鳴門市議会 > 2020-02-27 >
02月27日-04号

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  1. 鳴門市議会 2020-02-27
    02月27日-04号


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    最終取得日: 2021-09-09
    令和 2年  2月定例会(第1回)          令和2年 鳴門市議会会議録 (第4号)           令和2年2月27日(会期28日中第9日目)              議 事 日 程 第 4 号 諸般の報告第1 市政に対する一般質問第2 議案第28号 令和元年度鳴門一般会計補正予算(第4号)   議案第29号 令和元年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第30号 令和元年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   議案第31号 令和元年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第32号 令和元年度鳴門公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)   議案第33号 令和元年度鳴門給与費等管理特別会計補正予算(第1号)   議案第34号 令和元年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)   提案理由説明第3 議案第11号 鳴門市暴力団排除条例の制定について   議案第12号 鳴門市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について   議案第13号 鳴門市特別職指定条例の一部改正について   議案第14号 鳴門市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について   議案第15号 鳴門市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について   議案第16号 鳴門市学校給食共同調理場条例の一部改正について   議案第17号 鳴門市印鑑条例の一部改正について   議案第18号 鳴門市国民健康保険条例の一部改正について   議案第19号 鳴門市住宅新築資金等地方債償還基金条例の廃止について   議案第20号 鳴門市特別会計設置条例の一部改正について   議案第21号 鳴門市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について   議案第22号 鳴門市営住宅条例の一部改正について   議案第23号 鳴門市公共下水道整備償還財源基金条例の一部改正について   議案第24号 鳴門市公営企業の設置等に関する条例及び鳴門市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について   議案第25号 市道路線の認定及び廃止について   議案第26号 和解について   議案第27号 松茂町ほか二町競艇事業組合と鳴門市との間におけるモーターボート競走施行に関する事務の受託に係る協議について   議案第28号 令和元年度鳴門一般会計補正予算(第4号)   議案第29号 令和元年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第30号 令和元年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   議案第31号 令和元年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第32号 令和元年度鳴門公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)   議案第33号 令和元年度鳴門給与費等管理特別会計補正予算(第1号)   議案第34号 令和元年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)   質疑  委員会付託第4 請願第 8号 鳴門市文化会館の耐震改修工事に関する請願書   委員会付託    ──────────────────────────────────               本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第1 市政に対する一般質問日程第2 議案第28号から議案第34号     提案理由説明日程第3 議案第11号から議案第34号     質疑  委員会付託日程第4 請願第8号     委員会付託    ──────────────────────────────────             出  席  議  員 (21名)  議長  宅  川  靖  次  君  1番  東  谷  伸  治  君    2番  上  田  公  司  君  3番  高  麗  裕  之  君    4番  林     勝  義  君  5番  秋  岡  芳  郎  君    6番  浜     盛  幸  君  7番  大  石  美 智 子  君    8番  佐  藤  絹  子  君  9番  長  濱  賢  一  君    10番  橋  本  国  勝  君  11番  圃  山  俊  作  君    12番  藤  田  茂  男  君  13番  潮  崎  憲  司  君    14番  東     正  昇  君  15番  平  塚  保  二  君    16番  三  津  良  裕  君  17番  宮  崎     明  君    18番  山  根     巌  君  20番  野  田  粋  之  君    21番  松  浦  富  子  君    ──────────────────────────────────            説 明 の た め 出 席 し た 者  市長      泉   理 彦 君   副市長     谷   重 幸 君  企業局長    山 内 秀 治 君   事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長                              尾 崎 浩 二 君  市民環境部長  廣 瀬   高 君   健康福祉部長  天 満 秀 樹 君  経済建設部長  西 上 昭 二 君   消防長     氏 橋 通 泰 君  企業局次長   三 居 康 伸 君   企画総務部危機管理局長                              宮 田 耕 志 君  市民環境部環境局長           健康福祉部福祉事務所長          三 栖 信 征 君           米 澤 栄 作 君  経済建設部経済局長観光振興課長    企画総務部参事総務課長          小 椋   勝 君           工   公 男 君  企画総務部   財政課長   阿 部   聡 君  教育長     安 田   修 君   教育次長    大 林   清 君  監査委員事務局長竹 田 仁 伸 君   選挙管理委員会事務局長                              島   章 二 君  農業委員会事務局長          佐 竹 孝 文 君    ──────────────────────────────────              議 会 事 務 局 職 員 出 席 者  事務局長    荒 川 雅 範     次長      杢 保 マユミ  主査      板 東 政 則     係長      来 島 正 典  書記      吉 成   愛     書記      八 幡 拓 磨    ──────────────────────────────────     午前10時   開議 ○議長(宅川靖次君) これより本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 まず、市長から今期定例会に提案されました議案第25号市道路線の認定及び廃止についての正誤表の提出がありましたので、お手元へ配付いたしております。 