提 出
平成30
年度徳島市
土地取得基金運用状況について
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議長(
武知浩之君)それでは、
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、
議長において、8番
藤田真由美君、11番井上 武君のお二人を指名いたします。
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○
議長(
武知浩之君)次に、
日程第2、
会期決定についてを議題といたします。
今期定例会の
会期は、本日から9月25日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
武知浩之君)御異議なしと認めます。よって
会期は、本日から9月25日までの17日間と決定いたしました。
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○
議長(
武知浩之君)次に、
日程第3を議題といたします。
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○
議長(
武知浩之君)
提出者の説明を求めます。
〔
市長 遠藤彰良君登壇〕
◎
市長(
遠藤彰良君)
提出議案の説明に先立ちまして、一言申し上げます。
先月、非常に強い台風10号に伴う大雨や暴風、高潮の影響により西日本の各地で大きな被害が発生いたしました。
また、
九州北部では、去る8月28日を中心に記録的な豪雨に見舞われ、
土砂災害や
河川氾濫による
浸水被害など、甚大な被害が発生いたしました。
不幸にしてお亡くなりになられた方々に、深い哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
さて、先月、
令和初の阿波おどりが
民間事業者の
運営のもと開催され、
演舞場やおどり広場に
有名連や
企業連、
学生連などが繰り出し、大きな盛り上がりを見せました。
残念ながら、台風10号の影響により、8月14日、15日は中止となり、前半の2日間のみの開催ではありましたが、
令和最初の阿波おどりを迫力のある
演舞で盛り上げてくださった
踊り手の方々に、改めてお礼を申し上げます。
ことしからの新たな取り組みとして、四つの
有料演舞場での
有名連による総踊りの実施や、
有名連が切れ目なく踊り込む
プレミアム演舞場が導入されました。
また、
観光施設での割り引きやサービスが受けられる
優待特典の付与や、
有料演舞場を自由に行き来できる
リストバンド型フリーパスの導入が提案されるなど、
民間事業者ならではのアイデアやノウハウを十分に発揮していただき、さらに磨きのかかった阿波おどりになったと感じております。
加えて、来年度から小学校で使用される新
学習指導要領に対応した
社会科の教科書において、阿波おどりが大きく取り上げられるなど、阿波おどりに対する期待を改めて実感しているところであります。
徳島市といたしましても、先月末まで実施いたしましたクラウドファンディング「阿波おどりを未来へ繋ぐ
プロジェクト」で皆様からいただきました御支援を、次世代の
人材育成のために活用するなど、まさに
徳島の宝とも言える阿波おどりを未来に向けて確実に発展させていくため、今後ともしっかりと支援してまいりたいと考えております。
次に、先週の5日、6日の両日、
消費者庁と
徳島県の共催により、6月に開催されたG20
大阪サミットの
サイドイベントとして、
日本初のG20
消費者政策国際会合が
徳島市内で開催されました。
G20の
加盟国を中心に37の国や
国際機関が参加し、
デジタル化の急速な進展に伴う新たな
消費者問題への対処など、
各国共通の
政策課題について、
実務者による議論が行われ、日本の
消費者行政・
消費者教育の拠点が
徳島であるということを知っていただく絶好の機会となりました。
また、
消費者庁においては、
徳島県庁内に試験的に設置されている
消費者行政新
未来創造オフィスの機能を充実させ、
消費者政策の研究や新たな
国際業務等を行う
恒常的拠点として、
消費者庁新
未来創造戦略本部が
令和2年度に開設されることになり、
地方創生の観点からも大きな弾みとなるものと考えております。
今後、
徳島市といたしましても、
消費者に一番身近な自治体として、
消費者の暮らしの安全・安心を守るため、
消費者庁や
徳島県と協力を図りながら、国内はもとより、SDGs(エスディージーズ)などの国際的な視点で
