○
福田洋一議長 日程第3、栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選にしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選とすることに決しました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名したいと思いますが。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、議長において指名することに決しました。 栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員に、浅野正富市長を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名しました浅野正富市長を、栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名しました浅野正富市長が、栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました浅野正富市長が議場におりますので、本席から会議規則第32条第2項の規定に基づき当選の告知をいたします。
△
市長所信表明及び
市政一般報告
○
福田洋一議長 日程第4、
市長所信表明及び
市政一般報告を議題とします。 市長に所信表明及び
市政一般報告を求めます。 浅野市長。 〔浅野正富市長登壇〕
◎浅野正富市長 皆様、おはようございます。ただいまより私の市長としての所信表明、そして
市政一般報告をさせていただきます。 本日ここに、令和2年第4回
小山市議会定例会を招集しましたところ、議員各位のご出席を賜り、開会の運びとなりましたことに対し、感謝と御礼を申し上げます。 今定例会は、私の市長就任後、初めての市議会でございますので、冒頭の貴重なお時間をいただきまして、私の市長就任のご挨拶と今後の市政運営に関する所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、去る7月5日に行われました市長選挙におきまして、5期20年市長を務められた前市長に代わり当選させていただきました。私が立候補を決意し、それが新聞に初めて報じられたのが5月23日、6月28日までの告示までには40日もなく、致命的とも言える準備不足、そして知名度不足の選挙戦でございました。にもかかわらず、有権者から3万3,000票もの信任をいただけましたことは、私に対する市長候補者としての評価よりも、私が唱えました「市民の声が届く市政を」という訴えに共鳴した、市民の声が届かなくなってしまったここ数年の小山市政を変えなければならないとの市民の強い意思が表れたのだと思います。 その市民の意を受けて市長に就任した私には、行政経験が全くございません。行政経験のない私が行えることは、愚直に市民の声を聞き、行政のプロである市役所職員の能力、経験、意見を生かし、また同じく選挙で選ばれました市議会議員の方々と真摯に向き合い、市民のための市政が行えるよう切磋琢磨させていただくことでございます。これからの4年間、そのような姿勢を貫くことで4つの具体的な公約を実現し、小山市政を市民の声が反映する市政に変えてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。 私が有権者にお約束し、この4年間の任期で実現していきたいと考えている公約は、「速やかな財政再建」、「市民が求める政策の実現」、「「田園環境都市・小山」のまちづくり」、「徹底した市民との対話と連携」の4つでございます。 これからの市政運営の基本となるものでございますので、ここで改めてその内容を表明させていただきます。 まず、「速やかな財政再建」についてでありますが、前市長5期20年の実績は大きかったとはいえ、財政は危機的状況になりました。 平成30年度時点の標準財政規模が317億円の小山市は、その10%から20%、つまり30から60億円の財政調整基金、これは大災害が起きたような場合に備える貯金でございますが、この30億円から60億円の財政調整基金が適正規模とされているところ、現在10億6,700万円、市民1人当たり換算で、宇都宮市の約5分の1の約6,400円しかございません。平成30年度は県内14市中最下位でございます。そして、将来負担の大きさを示す将来負担比率については、平成30年度には栃木県の市町平均18.0%、全国平均28.9%に対して68.1%で、県内25市町の最下位となってしまいました。 財政力指数が県内4位で財政が豊かなはずなのに、このように平成30年度には財政調整基金が県内14市の中で最下位、将来負担比率が県内25市町の中で最下位なのは、財政の健全性を損なう過度な支出を重ねてきたからにほかなりません。 通常の行政サービスを維持して、小山市の発展を目指していくためには、優先順位の高い事業は従来どおり継続しながら、費用に対して十分な効果が発生していない事業や不要不急の事業など、優先順位の低いものについては支出の削減を図り、万一の事態があっても十分な対応ができるよう、速やかに財政再建に取り組まなければならないのでございます。 次に、「市民が求める政策の実現」ですが、これまでは税収を増やすためには人口増加が必要と、宅地開発や工業団地の造成を積極的に進めてきました。しかし、これからの時代は、人口が減少しても増加することは期待できず、行政主導による開発は、インフラ整備のための大きな投資を必要としますし、自然環境配慮が十分でない開発は、今までの良好な住環境に悪影響を及ぼしかねません。新型コロナ問題で在宅勤務が恒常化し、テレワークが叫ばれる中で、ライフスタイルは、自然豊かな地方都市に暮らし、充実した余暇を楽しみながら仕事をするものに変わっていきます。この時代の流れに沿って宅地開発や工業団地造成も、環境配慮を尽くし、民間資金、民間活力を最大限に生かしていかなければなりません。 そして、移住してくる人に目を向けた政策を優先するよりも、まずは、今小山市に住んでいる方が、この小山にずっと暮らしていきたい、子供や孫たちも小山に住んでもらいたいと、そのように思えるような市民が求める政策を実現していくべきでございます。 子育て支援、充実した教育環境、文化の振興、地元優先の経済・就業環境の整備、医療・介護・福祉の充実、都市計画(ゾーニング)の見直しと市街地再開発、自然環境保全、車を運転できない人の移動の自由の確保などの市民が求める政策を実現して、今小山に住んでいる方たちにとって暮らしやすい小山にすることができれば、結果的に小山に移住してくる人を増やすことができるでしょう。 私が就任後、各課との打合せの中で、小中学校の校舎、体育館などで、雨漏り、水漏れ等の補修を要する箇所が77か所にも及んでいることを知りました。また、管理しなければならない公園が約330か所ある中で、十分な予算が手当てされていないために、業務委託の内容を縮小したことも聞きました。 これまでの小山市政が、市民の求める基本的行政ニーズに十分応えることを怠ってきたことは明らかであり、このように市民の声が届かないことが、今回の選挙結果につながったと言っても過言ではありません。 3つ目の「「田園環境都市・小山」のまちづくり」でございますが、千葉県流山市では、「都心から一番近い森のまち」を目指すというコンセプトのもと、自然環境を守りながら、市民の求める政策を充実して30歳代の人口の増加に成功しております。 小山市は、農業、商工業のバランスがよく、東西南北の交通の要衝にあり、市街地の周辺に農地や平地林の田園環境が広がって、思川が注ぎ、コウノトリが定着・繁殖したラムサール条約湿地「渡良瀬遊水地」につながるすばらしい環境を有しております。コウノトリによって選ばれた首都圏の中で有数の田園環境都市と言うことができます。 この魅力ある「田園環境都市・小山」に、小山を愛する市民が生き生きと暮らし、いつまでもこのすばらしい環境を守っていくことを将来ビジョンとして、持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えております。 最後の公約となります「徹底した市民との対話と連携」でございますが、財政再建を図りながら、市民の求める政策を実現し、「田園環境都市・小山」のまちづくりを進めていくことは、徹底した市民との対話を積み重ね、市民と協働しなければ実現することはできません。 市政の状況を正確に市民が把握できるよう情報公開を徹底するとともに、直接市民の意見を聞く「市民フォーラム」の開催や、市民に最も近い立場の市職員が自由に市長に発言できる職場環境にすることによって、市民の声を確実に市政に反映させるとともに、市職員の力が十分に発揮できる環境を整えてまいります。 また、前述いたしましたとおり、市長と同様に市民から選挙で選ばれている議員の皆様で構成される市議会と適度な緊張関係を持ちながら議論を尽くし、市長と市議会が対等な関係で市民のために奉仕できる市政に努めてまいります。 さらに、栃木県、県議会、周辺市町との連携を強化するとともに、地元企業を中心に民間活力を最大限生かすことによって、新しく生まれ変わった小山を実現したいと考えております。 日本国憲法のもと、国民主権、地方自治が貫徹すれば、市政の主人公はおのずから市民となります。市民の声が届く市政とは、市民が主人公の市政にほかなりません。そして、私、市長も、市職員も、市議会議員の皆様も市民でございますから、小山市を構成する全ての者が協働することによって、小山市政の主人公を市民にしていくことができると考えております。私は、市長として、そのための旗を振り続けていく所存でございますので、どうぞご理解とご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。 次に、主要事業についてご報告申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症に係る対策についてでございますが、1月に全庁による「小山市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、感染の状況に応じた対策を検討し実施しております。感染拡大を防止するため主立った対策といたしまして、おーラジ、市ホームページや啓発ポスターなどによる最新情報の周知、妊婦や85歳以上の独り暮らしの高齢者等に対するマスクの配布、小山駅構内及びさくら道への消毒液の設置、市内のダンスチームと連携した啓発動画「小山市「新しい生活様式」実践宣言」のテレビ小山、ユーチューブでの放送、配信等を行いました。また、市民の皆様への「ストップノーマスク」、「ストップ3密集会」の要請や、感染拡大防止対策取り組み事業者に対し、「「新しい生活様式」実践宣言書」を交付することで、感染防止対策取り組み事業者の目安として活用していただいております。 また、小山市子育て世帯臨時応援給付金や事業継続支援金など、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民や事業者の方々に対し、各種支援策を講じ、給付等による支援を実施しております。 次に、令和元年東日本台風、台風19号でございますが、これに伴う災害復旧状況についてでございます。まず、「排水強化対策」といたしまして、これまで進めていた豊穂川については市、及び杣井木川については県の排水強化対策事業の早期完成を目指しておりますが、それが完成するまでの間の「緊急排水対策」として、7月上旬には公共
下水道事業調整池用地を利用した暫定調整池の前倒し掘削を完了させ、排水ポンプ車の納入も済ませております。 思川の増水により被害を受けた「市道8号線・8―2号橋」につきましては、国の災害査定を受け、3月より復旧工事に着手し、8月5日に完了いたしました。 また、「小宅橋」も同様に国の災害査定を受け、渇水期中の工事期間に合わせるため、8月20日に請負業者が決定いたしました。今後、令和3年3月下旬の完成を目指し、復旧工事を進めてまいります。 次に、小山市役所新庁舎整備事業についてでありますが、昨年8月1日に本体工事に着工後、現在は外装工事や床躯体工事を進めております。8月末の進捗率は約46%であり、令和3年3月の完成に向けて順調に工事を進めております。 次に、市民への1人一律10万円の「特別定額給付金」についてでありますが、7月31日に申込みを締切り、全体の99.6%である7万3,108世帯に対し、166億9,000万円を支給いたしました。 次に、開運小山市共通商品券についてでありますが、本年度は感染拡大防止のため予約販売とし、9月1日から利用が開始されました。市内経済への影響を低減するためにも、市民の皆様、事業所の皆様とともに、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、取り組んでまいります。 次に、東日本初となる野外繁殖によるコウノトリのヒナ2羽の命名についてでございますが、渡良瀬遊水地に定住しております千葉県野田市放鳥コウノトリ「ひかる」(雄・4歳)と、徳島県鳴門市生まれのコウノトリ「歌」(雌・2歳)から、令和2年5月30日推定でございますが、ヒナ2羽が誕生いたしました。 野外繁殖によるヒナの誕生は、昭和46年に国内野生コウノトリが絶滅して以降、東日本初の快挙であり、7月26日にはコウノトリの命名式を行い、1,001件の応募の中から、誕生地である渡良瀬遊水地の名にちなみ、雄を「わたる」、雌を「ゆう」と命名いたしました。ヒナは順調に生育し、7月29日に雌の「ゆう」が、また8月1日には雄の「わたる」がそれぞれ巣立ちいたしました。 また、コウノトリのヒナが誕生したことを記念し、7月20日から10月20日までふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施しております。お寄せいただいた寄附金は、これまで本市が市民協働により取り組んでまいりましたラムサール条約湿地登録された渡良瀬遊水地の「賢明な活用」をより一層推進し、コウノトリの舞うふるさとを目指すため活用してまいります。 次に、オープンテラス社会実験「テラスオヤマ」についてでありますが、中心市街地活性化につきまして、小山駅西口祗園城通りの歩道にオープンテラスを設置する社会実験を継続的に行っており、今般、国の新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等の支援を目的とした道路占用規制緩和を受け、新たに7月17日から11月30日まで実施しております。 次に、スタンドアップパドルボード(SUP)体験会の開催結果についてでございますが、思川水辺活用を図るため、昨年の「ラフティング」等の社会実験に引き続き、今年度は市協力のもと民間事業者の自主事業として「スタンドアップパドルボード(SUP)体験会」が開催されました。7月23、24日の2日間で95人が参加し好評を博したことから、さらに8月30日にも開催し、水上散策や水上ヨガを通して、思川の水辺を楽しんでいただくことができました。 