平成30年 11月定例会(第4回) 平成30年
鳴門市議会会議録 (第21号) 平成30年12月6日(会期24日中第9日目) 議 事 日 程 第 4 号 諸般の報告第1 市政に対する
一般質問第2 議案第87号 鳴門市職員諸
給与条例の一部改正について
提案理由説明第3 議案第83号 鳴門市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正について 議案第84号
工事請負変更契約の締結について(
鳴門市立図書館耐震改修工事のうち建築工事) 議案第85号 市道路線の一部廃止について 議案第86号 鳴門市と徳島県との間の
学校業務支援システムの共同化に関する事務の委託に関する協議について 議案第87号 鳴門市職員諸
給与条例の一部改正について 質疑
委員会付託 ────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第1 市政に対する
一般質問日程第2 議案第87号
提案理由説明日程第3 議案第83号から議案第87号 質疑
委員会付託 ────────────────────────────────── 出 席 議 員 (22名) 議長 秋 岡 芳 郎 君 1番 松 浦 富 子 君 2番 東 正 昇 君 3番 潮 崎 憲 司 君 4番 宅 川 靖 次 君 5番 宮 崎 明 君 6番 谷 崎 徹 君 7番 大 石 美 智 子 君 8番 山 根 巌 君 9番 高 麗 裕 之 君 10番 浜 盛 幸 君 11番 林 勝 義 君 12番 平 塚 保 二 君 13番 佐 藤 絹 子 君 14番 長 濱 賢 一 君 15番 上 田 公 司 君 16番 野 田 粋 之 君 17番 橋 本 国 勝 君 18番 圃 山 俊 作 君 19番 藤 田 茂 男 君 20番 三 津 良 裕 君 21番 東 谷 伸 治 君 ────────────────────────────────── 説 明 の た め 出 席 し た 者 市長 泉 理 彦 君 副市長 谷 重 幸 君 企業局長 山 内 秀 治 君 政策監 三 木 義 文 君 事業推進監(
地方創生担当)兼
企画総務部長 市民環境部長 廣 瀬 高 君 来 島 努 君
健康福祉部長 天 満 秀 樹 君
経済建設部長 氏 橋 通 泰 君 消防長 満 壽 良 史 君
企業局次長 三 居 康 伸 君
企画総務部理事兼
危機管理局長 市民環境部環境局長兼
クリーンセンター管理課長 林 克 美 君 三 栖 信 征 君
健康福祉部福祉事務所長兼
社会福祉課長 経済建設部経済局長兼
観光振興課長 米 澤 栄 作 君 西 上 昭 二 君
企画総務部 総務課長 工 公 男 君 財政課長 笠 井 明 子 君 教育長 安 田 修 君
教育次長 大 林 清 君
監査委員事務局長竹 田 仁 伸 君
選挙管理委員会事務局長 島 章 二 君
農業委員会事務局長 佐 竹 孝 文 君 ────────────────────────────────── 議 会 事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 荒 川 雅 範 次長 杢 保 マユミ 主査 板 東 政 則 書記 山 下 靖 弘 書記 八 幡 拓 磨 ────────────────────────────────── 午前10時 開議
○議長(
秋岡芳郎君) これより本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 市長からお手元へ配付のとおり、追加議案の提出通知がありました。 諸般の報告は以上のとおりであります。 これより本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元へ配付の
議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第1 市政に対する
一般質問
○議長(
秋岡芳郎君) 日程第1、市政に対する
一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 まず、1、助け合い、支え合いの
地域づくりについて2、
土木行政について3、
教育行政について 20番
三津良裕君 〔20番
三津良裕君登壇〕
◆20番(
三津良裕君) 議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問します。 1つ、助け合い、支え合いの
地域づくりについて、町内会、自治会の充実・活性化について、2つに
土木行政について、
空き家対策、街灯の
LED化について、3つに
教育行政について、いじめ・不
登校対策について、通学路の
安全対策について質問します。 今回の質問に共通するキーワードは、市民の日常生活の中の安心と安全であります。鳴門市の憲法とも言うべき鳴門市
総合計画、そこには4つの項目が上げられております。うきうき活力と魅力あふれる
まちづくり、ずっと笑顔で生きがい感じる
まちづくり、しっかり安心・快適住み良い
まちづくり、おおきく躍動みんなで創る
まちづくり、これが鳴門市の進むべき捉えるべき
まちづくりとして
総合計画の中に位置づけられております。それに沿って質問してまいります。 私たちは毎日、ここ鳴門市で生活しています。私はどんなめぐり合わせなのか、鳴門市撫養町に自宅を構えて生活しています。御先祖から代々にわたってここ鳴門市に住んでいる方、また転勤や結婚で鳴門市に住んでいる方、定年後に鳴門市に住みたいと思い市外、県外から移り住んでいる方、
皆さん鳴門市民として毎日毎日ここで生活しています。毎日の生活において、特別なことはありません。一番大切なことは、安心で安全な地域の中で御近所の皆さんとともに安心で安全な毎日を送ることであります。そのためには御近所同士、町内において、そして地域の中で助け合い支え合っていかなければなりません。その身近な集まりが町内会、自治会であります。ですから、町内会、自治会といえば例えば燃えるごみ、燃えないごみの
