下野市議会 > 2006-06-16 >
06月16日-04号

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  1. 下野市議会 2006-06-16
    06月16日-04号


    取得元: 下野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    平成18年  6月 定例会(第2回)          平成18年第2回下野市議会定例会 第4日議事日程(第4号)                    平成18年6月16日(金)午前9時開議日程第1 議案第57号から議案第67号について(質疑、討論、採決)日程第2 陳情第2号について(委員長報告)日程第3 選挙第11号 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙追加日程第1 意見書案の提出について追加日程第2 議案第68号について追加日程第3 同意第15号から同意第16号について---------------------------------------出席議員(23名)     1番  石田陽一君      2番  吉田 聡君     3番  小谷野晴夫君     4番  須藤 勇君     5番  秋山幸男君      6番  坂村和夫君     7番  塚原良子君      8番  若林 稔君     9番  野田善一君     10番  花田芳実君    11番  高山利夫君     12番  菊地 明君    13番  岩永博美君     14番  目黒民雄君    15番  磯辺香代君     16番  松本賢一君    17番  岡本鉄男君     18番  高山 映君    19番  橋本武夫君     20番  伊澤 剛君    21番  大島将良君     22番  倉井賢一君    24番  村尾光子君欠席議員(1名)    23番  篠原吉一---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長        大垣 隆君   教育長       古口紀夫君 総務企画部長    野口和雄君   市民生活部長    諏訪 守君 健康福祉部長    毛塚静雄君   経済建設部長    神戸 勇君 上下水道部長    川俣一由君   教育次長      石田竹男君 秘書広報課長    大門利雄君   総務課長      蓬田 広君 企画財政課長    篠崎雅晴君   生活課長      鈴木邦彦君 環境課長      斎藤良雄君   社会福祉課長    高橋敏雄君 産業振興課長    中村精一君   建設課長      伊沢和男君 水道課長      田中 武君   行政委員会事務局長 落合 博君 教育総務課長    鶴見忠造君---------------------------------------職務のため議場に出席した者の職氏名 事務局長      小林昌巳 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(大島将良君) 皆さん、おはようございます。 23番、篠原吉一君から欠席の届け出があります。 本日の出席議員数は23人であり、会議の定足数に達しております。ただいまから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。 なお報道機関から写真撮影等の申し出があります。これを許可したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、写真撮影等を許可することを決定いたしました。--------------------------------------- △議案第57号~議案第67号の質疑、討論、採決 ○議長(大島将良君) 日程第1、議案第57号から議案第67号までについて審議を行います。 議案第57号から議案第67号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。 最初に議案第57号 平成18年度下野市一般会計補正予算(第1号)について、質疑を行います。 なお質疑は1人3回までとなっております。質疑はありませんか。 24番、村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) 一般会計補正について伺います。 幾つか伺いたいんですけれども、まず説明の方の8ページですけれども、せんだって全員協議会のときに、第二中訴訟にかかわる裁判の結果が報告されまして、あわせて今回の補正予算で、弁護士に対する費用を計上したとありますが、これは、歳入にもありましたが、この8ページの総合賠償金ということでよろしいのでしょうか。ただそのときに伺った額と、もしそうだとしたら、ここに計上されている額が違うので、そこのところを確認いたしたいと思います。 それから9ページですが、ファイリングシステム導入の委託費が計上されております。不足分であるということでありましたけれども、このシステムを具体的に、概要で結構ですけれども、どのように整理するのかを伺いたいと思います。 それから同じページ、9ページの、これは財産管理費の中の土地管理事業で、台帳整備ということですが、おおよそ下野市内では、この公有地というのはどのぐらいの筆数があって、どのぐらいの面積があるのか、おおよそで結構ですからお伺いいたしたいと思います。 細かいことで恐縮ですが、10ページに、自治会公民館建設費の補助金が計上されておりますが、これはどちらの自治会なのか、総事業費もあわせて伺いたいです。 次に防犯対策事業自主防犯団体活動費も助成金が出ております。現在のところ、自主防犯団体というのは、どのように組織されているのかを伺いたいんですが。 それから7款の商工費は、12ページ、13ページにわたって書かれていますが、今回、3商工会が実施する合併記念プレミアム商品券発行事業に、900万円のプレミアム分の助成をするということでありました。この件につきましては、当初予算審議の段階で、私も属しておりました経済建設常任委員会で、意見として出された件でもあります。ただそのときに、常任委員会で意見として出された、論議された中には、3商工会が、やっぱりこの際、合併の方向に向かっていただくためのきっかけとして、この記念の商品券発行はどうだろうかというような意見でありました。現状では、この合併に向けて、3商工会がどのような話し合いをされているのか、あるいは行政の方からどのように働きかけているのか、そこのところのご説明をお願いいたします。 最後の、職員の給与費明細書というのがあります。ここであえてこう説明されたというのは、今回の補正予算あるいは条例改正の中で、非常勤特別職の職員が多くなったからであると思うんですが、しかしこれは、6月の時点でこれが出されるということは、既に議員が、改選になりまして、定数が削減されているわけです。それが、ここにはまだ依然として52名分というふうに書かれているのはなぜなのでしょうかということを伺いたいです。 とりあえず、それだけ。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) まず第1点の、第二中学校の訴訟関係の予算と、それから総合賠償金の関連のご質問かと思いますが、総務課関係の、今回の補正措置は、総合賠償金の50万円でございます。これは、市の管理瑕疵に係る賠償金を現在、予算措置上ゼロベースでございますので、一応の想定といたしまして、予算的な計上をさせていただいたということでございます。当然、市の管理瑕疵はあってはならないことではございますけれども、予算措置上ゼロベースではなく、予算化をさせていただいたと、こういうことでございます。 総務課関係については、以上でございます。 それからファイリングシステムの概要でございます。このファイリングシステムにつきましては、文書の発生から保管、保存、廃棄まで、統一的に管理をするシステムでございます。文書を必要に応じて即時利用し得るように、体系的に整理、保管をし、最後には廃棄をすると。廃棄までの一連のシステムということで、具体的には、発生した文書は各職員が個別ホルダーに挟み、それをキャビネットの引き出しに立てて収納すると。で、この文書の分類方法や保存、廃棄方法を庁内全体で統一した方法で行うというものが、ファイリングシステムの内容でございます。 それから公有財産台帳整備のご質問にお答えをしたいと思います。それに関連する、関係する市の土地あるいは建物等の財産がどのぐらいあるのかと、こういうことでございますけれども、今回の台帳整備に当たって、その対象となる公有地の筆数でございますけれども、1,540筆を想定をいたしております。これは、道路、水路等を除くものでございます。それから施設数といたしましては、これは貸地等も含むわけでございますけれども、420施設という想定でございます。それと建物棟数といたしましては、264棟ということでございます。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) ご質問の、自治会公民館建設費の補助金の内訳についてご説明申し上げます。 平成18年6月補正時点までに補助金を欲しいという申し出があった公民館、4つの自治会、いや5つの自治会からでございます。国分寺地区川南自治会国分自治会、また南河内地区で薬師寺四丁目自治会、石橋地区中大領自治会若林南自治会でございます。 それからその下でございますが、防犯対策事業自主防犯団体活動費という補助金でございますが、本年度新たに県で、自主防犯団体活動促進緊急特別事業ということで、補助金を設置したというものでございまして、それを受けまして、市でもということになるわけでございますが、1団体5万円の補助金を差し上げますよということで、そのうちの2分の1を県で補助しますというものでございます。市では15団体を見込んで、今回補正をさせていただくわけでございます。この自主防犯団体というものは、PTAやそのほか各種民間の防犯組織がございます。安全パトロール隊等もございます。そのような団体を想定しているわけでございます。 以上です。 ○議長(大島将良君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長中村精一君) 私の方から商工会の合併のことについてお答え申し上げます。 今現在、商工会といろいろとお話はしているところです。過去に、4月以降に、一度だけ私どもにお集まりをいただきまして、お話し合いはしております。今後、商工会の会長さんあるいは事務局長さん、その3商工会の方でいろいろと月ごとにお話し合いをしていくんではないかというふうなお話は伺っております。行政としても、その中に幾らか入っていこうかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 総務課長。 ◎総務課長(蓬田広君) 18ページの給与費の明細書につきまして、私の方からご答弁させていただきます。 議員ご指摘の、議員52名についてということでございますけれども、今回、増の分だけの補正としてございます。今後、一般会計職員あるいは特会等の職員等合わせて、その中で9月あるいは12月に補正で減額等、精査しまして、その中で補正をしたいと考えていることによりまして、今回はこのままとしております。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) 1つだけ、賠償金のところについては、これは第二中のこととは関係ない計上だということはわかったんですが、そうしましたら、全員協議会のときにご説明いただいた訴訟関係の部分というのは、今回の補正は関係ないのでしょうか。そこのご説明が抜けていたと思うんです。お願いいたします。 大体いいんですけれども、土地の管理事業のところの筆数まではおっしゃっていただきました。施設数も言っていただきましたが、面積はおおよそどのぐらいあるんですかということはわからないんですか。何ヘクタールぐらいあるとか。それはおおよそで結構ですので、お願いできたらありがたいです。 それから私が聞き違えたのか、自治会公民館建設の補助金のところですが、4地区とおっしゃったり、5地区とおっしゃったり、どっちが正しいのかなと思ったので、確認です。具体的に伺ったのは4つしか聞き取れなかったんですけれども、正しくお願いいたします。 その下の防犯対策事業につきましては、これからこの自主防犯団体を募集するという、まだ事業のスタートの時点というふうに考えてよろしいわけですね。 あとは、いいです。今のところお願いします。 ○議長(大島将良君) 教育次長
