野木町議会 > 2020-09-11 >
09月11日-02号

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  1. 野木町議会 2020-09-11
    09月11日-02号


    取得元: 野木町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-01
    令和 2年  9月 定例会(第5回)          令和2年第5回野木町議会定例会 第2日議事日程(第2号)                   令和2年9月11日(金曜日)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------出席議員(14名)     1番  梅澤秀哉君      2番  小川信子君     3番  松本光司君      4番  黒川 広君     5番  針谷武夫君      6番  小泉良一君     7番  折原勝夫君      8番  坂口進治君     9番  鈴木孝昌君     10番  館野崇泰君    11番  館野孝良君     12番  長澤晴男君    13番  眞瀬薫正君     14番  宮崎美知子君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長       真瀬宏子君     副町長      真瀬栄八君 教育長      菊地良夫君     総合政策部長   寺内由一君 町民生活部長   寳示戸 浩君    産業建設部長   上原善一君                    会計管理者 教育次長     酒井浩章君              橋本利男君                    兼会計課長 総務課長     遠藤正博君     政策課長     館野宏久君 未来開発課長   小堀美津夫君    税務課長     島田雅章君 住民課長     森 洋美君     健康福祉課長   石渡 真君                    産業課長兼 生活環境課長   知久佳弘君     農業委員会    潮 和巳君                    事務局長 都市整備課長   小沼洋司君     上下水道課長   岡田辰夫君 こども教育課長  青木玲子君     生涯学習課長   真瀬英樹君---------------------------------------職務のため議場に出席した者の職氏名 事務局長     金谷利至      書記       間下菜月 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(黒川広君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(黒川広君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 なお、上着につきましては、暑い方は脱いでも結構です。--------------------------------------- △発言の取消しについて ○議長(黒川広君) ここで、長澤議員より発言を求められておりますので、長澤議員の発言を許可します。 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 発言の取消しをお願いしたいんですが、9月7日に柿沼守さんの件で「議員辞職をした」と発言しましたが、これを取消しをお願いいたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(黒川広君) 日程第1 一般質問を行います。 順次質問を許します。--------------------------------------- △小泉良一君 ○議長(黒川広君) 6番、小泉良一議員の質問を許します。 6番、小泉良一議員。     〔6番 小泉良一君登壇〕 ◆6番(小泉良一君) おはようございます。 令和2年第5回野木町議会の定例会に当たり、町長4期目への町政の所信について一般質問を行います。 新型コロナウイルスが国内で流行してから約半年が経過しました。今年は新型コロナウイルス感染で世界中が混乱しています。日本では、東京オリンピック・パラリンピックも来年に延期されました。下野新聞によると、8月末現在、新型コロナウイルス感染者は世界では2,500万人を超え、死者は84万人を上回っています。国内では、感染者6万8,711人、死者は1,299人との記事があります。 町としても全力を挙げて取り組んでいると思いますが、緊急事態宣言が解除され、学校なども再開し、少しずつ日常生活が戻ってきたような感じがします。 しかし、まだまだ感染者がなくなっているわけではないし、予断は許せません。今年度は、3密を避けることを優先するため、イベント、行事等は全て自粛とあります。その中でも、以前より進めている3重点施策についてお伺いいたします。 1番目といたしまして、町の安全・安心策については、①災害に強い町、②水防拠点の整備と堤防強化、③通学路の安全確保、④治安のよい町とあります。 そこで、通学路の安全確保についてと、水防拠点の整備と堤防強化について、絞ってお伺いいたします。 2番目といたしまして、少子高齢化対策については、①高齢者に優しい町、②子育てしやすい町、③保育所待機児童ゼロ、④教育環境が充実している町とあります。 そこで、高齢者に優しい町と、教育環境が充実している町についてお伺いいたします。 3番目といたしまして、町の活性化策については、①農業・工業・商業の振興、②雇用の促進、③道路交通網の整備、④町民参加のまちづくりとありますが、道路交通網の整備についてと町民参加のまちづくりについて、絞ってお伺いいたします。 あとは、一般質問者席で個別細かくお伺いいたします。 以上、壇上での総括質問といたします。 ○議長(黒川広君) 町長。     〔町長 真瀬宏子君登壇〕 ◎町長(真瀬宏子君) ただいまの小泉良一議員の所信表明についてのご質問にお答えいたします。 まず、重点施策をくまなく取り扱ってくださいまして、ありがとうございます。その重点施策の中で通告書にありましたものにつきまして答弁したいと思います。 まず、町の安全・安心策について伺うのうち、通学路の安全確保について伺うのご質問にお答えいたします。 現在、町では、通学路の安全対策として、二級幹線4号線第一松原踏切と一級幹線5号線若林の2か所について、道路を拡幅し、歩道を設置する事業を進めております。二級幹線4号線第一松原踏切につきましては、今年度、一級幹線5号線若林につきましては令和3年度の完成を目指し、事業を進めているところでございます。 通学路の安全確保につきましては、町通学路交通安全点検プログラムに沿って、毎年各小中学校及びPTA、宇都宮国道事務所栃木土木事務所、小山警察署、町の関係各課の代表職員で組織する町立小中学校通学路安全推進会議を実施しております。この会議の中で要望があった箇所を現地確認し、緊急性のある箇所から順次整備を行っているところでございます。 今後も定期的にこの会議を開催し、子供たちの安全が十分に確保できるように努めてまいりたいと思っております。 次に、水防拠点の整備と堤防強化についてのご質問にお答えいたします。 現在、水防拠点整備につきましては、川西地区の野木町川西地区治水事業連絡会の要望を基に、町も国土交通省と連携を取りながら事業を推進しております。町では、既に用地買収を行ったところですが、今年度は水防倉庫の撤去と電柱移設を進めております。 今後も国土交通省と連携を図りながら、堤防に盛土を行った後、堤防天端に水防拠点を整備する予定でございます。堤防内の既存町道工事も併せて行ってまいります。 この水防拠点の整備につきましては、国土交通省と連携を図りながら、早期の実現に向けて努力してまいります。また、懸案でした思川右岸の堤防強化につきましては、令和元年度から2年度にかけて、松原大橋上流部堤防拡幅工事を国土交通省のほうで実施していただきました。さらに、思川左岸側につきましては、平成27年度に国に堤防の設置を強く要望した結果、松原大橋上流左岸側調査測量設計等の業務を平成28年度より実施していただいております。同じく、松原大橋下流の無堤防地区につきましても、本年1月に友沼、松原、新橋、野木、野渡、松原西区の代表者を中心に、思川左岸地区治水事業促進期成同盟会が設置され、国に対し要望活動をしております。町も左岸側の無堤防地域の築堤につきましては、緊急課題として取り組み、水の流入を防ぐことに全力を挙げて取り組んでまいります。 また、流下能力を向上させるために、国では松原大橋上流部の河道掘削及び樹木の伐採をしていただきました。さらに、下流区域についても促進していただくように要望しております。 以上のような治水対策は、思川下流域の野木町としましては重要な町の安全・安心施策ですので、今後も国と連携を図りながら推進してまいりたいと思っております。 次に、少子高齢化対策について伺うのご質問のうち、高齢者に優しい町について伺うのご質問にお答えいたします。 現在、町では、高齢化が進展しており、令和2年8月1日時点の高齢化率は31.9%となっており、昨年同時期の30.9%と比較しますと1ポイント上昇し、過去最高となっております。5年後の令和7年には、34.5%となることが推測されております。 町では、高齢者の皆様が住み慣れた地域で、いつまでも心身ともに健康が維持できますように、健康寿命の延伸やフレイル予防、また健康増進のために様々な事業に取り組んでおります。 まず、安心してお暮しいただくために、民生委員の方のご協力を得ながら、町民との協働による地域ぐるみでの日常的な見守り、災害時において必要な支援を行う安全・安心見守りネットワーク事業を実施しております。また、総合サポートセンターひまわり館では、総合相談窓口として皆様の様々な相談に対応しているほか、高齢者の皆様の生きがいや健康づくりのサポートを行っております。高齢者の生活支援のために、今後も各事業を充実させて、いつまでも自立した生活が維持できますよう、暮らしやすい環境づくりに努めてまいります。 次に、教育環境が充実している町についてのご質問にお答えいたします。 まず、本町における教育環境ですが、施設整備に関しては、普通教室のエアコン設置、トイレの洋式化、ホーム支援システムなど、各種のICT機器の整備、充実などが挙げられます。今後は、さらに児童・生徒1人に1台のタブレットを整備する予定です。 ほかに、心のケアのためにスクールカウンセラーの配置や、障害者支援のために支援指導員の配置をしております。また、キラリと光る読書の町にふさわしく、各学校に1名ずつ学校図書館司書が配置されていますし、ALTも各校に1名ずつ配置しております。 このように、学校の教育環境の充実につきましては、議会の皆様にもご理解をいただき、積極的に取り組んでおりますが、これらのことが総合的に認められまして、昨年度はダイヤモンド・オンライン社の発表において、教育部門で全国第15位、栃木県では第1位を獲得いたしました。したがいまして、我が町は、教育環境では他市町に先んじていると自負しております。 今後も野木町の未来を担う子供たちのために、さらに充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、町の活性化策について伺うのうち、道路交通網の整備について伺うのご質問にお答えいたします。 現在、幹線道路の整備としまして、都市計画道路3・4・7号小山野木線、新4号国道アクセス道路事業を進めております。小山野木線につきましては、県事業として実施していただいており、用地買収が順調に進めば、数年かけて完成する見込みと聞いております。また、新4号国道アクセス道路につきましては、古河市と連携し、協力し合って事業を進めておりますが、現在、進捗率は70%ぐらいとなっております。いずれにしましても、大切な隣接都市の小山市、古河市等との交通網の整備促進は、将来の町の活性化にとっても大切なことと考えております。 そのほか、町内では野木工業団地、野木第二工業団地周辺道路の整備をはじめ、産業発展に必要な道路につきましては、引き続き整備を実施してまいります。 また、既存道路の保全装備や各地域の要望箇所の整備につきましても、緊急度を考えて、順次整備をしてまいります。 次に、町民参加のまちづくりについて伺うのご質問にお答えいたします。 町では、これまで多様な担い手が役割を分担し、共通の目的課題に対し連携しながら取り組む協働のまちづくりの実現に向けて、町民と行政が一体となったまちづくりを目指して推進してまいりました。現在、様々な町民グループが自発的な活動を展開してくださり、町に貢献していただいております。 主な活動としましては、野木町交流センターホフマン館におけるガイドボランティアや、花と緑いっぱい運動の活動において、役場、公民館、きらり館、駅前広場、公園、国道、県道など、多くのボランティアの方々が美しく彩ってくださっております。町ボランティア支援センターきらり館では、現在90余りの団体が登録していただいて、様々な活動に携わっていただいております。 今後も町民活動がさらに活発に展開されますよう、町も連携しながら支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) ただいま、町長からかなり細かに丁寧にお答えいただいてしまったもので、なかなか再質問の項目が突っ込んでお聞きできないかもしれません。 しかし、一応これ、今回、町長の所信なので、町長のお言葉で、短くても結構です。なるべくお答えしていただければと思います。 まず、町の安全・安心策についてお伺いします。 通学路の安全確保については、第一松原踏切は今年度、若林の5号線は令和3年度完成というふうに聞いています。また、通学路安全推進会議を定期的に開催しているとのことなので、要望があるところは早く対処していただきたいと思います。 というのは、大きなことは、町長必ずやってもらっているし、要望したことは必ずやってくれていると思うんですよ。しかし、町民が思うことは、要望したものを2年後、3年後ではなくて素早く対処していただきたい。当然お金のかかる問題もあると思うので、すぐできない問題もあると思います。ですから、できる限り町民が要望している小さなこと、穴ぼこが道路に空いてしまった、危険だと、そういうのがあれば素早く直すとか、水たまりができて子供が危険だというときには、すぐやるとか、なるべくそういう、早く対処していただきたいというのが通学路の安全確保についての要望というか、質問でございます。ですから、再質問は結構です。 次に、水防拠点の整備と堤防強化についてですが、町長答弁にありましたが、国へ要望に行きたいと言っていましたが、コロナ禍における堤防強化の要望活動の見通しについてお伺いいたします。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 堤防強化の要望活動につきましては、新型コロナ流行以降、要望活動に行けなかったというような状況がございますけれども、この後、9月30日になりますけれども、国土交通省の利根川上流河川事務所に、町長と関係区で組織されております野木町思川左岸地区治水事業促進期成同盟会と要望活動を行うこととなってございます。 それから、国土交通省本省の要望活動につきましては、新型コロナの関係で差し控えるようにというふうに聞いてございますが、利根川上流河川事務所と今後相談させていただいて、場合によっては郵送という形になるかもしれませんけれども、要望書を送付することを検討してございます。 以上でございます。
    ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) 右岸側は整備が進んだということで、今後は左岸ですね。左岸というのは松原大橋の左側かな。こちら側、非常に町民、我々も心配するところであります。左岸の安全・安心が確保できますよう力強く要望していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、少子高齢化対策について、高齢者に優しい町についてお伺いします。 その他、高齢者に優しい町として、どのような施策を取っていますか、お伺いいたします。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 先ほど町長答弁のほうでありました、その他、高齢者に優しい町としてどのような施策を取っているかというご質問だと思いますが、先ほど町長答弁にもあったとおり、安全・安心見守りネットワーク事業をはじめ、高齢者の日常生活を支える事業としまして、緊急通報装置の設置事業や軽度生活支援事業、通院時タクシー利用助成事業、見守りキーホルダー交付事業などを実施しております。 また、高齢者の皆様の生きがいづくり健康づくり事業としまして、ふれあいサロン事業、それと老人クラブの活動の継続的な支援をさせていただいてございます。 そのほか、町長答弁にもあったとおり、総合サポートセンターひまわり館におきまして、総合相談窓口として皆様のいろいろな相談に対応しているほか、高齢者の皆様の生きがいづくりや健康づくりのサポートをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) もう一つ、今後、新たに考えている施策などがあったらお伺いいたします。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 今後につきましても、さらに今行っている各事業を充実させ、高齢者の皆様が自立した生活が維持できるよう、暮らしやすい環境づくりに努め、新たな事業につきましても調査研究してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) 時間が今回は少し少ないので、とっとと質問していきます。 次に、教育環境が充実している町についてお伺いいたします。 教育環境の充実については、環境の整備などの物的な充実と、カウンセラー配置などの人的な充実との答弁があったが、そのほかに取り組んでいるものがあるのかお伺いいたします。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) 教育環境の充実について、そのほかに取り組んでいるものがあるかというご質問ですけれども、まず、人的な環境の充実につきましては、用務員、学校事務の補助、また様々な生徒さんの学びを充実させるための非常勤講師を配置してございます。 次に、物的な環境の充実につきましては、各学校に学校農園がございます。農園では、ジャガイモやトマト、タマネギ、サツマイモ、サトイモなど、学校によって農作物は様々ですけれども、児童・生徒が作付を行い、収穫までの体験をしてございます。また、田植とか稲刈りの体験をしている学校もございます。 また、野木町ならではの恵まれた教育環境としまして、野木中学校、野木第二中学校の大変広い校庭がございます。通常であれば、野球部、サッカー部が同時に部活ができるぐらいなのかなと思うんですけれども、野木町の中学校におきましては、ほかにソフトボール、テニス部、陸上部など、複数の部活動を同時に行うことができるグラウンドに恵まれてございます。こういった学校は近隣市町にないものでございますので、ローテーションを組むことなく思い切り部活動ができる充実した環境と考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) コロナ禍でなかなか運動なんかもできないと聞いています。でも、我が町はかなり環境が恵まれていますので、多少安心はあるかと思います。 次に、町の活性化策についてお伺いいたします。 道路交通網の整備について、都市計画道路3・4・7号小山野木線の野木町工事を進めているところかと思いますが、今後の工事予定等分かれば、小山市側の状況はどうなっているかお伺いいたします。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 今後の予定でございますけれども、工事が完了いたしました潤島の部分、そこから先の若林までの大体500メートル部分ぐらいですね、この辺につきましては、早期に着工して供用開始が図れるようにしたい旨、栃木土木事務所のほうから伺っておりますけれども、議員ご承知のように、小山市側は多くの建物が計画線上にございます。現在、栃木土木事務所のほうで、そのような困難な場所の用地交渉のほう、鋭意進めていただいている状況がございます。その結果によりまして、当然全面開通までの期間は異なってまいりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) 我々も昨日現場を見てまいりました。確認させていただいて、現状を確認できましたが、新4号国道アクセス道路の今後の見通しですね、これについてお伺いしたいと思います。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 新4号国道アクセス道路につきましては、町長答弁にもございましたけれども、用地買収ベースで約97%、事業費ベースで約70%まで到達してきておりまして、今年度は国庫補助金の配分のほうが昨年度より多いと伺っておりますので、工事のほうは昨年度より多く進められるというような予定でございます。 それから、現在の課題は、残っている用地買収となっておりますので、その部分の用地の交渉が進めば、あとは工事だけとなってまいりますので、その段階になれば、また改めて見通しのほうをお示しできるのではないかと思っておりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) 質問しました小山野木線と新国道、新4号アクセス道路ですね、どちらも町の骨格をなす道路であり、町の発展のためにも非常に重要な道路であり、また、少しでも早く完成できるよう、引き続き関係する栃木県と古河市とも進めていただくことを期待しております。 次に、町民参加のまちづくりについてお伺いいたします。 ここまで答弁いただいた重点施策として、これまで進めてきた事業、これらを今後も継続していく、実施していくことはもちろん重要と考えます。しかし、政策目標達成には、果たして今実施している事業を継続するだけでよいものでしょうか。 全体を通してお聞きしたいのは、今後、3重点施策の枠組みの中で新たな事業、施策の導入を考えておられるかどうかという点であります。いかがでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) ご質問にお答えいたします。 町では、これまで目標とする町の将来像実現のために、特に重点的、戦略的に取り組む事業といたしまして3重点施策を推進してきたところでございます。この位置づけにつきましては総合計画という形で行っておりますが、令和2年度、今年度につきましては、総合計画の前期基本計画最後の年となります。令和3年度に向けまして、現在、町では後期基本計画の策定の準備を進めているところでございます。政策効果をより高めるため、個別の施策内容につきましては、議員おっしゃるとおり、必要に応じ見直し、変更を図り、その中で今回コロナ対策等がございましたが、社会情勢の変化等も考慮に入れながら、新たに加えるべき事業についても検討していきたいと考えております。 いまだ構想段階のものもございますが、今ここで個別の事業については申し上げることはできませんが、今後、計画策定、予算編成等を進める中で、皆様のご理解あるいはご意見をいただきながら策定してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) ちょっと時間を、意識してやったら、なかなか早く進んでしまいそうな気がするんで、ゆっくり答えてもらって結構です。まだ時間は大分あるようですので。自分自身がちょっと焦っていたような気がします。 次に、最後になるんですけれども、町民参加の事業についてお伺いいたします。 最後になりますが、町民参加のまちづくりについて、町民の認識は大きく向上していると思います。