次に、市長からお手元へ配付のとおり、追加議案の提出通知がありました。 諸般の報告は以上のとおりであります。 これより本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(宅川靖次君) 日程第1、市政に対する一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 まず、1、スポーツ振興について             13番 潮崎憲司君     〔13番 潮崎憲司君登壇〕 ◆13番(潮崎憲司君) 議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従い質問を行います。 今回の私の質問は、スポーツ振興についてであります。 まず、昨年の主なスポーツを振り返ってみますと、国内では世界3大スポーツイベントの一つとも言われておりますラグビーワールドカップ日本大会が9月20日に開幕し、ラグビー日本代表は初のベスト8入りを果たし、日本中が歓喜に沸いたのも記憶に新しいところです。また、出場国のジョージア代表が9月9日から鳴門・大塚スポーツパークなどで事前キャンプを行うため来鳴し、外国人選手の気迫のこもった練習などに県内のラグビーファンはもとより多くの新しいファンもふえたのではないかと思うところです。 ラグビーワールドカップ開幕に沸いた9月は、本市ではラグビー盛り上がりだけではなく、卓球のTリーグが四国で初めて6日、7日と開催され、トップ選手の白熱の攻防に大いに盛り上がりを見せました。 また、10日には平昌オリンピックスノーボードビッグエア4位入賞の岩渕麗楽選手が、自主トレーニングボートレース鳴門内のUZU PARKなどでトレーニングを行いました。今回の自主トレーニングは、昨年度から市のまちづくりアドバイザーに就任された体幹トレーニングの第一人者として知られる木場克己さんが岩渕選手のトレーニングを指導していることから実現したところです。 また、10月にはプロ野球独立リーグ四国アイランドリーグplusに所属する徳島インディゴソックスがリーグ優勝し、さらに独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップも勝利し、見事日本一に輝きました。 そして、12月には本市にホームスタジアムを置くプロサッカーチームJ徳島ヴォルティスが、J1昇格まであと一歩というところまで勝ち進んだプレーオフでの快進撃は、最後の最後まで大いに盛り上がりを見せましたし、今季の活躍も非常に楽しみにしているところです。 スポーツによるまちづくり推進を掲げ、平成30年に泉市長は重点施策として生涯スポーツプロスポーツを初めとするスポーツに関するさまざまな施策を市長部局で一元的に実施し、総合的、体系的にスポーツを通じた地域の活性化と健康づくりを推進するために、同年4月、市長部局内にスポーツ課を設置しました。まさに、先ほど紹介した中にも市のスポーツ課の施策の実施もあるところであります。 そこでまず、スポーツ課の実施した施策についてお聞きします。 スポーツ課としての施策は、NARUTOスポーツパス事業がまず行われたと思います。平成30年第3回定例会の質問時にお聞きした際には、本市に大会等で訪れた方に観光などで市内を周遊や滞在してもらう、まさに地域経済の活性化を目的とした事業で、スポーツで本市に訪れた参加者やヴォルティスの試合に来られたアウエー来場者の方に、年間を通してパスポートの配布を実施するとのことでした。 そこでまずお伺いしますが、これまでのスポーツパス事業の成果についてお答えください。また、スポーツ大会スポーツ合宿誘致事業についての質問での答弁では、本市所有のスポーツ施設ボートレース鳴門内のプレイパーク、鳴門・大塚スポーツパークの各施設を利用し、スポーツ大会・合宿を誘致・開催することにより、スポーツ振興交流人口の拡大を図るものと答弁されてましたので、これまでの成果等をお答えください。 次に、徳島ヴォルティスとの連携についてお聞きします。 昨年度、最後にはJ1プレーオフに進出し、ホーム鳴門で行われたプレーオフ1回戦の甲府戦では約8,400人の観客数があり、2回戦の山形戦では約1万300人の観客数を記録しました。アウエーで行われた参入決定戦では多くのサポーターが平塚市まで応援に行き、ホームスタジアムポカリスエットスタジアムで行われたパブリックビューイングでは約1,600人のサポーターが観戦したところです。最後のプレーオフこそ多くのサポーターの来場者がありましたが、昨年のホームゲーム平均入場者数は約5,700人であり、ホームスタジアムのある鳴門市民デーには約4,700人と非常に少ない観客数です。そのときのチームの勝敗も関係するかもしれませんが、ホームスタジアムのある鳴門市民デーの観客数がこれだけ少ないのは非常に残念です。市の毎年の予算には、徳島ヴォルティスホームタウン推進事業費として約250万円計上され、地元のプロスポーツ等と連携を図り、県内外の試合会場において市のPRをし、プロスポーツのすばらしさを伝える周知広報活動などで応援機運の醸成を図るとありますが、スポーツ課としてどのような事業を実施されているのかをお聞かせください。 次に、鳴門市スポーツ推進計画についてお聞きします。 スポーツ推進計画は、平成25年度から約20名の委員の方で審議会を開催し、平成27年2月に鳴門市スポーツ推進計画を作成しました。この計画は、前期計画6年、後期計画4年、合わせて10年で、今年度は前期計画最終年度の6年目になります。計画の基本的な目標は、子供たちスポーツ機会の充実、ライフステージに応じたスポーツ活動の推進、市民の皆さんが参画する地域スポーツ環境の整備の3つに大きく分かれており、子供たちの体力向上や各世代のスポーツの推進、スポーツ関連団体への支援や施設の整備などの実現を目指しているところです。 そこでお伺いしますが、前期計画取り組み状況をお聞かせください。また、後期計画へ向けての方針をお示しできるのであればお答えください。 以上、御答弁いただき、再度登壇いたします。     〔市民環境部長 廣瀬 高君登壇〕 ◎市民環境部長(廣瀬高君) スポーツ課に関する事業の成果などについて幾つか御質問をいただいております。 まず、NARUTOスポーツパス事業についてですが、本事業は、野球、サッカーなど本市で開催されるさまざまなスポーツ大会に県外から参加する人や家族などその関係者、また本市で合宿を実施する人に対して、観光施設土産物店鳴門うどん店での割引やプレゼントなどの特典が受けられるNARUTOスポーツパスを配布するものです。本パスポートを活用することにより、訪れた人に本市の魅力を満喫していただくとともに、周遊、滞在時間を延ばし、より高い経済効果を創出することを目的として平成30年7月末より事業を実施しております。