徳島市議会 2018-12-17
平成30年第 4回定例会−12月17日-20号
平成30年第 4回
定例会−12月17日-20号平成30年第 4回
定例会
┌─────────────────────────────────┐
│ 平 成 │
│ 30年 徳 島 市 議 会 会 議 録 │
│ │
│ 第 20 号 │
└─────────────────────────────────┘
平成30年12月17日(月曜日)午前10時14分開議
─────────────────────────────
議 事 日 程(第5号)
第1
会議録署名議員指名について
第2 議案第65号から議案第69号まで
(平成29年度各
企業会計決算の認定について)
第3 議案第77号から議案第86号まで
(平成29年度一般・各
特別会計決算の認定について)
第4 議案第87号から議案第101号まで
第5 議案第102号 徳島市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例を定めるについて
議案第103号 徳島市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めるについて
議案第104号 平成30年度徳島市
一般会計補正予算(第5号)
議案第105号 平成30年度徳島市国民
健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第106号 平成30年度徳島市
職員給与等支払特別会計補正予算(第1号)
第6 議案第107号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
議案第108号
公平委員会委員の選任について
第7 閉会中の
継続審査及び調査について
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員指名について
日程第2 議案第65号から議案第69号まで
日程第3 議案第77号から議案第86号まで
日程第4 議案第87号から議案第101号まで
日程第5 議案第102号から議案第106号まで
日程第6 議案第107号・議案第108号
日程第7 閉会中の
継続審査及び調査について
─────────────────────────────
出 席 議 員(28名)
1番 黒 田 達 哉 君
│ 2番 佐々木 昌 也 君
3番 岡 孝 治 君
│ 4番 明 石 和 之 君
5番 土 井 昭 一 君
│ 6番 梶 原 一 哉 君
8番 藤 田 真由美 君
│ 9番 岸 本 和 代 君
10番 齋 藤 智 彦 君
│ 11番 岡 南 均 君
12番 塀 本 信 之 君
│ 13番 渡 邊 亜由美 君
14番 中 西 裕 一 君
│ 15番 加 村 祐 志 君
16番 北 原 光 晴 君
│ 17番 西 林 幹 展 君
19番 井 上 武 君
│ 20番 武 知 浩 之 君
21番 宮 内 春 雄 君
│ 22番 加 戸 悟 君
23番 見 田 治 君
│ 24番 船 越 智 子 君
25番 森 井 嘉 一 君
│ 26番 玉 野 勝 彦 君
27番 山 本 武 生 君
│ 28番 久次米 尚 武 君
29番 美 馬 秀 夫 君
│ 30番 須 見 矩 明 君
─────────────────────────────
欠 員 (2名)
─────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 遠 藤 彰 良 君
│ 第一副市長 平 山 元 君
第二副市長 豊 井 泰 雄 君
│ 企画政策局長 松 本 泰 典 君
総務部長 成 谷 雅 弘 君
│ 財政部長
市民環境部長 黒 川 義 君
│ 兼理事 鳴 田 真 也 君
保健福祉部長 三 輪 俊 之 君
│ 経済部長 吉 岡 健 次 君
都市整備部長 │ 土木部長 横 山 敏 春 君
兼理事 都 築 伸 也 君
│ 危機管理局長 井 原 忠 博 君
消防局長 小 池 和 成 君
│ 水道局長 山 口 啓 三 君
交通局長 大 西 孝 佳 君
│ 病院事業
病院局長 児 島 正 実 君
│ 管理者 曽 根 三 郎 君
教育委員会 │ 選挙管理委員
教育長 石 井 博 君
│ 会事務局長 北 野 治 君
監査委員 稲 井 博 君
│ 監査事務局長 堀 川 尚 生 君
農業委員会 │
事務局長 伊 賀 俊 雄 君 │
─────────────────────────────
議会事務局職員出席者
事務局長 扶 川 康
文 │ 次長兼
庶務課長 橋 本 由加里
議事調査課長 武 田 吉
史 │ 庶務課長補佐 佐 藤 一 秋
議事調査課長補 │ 議事係長 久次米 智 広
佐 宮 本 和 明
│ 調査係長 勝 占 高 弘
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)これより本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、配付いたしてあるとおりであります。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
井上武君)それでは、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、議長において、5番
土井昭一君、20番
武知浩之君のお二人を指名いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
井上武君)次に、日程第2、議案第65号から議案第69号までの平成29年度徳島市各
企業会計決算の認定についてを議題といたします。
本案については、さきの第3回
定例会において、
決算審査特別委員会に付託し、閉会中の
継続審査に付してある案件でありますので、この際、
委員長の報告を求めます。
決算審査特別委員長21番
宮内春雄君。
〔21番
宮内春雄君登壇〕
◆21番(
宮内春雄君)
決算審査特別委員会における審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。
さきの9月
定例会において、当
委員会に付託され
継続審査となっておりました、議案第65号から議案第69号までの平成29年度各
企業会計決算の認定については、去る10月2日から4日までの3日間にわたり
委員会を開き、慎重に審査を行いました。
審査に当たっては、
決算審査特別委員会の前年度の
指摘事項に対する
措置状況及び平成29年度の
決算概要について、それぞれ
関係理事者から報告を受けるとともに、
関係資料を参考に審査いたしました。
その結果、議案第65号から議案第69号までの平成29年度各
企業会計決算の認定については、いずれも
全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において各委員からありました意見・要望等について申し上げます。
まず、
中央卸売市場事業会計について申し上げます。
当年度は、天候不良や台風の影響などにより、総収益は4億9,761万9,000円で、前年度に比べて1,471万3,000円、2.9%の減少となっております。一方、総費用は
職員給与費や
光熱水費の増加により5億875万6,000円となり、前年度に比べて504万2,000円、1.0%増加し、その結果、1,113万7,000円の純損失を生じ、3年ぶりの
赤字決算となっております。
このような中、市場の
経営環境は、
食料消費量の減少や
市場外流通の増加などにより、今後もさらに厳しさを増すことが見込まれることから、既に大きな
経費削減効果を上げている照明の
LED化を引き続き進めるほか、さらなる
経費削減策を模索し、歳出の抑制に努めるよう意見がありました。
また、市場の活性化のため、業界と連携し、徳島県産品の
