市貝町議会 > 2020-12-02 >
12月02日-03号

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  1. 市貝町議会 2020-12-02
    12月02日-03号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    令和 2年 12月 定例会(第8回)       令和2年第8回市貝町議会定例会(第3号)            令和2年12月2日(水曜日)午前10時開議出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   副町長       永山廣美  教育長       小森祥一   総務課長      木性正樹  企画振興課長    金田道宙   町民くらし課長   軽部 修  健康福祉課長    國井美由紀  農林課長      川上和幸  建設課長      渡邉隆憲   こども未来課長   滝田弘行  生涯学習課長    関澤孝浩-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開議宣告  午前10時00分            議事日程(第3号)第1 議案の取扱いについて第2 一般質問(4名)    6番 園部弘子    1 令和3年度の予算編成について    2 コロナ・インフルの同時流行について    3 GIGAスクール構想について    9番 小沢岩夫    1 中央公民館について    2 国体について    3 北部倉庫完成に伴う道路整備について    8番 小塙 斉    1 農業振興地域の除外、農転、水路について    2 文化財の保存・活用の両立を    3 平均寿命と健康寿命の差を縮めるために    3番 関澤正一    1 新規就農者について    2 スクールバスの運行と児童の安心・安全について第3 発議第3号 防災・減災、国土強靱化対策の推進を求める意見書の提出について第4 議会運営委員会の閉会中の継続調査の件第5 議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(和久和夫)  ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △議案の取扱いについて ○議長(和久和夫)  日程第1、「議案の取扱いについて」を議題といたします。 このことについては、12月2日に今期定例会議会運営委員会を開催し、協議しておりますので、その結果について委員長から報告を求め、その後に決定したいと思います。 議会運営委員会委員長、小塙斉議員。登壇。          (議会運営委員長 小塙 斉 登壇) ◆議会運営委員長(小塙斉)  8番、小塙斉。 皆さん、おはようございます。 本日12月2日に今期12月定例会の議会運営委員会を開催しましたので、その結果についてご報告いたします。 今期定例会の案件の取扱いについて申し上げます。 今回、議員より新たに提出されました案件は、発議1件であります。本日、12月2日に一般質問の後、今回提出されました発議第3号を追加し、審議、採決を行います。 最後に、議会運営委員会議会広報編集調査特別委員会からの閉会中の継続調査の申し出がありますので、本件を議決して閉会とする予定であります。 以上のとおり、議会運営委員会で決定をしましたので、議員各位のご賛同とご協力をお願い申し上げまして、報告といたします。 ○議長(和久和夫)  お諮りいたします。ただいま議会運営委員長より報告のとおり、議案の取扱いをしたいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 よって、議会運営委員長の報告のとおり、取り扱うことに決定しました。----------------------------------- △一般質問 ○議長(和久和夫)  日程第2、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △園部弘子 ○議長(和久和夫)  6番、園部弘子議員。登壇。          (6番 園部弘子 登壇) ○議長(和久和夫)  6番、園部弘子です。 皆さん、おはようございます。 お忙しい中を早朝より議場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。 議会最終日、最初の質問者でございますので、よろしくお願いいたします。 では、ただいま議長より質問の許可が出ましたので、先日通告してありました議題に基づき、一般質問させていただきます。 まず、1つ目の議題は、令和3年度の予算編成についてで、3点ほどお伺いいたします。 1点目は、来年度は第6次振興計画の後期基本計画がスタートになります。しかし、いまだに終息の見通しが立たない新型コロナウイルス感染症拡大という事態が続いています。 そこで、町民の命や生活を守ることを最優先に、限られた財源を効率的・効果的に活用することで、感染拡大防止策社会経済活動を両立させ、本町が目指す自然との共生・共存が図れるまちづくりが可能となります。予算編成に当たっては、町民の福利向上を念頭に、一方に偏ることなく、全体のバランスが取れた予算配分が重要です。 しかし、後期基本計画を円滑にスタートさせるために、本町が目指す将来のまちづくりの実現に向けての事業に対しては、重きを置かなければならないと思います。 そこで、重点戦略事業として考えているのはどのようなものがあるのかを伺います。 2点目は、コロナ禍による税収削減が見込まれる中で、歳入の的確な確保が求められます。収納率向上を図るとともに、交付金等を活用すべく、国や県の支出金について、制度改正や予算編成の動向を十分勘案し、充当可能な事業については、最大限の努力を惜しまず対応すべきと思います。 予算編成をするに当たって、担当課への指導などはしているのかを伺います。 3点目は、このたび町民ホールと農業者トレーニングセンターにおいては、耐震化工事により長寿命化が図られてとてもよかったと思います。当町の公共施設は老朽化が目立っておりますが、限られた財源の下、建て替えは難しいと思います。しかし、中央公民館においては、施設内のカーペットがボロボロになっているところがあり、外壁も汚いです。また、赤羽小学校の外壁も、塗装が剥がれたり黒ずんだりしている、汚い上に、屋上のひさしの一部分が落下しているところがあるので、早急にリフォームすべきと思います。 そこで、安心・安全で持続可能な公共施設、利用サービスを提供するために、公共施設マネジメント計画に基づき、計画的な維持管理、長寿命化等を行うことによって、限られた資産を有効活用するとともに、将来的な財政負担の平準化を図ることが重要と思いますが、この点は組み込まれているのかを伺います。 次の議題は、コロナ・インフルの同時流行についてで、2点ほど伺います。 まず、1点目は、新型コロナウイルスの流行は衰えを見せず、ワクチンも開発中のため、日本感染症学会は、この冬は新型コロナのさらに広い流行が予測されるとして、インフルエンザとの同時流行を危惧しています。 今日の下野新聞の一面の見出しに、県内最多26人感染とありましたのを皆さんもご覧になられたと思いますが、県内においても、1日当たりの感染者が昨日、過去最多を更新しました。 新型コロナ感染症対策は、密閉・密集・密接の3密の回避のほか、手洗いやうがい、検温やアルコールによる手指の消毒、マスク着用などにとどまっています。 11月29日の報道番組を見ておりましたら、現在、アメリカとイギリスでワクチンを開発中ということで、有効性はファイザー社製が95%、モデルナ社製が94.5%、イギリスのアストラゼネカ製が70%ですが、最高値では90%ということが確認されたそうです。 肝心ないつ日本に来るかですが、ファイザーが来年6月までに6,000万人分、モデルナが来年9月までに2,500万人分、アストラゼネカが来年3月までに1,500万人分ということですが、マイナス20度からマイナス70度で保存するしかなく、使用開始時期についてはまだ未定ということです。 そのような現状の中で、同時流行を避けるためには、既に開発され、実用化されているインフルエンザワクチンの接種が有効と思われます。予防接種を効果的に進め、発症者や重症者の増加を抑制することが重要です。予防効果は7割ほどということですが、発熱の度合いを抑え、重症化や入院率を下げられます。 しかし、インフルエンザウイルスは毎年のように変異するので、毎年接種する必要があり、効果は約半年分ということです。接種後、抗体ができるまでに2-3週間かかるので、11月から12月頃までに接種するとよいということです。 そこで、このたび当町では、これまでは助成の対象となっていなかった16歳から64歳に対しても、年1回、2,000円を上限として助成を拡充したということですが、例年と比較して接種率は上がっているのかを伺います。 2点目は、当町では現在、新型コロナウイルスの感染者がゼロです。県内25市町では、那珂川町と当町だけになってしまいました。感染者ゼロをこのまま更新できることを願っております。町民の皆様の感染者第1号になりたくないという強い思いや、町の対策の成果と思われて、本当にすばらしいことと思います。 そこで、感染対策として町が特に重点的に取り組んでいることについて伺います。 次の議題は、GIGAスクール構想についてで、2点ほど伺います。 まず、1点目は、今年の3月から5月に町内の小・中学校は、コロナ禍により約3か月の休校を余儀なくされました。そのため、保護者の方たちからは、学習の遅れを心配する声が聞かれました。6月から授業が再開されましたが、冬を迎え、感染症の拡大が心配されています。 そのような中、町では、国のGIGAスクール構想に基づき、町内の小・中学校の児童・生徒を対象に、オンライン授業などに活用できるタブレット端末を1人1台配布します。 そこで、小・中学校自体インターネット環境が整備されていますが、各家庭においては、インターネット環境が整備されていない場合はどのようにするかを伺います。 2点目は、タブレット端末機学習用コンピューターです。現在の子供たちは、ゲーム機など機械の操作は慣れていると思いますが、タブレット端末機の操作に対し、教師だけでは対応が困難になると思います。操作の得手・不得手で授業に差が出てしまっては困ります。 そこで、サポーターのような指導助手の配置はあるのかを伺います。 以上、総括質問といたします。 なお、再質問は質問席にて、一問一答方式にて行います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  園部弘子議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目の令和3年度の予算編成についてご説明申し上げます。 そのうち1つ目は、後期基本計画における重点事業として考えているのはどのようなものがあるのかについてでございますが、後期基本計画はご承知のとおり、第6次市貝町振興計画のうち、前期計画が終了したことから、10年間の計画期間の後半5年間の基本計画を策定するものでございます。 したがいまして、全体計画の目標、将来像はそのまま引き継いでおりますけれども、後期基本計画の施政方針については、改めて打ち出したところでございます。人が結ばれ、命をつなぎ、新しい恵みをまわす、自治自尊の町を創る~サシバと共生するまち・いちかいという施政方針でございました。 現在、策定委員会を開催しておりまして、年内に素案の策定が終わるところでございます。ワークショップ、庁内の課長による会議などを経まして、後期基本計画重点プロジェクトといたしまして、6つ掲げさせていただきました。 10年間という期間は非常に長い期間でございまして、日進月歩、社会情勢や経済情勢、さらに地球気象の変動などによりまして大きく変化している中で、時宜に合った町民の暮らしや事業の経営の見通しが立つような、そのような地についた計画を策定しようということで、大きな改正を図ったところであります。 重点プロジェクトは6つございまして、前期計画のうち、それぞれ対応してございますが、プロジェクトキャッチフレーズも若干変えましたが、焦点を時代の要請に合ったものとしてございます。特に、重点プロジェクトの2番目の、弱者を真ん中にスクラムを組んで、予防・防災・減災に努め、安心・安全を確保しますということで、災害・感染症が拡大する中で、予防・防災・減災というものを単独で前面に打ち出しています。 順序は戻りますが、第1点目は、サシバの里は、まちづくりの基本に掲げていることから、当然、並び方は優先順位を反映しているものでございますので、第1点目は、サシバの里の持続性の確保ということで、特に基盤となる作業である農業、さらに食と農の6次産業化などについて1点目で述べておりまして、当町の特徴である谷津田の再生などは、他の自治体の計画とは差別化を図る、特色あるプロジェクトだというふうに思っています。 3つ目が、生活健康雇用についてキャッチフレーズを作らせていただいておりますけれども、日常生活を継続して送れるように、災害やコロナ禍で大きな支障がないようにということで、特に弱いところに今回コロナウイルス禍でしわ寄せが来ておりますので、そういうところに重点的に、ひとり親世帯や単身世帯、高齢者のみの世帯などの支援ということで、重点的な施策を掲げているところです。 4つ目が、教育・学習・文化などについて目標を立てておりまして、そのうちの遠隔授業、GIGAスクール構想の実現などもそのうちの1つだというふうに考えています。 5つ目は、焦点をさらに前期計画よりも絞ってまいりまして、地域包括ケアシステム、いよいよ正念場を迎えてきましたので、医療介護の連携、そして福祉というのが切れ目なく最後まで光輝きながら、この町で暮らすことができるような事業等を考えています。 最後に、ブランド向上、また、1人も取り残さないSDGsとタイアップしたまち町政の推進により、町民や町外の人々の信頼を確保し、向上するということで、まず隗より始めよで、町の中の業務改善を図ると。そして、交流と移住の促進を図り、地方創生の人口ビジョン、総合戦略の実現を目指すということで、基本目標を掲げさせていただいております。 町民の方にも町広報などでお知らせしておりますし、町政懇談会でもこのような後期基本計画については、テーマとしてお示しし、ご意見をもらったところでございます。 今後、年内に策定する素案を基に、議員の先生方に全員協議会の場をお借りいたしまして、12月中旬時点の計画についてお知らせいたしまして、ご意見をいただきたいというふうに思っております。 続きまして、2つ目の予算編成に当たっての担当課への指導についてお答えいたします。 令和3年度については、新型コロナウイルス感染症の影響により、法人町民税、地方譲与税及び地方消費税交付金等の減収が見込まれております。このような状況の中で、感染症への対応に加え、国が推進しているデジタル化や移住・定住策等を着実に実行していくためには、全ての事務事業について大胆な見直しと徹底した経費削減を図ることが不可欠だと考えています。 このため、国及び県の予算編成の動向を的確に把握した上で、補助制度を積極的に活用し、一般財源の歳出抑制を十分考慮して予算編成をしていかなければならないと考えています。 このことを盛り込んだ予算編成方針を10月下旬に全課局長に通知したところであり、さらに、10月27日付で議会からのご提言をいただきました令和3年度の予算編成に関する意見書の内容を十分尊重して予算編成に当たるよう指示しております。 担当課においては、これらを踏まえまして、予算編成作業を進めているところだと推測しますが、今後とも議員の皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。 なお、予算原案につきましては、2月中旬頃、議員の皆様にお示ししまして、3月議会でご審議を賜りたいと思っています。 次に、3つ目の公共施設の維持管理について申し上げます。 本町においても、町内の公共施設等の老朽化が進み、改修や更新が必要な時期を迎えております。平成29年3月に、市貝町公共施設等総合管理計画を策定し、町内の公共施設等を取り巻く現状や、将来にわたる課題等を客観的に整理し、長期的な視点を持って、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進しております。 また、市貝町公共施設等総合管理計画の指針を踏まえ、公共施設ごとの個別計画を策定し、施設の老朽化状況の評価や分析に基づき、今後の維持保全に努めているところです。 その個別施設計画の一つとして、昨年度に、中央公民館、町民ホール、町立図書館等社会教育施設に係る施設長寿命化計画を策定したところです。計画では、国で示した指針に基づき、長寿命化による老朽化した施設の安全性や機能性を確保していくことを基本とし、中長期的な維持管理等に係るトータルコストの縮減と、財政負担の平準化を図ることとしております。 中央公民館は、耐震診断の結果でも国の基準を満たしており、長寿命化が適当であるとの結果であったことから、今後はこの計画に基づきまして、外壁の塗装や空調設備、内装の改修など、必要な改修を順次計画的に行い、施設の維持管理を行っていく予定としております。 なお、中央公民館内の床面につきましては、カーペットの傷みが見られるだけでなく、玄関で靴を脱がなければならない構造となっていることから、高齢者や障害をお持ちの方にも安心してご利用いただけるよう、長寿命化に伴う改修に併せて、土足化や段差の解消、入り口ドアの自動ドア化等バリアフリー化についても検討してまいりたいと考えています。 