塩谷町議会 > 2021-06-07 >
06月07日-02号

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  1. 塩谷町議会 2021-06-07
    06月07日-02号


    取得元: 塩谷町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    令和 3年  6月 定例会(第3回)          令和3年第3回塩谷町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和3年6月7日(月)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(12名)     1番  高橋好雄君       2番  鈴木惠美君     3番  中塚 操君       5番  和氣勝英君     6番  篠原 操君       7番  冨田達雄君     8番  増渕 裕君       9番  橋本 巖君    10番  直井美紀男君     11番  斎藤定男君    12番  君島勝美君      13番  君嶋恒夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長        見形和久君   副町長       杉本宏之君 教育長       斎藤智之君   総務課長      神山直行君 企画調整課長    柿沼 肇君   税務課長      齋藤紀代美君 住民課長      柿沼佳子君   保健福祉課長    磯 京子君 高齢者支援課長   鈴木啓市君   産業振興課長    星 育男君 建設水道課長    森田洋行君   学校教育課長    吉成伸夫君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長    増渕邦良    書記        鈴木ゆりな     開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(冨田達雄君) ただいまから本日の会議を開きます。 出席議員は12名であります。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(冨田達雄君) 本日の議事日程一般質問となっております。---------------------------------------一般質問 ○議長(冨田達雄君) ただいまから一般質問を行います。--------------------------------------- △橋本巖君 ○議長(冨田達雄君) 順次発言を許します。 9番、橋本巖議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて30分以内です。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、4月25日投票で行われました町会議員選挙で公約として訴えた政策が町民の共感と支持をいただき、4年間の議員活動を託された責任の重さを強く感じています。選挙公約は、その場しのぎの方便や勝つための便宜的な手段ではなく、町民に対する大切な約束と認識すると同時に、町民の代弁者として誠実かつ真剣に公約の実現を求める立場から、通告書に基づいて3項目質問いたします。 1つ、高齢者福祉策拡大実施と改善・充実を求める。 1つ、多人数世帯に負担の重い国保税の引下げを求める。 1つ、住民の要望を受け止め行政はどのように応えるのか。 まず最初に、高齢者福祉策拡大実施と改善・充実について。 1点目、スーパーの撤退や食料品を扱う商店の閉店と、高齢化に伴い日々買物が困難になる人が増え続けている実態を受け止め、2016年12月議会一般質問に対して、宅配サービスや集落への出張販売の検討を進めていくと答弁してから5年が経過するが、実現のめどは立ったのか、いつから実施するのか。 2点目、業務委託協力団体としていたJA、商工会、社会福祉協議会との協議は何回開いたのか、どんな課題が浮き彫りになったのか。個別配達の高いノウハウを持つ生協組織を視野に入れた検討はしなかったのか。 3点目、デマンドタクシーの運行は一定の改善はされてきたものの、まだ利用者本位の運行になっていないと認識しているが、玉生の利用者から、自宅と地域内の病院やスーパーを一回往復すると600円かかる、年金暮らしには外出を制限せざるを得なくなるので、一律ではなく低額の料金で利用できる運賃体系の見直しはできないか。 4点目、船生地区でデマンドタクシーを利用して日光獨協医科大学日光医療センターに通院している高齢者から、病院発の最終便が12時30分なので帰宅困難とのこと。塩谷病院と同様に時間の延長を実施すべきではないか。 5点目、ユリピー運行時とデマンドタクシー年間利用者数と、有料化となって1年が経過したが年間の収支はどの程度になっているのか。 6点目、加齢性難聴者突発性難聴者が家庭内や外出時、集会などで話す声が聞こえにくいことが原因で対話が途絶えたり、人に会うことを避け、外出できなくなって鬱やひきこもり、認知症になるケースが増えていることから、難聴者の聞こえを支援するための補聴器購入補助を実施すべきではないか。 次に、多人数世帯に負担の重い国保税の引下げを求めることについて。 1点目、協会けんぽなど、ほかの健康保険にはない国保独特の賦課方式である均等割は、未就学児を含め、家族が多ければ多いほど税負担が重くなる矛盾と問題点をはらんでいる。国保税の実質的引下げを可能とする均等割の廃止をする考えはないか。 2点目、収入のない18歳未満の子供も、医療分、後期高齢者支援金分合計3万6,400円の均等割を負担している。仮に免除になった場合と2分の1に減額した場合に、国保財政にどの程度の影響があると試算できるのか。 3点目、政府は、来年度から国保に加入する未就学児の均等割額を半額にすることを決めたが、国保税の歳入減は幾らで、その補填は国庫からか一般財源からか、また、町独自に対象年齢を拡充する考えはないか。 次に、住民の要望を受け止め行政はどのように応えるのかについて。 1点目、県道今市・氏家線の早期開通を求める要望は多くの町民から聞く。全長のうち100メートル区間を除けばほぼ整備が進んでいる。100メートルがいまだに未整備になっている原因は何か。工事完了と供用開始時期を明らかにして、町民に説明責任を果たすべきではないか。 2点目、町道田所下作ノ内線と直結している農道に縁石を設置し歩道があるため、実際の幅員より狭く、車同士が交差する場合の危険性や農機具の出入りに支障があるとの声が多く、縁石を撤去するなどの抜本的な改善はできないか。 3点目、県の補助で実施したふるさと農道整備事業の路線は幾つあって、その中でも歩道を設けたり縁石を設置した農道は何路線あるのか。 以上、1回目の質問を終わります。なお、答弁は簡単明瞭にお願いいたします。 ○議長(冨田達雄君) 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 橋本議員一般質問に答弁いたします。 質問要旨の1点目、高齢者福祉策拡大実施と改善・充実を求めるとのご質問であります。 まず、宅配サービス出張販売の実施に関しての質問の内容①及び②につきまして、関連しますので併せて答弁させていただきます。 2016年12月議会後、町では、町、商工会、JA全農とちぎ、とちぎコープ生協パルシステム等の事業者と協議を行いました。その中で、食材の宅配を行っているJA全農とちぎとパルシステムが、高齢者の健康見守りも兼ねた宅配事業が可能であるとし、高齢者の生活支援の相談の際などに宅配事業の周知を図ってまいりました。しかし、実際に利用を希望された方は少なく、現状の利用者もごく少数と聞いております。 また、昨年度、町社会福祉協議会が見守り高齢者世帯等へ買物の代行支援を働きかけて実施いたしました。その結果、利用された方はおおむね10名程度で、昨年度1年間での利用の延べ人数は25名でありました。 さらに、身体機能の低下などにより買物や移動が困難な方につきましても、高齢者の在宅福祉サービスの一つとして買物代行支援や付添い等の支援を行っておりますので、そうしたサービス事業の周知も併せて行ってまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、買物代行などを含め、高齢者の皆さんの生活支援策は現状をよく確認しながら今後も取り組んでまいります。 次に、デマンドタクシーに関するさらなる低額の料金で利用できる運賃体系の見直しへのご質問であります。 デマンド交通の料金につきましては、75歳以上の高齢者は町内片道300円となっており、現在でも、中学生以上の大人料金500円より低額の料金設定となっております。したがって、町といたしましては、ドア・ツー・ドアの運行方法と公共交通を長く維持していくためにはやむを得ない料金設定水準と考えており、現時点でのさらなる低額利用については特に考えていない現状にございます。 デマンド交通が本格運行を開始して1年余りが経過しておりますが、料金に関する苦情はほぼございません。町民に積極的にご活用いただけるようなデマンド交通利用体系の方法や在り方について改めて検討をさせていただき、その上で利用料金についても改良してまいりたいと思います。 次に、④の日光医療センター発の最終便の時間延長についてのご質問でありますが、運行当初より、帰りの足が確保できないという苦情に対しまして、今年1月から、塩谷病院と同様に利用時間の延長を実施しており、既に最終便の出発時間は午後2時に変更しております。実施に合わせ、広報紙等でも運行時間の変更について周知を行ったところでありますが、引き続き周知等に努めてまいりたいと思います。 次に、⑤のユリピーワゴンの運行時とデマンドタクシー年間利用者数の比較と、有料化となって1年間の収支はどの程度かとのご質問であります。 令和元年度のユリピーワゴンの利用者は4,076人、年間経費は約1,770万円に対し、令和2年度のデマンドタクシー利用者数は3,332人、経費は3,076万円であります。運賃収入は124万円、収支率は4%となっております。令和2年度は、運行に対する国庫補助金として171万円あり、町の実質的な負担額は2,781万円となっております。昨年度はコロナ禍の影響も認められるところでありますが、引き続き利用者の増加、運賃増収となるよう啓発にも努めてまいります。 