現在、観光施設20店舗、土産物12店舗、鳴門うどん12店舗の市内合計44店舗の事業者の方々に御協力をいただきながら、年間3万人の方にこのパスを配布しているところです。 これまでに、鳴門公園を初め各施設の方々からはその利用について御報告をいただくとともに、大会の主催者からパスを配布したいとの要望をいただくなど、本市のスポーツ団体観光事業者が一体となった取り組みに広がってきていると考えております。また、合宿を実施している方々には特に好評をいただいており、本市での滞在や合宿の満足度を高めることにつながっております。 今後におきましても、スポーツで鳴門を訪れた人に対して地域が連携しておもてなしをするとともに、渦潮や鳴ちゅるうどんといった本市が誇る地域資源スポーツを組み合わせ、戦略的に活用することにより地域経済の活性化を図ってまいります。 次に、スポーツ大会スポーツ合宿誘致事業についてですが、本事業は市所有の既存スポーツ施設ボートレース場プレイパーク、鳴門・大塚スポーツパークの各施設などを活用し、本市において競技や年齢を問わずさまざまなスポーツ大会スポーツ合宿を誘致・開催するものです。 現在、本市へのアクセスや気候、スポーツ施設の概要などを掲載したパンフレットにより旅行代理店や大学などを訪問するなど、観光地としての魅力、本市ならではおもてなしセールスポイント誘致活動を実施しております。これまでの成果といたしましては、2年連続の実施となりました韓国フィムン高校野球チームや、中国北京市星火小学校などのインバウンド合宿を実現しております。インバウンド合宿については、地域への経済効果はもちろんですが、市内の子供たち国際交流の観点からも非常に意義深いものであり、今後につきましても積極的に誘致を進めてまいります。 また、国内の大会・合宿誘致におきましては、卓球の新たなプロリーグTリーグ男子公式戦を四国で初めて開催し、各メディアから大きな注目を集めるとともに、卓球を志す子供たちにとっては世界トップレベルのプレーを間近に体感できるすばらしい機会となりました。 さらに、本市の地理的優位性を強みにアプローチを進めている関西圏の大学を中心とした大会・合宿は、これまでにバレーボール、野球、テニス、弓道、空手など7件の実績となっており、インバウンドも含め本市におけるスポーツ大会合宿誘致についてはその可能性を感じております。 今後におきましても、国内、国外を問わず、積極的にスポーツ大会スポーツ合宿を誘致し、スポーツ振興交流人口の拡大により地域活性化を図ってまいります。 次に、徳島ヴォルティスとの連携についてですが、本市におきましてはホームスタジアムのあるまちとしてクラブと連携しながら市内各所での応援機運醸成ホームゲーム、イベントの盛り上げ、アウエーゲームを活用した観光PRなどを実施しております。 まず、応援機運醸成についてですが、現在、ヴォルティスブルー化プロジェクトと題して、大道銀天街への応援タペストリーJR鳴門駅前応援マンホール設置スタジアム周辺の青い花植など、市内各所においてチームを身近に感じてもらえる取り組みを進めております。また、本市に転入した方に新たにファンになっていただくため、ホームゲームに無料招待するとともに、クラブのマスコットなどをデザインした原付バイクプロスポーツ応援ナンバープレートを発行しております。 さらに、昨シーズン終盤にはJ1参入プレーオフを戦うチームを後押しするため、市民からの応援メッセージを募集し、横断幕を市役所庁舎に掲示しました。ホームゲームイベントにつきましては、市スポーツアドバイザー里崎智也さんや吉本興業のタレントさんをゲストとして招聘したり、ドイツグルメや鳴ちゅるうどんの販売など、本市の特色を生かしたイベントで盛り上げを図っております。アウエーゲームを活用した観光PRでは、より効果の高い中四国、関西のチームとのアウエーゲーム会場観光PRを行い、ホームゲーム会場NARUTOスポーツパスを配布することにより、サポーターに観光やまち歩きをしてもらう取り組みを実施しております。 今後におきましても、徳島ヴォルティスが多くの市民から愛され、市民が一丸となって応援する機運を高めていくとともに、1試合の来場者が5,000人を超えるホームゲームを活用して地域活性化にぎわい創出を図ってまいります。 次に、鳴門市スポーツ推進計画についてですが、本市においては平成27年2月に策定した鳴門市スポーツ推進計画の3つの基本目標に基づいて、各種スポーツ推進施策に取り組んできました。これまでにさまざまな施策を推進する中で、幼児期における運動、スポーツ体験が児童期以降の運動習慣に大きく影響を与えるとの観点から、特に就学前の子供たちを対象とした事業を積極的に進めているところです。 具体的には、総合型地域スポーツクラブと連携した幼稚園、認定こども園への訪問指導や、市まちづくりアドバイザー木場克己氏による保育園での体幹バランストレーニングは先進的な取り組みであり、子供たちの体力測定の結果からも大きな成果があったものと考えております。また、チャレンジデーの開催や、スポーツ情報を包括的かつ効果的に発信するスポーツサイト市公式ウエブサイト内に開設するなど、スポーツに興味・関心を持ってもらい、スポーツを始めるきっかけづくりにも取り組んでおります。さらに、徳島ヴォルティスコーチによるいきいきサロンでの健康教室や、総合型地域スポーツクラブと連携した障害者スポーツの推進など、さまざまな世代の人が年齢、性別、障害の有無を問わず、生涯にわたってスポーツ活動に取り組むことができる環境整備を進めてまいりました。 そして、令和3年度からの後期計画においては、これまでの前期計画期間に取り組んできた各種施策を引き続き推進するとともに、スポーツ庁創設後の国、県の施策方針を踏まえ、新たなテーマ、概念を取り入れてまいります。特に、スポーツにはこれまでの健康づくり教育的側面に加え、地域における新たな産業としての可能性が期待されていることから、スポーツ成長産業化に向けて地域経済持続的発展につながる施策を盛り込む必要があります。 また、東京2020オリンピック・パラリンピックを初め、3年連続で国際スポーツ大会が続くゴールデンスポーツイヤーズにおけるスポーツレガシーをいかに創出していくかも大きなテーマとなります。 さらには、市民会館取り壊し後の市民のスポーツ運動機会確保の観点から、新たなスポーツセンター整備についてもその方向性を示したいと考えており、令和2年度においては、市民の皆さんへのアンケートやスポーツ推進審議会での議論を進めながら、後期計画策定に取り組んでまいります。     〔13番 潮崎憲司君登壇〕 ◆13番(潮崎憲司君) それでは、御答弁いただきましたので、まとめの中で意見・要望を述べたいと思います。 まず、スポーツ課の事業の成果についてですが、スポーツパス事業は以前にお聞きしたときよりも、スポーツパスの利用報告が鳴門公園や各施設の方々からあるとともに、各種大会主催者からスポーツパスの配布の要望があるとのことでした。また、本市で開催されるスポーツ大会に県外から参加する人やその御家族、関係者、また市で合宿を実施する人に対して観光施設土産物店鳴門うどん店での割引やプレゼントなどの特典が受けられるスポーツパスを年間3万人の方へ配布し、特に合宿を実施している方々から好評であるとのことで、これまでの成果としてはスポーツパス事業を開始した平成30年7月以降、経済効果を創出することにつながっているのではないかと感じております。今回は、あえてこの場でのスポーツパスの紹介はいたしませんが、多くの市民の方のスポーツパスの周知もあって市外の方へも広がりを見せるのではないかと思うところです。 