しかし、一方、例を挙げれば、ひまわりフェスティバルをはじめ町民の主要なイベントは、実行委員会方式を取っているとはいえ、いまだ町が主体、中心となった運営がなされているのが実情であると思います。町民参加の意識が根づく多くの人材が育つ中、町活性化の観点から、今後そのような開催形態にしていくことはできないのかお伺いいたします。 ○議長(黒川広君) 町民生活部長。 ◎町民生活部長(寳示戸浩君) イベントにつきましては、それぞれに経緯ですとか目的がございまして、実行委員会の形式を取っている場合が多くなっています。そこには、関係する組織、団体から委員としてご参加いただきまして、運営されているというところでございます。 その中で、町はイベントの際に事務局という形で携わっておりまして、議員おっしゃるように、委員会運営の中で中心的な役割を担っているという形になっているかと思います。 イベント運営をボランティアと町民主体の自主運営に委ねることができないのかというようなご質問かと思いますけれども、どのような運営形態を取りましても関係団体との連絡調整といった過程、これは当然必要になってくるのかなというふうに思います。また、金銭的なこともございますので、ある程度町の関与、これは必要なんではないかというふうに考えております。 町民と協働という意味では、非常に理想的な形であると思いますけれども、一足飛びに自主運営という形でなくても、実行委員会の形態を残しながら、その枠組みの中で協議して役割の分担、比重を変えていく、そんな形を徐々に移行していくということを取り入れていくというのは可能であるかなというふうに思っております。 一つの町民の自主運営の成功例ですけれども、こちらビールまつりというものがございます。こちらにつきましては、当初、町で補助金を出しまして、職員のボランティアを募ったり、こういったこともありまして運営を行っていましたけれども、現在は企画運営のほとんどを町民の皆さんが行っているという状況です。 町では、担当係とボランティア支援センター、こちらが当日のお手伝いをいたしまして、広報掲載ですとか回覧など、こういった町民へのお知らせの支援をしている形というふうになっております。このビールまつりですけれども、これがモデルケースになるのかなというふうに思いますので、協働事業の枠組みとしましてはこういったものが一つでも増えるように努力していきたいというふうに考えております。 ただ、やはりボランティアの方、ご自身のお仕事ですとか生活が第一としまして、イベント等に携わっていただくことになっているということでございますので、そこの負担が過重とならないように、町をはじめ関係団体がどのように役割を分担あるいはサポートしていくのかということを事前に十分に協議して進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 議員、ちょっと待ってください。 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) ---------、2022年、「いちご一会とちぎ国体」が行われます。野木町もハンドボールの会場になります。議員おっしゃること、これまさにこのボランティア関係を使って自主運営という形、非常にいいご意見だと思いますので、それもちょうどいい機会かなと思いますので、先ほど町民生活部長が申し上げたとおり、協働という形で進めていければなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒川広君) ちょっと、ここで。今、副町長、今の発言で「---------」というところだけ取り消していただけますか。 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 申し訳ございませんでした。その部分については削除をお願いいたします。 以上です。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) それでは最後になるんですけれども、町長の所信表明ということで今回お伺いしています。3月の定例会のときにも施政方針を私はお聞きしました。そのときも内容的にはこの3重点施策、全くぶれていない発表をしましたよね。今回のこの所信表明も全く同じテーマです。選挙公約も全く同じと私、記憶しております。ですから、町長が別段、変わったことをやるような気もしないんですけれども、ここで時間を使って自分の思いを、ぜひ今後4年間でこういうことをやりたいんだと、これはどうしてもやりたいということがあったら、皆様にお聞かせ願えればと思います。 ○議長(黒川広君) 真瀬町長。 ◎町長(真瀬宏子君) 私といたしましては、年度途中の4期目の始まりということで、所信表明、3月議会にお示ししたこととぶれることはないということで、一貫してそのように申し上げてまいりました。 さて、これからの4年というところでも、我々は今、コロナウイルス関係で非常にいろいろな行動において自粛をし、心の中に静めておかなければならない状態であるときに、4年間はどうかということも大変恐縮なお話しではありますが、この町が、野木町が4年間、町として伸び行く町、未来に明るく兆しを持っていけるようにするという抽象的な言い方ではありますが、議会も執行部もなく、みんなで協力して栃木市、小山市、古河市、あるいは結城市という大きな市と仲よく連携を取って力を合わせ、遊水地を囲む4市2町とも連携を図りながら、融和を取りながら皆様と平和な野木町をつくっていければと思っております。 以上です。 ○議長(黒川広君) 小泉良一議員。 ◆6番(小泉良一君) 本当、最後なんですけれども、町長の今、思いをお聞きしました。 私の思いは、やはり町民が常日頃言っていること、細かなことなんですよ。大きな問題はあまり言ってこないですよね。そういう細かな問題をいち早く私は執行部のほうに声として届けております。こういうことを言っていますよと、こういうことをやっていただけませんかと、私個人で言っているわけではないんで、できる限り町民のご期待に応えるよう、いち早く、このいち早くですね、やっていただきたいというのが本当の気持ちであります。 今後、その施策を成就させるために、一層の努力を期待して、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(黒川広君) ここで暫時休憩をいたします。 会議は9時55分から再開いたします。 △休憩 午前9時42分 △再開 午前9時55分 ○議長(黒川広君) 休憩前に復し会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △針谷武夫君 ○議長(黒川広君) 5番、針谷武夫議員の質問を許します。 5番、針谷武夫議員。     〔5番 針谷武夫君登壇〕 ◆5番(針谷武夫君) これより総括質問に入ります。 今年に入り、中国武漢が発生源とされる新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界各国に感染拡大をし、終息を見ていない状況でございます。 日本でも豪華客船の乗客から感染が確認されてから徐々に感染が拡大し、感染者が増える一方でございます。特に、東京、大阪など大都市圏では、地方に比べ著しく多くの方が感染しています。しかしながら、今では地方でも増加の一途をたどっております。 野木町でも2名の方の感染が確認されましたが、早い時期から国や関係機関との連携を図りつつ、新型コロナウイルス対策本部会議に多くの時間を費やし、全力で取り組まれていることに、心から感謝申し上げます。 国の新型コロナ感染症対策の基本的対処方針の中では、自己への感染を回避するとともに、他人に感染させないよう徹底することが必要であると明記してあります。今後、私たち町民一人一人が理解と責任を持って行動し、感染拡大防止に取り組むことが重要であると思います。 このコロナ禍の中で、今までの生活様式も一変し、特に日本経済への悪影響は計り知れないものがあります。一日も早い終息をすることを願うばかりです。 また、新型コロナウイルス感染症の国内での感染の中で、百年に一度と言われるような記録的な豪雨が7月初旬に九州地方を襲い、熊本県では比較的大きな球磨川が氾濫しました。特に人吉市では洪水による甚大な被害に見舞われ、今なお厳しい環境の中で復旧に苦労されています。また、その数日後には、山形県を中心とした東北地方にも大雨が降り、今なお後片付けに追われている状況でございます。 今年も世界各国で大雨の被害が多発しているように、地球温暖化による異常気象は、今後も多く起きる可能性は非常に高いと考えられます。多くの犠牲者を出した熊本県では、死者の8割が溺死や溺死の疑いがあり、そのうちの半数以上が屋内で発見されました。豪雨では、安全な場所に迅速に避難することが重要と考えています。 東日本大震災以来、自助・共助・公助の考え方を踏まえ、地域づくりや防災対策が今進んでいる中で、災害発生時、真っ先に求められるのは自助であり、一人一人が迫ってくる危険の情報を的確に捉え、判断し、命を守る行動を取ることが重要だと思います。 災害時の伝達方法として、テレビ、ラジオ、インターネット、防災行政無線、広報車など、住民に伝達されるわけですが、町民が頼りにしている防災行政無線では、強風や大雨など、天候や住宅の造りなどで聞き取りにくいとの多くの声が私に聞こえてきます。 町では、平成27年度より防災行政無線の設置が始まり、現在14基あり、今後増設に当たり、防災行政無線の効果について伺います。 総務省消防庁は、台風や大雨の際、地方自治体が住民に避難情報などを知らせる防災行政無線の受信機を各家庭に配置する事業を加速させている中、市や町ではICT情報通信技術の優れた情報伝達能力を生かした防災対策として、携帯電話の通信網を利用した防災行政無線配信システムの運用を開始したと新聞で取り上げていました。特に、住宅内の戸別受信機に音声で配信でき、視覚障害者の方や高齢者にも簡単な操作で情報を音声で繰り返し確認できる機器として紹介しています。このような優れた戸別受信機について伺います。 多くの町民から道路の陥没や亀裂、アスファルトの剥離などを指摘する声を多く耳にします。確かに、私も日常生活の中で自動車通行しているときに、自動車が左右に揺れるときやバウンドするなど、何箇所もあります。道路建設した当時は、今ほど車の通行量や大型トラックの通りが少なかったことなど、道路の構造上に限界が来ているものと考えます。 道路の不備により大きな交通事故等起きる可能性も大であり、安心して通行することが難しくなることから、一刻も早い修繕を期待しております。町道の整備について伺います。 豪雨災害の多発で、水田に水をため、洪水の被害を軽減する田んぼダムが全国的に広がっています。安価で簡単に機能を持たせることができるが、効果を上げるには多くの水田での取組が必要であると専門家は指摘しています。 野木町では、現在8地区で取り組んでいる農水省の多面的機能支払交付金の助成項目にもなっていることから、田んぼダムの拡大に前向きに考えていただけるのではないかと私は感じています。 しかし、田んぼダムとして活用する水田は、収穫量に影響しない貯水継続期間があることや、田面が軟らかくなり、収穫時期にコンバイン等が入れなくなり、作業ができない可能性もあり、収穫が終わった田んぼでないと活用することは非常に難しいと考えています。 これらの問題を解決した上で、田んぼダムが多くの方の理解と協力をいただき、洪水が起きれば、人命はもちろん、家や道路など幅広く被害が及ぶことも考えれば、水田で被害が軽減できることはよいことでもあり、助け合いの精神でもあります。浸水被害の軽減となり得る田んぼダムについて伺います。 次に、高齢者施策の取組についての中の敬老会について、町では毎年、長寿をお祝いするため、75歳以上の高齢者の方々を招待し、エニスホールで式典やアトラクションなどを開催しています。町職員をはじめ、多くの関係者の方々のご理解とご協力をいただきながら行っていますが、参加する方のいろいろな事情もあり、思ったほど参加人数が少ないように感じております。令和4年度になると、戦後のベビーブームである団塊の世代が75歳になり、今以上に高齢者の方が多くなると思います。 現在、町と違った形で、各分館で敬老会を開催してお祝いしているとのことです。高齢者の皆様には今までの町の発展のため、多くの面でご尽力いただいた方々であり、今までどおり敬老会が続けていければよいと思いますが、年々町の財政が厳しくなったと感じています。その中で、今後、敬老会の在り方について検討していただきたいと思います。 以上、敬老会について伺います。 煉瓦窯フェスタは、毎年春、夏、秋、冬と四季に応じて4回開催していますが、開催に当たり、町職員をはじめ多くのボランティアの方々の協力で成り立っていると考えます。 しかし、ここ数年、同じような内容が続くと、町民の方々の関心度は薄れていくのではないかと思います。煉瓦窯フェスタも多くの人たちに楽しんでいただくことも必要であり、また、煉瓦窯の見学をしていただくことで、相乗効果も生まれてくると思いますが、一度、煉瓦窯を見学された方は、再度見学する方はまず少ないと考えます。 フェスタの規模を変えることと、年間4回少なくても実施していますが、内容や規模の工夫を図り、町内はもちろん、町外からも多くの集客により、煉瓦窯の見学者も増加すると考えますが、改めて煉瓦窯フェスタの重要性について伺います。 以上、壇上での総括質問を終わります。 ○議長(黒川広君) 町長。     〔町長 真瀬宏子君登壇〕 ◎町長(真瀬宏子君) ただいまの針谷武夫議員のご質問にお答えいたします。 まず、安全・安心のまちづくりについてのご質問のうち、安全・安心のまちづくり施策の取組について伺うのご質問のうち、防災行政無線の効果と戸別受信機導入についてのご質問にお答えいたします。 防災行政無線は、災害が発生した場合に、町民の皆様方に災害情報を迅速に伝達するために有効な手段の一つとして、令和元年度までに14基設置いたしました。本年度は、中谷地区に設置する予定となっております。この後、来年度、若林区に設置いたしますと、町内全区に1基以上設置できますので、その後は音声の伝達状況等を検証しながら、設置場所を検討していく予定となっております。 放送内容が不明な場合は、テレホンサービスで確認することができます。ちなみに、ナンバーは0180-99-2121で、どなたでも複数回でも確認することができます。 ほかに町のホームページ、緊急速報メール、防災たより、テレビ・ラジオの緊急速報等で災害情報は迅速にお知らせしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、議員がおっしゃいました戸別受信機につきましては、高齢者の独り暮らしの方や高齢者のみの世帯の方、また先ほど議員もおっしゃいました障害を負っている方々などには、情報の伝達手段として、より有効であると認識しておりますので、今後研究してまいりたいと思っております。 次に、町道の整備についてのご質問にお答えいたします。 現在、町では、通学路の安全対策を第1に考えております。二級幹線4号線第一松原踏切と、一級幹線5号線若林の2か所を重点的に進めておりますことにつきましては、先ほどの小泉議員のご質問でも答弁させていただいたとおりでございます。 その他の町道整備といたしましては、野木工業団地、野木第二工業団地周辺道路の整備を進めております。また、各地域の皆様からご要望いただいております道路につきましては、緊急性を基に順次整備を行ってまいります。 さらに、先ほど議員もご指摘でございましたが、現在の町道の保全管理も大変重要な業務と位置づけておりまして、危険な箇所、例えば穴が空いていたり亀裂が生じていたりということを、青パトで職員が巡回した場合に発見があって、すぐに補修をかけておりますが、なかなかそれが漏れてしまうのが現状であります。 しかし、常に点検に努めまして、危険な箇所の整備をしてまいりたいと思っております。 次に、浸水被害の軽減となる田んぼダムについてのご質問にお答えいたします。 近年、集中豪雨の発生の増加により大規模な水害が頻発しており、物的にも人的にも被害の増加が予想されるところであります。そこで、短期間での浸水被害対策の一つとして、議員もおっしゃいました田んぼダムの考え方が注目されて、幾つかの県内自治体においても、水害時の田んぼの保水力は有効な対策として実践されております。 町内では、既にみどりの里川西活動組織において設置をしていただいております。 今後は、ほかの地域にも広げられるかどうか、町としても効果をよく研究し、皆様と協議しながら検討してまいりたいと考えております。 この田んぼダムにつきましても、議員もご指摘のように、その一帯の全体的な同意形成が非常に大切となってまいりますので、その効果も併せて、町のほうでは地域の皆様と今後よく協議をし、強制ではなく、皆様の同意が得られた地域から順次進めてまいれればと考えております。 次に、少子高齢化についてのご質問にお答えいたします。 高齢者施策の取組について伺うのご質問のうち、敬老会についてのご質問にお答えいたします。 町では、多年にわたり社会の発展のためにご尽力いただいた高齢者の皆様を毎年敬老会にお招きして、お祝いしております。 対象者は75歳以上の皆様で、令和元年度は3,372名でいらっしゃいます。しかし、本年は新型コロナウイルス感染予防の観点から、式典等の開催は中止とさせていただきました。 なお、敬老会ですが、毎年皆様にお渡ししております記念品につきましては、今年は郵送で配付させていただきたいと考えております。 令和4年には、団塊の世代も含めまして高齢者の数が多くなりますという先ほどの議員のご指摘でありますが、今後、この敬老会の在り方につきましては、区長様、分館長様たちとよくご協議し、ご意見も賜りながら、より地域に密着した親しみやすい形で開催できる方法があるかどうか、検討してまいりたいと思っております。 次に、町の活性化についてのご質問にお答えいたします。 まず、町の活性化策の取組について伺うのご質問のうち、煉瓦窯フェスタの重要性についてのご質問にお答えいたします。 国指定重要文化財野木町煉瓦窯は、町の文化観光の拠点であり、平成28年5月にオープンしました野木ホフマン館とともに、町の活性化には欠かせない施設となっております。この施設を活用して、平成28年度から煉瓦フェスタを春夏秋冬と四季折々に開催し、町内外から多くの方にご来場いただいております。 町民の皆様にも定着してきたイベントであると思っておりますが、開催の仕方については、議員もおっしゃいますように、今後年4回の開催がいいかどうか、現在、係としても検討しておりますし、皆様とよく協議していければと思っております。 特に、春と秋は、春はフラワーカーペットや何かが伴ったフェスタ、秋はれんがまつりという形で定番となっておりますので、その辺は重要かなというところもあるのですが、これは実行委員会の皆様と協議してまいりたいと思っております。 今年度は、しかし残念ながら新型コロナウイルスの影響により煉瓦窯フェスタは中止となりました。そのような中でも、月に500人程度の煉瓦窯の見学者が現在もいらっしゃいます。煉瓦窯フェスタは町の活性化及び観光に大きく貢献していると認識しておりますので、煉瓦窯を愛する会をはじめとする多くのボランティア団体のご協力をいただきながら、町民の皆様と協働で行う形となっております煉瓦フェスタを、今後もどのように開催していくかは皆様とよく協議してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 初めに、安全・安心なまちづくりについての最初の質問であります防災行政無線についてお聞きします。 町では、いろいろな音達とかそういうもので、これから39か所、合計で設置するということでございますけれども、これについては、町がいろいろと精査した中での39基ということなんでしょうか。それとも地域からの要望というのもあったんでしょうか、そこら辺ちょっとお伺いします。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 防災行政無線につきましては、現在のところ、町内に39基設置する計画でありますが、これにつきましては、当初音声の伝達をシミュレーションした結果、住宅地に万遍なく伝達されるには39基必要であると想定されたものですので、地域から要望というものではございません。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) その点については了解いたしました。 先ほど、質問しましたけれども、最終的に39基設置する計画でありますが、その中で音達状況等検証しながら設置箇所を検討するとの答弁でございますけれども、今後25基設置するとなると、あと何年ぐらいかかる予定というか、計画を立てているのでしょうか、お聞きします。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 防災行政無線を計画どおり39基設置するには、議員おっしゃるとおり、あと25基設置しなければなりません。現在の町の財政状況を鑑みますと、計画どおり39基設置するには、かなりの年数を要すると思われます。 しかしながら、来年度若林区に設置すると、全部の区に1基は設置されますので、その後の設置につきましては、町長答弁にもありましたとおり、音達状況等を考慮しながら、また新たな周知方法等ができれば、そちらも検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 今まで1基当たり800万円ぐらい経費としてかかっているんですけれども、そんなにこれからも変わらないのかな、性能がよくて、安価でということであれば、一番喜ばしいことかと思います。 その25基設置するに当たっては、単純計算で2億円これからかかる計算だとは思うんですけれども、そこら辺の財源というのはどのように考えているのか、お願いします。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 議員ご指摘のとおり、防災行政無線の1基当たりの設置する費用はおおよそ800万円となってございます。この防災行政無線を設置するための財源は地方債でありまして、充当率100%となっておりまして、交付税措置が70%見込まれるものでございます。 町の財政は依然として厳しいところでございますので、設置基数につきましては先ほど申し上げましたとおり、今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 防災行政無線も肝心なときに聞こえないという声が結構あります。今の段階では余り効果がないのかなと私は感じております。 先ほど、町長答弁の中にもテレホンサービスありましたよね。そういう中で逐一というのもなかなか本来ならば、1回に周知ができればいいかなと思っておりますが、そんなところで最初の考え方で言いますと、防災行政無線はもう無敵だよというような考えをおっしゃったものですから、先ほども私のほうでも総括の中で述べたとおり、いろんな条件の中でなかなか聞こえづらいという声もあります。 そういう中で、町は今の段階で、どのようにこの防災行政無線の評価をしているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 先ほども申し上げましたが、防災行政無線の設置計画39基のうち現在14基の設置でありまして、率にしますと約36%でございます。当然、町全域に音声が伝達できるとは思ってございません。 しかしながら、町長答弁にありましたとおり、内容が聞き取れなかった場合の対策として、電話によるテレホンサービスを行っており、こちらに電話していただきますと、同じ音声を聞くことができることになってございます。また、こちらには何人も同時にかけてもつながるようになっておりますので、どなたでも速やかに確認ができるように対応しております。 