次に、質問の要旨1点目の⑥難聴者の聞こえを支援するための補聴器購入補助へのご質問であります。 本町では、補装具の支給を必要とする障害者や難病患者を対象に、補装具の購入として補聴器の購入、人工内耳は修理のみというふうなことでございますが、要した費用の支給を行っているところであります。また、障害者総合支援法により、障害者総合相談所で補装具の購入または修理の必要性の判定を行い、補装具費の一部を支給しております。さらに、身体障害者手帳の交付対象とならない軽度、中等度の聴覚障害を持つ18歳未満の児童の補聴器購入や修理についても支給要件はありますが、費用の一部助成制度もございます。 一方で、ご指摘のように、加齢性の難聴者等に対する支援も必要ではないかとのご意見かと思いますが、現状の把握が十分にされていないのが現在のところでございます。したがって、早急に調査を行うなり、前向きに検討させていただきたいと思います。 次に、質問要旨の2点目、多人数世帯に負担の重い国保税の引下げを求めることに関するご質問であります。 運営については、栃木県国民健康保険運営方針に基づき、県と市町が一体的に行うことになっております。その中で、保険料水準については市町ごとに医療費水準等に差があることに留意しつつ、将来的には保険税水準の統一を満たすこととされており、今後、具体的な検討がなされることとなっております。 課税方式についても、3方式、所得税均等割、平等割で統一するために議論される予定ですので、町として現段階で均等割を廃止する考えはございません。中でも、均等割は租税原則のうちの一つである応益原則で定められているもので、今後も廃止することは難しいのではないかと考えております。 次に、答弁がご質問の順番と逆になりますが、国保の未就学児の均等割額を5割削減する内容を含んだ全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案、これが去る6月3日、参議院で審査結果が可決されております。これによりますと、減額相当額を公費で支給するとされており、負担割合は国が2分の1、都道府県が4分の1、市町村が4分の1と示されております。この場合、町分は一般会計からの繰入れになる予定でございます。 この法律が施行された場合を仮定し、現在の国民健康保険税で試算いたしましたところ、約39万円の歳入減となり、町が4分の1の9万7,500円を一般会計より繰り入れることとなります。次に、18歳未満の被保険者が仮に全額免除になった場合を試算いたしましたところ、歳入減は約340万円、2分の1に減額した場合は約170万円となります。 また、町独自に減額対象年齢を拡充することについてでありますが、これも保険税水準の統一に含まれる内容となりますので、答弁は控えさせていただきます。 次に、質問要旨の3点目の住民の要望に行政はどのように応えるのかとのご質問①でございますが、県道今市・氏家線の早期開通を求める要望についてであります。 現在、当路線につきましては、県土木事務所において約2,300メートルの道路整備を進めていただいているところであります。整備はおおむね完了しているところでありますが、議員ご質問のとおり、約100メートルの区間が未整備の状況であります。 県では、この区間について、既存の道路敷地を利用した道路計画で事業を進めることとしております。その際、個人所有の立ち木の枝が計画道路の建築限界を阻害しており、支障となる枝の伐採について所有者の協力が得られていないことから、工事が進んでいない状況であります。このようなことから、矢板土木事務所では、引き続き所有者に対して支障となる枝の伐採を依頼していくとのことであります。 この路線の供用開始につきましては、当然のことでありますが、町も県に対して長期にわたり要望活動を展開してきたところであり、引き続き、早急な供用開始を要望させていただくこととしております。 次に、②及び③につきまして、関連しますので併せて答弁させていただきます。 当該路線は、県営ふるさと農道緊急整備事業により、県に事業主体となっていただき事業を進めた区間で、町道と重複する区間が約100メートルあり、町道改修を含めて事業が進められました。 町としましては、事業に取り組んだ当時は、議員ご指摘のように、車道の幅員が狭くなることや農業用機械の出入り等も考慮して、歩道なしで整備を要望しておりました。しかし、道路における歩行者の安全を確保するという観点から、最終的には県の判断により、歩道ありの道路整備となった経過がございます。 ご質問では縁石の撤去ができないかということでありますが、当路線では、これまで縁石が原因となる事故等の報告はございません。今後もし縁石を撤去することになれば、幅員が広くなることにより通行する車両等の走行速度が速くなるなど、事故につながる要因が多くなることも予想されるため、縁石を撤去することにより生じるデメリットを検討しながら考えなければならないと感じております。そのようなことから、この件につきましては、地域住民の方たちの要望や意見を聞いた上で対応させていただきたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 なお、町内でふるさと農道緊急整備事業で整備しました路線は24路線で、その中で歩道を設け縁石を設置しました農道は、先の田所下作ノ内線でございますが、そのほか、羽谷久保地内を通る長峰と百目鬼とをつなぐ路線の一部の2路線となります。 以上、答弁をいたします。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) それで、買物弱者の問題なんですけれども、先ほどの答弁だと、あまり希望者がいないというような答弁でした。私たち日本共産党が実施しました住民アンケートで、町に一番力を入れてほしい施策は何かと、こういう中身で作りました。その3番目に多かったのは、約4割ですが、買物弱者対策だったんです。高齢者にとって本当に切実で待ったなしで、無下にできないというのが私たちの考えであります。 ですから、一日も早くこういった、もちろんいろんな業者との関係もあるでしょうけれども、移動販売の実施、やっぱりタイムスケジュールをきちんと取って、町民の意識調査というのも当然あるでしょうから、その辺も、希望者がないというのではなくて、我々の、もちろん3,000枚配ったうちの約350人からの回答だったんですが、しかし、その中でもやはり町に一番力を入れてほしいのがこの買物難民というか買物弱者の対策だということで、この町民の声をしっかりと受け止めて、今後ともやはり前向きに検討していただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) そうですね、やはり高齢化率というか、高齢者の数というのはどんどん増えてきているという問題がございますから、アンケートを取った時点ではこうだったけれども、それが5年たち10年たったらこんなになっちゃうよということもございますので、十分その辺は配慮してまいりたいというふうに思います。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) それから、補聴器の購入の件なんですが、障害者だとかそういった人たちに対する補助はあるんですけれども、一般の先ほど言ったように高齢者、特に高齢化による難聴、こういったことに対してやはり、実態が把握されていないと今言っていましたよね。私はちょっと提案をしたいんですけれども、やはり難聴というのは、年のせいで諦めたり、本人が自覚できなかったりして放置されるケースが多いんです。まさに生活の低下を招いているということは事実だと私は思っています。私もその難聴の一人ですけれども。 それで、65歳以上の健康診断に聴力検査、これを実施する考えはないですか。やはり実態を把握するためには、本人の自覚がなければならないでしょうけれども、実際にその健康診断によって、低いレベル、高いレベルの音が聞こえにくいのかどうなのか、こういうことも含めてやれば、その人がどういう程度の難聴なのかということが分かると思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。今後、要するに聴覚検査というのを取り入れていくのはどうかなと思うんです。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 人間ドックの場合には、やっているのでございますから、それほど難しい問題ではないというふうに思いますので、ちょっと担当課のほうに、そういうことでどうだというふうには指示はしたいと思います。
    ○議長(冨田達雄君) 9番。 ◆9番(橋本巖君) 最後、デマンドタクシーの改善についてですが、先ほど私が何点か述べましたけれども、やはり一番、運行に関して根強く要望が多いのは、矢板へのアクセスの少なさの苦情なんです。塩谷病院にしか行けない。だけど、やはり矢板駅や市内の医療機関、それから商業施設に行きたい、そういった希望者もかなりあるんですね。そういった利用が可能にならないのかという、その障害は一体何なのかという、ちょっとそれを最後に聞きたいんですけれども。何でその矢板駅や、それから橋を渡った大型クリニックのほうには行けないのかと、みんなそういうことで非常に悩んでいるので、その辺は、塩谷にしか行けない、矢板に行けないというのはどういう障害があるのか、その障害をどのように捉えておられるかということをちょっとお聞きしたいんです、最後に。 ○議長(冨田達雄君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) デマンド交通は、ご承知のとおり区域内運行というのが基本で、逆に言うと、塩谷町という区域が原則なんですね。その例外として出ているんですが、やはり町外に出た場合にはそちらにある公共交通機関、簡単に言うとタクシーとかそういうものもございますので、町としては、住民に対してサービスとしてやりたいという部分は当然ありますが、やはりそういうところでそちらとの調整も図らなくてはならないということが一番障害になるかと考えております。 ◆9番(橋本巖君) 終わりです。 ○議長(冨田達雄君) 以上で橋本巖議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩します。5分間休憩いたします。     