報告第 8号
専決処分の報告について
報告第 9号
専決処分の報告について
報告第10号
専決処分の報告について
報告第11号
専決処分の報告について
報告第12号
専決処分の報告について
報告第13号
専決処分の報告について
報告第14号
専決処分の報告について
報告第15号
専決処分の報告について
報告第16号
専決処分の報告について
提 出 平成28年度の
公社等の
事業計画の提出について
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○議長(
宮内春雄君)なお、本日の会議に欠席の届け出がありました方は、16番
黒田達哉、本日欠席、22番加戸 悟君、今会期中欠席、以上であります。
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○議長(
宮内春雄君)それでは、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、議長において、12番
塀本信之君、30番
小林雄樹君のお二人を指名いたします。
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○議長(
宮内春雄君)次に、日程第2、
会期決定についてを議題といたします。
今期定例会の会期は、本日から3月17日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮内春雄君)御異議なしと認めます。よって会期は、本日から3月17日までの15日間と決定いたしました。
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○議長(
宮内春雄君)次に、日程第3を議題といたします。
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○議長(
宮内春雄君)
提出者の説明を求めます。
〔市長 原 秀樹君登壇〕
◎市長(
原秀樹君)平成28年第1回
徳島市議会定例会に臨み、ただいま上程されました議案の説明に先立ちまして、これからの
市政運営に取り組む私の所信を申し上げ、
議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
私は
徳島市に生まれ、
徳島市に育てられてきました。私の
徳島市に対する
愛着心は誰にも引けをとらないものと自負しております。
私は市長に就任して以来、生まれ育ったこの
徳島市をもっといい町にしたい、そして、市民が誇りに思える
徳島市を築きたいという強い思いで、懸命に
市政運営に取り組んでまいりました。
振り返れば、就任当時は、景気の低迷による
市税収入の減少や、国の
三位一体改革の影響による
地方交付税の減少など、本市の
行財政運営は大変厳しい状況に直面しておりましたが、
議員各位並びに市民の皆様の格別の御理解と御協力のもと、8年にわたり、
職員一丸となって
行財政の
健全化に取り組んだことにより、歳入・
歳出両面において掲げた目標をおおむね達成し、危機的な
財政状況を脱するに至りました。
その後、急速に進行する
少子高齢化やさらなる
地方分権の進展、
南海トラフ地震に備えた防災・
減災対策など、取り巻く環境の変化や山積する
重要課題に迅速かつ的確に対応していくため、
徳島市
行財政力強化プラン2014を策定いたしました。現在は、本
プランへの
取り組みにより、多様な
政策課題を効果的かつ効率的に処理できる経営型の
行政運営への転換を進めており、将来の本市の発展を支える礎を着実に築いているところでございます。
さらには、こうした強固な
基盤づくりの一方で、本市の目指す将来像「心おどる水都・とくしま」の実現に向け、LEDによる水辺の
景観整備や
ひょうたん島川の
駅ネットワーク構想など、全国に誇れる
徳島の個性を生かした魅力的な
まちづくりを推進するとともに、災害から市民を守り抜くための確実な備えや子育てに対する積極的な支援など、市民の皆様が本当にこの町に住んでよかったと心から幸せを実感でき、安心していつまでも住み続けたいと思える、そのような町の実現に全力で取り組んでまいりました。
また、昨今、
出生率の低迷や
大都市圏への人口の過度な集中などにより、地方における
人口急減はさらに深刻化しており、この傾向に何とか歯どめをかけようと、全国で
地方創生の
取り組みが進められております。
本市においても、今後人口の
減少傾向は続くものと推計されており、その克服には大胆な
チャレンジが必要であることから、昨年12月に
徳島市
未来チャレンジ総合戦略を策定し、平成31年度までに取り組む
人口減少対策の
方向性をお示しいたしました。
これらの
取り組みに加え、急激に変化する環境の中で、本市が抱える山積した課題を克服しながら、
地域間競争を勝ち抜き、
持続的発展を遂げていくためには、
徳島市の将来はこうあるべきという姿を明確にお示ししなければならないとの思いから、私が就任以来取り組んでまいりましたさまざまな政策について検証を行い、
議員各位の御意見・御提言を踏まえ、本市の将来に不可欠な「
徳島市の未来を築く 10年後を見据えた政策の再構築」を取りまとめました。
私は、「心おどる水都・とくしま」のさまざまな舞台で、未来を担う
子供たちが夢を抱き、人々が生き生きと輝くことができるよう、これまで築き上げてきた
行財政運営の礎と明確な将来への展望に基づき、引き続き
市政運営に全身全霊をささげる決意のもと、さきの12月
議会定例会におきまして、
次期市長選への立候補を表明させていただいたものでございます。
地方を取り巻く環境は今後も厳しく、