防災行政無線がよく聞き取れない皆様には大変ご不便をおかけしますが、町としましては、こちらのテレホンサービスの情報を広報「のぎ」では毎月掲載し、また、ホームページやフェイスブック、ツイッター等でも今後も周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 総括でも質問いたしましたけれども、特に高齢者の方の確実な情報伝達ができることで、今の段階で総務省の消防庁では、防災行政無線の受信機を各家庭に配布する事業も加速をさせているということでございます。 また、視聴覚障害の方などにも有効とのことでありますので、早急に検討していただければなと私は考えていますので、どのように考えているのか、お聞きします。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 戸別受信機につきましては、町長答弁にもありましたとおり、高齢者や視覚障害者の方々にはとても有効であると認識はしております。 県内市町でも導入した事例もございますので、防災行政無線の整備と並行しまして、費用対効果や、また新たな伝達方法も含めて、今後研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 次に、町道の整備についてご質問いたします。 町道の整備については、職員の皆様には日々努力をしていただいて進めているものと考えていますが、整備促進を望む声も多く聞かれます。要望道路は現在どのぐらいあるのか、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 要望道路につきましては、今年度の数字を申し上げたいと思います。先ほど町長答弁にもございましたけれども、要望道路であります第一松原踏切の道路工事の拡幅が今年度終わりますけれども、要望道路の数は今年度の終了の工事を除いて数えましても65本ございます。 そのほかの継続中の事業も幾つかございまして、先ほどの答弁にもございましたように、一級幹線5号線なども進めておりますけれども、今後の整備につきましては、町長答弁にもございましたけれども、緊急性を基に、順次整備に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 65本あるということなんですけれども、要望道路の整備について、もう少し具体的に現状と今後の見通しを説明していただければなと考えていますので、よろしくお願いします。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 要望道路の現状と今後の見通しにつきましては、令和2年度の整備状況といたしましては、測量、設計、工事、各段階で進めているものがいろいろございます。今年度の要望道路を進めている数といたしましては、7路線を進めている状況でございます。 路線によっては、用地買収等の関係もございますので、明確に時期のほうは申し上げることは難しい状況でございますけれども、現在進めている事業が終われば、次の事業を進めていきたいと考えておりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 道路整備について、今後の町の計画なり考え方をお聞かせいただければなと思います。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 道路整備の計画につきましては、基本的には野木町総合計画、それから都市計画分野のマスタープランなどに基づきまして進めていくことになっております。 具体的な道路の進め方につきましては、総合計画に基づきまして、2年ごとに計画を定めている振興計画、こちらがございますので、この計画に沿って、順次整備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 既存の道路の舗装が傷んでいる場所を多く見かけます。修繕にも力を入れていくべきと考えますが、町道の延長はどのぐらいで、舗装率はどのぐらいなんでしょうか、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 道路延長につきましては、約320キロほどある状況でございます。舗装率につきましては、約80%でございますので、舗装の延長としますと、約260キロ舗装されている状況がございます。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 職員も道路のパトロールを行っていると思いますが、この260キロもある舗装を、今後どのように管理していくのか、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(小沼洋司君) 道路の管理につきましては、先ほど町長答弁にもございましたけれども、職員が定期的にパトロールを行っているほか、随時パトロールのほうも増やすなど、パトロールの強化を今、進めているところでございます。 穴埋め等の小修繕につきましても、職員が随時発見次第行っておりまして、事故の防止に努めているところでございます。 職員がその場で対応できないような舗装の修繕につきましては、できる限り早く工事発注し、対応をしている状況でございます。 修繕については、その他の大規模なところもあるかと思うんですけれども、そちらにつきましては、舗装修繕の長寿命化の修繕計画というものがございますので、通過交通量の多い一級幹線、それから二級幹線を中心に、その他の道路も含めまして、緊急性を基に、順次修繕対応をしていきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 了解しました。 それでは、続きまして、田んぼダムについてでございます。 3月の定例会のときに一般質問の中でみどりの里川西地区の田んぼダムについて説明がありました。これについて、若干分からなかった点が多かったものですから、もう一度ちょっと説明していただければなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 前定例会の一般質問におきまして、みどりの里川西地区に田んぼダムが50基ほど設置されておりますとお答えいたしましたが、50基と申しますのは、水田50枚に設置してあるという意味ではございませんで、水田の排水溝50か所に設置がされているということで、1枚が大きな水田には二、三か所設置されている状態でございます。現在では100か所ほど設置されてございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 設置数は理解したんですけれども、じゃ、実際、このみどりの里川西地区での田んぼダムの取組の面積というのはどのぐらいあるんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 水田面積といたしましては、約25ヘクタールということになります。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) そうすると、どのぐらいの貯水量というか、その量、これは保てることに計算上なっているんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 仮に田んぼダムの深さ20センチと想定いたしまして、総面積25ヘクタールでございますので、5万立米、約5万トンとなります。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。
    ◆5番(針谷武夫君) 渡良瀬遊水地の貯水量というのかな、1億7,000万立方メートルという話を聞いております。とてもそれには匹敵しないんですけれども、少しでも軽減できるような対策は早めにしていただければなと、こんなことで思っております。 野木町では、先ほども申したとおり、8地区で多面的機能支払交付金の助成項目になっていることから、現在取り組まれているところは川西地区、その除いた地区については、ほとんどがほかのところがそうなのかと思うんですけれども、その取り組んでいないところの面積というのはどのぐらい考えているんですか。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 現在、多面的機能支払交付金を活用いたしまして、田んぼダムの設置に取り組んでいるところにつきましては、川西地区以外にないのが現状であります。 町長答弁にもございましたように、今後、田んぼダムの必要性を周知、啓発していきたいと考えております。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 多面的機能支払交付金事業に参加していない地区で取組をしていただくためには、町の働き方はどのように進めていくのか、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 多面的機能支払交付金事業に参加していない地区で田んぼダムの設置に取り組んでいただくためには、やはり何らかの支援が必要かと考えますので、他市町村での事例などを参考に、今後調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 野木町では思川に排水する逆川ですか、これに流れ込む地域というのは友沼とか潤島とか佐川野もあるかと思うんですけれども、この面積というのはやはり25ヘクタール以上あるのかなと思うんですけれども、そこら辺は町は把握しているんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 水田面積としてはほぼ同じか川西地区と若干少ないかと思いますが、水路への流入量としましては小山市からの流入もございますので、多いとは思います。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 小山市からの流入が多いということなので、そこら辺は何とかできないものかなと思うんですけれども、なかなか難しいと思います。町長がいつもおっしゃっているとおり、水は高いところから低いところに流れるんだよ、その一言で納得はしてしまうところあるんですけれども、そんなところで、ぜひ、田んぼダムも本当に小さなところなのかと思うんですけれども、それが大きく働く可能性もありますので、ぜひそこら辺は進めていただければなと、このように思っています。 次に、先ほど敬老会事業について答弁がございました。 私のほうから今後、敬老会事業、同じような規模で行うとすれば、経費が年々上がってしまうということで、そういう面で祝い金や記念品代を減額するという、そういうあれはないんでしょうか、それについてちょっと伺います。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 町の敬老会につきましては、多年にわたり社会の発展に貢献された高齢者の方を町のエニスホールのほうにお招きしまして、長寿をお祝いしているところでございます。高齢者の方も年々増加しており、事業に係る経費につきましても年々増加しているのが現状でございます。 事業の開催方法や経費につきましては、今後、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 高齢者の方が先ほども申したとおり、団塊の世代の方が75歳になるということで、特に著しく増えるのかなとは思います。そういう中で税収が落ち込み、財政が厳しい中での事業費を毎年同額にすればと思うんですけれども、そこら辺はどんなように町のほうは考えているのか。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 先ほども申し上げましたが、高齢者の方が増えているという現状がございますので、経費のほうを固定するということは困難なことかなというふうに思っております。 実施方法等を検討することは可能だと思っておりますので、実施方法等につきまして、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 各分館で敬老会を実施しているので、町は廃止してもよいのかなと思っています。また、そのようになったら、町から分館に助成すればよいのかなとも思っていますが、その点は町のほうはどのようにお考えになっているか、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 各分館では、形はいろいろでございますが、敬老の事業を実施しているというふうに聞いております。 町の敬老会を廃止しまして、分館に助成するということも一つの案として捉えまして、慎重に今後検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 本年度は新型コロナウイルスで中止だということで、3密を避けるということでございます。 今回、祝い金だとか、来ていただいて渡すというものが祝い金は特にそうなのかと思います。そういう中で、1日で集中して配付するということじゃないんだと思うんですけれども、そこら辺は今のところ、どのように計画というか実行していこうかという考えがあるんですか、お聞かせください。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 敬老祝い金につきましては、今までは敬老会に来ていただいた方に配付しているというような形を取らせていただいたんですが、今年は中止ということでございますので、総合サポートセンターひまわり館におきまして、日にちを何日か設けまして、そこに各地域ごとの方に来ていただいて、配付のほうを予定していきたいと考えております。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 何日か分散するということなんですけれども、どのぐらいの日数的なものを計画しているのか、お願いします。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) たしか9月24日から1週間程度だというふうに計画しているところでございます。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 煉瓦窯フェスタについての重要性についてお伺いします。 先ほど、町長の答弁にもありましたように、煉瓦窯フェスタを年4回開催していますが、一番多く訪れるフェスタというのは、先ほど町長の答弁にありましたけれども、もう一度お伺いしたいと思います。 ○議長(黒川広君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(真瀬英樹君) 先ほど町長の答弁にもありましたように、4回の煉瓦窯フェスタの中では、フラワーカーペットやマルシェなどを開催したときに、町内外より多くの方が訪れておりますので、春と秋の煉瓦窯フェスタが多くなってございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 煉瓦窯フェスタについては、町内、町外からも多く訪れていると思います。そういう中で人数的には実際どちらが町外のほうが多いのか、町内のほうが多いのか、そこら辺も統計がでているのかなと思いますので、そこら辺ちょっとお聞きします。 ○議長(黒川広君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(真瀬英樹君) 昨年の煉瓦窯春フェスタで来場者のアンケート調査を行いました。その結果では、約6割の方が町外者という結果でございました。 以上です。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 煉瓦窯フェスタは補助金が活用されると思いますが、どのようなのか伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(黒川広君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(真瀬英樹君) 補助金につきましては、文化庁の補助事業を活用しまして、煉瓦窯の情報発信、人材育成、普及啓発事業を実施し、地域住民が主体となり、持続的な観光の振興や地域活性化を図ってございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 煉瓦窯フェスタの開催を続けるのであれば、年4回を2回ぐらいにして規模を拡大し、また町内外にアピールできればと私は考えていますが、町の考えとしてどのように考えているのか、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(真瀬英樹君) 町長答弁にもありましたように、四季折々の煉瓦窯フェスタの事業内容や来場者を検証し、煉瓦窯イベント実行委員会において今後検討していきたいと思ってございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 針谷武夫議員。 ◆5番(針谷武夫君) 最後ですけれども、皆さんご存じのとおり、財政が一段と厳しくなります。そういう中で、小泉議員からもありましたとおり、今までの事業なり、そういうイベントなりは決して私も悪くはないと思っています。ただ、財政的なところを考えると、皆さんで検討しながらやっぱり切るべきところは切ったり縮小したりと、そういうことを今まで以上に考えていただければなと思っていますので、そこら辺はよろしくお願いしたいかと思います。 時間もありますので、以上で私の一般質問を終了します。 ○議長(黒川広君) ここで暫時休憩をいたします。 会議は午前10時55分から再開いたします。 △休憩 午前10時45分 △再開 午前10時55分 ○議長(黒川広君) 休憩前に復し会議を開きます。 ここで議長のほうから1点皆様のほうにお願いがあります。 今回、傍聴者の方も含めて3密対策ということでマスク着用をお願いしておりますけれども、議員につきましては、今回総括質問、それから一般質問席での質問時にはマスクを外していただくことも認めたいと思いますので、ご了解いただきたいと思います。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △坂口進治君 ○議長(黒川広君) 8番、坂口進治議員の質問を許します。 8番、坂口進治議員。     〔8番 坂口進治君登壇〕 ◆8番(坂口進治君) 一般質問を行います。 町長の4期目の所信表明でも、安全・安心策、少子高齢化策、町の活性化策の3重点施策を打ち出されておりますが、今回は、町長がこれまでに実行された事業の中で達成・継続中の事業について伺います。 次に、新型コロナウイルス感染拡大の第2波と言える事態が少し収まりかけておりますが、まだまだ予断を許さない状況です。9月10日時点では、全国で7万4,659人、栃木県では323人、野木町でも2人の方が感染している状態です。特に小さなお子様や小中学校の生徒さんが感染すれば、休校などの措置が必要になると考えられます。ニュース等で家庭感染の割合も増えていることを考えますと、子供から高齢者まで、いつどこで誰が感染するか分からない状況の中で、町の対応を伺います。 1.真瀬町長が掲げている達成・継続中の事業について。 (1)町長が掲げる16事業の中で、達成している事業と継続中の事業について。 (2)継続中の事業について、進捗状況と完成予定について伺います。 2.新型コロナウイルス対策について。 (1)野木町新型コロナウイルス感染防止対策について伺う。 (2)新型コロナウイルス経済対策の国・県・町の支援進捗状況について伺います。 以上で壇上での総括質問を終わり、詳しくは質問者席での質問とします。 ○議長(黒川広君) 町長。     〔町長 真瀬宏子君登壇〕 ◎町長(真瀬宏子君) 先ほどの坂口進治議員のご質問にお答えいたします。 まず、真瀬町長が掲げている達成・継続中の事業についてのご質問のうち、町長が掲げる16事業の中で、達成している事業と継続中の事業について伺うのご質問にお答えいたします。 これにつきましては、私の立候補に当たってのリーフレットよりのご質問かと推察させていただきまして、それにつきましてお答えいたします。 初めに、安心して暮らせる町の自主防災組織の立ち上げと支援についてですが、平成21年に新橋区自主防災協議会が最初に設立され、令和2年4月1日現在、7組織が設立されております。今後もまだ設立していない地区に対しましては、早期に立ち上げるよう支援してまいりたいと思っております。 また、思川の堤防築堤強化につきましては、今年度に思川右岸松原大橋から友沼橋までの堤防拡幅工事が完了いたしました。さらに左岸側の築堤につきましては、調査測量に入っており、現在継続中の事業となっております。 次に、道路交通網の整備については、都市計画道路3・4・7小山・野木線、新4号国道アクセス道路は今後も継続してまいります。 健康タウン野木の推進については、測定会の開催やウオーキングパスポート事業、健康マイレージ事業等を行っており、継続してまいります。 子育てしやすい町として、全小中学校の普通教室へのエアコン設置は完了し、トイレの洋式化については本年度に完了します。また、18歳まで医療費無料化、保育所の待機児童ゼロも継続していきます。 高齢者、障害者が住みやすい町では、安全・安心見守りネットワーク事業を継続し、お独り暮らしの高齢者や障害を持っておられる方などへの日常や災害時での見守り支援を継続してまいります。 持続可能で安定して働ける町では、中小企業事業所への事業融資支援による積極経営の推進、持続可能な営農支援も継続してまいります。また、野木第二工業団地への企業誘致は完了しました。 文化の薫り高い町では、町民との協働による図書館運営、文化会館の活用の推進、公民館、分館活動の推進を継続して進めてまいります。 以上、達成した事業、継続中の事業共々、常に事業の促進を図り、持続可能な町となるよう努力してまいりたいと思っております。 次に、継続中の事業について、進捗状況と完成予定について伺うのご質問にお答えいたします。 まず、安心して暮らせる町の先ほども申し上げましたが、思川の堤防築堤は、思川左岸側無堤地区につきましては、築堤に向けて国に要望した結果、既に調査測量に入っていただき、今後用地買収等の順序を経て、築堤に向かってまいります。 ほかに、道路交通網の整備につきましては、先ほど来申し上げております都市計画道路3・4・7小山野木線は、用地買収が順調に進めば、数年かけて完成する見込みと聞いております。新4号国道アクセス道路につきましては、現在70%の進捗率であることは、小泉議員のご質問にもお答えしたとおりであります。早期の完成に向けまして古河市と連携を取り、進めてまいりたいと思っております。 町としましては、このように全ての事業に対しまして、国・県・他自治体との連携を深めなければならず、さらに進捗度を高めるためには、協力体制が一番重要と考えておりますので、促進に向けましては鋭意努力してまいります。 次に、新型コロナウイルス感染防止対策についてのご質問のうち、野木町新型コロナウイルス感染防止対策について伺うのご質問にお答えいたします。 町では、今までに対策本部会議を28回開催し、対策を検討しながら、その結果を町民の皆様に速やかにお知らせしてまいりました。特に注意すべき感染防止対策として、手洗い、うがい、マスクの着用、3密、つまり密集・密接・密閉を避ける等のご協力を町ホームページ、広報、新聞折り込みや各戸への配布物等で町民にお知らせしてまいりました。これらによって新しい生活様式が確立できれば、感染拡大防止に寄与できると考えております。 また、県において、新型コロナとの闘いを乗り越えるオール栃木宣言が採択され、県内一体となって体制を組んだところです。その中でも、感染された方への偏見や差別、誹謗中傷等を行わないように呼びかけておりますので、町としましても、大切な人や平穏な暮らしを守るために、罹患者や医療従事者に対して心からの思いやりと優しさを持って当たっていただくよう、強くお願いしている次第であります。 今後も、新型コロナウイルスの感染状況や国・県の対策方針の変更など、町民の皆様の感染防止に役立つ情報は迅速にお伝えした上で、適切に対応してまいります。 