休憩 午前10時29分     再開 午前10時34分 ○議長(冨田達雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。---------------------------------------鈴木惠美君 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 質問時間は、一問一答で合わせて30分以内です。     〔2番 鈴木惠美君登壇〕 ◆2番(鈴木惠美君) まず初めに、塩谷中学校でのコロナ対策が結果的によかったということで、今後もスムーズにワクチン接種が全町民に行き渡りますように終了できることを願っております。 さて、質問に入らせていただきます。 1つ目の質問でございます。人口問題でございます。Uターン政策の強化、また、奨学金を条件に給付型へ移行できないかという質問でございます。もう一つの質問は、子育て支援から、安心・安全な保育園の在り方といたしまして看護師の設置はできないかということでございます。 それでは、人口問題から。 一定の人口を維持するということは、町づくりに必要不可欠でございます。第6次振興計画が発表になりましたが、2030年には8,446人、2060年には4,730人の見込み人口数が発表になりました。多くの自治体が移住・定住促進を展開しておりますが、なかなか苦戦しているのが事実でございます。塩谷町が選ばれる地域になるというのは、本当に至難の業だと思っております。 そこで、町のほうは、令和2年6月、中学生に向けてアンケート調査を実施いたしておりました。質問は、「あなたは大人になってからも塩谷町に住みたいですか」という質問を投げかけたところ、56.4%のお子さんがUターンしてもいいと。意識が高いという、半数以上のお子さんがそう答えて、うれしい結果だなというふうに私は思っております。 この結果に対しまして、Uターンの政策の強化をもっとできないだろうか、政策とその効果、そして、今後最も必要と思われる政策を伺いますと同時に、奨学金と奨学生についてもこの関連でセットはできないだろうかということでございます。定住を条件として給付型へ移行できないか。そして、一人でも多くの若者が町に帰ってくることによりまして、将来の投資ということで町が活性化するわけでございます。その点におきまして、奨学金の貸与人数と、あとその内訳を教えてください。 次に、2点目の安心・安全な保育園の在り方として看護師の設置という質問でございますが、こちらに関しては、現在、看護師が設置されておりません。働くママさんたちが安心して預けられるように、また、園児の健康を守るということから、看護師の配置をお願いできないかということでございます。 そして同時に、これから梅雨の季節になりますが、秋も台風の季節になります。自然災害も多くなってきますけれども、乳幼児の送迎に関しましてはお布団ですとか大変な荷物がございます。高齢者福祉施設におきましては、アーケードが設置されたり送迎バスがありますので、スムーズに施設に入ることができるでしょうけれども、乳幼児はとても大変なので、その雨よけアーケードの設置の検討もお願いしたいと思います。関連の課長さん、よろしくお願いいたします。 以上で1回目の質問を終わらさせていただきます。 ○議長(冨田達雄君) 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 鈴木議員一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目の人口確保対策としてUターン政策の強化を再検討すべきとのご質問でありますが、Uターンだけに対象を絞った施策にはこれまで取り組んでおりませんでした。しかしながら、議員のご質問にもありますように、昨年6月に実施いたしました中学生へのアンケートにおきまして、本町への愛着度や定住意向が高いことから、今年3月に策定しました第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略において、それらの意識を将来の定住あるいはUターンにつなげる事業を行うこととしました。 具体策の一つ目は、ふるさと大好き塩谷っ子育成事業であります。この事業は、町内小・中学生等に本町の特色を取り入れた自然体験や産業体験あるいは文化体験などの体験活動を経験してもらい、郷土愛はもとより、キャリア発展を促す、将来の本町を支える人材を育成しようとするものであります。今年度は、これらのプログラムを作成し、来年度からの本格的実施に向けプログラムの幾つかを試行するものであります。 また、総合戦略の中で郷土愛醸成事業として高校生地域定住促進モデル事業も掲げておりますが、こちらはまさに先ほどの高校生版というものでございます。手法は異なりますが、コーディネーターを交えワークショップを実施し、高校生自身に町の課題や対応策等を考えてもらい、やはり郷土愛につなげていこうとするもので、今年度から事業に取り組みたいと考えております。 そして、大学生や他市町で就職した人に対しては、就職活動時期等に加え、随時、本町に定住するための情報の発信や提供が行える仕組みづくりにまず取り組みたいと考えております。 最後に、今後必要と思われる政策でありますが、振興計画の施策の一つであり、総合戦略の基本目標、住みたい、住み続けたいと思える町づくり、言い換えれば魅力のある町をつくるということで総合的に推進する必要があると考えております。 次に、奨学生についてのご質問でありますが、現在、町の奨学金を受けている人数は21名で、学校を卒業し奨学金を返還している人数は29名となっております。返還している方のうち、16名が町内在住者、13名が町外在住者であります。 奨学金につきましては、議員の皆様より、給付型の新設や貸与型の増額などのご意見をいただいてきたところでありますが、平成29年度に見直しを行い、貸与型の最高額を月額3万5,000円から8万円と大幅に引き上げ、それに伴って予算も平成29年度までが約800万円、平成30年度が約1,200万円、令和3年度が1,968万円となっており、県内でも手厚い奨学金制度となっております。 町の奨学金は、無利子で借りることができるため、利用する方が年々増えている状況であります。予算額は要望があれば青天井で増額が可能であるというものではございませんが、大事なことは、学生が経済的理由により修学を断念することがないように、今後も支援に努めたいと考えております。給付型の導入につきましては、対象者の選考基準や、高等教育を受けるものとそうでないものとの公平性が保てるか等の問題がございますので、今のところ、現制度での対応を考えております。そして、U・I・Jターン政策を発展させることで、若者の定住促進を図ってまいりたいと考えております。 なお、質問要旨の2点目、保育園への看護師の配置やそのほかのご質問については担当課長に答弁させますので、よろしくお願いをいたします。 以上、答弁いたします。 ○議長(冨田達雄君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(磯京子君) 質問の要旨2点目、保育園への看護師の配置についてのご質問でございますが、まず、当町の保育施設の現状をご説明させていただきます。 公立の保育所型認定こども園が1か所、私立の保育園が2か所設置されております。令和3年度の園児数は、障害者の利用も含め、3園合計で200名弱となっております。 1つ目の看護師を配置しない理由はどのようなことからかとのご質問についてですが、議員おっしゃるように、看護師を配置した場合、専門的な知識によるケアなどのメリットは大きいと考えられます。特に乳幼児を安全にお預かりするためには看護師を配置することはとても重要なことで、保護者の方にも安心していただけると考えます。 しかしながら、町内の園の規模に対しまして看護師として専任で配置するだけの余裕はございません。したがって、基準の緩和を適用しまして、保育士とみなして配置することになると思われますが、その際、ほかの保育士とともに保育業務に携わっていただくことになるため、一般的に、看護師として以外の業務割合が多くなることが予想されます。 町では、保育士、栄養士、園医師、町保健師等が連携し対応している状況でございまして、かつ、保育士の数も充足されておりましたので、直ちに看護師を配置するということはこれまで具体的に検討しておりませんでした。現在、園の保育士等が連携を密にして保育に専念し、さらには、各種研修の受講によりスキルアップに努めております。また、厚労省のガイドラインを常日頃から意識したきめ細やかな保育を心がけております。ご質問にある①から④につきましては、保育士、栄養士が対応しているところでありますので、ご理解いただけますようお願いいたします。 次に、悪天候時の乳児送迎等の雨よけ、アーケードの設置等についてでありますが、悪天候時の送迎におきましては、保護者の皆様がご苦労されていることと思います。特に乳児につきましては、荷物を抱え、お子様を抱え、複数回往復されている方も多いかと存じます。 しかしながら、悪天候を避けるものを設置することとなると、周囲を覆うような構造や頑丈さを要するものが必要となります。また、仮に保護者用駐車場から保育室までアーケードを設置したとした場合、費用面を除いても、園児が元気に今走り回っているスペースに設置することになりますので、遊べるスペースが狭くなること、また、危険な箇所が増えることになります。 そこで、少ない人員体制の中ではありますが、スタッフが可能な限り、園内でのお子様のお預かり、お渡しの際のお手伝いをさせていただきますことでご理解とご協力をお願いいたします。そして、今後も引き続き、園児や保護者の皆様にとって安心・安全な保育環境づくりを行ってまいりたいと考えておりますので、議員からもご指導いただければと思います。 以上、答弁いたします。 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 ◆2番(鈴木惠美君) 1番の質問、人口減少対策に関しての質問でございます。 先ほど町長は魅力のある町を推進していくというふうにおっしゃったと思いますが、私、この冊子を何回も何回も読んでいます。何回も目を通しました。結構理想の冊子だと思います。これどおりにやれば、多分、人口は増えると思いますが、その手法、やり方はどういったものなのか。具体的な魅力のある町づくり、この魅力というのは、町長、何なんですか。