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  1. 小松島市議会 2015-06-04
    平成27年6月定例会議(第4日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2015年06月16日:平成27年6月定例会議(第4日目) 本文 ◎ 議長(井村保裕議員)おはようございます。  ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので,御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(井村保裕議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第50号から議案第56号までについて,一括議題といたします。  議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  3番 高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員皆さん,おはようございます。  本日お集まりの議員各位,また,市長を初め理事者の皆様方におかれましては,何かとお忙しい中,御苦労さんでございます。  私ごとで恐縮でありますが,去る6月9日に徳島新聞朝刊大鳴門橋30周年の開通の記事が掲載されておりました。そのとき,私は当時33歳で働き盛りで,幼い子ども,年老いた両親の世話をするために,一生懸命働いてまいりました。そして,住民の苦しい生活が少しでも楽になるように地域活動に精を出してまいりました。あっという間の30年でした。大鳴門橋を淡路側から大型10トン車トラックで一番最初に四国に上陸を果たしたときの感激ですか,思わず身震いしました。ゆっくりと瀬戸内海を眺めながら,これで四国は変わるのだろうと思い,涙した次第であります。  関西と四国を結ぶ夢のかけ橋だったのに,30年たった今,各地の人口は減る一方で,ますます少子・高齢化の波にさらされております。議員の皆様,小松島市をいかに再生させるか,市長を筆頭に,その下で公僕として業務に頑張っている皆さんの,また,職員等々の皆様,私ども議員の皆様も,市民のために少しでもお役に立てるようなさまざまな施策,提案,実行をしなければなりません。未来の子どもたちを健全な方向に導くために厳しいことも言わなければなりませんが,無欲で粉骨砕身する覚悟であります。  先日の新聞報道で,小松島市は,議会改革度,全国で135位でした。全国1位に押し上げようではありませんか。  さて,質問にまいらせていただきます。  6月議会に質問の機会を得まして,7点にわたって質問をさせていただきます。  まず,1点目は,震災・津波警報が出たときに避難できる,小松島市全体のうちで,現在,市民が避難できる所は何カ所あるのかなということをお伺いしたいわけであります。              [市民安全課長 堀淵修治君 登壇] ◎ 市民安全課長堀淵修治君)高木議員からは,津波発災時の避難場所について御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。
     市が指定しております津波避難ビルなどの津波緊急一時避難場所でございますが,避難建築物が55カ所,97棟,避難場所が16カ所です。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)ただいま答弁いただきました避難場所についてですが,現在,小松島ニュータウンに高台を整備中と聞いておりますが,今後こういうふうな施設等につきまして,市長,何カ所ぐらいつくる予定でありますか。ちょっと答弁いただきたい。お願いします。              [市民安全課長 堀淵修治君 登壇] ◎ 市民安全課長堀淵修治君)高木議員からは,今後高台の整備はあるかとの御再問でございます。  以前にも議会で御質問いただいており一部答弁が重なりますが,これまでに市は津波緊急一時避難場所の確保として,市立学校を初めとした公共施設耐震化と同時に,津波避難施設の設置等のハード整備,また,民間施設とは,津波緊急一時避難場所,建築物の使用に関する協力協定を締結し,津波緊急一時避難場所の確保に努めてまいりました。また,公共施設避難所整備の一環として公民館の耐震化を実施する予定でございます。  津波避難を検討していく上で,その地区の地形や人口等を検討し,高台などの避難施設の整備が有効なのか,また,避難に有効な道路等環境整備が有効なのか,個々に検討しておりまして,現時点では高台の整備計画はございません。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)この高台の問題ですけど,今,これ,ニュータウンにそういう計画があるらしいのですけど,現状,やっとるのでしょう。ですから,こういう高台というのは,和田島町を初め,坂野町とか,南の問題ばっかり言っとるですけど,苅屋に至らず,坂野に至らず,大林に至らずで,本当に津波が30メートル来たら逃げる場所はないのですよ。  ですから,これ,市長,1カ所や2カ所でこんなのをつくったって,皆が逃げるったって,これだけ上がれるような所ではないと思いますよ。ですから,和田島なんて言ったら,はっきり言いますけど,橋が3つあるのやな。太田橋かな,それと,金山橋かな。それと,もう一つ,下にあるのかな。これが,もし直下型地震で落ちたとかなった場合は,ほんまの島になってしまうのやな。  だから,前回も市長にもいろいろ質問状を出したのですけど,当時のよろず相談会の中で市長にいろいろな案を言ってもらったのですけど,特に,和田島や坂野は平地ですから,30メートルの津波なんて来たら,皆さん,どこも逃げる所はないのですよ。自衛隊へ行ったらいいとか,和田島の神社へ行ったらええとか,坂野の小学校へ行ったらええとか言うけど,年寄りはそんな所へ行かれへんのですよ。だから,私の希望ですけど,できれば,そういうふうな高台を,やはり坂野,田北,苅屋,大林,また,和田島町につくっていただきたいなということです。  このことについては,これは,予算等がかかると思いますけど,とにかく,市長,あなた,東京へどんどん行って,とにかくお金をもろてこんことには何やできんと思いますよ。この4年間でいつ来るやらわからんような地震を待っとるわけにいかんしするから,できれば,そういうふうな高台建設を,つくっていただきたい。学校へ避難とかいろいろありますよ。耐震も皆,市長,4年間でやったのは大変成果だと思いますけど,それ以外で,こういうふうな施設等は必要でなかろうかと思っておりますので,これから,できたらどんどんと中央へ行って,お金をくださいと言って。残土だったら何ぼでもあるのやけどな。だけど,そんなのはできんとか言いよったけん,できれば,そういうふうな,年寄りがスロープで上がれる……。  まず,見本を言いますと,大阪市は地下鉄工事とかいろいろやりました。そのときの残土の土を東大阪の地に,山に盛りました。賢い市で,そこで世界の花の万博なんてやったことがあるのですよ。  ですから,小松島市も,そんなのに倣ってと言うのではないのですけど,そういうふうなこともしてもいいのではなかろうかと思いますので,とにかく,この点については,本当に皆さんの命がかかっておりますので,どうぞよろしくお願いしたいと思っております。今のところ,計画はなしというような返事がありますけど,なしでは困るのです。ありますというような方向を今後つくっていただきたいなと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  次に,2点目にまいります。  こういうような津波の際は,小松島市全体の市民に,また,水とか食料はどういうふうになっとるのかいなと。前回いろいろ聞いていますと,津波が来たら,何や津波が引こうが引きまいが,1日当たり,ペットボトルに1本ぐらいしか水がないというようなことを聞いておりますので,その点についてはどうでしょうか。              [市民安全課長 堀淵修治君 登壇] ◎ 市民安全課長堀淵修治君)高木議員からは,備蓄に関する御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  本年4月現在の備蓄数でございますが,アルファ化米が2万4,900食,ビスケットが1万1,400缶,ペットボトル飲料水は2万6,000リットルであり,市立学校を初めとした公共施設等に分散備蓄しております。水に関しましては,和田島緑地に6万リットルの飲料水貯水槽が設置されており,今年度は,新中学校のグラウンドに4万リットルの飲料水貯水槽を整備いたします。  また,市の直接備蓄以外に,企業・団体等と災害時における物資供給の応援に関する協定等を締結し流通備蓄の確保にも努めております。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)お答えありがとうございます。  私,あんまり計算,ちょっとなかなかようせんので,これ,市民安全課長,皆に当たるんで。こんな言い方は悪いですけど。ですから,前回のよろず相談会の中での答えをくれておりますけど,これ,水のことなんて何にも書いていないですよ。ですから,例えば,井戸があるわ何があるわと言うても,こんな井戸を使われへんのやから。だから,実際に,例えば,三陸沖とかいうようなことがありましたので,そういう点について,本当に3日でも4日でも皆さんが,毛布に至らず,水に至らず,食料に至らず,そういうことがきちっとして確保できとるということは間違いないのですか。そこだけお願いします。              [市民安全課長 堀淵修治君 登壇] ◎ 市民安全課長堀淵修治君)高木議員からの御再問にお答えさせていただきます。  備蓄の方針といたしましては,平成26年3月14日に徳島県災害時相互応援連絡協議会で策定いたしました南海トラフ地震等に対応した備蓄方針により,市は,避難所における被災者が必要な1日分の備蓄を目標としております。  ちなみに,第二次徳島県南海トラフ巨大地震被害想定による生活支障の想定では,避難所生活者の最大となる発災後1週間目の避難所生活者数は1万9,800人と想定されており,この数字で計算した場合の,市が直接備蓄に必要な数量は,食料が3万9,600食,飲料水が5万9,400リットルでございます。  以上です。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)だから,やっぱりさっき言うたように,ペットボトル1本しかないということでしょう,計算したら。だから,もう少し,こういうような食料とか,例えば,水等々については余裕を持って,どこにあるかさえ,どこへ置いてあるとも,何も,一つもわかりません,はっきり言いますけど。  ほな,うちの,例えば,目佐の解放センターに置いてありますとか言うたって,我々,どこにあるやら一つもわからんし,防災用のいろいろ,リヤカーに至る,逃げるものに至らず,何にしたって,もうちょっと市民に物事がわかるような方向を示すのが行政の役割ではなかろうかと思いますよ。これは,自主防災組織というのもありますけど,そんなん名ばかりで,ほんまに,年に1万円ですか,市長,あの補助金な。1万円や何やできひんで。  だから,もう少し,こういうふうな,毛布等に至らず,食料等に至らず,置く場所とかそんなのを皆さんが知っているような,ポスターというか表示というか,そういうものを,今後,市民にわかるようにしたらどうかなと思います。市の広報なんて見ていますけど,それは,肝心なことを書いとるのやけど,そんなことに関して,ここはということは何も書いていない。だから,そういうふうな,特に,食べるとか飲むとか寝るとかいうのは必要なものですから。とにかく,少しでも,余るぐらいでもいい。水は,小松島市,いっぱいあるけん。我がんくでペットボトル工場をつくってもええぐらいじゃ。だから,そのぐらいのことは,どんどん,勝浦川の水でも何でもかんでも詰めて置いといたらどうですか。  これ,何遍言うたって一緒やけどな。とにかく,これ,私は,阪神大震災の真っただ中でおったけんね。ほんまに,この痛みというのはよくわかりますよ。家はばらばらになるし燃えるし,交通はわやになるしな。こういう問題については,ほんまに,市長,慎重に考えていただかないと。学校の問題とかいろいろありますけど,一番危ない所に学校をつくりよんじゃな。昔,船が飛び上がってきたというので,赤石湾の端にやな,今,学校をつくっとんでしょう。絶対心配ないというような保障はないでしょう。ですから,いろいろ言われるのですよ。  ほな,ありがとうございました。これでこの点は終わります。  次,3点目にまいります。  小松島市が,まず言えば,地震とか津波の後,よそでもありますわね,仮設住宅の場所は,今現在,あるのでしょうか,ないのでしょうか。その点についてお願いします。              [市民安全課長 堀淵修治君 登壇] ◎ 市民安全課長堀淵修治君)高木議員からの御質問にお答えいたします。  地震,津波等の大災害時において住宅が使えなくなったときは仮設住宅の建設が必要となります。仮設住宅を建設していくためには用地の確保が必要となってまいりますが,仮設住宅専用地として更地を確保しているわけではございません。災害の規模等により,必要に応じて公共的な用地を転用する等の方法で対応していくこととなります。  以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)こうやって,口で言うのはしよいんよな。書いてあることを読むのもしよいんよ。実態としてやるかやらんか。さっき言いよった高台も皆一緒。何もできていないやな,4年間で。市長がやったことは,本当に市役所の耐震とか,各地域の幼稚園,学校等についての耐震等をやったということですよ。いや,これは,それはいいことですよ。だけど,それ以外のことを言うとんのやから。ほな,どこへ逃げるで。市長の家の裏のあの櫛渕の山をブルで押して平地でもつくるで,先に。山は安いしな。  ですから,そういう点についてありませんかとわしは聞いとんよ。嫌みを言いよんちゃうんよ。実際のことなのやから。  三陸沖なんて,これは,地震が揺って40キロさかのぼってきた,津波がね。ここから40キロ言うたら,鷲敷のまだ向こう,木頭ぐらいまで行かないかん。そういうふうな津波が来とるのですよ。ほなけん,東南海地震というのがもし来たら対応ができるかできんかということが基本ですよ。これ,ちょっとずれるかもわからんけど。  だけど,それに対して,この前も,課長,言いましたね,高台の問題,ちょっと話ずれるけんど。見に来てったって一つも見に来んだろ。見に行った。和田島に約30メートルぐらいの砂山がありますわね。和田島に高台いうたらそこしかあれへん。そういうものを提供するけん見に来てて交渉したはずよ。違いますか,市長。何にも指示もせんとやね,皆が物も言わんと,いいのですか,あれっというような交渉をしたんじゃけんな。もうそれではどうかなと私は思う。市長,そんな点についてはどうですか,ほんまに。何でもかんでも部課長ばっかりに任すというのでなしにな,市長の考えも一言ぐらいちょっと言うてくれたらどうかなと思うのですけど。