芳賀町議会 2013-11-05
12月03日-01号
○議長(
小林隆志君) 日程第4、議案第55号 芳賀町教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第55号 芳賀町教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定について、
提案理由を説明いたします。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第24条の2第1項の規定に基づき、スポーツに関する事務を町長が管理し、及び執行するため、議会の議決を求めるものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第56号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第5、議案第56号 芳賀町
職員定数条例及び芳賀町
部課設置条例の一部改正についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由を説明求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第56号 芳賀町
職員定数条例及び芳賀町
部課設置条例の一部改正について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、芳賀町教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定に伴い、町長部局と
教育委員会の
職員定数を変更するものです。また、社会教育に関する事務を
健康福祉課で所掌することとし、新たに
介護保険に関する事務を所掌する
高齢者支援課を設置するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第57号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第6、議案第57号
芳賀町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第57号
芳賀町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、町長等の
期末手当の支給に関し、成年後見人となり失職した場合の要件を設けておりますが、
公職選挙法の一部改正により、成年被後見人の選挙権が回復されました。それに伴い、
期末手当の支給に関する要件を改正するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第58号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第7、議案第58号 芳賀町職員の給与に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第58号 芳賀町職員の給与に関する条例の一部改正について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、
国家公務員の
昇給停止制度に準じ、55歳を超える昇給停止となる職員で、勤務成績が特に良好である場合の昇給基準を設ける改正を行うものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第59号、議案第60号、議案第61号、議案第62号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第8、議案第59号
税外収入金にかかる
督促手数料及び
延滞金徴収に関する条例の一部改正について、日程第9、議案第60号 芳賀町
介護保険条例の一部改正について、日程第10、議案第61号 芳賀町
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、日程第11、議案第62号 芳賀町
後期高齢者医療に関する条例の一部改正についての4議案は、それぞれ関連する案件ですので、
会議規則第36条の規定により、
一括議題にしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 異議なしと認め、
一括議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第59号
税外収入金にかかる
督促手数料及び
延滞金徴収に関する条例の一部改正について、議案第60号 芳賀町
介護保険条例の一部改正について、議案第61号 芳賀町
公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、議案第62号 芳賀町
後期高齢者医療に関する条例の一部改正について、一括して
提案理由を説明いたします。 本案件は、平成25年度における地方税法の改正により、地方税の延滞金・
還付加算金の割合が引き下げられたことに伴い、それぞれの条例に金利の引き下げに対応するための新たな
特例基準割合を設け、平成26年1月1日から引き下げるものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第63号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第12、議案第63号
芳賀町営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第63号
芳賀町営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の表題中、「保護」が「保護等」に改正されたことに伴い、関連する条例中の規定の一部を改正するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第64号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第13、議案第64号 芳賀町光の
道ネットワーク施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第64号 芳賀町光の
道ネットワーク施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、芳賀町光の
道ネットワーク施設の
利用料金について、平成26年4月1日から適用される
消費税増税に伴い、
消費税率の増額分3%を上乗せした料金に改正するものです。 なお、インターネットの30メガと100メガの
利用料金については、競合他社との
利用料金の比較により、
指定管理者委託先の
宇都宮ケーブルテレビ株式会社が昨年末から
利用料金を
値下げサービスを実施しているので、現在行っている
サービス価格に3%を上乗せした
利用料金に改正するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第65号、議案第66号、議案第67号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第14、議案第65号 芳賀町
工業団地管理センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、日程第15、議案第66号 芳賀町
工業団地体育館設置及び管理に関する条例の一部改正について、日程第16、議案第67号 芳賀町
商業集積地共同店舗設置及び管理に関する条例の一部改正についての3議案は、それぞれ関連する案件ですので、
会議規則第36条の規定により、
一括議題にしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 異議なしと認め、
一括議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第65号 芳賀町
工業団地管理センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第66号 芳賀町
工業団地体育館設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第67号 芳賀町
商業集積地共同店舗設置及び管理に関する条例の一部改正について、一括して
提案理由を説明いたします。 本案件は、平成26年1月1日から適用される
消費税増税に伴い、
消費税率の増税分3%を上乗せした
利用料金に改正するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第68号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第17、議案第68号 芳賀町
ふるさと交流体験センター設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第68号 芳賀町
ふるさと交流体験センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、
提案理由を説明いたします。 芳賀町
ふるさと交流センターの
テナント利用料金につきまして、町内にある同様の施設との公平性を確保するとともに、テナントからも
利用料金積算基準の公平を求める意見があったことから、
利用料金の基準を改正するものです。 また、
会議室等につきましては、平成26年4月1日から適用される
消費税増税に伴い、
消費税率の増税分3%を上乗せした
利用料金に改正するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第69号、議案第70号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第18、議案第69号 芳賀町
温泉センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、日程第19、議案第70号 芳賀町B&
G海洋センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についての2議案は、それぞれ関連する案件ですので、
会議規則第36条の規定により
一括議題にしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 異議なしと認め、
一括議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第69号 芳賀町
温泉センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第70号 芳賀町B&
G海洋センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について、一括して
提案理由を説明いたします。 芳賀町
温泉センター及び芳賀町B&
G海洋センターの料金は、
町内利用者・
町外利用者とも同一料金に設定されていますが、他の施設では町外・町内で料金を分けている施設が多い実態であることを参考して、あわせて消費税の増税による損益を考慮した上で、
利用料金を改正するものです。 なお、芳賀町B&
