鳴門市議会 > 2021-03-16 >
03月16日-05号

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  1. 鳴門市議会 2021-03-16
    03月16日-05号


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    最終取得日: 2021-09-09
    令和 3年  2月定例会(第1回)          令和3年鳴門市議会会議録(第7号)           令和3年3月16日(会期28日中第28日目)              議 事 日 程 第 5 号 諸般の報告第1 議案第 2号 令和3年度鳴門市一般会計予算   議案第 3号 令和3年度鳴門市国民健康保険事業特別会計予算   議案第 4号 令和3年度鳴門市後期高齢者医療特別会計予算   議案第 5号 令和3年度鳴門市介護保険事業特別会計予算   議案第 6号 令和3年度鳴門市光熱水費等支出特別会計予算   議案第 7号 令和3年度鳴門市給与費等管理特別会計予算   議案第 8号 令和3年度鳴門市公債費管理特別会計予算   議案第 9号 令和3年度鳴門市水道事業会計予算   議案第10号 令和3年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算   議案第11号 令和3年度鳴門市下水道事業会計予算   議案第12号 鳴門市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について   議案第13号 鳴門市事務分掌組織条例の一部改正について   議案第14号 鳴門市特別職指定条例の一部改正について   議案第15号 鳴門市道の駅「くるくる なると」条例の制定について   議案第16号 鳴門市消防団条例及び鳴門市消防団員の給与及び費用弁償条例の一部改正について   議案第17号 鳴門市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について   議案第18号 鳴門市公民館条例の一部改正について   議案第19号 鳴門市環境振興基金条例の制定について   議案第20号 鳴門市国民健康保険条例の一部改正について   議案第21号 鳴門市健康づくりの推進と地域の医療を守り育む基金条例の制定について   議案第22号 鳴門市介護保険条例の一部改正について   議案第23号 鳴門市市道の構造の技術的基準及び市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部改正について    議案第24号 鳴門市森林環境基金条例の制定について   議案第25号 東部地区広域市町村圏協議会の廃止について   議案第26号 鳴門市道の駅「くるくる なると」に係る指定管理者の指定について   議案第27号 財産の無償譲渡について   議案第28号 令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第7号)   議案第29号 令和2年度鳴門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第30号 令和2年度鳴門市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   議案第31号 令和2年度鳴門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第32号 令和2年度鳴門市給与費等管理特別会計補正予算(第1号)   議案第33号 令和2年度鳴門市公債費管理特別会計補正予算(第1号)   議案第34号 令和2年度鳴門市下水道事業会計補正予算(第1号)   委員長報告  質疑  討論  採決第2 発議第 2号 鳴門市議会会議規則の一部改正について   提案理由説明  質疑  討論  採決第3 発議第 3号 鳴門市議会委員会条例の一部改正について   提案理由説明  質疑  討論  採決第4 発議第 4号 鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について   提案理由説明  質疑  討論  採決第5 同意第 1号 教育長の任命について   提案理由説明  質疑  討論  採決第6 同意第 2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について   提案理由説明  質疑  討論  採決第7 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について   提案理由説明  質疑  討論  採決第8 常任委員会議会運営委員会及び特別委員会の閉会中の継続審査及び継続調査について    ──────────────────────────────────             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 諸般の報告日程第1 議案第2号から議案第34号まで     委員長報告  質疑  討論  採決日程第2 発議第2号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第3 発議第3号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第4 発議第4号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第5 同意第1号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第6 同意第2号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第7 諮問第1号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第8 常任委員会議会運営委員会及び特別委員会の閉会中の継続審査及び継続調査について    ──────────────────────────────────             出   席   議   員 (21名)  議長  林     勝  義  君  1番  野  田  粋  之  君    2番  長  濱  賢  一  君  3番  宅  川  靖  次  君    4番  東  谷  伸  治  君  5番  三  津  良  裕  君    6番  宮  崎     明  君  7番  山  根     巌  君    8番  圃  山  俊  作  君  9番  東     正  昇  君    10番  高  麗  裕  之  君  11番  佐  藤  絹  子  君    12番  平  塚  保  二  君  13番  松  浦  富  子  君    14番  大  石  美 智 子  君  15番  潮  崎  憲  司  君    16番  秋  岡  芳  郎  君  17番  上  田  公  司  君    18番  藤  田  茂  男  君  20番  橋  本  国  勝  君    21番  浜     盛  幸  君    ──────────────────────────────────             説 明 の た め 出 席 し た 者  市長      泉   理 彦 君   副市長     谷   重 幸 君  企業局長    近 藤 伸 幸 君   政策監     小 泉 憲 司 君  事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長 市民環境部長  廣 瀬   高 君          尾 崎 浩 二 君  健康福祉部長  天 満 秀 樹 君   経済建設部長  西 上 昭 二 君  消防長     山 下 浩 史 君   企業局次長   三 居 康 伸 君  教育長     安 田   修 君   教育次長    大 林   清 君    ──────────────────────────────────             議 会 事 務 局 職 員 出 席 者  事務局長     米 澤 栄 作    次長       杢 保 マユミ  主査       板 東 政 則    係長       来 島 正 典  書記       吉 成   愛    ──────────────────────────────────     午前10時   開議 ○議長(林勝義君) これより、本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 まず、議会運営委員会から、鳴門市議会会議規則の一部改正について及び鳴門市議会委員会条例の一部改正についての2議案が提出されております。 次に、東 正昇議員外5名から、鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についての議案が提出されております。 次に、市長からお手元へ配付のとおり、追加議案の提出通知がありました。 諸般の報告は、以上のとおりであります。 これより、本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は、省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 議案第 2号 令和3年度鳴門市一般会計予算      議案第 3号 令和3年度鳴門市国民健康保険事業特別会計予算      議案第 4号 令和2年度鳴門市後期高齢者医療特別会計予算      議案第 5号 令和3年度鳴門市介護保険事業特別会計予算      議案第 6号 令和3年度鳴門市光熱水費等支出特別会計予算      議案第 7号 令和3年度鳴門市給与費等管理特別会計予算      議案第 8号 令和3年度鳴門市公債費管理特別会計予算      議案第 9号 令和3年度鳴門市水道事業会計予算      議案第10号 令和3年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算      議案第11号 令和3年度鳴門市下水道事業会計予算      議案第12号 鳴門市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について      議案第13号 鳴門市事務分掌組織条例の一部改正について      議案第14号 鳴門市特別職指定条例の一部改正について      議案第15号 鳴門市道の駅「くるくる なると」条例の制定について      議案第16号 鳴門市消防団条例及び鳴門市消防団員の給与及び費用弁償条例の一部改正について      議案第17号 鳴門市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について      議案第18号 鳴門市公民館条例の一部改正について      議案第19号 鳴門市環境振興基金条例の制定について      議案第20号 鳴門市国民健康保険条例の一部改正について      議案第21号 鳴門市健康づくりの推進と地域の医療を守り育む基金条例の制定について      議案第22号 鳴門市介護保険条例の一部改正について      議案第23号 鳴門市市道の構造の技術的基準及び市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部改正について      議案第24号 鳴門市森林環境基金条例の制定について      議案第25号 東部地区広域市町村圏協議会の廃止について      議案第26号 鳴門市道の駅「くるくる なると」に係る指定管理者の指定について      議案第27号 財産の無償譲渡について      議案第28号 令和2年度鳴門市一般会計補正予算(第7号)      議案第29号 令和2年度鳴門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第30号 令和2年度鳴門市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      議案第31号 令和2年度鳴門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第32号 令和2年度鳴門市給与費等管理特別会計補正予算(第1号)      議案第33号 令和2年度鳴門市公債費管理特別会計補正予算(第1号)      議案第34号 令和2年度鳴門市下水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(林勝義君) 日程第1、議案第2号から議案第34号までの33議案を一括議題といたします。 