これは,ほんまに冗談抜いてほんまのことやけん,もしなったらどないしますかということですから。  こういうふうな,はっきり言うて,仮設住宅をつくると,想定で,ほな,ここの山がこうあるわと,今,竹林でタケノコを掘ったって安いわというような感じでやるのであれば,こういう所もありますよと言うのやな。どうですか。お願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員さんから質問をいただいたので,お答えをいたします。  櫛渕とか山に整地して高台をつくってほしいという,あくまでも民地でございますので,そこら辺は所有者と協議しながら,今後,検討課題として,市民の安全・安心を守るために全力で尽くしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)ありがとうございます,市長。大変たくさん山がありますので,どうぞ,先ほども言いましたように,中央へ行って,ふるさと創生でも何でもええからお金をもろてきてください。よろしくお願いします。3点目は,これで一応終わります。ありがとうございます。  次,4点目にまいります。  小松島市全体の県道,市道,町道にかかる道路または橋の安全性はあるのでしょうか,ないのでしょうか。この点についてお願いいたします。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)高木議員さんの御質問にお答えいたします。  本市の市道や橋梁を初めとする道路施設等社会資本については,高度経済成長期以降に集中的に整備されまして,今後,急速に老朽化が進行することが想定されます。このことから,本市では,市民の誰もが安心して既存の社会資本を利用し続けられることができるよう,鋭意,その整備に取り組んでいるものであります。  議員さんお尋ねの市道についてですが,社会資本整備交付金を活用し整備を行った箇所につきましては,道路改良工事が横須5号線のほか6路線。2つ目に,橋梁修繕につきましては江田1号線の江田潜水橋と幹線・和田島線の浜田橋の修繕を実施し,浜田橋は完了しております。江田潜水橋は,今年度も引き続き修繕を実施していく予定でございます。  また,市単独予算での整備を行った箇所もございますが,大林20号線のほか16路線の補修工事を行ったところであります。  今後におきましても,当交付金の活用,幹線・南小松島-田浦線ほか9路線の道路改良や修繕を行う予定でございます。今後におきましても,国の有利な交付金等を活用しながら,引き続き,道路施設維持管理に努めることで,高木議員さんが申されるように,市民の安全・安心の確保を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)大川さん,ありがとうございました。  これを言うたらまた怒るやわからんけど,実際のことですから,私,はっきり言いますけど。さっき和田島の話も出ました。赤石の話も出ました。金磯も出る。橋とか道路とか言うけども,実際,直下型なんてぽんと揺ったら,橋なんて,橋はあってもその橋の手前が落ちてしまうんよ。車が通れんようになる。だから,こういう点について,今後,どういうふうに補強するとか,勝浦川の橋なんて見たらようわかると思うのですけど,橋梁が落ちないように鎖で引っ張ってあるとか,いろいろあるでしょう。  ですから,はっきり申しまして,道路がなかったらどこも行かれへん。山が前にあっても逃げられへんというのが今の現状ですよ。だから,もとに戻りますけど,そこへ逃げんでもええような高台づくりをやらないかんのよ。だから,この橋にしても,はっきりして,和田島やったって太田橋から皆なくなってしもたらどこも逃げられへん。赤石にと言うて考えますけど,バイパス等そのいっぱいあります,橋も。まず,道路自体が全然なっていない。坂野あたりとか和田島あたりとか,ほな,皆さんが逃げますよと言うたって,救急車も消防車も,10トン車が走るような道さえないのやから。  そんなので小松島市の市民の,安全・安心なんてことを言うけど,命等,その他,子どもを守ること,守れますかということですよ。だがら,4年も5年もたって,4年前かな,あれ,私が落選したときのことやけん。だから,それを言おうと思っとったんやけど,当時,落選したものだから言われへんなんだんよ。4年間,ちょっと,これ,いろいろ,よろず相談会になってやって,おもしろいに言いよんやけどな。  だけど,実際は,これ,芯なのですよ,市長。ほなけん,もう少し,こういうふうな重要道路というのかな,とにかく皆さんが安全・安心で,とにかく,部長,避難できる場所をつくらなあかんで。ただ単に橋を直したとか何やかんや言うけど,道路なんて言うたって全然直ってないんでよ。坂野へんやは,消防自動車が入らんかった所,いっぱいある。でも,市長が交渉等でいろいろやっていただきまして,今,坂野町には,4トンか10トンぐらいか,入れるような道ができましたので。やはり,産業とかそんなのも要るのやけど,ほんまに道がなかったらどこも行かれへん。穴あいとるけん,ほっとけって,レミファルトを持っていって埋めといたらええんじょと,それはどうかなと思いますよ。  ほなけん,昔の町道,市道についても,はっきり言うて,側というのかな,あれ,側壁というのかな,何にもできていない道路が,何十年間,昔の和田島町長,江藤さんの時代から,江藤さんがこの小松島市に坂野町を持ってきた時代から,何じゃできていない。ほんで,皆さん,何じゃかんじゃ言うて,我々も飯食わしてもらいよるのやけんど。1年,2年というのは,ほなって,近い将来と言うけど,近い将来はあしたやらあさってやらわからんでよ。それを4年も5年もかけてできるじゃできんじゃ言うてな,こんなとこで,ほんで,第一,ほんなこと言う自体もおかしいし,その課があるのならあるようにきちっと物事をしていくのが行政の努めではないかなと私は思います。そう思いませんか,市長。部課長さん,皆,そうでないのですか。どうのこうの言うとったらええわというのではいかんと思うのです。違いますか。(57文字削除)とにかく,こういうふうな設備等,また,道路等についても,安全性というのはきちっとせんことには,どこも行く所あれへん。本当に。  ですから,こういうふうな道路等についても,市長にばっかり言うとるけど,我々が,政務活動費というのかな,そんなので東京へ行くというたら,これ,行けるのかな。行ってもええのかな。行ってええのだったらいつでも行くんやけどな。どこでもええで,省庁へ行って,何じゃ,お金くださいと言いにいったらほんでええんやけん。何遍も行ったことあるんじゃ,若いうちの時分から。やはり,そのぐらいの,小松島市は熱意があるというような観点を持って物事を進めていかんことには,何やできひんと思うでよ。何しに,小学校の2階や3階や上がってでよ,20メートル,30メートルの津波が来てでよ,我か,おまはんらも要らんもんおりときや言われるやわからん。自衛隊へ逃げたらいいやら何じゃかんじゃ言いよるけど,自衛隊が玄関閉めたらどないすんで。どこや行くとこあれへんのよ。  だから,私が言うのは,こういうふうな面において,今,生活等について,食べれない人は,なかなか,それは,保障もされていますからいいと思うんやけど,そんなんよりは命の問題な。まして,今,少子化時代で子どもがおらんし,じい,ばあばっかりになってもうて,そのおばあさんさえ,放っておいて行くというわけにいかんでしょう。おばあさん放っておいて若い子だけ連れて逃げるで,ほんなわけにいかんでしょう。  ですから,こういう問題については,きちっと行政が先頭に立ってやるべきものでないかなと。私は,そのように思っておるのですけど。これ,私が何ぼ言うたって,しゃあないけんど。  だから,とにかく,市長,お願いしときます。部課長さんね。本当に,この道路が悪いですよとか,ここも壊れかけですよとかいうときは,やはりもう少し,皆さん,公僕というんで,公僕というたら重いんやな。皆さんそれで御飯食べているのやから,そのぐらいの気持ちを持って,同じように行って,悪い所は直して,手製でできるところはやってしていくのが行政の努めではなかろうかと思っておりますので,とにかく,今言う,橋,道路,町道,市道,市道というのかな,昔のな。とにかく,こういう点について,拡幅できる所は拡幅してもらいたいし,強度を保つ所は保ちたいし,皆さんの命がかかっておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  ぐちゃぐちゃ言いましたけど,なかなか難しいことを言う人やなと思うかもわからんけど,このぐらい言うといてもどうかなと思いますけど,とにかく,これは,一番必要ですから,とにかく,ひとつよろしくお願いいたします。市長を初め,部課長の皆さん,市役所でぼさっとしよったってしゃあないんじゃけん,中央へ行って,とにかくお金くださいよ,このぐらいの交渉はできるでしょう。私はそない思いますよ。そういうことです。  ほんで,5点目です。  5点目で,今の道路関係ですけど,市長も御存じのように,県道・坂野-羽ノ浦線の坂野町大場,エホバがある所です。その道路が,羽ノ浦側からは約十三,四メートルでどんどんどんどんできてきておりますけど,本当に,はっきり言うて,皆さん,大場のこの道路の拡幅は20年間置き去り。そこを,はっきり言いまして,幼稚園とか小学校の子が通っております。ですから,この問題についても,市長からもお答えいただいとんやけど,本当に,これ,県交渉,これ,県道ですから,県交渉等について,行ってもらったのかどうかなと。本当に今の現状はどういうふうに地権者との話になっとるのかどうかということを,ちょっとお答え,お願いします。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)高木議員さんからは,県道・坂野-羽ノ浦線の道路改良事業の現在の取り組みにつきまして御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  議員さん御案内の県道・坂野-羽ノ浦線の道路改良計画につきましては,国道55号から阿南方面へ延長約500メートルを計画区間とし,国道から現道に接続する新設道路の計画区間約240メートルと,現道の拡幅計画区間約260メートルに大別し,計画幅員15メートルの2車線道路,両側に歩道を設置する計画のもと,平成6年度から徳島県において事業着手され用地取得が鋭意進められてまいりましたが,一部の用地について交渉に不測の日数を要していることから事業進捗が滞っておりました。  しかしながら,現道拡幅の計画区間のうちS字の急カーブで路肩も狭い一部の区間におきましては,歩行者・自転車の通行が危険であるとともに,交通事故も発生していること,地元関係者等からのこの区間の改良要望があることなどから,道路管理者である徳島県において,現状の改善を図るため,昨年度から用地確保に向けた用地測量調査に着手いたしたところでございます。  今後につきましては,本市といたしましても,引き続き,県と連携しながら,安全な通行の確保に向けまして鋭意努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)あんまりしゃべったら19分になったわけ。早う行きます。  ありがとうございます。とかく,市長も御存じのとおりですから,何遍も話をしております。とにかく,地権者に,強制執行と言うてもええんやけど,ほんなんできまへんと言いよったけん,それだったら,家へ行って,とにかく,安全第一というようなことを早くしてください。お願いいたします。  次,6点目にまいります。  6点目は,前から聞いとったのですけど,和田島の防衛施設周辺の洪水,浸水リスクに対する市民の安全確保をするため,防衛省補助事業を活用し,排水地域の再編,また,排水機場,及び雨水流下施設などの調査検討を行い,時間的,財政的の中で緊急かつ効率的な浸水被害の解消に取り組むとの市長のお答えであったのですけど,これ,市長は答えてくれていますわね,いつから始めるのだろうか。もう始まっとるのですか。防衛省の予算でね。和田島の,我々,同級生もようけおるけど,本当に衛生面に悪いし,物すごく悪臭とか,雨のときやったら,ものすごいつかったとかいうのがありますから,その点について,市長。やりますと言うて,これ,書いてありますけど,すんません,これ,答えですよ,市長のね。まことに申しわけない。よろしく。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)高木議員さんからは,防衛施設周辺地域の洪水対策の取り組みにつきまして御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  平成26年6月会議において,吉見議員さんからも同様の御質問をいただいております。本市では,防衛施設周辺地域の浸水被害を緊急かつ効率的に軽減を図ることを目的に,防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第3条に規定される防衛省所管の障害防止助成事業を活用し,昨年6月から,全体計画調査に着手し,基地周辺地域の現状の土地利用状況,排水系統などについて調査を行い,基地の整備状況との因果関係を把握するとともに浸水対策施設等の検討に取り組みました。これによりまして,基地周辺地域を,和田島地区,日の出地区,及び日の出内水地区の3つの計画排水区域に大別し,おのおのの地域について,10年に一度程度の確率で発生する時間降雨72.5ミリの大雨に耐え得る施設を整備する計画といたしております。  今年度は,平成28年度からの事業化に向けまして,防衛省に対し,小松島航空基地周辺洪水対策事業に係る平成28年度予算の概算要求を行ったところでありまして,引き続き,事業採択が確実に図られるよう,防衛省との協議を鋭意進めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)小林課長,ありがとうございました。  こういうような問題は,本当に生活の一番必要なものだと思いますので,水洗便所とか排水とか,このうち自然沈殿とかいう時代ではございません。私が見に行きましたら,本当に低い土地から海に流していると,ポンプで上げているというのがありますので,とかく,防衛省の予算をくれるのだったら,早うしたってくれな,ほんで。何じゃせんと,言いもって,市長,これ,答えくれたの,もう去年の10月かな,11月かな。そんなのですよ。とかく,遅いと言うたら怒られるやわからんけど,努力してくれとるのはわかるけど,とにかく早く,こういう問題については一日も早くやっていただきたいと思っております。  では,最後の7番目にまいります。  これは,私のところの地元の問題なのですけど,清き流れの目佐川のと言うたらおかしいのですけど,本当,水の宝庫なのですよ。吹いているのですよ。ですが,これが,羽ノ浦町,また,那賀川町,昔の町ね,今は阿南市ですけど,から流れ出してくる,それは,水だけでなしにいろいろなごみとかいっぱいあるのですよ。これが,もう20年ぐらいにわたって放置したままです。当時のうちの方の総代長,飯沼義明さんという方が,小松島側を,ユンボでないのかな,浮いたような船でのけてはいただいたのやけど,なおかつ,まだヨシがいっぱい生えて,ほんまに,何がおるやわからへんわ。