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 人によっていろんなもの、考え方、捉え方があるかというふうに思いますが、私はやはり、この町に生まれて、育って、やがてお墓に入ることになっていくんだということになれば、ほかの地域と比べたときに、自分のふるさとはこういうところなんだ、こういう特性を持った地域なんだというふうなことを他人に語っていけること、そういうことが魅力ではないかなというふうに常々考えているところでございます。 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 ◆2番(鈴木惠美君) 十分に理解できるお言葉だと思います。しかし、この戦略本を見てみますと、ページの89ページに、ここに答えが出ているわけです。何で人口が減ってしまうのか出ています。対象のターゲットも、これ出ていますね。「15歳~24歳の転出を抑制する」、「25歳~44歳の子育て世帯の転出を抑え、転入を増やす」、「25歳~39歳のU・Iターン者の転入を増やす」、ここに答えが出ております。魅力というのはそういうことではないんですよ、町長。郷土愛、先ほど中学生のアンケートで五十何パーセントのお子さんが、戻りたいという意識が強い。それは、ご家庭の教育、塩谷町のそういういいところを十分知った上での答えだと思っています。しかしながら、大学に出ると帰ってこない。それは魅力がないんですよ。やはり塩谷町だけで育っていますから、外に出ればすごくいっぱいいい魅力があるんです。 では、担当の方にお聞きしますが、栃木県で、最近出た発表なんですけれども、住みたい市町村を調べていらっしゃるでしょうか、執行部の方。お願いします。 ○議長(冨田達雄君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 幾つかそういう調査があるのでありますが、大変申し訳ありません、ここでどこだということはちょっと、記憶にないというか、幾つか出てくるものですからどこというふうに、間違う可能性もありますのでちょっと控えさせていただきます。 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 ◆2番(鈴木惠美君) これは最近なんですけれども、大東建託が未来研究所というところで出しています。栃木県で、これは20歳以上の男女6,800人を対象にアンケートを取って、1位はやはり宇都宮市。どうしてか大体皆さんも分かると思いますが、交通の利便性、医療機関がある、あと、商業施設が充実している、学校がある。2位が大田原市です。ここはJRもありませんけれども、商業施設がある、学校がある、巡回の市営バスがある。3位が下野市、ここはJRの駅が3つもある、インターにも近い、あと、教育機関や公園の公共施設が充実している、病院がある、アクセスがあるというふうに、魅力があるというのはこういうことなんですよ。私たち、執行部の方が見て魅力があるのと、若い人の目線で魅力があるのは全然違うと思っています。 ですから、私が一番心配なのは、こういう計画はどこの市町村もつくるんですけれども、つくっても人がいなければ何にもならない。役場もできますね。できても誰も来ない、そういうことを危惧しておりますし、先輩議員の皆様も、何度も少子化について議論されているのも承知しております。しかし、どうして駄目なんだろう。先ほど言いましたように、どこの市町村もほぼほぼやっていますが、ほとんどなかなか戻ってこない。ですから、私は、一度育てたお子さんを確保するような気持ちで、Uターンをとにかくしてくれと。そのためにはやはりお金も出さなければいけない、そういうことがとても大事だと思います。 奨学金制度については、先ほど町長が言われたように公平性も、それは多分あると思いますが、そこのところをもう少し一部免除とかそういう形をとって、塩谷町に戻ってきていただく。私は役場の名簿を見させていただきましたけれども、かなり戻ってきている。若いお友達、娘の友達ですとか息子の友達、かなり入っているなというのはとてもいい傾向だと思いますが、そういう帰ってきた子たちがさらにどんどん輪を広げていく、そういうことがとても必要になってくると思います。ぜひ給付型に近づけるようにお願いしたいんです。 奨学金というのは、やはり全国で半数以上の方が利用されています。塩谷町も、一気にぼんと8万円も給付してくれるんだというのは、ちょっと私の勉強不足でしたけれども、その件に関しましては、もう少し積極的に人口確保対策という意味でやっていただきたく思います。 これを見ますと、2060年の理想人口も出ていましたね。8,200人の維持を目標とする。目標人口もこれ出ているんですけれども、見込み人口だと、このままだと4,730人になってしまいますよというところ、目標値は8,200ですよ。これを努力しないと、本当に消滅してしまうのではないかというようなところまで来ていると思いますので、ぜひいろんな施策をやっていただきたい。例えば、就職するところはもう塩谷町は何もありませんから、来ていただいて交通費を出すとか、そういう市町村もかなりあると思います。例えば新潟県湯沢町、ここなんかは上限5万ですよ。5万をおのおの最長10年間補助します。交通費、新幹線代ですか、そういうところもあります。しかし、条件があって、湯沢町で住民登録期間が15年ある人ですよと。 ですから、いろんなことをやって、とにかく一人でも多く確保する、そういうことを積極的にやっていただきたいと思います。とにかく人があってこその町づくりだと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続けてよろしいですか。 2点目ですけれども、保健福祉課長さんにご答弁いただきましたけれども、とてもこれ納得、理解することはできません。何で余裕がないんですか、看護師の配置について。何の余裕がないんですか、予算的な余裕がないのでしょうか。 ○議長(冨田達雄君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(磯京子君) 通常、保育所にも人件費の規則がありまして、保育士と同じ額では雇用することは難しいと思いますので、そういった表現をさせていただきました。 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 ◆2番(鈴木惠美君) 確かに、私も看護師ですけれども、いろんな働き方があります。私は施設看護師ですが、あと、臨床看護師、訪問、産業看護師とかいろいろ、最近は治験ですとか臨床開発、コールセンター、あと、イベントナース、災害ナース、ツアーナースと様々あるんですが、保育園ナースにとっては、確かに保育士の仕事も兼務しなければなりませんので、その割に待遇面では、給与面ですか、低いというのはあります。それは人気があるのかないのかはちょっと分かりませんが、しかしながら、預けているお母さん方にとってはとても安心できるんです、そこは。逆の立場から考えると、それはとても安心できることです。 申し訳ないんですけれども、この総合戦略からまた申し上げたいんですけれども、43ページの前期基本計画で「保育環境の充実」ということで挙がっていますよね。ここの(2)、「町内の教育・保育施設の機能確保に努め、安心して預けられる環境を維持します」と。あとは、「保育の質の維持・向上」とあるんですけれども、ここに、私が何回読んでも不思議なのは、園児の健康を全然うたっていないんです。これを策定するに当たってはSDGsで、この3番、誰もが健康と福祉を提供しましょうというこの理念に基づいてつくっているわけですが、どうしてその園児の健康というのが入っていないのかお尋ねします。 ○議長(冨田達雄君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(磯京子君) もちろん、保育をするに当たりましてのいろんな条件がございますけれども、園児の健康が真っ先に一番重要なものだとは私も考えております。ただ、確かに議員おっしゃるとおりに、そういったワードが抜けておりましたので、申し訳ございません、こちらが一番の、大切な業務であると私は認識しております。お願いいたします。 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 ◆2番(鈴木惠美君) だから、それはつくり手がそう思う資料であって、受け手はそうではないことを私はここで言いたいんです。やはり職場では若いママさんたちがいるんです。そうすると、電話がかかってくるんですよ、お子さんが熱を出しているから迎えに来てください。職場の理解もあってすぐ帰るんですが、でも、そこにナースがいればですよ、ナースがいれば、37度4分ですとか微熱があっても水もご飯も食べているよ、元気だよと思えば、そこでナースの判断で送迎の時期ですとかケアができるんです。私たちは看護を知らないので分かりません。熱が37度5分以上あったときにはこう対処しますというマニュアルを言われてしまうと、ああ、そうですかということにしかならないんですが、働きにくい環境に私はなっていると思うんです。1名の看護師を雇用するのに、じゃどのぐらいの予算が必要なのでしょうか、お伺いします。 ○議長(冨田達雄君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(磯京子君) すみません、通常のスタッフよりは予算的に高いと思われるということで私は発言してしまったんですが、金額的に計算はしておりませんので、今こちらでお答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。お願いいたします。 ○議長(冨田達雄君) 2番、鈴木惠美議員。 ◆2番(鈴木惠美君) じゃ、よく考慮していただいて、もう一度本当に、お母さんたちの声だと思うんです。やはり、決まりですよと言われると、若いお母さんたちですから何も言えない。これは何も言えないです、本当の話。そのようにやるしかないと思ってしまう。ほかの市町村ではいるんですよ、保育園ナースが。そうすると、とても安心できるよ。例えば風邪薬であったりですとか定期で飲んでいるお薬であったりですとか、管理もしてくれます。 ですので、町長さんはじめ皆様方に、執行部の方にぜひこれは検討していただきたい課題であると同時に、安心してあそこの保育園、塩谷町はいいんだよと、そういうところでも、子育て支援は十分に塩谷町が手厚いのは分かっています。さらにもう一歩踏み込んで、これはとても後れていることです。