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02月14日-01号

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  1. 鳴門市議会 2018-02-07
    02月14日-01号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    平成30年  2月定例会(第1回)          平成30年 鳴門市議会会議録 (第1号)鳴門市告示第10号 平成30年鳴門市議会第1回定例会を次のとおり招集する。 平成30年2月7日                           鳴門市長   泉   理 彦 1 期   日  平成30年2月14日 2 場   所  鳴門市議会議場    ──────────────────────────────────           平成30年2月14日(会期29日中第1日目)              議 事 日 程 第 1 号 諸般の報告第1 議席の指定について第2 会議録署名議員の指名について第3 会期の決定について第4 決議第 1号 故 川田達司議員哀悼決議   提案理由説明  質疑  討論  採決第5 議案第 1号 平成30年度鳴門市一般会計予算   議案第 2号 平成30年度鳴門市国民健康保険事業特別会計予算   議案第 3号 平成30年度鳴門市後期高齢者医療特別会計予算   議案第 4号 平成30年度鳴門市介護保険事業特別会計予算   議案第 5号 平成30年度鳴門市公共下水道事業特別会計予算   議案第 6号 平成30年度鳴門市公設地方卸売市場事業特別会計予算   議案第 7号 平成30年度鳴門市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算   議案第 8号 平成30年度鳴門市光熱水費等支出特別会計予算   議案第 9号 平成30年度鳴門市給与費等管理特別会計予算   議案第10号 平成30年度鳴門市公債費管理特別会計予算   議案第11号 平成30年度鳴門市水道事業会計予算   議案第12号 平成30年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算   議案第13号 鳴門市個人情報保護条例及び鳴門市情報公開条例の一部改正について   議案第14号 鳴門市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について   議案第15号 鳴門市事務分掌組織条例の一部改正について   議案第16号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について   議案第17号 鳴門市消防手数料徴収条例の一部改正について   議案第18号 廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について   議案第19号 鳴門市国民健康保険条例の一部改正について   議案第20号 鳴門市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について   議案第21号 鳴門市介護保険条例の一部改正について   議案第22号 鳴門市介護保険法施行条例の制定について   議案第23号 鳴門市児童クラブ施設条例の制定について   議案第24号 鳴門市児童館条例の一部改正について   議案第25号 鳴門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について   議案第26号 鳴門市附属機関設置条例の一部改正について   議案第27号 鳴門市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について   議案第28号 松茂町ほか二町競艇事業組合と鳴門市との間におけるモーターボート競走施行に関する事務の受託に係る協議について   報告第 1号 専決処分について(損害賠償の額の決定)   市長所信表明及び提案理由説明第6 議案第 1号 平成30年度鳴門市一般会計予算   議案第 2号 平成30年度鳴門市国民健康保険事業特別会計予算   議案第 3号 平成30年度鳴門市後期高齢者医療特別会計予算   議案第 4号 平成30年度鳴門市介護保険事業特別会計予算   議案第 5号 平成30年度鳴門市公共下水道事業特別会計予算   議案第 6号 平成30年度鳴門市公設地方卸売市場事業特別会計予算   議案第 7号 平成30年度鳴門市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算   議案第 8号 平成30年度鳴門市光熱水費等支出特別会計予算   議案第 9号 平成30年度鳴門市給与費等管理特別会計予算   議案第10号 平成30年度鳴門市公債費管理特別会計予算   議案第11号 平成30年度鳴門市水道事業会計予算   議案第12号 平成30年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算   質疑  委員会付託    ──────────────────────────────────平成30年第1回定例会            地方自治法第121条に基づく説明員一覧表 通知者名     職名          氏名 市長       市長          泉     理  彦  君          副市長         谷     重  幸  君          企業局長        山  内  秀  治  君          政策監         三  木  義  文  君          事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長                      来  島     努  君          市民環境部長      廣  瀬     高  君          健康福祉部長      荒  川  雅  範  君          経済建設部長      氏  橋  通  泰  君          消防長         満  壽  良  史  君          企業局次長       花 補 佐  憲  二  君          企画総務部理事危機管理局長                      林     克  美  君          市民環境部環境局長   三  栖  信  征  君          健康福祉部福祉事務所長 天  満  秀  樹  君          経済建設部経済局長観光振興課長                      西  上  昭  二  君          消防本部次長消防総務課長                      山  下  浩  史  君          企業局次長(ボートレース事業担当)                      山  本  義  明  君          企画総務部参事会計課長秋  田  一  恵  君          市民環境部参事文化交流推進課長                      小  椋     勝  君          企画総務部           総務課長       工     公  男  君           人事課長       並  木  章  人  君           税務課長       三  好  利  典  君           秘書広報課長     小  川  潤  二  君           戦略企画課長     三  居  康  伸  君           財政課長       笠  井  明  子  君           危機管理課長     大  和  俊  之  君           総務課契約検査室長  岡     陽  一  君           秘書広報課情報化推進室長                      井  川  晴  代  君          市民環境部           市民協働推進課長   東  條  勝  彦  君           市民課長       如  休  節  子  君           環境政策課長     岩  下  彰  秀  君           クリーンセンター管理課長                      向  井  直  之  君           クリーンセンター廃棄物対策課長                      津  川     茂  君           文化交流推進課主幹兼「第九」ブランド化推進室長                      川  邉  伊 都 子  君          健康福祉部           保険課長       登  立  博  史  君           健康増進課長     喜  來  浩  子  君           長寿介護課長     池  田  賢  次  君           人権推進課長     仲  野     聡  君           社会福祉課長     田  浦     豊  君           子どもいきいき課長  黒  濵  政  章  君          経済建設部           