塩谷町議会 > 2021-03-04 >
03月04日-02号

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  1. 塩谷町議会 2021-03-04
    03月04日-02号


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    最終取得日: 2023-06-16
    令和 3年  3月 定例会(第1回)          令和3年第1回塩谷町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和3年3月4日(木)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員11名)     1番  篠原 操君       2番  大嶋晴宏君     3番  中塚 操君       6番  和氣勝英君     7番  冨田達雄君       8番  斎藤定男君     9番  橋本 巖君      10番  直井美紀男君    11番  君島勝美君      12番  手塚礼知君    13番  君嶋恒夫君欠席議員なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長        見形和久君   副町長       杉本宏之君 教育長       斎藤智之君   総務課長      神山直行君 庁舎建設準備室長  鈴木修司君   企画調整課長    柿沼 肇君 税務課長      齋藤紀代美君  住民課長      柿沼佳子君 保健福祉課長    磯 京子君   産業振興課長    星 育男君 建設水道課長    森田洋行君   学校教育課長    吉成伸夫君 生涯学習課長    大島郁夫君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長    増渕邦良    書記        吉成明日香     開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(直井美紀男君) ただいまから本日の会議を開きます。 出席議員は11名です。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(直井美紀男君) 本日の議事日程は一般質問となっております。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(直井美紀男君) ただいまから一般質問を行います。--------------------------------------- △橋本巖君 ○議長(直井美紀男君) 順次発言を許します。 9番、橋本巖議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて45分以内です。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、通告書に基づきまして、一つ、老朽化が進行する公共施設建築物の対応策、一つ、小水力発電事業の現況と展望、一つ、新型コロナウイルス感染抑止と収束に向けた取組、以上3項目について質問いたします。 まず初めに、老朽化が進行する公共施設建築物の対応策について。 平成29年に策定された町公共施設等総合管理計画の「建築物系公共施設に関する基本方針」は、「①将来において支出可能な財政規模及び人口減少の見通しを考慮し、施設総量を延床面積で10%削減すること」を目指す。「②既存施設の長寿命化や効果的・効率的な運用を図ることで、新規整備を極力抑制するとともに、施設運用に係るコストの抑制を実施」する。「③施設の集約化・複合化等により、施設の利用率・稼働率の向上を図るとともに、町民サービスの水準の維持・向上を図る」と位置づけている。 町の公共施設等は、昭和40年代に整備・設置されたものが多く、総合管理計画の期間のスパンが40年と長く、老朽化の著しい進行と耐震性のない建築物の維持管理コスト増と倒壊が懸念されることから、数件の対応策を伺います。 1点目、2001年に建築され2011年3月に閉校となり、現在、廃校となっている船生西小学校の利活用の具体的計画と展望はあるのか。 2点目、庁舎整備・建築に伴い、学校教育課、生涯学習課が新庁舎に移動して、図書館機能のみが存在する旧船生東小学校をどんな施設に位置づけて、多面的・複合的な活用を考えているのか。 3点目、財政効果がほとんどないはーとらんどの運営・管理をいつまで続けるのか。指定管理者制度の導入も視野に入れた、利益を創出できる施設に転換すべきではないか。 4点目、老朽化が著しく、耐震性のない就業改善センター玉生コミュニティセンター、旧船生支所、星ふる学校「くまの木」の存廃をどのように考えているのか。 次に、小水力発電事業計画の現況と展望。 企業組合エヌ・イー・エスが小水力発電を計画したものの実現に至らず、町に対して早急な水利権取得を求めるなどして、6年余にわたって町を翻弄し続けてきたことに対して、町長は、事業計画に真摯な態度が見られなかったと断罪し、小水力発電事業を提案、公募方式か入札方式が適切と判断したと2019年12月議会で答弁したことに沿ってプロポーザルを実施し、事業者の選定結果が出ていると推測するが、どの企業が事業運営を受託したのか。詳細な事業内容として、発電開始時期、年間発電量、売電収益、町に納入される料金などを伺いたい。 次に、新型コロナウイルス感染拡大を抑止し、町民の命と安全を守る積極的な施策を求める。 1点目、爆発的な感染拡大の第1波、第2波は飲食街を中心に市中感染拡大が要因とされてきたが、第3波は、医療機関や介護施設のクラスター件数が多発してそこから家庭内感染が拡大し、医療体制が逼迫し、現在も状況は変わっていない。これ以上の感染者を出さないために、町内に多く存在する介護施設職員に対する一度きりでない複数回のPCR検査や抗原検査を実施して、高齢者の命を守るべきではないか。 2点目、全町民を対象にしたコロナワクチン接種体制は万全なのか。他市町で実施しているシミュレーションで課題が見えてきたとの報道もあるが、それらを参考に本町における問題点の洗い出しを行って対策を打っているのか。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 橋本議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目、老朽化が進行する公共施設建築物の対応策についてでありますが、公共施設等総合管理計画に基づき、現在、公共施設再編計画の策定作業を進めているところであり、新年度の早い時期には個別施設ごとの方向性をお示しする予定としております。 ご質問のありました施設のうち、まず、旧船生西小学校でありますが、体育館とグラウンドにつきましては、子供から高齢者までの地域スポーツ団体等に定期的に貸出しをしており、校舎につきましては、一部は役場の倉庫として常時利用し、また、各種選挙時には投票所として、そして、災害時には指定避難所として利用している状況であります。 これまで民間事業者等から貸してほしい、譲ってほしいという声はありましたが、条件面で折り合いが合わず活用に至っていない現状にあります。町としましては、地域の活性化につながり、かつ地域の方の理解が得られる利活用方法であることを前提とし、売却も視野に入れて、民間の事業者等による提案を積極的に公募していきたいと考えております。 次に、町生涯学習センターにつきましては、塩谷町生涯学習センターと塩谷町図書館の機能を有し、現在、生涯学習課の職員が兼務する形でそれらの運営、維持管理を行っております。 新庁舎完成後において、教育委員会事務局及び職員は新庁舎に統合するものの、生涯学習センター図書館機能はそのまま維持し必要な職員を配置して、引き続き、町民の方への学習機会の提供や社会教育関係団体との連携・協調など、社会教育法に示されている公民館事業を中心に活用していく予定で考えております。 図書館機能につきましては、住民に必要な情報を迅速かつ的確に提供し、何か知りたいと思ったときは取りあえず図書館に行こうと思える図書館づくりに努め、さらに充実させてまいりたいと考えております。 また、現在、道の駅の事務室にございます船生コミュニティー推進協議会の事務局を生涯学習センターに移転させ、船生地区の地域づくりの拠点としても活用する考えであります。 次に、塩谷町交流促進センター、通称はーとらんどの運営についてであります。 現在、町、農協、森林組合、観光協会、商工会の5者で設立した管理組合により運営をしておりますが、特に東日本大震災以降、来客数が減少し、運営が芳しくない状況が続いております。 そのようなことから、今年度の管理組合総会において、新たな経営体を公募するためのプロポーザルの実施についてご承認をいただき、2月25日に開催しました理事会において公募内容を確認いただいたことから、近日中に募集を開始する予定でございます。これまでも施設に興味を示している方がいることなどから、応募はあるのではないかと考えております。 そして、新年度早々には交渉順位者が決定できるものと考えておりまして、契約等が整い次第、議員の皆様にもご報告を申し上げたいと思います。 次に、就業改善センターについてであります。 就業改善センターとしての機能は既に中止しているところでありますが、現在は、本庁舎に保存し切れない過去の行政文書の保管用の倉庫などとして利用しているところであります。新庁舎の完成後は不要となりますので、その後は解体もしくは譲渡を視野に入れ、検討していきたいと考えております。 次に、玉生コミュニティセンターでありますが、毎年、修繕をしながら使用している現状にありまして、耐震性もないことから、公共施設等総合管理計画においても取り壊すこととしているところでございます。 しかしながら、玉生コニュニティー推進協議会の事務局職員が常駐し、玉生地区の住民の交流の場となっていることから、そうした機能を残すためにも玉生地区内への建て替えは必要と考えておりますので、新庁舎移転後の現在地の活用を検討する際に併せて検討してまいりたいと思います。 次に、旧船生支所であります。 船生土地改良区に賃貸しているところでございますが、築40年を経過し傷みも激しいことから、改良区へは移転先を検討してもらうよう働きかけを行い、移転先が決まった際には現施設は取り壊し、土地については、借地でございますので地権者へ返還していきたいと考えております。それまでの間は、現状のままでの利用を継続していくこととならざるを得ないものと判断しております。 次に、塩谷町やすらぎの交流体験施設、通称星ふる学校「くまの木」についてでございますが、この施設は、都市と農村の交流拠点として、また、町内の小・中学生の学びの場としても活用され、本町にとっても価値ある機能を有しております。あわせて、本町内で唯一昭和の学校校舎たたずまいを残し、建造物としてもユニークな施設でございます。 そのため、当面は現状の機能を維持しつつ、県が進めるフィルムコミッション事業等でも活用してもらえるよう働きかけを行い、施設利用者の増加や本町のPRにつなげてまいりたいと考えております。 次に、質問の要旨の2点目、小水力発電事業の現況と展望でありますが、小水力発電事業につきましては、公募型プロポーザルを実施し、去る1月28日に事業者によるプレゼンテーションと審査会を開催いたしました。参加事業者は1社のみで、審査の結果、基準点に達しましたので、その事業者を契約の優先交渉権保有者に決定いたしました。 優先交渉権保有者からの提案内容としましては、発電開始時期を令和4年3月末日までとし、年間発電量は40万キロワットというものであります。売電金額と町に納入される使用料等については、現在、優先交渉権保有者と諸条件の協議を行っており、まだ契約に至っていない段階でありますので、この場での公表は差し控えさせていただきたいと思います。 主な協議事項としまして、尚仁沢取水堰から鳥羽新田浄水場までの導水管上にある減圧弁について、町としては水道事業の負担軽減のため撤去をする予定でありましたが、事業者側からは存続の要望がありますことから、その扱いについても協議をしているところであります。 小水力発電事業を行うに当たり、水道事業に影響のない範囲で現有施設を有効活用していただくことが前提となりますので、そのような形で協議が調えば速やかに契約を締結することとして考えておりますが、仮に協議が調わない場合は、再度プロポーザルを実施するかどうかを含めまして今後の方向を検討してまいりたいと考えております。 次に、質問要旨の3点目、新型コロナウイルス感染抑止と収束に向けた取組についてであります。 新規感染者数は、1月中旬以降、減少傾向となっているものの、この間、県内では高齢者施設でのクラスター発生事例が多く報告され、議員ご指摘のとおり、福祉施設における感染拡大防止の取組、特に感染の早期発見は重要であると考えております。 県では現在、希望する介護施設等の職員に対して抗原検査を実施しており、町内では8施設203人が抗原検査を受け、全員、陰性であることが確認されております。本町におきましても、2月17日と2月25日、そして3月16日の3回に分け、延べ100人の高齢者や基礎疾患を持つ方を対象に抗原検査を実施しているところでありまして、2月に実施した2回の検査では全員の陰性を確認したところであります。 このような結果に加え、現在、国が感染再拡大の兆候を検知することを目的に、本県においても無症状者を対象としたモニタリング検査を実施していることを考慮いたしますと、町独自で検査を実施する段階には至っていないと判断しているところでございます。町では、仮に施設等で感染者が発生し、県が実施する行政検査から漏れた関係者を対象とする検査費用として、新年度予算に225万円を計上しているところであり、この予算を有効に活用し、施設内等における感染拡大に対処してまいりたいと考えております。 次に、新型コロナワクチンの接種体制についてであります。 ワクチンがいつ、どの程度供給されるのかが全く不透明な状況でありますが、いつ供給が始まっても円滑な接種ができるよう、動線や時間配分、必要人員、接種の手順等を確認することを目的に、2月27日に、接種会場である生涯学習センターにおいて接種会場運営訓練を実施いたしました。訓練に際しましては、改善点を把握するため、従事者、被接種者向けアンケート用紙を配付し、その意見を踏まえて現在、見直しを図っているところであります。 主な改善点として挙げられましたのは、一つ、各種の案内板が分かりにくいということがございました。また一つ、検温場所での体温計と説明が不足していたこと。またもう一点は、接種後の状態確認をするための場所である図書館で密が発生していたこと。そしてもう一点は、急変した人が発生した際の従事者の役割分担が明確でなかったことなどが挙げられます。 また、医師からは、基礎疾患がある方はかかりつけ医に相談した上で接種に臨むよう徹底することなどが指摘のあったところでございます。 結果として致命的な問題点はなかったものと考えておりますが、計画どおりの集団接種に向けてさらに改善を図り、一人でも多くの町民の皆さんが安心して接種を受けられる準備を進めてまいりたいと考えております。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 橋本巖議員再質問。 ◆9番(橋本巖君) それでは、老朽化が進行する公共施設建築物の問題についてでありますが、私は、2018年の12月議会でこのような質問をいたしました。要するに、残すべき施設、統廃合する施設、整備更新が急がれる施設は何かと、40年を待たずに庁内横断的にスピード感を持って進めるべきだということで、私は話しました。 町長は結局、私の提案に対して、庁舎整備の進捗を見ながら、役場とその周辺にどのような機能を集約するのか、どの施設をいかにして整備統合できるか明らかにすれば方向性が整理できるということなんですが、今の答弁を聞くと、現在の公共施設、私が指摘したものについては存続をするという意味では、解体という予定もありますが、しかし、やっぱりもっとスピード感を持って、とにかく庁舎の建設が一番大事なんだと、これがやっぱり解決した上でいろんなものの集約もしていくんだということなんですが、この庁舎建設を10月に着工して2023年1月に開庁が展望できた今だからこそ、平成29年から開始したこの協議をもっと具体化すべきじゃないかということで私は思うんですが、その中で私の提案です。 一つは、現庁舎の跡地の利活用が前提となるんですが、玉生のコミセン、それから就業改善センターにある町の商工会、それから観光協会などをこの跡地に集約して、中心市街地の活性化とにぎわいを創出しながら、ワンストップで行政の効率化ということを検討すべきじゃないかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 正直なところ、庁舎建設にかなりの時間と能力を集中して行ってきたという部分がございまして、片方では跡地利用というか、再編計画のほうについてはやや遅れぎみになっているというご指摘は、まさにそのとおりかなと思っております。