芳賀町議会 > 2021-03-04 >
03月04日-02号

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  1. 芳賀町議会 2021-03-04
    03月04日-02号


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    最終取得日: 2023-04-12
    令和 3年  3月 定例会(第2回)          令和3年第2回芳賀町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和3年3月4日(木)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------出席議員14名)     1番  中村由美子君     2番  有坂隆志君     3番  江間田信一君     4番  山口菊一郎君     5番  岡田年弘君      6番  大根田周平君     7番  大根田 弘君     8番  北條 勲君     9番  小林一男君     10番  石川 保君    11番  小林俊夫君     12番  岩村治雄君    13番  小林隆志君     14番  小林信二欠席議員なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         見目 匡君   副町長        古谷一良君 教育長        古壕秀一君   総務企画部長総務課長併選挙管理委員会書記長                               大関一雄君 企画課長       齊藤和之君   税務課長       大峯俊幸君 住民生活部長健康福祉課長      住民課長       滝口浩子君            大根田和久君 子育て支援課長    星 紹子君   環境対策課長     綱川有美君 建設産業部長都市計画課長      農政課長併農業委員会事務局長            赤澤幸男君              小林芳浩君 商工観光課長     山本 篤君   建設課長       稲川英明君 会計管理者会計課長 上野真美君   学校教育課長     大根田淳一君 生涯学習課長     高津健司君   監査委員事務局長   手塚孝幸---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長     手塚孝幸君   書記         吉葉康弘君 書記         伊佐野祐子君 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(小林信二君) おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(小林信二君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。---------------------------------------一般質問 ○議長(小林信二君) 日程第1、一般質問を行います。 10番、石川保議員から参考資料を提出したいとの申出がありましたので、これを許可し、お手元に配付しました。 一般質問の通告により順次発言を許可します。--------------------------------------- △石川保君 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員、登壇願います。     〔10番 石川 保君 登壇〕 ◆10番(石川保君) 一般質問の通告をしましたところ、議長より許可をいただきましたので一般質問を行います。 LRT整備事業費35億円増額について。 LRT事業は、芳賀町と宇都宮市の長年にわたる要望が実り、結果、国からの承認を得、今日、工事着手に至ったところです。町内における賛否があるものの、念願であった軌道としての公共交通整備であり、この計画は、将来の通勤通学交通渋滞問題解決だけでなく、芳賀町の人口問題や若年層の定住促進及び少子高齢化など、多くの問題を解決する大変重要な事業であると位置づけられています。成功させることが芳賀町の将来を左右するともいえる町民からも大変注目されている大きな事業であります。 私は、この事業の位置づけをしっかり前向きに捉えることにより、芳賀町の発展につながるものと確信をしており、推進に同意をしてきたところであります。 しかし、この事業が平成30年に国から事業認可を受け3年目に入り、芳賀町においては、当初から46億円が事業費として説明されてきた。今日に至って、新たに事業費の35億円という想定をはるかに超える増額の提示は到底理解できません。町民に対しても丁寧な説明が必要であると思います。 1月22日の全員協議会で説明がありましたが、細部について疑問点がありますので、特に、次の点について質問いたします。 1、地質調査土質調査は、当初の段階で調査費の中から既に完了し、設計図や設計費用も支出し、工事監理者も契約し支出済みである。このタイミングで改めて施工条件の対応によると説明があり、結果、15億円増額はいかがなものかと思いますがお答えください。 2、地下埋設物等の移設に伴う11億円の増額は、当初からの設計にあるべきもので、当初の事業計画の説明、46億円の中に入っていなかったのか説明をいただきたいと思います。 3、トランジットセンターの予算が、当初の46億円の予算に入っていないと聞いたが、お答えください。 4、芳賀町の財政規模からして35億円増額は大変重い負担になります。報道によると、宇都宮市は国からの補助を得られなかった場合は、市の起債により単独予算で事業を進めるとありました。芳賀町はどのようにこの事業を進めるおつもりかお尋ねします。 その際、起債などの計画にどのようなお考えがあるか併せてお尋ねします。 5、今日に至って突然、しかも1月20日の新聞報道が先であり、宇都宮市と同タイミングで芳賀町分では、一括での35億円の増額提示です。 議会には1月22日に説明がありましたが、その日の午後、町は記者会見に臨み、報道記者に説明をし、翌日23日の新聞報道になりました。結果、議員は多くの町民から、どういうことかと強い疑念と質問を受けることになりました。町としては町民に対し丁寧な説明が必要かと思いますが、今後、どのような形で説明をし、この莫大な増額提示についてどう理解をいただだくのかお尋ねします。 ○議長(小林信二君) 石川保議員の質問に答弁願います。 町長。     〔町長 見目 匡君 登壇〕 ◎町長(見目匡君) 10番、石川保議員の、LRT整備事業35億円増額についてのご質問にお答えをいたします。 本町におきましては、人口減少、少子超高齢化社会に対応できるよう、都市拠点地域拠点産業拠点などの拠点間における、人、モノ、情報の活発な交流を促進し、定住・交流人口の増加や沿線地域の活性化、産業活動の活発化など、将来のまちづくりに多くの効果が期待できるLRT整備に取り組んでいるところであります。 1点目の、現地の施工条件等の対応による15億円の増額についてでありますが、LRT事業につきましては、全国初となる全線新設するものであり、変電所や電気、通信設備の整備、軌道工事など、様々な工種により構成され、本庁がこれまでに経験したことのない大規模な事業であります。 概算事業費につきましては、当初、他都市の導入実績などを参考に、標準的な単価を用いて算出し、国から認可をいただいたところであり、一般的な公共事業と同様に、実施段階においては金額の増減があるものと考えていたところであります。 これまでに発注いたしました工種につきましては、管理者協議の結果や施工条件等を反映した詳細な数量等を基に、工事発注に必要な積算作業を行っていることから、工種単位での増額は確認できなかったものの、軌道工事など未発注の工種を含めた全体の増減を把握するためには、一定の施工実績が必要であると考えていたところであります。 このような中、昨年11月以降、宇都宮市におきまして、全ての工種における工事が進められ精度の高い事業費の精査が可能となったことから、本町におきましても、宇都宮市の実績等を参考に精査を進めてきたところであり、その結果、1月22日に議会にお示ししたところであります。 なお、議員ご指摘の工事監理業務につきましては、工事の中でも専門性の高い工事について、設計図書に基づく施工がなされているかを確認するための業務であり、事業費の管理を行うものではありません。 2点目の、地下埋設物等の移設に伴う11億円の増額についてでありますが、地下埋設物等につきましては、当初、現地で確認や既存の資料等を参考にし、導入ルートにおける埋設物等の状況は、順次、把握を進めてきたところであります。その際、工事の実施に支障となる物件は確認できなかったことから事業費に含めなかったものであります。 設計が完了し、工事の発注工区ごとに順次、各施設管理者等と協議や立会いを行い、埋設物の深さや維持管理の観点から移設の必要性が確認されたため、移設の方法や費用の精査を行っていただいたところであり、その結果について、今回、お示ししたところであります。 3点目の、トランジットセンターの予算についてでありますが、トランジットセンターの整備につきましては、公共交通や車の交通結節点として整備することを想定しておりますが、当初の計画段階におきましては、整備の位置や規模、機能等の整備内容が未定であり、また、既存のバスターミナルの活用なども含め今後の検討課題があったことから、事業費の算出は困難であり、お示しできなかったものであります。 現在、施設の基本的な計画案について、検討の取りまとめを進めており、令和3年度に設計業務を実施する予定でありますことから、今後、整備計画や事業費などについてお示ししてまいります。 4点目の、町はどのようにこの事業を進めていくつもりかについてでありますが、これまで、国の社会資本整備総合交付金を活用し、対象事業費の50%相当分について支援をいただいていることから事業を進めてきたところであり、引き続き、宇都宮市と連携をし支援をお願いしていきたいと考えております。 