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平成28年第 5回定例会−12月05日-19号

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  1. 徳島市議会 2016-12-05
    平成28年第 5回定例会−12月05日-19号


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    最終取得日: 2021-04-28
    平成28年第 5回定例会−12月05日-19号平成28年第 5回定例会 ┌─────────────────────────────────┐ │    平 成                          │ │    28年   徳 島 市 議 会 会 議 録        │ │                                 │ │              第 19 号              │ └─────────────────────────────────┘                        徳島市告示第293号  平成28年第5回徳島市議会定例会を次のとおり招集する。        平成28年11月28日           徳 島 市 長   遠 藤 彰 良  1 と き   平成28年12月5日午前10時  2 ところ   徳島市議会議事堂    ─────────────────────────────   平成28年12月5日(月曜日)午前10時開会    ─────────────────────────────    議 事 日 程(第1号) 第1 会議録署名議員指名について 第2 会期決定について
    第3 議案第 93号 平成28年度徳島一般会計補正予算(第3号)    議案第 94号 平成28年度徳島国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第 95号 徳島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例を定めるについて    議案第 96号 徳島市立保育所条例の一部を改正する条例を定めるについて    議案第 97号 徳島農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例を定めるについて    議案第 98号 雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例整備に関する条例を定めるについて    議案第 99号 市道路線の廃止について    議案第100号 市道路線の認定について    議案第101号 工事請負契約締結について    議案第102号 工事請負契約締結について    議案第103号 工事請負契約締結について    議案第104号 指定管理者の指定について    から第185号    報告第 57号 専決処分報告について    報告第 58号 専決処分報告について    報告第 59号 専決処分報告について    報告第 60号 専決処分報告について    報告第 61号 専決処分報告について    報告第 62号 専決処分報告について    報告第 63号 専決処分報告について    報告第 64号 専決処分報告について    報告第 65号 専決処分報告について    報告第 66号 専決処分報告について    報告第 67号 専決処分報告について    報告第 68号 専決処分報告について    報告第 69号 専決処分報告について    報告第 70号 専決処分報告について    報告第 71号 専決処分報告について    ─────────────────────────────    本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名について 日程第2 会期決定について 日程第3 議案第93号から議案第185号まで 報告第57号から報告第71号まで    ─────────────────────────────    出 席 議 員(29名)    1番  明 石 和 之 君 │  2番  藤 田 真由美 君    3番  北 原 光 晴 君 │  4番  土 井 昭 一 君    5番  岸 本 和 代 君 │  6番  梶 原 一 哉 君    7番  宮 内 春 雄 君 │  8番  井 上   武 君    9番  岡 南   均 君 │ 10番  西 林 幹 展 君   11番  久次米 尚 武 君 │ 12番  塀 本 信 之 君   13番  渡 邊 亜由美 君 │ 14番  加 村 祐 志 君   15番  佐々木 昌 也 君 │ 16番  黒 田 達 哉 君   17番  小 林 雄 樹 君 │ 18番  