販路拡大に積極的に取り組むほか、一般の消費者への
市場開放について検討するよう意見がありました。
また、
大型量販店の増加や
卸売市場法の改正により、安定した価格の保障が懸念される中、引き続き、
公設市場の果たすべき役割である、市民に公平・公正な価格で安心・安全な
生鮮食料品の供給に努めるよう意見がありました。
また、
市場施設の整備については、移転による建てかえの方針が示されているが、多額の費用が必要となることから、建てかえに当たっては、
市場関係者の賃料等に大きな影響を及ぼさないよう、
十分協議を行いながら進めるよう意見がありました。
次に、
商業観光施設事業会計について申し上げます。
当年度の
索道事業における
延べ輸送人員は19万7,072人で、前年度に比べて7,214人、3.8%の増加となっております。
また、
駐車場事業における
年間利用台数は、57万7,052台で、前年度と比較して1万1,787台、2.0%の減少となっております。
経営成績では、総収益1億9,717万2,000円に対し、総費用が1億6,827万2,000円となり、
当年度は2,890万円の純利益が生じております。
一方、
財政状態では、
当年度末の
不良債務は7億7,927万9,000円で、前年度末に比べて減少しているものの、依然として多額な状況となっております。
このような
経営環境の中、
指定管理者と協議し、より一層の
収益拡大とさらなる
経費削減を図り、
不良債務の解消に努めるよう意見がありました。
また、
当年度は郊外への
大型商業施設の出店などにより、全ての駐車場で前年度より
料金収入、
利用台数とも減少していることから、
利用者のニーズを把握、分析し、それに合わせた
取り組みを行うとともに、
中心市街地への集客が不可欠であるとして、
指定管理者や
関係部局が協力・連携しながら、
利用者増につながる
活性化策を検討するよう意見がありました。
また、ロープウエーの
利用者の増を図るため、阿波おどり会館や周辺で実施されるイベントとの連携を密にし、客層を分析・検証した上で、来場者に対する
利用促進を行うなど、さらなる効果的なPRに努めるよう意見がありました。
次に、
水道事業会計について申し上げます。
当年度は、総収益51億4,686万5,000円に対し、総費用は43億6,346万3,000円となり、7億8,340万2,000円の純利益が生じております。
一方、
当年度末の
企業債残高は208億3,612万6,000円で、前年度に比べ減少しているものの、依然多額となっております。
このような中、これまで進めてきた
太陽光発電設備設置による
売電収益を確保するとともに、国の
補助事業を活用した
使用電力量の削減や、
外部委託を推進して健全
経営に努めるなど、さらなる
経費削減に取り組むよう意見がありました。
また、災害等の
応急給水体制の強化を図るため、現在、車齢の高い1台で対応している
応急給水車の更新や
増車配備について検討するよう意見がありました。
次に、
旅客自動車運送事業会計について申し上げます。
経営成績では、
イオンモール徳島の開業に対応した路線の新設・再編による
運送収益の増加により、総収益は前年度と比較して1,729万6,000円、2.5%増の7億2,156万8,000円となり、3,798万7,000円の純利益が生じております。
この結果、
当年度末の
累積欠損金は4億6,607万3,000円で、前年度末に比べて減少しましたが、なお多額であり、依然として厳しい
経営状況が続いております。
このような中、
多言語対応の
バスロケーションシステムの導入や
夏休みこども1日
フリー乗車券の発売など、さまざまな
利用者サービスの向上と
利用促進策に取り組んでおりますが、さらなる
バス利用者の拡大を図るため、これらの
取り組みについて、より一層の積極的・効果的なPRに努めるよう意見がありました。
また、職員の高齢化が進む中、安全で快適なバスの運行を守るため、乗務員の
健康管理について、今後も十分な配慮を行うよう意見がありました。
また、
イオンモール徳島への
アクセスとして好調な路線については、今後も維持しながら、さらなる利便性の向上を図るため、敷地内への乗り入れについて早期に対応するよう意見がありました。
次に、
市民病院事業会計について申し上げます。
当年度における
延べ患者数は、
外来患者が増加したことにより、前年度と比較して1,394人、0.7%増の19万9,068人となっております。
経営成績では、総収益は、
外来収益が増収となったことにより、前年度に比べて5,799万6,000円、0.6%増の102億5,076万8,000円となっております。一方、総費用は、給与費や
減価償却費が増加したことから、前年度に比べて1億8,322万5,000円、1.8%増の103億2,775万4,000円となっております。この結果、7,698万6,000円の純損失を生じ、3年ぶりの
赤字決算となり、
当年度末における
累積欠損金は、98億9,448万3,000円となっております。
また、企業債などの負債が資産を上回る非常に厳しい
財政状態が続いております。
このような中、安定した病院
経営のためには、
医療機器の選択と集中を進めるなど経費の削減に努めるとともに、収益増には各診療科における患者の増加が不可欠として、今後も信頼される医師の確保に努めるよう意見がありました。
また、
未収金対策については、経済的に困窮している患者には、ソーシャルワーカーによる
早期対応を図るとともに、公的な
減免制度の活用など、
関係部局と
情報共有を図りながら解消に努めるよう意見がありました。
また、
室料差額について、本年3月に国から患者に求めてはならないケースが示されておりますが、
市民病院が多くの患者から信頼される病院として、今後も引き続き、対応を徹底するよう意見がありました。
以上が、当
委員会における審査の概要でありますが、最後に、各
企業管理者においては、なお一層の
経営健全化に取り組むとともに、ただいま申し上げました意見等について、十分検討し、今後の
経営に反映されることを要望して、
決算審査特別委員長の報告といたします。
○議長(
井上武君)以上で
委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。3番岡 孝治君。
〔3番 岡 孝治君登壇〕
◆3番(岡孝治君)平成29年度各
企業会計決算について、
委員長報告に対する討論を行いたいと思います。
まず、議案第67号、
水道事業会計決算に関しましては、認定できません。
業務のアウトソーシングに関しましては、おくればせながら一部実行されているものの、水道局独自の運用がなされている
昇格基準や
特別昇給の問題、また、徳島市の例規集と統一させるべき時間
外勤務手当を初めとする、二重払いとの疑念を抱かれても釈明に窮するような
特殊勤務手当の問題、同じく、局独自に持っている
協定書中の出勤時間の延伸の問題等々、過去幾度となく、また平成28年度決算の際にも、平成29年9月
定例会の本会議においても強く指摘を申し上げてきた、早期に解決を図るべき水道局が抱える諸問題に対して、いまだその進展が全く見られていないからです。これは理事者の怠慢と断じざるを得ず、これらが完全解決しない限り、決算を認定することはできません。
次に、議案第69号、
市民病院事業会計に関しても認定できません。
平成29年度実績における
市民病院に対する
一般会計からの繰出金は、約17億6,000万円。同年の徳島市の世帯数は約11万7,000世帯。年間を通じて一度も
市民病院のお世話になっていない世帯をも含め、徳島市の全世帯から、毎年、
世帯平均1万5,000円の血税が
市民病院に投入されているという現状を重く認識すべきです。平成29年度も
市民病院医療機器支援補助の名目で5,637万9,000円が
一般会計から繰り出されています。本年3月の当初予算の審議に係る
反対討論の際にも申し上げましたが、ドクターの要請により購入した高額な
