鹿沼市議会 2006-06-14 平成18年第3回定例会(第2日 6月14日)
さらなる問題点として、昨年12月、政府与党が合意した医療制度改革大綱によって、保険がきかない診療を拡大する混合診療の本格的導入が今進められようとしているということです。混合診療は、今まで差額ベッド代など例外的に認められていたわけですけれども、これを拡大して、高度医療技術そのほか、また生活療養などに拡大するというものであります。新しい医療技術や新薬を利用できるのはお金のある人だけ。
さらなる問題点として、昨年12月、政府与党が合意した医療制度改革大綱によって、保険がきかない診療を拡大する混合診療の本格的導入が今進められようとしているということです。混合診療は、今まで差額ベッド代など例外的に認められていたわけですけれども、これを拡大して、高度医療技術そのほか、また生活療養などに拡大するというものであります。新しい医療技術や新薬を利用できるのはお金のある人だけ。
保険がきく診療ときかない診療を組み合わせる混合診療。これまで、高度先進医療や差額ベッドなど、例外を除いて原則的に禁止されてきました。先ほど可決されたという法案では、必ずしも高度でない先進技術や国内未承認薬等を対象に加え、適用範囲を拡大する、保険外の診療負担が拡大する一方で保険の診療が狭められることになり、医療制度の土台を崩しかねない内容です。
また、病気やけがなどの一連の診療で保険がきく医療と保険がきかない医療、これは全額自己負担となりますけれども、これらを組み合わせる混合診療の大幅な拡大も盛り込んでおります。さらには風邪など軽い病気を保険対象外にする保険面積の導入を求める動きもあります。
しかし、これにつきましても健康保険法などによって保険内、保険外の混合診療が禁止されているため、現状では十分な効果が発揮されるかについて疑問が残ります。