真岡市議会 > 2013-06-11 >
06月11日-03号

  • 殉職(/)
ツイート シェア
  1. 真岡市議会 2013-06-11
    06月11日-03号


    取得元: 真岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-19
    平成25年  6月 定例会(第3回)    平成25年         真岡市議会定例会会議録 (第3号)     第 3 回                           議 事 日 程 (第3号)                       開 議 平成25年6月11日 午前10時日程第1 議案第57号から議案第70号まで及び報告第2号から報告第7号まで並びに一般質     問                                     日程第2 議案第71号                                日程第3 議員案第5号                                本日の会議に付した事件議案第57号 真岡市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて        議案第58号 真岡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて  議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦について                   議案第60号 真岡市子ども・子育て会議条例の制定について               議案第61号 真岡市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について        議案第62号 市道路線の認定について                         議案第63号 工事請負契約について                          議案第64号 真岡市総合文化会館ホール客席椅子の取得について             議案第65号 損害賠償額の決定及び和解について                    議案第66号 損害賠償額の決定及び和解について                    議案第67号 平成25年度真岡市一般会計補正予算(第4号)              議案第68号 平成25年度真岡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第69号 平成25年度真岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      議案第70号 平成25年度真岡市水道事業会計補正予算(第1号)            議案第71号 真岡市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について          報告第 2号 平成24年度真岡市継続費繰越計算書の報告について            報告第 3号 平成24年度真岡市繰越明許費繰越計算書の報告について          報告第 4号 平成24年度真岡市事故繰越し繰越計算書の報告について          報告第 5号 平成25年度もおか鬼怒公園開発株式会社営業計画及び予算書の提出について 報告第 6号 平成25年度真岡市土地開発公社事業計画及び予算書の提出について     報告第 7号 平成25年度公益財団法人真岡農業公社事業計画及び予算書の提出について 議員案第5号 各常任委員会の調査事件について                     6月11日(火曜日) 出 席 議 員 (28名)    1番 久保田   武    2番 栁 田 尚 宏    3番 大 瀧 和 弘    4番 藤 田 勝 美    5番 関 亦 英 士    6番 渡 邉   隆    7番 髙 橋   昇    8番 七 海 朱 美    9番 春 山 則 子   10番 柴     惠   11番 海老原 宏 至   12番 木 村 寿 雄   13番 苅 部 正 夫   14番 野 沢   達   15番 星 野   守   16番 中 村 和 彦   17番 荒 川 洋 子   18番 齊 藤 重 一   19番 大根田 悦 夫   20番 飯 塚   正   21番 上 野 玄 一   22番 古 橋 修 一   23番 大根田 幹 夫   24番 鶴 見   真   25番 布 施   實   26番 佐 藤 和 夫   27番 大 滝   盛   28番 田 上   稔 欠 席 議 員 (なし) 地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名 市     長  井 田 隆 一 副  市  長  内 田 龍 雄 教  育  長  酒 井   勲 総 務 部 長  中 里   滋 市 民 生活部長  杉 村 伸 一 健 康 福祉部長  菅   利 行(兼福祉事務所長) 産 業 環境部長  日下田 道 弘 建 設 部 長  細 島   誠(併 水 道 部 長) 会 計 管 理 者  仙 波 茂 夫(兼 会 計 課 長 事 務 取 扱) 教 育 次 長  田 口   司 秘 書 課 長  橋 本 健 一 企 画 課 長  添 野   郁 総 務 課 長  法師人 健 一 安 全 安心課長  磯   修 一 福 祉 課 長  白 瀧 隆 夫 商 工 観光課長  野 澤 雅 孝 農 政 課 長  成 毛 純 一 環 境 課 長  小 池 敏 之(兼根本山自然観察 セ ン ター所長 兼鬼怒水辺観察 セ ン ター所長) 建 設 課 長  大 関 正 信 都 市 計画課長  増 渕   孝 区 画 整理課長  軽 部 紀 明 学 校 教育課長  髙 橋 則 夫 生 涯 学習課長  添 野 知 男 兼 公 民 館 長 兼青年女性会館長 兼 少 年 補 導 セ ン ター所長 併山前農村環境 改善センター所長 併大内農業構造 改善センター所長 併中村農村環境 改善センター所長 文 化 課 長  関   康 雄(兼 市 民会館長 兼二宮文化会館長) スポーツ振興課長 栁 田 友 広(兼総合体育館長) 本会議に出席した事務局職員 事 務 局 長  飯 島 眞 一 議 事 課 長  磯     忠 兼 庶 務 係 長 議  事  課  髙 山   等 議 事 調査係長 書     記  手 塚 和 夫 △開議の宣告    午前10時00分 開議 ○海老原宏至副議長 開議に先立ち、ご報告申し上げます。議長の都合により、副議長が議長の職務を代行いたします。ご協力のほどよろしくお願いいたします。  ただいまの出席議員数は27名であります。  これより本日の会議を開きます。  直ちに会議に入ります。 △議案第57号~議案第70号及び報告第2号から報告第7号の質疑、一般質問 ○海老原宏至副議長 これより日程に入ります。  日程第1、議案第57号から議案第70号まで及び報告第2号から報告第7号まで並びに一般質問を議題とし、前回に引き続き継続いたします。 △木村寿雄議員海老原宏至副議長 発言通告者に対し順次発言を許します。  12番、木村寿雄議員。   (12番 木村寿雄議員登壇) ◆12番(木村寿雄議員) 皆さん、おはようございます。議席ナンバー12番のもおか未来、木村寿雄でございます。一般質問2日目のトップバッターとして質問できますことに対しまして、議員各位に感謝を申し上げます。  まず冒頭に、井田市長にとって多くの市民の皆さんの信頼を受け、2期目の当選を果たし、改めてお祝い申し上げます。そしてまた、補選による久保田議員、栁田議員、2人に対してエールを送ります。  さきの通告に従いまして順次3件に対して一般質問をいたします。  まず、項目1件目、未来の住環境づくりについて。1点目は、防災と減災における地域の意識強化に備えてであります。これまで防災関連については、議員各位から質問されてまいりましたが、改めて質問をいたします。  備えにおいては、東日本大震災の報告のとおり、まさに震災の体験を生かし、その取り組みによって、バッテリーや発電機あるいは食料品などなどに至るまで備蓄されております。さらなる防災と減災の対策として、一朝有事の迅速かつ万全な備えとして、軽自動車の4WD消防ポンプ自動車の導入について再度お伺いいたします。  この消防ポンプ自動車は、ありとあらゆる現場状況にも対応できるすばらしい操作性機能を持つポンプ車であります。7年前に日本橋の三越本店の屋上で出会ったとき一目ぼれをしたほど感動を抱いたことを今でも忘れません。このポンプ車は、日本国内で初めてISOの認証を取得され、高性能な小型ポンプ車として、総務省、消防庁を初め、関係協会などのお墨つきのすぐれものとして評価されております。軽自動車をベースとした小型消防ポンプ車、三菱系のネイチャーが10年がかりで開発されたものであります。全長3.4メートル、高さ1.99メートル、車両幅が1.47メートル、乗車定員4名の4輪駆動で、毎分900リットルから1,000リットルの放水可能で、小型ポンプ車を搭載された、さらに標準とする必要な一切の装備を整えております。従来の普通車に劣ることなく、すばらしい威力を持つポンプ車であることを確認してまいりました。  まず、ポンプ自動車のすぐれた特徴としましては、第1に自動車のエンジンを動力としているので、操法作業は電子スロットを搭載していることによって迅速に放水ができること。第2には、小型車のメリットとして、住宅の密集地や山林の道なき道を迅速に駆けつけ初期消火に発揮できること。第3には、通常の3分の1に抑えられた低価格で導入することができることになっております。この財政厳しい状況において、経費削減にメリットがあると考えております。  本市においては、3.11の震災には火災こそありませんでしたけれども、宮城県気仙沼港の火災においては、まさに火の海となり、船や住宅に大きな被害をこうむることになってしまいました。しかも、83名の命を奪われてしまいましたが、この結果、狭隘な道路に瓦れきの山積、消火活動ができず、12日間燃え続けた状況を聞いてまいりました。このような痛ましいことにならないためにも、必要不可欠と思っておりますが、いかがお考えかお伺いいたします。  次に、2点目の女性消防団組織についてお伺いいたします。消防団については、さきの定例会で海老原議員が一般質問をされておりますので、観点を変えて、女性による消防団組織について質問をいたします。  本市の消防団の歴史と伝統、間もなく60年の大きな節目でもあります。有事において殉職された団員もおり、これまで尽くしてこられた先輩方々のご苦労ははかり知れません。消防団にかかわる皆さんにとって、非常に厳しい環境であることは承知しているところであります。今日の社会的多様化により、取り巻く環境は我々昭和時代とは全く変貌しております。団員の確保、有事における出動やポンプ車の重量化による運転手の免許証の取得問題あるいは報酬、そしてまた高齢者の団員などの取り組みも考えねばならない節目でのことであろうと。その時期が参っているわけであります。  一方、25年度においては、32名が入団され、定員97名に達したことは高く評価しているところであります。一時のぬか喜びにならないように、入団を拒む大きな壁に立ちはだかる問題があります。あと何年たったら引退できるのかとぼやく団員の心情でもあります。先の見えない団員の確保に頭を悩めております。これからの消防団組織の維持については、感慨深いものがあります。このような消防団組織化女性消防団の組織も考えられると思っておりますが、いかがお考えかお伺いいたします。  次に、3点目の市内各地の防災意識の高揚についてであります。3.11の震災の体験を生かした対策については、各自治体ごとに区長さんや役員さんによって防災担当組織のプログラムなどが作成されているものと思っております。地域のために、知識と経験豊富な人材を生かした地域支援のボランティアの人たちが大勢いる方々の組織づくりの取り組みについてであります。  基本的には、まず地域や家族を守り、自分のことは自分で守る、この意識こそが減災効果があると考えます。今後の組織づくりの推進と意識を高めるには、どのような指導を考えられていくかお伺いをいたします。  2項目の交通安全対策について。1点目、車道、自転車道、歩道の整備についてであります。まず第1に、自転車を乗るマナーが非常に悪い。特に中高生や高齢者は、交通ルールの違反やマナーの悪さが問題であると思っております。子供からお年寄りまで多くの人が手軽に利用する自転車。最近では、健康づくりや環境の配慮でメリットも注目され、自転車通勤にシフトする人もふえております。  その一方で、現在問題となっているのがマナーの悪さであります。夜間の無灯乗車あるいは2人乗り、そしてまた併走進、最も悪いのは電話をかけながら片手運転などをしている姿も見えております。また、高齢者においては、信号無視や左側通行から急激に右側へ進路を変更するなど最も悪い危険な姿であることを見ております。平成24年栃木県内では、交通事故死者の約6割強が高齢者であります。自転車運転中の事故で17名が亡くなられているが、その全てが高齢者であります。真岡警察署管内においても、平成25年5月31日現在で交通事故発生状況は減少してはいるものの、106件、わすが5カ月で旧真岡市内で3名の死者が出ております。年齢別に見ますと、65件うち26件が65歳以上の高齢者であり、さらに事故形態別においては、車両相互の事故83件、そのうち39件が出合い頭の事故が発生しております。その他の各種別におきましては、120件のうち、第1には高齢者の事故が38件、第2に若者の事故が28件、第3に自転車による事故が18件あります。このような自転車関連事故の3分の2が自転車の法令違反であり、特に中高生から24歳の若い年代で法令違反の割合が急増しております。対歩行者、対自転車の事故で、自転車に乗っている人が相手にけがをさせれば加害者になるのだと、このような意識を持てる自転車の基本法と同時に自分自身の安全を守るための自転車の交通ルールとマナーによる法令違反者に対する罰則について、本市はもとより、関係機関との連携を強化し、戦略的に意識の高揚を図れる交通安全対策を推進することが不可欠と考えております。  私は、サッカーのことはよく知りませんが、サッカーが終了すると渋谷駅前のスクランブル交差点に熱狂的なサポーターが集まり、感情によるさまざまな問題が発生しておりましたが、今回のワールドカップの出場権が決定したとき、スクランブルの交差点の対策は、警察官の広報によって何のトラブルもなくおさめることができた功績は、すばらしいと感心しながら報道を見ておりました。この広報車による呼びかけは、「サポーターの皆さんは12番目の選手です。ルールとマナーを守りましょう」と、この一言によってサポーターたちは広報車に向かってエールを送られたと、報道の効果100%得られたことに対して、感動いたしました。  けさ日刊スポーツの1面に20代のお巡りさん、DJポリスとして一躍スターになったとして警視総監賞を検討すると掲載されておりました。警備広報協議会で優勝され、広報上級検定も突破し、警視庁のエースとしてたたえられております。  このようなことを考え、最もこの交通安全のための展開をこれから本市が本気になって関係団体に取り組んで展開していただきたいと考えております。  次に、2点目として、自転車専用通行帯の整備と道路標識や標示などの設置についてお伺いいたします。23年度の一般質問で関亦議員が要望された青レーンが設置され、自転車専用道路があちこちに目に入るようになりました。専用道路には、進行方向に進むように文字が描かれておりますけれども、自転車専用道路だからといって右側を通行している人がおります。マナーが悪いのか、それとも無知なのか、全く理解できません。このような自転車利用者に対して、「道交法違反は罰金ですよ」となどの道路標識等を設置することが効果的であるのではないかなと考えておりますが、いかがお考えかお伺いいたします。  次に、項目3件目、二宮遊水地の有効利用計画について伺います。先般の一般質問で海老原議員が質問され、答弁では検討委員会を設置し、利用計画の検討を推進すると明言されました。河川敷地の利用は、二宮地域にとって沸き上がる思いを抱きながら、民意の声を生かし、立案してまいりました。  まず第1点目に、総合的な多目的に利用できる憩いの広場を設け、観光スポットとして、鬼怒グリーンパークのような子供から大人まで楽しめる広場、また下野天平の丘公園の花祭りのようなイベントができることなど描いてまいりました。真岡の地域活性化はもとより、商工産業においても潤いが持てる事業として、いきいき真岡ふるさと事業を期待しているものであります。  2点目は、自然を生かした水辺の創出として、野鳥や水生生物の観察あるいは植物などを含めた学習ゾーンの自然環境づくり。  3点目は、各種のイベントが開催できる緑豊かな公園の確保。  4点目は、敷地最大限に利用できる管理釣り場の設置などを考えてまいりました。この4点目の管理釣り場については、小貝川の河川を水海道市が吉野公園を整備し、切れ沼を利用して小貝川の残存湖に管理釣り場を設置したものであります。