岡   孝 治 君   19番  武 知 浩 之 君 │ 20番  中 西 裕 一 君   21番  齋 藤 智 彦 君 │ 22番  加 戸   悟 君   23番  見 田   治 君 │ 24番  船 越 智 子 君   25番  森 井 嘉 一 君 │ 26番  玉 野 勝 彦 君   27番  山 本 武 生 君 │ 29番  美 馬 秀 夫 君   30番  須 見 矩 明 君 │    ─────────────────────────────    欠 員 (1名)    ─────────────────────────────    説明のため出席した者の職氏名 市長     遠 藤 彰 良 君 │ 第一副市長  平 山   元 君 第二副市長  豊 井 泰 雄 君 │ 企画政策局長 板 東 安 彦 君 総務部長   井 上 孝 志 君 │ 財政部長 市民環境部長           │ 理事    松 田 健 司 君 兼理事    松 本 泰 典 君 │ 保健福祉部長 井 原 忠 博 君 経済部長   岡 田 元 成 君 │ 都市整備部長 土木部長   横 山 敏 春 君 │ 理事    山 口 啓 三 君 危機管理監  薄 井 利 幸 君 │ 消防局長   小 池 和 成 君 水道局長   久 米 好 雄 君 │ 交通局長   大 西 孝 佳 君 病院事業             │ 病院局長   富 永 和 弘 君 管理者    曽 根 三 郎 君 │ 教育長    石 井   博 君 選挙管理委員           │ 監査委員   久米川 文 男 君 会事務局長  大 森   茂 君 │ 監査事務局長 森   利 広 君 農業委員会            │ 事務局長   松 本 禎 之 君 │    ─────────────────────────────    議会事務局職員出席者  事務局長    一 宮 信 牲 │ 次長兼  庶務課長    橋 本 由加里 │ 議事調査課長  扶 川 康 文  庶務課長補佐  佐 藤 一 秋 │ 議事調査課長補  議事係長    久次米 智 広 │ 佐       宮 本 和 明  調査係長    安 土 真 生 │    ───────────────────────────── ○議長岸本和代君)ただいまから、平成28年第5回徳島市議会定例会を開会いたします。  去る10月27日に薨去されました三笠宮崇仁親王殿下に対しまして、衷心より哀悼の意を表します。  市長より招集の挨拶があります。            〔市長 遠藤彰良君登壇〕 ◎市長遠藤彰良君)初めに、去る10月27日に薨去されました三笠宮崇仁親王殿下に対しまして、謹んで哀悼の意を表し、市民皆様とともに、心から御冥福をお祈り申し上げます。  本日、ここに平成28年第5回徳島市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位の御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。  今定例会には、一般会計補正予算議案など、93件の議案を御提出いたしております。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げまして招集の御挨拶といたします。 ○議長岸本和代君)これより、本日の会議を開きます。  日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  まず、監査委員から、本年9月、10月及び11月に実施した例月現金出納検査及び監査の結果について、議長宛て報告書が提出されておりますので、御報告いたしておきます。  次に、地方自治法第121条の規定により、本定例会出席を求めた者の職氏名及び本日の議事日程事務局長報告させます。             〔議会事務局長報告〕    ─────────────────────────────    説明のため出席を求めた者の職氏名 市長     遠 藤 彰 良 君 │ 第一副市長  平 山   元 君 第二副市長  豊 井 泰 雄 君 │ 企画政策局長 板 東 安 彦 君 総務部長   井 上 孝 志 君 │ 財政部長 市民環境部長           │ 理事    松 田 健 司 君 兼理事    松 本 泰 典 君 │ 保健福祉部長 井 原 忠 博 君 経済部長   岡 田 元 成 君 │ 都市整備部長 土木部長   横 山 敏 春 君 │ 理事    山 口 啓 三 君 危機管理監  薄 井 利 幸 君 │ 消防局長   小 池 和 成 君