また、赤羽小学校につきましては、校舎西側が昭和55年に、校舎東側が昭和60年に建設され、それぞれ築40年、築35年が経過しており、老朽化による劣化が各所に現れております。これまで老朽化への対応として、必要に応じて部分的な修繕等を行い、施設の維持管理に努めてまいりましたが、赤羽小学校の校舎については、老朽化による外壁の劣化や汚れが目立っており、早急な改修が必要であると認識しております。 今後、赤羽小学校をはじめとした学校施設の維持管理コストが膨大になることが想定されることから、財政負担の抑制と平準化を図るため、学校施設の長寿命化計画を平成31年3月に策定いたしました。 赤羽小学校の外壁改修につきましても、長寿命化計画に盛り込んでおり、緊急性や経済性等を十分考慮し、年次計画により改修を進めてまいりたいと考えております。 次に、第2点目のコロナ・インフルの同時流行について申し上げます。 1つ目のインフルエンザワクチン接種率ですが、10月からインフルエンザワクチンの接種が開始され、例年であれば、11月から12月に接種のピークが訪れるところ、本年度は、感染症に対する予防意識が高まっており、早い段階での接種が実施されている状況であります。 10月分の実績で申し上げますと、高齢者で接種率約50.9%、小児で約19.5%、16歳から64歳の方で7.5%となっております。例年であれば、10月分の実績は高齢者、小児共に10%台の接種率でありますので、本年度につきましては、大幅に超える接種率となっております。 また、助成対象となった16歳から64歳の接種率につきましては、今のところ低い値となっておりますが、10月25日までは高齢者を優先的に接種しているため、今後、接種率の増加が見込まれるところです。 続きまして、2つ目の町の感染対策重点的取組についてですが、町ではこれまで多くの感染症対策を実施しており、その内容によっては、様々な重点的対応が求められていると考えます。 まず、感染を予防する取組といたしまして、手洗いなどの手指の消毒、3つの密の回避、身体的距離の確保など、様々な情報を町民の皆様に周知し、適正な行動を示したり、マスクの全世帯配布等を実施しております。 今後は、年末年始に向けて人と接する機会が増える時期を迎えますので、12月中旬頃にマスクを配布し、感染予防意識の啓発に努めてまいりたいと考えております。 次に、検査体制の整備といたしまして、現在、芳賀地区では、真岡市が実施主体となり、地域外来・検査センターを設置しております。町でも職員を派遣し、県・医師会と共同して、感染者の早期発見、早期治療に努めているところであります。 今後は、新型コロナウイルスのワクチンが開発され、ワクチン接種体制の整備が必要となりますので、実施に向けて準備を進めてまいりたいと考えています。 このように、感染対策に対する取組は状況に応じて様々でありますが、町民の皆様の命と健康を第一に考え、引き続き感染予防対策の強化に努めてまいりたいと考えております。 なお、3点目のGIGAスクール構想につきましては、教育委員会所管でございますので、教育長が答弁いたします。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  続きまして、3点目のGIGAスクール構想について申し上げます。 まず、児童・生徒1人1台の学習用端末につきましては、10月の臨時議会で町有財産取得の議決をいただきまして、本年度中の導入に向け準備を進めているところでございます。 次に、1つ目の、各家庭においてインターネット環境が整備されていない場合の対応につきましては、本年度中にモバイルWi-Fiルータを購入し、家庭でも使用できる環境にする予定でございます。既に、家庭におけるWi-Fi環境の調査を実施し、状況を把握しておるところでございます。緊急時における家庭でのオンライン学習が必要になった場合には、Wi-Fi環境のない家庭に対しましても、この機器を貸出しをしていきたいと考えているところです。 また、貸出しをしない場合につきましては、生活科や理科、社会科、総合的な学習の時間などの郊外学習でもこのWi-Fiルータは利用できるものと考えておりますので、生かしていきたいと考えております。 続きまして、2つ目の、サポーターのような指導助手の配置予定についてですが、各学校一斉に端末や電子黒板などのICT機器を導入することで、操作の習得やICTを活用した授業改善、機器の設置準備など、新たな業務が発生してまいります。 また、今回導入する端末に関しましては、ChromeOSという新しいOSの端末が導入されることに伴いまして、端末の活用に対しましては、児童・生徒や教師の中にも操作に戸惑いを持つことが考えられます。 そのようなことから、ICTの活用について詳しい方など、授業支援のボランティアとして積極的に活用していくことや、様々な技術や知識などの実践的能力を有するICT支援員を採用し、日常的に教員や児童・生徒の支援を行う方の導入も検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  順次、再質問させていただきます。 まず、令和3年度の予算編成に関連した質問をいたします。 将来、消滅都市にならないためにも、全国の自治体において少子高齢化が問題になっており、当町においても同様です。 先程の答弁でいただきましたように、重点戦略事業の中に、教育・学習などを取り入れていらっしゃるというお答えをいただきましたが、少子化対策事業として具体的にどのようなものがあるのかをお伺いいたします。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。
    ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  ただいまの少子化対策事業ということでございまして、昨年度より県の交付金を受けまして、結婚の婚活パーティー事業を芳賀町と市貝町2町で共同してやっております。本年度も予定されておりましたが、12月5日、6日、一泊二日で予定しておりましたが、コロナ禍の中で中止となったものでございます。また、来年の2月または3月、年2回予定されているんですが、来年についてはまだ未定となっております。 町には結婚相談員さん12名がいらっしゃるわけですが、その方と連絡を密に取って、出会いとかそういうものについてもっとやっていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまの園部議員にご説明させていただきます。 企画課とすれば、移住・定住策が考えられると思います。現在、新聞報道では、東京への流入が少なくて逆に流出が多いということで、地方への分散化というのも進められているところでございます。 他市町の移住・定住策を見ますと、例えば新築や中古住宅を取得した場合での補助金、そして若者世代、働き盛りの方、夫婦で来た場合の追加補助、さらに子供がいた場合の追加補助といったような進んでいる移住・定住策の補助金を出しているような市町がありますので、そうしたことも当町といたしましては考えながら制度化していきたいというふうに考えながら、少子化対策等も図っていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  少子化対策の取組、よろしくお願いいたします。 では、次は、以前の影の薄かった町から、新たに当町の特徴づけになっているサシバの里があります。 先頃の道の駅でのかかし祭りのときに、茨城から来たという方がいらっしゃって、市貝町はサシバの里と聞いているんだけれども、何ですかと聞かれました。今では県内のみならず、お隣の県の人も、市貝町はサシバの里というのを聞いているのかなと思いまして、うれしくなりました。 先程の答弁で、町長が、サシバと共生するまち市貝、サシバの里の持続性への確保とおっしゃられたように、やっと浸透したサシバの里です。このまま維持していきたいと思います。 そこで、サシバの里づくりとしての関連事業で具体的なものはどのようなものがあるか、全部ではなくても結構ですので、お願いいたします。 ○議長(和久和夫)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  ただいまの質問に対し、ご説明いたします。 現在作っている振興計画の中で、①のほうに入ってくる事業かと存じます。その中で、重要施策として、環境と共生し、消費者に信頼される農林業推進ということで、生産者と健康との美しい環境づくり、農業や化学肥料などの使用の抑制、そしてあと、谷津田への再生、そういったもので農業、自然を守っていこうというところで、事業施策としては掲載させてもらっているところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  当町では、日本有数のサシバの営巣地でありますが、それを維持するためには、耕作放棄地を減少したり、里地・里山の環境保全と谷津田の復元が重要ということが分かりました。しかし、昨日、同僚議員から質問がありましたように、農業のほうの高齢化などが叫ばれている中で、それらを支援する事業といたしまして、どのようなものがあるのかをお伺いいたします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  申し訳ございませんでした。今日は担当課の農林課がいないということで、答弁で大変ご迷惑をおかけいたしました。 サシバの里につきましては、まず、名前を全国に、サシバというと市貝町、イチゴというと栃木ということで、日光というと栃木、日光に行ったことあるけれども、栃木に行ったことないよね。アメリカに行ったときに、お前、どこから来たんだと言われて、日本と言ったら、俺、日光に行ったことある。アメリカ人が4回行きました、私、2回しか行っていない、そんなことがありまして、よく知られているんですけれども、なかなか栃木県が認知されない。 市貝町は影の薄い町で、何だか分からない。「いちがい町」かな、「しかい町」か。どこかに行くと、「しかい町」の町長さんですなんて紹介されましたけれども、そういうところで町を知ってもらうということで、合併による合成語ですので、なかなか知られない。豪族の名字は地名を取っていますので、自然とかそういうところから来ていますので、覚えやすい。茂木、茂る木、益子、子供が増す、観音山と書いてありましたが、益子、子供が増すなんて、観音様、赤羽は赤い土とかなんとか。 それで、市貝町はサシバの里ですから、サシバのいる町で、私はもともと知識がないから、とにかく何らかの一つ覚えで、とにかくこれだけ連発しようということで、全国に行くとこの話をして、名刺をばんばん配ると。点字のついた名刺で配って、お前の名刺、面白いなということで、そうすると、お前の町へ呼び出されて、これは何だと言われたんで、ニワトリじゃなくてシャモでもないと、サシバですということでやっております。 じゃ、サシバの里をどうやって維持するかということについては、3つの視点で考えておりまして、まずは保全です。兵庫県豊岡市の佐竹特命課長、12年も課長をやっていたということで、うちの健康福祉の課長、優秀な課長と同じですけれども、12年も特命課長で市長にやらされていたみたいですが、その方が言っていました。うちはコウノトリがいないんで、ゼロから始まって、皇族を呼んで鳥を飛ばしたら、新聞記者がいっぱい書いてくれた。お前のところは、最初からサシバがいるんで楽でしょうねなんて魚京で言っていまして、とにかく保全、今の状態を続けるというすごいハードルをかけられちゃいまして、大変なことだと思うんですが、保全のためには、開発の抑制でまず条例を作るということで考えています。 市貝町は、先程の少子化ですから、たくさん移住してもらって、子供さんを授かることが一番大事ですが、開発するところと開発しないところ、サシバがいなくなったらどういう町で今度はPRするかなと。いや、佐竹課長はゼロから始まればいいんだと言いましたが、じゃ、サシバを戻すんだと。サシバを戻す町になっちゃいますけれども、開発の抑制、バイパス沿いは開発しますけれども、北部の美しい景色がある、朝霧が立つ、私、羽仏が好きなんですが、あの辺についてもしっかりとやっていくということで。 そのためには、生態系の維持ということで、開発を抑制しながら生態系の維持、生態系がなくなったら餌がなくなりますから、これは絶対やらなくちゃならない。農薬や化学肥料なども抑えながら、しっかりとやっていくということで、減農薬・減化学肥料、また、JASやジーエーピーとかそういうものを入れ込んで、生態系を守ろうとしています、環境に優しい農業。 2つ目は、保全の次に再生ですが、サシバの餌場は何といっても谷津田です。谷津田ですから、谷津田を再生しなければならない。市貝町に棚田があるはずだって来られたんです、道の駅に。私は知らないねと言ったら、いや、あるんだと言うんですね、そのお客さん。それでもめたんですが、本当に行きましたら、ありました。続谷の道路を直しているところ、大谷津のゴルフ場の辺りと。田野辺の陰になっている慈眼寺の後ろ辺りとか、結構あるんですね。 そういうことで、とにかく人力で再生しようということで、谷津田再生事業、ルネサンス事業というのをやっておりますが、これを文谷とか続谷とかどんどん広げていこうということでやっています。保全と再生ができましたら、その再生も住民との交流でやっていくんですが、こういう自然の景観や生態系の維持は、人の力が加わっておりますので、人がいなくなると荒れ放題になってしまいます。自動走行トラクターなんて走ったって、みんな壊されちゃいますから、谷津田が。そうじゃなくて、人が人力で泥んこになって農業をやっている。田舎の人は子供のときから農業をやらされちゃっていて、あんなの絶対にやりたくないと、体中痛くてばんそうこうだらけで。都会の人は面白いというんですね。 竹原に竹切りに5,000円かけてくるというんですけれども、市貝町の泥んこの中でバレーやったりしながら、そういうのをやりながら一緒に再生しようということで、地域の活性化が必要ですけれども、地域の人々が何か面白いことをやっているから、定年したら俺は羽仏に戻るんだと、俺は羽仏が好きなので、将来、俺は定年したら羽仏の空き家を買って、俺はあそこに住むんだと。都会から出身者がどんどん帰ってくる。入野も羽仏に、あそこの赤い屋根の空き家に入りたい。 それから、今度は外部の人たちは、この町にはいろいろな面白いところがありまして、宇大の国際学部を出た人が市貝町に住みたいと言うんですが、赤羽にいっぱい空き家があるからと言ったら、私はあそこじゃなくて、小貝の塩田の崖のところがいいと言うんですね。うちまで指定されまして、あの辺を一緒に歩きましたが。 そういうことで、外部の人たちの力も必要ということで、地域の活性化のためにそういうところに人が残るように、サテライトオフィスとか、そして移住された場合には、関澤議員のご質問にかぶってしまいますが、新規就農などについて包括的に、一元的に支援できるような、そういうような支援も必要だというふうに思っていまして、それらについてこれから予算づけに入るところですが、事業名としては、おおまかにそのようなことを考えています。保全と再生と、そして展開、そんなような3つの流れで、事業をさらに詳細に組み立てながら、予算づけをしていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  ありがとうございました。 先程、町長から谷津田ルネサンス事業というお言葉をいただきましたように、サシバの里市貝町を浸透させて、一過性のものではなく、持続していただきたいと思います。 では、3点目に質問いたしました、中央公民館赤羽小学校のことで再質問させていただきます。 小学校の先生とたまたまお話しすることがございまして、赤羽小学校は町内の小学校で一番古いということをお伺いいたしました。 先程申し上げましたように、屋上のひさしの一部分が落下しているところがあるなどという、外壁の塗装よりもその辺のところとか、あと、中央公民館のカーペットがちょっとボロボロになっているところがありまして、お掃除をしている方がはさみで傷んで部分を切っている様子を目にしましたので、ただいま町長から、平成31年3月に中央公民館や各小学校の長寿命化計画を作成されたというありがたいお言葉をいただいたところでございますが、この辺のところは早急に対処していただきたいと思うんですけれども、その辺は可能かどうか。課長はご存じと思いますが、そういう姿を一緒に見かけたと思いますので、そういう早急な、その辺だけでも対応していただければ、可能かどうかをお伺いいたします。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  平成元年度においては、市貝町社会教育施設長寿命化計画ということで、このときは中央公民館、町民ホール、図書館、農業者トレーニングセンターの4つの施設を行いました。その中で、長寿命化を図るために、屋根の改修、外壁の改修、天井・照明の改修等がございます。あくまで長寿命化ということで、中のカーペット等はそれに合わせて、改修できるものは改修していきたいと思います。 議員さんが見られたのは、その2階の部分だと思うんですが、2階の真ん中辺り、カーペットが非常に傷んでおります。