また,衛生面も悪い。てなことを言いもって,その川は,八丁伝来って,皆さん知らないと思いますけど,大林から赤石とか,また苅屋,坂野,那賀川土地改良区とかいう所の田んぼの水の供給をしております。ここの川に残土が余りたまるもので,去年のような洪水,公害ですか,洪水だったら,川が浮いちゃって上へ上へ水が戻ってくる。ですから,うちのあたりの鉄工所あたりとか,私の家にしたって,本当,大場から目佐にかけて幹線道路は約60センチか70センチぐらい,つかりました。ですからやっぱり,こういうふうな,災害と言やあ災害なんやけど,できれば,今後,そういうふうなことのないような,もとの昔の新鮮なる川に戻していただきたい。  よくよく聞きますと,これは,改良区かどこかとかいろいろ聞いてみたら,青線ってね,青線,赤線ってわかりますと思うけど,青線,赤線ってあるのですけど,これは,青線らしいのです。青線ということは,阿南市側,小松島市側,これは,川の真ん中で境界となっておりますので,市長は,この間,ちょっと話もしてくれたのやけど,阿南側にも責任があるとかってなことを言いもってでも,阿南市の岩浅さんは,六,七年前かな,予算800万円を出していただいて阿南側のしゅんせつをしていただいております。だけど,まだ上にもようけあるんやな,そんなのが。ですから,小松島市としては,市長,こんな川が,これ,はっきり言うて,市も税金もろとるけん,水代ももろて何じゃかんじゃいうて言いよったらな,ほんまに,市民も税金も払とんやけんよ,田んぼ,米できたら何やかんやで。これは,一番,しゅんせつする義務は市にあるのではなかろうかと私は思うのやけどね。そんな点について,本当にどうでしょうか。それは,なるほど,今,800万円て簡単に言うたけど,阿南市は日亜化学か何か,税金がようけあって,それは,銭いっぱいあるのだと思うのやけどね。だけど,実際として,こういう点について,小松島側の問題についてはどのようにお考えかをお聞きしたいということです。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)高木議員さんの御質問にお答えいたします。  御質問にありました,通称,目佐川と呼ばれている水路は,議員さんが申されておりましたが,阿南市那賀川町より流れてきており,坂野町字目佐と阿南市那賀川町字黒地との市境,県道・坂野-羽ノ浦線と県道・大林那賀川阿南線の交わる区域で,幅約20メートル,長さ80メートルほどの広さがございます。本水路は,地籍調査図面や登記簿,公図等で確認いたしますと,高木議員さんおっしゃるように,法定外公共物,いわゆる青線となっておりました。本水路は,県道・大林那賀川阿南線を挟んで下流については,土地改良区が管理する農業用水路となっており,本水路の水は周辺の農業用水として利用されております。この水路の中央部は,議員さんが申される市境となっておりますが,水路の小松島市側にかけて,現在,議員さんが申されるヨシが繁茂しておる状態でございます。  議員さんからは,昨年の大雨時における,20年前から困っているというお話もございましたが,周辺地域の浸水について,このヨシや堆積物等により通水阻害を起こしたことがその大きな原因ではないかとの御指摘がございました。議員さんの御質問にありました,しゅんせつについて過去の経緯を調べてみましたら,平成10年度に小松島市において小松島市側の部分だけしゅんせつした記録がございました。また,議員さんが申した,阿南市側について阿南市の担当課に確認させていただきましたところ,平成22年度にしゅんせつを行ったということでございました。
     こうした経緯や現場の状況を勘案しますと,浸水対策の一つとして,しゅんせつ等の必要性を感じるところでありますが,水路の細くなっておる箇所等では阿南市との協議が必要となります。また,本水路を農業用水として取水している改良区や地元協議会などとも調整が必要と考えられます。  こうした点を踏まえ,市としましては,私,現場の方も見て確認をさせてもらいましたが,今後は,阿南市や関係団体等と協議し,しゅんせつする場合の規模や工事等の工法などの調査を行いまして進めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)進めてまいります,大川さん,ありがとうございます。できるということやな。ありがとうございます。  とにかく,この川は,昔の,今で言う,国策パルプとか,そういう所まで全部水を供給しとると。徳島,何や,話にも出てくるくらい。待てと言うて撃てなんてぐらいの民話に載っております。目佐川から大林とか八丁伝来に水を,銅蔵さんという人が引いて,そしたら,ちょっとあいつやり過ぎるけんと蜂須賀に言われて,捕らえられて,蜂須賀の所に連れていかれて,ほんで,死刑と言われて,これを町民さんが,皆が,これやったってつかはれと言うて行ったところが,よし,ほな,もう戻そうかと言うてくれて,早馬で赤石辺まで戻ってきよって,処刑を,待てと言うたんが,聞き間違うて,撃てとなってしもた。  そういうような民話もありますので,できれば,この目佐川等につきましては,本当に阿南市と協議をしていただいて,市長,大変無理を言いますけど,目佐地域全体の,目佐地域だけでないです,大場地域ですね。まして,太田川改良区の何十町もある田んぼの水も供給しておりますし,ましてや阿南市もしております。まして,小松島市もやっておりますので,とにかく,この目佐川の改修工事を早急にできるのであればお願いしたいなと思っておりますので,小松島市はお金もないし,また,頭の痛いことというような,市長,思いますけど,これ,順位にやっていかなしようがないと思うのです。ですから,ひとつ,この目佐川の改修をできるように。これが詰まりますと,本当,和田島の,言うたように,水洗便所と,そんなのも全部駄目なのです。  ですから,大変ぐちゃぐちゃ言いましたけど,7つぐらい言いましたけど,その中でできませんというのもあったりする。前向き,前向きと言ったら後ろ向きになるけん。ほんまに前向きでとにかく取り組んでいただきたいと思いますので,ひとつよろしくお願いいたします。  本当にぐじゃぐじゃ言いましてまことに申しわけございません。ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(井村保裕議員)小休いたします。                午前10時56分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時04分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  12番 吉見勝之議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)平成27年6月定例会議において一般質問の機会を得ましたので,発言通告に従って順次質問してまいりますので,よろしくお願いします。  現在,国では集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案について審議が行われていますが,1945年6月12日生まれの私にとっては非常に複雑な心境で,その行方を見守っているところであります。  さて,皆様も御承知のとおり,私が住む和田島町には海上自衛隊小松島航空基地があります。この基地の経緯については,平成26年6月定例会議の場でも御紹介させていただきましたが,戦前に小松島海軍航空隊として使用され,昭和38年にヘリコプター基地として工事が始まり,昭和39年11月に自衛隊臨時小松島派遣隊が発足し,昭和40年3月,海上自衛隊小松島航空隊として開設されて以来,今日に至っております。このような歴史の中,また環境のもと,和田島町に住む私たち市民は日々を過ごしております。  それでは,通告1点目の防衛施設周辺地域の浸水対策についてお尋ねをしてまいります。  先般,6月3日に気象庁から,四国も梅雨入りの発表がされました。梅雨期は大雨による災害の発生しやすい時期で,また,梅雨明け後の夏には必要な農業用の水などを蓄える重要な時期でもあり,その一方で,気温の上昇とともに台風も発生する季節が到来すると同時に,昨年8月の台風による大雨では,防衛施設周辺地域は甚大な浸水被害を受けましたことから,地域住民は,梅雨の到来とともに不安を感じさせる時期でもあります。この基地周辺地域の住民の不安解消を図るためには一日も早い浸水対策を講じることに尽きると私は思っております。  そこでお伺いしますが,防衛施設周辺地域の浸水対策について,先ほどの高木議員から同様の質問がありましたので,私は,少し角度を変えて質問してまいります。お聞きしたかったことは,市からの説明の中でおおむねの考えはわかりましたが,排水区域は3地区に分け,対策施設の整備を検討したとのことですが,基地正門前のポンプ場は供用開始して30年を迎え,ポンプ場内の施設は老朽化による故障もあり,地元住民は不安を感じております。また,海岸沿いの地域では,ポンプ施設が設置されていないことから,毎年の浸水被害のような災害が時々発生しております。具体的にどのような整備計画のもと,浸水被害の解消を図っていくのか,御説明をお願いします。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)吉見議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  さきの高木議員さんからも御質問いただきましたが,小松島航空基地周辺ではたびたび浸水被害が発生していることから,本市では浸水被害の軽減を図るため,昨年度,基地の整備状況等との因果関係を調べるとともに,浸水解消を図るため,3つの排水区域に大別し対策施設の整備を検討いたしました。  議員さん御案内のとおり,基地南側及び東側に位置する和田島地区につきましては,昭和61年から和田島排水機場の供用により浸水被害は減少しましたが,建設以来28年が経過していることから,雨水ポンプ設備は耐用年数を経過し,経年的な施設の老朽化やポンプ設備の顕著な劣化が生じており,また,近年,短時間での集中豪雨が増加傾向にあるなどの降雨特性の変化や基地整備等による保水力の低下などにより,老朽化対策及び排水能力の強化が喫緊の課題となっております。  さらに,平成23年3月に発生した東日本大震災では,下水道施設に甚大な被害が及び,改めて下水道の重要性が認識されるとともに施設の耐震化が求められております。一方,基地北側に位置する日の出地区,及び日の出内水地区につきましては,排水ポンプ等が設置されていないことから,自然排水により既設水路から直接海に排水しておりますが,台風等による高潮の際には自然排水ができなくなり浸水被害の発生が起こりやすい状態となっていることから,地区内の雨水は水路施設などより集水し,ポンプで強制排水しなければならない,非常に厳しい地形条件となっております。  このような現状を踏まえた浸水被害の抜本的な解消に向けた対策といたしましては,10年に一度程度発生する,時間降雨72.5ミリの大雨に耐え得るポンプ場,及び幹線管渠等の雨水排水の基幹的施設を中心に,効率的かつ効果的に配置することが有効であることから,その対策施設の整備計画案を策定いたしました。今年度は,平成28年度からの事業化を目標に,防衛省の補助事業を活用できるよう予算要求を行うとともに,事業採択の確保に向け積極的に要望活動を展開する予定でありますので,御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えをいただきました。ありがとうございました。  浸水対策地区を3地区に分けた上でそれぞれの地区に見合った対策を講じていくとの説明でありましたが,具体的な説明ではなかったのではないかと思いました。それも,この議会の場で私が質問して初めて浸水対策の計画案が説明されることについて,私は,いささか不信感を抱きました。本来なら,浸水被害を受けている地域関係者に計画案ができた時点で説明会などの場をもって説明するべきではないのですか。市の見解をお尋ねいたします。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)吉見議員さんから御質問いただきましたので,お答えさせていただきます。  議員さん御指摘の,地元関係者への説明につきましては,先ほど説明させていただきました浸水対策の整備計画案が防衛省の補助事業として認められた段階で説明会の開催等を行う予定といたしておりまして,事業実現には,何よりも地元関係者の皆様の御理解と御協力が必要不可欠であることは十分認識いたしております。  また,浸水対策の整備計画におきましては,全体の総事業費が高額になること,全体の整備期間が長期に及ぶことから,段階的な整備計画を立て事業の効果を早期に発揮させる計画といたしております。  今後におきましても,引き続き,事業の早期実現に向け取り組むとともに,関係者の皆様との対話を通しながら,この問題解消を図れるよう鋭意努めてまいりますので,御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)御答弁をいただきました。浸水対策は段階的に行っていくのですね。一日も早く浸水被害の解消が図れるよう,よろしくお願いします。それから,地域関係者への説明会も早い時期に開催してください。市民は市からの説明を待っております。1問目の防衛施設周辺地域の浸水対策については,現段階ではこれ以上の答えはないようなので,これで終わります。  次に,2問目の海産物の販路拡大についてお尋ねしてまいります。  小松島市を代表する海産物として和田島ちりめんとハモがあります。和田島ちりめんは,和田島漁協を中心に行われるバッチ網でとれたシラスを釜ゆでし,乾燥・加工してちりめんとして販売しています。また,ハモは小松島漁協が中心ですが,底引き網漁により品質のよいものを選別して京阪神市場などへ出荷しております。このちりめんの原料であるシラス,ハモとも全国有数の水揚げ高を誇っています。和田島漁協では,昨年,和田島ちりめん市を開催し,ちりめんの販売やちりめんのすまし汁の無料配布などを行い,短時間でちりめんが完売してしまうほど好評を博しておりました。また,小松島漁協では,一般客が気軽に利用することができる魚市場があり,ハモを初め近海でとれた新鮮な魚介類の販売を行うことにより,ブランド力の強化を図っているところであります。  そこで,海産物のブランド強化についてお聞きします。和田島ちりめんやハモのブランド強化について,市としてはどのような取り組みをし,また,実行しているのか,お聞かせください。              [産業振興課長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業振興課長(茨木昭行君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  議員さん御指摘の和田島ちりめんやハモは,小松島市の代表的な海産物であります。市では,これらのブランド力を強化するため,平成17年度に小松島漁協,和田島漁協,また,東とくしま農業協同組合,及び小松島市で構成する小松島ブランド戦略推進協議会を設立し,市の農林水産物等のブランド化とその浸透を図る取り組みを進めております。  