    水道局長   久 米 好 雄 君 │ 交通局長   大 西 孝 佳 君 病院事業             │ 病院局長   富 永 和 弘 君 管理者    曽 根 三 郎 君 │ 教育長    石 井   博 君 選挙管理委員           │ 監査委員   久米川 文 男 君 会事務局長  大 森   茂 君 │ 監査事務局長 森   利 広 君 農業委員会            │ 事務局長   松 本 禎 之 君 │    ─────────────────────────────        議  事  日  程  (第1号) 第1 会議録署名議員指名について 第2 会期決定について 第3 議案第 93号 平成28年度徳島一般会計補正予算(第3号)    議案第 94号 平成28年度徳島国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第 95号 徳島市税賦課徴収条例の一部を改正する条例を定めるについて    議案第 96号 徳島市立保育所条例の一部を改正する条例を定めるについて    議案第 97号 徳島農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例を定めるについて    議案第 98号 雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例整備に関する条例を定めるについて    議案第 99号 市道路線の廃止について    議案第100号 市道路線の認定について    議案第101号 工事請負契約締結について    議案第102号 工事請負契約締結について    議案第103号 工事請負契約締結について    議案第104号 指定管理者の指定について    から第185号    報告第 57号 専決処分報告について    報告第 58号 専決処分報告について    報告第 59号 専決処分報告について    報告第 60号 専決処分報告について    報告第 61号 専決処分報告について    報告第 62号 専決処分報告について    報告第 63号 専決処分報告について    報告第 64号 専決処分報告について    報告第 65号 専決処分報告について    報告第 66号 専決処分報告について    報告第 67号 専決処分報告について    報告第 68号 専決処分報告について    報告第 69号 専決処分報告について    報告第 70号 専決処分報告について    報告第 71号 専決処分報告について    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜議長岸本和代君)それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、2番藤田真由美君、27番山本武生君のお二人を指名いたします。    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜議長岸本和代君)次に、日程第2、会期決定についてを議題といたします。  今期定例会の会期は、本日から12月19日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長岸本和代君)御異議なしと認めます。よって会期は、本日から12月19日までの15日間と決定いたしました。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜議長岸本和代君)次に、日程第3を議題といたします。  ───────────────────────────── ○議長岸本和代君)提出者の説明を求めます。  〔市長 遠藤彰良君登壇〕 ◎市長遠藤彰良君)提出議案の説明に先立ちまして、一言申し上げます。  去る10月21日に発生した鳥取県中部地震により被災されました皆様に対し、心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い被害からの回復・復旧をお祈り申し上げます。  本市といたしましても、直ちに職員の派遣を行い避難所での給水活動など支援活動を行ってまいりましたが、今後も被災地域の一刻も早い復旧を願い、できる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。  このたびの鳥取県中部地震や4月14日から発生した熊本地震を初め、近年、全国各地で大規模自然災害が多発しており、本市におきましても、9月20日に接近した台風16号が大きな被害をもたらしました。近い将来発生が予測されている南海トラフ巨大地震や台風などの自然災害によるリスクに備えるため、より一層の防災・減災対策の強化に取り組んでまいります。  次に、先月21日、四国横断自動車道徳島東インターチェンジから津田インターチェンジ間が平成32年度に開通する見通しであることが、国土交通省より発表されました。  この区間の整備促進については、これまで国に対して重点的に要望を行ってきたところであり、開通により、企業誘致の弾みになるなど、本市経済にとっては非常に大きな効果が期待されます。  本市としましては、こうした機会を十分に生かし、地域経済活性化につながる施策をしっかりと展開してまいります。  