ここの跡地につきましては、玉生コミュニティセンターがいいのかなと思っております。 ただ、今回答弁の中には入ってございませんが、梍橋の町営住宅も借地で行っております。自分の土地があるということになれば、やはりそういうものについてもできるだけ身軽にすべきではないかと思っておりますので、そんな考え方もしております。 また、商工会の話が出ましたので、そこにつきましては、担当者を呼びまして、商工会の行く末をどう考えているのかということをお聞きしたことがございます。そのときには、貯金は全くないんですというお話をいただきました。なので、どうしようもないよねという話になったんですが、例えば、比べるわけではございませんが、JAさんが建物を建てるとなったときに町は補助を全く出しておりません。商工会だけは出しますよというのはどうもうまくいかないかなと思っておりますので、その辺は再度、町内の再編計画と併せて考えてまいりたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員 ◆9番(橋本巖君) その商工会の問題なんですけれども、要するに、今の就業改善センターは先ほど言ったように倉庫の機能があるので、それが今度、新しい庁舎に倉庫機能というか、文書保管ができるということからすれば、あそこに残るのは商工会だけなんですよね。だから、ここは解体、除却していくというか、それを進めていくためにはやっぱり商工会ときちんと、独自に商工会の皆さんとしては、団体としては自分たちの事務所を持つなり、それは努力義務だから、言ってみればね。 それを今、ただ町が施設が空いているから貸しているというだけであって、これは、あそこの機能そのものはもう全く、新庁舎を造ることによって機能がなくなるわけだから。その辺をきちんと説明して、あなた方、町の努力、ましてや商工会に対しては町から補助金が出ているわけだから、そういう点では独自で自分の事務所を構えるということをきちんと提案すべきだというふうに思います。それはきちんとやっていただきたいというのが私の要望です。 それから、旧船生小学校については、生涯学習課や教育課がなくなってもあそこは存続するということなんですよね。 ただ、私がちょっと心配しているのは旧船生支所、これが結局、土地改良があるばかりにあそこもあのままの状況。結局、場所がないんだとかなんとかと言っていますけれども、言ってみれば、あそこに玉生の土地改良区の事務所がありますよね、あんな大きい事務所が。これからはそれぞれの、圃場整備なんかも終わったから、いずれにしても同じ事務所で、部屋を分ければ別にいいわけだから、そんなに大きな部屋を使うわけではないですから、そういう意味では、船生支所の解体も視野に入れているというけれども、先ほど言ったように、商工会と同じように土地改良だって独自の組織なんだから、町におんぶにだっこじゃなくて、きちんと自分たちで事務所を探すなり、それから町の土地改良ともいろいろ議論をして、やっぱり1か所に集めて、逆にそれぞれの土地改良の機能を発揮していったほうがいいのかなと私は思うので、その辺もしっかりと土地改良の人たちとも話して、今の船生支所も就業改善センターも町にとっては非常にお荷物ですよ、言ってみれば。老朽化したものをこうやって抱えて。やっぱり維持費がかかるわけだから、そういう点を早急にやるように関係団体とも綿密に話して、早急にこういった施設のあれをしていただきたいなというふうに思います。 次に、星ふる学校「くまの木」の問題なんですけれども、先ほど町長の答弁では、価値ある機能を持っているんだと、町と農村の交流のね。それで、昭和のたたずまいを持って非常にいい施設なんだということで、今後とも存続していくんだということなんですけれども、私は、新年度予算のあれ見てちょっとびっくりしたんですけれども、NPO法人に対する管理委託料を前年対比で618万、大幅増額計上しているんです。これの理由、書いてあるんですが、運営に要する人件費、光熱水費、事務費、設備点検費、諸経費、諸会費、ほとんど全てこれ支払うことになっているんですよね。法人は運営費用として一体何を負担するんですか。こんなばかな話ないと私思います。 私がこれ提起したのも、老朽化して耐震性のない、そういうところに宿泊をさせること自体が危険なんですよ。もし何かあったら、町の施設だから責任あるんですよ。ちょっとこの辺はどうなのか。何でこれ618万のあれを計上したか、増額を。納得できないですよ、これ。だって、運営する側としたらこんなの当たり前でしょう。それを町に負担させるというわけだから。 それで、説明ではこういうふうに言っているんですよ。これまでNPO法人くまの木里の暮らしが星ふる学校を運営する中で、施設の日常管理についてはNPOの運営経費の一部として負担してもらっていたが、コロナ禍の中で施設そのものの維持管理の内容を見直したところ、NPOに負担かけていたことが判明したため、委託料の算出基準を見直して施設の管理に見合った委託料を算定したと。一体どういうことなんですか、これ。もうこれ始まって何年になりますか。星ふる学校「くまの木」。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 産業振興課長です。 まず、町長答弁にもありましたように、星ふる学校「くまの木」に関しましては、塩谷町内でも町外からの集客が非常に多い施設であるということはご理解いただきたいと思います。 今質問にありました新年度予算の関係なんですが、これにつきましては、このコロナ禍の中で、星ふる学校のほうの集客がほぼ皆無に近い状況で1年間経過しております。その中で見えてきたものが、町で管理しているものに関しましては、やはり今言ったような費用というものを町のほうで負担しております。 ただ、今までは管理運営をお願いしていながら、その部分はNPO法人に持ってもらってしまっていたということが判明したものですから、今回はやはり、町の建物として管理をしてもらっている部分に関してはそれなりの対価を払わなくちゃいけないだろうということで、それを算出して新年度予算のほうに計上しているような形でございます。よろしくお願いします。
    ○議長(直井美紀男君) 橋本議員 ◆9番(橋本巖君) だから、これ一体、星ふる学校「くまの木」がいつ始まったか。その中で、その期間の経過の中で法人側から何度か委託料の見直しの要望があったんですか。コロナがあったからこういうのが分かったんだということだけれども、何にもこういうことをやる必要ないと私思いますよ。今までやってきたんだから。だけど、NPOのほうで、いや、もうこれ以上できないというんだったら、そういう見直しも確かに当然あったでしょう。これ、双方が精査して導き出した結論なのかどうか、それを私は不愉快というか。 そうしたら、いろいろ話し合った結果、例えば町に払っている使用料の年額84万円を減額するとか免除するとか、そういった負担軽減の検討は全くしないで、ただ、NPO法人の負担があったから、これは町が当然やるべきだというふうになったということで、我々は突然こういう話、今回の新年度予算で突きつけられたわけだから、私はこれ一般質問して、こういう問題をいつまでもほうっておけないと、私はこういうふうに思っているんです。「くまの木」への施設提供の役割は十分果たしてきたと思っています。多額の施設の修繕、改修費用等をしてきたのも事実ですよ。これ以上、町の財政支出は町民の納得と理解を得られないと私考えています。 だから、今後の施設の無償譲渡も視野に入れて、独立財産の運営を求めるときじゃないですか。これはどうですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 理由としましては、今回のコロナ対策ということが一番大きかったと思っております。詳細については、こんな状況なんですというものを2年間ぐらいにわたりまして報告をいただいたという状況がございます。 耐震もなっていない施設に泊めるのかというご指摘がございました。私もその部分は非常に危惧している部分でございまして、今後、星ふる学校としての宿泊の考え方というのは、自然休養村とともに考えていく必要があるんではないかと思っております。 フィルムコミッションという話をいたしましたのは、あの建物全てを残すということではなく、一部分をそういう形で残すという方向でどうだろうか。もちろん、当然、宿泊機能はあそこには持たせないという考え方をしてございます。 議員ご指摘のように、いきなり何だと思われてしまう部分もございますが、やはり20年を経過しまして、そういう経過もあるということでございますので、スムーズに解体をするということではございませんが、宿泊の部分とそうじゃない部分とは分けて考えていく必要があるんだろうなと、そんなふうに考えたところでございます。 ちょっとまとまりがなくて、答弁になっているかどうか疑問の点もございますが、そんなことでご理解をいただければと思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員 ◆9番(橋本巖君) ここに平成29年度のNPO法人の活動計画書というのがあるんだよね。それで、経常収益が3,500万あるんですね。それで、経常支出、経常費が3,196万、それで一応300万円の利益が出ているという勘定なんだよね。これを見ると確かに人件費が非常に高いです、ここね。何人の人たちがいるか分かりませんけれども、人件費だけで1,360万も払っているんだよね。 私は、先ほど言ったように、もう既に20数年たっているんだったら役割は十分果たしたから、やっぱり施設を無償譲渡していいんだと思います。それで、どういうふうにあそこを活用しようがそれはNPO法人の自由だから、例えばあそこで、地震でもし倒壊をして亡くなった方とかけが人が出た場合については、NPO法人のほうが責任を負うということになるわけだから、そういう意味でやっぱりそういう時期に来ているんだと私思うんです。 だから、無償譲渡も考える、それから、言ってみれば町に支払っている84万の使用料、これを免除すると、そういう形で話を進めて、これ、毎年六百何十万も、今まで百数十万しか払っていないのが今度は700万近く払うわけだから、毎年毎年。これ、町民の理解得られないですよ。 これ端的に町長に聞くんですが、私が提案した無償譲渡、それから使用料の減免なども含めて、今後、言ってみればその法人といろいろ話合いをして、やっぱり折り合えるところまでは折り合うと。しかし、町が一方的にこういう形で、いや、NPO法人が大変なんだから、このぐらい町としては負担かけているんだから払うべきだということだと。 こんなもの急に出して、これ予算否決ものですよ、はっきり言って。何にも我々に対して説明もないわけだから。たまたまこれから予算の審査がありますけれども、しかし、私が一般質問で出しているんですから、その辺は真剣に考えていただきたいなというふうに思うんです。それは、町長は私の提案を真摯に受け止めてもらいたいということです。 それから、小水力発電の問題なんですけれども、先ほど町長の説明からプロポーザルの話があったんですが、私ちょっと聞いたんですけれども、発電実施計画に対して事業者側から障害があるというふうに聞き及んでいるんです。 というのは、尚仁沢湧水から水道水源を引き込む管のゴミを取るフェンスの掃除のために一旦流入を止めることが頻繁になったり、長時間に及べば発電不能に陥ることが一番心配だというふうに、そういう業者の方から話を聞いたんですけれども、その辺は要するにクリアできるんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 先ほど答弁しましたように、現在、協議を進めているという部分でございまして、今、議員からご指摘がありました件はまさにその重要な部分かなと思っております。それについて結論が出たということではございませんが、この小水力発電、そもそも始まった理由は何かということを考えますと……     〔「それはいいですから」と呼ぶ者あり〕 ◎町長(見形和久君) 今の件につきましては、まさにご指摘のとおりでもございますので、今後、検討課題にさせていただきたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本巖議員 ◆9番(橋本巖君) それで、ごみが詰まるということで、職員があそこに行ってごみを払っているんだそうですね。今の時期ならいいんですけれども、これが落ち葉の時期になると、頻繁に職員があそこに行ってごみをよける。中にごみが入っちゃうから、当然そこで一旦水を止めるんだそうです。職員がそうやって頻繁に、そんな余裕があるのかと、言ってみれば。職員がわざわざあそこに行って、とにかくごみを除去しているそうなんです。今はいいです。だけど、実際に落ち葉の季節になったときには、とにかく毎日のように行くようになるんじゃないかと。そうなったときに、業者はそのたびに水を止められたんでは発電が出来ないんだと。これじゃ事業をやるあれがなくなっちゃうというので、町に強く要望したということなんですよ。 その辺をクリアしないと、発電業者だって当然対応できないということになるので、町の職員にもそういう負担をかけたら私はまずいと思っています。あそこまで行ってごみを片づけて、1週間ぐらいたったらまた行くなんて、そんなことは町の職員がやることじゃないですよ。ムダですよ。それはやっぱり、あそこの改善もやりながらきちんとやるべきだと。あそこのごみ置き場は非常にちゃちだそうですね。ステンレスのあれがこういうふうになって、間隔がこのぐらい開いているから小さいごみは入っちゃうそうです。だから、これは発電にはあれです。ましてや、7,000トン今度は引き込むわけでしょう、発電に。そうするとものすごい吸引力があるんだそうです。そうするとすごくごみを吸っちゃうということで、これも発電に支障を来すということだから、その辺を十分に対応していただきたい、早急に。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) まず、基本的な部分でございますが、水道に使うということが主でありまして、それ以外の部分で水力発電をやりたいということならば、まさにそういうことに応ずるということは可能だと思いますが、発電のために町が金をかけてやって、はい、どうぞということは残念ながら私は考えておりませんので、その辺は業者のほうにもしっかりと指導するように言っております。 ○議長(直井美紀男君) 時間がなくなりましたので、以上で橋本巖議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。10分間休憩をいたします。     休憩 午前10時45分     再開 午前10時54分 ○議長(直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △和氣勝英君 ○議長(直井美紀男君) 6番、和氣勝英議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて45分以内です。 6番、和氣勝英議員。     〔6番 和氣勝英君登壇〕 ◆6番(和氣勝英君) 私は、一般質問通告書に基づきまして以下の3点につきまして質問させていただきます。 1点目、コロナ禍における町の財政負担と次年度以降の見込みについて。 2点目、少子化による学校の将来像及びGIGAスクールの進行状況について。 3点目、水道未整備地区への整備推進について。 1点目、新型コロナウイルスの影響により、全国どこの自治体においても負担はあると思いますが、塩谷町において現段階でどの程度の負担になっているのか。 また、令和2年度については税収がおおむね確定していると思いますが、令和3年度以降、減収が予想されます。今後、こうした状況の中で事業執行に及ぼす影響はあるのか伺います。 2点目、人口減少が進む中、とりわけ塩谷町では少子高齢化が顕著に数字に表れております。こうした中、出生者が40人前後で推移しており、現在の児童・生徒数は中学校が245人、小学校が410人となっておりますが、5年後の令和8年度には推計で中学校169人、小学校268人という人数になっています。この状況では複式学級の実施がされると思いますが、それを踏まえて統合の議論はなされているのか伺います。 また、現在進められているGIGAスクールについて、児童・生徒へのタブレットの配付及び指導については今後どのように進めていくのか伺います。 3点目、水道未整備地区は、田所上、田所中、泉の各区ほか、大宮の一部にあると思います。水道会計には毎年、一般会計の財源により1億円余の事業費が投入されております。未整備地区の住民はまさに不公平感が否めないと思います。こうした状況下、先の見通しについてお伺いいたします。 また、約25キロほど残っている石綿管の布設替えはあと何年程度を予定しているのか。