市貝町議会 > 2020-02-10 >
03月03日-01号

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  1. 市貝町議会 2020-02-10
    03月03日-01号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    令和 2年  3月 定例会(第3回)市貝町告示第11号 令和2年第3回市貝町議会定例会を、次のとおり招集する。   令和2年2月10日                             市貝町長  入野正明                記1.期日    令和2年3月3日(火)2.場所    市貝町役場            ◯応招・不応招議員応招議員(12名)   1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員   3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員   6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員   8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員  10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員  12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員不応招議員(なし)      令和2年第3回市貝町議会定例会(第1号)            令和2年3月3日(火曜日)午前10時開会出席議員(11名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    5番  豊田 功議員  6番  園部弘子議員    7番  川堀哲男議員  8番  小塙 斉議員    9番  小沢岩夫議員 10番  山川英男議員   11番  高徳義男議員 12番  小泉栄一議員   13番  和久和夫議員欠席議員(1名)    3番  関澤正一議員-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   副町長       永山廣美  教育長       小森祥一   総務課長      木性正樹  企画振興課長    岡崎良一   税務課長補佐    関澤孝浩  町民くらし課長   軽部 修   健康福祉課長    國井美由紀  農林課長      川上和幸   建設課長      滝田弘行  会計課長      横山昌夫   こども未来課長   関澤史子  生涯学習課長    渡邉隆憲-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林陽子-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開会及び開議宣告  午前10時00分            議事日程(第1号)第1 行政報告第2 会議録署名議員の指名第3 会期の決定第4 一般質問(4名)    2番 石井 豊    1 市貝町中央公民館周辺整備と「共生社会」の実現に向けたバリアフリー対策について    2 市貝町デマンドタクシー事業について    3 主要地方道69号宇都宮・茂木線バイパス事業に対する市貝町の対応について    4 公共交通LRT事業に対する市貝町の対応について    6番 園部弘子    1 道の駅の現状と課題について    2 高齢者の独り暮らしの支援について    9番 小沢岩夫    1 道路の改良整備について    2 市貝中の部活動について    3 人口減少対策について    4 新型コロナウイルスについて    5 芝ざくら公園について    8番 小塙 斉    1 住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業について    2 介護老人保健施設の施設整備計画について    3 災害時における民間事業者との協力体制について    4 児童・生徒・高齢者等の交通安全対策について    5 道の駅サシバの里いちかいについて----------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(和久和夫)  ただいま出席している議員は11名であります。定足数に達しておりますので、令和2年第3回市貝町議会定例会は成立いたしました。 直ちに開会いたします。 これから本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △行政報告 ○議長(和久和夫)  日程第1、「行政報告」を行います。 町長から去る2月13日付けをもって、昨年11月から本年1月まで執行した事務事業の概要について、行政報告書が提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(和久和夫)  日程第2、「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、6番、園部弘子議員、7番、川堀哲男議員を指名いたします。----------------------------------- △会期の決定 ○議長(和久和夫)  日程第3、「会期の決定」についてを議題といたします。 このことについては、去る2月14日に議会運営委員会を開催し、協議しておりますので、その結果について委員長から報告を求め、その後に決定したいと思います。 議会運営委員長、小塙斉議員。登壇。          (議会運営委員長 小塙 斉 登壇) ◆議会運営委員長(小塙斉)  8番、小塙斉。 皆さん、おはようございます。 去る2月14日に議会運営委員会を開催し、今期定例会の議会運営について協議をしましたので、その結果について、ご報告いたします。 まず、今期定例会の会期、日程等について申し上げます。 会期は本日3月3日から13日迄の11日間といたします。 定例会に提出されました案件は、町長より提出された議案25件であります。 また、一般質問の通告を2月12日の午後5時で締め切りました。質問者は4名で、質問件数は16件となりました。 次に、日程の概要を申し上げます。 本日3月3日は、行政報告、会議録署名議員の指名、会期の決定の後、通告者4名の一般質問を行います。 定例会2日目となります明日3月4日は、議案第21号「令和2年度市貝町一般会計予算」から、議案第27号「令和2年度市貝町奨学金貸与費特別会計予算」までを一括議題とし、町長の説明を行います。その後、質疑を省略し、直ちに予算審査特別委員会設置の議決を行い、委員会に付託する予定であります。 続いて、議案第3号から第20号までの審議、採決を行い、散会とする予定であります。 3月5日、6日、10日、11日の4日間は、予算審査特別委員会を開催し、付託されました各予算の審査を行います。 本会議の最終日となる3月13日は、議案第21号から第27号までの令和2年度各会計予算7件の予算審査特別委員長による審査結果報告の後、討論、採決を行います。その後、陳情第5号「介護福祉職員の給与を当面4万円引き上げることを国に求める陳情書について」の委員長報告、討論、採決を行う予定です。 最後に、総務民生及び文教経済の各常任委員会、議会運営委員会及び議会広報編集調査特別委員会から申し出のありました閉会中の継続調査の件を議決して閉会とする予定であります。 以上のとおり、議会運営委員会で決定を見ましたので、議員各位のご賛同とご協力をお願い申し上げまして、報告といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  お諮りいたします。ただいま議会運営委員長から報告のとおり、今期定例会の会期は本日3日から3月13日までの11日間に決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和久和夫)  異議なしと認めます。 したがって、今期定例会の会期は本日3月3日から3月13日までの11日間と決定いたしました。----------------------------------- △一般質問 ○議長(和久和夫)  日程第4、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △石井豊 ○議長(和久和夫)  2番、石井豊議員。          (2番 石井 豊 登壇) ◆2番(石井豊)  2番、石井豊。 おはようございます。 令和2年最初の3月議会定例会となります。 早朝より傍聴者の方には公私ともお忙しい中、議場に足を運んでいただきまして、ありがとうございます。 今年は開幕まで200日を切った東京オリンピックパラリンピックの年ですが、新型コロナウイルスの感染拡大が北海道から沖縄まで国内に広がりを見せる中、県は2月22日、県南健康福祉センター管内に住む無職の60代の日本人女性が新型コロナウイルスによる肺炎を発症したと発表しました。 一方、感染症対策に詳しい自治医科大学附属病院感染制御部の森澤雄司部長は、今回の一例にあたふたせず、引き続き冷静に注意をし、手洗いやアルコール消毒など自己管理を徹底するよう呼びかけています。 町民の皆様におかれましても、過剰に心配することなく、感染予防に努めていただくことをお願いいたします。 それでは、議長より質問のお許しが頂けましたので、事前通告に基づき、順次質問いたします。 まず、初めに、市貝町中央公民館周辺整備と「共生社会」の実現に向けたバリアフリー対策について、伺います。 国では、どこでも誰でも自由に使いやすくというユニバーサルデザインの考え方を踏まえた、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、バリアフリー法により、旅客施設、車両等、道路、路外駐車場、都市公園、建築物等の新設等の際の移動等円滑化基準への適合義務、既存の施設等に対する適合努力義務、既存の施設等に対する適合努力義務を定めるとともに、移動等円滑化促進に関する基本方針において、例年2年度末までの整備目標を定め、バリアフリー化の推進を図っているとしています。 さらに、国は2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会を契機として、心のバリアフリーを推進し、同時に共生社会の実現に向けて、社会の在り方を大きく変える絶好の機会と位置付けています。 また、政府は令和2年2月4日、様々な人を支え合う共生社会の実現に向けたバリアフリー法改正案を閣議決定し、障害者や高齢者の外出の苦労を疑似体験したり、助け合いの仕方を学んだりする機会を増やすための市区町村の取組を支援するとしています。 こうした国の高齢者、障害者等に対する積極的な取組を踏まえた上で、城見ヶ丘運動公園の拠点となる中央公民館と、これを取り巻く各種施設と駐車場を結ぶ園路を、誰もが安心して通行出来る歩行空間とすべくバリアフリー化を目的に周辺整備に着手すべきと考えますが、町の考えを伺います。 2点目は、国土交通省総合政策局ではパンフレットを作り、「トイレの利用に心のバリアフリーを」と呼びかけています。 そこで、公共施設に付随したトイレを安全で安心した利用のためのバリアフリー法に基づく、高齢者や障害者さらには子供連れが利用可能な多機能トイレを整備する必要があると考えますが、町の考えを伺います。 次に、2番目として、市貝町デマンドタクシー事業について伺います。 市貝町の高齢者の割合は増加傾向にあり、令和2年には総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が約3割となることが予想されています。 少子高齢化に伴う運転免許証の返納などの理由で自動車を運転しない高齢者が増加し、自家用車から公共交通への移動手段の移行が増えるものと予想されます。 平成22年から26年に実施されたアンケート調査や町民に対するヒアリングからもバスの小型化、ドア・ツー・ドアのデマンド交通を望む声が多く見られることを踏まえ、公共交通の利便性の向上が必要かつ重要であります。 今後、地域の公共交通を維持、存続していくためには将来に向けた事業性の確保が重要課題であり、小規模事業に適した運行形態が求められています。このことを踏まえ、地域公共交通確保維持事業に係る目的・必要性の観点から、デマンドタクシーは平成24年度から平成26年度まで3年間の試験運行期間を経て、平成28年度より本格運行に移行してきております。 そこで、現在の運行車両台数、登録世帯数、登録者数を伺います。 2点目は、事業の目的達成に向けた事業の取組について、1番目はチラシを配布する、2番目は、町内の学校に当該の地域や都市を過度に自動車に頼る状態から公共交通や徒歩などを含めた多様な交通手段を適度に利用する状態へと、少しずつ変えていく一連の取組を意味するモビリティマネジメントを行うとしているが、その実態に対する評価と今後の対応を伺います。 3点目は、市貝町デマンドタクシー事業は平成25年10月に運行を拡大し、芳賀町の芳賀中央クリニック、ロマンの湯、茂木町のさとう耳鼻咽喉科クリニック、益子町の青木医院を新たに運行区域として追加しました。 平成28年度末では芳賀町祖母井地区全域まで拡大してきていますが、現在の運行範囲はどうなっているのか、伺います。 4点目は、本格運行開始から5年が経過しようとしていますが、事業効果の検証はされているのか。 また、その結果に対する評価と今後の課題は何か、伺います。 3番目として、地方主要道69号宇都宮・茂木線バイパス事業に対する市貝町の対応について伺います。 現在、県では新栃木食肉センター南交差点東側付近まで、完全片側2車線化工事を進めています。今年度中には完成すると思われます。 現在、当町においても上根地内で個人病院や総合病院の建設が進められています。また、近年、上根地内で複合型ショッピングセンターがバイパス沿いに完成する予定です。さらには、サシバの里道の駅が整備されており、今後ますます通行車両の増加が見込まれます。 これに対応するため、完全片側2車線化の早期完成を県に働きかけるべきと考えますが、町はどう考え、行動しているのか、伺います。 2点目は、用地買収が済んでいる市貝町地内の暫定片側交互通行区間の未整備部分はここ数年、管理が行き届いていないため、雑草が生い茂り、1年中放置されております。特に冬の時期はたばこの投げ捨てなどによる火災の発生が懸念されており、また、病害虫の発生の温床となっています。せっかく冬季に実施されている野辺焼きもこのバイパス沿いについては黒煙等が通行の妨げになるとの理由などで実施されていません。せっかく環境改善や病害虫駆除を目的に実施されているところですが、一方で広範囲に雑草が野放し状態で繁茂していては効果が半減してしまいます。 こうした意見が町民から寄せられているが、こうした状態を町は把握しているのか。また、道路管理者である県に対して、どう行動しているのか、伺います。 4番目として、公共交通LRT事業に対する市貝町の対応について伺います。 2022年芳賀宇都宮地域に新しい公共交通LRTが走り出します。公共交通LRTが共存する区間での交通ルールを町民に周知させることが重要と考えますが、町はどう対応していくのか、伺います。 2点目は、町民に対する公共交通LRT利活用促進に向けた取組方を伺います。 以上、総括質問といたします。 なお、再質問は一般席にて一問一答方式で質問させていただきます。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  石井豊議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の市貝町中央公民館周辺整備と「共生社会」の実現に向けたバリアフリー対策について、お答えいたします。 まず、1つ目の中央公民館とこれを取巻く各種施設と駐車場を結ぶ園路を誰もが安心して通行出来るよう、バリアフリー化を目的に周辺整備に着手すべきとのご質問について、お答えいたします。 ご質問のありました中央公民館入口から町道山の台グミの木線の交差点までの道路は、施設内道路として教育委員会が管理をしております。 この道路は中央公民館の建物やテニスコートに沿って敷設されているため、見通しが悪い箇所やクランク状になっている箇所があります。また、歩道が整備されていないことから、自動車や歩行者には十分注意して通行していただく必要があります。町といたしましても、利用者が安心して通行出来る道路整備の必要性については認識しているところでございます。 今後、体育施設を含めた社会教育施設の長寿命化計画を順次策定いたしますので、中長期的な改修計画の中で、施設内道路の拡張や歩道の設置などについても検討してまいりたいと考えています。 次に、2つ目の高齢者や障害者、子供連れが利用可能な多機能トイレの整備についてお答えいたします。 中央公民館周辺施設のうち、中央公民館、町民ホール、図書館、武道館、農業者トレーニングセンター城見ヶ丘運動公園の外トイレにつきましては多目的トイレが整備されております。 一方、中央公民館駐車場北側外トイレ勤労者体育センターには多目的トイレは設置されておらず、全て和式トイレとなっております。 多くの方が安心して利用出来るトイレの環境整備はもとより、近年、和式トイレの使用に不慣れな幼児・児童も多くなっていることから、高齢者や障害者、子供連れの方に配慮したバリアフリー対応として、トイレの洋式化や手すりの設置など、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、第2点目の市貝町デマンドタクシー事業について申し上げます。 1つ目の現在の運行車両台数、登録世帯数、登録者数についてでございますが、市貝町デマンドタクシー「サシバふれあい号」は、平成24年10月に1台で試験運行を開始し、利用者増と利便性向上、運行範囲の拡大に対応するため、翌平成25年10月から運行車両を1台増車し、現在も2台の車両で運行しております。 登録世帯数につきましては、2月20日現在で1,061世帯、登録者数につきましては、2,387人となっております。大幅な増加は見込めないものの、着実に増加している状況でございます。 2つ目の事業の実施に対する評価と今後の対応についてでございますが、町民の中にはデマンドタクシーの利用目的に制限があり、医療機関以外は利用出来ないなどと誤解をされている方もいると聞いておりますので、周知啓発のためのチラシの作成、配布のほか、広報紙への掲載など今後も周知徹底に努め、より一層の活用がされるよう促してまいりたいと思っています。 また、町内の学校へのモビリティマネジメントにつきましては、栃木県と県央地域の3市5町で構成し、栃木県央地域の公共交通の利便性向上と利用促進に取り組む「県央地域公共交通利活用促進協議会」の事業の一環といたしまして、身近な公共交通について正しい知識を養うことを目的として実施しています。 直近では平成29年に市貝小学校でバスの乗り方教室・バリアフリー教室を実施しております。今後につきましても、同協議会と連携し、継続的なモビリティマネジメントを実施していくほか、市貝町地域公共交通会議によるデマンドタクシーの乗り方教室の開催などについても検討してまいりたいと考えています。 3つ目の現在の運行範囲についてでございますが、運行開始時には町内全域のほか、芳賀町祖母井地区への乗り入れが可能でございましたが、平成25年10月に隣接町の医療機関等へ運行範囲を拡大して以降は、現在まで同様の運行範囲となっております。 運行範囲の拡大は、利用者の利便性の向上に寄与する一方、既存の民間交通事業者の経営や公共交通等にも大きく影響してまいります。 町や運行事業者に届く声の中には、益子町七井のショッピングセンターや昨年3月に移転開院した芳賀赤十字病院への乗り入れなど、運行範囲の拡大を求める声も出ております。このため、既に芳賀赤十字病院への直行便を運行している芳賀町の実績の分析や利用者へのアンケート等を通じたニーズの把握など、運行範囲の拡大について検討を進めてまいりたいと考えています。 4つ目の事業効果の検証並びに検証結果に対する評価と今後の課題についてでございますが、昨年1月に市貝町公共交通会議において事業の実施状況の評価を行い、前回の事業評価結果の反映状況や目標・効果達成状況を報告し、今後の改善点等を示して翌年度の事業に反映させるなど、PDCAサイクルによる改善に努めているところです。 今後の改善点といたしましては、町ホームページ等を通じてPRに努め、利用者数等を考慮しながら運行車両の見直しを行う等、更なる利便性の向上を図ること、乗り継ぎに関する利便性の向上、広域性の確保について調査研究を進めること、さらに、当初の導入時の課題でありました運営主体などのことなどについても挙げられておりますので、より多くの方に、よりたくさん利用いただけるよう、運行範囲の拡大や運行車両の見直しなど、引き続き利用者の目線に立った利便性の向上に取り組んでまいりたいと思います。 次に、第3点目の主要地方道69号宇都宮・茂木線バイパス事業に対する町の対応についてご説明いたします。 1つ目の4車線化の早期完成についてでございますが、本町といたしましても、バイパス周辺の開発が進み、今後、交通量の増加が予想されることから、県に対し早期の4車線化を要望しているところであり、本年度の県道整備委員会においても要望したところでございます。 今後も4車線化の早期着手について、県に対し継続して要望を続けてまいりたいと考えています。 2つ目の未整備部分の維持管理についてでございますが、現在、バイパスの拡幅用地につきましては、県において防草対策や除草等を行っていただいているところですが、十分に管理が行き届いておらず、雑草等が繁茂している状況にございます。町といたしましては、道路管理者である県に対して、早期の4車線化と同様に、拡幅用地の適正な維持管理に努めていただけるよう要望してまいりたいと考えています。 最後に、第4点目の公共交通LRT事業に対する町の対応について申し上げます。 1つ目のLRT運行に伴う交通ルールの町民への周知についてでございますが、宇都宮市・芳賀町・宇都宮ライトレール株式会社の3者が共同で栃木県警察本部と栃木県の監修の下、「クルマとLRTのルール」という交通ルール周知のためのチラシを発行しており、分かりやすく図示化されております。 芳賀町ではチラシを町役場のほか、公共施設等に設置するなど、周知が始まったところでございます。 今後、2022年3月のLRT開業に向けて、栃木県警察本部、宇都宮市等から新聞等メディアを活用した全県下への情報発信のほか、交通ルールの周知について、町にも依頼があるものと想定されます。 LRTの事業化に向けて各種専門的な検討を行うための有識者と国・県、関係市町、関係交通事業者で組織する「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」が設置されておりますので、本会議を通じ、周知時期や方法について協議し、広報紙やチラシ等のほか、十分な周知が出来るよう進めてまいりたいと考えています。 2つ目のLRT利活用促進に向けた取組方についてでございますが、先ほど申し上げました「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」で検討を進めているほか、LRTの整備に伴うJR宇都宮駅東側のバス路線の再編につきまして、宇都宮市、芳賀町が中心となり、関係自治体、交通事業者が集まり、地域住民への説明や協議、調整を進めているところでございます。 LRT開業に併せて、芳賀工業団地内にトランジットセンターと呼ばれる相互乗換え施設が整備されますので、当町といたしましても、今後の公共交通網を考えていく上で、トランジットセンターまでの接続をどうしていくのかが重要な課題となっております。 LRT開業を契機に公共交通利活用促進のため、鉄道、バス、デマンド交通を含めた利便性の良い地域公共交通網の再構築を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。
