故が起きないよう,子どもへの指導もお願いいたします。
次の質問に移ります。次に,いじめについてです。いじめは大きな社会問題であり,たびたび報道されています。県内でも
会員交流サイトSNSで悪口を書き込まれたり,個人情報や写真を無断で載せられるなどの携帯電話や
スマートフォンなどのネット上でのいじめがあることが新聞に記載されておりました。
小松島市内における
小・中学校のいじめ,とりわけネット上のいじめの状況と,そうしたいじめの対応策についてお伺いします。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは
小・中学校におけるSNSなどネット上のいじめの現状と対策について御質問をいただきましたので,お答えいたします。
今年度当初に行った
文部科学省による調査では,平成28年度の小松島市の
小・中学校のいじめの認知件数は,小学校で142件,中学校で84件報告されています。そのうちほとんどの事案は学校による指導や保護者の理解・協力を得て解消されております。
学校ではいじめはいつでも,どこでも,どの子にも起こり得るものであるという共通認識のもと,教職員が一丸となって,いじめは絶対に許さないという毅然とした態度で勤務をしていただいております。
吉見議員さんのおっしゃる
SNS等ネット上のいじめにつきましては,小学校で1件,中学校で4件の報告がありました。児童生徒の
スマートフォン,
タブレット等の所持率が高くなるにつれて,ネット上でのいじめが多発することが危惧されるところです。しかし,こうしたネット上のいじめは非常に見つけにくいことが,難しいのが現状です。
学校では携帯電話や
スマートフォンの使用上のマナーや情報モラルを教えることで,ネット上での誹謗中傷がいじめであり,悪質な場合は犯罪となり得ることも指導しておるところです。家庭への啓発については,家庭での携帯電話や
スマートフォンの使用の
ルールづくりや
フィルタリング設定などの協力を依頼しております。
また,調査結果から,いじめを受けた児童生徒の相談相手は学校の教職員が最も多くなっております。児童生徒が1人で悩まずに,安心して相談できる学級づくり,
学校づくりをお願いしておるところです。
以上です。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
まずは先生と子どもが何でも相談できる信頼関係を築けるよう,指導をお願いいたします。
また,いじめ根絶に向けて学校,家庭,地域が協力して情報収集し,対応していける体制づくりもお願いします。
次の質問に移りますが,トイレと給食の問題は担当が違うので,
ランドセルの後に質問させていただきます。
新1年生の
ランドセルについてお伺いします。新1年生は
ランドセルを購入しますが,
ランドセルは数万円と高額で保護者にとっては負担も大きいと思います。他府県では学校指定の
リュックサックを通学用に利用している小学校もあるようです。価格も1万円以下であり,保護者にとっては価格の安い
リュックサックの方が喜ばれるのではないかと思います。こういうやつです。(
リュックサックの写真を掲げる)京都府が利用しています。小松島市でも
リュックサックを採用してはどうでしょうか。
市教育委員会の考えをお伺いします。
[学校課長 前田和成君 登壇]
◎ 学校課長(前田和成君)吉見議員からは,
ランドセルではなくて
リュックサックを通学カバンとして使用してはどうかとの御質問をいただきましたので,お答えいたします。
市内の小学校ではほとんどの児童が
ランドセルを使用していますが,各小学校では
ランドセルを指定しているというのではなくて,
ランドセルの使用を推奨しているという学校が多いようです。それでも
ランドセルが選ばれる理由の1つに,
リュックサックは柔らかい素材でできているために,どうしても教科書やノート,そういったものの端が折れてしまう。その点,
ランドセルは教科書等のサイズに合わせた箱型であって,かたい素材でできているために教科書やノートを入れやすく,しかも折れにくいということが挙げられます。ただ,負傷,けが等で
ランドセルを背負うことが難しい場合や,卒業を間近にして
ランドセルが壊れてしまった場合などに
リュックサック等を使用したケースもあるようです。
今後もこれまでと同様に,学校と保護者がともにさまざまな観点から考えて選択していただけたらというふうに考えております。御理解いただきますよう,お願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)お答えありがとうございます。
先ほど見せた
リュックサックですけど,京都府南部,滋賀県,大阪府,奈良県の一部で公立小学校約120校以上の小学生が
ランドセルを背負っていないことを御存じだろうか。1つ数万円もするおしゃれな
革製高級ランドセルではなく,布製の
リュックサック状のかばんを通学用に利用しているとあります。この質問を考えるときに,朝日新聞の声欄に,
シングルマザーが買えない,どうしようと悩んでいたときに,そのときはおばあさんが買ってくれたそうです。推奨しているといっても,100人のうち90人までが
ランドセルを背負っていけば,幾ら貧しくても自分の子どもに
ランドセルを買おうとします。できたら,推奨ではなしに,
リュックサックというやつに変えるような努力をしてほしいと思います。よろしくお願いします。
次の質問に移ります。次に,学校給食について。学校給食の地産地消についてです。ことしの3月に作成された学校給食カレンダーを拝見しましたが,実は僕,ちらっともうて,横へ置いとったのです。そしたら,もう1回持ってきてくれまして,裏の方にちゃんと書いてあるのですね。(学校給食カレンダーを掲げる)これが地産地消のやつです。これ書いてあるのだったら,見るのですけどね,書いてなかったのでね。いや,わからんかったので,ぽっと横へ置いてしもたのです。子どもの食習慣の改善を家庭で実践してもらうこと,地元産の野菜を紹介し,地産地消の推進を起こすなど,非常にいい取り組みであると私も評価しておりますが,学校給食に対する地産地消の取り組み現状は非常にわかりにくいところもあると思いますので,現状について数量も含めてお答えいただきたいと思います。
[教育政策課長 西照保彦君 登壇]
◎ 教育政策課長(西照保彦君)議員からは学校給食における地産地消の現状と数量でありますとか,その辺の取り組みについて御質問をいただきました。
まず,地産地消の割合を示す指標といたしましては,学校給食における地場産物の活用状況調査というのがございます。この調査は学校給食の献立に使用した全ての食材のうち,当該都道府県で生産・収穫・水揚げされた食材の割合を示したものでございまして,毎年3回,これは6月,11月,1月の3回,実施をいたしております。そして,
県教育委員会を通じて国への報告も行っているものでございます。