まちづくり課長    尾  崎  康  弘  君           土木課長       浜  原  宏  一  君           下水道課長      寺  前  省  吾  君           公園緑地課長     滝  川  勝  正  君           商工政策課長     阿  部     聡  君           農林水産課長     佐  竹  孝  文  君           観光振興課ヴォルティス支援室長                      吉  田     大  君           農林水産課水産振興室長藤  田  卓  也  君          消防本部           予防課長       林     英  司  君           消防署長       細  川  喜  朝  君          企 業 局           水道企画課長     鈴  江  幸  次  君           水道事業課長     宮  田  耕  志  君           ボートレース企画課長 前  田  美  香  君           ボートレース事業課長 大  和  聖  幸  君 教育委員会教育長 教育長         安  田     修  君          教育次長        大  林     清  君          教育委員会           教育総務課長     竹  田  仁  伸  君           学校教育課長     竹  下  聡  一  君           生涯学習人権課長   笠  原  広  也  君           鳴門市学校給食センター所長                      西  條  尚  光  君           学校教育課教育支援室長宮  田  恵  美  君           生涯学習人権課体育振興室長                      小 野 木     恵  君 監査委員     監査委員事務局参事事務局長                      森     純  史  君 選挙管理委員会委員長          選挙管理委員会事務局参事事務局長                      米  澤  栄  作  君 農業委員会会長  農業委員会事務局長   佐  竹  孝  文  君    ──────────────────────────────────               本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第1 議席の指定について日程第2 会議録署名議員の指名について日程第3 会期の決定について日程第4 決議第1号     提案理由説明  質疑  討論  採決日程第5 議案第1号から議案第28号、報告第1号     市長所信表明及び提案理由説明日程第6 議案第1号から議案第12号     質疑  委員会付託    ──────────────────────────────────             出  席  議  員 (20名)  議長  秋  岡  芳  郎  君  1番  松  浦  富  子  君    2番  東     正  昇  君  3番  潮  崎  憲  司  君    4番  宅  川  靖  次  君  5番  宮  崎     明  君    6番  谷  崎     徹  君  8番  山  根     巌  君    9番  高  麗  裕  之  君  10番  浜     盛  幸  君    11番  林     勝  義  君  12番  平  塚  保  二  君    13番  佐  藤  絹  子  君  14番  長  濱  賢  一  君    15番  上  田  公  司  君  16番  野  田  粋  之  君    17番  橋  本  国  勝  君  19番  藤  田  茂  男  君    20番  三  津  良  裕  君  21番  東  谷  伸  治  君    ──────────────────────────────────            欠   席   議   員 (2名)  7番  大  石  美 智 子  君    18番  圃  山  俊  作  君    ──────────────────────────────────            説 明 の た め 出 席 し た 者  市長      泉   理 彦 君   副市長     谷   重 幸 君  企業局長    山 内 秀 治 君   政策監     三 木 義 文 君  事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長 市民環境部長  廣 瀬   高 君          来 島   努 君  健康福祉部長  荒 川 雅 範 君   経済建設部長  氏 橋 通 泰 君  消防長     満 壽 良 史 君   企業局次長   花補佐 憲 二 君  企画総務部理事危機管理局長      市民環境部環境局長          林   克 美 君           三 栖 信 征 君  健康福祉部福祉事務所長         経済建設部経済局長観光振興課長          天 満 秀 樹 君           西 上 昭 二 君  教育長     安 田   修 君   教育次長    大 林   清 君  監査委員事務局参事事務局長      選挙管理委員会事務局参事事務局長          森   純 史 君           米 澤 栄 作 君  農業委員会事務局長          佐 竹 孝 文 君    ──────────────────────────────────             議 会 事 務 局 職 員 出 席 者  事務局長    近 藤 伸 幸    次長       杢 保 マユミ  主査兼係長   森 岡 正 則    書記       谷 本   綾  書記      来 島 正 典    書記       山 下 靖 弘    ──────────────────────────────────     午前10時   開会 ○議長(秋岡芳郎君) これより平成30年第1回定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 まず、繰り上げ当選の件について御報告申し上げます。 川田達司議員の逝去に伴い、議員定数に1人欠員が生じたため、公職選挙法第112条第5項の規定により、去る1月11日、高麗裕之君が繰り上げ補充され、当選が決定いたしました。それに伴い、委員会条例第8条第1項の規定により、1月16日、議長において高麗裕之君を生活福祉委員会委員及び予算決算委員会委員に指名いたしました。 次に、本日議会運営委員会から故川田達司議員哀悼決議案が提出されております。 次に、議長会関係会議の概要を御報告申し上げます。 去る2月1日、全国広域連携市議会協議会第49回総会が東京都において開催されました。事務報告の後、平成28年度歳入歳出決算を認定するとともに、平成30年度活動方針及び平成30年度歳入歳出予算について協議を行い、決定してまいりました。 次に、2月5日、全国高速自動車道市議会協議会第44回定期総会が東京都において開催されました。事務報告の後、平成28年度歳入歳出決算を認定するとともに、平成30年度活動方針、平成30年度会議・要望活動日程、平成30年度歳入歳出予算及び高速道路建設・整備促進などに関する決議について協議を行い、決定してまいりました。 以上が各種会議の概要であります。関係資料はいずれも事務局に保管いたしておりますので、必要に応じてごらんいただきたいと思います。 次に、市長からお手元へ配付のとおり、議案の提出通知がありました。 次に、市長及び各委員長などから地方自治法第121条の規定に基づく説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付いたしております。 次に、監査委員から平成29年12月分、平成30年1月分の例月出納検査の報告がありましたので、配付いたしております。 諸般の報告は以上のとおりであります。 これより本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 議席の指定について ○議長(秋岡芳郎君) 日程第1、議席の指定についてを議題といたします。 今回繰り上げ当選されました高麗裕之君の議席は、会議規則第4条第2項の規定により、議長において9番に指定いたします。    ────────────────────────────────── △日程第2 会議録署名議員の指名について ○議長(秋岡芳郎君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により          1番 松浦富子君          2番 東 正昇君を指名いたします。    ────────────────────────────────── △日程第3 会期の決定について ○議長(秋岡芳郎君) 日程第3、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会は、本日より3月14日までの29日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって会期は、本日より3月14日までの29日間と決定いたしました。    ────────────────────────────────── △日程第4 決議第1号 故 川田達司議員哀悼決議 ○議長(秋岡芳郎君) 日程第4、決議第1号故 川田達司議員哀悼決議を議題といたします。 まず、決議案を朗読いたさせます。     〔事務局長朗読〕 ○議長(秋岡芳郎君) 提案理由の説明を求めます。     〔20番 三津良裕君登壇〕 ◆20番(三津良裕君) ただいま上程されました哀悼決議提案理由の説明を申し上げます。 故川田達司議員が、平成29年12月28日、病により逝去されましたことは、まことに痛恨のきわみであります。 故川田達司議員は、平成15年に鳴門市議会議員に初当選されて以来、今日まで14年の長きにわたり鳴門市発展のため誠心誠意御尽力されました。その足跡を見ますとき、議会の要職である議長を初め、副議長、議会選出監査委員総務委員長産業建設委員長等の要職を歴任され、いずれも精力的に御活躍されました。 本案は、故川田達司議員が鳴門市発展に尽くされた御功績をたたえ、哀悼の誠をささげ、御冥福をお祈りするため御提案申し上げる次第でございます。よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(秋岡芳郎君) この際、野田粋之議員より、亡き川田達司議員に対し哀悼の言葉を申し述べたいとの申し出がありますので、これを許可いたします。     〔16番 野田粋之君登壇〕 ◆16番(野田粋之君) 同僚議員各位のお許しをいただきまして、また議員一同を代表いたしまして、故川田達司議員のみたまに謹んで告別の言葉をささげたいと存じます。 今日ここに平成30年第1回定例会開会に当たりまして、いつもの議員席にあなたのお姿を見ることができず、議員一同惜別の情を禁じ得ないところであります。 あなたとは、生前同じ会派で、苦楽をともにしながら14年間おつき合いさせていただきました。 生者必滅は世の習いとは申しながらも、昨年11月の市議会議員選挙では、5期連続で当選され、つい先日の第4回定例会では、議長として重責を果たされたところでございまして、この急逝の悲報にしばし耳を疑い、言いようのない悲しみが堰を切って押し寄せ、ただただ茫然とするばかりで、人生の無常を嘆かざるを得ません。 突然このようなお別れをしなければならないとは、私どもにとりましては、いまだに信じられない気持ちでいっぱいであります。 まことに心惜しみて余りあり、語る言葉もありません。 あなたは、平成15年に鳴門市議会議員として初当選され、以来、今日まで通算14年間の長きにわたり、そのすぐれた御見識と御熱意により市勢の発展に御尽力をいただきました。この間、平成28年には第65代議長に就任されたほか、平成21年には第64代副議長、総務委員会を初め、産業建設委員会予算決算委員会など各委員会の委員長を歴任され、そのリーダーシップを遺憾なく発揮されました。 あなたは、議員活動を通じ、市政全般にわたる活躍と、その高潔で温厚なお人柄と卓越した指導力とともに、議会人として輝かしい御功績を残されましたことに対し、私ども同僚議員といたしましても深く敬意を表する次第であります。 日ごろよりそのお人柄から、さまざまな方面で御活躍され、四国大学地方自治研究フォーラムパソコン教室など一緒に参加させていただき、熱心に学ばれておりましたあなたが、よわい72歳をもって御永眠されましたことは、市議会といたしましてもまことに痛恨のきわみであります。 あなたの多年にわたります地方自治の発展と社会、公共のために尽くされたあなたの御功績は不滅のものであり、長く市民の心に残ることと思います。 あなたが目指した鳴門市のとわの発展と市民の幸せにかける志は、私たち残された者が引き継いでまいります。 本日ここに立てば、万感胸に迫り、多く語ることはできません。ただただ、わずかに生前の御遺徳をたたえ、御家族皆様の前途に限りない御加護を賜りますよう念じまして私の哀悼の言葉といたします。 さようなら、さようなら、川田達司議員、安らかにお眠りください。 平成30年2月14日。鳴門市議会議員、野田粋之。 ○議長(秋岡芳郎君) お諮りいたします。 本案については正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって本案は、正規の手続を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより決議第1号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって本案は、原案のとおり可決されました。 なお、この際、故川田達司議員の御冥福をお祈りするため、1分間の黙祷をささげたいと思います。 また、本日四十九日に当たることから、その意味も込めて黙祷をいたしたいと思います。 ◎議会事務局長(近藤伸幸君) 御起立願います。 黙祷。     〔黙  祷〕 黙祷を終わります。 御着席願います。 ○議長(秋岡芳郎君) 市長より御挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) 理事者を代表いたしまして、心より哀悼の言葉を申し述べさせていただきます。 去る12月28日、川田達司議員が72歳の生涯を閉じられ、不帰の客となられました。 川田議員におかれましては、昨年11月に執行されました鳴門市議会議員一般選挙において御当選され、選挙後に開催されました市議会定例会、臨時会にも強い責任感と信念を持って臨んでおられました。 そのようなお姿を拝見したばかりでありましたのに、新年を迎えんとする間際での突然の御逝去の報に接し、深い悲しみと人生のはかなさを痛感いたしております。 川田議員には、平成15年に初当選されて以来、連続5期の長きにわたり市議会議員として市勢の発展に御尽力をいただきました。 この間、予算決算委員長を初め、数々の正副委員長を歴任されました。また、平成18年には議会選出監査委員を、平成21年には第64代副議長に、平成28年には第65代議長に就任され、数多くの御功績を残されました。 また、議場を離れましても、その誠実なお人柄から、地元の方々からの人望も厚く、地域の発展に多大な御貢献をされたことも周知のとおりでございます。 私も、同じ平成15年に同期で市議会議員に当選させていただき、同僚議員として鳴門市の未来や市民福祉の向上などについて大いに語り合ったことがついきのうのことのように思い出されます。 特に、鳴門日独友好協会の会員として国際交流にも御尽力をされており、昨年5月、ともに姉妹都市であるドイツ・リューネブルク市を訪問いたしましたことは、忘れることのできない思い出でございます。 折しも国が掲げる地方創生という旗印のもと、地方行政は大きな変革期を迎えております。本市におきましても、財政健全化に留意しながら、国の地方創生政策による地域間競争の激化や少子・高齢化に伴う2025年問題などへの対応、危機管理対策などの喫緊の課題に早急に取り組む必要があります。 このような時代だからこそ、川田議員の豊富な知識と経験に裏打ちされた御助言や御指導を賜り、本市のためになお一層のお力添えをいただきたかったところでございます。それだけに、突然の計報に接し、残念な気持ちでいっぱいでございます。 しかし、川田議員の残された御功績は、地域の皆様はもとより、広く市民皆様方の心の中に強く、長く生き続けるものと信じております。 ここに川田議員の生前の御遺徳をしのび、衷心より感謝と敬意を表しますとともに、川田議員の御遺志を受け継ぎ、市民の皆様と一緒になって全力を挙げて市政運営に取り組んでまいることをお誓い申し上げます。 言葉少なく、十分に意を尽くしませんが、川田議員の御冥福を心からお祈り申し上げまして哀悼の言葉とさせていただきます。 ○議長(秋岡芳郎君) 小休いたします。     午前10時19分 休憩     午前10時21分 開議 ○議長(秋岡芳郎君) 小休前に引き続き会議を開きます。    ──────────────────────────────────