    ◆2番(石井豊)  それでは、再質問させていただきます。 まず、1番目ですが、市貝町中央公民館周辺整備についてでありますが、公民館までに至る町道3096号線中央公民館線がございますが、そこから市貝町温泉に通ずる園路内の道路については、今、町長からもご説明がありましたようにクランク等がありまして、非常にブラインドのなっているテニスコート付近については目線を高くすれば、ある程度は安全性というのは確保出来るんですけれども、やはり目線の低い方については、どうしても安全の確保というのが十分に出来ないという部分があるかと思います。これについては私も現場のほうで確認させてもらいました。 そういった中で、その部分についての具体策として、将来的なその長寿命化策定とかそういった全体的な整備計画というのは先になるかと思いますが、やはり部分的に安全確保という点から、ここについては適時、カーブミラー等の設置をしてもらいたいというところで、私のほうは考えております。 その辺について、具体的な安全対策を望みたいのですが、町の考えを伺います。 ○議長(和久和夫)  渡邉生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(渡邉隆憲)  先ほどの石井議員のご質問に対して、説明させていただきます。 施設内の区域内の施設内道路といいますか、そちらについて、先ほどもご指摘がありましたように、テニスコート周辺、こちらクランクになりまして、見通しの悪いところもあるということで、こちらは危険であるというような、私としても十分把握しているところでございました。 道路改修をするということは、なかなかちょっと今の時点では難しいところでございますので、そういったカーブミラーやそういった安全施設等の設置については状況をちょっと確認させていただきまして、出来る範囲で検討させていただければと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  それは検討のほうをよろしくお願いします。 後でまたその辺は、後に確認させていただきます。 また、先ほどのご答弁にもありましたように、町道3096号中央公民館線から市貝町の温泉に通ずる道路については、一般車両の通行を考えた道路整備ということで今は整備されておりますが、やはり高齢者、障害者、やさしい歩道整備ということは、これはやはり優先事項として進めていただきたいというところであります。 そうした中で、具体的に実施に向けて、優先順位を考えるならば、やはり最優先事項ではないかと考えておりますが、この点について町長の意気込みをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  石井議員からご質問されている箇所につきましては、過去に自動車などで路面に擦ったり、側溝に落ちて事故が発生していることを報告を受けていまして、また、その一方で、ただいまご指摘ございました見通しの問題もありまして、従来、あのような道路であったのかどうか。古くこの道について記憶のある方々などの話を聞いてみると、そうではなかったのではないかというような話もございまして、大変人工的に造られた道路というのを強く、石井議員と同じく認識を共有しているところでございます。 そのような中で、ここは中央公民館ですから、高齢者や子供たちや、図書館もございますので、また、温泉もありまして、障害者なども含めまして、町内のそういうゆっくりとしたスピードで時間を過ごす方々が集う、趣味や娯楽などを目的に来る方が集うところでございます。 そういう面からいたしますと、石井議員がご指摘されたとおり、優先順位を挙げて取り組むべきではないかということはもっともなことでございまして、反射鏡とかそのようなことも含めたり、また、安全な歩道造りなども優先的に取り組まなければならないというふうに思っています。 私もイベントのときにサッカーでいっぱいに運動公園がなるのを見まして、子供たちがボールを出したり、あるいはあそこを小さい子供たちが駆けているのを見ますと、命を守る、これが道路行政の県のほうも最優先順位になっておりますので、そういうところを鑑みまして、当町も1日も早く手をつけるべきところだというふうに思っています。 今後、同僚の議員からも道路についてのご質問が出ますが、財政厳しい中でも命に代えられないということもございまして、教育委員会と協議しながら優先順位を最高度に上げながら対応していきたいと思っておりますので、もう少しお時間をいただきたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。 次に、同じ市貝町温泉駐車場など、あと、また未整備、舗装をされていない駐車場など、中央公民館を取り巻く周辺施設等のそれを付帯する駐車場群に対しての防犯対策というのが不十分ではないかと、私は現場を見る限りでは確認させていただいたところであります。 というのは、やはり夜等、広範囲にわたって駐車場があるんですが、それに対する街路灯、防犯灯の設置数が不足していると、現場では確認させていただきました。 特に、温泉付近については、夜になりますと、真っ暗になってしまいまして、そこに通ずる道路についても同じく砂利状でありますが、そこについても防犯灯がないという現状があります。 また、図書館付近についてもやはり、あれはタイマーで制御されているかと思いますが、どうしても季節柄真っ暗な状態で放置されている時間が長いという部分もあります。 その敷地は広いんでありますが、一般町民、また町外の人たちが誰もが自由に利用出来る駐車場施設ということからすれば、やはりそういう一人一人の安全を担保出来る駐車場でなければなりません。その辺の部分について、ぜひとも安全確保、防犯対策ということを踏まえた上での防犯灯の増設等を考えていただきたい。 また、それについての費用もかかりますので、配線等が不要となるソーラー街路灯というのが、今、一般的に普及していると思いますが、そういったものも考えながら、安全・安心なまちづくりになるようなことを前向きに取り組んでもらいたいと考えますが、町の考えを伺います。 ○議長(和久和夫)  渡邉生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(渡邉隆憲)  ただいまの石井議員のご質問に対しまして、ご説明させていただきます。 中央公民館周辺の各駐車場の街路灯、防犯灯につきましては、その数で十分か不十分かということはちょっと検証はしていないところでございますが、図書館の前には街路灯が設置してあります。こちらについては、図書館が7時までの開館となっておりますので、7時半には利用者も職員のほうもほぼいなくなりますので、7時半に消灯するということで、設定をしております。 また、防犯という意味で防犯事故防止のために城見ヶ丘運動公園の中の外周路、こちらについても照明があるんですが、こちらについては、本来城見ヶ丘は夜間は開放しておりませんので、これまではつけてはいなかったんですけれども、防犯、やはり今はジョギングやウオーキング等で利用される方もいらっしゃいますので、事故防止等の兼ね合い関係もありまして、今は10時までは照明を点灯しているところでございます。 どうしても利用者がいない時間、深夜につきましては、電気料の節約といいますか、そちらと、あとはCO2の排出の抑制、あとはどうしても深夜まで照明をつけておきますと、本当に深夜に利用される方がいると、逆に防犯上危険であるということもありますので、そういった意味で深夜については照明を落としております。 そのほか、駐車場の防犯灯や街路灯が少ないということもありますけれども、そちらについては先ほどもありますけれども、全体的な整備を進めなければならないところでもございますので、そういったものと一体となって、今のところは考えたいと思っております。 また、いろいろな利用者の御意見や私たちもちょっと現地を確認、検証しまして、必要な場合にはそういった整備地についても検討したいと思っております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  今のご答弁について、ちょっと確認させてもらいますけれども、やはり防犯、不特定多数の人が入る部分で電気をつけておくと、そこの部分にたむろしてしまって、逆に危ないというお話というか、指摘をされたかと思うんですけれども、逆ではないかと。 どこでもそうですけれども、やはり明るくて非常に視界が広い部分については、そういう集団的な集まりというのはかえって集まりにくいのではないかと。集まったとしても、それは良心を持った人たちの集まりではないかと。真っ暗な中で集まるというのは何か危険を伴う方の集団が集まるという可能性というのも否定出来ないのではないかというふうに思うのであります。 ですから、そういったことを考えますと、やはり明るさというものは保安上、安全確保の上でも必要な部分ではないかというふうに私は考えます。 次に、先ほども町長からもご答弁をいただきましたけれども、改めて屋内トイレについて、また、再質問させてもらいたいんですけれども、やはりどこの施設でもそうなんですけれども、一般的に公共施設という部分におかれても、あと、ショッピングセンターについてもそうですが、やはり腰とかひざとか悪い方、また、車椅子等を使用されている方、乳幼児連れのご家族の方、やはりひざが曲がらないとか、そういったものはどうしても年齢とともに起きてくる部分であります。 そういうことを考えてあげますと、やはり、今、屋外トイレで造られている和式タイプは2か所1個ずつ、女子1個、男子を1個ということですので、その辺のところについては、和式が1つで造られるのはいいんですが、やはり洋式も1個は設けてあげたほうがいいのではないか。 また、多目的多機能型トイレというのも介助者が入れるスペースを車椅子でも入って介助者が一緒に入れるという多機能型トイレも、やはり併せて整備してあげないと、たくさんイベントも行われる中央公民館の施設群としては不十分ではないか。ぜひとも改修でもいいんですが、それが難しいんであれば、新たにそうしたトイレ施設を整備していただきたい。 これは年々、事業として組み込まれている町のいろんな行事のたびに起きる課題であって、今の段階ではそのときのトイレについてはリースで対応した、非常に不便なトイレを皆さん利用しているという状況があります。 ですから、その辺はやはり少しでも町民のことを考え、利便性を向上したトイレになるようなことを考えていただきたいというふうに私は思います。 そういったものに対する考え方、今一度ご答弁をお願いします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  先ほど街路灯についてご説明させていただきましたが、石井議員のご指摘の部分、課長の説明もそれなりに理由があるというふうに私も思っておりますけれども、石井議員のご指摘の部分、明るさが犯罪を抑止するというのは、これは犯罪抑止の面で証明されていることでございますので、課長の説明と石井議員のご指摘された部分を十分取り入れながら、むやみに明かりをつけて人を集めない。その一方で、防犯カメラで相手をしっかりと写させていただくことも含めて、さらにここは明るいところなので、何をやってもほかから見えますよという犯罪抑止の点もありますので、人が歩く動線に沿ってどのような形で防犯灯や防犯カメラなどを設置したらいいのか、石井議員はそれについては非常に精通してございますけれども、専門家の意見など踏まえながら、しっかりと対応させていただきたいというふうに思っております。 ただいまのご質問でございますけれども、多機能トイレについて、先ほどこの場で答弁させていただきましたが、外のトイレが多機能になっていない。あそこは子供たちが主にサッカーなどで、野球もそうですけれども、子供たちが土足のまま走り回っていまして、外側のトイレに集中して入るのを何度も目にしております。 外側のトイレとしては、城見ヶ丘運動公園にございますけれども、若干、農業者トレーニングセンターからすれば、勤務者待機センターですか、からすれば遠いということもありまして、そうするとやっぱりサッカーで走り回っている子供たちは、私と同じように、北側のトイレに集中するということがありますので、使用頻度、そして、子供たちがどのように使用しているのかなども含めまして、外のトイレの部分で多機能トイレが不足しているということは議員のご指摘のとおりでございますので、先ほどこの場で答弁させていただきました中央公民館駐車場北側トイレ、勤労者体育センターには多目的トイレは設置しておりませんので、厳しい財政ではございますけれども、中央公民館駐車場北側トイレなどについて、これは教育委員会の所管に当てはまることで、私から決定的なことは言えませんが、例えば、あるいは私の個人的な見解ですけれども、中央公民館駐車場北側トイレは外のトイレとして、使用頻度が高いので、まず優先順位としてはこちらについて多目的トイレなどに改修出来ないかどうか、教育委員会と協議しながら、先ほどの話もそうですけれども、議員の先生方の答弁の中で出来るだけ早くということを言うたびに、ちょっと罪悪感を感じるんですが、出来るだけ早く、本当にここ数年のうちに計画的に実行してまいりたいというふうに思っておりますので、先ほどの中央公民館、城見ヶ丘を通る道路、そして、この多機能トイレの改修についても予算の状況を見ながら、出来るだけ早く対応させていただきたいと思っています。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時15分とします。                         (午前11時02分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                         (午前11時15分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  それでは、2番目の市貝町デマンドタクシー事業についてお伺いします。再質問とします。 町民からは、近隣の芳賀町のことについて運行状況を比較して、芳賀町は芳賀日赤病院へのデマンドタクシー直行便を片道500円で運行しているということで、しかしながら市貝町は芳賀日赤病院へ行く直行便は運行されていないという状況があるということに対して、町民からは、やっぱり市貝町としても新しくできた芳賀日赤病院への直行便というものを、ぜひとも設置してほしいと、そういった声が寄せられています。 今まで運行エリアの拡大を段階的に進めてこられたことに対する努力に対して、敬意を表したいと思います。 そこで、さらに町民の声をしっかり受け止めていただき、利用可能な路線拡大に向け、市貝町地域公共交通会議の場でしっかりと議論をしていただき、利用者のなお一層の利便性、向上を図っていくべきだと考えますが、町の取組、今後の、そちらについてお考えを伺います。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  今の石井議員のご質問についてご説明を申し上げます。 これからさらに、やはりいろいろデマンドタクシーを利用されたい方は増えてくるというような状況下にあると思います。運転免許証の返納であったり、なかなか公共交通機関が利用できないという方もおられるわけですから、今のご質問についてご説明申し上げますと、まずは先ほど言われました市貝町地域公共交通会議において、運行範囲拡大についてご承認を得た上で、幾つかの手順を踏んで、新たな芳賀赤十字病院等への乗り入れについて協議を進めるということになるかと思いますが、そういったほかの地域公共交通機関との協議、もしくはその先へ、市ですね、真岡市等への申し入れ、いろいろの手順を踏んでいくという形になりますが、一つ、ちょっと懸念される材料といたしましては、やはり真岡鐡道との競合ということも一つ課題としては上がってくることは、当然、これは出てくるかと思います。 手順を踏んで、最終的に真岡鐡道であったり、バス会社、公共交通機関との協議を経て、整いますれば、新たにその運行範囲の拡大の承認が得られるということになりますので、まずは順次、手順を踏む形でそういうことについて、芳賀日赤への乗り入れについても検討を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  次にいきます。 2番目として、人生百年時代と言われる今、高齢者人口は着実に増加しています。それに対応した輸送サービスの実現が求められてきています。 近隣市町や利害関係者との調整があるというのは、今、課長のご説明のとおりです。私も認識しております。とはいえ、やはりその町と町同士の行政のハードル、境目のそこを越えるという部分は非常に難しいという話も私は聞いております。また、その利害関係者である真岡鐡道ないし、公共交通機関であるバスとかいろんなそういったタクシーとか、いろんな部分での調整が必要だということも認識しております。 とはいえ、やはりそれを、だから難しい、駄目ではなくて、やはりそこの、せっかくの会議の場があるので、そこでまた連携、広域的な連携というものを踏まえた取組というのをやはりやる必要性があるのではないかと。それは、益子町であろうが、茂木町であろうが、どうしてもそこの部分のハードルがあるので、やりたいけれどもできないというお話も伺っております。 ならば、1市4町が連携して、お互いに相乗りできるような利便性の向上を目的に、そういった小回りの利くようなデマンド交通網というのを確立させる必要性というのがあるのではないかと。それが町民、市民に対する利便性の向上につながっていくのではないかというふうに考えます。 その点に対して町長はどう考えているのか、お伺いします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  ただいまデマンド交通について、できるだけ機動的な形で展開できないかということでご質問をいただきました。 これにつきましては、ただいま課長からも説明がありましたけれども、地域公共交通会議というのがありまして、こちらには各地域の公共交通機関、真岡鐡道、あとはバス会社などが入ってございまして、このような席でそういう話も出たのは確かでございます。ただし、この、ただいま課長の説明のとおり、芳賀町は真岡鐡道の経営会議や取締役会でも、よく研究されておりますけれども、うちの町には真岡鐡道が通っていないのに負担金を支払っていると。 そういう中で、日赤のほうに直通で行けるということは、他の町のデマンドバスよりも有利な立場にあったのかなというふうに思っています。 その解決方法として、ただいま石井議員からご指摘がされましたように、他町とのデマンドバスとの連携ですか、例えばサシバからヒバリに行って、そして、日赤までということはできないことではないというふうに思っていまして、こちらのほうは実現性が高いかなと思いますが、ただ運賃が上がってしまいますから、そういうところがありまして。 また、益子町とか多田羅駅まで行って、それから真岡鐡道で北真岡駅まで行きまして、そこからバスで日赤、あるいは歩いて行くということも可能ですけれども、多元的にこういうふうに交通を連結していくということも、一つの手法としてありまして、実現性は高いのかなというふうに思っています。 これについては、ただいま石井議員からそういうご提案がありましたので、この件については、前の芳賀町長さんにはお話ししたことがありますけれども、今度の現見目町長にも、この件についてお話はさせていただきたいと思います。ただ、料金が二重になりますので、利用者としてどのぐらい利便性が向上するのかについては、今後の検討課題かなというふうに思っています。 真岡鐡道の関係もございましたけれども、もう一つ、私どもで、石井議員様も地元でございますので、今度、バイパス沿いに総合病院ができてまいりまして、二次医療機関ということでございますけれども、救急とかその他の診療科目もございまして、できれば町民の方には地元にできる総合病院ということでございますので、救急医療から地域包括ケア病棟までそろえた在宅医療まで目指した病院でございますので、地域で支える病院ということで、より高度な施術などを求めない場合、できれば地元の救急医療機関である総合病院のほうを利用していただければなというふうに思っています。 この点につきましては、もしデマンド交通、先ほどここで答弁させていただきましたが、デマンド交通の料金体系ですけれども、いろんな事例を見ますと、何と企業協賛でデマンド交通の交通料を安くしているところがありまして、例えば、総合病院まで、前回もお話ししましたけれども、デマンド交通で行く場合には、待ってましたという感じで、総合病院のほうで寄附金をいただきまして、料金は安くしてあげるよとか、うちに来るんでしたらただでもいいです、そこまでいかないとは思いますけれども、そこまでそういう形でしていただけると利用者もより助かるのかなというふうに思っていまして、そのようなことで、まとめますと、多元的に連結する手法や、もう一つは、今度、地元に総合病院ができますから、そちらを地域の方が支えてくれる病院にしていただきたいと思っています。 より高度な三次病院に必要な場合はドクターヘリとか、自治医大とか、あちらに行きますので、日赤は三次医療じゃありませんので、同じレベルでございますから、そのときはドクターヘリとか、ドクターカーとかで自治医大のほうに行くんでしょうけれども、同じレベルの病院でございますので、そちらのほうを賢くお使いいただければありがたいと思っています。 ということで、石井議員のご提案について、私ども、それはしませんよということではありませんので、多元的な連結については、ただいまご提案を受けましたので、引き続き芳賀町のほうにお話を申し上げていきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  次に、3番目として、主要地方道69号宇都宮・茂木線バイパス事業に対して、ちょっとお伺いします。 未整備区間の箇所の維持管理がきちんと実施されていないということは、先ほど、町長の答弁では実施していただいているという話をちょっと伺ったんですが、ここのところ、数年見ますと、実際、土木のほうでは1年を通して、その維持管理に伐採というか、草刈りというか、そういったものを実施していない現状が確認できております。 