収集方法として各家の前に個別に出しておくのか、御近所で1カ所を特定の場所を決めて、そこに持ち寄るのかなど町内会、自治会で相談し合って
クリーンセンターとの話し合いをもって美しい町となるようなごみの
収集方法を決めていくこと、また夜道を安心して歩けるように防犯灯の設置場所について話し合ったり、防災について活動したり、公園や道路の草抜きや花を植えたりする美化運動など御近所を住みよいところにしていくなど、さまざまな活動を行います。すなわち毎日の生活のきずな、基本となるのがこの御近所、町内会、自治会であります。しかしながら、最近は加入率といいますか、参加率といいますか、町内会、自治会の活動、その構成員の方々が低迷しています。加入されない世帯や、また地域によっては町内会、自治会が組織化されていないところもあります。最近
ひとり暮らしの方、
高齢者世帯の方、介護が必要な方や障害をお持ちの方々に関心を持ったり心配したりするなど、御近所としてお互いさまとか支え合い助け合いの気持ちを持つこと、それが希薄になりつつあります。そのような地域では町内会、自治会が管理する地域の集会所の
維持管理などはどのような状況なのでしょうか。心配になります。助け合い支え合いの
地域づくりとして町内会、自治会の充実・活性化に鳴門市としてどのように取り組んでいるのか、取り組んでいくのか、質問します。 以上、御答弁により再問します。 次に、
土木行政、
空き家対策について質問いたします。 全国的にも今70歳前後のいわゆる団塊の世代は、家を所有している人が多い世代であります。その方々の高齢化がこれからもっと進みますと、さまざまな事情で家を放置せざるを得ない状況となり、空き家がふえていくケースが想定されます。その後にその空き家がそのままの状態で老朽化して台風などの災害時には瓦が飛び散るなどの危険な空き家となれば、地域の安心・
安全環境に対して悪い影響を及ぼしかねません。今から何らかの対応、対策が必要であります。鳴門市にも、このような高齢者の世帯が多くあるのではないでしょうか。その将来的な実態を把握しているのでしょうか。質問いたします。御答弁により再問します。 次に、
土木行政の中の街灯の
LED化について質問します。 平成28年の第1回定例会で、街灯の
LED化について次のような質問を行いました。撫養から小鳴門橋を渡り
土佐泊方面に行きますとトンネルがあります。そのトンネルの中、出入り口には早くに
LED灯が設置され、とても明るくなっています。県道であり県の事業として進めているそうであります。国道、県道だから早く設置できて市道はいつも後回し、暗い道のままであります。市内の街路灯、防犯灯の
LED化を進めるように、このように質問いたしました。そして、そのときの意見要望として、街路灯の設置間隔の基準が100メートル以上であり、その間が暗くて通行上危険と思われる場合は
地元自治会による防犯灯の設置を認めているとのことですが、この設置基準は撤廃すべきであると申し上げました。そして、地域の地形や道路の様子から安全性をまず一番に考慮して、100メートル以内でも防犯灯でなくLEDの街路灯を設置する方向に早急に検討していただくよう要望いたしました。 ここで質問です。 鳴門市内の街灯を全て
LED化する事業について、どのように取り組んでいくのでしょうか。また、
LED化に伴う地元の町内会の
費用負担について質問いたします。御答弁により再問します。 それでは、3つ目の
教育行政について、1つ、いじめ、不
登校対策について。 先日、とてもショッキングな件数が
文部科学省から発表されました。昨年度2017年度全国の
国公私立小・中・高、
特別支援学校において認知されたいじめの件数、何と41万4,378件であります。そして、学校から報告された子供の自殺は250人、そのうちいじめの問題があったとされたのは10人であります。 そこで、鳴門市の小学校、中学校におけるいじめについての現状、実態の把握と対応について、そしていじめの防止に向けた
取り組みについて質問いたします。 続いて、鳴門市の小学校、中学校における不登校について、現状と対応について質問いたします。御答弁により再問いたします。
○議長(
秋岡芳郎君) 小休します。 午前10時11分 休憩 午前10時11分 開議
○議長(
秋岡芳郎君) 再開します。 〔20番
三津良裕君登壇〕
◆20番(
三津良裕君) 済みません。原稿が重なっておりまして、申しわけございません。ありがとうございます。 それでは3つ目、
教育行政について、通学路の
安全対策について質問いたします。 通学路の
安全対策についてでありますが、まず
交通安全対策について質問します。 通学路の中で
危険箇所の
交通安全点検について、どのようにしているのか質問いたします。 次に、通学路の防災についてですが、
大阪北部地震で小学校の
ブロック塀が倒壊して下敷きになった小学校4年生の女の子が死亡した事故を受けて、通学路の防災について特に
危険箇所の点検、注意についてどのように取り組んでいるのか質問いたします。 次に、通学路の防犯についてでありますが、子供に危害を及ぼすおそれのある不審者などから登下校の
子供たちの安全を守るために、どのような防犯体制をとっているのでしょうか。質問いたします。 以上、御答弁により再問いたします。 〔
市民環境部長 廣瀬 高君登壇〕
◎
市民環境部長(廣瀬高君) 町内会、
コミュニティーの充実、活性化についての御質問ですが、町内会、自治会については住民同士の自由な意思によって結成されている任意の団体であり、居住地の地縁に基づいて成立し原則として全世帯で構成され加入、脱退は自由となっています。地域によって違いはありますが、年間を通じて
防犯パトロールや児童の登下校時の見守り、資源ごみの
リサイクル活動、防災訓練、集会所の
維持管理、また地域の祭りや運動会、敬老会など互助や親睦のためのさまざまな活動を行っています。このように町内会、自治会は地域での生活がお互いさまの関係の上に成り立っており、