本案については、それぞれ所管の常任委員会に付託してありますので、この際、委員長の報告を求めます。 初めに、総務文教委員長より報告を求めます。     〔1番 野田粋之君登壇〕 ◆1番(野田粋之君) 総務文教委員長報告を申し上げます。 今期定例会で当委員会に付託されました案件は、議案第12号鳴門市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について外議案9件であります。 当委員会では、3月1日に委員会を開催し、慎重審査いたしました結果、議案10件についてはいずれも原案のとおり可決すべきと決しました。 以下、審査の概要について御報告申し上げます。 まず、議案第12号鳴門市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてでありますが、地方自治法の改正により、市長等の地方公共団体に対する損害賠償責任について、損害賠償責任額から条例で定める額を控除した額を免責する旨を定めることができることになったことに伴い、新たに条例を制定するものでありました。 委員からは、損害賠償責任が一部免責される要件として、「市長等が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないとき」とあるが、どのような場合であるのかとの質疑があり、理事者からは、長等の職員が違法な職務行為によって、地方公共団体に損害をおよぼすことを認識しておらず、かつ、認識していなかったことに、著しい不注意がない場合であり、そのことについては市長が判断することになるが、そのときには顧問弁護士の意見、他の自治体の事案を参考とすることになると考えているとの説明を受けました。 さらに、委員からは、「市長等が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないとき」の基準を明確にするための内部規程の策定について質疑があり、理事者からは、今後、検討したいとの説明がありました。 また、委員からは、職員等の区分に応じて定められた責任の最低額の根拠について質疑があり、理事者からは、政令で定める基準を参酌しているとの説明を受けました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第13号鳴門市事務分掌組織条例の一部改正について及び議案第14号鳴門市特別職指定条例の一部改正についてでありますが、市長の命を受け、組織横断的に行政改革を進める市長直轄組織を新設し、その施策の推進をつかさどる特別職として新たに行政改革推進監を設置するため、条例の改正を行うものでありました。 2議案は、関連する議案であるため、一括議題とし、同時に説明を受け、審査を行いました。 委員からは、市長直轄組織及び行政改革推進監を設置し取り組む課題について質疑があり、理事者からは、職員数の削減は進んでいるが、その反面、事業量の増加もあり、職員の業務負担が大きくなっていることから、事業の抜本的な見直しや改善が必要と考えており、また、国ではデジタル化を推進しているが、行政改革デジタル化は密接に関係しており、積極的かつ弾力的に業務を刷新していくことも重要と考えているとの説明を受けました。 また、委員からは、デジタル化を推進するためには、その目的に合致した人材の登用が必要であることと、行政改革推進監には、最初の段階で推進すべき目標を示してほしいとの意見がありました。 委員会では、採決の結果、議案第13号及び議案第14号は、いずれも全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第15号鳴門市道の駅「くるくる なると」条例の制定について及び議案第26号鳴門市道の駅「くるくる なると」に係る指定管理者の指定についてでありますが、鳴門市道の駅「くるくる なると」を設置することに伴い、地方自治法第244条の2の規定により、施設の設置及び管理に関する必要事項を定める条例を新たに制定するとともに、鳴門市道の駅「くるくる なると」に係る指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでありました。 2議案は、関連する議案であるため、一括議題とし、同時に説明を受け、審査を行いました。 委員からは、概算事業費において市の実質負担額は15億4,000万円、指定管理料は年額2,500万円となっているが、今後の施設の維持・運営等についてどのように想定しているのかとの質疑があり、理事者からは、道の駅には公的な機能も備わっていることから、施設は市が整備し、運営については指定管理者が民間のノウハウを活用することにより、予定額以上の売上高を確保すれば、指定管理料以上の納付金が納付されることから、市からの過度な資金投入がなくとも施設の維持・運営等ができると考えているとの説明を受けました。 また、委員からは、指定管理料と納付金の額に関して、他の同規模の施設との比較について質疑があり、理事者からは、指定管理料については、全国的に見て相応の水準であり、納付金については、黒字・赤字にかかわらず、施設全体の売上げに応じて納付する提案は非常に珍しいとの説明を受けました。 さらに、委員からは、多くの資金を投入して施設を整備したにもかかわらず経営が成り立たないということがないように、今後の施設の維持・運営等を十分に検討してほしいとの意見がありました。 また、委員からは、国土交通省が整備する屋外トイレの基数が少ないことについて質疑があり、理事者からは、市としても基数については要望をしたが、国の設置基準もあり、この基数となったが、来客数が多い時間帯でもある午前9時から午後5時の間は、屋内トイレも利用していただくことで対応できると考えているとの説明がありました。 また、委員からは、近隣自治体が設置もしくは設置を予定している道の駅との差別化について質疑があり、例えば、これを食べたいから訪れようというような特徴を持った目的地となれる道の駅となるよう、事前に商品開発等の準備等をしているとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、議案第15号及び議案第26号は、いずれも全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第16号鳴門市消防団条例及び鳴門市消防団員の給与及び費用弁償条例の一部改正についてでありますが、鳴門市消防団に新たに機能別消防団員を設けるに当たり、職務内容、給与等について規定する必要があるため、所要の改正を行うものでありました。 委員からは、機能別消防団員が従事する特定の任務とはどのようなものかという質疑があり、理事者からは、令和3年度はうずしお少年少女消防クラブの指導員として活動することになるが、大規模災害時の後方支援や情報収集等に特化した業務についても検討しているとの説明を受けました。 さらに、委員からは、任務の達成には研修等が必要であり、従事する任務はあらかじめ指定しておくべきとの意見がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第17号鳴門市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、学校運営協議会の設置に当たり、委員の報酬について規定する必要があるため、所要の改正を行うものでありました。 委員からは、令和3年度に選定されるモデル校7校及び学校運営協議会委員の人選について質疑があり、理事者からは、選定されるモデル校については、第一中学校、第二中学校、撫養小学校鳴門東小学校鳴門西小学校大津西小学校堀江北小学校であり、委員の人選については、学校運営に関して多様な意見をいただくため、学校長に委員になっていただきたい方について御意見をいただき、市教育委員会が任命することになると考えているとの説明を受けました。 また、委員からは、学校評議員学校運営協議会委員の違いについて質疑があり、理事者からは、それぞれ根拠法令が異なっており、一言で言えば、学校評議員は学校長に助言をいただく方であり、学校運営協議会委員特別職非常勤職員の立場で学校運営に携わっていただく方であるのと説明がありました。 また、委員からは、令和3年度は学校評議員制度学校運営協議会制度が併存しているが、令和4年度からは学校運営協議会制度に一本化されるのかとの質疑があり、理事者からは、先行する自治体では学校評議員制度から学校運営協議会制度への移行が多く、本市においても令和4年度から全小・中学校において学校評議員制度から学校運営協議会制度へ移行する予定であるとの説明を受けました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第18号鳴門市公民館条例の一部改正についてでありますが、堀江公民館の新築移設により所在地の変更を行うものでありました。 委員からは、現在の堀江公民館の今後の活用について質疑があり、理事者からは、耐震性能を有していないことから、解体も含めて検討していきたいとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第25号東部地区広域市町村圏協議会の廃止についてでありますが、東部地区広域市町村圏協議会の主な目的である第5次東部地区広域市町村圏計画が終了することに伴い、当該協議会を廃止するに当たり、地方自治法第252条の6の規定により、議会の議決を求めるものでありました。 委員からは、今後、徳島東部定住自立圏への加入もしくは本市が中心市となり東かがわ市及び南あわじ市と定住自立圏を形成する予定はないのかとの質疑があり、理事者からは、徳島東部定住自立圏への加入については、メリット及びデメリットを慎重に研究をしたい、また、本市が中心市となり東かがわ市及び南あわじ市と定住自立圏を形成するには、昼夜間人口比率において要件を欠いているとの説明を受けました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第27号財産の無償譲渡についてでありますが、消防分団の再編により利用の目的が消滅したことに伴い、消防団車庫を無償で譲渡することから、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を求めるものでありました。 