昨年度の状況で申しますと,6月期は本市55%,県内の平均値は48%でございます。11月期は本市40%,県内の平均値は39.11%。1月期は本市45%,県内の平均値は41.31%となっておりまして,季節ごとの献立によります食材の事情にもよりますが,各期において結果として県平均値を上回っておるという状況でございます。地元産,小松島産に関して申しますと,主食の御飯でございますが,全て小松島産のこしひかりを使用しているほか,パンについても米粉パンの原料は全て小松島産の米粉を使用しております。また,副食の野菜につきましては,JA東とくしまを通じ小松島産の旬の野菜を使用しており,干しシイタケに関しましては全て小松島産を使用しております。魚介類についてもちりめんは全て小松島産のほか,毎月19日,これは学校給食の中では食育の日というふうに位置づけておりますが,その食育の日には地元漁協で水揚げされた旬の魚を児童生徒に提供いたしております。
数量についての御質問もございましたが,年間の使用量につきましては平成28年度の数量,主なものを御紹介申し上げますが,米飯用のこしひかりが約28トン,米粉が約6トン,ちりめんが約250キログラム,干しシイタケが約93キログラムということになっております。
以上でございます。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございました。
県平均を上回っており,地元産もたくさん使用されているということですね。小さい時に食べた舌は大きくなっても食べたいものです。小さいときに地元産の野菜,魚をどんどん食べさすようにお願いします。
次の質問に移ります。次に,先月の新聞記事の投稿で目にとまったのですが,学校施設のトイレの洋式化についてです。学校のトイレの洋式化は大切という見出しで,今はほとんどの日本人が洋式トイレを利用しているが,学校施設のトイレは洋式化が進んでいない。学校施設は全国的に見ても災害時の避難施設にもなっていることから,トイレの洋式化はもっと推進する必要があるとの内容でした。その中に,東京都の予算では
小・中学校のトイレ洋式化のために37億6,700万円計上されているという投稿でした。学校施設は本市も含め全国的にも老朽化した施設が多く,トイレに関しては和式が多いことはある程度理解できますが,現在の洋式トイレの利用状況やニーズも踏まえ,洋式化への切りかえも必要であると思います。市の対応についてお伺いします。
[教育政策課長 西照保彦君 登壇]
◎ 教育政策課長(西照保彦君)議員からはトイレの洋式化に関しまして御質問いただきました。
本市の学校施設は議員も御承知のとおり,平成27年度末には全ての幼稚園,小学校,中学校の施設の耐震化が完了しており,今後は老朽化した施設の耐震強化対策を初め児童生徒にとって安全・安心な施設となるよう,教育環境の改善・整備に向けても計画的に取り組んでいかなければなりません。
トイレの洋式化の本市の状況でございますが,平成28年4月1日現在の洋式化率を申しますと,本市は25.8%となっておりまして,全国平均の43.3%,徳島県平均の32.2%を下回っている状況でございます。各家庭における洋式トイレの保有率が90%程度というような昨今の状況もありまして,学校現場,また保護者からは,子どもたちがストレスなく学校生活を送るためにもトイレの洋式化への要望は根強いところでございます。
このような状況に鑑み,本市においても順次洋式化への整備を進めているところでございます。議員も御承知のとおり,
小松島南中学校を初め
小松島中学校や小松島小学校など比較的新しい学校施設においては既に整備を完了しておるところでございますが,既存トイレの和式から洋式への改修等については大規模な改修工事を必要とする場合もございますことから,施設の現状も見きわめながら,今後も計画的に取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
先ほどのお答えの中で,比較的新しい施設については既に整備を完了していると言っていますが,一階に十あったら,十のうち全部やっとんですか。それとも二,三個やっているのでしょう,どっちでしょうか,ちょっとお答えください。
[教育政策課長 西照保彦君 登壇]
◎ 教育政策課長(西照保彦君)吉見議員からは状況,全部やっているのか,一部なのかというような御再問でございますが,施設によっていろいろ差異はございますが,まず,
小松島南中学校を例に挙げますと,全てのトイレで洋式化ということでございます。あと,小松島小学校,
小松島中学校についてもおおむね,一部和式が残っているという部分があるのですが,先ほど申しましたような比率から申しますと,ほぼ100%に近い状況の整備率ということで御理解いただきたいと思います。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
すごいですね。一度そんなとこを使ってみたいです。なかなか一度に全部ということは難しいと思いますが,計画的に進めていってほしいと思います。
次の質問に移ります。結婚届についてです。結婚届についてお尋ねします。先日の新聞に,最近独自デザインの結婚届が人気であるという記事が記載されておりました。その記事によりますと,結婚の届出書にキャラクターを描いたり,アルバム風のデザインにするなど,独自で届出書を作成する自治体が出てきているということです。また,イラストやキャラクター入りの婚姻届を提供する通販サイトも登場して,その人気が高まっているという内容でした。私は婚姻届は役所で決められた書類に記入して提出するものだと思っておりましたので,このような届出書で手続ができることを知りまして,人生の新たな門出となる2人にとっても大変思い出に残るすばらしい取り組みであると思ったところです。一方で,自治体にとっても市のキャラクターや町にちなんだデザインを取り入れた届出書を作成して配布すれば,自治体のイメージアップにつながります。さらに,このデザインの市や町はどんな所なのかと調べて,そこに行ってみたいと思う人や,ここに住んでみたいと思う人がいるかもしれません。これは地域の活性化や定住促進策としても効果が期待できるのではないかと思っています。結婚する2人には記念になるから喜ばれるし,市のアピールにもなるので,私はこういう取り組みは必要だと考えております。実際,独自の届出書を作成する自治体もふえてきているようですし,民間事業者と協業して普及を図っている例も見られます。
そこで,本市においてもこういう独自デザインの届出書,例えば,こまポンを載せるとか,そういうものを作成してはどうかと考えていますが,いかがでしょうか。市の考えをお聞かせください。
[戸籍住民課長 築原美奈子君 登壇]
◎ 戸籍住民課長(築原美奈子君)吉見議員からは独自デザインの婚姻届について御質問いただきましたので,お答えさせていただきます。
まず,戸籍関係の主な届書につきましては,戸籍法施行規則第59条で様式が規定されております。色や背景などは特に定められておりませんので,この様式の規定を満たしていれば,キャラクター入りなど独自デザインの届書を作成することは可能です。これによりまして,全国の自治体の中にも観光振興や定住促進,知名度の向上などを目的として,マスコットキャラクターや市の花などをデザインした,いわゆる御当地の婚姻届書や出生届書を作成している事例はございます。また,そのほかにも最近の届書には通販サイトで購入できるものや無料でダウンロードできるもの,結婚情報誌の付録についているものなどがありまして,その種類は多種多様で,現在では役所に出向くことなく好みの届書を入手できる状況になっております。