後れていますよ、他市町に比べると。なので、看護師を配置して、働くママも園児も共に安心して過ごしていただけるようにと私は思いますし、また、雨よけ用アーケードに関しましても、では、どういうふうに先生がそこまでお迎えに来てくれるのか、個人的にですけれども課長とかにお伺いしますが、その辺もご検討願いたいと思います。 取りあえず、本当に人口減少が甚だしいので、それはもう急務で本腰を入れてやっていただきたいということで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(冨田達雄君) 以上で鈴木惠美議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩します。10分間休憩とします。     休憩 午前11時04分     再開 午前11時13分 ○議長(冨田達雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △和氣勝英君 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて30分以内です。 5番、和氣勝英議員。     〔5番 和氣勝英君登壇〕 ◆5番(和氣勝英君) 一般質問通告書に基づきまして、以下の2点について質問させていただきます。 まず1点目、人口減少対策について、2点目、農業振興について。 1点目の具体的な内容ですが、全国の大都市圏を除く地方都市、特に中山間地を抱えた自治体では人口減少が甚だしく、塩谷町にとってもそうした傾向は特に顕著に現れていると思っております。そうした中で、第6次振興計画が本年度よりスタートするわけですけれども、将来人口において2030年に8,446人となることを見込んでいますが、この減少の波を少しでも緩やかにするべき対策を実施していかなければならないと考えております。町は、このような状況の中で具体的にどういう考えを持って対処するのか伺います。 2点目です。本町において農業は基幹産業であるということは何度も耳にすることではありますが、コロナ禍ということもあり、勢いを失ってしまっている現状があります。なおかつ、従事者の高齢化も進み、近い将来、この町の活力が失われてしまうのではないかと危惧しております。こうした課題の中で新たな農業の方向性を考えていかなければならないと思いますが、差し当たりどのような考えを持っているのか伺います。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(冨田達雄君) 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 和氣議員の一般質問に答弁いたします。 質問の要旨の1点目、人口減少対策についてであります。 人口減少対策につきましては、令和3年に第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、「住みたい」、「住み続けたい」と思える町づくりを基本目標に、ターゲットを4つに区分けし、働く場の確保、地域の魅力向上を図り、定住やUターンの促進、子育て支援の充実、住みやすさの充実を掲げております。 このうち、働く場の確保では、商工業や農林業に新たに就くものへの支援を掲げており、新たに起業するものに対し、起業時に必要となる資金の一部を補助する制度を今年度から開始いたしました。これは、後継者不足等により商店の廃業や離農等が増えており、お店が少ない、あるいは産地として成り立たなくなるといったことや、荒廃農地が増加するなどの問題が深刻化しており、これらの問題を放置し続けると、将来の生活がさらに不便になる、町内の産業がなくなるなど、他市町への転出に結びつくと考えられるからであります。 人口減少の問題につきましては、Uターン等を含め、移住者をいかに多く受け入れるかが問題となりがちですが、まずは、現に住んでいる町民の皆様が住み続けたいと思えるようでなくては、人口減少が加速することがあっても、人口減少の抑制につながらないと考えております。そのような観点から、地域の魅力の向上や子育て支援の充実、住みやすさの充実につながる取組を展開していきたいと考えております。 今年度から新たに事業化しました具体例といたしましては、鈴木議員への答弁でも説明させていただいた郷土愛を醸成する事業、ゼロ歳児のおむつ購入補助や、地域ぐるみ子育てを支援するためのファミリーサポートセンター事業、そして、空き家改修事業補助などであります。 これまで、和氣議員からは、宇都宮市に近い大宮地区において住宅地の確保を図る提案等をいただいた経過がございますが、人口減少が全国的に展開する中にあっては、単に住宅地の確保を図るだけではなく、まず、住みやすいと思えるような町づくりをすることが必要ではないかと考えております。 次に、質問要旨の2点目、農業振興についてのご質問ですが、3月に策定いたしました塩谷町第6次振興計画の中で今後の方針を示させていただいております。当面は、農業生産環境の整備、農産物のブランド化推進、担い手の育成と確保の3点を重点的に取り組んでいきたいと考えております。 まず、1点目の農業生産環境の整備についてでありますが、前年度に引き続き事業を推進いたします寺小路及び下寺島の圃場整備事業、及び長年の懸案事項であった船生用水、赤沼用水の整備についての支援を行い、確固たる農業基盤の構築を進めてまいりたいと考えております。 そういった農業基盤整備を進める一方で、現在の遊休農地等の状況や担い手農家の農作業状況を見ますと、農業者だけでこの広大な農業基盤を守っていくことは困難だと予想されます。引き続き、多目的機能支払い交付金や中山間地域直接支払い制度を活用し、非農家の方々にも地域農業環境の維持に参画してもらうことが地域の課題解決になると思いますので、これらにつきましても積極的に推進してまいりたいと考えております。 また、野生鳥獣による獣害でありますが、引き続き、対象地域の住民の皆様と町猟友会とも連携を取りながら被害の最小化に努めてまいります。 2点目としては、特産物のブランド化の推進であります。まずは、町内で生産されている菊、トマト、ニラなどの特産品を町民の皆様に知ってもらい、町内で消費し、町を代表するブランド品に育てる取組を行いたいと考えております。 これまでのブランド化は、町外ばかりに視線を向けて進めておりましたが、まずは、町内で生産されるよいものを町民の皆様に理解してもらった上で町外に発信をしていくことが重要だと思いますので、それらを基盤として、販路の拡大や農産物の付加価値の向上にも努めたいと思います。 また、新たに振興させる作目としては、サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなどの土地利用型野菜を考えており、関係市場や業者とも十分協議を行った上で、これらの農産物の生産規模、販売ルートの拡大を図り、町の新たな特産品となるように推進していきたいと考えております。 3点目としては、担い手の育成と確保であります。担い手の育成のためには、確固たる農業経営基盤が求められることから、農業の法人化や集落営農組織の育成や支援を行うとともに、個々の農家の横の結びつきを持ってもらうためのグループ化を推進し、経営基盤の安定化を図りたいと考えております。 また、担い手のサポート事業として、認定農業者、認定新規就農者の経営発展等に向けた支援を行い、農地中間管理事業を活用した農地の流動化、集約化の推進や、地域の実情に合った人・農地プランの作成を支援し、地域の担い手への農地集積を推進するとともに、効率がよく耕作しやすい農地環境づくりのための集約化を推進していきたいと考えております。 農業者間の交流に関しましては、経営技術などの研修の充実に努めるとともに、経営感覚に優れた担い手の育成と確保を、関係機関と十分連携しながら進めていきたいと思います。 いずれにいたしましても、本町においては恵まれた農山村の自然環境を生かすこと、そして、勤勉な町民性を生かし、本町に合った農山村を皆でつくり上げていくことが何より大切であります。そのためには、本町にゆかりをお持ちの方やふるさとを本町とされる方々にもお手伝いをいただきながら、活力あるオンリーワンの町づくりを構築してまいりたいと思いますので、議員にもさらなるご指導とご協力をお願いいたします。 以上、答弁いたします。 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 ◆5番(和氣勝英君) それでは、まず1点目の人口減少対策について再質問させていただきます。 先ほども申し上げましたように、2030年に8,446人、2040年に6,124人という、そういった数字が出てきているわけですけれども、対策を打たなければもっと減る可能性があるんですね。2040年時点で65歳以上の高齢者が55%、54.8%ですか、そういう状況になると想定しているわけですから、生産年齢世代の負担が逆に大きくなってしまい、住んでもらえる状況は程遠くなってしまうのではないかと、そんな感じを持っております。 先ほどの鈴木議員とはまた別な角度で、今、町長の答弁にもありましたように、私、二度ほどこういった質問をさせていただいておりますけれども、大宮地区は、大宮地区だけということではないんですが、宇都宮に近いという利便性もありますし、発展性は一番あるのかなというふうに思っております。ですから、前回質問したときに、農地の転用等にはやはり農振法とかの制限がありますので、できればそういった制限のない地域を都市計画の見直しをしていただいて、いわゆる第一種低層住宅専用地域、こういう網をかけてもらえれば、住宅を建てることが可能になってくるのではないかというふうに思っております。 大宮にはそういった地域がコミュニティーの周辺にはありますので、ぜひそういうところを見直しをかけてもらえないか。見直しをするにしても、町単独でやるというわけにはいかないでしょうから、県の指導とかもあると思います。ただ、その指導の中でも、人口減少対策でこの事業をやるんだという前提であれば通りがよくなるんじゃないかなと思っておりますけれども、その辺の考え方、企画調整課長、どのように思いますか。 ○議長(冨田達雄君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 先ほど町長のほうで答弁したとおり、住宅地を確保するだけではなかなか、先ほど鈴木議員の意見ではないんですけれども、住みたいと思えるような人気のある市町ということで、住みたいと思えるようないろいろな制度なりサポートなりそういうものがないと、住宅地を確保しただけではなかなか難しいかなというふうには考えております。 