年間7,000万もの漏水があるという実態を考えますと、前倒しして集中的に事業を進めるべきと思いますが、考えを伺います。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 和氣議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目、コロナ禍における町の財政負担と次年度以降の見込みについてでございますが、令和2年度の新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては、特別定額給付金事業や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業など14億円以上の事業を行っておりますが、その多くは国庫補助金が充当されており、町の負担は数百万円にとどまっております。 また、高等学校の休校等で、生活路線バス運行事業において、運賃収入の減により181万円の委託料増を見込んでいるところでありますが、令和2年度予算で計画していた事業のうち、内容の縮小、廃止に伴い執行額の減となった事業も多くありますことから、新型コロナによる一般財源等の支出はむしろ減少しているものと考えております。 次に、令和3年度の町税収入についてでありますが、コロナウイルス感染症の影響を勘案し、主には個人所得の減少によって個人町民税が、経済活動縮小による企業業績悪化によって法人町民税がそれぞれ減少しているものとし、前年度当初予算よりも7.04%、金額にいたしまして1億780万円の減を見込んだところであります。 こうした感染症の蔓延が税収減にどのように影響を与えるかについては容易には見通せないところではございますが、リーマン・ショック時には実績で8%程度の減であったことを考慮し、今回の税収見通しといたしました。町税は歳入の根幹であることを踏まえ、今後の景気や経済状況などの動向を注視するとともに、引き続き徴収率の維持・向上を図ることにより税収の確保に努めてまいりたいと思います。 次に、令和3年度以降、町税減収の事業執行に及ぼす影響でありますが、これまでの行財政改革の取組により本町の財政調整積立基金は比較的余裕がありますので、令和3年度予算程度の減収であれば、数年間は事業執行への影響を最小限に抑えることが可能であると考えております。 また、令和3年度あるいは令和4年度には新庁舎の建設事業が予算的に最も重要な事業となりますが、庁舎整備基金や起債で22億円程度、別途確保できる見込みでありまして、加えて起債の償還も借入れ後6年目からとなりますので、その他の事業に支障を及ぼすことはないものと考えております。 次に、質問要旨の2点目、少子化による学校の将来像及びGIGAスクールの進行状況についてでありますが、これにつきましては後ほど教育長より答弁があります。 次に、質問要旨の3点目、水道未整備地区への整備推進についてでありますが、水道未普及地域の解消に関しての町の考え方は、平成29年6月、平成30年3月の一般質問でも答弁をさせていただきました。現在でも町の財政状況、水道事業の経営状況に大きな変化はありませんので、一部重複した答弁になることをあらかじめご了承いただきたいと思います。 議員のご質問のとおり、未普及地域における上水道の必要性につきましては十分理解しているところでありまして、安全・安心な水を供給することは町の責務であるとも認識をしているところでございます。 しかしながら、大量に残存する老朽石綿管の更新、老朽化した水源施設の更新に加えまして、令和3年度からは、船生地区3水源の統合に向けた基礎調査に着手するなど、多額の投資を必要とする事業が予定される状況にありまして、まずはこれらの財源確保が大きな課題であります。 このようなことから、田所下地区の事業が完了した平成30年度以降は、新たな未普及地域解消事業に着手ができていないところではございますが、全ての課題を解消するまで何もしないという考えではございません。 玉生水源区域を例にいたしますと、飯岡地区の総合公園内に配水施設がございますが、現在は水道使用量の少ない夜間に水を押し上げ、押し上げられた水が各家庭に配水される仕組みとなっておりまして、水の流れる方向が一定でないことから様々な障害が発生しております。これらの障害を解消すべく、昨年度から、総合公園内の施設に玉生水源から水を直送する管路整備を進めておりまして、今年度は地蔵坂地内まで完了しております。この直送管路完成後は障害も解消しまして、総合公園内の施設の配水能力も安定し、水道会計の負担軽減に繋がるものと期待をしているところでございます。 この例のように、将来の水道水供給を見据えまして、限られた財源の中で工夫を積み重ね、未整備地域解消事業にできるだけ早期に着手できるような取組を日々重ねていることをご理解いただければと思います。 次に、老朽石綿管の布設替えにあと何年程度を予定しているのかとのご質問でございますが、老朽石綿管の更新事業につきましては、平成28年度に策定しました塩谷町水道事業経営戦略に基づきまして、約30キロメートル存在する老朽石綿管を平成29年度から令和13年度までの15年間で、全ての老朽石綿管を更新する計画で事業を進めているところでございます。今年度末で事業着手から4年間が経過し、ほぼ計画どおり事業が進捗している状況にございます。 一般会計からの繰出金に頼らざるを得ないのが現状ではありますが、順調に進捗すれば、今後、更新管路の口径が小さくなり、更新単価も安くなりますので、前倒しして完了させることも可能ではないかと考えております。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 教育長、答弁。 教育長。     〔教育長 斎藤智之君登壇〕 ◎教育長(斎藤智之君) 和氣議員の一般質問に答弁いたします。 質問の要旨の2点目、少子化による学校の将来像及びGIGAスクールの進行状況についてであります。 まず、少子化による学校の将来像について。 統合の議論はなされているのかとのことですが、今後の小・中学校のあり方を協議する上では、施設の現状把握や望ましい学校形態の検討等を分析する必要があるとし、令和元年度に、各学校の教職員と役場の関係職員で構成する塩谷町立小・中学校現状分析研究部会を立ち上げ、町総合教育会議における議論の材料づくりを行っているところであります。 その中では、複式学級を導入せざるを得ない前には統合が望ましいこと、統合までは十分な準備期間が必要であること、統合に当たっては義務教育学校や小中一貫校など児童・生徒の教育の質の向上につながる形態を検討する必要があることなどが提言されました。それを踏まえ、今年度の町総合教育会議において協議を行い、いまだ具体的な方向性は見いだせていないものの、引き続き検討していくこととしております。 今後、研究部会でさらに詳細な検討を行い、それも参考にしながら教育委員会や町総合教育会議において議論を深めるとともに、令和4年度には、学識経験者や学校関係者、地域住民から成る小・中学校適正配置検討委員会も設置し、令和5年度をめどに、子供、保護者、教職員、住民の意見を反映させた今後の町立小・中学校のあり方について決定していきたいと考えております。 なお、議員ご指摘のとおり、児童・生徒の総数は、現時点では年ごとに僅かずつ減少しております。栃木県における学級編制基準に基づきますと、令和8年度の時点では複式学級は出現しないということになっております。 ちなみに、令和2年4月から令和3年3月出産予定者を含めた出生数は、町全体で31人となる見込みです。この子供たちが令和9年度新1年生として各学校に入学することとなりますが、現在の保護者の住所を基に各小学校単位に児童数を割り出しますと、船生小学校が10名、玉生小学校が10名、大宮小学校が11名となる予定になっております。ということで、当面は複式学級にはならない予定となっております。 次に、本町におけるGIGAスクール構想事業の進行状況についてご説明いたします。 今日の社会は、生活のあらゆる場面でICTを活用することが当たり前の世の中になっており、特に時代を切り開く子供たちには、情報活用能力など、これからの時代を生きていく上で基盤となる資質、能力を確実に育成していく必要があり、そのためにも学校においてICTを活用できる環境の整備が必要です。 塩谷町におきましても、児童・生徒一人一人の個性に合わせた教育の実現のために、1人1台の学習用PCと高速ネットワーク環境などを整備する国のGIGAスクール構想に基づき、整備を進めております。 現在、学習者用PCとしてのタブレット型端末は本年1月7日に納品となり、1台ずつ動作確認を行い、中学校では2月15日から使用開始したところです。各小学校でも、3月12日までには使用を開始する予定となっております。 また、指導者である教員に対しましては、県の学校ICTアドバイザー派遣事業を活用し、1月下旬から3月末にかけて学校ごとに研修を行い、試行的に授業で、授業支援ソフトや学習支援ソフトを児童・生徒とともに使い始めているところです。 今後は、児童・生徒がタブレット型端末に触れ、基本操作を覚えることを目標に指導を行い、授業での活用などの本格的指導は4月からと考えております。そして、将来的にはパソコン端末を学習用具の一つとして常に使用できるようなスキルの取得を目指しております。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 和氣勝英議員再質問。 ◆6番(和氣勝英君) それでは、1点目の質問に入らせていただきます。 令和2年の補正額が1億5,100万だったかと思います。ただいま町長の答弁の中で、前年と比較して1億7,800万円の町税の減収ということでありますけれども、これは、根拠についてどのような計算方法でやったのか、税務課長、お願いしたいと思うんですが。 ○議長(直井美紀男君) 税務課長。 ◎税務課長(齋藤紀代美君) 新型コロナウイルスの感染症の影響をどのように見込むかというところですけれども、まず担当と相談をしまして、平成20年9月のリーマン・ショックを参考といたしました。 法人町民税につきましてはその年にすぐに影響が出ますけれども、個人町民税につきましては翌年度課税ということがありますので、平成20年度から平成22年度までの決算を参考にいたしました。また、そこに、令和2年度の法人税の現時点での実績ということで、マイナス44%というところも考慮しました。 固定資産税、軽自動車税につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は少ないと考えております。しかし、固定資産税におきましては、国の新型コロナウイルス感染症の支援策ということで、事業用家屋と償却資産の減免ということがありますので、それらを見込みまして税収の見通しをつくらせていただきました。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) 私の考えといいますか、予算書では1億7,800万ということでありますけれども、実際のいろんな企業等の話を聞くと、最終的には令和3年度の決算についてはもっと状況は悪くなるのではないかなという予想はしております。今の課長の説明の中で、過去のデータを基にこうした数字を出したという答弁がありましたので、これは取りあえずやむを得ない部分かなというふうに思っております。 そこで、昨日、町長の所信表明の中で重点事業が7つあると、これは優先してやっていかなければならないんだとは思いますが、それと第6次塩谷町振興計画で、これはまだ素案の状況かなとは思うんですけれども、これについて、事業の中身についてちょっと教えていただきたいと思います。それについて予算減額せざるを得ない部分もあるのかなと思うんですけれども、その辺の状況について、町長、お答えいただきたいと思うんですが。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) まず、7つの事業につきましてはご理解をいただいたかなと。それがどの程度なのかというのは、どこまで進めるのかというのはあれかと思いますが、まずは2か年で役場を完成させたいなと思います。 それと、その後、仮称でございますが、老人福祉センターという建物があるんですが、ご案内のような状況でございますので、正直十分なる活用がされていないということでございますので、この福祉センター、それと併せて健康づくり「ウォーキングのまちづくり」を町として今進めております。 国保税の問題が県内でも独走、1位で走っているという状況があるものですから、何とかその辺を中心にして、順番が別にどうだというわけではございませんが、ウオーキングを通して健康づくりを進めていきたいなと思っております。それ以外は総合管理計画に基づきまして取り組んでいくことになろうかと思います。 人口減というのはどうしても避けることは難しいのかなとなりますと、議員ご指摘のように、どうしても税収のほうが落ちてくるという部分は否めない事実であろうと思いますので、その分についてはどういう状況になるか、その辺をよく確認しながら進めてまいりたいなと思います。 ちょっとまとまりのない答弁で大変恐縮ですが、そんな考え方をしております。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) 私が質問した第6次の振興計画、これについて企画課長のほうが担当かなと思うんですが、これについて説明をお願いしたいと思うんですが。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 振興計画のほうにつきましては、今年度、今計画策定中で12月に一旦素案を出したんですが、内部での最終的な修正をしまして、今議会中に案という形で皆様にお示ししたいと考えているところです。 その中で、今、財政のほうとの関係でございますが、ちょっと以前と違うというか、第5次までの計画ですと、具体的に一つの事業をぼんとプロジェクトというような形で示していたんですが、それについては、今回はそれを先ほど町長が言ったように健康づくりということでウオーキングの町とかそういうふうに、こういう全体像的なのでプロジェクトとして一つで事業をやっているのは庁舎ぐらいでありまして、それ以外は、個別の事業を一つプロジェクトにするという形でないような形でお示しするような予定となってございます。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) そうしますと、町長が先ほど答弁されたような重点事業と並行して進めていくということで理解してよろしいんですか。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) そうですね、実際にはどうしても、重点というか主要なというか、こういうことでというような意味ではそういうような形になるかと思います。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) これがいつ策定になるのか、そのうち素案として議会のほうにもお示しいただくんだとは思うんですが、なるべくすばらしい内容になるように期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、小・中学校の統合を前提とした質問に移らせていただきます。 令和8年度に、先ほど教育長より、複式には多分ならないというようなことだったと思うんですけれども、以前、私が平成30年12月に質問したときに、学校教育課長は、令和12年に小学校の児童数が314名というような答えだったと思います。令和8年にも既にその数字よりも低い268人になるということだと思うんですけれども、人口の推移と児童数の推移は単純にはいかないと思うんですが、そういう状況の中で、2年半前に答えていただいた数字からだとかなりもう少なくなってきているという状況を鑑みますと、やはり今の推移している数字よりももっと下がるんじゃないかなという予測が立つんですけれども、そういう状況の中で、それでも複式にはならないという根拠はあるんでしょうか。学校教育課長、お願いしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 現在のところ、出生数から計算しますと、昨年度に船生小学校の出生者数が7名で複式になる条件を満たしてしまっていたんですが、本年度、船生地区で10名となっておりますので、1年生、2年生合わせまして16名以上にはなりますので、現状では複式にはならないという状況になりましたので、令和10年までは複式にならないような状況にはなってございます。 ただ、ご指摘のとおり、年々児童・生徒数は減少しておりますので、先ほど教育長が申し上げたとおり、検討委員会を令和4年度から立ち上げまして、令和5年度に結論づけをして、令和10年度以降に、その結論に基づいてどうするかを検討していきたいと考えております。