那須町議会 > 2008-06-10 >
06月10日-03号

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  1. 那須町議会 2008-06-10
    06月10日-03号


    取得元: 那須町議会公式サイト
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    平成20年  6月 定例会(第3回)          平成20年第3回那須町議会定例会議事日程(第3号)          平成20年6月10日(火曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問       2番  平 橋 文 子 君      13番  武 田 繁 雄 君       5番  白 井 正 則 君〇出席議員(14名)     1番  大 場 宏 雄 君       2番  平 橋 文 子 君     4番  平 山 幸 宏 君       5番  白 井 正 則 君     6番  平 山 泰 紀 君       7番  尾 台 一 成 君     8番  荒 木 三 朗 君       9番  髙 久 一 郎 君    10番  高 久   勝 君      11番  広 川 辰 也 君    12番  深 沢 宏 美 君      13番  武 田 繁 雄 君    14番  相 馬 道 雄 君      16番  大 平 侚 作 君〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名         町     長      佐  藤  正  洋  君         副  町  長      小  林  敬  一  君         教  育  長      小 山 田  公  男  君         総 務 課 長      田  上  新  一  君         税 務 課 長      鈴  木     實  君         企 画 財政課長      大  平  眞  雄  君         住 民 生活課長      中  村  祐  治  君         保 健 福祉課長      人  見  秀  実  君         農 業 委 員 会      高  久  忠  志  君         事 務 局 長 兼         農 林 振興課長         建 設 課 長      高  﨑  正  夫  君         観 光 商工課長      山  田  正  美  君         会 計 管理者兼      大  森  政  男  君         会 計 課 長         上 下 水道課長      菅  野     操  君         学 校 教育課長      平  山  英  夫  君         生 涯 学習課長      中  川  好  雄  君 〇職務のため出席した事務局職員         事 務 局 長      大  島  恒  夫         書     記      白  石  耕 一 郎         書     記      中  島  亜  紀 △開議の宣告 ○議長(大平侚作君) おはようございます。ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。 よって、本日の会議を開きます。                                (開議 午前10時00分) △議事日程の報告 ○議長(大平侚作君) 本日の議事日程は、配布議事日程のとおり運営していきたいと思いますので、ご承認の上、ご協力をお願い申し上げます。 △一般質問 ○議長(大平侚作君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問は、通告順に発言を許します。 通告6番、2番、平橋文子君。          〔2番 平橋文子君登壇〕 ◆2番(平橋文子君) おはようございます。去る5月24日、栃木県地方議会女性連盟20周年記念行事が、とちぎ男女共同参画センター・パルティで行われ、那須町も副町長の参加をいただきましてありがとうございます。県内女性議員が党派を超えて連携を深め、資質の向上を図り、女性の真の平等と社会的地位の向上のため、議会内外を通じて諸施策の実現に努めるという目的のもと、16名で結成した栃木県地方議会女性議員連盟は20年目を迎え、65名の会員となりました。市町村の中でも女性議員不在は1市8町です。また、1人の女性議員は7町になります。まだまだ女性の活躍の場の制限があり、女性の持っている力が反映されているとは言えない状況です。行き詰まった社会に新たな流れをつくっていくためにも、地域生活に密着した女性の力を十分に発揮できるような環境をつくっていかねばなりません。女性の果たす役割は大きいものと思います。女性の視点から住民の目線で議会につなげていければと思っております。一般質問に入ります。 上ノ原地内赤道の整備について。平成17年3月まで国土交通省の管轄になっていた道が、平成17年4月から町の財産となり、赤道として町の管理下になりましたが、そのことにより付近の住民が私道としての自己主張により道路としては困難な状況で、また高齢者の方が住んでおり、中には術後週2、3回病院通いを余儀なくされている方が、陥没した道路の道を通るたびに傷にさわり、健康を損なう大変な思いをしております。また、緊急時で救急車を必要としても、道幅が狭くて対応のおくれにより死亡事故にもつながりかねません。火災が発生しても、消防車も入ることが困難な状態です。これでは住民の大切な命を守ることはできません。こんな状況を町はどのように考えているのかをお伺いしたいと思います。 次、小学校家庭教育学級について。平成18年度まで小学校で行われておりました家庭教育学級が、平成19年度は学校教育課の特色ある学校運営補助金の中から各学校の実情に応じて支出していたようですが、平成20年度から生涯学習課に移行され、小学校での家庭教育が行われなくなったことをどのように考えているのかをお伺いしたいと思います。 次、指定管理後のスイミングドームについて。平成19年、スイミングドーム指定管理制度の導入により運営が行われておりましたが、指定管理前と後の利用者数をお伺いいたします。また、町民のニーズに沿うようスイミングドームの那須町条例の見直しの必要性や、管理側に立った運営のサポートができないかお伺いいたします。 次いきます。中学校までのこども医療費窓口申請について。平成20年度より、庁内において窓口申請が必要なく、現物支給となり、ひとり親家庭や低年齢層家族経済的負担が軽減され、那須町の少子化対策の一環といたしましては評価するところではありますが、まだまだ3分の2の家族が町外や県外にかかっているのが現状です。暫定税率の復活や値上げによる負の連鎖で家計を圧迫しております。早急に町外や県外においても現物支給にならないかお伺いいたします。 次、青少年健全育成指導員の対応について。3市町に1人ずつの指導員が県から委嘱され、日ごろから青少年健全育成に携わっている指導員の方々には大変お世話になっていることと思います。青少年を取り巻く社会や環境もよいものとは言えません。経済的に豊かになりましたが、その一方、青少年、子供ですか、不登校や引きこもり、ニートがふえており、10年ほど前には登校拒否という言葉が使われており、保護者の責任が問われておりましたが、不登校と名前が変わったころから社会全体の問題としてとらえるようになりました。このような複雑化した社会の中では、ますます指導員の果たす役割は大きいと思います。サポート後の情報提供ができないかお伺いしたいと思います。 以上で総括質問を終わりにいたします。 ○議長(大平侚作君) それぞれ答弁願います。 町長。 ◎町長(佐藤正洋君) 平橋議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。 私たちの那須町では、できるだけ親御さんが子供を育てる環境をよくしたい。そして、少子化の中で、お子さんが安心して暮らせる那須町にしたいということで、実はよそよりも早く子供の医療費助成制度というものを設けて、ほかの市や町よりも手厚く進んだ取り組みをしてまいっております。実は、きのうの本会議で、高久 勝議員も指摘をしておりましたが、那須町と芳賀町と上三川町、ほかにも大きい市があるのです。この3つの町だけが子供の医療費の中学3年生まで減免をすると、助成をするという措置をとっております。