小貝川吉野は、三日月形、湾曲した広大な釣り場であり、桜並木の花見をしながら自然たっぷりの釣り場であり、一般の観光客の姿も見られております。釣り仲間にとって癒されるところでありと好評を得ている状況であります。合併されてから常総市営として管理されておりますが、釣り大会を開催されますと1回で500人ほどの釣り人が集まります。参加料金が3,000円です。計算すればわかりますね、150万から集まるのです。商品は、釣具のメーカーから豪華な賞品を目指して、そしてその商品をいただくことで釣り人にとって魅力ある大会であると言われております。通常は、1日1,500円、半日は1,000円、年間会員券も発行し、1万円で釣りを楽しんでいるようであります。また、釣り場の参加料金のほか、食堂での飲食物はいつも完売しているということであります。このような状況を考えますと、維持管理の心配もすることなく、むしろ雇用についても大きなメリットがあると考えております。この遊水地については、少しでも早く遊水地の早期完成を願いながら執行部のお考えを伺いたいと思います。  以上で一般質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○海老原宏至副議長 木村議員の一般質問に対し、答弁を求めます。  井田市長。   (井田隆一市長登壇) ◎井田隆一市長 皆さん、おはようございます。木村議員の一般質問に対しお答えをいたします。  五行川二宮遊水地有効利用計画についてでありますが、現在の整備状況は、事業主体である栃木県真岡土木事務所に確認をいたしましたところ、左岸側B池29ヘクタールの整備を進めております。今年度は、下流側、下池と中池を結ぶボックスカルバート設置工事を予定しており、平成24年度末の整備率は約80%と聞いております。なお、完成時期については、継続的に整備いたしますが、未定であるとのことであります。  利用計画の策定については、完成後の越流頻度あるいは越流水量、これは堤頭を越える水の頻度、それから越える水量の確認を行い利用面積を確定し、アクセス道路としても利用できる一般県道西田井・二宮線の整備事業の進捗状況を見ながら、子供たちも利用できる遊水地利用計画の検討を進めてまいります。いろいろご提案をいただきましたが、そうした提案についても完成時期を待って計画を煮詰めてまいりたいというふうに考えております。 ○海老原宏至副議長 杉村市民生活部長。   (杉村伸一市民生活部長登壇) ◎杉村伸一市民生活部長 木村議員の一般質問にお答えいたします。  未来の住環境づくりについて、防災と減災における地域の意識強化と備えについてのうち、まず一朝有事の迅速かつ万全な備え、軽4WD消防ポンプ自動車の導入についてであります。常備消防である芳賀地区広域消防本部真岡消防署消防ポンプ車の配備状況は、水槽付消防ポンプ自動車が2台、消防ポンプ自動車が1台、化学消防自動車が1台、はしご付消防ポンプ自動車が1台の配備であり、また真岡西分署及び二宮分署でも水槽付消防ポンプ自動車が各1台配備されております。軽4WD消防ポンプ自動車については、導入する計画はないと聞いております。  また、本市消防団は、現在7分団24部486名の団員で市民の生命、身体、財産を守るため日々の活動を行っておりますが、現在消防団24部にそれぞれ1台ずつ消防ポンプ自動車を計24台配備しており、平成15年から順次更新を行い、昨年度をもって一旦完了したところであります。今後も消防団の充実強化や消防ポンプ車両の計画的な整備強化を図ってまいりますが、本市消防団の消防力は、市内で発生する火災に十分対応できるものと考えており、狭い路地や農道、山道などの対策としては、芳賀地区広域消防本部と連携を図り、ホースを延長し中継するなどで対応しておりますので、消防団への新たな軽4WD消防ポンプ自動車の導入については考えておりません。  次に、女性消防組織についてであります。消防団員の確保については、就業構造の変化などにより全国的に確保が困難な状況が続いておりますが、本市においては区長、町会長や地域の関係者、団員みずからの努力により定数の97.2%を確保しております。今後も関係者と協力の上、団員確保のため消防団のPRに努めてまいります。  女性消防組織につきましては、昨年7月に消防団長並びに副団長で協議し、積極的な女性消防団員の募集は今のところ行わないと確認したところでありますが、今後も消防団と継続して協議してまいります。  次に、市内各地域の防災意識高揚についてであります。本市における自主防災組織については、平成12年度から区ごとに組織育成を行っており、昨年度までに全134区において組織結成がなされたところであります。結成から長い年月が経過し、意識が希薄になっている組織もあり、改めて活性化を図る必要があると考えております。現在は、防災座談会の開催や各地区による防災避難訓練の実施により市民の防災意識の高揚及び防災知識の普及啓発を図っております。また、災害の際に自主防災組織が十分に機能するためには、地域における防災リーダーの育成、確保が重要でありますので、今後は栃木県主催の自主防災組織リーダー研修会などを活用し、地域防災リーダーの育成とともに、自主防災組織の育成強化に努めてまいります。  次に、交通安全対策についてであります。車道、自転車道、歩道の整備についてのうち、交通マナーが悪い、特に中高生に多く見られる、また高齢者を含めた交通安全教育の推進についてお答えいたします。  中学生については、各学校単位で交通安全教育を実施しておりますが、特に自転車のマナーについては、登下校等に校門や学校周辺にて指導しており、2人乗り等の交通ルール違反の連絡があった場合にも学校で適時対応しております。  高校生については、各学校単位で生徒指導を含め交通安全教育を実施するとともに、直接警察に依頼し、交通安全教育を実施していると聞いております。先月は、真岡工業高等学校において、全校生徒を対象に自転車の交通事故防止を目的に、スタントマンが交通事故を再現し、間近で交通事故の怖さを実感してもらうスケアード・ストレイト方式、日本語で言いますと恐怖の直視という手法による交通安全教育を関係機関と共催で実施したところであります。  次に、高齢者の交通安全教育につきましては、地域づくり事業の中で必須事業として交通安全、防犯、防災座談会等開催事業を実施していただいており、また各老人クラブを対象に交通教育指導員や老人指導員による交通安全講話、ビデオ等を実施し、啓発に努めております。特に昨年は、高齢者の交通事故防止を図ることを目的に、真岡警察署が中心となって、県内で初めての参加体験型の軽トラック競技会や道路を安全に横断することができるように車両のスピードを見きわめる車のスピード当てっこ競技会などが実施されたところであります。今後も引き続き警察を初め、各関係機関、団体と連携を図りながら、各世代に応じた交通安全教育を実施し、交通マナーの遵守と正しい交通マナーの実践の向上に努めてまいります。  以上、ご答弁申し上げます。 ○海老原宏至副議長 細島建設部長。   (細島 誠建設部長登壇) ◎細島誠建設部長 木村議員の一般質問に対しお答えいたします。  自転車専用通行帯整備と道路標識や路面標示などの整備についてでありますが、自転車専用通行帯は平成19年6月に道路交通法が一部改正され、市内では平成21年度から整備したもので、現在の延長は市道で約630メートル、市内の国道、県道では約4,060メートルであります。今後の整備につきましては、現在県が策定中のガイドラインを踏まえ、現場の状況などを見ながら関係機関と協議、検討してまいります。  また、自転車専用通行帯での逆走防止などの安全対策として、道路標識や路面標示を設置することについて、真岡警察署へ問い合わせたところ、自転車専用通行帯においては本来自転車は左側通行が原則でありますので、逆走防止や矢印での道路標示などで一方通行の規制は行っていないとのことでありますので、今後自転車等の安全な走行に対する注意喚起等の周知方法について関係機関と協議してまいります。  以上、ご答弁申し上げます。 ○海老原宏至副議長 木村議員。   (12番 木村寿雄議員質問席に着く) ◆12番(木村寿雄議員) 再質問させていただきます。  まず、先ほど申し上げましたように、車両の相互による出合い頭による事故発生というものが非常に多いというデータなのですが、これは町内の狭隘な道路から歩道のないところあるいは曲がりくねったところ、そういうところの出合い頭の事故だというふうに聞いておりますが、そのようなことが随所に私どもも見ておりますけれども、このような今後新しく区画整理をしたりあるいは道路の整備をしたりあるいはうちの周りのいわゆる建物の隅を切ったりと、そのような制度もありますよね。そういうことで、だんだんそういう隅を切ることによって見通しがよくなるのではないかなというふうに考えておりますが、これは今のところ既存にある住宅を削るわけにいきませんから、これから徐々にそういう体制をとって、住みよい、そういった安心に通行できるようなそういう環境にしていただきたいなというように考えておるわけでございます。  その点について、法的にもあるわけなのですが、この法についてなかなか知らない方が多いわけです。新しく建築するときに、道路から中央に何メーター逃げるとかあるいは隅はどうであるかというところは一般的には広報してあるのでしょうか。 ○海老原宏至副議長 細島建設部長。 ◎細島誠建設部長 再質問にお答えします。  建築基準法では、道路から2メーターバックすると、中心線から2メーターバックするということでは、塀をつくる場合でも、そういうことでは決められてございます。  以上でございます。 ○海老原宏至副議長 木村議員。 ◆12番(木村寿雄議員) 次に、2項目の交通安全の対策でありますけれども、今言ったように、この二宮の地域ばかりでなしに、真岡のサイクリング道路が指定されております。その中で地域の要望があるのですけれども、河川敷にトイレが全くないのです。あるのは桂橋の堤通り、そのところにあずまやが2つありまして、1カ所にトイレはあるのですが、それ以外の桂橋から真岡地域に入るまで、あずまやはもちろんないのですけれども、トイレが全然ないのです。今現在県のほうの方針としても、菜の花畑の摘んだり何かそういった不特定多数の方が出入りしてあるいはサイクルであるとかジョギングなどによって利用されているところでもあるのです。いざといったときに、トイレがないために非常に、特に女の人は困り果てているわけでございまして、この辺についても是非ともトイレ設置について要望しておきたいと思います。
    海老原宏至副議長 木村議員に申し上げます。  質問は発言通告の範囲内を超えないようにお願いしたいと思います。 ◆12番(木村寿雄議員) これは、自転車道路、サイクル道路、自転車ということと、それから遊水地の近辺にもかかわってくるものですから、あわせてこのような発言をさせていただきました。 ○海老原宏至副議長 要望ですね、全部。 ◆12番(木村寿雄議員) はい、要望です。 ○海老原宏至副議長 木村議員。 ◆12番(木村寿雄議員) それから、ただいま部長さんからお話ありましたが、消防団の取り巻く環境は非常に厳しいことは事務局もわかっておりますし、消防団もわかっていると思うのです。その出動人員の確保についても、なかなか今のこの時期ですから出動についての人員が集まってこないというのも現状であります。  そうした中で、今後、今女性消防組織と言いましたが、これから将来に向けてそういう組織も必要になるのではないかというふうに考えておるわけです。  さらに、消防団の老齢化、これが全く定年制はないわけであって、目安として何歳ぐらい、例えば60歳までであるとか55歳までであるとかというそういうその目安が全くないために先が見えないと先ほど質問しましたが、この辺の環境も組織的にどんなふうにこれから考えていかれるのか、そんなことも含めてお答え願えればと思います。  さらにもう一点あるのですが、今部長さんのほうから小型のポンプは考えていないということは、これは全ての消防庁や消防団の体制ができているというのは私も知っているわけです。  がしかし、これから5年なり、10年、15年なりますと、新しく入れかえがありますよね。そういう時期が来たときに導入することが必要なのかなということも考えた上で、今後そういう時期が来たときには導入も考えられるのかなと、そんなふうに考えております。そのことについて、ちょっとお話お願いしたいと思います。 ○海老原宏至副議長 木村議員に申し上げますが、再質問からは一問一答方式となりますので、1件ずつ質問をしてください。  杉村市民生活部長。 ◎杉村伸一市民生活部長 年齢のことにつきましては、消防団員の募集というか、組織につきましては、満18歳以上、市内に在住または通勤の者ということになっておりますので、上限につきましては取り決めございませんので、団長等とよく相談していきたいと思います。  またもう一点、ポンプ自動車の更新時についてということでございますけれども、今のところ予定はございませんということでお答えしたとおりであります。 ○海老原宏至副議長 木村議員。 ◆12番(木村寿雄議員) あと一点、項目1件目の消防について再質問いたします。  今消防車の重量化によって、普通車の免許を持っている人がハンドルを握れないという問題が持ち上がっているようであります。この免許取得について、個人で取得しなくてはならないような話も聞いておりますが、現実としては事務レベルでどんなふうに考えておられるのかお伺いしたいと思います。 ○海老原宏至副議長 木村議員に申し上げますが、発言通告の範囲内を超えないようお願いいたします。  杉村生活市民部長。 ◎杉村伸一市民生活部長 消防団の重量オーバーにつきましては、24台中6台ぐらいが5トンオーバーしたもので、わずか100キロ未満になりますけれども、ただ道路交通法が改正になりまして、中型免許がないとその5トン以上のものは乗れないという状況になっております。  ただ、ある一定の年齢の者につきましては、中型が自動的に振りかえになっていますので、今の中年ぐらいは十分乗れるのですけれども、新たに免許を取る場合には、普通免許というものが5トン未満しか乗れないので、ちょっと困ったような状況になっております。今現況について、その車両を5トン未満に改修するのかあるいは免許制度、今のところは乗らないように、当然無免許になってしまいますから、団員には乗らないようにということで全部周知しておりますけれども、免許を取得するのに補助するか否かにつきましては、今のところ検討中でございます。  以上でございます。 ○海老原宏至副議長 木村議員。 ◆12番(木村寿雄議員) はい、了解しました。  これで一般質問を全て終了いたします。ありがとうございました。 △藤田勝美議員 ○海老原宏至副議長 4番、藤田勝美議員。   (4番 藤田勝美議員登壇) ◆4番(藤田勝美議員) 皆さん、おはようございます。議席番号4番、真政クラブ・公明の藤田勝美です。今回の一般質問に当たり、議員各位にはご指導、ご協力いただき、心から感謝申し上げます。  それでは、さきの通告に従いまして順次質問させていただきます。  私たちは、よく高齢化社会という言葉を耳にしますが、これは一般的に総人口に占める65歳以上の方々の割合が7%以上の状態を言うそうです。これが14%を超えると高齢社会、さらには21%を過ぎたとき、超高齢社会と呼ばれることになります。すなわち真岡市の状況を見ますと、今年度の推計で21.5%に達する見込みであり、自治体として超高齢社会に、すなわち超高齢自治体になることが確実視されております。  そうした中、特養老人ホームに入所を希望しても、それがかなわない高齢者が約200人に及んでいると聞きます。そうした方々を受け入れる施設の整備は、喫緊の課題と言えます。  ただし、その一方で、今後ますますふえる高齢者または特定疾患者に対しても、介護を必要とされず、本人や家族が安心して生活できる仕組みを整えることも考えるべきだと思います。  現在高齢者の相談に応じる場所として、地域包括支援センターがあり、スタッフが高齢者宅を訪問する活動などを行っておりますが、それのみで十分とは到底思えないのであります。高齢者が元気なうちからコミュニケーションを図り、心や体の変化にいち早く対応できる仕組みづくりを真剣に考える時に来ているのではないでしょうか。  そこで提案でありますが、誰もが気軽に集まって趣味などに打ち込むとともに、そこに専門家を派遣して生活相談などもできるそうした場を中学校区に1つ程度ずつ、また学校の空き教室や空き店舗などを活用して整備することはできないものでしょうか。こうした提案に対して、執行部はどのようにお考えでしょうか、ご所見をお聞きしたいと思います。  次に、真岡市では地域公共交通総合連携計画に基づき、一昨年11月4日からいちごタクシーの試験運転を開始、そして昨年10月1日からは市街地を循環するコミュニティーバス「コットベリー号」の運行を開始しまた。いちごタクシーについては、昨年目的地を19カ所から83カ所へ大幅にふやしたことが功を奏し、利用状況は大変よいとのお話を聞いております。  しかし、コットベリー号については、運行開始からまだ定着期間が短いせいもありますが、利用者が少ない、さらに市民からも本数が少ない、乗りおりが自由ではない、停留所がわかりにくいなど改善を求める声が数多く寄せられております。  そもそもこうした公共交通が必要な層は、高齢者や身障者であります。