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) 町長にお伺いしたいんですが、以前、町長は、統合ということを前提に考えますと、いろいろ地域の人たちとか、コミュニティですね、それとか学校の立場とかいろんなことを総合的に判断していかなきゃならないという部分もあると思うんですが、いわゆる地域とのかかわり、コミュニティについて、今あとどのように統合を進めていく上で考えているか、お願いしたいと思うんですが。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 最大のネックは今ご指摘があった部分かなというふうに思います。こういう場で私個人的な意見を申し上げますことはあまり好ましくないのかなと思いますが、私はできれば、今のままでずっとお願いできることがいいのかなと思っています。 それは、地域の活力とか、地域に暮らす人たちも、ああ、子供たちと関わっているなというふうな関係を長く持っていただきたいなというふうなことから考えることではございますが、ただ、やはり教育というのは、誰が受けるのか、--にある人は誰なのかということを考えますと、きっと子供たちなんだと思うんですね。そうしますと、やはり子供たちがどう考えるかということを主体に考える必要が私もあるんだろうと思います。 子供たちのためにどうすることが最大のことなのかと、幾つもずっと、こういう問題、こういう課題はあるとは思うんですが、最大の大きな山は何かというと、やはりそこに行き着くのかなと思います。子供たちにとってどうすることが、どういう環境で教育を受けることが望ましいのかと考えますと、正直、いろんな方にお話をお聞きしますと、やはり統合することも視野に入れないわけにはいかないんだろうなと感じているのが事実でございます。 ただ、私個人的な考えで全てを動かすということはできませんから、それは、議員の皆様をはじめ、教育関係者、そういう方々の声に耳を傾けさせていただいて判断をしてまいりたいなと思います。答弁になっていなくて大変恐縮ではございますが、そんな考え方をしております。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) 統合によって小学校がなくなってしまうというのは我々としても本当に寂しい思いではあるんですけれども、そういった児童数の減少ということを考えますと、そういう方向もいずれはやってくるのかなというふうに思います。この町が劇的に子供の数が増えるという要因はあまり考えられないような状況なものですから、将来に向けて、やはり地域住民とともに、子供たちの考えも含めた上で統合を進めていってほしいなというふうには思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 続いて、水道関係の質問に移らせていただきます。 先ほど、令和13年に石綿管の更新が順調にいけば終了するみたいなことを答弁されましたけれども、年間7,000万ほどの漏水があるということを考えますと、もっと短期間に石綿管の更新はすべきではないかなというふうに思います。そういった漏水による損失を考えれば、前倒ししてやってもメリットはあるんじゃないかなと思うんですけれども、取りあえず今の予定では令和13年までかかるということでいいんですか、建設水道課長にお伺いします。 ○議長(直井美紀男君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(森田洋行君) 財源に余裕があれば早めたいのは担当課としても常に考えているところでございますが、一般会計に頼らざるを得ないという現状ではあります。経営戦略の計画では年間2キロで、15年間で30キロということなんですが、課の目標といいますか、課内での目標値を年間2.5キロと決めて、12年間で何とかならないかということで、現在、事業を進めていまして、令和3年度予算につきましても、2.5キロ程度の更新という計画で計上させていただいているところでございます。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) なるべく早く石綿管更新が完了すれば、上水道の未整備地区へもそれに伴って早めに対応できるのかなというふうには思います。私も自分のところに水道入っていないものですから、地元の人には、なかなか約束できなくて申し訳ないということで謝ることも多いんですが、特に今の気象条件で渇水時期になりますと、どうしても水位が下がって自己資金で地下水を掘り起こすようなこともありますので、極力早くということは地元の人からもお願いはされている状況であります。 何とか、希望どおりにはいかないにしても、短縮して進められるような方向をぜひお願いしたいんですけれども、町長の考えをお願いしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 全く未整備地区の皆さんには申し訳ないなというのが私の本音でございます。 ただ、水道課長のほうからもいろいろ説明があって、何とか早く進められる方法で、12年間でというふうな話があったかと思いますが、実は、先輩たちが進めてきたことを否定するような考え方になってしまうんではありますが、財源ということを考えますと、鳥羽の浄水場につきましても、あのままさらに拡大をするという考え方ですと、財政的に大変厳しい道を進まざるを得ないと考えておりまして、実は昨日、鳥羽の浄水場につきましても可能な限り見直しを行えるところは見直しを行って、もう一度、平成28年に水道事業経営戦略を立てたところではあるんですが、何とかほかの地域に一年でも一日でも早く水道が引けるようにするためには、その辺の見直しもやらざるを得ないのかなと感じているところでございます。 もう少し職員にもその辺についての考え方を整理させましたら、また皆様方にご協力をいただくことになろうかとは思いますが、何とか工面をしまして、そっちの方向に向けられればということでございます。何度もご要望いただいていることに対しまして、私のほうから明確なる答弁ができないということにつきましては大変申し訳なく思っているところでございますが、そんなことでご理解いただければと思います。 ○議長(直井美紀男君) 和氣議員 ◆6番(和氣勝英君) 何年後という答えは出せないのは重々承知をしておりますけれども、極力短期間に事業に入れるような方向性を見いだしていただければ大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終了いたします。 ○議長(直井美紀男君) 以上で和氣勝英議員の質問を終わります。 暫時休憩いたします。 再開は午後1時15分といたします。     休憩 午前11時35分     再開 午後1時15分 ○議長(直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △君島勝美君 ○議長(直井美紀男君) 11番、君島勝美議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて45分以内です。 11番、君島勝美議員。     〔11番 君島勝美君登壇〕 ◆11番(君島勝美君) それでは午後の一般質問に入ります。 時間の短縮ということなので、通告書の3点ほど質問しますけれども、早速、内容に入らせていただきます。 1つ目、今後の小学校統合について。 昨年からのコロナ禍により、妊娠届出の受理が全国的にも激減したということですが、本町でも心配されます。今年度の出産数は何人なのかお伺いします。また、このような町の出産状況では子供たちの減少は明確なものとなります。それに伴い、町小学校の統合が不可欠かと思われますが、町の考えをお伺いします。 2つ目、大平崎公園の整備についてであります。 大平崎公園は、都市公園としての位置づけがなされています。いわゆる公園、憩いの場としての活用がないかと思いますが、夜間照明等の活用もなく、運動公園的な役割から方向転換を迫られていると予想されますが、今後の整備方針等についてお伺いします。 3点目です。新庁舎建設による今後のスケジュールについてであります。 2月4日の議会庁舎建設特別委員会で、建設基本設計概要版の工程計画では令和5年1月に供用開始とのこと、それについて伺います。 1つ目、進入路の土地購入、また、工事はいつ頃始まるのか。 2点目、町有林の伐採はいつ頃完了し、製材はいつ頃始まるのか。 3点目、内装材、天井、壁、床の加工は、いつ頃、どこで加工するのか。 4点目、西側の水路は同時進行になるのか。 第1点目の質問を終わります。お願いします。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 君島議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目、今後の小学校の統合についてでございますが、今年度の出生数は何人なのかとのご質問であります。 先ほどの和氣議員の一般質問での教育長の答弁のとおり、31人でございます。 なお、町小学校の統合につきましては後ほど教育長より答弁があります。 次に、質問要旨の2点目、大平崎公園の整備計画についてのご質問でありますが、議員ご指摘のとおり、大平崎公園は都市公園として位置づけをされておりますが、現在の活用状況は、都市公園機能よりもグラウンドを活用した運動公園的な部分が中心となっており、都市公園としての活用がなされていないのがご指摘のとおり実態でございます。塩谷町音頭にも本町の桜の便りを発生する場としてうたわれており、以前は、桜の名所として親しまれていたことがうかがわれます。 そういった経過を踏まえ、現在、町では大平崎公園、大滝、籠岩など、本町を代表する観光地を再生する準備を行っているところであり、大平崎公園においても桜やツツジの樹勢調査や新たな植栽の検討を行い、かつてのようなにぎわいが戻るよう取り組んでまいりたいと思います。 また、大平崎公園内の塩谷町自然休養村センターについては老朽化が進んでいることから、この施設の在り方についても現在検討を進めているところでありまして、休養村センターと併せての有効利用について、関係者の皆様のご意見を伺いながら、今後の整備方針を決定してまいりたいと考えております。 次に、質問要旨の3点目、新庁舎建設の今後のスケジュールについてのご質問でありますが、進入路の整備に関する進捗状況及び今後の進め方については、現在、道路計画がおおむね確定しておりまして、今月末までには用地測量を終了し、必要な土地購入面積を算出する予定であります。それに基づき4月には地権者との用地交渉を行い、その後、売買契約を締結し、遅くも5月には工事発注を見込んでおります。 次に、新庁舎建設工事への町有林の活用についてでありますが、4か所の町有林でおおむね30%の間伐をめどに、林齢50から60年の杉・ヒノキ、原木量といたしましては1,300立方メートルを確保することとして2月から伐採を開始しているところであり、既に1月に伐採を完了した関係者からの寄贈分と合わせて、4月には、原木置場である生涯学習センターのグラウンドへ搬入することとしております。 その後、搬入された原木の選定作業を行い、使用する原木は町内の製材工場で乾燥及び製材をして、製材後には再度、生涯学習センターグラウンドで保管し、秋頃に予定している建設工事請負業者の決定後に支給品として引き渡し、建設工事に利用することとなります。 なお、選定作業において使用しない原木においては売却することで考えております。 次に、内装材の加工については、町からの支給品を請負業者から発注することとなりますが、内装等の施工までの1年間程度で加工し、同じく建設工事に利用することとなります。 最後に、西側の水路でありますが、現在、玉生宿区の浸水対策の検討の中で、その排水先の一つとしてこの水路を活用できないかと検討をしております。この水路は新庁舎の施工区域には含まれておりませんし、玉生宿の浸水対策の方針決定まではまだ時間を要するところでありまして、その結果を待っての対応となりますので、同時進行とはならないことをご理解願いたいと思います。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 教育長、答弁。 教育長。     〔教育長 斎藤智之君登壇〕 ◎教育長(斎藤智之君) 君島議員の一般質問にご答弁いたします。 質問の要旨の1点目、今後の小学校統合についてでありますが、先ほど少子化の現状につきましては和氣議員の答弁の際にお答えさせていただきましたが、補足させていただきます。 栃木県においては、令和3年度は、小・中学校ともに、1学年の学級編制をするための基準である学級編制基準は35人以下で編制となっております。また、以後、学年の合計が16人以下の場合は、複式学級を編制することになります。ただし、1学年を組む場合は16人以下ではなく、1学年と2学年の合計児童数が8人以下となった場合に、複式学級を編制するとなっております。 ちなみに、昨年4月から今年3月出生する予定の子供たちが小学校に入学する令和9年度の町内の児童・生徒の各学年の総数は、現時点では小学1年生が31人、2年生が26人、3年生が42人、4年生が39人、5年生が50人、6年生が50人の計238人となり、仮にその時点で小学校が統合していたとすると、小学校第1学年と第2学年は単学級、第3学年から第6学年までは2クラスという規模の小学校になります。また、中学生は、1学年が61人、2学年が61人、3学年が51人の計173人ですので、全て2クラスの中学校となります。 なお、小学校統合につきましては、先ほど和氣議員への答弁でもお答えしておりますとおり、令和4年度に小・中学校適正配置検討委員会を設置し、今後の町立小・中学校の在り方についての方向づけを令和5年度をめどに決定していきたいと考えておりますので、引き続きご助言をいただければと思います。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員再質問。 ◆11番(君島勝美君) 再質問いたします。 それでは、1つ目の今後の小学校の統合についてであります。 私が議員になってから24年もたちますけれども、その間に小学校の廃校・統合が、大久保小、田所小、熊ノ木小、船生西・東と5校にもなっているんですね。今、複式学級を導入させる前に統合が望ましいということですが、統合までの十分な準備期間が必要だと思います。 令和9年度では新1年生が31人で見込んでいるそうですが、令和2年度の塩谷町の教育要覧、これを見せてもらったんですが、先ほど言ったとおり載っているんですが。これ見ると、令和3年の新1年生の生徒数の推移が、船生小で20人、玉生小で27人、大宮小が17人で合計61人になっています。今の推移でいくと半数になってしまうんですね。急激なコロナ禍によっての減少となっています。 先ほどの総合教育会議ですか、会議の中で議論をしているということですが、現状のコロナ禍になっている考えを踏まえての議論をしているのか先にお伺いします。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) こちらの検討委員会が設立されましたのが令和元年度でございまして、その段階では年2回ほど議論を検討していた状況でございますが、今年度、令和2年度におきましては、コロナの状況の対応及びGIGAスクールが入ってきた関係で、統廃合とか学校の配置に関しての議論はされていないのが現状でございます。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 今後もコロナ禍が急速に収まるということは考えられませんけれども、来年度の予想される出産率でも分かれば、課長来ていますのでちょっとお答え願います。来年度ね、今年度は分かりましたので。 ○議長(直井美紀男君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(磯京子君) 令和3年度出生見込数ですけれども、現在、まだ10月までしか数字が分かっておりませんで、合計で15人となっております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) ありがとうございました。 今の現状を聞いて分かるように、皆さんたちが今言っている令和1年からだって、コロナ禍が去年からですから、そういうわけですよね。今、答弁の中で、4年からの統合検討委員会で5年までには結果を出すというんですが、もうこういう状況なので、令和4年じゃなくて3年、来年ですね、からのスタートは切れないのか、この会議というのは。何か決まりでもあるんですか。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 全く審議をしないというわけではなくて、教育委員会の中では、引き続き令和3年も会があるごとに話合いはしていきましょうということにはなっております。