平成14年 6月定例会(第2回) 平成十四年
鳴門市議会会議録 (第十一号)平成十四年六月十一日(会期十四日中第七日目)
議事日程第四号第一 市政に対する
一般質問第二 選 第一 号
常任委員会委員の改選について第三 議案第百 号 新
産業都市の区域に伴う市税の不
均一課税に関する条例の廃止について 議案第百一 号 鳴門市
消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部改正について 議案第百二 号 鳴門市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 議案第百三 号
鳴門市立鳴門工業高等学校に従事する
教育職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 議案第百四 号
市道路線の認定、変更及び廃止について 議案第百五 号 新たに生じた土地の確認について 議案第百六 号 字の区域の変更について 質疑
委員会付託第四 陳情第六十六号
有事法制に反対する意見書の提出を求める陳情書 請願第六十七号
社会保険病院等の
公的病院の
縮減計画を中止、
機能充実を求める請願書 請願第六十八号 国道十一号(
北灘地区)の
改良工事促進に関する請願書
委員会付託 ────────────────────────────────── 本日の会議に付した
事件日程第一 市政に対する
一般質問日程第二 選第一号日程第三 議案第百号から議案第百六号まで 質疑
委員会付託日程第四 陳情第六十六号、請願第六十七号、請願第六十八号
委員会付託 ────────────────────────────────── 出 席 議 員 (二十七名) 議 長 近 藤 龍 彦 君 一 番 秦 野 卓 君 二 番 工 藤 武 重 君 四 番 野 田 粋 之 君 五 番 藤 田 茂 男 君 六 番 森 恒 吉 君 七 番 矢 野 善 治 君 八 番 松 下 保 君 九 番 分 部 嘉 憲 君 十 番 牧 野 豊 君 十一 番 泉 善 治 君 十二 番 中 西 久 雄 君 十三 番 林 栄 一 君 十四 番 山 本 秀 君 十五 番 佐 藤 絹 子 君 十六 番 板 東 一 岳 君 十七 番 柿 本 公 君 十八 番 勘 川 一 三 君 十九 番 田 渕 豊 君 二十 番 平 岡 朔 郎 君 二十一番 斎 藤 達 郎 君 二十二番 橋 本 国 勝 君 二十三番 池 田 正 恵 君 二十四番 梅 野 健 寿 君 二十五番 坂 東 成 光 君 二十六番 明 野 尚 文 君 二十七番 横 井 茂 樹 君 ────────────────────────────────── 説明のため出席した者 市長 亀 井 俊 明 君 助役 細 川 並 久 君 助役 牧 田 久 君 収入役 川 上 喜 一 郎 君
総務部長 柿 成 昇 司 君
企画調整部長 板 東 久 男 君
市民福祉部長 潮 崎 焜 及 君
環境衛生部長兼
衛生センター所長 田 口 喜 久 君
経済部長 塚 本 重 史 君
建設部長 長 浜 宏 君
競艇部長 泉 和 久 君
水道部長 中 谷 宏 君
運輸部長 泉 良 一 君 消防長 矢 野 正 夫 君
福祉事務所長 佐 藤 重 明 君 総務部
総務課長 喜 多 哲 君
財政課長 平 野 悦 男 君 教育長 森 本 繁 一 君
教育次長 古 林 勢 一 郎 君
監査事務局長 福 居 達 夫 君
選管委事務局長 岡 田 信 之 君
農委事務局長 岡 部 晃 資 君 ──────────────────────────────────
議会事務局職員出席者 事務局長 小 倉 眞 穗 次長 田 淵 功 主査 福 有 慎 二 係長 滝 川 勝 正 ────────────────────────────────── 午前 十時 開議
○議長(
近藤龍彦君) 連日御参集御苦労でございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元へ配付の
議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第一 市政に対する
一般質問
○議長(
近藤龍彦君) 日程第一、市政に対する
一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 まず、一、
教育行政について二、
環境行政について三、地域の活性化について 十二番
中西久雄君 〔十二番
中西久雄君登壇〕
◆十二番(
中西久雄君) 私も、これしばらくぶりの質問でございまして、きょうはそんなことからして、中西、心配ないんかいなという地元の方々が、演壇で倒れたら起こしたるわというような温かいお気持ちのもとで駆けつけております。理事者の皆さんも、真剣に御答弁をいただいて、私も
亀井市長のおっしゃる公正と対話、政治はスピードだというのが非常に好きでございまして、よいことはまねんでもせよと申します。そういうことで実施をいたしております。 前置きはそれぐらいにしまして、六月三日に先輩であります
田中議員さんが御逝去されまして、非常に残念でございます。安らかな御冥福をお祈りをしたいと思います。 それでは、議長の登壇の許可をいただきましたので、通告に従って質問をしてまいりたいと思います。 さて、今世界が注目をしております
ワールドカップサッカーが、連日のように熱戦が繰り広げられております。先日のロシアとの対戦に、日本がチームワークのよさ、あるいは郷土でする競技であるということで、一生懸命努力されまして、一対〇で勝ちました。こんなことは非常に国民にとってうれしいことでございまして、これをもちまして喜びを披瀝しておきたいと思います。
教育行政について、
環境行政について、地域の活性化について答弁を求めたいと思います。 まず、
教育行政について。 要旨一、第十一回
大谷川蛍まつりについてお尋ねしたいと思いますし、報告も兼ねて申し上げたいと思います。 梅雨入り前の季節の風物詩として高く評価されています第十一回
大谷川蛍まつりが五月二十五日、二十六日の二日間、県内のトップを切って、好天に恵まれまして開催をされました。 今回は
四国横断自動車道の
大谷姫田間の
トンネルの西に、新しく第二椢原橋ができました。これは
工事用トンネルであったんですが、永久に利用するということで、現在に至っておりますし、これからもこの橋は地域が利用するということになっております。その欄干の四隅に、蛍の絵が描かれました。また、これから少し奥へ行きますと、県道二車線化の工事が進んでおりまして、山を切り崩した白い壁に、また県土木が蛍の絵をかかしてもうてよろしいかという御照会がございました。それは非常に私らにとってうれしいことであり、願ってもないことです。ただ、地域の
子供たちに蛍の絵をかかしてもらってはどうでしょうかと申しますと、それはできないのですという返事が来ましたので、これはやむを得ないんかなということでございました。 そういうことが地域にとりまして大きな刺激になりまして、やはり蛍の数をふやさなければいけないなと、こういうことでございまして、いろいろなことをやりました。本日お越しになっていらっしゃいます
実行委員会の方々に大谷川のカヤを刈っていただきました。非常に美しくなりました。それと水路もつけていただきまして、これは
県河川課の許可をいただいてしたものでございます。それと、蛍のえさは、皆さん御承知のとおり、
カワニナという巻き貝でございまして、これを
堀江北小学校の付近からおおよそ三千五百匹山へ持って、蛍のえさとして放ちました。それから、
カワニナが好む水草、クレソンという水草があるんでございますが、これを西祖谷の
平家屋敷の下の家見谷から
実行委員会の方にもらってきていただきまして、大谷川に植えつけました。これもうまく根づいております。生涯学習課の御指導のもと、谷川の古いカヤを刈り取ったり、現在ではそのかいあって、若芽が一斉に勢いよく生きてきて、川が非常に美しくなりました。 皆さんも御承知のように、二十五日に
徳島新聞の上でいらっしゃる記者の方が来ていただいて、写真を撮っていただきました。非常にこれは難しい写真でございますので、うまく撮れなかったということで、明くる日、本社の写真部を呼んでいただきまして、二十六日に撮っていただきました。その写真が、二十七日の月曜日に
徳島新聞に載りました。見てみますと、なるほどなと、手心を加えたことが如実にあらわれておりまして、美しい写真が載りました。本当にお世話になりました。そのことがありますと、その夜は押すな押すなの人で、お祭りは済んどんのに、大変でした。そういうことがありますし、ことしは特に、NHKさんに協力をいただきまして、二十六日には中西さん、見たよテレビで、という御案内がそれぞれの方からありました。また、きょうお越しになっております
鳴門テレビさん、二十五日にお越しになりました。そのことが三月一日から十五日まで、
広報便りの時間に、朝は八時から夜は十一時から放映されております。それを見た人が、たくさんいらっしゃるようになってきております。 それから、
祭り本部から北へかけてメーンの河川敷に、農水課から御協力をいただきまして、桜の苗木、
ソメイヨシノ十五本、河川敷に植えつけました。また、業者にお願いして、落葉樹の苗木二十一本、山桜五本、ケヤキ五本、