G海洋センターの中学生以下につきましては、子供の体力向上の観点から料金を据え置きするものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第71号、議案第72号、議案第73号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第20、議案第71号 芳賀町
農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、日程第21、議案第72号
芳賀工業団地排水処理センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、日程第22、議案第73号 芳賀町
下水道条例の一部改正についての3議案は、それぞれ関連する案件ですので、
会議規則第36条の規定により、
一括議題にしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 異議なしと認め、
一括議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第71号 芳賀町
農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第72号
芳賀工業団地排水処理センター設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第73号 芳賀町
下水道条例の一部改正について、一括して
提案理由を説明いたします。 本案件は、消費税の税率が平成26年4月1日に5%から8%に引き上げられることを受け、地方財政法第5条第1項に規定する公営企業会計の使用料に係る消費税等相当額の増加分を適正に使用料に転嫁するため、条例の一部を改正するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第74号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第23、議案第74号 字の区域の変更及び設定についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第74号 字の区域の変更及び設定について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、宇都宮都市計画事業祖母井南部土地区画整理事業施行の結果、土地区画整理事業実施前の状況と符合しない字の区域及び設定が生じたため、
地方自治法第260条第1項の規定により、字の区域の変更及び設定を行うものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第75号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第24、議案第75号 栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
市町村総合事務組合規約の変更についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第75号 栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
市町村総合事務組合規約の変更について、
提案理由を説明いたします。 本案件は、平成26年3月31日に佐野地区広域消防組合が解散すること、同年4月1日から消防本部を設置している7市6組合が栃木県
市町村総合事務組合において、消防救急無線設備の設置及び管理事務の共同処理を開始し、南那須地区広域行政事務組合及び黒磯那須公設地方卸売市場事務組合が、議会の議員、その他非常勤の職員の公務災害又は通勤災害に対する補償事務の共同処理に加入すること、また、平成26年4月5日に下都賀郡岩舟町を廃し、その区域を栃木市に編入する廃置分合が行われること及び栃木地区広域行政事務組合が解散することから、栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数を減少し、栃木県
市町村総合事務組合規約を変更することについて協議したいので、
地方自治法第290条の規定により、議案を提出するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第76号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第25、議案第76号 栃木県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
後期高齢者医療広域連合規約の変更についての件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第76号 栃木県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について、
提案理由を説明いたします。 平成26年4月5日に下都賀郡岩舟町を廃し、その区域を栃木市に編入する廃置分合が行われることに伴い、栃木県
後期高齢者医療広域連合規約を変更することについて、
地方自治法第291条の11の規定により、議案を提出するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第77号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第26、議案第77号 平成25年度芳賀町
一般会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第77号 平成25年度芳賀町
一般会計補正予算(第4号)について、
提案理由を説明いたします。 今回の補正予算第4号は、総額に1億5,010万7,000円を追加し、予算総額を69億8,980万7,000円とするものです。 歳入から説明いたします。 第10款地方交付税は、7,539万2,000円の増額です。これは平成25年度の普通交付税の額が確定したためです。 第14款国庫支出金は、858万2,000円の増額です。内訳は、保育所運営費負担金で840万円、障害者総合支援事業費補助金で18万2,000円です。 第15款県支出金は、1,465万5,000円の増です。内訳は、保育所運営費負担金で420万円、子ども・子育て支援制度電子システム構築に係る安心こども基金券補助金で393万1,000円、経営所得安定対策直接支払事業費補助金で102万4,000円、農地集積協力交付金事業費で430万円、震災等緊急雇用対応事業費で120万円です。 第18款繰入金は、909万6,000円の増です。これは、
介護保険特別会計からの繰入金です。 第19款繰越金は、4,238万2,000円の増額です。これは、前年度繰越金を事業費不足分に充てるものです。 続いて、歳出について説明いたします。 第1款議会費は、7万6,000円の増です。これは、職員の時間外手当が不足したためです。 第2款総務費は、9,042万5,000円の増です。内訳は、バスターミナル建設に係る工事費で3,925万8,000円、ウィンドウズXPサポート終了に伴う職員、学校のパソコン更新に係る費用4,798万5,000円などです。 第3款民生費は、3,237万7,000円の増額です。内訳は、私立保育園運営費で2,800万円、子ども・子育て新制度に係る電子システム構築事業費で393万2,000円などです。 第4款衛生費は、109万5,000円の増です。内訳は、e-wellness運動教室などで不足となった職員の時間外手当分などです。 第5款労働費は、126万円の増額です。これは震災等緊急雇用対応事業補助金を受けて実施する芳賀町地域情報発信事業の分です。 第6款農林水産業費は、600万7,000円の増額です。内訳は、経営所得安定対策直接支払事業費補助金で102万4,000円、人・農地プラン農地集積協力金で430万円などです。 第7款商工費は、31万8,000円の増額です。これははがまる君によるPRなどで、職員の時間外手当が不足したためのものです。 第8款土木費は、923万4,000円の増額です。内訳は、芳賀バイパス開通式典で芳賀バイパス建設促進協議会に支払う補助金で25万円、総合運動公園内のグランドゴルフ場建設予定地の樹木伐採等委託料で892万5,000円などです。 第10款教育費は、931万5,000円の増額です。内訳は、夏の猛暑対策のため小学校に冷暖房設備を設置するための設計業務で641万6,000円、ひばりが丘公園野球場のグラウンド整地工事で115万5,000円などです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第78号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第27、議案第78号 平成25年度芳賀町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第78号 平成25年度芳賀町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、
提案理由を説明いたします。 今回の補正予算は、総額100万8,000円を追加し、予算総額を19億6,170万6,000円とするものです。 歳入から説明いたします。 第13款繰越金100万8,000円は、前年度繰越金です。 歳出について説明いたします。 第11款諸支出金100万8,000円は、国保税の還付金と平成24年度の高齢者医療制度円滑運営補助金の精算に伴う返還金です。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第79号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第28、議案第79号 平成25年度芳賀町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第79号 平成25年度芳賀町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について、
提案理由を説明いたします。 今回の補正予算第3号は、総額に240万円を追加し、予算総額を2億2,869万8,000円とするものです。 歳入から説明いたします。 第6款繰越金240万円は、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明いたします。 第1款農業集落排水事業240万円は、汚水流入量の増加などによる処理施設等の光熱水費を増額するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第80号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第29、議案第80号 平成25年度芳賀町
介護保険特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第80号 平成25年度芳賀町
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、
