益子町議会 > 2019-06-04 >
06月04日-一般質問-01号

  • 施工不良(/)
ツイート シェア
  1. 益子町議会 2019-06-04
    06月04日-一般質問-01号


    取得元: 益子町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-11
    令和 元年  6月 定例会(第2回)          令和元年6月益子町議会第2回定例会会議録                                  令和元年6月4日(火)出席議員(16名)      1番 関     絹  江         2番 諸  田  秀  之      3番 大  内  千 嘉 夫         4番 星  野  壽  男      5番 大  関     保         6番 小 野 澤  則  子      7番 直  井     睦         8番 日  渡     守      9番 小  島  久  之        10番 岩  﨑  秀  樹     11番 髙  橋  家  光        12番 加  藤  芳  男     13番 長  岡  景  介        14番 廣  田  茂 十 郎     15番 髙  橋  正  則        16番 小  島  富  子欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者       町     長    大   塚   朋   之       副  町  長    法 師 人       弘       教  育  長    岡       良 一 郎       総 務 部 長    加   藤   友   之       民 生 部 長    木   村   明   美       総 務 課 長    髙   濱   文   夫       企 画 課 長    日 下 田       純       税 務 課 長    髙   濵   具   己       住 民 課 長    和   久       努       環 境 課 長    仁   平   勝   雄       健 康 福 祉    冨 賀 瀬   章   二       課     長       高 齢 者 支 援    河   原       平       課     長       農 政 課 長    大   塚       栄       観 光 商 工    福   田   浩   一       課     長       建 設 課 長    飯   村   正   行       会 計 管 理 者    永   嶋   祐   子       兼 会 計 課 長       学 校 教 育    石   塚       誠       課     長       生 涯 学 習    櫻   井   英   樹       課     長       監 査 委 員    大   槻   征   夫事務局職員出席者       事 務 局 長    小   堀       浩       次     長    村   上   貴   子               開会  午前10時00分 ○議長(星野壽男) ただいまの出席議員数は16名です。  ただいまから令和元年第2回益子町議会定例会を開会します。  これから本日の会議を開きます。  なお、暑い方は上着を脱いで結構です。  本日の議事日程は、お手元に配りましたとおりです。 ○議長(星野壽男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に3番、大内議員、5番、大関議員を指名します。 ○議長(星野壽男) 日程第2、会期の決定を議題にします。  この件につきましては、去る5月23日議会運営委員会を開いて協議してありますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。  議会運営委員長小島富子議員。 ◆16番(小島富子) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会の結果についてご報告いたします。  去る5月23日午前10時、第1委員会室において、令和元年第2回益子町議会定例会について議会運営委員会を開きました。  会期は、6月4日本日から6月5日までの2日間とします。  提出された議案は、報告1件、条例の一部改正1件、補正予算2件、同意1件、陳情2件と閉会中の継続調査及び議員派遣であります。  なお、一般質問通告書を5月20日12時で締め切り、通告者は4名です。一般質問につきましては通告制ですので、通告外の質問はしないよう協力をお願いするとともに、通告順に1人60分以内とします。  次に、日程等の概要につきましては、お手元に配付しました議案書の審議予定表のとおり議会運営委員会で決定しましたので、議員各位のご賛同をお願い申し上げ、報告といたします。 ○議長(星野壽男) 報告を終わります。  お諮りします。この定例会の会期を議会運営委員長報告のとおり、6月4日本日から6月5日までの2日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(星野壽男) 異議なしと認めます。  したがって、会期は本日から6月5日までの2日間に決定しました。 ○議長(星野壽男) 日程第3、諸般の報告を行います。  今回上程されます案件は6件です。  初めに、本日までに受理した陳情は、お手元に配りました陳情文書表のとおりです。陳情第3号及び陳情第1号については総務産業常任委員会に付託しましたので、報告します。  次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めました者の職、氏名はお手元に配りましたとおりです。 ○議長(星野壽男) 日程第4、これから一般質問を行います。  議長に一般質問通告書が提出されていますので、順次に発言を許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 皆さん、おはようございます。令和元年第2回益子町議会定例会におきまして、通告に基づき一般質問をいたします。  なお、最初に情勢分析、所見等を述べさせてもらい、共通理解等を得ましてから質問に入りますので、ご了承願います。  最初に、最近高齢者を加害者、被害者とする交通事故が多発しています。しかも、車が高性能のため、ブレーキとアクセルを踏み間違えたりして大事故が発生しています。そこで、高齢者による運転免許証返納の機運等が高まってきています。しかし、地方の小さな町レベルでは、車のない生活は非常に不便きわまりない生活となってしまいます。多くの高齢者の方々から話を聞きますと、車がないと命にかかわる病院にも行けない、食べ物を買いにも行けない、趣味や娯楽のための講習会とか集会等にも行けないと訴えております。  そこで、車の運転をやめてもある程度生活に必要な外出ができるような公共交通の重要性がクローズアップされます。そのような観点から考えますと、公共交通の一端を担う町内全域をカバーするデマンドタクシーの果たす役割は極めて大きなものがありまして、現時点でも有意義な役割を果たしていると評価いたします。ただ、医療や病院等に焦点を絞った場合、現時点においては芳賀郡市1市4町レベルの広域ゾーンで考える必要があるかと思います。本町は市町合併をしないで、1町として生きる道を選びましたが、必要な件に関しては適宜広域ゾーンのレベルで対処していくことが必要と思います。例えばデマンドタクシー等広域ゾーンにおいての相互乗り入れ等に関しましても、これは解決しなければならない喫緊の課題かと考えております。  そういう中で、真岡鐵道、これも重要な郡内の公共交通の一環であり、重要視しなければなりません。高校生の通学とか観光客の足として非常に重要なものであると思っています。ただ、高齢者にとっては乗りおりに結構厳しいという話を聞いております。私が思うに、高齢者には自宅から目的地までよく言うドア・ツー・ドアで運ぶ、できるだけ途中段差のバリアですか、こういうものを除去したり、歩く距離を短くする、そういう配慮が必要かと思っています。  次に、郡市内3町の公共交通を調べてみました。茂木町では、「めぐるくん」といいまして、町内全エリアプラス益子町の青木医院、市貝町の関本眼科まで行っています。市貝町では、「サシバふれあい号」がありまして、全町内プラス芳賀町の祖母井地区、上延生のロマンの湯、芳賀中央クリニック、茂木町のさとう耳鼻咽喉科クリニック、益子町の芦沼、青木医院まで来ています。芳賀町ふれあいタクシー「ひばり」では、町内全域プラス市貝町赤羽の大型店舗、宇都宮市の清原台、野高谷町、ゆいの杜の医療機関、上高根沢ふれあいセンター、そして31年4月1日から運行開始となりまして、芳賀赤十字病院直行便が、行き3便、帰り3便となっています。  そのほか、最近新聞等を見ますと、小山市と野木町の広域公共交通相互乗り入れを目指した協議が話題となっています。ちょうど同じような小山市と野木町の関係ですけれども、野木町の公共デマンドタクシーの新小山市民病院の直接乗り入れ、これが優先課題となっています。小山市のほうからは、小山市の南部から市営バスをJR野木駅まで直接乗り入れ、これを検討課題としています。ネックとしては、どこもそうですけれども、タクシー会社民間公共交通事業者の同意等が必要となっていることです。  次に、人口減少、少子高齢化の傾向はとどまるところを知りません。私はたまたま退職をしましてから、退職公務員連盟芳賀支部の事務局長を7年務めてまいりました。数年前までは郡市内の小中学校は50校で計算をしておりましたけれども、現在は43校にまで減じ、さらにこれは数年後には40校を割るのではないかと危惧しています。あわせて各小中学校の生徒数の減少が急速に進んでおります。この問題は、当然県立高校の存続、統廃合など新たな問題を引き起こすかと思っております。県全体では、県の管轄のことではありますけれども、県立高校は中高一貫教育とか男子校、女子高の共学化、特例措置等新しい対策を出しています。  今も言いましたけれども、県立高校県の所轄であり、町の所管ではないので、なかなか難しいとは思いますけれども、町民の県立高校等に対する意識は極めて強いものがあります。4月の町議選無投票ではありましたけれども、町民からの意見を聞いたところ、学校に対する意見、小中学校に対する意見はもとより、高校に対するご意見等がたくさん出てまいりました。なかなか町以上の話ですので、私もうまく答えられなかったけれども、そういう関心を親御さんたちが持っているのは事実です。そのほか、具体的には益子芳星高校と茂木高校との関係について、一部新聞等では、一部ニュースですか、統合の問題とか、これは全くうわさかもしれませんけれども、真岡高校、男子校と真岡女子高、女子高との共学化の話とかいろいろ聞いておりますので、中長期的展望に立ちましてどのような構想が進められているのか、お答えできる範囲でお答え願いたいと思います。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 皆様、おはようございます。大変お忙しい中、第2回議会定例会にご出席を賜り、誠にありがとうございます。それでは、日渡議員のご質問にお答えをさせていただきます。  初めに、デマンドタクシーのご質問についてでございますが、現在デマンドタクシーは郡内各市町において、地域内での重要な公共交通機関としてその役割を果たしております。芳賀地区全体として市町相互間の乗り入れが可能となれば、利用者の利便性は向上していくものと考えております。また、芳賀赤十字病院が北真岡駅近くに移転したことに伴い、益子町の通院者からも他市町への乗り入れに対する要望がふえていくものと推察されるところであります。課題は、運行に係る費用をどうするのか、運行車両や人員の確保をどうするのか、民間事業者との共生をどうするのか、他市町内の交通事業者との兼ね合い、そして議員おっしゃられるとおり、真岡鐵道の利用促進との相互関係をどうしていくのかというところがあろうかと思います。真岡市においては、コミュニティバスの再編により、北真岡駅から芳賀赤十字病院を経由する新たなルートが設定されたところでございますので、まずはこれら公共交通機関の相互利用の利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。今後は、デマンドタクシーと他の公共交通機関との共存共栄はもとより、新たな公共交通の可能性についても機会を捉えながら広域的な協議を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  次に、中長期的展望に基づく6高校の存続、統廃合等の見通しにつきましては、教育長が答弁をいたします。 ○議長(星野壽男) 岡教育長。 ◎教育長(岡) 日渡議員のご質問にお答えをいたします。  県立高校の再編につきましては、県が計画期間を平成30年度から令和4年度とする第2期県立高等学校再編計画というものが策定されております。1学年当たり4学級から8学級を適正規模といたしまして、学校の統合などによりましてその維持に努めることとしておりますけれども、一部の学校では適正規模未満でも特例校として維持することとしております。この特例校の対象となる高校は県内で6校ございますが、芳賀郡市内では益子芳星高校、茂木高校が該当しております。地域中学生卒業者数の見込みや入学者数の状況を鑑み特例校とする年度を決定し、その前年度に公表するということにしておりますので、どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) ただいま公共交通ですか、デマンドタクシー等の回答を得まして、理解したところですけども、そういう理解に基づきましても、私は真岡線の利用の問題と民間タクシー会社の競合等の問題とやはり大きなネックで、私もこれ無視することはしません。重要なものだと思っておりますけれども、別の何か他の方面で支援とか強化をして、高齢者に対しては、例えば先ほどの北真岡駅からの真岡市のデマンドタクシー等、私の年代ならば何ら問題ありませんし、すばらしい方策と考えておりますけれども、病院等利用する方は80代以上とか結構バリア等に弱い方、歩けない方がいますので、少し工夫をするなり、もちろんいろいろネックになっているところにも支援の形を入れながら考えていってもらいたいと思っているんですけども、そういう検討等は現在されているか、今後ともされるのか、お願いします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) もちろんそういう日渡議員のおっしゃるようなご意見等々は多数頂戴しておりますので、当然さまざまな、多面的に検討をしてまいるというところでございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員 ◆8番(日渡守) それでは、さらに突っ込んだ検討なり、そういう分析ですか、してもらうことを希望しまして次に移ります。  最近、私の身近では、益子町で頑張ってこられた高齢者の方が高齢化が進むと、例えば娘とか息子が他市町にいるとか、車を使えればすぐ生活がしやすいとか、いろんな理由を挙げて大きな都市へ転出されるという例がありまして、寂しい思いをしております。恐らく行政当局でもそういう流れを把握するかと思いますけれども、そういう人口流出等に対してどういう対策をとっているとか、もしありましたらお伺いいたします。
    ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 人口流出に対する取り組みということでございますけれども、なかなか人口流出に現在歯どめがかからないというのが現状でございます。そうした中で、新ましこ未来計画の実践ということで、例えば子育て対策であったり、あるいは住宅施策であったり、また雇用というものの対策、こういったもので、町内から町外へ流出する者を防ぐということで、それぞれ全課を挙げて現在実施しているところでございます。そういった中で、なかなか一つの施策ではこの流出というのはとまりませんので、全ての施策を総合的に実施をするということで現在その人口の流出に歯どめをかけるよう努力をしているところでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 以上、回答と理解いたしました。  では、続きまして、次の質問に入っていきたいと思います。次の本町の基幹産業とすべき観光産業の諸問題についてご質問をいたします。新ましこ未来計画の中、「風土に根ざした産業をつくる」、「観光の基幹産業化」、「観光客誘客の拡大」というテーマを掲げ、観光客入り込み数、観光客宿泊者数等のKPIが示されています。あわせて外国人の観光客、インバウンド宿泊数等のKPIも示されています。今まで多くの議員が議会で質問し、町当局の努力も功を奏しまして、5月20日付の下野新聞を読みますと、2018年度の観光客入り込み数、観光客宿泊者数外国人観光客(インバウンド)宿泊者数等の実績は、新ましこ未来計画で示した2019年度のKPI、さらに2020年度のKPIを突破しており、私は新たなKPIを提示することが必要かと考えます。また、同報道によりますと、道の駅ましこの果たす役割が極めて大きく、2017年度の来場者数が既に2020年度のKPI数を2倍に迫る数値を示している。2018年度の実績の数値が2020年度のKPIの数値を既に凌駕している。計算をしましたら2.2倍という数値でした。私はよい数値で、これは行政の努力のたまものと喜んでおりますけれども、ちょっと厳しいうがった見方をすると、見通しが甘かったのではないか、もっと高い数値を示すべきではなかったのではないかなどと考えたりもしています。  次に、5月24日、下野新聞等を見ますと、栃木県全体の観光客の入り込み者数が発表されています。そこで、栃木県全体と益子町の人数等の割合を計算してみました。観光客数は、県全体で約9,500万人、益子町で275万人、約2.9%。宿泊者数は、県全体で827万人、益子町が4万8,000人、0.6%。外国人宿泊者数は、県全体が22万3,000人、益子町が1,200人、0.5%。宿泊者数をそれぞれ1%台に乗せるのが直近の課題かと考えます。  本町の悩みとしましては、県も同様ですけれども、首都圏から日帰りできる立地条件なので、どうしても宿泊客が獲得しづらい。あわせてマスコミ等でも言ってはおりましたけれども、夜間イベントが単発的なので、継続的、長期的に実施して宿泊させる工夫や努力が必要だと指摘しています。私も何回か申しますけれども、例えば益子町の大字益子の太平神社のあじさい祭りや同八坂神社の祇園祭などは夜祭りの部分もあるので、何とか観光客の入り込み数、宿泊者数の増加につなげられないかといつも考えています。そのほか、市町別の入り込み数を見ますと、大体宇都宮市と日光市、那須塩原市、そのほか那須町等が上がってきておりまして、上位を占めています。外国人で見ますと、台湾、中国、アメリカ。そのほか、日本全体見ますと、イギリス、韓国、香港、タイ、オーストラリア等の入り込みが多くなっています。  以上のような観点から、本年度春の陶器市は10日間にわたりましたけれども、その観光客の入り込み数、売り上げの状況、車の渋滞等の問題点または現状等についてお伺いします。  次に、益子の核をなします道の駅ましことかJAいちご団地の3年間の実績及び相互関係についてお伺いします。  また、滞在型観光客について、日本人、外国人等別に3年間においてどういう実績なのか、また今後の見通しについてお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、本年度の春の陶器市についてでございますが、観光客入り込み数は約42万人でございました。日ごとの入り込み数を見ますと、分散して来町いただいたようでございます。連休となったため、昨年の春の陶器市より3万人の増となっております。売り上げ状況については個々の店舗の数値になりますので、町と陶器市実行委員会のどちらも把握できておりません。車の渋滞等につきましては、近年の駐車場の増設や直行バス、巡回バスなど2次交通の活用により、今回の陶器市では長時間にわたる渋滞は見受けられませんでした。周辺道路の渋滞は、緩和の傾向にあると考えております。  次に、道の駅ましこといちご団地の3年間の実績についてのご質問でございますが、道の駅につきましては平成28年度の入場者数が33万8,000人、売上高が2億7,059万円、平成29年度の入場者数が65万2,000人、売上高が5億1,557万円、平成30年度の入場者数が77万7,000人、売上高が6億2,337万円でございました。いちご団地につきましては、平成28年度の入場者数が9万1,000人、平成29年度が11万3,000人、平成30年度が10万人でございました。なお、いちご団地はJAはが野が運営をしている施設であり、売上高につきましては把握をしておりません。したがいまして、相互の関係性について分析することは難しいと思いますが、ともに地域に適した農産物の振興を図るという目的は同じであると理解しております。  次に、滞在型観光客については、観光客宿泊者数に置きかえ、過去3年間の実績を報告させていただきます。日本人宿泊者数の平成28年3万6,798人、平成29年4万7,110人、平成30年4万7,515人で年々増加してございます。また、外国人宿泊者数については、平成28年722名、平成29年960人、平成30年1,157人で、こちらも年々増加してございます。今後の滞在型観光客の見通しについてでございますが、これはイベント時以外の平日のふだんの魅力づくりが私は大切だと考えております。マーケティングによる市場調査の分析結果をもとに、ニーズに合った周遊観光プラン体験プログラム等のツアー商品の充実を図ることで観光客の滞在時間の延長を促し、宿泊者数やインバウンド誘客の増につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) ただいまの数字等理解いたしました。JAについても理解いたしました。  再質問なのですけれども、ちょうど質問、この議会で5月20日に提出した前後に報道等が大分出まして、私も質問いろいろ書いているのですけれども、本庁の観光戦略会議とかDMOにつきましては他の議員が質問していますので、これは後に譲ります。  そういう中で、新ましこ未来計画とかいろいろ実績報告聞きまして、外国人が町内で観光情報が閲覧できるような、これWi―Fiというのですか、そういう環境整備は大分進んだように報道されているし、書かれています。そういう中で、多言語に対応した案内看板、パンフレットの整備等も提示していますけれども、現状はいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 今ご質問の多言語の看板でございますが、今現在生涯学習課のほうで、文化財を生かした環境づくりのほうで、文化財のほうに行く道標として、日本語表記、また英語表記の矢羽型の案内看板のほうの設置を継続的に行っているところでございます。あと、パンフレットにつきましては、益子町のパンフレットであります「益子回廊」につきましては、5カ国語対応のパンフレットを用意してございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 了解いたしました。  続きまして、最近キャッシュレスというのですか、陶器市等でもキャッシュレスの対応が問題になっております。また、薦められたというような記事もありましたけれども、現実的にどういう状況にあるのか、お伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) キャッシュレスにつきましては、陶器市の期間中だけ観光協会がメインとなって実施をいたしました。町といたしましてはまだそこまで至っておりませんで、動きとしてはこれからキャッシュレスの時代に入ってまいりますので、検討は進めております。例えば陶芸美術館の中では多言語の応対はもう既に始まっておりまして、すぐにキャッシュレスの対応もできる状態にはなっておりますが、まだスタッフ等の関係がございまして、始められておりませんけれども、そういう検討はできる状態にはなってきております。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 次に、英国プロモーション事業等が提示されまして、2019年度の予定及び2020年度には英国との親善交流等が予定されているかと思いますけれども、その構想についてお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 議員ご質問の2019年の予定でございますが、英国事業につきましては今年度セントアイヴスの来年度が100年になりますので、その前段としまして11月の2日から11月の8日まで、町長のトップセールスということで向こうで実施されます国際見本市への益子焼の出展、それから現地旅行代理店へのセミナーの実施ということで、町長自ら旅行商品や町の観光について説明をいただく予定になってございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 2020年度の英国と国際交流等があるかと思いますけれども、その説明はいかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 2020年につきましては、現在の予定でございますが、日程等に変更がある場合もあるのですが、2020年の5月に一応渡英する予定でございます。それから、国際工芸美術館の事業としましては、「濱田庄司先生とバーナード・リーチの英国で始まり」ということで、仮称ではありますが、展覧会名を決めまして、それが6月から始まりまして、一応11月の上旬までの予定で、3部構成で開催する予定になってございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 今の件で確認ですけれども、2019年度のトップセールスは、これロンドンで行うのですね。あと、2020年の英国との国際親善ですか、これはセントアイヴスと理解してよろしいでしょうか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 2019年につきましては、ロンドンでの開催を予定してございます。2020年につきましては、現在観光商工課で予定しております事業につきましては、ロンドンでの企画ということで今考えております。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) ちょっと補足で2020年についてご説明させていただきますけれども、1つは2020年が濱田庄司とバーナード・リーチのちょうどセントアイヴスに渡って100年の節目になるということで、これは大塚実さんからもご寄附をいただいたわけですけれども、盛大に100年のお祝いをしてもらいたいと。そのために国際工芸交流館をつくって、今までイギリスの陶芸家に順番、順番にお越しいただいて、友好を重ねてまいりました。そういったこともありますので、今課長のほうから、課長のほうで所管しているところでは、2020年ロンドンでもその100年のお祝いをやる。それから、多分、まだこれは正式なオファーが来ていないのですが、やはりセントアイヴスでもリーチ工房、あそこの釜ができて100年になりますので、今準備をいただいているというふうに思います。ですから、来年はロンドンとセントアイヴス、それから益子、この3カ所で100年をお祝いをするというふうに考えていただければよろしいかと思います。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) では、この項目で最後の質問をいたします。  アメリカの友好都市、ダブリン市との交流は、基本方針に基づき文化交流に徹しているように見ております。それはそれですばらしいと思うのですけれども、英国のような益子焼を絡めた経済交流などを取り入れるというような、そういうことは考えていないのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) ダブリンと調印をしたその中には、もちろん文化的な交流もそうなのですが、経済的な交流、それから子供たち同士の交流というものもその項目に含まれております。2020年まではイギリスとの関係があるので、中学生の海外派遣も毎年イギリスということでありましたが、実はこのダブリンというところは教育に非常に熱心なところでありまして、子供たちも例えばダブリンの学校に行くと世界の数十カ国の語学、数十カ国から集まった子供たちがそこにいると。非常に多様性というものを実感できるような学校もございますので、子供たちの海外派遣先としても今後は検討の余地があるというふうに考えています。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 今のご説明了解いたしました。  では、続きまして、最後の質問ですけれども、本町のランドスケープに関する安全性・利便性・審美性等の諸問題についてお伺いします。新ましこ未来計画でも、次世代につなぐ基盤整備の中でましこのランドスケープデザインの作成と明記しております。  そういう中で、5月になりまして、地域づくり講演会が開催されました。私も初めて話を聞いたのですけれども、益子町出身の小塙芳秀氏と伊藤暁氏というのですか、講演、「世界でここだけの風景づくり」というテーマでは徳永哲氏の講演を聞きました。「どちらも時間がもっと欲しい。