次に、新型コロナウイルス経済対策の国・県・町の支援進捗状況について伺うのご質問にお答えいたします。 議員様もご存じのとおり、国や県でも様々な支援策を講じております。国・県においてそれらは進めているところでありますので、ここでは特に町単独で行っている施策を申し上げます。 まず、プレミアムつき商品券を発行し、町民並びに町内事業者の支援を行いました。 児童扶養手当臨時特別給付事業としましては、児童扶養手当受給者に1万円の上乗せ助成を実施いたしました。また、出産応援給付金として、令和2年4月28日以降出生したお子さんに対しても1人当たり2万円の支給を実施しているところでございます。 さらに、新型コロナウイルス感染拡大協力金で、栃木県の要請に応じて休業した事業者に県が支給する協力金に上乗せして、1事業者当たり10万円支給しております。現在まで28件支給いたしました。 このほか、新型コロナウイルス緊急経済対策は数多くありますので、総合サポートセンターひまわり館に緊急相談窓口が開設されておりますので、町民の皆様には気軽にご相談にいらしていただきたいと思っております。 現在のコロナ情勢はまだまだ厳しく、今後もこの状態はしばらく続くと覚悟しております。町としましても、新型コロナウイルス感染拡大防止のためには、全力を挙げて取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) それでは、先ほど町長から示された、これはリーフレットに載った町長の達成・継続中の事業ということで、質問をさせていただきます。 先ほども小泉議員、あるいは針谷議員の中で質問がダブるので、あまりダブるものに関しては割愛させていただきますけれども、今、自主防災組織の立ち上げと支援ということで、今現在、7組織ということを町長の答弁でいただきました。今度は防災工というか、防災士というか、資格の取得を支援しているというのも町ではあると思うんですが、今現在、実績として何人ぐらいの方がその資格を取られているのか、その辺ちょっとお伺いします。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 野木町に今登録されている防災士は26名ございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) この防災士の主な役割というか、もちろんいろんなところで防災士が活躍をしていると思うんですが、いろんな講演会、あるいは避難訓練等では見るんですが、ほかに防災士がいなければならないような要するに仕事、そういったもののあれは町でどのように考えていますか。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) 現在、防災士の皆様には主な活動としましては、平穏時につきましては、自主防災組織等で独自に防災訓練や、そういったものを実施されているところがございますので、そういうところで一緒にご協力いただいて、講演会等を実施したりしております。 また、災害時においては、防災士を中心に避難所等でもご協力いただくような形で依頼をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) それと、健康タウン推進で大きいのが、先ほどいろんなマイレージカードとか、町長のほうでそういったようなお話があったんですが、野木町は健康タウンの宣言をしていると思うんですね。それで、今、町長なられたというよりも、町長がこういった宣言をしてから、健康寿命とかあるいは健康診断の受診率だとか、そういったものが目に見えて上がってきたという実績があれば、お伺いします。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 議員おっしゃいますとおり、健康タウン野木ということで宣言のほうはさせていただいているところでございますが、受診率につきましては、今のところ横ばいということで、健診の受診率につきましては横ばいということになってございまして、ただ、宣言もしたということもありますし、受診率を上げるのは私たちの使命だと思っていますので、できるだけ受診していただくような形で工夫はしているんですが、今のところはちょっと横ばいという形でなっているのが現状でございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) この健康タウン野木の推進の中で一番大きな目的という、いろいろ目的あると思うんですが、健康寿命を延ばすと。今、野木町の健康寿命というのは、これはちょっと古いあれなんですけれども、男性が78.8歳、これはもうちょっと延びていると私は思うんですが、女性が83.9歳というふうな資料が載っていたんですが、その辺は延びているか、横ばいか、その辺ちょっとお伺いします。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) こちらも、健康寿命につきましては、さほど大きく延びるとか、そういうものじゃなくて、横ばいでいるような状況だというふうに認識しております。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 健康寿命も非常に大切なことで、これに対してどういったことをすれば健康寿命が延びるかとか、町での対策というものは、大きな重要なものだけで結構ですから、1つでも2つでもあれば伺います。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 健康寿命を延ばすということでは、うちのほうでいろいろ考えまして、介護の状態にならないとか、フレイルの体操とか、そういったことを充実させて、なるべく町民の方が健康でいられる時間を長くということで、体操とか、あと知識の面で、どういった形で健康が保てるかというような知識面のことで、そこを重要と考えて事業のほうを展開しているところでございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) それでは、次に、子育てしやすい町。 実は、この子育てしやすい町にアンケート、これは一般的なアンケートだと思うんですが、取りました。まず、お母様方が一番子育てしやすいなと思っているのが、1位が「公園がある」、2位が「保育所、学校、学童などの教育施設が充実している」、3位が「子育てや医療の支援制度の充実、病院が近くにある」、4位が「自然が多い」、「環境がよい」、6位は「スーパーなどの買物施設が充実している」、6位は2つあるんですが、「治安のよさ」、8位が「ご近所付き合いが盛んである」、9位は「交通の便利さ・安全さ」ということで、野木町はほとんどこれに当てはまるんですよ。 私、こんないい町がなぜ外から来ていただけないのか、私なりの考えなんですが、発信の仕方がちょっと弱いんじゃないかなと、そのように思うんですが、その辺について伺います。 ○議長(黒川広君) 未来開発課長。 ◎未来開発課長(小堀美津夫君) 発信につきましては、今のところホームページや広報等、あと、東京で行われる相談会などで、チラシや相談のほうに乗っているところでございます。引き続きそういった機会があれば、チラシ等をしていきたいと今後も考えております。 以上です。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) ホームページ、広報、東京で行われるという、要するにこういったイベントに多く出ていくということも重要なんですが、あくまでも受け身みたいな感じなんです。外にもっと出ていって、野木町をもっとPRできるような、ただ、後からどうしても出てくるのが、今コロナという非常にすごい状況になっている中では、なかなかそれは難しいんですが、このコロナがやっぱり収まるという、必ず私は収まると思うんですが、その収まった後に、野木町がどのようなことで大きく宣伝という言い方はちょっとおかしいかもしれませんが、野木町のよさを、これだけいいものがあって、全てを満たしている町であるということであれば、若いお母様あたりがやっぱり来るのは私は必然性があると思うんですが、これは今おっしゃったように、ただホームページで出していく、東京でちょっとあれするという、町長、これについてちょっとお答えをお願いします。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) やっぱり栃木県の県民性というか、PR、認知度でも北関東3県は低いということで、PR不足なのかなと。県のほうもPRはしてございますが、野木町もそれを受けまして、町外のほうのPRというのは様々な方法でやってございます。 人口が増するというのが一番、地方創生の関係でも人を増やすという形で頑張ってございますけれども、一例としますと、野木町の出生数については、ここ最近は160ぐらいだったかな、ですが、小学校入学時のときは200名程度が入っているという実績がございますので、移住・定住というか、近隣から、県内のほうもそうですけれども、県外、特に古河以南のほうの転入者、若い家庭が移住しているという実績もございますので、そういう形である程度、町のほうとしては、子育てしやすい町、少子高齢化、高齢の方に優しい町という形でPRしながら、地道に増やしていきたいなとは考えてございます。そんな形でやっていきたいという形でございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) ぜひ、女性町長は本当に珍しい自治体でありますので、それを生かしてやっていただきたいというふうに希望いたします。 それから、高齢者、障害者が住みやすい町ということで、安全・安心見守りネットワーク、私もその会員になっているんですが、現在、大きな災害とか、要は何か異変がないと、なかなか見守りネットワークの会員が活動する機会とかないんですが、前はいろんな講習会、こういうことをしましょうという講習会を私も何回か行かせてもらいました。今はコロナということで、なかなか場所とか、いろんな態勢が取れないのは分かるんですが、この辺の要するに会員数、あと活動の状況、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) 安全・安心見守りネットワーク事業ということなんですが、この事業につきましては、たしか平成22年か23年から始まっている事業でございまして、この事業をさらに充実させるという意味で、今回新たにまた見守ってほしい方、それと協力している方について募集をかけているところでございまして、今までですと300何人の協力員の方がいたと思うんですが、これからまたどうなるかちょっとあれなんですが、そういった協力員の方が集まりましたら、確かに議員おっしゃいますとおり講習会を開いて、どんな形で見守るのか、それでどんな形で災害時に支援するのかということを話をしまして、さらに個別計画ということで、見守ってほしい方を個別に計画を立てまして、そういった安心・安全なことにつなげていきたいというふうに今、動いているところでございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 本当に何をやっていいのかと分からない方は結構いらっしゃるんで、そういったものの周知、それもよろしくお願いしたいと思います。 次に、ふれあいサロン、これはちょっと古いあれでも、利用数が2,214人と、もうちょっと今はいるのかと思いますが、ただ、運営スタッフ、高齢化して、これを引き継ぐ方、人員確保というのはどのように話し合われていますか。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) サポーターというふれあいサロンのお手伝いをしてくれる方、サポーターの養成なんですが、これにつきましては、人材育成ということで、総合サポートセンターのほうで人材育成という形で、そういった方を養成していこうという話もありますので、そういったところで、地域で活躍していただけるサポーターの方を育成していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) うちの近所にもそういったようなサポーターの方がいらっしゃいまして、いろんな要するに催しというか、野菜の販売もちょっと、場所によってですけれども、全サロンがやっているわけじゃないですが、そういったような取組をしたり、非常に活発にやっているんですが、やはり聞かれるのが、今言ったように人材育成、この後にどうしようかと我々が動けなくなったら、もっと動けない人をどうするんだという話が出ていますので、その辺も町とよく打合せをして、育成のほうのあれをお願いしたいと思います。 それと、持続可能で安定して働ける町ということで、野木第二工業団地の企業誘致は、町長のほうで完了したよというお話だったんですが、これ、第二工業団地で雇用される、要するに人間、この前パルタックの資料を見ますと、450人従業員を入れるよという、これは町だけの方を入れるわけじゃ私はないと思います。もちろんほかのところから来られると思うんですが、今現在、野木町で何名ぐらい第二工業団地、ほかのところも含めて町民を雇用するというふうに考えているか、あるいはそういった統計を取っているかどうか、ちょっとそれを伺います。 ○議長(黒川広君) 未来開発課長。 ◎未来開発課長(小堀美津夫君) 工業団地内で町内からの雇用を何名ぐらいというのは、現在のところ、統計のほうは取ってございません。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) この工業団地の中の企業誘致というのは、基本的に企業が来てくれるだけじゃないですよね。これはあくまでも、町民の雇用も大きな一つの課題だというふうに思います。パーセンテージでも、やっぱりそういったものを少しでも取って、こういうものが野木町にはあって、これだけの方が入っていますよという一つの指針みたいなものを示せれば、先ほど副町長がおっしゃったように、何かするときに一つのすごい宣伝になると思うんですよ。その辺はどうお考えですか。
    ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) お答えいたします。 第二工業団地につきましては、立地の関係で企業のほうの聞き取りをしまして、おおむね500名程度の雇用を見込んでいるという。その中で、パルタックについては地元の方をという形なんですが、実際聞いてみると、地元の方だけでは全然間に合わないということで、かなり広い範囲で募集をかけないとできないというところでと聞いております。 それと、あと工業団地の造成、町が関わりますが、川田で行った工業団地の造成につきましては、基本的に立地をするときには地元の人を優先的に雇用してくださいという形のお願い等もやってございますし、第二工業団地についてもやってございます。本当に町のほうに来ていただいて、町の雇用が生まれれば、非常にありがたいことだと考えています。 以上です。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 文化の薫りの高い町という非常にモチベーションの、要するに結構この文化の薫りというのが、非常に難しいという言い方は失礼なんですが、なかなか文化というのは目に見えないものでありますので、町民の意識改革が一番大きなあれかなというふうに思うんですよ。 町民と協働の図書館運営なんですが、図書館についてはどういったような町民との協働作業というか事業を行う、主なもので結構ですが、お答えください。 ○議長(黒川広君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(真瀬英樹君) 町民の協働による図書館運営でございますが、現在はコロナウイルス感染症拡大のため休止している事業もございますが、毎月各種ボランティア団体との協働によりお話会などのイベントやブックスタート事業を実施しているほか、布絵本を制作し、貸出しなどを行ってございます。 また、そのほかにも、ボランティアの方との協働により、定期的に書架の整理や本の修理、清掃、施設周辺の美化活動なども行ってございます。さらに、図書館まつりなど図書館主催のイベントなどにおきましてもご協力をいただいているところでございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) これ去年かその前の話だと思うんですが、図書館を要するに交流の場にする。あそこにちょっとテラスみたいなのを造って、ちょっとお茶とか飲めるような、あるいはそこにちょっと座れるという、そういう改革、もちろんこれはかなりの金額も、予算も必要なもので、なかなかすぐにやれということは、これはできませんが、この計画としては頓挫していないんでしょうか。まだ、継続中という考えでよろしいんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) お答えいたします。 地元の協議会のほうで提案していただきまして、サロン的な併設施設とか、町民の方が集える交流の場としての構想のほうは出来上がっております。ここ最近の予期せぬ災害であるとか、今年は本当にコロナの関係でという形で、なかなか事業の推進が進まないところではございますが、これがいつになるかという形で、やめたのかという話ではなくて、この構想につきましては、まだ残っているというような考えで町のほうは思っております。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 継続中の事業についての質問はこれで終わらせてもらいます。 次に、コロナウイルス感染対策について、隣の小学校で生徒の方がコロナウイルスにかかったということになって、休校扱いになっているんです。これ、今ちょっと休校がどうなったかというのは、私申し訳ない、ちょっと聞いていないんで分からないんですが、野木町の対応、もし生徒さんがなった場合、どういうふうな対応をするか、その辺ちょっとよろしくお願いいたします。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) 野木町でもし感染者が小学校とか中学校で出た場合には、まず県の指示を仰ぎます。そして、消毒等を行って、おおむね県の指針のほうでは2、3日の休業をすれば消毒等が終わるということになってございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) これ、県の指示ということで、野木町独自のもちろんガイドラインというか、こういうふうにしようよというのは決まっていないんですか。県に聞いて全部やると、そういうふうじゃないですよね、たしか。 ○議長(黒川広君) 教育長。 ◎教育長(菊地良夫君) 基本的には、県のほうのガイドラインに基づいて進めていかなければならないというふうに思います。 そして、野木町ではどうするかということでありますけれども、野木町では、まず小学生が発生した場合ということで考えた場合、そこに兄弟の中学校があるかもしれない。そうした場合には両方同時に休業していかなければならない。そして、消毒等も対応していかなければならない。また、消毒をする際、防護服が必要になる。これは、野木町では防護服を各学校に配付しております。そして、それを身につける講習会も先日先生方は行ったところであります。 そういったところを基にして、まず消毒も一斉にやって、県のほうの指示ですと、大体消毒終わって3日ぐらいが休業期間かというふうに言われていますけれども、やはり状況に応じて3日間から1週間程度の休業が予想されるんではないかなと思います。ただ、やはり保健所等の指示にも従いながら進めてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 今、教育長のお話で、野木町の対応というのがよく分かったんですが、ただ、ここに至る、これは生徒さん。今度は、教員の方がそうなったとなると、もちろん生徒に教えることはできなくなってしまうはずですが、そのときに県からの加配だとか、あるいは退職した職員を、要するにもう一回こっちへ来ていただいて手伝っていただくとかと、野木町の場合はそういうもう手配済みになっているんでしょうか、非常事態に備えての考えですが。 ○議長(黒川広君) 教育長。 ◎教育長(菊地良夫君) 教師が感染した場合ですけれども、教師が感染した場合には、やはり学校はちょっとお休みをしなければならない。そして先ほどと同じ、生徒と同じような対応をしていかなければならない。大体3日ぐらいで授業を開始するということになるわけですけれども、その先生はしばらく入院という形でありまして、その補充についてですけれども、現在、補充教員についての体系については今現在、ございません。そして、それに対して対応していくのに、やはり管理職等も手伝いながら対応していくしかないのではないかなというふうに思っております。今現在、とにかく先生不足が騒がれておるところでございまして、本当に今、そういった意味であれですけれども、非常勤が各学校に2人から3名、町採用の非常勤を採用させていただいておりますので、それらも含めながら対応してまいりたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 非常に学校等は、ある意味でいえば、今おっしゃったように非常勤の方だとかというふうに手配がある程度できると思うんですが、これが幼稚園、保育園の場合は、もちろん私設幼稚園もあるし、公共に近い保育園もあるわけですが、その辺はどういうふうな打合せというか、そういったような幼稚園とか保育園で、教育長のほうで話をされているということはございますか。 ○議長(黒川広君) 教育長。 ◎教育長(菊地良夫君) 幼稚園、保育園についても対応は同じでありますけれども、どうしても働いて預けなければならないという家庭もございます。そういった場合については、今現在、場所を変えて、そして、そこで対応していこうというふうな場所についてはあるんですけれども、ちょっと今のところ申し上げられないんですが、場所を変えて、そして対応していこうという予定も組んでおりまして、保育園との連携はこれからも続けてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) それにつきましては了解いたしました。 先ほども針谷議員の中で出てきましたけれども、台風シーズンにより、大きな被害を受けている九州地方もあるんですが、野木町も何年か前、浸水騒ぎがあったりしました。それで、これはもう日本全国どこにでも起こり得る災害に今、なってきています。そのときに野木町の要するに態勢、一つの態勢なんですが、備品、要するに貯蓄している備品、よく言うマスクとかアルコール消毒液、ペーパータオル、ビニール手袋、フェースシールド、あとサーマルカメラ、今言った避難所でも使うし、普通の公共施設でも、特に消毒液なんかは学校でも全部使うわけです。そういったものの備品というのは、野木町のほうは足りているかということじゃなくて、そういったもののストックはあるかどうか、その辺をお伺いします。 ○議長(黒川広君) 総務課長。 ◎総務課長(遠藤正博君) それでは、私のほうから避難所につきまして、備品の備蓄状況等についてちょっと申しますが、今年度5月の臨時会におきまして、補正予算を組ませていただきました避難所用の備蓄品でございますが、マスクにつきましては50枚入りを800個、消毒液は1リットル入りを10本、ペーパータオル200枚が25個入ったものを10箱、ビニール手袋100枚が20箱、それと、サーマルカメラ10個につきまして予算化をさせていただきまして、6月中に全て納品済みでございます。 また、6月定例会におきまして、フェースシールド200枚、それと、パーティションのほうを50張りのほうを補正予算で組ませていただきまして、現在のところフェースシールドにつきましては6月中に納入してございます。また、パーティションにつきましては、全国一斉に今発注があるということで、こちらにつきましては納品はまだでございますが、既にもう発注はしてございます。 