共益的機能と親睦機能を有した地域を代表する性格を持つ任意団体と認識しているところです。 本市では、市内14地区の
地区自治振興会を地域の
コミュニティー組織の代表として協働のパートナーと位置づけており、
地区自治振興会は直接的には町内会、自治会の連合組織というわけではありませんが、町内会などは本組織における中核的な基本組織であることには違いありません。こうした町内会などへの
加入促進を図るために、他市町村からの転入者には
市民課窓口で町内会への
加入促進リーフレットを配布したり、
加入取次依頼書を備えつけるなど、町内会への
加入促進に努めるとともに、平成28年度には鳴門市
自治振興連合会と
公益社団法人徳島県
宅地建物取引業協会と本市の3者の間で鳴門市における町内会・自治会の
加入促進に関する協定書を締結したところです。そのほか地域の祭りなどの伝統芸能の継承や
コミュニティー関係の備品整備などが
コミュニティーの維持発展に資することから、市の広報等を通じて地域の
コミュニティー団体へ助成金の活用なども呼びかけているところです。 また、去る10月31日には愛媛県東温市の区長会の皆様が視察のため来鳴され、鳴門市
自治振興連合会と
合同研修会が行われました。その中では、町内会未加入率の高いアパートやマンションの住人の方への
町内会加入をどのように進めているのか、また若い世代にどうやって町内会の大切さを知らせていくかなどが議題として話し合われ、改めて町内会、自治会が抱える課題や存続の重要性などを再考する機会となったところです。今後におきましても、
地区自治振興会を中心に町内会、自治会を初めNPO、老人会、婦人会、PTAなど地域内の各種団体間の連携や協働が一層進み、
地域コミュニティーの充実発展につながるよう努めてまいりたいと考えております。 〔
経済建設部長 氏橋通泰君登壇〕
◎
経済建設部長(氏橋通泰君) 空き家となる可能性が高い住宅の把握についてですが、将来的に空き家になる可能性が高いと思われる住宅についての
調査データはありませんが、平成25年の住宅・
土地統計調査において本市における
一戸建て世帯のうち、65歳以上の方だけで構成されている世帯数が推測されております。住宅・
土地統計調査は国の
統計調査として5年に1回実施されており、全戸調査でなく一定数の調査から全体を推測するものです。これによりますと、調査時点において本市全体の
一戸建ての世帯数は1万7,830戸、そのうち65歳以上の方だけで世帯が構成されている
一戸建ての数は9,940戸で、その割合は約55%です。平成20年の同調査では、その割合は約44%となっており、
一戸建てに住む多くの世帯で高齢化が進んでいると考えられます。将来的にこうした高齢化が進む世帯については、空き家になる可能性が高いと考えており、
空き家対策としてこうした現状も踏まえた上で取り組んでいく必要があると考えております。 次に、街路灯の
LED化についてですが、現在市内には夜間における道路状況、交通状況の把握を目的とした
道路照明灯が約2,000基、住宅街の暗い場所に犯罪防止を目的とした防犯灯が約3,000基設置されております。これらの街路灯はそのほとんどが水銀灯や蛍光灯であり、年間約3,500万円の電気料金が必要となっております。市内の街路灯を全て
LED化すると相当の初期投資は必要となりますが、電気料金が大幅に削減されることで長期的に見ると街路灯の
維持管理に要する費用を抑えることが可能になります。こうしたことから、
CO2排出量の削減などSDGs、持続可能な開発目標への
取り組みの一つとして来年度より5カ年計画で市内の街路灯を全て
LED化する事業に取り組んでまいりたいと考えております。この計画では市の費用で
LED電灯に取りかえますので地元の
費用負担はありませんが、設置後の
維持管理費については従来のとおり
地元町内会に負担をお願いしてまいります。 なお、
LED電灯は蛍光灯に比べ交換に係る費用は高価になりますが、光源寿命が蛍光灯の6倍以上とされていることから地元負担の増加はほとんどないものと考えております。 〔
教育次長 大林 清君登壇〕
◎
教育次長(大林清君) いじめと不登校について幾つか御質問をいただいております。 まず、いじめについての現状と対応ですが、全国各地でいじめに起因する問題が顕在化したことから平成25年の
いじめ防止対策推進法制定とともに
文部科学省よりいじめに関する各種通知が出され、さまざまな
取り組みが講じられてきたところです。しかしながら、依然としていじめを苦にした自殺を初め、重大な結果をもたらす事案が後を絶たず、平成29年3月に国のいじめの防止等のための基本的な方針が改定されました。本市では、これに基づき平成30年2月に鳴門市
いじめ防止基本方針を改定し、
小・中学校を初め
関係機関に周知し、いじめの防止に向けた
取り組みを推進しているところです。本市の平成29年度のいじめの
実態調査では、小学校469件、中学校42件のいじめが認知され、認知件数は年々増加の傾向にあります。
いじめ認知件数の増加については、国の方針において従来けんかやふざけ合いと捉えていたことも、より幅広く被害者が心身に苦痛を感じる行為についてはいじめと捉えるとしたことや、教員の
いじめ認知に対する意識が高まったことが要因であると考えております。いじめについては各学校においてアンテナを高くして認知を進め、早期に適切な対応を学校全体で行うことにより重大事案となる前に解決を図ることが重要であると認識しております。従来はややもすれば学級担任が問題を抱え込み解決がおくれがちであった案件も見られたところですが、こうした
取り組みにより
教育委員会との連携のもと校長を中心として学校全体で対応がなされ、その結果早期に解決したとの報告がなされるなど、徐々にその成果があらわれております。 次に、いじめの防止に向けた
取り組みについてですが、本市では鳴門市
いじめ防止基本方針に基づき