ある程度の方向づけを教育委員会でした後に、4年度に立ち上げる委員会のほうに提言をしていこうという考えで今進めております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 先ほど言ったように、私、議員になってから5校が廃校になったり統合しているんですよ。これには本当に地元の人の、先ほど和氣議員に町長答弁したように、地域の人とか議員さん、いろんなところに相談したりするのには、一、二年ではとてもこの大きな統合とか、これから言いますけれども、中学校との一貫校というのを考えないと、今言ったように15名が来年度というけれども、子供が本当にこの状況では少なくなっていくのが現状。もう早めに対応していかないと、これ、今のんびり言っているけれども、それだけのことでもう皆さんに集まってもらって、これから私、一緒に聞くんだけれども、統合よりも小中の一貫校というのも考えないとやっていけないような状況だと。それには今度は中学校の改築とか場所とか、いろんな問題がかかわってくるんです。一、二年では私はこれ結論出ないと思う。 ただ、令和9年あたりにはもうそういう状況になってくるので、早めな対応を皆さんと、もちろん議員さんにも相談するんだと思うけれども、そういうのはもう明日からでもいいぐらいだと私は思うんです。のんびり構えて今までやっていたんだけれども、このコロナ禍によって出産の点も、来年、再来年だって分からないですからね。やはりコロナというのは妊婦さんには大変な重荷になるので。皆さんの情報を聞くと、とても子供なんか産んでいられないよねというのをテレビで聞きますから、そういうのも踏まえてもう早急にそのようなことで議論していただけるかどうか。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) おっしゃるとおり、子供数が来年に限っては減少している状況ですので、話合いをできるだけ多く持ちたいと考えております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) そのようなことで早急に、いろんな問題があるかと思うんですが、私見としては、やはり小学校統合よりも小中一貫校目指して、そうするといろんな面でプラスもマイナスも出てくると思う。スクールバスなんかは今1人か2人しか乗っていないのが、今度は少し多めに乗れるようになるのかなという気もしますので、財政面とかいろんな面で助かる面、マイナス面も出るんだろうと思うけれども、早めにやっていかないと、ただそれだけをやるんじゃなく、ほかのことも考えなくちゃならないので、早めにその検討結果を出してください。 じゃ、2点目に入ります。大平崎公園の整備であります。 今、答弁にもありましたけれども、塩谷町音頭にもうたわれるほど名所だったんですね、あそこ。今はこういう時代ですから、運動会だの体育祭ないんで、音頭をあまり聞かないので忘れかけていましたけれども、今、町長答弁で、船村先生がつくってくれた音頭でも、大平崎の桜はいいものだなという気がいたします。本当に昔話のような気がします。 数年前、桜の木の病気や寿命化で伐採したかと思うんですが、その後、植えた様子が私には見受けられないんですが、何本か補足したんですか、大平崎の桜。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 本数まではちょっと今はっきりはしないんですが、伐採をしてちょっと寂しくなったところには追加して植えているような状況でございますが、まとまってという形じゃなく、補足する程度というのが現状だと思います。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 私もちょっと確認したらあまり目立たないので、やはりあれだけ桜で皆さんお花見、今はできないけれども、多く来た人たちがいたので心配しているんですが、植えてあれば、あと数年たてば花が咲くんだろうと思います。 これは町長なんだけれども、私が平成28年に同じ質問をしているんですよね、大平崎の整備という。その中で町長の答弁は、あそこはキャンプ場とかお花見する場所とか活用を考えるということなんです。だけど、これは自然休養村センター運営委員会というのがあるそうですね。それに相談して整備に努めていきたいという、あのときの答弁なんです。その運営委員会では大平崎の整備についてはどのように考えているのか、ちょっとお聞かせ願います。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 町長のほうから、令和2年度に入りまして運営委員会のほうを開いて、そういったお話もしろという指令はいただいていたんですが、ちょっとコロナの関係があって開けておりませんので、今、最新のものは、ちょっとまだそこまでお話ができていない状況です。ただ、これ、コロナのほうが落ち着きましたら、午前中の町長の答弁にもありましたように、星ふる学校との内容の一体化というか、そういうものも指示を受けておりますので、そういったものを含めてちょっと検討したいと思っております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) コロナになったという、ついさっきはしていないということだけれども、これ28年に言っているんだよ。町長はすぐそれで対応したと思うんだけれども、その頃の課長は違うからあれなんだろうけれども、町長には、あそこはどのようにしたらいいんだという運営委員会のほうからのものは耳に入ってこないんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 先ほど課長のほうから答弁しましたように、ここのところ、運営委員会が十分に機能していないという部分がございまして、ただ、考え方、方向としては、星ふる学校「くまの木」と休養村を一体的にして、宿泊機能はそこに集中させていくというふうなことになろうかと思います。 それと、役場がやはり河原のほうに移動しますから、そのときに少し役場に来た人たちが足を延ばせるような環境というのは、議員ご指摘のとおりかなというふうに思いますので、もう少し憩いの場的なものを考えてまいりたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) ありがとうございました。 今、星ふる学校との連携を取りたいということなんですが、これ、町長は知っているか知らないかは分からないけれども、星課長は知っていたと思うんですが、毎年、あそこで日本の学生のオリエンテーリング連盟というのがあるんですね。私たち区には迷惑かかるので回覧回るんですが、ほかには回っていないと思いますが、これは学生たちが全国から集まってくるんですよ。大平崎周辺、熊ノ木周辺に集まって競技をするんです。 そんなことから、大平崎から今言ったように星ふる学校までの休養村センターの北側に尾根がありますよね。それ、西熊ノ木まで抜けるのは町道なんだそうです。立派な道ですが、とても歩ける状況じゃないんですよね、今、町道なのに。その整備なんかはどうなっているか、どのようにするのかお答え願います。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) その尾根に関しましては、私もこの前ちょっと歩かせてもらったんですが、議員ご指摘のように、確かに歩けるような状態ではなかったと思います。ただ、今、地域おこし協力隊の大塚隊員のほうがまさにその道を整備してくれていまして、町民の有志の方と整備をして、途中からも登れるような登り口を造って、これから尾根のほうの整備に入っていく予定なので、そういったところに町民の力を借りながら熊ノ木までの道筋をつけるということで、今、大塚隊員のほうにお願いしているところでございます。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) そういう状況であればいいんですが、オリエンテーリング、ユーチューブで全国とか世界に流れているんだ、あれね。あの道、大平崎なんか見ているとすごいんだ。私にはよく分からなかったんですが、本当に学生たち、いろんな人も来るんだろうけれども、あの競技会、全国的にやっているというので、ああいう人たちが来てコマーシャルしてくれるんであれば、そういう整備は大至急したほうがいいなと思うんです。 町長は知っているかもしれないけれども、昔、運動会、大平崎でやったときは、熊ノ木小の人たち、あそこから来たんでしょう。何であの道が流れちゃったのかちょっと分からないんだけれども、早めに整備してやって、そのオリエンテーリングの人たちも、そうするともうちょっと視野を広げて競技会ができるんじゃないかなという気がいたします。よろしくお願いします。 これ、大平崎整備とはちょっと違うかもしれない。いつも言うんですが、大平崎の下の荒川の整備なんです。あれ、本当に私はもったいないと思うんだよね。町でやるわけじゃないんですが、町長も何回も足を運んで那珂水と土木にはお願いしているんだと思う。なかなかあれが整備できない。昔は、あそこで魚のつかみ取りしたりキャンプしたり、いろんなことできたんですよね。今の現状ではとてもそのような状況には見えないので、あれは町長のほうがいいのかな、やっぱり向こうへ行って、どういうふうにしてと。何回も足は運んでいると思うんだ、私も何回もこれお願いしているので。あの整備はどうなっていますか、荒川の下。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長
    産業振興課長(星育男君) あそこの場所につきましては、私もよく通りますので拝見させてもらっています。実は今回の野火焼きなんかでも地元の分団のほうに、住民の方の協力を得てちょっときれいにできないかというお話をしたんですが、休養村側のほうの山が近いものですからちょっと勘弁してくださいというお話になってしまったんですね。 そんなこともありますので、これから先、町長のほうにも協力いただきながら、土木事務所等のほうにちょっとお話をしながら、なるべく、私も昔、あそこでつかみ取りをやった経験がありますので、そういったことも今の子供にもできるように、整備ができるように伝えていきたいと思っております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) あそこ、河川がきれいになると、昔はあそこに橋を架けようという、つり橋なんだけれども、向こうとこちらを、こっち側は今の西山地区かな、あそこの圃場整備するので、遊歩道できるので、こっちと連携しようというような計画あったんです、私が議員になった頃は。どこで潰れちゃったか分からないんだけれども、あの遊歩道造るというのは県なのか町なのか、もし造りたいとなれば。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) その計画につきましては、多分、平成八、九年の頃だったと思うんですけれども、私も企画調整課のほうにいて携わらせていただきました。基本的に、休養村センターがもともと、その休養村という部分で農業等を経験する部分ということで、ただ、あのエリアには農地がないということで、あそこに人道橋を造って対岸の農地を利用するという計画だったと思います。それに関しましては、町長なんかとお話しする中でも、やはりクラインガルテンとかそういったものを考えている部分もありますので、将来的にはそういったものを考えていくということは町長とお話をしているところです。 ただ、費用につきましてはなかなか、こういった補助があればというのが見つからないので今のところちょっと進まない状況ですが、何かそういった使える補助金とか見つかれば、そういったことも、議員の皆さんにもご相談しながら進めていければとは思っております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) もう一点、キャンプ場も今、随分ブームになっているので、今、キャンプの設備というのかな、キャンプのテントかな、あれが大きくなっているんですね。私の孫ら、子供たちもなんだけれども、今の大平崎の傾斜のところの部分では大きいテントを張れないんです。だから、やはりグラウンドの中の芝生、あれでのキャンプ場というのはできないものなのか。あれはグラウンドとして決めているから、キャンプ場としてはグラウンドは使えないということなのか、ちょっとその辺、聞かせてください。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) グラウンドのほうは、あくまでもグラウンドとはなっておりますが、例えば育成会とかそういったもので大勢で使いたいというときには、直火とかそういうものをしないということであれば許可している例はございます。ただ、キャンプ場としてそれを大々的に出しちゃっていいのかというのはちょっとまだ迷っているところなものですから、ご相談に応じては、地域の方がそういった地域の活動として利用したいとかという場合にはご相談に乗りたいと思っております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 事務的な、今、答弁だと思うんだよね。うちのほうの子供たちは育成会で行ったからやっていたんだと思うけれども、ほかの人も見ているんだよ。来ている人も、いっぱいテントあって、あれはいいなとなるわけです。やはりそういうところも使いよくして、あそこにフェンスか何か造って、こっちはキャンプ場でテント張っていいですよと。火はもちろん使えませんから、そのような。そういう考えも持たないと、地域の人が、地元の育成会がやるのにはいいんだけれども、下で見ている人たちは、あれ何で、あんなに大きいテント作りやがって、私らもと言われるそうなんです。やっぱりキャンプするときは同じ時期に、土日かどこかで行くんでしょうから、そういうのも休養村のほうへ行くと駄目ですよとはっきり言われると思うんだ。だけど、張っている人もいるわけです。 そういうのは事務的な答弁じゃなく、やはりそれを変えていくような、地元がよくてほかは駄目じゃなく、やっぱり来ているわけだから、そういうのはちょっと考えていただきたい。答弁願います。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 町内にほかのいろんな民間のキャンプ場とかそういうのもあるので、あそこに全部集めちゃうわけにはいかないので、そういったことも勘案しながらちょっと検討させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) じゃ、時間なくなっちゃうので最後、これが一番皆さん聞きたいんだろうと思います。 新庁舎建設のスケジュールです。1つ目の進入路、皆さんも大体思うんだろうと思うけれども、私もそういう関係なので、工事が始まるときは最初道路なんです。進入路だね。その次、水、電気、これが基本なんです。それないとスタートできない。これが今、来年度の予算には、見せてもらったから、買うようになっているらしいで進入路ができるんだけれども、工程表見ると、造成、排水工事はもう4月からどんどん業者が入ってくるんですよね。それまでにはこれ完成するんですか。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 進入路の整備につきましては、まず年度当初より関係の地権者に当たりまして、計画をつくりたいんだということで進めてまいりました。まずは県道との交差点が設置されます。そういった場所でのやはり協議というものが必要になります。そうでないと道路の計画が定まらないものですから。今年の1月ぐらいにその協議がまとまったものですから、そこでいよいよ道路の、用地の測量にかかれるという段階に入りました。 それで、現在、用地の測量を実施していまして、今度の3月13日土曜日には、地権者の方の協力をいただいて境界確認等を実施して、おおむねの道路の幅、どのぐらい用地がかかるのかというのをご説明したいと考えております。 このような状況で、道路の整備につきましては進捗してきましたが、来年度の予算にも計上させていただいておりますが、来年度早々には土地の売買契約を実施しまして、並行して道路の設計作業も進めまして、早く着工していきたいと考えております。そこで着工して完成したときには、今後、本体工事等に入りますので、その本体工事の工事用道路というような位置づけで使用していくという考えでございます。 これからまだ進めなくてはならないことはたくさんありますが、速やかに進めていきたいと考えています。 以上です。     〔「7月までに間に合うという答弁している。7月までに間に合うのか。工事が入るんだよ、もう。聞いてないの」と呼ぶ者あり〕 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) はい。間に合うように進めたいと考えております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 間に合わなくちゃ、このスケジュールが合っていかないんだよ、これ、スタートが。