また、7月臨時会におきまして、段ボールベッドを50台、プライベートルームとファミリールームをそれぞれ20張りと50張りを補正予算で上げまして、そちらにつきましても既に発注済みでございますが、段ボールベッドにつきましては、今月中に納品予定となっております。また、パーティション等につきましては、先ほど申し上げましたとおり、もう少し時間がかかるということになっております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 本当にいつなるか分からないというのが災害なものですから、ましてや今回のコロナ騒ぎで避難所運営が非常に困難になってくる。第2次災害、第3次災害というふうになってくると非常に大変な思いをして、災害の上に災害が重なるような状況にもなってきますので、その辺のことをよろしくお願いしたいと思います。 それと、町長も先ほど答弁のほうで言われましたプレミアム商品券、これは自治体によっては20%から150%の割引率というんですか、それをやっているところもあります。野木町も前年度、令和元年では34.85%の申込み、これはいろいろな事態があってだと私は思いますけれども、今回のやつはもう締め切っていますけれども、20%のプレミアム、これについてはどのぐらいの申込みがあったんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 申込者は1,383名でございます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) それじゃなくて、パーセンテージを言っていただいたほうが、要するにそれはどのぐらいでそうなのかというのが、今の答えじゃ分からないですけれども。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 申し訳ございませんでした。 プレミアム率20%つけまして3,600万円で、お1人の方が5万円買った場合には600名の方が対象となります。ただし、600名の方が全て5万円買うとは限りませんので、当選者は708名でございました。ですから、申込者は……     〔発言する者あり〕 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) ですから、100%を超えていらっしゃいます。申込者は100%を超えていらっしゃいます。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) じゃ、全部申込者はいたと、そういうことですね、はい。最初からそう言っていただければありがたいなと思います。 それで、申込者が100%だったんですが、これ、多分コロナで郵送という、往復はがきで多分申し込むというシステムだと思うんですが、それを取りに来ない方というのがいらっしゃいましたか。 ○議長(黒川広君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 取りに来ない方と言いますと、どういう。当選して取りに来なかった方ですか。     〔発言する者あり〕 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(潮和巳君) 8名ほどいらっしゃいました。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) 多くの人数だと、非常に足りなくなってしまうかなと思ってお聞きしました。 それでは、時間もないものですから、このコロナ関係で今、リモート会議とかテレワーク、これが定着しつつあるんですが、町のほうの勤務状況としまして、このテレワーク、リモート会議というのは今現在やってはいるかどうか、その辺ちょっと確認をお願いします。 ○議長(黒川広君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(寺内由一君) こちらにつきましては、テレワークにつきましては、庁内の会議でテレワークということは使ってございません。会議等については、緊急事態宣言とかそういったときがあった場合には、人数をかなり減らして、主要な部長、課長だけを集めて会議をするというようなことをやってまいりました。 ただ、県とかの会議等、町長等も市町村長会議とかございますけれども、それについては全部リモートというところで今やっているところでございます。 かなり世間的にもちょっと緩和されている分もありますので、多少会議をやっているところもございますけれども、リモート会議と、あと実際に行く会議と、これは両方ございます。 役場の中でも、やはり体的に感染がかかるといった方がいた場合にちょっと問題がございますので、そういった方については分散という形でやらせていただいているというところで町のほうは今まで進めてまいりました。 ○議長(黒川広君) 坂口進治議員。 ◆8番(坂口進治君) いろいろコロナ対策ということで聞いてまいりました。本当にこの時代に、非常に大変な時代だと思います。役場も我々議会も一緒になっていろんなことに、対策に力を注いでいきたいと思いますので、今後ともコロナ対策についてはよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川広君) ここで暫時休憩をいたします。 会議は午後1時から再開いたします。 △休憩 午前11時46分 △再開 午後1時00分 ○議長(黒川広君) 休憩前に復し会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △長澤晴男君 ○議長(黒川広君) 12番、長澤晴男議員の質問を許します。 12番、長澤晴男議員。     〔12番 長澤晴男君登壇〕 ◆12番(長澤晴男君) まず、一般質問に入る前に一言、議長の許可を得ていますので、このたびのコロナウイルス関係の感染拡大を防止するために、医療関係者の皆様には、自らの命と家族の感染を心配しながら懸命にウイルスと闘っている医療従事者には、心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。 今回、いじめと人権侵害について。 いじめと人権侵害の被害者は長期にわたり、苦しみと悲しみで心に深い傷を残し、回復が困難なこともあり、多くのところで悲しい事件も起きております。ケースにもよりますが、町の対応について伺う。 いじめ被害は非常に増しております。特に小学生に多い。いじめによる被害は深刻で、心に深い傷跡を残し、長い間苦しみを何年も続けます。この苦しみは何年たっても消えないこともあります。深刻なストレスで精神不調になり、本人だけでなく、家族まで崩壊してしまうこともあります。2次的な被害は、さらに悲しい状況になります。 いじめは、一過性と常習的に起こることもあり、同じ人が何度も被害に遭うこともあります。これが長く続くと、人格が破壊されて、立ち直りできないこともあるそうです。ひきこもりなど、子供に対するいじめが原因のこともあります。子供の場合、特に早期発見、早期対応が求められます。 私は、平成17年6月から県の出先機関である被害者支援センターとちぎの相談員もしております。これは約1年間の研修を受けたからです。町の玄関にも、この被害者支援センターのポスターが貼ってあります。私たちはボランティアですから、電話相談が多く、相談の内容は申し上げられませんが、とても深刻で、かわいそうなことが多く、心が痛みます。 このたび町は、いじめ防止対策推進法に基づき、いじめ防止基本方針を策定し、9月の議会に上程されました。いじめ被害が原因で精神不調になり、不眠や食欲不振、人間不信から不登校になったりする生徒も多数いるように思えます。また、家庭内では粗暴になり、家庭内暴力になったり、家族が2次的な被害に苦しむこともあります。 大人の間でもいじめが多くあり、人権侵害が発生しています。一般的に多いのは、セクシュアルハラスメント、セクハラですね。それにパワハラ、パワーハラスメント、あとはモラルハラスメントというのもあります。数年前からよく聞かれるのは、レイシャルハラスメント、これあまり聞き慣れない言葉と思いますが、外国人や障害者に対する差別と偏見、これから来ている嫌がらせです。悪質ないじめは人権侵害ですから、公的機関に被害届を出す人も最近増えております。 子供も大人も、心の傷はPTSD、心的外傷後ストレス障害、これになり、一層悪化することがあります。鬱病になった場合は、非常に治療期間が長く、回復が困難なケースも相当あるようです。これは悲劇の連鎖です。町はどのような体制で取り組むのか、伺います。 以上、壇上の質問は終わります。 ○議長(黒川広君) 町長。     〔町長 真瀬宏子君登壇〕 ◎町長(真瀬宏子君) ただいまの長澤晴男議員のご質問にお答えします。 まず初めに、長い間、電話相談にボランティアで当たっておられる議員に対しまして、心から敬意を表します。 ご質問のいじめと人権侵害についてのうち、いじめと人権侵害の被害者は、長期にわたり、苦しみと悲しみで心に深い傷を残し、回復が困難なこともあり、多くのところで悲しい事件も起きている。ケースにもよるが、町の対応を伺うのご質問にお答えいたします。 まず、先ほど小学生について、いじめの実態をおっしゃっていましたけれども、まず小中学校におけるいじめの対応について申し上げます。 各学校では、それぞれのいじめ防止基本方針に基づき対応しております。例えば保護者や子供から相談を受けた場合には、必要な情報の収集を行い、事実を把握した上で、学校はいじめ対策委員会を開催して対応しております。 本会議で上程させていただいております野木町いじめ防止対策推進条例が承認されれば、町のいじめ防止基本方針が実効性を持ってまいりますので、より一層的確ないじめへの対応が可能となると思います。 次に、人権侵害への対策と取組ですが、まず何よりも子供たちを含む町民一人一人が人権意識を高めていくことが必要であると思います。そのため、町としましては、子供たちや町民の方に向けた教育啓発活動を継続して行っていかなければならないと思っております。 なお、人権侵害やいじめの背景には、DV、虐待、貧困などが相互に複雑に関連している場合も多いので、関係各課、児童相談所、警察等、関係機関が連携を強め、協力して対応することが大切だと思っております。 こうしたことから、定期的に対策協議会を開催するとともに、相談を受けた場合には、関係者が直ちに集まり、情報の共有を図った上で支援対策を検討することが重要と考えます。 また、野木町には、法務大臣から委嘱を受けた5名の人権擁護委員の方がおられます。それぞれの担当地域に密着した形の人権啓発普及活動を展開していただいておりますし、町の啓発活動にも積極的にご協力をいただいております。 具体的な取組といたしまして、まず子供たちに向けては、町内の小中学校において人権の花運動や人権問題の講話などを行っていただいております。 さらに、町民の方に向けた取組といたしましては、町のイベントに合わせて人権啓発活動を行っているほか、12月の人権週間に合わせて人権講演会を開催するなど、人権意識の高揚に努めていただいております。 また、人権擁護委員による人権相談をひまわり館で月に1回実施しております。不当な差別や迫害、人権の侵害などでお悩みの方々の相談にも応じていただいております。 昨今では、新たな課題といたしまして、新型コロナウイルス感染症に関連した偏見や差別、誹謗中傷が大きな問題となっております。先ほど坂口議員のご質問にもお答えいたしましたとおり、新型コロナとの闘いを乗り越えるオールとちぎ宣言において、人権問題にも配慮するという内容を採択したところでございます。 今後、町民の皆様に宣言の趣旨を広く周知していくとともに、不当な差別や偏見、いじめ、誹謗中傷などが行われないように町も情報の発信に努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 小中学生のいじめの相談を受けてから、どのような順序で進めるのか。保護者からとか学校からとか、一般的にはどこで発見されるんですか、いじめがあったということは。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) いじめにつきましては、学校のほうで直接生徒さんであったりとか、保護者の方からご相談を受けて対応してございます。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) これは先生方が生徒がいつもと違う、様子が変だと、元気がないなという、そういうところからだんだん絞り込んできて、いじめがあったというような判断になるんでしょうか。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) 議員がおっしゃるように、先生のほうで生徒さんの様子を見ながら声かけなどをして気づく場合もあるし、あとは連絡帳の交換であったりとか、そういったことをしながら生徒さんの相談の把握に努めております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) ケースにもよりますけれども、非常に複雑で難解な部分があった場合に、専門家の意見とか、そういう人たちも対応に当たることはあるんですか。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) まず、相談を受けた場合には、学校で、先ほど町長の答弁にもございましたように、いじめ対策委員会を開催して対応いたします。さらに必要なときには、町の教育委員会のほうにも連絡が入り、そこで、ケースによっては、この方はお医者さんにつなげたほうがいいとか、臨床心理士につなげたほうがいいとか、そういった判断をしながら、必要な支援を行っている状況でございます。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) いじめの被害者は、長い期間、回復が困難な場合があるんですが、例えば定期的にフォローして、直接会っていろいろ悩みを聞くとか、そういう場面もあるんですか。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) 小中学校のいじめということでよろしいでしょうか。 小中学校の場合には、スクールカウンセラーもおりますので、担任の教員などと連携をしながら、定期的に面接していく場合もございますし、そんなに長くやらずに終わる場合もございますが、解消するまでの間は、担当する方々全員で支援していくような形となっております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 私たちが勉強したときには、まず児童相談所、教育委員会はもちろんですが、社会福祉士、あるいはソーシャルワーカー、臨床心理士、心療内科、カウンセラー、これはスクールカウンセラーも含みます。このところで、スクールカウンセラーの役割はどのようなものなんですか。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) スクールカウンセラーにつきましては、主に心の内面の部分について相談するところが専門的になってございますので、お子さんであったり、あるいは背景にいろいろな要因が含まれておりますので、場合によっては保護者さんであったり、そういった方の内面の話を聞いていくという役割を担っております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) いじめ、直接なことじゃなくて、私の経験では、家族、親が子供をいじめてしまいそうだという、こういう心配もたまに聞くんですね。野木町ではこのようなことはありますか。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) 野木町につきましても、虐待であったりとかDVであったりとか、そういった背景がございますので、そういった場合には、追い詰められている保護者の方から、そのような内容のご相談を受けることもございます。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) これはサポートセンターも当然関係してくるので、サポートセンターとの連携も取っているわけですね。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(黒川広君) こども教育課長。 ◎こども教育課長(青木玲子君) サポートセンターのほうは総合的な相談窓口ということで、先ほどお話に出ていました社会福祉士であったりとか保健師であったりとか、また困窮等の相談も受け付けておりますので、内容によっては、当然そちらの方々にも支援者として一緒に相談に入っていただいたりしております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 同じ人が何回も同じ人から加害、いわゆる被害を受けているという、こういうケースも結構多いですが、この辺で野木町はどうでしょうか。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 人権に関するご相談一般ということで、お答えしたいと思います。 人権相談自体は秘密厳守のものでございますので、同じ方のご相談が繰り返しあるかどうかということについては、はっきりしたことは分からないんですが、一般的に申し上げるなら、例えば町で相談対応に当たることが多いご家庭内での人権侵害案件とか、こういったものについては、一旦、当事者間のお話合いとかで収束を見ることもあります。 ただ、なかなか根本的な原因が解決するというようなところまでは至らずに、そのまま収束したとしても、再発の危険などとは常に隣り合わせという状況が多うございます。こういう場合、関係する役場内の部局、あるいは関係機関とも連携して、その後の経過を引き続き慎重に観察させていただくことになります。そうした過程の中で、例えばこちらから訪問したりですとか、そういったこともありますし、また同じご家庭の方から2度、3度とご相談を受けると、そういうこともございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 大人のいじめの相談は、令和になってから何件ぐらいありましたか。分かりましたらば、お願いいたします。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 相談件数についてのお尋ねだと思いますが、先ほど町長答弁にもありましたように、人権擁護委員さんによる人権相談、これは年間通して開催されておりまして、年に数件ご相談がございます。ただ、やはりこれは秘密厳守のもので、内容が全く外に漏れてくることはありませんので、このうちのどれぐらいが大人のいじめといったものに関する相談だったかということは分かりません。 ちなみに、これはご参考になるかどうか分からないんですが、法務省では、毎年、地方法務局単位で受け付けた人権相談の内容を、テーマ別に集計して公表しています。この中には大人のいじめというような分類はないんですが、参考までに申し上げますと、2019年の1年間で、宇都宮地方法務局管内、これ栃木県内ですね、で相談内容で最も多かったのは、1位が近隣トラブル、それに次ぐのが職場・仕事関連、次いで医療関連というような内容になっているようでございました。 以上です。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 子供と違って大人の場合は、解決が非常に困難なことが多いんですけれども、うるさいとか、先ほどトラブルについてのあれもいじめだと思うんですが、それ以外に非常に解決が困難な場合は、どのような方法を取るんですか。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 解決困難事案についてどのような解決方法を取るかというお尋ねですが、これは実際、非常にケース・バイ・ケースというところがありまして、一般化したお答えは非常に難しい点がございます。 例えば悪質な人権侵害案件などの場合は、当初から関係機関として警察などが関与することもありますので、そういった中で、人権侵害事案の解決や解消に向けて最善の方法を模索していく形になります。場合によっては、その過程で法的措置に移行したりとかということもございますが、それは一般的にそういうプロセスを必ず経るというものではなくて、これは先ほども申し上げた繰り返しになりますが、ケース・バイ・ケース、事案の内容を検討しながら、関係機関連携して解決・解消を模索していくという形になります。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員