医療機器類が使用されることなく放置されている、このような体質が常態化しているような
企業会計の決算を認めることはできません。
以上、各位の御賛同をお願いし、討論といたします。
○議長(
井上武君)以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより順次採決いたします。まず、議案第67号及び議案第69号の以上2件について、一括して採決いたします。
─────────────────────────────
このときの
出席議員氏名次のとおり
1番 黒 田 達 哉 君
│ 2番 佐々木 昌 也 君
3番 岡 孝 治 君
│ 4番 明 石 和 之 君
5番 土 井 昭 一 君
│ 6番 梶 原 一 哉 君
8番 藤 田 真由美 君
│ 9番 岸 本 和 代 君
10番 齋 藤 智 彦 君
│ 11番 岡 南 均 君
12番 塀 本 信 之 君
│ 13番 渡 邊 亜由美 君
14番 中 西 裕 一 君
│ 15番 加 村 祐 志 君
16番 北 原 光 晴 君
│ 17番 西 林 幹 展 君
19番 井 上 武 君
│ 20番 武 知 浩 之 君
21番 宮 内 春 雄 君
│ 22番 加 戸 悟 君
23番 見 田 治 君
│ 24番 船 越 智 子 君
25番 森 井 嘉 一 君
│ 26番 玉 野 勝 彦 君
27番 山 本 武 生 君
│ 28番 久次米 尚 武 君
29番 美 馬 秀 夫 君
│ 30番 須 見 矩 明 君
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)本案に対する
委員長報告は、いずれも認定であります。
お諮りいたします。本案を
委員長報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
井上武君)起立多数であります。よって本案については、いずれも
委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
次に、議案第65号、議案第66号及び議案第68号の以上3件について、一括して採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも認定であります。
お諮りいたします。本案を
委員長報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって本案については、いずれも
委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
井上武君)次に、日程第3、議案第77号から議案第86号までの平成29年度徳島市一般及び各
特別会計決算の認定についてを議題といたします。
本案については、さきの第3回
定例会において、
決算審査特別委員会に付託し、閉会中の
継続審査に付してある案件でありますので、この際、
委員長の報告を求めます。
決算審査特別委員長9番
岸本和代君。
〔9番
岸本和代君登壇〕
◆9番(
岸本和代君)
決算審査特別委員会における審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。
さきの9月
定例会において、当
委員会に付託され
継続審査となっておりました議案第77号から議案第86号までの平成29年度徳島市
一般会計決算の認定及び各
特別会計決算の認定については、去る10月16日から19日までの4日間、
委員会を開き慎重に審査をいたしました。
審査に当たっては、
決算審査特別委員会の前年度
指摘事項に対する
措置状況及び平成29年度の
決算概要について、それぞれ
関係理事者から報告を受けるとともに、
関係資料を参考に審査いたしました。
その結果、議案第77号「平成29年度徳島市
一般会計決算の認定につい て」、議案第78号「平成29年度徳島市国民
健康保険事業特別会計決算の認定について」及び議案第86号「平成29年度徳島市
職員給与等支払特別会計決算の認定について」は、一部委員から認定できないとの
態度表明がありましたが、採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決定いたしました。
その他、議案第79号から議案第85号までの各
特別会計決算の認定については、いずれも
全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において、各委員から意見・要望等があった点について申し上げます。
当年度における
一般会計の
決算状況は、
実質収支では1億8,007万円の黒字となっておりますが、
財政調整基金から4億円を取り崩しており、実質単
年度収支は3億3,443万2,000円の赤字で、3年連続の赤字となっております。
また、
財政構造の弾力性を示す
経常収支比率は96.7%と、前年度と同水準であり、依然として
財政構造の硬直化が進んでいる状況にあると言えます。
こうした中、市税の
収入未済額は21億1,531万1,000円と、前年度より3億8,111万3,000円減少し、
市税収入率も94.5%と6年連続で改善されておりますが、
収入未済額は依然として多額な状況となっていることから、税負担の公平性を確保する観点からも、なお一層、
収入未済額の縮減に努めるよう意見がありました。
次に、総務費について申し上げます。
まず、
業務システムの
維持管理については、より効率的な
運用方法として、他都市で導入されている
自治体クラウドなどの
先進事例の調査・研究に努めるよう意見がありました。
また、市政の課題や
市民生活に直結した事項について調査を行う
インターネットアンケートについては、なお一層、市民の意識やニーズを迅速に把握し、
市政運営に役立てるためにも、
関係各課から要望のあるテーマだけでなく、市民の関心の高い
アンケートテーマの抽出について検討するよう意見がありました。
また、庁舎等の
公共施設の改修については、市民誰もが安全で利用しやすい
環境づくりが必要であるとして、
老朽化等による改修はもとより、
高齢者や障害者に配慮した視点で点検、改修に取り組むよう意見がありました。
また、バスの
利用促進策については、
当年度から導入された
バスロケーションシステムの
アクセス件数が、従来の
時刻表検索システムに比べ大幅に増加するなど効果が上がっておりますが、さらなる
利用促進に向け、
高齢者を含めた幅広い世代に魅力を感じてもらえる
取り組みを進めるよう意見がありました。
また、新たな
地域自治協働システムについては、今年度から4地区で
モデル事業として
取り組み、10年後には10地区での構築を目標としておりますが、高齢化が進む中、若者や企業が参画できる
体制づくりに努めるよう意見がありました。
また、
市民活力開発センターについては、
指定管理者が
市民活動団体の相談・
支援業務等を行っておりますが、NPOの
立ち上げ相談件数が減少するなど、
市民活動団体のニーズも変化していることから、
業務内容や
運営方法等の見直しを検討するよう意見がありました。
また、若者の定住化を目的に実施している大学生による
地域づくり支援事業については、対象を大学生に限定するのではなく、地域の若者の自発的な参画が可能となるように、事業内容の見直しも含めて検討するよう意見がありました。
次に、民生費について申し上げます。
まず、障害者就労支援施設からの物品等の優先調達については、施設で就労する障害者等の自立促進につながるため、引き続き全庁を挙げて取り組むとともに、施設が提供可能な物品・サービスをPRする場の拡充についても検討するよう意見がありました。
また、障害者に対する相談支援については、相談件数が増加傾向にある中、相談員への負担が懸念されるとともに、相談事業所により件数の偏りがあることから、相談体制の強化や平準化に努めるよう意見がありました。