    教育次長石田竹男君) それでは私の方からお答えをさせていただきます。 南河内第二中学校損害賠償請求控訴事件におきます判決の確定の確認、これを5月18日にいたしたところでございます。これに基づきまして、今回の補正予算、8ページになりますが、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の委託料であります。この中の訴訟委任90万円が弁護士にお支払いしなければならない成功報酬と称されるものでございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) 先ほど、自治会公民館の補助金のところ、説明が不十分で申しわけございませんでした。5地区でございます。いずれの補助金も、これは修理、修繕の補助金でございます。ご承知のように、100万円が限度で、2分の1、100万円までという補助金の制度でございます。修理に関しましては。すべて5地区でございます。もう一度申し上げます。川南自治会国分自治会、四丁目自治会、中大領自治会若林南自治会でございます。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) 面積について、概算で申し上げます。約160ヘクタールです。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 秋山君。 ◆5番(秋山幸男君) 1点だけ、お伺いいたします。 ページ数、10ページになります。款、民生費であります。目、3の高齢者福祉404万1,000円の補正を計上してございます。これについてはですね、合併協議会の中で、特に専門部会の中で慎重に検討されて、廃止というようなことで協議事項の中ではなっているかと思います。今回、この400万何がしの補正を組んだという、この政策転換をした大きな理由ですね、それと専門部会、当然合併協議会にかける中で、この中止にする大きな理由をちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大島将良君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長毛塚静雄君) 敬老会関係につきまして、お答え申し上げます。 まず廃止にした理由でございますが、3町とも敬老会の開催につきまして、開催方法が違っていたという中で、例えば石橋の例を挙げますと、敬老会開催と同じ日に敬老祝い金、70歳以上の方に給付していたということで、大部分といいますか、かなりの人数の方が敬老祝い金を本人あるいはその家族の方がもらって、その後、敬老会に臨まないで帰ってしまったというふうなケース等も多々あったというふうなこと等を専門部会の中で協議した中で、やはりそういった一つの時代の流れの中で廃止もやむを得ないんじゃないかというふうなことで、廃止したというふうな経過でございます。 今回なぜそういった協定の中で廃止という決定の中で敬老会開催なのかということでございますが、1つには、今回、高齢者保健福祉総合計画を策定させていただきました。そこの中でやはりその基本目標は、高齢者が安心して生涯を暮らせるまちづくりというふうなものが、一つの大きなテーマに掲げております。現在、下野市65歳以上の方が約1万人、高齢者の方がいらっしゃいますが、そのうち介護保険認定を受けている方が13%でございまして、残り87%の方が、いわゆる元気なお年寄りといいますか、元気な高齢者ということでございますが、元気な高齢者であっても、いつ、例えば認知症の状況になるかというふうな不安の状況がございますので、やはり外出をしていただくとか、それからお友達とお話とか、会話を持っていただくというようなものも、一つの認知症予防には大きな手だてといいますか、方法であるかなというふうなことで考えております。 それから4月から、高齢者虐待防止法というふうなものが施行になったわけでございますが、残念ながら下野市でも4月以降5件の高齢者虐待の事例が発生しております。そこの中では、1件傷害事件ということで、加害者の方が逮捕に至ったというふうなことで、やはりこれからそういった殺伐とした世の中になってきつつある中で、高齢者の、今まで地域社会に大きく貢献していただいた方々を敬い、とうとび、大切にするというふうな土壌を高めていくというふうなものも高齢者福祉の中の一つの大きな施策であろうというふうなことで、今回心のこもった敬老会式典を開催して、その後、敬老祝い金については、別の日程でお配りといいますか、お渡ししようというふうなことで、計画をさせていただきました。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(大島将良君) 秋山幸男君。 ◆5番(秋山幸男君) 予算を復活した理由は、今聞いておおよそわかったんですが、敬老会の持ち方について石橋の例を例えて説明をいただいたわけでありますが、そういうことをベースに、あり方等については、ちょっとまだ説明不足な点があったかと思いますので、私は、当然、今は少子高齢化という中で長生きをしていることが悪だというような、そういうふうな風潮が多少あるかと思うんですよね。非常に失礼ではないかと思うんですよね。現在のこの社会の繁栄があったのは、当然頑張ってこられたお年寄りの方があるし、やはりそういう意味からも、感謝の意味を込めてやはりお祝いをしてあげるというのは当然であると思うんですが、やはりあり方の問題が原因で、先ほどの説明だと中止を余儀なくされたということでありますが、そのあり方について、どのようなあり方を考えているのか、基本的な考え方でも結構ですので、ちょっとお願いいたします。 ○議長(大島将良君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長毛塚静雄君) 今回の開催を計画しておりますものは、まだ日にち等は決定しておりませんが、9月ですね。本来ですと、1カ所でできれば一番よろしいんですが、70歳以上、4,800名ぐらいの高齢者の方がいらっしゃいますが、そのうち1会場で約500人ぐらい、3会場合わせまして1,500人の方ぐらいを、出席予定させていただいております。国分寺会場石橋会場南河内会場ということで、それぞれ会場持ち回りで別の日程で開催するということで、午前中に敬老会の式典及びアトラクションを行うということで、当然昼食を挟みますので、お昼に挟みますものですから、お昼のとき、温かい、ふかしたての赤飯と、例えば芋汁のようなものをお配りしまして、楽しんでもらう式典といいますか、楽しかったというふうな式典を開催しようと。14節の方でも計上しておりますが、使用料ということで、バスの送迎、こういったものも考えているというふうなことでございます。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 高山利夫君。 ◆11番(高山利夫君) 11番、高山です。 1点だけ確認をしておきたいと思うんですが、14ページ、道路橋梁費、目で道路橋梁新設改良費であります。この路線、石橋2047号線でありますが、説明のときに、クリーンパーク茂原へのアクセス道路を整備ということで説明がございました。路線図において確認できない路線でありますが、その位置関係につきまして、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(大島将良君) 建設課長。 ◎建設課長伊沢和男君) お答え申し上げます。 この石2047号線につきましてはJR宇都宮線の東側にあります道路でございまして、宇都宮市との行政界までの道路ということでございます。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 高山利夫君。 ◆11番(高山利夫君) この道路は、まるっきりわからない人が見れば、JRの東側で、ちょっと理解できないような地番が石橋にはあるわけなんですね。東側ということで、了解をいたしました。 以上です。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 野田善一君。 ◆9番(野田善一君) 9ページの6目財産管理費についてお聞きしたいと思います。その中の土地管理事業、すなわち公有地、市有地の賃貸に関してお聞きしたいと思います。 従来、旧地区では公有地の賃貸契約、これはいろいろばらつきがあったわけでございますが、今回部内で要綱を作成しまして、その中で、賃貸料はおおむね固定資産の評価額の5%に設定したやに聞いております。ある地区では従来賃貸料を固定資産税に準拠するというふうな形で、おおむね設定されていたわけでございますが、今回要綱を作成し、その中で、固定資産の評価額の5%とするということに決められた結果、ある公有地の賃貸料をとってみますと、42%もアップしたというふうな事案もあるやに聞いております。そういうことになりますと、経営に支障を来しかねないというような話も聞いておりますから、これはやはりどうにか何か善処をできないのか、そして、私は善処すべきであると思うんですが、この点に関してお聞きしたいと思います。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) お答えをいたします。 ただいまのご質問でございますが、今回の公有財産台帳整備とは直接的な関連がないと思われます。したがいましてこの賃貸料、ただいまご指摘いただいた件につきましては、持ち帰りまして、検討すべき事項があれば検討をしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 野田善一君。 ◆9番(野田善一君) 条例とか規則ですと、これは当然議会のチェックが要るわけです。議会の議決を経なくちゃならないわけですが、要綱というのは、これは議会のチェックが入らないわけですね。部内で、ひそかにだかどうだかわかりませんが、決められちゃう。しかし実際上は実効性を持つわけです。その結果今回に見られてますように、言うならば、官が栄えて民が滅ぶような結果になってはちょっと思わしくありませんので、要綱の改正に関しても重々、いろいろな諸条件を勘案いたしまして、慎重に取り計らっていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 小谷野晴夫君。 ◆3番(小谷野晴夫君) 6ページの15款3項4目の1節ですね、教育総務費委託金として、国庫補助として100万円。地域ぐるみ学校安全体制整備推進事業ということで、県の方からも同じ名目で教育費委託金として25万円が計上されています。提案理由の説明時に古山小学校という説明は受けたんですが、これらの事業はどのような事業を計画しているのか、ご説明をお願いいたします。 ○議長(大島将良君) 教育次長。 ◎教育次長石田竹男君) お答え申し上げます。 今回の教育総務費委託金100万円の事業の内容でありますけれども、古山小を1つのモデル校にいたしまして、地区内小学校は4校を1つの範囲といたしまして行うものでございます。その中にありましては、スクールガードリーダーの廃止、1名分の人件費の補助がございます。それから推進委員会の開催、これを34名構成で、年間3回開催いたす予定で計画をしてございます。それから防犯講習会、スクールガードボランティアの皆様方ですので、これは下野市全体のボランティアの皆様方にも声をかけまして、防犯講習会を開催を2回ほど予定いたしております。それと安全マップの印刷、これは全学校には及びませんが、石橋地区4校の防犯マップの作成を1,300部いたす予定でおります。 どうぞよろしくお願いいたします。 