であれば、このような交通弱者のためにもっと利便性の高い取り組みが必要ではないかと思います。そうした中、来年度からはいよいよ本格運行がスタートすることになります。  そこで、現在試験運行をしているいちごタクシーとコットベリー号についてどのような課題が上がっているのか、また来年度からの本格運行に向けてどのような内容にしていくのかをお聞かせください。  次に、栃木SCとの連携事業についてお伺いいたします。真岡市は、現在J2で活躍している栃木SCとの連携事業として、公式戦における真岡市民デーなどの事業を平成20年から続けております。この真岡市民デーでは、市内の少年サッカーチームの子供たちをスタンドに招待しているのを初め、地元物産品のブースが出店するなどの取り組みが見られております。特に昨年は、市長がハーフタイムにコットベリーとともに登場し、日本一のイチゴ、木綿、SL、温泉などをPRされておりました。  真岡市は、小、中、高それぞれで全国大会の上位に進出したチームを有するなど古くからサッカーの盛んなまちでありまして、そうした観点からも真岡市民デーを初めとする栃木SCとの連携事業は、我が町をPRする絶好の機会であると考えます。  市長は、昨年12月に行われた定例議会の中で、真岡市民デーについては継続して行っていくこと、さらに今後は選手入場の際に子供たちが選手をエスコートする、いわゆるエスコートキッズや真岡市の地域芸能の発表などについても、栃木SC事務局と協議、検討をしていくお考えを示されておりました。  そこで、現時点までに栃木SC事務局側とどこまで協議を進めてきたのか、また今年度はどのような事業を展開していくのかご説明をいただきたいと思います。  さて、現在はJリーグで活躍している栃木SCでありますが、トップチームはもとより、傘下にあるユース、ジュニアユースまでの練習環境をいかに整えるかが長年大きな課題となっておりました。選手寮やクラブハウスが未整備であるほか、専用グラウンドさえ所有しておらず、宇都宮市の平出サッカー場を借りている状況です。真岡市としても、昨年8月に長沼地区に開設されたきぬわいわい広場を栃木SCの小学生チームであるジュニアユースに月数回練習場として提供するなどしているところではあります。  しかし、栃木SCが今後もJリーグで最大限に活躍するためには、練習拠点を一体的に整備することが理想の姿であるのは言うまでもありません。今真岡市内を見渡しますと、旧長沼北小学校を初めとして、遊休状態となっている公共施設が散見されます。加えて真岡市立小中学校学区審議会の答申によれば、今後小学校の統廃合が進められる計画となっております。現在は、校舎として使われている建物を将来的にはどのように活用していくのかということは、これから検討していかなければならない課題であると言えます。こうした施設を活用し、栃木SCの事務所、選手寮、クラブハウス、グラウンドを備えた練習拠点を真岡市に誘致することはできないものか。つまり、栃木SCのマザータウンとして名乗りを上げることはできないものでしょうか。これは、れっきとした企業誘致ではないかと私は思うのであります。  さらに、真岡市にとって、サッカーのまちとして地域ブランドを高めるのはもちろんのこと、多くのサポーターも集まることによる観光面での地域活性化の効果、身近な場所にプロサッカー選手がいることによって、子供たちの未来の創造、教育面での効果も極めて大きいものと思われます。  そして、今学区審議会の答申を受けて、大変心を痛めている地域の方々も数多くいらっしゃることと思いますが、長年人を育ててきた施設が今後も人を育てる施設として歴史をつなぐのであります。そうした提案に対して、執行部はどのようにお考えでしょうか、ご所見をお聞かせください。  次に、北関東自動車道の有効利用についてお伺いいたします。北関東自動車道は、茨城県ひたちなかインターチェンジから西は群馬県関越道高崎ジャンクションまでの延長約150キロメートルとなっております。そのほぼ中間地点にあるのがこの本市真岡インターチェンジの位置に当たり、まさに隣接県となる茨城県、群馬県の間にあるのがこの栃木県真岡市でございます。この単純なことがこれからの本市におきまして大きな課題があるのではないかと私は思うのであります。  最近の下野新聞によれば、栃木県はイチゴ日本一、出荷量、販売額とも確実と載っていました。本市におきましても、そのイチゴの栽培をしている農家はほぼ真岡市の東に位置づけた農村地域であり、また農産物はイチゴだけではございません。新鮮な野菜や果物も豊富に栽培しております。この新鮮な農産物を消費者の口に与えることが真岡市の持っている影響力をいかに引き出せるかが課題であると思います。また、地域観光の有効利用としても、桜町陣屋跡、二宮尊徳資料館などもあり、そのルートをたどっていけば、先ほども言ったように、真岡SLキューロク館、真岡木綿、温泉等があり、真岡市のさらなる発展につながると思うのであります。  そこで、北関東自動車道にスマートインターチェンジを導入し、地域活性化のため、真岡市の区間内に設置してはどうかと思います。  そこで提案ですが、太政山トンネル北側、高田地内で現在北関東道に備えてある管理用道路が設置してありますが、それをうまく利用して設置が可能であればコスト削減にもつながるのではないかと思うのであります。また、スマートインターチェンジのアクセス道路についても、先ほど隣接県である茨城県の筑西市から連なる県道207号線にアクセスが可能であり、筑西市の特性を生かしたものと互いにリンクできる地域活性化のためにも何か必要なことができればと思う次第です。  スマートインターチェンジに関する質問は、平成21年6月の定例議会で佐藤議員が一般質問をしております。それから4年が経過しましたが、本市として今後どのような取り組みをするお考えなのか、ご所見をお聞かせください。  以上で私の一般質問を終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○海老原宏至副議長 藤田議員の一般質問に対し、答弁を求めます。  井田市長。   (井田隆一市長登壇) ◎井田隆一市長 藤田議員の一般質問について順次お答えいたします。  まず、高齢者の活動拠点整備についてであります。真岡市の人口は、昭和22年から24年に生まれたいわゆる団塊の世代が65歳を迎えることから、平成26年には高齢者の割合が人口の22.4%に、そして29年には24.5%に達することが予測されております。今後このような高齢者が増加していく中、市では高齢になっても誰もが住みなれた地域で安心して生活していただけるよう地域福祉づくり推進事業や社会参加を促進するために老人クラブ活動への支援やシルバー人材センター活動への支援を行っております。  空き店舗などを利用した高齢者の集まる場所の設置につきましては、昨年策定いたしました真岡市地域福祉計画の中でも市民同士が気軽に集まれるサロンづくりの推進がうたわれておりますので、今後社会福祉協議会やボランティア等と連携を図り、実施に向けて検討してまいります。  なお、この後公共交通についてのご質問もございますが、こうした公共交通と連携させるような、言ってみれば町なか保健所みたいなものの考え方もあろうかというふうに思うのです。地域公民館でいろいろミニデイホームとか敬老会が行われておりますが、やはり町に出てきていただいて、そして目先を少し変えるような、そういうことも一つの健康増進につながるものではないかと。そして、簡単な健診が受けられるような、例えば血圧をはかるとか脈をとるとかあるいは議員が提案がございましたように、囲碁、将棋をするとか、そういうふうなものができるような施設というふうなものがこれから必要ではないかというふうに思っております。  ただ、これをやるのは1カ所にするということよりも、できるだけ町なかを回遊できるような、1カ所だけではなくて、何カ所かを回遊できるような、きょうはA地点だったが、あしたはB地点でやってみようとか、そういうふうな物の考え方もできるのかな。それは、やはり公共交通を充足させることだというふうにも思っております。今後こうしたことについても、十分検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、公共交通ネットワークの見直しと本格運行についてお答えをいたします。まず、いちごタクシーについてでありますが、平成23年11月から試験運行を開始し、平成24年3月には予約の受け付け時間について運行時刻の1時間前までとしていたものを30分前まで受け付けできるように改善するなど利用者の利便性の向上を図ってまいりました。また、平成24年10月には、19カ所であった目的地を83カ所にふやしました。これは、利用者などから大きな病院だけでなく、個人経営の医院にも行けるようにしてほしいあるいは買い物をするスーパー等をふやしてほしいという多くの要望が寄せられたことを受け、地域公共交通活性化協議会に諮り、改善したものであります。その結果、利用者が増加し、1日当たりの利用者数が80人を超えるようになり、地域公共交通総合連携計画に掲げました1日当たり75人という目標を達成しております。いちごタクシーの登録者数は、5月末日現在、目標の8,000人に対し6,940人で、達成率は約87%であり、年代別では60歳以上の方が約60%を占めております。利用状況につきましては、病院、医院への利用が約61%、買い物の利用が約22%となっております。課題といたしましては、通院の利用が多いため、自宅を9時、10時に出発する便及び診察が終わって自宅へ帰る昼前後の便に予約が集中し、予約時間を変更しなければならないケースがふえていることが挙げられます。  次に、コットベリー号についてでありますが、昨年10月から試験運行を開始し、1日当たりの利用者数は徐々に増加しておりますが、直近の2カ月の平均は約37人であり、目標の60人に対し、達成率は約62%であります。コットベリー号の試験運行を開始する前にパンフレットの全戸配布を実施するとともに、広報紙等でPRを行ってまいりましたが、乗り方がわからない、どこからどこへ走るのかわからないなどのご意見が多く、まだ市民の皆様に十分認知されていない状況であります。  このようなことから、新たな取り組みとして、先日老人クラブ連合会の総会が青年女性会館で開催された際、コットベリー号の予備車を使い運行内容について、登録や予約は必要なく、どなたでも利用できることなどを説明するとともに、実際に乗車していただいたところ、「便利なバスだ」とか「今度利用してみたい」などのご意見をいただいたところであります。また、いちごタクシーとコットベリー号を乗り継いで利用すると便利であること。例えば周辺部からいちごタクシーで市街地の病院に通院し、診察後にコットベリー号に乗ってスーパーなどで買い物を済ませ、そこからいちごタクシーを利用して帰宅することが可能であることを周知したいと考えております。今後とも広報紙やいちごテレビの行政情報番組など機会あるごとにわかりやすいPRに努め、利用者の増加を図ってまいりたいと考えております。  次に、本格運行についてでありますが、いちごタクシーは利用者が集中する時間帯への対応、目的地の見直し等についてタクシー事業者と協議するとともに、費用対効果についても十分検証してまいりたいと考えております。コットベリー号につきましては、運行開始から8カ月を経過したところであり、今後の利用状況を検証しながら運行内容の改善等の把握に努めてまいります。  さらに、いちごタクシーやコットベリー号と真岡鐵道や民間路線バスとの連携を図り、地域公共交通のネットワーク化を推進してまいります。  次に、栃木SCとの連携事業についてであります。真岡市民デーについてでありますが、平成20年度から栃木SC支援真岡市実行委員会を設立し、栃木SCを支援する各種事業を実施しており、その中で毎年8月に栃木SCホームゲームにおける真岡市民デーを開催しております。  真岡市民デーとして、少年サッカーチーム等を中心としたバスツアー及び小学生等を対象とした招待チケットの配布を行っており、平成24年度は383名の参加があり、参加者は年々増加傾向にあります。また、真岡市のPR活動として、真岡市物産品や軽食の販売、観光PR、ハーフタイムを利用した真岡市の紹介等を行っております。現在栃木SC事務局とは、真岡市民デーにおいてより一層参加者が喜んで参加できる事業として、選手入場の際に小学生等が選手をエスコートするエスコートキッズ、ご提案がございましたが、エスコートキッズやウオーミングアップに出ていく選手をハイタッチで送り出す選手ハイタッチ等の実施について協議しております。真岡市のPRにつきましては、限られたスペースの中でよりよいPRができるよう協議を進めております。今後も栃木SC事務局とは、真岡市民デーが充実した形で開催できるよう実施内容についての協議を継続していきたいと考えております。  次に、本年度の真岡市民デーにつきましては、8月18日の日曜日にガイナーレ鳥取を対戦相手として開催し、バスツアー及び招待チケットの配布、そして真岡市のPR活動として、真岡市物産品や軽食の販売、真岡市出身の上野優作氏を起用した観光PR、ハーフタイムを利用した真岡市の紹介等について、内容を考えながら、昨年に引き続き実施してまいります。また、バスツアー参加の子供たちには、昨年配布をし好評を得た応援用フラッグをことしも配布し、真岡市民デーを盛り上げていきたいと考えております。  次に、マザータウンの誘致についてお答えをいたします。マザータウンは、Jリーグなどのチームが本拠地とするホームタウンに次いで練習環境などでチームを支援する自治体を指す言葉で、県内では鹿沼市がプロバスケットのリンク栃木ブレックスとマザータウンの協定を締結しております。廃校となった学校の校庭などを活用し、栃木SCの練習施設にできないかについてでありますが、前には廃校になったコンピュータ・カレッジを使ってそうした施設ができないかというふうなご質問もございました。栃木SCのトップチームは、天然芝のグラウンドしか使用しないとのことでありますので、練習施設として活用することは難しいものと考えております。  一方、今年度より栃木SCの下部組織で小学生で構成される栃木SCジュニアチームに昨年オープンしたきぬわいわい広場を練習場として使用していただいており、ご好評をいただいております。加えて、現在栃木SCからの要望により、きぬわいわい広場を練習場として、旧長沼北小学校の一部をミーティングルームとして定期的に使用していただく協定の締結を検討しております。また、現在建設中の総合運動公園陸上競技場、サッカー場が今年度中に完成し、来年夏ごろから供用を開始できる予定となっております。栃木SCの練習場として提供した場合の使用頻度や芝への影響、またマザータウンとなった場合のメリットなどを総合的に考慮し、マザータウンの誘致が可能かどうか検討してまいりたいと考えております。  人工芝というふうな考え方もあるのですが、やはり人工芝だとかなり足腰というか、膝を痛めるとか、そういうふうなこともあるので、自然芝でなければならないのだということなものですから、もうそうなると自然芝の管理面で非常に苦労しなければならないというふうなこともございまして、先ほどお答えしたような内容になっております。  次に、北関東自動車道へのスマートインターチェンジの導入についてお答えいたします。このスマートインターチェンジの導入については、既に何度かご質問をいただいておるところでもございます。スマートインターチェンジとは、高速道路の本線などから乗りおりができるように設置するETCを搭載した車両限定のインターチェンジであります。このスマートインターチェンジは、利用車両が限定していることから、料金所は簡易なもので済むほか、料金徴収員も不要となり、導入コストが低く抑えられるというメリットがあるため、各地でスマートインターチェンジを設置して地域経済の活性化につなげようという動きが出ているところであります。  しかしながら、スマートインターチェンジ設置には、周辺道路から高速道路への新たなアクセス道などの整備が必要となるところであります。現在高田地区の小貝川沿いから北関東自動車道へ進入できる乗り入れスロープの利用につきましては、乗り入れスロープ自体がNEXCO東日本の管理用道路であり、高速道路の安全基準からも一般車両の進入、退出はできないので、アクセス道路にはならない状況であります。また、事業費の財源確保や確実に見込める採算性なども導入に対しての重要な判断材料となることから、現状では高田地区での県道つくば・真岡線沿いも含めてスマートインターチェンジの設置は難しいものと考えております。  何しろスマートインターチェンジからおりて何らかのお客様がおいでいただけるようなそうしたものがなければ、市街地があったりあるいは遊べる施設があったりというようなことも必要でもあるだろうし、また多くの皆さんがそのスマートインターチェンジを利用して上下上れるようなそういうところでなければならない。そのためには、このアクセス道路の設置というふうなものが非常に重要になってまいります。そういう意味からすると、非常にスマートインターチェンジをつくるのにはなかなか難しい状況にあるというふうに思っております。  以上、お答えいたします。 ○海老原宏至副議長 藤田議員。   (4番 藤田勝美議員質問席に着く) ◆4番(藤田勝美議員) 詳細な答弁ありがとうございました。  私のほうから1点なのですけれども、要望といたしまして、先ほどスマートインターチェンジの市長からの答弁がございました。