    ◆12番(長澤晴男君) 役所の人権関係、あるいはいじめ防止関係で対応する職員は、定期的に研修とか講習とか、そういうのを受けているんですか。あるいは、外部の人からも委員になっている人が多いわけですけれども、全くこういう関係にいない人の場合は、なかなかデリケートな問題で立ち入れないこともあるわけですけれども、この辺は研修の中でかなり勉強すると思うんですけれども、私も相当詳しく勉強して、大変ためになったんですが、役所関係では職員も含めてどのような勉強をしているのか、差し支えなかったらお願いしたいと思います。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 役場、特に庁舎内の場合には、そういった部署に配属されて、例えば人権侵害事案の相談対応に当たるという職員が、必ずしも専門的な訓練とかを受けていたり、専門的な資格を持っている人ばかりとは、これは限りません。 県などでは、そういった職員に向けた研修会をかなり積極的に開催しておりますので、本庁の職員もそのような際に、できる限り受講するようにしております。 一例を挙げますと、私どもの生活環境課で主にDVに関する相談を受けることが多いんですが、これを例に取りますと、男女共同参画センターというところの主催によりまして、研修が年に数回開催されております。これに当課の職員が参加しているところでございます。 そういった研修を受けるのと併せまして、文献資料なども参照し、またケースによっては、専門機関、専門家の方のご意見も伺いながら、自ら研さんを積みつつ実務に当たっているというところでございます。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 最近はネットによる誹謗中傷とかいじめが結構多いということで、先々月だかテレビで見たんですが、自殺事件も起きていますね。これは自殺したから表に出たわけですけれども、見えないところで相当苦しんでいる人はいるわけですけれども、この辺は町の啓発で、何か町民に被害を大きくしないようにする、そういう策というのは取っているんですか。 ○議長(黒川広君) 町民生活部長。 ◎町民生活部長(寳示戸浩君) ネット中傷の相談、あるいは対応ということですけれども、先日も新聞報道等であったかと思うんですけれども、総務省のほうも相談窓口の拡充、それから周知へ乗り出しているという記事がありまして、国としましても、その辺のことは非常に重要視して体制を整えているということだと思います。そういった政策集がまとまったものが、いずれ県、市町村へも伝わってくると思いますので、そういったところを基本としながら、町のほうもネット中傷のほうの防止の啓発、これはやっていく形になるかと思っております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 先ほどのにちょっと戻るような格好になってしまうんですが、勉強会については、講習、研修、これは担当する委員は定期的に受けているんですか。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 先ほど申し上げたように、職員はそういった研修、講習会に積極的に参加しています。これは例えば先ほどお話しした私どもの生活環境課のほうで受講する講座を例に取りますと、その都度様々なテーマによって講習会が開催されております。できれば全部参加したいところなんですが、業務との兼ね合いもありまして、都合がつく限りにおいて参加していると。毎年同じテーマで繰り返し講習会をやるとか、そういった形のものではありませんので、その都度、できる限り参加するように心がけております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 似たようなボランティアで、いつだか私もあるんですが、そこは月に一遍、継続研修をやっているんですね。だから、できれば、2か月に一遍ぐらい定期的に町独自でやってもらったらいかがかと思います。 それで、ここにもありますけれども、心のセーフティネットという相談窓口は、数えてはみないんですが、県内で約30ぐらいあるんですね。これらのところに町のほうで紹介するとか、こういう相談窓口もありますよと教えることもあるんですか。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 人権関係の問題の相談窓口は、国が開設しているものを含めて、例えば人権110番であるとか、そういったものがたくさんあります。こういったものについては、町のホームページ、あるいは広報等でも情報を積極的に提供できるように心がけております。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) これ宇都宮ですけれども、行政関係を特に扱うところでパルティというのがあるんですね。ここは一般的に女性の方が多い窓口なんですけれども、女性の問題の場合は、そこにぜひ紹介して、電話でやり取りするだけでも、相当勉強になると思います。それで、ここは専門のところですから、かなり中身しっかりしている、相談できると思いますので、その辺のところも調べて、被害者に、あるいは関係するところに番号を教えてあげるといいかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(黒川広君) 町民生活部長。 ◎町民生活部長(寳示戸浩君) パルティさんとは常にというわけではないですけれども、十分な連携は取っております。というのは、DV関係の相談がありますと、パルティさんも絡んで、そういった相談をしていますので、常日頃から連携は密にして相談をしているところでございます。 ○議長(黒川広君) 長澤晴男議員。 ◆12番(長澤晴男君) 私の質問はこれで終わります。 ○議長(黒川広君) ここで暫時休憩をいたします。 会議は午後1時45分から再開いたします。 △休憩 午後1時34分 △再開 午後1時45分 ○議長(黒川広君) 休憩前に復し会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △宮崎美知子君 ○議長(黒川広君) 14番、宮崎美知子議員の質問を許します。 14番、宮崎美知子議員。     〔14番 宮崎美知子君登壇〕 ◆14番(宮崎美知子君) それでは、一般質問させていただきます。 今回、3点について質問いたします。 1つとして、生ごみの減量化について伺います。 小山広域行政におきましては、生ごみの減量化が喫緊の課題となっております。野木町から出る生ごみは、南部清掃センターで堆肥化されておりますが、担い手である町民の状況は年々変化しております。ごみの減量化、そして町民の負担を減らす、この施策を野木町は今後実施していっていただきたいと思いますけれども、その施策に関し伺います。 1つ目として、家庭用生ごみ処理機、コンポスト、また電動性機械式の処理機、購入補助制度の導入について伺います。 2つとして、現在の生ごみ袋は2種類あります。その2種類の生ごみ袋に加えて、より小さいサイズの袋を加えることについて、加えるべきなのかなと私、考えますが、そのことについて伺います。 質問2点目といたしまして、フレイル予防について伺います。 フレイルとは、筋力、認知機能、社会とのつながりなど、高齢者の心身の活力、心と体の活力が低下して弱くなった状態をいいます。慢性疾患が重なることなどの影響もあり、生活機能が障害され、心身の弱まりが出現した状態でありますが、適切な介入と体操や筋力トレーニングなどの運動、そして脳トレーニング、またおしゃべりなどをすることが非常にこのフレイル予防に効果的だと指摘されております。 今回は、特に身体的フレイル予防を中心に、健康寿命を延ばすことに自覚的に取り組む町民を増やしていきたく質問いたします。 私が知っているある総合病院の医師の話でありますけれども、病気や入院をきっかけに食べられなくなってしまう方が大勢いるそうです。大変驚きました。例えば肺炎や大腿骨頸部骨折、それは本来は肺や足の病気ですが、実際の医療現場では、肺や足が治っても、歩けない、食べられない、そのようなことが起きているといいます。 誤嚥性肺炎患者の4割が、1か月後には3食口から食べることができなくなっているという我が国のデータも最近示されたということを教えていただきました。その共通キーワードは、高齢、低活動、低栄養、筋肉量低下であります。解決の糸口は、運動と栄養にあります。健康寿命を延ばすために、楽しみながら、そして継続することが一番重要ですので、継続できる、そのような筋力運動、また有酸素運動、そのようなことを目的とした運動教室の開催、これの多彩な数多くの開催、その重要性が注目されているのです。 私は、8月に政務調査で群馬県館林市を訪れました。ここは、3つの課にまたがって様々な運動教室など、多彩な事業を実施しております。そのような政務調査も含めて、このフレイル予防について壇上における質問といたします。 次、質問3点目であります。 新型コロナ禍における図書館開館の在り方について伺います。 新型コロナウイルス、これ今、第2波と言われておりますけれども、これもいまだに収束しそうにもない状況であります。そのような中、取りあえず国の非常事態宣言は終了しているわけでありますけれども、そういう中、野木町図書館は、実際には開館されておりますが、しかし、その閲覧できるソファーの撤去や、滞在時間、これが30分間に限定されているなど、その開館状況というのは、私は非常にもっと検討するべきなのかなと思うわけであります。 やはり図書館は、文化の薫りの殿堂といいますか、そのようなこととして認識しておりますけれども、野木町の中では、そのような施設というのは、本当に図書館が担っているわけです。そのような図書館をもっともっと、このような状況下ではありますけれども、その対策を取りながら、もう少し現在のような開館ではない状況で町民が利用できないのでしょうか、そのことについて伺いたいと思います。 以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(黒川広君) 宮崎議員、ちょっとすみません。2番のフレイル予防について、明確に質問事項を2点明言してください。 ◆14番(宮崎美知子君) 申し訳ありません。 先ほどの2つ目の質問、フレイル予防についての具体的な質問項目について、ちょっと抜けてしまいましたので、付け足したいと思います。 フレイル予防についての質問といたしまして、1、新型コロナ禍の前と現在の取組について、簡単で結構ですので、伺います。 また、2つ目として、新型コロナ禍における今後の取組計画について伺います。 以上です。 ○議長(黒川広君) 町長。     〔町長 真瀬宏子君登壇〕 ◎町長(真瀬宏子君) ただいまの宮崎美知子議員のご質問にお答えいたします。 まず、生ごみの減量化についてのうち、小山広域行政において、生ごみの減量化が喫緊の課題となっています。野木町から出る生ごみは南部清掃センターで堆肥化されておりますが、担い手である町民の状況は年々変化しています。ごみの減量化とともに町民の負担を減らす施策に関し伺いますのご質問にお答えいたします。 まず、家庭用生ごみ処理機(コンポスト・電動性機械式)購入補助制度の導入についてのご質問にお答えいたします。 現在、町では、町民の皆様のご協力の下、小山広域保健衛生組合の南部清掃センターにおきまして、生ごみの堆肥化を進めております。野木町では、現在のところ、小山広域南部清掃センターにおいて生ごみの堆肥化を推進しており、そこでの処理費用に公的予算を投入しておりますので、各家庭戸別での家庭用生ごみ処理機購入に対する町からの特別な助成を行うことは考えておりませんので、ご理解のほどをお願い申し上げます。 次に、現在の生ごみ袋に、より小さいサイズの袋を加えることについてのご質問にお答えいたします。 現在、町では生ごみ用紙袋として、27リットル用の大袋、17リットル用の小袋の2種類をそれぞれ町民の皆様にご購入していただいております。このうち17リットル用の生ごみ用小袋の大きさは、標準サイズの買物用レジ袋とほぼ同じ容量でございます。 より小さいサイズの袋を加えてはとのご提案でございますが、これにつきましては、3月議会におきまして松本議員からもご提案をいただきましたが、町としましては、費用対効果を調査・検討した結果、より小さい袋を加えることは得策ではないと判断いたしております。 したがいまして、議員ご提案のより小さなサイズの生ごみ用紙袋を導入する予定は、現在のところございません。 次に、フレイル予防についてのご質問にお答えいたします。 新型コロナ禍で、健康寿命延伸のためのフレイル予防運動の重要性が言われています。町の取組について伺いますのご質問のうち、新型コロナ禍前と現在の取組についてのご質問にお答えいたします。 議員のおっしゃるフレイル予防は、私も大変重要なことと認識しています。人生100年を迎える現在でございますので、フレイル予防については、いろいろな傷病につながるものとして、認知症予防にも大変取り上げられているところですので、重要なことと認識しております。この適度な運動や社会参加、バランスの取れた食生活などがフレイル予防には大変重要と言われております。早い時期に予防や治療を行えば、より健康で元気な状態に戻すことが可能であると考えられています。 町では、フレイル予防並びに介護予防につながる事業といたしまして、様々な体操教室を実施しております。全町民を対象に、生活習慣病の予防を目的とした運動教室、65歳以上の方を対象に、身体機能の向上を目的とする体操教室、ふれあいサロン事業の参加者に対しては、リハビリの専門職や運動指導員による体操指導、さらに栄養指導、健康マイレージ事業等を行っております。 また、フレイル予防のために、自宅でできる簡単な運動を紹介したリーフレットを今年度各戸に配布させていただきました。特に高齢者の皆様には参考としていただき、運動不足解消のためにご利用いただければと思います。 次に、新型コロナ禍における今後の取組計画についてのご質問にお答えいたします。 今後につきましては、町としましても手洗い、うがい、マスクの着用を守った上で、3密を避け、新しい生活様式に沿った日常生活を送っていただくことが大変重要と考えております。新型コロナウイルス感染症の影響がある中では、大勢の方を対象とした体操教室等の開催は控える必要があるため、感染拡大防止策を徹底した上での少人数での体操教室やDVDの貸出しなどにより、個人での対応策を講じていく必要があると考えております。 町民の皆様には日常生活の中でもフレイル予防策を積極的に実践していただき、健康寿命を延伸していただきたいと思っております。 次に、新型コロナ禍における図書館開館の在り方についてのご質問のうち、新型コロナ禍が収束しそうにもない状況下、図書館は開館されておりますが、その開館状況は現在のままでよろしいのでしょうかのご質問にお答えいたします。 町立図書館は、国の新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除に伴い、6月2日から制限事項を設けながら、感染拡大防止の対策を取り、再開したところでございます。現在、図書館では滞在時間をおおむね30分以内として、本の貸出しのみ行っております。したがいまして、学習室やレファレンス室などは利用を休止しております。 来館する皆様には、マスクの着用や手洗い、利用者票への記入や手指消毒液での消毒などをお願いしております。特に手洗い場は感染防止のために自動水栓式に改修いたしました。カウンターには飛沫防止のビニールを設置し、本の除菌機も導入して感染拡大防止に努めております。 今後につきましても、利用者の皆様には制約がかかりますが、何といいましても皆様の感染抑止に、図書館のご利用の中でも制限はかかりますが、現在の感染状況を鑑みますと、現状のまま継続せざるを得ないと考えております。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) まず、フレイル予防についてから再質問をいたします。 先ほど町長から、野木町におきましてもいろいろな運動教室ですか、それを開催しているというようなお話がありましたけれども、私も、課長からちょっと資料を頂いたわけでありますけれども、この令和1年度のその実施状況、それから現在の実施状況、ざっと頂きましたけれども、令和1年度までにおきましても、一般の町民が、要するに何というんでしょう、運動できる、そういうふうな運動教室というのは幾つもないわけです。しかも定期的にという、本当は1週間に1回、2回これが必要なんですが、1週間に1回どころか月に1回、こういうふうな、要するに間を置いてやっているというような運動教室の実態ですよね。そのような本当にか細い教室の実態なんですが、このコロナウイルス感染拡大の状況の中で、そのようなか細い運動教室も、現在たった一つに要するに省略されている。この名称は「からだスッキリ教室」というんですけれども、これだけになってしまっているということを確認いたしました。 要するに一般の方が、例えばふれあいサロンに通っていなくても、それからまた、虹の舎の委託事業、こういうところに行かなくても、保健センターとか、その他の野木町のそういう施設の中で一般の人がその利用をできる、定期的に利用する、そういうふうな運動教室、これがあまりにも、野木町は健康宣言をする、している町でありながら、全くと言っていいほどしていないという現状があるのではないでしょうか。 私は、この8月に政務調査で館林市を先ほど訪れたことを申し上げましたけれども、館林市は特に高齢者、3つの課にまたがってそれぞれ行っているということを申し述べましたけれども、特に高齢者支援課というところです、ここは本当に週に1回、また週に1回のそういう運動教室が2つ、また有酸素運動入門教室、これも全4回、また男性のマシントレーニング教室、これも全4回、そして体力測定会や認知症サポーター養成講座、こういうところにおいても随時体操を取り入れている。そういうふうなこの一つの課だけの事業を見ましても、非常に積極的に行っているんです。 野木町は、先ほどそういう健康宣言のまちをしていながら行っていないということを申しましたけれども、その結果として、午前中の質問にもありましたように、それこそほとんど改善されていない。それまで健康宣言をした前の、要するにそういういろんな指数と、例えば健診を受けたそのものとか、それから健康等のそういう状況ですか、その指数、そういったものも改善されていないという、そのような答弁もありました。令和5年にはあと4年後、あと3年後には野木町の町民の3人に1人以上が高齢者となっていく。そういう中で、私は本当に健康寿命を延ばすためのこの施策、これこそが私は野木町にとって喫緊の問題であるということで今回質問したんですが、本当に積極的な答弁がなかったことは、大変重要であります。残念であります。 この筋力、筋力をつけていくということがどれほど重要か、このフレイル予防の一番の目的たるものは、身体的なものは筋力をつけるということなんです。筋力というのは90歳になってもそれこそつけられる、そういうものなんです。筋力がないとどうなるか。筋肉が減ると、これ、新聞の記事でありますけれども、筋肉が減ると筋肉内に脂肪が蓄積し、霜降り状態になるということが分かってきているといいます。これを筋内脂肪、筋肉内脂肪といいまして、これが増えると、インスリンの働きが悪くなって、糖尿病になる可能性が高くなるわけです。その逆に、質の良い筋肉は、血液中の糖を素早く吸収し、その結果、高血糖状態を解消し、糖尿病の予防、改善が期待できるんです。まさに筋肉を鍛えれば、フレイル予防と糖尿病予防、これができる一石二鳥の体操なんです。 先ほど、町長は、町民の方にはぜひ実践していただきたい、そのような体操を、町もチラシを配っているので実践していただきたいという、そのような答弁がありましたけれども、私は基本的に町長の考えるとおり、実践するのは町民一人一人だと思うんです。その自覚、これを促すために、私は行政が積極的に多彩な運動教室をまず開いて、そして、そういう運動教室を例えば半年間続けて、そこで続けて参加した人が、大変自分の身体的に効果があったなと必ず思うと思うんです。そういう方が、私は地域に戻って、それこそより幅の広い人たちを集めて、そういう運動をさらにご自分が中心になって広げていく。そういうふうな波を、私は、この野木町でつくることが本当に重要だと思っているんです。それこそがそのフレイル予防といいますが、これから高齢化率が高くなる野木町において、健康寿命を延ばすために、私は一番重要なのは本当に運動だと思うんです。もちろん、栄養とそれもありますけれども、取りあえず栄養とかいうのは、やっぱり個人的に物すごく努力しなければいけないものもあります。だけれども、やはり運動というのは、習慣化することが大事であって、それを習慣化するきっかけになるのが、私は町が主催するそういう運動教室、これを定期的にきちっと開く、それを半年間続ける、そういうふうな考え方、こういうものが重要だと思いますけれども、そのことについて改めて答弁を求めます。 ○議長(黒川広君) 町民生活部長。 ◎町民生活部長(寳示戸浩君) 宮崎議員のお話で、館林市さん、大変積極的にやっているというお話を伺いました。館林市さんのほうは、私のほうもちょっと手元に資料ございまして、3課プラス館林市のウオーキング協会さんもありますか、そこで介護予防ですとか、そういった運動の関係やっていまして、合計4つの部署が合わせて32の事業をやっているようです。 私どももやはり、自分のところでどういったことをやっているかというふうにまとめてみましたけれども、我々は健康福祉課、それと一部生涯学習課もありますけれども、たった2課で24の事業を行ってございます。数が多い少ないで、これは積極的にやっているやっていないというのは、中身のこともありますので一概には言えませんけれども、野木町が決してやっていないわけではなくて、小さいながらでもこれだけ多くの事業をやっているということは、最初に申し上げておきたいと思います。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) また、こういうフレイル予防の、この筋力をつけるためのものとして、いわゆるウオーキング、これの重要性も言われているんです。特に、信州大学医学部が非常にこれ、14年間の研究を経て開発したインターバル速歩、こういったものも非常に重要なわけです。 私は、野木町が本当に健康的な、健康寿命を延ばす、そういうふうな町にしていきたいということを考えておられ、そして施策としてやろうとしているわけですから、そういう中で本当にそういう最新の情報、こういったものもぜひ私は取り入れていくべきではないかと思うんです。 先ほどの例えば館林市がそのような筋力体操などを中心とする様々な運動教室を実施していることを申しましたけれども、信州大学の医学部が開発したインターバル速歩というのは、まさにそれにプラスして、そういう速く走る、そして普通に速く歩く、そして普通に歩く、この速く歩くというのは、その人の体力に応じて一番歩ける速度の大体7割程度の早歩きで十分効果が達せるものですが、そういったふうな早歩きと普通歩きを組み合わせた、これがインターバル速歩というんですけれども、これの効果に、これをやることによって、大変様々な効果が現れた、現れているということが証明されたんです。 例えば、これその信州大学医学部が、これは下野紙にも載ったことですので、恐らく幹部の皆さんもお読みになっていると思うんですけれども、このインターバル速歩をやることによって、例えば膝を伸ばす筋力、これが13%アップした。膝を曲げる筋力は17%、体力、これもアップして、体力的には10歳若返ったと言えるような体力になったということなんです。併せて生活習慣病の進行を低下させることが分かったということなんです。そしてまたそのような、いわゆる身体的なものだけではなくて、認知機能の改善、これも大変改善して、僅か5か月間で認知機能が34%上昇した、こういうことなんです。 本当に普通に歩く、そういうことをたくさん、今、町民の方が朝夕やっておられます。皆さん物すごく、自分のそういうふうな健康寿命を延ばすために努力されているわけです。そういった中で、そういった町民の方々に、そのウオーキングだけではなく、こういうインターバル速歩、こういったものもありますよと、そういうふうな情報を行政としてもっと町民に流していく、そういうふうなサービス、これも大変必要ではないかと思っているんです。ですから、本当に情報提供も最大の行政のサービスだと私は思うわけでありますけれども、こういった中でやることによって、この信州大学の結果によりますと、5か月間でほぼ体力が20%アップ、そして高血圧や高血糖、肥満も20%改善、医療費も20%削減ということで、大変これは継続しなければいけないことでありますが、そのためにも、やっぱりそういうふうな先ほどの運動教室と併せて、こういうふうなインターバル速歩などを野木町などがもっともっと、例えば、信州大学医学部にいろんな問合せしたり、場合によっては実際に伺って教えてもらったり、そういうふうなことをした上で、野木町として、もっと取り入れてやっていくべきではないか、それが本当に町民のためになるのではないかと思いますけれども、そのあたりの私が今申し上げたようなことについての町のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(黒川広君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(石渡真君) それでは、先ほどウオーキングというような話が出たと思うんですが、町のほうでもウオーキングパスポート事業といいまして、日本一周を目指す、もう日本一周ではなく、日本を何周もしている方もいらっしゃるんですが、そういった50万歩ずつの記録をしっかり取っていきながら、それをなるべく早く日本一周をしていくというような形で町民の方にご協力いただいて、事業のほうに参加していただきまして、そのうち登録者数が416名おりまして、日本一周をされた方に完歩証ということで、343人の方にそういった完歩証的な物を差し上げているようなわけなんですが、今、議員さんおっしゃいましたとおり、いろいろ方法があると思いますので、そういった情報を十分うちのほうでも収集しまして、広く町民の方に健康になるための、フレイル予防になるための情報はどんどん提供していきたいというふうに、そのように思っております。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) 情報を提供していただける、私もそのような提供していただけるような情報を、私自身も今後も収集していきたいと思っております。 課長が今、答弁していただいたように、情報提供をしていく、これも重要な町民に対するその意識、町民に意識を持ってもらう、そういうことの重要なものでありますけれども、私は本当に先ほどからも申し上げているように、やっぱり行政がまず組織して実際に行う。その何人かをその同じ場所に、何曜日の何時からというような形で集めていく。そういうことを本当にやっていくことが私は重要だと思っておるんです。 先ほど、部長のほうから、いや野木町もやっていますよという話もありましたけれども、実際に、先ほど申し上げているように、健康福祉課長から頂いたこの資料を見ましても、本当にほとんど、こういうことを言っては失礼かもしれませんが、もうやっていないと言わざるを得ないような状況ではないか。