それから県の事業につきましては、子供を守る家のプレート、これが最近傷んでまいってきておりますので、その傷みぐあいを見ながら更新をしてまいりたい。500枚ほど作製をいたす予定でおります。この事業につきましては、国分寺、それから南河内中学校地区を対象とする県事業でございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(大島将良君) 小谷野晴夫君。 ◆3番(小谷野晴夫君) その県の事業の方で、子供を守る家のプレートの書きかえというか、つくりかえという話がありましたが、今、旧の石橋地区と国分寺、南河内ではちょっと大きさ等も違いますし、前、1回役場の方に行って聞いたら、在庫分があるので、それがなくなってからという説明を受けた記憶があるんですが、もう少し目立つような方法、対策等も考慮に入れて、ぜひよろしくお願いいたします。できれば、市内統一したものが、一日も早くできるように要望をして、質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 15番、磯辺です。 3カ所ほど伺います。まず10ページの自治振興費の委託料です。コミュニティセンター指定管理者業務委託料273万8,000円ですけれども、これは、今回指定するであろうコミセンの全部の費用でありますかということと、何カ月分であり、コミセン以外の指定管理者、指定するところの管理業務委託料というのは、ちょっと見つからないんですけれども、それはどのようになっているのか。 それからコミセンの中で補助金を差し上げていたところがあると思いますが、補助金、当初予算で149万1,000円というのがありましたけれども、これとは半年ずつでつながっていくのかどうかということを伺います。半年じゃないのかな、8月までの分と9月以降の分ということでつながっていくのかを伺います。 それから13ページの観光費です。委託料です。天平の丘公園周辺維持管理事業委託料、これは、当初はなかったと思うんですけれども、新規の事業なんでしょうか。6月補正で、もし新規の事業であるならば、これはどうして今になったのかということをお伺いします。 それから15ページの都市計画総務費ですけれども、下坪山工業団地の予備調査業務の費用が計上されていますが、私たちにとっては、この予備調査というものが、具体的にはちょっとわかりにくいので、どのようなことなのかを伺いたいと思います。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) お答え申し上げます。 10ページの委託料、コミュニティセンター指定管理業務の関係でございます。273万8,000円というのは、この後、議案で皆様にご審議をお願いしますコミュニティセンターの指定管理者関係の管理業務の委託料でございます。 またそれぞれに補助金が出ていた関係はどうなのかというご質問でございますが、4月から8月までは、これは活動の補助金という形で出ていたわけでございます。その点は、このコミュニティセンターの指定管理業務の委託料というのは、9月から3月31日までの委託料の合計でございます。 以上です。 ○議長(大島将良君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長中村精一君) お答え申し上げます。 なぜ当初予算に事業費が計上なかったかということでございますが、県の内示決定がしていなかった、いただけなかったということで、新年度予算後、組み立て後ですね、内示が来ましたものですから、6月に補正をかけさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 経済建設部長。 ◎経済建設部長(神戸勇君) 15ページ、委託料の件でございます。予定地域が工業用地として適地かどうかの検討資料とするために、道路、水路、流末路、また地盤、土地利用、実態等の現地調査を行うとともに、都市計画法など予想される関連法の大まかな課題整理をするものでございます。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 先ほどのコミセンの方の指定管理者業務の方ですけれども、コミセン以外の指定管理料というのは、ここで補正をしなくてもよろしいものなのかどうか、もう一度説明してください。 ○議長(大島将良君) 教育次長。 ◎教育次長石田竹男君) 指定管理者制度の中でグリムの森・グリムの館がございます。これらの委託料につきましては、18年度の当初予算で措置をいたしております。したがいまして9月1日の協定以降につきましては、12分の7の契約に入ってまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大島将良君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長中村精一君) 私の方では、レストハウスと淡墨亭、それと市民農園がございます。市民農園においては、当初予算で農業公社の方に予算措置をしてございます。レストハウスと淡墨亭は逆に私どもで使用料をいただいておりました。そういう観点から、今後この議決を得た後、関係団体と、管理する団体ですね、それと協議決定をしていきたいということでございます。そのために今回は委託料としては上がってございません。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(大島将良君) ほかに質疑がないようですので、これで質疑を終結いたします。 討論については、事前に通告がありませんので省略をいたします。 これから議案第57号について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって議案第57号は原案のとおり可決されました。 次に議案第58号 下野市総合計画審議会条例の制定について質疑を行います。 質疑はありませんか。 村尾光子議員。 ◆24番(村尾光子君) 基本的な考えについて伺うんですが、下野市委員の公募要領、基本指針でしたっけ、下野市審議会等委員選任指針というのが定められていますね。この中で、第3条ですが、審議会等の委員の選任に当たっては、次のことに配慮するものとすると書いてあるんです。そのうち、(7)として、市議会議員の選任は、法令等に定めのある場合を除き、原則として行わないものとするということであります。今回のこの総合計画審議会条例は、審議会をつくる、自治法にのっとった位置づけでつくるということでありますので、その趣旨は理解できるんですが、ここの中で、第2条の審議会の委員の構成に、1番目に市議会の委員、ご説明では4名ということでありましたが、原則は選任しないと言いながら、ここで議員を入れる、しかも4名というのはなぜなのでしょうかということを伺いたいんです。総合計画の基本構想は最低限議決すべきものだと思いますので、議員の側から言いますと、議決に参加する中でいろいろ審議はできるはずなのに、この中で入っていって審議会で審議するのはどうなのかなという率直な思いがあるんですが、ここのところの理由ですね、伺いたいと思います。 ○議長(大島将良君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(篠崎雅晴君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、審議会の構成におきましては、原則として議員さんは入れないというふうな指針でありますけれども、この総合計画策定につきましては、平成27年までの、これからの下野市のあり方を定める重要な計画ということで、なおかつただいまご指摘がありましたとおり、構想につきましては、議会の議決が必要という意味合いから、執行部側または議会ともどもにそれぞれの学識経験または一般の公募の方が全体による基本構想を定めたいという趣旨から、原則として議員さんは除きますよということでありますが、今回委嘱をさせていただくという考えでございます。 ○議長(大島将良君) 村尾光子議員。 ◆24番(村尾光子君) 重要な位置づけであろうということは、すごくわかります。かつては、確かに議員という存在は一般の方々よりもいろいろな情報を集積している人だろうというのは、感覚的にわかるんですけれども、そこのところで、この下部組織かどうかわかりませんけど、懇話会だか懇談会みたいなのもできるということでありますので、大所高所からの議論は、その懇談会で進めた方がいいのではないか、で、審議会は、もっと客観的な位置づけでやった方がいいんじゃないかという、そういう思いがあったので伺ったんですが、その点については、どうお考えですか。懇談会でしたか、そちらに入れないで審議会に議員を入れるということについて。 ○議長(大島将良君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(篠崎雅晴君) あくまで総合計画の懇話会、これは現在ですと、24名程度で予定しておりまして、半数が学識経験、半数が一般公募という考えでおります。この懇話会の位置づけといたしましては、総合計画策定の原案となるもののワーキングチームという意味合いで、懇話会は考えております。総合計画の審議会につきましては、市長の諮問機関、または最終的な決定の場という意味合いでありますので、あくまでも最終的な判断のときに、よりよい下野市のためということで審議会等にご参加をいただくという考えでございます。 ○議長(大島将良君) 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) そちらの考え方はわかりました。できることならば、この審議会の運営が議員主導にならないように、ご配慮のほどお願いします。 終わります。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) ほかに質疑がないようですので、これで質疑を終結いたします。 討論については、事前の通告がありませんので省略をいたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって議案第58号は原案のとおり可決されました。 ここで皆様方に申し上げます。温度が若干上がっておるようでございますので、服装につきましては、ご自由にて結構でございます。 お諮りいたします。議案第59号及び議案第60号の2議案を一括して審議したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、議案第59号 下野市国民保護協議会条例の制定について、及び議案第60号 下野市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定についての2議案を一括して審議することに決定いたしました。これから質疑を行います。 岩永博美君。 ◆13番(岩永博美君) 武力攻撃や大規模テロが発生することは緊急事態であり、このような事態が発生した場合、下野市単独で対処をすることはできないと思います。県庁はもちろんのこと、近隣の町、市との連携、それから警察、消防署、自衛隊との連絡調整、及び協働で対処することになると予想されますが、これら関係先との事前の打ち合わせが行われたのかどうか、また今後、調整する必要があると思われますが、この点について伺います。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) お答え申し上げます。 ただいま議員さんご指摘の件でございますが、この法律が平成16年に施行されております。それによりまして、法律の表現では国民のという表現でございますが、我が下野市になりますと、市民のというふうに置きかえることになるわけでございますが、これは当然国から県、県から市という流れでございます。この流れにつきましては、もちろん法律の中でご指摘にありましたように、警察、消防それから自衛隊、すべての機関を網羅するというものでございまして、その法律を受けて今回、下野市国民保護協議会条例、また次の議案、60号議案でございますが、下野市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例を制定するというものでございまして、今後もこの条例に基づきまして協議会を設置した場合には、当然議員さんご指摘の機関と十分なる打ち合わせ、また会議等にもメンバーに加わっていただきますので、綿密な情報の交換がなされる、また情報の交換をしていくことになるというふうに考えております。 ○議長(大島将良君) 岩永博美君。 ◆13番(岩永博美君) 今説明伺いました。了解しました。なお大変重要なことだし、大切なことですので、十分な調整をお願いいたします。 以上です。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) この根拠法の35条では、市町村長はこの国民の保護に関する計画策定を意見を聞いてしなければならないというふうに定められてありますが、そのためのこの国民保護協議会ができるんだと思うんです。そういうふうに理解しているんですが、この計画はいつまでに策定しなければいけないとされているのか。それとこの国民保護協議会は、条文は公布の日から施行するということでありますが、いつ発足させる予定でいるのか。 それと大変聞きにくいことですが、市長は9条を守るということについては、大変積極的にサインを示していらっしゃいますね。この9条というのは、戦争放棄ということであります。しかしここのこの条例というのは武力攻撃事態ということの、それに関する法律でありまして、何をして武力攻撃というかというと、何かそこが法律審議の段階でもあったと思うんですが、大変難しいと思うんですね。平和憲法を守りたいというようなところでは、9条賛成ということでおっしゃっていながら、国のレベルではあいまいな、どちらかというと首相の判断だけで武力攻撃とすることができるみたいな、そういう法律に基づいて、この国民保護協議会というのをつくるという、提案されるという市長の真意といいますか、お考えを伺いたいんですが。 ○議長(大島将良君) 大垣市長。 ◎市長(大垣隆君) 私は日ごろから平和憲法の9条は守るべきだということで、いろいろな場面で自分の意思を伝えながら、またそれを奨励してきたところであります。今回のこの条例につきましては、国の制度の中で、各自治体でも定めるようにとの指導の中でつくっているものであるというふうにご理解いただきたいと思います。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) 質問にお答え申し上げたいと思います。 いつまでにつくればよろしいのかというご質問でございました。この国民保護協議会でございますが、協議会の構成メンバーと、実は下野市に防災会議という組織がこれからできるわけでございますが、それが同じ区分けのメンバーになるかなというふうに思います。人数も30名ということでございますので、当分の間、独立した国民保護協議会という組織ではなくて、防災会議という組織で十分機能が果たせるかなというふうに考えておる次第でございます。というのは防災会議では、地域防災計画を今作成するということで着手しているわけでございます。これは本年度中に地域防災計画を作成し、皆さんに公表するということになっておりますので、その中で、この国民保護協議会に求められているものにつきましても、審議できるのかなというふうに考えている次第でございます。そのようなことでございますので、条例は公布の日から施行ということでございますが、実際には本年度いっぱいにこの組織ができ、またいろいろな施策が反映されてくるのかなというふうに考えている次第でございます。 ○議長(大島将良君) 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) 今のお答えを確認いたしますと、この国民の保護に関する市町村の計画ということは、いつまでにという規定がないですね。で、その前に地域防災計画を策定せねばならない。ついては、この防災会議を今年度中に組織する、あるいはもうできているんですか。今年度中だから、まだですよね。その防災会議の中で、こちらの方も保護協議会としての役割を果たしていただこうという方針でいるということ。わかりました。 市長の考えは、9条は守るという方針、信念は揺るがないけれども、国がやれと法で定めたので、この組織をつくらねばならないんだというふうに思っているという、それですね。わかりました。 質疑を終わります。 ○議長(大島将良君) 質疑ありませんか。 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) ただいまの説明ですと、国民保護協議会というものを、下野市には設置しないということですか。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) お答え申し上げます。 設置しないということではございませんで、防災会議の構成の区分と国民保護協議会の構成の区分が同じでございますので、それぞれ独立した組織をつくるよりも、防災会議の組織の中で、国民保護協議会も読みかえて組織というふうに考えることができるんではないかなというふうに考えているわけでございますので、時には防災会議であり、時には協議会でありという形になろうかなというふうに思うわけでございますが、同じ人がタッチするというふうにご理解いただければなというふうに思います。 ○議長(大島将良君) 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 防災計画と国民保護計画というのは、本質的に違うものだと、同じような内容になるとおっしゃるかもしれませんけれども、本質的に違うものだというふうに理解しますけれども、同じだというふうに認識していらっしゃるんでしょうか。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) お答え申し上げます。 市町村の役割というところでございますが、この保護協議会の関係につきましては、保護協議会の役割という大きなものには、主な業務といたしましては、国民保護計画に基づく国民保護計画書をつくるということでございますが、実際には国や県からの情報の伝達、避難住民の誘導、救護の実施、消防応急措置の実施等というふうに列挙されているわけでございまして、これは地域防災計画にも当然入ってくるものというふうに考えるわけでございますので、まるっきり同じという表現は当たらないかというふうに思いますけれども、実際の業務といたしましては、同じような業務が主な業務に入ってくるというふうに考えておる次第でございます。 ○議長(大島将良君) 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 国民保護計画というのは、国民保護法の中のいろいろな罰則を含めて、拘束といいますか、影響を受けるものであり、防災計画の方は、そこまでのものを国民に求めないだろうというふうに思いますので、国民保護計画の方が大きなくくりであって、その防災計画というのが、もし同じようなものが、要素があるとすれば、その中の小さなくくりになるのではないかと、善意に解釈して、そういうふうに考えます。だから全く同じものであるという見解ではないのですよね。もう一回確認したいんですが。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) お答え申し上げます。 国民保護計画と地域防災計画は全く同じというふうに、私も概念として考えておりません。 以上です。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) ほかに質疑がないようですので、これで質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 最初に議案第59号、第60号について、原案に反対する討論の通告がありますので、発言を許します。 15番、磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 自席でよろしいですか。 ○議長(大島将良君) 最初はこちらでやっていただきます。     〔15番 磯辺香代君登壇〕 ◆15番(磯辺香代君) ただいま上程中の議案第59号 下野市国民保護協議会条例の制定について、議案第60号 下野市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定についての2つの議案につきまして、反対の立場で討論いたします。 この2つの条例は、趣旨にありますように、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、短くしますと国民保護法というふうに言われますけれども、それに基づいております。この法律の国会審議の際、武力攻撃事態の発生可能性についての政府見解は、現在日本が武力攻撃を受ける可能性はきわめて低いということであったと聞いております。ではなぜこの国民保護法を制定し、武力攻撃の発生、大規模テロの発生に備えなければならないのでしょうか。私は、今後憲法9条改定が成し遂げられ、集団的自衛権の行使が可能になり、アメリカ軍とともに自衛軍が海外に出るようなことになってまいりますと、日本本土が攻撃対象となる。そのときのための準備、いわゆる銃後の備えを始めるためなのだろうというふうに考えます。 こんな大層な法律を、ただ何となくつくりましたというわけはないのでございます。そして国民保護法は、対等であるはずの地方自治体を国家の指揮権の中に全面的に組み込もうとするものであり、国民の協力は自発的な意思にゆだねられるとしながら、強制収用や厳しい罰則つきの、国民の保護とは少しニュアンスの違う、国民統制のための法律と言われております。そして同法は国民保護計画が必要になるであるような、あるいは攻撃を呼び込むようなそんな体制に日本をしていくための幾重もの伏線の一つであると、私は考えます。 本来、国の政治、特に外交は、武力攻撃をしたりされたりを回避するために、高度な判断力を持って粘り強く仕事をしなければならないのであって、国民に対し危機感をあおり、戦時体制を準備させるなどは余りにも短絡的な政策ではないかと思います。数年前から行われてまいりました一連の有事法制整備に絡みまして、唯一地方議会の判断が許されるのが今であるのならば、上位法が成立していることは十分にわかっておりますけれども、反対をさせていただきたいと思います。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ○議長(大島将良君) 次に原案に賛成する討論の通告がありますので、発言を許します。 13番、岩永博美議員、登壇願います。     〔13番 岩永博美君登壇〕 ◆13番(岩永博美君) 議案第59号 下野市国民保護協議会条例の制定について、議案第60号 下野市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定について、賛成の立場から討論を行います。 議案第59号は、国民保護法の制定に伴い、下野市国民保護協議会の組織及び運営に関し、必要な事項を定めるものであり、また議案第60号は、国民保護法の制定に伴い、下野市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部に関し、必要な事項を定めるものであります。国民保護法は我が国に対する外部からの攻撃や大規模テロから、国民の生命や財産を守ることを定めております。地方公共団体の重要な役目は、住民の避難、救援、武力攻撃に伴う被害の最小化であります。武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国民の安全のために、下野市のとるべき対応を定めるものであり、賛成をいたします。よろしくお願いします。 ○議長(大島将良君) 以上で討論を終結いたしました。 これから議案第59号及び議案第60号の2議案について、一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立多数〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立多数です。 