さらに加えましてその3つの中で芳賀町と那須町は、中3まで償還払い医療機関で実際にお金を払わなくて済むような方法をとっているのは2つだけでございます。 さて、そこでお尋ねに答えるのですが、実際にその方法、那須町でございます。那須町の中の医療機関にはお願いをして、那須町の子供たちのために、先生方、こういうことで現物給付にいたしましたので、那須町がしましたのでそのようにしてくださいとご理解をいただけるのですが、その制度をとっていない市、町にあるお医者さんまではなかなか頼みにくい。なぜならば、頼まれた医療機関でも、うちの市はそういうのやっていないよ、うちの市の子供たちは中3までも医療の助成ももらっていないし、現物給付もうちの市はやっていないのに、何で隣の那須町の子供だけそんなことをしなくてはいけないのですかという問題が一つあることはご理解いただきたい。 もう一つは、余り那須町が那須町流でそれをよその市町にまで行きますと、やっぱりその市や町に対する配慮、一緒に仲よくこれからそれ以外の行政もやっていくためには、余りそういうことで隣近所の市や町とぎくしゃくしてはまずいということで、とりあえずことしから那須町のお医者さんだけお願いをして、これからその環境、よそでも中3まで償還払いということがどんどん上に制度が上がってきました段階で私もお願いをしてまいりたいと思っていまして、できれば県内どこの市も町も中3まで医療費が減免されて、全部現物給付になれば私も理想だと思っていますので、そういう方向に向けて頑張ってまいりたいというふうに思っております。 これ以外の諸点につきましては、教育長並び所管課長からお答えします。 ○議長(大平侚作君) 教育長。 ◎教育長小山田公男君) それでは、平橋議員の2番目の小学校家庭教育学級につきましてお答えをいたします。 家庭教育学級につきましては、平成18年度までは町からの家庭教育学級補助金というもので交付をいたしまして、各小学校運営主体となりまして開催していた経緯がございます。ご指摘のように平成19年度からは、町単独補助金見直しがございまして、特色ある学校経営補助金というものの中で、各学校の実情に応じた家庭教育にかかわる事業として予算化をいたしまして、その地域家庭との交流活動を実施してまいったところでございます。 本年度におきましては、家庭教育は重要との視点から、学校には特色ある学校経営補助金を本年度も出しておりますので、そこを有効に活用して、家庭教育の推進を図るよう指示しております。地域・家庭への触れ合い交流事業等を実施するなど、学校における家庭教育事業を今なお継続実施しているところでございます。さらに本年度は、家庭教育はより一層重要との認識のもとに、本年度新たに生涯学習を中心として全町的な家庭教育学級を開催する予定になっておりまして、今後とも家庭教育の振興を図りたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(大平侚作君) 建設課長。 ◎建設課長(高﨑正夫君) 私からは1問目の上ノ原地内の赤道の整備につきましてのご質問にお答えいたしたいと思います。 ご質問の道路につきましては、議員ご指摘のように、町が管理する認定外道路通称赤道でございます。この道路は、上ノ原地内県道那須―大子線より分譲地に通じておりまして、利用者も多く、平成7年から私道管理要綱に基づく申請がなされておりまして、町で補修をいたしております。町といたしましては、認定外道路につきましては利用者からの要請があった場合、路面の状況により砂利敷き等を実施いたしております。本路線につきましては、最近では5月中旬に砂利敷きを実施したところでございます。今後とも通行に支障のないよう適切に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大平侚作君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長中川好雄君) それでは、生涯学習課所管の質問でございます指定管理者スイミングドームについてのご質問にお答えを申し上げます。 那須スイミングドームは、平成19年度から指定管理者による管理運営を行っているところでございます。指定管理者導入前の平成18年度の利用者数につきましては4万9,562人でありましたが、指定管理者導入後の平成19年度の利用者数は4万3,873人であります。前年対比で利用者数が5,689人減少しております。これはプールの塗装工事に伴い、約1カ月間休館したことが原因の一つと考えております。今後とも指定管理者と協議をしながら、町民のニーズに沿った運営を行ってまいりたいと考えております。 もう一点、青少年育成指導員の対応についてとのご質問でございますが、青少年健全育成運動を推進するため、本町では青少年育成指導員を1名任命しております。また、町内17の小中学校区に青少年地区推進委員を1名ずつ配置をいたしまして、家庭、学校、地域が一体となった取り組みを推進しているところでございます。青少年育成指導員の主な活動内容でございますけれども、町内に設置されております有害図書等自動販売機立入調査、夏休み、春休み、夜間等巡回活動を実施いたしまして、青少年非行防止に努めております。青少年育成指導員につきましては、今後とも県北健康福祉センター青少年指導員地区推進員及び関係機関・団体との緊密な連携のもと、青少年健全育成の推進に大きな役割を担っていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) 再質問をいたしたいと思います。 それでは、初めの上ノ原地内の赤道の整備についてでございますが、先ほど答弁ありました5月中旬にも砂利をまいたというふうなお話でございますが、先日4月の11日に上ノ原の現地に住民の話を聞きに参りまして、たまたま業者が砂利をまいているのに遭遇いたしました。これが4月の11日です。そうしまして、住民の方が建設課に行って、何とかしてくださいと頼みに行って対応されたようですが、砂利はもう2、3カ月たつと雨で流されてしまい、せっかくまいた砂利も無駄になりかねないのではないでしょうか。また、これは4月11日にまいておりまして、5月の中旬ということで、これ月に1回ずつぐらいまいているのでしょうか。住民の方は2、3カ月ぐらいになると雨で流れて、また陥没したりしまして、これではやはり無駄な砂利になりますので、将来を見据えてせめて簡易舗装にでもしていただけないかという強い住民の意向でございます。また、住民の生命にかかわる問題でもあるわけです。 また、4年前に、住民の方が手首の複雑骨折をいたしまして、緊急の救急車を呼んだところ、あそこは本当に私も何回か行ってまいりましたが、狭くて、何かその道路を緊急時の救急車が脱輪をしてしまいまして、実際に住民の家に着いたのが2、30分おくれまして、その旨すぐに日赤のほうに運ばれたようですが、あと15分ぐらいおくれていましたら非常に危ない状態だよということを病院の方から言われたというような状況があります。非常に危機感を感じて生活している住民の方がいるということを知っていただくためにも、早急に対応の検討ができないか、また再びお伺いしたいのですが。 ○議長(大平侚作君) 建設課長。 ◎建設課長(高﨑正夫君) この場所につきましては、今、平橋議員おっしゃいましたように4月に敷きまして、5月中にも、ですから本年度2回敷いている私道がございます。特に雨季の時期に当たりまして、雨季の時期等非常に路面が不安定でございまして、そういう穴ぼこができる状況ではございます。ただ、町の管理といたしましては、原則といたしましては町道の維持管理、これは道路法に基づく町道の維持補修になるわけですが、私道の場合ですと、今、平橋議員おっしゃったように平成17年度にこれまで国の財産でありましたものが、那須町に譲与されております。そういうような中で膨大な数になっております。したがいまして、あの塩阿久津地区だけを特別扱いというわけにはいきませんので、現在のところ那須町全体を通じまして、町といたしましては公平に道路事情、私道に関しましても対応しているという状況でございますので、これを一概に今直ちに簡易舗装なりということは難しいかと考えております。ただ、そういう実情でございますので、それらを勘案いたしまして要望があった場合には速やかに対処したいと、こういうふうに考えているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) 今の課長のお話でありますが、これも道路に関する基準もあるとは思いますが、基準も住民が住んでよかった那須町であってほしいと願う意味での基準ではないかと思います。