委員からは、車庫を無償で譲渡するためには議会の議決が必要とのことであるが、車庫が定着している土地についてはどのような取扱いとなるのかとの質疑があり、理事者からは、財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の第3条第3号では、「公用又は公共用に供する公有財産のうち寄附に係るものの用途を廃止した場合において、当該用途の廃止によって生じた普通財産をその寄附者又はその相続人、その他の包括承継人に譲渡するとき」は、「これを譲与し、又は時価よりも低い価額で譲渡することができる」とされていることから、この規定に基づき譲渡するものであるとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 以上が、当委員会の審査概要であります。 よろしく御賛同を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(林勝義君) 次に、生活福祉委員長より報告を求めます。     〔7番 山根 巌君登壇〕 ◆7番(山根巌君) 生活福祉委員長報告を申し上げます。 今期定例会で当委員会に付託されました案件は、議案第19号鳴門市環境振興基金条例の制定について外議案3件であります。 当委員会は、3月2日に委員会を開催し、慎重審査いたしました結果、議案4件については、いずれも原案のとおり可決すべきと決しました。 以下、審査の概要について御報告申し上げます。 まず、議案第19号鳴門市環境振興基金条例の制定についてでありますが、自然環境の改善、環境教育普及促進等に資するため、新たに基金を設置するものでした。 この基金条例を制定することになった経緯は、東日本大震災以降、再生可能エネルギー発電施設の導入が全国的に進められ、本市でも、市有地や市有施設太陽光発電施設の設置を進めており、再生エネルギー発電事業者からの寄附金を運用し、環境行政の推進等に資するため、この条例を制定することにしたとの説明がありました。 委員からは、事業者からの寄附金の額について質疑があり、理事者からは、発電実績にもよるが、年間20万円から40万円を想定しているとの説明がありました。 次に、委員からは、この基金の使い道についての質疑があり、理事者からは、寄附金額が令和3年9月以降に確定することから、令和3年度の12月もしくは3月の補正予算で基金への歳入予算を編成し、令和4年度当初予算において、寄附をいただいている事業者の意向を伺いながら、主に再生可能エネルギー導入の普及啓発のため使用する予算を計上していきたいとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第20号鳴門市国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い、新型コロナウイルス感染症の定義規定について改正を行うものでありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第21号鳴門市健康づくりの推進と地域の医療を守り育む基金条例の制定についてでありますが、市民が生涯にわたって健康で住み慣れた地域で安心して暮らすことができるまちづくりの実現に資するため、新たに基金を設置するものでした。 理事者からは、この基金の創設に伴い、令和3年度当初予算で鳴門病院への5年間の補助の総額を基金に積み立てる予定としており、金額については1億5,000万円で、原資についてはボートレースの収益金を充てるという説明がありました。 委員からは、5年間の補助の金額が1年ごとに毎年違う金額となっている理由についての質疑があり、理事者からは、鳴門病院と協議を行った際、初年度については体制を整え、次年度から徐々に金額を増やしていくという計画としているとのことであり、その計画に基づき5年間の割り振り金額を決定したとの説明がありました。 次に、委員からは、5年間の補助となっているが、その後、継続的に鳴門病院への支援をしていく予定があるのかどうかについての確認があり、理事者からは、基本的には支援を続けていきたいが、この5年間の成果等を見極めた上で6年後以降のことを考えていきたいとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第22号鳴門市介護保険条例の一部改正についてでありますが、令和3年度から令和5年度までの介護保険料を定めるとともに、介護保険法施行令等の改正に伴い、所要の改正を行うものでした。 基準額となる第5段階の金額については、月額で140円上がり、上昇率については2.2%であるとのことでした。 委員からは、保険料額の県内での順位についての確認があり、理事者からは、上から7番目の金額であるとの説明がありました。 委員からは、今の時代保険料が上がっていくのはやむを得ないことであるが、健康で暮らしていけるような環境を整えていくことが大事であるとの意見がありました。 次に、委員からは、保険料が上がったことについて市民からいろいろ問合せ等があると思うので、十分に説明をしていただき、スムーズな介護事業の運営ができるようにとの要望がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 以上が、当委員会の審査概要であります。 よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(林勝義君) 次に、産業建設委員長より報告を求めます。     〔14番 大石美智子君登壇〕 ◆14番(大石美智子君) 産業建設委員長報告を申し上げます。 今期定例会で当委員会に付託されました案件は、議案第23号鳴門市市道の構造の技術的基準及び市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部改正について外議案1件であります。 当委員会は、3月3日に委員会を開催し、慎重審査いたしました結果、議案2件については、いずれも原案のとおり可決すべきと決しました。 以下、審査の概要について御報告申し上げます。 まず、議案第23号鳴門市市道の構造の技術的基準及び市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部改正については、道路構造令の一部改正に伴い、引用条項の改正を行うものでありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第24号鳴門市森林環境基金条例の制定については、森林の有する公益的機能の維持増進に資するため、新たに基金を設置するものでありました。 委員からは、森林環境税の課税額について質疑があり、理事者からは、令和6年度から1人当たり1,000円課税されることとなっているとの説明がありました。 また、委員からは、森林環境税の納税義務者について質疑があり、理事者からは、個人住民税の均等割の納税義務者であるとの説明がありました。 次に、委員からは、森林環境譲与税の配分率について質疑があり、理事者からは、50%が私有林人工林面積の比率、20%が林業就業者数の比率、30%が人口の比率によって配分されることとなっており、私有林人工林面積の比率による配分については、林野率の高い市町村は1.3倍から1.5倍の補正がかかることとなっているとの説明がありました。 次に、委員からは、これまでの森林環境譲与税を活用した本市の事業については林道維持修繕が多いが、本来の目的からすると人材育成や担い手の確保、木材利用の促進などを進めていくべきではないのかとの質疑があり、理事者からは、森林環境譲与税を有効に活用する方法として基金を創設するため、これを利用し、開発とのバランスを保ちながら森林の保全を進めていきたいとの説明がありました。 また、委員からは、森林環境譲与税の使い道については、しっかりと計画を立て進めていってほしい、県とも協力して担い手確保や人材育成を行うべきであるとの意見があり、理事者からは、今後、森林所有者に意向調査等を行い、基金も含めて活用について検討していきたいとの説明がありました。 次に、委員からは、基金の原資は森林環境譲与税のみなのかとの質疑があり、理事者からは、現在のところ毎年譲与される森林環境譲与税の残余のみを積み立てていく予定であるとの説明がありました。 また、委員からは、「東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律」により、令和5年度まで引き上げられている個人住民税の引上げ分と令和6年度から課税される森林環境税の課税額の差について質疑があり、理事者からは、現在、個人住民税の均等割が1,000円引き上げられており、令和6年度から課税される森林環境税も同額となっているとの説明がありました。 次に、委員からは、森林環境基金の上限額について質疑があり、理事者からは、上限については現在のところ考えていないとの説明がありました。 また、委員からは、今後の森林環境譲与税の譲与額について質疑があり、理事者からは、これから先、大きく増えることはないが、県と市への配分割合が変更されることが示されており、森林環境税の賦課徴収が始まる令和6年度までの間は市の割合が増えていくことが想定されるとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 以上が、当委員会の審査概要であります。 よろしく御賛同賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(林勝義君) 次に、予算決算委員長より報告を求めます。     〔5番 三津良裕君登壇〕 ◆5番(三津良裕君) 予算決算委員長報告を申し上げます。 今期定例会で当委員会に付託されました案件は、議案第2号令和3年度鳴門市一般会計予算外議案16件であります。 当委員会は、2月17日、26日、3月4日、5日、8日、9日の6日間にわたり委員会を開催し、慎重審査いたしました結果、議案17件についてはいずれも原案のとおり可決すべきと決しました。 以下、審査の概要について御報告申し上げます。 まず、企画総務部が所管する予算について、委員からは、地域産業活性化「鳴門モデル」推進事業のうち、令和4年春開駅予定の道の駅「くるくる なると」とふるさと納税事業の連携に関して鳴門モデルとなる地域商社事業に取り組み、地域の活性化と寄附金の増額を図ることについて質疑があり、理事者からは、民間の地域商社へ委託するふるさと納税中間業務では、寄附金の受付、受領書の発行、返礼品の配送等の一般的なふるさと納税の事務に加えて、生産者・事業者等と共に新たな地域資源の発掘や新商品の開発、販路の開拓等を通じて地域の活性化や寄附金の増額を目指すものであり、道の駅「くるくる なると」は、そうした商品の販売や情報発信の役割を担うものであるとの説明がありました。 次に、委員からは、令和3年度当初予算において、市債の額が令和2年度当初予算や令和元年度決算と比較して増加した主な要因について質疑があり、理事者からは、令和2年度当初予算と比較し、主に道の駅「くるくる なると」整備事業に伴うものとして12億7,390万円、新庁舎整備事業に伴うものとして3億7,940万円、鳴門市・北島町共同浄水場整備事業に伴う一般会計出資債として4億5,440万円、財源不足を補うための臨時財政対策債として5億5,000万円がそれぞれ増加しているとの説明がありました。 