そのままほつれたまま置いておくと、利用者の方が足をかけて転んでしまうということもありますので、シルバー人材センターから掃除に来ていただいている方に、出ているものは切っておいてくださいということでお願いしてあるわけなんですが、非常に危なくなってくるといけませんので、そういうところを様子を見ながら、今後の改修等に合わせて考えていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、園部議員さんのご質問についてご説明いたします。 赤羽小学校、外壁、また、屋上の不具合ということでご指摘をいただきまして、大変ありがとうございます。 町といたしましても、赤羽小学校、確かに築造からしますと、町内小学校の中では古いところになります。町も調査等を入れまして、先程答弁にありました長寿命化計画というものを策定してございます。そちらの中で、赤羽小学校の指摘事項としては、大きなものとしては、外壁というところがございますので、町としましても、今後、年次計画で大きな改修を想定して対応したいと考えております。 ただ、学校関係につきましても、いろいろ不具合がございまして、学校の先生方あたりに修繕の優先順位などを聞きますと、やはりトイレの洋式化などの要望も高いものですから、そちらの優先順位を考慮しながら、計画を進めてまいりたい。 また、議員ご指摘のとおり、国の交付金などを見越した形で進めていくには、計画的な整備ということになりますので、そちらについても考えていきながら、順次整備のほうを図ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  1時間経ちますので、簡潔な答弁のほうと質問のほうもよろしくお願いしたいと思います。 園部議員。 ◆6番(園部弘子)  何点かあるんですけれども、もう一つ、これだけは絶対聞いておきたいということがありますので、すみません。 GIGAスクール構想についての再質問をさせていただきます、最後に。 1人1台配布されたタブレット端末機の維持費や各家庭でのインターネット環境の整備などにおいて、先程教育長から、今年度中にモバイルWi-Fiを用意して、貸出しできる状態にあるというお答えをいただきましたが、この辺の貸出しとかにつきましても、あとはタブレット機能維持費などにつきまして、個人負担はないのかをお伺いいたします。 ○議長(和久和夫)  こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ご説明させていただきます。 今回、10月の臨時議会で議会のご承認をいただきまして、1人1台の端末が年度内に配備予定として今、準備を進めております。 また、先日ご承認いただきました、大型の電子黒板等のICT機器、こちらを活用したGIGAスクールということで、令和2年度中に学校のほうに配備を完了する予定になってございます。そちらを利用するに当たって、端末等の個人負担ですとか、あるいはそういった家庭に持ち帰ってのモバイルWi-Fiを利用したルータなどの使用については、今のところ、全て町の予算のほうで対応したいと考えてございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  幸いにも、当町から新型コロナウイルス感染者がまだ出ていないことは、町民お一人お一人の日頃の努力と、執行部と議会が知恵を出し合った支援策が功を奏していると思います。引き続き、両輪のごとく、力を合わせ、感染者ゼロを続けられることを願いまして、私の質問の一切を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時20分とします。                         (午前11時04分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                         (午前11時20分)----------------------------------- △小沢岩夫 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員の質問が終わりましたので、次に、9番、小沢岩夫議員。登壇。          (9番 小沢岩夫 登壇) ◆9番(小沢岩夫)  9番、小沢岩夫です。 ただいま議長の許可を得ましたので、事前通告に基づき、順次質問をいたします。 まず、第1の質問は、町の中央公民館について、町長に伺います。 市貝町の中央公民館は、昭和56年4月に完成をいたしました。今から数えますと、40年前です。本年に約7,000万円をかけて耐震工事を行った町民ホールが最初に完成をいたし、同じく耐震工事長寿命化を行った農業者トレーニングセンターは、本年3,000万円かかりました。今後、当分の間は使用可能と思われます。 昭和60年にはテニスコートが完成をいたし、同じく耐震工事長寿命化を行った農業者トレーニングセンターは、本年3,000万円かかりました。今後、当分の間は使用可能と思われます。 昭和60年には、テニスコートが完成をいたし、同時に、武道館の順に竣工をいたし、現在は多くの町民の方が有効に利用しております。 そこで、先頃開かれました町政懇談会にも、町民の方から要望がありましたが、中央公民館の利用者に対しまして、利便性の向上、そのためには、先程の町長の答弁にもございましたが、バリアフリー化中央公民館の玄関までの土足での使用、さらには、2階に高齢者や障害者、車椅子利用の方が利用しやすいようにエレベーターの設置は必要であります。早急なる設置を望みますが、この点について、町の方針を伺います。 2つ目の質問は、国民体育大会についてであります。 本年の国民体育大会は、コロナ禍のために残念ながら中止と相なりました。昨年は、隣の茨城県の開催でありました。2年後の令和4年度は、二回り目の国民体育大会が、栃木県が当番県として開催をされます。当市貝町は、フライングディスクとウォータースイミングの会場となっております。 そこで、現在の市貝町の国民体育大会に対しての準備状況と、その進捗状況を伺います。この市貝町にも、全国から町に来場される選手の皆さん、役員の皆さんの宿泊所や食事など大丈夫であるのかを重ねて伺います。 先頃の民間調査機関の調査では、私どもの栃木県は茨城県と入れ替わって全国魅力度ランキング最下位、47位でありました。これは誠に残念な結果でしたが、県内の小さい市貝町みたいな、小さい自治体の一つ一つがそれぞれよいところがあるのに、全体のPR不足は否めません。それなので、この国民体育大会を機会に、市貝町の魅力度を全国にPRする絶好のチャンスであります。この国民体育大会に対して、町としてどのように対応するのかを担当課長に伺います。 大きな3つ目の質問は、北部大型倉庫についてであります。 かねてより工事中でありました、旧小貝中央小学校北側に大型倉庫が間もなく完成をいたします。今月の6日、竣工式が予定されております。日曜日です。同時に、地元の説明会も開かれます。案内には、来年度、令和3年の1月、正月明けから運用を開始する予定とあります。今までの予定では、21メートルの大型トレーラーは大型倉庫まで往路、復路共に県道を通り、主に杉山銀座を経て続谷の倉庫に向かう予定でありました。ここにきて予定を変更して、21メートルの大型トレーラーは往路のみを、杉山銀座を通り、復路は刈生田口から町道いわゆる農免道路を南進して文谷に至る道路を通行することになりました。 問題は、小貝南団地入り口の交差点であります。ここは現在も危険地帯です。事故も何件か起きております。そこで、この交差点には信号機の設置は必要であります。小貝小学校の通学路にもなっております。朝夕の時間帯には、父兄の方や小学校の教員、主に校長と教頭が多いですが、見守りに毎日当たっておられます。さらに、あそこは自転車やバイク、ウオーキングやジョギングの町民の方も見受けられます。早急に県道と町道の交差点なので、県と協議の上での設置を求めます。 さらに、杉山地区では、専用のすれ違いのために、車の待避所を設置して、場所によってはU字溝の蓋も交換をいたし、安全なものに施工いたしました。新規の復路となりました農免道路は、21メートルもの大型トレーラーが平均1日10台以上は通行すると思われます。 先頃、業者の費用にて、樹木の枝払いは完了いたしましたが、既存のU字溝の蓋は必要であります。この施工を行うかどうかを担当課長に伺います。 また、地域住民安全通行のために最低限必要な対処は、3か所程度新規にも必要だと思われますが、町としていかなる考えなのかを執行部に伺います。 以上で、総括質問を終了し、再質問は一般質問席にて行います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小沢議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 3点のご質問をいただきましたが、小沢議員からは、中央公民館について、町長のお考えを伺うということでございますが、中央公民館についてと国民体育大会につきましては、教育委員会の所管でございますので、事務のトップは教育長でございますので、第1点目の中央公民館並びに第2点目の国民体育大会につきましては、教育長が答弁いたしますので、ご了解いただきたいと思います。 それでは、第3点目の北部地区の大型物流倉庫完成に伴う道路整備についてお答えいたします。 現在、杉山地内に建設中の大型物流倉庫につきましては、2021年1月から稼働予定であり、稼働後は、運送事業者のトレーラーが文谷、杉山及び続谷地内を走行する予定でございます。 走行ルートにつきましては、当初、県道黒田市塙真岡線を通行する予定でありましたが、特に杉山地内については、幅員が狭小であり、歩道も設置されていないことから、道路管理者である県に対し、現在進行中である道路改良事業の早期完了について要望を進めてまいりました。 しかしながら、このたび運送事業者により、県道黒田市塙真岡線の杉山バイパスが開通するまでの間、県道東側の町道羽仏文谷線を運送ルートとして使用したいとの相談がございました。 町道羽仏文谷線につきましては、現状において、老朽化による舗装の破損が見られるほか、路盤構成についても、トレーラーの走行に耐えられるものではないため、往路につきましては県道、復路につきましては町道を走行し、一方通行にすることにより、すれ違いの危険性を回避するとともに、町道にかかる負担を少なくするよう、運送事業者と協議したところでございます。 ご質問いただきました、県道芳賀茂木線への信号機設置でございますが、現状においても、小・中学生の通学路となっており、危険性が大きい箇所でございますので、通行規制を伴う案件につきましては、県公安委員会の所管でございますので、警察等へ要望してまいりたいと考えております。 また、町道側溝への蓋設置についてでございますが、現状の側溝がトレーラーの重量に耐えられるものではないため、もし蓋を設置したといたしましても、トレーラーにより側溝自体が破損してしまう危険性があるため、トレーラーの乗り入れを想定する場合は、側溝の布設替えが必要となります。 町道羽仏文谷線は延長が4キロメートル以上あり、布設替えに膨大な費用と時間がかかること、及び県道の杉山バイパス完成までの期間しか使用されないことから、現時点における布設につきましては、費用対効果の面で困難ではないかというふうに考えております。走行に当たりまして、工夫等をお願いするのが妥当ではないかというふうに考えております。 最後に、待避所の3か所設置でございますが、町道羽仏文谷線は2車線道路であり、現状においても、畜産事業者等の大型車が往来しておりますが、大きな問題等は発生していないことから、すれ違いは可能であると考えており、現時点での待避所の設置は考えておりませんが、今後、議員、10台というトレーラーの車両数でございますけれども、今後、事業者の説明では、それを超える車両の往来を想定しているようでございますので、現時点ではなく、今後の実際の現場の様子などを観察しながら、その状況に合った対応を再度考えてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  それでは、私のほうから、1点目の中央公民館について、及び2点目の国民体育大会について申し上げたいと思います。 中央公民館は、地域住民の生涯学習の拠点であります。各種団体の会議室などとしても利用されており、地域振興に重要な施設であると考えています。 町では、これまでも利用者の皆様の様々なご意見、ご要望を参考に、トイレの洋式化や階段手すりの設置、スロープの設営などの施設改修を進めてまいりました。しかしながら、利用者の方々の高齢化などに伴い、公民館に求められる機能はより多様化しております。そこで、さらなるバリアフリー化の必要性について認識しているところでございます。 中央公民館バリアフリー化には、ご質問にありましたとおり、高齢者等の安全な移動手段として、エレベーターの設置がより望ましいと考えますが、公民館は建築から約40年が経過しており、当該施設にエレベーターを設置する場合、その設置場所や単独電源の確保などの課題もあることから、専門家などの意見を参考にしながら、町振興計画実施計画や長寿命化計画に基づきまして、検討を進めてまいりたいと考えております。 併せまして、耐震化が図られ、改築が終了しました町民ホールの会議室や中央公民館1階部分の改修など、既存の施設の利活用についても十分に検討を行いまして、限られた財源の中で優先順位を見極めながら、利用者のニーズに沿ったバリアフリー化に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、2点目の国民体育大会についてですが、2022年に栃木県で開催されます、第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」につきましては、正式競技が37競技、特別競技1競技、公開競技5競技、デモンストレーションスポーツ31競技が行われます。 当町におきましては、オリンピック対策追加競技種目で正式競技でありますオープンウォータースイミング、及びデモンストレーションスポーツとしてフライングディスクの2つの競技が開催されます。 オープンウォータースイミングにつきましては、昨年の6月に、国民体育大会委員会より正式競技として決定され、塩田調整池、芳那の水晶湖に特設の競技場を設置して開催されることとなっております。また、フライングディスクについては、城見ヶ丘運動公園の特設会場を主会場に開催されます。 当町における大会の準備状況についてでございますが、現在、いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会実行委員会、栃木県水泳連盟、栃木県フライングディスク協会などの関係団体と、大会の実施に向けた協議・調整・連絡などを行って開催の準備を行っております。今後、推進体制の整備や強化を一層進めてまいりたいと考えております。 なお、大会参加者の宿泊につきましては、県実行委員会と町実行委員会が合同で業務を行う合同配宿方式により、業務に精通した旅行業者に委託して実施することとなっております。 また、参加する選手・監督や大会関係者の昼食等につきましても、県実行委員会において、県内の弁当製造販売事業者等に意向調査を行っていますので、県と情報を共有し、円滑に調達できるよう進めてまいります。 なお、大会運営や町のPR、大会会場の配置などの詳細につきましては、今後、設立されます町の実行委員会において検討をいたしますが、当町の美しい自然や、優れた歴史・文化、豊かな食文化等の魅力を全国に発信するとともに、来町される方々におもてなしの心を持って迎えられるような大会の開催・運営ができるように、しっかりと準備してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ありがとうございました。 町長と教育長より答弁をいただきましたが、ウォータースイミングは水晶湖の周りをただひたすら4キロ、7キロ泳ぎ回ります。スタートとゴールの設備は造らなければなりません。 水泳連盟との協議を行っているという答弁でありましたが、窓口は中央公民館の職員でしょうから、公民館同士、人員はどのように配置をする予定があるかを伺います。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  今、国体のほうの担当でございますが、今年度より生涯学習課、生涯スポーツ係、生涯スポーツ担当ということで、2名であったところを3名に増員になりまして、1名が主に国体担当でやっております。これから、来年度からは国体の推進ということが図られ、準備ではなくて推進になってきますので、今後はその人員等につきましても、動員等は検討していかなくてはならないかなと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  県庁のほうでも、6階に国体の準備室から推進室に変更いたしました。正月を過ぎると、あと1年しかございません。コロナ禍でどのように、来年はオリンピックがあって、その次ですので、実行するか分かりませんが、ただいま旅行業者に宿泊所を当たっている。食事などは弁当屋さんで、そのようなめどは町内業者であるのか、町外なのか、それを伺います。できれば町内業者振興のためにお願いをいたしたい。見解を求めます。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  お弁当のほうなんですが、県の実行委員会のほうで県内の仕出し関係のできる施設等に全部アンケートを取りました。そのアンケート、今年の6月にアンケートの結果が町のほうにも届きまして、町内の業者は7つの施設にそのアンケートを送ったそうです。