提案理由を説明いたします。 今回の補正予算第1号は、保険事業勘定の総額に2,978万9,000円を追加し、予算総額を12億2,978万9,000円とするものです。 歳入から説明いたします。 第8款繰越金2,978万9,000円は、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明いたします。 第5款基金積立金2,735万6,000円は、前年度繰越金などを基金に積み立てるものです。 第7款諸支出金238万1,000円は、平成24年度分の国・県・町の負担金が確定したことによる精算分です。償還金681万5,000円の減額は、国・県に対するものです。繰出金909万6,000円は、一般会計への繰り出しです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△議案第81号の上程、説明
○議長(
小林隆志君) 日程第30、議案第81号 平成25年度芳賀町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。 提出者から
提案理由の説明を求めます。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 議案第81号 平成25年度芳賀町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、
提案理由を説明いたします。 今回の補正予算第1号は、総額71万円を追加し、予算総額を3億2,971万円とするものです。 歳入から説明いたします。 第6款繰越金71万円は、前年度繰越金です。 続いて、歳出について説明いたします。 第1款下水道事業費71万円は、汚水流入量の増加や保守管理業務日数の増などにより処理施設等の光熱水費を増額するものです。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
小林隆志君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△各
常任委員会事務調査報告
○議長(
小林隆志君) 日程第31、各
常任委員会事務調査報告の件を議題といたします。 この件は、平成25年第4回
芳賀町議会定例会において許可した案件で、お手元に配付したとおり、総務常任委員長、教育民生常任委員長及び産業建設常任委員長から本職に常任委員会調査報告書が提出されました。 お諮りいたします。 各常任委員会の調査報告を求めたいと思います。ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 異議なしと認めます。 したがって、各常任委員会の事務調査について、委員長の報告を求めることに決定いたしました。 見目匡総務常任委員長、登壇願います。 見目委員長。 〔総務常任委員長 見目 匡君 登壇〕
◆総務常任委員長(見目匡君) 常任委員会調査報告書。 総務常任委員会の調査事件について、調査の結果を
会議規則第76条の規定により、次のとおり報告いたします。 1、調査事件、芳賀チャンネルの有効活用について。 2、調査の経過は記載のとおりでございます。 行政視察につきましては、福島県西会津町に行ってまいりました。 3、調査の概要につきましても記載のとおりでございます。 4、調査の結果についても記載のとおりでございます。 5、調査の意見と提言。 超高齢化社会の対応は、町民が安心した健康長寿のまちづくりが基本と考えられます。これからの町民の健康づくりを支えていくには、在宅健康管理が重要であり、そのシステムを構築しケーブルテレビ回線を活用し、健康管理の支援を行う施策は有効と思われます。対象利用者宅に端末機を置き、問診、血圧、脈拍、体温、体重などを送ることによって、保健師がデータを読み取り、行政・医療機関などでその対応をし、健康維持を持続することが健康長寿につながると思われます。 また、はがまる探検隊などの充実や、町歴史を10年単位で映像を振り返ること、選挙開票なども念頭に入れ、加入率の向上や担当係の負担軽減を図るため人員確保を検討すべきと考えています。 以上、芳賀チャンネルの有効活用についての意見と提言といたします。
○議長(
小林隆志君) 次に、
小林俊夫教育民生常任委員長、登壇願います。 〔教育民生常任委員長
小林俊夫君 登壇〕
◆教育民生常任委員長(
小林俊夫君) 常任委員会調査報告書。 教育民生常任委員会の調査事件について、調査の結果を
会議規則第76条の規定により、次のとおり報告します。 1、調査事件、小・中学校における外国語教育について。 2、調査の経過は記載のとおりでございます。 3、調査の概要についてですが、視察校には、あらかじめ視察内容を伝え、視察時に回答と説明をいただきました。 学校法人聖ウルスラ学院英智小中学校は、小・中一貫校であるが、6・3制の垣根を取り払い、子供の発達に応じて4・3・2制をとり、その中においても英語教育は発達過程に応じたカリキュラムの中、国際的に通用する語学力を子供に身につけさせることに力を尽くしている。 4、調査の結果。 2004年、学校法人聖ウルスラ学院英智小中学校では、宮城市立学校教育特区の指定を受け、学習指導要綱の柔軟な運営が可能となった。小1から週2時間を英語に充て、幼少期以降身につけることが難しい発音の習得にはCDブックなどの教材を活用し、中3の高度な文法学習時に至るまで、みずからが成果をみんなの前で発表することを常に取り入れ、発言できる語学教育を実践している。 5、調査の意見と提言。 芳賀町では、義務教育の縛りの中、町の支援のもと、他市町に先駆けた語学教育がなされている。2020年度より5年生から英語教育を正式教科とする動きもあるが、今後の英語活動の充実には現場へのなお一層の支援とともに、個人の発達に応じた国際的実践を持つ先進的な個人対応教材等の導入を進め、対話や自己表現できる語学教育に努められたい。 以上、小・中学校における外国語教育についての意見と提言にいたします。
○議長(
小林隆志君) 次に、
直井一之産業建設常任委員長、登壇願います。 〔産業建設常任委員長
直井一之君 登壇〕
◆産業建設常任委員長(
直井一之君) 常任委員会調査報告書。 産業建設常任委員会の調査事件について、調査の結果を
会議規則第76条の規定により、次のとおり報告します。 1、調査事件、県道バイパス開通に伴う将来のまちづくりについてでございます。 2、調査の経過は記載のとおりでございます。 3、調査の概要についてですが、視察前にはあらかじめ区画整理事業の手法・都市計画法・開発許可制度について事前学習を開催しました。 塩谷郡高根沢町「宝積寺中坂上土地区画整理事業」の概要につきましては、良好な環境を有する居住区域の形成を図るため、土地区画整理事業により総合的な整備を実施し、公共施設の整備・改善、宅地の利用増進を図り、計画的なまちづくりを行うことを目的として実施していました。 地権者側では、町に対しても協力依頼、議会にも市街化区域編入に関する陳情書を提出と積極的な行動と、組合施行としたことにより施行者、町とが一体となっての事業の取り組みがうかがえました。 福島県喜多方市「幸町地区沿道整備街路事業」の概要につきましては、土地区画整理事業法を取り入れることにより、用地買収対象者の残地希望に応えつつ、沿道の商業地の保全及び事業の円滑施行を図ることを目的に、狭小化する宅地や街路事業によって発生する残地の利用増進、未利用地の活用が図られていました。 この事業のメリットとして、地権者の意向に基づいた、土地の配置及び集約が実現され、敷地内での事業区域の設定ができるため小規模かつ経済的であります。 デメリットとしては、駐車及び借地等全ての同意を得て着手となるため、着手に至るまで長期化する場合があることでした。 4、調査結果は記載のとおりでございます。 5、調査の意見と提言。 将来のまちづくりの一環として、(1)祖母井市街地においては市街化区域の見直しをすること。 道の駅の県道から芳賀バイパスまでの大字祖母井地区を取り込み、拡大すること。 (2)祖母井神社付近から元JRバス駅駐車場付近の沿道型区画整理を実施し、商業集積地第2の核として整備すること。 この付近は町一番の商店街であり、活性化を図るべく盛り上がりのためのイメージ図作成により、地元と前向きな話し合いをもう一度検討されたい。 (3)道の駅の移転。 今後、市貝町「道の駅」の完成を踏まえて、JAはが野の土地等を活用し、またLRTの誘導なども考慮の上、芳賀バイパス沿いに移転することが望ましい。 (4)芳賀高校跡地の整備。 県住宅供給公社等に委託し、早急な造成整備を推進すること。 以上、県道バイパス開通に伴う将来のまちづくりについての意見と提言といたします。
○議長(
小林隆志君) これをもって、各常任委員長の報告を終わります。 これから、各常任委員長に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 質疑なしと認めます。 ここで暫時休憩いたします。午前11時5分再開いたします。
△休憩 午前10時50分
△再開 午前11時05分
○議長(
小林隆志君) ただいまから会議を再開いたします。
---------------------------------------
△
一般質問
○議長(
小林隆志君) 日程第32、
一般質問を行います。
一般質問の通告がありましたので、順次発言を許可いたします。
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△見目匡君
○議長(
小林隆志君) 14番、見目匡議員、登壇願います。 〔14番 見目 匡君 登壇〕
◆14番(見目匡君)
一般質問の許可が出ましたので、
一般質問を行います。 私は、これからの芳賀町の農業・農村をどう考えるかというようなことで質問をいたします。 政府は5年後に米の生産調整(減反)を廃止する方針を打ち出しました。林芳正農林水産大臣は、農家の判断で需要に合った生産ができる環境を整えると言っておりますが、米の需要は落ち込み、環太平洋連携協定(TPP)交渉をにらんで進められている攻めの農政に不安を感じます。貿易自由化率を高め、日本経済の安定化を目指すものであるのでしょうが、日本の農業・農村の崩壊につながるおそれがあると思われます。 また、来年度に都道府県ごとに新しく農地中間管理機構(農地バンク)を設置することになりました。農地中間管理機構に農地を集め、担い手に貸し出すものであります。 減反廃止は全面積が作付することができ、米はますます余り、米価は下落するであろうと思われます。意欲ある農家だけで本当に農業・農村の環境が守れるか疑問であります。食糧の安全保障上の位置づけや、将来の農業・農村のあるべき姿が決まらない中で、大転換が5年後に迫ってまいりました。 これからの芳賀町の農業のあり方、農村としてのあり方をどのようにするのか伺います。
○議長(