また、スポーツ大会スポーツ合宿誘致事業については、本市へのアクセスや気候、スポーツ施設の概要などを掲載したパンフレットにより旅行代理店や大学などを訪問し、観光地としての魅力、本市ならではおもてなしセールスポイント誘致活動を実施してきたとのことで、インバウンド合宿については、韓国の高校野球チームが2年連続で合宿を実施し、北京市の小学校からの合宿誘致などの成果や、国内でも関西圏の大学を中心に大会や合宿の実績もあり、答弁にもございましたが、スポーツ大会合宿誘致についてもその可能性を実感しているところです。 今後も、両事業について、スポーツで鳴門を訪れた人に対して、地域の方やスポーツ団体観光事業者の方々と連携して、スポーツ振興交流人口の拡大によって、地域経済の活性化につなげるようにしていただきたいと思っております。 次に、徳島ヴォルティスとの推進事業についての御答弁ですが、ホームスタジアムのあるまちとしてクラブと連携しながら市内各所での応援機運を高めるために、ヴォルティスブルー化プロジェクトとして、大道銀天街での応援タペストリーや駅前の応援マンホール設置スタジアム周辺の青い花植など、市内各所でチームを身近に感じてもらう取り組みを行ったり、本市に転入した方に新たにファンになっていただくため、ホームゲームに無料招待するなど、さまざまな施策を行っており、鳴門市民デーには市のスポーツアドバイザー里崎智也さんや吉本興業のタレントさんをゲストに招いたりと、さまざまなイベント等で盛り上げを図っているとのことですが、現実にはホームゲームの観客動員数は伸び悩んでいるところです。 徳島ヴォルティスは徳島県全県がホームになっております。その中でも徳島市、鳴門市、美馬市、吉野川市、板野町、藍住町、北島町、松茂町の4市4町がホームタウンとしてホームタウンデーを開催しております。昨年度の4市4町のホームタウンデー観客動員数では、ホームスタジアムのある我が鳴門市は2番目に少ない4,710人の観客動員数でした。 何度も言いますが、観客動員数はチームの成績や対戦チームのサポーター数の違いもあるかもしれませんが、ホームスタジアムのある本市のタウンデーとしての観客数の少なさは非常に残念です。Jリーグのチーム名には、多数のチームが地域と地域にちなんだチーム名をつけております。皆さんは御存じだと思いますが、徳島ヴォルティスヴォルティスはイタリア語で渦という意味です。豪快な鳴門の渦潮のようにパワー、スピード、結束力を兼ね備え、観客を興奮の渦に巻き込むチームを目指しているとのことです。また、Jリーグが目指す地域に根差したスポーツクラブの説明には、ホームタウンの住民、行政、企業が三位一体となった支援体制を持ち、その中のコミュニティーとして発展するクラブで、シーズン中は2週間に1度訪れるホームゲーム開催日にはスタジアムを中心に祝祭空間がまちに広がり、スタジアムには我がまちを叫んでチームを応援するファン、サポーターがおります。地域を代表する存在だからこそ、チームの名称を地域名と愛称としていると言われております。 答弁にもありましたが、アウエーゲームの際の中四国、関西のチームとの対戦時にはアウエーゲーム会場観光PRを行ったり、ホームゲーム時の際にはアウエーチームサポーターの方にスポーツパスを配ったりと、本市のアピールは徐々に高まっているかと思いますが、やはり市民の皆さんの応援やサポートがあってこそ、観客数の増加だけでなく地域に根づいたチームになるのではないかと思います。今でも、商店街の方やスタジアム周辺の自治会の皆さんのいろんな形での応援やボランティア活動が少しずつでもふえているのですから、市として今後も引き続き徳島ヴォルティスとの連携を深めて、地域の活性化や交流人口増加などにつながるように協議していただけるよう期待しております。 次に、鳴門市スポーツ推進計画についての御答弁ですが、前期計画6年間の主な取り組みとしては、幼児期、特に就学前の子供たちを対象に事業を進めたり、スポーツをするきっかけづくり取り組み、高齢者の方への健康教室障害者スポーツなど、徳島ヴォルティスのコーチの方や地域のスポーツクラブと連携して、さまざまな世代の人が年齢や性別、障害の有無を問わず、生涯にわたってスポーツ活動に取り組むことができる環境整備を進めてきたとのことでした。 また、令和3年度からの後期計画についても、前期計画期間に取り組んできた各種施策を引き続き推進していくとともに、市長の所信表明にも述べられましたが、スポーツ庁創設後の国や県の指針、方針を踏まえた中で、スポーツ成長産業化など、新たな概念を取り入れるとともに、東京オリンピック・パラリンピックを初め、国際スポーツ大会終了後のスポーツレガシーをどう創出していくかも重要なテーマとしているとの考えでした。 スポーツ庁においては、平成29年3月にスポーツ推進計画を策定し、5年計画として、スポーツで「人生」が変わる!、「社会」を変える!、「世界」とつながる!、「未来」を創る!を基本方針に取り組んでおり、また徳島県はスポーツ推進計画を一昨年新たに策定し、世界にはばたくトップアスリートが育つ「輝くとくしま」、運動好きで健やかな子どもたちが育つ「元気なとくしま」、生涯にわたってスポーツを楽しむ「豊かなとくしま」、親睦や交流の場としてスポーツに親しむ「ふれあいとくしま」の4つの目標を掲げています。 本市では、平成27年から鳴門市スポーツ推進計画を策定し、前期計画6年間の取り組みとして、誰もが身近にスポーツを楽しむことができる生涯スポーツ社会の実現に向け、日常的にスポーツをする場の整備の推進や、地域スポーツ環境の整備を推進し、その成果は着実に出ているのではないかと思うところです。しかし、新庁舎建設に伴い、多くの市民の方の利用があった市民会館が解体されることになります。新たなスポーツセンター整備についての御答弁もありましたが、今回はお伺いしたいところですが、改めて次の機会にお伺いさせていただきたいと思っております。そして、後期計画策定については多くの市民の方の意見を聞き、スポーツ推進審議会の中で委員の方と議論を重ね、計画策定に取り組んでいただきたいと思います。 さらに、東京オリンピックはまだ開幕しておりませんが、オリンピックという一大イベントの終了後について、オリンピックが単なる一大イベントに終わるのではなく、いかに社会に長期的にポジティブな影響を生み出していくことができるのかに注目されております。昨年のラグビーワールドカップ日本大会時には、事前キャンプジョージア代表が来鳴しましたが、ワールドカップ期間中こそ話題になり関心もあったかと思いますが、今ではその話題すら身近なところで聞くことはありません。今回のオリンピック時も、ドイツ代表のハンドボールと柔道の代表の方が事前キャンプで訪れることになっておりますが、キャンプ中やオリンピック期間だけの盛り上がりだけではなく、スポーツレガシーの創出を重要なテーマに今後掲げているのですし、英語でのレガシーの意味は遺産、後世に残るものの意味があります。いっときのイベントで終わらないように、後世に残るような施策の検討を要望したいと思います。 最後に、今月23日にサッカーJ2が開幕しました。徳島ヴォルティスは、ホーム鳴門ポカリスエットスタジアムで開幕戦を迎え、ホームの開幕戦には約9,000人のサポーターが詰めかけ、スタジアムは熱気に包まれ、今期新戦力の西谷選手のハットトリックの活躍もあり、見事3年ぶりに開幕戦を勝利し、昨年逃したJ1昇格に向けて好スタートを切りました。