校内いじめ対策組織を中心に組織的、実効的に対応できる
体制づくりに努めております。学校においては、ふだんから子供や保護者との良好な関係性を築き、いじめにつながりそうな段階から子供の話に耳を傾け丁寧な聞き取りに努めることで深刻な事態が生じる前に解決することができるよう取り組んでおります。また、学校と
教育委員会が連携し昨年度から夏と冬の
長期休業日の前に
いじめアンケート調査を実施することで、定期的な児童・生徒の実態把握と早期対応に努めております。さらに、昨今では
スマートフォン等によるトラブルが増加していることから、平成29年度から
関係機関と協力し
スマートフォン等の使い方の約束を記載した
クリアファイルを作成し小・中学生と保護者に配布をし御家庭での指導についてもお願いをしているところです。また、
いじめ解消には社会全体で取り組んでいく必要があることから、
スクールソーシャルワーカーや
スクールカウンセラー、警察や
鳴門教育大学と連携して児童・生徒の実態に応じた相談体制と
支援体制の充実を図っております。 次に、不登校についての現状と対応ですが、
文部科学省では不登校とは心理的、情緒的、
身体的要因あるいは
社会的要因・背景により年間30日以上欠席した児童・生徒のうち病気や
経済的理由によるものを除いたものと定義されております。また、不登校は個々の児童・生徒の多様な要因、背景により結果として不
登校状態になっているものであり、不登校自体を問題行動と捉えるのではなく学校、家庭、地域が不
登校児童・生徒に寄り添い
共感的理解の姿勢で支援していくことが求められております。本市の不登校の現状としましては、本年7月の調査で小学生4名、中学生28名となっております。各学校では不登校の児童・生徒のために組織的な支援を行うよう管理職や関係教員、
スクールカウンセラー等で組織する
校内委員会を設置し情報の共有を行い個々の児童・生徒に寄り添った
取り組みを行っております。 一方、
教育委員会におきましては年3回不登校の
実態調査を実施し、該当する学校には
適応指導教室の担当者や
スクールソーシャルワーカーが訪問し不登校の状態にある児童・生徒や保護者の教育相談やサポートを実施しております。また、幼稚園、
小・中学校の代表者、
教育委員会職員等から成る不
登校児童・生徒への支援のあり方に関する
連絡協議会において
鳴門教育大学の協力を得て研修会を開催し、教職員の資質向上に努めております。さらに、今年度より各
関係機関の相談、
支援体制を児童・生徒や保護者、関係者に周知するため子供と保護者の
相談マップを作成し市内全ての
小・中学校の児童・生徒に配布したところです。また、本市が
適応指導教室として設置している
うず潮教室におきましては、個々の状態に応じた学習や体験活動を行い
社会的自立や
学校復帰に向けた支援を行っております。こうした
取り組みにより
学校復帰が可能となったり、
うず潮教室に通うことができるようになった事例を初め、不
登校状態の児童・生徒であっても学校との緊密な連携により必要な支援が継続できる事例もふえてきております。
教育委員会といたしましては、今後もいじめの解消や不登校への対応を重要な課題として捉え教員の研修等を通じ児童・生徒への適切な支援を行うとともに、
子供たちが喜んで通うことのできる魅力ある学校となるよう一層努力してまいりたいと考えております。 次に、通学路の
安全対策について幾つか御質問をいただいております。 まず、通学路の交通安全についてですが、本市では平成27年度に
道路管理者や警察、有識者や
学校関係者から成る鳴門市
通学路安全対策推進協議会を設置し、この協議会において策定した鳴門市
交通安全プログラムに基づき毎年
中学校区ごとに通学路の
安全点検を実施しております。平成30年度の点検結果で申しますと、対策が必要とされた69件のうち、62件については既に
カーブミラーの修繕や立哨指導や
パトロールの強化などの対応策がとられ、7件については今後対応を予定しているところであり、各
関係機関が連携して案件ごとの
安全対策に取り組んでおります。 次に、通学路の防災についてですが、本年6月に発生した大阪府北部の地震において通学途中の児童が
ブロック塀倒壊の犠牲となる大変痛ましい事案が発生したことを受けて、学校施設における
ブロック塀の
安全対策とともに市内各
小・中学校で児童・生徒の通学路の
緊急安全点検を実施いたしました。この点検では通学路の
ブロック塀を初め石垣などの構造物を含めた
危険箇所の把握により、危険と考えられる通学路については通学路の変更を促すことや通行時の注意について指導を徹底するなど児童・生徒の命を守るための指導の充実を図っております。また、保護者の皆様にも通学路を御
確認いただき危険箇所の把握や危険回避について子供とともに考えていただくなど、学校と保護者が通学路についての情報を共有し必要な対応がとれるよう取り組んでいただいております。 次に、通学路の防犯についてですが、本年5月に新潟市において下校中の児童が殺害される事件が発生したことを受けて、
文部科学省において登下校防犯プランが取りまとめられ通学路の防犯点検等が要請されました。このことから、本市におきましては児童の登下校時の安全を確保するため防犯面での注意を要する箇所を各小学校から抽出した上で、学校、警察、市の関係部局による合同点検を実施し危険と考えられる場所の確認を行いました。これらの情報をもとにして作成した安全マップを学校、警察、市内補導員等に配布することで
関係機関等が情報を共有し見守りの強化を図るとともに、
子供たちがみずからの安全を確保するための防犯、安全教育の充実に活用しております。市
教育委員会といたしましては、引き続き通学路の定期的な
安全点検を行うとともに、家庭や地域の方々、
関係機関と緊密な連携を図りながら
子供たちが安全で安心して通学できる環境の確保に取り組んでまいりたいと考えております。 〔20番
三津良裕君登壇〕
◆20番(
