平成 元年 9月定例会(第3回)
平成元年 鳴門市議会会議録 (第十五号)鳴門市告示第八十三号
平成元年鳴門市議会第三回定例会を次のとおり招集する。
平成元年九月十二日
鳴門市長 矢 野 茂 文 一 期 日
平成元年九月十九日 二 場 所
鳴門市議会議場 ──────────────────────────────────
平成元年九月十九日(会期十八日中第一日目) 議 事 日 程 第 一 号 諸般の報告第一 会期の決定について第二
会議録署名議員の指名について第三 報告第二十九号 徳島県
開発事業団の決算について 報告第三十 号 徳島県
開発事業団の監査結果について 報 告第四 議案第七十九号 昭和六十三
年度鳴門市
農業共済事業会計決算の認定について 議案第八十 号 昭和六十三
年度鳴門市
モーターボート競走事業会計決算の認定について 議案第八十一号 昭和六十三
年度鳴門市
病院事業会計決算の認定について 議案第八十二号 昭和六十三
年度鳴門市
水道事業会計決算の認定について 議案第八十三号 昭和六十三
年度鳴門市
運輸事業会計決算の認定について 議案第八十四号 平成元
年度鳴門市
一般会計補正予算(第一号) 議案第八十五号 平成元
年度鳴門市
老人保健事業特別会計補正予算(第一号) 議案第八十六号 平成元
年度鳴門市
新東浜土地区画整理事業特別会計補正予算(第一号) 議案第八十七号 平成元
年度鳴門市弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計補正予算(第一号) 議案第八十八号 平成元
年度鳴門市
農業共済事業会計補正予算(第一号) 議案第八十九号 平成元
年度鳴門市
モーターボート競走事業会計補正予算(第一号) 議案第九十 号 平成元
年度鳴門市
病院事業会計補正予算(第一号) 議案第九十一号 平成元
年度鳴門市
水道事業会計補正予算(第一号) 議案第九十二号 平成元
年度鳴門市
運輸事業会計補正予算(第一号) 議案第九十三号 鳴門市の休日を定める条例 議案第九十四号 鳴門市職員の勤務時間に関する条例等の一部を改正する条例 議案第九十五号 鳴門市
税賦課徴収条例の一部を改正する条例 議案第九十六号 鳴門市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例 議案第九十七号 鳴門市
消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例 議案第九十八号 鳴門市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 議案第九十九号 鳴門市学校医、
学校歯科医及び
学校薬剤師の
公務災害補償条例の一部を改正する条例 議案第 百 号
鳴門市立鳴門工業高等学校に従事する
教育職員の給与等に関する
特別措置条例等の一部を改正する条例 議案第百一 号 町及び字の区域の変更について 議案第百二 号 水稲無事もどし金の交付について
提案理由説明 ──────────────────────────────────
平成元年度第三回定例会
地方自治法第百二十一条に基づく
説明員一覧表 通知者名 職名 氏名 市長 助役 西 本 信 也 君 収入役 西 田 素 康 君
市民福祉部長 歌 川 重 雄 君
経済部長 益 井 辰 夫 君
建設部長 泉 登 志 男 君
競艇部長 吉 田 実 君
水道部長 佐 藤 喜 美 夫 君
運輸部長 米 澤 敏 光 君 消防長 河 野 忠 久 君 総務部副部長 玉 有 繁 君
市民福祉部副部長 橋 本 毅 君 競艇部副部長 斎 藤 素 久 君 副
収入役会計課長事務取扱 木 村 善 二 君
総務部秘書広報課長 松 岡 正 次 君 〃
企画開発課長 堀 田 順 二 君 〃
人事課長 二 木 俊 幸 君 〃
総務課長 青 木 義 行 君 〃
税務課長 谷 川 進 君 〃
国民体育課長 武 市 輝 雄 君
市民福祉部参事 〃
市民課長事務取扱 米 崎 文 幸 君 〃
国保年金課長 鎌 田 善 雄 君 〃
環境衛生課長 三 井 隆 夫 君 〃
衛生センター所長 坂 尾 治 美 君 〃
同和対策課長 益 田 光 悦 君 〃
解放センター所長 田 中 弘 君 〃
福祉事務所長 平 島 照 康 君
経済部農林水産課長 徳 永 計 男 君 〃
耕地課長 宮 本 仁 司 君 〃
商工観光課長 元 木 義 時 君
建設部管理課長 辻 潤 一 君 〃