国の交付金の有無によりまして、財政に与える影響が大きく違いますので、まずは、国の交付金を確保することを最優先的に取り組んでまいります。また、整備期間中においては、財政調整基金を最大限に活用しながら、起債により事業費を確保し、早期完成に向けて事業を進めてまいります。 起債などの計画についてどのような考えがあるのかについてでありますが、これまでどおり、年度負担額の平準化など、世代間負担の公平性などを考慮しながら、国の交付税措置などの条件のよい起債を選択し、将来的な負担を減らす努力をしてまいります。 5点目の、町民に対して丁寧な説明が必要ではないかについてでありますが、事業費の増加や開業時期の延伸につきましては、町民の皆様をはじめ、開業を心待ちにされていた皆様に、ご心配とご迷惑をおかけすることになりました。 議員ご指摘のとおり、町民の皆様に対しまして、これまで以上に、事業に関する情報提供を行い、理解促進の取組を進めていく必要があると考えております。 まずは、「広報はが」3月号に「LRT整備の進捗状況」といたしまして、事業費の増加や開業時期の延伸についてお知らせをしたところであります。今後も、広報誌や芳賀チャンネル等を活用しながら、事業に関する情報を発信し、より一層、町民理解の促進に努めてまいります。 LRT事業につきましては、これから続く人口減少、少子超高齢化社会を乗り越えるため重要な事業であり、本町の未来にとっても大きな役割を担うものと考えております。 LRTを軸といたしました、まちづくりの推進に向けまして、LRTのほか、祖陽が丘団地の分譲や芳賀第2工業団地の造成を進めており、祖陽が丘団地につきましては、まちづくりへの期待感から大変好評をいただいております。また、芳賀第2工業団地につきましても、交通利便性が高い産業拠点として、より一層、価値が高まっていくものと考えております。さらにLRT沿線におきましては、土地の価格の基準となる地価公示が、平成30年度以降、年々上昇するなど、事業による効果が発現しているものと捉えております。 今後も、町民の皆様に芳賀町に住んでよかったと思っていただけるよう取組を進めてまいりますので、一層のご理解とご協力をお願いを申し上げ、以上をもちまして答弁といたします。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) まず、本題に入る前に、お手元に、カラー版のA3版の資料とA4版の資料、お配りをさせていただきました。そこで、確認をしたいと思います。これはいずれも議会に提示され説明された資料の一部でございます。たくさん資料をいただいておりますが、一番分かりやすい内容かなと思いまして用意させていただきました。まずは、カラー版のほうから、ちょっと説明させていただきます。町民にも分かるように簡単に全体像をご説明したいと思います。 LRTの整備事業の概要ということで、LRT事業の経過、左側ですね、ご承知のように2013年に、東西基幹公共交通の実現に向けた基本方針というものが作成されてスタートをしております。2015年に、平成27年になりますけれども、宇都宮ライトレール株式会社を設立をして登記申請をしたということす。その後、2016年に特許申請をした。それから9月26日に特許の取得をして認定をされた。それから2017年、平成29年ですが、工事の施工認可を申請して、その翌年の3月20日に工事施工の認可を受けたということです。したがって、それ以降、2018年起工式を行って工事を進めたということですね。 令和4年、2022年開業予定ということで、当初はなっていましたが、ここへ来て1年延長ということになっていることは、既にご承知のことと思います。 それから、中ほどの、優先整備区間事業概要ですが、営業キロは約14.6キロですね。それから停留場それが19か所、バリアフリー。低床式の車両ということで17編成の3車体連結のやつですね。それから事業方式は、公設上下分離方式ということで、分かりやすく言うと、町民の方に、聞いている方が分かりやすくご説明しますと、いわゆる線路の整備、管理、それから車両、この整備も含めて車両の管理も、これは宇都宮市と芳賀町が責任もって行うと、それから架線、電気を通す変電所とか、そういった部分も行政が責任を持つということです。それ以外の部分、いわゆる上の部分はライトレール株式会社が運営をする。要するに人に管理とか、営業、それを行うということで、お分かりいただきたいと思います。 それから、軌道整備事業者というのは宇都宮市と芳賀町なんですが、概算事業費、合わせて458億円。既に報道されているとおり宇都宮市が412億、それから芳賀町が46億ということで、関連事業としてトランジットセンター等もあります。 そういうことで、なぜこの説明をしているかというと、これ配られたのが平成30年11月です。一貫して説明をされているのが、いわゆる芳賀町においては46億円という概算事業費、こういう説明が行われてきたんです。1月22日の全員協議会の説明までそういう説明で一貫してきたんです。 もう1枚のA4版の1枚の部分を見てもらいたいんですが、優先整備区間の概要ということで、平成26年の8月21日に配られたものです。これ宇都宮を中心とする内容ですが、区間はここに書いてあるとおり、テクノポリスセンターまで、宇都宮の場合12キロですよね。そこにおける停留場数が15か所、今度、芳賀町がプラスになって19か所、それから概算事業費がここでは406億円ということで、これ宇都宮の部分ですから、そこに芳賀町の部分がプラス。 肝心なことは、その四角い枠に入っている部分なんですけれども、走行路面、路盤等に248億円かかります。車庫、変電所等に40億円かかります。電気、信号に38億円かかります。トランジットセンターに18億円かかります。車両に62億円かかります。合計46億円かかりますということで、説明をされている内容なんです。 これを基に、これから具体的な質問に移りたいと思うんですが、まずもって、この内容について、変わってはいないと思うんですが、全員協議会までに、こういう説明をしたと思うんですが、その内容について変わりはありませんよね。ちょっと確認させてください。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 石川議員の再質問にお答えいたします。 内容につきましては、1月22日の全協で議員各位に説明したとおりで、それに変わりはございません。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 要するに、当初から、この46億円という説明は一貫してきたわけですよ。まあ、そのことを言いたかったわけなんですが。 ただし、1月22日の全員協議会で46億円プラス35億円。しかし、それに6億円がプラスになるんですね、実際、これは共用施設に係る負担金6億円ということで。共用施設というのは、いろいろあると思うんですけれども、まあ分かりやすくて、車両基地ですか、ああいったものが含まれるということだろうと思います。それを合わせると、87億円なんですね、トータル。そこに消費税がかかりますから、消費税が8億7,000万だとすると95億7,000万ということになります。ほぼ100億ということなんですね。これにプラス、開業前経費負担が5億円ということで、最近知ったことなんですけれども、宇都宮市の市長が新聞報道で公表したことです。もう令和4年度には発生するんですが、5億円プラスになるというんですよね。さらに、トランジットセンターが整備費としてかかってくるということで、もうはるかに100億円は超えて、どのくらい超えるんだという、そういう世界になっているんですね。 町長はその日の、その日というのは22日、我々に説明をしたその日に、記者会見をやっています。見通しの甘さがあったと、非常に申し訳なく思うと、町民に対して謝罪をしたんですね。そこで、全員協議会で副町長も謝ったと思うんですが、副町長はどういう立場で全員協議会で謝りになったのか、その辺、何ていうの、どういう意味合いなのか、ちょっと説明いただければなと思うんですが、副町長お願いします。 ○議長(小林信二君) 古谷副町長。
    ◎副町長(古谷一良君) 石川議員の質問にお答えをいたします。 1月22日の議員全員協議会の際にもお話をさせていただいたと思いますが、まずもって、今回の、この大型のLRT事業の推進につきまして、私も、宇都宮市と進めていますLRTの車両部会でありますとか、あるいは交通結節点等整備部会、そのようないろいろな部会に参画をいたしまして、この事業には携わってまいりました。その中で、町としてこれを進めていく担当課として、都市計画課が担っているわけでございますけれども、その整備をする現場に対しても、やはり私も、もう少し目を向けるべきであったというふうに反省はいたしております。それが1つでございます。 それと、この部会、このように事業費が大幅に増額となってしまいました。これだけの大型の事業ですから、私もある程度の事業費の増減というものは想定はしておりましたが、その事業費の捉え方についても、やはり、もう少し早めに補足すべきであったと、そしてその結果につきましては、議員の皆様、そして町民の皆様にもっと早めにお知らせすることができなかったか、そのようなことも反省をいたしまして全員協議会の冒頭に陳謝をさせていただいた次第でございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 副町長は、宇都宮のライトレール株式会社の役員にもなっているわけですよね。そういう意味では、ライトレール社工事発注とかそういうのはしていませんけれども、でも、その責任は一端はあるということで。また、その前には、前職は総務課長ということで大きく関わっていたわけなんですね。そういう意味で、なぜ早めに知らせることができなかったか。 ざっくりとは、これは予算が変わってくるなとは把握をしていたんだろうとは思うんですよね。