◆
総務常任委員長(矢澤功君) 議案第5号 平成17年度さくら市
一般会計予算について当
総務常任委員会に付託になりました
所管事項について、審査経過及び結果をご報告申し上げます。
担当部課長から詳細な説明を求めた後、質疑に入りました。 まず、審査のポイントとなった主な部分について報告いたします。 歳入については、
たばこ消費税の減収について、社会的な禁煙傾向の中、対前年比約1,900万円の減となっております。 次に、歳出中
さくらルネサンス事業と
さくら堤事業との関連について質疑がなされ、
さくらルネサンス基本計画については、旧喜連川
町での
企画事業であったものを、旧氏家
町地区にも広げて、広域的な観点から、点から線へ、そして面へと広げていきたい。
さくら堤事業については、土木費で対応したい旨の答弁がなされました。
さくらロード整備事業については、今年度特例債で21億円も持ってきているのに、なぜ1,600万円の事業費しか計上していないのかに対しましては、
基金造成比で13億7,000万円、
eプラザ整備及び
庁舎外構工事で3,300万円と当初のシミュレーションとは大分違ってきている。
総合計画作成事業の
業務委託費500万円については、どのような委託をするのかに対しましては、基本的には専門業者に
アンケート調査の集計解析、
まちづくり住民会議の取りまとめ(5回)など、
素案づくりを委託して
事務局主体の方式で、計画作成をしていきたい旨の答弁がされました。
行政区長設置事業については、
行政事務協力員設置事業と名称を見直すべきではないかとの質疑に対して、適切なものに検討していきたいとの答弁がありました。 市長選の期日の決定及び期日前投票所の設定について確認がなされ、
選挙管理委員会で決定したものにより、設置をいたしました。入場券がおくれた理由は、立候補者の
受付締め切り午後5時を待って翌日に郵送したため、一部地域で交付がおくれました。
氏家地区のみの期日前投票所の設置については、
選挙管理委員会の決定により1カ所となりました。 次に、
合併記念事業の交付金300万円の内容については、
合併記念式典実行委員会への交付金であり、最小限の経費で最大限の効果を発揮できるよう努力していきたい。
シャトルバス運行について利用者が少ないようであるが、早急に見直すべきではないかとの質疑に、
合併協議会の中での
すり合わせで決めた事項であり、喜連川
町地区の皆さんの不便を解消するよう柔軟に対応すべく見守っていきたい。また、6カ月を経過した試行期間を過ぎても少ないようであれば、前倒しによる見直しもすべきではないかとの要望がなされました。
市営バス運行事業については、高校生の通学割引により路線運賃を安くできないかに対し、
喜連川支所を通して検討するよう指示したい。
さくらロード整備事業の考え方として、道路に10億円とかの経費がかかることが想定されているが、別に他の補助金は出ないのかとの質疑に、県とか国の事業の導入とあわせて検討していきたい。
職員研修事業について、どんな研修をするのかに対しまして、新採用の研修から各所管ごとの段階的な研修がある。また、広域組合や
自治研修所に委託するなどして、総合的な職員の質的向上を図りたい旨の答弁がありました。 徴税費の中の
徴収嘱託員の報酬については、月額9万円の3名分を計上し、報償金で、1人
当たり徴収額3,000万円を想定して、
合計徴収金目標額9,000万円の6%分を報償金として計上している旨報告がありました。報償金の支給対象は、現年度分も含めてではあるが、現年度分の取り扱いについては、2月末の未納分について報償金の対象となっていることを確認いたしました。
庁内LANの整備に伴って議会の様子をお知らせする
モニターテレビがセットされ、
所管課長などの説明待機などに利用されているが、パソコンの普及により、自席でのパソコンに映し出すことの
システム整備も今後可能ではないかとの質問に対し、今後検討していきたい。 以上のような予算編成に対する大局的な審議がなされ、質疑を終結いたしました。 本案に対する討論はなく、採決の結果、
賛成全員により原案のとおり可決すべきものとして決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) 次に、
文教厚生常任委員長、13番、
石岡祐二君。
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君) 13番、石岡、上着の着脱をお許しください。
○議長(
和知勝夫君) 上着の着脱を許します。 〔
文教厚生常任委員長 石岡祐二君 登壇〕
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君)
文教厚生常任委員会の報告を申し上げます。 議案第5号 平成17年度さくら市
一般会計予算について、
担当課長より順次
所管事項について詳細な説明を求めた後、質疑に入りました。 質疑は
教育関係予算に対するもので、主に
事業内容の説明を求めたものでした。経過並びに結果を
所管別区分にし、報告させていただきます。 まず、
市民課所管では、
住基ネットについての質疑がありました。基本項目(住所、氏名、年齢、性別)を全国的にデータベース化した上、管理し、
住基カードを発行すれば、他市町で活用できる。また、種々の論議はあるにしても、市として国の制度にのっとって実施しているとのことです。 次に、
児童課所管では、待機児童の状況について質疑がありました。管外保育44名は、親の通勤の都合で他市町へ通園しているが、
氏家地区では現在満員の状況なので、他市町からの受け入れはできない状況にあります。 次に、
学校教育所管に関する質疑は、次の5点です。
配慮生徒対応非常勤講師配置事業についての質問がございました。対応策として、すべての先生に研修してもらう考えはあるのかという質疑がありました。これらの質疑には、落ちつきのない
子供たちや多動性障害の
子供たちに対し
非常勤講師を配置するもので、さくら市においてもこれらの
子供たちが6%ほど存在し、顕著な症状のない子供にも対応するため、各学校から1名を研修へ派遣するとともに、
特別支援教育コーディネーターを1名配置して研究指導しています。 2番目、学校間における
施設整備状況の違いについての質疑がありました。さくら市
教育関係予算も対前年で19%増という状況にあり、財政面でも教育面にはご理解をいただいているので、今後は学校間の格差を是正するよう努めたいということです。 3番目、
英語指導助手(ALT)の
招聘事業で
非常勤職員報酬、
外国語教育推進事業で
業務委託料の関係についての質疑がありました。両中学校で設置した指導助手が7月で契約満了となることから、9月からは地元の業者に業務委託することを確認しました。 4つ目、
中学校海外研修事業で
氏家中学校と
喜連川中学校の割り振りについての質疑がありました。要求額から削減された経過があるので、先に実施する
氏家中学校を極力節約して、
喜連川中学校に迷惑のかからないように心がけるということでございます。 5番目、
就園奨励補助事業の内容について質疑がありました。幼稚園に通園している家庭に対する支援措置で、国、県、市から所得や子供の人数に応じて交付されるものと報告がありました。 次に、生涯
学習課所管に関する質疑を申し上げます。次の3点です。 財政上の問題はあるにしても、