土木課長 宮 崎 義 範 君 〃
都市計画課長 秋 野 昌 郎 君
競艇部管理課長 益 岡 重 男 君 〃
業務課長 桑 淵 岑 生 君
水道部業務課長 引 田 正 男 君 〃
工務課長 坂 本 広 次 君
運輸部運輸課長 播 磨 啓 示 君
消防本部 次長兼
消防署長 小 林 勝 忠 君
″ 庶務課長 島 治 君
″ 予防課長 大 島 良 信 君
教育委員長 教育長 藤 倉 利 久 君
教育次長 橋 本 義 男 君
教委庶務課長 播 磨 繁 夫 君
学校教育課長 乾 格 君
社会教育課長 中 川 正 幸 君
同和教育課長 板 東 豊 昭 君
体育課長 桑 島 幸 次 郎 君
図書館長 斎 藤 邦 彦 君
工業高校事務長 大 屋 俊 次 君
監査委員 監査事務局長 平 野 節 夫 君
選挙管理委員長 選管委事務局長 稲 垣 道 徳 君
農業委員会会長 農委事務局長 清 水 則 夫 君 ────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 諸般の
報告日程第一 会期の決定について日程第二
会議録署名議員の指名について日程第三 報告第二十九号から報告第三十号まで 報 告日程第四 議案第七十九号から議案第百二号まで
提案理由説明 ────────────────────────────────── 出 席 議 員(二十八名) 議長 野 崎 博 文 君 一番 開 発 外 之 君 二番 藤 田 義 行 君 三番 大 石 謙 一 君 四番 金 澤 茂 徳 君 五番 川 上 守 君 六番 工 藤 武 重 君 七番 新 居 義 公 君 八番 松 本 聖 君 九番 泉 善 治 君 十番 近 藤 龍 彦 君 十一番 小 森 圀 彦 君 十二番 牧 野 豊 君 十三番 下 八 明 君 十四番 乾 茂 君 十五番 勘 川 一 三 君 十六番 叶 井 長 助 君 十七番 原 田 一 幸 君 十八番 福 本 節 君 十九番 矢 野 善 治 君 二十番 山 下 善 平 君二十一番 福 島 慧 雄 君 二十三番 明 村 春 夫 君二十四番 佐 藤 絹 子 君 二十五番 柿 本 公 君二十六番 梅 野 健 寿 君 二十七番 田 淵 豊 君二十八番 平 岡 朔 郎 君 ────────────────────────────────── 欠 席 議 員(一名)二十二番 遠 藤 将 弘 君 ────────────────────────────────── 説明のため出席した者 市長 矢 野 茂 文 君 助役 西 本 信 也 君 収入役 西 田 素 康 君
市民福祉部長 歌 川 重 雄 君
経済部長 益 井 辰 夫 君
建設部長 泉 登志男 君
競艇部長 吉 田 実 君
水道部長 佐 藤 喜美夫 君
運輸部長 米 澤 敏 光 君 消防長 河 野 忠 久 君 総務部副部長 玉 有 繁 君 競艇部副部長 斎 藤 素 久 君 総務部
秘書広報課長 松 岡 正 次 君
総務課長 青 木 義 幸 君 教育長 藤 倉 利 久 君
教育次長 橋 本 義 男 君
監査事務局長 平 野 節 夫 君
選管委事務局長 稲 垣 道 徳 君
農委事務局長 清 水 則 夫 君 ──────────────────────────────────
議会事務局職員出席者 事務局長 古 林 育 夫 次長 江 川 勝 幸
議事係長 西 谷 茂
資料係長 後 藤 敏 彦 書記 上 原 恵 子 書記 八 田 美恵子 ────────────────────────────────── 午前 十時 三分 開会
○議長(
野崎博文君)
お忙しいところ御参集御苦労でございます。 これより
平成元年第三回定例会を開会いたします。 ただちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先だち、諸般の報告を申し上げます。 まず、
議長会関係会議の概要を御報告申し上げます。 去る、七月十日に第四十一回
失業対策事業費全額国庫負担促進協議会総会が東京都において開催されました。 昭和六十二年度本
協議会決算を承認し、
平成元年度の本
協議会要望書及び予算等を原案どおり決定いたしてまいりました。 次に、去る六月三日に
全国競艇主催地議会協議会第七十三回
定期総会が神戸市において開催されました。 昭和六十三年度の
事務事業報告及び
予算執行状況の報告に続き、
平成元年度の