    △日程第5 議案第 1号 平成30年度鳴門市一般会計予算      議案第 2号 平成30年度鳴門市国民健康保険事業特別会計予算      議案第 3号 平成30年度鳴門市後期高齢者医療特別会計予算      議案第 4号 平成30年度鳴門市介護保険事業特別会計予算      議案第 5号 平成30年度鳴門市公共下水道事業特別会計予算      議案第 6号 平成30年度鳴門市公設地方卸売市場事業特別会計予算      議案第 7号 平成30年度鳴門市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算      議案第 8号 平成30年度鳴門市光熱水費等支出特別会計予算      議案第 9号 平成30年度鳴門市給与費等管理特別会計予算      議案第10号 平成30年度鳴門市公債費管理特別会計予算      議案第11号 平成30年度鳴門市水道事業会計予算      議案第12号 平成30年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算      議案第13号 鳴門市個人情報保護条例及び鳴門市情報公開条例の一部改正について      議案第14号 鳴門市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について      議案第15号 鳴門市事務分掌組織条例の一部改正について      議案第16号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      議案第17号 鳴門市消防手数料徴収条例の一部改正について      議案第18号 廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について      議案第19号 鳴門市国民健康保険条例の一部改正について      議案第20号 鳴門市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について      議案第21号 鳴門市介護保険条例の一部改正について      議案第22号 鳴門市介護保険法施行条例の制定について      議案第23号 鳴門市児童クラブ施設条例の制定について      議案第24号 鳴門市児童館条例の一部改正について      議案第25号 鳴門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第26号 鳴門市附属機関設置条例の一部改正について      議案第27号 鳴門市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について      議案第28号 松茂町ほか二町競艇事業組合と鳴門市との間におけるモーターボート競走施行に関する事務の受託に係る協議について      報告第 1号 専決処分について(損害賠償の額の決定) ○議長(秋岡芳郎君) 日程第5、議案第1号から議案第28号までの28議案及び報告1件を一括議題といたします。 市長の所信表明及び提案理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) 本日、第1回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には公私何かと御多忙中にもかかわりませず、御出席を賜り、まことにありがとうございます。 今期定例会におきましては、平成30年度鳴門市一般会計予算案を初め、各種議案を提出いたしておりますが、これらの議案説明に先立ちまして、まずは諸般の報告と現在本市が当面している諸課題についての所信を申し上げ、議員の皆様を初め、市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 まず最初に、明るいニュースであります。 先月1月4日から6日にかけて行われました第64回徳島駅伝において、鳴門市チームが2年連続、通算35度目の総合優勝を果たしました。 最終日のスタート時点で2位の徳島市と16秒差という厳しい展開でありましたが、粘り強い走りで見事優勝をなし遂げました。 選手の皆様の日ごろの努力と健闘をたたえ、心よりお祝いを申し上げますとともに、関係者の皆様、沿道で応援いただいた多くの皆様に改めて感謝申し上げます。 次に、市の鳥コウノトリの近況についてであります。 このたび国の特別天然記念物コウノトリにつきましては、先月1月1日に本市の鳥に指定したところであります。 そして、今月2月8日、コウノトリ定着推進連絡協議会が大麻町で10月末から巣づくりしていたペア1組について、6日までにことし初めて産卵が推定されることを発表いたしました。本市での産卵につきましては、3年連続となります。 一方で、昨年巣立ちました3羽のひなのうち、メスのあさの死亡という非常に残念な出来事がございました。残る2羽の兄弟の成長と、昨年に引き続きひなのふ化・巣立ちが成功するよう祈念いたしますとともに、本市が繁殖地としてさらに定着することを期待しております。 今後も、コウノトリ定着を生かした各種施策の展開により、全国に本市のブランドが認知され、大きく羽ばたいていくことができますよう、農業振興や地域活性化につなげてまいりたいと考えております。 次に、文化財の指定についてであります。 市内12地区で現在まで継承されている獅子舞につきまして、鳴門市文化財保護審議会において専門家による審議をいただいておりましたが、貴重な伝統的獅子舞文化圏として一体的に評価することが適当であるとの結論が得られました。 この審議会からの建議を受け、昨日13日に開催された定例教育委員会において、市指定無形民俗文化財鳴門市の獅子舞として指定することが決定されました。 市内で存続する獅子舞は、地域のつながりや愛着を象徴する伝統文化として大変貴重であり、この指定を契機に、地域の文化が末永く継承されることを期待するところであります。 次に、ふるさと名物応援宣言についてであります。 先月1月22日、特産品である鳴門わかめの加工品を対象とした商品開発を促進するため、ふるさと名物応援宣言を行ったところであります。 この宣言により、事業者に対する国の補助金の優先採択や中小企業庁のポータルサイトでの情報発信などのメリットを受けられますことから、今後も関係機関等と連携し、新たな加工品の開発等、一層のブランド化を図ってまいります。 次に、本市を取り巻く社会経済情勢についてであります。 最近の社会経済情勢について概観いたしますと、1月の月例経済報告の基調判断では、景気は緩やかに回復しているとのことであります。世界の景気の先行きにつきましても、緩やかな回復が期待されているところでありますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があります。 こうした中、政府が昨年12月に閣議決定しました新しい経済政策パッケージでは、少子・高齢化という最大の壁に立ち向かうため、人づくり革命と生産性革命を2本柱とし、人づくり革命では教育の無償化等に2兆円規模を投じる予定となっております。 本市といたしましては、こうした動向を見きわめながら、可能な限り国等の補助金を活用するとともに、創意工夫を凝らしつつ、地方創生など未来のまちづくりに資する各種施策の具体化を図り、目標達成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 このような方針のもと、市民の皆様とともに本市の取り組み事項を着実に進め、10年後、20年後の子供たちの笑顔のための重要施策を述べてまいりたいと存じます。 第1点は、「うきうき 活力と魅力あふれる まちづくり」についてであります。 まず、アジア初演「なると第九」ブランド化プロジェクト事業についてであります。 1918年6月1日にベートーヴェン第九交響曲がアジアで初めて演奏されてから、いよいよ100年目を迎えることとなりました。 本市では、平成25年にアジア初演「なると第九」ブランド化プロジェクトを立ち上げ、産官学民一体となってさまざまな事業を展開してまいりましたが、祝祭となる年を迎え、その集大成として第九アジア初演100周年記念事業を開催いたします。 その開幕イベントとして、5月27日に鳴門市文化会館ホールで子供と大人のベートーヴェン第九交響曲第4楽章演奏会と映画バルトの楽園上映会を開催いたします。管弦楽は、徳島交響楽団ジュニアオーケストラ、合唱は認定NPO法人鳴門「第九」を歌う会のほか、鳴門市内の小学校4校の現在5年生の子供たち約200名が参加いたします。「なると第九」を未来につないでいく子供たちの成長に資する演奏会となるよう取り組んでまいります。 次に、第九が初演された日に合わせて6月1日にさまざまな事業を行います。 まず、これまでの100年を振り返るとともに、これからの100年をつなぐための節目の式典として、ドイツ兵捕虜の子孫の方々を御招待するとともに、関係者の皆様にお集まりいただき、第九アジア初演100周年記念式典を盛大にとり行います。 また、鳴門市ドイツ館前広場においては、松江豊壽銅像建立除幕式をとり行うほか、100年前の第九初演の演奏会の開始時間や出演人数に合わせて、よみがえる「第九」演奏会を開催いたします。 そして、6月2日及び3日には、鳴門市文化会館において第37回「第九」交響曲演奏会公演を2日間開催いたします。両日とも指揮には姉妹都市であるドイツ・リューネブルク市立劇場の音楽監督トーマス・ドーシュ氏を迎え、合唱団にはドイツ・アメリカ・中国からも参加していただく予定となっており、100周年にふさわしい演奏会をぜひ皆様にお楽しみいただければと思います。 そのほか、次世代育成事業やロゴマーク等を用いた「なると第九」の啓発など、1年を通じた100周年記念の関連事業を展開し、新たな100年に向けた取り組みにつなげてまいりたいと考えております。 次に板東俘虜収容所関係資料のユネスコ世界の記憶登録推進事業についてであります。 板東俘虜収容所関係資料は、戦時下でありながら敵国同士が互いを尊重し合い、理解し合うことができたという史実を示すものであり、いまだ戦争の絶えない世界の課題に対し希望を与えるものの一つとして、世界に発信することに重要な意義があると考えております。 そのため、徳島県、ドイツ・ニーダーザクセン州及びリューネブルク市と共同でのユネスコ世界の記憶登録に向け、課題となる資料保存の精度を高める等の検討を行ってまいります。 また、機運醸成を図るための講演会や県外での周知啓発パネル展を開催するほか、本市が目指す3つの世界遺産登録などの取り組みを世界へ情報発信するなど、国内外でのPRにも努めてまいりたいと思います。 次に、総合戦略推進事業についてであります。 まず、ASAトライアングルを結ぶサイクリングツーリズム推進事業についてであります。 