チームの今期の活躍に大いに期待し、これで私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(宅川靖次君) 次に、1、高齢者の福祉施策について             17番 宮崎 明君     〔17番 宮崎 明君登壇〕 ◆17番(宮崎明君) 議長から登壇の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。 今回は、高齢者の施策についてお伺いします。 高齢化が急速に進展し、平均寿命がさらに延びることが予想されており、国においては、また本市においても、喫緊の課題として高齢者の福祉施策を展開しているところでございますが、国立社会保障・人口問題研究所が発表した高齢者の人口推計によりますと、我が国の高齢者人口は増加の一途をたどっており、2015年から団塊の世代が75歳に達する2025年にかけて65歳以上の人口は約1.1倍、75歳以上の人口は約1.3倍増加すると推定されております。また、本市が策定した高齢化の状況等についての統計分析資料を見てみますと、2010年から2025年にかけて65歳以上の人口は約1.2倍の増加が見込まれており、高齢者夫婦のみの世帯や単独世帯の増加と、要介護、要支援認定者数の増加が確実視されております。 このような現状と将来を見越して、本市においても高齢者の福祉施策を展開しているわけでございますが、今回は、人が生きていく上で欠かすことのできない食生活、食環境の整備について何点か質問をさせていただきます。 まず最初に、高齢者の食生活の実態・実情についてお伺いします。 誰しもが、住みなれた地域、住みなれた我が家での健康長寿を願っておりますが、健康寿命を延ばすには単におなかを満たせばいいというだけでなく、栄養管理面を重視した食事をとり、良好な栄養状態を保つことが不可欠であります。このような観点から、本市における高齢者の食生活の実態・実情について、市としてどのように把握されているのかお聞かせください。 次に、国が作成した、配食を利用する高齢者等が適切な栄養管理を行えるよう、事業者向けのガイドラインを受けての本市の対応についてお伺いします。 本市の高齢化は全国に先駆けて進行しており、平成31年12月末現在の高齢化率は34.2%、瀬戸町は40.5%、北灘町においては49.5%に達しております。このような中で、市街地から離れた地域は過疎化が進み、食材を求める店舗もなく、調理など食事の用意に援助が必要な高齢者夫婦のみの世帯や単独世帯は日々の食生活に窮しているのが実情であり、結果として低栄養による健康障害に陥りやすい状態にあります。このようなことを踏まえ、国では平成28年に健康寿命の延伸に向けた具体的施策として、配食を利用する高齢者等が適切な栄養管理を行えるよう、事業者向けのガイドラインを作成し、この普及と取り組みを市町村に通知しておりますが、本市の取り組み状況等についてお聞かせください。 次に、介護予防・日常生活支援総合事業についてお伺いします。 本市では、平成28年4月からこの新事業を開始しておりますが、この事業の内容を見てみますと、地域包括支援センターの運営など包括的支援、任意事業等の従来事業のほか、要支援者に対する生活支援サービスの体制整備や地域ケア会議等の新しい介護予防・日常生活支援総合事業を実施することになっております。また、生活支援サービス事業の中身を見ますと、栄養改善を目的とした配食、定期的な安否確認、緊急時の対応等が対象メニュー項目になっております。そこで、2点目に質問したガイドラインと重なるところがあろうかと存じますが、総合事業における栄養改善を目的とした配食サービスの実情についてお聞かせください。     〔健康福祉部長 天満秀樹君登壇〕 ◎健康福祉部長(天満秀樹君) 高齢者施策について幾つか御質問をいただいております。 まず、高齢者の食生活の把握についてですが、健康に生きるために必要な量の栄養素がとれていない状態である低栄養の問題は、高齢者が要介護状態に至る主な要因である高齢者の虚弱、フレイルを誘発するとされ、全国的にも取り組むべき課題とされています。 本市における全般的な高齢者の低栄養の状況などについては、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者を対象に3年ごとに実施している介護予防・日常生活圏域ニーズ調査により把握に努めているところです。 この調査によりますと、身長、体重の状況から見た低栄養の状態が疑われる高齢者の割合は、平成26年の12.2%から平成29年には5.7%と低下しております。一方で、食べることやコミュニケーションにかかわる重要な役割を果たす口腔機能については、低下している高齢者の割合は平成26年の19.5%から平成29年は26%と増加傾向にあり、口腔機能向上に向けた取り組みが必要となっております。また、生活習慣病予防などの観点から特定保健指導や、重症化予防事業として、保健師や管理栄養士が健診結果をもとに栄養改善が必要な高齢者の方に面接や訪問による栄養指導を行うなど、関係機関との連携により高齢者の実態を把握し、必要な支援やサービスにつながるよう取り組みを進めているところです。 次に、国のガイドラインを受けての本市の対応についてですが、この地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドラインは配食事業者に向けて示されたものですが、その中で市町村に対しても配食の重要性や利用の仕方についての啓発や相談体制の整備などの取り組みが求められております。 本市においては、このガイドラインに先立ち、平成24年に高齢者に優しいお店マップを作成し、主に配食事業者等についての情報を取りまとめ、周知啓発に努めてきたところです。現在は、ガイドラインの趣旨も踏まえ、このマップの更新に向けての調査を進めているところであり、来年度には配食サービスだけでなく介護保険制度以外のサービスも取りまとめ、関係者に周知する予定としております。こうした取り組みにより、引き続き高齢者が必要とするサービスを適切に利用できるよう情報提供に努めるとともに、地域包括支援センターなど関係機関と連携した相談対応に取り組んでまいります。 次に、総合事業における栄養改善を目的とした配食サービスについてですが、平成27年に介護保険制度の改正により創設された総合事業は、全国一律ではなく地域の実情に応じて市町村が効果的かつ効率的にサービスを定め提供できることが特徴となっております。 栄養改善を目的とした配食サービスについては、本市においてはさまざまな業態による民間サービスにより、高血圧や糖尿病に対する治療食や刻み食、とろみ食などの介護食も提供されており、一定の提供体制は整っているものと考えております。しかしながら、さまざまな理由で利用が長続きしないこともあり、そのような場合には栄養改善が課題となってまいります。 こうしたことから、本市においては総合事業として、低栄養など栄養改善が必要と認められる高齢者の御自宅を短期集中的に管理栄養士が訪問し栄養改善指導を行う、くらしいきいき栄養サポート事業を徳島県管理栄養士会の御協力のもと、平成29年度から四国で初めて実施しているところです。 さらに、現在、市内58カ所に設置されている住民主体の通いの場であるいきいきサロンにおいても、サロンからの希望により管理栄養士や歯科衛生士をいきいき先生として派遣し、栄養改善や口腔機能の向上を図るための指導を行っております。 また、去る2月20日には在宅医療・介護連携推進事業の一環として、専門職の方を対象とした「在宅医療を食で支える」と題した講演会を行うなど、高齢者の方の栄養改善については重要な課題として捉え、さまざまな取り組みを推進しているところです。