次に,本市の対応といたしましては,窓口には標準的な届書を備えてありますが,こうしたデザイン入りの届書が提出された場合は,様式,内容が整っていれば,受理しております。直近の5月に届け出された婚姻届の中では,42件のうち2件がデザイン入りの届書が使用されておりまして,率にすると,約5%という状況でございます。近年は婚姻届提出時に正式に手続を済ませた記念として,写真に残したり,SNSに投稿したりするなどイベント性を求める傾向もあって,このようなデザイン入りの届書の需要がふえてきていることは認識しておりますが,現在のところ,本市で独自に届書を作成する予定はございません。
議員がおっしゃるように,届書を通して市の魅力を発信するのも1つの地域活性化策であると思いますが,一方で,効果や経費面での検証も必要でありますので,現時点では正確な戸籍事務の遂行による市民サービスに努めてまいりたいと考えております。御理解のほどよろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)現時点では独自に届出書を作成する予定はないとの御答弁でございましたけど,市長,これ,銭が要らんとPRになるの違いますか。市長,どうですか,考えていただけませんか。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)吉見議員の質問にお答えいたします。
今,課長も答弁したように,いろいろ検証して,また検討してみたいと思います。よろしくお願いします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。
検討して,お金が要らんとPRになるのだったら,いいと思いますので,よろしくお願いします。また,キャラクター入りの結婚届でも様式が整っていれば,受け付けるということでしたが,その割合は約5%とのことですので,そういう届出書があるのを知らない人がたくさんいるのではないかと思います。市がアイデアを凝らした届出書を作成すれば,届出書を通じて市をアピールすることもできますので,今後,検討していただくことをお願いして,次の質問に移ります。
ふるさと納税についてお伺いします。
ふるさと納税は小松島市に住んでいる人でも小松島市へできることを友達と話しておりまして,「
ふるさと納税のいのち育むたんぼ米が欲しいけど,住んどる所へはできんな」と友達が言いました。「できるよ。ホームページにも書いてある」と言って,持っていたタブレット端末でホームページをあけると,友人が「ほんまや,いけるのか。ホームページや見いひんもんなあ。納税通知書に書いてくれたらええので違うか」と言いました。どうでしょうか,納税通知書に,市民が市に
ふるさと納税をできることを書くことはできないでしょうか。よろしくお願いします。
[総務部長 豊栖弘明君 登壇]
◎ 総務部長(豊栖弘明君)
ふるさと納税と一般的によく言われますが,正確にはふるさと応援寄附金というものでございます。この制度につきまして,納税通知書の中で案内することはできないかといった御質問であったかと思いますが,納税通知書につきましては,本来,市税等の納付を期限内に納めていただくための書類をお送りするためのものでございます。また,同封するものとしましては,課税内容,課税の明細等を同封してお知らせしてございます。寄附金の制度をPRするのにはなじまないものと考えてございます。現在,本市としましては納税通知書をふるさと応援寄附金の広報がわりとして利用することは考えてございませんので,御理解を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)御答弁いただきました。
書くことはできないと言うけど,別紙ではめることはできるのではないでしょうか。よろしくお願いします。
[総務部長 豊栖弘明君 登壇]
◎ 総務部長(豊栖弘明君)きのうも
ふるさと納税についての御質問に秘書政策課長の方から一部お答えしたところでございましたけれども,総務省の方からは市民に対しては返礼品を出さないようにといった通知も来てございます。現在の市の対応としては返礼品を出してございますが,先々に向けては見直していく可能性もございます。そうしたことからも,納付書に返礼品がもらえるといった内容で御通知することは逆に不適切と考えてございますので,御理解を賜りたいと思います。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。委員会の方でもう1回質問させていただきます。
次に,地域の観光についてお伺いします。和田島漁協のバッチ網の出漁風景についてお尋ねします。夜明けに30数統,100隻が腹に響くエンジン音とともにわずか6分で勇ましく出漁していく様子は,男性的で血沸き肉躍るという表現がぴったりなのかもしれません。観光に各地に行って,「この辺に何かいいとこありますか」と聞くと,「何もないでよ」と地元の人は言います。かの大山に行ったときも,「大山に行ってもなあ」です。しかし,大山に登りたいのです。
小松島市和田島町のバッチ漁船の出漁風景は写真家にとっては願ってもないシャッターチャンスです。遠く宇和島から6時出漁に合わせて来ています。1日と15日の出漁時にフライ旗を揚げて出漁する,その風景をDVDや写真に撮れるよう段取りすると,すばらしい観光風景になると考えますが,努力してみませんか。いかがでしょうか。
[産業振興課長 茨木昭行君 登壇]
◎ 産業振興課長(茨木昭行君)吉見議員の御質問にお答えいたします。
近年,観光ニーズの変化や多様化に伴い,これまで観光資源として認識されていなかった地域固有の資源を活用した体験,また,交流型の観光需要が高まってきております。これは着地型観光と呼ばれるもので,観光客の受け入れ先,受け入れ側がその地域の観光資源をもとにした旅行商品や体験プログラムを企画・運営する形態でありまして,その地域でしか味わえない食文化や自然,地場産業など魅力の引き出し方を工夫することによって,観光名所や観光施設等のない地域であっても,誘客や観光振興を図ることができるというようなことから,企業や自治体等においても注目されてきております。
議員からは,シラス漁で知られる和田島のバッチ網漁船の出漁風景を新たな観光資源として活用し,観光振興を図ってみてはどうかというような御提案でございました。実際に観光客を受け入れるには,運営主体の問題のほか,採算性,また安全対策,船の手配などさまざまな課題があろうかと思います。現在のところ,市が単独でこうした観光客の受け入れを行う予定はございませんが,市内全体の観光資源の掘り起こしについては,今後とも研究してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。
◎ 議長(
北野恒男議員)小休いたします。
午前11時02分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午前11時15分 再 開
◎ 議長(