出だしからもう遅れちゃうでしょう。来月、もう今月から地権者の人、田植が始まると思うんだよ。準備しているんだかなんだか分からないけれども。今頃買うんじゃなく、12月にはもう提案してやっていかないと。これから田植、田んぼなんですよ、あそこ。そういうこと考えて進んでいかないと。地権者の人、これ了解しているのか。これから田植、準備しちゃっているんじゃもっと大変なことになるんだよ。どうなのか、その辺は。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 関係地権者の方には、このような形でいろいろと協議が遅れているという旨お話ししまして、来年度につきましては休んでいただくという旨のお願いをしているところでございます。そういった部分で、1年間で収量等がございませんので、そういった補償費についても予算の中で計上させていただいております。そのような形でお願いをしているというところでございます。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) そういうことになるとやっぱりお金がまたかかっちゃうわけよ。あそこの場所へ建てましょうという計画できて、議員の皆さんにまだ了解取れていないところもあるんだろうけれども、そういうので進んでいるんだもの、もっと早く私はやっていただかないと、どんどんこれ予算的にもかさんでいっちゃうと思う。12月にも出して皆さんの了解取っていれば、もう今頃は道路できている。今、残土の搬入で大型がどんどん入っているんだよ、あそこへ。そういうのを含めると後手後手に回っているんじゃないか。どこかの国会議員も言ったような気がするけれども、後手後手に回っているんじゃないかなという気がするんだけれども、今、ダンプで搬入して、いつ終わるのか。今の残土かな、あれは入れるようになっている。これは副町長かな。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 残土の搬入につきましては、1月頃から開始しまして、今年7月頃までの搬入を予定しております。その搬出場所につきましては、栃木県の矢板土木事務所さんの協力を得まして、建設工事の残土を搬入させていただいているところでございます。そのエリアを決めまして、随時、搬入しているところでございます。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 大至急やらないと、道路がスタートですからね。 では今度、2番の町有林の伐採。使用する原木は町内の製材工場で製材して乾燥及び商品とするということなんですが、あれだけの量ですから、もう業者などにはお話が行っているのかな、これ。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) こちらの伐採に関しましては、産業振興課のほうで手伝わせてもらっていますので、答弁させていただきます。 これにつきましては、町内の間伐の業者さん、あと森林組合、あとは町内の全製材所、こちらのほうを歩かせてもらって皆さんの協力を賜れることは了解を得ております。そうなりまして、そちらのほうの業者の方たちで組合をつくってもらって、その組合のほうにお願いするという形を取っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) 組合つくってね。あれ……     〔「ランバー」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(君島勝美君) ランバーか、あれとはまた別なのか。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 今、ランバーシオヤのほうは多分解散している形になっていると思いますので、そちらの組合のほうが今ない状況になっておりますので、新たに、この庁舎のための組合として一時的に組合を立ち上げてもらうことになると思います。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) じゃ、話替わっちゃうんだけれども、柱100本はどうするのか。どこからもらえばいいのか。事業、終わっていないよね、まだ。あれはどこから買えばいいのか。ランバー仕様じゃなかったか。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 今、町内の製材業者のほうから直接ということでお願いをしているところになっております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) じゃ今度は、町有林を製材して、大きいものは乾燥するんでしょうけれども、集成になる材料はないのか。集成材は使わないのか。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 各分類によっては集成材にしなくてはならないという部分もございます。なるたけ町有林を使うというような方向で進めておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) じゃ、町有林を製材して、のりか加工して集成にするということね。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(君島勝美君) はい、お願いします。 じゃ、3番の内装材。内装材加工については町から支給した事業者が発注するのかな。完成したもの、これ1年間かけて加工というんだけれども、答弁の中で。そんな悠長にできないと思うんだけれども、それ加工するね、天井、壁、床。相当な量だと思うんだけれども、それはどこに置くのか。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 使用材料等につきましては、工程のスケジュールというものがまだ現状では明確ではないんですが、やはりこういった内装材の施工というのは、完成に近い時期に施工されるものだと思っております。そういったことで、その加工する期間というものを勘案しまして、やはりタイミングを見計らって、事業者のほうでその加工の発注をかけるというような考え方だと思います。その加工前の段階については、生涯学習センター前のグラウンドで保管しておくという考え方です。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) じゃ、最後に水路。西側の水路は新庁舎の施工区域に含まれていないということなんだけれども、進入路を造るのには、どうしてもあそこ進入するときはあの水路を何かするんでしょうから、あれはどのようにしてするのか。答弁の中では、玉生宿の浸水の対策方針も考えているということなんで、あれまで考えるとよっぽどきれいに大きくしないと、橋が、カルバートか何かで進入路がまたいでいくわけだね。その辺はどのように考えているのか。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 西側の水路、こちらにつきましては今回の施工区域には含まれておりません。ただし、進入路につきましては横断するというような形になると思います。その機能については、西側の水路については機能を確保しなくてはならないという考え方の基に、ボックスカルバートの施工を予定しております。ただし、そういった様々な、流域が広がるとかそういった部分があれば、当然ながら大きさ等も検討していかなければならないというふうに感じておりますが、現状、現在の機能を確保するということを優先して進めております。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) じゃ、時間がなくなったので、最後に、これは町長に答弁をぜひお願いいたします。 昨年の9月定例会の所信表明で、町長は、この庁舎に関しては、「町内産の木材を活用し、町内の大工や製材業、職工組合などの技術力の向上に努め」、職工とのことでしたけれども、町長の言う今までの考えは変わらないのか。 それから、私は、今このコロナ禍でありますので大変厳しい中でありますので、製材の業者だのは職人さんだけじゃなく、これ、町全体の商工の発展にもつながると思うんです。新庁舎建設が始まりますと1年数か月かかるわけですから、どの法定企業が請け負うか分かりませんけれども、宿泊とか飲食だね、いろんなものに対して町にそれだけ還元されると思うんです。業者の私たちはそういう大手に入れませんので、このような町全体で、職人さん、飲食関係、いろんな業者さんにそういうのを使っていただけるかどうか。これ、町長だと思うんだけれども、町からそういう依頼ができるのか、そこら辺、町長、時間がないので簡潔に。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) ご指摘のように進めたいと考えております。それが聞いていただけるかどうかというのはありますから、法的にこうだということはできませんが、できるだけ地元に物やお金も含めて落ちるような仕組みを我々も考えて、そういうことを入札の際あるいは落札業者にはお願いをしてまいりたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 君島議員 ◆11番(君島勝美君) ぜひその辺は町長の力でお願いしたい。私たちは小さな企業ですから、そういう法定等にどのように対応していいか分かりません。町のほうから商工組合なり商工会なり、いろんな飲食会、どのようにして町にお願いするか、陳情ではないけれども、そういうのを出していただければ町も助かるよということであれば、私たちのほうもそのように対応しながら、相手方にもただ口だけじゃなく文書でも何でもやりますので、その辺はよろしくお願いしまして、私の質問とします。ありがとうございました。 ○議長(直井美紀男君) 以上で君島勝美議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。10分間休憩いたします。     休憩 午後1時59分     再開 午後2時08分 ○議長(直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △大嶋晴宏君 ○議長(直井美紀男君) 2番、大嶋晴宏議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて30分以内です。 2番、大嶋晴宏議員。     〔2番 大嶋晴宏君登壇〕 ◆2番(大嶋晴宏君) 一般質問通告書に基づき2点ほど質問いたします。 1、新型コロナウイルス感染症対策に伴う中小企業・小規模事業者の支援について。 2、「国体」カヌー競技及び関東大会について。 1、昨年からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行が未曽有の経済停滞を引き起こしていることは、誰もが認めるところだと思います。このため、新型コロナの影響で業況が著しく悪化した事業者を支援するために、国や県は、昨年に、持続化給付金や家賃支援給付金、雇用調整助成金、GoTo事業、感染拡大防止協力金等々の施策を講じてきました。 本年に入り、新規感染者数が激増して、栃木県にも非常事態が宣言され、夜間営業の飲食店に営業時間短縮協力を求め、時間短縮協力金が支給されました。この営業時間短縮協力金は夜間営業の飲食店に限るものですが、町内を見ると、影響を被っているのはこれらの飲食店だけではなく、町としてももう少し救済支援できないものでしょうか。 現在、売上げの減少した中小事業者に対する一時支援金が公表され、受付が開始されると思いますが、この対象者は、緊急事態宣言に伴う飲食店、時短営業または外出自粛等の影響を受けた事業者で、2019年比または2020年比で2021年の1月、2月または3月の売上げが50%以上減少した事業者となっています。 町内の事業者にあっては、営業時間短縮協力金の際に、コロナのせいで客が減ってしまったが、夜間営業をしていなかったので時間短縮協力金の対象外になってしまっている、また、非常事態宣言から売上げが減ってしまったが、うちは飲食業じゃないから協力金も申請できないなどの声が事業者や農業者から聞こえてきます。 昨年の持続化給付金の際は、町として、これの上乗せになる事業継続支援給付金や、売上げ減少要件に届かないものに企業等応援助成金を支給する施策を講じられました。ついては、本年も非常事態宣言以降、昨年以上に厳しい状況がうかがわれますので、町として、農業者も含めた中小・小規模事業者に救済支援策を講じられないかお伺いいたします。 2、新型コロナ対策に伴う中小・小規模事業者の支援について伺いましたが、町の経済に影響があると思われるイベント、国体のカヌー競技及びカヌー競技の関東ブロック大会について伺いたいと思います。塩谷町では、今年6月に、カヌーの関東ブロック大会が開催される計画となっていますが、コロナ禍にあっての開催可否、準備の進捗状況についてお聞かせいただきたい。 以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 大嶋議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目、新型コロナウイルス感染症対策に伴う中小企業・小規模事業者の支援についてであります。 これまで、町では、国の持続化給付金に上乗せ補助をする塩谷町新型コロナウイルス感染症対策事業継続支援給付金と、対前年度比の売上げ格差が20%以上でかつ持続化給付金には該当にならなかった方を対象にした町独自の支援策として、塩谷町新型コロナウイルス感染症対策事業者応援助成金の2つの事業によりまして、農林業、商工業者等に対して幅広い救済支援策を講じてまいりました。 これまでの給付実績につきましては、支援給付金は、3月1日現在で244件7,511万6,447円、応援助成金は、38件で1,261万6,268円の支払いの手続が終了しております。これらの施策の有効性の検証と併せて、新型コロナに伴う経営上の課題等を把握するため、現在、町内約400件の事業所を対象にアンケート調査を行い、その集計作業を行っているところでございます。 落ち着きを見せてきたとはいえ、第3波を生じるまで感染が拡大してきたことで、消費者の行動が大きく変化する中で将来を見据えて、事業所の方が現在、何に困っており、何を欲しているのか、それに対して町として実施できる手だては何かを早急に導き出す必要がありますので、アンケートの集計を急ぎ、国の第3次臨時交付金で取り組める事業につきましては積極的に実行していきたいと考えております。 次に、質問要旨の2点目、国体カヌー競技及び関東大会についてでありますが、いちご一会とちぎ国体は、令和4年に、正式競技、特別競技、公開競技、デモンストレーションスポーツ、合わせて74競技が県内25市町で開催されます。 本町では、10月7日から10日までの4日間、船生、川村地内の鬼怒川特設カヌー競技場で、正式競技のカヌー競技、スラロームとワイルドウォーターが開催されます。それに先駆け、本年6月5日、6日の2日間、第76回国民体育大会関東ブロック大会兼第77回国民体育大会カヌー競技リハーサル大会を開催することとなっております。 このコロナ禍にあっての開催可否については、今後の新型コロナウイルスの感染状況や県の判断によるものとなりますが、現時点では、開催する方向で準備を進めているところでございます。開催の運びとなった場合であっても、感染拡大が懸念されれば、大会規模の縮小、無観客での開催など、運営手法を変更しなければならないこともあり得るものと考えております。 次に、準備の進捗状況ですが、鬼怒川特設カヌー競技場のコース整備等競技会場整備につきましては間もなく完了する一方、町道川村・佐貫線につきましては、一昨年の台風19号の災害復旧事業の影響により、当初計画より遅れておりますが、本大会までには拡張工事等を終える予定でございます。いずれにいたしましても、県や日本カヌー連盟、栃木県カヌー協会等関係機関との連携を密にして準備を進めてまいりたいと考えております。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 大嶋晴宏議員再質問。 ◆2番(大嶋晴宏君) 今回、支援金となるお金が出たのは、先ほども言いましたように夜間営業のみであります。今回、経済産業省より、緊急事態宣言の影響緩和に係る一時支援金の概要についてというのが出ています。これは3月1日公表になっております。今年3月8日から5月31日までの受付となっていますが、これも夜間営業または移動の自粛に関する、そして売上げが50%以上減少していても、その対象、夜間営業に関係しないものだともらえないということなんです。 先ほど町長も言いましたが、アンケート取ってできるだけ早く支援をしたいということですが、今現在、本当に危機的なことが多いと思います。