その中で、選手等にお弁当を出せると答えたのは3施設だそうです。今後、来年、再来年でございますから、その3施設が増えるか減るかというのは、今後の課題だと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ありがとうございました。 それでは、質問を変えます。 先程、教育長から中央公民館について答弁をいただきましたが、前課長もおいでになりますけれども、歴代の公民館長さんは町民へのサービスとして、公民館利用者への利便性の向上のために努力をされてきたことは想像がつきます。少ない予算で最大の効果を上げなければなりません。 総括でも申し上げましたが、やはりエレベーターは必要です。高齢者が増え、障害者が松葉づえ、乳母車の方。歴代公民館長さんや現職もそうですが、教育長さんも最高執行責任者ではありませんので、はっきりとはおっしゃりませんでしょうから、町の最高執行責任者である入野町長に、このエレベーターの件について再度、しつこいようですが伺います。町民サービスで近年、なるべく早くエレベーターを設置、実施されますか。1つだけ伺います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  中央公民館の事務の執行は教育委員会が行っておりまして、いじめも含めまして第一義的には教育長さんの事務の采配下にはございまして、先程園部議員からも床の張替えということでございましたが、それらについても教育委員会の事務ということになります。町長部局と教育委員会部局が分かれておりますが、悩ましいのは、予算をつける場合に、教育委員会は正当な主張をしてまいりますけれども、執行部のほうは財政を預かっておりますので、町民の公金を、先程おっしゃられましたように、最少のコストで最大の効果ということで、配分に大変苦慮しているところでございます。 公民館のこの案件につきましては、第6次振興計画、後期基本計画の実施計画、2年ごとに実施計画で、令和3年度から4年度までにわたる計画がございますが、そのときに教育委員会と町長部局で大変真剣な議論がなされたところでございます。 先程お話が出ましたが、歴代公民館長から町民の年代が幅広い年代と、障害者、先週車椅子の方もいらっしゃいましたが、車椅子も上がれないと。そして、加齢に伴って、どんどん運動機能が下がっていく中で、公民館をしっかりとそういうバリアがない、通行に障害のない、移動に障害のない、参観に障害のないものを造るということが必要であるということで、教育委員会の主張は誠にもっともなことでございまして。 私と副町長と財政担当課長でこれは預からせていただきまして、当初予算の査定が1月中下旬にございますけれども、そのときにもう一度仕切り直しで、教育委員会と財政を預かる私どもで協議をすることになりました。内輪の話はできませんが、大体優先順位をその場で付しておりまして、悩ましいのは、お金がない中で、1、2、3番までつけましたが、1だけなのか、2まで行けるのか。 先程は、私、今度現場を見てこようと思いますが、皆さんのご質問を受けているのに現場を私、見ていませんでしたので、大変ご迷惑をかけておりますが、床のところで何かそれが立ってしまっていて、そこでつまづいて転倒される可能性があるということ。今週中に現場を見てまいりたいと思いますし、エレベーターもどこにおつけになるのか。 教育委員会から提示された予算は、私と財政担当課で思っていたほどの多額ではありませんでした。優先順位は高いところについておりますけれども、ただいまお話になられたとおり、施設のバリアフリー、そしてハード面だけではなくて、今度はソフトのバリアフリー、そして障害者差別解消法も出ていまして、そういうところからすると、単なる移動権ではなくて、人権に関わってくるのかなということで、ちょっとひやひやしてきたところでございまして。 転倒されて重傷を負われたり、いつも2階に上がりたいのに上がれないということで、町政懇談会でも町民の方から生の声を聞いておりますので、大変この場では申し訳ございませんが、1月の当初予算のときに、エレベーター、床の張替え、あとはトイレの洋式化、この3点がございまして、全部取れるのか、2つまで取れるのか、1つ取れるのかということで、協議をさせていただきたいと思いますので、町民の方に何か命に関わるような事故、また、大きな後遺障害を残すような事故などがありましたら、昨日の道路の損害賠償じゃありませんけれども、大きなものにつきますので、真剣にただいまのご質問は受け取りまして、教育長さんと協議をさせていただきたいと思いますので、前向きに検討させていただきますので、ご了解いただきたいと思います。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ありがとうございました。 仕切り直しで、エレベーターに関しては臨むということでありますので、町長、よろしくお願いをいたします。 10年前に現職を破って当選を果たした入野町長、日本一町民に優しい町政を目指すということで、今、3期目の途中ではありますが、残り1年ということで、集大成よろしくお願いいたします。 それで、先程の農免道路の件に戻りますが、私もよくあの道路は通ります。今までに町民の方で、落ちていた倒木に車を乗り上げたり、いつもの場所、ため池が1か所、洪水防止のため池がございますが、その付近がいつも車は脱輪します。先日もございました。北部の方々がほとんどです。皆さん優しいので、町に請求するようなことはございません。でも今回、赤羽小のこともございまして、それらの北部の方々も知識を要しますと、道路管理者の役場に請求すれば頂けるんだということが浸透すれば、本人の過失割合もありますが、生じると思われます。 本当に車が落ちる場所はいつも同じ場所です。そこには、先程の答弁で、大型トレーラーは重量的に持たないということでございました。それは私も分かっています。各会社とか個人、大型トレーラーが通るところは最初からそのような施工をしておりますので、その部分については、普通車クラスまではすれ違いにも耐えられるような幅と長さにしていただきたい。新規に対象を造る場合には、あとになるでしょうが、変更は可能であるかを建設課長に伺います。 現在、U字溝がある場所は、普通車のみの蓋の設置を求めます。それ以外の危険箇所が何か所かございますので、そこについては新規に最初から施工しなければ、横断用のU字溝の設置の可能、次年度でもよろしいので、可能であるかを担当課長に伺います。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  先程、羽仏文谷線の道路側溝の蓋の質問に対しまして、ご説明させていただきます。 まず、現在の危険箇所のところのU字溝の蓋の布設ということでございますが、そちらは全路線4キロメートルあるような路線ですので、全部を布設することはできないとは思うんですが、そういった危険箇所、もしそちらを指摘していただければ、こちらで確認しまして、蓋の設置については可能かどうかを検討したいと考えます。 また、U字溝の布設替え、大型車両が耐えられるものへの布設替えにつきましては、物流倉庫のほうの運用が始まりまして、先程町長の答弁がありましたように、状況を把握しながら、必要な場合には布設することも可能かと思いますので、今後の状況によって考えていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ありがとうございました。 それで、先程出口の信号機の件でございますが、県の公安委員会のほうに、町の執行部からもぜひとも早急にお願いをいたしたい。そこは県道と町道の交差点でありますので、費用は五、六百万です。両方とも白線が引いてあることも条件だそうでありますので、条件は満たしていると思います。一人の命は地球よりも重いと言った方がございましたが、事故が起きてからでは遅いのです。悲惨な交通事故が起きる前に、再度あそこに信号機の設置をお願いいたしたい。見通しとしてどのぐらいの可能性があるか、優先順位はあるのでしょうが、この復路についても、降って沸いたような話でありますので、早急にお願いをいたしたい。担当者はいかがお考えですか。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  小沢議員から再々質問で、しかも賠償に関わる、また、町民の命や後遺障害に関わるご質問でございますので、担当課長が責任を持ってお答えするのには荷が重過ぎると思いますので、賠償請求される側は私ですので、私から答弁させていただきたいと思います。 先程のエレベーターや床の張替えなどについても同じことでございまして、今、いみじくも、小沢議員からお話があったとおり、町民の方が自己責任にしてしまいまして、町のほうには請求されないケースが多々あるということで、それが町民の方が認識が改まってまいりますと、そういう限りではないと。実際に今まで何件かそのような請求がございまして、ほとんど町外の方でございましたが。 そういうことも踏まえまして、エレベーターやただいまの危険箇所、課長の説明のとおりでございまして、危険箇所については、早急に箇所を点検させていただきまして、何度も繰り返し脱輪が起きている危険箇所があるということなので、そちらについては、町のほうではそういう事実があれば、脱輪した場合の費用なども請求範囲に入るのかどうか、保険会社の見立ても難しいところでございますが、そういうところはあらかじめ予防措置として対応していくということが道路管理者の責任でございますので、これも箇所を見て、建設課長と協議を真剣にさせていただきたいと思います。 信号機につきましても、この件につきまして、小沢議員からアドバイスがあったとおり、白線が両側にあれば、条件を満たしているということでございまして、まだ私ども、県のほうに改めて要望してございませんので、今回、このご質問を受けましたので、私どもで茂木署を通じまして、県公安委員会のほうに要望に上がってまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。                          (午後零時05分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後零時58分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  午前中に引き続き、残り時間僅かではありますが再質問をいたします。 まず、国民体育大会について再質問をいたします。 総括でも申し上げましたが、第77回の県としては2巡目の国民体育大会。この名称で行われるのは、この栃木県の大会が最後であります。 次回、九州で行われるときは名称が変わります。フライングデスクとウォータースイミング競技、市貝町で行われるこの2種目。たったの2日間ではございますが、特にサシバの里市貝町道の駅との連携、商工会と観光協会ともよく協議して、鶴瓶に二度と日本一影の薄い町とは言われないように。 水晶湖の西側で行われる競技ではありますが、課長に伺います。 水泳連盟では、リースの物件ではあるのでしょうが、競技の本部、選手の控室、更衣室、食事をするところを造らなければなりません。それらの準備は万全でしょうか。これを伺います。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  オープンウォータースイミングにつきましては、再来年の9月10日土曜日に競技が開始されます。男子、女子に分かれて行うわけですが、男子、女子とも5キロ競技となります。 選手、監督につきましては、監督1名、男子1名、女子1名の選手、合わせて参加都道府県は47になりますから、合計141名の選手の方、監督の方来られます。そのほか、トレーナーをされる方等が80名ぐらい来るのではないかと思っております。 その方々の着替え、食事する場所については、テントで考えております。これにつきましては、どのぐらい必要かというのは、県の実行委員会のほうへ届けまして、承認を得るということになります。 また、そのいろいろな団体と密に連絡を取りながら、実行委員会と共に、町のPR等をしていければと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ありがとうございました。 女性の選手も参りますので、更衣室等々管理よろしくお願いをいたします。 それで、全国からもちろん、私も茨城のときに霞ヶ浦の会場にも行きました。そのときは、コロナはまだありませんでしたが、ホテルは周辺、大学の学生、ボート部なども練習をしておりましたが、非常に清潔にしておりました。 一部、舗装あり駐車場を上がってから左、第二駐車場を、いたしましたが、この間、ダンプに荒らされたところは修理してありましたが、来春、植栽等も予定はされておりますが、会場周辺の整備、もともと花を植えてきれいにする場所ではあったのですが、2日間の開催ではありますが、年中、水晶湖周辺には、観光客、地元の方も見えておりますので、その点、周辺整備は万全なのかも併せて伺います。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  芳那の水晶湖周辺の整備でございますが、まず、いちご一会花リレーというのがございます。これについては、町内、県内で行われるわけなんですが。町内で言えば町内の小・中学生に花を育てていただいて、その花を会場周辺に飾るというものが考えられております。 今後、各小・中学校に、その内容等よく説明して、来年、再来年と、その花の苗をもっとこれを飾れるようにしていきたいと思います。 また、その他のハード面については、今のところ考えておりません。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ありがとうございました。 国体については、これで終わりにします。 あと、残り2分ですので。 それでは、最後に入野町長に伺います。 町長、来年は、国体の前にオリンピック・パラリンピックもございます。町の職員も、コロナ禍に対し一生懸命感染防止に努めておられますことは、私もよく理解しておりますが。 もし、町の職員、担当者がコロナに感染したのでは、国体、オリンピックどころではございませんので。 前回、私は、町民全員にPCR検査と申し上げましたが、役場職員はもちろん、町内、町民の方に、一番安いコロナ感染防止の方法、それは、郵送で今代金を送れば、4,980円でコロナ検査ができますので、町民の希望者には、全国1,718自治体のトップを切って、財政厳しい折ではございますが、入野町長、全国のトップを切ってやりますか。PCR検査郵送に限り。 濃厚接触者などは、国費で7兆円、第2次補正残っております。それでやるという、国会で毎日やっております。それとは別に、後で国で補填もされるんでしょうが、自治体として郵送に限り4,980円の一番安い方法ですので。 修正をしておられるのは北九州市、当市貝町と姉妹都市提携をしておる宮古島の下地市長の宮古島市であります。まだ実施はされておられませんが、入野町長はどのようにお考えでしょうか。私の最後の質問です。これで終わりにしますので、お答えください。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 通告外質問ですので、この件に関してはちょっと取下げのほう考えてください。 答弁のほうは、入野町長出さなくて結構ですので。何か入野町長から特別言いたいことがあれば別ですが。 ◆9番(小沢岩夫)  希望したいです。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  議長の特別のお許しをいただきましたので、議員からご質問いただきまして、質問権を尊重いたしまして、執行部を代表してお答えさせていただきます。 前回のご質問もございましたが、町民全員にPCR検査を受けさせる財政はございません。今回のご質問についても、町民1万2,000人で希望者というと、ちょっと確率的にどのぐらいなのか、3割でもすごい3,000人ほどになってしまいますので。 そんな中で、今下地市長様の、私も琉球新報、今も見させていただきましたが、65歳以上全員PCR。あとは那須塩原市が旅館を継続させるために旅館の接客業務、受付全員。また日光市から大嶋市長さんのお話だと、安いのがありましたということで、キットを送ってもらって唾液、それで陽性が出ましたら改めて保健所のPCR検査ということでございますので、そういう形でお金がない中でやれるとすればそのぐらいのことかなと思っておりまして。 特に今コロナ対策で考えているのが、町民の集いでも議員の先生方来賓でいらっしゃいましたが、濃厚接触者の症状がない人については、これはPCR検査を受けていないわけですけれども。当町においては、クラスターを追跡して、無症状の方をそこから隔離して感染を防ぐという、検査、追跡、隔離という鉄則がありまして、それらのラインに沿って、何らかの感染防止対策はできるのではないかということでございまして。町民の集いではそのような話をさせていただいたとともに、企画振興課長のほうにもそのような対策について勉強するようにお話しているところでございまして、全員の方、希望者というのはなかなか難しいので、こちらから、感染拡大を確実にそれを防ぐということで、限られた財政で効果的な対策を今検討中でございますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  以上で、私の全ての質問を終わります。 ありがとうございました。