小林隆志君) 見目匡議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 14番、見目匡議員のこれからの芳賀町の農業・農村をどう考えるかについてのご質問にお答えします。 1970年代から続いてきた米の減反政策は5年後をめどに廃止される見通しとなり、今後は生産者等の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に見合った米生産の実現を図るとしています。国は、平成26年度から米の直接支払交付金の削減と平成30年度からの廃止、米価変動補償交付金の廃止、また、水田活用の直接支払交付金による飼料用米等の新規需要米への数量支払い導入などの経営所得安定対策の見直しや農地維持支払・資源向上支払の日本型直接支払制度の創設を図るとしています。 平成26年度産米の生産調整目標は、平成25年度より26万トン減となり、削減幅は過去最大となります。当面は、国が進める飼料米や加工米への栽培への転換、作付拡大を奨励することで、農家の経営の安定を図っていく考えです。 またあわせて、現在取り組んでいる特別栽培米など付加価値の高い、安心・安全な米づくりや園芸作物等との複合経営化を進め、JA及び関係機関と連携を図りながら販路拡大と経営強化を図っていきます。 さらに、食料自給率の問題なども踏まえれば、農地の保全・労働力の確保も重要なことであり、農地水環境保全活動や農地パトロールによる農地の保全活動、労力軽減のための設備導入、集落営農などの集団化にも力を注いでいきます。 国に対して全国町村会は、経営所得安定対策と米の生産調整の見直しに当たって、生産者、農業団体など現場の声に耳を傾け、生産現場に混乱が生じないよう、丁寧に説明してもらうことなどを要望したところです。 当町の農業は用地の約8割、総面積の5割弱を水田が占め、土地改良の圃場整備率は94.3%、現在、打越新田の土地改良事業も進めているところです。また、町では減農薬栽培の環境保全型農業、完熟堆肥購入補助制度などを推進しています。 米は重要な基幹作物であります。将来に向けて農家が安心して米づくりができるために必要な支援を、今後も米政策の動向や消費需要などを考慮しながら、こういうときこそピンチをチャンスに変える積極的な発想で、さまざまな面から考察しながら芳賀町の農業について考え、施策を進めていきます。 以上をもって答弁といたします。
○議長(
小林隆志君) 14番、見目議員。
◆14番(見目匡君) 今、町長のほうから答弁がありましたが、この問題というのは非常に難しい問題と考えております。まず、今まで農業というものはいろんな形で国が政策というものを出し、県の指導のもとに市町村が実施をしてきたわけです。末端の行政というものが今までの農業・農村の方向性というものを担ってきたわけですが、今回のこの政策というものは、本当に大きな意味で市町村、私たちの芳賀町がこの方向性を決定していくというのは非常に難しいんだと思いますが、しかしながら、国はそういう方向を出してきたということは、それに従ってその対応をしていかなければならないと、そんなふうに考えています。 今、町長の答弁の中で、私も常々言っていることですが、芳賀町の面積に対して農地が約半分を占めている。半分を占めているというところは日本の中ではなかなか少ないと思いますし、また、県内においては、私の知る限りでは、正確にはわかりませんが、隣町、郡違いになりますが、高根沢町が下手すると芳賀町より若干高いかもしれない。芳賀町、高根沢町、旧氏家町等は本当に農地が半分以上を占め、そしてその中の水田というものが大きなウエートを占めている。そういう町というものは、今度の政策に対して他の行政よりは真剣に考えていかないと、これは末端行政である町が、国土という言葉があるとするならば町土ですね、町の土地をうまく管理できないことになってしまうというようなことで、非常に重要なことだと思うんですけれども。 ただ、この政策が今出ていても、意外と、私の知る範囲では農業者等も「大変だな」というようなことで、一気に新しい政策を出したために戸惑いといいますか、まだよくわからないというようなことで、大きな騒ぎになっていないというのも事実だと思います。 私は今回、この点は非常に難しいなと思ったんですが、今、我々議員がこういう議場の中でそういう議論をする、そしてこの議場の中にいる人たちが、芳賀町の町民として重要な施策であるという認識が必要なんだろうというようなことで、今国で言っているのは総論的なことで、各論じゃないものですから、非常に
一般質問する中において難しいなとは思ったんですけれども、あえて取り上げてもらって、町長を中心とする執行部が、少しでもこの政策に対して方向性というものをきちんと決められるようになればというようなことで、質問をさせていただきました。 そこで、まず、町長の答弁の中でもあったことなんですが、県は来年から中間管理機構(農地バンク)というものを設置をするということであります。これによって遊休農地、あるいはこの制度が適用になるとちょっと農業を続けられないなというような人たちを集め、そして担い手に貸し与えるというような仲介役的な組織というのを全国につくらせるよというようなことであります。 これは、つくって新しいものかというと、確かに制度上はかなり事細かくやるんだと思うんですが、今の芳賀町にもある、県にもある農業公社に仕事の内容は非常に似ているのかなと思いますが、現実問題としては、県に農地バンクをつくっても、県が各市町村の実態なんていうのは全くわかりません。今の農業公社のように、貸し手、借り手というものを市町村を通して、その裏づけといいますか、それが間違いのないような保証制度みたいな公社組織であります。そういうことを考えたときに、国がそういう政策を出して、県がそういう農地バンクをつくってやっていくといっても、実際は市町村がしっかりしないと、それは効果が上がらないと思うんですが、その辺のところ、まだ先のことでわからない、県も何とも言ってこないというような状況だと思うんですが、必ず来年にはつくるというような話でございます。もうつくるのは間違いありませんから、町長として、それに対する対応というものは町としてどのようにするのか伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 私も新聞またはテレビ等でしかこれわかりませんけれども、やはり農家をやめる人の土地を集めるというようなことを言っています、そして規模拡大したい人に貸すというようなことも言っております。ですので、やはり町でも農業公社等で、芳賀町も先駆的に農業の集積をしておりますので、これらと合わせることができれば合わせていったほうがいいんだろうというふうに思っています。これについては、これから情報を収集して適正に執行していきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) 情報を収集してというようなことでありますが、現実的に、一番離農者がふえるであろうというようなことで私が推定されるのは、町長の答弁にもありましたように、米の直接支払交付金というのが来年から10アール当たり1万5,000円が7,500円に半額になります。そして、5年後にはもうゼロにしてしまうというようなことです。ということになれば、これは確実に、私自身も含めて、これちょっと採算的にやってられないから、だれかに頼もうかなというような、そういう話になってくるかと思うんです。このことが離農につながってまた農地が特定のやる気のある人、担い手に集まるというのが国の施策なんだろうと思うんですけれども、このやめていくといいますか、そういうものを早急に、難しいとは思うんですが、そういう調査というものを考えていかないと、現実的にはもう確実にそうなってきます。市町村が全くその実態を把握していないということになると、そこの中に戸惑いがあって計画どおりには進まないと思うんですが、そういった方法というのは町としてどう考えるのか伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 見目議員が質問したように、今、農家の人も非常に高齢化をしております。本当にこれから先どうするんだろうという人がたくさんいるという話を聞いております。ですけど、現実には、やはり米の生産単価を下げるというのは規模拡大しかないというふうに私は思っております。そういう意味では、これから芳賀町としても、やめていく方については土地を出していただいて規模拡大していく人に貸す、そういう方向で進めていきたいというふうに思っています。ただ、これで地域の集落が守れるのか、コミュニティが守れるのかというようなことがあります。そのために国では、農地の維持とか、そういうもので支援するというふうに言っておりますので、そちらのほうで、皆さんで地域を守ってもらうというようなことを支援していきたいというふうに思います。 それと、今回は飼料作物についても最大で10万5,000円ですか、収量によっていくというようなことがあります。そうすると、やはりある程度の所得が確保できるんではないかというふうに思っております。そういう面で、やはり政府の方針に沿って農政を進めていくことが大事だというふうに思っています。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) なかなか町長のほうで今私が質問したことに対して即決で、町がどういうような方向を示していくかというのは難しいかとは思うんですが、これは難しくても26年度、来年から必ずそういうふうな話になりますから、農政課等でそういったことをしていく、あるいは関係機関であります、今まで水田農業、特に食糧用の米についてはJAが中心になって芳賀町の場合はやってきたと思いますので、そういう関係機関と連携して、早急にそういったものに対応していただきたいと思います。 今、町長の答弁の中で、国が言っております、要するに担い手に土地を集めて、そのまま食糧用の、我々人間が食べる米をつくらせていたのでは、ますます米は余ってしまうというようなことで、その水田の活用の仕方として、飼料用のお米をつくらせるんだということなんですが、これは私からすると大きな落とし穴があるのかなと。町長も、当然そういう情報が入っていて、国の施策にのっとって飼料用の米をつくっていただければというようなことなんだろうと思います。収量に応じて最高限度額で10アール当たり10万5,000円を出すというようなことで、これはなかなかいいなと思いますが、現実問題として、本当に飼料用の米というものの需要というものがこの辺にあるのか。じゃ芳賀町だけを限定したときに、芳賀町で本当にじゃ養豚農家の人あるいは酪農農家の人たちが、この国の施策にのっとって仮にうまく推移をしたとしたときに、そのつくったものというものが本当に町の中で消費できるのか。 そういう実態というものを、ただ単に国・県の行政指導をうのみにすることじゃなくて、芳賀町の中でまずできるのかという調査、それと同時に、じゃできないんだったら、全国的にそういうところが必要なんだと国では思っているんだろうと思いますので、そういう販売ルートというのはうまくできるのか、そういうことを考えているのかどうか伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) これ日本農業新聞の記事で、社説で「飼料用米の課題、耕畜連携の多収狙い」というようなことが書いてありまして、いろいろ疑問が書いてあります。今質問のあったとおりです。ですので、やはり芳賀町の酪農家の方がどのぐらい飼料米を必要とするのか、また、そのほかの養鶏とか、そういう方がどのぐらい必要とするのか、そういうことが必要だろうというふうに思っております。 ですけれども、これはきっと芳賀町だけじゃなくて、日本全国で考えているんじゃないかと私は思っているんですよ。その辺のところは、これから農政課長がわかれば答弁させますけれども、まだ私のところでは、そういう情報についてはわかっておりません。
◆14番(見目匡君) わからないですか。 〔「情報収集してまいります」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) 私が新聞等の報道でこのことというのは非常に重要だなと思いました。昨年、人・農地プランというようなことで、農林水産省はいかにも、あたかもといいますか、すごい政策を打ち出したというようなことが新聞で報道されたもんですから、県のほうに資料を昨年取り寄せて、そんなに重要なことなんだったらば