ASAトライアングル交流圏推進協議会の構成自治体である本市と南あわじ市、東かがわ市の3市で地域の活性化と市民の健康づくりを目的とした広域連携事業を展開しております。 来月3月18日に開催される本市と南あわじ市、報知新聞の3者共催によるサイクリングイベント鳴門・南あわじ渦潮ファンライドの準備を現在進めているところであります。抜群のロケーションを誇る2コースを設定し、本市と南あわじ市をまたぐコースでは全長120キロメートル、鳴門のみのコースでも65キロメートルあり、どちらも本市の魅力を十分に堪能できるコース内容となっております。 また、本市と南あわじ市の共同で制作中のサイクリングPR用の短編映画あの空のむこうににつきましては、来月16日から18日にかけて行われる徳島国際映画祭で上映されることとなっており、今後その他の映画祭にも出品する予定であります。 これに先立ち、ダイジェスト版の動画とテレビ用CMをキャンペーンサイトで配信しており、ユーチューブの動画は既に再生回数が19万回を超え、テレビCMも合計12本放送し、サイクリングコースとファンライドイベントの周知を図っているところであります。 サイクリストの受け入れに関する取り組みにつきましては、民間事業者の御協力をいただき、市内に21カ所のサイクルスポットを設置したほか、来年度新たな取り組みといたしまして、大麻山に展望台や休憩所の機能を持つサイクルポートを設置いたします。このサイクルポートは、平常時は展望台兼休憩所として活用いただけるほか、災害時は避難所用の施設の一部に組みかえができる仕様にしたいと考えております。これは、平常時や災害時といったいずれの状況でも適切な生活の質を確保するフェーズフリーの考え方に根差した取り組みとなっております。 そのほか、サイクルショップ向けのサイクルツアーの補助制度の創設やボートレース事業と連携したサイクルステーションの設置等を行う予定としております。 また、先日の報道において、淡路から陸路輸送しております大鳴門橋の下部にサイクリングロードを設置する検討を来年度徳島県と兵庫県が行うこととなりました。本市の事業におきましても大きな後押しになると考えており、できる限りの協力を行ってまいりたいと考えております。 今後も3市をつなぐASAサイクリングコースが、市内外の皆様に愛されますよう、必要な施策を展開してまいります。 次に、ランニングイベントについてであります。 去る12月3日、市制施行70周年記念事業のランニングイベントとして、なると島田島ハーフマラソン with 新喜劇を開催いたしました。当日は快晴に恵まれた絶好のマラソン日和となり、延べ1,344人の方が島田島を満喫しながら走り抜けられました。 また、吉本興業との連携イベントとして、メーンサポーターの間寛平さんほか多数のお笑い芸人が応援に駆けつけていただけるなど、にぎわいのある1日となりました。 来年度は、今回の実施内容を踏まえ、開催時期やコース内容等を精査した上で、さらに充実した大会となるよう取り組んでまいりたいと考えております。 そのほか、本市の各種マラソンを初め、豊かな自然・すばらしい景観を生かしたスポーツ大会を開催するなど、さまざまな事業を展開し、スポーツに親しむきっかけづくりとすることで市民の健康づくりと地域活性化を推進してまいります。 次に、四国のゲートウェイ化構想の推進等についてであります。 本市が名実ともに四国の玄関口として四国全体の情報発信を担うワンストップ機能を有する交流拠点の整備や交流人口の増加に向けた取り組みを行ってまいります。 交流拠点施設につきましては、大津町での拠点施設整備に向け、今年度内に基本計画策定の方針について意見の取りまとめを行うこととしており、来年度は基本計画及び基本設計を策定いたします。 また、関連イベントにつきましては、今年度実施いたしました食や祭りのイベント四国のグルメ・祭りフェスティバルや光のイベントNARUTO ART GATE ILLUMINATIONやドイツ館イルミネーションを来年度も引き続き開催いたします。 次に、情報発信や広報につきましては、四国の案内ガイドやウエブサイト、SNS動画を制作するとともに、定期的なCM放送等を行い、市内観光資源や地場産品の魅力を広くPRすることで集客力を高めてまいりたいと考えております。 多くのお客様にお越しいただき、お楽しみいただけますよう、ハード整備やイベントを開催することで魅力的な四国の玄関口となれますよう取り組みを進めてまいります。 次に、鳴門駅周辺整備事業につきましては、現在駅前ロータリーの改修工事を行っており、5月中にリニューアルできるよう取り組んでおります。 駐輪場やバリアフリー化など一体的な整備により、鳴門駅周辺整備事業のコンセプトである「優しいが うずまくまち 鳴門市」として、利用者の皆様に親しまれる拠点づくりを目指してまいります。 次に、イメージアップ事業についてであります。 市民の皆様や市外在住の皆様の鳴門への愛着を育むため、来年度におきましてもさまざまな取り組みを行い、本市のイメージアップを図りたいと考えております。 本市の地場産品や地場産業の仕事に焦点を当てたイメージアップ冊子である鳴門やけんや、PRカレンダー・ナルトメイドを引き続き作成するほか、インスタグラムを利用したSNSによる広報ナルスタグラムのコンテストなどにより、ふるさとへの愛着を育むとともに、鳴門の持つ魅力をアピールいたします。 また、鳴門で開催するイベントの広報費用を助成する“鳴門へおいでよ”イベント広報活動支援補助金を交付し、市内外から多くの人にお越しいただき、鳴門のよさや魅力を知ってもらう機会を支援いたします。 今回、総合戦略等の各施策をさらに加速させるとともに、防災や健康づくりなどの分野で新たなコンセプトを取り入れるため、まちづくりアドバイザーを2名委嘱いたします。専門的な見地からアドバイスをいただくとともに、PRも担っていただく予定といたしております。 今後もさまざまな媒体の活用や企画により、ふるさとへの愛着を育む取り組みや鳴門の持つ魅力をアピールし、イメージアップを図りたいと考えております。 こうしたなると未来づくり総合戦略に基づく取り組みを計画的に進め、効果的な政策、時期を捉えた施策展開を図ることで鳴門の持つポテンシャルを最大限発揮させ、新たな成長、活性化につなげてまいります。 次に観光振興事業についてであります。 人口減少、少子・高齢化に直面する我が国において、観光振興は交流人口を増加させ、地域経済を活性化させる起爆剤として期待されております。 国においては、訪日外国人旅行者数を2020年に4,000万人、2030年に6,000万人にすることを目標に掲げる中、2017年の訪日外国人旅行者数は前年比19.3%増の2,869万人に達し、過去最多を記録いたしました。 本市を訪れる外国人旅行者数も年々増加傾向にあり、観光を軸とした地域経済の活性化に向け、大きなチャンスを迎えております。この好機を逃さず、国内外から多くの観光客誘致を実現するため、来年度、本市や徳島市を初め、徳島東部に位置する15市町村及び県内の民間事業者が連携し、徳島東部地域にDMOを設立する予定としております。 DMOとは、官民一体となった広域での観光戦略を策定・推進する観光地域づくりのかじ取り役を担う法人であり、本市もこれに参画し、観光客誘致や地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。 また、本市の魅力あるコンテンツを外国人にわかりやすく情報発信し認知度を高めるとともに、さらなる外国人旅行者の誘客を図るため、英語・中国語の簡体字・繁体字・韓国語・ドイツ語の5言語に対応した観光情報サイトを構築することにより、受け入れ体制の充実を図ってまいりたいと考えております。 また、夏の鳴門市納涼花火大会・阿波おどりでは、ベートーヴェン第九アジア初演100周年を記念し、花火大会において例年5,000発の打ち上げ発数を1万発に拡大するなど事業の充実を図り、鳴門の夏を大いに盛り上げたいと考えております。 そして、本市の御当地グルメ鳴ちゅるうどんについては、これまでも各種イベントへの出展やキャンペーンなどを通じて積極的にPRしてまいりましたが、新たにパンフレットを作成し県内外にPRするとともに、鳴門うどん研究会との連携を密にし、キッチンカーの出動回数をふやすなどの取り組みにより、さらなるPR強化を図りたいと考えております。 次に、国際交流事業についてであります。 姉妹都市であるドイツ・リューネブルク市との交流につきましては、9月末から10月にかけて第22回親善使節団をお迎えする予定であります。 今回も青少年使節団の訪問が予定されておりますとともに、6月の第九アジア初演100周年記念事業にも同市関係者やドイツ兵捕虜の子孫の方々などにもお越しいただく予定であり、これまで以上に両市の関係を深め、後世まで引き継がれる強いきずなを築いてまいります。 次に、国内交流についてであります。 本市が第九アジア初演100周年という記念の年を迎える一方で、親善都市である会津若松市が戊辰戦争から150年という節目の年を迎えることから、これまで以上に相互訪問を行う機会がふえてまいります。 また、会津出身である松江豊壽所長の功績をたたえ、板東俘虜収容所の貴重な資料をユネスコ世界の記憶へ登録するためにも、啓発事業などをともに協力して進めていく予定であり、これらの活動を通してこれまで以上に強い両市のきずなを築き、友好を深めてまいります。 次に、児童及び生徒の勤労観等の醸成についてであります。 まず、ICT活用教育推進事業についてであります。 