その辺のところは、今のお答えの中で伺えるんですが、これ、都市計画課長にお聞きすることなんですが、今まで、令和2年度までの総事業費、幾ら支出してきましたか。幾ら使ってきましたか。ちょっとお答えいただけますか。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 予算ベースでございますが、令和2年度までで、約50億でございます。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) お答えただいたように、50億ということで、既に50億を支出しているんですね、結果として。ただこの中に、聞くところによると繰越明許費が19億含まれているということで、その使い残しが19億あって翌年度に繰り越すんですけれども、そういうことで、50億、もう既に支出をしているという答えですね。 3年度の予算を見ると、LRTの整備費に22億2,000万でしたかな、それくらいの予算を計上しています。先ほども言いましたように繰越明許費が19億ありますから、つまり、令和3年度は41億、足すと、41億の整備費に使うことが可能なんですね。それ全部使うかどうかは分かりませんよ。これからの事業の進捗にもよりますから。 そういうことで、皆さんちょっとご理解をいただきたいなというふうに思うんですが、遅れましたけれども、1番に入りたいと思うんですけれども、ちょっと時間がありませんので、調査費の関係です。 平成30年までに、2018年、測量と調査で5億円使っているんですよ。その結果、町長からも答えはいただきましたけれども、結局のところは、宇都宮市を参考にしたからとか、そんなふうな内容だったと思うんですが、経験のない、一般的な公共事業とは違うので、このような形になったというような説明だったと思うんですけれども、しかし、平成30年までにこれだけの金をかけて調査をしておいてね、いまさらですよ、ここに来て、いわゆる施工条件が変わったとかそういう言い方で、果たして、それ通用するのかどうかというのが、率直な疑問なんですよ。30年度に本当に問題は分かんなかったのかどうか、そういう場面はなかったのかどうかを真実を明らかにしてもらいたいんですが、全くそこでは問題は感じなかったんですか。ちょっとお答えいただけますか。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 30年度までに、議員おっしゃるとおり、測量関係の予算を執行しておりますが、これにつきましては、県道とか町道の地質調査それから土質調査でございまして、主に支持層の把握や舗装構成の把握をするためのものでございます。30年度において、道路工事を県に委託するに当たりまして、設計書を県のほうに見ていただいた中で、町といたしましては、道路工事について、現道と同じような舗装構成で施工しようというふうに当時は想定しておりましたが、土木のほうから今の基準に合ったCBR、舗装構成、今よりかなり深いということで、深層化をするようにということで指示がありましたので、道路工事改良工事については若干分かっていた面はございますが、そのほかのものについては、設計をしておりませんので把握はできておりませんでした。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 今、お答えいただいたことは、そのとおりだと思いますよ。詳細について、細かい数字までどのくらいオーバーするか分からないというのは、そのとおりだと思うんですよね。問題は、おおよそ、どのくらい把握できていたか、問題点をね。しかも、県からの指導があったということじゃないですか。それと道路と歩道の、いわゆるバリアフリー化ということで、高さを同じくするというそういう方針も変わってきた。だから30年度には、かなり大きく変更されている部分があるんですよ。 というのは、変電所、そもそも変電所は芳賀町には計画がなかったというふうに聞いているんですね。それが突然、これは平成30年9月4日ですよ。議会に、いわゆる変電所の新築工事をやるということで、1億円計上されて可決されているんです。その後、令和2年9月に契約の変更で、その中身の部分、2億9,568万を3億円に、3億1,000万に変更するということで、こういうのも議会を通ってきたんですね。だから、後で聞いたらば、これは46億円の中に入っていないというんですよ。だから、30年から、もう既にそういう変更がされているんですよね、基本的に。そこを、ちょっとしっかり押さえていただいて、であれば、ある意味で、30年度というのは非常に重要なポイントだと思うんですが、そのようなことで、そういう変更がかなり分かっていたんじゃないかというのが、今、私の、素人なりの考え方です。 それから、5億円調査費で使っているわけなんですが、今回、施工条件が変更があった、しかも、15億円の増額という変更ですよね。そもそも、町が、設計がそもそも間違っていたのか、県の指導を仰いだから、こういう結果になったのかどうなのかということをお尋ねしたいんですが。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 道路改良工事についてでございますが、これにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、当初は、現道と同じような舗装構成ですることを想定しておりましたが、現在の基準に合わないということで県のほうから指示がありまして、CBR調査を行いまして、舗装構成を深く路床までやるということで、深層化を図り事業費が増えたものでございます。 当時については、現道で同じようにやるということで進めておりましたので、見込みが甘かったとかそういうことではなく、現状に合ったような形で工事のほうを実施したということでご理解いただければと思います。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 県の指導もあったわけですよね。そういうことが言えると思うんですが、時間の都合上、2番に移りたいと思うんですが、地下の埋設物の変更ですね。移設に伴う11億円の増額ということなんですが、当初からのあるべき事業計画の進めでは、46億円の中に入っていなかったのかどうかなんですよね、問題は。 要するに、埋設物というのは、電柱や下水道、上水道、ガス管、工業用水管ですよね。これに対して5億円プラスだということ、プラスですよ。それから、用水管、汚水管、交通信号機の移設にプラス6億円、改めてプラスが6億円なんです。これはね、埋設が、そもそもとして完璧に把握できていたと私は思うんですよね、図面があるんですから。これは町の仕事としては当然だと思います。埋設物が最初から分かっていたのに、何でこんな11億円も増額になる、増額ですよ、11億円かかるんじゃなくて、増額ですから。その辺のところは一体どういうことなのか、町民に分かるようにお答えください。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 当初は、導入ルートの上にあります地下埋設物などにつきましては、現地での確認や既存の資料などを参考に順次把握を進めてきたところでございますが、工事に支障となるような物件が確認できなかったことから、概算事業費に見込んでいなかったものでございます。 地下埋設物につきましては、設計完了後、施設管理者や道路管理者などとの協議、それから立会いを行いまして、工事に支障となるものや、維持管理上問題がないかを確認した上で、移設が必要かを決定することから、申請時には、物件の移設の必要性を確認していなかったということでございます。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 物件が確認できないというのは、ちょっと理解に苦しむんですが、そういうお答えでしたね。 そもそも、29年に歩道と道路のセミフラット化というのが設計として進んでいたんですよね。これは県の指導もあったんでしょう。どうなんですか。お答えください。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) セミフラット化については、県のほうから指導もございました。議員ご存じのとおり、ゆいの杜までは、そういった道路構成になっていますので、それと同じようなことで進めてくれというような指示がありました。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 29年ですよね。その設計に対して、当初の設計とは違う設計になるということですよね。だから、そういうことも含めて11億オーバーするんだというそういう説明、理解でいいんですか。ちょっとお答えいただけますか。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) セミフラット化が全く関係しなかったかというと、そうではございませんが、個別の工事を発注する中で支障物件が出たため、移設を行っていたということでございます。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) そのことによって、どのくらい変わって11億円もオーバーするのかというのは理解できませんけれども、いずれにしても、その設計の変更もあるし、埋設物が確認できなかったとか、そういうのは、そもそも、我々行政そのものは経験ありませんから、図面としてあるんで、何でその辺のところが明確に進んでなかったのかなというのが非常に疑問を感じます。そういう中でね。いいですか、ちょっと注目してください。     〔「ちょっと待って」と呼ぶ者あり〕 ◆10番(石川保君) 11億円の増額というのがはっきり分かったのが、実際、いつ頃なんですかこれ、29年度にはそういう設計も、書き直しというのは当然発生したわけですよね。そうすると、その辺のいきさつが、ちょっとはっきり分かんないんですよ。分かるように説明してもらえます。じゃないと、その11億円という数字が理解できないんですよ。