それに関しまして、正直今導入は難しいということなのですが、正直この一般質問をすることに当たって、筑西市のある議員から話がありまして、もしこれが導入することができれば、互いの先ほどの経済効果につながるのでどうかなという話がありまして、ぶっちゃけその市長が今回かわられまして、市長が、筑西市の。積極的に導入したいという話も耳にしまして、であれば真岡市の市長、井田市長と筑西市の市長が何らかの形で協議会などを開いて、簡単ですよね、協議会などを開いてそういう話し合いなどもしていってはどうかなという、お願いできないかということで要望いたさせていただきます。  私の一般質問は以上で終わります。ありがとうございます。 △苅部正夫議員 ○海老原宏至副議長 13番、苅部正夫議員。   (13番 苅部正夫議員登壇) ◆13番(苅部正夫議員) 皆さん、こんにちは。議席番号13番、夢ネット21の苅部正夫です。さきの通告に従い順次質問をいたします。  第1項目、北関東自動車道のスマートインターチェンジの設置につきましては、さきの藤田議員と重なり、市長の答弁もいただきましたが、真岡市の東の玄関となる真岡スマートインターチェンジの建設については、これからの真岡市の発展に大きな影響を及ぼしてきますので、隣の筑西市とも強い連携をとり設置に向けて努力いただくことを切望します。  次に、2点目の小中学校の図書館の運営についてであります。学校教育法第3条に、学校には、学校図書館を置かなければならない。児童又は生徒及び教員の利用にも供するものであると規定されております。図書館の重要性は、どの学校でも強く認識していることと思います。現在全国各地の学校で図書館活用教育の研究を学校経営の中核に据えて取り組んでいるところが多くなっております。  目的としては、生きる力となる読書力の育成、2番、図書館を活用した事業の実践から読書の習慣化が定着することを目的としております。このように児童生徒への読書指導は、心豊かな生涯学習者を育てる重要なことであると考えております。  そこで、本市においても、学校図書館蔵書を充実させるための児童生徒1人当たりの配当額はどれくらいになるのかお伺いいたします。  次に、児童生徒の活用状況についてお伺いします。小学校では、1人何冊ぐらい利用しているのか。同じで、中学校も何冊ぐらい年間利用しているのかお伺いします。  次に、学校図書館を運営するには、司書及び司書教諭が必要となりますが、配置の状況についてお伺いします。  3番として、市立図書館について、中心のほかに西分館、二宮分館、合計3カ所ありますが、23年度、24年度の利用状況についてお知らせください。  さらに、指定管理料6,400万も使っての図書館ですから、他の図書館と違った特色はどんなところにあるのかもお伺いいたします。  次に、小学校、中学校の施設設備についてお伺いします。終戦後の冬の教室は、まきストーブ、次に石炭ストーブで暖をとりながら学習をしました。ストーブ当番の日は、早く登校し、火をつけるのに苦労したことを思い出しております。戦後68年を経過した現在では、石油ストーブに変わり、さらに進化している現状です。近年、夏には特別教室、学校の特別教室は保健室、図書室、パソコン室、職員室などが特別教室と言われていますが、現在冷房は入っています。さらに、5年前ごろから県内の普通高校を中心に一般教室にも県教委との条件つきで冷房を取りつけている学校があります。本市では、真岡高校、真岡女子高校。その経費は、全てPTA負担となっております。本市においても、今年度から小学校1校、中学校1校の普通教室に空調設備を取りつける予算が計上されていますが、丈夫で頑張る児童生徒を育てる観点からも、また莫大な予算がかかることからも、熟慮を要するものと思います。  そこでお伺いします。平成25年度主要施策の中での教育費の中で、小学校施設整備工事費で大内中央小学校6学級空調設備、中学校では山前中学校、学級数7学級、空調設備工事が盛り込まれておりますが、この2校が選出された根拠についてお伺いします。  さらに、児童生徒への効果をどのように考えているのかお伺いいたします。  5項目として、学校環境についてであります。教育基本法第2条4項では、生命を尊び、自然を大切にし、環境保全に寄与する態度を養うこと。学校教育法31条1項においても、自然体験活動の充実に努めるものとすると定めております。小学校の1、2学年では、第5節で動物を飼ったり、植物を育てたりして、それらの育った場所、変化や成長の様子に関心を持ち、それらは命を持っていることや成長していることに気づき、生き物への親しみを持ち、大切にできるようにするとあり、道徳5年から6年においても、自然の偉大さを知り、自然環境を大切にすると規定されております。  私も1週間前ぐらいから市内の数校を参観してまいりましたが、夏場に向かって緑のカーテン、ゴーヤ、アサガオつくりに取り組んでいる様子が見られました。さらに、学校花壇、学年花壇、学級花壇、サツマイモ畑への取り組みも見せていただきました。  そこでお伺いいたします。静かな環境、明るい学校を目指して、市内小中学校における環境緑化への取り組みについてお伺いします。  次に、6番目の備蓄品についてであります。2011年3月11日午後2時46分に起きた東日本大震災、それに伴っての大津波、福島原発事故、計画停電、いまだに進まない瓦れき処理、我が家に戻れない人々の生活等国民の日常生活にも多大な影響を及ぼし、解決の道は遠いものと考えられます。  私も当日電気の通っている下野市のコンビニ、上三川のコンビニへ買い物に行きました。夕方行ったために、各店の品物はほとんど売り切れの状態でした。今後いつ襲ってくるかわからない災害に対し、個人としても備蓄をしておかねばならないと考え準備をしております。市としても、市民の最低の生活を維持していくための備蓄を進めていると思いますが、現状をお伺いいたします。  以上をもちまして質問を終わらせていただきます。(拍手) ○海老原宏至副議長 苅部議員の一般質問に対し、答弁を求めます。  井田市長。   (井田隆一市長登壇) ◎井田隆一市長 苅部議員の一般質問にお答えいたします。  私からは、備蓄品についてでありますが、本市では災害用備蓄品を平成21年度から備蓄しており、東日本大震災の前には食料品が5,740食、毛布が640枚でありました。東日本大震災後の備蓄品の数につきましては、まず食料品は震災時避難所へ避難した市民約900人を基準として、1日3食の7日分、計1万8,900食を計画数量として、現在の備蓄数量は1万9,154食であります。飲料水は、放射能汚染対策として、乳児の粉ミルク用約800人を基準に、1人当たり500ミリリットルのペットボトルを1日3本の1カ月分として、計7万4,400本を計画数量として、現在の備蓄数量は500ミリリットル換算で7万4,674本であります。また、備蓄している食料品の種類でありますが、水またはお湯を注ぐだけでできるアルファ米を利用した五目御飯や山菜おこわが約6,200食、お湯を注いでつくるショートパスタが980食、調理をしないで食べられるパンやクラッカーなどが1万1,974食であります。その他現在備蓄しているものとして、災害用毛布が1,708枚、非常用災害トイレが3,000個であります。さらに、発電機70台、サークルライト102台、石油ストーブ30台、その他電工ドラム、ガソリン携行缶など附属品を備えております。また、備蓄品ではありませんが、イオン株式会社スーパーセンター事業部と災害時等の物資供給等に関する協定を締結し、食料品、飲料品、それから寝具、医療品、日用雑貨、日用生活雑貨などの提供を受けられることになっております。医薬品については備蓄しておりませんが、芳賀赤十字病院との災害等救急時における医薬品に関する協定を締結しており、医療救護に必要な医薬品及び衛生材料を常備していただいております。  なお、食料品及び飲料水については、賞味期限がありますので、計画的な更新を進めてまいります。  次に、家庭における備蓄品についてでありますが、消防庁の防災マニュアルの中で、備蓄品及び非常持ち出し品の例が示されており、各世帯に配布しております真岡市防災マップの中で備蓄品のチェック表を記載するとともに、防災座談会や市のホームページなどで周知を図っているところであります。  具体的な内容としましては、飲料水、アルファ米やインスタント食品、乾パン、缶詰など1人3日分の非常食品、携帯ラジオや懐中電灯、応急薬品、その他下着類やタオル、ティッシュペーパーやビニール袋などの生活用品などであります。今後もまず第1に自分の身は自分で守るという自助の精神のもとに、市民一人一人が日ごろから災害に備えるよう備蓄品を含む防災知識の普及啓発に努めてまいります。  以上、ご答弁申し上げます。 ○海老原宏至副議長 酒井教育長。   (酒井 勲教育長登壇) ◎酒井勲教育長 苅部議員の一般質問に順次お答えいたします。  まず、小中学校図書室の運営について、児童生徒1人当たりの予算はどれくらいかでありますが、本市教育委員会では学校図書館の図書購入費を毎年予算化し、計画的な図書整備に努めているところであります。平成25年度の小学校図書購入予算額は552万8,000円で、児童1人当たり1,173円であり、前年度より19円増となっております。同じく中学校図書購入予算額は457万8,000円で、生徒1人当たり1,953円であり、前年度とほぼ同額となっております。  学校図書館につきましては、時代に即した新刊の図書を継続的に整備していく必要がありますので、今後とも限られた予算を有効に活用するため、購入図書の選定や利用方法の工夫を図ってまいりたいと考えております。  次に、児童生徒の活用状況についてでありますが、小学校の図書室の貸し出し冊数は、平成24年度で6万427冊で、児童1人当たり14.2冊、中学校では1万2,275冊で、1人当たり5.4冊であります。これは、児童の読書数ではなくて、学校図書館を利用した1人当たりの数であります。  次に、司書教諭の配置状況についてであります。司書教諭は、学校図書館についての専門講習を修了した教諭で、学校図書館法第5条第1項により、12学級以上の学校に配置しなければならないものであります。12学級以上の学校は、市内小学校4校、中学校2校で、合わせて6校であります。本市においては、12学級以下であっても小学校12校、中学校6校の18校に司書教諭を配置しております。いわゆる司書教諭は、一般の先生と同じ業務を行っております。  本市教育委員会としましては、読書活動は児童生徒の創造力と学習に対する興味、関心等を呼び起こすこととともに、言語に関する能力を育成する上で大切な活動であるととらえております。このことから、本年度から司書教諭とは別に、学校図書館の一層の充実を図るため、新規事業として、市内小学校のうち地区別に1校ずつ、5校をモデル校に指定し、学校図書館充実化研究事業に取り組むため、専任司書をモデル校に配置し、児童生徒の読書活動の充実に努めてまいります。  次に、市立図書館の利用状況についてでありますが、真岡市立図書館の平成23年度利用者数は5万6,364人で、図書貸し出し冊数は21万132冊、平成24年度は利用者数5万6,845人で、貸し出し数は20万8,837冊でありました。二宮分館図書室の平成23年度利用者数は8,469人で、貸し出し冊数は3万6,492冊、平成24年度は利用者数9,406人で、貸し出し冊数は4万1,056冊でありました。西分館では、平成23年度利用者数が2,560人で、貸し出し冊数は1万716冊であります。また、24年度は、利用者数は2,574人で、貸し出し冊数は1万1,680冊でありました。また、二宮分館図書室利用者のうち、二宮地区以外の利用者の割合は、平成24年度では35.3%でありました。真岡市立図書館は、平成21年4月1日から指定管理者制度を導入しており、祝日の開館、開館時間の延長、貸し出し冊数の無制限化などのサービス向上を行い、利用者から大変好評を得ております。  なお、特色ある取り組みとして、乳幼児から小学生低学年までを対象とした読み聞かせ事業や外国人講師のジル先生による英語のお話し会の開催、季節に合わせた特設展示コーナーを月変わりで設置し、今話題の新刊本や季節に関連した本の紹介などをしております。また、昨年度は、こども読書週間にブックラリーを開催し、子供たちが読んだ本5冊の感想文をチャレンジシートに書いてもらい、賞状と金メダルを贈呈するなど本を読む楽しさを知ってもらう読書活動の推進や60歳以上の利用者が急増していることから、団塊の世代向け、大人の映写会等の新たな事業を実施した結果、平成25年4月にこどもの読書活動優秀実践図書館として文部科学大臣表彰を受賞いたしました。  図書館は、あらゆる年齢層が生涯にわたってみずから学ぶ施設であり、知的な探究心に応える地域の情報拠点であるとともに、必要に応じた目的で利用でき、快適に過ごせる場所として、今後も魅力ある図書館運営に努めてまいります。  次に、小中学校の施設整備についてお答えいたします。小中学校の普通教室への空調設備の設置につきましては、近年の地球温暖化の影響により真夏日が多くなっている状況を初め、こども議会における児童生徒からの強い要望や県内他市の取り組み、市内高等学校における設置状況などを勘案して、子供たちの健康と快適な学習環境を確保するため、今年度から国庫補助事業を活用した整備を予定しております。今年度は、大内中央小学校、山前中学校の2校について試験的な整備を行い、来年度は平成26年度に残りの小学校、平成27年度に中学校について整備を計画しております。  大内中央小学校及び山前中学校を選定した根拠についてでありますが、選定に当たっては、市内での中規模校であること、耐震補強工事の影響がないことを条件に、小学校については各地区の中心校の中から大内中央小学校を選定いたしました。また、中学校につきましては、全9校のうち校舎の耐震補強工事が未実施である真岡中学校、物部中学校を除く7校のうち、小学校で選定した大内中央小学校の大内地区以外の地区から山前中学校が結果的に選定されました。この2校については、整備後設定温度や稼働時間などのデータを集めながら、今後の整備や適正な運用に役立てていきたいと考えております。  次に、児童生徒への効果についてでありますけれども、空調設備の導入は学校での学習環境をより快適にすることを目的としております。このことにより、夏の暑さの中でも児童生徒が学習に集中できるとともに、室内における熱中症の予防にもなると考えております。実際の教室での使用に当たっては、設定温度や使用時間帯などを定めた運用マニュアルを作成し、児童生徒の健康管理に十分気を配りながら、環境に対する負荷に配慮した空調設備の整備を図ってまいりたいと考えております。  次に、学校緑化についてであります。森林を初めとする緑は、人の心に潤いや安らぎを与え、きれいな水や澄んだ空気を提供するなど多くの役割を果たしております。学校においても、そのような緑を大切にした学校緑化活動を推進することは、子供たちの生活環境を整えることにつながり、学力向上や道徳性の育成などさまざまな教育効果が期待されております。現在学校では、花壇やプランターを活用した草花や簡単な野菜の栽培が多く行われております。加えて、定期的に子供たちや教職員による除草や樹木の剪定等が行われており、夏休みにはPTAの協力も得て実施されております。最近では、省エネの効果もあるということで、教室の南側にゴーヤなどを栽培して緑のカーテンを整備している学校がふえてきております。また、亀山小学校、大内東小学校、長田小学校、真岡西中学校では、学校林活動が盛んで、理科の授業に植物や昆虫の観察をしたり、写生会やみんなで楽しく弁当を食べたりするなどさまざまな場面で活用されております。  さらに、市内全小学校では、学校農園等で米や野菜、花などを栽培しており、生活科や理科の学習に役立てるとともに、植えつけや収穫などを通して土や緑などの自然と触れ合う体験活動を行っております。  全国学校緑化コンクールにおいても、今年度は学校林をさまざまな教育活動と関連させて学習効果を上げている大内東小学校と竜巻被害を乗り越えて環境整備を積極的に行っている西田井小学校の2校が応募しております。本市教育委員会といたしましては、今後とも各学校と相談しながら学校づくり教育活動推進事業などを通してさまざまな教育効果が期待できる学校緑化活動を支援してまいりたいと考えております。  以上、ご答弁申し上げます。 ○海老原宏至副議長 苅部議員。   (13番 苅部正夫議員質問席に着く) ◆13番(苅部正夫議員) 最初にお答えいただきました災害時の備蓄品の件てすけれども、非常に多くの備蓄品が保管されているというふうに感じて安心しているところでもありますが、現在聞くところによりますと、保管場所は1カ所であるというふうに聞いておりますが、そのほか場所をふやす考えはあるのかどうかお伺いします。 ○海老原宏至副議長 杉村市民生活部長。 ◎杉村伸一市民生活部長 現在長沼北小と田町にあります文化財倉庫の一角に2カ所に備蓄しております。  また、今後今年度各避難所をモデルとして7カ所備蓄倉庫を設置する予定で考えております。  以上、ご答弁申し上げます。 ○海老原宏至副議長 苅部議員。 ◆13番(苅部正夫議員) それでは、教育長にお伺いします。  学校緑化関係ですけれども、ここ数年学校環境緑化コンクールへの市内の学校の参加校の校数をお願いしたいと思います、何校ぐらい参加しているのか。 ○海老原宏至副議長 酒井教育長。 ◎酒井勲教育長 ここ数年……ちょっと手元にないのですが、西田井小学校が竜巻の前に一応手を挙げて応募しておりました。それで、竜巻で中止になりまして、現在大内東小学校と西田井小学校2校が応募しているということでございます。  数年……ちょっと手元にここ三、四年の資料はございません。後でご提示したいと思います。 ○海老原宏至副議長 苅部議員。 ◆13番(苅部正夫議員) 次に、空調設備の件でお伺いします。  先ほど高等学校の場合は、県教委と相談の上設置をするかどうかというのは、各学校のPTAと県教委の契約というような形になるそうですが、真岡高校の場合、生徒1人の維持費が6,480円、1年間。真女高が6,500円ということで、PTAが管理運営をするという形で空調設備を活用しているということで、ほかの真岡工業とかそういうところの学校へも行ってきたのですが、うちの学校では現在そういう考えはないというような話を聞きまして、特に普通高校で、特に夏休みなどの補習授業などのときにやはり必要になってくるのかなというような話はしておりました。  それから、設定温度などは一応28度に設定しているというような話も伺ってまいりました。  そこで、本年度は大内中央と山前中学校の学校がやるわけですけれども、これ普通教室ですと市内小中学校の合計の普通学級が291学級あるのです。そうすると、ことし12校ぐらいの学校が空調設備が入って、あとかなりのお金が必要になってくるのではないかと思いますが、今教育長の話では、何か小学校がその次とか、順番で、合計3年ぐらいで計画しているようなのですが、これ金銭的に、市の予算の上からもこのぐらいの金は大丈夫なのでしょうか。そこらのところちょっと心配なので、お伺いいたします。 ○海老原宏至副議長 井田市長。 ◎井田隆一市長 金銭的な部分ご心配いただいておるわけでありますが、私どももこうして今回2校を設置して、どんなふうな状況でこの空調が動くのか、動くというか、稼働されるのか、そういう部分を少し見たいなというふうな思いはしておるのです。  しかし、この設置に至る経過の中では、もう子供たちのこども議会においても、子供さんから直接、児童生徒から直接要望も受けていますし、また私も多くの皆さんからなぜ真岡の小中学校には空調設備が整っていないのだろうと。  確かにおっしゃられるように、県立高校ではPTAの皆さんがお金を出し合って設置しているということであります。これは、県予算の中でこうしたことが認められていなかったのかなというふうな思いはしておるのですが、しかし真岡市とすれば、やはり学習環境を整える。また、5月から暑いのが11月のころまで暑いということでもありますので、そういう意味から学習環境を整えてやるということがやはり教育を目指した中で、環境整備ということでは必要ではなかろうかというふうに思っておるところでございます。  今までは、夏休み期間があるからということでいったのですが、やはり夏の期間が余りにも長いということで、子供たちの学習環境を整えるということであれば、これは子供の学力向上ということであれば、市民の皆さんもお金を使うこと、予算を使うことはご理解いただけるものというふうに考えておるところであります。 ○海老原宏至副議長 苅部議員。 ◆13番(苅部正夫議員) 今の市長の答弁で、教育にかける市長の情熱がわかりました。よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を全て終わりにいたします。ありがとうございました。(拍手) ○海老原宏至副議長 この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時といたします。   午前11時49分 休憩   午後 1時00分 再開   (副議長、議長と交代) ○齊藤重一議長 出席議員数を報告いたします。ただいまの出席議員数は27名であります。  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、ご報告申し上げます。  髙橋昇議員から昨日の本会議おける発言について、真岡市議会会議規則第64条の規定により、代表質問の政治倫理審査委員会の件に関する発言部分の一部を訂正したい旨申し出がありました。  その内容は、「我々の会派のうち5名、それに2名の議員が加わって7名で提出を」の件を「我々の会派のうち2名、それに2名の議員が加わって4名で提出」に訂正する申し出を議長において許可しましたので、ご報告申し上げます。  質疑、一般質問を続けます。 △飯塚正議員 ○齊藤重一議長 20番、飯塚正議員。   (20番 飯塚 正議員登壇) ◆20番(飯塚正議員) 日本共産党の飯塚正でございます。私は、さきの発言通告に従い4件の一般質問を行うものであります。市長初め、執行部の前向きな答弁を期待するものであります。  まず1件目、環境行政についてですが、その1つとして、もえるごみの減量計画について1点のみお尋ねいたします。  今現在真岡市内の堀内地内において、真岡市、益子町、茂木町、芳賀町、市貝町の1市4町で芳賀地区広域ごみ処理施設を建設しておりますが、いよいよ来年の4月稼働の運びとなっております。  ごみの減量化問題については、地球温暖化の原因の1つであるCO2の排出量やダイオキシンの発生による環境問題、焼却炉の維持管理の経費問題や最終処分場の埋め立て年数の延命などにかかわる点からの質問で、多くの議員が取り上げてきております。  今回の大型ごみ処理施設には、多額の建設費が投入され、維持費も多額であり、その経費を削減する一環として、ごみの減量化はどうしても必要であるし、実行していかなければならない課題であります。  そこで、これからのもえるごみの減量計画はどのようになされていくのか、市長にお尋ねいたします。  2つ目として、もえるごみの有料化についてであります。3点ほど質問します。まず、1点目ですが、指定ごみ袋の価格は、1枚当たりの単価が高過ぎます。率直引き下げを求めるものであります。今定例会に提出された議案第61号は、このもえるごみの有料化を導入するため、手数料として指定ごみ袋の価格を定める条例改正となっております。先日「Weekly Newsもおか」に掲載されたもえるごみの有料化に伴う指定ごみ袋の価格を見た市民から、指定ごみ袋をこの価格で買うのはとてもできない。私たちのような細々と年金暮らしでやっと生活をしている世帯にとっては大変な支出になる。何とかしてほしいとの声が寄せられたところであります。  ご存じのように、現在真岡市はもえるごみの手数料は無料です。そこへ一気に指定ごみ袋20リッターが20円、30リッターが30円、45リッターが50円と1枚当たりの単価となっては驚かざるを得ません。  私は、市民の立場から見て、今回の指定ごみ袋の価格は、生活保護世帯や低い年金暮らしの世帯、生活困窮世帯などにとっては大きな問題と言わざるを得ません。このようなやり方は、消費税導入と同様に国民全部一律に税金を課するものと同じであり、住民の福祉向上に努める地方自治体の姿勢であってはなりません。私として、引き下げを求めます。  3点目として、今回のもえるごみの有料化に伴って、ごみの不法投棄が増加するおそれが出てきます。市としては、その対策はどのように図っていくのかお聞きいたします。  3点目として、市内一斉清掃の回数を1回ふやしてはどうでしょうか。現在真岡市は、5月と12月の年2回の一斉清掃に自治会の協力のもとで取り組んでいます。先ほどから述べているように、来年4月からもえるごみの有料化が実施されれば、一般廃棄物まで地域に不法投棄のおそれが出てくるのではと危惧するところであります。明るく、きれいなまち真岡を維持していく上でも、私としては8月の旧お盆前あたりにもう一回市内一斉清掃を提案する次第であります。執行部に答弁を求めます。  次に、都市計画行政について2つお聞きします。1つ目は、荒町地内の桜の木についてでありますが、特に住宅地内を通る歩道専用に植樹されているソメイヨシノ桜のことであります。ご存じのように、植えられてから約26年がたち、今では幹周りも枝も大きくなり、地元住民からの要望で剪定が行われているようであります。もともと桜の木は、学校や公園、川の堤に植えるもので、住宅地の狭いところに植えるものではありません。これらのソメイヨシノ桜は、まだまだ成長期にあり、今後も剪定作業が常時行われていくならば、維持管理の面で見直しの検討が求められるところであります。私としては、今後管理費を削減する一環から別の樹木に植えかえてはどうでしょうか、提案する次第であります。  2つ目として、並木町1丁目地内の街路樹についてであります。この件についても、前に述べたように、同様であります。この街路樹は、シンジュと言って、成長の早い樹木であり、やはり植えられてから約35年がたち、幹周りが太く、枝の成長も早く、毎年9月ごろに枝の剪定が行われております。この剪定作業を見ますと、毎年剪定をしなければならないものなのかと思うと、やはり維持管理費の見直しが求められるものと思わざるを得ません。私として、シンジュにかえて成長の遅い樹木にしてはと考えております。成長が遅ければ経費の節約につながります。  そこで、今後の見直し計画の考えはあるのかどうか、市長に尋ねるものであります。  次に3件目、自治会についてであります。去る5月20日に平成25年度真岡市区長、町会長会議が二宮文化会館にて開催されました。私も町会長として出席しました。会議が終わった後、市長と総務課長に直接口頭で述べておきましたが、いよいよ来月の7月に参議院選挙が行われます。その選挙を前にして、去る5月半ばごろ市民の知らせを受けて、その市民宅に行きましたら、特定政党の立候補予定候補者の紹介を載せたリーフレットが自治会の回覧板で回されているのを私自身確認したところであります。以前にもこのような形で自治会が事前運動に利用されており、以前にも議会で取り上げていますが、毎回のごとく執行部の答弁は今後このようなことがないように対処しますとなっております。  しかし、なくなりません。いずれにせよ、自治会の回覧を利用しての事前運動は問題と言わざるを得ません。率直に対策を求めるものであります。  次に4件目、SLキューロク館についてでありますが、利用者から見て利用しやすい点を4点具体的に提案する次第であります。  昨日七海議員の質問において、4月28日のオープン以来5月31日までの入館者は約6万人に上り、大盛況となっています。私としてもうれしく思っておるところでありますが、土日はともかくも、平日の入館となると入館者が少な過ぎるように思えてなりません。私は、あえて平日を選んで2回足を運んで感じたところであります。その感じた点から提案としたわけですが、利用者の立場から率直に述べてまいります。  その1つとして、駐車場についてです。土日を除く平日については、伊藤落花生屋さんの南側駐車場の利用からキューロク館敷地の駐車場への利用を図ってはどうでしょうか。  2つ目として、売店前のスペースについてでありますが、平日においては椅子の二、三脚とテーブル1脚を置いてあると利用しやすいように思われます。飲食については、客車の中でできますが、近所の人たちが気軽にいつでも来て憩いの場となるような売店前であってもいいのではないかと言えるのではないかと思うところです。  3つ目として、情報センターの案内板を設置してはどうでしょうか。この件については、昨日の七海議員の質問で了解いたしました。答弁は求めませんが、子供から高齢者まで誰にでもわかるような案内板の設置を要望しておきます。  4つ目として、今後のイベントの計画についてでありますが、私としてキューロク館に訪れる入場者の数がことしの夏休みを境に減ってきはしないか心配しております。その心配を払拭する意味で、定期的なイベントを企画し、真岡市内はもとより、近隣からの入場者をふやして、SLの走るまち真岡のイメージをもっとアップさせる点からも積極的な取り組みをしてはどうでしょうか。今後のイベント計画は、どのようなものを考えておられるかお尋ねいたします。  以上で私の発言といたします。(拍手) ○齊藤重一議長 飯塚議員の一般質問に対し、答弁を求めます。  井田市長。   (井田隆一市長登壇) ◎井田隆一市長 飯塚議員の一般質問に順次お答えをいたします。  初めに、もえるごみの減量計画についてであります。本市のごみ減量に対する取り組みにつきましては、ごみの資源化意識の向上と循環型リサイクルの定着を図る必要があると考え、地域座談会などを通してごみの分別、雑紙リサイクル、生ごみの堆肥化や水切りの徹底などについて市民の皆様にお願いをし、資源化によるごみの減量を推進してまいりました。このような取り組みが広がり、もえるごみは年々減少傾向にありますが、平成24年度の1人1日当たりのごみの排出量は819グラムで、平成26年度の目標値749グラムには届かない状況にあります。この目標値は、現在建設中の広域ごみ処理施設芳賀地区エコステーションの建設費、維持管費理削減のため、焼却炉の1日の処理能力を180トンから143トンに縮小するに当たり、平成19年度のごみの排出量を基準に、平成27年度までに約10%の減量を目指すものであり、ごみの排出割合が多い本市としては、達成しなければならない目標値となっております。  このため、ごみ減量の有効な手段として、平成26年4月からもえるごみの有料化を導入し、ごみ減量の目標値である10%減量に努めるものであります。  次に、指定ごみ袋の価格についてでありますが、ごみの有料化は全国では6割強、栃木県で約半数の自治体が取り組みがなされ、ごみ減量化に一定の成果を上げております。また、費用負担を軽減しようとする意識の高まり、簡易包装製品や詰めかえ製品を選択するなどのごみの排出抑制につながるとともに、特にごみを多く出す家庭と少ない家庭のごみ量に応じた費用負担の公平化が図られるもので、ごみの減量の効果が期待できるものであります。  ごみの有料化の導入に当たっては、市民のご意見や考え方を伺うために、平成24年8月30日に自治会連合会や女性団体、消費者団体、商工団体等の代表者及び公募による委員16名で構成する真岡市ごみ有料化等検討委員会を組織し、4回の会議を開催し、ごみの有料化の必要性や指定袋の大きさ、価格などについて検討を重ねていただき、3月18日に市への答申をいただいております。ご報告いただいたこの答申をもとにごみ有料化の実施案を策定し、さらに市民から多くの意見を伺うことを目的に、4月9日から5月6日までの28日間パブリックコメントを実施いたしました。また、指定ごみ袋の価格については、5月8日に真岡市公共料金審議会に諮問し、5月22日に価格について答申をいただいております。答申をいただいたごみ袋の価格については、約45リットルが1枚50円、30リットルが1枚30円、20リットルが1枚20円でありました。このように指定ごみ袋の価格については、県内の事例を研究し、多くの市民のご意見を参考に検討し、決定をした価格でございます。また、これらの周知については、7月から始まる地域説明会において詳しく説明し、スムーズに移行できるよう現在各自治会との日程調整を行っております。  次に、ごみの不法投棄の対策についてでありますが、ごみの有料化に伴い、懸念される不法投棄については、清掃監視員によるパトロール強化や巡回指導に努め、住所や氏名が確認できるものであれば、呼び出しや自宅に出向き指導するなどしております。今後も地域ぐるみでの監視をお願いし、空き地、山林など投棄されやすい環境をつくらないなど地域と一体となり、県や警察署など関係機関と連携し、厳正に対処してまいりたいと考えております。  次に、市内一斉清掃の回数をふやすことについてでありますが、市内一斉清掃については昭和57年から始まり、栃木の環境美化県民運動を兼ね、5月の第4週の日曜日と真岡市独自の取り組みとして、市内をきれいにして新年を迎えるために12月の第3週の日曜日の年2回実施して、あわせて不法投棄防止対策を図っているものであります。一斉清掃以外にも一部の地域においては、毎月または定期的に道路、公園、河川等の清掃を実施し、美化運動への認識を高めているところもございます。地域で行う清掃活動においては、事前に環境課に臨時ごみ収集の申し込みをいただければ収集しておりますので、地域ごとの実情に合わせた日程で実施していただければ対応してまいります。  なお、先ほどの発言の中で、消費税と同じだということの発言がございましたが、一律に課すものではなくて、ごみの量に応じてこのごみ袋が変わるということでございますので、消費税の税率とは全く違うものだというふうに思っております。  次に、都市計画行政についてお答えいたします。荒町地内のソメイヨシノについては、北真岡土地区画整理事業により、幅員6メートルから8メートルの歩行者専用道路に植栽されたものであります。植栽してから三十数年が経過し、大木となっているため、事前に地元区長と協議し、剪定等の整備を行っています。地元では、桜の季節には桜祭りなどを開催し、さらに荒町4区が桜町と呼ばれているように、桜に対し愛着を持っている地区でありますので、別の樹木への植えかえを実施する予定はありません。  続きまして、並木町1丁目地内の街路樹についてお答えいたします。並木町1丁目の両側の歩道には、真岡駅西土地区画整理事業に伴い、約40年前にシンジュが植栽されております。毎年の剪定や修繕及び清掃などの適切な維持管理を実施しておりますので、現在は見直しする予定はありません。  