次に、衛生費について申し上げます。
まず、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の助成については、予算額の5分の1しか利用されていない状況であることから、市民が利用しやすい制度となるよう、助成額も含め見直しを検討するとともに、さらなる周知・広報に努めるよう意見がありました。
また、徳島市エコステーションについては、市民のごみ分別意識や利便性の向上を図ることを目的に開設していることから、市民が安心して利用できるように、わかりやすい案内に努めるよう意見がありました。
次に、商工費について申し上げます。
まず、企業誘致推進事業については、申請件数が見込みを下回ったことにより不用額が出ておりますが、市税収入の増加に直接つながる施策であることから、従来の方法に加え、新たな視点で企業誘致活動に取り組むよう意見がありました。
また、とくしまLED・デジタルアートフェスティバルについては、多額の事業費を投じていることから、今後の来場者数の推計方法について検討するとともに、事業目的に照らし、その効果を十分に検証し、事業の見直しを図るよう意見がありました。
また、イベント開催費補助についても、漫然と補助を続けるのではなく、行政からの補助の必要性や補助額の妥当性等について検証するよう意見がありました。
次に、土木費について申し上げます。
まず、既存木造住宅の耐震化については、耐震診断の結果、倒壊の可能性があるにもかかわらず、経費面等から耐震改修に至っていないケースが多数あることから、引き続き実態調査に努めるとともに、耐震化を促す方策を検討するよう意見がありました。
また、地籍調査については、
当年度末における進捗率は23.4%と遅々として進んでいない状況であり、完了の見通しが立たない中、関係機関とも連携し、南海トラフ地震の津波浸水想定区域の沿岸部を優先的に進めるよう意見がありました。
次に、消防費について申し上げます。
救急活動については、近年の猛暑の影響で熱中症などによる出動件数が増加傾向にある中、迅速な対応が継続できるよう、救急体制の充実・強化に努めるよう意見がありました。
次に、教育費について申し上げます。
まず、史跡等のボランティアガイドについては、史跡等の歴史資源に市民が親しめる
環境づくりに重要な役割を担っていることから、育成等に係る支援の充実に努めるよう意見がありました。
また、史跡等の活用に当たっては、多くの市民や観光客に訪れてもらえるよう、より一層、魅力発信に努めるとともに、
アクセスの拠点となるバス停に道案内を標示するなどの
環境づくりに努めるよう意見がありました。
次に、
特別会計決算について申し上げます。
まず、国民
健康保険事業特別会計について申し上げます。
当年度決算における
実質収支は、前年度の赤字から転じて1億5,293万3,000円の黒字となっており、単
年度収支も2億6,730万7,000円の黒字となっております。
こうした中、保険料の
収入未済額は12億7,729万円で、前年度より4億8,715万5,000円減少しており、現年度分の収納率は88.37%と改善しておりますが、負担の公平性の観点から、引き続き収納率向上に努めるよう意見がありました。
また、国民
健康保険法に基づく医療費の一部負担金の減免や徴収猶予制度については、生活困窮者が一部負担金を支払えないことを理由に、医療機関を受診しないといったことがないよう、なお一層、市民や関係機関に対する制度の周知・徹底に努めるよう意見がありました。
最後に、食肉センター事業特別会計について申し上げます。
当年度決算では、歳入歳出とも1億3,158万1,000円となっており、
一般会計からの繰り入れによって収支の均衡が図られている状況であります。
こうした中、当該施設が県内の基幹的な流通処理施設であり、処理頭数の大半が市外産であることに加え、今後、施設の老朽化や衛生対策に必要となる施設整備等に多額の経費が見込まれることから、県に対し応分の負担を強く求めるよう意見がありました。
以上、4日間の審査の概要を申し上げましたが、各委員からの意見・要望等については、それぞれ
関係部局において十分検討し、善処するよう要望いたしましたことを申し添え、
決算審査特別委員長の報告といたします。
○議長(
井上武君)以上で
委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。1番黒田達哉君。
〔1番 黒田達哉君登壇〕
◆1番(黒田達哉君)平成29年度一般・各
特別会計決算について、
委員長報告に対する討論を行います。
議案第77号、議案第78号及び議案第86号に関しては、認定できません。
理事者においては、昨年3月21日、当時の朋友会の一員であった小林元議員が行った平成29年度当初予算審議に対する討論の内容を記憶しているでしょうか。表向きは賛成討論であったものの、議会は可決した予算には責任を持たなければならない、近い将来の不安が拭えないような予算を心の底から認めますとは言いづらい、個人的な感情だけでいえば、反対の選択肢も辞さない、これが本音であると明言しつつ、しかしながら、当初予算の大半は
市民生活に直結するような経費で、簡単な軽々しい判断もできない、こうした彼のジレンマの中で苦渋の決断をせざるを得なかった彼みずからの心情をつづった、実質の
反対討論でした。小林議員は最後に、どうか、どうかこの討論を真摯に受けとめていただいて、今後の予算執行や補正予算において、修正すべきは修正し、組みかえるべきは組みかえて、今後の誠実な議会対応を強く求めて、私からの討論といたしますと結んでいました。
平成29年度の各会計決算は、これらの小林雄樹元議員の思いはかなえられることなく、その懸念のみが現実となったものであり、まことに遺憾であると、あえて、まず冒頭に申し上げておきたいと思います。
不認定とすべき各議案と項目、その理由については、詳細に述べていけば、切りがなく、相当の時間を要すると考えられますので、何点かを挙げるにとどめます。
議会費中の議員の期末手当引き上げの増額分及び議員行政視察旅費、総務費中の市長等特別職の期末手当引き上げの増額分、新ホール整備事業費、商工費及び農林水産業費中の地域振興施設開設準備事業費、地域振興施設整備事業費、いわゆる国府道の駅整備に関する事業費、民生費中の
企業会計への
一般会計からの繰り出しに係る
水道事業会計補助金、
市民病院事業会計負担金及び補助金、一般廃棄物中間処理施設整備推進事業費、商工費中のとくしまLED・デジタルアートフェスティバル実行
委員会補助、商工業振興費から観光費へ333万円への予算流用が行われた、公益社団法人徳島市観光協会の破産申し立てに係る弁護士着手金及び予納金、土木費中の鉄道高架関係の徳島駅周辺まちづくり計画策定費、これらに関連するものも含め、平成29年度一般・各特別会計については、現市政が声高に叫んでいる選択と集中にはほど遠い、中止、白紙、凍結、先延ばし策の破綻と、その見通しの甘さに起因する迷走がもたらした過去最悪の
決算状況であると言わざるを得ず、到底認定できるものではありません。
以上、議員各位の御賛同をお願いし、討論といたします。
○議長(
井上武君)以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより順次採決いたします。まず、議案第77号及び議案第86号の以上2件について、一括して採決いたします。
─────────────────────────────
このときの
出席議員氏名次のとおり
1番 黒 田 達 哉 君
│ 2番 佐々木 昌 也 君
3番 岡 孝 治 君
│ 4番 明 石 和 之 君
5番 土 井 昭 一 君
│ 6番 梶 原 一 哉 君
8番 藤 田 真由美 君
│ 9番 岸 本 和 代 君
10番 齋 藤 智 彦 君
│ 11番 岡 南 均 君
12番 塀 本 信 之 君
│ 13番 渡 邊 亜由美 君
14番 中 西 裕 一 君
│ 15番 加 村 祐 志 君