もちろんやっていますよ、例えば、このようなことをやっていますよ。虹の舎への委託事業で一般介護予防体操教室、これもやっていますよね。これも実際に300万円の委託料を出しているわけでありますが、この元年度は44回実施して、延べ212人が利用されたということでありますが、全然そういうふうな情報が分かっていないし、虹の舎に行くということ自体も、やはり何か、要するに一般の方が行くというちょっとイメージはないと思うんです。やっぱり虹の舎に委託する以上は、虹の舎に何か関わるようなそういう方がやられるのかなというふうに私は思ってしまうわけです。 それからまた、ふれあいサロンにおけるこういう体操教室も行っているということでありますけれども、ほとんどこれもその指導者、これが何か十何か所のふれあいサロンにおいてやっているということでありますけれども、それも年に1回程度のそういうふうな体操教室、体操ですよね。そのようなことで、一応やっていること、事業は並べていることは別に否定しませんけれども、実質的なものはどうなのかということについては、私は非常に弱いということを指摘せざるを得ないと思います。 そういうことで、私が随分言ってまいりましたけれども、そのような提案はほとんど受け止めていただけなかったのかなというふうに、取りあえずそのようなことで、じゃ、次の質問に入ります。 ○議長(黒川広君) ちょっと宮崎議員、ちょっとお待ちください。 町民生活部長。 ◎町民生活部長(寳示戸浩君) 私は、何もやっているからこれでいいでしょうというお話をしているわけでなくて、宮崎議員のお話、きちんと受け止めてやっていこうとは思っております。 ただ、先ほど、議員のほうもおっしゃいましたように、私どもが事業展開することプラス広報啓発活動をやって、ご自分でやっていくことも大切であるというふうにお話の中でおっしゃっていましたので、私もそのとおりだと思います。 かつて災害関係でお話もさせていただいたときに、自助、共助、公助とあって、その中で自助、要するにご自分で何かするということが非常に大切だということもお話し申し上げたかと思います。このフレイル予防に関しても、私ども、体操教室をやることと別に啓発活動をやって、少しでもご自分で運動なりをやっていただいて予防につなげていただくということが重要と思っていますので、これは私のほうもこういったお話をいただいて、真摯に受け止めまして、「健康タウンのぎ」、推進していきたいというふうに考えていますので、その辺は誤解のないようによろしくお願いいたします。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) 次の質問に入ります。再質問に入ります。 生ごみの減量化ということで、減量化について再質問いたします。 同じ小山広域の加入自治体であります小山市、それから下野市、これは今、生ごみの減量化に大変強く取り組んでおります。要するに可燃物ごみ、町が言う可燃物ごみの中に生ごみがどのくらい含まれているかというと、約40%と言われております。その生ごみの水をぎゅっと、要するに切るだけで随分この減量化につながって、実際中央清掃センターの炉の負担を減らし、そして全体的な処理費用、この削減にもなっているのかなというふうに思われます。 そういうことを目的として、下野市、小山市さんはこの生ごみ処理機について、要するに上限3万円、購入費用の2分の1ということで出されていますよね。下野市さんは、令和1年度からそれまでの上限2万円を3万円に変更して、より多くの市民の方にこの生ごみ処理機を買っていただき、そしてこのごみの減量化、実際に具体的には水分を切るということです、それをやるために非常に新しいその施策の変更もしているわけです。 私は、そういった中で野木町の生ごみ、南部清掃センターで処理しているわけでありますが、堆肥化しているから、じゃそれでいいのかということが私はもう問題であると思うんです。堆肥化するというのは、あくまでも野木町の施策です。野木町が生ごみはお宝だということで堆肥化する、コンポスト化する、そういうことで今から何十年前にやってきたわけですよね。その施策を小山広域でもきちんと重視して、南部清掃センターの新しい建設においてもそれが受け継がれた形で、ほかの小山市や下野市は可燃ごみの中に生ごみを入れて中央清掃センターで処理しているわけですが、野木町においては、生ごみだけを新聞紙にくるんで、そしてそれを指定袋に入れて、そして処理しているわけですね。そのようなことなんですけれども、いわゆる町の施策としての生ごみ処理、それはそれで認めて、皆さん協力しているわけです。だけれども、実際に生ごみを、要するに台所で要するに水を切って、新聞紙にくるんで袋に入れてという、何というんでしょうね、収集のやり方、出し方、これは町民が実際に担っているわけです。その町民というのは、例えば、これが実際にその施設が、資源化センターができたときにはまだ40代ぐらいの町民が、あれから何年たつんでしょうね、二十数年たつんでしょうか、その中で皆さんもう60代、70代、人によってはもう80代という、もちろん80、90代もいらっしゃるわけですけれども、そういう方がやっているんです。 そういった中で、私もかつて同じ質問をしたわけでありますけれども、そのときにもけんもほろろに、いや野木町はこういうことをやっているんだから、とても補助なんかいたしませんよという答弁をいただいているわけですけれども、考えてみれば、その担い手、これなくしてそのような野木町での処理というのが成立しないんです。その担い手の状況が高齢化している、そういうふうな状況、これをどう考えていますか、端的ご答弁いただければと思います。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。     〔「端的で結構です。」と呼ぶ者あり〕 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 簡潔にということなんですが、ちょっとご説明させていただきますと、他市町で生ごみ処理機の導入を補助しているというお話ありました。それはなぜかといいますと、他市町では、議員もご存じのように、生ごみを焼却に回しているために、処理機を通すことで、それだけのコストをかけても一定の減量効果と、あと焼却施設の負担軽減ですとか、二酸化炭素の排出量削減の効果が期待できるためです。 野木町では生ごみを堆肥化しておりますので、基本的にこうした効果を期待することは、生ごみ処理機を導入したとしてもできません。 議員おっしゃる今の野木町のほう、生ごみを新聞紙でくるんで出すというような方法の代替としてこの生ごみ処理機が有効かどうかということが問題になるかと思うんですが、生ごみ処理機というのは基本的にそれほど手間のかからないものではありません。分別、もちろんしなくてはいけませんし、投入できる生ごみの種類にも制限がありますので、分別はかなり細かく行う必要があります。また、その性能を十分発揮させるためには、もちろん水切りも投入前に行わなければなりません。大きいごみについては小さく刻んだりする必要もございます。また、当然電気式のもの、生ごみを乾燥させるタイプのもの、これは電気代などのランニングコストも当然発生しますし、機械そのもののお手入れをする必要もございます。また、生ごみの乾燥の際には湿気や熱なども発生……     〔「端的にお願いします。」と呼ぶ者あり〕 ◎生活環境課長(知久佳弘君) はい。発生しますし、処理物によっては臭いや音が発生する場合もありますので、こういったものの対処も考えておかなければなりません。 こういった点、もろもろ考えますと、生ごみ処理機を使って負担軽減効果が得られるかということについては、効果はほとんどないか、あるいはあっても非常に限定的になると思いますので、代替手段にはなり得ないのではないかと考えております。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) 小山広域で、野木町の南部清掃センターに持ち込まれる生ごみの搬入量についての資料を頂いてまいりました。それによりますと、いわゆる計画量に対する実際の搬入量、これが平成31年度、令和元年度ですね、これは67%にまで減ってしまっているんですね。その3年前の平成28年度は、計画量に対して搬入した量が80.5%ありました。しかし、それから3年後の平成31年度、67%まで減っております。 そういった中で、8月、これが生ごみを搬入するのが一番ピークになる、年間の中で高い月なんですけれども、それも平成28年度に対しまして31年度、これは76%しか搬入する量がないわけです。これ、人口はそんなに変わっていませんよね、この間。世帯数は逆に多くなっていますよね。そういった中で生ごみの搬入量、これがこの4年間を見ましても、約4分の3程度に落ち込んでいるんですね。 これ、どういうことなのか。つまり、私も経験ありますけれども、例えば週に2回収集します。それを例えば1回怠ると、8月のとき、ウジが湧きます。私、以前質問したときに、80歳の方がおっしゃったのは、何しろ袋にポリバケツから持ってきて入れるときに、あのぬるっとした感覚がもうたまらなく嫌だと。しかも1回何かで出しはぐったりすると大変な苦痛を味わうと、何とかならないかということで前回質問したわけでありますけれども、そういうことであります。実際に、ですから8月、一番本来ならば生ごみ搬入量がピークになる月が野木町はどんどん年を追うごとに減っているんですね。これ、どういうふうに分析していますか、課長。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) 議員おっしゃるとおり、ここ何年かで生ごみの搬入量というのはかなり減っております。これ、どういう要因かといいますと、1つには近年、食品ロスということがかなり大きな話題になっております。これを防ぐための方法として、食べ物については食べ切ると。食材については使い切ると。こういった考え、認識が社会にかなり広く、私たちが考えるよりずっと早く認識が広まっていると、そういうことが背景にあって、生ごみが減っているのではないかというふうに私どもとしては考えております。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) 今の答弁は、課長の推測であって、実際に調査されたんですか。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) データを基に申し上げておりますので、データをどういうふうに解釈するかということになると思います。一つの要因として私は申し上げたのであって、議員さんのほうで、もしそれは違うんじゃないかということであれば、またそういった認識もあろうかと思います。 ○議長(黒川広君) 宮崎美知子議員。 ◆14番(宮崎美知子君) そのデータをぜひ示していただきたいと思います。 あとは、小山広域のほうで私がいろいろと教えていただいた中には、野木町さんからの燃えるごみ、この中に生ごみも入っていますと、時々開封するらしいんですけれども、入っていますと。そういうことなんですね。つまり、それが一番の原因なんじゃないですか。あまりにも8月は生ごみが多く出ます。それをやはりくるんでというと、今、新聞を取っていない方も多いです。そういった中で、2枚でくるめと町は指導しますけれども、とても2枚でくるんで収められるようなものではありません。 そういった中で、先ほど課長は生ごみ処理機はあまり有効ではないというふうにおっしゃいましたけれども、使ったことありますか。 ○議長(黒川広君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) まず初めに、可燃…… ◆14番(宮崎美知子君) 使ったこと、あるかないか…… ○議長(黒川広君) 宮崎議員、黙ってください。 どうぞ、回答。 ◎生活環境課長(知久佳弘君) まず、生ごみ処理機自体は私は使用したことはございません。先ほど申し上げた内容は全てメーカーの使用説明書に基づいたものでございます。 もう1点、生ごみが可燃ごみに回されているのではないかというようなご指摘ですが、平成30年度から令和元年度にかけての野木町から排出されるごみの量の統計がございます。これについては生ごみも減っておりますが、可燃ごみも90トン近く減っております。したがいまして、単純に生ごみ、堆肥化されるはずのものであったものが可燃ごみに回っていると、そういった単純なことではないと私は考えております。 ○議長(黒川広君) ここで、宮崎議員の持ち時間である50分が終了いたしましたので、宮崎議員の一般質問を終了いたします。 ここで暫時休憩をいたします。 会議は午後2時50分から再開いたします。 △休憩 午後2時36分 △再開 午後2時50分 ○議長(黒川広君) 休憩前に復し会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △館野孝良君 ○議長(黒川広君) 11番、館野孝良議員の質問を許します。 11番、館野孝良議員。     〔11番 館野孝良君登壇〕 ◆11番(館野孝良君) 4期目を迎えました真瀬町長に質問させていただきます。 12年前、前町長の辞任を受け、不祥事のあった町の汚名返上を掲げて、真瀬町長は就任いたしました。それ以前の野木町では入札の不正による職員の逮捕や疑義のあった入札を問題にした百条委員会まで開かれているような状況でした。私は真瀬町長なら不正のない公正な町政運営ができると信じ、政策に対する考えの違いはありますが、4回の選挙では支持を表明し、応援させていただきました。そして、私は入札の執行においては不祥事のない12年間だったと思っております。今後もそうあると思っております。 入札制度についての1つ目の質問ですが、町の行う入札が公正に行われているのか、町長の存念をお尋ねします。 2つ目ですが、確認の意味も込めて、入札方式の手順を伺います。 3つ目になりますが、年度ごとに入札適正化委員会が開かれておりますが、今後の改善点があればお答えをお願いします。 次に、農業集落排水事業についての質問です。 皆さんご存じのように、農業集落排水事業は、一般会計予算から毎年多額の繰入金を投入しております。令和元年度の決算では、歳入の8割以上は繰入金等の依存財源で、使用料等の収入は2割にもなりません。歳出も公債費の返還が半分以上を占めております。需用費だけでも使用料収入額の2倍になっております。この状態が長い間続いております。今年度から下水道会計に統合し、企業会計に移行しますが、この状況は改善しないと思っております。 1つ目の質問ですが、この事業の収支について町の見解を伺います。 次の質問ですが、本年度予算に農業集落排水最適化整備構想策定業務がありますが、どのような構想策定をするのか伺います。 最後になりますが、将来、合併浄化槽への移行を考えているのか伺います。 以上で壇上の質問を終わります。 ○議長(黒川広君) 町長。     〔町長 真瀬宏子君登壇〕 ◎町長(真瀬宏子君) ただいまの館野孝良議員のご質問にお答え申し上げます。 まず、入札制度についてのご質問のうち、入札が公正に執行されているのか、町長の存念を伺いたいのご質問にお答えいたします。 私といたしましては、入札制度につきましては、公平・公正に執行されていると確信しております。12年前に初めて私が町長に立候補をさせていただいたときの大きな要因の一つでもありましたので、私は入札に当たっては、特に職員に対しまして、公正・公平であることを常に厳正に求めてまいりました。また、そのように執行されていると信じております。 私は、入札適正化検討委員会を平成20年11月に立ち上げ、入札及び契約の透明性と公正な競争の確保について諮問し、答申をいただきました。このときのご提言に基づき、野木町入札適正化委員会を設置した次第でございます。野木町入札適正化委員会は3人の学識経験者の方にお願いして、町の公共工事の入札結果について適正に行われているか、改善すべき点があるかどうかなどを厳正にご審議いただいております。 次に、入札方式の手順をお尋ねしたいとのご質問にお答えいたします。 入札方式といたしましては、一般競争入札、指名競争入札、随意契約の3つの方式がございます。いずれの方式においても、まず、担当課により、国や県で定められた標準単価積算基準等を用いて、工事等の設計や積算を行い、入札参加条件等を決定するため、指名委員会へ付議されます。その後の手順の一例を挙げますと、一般競争入札では、ホームページで入札参加者を募り、郵便により提出された入札書を開札し、落札候補者を決定後、要件を満たしていることを確認した上で契約が結ばれます。 なお、議員もご存じのとおり、5,000万円以上の工事等につきましては、議会の議決により契約決定となります。 いずれの入札方法におきましても、契約者は公正な入札工程を踏んで決められております。 次に、今後の改善点があれば伺いたいのご質問にお答えいたします。 近年、各自治体において導入が進んでおります電子入札システムの制度について、メリットや技術的な問題点などをよく研究した上で、いずれ本町の入札制度にも生かしてまいりたいと考えております。総括しますと、現在の野木町の入札は公平・公正に執行されており、今後もこれを堅持し、継続できるよう努力してまいります。 次に、農業集落排水事業についてのご質問のうち、まず、この事業の収支について伺いたいのご質問にお答えいたします。 農業集落排水事業は、農業用用水の水質保全、農村の生活環境改善、公共用水域の水質保全を目的に事業を開始しました。令和元年度の歳入につきましては6,533万8,276円、歳出につきましては5,726万6,645円となっております。歳入と歳出の差引額807万1,631円は公営企業会計移行による打切決算により、令和2年度下水道事業会計に引き継がれました。 次に、今年度予算に農業集落排水最適化整備構想策定業務とあるが、どのような構想策定をするのか伺いたいのご質問にお答えいたします。 野木町の農業集落排水施設は、佐川野と川西の2地区に整備されており、佐川野地区は平成12年に供用開始して20年、川西地区は平成17年に供用開始して15年が経過しております。それぞれの施設では現状を把握するために、令和元年度に実施いたしました機能診断に基づきまして、本年度、最適整備構想の策定を行っております。この最適整備構想は、長寿命化対策を図ることを目的として、施設の経年劣化による処理機能の低下を最大限防止するためのものでございます。施設の機能保全に必要な修繕や更新などの対策時期について予算の平準化を図り、歳出の削減につなげるものとするものです。 次に、将来、合併浄化槽への移行を考えているのかお尋ねしますのご質問にお答えいたします。 現在、町では平成28年3月に策定した生活排水処理構想において、公共下水道事業区域、農業集落排水事業区域及びその他合併浄化槽区域等に分けております。したがいまして、合併浄化槽への移行は今のところ考えておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 今回、先ほど町長の答弁にもありましたように、私も12年前の町長が就任したときの一般質問の、これは議会だよりですか、それを私も見て、これもしたわけです。そのときにも町長は、確かにここにもありますように、入札制度の改革、検討委員会を早く立ち上げたいとかと、そのような答弁しておりました。そして、とにかく町長が就任したこと自体が入札制度を公正に行うということが一つの大きな目的だと私は思っております。それを受けて、質問させていただきます。 それを受けて、今、入札適正化委員会が毎年1回ということでしたけれども開かれて、それは入札を幾つかピックアップして、それについてどうだったかということを検討しているわけですけれども、それによって、現在どのような案件をピックアップするのか、そのあたりの状況、分かりましたらお答え願います。 ○議長(黒川広君) 政策課長。 ◎政策課長(館野宏久君) こちら、適正化委員会でございます。今年度、8月に適正化委員会が開催されまして、そちらで案件関係の数をちょっと答えさせていただきたいと思います。 令和元年度ですが、一応、昨年、指名委員会に付議されました案件、37件ございました。そちらから委員の方に案件抽出していただきまして、一般競争入札につきましては……。 すみません、すみません、数字の訂正をお願いします。 抽出案件につきましては、全体で22件でございます。その中から、一般競争入札につきましては昨年3件行われまして、こちら3件が案件となっております。指名競争につきましては昨年度18件ございまして、今回、案件として5件抽出されております。随意契約につきましては1件ということで、今回、案件1件で抽出されまして、今年度案件につきましては、9件の案件を抽出していただきました。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 22件のうちの9件ということなんですけれども、22件というのは、いろいろ入札はもっとあると思うんですけれども、それは担当課のほうで22件を抽出したということですか。 ○議長(黒川広君) 政策課長。 ◎政策課長(館野宏久君) こちらの22件でございますが、工事の場合ですと、130万円以上が指名委員会に付議される形になります。設計については80万円以上とかで、こちら指名委員会に付議されました1年間の件数が22件ということでございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) ちょっと指名委員会に付議されたというのが今さっきの説明ではよく私、分からないんですけれども。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 指名委員会に付議する案件につきましては、予定価格が工事の場合は130万以上、物品が50万以上の対象のものについては指名委員会で業者のほうの指名、選考をするということで、その案件が年間で22件だったということでございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 私の勘違いでした。指名入札ということでいいんですか、それは。あと、指名委員会にかけてやった入札ということですね。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) そのとおりでございまして、指名委員会にかける案件については工事については130万以上ということで、その中に指名競争入札でやるのか随意契約がいいのか、一般競争入札になるのかという形でございます。 以上でございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 適正化委員会の議事録ですか、それは担当課で閲覧させてくれるということで私も閲覧させてもらったんですけれども、以前の分は具体的にどの案件を抽出したかとかということが書いてありまして、それについて書いてあったんですけれども、今回の委員会の記録はそれが総合的な意見というだけになって、ちょっと具体的な個々の案件名がないので、非常に分かりにくいんですよね。できましたら、やはり個々の案件名を載せてもらった方が我々としてはありがたいんですけれども、そのあたりどうでしょうか。 ○議長(黒川広君) ちょっとごめんなさい。今、館野議員が言われたのは指名委員会の話ですか、入札適正化委員会、どちらの委員会の、すみません。 ◆11番(館野孝良君) 入札適正化委員会です。 ○議長(黒川広君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(寺内由一君) こちらにつきましては、ちょっと議事録のほうは多分、令和2年度のやつですか、お持ちになっているの、閲覧されたのが。令和2年度につきましては、ちょっとその辺がまだ出来上がっていないんですが、令和元年度以前につきましては、個々の案件等について載ってございますので、その辺についてはお教えできると思います。 入札適正化委員会につきましては、先ほど抽出というようなお話もございましたけれども、全体の中から委員の先生方が発注の時期とか、あるいは分割の仕方とか、あるいは不調になった工事とか、そういった形をいろいろと見ていただいて、その中で先生方のほうでこれについての原因とか、そういったものをお聞きしていると。それについて中のほうでまとめているということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 平成21年3月ですか、このとき、入札制度改革の提言ということで、これは野木町入札制度検討委員会が出したわけですけれども、これによって野木町の入札は大分変わりましたし、今のやり方の原型になったと思いますけれども、これちょっといろいろ書いてあったことについて質問させていただきます。 かつて、総合評価方式の入札がありましたけれども、今もそれはやられているんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 政策課長。 ◎政策課長(館野宏久君) 現在ですと、実施されていない形です。平成24年頃まで実施していた形となります。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。