重要施策事項及び予算を決定いたしますとともに、役員の改選が行われ、会長に倉敷市の議長を選出したほか、当鳴門市が監事に選任されましたことを御報告いたしておきます。 次に、去る七月十九日に第十七回
全国自治体病院経営都市議会協議会が東京都において開催されました。 昭和六十三年度本
協議会決算を承認し、
平成元年度の
運動目標、予算及び決議等を決定いたしてまいりました。 次に、去る九月八日に第九十九回徳島県
市議会議長会定期総会が、当鳴門市において開催されました。
会務報告に続き
四国市議会議長会理事会への
提出議題等を決定いたしました。 以上が会議の概要であります。
関係資料は、いずれも事務局に保管いたしておりますので、必要に応じ御覧いただきたいと思います。 次に、市長からお手元へ配付のとおり議案の
提出通知がありました。 次に、市長及び各
委員長等から、
地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明員として
出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付いたしております。 次に、
監査委員から六月、七月及び八月分の
例月出納検査の報告がありましたので、配付いたしております。 諸般の報告は、以上のとおりであります。 これより、本日の日程に入ります。 本日の
議事日程は、お手元へ配付の
議事日程表のとおりであります。朗読は省略いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第一 会期の決定について
○議長(
野崎博文君) 日程第一、会期の決定についてを議題といたします。 おはかりいたします。
今期定例会の会期は、本日より十月六日までの十八日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。 よって会期は、本日より十月六日までの十八日間と決定いたしました。 ──────────────────────────────────
△日程第二
会議録署名議員の指名について
○議長(
野崎博文君) 日程第二、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第八十条の規定により 二十三番 明村春夫君 二十四番
佐藤絹子君を指名いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第三 報告第二十九号 徳島県
開発事業団の決算について 報告第三十 号 徳島県
開発事業団の監査結果について
○議長(
野崎博文君) 日程第三、報告第二十九号及び報告第三十号の二件を
一括議題といたします。 報告を求めます。 〔総務部副部長 玉有 繁君登壇〕
◎総務部副部長(玉有繁君) ただいま上程されました二件につきまして、御報告申し上げます。 まず昭和六十三年度徳島県
開発事業団の決算についてでありますが、同事業団から決算書の提出がありましたので、
地方自治法第三百十二条第三項の規定により報告いたすものであります。 決算の内容につきましては、
一般会計において、
歳入決算額四百三十九万二千九十四円に対し、
歳出決算額は、四百二十四万四千八百六十二円となっており、
歳入歳出差引残額十四万七千二百三十二円を翌年度へ繰越しております。 一方、
特定事業会計では、
収益的収支において、
土地売却代金等収入三十二億二千八百二十九万六千六百二十二円に対し、支出は、三十一億九千八百十万二千二百二十二円となっております。したがって当年度純利益三千十九万四千四百円と前年度未
処分利益剰余金十三億八千五十五万六千三百九十円を合わせ、当年度未
処分利益剰余金は、十四億一千七十五万七百九十円となっております。また、
資本的収支では、支出額三十一億二千五百七万九千五百七十円を
当年度分損益勘定留保資金で補てんいたしております。 次に昭和六十三年度徳島県
開発事業団監査結果の報告についてでありますが、同
事業団監事から別紙お手元へ配付のとおり報告を受けましたので、
地方自治法第三百十五条第二項の規定により御報告申し上げるものであります。 以上のとおりであります。 ──────────────────────────────────
△日程第四 議案第七十九号 昭和六十三
年度鳴門市
農業共済事業会計決算の認定について 議案第八十 号 昭和六十三
年度鳴門市
モーターボート競走事業会計決算の認定について 議案第八十一号 昭和六十三