16番 北 原 光 晴 君
│ 17番 西 林 幹 展 君
19番 井 上 武 君
│ 20番 武 知 浩 之 君
21番 宮 内 春 雄 君
│ 22番 加 戸 悟 君
23番 見 田 治 君
│ 24番 船 越 智 子 君
25番 森 井 嘉 一 君
│ 26番 玉 野 勝 彦 君
27番 山 本 武 生 君
│ 28番 久次米 尚 武 君
29番 美 馬 秀 夫 君
│ 30番 須 見 矩 明 君
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)本案に対する
委員長報告は、いずれも認定であります。
お諮りいたします。本案を
委員長報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
井上武君)起立多数であります。よって本案については、いずれも
委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
次に、議案第78号について、採決いたします。
─────────────────────────────
このときの
出席議員氏名次のとおり
1番 黒 田 達 哉 君
│ 2番 佐々木 昌 也 君
3番 岡 孝 治 君
│ 4番 明 石 和 之 君
5番 土 井 昭 一 君
│ 6番 梶 原 一 哉 君
8番 藤 田 真由美 君
│ 9番 岸 本 和 代 君
10番 齋 藤 智 彦 君
│ 11番 岡 南 均 君
12番 塀 本 信 之 君
│ 13番 渡 邊 亜由美 君
14番 中 西 裕 一 君
│ 15番 加 村 祐 志 君
16番 北 原 光 晴 君
│ 17番 西 林 幹 展 君
19番 井 上 武 君
│ 20番 武 知 浩 之 君
21番 宮 内 春 雄 君
│ 22番 加 戸 悟 君
23番 見 田 治 君
│ 24番 船 越 智 子 君
25番 森 井 嘉 一 君
│ 26番 玉 野 勝 彦 君
27番 山 本 武 生 君
│ 28番 久次米 尚 武 君
29番 美 馬 秀 夫 君
│ 30番 須 見 矩 明 君
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)本案に対する
委員長報告は、認定であります。
お諮りいたします。本案を
委員長報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
井上武君)起立多数であります。よって本案については、
委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
次に、議案第79号から議案第85号までの以上7件について、一括して採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも認定であります。
お諮りいたします。本案を、
委員長報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって本案については、いずれも
委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
井上武君)次に、日程第4を議題といたします。
ただいま議題に供しました各議案は、それぞれ所管の常任
委員会に付託してありますので、この際、
委員長の報告を求めます。
総務
委員長14番中西裕一君。
〔14番 中西裕一君登壇〕
◆14番(中西裕一君)総務
委員会における審査の結果について、御報告申し上げます。
今期
定例会において、当
委員会に付託されました案件については、去る12月10日に慎重に審査いたしました結果、議案第87号「平成30年度徳島市
一般会計補正予算(第4号)」中、当
委員会関係部分について及び議案第90号「徳島市政における要望等に対する公正な職務の執行の確保に関する条例を定めるについて」は、採決の結果、いずれも賛成多数で原案を可決すべきものと決定し、他の当
委員会関係議案については、
全会一致をもって、原案に同意すべきものと決定いたしました。
以上で、総務
委員長の報告といたします。
○議長(
井上武君)次は、文教厚生
委員長26番玉野勝彦君。
〔26番 玉野勝彦君登壇〕
◆26番(玉野勝彦君)文教厚生
委員会における審査の結果について、御報告申し上げます。
今期
定例会において、当
委員会に付託されました案件については、去る12月11日に慎重に審査いたしました結果、議案第87号「平成30年度徳島市
一般会計補正予算(第4号)」中、当
委員会関係部分を初め、他の当
委員会関係議案については、いずれも
全会一致をもって、原案を可決、同意すべきものと決定いたしました。
以上で、文教厚生
委員長の報告といたします。
○議長(
井上武君)次は、産業交通
委員長16番北原光晴君。
〔16番 北原光晴君登壇〕
◆16番(北原光晴君)産業交通
委員会における審査の結果について、御報告申し上げます。
今期
定例会において、当
委員会に付託されました案件については、去る12月10日に慎重に審査いたしました結果、議案第87号「平成30年度徳島市
一般会計補正予算(第4号)」中、当
委員会関係部分を初め、他の当
委員会関係議案については、いずれも
全会一致をもって、原案を可決、同意すべきものと決定いたしました。
以上で、産業交通
委員長の報告といたします。
○議長(
井上武君)次は、建設
委員長27番山本武生君。
〔27番 山本武生君登壇〕
◆27番(山本武生君)建設
委員会における審査の結果について、御報告申し上げます。
今期
定例会において、当
委員会に付託されました案件については、去る12月11日に慎重に審査いたしました結果、議案第87号「平成30年度徳島市
一般会計補正予算(第4号)」中、当
委員会関係部分を初め、他の当
委員会関係議案については、いずれも
全会一致をもって原案を可決、同意すべきものと決定いたしました。
以上で、建設
委員長の報告といたします。
○議長(
井上武君)以上で、各
委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。2番佐々木昌也君。
〔2番 佐々木昌也君登壇〕
◆2番(佐々木昌也君)ただいまの
委員長報告に対する討論を行います。
まず、議案第87号、平成30年度徳島市
一般会計補正予算には、同意できません。
総務費中の新ホール整備事業費及びこれに関連する債務負担行為補正には、反対であります。今議会の議論の中で、市は来年3月までにみなし設計を文化振興課で行い、3月議会で基本計画案を提出するとの説明を行いましたが、このことは、その概算工事費まで計算し提示できるという意味だということを理解しておかなければなりません。
確かにその後の6月議会に要求水準書を完成させるのであれば、3月には概算工事費を提示するに至っていなければ、到底間に合わないことは容易に見てとれます。しかし、例えば、給食センターや標準設計の学校等といった日本全国で使い方が一様な
公共施設であるならば、他都市の事例を横目で見ながら、こんなものかと事務職員がコピーペーストしながら基本計画、また要求水準書を作成できるかもしれません。
しかし、ホールは、そこでどのような演目を行うのかによって、大きく仕様が変わる。例えば、選抜阿波おどりを新ホールで行うときに、どんな舞台設備が必要なのか、どのくらいの数の楽屋が必要なのか、出演者用の駐車場は何台、どこに確保するのか、当然全て、最終的には要求水準書に記載しなければなりません。そのために必要な情報は、誰からどのように引き出して、基本計画、要求水準書に記載するのか。鳴り物は脇舞台でやる、そのときにどれくらいの大きさの脇舞台が必要なのか、マイクはどこに仕込んで、スピーカーはどこに設置したらだめなのか、そういうエンドユーザーの市民の使い勝手は、最終的に要求水準書に文書で明確に記載しなければならない。いわゆる在来型の発注で、設計者が先に決まっていて、図面上で作図しながら各団体の意見を調整して、設計図書を作成した後に入札するのであれば、そういう調整はできるのかもしれません。