----------------------------------- △小塙斉 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員の質問が終わりましたので、次に8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  議席番号8番、小塙斉でございます。 本日3人目の一般質問者となります。よろしくお願いします。 私は、町民の生命、健康、町民の財産を守るため、未来を担う子供たちのため、是々非々の立場で町政の課題に取り組んでまいります。 それでは、先の通告に従いまして、3件の事項について順次質問してまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 1件目の質問です。 農業振興地域の除外、農転、水路についてお聞きをいたします。 農地は農業生産にとりまして最も基本的な資源であり、農地の確保と有効利用は食料自給率の向上を図るとともに、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承など農業の多面的機能の発揮を図る上でも最も重要であります。 優良農地を確保・保全するため、農地法による農地転用許可制度と併せ、農業振興地域の整備に関する法律に基づく農業振興地域制度が設けられています。 現在、当町の赤羽地内において建設中のメガソーラー太陽光発電現場敷地内における、農業振興地域の除外と、農転の手続、水路の改修、登記手続等についてお聞きをいたします。 農業振興地域の除外の申請手続は適切に行われたか。また、農地転用の申請手続、これについても適切に行われているか。 もう一点、水路の改修の申請手続は適切に行われていたか。 それぞれの申請日、申請者、申請書類、現場確認、図面との照合について適切であったかをお聞きしたいと思います。 水路については、工事額、国・県・町の補助金及び補助率についてお聞きをいたします。 それから、その敷地内における遺跡調査があると思いますが、それが調査されたかについて、お聞きをいたします。 2点目の質問です。 文化財の保存・活用の両立をについてお聞きをいたします。 文化財の活用は文化財保護法に記されていましたが、観光や地域活性化の視点から活用が重視されるようになりました。 2016年に政府がまとめた明日の日本を支える観光ビジョンは、存続を優先とする支援から、地域の文化財を一体的に支援する取組への支援へと転換しました。観光資源として質を高める姿勢を明確に打ち出しました。 文化財保護法が2018年に改正され、保存に重点を置いてきた従来の方針を転換しました。 未指定のものも含めた地域の文化財の状況を含めた、地域の状況を含め、地域の状況をつかみ、保存活用の方針や計画をまとめた都道府県による文化財保護、文化財保存活用大綱や市町村による文化財保存活用計画を作る仕組みができました。 地域計画が国に認定された市町村は文化財修理などの国の補助事業を申請した場合、優先的に採用されることになります。 自治体の教育委員会の下にある文化財担当部署を首長直轄の部局に移管できるよう地方教育行政法も改正され、まちづくりなどと一体的に取組やすくなるようにもなりました。 そこで、質問事項なんですが、現在、教育委員会の生涯学習課文化財担当から、首長直轄の部局におきまして、商工観光係と一体化してはどうかについて、お聞きをしたいと思います。 また、2019年に発行されました「市貝町遺跡地図」冊子なんですが、これはどのように生かされているのか。町は、冊子は、町の一般財源も持ち出しがあるかと思います。それについても伺います。 以前、また5年前発行されました市貝町の「文化財と自然」の冊子についてはどのように活用されているのか。 それから、町内の遺跡、古墳等で大きさ等実測されていないため、図面になっていないものが幾つもあるのではないかと思いますので、その点についてもお聞きをしたいと思います。 また、文化財の保存管理はどのようにしているのか。 それから、伊許山の古墳近くに展望台がありますが、その眺望が以前同僚議員からも質問がありましたが、その眺望についてどうなっているのかについてもお聞きをしたいと思います。 それから、図書館と併設の町の民俗歴史資料館の展示ケースは、湿度や温度が管理でき、町外から遺跡物などを借りることができるかどうかについてもお聞きをしたいと思います。 3点目の質問です。 平均寿命と健康寿命の差を縮めるためにということでお聞きをしたいと思います。 町の平均寿命は男性で78.2歳、女性が86.3歳です。健康寿命というのは、健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間は、男性が76.9歳、女性が83.4歳。平均寿命と健康寿命の差は、男性で1.3年、女性で2.9年ありますが、健康寿命について国民生活基礎調査データでは、不健康な期間を算定するには適さないため、代わりに介護保険事業における要介護2以上の認定者数が用いられておりますが、平均寿命と健康寿命の差を縮小することが重要なこととなっております。 そこで質問なんですが、町民の健康診断の受診率は、どのような状況にあって、受診率向上のための活動はどのようなことをやっているのか。それから、健康診断受診の補助についてはどうなのか。 もう一点、人間ドックの状況、受診率と受診の費用の補助についてをお聞きしたいと思います。 他市町との比較、そして当町についてはどのような状況にあるかをお聞きしますので、よろしくお願いします。 以上、町長、教育長はじめ所管課長の皆様には、簡潔明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の、農業振興地域の除外、農転、水路についてご説明申し上げます。 まず、1つ目の農業振興地域の除外の手続は適切に行われたのかについてでございますが、法令に基づき適切な手続が行われたと存じております。 次に、2つ目の農地転用の申請手続は適切に行われたのかにつきましても、同様に法令に基づき適切な手続が行われたと存じております。 次に、3つ目の水路の改修の申請手続は適切に行われたのかについてですが、農業振興地域の整備に関する法律第15条の2(農用地区域内における開発行為の制限)第1項第9号の規定により、幅員が2メートル以下の農業用用排水路の設置に係る行為は、許可が不要となってございます。 続きまして、4つ目の敷地内の遺跡は調査されたのかについてでございますが、敷地の一部は、寺山古墳群1号墳及び2号墳として周知されており、埋蔵文化財包蔵地に該当しているため、事業者より、文化財保護法第93条第1項で規定されております埋蔵文化財発掘の届出が、平成30年10月に提出されております。 これを受け、栃木県教育委員会より1号墳については確認調査の実施、2号墳につきましては、既に消滅しているが慎重に工事を行う旨の指導がございました。 町教育委員会において、平成31年1月に埋蔵文化財の専門家指導の下、1号墳範囲確認のための試掘調査を実施し、古墳に影響を及ぼすおそれのある範囲につきまして、確認し保存しているところでございます。 次に、第2点目の文化財の保存・活用の両立をにつきまして申し上げます。 小塙議員から、文化財の保存・活用の両立を町長部局に権限委譲してはいかがかというご提案でございますが、文化財の保存・活用につきましての権限委譲、それに伴う機構改革については、教育委員会の所管もございまして、教育長と協議をいたしましたので。市貝町遺跡地図、市貝町の文化財と自然などの活用について、詳細に教育長から答弁させますので、よろしくお聞き取りのほどお願いしたいと思います。 最後の、第3点目の平均寿命と健康寿命の差を縮めるためについてでございますが、本町では、国の見据える人生100年時代に備え、健康寿命を延伸させるために様々な事業に取り組んでいるところでございます。 まず、1つ目の町民の健康診断受診率の状況についてでございますが、国民健康保険、被保険者の特定健康診査受診率につきましては、平成29年度が46.5%、平成30年度が48.3%、令和元年度が50.0%と向上しており、計画目標値を達成しているところであり、引き続き受診率向上に向けた、各種事業を展開していきたいと考えています。 続きまして、2つ目の受診率向上のための活動についてでございますが、国民健康保険被保険者の特定健康診査につきましては、受診しやすいように、年17回程度実施しており、受診された方には健幸ポイントとして、20ポイント分をひばりカードに付与しております。 また、未受診者の方に対しては、健康意識や現状の健康状況の改善意図別に、AIを使用して4分類に分け、それぞれの状況に合わせた勧奨通知を送付しております。 次に、3つ目の健康診断受診の補助についてでございますが、国民健康保険被保険者の特定健康診査につきましては、一部のがん検診は、700円程度被保険者に負担していただいておりますが、特定健康診査につきましては、無料で実施しているところでございます。 続きまして、4つ目の人間ドックの受診率、費用補助についてでございますが、受診率につきましては、平成29年度が5.2%、平成30年度が6.3%、令和元年度が6.4%と年々向上しているところでございます。 費用補助につきましては、一般・脳ドックにつきましては2万円、総合ドックにつきましては、3万円の補助をしております。栃木県内の他市町の状況につきましては、1万円から3万円程度であり、本町は県内でも高い補助額となっている状況です。 長寿化社会において、町民に安心して生活していただくためには、健康な状態を維持することが大切であり、今後とも、健康維持増進及び健康寿命の延伸に向けた、各種事業を展開していく考えでありますので、よろしくご指導のほどお願いいたします。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  それでは、私のほうから2点目の文化財の保存・活用の両立をにつきまして申し上げます。 まず、1つ目の教育委員会生涯学習課文化担当から、首長部局に置き商工観光担当と一体化してはどうかについてでございますが、議員がご指摘されたとおり平成30年の文化財保護法改正によりまして、保存から利活用に重点がシフトされ、従来、教育委員会の所管であった文化財担当部署が、首長部局へ移管できるようになりました。 改正から2年が経過しておるところでございますが、県内では移管に慎重な対応を取っている市町が多くあるのが現状でありまして、現在のところ1市のみが首長部局である総合政策部に移管されたほかは、全て教育委員会内に置かれたままであります。 これは、文化財の保護が、総合学習や地域文化の保存など、学校教育や社会教育との連携をしなければならない点が多いこと、そして、埋蔵文化財と開発行為の均衡を取るため政治的中立性を担保することなどから、教育委員会が所管するのが妥当であるとの見方によるものと思われます。 一方、大規模な市町では、観光を所管する首長部局と文化財を所管する教育委員会部局が分かれていることによりまして、文化財を利活用していく上で、指揮系統や協力体制が煩雑になるなど、弊害が起こり得る可能性は承知しているところでございます。しかし、当町の現状といたしましては、文化財担当が、企画や観光部門と密に連携を取り合いながら、文化財の利活用を図って行くことが可能であると考えまして、今後一層の連携を取り、文化財とまちづくりの融合を図りたいと考えております。 なお、今後、移管に係る諸課題等につきまして、調査・研究をしてまいりたいと考えております。 次に、2つ目の市貝町遺跡地図はどのように生かされたのかについてでございますが、平成31年3月に発刊しました市貝町遺跡地図につきましては、開発行為から埋蔵文化財を守るとともに、文化財を保存活用していくことを目的としまして、一部国庫補助事業を活用して作成したものでございます。 遺跡地図を作成するに当たり、埋蔵文化財包蔵地分布調査を行ったところ、遺跡を新たに351か所発見するなど、町内全域の遺跡を網羅することができました。 また、遺跡地図の作成により、事業者などからの問合せに対しましても、適正に回答・指導することができるようになりました。 今後、学術調査や開発に伴い、新たな遺跡が発見された際には、随時加除修正を行いまして、埋蔵文化財保護の基礎資料として役立ててまいりたいと考えております。 次に、3つ目の以前発刊された市貝町の文化財と自然はどのように活用されているのかについてでございますが、平成30年3月に発刊しました図録市貝町の文化財と自然につきましては、市貝町の先人たちが守り育んできた貴重な文化財や、豊かな自然を後世に伝え残していく目的で作成いたしました。 なお、事務連絡員の皆様のご協力をいただきまして、町内各世帯に配布することができております。指定文化財や町内に生息する動植物などを網羅した内容となっておりますので、町民の皆様のご家庭での学習に役立てていただいているものと思っております。 また、ふるさと学習に役立てていただけるよう、町内の各小・中学校に配布させていただきましたので、総合的な学習の時間や社会科、理科の授業の調べ学習などで活用され、児童・生徒の愛郷心や郷土愛の醸成、そして、町内に生息する動植物への興味、関心を高め、環境教育の推進を図ることができているものと思っております。 さらに、道の駅の観光協会を通して、町外の皆様に向けて販売を行うなど、市貝町の魅力発信のためのツールとしても活用されております。 次に、4つ目の町内の遺跡、古墳等で大きさ等実測されていないものがあるのではについてでございますが、町指定文化財であります3つの古墳の測量図面につきましては、40年以上前に史跡に指定されたこともあり、調査報告書等に不備が見られたものも、物件もございます。 つきましては、本年度中に、指定史跡である古墳の墳丘測量調査を実施しまして古墳の実態を把握し、調査結果については今後史跡の利活用に生かしていきたいと考えています。 また、指定されていない古墳等につきましても、町文化財保護審議会の意見を伺いながら、墳丘測量調査を実施して測量図面の作成につきまして検討していまいりたいと考えています。 次に、5つ目の文化財の保存・管理をどのようにしているのかについてでございますが、町内の指定文化財につきましては、所有者の手によって適正に保存管理されている状況を随時確認をしております。 仏像や古文書、歴史資料、考古資料などの有形文化財については、所有者と連絡を密に取り、必要に応じ補助金を活用し保存修理を行っていただいております。また、町歴史民俗資料館の企画展に積極的に出展していただくなど、指定文化財の現状確認と利活用を併せて行っております。 有形文化財の建造物につきましても、保存管理のために必要な修繕に係る補助金を必要に応じて支出しています。また、毎年1月26日の文化財防火デーに合わせ消防署と連携し、所有者立ち会いの下、防火設備等の点検を実施いたしまして、文化財の重要性について意識を共有しております。 古木など、個人所有の天然記念物については、危険な枯れ枝の枝落としなど、必要に応じて補助金を活用し、保存管理に役立てていただいております。 古墳等の史跡については、毎年、所有者に下草刈り等をお願いをし、適正な保存管理に努めていただいているところであります。 神楽やお祭りなど、無形民俗文化財につきましては、毎年補助金を支出し、伝統芸能の伝承や保存に役立てていただいております。また、広報で後継者の募集を行うほか、テレビ局の特集番組の取材を紹介するなど、保存会と町が連携を取りながら、祭りを盛り上げ伝承していく工夫を図っております。 なお、現在未指定の文化財のうち、特に重要なものにつきましては、文化財保護審議会にて調査を行い、指定に向けた準備を進めておりますので、指定された後には、所有者と連携を図り、保存管理及び利活用を進めてまいりたいと思っております。 6つ目の伊許山の古墳近くの展望台の眺望については、現在、周辺の樹木が繁茂しており、展望台からの谷津田の景色が堪能できない状況となってございます。 当該区域は、山林としての健全な機能を維持し、次世代に引き継ぐこと等を目的として、平成23年度から25年度にかけて、とちぎの元気な森づくり県民税事業を導入し、下草刈りや枯れ木の伐採を実施した区域であり、事業開始から10年間は、全て伐採する皆伐が制限されております。 しかしながら、間伐や剪定などは可能でございますので、これらの対応については、キャンプ場を管理委託している伊許山園地管理組合並びに土地所有者と慎重に検討してまいりたいと思っております。 次に、7つ目の町民俗資料館の展示ケースは湿度や温度の管理ができ、町外からの遺跡物など借りることができるのかについてでございますが、現在、歴史民俗資料館には、温度・湿度の調整を自動で行える展示ケースを備えてはおりません。そのため、県立博物館などから借り受けた物件を展示する際には、このことをご理解いただいた上で、冷・暖房の空調と除湿器を稼働させながら、展示室全体を適正な温度・湿度に保ちまして、展示を行っているところでございます。 今後、計画的に展示環境の改善にも努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  順次、再質問させていただきます。 第1点の、農業振興地域の農振除外、農転、水路についてからお聞きをいたします。 今回この件で、農振除外、農転、水路の改修については、いつ行って、きちんとした書類があったかというようなことでお聞きしておりますが。 まず、申請日とか申請者、そういうものについて全然、説明が答弁になかったので、その点をお聞きしたいと思います。 また、水路については工事額等についても答弁がなかったので、その点について、再質問いたします。