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 ◆5番(和氣勝英君) 魅力ある町づくりは確かにそれは分かるんですけれども、ただ、住んでみないことにはその魅力というのは実感できないと思うんです。ですから、外から入ってくる人にとって住んでみたいと思っても、住む土地がなければ、これは入ってこられないんじゃないかなと思うんです。ですから、そういう意味合いを含めて進めていくことは、やはり前向きな人口減少対策ではないかというふうに思います。土地だけ、住宅地だけ確保すればそれで済むわけではないですけれども、その住宅地を割安な価格で販売するとか、なかなか無償化というわけにはいかないでしょうけれども、そういった価格の魅力という、単価の魅力というものは、やはり若い世代にとってはかなりメリットはあるんじゃないかなというふうに思っておりますので、そういうことを踏まえた上で事業を進めるということに関しまして、町長のご意見を伺います。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 規制があるから駄目なんだという発想は一番駄目かなというふうに私も思います。長野県下條村なんかは、村にもかかわらず若い人の人口が増えているというふうな事例がございます。そういうことからいうと、正直、鬼怒川の宇都宮側まではかなりの勢いで人口増が、新しい家が建っているというふうな状況もございます。 まず、私が考えておりますのは、もちろん、議員がおっしゃいますような方向につながっていくことがいいだろうなというふうに思いますけれども、道路を何とかしたいなというふうに思っております。461号が東西に走っておりますので、あと南から北まで、新しい庁舎ができる場所までは何としても延ばすことによって、新しい、議員が今ご指摘したような住居というのも検討できていくのではないのかなというふうに思っております。 将来の人口数については、これははじき出されてしまう部分というのはあるわけでございますが、できるだけご指摘のように鈍化させる、あるいはみんながにこにこして住めるような環境、そのためには少し知恵を出していかなければならないというふうに思いますので、引き続き、議員のご指導等もいただければ大変ありがたいというふうに思います。ただ、ここでこうだというふうなのはなかなか難しいのかなと正直思っております。 以上でございます。 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 ◆5番(和氣勝英君) 確かに、大事業というような形になりますから、簡単にはいかないとは思っています。しかし、人が増えればやはり商業施設もそこにはできてくるし、商業施設が整ったところへ人が入ってくるという発想は、この塩谷町にはちょっと難しいと思いますから、やはり人を増やして、そこに大規模じゃなくても商業施設、小さくてもそんなものが入ってくるような方向性が導き出せれば、私は、いいのかなというふうに思っておりますので、ぜひ、その辺のところを前向きに検討していただきますようお願いいたしたいと思います。 続きまして、農業振興についてなんですが、先ほども町長の答弁にもありましたように、今、農地を整備しても逆に受け手がいないという現状がかなりあります。地域によっては取り合いになるような状況もあるんでしょうけれども、担い手も耕作面積いっぱいいっぱいになってしまって、新たに引き受ける余裕がないというような、そういう状況も出てきているのも現実だと思っております。人の力に関しましては、国や県と連携をして、将来の農業の在り方を示すという、そういう方向で実質化を進めてきたんだと思います。この取組は地域の人々が自ら考え、行動を起こしていくために設計図としての大変有意義なものであるが、高齢化、人口減少が一層進む中、県内の農村を元気あふれる地域としていくためには、人の力の実質化が必要なんだということだと思います。 現代の塩谷町の人・農地プランの現状について、産業振興課長、ちょっとお答えいただきたいんですが。 ○議長(冨田達雄君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 今、和氣議員のほうからありました人・農地プランということで、令和2年度に実質化の関係のいろいろな作業をさせていただきました。その中で、塩谷町は54行政区があるんですが、それを19ブロックに分けまして、その中でいろいろ、先ほど町長の答弁にありましたような、もっと効率的な耕作ができる条件とか、そういったものを今、詰めているところです。農家さんにしますと、143人の方が該当するような形となっております。 今年度におきましては、できれば、この19ブロック全てが一緒に進めるというのはなかなか難しいものですから、その中でモデル地区をつくりまして、そのモデル地区を優先的に令和3年度は進めた上で、そういった姿を見てもらって、ほかの残ったブロックのほうでも進めてもらえるような形で、分かりやすい推進をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 ◆5番(和氣勝英君) 人・農地プランに関しましては、国は担い手で8割の農地を耕作するというような目標を持っていたと思います。しかし、なかなかそれは現実的にそういう状況にはなりませんし、やはりその地域の状況によってそれぞれ異なりますから、経営の形態も変わってくると思います。ただ、この町の農業をよく見てみますと、もちろん水田農業、いわゆる土地利用型という経営だとは思うんですが、ただ、米だけに専念して経営をしてやっていくという、そういう時代は過ぎたということではないんですが、あくまでも米は主力ではあっても、土地生産性の高い作物、先ほど町長がおっしゃいましたサツマイモとかジャガイモ、サトイモですか、そういった作物に誘導するような政策をやはり取っていくべきだと私は思っております。 もちろん、米作りだけで目いっぱいのところへ新たな作物を導入しろといっても、なかなかそれはできるものではありませんけれども、ただ、やはり方向性として、恐らく今年も米の単価などは相当下落すると予想されておりますから、そういう状況になったときにさらに、うちはもう農機具を更新するにも力がないからリタイアするよといったときに、受け手がいないのでは困ると思うんです。ですから、きちっとした経営体を確保していくことが必要だと思います。 先ほど産業振興課長の話では143人、経営体も含めてだと思うんですが、塩谷町には農地は2,700、2,800ぐらいはあるんですか、農振農用地というと2,000ちょっと、2,200ぐらいかと思うんですが、143人いれば、単純にそれぐらいの面積だったら管理はできないことはないんだと思います。ただ、そこには水利の状況とか野生鳥獣の問題とかいろいろありますから、必ずしもみんなが手を出してくれる、担ってもらえるという条件のいいところばかりではないと思うんです。 そうした中で、やはりブランド化の推進を含めた上で、野菜は作って店頭で出荷すれば、確かにそれはそれでいいんですが、店頭に出せないもの、いわゆる直売所向けのものとかそういったものも当然出てくると思います。直売場などに行ってみますと、後ろのストックヤードに期によっては旬の野菜がたくさん置かれていたり、廃棄するような状況になっておりますので、私は一つ思うんですが、話はちょっと変わりますけれども、道の駅がちょうど10年になりますよね。それに合わせて道の駅のリニューアルができないのかなというふうにいつも思ってはいたんですが、そういうときに、そういった余ったとか廃棄するような野菜類が出たとすれば、カット野菜にして冷蔵してどこかへ販売できるような体制づくりをすると、そういったことも一つの方向性ではないのかなというふうには思っているんですが、その点について、町長、どんなふうにお考えですか。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 正直、一言でこうだという答弁ができればいいんですが、ただ、直売所の活用ということに関しては和氣議員と同じように私も考えております。ただ、直売所の運営をしていますのはJAさんというふうなことになりますので、やはりJAさんを含めた上でやっていかなくてはならないのかなというふうに思います。 実際に、カット野菜というのはスーパー等に行けば売られているんですね。今度、6月10日になりますが、はーとらんど、皆さんのご指摘をいただいたおかげ等もございまして、新しい業者さんがやっていただけるということになりました。主にその業者さんは有機農業をもう少し広げたいというふうなことでございますし、国もそのような方向で進めているというふうなことでございます。 やはり、本町の恵まれた環境というのは、まずは水かなというふうに思っておりますので、明日、明後日に直売所を改修ということは難しいというふうに思いますが、少なくとも直売所等の改修というのは、10年から15年で大体どこでも行っているというふうなものなんですね。ただ、建物を新しくしたから中はどうでもいいんだということではないんだろうと思いますから、やはり、どういう方向に進めるためにリニューアルをしていくんだというふうなことが必要なんだろうというふうに思います。そういう意味では少し、裏に回りますと野菜が無造作に捨てられちゃっているということは極めて残念だなというふうに思いますし、また、学校給食への活用というふうなこともできないことではないんだろうというふうに思っております。 ただ、残念ながら、冒頭に申し上げましたように、町だけでこれをやるということは難しいだろうというふうに思いますので、町、JAさん、そして生産者の皆様にご協力をいただかなくてはならないというふうに思いますので、その辺を併せて今後も引き続きご指導いただければ大変ありがたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 ◆5番(和氣勝英君) そういう前向きな方向で答弁いただきましたので、ありがとうございます。近い将来、実現できるように私も期待しておりますので、ぜひそういう方向を考えていただければありがたいと思います。 