北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)御答弁いただきました。
もちろん協力をしてもらうためには,市の誠意は必要なことは私が申し上げるまでもありません。誠意とは命の次に大事なものと心の2点と私は思っています。
誠意について一言。花登筺作の「どてらい男」,1973年,関西テレビで放送しました。猛やんこと山下猛造,西郷輝彦が東京の商店に道具を売りに行くが,大阪出身ということで値段でも相手にしてくれない。木枯らしの帰り道,その商店が部屋の増築をしていた。当時,寒いときは職人は火で体を温めていました。猛やんはその日から夜中に火の後始末を見回りに行った。1カ月後,ぼやが起こったとこを猛やんが家人を起こして消した。相手にしてくれなかった商店主はいきさつを聞いて大喜び。猛やんをひいきにし,同業者にも紹介した。猛やんは販路が広がったとあります。お金がないときの誠意とはこんなものだと思います。
和田島漁協のバッチ網に出漁のフライ旗を巻いて出漁する風景を撮らせてくれという,お金がなければこういう心も大事と思います。5月24日,ダイヤモンドプリンセスが7時に入港したとき,漁船は邪魔になると苦情が。しかし,乗客は大変喜んだと伝え聞きました。このとき,フライ旗を巻いて出漁するよう事前に誠意を見せておけば,漁船,乗客,御船ともハッピーになったのではないでしょうか。
次の質問に移ります。元旦に紀伊水道からの初日の出を漁船で見に行く。漁師さんは毎日,日の出を見ながら出漁していますが,漁師でない人は初日の出に大勢の人が見に行きます。鳴門の土佐泊浦海岸などは車と人で道路は動けません。そこで,漁船にお客を乗せ,半時間ぐらい紀伊水道を南下し,海上から初日の出を見る企画をすればどうでしょうか。
[産業振興課長 茨木昭行君 登壇]
◎ 産業振興課長(茨木昭行君)御提案をいただきました件につきまして,こうした体験型観光につきましては,先ほどの答弁でも申しましたが,実施主体はどこがするのか。また,事業化する場合の採算性はどうか。安全対策,また,漁船を使って観光客を乗せていくというような場合の問題点やその漁船の手配などをどうするかなど,さまざまな問題,また課題があろうかと思われます。現在のところ,市ではこうした取り組みを単独で実施する予定は今のところございませんので,御理解賜りますようお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)御答弁いただきました。しないとのこと。しないではなしに,検討して考えてみようという答えが欲しいのですけど。考えてみませんか。
次の質問に移ります。元旦や祭りなどに大漁旗を掲げて小松島港を巡回,正月とか,消防出初式,祭りのイベントなどのときに漁船にフライ旗を巻いて巡回すれば,観光資源になると考えるが,いかがでしょうか。6月3日の東北のチャグチャグ馬コなどでは1年に1日だけ,4時間しかありません。これでも観光客がわんさと来ます。こういうふうに漁船といういいものがある,旗がある,それをみんな見に来たいと思っているのです。どうでしょうか。
[産業振興課長 茨木昭行君 登壇]
◎ 産業振興課長(茨木昭行君)吉見議員からは元旦や祭り,こうしたときに大漁旗を掲げて漁船で巡回して,そういうものを地域資源として活用してはどうかというような御提案であったかと思います。
こうしたご提案につきましては,さまざまな地域で伝統的な地元の祭り,イベントでしておるところも聞いております。こういった各種祭り,イベントを彩るにぎわいづくりとしては有効な面もあろうかと思います。ただ,実際こういうものを実施する場合に漁業者や漁船所有者の意向,また,その際の祭りやイベントの内容や予算,日程,また安全対策などさまざまな課題もあろうかと思います。現在のところ,市ではこうした取り組みを行うような予定はございませんので,御理解賜りますようお願いいたします。
[12番
吉見勝之議員 登壇]
◎ 12番(
吉見勝之議員)ありがとうございます。課題があってできないとの答えだったかと思います。
先ほども言うたように,誠意をこめてやれば,どんなことでもできます。岩はもう雨が砂利にできるのですから。観光資源はどこにでも転がっています。気がつかないだけです。ことし初めてのたけのこまつり,あのしんどいタケノコ掘りにわんさかお客が来る。田舎の私には考えられません。視点を変えて小松島市を見てみましょう。誠意を尽くして努力する,そうすれば,市長の公約,「住んでよかった小松島」となるでしょう。
私の6月定例会議の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
北野恒男議員)7番 杉本議員。
[7番 杉本 勝議員 登壇]
◎ 7番(杉本 勝議員)新生クラブの杉本勝と申します。平成29年度6月定例会議の質問の機会を得ましたので,通告どおり質問させていただきます。
まず,きょうは家を出る前に玄関を見ますと,5色の花が美しく咲いておりました。6月というのに雨も少なく,天気がよく,花も美しく私を見送ってくれました。本日の質問もこれからさせていただきますが,この花のごとく美しく了解できるような御答弁をいただけると非常にありがたいなと思っております。
まず,第1点目でありますが,長年私が懸案にしております,日峯大神子広域公園についての御質問をさせていただきたいと思っております。2点目につきましては,今,市民の間でも非常に議題に挙がっております,ごみ処理広域整備の協議についての質問をさせていただきたいと思っております。3点目につきましては,財政につきまして市長を初め皆さんの方からもおわびがありましたが,この件について3点を質問してまいりたいと思っております。
まず,1点目につきまして,日峯大神子広域公園(脇谷地区)の整備事業についてでありますが,この問題についての進捗状況をお聞きしたいと思います。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)議員の御質問にお答えをさせていただきます。
日峯大神子広域公園(脇谷地区)につきましては,昭和28年の第8回国民体育大会に合わせ,建設以来,老朽化した都市公園施設について,多様な年齢層の方が安全・安心してスポーツやレクリエーションなどに利用できる施設として再整備が急務となっております。このため,健康増進やスポーツを通した交流の空間などに資する拠点として,さらには切迫する南海トラフ巨大地震の発生による津波浸水等の災害時には,緊急一時避難場所や防災拠点となる公共空間の確保等を目的に,平成28年度から国土交通省所管の交付金を活用した都市公園事業に取り組んでいるところであります。
現在の取り組み状況についてでございますが,本事業の円滑で効率的かつ計画的な整備を図るため,まず,用地確保を最優先課題とし,用地調査を進めてまいりまして,企業地内に存する国有地の取得や関係権利者の御理解と御協力のもと,地図訂正及び地籍更正登記等により用地取得面積の確定,また,用地取得に係る土地補償の内容も決まり,あわせて税務署より租税特別措置法の特例適用の許可も得られたことから,順次用地取得に伴う契約に向け,関係権利者との協議,交渉を積極的に推進しているところであります。