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、ただいまのご質問につきましてご説明申し上げたいと思います。 先程、町長の答弁でありましたように、農業振興地域の除外、そして転用等については、法令に基づいて適切な手続が行われているところでありまして、申請者や申請日につきましては、大変申し訳ありませんが、個別の案件になりますので、この場ではお答えを控えさせていただきたいと思います。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 それと、水路の改修につきましては、町のほうで、その書類等がございませんので、そちらについてもちょっとお答えすることができない状況となっております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  水路については町に書類がないということでびっくりしておりますが。 今回、この農振除外、農転等について、申請日、申請者についても答弁、説明できないということでありますけれども。 農振除外するには、町の農政審議会が開かれてそれからということになりますが、農政審議会は平成26年3月にありまして、その後ということになるかと思うんですが、そういう考えでよろしいのかなと思うんですが、その点についてお聞きいたします。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  農政審議会が平成26年3月ということでのお話ですが、こちらについては、若干日付が違うということでしかご回答できません。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  どういう理由があって説明できないのか分かりませんが。もしも、現在、進めているメガソーラーの件がですね、その事業者の提出した書類が虚偽であった場合、どうなるんでしょうかね。 近隣の茂木町では、農業委員会にやはり太陽光の設置届が出されて、後から、工事が始まってから、書類が虚偽であったということで撤去させたという事例もございます。 当町においても、今回の書類が間違っているもので通されたということが明確になれば、そうしますと、その茂木町と同様に撤去ということで考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、ただいまのご質問に対してご説明申し上げたいと思います。 一般論的にはなりますが、例えば許可を受けないで農地転用した場合、あるいは許可申請、計画書どおりに転用していない場合には、当然農地法違反ということになりますので、転用につきましては、県のほうの許可になりますので、県のほうから指導等が入りまして、工事の中止、あるいは原状回復等の命令がなされると思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  了解しました。 先程の農政審議会については、平成28年の3月2日に行われておりますので、恐らくその3月中か、4月になったか翌月かということで、農振除外の申請がなされたのではないかなとは思っておりますが。 いずれにしましても、きちんと書類とその現地を調査していただいて、間違っているか、間違っていないかというものが分かるかと思いますので、町長もしっかり現場と図面とを、大きいものについては見る必要があると思いますので、その辺よく見ていただきたいと思います。 発言時間も、私の持ち時間あと9分ということで、次の質問に移りますが。 文化財の利活用についてということで。 昨日、一般会計の補正の予算がありまして、そのときに、多田羅の古墳群の墳丘測量を今回するということであります。町の史跡が3つあって、そのうちの一つがやっていなかったということで、測量をして来年度については、またあの看板を設置したりいろいろお考えかと思うんですが、その活用に向けて、どのようにお考えなのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  多田羅古墳群については、今年の補正で測量図というものを作るものなんですが。その一番大きな1号墳の前には、多田羅古墳群ということで、その説明書きはあるんですが、古墳図等がございません。 そういうものを作りまして、来ていただいた方に、どのような形、どのような大きさなのかというのを分かっていただけるようなものを作っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  多田羅の古墳群の測量が終わりまして、その近く、市塙とかでも、横塚古墳であったり、また伊許山の上には御嶽山のところにも長寿山古墳というものがあるかと思うんです。 この遺跡地図にも載っておりますが。これ大変大きいもので、測量の必要があるんではないかなということで、文化財ボランティアの関澤先生なんかとも話しているんですが。 そのような計画、考えはあるのかどうかをお聞きします。 ○議長(和久和夫)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  ただいまの横塚古墳と長寿山古墳、伊許山の上の件でございますが。今後、町の文化財保護審議会等に諮りまして、まだ調査されていない古墳等につきまして、優先順位をつけて、どのようにやっていくかは諮っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  新町の横塚古墳については、私も測量に、8年前、9年前、関澤先生と一緒に測量した経験もありまして、ぜひ、町にあるそういう古墳の測量、そういったものが必要かなと思っております。 また、そこから出た遺跡の発見されたものが、町内ではなく町外に出てしまっているということで、それを、また町で町民に見せるためにはどうしても民俗資料館に、温度と湿度を管理できる展示ケース、これはメーター当たり何十万もするものなので、大変高価なものにはなってくるんですが。町の宝を町民に知らせるという意味においては、そういう町から出た刀とかが、島根のほうに現在あるということをお聞きしています。 そういったものを、町の宝を町民に見せるということで、必要ではないかなと思います。 その展示ケースの導入についてはどうでしょう。教育長。早急に検討していただきたいと思っております。お考えをお聞きします。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。
    ◎教育長(小森祥一)  ただいまの質問でございますけれども、横塚古墳から出土したものが町外にあったということで、今年度、文化担当の職員と、それから文化財審議委員会のお二人で確認をしに行ってまいりました。 確かに、市貝町の古墳から出土されたということが確認されまして、次年度には、それを返却いただくような手はずを取っているところでございます。 その保管につきましても、保存につきましても、本当に大切な、重要な、そして貴重なものでございますので、町民の皆様に、それがご覧いただけるような環境づくりには積極的に取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  ありがとうございます。 ぜひ、前向きに検討していただいて、早急な対応と予算づけを検討していただければと思います。 3点目の平均寿命と健康寿命の差を縮めるためにということでお聞きいたします。 近隣町村の人間ドックの受診率と町の補助について、どういう状況にあるのか、担当課長から説明をお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対し、ご説明を申し上げます。 まず、近隣市町の人間ドックの受診率ということなんですが、特定健診の受診率ということで、ひとくくりで受診率が公表されておりますので、人間ドックに限ってという数値はまとめておりません。 市貝町ですと令和元年度で特定健診の受診率は50%でありました。県内では順位は10番以内、いつも6位か7位ぐらいのところにおります。 近隣市町の状況ですけれども、郡内では結構高いほうに位置しておりまして、隣の茂木町は受診率は大体1位ぐらいで毎年推移をしております。益子町につきましては、やはり45%程度で10位以内に位置しております。芳賀町につきましても50%を超えている状況で5位以内には入っています。真岡市につきましても45-6%で毎年推移をしておりまして、10位以内の順位となっております。 それから、費用の補助についてということなんですが、市貝町の場合ですと、一般ドック・脳ドックにつきましては2万円、総合ドックにつきましては3万円の補助をしているところでございます。 補助額的には、県内でも高い自治体にはなっているかと思います。安い自治体ですと人間ドックの補助が1万円という自治体もありますし、平均としますと日帰りの人間ドックで1万5,000円程度かなと考えております。高い自治体ですと、やはり3万円ですか、の費用負担、補助を出しているようです。 説明は以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  人間ドックに日帰りで行った場合に、町民の方が茂木の方々と一緒になって、補助金額の話をしましたら、茂木のほうがプラス6,000円出るんだというような話になりまして、その辺どうなのかなというようなことでお聞きをしたかったわけなんですが。 茂木は市貝町よりも6,000円多いという状況なんでしょうか。 ○議長(和久和夫)  町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  茂木町さんにつきましては、日帰りのドックで2万6,000円、泊のドックで3万6,000円ということになっております。 説明は以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  茂木で2万6,000円出していて、市貝町でせめて同額だろうというようなことを言われましたので、その点、ぜひ来年度の予算において、少々予算組を考えていただければなと思っております。よろしくお願いいたします。 あと3分ということで、ちょっと1点、先程の一番最初の質問で、聞く項目を忘れておりまして。 水路については、町に寄附されたということを伺っておりまして、その水路の寄附については、寄附に当たっては、町では適切な払下げの手続とか、水路の工作物の所有者、工作物設置者の確認は適切に行ったかどうか、その点について、申し訳ないんですが、お聞きをしたいと思います。町長でも、担当課長でも結構ですが、よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  先程、水路の寄附についての質問についてご説明させていただきます。 当該水路の土地、こちらにつきましては、土地の所有者より寄附の申出がございました。当該水路については、機能を有しておりまして、下流で利用者もいるということで、公共性の高い水路と判断しまして、その機能維持、また、管理のための寄附、底地の寄附を受けているところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  水路については、その国の所有者からの寄附ということで、適切に手続を取って行われたというようなことでよろしいでしょうか。町長どうなんですか。担当課長ですか。どっちでもいいです。 ○議長(和久和夫)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  寄附の手続につきましては、適正な手続をしていると考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  水路等については、その水を流すものですからね。国のものは、その県であったり、町であったり、適切に管理していただきたいと思います。 以上で、一般質問は終わりますけれども。 いずれにしましても、町民の生命・財産、そして健康ですね、それから子供たちの夢を育む、そういうふるさと教育、文化財等を、ぜひ大切にしていただくようなまちづくりを執行部の皆さんにはお願いしたいと強く要望しまして、私からの一般質問の一切を終わりにいたします。 ありがとうございました。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は2時20分とします。                          (午後2時09分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後2時20分)----------------------------------- △関澤正一 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員の質問が終わりましたので、次に、3番関澤正一議員。登壇。          (3番 関澤正一 登壇) ◆3番(関澤正一)  3番、関澤正一。 本日の一般質問の最後の質問者となりますので、最後までよろしくお願いします。 ただいま議長の許可を得ましたので、通告をしました一般質問をさせていただきます。 新型コロナウイルスの感染が第3波を迎え、本県においても、昨日現在664名となり、県内25市町の中で23市町で感染が確認されております。 その中でも、本町と那珂川町の2町が感染者ゼロということで、町民の皆様の感染予防が徹底されていると、不急不要の外出を控えていると思います。 また、陽性の感染対策が徹底されて町民に分かりやすく伝わっているのだと思います。今後も、消毒の徹底とマスクの着用をしっかり行い、感染者を出さないよう頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 質問の1問目として、新規就農者について質問をさせていただきます。 本町の基幹産業は農業が中心であり、少子高齢化の中、後継者不足が年々厳しい状況に置かれています。そんな中、土地改良区、中部地区の事業も完了となり、土地の集約もでき、規模拡大が可能となり、認定農業者を中心に経営の担い手として農業の振興を図っているところです。 また、働き手についても、ハウスによる雨よけトマトやアスパラ、イチゴ、夏秋ナスや梨などが栽培されており、酪農家においても、大規模化し本町の農業を支えております。 本年度から、椎谷地区の土地改良事業が実施され、この土地地域でも、土地の集約ができ、農業の振興につながっていってくれることを期待しております。 また、町内の土地改良事業もほぼ全域の改良事業が終わり、土地の集約が完了し、大規模な経営が可能となり、安定した経営が望まれることを期待しております。 農業の担い手不足に伴い、本町でも新規就農者7名の方が認定され、各専門分野で就農に取り組んでおり、遊休農地や不耕作地を賃貸し、野菜や果樹、水稲など、経営の中心として努力され、資金面でも厳しい経営だと思います。 就農者によっては、作物の合わない土地もあり、土地改良や有機物の大量な投入など、努力が常にもたらされており、それを乗り越えなければ安定した経営はできないと思います。 1点目として、アスパラ経営者は順調に経営がなされ、出荷もJAや道の駅に出荷されてきたと思ったら、就農者が突然廃業しました。何があってそこまで追い込まれたのか。また、かなりの投資をしていると思います。 そこで、就農者が廃業されたのは、どのような事情で廃業されたのか。また、町としてどのような対応や対策を取ってきたのかを伺います。 2つ目として、ワイナリーを目標に、遊休地の畑地を賃貸し、ワイン用のブドウを作付し、本年度から収穫が軌道に乗り始まり、ワインの製造も始まり、製造が出来上がり販売先を検討し、道の駅に出荷しようとしたら酒類販売の許可がないために販売ができなくなってしまい、販売先を探した結果、益子の道の駅に出荷することになりました。 そこで、新規就農者を認定し育成しても、他町の道の駅に出荷されるようでは町の損失となります。 そこで、町はどのような考え方で指導をし、就農者を育成していくのか。また、6次産業の在り方についてもお伺いします。 大きな2点目として、スクールバスの運行と、児童の安心・安全について。 スクールバスの乗車は3キロ以上であり、遠距離通学の児童の安心・安全を守るためにスクールバスの運行が実施されております。 運行の中で、市貝小学校の上根方面へのスクールバスは、町道谷中東線から、町道谷中西線のルートで運行されております。児童は団地から集合場所まで500メートル以上ある芳賀町地内を通り、町内にある集合場所に行きスクールバスを利用しております。団地に入る道路は県道、通称立街道、食肉センターの北側に道路があります。団地の入り口とか、団地内に集合場所をなんで指定できないのかを伺います。 また、児童の安全を考えた場合、他町をまたぐということは、見守りもなく非常に危険な状況でもあります。町は、もし事故・事件があった場合、どのような対応や対策を考えているかを伺います。 2つ目として、町内には、まだまだ歩道が整備されていない道路が幾つかあります。市塙地区にも整備されていない道路があります。この道路は町道と農道の入り組んだ道路のため、なかなか整備がされておりません。通学路沿線の関係住民からも早急に道路の整備を願う声が出ております。 そこで、児童の安心・安全を守るためには、道路の整備が完成するまでは、スクールバスの利用ができないかをお伺いします。 以上で、総括の質問を終わります。 