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) ものによっては、分かるのもございましたが、最終的に積み上げて分かったのが、議会のほうにお示しした1月の時点でございます。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 分からない、ちょっと答えだったと思うんですが、先に進みますね。 3番、トランジットセンター、答えの中にもあったけれども、トランジット整備が46億円の中に入っていないと、いわゆる結節点の場所を造るってこれ、整備するということですよね。 冒頭、資料の中で説明したように宇都宮なんかはちゃんと入れているんですよ。それで406億円なんですよ、宇都宮、当初の予算は。その後、412億になっていますけれどもね。いずれにしても、トランジットセンターの予算も入れて、当初から宇都宮は説明しているんですよ。だから芳賀町も、当然、トランジットセンターはありきで、46億円の中に入っているということで我々は受け止めていた。議員は。これは、議員の勘違いですか。議員のほうは。ちょっとご説明をお願いします。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えします。 トランジットセンターにつきましてでございますが、これにつきましては、LRTだけではなく、バスやタクシーなどほかの公共交通を集約することで、利用者の利便性を高める施設であるというふうに考えているところでございます。また、トランジットセンターの整備に当たりましては、バスターミナルや管理センターなど既存の施設、こちらを活用することを含めまして計画していることから、関連事業ではあるものの、LRT整備費には含めないものとしているものでございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 勝手に解釈しちゃったのかどうか分かりません。でも、LRT事業が46億円だというふうに説明されて、そこにトランジットセンターも造るんですよと言われれば、当然そこに含まれていると解釈するのが自然だと思うんですよ。そういうことで質問したんですね。だから我々の誤解なのかどうかということをお聞きしたわけなんですが、そうすると、一体、このトランジットセンターというのは、改めてお聞きしますけれども、どのくらい予算かかるんですか。お答えください。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 トランジットセンターについてでございますが、現在、施設の基本的計画案の検討を進めております。来年度に予算のほう、計上させていただいておりますが、設計業務におきまして、整備計画や事業費を取りまとめる予定でございますので、事業の進捗を見ながら議会のほうにもお示ししていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 予算を立てるのに、おおよその金額は必要なんじゃないですか。 ○議長(小林信二君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 トランジットセンターの規模とか整備内容についても事業費のほうは変わってきますので、そういったことが決定しない段階では、事業費の概算、そういうものを出すことはできません。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 当初の予定で46億円でずっときて、プラス35億円を、今回説明をしてきた。さらに、プラス6億円は共用施設の負担金で6億円。それから、それ合計すると87億円、そこに消費税がかかって、結果的に95億7,000万かかりますよということ、冒頭申し上げました。 それプラス、いわゆる開業前の負担というものがありますから、その開業前への負担が5億円かかりますので、その辺のところがプラスになる。それと、さらにトランジットセンターの整備がかかるということで、ずっと申し上げているように、もう100億円は優に超えて、果たしてどのくらい超えるんだろうな、そういう事業になったんだなというふうに確信をいたしました。 4番目に移ります。芳賀町の財政規模からして35億円というのは、大変重い負担です。宇都宮市の規模からいうと雲泥の負担の割合なんですね。 宇都宮市の市長の発言で、1月26日に記者会見やっているんですが、追加分の原資はこれまでの枠組みに沿って、国から半額の支援を受けられるよう要請すると、国の支援が見込めない場合は主に基金と市債で賄うが、市によると、その場合は、財政に占める借金返済の割合である公債費負担率は12%程度に収まり、目標の15%を下回ると、したがって、どういう状況になっても、市単独予算でも進めていくと、今後については、そのような記者会見での答弁でありました。 芳賀町においては、どういうお考えなのかこれからお聞きしますけれども、宇都宮市の当初予算とうのは、今回の、令和3年度の、2,290億円なんです。芳賀町は言うまでもなく101億円。この財政規模も22倍ですよ。 じゃ人口はどうなんだ。芳賀町は1万5,000、宇都宮は52万、35倍です。規模が違います。芳賀町における35億円と言ったけれども、トータル的には先ほどからずっと言っているように100億円を優に超えるんですよね。 だから、その辺のところ、芳賀町にとって本当に大丈夫なんだろうかというのは、町民は心配をしているんです。果たして、その辺のところの起債の在り方なんですけれども、起債すればいいものでもないと思いますし、ちょっと分かりやすく、さらに説明。 町債の残高なんですが、一番多かったのが平成17年です。この頃、一番借金が多かったですよね。これは特別会計も含めて、100億近くいったんですよ。やっぱり選挙の争点にもなって大騒ぎになりました。まあそういう時代があった、平成17年に。 じゃ令和3年どうかというと、そこまでは借金いかないですよ、まだ。しかし、分析をしてみると、要するに、特別会計の公共下水道、それから農業集落排水、そっちのほうの借金というのは安定して同じなんです、例年。しかし、一般会計の借金が、いわゆる去年からぐっと増えたんです。じゃどうなんだというと、平成17年、先ほども言ったいわゆる一番借金が多かったときの一般会計の借金と、ほぼ近づいてきたんです。今、50億近く借金が増えるというのが令和3年度の見込みなんですよね。これ令和4年度はもっと増えるでしょう、恐らくね。そういうことがまず言えるということです。 基金で対応すると町長お答えになりましたよね。じゃ基金はどうなんだということなんですが、これ先ほども、平成17年のことを言ったんですが、一番基金が少ないときで平成19年だったです。やっぱりいっぱい借金したから、その2年後ぐらいには、その基金を使うわけですよね。平成19年度が一番少なかったんです。 じゃ令和3年度どうなるかというと、ほぼ同じなんです。ほぼ同じ、基金がなくなってきた。令和2年度、令和元年もそうなんですが、15億から16億の基金だったんです。財政調整基金ね。ところが令和3年度には10億になります。5億から6億、ここ1、2年の間でぐっと減ります。 そういうこともあって、芳賀町は将来本当に大丈夫なのかな。なぜ大丈夫かというと、財政力指数はいいかもしれないけれども、将来的に、例えばほかのことを調整しなくちゃならない、ほかの事業と、大型事業もたくさんありますから。そうすると、通常行われる事業、社会資本整備も含めてそういう補助事業もあるのに補助事業も遅れたりなんだりして、予算もそこに回すことができないとなると、公平公正な行政サービスを滞ることが発生するわけですよ。そういうことも含めて、そういう借金の起債の返済の計画も含めて将来の町債残高を見極め、財政調整基金の在り方も含めどのように考えているか、これは企画課ですか。 ちょっとお答えいただきたいと思います。 ○議長(小林信二君) 齊藤企画課長。 ◎企画課長齊藤和之君) 石川議員の質問にお答えいたします。 まず、財政調整基金についてですが、ご指摘ありましたとおり、令和3年度末には約10億9,000万程度になると予想しております。こちらにつきましては、令和2年度から3年度への繰越金、これが含まれておりません。例年、決算時に残額となったものは翌年度積み立てるような形を取りますので、10億9,000万というのは最低の金額と考えております。例年の様子でいきますと、もう少し残高は残るものと思っております。ただ、こちらの捉え方、減少しているのは間違いないところでございます。 令和3年度につきましては、予算書のほうで、予算案のほうでお示ししていますとおり、今年度、2年度より1億円多い5億円の取崩しを予定しております。このまま、このままというか、LRTの事業の年度間、ほかの事業への財源を含めまして取崩しを行っていきますが、町のほうの捉え方といたしまして、財政調整基金につきましては、標準財政規模などから約5億円が最低のラインと考えております。こちらにつきまして、確保できるような形を取りながら、財政調整基金については取崩し等を行っていきたいと思います。 また、起債のほうにつきましては、将来的に負担が残るのではないかというような、もしくは、ほかの事業への影響が大きくなるのではないかと、結果的に、ということがございました。基金につきましても町長答弁にありましたとおり、その償還額が、実際、交付税のほうで補填されるものですとか、そういった条件のよいものを選びながら借りていくということで考えておりますので、他事業への影響につきましては、最小限になりますよう財政のほうは努力していきたいというふうに考えております。 その中におきましても、例えば、福祉や子育てといいました社会的な基本サービス、社会福祉の分野につきましては、国や県の補助金などを含めまして優先的に、もちろん財源を確保しながら住民サービスの低下にならないように努めてまいります。 以上です。 ○議長(小林信二君) 10番、石川保議員 ◆10番(石川保君) 財政調整基金ね、枯渇するわけにいかないんで、しっかりと運営をしていただきたいと思いますけれどもね。