今後におきましても、引き続き高齢者の生活実態やニーズ、民間事業者によるサービス動向や他市の取り組み状況の把握に努め、本市の実情に応じた施策の推進に取り組んでまいります。     〔17番 宮崎 明君登壇〕 ◆17番(宮崎明君) 御答弁をいただきましたので、再問させていただきます。 まず第1点として、口腔機能低下の高齢者についてでありますが、平成26年は低下率19.5%、平成29年はこれが26%に伸びているということでございましたが、これを実人数に換算しますと、平成26年は1万8,084人中の3,526人、平成29年は1万9,125人中の4,973人ということになり、実に5,000人近くの高齢者に口腔機能の低下があらわれており、この傾向は今後の高齢化の進展に伴いますます高まるものと思われます。 このようなことを踏まえ、御答弁にもありましたように、口腔機能の向上により栄養や筋力の低下を予防する取り組みが必要となっている実情を理解することができました。 そこで、具体的な取り組みについてでございますが、歯科受診時のスクリーニング項目に患者の口腔機能や栄養状態をチェックする項目を設けていただけるよう医師会に申し入れてはどうでしょうか。そうすることによって、そしゃく、嚥下機能の診察につながるものと思います。また、口腔無料検診でありますが、後期高齢者のみではなく、歯周病の予防とケアの観点から対象年齢層を広げるべきであると思いますが、これらのことについていかがお考えかお聞かせください。 第2点として、栄養改善を目的とした配食サービスについてでありますが、御答弁によりますと、本市においては全国展開する企業や地元事業者などによる民間サービスにより高齢者への配食提供体制は整っているとのことでございましたが、配食には利用者の栄養状態の把握と、それに応じた献立も含まれます。これらのことも含めた体制が整っていると理解してよろしいのでしょうか、お伺いします。 次に、配食事業者が利用者の栄養状態の悪化を把握した場合などは、管理栄養士などが再度利用者のお宅を訪問し総合評価を下すと思いますが、民間の配食事業者の中にはこのような管理栄養士が在職していないところもあろうかと存じます。このような場合、本市では民間事業者に対し、どのような指導や相談体制をとっておられるのかお伺いします。 また、事業者が配食した際には、同時に利用者の安否も確認することになると思いますが、通報の委託など異常が生じている場合の市への通報等の連携体制はとれているのでしょうか。この件につきましてもお聞かせください。 次に、第6期の本市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画の地域包括ケアシステムの充実に向けた施策の中で、平成29年に歯科医師、管理栄養士、薬剤師、介護支援専門員等をアドバイザーとし、保険者や包括職員、ケアマネジャーやサービス提供事業者が参加する包括的な会議を行っておりますが、この会議及びこれに類する会議に配食サービス事業者も加わり、低栄養に関する対応策について話し合われたのでしょうか。 また、初問で申し上げました地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドラインの中で、自治体に望まれる取り組み事項が明示されております。何項目かございますが、その中の一つに、市町村は配食事業者のアセスメントやフォローアップの結果により、利用者の健康状態が悪化していることや、利用者の状況に適した食事の種類がないことが判明し、利用者またはその家族の了解を得た配食事業者から相談があった場合は、利用可能な各種制度やサービスの紹介、歯科を含むかかりつけ医療機関との連絡調整など適切な対応を行うことや、配食利用者や配食事業者からの求めに応じて相談や支援を行う体制を確保することが掲げられております。前段に申し上げたことと関連する事項でもありますので、本市の取り組み状況についてお聞かせください。 第3点として、他都市の配食事業者と事業の内容を調べてみましたところ、在宅高齢者配食サービスの委託事業者を募集し、配食と同時に安否確認を行っている自治体がございます。本市においては、休館・休止施設の利活用が大きな課題になっておりますが、これらの施設の活用を条件とした配食サービスを委託する事業者を公募してはいかがでしょうか。施設が生きることにより、地元雇用や新鮮な農水産物の地産地消にもつながり、また大災害時における給配食施設としても機能するなど、一石二鳥、三鳥の効果があると考えます。御見解をお伺いします。     〔健康福祉部長 天満秀樹君登壇〕 ◎健康福祉部長(天満秀樹君) 高齢者施策について幾つか再問をいただいております。 まず、口腔機能向上のための具体的な取り組みについてですが、本市では平成30年度から口腔機能の改善事業として、歯科衛生士の戸別訪問を実施しているほか、今年度には市内のいきいきサロンの参加者が一堂に会するいきいき百歳大交流大会において、口腔機能の向上を図るための体操を行うなど、取り組みを進めているところです。 また、徳島県後期高齢者医療広域連合では、県内の被保険者を対象に、口腔機能の低下や疾病予防を目的として歯科健診を実施しており、歯科通院が困難な方に対しては、在宅で歯科健診や歯科保健指導を行い、口腔機能の維持、回復を促し、低栄養や誤嚥性肺炎を予防することを目的に訪問歯科健診を実施するなど、取り組みは進んでおります。 近年、口腔機能の軽微な低下や、食の偏りなどを含む身体の衰えの一つであるオーラルフレイルという考え方が注目されており、日本歯科医師会においても歯科医師を対象とした研修や啓発などの取り組みが進められております。また、国においても昨年10月に、高齢者の特性を踏まえた保健事業のガイドライン第2版において、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施のあり方や手順が示されたところであり、歯科受診時のスクリーニング項目については、今後の国や歯科医師会の動向を注視してまいりたいと考えております。 次に、本市の歯周病検診につきましては、健康増進法の規定による国の健康増進事業実施要領に基づき、対象者や費用免除の範囲等、国の示す基準の範囲内で実施しており、今後の高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に関する国の動向を踏まえて適切に対応してまいりたいと考えております。 次に、配食事業者の体制についての御質問ですが、国が示すガイドラインでは、事業規模が一定以上の事業者に対して栄養管理を特に適切に行う必要性から、献立作成を管理栄養士または栄養士が担当することや、事業規模にかかわらず配食注文時のアセスメントやフォローアップについても管理栄養士または栄養士が担当することが推奨されていることは承知いたしております。しかしながら、本市で提供されている民間の配食サービスは、全国で展開する企業や地元の事業者などその形態や事業規模はさまざまであり、その対応体制にも差が生じているのが実情であります。 次に、配食事業者に対する市の指導、相談体制についての御質問ですが、国が示すガイドラインでは、都道府県はガイドラインに沿った適切な栄養管理の実施について、必要に応じて専門的な技術支援を行う体制整備に努めることとされております。本市においては、支援を必要とする高齢者が適切な支援やサービスを受けることができるよう高齢者総合相談窓口を設置し対応しているところであり、必要に応じて県を初めとする関係機関と連携してまいります。 