消費者行政・
消費者教育の施策を展開してまいりたいと考えております。
続きまして、現下の諸情勢と
徳島市の
主要プロジェクトの
進捗状況等について、若干申し上げます。
まず、現下の諸情勢といたしましては、先月、内閣府が発表いたしました4月から6月期の
GDP速報では、
実質成長率が
前期比で0.4%増加となり、3
四半期連続の
プラス成長となるとともに、先月に発表された
月例経済報告においても、景気は緩やかに回復しているとされております。
こうした中、政府においては、去る6月に閣議決定した
経済財政運営と改革の
基本方針2019において、
経済再生なくして
財政健全化なしの
基本方針のもと、
経済再生と
財政健全化に一体的に取り組むこととしております。
また、10月からの
消費税率引き上げに当たっては、
引き上げ前後の
需要変動の
平準化を図り、
経済の
回復基調に影響を及ぼさないよう取り組むこととしており、国の
令和2年度
予算の
概算要求においても、
消費税率引き上げの
需要変動に対する影響の程度や最新の
経済状況等を踏まえ、適切な規模の臨時・特別の措置を講じることとしております。
徳島市といたしましても、
地域産業の振興を目的に実施しております
制度融資を拡充し、
消費税率引き上げにより、大幅な減益のあった
中小企業を対象に
助成等を実施する
制度融資維持対策事業費を今議会に
補正予算として上程しており、
経済変動等に対する
中小企業の
経営安定化を図ってまいります。
また、低
所得者及び乳幼児のいる
子育て世帯を対象とする
プレミアム付商品券事業につきましては、市民の皆様が
商品券を使用できる
登録店舗の
申請数が先月末で688店舗となり、今月下旬からは、随時、
購入引換券を送付することとしており、来月からスタートする
商品券の使用に向け、万全の体制で取り組んでおります。
次に、
徳島市の
財政状況についてでありますが、
平成29年度に策定しました
徳島市
行財政改革推進プラン2018に基づき、持続可能で質の高い市民サービスの実現を目指し、全庁一丸となり取り組んでいるところであります。
計画初年度に当たります
平成30年度の
一般会計決算におきましては、取り組み項目の大きな柱である市税徴収率が目標を上回ったことなどにより、3年ぶりとなる基金取り崩しゼロを達成することができております。
さらに、
財政健全化の指標となる
平成30年度
健全化判断比率におきましても、推進プランに掲げる取り組み指標の一つである実質公債費比率を初めとする四つの指標すべてにおいて、前年度決算よりも改善している
状況となっております。
今後におきましても、行財政改革の手を緩めることなく、推進プランに掲げる取り組みを着実に実行することに加え、前倒しできるものは積極的に前倒しし、最小の経費で最大の効果を生み出せるよう行財政
運営を行ってまいります。
続いて、現在取り組んでおります
主要プロジェクトについて、申し上げます。
まず、新ホールの整備につきましては、去る6月議会において、
徳島市新ホール整備基本計画案及び
徳島市新ホール整備事業要求水準書案をお示しし、1,500席程度の大ホールを配置することや、整備方式をデザインビルド方式で行うことなどを御
報告するとともに、建設工事費などとして94億5,000万円を限度額とする債務負担行為の追加補正について、御可決をいただいたところであります。
その後、7月1日から公募型プロポーザル方式による
民間事業者の募集を開始するとともに、新ホール整備事業に対する理解を深めることを目的として、
民間事業者との直接対話を実施するなど、事業者選定に向けた作業を進めているところであります。
また、旧文化センター跡地の一部において試掘調査を実施した結果、埋蔵文化財の存在が確認されたため、今議会におきまして、発掘調査費を
補正予算として上程しております。
今後、将来にわたり市民に愛される新ホールの
令和5年度中の開館に向け、年内には事業者との契約締結を目指し、しっかりと取り組んでまいります。
次に、子育て支援の充実についてであります。
私は
市長に就任して以来、
徳島市が持続的に発展を続けるためには、未来を担う子供たちが、この町で健やかに育つことが何よりも大切であるという思いを持って、出産から子育てまで、ライフステージに応じた切れ目のない支援を積極的に推進してまいりました。
こうした取り組みを進める中で、このたび、良好な教育環境を確保するため、計画的に進めておりました幼稚園及び小・中学校のエアコン整備が、当初計画より半年程度前倒しで完了したことにより、今月から全ての施設においてエアコンの使用が可能となっております。