大型事業がたくさんあるんですよ。第2工業団地、これLRT整備のほかにですよ、第2工業団地の、既に土地取得に対しては10億円近く出ています。それから、3年度予算には3億800万の予算計上しています。 一方、町長、理事長のお墨つきである土地改良、こっちのほうの事業もあるわけです。これが本格化します。3年度は6,290万予算立てています。土地改良は最終的には総事業費30億円近くかかると言われています。これ国が50%、県が30%、町が12.5%、地元受益者が7.5%ということでありますが、実際は、町は20%の負担になるんではないかというのが、専らの事業のやり方です。結果的には6億円ぐらいの負担になるのかなという。 こういうことも含めてね、今、企画課から答えをいただいたように、公平公正に、行政サービスがゆがんだ形にはならないように、ぜひお願いをしたいなというふうに思います。 それから、5番目にいきます。時間もありません。 今日に至って、突然、1月20日、新聞の報道で先にあったわけですね。宇都宮市と同タイミングで35億円の増額提示というものが報道された。議会には1月22日に説明があり、そして町長は記者会見に臨んだ。そのことで、町民に対して、見積りが甘かったと、だから申し訳ないと、言われておりましたけれども、しかし、町民からは深い疑念を持たれているんですよね。なぜ急に、1月20日前後において、宇都宮も同タイミングで、しかもこのような大きな金額が説明されるというのはいかがなものかということが大きなポイントなんですよ。 要するに行政というのは、やはり、正直に包み隠さず、ちゃんと明らかにして、そして町民に、これこれこういうわけだから、例えば100億円かかるから、最初から言ってくれればいいんですよね、100億円かかるから、このLRT事業というのは100億円かかるけれども大変重要な事業なんです。皆さんどうかご理解とご協力をお願いしますと言ってスタートするのが、私は当然、行政の在り方だと思うんですよね。ややもすると、これは行政が歪められているようなそんな感じにも受け取れるんですよ。これは町民が言ってるんですよ。いろんな方から質問受けましたから。 実は、町議会にファックスが流れました。これ芳賀町民の方ではないと思うんですが、その内容は、やっぱり35億円のオーバーはいかがなものかと、しっかりと議会でやってくれという叱咤激励のファックスだったんですが、これ、私宛に来たんですね。新聞報道に出ましたから。 そのように、やはりどなたが見ても、芳賀町民に限らず、それだけの多くの金額がオーバーするというのはいかがなものかというのがあるんですよ。 でね、冒頭より平成30年のお話しました。あの30年の時代には、まさに、いろいろ分かってきた部分があるんですね。先ほどの答えにもいただきましたけれども。町長もその辺は把握していたんじゃないですか。ちょっと町長お答えいただけますか。 ○議長(小林信二君) 町長。 ◎町長(見目匡君) いろいろな形で総事業費が上がったというようなことでありますが、これにつきまして、なかなか、我々とか議員さんとか町民の方が非常に理解しづらい部分として、まず事業というのは、今まで補助金事業というのが日本の場合はほとんどだったんです。十四、五年ぐらい前から、交付金事業ということで、非常に使い勝手はいいんです。いろんな形でその計画に合えば。 今度のLRT事業は交付金事業なんですね。そうすると、交付金事業の、私も、今度の仕事でよく分かったことなんですが、補助金事業の場合は、例えば46億で事業費が認可になったと、事業が10年計画だったとします。そうすると、必ず6月頃に、1年使った部分の残りの9年間、それらの見直しというのをしっかりと、増えるとか減るとかとそういうことをしないと、今度は、11月ぐらいの予算要求ができないというようなことなんですけれども、交付金事業は、どうも聞きましたら、そういったものがなくて済むというのは、ちょっと語弊があるかどうか分かりませんが、そういうことで、職員たちがそういった、何ていうんですかね、仕事の基本的なノウハウ、そういうものが、まず落ちてしまったのかなと、そんなふうに思っております。 いずれにいたしましても、今、じゃ町長はそのこと知っているんじゃないかというようなことですが、全体的なことは分かりません。ただこの間も、議員の皆さんに現場に行ってもらって分かったと思うんですが、谷の部分のところに、擁壁なんかもこういうふうな形でしていかなければ今後の安全のために駄目ですというような、そのぐらいの話は聞いておりました。ですから、そういった部分を、今後はできるだけ、こう、変わったときに、財政のほう、あるいは、特に副町長等に報告するような、そういう方法を取りたいと思います。 以上です。 ○議長(小林信二君) 石川保議員に申し上げます。間もなく時間です。 ◆10番(石川保君) 町長が言われていることは、分からないわけじゃないですよ。本当に、芳賀町にとっても宇都宮にとっても初めての事業ですから、いろいろ変わっていくことは分かります。しかし、あまりにも隔たりのある内容だから、町民も含めて疑問を投げかけているわけです。要するに疑念をもっているんですよ。 ある町民は、平成30年の次の年は町長選がありました。いわゆる去年の11月には宇都宮の市長選がありました。だから、その辺のところはどうなんだろうというふうな疑念を持っている町民の方もいます。私はそう思いませんけれども、しかし、そのような形に思われかねないような、そういう内容で進んではいないかなというふうに私も深い疑念を持ちます。 これは答えはいいですよ。 最後になりますけれども、これからの財政運営、大変だと思いますけれども、もう後には引けない、そういうタイミングに来て、今回のこの議会に対する説明というのは、まあいかがなものかと思うわけです。 今さらね、恐らくLRTを止めようじゃないかという話にはならないと思いますよ。だけどもその責任は重大ですよ。これをちゃんと説明をしてこなかった。説明できたタイミングはあるんじゃないですか。議会に対しても、町民に対しても。そのことを私は申し上げたいんです。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(小林信二君) これで石川保議員一般質問を終わります。 ここで暫時休憩とし、午前11時10分、再開します。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時10分 ○議長(小林信二君) ただいまから会議を再開いたします。---------------------------------------中村由美子君 ○議長(小林信二君) 一般質問を続けます。 1番、中村由美子議員、登壇願います。     〔1番 中村由美子君 登壇〕 ◆1番(中村由美子君) 1番、中村由美子でございます。一般質問の通告をしたところ、議長より許可をいただきましたので質問をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症対策について。 昨年からの感染拡大により、全国的に猛威を振るった第3波は、栃木県そして年明けには芳賀町でも感染者が増加しました。町民の不安も増していき、1月14日からは国の緊急事態宣言、続いて県の特定警戒・医療機器警報となり、さらに自粛生活を強いられました。現在は1段階下がり感染厳重注意となっていますが、1年以上のコロナ禍で、多岐にわたる問題がクローズアップされています。 そこで、次の事について伺います。 ①、65歳以上の高齢者からワクチン接種が始まる4月に向け準備が進められているが、現在の状況と対策は。 ②、自粛によって、町民の運動不足による生活習慣病等の増加や悪化が心配される。対策をどう考えるか。 ③、将来の芳賀町を担う新成人としての門出である成人式が、感染拡大防止のために中止となった。町として、何か考えているか。 伺います。 ○議長(小林信二君) 中村由美子議員の質問に答弁願います。 町長。     〔町長 見目 匡君 登壇〕 ◎町長(見目匡君) 1番、中村由美子議員の、新型コロナウイルス感染症対策についてのご質問にお答えをいたします。 1点目の、ワクチン接種に向けての現在の状況と対策についてでありますが、国は新型コロナウイルス感染症の拡大防止、国民の生命及び健康を守るため、昨年12月、予防接種法を改正いたしました。その中で、市、区、町、村は、国民に新型コロナウイルスワクチンの接種を行う実施主体とされたところでございます。 これを受けて町では、2月1日付で、健康福祉課に新型コロナウイルス感染症対策係を設置し、町民の皆様へのワクチン接種に向け、接種実施体制の調整、コールセンターの開設、予防接種台帳システムの改修、予防接種対象者のクーポン券発行などの準備を進めているところであります。 接種の実施体制につきましては、集団接種を基本としながら個別接種も実施できるように、町内医療機関及び芳賀郡市医師機関と調整を行っております。団体接種は、農業者トレーニングセンターを会場とし、1日当たり100名程度を対象に、週3日から4日の接種日を設ける予定です。個別接種は、町内複数の医療機関での実施に向けて、ワクチンの管理方法などを検討しております。なお、町内で使用するワクチンの保管は、役場庁舎内に設置する専用の冷凍庫で行います。 今後のスケジュールにつきましては、3月中旬以降に65歳以上の方へクーポン券を郵送する予定であります。また、この時期に合わせて、町民の方々から集団接種の予約受付や各種問合せの対応のため、役場内にコールセンターを開設いたします。 集団接種を希望される方は、町へ事前予約が必要となりますが、予約方法につきましては、コールセンターへの電話予約のほか、スマートフォンなどによるインターネット予約も可能といたします。 町は、4月以降、国の示す優先順位に基づき、順次、接種を進めることを予定しております。しかし、いまだに、国におきましてワクチン確保及び供給の見通しが不透明であり、接種の開始時期が遅れるといった可能性も出てまいりました。 