佐野市議会 1997-06-11 06月11日-一般質問-04号
最近中高生の間で覚醒剤、シンナー等薬物乱用が目立って多くなっております。藤岡警察署でも、先日藤岡高校を中心にいたしましてキャンペーンを行ったようであります。本市でも、中高生、先生、保護者などを対象に、薬物乱用、生活環境衛生と防止対策教室を開催する用意はありますかどうか、お伺いをいたします。
最近中高生の間で覚醒剤、シンナー等薬物乱用が目立って多くなっております。藤岡警察署でも、先日藤岡高校を中心にいたしましてキャンペーンを行ったようであります。本市でも、中高生、先生、保護者などを対象に、薬物乱用、生活環境衛生と防止対策教室を開催する用意はありますかどうか、お伺いをいたします。
たばこは薬物非行の入り口という要素を持っているという米国の公衆衛生局からの方向によりますと、たばこからマリファナ、覚醒剤へと進む傾向があり、ドラッグ使用の初心者レベルの突破口となると研究報告がされております。クリントン政権は昨年8月、たばこに含まれるニコチンを習慣性のある薬物に指定し、販売・広告の規制策を発表、米食品医療品局も同様の見解を示しております。
3番目は、中高生に広がる覚醒剤汚染対策についてであります。昨年5月ごろ新聞各社は、中高生に広がる覚醒剤汚染問題を一斉に報道しました。
仲間以外の人に知らせない目的で使われる隠語で、スピード、エス、これが今既に学校の中にまで浸透していると言われる覚醒剤です。先日公表された麻薬白書によりますと、覚醒剤事件での検挙者は1万7,364名で、前年度比16.6%の大幅増、中でも10代、20代の検挙者数は前年より1,634名増の8,296名に膨れ上がったとのことです。
万引き、恐喝、性問題、最近では酒、たばこは言うに及ばず、シンナーに飽き足らず、ガスパンと呼ばれる遊びでの中毒死、覚醒剤に至るまで恐ろしい状況を呈してきているのであります。家庭内暴力、校内暴力、いじめ、不登校、体罰などなど子供を取り巻く環境の劣悪化が深刻であります。
また、一般市民まで巻き込んでの銃による犯罪が増加し、覚醒剤などの薬物乱用の広がりは日本生活に不安の影を投げかけています。それは私たちには従来とは違う異質の出来事であり、ニュースを耳にするたびに驚かされる内容です。安全な日本をイメージした場合に、自然災害に対する安全と犯罪などの人為的な行為に対しての安全があります。昨年の1月17日には兵庫県淡路島を震源として地震が発生しました。
マスコミでは相も変らず連日のようにいじめ、不登校、体罰など、近ごろでは覚醒剤の使用といった新しい大問題が報じられ、あるいは少子化傾向による子供の減少、子供を取り巻く社会的問題、環境の変化は深刻なものとなっており、教育現場はもちろん家庭や地域において多くの市民がその問題解決に懸命の努力がなされているところであります。