よって議案第59号及び議案第60号の2議案は原案のとおり可決されました。 次に議案第61号 下野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) これで質疑を終結いたします。 討論については、事前の通告がありませんので省略いたします。 これから議案第61号について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって議案第61号は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。議案第62号 下野市コミュニティセンター施設における指定管理者の指定についてから、議案66号 下野市物産館施設における指定管理者の指定についてまでの5議案について、一括して審議いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、一括して審議することに決定いたしました。これから質疑を行います。 秋山幸男君。 ◆5番(秋山幸男君) 私はこの指定管理者制度全般について質疑をさせていただきます。 今回の提案理由の説明の中で、全施設とも非公募という説明をいただいたわけであります。これについては、当然、これまでに委託管理を行ってきた団体に、継続して当該団体が管理を行うことが望ましいということで、これについての説明も受けました。この中でノウハウを持っている実績があると、さも地域密着型と、当然納得できるような説明をいただいたわけでありますが、この指定管理者制度の制定に当たって、やはり私は、原則公募がもっともなんではないかと、こう思っているところであります。その中で、今回の6月のこの指定管理者制度の提案について、3月議会の条例制定のときに、期間が短いんではないかと、このようなことを申し上げたつもりであります。当然、この指定管理者制度についての説明ですね、これを公表をして、十分な準備期間ができて応募型の参入障壁を軽減することを求めたわけであります。その中で、当然これからの作業手順として、公表して、現場説明ですか、それをやって、応募をもらってプレゼンテーションをやって、選定委員会で選定をして、今回の6月議会に提案をするというのには、期間が余りにも短過ぎるのではないかということを申し上げたつもりであります。やはりその辺のところが、準備期間がないために、この非公募にしたのか、それとも今回の非公募に決定をしたのに初めから非公募はオンリーで、そういう考えのもとに進めたのか、その辺のところをちょっと説明をお願いをしたいと思います。 それと非公募にしたのはこの条例の5条を当然適用したわけであります。文言については、明らかに事業効果が期待できると思慮するときは、第3条の規定により申請がなかった場合には、公募によらずということで、市長が当然選定をしたと思うんですが、それに当たってはこの5条の2の文言の中に、3条に規定する書類の提出を求め、ということで、この書類の提出についても3月の条例制定のときに質問をさせていただいたわけでありますが、その他規則で定めるというものについて、当然、定款、寄附行為、その他これに準ずるもの、施設の管理の業務に関する事業計画書及び収支予算書、事業年度における事業計画書とか財産目録等などというようなことでありますが、これは提出をされてそれに基づいて市長が判断をされたのか、その点を説明を願いたいと思います。 3点は、選定委員についてであります。選定委員については、条例の文言の中に4条で、市長は、前条の規定による申請があった場合はという文言の中で、最も適当と認める団体を指定管理者の候補者として選定をするという文言がある中で選定に当たっては、公平・公正を期するためにあらかじめ学識の経験者をお願いしたらどうかということを、文言の中に加えたらどうかということを、私は提言をしたつもりでありますが、そのときに、総務企画部長は、その点には十分配慮するというような答えをいただいたわけでありますが、今回のその選定委員の構成については、部長を初め、関係各課長で、10名ぐらいで構成をしたというような説明を受けたわけでありますが、その学識とか、例えば経営のことも深くかかわってきておりますので、中小企業の経営診断士とかそういう方も加えたらどうかということを申し上げたつもりでありますが、配慮すると言った割には、ここの選定委員の中には入っていない、この辺のところはどういうことになったのか、説明を願いたいと思います。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長
    総務企画部長野口和雄君) 何点かいただいたようでございますが、まず原則といいますか、全体的なことについて、私の方からお答えをしたいと思います。 まず公募、非公募の件でございますが、原則は公募でございます。ただ第5条の規定によりまして、公募によらず非公募とすることができるわけでございますが、その理由につきましては、今回の13施設、るる今までご説明を申し上げたとおりといいますか、内容でございます。基本的にコミュニティセンターにしても、地域のコミュニティ活動の拠点として、現在管理委託をしている団体の運営のもとに、地域の方々がいろいろな、言ってみれば、学習活動をしているわけです。コミュニティの向上のためにそういった活動をしているという、今までの、言ってみれば、地域密着型の実績があるわけでございます。それについては、コミュニティセンターばかりでなく、ほかの、今回指定管理者を指定した施設についても同様のことが言えるわけでございます。 したがいまして指定管理者制度本来の目的が現行の管理委託団体に委託をしても、委託が、その目的の達成が可能であるというふうに判断をしたわけでございます。新たな団体に委託するよりも、そういった点で、指定管理者本来の目的が短い時間で達成できるのかなというふうに、総合的に判断をさせていただきました。したがいまして準備の期間が短いからとかそういったことは、一切ございません。 それから公募、非公募について、当然選定委員会を開催をいたしました。前日も申し上げましたように、今回の選定委員会の構成につきましては、基本的に助役、部長、それとその施設の担当、所管の課長という構成になっております。ただし助役は不在でございます。必要に応じて、その選定に当たって対象となる施設の状況、またそれを受けた指定管理者に、何て言うんですかね、機能上と言いますかね、役割上と言いますか、運営管理上きわめて特別な事項が能力を要するといった場合、例えば、経営能力が特に問われるとか、あるいは教育的な知能といいますか、配慮が特に問われるとか、そういった点があれば、必要に応じて、外部の学識経験者等を、選定委員に入れて、検討することになります。そういった意味で、当然配慮をするときがあるだろうということで、前回の条例制定の際の説明といたしまして申し上げたことであります。 以上です。 ○議長(大島将良君) 秋山幸男君。 ◆5番(秋山幸男君) その点については、十分配慮したんだが、今回のケースの場合はそういう判断をしたということで理解をしたいと思います。 その中で書類の提出ということには、答えをいただいていないわけでありますが、これは書類は提出されているのかどうか。 ○議長(大島将良君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(諏訪守君) お答え申し上げます。 私の管轄のコミュニティセンターが一番件数が多いものですから、代表で答えさせていただきたいと思います。 書類の提出ということでございますが、定款というもののかわりに、それぞれのコミュニティ組織で規約をつくってありますので、それを読みかえて徴取しております。また役員の名簿、それからそのコミュニティ推進協議会の事業計画、またそれの収支予算等々を提出していただきまして、この選定委員会の資料とさせていただいたわけでございます。 以上です。 ○議長(大島将良君) 秋山幸男君。 ◆5番(秋山幸男君) それについては理解をいたしました。これから、指定管理者制度に移行する施設は非常に数多くあるわけであります。運営コストの低減とサービスの向上を達成するためには、制度の公募に関し、適切な競争が行われるような手段をとっていかなければならないと思うわけでありますが、これについての考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) お答えをいたします。 確かにこの後、対象となる施設200数十施設あるわけでございます。当然その中には適正な競争のもとに指定管理者が選定されることが、当然望ましいわけでございますので、ただいまご指摘をいただいた点については、よくよく留意をして今後進めさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 塚原良子君。 ◆7番(塚原良子君) 7番、塚原良子です。 この指定管理者制度に、私は、グリムの里に限ってだけ質問をいたします。このたびグリムの里が上程されましたが、まず一つ、合併の目的は何であったかを、まずお答えください。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) ご質問の趣旨をちょっと確認をさせていただきたいんですが、市町村合併の合併……。     〔「そうです。市町村3町合併の目的は、とりあえず指定管理者の導入の目的。グリムの里いしばしを指定管理者にする指定の理由は伺いました。しかし合併の目的は何だったんでしょうか。カテゴリーで結構です」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) 市町村3町合併の目的ということでございますが、議員ご案内のように、全国国ベースで非常に財政赤字ということで、行財政改革が進められているわけでございます。そういった中で、当然地方分権の推進ということが、今もう既に大きな流れになっております。その地方分権ということは、それぞれの地方団体、とりわけ市町村、自己決定、自己責任のもとに市町村の行政を自立的に進めていくということでございます。そういった中で、国においても財政が逼迫をしているという観点の中で、国ともども地方においても行財政改革を進めて、住民の負託にこたえなければならないと、福祉の向上に努めなければならないという大きな課題があるわけでございます。 そういった中で、この合併ということは行財政改革を進める上で、一つの大きな目的達成のために、有効な手段というと語弊がありますけれども、合併によって行財政能力を高めて、自立的な行政運営をし、住民サービスの維持向上を図っていこうというのが、合併の目的であるというふうに、私は理解をいたしております。 以上です。 ○議長(大島将良君) 塚原良子君に申し上げます。議長を通して質問してください。 お願いいたします。 塚原良子君。 ◆7番(塚原良子君) 7番、塚原良子です。 まず私がなぜグリムの里に関しての合併の目的を伺ったか。一つだけの言葉で結構で、財政改革ですよね。どこも逼迫する財政を、今後どういうふうに立て直して、有効に市民福祉のために活用するかという一つの趣旨、この管理者制度もそれに倣ったものだと思います。それでなぜグリムの里が、先ほどの質問者の方が、事業計画書、収支予算書は出ているかということをお話をいたしました。一般的に、例えばこれ公募の場合は、何社かここで公募をするときに、もちろん事業計画書、収支予算書、趣意書、それから定款をきちっと出しまして、それを役所が精査をして指定をいたしますね。それがこのグリムの里に限っては、どのような過程で承認なさったか。というのは、いきなり私たちにこれを承認してほしいと言われましても、何の資料もないのに、これを指定管理者にいたしますよということができないということが一つあります。 18年度、3,000万円の委託費と交付金を出しております。17年度もそうです。今後、19年度の予算をどういうふうな事業計画、収支予算を立てて、私たちはグリムの里の維持管理をいたしますよというものを、そちらが先に指定をするということではなくて、私たち議員に諮ってから、ここを指定いたしましたということを、やはり説明をしてほしい。