山もみじ五本、エノキ三本、コナラ三本を植えつけました。私のお隣から、中国が原産のロウバイの苗をいただき、十五本、これも植えつけております。
ハマボウ二十本も昨年に植えつけておりまして、ことしも二十三本植えまして、四十三本となっております。 このように、将来的に蛍が増加する策を着実に実施しています。三年前、
アジサイを三十二本植えつけたのが大きくなり、
蛍まつりを彩るようになってきましたが、
蛍まつりの当日はもうそのあたりが子供さん、大人で押すな押すなでございまして、
アジサイで見えんわと。この
アジサイ、ち
ょっとどないかならんかというようなお父さん、お母さんのお声が出てきましたので、ちょうど花がついて、咲くころでございましたので、御了解を得まして、来年は低くして、子供さんに上から見えるようにしていきたいということで、お願いをいたしました。 このように、
実行委員会の人たちを中心に、
ボランティアを募り、蛍がふえる対策を今後も続ける計画で、鳴門市の文化財になったことで、
取り組みを続けていきたいと思っております。県下の蛍の発信地の地位を守っていきたいと思っています。大谷川で蛍の発生が見られたのは、五月十日でした。昨夜も観察に出かけましたが、蛍の発生は約二キロの地点がございますけれども、二十匹がやっとであり、大谷川の蛍の終わりを宣言したいと思います。 次に、他市における蛍祭りの状況ですが、四月十七日、蛍の幼虫が光るとのことを新聞で発見し、その観察会があるとのことで、阿南市
福井中学校まで車を走らせました。全校挙げての
取り組みが四、五年前からされており、感動をいたしました。蛍について勉強の成果を発表され、参考にいたしたいと思っています。今後も続けてくださることを強く要望して帰ってまいりました。 六月一日、十一回南国市蛍祭りに行ってきました。
門脇議長が会長として取り組んでいらっしゃり、市長さん、県議さん、
市会議員の方たちも大勢詰めかけており、交遊を深めてまいりました。 六月二日は美郷の蛍祭りに行きました。御承知のとおり、昭和四十五年に国指定の文化財となり、総工費八億円で蛍館が平成十二年四月に完成しております。蛍に関する資料、美郷村の特色が一望できるので、これから週五日制で
総合学習に利用されるだろうと予想されていました。職員三名で管理しており、多忙なときも催しがあるときは、
宝探し探検隊のメンバーが
ボランティアで応援するようになっております。現在会員は五十七名とのことで、美郷の宝探しを心がけており、成果が着実に上がっているとのことでした。その資料もいただいて帰っています。 早速、私の蛍を通じての師匠である
伊井村長ともお会いしてきましたが、村長選が一月にあるので大変だとのことでした。行ってびっくりしたのは、新しいテントが、真っ黄色の色つきのテントですが、一張りできていたことでした。これは、県の補助をいただいてできたと、こういうふうにおっしゃっておりました。 六月一日には、全国の蛍の愛好家や、団体などでつくる
全国蛍研究会の三十五回
全国大会が美郷で、
村ふるさとセンターで開催されました。北海道から沖縄県まで、全国から百五十人が出席、代表者十四人が各地域で行っている蛍保存、
保護活動など、
取り組みについて発表したとのことです。もちろん、
伊井村長もその一人であったわけです。私はこの
ニュースを聞き逃し、大変残念でしたが、資料はいただく約束でございます。 六月八日には、三好町まで、第三回
増川蛍祭りに招待を受け、マイクロを借りて、
実行委員会九名とともに十人で参加しました。二月十日に
藤本議長を中心に二十名がバスを借り切って
堀江公民館までお越しになり、蛍の話をしてくださるとの
視察要望が交流の始まりでした。増川の活性化を考える会を組織しておられ、廃校になった
増川小学校を
祭り本部として、町を挙げて取り組んでおられます。
大谷川蛍まつりのはっぴを着用しての登場は人目を引き、一同感激したようです。また、遠方を来てくださったとのことで、歓待を受けました。町長、県議、町議が大勢詰めかけておって、その中で
あいさつをとのことで、蛍についての熱い思いを披露させていただきました。蛍もたくさんおりまして、盛況で、この交流の中で大谷川の
蛍まつりのあんどんを利用したいとのことでございましたので、新品を近く見本として持っていくことを約束をしております。 六月十五日、西祖谷の家見谷の蛍の乱舞を見に、
泊まりがけで
参加予定であります。谷川に大きな水たまりができ、
カワニナがたくさんすみつき、そこに蛍もすみついて、見事な蛍の乱舞が見られる地域の
上井金久さん御夫婦が
管理飼育に当たっているもので、県下にはここしかない、百万ドルの光の点滅を見ることができます。私が行くのは今回で三度目であります。楽しみにいたしております。 また、近くに山城町があり、
黒川谷蛍祭りが当日行われます。それも見たいし、池田町の
野呂内蛍祭りは、町の職員が中心になって進めております。たしか今回が五回目であると思います。
野呂内小学校が
祭り本部であります。 海部町の母川蛍祭りも盛大であります。以前は、徳島駅からJRが
特別蛍列車を走らせていましたが、現在はなくなっているようです。 県内の蛍祭りは、鳴門市市政の天然記念物、大谷川の
蛍まつりから始まって、六月十五、十六日で一応終わりとなります。以前に、前山本市長に、県内の
蛍サミットを提案したが、できずに現在まで来ております。
亀井市長になっては、この提案はいたしておりませんけれども、明るい
ニュースでないかと思うんですが、どうでしょうか。 市長も、きょう
実行委員さんがたくさん来ておられますが、市長は来てくれるだろう。県議さんのときに時々来ていらっしゃったけん、来てくれるだろうなと、皆口々におっしゃっておったんでございますけれども、今回も御多忙であったんか、お見えになりませんでした。初日は、子供さん中心に千三百人、二日目が千二百人と、県内外、遠くは東京から、この
蛍まつりに子供さんがわざわざ帰ってくる。また、高松から
高速道路を利用して来てくださるようになっております。近いうちに、南国市からも来てくれるだろうと期待をしております。また、こちらから熱心に言っておれば心は通じるであろうと思っております。 このように、機会があれば、県外へも足を延ばしたいと思っております。韓国の蛍の様子が新聞に載っていました。これもできれば行ってみたい。
日韓交流でないかと思っております。 まさに蛍の、全国へ向けての
発信基地にしたいと、夢は膨らんでおります。きょうお越しの
実行委員会の方たちの今後の御支援、御協力を切にお願いを申し上げたいと思っています。 そこで、蛍の捕獲の
禁止条例を提案したいと思います。行く先々でできているのですから、鳴門の蛍は
観光資源として
捕獲禁止にしてもよいと思うのですが、どうでしょうか。 蛍の
生息地域の
環境保護についてお尋ねいたしたい。ごみ問題は、各地で
不法投棄を生んでおり、蛍のすむ山間部は、
特別保護区として看板をつくり、
環境保全をしてはどうかと思いますが、
環境パトロール隊も、特に祭りの実施されている地域、市内は二カ所でございますが、特別にそういうところも考えていただいたらどうでしょうか。 要旨二、給食センター問題について。 三月二十六日に、
大麻学校給食センターの
受け取り式典が、
亀井市長、教育長、議長、地元の議員、
関係地域の住民の出席のもとに行われました。私
たち地域住民も、行政が行う施設であり、最新の設備で操業するとのことであるので、心配していなかった問題が発生いたしました。食材をつくるときに出るのか、よくわからないですが、においの問題です。 西側には
市営住宅があり、また、横断道から立ち退きを命ぜられた人たちも付近に住居を構えました。東側には、新しく
大谷集会所が完成を見て、六月二十五日に
引き渡し式があると聞いております。 数日前に、西側で
グラウンドゴルフをしていた
大谷東西クラブの方と一緒に
給食センター所長と面談をしました。それは、所長が付近の
あいさつをしたかどうか。この施設ができて地域の仲間入りをしたことでもあり、今後ともよろしく頼みますということと、苦情の処理はないかを聞いてあげることであると。ここは
大麻中学隣から引っ越してきた施設であり、以前は周囲としては中学校だけであったが、付近に住居がたくさんできているところであります。私が議員として公約をしている、大谷の文化を掘り起こすこと、また山に囲まれた緑豊かな自然と、蛍の住む環境を守り、残していくこと、
町おこし運動を常に考えていくこと、そんなすばらしい
観光資源がいっぱいある、もちろん大谷焼も含まれておりますが、これから美郷にある
宝探し探検隊のようなものも組織していきたいと思っております。現在NPOの問題もこれから勉強を開催する、研究も進めていきたいと思っております。もちろん地域の皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。 所長さんに申し上げたんでございますけれども、官寄りの考え方でなく、民間手法をもって、地域との協調を図っていくことが、私がよく言っている大谷の心である。悪臭ではないが、風の向きによっては窓があけられないという苦情が私のところに何人も来ています。今後の対策について、お答えを願いたい。 以上、いろいろ申し上げてまいりましたが、蛍は昨年より増加したということで、皆さんに喜んでいただいております。 そこで、
専門職員をふやすこと、また課内での