次に、小山駅周辺における市街地整備についてでございますが、駅東通り一丁目第一地区市街地整備事業につきましては、旧東口駅前広場の駅に隣接した立地利便性を活用し、街なか居住の推進と周辺開発の先導的役割を担う事業として、住宅135戸、医療及び子育て支援施設からなる17階建ての複合施設の整備を平成30年3月から進めてまいりました。 このたび、9月中旬に無事竣工を迎えることとなり、9月下旬からマンションの入居開始、12月にクリニック開院、令和3年4月には保育園開園予定となっております。 また、城山町二丁目第一地区市街地再開発事業につきましては、現在16階躯体工事を施工中で、8月末の進捗率は約63%であり、今年度末の完成に向けて順調に工事を進めております。両事業とも街なか居住の推進に大きく寄与してくれるものと期待しているところでございます。 次に、小山総合公園内に整備を進めてきました水上アスレチックについてでございますが、「丸太平均台」や「にんじゃわたり」などの遊具整備を行い、6種類の水上アスレチック遊具が全て完成し、6月13日に完成式を行い、オープンいたしました。 次に、小山市立体育館整備及び運営事業についてでありますが、令和元年6月17日に建設工事に着手後、令和2年6月に躯体工事が完了し、現在、屋根鉄骨工事を順調に進めております。令和2年7月末時点での工事進捗率は約45%であり、令和3年7月のオープンに向けて着実に事業を進めてまいります。 次に、「野球の聖地 小山 野球の日」特別記念講演会についてでありますが、おやまブランドのさらなる全国発信とスポーツツーリズムを通した地方創生の促進を目的に、例年「野球の聖地 小山 野球の日」フェスティバルを開催しておりますところ、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、規模を縮小し、小山市内在住・在学者500名限定での特別記念講演会を、8月9日、栃木県立県南体育館メインアリーナにて開催いたしました。 講演者には、小山市出身で野球解説者の江川卓氏をお招きし、「私の野球人生~昭和の怪物と呼ばれて~」を演題に、体験をもとに野球にかける熱い思いを語っていただき、来場者を魅了してくれました。 次に、小山市風水害対応職員実動訓練・避難所開設訓練及び排水ポンプ車実動訓練についてでございますが、6月23日には風水害時における初動体制の確立のため、「小山市風水害対応職員実動訓練」と「避難所開設訓練」を同時開催し、災害情報等の伝達や新型コロナウイルス等感染症対策を追記した「小山市避難所運営マニュアル」に基づき、避難者の適切な避難誘導を迅速かつ円滑に実施することができました。 また、7月10日には、豊穂川・杣井木川流域の浸水被害の軽減を図るため、「小山市排水ポンプ車実動訓練」を杣井木川排水機場にて行い、緊急排水強化対策事業の一環として、新たに配備された排水ポンプ車を活用し、適切な排水作業を迅速かつ円滑に実施することができました。 このような訓練はもとより、日頃から不測の事態に備え、相互の連絡を密にとり、連携して迅速に対応できるよう進めてまいります。 次に、各種事業について、別紙各種事業一覧のとおりご報告申し上げます。 次に、
小山都市開発株式会社、
一般社団法人小山市観光協会及び
一般財団法人小山市
勤労者共済サービスセンターの経営状況、並びに
地方独立行政法人新
小山市民病院の経営状況及び業務実績に関する評価結果についてご報告申し上げます。 令和元年度の実績については、決算書及び事業報告書を、また
地方独立行政法人新
小山市民病院の業務実績に関する評価結果については評価書を、それぞれお手元に配付いたしましたので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 次に、寄附受入れにつきましては、別紙寄附受入一覧表のとおり寄附の申入れがありましたので、それぞれのご厚情に対し、深甚なる感謝の意を持って受け入れた次第でございます。 以上、私の所信表明及び
市政一般報告等についてご報告申し上げましたが、議員各位をはじめとして、各事業についてご協力を賜りました皆様に対し、改めて深く感謝申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。ありがとうございました。
○
福田洋一議長 以上で、市長の所信表明及び
市政一般報告は終わりました。 ただいまの所信表明及び
市政一般報告に限り質疑を許します。 27番、青木美智子議員。
◆27番(青木美智子議員) 2点質問させていただきます。6ページの下段です。1人10万円の特別定額給付金についてでありますけれども、99.6%ということで、残り0.4%の世帯数及び人数、その人たちはどのような理由があって申請されなかったのかどうかということと、市内にネットカフェなどがありますが、その人たちは住所がありませんが、申請の相談などがあったのかどうか、お聞きします。 もう一点は、9ページです。下から10行目のところに、6月23日に風水害時における避難所開設訓練をされたとあります。今避難所におきましては、コロナウイルス対応の3密対策が求められているのが課題でありますけれども、それがどのような対策をされたかどう、この2点をお聞きいたします。
○
福田洋一議長 答弁、三柴
市民生活部長。
◎三柴智恵子
市民生活部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 特別定額給付金の未申請世帯でございますが、325世帯、347名でございます。連絡のありました辞退者が22世帯、25人でございます。ネットカフェとかにお住まいである方の相談内容でございますが、直接の相談はございませんでしたが、国によります新聞一面の掲載や、また市によります「広報小山」やおーラジ等の周知によりまして、住所不定の方で、4月27日以前を登録日として住所を復活した方が18名いらっしゃいました。それぞれ復活した理由はお聞きしてございませんが、恐らくその中にネットカフェ難民と呼ばれる方も含まれているものと思われます。 以上、よろしくお願いいたします。
○
福田洋一議長 答弁、永山危機管理監。
◎永山武志危機管理監 ただいまのご質問にお答え申し上げたいと思います。 避難所の設営訓練に関しましては、避難者や避難所の担当職員に関しまして、手指の消毒、また手洗い、せきエチケットの管理、マスク等の着用につきましては徹底するということはもちろんのこと、避難者が避難所に来た場合に、受け付け前に検温して問診をすることによって、具合の悪い方は別室に隔離するという形をとりました。また、避難所内の感染防止につきましては、間仕切りパーティションを使いまして隔離する。その間を2メートルとって飛沫の防止をしたという形で、また大型扇風機を活用しまして、換気を行いながら実施するということで、これを徹底しながらこの訓練を実施いたしました。 以上になります。
○
福田洋一議長 3番、大平拓史議員。
◆3番(大平拓史議員) 浅野市長におかれましては、初当選おめでとうございます。
市長所信表明について2点伺います。 まず、1点目ですが、所信表明の2ページ目に公約の2つ目、市民が求める政策の実現とあります。その中で、次のページ、3ページ目の中段に、「移住してくる人に目を向けた政策を優先するよりも、まずは、今小山市に住んでいる方がこの小山にずっと暮らしていきたい、子供や孫たちも小山に住んでもらいたいと思えるような、市民が求める政策を実現していくべきです」とあります。これまで小山市は東京駅まで新幹線で約40分という立地条件を生かし、また子育て世帯へ支援を行い、外から小山市に人や企業を呼び込むことに取り組まれてきたと思います。 また、本日の新聞でも、新型コロナへの対応の動きとして、都市部から地方への移住に関心が高まっており、各自治体もオンラインでの相談会やセミナーを開催し、誘致に力を入れていると記事がありました。浅野市長もこの所信表明の中でテレワークのことについて触れられています。小山市もそういう方々の移住先の選択肢になり得るチャンスが出てきたと思います。また、仕事や家庭の都合、外国から転入されてきた方々も小山市に多くいらっしゃいます。 本年8月1日時点の統計を見ましたが、7,057人の外国人の方が小山市にお住まいです。外から移住されてきた子育て世代、こういった方々の多くは頼れる身内が市内にはいないケースがあります。また、外国人の方々も異国の地で大変な苦労をされています。こういった方々にも安心して小山に住み続けていただきたいと思っております。今小山に住んでいる方々、最近移住してきた方々、またこれから移住してくる方々、それぞれ求めているものは、世代や家族構成、働き方によって異なると思います。長く小山市に住んでいる方々に喜んでいただくことは当然としまして、小山市に移住してきた方やこれから移住を考えている人も含めて、小山市に住んでよかった、小山市を選んでよかったと思ってもらいたいのです。 駅東通り一丁目にも、また城山二丁目もマンションがこれから建ち、入居されてくる方が市外からもいらっしゃると伺っております。私も小山市に2015年に移り住んでまいりました。移住してきた者の一人として、所信表明にありました、「移住してくる人に目を向けた政策を優先するよりも」という点について、私は長く小山市に住んでいる方も、小山市に移り住んでいる方についても、車の両輪のように取り組んでいただく必要があると思いますが、その点について浅野市長にお考えを伺います。 2点目なのですが、4ページ目に浅野市長の3つ目の公約、「田園環境都市・小山」のまちづくりとあります。この中で千葉県流山市のことが紹介されていたので、個人的なのですけれども、私大変うれしく感じられました。というのも、私小学校から高校卒業するまで、流山市の隣の柏市に住んでおりましたので、この流山市には大変親近感を持っております。また、私の友人や知人が現在も流山市に住んでおります。時々遊びにいったこともあります。 この流山市の人口の増加の背景については、大きな要因として、2005年に開業したつくばエクスプレスの存在、また2003年に流山市長に就任した井崎義治氏のマーケティング戦略があると、日本マーケティング協会の学会誌「マーケティング・ジャーナル」に掲載されている論文で指摘されていました。そのマーケティング戦略について端的に申し上げますと、市長就任時の流山市の人口の伸び悩みと高齢化率の上昇という課題に対しまして、共働き夫婦で子育てをしている世代を流山市に呼び込むという解決策を徹底して取り組み、また市役所職員内に当初あった反発も、井崎市長の粘り強い対話と行動で市職員の意識を変えて、マーケティングという手法を市役所の文化になじませていったということです。 私は、ぜひ浅野市長に、この井崎流山市長がとられたマーケティングの手法を「田園環境都市・小山」のまちづくりに取り入れていただきたいと思いますが、お考えを伺います。
○
福田洋一議長 答弁、浅野市長。
◎浅野正富市長 今ご指摘のありました、まだ移住してきたばかりの方、あるいはこれから移住を考えていらっしゃる方、そういう方たちの求める政策、そういうものについてと、今長く住んでいる方たちが求めている政策、そこら辺の関係性についてのご質問かと思います。 私は、積極的に人を呼び込むこと自体が決して進めるべきでないとか、そういう考えはございません。やはり結果的に多くの方が小山市に移り住んでくれるということは、これは歓迎すべきでありますし、市の発展にとって不可欠なことだと思っております。しかし、そのための進め方として、先ほど所信表明の中でも表明いたしましたが、例えばその小中学校の校舎とか体育館の補修が放置されているとか、公園の管理が十分でないというようなこと、これは移り住んできた方が、最初小山市についていろいろないい情報を持たれて移住された方が、実際子供が学校に通ってみたときに、そのような状況にある、あるいは近くの公園が十分管理されていないということを知ったときに、やはりその落差に驚いてしまうのではないかと、そしてまたこれから移住を考えていらっしゃる方に、そういう基本的な行政ニーズに不十分な点があるというようなことが分かってしまうと、せっかく小山市に関心を持ってくれた方も引いてしまうのではないかと、そういうような可能性がやはりあるのではないかと。 ということは、つまり今住んでいる私たち、市民が求めているものに対してきちんと応える、基本的な行政ニーズについて市民が十分満足できる、そういうような市政にしていかないと、それは移住されたばかりの方がこれからもずっと住んでいく、あるいは移住を考えていらっしゃる方が、実際移住してくれるということにつながらないのではないかというようなことで、まず今住んでいる市民がこれからもずっと住んでいきたい、そして子供や孫も小山に住んでもらいたいと思えるような政策を実現することが、結果的に小山市に移り住んでくれる人を多くしていく、そういうことにつながるのではないかというふうに考えております。 そして、2点目の流山市のマーケティングの関係でございますが、これについても、やはり先ほどの市民が求める政策の実現というものと関連するというふうに考えております。やはり移り住むという世代の多くは、お子様を持った30代、40代の方が移り住んでくるというその可能性が一番高いわけですけれども、その方たちにとって、移り住む地でどのような子育て支援をしてくれるのだろうかというところを、やはり非常に関心を持って移り住む場所を選択してくるのではないかと。流山市はそこのところに焦点を当てて、移り住んでもらう人たちのためには子育て支援をしっかりする。それは移り住んでくれる人のためだけではなくて、その時点で流山市に住んでいる方たちのニーズに応えて、やはり子育て支援をしっかりやっていくと、そういうところが移住を考えている世代の求めるものと一致したのかなというふうに考えております。 ですから、マーケティング戦略の中で、30代、40代というような移住を考えてくれるような世代について、まずは今小山市にいらっしゃる30代、40代の方たちの求める支援、そういうものをしっかりすることが、このマーケティングにもつながっていくのかなというふうに考えております。 以上でございます。
○
福田洋一議長 3番、大平拓史議員。
◆3番(大平拓史議員) ご答弁ありがとうございます。子育て支援については、後日また関連質問でさせていただきますので、SDGsの理念でもあります「誰も置き去りにしない」ということを小山市で実現していくために、ぜひよろしくお願いします。また、新しいことに取り組まれる際には、いろいろ反発があろうかと思います。ましてや今コロナ禍で今まで誰も経験したことのない状況に私たちは直面しております。アメリカ合衆国のニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、「Build back better」(再建するなら、前よりよいものを)というフレーズを使い、人々を勇気づけています。浅野市長におかれましても、市民に寄り添った施政を期待しております。 以上です。