先にしなければ、私たちはこのグリムの里を承認することは非常に難しいと思います。 と言いますのは、グリムの里いしばしの役員は、すべて行政関係ですね。それから選定委員もそうですね。というと、自分の施設を管理している委員が行政職、自分たちがそれを指定をしてしまったということは、これは私たちは何をもって指定したのか。ということは、事業計画も、今後の計画も、スリムな行政をするという一番の最たる目的を何にも提示しないで、承認してくださいということで、私は非常に、これは何も見えないと思っております。その辺についてちょっとお答えをいただきたく思います。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) ただいまのご質問にお答えをいたします。 グリムの館につきましても、ほかの12施設と同様に、同様な観点から選定委員会で審議、協議をいたしまして、指定管理者の候補者として選定をさせていただきました。当然、選定に当たっては、事業計画書であるとか、あるいは収支予算書であるとか、その他の種類の提出に基づきまして、審議をしたわけでございます。 その結果、本日議案として、候補者をご提案申し上げているわけでございます。 議決いただくに当たりましては指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称、それと指定管理者となる団体の名称、それから指定の期間について過般の条例制定の際のご説明でも、そういったことで議決をお願いをすることになりますということで、ご説明をしたわけでございます。 そういったことに基づきまして、本日ご提案を申し上げたということでご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 塚原良子君。 ◆7番(塚原良子君) ご理解をいただくということですが、まず私が思いますのは、この3,000万円の予算を今後ともそのまま活用して業務を行っていくのか。例えば3町合併の趣旨は各事業の精査、それから施設の統廃合など、いろんなところが目的としてしなければならないときに、事業内容の精査はどのようになされたのか。例えばこのようなイベントを、いただいたお金を漫然と使って消費していくということで、もらったものを使っていかなければならない、予算を残すことなく使うということでいってしまっては、非常に心配、懸念しております。 それでその事業計画というものは、どれだけ自分たちはその予算を縮小して同じものをするかというのが、指定管理者制度の意義であると思うんですね。だからこれも入札すべきであったかなと思っております。というのは、これは甲が皆さん、委員となっておりますので、職員の方が。ですから、それをできない理由は何であるのかなということはちょっと推しはかっております。 それから例えば指定管理者制度を私たちが承認してしまいますと、事業は自由に行えるということで、営業利益もできると、利益も自分たちが収入になるということで3月の議会での説明があったかと思うんですが、一番心配しているのは、個人情報の保護はどうしているのかとか、イベントで出入りする事業者へのきちっとした個人情報を伝えているのか、約款を出させているのか、それからイベントで起きたときに、責任はどちらが負うのかとか等々さまざまな細かい規定があるんですよね、事業を行うときには。そういうものをどういうふうに踏まえて指定管理者制度を指定するのかということも、まずこのグリムの館では何にも見えてこない。 さらに私、3月議会以降、5月20日に、このようなチラシを見ました。これはグリムの館で赤札大安売り、どういう商品かわかりませんけど、この商品の品質の保証はだれがどうするのか。もちろんこのお店でしょうが、非常に、宮城県岩沼市という遠いところの事業者なんですね。そうすると、こういうところで事業をして、2,190円の商品が壊れてしまったというと、電話をするだけで五、六百円。何度もやり合いすると商品の価値がなくなってしまうということで、こういうものを管理者がきちっと自分たちの責任において、その商品の受け渡しもしますよ、保証もしますよ、取り次ぎもしますよということをするのか。こういう事業は自由にできるということは、非常に純粋な市民は、公的な指定管理者がやっているので安心して、ここの商品は間違いないだろうと行ってしまうかもしれない、ということの、細かいところまできちっと落ち度なく、そういったことも、これからの消費者は賢い消費者であるべきと、こう思っていますし、そういう方も多いというときに、訴えられたときにどういうふうに対処するかというところまできちんと煮詰めて、指定管理者というものを指定する必要性があるのではないかと私は思います。その辺のところの約款とか細かいところを、私は、これはとても賛成できませんけども、今後どのように考えていらっしゃるかということをきちっとお答えください。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) ただいまるるご指摘をいただきましたが、まず前段で、私の方でちょっと申し上げます。その後、教育次長の方からもあるようでございます。いろいろご指摘をいただきましたが、基本的にはですね、指定管理者の議決をいただいた後、その委託する側と指定管理者との間でるる細かい細目についてきのうちょっとご説明の中で申し上げたようなことについてよくよく協議をして、公の施設を、指定管理者に委託をするわけですよね。言ってみれば、一つの行政処分、指定をするという行政処分を、市長といたしましてもするわけでございますので、指定管理者になって、なってからいろいろ遺漏のあるような運営管理をされても、当然困るわけでございます。住民利用にいろいろな意味で支障が出たり、トラブルがあったりしては、当然市側としても困るわけでございますから、そういった運営管理にならないように、また今るるご指摘いただいたようなことも含めて当然懸念があれば、懸念されるような事項があれば、それは協定を結ぶ前によくよく協議をする、両者協議をするということになっておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 あとグリムの館等のことにつきましては、教育次長の方から答弁をいたします。 以上です。 ○議長(大島将良君) 教育次長。 ◎教育次長石田竹男君) グリムの館、総合的な部分、ご説明をさせていただきたいと思います。 まずグリムの館の施設、目的でありますが、芸術文化振興の拠点ということであります。今日の使われ方、使用形態から一つの施設のプロフィールを考えますと、文化会館的な要素も多分にございます。それから公民館的な一面もあります。そして年間の入館者の総数は4万7,000名に至っております。大体ここ二、三年は推移をいたしております。ご参考に申し上げますが、国分寺公民館は、年間入館者数は1万4,000名であります。 そこで先ほどチラシで、少し議員さんご紹介がありましたけれども、その件につきましては、貸し館という中での持たれた一つの展示即売だろうと思います。したがいましてグリムの館とは、いわゆる責任関係は成立はしていないと、そんなふうに、ひとつご理解いただければありがたいと思います。 それから19年度に向けましてですね、その対応でありますが、まずは協定書を締結いたします。この協定書につきましては、項目的には50項目、ページ数にしますと20ページに及ぶ膨大な協定内容を、逐一お互いに相互理解をしながら締結をいたすことになってまいります。その中で、個人情報あるいは施設損壊等の責任の有無等々、詳細に及ぶ内容の取り交わしをいたすことに予定をいたしております。また年度ごとには、また別な委託料を中心とする年度契約もいたしていくことになるんだろうというふうに考えております。 今後におきましては、しっかりした評議員と、それと経営面を担当する理事の組織構成、いわゆる内部組織がありますので、この組織の中で十分な検討といいましょうか、議論を重ねて、そしてやはり厳しさを持った意識転換をみんなでしていかなければならないなと、そういうことで一層の利用効率の向上、そして経常的経費の削減、これらを目指してまいりたいと、このように考えております。 どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) あわせて伺います。 市民農園の方、議案64号の方については、南河内農業公社で、10月には国分寺農業公社と合併するということですので、この指定管理者は合併後の下野市農業公社に引き継がれるのではないかと理解するんですが、それでよろしいですか。 もう一つは、ただいまの財団法人グリムの里いしばしということでありますが、たしか行革の集中改革プランの中でしたでしょうか、数年のうちに、この財団法人のあり方についても検討するというような項目が記載されていたと記憶しています。それがここ数年のうちになされるなら、存続ですよね、財団が存続するかどうかの検討がされるんだろうと思うんですが、もしこれがいろいろな見地から、財団が解散ということになった場合は、この3年間の契約というのはどういう形になるのでしょうか、それを伺いたいです。むしろ逆にこの指定管理者に指定した場合には、その間は財団はそのまま存続していくという前提になるんでしょうか。質問です。 ○議長(大島将良君) 経済建設部長。 ◎経済建設部長(神戸勇君) 市民農園につきまして、ご説明申し上げます。現在10月1日に向け、合併調整をしてございます。当然、1日現在では南河内町の農業公社ということになりますけれども、それが10月をもって市の農業公社という形で引き継ぐという形になります。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 教育次長。 ◎教育次長石田竹男君) 財団法人グリムの里いしばしの関係でありますが、協定が2年7カ月に及びます。この間に、抜本的見直しをしてまいりましょうというのが、集中改革プランの中の記載文言でございます。いずれにしましても、存続するかあるいは清算をするかにつきましては、その議論を深める時期は、この2年7カ月の中には当然起こり得るものというふうに私どもも見ております。やはり経営合理化の一つのターゲットといいましょうか、ラインというのは当然あるわけでありますので、直営でいくか、引き続きの財団に委託でいくかという、いわゆる掘り下げた議論というのは間違いなく2年7カ月の中で出てこようというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) わかりました。要するにグリムの里いしばしは、指定期間中は存続しているということですね。で、検討するということ、了解しました。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 伊澤剛君。 ◆20番(伊澤剛君) いわゆるこの指定管理者という考え方について、ちょっとお聞きしたいんですけれども、いわゆるコミセンとか、農村レストラン施設また下野市物産館淡墨亭、こういう営利を目的としているものですね、これ商売になっているわけです。レストハウスしもつけとか、淡墨亭とか。またこのコミセンというのは全く違いますね。そうすると、この指定管理者という考え方なんですけれども、こういう商売をやってもうけるわけですよ。そういう施設を指定管理者制度を使ってするのがいいのか。 私はこういう商売をしてもうけるようなものについては貸し出すと、その施設を。で、賃料を取ってやっていくというような方法の方が、はっきりしてていいんではないかと、私は思うんですね。 さっきから出てますけれども、公募をしていなかった。こういう商売にかかわるような施設を指定管理者で一方的に、じゃこの業者に決めましたということ、その考え方が、やはりコミセンとかそれとは別に考えていくべきだろうというふうに思うんですね。ちょっとお聞きしますけれども、この有限会社尼寺となっています。代表者がいるはずです。全くここにはそういう資本金とか代表者とかそういうものも載っていませんけれども、私も淡墨亭というの行きますから、よくわかりますけれども、その基本的な考え方が指定管理者制度にそぐうのかと、その辺をちょっとお聞かせください。 ○議長(大島将良君) 執行部、どなたですか。 