三津良裕君) 御答弁をいただきましたので、
土木行政の
空き家対策について再問させていただき、あと意見要望で締めさせていただきます。
空き家対策についてでありますが、今御答弁では住宅・
土地統計調査によると鳴門市では
一戸建ての世帯数は1万7,830、そのうち65歳以上の方だけの
一戸建て世帯は9,940、全体の約55%、最近の調査では約44%になっているそうでありますが、これらのうち将来的に空き家となる可能性が高い家屋も存在するであろうと考えているとのことであります。これらの家屋が将来に空き家となり、その後そのまま放置されますと防犯上、防災上危険な状態となってから初めてその対応策、解決策を関係者、例えば相続人だとか御親戚の方が、また地域の方が鳴門市に相談してくる、そういうような状態になってから対策を考えるのではなく、解決策を考えるのではなく、現在の所有者の方が今のうちに鳴門市に相談できるような、つまり空き家の発生を抑制するような施策が必要であると思われますが、そのような対策を考えているのでしょうか。再問いたします。御答弁により再問いたします。 〔
経済建設部長 氏橋通泰君登壇〕
◎
経済建設部長(氏橋通泰君) 空き家になる前の対策についてですが、本年3月に策定した本市の空家等対策計画においては、
空き家対策の方向性として除却や利活用だけでなく空き家となってしまうことを抑制するための施策を検討していくこととしています。具体的な
取り組みの一つとして、住宅の定期的なメンテナンスや耐震化によって物件の価値を高めたり安全性を維持することで、空き家になってもスムーズに利活用に移行できたり中古住宅として販売できる可能性が高くなるため、市の耐震改修補助やリフォーム補助などの制度活用を促進しているところです。 もう一つは、所有者が健在な間に建物の処分方法や管理方法について相談や準備をしていただけるよう周知啓発を行っているところです。住宅の将来を考えて行動することによって、次の管理者の負担は大きく軽減されるため、結果的に空き家の発生を抑制することにつながっていくと考えております。市としては、今後自治振興会などの地域と情報共有を図っていく中で空き家になる前の行動や考え方の重要性について、さらなる周知に努めるとともに、関連する相談業務等についても積極的に取り組んでまいります。 〔20番
三津良裕君登壇〕
◆20番(
三津良裕君) 御答弁いただきました。意見・要望を付して質問を終わりたいと思います。 助け合い、支え合いの
地域づくりとして町内会、自治会の充実・活性化にどのように取り組んでいるのか質問いたしました。御答弁は町内会、自治会は住民同士の自由意思によって結成される任意団体であり、原則は全世帯で構成されますが、加入・脱退は自由であるということであります。このような地域の任意団体について、その活動が活性化するように鳴門市としてどのように
取り組みをしていくのかお聞きしても、鳴門市からは十分な回答は望めませんが、ただ鳴門市としては集会所の
維持管理を町内会に任せています、また町内会、自治会の単位で街灯の取りかえ費用を出していますので鳴門市と全く無関係であるとは言えません。地域で町内会、自治会が結成されていなかったり結成されていても加入していない世帯の方は集会所の
維持管理や街灯の取りかえ費用に関して参画していないということになります。町内会、自治会活動こそが地域の活性化や地域住民のきずな、連携に必要な活動であることを考慮すれば、行政施策や事業と町内会、自治会活動との関連をもっともっと深めていかなければならないと思います。この点、今後重要な課題であると思います。 次に、
空き家対策についてでありますが、鳴門市のどの世帯でも将来において空き家になる可能性があります。ですから、所有者が元気なうちに元気な間に御自分の住居、建物の処分方法や管理方法について事前の相談や準備ができていれば次の管理者、例えば子供さんや周りの方々の負担は大きく軽減され、物件の建物の利用活用や売却の解体処分が行いやすくなります。御答弁として事前の相談や準備をすることが空き家の発生を抑制することにつながると考えられますとのことで、今後自治振興会など地域との情報共有を図りながら空き家になる前の相談等を積極的に受け付けていきながら、これから予想される多くの空き家発生の抑制に取り組んでまいりますということでありました。この事業は、これからの鳴門市の
まちづくり施策の最重要事業として位置づけて推進していただきたいと要望しておきます。 次に、街灯の
LED化についてであります。 昨年平成29年5月に鳴門市施行70周年として、さまざまなイベントが開催されました。最近は、春夏秋冬四季折々に応じてあらゆる種類のイベントを開催する鳴門市であります。自治体が行政がここまでこのようなイベントまで行うのかと多くの市民から言われている中で、日常生活を送る町内や地域の様子はどうでしょうか。市内全域にわたり、元気で明るい安心・安全な地域なのでしょうか。さまざまな事件や事故が起こっていませんか。市道は大きな通りから1本中に入りますと、何年も何十年も舗装修理のない道が多数あります。その横の側溝のふたは古くなり、がたがたと音がしたり、すき間ができたら木切れを挟んだ修理で済ませています。ちょっとした雨で水があふれる市道が何カ所もあります。街灯の
LED化と言いながらも、既存の街灯をつけかえるだけの事業であり、町内でどこがどのように暗いのか、どこに新規に設置する街灯が必要なのか、積極的な調査をするわけでもなく、今までどおりに町内会からの要望があれば申請書を出してください、検討します、であれば従来と変わらないことであります。単なる既存の街灯の
LED化に当たって、資料を作成する事業に660万円の予算がついています。この資料作成を町内会、自治会に依頼したら費用はゼロで済みます。なおかつ自分の地域の夜間の安全性や街灯への関心ができてきて、これこそ市民参画の
まちづくりと言えるのではないでしょうか。十分御検討いただきたいと思います。 最後に、
教育行政のいじめ、不