    ◆11番(館野孝良君) それを取りやめた理由というのは、何かあったんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 政策課長。 ◎政策課長(館野宏久君) 実際に、平成19年から24年まで試行的にちょっと実施していた形でございますが、入札で落札した後に総合的に評価するという形で、実際、今現在のところ、ちょっとそういった案件はございませんので、今のところは未実施という形でございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) あと、予定価格の設定についてですけれども、今、入札のときには入札の公告ですか、そこで予定価格が出ますよね。その予定価格の設定ですけれども、予定価格の価格というものは、いわゆる設計業者に設計を依頼して、その設計業者が出した価格そのものでよろしいんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 設計会社のほうに設計のほうの依頼、詳細設計という形で依頼するんですが、基本的には道路整備の場合は数量を拾ってもらいます。積算基準の単価というのはもう公表されていますので、そちらを当てはめていくということでございます。よく予算のときと執行のときが違うじゃないかという話もありますけれども、予算取りするときはそのときの設計単価を基に見積額をお出ししていますけれども、年が明けますと、今度、単価が大幅に変わる場合もありますので、そのときは発表する時期に応じて単価の入替え等をして、設計額を決めております。 以上です。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) これ、最近の例ですと、佐川野小学校のトイレ改修工事のがたまたま手元にあるものですから、これを参考にしたいんですけれども、ここには予定価格5,057万円と載っていますけれども、これが結局、要するに設計業者が出した設計価格ということでよろしいんでしょうか、具体的な例で申し訳ないんですけれども。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 予算取りのときについては、前年度に設計の詳細設計のほうを発注していますと、ある程度の数字が出ますので、それを予算のほうの算定基礎にします。一部前年度に設計を委託していても、途中の場合には予算時期の予算の見積りを上げるときにはやはり細かい部分が分かりませんので、予算の要求ですから概算という形で、おおむねの形で要求する場合もございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) というか、私は予算にのっている数字と、要するに入札のときの予定価格、これは必ずしも同じじゃなくてもいいと思っているんですけれども、今回のいわゆる佐川野小学校の入札のこれ、工事にのっている5,057万円という数字は、だからそれは設計価格でいいんですかと私は聞いたんです。要するに、別に予算の数字とはちょっと別な問題と考えているんですけれども。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 今回の5,057万円が設計額でございまして、さっき5,057万ですね。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎副町長(真瀬栄八君) 設計額でございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) そのほか、かつては最低価格ですか、最低制限価格というのかな、あれも一時公表したことありましたよね。最近、あの公表をやめたということですけれども、それは何か理由はあるんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 平成21年のときに、入札制度の改革ということで予定価格の公表、それと最低制限価格の公表、これについては国のほうでも公正な執行という形で、両方ともそのときは県も予定価格と最低制限価格を公表して、入札を行ったという経緯がございます。 最近といっても、もうしばらくたつんですけれども、その間、最低制限価格を公表したことによって、入札業者のほうが基本的には入札する場合には自分のところでこの工事については幾らでできるんだという積算をしなくても、最低制限価格があると、全てみんなその最低制限価格で入れてしまうという現象がかなり続きました。実際それでやってみて、じゃ、適正な工事ができるのかという議論もございまして、それで県・国のほうも最低制限価格の公表については競争性の観点と、あと工事の精度の関係、その関係で、業者がちゃんと見積もってできるという形のものを選ぶという形、競争性を上げさせるために最低制限価格の公表は取りやめた。それが今も続いているということでございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 最低制限価格の公表については、いわゆる事前と事後がありますよね。かつては事前公表というのもあったんですけれども、今それはやっていないですよね。 最近、入札の調書を見ますと、いろいろな入札がありまして、最低制限価格が表記していない入札が結構ありますよね。そのあたりと表記している入札の違いというのはどういうことなんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 最低制限価格については、そもそも最低制限価格を求めないものもございまして、そちらについては最低制限価格がないということで、業務委託でも種類によってはあります。     〔発言する者あり〕 ◎副町長(真瀬栄八君) 事前公表、事後公表ということで、最低制限価格には今公表していないということですので、事後公表になります。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 佐川野小学校のトイレ改修なんていうのは、これ事後公表ですけれども、別に毎月、全協のときに配られますよね、入札の結果が。そこに最低制限価格が非公表というか表示していない案件が結構あるんですけれども、そのあたりがどういうことかと私は聞いているんですけれども。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 公表しています一覧のほうで「なし」という形で表記されているものは、先ほど言いましたように、最低制限価格自体を設定していないということでございます。基本的には必要がないという、先ほどの例で申しましたように、業務委託の場合でもそういう場合がありますので、それはそれにのっとって表記してございます。 以上です。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) ということは、例えば昔ありましたけれども、1円入札で、それでもオーケーということなんですか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 昔は、よく1億円の業務委託でも、次があるから1円で入札したらなんていうような、国のほうでも結構ありましたけれども、それでもできます。 でも、今そういう事例というのはほとんどうちの場合はないですね。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 最近では、予定価格も設定しないというか、そういう何か話も聞いていますし、最低制限価格も表記しないという話もあります。 ただ、それをやりますと、何か入札制度改革の提言にもありますように、職員のほうに負担がかかるということで私は聞いているんですけれども、そういうことでよろしいんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 予定価格の公表関係については、議員ご指摘のとおり、非公表の予定価格を公表していない。現在は設計額イコール予定価格という形でやってございますけれども、昔は設計額からある程度任意で執行者、町長のほうが決めるというような形もございました。何が弊害かというと、それが変わった場合に、当然取りたいがためにいろいろと談合なりという形がありまして、そういうのをなくそうという形で、予定価格の公表ということで全国的に入札制度の公正さ、そういう設定がないようにという形で始まったものでして、これが今、定着しているというところでございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 佐川野小学校のトイレ改修は、これ事後審査型条件付一般競争入札というふうに書いてあるんですけれども、事後審査型は分かるんですけれども、この条件付というものの条件付というのはどういうふうに解釈したらいいんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 一般競争入札の場合は、基本的には町では入札資格参加の申請をしていただきます。その条件に合った業者については全てうちのほうに申請して登録されます。その中からうちのほうで、じゃ、今回の工事については、例えばこの工事は大きい工事なので、建設業の経営事項審査というのが国交省のほうでつくられているんですけれども、それで点数がつけられています。例えば、大手だと1,200点とか、中小だといろいろな工事の実績とかそういうやつ、あとは従業員の人数とか、いろいろ総合的に700点だとか、そういう点数がありますので、この工事、うちの町の工事については大きいので、じゃ、それは800点以上の業者の方を制限するという形で公告するわけですね。800点以上の者が入札に参加できる、そういう形のものが制限付という形でございます。 事後審査というのは、それで入札をしていただいて、実際の申請書の中身について正しいかどうか、実際その業者のやつを調べまして、正しいということであれば正式に契約という形になります。 以上です。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) その制限というのは、要するにランクというふうに考えていいんですか。野木町の場合はA、B、Cと3ランクありますよね。それを言っているわけですか、制限ということは。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 大きなところでは、その格付けという概念でいえば、ランク付けでも結構なんですけれども、一般競争入札の場合は、それが例えばAランク以上とか、先ほど言った総合点数で700点以上とかという形でやります。 また、そのほかに、例えばその会社がこの工事をやるのに特殊な技術者を有しているかどうかとかという、特殊な工事についてはそういう専門の技術者を抱えていないとその工事ができないという形であれば、それはそれがついていることとかいうような条件をつけますし、あとは地域性の関係で、一般競争入札の場合ですと、日本全国という形になりますので、それをエリアを絞っても競争性が保てるだろうというところの部分で絞る場合もございます。様々な工事の入札についても幾らか条件をつけて入札をするというのが制限付一般競争入札の概念だと思っています。 以上です。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) そういうことを含めて、今、入札の適正化委員会が開かれて、いろいろ意見とかあるんですけれども、それによって、今後どの辺を改善したらいいのかとか、その辺、具体的な何か箇所がありましたら、お願いできますか。 ○議長(黒川広君) 副町長。 ◎副町長(真瀬栄八君) 過去の事例でいいますと、入札の参加者が一般競争入札でやって、実際には集まらなかったという部分もございまして、もう少し広げたほうがいいんじゃないかとかいうような形の指摘があったことはありました。その後、一般競争入札のエリアを決める場合には、じゃ、その中に、例えば大型で800点以上のものの該当の業者が何社いるんだろうかとかいうような形も含めながら、指名委員会のほうでどういうエリアにしようかというような形は取ったことございます。 それと、あとは、今回のやつでは直接あれは関係ないんですけれども、町長答弁もありましたように、今、IT化の部分でありまして、今回うちのほうでは入札参加から落札までの手続においては、全て手作業という形でやってございますので、いずれ電子入札を入れていきたいなということは考えておりまして、あとは業者の申請についても業者の方が全部の書類を作って、クリアファイルで持ってきて、審査、それをチェックしながらやるという形ですので、そこらについてもある程度、県のシステムとか一緒に、お金をかけないで省力化なんかも考えなくてはいけないなというのは考えております。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) これは、入札制度検討委員会の提言からもう10年以上たつんですけれども、先ほどの副町長の話ですと、それほど大きな改善点というのは見られないんですけれども、この入札制度も10年以上たって、改めて入札制度の検討とか、そのような委員会を設けるという、そのような考えはないんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(寺内由一君) こちらにつきましては、今、入札適正化委員会ということでやっていただいているんですけれども、こちらについて、まだそういった点でいろいろと問題点等は見当たらないというところもございますので、これをちょっとまた続けた形でやっていきたいと思います。 ただ、適正化委員会の中にもかなり各担当課とか、あるいはその入札の経過について厳しいご指摘等もございますので、そういったものを生かしながら、今後もこちらについてはよりよいものがよりよい入札になるようにと、そういった形で進めていければというふうに考えております。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) それほど大きな改善点が私はないということだと思うんですけれども、こういう入札適正化委員会の議事録ですか、そういうものも担当課に行けば見せてくれるということなんですけれども、そのあたりも我々議員ははっきり言って知らないんですよね。その辺、今後もう少しPRしてもらえればいいと思っております。 今回、こういう私が質問したのは3月議会の補正で、小中学校のトイレ改修の補正予算が出ましたけれども、そのときにも何名かの議員の方は反対しました。私は補正予算を反対するのでしたら、それは修正動議を出すのが筋だと思っております。また、6月議会においては契約の議決ですね、これ佐川野小学校のトイレ改修ほか幾つかありましたけれども、契約の議決にも反対者がおりました。私は契約の議決が反対されるということは、やはりその入札において何かの公正ではないというふうに見た議員が私はいると思っております。いるから、そういう反対という意思表示があったと思っています。 そういうことも含めまして、これは町長に改めて、入札において、今までが公正だった、そして、今後も公正にやるということを町長に確認したいんですけれども、そのあたりどうでしょうか。 ○議長(黒川広君) 町長。 ◎町長(真瀬宏子君) 私は、実際、指名委員会というところに入っている者ではございませんし、客観性を持って、常に正しく身を処せというところで、職員を信頼し、職員はその意を酌んで、この12年間取り組んでくださったと思っております。 ただ、入札制度におきましては、生き物のように時代に沿って刻々と変わる部分というもの、制度そのものですね、そういうものをきちんと捉まえて、現状に即して正しいという、公平という、その考え方は常に自問自答しながら、みんなと勉強しながら当たっていかなければならないと思っております。 議員が今回ご指摘くださいました現状において、しっかりと正しさ、公平さ、透明性は確保しているかどうかということの確認をし合う、そういう場は職員の内々であっても、一度了解事項として持っていければと思っております。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 職員もいろいろと上からも圧力ある、業者からも多分そういうことはありますし、やはり一番苦しむのは私は職員だと思っております。そういうことも含めて、今後とも公正にやっていただければと思っております。 次に、農業集落排水事業について伺います。 先ほど、私ちょっと質問が悪かったんでしょうと思うんですけれども、事業の収支ですね。収支についてですけれども、私は決算のときも農業集落排水は赤字で、これが恒常的に続くというふうに、私もそういう発言もしたし、今でもそう思っています。町としてもそのあたりの認識はあるんでしょうか。 ○議長(黒川広君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(岡田辰夫君) 議員おっしゃるとおり、農業集落排水事業、こちらにつきましては、毎年、一般会計のほうから本当に多額の繰入金によりまして、支援をいただくことによりまして事業を運営しているような状況でございます。 この事業につきましては、町長答弁にもございましたように、農業用水や河川などの公共用水域の水質保全、そして、快適な農村地域の生活環境維持のための重要な事業となっております。 しかしながら、歳入に占めます一般会計繰入金の割合が大きなものとなっておりますので、事業運営をしていく上で維持管理費を精査する等、経費の削減に努めまして、一般会計の依存割合を削減していくように努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 先ほど、農業集落排水最適化整備構想策定業務か、これややこしいんですけれども、これについては農業集落排水の長寿命化ということでお答えあったんですけれども、これは何か聞きましたら、県の土地改良連合会に委託するという話は聞いたんですけれども、これははっきり言って野木町だけじゃなくて栃木県全部、あるいは全国的にどこの自治体でも私はもう赤字体質は抜け出せないと思っているし、大きな問題だと思っております。 そこで、私は長寿命化だけを考えていいのかということを言いたいので、合併浄化槽に移行したらどうかということを言っているわけです。長寿命化しようが何しようが、ある程度年数たてば、大規模な改修は避けられないし、配管でも本管でも40年、50年たてば、傷んでくれば、それを全部掘り返してやるには物すごくお金もかかるしということを考えれば、この農業集落排水事業をそのまま続けていいのかということで私はお伺いしたいんです。 そこで私は、そこまで踏み込んで考えられるような構想策定が必要かなと思って質問したわけです。そのあたりも含めて、町の考えというのはありますか。 ○議長(黒川広君) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(上原善一君) 議員ご指摘の最適化構想、これはあくまでも長寿命化という形です。それに伴いまして、施設の延命措置、それと修繕等の平準化というのがございます。 それと、町としましては、やはり農業集落排水がこれから料金徴収を増やしていくとなると、今、未接続の方もいらっしゃいます。その接続率の向上、なおかつ、先ほど課長が言いましたように、維持管理費の削減、こちら接続率を向上したとしても維持管理費が莫大にかかってしまっては問題なものですから、そこら辺のところをいかに削減していくか、こちらの件につきましては、先ほど議員さんもおっしゃったと思うんですけれども、野木町だけではなく全国的な問題という形もあり、我々もそれも十分認識してございます。 県のほうでも、その辺も十分認識してございまして、県のほうを主催とした、そういう維持管理の軽減、それと、こういう農業集落とか公共下水道を広域化で連携して維持管理を努める、運営をする、そうすることによって維持管理経費を減らしていくという方法の検討も始まっているということも事実でございますので、その辺も踏まえまして、こちらのほうの最適化構想のほうも長寿命化を進めながら、同時にそういう広域連携を含めた形の維持管理費の軽減、その辺もちょっと考えていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) 先ほど、防災行政無線の話もありましたけれども、あれも39基という最初予定ですけれども、そこまではやらなくて、別な方法を考えるということです。やはり、そういうふうな発想の転換というのが私は必要だと思っているんです。 これは、私、最後になります。これは町長にしかできないことです。栃木県にも町長の集まりがありますよね。ちょっと名前度忘れしましたけれども、……     〔「町村長会」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(館野孝良君) はい、町村長の集まりがあります。議会にも議長会というのがあるんですけれども、議長というのは1年か2年で代わってしまいますので、なかなかそういう実質的な議論はできませんので、こういう問題は正直言って、どこの町でも市でも問題になっていることなので、ぜひ町長には、もうそういうところへ行った場合、こういうことも私は提言していただければと思っております。そのあたりどうでしょうか。 ○議長(黒川広君) 町長。 ◎町長(真瀬宏子君) 市町村のうちの特に町村会、昔でいえば郡部というところで、町サイズで塩谷町などもそういう永続的な下水道事業において合併浄化槽というものに特化した町として位置づけております。 我々は、農集排、あと都市下水、それから合併浄化槽と区域割ができているところですが、お互いに10年、20年、50年、100年という長期的な視野に立って、自治体の存続、町民や市民の衛生管理、利便性に供するためにみんなで共通理解し、問題を机上に上げて、県とともに共通した問題提起ができると思いますので、議員の今ご発信になった、そういうお気持ち、共通した永続性、長寿命化についての各自治体の共通した方向性を日本全国で持っていけるように、まずは栃木県の町村会に上げる、そういうことは大変有意義なことだと思いますので、私も頑張ってまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(黒川広君) 館野孝良議員。 ◆11番(館野孝良君) これで質問を終わります。 ○議長(黒川広君) これにて本日の一般質問は終結いたします。 なお、9月14日は午前10時から開始になります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(黒川広君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。 これにて散会いたします。 大変お疲れさまでした。 △散会 午後3時39分...