○
福田洋一議長 大平議員、一般質問ではないので、もう少し簡潔にしてください。 ほかにございますか。 1番、片山照美議員。
◆1番(片山照美議員) 市長、所信表明、ありがとうございました。これは要望です。 先日、前市長の所信表明を読みました。前市長、所信表明でも開かれた公平、公正市政を目指し、21世紀にふさわしい豊かで住みやすい小山、そして活気があり、暮らしやすい小山を創り上げていくべく、全力を注いでいくとの表明でした。公約どおり、今の小山市は近隣の市や町に比べるとすばらしい発展を遂げたと思います。また、昨年私は財政の勉強をしてきました。勉強した中で過去5年間、平成29年度までの決算状況では、小山市は問題なしと出ました。ほかの市は財政が大変でした。私は
小山市議会議員としてとてもうれしく感じたのを覚えています。市制60周年の記念誌も出ました。この小山市は歴代市長が築き上げ、すばらしい市です。今後は新しい時代に向けて、さらに大きく飛躍できることを新市長にお願いいたします。これは要望です。
○
福田洋一議長 市政一般報告ですので、質問ではないので、よろしくお願いします。 ほかにございますか。 22番、荒川美代子議員。
◆22番(荒川美代子議員) 大変な激戦の中、ご当選されまして大変におめでとうございます。 事業報告の中、7ページなのですが、下段です。オープンテラスの社会実験「テラスオヤマ」についてであります。7月17日から11月30日までの、まだ2か月弱の実証実験でありますが、この緩和によってどのぐらい飲食店の支援の実績等がありますでしょうか、分かる範囲で大丈夫ですので、実施状況等をお伺いいたします。
○
福田洋一議長 答弁、淺見都市整備部長。
◎淺見知秀都市整備部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 現在このオープンテラスの社会実験「テラスオヤマ」に参加している店舗、9店舗になります。ただ広報にも随時参加店舗は受け付けているというふうにしておりますので、相談している店舗も約2店舗ほどありまして、随時増えていくものと考えております。 以上、よろしくお願いいたします。
○
福田洋一議長 22番、荒川美代子議員。
◆22番(荒川美代子議員) ありがとうございます。飲食店も本当に大変な状況でありますし、いろいろな努力をされていると思います。また、しっかりこの緩和が終わった後も何かそういったことができれば本当はいいかなと思っているのですけれども、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。 以上です。
○
福田洋一議長 以上をもちまして、市長の所信表明及び
市政一般報告に対する質疑を終わります。 ここで、暫時休憩をいたします。 (午前10時52分)
○
福田洋一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前10時59分)
△議案第56号から第90号まで並びに報告第11号から第15号までの件、上程、
市長提案理由の説明及び
監査委員報告
○
福田洋一議長 日程第5、議案第56号から第90号まで並びに報告第11号から第15号までを一括議題とします。 この際、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点から、上程議案の内容に関わりのない部局長等の退席を求めます。 〔部局長一部退席〕
○
福田洋一議長 本件については、お手元に配付のとおり、市長から議案等が提出されておりますので、送付書及び議案件名の朗読を省略し、会議録に登載することについてご了承願います。 小行経第217号 令和2年8月27日
小山市議会議長 福 田 洋 一 様 小山市長 浅 野 正 富 市議会議案の送付について 令和2年第4回
小山市議会定例会の議案書を別冊のとおり送付いたします。 記┌───────┬──────────────────────────────────────┐│ 議案番号 │ 件 名 │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第56号 │令和2年度小山市
一般会計補正予算(第3号) │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第57号 │令和元年度小山市
一般会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第58号 │令和元年度小山市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第59号 │令和元年度小山市介護保険
特別会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第60号 │令和元年度小山市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第61号 │令和元年度小山市病院事業債管理事業
特別会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第62号 │令和元年度小山市墓園やすらぎの森事業
特別会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第63号 │令和元年度小山市栃木県南地方卸売市場
特別会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第64号 │令和元年度小山市与良川水系湛水防除事業
特別会計歳入歳出決算の認定について │└───────┴──────────────────────────────────────┘┌───────┬──────────────────────────────────────┐│議案第65号 │令和元年度小山市小山東部第二工業団地造成事業
特別会計歳入歳出決算の認定につい││ │いて │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第66号 │令和元年度小山市テクノパーク小山南部造成事業
特別会計歳入歳出決算の認定につ ││ │いて │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第67号 │令和元年度小山市公共用地先行取得事業
特別会計歳入歳出決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第68号 │令和元年度小山市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第69号 │令和元年度小山市
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第70号 │小山市税条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第71号 │小山市都市計画税条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第72号 │小山市国民健康保険税条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第73号 │小山市介護保険条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第74号 │小山市長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第75号 │小山市手数料条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第76号 │小山市奨学金等貸与条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第77号 │特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第78号 │財産の貸付けについて │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第79号 │財産の貸付けについて │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第80号 │損害賠償額の決定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第81号 │
指定管理者の指定について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第82号 │建設工事請負契約の締結について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第83号 │建設工事請負契約の締結について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第84号 │建設工事請負契約の締結について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第85号 │財産の取得について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第86号 │財産の取得について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第87号 │財産の取得について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第88号 │財産の取得について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第89号 │副市長の選任について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第90号 │固定資産評価審査委員会委員の選任について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│報告第11号 │専決処分の報告について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│報告第12号 │専決処分の報告について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│報告第13号 │専決処分の報告について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│報告第14号 │小山市
下水道事業会計継続費の精算報告について │├───────┼──────────────────────────────────────┤│報告第15号 │令和元年度小山市財政の健全化判断比率及び資金不足比率の報告について │└───────┴──────────────────────────────────────┘
○
福田洋一議長 次に、上程議案等の概要について、市長の説明を求めます。 浅野市長。 〔浅野正富市長登壇〕
◎浅野正富市長 それでは、上程議案等の概要について説明いたします。 ただいま上程になりました議案等の概要でございます。今回提出いたしました議案等は、補正予算に関するもの1件、決算の認定等に関するもの13件、条例に関するもの8件、財産の貸付けに関するもの2件、損害賠償額の決定に関するもの1件、
指定管理者の指定に関するもの1件、建設工事請負契約の締結に関するもの3件、財産の取得に関するもの4件、人事に関するもの2件、専決処分の報告に関するもの3件、継続費の精算報告に関するもの1件、健全化判断比率及び資金不足比率に関するもの1件の計40件でございます。 初めに、議案第56号は、令和2年度小山市
一般会計補正予算(第3号)についてでありまして、歳入歳出予算に6億3,791万1,000円を追加し、予算総額を871億4,160万2,000円とするものでございます。 次に、議案第57号から議案第69号までの13件につきましては、令和元年度小山市
一般会計、特別会計及び企業会計の決算の認定等についてであります。それぞれ
監査委員の審査に付しましたので、その意見をつけて認定等に付するものでございます。 次に、議案第70号から議案第77号までの8件は、条例に関するものでございます。 議案第70号は、小山市税条例の一部改正についてでありまして、地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正する省令等が公布されたこと、及び市税に係る減免の申請期限を緩和することに伴い、所要の改正をするため、提案するものでございます。 議案第71号は、小山市都市計画税条例の一部改正についてでありまして、地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正する省令等が公布されたことに伴い、所要の改正をするものであります。 議案第72号は、小山市国民健康保険税条例の一部改正についてでありまして、地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正する省令が公布されたことにより、また小山市国民健康保険税に係る減免の申請期限を緩和することに伴い、所要の改正をするため、提案するものであります。 議案第73号は、小山市介護保険条例の一部改正についてでありまして、小山市介護保険料に係る減免の申請期限を緩和することに伴い、所要の改正をするため、提案するものであります。 議案第74号は、小山市長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正についてでありまして、市長、副市長及び教育長の給与についての減額措置が、令和2年9月30日をもって満了となることから、引き続き同様の措置を講ずることに伴い、所要の改正をするため、提案するものであります。 議案第75号は、小山市手数料条例の一部改正についてでありまして、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における通信技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が、令和2年5月25日に施行され、個人番号の通知カードの再交付手続が終了したことに伴い、所要の改正をするため、提案するものであります。 議案第76号は、小山市奨学金等貸与条例の一部改正についてでありまして、おやまふるさとみらい奨学金の対象外となっている高等専門学校について、高等専門学校第4学年以上の者を新たに対象要件に加えるとともに、本奨学金の貸与を受け、卒業した者に関するボランティアへの参加の努力義務期間を明確に定めることに伴い、所要の改正をするため、提案するものであります。 議案第77号は、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありまして、公職選挙法施行令の一部を改正する政令が令和元年6月1日に施行され、投票管理者及びその職務代理者の交代が可能となったことから、その従事時間に応じた報酬を支給するものとすることに伴い、所要の改正をするため、提案するものであります。 次に、議案第78号及び議案第79号は、財産の貸付けに関するものあります。 議案第78号は、本市が所有するコミュニティFM放送運営事業用財産を、テレビ小山放送株式会社に、議案第79号は、本市がイズミヤ株式会社から平成27年12月1日に無償譲渡を受けたロブレビルの同社所有財産のうち普通財産部分を、