続いて、第3回目を迎える徳島LEDアートフェスティバル2016につきまして、今回は、本市出身で世界から注目を集めておりますチームラボ代表猪子寿之氏を芸術監督にお迎えし、本市中心部を舞台に、チームラボデジタルアート作品や、国内外で活躍する芸術家公募作品の展示、さらに、来場者参加型アート作品の制作など、子供から大人まで皆様に楽しんでいただけるLEDアートフェスティバルを、今月16日から25日までの10日間、開催いたします。  他都市にない本市独自のLEDを生かしたまちづくり徳島の魅力を、多様な媒体を活用して広く情報発信するとともに、県内外から多くの方々の御参加が得られるよう、市民皆様と一体となって盛り上げてまいりたいと考えております。  それでは、今回提出いたしました議案について、御説明いたします。  今定例会に提出いたしました議案は、予算議案2件、条例議案4件、単行議案87件の合計93件となっております。  その概要を御説明いたします前に、当面する市政の主要課題の今後の方向性について、申し上げます。  中心市街地活性化及び音楽・芸術ホール整備につきましては、今後の推進策の検討を行うため、9月30日に私を本部長とする徳島中心市街地活性化推進本部を設けるとともに、中心市街地活性化と音楽・芸術ホール整備推進に関して、専門的見地からさまざまな御意見や御提言をいただくため、それぞれについて外部有識者会議を設置いたしました。  有識者会議委員皆様には、限られた時間の中で集中的に御議論いただき、さまざまな御意見をいただきました。去る11月15日に、有識者会議の各委員長から、今後の目指すべき方向性や方策について御提言をいただいたところでございます。一方ならぬ御協力に、改めて深く感謝を申し上げる次第でございます。  本市内部におきましても、有識者会議の進捗を踏まえながら、関係部局とともに課題解決に向けた協議を重ねてきたところであり、このたび、有識者会議からの提言書の内容を踏まえ、今後の本市の方針を取りまとめいたしましたので、これより、順次御説明いたします。  まず、初めに、中心市街地活性化についてでございます。  中心市街地活性化につきましては、新町西地区まちづくりひょうたん島川駅ネットワーク構想見直し眉山山頂整備事業シンボルゾーン等光環境整備事業及び、さらなるにぎわいづくりに向けた取り組みについて、取りまとめをいたしております。  新町西地区まちづくりにつきましては、新町西地区徳島駅から眉山に至るシンボルゾーン内に位置し、徳島市の顔というべき地域であることから、町の再生を図り、新たなにぎわいを創出するため、交流人口の拡大と定住人口の拡大の両方の視点から、民間の活力を最大限活用し、まちづくりを進めてまいります。  ひょうたん島川駅ネットワーク構想につきましては、主に観光を目的とした利用者が大半を占めているひょうたん周遊船を、市民の新たな移動手段として活用できれば、全国に発信できる本市の新たな魅力づくりに寄与するものと考えられることから、観光と新たな移動手段の両面を見据えて構想の見直しを図ることといたします。  眉山山頂整備事業につきましては、有識者会議の御提言及び電波障害に関する調査結果を踏まえ、現行の眉山山頂観光展望施設等建設事業を中止することとし、今後は、展望休憩施設の活用やイベントなどのソフト事業を一層充実させることにより眉山山頂魅力向上を図ってまいります。  シンボルゾーン等光環境整備事業につきましては、地域資源であるLEDを活用したまちづくりの中核に位置づけられるものであり、個性的で魅力あるまちづくりを進めていく上でも重要であることから、今後、具体的な検討作業を再開してまいります。  さらなるにぎわいづくりに向けた取り組みにつきましては、今後の中心市街地まちづくりにおいて、歩いて楽しむということをコンセプトの柱として、民間主導によるにぎわい創出活動の支援や観光地域づくりを担う法人であるDMOの県東部地域での設立を初めとする観光施策推進に取り組んでまいります。  中心市街地活性化は、県都の顔をつくる重要な取り組みであり、今後も着実に進めてまいりたいと考えております。  次に、新たなホール整備についてでございます。  県都にふさわしい新たなホール早期開館を目指し、迅速な取り組みを行うよう有識者会議から御提言をいただきました。  本市といたしましては、この提言を重く受けとめ、新たなホールの一日も早い開館に向け、来年のできるだけ早い時期に建設候補地の選定を行うとともに、民間活力の導入など、効果的・効率的かつ迅速な整備に全力で取り組んでまいります。  また、文化センター耐震リニューアル及び代替ホール整備につきましては、新たなホール整備を最優先に目指すことから、実施しない方針といたしますが、新たなホールの完成までの間、市民皆様文化活動の場ができる限り確保されるよう支援策の検討についても早急に進めてまいります。  次に、一般廃棄物中間処理施設整備についてでございます。  本市が所有するごみ焼却施設老朽化が進んでおり、新たな施設整備が急務となっております。  