取り組みの一つに,毎月第4土曜日に小松島みなと交流センターKocoloで行っております,こまつしま・みなと海鮮朝市を開催しております。本年5月に開催した際には,ちりめん祭りと銘打ち,釜揚げシラス丼の販売や,ちりめんの競り市を実施し,多くのお客様に喜んでいただきました。また,これからはハモのシーズンにもなることから,ハモのだし汁を使用したラーメン等の試食やハモ丼等の販売を検討しております。  また,毎年11月に開催する農林水産イベント,こまつしま・うまいもん祭りでは,ちりめんや釜揚げシラス丼の販売,また,大量競り市としてタイやタチウオ等,地元でとれた鮮魚の競り市を行いブランド力化強化を図っておるところでございます。そのほか,県の事業にあわせて漁協や,漁協が販売するちりめんのパッケージ作成への補助や,加工設備等の補助も行っております。  今後も,イベントでのPRやソフト・ハード両面からの支援を行い,本市を代表するちりめん,ハモなどブランド産品の強化を図り,もうかる水産業の実現を目指し取り組んでまいりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。ブランド強化についてはよくわかりました。  では,続いて,ちりめんやハモについては,市民・県民の間では知名度もあり皆さんに喜んでいただけておるところですが,やはり全国的なブランド化を図るためには,大消費地である東京や大阪など都市部への販路の拡大が重要であると思います。  そこで,海産物の販路拡大についてお聞きします。小松島沖でとれたちりめん,ハモなどの海産物の都市部への販路拡大について,市としてはどのような対策を立てて実行し,今後,どう取り組んでいくかをお聞きします。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)吉見議員さんの御質問にお答えいたします。  都市部への販路拡大についてでございますが,先ほど御紹介しました小松島ブランド戦略推進協議会の活動支援を通じまして都市部等への取り組みを行っているところであります。主な活動内容としましては,県と連携しまして東京,大阪の有名ホテルでのバイヤー等を招いた商談会への参加や東京周辺で開催されている「NHKふるさとの食 にっぽんの食」のイベントへの参加,東京や大阪で行われます全国シーフードショーへの出展も行っております。また,協議会専用ホームページ,こまつしまおいしいネットによる情報発信や,小松島市の観光・物産情報誌小松島ナビを発行し,県内外の観光案内所や道の駅,高速道路のサービスエリア等に配布しPRを行っておるところでございます。  そのほか,毎年,小松島港に多くの大型クルーズ船が入港することから,船内を初め岸壁等で乗船客に特産品のPRを行っております。協議会で作成した特選小松島箱に和田島ちりめんやスダチ,干しエビなどを詰めて試食用に配布しております。また,多くの方に市のブランド産品を知ってもらうため,こまつしまブランド名刺を作成し,市職員を初め,漁協,農協の職員の皆さん,一般の方にも提供しPRに努めているところでございます。  市といたしましても,今後もこうした取り組みに加え,県と連携し,東京など大都市圏のアンテナショップでの販売なども検討しながら都市部での販路拡大につなげてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。今後とも販路の拡大に努力を要望します。  それで,今,部長さんが言われたように,一般の方にも提供しとありますけど,これは,議員の私でも要望すればできるのでしょうか。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)吉見議員さんの御質問にお答えします。  できますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)それでは,また要求しますので,よろしくお願いします。  続きまして,市道の補修についてでございますが,皆様方も御承知のとおり,この4月に市議会の選挙があり,市内一円,車で巡回して気がついたことがあります。市道の舗装の陥没など多くの穴が点在し危険であると感じたことです。道路は,自動車や歩行者の安全な通行を確保し,人,物,交流を施す交通機能と都市の骨格を形づくり,生活環境を支えるライフラインの収容空間や避難路などの防災空間となる空間機能を備えた重要な都市施設であります。そして,住民にとっては大変身近な生活基盤でもあります。このような市民の生活道路の安全・安心な確保を目指し取り組んでいただけるとは思いますが,実際,この目でこれだけの数の路面の穴などを確認したら,道路パトロールはできているのか,疑問を感じます。市道のこのような補修に対して,道路の点検を初め,どのように取り組んでいるのか,お聞きいたします。              [都市整備課長 成川琢治君 登壇] ◎ 都市整備課長(成川琢治君)吉見議員さんの御質問につきましてお答えさせていただきます。  議員さんお尋ねの道路パトロールにつきましては,平成26年9月定例会議でも広田議員さんから御質問をいただいたところであります。  議員さんお尋ねの市道の点検につきましては,市道の安全かつ円滑な通行の確保を図るため,平成23年8月に小松島市道路パトロール実施要領を制定し,これに基づき計画的に実施しております道路パトロールの中で道路状況の点検を行っているところであります。また,特に,長期休暇となるゴールデンウイーク前や年末におきましては,重点的にパトロール及び点検を実施しているところであります。  また,地域住民の方々などからの連絡により道路状況を確認するなどの点検にも日々努めているところであります。  今後におきましても,なお一層の道路パトロールによる点検強化に取り組み,安全な通行が図れるよう適正な道路の維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)御説明をいただきましたが,事故が起こってからでは遅いので,なお一層の道路パトロールを実施していただき,住民が安心して通行できる道路を,今後も維持管理に努めていただきますよう強く要望して,次の質問に移らせていただきます。  続いて,公衆道徳の教育です。  先月,80半ばの女の人から聞いた話ですが,畑作業のときに,畑にジュースの缶や空き瓶が落ちていることが多く,片づけてもまた落ちているから困っているとのことでした。確かに,市内の道路脇にペットボトルやレジ袋,空き缶や空き瓶,ごみが放置されたままだったり,袋のまま川や海にごみが投げ捨てられていることもあります。リフレッシュ瀬戸内の清掃作業でも,毎年,多くの漂着ごみが回収されています。ごみのポイ捨てと軽く言われますが,そのことが火災や漂流,漂着ごみ,海洋汚染や野生動物の影響など社会問題の要因ともなります。国や自治体では,ごみのポイ捨て防止キャンペーンが行われており,公衆マナーについてテレビやラジオでコマーシャルが放送されています。また,道路や施設にポイ捨て禁止の看板が立てられたり,啓発のためのリーフレットが配布されたりといろんな取り組みがなされています。  本市でも,美しいまちづくりのため公衆道徳を高める取り組みを進めていく必要があると思います。まず,子どもたちへの公衆道徳の教育についてお尋ねします。  和田島小学校では,ごみゼロの海岸清掃を行っていますが,小・中学校では公衆道徳を高めるためにどのように取り組んでいるのでしょうか。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)吉見議員さんから,公衆道徳を高めるための学校での取り組みはとの御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  御質問にございましたように,空き缶や瓶のポイ捨て,ごみを放置しないことなどは,基本的な社会のルール,マナーであり,それを守るためには,議員御指摘のように,公衆道徳を高めることが重要であると考えます。小・中学校におきましては,道徳教育がその中核となります。道徳教育は,週1時間,年間35時間の道徳の時間をかなめといたしまして,各教科や学級活動を初め,学校行事,多様な体験活動など,学校の教育活動全体を通じて実施することとされております。例えば,小学校では,社会のルールを大切にする心を育てるとして,空き缶の投げ捨てという資料を用いまして授業を行い,公衆道徳につきまして考え,良識的な社会人となるための基礎を培っております。また,中学校でも,地域の河川清掃作業への参加など体験的活動を行うことで,子どもたちのマナー向上を図るとともに,捨てられたごみを見て不快に思う他者の存在があることに気づかせ,みずからを律する力や郷土愛など,豊かな感性を持った子どもたちの育成に努めております。教育委員会といたしまして,道徳教育はもちろんのこと,ボランティア活動や豊かな体験活動など,児童・生徒の内面に根差した公衆道徳の育成を図るとともに,学校から学校新聞やホームページ等で情報発信などを行うことで,社会全体の公衆道徳意識の向上につなげていくよう努めてまいります。御理解のほどをよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございました。公衆道徳を育成していくためには小さいときからの教育が大切であると考えます。小松島市の小・中学校の教育現場で道徳の時間,そして,その他あらゆる教育活動を通じて公衆道徳を図っておられるということです。質問したようなごみのポイ捨てといった公衆道徳に対しても,ルールやマナーが養われると思いますので,今後とも,学校でこのような,子どもたちへの教育をさらに続けていってほしいと思います。  ところで,子どもたちへの道徳教育については答弁いただいたとおりということですが,一方で,模範となるべき私たち大人にもいろんな形で注意喚起や広報をしていかなくてはならないと思います。子どもたちは常に大人の行動を見ています。教育の場ではそのように教えられた子どもたちも,身近にいる大人たちがマナーを守らないのであれば,せっかくの道徳教育も効果が薄れると考えます。小松島市として大人への啓発活動,特に,さきに申しましたごみのポイ捨てといった環境問題に対しての啓発をどのように考えているのでしょうか。広報や啓発活動をどのように行っているか,お尋ねします。              [市民生活課長 田中裕人君 登壇] ◎ 市民生活課長(田中裕人君)吉見議員さんからは,公衆道徳の教育についての中で大人への啓発についてとの通告でございましたが,空き缶等の不法投棄に対しての啓発ということでございますので,環境施策の観点から御答弁申し上げます。  御質問にございましたような事例も含めて,不法投棄や公害に関する苦情,相談は,年間約60件ほど,市民の方々から寄せられております。空き缶に限らず,生ごみや衣類,また,自転車や家電製品といったものまで捨てられるというケースもございます。それぞれ通報や苦情が寄せられるたびに,担当が現場の状況等を確認し,その原因となっている方や関係がわかった場合については,ごみを片づけていただくなり,問題解決のために対応をしております。  また,やむを得ない場合には,放置ごみの撤去や,悪質な不法投棄に対しては,警察への通報等による対応も行っております。衛生組合連合会では,不法投棄が多い場所について不法投棄防止の看板設置などを行うといった活動もいただいております。  一方で,市民の方への環境衛生に関する啓発としましては,市内の環境美化活動を通じたボランティア等をいただくことで意識向上に努めております。先日も行われましたが,恒例となっておりますリフレッシュ瀬戸内,港まつり前の本港地区一斉清掃,また,昨年はJR南小松島駅付近一帯の一斉清掃など,市民や関係機関,団体にも御協力をいただいて清掃活動を行いました。道路や公園といった公共施設については,市民団体や企業が参加できるアドプト事業として清掃・美化活動が行われております。さらに,市の広報にも定期的に不法投棄についての啓発記事を掲載しておりまして,昨年も10月号の広報に掲載したところでございます。ことしも近々広報に掲載する予定としております。  こうした取り組みを地道に行うことで市民の方々の環境衛生に対する意識の向上につながっていくものと考えております。ごみの不法投棄に関しては,それぞれ個人の意識の問題でもありますので,容易に解決するというものでもございませんが,個々の事案に地道に対応しつつ,一斉清掃やボランティア,広報による啓発活動などを通じて意識向上に努めてまいりますので,御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございました。地道な啓発活動,また,広報にも近々載せていただけるということでありますので,今後ともこうした取り組みを続けていただけるよう,要望いたします。  次に,国民年金保険料の後納制度についてお尋ねします。  これまで国民年金保険料は2年を過ぎると時効により納付できませんでしたが,国民年金法の改正により,平成24年10月1日から平成27年9月30日までの3年間に限り,過去10年分までの未払いの保険料を納めることができるようになる後納制度が開始されております。これによりまして,過去10年以内に納め忘れがある国民年金保険料についてはさかのぼって納めることができ,年金額を増額させることや,納付期間の不足によって年金が受給できなかった人が受給できるようになるケースもあると思います。  しかしながら,この制度についての周知が十分にされていないように思うのですが,この制度の周知方法,どういった人が対象となるのか,お尋ねいたします。              [健康増進課長 田渕恭子君 登壇] ◎ 健康増進課長(田渕恭子君)吉見議員さんより御質問いただきました国民年金保険料の後納制度についてお答えいたします。  後納制度とは,先ほどの御質問の中にもありましたとおり,納付期限から2年を経過すると納められなかった国民年金の保険料を,平成24年10月1日から27年9月30日までの3年間に限り,過去10年分までさかのぼって納められる制度です。この制度の対象となる方は,老齢基礎年金を受給していない方で,10年以内に納め忘れの期間や未加入期間のある20歳以上60歳未満の方,10年以内に納め忘れの期間や未加入期間のほか,任意加入中に納め忘れの期間のある60歳以上65歳未満の方,また,受給資格がなく任意加入中の65歳以上の方などです。  この制度の周知につきましては,年金受給時期に近い年齢の方から,順次,勧奨通知を実施していると,徳島南年金事務所国民年金課から伺っております。また,平成26年度には再勧奨を済ませており,制度終了直前にも再度広報する予定であるということです。  小松島市としては,平成24年10月号の広報こまつしまに後納制度について掲載しております。また,小松島市のホームページについても,平成24年9月1日更新で公開し,日本年金機構のホームページへもリンクさせております。あわせて,保険料の免除や納付猶予制度など,国民年金についての広報を広報こまつしまや市のホームページに掲載するなど周知に努めているところですので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございました。