さらに、委員からは、30億円の収益事業収入の使途について質疑があり、理事者からは、ボートレース鳴門まちづくり基金に21億円、健康づくりの推進と地域の医療を守り育む基金に1億5,000万円をそれぞれ積み立てることとしており、残りの7億5,000万円は、令和3年度の一般財源として活用すると説明がありました。 さらに、委員からは、ボートレース鳴門まちづくり基金に積み立てる21億円の今後の使途について質疑があり、理事者からは、令和4年度以降の将来を見据えた事業の財源等として活用していくとの説明がありました。 次に、委員からは、増田建築アーカイブ推進事業の内容について質疑があり、理事者からは、令和2年度は市民会館の解体に伴う顕彰事業を実施しており、令和3年度は増田建築19施設に関する設計図面約2,000枚について、劣化が進んでいることから、デジタル化し保存するものであるとの説明がありました。 また、委員からは、増田建築アーカイブ推進事業の今後の計画について質疑があり、理事者からは、増田建築を研究している京都大学との意見交換の中で、京都大学から設計図面を学術的な研究に使用したいとの話があり、元の図面を京都大学に寄贈した上でデジタルデータを紙に出力したものを日々の維持管理に利用することを検討しており、これを機会に京都大学の監修もいただきながら19施設の概要等を整理し、その成果を市民の方々に広く見ていただく機会を設けたいと考えているとの説明がありました。 委員からは、今後、引き続き増田建築の顕彰を続けるのであれば、コロナ禍により市の財政にも余裕がない状況であることから、財源の調達に寄附型クラウドファンディングの活用も検討してはどうかとの意見がありました。 次に、市民環境部が所管する予算について、委員からは、自治基本条例施行10周年記念事業の内容について質疑があり、理事者からは、令和3年11月に本市の自治基本条例が施行10周年を迎えることから、記念講演会の開催など、10周年を記念する事業を予定しているとの説明がありました。 次に、委員からは、地域づくり事業活性化補助金について質疑があり、理事者からは、14地区の自治振興会からの申請に基づき毎年交付している補助金で、環境美化や福祉、防犯、交通安全、文化交流など、様々な用途に活用していただいているとの説明がありました。 また、委員からは、世帯数によって補助金額を決定しているが、事業内容によっては特別枠を設ける考えはないのかとの質疑があり、理事者からは、自治基本条例施行10周年を契機に地域づくり事業活性化補助金の見直しも検討したいとの説明がありました。 次に、委員からは、WeLoveなるとまちづくり活動応援補助金に関し、応募の特別措置を設けた経緯について質疑があり、理事者からは、令和元年度までは応募回数について市民提案型は2回まで、行政提案型は制限なしと設定していたが、令和2年度分より市民提案型・行政提案型をSDGs部門に統合し、1団体3回までとしたことから、令和2年度に限り経過措置として平成28年度以降に3回以上の補助実績がある団体に関しては応募を可能とする特別措置を設けたとの説明がありました。 また、委員からは、応募回数の制限について、新型コロナウイルス感染拡大により事業を中止した団体への配慮は行わないのかとの質疑があり、理事者からは、基本的には3回までとさせていただくが、事業内容により個々に相談に応じ検討していきたいとの説明がありました。 次に、委員からは、徳島ヴォルティスのホームゲーム平均観客数の目標の根拠について質疑があり、理事者からは、令和2年度の目標は6,000人であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で達成できなかったため、令和3年度は引き続き6,000人で設定し、その後は400人ずつ増やす計画としているとの説明がありました。 次に、委員からは、ドイツ村公園トイレ整備事業の内容について質疑があり、理事者からは、令和3年度予算ではドイツ村公園の近隣の土地を取得するための費用を計上しており、その土地を活用し、トイレだけではなく、バスや一般車両用の駐車場の整備、周辺の案内板の設置を検討し、大麻方面の玄関口の一つとなるよう取り組んでいきたいとの説明がありました。 次に、委員からは、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用補助事業の予算額について質疑があり、理事者からは、令和3年度の予算額は今年度から20万円増額し70万円で計上しており、1件当たり上限額は今年度と同様に1万円であるが、予定件数を70件に増やしているとの説明がありました。 また、委員からは、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用補助事業の予定件数を70件とした理由について質疑があり、理事者からは、令和2年度は当初の予定件数を50匹で想定していたが、申請開始後2週間で予定件数を上回り、最終的な申請件数が71件となったことから、これを踏まえ、令和3年度は予定件数を70件としたとの説明がありました。 次に、委員からは、焼却場管理費のうち消耗品費、燃料費及び修繕費の推移について質疑があり、理事者からは、消耗品費については、令和2年度当初予算は9,023万円、令和3年度当初予算は1億2,150万円、燃料費については、令和2年度当初予算は3,559万1,000円、令和3年度当初予算は約4,200万円、修繕料については、令和2年度当初予算は6,100万円、令和3年度当初予算は7,000万円となっており、増加の要因については、稼働13年を迎え、経年劣化が進み、修繕の必要な箇所が増え、修繕回数が増えてきているためであるとの説明がありました。 また、委員からは、今後の維持管理の方針について質疑があり、理事者からは、今までは事後修繕で対応してきたが、来年度以降は予防保全も視野に入れ、維持管理コストを少しでも抑えていきたいとの説明がありました。 次に、健康福祉部が所管する予算について、委員からは、医療費適正化特別対策事業費のレセプト関係業務の委託内容について質疑があり、理事者からは、医療機関から提出されたレセプトの内容等について、請求内容に誤りがないか点検を行い、その後において過誤調整再審査申立てをすることにより、適正な医療費の支払いを図ることを目的に実施しているものであり、まず、1次点検として国民健康保険団体連合会に主に診療内容や療養内容などの請求内容の点検を委託し、次に2次点検として、レセプト点検業者へ再度、医科、歯科、調剤、訪問介護などのレセプトの内容等の点検を委託しているとの説明がありました。 また、理事者からは、令和元年度実績として、レセプト点検総枚数が約24万6,000枚で、過誤調整額は約1,767万3,000円であったとの説明がありました。 次に、骨髄等移植ドナー助成事業に関し、今後のドナー登録推進等の考え方について質疑があり、理事者からは、骨髄バンクの事業は、もともとは日本骨髄バンクが国等と連携して行っている事業であり、今回の事業については県からの要請があったもので、今後は県と連携しながら、まずは市民に事業について知っていただき、次に登録、それから実際移植に来ていただくというような形を推進していきたいとの説明がありました。 委員からは、ドナー登録は満54歳までとなっており、数年後には登録者数が減ってくると言われているため、年齢の若い登録者数を増やすことが大変重要であることから、高校や大学などで講演等を実施し、ドナーを勧誘していただきたいとの意見がありました。 次に、委員からは、地域医療人材確保事業費補助金による実施事業について質疑があり、理事者からは、鳴門病院から聞いている現時点の計画としては、徳島大学と共同で医療課題の解決、医療の質の向上につながる研究を行う医療課題共同研究事業、勤務医師の学会発表や研修留学等を支援するキャリアアップ支援事業、補助人員の確保等により医師等が働きやすい環境を整備する就業環境改善事業、鳴門病院の特徴や魅力を効果的に発信する広報・PR促進事業の4項目があり、医療の質の向上と従事者の確保に間接的につながるため、計画により継続的に支援していこうと考えているとの説明がありました。 次に、フレイル予防推進事業の具体的な内容について質疑があり、理事者からは、いきいきサロンなどを中心としてフレイルチェックを行い、フレイルの可能性が高い方には、市が実施している介護予防・生活支援サービスの短期集中C型に取り組んでいただく事業、高齢者の方にボランティアとして実際に地域で活動していただくフレイルサポーターを養成していく事業、また、フレイルについて市民に周知啓発を図っていくための講演会の実施などを予定しているとの説明がありました。 次に、生活困窮者自立支援事業の内容について質疑があり、理事者からは、生活保護に至る前の段階の自立支援の強化を図るため、生活困窮者に対して包括的な支援を行うものであり、本市においては、自立相談支援事業と住居確保給付事業の2つの必須事業と子供の学習・生活支援事業、就労準備支援事業、家計改善支援事業の3つの任意事業を実施しているとの説明がありました。 また、理事者からは、現状は徳島県労働者福祉協議会に業務を委託しており、市役所本庁舎1階の鳴門市生活自立相談支援センターよりそいに相談支援員が常駐し、生活困窮者への相談支援を行っているとの説明がありました。 また、委員からは、新型コロナウイルス感染症の影響による相談の変化について質疑があり、理事者からは、相談件数が増加したとの説明がありました。 次に、委員からは、保育士人材確保推進事業に関し、保育現場の実情について質疑があり、理事者からは、保育士の配置については最低基準を満たしているが、余裕がある状態ではないとの説明がありました。 委員からは、引き続き人材の確保について力を入れていただきたいとの意見がありました。 次に、経済建設部が所管する予算について、委員からは、空家等実態調査業務の実施頻度について質疑があり、理事者からは、特段の定めはないが、前回は平成27年度に実施し、そこから5年経過し、空き家の実態が変わってきているため、おおむね5年に1回の頻度で実施したいと考えているとの説明がありました。 また、委員からは、空家等実態調査業務の完了後の方針について質疑があり、理事者からは、老朽危険空き家除却支援事業補助金を活用し、所有者に除却してもらうことが基本的な対応方針であるが、空家等実態調査業務の完了後については、関係部局と協議しながら空家等対策計画に位置づけている各種施策の見直しを行っていきたいとの説明がありました。 委員からは、フェーズフリーの観点も踏まえて、空き家を撤去した後の土地を有効活用し、災害時に活用できるような小さな空き地を適度な間隔で整備してはどうかとの意見がありました。 次に、委員からは、都市計画マスタープランの見直しに関し、市街化調整区域の割合が大きい本市において、定住人口等の増加に向け、どのような方針で見直しを行うのかとの質疑があり、理事者からは、都市計画マスタープランは市全域を対象としており、地区別の整備方針を定めているため、関連する立地適正化計画における施設の誘導や防災の方針など、まちづくりの方向性については庁内の策定委員会の中で他の計画との整合性を図りながら検討していきたいとの説明がありました。 また、委員からは、見直しに当たって市街化区域と市街化調整区域の見直しが最も重要であるとの意見があり、理事者からは、県は市街化区域を増やす方向では考えていないため、今ある施策や制度の中で定住人口の増加やにぎわいづくりの創出を図れるよう努めていきたいとの説明がありました。 次に、委員からは、ブロック塀等安全対策支援事業の概要と実績について質疑があり、理事者からは、市民の安全と安心の確保を図るため、災害等により倒壊するおそれのあるブロック塀等の撤去及び改善に係る費用の一部を補助するものであり、令和2年度の実績見込みは22戸、平成30年度からの累計実績は53戸であったとの説明がありました。 