一方,施設整備計画に当たりましては,各上位計画における前提条件を踏まえつつ,本公園が有する既存ストックの有効活用,時代ニーズに応じた再整備に向け基本的な方向性を示すため,平成28年12月に都市計画,景観デザイン,教育,福祉など各分野に造詣の深い委員による有識者会議を設置。平成29年3月までに3回の会議を開催し,去る5月24日に会議で議論された意見を集約した報告書をいただいたところであります。この報告書では本公園の再整備に向けた基本的な方向及び公園の担う機能,役割を踏まえた整備方針を示すとともに,整備目標の実現に向けた施設の空間構成や公園内の機能的な動線計画,また,景観や植栽,意匠等に関する基本方針について取りまとめをいただきました。
現在でございますが,本公園整備の基本方向及び基本方針に基づき,公園区域全体の整備の進め方,各施設の整備方針,整備手順など,より具体的な整備計画となるように,基本設計及び詳細設計の取り組みを鋭意進めているところであります。御理解のほどよろしくお願いいたします。
[7番 杉本 勝議員 登壇]
◎ 7番(杉本 勝議員)ただいま日峯大神子公園についての進捗状況を述べていただきましたが,用地の調査を初め有識者会議も3回行われ,基本設計もいろいろお話しされる中で,基本計画もいろいろ進んでおるようでございますが,これから今後の取り組みについてどのようにされるのか,有識者会議その他からのお話もあろうと思いますが,そこらをお聞かせ願いたいと思います。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)議員からは,本公園整備事業の今後の取り組みについて御質問いただきました。
本公園の再整備に向けた基本的な方向及び基本方針につきましては,公園がスポーツやレクリエーション,子どもの遊び場など,人々の憩いの場としての使用・利用を本来の目的としている一方で,阪神・淡路大震災において公園や緑地等,いわゆるオープンスペースがいろいろな面で貢献したことなどから,この災害を機会に都市公園の防災機能が求められるようになり,災害対策基本法に基づき策定した本市の地域防災計画におきましても,本公園は災害時の防災拠点施設として整備することが位置づけられております。このようなことから,本公園区域を5つの土地利用や空間構成に大別し,平時・災害時の両面において求められる機能,役割を有する都市公園として再整備する計画といたしております。
また,本公園の再整備により得られるストック効果につきましては,土地利用の配置の見直しによる機能強化,駐車場整備による利用者の利便性向上,ユニバーサルデザインに配慮した整備による利用者拡大,春の祭りなどのイベント会場としての利便性向上,防災拠点としての機能向上などの項目に視点を置いた評価等の検討も行っているところであります。
今後におきましては,本公園の再整備において既存公園が持つ特徴や長所を活用し,利用者の利便性,安全性の向上を目指した施設の整備強化や防災面も配慮した合理的な空間構成による公園の多様な機能を提供することで,利用者の満足度の向上及び周辺地域の安全・安心で快適な生活空間の確保につながるよう,引き続き施設整備計画の検討に傾注してまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
[7番 杉本 勝議員 登壇]
◎ 7番(杉本 勝議員)今後の方針について,都市公園として駐車場やイベント,防災に関してもいろいろ進めていくというお話でございますが,もともと防災公園から始まって着手されたことは,現在このように変更して次々と内容的に進んでおりますが,この内容につきまして現在の野球場について多目的広場として現在ありますが,今後,この問題についてどのようにするかお聞きしたいと思います。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)議員の御質問にお答えをさせていただきます。
現在の野球場エリアの再整備の方針に当たりましては,各上位計画の中でも災害対策基本法に基づく本市の地域防災計画において位置づけられている機能,役割の前提条件を踏まえつつ,一方で昭和28年の公園開設以来,半世紀以上にわたって野球活動を行う場として使用されてきたことからも,その利用状況等の調査等を行いました。これらのことを踏まえまして,土地利用の方針につきましては,利用期間の長期化と多面的な利用を図るために,現在の軟式野球場の規格から硬式野球上の規格に見直すとともに,外野を人工芝に再整備することでスポーツ振興における野球場はもとより,さまざまなイベント開催等による交流人口の拡大,地域のにぎわいの創出,活性化につなげる多目的な広場として機能向上が図れるものと考えております。御理解のほどよろしくお願いいたします。
[7番 杉本 勝議員 登壇]
◎ 7番(杉本 勝議員)現在の野球場についての,これからの整備についての御答弁をいただきました。
現在の市営球場につきましては64年の長い歴史を持って,今,全ての設備についても非常に耐震化が必要な状態に現在なっております。この問題につきまして,新しく軟式野球場から硬式野球場にすることについては,これからいろいろ調査もし,いろいろ調べた中で今のグラウンドから硬式のグラウンドに変更するのについては,いろいろ大変ではあろうかと思いますが,この問題につきましては地元の方からもいろいろ要望が挙がっとります。現在の球場から新しく硬式野球場にする場合につきましては駐車場の問題,また,日峯大神子公園につきましては災害という形で山からの排水の問題,いろんな問題が地元の方からも諸問題として出されております。これからも地元の要望に対してどのように取り組んでいただけるか,そこらについても御説明をお願いしたいと思います。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。
日峯大神子広域公園(脇谷地区)につきましては,都市にゆとりと潤いを与え,市民の安全快適な生活環境の実現と憩いの場やレクリエーションの場などを提供する空間として,また,阪神・淡路大震災を見るまでもなく,震災時において公園は延焼防止,避難地,避難生活の場所,物流支援の拠点などとして,より一層魅力ある都市公園の再整備を緊急かつ着実に推進することが重要であります。この実現のため,本公園整備の推進に当たりましては,各上位計画における前提条件を踏まえつつ,周辺道路や下水道を初めとする社会資本整備事業に対する市民のニーズ,要望,意見等を把握し,でき得る限り適正に反映することが重要であると認識しているところであり,特に本公園区域周辺の浸水対策につきましては,これまでに整備した川北地区の幹線水路の延伸及び同幹線水路への流下施設である枝線水路の整備を並行して取り組むことで,安全・安心で快適に暮らせるまちづくりの実現につながるものと考えております。
今後におきましては,現在進めております基本設計及び詳細設計がおおむね整った時点等におきまして,関係権利者並びに地元関係者等を対象とした事業説明会の開催をしてまいりたいと考えておりますので,御理解となお一層の御協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