本来ならばテーブルを用意して、筆記できる状況でやってほしかった」とか、あと「シリーズ化して、3人一緒にしてはもったいないのではないか」というような意見を聞きながら、また持ちながら講演を聞きました。  次に、関連しまして旧7小学校に分かれまして懇談会が開催され、作業が急速に進んだと思っています。そういう中で、小塙氏が、ランドスケープ計画とは風景計画だと思ってくださいとして、美しい山並みや川、田畑の風景に加え、益子焼の文化として、文化的な風土、こういうことを持つ益子町、この益子町においてこれらの価値を見直し、公共事業のあり方を考え、50年後も魅力ある町にするため、住民が主体となり、町の未来計画図をデザインする試みと強調していました。  あわせてほかの書物等を見ますと、ランドスケープデザインとは、建築及びデザインの分野では、都市における広場とか公園などの公共空間のデザイン、これを意味する。特に人間と自然のかかわりの中で、地球規模の環境問題、これへの対応を考える。あわせて地域的、文化的雇用制へ対応していく、これが今後の課題であるとしていました。キーワードとしては、風景、景観、眺望、資源、環境、歴史などかなと思って聞いておりました。  そういう観点に立ちまして、特にこれは環境問題の観点からなのですけれども、益子小の南東部における森林開発、極めて大きいものがあります。その目的、工事の推移、安全対策等についてお伺いします。  続いて、これは同じく環境問題、安全、安心の問題に絡めまして、県道益子公園線及びその路線沿いの川の改修工事の現状、今後の見通しについてお伺いします。  また、本町の名所とも言うべき高館山頂、権現平にある高館町有林及び小貝川沿岸が雑木、雑草に覆われて、著しく美観が損なわれていますけれども、今後の対応についてお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、益子小学校南東部の開発につきましては、町内事業者から土地利用に関する事前協議の申請が出されております。その目的につきましては、くぼ地である約7,000平米のエリアについて盛り土を行い、資材置き場として活用するというものでございます。町では、その施工に関しまして、関係各課で組織する土地利用幹事会及び委員会により、法的要件や安全対策等について指導を行ったところでございます。具体的には、樹木の伐採に係る届け出や工事中における町道通行車両への安全確保、土砂等の流出防止などでございますが、今後も安全対策等につきましては状況に応じ適宜指導してまいりたいと考えております。  次に、県道益子公園線及びその沿線沿いの川の改修につきましては、県におきまして整備を行っております。県道益子公園線につきましては、今年の3月に地権者の立ち会いが行われました。今後は用地測量に基づき用地交渉等が進むことになると思われますので、町としても協力をするとともに早期の工事着工を要望してまいります。  次に、高舘町有林についてでございますが、町有林があります高舘山周辺は県立自然公園に指定されております。県立自然公園は普通地域と特別地域があり、高舘山頂周辺は貴重な植物が自生していることから、特別地域に指定をされております。中でも、西明寺周辺と高舘山北斜面はブナとシイが混合している全国的にも希少な植生から、風致を維持する必要性が最も高い第1種特別地域に指定をされており、地域内は植物の採取や樹木の伐採が厳しく制限されているところでございます。これらの地域は町民にとって貴重な財産であり、将来に残しておきたい財産でもあります。希少な植生の保護に努め、町民に愛される町有林として維持管理に努めてまいります。  小貝川につきましては県において整備を行っておりますが、新ましこ未来計画で県と連携し、小貝川サイクリングロードの整備を推進することとしており、雑木、雑草の保全管理につきましても今まで以上に早期整備の要望をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 益子小南東部の掘削工事等の件ですけれども、今説明を聞きまして概略わかりましたけれども、5月の下旬のころ、付近の住民から泥水が根古屋池に流れて、その後ずっと池が濁っている、泥がたまっているというような報告が多数来ました。そういうことに関しまして、対策、先ほどの土砂の流出との関係かと思いますけれども、対策等はどうしているのか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 環境課長。 ◎環境課長(仁平) 地域下流の根古屋池周辺の土砂の流出の件でございますけれども、それについては町のほうも情報を得まして、流出防止策をとるようにこの業者のほうには指導をしたところでございます。また、あわせて県としても同様にその情報は把握しておりまして、県からも県知事名で文書として流出防止策や調整池等による対策をとるように指導をしたところでございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 土砂とか泥水の流出については多分大雨とか何かとは思いますので、今後とも対応等しっかりお願いいたします。  あと、私もそういう指摘がありましたので、数回見に行ったのですけれども、結構山肌が露出していまして、入る気になれば自由に入れるかなり大規模な場所で、安全対策がちょっと心配になりました。具体的にどういう対策をしているのか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 環境課長。 ◎環境課長(仁平) その辺につきましては、先ほどのご指摘とあわせて業者のほうには引き続き念を入れて指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) あと、別件なのですけれども、よろしいですか。 ○議長(星野壽男) はい、どうぞ。 ◆8番(日渡守) 別件なのですけれども、最近大平山というのですか、芳賀富士で結構規模の大き森林伐採があるということで多数意見が寄せられております。この原因等ちょっとお聞きしたいのですけれども、いかがでしょうか、お願いします。 ○議長(星野壽男) 環境課長。 ◎環境課長(仁平) 大平、芳賀富士ですと、広域農道から見える大きい伐採の辺かと思うのですけれども、それにつきましては県の事業でございまして、県がその地権者と分収造林ということで収益を分け合う事業がございまして、それの伐期、切る時期が来たので、今切っているところと聞いております。したがいまして、事業としては県の事業でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 県の事業ということですね。監視というか、注視してもらって、安全対策とか自然の破壊等ないようにお願いしたいと思います。  続きまして、先ほど県道益子公園線についてご回答を得ました。前向きの姿勢で、ぜひとも進めてもらおうと思っています。そういう中で、皆さんご承知かと思いますけれども、歩道もないというか、結構子供たちの登下校に際して危険性があるように感じております。その辺に関してどういう対策をとっているのか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) ただいまのご質問の益子公園線の歩道の件でございます。こちらにつきましては、事業のほうが29年度から路線測量入りまして、30年度に用地測量、本年度にあっては物件調査等を実施するところでございます。法線といたしましては、片側なのですけれども、歩道がつくような今計画で進んでおります。栃木県の事業でございまして、真岡土木事務所からの聞き取りでございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 今、安全対策も答弁されたでしょうか。ちょっとよく私聞き取れなかった。登下校の際の、ちょっと私うっかりしまして。しました。 ○議長(星野壽男) 安全対策。 ◆8番(日渡守) 対策。ありました。県道益子公園線において、結構交通の車等も危険性あるかと思いますけれども、小中学生登下校のときに歩道がないのです。そこをいつも歩いているわけで、結構危険だなと思って見ているのですけれども、その辺の対策について今ちょっとうっかりしていまして、聞き落としたのかどうかわかりませんけれども、ご回答願います。 ○議長(星野壽男) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(石塚) ちょっと繰り返しになってしまうところあるかと思うのですが、平成28年度にそちらのほうの問題が話し合いを通学路のほうの協議会させていただきまして、それで建設課のほうで先ほどお話をしたかと思うのですけれども、道路の拡幅等と歩道の整備等というのを今栃木県のほうで検討をしていただいているというような状況です。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) では、以上の点等切に要望いたしまして、質問とさせていただきます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午前10時58分                                                          再開  午前11時10分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き会議を再開します。  続いて、5番、大関議員の一般質問を許します。  5番、大関議員。 ◆5番(大関保) 改めまして、こんにちは。5番、大関でございます。令和元年第2回益子町議会定例会において議長より許可をいただきましたので、通告書に基づき一般質問をさせていただきます。  私は、つい3カ月前までこちらと反対側の執行部の席におりました。大変緊張して座っていたことを思い出します。昭和57年4月以来、37年間益子町職員として益子町のために仕事をさせていただき、無事に定年退職できました。これも町長を初め、皆様方に大変お世話になり、ありがとうございました。この場をおかりしまして感謝申し上げます。今は議員としてこちら側におりますが、やはり大変緊張しております。これからは違う立場で責任の重さを感じながら益子町のために努力したいと思いますので、よろしくお願いします。とはいえ、まだまだふなれでありますので、少々の失礼は寛容なる心をもって対応していただければ幸いでございます。それでは、質問をさせていただきます。  最初に、益子町での雇用機会対策についてでございます。(1)としまして、益子町では新ましこ未来計画を作成し、政策にいろいろと取り組んでおります。その未来計画にあります風土に根差した産業をつくるため、スモールビジネスの推進と企業支援による産業づくりとしまして、具体的に道の駅など取り組まれておりますが、どの程度雇用がふえましたか。また、その数値に対してどう考えておりますか、お聞かせください。  2つ目としまして、農業や商工業について、農業生産体制の整備や中小企業の経済基盤の強化及び益子焼の販路拡張などいろいろと努力されておりますが、現状ではまだ町内総生産の目標値まで達するにはほど遠いと思います。平成29年度の統計で明らかなように、益子町の事業所数は1市4町の中で2番目ですが、4人以上の従業者数でいいますと4番目でございます。現金給与総額に至っては、真岡市で約60億9,400万円、芳賀町で約32億6,500万円、市貝町に至っては約14億6,900万円に対しまして、益子町は2億7,200万円でございます。益子町の大きな企業が規模縮小したことによることが原因だと思いますが、そのほかにまた工業用地の敷地面積においても、真岡市では360万平方メートル、芳賀町で73万平方メートル、市貝町で37万平方メートル。対しまして益子町では、平成25年度には34万平方メートルありましたが、平成29年には13万平方メートルに落ちております。このことから見ても、工業用地は必要であると思っております。まだまだ企業誘致を諦めるべきではないと思います。今後10年先、20年先を考えて工業用地を確保し、企業誘致を進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか、考えを伺います。 ○議長(星野壽男) 大関議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 大関議員の質問にお答えをいたします。  初めに、雇用の拡大についてでございますが、平成29年度より地方創生推進交付金を活用して求職者や起業者のためのセミナーを開催しております。2年間でセミナーを42回開催し、参加者の延べ人数は621人、そのうち就職された方は38人、創業された方は6人でございました。また、合同就職面接会も開催し、2年間で18人の方が就職することができました。道の駅の雇用状況につきましては、オープン初年度の平成28年度末は24人、29年度末は40人、30年度末は51人となっております。順調であると考えております。一方、新ましこ未来計画の達成指標である有効求人倍率については目標に達していない現状でございますので、引き続きセミナーや合同就職面接会を開催し、就労支援に取り組んでまいります。  次に、企業誘致の件でございますが、工業用地を確保しての企業誘致について新たな動きはしておりませんが、町内の用地に関する適地調査の情報収集には努めております。現在は新ましこ未来計画達成のため、農業、食、そして観光を地場産業、基幹産業とするための取り組みを優先して実施しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  5番、大関議員。 ◆5番(大関保) 答弁ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。  セミナーなどを開いて実際に就職者をふやしているということと、道の駅においては現在51人までふやしていただいたということでありますが、それから、失礼しました。道の駅だけで考えますと、実際に一人一人の年間所得は余り大きくないのではないかと思っております。そういうことを考えますと、やはり正社員の方はどのくらいいるのかなと思うところがあります。実際に独立して仕事できるような方をふやしていただければと思いますが、さらにこれからどの程度雇用をふやす計画がありますか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) 道の駅の雇用者数のご質問でございますが、先ほど51人の従業員ということで答弁にもございましたが、そのうち正社員は7名でございます。今後道の駅の業態の拡大等も予定しておりますので、必要に応じて採用はされているのかなと考えてございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員。 ◆5番(大関保) ありがとうございます。ぜひ正社員を今後ふやしていただきたいと思います。