さらに脇舞台に関していえば、クラシックやオペラや舞台芸術の場合、脇舞台が邪魔になるときもある。こういう演目の場合には、プロセニアムで、きちんと舞台が区切られているほうが演出しやすいことのほうが多い。では、どうするのか。選抜阿波おどりに済みませんと言うのか、音楽、舞台の関係者に済みませんと言うのか、どちらでもできるように工夫するのか、どういう工夫をすればそれができるのか、こうした問題はまだまだ想定されます。
例えば、舞台の高さ。クラシックの音を1,500席の観客席にきちんと届けようとすると、舞台の上に、ある程度の高さが必要になる。浄瑠璃、歌舞伎とか、舞台の高さがあってはいけないもののときにはどうするのか。可変機構を取り入れないとできないけれども、どういう可変機構なら使いやすく、ホールの格式が保てるのか。浄瑠璃は、徳島の地域文化。新ホールでできないというわけにはいきません。徳島の子供たちに、この地域の歴史文化を伝えていくのは行政の責務であります。規模的には小ホールのほうがふさわしいが、市はそれをつくらないから、大ホールでやれないといけない。そのときにどういう舞台装置が必要なのか、クラシックをやるときの舞台高さとどう調整をするのか。歌舞伎を徳島で見たい人は多いはずであります。見たいと思ったら、今のままでは大阪まで出ないといけないし、徳島に呼んでくるための団体もあります。しかし、新ホール整備検討会議の資料では全く触れられていない。委員の中にも関係者は入っていない。新ホールは歌舞伎もできるのか、やるとしたら花道はどうつくるのか、鳥屋はどうつくるのか、せりはつくるのか、楽屋の仕様はどうすべきなのか。
また、徳島の文化団体が要望する固有の意見が出てくる可能性も否定できません。舞台にかかわる人たちは、みんなやりたいこと、また、ないとできないことがある。搬入用のトラックのサイズ、つり物のスピード、オーケストラピットのサイズ、親子室や子供を一時預かりするための部屋、バレエをやる人は事前に体を温めるスペースが必要だろうし、ピアノの発表会に利用する人は舞台が終わった後に、保護者のお迎えの車の駐車スペースが必要なはずであります。集客力の小さい団体は、1,500席のホールを1,000席くらいに使う工夫を盛り込んでほしいはず。かつての文化センターがしていたように、徳島の交歓音楽会をやりたいといったら、客席に座っている人たちがどういう動線を通って楽屋に至り、舞台に上がるのか、楽器はどこに置いておくのか。NHKののど自慢を引っ張ってこようとしたら、電源車や放送車などの特殊車両を停車しておくスペースが必要なはずであります。
楽屋の規模にしても同様です。選抜阿波おどりをやるのに楽屋の規模が80人では足りない。オペラをやるときに足りない。そこに出演する人たちの駐車場が10台程度では足りない。まさか出演者の方たちに、市役所の駐車場にとめて、楽器や装束を持ったまま、雨の降る日は傘を差して、跨線橋を上がりおりして来てください、規模の大きい催事のときには、子供も老人も分け隔てなく上がりおりしてくださいなどと言うつもりなのでしょうか。
しかし、るる申し上げたような、こういう項目をどんどん書き出していくと、調整事項もふえるし、予算にはまるかどうかという検証も当然のことながら必要になってまいります。通常、大手の設計事務所やゼネコンで概算をやらせたとしても、この規模のホールで舞台のつり物や音響や照明まで概算させるとすれば、設計者にしても専門メーカーに見積もりを取らなければならないわけですから、概算だけで1カ月はかかると言ってくるはずであります。その前には、バトンスピードはこうとか、舞台照明の配置とか、舞台音響のグレードとか、全部、みなし設計ができていないといけないということであります。
つまり、概算が2月で、みなし設計は1月いっぱい。現在提示されている市のスケジュールなら、こうなるということであります。このような芸当をこなすことは到底不可能であるということは、誰の目からも明白であります。これが、今期
定例会の会派代表質問において、狂気の沙汰と表現したゆえんであります。
まさかとは思いますが、市はどこかの他の自治体の基本計画書とか、要求水準書をコピーペーストすればできると安易に考えているのではないでしょうか。他市の要求水準書は入手できるし、冒頭で述べた給食センターとか標準型校舎とか、日本国中どこでやっても同じ物であれば、そういう手法もありかもしれません。しかし、阿波おどりなどの徳島固有の文化、あるいは徳島で活動している文化団体の固有の要望、徳島の立地特性に対応した必要条件、こういうものは他市の要求水準書には書かれておりません。そもそも客席数も舞台の大きさも違うのだから、参照にはなりません。それは、みなし設計を行う人たちが、時間をかけて市民の意見を聞いて、そごする意見を調整して初めてできるものです。いつ、市民の声を聞くのでしょうか。実は市は最初から、エンドユーザーである市民や文化団体の意見など聞く気がないのではないのでしょうか。
このまま強引に事を進めようとするならば、このスケジュールでできる物、市がやろうとしている物は、どこの町にでもある、使い物にならないただの箱物となることは火を見るより明らかであります。ひょっとすると、外観だけ青石でも張って、徳島らしいなどと言ってごまかすのではないでしょうか。徳島ならではの使い便利は、そうはいきません。本当に市民が望む物は、決して派手でなくてもいいけれども、きちんと地域の事情が踏まえられていて、使い便利のいいホールのはずであります。本当に使い便利のいいホールをつくるのであれば、まずそのホールでできる演目、その規模を正確に把握して、市民に意見を聞くところがスタートであるべきです。選抜阿波おどりはできます、交歓音楽会もできます、歌舞伎、浄瑠璃もできます、クラシック、現代舞踊、バレエ、オペラ、合唱、映画鑑賞、日舞もできます、地域のプロモーターに利用していただける演目はこういうものだから、それもできます、民放、NHK、ラジオの公開番組がこういうふうに使うから、それもできます、でも、小ホールでやるべき規模のこれこれ、こういう演目は新ホールではできないので、ここの施設を使ってください、そのための必要な整備は、こういう予算で、こういう時期にやります。まず、概算に入る前にそういう基本計画の芯のところを市民に問うことが必要であります。それが今議会に示されたのならまだしも、基本的な質問にもあたふたして何も答えられない。何も考えていない、お得意の行き当たりばったりが露呈しただけではないのですか。
息せき切って、ことしに新ホール整備検討会議をやったが、市長がその結論を勝手に強引に曲げて、客席を1,500席にしたのだから、1,500席を基本に新ホールでできる演目を改めて設定しないと、みなし設計などできません。例えば、3月議会でそういうホールで想定される演目とか、徳島市の今後のホールを取り巻く文化行政の進む方向性とか、基本計画の芯の部分が出てきて、市はこういうホールをつくりますが、皆さんよろしいですかと市民に問う。その結果を踏まえて、6月議会で、そのために必要な舞台の大きさはこうで、楽屋の規模はこうで、必要な駐車場はこうで、舞台機構はこうで、舞台照明はこうで、舞台音響はこうで、これらをみなし設計してみたら、こういうふうに敷地に入るし、概算してみたら、こういうふうに予算にはまる、はまらない部分、意見がそごした部分は、こう調整をしましたので、これを要求水準書にしてよろしいかと市民の意見を問う。その結果を受けて、9月議会で施工者の方が入札できるように、きちんと技術的な文言で要求水準書にまとめて、こうなりました、これを入札にかけてよろしいかと問う。せめて、最低、最悪でもこうあるべきです。3月の概算などは、市は坪単価ベースでしか出せないはずです。それは希望的観測とでも言うべきものであり、そんな概算をもとに、市民の使い便利が反映できるはずがありません。こういうスケジュール計画をずさんと言うのです。