ミュージアム作品購入費を毎年基金として計上すべきとの意見に対し、財政上から基金を積み立てる状況にはないので、各学校への寄附と同様に、
ミュージアムにも寄附をいただけるような状況になればよいと答えがありました。また、市の財政からもご理解を得るように努めたいとの答弁でした。 2番目、氏家及び
喜連川図書館の
業務委託料について、同種の
業務委託料と思われるが金額の違いは何かという質疑がありました。要因は幾つかありますが、主な違いはエレベーターの
保守管理費とのことでした。 3番目、
市民体育祭は2カ所で実施すると聞いているが、10年間別々に実施するのかとの質疑がありました。種々の懸案があり、合併までに
すり合わせができなかったので、今後関係者と検討していくことになります。
質疑終結、討論なく、採決の結果、全員賛成により、議案第5号 平成17年度さくら市
一般会計予算、当委員会に付託となりました事項は原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、報告します。
○議長(
和知勝夫君) 次に、
建設経済常任委員長、17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) ご報告申し上げます。 当
建設経済常任委員会は、去る6月21日午前9時より開会し、直ちに暫時休憩をし、
フィオーレ喜連川下水道施設、
外久保長者ヶ平線、
上阿久津台地土地区画整理事業地の現地に出向き、
担当課長から詳細なる説明を受け、現地を調査してまいりました。 帰庁後、午前11時20分より会議を再開し、
市役所委員会室において、全
委員出席のもと委員会を開催いたしました。 議案説明のため出席を求めた者は、
産業経済部長、
建設部長、
喜連川支所長、
施設管理課長、
農政課長、
建設課長、
商工観光課長、水道課長、
下水道課長、
都市整備課長、
農業委員会事務局長であります。 議案第5号 平成17年度さくら市
一般会計予算について、審査の経過と結果を報告申し上げます。 議案第5号について、各課長に詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。
駅前チャレンジショップ8店舗の使用の契約期間については、5年契約である答弁がありました。
圃場整備補助事業の進捗状況については、
江川南部地区が大半で、大田原市の
琵琶池地区一番末端に穂積の小郷野地区が一部入っております。
各種負担金12万円を除いた4,420万円は、
全額江川南部地区圃場整備事業費であります。面工事については、15年度工事をしたときに8.8ヘクタール、そのうち約6ヘクタールは開田の
ポンプアップいわゆる
地下水利用、あと残りは溜がかりの地域でした。16年度予定した地区もすべて溜がかりで、17年度予定するのもすべて
溜がかり地区ですので、塩那台地の補給水を当てにして行っています。
塩那台地土地改良区と
江川南部土地改良区が、協議が整わないうちに工事をしてしまったといういきさつがあります。 人的体制については、市の職員は分室に2名いるが、改良区自体で改良区の職員として臨時職員を雇っています。 一部換地の同意が得られないため、昨年は工事を取りやめた経過があります。16年度分と今年度分あわせて工事を予定し、
鹿子畑地区、
南和田地区は今年、上流から工事を予定してまいりますとの答弁がありました。
温泉施設使用料について、年単位では一番使用の多いのは第一温泉元湯です。 道路改良について、今年度終わる予定でいるのは
氏家地区大野地内1486号線、1156号線狭間田線をおわす予定であるが、2名ほど同意が得られていない。辻畑日野
町線、これを今年度完了させるということで、今やっているところです。そのほかは継続予定でいます。
融資振興資金については、歳入が2億2,000万円、歳出が2億1,000万円、歳入が1,000万円多いが、これは同額にならなくてはならないので間違いです。補正で歳入を減額する答弁がありました。 今年予定している
合併処理浄化槽の設置の基数は、5人槽が37基、7人槽が75基、10人槽が6基ということで計画しています。先月、1回目の受け付けを実施し、市報の中に載せて受け付けました。約60名の方が仮
予約申し込みがありました。内示に基づいて本申請になったのが約40件ほどありました。 118基を超えるようであれば、県を通じて国に要望できるので、まだ間に合います。9月以降になると調整がつかなくなってしまうので、苦しくなります。いずれにしても、工事については3月末には完成していただいて、市の方から補助金を流すという手順まで含めると、なかなか厳しいところがあり、9月ぐらいまでがいっぱいいっぱいです。
氏家地区の
駅西土地区画整理事業の清算金の未納金については現在4名おり、うち2名、全体の大部分を占めております。その
清算金内容は、
出来高差額による清算と減歩を金銭で清算する両方であります。再三、納入していただくようお願いしております。もう1名の方は減歩分の保留地買い戻しですが、その土地は必要ない要望が出ております。残り1名の方は少額ですが、納入してもらえないのが現状です。 地籍調査の件について、
氏家地区においては昨年度狭間田地区を実施し、これについては、今年11月をめどにすべて完了予定。喜連川地区の進捗状況は、
町うちだけ残り、内川と荒川の間の市街地の大通りです。下町、本町、仲町、上町、日野
町、
辻町あたりの
町うちが残っています。現在、内川沿いの水田地帯を実施中です。 市営住宅使用滞納額、16年度については概算で530万円ほど、滞納世帯は83件であります。滞納徴収については、担当者による毎月督促を行っています。5月に課職員全員による督促を1週間続けて、結果40万円程度の収納がなされました。指導として、誓約書を提出させ、また毎月の督促継続と、保証人への催促等を実施しています。 大中村街道架道橋修正設計については、当初設計から時間がたっている。また、新工法の導入などを検討し、修正設計を実施したい。工期の短縮、工費の節約を考慮した工法の検討をJRと協議しています。 畜産振興総合対策事業補助金については、谷中堆肥生産組合から要望があって、県の事業補助金を受け流しの形で堆肥生産組合に行くもので、その内容等を昨年のうちに聞いて予算を上げてあります。 中心市街地活性化推進事業は、
まちづくり交付金事業の5カ年事業であります。大中架道橋整備事業については19年度から21年度で整備します。及び17年、18年度は駅前環境整備をします。内容としては、農協氏家支所と参番館の間の道路、また砂利敷になっている駐車場等の環境整備を今年度2,100万円で予定しています。
質疑終結し、本案に対する討論なく、採決の結果、
賛成全員により、議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの各
常任委員長の報告に対して質疑に入ります。 楠利明君。
◆19番(楠利明君) 今の
委員長報告のスタイルについてちょっと質問があるんですが、先日議運の委員長から、今回は
委員長報告が少し今までと変わりますよという報告があったんですが、ただいまの
建設経済常任委員長の報告にありましたように、出席された
担当課長がどこなのかという言及が、
総務常任委員会の方も
文教厚生常任委員会もないんですね。それで、そういうばらつきのある報告でいいのかどうかが1つ。 もう一つは、私が所属しております