一般質問しようかなと思ったら、何てことないと。要は、人・農地プランは、そういうことを言うと大変失礼かもしれないけれども、内容的にはどうってことない。一時金で農地を貸す人、借りる人にお金をやるというような話で、こんなものでは全然芳賀町の農業、水田農業を中心とする議論にならないなと思っていました。そうしたら、1年後にこういうふうな大きな問題というのが報道されて、質問を提出したんですが、まさに農林水産省を中心として、あるいは総理を中心として、この問題というのは大々的に国は上げようとしております。 その証拠にといいますか、実は偶然なんですが、11月26日に農業・農村整備の集いというのがありました。これは、町長なんかもよくご存じの全国の土地改良事業団体連合会(全土連)という組織でありますが、日本国中の改良区が会員となっている組織であります。この会長は
野中広務さん、元自由民主党の幹事長を長く務められた
野中先生が今でもやっている。北海道から沖縄まで全国のそういうかかわる方が東京に一堂に会してやりました。私もそこの中で県土連のほうから依頼をされて、6人の理事長として選ばれてといいますか、そしてうちのほうの事務局長を連れて、栃木県から連合会の職員とで20人ぐらいで臨んだんですが、そのときに当然、ものすごく国は今忙しい状況の中といいますか、政策的に農業ばかりではなく、それなのに来賓として来ましたのは林農林水産大臣、副大臣も来ましたし、その後、実重農林振興局長まで来て、農林の実務のそうそうたる方が出席をしました。そういう中において、林農林水産大臣が言っていることは、やっぱり食料と国土の保全というのを最重要課題として考えるというようなことであります。 一般に忙しいといいますか、ある程度のベテランの国会議員の方は国会運営のことでだめだったんですが、何と衆参両議員で来賓は300人ぐらい来ました。もちろん会場にはいません。それだけ国会議員の先生たちも農業というものに対して重要視をしている。ただ紹介だけで、出たり入ったりというのはしていましたが、そのようなことです。 林農林水産大臣が言っていることは、これ大体決まって通っていっちゃうもんですから、町長の答弁や私の質問の中で言っていることがほぼ間違いなく進んでいきます。そこの中で重要になってくることは、土地改良の役員をやっているから言うわけではありませんが、外国と戦えるような面積にしていくというのは、まず不可能だと思いますが、限りなくそのようにしていくのには、やはり効率よい作業をするというようなことで、大型の区画整理が必要であると。農林水産大臣は、26年度から大区画などを盛り込むようなそういう施策も打ち出しますよというような形を言っております。 ちょうど1年前に私が
一般質問の中で、私自身がかかわっている北部の第一地区が終わったと、北部の第二と北からずっと進めていくような大区画事業というものを進めていく必要があるんじゃないですかと、祖母井を含めた土地計画と絡めてあるんじゃないですかというような質問をしました。町長はそのときに、検討する、あるいは関係の改良区と検討するというようなことなんですが、いよいよこういう政策が国で出たということになりますと、圃場整備率が九十何%だというのは、国とか県のやつは20アール以上で今の補助金を使ったので、もう土地改良事業が終わったということで九十何%なんですね。20アールのやつでやっていったときに、本当にそういった今国が打ち出そうとするような政策ができるかというと、これは疑問だと思います。 そこで、もう一度、昨年言ったことなんですが、圃場の大区画整理事業、間に合う、間に合わないは別問題としてやっぱりやっていきませんと、20年、30年後にはこういう政策がますます強くなってくるかと思われますんで、町長として、その政策も1年過ぎまして、どう考えるのか伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) やはり少しでも労力、また単価を下げることが大事だというふうに思っています。 これはニュースで見たことなんですけれども、先ほど質問がありました農地中間管理機構についても、県はその土地を借りて、区画の面積の小さいところとか、圃場の形が悪いところとか、そういうところについてそれを区画整理をするというようなことも書いてありますので、ここらのところをよく見てやりたいというふうに思っています。 じゃ、そういうことにならないところはどうするかということですけれども、やはりこれも、今の地権者の方がどのように考えるかというようなことだというふうに思っております。土地改良の役員さんとも話し合って、大型区画整理にするかどうかについては、その人たちの考えをもとにして進めていきたいというふうに思っています。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) 土地改良の役員というと、私が町の理事長になるもんですから、ぜひとも私と相談してやっていただきたいとは思うんですけれども、今、農業者というのは水田農業を中心に、なかなか厳しい状況であります。現制度で、みずから圃場整備をやらないですかと言っても、そうだねというようなことで、やはり一般の組合員の方から、こういった国の施策というものが頭にあって、それをうまく乗り越えていくのには大型が必要だとなるのには、なかなか難しいと思うんです。 私の立場としても、理事会等においてそういった機運を高めていきますが、やはり過去の土地改良の歴史を見るならば、これは行政主導のもとになられていた部分というのが非常に多いと思うんですね。そういうことで、ぜひともそういうふうにしていただければと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 見目議員もご存じだと思うんですけれども、私も北部のときには担当の職員として推進しました。ですけれども、その推進したとき、やっぱりあのときも米の需要は余りよくなかったんです。地元負担金が今7.5%ですかね、県圃場整備。それでやると、やはり貸しても地代では収入にならないから、ほとんど同意率が上がらなかったわけです。それで町では、遊水池と道路を拡張して地元にただにしようということでやったわけです。だから、そういうことができれば、多分皆さん乗ってくるというふうに思っています。そういうことができるかどうか、これから詰めて、推進していければというふうに思っています。 また、こういうものが採択になるかどうかというのも、これ検討、相談しなくちゃなりませんので、そういうことも含めて検討してまいりたいというふうに思っています。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) やはりその地域、地域の実情によって特例措置というのは難しいかと思うんですが、仮の話、北部の第二地区等におきましては、祖母井地内にあるというようなことで、都市計画との絡みのような形で何とかいろんな方法というのは考えられるだろうと思いますので、ぜひとも農政と都市計画課の連携で考えていただければと思います。 それと、町長のほうで、本当にじゃそういった事業が国の採択になるのかというようなことでありますが、先ほど農林水産大臣が申した言葉を今私が言いましたように区画整理事業には大々的に取り組みますと言っております。本課の農地整備課長の池田課長も、「正直な話をすると、今なかなか改良区の農家のほうが元気がないために、手を挙げてくる、玉がないんだと」、そういうことで地元がまとまれば行政の力あるいは改良区の力でまとめてあげれば、わりかし予算はついてしまうというのが現状でありますので、改良区のほうでも頑張りますが、ぜひとも町のほうでもそういった町の将来の、冒頭申し上げましたように土地のあり方というようなことを考えたときに、そういったことでしていただければと思っております。 ちょっとこういったことというのはどうなのかなと思うんですが、やはり全体的な、例えば農政課長とか、今かかわる
都市計画課長という話をしましたが、町の職員が全体的に、あるいはここにいる議員、そしてもうどんどん、どんどん情報を発信して町民の皆さんに理解をしてもらわないと、この農業の改革というのはうまくいかないんだろうと思っています。 日本の歴史というのをひもといてみますと、米というのは日本の場合は全ての基準だったんですね。ですから、戦国時代から徳川の時代というものも各藩というのは蔵高ということで、米のとれ方で何万石、何百万石というような形であります。そういうことで、米というのが日本の一つの文化であるということを考えていかないと、それをどうも今度のやつは、一方で文化だよというのはちらっとは言うんですけれども、ほとんどが第一次産業なのに、この文化の捉え方より商品といいますか、経済だけの見方をしていってしまうと。これをすると、非常に大変なことになると思っています。 なぜこういうことを言うかというと、今度の政策では実情に合った、需要と供給に合った形で農家が考えてやれというようなことでありますが、これなかなか難しいんですよ。なぜかというと、米のあり方というものは、戦前から米が足らない、国民の食糧を何とかするために--私がちょっと調べたら、1942年に食糧管理法というのをつくりました。52年には農地法、食糧増進の5カ年計画だというようなことで、米の増産というのを徹底的に国の力でやってきたんですね。国力というものは増産にありというようなことで農家の人の尻をたたいてきたと。ところがそういうことをやってきたらば、米が今度は急に余ってしまったと。豊かになって食生活が変わったというのもあるんだと思うんですが。それで1970年には生産調整というようなことで減反に入って、95年にはミニマムアクセス、これグローバル的な社会構造といいますか、世界的なものの考え方で最低輸入量を入れていかなきゃならないというようなことになりまして、また政権の関係で、2010年には戸別所得補償制度があって、今回は2013年にTPPの交渉に参加をしてきて、なおかつ今私がテーマとして質問しているように、13年度からは減反を廃止してしまうということなんです。 でも、もう60年も70年もの長い歴史の中で、全てそれは国策としてやられてきたと。それをここに来て農家だけでやれと言っても、やっぱり無理だと思うんですが、そういうことを考えて、町長としてもう一度、原点に返ったときにどういう方法がいいのか伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) この米の政策については、市町村がどこまで実質的に行えるかというのが問題だというふうに思っています。やはり米の値段も、転作についても、減反についても国が全て決めるわけです。市町村は末端の行政としてそれを行うわけなんで、そうは余り自由な考えはできないというふうに思っております。ただ、米というのは非常に重要だというふうに思っております。 まず、安全保障の面から言っても、また美しい芳賀町を守るためにも、やはり農業を守っていくことは必要だというふうに思っていますので、国の政策についてよく勉強して、それに沿って行っていきたいというふうに思っています。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) 町長、何か一般的な質問にならないような部分は、私自身でもちょっと反省はしているんですが、県のほうも県議会が開かれまして、新聞報道によりますと11月28日に螺良県議が私と同じような質問をしております。農業の大変革期を迎えて、将来にわたって本県の農業を持続的に発展させる対応はどうするんだというような質問をしたようであります。それに対して県の答弁なんですが、国の農政改革の対応や農業の高付加価値化、進行の方向性を検討することを目的として、県では県農業成長戦略検討会議というのを年内に立ち上げるというようなことであります。これは知事の答弁か農政部長の答弁かわかりませんが、そのようなことで、やはり大きな組織といいますか、いろんなところというのは、だれかがぽんと石を投じれば、それに反応してやっていかなきゃならないというようなことで、年内に立ち上げるというようなことなんですよ。 芳賀町においても、先ほど申し上げましたように、他の市町よりは水田面積が多いということになると、こういった問題で何らかの形で立ち上げていかないと、おくれてしまうのではないかと。一番末端ですから情報が少ないから、そんなに危機管理はないかと思いますが、していかなきゃならないと思うんですが、どうでしょう。例えばの話、農政課の中に……どういう言葉がいいのかちょっと見当たりませんが、要するに、課というまでにはいきませんけれども、そういう対策室的なものをつくって人的配置をしていきませんと、かなりおくれてしまうと思うんですが、そういった考えはいかがでしょうか。