このままでは後継者不足とか、後継者がいてもなかなかやっていけないという声が聞こえていますが、どれぐらいの期間でその支援のほうできるのか一応お聞かせ願います。町長お願いします。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) 町長答弁のほうにもございましたように、今アンケートが戻ってきておりまして、今日現在で戻ってきているのが168件ほど戻ってきております。その中で、出した中でいうと大体40%の回収率ということになるんですが、やはり中を見ますと、業種別にいうと飲食業、宿泊業、商業、サービス業、建設業、この辺の方が多い状況になっております。経営に影響が生じているという方が168名のうち94名、今のところ影響はないけれども、これから心配だなという方が44名というような形で、大部分の方がやはり影響が出ているというような回答をしております。 今まで使った支援策なんかを見ますと、やはり持続化給付金とかそういったものが多いというようなことがありまして、あとは一部GoTo関係ですね、こちらをやっているという形です。 これからどういったことを求めているかということを聞いているんですが、その中で、やはり持続化給付金みたいなものを再度というのもありますし、あとは感染症対策に対する補助金というようなもの、この辺が多い状況です。あとは、国・県・町の支援策ということでやはり地域活性化に関する支援、あとは税制関係ですね、そちらのほうの減免とかそういった支援策、あとは消費の喚起、クーポン券とか、こういったものを望んでいるという声が今のところは多い状況です。 こういったもの、一応アンケートの締切りは過ぎているんですが、ちょっとまだ集まってきている状況なので、最終的に集計したものを分析しながら、先ほども町長の答弁にありましたように、国の第3次の臨時交付金のほうに該当できるものがあれば、なるべく早く取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 大嶋議員 ◆2番(大嶋晴宏君) 再質問いたします。 今も答弁にありましたが、新型コロナ感染症の応援助成金、これが大変助かっていると、50%以下でも支援してくれると。今回も、このように20%から50%未満、そのようなことを考えているのでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) これにつきましては、こういう言い方は悪いんですが、臨時交付金のほうがあったのでこれができたという部分があるので、やっぱり第3次の臨時交付金のほうでどういった用途に使っていいかということが明確になってこないと、財源等のこともありますので、その辺の情報をもらってからちょっと判断したいというところが今の現状でございます。 ○議長(直井美紀男君) 大嶋議員 ◆2番(大嶋晴宏君) 前回も支援給付金とか、これ頂いて何に使ったかと一応聞いてみたんです、何人かに。すると、税金を払うのでやっとだったと、国民健康保険とか固定資産税とか。自分の商売用には使えなかったという声も結構聞こえます。できればもうそういうのも免除とか、あとは、なっていると思いましたが、そういう話とか聞こえてくるんでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) やはり私どものほうに申請に来た方が、やはり国保税とか固定資産税とか、あとは法人税関係も含めてちょっと厳しいんだよねというお話が、意見があります。それに関しましては、一定の条件によりますが、税務課のほうでも相談に乗ってくれる。例えば一括で納付が難しいときには分割で納付という、そういうものもありますというお話はしたんですが、それは根本的な解決にはなっていないので、その辺のところはちょっと今日、税務課長、横にいないんですが、税務課のほうとも連携は取っていきたいと思っております。情報は流したいと思っております。 ○議長(直井美紀男君) 大嶋議員 ◆2番(大嶋晴宏君) 町独自でいろいろやってもらったりして、本当に助かる面がたくさんあると思います。ただ、先ほども言いましたように、本当に緊急、コロナでここまでひどくなるとは思っていなかったという話もたくさん聞いています。このためにできるだけ早めの支援、また、塩谷町、商店街自体もあるような、ないような、ましてやシャッター通りみたくなっています。町に助けてくれと言うのも大変申し訳ありませんが、そういうふうな感じで、町の商店、ましてや農業、これも大変な思いでやっていると思いますので、支援のほどよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、2の国体についてですが、先ほど開催するかしないか、関東大会のほうですね、すみません、やるかまだ分からないということですが、もし開催する場合、コロナで観客等は入れるのかどうかお伺いしたい。 ○議長(直井美紀男君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(大島郁夫君) 先ほど町長の答弁にもありましたように、現在のところは、観客を入れる予定で計画のほうを進めております。 ○議長(直井美紀男君) 大嶋議員 ◆2番(大嶋晴宏君) 先ほども話がありました国体、来年の10月からであと1年半以上あるわけですが、町民の間では、カヌー大会を同町で開催することを知らないという人も大変多いと思います。今年6月の関東大会を機に町民にもっと周知すべきではないかと思いますが、何か対策等があったらお聞かせ願いたい。 ○議長(直井美紀男君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(大島郁夫君) 先ほど議員ご指摘のように、カヌー競技というものは、サッカーとか野球のようにメジャーな競技ではないというのは承知しております。周知方法につきましては、昨年度、車につけるマグネットを作成しまして、公用車とか、商工会、JA関係、銀行、駐在所とかに配付いたしまして車のほうに貼っていただきまして、カヌー競技の周知をしております。また、今後になりますけれども、3月号の広報「しおや」のほうでもカヌー観戦のガイドということで、見開きで掲載をする予定となっています。 今後も、広報誌を使いまして、住民の方にカヌー競技のほうの説明というか、そういったものの周知を図っていきたいと思っております。また、これからになりますけれども、のぼり旗なんかも作成いたしまして、競技会場はもちろんのこと、町に入ってくる主要な幹線道路とかそういったところに掲げまして、カヌー競技をPRしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) あと、追加というんではないんですが、予算で新しくお認めをいただいたFMラジオ、年間で500万ちょっとかかるんでありますが、ぜひその中でも何日間かはPRに充てたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 大嶋議員 ◆2番(大嶋晴宏君) 先ほど言ったマグネット、私もつけさせてもらっています。関東大会前にそのカヌーのやる場所を何か議員と視察とか、そういうのは考えているんでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(大島郁夫君) まだ完成はしておりませんので、そういう機会も設けていきたいというふうに考えておりますので、その際はよろしくお願いしたいと思います。 ◆2番(大嶋晴宏君) せっかく国体、塩谷町でカヌー大会やるんですから、ぜひそういうのを一回見ておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まだ時間ありますが、以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(直井美紀男君) 以上で大嶋晴宏議員の質問を終わります。 暫時休憩いたします。10分間休憩いたします。     休憩 午後2時29分     再開 午後2時38分 ○議長(直井美紀男君) 引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △篠原操君 ○議長(直井美紀男君) 1番、篠原操議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて40分以内です。 1番、篠原操議員。     〔1番 篠原 操君登壇〕 ◆1番(篠原操君) それでは、一般質問通告書に基づいて3点ほど質問させていただきます。 まず1点目、東古屋地区の水道施設について。 東古屋地区の水道は、現在も、北方向1キロほど離れたところからの沢水を利用しております。また、この水は、区内の家庭のほか、東古屋キャンプ場の上水道としても利用されております。平成30年には、寒さが厳しく2週間ほど断水し、家庭の飲料水が底をついたとも聞いております。その3年前の3月議会での町の答弁では、今後の共同の生活水についてなど住民と協議していくと回答しておりますが、その後も継続して沢水を飲料水とする生活が続いております。 寒さが厳しくなると配管が凍結し断水してしまうかもしれないと、また、一度断水してしまうと何週間も水が出ないことになると、こんな不安を持ちながら東古屋地区の人たちは安定した水の確保を願っております。町ではその後どんな協議をしてきたのか伺います。 次に、2点目は、玉生宿区の浸水対策についてでございます。 一昨年に襲来した台風19号によって玉生宿区を流れる通称高橋堀が増水し、床上浸水や床下浸水など多大な災害をもたらしました。玉生宿区は、大雨が降るたびに繰り返し床下浸水などの災害が起きていることから、根本的な対策が必要ではないかとの私の質問に、流域全体の詳細調査、専門家の意見聴取など総合的に検討して方針を決定すべきと判断すると答弁しています。また、今年度の予算に調査費用として計上されたと認識しています。 しかし、昨年当初からの新型コロナなどの影響でなかなか取りかかれないとも聞いています。昨年9月議会でも冨田議員から質問をされていますが、私も、町長在任中に解決すべきと考えております。そこで、しっかりとした計画を作成し、住民の協力を得ながら進めるべきと考えますが、町長の見解を伺います。 3点目は、新型コロナワクチン接種についてでございます。 町長及び町は、昨年からのコロナ禍の中、蔓延防止のためのお願いや高齢者等の抗原検査実施のお知らせなど、いろいろな情報を回覧板等で発信しています。コロナ禍の中で、職員の仕事量も負担もかなり多くなっていると感じています。 そんな中、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりますというチラシが各家庭に入りました。集団接種の概要の中で、65歳以上の高齢者から順次接種、生涯学習センターが接種会場ということですが、高齢者の中には接種会場に行けないような運転免許証がない方、また、町の開業医の方に協力していただくとありますが、開業医が休日のときに接種を行うなど、チラシから読み取ることができる内容はありますが、まだ明らかになっていないことなど多くの事柄があると思います。 国会でも基本的なことの議論が起きているが、各自治体がそれぞれの自治体に合った方法で行うことになると考えます。塩谷町は実際どんな方法でワクチン接種をすることになるのか、分かる範囲で答えていただきたいと思います。また、町が計画していると思われるワクチン接種にかかる期間など教えていただきたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 篠原議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の1点目、東古屋地区の水道施設についてでありますが、令和2年3月に、住民課、建設水道課及び東古屋区水道施設の代表者により現地調査を行いました。 東古屋区は、ほぼ全ての家庭で自家用井戸を保有するものの、水量が少ない上に鉄分が含まれるなど水質も好ましくない現状にあり、仮に同地区内で新規に取水井戸を整備した場合は、各自家用井戸に影響を及ぼすことも懸念されることなどから、ポンプ圧送方式導入を前提に、地区外も含めて5か所ほど取水井戸の候補地を確認することができました。 この現地調査を踏まえ、当初予算に東古屋地区地下水調査業務を計上し、今後、具体的に候補地の現地探査、試掘、水質検査を行う予定としております。 なお、事業実施に先立ち、改めて候補地の確認を行うことが必要となりますので、来る3月7日に、東古屋区住民、鬼怒川漁協を対象に説明会を実施することになっております。 なお、調査費の詳しい内容につきましては、予算決算常任委員会にて担当課よりご説明いたします。 次に、質問の要旨の2点目、玉生宿区の浸水対策についてでありますが、議員ご指摘のとおり、今年度、流域全体の詳細調査を実施し、先頃、調査結果が報告されたところであります。この調査結果の報告の中では、流域の途中で1級河川荒川に直接放流するといった、玉生宿地内の浸水被害を軽減させる対策の提案も盛り込まれているところでありまして、そうしたことも含めて、現在、技術的・物理的観点から提案内容の精査もしているところであります。 本来であれば、調査結果の報告を受け、地元区長さん及び土地改良区の役員の方などに調査結果の内容を説明した上で、玉生宿地内の浸水対策に対する意見を伺うべきところでございますが、新型コロナ感染症の影響により、多数の関係者を招集しての会議等を控えていることもありますので、コロナ感染症の落ち着きを待って、改めて説明の場を設けさせていただく予定で考えております。 浸水対策の実施に当たっては、土地所有者のご協力、関係機関の許認可、財源の確保など整理すべき課題が多々ございますので、これらの課題解消に向け、地元行政区関係機関との協議・検討を重ねた上で浸水対策の方針を決定してまいります。 次に、質問要旨の3点目、新型コロナワクチン接種についてでありますが、ワクチン接種は、新型コロナウイルスに感染しにくくなり、また、仮に感染しても症状を軽減するなどの効果が認められていることから、町としては、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、一人でも多くの町民に接種していただくべく準備を進めているところでございます。 また、接種会場につきましては、ワクチンの保存方法や運搬上の課題もあることから、町医師会との調整の結果、集団接種とし、会場を生涯学習センターとするとともに、接種日につきましては、医師会の通常診療に支障のないよう、水曜日、木曜日、そして土曜日の午後とし、毎週最大で800人の接種、そして65歳以上の高齢者から順に接種していくという計画を立てているところでございます。 なお、町内の高齢者施設等の入所者及び在宅の要介護者につきましては、嘱託員による巡回接種を行い、また、接種会場まで足を運ぶことが困難な方に対しましては、各自治公民館を発着とする巡回バスやデマンド交通の活用も予定をしております。 そして、この接種計画を実効性の高いものとするため、2月27日には会場運営訓練を開催し、動線や案内表示、接種の手順等を確認し、明らかになった課題について、現在、見直しをしております。今後、ワクチンが町の計画する期日どおりに予定数量が供給されるかどうかにもよりますが、現段階では、4月下旬以降から高齢者へのワクチン接種を開始し、スムーズにワクチンが供給されれば、11月下旬までには全町民の2回接種が完了するものと見込んでおります。 いずれにいたしましても、これまでにない集団接種事業となりますので、町民の皆さんに混乱を生じず円滑に接種が進むよう、医療関係者の協力を得ながら全力で取り組んでまいります。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 篠原操議員再質問。