次に、委員からは、道路維持補修工事の内容について質疑があり、理事者からは、これまでと同様に舗装補修工事や側溝補修工事などについて、優先順位をつけ計画的に実施するものであるとの説明がありました。 また、委員からは、道路舗装修繕事業の内容について質疑があり、理事者からは、従前の道路維持補修工事で実施予定であった舗装補修工事の対象路線のうち、主要または防災上重要な路線を抽出し、対象となる133路線、約130キロメートルについて計画的に舗装修繕を行うものであるとの説明がありました。 次に、委員からは、合併処理浄化槽整備事業補助金の令和元年度の実績及び令和2年度の実績見込みについて質疑があり、理事者からは、令和元年度は5人槽7基、7人槽7基の合計14基で合計補助額498万1,000円、令和2年度は5人槽8基、7人槽8基、10人槽1基の合計17基、また、このうち今年度から補助対象とした既存の単独処理浄化槽の撤去が10基、くみ取り槽の撤去が1基、宅内配管工事が16件で、合計補助額は990万6,000円となる見込みであるとの説明がありました。 次に、委員からは、企業誘致推進費に関し、令和2年度の実績見込みについて質疑があり、理事者からは、令和2年度の実績については、地元事業者の増設が1件となる見込みであるとの説明がありました。 また、委員からは、企業誘致を推進するためのPR方法について質疑があり、理事者からは、産業団地の空きがなく、大規模な土地の確保が難しいことから、サテライトオフィスに焦点を当てて企業誘致を推進することとし、専用のウェブサイトを作成するなど、積極的な情報発信に努めたいとの説明がありました。 委員からは、地元企業と連携できる企業誘致も考えていただきたいとの意見がありました。 次に、委員からは、移住交流支援事業の事業拡大について質疑があり、理事者からは、コロナ禍で地方への移住希望者が増加することが想定されるため、状況を見極めながら、どのような事業が必要なのかを検討していきたいとの説明がありました。 次に、委員からは、阿波踊り開催事業に関し、今年の本市の阿波おどりの開催の考えについて質疑があり、理事者からは、現在、阿波おどり及び花火大会が開催できる方法を模索しており、関係機関と協議を重ねるとともに、「阿波おどりネクストモデル」や「“ニューノーマル”阿波おどりの祭典」などの検証結果の情報収集等を行っているとの説明がありました。 次に、消防本部が所管する予算について、委員からは、救急業務用定期ワクチン接種料に関して、接種するワクチンの種類及び対象となる消防職員について質疑があり、理事者からは、救急救命士以外の救急隊員に、麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎を予防するワクチンを接種するものであるとの説明がありました。 また、委員からは、防火水槽の設置数及び整備方針について質疑があり、理事者からは、防火水槽の設置数は105基であり、年次計画的に修繕等を実施していくが、新設については予定していないとの説明がありました。 次に、委員からは、救急救命士の資格取得に関し、本市は消防職員数が類似する他の団体と比較して少なく、採用後に救急救命士の資格取得のため消防職員を長期間研修に派遣することは、他の消防職員に負荷をかけることになることから、採用試験の段階から優先的に救急救命士の有資格者を採用する必要があるのではないのかとの質疑があり、理事者からは、救急救命士の有資格者も採用試験を受験しており、採用基準に達した方を採用しているとの説明がありました。 また、委員からは、消防団安全装備品整備事業に関し、救助用半長靴の配備状況及び令和3年度の配備予定について質疑があり、理事者からは、令和元年度より3か年の計画で配備を進めており、令和3年度は瀬戸地区及び堀江地区に配備予定であり、これをもって全地区に配備が完了するとの説明がありました。 次に、企業局が所管する予算について、委員からは、布設替工事の現在の進捗状況について質疑があり、理事者からは、現在の布設替えの管路更新率は、水道ビジョンで1.5%を目標としているが、令和3年度は事業費が膨らみ、0.7%の更新率となっているとの説明がありました。 また、委員からは、耐震化の状況について質疑があり、理事者からは、耐震適合率については全管路の78.2%となっており、基幹管路については27.3%となっているとの説明がありました。 また、委員からは、配管の耐震化工事の計画期間について質疑があり、理事者からは、水道ビジョンで管路更新率1.5%を目標としているため、70年弱で一通り行えると考えているとの説明がありました。 次に、委員からは、浄水場を北島町と共同で運営していくに当たり、今後、協定書等の締結が必要であると考えられるが、どのように進めていくのかとの質疑があり、理事者からは、共同浄水場が令和8年4月から稼働するに当たり、2つの市町が共同で給水タンク車を所有することも踏まえ、協定書は必要だと考えており、よりよい浄水場を整備するために、できる限り北島町と考えていきたいとの説明がありました。 次に、委員からは、PG1ボートレースバトルチャンピオントーナメントの開催により想定される利益について質疑があり、理事者からは、利益については60億円の舟券売上げから払戻金45億円と開催経費11億9,181万3,000円を除いた約3億円を想定しているとの説明がありました。 また、委員からは、前年度と比較し、営業収益が103億9,000万円余りの増額となっている要因について質疑があり、理事者からは、モーターボート競走事業収益の増額については、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響等により制限を設けての開催であったが、電話投票売上げ等の伸びが非常に大きかったことから、令和3年度についても伸びると見込み、また、モーニングレースの開催日数が今年度の96日から141日に拡大することから、来年度の予算を増額しているとの説明がありました。 また、委員からは、ウズパーク周辺整備工事及び駐車場周辺整備工事の内容について質疑があり、理事者からは、ウズパーク周辺整備工事については、利用者の利便性向上のため、スケートボード場の東側の企業局用地を有効活用し、2段程度の観客スペースの設置やウズホールとの道路横断部の歩道の切下げ等の整備を行うものであり、駐車場周辺整備工事については、今年、競走会との用地交換を行い、競走会の選手宿舎が建設される予定であり、これに伴い駐車場周辺の整備を行うものであるとの説明がありました。 最後に、教育委員会が所管する予算について、委員からは、学校施設大規模改修事業に関し、令和3年度当初予算の内容及びこれまでの進捗状況について質疑があり、理事者からは、令和3年度当初予算の内容については、黒崎小学校トイレ改修工事費1億10万円、瀬戸中学校トイレ改修工事費9,990万円、堀江北小学校トイレ改修工事設計費560万円、板東小学校トイレ改修工事設計費310万円となっており、これまでの進捗状況については平成28年度から令和元年度まで年次計画的に進めており、小学校7校・中学校1校で改修工事を実施したとの説明がありました。 また、委員からは、学校施設大規模改修事業の改修工事の内容について質疑があり、理事者からは、これまで耐震化工事と併せて各ブースに1基以上の洋式トイレを設置した学校以外を優先的にトイレの洋式化や給排水設備の改修に取り組んできたが、それ以外の学校においても、おおむね40年以上経過したトイレであるため、老朽化による建具の劣化が著しいものや臭いの問題があることから、令和2年度以降も年次計画的に給排水設備の改修を含め、洋式化を進めていくものであるとの説明がありました。 次に、委員からは、コミュニティ・スクール推進事業に関し、選定されたモデル校と今後の事業の進め方について質疑があり、理事者からは、選定されたモデル校は、第一中学校、第二中学校の中学校2校、撫養小学校鳴門東小学校鳴門西小学校大津西小学校堀江北小学校の小学校5校となっており、令和3年度においてはモデル校として実施していただく中で、課題や問題点、修正点を把握し、そこで洗い出された課題や修正点を解消した上で、令和4年度から全ての中学校、小学校で実施したいと考えているとの説明がありました。 また、委員からは、モデル校で得た情報をどのような形で各学校にフィードバックするのかとの質疑があり、理事者からは、コミュニティ・スクールの実施に当たっての課題を共有するため、市教育委員会モデル校の校長が話し合うコミュニティ・スクール準備委員会を設置しており、そこで協議した内容を校長会の場でフィードバックしたいと考えているとの説明がありました。 次に、委員からは、運動部部活動指導員配置事業に関し、部活動指導員の報酬について質疑があり、理事者からは、報酬については時給1,600円、通勤手当については通勤距離に応じて支払っていると説明がありました。 また、委員からは、運動部部活動指導員配置事業の予算の積算根拠について質疑があり、理事者からは、部活動については、平日は2時間、休日は3時間という基準を設けて運用しており、通年で515時間と設定し、令和3年度は10人分の予算を計上していることから、報酬については824万円、通勤手当についてはこれまでの実績を基に10人分で25万円を計上しているとの説明がありました。 次に、委員からは、教育相談事業費に関し、本市の不登校の現状について質疑があり、理事者からは、様々な理由で年間30日以上欠席した児童・生徒を不登校として定義し、本年度10月31日に行った調査の時点で、小学校13人、中学校45人の計58人が不登校となっており、うず潮教室には22人が在籍しているとの説明がありました。 次に、委員からは、大型公民館無線LAN整備事業の対象となる大型公民館について質疑があり、理事者からは、斎田公民館、川東公民館、里浦公民館、鳴門公民館、瀬戸公民館、北灘公民館、大津中央公民館、堀江公民館、板東公民館の9施設であるとの説明がありました。 委員会では、採決の結果、議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第5号、議案第11号及び議案第34号の議案6件については、いずれも賛成多数で原案のとおり可決し、議案第6号から議案第10号まで及び議案第28号から議案第33号までの議案11件については、いずれも全会一致で原案のとおり可決いたしました。 以上が、当委員会の審査概要であります。 よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(林勝義君) 以上で、各常任委員長の報告を終わります。 これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 これより、討論に入ります。 ただいまのところ、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これをもって、討論を終結いたします。 これより、議案第2号から議案第5号まで及び議案第22号の5議案を一括採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本案は、いずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。 