次に、SLキューロク館についてお答えをいたします。まず、敷地内の南側の駐車場についてでありますが、オープン当初は安全確保の観点から使用しませんでしたが、利用状況を勘案し、支障がないと判断し、休館日の火曜日を除き、月曜から金曜日まで開放することを施設の指定管理者であります真岡鐵道株式会社と協議し、6月3日月曜日から実施したところであります。  次に、売店前のスペースにテーブルと椅子を置いてはどうかについてであります。既に利用者の方からもそのようなご意見をいただいているところでもありますが、売店と展示車両との間は主に来館者の通路となっており、テーブルや椅子を置くことは難しい状況であります。  したがいまして、今後は建物の外にテーブルや椅子を設置し、飲食できるスペースを確保したいと考えております。  次に、今後のイベント計画についてでありますが、8月4日日曜日には真岡、七井間開通100周年を記念したイベントを開催し、駅舎とキューロク館を含めた5台のSLをそろえる予定であります。また、平成22年から開催されておりますSLフェスタを今秋、ことしの秋はキューロク館と連携させて、より盛大に実施する予定であります。来年3月には、真岡線でのSL運行20周年を迎えますので、記念イベントを開催したいと考えております。そのほか地元自治会や商店会などの主催でイベント等が開催され、周辺地域のにぎわいが創出されるよう地元や関係機関と連携を図りながらキューロク館の管理運営に取り組んでいきたいと考えております。  以上、お答えいたします。 ○齊藤重一議長 中里総務部長。   (中里 滋総務部長登壇) ◎中里滋総務部長 飯塚議員の一般質問、自治会についてお答えいたします。  区長、町会長は、非常勤特別職の地方公務員として位置づけられております。一般的な政治活動あるいは選挙運動は禁止されておりませんが、その地位を利用しての選挙運動は公職選挙法第136条の2の規定により禁止されております。  自治会は、地域住民の理解と協力によって自主的に運営され、地域の共同性をもとに組織された団体で、地域社会の発展、向上に公益性のある活動を行っており、公共的性格が強いという特色があります。  選挙管理委員会においては、区長、町会長会議等で公正な選挙執行について啓発活動を行っておりますので、今後も選挙管理委員会と連携し、啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上、ご答弁申し上げます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。   (20番 飯塚 正議員質問席に着く) ◆20番(飯塚正議員) 詳細な答弁ありがとうございました。何点か再質問、要望をしてまいります。  まず、環境行政についてでありますが、その①です。もえるごみの減量化についてなのですが、今市長から2年間にわたって、つまり平成25年から27年の間で10%を減らすというのが出ておりましたが、具体的にどういうごみをこの2年間で具体的に減らす計画があるのでしょうか。その辺でちょっと詳しく説明していただければありがたいです。 ○齊藤重一議長 日下田産業環境部長。 ◎日下田道弘産業環境部長 再質問にお答えいたします。  具体的に言えば、もえるごみでございます。内容については、先ほども答弁の中にありましたように、もえるごみの多くを占めております紙を資源化することによるものと生ごみ等の水切りを徹底して重量を減らしていただく。この2点が特に重要なことと考えております。  以上でございます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) これ、先日環境課から詳しい家庭系のごみの有料化の案の概要をいただいたのですが、かなり詳しくここにはいろいろと書いてあるのですが、2年間の10%ごみ減量というと、やっぱり大変な思いでやっていかないと減らないのではないかと私は思っているのです。  というのは、今現在大型ごみ処理施設ができる前にして、さまざまな形でごみの減量化を図ってきたわけですが、なかなか減らない。そういう状態にぶつかっていると思うのです。だから、そういうことであれば、もっと例えば今生ごみの水をきちっと切る点で、これならどこまで徹底すれば何%ぐらいこの部分では削減できるとか。それと、今言った紙類ですか、雑紙ですか、これもどのくらいの量を減らせばその目的のパーセンテージにつながるのかと。あとは、プラスチックですか、プラスチック類もどの程度減量図れば総体的に10%下げるようになっていくのか。これのちょっと具体的な数値というものは出てきませんか。その概要的なものは出ませんか。 ○齊藤重一議長 日下田産業環境部長。 ◎日下田道弘産業環境部長 各世帯ごとにごみが違いますので、ただ皆様方が自分で考えて1割減らしていただければ大丈夫です。  以上でございます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) 今部長のご答弁で、確かにみんなが今出している量の1割を減らせば当然2年間で10%カット、1割になるわけですが、そのとおりです。  ならば、ここちょっと余りにも味気ない答弁なのですが、市民に対する啓蒙をやっぱりこれはもう徹底的に図らなければいけないというのは、もう私らも受けとめている次第で、やはり日常の生活の中でいかにしてごみを出さないか。そういう点でお互いにそこはきちっと心がけてやっていきたいなと私自身も受けとめておりますし、市民誰もが、また執行部の皆さん、市長初め、皆さんもその点はしっかりと受けとめているかと思うのですが、お互いにこのごみの減量化、本当にこの数字を実行できるように頑張っていきたいと思っています。これは、これでとどめます。  次に、2つ目ですが、指定ごみ袋の価格問題です。これ、ちょっと本当にさっきも言ったように、生活困窮者の世帯にとっては大きな支出になっていくのです。さっき言っていたように、年金暮らしの方からも寄せられたのですが、1枚当たりの単価がやはり一気に少なくても20リッター袋で20円ですから、今真岡市は買い物すると、有料のところもありますが、レジ袋、これはただでくれるところもあるのです。有料するところでも二、三円払っているのです。それと、あとはスーパー等でもえるごみの半透明の袋購入しているわけですが、10枚入りとか20枚入り、30枚入りという形で多くのそういう枚数が入ったものを一括で買うのですが、この枚数の中で1枚単価当たりが低いのです。そういうものを買ってごみを入れてステーションに出しているわけですが、これらの購入した価格と比べてみても、やはりさっき言った市民の感覚では、1枚当たり20円、30円、50円はどうも高過ぎるという感覚なのです。そういう点で、そういった市民のこの声、感情というものはどこかでは受けとめておりませんか。それちょっと部長にお聞きします。 ○齊藤重一議長 日下田産業環境部長。 ◎日下田道弘産業環境部長 お答えいたします。  まず、この価格設定については、市民の方々の代表者から成る検討委員会においても十分検討していただきました。また、パブリックコメントにおいても、市民の意見を聞いております。確かに議員のおっしゃったような意見もありましたが、おおむね大部分はこの内容において賛意を示していただいたと認識しております。  以上でございます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) ちなみに、これ説明詳しくされているのですが、この有料ごみの算出の必要性や有料化の効果とか云々出ているのですが、ほかの他市町との比較でそれぞれの平均に合わせたような形でなっておりますが、これこの14ページですか、これの14ページ出ているのですが、年間の費用の試算が出ているのです。大体平均1世帯4人家族では、年間6,100円になるという、それとごみ出しの毎回45リッターのごみ袋を2枚使うとしたら、年間1万400円になると。単身世帯では3,120円ということで、いずれにしても3,000円台から1万超える出費になるのです。そうなると、やはり今までこれほどかからなかった費用が過大な形で支出されるわけで、こういうところに市民の目線がやはり今回のごみ袋の価格がやっぱり1枚当たりの単価が高く感じているわけです。  そういう点で、私はあえて市民の目線というものはどういう形で見ているのか。やっぱりそこをしっかりと受けとめる必要があると思うのです。  さっき諮問委員会でメンバーが自治会からそれぞれの各界から出ていますが、どういう生活をしている人たちか知りませんが、もっとシビアな生活している、本当に生活が大変な人とか年金暮らし、また高齢者世帯などの声というものをどれだけ吸い上げてその諮問のところで論議されているのか。その辺ちょっとお聞かせ願いたいと思うのですが、どうでしょうか。 ○齊藤重一議長 日下田産業環境部長。 ◎日下田道弘産業環境部長 お答えいたします。  十分に自治会等において意見は吸い上げているものと認識しております。また、価格設定につきましては、余りにも安過ぎますとこれは減量化にはつながらないということも意見としては出ております。また、今後やはりこれによって減量化が進むということは、再資源化に、例えば先ほどのような雑紙の再資源化もより一層進むという期待も込めております。  以上でございます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) これ、ちょっとこの後平行線になってしまうので、今議会でさっき言った議案が採択されるでしょう。そうすると、今後7月あたりから各地域で座談会を開かれていくと市長も言っているように、私はもう既に決定したものをやっぱり各座談会開いても、俺はこれ逆に意味ないのではないですか。そんな感じするのです、率直に言って。  だったら、もっと早くこういった形でごみの有料化に諮る前に事前な座談会で、もっともっと多くの声をやっぱり出してもらって、そしてどの線が妥当なごみ袋の有料化なのか。やっぱりそういったたたきみたいなものが私必要ではなかったのかというように思っているわけです。  そういう点で、これはこれでとどめますが、本当にこれ残念でなりません、多勢に無勢になってしますから。やはりこの点は、さっき市長も言ったけれども、やっぱり消費税の導入と同じなのです、私の感覚では。やはり消費税というものは、さっき言ったように消費税導入というものは、本当に収入の少ないほどその負担の割合が大きいのです。つまり、今回もごみ袋を使わなければそれで低い数字で済むかは知りませんが、基本的な考えは私はやっぱり一律に全ての住民にごみ袋買ってごみステーションに出してもらうというここに1つはずれがあるのではないかと私は受けとめているのです。  そういうことで、この点指摘して、これはこれで……市長反論あるのだったら。 ○齊藤重一議長 井田市長。 ◎井田隆一市長 いろいろお話をいただきましたが、当初から何度もこれは申し上げていますが、このまま10%の減量をしなければ、180トンの焼却炉をつくるのです。そうしますと、市民の皆さんからお預かりしている税金というふうなものは、もっともっと大きな出費になるのです。そうしますと、市民1人当たりの税金を使う額というものは物すごい料金になってしまうのです。  そういう意味からすると、まず市民の皆さん、何とか協力していただけませんかと、10%の減量に協力していただけませんかと。であれば、143トンの焼却炉にできる。そして、後年度負担の経費についても減額することができるのですから、是非ともご協力いただきたい。これは、行政が行う負担、市民の皆さんが公平に負担していただくものなのです。このごみの排出量に応じて、今度はそれぞれの排出量に応じてご負担をいただくことになるのです。ですから、この3段階になっているのも、別に常に45リットルの袋を使わなくてはならないわけではないのです。20リットルの袋でもいいのです。ですから、その量を減らしていただくことを前提にしてこのごみの有料化を進めているということですから、別に絶対に50円の負担をしてくださいというふうに求めているものではなくて、皆さんが一生懸命努力していただいて、そして減量化してください。  でも、この前提があったわけです、10%減量化するためには。是非ともこの資源を大切にしていただきたい。そのためには、雑紙を分類してください。非常に雑紙の量が多いので、雑紙を分類してください。でも、それでも足らなかった。だから、ここで多く出す人にはご負担いただきますよということで今回のごみの有料化になったもので、消費税とかそういうふうな話がありますが、確かに2円とか3円だと思います、お店の。あれはごみ袋ではありませんから。商品を買ってもらった。  でも、これにしても、リサイクルの関係で皆さん自分の袋を持っていって、布袋でも何でもいいから持っていって、それを向こうの袋を使わないでやっていただきたいということでお願いしているわけです、リサイクルの関係で。そういう意味からすると、その2円か3円のものと、それから皆さんに公平に負担していただく、ごみの減量化にご協力いただく部分では、その意味では違うということをひとつご理解いただきたい。今までの経過は、十分にご存じだというふうに思うのです。そういう部分をご理解いただいて、このごみの有料化についてもご協力をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) 市長も最後のわかりやすい答弁も出ましたのですが、このことで、これについては私も一応受けとめておきます。  しかし、一般市民、さっき言った、底辺で本当にぎりぎりの生活している世帯というのは大変な思いをしているということをまず受けとめていただきたいと。これで、これは以上で終わります。  次に移ります。ごみの有料化問題で②のごみの不法投棄の問題ですが、これ前回の2月、3月定例会でも民生産業常任委員会でもこの点議論されているのですが、不法投棄のこれをさせない。この監視の目ですか、これを強化するというだけではちょっと済まされないのではないかと思う。  例えば具体的に、今の体制では無理ですよね。何かそういった人的な増加というものは考えているのですか。 ○齊藤重一議長 日下田産業環境部長。 ◎日下田道弘産業環境部長 お答えいたします。  来年度1名増して強化に当たります。  以上でございます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) 1名ですか。ちょっと心配です。  この辺の監視体制の議論では何か具体的に1名で足りると。今までの人数にプラス1名だけで本当に不法投棄をある程度食いとめる、そういうあれはちゃんとうまく議論されてそういう形になったのでしょうか。その辺、ちょっともう少し詳しい経過をちょっとお聞き願えればと思っています。 ○齊藤重一議長 井田市長。 ◎井田隆一市長 不法投棄を防ぐということは、やはり地域の皆さんに理解していただくということがまず前提なのかなというふうに思うのです。地域の皆さんに理解していただいて、ごみは指定袋でごみの集積所に出していただくということを大前提に考えております。不法投棄を防止する対策とすれば、地域の皆さんにお願いするということが大前提だというふうに思いますし、また不法投棄を防止するというよりも、不法投棄されたものをどちらかというと回収するのが多くなってしまうような仕事がきっと出てくるのかなというふうには思うのです。  でも、これはまちの中の壊れた窓と同じで、やはり投棄されたものをそのままにしておけばどんどん、どんどん投棄されたものがふえていってしまうというようなことはあるかもしれません。  しかし、ある意味で投棄された、こういう場を使ってその話をするのはまずいのかもしれませんが、ある意味で反省していただくためには、投棄をされてもある期間はそうしたものを置いておくということも必要なのかもしれません。  ただ、私どもは、投棄されたものについては、細部まで全てあけて中身を確認して、そして投棄された人には必ず持っていってもらうというふうな考え方を持っておりますので、いろいろイタチごっこのことになってしまうのかもしれません。そういう意味からすると、努力はしていかなければならないというふうに思っております。  投棄を監視する監視員については、その状況に応じて、場合によると増員をしなければならないかもしれませんし、場合によると地域の方にご協力をいただく、投棄がされる場所の多いところについては地域の方にご協力をいただくということもあり得るかもしれません。これからいろいろな状況に応じて対応策をとっていかなければならないというふうに思っております。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) 丁寧な答弁ありがとうございました。  これから本当にそういう点では、お互いにしっかりと、自分も監視員という形でやっていく必要は確かに出てくると思います。  ですから、さっき言ったとおり、行政側としての責任と、そして地域の側としてのやっぱり責任をお互いに連係プレーして、本当に不法投棄をさせない、またそれを回収。これ夜中にやられるとどうにもならないのです。寝ている間に捨てられてしまうのですから、そういう点では悔しい思いはしますが、やはりそういう中であっても、辛抱強くこういった不法投棄をやめさせるようなそういった真岡市づくりもお互いにつくっていく必要があるのではないかと思っております。これは、これどとどめます。  