年度鳴門市
病院事業会計決算の認定について 議案第八十二号 昭和六十三
年度鳴門市
水道事業会計決算の認定について 議案第八十三号 昭和六十三
年度鳴門市
運輸事業会計決算の認定について 議案第八十四号 平成元
年度鳴門市
一般会計補正予算(第一号) 議案第八十五号 平成元
年度鳴門市
老人保健事業特別会計補正予算(第一号) 議案第八十六号 平成元
年度鳴門市
新東浜土地区画整理事業特別会計補正予算(第一号) 議案第八十七号 平成元
年度鳴門市弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計補正予算(第一号) 議案第八十八号 平成元
年度鳴門市
農業共済事業会計補正予算(第一号) 議案第八十九号 平成元
年度鳴門市
モーターボート競走事業会計補正予算(第一号) 議案第九十 号 平成元
年度鳴門市
病院事業会計補正予算(第一号) 議案第九十一号 平成元
年度鳴門市
水道事業会計補正予算(第一号) 議案第九十二号 平成元
年度鳴門市
運輸事業会計補正予算(第一号) 議案第九十三号 鳴門市の休日を定める条例 議案第九十四号 鳴門市職員の勤務時間に関する条例等の一部を改正する条例 議案第九十五号 鳴門市
税賦課徴収条例の一部を改正する条例 議案第九十六号 鳴門市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例 議案第九十七号 鳴門市
消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例 議案第九十八号 鳴門市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 議案第九十九号 鳴門市学校医、
学校歯科医及び
学校薬剤師の
公務災害補償条例の一部を改正する条例 議案第 百 号
鳴門市立鳴門工業高等学校に従事する
教育職員の給与等に関する
特別措置条例等の一部を改正する条例 議案第百一 号 町及び字の区域の変更について 議案第百二 号 水稲無事もどし金の交付について
○議長(
野崎博文君) 日程第四、議案第七十九号から議案第百二号までの二十四議案を
一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 本日、第三回定例会を招集いたしましたところ、
議員皆様方には、公私何かと御多忙中にもかかわりませず、御出席を賜り誠にありがとうございます。 さて、去る八月二十二日から九月四日までの十四日間、第八回鳴門市
姉妹都市親善使節団の団長として、
姉妹都市である西ドイツの
リューネブルク市を訪問、両市の
友好親善を深めるとともに、引き続き伝統あるヨーロッパの各都市を回ってまいりましたが、この間、長期間鳴門市を留守にいたし、皆様方には何かとご迷惑をおかけいたしたことと存じます。おかげをもちまして
リューネブルク市では、
シュライバー市長を始め、多くの市民の方々の心温まる歓迎を受け、
無事任務を終えることができました。正直申しまして、私を合め、ほとんどの団員の方々も言葉が通じがたく、不自由なこともありましたが、それだけに心と心の触れ合いを大切にした交流が行われたものと思います。そうして今回の訪問が、両市の
友好関係に新たな一ページを書き加えたものと確信するとともに、この
友好関係をこれまで以上に大きく発展させてまいりたいと心から願うものであります。 さて、
今期定例会には、平成元
年度鳴門市
一般会計補正予算を始め、
各種議案の御審議をお願いすることにいたしておりますが、この機会に当面する市政の取り組みについて御説明申し上げ、皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 まず、ごみ処理問題についてであります。 御案内のように、現在の
衛生センター業務につきましては、地元の方々の御理解によりまして、とりあえず現在地で業務を続けさせていただけることになりました。 しかしながら、業務を継続して行くためには、施設の改善や
環境整備を行う必要があります。財政非常に厳しい中ではありますが、今後地元の方々の御意見を伺いながら、施設の改善等に努力を重ねてまいりたいと考えておりますので、皆様方の一層の御理解をお願い申し上げるものであります。 次に
萩原地区に開設を予定いたしております不燃物の処理場についてでありますが、第一回定例会にも申し上げましたように、