支援体制について考えてみてはどうでしょうか。
環境行政について。 要旨一。火葬場問題について質問をいたします。 鳴門市の火葬場は、県内では一番古い施設であり、処理時間が長い、サービスが悪い、焼くのに心づけ、俗にいうチップが要るとして、市民の評判が至って悪いのが現状であります。県の係に聞きますと、平成十二年度調査に、改修するかどうかということの欄に、施設を新しくする計画があると出ているようですが、その計画はあるのかどうかお尋ねします。 私は、近隣町村に、火葬場がないことから、松茂、北島、藍住町とかと広域的に取り組んではどうかと思うのですが、どうでしょうか。 また、問題の心づけですが、担当は市の職員であり、いわば市長の指示下で仕事をしており、業務の性格上
特別手当も出ていると聞いております。
市長命令で心づけは禁止するか廃止するとかの
業務命令でことは解決すると思いますが、どうですか。私も地域の老人会並びに
老人会連合会からも強い要望を受けております。解決する答弁を求めたいと思います。人生で一度は通るところの風通しをよくしたいと思うものであります。 地域の活性化について。
鳴門市内でも
ボランティア活動が盛んになってきているのはうれしいことであり、特に
NPO法人が各地ででき上がっており、六地区とか七地区とか聞いております。鳴門市花づくりの会の会合で、
亀井市長は現在の
受け付け体制は、管理は県がしているが、鳴門市でもできるように考えたいと答弁をされていました。まさにそのとおりであります。今回は質問を取り上げておりませんけれども、今後注目していきたいと思っております。 五月十七日の
徳島新聞によると、藍住町が東中富の
旧吉野川堤防周辺で
桜づつみ公園を総事業費十四億円をかけて完成したことが報道されています。この公園は、
国土交通省が
堤防強化などの目的で行っているもので、
桜づつみモデル事業に合わせて計画された一九九八年度に着工したもので、一・五ヘクタールの敷地で、五つのエリアに分けて、一、水辺空間を生かした人工の小川と滝、二、三十八アールの多
目的芝生広場。三、
スプリング遊具や全長三十六メートルの
ローラーすべり台などが楽しめる十九アールのわんぱく広場などを備え、駐車場は八十台分、
ソメイヨシノ、
しだれ桜など、六種類の桜六十七本が植えられております。落成式で、石川町長が、
通水ボタンを押すと、水しぶきを立てながら滝が流れ初め、
藍住南幼稚園児が風船を空へ飛ばして完成を祝ったという記事が載っております。藍住町西部には初の大
規模公園で、藍住町は四季を通じて住民が憩える場として利用を期待しているということです。 また、隣の北島町では、北島町
親水公園が二十二平米の面積で完成しており、
シルバー人材センターが管理に当たっているとのことである。
旧吉野川堤防を有効に使った施設が完成し、住民の憩いの場として喜ばれております。 そこで、鳴門市でも
旧吉野川の堤防を利用してこのような施設をつくることを提案いたしたいと思います。この地域は、
堀江南小学校の東側にある堤防で、中馬詰を中心に西馬詰、
古田地区を含めた地域で、既にそれぞれ
合同役員会で了解をされております。近く藍住町の
施設見学、北島町の
施設見学をすることが決まっております。鳴門市の支援を要請するものであります。 ちなみに、北島町の
北島グリーンタウンは七百十世帯、人口二千百四十一人が居住しております。この提案をしております中馬詰、西馬詰、古田は百四世帯、人口三百十七人であり、
町おこし事業も想定した計画が持ち上がっております。このことは、県当局、
国土交通省には既に打診済みであります。あとは鳴門市の出方じゃなあというような回答をいただいております。それと、この地域では
北島グリーンタウンとの共生を図るべく、また農業振興を目的に県の補助を、堀江農協の協力でもって平成八年には県単事業、新地域農営システム展開事業として、また未来を開く地域の営農活力創生事業として、平成十年から芋掘り大会、レンコン掘り大会、焼き肉大会等、農協愛用部会の協力を得て、消費者と生産者が直結するとれとれ市を開催してきております。この地域は、
北島グリーンタウンの町道が県道に指定変更になり、共栄橋も北島町はすべて対応が終わっており、あとは鳴門市の出方を待っておるとのことでございます。市長の言う、政治はスピードが必要であり、隣接町村も鳴門市の行政手腕に注目を集めています。
亀井市長、トップとしてどうですか。今後の対応を答弁をお願いをいたしたい。回答によって再問をさせていただきます。 〔教育長 森本繁一君登壇〕
◎教育長(森本繁一君) 中西議員御質問の
教育行政につきまして、私の方から御答弁さしていただきます。 一問目の、第十一回の
大谷川蛍まつりに関連した質問についてお答えさしていただきたいと思います。
大谷川蛍まつりも、今回で十一回という長い歴史を刻んでいることは承知いたしております。その間、中西議員さんを初め、大谷地域の各種団体の皆様方には、鳴門市指定天然記念物であります大谷川のゲンジボタルの保護と蛍の生育にふさわしい環境を維持するために、大谷川上流域の周辺整備等に長年お
取り組みをいただいておりますことも伺っております。また、
蛍まつりを実施することによりまして、地域の皆様方の
環境保護に対する意識を高揚し、あわせて地域の活性化にとりましても大きな働きをしているものと認識しております。私自身、地元の一人といたしまして、敬意と感謝の気持ちでいっぱいでございます。本年も好天に恵まれまして、市内外からたくさんの人々が蛍の里、また大谷焼の里を訪れ、自然に恵まれました大谷の山すそが多くの人出でにぎわい、暗闇に舞う蛍の光に酔いしれていたわけでございます。 さて、他地域の祭りの状況をどのように把握しているのか、また捕獲
禁止条例の制定についての御質問でございますが、近年、蛍祭りは県内外を問わず、多くの地域でさまざまな
取り組みを行っており、地域のイベントとして蛍祭りが開催されております。県内におきましても、現在麻植郡の美郷村、また海部郡の母川、三好郡山城町、三好町など、また市内においても、北灘町折野や櫛木などで蛍祭りが行われております。このような、地域住民が主体となった地域イベントとしての蛍祭りの先駆的な役割を果たしておりますのが、
大谷川蛍まつりであり、これまで他の地域から視察に訪れているということも伺っております。このような状況の中で、他県においては捕獲
禁止条例を制定している例があるということも承知しておりますが、大谷川の蛍だけを対象とした捕獲
禁止条例を設けることにつきましては、現時点においては課題もありますので、今後関係課と協議するなど、他地域の例も参考に研究してまいりたいと考えております。 次に、蛍の
生息地域の
環境保護及び市の指定する文化財についての御質問でございますが、現在鳴門市指定文化財は五十一件で、そのうち屋外に所在する史跡及び天然記念物は十八件でございます。大谷川のゲンジボタルもこのうちの一件でございます。市教育委員会といたしましては、これら屋外に所在する文化財を歴史的、文化的遺産として保護し、有効に活用するため、地域を一つの単位といたしまして、地域文化財保護活用団体を組織するよう、現在関係者に打診するなど、働きかけを行っているところでございます。一つ一つの文化財を単独で保護する組織ではなく、地域として地域のさまざまな文化財を守り、後世に伝えることができる組織を設立し、地域の方々の自主的、自治的活動として、地域の文化財及び
環境保護活動が実現すれば、文化財としての意義も一層高まるものと考えております。議員におかれましても、その場合にはぜひとも御支援を賜りますようお願い申し上げたいと思います。 また、文化財保護担当職員の配置につきましては、従来係制であった機構を、行政改革の一環といたしまして担当制に移行しております。課を挙げて、それぞれの業務に当たるよう努めておりますので、御理解を賜りたいと思います。 次に、給食センターの問題でございますが、大麻給食センターにつきましては、御承知のように、旧センターが老朽化したため、場所を移転し、新築したものであり、最新の厨房機器を導入しまして、清潔で明るく、外観も近代的な施設として本年三月に完成いたしました。各設備の導入につきましても、環境に配慮し、さまざまな面から検討を行ったわけであります。議員御指摘の周辺住民の方々に対する食材や調理中の臭気につきましては、調理施設の出入り口にはエアカーテン、エアシャワーを設置するとともに、廃棄物の保管場所につきましても、専用容器を用いるなど、注意を払ってきたところでございますが、今後実情等を十分調査いたしまして、改善できる事項につきましては改善するよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 また、給食調理等で排出されます生ごみにつきまして、すべて生ごみ処理機において処理し、堆肥化することにいたしており、大麻校区の各小・中学校の園芸用の肥料として有効にリサイクル活用をいたしております。 〔
環境衛生部長 田口喜久君登壇〕
◎
環境衛生部長(田口喜久君) 私の方からは
環境行政について、火葬場問題について御答弁申し上げたいと思います。 質問内容でございますけれども、火葬場の老朽化あるいは新設計画があるのかどうか、あるいは火葬場のない近隣町と広域的な