地域間競争は一層厳しさを増していくものと予測されますが、そのような状況にあっても、
徳島市の未来を見据えた夢を描き、それを一つ一つ確かな形にし、誰もが住みよい安心の町、都市としての魅力にあふれたにぎわいの町を実現していくため、今こそ未来に向かって
徳島市を再構築しなければなりません。
揺るぎない信念と不屈の精神で、
徳島市の未来のために不可欠な政策に
取り組み、市民の皆様にいつまでもこの町に住み続けたいと必ず実感していただけるよう、不退転の決意で臨んでまいる所存でございます。
それでは、平成28年度当初予算等の概要につきまして、現下の経済状況等とともに御説明いたします。
先月発表されました内閣府の月例経済報告によりますと、景気は、このところ一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調は続いており、その先行きにつきましては、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復に向かうことが期待される一方で、海外経済で弱さが見られており、中国を初めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがあるとされております。
こうした中、政府は、平成32年度までの国と地方を合わせた基礎的財政収支を黒字化するという財政
健全化目標を堅持しつつ、デフレ脱却・経済再生への
取り組みを加速させるとともに、歳出・歳入改革を着実に推進し、経済再生と財政
健全化の両立を実現すべく、平成28年度予算を編成したところでございます。
この結果、財政
健全化の
取り組みとして、一般歳出の伸びを抑制するとともに、国債発行額については、前年度から2兆円を超える減額を行う一方で、平成27年度補正予算による緊急に実施すべき対策とあわせ、一億総活躍社会の実現に向けて、希望
出生率1.8、介護離職ゼロに直結する子育て支援や介護サービス等の充実を図るとともに、地方の自主的かつ先駆的な
取り組みを支援する新型交付金の創設など、
地方創生の本格展開を推進するものとなっております。
地方財政につきましては、地方財政計画の中で、
地方創生に取り組むために必要な経費1兆円が昨年に引き続き計上されるとともに、一般財源総額の質の改善と財政
健全化を図る観点から、
地方交付税総額については、前年度とほぼ同程度の額を確保しつつも、臨時財政対策債の発行は大幅に抑制したものとなっております。
本市におきましては、地方消費税交付金が増収となるものの、法人市民税の税率の引き下げなどにより、
市税収入が減少となるほか、地方財政対策である
地方交付税と臨時財政対策債の合計額が前年度を下回るなど、厳しい歳入見通しとなっております。
このような状況の中、本市の平成28年度当初予算につきましては、市長選挙を控えておりますことから、通常の年間予算とはせず、本市が直面する喫緊の課題への対応を初め、行政の停滞などによって市民生活に支障が生じることのないよう、また、空白期間を置くことによってこれまでの
取り組みが後退することのないようにとの観点から、法令等に基づく義務的な経費や緊急性・継続性を要する経費を中心とした骨格的な予算として編成を行ったところでございます。
平成27年度3月補正予算におきましては、国の補正予算に呼応し、消費喚起と個人消費の下支えを図るため、低所得の高齢者を対象とした年金生活者等支援臨時福祉給付金の給付事業のほか、経済波及効果の高い住宅リフォーム支援事業や身近な公共事業を含めた緊急経済対策予算を編成し、地域経済の活性化に取り組むことといたしております。
この結果、平成28年度当初予算の規模は、一般会計941億1,000万円、特別・企業会計890億8,453万円となっており、前年度と比較いたしますと、一般会計では18億6,000万円、率にいたしまして1.9%の減となっております。
特別・企業会計では、介護保険事業における保険給付費や下水道事業における建設費の増加などによりまして、6億5,860万円、率にいたしまして0.7%の増となっております。
それでは、平成28年度当初予算の主な施策につきまして、本市が直面する喫緊の課題である三つの重点分野に沿って御説明いたします。
まず、第一に、地域・経済の活性化でございます。
景気回復の実感は、地域経済にいまだ十分浸透しておらず、依然として厳しい状況にあります。
地域経済の活性化には、地域における企業の生産や投資が消費の拡大につながり、新たな雇用の創出・拡大に結びつく経済の好循環の実現が必要であります。引き続き、女性の再就職支援や創業支援に
取り組み、新たな産業の創出や雇用の場の確保を図るとともに、中小企業の人材育成に係る
取り組みを後押しするなど、地域経済の中心的役割を担う中小企業の健全な発展を支援してまいります。
ふるさと納税制度を活用したふるさと応援寄附金事業については、寄附しやすい仕組みを導入するとともに、本市ならではの特産品など、お礼の品を拡充し、本市の
まちづくりへの支援と地域経済の活性化に一層取り組んでまいります。
個性を生かした魅力的な
まちづくりへの
取り組みの一つである、ひょうたん島を舞台とした民間主導による
徳島ひょうたん島水都祭については、水都の魅力をより体感し、にぎわいを生むプログラムを拡大するなど、一層効果的な魅力発信を行ってまいります。
さらに、
徳島市の豊かな自然環境と地域資源であるLEDを活用した
まちづくりを推進するため、第3回目となる