何でも基準どおりにいくという、やっぱりケース・バイ・ケースでぜひその辺を対処していただいて、人道的な立場から住民と向かい合った対応をしていただければと思っております。 次です。小学校家庭教育についてです。どこの家庭でも第1子が小学校に入学することで、子供も大人も不安でいっぱいだと思います。私も二十数年前に、当時小学校家庭教育学級がありまして、進んで参加いたしました。学校を知ることと、保護者とのコミュニケーションを図る上では必要だと思って参加をいたしました。その当時、二十数年前ですからまだまだコミュニケーションが深かったように思います。また、行事等内容においても、思い出すだけでも非常に鮮明に思い出されるのが学級の那須連山のミネザクラの見学や、秋にはキノコ狩りに行ったり、あと学校の調理場では料理教室などが行われ、非常に学びが多くて、まさに学びの場でもあったわけです。 また、地域でのかかわりもありましたし、そういうことが学校でなかなか難しくなった今、現状とは思います。ですが、また今現在、小学校保護者の中にも家庭教育学級をなくさないでほしいと思っていらっしゃる保護者もいるわけです。今、働く保護者が多くて忙しい中、子供や保護者同士コミュニケーション不足が社会問題になっていることは皆さんご存じのとおりだと思いますが、小学校での復活というふうにならないのでしょうか。その辺をもう一度教育長、お伺いしてみたいと思うのですけれども。先ほど学校でもやっているという話ですが、その辺ことしは、去年ですか、19年度からの事業内容というのはどういうものがなされたのか、それと参加者保護者参加人数はどのぐらいだったのかということをちょっとお伺いしたいなと思っているわけです。 ○議長(大平侚作君) 教育長。 ◎教育長小山田公男君) ただいま再質問にございましたように、家庭教育に関することは非常に大事なことだというふうに考えております。昨年度のものを見ますと、家庭教育に関する事業として、まずは、1つは会がございます。教育講演会とか講習会とか、それから2つ目が親子での活動ということです。大きく2つに分けられるかと思います。例えば、教育講演会とか講習会でいいますと、駐在さんによる交通安全とか防犯とか、あるいは薬物依存、それから最近では人権問題がありますので、人権に関する講話とか、それから子育ての専門家がいらっしゃいますので、例えば名前申し上げますと丸山 隆先生とかこういった方が、「小学生ってどんな時期」というふうな題とかいうふうなことで開く。それから、先ほどもちょっとございましたように教養的なものということで、例えば学区内の史跡、歴史を学ぶ「歴史探訪」、こういったことも含めて、いわゆる講演者がいらっしゃいまして、講演する方がいらっしゃいまして、講習する方がいらっしゃいまして、そしてそれを学ぶという形です。そして、地域を知り、学校を知るということです。 それから、例えば県警の音楽隊、こういったものが来まして、その音楽を聞きながら、その後防犯とか交通の寸劇を行う、こういったことで親が学ぶ。そして、子育てに役立てる、こういったことでございます。それから、親子での活動というものでございますと、親子フラワーアレンジメントづくりとか、あるいは親子の陶芸教室とか、先ほど平橋議員おっしゃいましたように調理実習、例えばおやつ、ドーナツつくりであるとか、桜ずしをつくるとか、こういったものもございます。それぞれその学校単位に、例えば50名とか、一番多いところでいいますと102名とかそういった実績報告がなされております。先ほどの県警音楽隊の場合は、親子で多分聞いたのだと思いますけれども、165名ということですから、子供たちの数から言いますと多分全校生で話を聞いたというようなことかと思います。それぞれその実績報告等をいただいているところでございます。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) ただいま教育長からの答弁の中で、かなり密度の濃いような対応がなされているというふうにお伺いいたしましてほっとしているところでございますが、何か保護者の間の中では、なかなか目に見えてそういう活動が余り、予算が多分削られていることからなかなかそういうことが難しくなっている現状が聞かれたわけでございますので、ちょっと伺ったわけです。 それと、先ほど述べましたが、生涯学習課に移行するということについては、生涯学習課と両面でやっていらっしゃるわけですか。 ○議長(大平侚作君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長中川好雄君) 先ほどお答え申し上げましたけれども、今年度につきましては平成20年度家庭教育学級ということで予算をいただいておりますので、生涯学習課におきまして家庭教育学級をやっていきたいというふうに思っております。考えております。ただし、名称そのもの家庭教育学級という名称でいくのか、それとも違ったタイトルでいくのかというのは別といたしまして、家庭教育に関するような内容のものを20年度取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) ただいま生涯学習課の課長からのコメントで、まだこれから計画を立てているということですね。具体的にことし何かをしたというふうな話はあるのでしょうか。 ○議長(大平侚作君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長中川好雄君) 今年度の家庭教育学級につきましては、秋ごろ開催をしたいというふうに考えてございます。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) 秋ごろに考えているというお話ですが、具体的にはどういうことを考えているのか。両面でやることで、今の社会の中、保護者の方、親子との触れ合いがなかなか難しくなっていますので、自治体で本当に熱いものをやっていただければと思うのですが、秋は具体的にどのようなことを考えていますか。 ○議長(大平侚作君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長中川好雄君) 学級の内容につきましては、具体的にまだ決まってございません。ただ、1つ言えることは、家庭教育に関することということですので、今、親と子の触れ合いコミュニケーションというのがどうしても不足している。そこから起きるさまざまな問題というのも指摘されているというのも現状かなというふうに思います。そういう意味では、親と子に関するようなといいますか、親と子で触れ合ったり、それからコミュニケーションをとったりとか、また逆にとらなければならないような問題も出てきているかというふうに思いますので、そういうものを含みました家庭教育学級の内容といいますか、プログラムをつくっていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) 今いただきました答弁、どうぞこれからも熱く忘れないように、本当に今の時代、コミュニケーション不足で、拍車をかけるようなことにならないようにぜひお願いしたいと思います。 次に、指定管理後のスイミングドームについてでございますが、指定管理前に先ほど生涯学習課の課長から人数の発表がありましたけれども、まさしくやっぱり指定前のほうが人数が多いことで、まだ始まって1年足らずなので5,689人の減ということでしょうが、昨年、実は泳いでいる方の話だと、先ほども言っておりましたが、10月にかなりの期間内装工事をしていましたため、何か住民の利用離れが起こったのではないかと言っている住民の方がおりましたし、その辺はもう少し管理制度になりましたら考えるのでしょうけれども、民間ではなかなか考えられないことで、そういう意味でもこれから少し激減することがないようにやはり考えていったらどうなのでしょうかというふうに思います。 それと、那須町スイミングドームの条例の見直しといいますか、去年までは盆と年末年始ですか、行政が携わっていたころはお休みがありました。ことしはその辺はどうなのでしょうか。お休み、条例が一応何か少し見直されたような部分があるのでしょうか。 ○議長(大平侚作君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長中川好雄君) 条例そのものにつきましては変更ございませんけれども、ただ6月から9月におきまして、6月の広報でお知らせをしておるかというふうに思いますけれども、6月から9月におきましては、条例の中では毎週月曜日休みだったものを月1回の休館にするとか、それから昼間と夕方と夜間といいますか、9時半から12時、それから1時半から4時半まで、5時半から8時半まで、そういう区分にしておいたものを9時半から12時半まで、1時半からこの次は8時半ではなくて9時まで開館するというふうなそういうような見直しを行っております。これにつきましては利用者の方の利便性、それから当然19年度利用者が減ってございます。その利用者の増というのも図るというような意味からもそういうところを変えていきたいというふうなことで、指定管理者のほうと協議をいたしまして、その辺のところを変更して、今、6月1日から実施しているところでございます。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) 今のお話ですと、盆とか年末も少しやるような方向で、これ一応条例に入っていたような話も聞いていますので、多少見直されて住民のニーズにこたえているのかなと思います。お休みになると、子供たちは本当に今ゲームだとかそういうことばかりで、なかなか外に遊びに出るような子供さんが少なくなりまして、特にそういう意味ではスイミングドームはやはり子供の元気の源、力をつけるような場所であると思いますので、その辺で見直しがされたかなと思っております。 それと、まだまだ一般の駐車場が足りないように思います。障がい者用には大分ブースがふえていますが、一般の方においての駐車場がまだまだちょっと足りないような気がします。先日、伊王野の道の駅に久しぶりに参りましたらば、石畳に臨時の駐車場が設けられておりました。ですので、スイミングドームもかなり前のスペースが空間があいていますよね。ですから、なるべく夏なんかかなりの方が駐車、スイミングドームを利用されるわけなので、その辺ももうあと一つ踏み込んで、伊王野では石畳の上を乗り上げて臨時の駐車場をつくっておりましたので、ぜひその辺では対応していただければと思います。 それとまた、スイミングドームに入場して左側の空間スペースとか、2階にもかなり空間スペースがありますので、これからは高齢者の利用の促進ですか、図る。元気なうちに高齢者を対象に水泳教室や空間を利用したストレッチ体操教室などを企画することをできたらいいのではないかなというふうに思いますし、那須塩原市ではそういう対策としまして65歳以上の方を対象に元気アップデイサービスを15カ所、公民館や施設等において実施されていることはご存じでしょうか。されているわけです。趣旨といたしましては、閉じこもりの予防のため、みんなで楽しく週に2回、軽い体操や手工芸、また季節の行事等、カラオケやダンスなどを行っているわけです。それもまた参加費が100円というすごく安い値段なのですが、これも各地域包括センターの計画が必要になるのですが、スイミングドームもこのような環境で、高齢者の利用率のアップの考えはないか伺いたいのですが、これは高齢者の将来に向けて、今、後期高齢者の問題とか高齢者医療の問題とかありますが、やっぱり自治体でふだんからそうやって大いに高齢者の方が利用できるような方向で将来進めていくことも必要なことではないかなというふうに思いますが…… ○議長(大平侚作君) 平橋議員、今の質問なのですが、これはスイミングドームにかかわる中身のやりたいということですね。 ◆2番(平橋文子君) はい。 ○議長(大平侚作君) それに対応ができるかどうかということを聞きたいのですね。 ◆2番(平橋文子君) はい、生涯学習課長に。 ○議長(大平侚作君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長中川好雄君) 今、こういう世の中になりまして、高齢者の方がどんどん、どんどんふえてございます。スイミングドームにおきましても、高齢者の方々をどういうふうに取り組んでいくかというのは大きな問題なのかなというふうに考えております。指定管理者スイミングドームに私なんか行ったときには、やはりその辺のところをどういうふうに高齢者の方を取り組んでいくかというのもこれから検討していかなくてはならないというふうなことで、今議員おっしゃいましたように、下のほうに空間がございます。ああいう空間のところをひとつ利用できないだろうか、あそこで何か体を動かした後プールに入るとかそんなようなこともできないだろうかというような話もしてございます。指定管理者のほうも、そういう空間を使って何かストレッチ的なものをやりながらプールのご利用をいただけないかというようなことは考えているようでございます。今後、これから指定管理者と協議をしながら、その辺のところをどういうふうに高齢者の方を取り組んでいくかというのを協議していきたいというふうに考えております。 もう一つ、実際に実施しておりますのは、8人乗りのバスがございます。指定管理者になりまして、高齢者の方、足がないというような方にもご利用いただけるようにというふうなことで、指定管理者のほうでバスを、バスといいますか、8人乗りの自動車を用意してございます。なかなかご利用、PRをしたのですけれども、ご利用がなかったのですが、最近聞きましたらば、少し乗る方が出てきたと。しかも、従来使っている人だけではなくて、新しい人も若干ではあるけれども、乗るようになってきたというようなことで、その周知がもう少し図れるならば、少しずつ足のない高齢者の方についても、その車で送迎をすることによって利用者の方々がふえていくのではないかなというふうに考えてございます。さまざまな高齢者の方に使っていただけるようなことで協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君。 ◆2番(平橋文子君) ただいまのお話で、これからも対応していく努力をするということでございましたので、これからは本当に公共施設がそういう役割を果たすのではないかなと思います。自分の健康は自分で守らなければならない時代に来ているのではないでしょうか。 次にまいります。先ほど中学校までのこども医療については、町長からのコメントいただきまして、いずれ将来は全体、町、県がそういうふうなことになれば、また改めてお願いに上がるというふうなことで、こういうふうな形でよろしくお願いします。 次にまいります。青少年健全育成につきましてお伺いしましたが、活動報告やいろいろ答弁いただきましたが、個人情報、サポートする後の子供というのはちょっと管轄が違うということで、改めてまた違うところでお話をさせていただきたいと思います。 ちょっとこの個人情報について、昨年度の朝日新聞に、個人情報保護の過剰反応対策ということで新聞に載っておりまして、最近は何かどこでも必要な情報が、本当に必要なときに的確に入らない場面に遭遇して、多分皆さんもそうだと思うのですけれども、不利益やいろんなことをこうむることがあると思います。こういう子供とか青少年健全育成の社会におきましては、なるべく青少年健全育成に携わる方々が、本当に一人ひとりが青少年健全育成を見守っていく社会にならなければいけないと思いますし、個人情報の件でもですが、互いに理解することで周知方針というか、また国民審議会が理解することで解消したというふうなコメントが出ておりまして、本当にまた改正というところまでいかないのでしょうけれども、出した以上はなかなか改正が難しいということを感じまして、またこれ例外規定として公衆の保護や児童の健全育成に関しては第三者への同意がなくても情報提供が可能としたということが載っておりましたので、青少年健全育成とかそういう児童に関しては、そういう携わった大人の人たちがなるべく情報を公開して子供を見守るような形で行われればいいのかなというふうな思いがありまして、私の一般質問を終わりといたします。 ○議長(大平侚作君) 平橋文子君の一般質問は終了いたしました。 ○議長(大平侚作君) 通告7番、13番、武田繁雄君。          〔13番 武田繁雄君登壇〕 ◆13番(武田繁雄君) 一般質問を始める前に、この日曜日に東京の秋葉原で歩行者天国で歩いている人にトラックで突っ込んで、そして倒した人にまで鋭利なナイフで殺傷させるというような痛ましい事件が起きました。5人が死亡、そして10人がけがというような中で、今その被告というか、犯人は25歳の青年であり、人材派遣の職員というようなことでありました。また、自分がそういうふうな行動を起こすということを携帯というか、その中で予告しながら、自分が何のかかわりを持たない人を傷つける。今、日本の社会の中で若い年代層の人たちが、そういうふうに精神異常ではないけれども、何かが心が欠けているというふうなことを感じます。