次世代を担う児童や生徒が将来社会人や職業人として自立できるよう、中小企業団体や教育機関等と連携し、インターンシップ事業など、さまざまな取り組みを進めております。 来年度は、新たにIT人材を育成する試みとして、教育的観点から、市内小学生と保護者を対象に専用アプリを用いたプログラミング体験講座を実施いたします。 次に、地元企業への理解を深めるための機会創出として、市内中高校生のインターンシップ事業に焦点を当てた冊子を作成・配付することで地元企業の周知・啓発を図ります。 また、小学生を対象とした事業では、起業体験等の取り組みをまとめた冊子を作成・配付し、お金や仕事を考えるきっかけづくりを行います。 今後も働けるまち・鳴門の実現に向け、関係機関と連携事業を展開することにより、勤労観や職業観の醸成に努め、次世代を担う人材育成や将来的なUターン就職につながるよう取り組んでまいります。 次に、公設地方卸売市場の民営化に向けた取り組みについてであります。 公設地方卸売市場につきましては、昨年5月、香川県の企業から民営化であれば水産部の卸売業務に参入したいとの要望をいただきました。 その後、市場内部の関係者との協議を踏まえ、9月12日には公設地方卸売市場の重要事項を審議する鳴門市公設地方卸売市場運営審議会に民営化について諮問をいたしました。 審議会からは、今後民営化に円滑に移行できるよう、市場関係者と十分協議を進め、早期の実現を求めるとの答申をいただいたところであります。 本市といたしましては、審議会の答申を尊重し、市場の活性化が期待できる民営化の早期実現に努め、引き続き県や市場関係者等とともに市場の活性化に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。 第2点は、「ずっと笑顔で 生きがい感じる まちづくり」についてであります。 まず、地域福祉計画及び地域福祉活動計画の策定についてであります。 本市が策定する地域福祉計画は、みんなが考え、安心してしあわせに暮らすことができる地域共生社会の実現を目指し、幅広く市民の皆様に策定過程に御参加いただき、平成27年度より継続的に策定作業を進めてまいりました。 現在、計画素案のパブリックコメント手続を経て、最終素案を作成中であり、来月3月15日の地域福祉計画審議会で御審議を賜り、答申をいただく予定であります。 また、市社会福祉協議会においても、実践的な行動目標等を示した地域福祉活動計画の策定作業を今年度末に終える予定としております。 両計画の策定により、平成30年度からの5カ年を計画期間とする地域住民と市、社会福祉協議会が互いに協働する新たな支え合いの仕組みづくりを推進してまいります。 次に、出産及び子育て環境の充実についてであります。 まず、新生児聴覚検査助成事業についてであります。 生まれつき耳の聞こえにくい新生児は、1,000人に1人程度の割合と言われております。耳が聞こえにくいことが早期に発見できた場合は、適切な療育を行うことで言語能力やコミュニケーション能力等、発達への影響を少なくすることが可能となります。 そのため、県内の動向を踏まえ、来年度、新生児聴覚検査に要する費用の助成を新たに実施してまいりたいと考えております。 次に、第2次子ども・子育て支援事業計画の策定についてであります。 平成26年度に策定いたしました鳴門市子ども・子育て支援事業計画の計画期間が平成31年度までとなっております。本市の子育て支援の方向性を示す計画として、法令に基づき計画期間を平成32年度から5年間とする第2次子ども・子育て支援事業計画を策定してまいります。 来年度の取り組みにつきましては、子育て世帯を対象としたアンケート調査を実施し、市民ニーズや課題の把握、有識者等による意見等の整理など、策定の準備に着手したいと考えております。 次に、老朽化が進む公立保育所につきましては、そのあり方を検討するため、来年度、鳴門市公立保育所再編計画策定審議会を設置いたします。 将来に向けた市全体の就学前の保育・教育を視野に入れ、今後の公立保育所のあり方や施設整備に関する具体的な計画等を策定し、来年度中に市民の皆様にお示ししたいと考えております。 次に、保育所、認定こども園等が行う創意工夫のある独自の取り組みを支援する補助金として、平成27年度に制度化いたしましたいきいき保育環境なるっと補助金についてであります。 来年度はこれまでの補助内容を踏まえつつ、新たにふるさと納税を財源とした単年度事業のメニューを追加したいと考えております。 具体的には、AEDや侵入者対策用備品の購入、社会保険労務士等による書類作成支援等を予定しており、ニーズを踏まえた支援を行うことで保育環境の充実に努めてまいります。 今後におきましても、出産や子育て支援に係るさまざまな施策を展開することで、子育て世帯が安心して子供を育てることができる「自然とふれあい笑顔がうずまく 子育てを始めるまちなると」の実現を目指してまいります。 次に、教育行政についてであります。 まず、学校・幼稚園施設の整備についてであります。 老朽化した施設の耐震化等、安全な施設整備を図るため、来年度も引き続き国の補助金を活用しつつ、計画的な施設整備を行ってまいります。 学校施設の整備につきましては、第一中学校の改築を進めるとともに、校舎等の非構造部材の耐震化を順次実施する予定としております。 幼稚園施設の整備は、今年度実施しております成稔幼稚園のリズム室等の改築、堀江北幼稚園の耐震化を引き続き行う予定であります。 また、現在エアコンが未整備の幼稚園につきまして、空調設備の設置に係る設計費用を今期定例会の当初予算案として提出しております。 今後も子供たちにとって安全で安心な教育環境の整備充実に努めてまいります。 次に、社会教育施設の整備についてであります。 耐震性が十分確保されていない公民館については、順次耐震化を図っているところであり、一方耐震性が確保されている公民館では、利用者の快適性を高めるために、トイレ等の改修や老朽化対策として屋上防水工事等、長寿命化を図るためのリニューアル修繕を実施しております。 来年度は、大津中央公民館の耐震化を実施するなど、地域の皆様のニーズを踏まえつつ、生涯学習活動の拠点として活用しやすい公民館の環境整備に努めてまいりたいと考えております。 また、市立図書館につきましても老朽化が著しいことから、耐震化及び施設改修を実施したいと考えております。7月ごろの着工を目指しており、工事期間中は、市民の皆様の読書活動への影響を最小限とするため、仮設図書館を開設する予定としております。 また、地域を巡回しております移動図書館車も来年5月に予定するリニューアルオープンにあわせて更新を行い、特に子供や高齢者の読書環境の充実を図りたいと考えております。 次に、学力向上施策についてであります。 今年度、子供たちの学力向上に資する取り組みといたしましては、鳴門教育大学と連携して数学オリンピックを開催したところであります。来年度は、新たに理科を加えた理数オリンピックとして開催してまいりたいと考えております。 次に、学習環境の充実につきましては、現在、電子黒板やデジタル教科書を中学校全学年と小学校5・6年生の各学級に配備しているところでありますが、小学校3・4年生の各学級にも配備することといたしました。各学級で一層の活用を図り、わかる授業を通じて子供たちの学習意欲や理解力の向上に努めてまいります。 さらに、現在電子黒板が未整備である特別支援学級につきましては、児童・生徒一人一人に対応した個別の指導計画に基づき授業を実施できるよう、個別学習が可能なタブレット端末を配備することといたしました。これにより、児童・生徒の状態や学習の進度に応じた適切な指導や支援を行ってまいります。 また、円滑な学級運営に関する支援といたしまして、現在小学校3年生と中学校1年生を対象に実施しておりますQ-Uアンケートを小学校3年生から6年生、中学校は全学年に拡充いたします。全ての子供たちが安心して学習に専念できる環境づくりを進めてまいります。 これからも教育は人づくり、人づくりはまちづくりの原点であるとの認識に立ち、子供たちの未来のため、計画的かつ総合的にさまざまな施策に取り組んでまいりたいと考えております。 第3点は、「しっかり安心・快適 住み良い まちづくり」についてであります。 本市では、今後30年以内に70から80%程度の確率で発生が予想される南海トラフ巨大地震等への防災・減災対策が喫緊の課題となっております。市民の皆様が日々安心して暮らせるよう、ハード・ソフトの両面からさまざまな対策を講じてまいりたいと考えております。 まず、協定書の締結等についてであります。 先月1月10日に徳島弁護士会との災害時における相談業務の支援に関する協定書を締結するとともに、昨日13日には中四国及び九州の自治体で初めてダスキンフランチャイズ加盟店のアールシー企画株式会社と物資の円滑供給を目的とした災害時等における協力に関する協定書を締結したところであります。 また、妊産婦・乳児の救護所について、昨年5月に徳島県鳴門病院と開設場所の提供に関する協定を締結しており、今後県の補助金を活用しつつ、円滑な運営を図るために、救護所に必要な資機材を整備する予定としております。 次に、救急体制の強化についてであります。 増加傾向にある救急出場件数に対し安定的な救急業務を行うため、老朽化した高規格救急自動車や資機材の計画的な更新を実施いたします。 また、救急業務の高度化等に伴い、若手救急隊員の教育や救急救命士の再教育などを行う指導救命士を1名増員することで技術向上を図り、救命率の向上に努めてまいります。 次に、木造住宅耐震化促進事業についてであります。 