萩原地区の方々の御理解によりまして、新たな処分場の開設、業務の開始を予定いたしておりましたが、誠に遺憾ではございますが、現在なお
周辺地区皆様方の御同意が得られず引き続き努力を続けているところでありますので、議員の皆様におかれましては、格別の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 次に
地域経済の活性化についてでありますが、人が集まるまち、人口が増える活力ある
まちづくりを実現させるためには、
観光開発、
農林水産業など地場産業の育成と振興を図るとともに、積極的に
企業誘致を進め、若者に魅力ある
都市づくりを実現させなければなりません。近年本市は、
明石海峡大橋、関西新
国際空港の建設等により、
阪神経済圏との
地理的優位性が注目されており、この機会をとらえ積極的に
企業誘致を進めてまいりたいと考えておりますが、現状は
工場用地の確保が難しく、先般実現いたしました誘致につきましても、既存の
遊休工場施設を利用するなど苦慮いたしております。したがって私は、
市長就任以来、国、県に対しまして、本市において
工業団地の開発をしていただけるよう粘り強く要請を続けてまいりましたが、御案内のように、幸い来年度の国土庁の概算要求の中において、
新規中核工業団地の候補地として、本市の
櫛木地区が全国で一か所選定されておりますので、今後、
中核工業団地実現に向かって一層の努力を続けてまいりたいと考えております。 次に
中心市街地の活性化についてでありますが、近年商業を取り巻く環境は、
消費者ニーズの多様化、国際化などにより大きく変化いたしております。加えて本市においては、大鳴門橋の開通、国道十一
号バイパスの開通、国鉄の民営化などの諸要因もあり、これらの対策が目下の急務となっております。このため行政と
商工業者、又消費者である市民の方々と一体となって問題点の検討をし、
中心市街地の
魅力づくりを着実に実施してまいりたいと考えております。 次に
都市施設の整備についてであります。平成五年の第四十八回
国民体育大会の開催、
明石海峡大橋の完成を控え
幹線道路網の整備、
都市下水路の整備と合わせて、
平成時代にふさわしい新しい
都市基盤づくりを行う必要があります。こうした中にあって、長年県に対し実現を要望いたしてまいりました鳴門町高島と瀬戸町明神を結ぶ第二小鳴門橋が、
住宅宅地関連公共施設整備促進事業として、県において着工整備されることになりました。このため本市におきましても、これに関連して
地域住宅計画策定事業並びに
住環境整備事業等を推進してまいることにいたしておりますが、そうした中において多様化する市民のニーズを適確に把握し、又多角的な視野に立って今後計画的に新しい
都市づくりを進めてまいりたいと考えております。また、ふるさとの
川モデル事業につきましては、去る七月十四日撫養川、新池川
水辺空間整備計画検討委員会の第一回
検討委員会が開催され、水辺空間整備計画の検討が行われるなど着実にその準備が進められておりますので、その結論を見守り対処いたしてまいりたいと考えております。 次に第四十八回
国民体育大会についてでありますが、御案内のように国体準備推進の母体となっておりました「鳴門市準備委員会」につきましては、去る六月一日「実行委員会」に改組し、なお一層強力に準備を進めてまいることにいたしました。また、平成五年十月の団体開催を目指して、市民一人ひとりが国体開催の意義を理解していただけるよう、本年中に東四国国体鳴門市市民運動推進協議会を設立いたしたいと考えております。 なお、大麻町大谷地区に予定いたしております野球場の新設計画でありますが、今日まで多数の用地関係者や地域住民の皆様方と交渉いたしてまいりましたが、誠に遺憾ではありますが、現時点において一部用地関係者の御承認が得られず、引き続き努力をいたしているのが実状であります。しかしながらタイムリミットも迫っており、いつまでも時間を空費することはできません。更に精力的に努力を重ねたいと考えておりますので、事情御賢察のうえ、御理解賜りますようお願い申し上げます。 次にふるさと創生事業についてでありますが、御案内のように本事業については、「自ら考え自ら実践する地域づくり」事業を創設するという、これまでとは異なった発想に基づいて、それぞれの地域における多様な歴史、伝統、文化、産業等を生かし、独創的、個性的な地域づくりを行うための事業であります。このため、従来の粋にとらわれることなく、