栃木県内においても、今市であった事件からすると、殺人でトランクに詰めて捨てた、放置したというようなことがありますが、那須町はそういうことがなく、健全な青少年育成ができているかと思いますが、今後とも力を入れてお願いしたいと思います。 一般質問に入ります。町として、地球温暖化の対策の取り組みは。平成9年の京都議定書の採択を受け、合意されてから10年がたちました。今日までに国、地方公共団体、企業及び事業者が、そして国民が一体となって地球温暖化対策に取り組みがなされております。京都議定書、皆様もご存じとは思いますが、1992年に開催された地球環境サミットで気候変動枠組み条約が締結され、現在日本を含む188カ国及び欧州共同体が締結、締約国となっております。これは地球の大気中の温暖化効果ガス、いわゆるCO2等の増大による地球の温暖化を抑止することを目的としたものです。この条約の目的を達成するために、1997年、第3回締約国会議で採決されたものが京都議定書となっております。 ここでは、先進諸国に対して、今年度であります2008年から2012年の間に1990年度比で温度効果ガス削減が数値として義務づけられました。日本は2012年、平成22年までに、先ほど言いました1990年、平成元年比で6%の温室効果ガス削減を京都議定書で約束をしております。1990年比で2050年に平均2.8度、今世紀末には4.8度上昇すると予測されています。近年、以上気象や海面の上昇、海面の上昇は南太平洋のツバル、それから今回、ミャンマーでサイクロン等の自然災害が起きております。乾燥地域の拡大や氷河の後退など地球温暖化の影響と思われる現象が起きております。地球温暖化の進行は、日本だけでなく、人類全体の驚異となっております。 農業生産においても、地球温暖化が進むと、今世紀中に西日本を中心に米の減収が深刻な問題となっております。また、高潮被害の増加やブラビンの減少など日本の生態系や暮らしに大きな影響が出るとの予測がされております。日本の2006年度の排出量は基準より6.4%ふえておると言われております。日本国内で温室効果ガス、いわゆる二酸化炭素、メタンガスというのは平均15度に保たれていればというのでありますが、1970年から2004年の間に70%が増加していると言われております。その内容ですが、発電などのエネルギー供給で25.9%、産業において19.4%、林業において17.4%、農業において13.5%、輸送において13.1%となっております。どのくらいの数かといいますと、1990年で12億6,100万トン、2006年で13億4,100万トン、ですから2008年から12年でマイナス6%を削減するという数値は11億8,600万トンになりますが、その1990年から見ると必要削減量が倍の12.4%になっております。今、国内において、このCO2の削減をするためにということで、国内排出量削減、これを7%、森林吸収剤対策として3.8%、途上国支援などによる排出取引で1.6%で、今世紀、この京都議定書で約束されたものプラスとして12.4%を削減しなければならないという数値目標がなっております。 このCO2の削減は、今マスコミ等でも盛んに呼びかけて、身近にできることを一人ひとりがというようなことで国民運動がなされております。冷房の設置温度を28度、暖房時の温室は20度というようなことでしますと、1世帯当たりの年間32.5キログラムのCO2削減効果があって、約1,800円の節約があると言われております。また、毎年6月1日から9月30日はクールビズというようなことで暑さに対応しておりますが、約300万世帯の1カ月分のCO2排出量とする140万トンの消滅効果があるそうです。また、日常生活の中でシャンプーのシャワーをとめるなどして1世帯当たり69キログラムを削減でき、約7,000円の節約ができるとあります。また、商店関係でのレジ袋をマイバックにしますと、1世帯当たり年間58キログラムのCO2が削減されていると言われております。 今回、7月7日から3日間、北海道・洞爺湖サミットが行われるわけでありますが、日本は議長国として環境問題を初め、アフリカ開発問題、世界経済、テロとの戦い等を議題として首脳会議が開催されます。本県の温室効果ガスはといいますと、平成14年で約2,076万8,000トンと言われております。現在、県内31市町のうち二酸化炭素を含む温室効果ガスの削減措置を定めた実行計画を策定しておりますが、その中で削減実績ですが、宇都宮では2006年度において1999年度対比ですが16.3%、小山市において2007年度において2000年度対比で13.3%、鹿沼市において2006年度において2004年度比において10.1%の削減実績を出しております。今、県内全町の自治体として、率先的対策としては電気使用料の削減、庁舎燃料使用料の削減、廃棄物排出量の削減、公用車燃料使用料の削減というようなことで、自治体がみずからCO2の削減に努力をされております。本町においても、太陽光発電、またバイオマス開発等CO2に対する削減計画がありますが、町はこの地球温暖化対策をどう検討されているかお伺いいたします。 次に、ふるさと納税制度の導入効果について。質問を出してから全協で説明があったので、重複するかと思いますが、よろしくお願いします。 平成20年4月30日に交付されました地方税法の一部を改正する法律によりまして、ふるさとに貢献したい、ふるさとを応援したいという納税者の選択で、自分の住む地域以外の地方自治体に、個人住民税の一部を寄附できる制度ができ上がりました。寄附金に対して、個人住民税の1割を上限に5,000円を超える寄附金相当額を個人住民税から税額控除される仕組みであります。町として導入の効果をお伺いいたします。 次に、まちづくり寄附条例の制定について。自治体や住民が選んだ政策メニューに対して、団体、個人から寄附を募り、これを財源に政策を実行する住民参加型の寄附条例の考えは。これは町において全協のほうでふるさと那須町応援寄附条例というようなことを制定いただきましたので、また新聞等でも発表されまして、元気なまちづくりをというようなことが制定されましたが、また内容についてよろしくお願いいたします。 ○議長(大平侚作君) ここで10分間の休憩をいたします。          休憩 午前10時55分                                                     再開 午前11時03分 ○議長(大平侚作君) 休憩前に引き続き再開いたします。 それぞれ答弁願います。 町長。 ◎町長(佐藤正洋君) 武田議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。 2番目にご質問をされましたふるさと納税制度の導入効果はいかにという質問があったかと思いますが、これにつきまして私のほうからお答えを差し上げます。 この制度につきましては、ふるさと那須町応援寄附条例の制定についての議案を本定例会に提案をさせていただきました。そして、ご決定をいただいたところでございます。ありがとうございました。この制度でございますが、寄附する方のふるさとを大切に守り、かつ育てたいという思いが、こたえられる豊かな自然環境の保全あるいは美しい景観の再生などの特別な施策に生かしていくことによりまして、納税する意思、意欲の向上、さらには地域や行政への関心や参加意識が高まる効果があると思います。納税者とふるさと那須町がともに成長していく新たなまちづくりの制度としての効果があるというふうに私は期待をしているところであります。 いずれにいたしましたもこの制度は、納税者がふるさとに貢献したいと、お役に立ちたいと、応援をしたいと、そういう思いを寄附金という形で納税するものでございまして、このことは今後の那須町における魅力あるまちづくりの貴重な、かつ大きな力と励みになるというふうに考えております。 これ以外の諸点につきましては、所管課長のほうからお答えを差し上げます。 ○議長(大平侚作君) 住民生活課長。 ◎住民生活課長(中村祐治君) 私のほうからは、1番目の町として地球温暖化対策の取り組み案につきましてお答えを申し上げたいと思います。 ご質問の地球温暖化対策につきましては、人類共通の大きな環境問題であると認識しております。町では、地球温暖化対策を含めた環境保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、那須町環境基本計画の基本目標の実現に向け、地球の限られた資源を有効に利用しながら、循環型社会形成を目指しているところでございます。