文教厚生常任委員会、午前中、多分4時間いっぱいぐらいかかって現地調査をやっているんです。喜連川の小学校、5つ回りました。それがこの報告の中に含まれていないのは非常に残念ですし、おかしいと思いますので、それはなぜなのか。 以上、お伺いします。
○議長(
和知勝夫君) 暫時休憩の中で話し合いたいと思いますので、よろしくお願いします。 (午前10時44分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 会議を再開いたします。 (午前10時47分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 24番、黒尾和栄君。
◆24番(黒尾和栄君) 24番、黒尾です。 私は、
建設経済常任委員会の委員長さんに質問させていただきたいのですが、先ほど農地費ですか、
圃場整備補助事業ということで江川南部のお話が出ました。15年度に8.8町歩やって、その後全然進捗をしていないと、塩那台地との協議が整わないうちに作業を開始したと、そういう報告はいただいたんですが、その結果どうしようかというのが、どのように審査されたのかです。協議ができないまま、また予算化してしまうと、それでも本当に大丈夫なのかどうか。その辺のところ審査の経過と結果について、お尋ねしたいと思います。
○議長(
和知勝夫君) 17番、手塚定君。
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 暫時休憩をお願いします。
○議長(
和知勝夫君) 暫時休憩いたします。 (午前10時49分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 (午前10時54分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 17番、手塚定君。
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 今、黒尾議員の質疑に対して、我々当委員会は、今後どうするのだという質疑はしてございません。あくまでも私たちは17年度の予算を審議したことですから、それ以上の答えはありません。 以上です。
○議長(
和知勝夫君) 24番、黒尾和栄君。
◆24番(黒尾和栄君) 黒尾です。 私は反対討論をしたいと思うのですけれども、審議しない、そこまで踏み込まなかったということは、それはそれでいたし方ないことだと思うのですが……。
○議長(
和知勝夫君) ちょっと待ってください。 今、反対討論の発言を許してからにしてください、反対討論をやるのであれば。
◆24番(黒尾和栄君) それ以上の答えがもらえないから、それで結構です。
○議長(
和知勝夫君) 質疑を終結いたします。 本案について討論に入ります。ご意見の発表を願います。 まず、反対討論の発言を許します。 24番、黒尾和栄君。
◆24番(黒尾和栄君) 24番、黒尾です。 17年度の江川南部の予算計上には反対したいと思います。 なぜならば、8.8町歩の圃場整備は15年度の予算で執行し、通常にやれば通年施行にしなくて済むものを通年施行にしてしまったと。あわせて、16年度は約3億円予算があった中で、2億6,800万円くらいまた残をつくってしまったと。今現在、予算を5億6,850万円ですか、17年度そういう予算で着工しようとしているのですけれども、この事業は13年度に採択を受けて、おおむね5年から6年で終了という事業であります。 今17年、もう4年たっていて何らそういう状況で、前進なかなかしないと。昨年ほとんどのお金を余してしまって、その余した問題がいろいろあると思うのですが、その問題も解決されないまま、また今年この予算計上をすることによって、先ほど言いました5億6,850万円が予算化されていると。今現在、いろいろ問題があって事業が推進していなのにもかかわらず、その問題の中に地元での住民の意思の統一、合意がとれていないと、そういう状況にあって、反対者もふえているのが大きな要因であると思います。 また、先ほど溜がかりという言葉が出てきましたが、約20町歩の溜がかりの方にも今年は水を供給できないという状況で、これも問題になっています。したがって、この事業の推進に当たっては、この諸問題をまず解決することに全力をかけるべきであろうと。一時予算化をとめても、もう一度原点に戻って地域づくりの手法も含めて再検討すべきと、私は指摘をさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
和知勝夫君) 反対討論は終わったものと認め、次に賛成討論の発言を許します。 本日、35番、櫻井伸彰議員から議長あてに、賛成討論の発言通告書が提出されております。これを許します。 35番、櫻井伸彰君。
◆35番(櫻井伸彰君) 4万1,000余の市民の夢と希望を膨らませて3月28日、氏家
町、喜連川
町が合併し、さくら市が誕生し、それに伴い4月24日、多くの市民の負託と期待を担って秋元市政がスタートしました。 初めての記念すべき予算編成となりましたところの平成17年度
一般会計予算につきまして、ただいま各
常任委員長より付託事項の審査の経過と結果について報告があり、原案どおり全会一致で可決した旨の報告がありましたので、屋上屋になる懸念もありますが、議長の許可を得ましたので、独断と偏見を交えてではありますが、合併元年の予算に対し、厳しい経済社会情勢だからこそ、限られた財源でより最大の効果が得られるよう経営努力を望みながら、エールを送りつつ賛成討論をさせていただきます。 総額139億8,000万円は、旧2
町の16年度当初の予算額合計128億5,400万円に対し、合併しない市町村が軒並み対前年比ダウンをしている中で8.8%の増額となり、減税補てん債の借りかえ分を引くと122億9,070万円で、実質的には16億8,930万円、13.7%の伸びを示し、まずは合併の恩恵に浴したと言えます。 人口や世帯数の増加、企業業績の回復による市民税、固定資産税などの市税の伸び、国の三位一体改革による税源移譲分としての所得譲与税や合併に関する特別交付措置、また合併に伴う国・県の補助金、交付金が配分になったことで積極的な予算措置ができました。特に旧氏家
町は、16年度栃木県内市町村で人口増加率が第1位となり、住んでみたい
町、住みよい
町として評価を受けましたが、人口の増加は恒常的な税源確保につながることでもあり、ひいては行政評価を受けることであり、活性化をもたらします。 ことしを含めて5年間の合併支援措置かつ10年間84億円に及ぶ合併特例債事業の起債等恩典もありますが、一時的な合併効果に終わることなく、景気低迷の中にあっても一般財源の確保と経常経費の節減を図り、歳入歳出バランスのとれた予算の確保と執行、財政運営の健全性確保のため、さらなる努力をお願いするところであります。 笑顔あふれ安心・平和なまち、さくら市建設のため、旧2
町融合の一体化、バランスのとれた発展を目指し、