特に若い方の雇用の場をふやしていただきたいと思います。  次に、企業誘致の件でございますが、実際に用地の収集等を行っているということをお聞きしましたけれども、実際に観光立町を推進してやっていくことは決して間違いではないと思いますが、やはり効果があらわれるのは時間が必要だと思います。実際には現在求人数が結構多くて、別の町で働いている方が多いと思います。実際に益子町の工場で働くことに意義があると思っております。益子町が進めている「幸せな共同体・ましこ」として、移住、定住を進めるためにも企業誘致は必要であると思っております。実際にきちんとした場所や条件が整っていなければ、お誘いをかけても企業だって来ることはないと思います。現在、国内の企業は二極化が進んでおりまして、製造業など一般的な製品の生産企業は、より賃金の安い東南アジア等にシフトする一方、日本でしか生産できない高度な技術を持った企業やIT企業、研究機関、企業秘密の問題などで、日本回帰の傾向があります。そこで、益子町にもまだまだ企業誘致のチャンスはあると思います。全国屈指の内陸型工業団地であり、企業城下町である真岡市でもさらに第6工業団地の予定があるようでございます。芳賀町でも、最初は工業団地を造成しても10年ぐらい誘致が決まらなかったと聞いております。実際に工業団地となると大がかりとなってしまいますが、益子町ならではのやり方で、自然の中で工業用地の確保だったりする、あと実際に高速道路のインターチェンジも遠くありませんので、企業から見れば益子町は十分有利な条件の場所となると思っております。場所もないのに進出の検討は企業もできませんので、そういうことも考慮に入れて1カ所と言わず何カ所か選ばれて、用地を確保しながら有望な企業を誘致できるよう検討をしていただきたいと思います。現在情報収集ということでありますが、早期に検討していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。その情報収集によっていつごろ実際にそういう検討に入るか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 大関議員ご承知のとおり、我々行政さまざまな計画に基づいて毎年度の予算の編成をし、それから事業の編成もしている、仕事の編成もしているというところでございます。そういったことがありますので、新ましこ未来計画、これが終了するまでは、現状この計画に基づいて農業と食、それから観光というもので地場産業づくりをいかにしていくかということに注力をうちの職員にもさせていきたいというふうに考えております。あわせて次の次期計画の策定も間もなく始まってまいります。そういう中において、果たして益子が今後の産業づくりにおいてどういう方向性で進むべきなのか、今ご提案があったこと等々も含めてさまざまな観点から益子の産業政策について検討して、そして計画に寄せていくというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員。 ◆5番(大関保) ありがとうございます。一応次の計画の中で検討していただけると思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に入ります。観光振興とその対策について伺います。(1)として、雨巻山を主とする登山道の周辺では、連日観光客や登山者でにぎわっており、特に土日、祝日は多くの方で専用の駐車場は満車状態になっております。この場所は実際に山からの景色もよく、貴重な植物もあり、登山者、特に初心者など運動不足の方にはとっても手ごろな場所として人気があるようでございます。また、年間を通して来客が見込める貴重な観光資源であります。現在、駐車場や登山道の管理はどのようにされているのか、駐車場やトイレの整備等の対策が必要と思うが、いかがでしょうか。  (2)としまして、新ましこ未来計画では、歴史や文化財、風土の活用と継承及び次世代につなぐ基盤整備とあります。具体的行動としまして、町内の回遊性を高める道路整備を推進しますとありますが、雨巻山周辺に通じる道路整備の予定はありますか、伺います。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、雨巻山の登山道の管理につきましては、益子いくべ会と雨巻山登山道整備協定を結び、ボランティアで登山道の整備活動をお願いしております。地形を生かした多様なコース整備がなされており、低山で登りやすいと登山愛好者が集う大きな要因になっております。雨巻山の駐車場につきましても、いくべ会の日常の管理をお願いしております。専用駐車場の満車状態ですが、以前連休中に70台の駐車ができることを確認しております。昨年1年間の駐車場台数は、1日平均で26台、休日平均で41台でございました。天気や時期により駐車台数が超過する日がありますので、今後いくべ会から情報提供を受け、現地確認をし、対応を検討してまいりたいと考えております。トイレの整備に関しましても、現在仮設トイレ3基の清掃をいくべ会にお願いしており、清潔に管理をしていただいております。今後の登山者の利用状況を把握しながら、トイレの更新を検討してまいりたいと考えております。  次に、回遊性を高める道路整備の推進に関しましては、雨巻山に通じる道路も含めて県道と町道、小貝川サイクリングロードなど、町内の回遊性を高める道路整備を総合的に検討してまいります。特に雨巻山に通じる道路に関しましては、地元の方々や大羽地区の地元先輩議員などからも要望をいただいてまいりましたことから、整備を検討しております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  5番、大関議員。 ◆5番(大関保) 実際に雨巻山周辺の駐車場及び登山道につきまして、いくべ会によるボランティアで行っているとのこと。そのことでボランティアということなので、実際にかなり手間がかかっているのではないかと思うぐらい整備されております。実際に先ほど日渡議員の観光の質問にもありましたように、滞在型観光客が年々ふえているとのことであります。実際に大羽地区の観光資源を生かした観光拠点としてはかなり重要な場所であると思っており、そのほか文化財を含めた観光資源は、先ほども言いましたが、1年間を通して使える観光資源であると思っておりますので、実際にトイレを整備したり、特に登山道のトイレはそうなのですが、駐車場は料金がいただけるぐらいの整備にしていただいて、さらなる魅力アップにつなげるべきだと思いますが、さらにその料金をもらったお金で多少なりとも管理費の一部に回せればいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 駐車場の一部料金化のお話でございますが、一応雨巻山整備した当初の段階では、雨巻山に自由に登っていただける、また時間帯も自由にということで料金の検討はしてございませんでした。今後駐車場の件につきましては、内部でもちょっと検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員。 ◆5番(大関保) 内部で検討していただけるということで、今後むしろ整備をお願いする上ではぜひ検討していただきたいと思います。  次に、道路についてでございます。大羽地区の道路を今後整備の検討をしていただけるということで、観光資源としてはすごく重要な地区でございます。地蔵院、大蔵神社とかの国指定の文化財がある上大羽地区への道路を考えますと、ぜひ整備をお願いしたいと思います。  続きまして、最後の質問に入ります。働き方改革と行政サービスについてでございます。(1)としまして、政府において働き方改革を推進しておりますが、益子町においても学校における働き方改革推進プランが示されました。役場においても、具体的に予定していることはありますか。また、今後働き方改革を実施したときには行政サービスに影響はないのか伺います。  (2)としまして、行政サービスをよくするためには職員の健康状態や士気の向上も必要と考えます。現在、役場職員の中に疾病休暇者はおりますか。また、3月に発表になったラスパイレス指数について、県内では低い位置にあるようですが、公務員給与などの一般的な比較としましてどう考えているか、伺います。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、政府が進めている働き方改革でございますが、働く者が多様な働き方を選択できる社会を実現するため、長時間労働の是正や柔軟な働き方の実現、雇用形態にとらわれない公正な待遇の確保等のための措置と承知しております。また、町職員への対応については、既に時間外労働の上限規制等について取り組んでおり、その他地方公務員には法的な拘束力はないものの、年間有給休暇の取得促進、雇用形態にとらわれない公正な待遇確保の制度設計も進めております。今後これらを実施した際の職員行政サービスへの影響でございますが、適切な人事や職員の質の向上などを通じ、影響を及ぼすことのないよう取り組んでまいります。  次に、現在職員の中で長期的な病気休暇取得者はおりませんが、よりよい行政サービスを提供するには職員の健康状態や士気の向上は欠かせないものと考えております。また、国と地方の公務員の給料を実比較する指標であるラスパイレス指数は、今年3月に報道されたとおり、益子町では95.8%と県内では一番低い数字になっております。今後につきましては、引き続き適正な給与水準を図れるよう人事評価制度等の見直しを図ってまいります。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  5番、大関議員。 ◆5番(大関保) 答弁ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。  実際に時間外の制限とかこれから影響が出ないようにというよりも、実際に働き方改革を推進する上では影響が出ないわけにはいかないかとは思いますが、最小限のことで進むようによろしくお願いいたします。実際に最近の職員の平均の有給休暇日数と取得率をお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 総務課長。 ◎総務課長(髙濱) 平成29年度でございますが、日数は8.4日になりまして、取得率が21.8%という数字になっております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員。 ◆5番(大関保) そうですか。実際に国の発表では、平均取得率は48.8%だと聞いております。目標としまして、令和2年の目標は70%ぐらいに掲げているという国の発表があります。実際にもっと取得しやすいよう工夫すべきであると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 総務課長。 ◎総務課長(髙濱) この取得率関係なのですけれども、町の場合ですと地方公務員ですと付与日数、これが40日ということで多いものですから、21%、ちょっと少なくなっております。今、民間の方も少なくても5日以上休みなさいと、それも計画的にという働き方改革というのが進められております。先ほど町長も答弁いたしましたけれども、これに関しては町、地方公務員、国もそうですけれども、法的義務はございません。でも、やはり世の中そういう形になっておりますので、町といたしましも先ほど6月になってからちょっとおくれたのですけれども、1年間今後3月までに5日をとるようにと、平均8.4日とっているのですけれども、やはり少ない方もおりますので、5日を計画的にとりなさいと、そしてそれを報告するように所属長、課長等に通知をしたところでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員。 ◆5番(大関保) ぜひそのようにお願いいたします。実際に疾病による休暇者がいないということでありますので、それはよいことであると思います。実際にラスパイレス指数の件につきましても現在は低いということで、県内で一番下ということなので、これを考えますと職員の士気にやっぱり影響するのではないかと思われますので、今後検討していただいて、ぜひ行政サービスに支障のないようにやはりしていただければと思います。  時間いっぱいあるのですが、私の用意した質問が以上なので、いろいろ答弁ありがとうございます。今後も町民サービスの向上のため、職場環境の配慮もよろしくお願いします。以上をもちまして一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(星野壽男) 5番、大関議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午前11時39分                                                          再開  午後 1時00分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き、会議を再開します。  続いて、7番、直井議員の一般質問を許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) それでは、ただいま議長より一般質問の許可を得ましたので、令和元年第2回6月定例会において一般質問をさせていただきます。2期目の議員を迎えまして、3月の定例会でもいろいろとお話をさせていただきましたが、この場に戻ってこられた喜びをひとしお感じております。  それでは、質問に移らせていただきます。初めに、部長職欠員について質問いたします。本年度4月より現在に至るまで産業建設部長が不在となっている事態にあり、所管する事務事業等に少なからず影響が及んでいると思われます。前任部長の定年退職による空席状態となっており、不慮の事故や体調不良による長期不在ではないだけに説明の責任が伴うと感じております。現職員の中で適任者がいないとも感じ取られない状況であり、早期着任が望まれます。議会側にとりましても改選時期と重なり、4月に全員協議会が開催されなかったとはいえ、書面での部課長、係長昇進、人事異動の通達のみで議会に人事権がないのは当然承知しておりますが、いまだ議会、町民に説明がされておりません。産業建設部が担う事務事業は、町内雇用の推進を初め、地場産業の活性化、まちづくりとしてのインフラ整備等町政運営にとって重要な案件を抱え、滞ってはならない猶予のないものが多いと存じます。  そこで、産業建設部長が本年度4月より現在に至るまで空席となっている経過と理由について説明を求めるとともに、職務代行の事務対応等に影響が及んでいないか伺います。  さらに、産業建設部長の早期着任が望まれますが、今後の見通しについてどのような考えをお持ちなのか伺います。  また、人材育成策として今後管理職となり得る中堅職員への研修等のさらなる強化を図る必要があると考えますが、どのような見解か伺います。  執行部の明快な答弁をお願いいたします。
    ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 直井議員のご質問にお答えをさせていただきます。  初めに、産業建設部長空席についてですが、新ましこ未来計画における町内総生産600億円の達成に向けて政策に力を入れているところであります。そのため、経済界からの人材招聘を行い、交渉を進めてまいりました。現在空席ではありますが、決裁におきましては副町長が、部内調整には幹事課の農政課長が対応しております。今後の見通しにつきましては、7月の着任を予定しております。  次に、人材育成策につきましては、新ましこ未来計画でも施策の一つとして取り上げているとおり、安定した行政サービスの提供に必要なことと考えております。このような考えから、職員について採用年次ごとの計画的な研修を実施しております。特に中堅職員については、外部講師を招いた政策立案の研修や外部団体が実施する研修への参加及び人事評価における管理職のコーチングを通して職員の自発性や問題意識の醸成に努めております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ただいまの答弁の中で、決裁規程ということで副町長または所管の農政課長が代理決裁等を行っているとありましたが、4月からおよそ現在に至るまで既に2カ月余りたっていますけれども、実際代理で決裁することは幾つぐらいあったのか、お願いいたします。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) 具体的な件数につきましては、把握をしておりません。一々数えているわけではないので、なかなかそこまで把握しておりませんが、本来部長が決裁すべき事項につきましては上位職ということで私が決裁をして、事務の滞りはないというふうに理解をしております。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 滞っていないという答弁いただきましたが、それに伴って今人事行政運営ということで、4月の時点で人事評価の状況で課ごとの目標編成表が作成されていると思います。それに対応しても、ここにも副町長、教育長、部長ということで各課の目標の編成表の取りまとめを行っております。それも副町長が代理で行ったと理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) お見込みのとおりでございます。目標編成表につきましては私が最終的に集計をする立場にありますので、これは部長職のあるなしにかかわらず私のところまで届いておりまして、その中で編成表に基づきまして新年度の最初に町長とその内容についての懇談会を実施をしているという状況でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 根本的に産業建設部長、前任である部長が3月満期で定年退職を迎えるということが見通しとして立っていたわけで、先ほど町長の答弁の中でも7月に着任されるということで、特に民間からの民間人材の活用、登用ということで伺って理解いたしました。その中で、実際に定年退職としてポストが空席となる部分は以前から見通してが立っていたところで、どうしてこの4、5、6という3カ月間のブランクができたのかという説明はできるでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) 4月から空席がないような体制で進めてきておりましたけれども、やっぱり今回の人事につきましては民間経済界からの招聘ということで考えておりましたので、なかなか相手があることなので、4月には対応できかねるというふうなことでございまして、それで7月までずれ込んだということでございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 民間の人材を活用するということで、ほかの地方自治体でも部長職なり一般職も含めてそういう人事交流または採用というところなっているのも実際に少なからずあります。その中で、今回に限りまして産業建設部長の雇用形態はどのようになるのか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) 一般職の雇用ということでございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 完全採用というか、完全雇用ということで、任期つきではなく、それでよろしいのでしょうか。その点です。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) 一般職の場合には、完全に一般職と同じように期限を決めずに定年までという考え方ありますけれども、今回の場合には任期つき採用ということでございます。最高5年ということです。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 今回益子町にとって管理職または過去に私ちょっと調べていないのですけれども、この民間人材の登用についてはとてもメリットもあると捉えています。それを今回作用するに当たって執行部では民間人に対しての登用についてどのようなメリットを考えておられますか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) やっぱり専門性の活用というところが一番大きいと思います。いわゆる即戦力に対応できるということでございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 今回空席、不在という状態になっていまして、できることであれば議会または町民に対してあらかたの説明は必要だったかなということもあります。また、今回先ほども述べましたように病気や不慮の事故でないということなので、あらかたやっぱり見通しを立てていただいて、事務事業等に滞りないようにお願いしたいところであります。  また、人材育成の件について、中堅職員の研修についてお伺いしましたが、外部講師を招聘して特に政策立案能力を高めるという答弁をいただきました。実情として現行の研修体制について、課題等ありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 総務課長。 ◎総務課長(髙濱) 今回の答弁にありました外部講師を招いての政策立案の研修ということで、3年間にわたりまして入庁して2年、5年、8年ですか、その職員を中心に行いました。いろいろ政策的なものもあったのですけれども、その政策を出していただくという訓練になりまして、講師の先生、外部の先生で森吉弘さんという方なのですけれども、やはりいろんなセミナーを開いたり、それから帝京大学のラグビー部のコーチング的なものですか、そういうものをしたりということで著名な方なのですけれども、その先生にお世話になりまして行いました。一応一通り職員が研修若手から中堅にかけて終わりました。今ちょっと今度は少し年数あけないと新たな職員の研修ということになりますので、今空間をあける時期でありまして、今年度はちょっと開催はしないのですけれども、ただやはり3年間でありますけれども、途中あきますけれども、継続は必要かなと。予算的な面も含めまして、そういうのは今後の課題の一つであるかとは思います。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 実際この研修に当たりましては、個人のスキルアップ等も必要になってくると思います。一番私自身年齢的に近い職員の方とかお話しして、中には昇進を望んでいない方もやっぱりおられると思います。そういうやる気を引き出すではないですけれども、責任感を持ってそういう取り組みというのもこれからの研修で必要になってくると思いますけれども、そういう取り組みは現状としてどうでしょうか。内部的に行っているでしょうか。 ○議長(星野壽男) 総務課長。 ◎総務課長(髙濱) そうですね、中堅から上に上がる方も含めまして、一応その年代に応じた研修というのは行っております。ですので、係長になっていれば、係をまとめたり、そして上司に補佐する研修とか、そういうものあります。それに対して参加したかどうかというのはこちらちゃんと残しておりまして、原則としては当然職務命令ですので、研修ということで参加を当然義務づけます。ただ、どうしても個人都合により欠席の場合は次年度とか少しおくれますけれども、そのような形で上へ上がるため、それからそのためモチベーションも上がるような研修には一応全員参加という方向では進めております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 実際個人で選んで、個人で研修受けたいものがあればどんどん研修受けていただいて、その支援体制というのはやっぱり行政側としても職員に対して一人一人フォローアップしていただければと思っています。また、研修内容につきましてもさらなる充実を図っていただいて、職員の人材育成につなげていっていただければと思います。  民間人の職員採用ということで、今は公立の学校長であっても民間公募からなっている校長先生とかおられますので、当然必然的にそういう民間の人材を活用するというの必要になってくると思います。ぜひそのメリットというところを十分に引き出していただいて、活躍できることを望んでおります。  それでは、次の質問に移らせていただきます。観光政策の推進について質問いたします。新ましこ未来計画の実施期間も残すところあと2年となり、基本目標、風土に根ざした産業をつくるの政策、観光の基幹産業化の核となる具体的行動、観光戦略会議がいよいよ始動されました。まずは人口減少による地域経済の縮小化を少しでも抑制するため、観光の基幹産業化を早期に確立させ、それらを活用すれば観光入り込み客数の増加のみならず、関係人口の拡大が図られることとなり、新たな雇用の創出が生まれ、地域経済活性化に寄与するものと思われます。何より現状の人口減少を直接鈍化させることにつながると私自身も確信しております。さらに、地域内消費活動の循環化を構築し、観光産業の持つポテンシャルをフルに生かすことができれば、おくればながら新ましこ未来計画の成果指標の町内総生産600億円達成も可能となると思っております。今後の観光産業に対する事業展開に期待を寄せ、質問をさせていただきます。  初めに、観光戦略会議が設置され、観光政策推進のかなめとなる組織であると心得ておりますが、観光戦略会議が担う役割はどのようなものなのか、方針を伺います。  また、地域ポイントカードシステムの導入を本年度中に実施する予定ではありますが、観光戦略会議においてどのように推進される考えか伺います。  さらに、デスティネーション・マネジメント/マーケティング・オーガニゼーション、DMO等準備室の設置がされましたが、町行政とDMO法人機関とのかかわりをどのように考えているのか伺います。  以上、執行部の答弁を求めます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、観光戦略会議につきましては、観光に関連する団体の代表者に集まっていただき、まずは大きく3つのことについてご議論をいただきたいと考えております。1つ目は、観光を基幹産業にするために必要な組織の検討について、なぜDMOが必要なのかということについてのご検討でございます。2つ目が、益子の観光戦略の大綱について。3つ目が、ブランド・アイデンティティーなど益子のブランドづくりの核となる事項についてでございます。  次に、地域ポイントカードシステムの導入につきましては、現在システム基盤の整備を進めております。今後は商工会等に協力を得ながら、商業、観光事業者等を中心に加盟店募集の説明会やポイントカード加入促進の広報を進めてまいります。DMO等準備室につきましては、今年度ポイントカードシステムの導入やマーケティング調査、分析を行ってまいります。あわせてDMO等の法人機関の推進体制を検討し、持続可能な組織形成のため、観光戦略会議の中で協議し、合意形成を図りながら進めてまいります。  町行政とDMO等の法人機関とのかかわりにつきましては、法人機関等が設立されればマーケティング、マネジメントの中枢は法人に移管する方向で検討しておりますので、町行政は観光戦略事業においての2次交通やインフラ整備など、行政機関としての役割を担ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 大きく最初の質問の中で方針等を伺いました。3点ほどということで、以前私一般質問させていただいた中で、この観光政策については益子町にとって核となるこれからの観光戦略または観光ビジョンを据えた振興基本計画が必要なのではないかという話をさせていただきました。提案させていただきました。その中で、この観光戦略会議でそれらは検討していくという回答を、答弁をいただいていると思います。この観光戦略の大綱がそれにかわるものなのか、それとも枠を広げて基本方針含めた基本推進計画になるのか、その点お伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) この辺は役割分担になろうかというふうに思っておりますが、あくまで観光戦略会議につきましては、今申し上げましたように大綱、それぞれのいろんな団体がありますけれども、こういう方向でいこうということの合意形成をまずなされるべきだと。細かな計画等については、その後DMO等ができた際にここがしっかりとしたマネジメント、マーケティングをやっていくわけですから、ここが計画をつくって、そしてPDCAサイクルをぐるぐると回していくというようなことになろうかというふうに思っております。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) DMOは法人格ということで、一般1社か、またその関連の法人団体になると思います。その中で、町行政としての核と、柱となる基本の推進計画はとても必要であると思いますので、その点もやっぱり考慮いただいてこれから進めていただければと思っております。  また、この観光戦略会議の最終的にこの事業が大きく3つやっぱり町長から答弁いただきましたが、その事業の着地点を設けていると思います。今後のスケジュール等について、これ単年度なのか、それともこの事業が最終的に結果が出るまで続けられるのか、今後のスケジュールについて伺いたいと思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) まず、スケジュール的なものでいいますと、ポイントカードにつきましては今年度中の本稼働を目指しております。