次に、都市計画行政についてですが、荒町地内のソメイヨシノの桜の件ですが、さっき他の樹木に植える考えはないということでありましたが、やっぱり今後5年、10年となるとまた枝がまた民家の屋根にさわったりしていくのです。そうすると、また剪定するという繰り返しになるのです。  ご存じのように、梅枝切らずして桜を切るばかいるかというそういうことわざあるのですが、桜の枝ぶりが悪くなっているのです。かわいそうな気がするのです、私は。この間やっぱり専用歩道に植えられている桜の枝ぶりを見たのですが、余りにもあれはかわいそうです。あれ残すというのだったら、やっぱり一旦全部やっぱり伐採して、やはりソメイヨシノの役割は、私はあそこで役割は果たしたというように思えてなりません。  つまり、桜の木というものは、さっき言ったとおり、広い公園とか学校とか周りに障害物ないところに植わっているのです、これずっと歴史上はそうなのです。それを逆らって何であの狭い歩道のところに植えたかという、そこら辺がちょっと私理解できないのです。  そういう点から見て、本当に都市計画の中でそこら辺がどういうふうにして話し合って桜の木を植えてきたかというのをちょっと今問いただす必要ありませんが、しませんが、そういう点ではちょっと今後のいろんな経費を見た場合、地元の住民の声もう一回聞いて、別に歩道だけなくしてもほかの北真岡の鉄道沿線にも生えているし、公園の中にもあるし、五行川沿いにも桜は植わっているし、公園にも植わっている。そんなに桜がなくなるという、あの歩道の部分何本あるか知りませんが、私はその辺もう一回地元住民の声を踏まえた話し合いをしていただければと思っています。結果はどうあれ、そういった場を持って先をちょっと考えていただければと思っています。これは、これでとどめます。反論はいいです。 ○齊藤重一議長 飯塚議員、今のは要望でいいのですか。 ◆20番(飯塚正議員) 要望でいいです、そういう話し合いをしていただくということで。 ○齊藤重一議長 飯塚議員、どうぞ。 ◆20番(飯塚正議員) 次にいきます。街路樹のことです。  この街路樹もさっき同じようなことですが、これ本当に私の事務所前にシンジュがあるのですが、いや、本当に毎年ごとくきれいに丸坊主になってしまうのです。本当に幹周りも太くなっているので、歩道の部分が盛り上がってしまって、やっぱりそういう場所がもうずっと至るところ出てきているのです。そういう点で、この辺の見通しもやっぱり今後考えていかなければならないのかなと思っていますが、そこの辺あえてその辺のちょっと、部長、展望どうですか、その辺の見直しというものは全然考えていないのですか。 ○齊藤重一議長 細島建設部長。 ◎細島誠建設部長 再質問にお答えします。  確かに木が大きくなりまして、歩道のところに根っこでちょっと歩道の縁石を持ち上げているというようなところがございます。その辺につきましては、修繕かけまして、今後ないような形で修理をしているわけでございます。  剪定につきましても、坊主になったというお話でございますが、剪定の方法につきましては、1つは毎年細かく落とすのでは費用がかかるということで、本来は木の性格からすれば枝は余り落とさずにその枝を眺めながらという感じもございますが、しかし剪定の費用を考えますと、やはりある程度1年で少し大きく枝をおろしまして、その二、三年後にまた剪定をかけるというようなローテーションでやっております。  いずれにいたしましても、管理をよくいたしまして、シンジュの木があるところにつきましても、そのまま維持をしていきたいと、そのように考えております。  以上、ご答弁申し上げます。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) 答弁ありがとうございました。これは、これでわかりました。  次に、自治会のことについてちょっとお尋ねします。再質問します。本当にこれやらないような啓発だけで果たしておさまるものかという気がしてなりません。  昨日も髙橋議員が質問しておりますが、どうしてこのような形でそういった特定政党の予定候補者のリーフレットが毎回のごとくそれぞれの区、町内会に回されるのか。この辺どう理解して、どう見ていいかちょっとわかりませんが、これどうしたら防げるのか。啓発だけではなくならないと思うのですが、この辺明確なちょっと、市長、何か対策というものはないのですか。 ○齊藤重一議長 中里総務部長。 ◎中里滋総務部長 再質問にお答えいたします。  公職選挙法に抵触した行為が行われたかどうかというものは、警察が調査をすることでございます。区長、町会長さんの皆様には、地域と行政のパイプ役というような役割を担っていただいております。私どもとしては、そういった信頼関係の上に立った上で今後も啓発活動努めさせていただきたいと思っております。  以上、お答えいたします。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) これ、例えば私共産党のほうでやったら、一発警察に事情聴取受けてつかまってしまうものなのです。そういう点見ると、なぜこれ特定のところに、自民党さんですよね、私が見た限りでは過去にも自民党の関連の予定候補者のリーフレット回っているのです。なぜ自民党の候補者だけが使われているのか不思議でなりません。  ですから、改めて区長、町会長の中での個人的にやっている方もいるかと思うのですが、やはりこの辺の教育ですか、やっぱり区長、町会長になるにはそれなりのここら辺の教育、教え、区長、町会長会議ではできませんから、何らかの形でこういった公職選挙法にかかわるそういったこれはやってはいけないというそういう講習とか何かをやっぱりきちんと持ってやっていく必要があるのではないかと思うのですが、その辺今後どういうふうな形、ちょっとその辺の踏み込んだ形の、単なる啓発だけではなくならないと思っているのです。その辺どうですか。もう一回ちょっと部長、考え方。 ○齊藤重一議長 中里総務部長。 ◎中里滋総務部長 お答えいたします。  強い対策というようなことなのだと思うのですけれども、私どもとしてはやはりこれまでと同じような形の中で区長、町会長会議というような機会もございますので、そういった中で公正な選挙についてもきちんと啓発をさせていただきたいと思っております。  以上、お答えいたします。 ○齊藤重一議長 飯塚議員。 ◆20番(飯塚正議員) 答弁ありがとうございました。これは、これでとどめます。  それで、最後に要望になりますが、SLキューロク館についてですが、さっき市長から答弁いただいたのですが、本当に真岡市のこのイメージをアップする意味でも今後観光誘致、さらにこれは真岡市の玄関ですから、玄関の脇にキューロク館があるわけですから、今後お互いにキューロク館が多くの人たちに愛されるそういう施設であってほしいし、私も願っている一人ですから、一緒に知恵と力発揮していいものに仕上げていきましょう。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。 △柴惠議員 ○齊藤重一議長 10番、柴惠議員。   (10番 柴  惠議員登壇) ◆10番(柴惠議員) 皆さん、こんにちは。議席番号10番、真政クラブ・公明の柴惠です。本日最後の登壇となりました。皆様お疲れのことと存じますが、いましばらくの間ご清聴のほどよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして3件質問いたします。市長初め、執行部の明確な答弁を期待いたします。  まず1件目は、真岡市における今後の観光施策についてであります。井田市長は、これまで真岡市の地域ブランドを高めていく取り組み、特に観光事業に力を入れてきました。最近の代表的な例では、去る4月28日に開館式典を行いましたSLの走るまちとして、新たな観光拠点になるSLキューロク館であります。当館は、オープン初日からゴールデンウイークの期間中大勢の人でにぎわい、上々の滑り出しであったと聞いております。これにより沿線の観光振興はもとより、鉄道利用者の増加につながる効果に期待するところであります。  さて、1点目として、真岡市内を見渡しますと、今触れたSLはもちろんのこと、日本一のイチゴ、真岡木綿、二宮尊徳や親鸞聖人ゆかりの史跡を初め、数々の観光資源を有しております。  しかしながら、それらの観光資源をどのように線として結びつけていくのか。観光客に対して2度、3度とリピーターになっていただくための戦略をどのように打ち出していくのか、今もなお見えにくい部分があるのも事実であります。  そこで、井田市長にとって2期目の最初である今定例議会において、今後の観光戦略をどのようにお考えであるかお伺いいたします。  あわせて2点目として、現在全国を見渡すと、観光分野に特化した基本計画を作成してある自治体もふえてきていると聞いております。真岡市としても、そうした観光に関した基本計画を策定する必要性があるものと考えますが、井田市長はどのようにお考えかお伺いいたします。  続きまして、3点目として、ことしの2月9日でした。私もかつて在籍していた真岡青年会議所などが主催をした体験・尊徳塾というイベントが桜町陣屋跡において開催されました。これは、あすへの希望を見出すことが困難な時代を生きる中で、二宮尊徳の教えを見詰め直そうという趣旨で行われたもので、尊徳の子孫である中桐万里子さんを講師に迎えての講演会を初め、当時の生活を疑似体験するコーナーや陣屋周辺を観光するガイドウオークなども企画され、イベント当日は市の内外から大人約240名、子供約60名の参加者がありました。  今二宮尊徳については、さまざまな書籍も出版され、ひそかなブームとなっているとも聞いております。その背景には、当時の日本社会も行き詰まった低成長の時代であったのに加え、数々の自然災害が重なるなど現在の日本社会と似ているところがあり、尊徳の足跡から学ぶべきところが多いと考えるところであります。  私が申し上げるまでもなく、尊徳の実績、足跡、名声は、この地での活躍にあります。26年にわたり農村復興のために、文字どおり粉骨砕身努力いたしまして、至誠、勤労、分度、推譲、そして積小為大、一円融合といった教えを説き、報徳仕法が生まれたのが桜町の地であります。  そこで、ご当地真岡市から二宮尊徳の生きざまを知るための大きなきっかけづくりとして、改めてNHKの大河ドラマで二宮尊徳を題材にした番組を作成してもらうよう活動することを提案いたします。  以前にこの提案がなされた際、NHK側からはドラマ性、時代性の観点から大河ドラマにするのは困難との意見が示されたとの回答がありました。また、二宮町の時代にもこの提案をしたときに、NHK側からは取り上げる題材として二宮尊徳はいささか地味でありますとの回答があったのも記憶しております。  しかし、地方の衰退、人口減少などの諸問題を抱えた今こそ尊徳の教え、まちづくりが地方の復興に大いに役立つのではないかと考えると同時に、今までに大河ドラマで取り上げられた地域は、ブームになり、観光事業が著しく向上したとの経過があります。何よりも経済面での波及効果が期待できるものであり、真岡市の観光事業にとってもこれ以上ない起爆剤となるものと考えますが、これまでの取り組みと今後の展開についてお伺いいたします。  続きまして、2件目の道の駅「にのみや」の活性化策についてであります。まず1点目として、以前にも質問してありますが、主要地方道栃木・二宮線のバイパス整備が推進され、道の駅「にのみや」付近、国道294号と接続される予定となっております。ついては、可能な限り主要地方道の利用者が道路のオアシスである道の駅をスムーズに利用できるよう良好な接続が望まれます。現在用地買収に向けて地権者との協議も始まったと聞いております。ほぼ接続場所は決定されたと思いますが、栃木・二宮線のバイパスは国道294号のどのあたりに接続されるのか。また、接続場所によっては連絡道路の整備や信号機の設置など特に道の駅利用者の安全を確保するため、栃木・二宮線バイパス整備とあわせて信号機の早期設置を真岡市独自でも取りつけの整備支援が必要かと思いますが、是非とも県との調整を図っていただき、今よりも利用しやすい道の駅となるよう県との連絡強化をお願いいたしますが、いかがお考えかお伺いいたします。  2点目として、道の駅は県が所有する道路用地であります。現在栃木県内には道の駅として21施設が登録されていますが、道の駅「にのみや」はほかの道の駅と比較して敷地面積も狭く、駐車台数が最も少なく、利用者が駐車できない状況もあると聞いております。現在大型車も含めて59台までしか駐車できません。あわせてバイクの駐車スペースがないので、このスペースも考えた施設の拡張整備の可能性について栃木県と検討を進めていただきたいと考えますが、この点についてお伺いいたします。  3点目は、尊徳物産館についてであります。真岡市は、日本一のイチゴ生産高を誇っています。道の駅利用のお客さんは、この点についてよくご存じで、イチゴのシーズンにはここでイチゴを買い求めるといったお客さんが非常に多いことはアンケート調査の結果にもあらわれています。  栃木県の玄関口として、またイチゴ生産高日本一の真岡市の道の駅として、情報発信の役割も与えられている物産館は、現在真岡市所有地の中で物産販売施設として整備されて、多くの利用者に地元農産物や食の提供をしております。  しかしながら、既に開設以来16年経過しており、建物面積の狭いこともあり、利用者からは食堂で食事もできないといった苦情も寄せられております。また、農産物販売もほかの道の駅はほとんどが独立した建物の中で販売していますが、いまだに軒下を利用した販売所であります。ほかと比較して劣悪な環境であり、建物の老朽化も始まっております。ここに来て利用者からも施設の拡張を望む声が上がっておりますが、物産館の周りは全て県の道路用地であります。拡張が困難な状況であることは理解しておりますが、しかし近年道の駅は今まで同様に物流拠点としての役割に加え、防災関係の機能もあわせ持つよう求められています。このように機能向上を図るためにも、できれば物産館の拡張について、関係各機関と検討いただき可能な拡張手法を模索していただくようにここで市の支援要請をお願いしたいと思いますが、執行部はどのように考えるかお伺いします。  続きまして、3件目の質問に入ります。以前質問いたしました久下田北部第2地区区画整理事業の今後の推進方法についてであります。まず1点目といたしまして、今年度久下田北部第2地区まちづくり基本計画策定業務委託費が計上されまして、地元関係者の意向調査が進められる見通しとなりました。今後の意向調査の結果によって、この地域におけるインフラ整備も含めた将来のまちづくり構想に対する期待が示されたことになるものと思っております。区画整理事業の推進には、組合員となる関係者の減歩率などの負担費用が大きな判断材料となり、意向調査の内容にも大きな関心が寄せられると思います。  そこで、どのような内容で調査を進めていくのかをお伺いいたします。  2点目としては、現時点では現地調査や計画、素案策定も未実施であり、まだまだ地元関係者に指示できる資料もない状況であると思いますが、今までに区画整理事業が実施された多くの地区では、推進から事業完了までどのように進めていったのか、関係者の同意率、減歩率、地形、建物等の物件数、上下水道の整備、整備年数、それぞれ条件が異なり、単純に全体の流れを示すことは難しいと思いますが、今までの実績を参考にした平均的な推進内容をお伺いいたします。  最後の質問になります。以前に質問したときには、久下田地区のまちづくり構想において、面整備が完了している久下田北部地区との連続性、また残っている石島地区、新石町との都市基盤整備の整合性や真岡鐵道との踏切整備の解決など良好なまちづくりの形成を進めるためには、丸山地区周辺区域を含んだ久下田北部第2地区約40ヘクタールを一体的に整備推進することが必要と考えておりますとの回答でありました。  さかのぼれば、二宮町時代に事業化に向けた推進委員会議を開催いたしましたが、賛同が得られずに現在に至っております。このたび実施される意向調査の結果、同意がどの程度得られれば事業実施の判断をなされるのか、またその判断はいつごろになるのかをお伺いいたします。  以上をもちまして私の質問とさせていただきます。(拍手)