時間がないんですが、最後に一つだけ、先ほど申し上げましたように、担い手が農地を受け切れなくなったような状況の中で誰が面倒を見るんだということになったときに、農業公社という、矢板はありますよね、そういったこともこれから考えていかなければならないんじゃないかなと思うんですが、産業振興課長、どんなふうに思いますか。 ○議長(冨田達雄君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 全く議員ご指摘のように、先ほども発言にありましたように、担い手がいるところといないところとばらつきがございます。そういった中で、やはり最終的にはそういった方向性も考えなくてはいけない時期が来るかなということは考えておりますので、そんなことを視野に入れながら町づくりを進めていければと思っております。 ○議長(冨田達雄君) 5番、和氣勝英議員。 ◆5番(和氣勝英君) ありがとうございました。 以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(冨田達雄君) 以上で和氣勝英議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩します。5分間休憩とします。     休憩 午前11時43分     再開 午前11時48分 ○議長(冨田達雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △高橋好雄君 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて30分以内です。 1番、高橋好雄議員。     〔1番 高橋好雄君登壇〕 ◆1番(高橋好雄君) 一般質問通告書に基づきまして質問をいたします。誠実に、明快な答弁をお願いいたします。 質問に先立ちまして、このたびの選挙におきましてご支援をいただきました多くの方々に対しまして、感謝とお礼を申し上げます。 また、今回の選挙戦を通していろいろなご意見を頂戴いたしました。指定廃棄物最終処分場の白紙撤回のめどが立たないこと、高価な役場新庁舎を新築すること、この問題は、新築することと建設場所に対する批判が多くありました。また、遊休施設・遊休土地の解消、デマンド交通の使い勝手が悪いこと、人口減少と少子化、道路の整備、空き家の増加などの対策を強化してほしいなど、多くの方が町政に関心を持ち、不満や不安を抱えていることを話されていました。また、新しい人に頑張ってほしいとの励ましの言葉をかけていただきました。 私は、これからの4年間、そうしたご意見、ご支援を肝に銘じて、課題を少しでも改善するための努力と、自らの方針実現を目指していきたいと考えています。 それでは質問に入ります。 まず、1点目の指定廃棄物最終処分場の白紙撤回に係るこれまでの取組経過とこれからの方針についてでありますが、町は、候補地を返上し、ボールは国にあるとしてきました。しかしながら、返上というのは町が勝手に言い放っていることで、国の候補地としての考えに変わりはないと思います。もしも返上することを国が了承したのであれば、環境省の誰が受け取ったのかを伺います。 また、選挙公約に、これは前々回の公約だと思いますけれども、1年で白紙撤回の道筋をつけるとありましたけれども、これにはどんな解決に向けた方向性が確認されたのか伺います。もう現状のままでは何の解決策も見いだすことはできません。県や国に対し積極的に白紙撤回を働きかけていくべきと考えますが、これからの方針をお聞かせください。 次に、町内の直売所等で販売される山菜や農産物の放射性セシウム検査についてでありますが、山菜や農産物のセシウムの基準は、1キログラム当たり100ベクレルだと思います。ここでちょっと、「100ベクレル未満」と記載をしてしまいましたが、訂正をさせていただきます。 現在、町内で出荷が制限されている品目はあるのか伺います。括弧については先ほど資料をいただきましたけれども、この答弁につきましてはその資料を基に説明のほうをしていただいても結構ですので、よろしくお願いいたします。 また、検査については以前、道の駅湧水の郷しおやで行っていましたが、検査の対応は現在どのようにされているのか伺います。 ○議長(冨田達雄君) 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 高橋議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目の詳細調査候補地の白紙撤回に向けた今日までの取組へのご質問でありますが、全ての住民、町民指定廃棄物最終処分場反対同盟会と町、そして町議会、町指定廃棄物最終処分場建設候補地対策特別委員会において協議かつ検討をした上で各行動が行われてきたことをまず申し上げておきます。 そして、事前にお断りをさせていただきますが、最終処分場詳細調査候補地の問題が起きましたのは平成26年7月30日であります。それから間もなく7か年が経過いたします。この間の活動につきましては、町議会や町民の皆様の献身的な活動によって支えられていきました。その内容は、とても30分で語れるものではございません。したがいまして、お答えできる範囲内で議員の一つ一つのご質問にお答えをさせていただくというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 また、5年前の町長選挙の公約の一つであった白紙撤回への道筋は方向性が確認されたのかとのご質問については、話が古くなりますが、高原山・尚仁沢湧水保全条例が町議会臨時会において全会一致で可決されましたこと、そして、それを受けて平成27年12月7日には環境省に出向き、詳細調査候補地選定結果の返上を行っております。そして、本町の候補地選定結果の返上の1週間後には、宮城県加美町、やがては宮城県、その後、千葉県千葉市へとつながって候補地の返上がなされております。こういうことを考えますと、もう既に各県処分をする、各県に処分場を造るんだという考え方には至っていないというふうに今は思っております。 その後、環境省は、ダイレクトメールを町民に対し送付するなどの活動はございましたが、従来からの流れを変えるということはありませんでした。それは、そもそも計画地の選定は図上で行われたと思われる節が何点も確認されたことであります。 これからの方針というご質問については、今日までの経過を基本に振り返ってみますと、放射性物質汚染対策措置法の中でも、指定廃棄物は国が収集、運搬、保管及び処分を行うとされています。したがって、町が勝手に処分・処理することはできませんし、そればかりか国は各県処分を閣議決定しております。しかし、今日まで、より具体的な行動は起こされておりませんでした。それは、環境省も県の担当者も、自らが実行しようとしていることの矛盾に気づかれたからにほかなりません。 その一方で、環境省は、本県において暫定的に市町ごとの指定廃棄物の放射性濃度の再測定を6市町の全農家を対象に実施し、結果を取りまとめる方針を提案し、了承されております。しかし、この方針は必ずしも県内6市町が提案したわけではなく、暗礁に乗り上げている部分もございます。 その一方で、新聞報道によりますと、去る6月2日、堀内副大臣が那須塩原市を訪れ、指定廃棄物の暫定的な集約案を市長に提案し、現実的な提案であると理解を示されたとの記事が掲載されておりました。その中で、那須塩原市長は、最終処分場について、指定廃棄物の8割が基準値を切っている、造る、造らないという議論は現実的ではないと発言し、環境省に再考を求めたようであります。 福島第一原発発電所の事故から本年3月で10年が経過をいたしました。福島県内の汚染度は減っているとの報道がなされていますが、国は、2045年までに、濃度の高い放射性物質についても福島県外で最終処分をするとの約束を交わしています。しかし、具体策は何も決まっておらず、環境省は、この課題について全国の住民と対話して理解を求めるとしています。環境大臣も、このことは福島だけの問題にできないと強調しますが、既に、県外に持ち出すことは放射能の拡散になるというごもっともな反対論が出ています。 私は、指定廃棄物の処分問題もまさにこの課題と同様であると思っております。そして、改めて指定廃棄物最終処分場詳細調査候補地の選定については、町民合意はもちろんのこと、県民合意も得ずに進めてきたいわゆる民意なき選定であり、関係者がまずやらなければならないことは議論を原点に戻すことであります。この問題で苦しんでいるのは一体誰なのか。国や環境省ではなく、末端にいる住民にほかなりません。政治や行政は住民を救うためのもので、一部の方々が苦しむような不公平社会をごり押ししてはなりません。この廃棄物処分場の問題に関わり、私が常々感じていることであります。 次に、質問要旨の2点目、町内の直売所等で販売される山菜や農産物の放射性セシウム検査についてのご質問であります。 県が本年2月1日現在で農林水産物の出荷制限・自粛品目として公表しているもののうち、本町に関係するものとしましては、露地の原木生シイタケ、露地施設の原木乾燥シイタケ、露地の原木クリタケ、野生のキノコ、タラの芽、野生のコシアブラです。そのほかに、鹿肉、イノシシ肉につきましては県内全域で出荷制限がかかっております。 ちなみに、本県関係の出荷制限がかかっていない農産物の検査結果も公表されていますが、栽培のタラの芽については、セシウム137が基準値最大数値の100ベクレルに対し13.4ベクレル検出されておりますが、出荷には問題なしと判断を受けております。 もう一点の道の駅湧水の郷しおやで実施していた食品等に含まれる放射性物質簡易検査についてでありますが、事故後間もなくは利用者が多くおりましたが、事故から数年が経過した頃から利用者が激減し始め、近年は利用者が皆無という状態であったため、平成30年度をもって事業を終了させていただきました。現在は、農産物や山菜の検査希望がある場合は、産業振興課にご相談いただければ、個人の方の検査については県消費生活センターへ、農家等が生産した流通商品については農業振興事務所等の県の機関にご案内することで対応させていただいております。ご理解のほどよろしくお願いします。 以上、答弁いたします。 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 ◆1番(高橋好雄君) 廃棄物のほうなんですが、最近の新聞報道で那須塩原市のほうの記事が載っておりました。これについては農産物に関してのみのものなんですね。なので、それ以外の廃棄物をどうするかという問題があると思います。 