補助制度の各種メニューを活用状況に応じて配分を見直すとともに、より必要性の高い制度については、件数や補助上限額を引き上げるなど、効果的な制度運用を図ります。 公共施設の耐震化等につきましては、鳴門市公共施設等総合管理計画により、施設総量の最適化を図るとともに、安全・安心な公共施設の整備に努めてまいります。 耐震基準を満たしていない消防団詰所や人権福祉センター等の公共施設においては、順次耐震化を進めるとともに、耐震基準を満たしている消防団詰所等は、長寿命化及び必要な修繕を年次計画的に進めたいと考えております。 次に、新庁舎の建設についてであります。 現在、本年秋を目途とした新庁舎建設基本計画の策定作業を進めているところであり、今後有識者会議の設置や市民の皆様へアンケート調査も行う予定としております。 その結果をもとに、現庁舎の現状と課題、新庁舎の基本的な考え方等を整理し、新庁舎の建設位置、規模、現庁舎の利活用の是非などの整備方針を取りまとめた基本計画を策定したいと考えております。 今後も市民の皆様の生命と財産を守るため、さまざまな取り組みを着実に行い、災害に負けないまちづくりを実現してまいります。 第4点は、「おおきく躍動 みんなで創る まちづくり」についてであります。 まず、コンビニエンスストア証明書交付事業についてであります。 住民票の写しや戸籍証明書等の証明書の交付につきましては、今年度から市内5カ所の特定郵便局での交付を開始しているところであります。来年度はさらに全国のコンビニエンスストアで証明書等を受け取ることができるサービスを開始したいと考えております。 コンビニエンスストアでの交付の利点といたしましては、利用場所及び利用時間帯の拡大に加え、現在窓口で交付している証明書の約8割が交付できる点にあります。 市民の皆様にとって大きく利便性が向上する反面、交付を受けるためには事前にマイナンバーカードを作成し、所持しておく必要があります。マイナンバーカードとは、市民の皆様からの申請に基づき交付される身分証明書として利用できる顔写真つきのカードであり、初回は無料となりますが、交付手続に3週間程度必要となります。コンビニエンスストアという選択肢がふえることで市民の皆様の幅広いライフスタイルに対応でき、市民サービスの向上が見込めますことから、今後マイナンバーカードの普及に向けた周知に力を入れ取り組んでまいりたいと考えております。 次に、事前登録型本人通知制度の導入についてであります。 この制度は、住民票の写しや戸籍謄本などの証明書を本人の代理人や第三者に交付した場合、事前に登録されている方に交付の事実を郵便でお知らせする制度であり、不正請求の抑止及び不正取得による個人の権利の侵害を防止することを目的としております。 本年秋ごろの運用開始を目指し、専用のソフトウエアを導入することで、正確性の確保と効率化による速やかな事務執行に努めてまいります。 次に、ソーシャルメディアの活用の取り組みについてであります。 現在、本市ではツイッター、ライン、ユーチューブ等、さまざまなソーシャルメディアを活用し、行政情報を発信しております。 先月、新たにWe Love なると市民協働のまちづくりフェイスブックを開始し、地域コミュニティー活動やNPO法人、ボランティア団体等に関する情報など、市内でのまちづくり活動を広く発信しているところであります。 本市のソーシャルメディアは、鳴門市ソーシャルメディア活用ガイドラインに基づき運用ポリシー等を定めており、適切な運用のもと、ソーシャルメディアの有用性を十分に生かした情報発信力の強化に努めているところであります。 今後も、情報システムの構築やソーシャルメディアの活用など、市民サービスの向上に資するICTを活用した効果的・戦略的な行政運営を推進してまいります。 次に、水道事業における料金改定に向けた取り組みについてであります。 水道事業につきましては、市民の皆様へ安全で安心な水道水を安定してお届けするため、日々水道管や浄水場など水道施設の整備を行っているところであります。 現在、水道施設の多くが老朽化しており、修繕や更新には巨額の費用が必要になると試算しております。 水道事業の経営は、地方公営企業法に基づき、税金ではなく水道料金などの収入で賄う独立採算制となっており、これまで平成27年度に策定した鳴門市水道事業ビジョンに基づき、経費節減や収益の向上に努めてまいりました。 しかしながら、料金収入が年々減少している現状において、将来的に水道事業を維持するためには、水道料金の増額改定が避けられないものと考えており、水道料金のあり方については、学識経験者や公募市民などで構成する水道事業審議会で現在審議していただいております。 今後におきましても、市民の皆様に水道事業の経営状況等を御理解いただくため、広報なると等で継続的な周知を行うとともに、各地域に出向いて説明会を開催し、御意見等をお伺いしてまいりたいと考えております。 これからも水道事業ビジョンに基づき、将来にわたって安全で安心な水道水を安定して供給できるよう、さらなる経営改善に努めてまいりますので、議員の皆様を初め、市民の皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、ボートレース事業についてであります。 本年9月22日からいよいよモーニングレースの開催を始めます。 また、来年度は四国地区選手権競走、ダイヤモンドカップ競走、大渦大賞開設65周年記念競走の3つのGⅠレースを下半期に予定しております。 さらに、上半期は薄暮レースを開催することにより、さらなる電話投票の売上向上を図り、安定的な経営を目指してまいります。 また、ボートレース鳴門では、本場のリニューアルコンセプトである市のランドマークとして市民の皆様に親しまれるスポット化を目指し、さまざまな施設整備やイベントを実施してまいりました。 このたびボートレース振興会からこれらの取り組みが認められ、ボートレースパーク化のモデル事業として選ばれました。パーク化とは、ボートレース場から総合レジャー施設として、地域との共生ができるレース場となることを目指した取り組みであります。 その内容は、東京オリンピックから正式種目になりましたバスケットボールコートやスケートボード場、さらにサイクルステーション等の施設整備を行い、市民の皆様が集まる新しいスポーツコミュニティースペースとしての整備を進めてまいります。 これからもボートレース鳴門が皆様に親しまれ、お楽しみいただけますよう、さまざまな取り組みを通じてイメージアップを図るとともに、安定的な経営と公共の福祉の増進に努めることで本市の発展に貢献できるよう努めてまいります。 最後に、今後の市政運営についてであります。 これまで申し上げた重要施策は、全て輝かしい鳴門市の実現に向けた初めの一歩だと考えております。 私は、鳴門市を牽引するリーダーとして、また市民の最大の理解者、サポーターとして、これからも市民の皆様とともに歩み、さまざまな課題に果敢に挑戦してまいります。 特に、重要課題であります少子・高齢化対策につきましては、なると未来づくり総合戦略や第六次鳴門市総合計画後期基本計画等に基づく交流人口や定住人口の増加に資する地域活性化施策の推進が不可欠であります。 来年度はまず、第九アジア初演100周年記念事業の成功に全力を尽くし、その成功をきっかけに本市の新しい1ページ、新たな100年の始まりとしたいと考えております。 さらに、3つの世界遺産登録へのチャレンジや四国ゲートウェイ化構想の具体化、ASAサイクリングツーリズムの推進、3大マラソンの開催など、重要施策の推進に努めてまいります。 そのためには、今の行政課題や市民ニーズに沿った効率的・効果的な組織体制を新たに構築し、施策の推進力をさらに高める必要性を感じております。 来年度は、スポーツを通じた地域活性化と健康づくりを推進するスポーツ課の設置や市政及び地域のイベント情報等を集約し、効果的に情報発信を行う情報戦略担当の設置など、組織の見直しを行いたいと考えております。 また、市民の皆様にとって住みよいまちづくりの枠組みに変える取り組みについてもチャレンジしてまいります。 特に学区制の見直しにつきましては、本市の地域特性や地域間の公平性の観点から、本市中学生の進学先の選択の幅を広げるため、募集人員を含めた入学者選抜制度のあり方について引き続き県教育委員会に要望してまいります。 本市の将来を見据え、今できることを着実に実行し、鳴門市に生まれてよかった、住んでよかった、訪れてよかったと実感できる未来志向のまちづくりの実現に邁進してまいりますので、議員の皆様を初め、市民の皆様の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、今回提出しております議案等について御説明いたします。 まず、平成30年度当初予算案についてであります。 本市の財政状況は、人口の減少や地価の下落等により、歳入の根幹をなす市税の増収が見込めない一方で、社会保障費が年々増大傾向にあるなど、依然として楽観視できる状況にはないと認識いたしております。 しかし、そのような状況にあっても、限られた財源を効率的・効果的に配分しながら、スピード感を持ってさまざまな行政課題に対応し、鳴門市総合戦略や第六次鳴門市総合計画後期基本計画に定める未来のまちづくりに向けた各施策の取り組みを推進していく必要があります。 こうしたことから、今回の予算編成においては、スーパー改革プラン2020の中期財政収支見通しや財政健全化の推進に留意しつつ、節目の年を迎えた第九アジア初演100周年記念事業を初め、四国のゲートウェイ化推進事業や防災対策など、緊急性・必要性の高い施策を機動的かつ積極的に展開し、本市の将来をしっかりと見据えた未来志向のまちづくりを着実に推進できるよう予算編成に配意したところであります。 