     次に,国民年金保険料の受給資格についてお尋ねします。  納付した保険料に応じた給付を行い,将来の無年金者の発生を抑えていくという視点から,老齢基礎年金の受給資格期間を25年から10年に短縮するという法改正がなされましたが,消費税の8%から10%への引き上げ分を財源としていたことから,消費税引き上げの延期に伴い実施が見送られております。国の資料によりますと,65歳以上の無年金者は約42万人,うち保険料の納付済み期間が10年未満の人が59%と高い割合になっております。この制度が実施されれば,25年の受給資格期間を満たさない人,あるいは,受給資格が8年の人も2年の保険料を納めれば受給資格ができることになり年金を受給できる人も多くなると考えますが,この制度はどうなっているのか,お尋ねします。               [政策監 青木洋一君 登壇] ◎ 政策監(青木洋一君)吉見議員さんより御質問をいただきました年金の受給資格についてお答えをさせていただきます。  現在,国内にお住まいの20歳以上60歳未満の全ての方に国民年金への加入が法律で義務づけられており,老齢基礎年金を受けるためには,この間に原則25年以上の保険料を納める期間が必要となります。平成24年8月に受給資格が25年から10年に短縮される法改正がなされ,議員さんも言われましたが,消費税率が10%への引き上げ分を財源として平成27年10月より実施される予定でしたが,消費税率の引き上げが延期されたことに伴いまして,制度の実施日も延期となっております。  今後の状況につきまして,徳島南年金事務所に問い合わせましたところ,国の動向を見守りながら適切な時期に市町村にどうなっていくかという情報を提供したいということでありました。  本市といたしましても,今後,国,年金事務所から出される情報の収集に努めまして,情報が提供され次第,制度の周知を図ってまいりたいというふうに考えておりますので,御理解賜りますようお願いをいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。新制度が始まれば広報誌などで周知のほど,よろしくお願いいたします。  心にゆとりを持とう。自分にゆとりがあると家族にゆとりができます。家族にゆとりがあると地域社会にゆとりができると言われます。マザーテレサは次のようにおっしゃいました。インドは貧しくとも笑顔を決して忘れません。日本は立派な国ですが,最近,日本人には笑顔がありません。笑顔を忘れたのではないですか。私は,これから笑顔の種をまきます。そのまいた種を,笑顔の種を一生懸命育てます。小松島市に大きな大輪の花を咲かせるために全身全霊で課題に取り組んでまいりたいと思います。今後とも御指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。  これで私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(井村保裕議員)午後1時まで休憩いたします。                午前11時47分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 0時59分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  14番 出口議員。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)平成27年6月,一般質問最終日の最後ということで,議員さんも,また,市長初め理事者の方々,職員の方々も大変お疲れとは存じますが,どうか,最後まで御清聴いただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  まず最初に,いや,その前に今回は3点にわたって通告を出させていただいております。1番目に市議会議員選挙について,2番目に北海道本別町との交流について,3番目,小松島市建設工事請負業者選定要綱についてということで3点にわたって質問をさせていただきたいと思います。的確な御答弁をお願い申し上げておきます。  まず,小松島市議会議員選挙,4月26日投票,開票執行の選挙がございました。私も何とか当選をさせていただきました。ただ,ここで市民の皆さんには大変御迷惑といいますか,ゆゆしき不祥事が勃発をいたしまして,我々議会議員も,なお一層,襟を正してこれからの議会運営,また,市政に対する真摯な態度を続けていかなくてはならないという思いも込めて,市議会議員選挙について質問をいたしていきたいと思います。  一昨日の,四宮議員さんの方から議員の選挙について,政治姿勢についてのお話がございました。きょうの新聞に載っておりますが,選挙権年齢の変更ということで20歳以上が18歳以上ということで,国の改正もどうやら通ったようでございます。この引き下げ自体については,とやかく言うようなことではございませんし,私も大いに結構だろうとは思うのですけども,大きな問題があるように私は思います。それを,選挙管理委員会の御見解をお伺いする前に,過去の小松島市の市議会議員選挙についての投票率についてお伺いをいたしたいと思います。           [選挙管理委員会事務局長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(佐藤文幸君)出口議員さんからは,過去の市議会議員選挙における投票率等の問いをいただきましたので,有権者数であるとか投票者数,あわせまして御答弁をさせていただきます。  まずは,これまでの市議会議員一般選挙の投票率の推移について触れさせていただきますと,本市が市政を施行いたしまして以降,初めての市議会議員選挙となりました昭和30年4月30日執行,第3回統一地方選挙の92.8%に始まりまして,昭和50年の第8回統一地方選挙までは90%以上の投票率で推移しておりました。それ以降は徐々に投票率が下がり続けているのが現状でございます。なお,過去5回の統一地方選挙における小松島市議会議員一般選挙の有権者数,投票者数,投票率を振り返ってみますと,平成11年第14回の統一地方選挙では,有権者数3万4,646人,投票者数2万6,446人,投票率76.33%。平成15年,これは,第15回の統一地方選挙でございますが,こちらでは,有権者数が3万4,744人,投票者数2万4,380人,投票率70.17%。平成19年の16回統一地方選挙,この市議会選挙時点では,期日前投票制度が既に創設されておりましたが,その前回の選挙に比べましても5%近く投票率が下落しておりまして,有権者数3万4,643人,投票者数2万2,817人,投票率65.86%。平成23年の17回の統一地方選挙では,有権者数3万3,847人,投票者数2万105人,投票率59.40%。そして,本年の4月26日の第18回統一地方選挙では,有権者数3万2,982人,投票者数1万8,872人,投票率57.22%となっているところでございます。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)御答弁いただきました。いろいろと数字を御答弁いただいたのですけども,要は,市議会として第1回目に当たる昭和30年4月30日執行の選挙では92.8%ということで,ずっと昭和54年ぐらいまでは90%を超える投票率があったと。そして,昭和50年を境にだんだん下がってくるのですけども,それでも87%,86%あたりであったものが,急激に70%台,そして60%台,60%を切るというような経過がございます。  この原因をお聞きする前に,もう一つ,これは,ちょっと統計がないということで詳しい数字がわからんですけども,白票ですね,いわゆる無効票。無効票の中の白票だろうと思うのですけども,白票とか,はっきりわからん投票とかいろいろあるけども,その中で特に白票についてどのくらい過去にあって,今回の選挙でどのぐらいあったか,ちょっと御報告をいただきたいのです。           [選挙管理委員会事務局長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(佐藤文幸君)議員さんからは,いわゆる無効投票となる白紙投票の状況について御質問をいただきました。  まず,無効投票について触れさせていただきますが,有権者の皆様に投票をいただいた票のうち,その投票の効力について,公職選挙法第68条におきまして投票が無効となるものが明示されております。その内容は,地方公共団体の選挙におきましては,所定の用紙を用いないもの,公職の候補者でない,又は公職の候補者となることができない者の氏名を記載したもの,2人以上の公職の候補者の氏名を記載したもの。被選挙権のない公職の候補者の氏名を記載したもの,公職の候補者の氏名のほか他字(候補者の氏名のほか不要な文字)を記載したもの,公職の候補者の氏名を自書しないもの,公職の候補者の何人を記載したかを確認しがたいものとございます。  白紙投票は,何ら記載のない投票でございまして,公職の候補者の何人を記載したかを確認しがたいものとして,明らかに無効であることから,この条項に照らし合わせますと無効票であるというものでございます。  議員さんからは,過去の市議会議員一般選挙における白紙投票の状況をという問いでございましたので,こちらについても若干数字を並べさせて発言させていただきますと,平成11年の市議会選挙では,無効票379票のうち白票が148票。平成15年の市議会選挙では,無効票324票のうち白票が131票。平成19年の市議会選挙では,無効票282票のうち白票96票。平成23年の市議会選挙では無効票248票のうち白票107票。そして,本年4月26日の市議会議員一般選挙におきましては,無効票251票,うち白票111票となっているところでございます。  この白紙投票に関しましては,小松島市選挙管理委員会といたしましても,一票の重要性を鑑みまして,有権者の方には,無効票を初め白票を投票せず,しっかりと意思表示をいただくよう周知を行っているところではございますが,何分,有権者の意思に基づく投票でございますので,このような事実があることについて,また,これらの分析等が大変難しいことを御理解賜りたいと存じます。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)白票についても御報告をいただきました。確かに,おっしゃるように,白票の分析というのは非常に難しいということだろうとは思うのですけども,白票というのは,投票所まで足を運んでいただいて投票をするという行為をする中で適当な候補者が見当たらないということで白票を入れるのだろうと,普通はそう思うのですけども。これは,半分,ひょっとしたら半分以上かもわかりませんが,立候補者にそれだけの魅力がないと言ってしまえばそれまでなのですけども,できるだけ,この推移を,今,教えていただきましたけども,大分,徐々に減ってはきているようですのでいいかなとは思いますが,我々議会人としても,このあたりは十分頭に入れて投票率アップにもできるだけのことはせないかんというふうには考えております。  本題に戻しますが,こういうふうに,これは,小松島市だけの傾向ではない,全国的な傾向だろうとは思うのですけども,選挙管理委員会としては,この投票率の低下,激減と言っていいだろうと私は思うのですよ。するたびに何%ずつか下がってくるということで,この投票率の低下をしていく大きな理由といいますか,分析はなさっとるのでしょうか。なさっとるのであれば,どういうふうにお考えになっとるか,お聞きをしたいと思います。           [選挙管理委員会事務局長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(佐藤文幸君)議員さんからは,投票率の低下の分析ということでございますが,議員さんの中にもいろいろ原因があったのではないかということも言われておりましたが,小松島市選挙管理委員会の議論の中でも,また,市民のお声をお聞きする中でも,殊,市議会議員選挙の投票率の向上は,広報,周知もさることながら,市政に対する関心を高めること,また,市議会議員の活動に対する興味を高めること,また,議員さんもおっしゃっていましたが,市議会議員の魅力を高めること,それぞれありますが,あわせて市議会議員の信頼を回復することなどが必要ではないのかとの議論,感想がございます。  低迷する投票率の対策については,小松島市の選挙管理委員会でもいろいろ分析等を,今,進めておりますけれども,いろんなこういった社会現象としての政治離れという全体的なことも考える中で,いろいろ今後対策を練っていきたいと考えております。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)当然,選挙管理委員会の方でも対策をお考えになっておるということであります。  ちなみに,さっき言い忘れましたけども,市長選挙の投票率も,昭和28年,これは,西岡喜平さんの最後の選挙ですけども,78.98%。昭和32年,酒井あきら(日へんに頁)市長の第1期目の選挙,88.67%。その次多いですね,昭和40年,酒井あきらさんの2期目の選挙で90.97%ということで,非常に,これも,市議会議員よりは若干低いですけども,同じぐらいの投票率がありました。それが,近くを言いますと,平成9年の西川市長の3期目の選挙,これ,48.05%。それから,稲田前市長の第1期目の選挙が54.37%。濱田市長の平成25年の市長選挙では55.02%と。これも,激減をいたしております。  直ちに対策をとるべきであるとは思うのですけども,その投票率の歯どめといいますか,逆に,投票率を上げるための1つの施策として,これは,国の方もいろいろお考えになっとるようでございまして,期日前投票制度,これ,正式には期日前(ぜん)投票制度と言うらしいのですけども,これを,平成15年6月の法改正によって期日前投票という制度ができまして,今現在やっておるわけでございますが,これの,もう時間をあんまりかけてはいけませんので,事前に選管の方からいただいた資料を,平成19年,市議会議員の選挙はできてから初めての選挙が19年だったということで,この期日前投票の数字が出ております。これが8.99%。それから,23年の市議会議員の選挙では,期日前投票が11.19%。それから,この前の27年の選挙においては,期日前投票が13.53%ということで,何%かずつかは上昇いたしております。  それと,これは,私だけではないと思うのですけども,選挙でいろいろと市内の皆さんにお願いをする中で,期日前投票というのは非常に便利な制度ではあるけども,小松島市においては市役所は1カ所しかないと,投票所が。市役所周辺の人はいいだろうけども,例えば,和田島とか坂野とか立江とか櫛渕とか,北は江田とか,市役所からちょっと離れた地域の方々にとってはなかなか行きにくいと。何とか,近くで期日前投票ができるようにならんのかいなというようなお声をいただきました。  そこで,御提案をするのですけども,期日前投票の投票所を何カ所かふやすことはできないのでしょうか。お聞きをしたいと思います。           [選挙管理委員会事務局長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(佐藤文幸君)小松島市選挙管理委員会では,昨今の低迷する投票率の向上に向けた取り組みを実施しようと調査研究を進めておりますが,選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる見通しであることも含めまして,特に若年層の投票率向上の検討・研究を行う必要があると考えておりまして,従前からの選挙啓発活動の充実はもとより,昨日も四宮議員さんにも御答弁させていただきましたように,子ども議会であるとか,学生による模擬投票,県選管との連携による選挙出前授業等々の,政治や選挙への関心を深めていく取り組みを学校,教育委員会等と連携して行っていけるかどうかなどを選挙管理委員会としても研究を進めておるところでございます。  そして,また,選挙管理委員会独自の広報であるとか,公職の候補者の政見等を有権者に周知する選挙公報の発行の効果等,現在,研究の議論をしておりますし,議員御指摘の期日前投票所の増設の効果についても研究の項目の一つとして議論はされております。  現在,市役所に設置いたしております期日前投票所,その利用状況は全有権者の1割を超えておりますが,期日前投票所での投票された有権者の状況を見てみますと,その割合については,期日前投票所までの遠近にかかわらない状況のもと御利用をいただいていると。遠くても近くても平均的に期日前投票所を利用していただいていますということから,全市的に見ましても,期日前投票事由に該当されます有権者に対しましては,その機能性と利便性は図られているものと考えております。  また,今回の市議会議員選挙の分析の中においても,期日前投票の割合が高い投票所においては当日投票所の投票率が伸び悩む傾向にあり,逆に,期日前投票の割合が低い投票所においては当日投票所の投票率は比較的高い傾向が見られております。これらの状況から,現在の期日前投票所での投票者数を考えますと,期日前投票所の増設が本市の投票率の向上に直結するものではないのではないかとの考えから,現在のところ,期日前投票所をふやすという考えまでは至っておりませんことを御理解賜りたいと思います。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)ちょっとよくわからん理屈なのですけど,現実に,それは,期日前投票が多い地区は,何か,当日投票が低いというか,そんなに伸びていないと。それが何で期日前投票を否定することになるのですか。よくわからんのですけども。  私の,これは,インターネットから拾ったのですけども,期日前の投票制度の制度改正をした目的のとおり有権者を投票に向かわせることができたというふうな分析を,東京都選挙管理委員会が平成19年の参議院選挙で結果として出しております。それ以前の参議院選挙から比べ6.39ポイント投票率が上がったというような結果も出ておりまして,現実に,もっと近くに期日前投票所があれば楽に投票ができるのになという声が非常に多いわけですよ。何が理由で期日前投票所をふやさないのかよくわからんですけども,多分,人件費等がたくさんかかるということで,しくなんどるのかもわかりませんけども,これは,投票率を上げるということは,議会制民主主義といいますか,日本の選挙制度から言えば,どこでもそうですけども,投票率がだんだんだんだん下がってくるにつれて民意が行政,市政に反映をされないおそれがあるわけですから,投票率を上げるためにあらゆることをやってみると。効果がなければ,それは,もとへ戻してもいいじゃないですか。ぜひ,そういう積極的な取り組みをしてもらいたいのですけど。あれですけども,何か,期日前投票所をふやすことについて,それは,あんまり効果がないだろうという結論でふやさんという御説明でしたけども,それ以外に,期日前投票所をふやすことについての障がいといいますか,マイナス面があるのかどうか。もう一回,ちょっと御答弁いただきたいのですけど。           [選挙管理委員会事務局長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(佐藤文幸君)市の選挙管理委員会においては,投票率の向上等いろんな方策をこれまでも,これからも考えていくところでございますけれども,議員さんからは,期日前投票所をふやしてはという中で,そういった,どうしてふやさない,その理由がさらにあるようだったらということなのですが,そもそも,期日前投票所は当日投票所に何らかの理由で行くことのできない方のための便宜上の制度でございまして,本来,告示日から選挙前日までの選挙期間中の公職の候補者の主張であるとか,姿勢を見きわめた上で当日の投票を行っていただくというのが本来の選挙制度であると考えております。ですから,選挙期間の選挙運動を経ず,やみくもに期日前投票所に行ってくださいとなれば,さらに事前運動であるとか,そういった禁止の助長にもつながるのではなないかという考え方も一つあるのではないかと思っております。  以上,先ほど議員さんからも,経費の面,その他いろいろありましたが,いろいろ地理的部分であるとかそういった地理的要素,また,新たに設置することによって期日前投票所としてそこを優先的に使える場所が確保できるかどうかなど,いろいろ整理しなければならないこともあるということもお伝えしたいなと思います。  以上でございます。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)今の御答弁ですけど,私は問題があると思いますよ。そういう考え方もあるというふうな形で,あなた,おっしゃったけども,この場で期日前投票所をふやしたらどうかという質問に対して,提案に対して,期日前投票自体を否定するような話は,立場上,おかしいのでないのですか。それは,そういう意見もあるでしょう。あるでしょうけども,それだったら期日前投票をやめなさいな。何のために期日前投票をするの。期日前投票をしたら,選挙が,広報が十分されていないので投票がおかしなものになるというような考え方が,それは,あるのでしょう。あるのはわかりますよ。わかりますが,あなたの立場で今そういう御答弁をするのは適当でないと思いますよ。時間がないのでやめますけども。  それと,ちょっと1点だけ言うときます。平成27年,この4月に実施をされた市議会議員選挙では,投票所の投票率が,ですから,これ,当日の投票率ですね,これが43.69%なのですよ。それで,期日前投票が13.53%あったから57.22%まで上げとるわけですよ。そのあたり十分勘案をしていただいて,期日前投票を否定する考え方ではなくて,だって,これだって国の制度でちゃんと参議院,衆議院で審議をされて法律で実施もされて何年もなるわけでしょう。それを今ごろ,その期日前投票に問題があるような発言というのは,私は,おかしいと思いますので,ちょっと考えていただきたい。お願いをしておきたいと思います。  2点目の北海道本別町との交流について,質問に移ります。  この交流が始まってもう10年以上が経過をしております。そんな中で,議員さんも新しい方もおいでますし,これをごらんになっとる市民の方々も,特に若い方々は御存じない方もおいでると思いますので,これまでの経過について御報告,御説明をいただきたいと思います。              [総務部長 孫田 勤君 登壇] ◎ 総務部長(孫田 勤君)出口議員から,本別町との交流のこれまでの経過について御質問がございました。交流の取り組みについては,教育委員会,市長部局とそれぞれ担当が分かれておりますが,私の方でまとめてお答えを申し上げます。  本市と本別町の交流の起源でございますが,明治30年までにさかのぼり,当時の那賀郡立江村の人々が,その当時の立江村長,東條儀三郎氏とともに,現在の本別町の勇足地区の利別開拓地へ入植したことから始まっております。近年に入って,本市の郷土史家の田村直一氏,議会議員としても在職されておった方でございますが,この方が,義経の歴史を研究する過程で北海道へ行って本別町でいろいろ調査をしたと,本別にも義経伝説がございますので,そちらへ行って研究をしたという過程で,立江村の人々による本別町開拓,入植の事実,ここらがわかってきたということでございます。  こういった経緯もございまして小松島市と本別町の交流の機運が高まり,まず,平成2年12月から本市の立江小学校と本別町の勇足小学校の間で学習交流や交互交流訪問が始まったということでございます。先ほども申し上げましたけれども,本別町の勇足地区の勇足小学校は,東條儀三郎氏が私財を投じて建てられた,そういった学校であるということでございます。そういうことで,本別教育の礎を築いたものということでありました。そういう経緯がわかってきたということから,東條儀三郎氏の出身地区である立江小学校地区,ここらの関係者から勇足小学校へ交流を申し出られたということでございます。これが交流のきっかけということでありました。  また,市長部局での取り組みといたしましては,平成11年度から行政間による人事交流として研修職員の相互受け入れも始まりました。平成13年6月1日は小松島市市制施行50周年でございましたが,この年は本別町開町100周年に当たる,50年と100年という非常に区切りのいい年でありまして,このときに,この際に友好都市宣言を締結したということでございます。先ほど申し上げましたけど,6月1日には本別の方々が来られまして,また,本別町の開町100周年記念の日,これは9月15日ということでございますが,この際にはこちらからも市長が訪問して友好を深めたと,こういった経緯がございます。  その後,平成14年度には小松島市議会による本別町への視察表敬訪問,平成15年度には,本別町長を初めとした本市への町民ツアーや,港まつりにおける本別町物産市の開催,平成20年度には,小松島市・本別町友好都市提携親善事業による立江煙火保存会の本別町への派遣,平成23年度は,小松島市市制施行60周年,本別町では開町110周年ということで,本別町からの町民ツアーを初め,本市からは,当時の運輸部の企画による,本別町訪問交流ツアーなどさまざまな交流を実施してまいりました。こういったことで,本別町との交流を進めてきた次第ということであります。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)これまでの経過について御説明をいただきました。  今のお話の中にありましたように,平成13年6月1日の小松島市制50周年,それから,本別町開町100周年ということで,私もこの本別町訪問には同行させていただきました。大変歓迎をされまして,特に,この本別町の皆さん小松島市に対する思いというのは,恐らく,小松島市の市民が本別町に対する,持っております思いよりは,私は,はるかに強いものがあると感じました。それが明治30年ですからもう100年以上も前の話ですけども,いまだにその当時の孫さんやひ孫さんが本別町では暮らしておる。北海道というのは内地から開拓に入って開かれた所がほとんどですけども,特に本別町では定着率というのがありまして,開拓当初入った人々がそのままずっとそこで住まいをして生活をしていくという定着率が40何%,これは,北海道の中ではずば抜けて高い定着率があると。それだけ,小松島市に縁の深い方々が本別町の基礎を築いたということでございましょう。そういう関係で,非常に,小松島市から行っても,また,小松島市へ来られても,喜んでいただけるような交流がずっと続いてきたように思います。  特に,小学校の立江小学校と本別町勇足小学校との交流は20年以上前から続いておるということで,すばらしい事業であるように私も考えておりますし,これはやっぱりこれからも続けていかなくてはならないと思いますが,ただ,残念なことに,現状を見ますと,全体の市の交流,また,小学校の段階での交流も,以前から比べてちょっと衰退をしとるような気がしますので,ここでお聞きをしたいのですけども,現状についての御報告をお願いいたしたいと思います。              [総務部長 孫田 勤君 登壇] ◎ 総務部長(孫田 勤君)出口議員からは,本別町との交流の現状について御質問がございましたので,お答えを申し上げます。  最初に,前段でも申し上げましたが,学校における交流事業についてでございますが,平成3年の勇足小への訪問から,昨年度,平成26年度まで24回の相互交流を終えました。訪問と来校を隔年で行い,今までに双方の児童,引率者合わせて384人が訪問を行っております。昨年度,平成26年度でありますが,7月18日から20日まで,勇足小の児童15人,引率者3名の合計18人が本市を訪れました。市長への表敬訪問を初め,立江小学校を会場に,児童,教職員,保護者,来賓,地域の方々,約250人の参加者を迎え,歓迎の夕べなどで交流を深めました。その後,立江小学校の全児童と訪問団との意見交換などの交流会の後,海水浴でありますとか鳴門の渦の道見学などを体験していただきました。  その1年前の平成25年度ですが,12月24日から26日まで,立江小学校の児童18人,引率者4人の合計22人が小松島市から本別町を訪問いたしました。現地では,こちらへ来ていただいたのと同様に,町長への表敬訪問を初め,勇足小学校全児童との交流会,前段でも申し上げましたが,東條儀三郎氏の記念碑の見学。校庭でスケートができるそうなので,そのスケート,また,熱気球体験など,こういった体験をいたしました。この交流を通じまして,先人が築いた業績や遺徳をしのぶとともに,温暖地域の子どもたちが寒冷地の生活の様子を体感したり,逆に,寒冷地の子どもたちが温暖な地域の様子を体験したりと,子どもたちにとってはふだんできないすばらしい感動体験ができております。  次に,職員の人事交流,これも前段申し上げましたが,本市と本別町の交流の一環として,平成11年度に本別町から本市へ本別町の職員1名が派遣されましたのを皮切りにスタートをいたしました。翌平成12年度も同様に本別町職員1名を受け入れました。本市の市制50周年と本別町の開町100周年を記念いたしまして,先ほども申し上げましたが,友好都市締結,友好都市宣言を結びまして,平成13年には本市の側から初めて1名の職員を本別町へ派遣いたしました。それ以降は受け入れと派遣を隔年で行ってきておりまして,派遣期間は,受け入れをする場合,こちらから送り込む場合も,それぞれ滞在期間は3カ月間として実施してきたものであります。  この人事交流につきましては,職員の実務研修という意味において,また,職員間の親睦や市・町の友好の促進という意味において一定の成果を上げてきたと考えておりますが,これまで16回という相互派遣を同じ形態で続けてきたと,こういったことでございます。  最後に,その他の交流といいますか,それ以外の交流でございますが,これも,先ほど申し上げたのですけど,それ以外です,平成24年度以降,こまつしまうまいもんまつりに本別町職員,本別町農業協同組合関係者などが参加されまして,専用テントにおいて,本別町特産の物産の販売,こういったことを実施しておりまして,昨年度におきましては,本別町農業協同組合女性部の方が参加され,本別町のきれい豆やジャガイモ等,本別町の特産品の販売を行っております。本別町との交流の最近の現状を申し上げました。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)御報告いただきました。  メーンが立江小学校,勇足小学校の交流ということであろうと思います。