議員皆様方を始め市民の方々からも御提案をいただき、実施事業を決定いたしたいと考え鋭意その作業を進めてまいりました結果、本市のふるさと創生事業として「新ドイツ館の建設及び周辺整備」並びに「第九の振興」について今後詰めの作業を行うとともに、実施に向けての調査を行いたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 それでは、今回提案いたしました各議案についてその概要を御説明申し上げます。 まず、平成元
年度鳴門市
一般会計補正予算第一号について申し上げます。 本市を取り巷く財政状況は非常に厳しく、特に歳入予算の根幹をなします市税収入につきましては、先の税制改正によりまして、本年度以降、一段とその厳しさが増してくることが予想されております。したがって今回の補正予算編成に当たりましては、第一に財政運営の長期的展望に立って、健全化の推進を図ることを念頭に置きながら、限られた財源をより効率的に活用するため、市民生活に直結する各種公共事業等の補正を積極的に行い、将来の鳴門市の発展を図るため、
都市施設の整備推進について特段の配慮をしつつ、当初予算を補完するため、今後の事業執行において不足が予想される経費について、それぞれ補正を行いました。 この結果、
一般会計予算における補正額は、歳入歳出それぞれ二十八億一千六百万円を追加し、補正後の予算総額は百九十四億三千四百万円となりました。 それでは、今回の補正の主なものにつきまして、歳出から御説明申し上げます。 まず総務費でありますが、今後国体の開催等を控え財政需要の増大が予想されますので、これらに対応するため財政調整基金へ二億六千万円、又減債基金へ六億五千万円をそれぞれ計上いたしております。そのほか、財産管理費におきまして集会所整備費、庁舎維持管理費の所要額を追加するとともに、企画開発費におきましては、緑化推進事業費並びにふるさと創生事業のための事務経費等をそれぞれ補正計上いたしております。 次に民生費でありますが、社会福祉費におきまして消費税施行の過渡期に対処すべき手段として本年度限りの措置ではありますが、身体障害者連合会など福祉団体に対する補助金を追加計上いたしましたほか、老人ホーム措置費等を補正するとともに、児童福祉費におきましても私立保育所に対する措置費等の所要額をそれぞれ補正計上いたしております。 次に衛生費でありますが、地域医療センターとしての役割を担っている板東病院の医療機器の充実を図りたいと考え病院事業会計への繰出金を追加計上いたしましたほか、予防費の不足額を、又清掃費におきましては、ごみ対策費並びに衛生センター
環境整備費等の所要額をそれぞれ補正計上いたしております。 次に
農林水産業費でありますが、農業費におきましては、農業の振興を図るため、中晩かん園地再編対策事業費を追加計上するとともに、引き続き農業基盤の整備を推進いたしたいと考え所要の補正を行っております。また、水産業費におきましては、沿岸漁業の振興を図るため新沿岸漁業構造改善事業費等の所要額を補正計上いたしております。 次に商工費でありますが、近年、商業をめぐる環境は、
消費者ニーズの多様化、国際化など大きく変化してまいっており、本市商業者においてもこれらの対策に迫られております。このため鳴門商工会議所においては、鳴門地域商業の近代化を図るため実施計画の策定をいたしておりますので、これに対する助成をいたしたいと考え所要額を計上いたしましたほか、
地域経済の活性化を図るため、今後更に
企業誘致推進に努力いたしてまいりたいと考え所要額を追加計上いたしております。 次に土木費でありますが、前段にも御説明申し上げましたように将来の鳴門市の発展を図るためには都市基盤の整備充実を図ることが必要不可欠であります。このため、従来から進めております河川整備や土地区画整理事業あるいは街路や道路事業を引き続き積極的に推進するほか、
都市下水路事業につきましては撫養ポンプ場を建設いたしたいと考え、平成二年度から五年度までの債務負担行為の設定を行うとともに本年度の所要額を補正計上いたしております。また、住宅関係では、公営住宅建設事業費を補正するとともに今回新規事業として住
環境整備事業並びに