次に、配達時に利用者の異常を確認した場合の市への通報等の連絡体制についてですが、本市では緊急時対応の仕組みづくりとして、徳島新聞鳴門地区販売店会や水道検針事業者である第一環境株式会社との間にそれぞれ高齢者に関する見守り協定を締結しているほか、ひとり暮らし高齢者への緊急通報装置の貸与など、日常生活の異変や早期発見、早期対応につながる体制づくりに取り組んでおります。 高齢者に関する見守り協定については、平成28年5月に生活協同組合とくしま生協とも締結しており、配食を初めとする日ごろの業務において何らかの異変に気づいた場合には、市または地域包括支援センターに情報を提供し、関係機関が連携して対応することとしております。また、配食事業者の中には独自のサービスとして、異変に気づいた場合に登録された緊急連絡先に連絡するなどの対応をしている場合もあると伺っております。 今後においても、さらなる見守りネットワーク体制の構築に向け、配食事業者を初めさまざまな生活関連サービス事業者等との連携を図ってまいりたいと考えております。 次に、自立支援ケア会議への配食事業者の参画についてですが、平成27年11月から開催している自立支援ケア会議は、介護サービス利用者の方ができる限り在宅で自立した日常生活を継続できるよう支援することを目指し、歯科医師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師、介護支援専門員といった専門職の方々にアドバイザーとして参画していただき、個別の事例について検討しているものです。それぞれの専門的な立場から事例を把握し、課題解決に向けたアドバイスをいただいており、管理栄養士からは日常生活を営む上で基本となる食事について適切な栄養摂取といった観点から助言をいただいているところであり、配食事業者の支援が必要な場合など会議に出席していない方の対応が必要な場合は、介護支援専門員や地域包括支援センターを通じた対応を行い情報共有を図ることで、適切な支援、サービスにつながるよう取り組んでおります。 次に、休止施設を活用した配食事業の実施についての御質問ですが、民間サービスにより一定の提供体制が整っている現状においては、休止施設等を利用した配食サービスを市の委託により実施することは、将来的な施設の維持管理も含めた財政負担の課題や、民業の圧迫にもつながる可能性もあることから、優先順位は低いものと考えております。 本市といたしましては、引き続き高齢者の生活ニーズの把握や分析など情報収集に努め、高齢者のニーズや市を取り巻く社会環境の変化に対応した取り組みを推進することにより、高齢者の方が住みなれた地域で生き生きと暮らし続けることのできるまちづくりに努めてまいります。     〔17番 宮崎 明君登壇〕 ◆17番(宮崎明君) 議論がかみ合わず消化不良のところも少々ございますが、最後の登壇となりましたので、私なりの意見や要望を述べさせていただきます。 国保データベースの平成28年度累計における本市の平均寿命と健康寿命を調べてみましたところ、平均寿命は男性78.5歳、女性85.4歳、健康寿命は男性64.5歳、女性66歳で、平均寿命と健康寿命の差は男性14歳、女性は19.4歳となっております。健康寿命をできるだけ延ばす方策の一つとして、食物を口に入れる、かむ、飲み込むの口腔機能の点検とケアや、体の状態に適した栄養価のある食事の摂取は不可欠であります。今回は、このような観点から質問したわけでございますが、御答弁を私なりに総括しますと、高齢者の栄養と配食関係については完全とは言えないまでも対応できているということでございますが、反面、栄養改善が必要な高齢者については、現在、低栄養者の実態調査を行っているのが実情であり、配食業者の実態についても同様で、これらの基礎調査が現在のところ十分でき上がっていないため次の施策に結びつけていけないところがあるのではなかろうかと、このように感じました。 また、歯周病検診等を含む口腔関係については、国が示す基準の範囲内で実施しているが、今後とも国の動向を踏まえ適切に対応するとのことですが、平成23年に成立した歯科口腔保健の推進に関する法律の背景を調べてみますと、平成20年に新潟県で歯科保健条例が制定されたのを皮切りに、それが他の都道府県に波及して法律制定の機運が高まり、議員立法でもって成立したという経緯がございます。すなわち、全国一律の横並びでなく、法律が制定される以前から各自治体がその地域の実態に適応した施策を展開していたということでございます。また、健康保険制度がその時代その時代に応じて変革していく中で、それに比例したように介護保険法が改正され、平成27年に介護予防・日常生活支援総合事業が開始されました。この事業は、今までの全国一律の横並びから、各市町村が主体となって地域の支え合い体制づくりを推進するというもので、地域の実態に適応した市の裁量権が広く認められ、権限が強くなっております。高齢者の福祉施策を実践するには種々の課題もあろうかと存じますが、十分な実態調査をしていただき、精査の上、本市の地域性や実態にマッチした独自性のある施策の展開をお願いしたいと存じます。 また、高齢者の食生活と口腔機能の向上でございますが、豊かな食生活をするには食物を口に入れる、かむ、飲み込むの口腔機能が健全でなければなりませんし、エネルギー源であります食事は体の状態に適した栄養価のあるものをとることが大切であります。現在、堀江地区においては、歯科医と配食事業者が連携して口腔機能の向上と低栄養化の防止に取り組んでいる実例がございます。このような取り組みに行政も関与し、検証していただき、地域事業における高齢者の口腔と栄養摂取のモデルケースになるように育て、他地区にも輪を広げていただくことを要望しておきます。 次に、質問時間が少し残っておりますので、高齢者の健康について私が思わず納得した記事を御紹介します。 先日、徳島県老人クラブ連合会が発行しております月刊の徳島老友新聞の2月号が手元に届きました。紙面の中に、阿波市の女性会員が投稿された「病気から健康という目標に向かって」という記事がございましたので、御紹介させていただきます。 「老人会、最初は戸惑いましたが、友達と一緒に入会しました。神社の清掃、粗大ごみの回収、ウオーキングや春の花見、いきいきサロン等にも参加して、楽しい気持ちが日々膨らんできたときに、重度の肝臓病にかかり、寝たきりの状態が続き、私の人生も終わりかと諦めていましたが、家族、親戚、老人会の方々や近所の方に励まされました。温かい言葉が身にしみて、毎日のように、大丈夫か、無理しないように、食事は気をつけているで、などのいろいろな言葉に少しずつ頑張ってみようと思う気持ちが芽生えてきました。食事療法を特に気をつけ、徐々に数値が下がり始めました。食事で頑張ったおかげで、元気になりつつ約1年が過ぎようとしています。食事で健康を支えていることを再認識させられた思いです。私と同じつらい気持ちを抱えている多くの人に、元気を与えることができればと思っています。これからも健康第一に気をつけ、老人会会員さんともども、いろいろな行事にできるだけ参加して、一日一日の人生を十分に楽しもうと思っています。」 このような内容でございましたが、この記事の中には高齢者の食事の大切さや社会参加、助け合い、適度な運動など、老後を健康で豊かに過ごすことのエッセンスが集約されているように感じました。戦前戦後の、国を、地域を、そして家庭を懸命に支えてこられた高齢者のこのような生の声を福祉行政に生かし、また高齢者の皆さんも実践していただいて健康長寿につなげていただくことをお願いして、私の質問を終わります。本定例会一般質問最後の登壇となりましたが、最後まで御清聴いただきありがとうございました。 ○議長(宅川靖次君) 以上をもって通告による一般質問は全て終わりました。 これをもって一般質問を終結いたします。    ────────────────────────────────── △日程第2 議案第28号 令和元年度鳴門一般会計補正予算(第4号)      議案第29号 令和元年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第30号 令和元年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      議案第31号 令和元年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第32号 令和元年度鳴門公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第33号 令和元年度鳴門給与費等管理特別会計補正予算(第1号)      議案第34号 令和元年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号) ○議長(宅川靖次君) 日程第2、議案第28号から議案第34号までの7議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) ただいま上程されました議案第28号から議案第34号までの7議案につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第28号令和元年度鳴門一般会計補正予算(第4号)でありますが、国の補正予算に伴い、学校トイレ環境改善事業及び教育機器整備事業に係る予算を計上したほか、これまで実施した事業について実績に基づき予算を減額するなど、所要の補正を行うものであります。補正額につきましては、歳入歳出それぞれ2億1,746万2,000円を増額補正し、補正後の予算総額は252億7,552万7,000円となります。 次に、繰越明許費の補正につきましては、個別施設計画策定支援事業ほか16件を年度内に完了が見込めない事業として追加するとともに、四国のゲートウェイ拠点施設整備事業の1件を変更するものであります。 次に、債務負担行為の補正につきましては、ごみ焼却施設運転維持管理業務の1件を追加するものであります。 次に、地方債の補正につきましては、公共施設等除却事業ほか12件の変更を行うものであります。 また、議案第29号令和元年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)から議案第34号令和元年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)までの各特別会計補正予算につきましては、これまでの予算執行により事業量がほぼ確定するなどいたしましたため、それぞれ歳入歳出について所要の補正を行うとともに、必要に応じて繰越明許費の設定等を行うものであります。 以上、概略を御説明申し上げましたが、詳細につきましてはお手元の予算書等を御参照願うこととし、また御審議を通じまして御説明申し上げたいと存じます。十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げます。    ────────────────────────────────── △日程第3 議案第11号 鳴門市暴力団排除条例の制定について      議案第12号 鳴門市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について      議案第13号 鳴門市特別職指定条例の一部改正について      議案第14号 鳴門市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について      議案第15号 鳴門市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について      議案第16号 鳴門市学校給食共同調理場条例の一部改正について      議案第17号 鳴門市印鑑条例の一部改正について      議案第18号 鳴門市国民健康保険条例の一部改正について      議案第19号 鳴門市住宅新築資金等地方債償還基金条例の廃止について      議案第20号 鳴門市特別会計設置条例の一部改正について      議案第21号 鳴門市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第22号 鳴門市営住宅条例の一部改正について      議案第23号 鳴門市公共下水道整備償還財源基金条例の一部改正について      議案第24号 鳴門市公営企業の設置等に関する条例及び鳴門市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第25号 市道路線の認定及び廃止について      議案第26号 和解について      議案第27号 松茂町ほか二町競艇事業組合と鳴門市との間におけるモーターボート競走施行に関する事務の受託に係る協議について      議案第28号 令和元年度鳴門一般会計補正予算(第4号)      議案第29号 令和元年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第30号 令和元年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      議案第31号 令和元年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第32号 令和元年度鳴門公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第33号 令和元年度鳴門給与費等管理特別会計補正予算(第1号)      議案第34号 令和元年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号) ○議長(宅川靖次君) 日程第3、議案第11号から議案第34号までの24議案を一括議題とします。前会の議事を継続いたします。 これより質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております各議案は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元へ配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。    ────────────────────────────────── △日程第4 請願第8号 鳴門市文化会館の耐震改修工事に関する請願書
    ○議長(宅川靖次君) 日程第4、請願書の処理を議題といたします。 本件については、会議規則第134条の規定により、お手元へ配付の請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 以上をもって本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明2月28日から3月16日までの18日間は、委員会審査及び市の休日のため休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって明2月28日から3月16日までの18日間は休会とすることに決しました。 次会は3月17日午前10時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午前11時16分 散会...