さらにつけ加えれば、今回の市長の独断で、徳島市は小ホールを持たないということが結論づけられています。3候補の敷地選定から始めて、結局、残った敷地に小ホールが入らないからやめるという恐ろしい議論がまかり通っています。ここ10年、20年、1,500席の大ホールの新築案件で、小ホールが併設されていない事例などないはずであります。普通の都市は、そんなことはしません。なぜなら、結果的に不利益となるからにほかなりません。新ホール整備検討会議の初期段階の資料では、あの敷地でも小ホールの設置は可能だと書いてあるにもかかわらず、予算がないからできないので別案を検討してほしいとも記載されています。1,200席を1,500席にすることは、市長が一言言っただけで変更できるのに、何で市民が一番使いやすい小ホールをあっさり切り捨てられるのか。少なくとも、予算がないから諦めるというのであれば、小ホールを併設した場合と別置した場合で、先行き50年、どれほどにライフサイクルコストが変わるのか、3月の基本計画で示していただいて、今、一生懸命に徳島の文化を盛り上げようとしている団体の方々に、こういうことだからできないのですと説明すべきであります。
繰り返しますが、他都市ではこんなばかな計画はしません。それを市長は勝手に曲げて、やろうとしている。選挙で選ばれた市長だから、やったらいけないとは言いませんが、少なくとも、それで徳島には文化団体の育成を諦めても、確保できるコストがあると語ってもらわなければなりません。市は駅西にホールを建設しようとして失敗しています。ずさんな見通し、ずさんなスケジュール設定がどのように徳島市のホール整備を遅延させるか、身をもって経験したはずであります。その間、どれだけの無駄な時間とお金をどぶに捨てたかおわかりになっているのでしょうか。
しかしながら、また同じことを繰り返そうとしている。未来の徳島に禍根を残すような予算を認めることはできません。
次に、議案第90号、徳島市政における要望等に対する公正な職務の執行の確保に関する条例に対する
委員長報告には、同意できません。
我々は、この種の条例の制定を全く否定するものではなく、所管の付託
委員会においての
継続審査を求めましたが、残念ながら、かないませんでした。
しかしながら、このたび提案された条例案は、その適用範囲、要望・要求が不当であるか否かの判断を行う際のプロセスや基準、個々の議員、また議会の権限・権能との関係をどのように捉えるか、徳島市職員倫理審査会の役割と権限、そして、これらの諸問題に対し法的担保がなされているか等々が明確にされているとは言えず、本来なら、この上の慎重審議を経て後、完全なものとして制定されるべきものと考えています。
御承知の方もあると思いますが、昨年12月20日に作成され、同日に受け付けられた、ある要望等記録票があります。その記録票には、受付日時、受付方法及び場所、相手方、対応職員が記されています。要望等の内容は記載されているようですが、情報公開をもって示されたものは黒塗りにしてあり、明らかにはなっておりませんが、本件が提言でも提案でも意見でもなく、要望であり、不当な働きかけに該当し、公正職務
委員会の開催は不要であるとの市長判断のみによって、その方針決定がなされています。もちろん、当事者から事情を聴取したという事実は聞いておりません。本件につきましては、今後、事の真相を明らかにしていきたいと思いますが、申し上げましたとおり、この種の条例の制定に際しては、深い議論を重ね、慎重の上に慎重を期すべきであり、
委員長報告には同意できません。
以上、議員各位の御賛同をお願いし、
反対討論といたします。
○議長(
井上武君)以上で通告による討論は終わりました。これをもって、討論を終結いたします。
これより順次採決いたします。まず、議案第87号及び議案第90号の以上2件について、一括して採決いたします。
─────────────────────────────
このときの
出席議員氏名次のとおり
1番 黒 田 達 哉 君
│ 2番 佐々木 昌 也 君
3番 岡 孝 治 君
│ 4番 明 石 和 之 君
5番 土 井 昭 一 君
│ 6番 梶 原 一 哉 君
8番 藤 田 真由美 君
│ 9番 岸 本 和 代 君
10番 齋 藤 智 彦 君
│ 11番 岡 南 均 君
12番 塀 本 信 之 君
│ 13番 渡 邊 亜由美 君
14番 中 西 裕 一 君
│ 15番 加 村 祐 志 君
16番 北 原 光 晴 君
│ 17番 西 林 幹 展 君
19番 井 上 武 君
│ 20番 武 知 浩 之 君
21番 宮 内 春 雄 君
│ 22番 加 戸 悟 君
23番 見 田 治 君
│ 24番 船 越 智 子 君
25番 森 井 嘉 一 君
│ 26番 玉 野 勝 彦 君
27番 山 本 武 生 君
│ 28番 久次米 尚 武 君
29番 美 馬 秀 夫 君
│ 30番 須 見 矩 明 君
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。
お諮りいたします。本案について、
委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
井上武君)起立多数であります。よって本案については、いずれも
委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、議案第88号、議案第89号及び議案第91号から議案第101号までの以上13件について、一括して採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、議案第93号から議案第100号までについては同意、その他のものは、いずれも原案可決であります。
お諮りいたします。本案について、いずれも
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって本案については、いずれも
委員長報告のとおり可決、同意することに決定いたしました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
井上武君)次に、日程第5、議案第102号から議案第106号までについてを議題といたします。
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)本案については、本日追加提出された案件でありますので、提出者の説明を求めます。
〔市長 遠藤彰良君登壇〕
◎市長(遠藤彰良君)ただいま上程されました議案について、御説明いたします。
御提出いたしました議案は、条例議案2件、予算議案3件の計5件であります。
まず、条例議案についてでありますが、徳島市職員の給与に関する条例の一部改正など2件につきましては、ことしの人事院及び徳島県人事
委員会の給与勧告を参考に、国や県の改定状況も踏まえ、本市の一般職の給料及び手当について、所要の改正を行うものでございます。
予算議案3件につきましては、これらの給与改定等に伴い、所要の補正を行うものでございます。
以上、よろしく御審議をいただき、御可決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
井上武君)以上で提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって本案については、
委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。1番黒田達哉君。
〔1番 黒田達哉君登壇〕
◆1番(黒田達哉君)討論を行います。議案第102号から議案第106号まで、このたびの給与改定に係る補正予算及び条例の一部改正議案には反対です。