登校対策についてでありますが、鳴門市のいじめの現状として対応として平成29年度いじめの
実態調査では小学校469件、中学校42件のいじめが認知され、認知件数は年々増加の傾向にある。各学校において解決を図ることが重要ということで重要案件として
教育委員会と連携のもと校長を中心に学校全体で対応しているとのことであります。いじめられていると感じている子供は、この今の瞬間でも心が病んでいます。その状況にあります。いじめられているときだけでありません。いつもそれが心に残って、それが1日占めております。心の中を占めております。全国的にそのいじめから自殺に発展するという事例を先ほど紹介しましたが、どうかそのようないじめがないように願うものであります。 また、御答弁で昨今
スマートフォン等によるトラブルが増加していることから、平成29年度から
関係機関と協力し、
スマートフォン等の使い方の約束を記載した
クリアファイル等作成し小・中学生と保護者に配布した、御家庭での指導についてお願いしているとの御答弁でありました。このスマートフォン、我々の目に見えないところでかなりの情報が子供の間を行き交い、その言葉の中に新聞等でも報道されておりますように死ねとか、おまえを無視するとか、かなり厳しい言葉が行き交っておるというのが現状であります。目に見えないところのこの
スマートフォン等によるトラブル、いじめ、我々昭和人間にはなかなか理解できないところはあります。と申しますのは、私の世代は子供同士で妙見山で遊んだり岡崎海岸で遊んだりして、その中の餓鬼大将が仕切って子供の中でいろんなトラブルを解決してきました。今の
子供たちは、人数の少ない中で大人から二、三人の子供に指導監督するような遊びとか学習が行われております。我々の視点をちょっと変えなければならない、考えなければならない時代の流れになっております。その一番の先端を行っているのが、この
スマートフォン等によるトラブルであります。十分に調査し、また対応していただきたいと思います。 次に、不登校についての現状、鳴門市の不登校、本年7月の調査では小学校4名、中学校28名、この
子供たちがなぜ学校に行けないのか、私も不登校の経験がありますから、私自身の気持ちとしてはよくわかります。学校の先生方の
取り組みこそが大切でありますが、地域の方々の温かい目線も大切であります。子供の登下校、また家の中に子供がいる場合でもその子供に地域の方々が温かい言葉を投げかける、保護者が悩んでいたら地域の方々の経験豊かなお気持ちでその方々に地域の教育力、御近所の力を発揮して子供と保護者を包んであげるというように言葉では言えますが、それがなかなか実践しにくい地域社会となっております。どうか各地区の老人クラブ、婦人会などいろんな地域団体の方々が
子供たちの登下校のときや運動会、文化祭などに参加して常に温かい連携を図っていっていただきたい。日ごろからの温かい心の交流こそがいじめ、不登校を直す現在の方向であるんでないかと思われます。学校、地域、家庭の温かい力が連携してこそいじめ、不登校は防げることと思います。学校での先生方のいわゆる学習指導力並びにやはり
子供たちを見る目を養っていただくとともに、御近所、地域の方々による一層の温かい見守りが必要であると思います。鳴門市からいじめ、不登校をゼロにしていこうではありませんか。 通学路の
交通安全対策、また防犯対策等々について御答弁いただきました。子供の日常の中をどういうふうに命を守るのか、心の命を守るのか、そのことについてみんなが全神経を使って対応しております。どうかいじめ、不登校で悩んでいる方、
子供たち、安心して学校に通っていただきたい、そのように願って全質問を終わります。
○議長(
秋岡芳郎君) 次に、1、観光行政について2、モーターボート競走事業について 13番 佐藤絹子君 〔13番 佐藤絹子君登壇〕
◆13番(佐藤絹子君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問を行いたいと思います。 まず、駅前足湯ふろいで~についてお尋ねいたします。 市長さんの所信表明の中で、このふろいで~に12月20日から24日の間、時間を5時間延長して特に中でもゆず湯を23日にするということであって、先ほど三津議員さんの中にも世代の話が出ておりましたが、私などの世代でありますと12月が来ていよいよ日が暮れるのが早くなったときに、ことしの冬至はいつかいなと毎年思うことでありますが、市長さんが23日にすると言っておられたので、ことしは23日であるのかと暦を見てみたところ、22日が冬至であります。しかしながら、市長さんにおかれましてはこの23日になったのは市民会館前でクリスマス関係とかのいろいろなイベントがあるのに、それに合わせてそのイベントに参加した方が帰りしなに足湯につかる、またイベントに向かう方が足湯を利用して楽しんで帰るというおもてなしの心でそういうふうに捉えられたと思います。そのように理解しております。私もまだ利用させていただいたことがありませんが、22日は大概の家がユズ入れたりダイダイ入れたり、またミカンの皮を干して入れたりしておりますので、風呂を足湯のときにあっ、きのううちもユズしたんでよ、何をしたんでよと言うて話がわくかもわかりませんが、若い方たちは、えっ、これは何でするんかなと思うこともあると思いますが、今この壇上でもユズが丸たで入れてあるのか、また半分に切って入れてあるのか、いっぱいに浮かんでおるんかとわくわくしながら想像しているところでありますが、その足湯についての利用状況についてわかる範囲内で教えていただきたいと思います。 続きまして、鳴門駅のトイレの新設の件でありますが、鳴門駅は陸橋をのけて通路の整備、また自転車置き場、またバスの待合所、それに足湯、9月からは観光案内所も開設されて、この観光案内所に訪れてくる外国人はこの観光案内所に観光案内を受けに来た方が1,100人おって、その中の23%の方が外国人であったということで、なおかつ大きく言いますと鳴門市を訪れていただく外国人旅行者は28年度のペースよりも24.6%多い6万5,000人であるということであります。