小山都市開発株式会社に貸し付けてきましたが、それぞれ契約満了となることから、引き続き貸し付けることについて、
地方自治法第96条第1項第6号及び同法第237条第2項の規定により、議会の議決を求めるため、提案するものであります。 次に、議案第80号は、損害賠償額の決定についてでありまして、小山市内小学校の学校事故に係る損害賠償額の決定について、
地方自治法第96条第1項第13号の規定により、議会の議決を求めるため、提案するものであります。 次に、議案第81号は、
指定管理者の指定についてでありまして、小山市学童保育館の
指定管理者を指定することについて、
地方自治法第244条の2第6項の規定により提案するものであります。 次に、議案第82号から議案第84号までの3件は、建設工事請負契約の締結に関するものであります。 議案第82号は、小山市豊田中学区新設小中一貫校、小学校でございますが、その校舎・屋内運動場建設工事の建設工事請負契約の締結について、議案第83号は、小山市豊田中学区新設小中一貫校(小学校)校舎・屋内運動場建設
電気設備工事の建設工事請負契約の締結について、議案第84号は、小山市豊田中学区新設小中一貫校(小学校)校舎・屋内運動場建設機械設備工事の建設工事請負契約の締結について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、提案するものであります。 次に、議案第85号から議案第88号までの4件は、財産の取得に関するものであります。 議案第85号は、小山市役所新庁舎の窓口カウンター等造作家具について、議案第86号は、同じく小山市役所新庁舎の集密書架について、議案第87号は、同じく小山市役所新庁舎の大型天板デスクについて、議案第88号は、市内小・中・義務教育学校に整備するタブレット充電保管庫を購入することについて、いずれも議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、提案するものであります。 次に、議案第89号及び議案第90号は、人事に関するものであります。 議案第89号は、副市長の選任、議案第90号は、固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありまして、それぞれ議会の同意を求めるものであります。 次に、報告第11号から第13号までの3件は、専決処分の報告をするものであります。 次に、報告第14号は、小山市
下水道事業会計継続費の精算報告について、報告するものであります。 次に、報告第15号は、令和元年度小山市財政の健全化判断比率及び資金不足比率について、
監査委員の意見をつけて報告するものであります。 以上が今回提出いたしました議案等の概要でございます。何とぞ慎重ご審議の上、議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 市長の説明は終わりました。 次に、議題のうち、議案第70号から第74号まで、第77号から第79号まで及び第82号から第87号まで、以上14議案について当局の説明を求めます。 坪野谷総合政策部長。 〔坪野谷統勇総合政策部長登壇〕
◎坪野谷統勇総合政策部長 ただいま上程になりました議案のうち、総合政策部所管に関わります7議案につきましてご説明申し上げます。 初めに、議案第70号から第73号までの4議案についてご説明申し上げます。これらは地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正する省令等が公布されたこと、並びに市税等に係る減免の申請期限を緩和することに伴い、関係する条例に所要の改正を行うものでございます。 まず、議案第70号 小山市税条例の一部改正についてご説明申し上げます。議案書は39ページからとなりますが、議案参考資料1ページからの小山市税条例の一部改正概要によりご説明申し上げます。 初めに、第1条でございます。1番、第19条は、延滞金の規定の対象に入湯税を追加するものでございます。 2番、第48条から5番、第90条までは、文言及び項ずれの整備を行うものでございます。 6番、第94条はたばこ税の課税標準を重量課税から本数課税に見直す規定で、1本当たり0.7グラム未満の葉たばこについては、1本をもって紙巻きたばこの0.7本に換算するものでございます。 7番、附則第4条の2及び8番、附則第11条は、文言の整備及び引用規定を追加するものでございます。 次に、資料2ページをごらんいただきたいと存じます。9番、附則第11条の2は、固定資産税の課税標準の特例割合を、特定再生可能エネルギー発電設備は4分の3、浸水被害軽減地区の指定土地は3分の2、新型コロナウイルス感染症等はゼロと定めるとともに、項ずれを整備するものでございます。 次に、10番、附則第15条の3の2は、軽自動車税の環境性能割について、新型コロナウイルス感染症特例法の規定により、非課税となる期間を6か月延長するものでございます。 次に、第2条でございます。11番、第24条及び12番、第34条の2は、未婚のひとり親に対する税制措置及び寡婦(寡夫)控除の見直しに伴い関連規定を整備するものでございます。 13番、第36条の2は、項ずれを整備するものでございます。 14番、第51条から資料3ページの18番、第131条の3までは、市民税、固定資産税、軽自動車税の種別割、身体障がい者等に対する軽自動車税の種別割及び特別土地保有税の減免について、申請書の提出期限を「納期限(前7日)まで」から「納期限まで」に緩和するものでございます。 19番、附則第4条の2及び20番、附則第5条は、一律に提示していた特例基準割合を適用対象ごとに区別する表現に改めるとともに、法人市民税の納期限延長に係る延滞金の特例規定を整備するものでございます。 21番、附則第11条及び22番、附則第11条の2は、項ずれを整備するものでございます。 23番、附則第18条及び24番、附則第18条の2は、長期譲渡所得に係る課税の特例の創設に伴い引用規定の追加、項ずれの整備を行うものでございます。 25番、附則第24条は、新型コロナウイルスの蔓延防止のため、中止、延期等された指定行事に係るチケット等の払戻し請求権を放棄した観客等へ、寄附金税額控除を適用するものでございます。 26番、附則第25条は、新型コロナウイルスの影響により、購入住宅への入居が令和3年にずれ込んだ者の、税額控除適用期間を令和16年度までとするものでございます。 次に、資料4ページをごらんいただきたいと存じます。第3条でございます。27番、第19条から29番、第23条までは、引用規定及び文言の整備を行うものでございます。 30番、第31条から資料5ページの33番、第52条までは、法人税において、連結納税制度が見直されたことに伴う引用規定の項ずれ及び項の削除を行うものでございます。 34番、第94条は、6番でご説明いたしました、たばこ税の課税標準に係る改正規定について、1本当たり1グラム未満の葉たばこは、1本をもって紙巻きたばこ1本に換算する規定に改めるものでございます。 35番、附則第4条の2は、引用規定を削除するものでございます。 次に、資料6ページをごらんいただきたいと存じます。36番、附則第1条は、改正条例第1条から第3条までの規定について、施行日を定めるものでございます。 37番、附則第2条から資料7ページの39番、附則第6条までの延滞金、市民税、市たばこ税に係る経過措置を定めるものでございます。 続きまして、議案第71号 小山市都市計画税条例の一部改正についてご説明申し上げます。 議案書は82ページからとなりますが、参考資料8ページからの小山市都市計画税条例の一部改正概要によりご説明申し上げます。 1番 附則第4項は、浸水被害軽減地区の指定土地に係る課税標準の特例割合を3分の2と定めるものでございます。 2番、附則第5項から13番、附則第16項までは、規定の新設に伴う項の繰下げ及び12番、附則第15項における引用規定の追加でございます。 次に、資料9ページをお開きいただきたいと存じます。第2条でございます。14番、附則第15項は、引用規定の条ずれを整備するものでございます。 15番、附則は施行期日について、第1条は公布の日、第2条は令和3年1月1日とするものでございます。 続きまして、議案第72号 小山市国民健康保険税条例の一部改正についてご説明申し上げます。 議案書は88ページからとなりますが、参考資料10ページ、小山市国民健康保険税条例の一部改正概要によりご説明申し上げます。 1番、第26条は、減免申請書の提出期限を「納期限(前7日)まで」から「納期限まで」に緩和するものでございます。 2番、附則第5項及び3番、附則第6項は、長期譲渡所得に係る課税の特例の創設に伴い、引用規定を追加するものでございます。 4番、附則は、施行期日について、第26条は令和3年4月1日、その他は令和3年1月1日とするものでございます。 続きまして、議案第73号 小山市介護保険条例の一部改正についてご説明申し上げます。 議案書は92ページからとなりますが、参考資料11ページ、小山市介護保険条例の一部改正概要によりご説明申し上げます。 1番、第11条は、減免申請書の提出期限を「納期限(前7日)まで」から「納期限まで」に緩和するものでございます。 2番、附則は、施行期日について、令和3年4月1日とするものでございます。 以上が議案第70号から第73号までの4議案についての概要でございます。 次に、議案第85号から第87号までの財産の取得に係る3議案についてご説明申し上げます。議案書は117ページを、併せて議案参考資料35ページをお開きいただきたいと存じます。これら3議案は、小山市役所新庁舎に必要な什器備品を購入することについて、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により提案するものでございます。 初めに、議案第85号 窓口カウンター等造作家具の購入についてご説明申し上げます。購入金額は8,136万7,000円、購入先、株式会社サイトウ、購入方法は指名競争入札、納期、令和3年3月31日でございます。なお、仕様概要につきましては、お手元の資料に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第86号 集密書架の購入でございます。議案書は118ページ、資料は37ページをお開きいただきたいと存じます。購入金額は4,345万円、購入先、株式会社のぐち、購入方法は指名競争入札、納期、令和3年3月31日でございます。なお、仕様概要につきましては、資料に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第87号 大型天板デスクの購入でございます。議案書は119ページ、資料は39ページをお開きいただきたいと存じます。購入金額は7,368万6,800円、購入先、株式会社進駸堂販売、購入方法は指名競争入札、納期、令和3年3月31日でございます。なお、仕様概要につきましては、資料に記載のとおりでございます。 以上が議案第85号から第87号までの3議案についての概要でございます。 以上で、総合政策部所管に関わります7議案についての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 次に、小林総務部長。 〔小林 功総務部長登壇〕
◎小林功総務部長 ただいま上程になりました議案のうち、総務部所管の6議案につきましてご説明を申し上げます。 初めに、議案第74号 小山市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。議案書の94ページをごらんください。 本議案は、行財政改革推進の観点から、市長、副市長及び教育長の給与につきまして、現在減額措置を実施しているものですが、令和2年9月30日をもちまして期間満了となりますことから、さらに2年間同様の措置を延長するため、提案するものでございます。 削減額につきましては、現行どおりとし、市長が給料月額108万円を97万円に、副市長が87万円を82万6,000円に、教育長が73万円を69万3,000円にそれぞれ減額するもので、10月1日から施行するものでございます。 以上が議案第74号 小山市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例についての概要でございます。 続きまして、議案第78号 財産の貸付けについてご説明を申し上げます。議案書は108、109ページを、併せまして議案参考資料の12ページから14ページをごらんください。 本議案は、平成29年11月のおやまコミュニティFM放送局開局から、本市が所有します普通財産である放送設備を、テレビ小山放送株式会社に対し無償で貸し付けしてまいりましたが、令和2年10月31日に貸付け期間が満了するため、引き続き同社へ無償で貸し付けることにつきまして、
地方自治法第96条第1項第6号及び第237条第2項の規定により、議決を求めるため提案するものでございます。 貸し付ける財産は、おやまコミュニティFM放送局演奏所及び送信所設備、所在は、小山市中央町3丁目7番1号、ロブレビルで、貸付け期間は令和2年11月1日から令和7年10月31日までの5年間、貸付け金額は無償でございまして、貸付けの相手方は、テレビ小山放送株式会社代表取締役、増子健一氏でございます。 以上が議案第78号 財産の貸付けについての概要でございます。 続きまして、議案第79号 財産の貸付けについてご説明申し上げます。議案書は110、111ページを、併せまして議案参考資料の15ページから21ページをごらんください。 本議案は、イズミヤ株式会社から、平成27年12月1日付で無償譲渡を受けましたロブレビルの同社所有財産のうち、普通財産部分につきまして、ロブレビルの管理運営を行います
小山都市開発株式会社に対し、随意契約により普通財産として貸し付けをしてまいりましたが、令和2年11月30日に貸付け期間が満了するため、引き続き同社へ貸し付けることにつきまして、
