那須塩原市議会 2022-06-09 06月09日-05号
世界的な経済発展から食料需要は増加傾向であり、食料価格も上昇傾向の中、今回のウクライナの軍事侵攻のような大きな事件が勃発すると、輸入食料の高騰は免れない状況となっております。また、原油価格の上昇や新型コロナウイルスによる生産停滞の影響で、燃油や肥料など生産資材の高騰も農業経営に悪影響を及ぼしています。
世界的な経済発展から食料需要は増加傾向であり、食料価格も上昇傾向の中、今回のウクライナの軍事侵攻のような大きな事件が勃発すると、輸入食料の高騰は免れない状況となっております。また、原油価格の上昇や新型コロナウイルスによる生産停滞の影響で、燃油や肥料など生産資材の高騰も農業経営に悪影響を及ぼしています。
我が国は食料自給率が低く、輸入食料に頼る現状であります。さらに、新興国の経済発展などにより、各国の輸出が制限されるようになるなどの、将来に向けての不安が大きい現実もあります。今後はいかに食料自給率を上げるかが大きな課題となっているため、力のある農業の再生と、そのための農業者の保護、育成に力を入れているところであります。
その一方で、石油の値上がり、また4月からは輸入食料品が一斉に引き上げ、めじろ押しになっております。デフレ脱却には個人消費の拡大が必要でありますが、こういった物価の上昇と不況が同時進行する、スタグフレーションといいますか、こういった最悪の事態が今後予想されるわけでありますが、来年度から計画されている消費税の大増税、これも日本経済に追い打ちをかけると思われます。
小山市にも当然さまざまな輸入食料が入ってきております。私もラーメンやうどんやパンなどは大好きで、よく食べておりますけれども、季節のもの、あと御飯やみそ汁といった質素なものを時折家族で食べております。元来、日本人は稲作を始めて以来今日まで御飯にみそ汁に漬物といった質素なものを食してまいりました。そして、この質素な御飯こそが、私たちの健康を保ち、勤勉で粘り強い国民性をつくり上げてきたのだと思います。
その結果、国内においては次々と露出した産地偽装や賞味期限のつけかえなどの問題が落ちつきかけてきたと思うや否や、今度は輸入食料品の中に人体に極めて危険な劇毒物が混入されている冷凍加工食品が見つかり、知らずに購入してしまった人たちが多数被害を受けています。
バイオ燃料の増加や輸入国で食料を奪い合い、輸入食料の値上がりが続いております。輸入自由化で日本の農業をつぶす農政ではなく、アメリカが実施している市場価格と生産費との差額を国が助成する不足払い価格保証制度をつくるよう国へ要望できないか、前回もお聞きしましたが、再度伺います。 ○議長(大平侚作君) 農林振興課長。