これが私には多いのか少ないのかわかりませんが、そういうことで会派代表質問の中で、この方たちがトイレ事情に便利と言うたらいかんですが、満足することであるならば誰にでも優しいトイレであります。鳴門市民も鳴門駅前が整備されてよかったと喜んでもらえるところでありますが、これ私が勝手に言っていることではありません。鳴門駅前を整備するすると言っても、整備されたんだけれども、現状を見てみますと鳴門市の管理するトイレもなしということであります。もっと言うならば、何で足湯なのか、また何であの石のモニュメントが入り口にあるのかという不思議がっている方もいれば、悪口を言われてるような心苦しい面もありますが、さまざまな考えの上があったのかなかったのかわかりませんが、とにもかくにもトイレの必然性を多くの方が望んでおります。その中にも、この前皆さんもお参りに行かれた方があるかと思いますが、11月23日に潮明寺で大法会というお参りの機会がありました。そのうち去年もその中学のときの恩師の方にお会いしたんですが、ことしもばったり会って、あら、佐藤さんこんにちは、あっ、先生こんにちはってやり過ごしたんですが、わざわざ先生が引き返してきて佐藤さん、こんなところで言うんもなんじゃけど、あのトイレ、地元民はもとより外国の人もようけ困っとうでよと、きれいに掃除はされておるんじゃけれども、洋式が1つしかなし、和式1つで、それと全体的に数が足らない、鳴門市は今後どないするんでということを受けまして、私もこれは議会があるんで言われたことなのでせないかんなと通告したんですが、幸いにして会派代表の中で質問がありまして、そのお答えとしてJR四国とよく協議をして新設をするということでありますので、その旨を私がじきじき伝えなくてももう新聞やテレビ等でごらんになってくれておると思いますが、そういうことをお伝えしたいと思います。 ところで、それはそれで私のつまらない意見かもわかりませんが、市長さんに直接お尋ねしたいと思います。あの今の現状のトイレ事情について、心を痛めておったのかということであります。人の話によれば、もう鳴門市市長はイベントやほんなんばっかりして、トイレのことや思うてないん違うか、市長さんは鳴門駅あたりでトイレはしたことないんじゃなとかいうように話されておりますので、その点だけお尋ねしたいと思います。いやいや、市長としてより清潔な快適なトイレがどないしたら建設できるだろうかということを考えておった、そのうちJR四国の鳴門駅が耐震化するためにトイレもするだろうということであってそうなったということなのかどうなのか、ぜひ市長さんのお考えをお尋ねいたしたいと思います。 続きまして、ボートレース事業についてでありますが、補正予算の中で建設改良費の3,510万円のうちの756万円がイベントホール建設基本計画、基本設計と出ておりますが、これもまた市長さんの所信表明の中で来年度、年数でいったら再来年にGⅡであるレディースオールスター競走が開催されるに当たりまして、イベントホールを建設する、建設の後にはボートレースが開催されていないときは地域の方に積極的に開放するということでありまして、今まで私の記憶ではSG競走がされたとき、えっ、こんなプレハブがあるんじゃなと、またあれ2度ぐらい開かれたと思いますが、後先わかりませんが、えっ、またこんな大きな仮設もあるんじゃなと思った次第でありますが、このたびいろんなことを考えた末に、こんな借りもんよりもレンタルよりも建てたほうが使い便利やし、またいろんな得策があるということで、そのような方法になったと思いますので、このイベントホール、どんなものが建つのか、またこの建築費の今までUZU PARKが整備された中に振興協会からの補助は受けておりますが、このたびもそういった補助をしていただくものなのか、また補助を受けた以上は何か使うのに制約があるのか、どういうことが予想されるのか、お伺いして再問いたしたいと思います。 〔事業推進監(
地方創生担当)兼
企画総務部長 来島 努君登壇〕
◎事業推進監[
地方創生担当]兼
企画総務部長(来島努君) JR鳴門駅前足湯の利用状況についての御質問ですが、鳴門駅を利用する観光客や市民の皆様に憩いの場を提供することを目的に整備した駅前足湯ふろいで~は、7月1日のオープンから10月末までの4カ月間で約6,200人、平均いたしますと1日約60人の方に御利用をいただいております。8月の花火、阿波踊り期間中の開館時間延長、徳島ヴォルティスホームゲーム時の応援グッズ装飾など各種イベントとの連携を図ったところ、踊り期間最終日には開館以来最も多い247名もの方々に御利用いただきました。また、利用状況やニーズを把握するため8月に実施したアンケート調査によりますと、利用者の3割の方が県外からの観光客や帰省客であり、年齢別で見ると30歳未満、30代から50代、60歳以上で約3分の1ずつを占めております。利用後の感想としては、約9割の方がよかった、大変よかったと回答されているほか、足湯目的で鳴門駅を訪れた方が約4割おられるなど、本市の新たな観光スポットとして県内外の方に少しずつ認知されてきているものと考えております。また、今月20日から24日までの期間は開館時間を延長するとともに、市民会館におきましてクリスマスマーケットが開催される12月23日に合わせて1日限定のゆず湯イベントを開催する予定としております。今後とも、この新たな鳴門駅前の観光資源をできるだけ多くの方々に利用いただけるよう各種の
取り組みを推進してまいります。 〔
経済建設部経済局長兼
観光振興課長 西上昭二君登壇〕
◎
経済建設部経済局長兼