    ○齊藤重一議長 柴議員の一般質問に対し、答弁を求めます。  井田市長。   (井田隆一市長登壇) ◎井田隆一市長 柴議員の一般質問に順次お答えをいたします。  初めに、今後の観光施策に対する戦略と計画についてお答えをいたします。まず、観光資源を結びつける戦略についてでありますが、本市では市民と協働による観光のまちづくりを推進するため、平成23年度から25年度の3カ年で観光ネットワーク事業に取り組んでおります。その中で、本市の良好なイメージの創出及び市内外への情報発信に加え、観光まちづくりの担い手の育成にも取り組んでいるところであります。この事業における今年度の取り組みの中で、本市を訪れた方に真岡を楽しんでいただくことを目的に、本市の魅力を伝えるプログラムを考え、町なかや市内の観光資源等の案内をする観光コンシェルジュの育成や市内の観光拠点において観光体験プログラム等を市民団体が提供することで拠点への誘客を図っていく市民プログラム活動に関する仕組みづくりとこの活動を行う担い手の育成を予定しております。これらの取り組みにより、SL、真岡木綿、井頭温泉、日本一のイチゴ、二宮尊徳、親鸞聖人ゆかりの史跡などの観光資源の魅力をより強く発信できるものと考えております。  次に、観光分野に特化した計画の策定についてであります。本市では、平成21年10月に設立した真岡市観光ネットワーク検討委員会において、本市観光資源等に関する基礎調査、短期、中期、長期の目標設定、目標達成のための組織の検討等を行い、その結果を受けて、選ばれるまち真岡を実現していくために、観光の手法を使ってまちを活性化する観光まちづくりを推進することとしたものであります。現在は、真岡市観光ネットワーク協議会において、観光まちづくりを推進する事業を具体的に計画、実践しているところでありますので、新たに観光分野に特化した計画の策定は考えておりません。  次に、NHK大河ドラマの誘致についてお答えいたします。二宮尊徳翁は、桜町陣屋で26年間、東郷陣屋で7年間、合計で33年間現在の真岡市で暮らし、至誠、勤労、分度、推譲等の報徳仕法を広めております。そのような歴史を踏まえ、大河ドラマで取り上げられれば、本市にとって交流人口増加や経済効果が相当期待できます。  日本銀行福島支店の試算では、今現在放送中の大河ドラマ「八重の桜」による波及効果は、福島県内観光客では215万5,000人、その経済効果は113億円と見込んでおります。  そこで、これまでの取り組みとしては、本市は尊徳翁ゆかりの18市町村で組織する全国報徳研究会市町村協議会に加盟する中、その内部組織である二宮尊徳NHK大河ドラマ化推進委員会にもその委員として参加し、誘致活動を進めております。同委員会では、平成19年と21年にNHKに対して大河ドラマ化の要望書を提出、平成22年8月にNHKよりその回答があり、ドラマ性、時代性の観点から大河ドラマ化は現時点では難しいが、シリーズ物や短編番組なら可能性があるとの回答を得ております。その後毎年NHKに働きかける中、平成24年10月に主人公の選定状況を確認したところ、大河ドラマの人物は社会が求めているものに合致するか、どの時代が好ましいか等さまざまな角度から選ぶものであり、二宮尊徳も歴史上の人物候補の一人ではあるとの回答を得ており、その可能性はあるものと考えております。  今後は、全国報徳研究会市町村協議会において、持ち回りで開催している全国報徳サミット等を活用し、尊徳翁の功績等を全国に広めてまいります。  さらに、平成26年度秋には、全国報徳サミット市制60周年記念事業として本市で開催することから、二宮尊徳NHK大河ドラマ化推進委員会と協力しながら、その誘致を進めてまいります。  次に、道の駅「にのみや」の活性化策についてお答えいたします。まず、主要地方道に地方・二宮線のバイパス整備の早期推進についてでありますが、この栃木・二宮線の延伸事業については、本市といたしましても平成21年度から毎年県土整備委員会等において早期整備の要望をしております。国道294号との接続箇所は、道の駅「にのみや」の出入り口と交差する箇所と聞いております。また、進捗状況については、平成22年度にルートを検討し、23年度には地元へルートの説明会及び現地測量を行い、24年度は道路詳細設計を実施しております。本年度は、秋以降に地元説明会及び用地測量を実施する予定と聞いております。  次に、用地の拡張についてでありますが、道の駅は国土交通省に登録された休憩機能、情報発信機能、地域の連携機能をあわせ持つ道路用地内の施設であります。その規模は、交通量等を考慮して、駐車場やトイレなどが設置されており、総面積が1万5,243平方メートルであります。そのうち1万4,777平方メートルの道路用地は、国が所有し、道路管理者である県が管理しており、現在用地の拡張予定はないとのことであります。  次に、尊徳物産館の施設拡張及び機能向上についてお答えをいたします。尊徳物産館は平成9年11月にオープン以来16年目を迎えております。尊徳物産館の土地面積は466平方メートル、建築面積は272.16平方メートルであり、平成19年に指定管理者との協議により、アイスクリーム売り場、実演販売所の増築改修工事を行い、また平成20年には道の駅利用者全体の利便性を図るために、物産館西側及び北側に公共的な通路としてアーケードを設置し、機能向上を図ってまいりました。  施設の売り場面積の拡張については、尊徳物産館を取り囲む周辺敷地が国の道路用地となっているため、道路占用上の関係から構造物に制限が生じ、固定的なものは認められず、路上イベント的で移動可能な仮設テント等の設備に限られております。  しかしながら、尊徳物産館は、日本一のイチゴを初めとした真岡市の特産物の販売交流施設、情報発信の拠点施設でもありますので、今後の事業展開について指定管理者と協議を重ね、施設拡張や機能向上等必要性があれば国、県と協議をしてまいります。  次に、久下田北部第2地区区画整理事業についてお答えをいたします。久下田北部第2地区は、既に土地区画整理事業が完了している久下田北部地区の東側に位置している市街化区域で、現況は平たんで既存住宅が密集している新石町及び平たんな中に宅地と畑が混在し、一部低地にある石島地区、また起伏のある地形で、宅地と田畑が混在する丸山地区の3地区、約40ヘクタールであります。この久下田北部第2地区については、旧二宮町時代の平成7年度から土地区画整理事業の調査検討を実施し、その後事業化の推進を図ってきたところであります。  しかし、事業化に向けた推進委員会議や地元説明会を開催しましたが、地権者の賛同が得られず、断念した経緯があります。また、真岡市と合併した後の平成21年8月には、丸山地区から区画整理による整備要望が提出されているところであります。今後の久下田北部第2地区のまちづくりの進め方につきましては、今年度まちづくりの基本構想及び整備手法などを検討するまちづくり基本計画の策定業務委託費を計上しており、この基本計画の中で地区全体の都市基盤整備の進め方について、区画整理事業を推進するのか、また街路事業を推進するのかなどの整備手法を決定できる素案を取りまとめていきたいと考えております。また、今後の推進方法につきましては、今年度策定するまちづくりの基本計画の案に基づき、各地区ごとの地元説明会を実施していく予定であり、その後事業内容や整備手法に対する意向調査の実施を考えているものであります。  なお、減歩率や整備期間、同意率による事業実施の判断等につきましては、整備手法などの方針を決定してから、その整備手法に基づき改めて検討していくことになると考えております。  以上、お答えいたします。 ○齊藤重一議長 柴議員。   (10番 柴  惠議員質問席に着く) ◆10番(柴惠議員) ただいまは、詳細にわたりましてご答弁まことにありがとうございます。  それでは、何点か再質問と要望をさせていただきます。  まず、1点目の観光施策についてですが、おおむね良好な回答であったのですけれども、1つ、きのうも七海議員の質問の中に観光コンシェルジュというものが出てきたのですが、これ26年から募集をするということですが、これ何名ほど募集するのですか。 ○齊藤重一議長 日下田産業環境部長。 ◎日下田道弘産業環境部長 今年度現在募集しております。まず第1期生募集しておりまして、20名を第1期生として募集しております。 ○齊藤重一議長 柴議員。 ◆10番(柴惠議員) 20名あれば十分に役に立つのかなとは思います。  それと、2の観光分野に特化した計画の策定という質問なのですが、やはり計画工程表のないところでは物事が順を追って進んでいかないと思いますので、是非とも観光計画ですか、そういうものも考えていただきたいと思います。これは要望ですけれども。  3点目のNHKの大河ドラマなのですが、これは先ほども申し上げたように、二宮町時代からも何遍か取り上げているのですが、真岡市になってからも率先してその陳情は行っている、そういうことをお伺いいたしました。  私がちょっと申し上げたいのは、やはり尊徳サミットの中の大河ドラマ推進委員会の中のメンバーの一人ではなくて、要するに二宮尊徳の名声は、この地で働いて、この地の足跡があるから二宮尊徳という現在の偉人の中の一人に入っているわけですから、この真岡市がリーダーになって、率先してそういう陳情をしていただきたいなと。これどういうふうにお考えになりますか。 ○齊藤重一議長 井田市長。 ◎井田隆一市長 今まで二宮町の時代にいろいろNHKにアタックされてきたというふうに思うのです。私どもも先ほどお答えしたように、NHKに対してこうしたアタックはしていきたいというふうに思うのですが、柴議員さんも言っておられるように、地味な方ということで、なかなかこうしたものをNHKで取り上げてもらえるというのは非常に難しいのだというふうに思います。  ですから、先ほど申し上げましたように、組織化、組織の中でみんなで当たって何とか映像化してもらえればというふうな思いを持っておるところです。できる限り努力はしていきたいというふうに思いますが、なかなかNHKの、もうご存じだと思いますが、扉はなかなかあかないのだというふうに思っております。できるだけこじ開けられるようなことでやっていきたいというふうに思っております。 ○齊藤重一議長 柴議員。 ◆10番(柴惠議員) ただいまの市長の誠意のある回答、半分満足しているところでございます。  続きまして、道の駅の「にのみや」の件なのですが、これはやはり県の用地であり、かなり狭くて、販売の用地だけが市の土地なのです。ですから、これを広げるというのは非常に難しい話である。それは理解してありますが、道の駅関係者が県のほうに訴えても、これは筋違いで全然取り上げていただけないですから、市のほうが市としてちょっとここは狭隘で、ちょっと手狭で、老朽化しているのだと、ちょっとこの県の土地を使わせていただけないかというようなお願いはできないのですか。 ○齊藤重一議長 井田市長。 ◎井田隆一市長 これについては、いろいろ私どももお答えをするときに協議をいたしました、何か方法あるのではないかと。こうした中であっても、どこかにすき間があるのではないかあるいは申請方法によっては許可してもらえる部分があるのではないかということでいろいろ検討しております。そのことをもって今回お答えさせていただいたわけなのですが、いろいろこれからも議論しながらあるいは国、県等にも働きかけをしてまいりたいと。  ただ、NHKではありませんが、壁は厚いのかなというふうな思いはしておりますが、努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ○齊藤重一議長 柴議員。 ◆10番(柴惠議員) 当初から難しいであろうというその質問をしているわけなので、引き続き市のほうとしても進めていただければ、時代が変われば進展するのかなと思っております。  それでは、最後の久下田北部地区第2区画整理事業の件について、これは要望なのですけれども、これは二宮町時代にも一旦ご破算になった企画でございますから、これを取り上げていただけたということは、それはそれで、これからどういう形になるかわかりませんが、一応スタートラインに乗ったということなので、よく意向調査を重ねていただいて、少しでもよくなるように進めていただきたいということを要望を申し上げて、私の一般質問の全て終了させていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ○齊藤重一議長 以上で発言通告による質疑及び一般質問は終了いたしました。  これをもって質疑及び一般質問を終結いたします。 △議案第57号~議案第59号の討論、採決 ○齊藤重一議長 お諮りいたします。  議案第57号 真岡市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて、議案第58号 真岡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて、議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦について、以上3案は会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○齊藤重一議長 ご異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略し、採決することに決しました。  本3案に対する討論の通告はありません。  よって、直ちに採決いたします。  議案第57号 真岡市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて、本案は起立により採決いたします。  本案を原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○齊藤重一議長 起立多数。  よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第58号 真岡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて、本案は起立により採決いたします。  本案を原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○齊藤重一議長 起立全員。  よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第59号 人権擁護委員の候補者の推薦について、本案は起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○齊藤重一議長 起立全員。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 △議案第60号~議案第70号の委員会付託 ○齊藤重一議長 次に、議案第60号から議案第70号までの11議案については、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり所管の委員会に付託をいたしました。ご了承願います。 △議案第71号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○齊藤重一議長 日程第2、議案第71号を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  井田市長。   (井田隆一市長登壇) ◎井田隆一市長 ただいま上程になりました議案第71号 真岡市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定についてご説明を申し上げます。  これは、国において、財政状況及び東日本大震災に対処するため実施している給与の減額措置について、本市においても国からの地方交付税の減額措置を受け、特例として給与の減額措置を行うもので、平成25年7月から平成26年3月までの間、一般職は部長、課長職が9.77%、課長補佐、係長職が7.77%、副主幹が6.77%、現業職を含めた主査以下の職員が4.77%それぞれ減額するとともに、特別職は現在実施している減額措置を市長、副市長、教育長ともに10%とするものであります。  以上で説明を終わります。よろしくご審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。 ○齊藤重一議長 以上で提案者の説明は終了いたしました。  これより本案に対する質疑を行いますが、ただいまのところ通告はありません。別に質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○齊藤重一議長 質疑はないものと認めます。  本案については、お手元に配布いたしました議案付託表のとおり所管の委員会に付託いたしました。ご了承願います。 △議員案第5号の上程、質疑、採決 ○齊藤重一議長 日程第3、議員案第5号を議題といたします。  既にお手元に配付になっておりますとおり、野沢達議員外3名からその案が提出されております。  この際、印刷物の朗読は省略いたします。  お諮りいたします。本案について、会議規則第36条第3項の規定により提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○齊藤重一議長 ご異議なしと認めます。  よって、本案については提案者の説明を省略することに決しました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○齊藤重一議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。本案は、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○齊藤重一議長 ご異議なしと認め、採決いたします。  議員案第5号 各常任委員会の調査事件については、それぞれの申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○齊藤重一議長 ご異議なしと認めます。  よって、本案はさよう決しました。 △次回日程の報告 ○齊藤重一議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次回の会議は、6月18日午前10時からといたします。 △散会の宣告 ○齊藤重一議長 本日はこれにて散会いたします。   午後 2時32分 散会...