その中で、やはり防災上危険であり、景観上も市貝町に入ると極端に悪くなるという部分も、他町、益子を通る宇都宮市の市民のほうからも、私の知り合いのほうからもそういった話は受けております。 やはりそういった印象を悪くするという部分でも、どうしても芳賀町と市貝町とで差が出るというのは非常に困るものですから、市貝町の評価も下がってしまうという欠点も出てきますので、やはり、ここのところは今後の対応として、やはり市貝町のほうでも、県に対する交渉に当たる責任者というのをぜひ決めていただいて、継続的に道路が整備完了するまでしっかりと交渉を続けていただきたいというふうに考えます。 そういった窓口を、責任者を決めて交渉に当たるという考え方について町の考えはどうか、伺います。 ○議長(和久和夫)  滝田建設課長。 ◎建設課長(滝田弘行)  ただいまの石井議員からのご質問について、ご説明いたします。 県道69号、主要地方道の宇都宮・茂木線、特に市貝バイパスについては、今はすぐ隣の芳賀町では今月に食肉センターが竣工して、4月から本格稼働していくというような予定の中、芳賀町地内のバイパスを見ますと、昨今、業者が幾つも入って、舗装が、今回は芳賀町区間については市貝町境のところ、すりつけが若干残りますが、完全な4車線化が完成するということで聞いております。 市貝町についても、引き続き、その先を延伸していただけるようにということで、4車線化はずっとこれまでも要望しているところであります。そのため、市貝町については、ちょうど菅又口のところまで4車線化のバイパス計画がありまして、そのところにつきましては川を渡す橋については橋台までの工事が終わっている。また、用地買収についても済んでおりまして、片側2車線相当の広い県道敷地が残っている状況。 今、ご指摘ありました市貝町の区間については、議員の皆さんも通ってみてお分かりかと思うんですが、残土が積み上がっていたり、ちょっとしたコンクリの蓋版、板なんかが積み上がっているような状況で、どうしても市貝町に入ってくると、何か道路がちょっと景観上よろしくないということは、市貝町の中を通っている道路ですので、通行者から、県道といいましても市貝町の役場のほうにもそういったことでのご指摘などを頂いているところがございます。 県に対しての交渉ということで、こちらについてはそういった県への要望等は、市貝町の町長さんの名前で県への要望はしておりますが、具体的なそういう箇所の要望などについては、建設課等が窓口になって所管しております真岡土木事務所の保全担当の部署、あるいは道路整備課、道路整備担当の部署と具体的にこういったところがこうだよということを示しながら、今後も要望を続けてまいりたいと思います。 また、今回、石井議員のご質問の中にもありましたとおり、防犯上、あるいは病害虫の防疫上も、そういった問題があるんだよということも踏まえまして、地元の要望というのが、やはりこういった道路事業の場合ですと、何分についてもやっぱり優先度合いとかの、聞いていただける度合いが強いもんですから、こちらにつきましても、地域の方などの声、あるいは逆に地域の声をダイレクトにいただきながら、今後も交渉というか、要望を続けてまいりたいと考えております。 ですので、直接の事業的な具体的な窓口は、建設課のほうから所管である真岡土木事務所のほうにお話をする考えでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  町としての県に対する対応については分かりました。 先ほど、私のほうでちょっと質問させてもらった中で、やはり、もう芳賀町まで完成が見られるという中で、今後、市貝町が今度、4車線化の対象区間になるわけですけれども、そういったことを踏まえて、やはり維持管理も含めて、それが完成するまでの間、担当課である建設課さんでもよろしいんですが、やはり交渉をする担当責任者というものをぜひ設けてやっていただきたい。 それはなぜかというと、町として要望してもなかなか、町がどの程度交渉しているのか分かりませんが、現実的には維持管理が1年間を通じてされていないという部分があって、1年、2年、3年と野放し状態の現状が見受けられます。そういったことでは、やはり今後、非常に困るという部分があるもんですから、ぜひ、ちゃんと責任者をしっかり決めていただきたいと考えますが、その点どうでしょうか。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  建設課長の説明のとおり、建設課が窓口でしっかりと対応しているというふうに私も思っています。そんな中で、石井議員がもどかしく思うのは、隔靴掻痒といいますか、議員の先生方が主要地方道宇都宮・茂木線をお通りになられまして、芳賀町の食肉センターまできれいになってきていまして、何と、私も議員と同じようにどこまで草刈りをしているんだろうと思いまして、あれ、ここはちょうど芳賀町と市貝町の境界じゃないかと。ここまで県というのはしゃくし定規にやるんだなということで、逆にお役人の仕事に対しまして、私も驚いているところでして、私たち一般の者にとっては、そういう理詰めでやる仕事についてはなかなか理解ができないところでございます。 そういうところで、県のほうにはいろいろな場面で要望してまいりました。知事さんがいらっしゃると知事さん本人に。ただ、驚いたことには、知事さんは古い情報を預けられているんです。 県道整備部、そして県道整備委員会、県議会の、あそこで説明した後、あるいはその場で、さらには県議の先生も、さらに県知事も、こんにちは知事さんとか、知事とお話しする際、あるいは私がブロック会議で知事にご質問する際、知事は古い情報を預けられておりまして、ああ、こういう情報だから、いつになっても進まないんだなということはありましたが、県のほうの言い分もそれなりに通っていまして、市貝町さんの交通量と、先ほど石井議員様がおっしゃったとおり、命に関わるものは第一にやりたいということで、そういうことで、市貝町、交通量、そして命の関わるところについて歩道はつけていますよ。これは順番ですから、同時に上と下で杉山銀座に、予算を市貝町だけというふうにはなかなかいきませんよという話があったり、議長様のお膝元である立街道、塙、祖母井は行かないか、塙線ですか、祖母井ですか、名前が変わりましたけれども、上根、益子の県道でございます。立街道ですけれども、あちらも順番にやっていますと言われたので、同時にそういうお金をつぎ込んでいくことは、なかなかできませんということですね。 県は順番にやっていますから、必ず行きますのでご安心くださいという部長様のお話でして、順番にいきます。黒田・市塙・真岡線も順番にいきます。主要地方道、こちらについても順番にいきますということなんですが、そうは申してもそちらの大きなすごいお金のかかる改良工事は、いざ、後ろに百歩譲っても、石井議員のおっしゃるところは譲れないと思うんです。私はそこは譲れないと思っていますので、この主要地方道路は茂木まで行く道路でして、皆さん、これ全部利用しています。 茂木町の方も市貝町の人も、芳賀町の人もみんな利用しているんですが、茂木町の人も市貝町の人も、町村会長さんも皆さんおっしゃっていますが、あそこに来るとぷっつり切れて、こちら側が整備されていないと。早く予算をつけてくれというのがそうでございまして、せめて議員さんがおっしゃったとおり、防犯上、枯草ぐらい刈ってくれよというのがありますよね。私も同じでして、今後、窓口を決めていただきたいというのが、石井議員の一番の中心の質問だと思いますので、建設課長もしっかり対応しておりますけれども、副町長や私どものほうで、今度、直接電話させていただくことになるかと思うんですが、できるだけ、現課の課長を大事にして、私どものほうは何度言っても実行しませんというときに、私どものほうで副町長を派遣するとか、今年はぼうぼう山にならないように、今度は確実に段階を踏んで実行していただこうというふうに思っています。 とりあえずの県のほうのご説明では、予算が厳しいので箇所箇所によって、1か所だったんですが、全部、県下1か所だと言うんですけれども、箇所箇所によって以前のように2か所になったりとか、あるいは危険個所についてもお願いしますとか言ってございますので、今年は手抜かりなく、今、石井議員からご指摘受けましたので、手抜かりないように現課、そして副町長、町長という形で、草刈りなどをさせていただきたいと思います。 かつて道の駅の草刈り、自分でやったことがありまして、支配人と一緒に、あと建設課長と3人で行って、企画振興課長でしたか、3人で自分で草を刈っちゃいました。 今回、土木事務所に電話したら、後で何か言わないでくださいねと言って、向こうで黙っていまして、了解も取れなかったんですが、自分で切っちゃおうということで、草刈り機で刈っちゃったんですが、道の駅の西側。これは道路管理者にとって恥なことでございまして、県民の利便性が損なわれているということなので、メンツに関わることですから、そういうことはいかがなんですかと言いながら、こちらもしっかりと対応させていただきたいと思いますので、窓口は現課、そして、副町長、町長という形で、今年は段階を上げて対応していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  じゃ、4番目となります。 公共交通LRT事業について伺います。 LRTへの乗り継ぎに伴う自家用車等の駐車場の確保、さらにはデマンドバスやらデマンドタクシーによる乗り継ぎ拠点までの乗り合いでの運行等など、芳賀町との連携が重要となるわけです。 その中、LRTの運行が本格化しますと、利用に伴う乗り方や運賃の支払い方法など、細かい点での決め事を遵守しなければならなくなります。そうした細かなルールについて、早いうちから町民に周知することが必要と考えます。そのことについて、町の対応は、芳賀町さんとの連携も含めて、現時点での町の考え方はどうなのか伺います。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  石井議員の質問にご説明を申し上げたいと思います。 現在、町長の答弁にもありましたように、宇都宮、それと芳賀町が合同で整備するLRTにつきましては、いろいろの検討課題、検討事項等がございまして、答弁書にもありますように、検討委員会というものをつくっております。その中に、有識者からなる、もしくはいろいろの交通機関、国、それとか近隣、整備をしない周辺の市町、そういう方も全て網羅したような形で、2022年開業に向けていろいろの検討をしているということでございまして、つい先日、2月17日にやはり宇都宮で会議がございました。その中で、示された点についてでございますが、停留所を造るということで、いよいよ停留所の細かなデザインや仕様等、そういうものが検討されております。 それと、駅東以外の西側への延伸等についても検討がされているというようなところで、段階を追って、各関係市町も交えて検討会議をやっているわけなんですが、そういった中で細かな細部の事情がこれからどんどん決まってくると。そういう中で、当然、今度は乗る側の方への周知について、どのようなやり方で実際にやっていくのかということも具体化されてきております。 既に、チラシ等ではPRはしているんですが、もっときめ細かな、当然説明が各関係市町にはされるものと市貝町でも理解しておりまして、順次そのような情報を町民に、この先、具体的に周知できるように情報を取っていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  石井豊議員。 ◆2番(石井豊)  市貝町町民においてもLRTについての今後の利用というのは、宇都宮市に向かう上で非常に重要な交通手段となります。ぜひとも、パンフレット等がきちっと整備されているんであれば、そういったものを早めに町民に周知していただいて、そういった利便性の向上に向けた取組というのも、ぜひ、町のほうで積極的に実施していただきたいと思います。 以上で、私のほうの質問はこれで終わりにいたします。ありがとうございました。----------------------------------- △園部弘子 ○議長(和久和夫)  石井豊議員の質問が終わりましたので、次に、6番、園部弘子議員。登壇。          (6番 園部弘子 登壇) ◆6番(園部弘子)  改めまして、こんにちは。お忙しい中を議場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。連日メディア等で新型コロナウイルスが騒がれておりますが、無事に議会が開催されますことを感謝申し上げます。 では、ただいま議長より質問の許可が出ましたので、先日、通告してありました議題に基づきまして質問させていただきます。 まず、1つ目の議題は、道の駅の現状と課題についてで、3点ほど質問させていただきます。 初めに、道の駅を奨励する一人として、オープン前の平成24年3月と平成25年3月に一般質問させていただいたことがございます。そういう立場としても、ぜひ、成功していただきたいと常々思っております。 さて、当町の道の駅は平成26年4月にオープンし、平成31年3月までの5年間は町が直営しておりましたが、昨年4月から第三セクター化され、ちょうど1年が経過しました。町直営のときは、町から年間約3,300万の持ち出しでしたが、第三セクター化によって、町からは指定管理料として年間1,700万の持ち出しに軽減されました。これはこれまでの赤字などという心配したお言葉もございましたが、とても半分以下になりましたことを強調して申し上げたいと思います。 しかしながら、昨年は10月に台風19号が発生して、どの道の駅も来場者、売上げともに厳しい状況であったようです。また、この影響によりまして、特にイチゴなどは12月、1月が通常より30%減で品薄状態が続き、通常の約300万のマイナスだったと聞いております。 このような中、メインの農産物直売所の品ぞろえのためということでと市塙地内のスーパーの閉店により、買い物に困った近隣住民の方のご要望により、昨年10月から市場からの仕入れを開始したということです。 野菜類のほか、餃子、さつま揚げ、ちくわ、ポテトサラダ、ノリのつくだ煮、漬物、焼きそば、ラーメンなどがあります。野菜類は地産地消に力を入れておりますので、市場からの仕入れは少なめになっております。さらに2月からは海産物もパック詰めになっていれば販売してもよいという許可が下りたということで、サンマ、サバ、イワシ、ホッケ、イカ、中落ちなどの魚介類のほか、ハンバーグ、焼き鳥などの肉類も増え、さらに地域密着型の道の駅として良い方向に向かっていると思います。 市場は水曜日、日曜日がお休みで、10月から開始したので5か月足らずですが利益率は28.8%ということで、3割近くにも上ります。第三セクター化した4月から市場を利用していれば、もっと来場者や売上げが伸びていたのではないかとおっしゃっていました。 まだまだいろいろと試行錯誤している段階と思いますが、第三セクター化された道の駅の現状と課題を伺います。 2点目は、平成30年3月の一般質問で、道の駅のレストランについて質問したときに、道の駅敷地内西側に建設を予定しており、完成時期は平成32年度を予定し、オープンは平成33年を目標にしておりますという答弁をいただきました。また、若い女性なども集客できるステーキ、焼き肉などと、サラダバーのような内容を考えているということでした。 先日、全員協議会に道の駅のスタッフの方がご説明に来てくださり、利用者の方からご飯物、定食などがないという意見があるとおっしゃっていたように、飲食、休憩スペースの充実を図るためにも農村レストランは必要と思います。 2018年9月14日の下野新聞に、直売所は新鮮で安心・安全な野菜やスーパーでは手に入りにくい特産品などを求めて、利用者数が右肩上がりで増加している。また、農村レストランは、農家さんらが地元の食材を使って料理を提供する場で、町の中の食堂とは違い、農産地域の中でその土地のものを食べるという付加価値もあり、固定客がついているというような記事がありました。 そのような中、今年度に芳賀町に新食肉センターがオープンする予定です。近隣に食肉センターが整備されれば、当町の畜産農家にとって輸送コストの軽減、安心・安全な食肉の安定供給が図れます。ぜひ、道の駅のレストランで町内産の食肉を提供し、近隣の道の駅とは差別化を図るとともに、地産地消に努めるべきと思います。 町はショッピングセンターと総合病院の誘致に伴う町道整備や塩田・続谷線、赤羽工業団地周辺の道路整備、あるいは町民ホールや農業者トレーニングセンターの整備などで出費がかさみ、農村レストランについては計画が延長になったというようなお話をされたことがございましたが、農村レストランは集客のためにも必要な施設と思います。 今の段階で、完成とオープンの予定時期並びにレストランで町内産の食肉提供を考えているかについて伺います。 3点目は、当町の道の駅は、これまで近隣の道の駅との差別化を図るために、サシバの里協議会やNPO法人等が実施する田園ウオーキングや道の駅周辺の農業体験ツアーなども行っていました。すなわち、これは農業体験型、自然体験型の道の駅を目指していたということですが、第三セクター化され、今後の方向性はどのようになるのか。集客、イベントについても伺います。 次の質問は、高齢者の独り暮らしの支援についてで、2点ほどお伺いいたします。 昨年7月31日の下野新聞によると、2018年の日本人の平均寿命は、女性が87.32歳、男性が81.25歳となり、ともに過去最高を更新したということです。 また、厚労省は介護を受けたり、寝たきりになったりせずに生活できる健康寿命を男性は72.14歳、女性は74.79歳と算出しました。すなわち、高齢者と呼ばれる65歳を過ぎてから10年足らずで介護を受けたり、寝たきりになったりする人が増えるというわけです。 さらに、9月16日の新聞には65歳以上の高齢者の総人口に占める割合は0.3ポイント増の28.4%と、いずれも過去最高を更新したとあり、この割合は今後も上昇し、25年に30.0%、40年には35.3%に達すると記載されていました。 そのような中、国立社会保障・人口問題研究所の世帯数、将来推計によると、本県では20年後の2040年に、1970年代前半に生まれた団塊ジュニア世代が65歳以上になるために、世帯主が65歳以上の高齢者世帯が全体の44.5%を占め、このうち独り暮らしはほぼ3分の1に当たる34.8%になることが分かりました。 独り暮らしのリスクとして社会的孤立化が深まり、余り出歩かなくなって、家でテレビを見て過ごす日々が増え、そのため筋力が衰えたり、認知症になったりして、要介護に陥りやすくなる点が挙げられます。 また、転んだり、風邪を引くなど、ささいなことから寝たきりになり、最悪のケースですと孤独死を招きかねない危険をはらんでいます。また、最近では認知症の高齢者が徘徊中に交通事故に遭ったり、川に落ちるなどといった事故が発生しています。 この対策としては、住民が互助の原点に立ち返り、地域全体で高齢者を見守る機運を高めることが重要なのは言うまでもありませんが、住民の命を守ることが行政の最大の責務です。町の対応策を伺います。 2点目は、足腰が弱い高齢者にとって、大きなごみ袋を集積所まで運ぶごみ出しなどは重労働になってきます。そこで、全国的にいろいろな取組をしています。 横浜市は2004年度から市の収集員が玄関先に出向いて、ごみを直接取りに行くふれあい収集事業を実施しています。対象となる人は、自分でごみを集積所まで持って行けない独り暮らしの65歳以上の高齢者や障害者、要介護者らの世帯で、ごみが置かれていない場合も、希望者には声かけなどによる安否確認を行い、地域の見守り役を果たしているということです。 また、福岡県大木町は12年8月からシルバー人材センターに業務委託し、高齢者や障害者を対象にごみ出し支援を行っています。訪問時には声かけとともに、困り事相談を実施しているということです。 当町では、町が委託している市貝町社会福祉協議会で、おもいやりサポーターという取組をしていて、高齢者世帯のごみ出しなどをしていると聞いています。そこで、このおもいやりサポーターの活動内容と、利用するに当たっての条件などについて伺います。 以上、総括質問といたします。なお、再質問は質問席にて一問一答方式にて行います。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時とします。                          (午後零時04分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後1時00分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  園部議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目の道の駅の現状と課題についてでございますが、1つ目の現状と課題については、12月末時点での道の駅全体の総売上げ額は、約2億3,800万円、昨年比較で約100万円の減、率にすると99.57%と、同水準で推移してございます。 道の駅運営につきましては、毎年3,000万円から3,300万円を町が負担しておりましたが、本年度の株式会社への指定管理料は1,700万円であり、おおよそ半減できたことは一定の成果が出ていると感じております。引き続き株式会社には、売上げ増の営業努力、経費削減などに取り組んでいただき、指定管理料の減額に努めていただきたいと要請してまいりたいと考えております。 2つ目の農村レストラン建設についてでございますが、当町の喫緊の課題である赤羽工業団地内の道路改良を優先することとしておりますので、当面の間、レストラン建設は見送りたいと考えています。 なお、とちぎ食肉センターのオープンに伴う地元産牛肉等の販売については、冷凍食品として直売所内で販売可能なことから、卸売業者と調整してまいりたいと考えています。 3つ目の今後の方向性についてでございますが、市貝町の唯一の道の駅である株式会社サシバの里いちかいの特徴は、立地条件から見ますと、同じ主要地方道上において両側半径5キロメートル以内に隣接町が設立し、国土交通省に登録された道の駅がある点であると思っています。 収益施設を立地させる場合、必ず行われるのが市場調査ですが、初めに施設ありきで、真ん中に割り込んでいった感がなきにしもあらずだと思います。土地改良事業の負担金を軽減することが本来の狙いで設立された施設ですから、集客施設として捉えた場合には、その運営には当然厳しいものがあることは想定されたことではあります。今後、さらに接近して、大規模な量販店と農産物直売所が設立される予定であり、ますます経営が圧迫されるのではないかと心配しているところでございます。 しかし、このような市場の奪い合いから来る立地的な難点を抱えながらも、売上げが3億円を超える営業成績を達成していることなど、十分に健闘していると見ています。この評価は、多額の出資をしている町の希望的観測によるものだけではなく、第三セクター移行時に検分していただいた全国大手の百貨店の経営者と判断が一致するところでもあります。 