大変結構な事業でありますし,特に,子どもさん方に,あの北海道の,今でも厳しい,本当に特に冬場は零下20度,30度というような所で,もちろん今の生活もありますけども,明治30年という大変,それこそ電気も水道も何もないところから入植をされて開墾をしていったというようなところの学習といいますか,そういう生活があったのだということだけでも,子どもたちが認識するというのは,私は,すばらしいことだろうと思いますし,特に,今の子どもさん方に欠けておると思われます,辛抱するとか我慢をするとかというようなことを身をもって教えるには絶好の教材であろうと思いますし,本別町に行けばそれだけの学習ができるのは間違いないと私も確信をいたしております。  ぜひ,この交流事業を続けていただきたいのと同時に,今の御報告からはなかったのですけども,ぶっちゃけた話,立江小学校と勇足小学校との交流についても20何年やられているということで,大変,一番にはPTA,それから学校当局あたりの負担が非常に重くなってきておると。それと,少子化でだんだん生徒さんも少なくなってきておるというようなことから,このままでは,私は,これ以上活発になることはないだろうし,悪くすればだんだんと先細りになる可能性があるのではないかと思いますし,これは,過去,私も提言をさせていただきまして1回か2回か実現をしたのですけども,立江小学校以外の小学校からもこの本別町訪問に参加をできるようなことをしてはどうですかということで実現を1回か2回はしたように思うのですけども,それも,いろんな理由はあったのでしょうけども,立ち消えになっております。  そこで,ぜひ,なぜ過去,他の小学校,私は中学校もいいだろうとは思うのですけども,小・中学校にこの交流事業が広がらなかったかという反省というか,原因を究明して,なおかつ,広げていくということをぜひ提案をしたいのですけども,そのあたりの御答弁をいただきたいと思います。              [教育次長 中島彦一郎君 登壇] ◎ 教育次長(中島彦一郎君)出口議員さんからは,学校間交流の今後について御質問をいただきましたので,お答えをさせていただきます。  本交流事業を一部の小学校だけではなく多くの学校に広げていくことは大変価値があることだと思います。しかしながら,交流人数を増加させるにも,双方の受け入れの諸事情により人数調整を行い募集をしている現状や,立江小学校の近隣小学校へ参加の働きかけをいたしましても,希望者が出てきていない状況もございます。その背景といたしまして,個人負担や引率者の問題,体験活動の安全対策など,多大で継続的な人的・物的な支援の必要性が考えられます。そのような中,宿泊場所を民泊からふれあいセンター立江などの公共施設に変更を図るなど負担軽減を図っております。  また,交流事業を市内全小学校に広げていくために,立江小学校との交流の様子や記録を使いながら,平成25年には,本別町の歴史や産業,文化や気候などをDVDにまとめまして市内の小学校授業に利用しています。今後も見直しを図りながら,さらに活用を広げていきたいと考えております。  本別町には,勇足小学校を含めまして3小学校と2中学校がございます。本市も,小学校11校と中学校3校がございまして,今後,どのような形態で交流を進めていくかにつきましては,本別町教育委員会と連携しながら調整を図っていく必要があります。本年度におきましては,既に交流事業計画が進んでいる状況であるため,これまでのとおりの交流計画で実施いたしたいと予定しております。  しかしながら,次年度以降につきましては,市内へ広く参加募集を図るなど交流のあり方を検討していきたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)御答弁の最後の方で,次年度以降については市内へ広く参加募集を図るなど交流のあり方を検討していきたいという前向きな御答弁をいただきましたので,了といたしますが,ただ,ちょっと気になるのは,今までの経過ですので,これをこのままやるということではないのでいいだろうとは思うのですけども,立江小学校,近隣の小学校へ参加の働きかけをしても希望者が出てきていない状況でございますということですけども,これは,今までのやり方,いわゆる立江小学校のPTAの方々がいろんな御負担をかけながら,ほな,ほかの小学校もどうですかという形をしとるからこういうことになるのですよ。それは,やっぱり事業主体は市がやっとるのですから,教育委員会がしてもいいだろうし秘書政策課がしてもいいだろうし,そのあたりは十分研究をされて,この事業がより発展をして,より多くの子どもさんが向こうからも来るしこちらからも行くと。もちろん本別町の都合もありますから,そのあたりは十分な打ち合わせが必要だろうし,我々議会も議会同士のおつき合いもありますので,そのあたり,ぜひ文教厚生常任委員会あたりで検討したいなと私自身は思っとるのですけども。  この問題について,最後にちょっと苦言を呈したい。ホームページというのがインターネットにあります。小松島市公式ホームページ,それから,本別町公式ホームページそれぞれあるのですけども,本別町の公式ホームページには,町の情報という欄がありまして,そこをクリックしますと交流都市というページがあります。この交流都市,姉妹都市が本別町はオーストラリアのミッチェル市という所と姉妹都市を結んでおります。その下に,友好都市,徳島県小松島市ということで経過についてもきちっとした説明が,ですから,本別町の公式ホームページを開ければこれにすぐにアクセスできるという状況になっとるのですけども,一方,我が小松島市はどうかと言いますと,小松島市公式ホームページを開いても本別町の「ほ」の字もない,友好都市の「ゆ」の字もないのですよ。やっと,そう言うたら必ず言うだろうと思うのですけども,小松島市の公式ホームページの,どこかな,よくわからんですけども,小松島時間旅行というのがありまして,その中に,交流で広がる友情の輪ということで,カラー写真,これ,懐かしいのですね,西川市長のときの写真が入っています。西川市長と,今はまだ町長をなさっておりますけども高橋町長。それと,本別町の木南議長さん。それと,我が小松島の議長が,今議員でおられます米崎議員さんのお父さんが議長をなさっておりまして,その4人でがっちりと握手をして友好都市宣言をしとる写真が載っとるのです。それはいいのです。  ただ,私は,ちょっと残念なのは,その同じページの下に,本別町長,高橋正夫さんが,ともに手を携え友好のきずなで未来をつくる交流をということでいろいろと文章を書かれております。この中に濱田市長の顔も一切ないわけです。  それと,もう一点,これは,どういうふうに言われるかわかりませんけども,1階のフロアに,つい最近まで,多分耐震工事をした影響だろうとは思いますけども,昔,最近までは,本別町友好都市,本別町の紹介のコーナーがあって,いろいろなものを置いてあって,写真もあって,市役所へ来た人が入ってすぐの所に置いてありましたから目についたのですけども,置いてありますか,それはないでしょう。置いとるで。多分,前みたいなことはないと思いますよ。私も確認,はっきりはしていないですけども。そうやって首振るだけ,興味関心がない証拠なのですよ。置いとるのなら置いとるとすぐに言えばいいじゃないですか。まあまあ,いいですけども。
     せっかく,交流都市の契約を結んでおることでもありますし,これは,北海道のそういう所と,明治の30年,本当に北海道が開拓の物すごい最初の時期のことでございますので,昔といいますか,今は飯泉知事はvs東京というような非常に威勢のいいことを言いますけども,この前までは,ナンバーワンよりオンリーワンという言葉があったのですよ。これ,本別町との交流というのは徳島にもありません,阿南にもありませんよ。小松島市だけがあるわけですから,もっとこの交流を大事にしてほしいというのが今回の私の質問の趣旨でございます。ちょっと市長にお言葉をいただきたい。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)出口議員さんからの質問にお答えしたいと思います。  今,本別町との姉妹都市ということで,私も市長室に,米崎議長を初め,そのときに友好都市を結んだということで,今回もホームページに私の思いなりをつづって,これからも本別町との友好を図っていきたいと思いますので,御理解よろしくお願いいたします。 ◎ 議長(井村保裕議員)暫時休憩いたします。                午後 2時05分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時14分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  出口議員。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)それでは,3点目の小松島市建設工事請負業者選定要綱について,この問題についても,私も以前から産業建設委員会等で考え方を何回もお聞きをしたのですけども,どうも納得ができない。  なぜ納得ができないかといいますと,今言いました,これは,公式ホームページに載っております,小松島市建設工事請負業者選定要綱,これは,請負業者を公正かつ適切に選定するために定めるということで,この第3条の2項,主たる営業所を市外に設置している市内出身の業者は,市内に営業所を設置し,商業登記簿謄本等の記載,法人市民税等の納付が確認された場合,市内業者として格付するという項目がございます。  一方,もう一つ,これは,5,000万円以上の建設工事。建設工事というのは,建築,土木両方を総称して言うらしいのですけども。これについては,本市は,総合評価落札方式という,いわゆる総合評価方式をとっております。この小松島市総合評価落札方式の実施方針というのがございまして,この中に,総合評価の項目として,企業評価のうち地理的条件として,小松島市内における本店所在地の有無,小松島市内に本店があるかないかで評価が分かれております,配点がされておりますが,この中に,小松島市内に本店があるものは10点,小松島市内に営業所があるものは7点,以下,徳島県内に本店があるものは5点,徳島県内に営業所があるものは3点,上記以外はゼロ点ということで評価点がつけられております。  私も,専門外といいますか,部外者ですのでよくわからんのですけども,素直にこの要綱と方針を読めば,これは,選定要綱のうちの3条の2,先ほど読みましたけども,3つ,4つの条件をクリアすれば市内業者として扱うという項目があるにもかかわらず,総合評価の実施方針の中で,こういうふうな形で本店が市内にあるものが10点,市内に営業所があるものが7点というふうに点数で差をつけるというのは,法律ではありませんけども,こういう条文の整合性がとれんということで何回もお聞きをしたのですけども,契約検査課の方からは,適当なお話,御回答をいただけなかったので,やむを得ず,きょう,本会議において質問をさせていただきます。的確な,わかりやすい,部外者でもわかるような御説明をぜひお願いしたいと思います。              [契約検査課長 仲 英樹君 登壇] ◎ 契約検査課長(仲 英樹君)出口議員さんの御質問にお答えいたします。  御質問の中にもございましたけれども,小松島市建設工事請負業者選定要綱については,市が発注する建設工事の指名競争入札,及び随意契約について業者を選定するために定めているものであります。この要綱によりまして,建設工事の指名競争入札については,市内業者,つまり市内に本店を設置している業者を指名しております。その背景にある考え方としては,市内業者の保護育成であります。  一方で,要綱の第3条2項では,「主たる営業所を市外に設置している市内出身の業者は,市内に営業所を設置し,商業登記簿謄本等の記載,法人市民税等の納付が確認された場合,市内業者として格付けする」として市内業者の例外を認めております。わかりやすく申しますと,市内で企業を創業し本店を本市に置いていたが,業績規模の拡大等により市外に本店を移し本市に営業所を残した業者については,それまでの市への貢献,地元雇用や納税を考慮した上で,本来であれば市外業者ではあるものの,指名競争入札に加わっていただくため,同条の要件で市内業者と同じ扱い,つまり,指名対象とするものであります。  もう一点の総合評価落札方式でありますが,公共工事の品質確保の促進に関する法律における主要な取り組みとして適用を求められており,その趣旨については,「価格その他の条件が地方公共団体にとって,最も有利なものをもって申し込みをした者を落札する」方式となっております。入札における落札者の決定は,地方自治法第234条3項本文において,「最高又は最低の価格をもって申し込みをしたものを契約の相手方とする」とされており,最低価格落札方式を原則とするとともに,同項但し書きにおいて,「政令の定めるところにより,予定価格の制限の範囲内価格をもって申し込みをした者のうち,最低の価格をもって申し込みをした者以外の者を契約の相手方とすることができる」とし,その例外を政令で定めることとしております。  総合評価落札方式も最低価格落札方式の例外となるため,地方自治法施行令第167条の10の2で定められております。この方式は,繰り返しになりますが,「価格その他の条件が当該普通地方公共団体にとって,最も有利なものをもって申し込みをした者を落札者とする」方式でありますが,価格その他の条件が当該普通地方公共団体にとって最も有利なものであるか否かの判断が恣意的になりますと競争入札の公正性を損なうことになります。また,価格のみに着目すれば,より高い価格での入札者が落札者となることもあるので,通常の入札以上に客観性の確保が求められます。  したがいまして,この方式をとる場合には,客観的に判断できる基準,落札者決定基準を定めることが地方自治法施行令第167条の10の2で求められておりますので,本市でも,議員御指摘の総合評価落札方式の評価基準を定め運用してきたものであります。  総合評価落札方式の実施方針の評価項目及び評価基準については,施工能力審査型であれば,まず,技術者評価として,企業の持つ技術者の資格,能力,施工実績について,次に,企業評価として,企業の施工実績,地理的条件には,市内における本店の所在地の有無,社会性は,ISO,アドプトほかの活動等となっております。  このうち,市内に本店があるかないかによって施工能力に差がある,つまり,工事等については,さまざまな対処事態が発生した場合の迅速な対応などに差異はあることから,最終的には,施工能力に違いがあり本店があることが本市にとって有利であると考えられます。  こういった条件は,県においても他市においても認められているところであり,市内に本店があるかないかを判定の一つの基準としたものであります。  議員さんからは,小松島市建設工事請負業者選定要綱第3条2項と総合評価落札方式の実施方針にある市内の本店所在地の有無において,市内業者の取り扱いに整合性がとれていないのではとの御質問でしたが,御指摘の部分については,るる御説明しましたように,それぞれ趣旨,目的が異なるものでありますので,御理解いただきますようお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)るる説明をいただきましたけども,わかりません。  