その施策の一つとしまして、那須町一般廃棄物処理基本計画及び那須町分別収集計画に基づきましてごみの減量化、資源化をより一層推進し、二酸化炭素などの排出削減に努めているところでございます。また、昨年3月に那須町バイオマスタウン構想を策定し、国の認定を受けております。この構想は、生ごみや家畜排せつ物、廃食用油、木質などを有効に活用することにより、地球温暖化防止につながる新エネルギーを開発し、計画的に利活用することにより、環境負荷の少ない循環型社会形成を目指すための同構想でございます。今後、推進体制を構築し、構想の具体化に向けた検討を進めたいと考えております。 また、那須町役場としましても、平成10年に施行されました地球温暖化対策の推進に関する法律、地球温暖化対策推進法に基づきまして、平成12年10月に那須町役場環境保全率先実行計画を策定し、温室効果ガス削減に努めております。さらには、京都議定書の第1約束期間である平成20年から平成24年の温室効果ガス排出削減が確実に実行できるように定められました京都議定書目標達成計画に基づき、昨年12月に地球温暖化防止実行計画第2期計画を策定し、本年4月より職員を初め各学校などの公共施設において温室効果ガス削減の取り組みをしているところでございます。この取り組みにより、平成24年度には平成17年度比で5%の温室効果ガスを削減する目標計画となっております。今後とも私たち職員一人ひとりの意識の向上はもとより、町民、事業者などのご理解とご協力を得ながら、地球温暖化防止に向けて積極的に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大平侚作君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(大平眞雄君) 私のほうからは、まちづくり寄附条例の制定についてお答えをしたいと思います。 新しいまちづくりは、行政の力だけでは到底できない時代となってきており、公共サービスの維持、充実や魅力ある住みよいまちづくりは、町民と行政が一体となって取り組む協働のまちづくりが重要な役割を果たすものであります。ご質問のまちづくり寄附条例は、町民参加による町の活性化や福祉の向上を図るための政策を実施する手法の一つであるととらえることができます。なお、本定例議会でご決定いただきましたふるさと那須町応援寄附条例についても、寄附の対象者を町外に限定せず、町内の方も寄附ができ、個性あふれるまちづくりができるものと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(大平侚作君) 武田繁雄君。 ◆13番(武田繁雄君) では、再質問させていただきたいと思います。 初めに、ふるさと納税制度ですが、これは大きな期待が見込まれると思います。やはり自分のふるさとを少しでも応援したいというふうな多くの那須町の人、また那須町出身の人にお願いするようなPRをぜひお願いしたいと思います。 次に、地球温暖化対策の中で町の取り組みは、先ほど課長から答弁ありましたように、目標として5%。ただ、私たちがCO2(二酸化)と言われても、確かにいろんなごみの減量をすれば広域行政の中での焼却炉の燃料が、運搬から燃料が下がるのかなというふうな感じがありますが、やはり町民として何をどうすればこのCO2が削減できるのかなというふうに思うのです。目に見えるものではなくて、CO2と言われても、ただ排気ガス、二酸化炭素とかそういうふうな形で言われればわかるのですけれども、目に見えない。でも、そういうふうなものを周知できるものがあるのでしょうか、伺います。 ○議長(大平侚作君) 住民生活課長。 ◎住民生活課長(中村祐治君) 武田議員ご指摘のとおり、CO2(二酸化炭素)量の表現については大変難しいところがあろうかと思います。国におきましては、先ほども申し上げました地球温暖化推進対策の法律等に基づきまして、その排出量を重量に換算するために法律等に定めております排出係数を用いて算出をするということになっております。本町におきましての削減目標であります5%の削減、これを重量換算しますと、平成17年度の基準年度で2,380トン、CO2の排出量が。これに対しまして平成24年度、2,261トン、差し引き119トンのCO2を削減すると。つきましては、5%の削減につながるということになります。加えまして、参考までですけれども、先ほども申し上げましたように、那須町役場におきましては平成12年度に那須町役場環境保全率先実行計画を策定し、既に実施をしております。平成13年度の実績比を17年度目標年度で削減量を比較しますと、3.4%既に削減を行っております。今回、大変ハードルは高いわけでございますけれども、平成2年の基準年ではなく、平成17年度を基準年のベースにしまして24年度には先ほど言いました119トンのCO2削減に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(大平侚作君) 武田繁雄君。 ◆13番(武田繁雄君) 地球規模で削減というような形、日本においてはマイナス6%を削減するというような中で、那須町の現状ですとCO2削減は順調というか、方向づけがうまくできているのかなと思います。ただ、今回の環境問題、サミット関係でも言われていますのは、国際会議にゆだねるしかないというふうなことが認識されているのです。ですから、世界各国で自分の国だけというのではなくて、やはり共通のルールの中で取り組まなくてはだめだというようなことを言われると思うのです。これを当てはめると、今は行政とか企業とかが主体になっていますが、やはり町民一体となった取り組みというふうなPR、今課長から答弁ありましたが、確かにごみ問題は身近で一番大きな問題だと思いますが、そういうふうな中で那須町がCO2を削減できる。だから行政とともに町民が一体となってこの地球温暖化に取り組むというふうな姿勢も必要ではないのか、アピールする必要もあるのかなと思うのです。 あと那須町は、これだけ森林を持っています。ですから、酸素を吐き出して、二酸化炭素吸って酸を供給しているわけですが、この自然豊かな中で那須町はそういうふうな森林によるCO2の削減も自然の中で実行されるわけでありますが、やはり町民一体となったアピール的なものはどのように考えているかお伺いいたします。 ○議長(大平侚作君) 住民生活課長。 ◎住民生活課長(中村祐治君) まず、国の目標につきましては、先ほど武田議員から質問の中で出ておるとおり、6%の温室効果ガスを削減すると。これにつきましては、この中に森林での吸収量3.9%が含まれていると承知しております。つきましては、那須町におきましては山林による酸素排出量がかなり大きいと考えておりますので、そういう点では全国の他の市町村に比べましてかなり効果のある地域形成されていると思っております。また、町民への普及啓発につきましてというご質問でございますけれども、この件につきましては既に数年前から町の広報等によりまして、例えば電球を蛍光灯式の管に取りかえた場合にどのくらいの削減量になるであるとか、そういう具体的な例をお示ししながら数年間周知PRをしているところでございます。また、今後におきましては、那須町のこの地球温暖化防止対策実行計画、毎年1年間の実績を把握しながら、この把握しました結果を町民、事業者のほうに公表しまして、その波及を求めたいと考えております。 ○議長(大平侚作君) 武田繁雄君。 ◆13番(武田繁雄君) 先ほど言いましたように目に見えるものでないだけに大変かもと思いますが、やはり町民一体、そして日本全体の中で国民一人ひとりが考えて、この限りある資源の中で対応しなくてはならないかと思いますので、今後ともCO2の削減に対してのご検討をお願いしたいと思います。 最後にというか、まちづくりの寄附条例、今回新聞等でも報道になりまして、事業区分としては7項目にわたりましてあります。今回、下野新聞にも益子町の大塚実さんという方が栃木県に2億円の寄附というふうな形で、そして知事においては小中学校に桜の木を植えるというふうな形で発表ありました。また、この那須町が発表したときに、益子町を紹介しました。その方は、その以前にも益子町に寄附をして、その中でのきちんとした取り組みがなされておりました。このように自分のふるさとを思う人たちが応援してくれるというふうなものの門戸がこういうふうな形で開かれたというのはすばらしいことだと思いますし、これからそういうふうなものを基金として、そして那須町のために役立ててほしいというふうな、多くの参加をお願いしたいと思います。 