申し上げるまでもなく、国に登録できる道の駅は、道路利用者の休憩機能を確実に発揮することです。このためには、トイレを清潔で使いやすいものにすること、居眠り防止や道路案内が十分で交通事故などが起きないようにすることが、第一に課せられた使命であると考えています。 今後、老朽化が進行していく中で、維持管理は最大の課題となっていくことと推測しています。町といたしましても、このコストにつきましては、十分配慮してまいりたいと考えております。 ご質問の今後の運営につきましては、当道の駅は、既に第三セクター化を図り、株式会社となっていることから、経営方針につきましては会社に一任しているところであります。町といたしましては、管理を指定委託しながら管理料など多額の財政的支援を行うとともに、最大の出資者であるという立場から、納税者が期待する地域発展の実現、道の駅の企業活動に対する社会的評価が得られるよう、指導してまいりたいと考えています。 そこで、町が第三セクターであるサシバの里いちかいに対して望む方向ですが、隣接町と競合することがないよう、また、これから予想される民間の量販店や農産物直売所との販売競争に打ち勝てるよう、市貝町の地域的な特性や個性を十分に生かした運営をしていただけることを希望しています。 このため、市貝町のまちづくりは、サシバの里を基盤とするものですから、特許庁から獲得したサシバの里という商標を、町のイメージアップからも、また、収益改善の面からも十二分に活用していただきたいということを繰り返し説明させていただいております。 具体的には、美しく、しかも生態系の宝庫である谷津田を保全し、新鮮でおいしい米や野菜を育て、これに付加価値をつけて収益を伸ばしていただき、会社自ら収支改良するのは当然といたしまして、さらに地域も活性化し、潤いのある町の発展に結びつけていってほしいと期待しています。 また、ご質問のイベントの持ち方ですが、単にお客様を集めるだけではなく、生産者と消費者の交流、ひいては農村と都会の人々がお互いに理解し合え、持続可能な社会の発展のために協力し合える、そういった土壌づくりとしてのイベントを期待しております。そのような方向に沿って運営されるよう改めて希望するものであります。 次に、第2点目の高齢者の独り暮らしの支援について申し上げます。 1つ目の住民の命を守る町の対応策についてでございますが、現在、町では独り暮らしの高齢者の安心・安全を確保するための事業といたしまして、緊急通報装置の無償貸与、見守りも兼ねた配食サービス事業、地域見守りネットワーク事業を実施しております。 地域見守りネットワーク事業につきましては、高齢者の孤立防止のために、町と地域包括支援センター、民生委員などが協働して地域の見守り体制を構築するために取り組んでいます。さらに、本年度、事業内容の改正を行い、町内の商店や医療機関などの事業所と連携させ、通常の業務や活動において見守りを行っていただく事業として、協力事業所を増やしながら、高齢者の異変を早期に発見できる体制整備を進めているところでございます。 2つ目のおもいやりサポーター活動内容と利用するに当たっての条件などでございますが、おもいやりサポーターは、平成29年9月より、社会福祉協議会に設置された地域福祉のボランティアです。普段の何げない見守りや声かけを通して、地域内の困り事を早期に発見し、社会福祉協議会や民生委員・児童委員に情報をつないでいます。おもいやりサポーターの皆さまには、地域の課題解決のために、ご支援、ご協力をいただいているところでございます。しかし、見守り活動が主となっているため、個別のごみステーションへのごみ出しは行っておりません。 町では、高齢者ボランティアポイント制度を利用してのごみ出し支援を行っています。こちらは、65歳以上の高齢者のみの世帯や、障害のある方のみの世帯、介護認定を受けた独り暮らしの方々が対象となっており、委託先の社会福祉協議会や、町へご相談いただきまして、ご利用のご案内をさせていただいております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  先ほどは失礼いたしました。 では、順次、再質問させていただきます。 まず、道の駅の現状と課題についてに関した質問をいたします。 道の駅はオープンして6年がたち、第三セクター化され、今後さらなる戦略を計画の中に位置付け、常に改善・整備に努めるべきと思いますが、道の駅設立当時にあった学識経験者や有識者等によって構成された道の駅管理運営検討評価委員会は今も設置され、会議などをしていろいろと道の駅のためにお話し合いを持たれているのかを確認いたします。お願いします。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  園部議員のご質問にご説明申し上げます。 道の駅を最初立ち上げる当時、いろいろな委員の方に参加いただきまして、設立検討委員会というものを立ち上げた経過がございます。しかし、今現在、当初、道の駅がオープンした以降、設立検討委員会については、開催はしていないという状況でございます。特に、開催をするというような要請等も実際には受けておりませんが、開催もせずに現状は残っているというようなところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  では、先ほどの町長の答弁の中にありました農村レストランについて伺います。 先ほど、私が総括質問で申し上げたとおり、町のほうは赤羽工業団地周辺の道路整備とか、そちらのほうを最優先して、農村レストランにつきましては延期、当面は見送りたいというようなお答えをいただきましたが、見送るということですので、中止とかいうのではないのか、その点だけ再確認させていただきますので、お願いいたします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  道の駅について、道の駅の性格といいますか、道の駅の役割と申しますか、道の駅は本来民間でやるものは、もうかるものは民間でやっていただければいいわけですけれども、その地域の活性化のためにそういうものが必要であるということであるので、町では1,700万円もの指定管理料を払いながら、前後しますが、それ以前に数億円の莫大な初期投資をして建てさせていただいたものでございます。 その狙いは、先ほども申し上げましたとおり、地域の活性化ということが狙いですので、この道の駅が単なる商業施設ではないというところが一つのポイントでございますけれども、そこら辺については、先ほども申し上げましたけれども、地域の農業や農家の方が、その地域でしっかりと生計を成り立たせていけると、そしてその地域が過疎化や、過疎化が進行して集落が限界集落から、さらに店じまいの集落とか、荒れ野の集落とかにならないように、ちゃんとそこで稼業として成り立たせていくといいますか、あるいは工業団地に勤めながら、兼業農家で成り立たせていっていただきまして、地域の活性化を図るということが大きな狙いでして、それに付随して、地元にあった特産品やそれを基にして加工品を作って、それを売りながら地域文化を継承していくというようなことが本来の狙いですけれども、最初の視点に返りますと、そうするといつまでも赤字で、垂れ流しで町民の大事な税金を1,000万余のお金をつぎ込んでいっていいのかどうかということになりますと、これについては私ども役所の者たちが、ご覧のとおり、最初の就職先が役場でして、商売をやったことがないという状況で、私と副町長ぐらいですね、商売をやってきたのは。そんな中で、武士の商法じゃありませんけれども、利益を出すということはどういうことなのか。鉛筆1本も、中内功じゃありませんけれども、資生堂の難波田春夫じゃありませんけれども、顧問をやっていた、飛行機の中で何をやっているんだと思ったら、かみそりの刃を砥石で研いでいるんです、こうやって。捨てないで、また使っているとか、こうしてね。そういうのがありますけれども、それくらい経費を削減するという、そういう感覚は民間にしかできないことでございますので、そういうような収支改良をしていくということが大事なわけです。 そういう点からも、フルセットでやるのが一般の道の駅ですけれども、うちの町みたいに、両側にもう茂木町の道の駅なんていうと全国何十選、あるいはモデル道の駅なんていいまして、そういうものと一緒にやっていけるわけがないですから、そんな中でもきちっとやっていくためにはそれなりの、いつも言っていますけれども、その地域でふさわしい大きさの道の駅が必要なのかなというふうに思っていますが、収支改良するためには当然、収益を上げなくちゃならないんですが、そのためには順番にフルセットにしていくと。直売所、加工所、そしてレストランですか、こういう流れで作ったものを加工して、それを店に出す。 作ったものを直接店に出すという格好で、残っているのは農村レストランということになってまいりますけれども、そういうことで収支改良の最後の切り札は農村レストランということになってまいりますが、それ以上に、今この限られた予算の中で、私たちはそろばんをはじかなくちゃならないんで、町の財源になっている工業団地がありますけれども、その周辺で莫大な公共事業をやっているとすれば、そちらに限られた財源ですから増えないんで、増えると削られちゃいまして、地方交付税が、減ればまた地方交付税が来ますけれども、3つも同じ大きさの財源の中でやっていくということになってくると、なかなかその支出は、お金が出していけないというのがありまして、最終的に狙いはフルセットですけれども、直売所、加工所、それを使うレストランですけれども、そのためには限られた財布の中で少しずつお金を出していくしかないということで、お金をためながら、補助金を使いながら今後やっていかなくちゃならないというふうに考えています。 そうは申しましても、さっき言いました町の税金を投入していますので、地方貢献、地域振興ということを考えれば、作ったものを業者に渡しちゃって、それでまだもうける可能性があるのに、だったらそれをレストランで使ってください、減農薬、減化学肥料、こんなに鮮やかな、カラフルな野菜がたくさんできました。ヨーロッパの野菜ですと。減農薬、減化学肥料です。都市の方も来てください。肉もできました。そしてそれで、じゃ直接そこでいためるのもあれだから、じゃ加工してから出しましょうとか、肉も冷凍で売るんじゃなくて、加工所でそれを加工して、お店に出しましょうとか、そのような方式でいくと流れ的には、そういう流れに必然的になっていくのかなと思いまして、流れはベストなんですけれども、お金の総売上げ費を増すための施設はレストランですけれども、そのためには限られた財布で、しっかりと倒産しないように、町自体も大きな財政が棄損しないようにやっていくためには、計画的にやっていかなくちゃならないというふうに思っていまして、当面、当面ですから、私のいる間はちょっと、2年しか残っていませんから、私のいる間はできないかとは思うんですが、赤羽工業団地の周辺の道路がしっかりと整備された後は財政的に余裕が出来てきますので、町内の生活道路である農道や北部の下水、合併浄化槽とか、あるいは今言った農村レストランとか、そういうのが一斉に、町の中、まるで血液が血管の中、止まっていた血液が血管の中を一斉に、ばあっと流れるように、市貝町はすばらしい、見違える、心ときめくまちになるんじゃないかというふうに思っています。 そうなってくると、このバイパス沿いは見違えるように開発されてまいりまして、県東の輝く星になるのではないかというふうに思っていますけれども、それまで夢は夢として残していくような形になりますけれども、当面、農村レストランについては、先に送りたいというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  ご丁寧なご答弁、ありがとうございました。 私も、今のご答弁に同じ気持ちでおります。やはり道の駅の役割といいますのは、やはり休憩スペースでありますし、もうけとかそういう商業が目的ではないことは分かっておりますが、赤字経営というようなことを指摘する方の声も聞こえましたので、何か集客とか良い方法はないかなと思いまして、日頃からいろんなそういうことを常に考えたりするときもありましたので、農村レストランとかと思ったんですが、今のお答えで、それにつきましては了解いたしました。 それで、道の駅にはまだまだ空きスペースがございまして、農村レストランのような費用もかからない、犬同伴の方が、これ以前にも、私、要望したことがあるんですが、やはり愛犬家の方がたくさん、同伴の方、犬を連れてくる方がいらっしゃいまして、そういう方から、お金もそんなにかからないし、ドッグランを造ってもらえないかなというようなご要望がありますので、これは先ほど町長のご答弁で、近隣の道の駅と競合しないということもおっしゃっていましたが、茂木、名前を出したらまずいですけれども、近隣の道の駅にもまだありませんし、123号線で鬼怒川の近く、4号線近くに本当に狭いドッグランみたいなのが出来たんですけれども、本当に狭いんです。それでも、利用者、している方がいるのを見かけたことがありますので、もうちょっとスペース広げてつくれば、絶対利用者がいるかなと思うので、これにつきまして、お伺いしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  ドッグランについては、同僚の議員であります小塙議員から、大変詳しい、しかも提案型のご質問で受けておりまして、あの場で答弁させていただくことに尽きるかなというふうに思っておりますけれども、民間の方でドッグランをやってみたいという方が数名いらっしゃいまして、その中で、町としてはそのドッグランのそういうグラウンドですね、そういうものの整備についてもなかなか補助が出せない状況にございまして、道の駅については、これまでに複数の議員の先生方からもご質問がございましたが、現在、道の駅の東側の駐車場となるべきところがございましたが、あちらのほうでということもございましたけれども、現在のところ、先ほど申し上げました農村レストランと同じように、新たな投資については差し控えているところでございます。 北杜市、あれですね、北杜市の道の駅南きよさとの取組などを、今、どんなふうに指定管理者である株式会社アルプスがやったのかについて、勉強しているところです。新年度からどのように取り組んでいったらいいのか、ヒントを得るために、そこでも施設内にレストランのほか、バーベキュー場、これは小沢議員からのご提案でしたが、バーベキュー場。ドッグランなどがあり、さらに隣にある高原、花の森公園に登るためのリフトカーも名物になっているということで、すごい黒字で、これから小塙議員からもご質問いただきますが、観光とセットで皆さん、ここを最終着地点として集まってきては、ここの道の駅で一服したり、遊びながら、そして近所の景勝地に入って、また戻って来て、ここで多額のお金を落としているということですけれども。 そういうことを考えると、私のほうもぜひ、こういうものがあるといいなとは思いますが、まず、農村レストランについては、もう視察を何か所もしてございまして、道の駅の関係者の方々は農村レストランについては情報を持っているところでございますが、ドッグランなどについても複数の議員からもご提案がありましたし、バーベキュー場もございましたので、関澤議員でしたかね、ありましたので、そういうものもちょっと視察しながら、そういう設立のノウハウ、運営のノウハウなどを蓄積していきたいというふうに思っています。 当面は、先ほどと、長くなりますが、先ほどと同じ理由で、新たな投資はできるだけ控える。お店を作って内装をして、内装で金を消費してしまうケースが多くて、倒産している例がありますが、当町の道の駅はそういう内装、改装でお金を使用しないで、常に投資的、お客集客と売上げ増につながる、直接つながるような形で投資していければなというふうに思っているところでございます。 誠に申し訳ありませんが、農村レストラン並びにドッグランについては、先送りと、私の間はさせていただきたいと思います。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  設置に費用がかかるものにつきましては、当面は先送りというお答えいただき、了解しました。 設立当時というか、道の駅ができるのが26年ですから、その前の年あたりから、当時の職員の方がその様子を説明に来てくださったときに、子供の遊び場をつくってほしいというようなことに関しまして、人が乗れるミニSL、これを無料で走らせてくれる方がいらっしゃるというような、たしかお話があったと思うんです。 ですから、平成25年のときだったと思うんですけれども、26年に設立したので。とてもいい話だなと思いまして、記憶に残っているんですけれども、子供の方が集まれば、ブランコとかそういうのを作るのもお金がかかりますけれども、無料で走らせてくださる、人が乗れるというんですので、お金もかからないし、お子さんが集まれば、当然大人の方も来まして、帰りに道の駅で何か買い物してくださるかななんて思いますので、出来たら実現していただければと思うんですけれども、このお話はどうなったのかなということも含めまして、お伺いしたいと思います。お願いします。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  園部議員のご質問にご説明申し上げます。 道の駅がオープンする前に、ミニSLの愛好家の方たちが一つのグループをつくって、ぜひ敷地内に余裕があれば走らせてはどうかなというご提案はありました。当時、オープンまでのいろいろの費用の関係で、それ専用の敷地についてはちょっと、その当時、現状では確保できないということで、提案のまま現在に至っているというような状況でございます。 今後、先ほど町長が答弁いたしましたように、大規模な投資が幾つか、やはり考えられまして、その中の一つに大きな非常に集客力のある遊具、今は簡易的な、本当に小規模の、あれば寄ってみるかみたいな遊具があるわけですけれども、そういうものではなくて、本当に人がそこを目指して遊びに来るような、大型遊具の提案もございます。そういうものとうまく、この先、資金繰りがどういうふうになっていくかという状況も見ながら、やはり、先ほど町長が言うように、集客が図れる施設を順次検討してまいりたいというふうに考えておりますので、その時点で、ミニSL等も一つの検討として入れていければいいかなというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  まだその話がとろけたわけではないということ、今、確認できてよかったと思います。費用がかからないで集客に結びつけることでしたら、ぜひ、実現していただきたいと思います。 では、今度は昨年3月の予算審議のときに、道の駅の第三セクター化に向けてご説明が職員さんのほうから、執行部のほうからありまして、そのときに国・県からの補助金をもらえる計画、企画が重要になるということで、40%の補助率を持つ小さな拠点づくり支援事業交付金を見越して、道の駅で野菜などを保管する大型の冷蔵庫を購入したいというようなご説明がありましたが、今、道の駅の直売所に野菜を出店している方から、そういう冷蔵庫を買っている様子がないみたいだよというようなお声を頂きましたので、ここでお伺いできればと思います。お願いします。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  大型冷蔵庫の件でございます。今現在は、JAさんが直売所を運営していたときの状態のままで、新たに冷蔵庫については入っていない現状でございますが、この点については、今、株式会社の中でその冷蔵庫の必要性について、そういうことで進めていたところを、方針をちょっと修正されて、今ある現状の状態でやっていきましょうというような話を私のほうでは承っていると。 今後、どうしても必要な場合には、再度、やっぱり検討されるのかなというふうには思っておりますが、ちょっと現状で新たなものは購入していないというのが実情でございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  ただいまのご答弁に関しまして、高齢の方がだんだん、これからは作っていらっしゃる方はどんどん高齢化していくと思いますので、売れ残ったものを夕方、また引き取りに来るのが、夏場なんか特に大変だというお声がありまして、そのために冷蔵庫で保管できればということで、このような話が浮上したと思いますので、今後、もし実現できるようでしたら検討していただければと思います。 では次に、やはり道の駅に関した質問をさせていただきます。 当町の道の駅は県内22番目で、その後も各地で道の駅がつくられています。そこで、他町の道の駅との差別化を図り、オリジナル商品を創るなど、当町をアピールし、集客に結びつける必要があると思います。しかし、ヒット商品を生み出すには、消費者に魅力を感じてもらえる商品づくりが求められまして、一朝一夕にはなかなか完成しないと思います。 商工会などでも、今月25日だったと思いますけれども、そういう料理を作っているようなお店の方たちが集まって、やはり取り組んでいるようで、25日だったと思いますが、何か味見ができるというような催しをするそうなんです。ですから、そういうこともありますし、こういうことに対しまして、オンリーワンの開発に対する支援策などはあるかについて伺います。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  ご説明を申し上げます。 新年度において、やはり商工振興策ということもあるし、もう少し道の駅と商工会が少し連携を強めて、何か新たな商品づくりもしたいというお話がございまして、町としてはそういった商工会の事業、新商品、よく道-1グランプリというんですか、茂木のゆず塩ラーメン、ああいったものを出品して、ぜひその商品の知名度を上げて、それを目指して、来るお客様を獲得したいというようなつながりになるかと思いますが、そういった取組を市貝町の商工会でもぜひやりたいということで、それについて町は財政的にも支援をいたします。 プラス、新たに道の駅を使って、昔、オープン前に軽トラ市というのを実施していたところでございますが、それは役場の場所でやっておりました。道の駅がオープン後はそちらについてはなくなったということでございますが、新たに商工会の企画で軽トラ市的なこともやりたいという事業がございまして、こちらにつきましても、町として支援をしてまいります。 そういったことを連携しながらやって、いいお客さんの循環をつくっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  ぜひよろしくお願いいたします。 当町の道の駅はとても評判がよく、他県など遠方からもたくさんの方が来客してくださっていると聞いております。また、この度、第三セクター化され、いろいろと試行錯誤していることも多いと思いますが、皆さんに愛される道の駅を目指していただきまして、ぜひ成功していただきたいと思います。 では、高齢者の独り暮らし支援についてに関した質問をいたします。 