[7番 杉本 勝議員 登壇]
◎ 7番(杉本 勝議員)要望に対しての御答弁をいただきました。
地元の方からの要望も聞いていただき,また,これからも要望については出てくるだろうと思います。また,そこらにつきましても取り入れていただいて,整備する段階で先何十年の間,地元の災害問題,いろんな問題に直面しても可能なような整備をできるようにお願いしたいなと思っております。
[住宅課長 石山 晃君 登壇]
◎ 住宅課長(石山 晃君)安平議員の御質問にお答えをいたします。
先ほどもお答えをいたしましたように,空き家等とは,特別措置法で認定をされております現状を踏まえ,そして所有者の意向を踏まえた結果,空き家等として認定するのでございますが,本市の場合は平成28年度に実態調査,これは空き家等として認定の対象となり得る,まだ空き家とは認定をしておりませんが,認定の対象となり得る建築物の状況調査をいたしております。それを踏まえまして,平成29年度に所有者等の特定を行い,平成29年度中に所有者の意向を確認した上で空き家等として認定をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)今のお話を聞いていると,実態調査は終わっていません。29年度に本人さんにお話を聞いて,それから正式に決めますという話ですよね。そしたら,2年前の僕との約束,どないなるんですか。28年度中に完了して報告しますという約束をしていますよ。部長,お答えください。
◎ 議長(
北野恒男議員)小休いたします。
午後 2時37分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 2時38分 再 開
◎ 議長(
北野恒男議員)休憩前に引き続き会議を開きます。
[産業建設部長 内藤雅人君 登壇]
◎ 産業建設部長(内藤雅人君)安平議員の御質問にお答えいたします。
平成27年の9月定例会議におきまして,安平議員より空き家等の実態調査につきまして,いつ終わるかとの御質問に対しまして,当時の産業建設部長より,次年度28年度には終わるとの御答弁をさせていただいております。また,議員からは空き家等は住居その他の使用がなされていないことが常態であるものと定義され,指針の中で調査時点での建築等の状態のもとに建設物の用途,建築物等への人の出入りの有無,電気,水道,ガス等の使用状況,登記,住民票,適切な管理等の客観的な判断,あるいは1年間の実績というようなことをおっしゃっていただきました。空き家の使用状況及び所有者等の利用実績等の主張についての判断を含みました調査完了についての御質問にも,当時の産建部長が平成28年度の完了というふうな御答弁をしております。
平成28年度においては,所有者等の利用実績を含めました所有者等特定の作業につきまして業務委託する予定でございましたが,税務課とのデータのマッチングには新たなデータ処理が必要であるというようなことが判明したこともございまして,平成28年度完了すべき所有者等の特定作業が本年度29年度の作業となっております。早急に所有者等の特定及び意向調査を完了いたしまして,本年度末には空き家等の対策計画を策定したいというふうに考えております。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)28年度中に完了させますというお約束を守れなかったということを今,お認めになられたのですよね。そういうことですよね。それで,29年度中,その当時も僕の議事録を読んでもらったらわかると思いますけど,そんなので29年度中にできるのですかと心配したのですよ。できますというお話でした。職員の体制はどんなにするのですか,こんなの大変でしょうと。税の徴収というか,払てくれん人からお金を取りに行くみたいなよりか,これも難しい,それと同等か,それ以上に難しいですよというふうな話をこの場でさせてもらいました。そんなのでできるのですか,いや,できるのですというようなお話をされとったけど,これがこの実態調査というのはできていないのですね,結果ね。
また今,部長がここへ出てこられて,29年度中に計画はつくりますというお話なのですけど,そんなのできるのですか。2年前のお話の中は,まず実態調査をやって,それをもとにして計画をつくりますというお話だったのですよ。今のお話でこんなのしようと思ったら,実態調査がまだ終わっていないではないですか。終わってから計画をつくりますというお話をされておったと思うのですよ。本当にそんなので今,部長は言われましたけど,できるのですか。ちょっとお伺いします。
[産業建設部長 内藤雅人君 登壇]
◎ 産業建設部長(内藤雅人君)安平議員の御質問にお答えいたします。
先ほども御説明いたしましたが,所有者等に対します意向調査,協議会の設置,計画素案の作成等を平成29年度,今年度末までに計画を策定するということで事務執行を進めておりますので,御理解いただきますようお願いします。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)そういう答弁しかできないなというのはわかっているのですよ。僕もそう思いますわ。そうやって答えな,仕方がないなと。それはわかるのですけどね。これ実態調査といいながら,今やっているというのは正直,部長ね,これ状況調査ですよ。外観を見て,家の人の,見ているだけの話でしょう。草が生えているか,郵便受けに新聞がようけ入っているか,これは状況調査。実態ではないですよ。状況調査をしたという,そういう話でしょう。だけど,これから実態調査をやっていきます,本人に聞いてやっていきます。これと並行して計画をつくります。でも,2年前は先に実態調査をやって,それから計画をつくる,そうではないとできませんから,先に実態調査をやりますという,そういう答弁を僕はもらっているのですよ。その中でやっぱり3月までと。では,どういう方法,手段を使って。今の計画って,どういう手段でやられるのですか。2年前にどんな陣容でやられるのですかと僕聞いたのです。そしたら,職員1人と臨時職員さんかな,1人,2人体制でやりますと。通常の仕事,業務をやりながら,空いた時間にやりますとか,すごい意識的に甘いのですね。そういう答弁をされていましたよ。現実にこんなのですよ,現実,2年たったら,こんなのです。そのときも僕は言いましたよ。そんな体制ではできんでしょう。もっと庁内に話をして,庁内はいろんな課があって関係してくるから,そこと話をして応援をもろたりしないと,これはできませんよという話もさせてもらいましたよ,2年前にね。それでもできますと言うて,やったのですよ。できていないではないですか。2年後にできていない。今度は3月,29年度中に計画つくりますと今,言われていますよ。今度はどういう方法でやられるのですか,それ。詳しく教えてください。
[住宅課長 石山 晃君 登壇]
◎ 住宅課長(石山 晃君)安平議員からの御質問にお答えをいたします。