合併協議会の新市建設計画の実現に向け、新市の基本計画に沿った予算措置があり、特に氏家、喜連川地区連携の柱となる道路網の整備や中心市街地活性化に伴う商工振興費、小学校の校舎耐震改修整備事業、小学6年生までの医療費助成事業、福祉事務所設置に伴う福祉総務費の増など、直接生活にかかわる民生部分に傾斜配分がされました。 合併により、住民の行政に対する関心、ニーズ、要望は高まり、期待も大きくなりましたが、風当たりも強くなることが予想されます。17年度末における新市の地方債の見込み額は144億5,633万円と、今回の当初予算139億8,000万円を上回る額が予想されますし、人件費31億2,830万円は市税48億8,400万円の64%を占め、財政硬直化の大きな要因となっており、また国保会計、老人保健会計、介護保険会計への繰出金も多くなる傾向ですし、上阿久津台地土地区画整理事業への持ち出しも想定しなければならない状況にあり、合併して幾らか余力を残したとはいえ、予断は許されません。 行政評価システムや、連結バランスシートの積極的な導入、定員管理と人件費管理、企業的センスと経営感覚を持ち、アウトソーシングや民間活力の導入と、職員一人一人が成果重視の費用対効果とコスト意識を持ち、行政の効率化に向けた徹底した行財政改革が急務であります。 今回、一般質問に15人が立ち、また1日かけて予算案質疑もありました。新市建設計画と行財政改革や施政方針についてと、予算にかかわる活発な論議が交わされ、それぞれの議員の新市に対する熱意が感じられました。 「三人寄れば文殊の知恵」と言われますが、議員の数が多くなった分、建設的な意見も多くなると期待をするところです。私も議員の一人として、夢のある花咲くまち、さくら市建設計画の実現に向けて、チェックアンドバランス感覚で積極的に取り組んでいきたいと考えるところでもあります。 とにかく、ことしは合併元年。1足す1が2にとどまらず、付加価値がついて、合併効果、相乗効果が出るような基礎的条件の整備や、安全で安心かつ快適な生活環境の整備を図って、住んでみたい、住んでよかった、そして合併してよかったと住民から評価されるような
まちづくりをするために、今回の予算は市民本位の市政の出発点と位置づけし、今までの発想、手法にとらわれない新生さくら市が大きく成長、発展していくために、秋元市長を先頭に、執行部職員一丸となって綿密かつ周到なる財政計画のもとに予算執行を願うところです。合併による青写真はできました。より高い次元に向かって最大の効果を上げるようさらなる努力をお願いいたしまして、賛成討論といたします。 以上です。
○議長(
和知勝夫君) 討論は終わったものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第5号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
和知勝夫君) 起立多数であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△議案第6号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第4、議案第6号 平成17年度
氏家都市計画事業上阿久津台地土地区画整理事業特別会計予算を議題といたします。
建設経済常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 報告申し上げます。 議案第6号 平成17年度
氏家都市計画事業上阿久津台地土地区画整理事業特別会計予算について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。 土地区画整理事業費の
業務委託料については、一般住宅15戸移転補償費の調査委託料で、主に農免道路の都市計画道路上阿久津線の拡幅に伴う移転補償で、沿線両側となります。 一般管理事務費の広告料については、現在、民間2社に広告をお願いしております。1社はインターネットによる広告を県内全域展開しております。もう1社は折り込みチラシ広告で、氏家中心とした宇都宮市以北の地域で展開しております。 今後の予定は、宇都宮市を中心に、不動産折り込みチラシを出すか、首都圏を中心に新聞広告を出すか、検討をしております。現在、墓地つき特典で促進を図っておりますので、首都圏中心の方が効果が上がると思っております。
質疑終結、討論なく、採決の結果、
賛成全員により、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより議案第6号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△議案第7号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第5、議案第7号 平成17年度さくら市
公共下水道事業特別会計予算を議題といたします。 本案については、
建設経済常任委員長から審査の経過と結果について報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 議案第7号 平成17年度さくら市
公共下水道事業特別会計予算について審議の経過と結果をご報告申し上げます。
下水道課長より詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 質疑、討論なく、採決の結果、
賛成全員により、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの委員長の報告に対し質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------------
△議案第8号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第6、議案第8号 平成17年度さくら市
農業集落排水事業特別会計予算を議題といたします。
建設経済常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 議案第8号 平成17年度さくら市
農業集落排水事業特別会計予算について、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。
下水道課長より詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 質疑、討論なく、採決の結果、
賛成全員により、議案第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 これより議案第8号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------------
△議案第9号に対する
文教厚生常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第7、議案第9号 平成17年度さくら市
国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
文教厚生常任委員長から審査の経過及び結果についての報告を求めます。 13番、
石岡祐二君。 〔
文教厚生常任委員長 石岡祐二君 登壇〕
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君) 議案第9号 平成17年度さくら市