先ほど質問いたしましたが、おもいやりサポーターは、町内に在住する高齢者であれば誰でも利用できるのか、所得制限などはないかについて伺います。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問についてご説明いたします。 おもいやりサポーターは答弁でもございましたとおり、民生委員のような地域の見守り活動を行ってくださる方ですので、特に制限や、所得制限ということもございません。 主に地域を担当する民生委員さんがいらっしゃいますが、民生委員さんは複数の担当地区を持っていらっしゃいますので、そういった方をサポートしたり、また独自に緩やかに見守りをしていただくという活動ですので、特に制限はございませんのでどなたでも、利用という言い方はどうか分かりませんが、見守りはしていただく対象にはなると思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  おもいやりサポーターの件で、もう一つ確認させていただきたいんですけれども、このメンバーの方たちはボランティアでやってくださっている方と伺っています。とてもいい制度と思います。それで、利用する側は有料か無料かをお聞きしたいと思います。 といいますのも、近所でお弁当配達を利用している方がいまして、1回200円で利用しているということを聞いたことがありますので、その辺についてお伺いできればと思います。お願いします。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ご説明いたします。 おもいやりサポーターは主に地域の見守り活動をしてくださるボランティアで、先ほどご質問にもありましたけれども、配食サービスはお弁当を配達していただいたのを召し上がっていただくので、その一部をご負担いただくんですけれども、ご質問いただいたごみ出しなどは、ボランティアポイント制度というものがございまして、そちらをご利用いただくことになりますが、それは無料です。対象の方は答弁にもございましたように、高齢者の方、障害者の方、決まっていますが、利用される方のご負担はございません。 以上です。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  わかりました。ありがとうございます。 では、昨年は4月に東京の池袋で高齢者の乗用車が暴走し、母子がはねられ死亡する事故が発生し、6月には高齢者のワゴン車が、福岡市の交差点に突入して9人が死傷する多重事故がありました。このほかにも全国各地で高齢者の車に巻き込まれて死傷する事故が相次ぎました。そのような中、2月19日の下野新聞によると、2019年に県内で車の運転免許証を自主返納した方が過去最高の8,413人で、このうちの97%が65歳以上であったことがわかったそうです。 返納の理由は、身体的に運転が厳しくなったや、家族に勧められたが多かったそうです。しかしながら、免許証を返納してしまうと、家族がいる方は送迎してもらえますが、独り暮らしの場合、外出することが不便になり、本当に困ると思います。そこで、町の対応を伺います。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ご説明いたします。 町では、先ほどから質問ございますように、デマンドタクシーなどを利用して外出の支援などもあると思うんですけれども、健康福祉課では高齢者の方、独り暮らし等という制限、高齢者の方のみ世帯等の制限はございますけれども、福祉タクシーとしてタクシー券の利用をしていただけるように、タクシー券の配付など行っております。そういったことも高齢者の方の外出の支援の一部になっているかと思われます。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  誰もが高齢者になり、子供たちと同居していない場合、やがて独り暮らしになります。当町は、高齢者の独り暮らしになっても、安心・安全で住みやすいと誇れるまちであることを願いまして、本日の質問の一切を終わらせていただきます。ありがとうございました。----------------------------------- △小沢岩夫 ○議長(和久和夫)  園部弘子議員の質問が終わりましたので、次に、9番、小沢岩夫議員。登壇。          (9番 小沢岩夫 登壇) ◆9番(小沢岩夫)  9番、小沢岩夫です。 ただいま議長の許可を得ましたので、次の5項目について順次質問をいたします。 まず、第1の質問は、町内における道路の改良整備についてであります。 市貝町内には、町道、農道、これ以外の認定外道路があります。先頃、法律が変わり、これらの道路上において、交通事故や道路管理上の不備による重大事故が発生した場合には、自治体、すなわち町が賠償責任をこれからは負うことになります。 町長は全国的に少子高齢化の現実を少しでも解消するために、都市部から市貝町に移住してくる人々を心待ちにしているようでありますが、町民の生活向上のために、また住環境の整備のために、それに町内における道路整備は必ず必要であります。これらの道路整備を新年度予算に組み入れる予定はあるかを町長に伺います。車社会である現在、道路の整備は一番重要です。町長の明解なる答弁を求めます。 前回と前々回の私の質問への町長答弁では、農道や認定外道路の整備に努めたいとのお話だったと、私は記憶をしておりますが、これで過ちはございませんか。再び、町長に伺います。 町内道路にはU字溝の蓋のない部分にタイヤが脱輪をして、走行できなくなったり、先ほど同僚議員からもございましたが、昨日みたいな工事のときに何十メートルもの水たまりがあったり、舗装部分がへこんでいた箇所に通行車両が進入してパンクをしたり、北部では農免道路上に太い木材が倒れて落ちて、そこに車が乗り上げて、車下部のプラスチック部分が壊れた等の苦情が寄せられています。 昔から市貝に住んでいた人は、少額だから修理は自分でやるからいいやと言いますが、これから若い人や都会、町から来た人たちはそうはまいりません。走行できない、保険に加入していない人には、町が費用弁償をすることになります。4月からの予算でできるところから整備をお願いしたいと思います。 2番目の質問は、市貝中学校の部活動についてであります。 昨年度の市貝中学校特設駅伝部の全国大会優勝は、市貝町始まって以来の快挙であり、我々町民に元気と勇気を与えてくれました。これは選手一人一人の毎日のたゆまない努力、それを取り巻く周囲の人々全ての気配りと、応援など全てがうまくかみ合った結果であります。櫻井監督の采配も見事に的中をしました。選手も含めて、市貝中学校の生徒全員が個人個人、自分の夢を持って、その夢の実現のために日々精進をすれば明るい未来があると感じたことと思います。 さて、そのための支援や応援をする側としては、これからの市貝中学校はさらに躍進をすることでしょう。関東大会や全国大会等に出場する部活がたくさんあると思います。今後は大きな大会出場が決まってから経費の予算措置を行うのではなく、市貝中学校の文化部門でも運動部門でも、どの部もこれらの大会等に出場をするようになりましたら、すぐに運用できる基金をつくって、直ちに備えておくべきだと思いますが、町執行部の考えを伺います。 3番目の質問は、町の人口減少対策についてであります。 町は満年齢100歳の町民の方に、金10万円を長寿祝い金として贈呈をしております。さらに毎年、1万円を贈呈しています。人口減少対策は住民、議会、行政の三者が真剣に取り組むべき喫緊の課題であります。市貝町のこれからを、将来を、夢を託する子供たちのために、1人目はもちろん、2人目の子供さんには誕生した暁には金20万円を支給、3人目にも20万円を支給し、2歳に到達時には10万円、そして小学校入学時には20万円、これら合計して、2人目と3人目には合計で50万円を支給してはいかがでしょうか。 この制度は隣の福島県西会津町で実行しておる制度でございます。西会津町は、現在人口6,000人、市貝町の約半分でございます。その町でこの制度を実行しております。子育て世代の経済的負担の町の政策として、誠に有効であると考えますが、検討、導入、実現の可能性を町長に伺います。 4番目の質問は、新型コロナウイルスについてであります。 中国の武漢で12月に発生した新型コロナウイルス患者は、今朝の報道では患者は8万人を超えて、死者3,000人。日本政府も国指定の指定感染症にいたしました。都道府県知事は感染症の患者に対して、対策の整った医療機関への入院を勧告し、これに従わない場合であっても入院をさせることが可能となりました。この場合の費用負担は全て公費となります。 市貝の町当局者は国や県と情報を迅速に共有して、一番、町にとって有効な対策を取るべきと思われますが、現在の町の取組を伺います。 5番目の質問です。芝ざくら公園について質問をいたします。 毎年、多くの観光客がサシバとともに4色の芝桜を見に訪れる市貝町の芝ざくら公園。今年も4月5日から5月6日まで、予定では開催をされるでしょう。昨年も芝ざくらまつりに工事が間に合いませんでした。今日、本日の工事の進捗状況で、私は今朝も昨日も現場を見てまいりました。これから植栽まで、清掃、地拵、整地、整枝、防草シート張り。植栽は6,000株であります。これら全ての工事を完全に終えて、ゆとりを持って製造まで完了をして、多くの来場者に、リピーターの方にリニューアルした姿を見せることが町の担当者は可能だと考えておりますか。 明日は雨です。そのうち雪も降るでしょう。万一、2年続けて芝ざくらまつりに工事が間に合わないような事態になりましたならば、ここにおられる執行部のどなたがどのような形で責任を取られるのか、町執行部の現時点での考えを伺います。 以上で、私の総括質問を終了といたし、許された時間内で再質問をいたします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小沢議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の道路改良整備についてご説明申し上げます。 全国の地方自治体が所有する道路や橋梁などの高度経済成長期に整備されました社会インフラが、この時期一斉に更新時期を迎え、議員ご指摘のとおり、中には道路の老朽化や管理不十分のため、道路管理者である地方自治体の責任が問われるケースが散見できます。 また、過日の芳賀中部上水道企業団の会議でも当町の議員からご質問があり、議論となりましたが、Iターン、Uターンで他町から当町に戻ってきても、上水道が引かれていないため、水が十分な量を確保できないなど、特に子供を連れた若い夫婦の世帯にとりましては、子育てをする環境として道路はもちろん、上下水道の不十分な整備に対し、不便を感じることは予測に難くないことでございます。 現在、町では、南部に大型の財政出動を伴うインフラ整備を進めているところであり、限られた財源の中、十分な予算が確保できないのが実情でございます。 県においても同じ方針ですが、生命に関わる危険な箇所に優先的にインフラ予算を配分するなど、厳しい中でも優先順位をつけながら整備を進めてまいりたいと考えています。なお、小沢議員からご指摘がありました事故が発生した箇所などについては、道路管理上、瑕疵があるということが認められれば、石井議員にお答えしたとおり、速やかに対応してまいりたいと思っています。 2点目の市貝中学校の部活動につきましては、教育委員会の所管でございますので、私の後、教育長が答弁いたします。 次に、3点目の人口減少対策について申し上げます。 当町では、平成28年3月に策定した人口ビジョンまち・ひと・しごと創生総合戦略により、今後の中長期的な人口推移が与える様々な影響についての分析や、今後の目指すべき将来の方向と人口の将来展望を示し、今後の目標を掲げているところではございますが、中長期的に人口減少が進むことが予測されております。 ただし、人口減少対策の成果を上げることができれば、人口減少のスピードを鈍化させることが可能であると思います。具体的には、人口ビジョンの基本的な方向性として、転入人口の増加、出生率の向上、働く場の確保などについての検証や、総合戦略の基本目標を明確に調整していかなければならないと考えています。 ご質問の中で、「町は100歳の方に長寿祝金等を贈呈しています。これから町の将来に夢を託す子供2人目には誕生時に20万円、3人目には誕生時に20万円、2歳到達時に10万円、小学校入学時に20万円、合計50万円を支給してはどうか」ということでございますが、当町では、子育て支援につきましては、より実効性のある施策、これは小沢議員のお考えになる施策の実効性と町の考える施策の実効性というところで、そごは出てまいりますけれども、より科学的なデータに基づいた施策を展開していく方針でございますので、今のところ予定はございませんが、どのようなエビデンス、科学的な根拠があるのかについて、調査研究をさせていただきたいと思っております。今のところは予定はございません。大変申し訳ないと思っていますが。 令和2年度当初予算では、子育て支援事業の目玉といたしまして、替わりまして、保育料の無償化に加え、施設に通う第2子以降の保育料を無償とすることで、子育て環境の整備や施設利用者負担の軽減を図っていく考えでおります。 現在、当町ではそれに加えまして、出産祝金として出生時1人当たり10万円を支給しております。金額や内容につきましては、近隣市町の状況や国の施策との整合性を見極めながら検討してまいりたいと思っています。 次に、第4点目の新型コロナウイルスについて申し上げます。 現在、中国を中心に感染が拡大しております新型コロナウイルス感染症ですが、日本国内での感染拡大を防ぐため、国では、指定感染症へ指定し、患者に対する入院措置や接触者調査、検査体制の整備など様々な対策を講じているところでございます。 また、県では帰国者・接触者相談センターを設置し、感染の疑いがある方の選別を行い、指定医療機関を案内したり、患者発生時には、各保健所において感染症法に基づく入院勧告や就業制限、濃厚接触者等の疫学調査等を実施していることは、議員ご承知のとおりでございます。 一方、町の取組といたしましては、1月31日に市貝町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染拡大を防ぐため、庁舎内各課窓口及び学校・保育施設への手指消毒液の設置と、町民、生徒・児童向けのマスクを設置しています。また、感染症予防対策チラシを作成し、各自治会や、各種集まりの場でチラシを配布し、予防意識の高揚を図っております。 感染拡大を防ぐためには、一人一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。今後とも、国・県の情報を注視し、連携を図りながら、予防対策の周知を継続してまいりたいと思います。 なお、現在のところ、当町の対策本部は5回を終わりまして、町内の状況や対策などについて協議をしているところでございます。議員の先生方には最新の情報を提供するよう、今後とも全員協議会を開催させていただきまして、逐次説明させていただきたいと考えております。 最後に、第5点目の芝ざくら公園についてご説明申し上げます。 芝ざくら公園活性化整備工事については、9月議会定例会におきまして、ご承認をいただき、昨年9月7日に着工いたしました。 今回の定例会においても、工事請負契約の変更契約について上程させていただいているところでございます。 工期につきましては、請負業者及び地元協議会も交え、工程会議を開催し、綿密な打合せを実施し、現地についても、監督員である担当係が数日ごとに進捗状況を確認しておりますので、天災等やむを得ない事由がない限り、工期内に完成する運びとなっております。 また、防草シート及び芝ざくら植栽につきましては、本工事とは別に指定管理者である地元協議会が指定管理の中で、工事との調整を図りながら実施することとしており、4月5日から開催する芝ざくらまつりには、支障が出ないよう進めてまいりたいと考えております。 また、万一、芝ざくらまつりに間に合わず、完成しなかった場合は、どなたがどのように責任を取るのかについてでございますが、この工事は、市貝町が発注している工事でございまして、最終的には市貝町の責任、つまりは町長である私に責任のあるものでございます。 その場合でも、町といたしましては、工事が遅れた場合は、その瑕疵が行政側にあるのか、また、業者側にあるのかを調査及び建設工事請負契約書等を精査の上、判断をして、業者側にその責任がある場合には、契約書に従ってその瑕疵の担保を請求させていただきます。 また、行政措置といたしましては、市貝町建設工事等請負業者指名停止措置要領に基づきまして、その状況に応じ、業者に対しまして、ペナルティを措置させていたくものでございます。これらにつきましては、建設工事等請負業者指名選考委員会で審議いたします。 次に、行政側に瑕疵がある場合においては、市貝町財務規則その他の関係法に基づき、責任の所在を確認することになり、市貝町職員服務規程に当てはめ、状況に応じた処分をさせていただくことになります。 以上が、責任の所在及び責任の形となります。ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後2時25分とします。                          (午後2時09分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後2時25分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  小森教育長。登壇。 ◎教育長(小森祥一)  それでは、小沢議員の質問の2点目につきまして、私のほうからご説明を申し上げたいと思います。 2点目の市貝中学校の部活動について申し上げます。 近年の児童・生徒の部活動等での活躍が目覚ましく、好成績を残している状況で、ご承知のとおり、昨年12月に開催されました第27回全国中学校駅伝大会では、市貝中学校男子駅伝部が優勝し、全国制覇という快挙を成し遂げ、町民に多くの感動を与えてくれました。 ほか、卓球女子団体でも県総合体育大会で優勝し、第47回関東中学校卓球大会に出場いたしました。 また、吹奏楽部も第25回日本管楽合奏コンテスト全国大会に出場するなど、文化、スポーツ両部門で活躍しております。 さらに、中学校の部活動ではありませんが、市貝小学校スポーツ少年団バレーにおきまして、第39回全日本バレーボール小学生大会栃木大会で優勝し、見事に全国大会に出場いたしました。 このような中、現在、小・中学生における全国・関東大会出場に対する助成金につきましては、小・中学校教育の一環として児童・生徒に広く文化及びスポーツ実践の機会を与え、体力、技能、文化の向上と心身ともに健康な児童・生徒を育成することを目的に、平成16年度に定めた交付要綱に基づき、交通費等の経費に対し補助を行っているところでございます。 ご質問の、大会出場に必要な経費を充てるための基金の創設についてでございますが、教育文化の振興に寄与することを目的に設置された教育文化振興基金の活用等も検討しながら、未来を担う子供達のため、励みとなるよう、引き続き現制度での円滑な交付と支援体制の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  町長と教育長さん、丁寧なる回答、ありがとうございました。市貝中におきましては、心と体を鍛えるための経費の、この基金のさらなる増をよろしくお願いをいたします。 まず、順次再質問をいたします。 初めに、県も町も財政はどこも厳しい状況です。栃木県全体を見ましても毎年100億円の赤字を出して、県民生活の向上のために県は道路の整備、河川の工事を施工しています。当市貝町でも、赤羽工業団地、市貝バイパスの病院前大型スーパー予定地など、これらは通学路でもあり、優先順位としては早急に拡幅、改良工事を行うことは重要でございます。 しかし、翻って、一般町民の生活も大事です。 町長に伺います。 町長の地元赤羽地区にも、町道でありながら砂利すら入っていない町道があることはご存じですか。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  南部地区については、土地改良が大分進展したのに伴いまして、町に移管を受けて、これを改良して管理している道路が、また現道舗装などもしているところがほとんどでございまして、町道につきましては、ほとんど舗装されているというのが私の認識でございますが、農道については数か所、私も把握をしておりますけれども、町道についてはほとんど改良舗装がされているというふうに認識しています。 直近では、数か所、来年度予算の中で要望されておりましたが、残念ながら、利用者が少ないというようなことで落としたところがございますけれども、ほとんどのところが道路改良されていると思っています。 それらを踏まえまして、今後それ以上に厳しい北部について道路の現道舗装、改良をしてまいりたいというふうに思っているところですが、南部については、ある程度生活道路としては町民の便益を達成しているのかなというふうに認識しているところでございます。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ただいまの赤羽地区は、鴻之宿地区の道路であります。南の端にはアパートがございまして、距離は約950メーターございます。ひどい道でよそ見などはできません。私も軽トラで実際に走ってみました。四駆にしなければとても走れない町道です。せめて防じん舗装、最低でもならして砂利を敷くぐらいはできませんか。恐らく町長も場所はご存じだと思います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。