平成27年9月の当時の産業建設部長の御答弁で確認をさせていただいておりますが,平成27年度につきましては,職員1名,また臨時職員1名で,それで対応したいということで御答弁をさせていただいております。ただ,平成29年度末までに空き家等対策計画を策定しなければならないということがございましたので,平成28年度に業務委託をいたしまして,議員さんおっしゃる状況調査でございますが,調査を完了いたしております。先ほど産業建設部長からもお答えをいたしましたように,平成28年度に状況調査,また,それを踏まえました所有者等の特定,それ以降の所有者の意向調査につきましては固定資産税のデータとのマッチングができなかった,データのやりとりができなかったということで,その分が平成29年度に少し計画がずれたということでございます。ただ,平成29年度末までには空き家等対策計画を完了したいということで対応いたしております。
もう一点,これからの業務に関しまして,空き家等対策計画の簡単なスケジュールを説明いたします。7月に業務委託契約を締結したいと考えております。それ以降,受託業者からの業務計画書なども提出をいただきまして,それ以降,庁内の検討会議を開催いたしたいと考えております。また,所有者等の特定,これは現在,市の住宅課の方で対応しておるわけでございますが,それが終了次第,所有者等への意向調査をやりたいということでございます。その意向調査の結果を踏まえまして,再び庁内検討会議を開き,素案の案というものをつくりたいということで計画をいたしております。その素案の案ができましたら,法定協議会に上程を申し上げまして内容を検討していただき,パブリックコメントを反映した後に,小松島市空き家等対策計画を最終的に策定をしたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)7月に委託発注されるという計画だということなのですけれども,委託発注されてどんなことを,どんな内容の計画ができるのか,僕はわからんですけどね。それも特記仕様書をつくられて,特記仕様書の中に書かれているとは思いますけど,これが本当に実態調査が終わってないときに書いた特記仕様書が本来のあるべき姿の計画なのか。この特記仕様書の中に実態調査したものが反映されていないでしょう。わかりますか。だから,そういう委託業務を7月に発注すると言われたということは,6月,今の段階でもう特記仕様書はできているのですよ,条件ね,特記仕様書というのができている。この特記仕様書の中に小松島市のこの実態調査のやった結果を反映されているのかといったら,反映できるわけがないではないですか,まだ終わっていないのに。そういうことでしょう。だから,今,委託される計画というのは小松島市の実情を加味した,実情に合う,小松島市特有の計画ではない計画ができるということですよ。そういうことですよ。それだったら,僕が2年前に先つくれと言うた。先,委託発注してつくっていれば,もうでき上がっとるのですよ。それからゆっくりこの計画に基づいて実態調査をやっていけばいいのです。そういうことですよ。全然もう考え方が違うでしょう。そしたら,今ごろこんなにして,来年3月に間に合うのか,何とかするのか,そんな話は全然ないですよ。わかりますか。部長さんが来年3月までに必ずつくると,ここでお約束していただきましたので,どんなものができるのかは知りませんけど,そら立派な計画書ができるのだろうと期待していますけれども。そういうことで,計画書はできるのだと期待申し上げまして。
最後に市長にお伺いしたいと思います。今回の私の質問,一番最初に申し上げましたとおり,職員の質の向上というのをメーンテーマ,それを考えて質問をさせていただきましたけど,市長,今回の私の質問3問ありましたけど,それずっと聞いておられてどのように感じられましたか。それをちょっと,感想をお聞かせください。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)安平議員からは職員の資質向上についての質問をいただいたので,お答えいたします。
職員一人一人の資質向上を図ることは,このたびのような案件の再発防止のみならず,職務遂行能力の向上,ひいてはより質の高い行政サービスの提供に今後とも必要不可欠なものと認識をしております。職員の資質向上は一朝一夕に効果が出るものではなく,こうした取り組みを継続し,積極的に行っていくことにより,職員のさらなる資質向上に取り組んでまいりたいと思いますので,御理解を賜りたいと思います。
以上です。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。
市長,本当に職員の資質の向上,例えば去年の12月,ちょうどファイリングがなくなった,何とかしたということで,市長は本当に頭を下げられたではないですか。この6月でもまたここの本会議場で頭を下げられる。これ,僕は悔しいてならんですよ。その原因というのはもう資質の向上ですよ。市長,今,当初予算で職員の研修費は200万円しかない。ゼロ1つ足しませんか。そのぐらいのこと。職員の資質の向上というのは,考え方によったら投資ですよ。職員という人に投資をするということですよ。もう今の状態ではこんな状態ではないですか。だから,ゼロ1つふやしてみたらどうですか。その辺のお考えはないですか。
(「田中人事課長が挙手」)
◎ 15番(安平剛之議員)市長に頼んでいる。僕は市長に。市長のお考えをお示しください。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)安平議員の質問にお答えいたします。
一概に予算を多く計上したから資質が向上なるということは,あり得ないと思います。一人一人の資質向上を今後とも図っていきたいと思いますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)お金の問題ではないみたいなお話だったのですけど,市長,それなら,金を使わないで職員の資質の向上を図る,どんな方法があるのですかね。僕は一番早いのは研修会とか,研修に参加していただくとか,新しい知識を。さっきも1問目のときに言いましたけど,今回のようなものを防ぐためには知識,その人が知っとったら,こんなミスは犯しませんよという話をさせてもろたではないですか,だから,知識を入れるのも資質の向上だろうし,やる気を起こさせるというのも資質の向上だと思うのですよ。そういうのを持っていくのは,やっぱり常日ごろ毎日,毎日,一生懸命通常の仕事を真面目に一生懸命やられている方にも違う講習,違う分野の勉強会のとこに参加していただいて,そこで新しい目を開けるとか,そういう投資的な研修会が必要だと僕は感じているのです。市長のお考えがそういうお考えだったら,しゃあないのですけどね。
あと,市長,もう1問ね。やる気って,僕がさっきから言うてましたけど,職員のやる気を出す,出さす。よく世間一般の話ですよ,お日さん西々とか,公務員さんがお日さん西々とかいう嫌な言葉もありますけれど,職員のやる気を出さすために,僕はこれ昔,一度発言したことあるのですけど,法務検定というのがあって,それを受けたらどうですか,徳島県もどんどん職員さんが受けに行っていますよという話をさせていただきました。それに対する受験料は5,000円かかるのですけど,その5,000円を県がその費用を負担してやっていますよ,小松島市もと言ったら,小松島市もたしか5,000円かな,負担していると思うのだけど。その法務検定で合格した人,ゴールドとシルバーと持たれる方が横にいますよ。市長,そういうふうに検定があって,その試験を受けに行かす,これも1つの手。そこにプラスアルファ,それに合格したら,手当を出すというやり方をしたら,やる気が起きますよ。どうです,そういうお考えはないですか。ちょっと最後にこの質問だけお答えください。