人事院勧告等をもとに若年層に重点を置き、一般職の給与を増額することに対しては、その全てを否定するものではありません。ただ、過去においても再三にわたって指摘してきたように、遠藤市政の迷走により、多額の血税が無駄に捨てられている現状、また本来減らすべきものが減らされず、改善されるべきものが改善されない現状を見れば、このたびの給与改定には、同意できない旨の意思表示を行うしか、その選択肢はありません。
加えて、遠藤市長は、市民の貴重な税金は極力投じない、私が責任を持って運営すると豪語し、公益社団法人を破産させてまで行った本年の阿波おどりの運営を遠藤市長みずからの軽薄な言動や立ち振る舞いによって大失敗させた上、表に出ているものだけでも、何と3,000万円に届くような多額の費用を阿波おどりの運営のための市職員の給与、手当に充てる、こんな補正予算を了解できるわけがありません。
以上、議員各位の御賛同をお願いし、討論といたします。
○議長(
井上武君)以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより議案第102号から議案第106号までの以上5件について、一括して採決いたします。
─────────────────────────────
このときの
出席議員氏名次のとおり
1番 黒 田 達 哉 君
│ 2番 佐々木 昌 也 君
3番 岡 孝 治 君
│ 4番 明 石 和 之 君
5番 土 井 昭 一 君
│ 6番 梶 原 一 哉 君
8番 藤 田 真由美 君
│ 9番 岸 本 和 代 君
10番 齋 藤 智 彦 君
│ 11番 岡 南 均 君
12番 塀 本 信 之 君
│ 13番 渡 邊 亜由美 君
14番 中 西 裕 一 君
│ 15番 加 村 祐 志 君
16番 北 原 光 晴 君
│ 17番 西 林 幹 展 君
19番 井 上 武 君
│ 20番 武 知 浩 之 君
21番 宮 内 春 雄 君
│ 22番 加 戸 悟 君
23番 見 田 治 君
│ 24番 船 越 智 子 君
25番 森 井 嘉 一 君
│ 26番 玉 野 勝 彦 君
27番 山 本 武 生 君
│ 28番 久次米 尚 武 君
29番 美 馬 秀 夫 君
│ 30番 須 見 矩 明 君
─────────────────────────────
○議長(
井上武君)本案について、いずれも原案のとおり可とすることに賛成の方は御起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
井上武君)起立多数であります。よって本案については、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
井上武君)次に、日程第6、議案第107号及び議案第108号についてを議題といたします。
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○議長(
井上武君)本案は、本日追加提出された案件でありますので、提出者の説明を求めます。
〔市長 遠藤彰良君登壇〕
◎市長(遠藤彰良君)ただいま上程されました人事議案につきまして、御説明いたします。
本案件は、
固定資産評価審査委員会委員1名及び
公平委員会委員1名の選任について、それぞれ御同意を求めるものでございます。
まず、
固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、任期満了となります坂東利定氏を引き続き選任しようとするものでございます。
坂東氏は、現在、
固定資産評価審査委員会委員として御尽力いただいており、今後ともその高い識見を生かしていただくため、引き続き選任しようとするものでございます。
次に、
公平委員会委員の選任につきましては、任期満了となります石原 讓氏の後任として、仲田優晴氏を新たに選任しようとするものでございます。
仲田氏は、現在、実業界で活躍されており、また長年にわたり本市幹部職員として市政の推進に努められ、地方自治の本旨等に深い理解があり、
公平委員会委員として適任であるため、新たに選任しようとするものでございます。
なお、退任されます石原氏におかれましては、委員として在任中の御労苦と御功績に対し、心から感謝を申し上げます。
以上、よろしく御審議いただき、御同意くださいますようお願いいたします。
○議長(
井上武君)以上で提出者の説明は終わりました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております案件については、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって本案については、成規の手続を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。
これより、議案第107号及び議案第108号の以上2件について、一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案について、いずれも原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって本案については、いずれも原案に同意することに決定いたしました。
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○議長(
井上武君)次に、日程第7、閉会中の
継続審査及び調査についてを議題といたします。
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○議長(
井上武君)各常任
委員長から、お手元に配付のとおり、閉会中の
継続審査及び調査の申し出があります。
お諮りいたします。各
委員長から申し出のとおり、それぞれ閉会中の
継続審査及び調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
井上武君)御異議なしと認めます。よって各
委員長から申し出のとおり、それぞれ閉会中の
継続審査及び調査とすることに決定いたしました。
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○議長(
井上武君)以上で、今期
定例会に付議された案件は、いずれも議了いたしました。
本
定例会は、これをもって閉会いたしたいと思いますが、閉会前に市長から閉会の挨拶があります。
〔市長 遠藤彰良君登壇〕
◎市長(遠藤彰良君)閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
今
定例会には、
一般会計補正予算議案など、22件の議案を御提出いたしまして、議員各位の熱心な御審議を賜った次第でございますが、
継続審査をいただいておりました
一般会計及び各特別会計並びに各公営
企業会計の決算認定議案15件を合わせ、全議案につきまして御可決、御同意をいただき厚く御礼を申し上げます。
議案審議の過程におきまして御指摘のありました点につきましては、十分に検討を加え、今後の
市政運営に反映させてまいりたいと考えております。
本年も残すところわずかとなりましたが、議員各位におかれましては、
健康に十分御留意され、輝かしい新年を迎えられますよう御祈念いたしまして、閉会に当たりましての挨拶といたします。
○議長(
井上武君)この際、私からも一言御挨拶申し上げます。
今期
定例会は、15日間にわたる会期でございましたが、議員各位には連日熱心に御審議をいただき、本日閉会の運びとなり、厚く感謝を申し上げます。
本年もあと残りわずかとなりましたが、どうか皆様方におかれましては、御健勝にて新年を迎えられますよう御祈念申し上げます。
それでは、これにて平成30年第4回徳島市議会
定例会を閉会いたします。
午前11時33分 閉会
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地方自治法第123条第2項の規定による署名者
徳島市議会議長
会議録署名議員
同...