取り組みによって新築を考えてはどうか。もう一点は、火葬場での心づけの問題でございまして、禁止も含めてどのように考えているかといったこと、問題、質問と思います。御答弁申し上げます。 現在の火葬場施設は、昭和四十五年に建設されまして、現在では老朽化が著しく、また施設の構造上、火葬業務を目の当たりにした、御利用の市民の皆様から御不満が出ていることは否めない状況でございます。こうしたことから、地元と協議をしながら、施設の改修や火葬炉の改善を図ってまいりましたが、現財政状況下では、早期における大規模な改修は望めないところでございます。何よりも地元の御意向が重要でございますので、地元の意見を踏まえながら、今後どうしていくのか研究してまいりたいと考えております。 次に、火葬場での心づけという話でございますけれども、この問題は、職員の服務に関する微妙な問題を含んでおりますことから、実態がどうなっているのか調査も含めて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 〔
建設部長 長浜 宏君登壇〕
◎
建設部長(長浜宏君) 私の方からは、
旧吉野川河川敷を生かした水辺公園づくりについて御答弁を申し上げます。 議員御指摘の
北島グリーンタウンに隣接した
親水公園につきましては、
国土交通省が河川改修をした堤の河川敷二ヘクタールを北島町が占用許可を受けまして、公園として整備をしたものでございます。中西議員の御質問は、堀江地区南部を活性化させるため、中馬詰のグリーンタウンに接続しました
旧吉野川河川敷を公園化してはどうかとのことでございますが、
国土交通省が実施していますのは、暫定の堤体でございますので、今後なお十分調査研究したいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 〔十二番
中西久雄君登壇〕
◆十二番(
中西久雄君) それぞれ御答弁をいただきました。 蛍の捕獲の
禁止条例についてでございますけれども、
鳴門市内には蛍が点在して発生を見るようになってきておりまして、大谷川の蛍だけを
捕獲禁止にするということではないわけでございます。鳴門市の
観光資源として蛍をふやし、残していく見地から、市民あるいは県内外によくわかるような捕獲条例をされるよう、鳴門市はできていませんが、よそはできているんですから、早急にこれ検討していただいて、次の
蛍まつりには間に合うように、できたらしていただきたいと強く要望をしておきます。 それから、蛍の
生息地域の
環境保護についてでございますけれども、この問題についても、上と関連があるわけでございますが、いろいろ
不法投棄が発生して、看板を立てるわけでございますけれども、看板が非常に古い。そういうこともあるわけでして、一度見直しを行っていただいて、新しい看板を立てていただく。そうすることがスピードのある行政、親切な行政でないかと思います。このことは、強く要望しておきたいと思います。 給食センターについて御答弁を賜りましたが、まだこれは始まったばかりでございまして、それにこういう問題が発生したということでして、これから梅雨を迎えます。また、暑い夏を迎えます。これからこの地域がこの問題については解決してほしいという要望が出てくると僕は考えております。やはり、人がふえる町。聞くところによりますと、もうこんなところから出ていきたいというお方もあるようでして、そうしますと、その換地問題が起こります。地価が下がっていくと、こういうことで、この施設が来たことによって、住民が損をすると、こういうような行政は、これはやめていただきたいと思うんです。今後、十分検討をして、地域の人たちの声を取り上げていきたいと思っております。 それから、生ごみの利用状況について御答弁がありました。現状のまま、やはり学校で処理するというのは非常に手間がかかるし、それに要する人も現在はおらないということですから、給食センターでやはり処理をしてあげると。学校の花づくり、あるいは花壇の需要と、そういうものに役立てていっていただく、現在のとおりでいいんじゃないかと思います。まあしっかりやってください。 それから、市の指定する文化財の保護ということにつきまして、職員をふやせ、あるいは今教育長からお話があったんは、課全体で考えていきたいと。こういう財政の状態でございますので、非常に難しい、職員をふやすのは難しい。ですから、課全体で取り上げていきたいと、こういう御答弁でございましたので、今後そういうふうに行われていくように見守っていきたい、そう思います。了とします。 それから、火葬場問題。これは、とにかく言い逃れ的な答弁です。答えになってない。市長、どうですか、この問題。傍聴の方も、非常にこの問題関心があるんです。鳴門市民全体がこういう悪い慣習が現在も残っておるというのに対して憤りを感じておる。例えば、火葬料金は一万一千円ですね。そこへ持ってきて、六人職員がおる。一人三千円、一万八千円。二万九千円要るんですね、早い話が。そしたら、市外からの手数料が三万五千円、これと変わらんのです。当然、その上へチップ出して、三万五千円が五万三千円ですかな。そうなるのかもわかりませんけども、そんなことが市長がいつまでも続けていくもんでないと思うんです。市長の判断で、これはもう廃止すると、禁止すると。そういう発言ができないんでしょうか。これ、ちょっと御答弁お願いしたいと思います。 それから、地域の活性化の問題について。 今ある堤防が暫定のものであるということは知っております。けれども、お隣の北島でできることが、鳴門市でなぜできんのですか。大鳴門市ですよ。やはり、地域の住民の要望は熱心に取り上げていくと、こういう行政の姿勢がなければ、市長、市民は離れていきますよ。そういうことを十分考えていただいて、この問題も市長、どうですか。藍住にできた。となりの北島にできた。うちはしばらく検討してということでは、遅いんですよ。政治のスピード、どうですか。その答えを求めたいと思います。〔「小休」と言う者あり〕
○議長(
近藤龍彦君) 小休いたします。 午前 十時五十五分 休憩 午前 十時五十六分 開議
○議長(
近藤龍彦君) 再開いたします。 〔
環境衛生部長 田口喜久君登壇〕
◎
環境衛生部長(田口喜久君) 中西議員さんの再問でございますけれども、心づけの件でございますけれども、さきほどもお答えしましたように、実態がどうなってるのかを調査も含めて検討してまいりたいと思っております。御理解くださいますようお願いいたします。
◆十二番(
中西久雄君) 部長の答弁、わかったというのは、こういうことを言いたいんです。答えになってない。〔「小休」と言う者あり〕
○議長(
近藤龍彦君) 小休いたします。 午前 十時五十七分 休憩 午前 十時五十七分 開議
○議長(
近藤龍彦君) 再開いたします。 〔
建設部長 長浜 宏君登壇〕
◎
建設部長(長浜宏君) 公園につきましても、今後十分調査研究をしてまいりたいと考えております。 〔十二番
中西久雄君登壇〕
◆十二番(
中西久雄君) 御答弁がありましたが、前のお答えと同じことです。 やはり、これは、市長さん、傍聴においでてくださった方も、答えが聞きたいわけでおいでてくださったわけでして、また鳴門市民も、テレビを通じて市長のお考えが聞きたいんです。市長、座って答弁されんのですから、そういう
亀井市長の姿勢は皆さんが十分おわかりになったんじゃないかと私は思います。 これ以上質問もできませんので、そういうことを申し上げて、質問を終わるわけでございますけれども、やはり公正と対話、議員に対しても同じことだと思うんですね。私たちは、市民から選ばれまして議場入りしている一人でございます。当然、正当な、真剣なお答えをしていただきたい。このことを強く要望して、私は終わりといたします。傍聴席でいらっしゃる皆さん、大変本日はお忙しいところありがとうございました。御清聴感謝申し上げます。
○議長(
近藤龍彦君) 次に、一、鳴門市・藍住町環境施設組合について二、環境衛生行政について 二十番 平岡朔郎君 〔二十番 平岡朔郎君登壇〕
◆二十番(平岡朔郎君) いよいよ最後の登壇になりました。一遍しんがりを務めてみたいなと思ったことはちょいちょいあるんです。念願がかないました。皆様お疲れと思いますが、平岡朔郎、一時間、一生懸命やります。御清聴のほどお願い申し上げまして、前段を終わります。 故田中寛昭議員、六月三日、病により逝去されました。生前の御功績をたたえ、慎んで哀悼の意を表します。 さて、質問でございますけれども、都合によりまして、二の環境衛生行政について、これから始めていきたいと思いますので、ひとつ御了解を得たいと思います。 瀬戸の議員の分部議員、梅野議員三名は非常に苦慮いたしておりますけれども、目的に向かって、私たちは一生懸命頑張るだけでございます。 さて、今鳴門市にとりましては、非常に、特に市長にとりましては非常に決断の難しい時期、また一生懸命努力をしている、その気持ちは認めるんでございますけれども、ごみ反対、瀬戸町民の心を感じるときに、あえて私は頑張らざるを得ん、頑張る決意でございますので、冒頭にそれを申し上げまして質問に入っていきたいと思います。 まず、新ごみ焼却場建設工事用道路について。 これは、さきの分部君の質問にも出たわけでございますけれども、私もあえてこの問題を角度を変えてひとつ取り組んで、御質問を申し上げたいと思っております。まず、この測量開始が突発いたしましたその時点で、反対住民の地元無視という抗議は、鳴門の渦以上に渦巻きが巻いたわけでございます。それほど鳴門市は七日までに瀬戸町堂浦で、同市と藍住町でつくる環境施設組合、管理者亀井俊明市長、新ごみ焼却場建設工事用道路の測量を始めた。これに対し、計画に反対している住民が市から測量開始を知らされていなかった。いつも抜き打ちにこういうことをやられておるわけでございますけれども、早速女性部隊七十人が市役所を訪れて、抗議する一方、作業の即時中止を求めたわけでございます。簡単でございますけれども、簡単に説明しますと、工事用道路は焼却場建設予定地と東側を通る市道明神・日出線とをつなぐために設ける。市が四月二十五日に工事用道路の測量と建設を業者に発注をした。同市道沿い付近に機材を搬入するなどして測量を始めている。設計は一カ月後に完了する。そういうような明神の住民にとっては抜き打ち的に、こういう問題が知らされずに起こったわけでございますので、抗議するのは当然でございます。白紙撤回を考える会の会員と同町小海・日出両地区の住民、鉢巻きを締めた住民らは、対話集会を、市長、開かずに強行着工につながる作業を始めたのは、地元無視、強く抗議し、作業の即時中止を求める。この新聞は、五月八日水曜日と抗議書を