今まで、確かに町がいろんな機関を通して反対の取組をされてきたことは私も存じてはおります。しかしながら、今、町長の答弁されたような民意がなく原点に戻すという考えであれば、これはぜひ、国とやはり積極的にそういった議論を展開して、国と交渉をされていかないとならないと思います。ただ町の機関の中だけで話をしていても、それは単なる町の中で終わってしまって、先ほど宮城県とか千葉県のほうにもそういった効果が波及しているという話があって、それはそれで結構なことなんですけれども、さらにそういった、国も新聞の掲載を時々されていると思うんです。まだ塩谷町に設置するという方針を諦めてはいないと思うんです。 なので、ここはやはり、そういったもし状況が好転しているような状況があるのであれば、さらにそれを進めるという意味で国と交渉されて、もうそういった民意なきことはやめて、今、その各県で、栃木県においては、農産物についてはリストの中で別々に保管をしていって、8,000ベクレルを下回ったものについては各市町の処理施設で処分をするという方針ができてきたということでありますので、それはそれで、その出た汚染物質を少なくするという意味では結構なことだと思うんですけれども、それ以外のことについてもまだかなりの量が残るはずなので、それらについてやはり国と積極的に交渉をしていくべきかなというふうに思いますが、そこら辺についてはどういった考えをお持ちかお願いいたします。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 処分場を造るということではございませんからね、調査をするということですから、まず、その部分を勘違いしないようにお願いしたいと思います。造ると決まったわけではございません。 それと、国と協議をしろという今のご指摘でございますが、当時、7年前と今とでは、8,000ベクレルを超える指定廃棄物の量が分からないのに何を造るんだという話なんですね。これ、ご案内のように那須塩原の市長も言っていました、8割がもう8,000ベクレルを下回っているんだよと。それを、何だか分かりませんが、大きなハウスのようなものを造って中にぽつぽつと入れる。そんなことを議論すること自体が私はナンセンスだというふうに思っております。 それには、やはり国そのものがしっかりと、こういうふうに考えているんだというものを示さない限り、私どもが手を挙げていって、あなた、違うでしょうと言うことはございません。まず、そのことをしっかりと塩谷町としては、ほかの地域とも組んで取り組んでいかなくてはならないというふうに思っております。 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 ◆1番(高橋好雄君) もちろん、それは造るという前提ではあると思うんですけれども、調査地だということはもちろん分かっています。ですから、今言いたいことは、そういう町長の考えはあるにしても、でも、やはりそれをやるならばなおさら、国と積極的に話をして、その辺の状況でなぜ造るのかというような逆に言えば指摘をして、放射能のそういった汚染された物質の処理についてもっと国に踏み込んだ、諦めるような、方針を   せるような、そういった取組というのをするべきだと思うんですが、そういったこともする気はないということですか。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) それをするかしないかという話になれば、新聞等でも分かっているかというふうに思いますが、国の役割、県の役割、市町村の役割というのがあるわけなんですね。だから、そこまで踏み込んで市町村がやるべきことでは、私は、ないというふうに思っております。県が間に入って、あるいは栃木県内全体を見ているわけですから、それがどういう状況なのかというのは県にお願いをすればいい。ただ、塩谷町民は、国が申し上げてきたようなことが、テーブルに着くにはあまりにも不自然だから、それはできないよというふうに言っていることでございます。 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 ◆1番(高橋好雄君) 考えは分かりました。ただ、県とも町はあまりそういった協議等をしているというふうに私は思わないんですけれども県との今後の方針についてはどのように考えていますか。 ○議長(冨田達雄君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 県がどのように考えているかということでございますが、これは、多くの町民が感じておりますように、栃木県塩谷町です。栃木県は塩谷町と一体でなくてはならないというふうに私は感じております。もちろん、その上に行けば日本国ということが出てくるのだから、同じじゃないかという話になるかもしれませんが、本町の先ほどご質問にあった農産物の問題とか、そういうことを考えましたときに、テーブルにも着くことができないような内容のものをここで引き受けてくださいと言うことは、県だって言えるはずがないというふうに私は思っております。 環境省の調査官が参りまして、あっ、これは本当にのっちゃっているわ、そういうところは、そもそもテーブルに着く話ではなかったはずです。ですから、その辺のボタンのかけ違いというか、よく言えばボタンのかけ違いだし、私は、政策的に何かそういうあれがあったのではないかと常々考えているところでございますので、その辺は、全てを県にお願いしていこうというつもりはございません。 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 ◆1番(高橋好雄君) この問題は、町民がかなり心配をしているという現実はございます。今、町長の話で、国とそういった協議をしていくことは考えていないということで、今までの国の方針が悪かったというふうなことで、町としては、これからも特に国と話をしてはいかないということだと思いました。それはそれで、今日の答弁として承っておきます。この問題は、町民としてはかなり不安になっている問題ではありますので、これは町としても自らの問題として積極的にそういった問題点を解消していくような取組はするべきだというようなことを話させていただきたいと思っています。 農産物等の放射能検査関係なんですけれども、今、答弁の中で、農産物については矢板の振興事務所のほうで行って、それ以外については消費生活センターで行うということでお伺いしました。 これ、私もちょっと頭の中の意識から抜けていたんですけれども、新聞で野生の山椒のセシウム濃度が基準量を超えていたということで、その新聞の中でも、まだ現在でも、ほかの日光市とか宇都宮市とかそういったところでは野生の山椒は出荷できないんだというようなことが改めて分かったわけなんですけれども、これは意外と意識の中で薄れてしまいますので、そういった情報を年に一度とか、そういった周知している、ちなみに見落としているだけか分からないんですが、そのようなものを情報周知をして注意喚起、これは自家消費も含めて、野生の山椒なんかはつい自分のところで採取して食べたりすると思うので、そこら辺の部分を自分で判断してやっていただくためにも、情報ですね、そういったものを住民に年に一回ぐらいは示唆するような形でどうかなと思いますが、そこら辺についてどう考えるかお答えいただきたい。 ○議長(冨田達雄君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 今、高橋議員からいただきました質問につきましては、県のほうで定期的に検査をやって公表しているような形になっております。ただ、今ご指摘がありましたように、一般の住民の方が自分で採ったものを、注意してくださいというような喚起は、ここのところしていなかった部分がありますので、その辺につきましては、これからホームページ、あとは機会を見て広報と、そういったことの部分も周知していくような形は取らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 ◆1番(高橋好雄君) 今、その件でちょっと聞き漏らしてしまいました。 国から貸与された機械ですね、あれというのは今、全国的にどうなったのか、一斉に貸与された記憶があるのですが、それについてはみんな返還したりとか、そういう、どうなってるのかわからない。 ○議長(冨田達雄君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 産業振興課長。 あれは、貸与といっても、実はお金を払ったリース品でございました。県外の結構な市町村が、やはり受ける方がいないということで、リースのお金もかかるということで、お返ししちゃっているのが多いんです。ただ、ここら辺では矢板市のほうがまだ引き続きやっておりますので、実際うちのほうで消費生活も業務を矢板市と連携してやっている部分がありますので、その中でちょっと、うちのものも受けてもらえないかということは、今度の一般質問を機会として今ちょっと矢板市と協議させてもらっていますので、その辺のほうを今後進めていければと思っております。 ○議長(冨田達雄君) 1番、高橋好雄議員。 ◆1番(高橋好雄君) 2点質問させていただきました。答弁内容については、割と理解はしたではないですけれども、最終処分場のほうですね、これは、何回も言いますけれども、町民がやはり気にしている問題で、今回の選挙で住民の方からいろんなご意見を聞ける中でもかなり大きなウエートを占めていた問題であります。また、若干、農産物についての方向性は少し明るい具体的なものが見えてきたと思うんですけれども、それはあくまで農産物だけの話であって、まだ解決したわけでもないし、国が方針を変える気もないという現実からすれば、これは引き続き注視をしていかなければならない問題だと思っています。私としても、今後ともこの問題についてはいろいろ注意をしていきたい問題だと思っているので、今後ともよろしくお願いします。 これで終わります。 ○議長(冨田達雄君) 以上で高橋好雄議員の質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(冨田達雄君) 本日の議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会します。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後零時22分...