DMOの法人機関としての事務局的なものにつきましては、一応今年度の戦略会議で可能であれば立ち上げまで複数年かかるかもしれませんが、そちらにつきましては戦略会議の中でよりよいDMO形成につきまして検討してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 今年度につきましてはこの観光戦略、特にこの観光について大きな予算がやっぱりついていると思います。観光戦略アドバイザー事業200万から始まりまして、DMOと企画業務400万、またこの観光戦略基礎調査業務387万と今年度新規事業とも言っていいものだと思いますけれども、その中でこの基礎調査、これどのような調査内容になるのか、お願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 基礎調査、まずマーケティング調査のほうなんですが、ご来場いただいた観光客に調査をするものまたは町内での商店での商品の売買関係に関する調査という形で、2段階の方針で調査を進めているものでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) そこの調査の業務によりまして期待されることたくさんあると思います。実際この調査をどのように生かしていくかというのを多分見据えての業務内容だと思います。この調査内容によりましてどのように効果を生んでいくのか、どのような考えでいるのか、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 調査の内容につきましては、まず基本的に観光客ですと何を目的に益子町のほうに来ているのかまたはもし買い物であればどういうものが買われるのか、そういう調査内容。また、町内向けの調査につきましては、どういう購買品があるのか、そういうのでこれからの商店街、観光客につきましてはどういうものが売れ筋なのか、その売れ筋調査または町内におきましてはどういうところで消費がされているのかという内容を確認するための調査でございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 実際調査内容を手にして、それを生かしてこのマーケティングの一部だと思います。それをどのように活用していくかという先を見ないと、この実績の調査内容だけ手元にあってもそれが生かされないと全くこの業務内容生かされないと思うのですけれども、この先、調査をした先にある期待されるやっぱり効果というのをどのように捉えてこの業務を行うのかという点をもう一度お願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) もちろん調査のための調査ではいけないわけでありまして、ただやっぱり真っ先に我々が、先ほど実は日渡議員さんのほうから質問がありましたキャッシュレスの話がありましたね。これまさに今世界中でデータを獲得する競争が起こっているというふうに私は考えています。各カード会社がその顧客の囲い込みをしながら、どういう属性の、男性なのか、女性なのか、どこに住んでいらっしゃる方なのか、お幾つぐらいの方なのか、そしてどういう購買の利益があるのか、こういうデータの積み重ねを各カード会社が、皆さんがとり合っているという状況。そこにPayPayであるとかさまざまな決済手段が出てきております。LINEPay等々は、最初は加盟店には手数料は必要ないのだけれども、将来必要になるよというようなことで、とにかくそういった形で今このデータの獲得競争をしているという現状があります。  益子が本当に観光を産業にするためには、これはやはりマネジメントのまず基本でありますが、私たち益子町の顧客は誰なのかというところからしっかりと考えていかなければいけないのだというふうに思っております。この顧客は誰なのかという漠然とした情報は確かにあるのです。例えば陶器市期間中にいろんなアンケートをして、リピーターで何回も何回もいらっしゃっている方はどうも多いようだ。ただ、その方がお幾つで、どこに住んでいらっしゃって、男性なのか、女性なのか、そういうデータは一切取得できていないという状況がありますので、今回このDMOでしかもポイントカードをつくるというところは実はそういったところに価値がありまして、ポイントカードをつくってポイントカードを使用していただくことによって我々益子町の顧客というものがある程度明確になってくる。そして、その顧客が明確になってきた後にどういうことをするとどういうものを例えば政策すると、どういう商品をつくると我々の顧客の皆さんは喜んでくれるのかというところがその次の段階で浮き彫りになってこようかなというふうに思っています。ですから、このDMOも観光戦略会議もポイントカードも実は全部つながっていて、益子の観光産業にするのだというところに、大きな目標に向かっていくものだというふうに考えていただければありがたいなというふうに思います。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) まさにここからデータの収集が始まって、これから先いろんな場面で生かせる、活用できることというのを私自身望んでいます。それを行政のみならず、一般の事業所、また広くそういうことをやっぱり告知、広報していくという力もこれからは備わらなければ、やっぱりその効果というのは薄れてしまうのかなと考えておりますので、ぜひそれを最大限に活用していただいて、調査業務内容を行っていただければと思っております。  この観光戦略会議の中で、先ほど町長の答弁にもありました行政の役割ということで、2次交通の整備とかインフラ整備ということはやっぱり行政の役割だということで答弁いただきましたが、さきの報道にもありましたこの戦略会議の中で2次交通の整備企画も協議されるという記事がありました。今年度益子町にとりましても、地域公共交通会議という形で予算計上されて会議が開かれると思います。その2つの組織の合意形成または整合性をどのように図っていかれるのか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 観光戦略と地域公共交通会議の関連性ということでございます。地域公共交通会議につきましては、町内のあらゆる公共機関に関する連絡体制ということで、当然デマンドタクシーであり、民間のバスであり、あとは真岡鐵道でありというさまざまな公共交通機関の行く末といいますか、それを検討していくということで、その中には観光客というものも当然取り込んでいく方策も考えていかなければならないということでございますので、そういった中で当然DMOとなれば観光の核となる部分でありますので、当然そういった交通の連携ということであれば2つの組織の中でもある程度のすり合わせといいますか、必要が出てくるのではないかというふうには考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 課長の答弁にありましたように、すり合わせとか協議する内容、これとてもこれから進めていく上で重要になってくると思います。この二つのお互いの組織において協議する内容、役割分担をしながら行っていくということも考えられます。よく精査された上で、特に虚偽の内容でダブり、よく言われますよね。ダブりとか漏れがないように、お互いに2つの組織があるのであればやっぱりその役割分担というのをしっかりして、また相乗効果を狙って協議されるということも必要に、そういうことも考えながら進めていく必要性もあるのかと思います。ぜひ2つの組織で別々の協議がされて、うまく合意形成または町の行政としての整合性がとれないのが一番困るわけですから、ぜひそういうことのないように進めていただければと思っております。  ポイントカードシステムに関して今幾つか再質問させていただきたいのですけれども、現在町では健幸ポイントまたは地域通貨等、あとは民間で行っている商品券だとか、いろいろこの現金にかわる価値貨幣というのが流通しているわけです。それに伴って行政側としても取り扱い事務、また現金のかわりにその価値貨幣をいただく取り扱いの店舗、事業所にとっても、とても煩雑化をしていると思います、いろいろやっぱり流通されていますので。その解消をするために、これを機会にある程度一元化するのも方法かなと思いますけれども、その見通しについて伺いたいと思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 第1点目の戦略会議を5月の13日に開催しまして、これから第2回目に移っていくわけなのですが、その中でまず商工会さんのほうのやまゆりカードとか、この道の駅のポイントカードとか、そちらのほうを議員言われる一元化が一番いいのだと思うのですが、そちらについても今後調整をしながら一元化できるような形での協議内容で戦略会議のほうは進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 行政側で捉えた場合に、行政側としても健康福祉課で健幸ポイントとして、ポイントをためると500円分になるとか、またこの地域通貨についても観光商工課で取り扱っていたり、子育て応援手当についてもこの地域通貨で配布されるということで、給付されるということになっておりますけれども、行政側にとってもこれ一元化はとてもスリムになって事務作業の簡略化進められると思うのですけれども、今のところ考えていないまたは将来の動向について検討していく方法あると思いますけれども、現段階としてはどのようなお考えか、行政側の立場としてお願いします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 行政側としましては一元化できるような形で考えていきたいと思います。たただ、各団体ごとにありますので、そちらの意向も確認しながら進めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) そうですね、これから一元化されて、使う側もまたは取り扱う行政または民間事業所もやっぱり便利になればそれにこしたことないと思いますので、その方向性で進んでいただければと思っております。  今年度当初予算の中で、ポイントカードシステムということで、予算計上上は使用料という形で計上されておりました。使用料という形ですので、行政主導で行う事業と私自身捉えていますが、今年度中にこのポイントカードシステムをやっぱり事業展開させたいということで、実際今の段階でどのくらいの、既に予算計上されていますので、システム料の使用料という形で。それ見通しではあると思うのですけれども、どれぐらいの加盟店の規模を想定しているのか、お願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 当初予算では、使用料という形で予算計上をされております。今現在戦略の中で検討しているのは、その機器関係につきましては国の補助金等を活用して導入をしたいという形で考えております。今はそちらのほうの補助金関係のほうどういうものが適切かというのを今現在調査しているところでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ポイントカードにつきましては、この新ましこ未来計画の中でも政策の中で、スモールビジネスの推進と起業支援による産業づくりというところの具体的行動の中にあると思います。詳しく説明いたしますけれども、確認ですね。確認させていただきますけれども、道の駅を拠点に商工会などと連携し、町内全域で利用可能なポイントカードを作成し、町民及び来庁者の利便性を向上させますということが具体的行動にあります。今回この観光戦略の中でポイントカードの取り扱いがあるということで、その点も新ましこ未来計画とうまく整合性または変えるところは変えていただいて、ぜひ考え方の相違とか差異がないように事業展開していただければと望んでおります。その1点ちょっと留意していただいて、このポイントカードシステム事業を進めて、展開していただければと思っております。  では、最後に観光に関して1つだけ。DMOの設立を目指すということで、観光を基幹産業化するのに中心になる大きな核がやっぱりDMOだと思っています、これから。その法人機関のDMOだと思っています。それにやっぱり相重なって民間事業で起こるこのDMC、以前町長もおっしゃっていました。DMOだけではないよ、DMCという、Cはカンパニーですね。民間の会社が協力して行うという観光に対して、国内でいうと大手のJTBグループあたりがDMCという言葉使っています。それが益子にできてうまく相乗効果ができるのがふさわしいと思います。もし民間としてそういう組織または会社等がやっぱり起業するに当たって町として支援していくのも一考かなと考えますけれども、具体的にこれから戦略会議の中で協議されることだとは存じますけれども、そういうことがありましたらその支援体制はどのように考えているのか、最後に観光に対してお願いします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) この準備室の中であえてこれDMO等準備室としているのは、DMCという可能性も残してどういうふうにしたほうがこの益子町にとっていいものなのかということも含めての検討になりますので、まだ具体的にどういう支援体制をという前の段階でありまして、DMOにするのか、DMCという形にするのか、そういったこと、もろもろのことも含めて検討いただくということてになります。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) とても答弁に困る質問だったと私自身も反省させていただきますけれども、そもそもDMOについてはこの言葉の定義というのがないと書籍で読ませていただきました。それで、国としても補助金扱うのに、DMOではなくてその前に日本版DMOという解釈で、場合によってはDMOであったり、DMCであるというので、やっぱり理解しております。それで、その中でもし民間でも大きな核となるDMO組織ができて観光にやっぱり携わるような企業ができましたら、起業支援のほうでもそれは可能かなとは思いますけれども、ぜひその後押しというものをしていただけたらと思っております。  では、最後の質問、学校給食について質問させていただきます。まず、学校給食については食育に関することですので、私見を述べさせていただいてから質問移りたいと思います。国民の食生活をめぐる環境の変化に伴い、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むための食育を推進することを目的として食育基本法がただいま施行されております。食育基本法第20条の中にあります学校等における食育の推進というものがございます。地方公共団体の役割として、学校等において魅力ある食育の推進に関する活動を効果的に促進すること、また子供の健全な食生活の実現及び健全な心身の設置が図られるよう、学校等における食育の推進のための指針の作成に関する支援を行うこと。