市長にお願いします。
[副市長 孫田 勤君 登壇]
◎ 副市長(孫田 勤君)議長の発言の許可を得ましたので,発言をさせていただきます。
安平議員からは職員の資質向上ということで,るる御指摘,御提言ございました。私もそのことに関して反論するというようなことでなくて,それは当然のことであって,資質向上した上で業務に当たった上で,市民福祉の向上を結果として職員の仕事でもってそういう結果が出たら,これが役所でございますので,そういうことに対して私も思いをいたしております。資質の向上といいますけれども,その人の持っているもともとの力と能力というのがあると思うのですね。能力については高い低いがあっても,研修等の力によっていろんな知識が入ってきたら,業務は遅いけれども確実にできる,そうそういった事柄もできてくると思います。
研修のやり方なのですけれども,予算を多く取ってというのも確かに1つの考え方です。アカデミーに行かすであるとか,県の研修センターへ行かすであるとか,前もおっしゃられてましたけど,強制的に実際,法務検定なるものを受けさせたらどうだというようなこともございました。私はこれに関してはここ数年来,ここで言うのも何ですけど,私的な勉強会というのを結成しておりまして,2カ月に1回ぐらい,ちょっと中村法務官等も交えて法律の勉強会を主催しております。その中でできる限りこの法務検定を受けるようにというふうに仕向けておりまして,ちょっと人数は覚えてないのですけれども,かなりの方が受けていただいて,徳島県内でも小松島市役所はそういう検定の受験の人数が多いということで,評価もいただいております。こうしたことから,どこかの研修会に行かす,アカデミーに行かすのも大きな手なのですけど,やっぱり職員みずからいろんなアンテナを張った上で,今,インターネットとか,さまざまな媒体がありますので,そういうふうに情報キャッチの方法はいろいろあると思うのです。ですから,必ずしもお金だけをかけなくても,職員の心意気でもって資質の向上を図っていけるのであろうというふうに思っています。とはいうものの,職員のモチベーションを上げて,そういうことに仕向けていくというのも大事だと思うのです。ただ,この一定の研修を受けたら,手当を上げるとか,給料上げるというのは,確かに民間ではいけても,まだ我々の世界ではちょっと無理があるかなというふうな考えはありますけれども,できる限り職員の資質向上に向けて,私も一般職を統括する立場でありますので,大いにこれを仕向けていきたい,そういうふうに持っていきたいというふうな考えでおりますので,御理解賜りますようお願いを申し上げます。
以上でございます。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)きょう1日,何もしゃべらなかったから,どうしてもしゃべりたかったのかなと,そんな気がしますけども,私が今,市長さんに質問したのは,職員のやる気なのですよ。やる気をいかに起こさせるかという質問をしたのです。そのために法務検定でも何でもいいです,こういうのを,成果を挙げた人については報償といったらおかしいですけど,手当をつけるとか,何かそういう面で見たらと,それを決められるのはトップの首長の市長しかおられんから,市長に聞いた。そういうことです。僕は副市長さんが出てこられていろいろお話しさせていただいたのだけど,何で市長さんにこうやって聞いているかというのは,市長さん自身がやる気,さあ,やるぞと,この職員の意識改革のために,さあ,やるのだというのを職員さんに見せていただきたかった。そういうことなのですよ。だから僕は,200万円しかない研修費でも2,000万円つけてどんどんやるのだ,こういう成果を出した人にはこうやって出すのだということを市長がおっしゃると,職員はそれにつられてやる気になっていくのではないかなというつもりだったわけです。ですから,市長さんにこういうことをやったらどうですか,こういうことをやればいいの違いますかという話を最後にさせていただきました。職員さんが資質の向上を目指して頑張っていただいて,それがみんな市民のために,市民のよりよい生活のために役立っていただけるような小松島市になればな,そういうふうに考えていますので,長々いろんな話をさせていただきまして,ちょっと厳しい話,厳しい口調で本日しゃべらさせていただきました。まことに御容赦を願いたいなと思います。
これをもって,私の6月定例会議の一般質問を終了させていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
北野恒男議員)以上で,通告による質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。
これをもって,議案第42号から議案第50号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第42号から議案第50号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。
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◎ 議長(
北野恒男議員)各常任委員会におかれましては,6月16日,19日,20日,21日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようお願いいたします。
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◎ 議長(
北野恒男議員)次に,日程第2 請願第1号及び陳情第1号についてを議題といたします。
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◎ 議長(
北野恒男議員)本定例会に受理いたしました請願・陳情については,お手元に配付いたしました請願・陳情文書表のとおりであります。
請願第1号及び陳情第1号につきましては,請願・陳情文書表のとおり,所管の常任委員会に付託いたします。
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◎ 議長(
北野恒男議員)以上で本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を報告いたします。
次会は,23日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論・採決であります。
◎ 議長(
北野恒男議員)本日は,これをもって散会いたします。
午後 3時07分 散 会
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