よって、本案は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号から議案第10号まで、議案第12号から議案第21号まで及び議案第23号から議案第33号までの26議案を一括採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本案は、いずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、いずれもは原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────── △日程第2 発議第2号 鳴門市議会会議規則の一部改正について ○議長(林勝義君) 日程第2、発議第2号鳴門市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔20番 橋本国勝君登壇〕 ◆20番(橋本国勝君) それでは、発議第2号鳴門市議会会議規則の一部改正についての提案理由の説明を申し上げます。 本件につきましては、全国市議会議長会が女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由として育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について産前・産後期間においても配慮した規定の整備を図るほか、行政手続等において原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、市議会に対する請願に係る署名、押印の規定の見直しを行い、標準市議会会議規則を改正いたしましたことから、標準市議会会議規則に合わせて当市議会の会議規則の改正を行うものであります。 まず、第2条及び第84条につきましては、既に規定されている出産に加え、育児、看護、介護及び配偶者の出産補助を具体的に例示として明文化するものであります。 また、出産についても、医学的な見地を踏まえ、産前産後の期間における母体の健康維持、回復に必要な期間について配慮する必要があり、出産に伴う欠席期間の範囲を明文化することが適当と考えられ、この点において他の欠席事由とは異なる事情を有しておりますことから、改正することといたしております。 次に、第132条につきましては、デジタル化政策の一環として、これまで行政手続等において求めてきた押印について、特段の合理的な理由がある場合を除き、原則としてその廃止を推進している政府の方針から、地方議会においても議会運営に当たり押印を求めなくても特段支障がない事項についてはこれを廃止することが適当であり、このような観点から会議規則の見直しを行い、請願者に対し提出時に求めている記名押印を署名または記名押印に改める改正を行うものであります。 なお、身体理由により署名が困難な請願者が自署できず請願者の要件を満たさない事態は、憲法が保障する請願権の行使に反するおそれがあり、問題が多いことから、選択肢として記名押印を残すことといたします。 次に、施行期日でございますが、令和3年4月1日といたしております。 以上が、発議第2号鳴門市議会会議規則の一部改正についての提案理由説明でございます。 よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(林勝義君) これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 本案については、地方自治法第109条第6項の規定による議会運営委員会からの提出議案でありますので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託しないことといたします。 これより、討論に入ります。 ただいまのところ、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これをもって、討論を終結いたします。 これより、発議第2号を採決いたします。 本案は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────── △日程第3 発議第3号 鳴門市議会委員会条例の一部改正について ○議長(林勝義君) 日程第3、発議第3号鳴門市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔20番 橋本国勝君登壇〕 ◆20番(橋本国勝君) それでは、発議第3号鳴門市議会委員会条例の一部改正について、その提案理由を申し上げます。 本件につきましては、総務文教委員長から報告のございました議案第13号鳴門市事務分掌組織条例の一部改正についての施行に伴いまして、鳴門市議会委員会条例中の関係する規定の改正を行うものであります。 議案第13号の改正内容の一部に、組織横断的に行政改革を進める市長直轄組織を新設する規定がございます。現在の鳴門市議会委員会条例第2条第1項第1号における総務文教委員会の所管は、「企画総務部、消防本部、教育委員会、選挙管理委員会、監査委員及び会計管理者の所管に属する事項並びに他の委員会の所管に属しない事項」となっておりますが、この所管に新たに「市長直轄組織」を加えるものであります。 次に、附則を御覧ください。 条例改正の施行期日を定めております。今回、市長から提案されております議案第13号では、施行期日を令和3年4月1日とされておりますことから、この改正案も令和3年4月1日から施行することといたしております。 以上が、発議第3号鳴門市議会委員会条例の一部改正についての提案理由の説明でございます。 よろしく御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(林勝義君) これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 本案については、地方自治法第109条第6項の規定による議会運営委員会からの提出議案でありますので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託しないことといたします。 これより、討論に入ります。 ただいまのところ、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これをもって、討論を終結いたします。 これより、発議第3号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。    ──────────────────────────────────
    △日程第4 発議第4号 鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について ○議長(林勝義君) 日程第4、発議第4号鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔9番 東 正昇君登壇〕 ◆9番(東正昇君) それでは、鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についての提案理由説明を申し上げます。 新型コロナウイルスの感染拡大による市民生活や地域経済への影響が長期に及び、市民一人一人の生活が一層深刻化する中、鳴門市においては8弾にわたる新型コロナウイルス感染症対策緊急支援策が実施され、今期定例会にも第9弾の事業に係る予算が計上され、全力でその対策に取り組まれております。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症は第1波、第2波、第3波と感染者数が大幅に増加しており、本市においてもクラスターが発生するなど、その勢いは衰えておりません。 また、ワクチン接種についてもはっきりとした見通しが立っていない状況であります。 そして、今後も新型コロナウイルス感染症対策には、十分な予算の確保が必要であります。 今こそ議員一人一人が住民の不安や悩みについての情報を収集し、その声を行政に届けるとともに、痛みに寄り添い共有するべきであります。 以上のことから、令和3年4月分から令和3年9月分までの議員報酬を5%減額する特例措置を設け、その減額分を新型コロナウイルス感染症対策事業に活用していただくため、鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正を提案いたします。 以上で、提案理由説明を終わりたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(林勝義君) これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより、討論に入ります。 通告がありますので、順次、発言を許可いたします。     〔2番 長濱賢一君登壇〕 ◆2番(長濱賢一君) 議長より登壇の許可をいただきましたので、発議第4号に対しての反対の意を唱える討論を行います。 私は、現在のコロナ禍における市民の経済的状況に対して、議員報酬をカットするという発議をされた議員の皆様の姿勢に対して敬意を表します。 しかしながら、その減額における効果や方法に関して疑問を持っています。 また、私は、本来議員の報酬の正当性を評価するのは市民の皆様であり、鳴門市附属機関設置条例に基づき設置された市民の代表者で構成された鳴門市特別職報酬等審議会に諮問するべきであると考えています。 そこで、少ない時間ながらも身近な地域の方々にこれに対して意見を伺うと、「過去において議員報酬を削減したことがあるが、それは事件や不祥事があってやってきたことであり、現在のコロナ禍における議員の行動や施策について施策提案を行うなど、議員はよくやっていると思うし、これからも今以上に市民の代弁者として働いていただきたいと思うので、報酬削減する必要はないのではないのか。」、「5%の削減額ではコロナ対策施策への効果がないのではないか。」との意見をいただきました。 加えて、その効果という点で、固定費の削減より事業費を削減することが重要だと考えますので、令和3年度も本年度と同様に、常任委員会視察の取りやめによる240万円の削減、そして政務活動費を6か月分自粛することによる315万円の削減をコロナ対策施策として、次回定例会までに御提案をいたしますので、検討していただきたいと思います。 この提案による合計555万円の削減は、議員報酬を6か月間5%どころか10%削減する以上の効果になります。 また、鳴門市議会議員の報酬は、民間の40歳代平均月収額34万円から43万円という額に比べても決して高くないことや、平成20年に鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例が定められて以降の10年間の物価上昇率や経済状況を考慮すると、固定化された議員報酬の経済的価値は下がっており、実質、毎年減額を行っているのと同様であると思います。 私は、以上の理由により、発議第4号に対して反対をいたします。ただし、さきに言及しました減額案につきましては、この発議第4号に対しての可否にかかわらず、次の定例会までの検討事項として御提案をいたします。 よろしく御検討いただけますよう、お願い申し上げます。     〔6番 宮崎 明君登壇〕 ◆6番(宮崎明君) 議長から登壇の許可をいただきましたので、鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。 先ほどの提案の理由説明でもありましたように、新型コロナウイルスの感染拡大による市民生活及び地域経済への影響は想像以上で計り知れないものがあり、既に本市においても8弾にわたる新型コロナウイルス感染症対策緊急支援策が実施されたほか、今期定例会にも第9弾の事業に係る予算が計上され、その対策に全力で取り組まれております。