今後におきましても、安心して子供を産み育てることのできる環境をさらに整えるとともに、ハード・ソフト両面から子供・子育て支援に対する施策の充実に、全力で取り組んでまいります。
次に、町のにぎわいづくりについてであります。
今月20日、アジアで初めて開催されるラグビーワールドカップ2019を皮切りに、2020年に東京オリンピック・パラリンピック、2021年に関西ワールドマスターズゲームズと、3年連続で世界的なスポーツイベントが開催されるゴールデン・スポーツイヤーズを控え、国内におけるインバウンド効果とあわせ、地方への人の流れを加速化する絶好の機会を迎えようとしております。
こうした中、
徳島県においては、クルーズ船の誘致を図るとともに、国際線定期便の通年就航を目指し、昨年度に引き続き、
徳島と香港とを結ぶ季節定期便の運航を予定するなど、インバウンド対策を強化しているところであります。
徳島市におきましては、台湾花蓮県吉安郷との友好交流協定締結を記念し、先月、台湾の子供たちや行政関係者など24名が
徳島市にお越しいただき、
徳島市の子供たちと暗算や数学などを通じた親善交流会を開催し、台湾とのさらなる友好関係の構築に向けた取り組みを進めました。
また、訪日外国人旅行者の受け入れ環境を整備するため、無料公衆無線LANサービスエリアの拡大を、今議会に
補正予算として上程するとともに、先月、国から観光地域づくり法人、いわゆる日本版DMOに登録された一般社団法人イーストとくしま観光推進機構と連携しながら、観光客誘致による観光の振興と交流人口拡大による地域の活性化を進めてまいります。
次に、地域
経済の活性化についてであります。
若者の大都市への流出に歯どめがかからず、地域
経済の縮小が大きな課題となっている中、創業や後継者育成等の支援により、
地域産業の持続性を高め、地域
経済の活性化を促進することが重要となっております。
徳島市立木工会館につきましては、開館から37年が経過し、社会環境の変化に伴う対応や、耐震化及び老朽化対策、バリアフリー化が大きな課題となっておりました。
特に、耐震化対策につきましては、
平成22年度に実施しました耐震診断において、大規模な地震に対して、倒壊または崩壊する危険性が高いことが判明し、南海トラフ巨大地震などの大規模な地震が発生した場合、利用者等の安全確保が困難となっていることから、一刻も早い対応が必要となっております。
このたび、選定委員会において、移転先候補地の選定をいただき、
徳島駅前のアミコビル内に移転することを決定したところであります。
アミコビル内への移転は、現在地での建てかえや現施設の耐震改修と比べ、
経済性や整備期間において大きな優位性があることや、中心市街地のまちづくりやにぎわい創出につなげられることから、今議会において新産業振興施設の整備費を
補正予算として上程しているところであります。
また、関係者の皆様の御理解をいただくため、8月19日及び8月28日に関係2団体に対して、私みずからが、新産業振興施設の整備内容等について御説明したところであります。
人・物の交流を促進し、これからの
徳島市のまちづくりの一翼を担う、利用者の視点に立った、訪れやすく利用しやすい施設として、また、木工業などの
徳島市の伝統的な地場産業はもとより、新たな価値を生み出す総合的な産業振興の拠点となる施設として、来年7月の開館に向け、しっかりと整備をしてまいります。
次に、上下水道の統合につきましては、水道事業と下水道事業の統合により、窓口サービスの向上及び効率的経営の推進、さらに危機
管理体制の充実・強化という目的を達成するため、
令和2年4月の統合に向け、組織体制の構築等について作業を進めているところであります。
今後におきましても、市民生活に欠くことのできないライフラインを確実に維持するとともに、市民の皆様が安全で快適に暮らせるまちづくりを推進してまいります。
次に、安心して暮らせる市民生活の向上についてであります。
全国的に暴力団が市民生活及び社会
経済活動に介入し、暴力及び資金獲得活動によって多大な脅威を与えていることから、各自治体では暴力団排除に向けて
条例の制定が進められております。
徳島市におきましても、暴力団の排除に取り組む姿勢を明確にし、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを推進するため、来月から
徳島市暴力団排除
条例素案のパブリックコメント手続を実施し、次の12月議会において