国民健康保険特別会計予算について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。 市民課長に詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 主な質疑は、次のとおりです。 一般被保険者高額療養費は何人を想定しているのか、また納付率が低下しているが、納付しない人が病気になったらどうなるのか、またその際に救済措置はあるかとの質疑に対して、国保連合会から金額の提示をされ、その数字を計上しているので、担当課は算定していない。給付率の低下及び救済措置に関する質疑については、滞納した場合は段階的にとられる措置が記載されているパンフレットを納付書とともに発送している。 また、督促に応じない際には、有効期限の短い短期被保険者証を交付し、更新する際に納税相談を実施する。さらに、納期限が1年を超えた被保険者には保険証を返還していただき、かわりに資格証明を交付するが、医者の診療を受けた際には10割の医療費を支払い、後日7割分を交付する際に納税相談をします。出産一時金や葬祭費の交付時にも同様の相談をした上で、幾分かでも納付を促しております。 2番目、平成17年度の基金の状況及び平成18年度はどの程度を想定しているのかという質疑に対し、平成16年度末の金額は2億1,200万円、平成17年度の基金取り崩し予定額は1億4,800万円、平成18年度は国保財源が逼迫しているので税率の一本化を予定しているが、現在試算中で詳細は提示できない。 また、平成17年度医療分における応能応益の割合は、
氏家地区が68対32、喜連川地区が67.2対32.4となっている。
質疑終結、討論なく、採決の結果、全員賛成により、議案第9号 平成17年度さくら市国民健康保険会計予算は原案のとおり可決するべきものと決しました。 以上、報告します。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより、議案第9号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------------
△議案第10号に対する
文教厚生常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第8、議案第10号 平成17年度さくら市
老人保健特別会計予算を議題といたします。
文教厚生常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 13番、
石岡祐二君。 〔
文教厚生常任委員長 石岡祐二君 登壇〕
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君) 議案第10号 平成17年度さくら市
老人保健特別会計予算について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。 市民課長に詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 主な質疑は、次のとおりです。 75歳以上の対象者数は、また、1人当たりの医療費、年間一度も医者にかかっていない被保険者の数の質疑に対し、平成17年3月現在でさくら市では4,952人、1人当たりの医療費は約61万7,000円、年間一度も医者にかかっていない被保険者の人数は143人となっております。
質疑終結、討論なく、採決の結果、全員賛成により、議案第10号 平成17年度さくら市
老人保健特別会計予算は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告します。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより議案第10号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------------
△議案第11号に対する
文教厚生常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第9、議案第11号 平成17年度さくら市
介護保険特別会計予算を議題といたします。
文教厚生常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 13番、
石岡祐二君。 〔
文教厚生常任委員長 石岡祐二君 登壇〕
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君) 議案第11号 平成17年度さくら市
介護保険特別会計予算について、審査の経過と結果をご報告いたします。
健康福祉課長に詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 主な質疑は、次のとおりです。 計画策定委員会事務費のうち、報酬を支払う委員は何人か、また、業務委託するコンサルタントはどのような方で、会議に何回同席するかという質疑に対して、委員は一般の方ですが10人分を予定している。内訳は、1日5,500円で6回ほどの会議を予定している。介護保険事業計画書並びに高齢福祉計画を3年ごとにあわせて策定しているが、保険料算定のための基礎資料から、会議に同席し、介護予防事業も含めた今後10年間を見据えた計画書を策定、介護保険料につきましても、第3期計画である来年から3年間の保険料の算定をすることになる。 なお、コンサルタントは6回だけでなく、幹事会も6回予定しているので計12回出席するとの答弁がありました。 介護保険の不正請求が新聞に掲載されましたが、不正請求に対して何らかの対応は考えているのかという質疑に対し、国保連合会の方に審査業務をお願いしているとともに、認可権を持つ県は、毎年検査・指導をすることになっている。また、今年から電算システムの中でも判断できるようになりましたので、市としても徐々に検査をしていきたいと思います。 居宅支援サービス計画給付事業について、昨年の実績で見込んでいるのか、今年の見込みで計上しているのかという質疑に対して、今までの実績を踏まえて計上している旨の答弁がありました。
質疑終結、討論なく、採決の結果、全員賛成により、議案第11号 平成17年度さくら市
介護保険特別会計予算は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告します。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対して質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより議案第11号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------------
△議案第12号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第10、議案第12号 平成17年度さくら市
簡易水道事業特別会計予算を議題といたします。
建設経済常任委員長から報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 議案第12号 平成17年度さくら市