地域住宅計画策定事業を実施いたしたいと考え、それぞれの所要額を追加補正いたしました。 次に消防費でありますが、常備消防費及び非常備消防費におきましてそれぞれ消防活動費等を補正するとともに、消防ポンプ自動車の購入費等を補正いたしております。 次に教育費でありますが、小学校費では、第一小学校において教育方法開発特別設備整備事業としてパソコンの導入を行いたいと考え、その所要額を計上するとともに、理科教育設備整備費、運動場整備事業費等につきましてもそれぞれの所要額を補正計上いたしております。 また、中学校費におきましては、この際、開発公社で先行取得いたしておりました第一中学校プール建設用地を引き取りたいと考え取得費を計上いたしました。その他、社会教育費、保健体育費等におきましても、それぞれ所要の補正をいたしております。 以上が歳出予算の概要であります。 次に歳入について御説明を申し上げます。 まず市税でありますが、前年度の決算額並びに本年度における徴収状況等を勘案し、市民税及び固定資産税を追加補正いたしました。 次に地方交付税でありますが、本年度の交付税算定に基づいて今回八億三千三百万円を追加計上いたしております。 次に分担金及び負担金、国、県支出金並びに市債等につきましては、それぞれ事業量の増減に伴う補正を行うものであり、繰越金につきましては昭和六十三年度の決算額の確定に基づき補正計上いたしております。 次に諸収入についてでありますが、モーターボート競走事業につきましては本年度も順調に推移いたしておりますので、今回三億円の繰入れを追加するとともに、財産収入につきましても都市計画事業代替用地並びに不用土地売払収入等の所要額をそれぞれ補正計上いたしております。 以上が
一般会計補正予算の概要であります。 次に特別会計並びに企業会計補正予算について、その主なものを御説明申し上げます。 まず
老人保健事業特別会計補正予算でありますが、昭和六十三年度分の医療費国庫負担金等が確定なりましたので、いずれも精算金額に基づきそれぞれ所要の補正を行うものであります。 次に新東浜土地区画整理事業並びに弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計補正予算でありますが、今回それぞれ事業費を追加し、事業の推進を図ろうとするものであります。 次に
農業共済事業会計補正予算でありますが、これにつきましては農作物共済事業におきまして、水稲無事もどし金が増額なりましたので、それに基づきそれぞれ所要の補正を行うものであります。 次に
モーターボート競走事業会計補正予算でありますが、前段も申し上げましたように本年度も昨年度に引き続き順調に推移いたしておりますので、この際、舟券の一日平均売上金を一千七百万円増額し、二億五千四百万円にするとともに、場外発売受託事業収益につきましても実績等に基づき補正するものであります。また、支出につきましては、売上増に伴う払戻金、場外発売受託事業費用等を補正するほか、
一般会計への繰出金を補正するものであります。また、資本的支出におきましては、旧特別観覧席改良工事等の建設改良費の所要額を補正計上いたしております。 次に
病院事業会計補正予算でありますが、収益的収入におきましては診療報酬、薬価基準の改定等により所要の補正を行うとともに、支出におきましては薬品費、修繕費等の所要額を計上いたしております。また、資本的支出では、医療機器の充実を図るため今回内視鏡用テレビシステム等の導入に伴う補正を計上いたしました。 次に
水道事業会計補正予算でありますが、
収益的収支では、本年度も使用水量が順調に伸びており、又四月からの料金改定もあり、増収となる見込みでありますので営業収益を追加補正するとともに、支出では消費税等の所要額を補正計上いたしております。
資本的収支では、県道工事等に伴う配水管布設替工事費ほかの補正を行うことにいたしました。 次に
運輸事業会計補正予算でありますが、収益的収入では運賃改定等に伴う営業収益の補正を行うとともに、支出では貸切運賃の精算方法の変更による道路使用料の減額及び消費税等の補正をいたしております。 なお、資本的支出においても、それぞれ所要の補正を行うことにいたしております。 以上が補正予算の概要であります。 次に条例その他の議案について御説明申し上げます。 まず四週六休制に伴う土曜閉庁関連に係る条例についてでありますが、本件につきましては、市民に対する行政サービスのあり方とも深くかかわるものであり、庁内実務者からなる鳴門市土曜閉庁問題