条例議案を
提出してまいりたいと考えております。
それでは、今回
提出いたしました
議案の概要につきまして、御説明いたします。
今
定例会に
提出いたしました
議案は、
予算議案4件、
条例議案13件のほか、本日追加
提出いたしました
議案も含め、単行
議案22件、合計39件となっております。
まず、
予算議案につきましては、一般会計では3億5,990万円の増額、下水道事業特別会計では948万円の増額、介護保険事業特別会計では9億1,676万円の増額、水道事業会計では3,459万円の増額補正となっております。
一般会計補正予算の内容といたしましては、国や県の補助金が伴う事業や県営事業負担金など、例年、この時期に行っております
補正予算のほか、旧文化センター跡地の埋蔵文化財発掘調査や新産業振興施設の整備などとなっております。
それでは、総合ビジョンに掲げる基本目標等に沿って、
予算の主な事業の概要を御説明いたします。
初めに、「『つなぐ』まち・とくしま」の実現といたしまして、地域密着型特別養護老人ホームに対する施設開設準備費補助として、452万円を計上するとともに、幼児教育・
保育無償化に対するシステム改修費として358万円を計上いたしております。
次に、「『まもる』まち・とくしま」の実現といたしまして、救急車の適正利用や医療機関の適切な受診につなげることを目的に、
徳島県が11月から設置を予定している、専門職による電話相談窓口である救急安心センターへの
運営費負担金として129万円を計上しております。
次に、「『おどる』まち・とくしま」の実現といたしまして、旧文化センター跡地の埋蔵文化財発掘調査費として、1,794万円を計上するとともに、
令和元年度中に仮設設備等のリース契約を締結するため、1,394万円を限度とする債務負担行為を追加しております。
また、地場産業の振興を含む
徳島市の総合的な産業の支援を目的とする、新産業振興施設の整備費として、4,452万円を計上しております。
さらに、
徳島市のシンボルとして市民に親しまれている眉山の山頂広場の魅力向上等を目的とし、眉山山頂広場整備費として2,800万円を計上するとともに、4,200万円を限度とする債務負担行為を追加しております。
加えて、
令和2年3月22日に中四国最大規模の参加者1万5,000人で開催される予定のとくしまマラソン2020について、開催費補助として1,000万円を計上しており、県内外から多くの皆様に参加していただけるよう、
徳島市におきましても実行委員会メンバーとして情報発信に努めてまいりたいと考えております。
次に、行政
運営機能の強化等として、
令和2年4月からのスタートに向け、納税者のスマートフォンから市税等の納付が可能となるスマホアプリ収納準備経費として、137万円を計上しております。
続きまして、
予算以外の
議案につきまして、御説明いたします。
まず、
条例議案につきましては、
令和2年度に
徳島市立勝占
認定こども園を新設することに伴い、
徳島市立認定こども園条例の一部を改正する
条例議案のほか、関係法令の改正に伴い所要の改正を行う、
職員の
給与に関する
条例等の一部改正などを行うものでございます。
次に、単行
議案につきましては、
平成30年度決算における中央卸売市場事業会計の欠損金の処理及び水道事業会計の利益の
処分に関する
議案のほか、各公営企業会計の決算、本日追加
提出いたしました一般・特別会計の決算について、
監査委員の意見をつけて
認定に付するものでございます。
また、四国横断自動車道周辺対策事業に係る
工事請負契約の締結や川内分署及び勝占分署に配備する災害対応特殊消防ポンプ自動車の購入契約に係る財産の
取得、
徳島県
市町村総合事務組合規約の変更のほか、
市道路線の廃止及び
認定につきまして、御
提出いたしております。
以上、よろしく御審議いただき、御可決くださいますようお願い申し上げます。
○
議長(
武知浩之君)以上で
提出者の説明は終わりました。
〜
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○
議長(
武知浩之君)次に、休会について、お諮りいたします。
明9月10日は、
議案精査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
武知浩之君)御異議なしと認めます。よって、明9月10日は休会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午前10時37分 散会...