    ◎町長(入野正明)  今ご指摘いただいた道路は鴻之宿の道路だということでございますけれども、余裕があれば、これも防じん舗装ということも考えられるかと思いますが、大変、新年度予算査定の中で、赤羽の工業団地の周辺の道路についても補正ということで送った経緯がございまして、そのような中で削りに削った上で外させていただいたところでございます。 石井議員のときの答弁と同じように、命に関わる道路、また、先ほどのここでの答弁のように、事故等が過去にあった道路などについて優先的に取り組むということが順位上高く設定しておりますので、残念ながら今回の新年度予算では漏れたということになってございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ただいまの町長の答弁では、新年度予算ではやりませんということでした。補正ではどうでしょうか。 町長は最初に、町長に当選した暁には、日本一町民に優しい町民生活をしていただくんだという方針で、町民の皆さんからたくさんの票を頂き、現職を破って当選して、今は3期目でございます。 なぜ私がこういうことを言うかというと、地元の町道はそれをやれば大体終わり、東中部、北部にはまだ320近くも町道があるので、前回も申しましたが、茂木、芳賀町も行っている材料支給にはやぶさかではないという答弁でありましたので、赤羽を全部合わせてそれ1本ですので、補正、次年度の予算でも、中部、北部の町道、農道、認定外道路をやっていただきたい。そういう意味で赤羽の残った町道1本をやってからという意味で、私は質問をいたしました。よろしくご配慮をお願いいたします。 補正でもやりませんか。どうですか。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  大変厳しい要望でございまして、私の公約の中で残っているのが、そういう町民の生活基盤をしっかりと調えるということでございました。そのほかについては、ある程度それなりに形ができてまいりましたけれども、何せ私も気がついたら10年もここでやらせていただいてしまいまして、その中でやはり毎回毎回査定のときに苦しむ産みの苦しみをしておりまして、ほかの首長さんのように自分のやることをまず取ってしまいまして、後は好きにやれという、明石の泉市長と話す機会がありましたが、そうやってやるんだよというふうに伝授されましたけれども、なかなか私の思うとおりにならないのが予算でございまして。 残されたあと1年ございますけれども、来年度予算についてはしっかりと予算を確保して、土地だけ購入して道路改良を中途半端にしている北部の道路とか、また中部の道路を、今、養生しているところがありますけれども、あそこも中途半端になっていまして、そういうところをきちっと詰めて仕事をしていきたいと思っています。 ただいま小沢議員からご要望のあった箇所につきましては、そんなようなところで、ない袖は振れないということでございまして、できれば9月補正、また来年度、新年度予算では総仕上げですから、杉山も笹原田、石下も刈生田もしっかりと予算をつけさせていただいて、後は泉市長と同じように好きにやってくれということで、自分の予算をまず取らせていただいて、その中で今ご要望のあったところなどについても、しっかりやらせていただきたいと思います。 再来年度予算については、議員の先生から要望のございましたところについては、しっかりと対応させていただきますので、よろしくご理解の程をお願いしたいと思います。 そういうことで、残された町道についてもやらせていただくつもりでございますので、私と副町長でしっかりとその辺は道筋をつけていきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  答弁、ありがとうございました。 ただいまの質問にも関連はいたしますが、今度は芝ざくら公園について伺います。 今、町の財政、厳しいところ、追加予算も入れて8,800万円もの予算をかけて、今施工をしております。2,000万円もの補正をしていながら、工期は延長しなかった。 昨日も今朝も私は行って見てまいりました。現場管理はどなたがおやりになっているんでしょうか。これ、わかりますか。 誰が見ても生コンクリート残痕です。これが置いてあるところは、芝桜を植栽するところです。8,800万円もかけてやっている工事、私も百歩譲って、通路ならわかりますよ、私も現場でたまにやります、残ったコンクリートです、通路ではなくて植栽をする場所に捨ててならしてあります。それが1か所ではございません。全部、私は写真を撮ってあります。 空き缶は毎日のように落ちております。恐らく社員の方が飲んであるのでしょう。昨日も、U字溝を設置したところにもありました。中に、ひどいのは現場で私が見ておりましたが、立ち小便をしておる者もおりました。 雨が降るのに、一番下の段は客土して黒土が入っております。養生シートはかけておりません。あれでは雨が降っても、いつになっても乾きませんから成長はできません。もちろん施肥をするのにも苦労するでしょう。整地をして、あれで芝桜6,000株を植えて、工期に間に合うでしょうか。 どのような管理をしておられるのか。毎日監督に行っておられるのか。 さらに、昨年度施工した場所にも水たまりがございました。昨日ぐらいの少しの雨で物すごくたまっていました。恐らく25メーターぐらいありましたね。地盤が下がったのと、排水溝が役に立たっていない、恐らく両方の原因だと思われます。もし大雨が降るともっとたまるでしょう。排水溝、破けています。給水管も破けています。それで下の通路に客土が流れています。最後、帰るときによく掃除をしていない証拠です。 町民の方が朝夕散歩をしております。これ、破れた水道管はつないだでしょうが、恐らく下で出なくなりますからね。空き缶の写真も全部ございます。 どのような管理をしておりますか。伺います。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  小沢議員のご質問についてご説明を申し上げます。 現場管理ということで、非常に小沢議員さんは毎日のように行っておられると、町と一緒に進捗関係をご協力いただいているようなことで、大変ありがとうございます。 私どものほうで、今現在、小沢議員の指摘がありました点については、現場であります請負業者の河原土建のほうに、状況の確認をまずさせていただきたいと思います。当然、工事現場内は清掃するのが基本でございますし、公衆衛生上もきっちりと監督が指示を出して、はたから見て恥ずかしくないような施工管理をするのが当然でございます。町のほうの監督員並びに私のほうでも確認をさせていただきたいと思います。 工事中ということがございますので、多少、物の配置等は今後整理をして、完成までにきっちりと仕上げていくということになりますが、一時的な仮置き的な状況でございまして、その点不備があれば、それについても改善をさせていただきたいと思います。 今後、現場内客土の状況が整いますれば、工事とは別になりますが、地元協議会のほうでは指定管理の中で、防草シートそして植栽を追いかけて実施をするということで、工事とはまた別になりますが、お互いに進捗を調整しながら、最終的な芝桜の植栽を完了させると、そして、4月5日からの芝ざくらまつりが、お客さんが自由に観覧できるような状況にするというのが、その進捗管理の最大のポイントとなるところかと考えております。 2月末現在、工事の実施、進捗につきましては73%ということで、先日打合わせを実施いたしました。この状況において、工期内に完成を目指しているところでございます。 先ほど申し上げました工事の内容の不備が生じているような点については、確認をさせて、改善をさせていただきたいと思います。 それともう1点、毎日現場のほうに行っているのかということでございますが、お互いに工事の請負業者が町のほうに出向く場合もありますし、町の監督員が直接行って立会い等を実施するときがございます。ただし、毎日、町の監督員が出向いているかというと、毎日は出向いておりません。 いよいよこれから進捗が詰まってまいりますので、可能な限り現場のほうに出向いて、管理と現場のほうとの情報共有を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それでは、企画のどなたが監督に行かれるのかはわかりませんが、土どめの板、こんな私のげんこつが入るぐらい穴が空いていて大丈夫なんですか、これ、隙間。これは客土が下へ漏れちゃいますよ。原因は、くいが曲がっているんです。両側からやってどうにも追っつかなくなってしまった。お見せいたします。 もう契約をしたので、工事着手金は払ってしまったでしょうが、このような工事の現場でよろしいんですか、貴重な町の血税8,800何十万円を支出して。先ほど町長は私が全責任を負うという回答でございましたが。 客土の厚さによっては、枯れるところと枯れないところも出るでしょう、芝桜ですから。でも、枯れが出た場合は最終的には町の損失になるわけです、血税ですからね。さらなる確かな監督管理をお願いしたい。大丈夫ですか。 もう進捗状況じゃなくて、最後なんですから毎日行かなくちゃ駄目ですよ。今日も行ってください。どうですか。明日は必ず、雨ですから。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  今のご質問に対してご説明申し上げます。 今、写真を見せていただいたのは、多分、くい削孔の部分的なところかと思います。早速、当然現場のほうで確認をさせていただきたいと思います。ただし、現在施工中でございまして、施工上、今このような状態になっているという部分的なところもあるかと思います。そこはしっかりと現場を見て、指示をさせていただきたいと思います。 主任監督員というのが、町では係長、基本的にですね。総括監督員につきましては、課長が総括監督員になっております。 毎日の進捗については、主任監督員と係のほうで確認をさせているところですが、これからいよいよ大詰めに入りますので、可能な限り毎日の進捗状況について確認をさせていただきたいと思います。当然必要があれば、私及び町の執行部の責任者のほうも現場に赴くということになるかと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  小沢議員から大変厳しいご指摘を受けました。小沢議員のおっしゃるとおり、町財政に毀損が生じた場合は私どもの責任でございます。この後、議会終了後ただちに現地調査に入らせていただきますので、よろしくご指導いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  ただいま町長から、これが終わり次第行くということですが、日が伸びましたので、ぜひ行っていただきたいと思います。 課長ね、これは完成してからでは駄目なんですよ、この工事中でなければ直せません。 今朝も、3度目ですが、私、早く行ってきました。埋め戻し中です。その埋め戻しのところ、客土の中に上から2段目、東の端から12番目の柱のところに木材が何か所か入っていました。それは何の注意も払わないで、ただやればいいという感じですね。そのような工事で大丈夫なんですか。 恐らく今日行って見られるか見られないか、埋めてしまったかどうか。町民の貴重な血税ですので、私は毎日見に行っていますが、客土で匂いがするような部分もあるし、それはいい客土ではないですね、芝桜のためにも。 そのような予備費は、工事費の中にも恐らく入っているでしょう。私もポケットに昨日入れてきましたが、何本か落ちてはいるし、このくいと板を留めるあれですね、恐らく今日もまだ、できれば私も行きますが、空き缶はU字溝と舗装のところの間に入っていると思います。故意に入れたのか、面倒だったのかはわかりませんが。 毎日、業者にしても責任者の方、自分のところをやるような気持ちで監督も業者もやらないと駄目ですよ。もちろん、金を支払う側も、工事をやる側もそうですが、よろしくお願いいたします。 それで、今日は行っていただけますね。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  今日、行ってまいりますので、後日報告したいと思います。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  時間も14分ですので、残りでは質問を替えます。 昨日は、全協で執行部から説明を受けましたが、芳賀の4町は足並みをそろえて10日から24日まで休みというお話でしたが、昼休みの情報では、隣の茂木町は単独でそうではないと、今までどおり行うということでしたが、教育長、市貝町は、昨日の全協での報告のとおり、益子町、芳賀町と同じような10日から24日までの措置計画だということでよろしいですか。伺います。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。登壇。 ◎教育長(小森祥一)  昨日、市貝町の小・中学校における臨時休業につきましては、昨日どおり10日から24日ということで変わりはございません。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  昨日の報告のとおりということで、変わりはないということですが、宇都宮市などは学童保育を朝から行っています。埼玉県は学校の教室を開放して子供たちを預かっています。今、新型コロナウイルスの感染拡大は止まりません。学校に行けない子供たちの集まるところは、究極自宅かまたは学童保育。人の手配、給食の手配、給食が駄目なときは弁当、大丈夫ですか。人事の入所申込みは、昨日のお話ですと、赤羽地区はいっぱい、市塙地区、小貝地区は若干余裕があるという昨日の課長の報告でしたが、そのとおりですか。 ○議長(和久和夫)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  ただいまのご質問について説明させていただきます。 昨日、報告申し上げましたように、学童は現在のところ、市貝町では赤羽地区において3クラブ、市塙地区において2クラブ、小貝地区において1クラブ、全て順調に行えるということで人員配置のほうをしております。 市貝町は時間的に7時30分から夕方7時、19時までということで、始まる当初のときに夏休み等の休暇について、休業時についての申込み等も受けている部分がございます。それを全て考慮した上でやっていきますというような回答を各クラブからいただいております。そして、そこには登録していないんですが、どうしてもといったときには若干名の受入れが可能ですということで、市塙と小貝のほうからは回答を頂いております。昨日、ご報告したところから変更はございません。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  変更はないということで、了解をいたしました。 費用は、恐らく月に五、六千円でございますよね。回答は大丈夫です。 別件ですが、今日のマスコミでは、中学生の親は該当しませんが、小学生の親で、学校が休校ですと子供の面倒を見なくてはいけない、有給はもう全部使ってしまった、休めない、それで、どうしようもないんで会社を休んだ場合に、今朝の報道では、国から1日当たり最大8,330円を支給するという報道がございました。町内では、これに該当するご家庭、両親は、どのぐらいの方があるか、大体で結構ですが、おわかりになりましたらば、数をお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  こちらの数字に関しましては全く把握はできておりません。しかしながら、学童に子供を預けるという時点で、両親が働いている、または父兄等が働いている、または片親の方で自分が働いていて面倒が見られない、そういう状態を考えた上で学童の申込みをしております。 ですので、その学童に申込んでいる方たちの人数と考えますと、小学校1年生から6年生まででお預かりしているのはおおむね250人です。その中で、同時利用の方も当然いらっしゃると思いますので、200名弱の方は、保護者でいらっしゃるかもしれないんですが、正式な数字としてこちらでは把握しておりません。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  国の助成金を受けられる方200名弱ということですね。了解をいたしました。 それでは、次でございますが、新型ウイルスの感染拡大のために、国は全国全ての小・中・高などに臨時休校を要請して、昨日の全協になったわけでございますが、その1つとして、休校中は児童・生徒は基本的に自宅で過ごすように指導する、2つ、家庭学習を適切に課す、3つ、進級や進学などに不利益が生じないように配慮をするという指導ですが、具体的にこれは、教育長、このような理解でよろしいですか、伺います。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。登壇。 ◎教育長(小森祥一)  不利益等が起きないように、学校等では保護者宛てに文書等で周知をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それにつきまして、やはり昨日10日からとした、この4町の、茂木は今日外れましたが、理由づけとして、3年で卒業する生徒さんもおられる、中学生ですね。すると個人個人の指導要録の記録をつける時間を稼ぐという意味もあったのでしょうけれども、そういう意味合いでしょうか。いわゆる通信簿ですね。 これから高校入試もございます。ほかの自治体で通信簿がないということは、過去1年と2年次の成績を勘案して、3年次の担任の先生が勘案をして成績をつけなくてはならないということになりますが、当市貝町では10日からということで、春休みまでに、入試に間に合うように、個人個人の評価を全部出せるということで間違いないですね。一生を左右する子供たちの、生徒のことですので、伺っております。間違いないですね。 ○議長(和久和夫)  小森教育長。登壇。 ◎教育長(小森祥一)  成績関係のことにつきましては、大変心配されることでございますので、昨日までに各学校長のほうに確認をいたしましたところ、基本的には中学校は9日に卒業式及び修了式を行うわけでございますけれども、修了式等につきまして、中学校は通知表等を子供たちに渡すということにしたいということでございました。 小学校におきましては、19日が通常では卒業式の予定でございましたけれども、10日ということで、6年生に関しましては10日に通知表等もお渡しをするということでございます。他の1年生から5年生につきましては、通知表が一番裏面のところに終了証とも同じくなってございます。それで、修了証書とともに通知表を、保護者同伴で20日過ぎに学校に来ていただきながら、そこでお渡しするようになってございます。 昨日も、全員協議会のところでお話を申し上げましたけれども、他市町につきましては、本当に学力の低下、今日の新聞等にも一番懸念されるのがそこだというような保護者のアンケートの結果も出ておりました。そんなことも含めて、4町、茂木町は休まずに行うということで決定されたようでございますけれども、大田原市も休まずに午前中だけの登校となってございます。これはやはり学力低下とか、そういうものを最大限担保するということで取られていることと思われます。 他市町が昨日から臨時休業というふうに行っている中で、4町が教育長会議等で決めたことにつきましては、そこのところを1日でも長く、このような状況の中、実施できることで、最大限教科書の内容につきましては修了できるようにしていこうということで、確認をしたところでございます。 また、中学校の、繰り返しになりますけれども、5日、6日、今週の木曜日、金曜日に、本当に人生を左右するような高校入試が行われるわけでございますけれども、それにつきましても丁寧にやっぱり指導をして、子供たちを入試に送りたいという思いがございました。そんなことも含めて、1週間の、他市町よりは、また国の要請よりは遅くなったわけでございます。 ということで、現状の中で学力低下も起こらないために、宿題等も十分に出しながら、確認を担任はしながら、メール等で場合によっては明日こういうことをするようにというような指導もしていきながら、子供たちの学力向上をサポートしていきたいなというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  教育長さん、ありがとうございました。 それでは、肝心な、後7分しかないですが、コロナウイルスについて再質問をいたします。 これについても、今、教育長さんから丁寧なお答えをいただきましたが、地方分権の国である我が国日本は、ある程度地方自治体にこういう細かいことは任せるべきですね。この新型コロナウイルスにつきましては、町民の方に一番大事なことは、まず検査体制の充実です。町民の誰もがしっかり検査を受けられるように対応を行うべき。町民の方がこれはと思ったときに医者に行って、医者が必要と認めたときには、保険適用が今週中になりますので、PCR検査を受けられるように町で指導をして。 今までこのPCR検査は、唾液を取りますが6時間かかりました。しかし大手の杏林薬品がつくったジーンソックという機械、これは30センチ程度の小さい、このぐらいの機械でございます、これだと15分でできます。新型コロナウイルスにかかっているか否かが15分で判断できます。 今まで国の機関、県の機関だと数十人単位で一斉に検査をするのでできませんでしたが、今週中に国が施行する制度だと民間でも保険適用がありますので、受けられますので、この機械を使えばどこででも受けられます。そのような指導を町民によろしくお願いをいたします。 町はこの新型コロナウイルスに対しては、正しく恐れて、町民がパニックを起こさないように、正確な指導をお願いしたいと思います。このPCR検査は、本当に必要な方に順次受けていただけるように指導をすべきです。 さらに、私の調べでは、37度5分以上の熱がある方を検知する機器は国の厚生労働省の補助が50%、残りの50%は、その50%の80%を総務省が補助をいたします。ほとんど町の出費はなしで、この熱感知器が買えます。 これは据置き型と携帯みたいな手置き型と2種類がございます。携帯型は約1万円前後で購入できます。これを、役場、公民館等学校など人の集まるところに早急に配置をいたしまして、新型コロナウイルスの検知に早急に役に立つように導入をすべきと考えますが、執行部の考えを伺います。 これは必需品でございます。今日中に早く申込んで、ほとんど補助95%ぐらいで購入できますので、いかがですか。サーモグラフィーという機械です。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対してご説明申し上げます。 新型コロナウイルスの感染症対策を目的にしましたサーモグラフィーの購入に対する助成制度なんですけれども、国や県からの通知は現在のところ町へは来ていません。 そういった情報がもし届きましたら、まず最新の情報を収集しながら、また購入に関してその必要性も含めて検討していく必要があると思います。 以上でございます。 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員。 ◆9番(小沢岩夫)  國井課長ね、これはおとといの参議院本会議で厚生労働大臣と総務大臣がテレビの前で全国民に約束をしていることです。ご存じありませんか。恐らく、拾えると思います、ネットで。また時間がないので質問を変えますが。 さらに、不幸にして新型コロナウイルスにかかってしまったという場合には、3つの薬が有効です。1つは市中に出回っているエイズの特効薬。2つ目は今開発中でございますが、アメリカでもヨーロッパ、日本でもやっておりますが、この新型コロナウイルスに効く専用の薬、1-2週間で完成の見込みという製薬会社の報告も来ております。3つ目はエボラ出血熱の特効薬。この1番と3番は医師の判断でいつでも使用ができます。 4日以上、37度以上の高熱が続いた方、また高齢の方はぜひとも早く検査を受けていただきたいと思います。 また今朝の学者さんの発表にはありましたが、北海道雪まつりを中心に、あと会社のイベントで発生しました。若い人は新型コロナウイルスにかかっても体が頑強なので、自分では自覚をしないうちにほかの人にうつしてしまっていると。65歳以上の方は体が弱いので、すぐに重篤になる。そのようにしないためにも、市貝町民は1日でも早く検査を受けて、ほかの人にはうつさない。自分もかからない。そういう手洗い、うがい、マスクをする、それが一番大事です。よろしく励行をお願いいたします。 