また、日本の中では、長野県の泰阜村においては、2004年の6月から導入されまして、積極的な在宅福祉の取り組みというふうな形で、人口は2,000人しかいないのですけれども、ふるさと思いやり基金条例というふうなものを策定いたしまして、老朽化した学校、美術館、これは全国唯一の小学校の美術館と言われていますが、の修復、それから在宅福祉サービスの維持・向上、太陽光発電などの自然エネルギーの活用・普及というふうなことで三事業を立てまして、1口5,000円で寄附を募集しております。インターネットで調べた中では、今の寄附の額が学校美術館修復事業で411万5,371円、在宅福祉サービスの維持・向上事業で911万1,793円、自然エネルギー活用・普及事業に対して324万5,632円、指定がなかった寄付金が650万7,735円ということで、合計で2,297万9,531円というふうな形の寄附金になっております。那須町も大きな目標に向かってスタートしたわけでありますので、大きな期待をしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(大平侚作君) 武田繁雄君の一般質問は終了いたしました。 ○議長(大平侚作君) 通告8番、5番、白井正則君。          〔5番 白井正則君登壇〕 ◆5番(白井正則君) 昨日と本日にわたり一般質問が行われておりますが、私が最後の質問者になります。しばらくの間よろしくお願いいたします。 まず最初は、那須町東部の伊王野地区内を縦断している県道の拡幅、改良工事の促進につきまして質問をいたします。県道の整備は、本来県が事業主体となりまして整備をするものでありますが、町民生活と密接に関係しており、また地域振興上重要な路線でございますので、あえて質問をするものであります。 それでは、質問いたします。那須町伊王野地区内を縦断している県道伊王野―白河線、棚倉―黒磯線、稲沢―高久線、大子―那須線の拡幅、改良工事が大幅におくれておりますので、工事の促進につきましてお伺いをいたします。 まず、伊王野―白河線につきまして質問いたします。この道路は、奈良・平安、鎌倉時代に奥州平泉から京都方面に通じる東山道で、古くから開けた道路であります。鎌倉時代には源義経が兄頼朝から平家追討の身を置きまして、奥州平泉から鎌倉にはせ参じた由緒ある道路であります。道路の沿線には、白河関の森公園、源義経にまつわる伝説、史跡、簑沢の彼岸花群生地、国の重要文化財・三森家住宅などがあります。また、山里の景観が非常によい道路でもあります。 福島県側につきましては、既に30年前に改良、拡幅工事が実施されまして、大型バスがすれ違いができる道路になっております。しかし、栃木県側の道路につきましては、追分、沓石間につきましては全く手がつけられておらず、昔のままの道路で、大型バスの通行が困難な道路であります。簑沢地内の道路につきましては、昨年、関ヶ平から木下入り口までの区間が拡幅改良工事がなされましたところでありますが、今後の工事の見通しにつきましてお伺いいたします。 現在、観光バスが白河関からこの道を利用しまして伊王野方面、あるいは黒磯、大田原、那須高原方面に来る際には、追分周辺及び簑沢地内の改良工事がなされていないため、大型バスのすれ違い走行ができませんので、バスはまた白河に戻って、そして4号線を通って那須高原あるいは黒磯方面に行かなくてはならない、非常に不便な道路となっております。遠回りして那須のほうに行かなければならない現状であります。仮にこの町道、那須町側の拡幅、改良工事がなされていれば、伊王野を経由しましてりんどうラインまたは大子―那須線を利用しまして短時間で那須高原方面に行けるようになります。この道路は、広域観光ルートとしても利用ができる重要な路線であり、那須町の発展に大きく貢献できる道路であります。また、この道路は、那須町の追分の県境から福島空港までわずか45キロであります。既に福島県においては、県境に福島空港まで45キロの道路標識を立てて、道路利用の促進を図っております。本県におかれましても早く道路を整備して、福島空港への最短距離でありますこの利用の促進を図るべきものと思います。 また、この道路は、地域住民の通勤、通学、材木の輸送、福島県からの海産物の輸送、建築資材の輸送、そして観光道路としても大いに活用できる重要な路線であります。また、学校適正化整備委員会におきまして提言されたとおりに実施されますと、仮に美野沢小学校が伊王野小学校に統合された場合、この道路はスクールバスの運行道路になるものであります。児童生徒の安全な運行を行うためにも、この道路の整備は急務を要するものと思います。簑沢、大畑地区の住民は、この道路の拡張改良工事は長年の悲願であるので、地域住民と那須町行政当局が一体となって、伊王野―白河線道路整備促進期成同盟会を組織して県に強く要望していきたいとの強い願望がありますので、道路整備促進期成同盟会の設立について町の考えをお伺いいたします。 次に、棚倉―黒磯線につきまして質問いたします。この道路は、福島県棚倉町から八溝山脈の戸中峠を越えて、那須町梓に入り、伊王野を経由して旧黒磯市に通じる重要な路線で、交通量の多い道路であります。現在、町田地内の道路整備が完了しておりますが、沓掛、町田間は日陰で、坂道、急カーブとなっており、冬に道路が凍結して、交通事故が多発している箇所でもありますので、拡幅、改良をすぐに着工していただく道路であります。 次に、稲沢―高久線につきまして質問いたします。この道路は、那須町の稲沢から一部旧黒磯市、寺子地内を経由して高久に通じる道路であります。伊王野方面からは国道4号線、那須街道、東北自動車道那須インターチェンジ方面に通じる重要な道路であります。この道路につきましては、旧黒磯地内につきましては改良拡幅工事が既に済んでおりますが、那須町地内の整備がおくれております。特に沼野井の大林地内の道路は、路幅が狭く、日陰で、坂道、急カーブであります。冬になると道路が凍結して、スリップ事故が発生し、自動車の転落も接触事故が絶えないところであります。この箇所の拡幅、改良工事の予定はあるのか、あるとすればいつになるのかお伺いいたします。 次に、大子―那須線についてお伺いいたします。この道路は、茨城県大子町から八溝山を越えて本町の大和須に入り、伊王野、芦野、黒田原を経由して那須高原に通じる重要路線であります。現在、大和須地内で工事が中断しています。今後の工事の見通しについてお伺いいたします。 今まで道路整備には道路整備の特定財源といたしましてガソリン税を充当しておりましたが、これからは一般財源に一部を充てることになると、以上の県道の整備がさらにおくれてくるのではないかと心配しているところであります。今後、県道の整備の見通しについてどのように考えているのか、総合的にご答弁をいただきたいと思います。 次に、道の駅東山道伊王野の食堂並びにそば打ち体験道場の増設と休憩室の新設について質問いたします。道の駅の整備につきましては、町当局並びに町議会のご理解とご支援を賜り、逐次道の駅の整備がなされていることに、道の駅関係者並びに地域住民は感謝をいたしております。道の駅東山道伊王野は、地域振興を図る目的で平成10年に開設されました道の駅の開設と同時に、伊王野地区住民出資による東山道伊王野ふるさと物産センター組合を設立し、地元の特産品を販売するふるさと物産センターと、手打ちそばを販売するお食事処「水車館」の営業を開始しました。町当局のご指導とご支援をいただきながら、組合員と職員、役員、さらには地域住民が一丸となりまして、良質な野菜の生産と手打ちそばの生産に取り組んでまいりました。また、八溝地域の特性を生かした山菜、タケノコ、ソバ等の栽培を奨励し、さらにそばソフトクリーム等の新たな加工食品の研究開発を行い、お客様に喜ばれる安心、安全な農産物や、おいしい手打ちそばの販売事業を積極的に推進しているところでございます。 伊王野の道の駅の人気は年々高まり、来客数も多くなり、売り上げも毎年右肩上がりの促進を続けております。平成15年度の売り上げは、物産センターの増築により売り場面積が増加したこともありまして、前年より3,769万8,000円の増加をしております。総売上高は3億8,034万9,000円になり、従業員は地元雇用者49名を雇用いたしております。道の駅は、税収面におきましても大きな貢献をいたしております。平成19年度に東山道伊王野ふるさと物産センター組合が納めた法人税、事業税は935万2,000円、消費税は484万1,000円であります。このほかに農産物や加工品を販売している農家の方々、加工品の業者さんがそれぞれ確定申告をして、きちんと所得税なり住民税を納めておりまして、町の財政を豊かにする一企業でございます。