こうした中、本年6月より、同様の課題を抱えております周辺5市町とごみ処理施設広域整備に向けて協議を行ってまいりました。事業推進する上で、建設候補地の選定は重要であり、最優先の課題として取り組んでまいりましたが、このたび、徳島市飯谷町枇杷ノ久保の民間が所有する採石場跡地建設候補地として選定いたしました。  今後は、地権者皆様周辺住民皆様に、施設必要性安全性について十分説明し、御理解、御協力が得られるよう、誠心誠意、取り組んでまいる所存でございます。  こうした喫緊の課題への迅速かつ積極的な取り組みに加え、現在、本市の今後10年間を見据えた新たなまちづくりの指針となる徳島まちづくり総合ビジョンの策定に、鋭意取り組んでいるところでございます。  策定に当たり設置しました市民会議には、多くの女性や、市内3大学の学生にも参画をいただき、子育てや防災、雇用観光など、多様な視点から御意見をいただいております。  さらに、本市の将来のまちづくりへの意見募集に対し、たくさんの方々からいただいた御意見なども踏まえ、総合ビジョンの素案を取りまとめました。  この素案では、目指すべき将来像として「笑顔みちる水都 とくしま」を掲げるとともに、「『つなぐ』まち・とくしま」、「『まもるまち・とくしま」、「『おどる』まち・とくしま」の三つの基本目標を軸に、基本政策や施策の方針を体系的にお示ししております。  将来像の具現化に向けては、保育環境の充実による待機児童の解消や、ICT環境整備など教育環境の向上、地域包括ケアシステムの構築による高齢者福祉の充実など、未来に笑顔を「つなぐ」まちづくり推進するとともに、廃棄物適正処理に向けた一般廃棄物中間処理施設広域整備や、ごみの排出抑制などによる循環型社会の形成、さらには、災害に備えた既存木造住宅耐震化の促進など、市民の笑顔を「まもるまちづくりに取り組むこととしております。  また、魅力的な中心市街地の形成や、高速道路の延伸を好機とした企業誘致の促進のほか、テレワークなど誰もが生き生きと多様な働き方ができる雇用の創出など、活力ある笑顔が「おどる」まちづくりに取り組むこととしております。  こうした取り組みを、スピード感を持って推進し、県や自治体間での連携も図りながら、県都徳島を再生することで、市民の誰もが笑顔倍増を実感できるまちづくりを目指してまいりたいと考えております。  今後、素案についてパブリックコメントを経て、平成29年3月議会で、具体的な重点事業を含めた総合ビジョンの全体像をお示しし、策定してまいります。  また、去る10月31日、行政処分に対する働きかけに関する調査団から、行政処分決定過程における働きかけ等防止策に関する調査報告書が提出されました。本報告書は、関係者へのヒアリングだけでなく、行政処分に至る過程で作成された各種資料や、市議会議事録、関連する裁判記録などの関係書類等をもとに、弁護士等外部専門家の手により中立・公正な立場で作成された信頼性のあるものと考えており、その内容から、市民に開かれた透明性のある市政を実現させるとともに、市民生活向上のため職員がより働きやすい環境整備することが急務であると認識したところでございます。  今後は、調査報告書の内容を重く受けとめ、3月議会への条例案の提出に向け、第三者からの働きかけ等に対する防止策の策定に速やかに着手してまいります。  続いて、現下の諸情勢について、若干申し上げます。  先月発表されました内閣府の月例経済報告によりますと、景気は、このところ弱さも見られるが、緩やかな回復基調は続いており、その先行きについては、雇用所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復に向かうことが期待される一方で、海外経済の不確実性金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとされております。  こうした中、8月に閣議決定された、未来への投資を実現する経済対策に基づく国の平成28年度第2次補正予算が10月11日に成立いたしました。  本市といたしましても、消費の喚起や所得環境の改善など、経済対策による効果を十分発揮するため、国の補正予算に呼応する関連予算を今回提出いたしております。  一方、国の概算要求時における平成29年度地方財政収支の仮試算における地方に対する一般財源総額については、前年度を4,000億円程度上回る62兆1,000億円が確保されているものの、地方の財源不足額は7兆2,000億円に膨らむなど、地方財政は非常に厳しい状況にあります。  また、社会保障関係費自然増社会保障と税の一体改革による社会保障給付費に係る負担増が見込まれる中、消費税率の引き上げの延期による社会保障の充実・安定化に必要な措置については、国の来年度予算編成過程で検討することとされていることから、国の動向には今後も十分注視してまいります。  本市の来年度の財政見通しにつきましては、市税収入の大幅な増加が期待できないことに加え、高齢化の進展などによる扶助費の増加や特別会計・企業会計への繰出金の増加が見込まれるなど、極めて厳しい見通しとなっております。