地方自治法第96条第1項第6号及び第237条第2項の規定によりまして、提案するものでございます。 貸し付ける財産は建物で、ロブレビルにおける小山市の区分所有床であり、所在は小山市中央町3丁目1851番地1及び1837番地4、貸付け期間は令和2年12月1日から令和7年11月30日までの5年間、貸付け面積は1万6,337.61平方メートルでございます。 貸付け金額につきましては、議案参考資料15ページに記載のとおり、ロブレビルの管理運営費及び
小山都市開発株式会社の経営再建状況等を勘案し、ロブレビルの所有者として小山市が負担することとなる修繕積立金を考慮した最低限の額としているところですが、テナントからの安定した賃料収入が期待できないことから、現在無償としており、一定の経営改善がなされるまでの期間は無償での貸付けを継続し、経営改善後は1坪当たり月額500円とするものです。貸付けの相手方は、
小山都市開発株式会社代表取締役、神戸泉氏でございます。 以上が議案第79号 財産の貸付けについての概要でございます。 続きまして、議案第82号、83号、84号の建設工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。 まず、議案第82号ですが、議案書の114ページを、併せまして議案参考資料25ページ以降の工事概要書等をごらんください。小山市豊田中学区新設小中一貫校の小学校部分の校舎・屋内運動場建設工事請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案するものでありまして、契約方法は一般競争入札、契約金額は13億3,650万円、契約の相手方は、板橋・斉藤・鯉沼特定建設工事共同企業体でございます。代表構成員は、株式会社板橋組代表取締役・齊藤純夫氏、構成員は、株式会社斉藤組代表取締役・斎藤和実氏及び鯉沼工業株式会社代表取締役・鯉沼利勝氏でございます。工期につきましては、令和3年9月30日までを予定しております。 続きまして、議案第83号でございますが、議案書の115ページを、併せまして参考資料31ページ以降の工事概要書等をごらんください。 前議案同様、豊田中学区新設小中一貫校の
電気設備工事請負契約を締結するため、提案するものでありまして、契約方法は一般競争入札、契約金額は1億8,095万円、契約の相手方は、青電工・アスライブ特定建設工事共同企業体でございます。代表構成員は、有限会社青電工代表取締役・青木和広氏、構成員は、株式会社アスライブ代表取締役・荒井不二夫氏でございます。工期につきましては、令和3年9月30日までを予定してございます。 続きまして、議案第84号ですが、議案書の116ページを、併せまして参考資料33ページ以降の工事概要書等をごらんください。 前の2議案同様、豊田中学区新設小中一貫校の機械設備工事請負契約を締結するため、提案するものでありまして、契約方法は一般競争入札、契約金額は1億7,930万円、契約の相手方は、長・アスライブ特定建設工事共同企業体でございます。代表構成員は、株式会社長工業代表取締役・関口芳衛氏、構成員は、株式会社アスライブ代表取締役・荒井不二夫氏でございます。工期につきましては、令和3年9月30日までを予定しております。 以上が議案第82号、83号、84号の建設工事請負契約の締結についての概要でございます。 以上で、総務部所管に関わります6議案の説明を終わらせていただきます。何とぞ慎重ご審議の上、議決賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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福田洋一議長 次に、川俣
選挙管理委員会書記長。 〔川俣江世
選挙管理委員会書記長登壇〕
◎川俣江世
選挙管理委員会書記長 ただいま上程になりました議案のうち、選挙管理委員会所管に関わります議案第77号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。恐れ入りますが、議案書の106ページをお開きいただきたいと存じます。 本議案は、公職選挙法施行令の一部を改正する政令(令和元年政令第15号)が令和元年6月1日に施行され、投票管理者及びその職務代理者の交代が可能となったことから、その従事時間に応じた報酬を支給するものとすることに伴い、条例に所要の改正をするものでございます。 議案書の107ページをごらんいただきたいと存じます。改正の内容といたしましては、既に交代制を実施している投票立会人の報酬額の規定と同様のただし書きを加え、投票日当日の投票管理者については、従事時間が14時間未満の場合、期日前投票の管理者については、従事時間が12時間未満の場合は、その従事時間に応じて市長が定める報酬額を支給しようとするものでございます。 なお、この条例は公布の日から施行し、公布の日以後に執行する選挙に係る投票所の投票管理者及び期日前投票所の投票管理者の報酬について適用するものでございます。 以上で、選挙管理委員会所管に関わります議案の説明を終わらせていただきます。何とぞ慎重ご審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。
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福田洋一議長 次に、議題のうち、議案第58号から第62号まで、第75号及び第81号、以上7議案について当局の説明を求めます。 三柴
市民生活部長。 〔三柴智恵子
市民生活部長登壇〕
◎三柴智恵子
市民生活部長 ただいま上程になっております議案のうち、
市民生活部所管に関わります4議案についてご説明申し上げます。 初めに、議案第58号 令和元年度小山市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定についてご説明申し上げます。 議案書は27ページになりますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書は117ページから140ページの実質収支に関する調書までが本会計の決算書でございます。恐れ入りますが、決算書の118ページをお開きいただきたいと存じます。 まず、歳入につきましては、一番下の歳入合計欄になりますが、予算現額171億9,100万6,000円に対しまして、収入済額は160億2,937万7,915円となり、11億6,162万8,085円の減額であり、予算現額に対する収入率は93.2%でございます。不納欠損額は2億7,438万5,397円、収入未済額は14億3,912万8,853円でございます。 次に、歳出の決算についてご説明申し上げます。120ページをお開きいただきたいと存じます。歳出につきましては、一番下の歳出合計欄になりますが、予算現額171億9,100万6,000円に対しまして、支出済額は159億4,225万1,158円となり、予算現額に対する執行率は92.7%で、差引き12億4,875万4,842円の残となりました。歳入歳出差引残額につきましては、歳入決算額160億2,937万7,915円から歳出決算額159億4,225万1,158円を差し引きまして、一番下の欄外になりますが、8,712万6,757円となり、全額を令和2年度に繰り越すものであります。 なお、決算書の122ページから140ページにかけましては、歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書が記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。また、事業の実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の134ページから139ページに記載してございますので、併せてご参照いただきたいと存じます。 以上が議案第58号 令和元年度小山市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定についての概要でございます。 次に、議案第60号 令和元年度小山市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定についてご説明申し上げます。 議案書は29ページになりますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書は173ページから186ページの実質収支に関する調書までが本会計の決算書でございます。恐れ入りますが、決算書の174ページをお開きいただきたいと存じます。 まず、歳入につきましては、一番下の歳入合計欄になりますが、予算現額17億5,331万3,000円に対しまして、収入済額は17億1,300万6,214円となり、4,030万6,786円の減額であり、予算現額に対する収入率は97.7%でございます。不納欠損額は549万2,150円、収入未済額は1,653万4,972円でございます。 次に、歳出の決算についてご説明申し上げます。176ページをお開きいただきたいと存じます。歳出につきましては、一番下の歳出合計欄になりますが、予算現額17億5,331万3,000円に対しまして、支出済額は17億927万7,864円となり、予算現額に対する執行率は97.5%で、差引き4,403万5,136円の残となりました。歳入歳出差引残額につきましては、歳入決算額17億1,300万6,214円から歳出決算額17億927万7,864円を差引きまして、一番下の欄外になりますが、372万8,350円となり、全額を令和2年度に繰り越すものであります。 なお、決算書の178ページから186ページにかけましては、歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書が記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。 また、事業の実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の151ページ、152ページに記載してございますので、併せてご参照いただきたいと存じます。 以上が議案第60号 令和元年度小山市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定についての概要でございます。 次に、議案第62号 令和元年度小山市墓園やすらぎの森事業
特別会計歳入歳出決算の認定についてご説明申し上げます。 議案書は31ページになりますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書は197ページから206ページの実質収支に関する調書までが本会計の決算書でございます。恐れ入りますが、決算書の198ページをお開きいただきたいと存じます。 まず、歳入につきましては、一番下の歳入合計欄になりますが、予算現額5,390万円に対しまして、収入済額は1億1,384万8,639円となり、5,994万8,639円の増額であり、予算現額に対する収入率は211.2%でございます。なお、収入未済額は32万9,550円でございます。 次に、歳出の決算についてご説明申し上げます。200ページをお開きいただきたいと存じます。歳出につきましては、一番下の歳出合計欄になりますが、予算現額5,390万円に対しまして、支出済額が4,745万7,313円となり、予算現額に対する執行率は88.1%で、差引き644万2,687円の残となりました。歳入歳出差引残額につきましては、歳入決算額1億1,384万8,639円から歳出決算額4,745万7,313円を差し引きまして、一番下の欄外になりますが、6,639万1,326円となり、全額を令和2年度へ繰り越すものであります。 なお、決算書の202ページから206ページにかけましては、歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書が記載してございますので、ご参照いただきたいと存じます。 また、事業の実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の154ページに記載してございますので、併せてご参照いただきたいと存じます。 以上が議案第62号 令和元年度小山市墓園やすらぎの森事業
特別会計歳入歳出決算の認定についての概要でございます。 次に、議案第75号 小山市手数料条例の一部改正についてご説明申し上げます。恐れ入りますが、議案書の96ページをお開きいただきたいと存じます。 本議案は、令和2年5月から情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における通信技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が施行され、個人番号の通知カードの再交付手続が終了したことに伴い、本条例案を提案するものでございます。 内容といたしましては、第2条、手数料の種類、額等の規定において、通知カードの再交付手数料に係る規定を削除するものでございます。 以上が議案第75号 小山市手数料条例の一部改正についての概要でございます。 以上で、
市民生活部所管に関わります4議案の説明を終わらせていただきます。何とぞ慎重ご審議の上、議決、認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 次に、浅見
保健福祉部長。 〔浅見貴幸
保健福祉部長登壇〕
◎浅見貴幸
保健福祉部長 ただいま上程になっております議案のうち、
保健福祉部所管に関わります3件の議案についてご説明申し上げます。 初めに、議案第59号 令和元年度小山市介護保険
特別会計歳入歳出決算の認定についてご説明申し上げます。 議案書は28ページでございますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりご説明申し上げます。決算書は、141ページから172ページの実質収支に関する調書までが介護保険特別会計の決算でございます。 142ページをお開きいただきたいと存じます。142ページと143ページが歳入の決算でございます。歳入の総額は一番下の歳入合計欄になりますが、予算現額の115億4,864万8,000円に対し、収入済額は114億1,554万3,968円となり、1億3,310万4,032円の減額でありまして、予算現額に対する収入率は98.85%となりました。不納欠損額は2,233万7,900円、収入未済額が6,263万7,983円でございます。 144ページをお開きいただきたいと存じます。144ページと145ページが歳出の決算でございます。歳出の総額は、一番下の歳出合計欄になりますが、予算現額115億4,864万8,000円に対しまして、支出済額108億1,053万2,527円となり、予算現額に対する執行率は93.61%で、差引き7億3,811万5,473円の残となりました。歳入歳出差引残額につきましては、歳入決算額114億1,554万3,968円から歳出決算額108億1,053万2,527円を差し引きまして、一番下の欄外になりますが、6億501万1,441円となり、令和2年度への繰越金となるものでございます。 続きまして、172ページをお開きいただきたいと存じます。実質収支に関する調書についてご説明いたします。実質収支額の6億501万1,000円のうち、介護保険給付基金に第1号被保険者保険料剰余金として5億7,131万5,000円繰入れし、残額につきましては令和2年度に繰り越すものであります。 本決算に伴います実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の140ページから150ページにかけまして詳細に記載いたしましたので、併せてご参照の上、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上が令和元年度小山市介護保険