簡易水道事業特別会計予算について、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。 水道課長より詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 修繕料については、配水管、施設等が傷んできているところもあるため、壊れたときのための予算計上であります。
質疑終結、討論なく、採決の結果、
賛成全員により、議案第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対して質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより議案第12号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 ここで暫時休憩を取ります。11時40分から再開いたします。 (午前11時30分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 (午前11時40分)
-----------------------------------
△議案第13号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第11、議案第13号 平成17年度さくら市
水道事業会計予算を議題といたします。
建設経済常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 議案第13号 平成17年度さくら市
水道事業会計予算について、その審査の経緯と結果をご報告申し上げます。 水道課長より詳細なる説明を求めた後、質疑に入りました。 水道検針委託料については、喜連川の方が若干高いのは、地域的に隣から隣、間隔があるので1戸当たりの単価が高かった。合併の協議の中で、1戸当たり100円に統一、固定給については、
氏家地区は一律3,000円、喜連川地区については、地区によっては4,000円と5,000円、穂積地区は6,000円です。委託料としては、固定給プラス単価100円を掛ける戸数ということになります。喜連川の検針者については、今まで1カ月に1回ということで毎月でしたが今年度から2カ月に1回で半分になります。 検針者への支払いについて、氏家で多い検針員さんで年間100万円、喜連川の検針員さんは年間60万円ぐらいです。 水道事業予定貸借対照表で、16年度と17年度の未収金で差がふえているが、その回収体制について、これについては年々税金も同じようだが、水道料についても年々未納、滞納がふえている。督促をしたり、文書、電話、戸別訪問とやっているが、回収・解決に至らないのが実情。それで、ほかの自治体、事業体でやっているように思い切った給水停止処置をとるのが一番かと思うが、税金等と違い、水道については生活もあり、生命とか考えますと完全にとめるのも難しい状況にあり、ほかの事例を参考にしながら回収に努めます。 予定損益計算書の経常利益について、主に氏家の純利益であります。過年度の未収金については5年、10年、それ以上のものもあります。東荒川ダム管理負担金の支払いについて、ダムがある限り負担金は支払います。 上水道拡張事業費の設計
業務委託料については、地質調査、測量、実施計画の予算です。
質疑終結、討論なく、採決の結果、
賛成全員により、議案第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) ただいまの
委員長報告に対して質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより議案第13号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△請願第1号に対する
文教厚生常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第12、請願第1号
中学校用歴史教科書採択等に関する請願書を議題といたします。
文教厚生常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 13番、
石岡祐二君。 〔
文教厚生常任委員長 石岡祐二君 登壇〕
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君) 請願第1号
中学校用歴史教科書採択等に関する請願について、審査の経緯と結果をご報告申し上げます。 当
文教厚生常任委員会に付託された本請願について、事務局より説明を求め、さらに周辺市町村の状況を説明させた後、慎重に検討いたしました。 主な意見は、次のとおりです。 不採択を希望する意見。 議会として、この教科書に賛成でも不賛成でも、議会に求められるものではないので、不採択とするのが最も健全であり、基本的に議会が
教育委員会を信頼するか否かの問題にある。 次に、継続審査を希望する意見。 教科書採択は
教育委員会で決定することであっても、請願ということから、紹介議員や請願者にも常任委員会へ出席して説明することを求める意見があり、再度検討する時間が必要となる。 意見終結、委員の賛成多数により、請願第1号
中学校用歴史教科書採択等に関する請願については、継続審査とすべきものと決しました。 以上で報告とさせていただきます。
○議長(
和知勝夫君) お諮りします。 ただいまの
委員長報告は継続審査であります。委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「はい」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) 16番、角田憲治君。
◆16番(角田憲治君) 質疑させていただきます。 今、細かい内容にわたって審議内容について、文教厚生の方であったことはあったわけですけれども、私は、議会というんですか、それは教育内容そのものまでは踏み込むべきではないなという考え方なんです。 ですから、そこでお尋ねしたいんですが、継続審査としたのは、この継続にした後、採択するのか採択しないのかというどちらかの色を出そうとしての継続なのか、それとも他
町ではそれを議長に戻しているところがありますよね。全く色を出さないと。私はそうすべきだと思っているんですけれども、そこら辺のところの話した内容ですか、ちょっとお聞かせいただければと思います。
○議長(
和知勝夫君) 暫時休憩いたします。 (午前11時50分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 会議を再開いたします。 (午前11時50分)
-----------------------------------
○議長(
和知勝夫君) 13番、
石岡祐二君。
◆
文教厚生常任委員長(
石岡祐二君) 13番、石岡です。 いろいろ審議がございまして、なかなかこれだけの短い期間だと、まず教科書に関していろいろと種類があって、一つも見ていないというのもあったりとか、正直言って教科書の内容がわからないというのが委員の皆さんの意見です。また、もうちょっと研究してから、次の審議でもう一回勉強してみようという形になったという経緯がございます。 以上です。
○議長(
和知勝夫君) お諮りします。 委員長の報告は継続審査であります。委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第1号は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