国は、4月12日以降、限定的にワクチン接種を開始することを発表いたしましたが、現時点では、町へのワクチンの供給量が明示されておらず、詳細な接種スケジュール等について町民の皆様にご案内することが難しい状況にあります。 いずれにいたしましても、町では、ワクチンの供給に合わせて接種を実施できるよう準備を進めるとともに、今後の国や県の動向を踏まえながら適切に対応をしてまいります。 2点目の、自粛中での、町民の運動不足による生活習慣病の悪化等への対策についてでありますが、いわゆるコロナ自粛が運動不足につながり、それが健康に悪影響を与えるという専門家の指摘があることは承知しております。現に、町内の高齢者におきましても、運動不足と外出自粛による人との接触の減少が影響してか、介護認定申請及び介護度の変更申請が、前年度に比べ増加している状況にあります。 町はコロナ対策として、国や県と歩調を合わせ、3つの密の場面の回避や、不要不急の外出自粛などを推進してきました。その対策の一つとして、運動教室や介護予防事業などを休止する判断をしたところであります。これらは、町民の安全を第一に考えた苦渋の決断でしたが、運動する機会が減った要因の一つであると認識をしております。 町民の皆さんの健康増進のために、運動教室等を早期に再開したいという思いはありますが、ただ、残念でありますが、まだまだコロナに対して油断できる状況ではないと考えております。特に、コロナウイルスにより症状が重症化しやすい高齢者を対象とした教室の再開は、慎重に判断したいと考えております。しかしながら、町民の皆さんの運動不足を放置しておくわけにもまいりませんので、今後は、各家庭でのできる運動事業を、さらに推進していきたいと考えております。 具体的には、芳賀チャンネルで放映をしております「エンジョイスリム体操」や「宇都宮ブリッツェン」と連携した健康番組を町民に広く周知し、内容も充実させて、運動不足の解消に役立てていきたいと考えています。また、「広報はが」や現在配布中の「健康カレンダー」においても、運動の必要性を訴えていきたいと思っております。 適切な運動や食事が、ウイルスに対する免疫力を高めるとも言われております。コロナ禍で、まず、町ができるものとして、テレビや広報手段を使いながら運動の啓発を行い、その後、状況を見ながら運動教室等を順次再開していきたいと考えております。 3点目の、将来の芳賀町を担う新成人としての門出である成人式が、感染防止拡大のために中止となった、町として何を考えているかについてでありますが、令和3年の成人式につきましては、安全対策に十分配慮し、開催する方向でぎりぎりまで準備をすすめておりました。しかし、成人式の開催を前にいたしまして、いわゆる第3波により感染が急激に拡大する状況となりました。 帰省による移動や昔を懐かしむ会話など、密接など、感染リスクの回避が難しいこと、また、学校行事や記念行事などの様々なイベントが中止となっていたことなどから、新型コロナウイルス感染症対策本部会議におきまして多角的な視点で検討をし、やむなく中止という判断をいたしました。コロナ感染拡大の中、延期についても検討をいたしましたが、現在もコロナの収束が見通せない中では具体的に期日を示すことができず、成人者に延期の期待を持たせるだけで、さらなるご負担をかけてしまうと判断し、中止といたしました。 町といたしましては、新成人者を応援する意味で、広報誌や芳賀チャンネルで保存していた小・中学校時代の懐かしい写真や映像、町長や中学校時代の恩師からの応援メッセージに加え、新成人者からの写真やメッセージ動画を集めDVDを作成し、記念品として配付いたします。 また、今後につきましては、成人式実行委員と協議を進めているところで、「懐かしい顔ぶれに会う機会が欲しい」、「二十歳の集いという形で実施したい」という声が上がっていることから、自分たちらしい新しい形の模索していただくという彼らの思いを、町として応援できればと考えおります。 以上をもちまして、答弁といたします。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 再質問させていただきます。 まず、①のワクチン接種についてですが、自治体対応としては4月から高齢者、その後、基礎疾患のある人や高齢者施設職員等、その後に、16歳以上のその他の人ということになっています。ワクチン供給の見通しが不確定な中、高齢者の接種開始が4月下旬になるかもしれないという報道もあります。計画はしっかりしておかなければいけないと思います。 まず、集団接種ですが、1日100名程度、週に3日から4日を予定しているということですが、何曜日で、時間帯は何時を予定しているのでしょうか。また、高齢者接種は何人を見込み、2回接種することになっていると思いますが、どれぐらいの期間で終わらせる計画でいるのか、併せてお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) 中村議員のご質問にお答えいたします。 現状、計画しているものにつきまして、お答えいたします。 ワクチン接種の曜日ですが、こちらは町内医師の診療の休診の時間等々と調整いたしまして、火曜日、水曜日、木曜日と日曜日、この曜日を予定してございます。火曜、水曜、木曜日につきましては基本毎週ですね。日曜日につきましては、月2回程度の計画を考えてございます。なお、その接種時間につきましては、全ての日におきまして午後1時半から3時半の2時間を予定しております。 それから、高齢者の接種開始時期と期間、対象人数等のご質問ですが、現状、4月末から始まると仮定しまして、当初、ワクチン供給量は非常に少ないものと思っております。実際は5月からぐらいしか順調には始められないかなというふうに思ってございます。その中で、対象者数ですが、約5,000名を見込んでおります。その5,000名に対しまして、5月から順々にスタートすると仮定しまして、約4か月かかるかなという想定をしております。結局は5月から始まって8月ぐらいまでかかるかなというふうに思ってございます。 なお、高齢者以外、その他一般の方につきましては、対象はおよそ8,000名、6か月程度はかかるかなという見込みを立てているところでございます。具体的に申しますと、高齢者が8月に終わるとしましたら、9月から年明けの2月ごろまではかかるかなというふうな想定をしているところでございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 結構時間がかかるんだなと思います。 高齢者の後に予定している基礎疾患のある方というカテゴリーがありますが、これはどのように把握をして接種券を送ることになっているんでしょうか。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) ご質問にお答えいたします。 基礎疾患の方への対応なんですが、実は基礎疾患のある方につきましては、特段、診断書の提出等は必要でございません。逆に言いますと自己申告になります。 そういうことも踏まえまして、接種券いわゆるクーポン券、これを住民に一般の方向けに発送する際、「基礎疾患のある方は早めに予約お願いします」的な案内を入れまして、その自己判断の中で予約をしてもらうということを想定をしております。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) そうすると、高齢者以外は一斉の送付、郵送という形になるということですね。その基礎疾患のある方に関しては自己申告ということですが、もし不正があるとスケジュールにも影響がしてきますし混乱も招くと思います。しっかりと、予約の時点での確認とかその辺をしっかりしていただきたいと思います。 あと、1回目に接種した後、2回目をすると思うんですが、それの日時とか、その辺の日程ですかね、それというのは1回目をしたときに決まるんでしょうか。それとも改めて、また予約を入れなくてはいけないのか。あと、一応1回目と2回目の間は3週間空けなくちゃいけないということになっていますが、都合が悪くて4週間、5週間空いてしまうというふうになった場合は、それは特に問題ないというふうに捉えていいのか、併せてお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) 2回目接種につきましては、議員おっしゃるとおり3週間後に接種をするということになります。ですので、接種を一度した会場にて、その3週間後の予約等を受けられれば効率的かというふうな考え方をしておりまして、その方向で進みたいというふうに思っております。 また、厳密に3週間なのかということなんですけれども、あくまで国が示した3週間は目安なのかなというふうに思ってございます。一応、国はいわゆる21日間空けなさい、ちょっと早く打ちたい人でも19日までは空けなさいというふうな言い方をしております。3週間、延びる方につきましては、できるだけ早く打ちなさいという言い方だけなんですね。いついつ、5週間空けてもいいとかいう表現は、いまだ国のほうで言っておりません。我々としましては、やっぱり、1回目接種したときに3週間後をご案内できれば一番よろしいかなというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 心配なのが、集団接種会場、こちらに高齢者、障害者など会場まで来れない方がいると思います。具体的にはどのようにフォローしていく予定かお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) 高齢者、障害者の移動手段へのフォローというご質問かと思います。 基本的には、家族による送迎やひばりタクシーの利用をお願いしたいというふうには思ってございます。ただ、やはり重度の障害をお持ちの方とか、介護度の高い方はいらっしゃると思います。車いす使用で、送迎協力してくれる人もいないなどということもあり得ます。そういうことも踏まえまして、今、社会福祉協議会こちらと、そういった方に対する移動のフォローできるかということで調整を行っているところでございます。 