産業振興課長。 ◎産業振興課長中村精一君) 私の方からお答え申し上げます。 今言われましたとおり、実際に現在は料金を徴収、施設の使用料を徴収しております。今議会の議決を得て、その後内容等を検討し、料金をいただくかいただかないか、使用料をですね、そういうふうなものをお互いよく話し合いの中、協定書の中で詰めていきたい。ただ基本的には料金は、徴収は多分できないと思いますが、要はその中で、今まで修繕費、いろいろなものが私どもで出ていたわけでございます。それも一切合財、その指定管理者が実施するというふうなことも協定書の方に、中身においていけばよろしいんかなと。ただ伊澤議員が言われるとおり、ちょっと懸念があるんではないかと言われれば、言われるとおりだと思いますけれども、一応指定管理者として上げたということでございます。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 伊澤剛君。 ◆20番(伊澤剛君) 考え方というのはいろいろあると思うんですよね。それは、その人によって考え方は違いますから、それはそれでいいんですけれども、やはり今後こういうものを管理者として指名するのに、今までこういう人たちがやっていたから、即そのまんま移行させたというやりとりが先ほどありました。しかしそのコミセンとかそういうものとはわけが違いますよ、こういう商売をやってもうけるわけですから。それを今までやっていたからその業者にただただ引き続いてやってもらうと。その考え方そのものがちょっと違うように私は思うんですね。やはりこういうものは公募すべきだったろうというふうに、一緒くたにして考えてたらだめだろうと思うんですね。 今、修繕費の問題も出ましたけれども、私はそれもね、ちょっとわからないんですよ。市民農園に、先ほど500万円ほど修繕費として計上した。そうすると一切そういう修繕費とかそういうものは、今後もですね、行政で面倒を見る。じゃあ請け負った人たちは、いわゆる管理運営を任されんだろうと思うんですよ。それらは個別にこれから協議していくんだろうというふうには思うんですけれども、こういう商売でもうけているようなところまで、じゃあ修繕費としてここが壊れたから直してくれというふうなことになってきたら、何のためにこういう制度を設けているのかわからなくなってくるというふうに思うんですね。 だからその辺の線引きというのを、やはりいわゆるコミセンみたいなものと、こういう商売をやって幾らかでも利益が出るだろうと目されるようなところは、やはり分けてこれから考えていくべきだろうなというふうに思います。終わります。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(大島将良君) ほかに質疑がないようですので、これで質疑を終結いたします。 討論については、事前の通告がありませんので省略をいたします。 これから議案第62号から議案第66号までの5議案について、一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立多数〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立多数です。 よって議案第62号から議案第66号までの5議案は原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時47分 △再開 午前11時07分 ○議長(大島将良君) 休憩前に引き続きただいまから会議を再開いたします。 次に議案第67号 非核平和都市の宣言について質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 質疑なしと認め、これで質疑を終結いたします。 討論については、事前の通告がありませんので省略いたします。 これから議案第67号について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって議案第67号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △陳情第2号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(大島将良君) 日程第2、陳情第2号についてを行います。 委員長の報告を求めます。 経済建設常任委員長、岡本鉄男君。     〔経済建設常任委員長 岡本鉄男君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(岡本鉄男君) 平成18年6月13日、第2回下野市議会定例議会において、経済建設常任委員会に付託されました陳情第2号 公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する陳情書につきまして、今会期中に審査いたしました結果について、ご報告をいたします。 6月13日、全委員出席のもと委員会を開催し、陳情の内容の審査をいたしました。 本陳情の趣旨は建設業を健全に発展させ、公共工事における安全や品質確保、雇用の安全、技能労働者の育成を図るための新たなルールづくり、建設労働者の適正な労働条件を確保してほしいということでした。 審査の過程では、本陳情を採決すべきとの立場から、建設工事の下請けや、さらにその下請けの場合に、それに伴って労働者の賃金が下がるという実態があり、建設労働者の賃金を保障すべきという意見や、旧石橋町で採決した経緯も含め、考慮をすべきという意見がございました。また公契約法についての理解が深まらないので、慎重にすべきとの意見もありましたが、本陳情につきましては、全委員異議なく採択すべきと決定いたしました。平成18年6月16日、経済建設常任委員長、岡本鉄男。 以上です。 ○議長(大島将良君) 委員長の報告が終わりました。 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 討論については、事前の通告がありませんので省略いたします。 これから陳情第2号について採決いたします。 本陳情に対する委員長の報告は採択すべきものであります。 本件は委員長報告のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって陳情第2号は、委員長報告のとおり採択されました。--------------------------------------- △選挙第11号 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙 ○議長(大島将良君) 日程第3、選挙第11号 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、指名推選で行うことに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、議長が指名することに決定いたしました。 お手元に配付したとおり、選挙管理委員会委員には、海老原信一君、柳田律男君、金田幸子君、青木貞夫君、同補充員には、小林幹二君、上野依孝君、大木徳君、菅沼みや子君、以上の方を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました方を、選挙管理委員会委員及び同補充員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、ただいま指名いたしました各氏が、選挙管理委員会委員及び同補充員に当選されました。 次に補充員の補充の順序について、お諮りいたします。補充の順序は、ただいま議長が指名いたしました順序にしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、補充の順序は、ただいま議長が指名した順序と決定いたしました。--------------------------------------- △日程の追加について ○議長(大島将良君) 先ほど陳情第2号が採択されたことに伴い、岡本鉄男議員から意見書(案)が提出されております。また市長から議案及び同意案が提出されております。 お諮りいたします。発議第9号、議案第68号、同意第15号及び同意第16号を日程に追加し、議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、発議第9号を日程に追加し、追加日程第1として、また議案第68号を追加日程第2として、同意第15号から同意第16号を追加日程第3として、それぞれ議題とすることに決定いたしました。 各議案を配付させます。自席にて暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時14分 △再開 午前11時22分 ○議長(大島将良君) 会議を再開いたします。--------------------------------------- △発議第9号の上程、質疑、討論、採決 ○議長(大島将良君) 追加日程第1、発議第9号 公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保を求める意見書(案)の提出についてを議題といたします。 岡本鉄男議員から提出された発議を、事務局長に朗読させます。     〔事務局長朗読〕 ○議長(大島将良君) 朗読が終わりました。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 討論については、事前の通告がありませんので省略をいたします。 これから発議第9号について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって発議第9号は、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第68号、同意第15号~同意第16号の一括上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(大島将良君) 追加日程第2、議案第68号 下野市助役定数条例の制定について、追加日程第3、同意第15号から同意第16号についてとして議題といたします。 事務局長に、本案を朗読させます。     〔事務局長朗読〕 ○議長(大島将良君) 朗読が終わりました。 提案理由の説明を求めます。大垣市長。     〔市長 大垣 隆君登壇〕 ◎市長(大垣隆君) 18年第2回下野市議会定例会に追加いたします議案第68号及び同意第15号並びに第16号の議案についてご説明を申し上げます。 まず議案第68号の下野市助役定数条例の制定についてご説明を申し上げます。 現在空席となっております助役を行政事務の円滑化と旧3町間の垣根を取り除き、市民の一体感を醸成するために、助役を2人制にして、石橋、南河内の両分庁に配置し、それぞれの担当分野の責任を担っていただきたく、地方自治法第161条第3項の規定に基づき、下野市助役定数条例を定めるものでございます。 次に同意の第15号及び16号の下野市助役の選任についてでありますが、同法の第162条の規定により、別紙議案書のとおり、助役2名の選任いたしたく、議会の同意をいただくものであります。 同意第15号で選任同意をいただく篠崎和雄氏は石橋町収入役就任時、豊富な、豊かな行政経験と指導力による町政発展と住民福祉の向上にご尽力をいただいたところであり、篠崎氏は温厚、誠実で、人格、識見ともにすぐれ、部下の信望も厚く、適任者と考え、下野市の行政運営にお力添えをいただきたく、ここに提案するものであります。 また同意第16号で選任同意をいただく小口昇氏も南河内町収入役就任時、篠崎和雄氏同様、豊富な行政経験、指導力により、町政の発展と住民福祉の向上に尽力いただいたところであります。また温厚誠実で、人格、識見ともにすぐれ、部下の信望も厚く、適任と考え、下野市の行政運営にお力添えをいただくため、ここにご提案するものであります。 どうぞ慎重ご審議の上、原案どおりご決定いただきますよう、心からお願いを申し上げる次第であります。 ○議長(大島将良君) 提案理由の説明が終わりました。 追加日程第2、議案第68号 下野市助役定数条例の制定について審議を行います。 