亀井市長に手渡したわけでございます。市長は、十五日までに説明の場を持ちたいと答えるにとどまったわけでございます。 ここで、市長、傍聴もおいでるこっちゃし、ひとつこの市長の心境を、この時点での市長の心境をまずひとつお聞きしたいと思うわけでございます。答弁によりまして、それを再問もしていきたい、これから入っていきたいと思います。 次は、待ったなしの衛生センター操業延長問題。 これは、我が議会の長老矢野議員がかかっておる問題でございますけれども、私ども関連してきたので、この問題でまた瀬戸町の考え方をまじえて、ひとつ質問をしていきたいと思うわけでございます。
亀井市長は、三月三十日、旧町民でつくる住民団体衛生センター対策協議会、衛生センター移転促進期成同盟会の役員に対し、新焼却場を六月までに着工すると表明した。早い話が、この前後の新聞じゃったと思うんですけれども、市長が行って地区住民の前で土下座をついてお願いをしておった。私も新聞で見ました。しかし、きのうの矢野議員の質問によりますと、市長、あの土下座をついとったのは、義理かいというような意味のことを矢野議員が盛んに毒づいておったわけでございますけれども、市長、どこ行っても、その土壇場にはそういうことをぱっとやるんじゃけれども、あとはあかんのや。それで矢野君は感じるんじゃけども、わしらは感じるのは当たり前よ。そこが何事も態度を硬化させる一番大きなネックになっている。市長、それを多少は意識しとんだろうか。 とりあえず申し上げますと、
亀井市長は六月までの着工表明は結果的に木津町民にも行政不信を抱かせておる。市長、私もそれを感じるんじゃ。というのは、いつか市長が、明神地区か瀬戸の公民館か、どっかに行ったときに、その席に五名の木津地区の住民がおった、入って来よった。聞きに来よった。はっきり言うと、聞きに来よった。というのは、市長がいつも行ったとこではぺこぺこぺこぺこ頭下げる。それでうまいこと言う。そして、例えば今言った矢野議員のとこの問題。そこへ行ったときには、もう頭を物すごう下げて。机が割れるぐらい頭下げてやっとるんです。瀬戸へ行ってもやります、やります。これが果たして本当に誠意ある市長の本心かというのを、聞きに来とったと思う、見に来とったと思うんです、実際は。そういうことを市長が行って話をしていくことと、大分瀬戸の雰囲気が違うんですね。ということをわかったと思うんです。それ以来、多少市長の信用問題は落ちてきたと私は踏んどんです。だから、ますますこの問題が難しくなってきておる。 例えば、市長、瀬戸の住民も市長に対して、市長、反対でないかと。瀬戸で一生懸命話し合いをして、対話集会をして、話をある程度決めてから木津の方へこうこうでございます。そしたら木津の方も信用する。市長が持っていくのは、先に向こうへ行ってそういうことを言ったって、瀬戸が固まっとらんのにですよ、市長、信用するはずがないんです、向こうもね。そういうように聞こえていくんですよ。だから、いつかの集会のときに、市長、やり方反対でないかと。瀬戸が先じゃというような、言われたことは覚えとると思いますし、そういうようなわけでございまして、現在の市長は今後どのように持っていくか、それをひとつお話をいただきたい。 と申しますのは、着工着工って、六月までの着工というのを一番今関心事になっとんですけれども、市長はこの工事用進入路、ここで最初はそうでなかったはずじゃけども、そこで起工式ができるような、何かそういうような雰囲気に、市長、持っていっとんかいな。そこら、私はっきりわからんのでございますけども、市長の、はっきりした、ひとつそういう言明をお待ちします。ここで発表を願います。今後、こういうふうに態度を硬化さしておる反対住民に、こうこうですよという説明をひとつ市長、前の人にはこう言うたけん、もうええわというのではちょっと困る。これ、最後じゃけんね、わしが。もう後がない。だから、ある程度の説明はしてもらわんと、平岡朔郎、死んでも死に切れん。 さて、その次、一の鳴門市・藍住町環境施設組合。 私はあえてこの問題を後回しにしていただいたのは、まさかこういうことが起こるかいなと。恐らく組合の議員でない人には突如としてこういう問題が起こってきたことに対して、物すごう妙なことが出てきたんだなと。皆さん、考えてみてくださいよ。藍住町、たとえ市でなくて町であっても、三万の人口の他町と六万五千の鳴門がそのように大きな、四年前ですよ、こんな大きな事業を、それも地区住民のためですが、一生懸命そういうことでやろうということを決めておった組合が、突如としてこの間の全員協議会に入っていくと、もう市長と石川町長が別室で一時間も、解散の問題で話をしておるんじゃという話を聞きまして、随分待たされまして、そんなことが簡単に、いやしくもこんな大きな事業をやる予定の、百億円以上に上がってもやる組合が、四年で解散、そんなこと考えられますか、市長、本当は。恐らく、答弁の中に市長は、鳴門市のためじゃ、それは鳴門市のためじゃと最後は言うと思うんです。だけど、ある程度金も入れ、見込みがないことを、市長、そんなことをやって、それでお金どないしますか、お金。藍住と組んだけん百億円だろう。そういうような、単独でやるの、市長、どないするで。それを市長、堂々と、我々、傍聴者も一時間待たして、そして入って行ったら、市長、石川さんと話がなにしましたと。石川町長と話がありましたということで、解散しますと。これは、賢明な議員諸公も、市長、何言よるのかと。はっきり言うて矢野先輩と橋本君が反対に一番先に手を挙げたわな。名前言うてええんか悪いんか、別としても、そういうことやったと思います、聞きよったら。そういう、市長、天下の物笑い、格好の悪い、こんな格好の悪い話ないで。どこへ行ったって。市長はその方がええと思うてやるんだったら、最初からもっと考えたらええ。瀬戸やて、環境を守る会に、おお、白紙に戻せ、もう一遍やるけんな、本当は協力してくれと言うたらええのや。それぐらいの、こんな大きな仕事をやめるという市長だったら、何じゃ、瀬戸町の環境問題を解散してよ。新しくまた話し合いになってくれと。半年や一年おくれたってええわと。それぐらいの度胸がある市長でないと、物はできんと私は考えます。そういう意味で、ひとつ市長に先の人に答えしてあるわというような感じでなしに、ひとつ市長、最後の登壇でございますんで、市長、もっと腹を割って私はきょうは一時間、まだ四十二分、やりたいと思いますんで。どうも、皆さん、よろしくお願いします。 〔市長 亀井俊明君登壇〕
◎市長(亀井俊明君) 平岡議員の御質問にお答えを申し上げます。 まず、工事用進入路についてでございます。 木津地区の皆さん方とのお約束によりまして、工事工程を調整をいたしまして、六月末までに着工するということとさせていただきました。私は、市長就任以来、市政に取り組むに当たりまして、市民の皆様方との対話が最も重要であるとの基本的な考え方の中から市政に取り組んでまいりました。しかしながら、着工時期を事前に瀬戸地区の皆様方に御説明できなかったことにつきましては、まことに遺憾でございまして、深く反省をいたしておるところでございます。木津地区での着工時期を御説明いたしました直後から、四月四日に明神地区新ごみ処理施設対策協議会で、四月七日には白紙撤回を考える会の対話集会で、四月十三日には鳴門市環境を守る会の執行委員会など、各地区、各団体での小集会や説明会を開催をさせていただきました。こうした場におきまして、現況報告や事業概要を御説明申し上げますとともに、事前に着工時期の御説明に伺わなかったことにつきまして、おわびをさせていただいておるところでございます。今後は、このようなことがないよう、十分留意してまいる所存でございます。今後とも、地域の皆様方の御理解と御協力を賜りますため、積極的に説明会や小集会を開催させていただきたいと考えております。近々、進入路工事の着工を予定いたしておりますことから、工事概要等につきまして、着工前に御説明に伺わせていただきますので、なお一層の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 衛生センターの操業延長問題についてでございます。 