また、食育の指導にふさわしい教職員の設置及び指導的立場にある者の食育の推進において果たすべき役割についての意識の啓発、食育に関する指導体制の整備、地域の特色を生かした学校給食等の実施の促進等を初め、必要な施策を講ずるとあります。  本町におきましても益子町食育推進計画を実施中でありまして、学校給食事業にも範囲が及んでおります。また、学校給食法においても学校給食は教育の一環と位置づけされており、現在栄養士による学校訪問指導等も実施されていることと存じております。また、各学校においても年間を通して食に関する指導が実施されておりますが、昨今の状況を見ますと家庭環境の変化や生活環境、これらの変化により朝御飯を食べずに登校する児童や生徒、また一人で食事をするという孤食の割合も全国的に増加傾向にあるとされております。これに関しましては、生活スタイル、ライフスタイルの変化や、またよく言われます子供の貧困率等にもやっぱり関係してくると思いますけれども、これらを総合的に勘案しまして、家庭とともに有機的な連携を食育に関しても図っていく必要があると私自身思っております。今回は学校給食という質問をさせていただきますけれども、具体的な課題を取り上げてこの学校給食事業における給食材料費の諸課題、また食物アレルギー対策、また施設に関してのさまざまなやっぱり課題が今あると思いますので、3つ、3点ほど挙げて質問をさせていただきます。  まず初めに、食材の価格高騰による給食の動向について、今後見込まれる対策をどのように講じていく考えか伺います。  また、食物アレルギーの対応として現行では対象となる食材の除去食を提供しているが、代替食の検討を含め、アレルギー対応マニュアルの改善を図る必要があると考えますが、どのような見解か伺います。  さらに、給食センター前において本年度県道バイパス線が更新される予定でありますが、それに伴い給食の提供に影響はないのか、また給食センター駐車場は確保できるのか伺います。執行部の答弁を求めます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 学校給食につきましては、教育長が答弁をいたします。 ○議長(星野壽男) 岡教育長。 ◎教育長(岡) 直江議員のご質問にお答えをいたします。  初めに、食材の価格高騰による給食の動向についてでございますが、給食費につきましては平成9年より改正することなく、使用する食材の変更や献立内容の工夫により食材価格の上昇に対応してまいりました。今後につきましては給食の質を維持し、栄養バランスのとれた安全、安心な給食を提供するため、食材価格の状況等を注視し、給食費等の改定も含めた対応を検討してまいりたいと考えております。  次に、食物アレルギーの対応につきましては、平成30年4月に学校給食における食物アレルギー対応マニュアルというものを策定いたしました。まず、安全性を最優先する、安全性確保のため、原因食物の完全除去対応を原則とする、いわゆる国の指針を踏まえた内容となっておりまして、現在のマニュアルに基づき対応してまいりたいと、そのように考えております。  次に、給食センター前の道路の更新における影響でございますが、各学校への給食提供に関して影響はないと、そのように考えております。駐車場の確保につきましても、東野バスの土地を購入するという予定となっておりますので、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) それでは、再質問をさせていただきます。  この給食費に関しましてはとてもやっぱり、既に6月1日から加工食品の値上げも品物によってはあります。本年10月に予定されている消費増税に伴う食材価格の高騰もこれ対処していかなくてはならない部分だと思っています。その中で苦慮されて、今学校給食つくられて運営されていることはやっぱり私自身も承知しております。特に給食費は食材費としてもらっているお金なので、全て食材費として充てているというようなことも私自身理解しておりますが、ここである程度のやっぱり限度はあると思います。それにとって特に必要な栄養価がとれないということがやっぱり一番運営している中でしてはいけないことになってくると思いますので、ぜひその点留意していただいて、これから実際であれば今全国で六十数自治体給食の無料化というの図られています。特に栃木県であれば大田原市が無償化に踏み切っています。実際この無償化までするかというと、それは理想であるのですけれども、財源上厳しい状況はあると思います。大田原市で2億円ほど給食費一般財源から出しておりました。その中で、町行政として今までは施設または指定管理として調理員等雇用していますけれども、食材費として支援できる部分は一部でもあるのかというか、検討内容として。以前であれば県からの補助金で品目によってはその補助対象になってある程度のやっぱり価格もらってその補助金をつけたというのありましたけれども、行政としてある程度、無償化までいかなくても品目によってはそういう食材費にやっぱり支援を見立てることができるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(石塚) 給食費で食材費ということなのですけれども、基本的に今食材費として給食費は頂戴しているわけなのですが、それぞれの市、町によって、全部ルールの範囲内なのですけれども、郡内でいいますと益子と真岡市が御飯の委託炊飯をしております。それはお米代だけではなくてつくってもらうところまで、それルールの範囲内なのですけれども、一応そういったやり方でやっております。ほかの3町は、食材費だけ買ってそれぞれのところで炊飯するというふうな形をとっていると。考え方とすれば、そういったところも検討するに値するのかなというところはあります。ただ、給食費につきましては、ご承知のとおり学校給食運営委員会のほうでその内容等も含めて検討していただくということとなっております。価格高騰は本当にもうここ10年、20年ずっと上がってきている状況で、実際今の内容をこのまま続けていくのに給食費はもうそろそろちょっと上げることも検討しなければならないのかなんていう意見もその中で頂戴しておりますので、今年度もその運営委員会の中で引き続き協議のほうをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) この学校給食については、栄養価の問題で特にカルシウムや鉄分の摂取量決まっていますので、1日3食やっぱり食事をとるわけですけれども、その中で特に毎日牛乳出ていますので、その牛乳欠かせないということも理解はできます。せめて一部だけでも行政でこれから、特に牛乳代50円とか、米飯式やっていればお米代でどの程度の、ほぼ給食費1日分で250円から300円程度だとは思いますけれども、その中の大半をやっぱりその二つの品目で消費してしまうので、ぜひそういう点もこれから子育て支援または子供たちの健全な育成を考えたときに、そういう一部分でも負担ができれば多少なりともやっぱり給食上げなくて済むという部分も出てくると思いますので、そういう検討もしていただきながら、また全国ではこの食材の価格高騰によって給食費実際に上げているところが幾つかあります。それに対しては保護者と協議の上でアンケート等もとっているところも大半あります。その結果見ますと、皆様やっぱり日常生活でこれだけ価格が高騰しているので、ほぼ反対はありません。そういう段階、プロセスを踏まえながら少しこの給食運営委員会の中で進めていただければと思っております。  アレルギーについて、1点お聞きしたい部分あります。今回その対象となる品目であるとか、完全除去食を提供しているということで、日によっては食べられないものが何品目か出てお子様が対象となる児童・生徒が家庭からおかずを持ってくるという話も聞いています。その中で、これは特に生死にかかわることですので、アレルギーに対しましては。特に一番怖いのがアナフィラキシーショックですよね。それに対応するのに、本町にとって児童・生徒の中でこれに相当対象となる児童・生徒はどの程度いるのかということは把握されていると思います。それに伴ってやっぱり一番この対処法としてアドレナリン自己注射薬、エピペンと呼ばれますね。その対象が一番大切なことだと。もしそういう機会があれば、迷わず打つということが一番大切だということがやっぱり言われています。その対象となる児童に対して、そういう教職員の共通認識として研修会または実際にそういう共通認識が学校内で実施されているのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 岡教育長。 ◎教育長(岡) 食物アレルギーの対応については、特に給食センターにおきましても各小中学校と連携を図りまして、専門医による生活管理指導表、これを必ず4月になって出していただくと。現在12名の児童・生徒さんがそれに該当しております。そうした場合にあっても油断はできませんので、各小中学校さまざまな研修の機会を捉えて、このエピペンといいます。この注射の使い方、それについて研修をしているところでございます。特に益子町ではこれ既に話題になって、平成26年には既に研修を始めておりまして、あぐり館で県のほうの福利厚生課の保健給食担当の方に来ていただいて、それで実際に実技と講話を行っております。また、赤十字病院の救急部長の林先生のご指導をいただいて、これまた研修機会を与えていただいて、そこでアナフィラキシーとその対応についてと、この実技踏まえてやっております。これについてはかなり先生方研修を深めておりますが、使えないとだめですので、やはりそういう機会をうまく捉えて積極的に校長はそういう先生方の出張を通して研修の充実を図っていただきたいというふうに指導しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 特にこれ対象となる児童・生徒の生命にかかわることですので、そこの点今確認しながら、特にこのエピペンに関しましては使用期限ありますので、その保管、また管理体制というのも整えて、さらなる充実を図っていただければと思います。  給食に関しましては、この給食費の値上げ、また食材の価格高騰によって私今回するに当たり、いろいろやっぱり思いもあります。特にこの食材1日分のやっぱり単価を下げるのに、近隣の真岡市で行っているやっぱり月1回のお弁当の日を設けるであるとかまたは特に防災訓練した後の実際に備蓄倉庫にあります非常食の活用も年1回ぐらいは、特に防災関連でもやっぱり学習として役立つのではないかなと思って、その使用期限が間近に迫っているアルファ米とか、そういうやっぱり非常食を使った給食というのも年1回やっぱり考えてみるべきなのかなと思います。学校給食に関しましては、私会計から公会計への推進ということで国からも来ていると思います。それに対しては人員も経費もかかることなので、その先も見せていただいて、より充実した学校給食事業になっていただくことを期待しております。  以上で私の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午後 2時00分                                                          再開  午後 2時15分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き会議を再開します。  続いて、10番、岩﨑議員の一般質問を許します。  10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 改めまして、こんにちは。10番、岩﨑でございます。令和元年第2回定例会におきまして、質問通告にのっとり一般質問をさせていただきます。  まず最初に、新ましこ未来計画に次世代につなぐ基盤整備ということでましこのランドスケープデザインの作成というのがございます。そのランドスケープデザインについてお尋ねいたします。この事業目的は何か、どのような成果が予想されるのか、これからの公共事業にどのような変革をもたらすのか、今後どのような法整備を考えているのか、移住、定住につながる要素はあるのか、以上5点お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 岩﨑議員のご質問にお答えをいたします。  初めに、この事業の目的でございます。ランドスケープなんていうことなので、なかなか町民の皆様になじみづらいということで、風景づくりの計画ということで説明をさせていただいております。そして、いろんな説明会の中で私が常にお話しさせていただいているのが、陶器市の期間中の道の駅の情景でありました。芝生広場のところにござを用意させていただいたのですが、ござを敷いて、芝生に横になって、そしてあの道の駅益子からの田んぼと山の風景をのんびりと過ごしていらっしゃる観光客の方々が非常に多かった。それから、その後の食事をされる、あそこでお茶を飲んでいた方々が皆さん益子の田んぼと山を十分に堪能されてこの時間を消費しているというようなことでございます。そういったことから、我々益子町にとって風景というのは宝物なのだという話をさせていただいております。もちろん町民の皆様もそれはとっくにご承知のところでありまして、各種アンケートをいたしますと益子町の好きなところは何ですかといったときに一番上位に来るのが、美しい里山の自然、これが益子町にとって大切なところであり、大好きなところであるというような、そういう結果も出ていますから、これを非常にこれからも大切にしていきたいということです。ですから、この事業の目的ということになりますと、益子の美しい風景を守り、活用し、資産として未来につなぐということかと考えております。  次に、予想される成果につきましては、この美しい風景を維持するということは田畑を耕し、山の手入れをするという営みが不可欠であります。あわせて細かな工夫や取り決めも必要になってまいります。美しい環境のもとに暮らすことそのものが益子ならではの大きな価値のあることかと思いますし、町外の方々にも美しい里山の風景をより楽しんでいただけるようになるというふうに考えております。そういう成果が出てくるものと期待をしております。  次に、これからの公共事業にどのような変革をもたらすかにつきましては、今後益子町の風景に係る公共事業の整備や計画のガイドラインができます。山、川、田畑を初めとする風景の大切さを町民と分かち合う基準ができ、今後の森林や田畑の維持や整備において計画性を持たせることができます。さらに、利便性のみを求めるインフラ整備から、歩行者や自転車利用者に安全で、かつ周辺の景観に配慮した計画を策定することができます。  次に、今後どのような法整備を考えているのかにつきましては、今回のガイドラインとなり得るランドスケープ計画、風景計画をもとに、景観保存、文化保存のために町民の皆様のご意見をお聞きしながら今後検討してまいります。  次に、移住、定住につながる要素についてでございますが、先ほどの成果のような美しい風景ができれば益子ならではの住みたくなるような町になり、移住、定住につながると期待をしております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  10番、岩﨑議員。