最後に,あなたおっしゃったけど,今,この建設工事請負業者選定要綱と総合評価落札方式の実施方針とは,趣旨,目的が違うという御答弁がありましたけども,どない違うのですか。両方とも建設工事の業者を決める際の,2つともいわゆる取り決めではないのでしょうか。どない,趣旨,目的が違うのですか。御説明ください。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)出口議員さんの御再問にお答えいたします。  今,課長が申し上げたように,ちょっと重複になりますが,市内で創業して本店を本市に置いた場合,業績と規模の拡大等に,市外に本店を,外へ出たけれども,本市に営業所を置いた場合,これ,その場合に,今までの市の貢献として考えた上で,本来であれば,課長が申しましたが,市外業者ではあるのですが,冒頭,前段申し上げた関係で,指名入札にかかわっていただくために同然の要件で市外業者を扱うということで,これは,あくまで市の政策判断でございます。  総合評価の方につきましては,課長が答えましたが,いろいろ評価落札方式の中で,先ほど言いました,評価項目,評価基準がありますけど,その中の企業評価として,企業の施工能力,地理的条件ということで,何かあったときに,近く,市内にあると迅速に対応できるということで,本店があることが何より本市にとって有利であるということでのそれぞれの要綱と今回の評価方式の違いということで先ほど課長は答弁させていただきました。  以上です。 ◎ 議長(井村保裕議員)小休いたします。                午後 2時29分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時32分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)小休前に引き続き会議を開きます。  大川産業建設部長。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)出口議員さんの御再問にお答えいたします。  先ほどの要綱の方ですが,また,答えはやはり重複するのですが,市が発注する建設工事の指名競争入札及び随契について,業者を選定するために定めたものであって,ただ,本社が,以前本社で頑張っていただいた方がいずれかの理由で市外へ行ったけど,今まで貢献があるということで,市の政策判断で,小松島市に営業所があれば,小松島市の事業として指定しますということでの選定の要綱だけであります。  評価基準の方は,先ほど課長の方がお答えさせてもらいましたけど,地方自治法施行令第167条の10の2で求める,本市でも,議員さんがおっしゃったけども,総合評価方式なのですが,評価基準を,先ほど申し上げました,施工能力審査型とかの中で,技術者評価,企業評価という中で,その中に市内に,議員さんが,市内に本店10点,市内の営業所7点,徳島県内に本店は5点というふうな,御説明があったように,あくまで本市にとって,地元に本店があることがいかに,対処する事態が起きたときに迅速な,先ほども申し上げましたが,対応ができるということで,差異もあることから,自治法で認められているということで,今回,施工能力に違いがあるということで,あくまで,申し上げますが,本店が本市にあることが有利であるということでの地域性をとっての10点,7点となっておりますので,よろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)今の御説明だったら,私は,明らかにこの2つは矛盾しとると思うのですけども,百歩譲って受け入れるにしても,この要綱なり方針なりというのは2つとも業者を選定するためのやり方でしょう。なおかつ,私は思っとるのですけども,選定要綱の方が実施方針よりも上位にあるのではないのですか,逆なのですか。今のあなたの御説明だったら,それでは,選定要綱で市内業者として扱うとしとるにもかかわらず実施方針で差をつけるというのはおかしくないですかという,ごく単純な疑問を言いよるわけですけども,総合評価方式が悪いとも,私,一言も言うてませんよ。それは,やったらいいじゃないですか。だけど,総合評価方式の中に地域性とか企業のなんとか,地理的条件とかいうことを入れること自体が選定要綱の3条の2項に矛盾をしていませんかということを聞きよるのですよ。ちょっとあんまり難しく考えんと単純に考えていただきたいのですけども。  この2つの選定要綱と実施方針とが全く違うものだと,関係ないのですわというのであれば,それは,それでいいですよ。そのあたり,どうなのですか。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)お答えさせていただきます。  現在の小松島市建設工事請負業者選定要綱というのは,以前は,小松島市建設工事請負業者選定要領と申しまして,昭和51年から現在39年間,ずっと運用していたものでありまして,先ほど申し上げましたように,当時の要領の中にも,先ほど言った,市内で創業し出た場合でも市内に支店を置けば,それらの条件を含めば市の業者等ということで,あくまで要綱の中で決めております。  ただ,こちらの方は,あくまで総合評価の中で,企業の中の評価,地元に対して貢献する評価の中で地元をということで挙げていますので,これと,要綱と評価とが全く,こちらは,市の要綱では市内の業者に指名する,扱うというものと,こちらの徳島小松島市に本店があるのと支店があるのとでは全く別物であって,あくまで公評価の方は小松島市にとって有利な,結局,地元が迅速に対応できるということでやっておりますので,ちょっと再三同じような回答で申しわけないのですが,あくまで要綱は業者の選定をするために定めているものであって,総合評価は地元に貢献の分の中で地元に本店がある分で10点,営業所で7点というふうになっておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)幾ら頼まれても理解ができないのですね。私の言いよることがわかってもらえんというのは,これ,どんなんでしょうかね。  選定要綱,昭和51年からどうのこうの言う話がありましたけども,そんなん関係ないですよ。これ,選定要綱というのは今でも生きとるわけでしょう。その選定要綱の中に,何回も言いますけども,3つ,4つの条件をクリアすれば市内業者と同じように扱いますよという項目が3条の2項なのでしょう。それは間違いないですね。はい。  それでは,同じ業者を選定する,評価をする,5,000万円以上の場合は総合評価をやりますよと,これも,私は,結構な話だろうと思うのですよ。だけど,総合評価をする項目の中に本店があるかないかで差をつけるというのは,要綱の,さっきの同じように,市内業者として扱うという趣旨に反しとるではないですか。違いますか。 ◎ 議長(井村保裕議員)小休いたします。                午後 2時40分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時47分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎ 議長(井村保裕議員)小休いたします。                午後 2時47分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時01分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)小休前に引き続き会議を開きます。  大川産業建設部長。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)出口議員さんの御質問にお答えいたします。  選定要綱については,あくまで市内の業者の窓口を開いた中で選定するために定めているものでありまして,もう一つの総合評価,一般競争入札ですが,評価基準については,あくまで評価基準の判定の基準を,業者を決定するために定めたものでありまして,要綱と総合評価というのは別物であるということでございます。  御理解のほどをよろしくお願いいたします。 ◎ 議長(井村保裕議員)小休いたします。                午後 3時02分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時05分  再 開 ◎ 議長(井村保裕議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  大川産業建設部長。           [産業建設部長水道部長 大川郁夫君 登壇] ◎ 産業建設部長水道部長大川郁夫君)出口議員さんの御質問にお答えします。  あくまで,先ほどもちょっと言葉足らずでございましたが,選定要綱は,あくまで指名競争入札から随契における業者を選ぶものであっての基準であります。それで,1つの方は一般競争入札の落札における基準ということで,それぞれ選定要綱と総合評価の異なるということでございます。よろしくお願いします。              [14番 出口憲二郎議員 登壇] ◎ 14番(出口憲二郎議員)大変時間をとって申しわけなかったと思いますが,今の御答弁,30秒かかっていないのですよ。それが何でこれだけ時間がかかるのですか。もうちょっと,それぞれ部長さんなり課長さん,自分の仕事の専門性といいますか,それは,異動があるから無理があるかもわかりませんけども,やはりそれぞれ所管のことについては御自分の考えを御自分の言葉で述べられるような研修,勉強もぜひしていただきたい。ちょっと偉そうに言いますけども,これだけ紛糾をすると,何か私がごじゃを言いよるように自分でも思ってきましたので,決してそうではないということを強調しておきたいと思います。  本当にお疲れのところ,長々とありがとうございました。これで終わります。(拍 手) ◎ 議長(井村保裕議員)以上で通告による質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。  これをもって,議案第50号から議案第56号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第50号から議案第56号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(井村保裕議員)各常任委員会におかれましては,6月18日,19日,22日,23日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようお願いいたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(井村保裕議員)次に,日程第2 請願第2号及び陳情第1号についてを議題といたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(井村保裕議員)本定例会議に受理いたしました請願及び陳情については,お手元に配付いたしました請願・陳情文書表のとおりであります。  請願第2号について,紹介議員の説明があります。  8番 前川議員。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)請願第2号の「安全保障関連法案」の慎重審議を求める意見書の請願が,「戦争をさせない1000人委員会」徳島の代表者であられます大西聡さんから出されております。この請願についての紹介議員は,片田議員と私,前川でございますが,私は,この「戦争をさせない1000人委員会」徳島の呼びかけ人の一人でありますので,私の方から説明をさせていただきたいというふうに思います。  これまで歴代政権は,一貫をして,「憲法第9条のもとにおいて許容されている自衛権の行使は,我が国を防衛するための必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり,武力行使を行うことが許されるのは,我が国に対する急迫,不正の侵害に対処する場合に限られる。したがって,他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とする集団的自衛権の行使は,憲法上許されない」としてきました。  この解釈が,日本国民のみならず,諸外国との外交関係においても定着をし,日本が戦後戦争に巻き込まれない歯どめとなってきました。そして,戦後日本は,これを背景に世界に類を見ない経済成長をなし遂げてきたわけでございます。  しかしながら,現・安倍内閣は,去る5月14日,昨年7月の集団的自衛権の行使を「限定的」に可能とする憲法解釈の変更を踏まえ,これまでの専守防衛政策を根底から転換する安全保障関連法案を閣議決定して,開会中の第189回通常国会に上程をしました。また,安倍首相は,4月の訪米時の米国連邦議会上下両院合同会議での演説で,「この夏までに実現する」と決意を示しています。  安倍内閣が,日本国憲法を改正することにより集団的自衛権を行使するのではなく,一内閣の閣議決定のみの手続で国の最高法規である憲法の解釈変更を行うことに問題があるにもかかわらず,さらに安全保障関連法案は,「存立危機事態」「重要影響事態」「国際平和共同対処事態」などの新たな概念のもとに,日米安全保障体制を地球規模の日米軍事同盟に拡大をさせ,米国とともに世界的な規模で武力の行使,さらには,戦争にかかわっていくことを可能とするものであり,「戦後70年」の安全保障政策を根底から変質させるものであります。  去る6月4日の衆議院憲法審査会に招かれた憲法学者3人が,集団的自衛権の行使容認を織り込んだ安保法案は違憲であるとの認識を示しました。安倍政権のひとりよがりな憲法解釈に対し,全国の憲法学者が強い危機感を抱いていることは明らかであります。
     日本の行く末を左右するこの重要な,そして重大な問題については,拙速な議論が行われるべきではなく,法案等の内容を国民にわかりやすく,そして,十分な説明を行い,国民的な議論が尽くされるべきものであります。  つきましては,多くの議員の皆様方,この請願第2号の安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書を決議していただきますよう強くお願いを申し上げて,私の説明とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ◎ 議長(井村保裕議員)請願第2号及び陳情第1号につきましては,請願・陳情文書表のとおり,所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(井村保裕議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,6月25日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論・採決であります。 ◎ 議長(井村保裕議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 3時17分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....