○議長(
小林隆志君) 小池農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小池敬二君) 見目議員さんから質問ありました農政課の中に対策室ということなんですけれども、今後検討させていただきたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) これは町長ね、私の考え方からすると、農政課長の考えより、やはり町長として、そういうものが必要だとすれば、課長から上がってくるというんじゃなくて、いやいや、いやいや、そういうことをしなくても何とかできるだろうというか、あるいは、いや、やっぱりなるほどなと。見目が言うように、そういったことを今からしておかないと大変だなというようなことだと思いますんで、ちょっと町長の考え方を伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 米については、やはりこういうことをやらなくても、どんどん、どんどんじり貧というのは確実なんですよね。何か新聞によりますと、年間8万トンずつ消費が少なくなっていくというようなことであります。そうすると、ますます米は食べなくなってくるんですよね。そういうことを考えると、やはりどう芳賀町の農業を持っていくかということは、これ本当に大切だというふうに思っています。米をつくっても売れなければまた問題が生じるわけでありますので。 国は、その中でやはり飼料用米というふうなことを出してきたんだというふうに思っています。今まで転作ですと麦・大豆等をつくっていましたけれども、それについてもなかなかうまくいかないというようなことであります。 そういうことを考えると、やはり今までは転作と言っていましたけれども、今度本作にするんだと新聞にも出ておりましたけれども、だから、そこらの動向を考えると、やはりそういうことについては十分に考える必要があろうというふうに思っておりますので、早速、担当課とともに勉強したいというふうに思っています。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) ぜひとも、これは農業だけの問題じゃないと思いますんで、今までですと行政と農家だけが取り組んでいれば済む話なんですが、これ失敗しますと日本国民の食糧に大きくかかわることだと思いますので、対策室になるかどうかはわかりませんが、ぜひともそういうものを早急に立ち上げていただきたいと思います。そのようなことで検討するというようなことなもんですから、早急にお願いをしたいと思います。 それと同時に、これ非常に私は重要なことだなと思っているのは、例えば国の政策によって水田の利活用というのは、その時代、例えば飼料米が余ってしまえば、また違うことというのは考える。それは政策でできるんです。ところが地元がしっかりとやっていかなきゃならないことというのは、やはり先ほど言ったような圃場をつくる、大型化のをつくるとか、あるいは、じゃ制度がどんどん、どんどん追い込めば離農する方はふえてきますが、受け手となる担い手が、私から見るとできていないと思うんですね。 今後、国・県を通して来る制度にすると、その適用を受ける方というのは認定農業者にほぼ絞られるみたいです。絞っていけば、ちょうど私のような半端な人たちがやめていくというようなことで、絞っていくみたいなんです。そうすると、この認定農業者というのは今芳賀町でどうなっているかと言いいますと、平成20年には275人ぐらいだったんですが、23年には247人で、24年には239人、今現在239人というようなことで、どんどん、どんどん減ってきているんですね。だから、本来から言うと、国とかはこの実情というのがわかっていない。芳賀町なんかは特に水田農業を中心になってやっているところでさえそうでありますんで、町がつくっている全体的な施策であるマネジメントからすると、当初はマネジメントの理想というのは270でしたんですが、こういう言い方はどうかわかりませんが、本当は270じゃなくて300とかという理想は持っていかなきゃならないんですけれども、それに対して現実がかけ離れちゃったんで、実は、何年前かわかりませんが、270を250にマネジメントの数字も下げてきていると。これはもう今度の政策からすると、本当にこれは芳賀町としては危惧しなけりゃならない点だと思うんですが、認定農業者について町として、町長として、即すぐに来年からふやすということは難しいかと思うんですか、何かいい得策というものを考えていかないと、制度だけはどんどん、どんどん先になって、結局、受け手がないというような話になってしまうと思いますんで、その辺のところをどう考えるか伺いたいと思います
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) これは農業委員会からの県要望の中でも、担い手に対する支援は何かないかというようなことがありました。国のほうでも担い手に対する支援はありますけれども、やはりなかなか条件が厳しくて、その該当になる人が少ないというようなことでありますので、芳賀町版の担い手に対する支援は何かないかというようなことでありますので、これなるべく実現したいというふうに思っていますけれども、26年度の予算編成の中で担い手に対する支援をしていきたいというふうに思っています。 ただ、やはりこれ、何で担い手農業の後を継がないかというと、所得に対する不安があったり、所得が少なかったりすることだというふうに思っています。そうすると、国のこの農業の転作についても40年ぶりの改革というようなことでありますので、非常に不安に思っている人もいるというふうに思います。それと、またこれをチャンスと捉えて規模を拡大しようとしている人もいるというふうに思っております。それぞれだというふうに思いますけれども、町としても、やはり農業委員会などの意見も聞いたり、議会の意見を聞いたりして、何とか芳賀町版の担い手の支援をしていければというふうに思っているところであります。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) 担い手が相当この政策によって重要だと思っています。国は簡単に、法人より、どちらかというと企業が参入してくれるだろうというような考え方もあるようでありますが、なかなか企業というものは参入は難しいんだろうと思います。将来的にどうなるかわかりませんが、芳賀町の荒れた土地というか、そういったものをパソナというところが稲毛田でしておりますが、そういった全く農業にかかわらないような人たちが本当にやっていくか、もちろん中には、そういう組織ができてきて会社を起こしてやる方もいるかと思うんですが、現実としては、やはり町の今まで農業をやってきた方、あるいは町の中でやらないと、企業のものの考え方というのは、例えば、芳賀町にある本田技研の研究所の例なんかをとれば、需要のところに出向いていって生産すればいいんですけど、企業というのは土地を持ってはいけませんから、そうすると、やはりそこにいる、あるいは人がそこに来てやるというような話になってきますんで、これは本気になって担い手の育成というのを考えていかないと難しいんだろうと思います。 そういうことで、ぜひともそういった部分を支援をしたいというようなことなんですが、来年度、26年度の予算編成に、今町長の話では芳賀町版の支援というのを検討したいというんですが、今の段階で具体的にどういうことをしたいというのはあるんでしょうか。もしあればお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) まあ、どうかな、これ発表しづらいんですけれども、今検討しているところですけれども、今まではハウスの補助とか、そういうことでやっていましたけれども、そうじゃなくて、何か所得で、お金で補償ということはどうかというようなことでありますので、その案については、今検討させているところであります。県内でも実施しているところがあるという話でありますので、そちらを参考にもしていきたいというふうに思っています。
○議長(
小林隆志君) 見目議員。
◆14番(見目匡君) 先ほど私が言いましたように、基本的にそういう対策室みたいなものをつくり、そして大型の区画をつくっていくと、これはもう地権者がいますから、すぐに理解はしていただけないと思うんですが、これきっと、私の推測なんですが、土地改良を預かっている者として、この政策が打ち出されると条件の悪いところは借りてくれないと。そういうことで改良区のほうとしては、だからやるよねというような機運を高めていきたいと思いますので、町のほうでもぜひともしていただきたいということ。 それと、担い手については、農業委員会等、そして行政あるいはJAあたりで何かいい形をしていかなければならないんだろうと思います。 ここで、やはり町長ばかりでなしに、この問題というのはみんなにわかっていただきたいのは、農業というのは何で第一次産業なんだということをもう一度、日本国民が考える必要があるんだと思うんですよね。農業をただ単に産業と捉えると大きな間違いになってくると思うんです。第一次産業と言われているのは、やっぱり農業、林業、水産業など自然に直接働きかけるものですから、非常に難しい部分があるかと思うんですが、それをしっかりしていかなくちゃならないと思っているんですよ。今すぐにいろんな国とか何かというのは、第一次産業がだめになったらば六次産業でやれよというような話ですが、六次産業が幾ら進んでも、第一次をカバーすることはできない。それは、特に行政に携わっている方は認識をしていただきたいと思っています。生産して、加工して、流通がうまくいけば日本の国土は守れると、これは絶対うそだと思っています。 そういうことで、そういう部分を担当の農政課ばかりじゃなしに、町長を中心とした町の職員がやっぱりそういう認識に立つことが大切なのかなと思っております。 あと、余り私は横文字は得意じゃないんですが、農業というのはアグリカルチャーとも言われておりますが、カルチャーというのは文化なんですよね。ですから、ただ単に農政課担当だけじゃなしに、日本の文化を守るにはどうするんだと、芳賀町の農地、芳賀町の土地を守るのはどうするんだというような形の教育というのを、農政課長だけじゃなしに、町長のほうから職員にそういうものを植えつけるような、そういうことも必要だと思うんですが、そういう考え方についてどう考えているか伺いたいと思います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 今、地域のコミュニティの崩壊とか、農業・農村が荒れ地になってきているとか、そういうものもあります。また、農業については非常に天候に左右されるというのもありますし、あとは自給率の問題ですけれども、有事の際には、外国から米、農産物が買えないときに国民はどうするのかということもありますので、非常に大切だというふうに思っております。そういう意味においては、やはり全体で考える必要があろうというふうに思っておりますので、十分にそちらのほうについては対処してまいりたいというふうに思っています。 以上です。