以上、様々申し上げましたが、これをもちまして私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。----------------------------------- △小塙斉 ○議長(和久和夫)  小沢岩夫議員の質問が終わりましたので、次に、8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 本日は、議会の傍聴に来ていただきました皆様に感謝を申し上げます。 議席番号8番、小塙斉でございます。令和2年3月議会、最後の一般質問者となります。どうぞ最後までお付き合いいただきたいと思います。よろしくお願いします。 私は町民の福祉向上のため、将来を担う子供たちのため、是々非々の立場で町政の課題に取り組んでまいります。 それでは、さきの通告に従いまして、5件の事項について順次質問してまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 第1点目の質問は、住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業についてでございます。 これは、来年度、新年度予算に新規事業ということで盛り込まれておりますが、町民一人一人が住み慣れた地域で人として尊重され、尊厳を保って自分らしく生きていくために、必要不可欠となる在宅生活と医療介護が途切れることなく円滑に提供される体制づくりを推進するために、住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業費補助金交付要綱が、今年の4月1日から施行されます。 バイパス沿いに病院の建築が進んでおります。その病院の開院は今年の7月と伺っておりますが、在宅生活と医療介護が途切れることなく円滑に提供される体制づくり、これは具体的に、病院と町、またそのほかの介護施設とどのように連携を取っていく事業なのかを伺いたいと思います。 2点目の質問でございます。 2点目は、介護老人保健施設の施設整備計画について伺います。 これは、昨年の6月定例会にも同じ一般質問で質問をさせていただいておりますが、栃木県高齢者支援計画「はつらつプラン21」の7期計画、「とちぎで暮らし、長生きしてよかったと思える社会」を目指してということで、2018年から2020年までの計画では、県東地域、この市貝町において2020年度に29床の介護老人保健施設の整備を見込んでおります。それについて、今現在、どういう考えでいるのか、2020年度に予定どおり計画するのか、または2021年度から2023年度の3か年の計画に延期させるのか、その辺について町の施設整備の考えを伺いたいと思います。 一般質問の3点目は、災害時における民間事業所との協力体制について伺います。 2019年度、昨年は特に台風19号等で全国、または県内でも多くの自然災害がございました。東日本大震災以降、様々な民間事業所と防災協定を各自治体で結ばれていると思います。それでは、この当町では、どのような事業所と防災協定を結んでいるのか、その状況を伺いたいと思います。また、現在のそれについての課題、今後の予定についても伺います。よろしくお願いします。 4点目の質問ですが、これは先ほど同僚議員からも交通事故等の話がありましたが、私は、児童・生徒・高齢者等の交通安全対策ということで伺いたいと思います。 当町においては、昨年交通死亡事故が起こりまして、交通死亡事故ゼロの日の連続記録が途切れてしまいました。田園型事故と称される交通事故も町内で多く見受けられます。そこで、交通安全対策のために、小学校、中学校等の生活道路を確認、スクールゾーン、シルバーゾーン等の道路標示整備を行うべきではないか、そう考えておりますので、その辺の町の考えをお聞きしたいと思います。 それから、5点目の質問です。 これも同僚議員とかぶっておりますので、聞き方をちょっと変わった視点から伺いたいと思います。 道の駅のサシバの里いちかいが第3セクター化されまして、間もなく丸1年が経ちますが、その道の駅についての課題、今後の展開ということで伺いたいと思います。 現在、町内産の農産物を使った6次産業化の商品開発とOEM商品を使っての売上げ増対策について、町はどのように考えているか。それと、町と町観光協会、それから市貝町商工会との連携について、今後どのような考えで運営を進めていくのか。その辺を町の考えを伺いたいと思います。 以上で、この場での質問は終わりにしますが、町長、教育長をはじめ、所管課長の皆様には簡潔、明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後3時40分とします。                          (午後3時27分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  再開いたします。                          (午後3時40分)----------------------------------- ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目の住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業について申し上げます。 本事業は、交付要綱第1条のとおり、最期まで在宅生活をするための地域包括ケアシステムの構築の一環であり、新病院の地域包括ケア病棟もその役割を担うと考えております。 地域包括ケア病棟は、3つの機能を併せ持つことが求められています。1つ目が急性期後の患者の受入れ機能、2つ目は在宅等で療養する患者が急変した場合等の受入れ機能、そして、3つ目が在宅復帰支援機能です。 当該病棟では、医師のほかに理学療法士、作業療法士など複数の専門職が連携し、自宅や施設に安心して帰れるよう、入浴や食事など生活に関わる動作に関し、リハビリ訓練をすると同時に、介護保険制度の利用案内や家族への助言を行うという特徴を持っています。 さらに、この病棟と町保健師や地域包括支援センター(総合相談支援センター)が連携することにより、退院の支援、ご家族の心配事の払拭、そして退院後のよりよい生活が送れるものと思っています。 次に、第2点目の介護老人保健施設の施設整備計画について申し上げます。 栃木県高齢者支援計画「第7期はつらつプラン21」において見込んでいる整備計画は、ある法人から相談があったことから計画したものですが、白紙となってしまいました。しかしながら、現在、別の法人から建設についても相談を受けておりますので、当該法人と連絡を密に取りながら、需要や整備時期について精査し、必要に応じ、次期計画にも盛り込んでまいりたいと考えております。 第3点目の災害時における民間事業所との協力体制について申し上げます。 民間事業所との防災に関する協定についての状況でございますが、本年2月末現在、計21件の締結がございます。 協定の主な内容につきましては、災害時の廃棄物の撤収、収集、運搬等は市貝町建設業組合、燃料の供給につきましては市貝町油脂組合、飲料水確保は6事業所と協定書を締結しております。 その他福祉避難所の開設、情報発信等に関する協定、通信や物資運搬等に関する協定など、災害発生時における各種応急復旧活動や対応業務に関する人的・物的支援について、自治体間や民間事業者等と協定を締結しているところであります。 今後とも、平時から防災協力体制の構築に取り組むとともに、防災、減災につながる有効性の高い協定の締結が図れるよう、事業所や団体等に積極的に働きかけてまいりたいと考えています。 続きまして、第4点目の児童・生徒・高齢者等の交通安全対策について申し上げます。 まず、児童・生徒の登下校時の交通安全対策につきましては、交通指導員をはじめ、スクールガードリーダー、スクールサポーター、PTA、地域の方々など多くの皆様のご協力により、登下校時の立哨や見守り活動を通して、交通事故防止のための安全対策を講じているところでございます。 ご質問のスクールゾーンにつきましては、通学通園中の交通事故を防止するため、保育所、小学校を中心に半径約500メートルの範囲で歩行者の通行実態や道路の構造、地域住民の意見を総合的に判断し、学校や教育委員会の働きかけにより、警察と道路管理者が協議いたしまして、警察が道路交通法上の規制をかけるとされております。 また、道路標示につきましては、公安委員会が設置する規制を伴う標示と、注意喚起やお願いといった意味合いで道路管理者が設置することができる標示があります。 規制の有無に関わらず、道路標示による注意喚起を図ることで、通行車両が減速するなどの効果が見込め、安全対策として有効であると認識しています。 今後、学校周辺の通学路への標識や路面標示等、わかりやすいサインの設置について、現状の状況等を十分調査の上、警察や関係機関に対し働きかけをしてまいりたいと考えております。 次に、老人福祉施設などの周辺地域の交通安全対策を実施する、いわゆるシルバーゾーンについてですが、今後、対象となる介護福祉施設などとシルバーゾーン等の高齢者の交通安全対策について意見を伺うとともに、生活道路の安全対策について努めてまいりたいと考えております。 次に、第5点目の道の駅サシバの里いちかいについてお答えいたします。 まず、1つ目の6次産業化の商品開発とOEM商品を使っての売上げ増対策についてでございますが、ご質問のとおり、その道の駅でしか買えないものは目玉商品にもなり、集客の増、販売の増、道の駅のPR効果と、かなりの相乗効果が見込めるのは確かでございます。 現在、農産物直売所における6次産業化の商品につきましては、個人での梅干しや漬物などが販売されております。 また、OEM商品とは、大きく分けて2つの形態がございますが、農産物直売所では、個人を含む加工業者が地元農産物を使用し、加工を別業者へ委託し、バター、ドレッシング、ピクルス、ジャム等が販売されています。 このような商品開発は売上げ向上に有効と認識しておりますが、6次産業を直営で行う場合には加工部門の新設が必要なことから、収益改良を目指す企業といたしましては、人件費の増加も懸念されるところでありましょう。 これに対し、OEM商品開発につきましては、完成された他社製品を自社パッケージに変えて販売することが可能なことから、コスト面から見ると取り組みやすいと言えます。 現在、道の駅には加工所があり、この6年間有効な利用がされてこなかったという実状もございます。補助金を交付した農水省から指導があり、1日も早く有効活用していただけるよう、道の駅の管理者は強く要請しているところではございますが、指定管理者である道の駅いちかいにおかれましては、このような形で加工所を導入しているわけでございますが、OEM商品の開発について、議会において提案があったということを踏まえまして、引き続き調査研究するよう提案してまいりたいと思います。 2つ目の町や観光協会、商工会との連携についてお答えいたします。 道の駅の役割は、立ち寄られるドライバーの皆様に休憩していただき、道案内をさせていただき、併せて、着地された所がどのような所で、どのような特産品や文化的歴史的な資源があり、興味関心を引き出して、町の中に深く入ってもらうことでもあると思います。 こういうわけで、最初から道の駅を観光目的としているところは少ないと思われ、山間地の消費者人口が少なく、それでいて近くに景勝地など著名な観光資源が控えている所などに限られてきたのではないかと思われる点もあります。 株式会社サシバの里いちかいにつきましても、第三セクター化の効果が発揮され、収支は着実に改良に向かっておりますが、それでもなお、多額な財政支援を行っていることから、納税者である町民並びに地域振興を推進する町の考えに沿った方向で運営されることを期待しているところであります。 町内の観光資源を検分してみると、国指定文化財は別格といたしましても、芝ざくら公園や観音山梅の里及び武者絵の里などは、それなりに観光の目に堪えられる水準まで磨きがかけられているとは思うものの、これ以外のものにつきましては、すぐれて立派なもの、貴重なものとは認識されるものの、財政的な理由から、アクセス道路を含めまして、適切な措置が講じられていないのではないかと思われるところもございます。 道の駅は集客施設という側面も持つことから、新たなお客様に道案内は当然といたしまして、由来や価値についても正確に説明できることがおもてなしにつながるのではないかと思っています。 今後、観光協会に対しましては、ガイド、案内板、マップなど、道の駅利用者に対しての利便性の向上を図ることをはじめ、町の玄関である道の駅を拠点とした観光振興計画の策定などを求めてまいりたいと思います。 また、商工会との連携につきましては、道の駅への出店者も多数いることから、町商工業の発展の観点より、さらに強化してまいりたいと考えています。商工会は、企業の育成支援においては確かなノウハウと指導力を持っておられますので、道の駅運営につきましても、企業診断など適切なご指導をいただけるものではないかと期待しているところです。 町同様商工会も、サシバの里いちかいに対する出資者でありますので、互いに連携しながら、町で唯一の道の駅が発展するよう力を合わせてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず最初に、住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業、これは具体的に、病院が行う在宅医療と介護との連携の円滑化を図るということなんですが、これ、担当課長から、もうちょっとわかりやすく教えていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対してご説明申し上げます。 今回のご質問の住み慣れた地域で人生を生き抜くための体制整備事業ということは、主に要綱にも書かれておりますが、地域包括ケア病棟を持つ病院に対しての補助を目的としております。 それで、どのように、具体的にということでございますが、例えば、急性期治療などを経過して病状が安定した患者さんに対しては、在宅や介護施設などの復帰支援に向けてケアマネジャーや町の職員等、また病院側などが連携して、退院に向けて連絡、調整を行っていくものであります。 また、本来は一般病棟でも、症状が安定すると当期に退院ということになっていくところでございますが、また在宅の療養に不安があって、もう少し入院治療を行えば社会復帰できる患者さんにとっては、その病棟が安心して退院できる場所になるということになっております。 また、その地域包括ケア病棟があるということで、在宅での生活ですね、病院と介護施設、病院と在宅の橋渡しをする役割を持っていて、そこにケアマネジャーや病院関係者、町職員などが関わって、安心して市貝町で住んでいられる体制づくりを行うというものでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  明日の議案審議がありまして、町長から来年度の予算についての一括の説明等があって、あさってからは特別予算委員会等でもっと詳しいことは聞いていけるかと思いますが、明日の議案第24号は、これは介護保険事業のほうに、今回この事業は入ってくるかと思うんですが、470万円ということで、この事業の補助金ということでうたわれております。 そして、先日の全協でも説明がありましたが、この補助の期間は通算5年を限度とするということでございました。補助率は10分の1ということなんですが、町民を支える医療として地域包括ケア病棟の運営に要する費用の1年間の費用の補助率としては10分の1、上限は470万円ということで、要綱を説明いただきました。 町長、町長の選挙の公約で、総合病院、病院の誘致は私の公約なんだということでいつもおっしゃっております。今回、この誘致に成功したということではありますが、これは病院に対しての思いというものはこの程度のものなのかなというような、ちょっと熱意が感じられないようなパーセンテージじゃないなかと思っているんですが、その点、町長はどのようにお考えなのか。 それと、その補助率であるとか、内容については病院としっかりと打合わせできての、今回この金額の提示であるのか。 その2点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  小塙議員から、私の公約の中で総合病院ということで、10年前から打ち出されておりまして、10年がかりで達成したことの事実と実際のその支援の仕方、特に目に見える額ですね、その間に不釣合いがあるのではないかというお話がございまして、小塙議員からそのようなご指摘を受けまして、大変ありがたく思っているところでございます。 先ほども、小沢議員のご質問に対しましてお答えさせていただきましたが、限られた財布がありまして、標準財政規模35億円ぐらいで、そして税収が上がってきても交付税が削られまして、同じような財布でずっと続けなくちゃならない、人口とかそういう要件でですね。 そんな中で、とにかく町民の幸せのためにはいろんなことをやりたいわけですけれども、小塙議員がご指摘いただきまして大変うれしく思うんですが、本来であればもっと町民の意思を対して、そして病院経営は、私は、この地域包括ケア病棟は当初全くの赤字で経営されていくのではないかというふうに思っていまして、この病棟自体を町民は了解するのに、ほかのこの同じ病棟の事例を見ましたら、もう全然認知がなくて、数年間全く赤字で進んでいくということなんで。 それで、そんな中でこの額は、当初私が確保した予算の半額という形で出てまいりまして、そういう額を今回計上させていただきました。 この介護のほうに出るということですけれども、病院の中ではお医者さんは疾病モデル、そして介護保険のほうは障害モデルというものを、大変失礼ながら、障害モデルということで見てまいりますけれども、それを退院に向けて、着地型観光という言葉がありますけれども、自宅に着地していくのに向けて、自宅の生活要件や病院からのそれを全て精査して、そこに軟着陸して、そこで在宅で最後まで頑張っていくんだという体制をつくっていくんですが、これは並々ならぬ仕事でして、それをあえて私どもが申し上げたところを引き受けてくださいまして、赤字覚悟で経営されるということでございまして、これについては小塙議員がそのようにご指摘いただいたこと、大変ありがたく思っていますが、病院に対しては、私どもは自分のそういう思いが十分に反映できなかった額については大変残念に思っていまして、病院のほうにこれをまだ正式にお伝えしているところでありませんし、これは議案が成立した後、初めて病院のほうにお話することになるかというふうに思います。 続きまして、2点目の病院とのすり合わせですけれども、病院のほうに、私どもは、総合病院が来てくださっただけでもありがたいんですが、地域包括ケアシステム、ここで説明すると時間が長くなってしまいますけれども、その名詞だけで今日は勘弁させていただきますが、地域包括ケアシステムを団塊の世代が2025年に75歳に達するということですので、もう急性期の病院から機能分化で追い出されちゃいますから、そういう方を地域でちゃんと預かるためにそういうものをやっていただきたいということで、そういう要望は病院側にしてまいりました。盛んにしてまいりまして、これは本当に1年ぐらいかけて盛んに病院側に要求してまいりましたが、病院は、市貝町だけじゃなくて郡北部、そして那須烏山市、大宮まで医療市場圏を持ってここに入るので、ここが拠点ですということなんで、そういうことでこれをよく聞いてくださったわけですけれども。 そのようなすり合わせはいたしましたが、額の面で具体的なすり合わせはできていなかったし、それについて今後そのような話をする際に、病院はどういうふうに取られるかはあれですけれども、そのほかに、誘致条例を制定させていただきまして、そちらのほうで、固定資産税のほうでは優遇措置が講じられますけれども、病院の経営に対しましては、今回、明日、先生方のほうで審査していただく議案のほうにまとめさせていただいておりますので、その際もまたほかの先生方からのご指導を賜ればと思っておりますので、病院側との額についての詰めはできていません。 病院側の額はもっと大きなものでございまして、詰まっていない中での到達点でございまして、そのような中でできるだけ町は支援していきたいという気持ちは変わりありませんので、これから、先ほども申し上げましたが、小沢議員のときも、ほかの議員の先生方のときも申し上げましたが、地域が支える病院、私たちが支える病院になれるように今後も持っていきたいと思いますので、ご指導賜りますようよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  まず、病院さんとは、私は下打合せというのは、すり合わせは必要だと思いますけれどもね、どんな打合せでもそうだと思います。議会とのいろんな人事案件であるとか、そういうことについても私は必要だと思っておりますし、これは病院が本当にへそを曲げますと全くうまくいかないということの事業になってしまいますので、その辺はうまく運んでいただきたいと思っております。 それと、これも先月の全協のときで、毎年使われています次年度の新規予算の概要の中で、こういう新規の事業で大事な事業とかについては、特別会計の中にあっても、この概要書の中に項目としてこういう大事なものは入れていただきたいなと思います。 また、先ほどその病院の補助に対してはこの事業のほかに、町長がおっしゃった企業立地奨励金、商工費の中に含まれるものが、来年度、恐らく出てくるかとは思うんですが、そういった事業と、あとは救急医療、私的二次救急医療機関の補助金というようなもので出てくるかと思うんですが、そういったものは事前にうまいすり合わせが病院さんと、私は必要だと思います。 来年度の事業がうまくいくように、私は祈っておりますので、担当課長と町長、副町長、うまく先方とやっていただきたいと思います。 続いて、2つ目の質問に移ります。 介護老人保健施設の整備計画なんですが、現在のところは白紙というような答弁でございました。また、別法人が希望しそうなので、次期の計画、21年度から22年度の進行計画、整備計画にのせようかというような答弁であったかと思うんですが、その辺のところ、それで間違いないのか、担当課長よりお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問についてご説明いたします。 答弁にもございましたように、計画に記載されていました29床の老健の地域密着型につきましては、計画中には建設はできないということで、一旦白紙になったということは、6月の議会も今回も答弁があったとおりでございます。 また、今後につきましては、その29床をそのまま引継ぐかどうかということは別件でしまして、答弁にもございましたように、その法人がどのような規模の老健をまたは介護施設なのかということも含めて、またここ数年ですね、芳賀郡内に特別養護老人ホームが多数できておりますので、そういったニーズ面も考えて、次期計画もしくはその次の計画などに、よく精査して織り込んでいくところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  介護老人保健施設の施設整備計画については、そのやる気のある法人さんとぜひ、先ほども言いましたが、うまいすり合わせをしながら進めていただきたいと思います。