本案について内容の説明を求めます。 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) それでは議案第68号 下野市助役定数条例の制定についてご説明いたします。 下野市助役定数条例、地方自治法第161条第3項の規定に基づき、助役の定数を2人とする。附則、この条例は公布の日から施行する。 以上でございます。 ○議長(大島将良君) 内容の説明が終わりました。これから質疑を行います。質疑はありませんか。 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 15番、磯辺です。 全員協議会のときにも質疑がございましたけれども、助役2人というのは、行政改革に、一見逆行する形になりますので、1つ確認させていただきたいと思います。今、庁舎が3つに分かれまして、やはり非効率というものが発生しないといってもしているのだろうというふうに思います。助役への権限委譲というものを行い、この非効率を克服するという目的があるかどうか、それについてはっきりおっしゃらなかったので、その点確認させてください。 ○議長(大島将良君) 大垣市長。 ◎市長(大垣隆君) 行財政改革の最大限の目的は人減らしということは、常日頃から認識しているわけであります。 ご案内のとおり、本市におきましては、現在助役もおりませんし、収入役もいないわけでありますが、収入役につきましては、当分置く必要はないというふうに認識しております。それにかわる意味ではありませんけれども、助役を2人置いても、もし収入役を置くとすれば、さほど費用の差はないというふうに思っております。それよりもいつも申し上げておりますように、旧3町の垣根を早く取り除く、それが1つと、もう一つは、市民にサービスが低下しないように、それと職員の職務執行がスムーズにいくようにするためには、やはり2カ所の分庁に、それなりに権限を与えた助役を置くことが一番いいと、こんなふうに私は判断しているわけであります。 したがいまして石橋町につきましては、福祉、教育、また南河内町におきましては、経済、土木、上下水があるわけですが、それらを主に、この責任を持って当たっていただきたいと、こんなふうに思っているところであります。 ○議長(大島将良君) 磯辺香代君。 ◆15番(磯辺香代君) 責任を持って仕事に当たっていただきたいということは、あれですか、決裁権限を、ある程度委譲するということですか。 ○議長(大島将良君) 大垣市長。 ◎市長(大垣隆君) 当然最大の責任者は市長でありますから、職務分担をきちっと決めて、その範囲内の決裁をお任せしたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) 似たような質問です。決裁権というか職務の分担を明確にしてということでありますが、説明によりますと、これは公布と同時に施行されるということでありますので、直ちに助役が就任されるんだろうと思うんです。職務の分担というのは、いつごろ明確になるんですか。もうされているのかどうかですね。 それと従来から見ますと、市長の決裁すべきことのどのぐらいの割合が助役に委譲されるのでしょうか。市長が最終的に判断せざるを得ないものは、例えばどういうものとするのかをご説明願います。 ○議長(大島将良君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長野口和雄君) ただいまのご質問にお答えをいたします。 条例制定後、直ちに助役の職務分担及び市長の職務を代理する助役の順序を定める規則、これを定めて施行したいと考えております。したがいまして職務の分量はどれくらいということでございますが、ただいま市長からご答弁申し上げましたように、健康福祉部、それから教育委員会に関する事務ということを主に担任をしていただく。それについては、第1分野、第2分野というふうに事務分担を分けさせていただきまして、第1分野については、健康福祉、それから教育委員会に関する事務ということが主な分担であります。それから第2分野につきましては、先ほど市長からも申し上げましたように、経済建設部、それから上下水道部並びに農業委員会に関する事務について、いわば担当をしていただくということで、具体的な分量等については今後この規則をもとに適宜検討をしながら進めていくことになろうかと思います。 以上です。 ○議長(大島将良君) 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) それでは今の段階ではまだ詳細な役割分担というか、分担を決めてないということですよね。ある意味では、それぞれの庁舎、分庁舎ですね、南河内、石橋の分庁舎で、事が決められる、進められるということで、効率よくなる部分があるかとは思うんですが、その分市長と各分庁舎ごとの連携というんですか、連絡が希薄になるのではないかという思いもあるんですが、助役と市長、あるいは分庁舎と市長の連携というのはどのようにされていきますか。 ○議長(大島将良君) 大垣市長。 ◎市長(大垣隆君) 現在も月1回ですかね、庁議というのを開いているんですが、これに出ていただいて連絡調整を図っていただきたいと思っております。また必要によっては、お互いの連携を深めていきたいと思っております。 ○議長(大島将良君) よろしいですか。 村尾光子君。 ◆24番(村尾光子君) わかりました。今後さらに詰めていかなきゃならない部分がたくさんあるから、今の段階、何とも言えないんですが、願うことなら、できることなら多分この庁議というのは本庁でなさっているかと思うんです。でもこのそれぞれの地域の実情というのは、そこにいる人だけがわかればいいというのではなくて、やはり市の職員の皆さんはそれぞれの地域の実情をある程度把握する必要があるかと思うので、ある意味では、提案になりますけれども、その庁議を各分庁ごとに、時には座長を、市長がおやりになるのかもしれないけど、その地域に担当になる助役にお任せして、市長もそこに同席するというようなそういうやり方がとれたら、より地域の実情をご理解いただけるのではないかと思うので、ご検討いただきたいと思います。 質疑を終わります。 ○議長(大島将良君) ほかに質疑ありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(大島将良君) ほかに質疑がないようですので、これで質疑を終結いたします。 本案は委員会に付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これから討論を行います。     〔発言する者なし〕 ○議長(大島将良君) 討論を終わります。 これから議案第68号について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって議案第68号は原案のとおり可決されました。 追加日程第3、同意第15号から同意第16号について審議を行います。 お諮りいたします。同意第15号及び同意第16号の助役の選任について2件を一括して審議したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、一括して審議することに決定いたしました。 本案は、人事案件でありますので、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(大島将良君) 異議なしと認め、同意第15号及び同意第16号の2件について、一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔起立全員〕 ○議長(大島将良君) 着席願います。 起立全員です。 よって同意第15号及び同意第16号の2件は、同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(大島将良君) これで、本日の日程はすべて終了いたしました。 これにて本定例会の審議を終結いたします。 ここで市長のあいさつを求めます。大垣市長。     〔市長 大垣 隆君登壇〕 ◎市長(大垣隆君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今議会は、平成17年度の一般会計繰越計算書の報告ほか、平成18年度一般会計補正予算第1号、条例の制定議案4件、条例の一部改正議案1件、指定管理者の指定についての議案5件、非核平和都市宣言に関する議案、人事案件、合わせて15件を提案しましたところ、さきに行われました市議会議員選挙における私の不祥事が毎日のように新聞に報道される中にもかかわらず、議員の皆さんを初め、職員の皆さんには冷静沈着に、しかも整然として提出された議案を慎重審議され、しかも全議案をご決定賜りまして、心から感謝とお礼を申し上げる次第であります。 法を守るべき立場にある、また職員に法の遵守を指導すべき責任者として、余りにも軽率で、しかも無責任の行為でありました。深くお詫びを申し上げる次第であります。今まで応援してくださった後援会の皆さんを初め、ご支援くださいました多くの市民の皆さんのご期待を裏切り、自分のふがいなさに、ただただおわびを申し上げる次第であります。深く反省を申し上げております。今の心境は、雨が降ったら傘を差す、そうすればぬれないで済む、ごく当たり前の平凡なことを、ごく当たり前にやっていきたいと、そんなふうな気持ちでいるわけであります。 ただいまは2名の助役の選出を満場一致をもって選任同意を賜りまして、心から感謝申し上げるとともに、ほっとしているところであります。お2人とも行政経験も豊かで、見識もすぐれ、地域の信頼も厚く、下野市の発展のために今後の活躍が期待されているところであります。 ここでけじめをつけようと思っておりましたが、特に事務局からのいろいろなお話をいただき、事務の執行上、今即辞退することは、各方面にいろいろと迷惑がかかると、また後援会からも周囲の状況を慎重に見きわめて、判断して、対応してほしいというような要望もございますので、出処進退につきましてはいま少し時間を置いて、問題のない時期を、また影響の少ない時期を見て決断をしたいと、このように思っているところであります。 いつも励まされてきた言葉でありますが、それは、「つまずいたっていいじゃないか、人間だもの」。相田みつをのこの言葉が、私は好きでありました。これまでいろいろなことがありましたが、この言葉に慰められ、力づけてもらいました。またいつも、何事が起きても立ち上がることができたのも、このおかげでありました。人間生きていればいろいろなことがありますが、またすばらしいこともあります。自分から出たさびでありますから、だれも恨むことはありません。 きょうも朝から激しく雨が降っています。入梅時期ですから、仕方がありませんが、議員の皆さんには気候不順でありますけれども、くれぐれも健康に留意されまして、これからも市民6万のために、どうぞお働きください。 閉会に当たりまして、簡単ですが、お礼とおわびとごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大島将良君) それでは閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会では、市長から、助役の選任を含め、あわせて15件の案件が提案されましたが、議員の皆様には終始極めて真剣にご審議いただき、それぞれ適切な結論を得たところであります。心から厚く御礼を申し上げます。 また執行部の皆様には、議案説明や質疑などにご協力をいただき、まことにご苦労さまでございました。なお審議過程で議員各位が述べられました意見等につきましては、特にご配慮をされ、今後の事業執行に反映されますよう、要望いたす次第であります。 夏場に向かい、皆様には、今後ともご自愛いただきまして、下野市発展のため、ますますご活躍くださるようお願い申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 以上で、平成18年第2回下野市議会定例会を閉会いたします。まことにご苦労さまでございました。ありがとうございました。 △閉会 午前11時50分...