道の駅は、住民の所得の向上を図りながら、町の財政の収入向上にも大きな貢献をいたしております。 道の駅の人気の商品は手打ちそばであります。ソバの栽培面積は15町歩にも及んでおります。農家に味のよいソバを栽培していただき、組合の大型コンバインで刈り取り、冷凍庫に保管して、必要なときに取り出して、水車の石うすで製粉します。石うすは摩擦熱が発生しないので、味、風味が蒸発しないので、いつもおいしいそばが製造されます。そば打ち職人の養成は、そば打ち愛好会が担当しております。愛好会会員は現在55名おり、高度なそば打ち技術の修得とあわせて、後継者の育成に努めているところでございます。 昨年、栃木県内の農村レストランのそばを販売している県内の食堂、そば食堂48店舗を対象に、お客様にスタンプラリーを兼ねましておいしいそばのコンクールをアンケート形式によりまして実施しましたところ、伊王野の道の駅のお食事処「水車館」のそばが48店舗のうち第1位に入賞したところであります。現在まで道の駅ふるさと物産センター組合は順調に発展してまいりましたが、お客様が多くなりまして、お食事処「水車館」は平日でも満席となっております。そこで最近は、観光バスのお客様の予約が入ってきております。食堂の収容席数は100席でありまして、とても収容できるような状態ではありませんので、観光バスの予約をお断りしている状況となっております。そば打ち体験道場につきましても利用者が多くなりまして、成立がしなくなってまいりました。対応ができない状況になっております。 大田原の道の駅の食堂はいつも空席が多くて、お客様はまばらですが、伊王野の道の駅はお客様が多くて入り切れないほど行列ができて困惑しておるところでございます。特に観光バスのお客様を収容する場所がありませんので、組合では本当に困っております。そこで町は、バスのお客様を対象とした食堂の増設と、そば打ち体験利用者の利便を図るため、そばの食堂並びにそば打ち体験道場の増設をする考えはないかお伺いいたします。また、伊王野に来訪者の利便とサービス向上を図る見地から、情報案内施設を兼ねた休憩室を新設する考えはないか、総合的にご判断をいただきまして、ひとつお考えをいただきたいと思います。 以上、総括的に総括質問いたしましたので、ひとつご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大平侚作君) それぞれ答弁願います。 町長。 ◎町長(佐藤正洋君) 白井議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。 私からは、道の駅東山道伊王野の休憩室の新設、それから団体バスが入っても食べられるような食堂の整備、そば打ち道場の増設ということについて、熱い質問がありました。私は、この道の駅東山道伊王野がオープン以来、道の駅としての役割を十分に果たしながら、さらには伊王野地域の活性化、これにつきまして大きな役割を果たしてくれているというふうに思っております。食堂の利用状況、それから県内あるいは全国でも、農林水産大臣からも認められた道の駅としての活動実績、まさに伊王野地区の顔としてここまで成長されましたことに対しまして関係者の皆様に深甚なる敬意と感謝を申し上げたいというふうに思っています。 ただ、開設以来10年が過ぎました。今までもその都度足りない、不便だというものに対しましては、町といたしましても議会に相談をしながら、積極的に対応を毎年毎年してまいって、現在に至っております。そういう中で、今の実績に満足することなく、これからも伊王野の顔として、那須町の優良事業所として、そして雇用の場としてもますます成長してもらいたいという願いもございますので、どうか10年たった段階で総合的にその都度、その都度、部分、部分ではなくて、もうあの地域を総合的にもう一回抜本的な検討をして、これからの安泰、繁栄を考える時期に来ているなという思いは庁内でもしておりますので、そういう視点で今後しっかりした検討をお互いにしてまいりたいというふうに思っております。これからもどうぞ関係者、施設だけではなくて、マンパワー、いわゆる従業員さんとか、役員さんとか、そういうマンパワーの養成も含めまして、ますますのご発展をお願いしたいと思います。 これ以外の質問につきましては、それぞれからお答えを申し上げます。 ○議長(大平侚作君) 建設課長。 ◎建設課長(高﨑正夫君) 私からは、本町東部地区を縦断している県道の拡幅、改良工事の促進についてお答えを申し上げます。 議員ご指摘のとおり、本町東部を通過する栃木県と福島県、茨城県を結ぶ主要地方道は、整備が大変におくれておりまして、経済活動や観光交流等地域の活性化に大きな支障を来しております。このため事あるごとに県に対しまして整備促進を強く要望いたしているところでございます。 ご質問の各路線につきましても、地域の進行上重要な路線であり、毎年期成同盟会等において整備促進の要望活動をいたしております。特に主要地方道伊王野―白河線につきましては、福島県東白河地方あるいはいわき地方を結ぶ大変重要な路線でございますので、那須町といたしましては特に県に対しまして強く過日も要望したところでございます。今後におきましても、引き続き県関係機関に対しまして強く要望してまいりたいと考えています。 また、主要地方道伊王野―白河線道路規制促進整備規制同盟会の結成につきましては、整備促進を図る上で有効な手段と考えております。町といたしましては、本路線が那須町町内の一部地域に限られますので、関係する地域の皆様が主体となり期成同盟会を結成していただき、町と一緒になって運動を展開して整備、促進を図ってまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(大平侚作君) 白井正則君。 ◆5番(白井正則君) ただいま町長並びに建設課長から大変前向きなご答弁をいただき、大変ありがたいなと、こう思っております。そこで再質問を1つさせていただきます。 本年度、以上の路線、おくれている路線4本がありますが、県から実施する箇所があるのかないのか、もし県から工事をやるという情報が入っているものがありましたらばお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(大平侚作君) 建設課長。 ◎建設課長(高﨑正夫君) ただいまのご質問でございますけれども、土木事務所から私どもが得ております情報といたしましては、主要地方道伊王野―白河線、簑沢地内でございまして、昨年度、梓から簑沢間350メーターを道路整備いたしましたが、今年度引き続きまして深所入り口まで県が買収いたしました用地につきまして250メーターを工事改良、整備するということを伺っています。 それから、黒磯―棚倉線、これは梓地内でございますが、山崎から福島県境でございます戸中峠に至ります急カーブが連続している場所でございますけれども、崩落防止事業といたしまして防護柵あるいは防護ネット、これらにつきまして10カ所程度を整備するという情報を得ております。 それから、稲沢―高久線につきましては、ことしの3月に地権者に事業説明いたしまして関係者の同意を得ましたので、今後早急に検討してまいりたい、このような情報を得ております。 以上でございます。 ○議長(大平侚作君) 白井正則君。 ◆5番(白井正則君) 県の厳しい財政の中で、少しでも予算をとっていただいて、3カ所実施をしていただくということはありがたいことだと思います。ますます県の財政が厳しく、道路整備予算が少なくなってきている折でございます。ましてガソリン税が一般財源に回ってきますと、道路整備の予算がこれから少なくなってきますので、ひとつ町長初め関係職員一丸となって県に要望をしていただきたいと思います。 また、伊王野―白河線の整備期成同盟会につきましては、きょうは傍聴席に沿線住民の代表の方が見えております。関係地域の住民と自治会を含めまして、町と一体となって県の知事初め県の幹部、農務部長等によく呼びかけて、一日も早く観光バスがすれ違って通れるような道路にしていきたいと地元住民も思っておりますので、よろしくご指導いただきまして、お願いいたします。 以上をもちまして私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大平侚作君) 白井正則君の一般質問は終了いたしました。 △散会の宣告 ○議長(大平侚作君) これをもって、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。                                (散会 午前11時47分)...