社会福祉協議会につきましては、いわゆる車いすのまま乗れるリフト車やストレッチャー車なども備え付けております。また、運転ボランティア制度、運転ボランティアで登録している方もいらっしゃいます。そういったボランティアの方も、この事業にボランティアで参加したいという声も社協内で既に上がっているようでございます。そういったお気持ちを、ぜひ我々も一緒に、社協とタッグを組んでこういったフォローができればというふうに考えてございます。 今後、やり方等、決める部分はあるかと思います。いろいろ調整しながら、この移動のシステム構築、こちらのほうに取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) これは例えばなんですが、高齢者接種の期間だけでもいいと思うんですけれども、公民館などを回る移動接種という方法もあると思います。高齢者サロンなどで高齢者の方々皆さん行き慣れていますし、家から近いということで、利便性や安全面考えると、とても効率的で、高齢者の方にも、家族の方にもとても助かると思います。 あくまで高齢者の期間だけですが、集団接種を減らしてでも、せめて祖母井以外の遠い地区だけでも、移動接種をするなどの考えはないでしょうか。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) 中村議員のご質問にお答えいたします。 町の集団接種につきましては、3密を避けながら、大人数に効率的にワクチン接種を行える広い会場が必要であると思ってございます。さらには、バリアフリーで土足のまま入れる建物、清潔なトイレを備えている建物などが望ましいということで、町としましては農業者トレーニングセンターを、その接種会場ということで実施したいというふうに考えているところでございます。また、トレセンでございましたら消防芳賀分署とも近いということもございまして適地かということで設定しているところでございます。 移動接種につきましては、会場の準備等の余裕的なところ、時間的な余裕、先ほども申し上げましたスケジュールが、結構、正直申しますとキツキツでございます。町民の方多くに接種してもらうためには、ぎりぎりのスケジュールを組んでいるというふうに思ってございます。その中で会場準備等の時間、それから、ドクターの体制がそこまでまだいっていないというところもございますので、進捗状況により、接種方法の改善を検討することもあろうかとは思いますが、現状におきましては、先ほども申し上げましたスケジュール等の都合もあります。時間的な余裕がないこともあります。今のところは、農トレ1か所で実施したいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) そうですね、いろいろ状況を見ながらぜひ検討をしていただきたいと思っております。また、特に高齢者のみの家庭、独り暮らしも含めてですが、通知だけでは情報が分からなかったり、予約が分からないとかめんどくさいとか、そういう方が、そういうふうに思う方もいらっしゃると思います。 希望する高齢者が接種できないことがないよう、社協や民生委員など、協力をお願いするとか考える必要があるかなと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) お答えいたします。 中村議員おっしゃるとおり、高齢者によっては何の通知が来ているか分からんとか、いろんなケースがあろうかと思います。議員おっしゃられるとおり関係する団体の方等々と、周知のほう協力していただくこと検討したいというに思ってございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) きめ細かな対応は大切だと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 国では、ワクチン接種管理の新システム導入で、各自治体にタブレットが配付されるという情報があります。会場での事務作業の増大が懸念されるところだと思いますが、接種会場での職員を含むスタッフの必要人数、そして確保はできているか。 また、町内医療機関や郡市医師会と調整しているということですが、医師と看護師の必要人数、そして確保はできているか併せてお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) ご質問にお答えいたします。 医師やその他スタッフの確保状況についてなんですが、まず、ドクターにつきましては、各実施日に2名の医師を確保したいと思ってございます。1名につきましては、町内の医師、もう一人は、芳賀郡市医師会から派遣で来ていただく医師、これで、各日2名体制で実施をしたいと思ってございます。町内の医師からは、内諾はいただいているところでございまして、郡市医師会につきましても、今現在、調整中でございます。 看護師は、各日4名から5名ぐらい必要かなというふうに考えておるんですが、会計年度職員として現在1名を募集しておりまして、接種に当たる医療機関からの派遣につきましても、現在医師会へ要請を出しているとこでございます。なお、事務員につきましては、5名から6名必要かなと、受付、会場案内、その予約受付ですかね、そういったところを含めまして5名から6名の人員確保を考えてございます。事務員につきましては、町職員並びに会計年度職員等で確保できる見込みとなってございます。 また、余談ですが、社会福祉協議会の先ほど申しましたボランティアさんも、会場案内その他できることにつきましては、私らも協力したいという申出を受けておりまして、大変ありがたいことだと思ってございます。 ボランティアさんの協力を得ながら、実施していきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 社協のボランティアの協力、いただけるということは、本当によかったと思います。医師と看護師の役割、これは接種はどちらがするかとか、そういう役割はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) お答えいたします。 町内医師との打合せの中では、ドクターが問診をする、その後、看護師が接種を行うという役割分担で考えてございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) そうなると、看護師の確保、1名募集しているということですが、とても重要になると思います。町内でも、看護師経験者で引退した方とか、あとは子育てで離れている方などいると思いますので、そういう方々の耳に入るように積極的に募集をかけていただければいいかなと思います。 あと、町民の皆さんが一番心配しているのが、接種による副反応だと思います。自分が接種して大丈夫か、また、副反応がとても心配など、町民の皆さんがとても気になるところだと思います。 連日テレビや新聞で情報の報道がされていると思いますけれども、町としても、問合せで、コールセンターがパンクしないように、Q&Aなどの分かりやすいお知らせも必要ではないでしょうか。また、接種後15分から30分、その会場で待機してから帰宅するということになっていますが、特に、アナフィラキシー反応ですね。アナフィラキシー反応は、約9割が30分以内に症状が現れ、対応に1分1秒を争います。容体が悪化した時の初期対応に必要な薬品や物品の準備、また受入れ病院などの協力体制、こちらは整っているのでしょうか。 お伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) お答えいたします。 アナフィラキシーに対する恐怖感といいますか、いろいろあろうかと思います。いろんな面を含めまして、チラシ、広報等で、そういったことは広く周知化していきたいというふうに考えます。 また、その副反応への対応なんですが、これにつきましては、実は、郡市医師会がドクター、先生の間でも勉強会を始めているようでございます。具体的には、アドレナリンという薬剤がいいんだとか、いろんな情報を先生の間で共有が始まっているという状況でございます。そういった情報を基に、我々は、必要な物品資材等を町が準備して、抜かりなく対応できるようにしたいというふうに考えております。 また、その救急体制なんですが、これ具体的に言っちゃいますと、その郡市医師会の話の中では、そういったアドレナリンの対応をした後に、これは日赤の先生からの発言があったみたいなんですけれども、うちの病院へ送ってくれということがあったようです。郡市医師会の中で、副反応に対する対応、構築は始まっているということで、郡市医師会の対応に我々が協力する形で対応していきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 医師会のほうでもいろいろと考えてくださっているとは思うので、その点に関しては協力をお願いするということになるかと思います。 あと、せめて、真岡消防署や芳賀分署等に集団接種の日時を通知しておけば、会場には医師がいることですし、通常は救急車が到着後、本人確認してから病院を探すという手順になっているとは思うんですが、早い対応、協力いただけるのではないかなと思うのですがいかがでしょうか。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長