○議長(
小林隆志君) これで見目匡議員の
一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。午後1時再開いたします。
△休憩 午前11時55分
△再開 午後1時00分
○議長(
小林隆志君) ただいまから会議を再開いたします。
一般質問を続けます。
---------------------------------------
△北條勲君
○議長(
小林隆志君) 2番、北條勲議員、登壇願います。 〔2番 北條 勲君 登壇〕
◆2番(北條勲君) 2番、北條勲。議長より許可を得ましたので質問いたします。 1つ、条例の制定について。 芳賀町のブランド品や特産物の販路拡大や地産地消するためと、町民が地域を盛り上げるための意味合いも含め、大いにPRする必要があります。そこで、ユニークな条例があれば話題になると思います。 ①芳賀の恵の「朝ごはん条例」、②芳賀の大地の「焼酎による乾杯を推進する条例」、③芳賀の梨の「特産の梨を大切にする条例」。 以上の条例について町長の考えを伺います。
○議長(
小林隆志君) 北條勲議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 2番、北條勲議員の条例の制定についてのご質問にお答えします。 芳賀の恵みの「朝ごはん条例」、芳賀の大地の「焼酎による乾杯を推進する条例」、芳賀町の梨の「特産の梨を大切にする条例」の制定についてですが、一括して答弁させていただきます。 「朝ごはん条例」ですが、文部科学省において、平成18年度に全国協議会を設立し、「早寝早起き朝ごはん」運動の推進をし、当町においても子供たちに朝ごはんを食べさせる習慣の推進をしているところでございます。朝ごはんを食べる習慣は、ごはんを中心とした食生活の改善、安全・安心な農産物の提供、地産地消、食育推進の強化等、非常に重要というふうに思います。 次に、芳賀の大地の「焼酎による乾杯を推進する条例」ですが、焼酎芳賀の大地は町をPRするお土産品の開発事業として平成23年度に発売を開始しました。町内産の麦と米を使用し、年に5,000本製造しています。また、県においては「とちぎの地元の酒で乾杯を推進する条例」の制定を検討しているところです。 芳賀の梨の「特産の梨を大切にする条例」ですが、既に梨の「にっこり」については、大玉で糖度12%以上のものを芳賀の恵みブランドとして認証し、道の駅で販売されているところです。 「朝ごはん条例」、「焼酎による乾杯を推進する条例」、「梨を大切にする条例」は、地産地消、販路拡大等を考えると一つの方法とは思いますが、意図、効果等を考えますと、現在のところ条例を制定する考えは持っておりません。 以上をもって答弁とさせていただきます。
○議長(
小林隆志君) 2番、北條議員。
◆2番(北條勲君) 再質問をいたします。 ①の「朝ごはん条例」は、青森県鶴田町を参考にしました。朝ごはんをしっかり食べて健康長寿のまちづくりを目的とした条例です。芳賀町の統計によりますと、毎年、米の農業産出額順位は1位です。平成20年度の収穫量は1万2,400トン、昔の石高にしますと8万2,000石になります。昔の経営基盤は全て米でした。明治になる5年前、文久3年に幕府大目付調べの各藩の石高ランキングによりますと55位、群馬県高崎藩は芳賀町と同じ石高です。栃木県では、60位の宇都宮藩7万7,000石、125位の壬生藩や烏山は3万石です。芳賀より少ない石高です。 米の問題については、環太平洋連携協定(TPP)交渉をにらんで米の補助金見直し案では減反政策を5年後に廃止する。余剰米については食用米から飼料米に転作し、みずからの経営判断で農作物をつくれるよう農業強化と言いますが、生産者は米価の下落や飼料米の余剰生産が心配されます。農業政策が頻繁に変わる猫の目では明るい農村の将来が見えません。 町長は小・中学生に「早寝早起き朝ごはん」のPRをしてきました。これは鶴田町の先ほど言った朝ごはんをしっかり食べて健康長寿のまちづくり、朝ごはん運動の6つの柱というふうにいろいろ書いてあります。これにより数少ない町のブランド品「芳賀の恵み」を消費拡大するためにも、条例は必要ではないかと考えます。再度伺います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 北條議員さんの質問の中でユニークなというようなこともありましたけれども、やはりユニークだけでは意味がないんではないかというふうに思っております。ちゃんとした意図と効果というようなことでありますけれども、今いろいろと北條議員さん述べましたけれども、そのことについては、突然の質問でありますので、内部でも協議しておりません。ですので、今のところは条例については考えておりませんけれども、内部でもう一度検討したいというふうに思っております。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) この鶴田町の先ほど言った6つの運動、ごはんを中心とした食生活の改善、2番目に早寝早起き運動の推進、3番目に安全・安心な農産物の供給、4番目に、町において生産された農産物の当該地域内における消費(地産地消)、5番の食育推進の強化、6、米文化の継承というのがありますので、こういうのを参考にしていただきたいと思います。 芳賀町は何といっても、農産物は梨とかイチゴがありますけれども、米です。米が大きなウエートを占めていますので、そこらを考えていただきたい。 ちなみに長野県の阿南町、人口5,100人の小さな町、ふるさと納税があります。農業支援は農林商工係、それ以外は企画財政で分けてあります。新米贈呈寄附金の受け付けはことしの5月から半年で約5,000件、金額で約1億7,000万の寄附金があります。約1,000トン収穫の町ですが、新米の確保ができず、11月5日で締め切ったというニュースを見ました。生産から一等米1俵の購入価格は、こしひかりで1万7,000円です。芳賀町産こしひかり1俵の売値を、直近でわかる金額でいいですから教えていただけますか。
○議長(
小林隆志君) 小池農政課長。
◎
農政課長併農業委員会事務局長(小池敬二君) お答えします。 直近と言いましても、精算になるのが2年ぐらいかかるもんですから平成23年度の米の値段になります。こしひかり一等、60キロで1万4,037円になります。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) ふるさと納税は、町外の方から寄附金が多く、税額控除する方は少ないため町の歳入はふえました。また、こしひかりは芳賀町より3,000円も高値で購入しているので、生産意欲の向上にもなります。町のため知恵を絞り、アイデアを出してこういうものを参考にしていただきたいと思います。 ②の焼酎に乾杯する推進条例は、鹿児島県いちき串木野市を参考しました。原材料は芳賀町産の二条大麦と特別栽培米100%でつくった本格焼酎「芳賀の大地」で乾杯の習慣を広め、普及することを目的とした条例です。平成25年度の二条大麦の収穫量は、ライバルの佐賀県2万6,200トンより8,400トンも多い3万4,600トンで、栃木県が全国1位です。 昔の乾杯は必ず日本酒でした。バブル期のころから、ぜいたくになったのかビールで乾杯が多く、宿泊施設などでは梅酒やシャンパンになりました。時代によって乾杯する酒も変わっています。芳賀町の大地で乾杯することにより二条大麦の消費量がふえることは、生産農家の収入もふえます。条例には拘束力はありません、町民の協力を求めるものです。 芳賀の大地の地産地消の活性化に取り組むため、執行部や議会が率先し、町内の各種団体に協力を依頼するためにも条例が必要と思います。再度検討願います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) なかなか難しいですけれども、一応今のところは条例の制定については考えておりません。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) 条例がだめならば、乾杯は「芳賀の大地」でやるように協力をお願いします。 ③の芳賀の梨を大切にする条例は、鳥取県湯梨浜町を参考にしました。町の名産である梨を町民の誇りとして大切にする。地域の特産として振興することを目的とした条例です。一昨年は東日本大震災、昨年は病虫害、ことしは冷害により、梨農家は3年続けて苦境に立っています。この条例制定により、梨農家への精神的な励みになると思いますが、これも再度検討をお願いします。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 梨農家の皆さんと相談して、どうするか検討したいというふうに思います。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) いいほうに検討をお願いします。 条例に関連して、赤羽有紀子選手芳賀町後援会活動費補助金交付要領があります。残念ですが、来年1月の大阪国際女子マラソンを最後に引退されます。芳賀町出身で、赤穂亮選手の後援会も発足しました。公平の観点から、活動費補助金交付要領は制定すべきと思いますが、町長の考えをお願いします。
○議長(
小林隆志君) 北條議員、今回の
一般質問の通告とは少し観点が違うと思いますので、その点を整理して質問をお願いしたいと思います。