あとは質問席において一問一答で質問させていただきます。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  関澤正一議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の新規就農者について申し上げます。 そのうち、新規就農者への対応と対策についてでございますが、当町において就農する農家は一様に意欲が高く、高い志をもって就農しております。しかし、栽培技術が未熟であったり、販路に課題があるなどの理由で、十分な所得を得ることができず、離農されるケースがございました。 このため、当町では新規就農者の定着を図るため、農地利用最適化推進員、県の普及指導員、農業協同組合の融資担当からなるサポートチームを設置し、年4回圃場を訪問し、営農状況を確認するとともに、サポートメンバーがそれぞれの得意分野を生かし、経営・技術、農地取得、融資に関する相談に対応し、新規就農者の営農継続に向けたサポート活動を行っているところです。 関澤議員からのご質問のあったアスパラガス生産農家が突然廃業し、当町から撤退されたという件でございますが、どのような理由で廃業されるに至ったのか、その経緯と理由等については、担当課長がこの後説明いたします。 2つ目の道の駅での酒類販売の件についてでございますが、町内で独自にワインを県外の醸造業者に依頼し製造し、それを販売を始めた新規参入者が、地元でワインを販売しようとしたところ株式会社サシバの里いちかいでは販売できないということが分かり、隣の益子町の道の駅で販売を余儀なくされたという件についてでございますが、この件につきましては、指定管理者である株式会社サシバの里いちかいにおいて酒類販売の免許の取得を税務署に打診したところ、令和2年10月30日付で当免許を取得することができまして、11月27日より農産物直売所にて、この新規参入者のワインの販売を開始したところであるという報告を受けたところです。 新規就農者の生産物の販路の確保につきましても、重要であると捉え、安心して就農できる環境を整備できるよう考えていく所存です。 さらに、6次産業の在り方についてでございますが、近年、自分で栽培した農産物の加工・販売に取り組む意欲のある就農者が増えています。就農者が6次産業に取り組むことで、農産物に付加価値を付けて販売することができることに加え、規格外の農産物を有効利用することも可能となります。 当町におきましては、このような農業者を支援するため、市貝町新規参入農業者支援事業費補助金交付要綱に基づき、6次産業化に必要な機械や施設の購入費の一部も補助しているところです。 しかしながら、6次産業化の推進は、なかなか結果が出せない状況にあり、道の駅農産物加工所の一角が約3年も借手が見つからないという状況にあり、誠に遺憾に思っているところであります。 6次産業は農家の所得向上、地域経済の活性化や町をPRしていく上で欠かせないものと考えています。その実現のためには、自然豊かな地元農産物を生かした特産品づくりやブランド品を開発することが重要だと考えています。 そのため、商品開発を支援する町単独事業の市貝ブランド支援事業における支援を継続して行うとともに、新たな国・県補助事業等を活用しながら、6次産業での雇用対策も併せて検討し、道の駅農産物加工施設の活用を検討してまいりたいと考えております。 なお、第2点目のスクールバスの運行と児童の安心・安全につきましては、教育委員会所管でございますので、教育長が答弁いたします。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  私のほうからは、2点目のスクールバスの運行と児童の安心・安全について申し上げます。 1つ目の、市貝小学校のスクールバスにつきましては、現在、みどりの森・上根コースとみどりの森・村上・駒込・笹原田コースを2台のスクールバスを利用して運行しております。 みどりの森・上根コースは、登校時は、最初にみどりの森の児童を迎えに行き、市貝小学校に送り届けてから、上根方面の児童を迎えに行くという運用になっております。時間的には、私が小学校におりました折には、大体、最初にみどりの森に着く児童が7時半前でございました。そして、その後上根方面に行って帰ってくる時間が約7時50分から55分程度ということでございます。雨天のときには多少遅れて就業の8時を過ぎるような場合もございました。 芳賀町に近い、つくしヶ丘及び上根タンポポ台の児童送迎については、近くに停留所の設置も検討してまいりましたが、中型バスでの運行のため、通行できる道路が限られることや団地内でのバスの旋回、基本的にはバックをしての旋回はしないこととしておりまして、難しいことから、時間内に市貝小に着くことができないなどの問題があり、現在のコース及び停留所に決めさせていただいた経緯がございます。 スクールバスの運行につきましては、安全な運行を心がけ、特に停留所での乗車や下車の際は細心の注意を払って事故の未然防止に努めるようバス会社及び運転者に指導しているところでございます。 また、登下校時の児童の安全対策としまして、集団での登下校や保護者の送迎をお願いしておりまして、併せて下校時に防災無線の呼びかけなども行っております。 今後は学校や保護者のご協力の下、青色赤色パトロールによる地域防犯パトロールなども行っていく予定でございます。 2つ目の、児童の安全を守るため、スクールバスを利用できないかという件についてですが、本町では、児童の通学路に歩道がなかったり人家が少なかったりするなどの地域の実情などを考慮し、通学の安全を図るためのスクールバスが利用できる通学距離の基準をおおむね3キロメートル以上と定めまして、バスの運行を行っておりますのでご理解いただきたいと思います。 今後もスクールバスの運行につきましては、児童の安心・安全を最優先に対応を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、アスパラ経営をしていた就農者が突然廃業しまして、どのような事情で廃業されたか、また町としてどのような対応、対策を取ったかについてご説明申し上げたいと思います。 新たに新規就農となられる方は、他市町から来られる方が大半でありまして、先程町長の答弁にありましたように、高い志、農業をやろうということで市貝町のほうに就農して来ています。 その大半の方が、国の事業であります農業次世代人材投資事業、年150万円の交付金を受けられるものですが、それを活用して営農を営んでいるところであります。 その事業につきましては5年間ということで、先程も申し上げましたが販路、あるいは経営、栽培技術等が仮に未熟であっても、その交付金が受けられる5年間は何とかやっていけるということで、これは全国的にもそうなんですけれども、それ以降、その交付金が受けられなくなった後が、やはり販路がうまくいかなかったりとか、天候やいろいろなことがありまして、自分の思うように栽培できなかったということで、離農していく方がたくさんいると、全国でも聞いております。 それと同時に、農業につきましては、なかなか新規就農者は若い方が多いんですけれども、なかなか休みも取れないということで、自分の時間が取れないということも理由の一つになっているかなと思っております。 そういった中で、町としましては、町、あるいは県の経営普及指導の担当者等々で、そういった方に対して、いろいろ指導や経営の内容の相談等を実施しているわけなんですけれども、やはり、そこがなかなかうまくいかずに離農されている方が多い状況になっております。 そういった中で、先程申しましたように、現在は農地利用最適化推進員、県の普及指導員、農協の融資担当の方でなりますサポートチームを設置しまして、定期的に訪問し、そういった離農とならないように支援をしているところであります。 今後、市貝町でもそういった離農する方がないよう、このサポートチームを中心に支援していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上となります。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  アスパラ経営者は、いろいろな事情で辞めたと思うんですけれども、最後に私のところに相談に来ました。これは、まるっきり振興事務所で言っている話がうそなんですよね。元はあそこは桑畑で農薬を使ったから、除草剤を使ったから収量が上がらないんですよという話をしたらしいんですよ。 これは、土地条件全然知らない方が来て就農するんですから、土地条件は分からないわけですよね。この土地も、選考してくれた方は農業委員の方なんですけれども、私ら地元で見ても、あそこでものできるとは思わないんですよ。というのは、表土が20センチあるかないかなんですよ。そこに今度は下赤土なんですよね。そういうことも、振興事務所では分かっていないんですよね。 私も昔養蚕の指導していました。あそこには桑畑ありませんでした。あったのは梨畑です。そういう形で、ちゃんと調査をして、そういう就農者に対して説明する義務があると思うんですよね。 ですから私も聞いて、うちに来て相談されたんですけれども、もうまるっきり話違うんじゃないかと。そういう話されちゃうと、これもうちょっと違うんじゃないかと私言ったんですけれども。だけど、やっぱり本人はもう、そういうことを信用しているんだね。 で、こういう状況だから、もう土地条件として見ればもう最悪の状態の土地のところに建てたんだから、皆さんが収量上がっている半分だそうです。で、生活が成り立たないという話をされたものですから、これはちょっとまずいなと思ったんですけれども、本人はもう意思が固くて辞めたいという話をちょっとされました。 だからそういう形で、執行部のほうでも町のほうでもね、もう少し何て言うかその、指導とか手厚い何かできなかったのかなっていうのが私の考え方なんですよ。 そこら辺、執行部のほうでは、町としては話聞いていますか。そこを伺いたいと思います。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  ただいまのご質問についてご説明申し上げたいと思います。 ただいま関澤議員がおっしゃいましたように、農業というのはかなり難しい点あると思います。作物によって土地土壌の違いによって出来不出来が出てくると思いますので、その辺、町のほうでも再認識しまして、今回の件につきましては、初めて聞いた部分もございますので、今後そういったことがないように。 今現在も他市町から新規就農したいということで、問合せが多々ございますので、そういった場合には、よく、どういった作物をまず作るのかと。それが土壌に合っているかということで県と相談・協議しながら、その作物に合った場所を選定して、収益が上がるようなことで支援していくように。 まず、入ってくる段階から、そういったことをよくしまして、長く就農、そして定住していただけるよう、今後は支援していきたいと思いますので、ご理解のほうお願いいたします。 以上です。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  そういう土地条件の問題もいろいろあると思いますけれども、今後、新規就農者、これを育てていくためには、どうしてもそういう条件もあるんですよね。そういうものをやっぱり、これは県のほうもあるし、農協のほうでもあるしね。できれば地元の知っている人ね。そういう人にもやっぱり相談して、その人のために何とかしてあげたいという形で思っているわけですから。そういう形を進めていただきたいと思うんですよ。 でないと、せっかくこれ、このアスパラの就農者は、えらい借金背負っていると思うんですよ。これ本当に、破産宣告するような形になると思うんですよね。 そういう状態のものを、新規就農者の方が今度入るとすれば、これはもう信用の問題になってきますよね。もうあそこは恐ろしくて市貝ではできないという話もされると思うんですよね。 ですから、そこら辺を、もう少し考えていただいて、いろいろ相談して、そして先程も課長からもお話ありましたとおり、適地というか、そういう感じのもので、新規就農者を育てていってもらいたいと思うんですよね。 そういうことで、それは一つ要望ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。 それとあと、今のハウスの建物、この利用。これどういうふうな形になっているのか。そこら辺、全然私もちょっと私も把握していないので、本人とも全然行き会っていないので、どうなっているんだか分からないという状況です。 町のほうでは、そういう状況を把握しているのかいないのか。それと、またバイパス沿いにあって、荒れたハウスの形をあそこにみすぼらしく建てておくのか、そういう感じも出てくるんですよね。 これは、ちょっと私も思うんですけれども、ハウスの再利用は、あの中でできるものはほとんどないと思います。ですから、そこら辺の対応、どういうふうな対応をするんだか分からないんですけれども。あの6棟のほうは、私言っちゃ悪いけど駄目だと思います。ただ下にある2棟は土地条件がまた違うんですよね。だから、あそこでやっていた人は井戸まで掘って、そしてウォーターカーテンやったんですよね。そしたらあそこ水も駄目なんですよ。渋水で。鉄分です。ビニールが真っ黄色、真っ赤ですね。そういうところにそういうものをやっていてはこれはもう成り立たないわけですよね。 ですから、道もやっぱりみすぼらしいもんじゃないですから、今後のあのハウスの対応は、町のほうでどういう形で対応していくのか。そこら辺、ちょっと分かる範囲でいいんですけれども説明お願いします。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、今後のハウスの利用につきましてご説明申し上げたいと思います。 今現在というか、ハウスが入った状態になっておりまして、そのハウスにつきましては、今現在、新たな、町外からあそこを使いたいという方が相談に来ておりまして、その方については、果樹になるんですかね。パパイヤだったと思うんですけれども。ちょっとそういった、なかなか市貝ではなじみのないパパイヤだったと思うんですけれども、そういったものを栽培してみたいということで、今、相談されていまして。 ただ、議員がおっしゃりますように、ハウスの状態も悪い場所がございますので、全部が使えるかどうか、その辺はいろいろ検討しているところでございまして。支柱の部分とか、そういった部分は使えるところ当然あると思いますので、そういった使える部分を利活用しながら、今後あそこを、道の駅の前ということでございますので、新たな町の、変わった作物でありますので、ちょっと目玉的になればいいのかなということで、今ちょっと進めているところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  そういうわけで何かあと、そういう申込もあるような話を聞きましたけれども、十分に作物できるような形の体制を取ってやって、あとやってもらえればありがたいと思いますけれどもね。 そこら辺も町のほうで、できるだけ指導してやってください。でないと、せっかくまたやっても、同じ道繰り返すようでは、本当に就農者いなくなりますから。 まして、今のこの農業の後継者不足、これは深刻ですから。そういう面考えた場合には、本当に就農者に頼るしかないんですよね。 そういうことを考えると今農業に携わっている経営者、こういう方が平均年齢、これが何歳ぐらいになると思いますか。データがあったら教えていただきたいんですけれども。かなり高齢化になっていると思うんですよね。 大体もう65歳以上にはなってきていると思います。そういう人に頼るばかりにいかないので、やっぱりそういう新規就農者、逆にすればUターンしてもらってね、退職した方が家庭菜園じゃなくても、それに近いんじゃなくても、それにちょっと毛が生えたような形で経営でもやってもらえればありがたいかなという感じもしているんですけれども。 そこら辺、ちょっと分かったらば教えていただきたいと思います。 ○議長(和久和夫)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  農家の年齢でございますが、若干ちょっとデータは古くなるかもしれませんが、市貝町の農家就農従事者、農業の従事者につきましては、統計上ですと平成27年ということでちょっと若干古めなんですけれども、1,000人弱ということで、950名程度となっております。 そのうちの65歳以上の割合というものが、68.7%ということで、7割近くが65歳以上となっております。また、町の認定農業者につきましては、120名弱なんですけれども。その認定農業者にあっては、やはりもう大半9割近くの方が60代以上となっているような状況であります。 以上です。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  一応、新規就農の形では、そういう形でひとつお願いしたいということで。 それと、あと町長からもお話ありましたとおり、6次産業ですね。これは今後進めていかなくてはならないと思います。その前に町長のほうからも、30日に酒造の販売許可ですか、これ国税から出ました。11月27日から、ワイン、それとあと、サシバの里で作っている泡盛ですか、この2種類を販売しております。 そういうわけで、おかげさまで、これ悲願だった道の駅の酒類販売ね。やっと取付けたということで、本当に企画課長には骨を折っていただいて、私も農林課の担当者と、国税まで行くべという話までしたんですよ。何とかこれ作例販売しなくちゃならないから。 