    住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) これにつきましては、議員おっしゃるとおり、接種日はいついつですよという前情報は、広域消防には送っておきたいというふうに考えます。ただ、理想を言えば、接種会場に救急車が待機してもらうのが一番いいんですけれども、現実は不可能かと考えています。ただ、芳賀町で今日やっているということを、事前に知っていただければ、ほかの車両の手配関係その他、スムーズにいく可能性も、こともあろうかと思いますんで、その辺の情報共有は、広域消防とはちゃんと取っていきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 分かりました。ぜひ、周知のほうお願いしたいと思います。 あと、今まで集団接種のほうの話でしたが、次、個別接種のほうなんですけれども、基礎疾患のある方にとっては、主治医に相談しながら接種するということで、とても安心できると思います。町内の医療機関だと思いますが、もし、確定しているのであれば、どこの医療機関で個別接種ができるのか、また、主治医じゃなくてもそこの病院に行けばできるのか、また、この場合、予約制になるかとは思うんですけれども、あとは、病院での支払い、今回の接種に関しては無料ということですが、病院での支払いも無料で大丈夫なのかお伺いします。 もう一つですね。すみません。あと、高齢者施設の入所者は、とても移動が大変だと思います。施設での接種は考えているのか、併せてお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) 個別接種につきましては、どこかというご質問あったところなんですが、まだ、内諾の段階なものですから、詳しく医院名までは、今の段階では控えさせてもらいたいと思います。 その個別接種につきましても無料です。無料でできます。なお、かかりつけであれば、そのかかりつけの先生が必要だということになれば、町外での接種も、このケースにつきましては可能、基礎疾患がある方ですね。基礎疾患がある方で、かかりつけの先生が私の管理の中でやったほうがいいという方につきましては、町外でも可能でございます。 先生のやり方で、ワクチン接種だけで受け入れてくれるかどうかということになりますが、これは先生の考え方によるかと思います。私がここで、いい悪いはちょっと言えない部分はあるのかなと思います。ご了解いただきたいと思います。 また、施設、高齢者施設、これにつきましては、施設に出向いての接種、施設内での接種を検討してございます。それに合わせて、介護施設等の職員の接種も同時にしたいなというふうに考えています。できましたら、その辺が、私的には最優先になるのかなと、スタートする際の一番最初は、その辺かなというふうな考えは思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 今回は、前例のない大規模な接種となります。正しい情報を基に町民の方が安心して接種できるよう、万全の体制で、そして柔軟に対応し、なるべく早く接種し終えることが、感染拡大防止につながると思います。初めのうちはファイザーのワクチンですが、ほかのワクチンに切り替わった時など、いつどのタイミングでワクチンが届いても素早く対応し、開始ができる準備をしっかりと整えていただけますよう要望します。 続いて、②の運動不足による生活習慣病等の対策についてです。 答弁で、介護申請と介護度の変更申請が増加したということですが、これは、さらに、その上の段階での変化ということで、本当に大変なことだと思います。具体的にはどれぐらいの増加だったのか、また今年度の総合健診の結果で、特定保健指導の対象者数に変化はあったかお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) お答えいたします。 まず、介護度の伸びにつきましては、認定申請の伸びですね、今年の4月から1月の数字なんですが、168名が新規申請がありました。前年の同時期は134名でございまして、新規申請34件の増という数字になってございます。 また、程度変更は、今年の4月から1月の間で82件ありまして、前年の同時期が52件ということで30件の増加をしているところでございます。 それから、総合健診並びに特定健診からの特定保健指導者に至った数なんですが、こちらにつきましては、総合健診、受診者の数がそもそも、今年はコロナの影響でかなり減っております。前年に対しまして532名が総合健診受診者で減っているという状況でございます。その中で、最終的に特定保健指導に至った人に割合を申し上げますと、令和元年度が10.99%、本年度が10.37%ということで、こちらにつきましては、コロナの影響、運動不足による健康悪化の数字は、この中では読み取れなかったところでございます。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 今年度に関しては、受診者が減っているという要因もあるとは思います。あと、特定保健指導の対象者が年度の途中での検診ということになるかと思いますので、まだ、あまり変化はないのかもしれませんが、来年度は、介護のほうもそうですが、特保もさらに、重症または増加するのではないかと推測されます。 生活習慣病には運動が必要とされる中、今年度は介護予防教室、運動教室、各種スポーツ教室やサロン等が中止となり、家での自粛生活からおやつの量が増えたという話もよく聞きます。散歩やウォーキングを始めた人が多少増えたとは思いますが、有酸素運動だけでは筋力が落ちてしまい、生活習慣病だけではなく、けがや骨折にもつながってくると思います。 答弁にもありましたが、芳賀チャンネルでの番組や広報などでの運動の必要性を周知していくということでしたが、例えば、今までとは形を変えて、密を避けながら、外で行う教室やイベントなど、コロナに合わせて開催することを考える必要もあるのではないでしょうか。 高齢者に限りませんが、ずっと家の中にいることによって紫外線を浴びないために、ビタミンD不足から骨折も心配されるところです。 どのように考えているかお伺いします。 ○議長(小林信二君) 大根田住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長大根田和久君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、コロナ禍での運動教室等の開催、これにつきましては、やはり、大原則でございます3密の回避などを十分に配慮しながらの実施が必要かと思います。やはり、教室によりましては、器具を使うとかで室内で行わなければならないものもあろうかと思います。その際は、3密の回避並びに換気を図るとか、十分な対応を取っての教室の実施、こういったものを、当然、それに配慮して行っていきたいというふうに思ってございます。 また、既に、屋外で行っている教室系もございます。高齢者向けのノルディックウォーキング教室なども、それに当たろうかと思いますが、そういったところもさらに周知をしまして、広く参加いただけるようにしていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 病気やけがをすると全て医療費にかかってきます。さらに、生活習慣病になると、長いスパンでの治療や重症化したり、合併症を引き起こす可能性もあります。 コロナに合わせた生活様式に加えて、運動様式での計画を、早急に、積極的に検討をしていただくよう要望をします。 次に、③の中止になった成人式についてです。 県内の自治体では、延期したところや祝い金や給付金など、対応したところが多く、芳賀町ではなかなか発表がなかったので、心配していました。 実行委員会のほうで、思い出のDVDを作成するということを決めて、町としては、昔の映像を提供して記念品として贈るとのことですが、やむなくとはいえ、成人式の中止を決定したのは対策本部、イコール町です。これで新成人たちは将来、芳賀町に帰ろう、芳賀町のために頑張ろうと思ってくれるでしょうか。 二十歳の集いという形で実施したいという声が上がっているということですが、具体的にはどのように考えているのか。また、祝い金などの考えはないのかお伺いします。 ○議長(小林信二君) 高津生涯学習課長。 ◎生涯学習課長高津健司君) 中村議員の質問にお答えします。 まず、祝い金のことについてなんですが、先ほど中村議員からご指摘のとおりに、様々なイベントが中止になっていることも踏まえて、多角的な角度から考え、いろいろ検討はしていたところなんですが、様々なイベントを中止したことによって、そのそれぞれについても、こういった保障はしておりませんし、コロナ関係で、そのほかの補助金との兼ね合いも含めまして検討したところ、成人式のキャンセル料補填というのはいかがなものだろうかということになりまして、今回は出さないということになっております。 ただ、二十歳の集いにつきましては、成人者の代表の実行委員と検討を深めているところなんですが、何らかの形で集まって、さらに、同級生または恩師の先生方、そういった方々が集まる機会が欲しいということなんで、それについての、こちら支援をしようということで、現在のところ、町民会館を何回かスケジュールを押さえているところです。実際にどんな内容になるかというのについては、実行委員と相談しての上で決める形になるかと思うんですが、集まって、昔を懐かしむ、そして、芳賀町に対して愛着、郷土愛を醸成するような、そういったイベントを支援していければなということで考えております。 以上です。 ○議長(小林信二君) 1番、中村由美子議員 ◆1番(中村由美子君) 成人式は、年を取っても記憶に残るものだと思います。コロナだからしようがなかったとか、残念だったという記憶だけでなく、こんな状況でも芳賀町は私たちのために考えてくれたという気持ちを持って成人として羽ばたいてもらうために、そして将来の芳賀町のためにも、ぜひ、町としての対応を要望します。 最後に、芳賀町は町民の皆さんの努力により、コロナ感染症が昨日までで、11日連続ゼロ人と、今のところ抑え込まれています。今後、コロナワクチン接種が始まりますが、第4波も心配されるところです。これからさらに柔軟な対応、そしてより敏速な情報の発信、これを希望しまして全ての質問を終わります。 ○議長(小林信二君) これで1番、中村由美子議員一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(小林信二君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 本日はこれにて散会します。 お疲れさまでした。 △散会 午後零時...