-----------------------------------
△請願第2号に対する
総務常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第13、請願第2号
郵政事業の
現行経営形態の堅持に関する請願書を議題といたします。
総務常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 38番、矢澤功君。 〔
総務常任委員長 矢澤 功君 登壇〕
◆
総務常任委員長(矢澤功君) 請願第2号
郵政事業の
現行経営形態の堅持に関する請願について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。 本件については、議会
事務局長から請願の要旨について朗読を求めた後、審査に入りました。 委員会から、このことについては国会でも議論に議論を重ねており、全国民が注目しているときに本請願が出されたものであります。継続審査として、もう少し研究する必要があるとの動議が出され、意見の一致を見ました。 採決の結果、本請願は現在、国会でも審議も分かれ難しい問題となっております。今後、国の動向をそれぞれの議員が勉強して審査に当たることで継続審査とすることに決しました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) お諮りいたします。 ただいまの
委員長報告は継続審査であります。委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第2号は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
-----------------------------------
△陳情第1号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第14、陳情第1号 「地域経済の活性化等を求める」
地方議会意見書の採択および政府への提出に関する陳情を議題といたします。
建設経済常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 陳情第1号 「地域経済の活性化等を求める」
地方議会意見書の採択及び政府への提出に関する陳情について、その審査の経緯と結果をご報告申し上げます。 これについては、いろいろなほかの動向を見ながら判断するという意見の集約を見、継続審査とすることと意見の一致を見ました。 以上で報告を終わります。
○議長(
和知勝夫君) お諮りします。 ただいまの委員長の報告は継続審査であります。委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、陳情第1号は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
-----------------------------------
△陳情第2号に対する
建設経済常任委員長の審査結果報告・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 日程第15、陳情第2号 「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し、BSEの万全な対策を求める」陳情書を議題といたします。
建設経済常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 17番、手塚定君。 〔
建設経済常任委員長 手塚 定君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(手塚定君) 陳情第2号 「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し、BSEの万全な対策を求める」陳情書について、その審査の経緯と結果をご報告申し上げます。 これについても、ほかの動向を見ながら判断することで継続審査とすることと意見の一致を見ました。 以上、報告終わります。
○議長(
和知勝夫君) お諮りします。 ただいまの委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、陳情第2号は閉会中の継続審査とすることに決定しました。
-----------------------------------
△日程の追加
○議長(
和知勝夫君) お諮りします。 本日議員から
意見書案2件が議長あてに提出されました。 まず、矢澤功君ほか11名から、議員案第1号
地方議会制度の充実強化に関する
意見書案、同じく議員案第2号 地方六
団体改革案の早期実現に関する
意見書案であります。 これを日程に追加し、追加議案として上程することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
-----------------------------------
△議員案第1号、議員案第2号に対する
提案理由の説明・質疑・討論・採決
○議長(
和知勝夫君) 追加日程第1、追加議員案第1号
地方議会制度の充実強化に関する
意見書案を議題といたします。 提案者から
提案理由の説明を求めます。 38番、矢澤功君。
◆38番(矢澤功君) その前に、追加議案1号、2号は、当然総務委員会が趣旨説明しなくてはなりませんが、一括して趣旨説明をさせていただくことをお諮りいただきたいと思います。
○議長(
和知勝夫君) 矢澤功君から、今継続の意見書の朗読という意見がありました。ご異議はございませんか。 〔「一括で」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) それでは、一括でお願いします。 〔発言する者あり〕
○議長(
和知勝夫君) 一括でよろしいかどうかお諮りします。 ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) 異議なしと認めます。 今、正午になりましたが、このまま会議を続けます。よろしくお願いします。 〔38番 矢澤 功君 登壇〕
◆38番(矢澤功君)
意見書案につきまして、朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
地方議会制度の充実強化に関する意見書。 平成5年の衆参両議院における地方分権推進決議以降、地方分権一括法の施行や市町村合併に伴う地方自治に係る地勢図の変化など、地方議会を取り巻く環境は、近時大きく変化してきている。 また、今日、三位一体の改革などが進められる中で、税財政面での自己決定権が強まれば、それに伴い議会の執行機関に対する監視機能を強化し、みずから住民のための政策を発言していかなければならないのは必然である。 このような中、二元代表制の下での地方議会の役割は一層その重要性を増していることから、住民自治の代表機関である議会の機能のさらなる充実と、その活性化を図ることが強く求められている。一方、各議会においては、みずからの議会改革などを積極的に行っているところであるが、これらの環境に対応した議会の機能を十分発揮するためには、解決すべきさまざまな制度的課題がある。 こうした課題は、現行の地方自治法が制定後60年経過し、「議会と首長との関係」などにかかわる状況が変化しているにもかかわらず、ほとんど見直されておらず、議会に係る制度が実態にそぐわなくなっていることから、議会制度全般にわたる見直しが急務である。 21世紀における地方自治制度を考えるとき、住民自治の合議体である「議会」が自主性・自立性を発揮して初めて「地方自治の本旨」は実現するものであり、時代の趨勢に対応した議会改革なくして地方分権改革は完結しないと考える。 よって国におかれては、現在、第28次地方制度調査会において「議会のあり方」を審議項目として取り上げ、活発な審議が行われているところであるが、