特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 次に、議案第61号 令和元年度小山市病院事業債管理事業
特別会計歳入歳出決算の認定についてご説明を申し上げます。 議案書は30ページでございますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書の187ページから196ページの実質収支に関する調書までが本会計の決算書でございます。 188ページをお開きいただきたいと存じます。本会計の歳入合計は、一番下の歳入合計欄になりますが、予算現額8億4,300万円に対し、収入済額は8億4,240万2,349円となり、差引き59万7,651円の減額となりました。不納欠損額、収入未済額はございません。 次に、歳出でございますが、190ページをお開きいただきたいと存じます。本会計の歳出合計は、一番下の歳出合計欄になりますが、歳入と同様、予算現額8億4,300万円に対し、支出済額は8億4,240万2,349円となり、差引き59万7,651円の残となりました。歳入歳出差引残額につきましては、表下の欄外でございますが、この会計の仕組み上、必ずゼロ円となるものでございます。 続きまして、196ページをお開きいただきたいと存じます。実質収支に関する調書につきましても、この会計の仕組み上、翌年度へ繰り越すべき財源及び実質収支ともにゼロ円となるものでございます。 本決算に伴います実績につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の153ページに記載いたしましたので、併せてご参照の上、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上が議案第61号 令和元年度小山市病院事業債管理事業
特別会計歳入歳出決算の概要でございます。 次に、議案第81号
指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 議案書の113ページをお開きいただきたいと存じます。併せまして議案参考資料の22ページをご参照願います。 本議案は、令和3年3月31日で指定管理期間が満了する大谷東小学童保育館につきまして、現
指定管理者の大谷東小学童保育クラブから辞退の申し出があったことから、公募により
指定管理者を指定しようとするものです。令和2年5月11日から6月5日まで募集を行った結果、市外の1団体から申請があり、令和2年7月20日に小山市公の施設
指定管理者選定委員会において、
指定管理者の選定基準に基づき審査を行った結果、特定非営利活動法人「三楽」を
指定管理者候補者として選定したものです。指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間となります。 以上が議案第81号
指定管理者の指定についての概要でございます。 以上で、
保健福祉部所管に関わります3議案の説明を終わらせていただきます。何とぞ慎重ご審議の上、議決、認定賜りますようお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 この際、暫時休憩いたします。 (午前11時57分)
○
福田洋一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後 零時59分)
○
福田洋一議長 次に、議題のうち、議案第63号から第66号まで、第76号、第80号及び第88号、以上7議案について当局の説明を求めます。 目徳
産業観光部長。 〔目徳有一
産業観光部長登壇〕
◎目徳有一
産業観光部長 ただいま上程になっております議案のうち、
産業観光部所管に関わります4議案につきましてご説明申し上げます。 初めに、議案第63号 令和元年度小山市栃木県南地方卸売市場
特別会計歳入歳出決算の認定についてをご説明申し上げます。議案書は32ページでございますが、別冊となっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書207ページから216ページまでが本会計の決算書でございます。208ページをお開きいただきたいと存じます。 本会計の歳入合計は、予算現額4,510万円に対しまして、収入済額4,533万4,214円であり、23万4,214円の増額で、予算現額に対する収入率は100.5%となりました。 次に、歳出でございますが、210ページをお開きいただきたいと存じます。歳出合計は、予算現額4,510万円に対しまして、支出済額4,362万4,342円となり、予算現額に対する執行率は96.7%で、差引き147万5,658円の残となりました。歳入歳出の差引残額につきましては、歳入決算額4,533万4,214円から歳出決算額4,362万4,342円を差し引きまして、表下の欄外になりますが、170万9,872円となり、令和2年度への繰越金となるものでございます。 本決算に伴います実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の155ページにおいて詳細に記載いたしましたので、併せてご参照の上、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第64号 令和元年度小山市与良川水系湛水防除事業
特別会計歳入歳出決算の認定についてをご説明申し上げます。 議案書は33ページでございますが、別冊となっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書217ページから226ページまでが本会計の決算書でございます。218ページをお開きいただきたいと存じます。 本会計の歳入合計は、予算現額5,270万円に対しまして、収入済額4,625万6,618円であり、644万3,382円の減額であり、予算現額に対する収入率は87.8%となりました。 次に、歳出でございますが、220ページをお開きいただきたいと存じます。歳出合計は、予算現額5,270万円に対しまして、支出済額4,053万8,210円となり、予算現額に対する執行率は76.9%で、差引き1,216万1,790円の残となりました。歳入歳出の差引残額につきましては、歳入決算額4,625万6,618円から歳出決算額4,053万8,210円を差し引きまして、表下の欄外になりますが、571万8,408円となり、令和2年度への繰越金となるものでございます。 本決算に伴います各排水機場の実績につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の156ページにおいて詳細に記載しましたので、併せてご参照の上、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第65号 令和元年度小山市小山東部第二工業団地造成事業
特別会計歳入歳出決算の認定についてをご説明申し上げます。 議案書は34ページでございますが、別冊となっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書227ページから236ページまでが本会計の決算書でございます。228ページをお開きいただきたいと存じます。 本会計の歳入合計は、予算現額1億9,540万円に対しまして、収入済額1億6,290万3,641円となり、3,249万6,359円の減額で、予算現額に対する収入率は83.4%となりました。 次に、歳出でございますが、230ページをお開きいただきたいと存じます。歳出合計は、予算現額1億9,540万円に対しまして、支出済額1億6,290万3,641円となり、予算現額に対する執行率は83.4%で、差引き3,249万6,359円の残となりました。歳入歳出の差引残額につきましては、歳入決算額1億6,290万3,641円から歳出決算額1億6,290万3,641円を差し引きまして、下の表、欄外になりますが、歳入歳出差引残額ゼロ円となります。 本決算に伴います実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の157ページにおいて詳細に記載いたしましたので、併せてご参照の上、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第66号 令和元年度小山市テクノパーク小山南部造成事業
特別会計歳入歳出決算の認定についてをご説明申し上げます。 議案書は35ページでございますが、別冊となっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書237ページから246ページまでが本会計の決算書でございます。238ページをお開きいただきたいと存じます。 本会計の歳入合計は、予算現額4億9,790万円に対しまして、収入済額2億7,116万2,714円となり、2億2,673万7,286円の減額で、予算現額に対する収入率は54.5%となりました。 次に、歳出でございますが、240ページをお開きいただきたいと存じます。歳出合計は、予算現額4億9,790万円に対しまして、支出済額2億7,116万2,714円となり、予算現額に対する執行率は54.5%で、差引き2億2,673万7,286円の残となりました。歳入歳出の差引残額につきましては、歳入決算額2億2,673万7,286円から歳出決算額2億2,673万7,286円を差し引きまして、表の下、欄外になりますが、歳入歳出差引残額ゼロ円となります。 本決算に伴います実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書の158ページにおいて詳細に記載いたしましたので、併せてご参照の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上で、
産業観光部所管に関わります4議案についての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 次に、阿久津教育部長。 〔阿久津宣明教育部長登壇〕
◎阿久津宣明教育部長 ただいま上程になっております議案のうち、
教育委員会所管に関わります3議案につきましてご説明申し上げます。 初めに、議案第76号 小山市奨学金等貸与条例の一部改正についてご説明申し上げます。議案書の98ページをお開きいただきたいと存じます。 本議案は、おやまふるさとみらい奨学金の対象外となっている高等専門学校について、高等専門学校第4学年以上の者を新たに対象要件に加えるとともに、本奨学金の貸与を受け、卒業した者に関するボランティアへの参加の努力義務期間を明確に定めることに伴い、所要の改正を行うものでございます。 議案書の99ページをごらんいただきたいと存じます。第2条において、奨学金等の貸与の対象となる学校区分について、高等専門学校第1学年から第3学年までを「高等学校等」とし、同校第4学年以上の者を「大学等」に変更するものでございます。 次に、議案書102ページ、103ページをごらんいただきたいと存じます。第14条において、おやまふるさとみらい奨学金の資格について、高等専門学校第4学年以上の者の貸与を可能とするものでございます。 次に、議案書103ページをごらんいただきたいと存じます。第16条において、おやまふるさとみらい奨学生の貸与を受ける要件として、ボランティア活動の参加を努力義務としているところですが、卒業した方のボランティアの参加の努力義務に関する規定を追加するものでございます。 その他、改正に合わせまして文言の整理を行うものでございます。 なお、本条例は公布の日から施行しようとするものでございます。 以上が議案第76号 小山市奨学金等貸与条例の一部改正についての概要でございます。 続きまして、議案第80号 損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。議案書の112ページをお開きいただきたいと存じます。併せまして、タブレット端末の資料もご参照いただきたいと存じます。 本議案は、小山市内小学校の学校事故に係る損害賠償額の決定について、
地方自治法第96条第1項第13号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 本件事故は、平成29年12月に市内小学校において、児童が大きな傷を残す傷害を負ったものでございます。損害賠償額は387万2,620円で、相手方は市内在住の学校事故被害者でございます。 以上が議案第80号 損害賠償額の決定についての概要でございます。 続きまして、議案第88号 財産の取得についてご説明申し上げます。議案書の120ページをお開きいただきたいと存じます。併せまして別冊の議案参考資料の41ページ、42ページをご参照いただきたいと存じます。 本議案は、市内小中義務教育学校に整備するタブレット充電保管庫の購入につきまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により提案するものでございます。 議案書120ページをごらんいただきたいと存じます。取得いたしました財産は、児童生徒1人1台タブレット整備に合わせまして、タブレット充電保管庫を順次、整備するものでございまして、購入金額は1,782万円、購入先は株式会社進駸堂販売、指名競争入札により決定したものでございます。なお、納期は、令和2年12月28日でございます。 以上が議案第88号 財産の取得についての概要でございます。 以上で、
教育委員会所管に関わります議案の説明を終わらせていただきます。何とぞ慎重ご審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 次に、議題のうち、議案第67号から第69号まで、以上3議案について当局の説明を求めます。 古川建設水道部長。 〔古川幸一建設水道部長登壇〕
◎古川幸一建設水道部長 ただいま上程になっております議案のうち、建設水道部所管に関わります3議案についてご説明申し上げます。 初めに、議案第67号 令和元年度小山市公共用地先行取得事業