    ◆1番(篠原操君) それでは、まず最初、1点目の東古屋地区の水道施設について再質問させていただきます。 今、答弁で、新しく井戸を掘って、今5か所ぐらいを検討しているという話だったと思うんですけれども、ここは以前に、私、今の区長さんあたりからちょっと話を聞いたことがあります。それは、この地区はどこに井戸を掘っても水質が悪いんだよねと。あと、水量も少ないんだよねという話、聞いています。また、どこを掘っても一緒なんだよねと。どこを掘っても一緒なのかなと。ダムのほうにも井戸を掘ってあるみたいなんですけれども、何か水質が悪いと、そういう話も聞いております。 今回、井戸を掘って飲料水として使えるめどがあるということだと思うんですけれども、そういうことなんでしょうか、まず伺います。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) いきなり議員のほうから一番心配していることを言われたわけでございますが、正直、5か所を予定しているとはいっても、探査、調査を行う予定ではありますが、駄目だけれども5か所のうちのどれか掘らなくちゃ駄目だよねというものでは、私は、ないと正直思っております。ですから、確実にそういう調査結果が得られるとなった場合には、改めて試掘をするというふうになっていくんだろうと思っております。 ですから、5か所全部掘ってみてどうだということではなくて、ここは可能性高いよねというところがあれば試掘をしてみて、井戸に進化させていくことになるんだと思います。 この地区の水道に対する考え方、なぜ進んでこなかったかということは、私も当時、最初の頃から担当していたわけではございませんが、長くこれに関わってきた方の話を総括して聞いてみますと、どこを掘っても本当に駄目なんだというのが、どうもそういう結論が出そうな気が私もしているところが事実でございます。駄目なものに金かけるのかということでございますが、いろいろ話してみますと、水道もないということになると、やっぱり好ましくないなと思いますので、取りあえず調査をしてみるということでご理解いただければと思います。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) やっぱり同じような答弁だと思うんですけれども、ここの東古屋地区ってかなり飲料水では苦労しているんだと、そういうのも随分伝わってきているんです。何年前の話かちょっと分かりませんが、大滝から流れ込むあの川ありますよね、西側の一番北のあれかなと思うんですけれども、そこの伏流水を引いて飲料水にしようかということで、業者に見積りだけ取ってもらったことがあるという話を区長から聞いています。たしか、そのときは700万ぐらいの見積りが出されたという話も聞いているんですけれども、これ、井戸を掘って飲料水が確保できなければ、できれば何よりだと自分では思っているんですけれども、この辺、十分住民の人と検討してもらって、よりよい方法で飲料水を確保していただきたいと思っているんです。 伏流水というものを、川の浅い部分から、地下の浅い部分から取る水らしいんですけれども、ここの飲料水として使うことに対しての問題点というのはあるんですか、それまず聞きたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(森田洋行君) 明らかに河川の伏流水ということですと、河川管理者の許認可の話になっちゃいます。かといって、川から何メートル離れれば地下水というルールもありませんので、本当にケース・バイ・ケースで場所によって判断が変わるような状況で、細かい決まりはありません。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) じゃ、3月7日に説明会があるという話ですけれども、これ私、区長から直接聞いたんですけれども、ここでもやっぱりそういう伏流水とか井戸水とか、どんなふうにしようかという話もじゃそこでされるわけですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 水道課長から今、話がありましたように、あそこの水というのは、できるだけ集めてくることでダムとしての活用を考えた地域なんですね。だから、それを水道に使うということに、住民が困っているんだからお願いしますよと言っても、正直、私はなかなか難しいんだろうと思っています。この地域が水が足らないと言いながらも何十年も手を煩わせてきたという経緯があるのは、そういう理由なんだと思います。 だから、全くダムに関係のないところからという形で今回も場所を5か所選んでおります。正直、ダムがあるんだから水は幾らでもあるんじゃないか、そこから盗めばいいじゃないかと、言葉は悪いですけれども、そういう方法というのは全く考えられない方法ではないんだけれども、しかし、そこには許認可の問題が出てきますので、やはり井戸として活用できるかどうかの今回の調査になると思います。 ただ、先ほども申しましたように、過去の長い歴史を見ますと非常に厳しいんじゃないのかなと感じております。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) やっぱり伏流水使うと簡単に今、決められないということだと思うんですけれども、井戸水が本当に飲料水として使えれば最良のことだとは思っていますけれども、実際これ、3月7日にせっかく説明会というのか、そういうことも含めて住民と話し合う機会を持つということにしたわけですよね。自分もちょっとここまで携わったので、時間、後で教えてもらえれば一緒にちょっと出席させてもらいたいんだけれども、大丈夫ですか。じゃ、大丈夫だったら、そこでもいろいろ話聞かせていただきたいと思います。 それでは続いて、2点目を飛ばして、新型コロナウイルスワクチンの接種についてちょっと質問させていただきます。 まず初めに、2月27日、生涯学習センターで行われた新型コロナウイルスワクチン接種の会場運営訓練ですが、私も、町民B役という形で参加させていただきました。町の職員、またお医者さん、消防署員など参加されておりましたけれども、お疲れさまでした。 私も接種を希望すればこの会場で接種となると思いますが、訓練では、スタッフの職員が約二、三十名で、あと約40名程度が町民役で務めていたと思います。間隔を空けて椅子に座ったりして、密にならないような工夫をしておりましたが、この人数でも1階はかなり狭く、密をちょっと感じました。問題点を洗い出して改善されていくとは思いますが、訓練の成果が出せるようお願いしたいと思います。 そこで質問なんですけれども、塩谷町の65歳以上の高齢者というのは約4,000人ぐらいいるんですか、なると思います。水・木・土曜日の午後の接種と聞いていますが、これ、1日当たり何人かというよりも、週800人ぐらいのペースで何かこう、今聞いていたら、接種をしたいということになると思いますが、800人ということは、300人近い人が午後だけで入るわけですよね。私、この前、二、三十人でも随分密を感じたんです。本当にこれ実際できるのかなと思っているんですけれども、1つは、3密を防ぐためにタイムスケジュールというのか、そういうものは組む予定あるんですか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。 先立っての全員協議会のときにもお知らせしましたけれども、一応、水曜日と木曜日はそれぞれ200人、土曜日が400人ということで、それはあくまでも最大でございます。そのうち今8割ぐらいが受けるとなれば、100何十人とかという数字に多分なっていくんだろうと思いますけれども、一応、今のところ行政区ごとに日にちと時間をあらかじめ指定させていただいて、なるべく同じ時間に人が集中しないように、そんなことで考えております。 それともう一つ、議員にはご参加いただきまして大変ありがとうございます。1階の部分でかなり密になったというようなお話は参加者からも出ておりまして、それについては、2階の廊下部分を有効に活用することで、なるべく密を避けるようなことを今検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) 分かりました。 もう一つ、次の質問なんですけれども、高齢者になればなるほど、私、早く行って待っていなくてはと、そういう心理が恐らく強くなると考えているんです。そうすると、受付周辺、入り口のところだと思うんですけれども、かなり混雑すると考えられるんですね。受付の前に、私、待機場所のようなものが必要ではないか、そういうふうに思っているんです。例えば、待機場所をつくったとしても雨などが降ってくることもあるので、テントとかプレハブのようなものを設置する必要が出てくるんじゃないのかなと、そういうふうに感じているんですけれども、そういうことに対してはいかがでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) ただいまの質問にお答えいたします。 ご指摘のとおりでございまして、特に暑い夏でありますとか梅雨時期はやはり外で待っていただくのは大変なことでございますので、今、議員がおっしゃったようなテントなり、待機場所をプレハブ、あとは、町のバスを利用する予定でございますので、バスの中で時間が来るまで待っていただくというような、いろんな方法をちょっとこれから検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) 今の町のバスというのはちょっと難しいかもしれないですね。実際、町のバス、また折り返しとかそういうピストン、そういう形も取るようになると思うので、ちょっと広い場所の設置、少し考えてほしいなと思います。 それで次の質問なんですけれども、高齢者の中でも体が思うように動かない人、お年寄りですね、これがどうしてもいると思います。このお年寄り一人一人、これ、サポート役が必要になってくるんじゃないかなと私思っているんです。実際に自分の親のことを考えると、そんな場合を想定したボランティアみたいなものを募集したらいかがでしょうかというのが次の質問なんですけれども、どう考えていますでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 大変貴重なご意見をありがとうございます。これからよく検討させていただきたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) 分かりました。 次は、訓練では役場の職員がスタッフに大体二、三十人いたと思います。水曜とか木曜日というのは役場は休みじゃないですよね。そういうことは、その二、三十人をどう確保するかということだと思うんですけれども、実際に今、医療機関の人かな、結局、先生がいなくなれば、そこの病院の人は受付とか看護師さんなんかも午後休診とかそういうふうになるわけですよね。そういう医療スタッフの人の協力を得るのは検討していませんか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 訓練当日につきましては、役場の職員が実際、従事者役でやりましたけれども、本番の場合は人材派遣会社から人を雇いまして、その人に接種の日は従事していただくということで考えております。 それで、現実の話として、役場の職員が実際携わるのは受付の業務と、あとは全体の総括ということで合計四、五人程度で考えておりまして、その他については人材派遣会社、それから会計年度任用職員を新たに雇うなどして対応させていただきたいと思っております。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) 分かりました。この前の訓練のほうのが大体今までの質問なんですけれども、そのほかに訓練以外の質問をちょっとさせていただきます。 まず、ワクチン接種までの手続の流れなんですけれども、今、4月下旬から接種が始まるという話ですけれども、例えばもうそろそろその手続の書類というか、それを出さないと、はっきり言って、希望する人とか希望しない人の確認ができないわけですよね。そういうものに関して、いつ頃からそういう手続の流れというのは始まるんですか、まずはそれを。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 現段階では、ワクチンがいつ来るかというのが、これ、国なり県のほうからはっきりと示されておりませんので、なかなかそれが決まる前に出すというわけにはいかないというところが現実のところでございます。 ただ、そうはいいましても、町民の皆さんの中には、いつ始まるんだというお話が、多分、疑問があると思いますので、開会日にお話ししましたように10日の、区長文書と私そのときお話ししたんですが、広報の中で、今後どういうスケジュールでいきますよというのは書かせていただく予定でございます。 それで、今のところ、ワクチンの入手がいつになるか分からないんですけれども、3月末日までには、高齢者向けには接種券、それから予診票、それと接種の案内に関するお手紙というか封書を各世帯ごとに送らせていただきます。そこの中には、先ほども申しましたように、あなた様は何日の何時からですよというようなことを書いてお渡ししますので、その日がどうしても都合が悪いということであれば、役場のほうに電話をいただいて別の日を指定してもらうと、そういうような手続で考えております。 本番に当たりまして、足がない方についてはバスに乗っていただくかどうかとか、あるいは接種を受けたくないという方もいらっしゃると思いますので、その受けるか受けないかという回答とバスを利用するかどうか、それを返信用のはがきに書いて送っていただく。それで当日の接種人数が何人になるかというのをできるだけ正確に把握して、ワクチンの無駄がないようにやっていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) 3月下旬あたりから始まるということなんですけれども、1つだけ、これちょっと変わった質問で申し訳ないんですけれども、例えば、最初希望しなかった人が途中で、何人も周りの人が接種したんだよと話しすると、また俺もしたいなという人が出てくると思うんです。そういう人たちはどうしたらいいでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 今お話ししましたように、接種券は全員の方に行きます。それで、最初指定された日にちに私は受けないということで受けなくても、決して、じゃ今後受けませんねという判断は町のほうではいたしません。その後、やっぱり気が変わって受けたいということであれば電話をいただいて、町のほうでこの日は空いていそうだなということであれば、その日に来ていただくことで日時の調整をした上で来ていただくという対応をさせていただきたいと思います。その日に受けていただければ、おおむね3週間後、改めてまた、あなた様は何日ですよというお知らせをさせていただいて受けていただくということになると思います。 そういうことで、基本的には本人様の希望次第で、受けないのも自由ですし、絶対受けなくちゃいけないというものではありませんが、受けたいという方については、役場のほうとしては全員、接種していただくという考え方でございます。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) もう少し質問したいんですけれども時間がなくなったので、あと最後にちょっといいですか。 基礎疾患のある人は早めに受けるとか何とかとニュースなんかでも流れていると思うんですけれども、基礎疾患という言い方すると分からない人が、どれが基礎疾患だという人が、はっきり言って分からないんですよね。こういう人のためにも、手続する書類の中に、こういう病気が基礎疾患に当たるんだよとか、そういう案内もちょっと、これは要望なんですけれども、お願いしたいと思います。 最後に、時間がなくなったんですけれども、玉生地区の浸水対策についてちょっと質問させていただきます。 さっき君島議員への答弁でまだ検討中だという形でちょっと話していたんですけれども、まず、私、昨年の夏頃、手つかずのままの状態とちょっと聞いていたので、どんな内容で調査されて、どんな報告がなされたのかというのは、少しぐらいは報告できますか。 ○議長(直井美紀男君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(森田洋行君) 調査の目的が詳細調査ということで、流域全体の水の流れる方向、枝分かれしている部分がどのようにまた本線に戻るかとか、あとは主要地点の流下能力、水を流す能力、それがどの程度あるかというものを数十地点確認しまして、上が数字が多くて、下の流下能力が少ないという逆転現象が起きているようなところを要整備区間と名づけまして、そういうところが、上流に対して流下能力が低い区間というところが何か所か報告されたものが、報告書として提出されたところです。 ○議長(直井美紀男君) 篠原議員 ◆1番(篠原操君) 今から検討するということなのでよろしくお願いしたいと思うんですけれども、さっき、土地改良区の方とか、あとは玉生宿区の方という形で話は出ておりましたけれども、実際、この高橋堀の水量をコントロールするということですので、恐らく近隣の西山地区とか河原地区、あとは喜多とか道下ですか、そういう地区の人らのやっぱり合意というのかな、協力も必要になってくると思うんです。そういう人たちにもちゃんと声をかけて、こんなふうにしたいんだという案ができたら、そういう話を皆さんとちょっと協議していただきたいと思っています。今のは要望ということでよろしくお願いいたします。 時間がもう来ましたので、質問を終わりにさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(直井美紀男君) 以上で篠原操議員の質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(直井美紀男君) 本日の議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後3時16分...