地方議会制度の規制緩和、弾力化はもとより、①議長に議会招集権を付与すること、②委員会にも議案提出権を認めること、③議会に附属機関の設置を可能とすることなど、地方議会の権能強化及びその活性化のため、抜本的な制度改正が図られるよう強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 平成17年6月24日。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣となっております。 続きまして、第2号の意見書を朗読させていただきます。 地方六
団体改革案の早期実現に関する意見書。 地方六団体は、「基本方針2004」に基づく政府からの要請により、昨年8月に、地方分権の理念に沿った三位一体の改革を実現すべく、地方六団体の総意として、その改革案を小泉内閣総理大臣に提出したところである。 しかしながら、昨年11月の「三位一体の改革について」の政府、与党合意の税源移譲案は、その移譲額を平成16年度分を含め、おおむね3兆円とし、その約8割を明示したものの、残りの約2割については、平成17年度中に検討を行い、結論を得るとし、多くの課題が先送りされ、真の地方分権改革とは言えない状況にある。 よって、政府においては、平成5年の衆・参両院による地方分権推進に関する全会一致の国会決議を初め、地方分権一括法の施行といった国民の意思を改めて確認し、真の「三位一体改革」の実現を図るため、残された課題などについて、地方六団体の提案を十分踏まえ、改革案の実現を強く求めるものである。 記 1、地方六団体の改革案を踏まえた、おおむね3兆円規模の税源移譲を確実に実現すること。 2、生活保護費負担金及び義務教育費国庫負担金等の個別事項の最終的な取り扱いは、「国方の協議の場」において協議・決定するとともに、国庫負担率の引き下げは絶対認められないこと。 3、政府の改革案は、地方六団体の改革案の一部しか実現されておらず、地方六団体の改革案を優先して実現すること。 4、地方六団体の改革案で示した平成19年度から21年度までの第2期改革案について政府の方針を早期に明示すること。 5、地方交付税制度については、「基本方針2004」及び「政府・与党合意」に基づき、地方公共団体の財政運営に支障が生じないよう、法定率分の引き上げを含み地方交付税総額を確実に確保するとともに、財源保障機能、財源調整機能を充実強化すること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 平成16年6月24日。 意見提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、郵政民営化・経済財政政策担当大臣、総務大臣、財務大臣、経済財政諮問機関。 以上でございます。 よろしくお願いします。
○議長(
和知勝夫君) 追加議員案第1号に対して質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 本案に対する質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りします。 本案については、討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより追加議員案第1号を採決いたします。 本案について原案のとおり賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、追加議員案第1号は可決されました。 続きまして追加日程第2、議員案第2号 地方六
団体改革案の早期実現に関する
意見書案を議題といたします。 本案について質疑に入ります。 〔発言する者なし〕
○議長(
和知勝夫君) 本案について質疑はないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより追加議員案第2号を採決いたします。 本案について原案のとおり賛成する諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(
和知勝夫君)
起立全員であります。 よって、追加議員案第2号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
△日程の追加
○議長(
和知勝夫君) 本日議長あてに、議会運営委員長及び議会広報特別委員長から閉会中の継続調査の申出書が提出されています。2件の申出書を議題とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認めます。 よって、これを日程に追加し、議題とすることに決定いたします。
-----------------------------------
△
議会運営委員会の閉会中の継続調査について
○議長(
和知勝夫君) 追加日程第3、
議会運営委員会の閉会中の継続調査の件を議題といたします。 お諮りいたします。 委員長の申し出のとおり、議会運営調査のため閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認め、よって
議会運営委員会が次期議会の会期日程などの議会運営に関する事項について閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
-----------------------------------
△
議会広報特別委員会の閉会中の継続調査について
○議長(
和知勝夫君) 追加日程第4、
議会広報特別委員会の閉会中の継続調査の件を議題といたします。 お諮りします。 委員長の申し出のとおり、議会広報調査のため閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
和知勝夫君) ご異議なしと認めます。 よって、
議会広報特別委員会が議会広報調査のため閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
-----------------------------------
△閉会の宣告
○議長(
和知勝夫君) 以上で、本定例会の議事は全部終了いたしました。 これをもって平成17年第1回さくら市議会定例会を閉会いたします。 (午後零時10分) 署名議員地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長
和知勝夫 署名議員
大貫郁太郎 署名議員 磯 憲明...