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症は第1波、第2波、第3波と感染者数が大幅に増加しており、本市においてもクラスターが発生する一方で、現時点においてもワクチンの接種時期についてはっきりした見通しが立っておらず、残念ながら安心・安全が見通せる段階ではありません。 このようなことから、今後も新型コロナウイルス感染症対策には、十分な予算措置が必要な状況であります。 今回の予算に関する市の施策については、現下の厳しい状況を鑑み、より幅広い支援を確実に市民に届けられるよう議会からも提案しましたが、今こそ議員一人一人が市民の不安や悩みについての情報を収集し、その声を行政に届けるとともに、その痛みに寄り添い、共有すべきではないでしょうか。 昨日、そして本日も本条例の一部改正の提案理由について反対の意見がございました。その趣旨は、既に議会における委員会視察や政務活動費を削減していることから、議員報酬までも削減する必要はないとのことでありました。 しかし、当該予算で使わなかった分については、不用額として市に戻すことになりますので、実質的には議員が身を削ったことにはなりません。 また、今回、8名の議員さんから鳴門市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例案が提出されておりますが、その提案理由書の中に提案者の思いが次のように書かれておりました。「コロナ感染の終息の出口は見えてきません。」、「市民の負担は、経済的にも精神的にも肉体的にも今までにない苦痛であります。議会として『何をすべきか』見極めなければなりません。今こそ広域的なものの考え方が必要です。また、これからウイズコロナの生活を心掛けることが肝要です。つまり生活環境が変わります。市民に負担をかけるのであれば、議員はより以上に厳しい状況に身を投じ、その上で選ばれてこそ自信を持って市民の為に働けると考えます。そこで、議員としての覚悟を示すために、この際議員定数を2名削減し、鳴門市議会の定数を20名にすることを提案します。」と、このように結んでおりました。 しかしながら、このように議員定数削減を提案した8名の議員中の7名が継続審議に賛同するという私から見たら理解し難い対応でありました。私たちは、選挙前の市民に対するパフォーマンスで提案しているのではありません。市民目線はそんなに甘くないことを実感しております。一市民の立場に立って現下の状況で議員として何ができるのか、何をすべきなのかを真摯に考え、微額ではありますが議員報酬を自主削減することによって我が身を削り、市民と痛みを分かち合うことを提案したものであります。 これにより、少しでも多く新型コロナウイルス感染症対策に活用していただき、市民生活の一助になればと切に願っている次第でございます。 以上、鳴門市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に対する私の思いを申し上げ、賛成討論といたします。 御賛同くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(林勝義君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって、討論を終結いたします。 これより、発議第4号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立少数によって、本案は否決されました。    ────────────────────────────────── △日程第5 同意第1号 教育長の任命について ○議長(林勝義君) 日程第5、同意第1号教育長の任命についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) ただいま、上程されました同意第1号教育長の任命につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 このたび、平成27年7月から本市の教育長としてその重責を果たしてこられました安田 修さんから、一身上の都合により、3月31日をもって職を辞したいとの申出があり、これに同意いたしましたことから、新たな教育長として三浦克彦さんを任命いたしたいと考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。 三浦さんは、昭和35年12月8日生まれの満60歳で、現在は大麻町板東にお住まいであります。平成元年4月より中学校の教諭として市内各中学校など、教育現場の第一線で御活躍され、大麻中学校副校長、上板町松島小学校校長などを歴任し、平成31年4月からは鳴門市第一中学校校長としてその手腕を発揮されております。 このように、教育全般に深い知識と経験を有されており、本市の教育長として最適任者であると考えております。 どうか議員皆様方の満場一致の御賛同を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(林勝義君) お諮りいたします。 本案については、正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、正規の手続を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより、同意第1号を採決いたします。 本案は、同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、同意されました。    ────────────────────────────────── △日程第6 同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について ○議長(林勝義君) 日程第6、同意第2号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) ただいま、上程されました同意第2号固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 現在、固定資産評価審査委員会委員をお願いいたしております齋藤倫子さん、下地 茂さん、武林久代さん、冨田崇夫さん、原内日出美さん及び樋上義彦さんが、今月31日をもちまして任期満了を迎えます。 そこで、その後任を選任するに当たりまして、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。 齋藤さんの後任につきましては仲須眞理さん、武林さんの後任につきましては高田大輔さんを選任いたしたいと考えております。 また、下地さん、冨田さん、原内さん及び樋上さんにつきましては、引き続き委員として選任いたしたいと考えております。 仲須さんは、昭和27年生まれの満68歳で、現在、大津町段関にお住まいであります。長らく農業に従事され、平成23年から3年間、平成29年から3年間、本市の農業委員会委員として、また、平成27年から平成29年の農業委員会委員就任までの間、本市の固定資産評価審査委員会委員として御尽力いただきました。 高田さんは、昭和32年生まれの満63歳で、現在、里浦町里浦にお住まいであります。昭和59年に里浦農業協同組合職員として勤務を開始し、平成30年に退職されるまで、総務課長、総務部長、参事及び理事を歴任され、優れた手腕を発揮されました。 下地さんは、昭和29年生まれの満67歳で、現在、撫養町斎田にお住まいであります。昭和54年に鳴門市に採用され、固定資産評価審査委員会などにおいて勤務された後、介護保険課長、福祉事務所長、消防長を務められるなど、平成26年に退職されるまで35年間勤務されました。また、市役所を退職されてからも、鳴門市社会福祉協議会事務局長や介護老人保健施設みどりの里事務長などを歴任され、地域福祉の推進に御尽力されました。 冨田さんは、昭和21年生まれの満74歳で、現在、大麻町桧にお住まいであります。昭和44年に鳴門市に採用され、農林水産課、会計課において勤務された後、総務部参事兼財政課長、企画総務部参事兼税務課長を務められるなど、平成19年に退職されるまで38年間勤務されました。 原内さんは、昭和41年生まれの満55歳で、現在、北灘町粟田にお住まいであります。平成13年に特定非営利活動法人ハーモニー『人・豊かな街づくり』を設立し、理事として社会貢献活動の促進に御尽力をいただいております。また、平成21年からは財団法人徳島県婦人団体連合会の事務局長として御活躍されました。 樋上さんは、昭和33年生まれの満62歳で、現在、瀬戸町明神にお住まいであります。昭和56年に鳴門市農業協同組合職員として勤務を開始し、合併により名称が変更となりました徳島北農業協同組合において、経済部次長、経済部部長を歴任され、優れた手腕を発揮されました。 冨田さん及び原内さんにつきましては平成24年4月から、下地さんにつきましては平成30年4月から、樋上さんにつきましては令和2年4月から固定資産評価審査委員会委員としてその責務を果たしていただいております。 このように、いずれの方も見識、人格申し分なく、鳴門市の固定資産評価審査委員会委員として最適任者であると考えております。 どうか議員皆様方の満場一致の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(林勝義君) お諮りいたします。 本案については、正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、正規の手続を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより、同意第2号を採決いたします。 本案は、同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、同意されました。    ────────────────────────────────── △日程第7 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について ○議長(林勝義君) 日程第7、諮問第1号人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) ただいま、上程されました諮問第1号人権擁護委員の推薦につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 現在、人権擁護委員をお願いいたしております濱野和子さんが、令和3年6月30日をもって任期満了を迎えますことから、後任の人権擁護委員の推薦につきまして、徳島地方法務局長から依頼がございました。 そこで、濱野さんを引き続き人権擁護委員として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。 濱野さんは、昭和25年生まれの満70歳で、現在、撫養町林崎にお住まいであります。昭和46年3月に鳴門市に奉職し、保育士として市内各保育所などの乳幼児保育の第一線で御活躍され、平成21年3月には林崎保育所所長に就かれ、平成23年3月に退職されるまでの間、その職責を果たされてこられました。 また、退職後も民生委員児童委員として地域の福祉活動に御尽力いただきました。 平成30年7月に人権擁護委員として法務大臣より委嘱され、現在1期目の任期において、鳴門市の人権擁護委員会の監事として御活動いただいております。 このように、見識、人格とも申し分なく、人権擁護委員として最適任者であると考えております。 