◆2番(北條勲君) 条例の質問をしたもんですから、要綱も大丈夫かなと思ったもんですから、じゃこれは、ひとつ考えていただきたいと思います。 今、この3つの条例が、検討するとか、考えていないとかとありますが、逆に言うと、芳賀町の特産物とか、観光とかをPRするのは、町の知名度を上げるのには、私らも一生懸命考えているんですけれども、どんなものがあるでしょうか。町長に伺います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 観光につきましては非常に少ないというのはご存じだというふうに思っております。ただ、少ないけれども、今は開発する時代だというふうに思っております。これから遊水池などもできますので、そういうところを観光地としていきたいというふうに思っております。 観光地として特に有名だというふうになれば、天満宮、城興寺、そういうものがある程度あるんではないかというふうに思っています。 また、桜の公園、冨士山自然公園、そちらのほうも、なかなか芳賀町としてはPR、利用が下手で、十分に利用しておりませんけれども、これうまく利用すれば観光地になるんではないかというふうに思っております。 特産物についても非常に少のうございます。特に道の駅の物産館においても、ほんのわずかしか芳賀町産のものはございません。これから一生懸命特産物をつくっていく必要があるんではないかというふうに思っています。 その中であるのは、やはり芳賀の大地、カネダ果樹園さんがつくっている農産物、先ほど説明しました「にっこり」、そういうものがあろうかというふうに思っております。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) 芳賀町のPRが下手だというように町長からもありました。私もそう思っています。担当課ばかりではなくて、特に春先は桜の名所と言われているかしの森公園などは余りPRされていないんです。そんなところで、これから芳賀町をもっと広く知ってもらうためには、都市居住者に対してPRを積極的にする時代です。どんどんメディアのほうに注目するような、芳賀町の魅力があるようなPRをしていただきたいと思っています。 次の質問に移ります。 2、職員の育成について。 町政懇談会や地区座談会の資料に職員の行動指針があります。正職員には、上司と部下がお互いに評価し、自己評価ができるフィードバックがあります。職員の4人に1人は嘱託職員です。同じ職場のパートナーです。嘱託職員にも人事評価をするべきと思いますが、町長の考えを伺います。
○議長(
小林隆志君) 北條議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 職員の育成についてのご質問にお答えします。 近年、地方行政を取り巻く環境は大きく変化し、少子高齢化、行財政改革の推進、地域主権改革の推進などにより、町民ニーズは多様化・複雑化する中において、地方自治体の役割や期待は大きくなってきており、それを支える職員の人材育成は重要な課題となっています。 このような中、本町は、「芳賀町人材育成基本方針」を平成22年3月に策定しました。芳賀町役場が目指す職員像を明確にした上で、人事評価、研修、職場風土の改善等の人材育成の取り組みを進めております。 人事評価の取り組みについては、一般行政職員を対象に実施しています。評価結果は、人材育成、人事管理、給与等に活用し、これを被評価者にフィードバックすることで、職員の業務に対する資質向上及びコミュニケーションづくりに努めています。 現在行われている人事評価は、自分の能力を自分で的確に把握することを可能にすることと同時に、能力を向上させ、管理職として活躍する人材を育成するものです。非常勤職員については、任用期間が短期で、職務内容、勤務形態も異なり、人事評価になじまない職員であることから対象としておりません。 国の人事評価の基準は、非常勤職員など人事評価の結果を給与等へ反映する余地がない職員は、人事評価を実施しないこととしておりますので、当町においても考えておりません。 以上をもって答弁とさせていただきます。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) 再質問をいたします。 芳賀町職員人材育成基本方針に、芳賀町に求められている職員を育成する、そう書いてあります。今言われました嘱託職員はこの対象外ということになりますけれども、事務事業のマネジメントシートで、職員の研修の対象者は職員とあります。その後に括弧書きで、嘱託職員、臨時職員も含むと書いてあります。これは書いてあってやらないということはどういうことなんですか伺います。
○議長(
小林隆志君) 大関
総務課長。
◎
総務課長(大関一雄君) お答えします。 職員研修につきましてはいろいろと内容がございまして、特に非常勤職員につきましても、接遇であるとか、応対であるとか、そういうものについては非常に重要な面がございますので、そういうものについては研修を受けていただいております。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) 芳賀町行財政改革プランに定員管理があります。この間の12月の広報に芳賀町人事行政の運営状況を公表しています。その中で、職員数の状況は正職員だけです。嘱託職員は現実には、計算しましたら3.5人に1人の割合です。適正と言えるのか疑問です。 正規職員と嘱託職員を比較すると、1つに雇用の安定度が違います。2つ目に給与の所得格差があります。それにより、正規職員はラスパイレス指数の抑制や
職員定数の削減などができているとあります。その嘱託職員の恩恵により、統計的には正職員は助けられています。その嘱託職員が見る評価の目線は、正職員とは違う角度で見るはずです。特にフィードバックの評価は職場全体のスキルアップにつながると思っています。正規職員も嘱託職員も町民の福祉の向上に役立つためと共通認識のもとで仕事をしています。嘱託職員の意見を聞くことは重要なことです。正規職員と同じように、お金の問題とかじゃなくて、職員の能力向上のためにも人事評価を考えるべきだと思いますが、再度伺います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) 今、答弁書の中で説明いたしましたけれども、国においても、やはり給与への反映、そういうものがない場合については評価をする必要がないというようなことに言われておりますので、芳賀町もそれに倣って評価はしておりません。 今、北條議員がおっしゃいましたように、やはり嘱託職員においても、仕事をする上においては非常に重要なものであります。これについては今までは検討しておりませんでしたけれども、必要があるかどうかについては、持ち帰って検討したいというふうに思っております。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) ぜひともそういう、正職員は嘱託職員にいろいろお世話になっているということも頭に入れて、頭越しにやるんじゃなくて、一緒に仕事をしていっていただきたいと思っています。 次の質問に移ります。 3、宝くじ売り場について。 芳賀町には宝くじ売り場が1軒もありません。宝くじを購入し抽せん日までの大きな夢を見ます。当選したら車にするか、旅行にするかなどです。その夢も見られません。町民が夢を見られるように宝くじ売り場の設置に向けて検討すべきと思います。町長の考えを伺います。
○議長(
小林隆志君) 北條勲議員の質問に答弁願います。 町長。 〔町長
豊田征夫君 登壇〕
◎町長(
豊田征夫君) 宝くじ売り場についてのご質問にお答えします。 庶民の夢として愛され、親しまれ、定着したファンを持つ宝くじの発売元は、全国都道府県と指定都市に限られています。 宝くじの売買は、当せん金付証票法第6条に定められており、発売元となる自治体がみずから行うものを除き、銀行、その他政令で定める金融機関にその事務を委託することができるとされています。 したがいまして、町が宝くじ売り場を設置することはできません。物産館や道の駅などを利用する第3セクター、社団・財団法人等の公益を目的とする団体が常設で
取り扱いをする場合は可能であります。設置する場合は、受託銀行等から販売再委託を受ける必要があります。一般的には、法人や個人等が引き受け銀行等に申請し、資金力、信用度、周辺売り場と競合のない販売適地であるかを審査され、販売再委託するかどうかの決定がされます。 町といたしましては、市町村振興のためのサマージャンボ宝くじを期間限定で「道の駅はが」が販売いたしていた経緯がありますので、道の駅、ロマンの湯等での常設販売ができるように、ロマン開発株式会社に
取り扱いを委託したいと考えています。 以上をもって答弁といたします。
○議長(
小林隆志君) 北條勲議員。
◆2番(北條勲君) 再質問をいたします。 先ほどロマンの湯で一部販売した経過がありますという報告がありましたけれども、町長は、この売り場があったということは知っていましたか、伺います。
○議長(
小林隆志君) 町長。
◎町長(
豊田征夫君) はっきりは覚えていませんけれども、あったような気がします。詳しいことについては
商工観光課長に答弁いたさせます。
○議長(
小林隆志君) 七井
商工観光課長。
◎
商工観光課長(七井真人君) お答えいたします。 平成24年のサマージャンボ宝くじ、それから2,000万円サマー、これを平成24年7月9日から7月27日まで19日間販売した実績がございます。 それから、25年度につきましては、同じくサマージャンボ宝くじと2,000万円サマー、これを25年7月10日から8月2日まで24日間実施いたしました。 実績のほうですが、販売については特設の場所というのはございませんので、いわゆる事務室を利用して、今現在いる担当の社員が販売も実施したという状況でございます。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) これ、私いろいろ調べたんですけど、売っているのがわからなかったんですよね。先ほども話がありましたが、PR下手というのがありますね。せっかく売っているんですから、もう少し町民にPRをして、この宝くじ売り場に関して、市町村の売り上げ実績等に応じ、公益財団栃木県市町村振興協会より宝くじの収益は市町村の地域振興のために活用されていますということなんですけれども、平成22年、23年、24年度の芳賀町のこの地域振興の金額は幾らになりますか。幾ら入ったでしょうか。
○議長(
小林隆志君) 上野
総務企画部長兼
企画課長。
◎
総務企画部長兼
企画課長(上野哲男君) お答えいたします。 ただいまの市町村振興宝くじ交付金ということは、先ほど
商工観光課長が説明しましたサマージャンボと2,000万円サマー、この関係が市町村振興協会を通じて交付されるものなんですが、申しわけないんですが、データ的に24年度の数字につきましては622万7,000円ほど入っております。それ以外にも、24年度については震災復興のためのグリーンジャンボ宝くじ、さらに震災復興宝くじ等が発売されまして、合わせまして977万8,000円ほど町の収入となっております。 以上です。
○議長(
小林隆志君) 北條議員。
◆2番(北條勲君) 私のほうの調べたところでは、22年度は532万、23年度は529万、24年度は355万というふうに決算書では調べました。 売れば売るほどお金は入ってきます。そのために道の駅はがのほうで売っているとすれば、ジャンボくじというのは年5回あるんです。2月、3月に売り出すのはグリーンジャンボです。5月、6月がドリームジャンボくじ。7月、8月がサマージャンボくじ、9月、10月がオータムジャンボくじ、今売り出している11月、12月が年末ジャンボくじです。できれば年間5回を道の駅はがで。というのは、12月15日に芳賀バイパスが開通します。道の駅はがはバイパスから外れて遠くなります。お客様の減少が心配されます。宝くじ売り場があることにより集客数もふえると思います。もっとPRをしていただきたい。 ロマン開発には町からの出資金は90%も出しております。会社も大事ですが、公共の福祉を優先することをと、このようなことを担当課はアドバイスをしていただきたいと思います。 こういうことで、年間を通して売ってくれるようなことを質問して、私の質問は終わります。 以上です。
○議長(
小林隆志君) これで北條勲議員の
一般質問を終わります。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(
小林隆志君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。
△散会 午後1時36分...