六月末までに新施設建設の一部でございます工事用進入路に着工するというお約束のもと、覚書の期限が過ぎた現在も、木津地区皆様方の御協力、御理解を賜りまして、衛生センターの操業を継続をさせていただいておるところでございます。一方、瀬戸地区では、明神地区新ごみ処理施設対策協議会、鳴門市環境を守る会、北泊海を守る会、白紙撤回を考える会など、各地区、各種団体とお話し合いをさせていただいております。御理解を賜れるよう取り組んでいるところでございます。さきほど申し上げましたように、近々工事の発注を予定をしておりまして、地元の皆様方には着工前に御説明に上がりたいと考えております。この危機的な状況を、何としても回避するため、今後さらにこの事業の実現に向けまして、引き続き全力で取り組んでまいる決意でございます。地元平岡議員を初め、何とぞ瀬戸地区の皆様方の温かい、深い御理解を賜りますよう、重ねてお願いを申し上げます。 鳴門市・藍住町環境施設組合の解散の経緯についてでございます。 議員の御質問につきましては、七日の鳴友会代表横井議員への御答弁と重複いたしますが、お答えを申し上げます。 まず、組合の解散合意に至った経緯についてでありますが、ごみ処理施設の機種選定をするために、横田 勇静岡県立大学大学院教授を委員長といたします委員六名による鳴門市・藍住町環境施設組合施設整備委員会を設置をいたしまして、平成十三年五月十日に第一回委員会を開催いたしまして以来、延べ五回の委員会を開催をいたしております。平成十四年三月に、この委員会から答申がございました。その内容は、ごみ処理施設の処理方式は、シャフト式が最も適しているが、キルン式及び流動床式も採用可能である。なお、メーカーの選定は、実績等を十分勘案した上で行うこととなっております。三月四日、環境省に施設整備計画書を提出いたしました以降も、鳴門市と藍住町との間でメーカー選定の方法につきまして、具体的に協議を重ねてまいりました。メーカーの選定は、焼却炉の選定そのものであるだけに、住民生活に直接影響を及ぼす最重要課題であるとの認識では、鳴門市と藍住町は一致をいたしておりました。しかし、藍住町は、行政が主体となってメーカー選定を行うべきであり、全国で稼働実績が豊富なシャフト式が最適であるとの考え方でございます。一方、鳴門市では、シャフト式だけではなく、キルン式、流動床式の採用も可能であり、選定の透明度を高めるためにも、できるだけ幅広く参入の機会を保障するため、これらの機種を対象といたしまして、一般公募型設計施行一括契約方式、いわゆるプロポーザル方式を採用すべきであるといたしますとともに、その公募条件を作成する最初の段階から、地元の皆さん方の参加が欠かせないとの考え方でございます。藍住町の言われております稼働実績が豊富なシャフト式ということになりますと、一社しかございませんが、鳴門市の言うキルン式、流動床式を含めます三方式といたしますと、十数社が対象となってくるわけでございます。今日まで、この点につきまして鋭意話し合いを行ってまいりましたが、メーカー選定後の生活環境影響調査の見直し、公示・縦覧や林地開発協議などの諸手続の期間を考慮いたしますと、五月十七日までにメーカー選定作業に着手ができなければ、十一月中旬の県への設置届提出期限に間に合わなくなるわけでございます。そして、十一月中旬までに県への設置届を出さなければ、次の新しい環境アセスメント条例の対象となりまして、環境アセスメントを新しくやり直さなければならなくなります。この新しい環境アセスメントには、最低二年から三年かかるということでございますから、現在環境省に提出をいたしております整備計画書どおりの事業を実施することが困難となるだけでなく、完成時期が二年から三年延びることとなってしまうわけでございます。 こうした時期を回避するため、藍住町長とのトップ会談に至ったわけでございます。この結果、今後のスケジュール等を勘案いたしますと、組合施行によります設置届の十一月提出を断念せざるを得ないとの認識で一致しますとともに、新焼却炉が設置できないなら、組合存続の意味はないとの見解に至りまして、組合を組織するそれぞれの議会への報告、説明を進めるとの合意に達したわけでございます。この合意を受けまして、六月三日、鳴門市・藍住町環境施設組合の議員協議会にその内容を御報告いたしましたが、議員の皆様方から、組合解散を再度考え直すべきではないかとの御意見が相次ぎましたことから、再度組合が存続できますよう、藍住町と鳴門市との間で協議を重ねておるところでございます。残された時間は少ないことから、現在精力的に協議を進めておりまして、その結果につきまして、今議会中に御報告をさせていただきたいと考えておるところでございます。 組合の存続問題、県によって松茂沖に造成をされております廃棄物最終処分場でございます東部臨海処分場の問題など、本市の
環境行政に難問が山積をいたしております。中でも、焼却炉の建設の問題は、本市の喫緊の課題でもございます。本事業の推進に当たりましては、土地購入の経緯もございまして、現在におきましても、さまざまな御意見があることは十分承知をいたしております。一刻の猶予もない本市のごみ行政の現状を考えますとき、公害防止に配慮をいたしました最新の施設をつくることはもちろんでございますが、関係の皆様方の御意見もよくお伺いをした中で、一日も早い焼却新施設の操業を願っておるところでございます。平岡議員におかれましても、地域の皆様方のさまざまな御意見の中で、大変苦しい御立場にあられることは十分承知をいたしておるところでございますが、本市の最重要課題でございますごみ行政が、いよいよ重要な局面を迎えますことから、大局的なお立場でお力添えを賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。鳴門市の皆様方には、ごみ特集号で、生ごみの量を三カ年で五〇%削減しましょうという呼びかけをさせていただいております。木津の古い焼却炉のためにも、また、新しく瀬戸町へ予定をいたしております焼却炉の焼却量の削減のためにも、この生ごみ五〇%削減は、欠かせぬ
取り組みでございます。引き続きまして、ごみの減量化や資源化に取り組んでまいりたいと考えております。市民の皆様方には、ごみ行政につきまして、一層の御理解と御協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げる次第でございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。 〔二十番 平岡朔郎君登壇〕
◆二十番(平岡朔郎君) 市長に答弁いただきましたので、再問をさせていただきます。 まず、明神・日出線を結ぶ工事用道路については、近く発注し、着工前に地元住民に説明する。これ、市長、間違いないんですか。 こういうことが、市長、できるのに、何でほない何じゃ言わんと、どんどんどんどん進めていくん。不思議でいかんねん、それが。結構できるで。言われたらできるん。子供と一緒や。余り笑わんといて。議会は緊張しとらないかんので。 それと、市長、私がもう一回文句を言いたいんは、これじゃ。市長は頭脳明晰で、なかなか奥が深いんで、我々の頭でははかり知れんもんがあると思うん。市長の脳みそにはいっぱい優秀なもんが詰まっとん。それを悪用するか、悪用と言うたら語弊があるけれども、それを使うことによって、立派なもんもできるし、そういうように、今のごみの問題のように、何でこんな頭のええ、格好のようできた人がぼろくそに言われんなん。それは、住民の心を心とせんけんそうなると私は思う。どうですか、皆さん。 そこでな、市長。市長の言うこと不信感持つんで、これも聞いておきたい。市長、いつも、既に時間的余裕もなくなった。いつもその時間がない、時間がないちゅうんでごまかされてしまうん。これ、市長の口癖か、実際真剣にそう言ようんか。これ、この前の三月の議会の私に対する答弁、ちょっと時間貸していただきます。 鳴門市のごみの現状を考えますと、既に時間的な猶予もなくなっておりますが、そうした中にありまして、やはり地域の皆さん方とのお話し合いをさしていただきます。最重要課題であるというふうに考えています。名文ですわ。これ、市長が答えとんです。「ごみ焼却施設の建設につきましては、全員の方の御同意をいただくということは非常に困難なことで」、これで逃げていっとる。全員に賛成してもらうことは非常に難しい。私の聞かんとするとこはそこなんです。だから、市長、そういうこともあり得る。七・三になるか、八・二になるか、六・四になるか。全部が全部、市長、全部が全部、それは市長、全部が賛成はできん。できんけれども、市長、瀬戸町民の問題に関しては、どんだけのほんなら人数が反対したら、市長、断念するんで。こういうことを言うた以上は、もう数で決着せにゃしゃあないんじゃないん。それ、市長、考えて言うとんだったろうか。「御同意がいただけないまでも、御理解を深めていただきますように、今後とも引き続きまして努力は継続していかねばならないというふうに考えております。」どうも意味がはっきりせん。私ら、この前回の、三月議会の平岡議員の再問にお答え申し上げます、亀井俊明と。「明神地区、瀬戸地区の皆さんとのお話し合いのことでございますが、鳴門市環境を守る会の皆さん方、そして白紙撤回を考える会の皆さん方、また、明神地区新ごみ処理建設対策協議会の皆様方とは、私はそれぞれの会の皆さん方との思いを地域の皆さんとの思いとして真摯に受けとめさしていただき」、何とすばらしい答弁でございますけれども、その次が今言ったあれです。