どうか議員皆様方の満場一致の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(林勝義君) お諮りいたします。 本案については、正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、正規の手続を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより、諮問第1号を採決します。 本案は、同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本案は、同意されました。    ────────────────────────────────── △日程第8 常任委員会議会運営委員会及び特別委員会の閉会中の継続審査及び継続調査について ○議長(林勝義君) 日程第8、常任委員会議会運営委員会及び特別委員会の閉会中の継続審査及び継続調査についてを議題といたします。 本件については、各常任委員長、議会運営委員長及び特別委員長から閉会中の継続審査及び継続調査の申出があります。 お諮りいたします。 各常任委員長、議会運営委員長及び特別委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、本件については、閉会中の継続審査及び継続調査に付することに決しました。 以上をもって、今期定例会に付議されました事件は、継続審査に付されたものを除き、全て議了いたしました。 次に、3月31日付をもって教育長を退任されます安田 修君より、御挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。     〔教育長 安田 修君登壇〕 ◎教育長(安田修君) 議長の許可をいただき御挨拶の機会をいただきましたこと、御礼を申し上げます。 平成27年7月から5年9か月の間、議員の皆様には教育行政各般にわたり多くの御指導、御助言をいただきました。その間の御厚情に対しまして心より厚く御礼を申し上げます。 また、保護者の皆様をはじめ市民の皆様には、様々に御協力を賜りました。この場をお借りして厚く感謝を申し上げたいと存じます。 さらに、市内の小・中、高等学校、幼稚園並びに保育所、こども園の先生方、職員の皆様には、昨年来の新型コロナウイルス禍の中で子供たちの学習、教育の保障と健全な成長育成のため、困難な状況の中、誠心誠意、職務を遂行していただいております。深い敬意の下、感謝を申し上げる次第でございます。 同じく学校給食センター、市立図書館、公民館など、学校教育、社会教育、文化・スポーツに関わる各種機関、各種団体の皆様、深甚の敬意と感謝を申し上げます。 また、本市の教育に関して幅広く鳴門教育大学の先生方、職員の皆様の大変親切な御協力をいただきましたことは、教育行政を進める上で大変にありがたいことでございました。 こうした全ての方々に厚く厚く御礼を申し上げたいと存じます。 終わりに、今後ますます鳴門市の教育・文化・スポーツが発展をし、鳴門の子供たち一人一人に明るい未来が訪れますことを祈念申し上げ、お礼の御挨拶といたします。 誠にありがとうございました。(拍手) ○議長(林勝義君) 次に、ただいま、教育長の任命に同意されました三浦克彦君より、御挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。     〔三浦克彦君登壇〕 ◎三浦克彦 君 ただいま、議長よりお許しをいただきました三浦克彦でございます。 このたび、市長の御推挙と議員の皆様方の御同意をいただき、4月より教育長の重責を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 現在、中学校の校長を務めておりますが、子供たちはコロナ禍の中で学習に、生活、部活動にと、我慢すべきところは我慢しながら精いっぱい頑張っております。子供たちは、これからの鳴門を担う地域の宝です。子供たちが充実した学びを享受して、自立し、未来を切り開いていくことができるように、誠心誠意、職責を果たしてまいる所存ですので、議員の皆様方には御指導と御鞭撻をお願い申し上げ御挨拶といたします。 本日は、誠にありがとうございました。(拍手) ○議長(林勝義君) 市長から御挨拶がございます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) それでは、第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては、去る2月17日から本日までの28日間にわたりまして終始熱心に御審議を賜り、誠にありがとうございました。 また、提出いたしました各議案につきましては、全て原案どおり可決していただき、重ねて厚くお礼を申し上げる次第でございます。 一般質問並びに委員会審査を通じまして皆様方から賜りました御意見、御提言につきましては、これを真摯に受け止め、今後の市政運営に生かしてまいる所存であります。 さて、新型コロナウイルス感染症につきまして、首都圏の1都3県におきましては、新規感染者数の減少スピードが鈍化し、病床の使用率が依然厳しい状況であることなどから、3月7日までとされていた緊急事態宣言の期間が2週間再延長されることが発表されました。 県内の感染者数は比較的落ち着いていますが、全国で確認が相次いでいます変異株について、県内においてもこれまでの感染者の中から9人の検出があったことが3月12日に発表されており、予断を許さない状況にあります。 本市といたしましては、3月補正予算及び新年度予算に感染拡大の防止対策事業として新型コロナウイルスワクチン接種事業をはじめ保育所等感染症予防対策事業、PCR検査支援事業を、地域経済対策事業として新型コロナウイルス感染症対応事業所支援事業などを計上しており、新規感染者数の減少傾向を継続させ、再拡大を防止するため、今後、引き続き各種事業を迅速に進め、市民の皆様の暮らしを守り、経済活動をお支えしてまいります。 また、県内でも医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種が3月4日より開始され、本市においても昨日より徳島県鳴門病院において接種が開始されております。 高齢者用のワクチンにつきましては、先週、河野大臣の会見において、5月9日までに全国で4,000箱、6月末までに全ての高齢者が2回接種できる量を需要に応じて配分するとの発表があり、また、県からは、本市分のワクチン1箱が4月12日の週に配送されるとの発表がありました。 本市におきましては、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターを3月22日に開設いたします。コールセンターでは、月曜日から金曜日の9時から17時30分まで、ワクチン接種に関する問合せのほか、接種対象となる方へのクーポン券の送付後には、かかりつけ医のいない方のワクチン接種の予約の受付も行います。 今後、本市におけるワクチン接種の情報につきましては、様々な媒体を通じまして逐次提供させていただくなど、市民の皆様がワクチン接種について不安を抱かないように努めてまいります。 次に、2月26日にJ1リーグが開幕し、徳島ヴォルティスのJ1定着を目指した戦いが始まりました。現在、開幕後4試合を終えて2分2敗となりましたが、未勝利ではありますけれども、監督不在の中、J1の強豪チーム相手に互角に渡り合う試合も多く、近いうちに初勝利を上げることができると大いに期待をしております。 次節は、明日、ニッパツ三ツ沢球技場において横浜F・マリノスと対戦いたします。 ホームタウンである本市といたしましては、今後とも関係機関と連携して、徳島ヴォルティスに対する応援機運の醸成を図るとともに、J1定着への支援に努めてまいりたいと考えておりますので、市民の皆様におかれましても、徳島ヴォルティスへの熱い声援よろしくお願いいたします。 次に、大麻町のコウノトリのペアについてですが、2月27日までに産卵したと推定されるとの発表がありました。本市では産卵は6年連続となり、順調にいけば3月末から4月上旬にふ化する見込みであります。産卵期から育雛期にかけては親鳥が特に神経質になるため、コウノトリの観察の際には、巣に近接した撮影・観察や撮影・観察のための車両の乗り入れを自粛するなど、マナーの徹底に御協力をお願いしたいと思います。 市民の皆様には、ひなが無事にふ化し、巣立ちのときを迎えることができることを心待ちにして温かく見守っていただきたいと思います。 また、本市といたしましても、コウノトリの安定した生息及び繁殖のため、民間団体と連携しながら、コウノトリの餌となる水生動物等の増殖を目的とするビオトープの整備を行うなど環境整備を図ってまいります。 最後になりましたが、3月31日をもって退任されます安田教育長さんに一言御礼を申し上げます。 安田教育長さんには、約6年間にわたり、前職である文部科学省で培われた深い知識と経験を生かして第一中学校校舎改築をはじめとする学校施設の耐震化、新学校給食センターの建設と一部業務の民間委託及び公立幼稚園の再編など、本市教育の振興のため大変御尽力をいただきました。心より感謝を申し上げるとともに、今後も鳴門市のため御協力賜りますようお願い申し上げます。 今日で第1回定例会の閉会となりますが、議員皆様方におかれましては、今後とも御健康に十分御留意の上、ますますの御活躍を御祈念いたしまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。     〔議長 林 勝義君登壇〕 ○議長(林勝義君) 令和3年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は去る2月17日から本日までの28日間にわたりまして本会議、特別委員会、各常任委員会の中で終始御熱心に御審議をいただき、閉会中の継続審査に付されたものを除き、全て議了することができ、議員並びに理事者の皆様に厚く御礼申し上げます。 さて、先ほど、安田教育長、そして教育長の任命に同意されました三浦氏から御挨拶がございました。今月末で退任されます安田教育長におかれましては、教育長という立場で5年に余る職務遂行には、様々な御苦労があったと思います。安田教育長の教育行政全般にわたる長年の御尽力に対しまして深く敬意を表するものであります。 退任後におかれましても、引き続き市政に御助言をいただきたいと思います。まず、御自愛いただき、今後もますます御活躍されますようお祈りいたします。 そして、三浦氏におかれましては、教育長として今後の鳴門市政のさらなる発展に御尽力をいただきますようお願いいたします。 結びとなりますが、県内では医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されるなど、明るい兆しもありますが、まだまだ予断を許さない状況でございますので、皆様方には感染予防対策等に十分御留意されますことをお願い申し上げまして、令和3年第1回定例会閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。     〔議長 林 勝義君 議長席に着席〕 ○議長(林勝義君) これをもって、令和3年第1回定例会を閉会いたします。     午前11時59分 閉会    ──────────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定による署名者  鳴門市議会 議 長  鳴門市議会副議長  会議録署名 議 員  会議録署名 議 員...