     一方で、人口減少や地域経済の縮小など、本市が抱える課題は待ったなしの状況であり、来年度は、本市が目指す将来の姿を実現させるため、現在、策定を進めております、徳島まちづくり総合ビジョンがスタートする重要な年となります。  こうしたことから、平成29年度の予算編成に当たりましては、限られた財源を最大限に有効活用するため、歳出全般にわたる節減・合理化の徹底、優先順位の厳しい選択などにより、歳出の抑制を図る一方、総合ビジョンに掲げる「つなぐ」、「まもる」、「おどる」の三つの基本目標の実現に向けた実効性の高い施策や、徳島市未来チャレンジ総合戦略に掲げる地方創生の加速化に向けた施策に財源の重点配分を行うこととしております。  それでは、今回提出いたしました議案の概要について、御説明いたします。  今回の予算議案は、台風16号の被害に伴う災害復旧等に係るもののほか、国の第2次補正予算関連、福祉関係の扶助費の補正予算などを中心に提出いたしております。  補正予算の規模は、一般会計で11億1,449万円の増額、国民健康保険事業特別会計では、高額療養費の増加等に伴う増額及び、平成27年度決算に伴う精算措置と合わせまして4,337万円の減額となっております。  まず、一般会計補正予算のうち災害復旧関連予算につきまして、その概要を御説明いたします。  台風被害に係る土砂の撤去等に要する経費といたしまして、農地施設管理費200万円、農地施設補修費1,870万円、排水施設補修費479万円、排水施設しゅんせつ費2,443万円をそれぞれ増額いたしております。そのほか、河川護岸に係る補助災害復旧費として650万円を計上いたしております。  次に、災害復旧関連以外の予算につきまして、その概要を御説明いたします。  国の補正予算に呼応する事業費といたしましては、消費税率引き上げの延期に伴い、社会全体の所得の底上げと低所得者の安心感の確保を目的として、低所得者1人につき1万5,000円を支給するため、臨時福祉給付金給付事業費9億9,583万円を増額するとともに、社会資本整備に係る県営事業負担金1,450万円を計上いたしております。  福祉の充実に関する事業費といたしましては、利用者数や受給者数の増などに伴い、介護給付費・訓練等給付費4億6,877万円、特別障害者手当給付費440万円及び教育・保育給付費負担金1億6,459万円をそれぞれ増額しております。  また、高齢者のインフルエンザ予防接種ワクチン単価の上昇に伴い、高齢者等定期予防接種費1,447万円、給付件数の増加に伴い、乳幼児等医療扶助費2,820万円をそれぞれ増額しております。  このほか、有識者会議の御提言及び電波障害に関する調査結果を踏まえまして、眉山山頂観光展望施設等建設事業を中止するため、事業費6億7,634万円を減額するほか、徳島市田宮公園プールの防水シートの経年劣化に伴う改修費として、市民運動施設整備費486万円の増額、及び、徳島県と県内市町村がインターネット接続に係る情報セキュリティーを強化するネットワークの構築を共同で行うため、徳島県自治体情報セキュリティクラウド負担金3,880万円を計上いたしております。  債務負担行為につきましては、指定管理者の指定に伴い、平成29年度以降における各施設の指定管理料について、総額8億9,715万円を限度とする債務負担行為を追加するとともに、四国横断自動車道徳島ジャンクションから徳島東インターチェンジ間における側道整備を進めるため、5億3,510万円を限度とする債務負担行為を追加いたしております。  続きまして、条例議案について、御説明いたします。  徳島市立保育所条例の一部を改正する条例につきましては、入所児童の減少により、集団保育に適切な児童数の確保が困難であるため、八多保育所を廃止するものでございます。  このほか、徳島市税賦課徴収条例の一部改正など3議案につきましては、いずれも関係法令の改正に伴い、それぞれ所要の改正を行うものでございます。  最後に、単行議案についてでございますが、常三島ポンプ場電気設備改築工事などの工事請負契約締結指定管理者の指定のほか、市道路線の廃止及び認定につきまして御提案いたしております。  以上、よろしく御審議いただき、御可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長岸本和代君)以上で提出者の説明は終わりました。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜議長岸本和代君)次に、休会について、お諮りいたします。  明12月6日は、議案精査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長岸本和代君)御異議なしと認めます。よって、明12月6日は休会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。             午前10時29分 散会...