答弁できますか、私が言っとんは、「最重要課題であるというように考えているところでございます。焼却施設の建設につきましては、御同意を全員の方の御同意をいただくということは」、そういう、市長、賛成してくれ、賛成してくれというところで、はや半分でもええわというようなことを言う自体の市長の腹構え、これは疑わざるを得んな。ほんで、特にこれ、言よんよ、こんなミーティングはなかったんでしょう。なかったけれども、一番大事なこれは、市長ははっきり言うて、「御同意を全員の方の御同意をいただくということは非常に困難なことでございます。御同意がいただけないまでも、御理解を深めていただきます。」同意せん人間に御理解せよって、御理解したら同意するんじゃないの。そこらがちょっとはっきりわからん、まあこれ、以上、これは市長の答弁いただきます。 これ、市長にはっきりお聞きしたいんじゃけんど、これは矢野大先生のところの問題じゃけんども、やはり私のとことやっぱり衛生センター操業延長ちゅうのは着工することによって、操業するというようなことになっとんで、一応申し上げるわけでございますけれども、この着工がいつの間にやら、進入路でも、ほんで着工になるというような、余りわしは聞いたことなかったんじゃけども、そういうように、今鳴門市全体の雰囲気、工事としてはそういうふうになっとるような意味に受け取れるんじゃけんど、これ、市長、本当ですか。 読みますよ。いや、そうでないというんだったら、そういうように、そうでないというお答えもろうたら、ほんで私は納得する。 「着工の意味は、意味について市側と住民側との認識のずれが判明し、市側は着工という言葉を施設の工事用進入道路工事の着工、だが、住民側は着工という言葉を施設本体建設工事を着工との意味」。そりゃそうじゃわなあ、こんな大きな百億円、二百億円の大工事するのに、その着工するのにちょちょちょっとつけて、四百メートルか五百メートルの進入路、それをつくったけんてそこで着工の起工式やったって、聞こえは悪いがな。 「着工の解釈問題は、市側の住民への説明不足と、不十分な情報公開を浮き彫りにし、住民側に後味の悪い行政不信を植えつけた」。そのとおりなんです。後味悪い。これも御返答、ひとついただきたいと思います。 さあ、問題の鳴門市・藍住町環境施設組合解散問題。 「設置期限、混乱に拍車。本年度着工、行方不透明」。大きく六月七日の
徳島新聞ですか、発表されております。恐らく、鳴門市、藍住町以外の町村、市、関心を持つ方々たちは、ううんと言って恐らく二の句が継げん。ううんちゅうたら、ほんでしばらく時間をとるほど深刻なこの状態に対して、何も言わんのじゃないかな。ほんだけ事情が込み入ってきたのかなちゅう感じを、私らにしても、常に鳴門市の議会で聞かされもせん、話もでけなんだ身にとっては、全然こないだまで仲よういきよったその藍住との関係が、たかが機種、メーカーの選定とか、そんなんで市長、こないはっきり変わるもんですかね。そんだけ、もう町長と市長が、トップ会談やって、ここへ来て解散に決めました。もうあきれて、たまげて物が言えなんだんじゃけども、市長、これは事実なんですか。
徳島新聞見たら、「十八日までに結論、鳴門市長存続へ藍住と協議」ということになっとんでございますけれども、実際、市長の腹はどんなのか、お伺いをしたいと思います。 それは、はっきり言って、鳴門市にとっても、大変なことです。市長はやめる、簡単に考えて、こないだこの協議会でやめるって言うたわな、石川さんと話をして。私はそのときに傍聴席におったんじゃけども、ほない簡単に口に出してええもんかなっていう感じがしたわけです。いやしくも、二百億円からの事業をする組合が、四年間一緒に仲ようやってきて、一生懸命にその立派な組合がそういう施設をつくるということで一致してやってきとったのが、何かそういうことで急にそういうややこしい状態に立ち至った。しかもじゃね、市長、これ、市長恐らく言わんだろうけんど、この問題がもし鳴門が独自でやるとなってきたら、こんだけ赤字財政の鳴門が、市長、自信あるんかなという感じを恐らく皆が持ってくると思うんです。どっかでどないかするというような考え持っとんか知らんけども、ちょっと甘いし、将来、未来永劫に藍住町とは物も言わんたら語弊がある、子供のけんかではないんじゃけんそうではないだろうけれども、後味の悪いことになりかねんことが起こるかもわからんという、現在はところで、余り口幅ったいことはもうこれでやめますけれども、市長にそれだけの決意と英断が、そして責任問題に対して、市長はもしまかり間違ったときには腹を切るだけの覚悟があるのかないのか。それをお伺いしまして、最後の結びといたします。
○議長(
近藤龍彦君) 小休いたします。 午前十一時四十四分 休憩 午前十一時 五十分 開議
○議長(
近藤龍彦君) 再開いたします。 〔市長 亀井俊明君登壇〕
◎市長(亀井俊明君) 平岡議員の再問にお答えを申し上げます。 まず、瀬戸地区の皆さん方に対しますいろいろなお話し合いの過程の中で、私が同意が得られなくても御理解を深めていきたいというふうな御答弁を申し上げております。これはどんなに違うのかというふうな御趣旨であろうかと思いますが、やはり旧来のごみ焼却施設を目の当たりにいたしました住民の皆さん方から申しますと、感情的に、旧来のようなものではなかなか受け入れがたいというふうな感情があるということにつきましては、私も理解ができるものでございます。なかなか、しかしながら、現在の技術革新の中にありまして、先進地視察なんかをごらんいただきますと、そうした方々の大半の方は、これだけの新しい施設ができておるのかというような御理解が深まるわけでございますが、しかし、何となく、自分のところにつくってくれなくても、どこかでつくってくれるんであれば、それでもいいんじゃないか。何とかこうした施設については自分のところでつくってくれなくてもいいんじゃないかというふうな感情がどうしても残るんではないかという、どうしても残るお方もあられるんではないかと、こんな感じもするわけでございまして、ああいいよ、それだけの施設をつくってくれて、地域の活性化やいろいろ今後の協議をしていただけるんであれば、それもいいじゃないか、そうしたいろいろな監視システムとか、排出されるガスの規制値なんかについて十分協議しようやないかと、こういうふうな方もおいでるわけでございまして、そうしたお方と何となくよそへ行っていただけるといいんじゃないかな、同意ができなくても、しかし、こうした経緯の中で、仕方がないかなというふうな感じを持たれる方も何人かあられるんではないかなと。したがって、ああいいよと言っていただける方をできるだけふやしていきたいというふうには考えておりますが、これだけのことをしてくれるんであればいいかと考えていただける方、その方との差を私は同意がいただけるか、御理解が深まるか、そんなつもりで表現をさせていただいたわけでございます。 また、着工の意味ということでございまして、私どもは工事用進入路が全体工事の着工を前提としておる、全くそのためのものだというふうに実は考えておるところでございまして、ここには報道でもなされておりましたように、解釈の相違があることは事実のようでございます。しかしながら、現在の焼却炉の予定地は、進入路が全くない、進入路がつくられてない状況でございます。したがいまして、本体工事をするためには、どうしても工事用道路をつくらなければ本体工事に取りかかれないというふうな地理的な特異性があるわけでございまして、どうしても本体工事をつくるための工事用進入路をつくらなければならない。したがって、本体工事と工事用道路というのは切り離せない一体的なものであるというふうなところから、工事用進入道路を含めましたすべてのものを新施設の建設というふうに私どもは理解をいたしておりました。そうした工事用進入道路をもって全体の起工というふうに考えたいというように考えておるわけでございます。施設本体着工ということになりますと、これもいろいろな見方があろうと思います。敷地造成を含むのか、建屋工事を含むのか、それかまた本体工事の設置を含むのか、いろいろな時点での見方があろうかと思います。そうした点についての解釈の相違があるということについては、私も理解をいたしておるところでございます。 なお、最後の解散に至る経緯についてでございます。その中でも、特に鳴門市と藍住町との中でメーカー選定につきまして大きな差があるということは、横井議員の御質問でもお答え申し上げましたし、また本日も重ねて御説明をさせていただきました。どうした様式が最適なのかということを決定をするために、平成十三年五月に静岡大学の大学院教授の横田教授を委員長といたします委員六名の方に施設整備委員会を設置をいたしまして、御検討をお願いをいたしました。そうした中で、方式として処理方式はシャフト式が最も適しているが、キルン式及び流動床式も採用可能であるということで、現在のガス化溶融炉は三方式ございまして、シャフト式とキルン式と流動床式と三方式が時代の流れの中で、技術革新の中で、現在ではその三方式とも採用可能であるというふうな答申をいただいたわけでございます。私どもは、そうした答申を受けまして、メーカー選定に入ったわけでございます。こうしたメーカー選定を行いまして、そのつくろうとするメーカーの炉によって環境影響評価を再評価する、そうした上で県に対する設置届を出しまして、補助金申請をするというふうな手順になるわけでございます。 