特別会計歳入歳出決算の認定についてご説明申し上げます。議案書は36ページでございますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書は247ページから256ページまでが本会計の決算書でございます。 初めに、歳入でございますが、恐れ入りますが、決算書の248ページをお開きいただきたいと存じます。本会計の歳入総額は、一番下の歳入合計欄になりますが、予算現額の910万円に対しまして、収入済額は909万261円となり、差引き9,739円の減額となりまして、予算現額に対する収入率は99.9%となりました。 続いて、歳出でございますが、250ページをお開きいただきたいと存じます。歳出総額は一番下の歳出合計欄になりますが、予算現額の910万円に対しまして、支出済額は908万3,797円となり、差引き1万6,203円の残となりまして、予算現額に対する執行率は99.8%となりました。歳入歳出差引残額につきましては、歳入決算額909万261円から歳出決算額908万3,797円を差し引きまして、一番下の欄外になります6,464円となり、令和2年度へ繰り越すものでございます。 なお、本決算に伴います実績等につきましては、別冊となっております令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指数の報告書の159ページに記載してございますので、併せてご参照の上、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上が議案第67号 令和元年度小山市公共用地先行取得事業
特別会計歳入歳出決算の認定についての概要でございます。 次に、議案第68号 令和元年度小山市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてご説明申し上げます。議案書は37ページでございますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書は257ページから293ページまでが本会計の決算でございます。 なお、決算書につきましては、消費税込みの額となっておりますが、262ページ以降の損益計算書及び貸借対照表につきましては、消費税抜きの額となっております。 恐れ入りますが、決算書の258ページをお開きいただきたいと存じます。収益的収入及び支出でございますが、上段の収入をごらんいただきたいと存じます。収入予算額合計の30億5,718万9,000円に対しまして、決算額は30億3,302万7,223円となり、2,416万1,777円の減額となりました。予算現額に対する収入率は99.2%でございます。 次に、支出でございますが、下段をごらんいただきたいと存じます。支出予算額合計の25億5,353万5,000円に対しまして、決算額は23億3,005万447円となり、予算現額に対する執行率は91.2%で、差引き2億2,348万4,553円の残となりました。 次に、260ページをお開きいただきたいと存じます。資本的収入及び支出でございますが、上段の収入をごらんいただきたいと存じます。収入予算額合計の2,088万1,000円に対しまして、決算額は855万9,716円となり、1,232万1,284円の減額となりました。予算現額に対する収入率は41.0%でございます。 次に、支出でございますが、下段をごらんいただきたいと存じます。支出予算額合計の12億4,955万5,000円に対しまして、決算額は10億2,595万2,209円となり、予算現額に対する執行率は82.1%で、翌年度への繰越額9,260万5,000円を含めた後の差引きは1億3,099万7,791円の残となりました。 なお、資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、過年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び減債積立金をもって補填いたしました。 次に、262ページをお開きいただきたいと存じます。令和元年度小山市
水道事業損益計算書でございます。263ページの下から4行目、当年度純利益は6億4,967万7,687円となりました。 次に、264ページをお開きいただきたいと存じます。令和元年度小山市
水道事業剰余金計算書でございます。当年度末の利益剰余金残高は、265ページ、一番下、右から2列目の49億1,819万5,149円となりました。 次に、266ページをお開きいただきたいと存じます。令和元年度小山市
水道事業剰余金処分計算書でございます。当年度未処分利益剰余金のうち、資本金に4億2,619万3,000円を組入れ、減債積立金に3億4,967万7,687円、建設改良積立金に3億円を積み立てようとするものでございます。 次に、267ページをごらんいただきたいと存じます。令和元年度小山市
水道事業貸借対照表でございます。資産合計は一番下になりますが、267億5,376万1,633円でございます。 次に、269ページをお開きいただきたいと存じます。負債資本合計は一番下になりますが、267億5,376万1,633円でございまして、この金額は267ページの資産合計と一致しております。 次の270ページは、注記表でございます。なお、271ページから293ページまでは、ただいまご説明申し上げました決算についての附属書類でございますので、併せてご参照の上、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上が議案第68号 令和元年度小山市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての概要でございます。 次に、議案第69号 令和元年度小山市
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてご説明申し上げます。
下水道事業会計につきましては、平成31年4月より農業集落排水処理事業特別会計及び公共
下水道事業特別会計を統合し、
下水道事業会計として地方公営企業法を全部適用し、公営企業会計へ移行いたしましたことから、企業会計として初めての決算でございます。 議案書は38ページでございますが、別冊になっております令和元年度小山市歳入歳出決算書によりましてご説明申し上げます。決算書は295ページから351ページまでが本会計の決算でございます。 なお、決算書につきましては、消費税込みの額となっておりますが、302ページ以降の損益計算書及び貸借対照表につきましては、消費税抜きの額となっております。 恐れ入りますが、決算書の296ページをお開きいただきたいと存じます。収益的収入及び支出でございますが、上段の収入をごらんいただきたいと存じます。収入予算額合計の47億6,847万2,000円に対しまして、決算額は46億5,697万3,871円となり、1億1,149万8,129円の減額となりました。予算現額に対する収入率は97.7%でございます。 次に、支出でございますが、下段をごらんいただきたいと存じます。支出予算額合計の44億7,933万3,000円に対しまして、決算額は43億713万2,711円となり、予算現額に対する執行率は96.2%で、差引き1億7,220万289円の残となりました。 次に、298ページをお開きいただきたいと存じます。資本的収入及び支出でございますが、上段の収入をごらんいただきたいと存じます。収入予算額合計の29億3,712万6,000円に対しまして、決算額は24億9,107万6,523円となり、4億4,604万9,477円の減額となりました。予算現額に対する収入率は84.8%でございます。 次に、支出でございますが、下段をごらんいただきたいと存じます。支出予算額合計の45億7,244万280円に対しまして、決算額は41億2,991万6,869円となり、予算現額に対する執行率は90.3%で、翌年度への繰越額3億8,926万4,000円を含めた後の差引きは5,325万9,411円の残となりました。 なお、資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、引継金及び当年度分損益勘定留保資金をもって補填いたしました。 また、不足する額1億6,030万円につきましては、令和元年度同意済企業債の未発行分をもって翌年度に措置するものでございます。 次に、300ページをお開きいただきたいと存じます。特例的収入及び支出でございますが、上段の収入をごらんいただきたいと存じます。収入予算額合計3億2,068万2,000円に対しまして、決算額は3億2,068万1,656円となり、344円の減額となりました。 次に、支出でございますが、下段をごらんいただきたいと存じます。支出予算額合計の5億2,410万7,000円に対しまして、決算額は5億2,410万6,456円となり、差引きは544円の残となりました。 次に、302ページをお開きいただきたいと存じます。令和元年度小山市
下水道事業損益計算書でございます。303ページの下から4行目、当年度純利益は2億8,747万9,142円となりました。 次に、304ページをお開きいただきたいと存じます。令和元年度小山市
下水道事業剰余金計算書でございます。当年度末の利益剰余金残高は、305ページの一番下、右から2列目の2億8,747万9,142円となりました。 次に、306ページをお開きいただきたいと存じます。令和元年度小山市
下水道事業剰余金処分計算書でございます。当年度未処分利益剰余金2億8,747万9,142円につきましては、全額減債積立金に積み立てようとするものでございます。 次に、307ページをごらんいただきたいと存じます。令和元年度小山市
下水道事業貸借対照表でございます。資産合計は一番下になりますが、703億9,815万5,821円でございます。 次に、309ページをお開きいただきたいと存じます。負債資本合計は、一番下になりますが、703億9,815万5,821円でございまして、この金額は307ページの資産合計と一致しております。 次の310ページは、注記表でございます。なお、313ページから351ページまでは、ただいまご説明申し上げました決算についての附属書類でございますので、併せてご参照の上、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上が議案第69号 令和元年度小山市
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての概要でございます。 以上で、建設水道部所管に関わります3議案についての説明を終わらせていただきます。何とぞ慎重ご審議の上、議決、認定賜りますようお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 次に、議題のうち、議案第56号及び第57号、以上2議案について当局の説明を求めます。 坪野谷総合政策部長。 〔坪野谷統勇総合政策部長登壇〕
◎坪野谷統勇総合政策部長 ただいま上程になりました議案第56号 令和2年度小山市
一般会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に伴う増額補正及び感染症対策の財源確保のための事業費の減額補正、その他事業の進捗を図るための増額補正並びに市税、過年度還付金等緊急やむを得ない事業の補正でございます。 議案書の1ページをお開きいただきたいと存じます。まず、第1条ですが、歳入歳出予算の総額に6億3,791万1,000円を追加し、総額を871億4,160万2,000円とするものでございます。 2ページをお開きいただきたいと存じます。第1表、歳入歳出予算補正でございますが、詳細につきましては、6ページ以降の事項別明細書をもとにご説明申し上げます。 4ページをお開きいただきたいと存じます。第2表、債務負担行為補正でございますが、今回の補正は追加が2件でございます。20番、移住定住促進首都圏PR業務委託は、移住定住促進のための地下鉄車内でのPR広告の実施について、21番、市税等コールセンター運営業務委託は、収納率の向上を図るための納付催告業務の民間委託について、それぞれ記載の期間、限度額で設定するものでございます。 5ページをお開きいただきたいと存じます。第3表、地方債補正でございますが、今回の補正は変更が1件でございます。排水対策事業の変更は、思川右岸の堤防を災害に備え強化するため、地方債を追加発行することに伴い、起債限度額を増額するものでございます。 6ページをお開きいただきたいと存じます。主な歳入についてご説明申し上げます。 15款国庫支出金2億6,182万4,000円の増額は、2項1目国庫補助金の社会保障・税番号制度個人番号カード交付事業費補助金1億184万8,000円及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金9,736万9,000円などでございます。 16款県支出金50万円の増額は、とちぎの元気な森づくり市町村交付金の増額でございます。 18款寄付金100万円の増額は、教育費寄付金の増額でございます。 20款繰越金3億6,338万7,000円の増額は、前年度繰越金の増額でございます。なお、前年度繰越金の残額につきましては、令和元年度実質収支11億340万6,000円から、当初予算及び今回の補正予算に計上した繰越金の合計額9億6,338万7,000円を差引き、1億4,001万9,000円となるものでございます。 22款市債は、排水対策事業債1,120万円の増額でございます。 8ページをお開きいただきたいと存じます。主な歳出についてご説明申し上げます。1款議会費1,971万円の減額は、議員報酬等の減額などでございます。 10ページをお開きいただきたいと存じます。2款総務費4億4,708万5,000円の増額は、1項11目諸費の市税過年度還付金及び還付加算金3億3,700万円の増額及び3項1目戸籍住民基本台帳費の社会保障・税番号制度個人番号カード交付事業費1億184万8,000円の増額などでございます。 12ページをお開きいただきたいと存じます。3款民生費6,277万6,000円の増額は、1項1目社会福祉総務費の収入が減少した賃貸住宅居住者に対し、家賃相当額を補助する住宅確保給付金給付事業費667万6,000円の増額及び2項1目児童福祉総務費の学童保育クラブの感染拡大防止対策を実施する放課後児童健全育成事業委託料2,800万円の増額などでございます。 14ページをお開きいただきたいと存じます。4款衛生費9,570万円の増額は、新型コロナウイルス感染症との同時流行を予防するためのインフルエンザ予防接種費の増額でございます。 16ページをお開きいただきたいと存じます。6款農林水産業費50万円の増額は、小山の元気な里山づくり事業費の増額でございます。 18ページをお開きいただきたいと存じます。8款土木費1,600万円の増額は、3項1目河川総務費の思川右岸の堤防を強化する桜堤整備事業費1,500万円の増額などでございます。 20ページをお開きいただきたいと存じます。10款教育費1,556万円の増額は、小中義務教育学校の修学旅行の行程変更に伴う追加費用を負担する小中学校修学旅行行程変更等に係る支援事業費、合計1,456万円の増額などでございます。 22ページをお開きいただきたいと存じます。14款予備費2,000万円の増額は、新型コロナウイルス感染症の拡大や台風、大雨等の自然災害など、不測の事態に緊急に対処できるよう増額するものでございます。 以上が議案第56号の概要でございます。何とぞよろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。 次に、議案第57号 令和元年度小山市