その結果、平成30年度の一般会計予算は、総額が241億7,000万円となり、前年度当初予算と比較して12億2,000万円、率にして5.3%の増となっております。 その財源の主なものといたしましては、市税72億2,100万円、地方交付税40億7,000万円、国庫支出金37億7,996万4,000円、県支出金19億8,405万5,000円、繰入金10億7,163万2,000円、市債27億530万円となっております。 また、特別会計につきましては、9会計で予算総額247億2,445万円となっております。 次に、企業会計予算について御説明いたします。 まず、水道事業会計についてであります。 収益的収入につきましては、過去の実績から見込んだ給水収益及び加入金等について計上し、収益的支出につきましては、給水事業に要する管理経費等を計上いたしております。 また、資本的収入につきましては、老朽管更新事業に伴う国庫補助金や企業債等を計上し、資本的支出につきましては、老朽管の布設がえに要する工事費に加え、浄水場制御室帳票システムほか改修工事等の建設改良費等を計上いたしております。 次に、モーターボート競走事業会計についてであります。 収益的収入につきましては、舟券売上金、鳴門外向発売所などにおける場外発売受託事業収益等を計上いたしております。 収益的支出につきましては、売り上げに伴う払戻金、交付金のほか、開催費等の所要額を計上いたしております。 また、資本的収入及び支出につきましては、建設改良費としてプレイパーク工事等に要する経費を計上いたしております。 引き続きまして、その他の議案について御説明申し上げます。 まず、議案第13号鳴門市個人情報保護条例及び鳴門市情報公開条例の一部改正についてでありますが、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等の改正に伴い、個人情報の定義の明確化を図るなど、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第14号鳴門市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について及び議案第15号鳴門市事務分掌組織条例の一部改正についてでありますが、平成30年度の組織・機構の見直しに伴い、現在教育委員会が所管するスポーツに関する事務について市長の権限に移管するため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第1項の規定に基づき新たに条例を制定するとともに、当該事務を市民環境部の事務分掌に追加するため所要の改正を行うものであります。 次に、議案第16号鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてでありますが、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正に伴い、扶養親族に対する加算額を変更するなどの改正を行うものであります。 次に、議案第17号鳴門市消防手数料徴収条例の一部改正についてでありますが、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第18号廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてでありますが、集積場所に排出された資源ごみの持ち去りを禁止する規定を新たに追加するものであります。 次に、議案第19号鳴門市国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、国民健康保険法等の改正に伴い、国民健康保険料の軽減対象世帯を拡大するなど、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第20号鳴門市後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてでありますが、高齢者の医療の確保に関する法律の改正に伴い、後期高齢者医療制度における住所地特例に関する事項について所要の改正を行うものであります。 次に、議案第21号鳴門市介護保険条例の一部改正についてでありますが、平成30年度から平成32年度までの介護保険料を定めるとともに、介護保険法等の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第22号鳴門市介護保険法施行条例の制定についてでありますが、介護保険法の改正に伴い、新たに居宅介護事業所の基準等を定めるのにあわせて既存の介護保険サービス事業所に関する基準等に関する条例を整理するため、条例の制定及び廃止を行うものであります。 次に、議案第23号鳴門市児童クラブ施設条例の制定について及び議案第24号鳴門市児童館条例の一部改正についてでありますが、児童クラブ施設の建設に伴い、当該施設の設置及び管理について必要な事項を定めるとともに、桑島児童館を廃止するため、条例の制定及び改正を行うものであります。 次に、議案第25号鳴門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでありますが、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の改正に伴い、引用条項の整理を行うものであります。 次に、議案第26号鳴門市附属機関設置条例の一部改正についてでありますが、公立保育所の再編計画策定について調査審議するため、新たに附属機関を設置するとともに、現在教育委員会で所管している審議会を市長部局に移管するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第27号鳴門市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、農業委員会委員等への報酬額に活動に応じた報酬額を加算できる規定を追加するとともに、新たに設置する附属機関の委員に対する報酬額を規定するものであります。 次に、議案第28号松茂町ほか二町競艇事業組合と鳴門市との間におけるモーターボート競走施行に関する事務の受託に係る協議についてでありますが、松茂町ほか二町競艇事業組合からモーターボート競走の管理及び執行に係る事務の委託を受けるため、地方自治法第252条の14の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 最後に、報告第1号専決処分について(損害賠償の額の決定)についてでありますが、損害賠償の額の決定につきまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分いたしましたので、同条第2項の規定に基づき議会に報告するものであります。 以上、概略を御説明申し上げましたが、詳細につきましてはお手元の議案書等を御参照願うこととし、また御審議を通じまして御説明申し上げたいと存じます。 十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げます。    ────────────────────────────────── △日程第6 議案第 1号 平成30年度鳴門市一般会計予算      議案第 2号 平成30年度鳴門市国民健康保険事業特別会計予算      議案第 3号 平成30年度鳴門市後期高齢者医療特別会計予算      議案第 4号 平成30年度鳴門市介護保険事業特別会計予算      議案第 5号 平成30年度鳴門市公共下水道事業特別会計予算      議案第 6号 平成30年度鳴門市公設地方卸売市場事業特別会計予算      議案第 7号 平成30年度鳴門市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算      議案第 8号 平成30年度鳴門市光熱水費等支出特別会計予算      議案第 9号 平成30年度鳴門市給与費等管理特別会計予算      議案第10号 平成30年度鳴門市公債費管理特別会計予算      議案第11号 平成30年度鳴門市水道事業会計予算      議案第12号 平成30年度鳴門市モーターボート競走事業会計予算 ○議長(秋岡芳郎君) 日程第6、議案第1号から議案第12号までの12議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております各議案は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元へ配付の議案付託表のとおり、所管の予算決算委員会に付託いたします。 以上をもって本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明2月15日から2月19日までの5日間は、議事の都合及び市の休日のため休会といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって明2月15日から2月19日までの5日間は休会とすることに決しました。 次会は2月20日午前10時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午前11時23分 散会...