徳島LEDアートフェスティバル2016を、本年12月16日から25日までの10日間、開催いたします。今回は、芸術監督にチームラボの代表として世界を舞台に活躍されている本市出身の猪子寿之氏を迎え、最新のデジタルアートを取り入れた多彩な作品を展示するとともに、文化芸術活動に取り組む団体や地域、来場者がさまざまな形で参加・交流できるフェスティバルにしていくことで、
徳島ならではの魅力を創出し、集客の拡大や町のにぎわいにつなげると同時に、
徳島から全国に向けて、その存在感を発信してまいります。
二つ目が、人口減少・少子化対策でございます。
加速度的に進行している人口減少・少子化への対応は、本市といたしましても喫緊の課題であることから、これまでも安心して子供を生み育てられる環境づくりを最重要施策に位置づけて、取り組んできたところでございます。
平成28年度予算におきましては、待機児童を解消し、全ての子供が質の高い教育・保育を受けられる環境を整備するため、民間の認定こども園の施設整備に対して助成を行うとともに、病児保育事業や一時預かり事業を拡充するほか、学童保育事業やファミリー・サポート・センター事業を継続して実施することにより、働きやすい環境づくりと多様な保育サービスの充実を図っております。
こうした子供・子育て支援の量的拡充と質の向上によりまして、全ての子供が健やかに育ち、社会の一員として成長することができる環境を整備してまいります。
また、ネット社会でのトラブルから児童生徒を守るため、子どものネット利用に関する情報連絡会を設置するとともに、
子供たちが情報を正しく処理・発信する能力を身につけることができるよう、啓発活動を実施してまいります。
さらに、教育環境の充実を図るため、全ての幼稚園及び小・中学校への効果的かつ効率的なエアコンの導入に向けた調査委託費を計上しております。今後の調査結果を踏まえまして、エアコンの導入についてはスピード感を持って進めてまいりたいと考えております。
三つ目が、防災・
減災対策でございます。
近い将来に発生が予測されている
南海トラフ地震等に備えて、本市では地震・津波に重点を置いた防災・
減災対策を推進しております。
地震・津波による被害の軽減を図るため、計画的な公共施設の耐震化や民間木造住宅の耐震化支援を充実させるとともに、避難困難地区の住民が津波からの迅速かつ確実な避難を実現するための地区別津波避難計画について、今年度は4地区に拡充し策定するほか、引き続き津波避難ビルの指定拡充を推進し、津波避難場所の確保を図ってまいります。
近年、全国各地で甚大な被害をもたらしている土砂災害への対策といたしましては、県が指定する土砂災害警戒区域や情報伝達の方法などを記載した土砂災害ハザードマップを引き続き作成し、関係住民に配布いたします。
また、災害時には、避難行動要支援者への支援など地域コミュニティーによる共助が重要となってくることから、資機材の整備や防災訓練等の支援を通じて、自主防災組織の活動の充実・活性化を図り、いざというときに地域全体で災害に対応できるよう地域防災力の向上に努めるとともに、災害時の素早い情報が命を守ることにつながることから、正確で確実な情報伝達を可能にする防災ラジオの配布を継続してまいります。
さらに、中・四国初となります54メートル級はしごつき消防自動車等の整備により、高層建築物への迅速な救助活動の実施や消火活動の強化を図ってまいります。
このほか、新ごみ処理施設の整備につきましては、市民生活を営む上でなくてはならないものであり、老朽化が進む本市のごみ処理施設にとりまして一日も早く新施設の整備を進めていく必要があることから、継続的な
取り組みを必要とする事業といたしまして、新たに整備するごみ焼却施設及びリサイクルセンターの施設規模などを盛り込んだ整備計画の策定等に係る経費を計上しております。
また、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法の施行にあわせ、学生・若年層の投票環境の改善を図るため、平成28年夏の参議院議員通常選挙から、
徳島大学常三島キャンパス内に、県内で初めてとなる大学内の期日前投票所を新たに開設いたします。今後は、大学と連携を図りながら、若者に選挙制度をより身近に感じてもらう積極的な啓発活動を実施するなど、投票率の向上に向けた
取り組みを進めてまいります。
続きまして、当初予算以外の議案につきまして、御説明いたします。
平成27年度3月補正予算につきましては、さきに申しましたとおり、緊急経済対策等に取り組むとともに、人事院及び
徳島県人事委員会の給与勧告を参考に、本市の市議会議員、
特別職の
期末手当と
一般職等の給料及び手当について改定を行うほか、事業量の確定や国・県の補助決定等に伴い、所要の補正を行うものでございます。
また、関連法令の改正に伴う
徳島市
行政不服審査会条例の制定などの
条例議案、
市道路線の廃止と認定、
工事請負契約の締結に係る単行議案を提案いたしております。
以上、平成28年度当初予算等の概要につきまして、御説明いたしました。
よろしく御審議いただき、御可決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
宮内春雄君)以上で
提出者の説明は終わりました。
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○議長(
宮内春雄君)次に、休会について、お諮りいたします。
明3月4日から3月6日までは、議案精査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮内春雄君)御異議なしと認めます。よって、明3月4日から3月6日までは休会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午前10時29分 散会...