一般会計歳入歳出決算の認定につきましてご説明申し上げます。 議案書は26ページになりますが、別冊の令和元年度小山市歳入歳出決算書をもとにご説明申し上げます。決算書の4ページ及び5ページをお開きいただきたいと存じます。 歳入決算額の概要でございますが、一番下の合計欄をごらんください。予算現額680億6,056万3,000円に対し、収入済額は605億5,999万1,396円、予算現額と比較して75億57万1,604円の減となりました。予算現額に対し大幅な差が生じた理由につきましては、新庁舎整備に係る継続費の逓次繰越しや東日本台風に係る災害復旧事業の繰越明許費など、令和2年度への繰越し財源として約57億2,000万円を計上したことによるものでございます。なお、不納欠損額は2億4,053万1,635円、収入未済額は19億576万8,089円でございました。 続きまして、8ページ及び9ページをお開きいただきたいと存じます。歳出決算額の概要でございますが、一番下の合計欄をごらんください。予算現額680億6,056万3,000円に対し、支出済額は591億8,162万4,224円、予算現額と比較して88億7,893万8,776円の減となりました。なお、翌年度繰越額及び不用額は記載のとおりでございます。この結果、歳入から歳出を差し引いた残額は、欄外記載のとおり13億7,836万7,172円となったところでございます。 ここで、恐れ入りますが、116ページをお開きいただきたいと存じます。実質収支に関する調書でございます。令和元年度の実質収支は、歳入歳出差引額13億7,836万7,000円から、翌年度へ繰り越すべき財源として2億7,496万1,000円を差引き、11億340万6,000円となりました。この金額が令和2年度への繰越金でございます。 なお、本決算に伴います実績等につきましては、別冊の令和元年度主要な施策の成果及び予算執行の実績並びに財政健全化指標の報告書に詳細を記載させていただいておりますので、併せてご参照の上、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上が議案第57号の概要でございます。何とぞよろしくご審議の上、認定いただきますようお願い申し上げます。
○
福田洋一議長 この際、決算の認定の議案について、
監査委員より決算審査の結果報告を求めます。 藤沼千春
監査委員。 〔藤沼千春
監査委員登壇〕
◎藤沼千春
監査委員 監査委員の藤沼でございます。 ただいま議長の指名を受けましたので、令和元年度小山市
一般会計及び特別会計並びに公営企業会計の決算審査の結果をご報告申し上げます。 決算審査に当たりましては、市長から審査に付されました各決算書及び附属書類が、関係法令の規定に基づいて作成されているか、決算の計数は正確であるかなどを関係諸帳簿及び証拠書類と照合、点検を行い、必要に応じ関係職員の説明を聴取し、実施いたしました。 まず初めに、小山市
一般会計歳入歳出決算審査及び
特別会計歳入歳出決算審査の結果につきまして申し上げます。審査の結果、各会計の歳入歳出決算書及び関係附属書類は関係法令に準拠して作成されており、計数はいずれも正確であり、おおむね適正かつ効果的に執行されたものと認めました。 審査結果の詳細につきましては、決算審査意見書をごらんいただきますようお願いいたしまして、以下、審査の概要について申し上げます。 初めに、
一般会計につきましては、歳入は605億5,999万1,000円で、歳出は591億8,162万4,000円となっており、前年度と比較しますと、歳入では4億7,612万7,000円、0.8%の増加、歳出では6億6,687万3,000円、1.1%の増加でありました。歳入から歳出を差し引いた形式収支は13億7,836万7,000円となっており、令和2年度に繰り越すべき財源57億1,942万1,000円のうち、一般財源分2億7,496万1,000円を除いた実質収支は11億340万6,000円の黒字でありますが、実質単年度収支は3億368万3,000円の赤字となっております。 次に、歳入につきましては、市税の収納率は94.5%で、前年度に対して0.8ポイント上昇しましたが、財源の確保及び租税の公平負担の原則からも厳正かつ早期の滞納処理に努められ、より一層の収納率向上を図っていただくとともに、不納欠損額の減少に特段の努力を望みます。 また、税外収入におきましても収入未済額が生じておりますが、受益者負担の原則から、その解消に向けてなお一層の努力を望みます。 歳出につきましては、令和元年東日本台風被災及び新型コロナウイルス感染症対策等に対応する必要があったため、予算の補正、流用及び予備費の充用、予算の繰越し、不用額が見受けられましたが、不適正なものは認められませんでした。引き続き慎重に行うよう望みます。 次に、特別会計につきましては、10の会計の歳入総額は306億4,892万1,000円で、歳出総額は298億7,923万1,000円であります。審査の結果、各会計ともおおむね適正かつ効果的に執行されたものと認められましたが、特別会計のうち4会計で収入未済額及び不納欠損額が生じております。各会計の財源の根幹をなす保険料や使用料などの収入未済額や不納欠損額につきましては、
一般会計と同様、厳正かつ早期の滞納処理に努められ、より一層の収納率向上と不納欠損額の減少に特段の努力を望みます。 次に、基金の運用状況に関する調書につきましては、その設置目的に沿い、おおむね適正に運用されたものと認めました。 次に、公営企業会計の決算について申し上げます。まず初めに、
水道事業の決算につきましては、審査の結果、歳入歳出決算書及び関係附属書類は関係法令に準拠して作成されており、計数はいずれも正確であり、おおむね適正かつ効果的に執行されたものと認めました。 以下、総合的な意見を申し上げます。初めに、経営成績につきましては、総収益が28億285万2,000円で、前年度比0.4%の減少、総費用が21億5,317万4,000円で、前年度比0.1%の増加となり、差引き6億4,967万8,000円の純利益を計上いたしました。前年度と比較しますと1,136万3,000円、1.7%の減少となりました。 なお、不納欠損額323万5,000円を計上しており、前年度と比較しますと、件数、金額ともに増加しておりますことから、収入未済額及び不納欠損額の減少に引き続き努力するよう望みます。 経営分析指標のうち、給水原価と供給単価につきましては、有収水量1立方メートル当たりの給水原価が134円60銭、供給単価が165円34銭であり、平成14年度から引き続き供給単価が給水原価を上回っております。また、経常収支比率は133.4%で、前年度より2.9ポイント上昇しており、全国平均の117.8%を上回っております。 今後も安定した水量を供給するために、老朽管の布設替えや浄水施設などの改修を計画的に進めていただくとともに、給水収益の確保、維持に努め、将来にわたって市民の信頼に応えられるよう健全経営を展開していただきたいと思います。 次に、農業集落排水事業を含む
下水道事業の決算につきましては、特別会計から公営企業会計への移行初年度であることから、前年度との比較ではなく、新たに作成された財務諸表に基づいて経営状況を確認することに主眼を置き審査を行いました。その結果、歳入歳出決算書及び関係附属書類は関係法令に準拠して作成されており、係数はいずれも正確であり、おおむね適正かつ効果的に執行されたものと認めました。 以下、総合的な意見を申し上げます。初めに、経営成績につきましては、総収益が45億1,672万2,000円、総費用が42億2,924万3,000円で、差引き2億8,747万9,000円の純利益を計上いたしました。なお、不納欠損額339万2,000円を計上しておりますことから、収入未済額及び不納欠損額の減少に引き続き努力するよう望みます。 経営分析指標のうち、使用料単価と汚水処理原価につきましては、有収水量1立方メートル当たりの使用料単価が、公共
下水道事業で118円35銭、農業集落排水事業で110円11銭、汚水処理原価が公共下水道で150円、農業集落排水事業で216円であり、汚水処理に係る費用が使用料で賄われているかを示す経費回収率は、いずれも100%を下回っております。また、経常収支比率は公共
下水道事業が108.2%、農業集落排水事業が101.2%で、いずれも昨年度における同規模自治体の全国平均を上回っております。今後も市民生活の維持に不可欠な公共インフラとして、普及率向上による使用料収入の増収や不明水の排除などの対策を計画的に進めていただき、さらなる健全経営を目指し、事業を展開していただきたいと思います。 以上、各会計決算審査の概要を申し上げましたが、我が国を取り巻く経済情勢を見ますと、景気の緩やかな回復基調も、2018年10月には終了していたことが政府により公式に発表されました。さらに消費税の10%への引上げ、今年に入っての新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、法人、個人を問わず消費は著しく落ち込んでおり、先日発表された本年4月から6月期の国内総生産速報値は、年率換算で27.8%減と、リーマンショック後の2009年1月から3月期の年率17.8%減を超える戦後最大のマイナス成長となっております。これにより、市の財政を取り巻く環境は以前にも増して厳しい状況となっていくものと思われます。 一方、社会資本整備事業や福祉対策、教育の推進、地域経済再生の推進、少子高齢化や人口減少問題への対策、新庁舎建設整備など、財政需要はますます増大していくことが見込まれることから、的確な財政見通しのもと、計画的な財政運営が求められるところです。 最後に、市民のニーズが多様化する中で、刻一刻と変化する状況に即応し、健全で安定した行財政運営に努められ、市民福祉の増進と市政への信頼確保に向け、積極的に諸施策を推進されますよう要望いたしまして、決算審査の報告を終わります。
○
福田洋一議長 以上で、議題のうち、議案第56号から第88号までの当局の説明及び決算の認定議案に対する
監査委員の報告は終わりました。
△議案第89号の件、説明、質疑、討論、採決
○
福田洋一議長 日程第6、議案第89号 副市長の選任についてを議題とします。 上程議案に対し、市長の説明を求めます。 浅野市長。 〔浅野正富市長登壇〕
◎浅野正富市長 ただいま上程になりました議案についてご説明申し上げます。 議案第89号 副市長の選任についてであります。 議案第89号は、次の者を副市長に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。 副市長の加藤賢一氏は、令和2年7月30日をもって任期満了前に退職したため、新たに雲井富雄氏を選任することについて、
地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるため、提案するものであります。 氏名、雲井富雄、住所、小山市東間々田3丁目18番11号、生年月日、昭和33年1月23日。 なお、経歴につきましては、議案参考資料43ページに記載をいたしましたので、ご参照いただきたいと存じます。何とぞよろしくお願いいたします。
○
福田洋一議長 お諮りいたします。 ただいま上程中の議案は人事案件です。慎重検討の上、提案されたものと認め、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、これより採決をいたします。 副市長に雲井富雄氏を選任することに同意したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第89号 副市長の選任については、これに同意することに決しました。
△議案第90号の件、説明、質疑、討論、採決
○
福田洋一議長 日程第7、固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。 上程議案に対し、市長の説明を求めます。 浅野市長。 〔浅野正富市長登壇〕
◎浅野正富市長 ただいま上程になりました議案についてご説明申し上げます。 議案第90号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございます。 議案第90号は、次の者を固定資産評価審査委員会委員に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。 固定資産評価審査委員会委員の北山友美氏は、令和2年9月5日付をもって任期満了となるため、同氏を再任することについて、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるため、提案するものでございます。 氏名、北山友美、住所、小山市犬塚5丁目15番地3、生年月日、昭和27年2月5日。 なお、経歴につきましては、議案参考資料44ページに記載をいたしましたので、ご参照いただきたいと存じます。何とぞよろしくお願いいたします。
○
福田洋一議長 お諮りいたします。 ただいま上程中の議案は人事案件で、慎重検討の上、提案されたものと認め、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、これより採決をいたします。 固定資産評価審査委員会委員に北山友美氏を選任することに同意したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
福田洋一議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第90号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することに決しました。
△次会日程の報告
○
福田洋一議長 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。 なお、9月7日月曜日は午前10時から本会議を開き、市政に対する一般質問を行います。
△散会の宣告
○
福田洋一議長 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。...