検討委員会を設置し、開閉庁部門の振分け等を始め様々な角度から検討いたしました結果、民間における労働時間の短縮、週体二日制の推進・拡大の動き、金融機関の土曜閉店の動向等、今日の社会情勢に加え、国、県及び他町村あるいは県内三市の状況を考慮し、この際、導入すべきと考え提案いたした次第であります。 まず鳴門市の休日を定める条例でありますが、
地方自治法の一部改正により、条例で一定の日を地方公共団体の休日と定め土曜閉庁方式を導入できることとなりましたので、従来休日として取扱って参りました日曜、国民の休日、年末年始に加え、毎月の第二、第四土曜日を休日とする規定を定めるものでありますが、事務の性質上その処理が必要な部門については除外規定を、又申請、届出その他の行為の期限で条例、規則等により期間をもって定めるものについては期限の特例を設けるものであります。 次に鳴門市職員の勤務時間に関する条例等の一部改正についてでありますが、日曜日に加え毎月の第二、第四土曜日を勤務を要しない日とし勤務時間の割振を行うものでありますが、特別の勤務に従事する職員については任命権者が別に定めることとし、当該職員にあっては勤務を要しない日の振り替え規定を定めるものであります。 また、その他関連諸条例においては、休日規定等について、それぞれ整備をいたすものであります。 なお、各条例につきましては、市民の理解を得るための周知期間等を勘案し、規則で定める日から施行することといたしております。 次に鳴門市
税賦課徴収条例の一部改正並びに鳴門市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例でありますが、国民健康保険税については、近年の医療費の増嵩等により負担額が増大し、しかも納期が四期となっており納付時等において市民から納期増の要望が数多く寄せられておりますので、平成二年四月一日から倍増の八期へと移行し、重税感の緩和を図り収納率の向上に努めようとするものであります。また、固定資産税の納期についても国保税との競合を回避するため一部変更をいたすものであります。 次に鳴門市
消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部改正でありますが、政令の改正に準じ、
退職報償金の支給額を増額するとともに階級区分を五段階から六段階に改めるものであります。 次に鳴門市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正でありますが、本案につきましても政令の改正による条例準則に基づき、補償基礎額及び扶養加算額の引上げを行いますのと、扶養親族の要件等について所要の改正を行うものであります。 次に鳴門市学校医、
学校歯科医及び
学校薬剤師の
公務災害補償条例の一部を改正する条例でありますが、政令の改正に伴い休業補償等の算定基準となります補償基礎額及び扶養加算額を引上げますのと扶養親族の要件について所要の改正を行うものであります。 次に
鳴門市立鳴門工業高等学校に従事する
教育職員の給与等に関する
特別措置条例等の一部改正でありますが、前段御説明いたしました土曜閉庁に伴う条文及び字句の整備をいたすものであります。 次に町及び字の区域の変更についてでありますが、立岩土地区画整理事業区域内における変更であり都市計画法第百三条第四項の規定による換地処分の公告のあった日の翌日から施行いたすものであります。 次に水稲無事もどし金の交付についてでありますが、本年度交付分について農業共済条例第三十六条の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。 次に議案第七十九号から議案第八十三号までの昭和六十三年度各企業会計決算の認定につきましては、いずれも地方公営企業法第三十条第四項の規定により、
監査委員の意見を付して議会の認定に付するものであります。 以上のとおりでありますのでよろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げまして、
提案理由の説明といたします。
○議長(
野崎博文君) 以上をもって本日の
議事日程は、全て議了いたしました。 おはかりいたします。 議事の都合により、明九月二十日から二十四日までの五日間は休会にいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、明九月二十日から二十四日までの五日間は休会とすることに決しました。 次回は、九月二十五日午前十時から再開いたします。 本日は、これをもって散会いたします。 午前 十時三十五分 散会...