そして、町民が安心してその介護施設に入っていられる、また、その包括ケアシステムの中の一つに入っていけるような施設であることを願っています。 次に、3点目の質問に移ります。 災害時における民間事業所との協力体制についてお聞きいたします。 先ほどの町長の答弁では、21件の災害協定があるというようなことだったかと思うんですが、その21件の中で建設業協同組合とほかたくさん言われましたが、もう一度、もうちょっと詳しく、よろしくお願いいたします。担当課は総務課ですか。お願いします。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 ただいま協定に関する21件の内訳でございますが、災害時廃棄物処理に関する協定が1件、燃料の優先供給に関する協定が1件、飲料水確保に関する協定が6件、土地や施設の利用に関する協定が1件、福祉避難所の開設に関する協定が1件、放送要請・情報発信等に関する協定が2件、通信手段の確保や広報、物資運搬等に関する協定が4件、電気設備の復旧に関する協定が1件、情報提供に関する協定が2件、物資の供給に関する協定が1件、公共施設の応急対策に関する協定が1件の合わせて21件の締結でございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  先ほど担当課長より21件の説明を受けましたが、全部が全部書き取れはしなかったのですけれども、例えば、栃木県トラック協会と災害時における物資等の緊急輸送に関する協定であるとか、または郵便局、町内に3つの郵便局がありますが、そういったところとの協力体制、それから、水道工事の事業の協同組合とのそういったところの協定とかですね、また造園業の組合とか、いろいろ町内にもあるかと思うんですが、その辺のところはどうなっているのか、お聞きいたします。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 協定の締結先別で申し上げますと、民間事業所ということで、その中に郵便局のほうは郵政株式会社でございますが、その協定の中には含めておりませんでした。郵便局とは、災害時における市貝町内郵便局と市貝町間の協力というようなことで、町内3郵便局と協定のほうは結ばせていただいてございます。 その他、水道につきまして、水道工事、電気工事等に関しましても協定のほうは結ばせていただいてございます。 また、先ほどトラック協会の話がございましたが、トラック協会のほうは県のトラック協会芳賀支部と協定のほうは結んでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  いろいろとその21の協定がございますが、災害時における依頼の仕方ですね、民間事業者への依頼の仕方はどのように、依頼書をつくってお願いするのか、口頭で行っているのか、その辺についてと、あとは、ドローンを使って災害の状況を把握する必要もあるかと思うんですよね。そういったことも必要だと思うので、ドローンを扱っているような会社との災害の協定についてはどうなのかについてもお聞きします。 ○議長(和久和夫)  木性総務課長。 ◎総務課長(木性正樹)  ご説明申し上げます。 災害対応における官民連携の協定につきましては、その実効性の確保というのが重要なことだと思います。中でも、どういった方法で依頼するのかということでございますが、これは災害時においては書面のみならず、電話その他の通信手段等で要請することはあると思います。 その依頼の仕方でございますが、その依頼につきましても、協定を結んである企業さん等と、事業所等と連絡先の相手、常に顔の見える化といいますか、そういったことで、事前に日頃から連絡をとっておく訓練等が必要なのではないかというふうに考えてございます。 その辺も含めまして、次期防災計画のほうに十分内容のほうを検討していただければというふうに考えてございます。 もう1点でございますが、ドローンの活用につきましては、さきの定例会でもございましたように、その被災現場等における状況確認等に関しましては大変有効であると考えてございますので、その活用等もそういった次期防災計画のほうにも盛込めるかどうか、委員の皆様にご検討いただきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  この防災に関しては、協力事業者に対して具体的にどのような活動を要請するのか、そして、あらかじめその担当地区、この地区はこの業者にお願いするというような、そういう区域を明確に分けておいて、すぐに対応できるようにしていただきたいと思います。 また、大災害等が発生した場合、道路の復旧等がまずは最優先で行いませんとそこまで、被災地にたどり着けないということでありますので、町内または郡内の建設業者と密に連携することが不可欠かと思いますので、その辺の具体的な応援体制の構築は、よろしくお願いいたします。 それで、次の質問に移ります。 児童・生徒・高齢者等の交通安全対策なんですが、先日123号線の赤羽地内、町長のご自宅前につきましては、歩道と車道との境のブロックのところに防護柵が50メーターぐらいついたところで、少しは安心できたかなということはありますが、まだまだ足りない。町内にはスクールゾーンの標示、またシルバーゾーンの標示が全くないような状況でありますので。 昨年は滋賀県の大津市で園児2名が死亡した事故がございます。そういった部分で、子供たちの安全、高齢者の安全を考えますと、人の命が最優先でありますので、まず最優先に取り組んでいただきたいと思います。 今、道路のそういう交通安全対策としては、来年度の予定としてはどういう状況なのか、その辺についてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  先ほどの小塙議員のご質問について説明させていただきます。 まず、各小学校、保育所等でスクールゾーンの標示につきましては、市貝小学校の通学路上にスクールゾーン、ひし形の黄色い看板の中に児童が2名いる状態のもの、そしてその下のところにスクールゾーンと、白い看板がついているもの、その標示が2か所設置してございます。 そして、赤羽小学校の通学路なんですが、こちらは上赤羽のところで農道になるかと思いますが、道路のところに「通学路につき車両進入禁止」という黄色いものがあって、上に青い標示で時間の指定があるもの、こちらが1か所設置されております。 あとは、市塙保育所の近辺でございますが、こちらにやはり黄色い園児が2人いるものの看板の下に「保育所あり徐行」というものが設置され、杉山保育所にも同じようなものが設置されております。 一応、こちらが現状ということで、今後、やはり警察または道路管理者と協議をしながら、より安全にする、子供たちの安全を考えるためにはどうしたらよいのかということを、教育委員会としては考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  小・中学校の周り半径500メーター以内のところにつきましては、スクールゾーンのその道路標示、ドライバーに対して注意喚起ができるようにしていただきたいと思います。また、高齢者の福祉施設、それから障害者の福祉施設の周りにつきましても、そういう福祉施設が近い、シルバーゾーンであるとか、そういう標示をしていただければと思っております。よろしくお願いを申し上げます。 最後の質問なんですが、サシバの里いちかい、道の駅について質問をいたします。 現在、第3セクターになりまして、間もなく丸1年が経つというようなことでありますが、今、このコロナウイルスの影響等もありまして、今月の売上げはちょっと厳しいのかなというような考えではあるんですが、2月末までの実績でいうと、町長の答弁ですと前年比99%というようなことで、まずはまあまあよくやっているなという思いではありますが。 答弁の中にも少しありましたが、まずはその町内の農産物を使った6次産業の製品開発がされて、ちょっと品数が少ないですかね、そして、道の駅の敷地内にある農産物の加工所の利用がこの6年間、うまい活用がされていないので、その辺のところですね、担当課は企画なのか農林課なのか分かりませんが、その辺、町としてどうお考えなのか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(和久和夫)  岡崎企画振興課長。 ◎企画振興課長(岡崎良一)  小塙議員のご質問についてご説明を申し上げます。 当初、加工所には2店舗営業をされている方がおられて、今、1店につきましては、依然として空き店舗の状態だということでございますが、現在に至る経過といたしましては、当然、積極的に加工所に入られる方の募集をかけておりましたが、やはりなかなか営業をされるまでに至る方というのは、かなり資金的にも、その営業形態からしても、なかなか個人として入るのは非常に難しいということ。あるいはほかの商品との競合等もあり、利益を上げられるような商品を生み出せるような力があるところがなかなか見つからないと。当然、町内とは限りませんが、なかなかあそこの加工所の設備等をうまく利用しての営業に結びついていないというのが現状でございます。 年間を通してということではなければ、ある程度は使ってみたいというような直接の打診等は受けた経過もございますが、なかなか今募集中ということで、ちょっと町としても早く株式会社さんのほうに募集等を再度お願いしたいなというふうに考えているところでございます。 また、6次産業化の商品ということでございますが、やはり、今、申しましたように、町外の方の商品というのはそれぞれに販売する場所がございますから、あえて市貝町まで来て開発したものをというのはなかなか出にくい状況でございますが、こちらについてもぽつぽつと6次産業化の商品に取り組もうというような方はいなくはないんですが、なかなか現実的には、地元産物を使ったものをうまく加工をしてというのは難しいというような状況でございます。 農林課さんのほうとも、その辺のところについてはいろいろとこう、道の駅、企画振興、農林というのは、やはり情報を交換しながら、いろんな働きかけをしていかないとなかなか育っていかないということがございますので、その辺については今後少し力を入れて、町としても支援していきたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  県内には、洋菓子の専門学校が宇都宮に2校ありますし、県南地域にもあるとかと思うんですね。また、宇都宮の私立の大学で栄養士さんの学校もあるということでありますので、その空いている農産物加工所を使ってスイーツの試作品の開発とかね、そういうことについて学生さんに、どうだい、やってみないかというようなことをしても、一つ面白いんじゃないかなと思うんですね。 町内でできた果物、野菜を使ってそういうものの開発に当たるというのは、一つ地域の活性化につながっていくんじゃないかなと思うんですが、そういった考えに対してどう思うのか、よろしくお願いいたします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  小塙議員から大変興味のあるご提案をいただきまして、大変ありがたく思っているところでございます。 町といたしましても多額の出資をしておりまして、施設などは町でそろえましたので、出資も町が本当に8-9割、ほとんどの額をいまだに出資してございまして、商工会様のご理解と足利銀行様のご理解をいただきまして、出資していただいているところでございます。 取締役会がございまして、町側の代表として、また株式会社の代表取締役ということで2面性を持っておりますけれども、町側の代表も取締役会に誰か選任すべきだというふうには思っておりますが、そんな曖昧な立場で出席させていただいておりまして、加工所につきましては、まだ表には出ておりませんけれども、加工所の今後の利用については支配人の方が声をかけられていまして、地元の企業といいますか、事業を行っている団体がちょっと興味があるとかいう話も聞いておりますし、地域おこし協力隊の方も盛んに町内に入りまして、声をかけているというところでございまして、まだ結果を得ていないということで取締役会ではそういうお話を、支配人からお聞かせいただいたところでございます。 道の駅は、先ほども同僚議員の皆様のご質問のときにもお話し申し上げましたが、農村ですね、この地域の活性化拠点、小塙議員がまさにおっしゃっておりますけれども、観光協会と商工会と町とが連携して、この道の駅を振興拠点として町の中にざっと職種を広げていって、町の中を案内したり、今度は町の中にあるものをそこに集めて販売していくということが大事でございまして、特にここは芳賀台地土地区画改良区というものを備えていまして、畑がなかなか振興できないと、米ばかりでして、そういうところも含めまして、直売所ができると畑作が振興するということが、大体そういう効果が出ているわけですけれども、当町の場合は残念ながら、農業振興と道の駅の直売所が連携していないというところが、歯車が回っていないというところが、私の検証した結果、反省点でございまして、元旦から私はこれを、先ほどの地域包括ケアシステムじゃありませんが、道の駅直売所と市貝町の農林業を連携させていくという、歯車を回していくんだということで、優秀な農林課長をいただきましたので、今お互いに一緒に、私のない知恵を出し合いながら、課長と相談しているところです。 そんな中で、加工所が、農水省が隠密で来ていまして、なぜこれが空いているのに農村レストランなんてけしからんという話で、大分本省でやられましたけれども、それが使われてからということなので。 まとめますけれども、地域の素材を加工所でしっかりと加工して、それを特産品に結び付けていく。町の人がやらなければ、小塙議員がおっしゃるとおり、学生たちがわいわいがやがや興味を持って、そこでやってくれると、何やっているんだろうと、何か楽しそうだなと、そこに地域の人も入って、若い子と一緒にやってみようとか、そういう意欲も湧いてくるだろうし、それは取締役会で指摘された部分ですね。意識改革をしろということで、盛んに取締役会でも指摘されておりますので、イノベーション、起爆剤となるというふうに思っていますので、小塙議員から大変すばらしいご提案をいただきましたので、道の駅のほうにこれを伝えて、早速実行してもらうようお勧めしたいと思っております。ありがとうございました。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  農産物直売所の中には、県内で生産している県内産の農産物を使ったお菓子であるとかを、委託販売みたいな形で売っておりまして、その中に足利のR社で大麦を使った焼菓子のお菓子がございます。これは県内で大変有名なお菓子で、工場部分であるとか、そういった補助は農水省直で全額補助ぐらいの割合で頂いて、大きく商売している会社がありまして、そこのお菓子をうちの道の駅でも販売しております。 それで、先月ですね、私、そこのR社の副社長さんと専務さんとお会いする機会がありまして、名刺の後ろを見ましたら、OEMを承りますというようなことで書いてありました。それで先日、私、電話をしまして、これどのぐらいからやっていただけるんでしょうかということをお聞きしましたら、1ロット最低3,000個から作りますということなんですね。 3,000個といいますと、普通8個をこのぐらいのA4サイズぐらいの箱に入れるらしいんですが、その8で割りますと375箱なんです。それは8個入りで、消費期限としては製造から2か月ということであります。そういったものを道の駅と、今から発注すれば間に合うかと思うんですが、芝ざくら公園、そういったイベントにぶつけて販売できるんじゃないかなと思っているんですよ。 そういういろんな要望を聞いてくれるようでして、パッケージはもちろんなんですが、地元の食材、できればほかのJVみたいなことで共同開発でやっているところでは、地元のお茶の葉っぱを混ぜたようなそういう焼菓子に作り上げたりとか、いろんな要望を聞いてくれるようなので、なかなか6次産業化といっても時間とお金がかかりますから、とりあえず第3セクターになってしまって売上げを上げなくてはならないということになりますと、OEMは一つその売上げ増に対しての大きな力になってくるんじゃないかと思いますので、ぜひOEMを考えていただきたいと思いますが、その辺の考えはどうなんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  これは、道の駅は第3セクター化しておりますので、町の担当課長がお答えするよりも、出資者として、また2足のわらじを履いておりますけれども、私のほうから、ただいま提案を受けたので、それを承って、責任者である支配人様のほうにお伝えするという格好になるかと思いますが。 ただいま小塙議員がおっしゃったように、道の駅は黒字ならやる必要はないと。黒字なら民間にお任せしたい、これは農水省にご相談、総務省にもご相談しましたら、黒字ならやる必要じゃないの、じいさんに任せてやったほうがいいんじゃないのというふうな、国のほうもアドバイスでしたけれども。 こういう振興計画があって、赤字だけれども町がやらなくちゃならないんだ、それだけのエンジンを持っている団体がなければ町がやらなくちゃならないんだ。だから赤字でも税金をつぎ込んでやるんですよ。 ところが、先ほども申し上げましたが、午前中の同僚議員からのご質問で、私と副町長しか民間出資がいない中で、武士の商法はできないということで、第3セクターにお願いしていますので、地域振興がまず第一にあって、施主は町であって、都合のいい話ですけれども、出資改良するのが株式会社ですが、小塙議員がおっしゃるとおり、私と副町長と小塙議員は同じ立場ですけれども、出資を改良しなくちゃならないんで、少しでもいいから売上げを上げろと、議員の先生方は町民の代表ですから、お一人お一人町民の代表ですので、貴重な税金をそんなにつぎ込むな、上げろということでして、私もそういうふうにたたいています、株式会社に対して、出資金返してもらうぞと。 そんな中で、今お話が出ましたので、本来であれば、地物は地物で売って、そして地物は地物として素材として加工して、これをやるのが王道ですけれども、収支を短期間で改良するためには、小塙議員のご指摘のとおりですね、OEM商品をきちっと売上げの中に位置づけが大事だ。 小塙議員も同僚議員もおっしゃっておりましたが、市場から入れているものは黒字になっています。ですから、これも黒字になるだろうということは想定できますけれども、ここの場で即決で、私はここでお答えすることはできませんので、持ち帰りまして、取締役会、今日は商工会長様もいらっしゃいませんので、この場でもそういう場でもございませんし、取締役会、そこがまだ大きい会議とすれば、調査研究をしていただきたいということで支配人のほうにもその旨を伝えたいと思いますので、小塙議員のところに支配人を行かせて勉強させていただきたいと思いますので、ご指導いただけるようお願い申し上げたいと思います。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  このまま続けてやってしまいまして、間もなく終わりにさせますので、すみません。 商工会との連携ということで、この道の駅については本当に地域の活性化として重要な施設ということで、町長の最初の答弁でもありましたけれども、町の商工会の会員のPRが観光案内のところにもうちょっとこうできるような施設、そういう何ていうんですかね、掲示板みたいなものがあったらいいなと思うんです。 もう何年か前に、5-6年前に、千葉県の富浦町の道の駅を視察に行ったときに、そこの道の駅は、茂木の道の駅がその取組方であるとか施設の設計までもまねしてしまったような、ビワを使った6次産業で成功している道の駅なんですけれども、そこの道の駅では、商工会の会員の簡単なPRができる名刺サイズのPRボックスがたくさん置いてありまして、それが100円ショップなんかで簡単な三文判とか売っていますよね、そういう回転式のやつに刺さっていまして、そういうことをしていただければ、もっと町の商工会員のためにもなるんじゃないかなと思っています。 先日、うちの近くの飲食店が、うちの道の駅にも焼菓子とかを置いているんですが、その焼菓子の近くに、うちの店は赤羽の何番地にあって、こういう店ですよというような案内を置いてあるんです。そうしましたら、この間伺ったときに、置いてありますよねと、案内もあっていいんじゃないですかと聞きましたら、そこの奥さんが、その案内を見て来てくれるんだよというようなことをおっしゃっていましたので、ぜひそういう取組も、引き続いて考えていただければと思います。 それと、先ほど町長から道の駅の取締役会とかお話がありましたので、1点お聞きしたいのですが、設立時、今、資本金が2,150万円ということでありますが、市貝町と商工会さんと足利銀行さんと、もう1社栃木銀行さんも予定していたんじゃないかなと思うんですが、その栃木銀行さんについてはどうなっているのか、ちょっとお聞きできればと思います。よろしくお願いします。 ○議長(和久和夫)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  ただいま小塙議員から、設立当初の出資要請の結果についてご質問がございまして、それについてお答えさせていただきたいと思います。 隣接町の道の駅も見てみますと、数社、3事業体、4事業体、5事業体から出資を頂いておりますけれども、当町においても、当初、現在の商工会様、足利銀行様に加えまして、栃木銀行様にも出資の要請をしたところでございますが、その結果については、栃木銀行様は寄附であれば応じられますが、出資ということには応じられない社内ルールがございまして、それで出資はいただいておらないところでございます。 以上です。 ○議長(和久和夫)  小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  わかりました。 今回5項目ということで、いろいろ質問と提案をさせていただきました。 町と協力関係にある外部の事業所また団体、病院さんであるとか、観光協会であるとか、商工会さん、銀行さん、農協さん、いろいろありますが、そういったところとうまくすり合わせした打合せをしていただいて、よりよい方向に町政が動くことを祈念しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問の一切を終わりにします。どうもありがとうございました。 ○議長(和久和夫)  ただいまの小塙斉議員の質問をもって、通告者全員の一般質問が終了いたしました。----------------------------------- △散会の宣告
    ○議長(和久和夫)  以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。                          (午後4時53分)...