そういうことで1年ちょっとかかったと思うんですけれども、あの道の駅で販売できたことは本当に執行部のほうの努力だと思いますので、ありがとうございました。 またちょっと戻ってあれなんですけれども。町長は6次産業の話されてましたけれども、これ道の駅の加工場ですね。これがオープンしてからもう本当に回転していないという状況ですよね。そういう形で、そこで6次産業という、そこの1本じゃなくて、違う方面の6次産業をこれ何か作って、そこでやってもらうという考え方は、これ町長ありますか。ちょっと町長からお伺いします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  関澤議員から新規参入の方々に対する支援と、そして6次産業についてご質問がございまして。 関澤議員は、養蚕指導員ということで、ナカガワ町長、またミカタ町長は関澤先生と言っておりまして、本当にそういう面では、農業に対する知識は非常に豊富で、はが野JAの黒崎組合長からも、私どもいろいろお伺いしたところでございました。 まず、本当に申し訳ございませんでしたが、実際、農業振興事務所の職員で農業やっている人いませんでして、私も何度も言ったんですが、普及員の資格を持っている方、町に1回も来てくれたことがないし、先程のように指導されると全然違うことになってしまいまして、できれば町内の地元の農家の方に預けまして、町でその教育について、これから新しい施策を作りますが、預かって勉強させてくれるということで、今新しい提案を今メモしましたので、指導者を選んでどこかについてくれって預けますから。何年か指導してくださいということで、指導料みたいな格好でやれればなと思いました。今メモさせていただきまして、また新たな施策にさせていただきたいと思っています。奈良県の山口農園が、もうみんな預かって卒業させて、農家として育っていますので。 2点目の6次産業につきまして、本当に残念で、農水省の農水局が道の駅に隠密で何回か来ていらっしゃいまして、今の状態だと農村レストランなんて話にならないというふうに厳しく言われています。 今県外に行けないんですが、恐らく農水省に行くと、市貝町へ行ったということになると、また呼び出されて、イイさん。イイ専門官から、長いんですが。なんだあれまだできていないのかと言われまして、実は行ってるんだぞと言われました。 農作物が集まりまして、それを確保して売るというのが流れでございますから、しっかりとやっていきたいと思いますが。 まずは、あそこにどなたか今入ってもらうということで、支配人と今話をしているところでございます。何法人、何団体か候補者がありますが、大変今それが売れているということで、今日も東京のほうに行っているみたいですけれども。 まず、加工品として考えられるのはサシバの里ですからね。サシバの里の物をしっかりとブランド化していきまして、里自体を地域ブランド化していきまして、そこから取れる物を面白い形で加工して、それにサシバの何かをくっつけて、卵とかですね。サシバの卵とか、サシバの翼とかですね。何かそういう形で名前を面白くしていくと、ストーリーと言いますけれどもね。物語を作って売ってもいいのかなと思っていまして。食材をきちんと当町のものを選んで、何か加工できないかなということで、今振興計画づくりの中で、勉強させていただいております。 もう一つは、この地域にある郷土食、食と農と食ということで益子も力を入れ始めていまして、それで、どんなものが、今度は食ですか、いいものをメニューでできるのかなと思っておりまして、農と食をつなげた加工をこれからやっていきたいと思います。 せっかく雇用創造協議会でいろんなメニューができたんですが、それがなかなか日の目を見ていないということは、私どももう一度検証しなければならない点ですが。食と農で、特に女性の起業家を中心にして何かできたらなというふうに思っておりますので、もう少しお時間をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  では、2つ目の題目に入りたいと思います。 スクールバスの運行と児童の安全・安心についてということなんですけれども。 これ、タンポポの団地ですね。これできた当時、子供たちは芳賀町の学区だったんですよね。それで、結局は祖母井小学校、その後今度は芳賀中という形で、子供たちは登校してきたわけですよね。 これが今度は学区の編入がありましたよね。この編入がいつなされたのか。これちょっとお聞きしたい、教育長分かればお聞きしたいと思うんですけれども。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  今の質問にお答えいたします。 私も、いつこれが正式になったかというのは、はっきりはちょっと分かっていないところではありますが。その当時、大貫教育長様が、当時の芳賀町の見目教育長さんと相談をしながら、学区、市貝町に住所がある子供たちは、市貝町の学校にということでなされた記憶がございます。 当時、私も芳賀東小学校に勤務をしておりまして、ちょうど関係の子供たちが小学校6年生までとか、そこの卒業後には中学校にというような子供がいたことは記憶にございます。 ということで、確か、大貫教育長様が教育長時代でありましたので、平成27-8年だったかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  そういうことで、平成27-8年に編入されたということですね。 私、昨年団地ちょっといろいろ、ほかの団地の方から、来ていろいろお話を聞いてくれということで団地に行って来ました。その団地の中でいろいろ言われたんですけれども、税金払っても島送りだかんねという話をされたんですよね。結局、町の自治会も抜けました。本当に何もない孤独な団地です。 そういう中で、今、学区の話もしましたけれども、子供たちに対しても要望しても何もやってくれないという話が出てきたんですよね。 現在も、学区が変わっても、これ芳賀の学校に通学している子供がいるのかどうか。これをちょっとお聞きしたいです。お願いします。 ○議長(和久和夫)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの関澤議員さんからのご質問についてご説明をいたします。 学校関係というのは、必ずしも、市貝と芳賀町の今の例ではございませんが、隣接町の場合ですと、お互いの教育委員会等の話合いで、学区外の編入とかという形のやり取りがある場合もございます。 芳賀町については、先程教育長が話したとおり、当時、芳賀町の教育長と町とで協議をした中で、市貝町の居住の方は市貝町の学校で、ですから上赤羽地区なども祖母井というか、芳賀東小学校などに昔は行っていた経緯もございましたが、今上赤羽のお子さんについては全て赤羽小。今回の団地と言われると、つくしヶ丘、あるいはタンポポ台ということで、当時、今議員のほうがおっしゃられたとおり、立地からすると芳賀町にも通えるという当時はその地の利もあったのかと思うんですが、民間開発でできた新しい団地ということで、そういった利便なども当時はあったんでしょうけれども、やはり今になってそういう不便が生じてきているということで。やはり、議員のほうでご相談に乗っているように、いろいろご要望が出てきているというのも事実だと思います。 学校関係については、やっぱり子供たちの安心・安全ということが第一でございますので、そういった保護者さんからのご要望などは、学校を踏まえていろいろ何か善処できることはないかということで今後も検討していきたいと思います。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  それと、先程、総括の質問でしましたけれども、これ芳賀町地内を通って、スクールバスの集合場所に行っているわけですよね。私あそこ何回も行って車を止めて見ているんですよ。 そうすると、子供たち降りて回り見ながら駆け足で帰ってくるんですよね。そうすると、見守りの3時の見守りの防災無線流れますよね。団地では誰も来ていませんよ。 そういう中子供たちが通って帰るということは、犯罪あった場合には本当に、犯罪でも事故でもあった場合にはこれは本当どうするのかという形になると思うんですよね。 これは教育長の管轄かもしれないけど、町長に伺いたいと思います。 これ本当に子供の安全を考えた場合には、あってはならぬことなんですよね。見守りも何にもないんですから。ですから、今日も総括質問の中で出ましたけど、事故と同じですよ。事故より大変な話ですよ。 ですから、できれば、町村またがないような形で、行ければ一番いいのかなと感じするので。そこら辺町長の答弁お願いします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  学区の編入、学校はしっかり守っていただきたいという相談を受けたのは私どもでございまして、芳賀町長から入野さん、もう返すからなと突然言われまして、何だろうと思いましたら、うちのほうに来て議会でうるさくてしようがない全員協議会で、今、そういうお話がありまして、見目町長様が、議会の会派の最大会派の会長様でございまして、大変理解のある方ですが、前任者がそういう形でこういう形になってしまいまして、関澤議員には、このような中でお見守りいただきまして、ご心配いただいたこと感謝申し上げたいと思っております。 教育長の事務所管になりますけれども、関澤議員がご指摘のとおり、親御さんたちが芳賀祖母井小学校、そして芳賀中にいらっしゃった方、なんと私の親戚も、私は勘当されまして、子供を芳賀町に通わせるために、今親父さんがアパートを借りて今子供と一緒に今住んでいまして、そんなような状態で、親戚を勘当されたわけですけれども。 そういうことを含めまして、親御さんたちが非常に苦労されているわけでございますから、その見合う形として、できれば教育長さんと、事務所管の教育長さんと、よく協議をして、手厚い、それに見合うだけの手厚い配慮ができるようにしていきたいと思います。 本来であれば、教育長さんが今挙手されましたので、ご答弁されたいところでしょうけれども。私ども、元教育長と一緒にこの問題対処した経緯もございまして、責任を感じておりますので、見合う正当な対応を、これから協議させていただきまして、ご報告させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  ありがとうございます。 できるだけ検討して、子供たちの安心・安全を守るような形でお願いしたいと思います。 最後に一つ、質問したいと思います。 スクールバスの児童の乗車ですね、これ3キロ以上となっているわけですよね。そうすると、できればその通り道で、2.8とか9の方、こういう方もやっぱりできれば拾ってあげたらどうかなという感じするんですけれども。これは、できるものか、できないものかということになると思うんですけれども。 基準が、3キロという形なので、ただそこを通って子供たちを乗せないで通り過ぎるというのは、ちょっと酷な形もあるのかなという感じ、ちょっと私見ているんで。 便宜上、やっぱりそこら辺は、おおむねという形で、3キロ以上じゃなくて。それでできればどうかなという感じをしているんですけれども。そこら辺教育長どう考えていますか。お願いします。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  スクールバスの通学距離の基準についてでございますけれども。 まず、スクールバスについては、この議会等でもいろいろなご質問をいただきまして、その都度、国の基準等についてもお話をさせていただいております。 国の基準については4キロという基準がございまして、市貝町では3キロ、それよりも少なく3キロということで基準を設けております。ただ、歩道等がない地域での下校というときもありますので、赤羽小学校の多田羅地区等に関しましては、下校時のみ、2.5キロ以上の子供たちにとってはスクールバスで下校させているという実態もございます。 そういうこともありますので、通学路の状態に応じましても、これをしながら検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  ありがとうございました。 検討のほどよろしくお願いします。 時間がきましたので、以上で質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(和久和夫)  関澤正一議員の質問をもって、通告者全員の一般質問が終了しました。----------------------------------- △発議第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(和久和夫)  日程第3、発議第3号「防災・減災国土強靱化対策の推進を求める意見書の提出について」を議題といたします。 本案について提出者の豊田功議員の趣旨説明を求めます。登壇。          (5番 豊田 功 登壇) ◆5番(豊田功)  5番、豊田功。 議長より説明を求められましたので、私のほうから説明をさせていただきます。 趣旨説明書提出者、豊田功。 ただいま議題となっておりました発議第3号「防災・減災国土強靱化対策の推進を求める意見書の提出について」趣旨説明を申し上げます。 数十年、百年に一度と言われる大規模災害が毎年のように発生しており、東日本大震災や令和元年東日本台風など、度重なる災害により貴重な財産が失われている。こうした中、国は防災・減災国土強靱化のための3か年緊急対策が策定され、推進しているところであります。 これから、気象変動の影響により、自然災害などあらゆる事態を想定しつつ、道路や河川、砂防施設などの社会資本整備について、継続的、計画的に進めていく必要がある。さらに、新型コロナウイルス感染症が地域経済に甚大な影響をもたらしている中、社会資本の整備は景気の下支えに有効であることとともに、今後の地域経済の力強い再生にも効果を発揮するものである。 よって、防災・減災国土強靱化対策のさらなる推進のため、確実に実現されるよう強く要望するものです。 以上、本案が原案どおり可決されますようお願い申し上げまして、趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(和久和夫)  豊田議員の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 豊田功議員には大変お疲れさまでした。自席にお戻りください。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(和久和夫)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから発議第3号を採決いたします。 本案は原案のとおり賛成する議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(和久和夫)  挙手全員であります。 したがって、発議第3号「防災・減災国土強靱化対策の推進を求める意見書の提出について」は原案のとおり可決されました。 ただいま採択となりました意見書はお手元に配付しておきましたとおり、内閣総理大臣、衆参両院議長ほか関係大臣宛に意見書を提出したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 よって、市貝町議会名をもって意見書を提出いたします。-----------------------------------議会運営委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(和久和夫)  日程第4、「議会運営委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会運営委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました本議会の会期日程の議会運営委員会に関する事項及び議長の諮問に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。-----------------------------------議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(和久和夫)  日程第5、「議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会広報編集調査特別委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました議会広報の編集・調査・発行に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。----------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(和久和夫)  これで本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 以上で令和2年第8回市貝町議会定例会を閉会します。                          (午後3時24分)  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    令和  年  月  日          議長          署名議員          署名議員...