    ◆10番(岩﨑秀樹) 今、町長の答弁からやはり道の駅から見た益子の風景というのがございましたけれども、地域ごとに地域懇談会をやりまして、参加者の方を通して、あれはブレーンストーミングで、KJ法で集約していって、この地点のプロットとかというのをやっていったと思うのですけれども、そういう町長の思いと今度サテライトといいますか、ほかの自治会、地域の方との連結といいますか、整合性はどのようにお考えになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) なかなか思いというのは1回で簡単に伝わるものだとは思っておりませんし、この計画の意義というものもそうそう町民の皆様に広く簡単に伝わるものではないというふうに思っておりますが、私もですからできるだけそういう機会があるたびにお邪魔をして、そして冒頭の挨拶等々でここでお話しするようなことと同じような内容の益子にとっての風景というものはこういうものなのだ、皆様にとっての宝物をぜひ教えてくださいというようなことでそれぞれのところでお願いをしています。ですから、1回ではなかなか難しければ、これを回を重ねるたびに少しずつ気持ちが合わさっていくのかなというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) この景観というのは時間軸とともにこれ変化していくと思うのですけれども、大体どの辺の時間軸を基準にこの計画を立てているのか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 今回お願いしている小塙さんという益子町出身でバルセロナで活躍している建築家の方、事例が現実的にスペインにありまして、オロットという町なのですが、ここについては20年というふうなお話をいただいております。やはり20年は、さまざまな木々等々も含めて考えていくと、それを有機的に結びつけるとなるとかなりそのぐらいの期間を要するものかなというふうに考えています。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 先ほど日渡議員からもありましたけれども、分収林の整備が環境破壊のように勘違いされているようなお話ありましたけれども、この間国のほうで森林の保全事業計画というのつくりまして、やはりこれ山に手を入れて自然災害とかをなくすとか、あとは先ほどの分収林ではございませんけれども、伐採の時期に来ている木の手入れとかで森林の更新と、あとは防災の工事とかをして森林の強靱化計画みたいなのを立てているのですけれども、そういうものとの整合性はどのようにお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 今、議員のほうからの質問でございますが、そういった森林のほうの整備計画、防災計画等のものについては整合性をとりながら、これからランドスケープデザイン、風景計画のほうは作成進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ランドスケープといいますと、どちらかというとパブリックということで、公で見てガーデンというのがどっちかというとプライベートということになりますけれども、この環境を保持するためにはある程度お金がかかってくるというのはこれいたし方ないものだと思うのですけれども、どうしても公のほうから出すお金って多くなってくるのですけれども、その辺の財源はどのようなにお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 財源ということでございます。このランドスケープデザインにつきましては業務委託で、平成29年度、30年度の2カ年で案をつくりましてやっていくことで、今年が、失礼しました。30年度、31年度で実施する予定でございまして、業務委託の費用はかかっております。具体的に今回の地域懇談会等で地域の方々の地域の活動があります。それが今ランドスケープデザインという形でその風景を切り取った際に、それは計画の中にあらわせてくれるのですけれども、そこには特にお金のほうはかからないのですが、業務委託のほうでお金はかかっております。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ちょっと計画ではなくて、計画を実行に移した場合のお話のことでございますので、そちらのご答弁お願いいたします。 ○議長(星野壽男) 法師人副町長。 ◎副町長(法師人) 今ちょっとかみ合わなくて申しわけないですが、このランドスケープデザインを30、31年で行いまして、将来に向けてこういう計画だというのができ上がります。それに従いまして整備を進めていくわけでありますが、当然財源が求められます。今のところはこれといったはっきりした財源が見つかっているわけではないのです。そのときの事業等の整備に伴いまして、これは国交省になるか、環境省になるか、ちょっと今のところわかりませんが、そういう有効な資金を見つけながら事業に向けていきたいというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 質問の順番がちょっと前後してしまうのですけれども、地域懇談会の参加者、七井の例なのですけれども、どうしても高齢者の方が多かったみたいな感じで、サンプリングしたデータにちょっと若い方の声が反映されていないような感じがするのですけれども、その辺の調整というのはいかがお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 参加者の皆様につきましては、議員おっしゃるとおりでございます。そんなこともございましたので、今回業務委託をしております東洋大学の伊藤研究所、研究ゼミですか、こちらの皆様とその辺のところも考慮に入れまして、今後若い世代、それからできることならば小学生あたりまで含めていろんなリサーチをしたいというような旨の言葉はいただいております。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 今のご説明ございましたように、これ500万余の予算を使ったすごい事業でありますので、できたデザインが有効になることを期待いたしましてこの質問を終わらせていただきます。  続きまして、これ29年12月に質問しました雨水対策についてのこれちょっとそのバージョンアップなのですけれども、これ治水についてということで質問させていただきます。治水については、町の基本方針はどのようになっているのか。早急に手がけなければならない危険箇所はどのぐらいあるのか。過去にお尋ねした七井小学校南側並びに七井中学校の調査結果はどのようになっているのか。過去にお尋ねした小宅川や大羽川のしゅんせつ事業の進捗状況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、治水の基本方針に関しましては、益子町地域防災計画において水防体制の整備として位置づけしております。県において5年ごとに土石流危険箇所、急傾斜地の調査を行っており、県と連携して実態を把握しております。危険箇所の指定や砂防ダムの整備等は、県で進めております。町といたしましても、危険と思われる箇所につきましては地域の方々のご意見、要望を集約しながら県への要望をしてまいりたいと考えております。  次に、早急に手がけなければならない箇所といたしましては、現在西明寺の釜ケ入沢、田野小学校近くの長堤沢の砂防ダムの2カ所の測量等が県により進められている状況にあります。  次に、七井小学校南側につきましては、七井郵便局前付近において雨水が道路南側の側溝に流れ込んでいく状況を調査し、その結果を把握しております。七井小学校南側の道路は県道となることから、引き続き県に要望してまいりたいと考えております。また、七井中学校西側につきましては、七井中学校の入り口付近北側の側溝のみに雨水が流れ込んでいく状況を調査し、その結果を把握しております。対策といたしまして、七井中学校の入り口付近の南側の側溝にも均等に流れるようにして対処しておりますが、今後は雨の状況に応じて対応してまいりたいと考えております。  次に、小宅川や大羽川のしゅんせつ事業につきましては、県の所管でございます。大羽川に関しましては、今年度しゅんせつの予定があることを確認しております。また、小宅川のしゅんせつに関しましては今年度の予定はないとのことですが、早急にしゅんせつを実施していただけるよう引き続き県に要望していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) これ29年12月の答弁で、「豪雨による影響は宅地や道路ばかりでなく、農地や山林にまで及びます。特に土砂の流出による宅地や道路への被害軽減対策として、町道の側溝等につきましては住民の皆様との協働による土砂さらいを実施しているところでございます」という答弁を受けているのですけれども、これちょっといろいろ聞いてみても住民の皆様との協働の体制というのはどういうふうにできているかちょっと把握できないのですけれども、これはどのように構築されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 町道の側溝等の不具合につきましては、地元の方々からの通報等をいただきまして現場のほうを確認しているのが実情でございます。そういった形で今対応している状況でございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 今年はいろいろ地域を回って住民の皆様のお話をお伺いしたのですけれども、やはり村部といいますか、田舎のほうですと法面の下にU字溝があって、ふたはされているのですけれども、みんな土砂で埋まってしまって全然役に立たないということで、私がちょっと非常にショックを受けたのが、本当の在の在の92歳のおばあさんが刈り払いをやっていて、おばあさん、元気でよくやっていますねとかとお話ししていましたら、死ぬまでやらなくてはならないとかいっても、一番困っているのはその法面から土砂が崩れて、もう側溝が埋まって全然うちの排水は出ないので、昔は町でやってくれたのですけれども、もう私みたいな人は相手にしてもらえないのですかみたいなことを言われて非常に悲しい気持ちになりまして、できれば私もやってあげたいなと思いました。ちょっとえらい離れたところなものですし、やはり手作業でというの答弁でいただきましたけれども、手作業でちょっとやれなくはないですけれども、やるには非常に無理があるようなところが特に七井地域は散見されますし、側溝は伏せてあってもみんな土砂で埋まって、ふたの上に土がたまって、その上に雑草が生えていて側溝があるかないかわからないような状況のところがたくさんあるのですけれども、そういうところの把握と対処というのはどのようにされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 現在、維持管理にかかわります一括発注という形で、各地区金額ちょっと調べていないですけれども、300万弱程度予算いただきまして、それで地元からの要望、通報あったところを順次点検いたしまして、その予算を実行することでそういった土砂のほうの撤去、法面のほうの刈り払い等を実施している状況でございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 七井駅周辺非常に低い宅地がありまして、大雨はもとより、少し多目の降雨でも家屋内に雨水が流れ込むとか、また大水になるとすぐ床下浸水がしてしまうような状況ですというようなお話をされるのですけれども、これに対しての対応はどのようにお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 今、岩﨑議員のほうからのご指摘の部分につきましては、恐らく七井交差点、ウエルシア益子沢店あたりから西のほうに流れていって、ベイシアの北側を抜けていく水路で、七井駅前の小川屋肥料店さんの前を通っていく水路だと思われるのですが、その部分であれば実は5月21日の雨の日その現場もちょっと見てきたところなのですが、確かにかつてあそこが水があふれていることは何回も聞いたことあるのですが、あれくらいの雨であればある程度吐けていたというのは確認してございます。今後は、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、雨の状況に応じまして対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 七井駅周辺の治水事業というのはこれやる必要があるのではないかと思うのですけれども、いや、この間10連休で、とある事業所の社長さんとちょっとお昼を食べる機会があって、10連休でお休みでずっといいですねと言ったら、いや、過去に床下浸水くらってしまって、今10連休、休みを使って、もう床が腐ってしまって全部取りかえているとかと、あれどうにかしてもらわないと住んでいられませんよみたいなことを言われましたので、やっぱり七井駅周辺の治水事業というのは早急に取り組む必要があるのではないかと思うのですけれども、これ町長の答弁お願いしたいと思うのですけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 今ご指摘の真岡鐵道七井駅付近の冠水被災が多い箇所につきましては、状況のほう再度確認させていただきまして、総合的に対処してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力のほどお願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 新ましこ未来計画にも、「自然災害を考慮した安全・安心なまちづくりを推進します」とあります。安全は安全基準を満たせばこれ担保できますけれども、安心というのは個々人の考え方によります。そして、ましてや自然災害に被災された方にしましてはトラウマと残っておりますし、環境の改善が見られない限り安心には至らないのではないかなと思いますので、ぜひこの不安を安心に変えるまちづくりを希望いたしまして、今回の一般質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員の一般質問を終わります。 ○議長(星野壽男) 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日は、これで散会いたします。               散会  午後 2時39分...