三方式ある中で、一方式に絞っていただきたいということでお願いをいたしましたけれども、現在の技術革新の中では、三方式が絞り切れなかったというのがこの委員会の答申であったわけでございます。私どもは、その答申を受けまして、具体的なメーカー選定の方法について話し合いに入りました。藍住町さんは、行政が主体となってメーカー選定を行うべきであり、メーカー選定を行うについては、全国で実績の豊富なシャフト式が最も適しておる。シャフト式の中で、全国で稼働実績の豊富なメーカーを選定すべきだ、こんなふうに藍住町さんは主張を続けられておるわけでございます。一たん何げなく聞いていますとそうかなと思う部分もあるわけでございますが、さきほど御答弁申し上げましたように、藍住町の言われます稼働実績が豊富なシャフト式ということになりますと、現実的には一社しかないわけでございます。私どもは、一社を行政が主体となってメーカー選定するのではなしに、シャフト式もキルン式も流動床式も、現在稼働しておりますガス化炉として実用化されております三方式が採用可能であるならば、その三方式すべてのメーカーに参加の機会を与えたい。そうした中にありまして、その参加資格をどうした参加資格に絞り込むのか。この時点で、住民の皆さん方から幅広い御意見をお伺いをいたしまして、厳正な中でメーカーの選定を行いたいというふうなことを藍住町さんとお話を続けてまいったわけでございます。シャフト式一社になってしまうよりも、やはり公明正大に住民の皆さん方に参画をしていただいて、参加資格を要件を決めていただいて、例えばこれは十五年、二十年続くわけでありますから、現在の社会情勢の中で少なくとも会社が存続してくれる会社を選ばなければ、百億円からの事業をするのについて、一社に行政で決めるわけにはいかないというのが我が鳴門市の主張でございます。そうした中にありまして、私どもはできるだけ透明度を高めていくために、住民の方も入っていただいて、三方式の参加の機会も与えていただいて、設計と価格を提示をしていただこうというふうに考えておるわけでございます。そうした中の意見の差が埋まらなかったということがこの今回の組合議会の解散に結びついてきたということでございます。しかしながら、そうした組合を設立いたしました経緯が平成十年から経過いたしますと、現在まで四年間を経過をしておる。そうした中にありまして、再度組合が存続できるよう市町間で協議をするという御要望がございましたので、現在精力的に協議を進めておるというのが現況でございます。皆様方の御理解を賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。 〔二十番 平岡朔郎君登壇〕
◆二十番(平岡朔郎君) 長いこと御苦労さんでございました。最後に締めくくりを申し上げます。
亀井市長は、土地疑惑の解明、公正と対話の公約について、いまだ十分な回答や行動を示していません。その上、浦代地区処理施設建設については、建設を容認する明神地区新ごみ処理施設対策協議会という組織をつくり、明神地区住民の混迷と苦渋を強いています。また、住民合意もないまま、六月末の着工を示唆いたしております。市長は、一度踏みとどまり、初心に返り、公約の実現を図るため、処分場計画を一たん白紙撤回をし、計画の見直しをすべきであります。私
たち地域住民は、住民を無視、何事も示唆する行動に対して、これを阻むことができません。明神地区住民千七百九十二名の署名をもって白紙撤回を求めるとともに、議会としての行政の暴走をチェックすることをお願い申し上げます。 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(
近藤龍彦君) 以上をもって通告による
一般質問はすべて終わりました。 これをもって
一般質問を終結いたします。 議事の都合により小休いたします。 午後 零時 二分 休憩 午後 零時 四分 開議
○議長(
近藤龍彦君) 小休前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────────────────
△日程第二 選第一号
常任委員会委員の改選について
○議長(
近藤龍彦君) 日程第二、選第一号常任委員会の改選を行います。 各
常任委員会委員の定数につきましては、委員会条例第二条第一号から第四号までの規定により、その定数は 総務委員会委員 七人 教育民生委員会委員 七人 建設運輸委員会委員 七人 経済環境委員会委員 七人と規定されております。 これより
常任委員会委員の選任を行います。 おはかりいたします。
常任委員会委員の選任につきましては、委員会条例第八条第一項の規定により、議長において 総務委員会委員に 秦 野 卓 君 橋 本 国 勝 君 池 田 正 恵 君 梅 野 健 寿 君 坂 東 成 光 君 明 野 尚 文 君 横 井 茂 樹 君 以上七人 教育民生委員会委員に 工 藤 武 重 君 野 田 粋 之 君 藤 田 茂 男 君 森 恒 吉 君 矢 野 善 治 君 私、近 藤 龍 彦 以上六人 建設運輸委員会委員に 松 下 保 君 分 部 嘉 憲 君 牧 野 豊 君 泉 善 治 君 中 西 久 雄 君 林 栄 一 君 山 本 秀 君 以上七人 経済環境委員会委員に 佐 藤 絹 子 君 板 東 一 岳 君 柿 本 公 君 勘 川 一 三 君 田 渕 豊 君 平 岡 朔 郎 君 斎 藤 達 郎 君 以上七人をそれぞれ指名いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって
常任委員会委員は、ただいま議長指名のとおり決定いたしました。 議事の都合により小休いたします。 午後 零時 五分 休憩 午後 一時三十三分 開議
○議長(
近藤龍彦君) 小休前に引き続き会議を開きます。 この際、諸般の報告を申し上げます。 各常任委員会の正・副委員長ほか各種委員の決定報告がありましたので、御報告いたします。 総務委員会委員長に 横 井 茂 樹 君 副委員長に 池 田 正 恵 君 教育民生委員会委員長に 工 藤 武 重 君 副委員長に 森 恒 吉 君 建設運輸委員会委員長に 山 本 秀 君 副委員長に 中 西 久 雄 君 経済環境委員会委員長に 斎 藤 達 郎 君 副委員長に 田 渕 豊 君 国民健康保険運営協議会委員に藤 田 茂 男 君 山 本 秀 君 佐 藤 絹 子 君 橋 本 国 勝 君 以上四名 廃棄物減量等推進審議会委員に田 渕 豊 君 平 岡 朔 郎 君 以上二名 都市計画審議会委員に 野 田 粋 之 君 藤 田 茂 男 君 佐 藤 絹 子 君 平 岡 朔 郎 君 橋 本 国 勝 君 私、近 藤 龍 彦 以上六名 諸般の報告は以上のとおりであります。 ──────────────────────────────────
△日程第三 議案第百 号 新
産業都市の区域に伴う市税の不
均一課税に関する条例の廃止について 議案第百一号 鳴門市
消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部改正について 議案第百二号 鳴門市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 議案第百三号
鳴門市立鳴門工業高等学校に従事する
教育職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 議案第百四号
市道路線の認定、変更及び廃止について 議案第百五号 新たに生じた土地の確認について 議案第百六号 字の区域の変更について
○議長(
近藤龍彦君) 日程第三、議案第百号から議案第百六号までの七議案を一括議題とし、前会の議事を継続いたします。 これより質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「質疑なし」と言う者あり〕 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております各議案は、会議規則第三十七条第一項の規定により、お手元へ配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第四 陳情第六十六号
有事法制に反対する意見書の提出を求める陳情書 請願第六十七号
社会保険病院等の
公的病院の
縮減計画を中止、
機能充実を求める請願書 請願第六十八号 国道十一号(
北灘地区)の
改良工事促進に関する請願書
○議長(
近藤龍彦君) 日程第四、請願・陳情書の処理を議題といたします。 本件については、会議規則第百三十四条の規定により、お手元へ配付の請願・陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 以上をもって本日の
議事日程はすべて終了いたしました。 おはかりいたします。 明六月十二日から六月十七日までの六日間は、委員会審査のため休会といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって明六月十二日から六月十七日までの六日間は、休会とすることに決しました。 次会は六月十八日午前十時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後 一時三十五分 散会...