観光振興課長(西上昭二君) JR鳴門駅前トイレについての御質問でございますが、JR鳴門駅周辺の公衆トイレについては本市も必要性を認識し、これまで議会を初め利用者の皆様からも御意見や御要望を伺っておりましたが、JR鳴門駅周辺には駅舎内にJR四国が設置管理しているトイレがあり、これまで駅周辺のトイレ環境整備については要望や協議を行い洋式化の改修をしていただいております。本年6月末にJR四国と鳴門駅前観光案内所の運営等について協議を行った際に、駅舎を耐震化する方向で検討しているとの意向が示され、この中で耐震化工事にあわせてトイレについても見直しを行いたいと伺いました。その後、その耐震化工事の工程等について問い合わせを行っていたところ、11月に入り駅舎の耐震化工事を新年度に着手したいとの話が正式にありました。本市では、これまで鳴門駅周辺について観光案内所、足湯、駐輪場等の整備を行ってきましたが、課題でありましたトイレ整備についても鳴門駅周辺整備の一環としてJR四国と連携し快適で利便性の高い公衆トイレを新設・管理する方向で現在協議を行っているところです。 〔
企業局次長 三居康伸君登壇〕
◎
企業局次長(三居康伸君) ボートレース場のイベントホールについての御質問でございますが、現在ボートレース鳴門には場内にステージや音響設備を完備したなるちゃんホールがあり、開催中には選手紹介式や優勝者表彰式、ファンサービスイベントなどを行っております。また、日ごろより地域開放型施設として阿波踊りの練習や各種会議等に貸し出し、今年度は10月末の時点で延べ約3万4,000人の方に御利用いただいております。なるちゃんホールの面積は約300平方メートルありますが、リニューアル後に2回開催したスペシャルグレードレースでは多くのボートレースファンの来場が見込まれたことから、選手紹介式などの各種イベントを催すには手狭であったため、屋外の芝生広場に仮設会場を設けて対応したところであります。こうした中、再来年の3月には人気レースであるレディースオールスターの開催が決定し、開催時には多くのボートレースファンが来場することが予想されます。また、今年度に入って複数の新たなグレードレースが新設されるなど、ボートレース業界全体で売上向上に向けたグレードレースの充実が図られており、本市においても経営戦略アクションプランに基づきグレードレースの誘致に積極的に取り組んでおります。こうした環境に対応するため、その都度高額な費用が生じる仮設会場を設置するよりも常設の施設を整備することにより経済性や利便性の向上が図られる上、地域開放にも寄与できると考え今回建設に向けた基本計画、基本設計の策定に係る予算案を上程させていただいたところです。今後基本計画等で検討することにはなりますが、イベントホールについては芝生広場の一角に鉄骨平家建て700平方メートル程度の規模で平成32年2月末完成を目指し建設する予定であり、その建設事業費の一部はボートレース振興会の助成事業を活用する予定であります。ホール内ではボートレース振興会が行っているシネマ上映会、ボーネルンドの知育遊具イベント、ボルダリング体験、チームラボによる企画展などの実施を検討してまいります。さらに、地域開放型施設として子ども・子育て支援事業計画のアンケート調査でも要望のあった雨の日に室内で子供を遊ばせることができる施設、徳島ヴォルティスや高校野球の試合観戦するパブリックビューイングとしても御利用いただけるよう運営等について検討してまいりたいと考えております。これまでもボートレース場を地域開放型施設として多くの方に御利用いただいておりますが、イベントホールを整備することにより、さらに気軽に多くのさまざまな世代の市民の皆様が集まり、交流できる鳴門市のランドマークを目指してまいります。 〔市長 泉 理彦君登壇〕
◎市長(泉理彦君) 鳴門駅のトイレの御質問がございましたけれども、私自身公用のときは公用車で行くことが多いんですけども、私的に徳島に行くときにはよく鳴門駅から汽車を利用させていただいております。その際、そのトイレも見せていただいておりますけども、昭和46年にできた駅舎でございますが、途中平成25、6年だったかな、トイレをJRのほうが改修をしていただいて洋式化をしていただいています。中も見せていただいたんですけども、やはり古いというのは当然古くて、ただ洋式化になりましたけども、和式のスペースをそのまま洋式化してますので、やはり手狭であるということは認識をしておりますし、女性の基数も少ない、これも当然わかっております。 ただ、御説明があったとおり、あの施設につきましてはJRが建設、そして管理をしておりますので、なかなか我々は議会のほう、特に平塚議員さんからの御要望等もありますけども、とにかくJRのほうには協議あるいは要望をしていったというところでございました。その中で、我々ももう一つ要望するときに、今回の件が始まってきたということでございますので、その点ちょっと御理解をいただけたらというふうに思っております。 そして、もう一つ今回の議論を聞いていく中で非常に鳴門市が今やっているイベントのことが市民の皆様方からの話も、また議会からも非常に御指摘があるというふうに認識をさせていただきました。イベントにつきましては単に今までの観光地だけ、そこだけ見に来ていただくだけということは非常に交流人口なかなか上がっていかない、多くの方が来られている観光地というのは観光地プラスイベントを組み合わせた中で、それが観光施策としてやられているということでございますので、戦略的に考えながらやらせていただいておったつもりでございます。また、地方創生交付金等もいただきながら単独事業というのは特にボートレースは単独でやらせていただくことが多いのですけども、市の施策としてのイベントについてはできるだけその交付金等を活用させていただいておりましたけれども、いろいろ御説明等もなかなか難しいということでございますので、今回は議会の皆様方からの御指摘もありましたので、今後イベントにつきましては全てのイベントをもう一度考えさせていただきたいというふうに思います。この点につきましては多くですね、少し今まであるものがもうなくなってしまうかもわかりませんけども、それだけの覚悟を持って少し検討させていただきますので、議会の皆様方もその点十分御理解をいただけたらというふうに思います。 〔13番 佐藤絹子君登壇〕