小山市議会 > 2019-09-09 >
09月09日-05号

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  1. 小山市議会 2019-09-09
    09月09日-05号


    取得元: 小山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    令和 元年  9月定例会(第4回)              令和元年第4回小山市議会定例会議 事 日 程 (第5号)                         令和元年9月9日(月曜日)午前10時00分開議     開  議日程第1 市政一般質問日程第2 議案第69号、第70号、第77号及び第79号の件、質疑、総務常任委員会付託日程第3 議案第56号ないし第60号及び第71号ないし第74号の件、質疑、民生常任委員会付託日程第4 議案第61号、第62号、第64号、第65号及び第76号の件、質疑、教育経済常任委員会付     託日程第5 議案案54号、第63号、第66号ないし第68号、第75号及び第78号の件、質疑、建設水     道常任委員会付託日程第6 議案第53号の件、質疑、予算審査常任委員会付託日程第7 議案第55号の件、質疑、決算審査特別委員会付託日程追加 議案第83号の件、上程、市長提案理由の説明、質疑、総務常任委員会付託     次会日程の報告     散  会出席議員(30名)    1番   片  山  照  美         2番   細  野  大  樹    3番   大  平  拓  史         4番   平  野  正  敏    5番   渡  邉  一  郎         6番   渡  辺  一  男    7番   嶋  田  積  男         8番   高  橋     栄    9番   土  方  美  代        10番   佐  藤  忠  博   11番   岡  田     裕        12番   橋  本  守  行   13番   小  林  英  恵        14番   森  田  晃  吉   15番   苅  部     勉        16番   植  村     一   17番   大  木  英  憲        18番   福  田  幸  平   19番   荒  井     覚        20番   篠  﨑  佳  之   21番   福  田  洋  一        22番   荒  川  美 代 子   23番   山 野 井     孝        24番   大  出  ハ  マ   25番   安  藤  良  子        26番   小  川     亘   27番   青  木  美 智 子        28番   関     良  平   29番   塚  原  俊  夫        30番   石  島  政  己欠席議員(なし)本会議に出席した事務局職員   事務局長  初  澤  正  実        議事課長  阿 久 津  宣  明   庶務係長  日  高  正  展        議事調査  市  村  範  行                           係  長   議  事  屋  代     稔        議  事  中  尾     聡   調 査 係                    調 査 係   議  事  木  村  千  尋        議  事  田  村  雄 一 朗   調 査 係                    調 査 係地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者の職氏名   市  長  大 久 保  寿  夫        副 市 長  加  藤  賢  一   秘書広報  古 田 土  紀  子        総合政策  坪 野 谷  統  勇   局  長                    部  長   総務部長  小  林     功        市民生活  三  柴  智 恵 子                           部  長   保健福祉  浅  見  貴  幸        産業観光  田  尻     淳   部  長                    部  長   建設水道  古  川  幸  一        都市整備  淺  見  知  秀   部  長                    部  長   行政経営  岡  田     右        教 育 長  酒  井  一  行   課  長   教育部長  添  野  雅  夫        消 防 長  猪  瀬  治  雄   危  機  片  岡  三  夫        選挙管理  大  塚  照  子   管 理 監                    委 員 会                           書 記 長   監査委員  大  塚  照  子        公  平  大  塚  照  子   事務局長                    委 員 会                           書 記 長   農  業  中  田  精  一        会  計  細  島  芳  美   委 員 会                    管 理 者   事務局長議事日程の報告 ◎初澤正実事務局長 出席議員数及び議事日程を報告いたします。  ただいまの出席議員数は30名であります。  次に、本日の議事日程を申し上げます。  日程第1 市政一般質問                                     日程第2 議案第69号、第70号、第77号及び第79号の件、質疑、総務常任委員会付託      日程第3 議案第56号ないし第60号及び第71号ないし第74号の件、質疑、民生常任委員会付託  日程第4 議案第61号、第62号、第64号、第65号及び第76号の件、質疑、教育経済常任委員       会付託                                        日程第5 議案第54号、第63号、第66号ないし第68号、第75号及び第78号の件、質疑、建       設水道常任委員会付託                                 日程第6 議案第53号の件、質疑、予算審査常任委員会付託                    日程第7 議案第55号の件、質疑、決算審査特別委員会付託 △開議の宣告 ○福田洋一議長 皆さん、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。                                      (午前10時00分) △議会運営委員会委員長報告福田洋一議長 ただいま議会運営委員会が開かれましたので、委員会の経過及び結果について報告を求めます。  議会運営委員会山野井孝委員長。                  〔議会運営委員会 山野井 孝委員長登壇〕 ◆山野井孝議会運営委員長 ただいま議長の指名がありましたので、議会運営委員会の経過及び決定事項についてご報告申し上げます。  本日、本会議に先立ちまして委員会を開催し、市長から提出されます追加議案1件の取り扱いについて協議いたしました。その結果、この案件につきましては、既にお手元に配付の議事日程に追加して審議することに決定いたしました。また、委員会付託につきましても、お手元に配付の議案付託表のとおり総務常任委員会に付託することといたしました。  以上、議事運営へのご協力をお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○福田洋一議長 ただいまの議会運営委員長の報告のとおりでありますので、ご了承願います。 △一般質問福田洋一議長 日程第1、市政一般質問を行います。  引き続き個人質問を行います。  質問通告者に対し、質問を許可いたします。                                                       ◇ 大 平 拓 史 議員 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) おはようございます。議席番号3番、公明党議員会大平拓史です。ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従って個人質問をいたします。  初めに、現在台風15号が関東を通過中です。市内でも倒木や停電などの被害があると伺っております。倒木については既に除去されているということで、迅速に対応していただきまして、職員の皆様には大変にありがとうございます。被害が最小限になるように祈るとともに、被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。  それでは、質問に移ります。初めに、産業観光政策の(1)、農産物加工食品販路拡大取り組みについて、①、海外で通用する認証(GAP、HACCPHalal)などの取得支援について伺います。  本年8月27日付下野新聞に、福田富一知事が本年12月にベトナムとタイを訪問し、誘客などトップセールスを行うとの記事がありました。栃木県産の農産物や日本酒などのPRも行われるそうです。また、2018年度の栃木県産の農産物輸出額が3億6,900万円と過去最高を記録しています。福田知事によるトップセールスにより、小山産を含めて農産物輸出額がさらに伸びることを期待します。小山市のまち・ひと・しごと創生総合戦略で農業の振興が掲げられています。おやまブランドの競争力の強化として、また海外マーケットも含め、新たな市場発掘をするために、農畜産物加工食品の国際的な規格、基準となっているGAP、HACCP認証取得はそれらの一助となると考えられます。GAP(Good Agricultural Practice)、農業生産工程管理のことですが、とは農業において食品安全、環境保全、労働安全等持続可能性を確保するための生産工程管理取り組みのことです。また、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)ですが、食品製造工場や農場などにおいて、原材料の受け入れから最終製品までの工程ごとに、微生物による汚染、金属の混入などの危害要因を分析した上で、危害の防止につながる、特に重要な工程を継続的に監視、記録する工程管理施設のことをいいます。GAPやHACCPは、これまで見えなかった農産物、畜産物の生産現場や食品の製造工程に対しての認証制度です。世界における食をめぐる状況は、フードチェーンのグローバル化する中で、どのように食品安全を確保していくのかが世界で共通の課題になっており、GAPやHACCPといった認証が民間の取引で求められるようになってきております。また、HACCPについては、2018年6月30日付の改正された食品衛生法で原則として全ての事業者が2020年6月までにHACCPに沿った衛生管理を行うこととされています。さて、GAPについてですが、平成29年12月定例会で当時の産業観光部長東京オリンピックパラリンピックに小山産の農畜産物を供給するため、GAPの認証取得への支援を行うと答弁をされています。現在までのGAPの認証取得の支援状況をお伺いします。また、東京オリンピックパラリンピック後を見据え、今後のGAP、HACCP認証取得の支援についてあわせてお伺いします。  さらにもう一点、イスラム圏ターゲットとした農畜産物加工食品Halalフード認証の支援についてです。Halalとは、してもよいと許されていることという意味です。つまりHalalフードとは、イスラム教徒ムスリムと言いますが、戒律によって食べることが許された食べ物のことです。ムスリムが人口約19億人と世界人口の4分の1を占めています。また、ムスリムのうち約2億6,000万人がASEAN諸国に暮らし、ASEAN全人口の4割以上を占めています。ASEAN諸国の経済成長により、中間層の人口増加に伴い、ムスリム市場が飛躍的に伸びてきております。それとともに、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を控え、増大する訪日ムスリム旅行者に配慮した食事の提供等によりインバウンド需要を拡大し、さらに輸出の販路拡大へつなげていくことが重要と考えます。  以上、GAP、HACCPHalalフード認証取得の支援について執行部の考えを伺います。 ○福田洋一議長 答弁、大久保市長。                  〔大久保寿夫市長登壇〕 ◎大久保寿夫市長 皆さん、おはようございます。台風15号につきましては、いまだ大雨警報及び洪水警報が発令中でございますが、小山市内の降雨量は最大で84ミリ、河川水位は正常水位となっているところでございます。また、対応状況でございますけれども、市道上に倒木がございまして、これを3件処理いたしました。今後も市民の安全安心のため、巡回及び警戒を続けてまいります。  ただいまのご質問にお答え申し上げます。  国では、農林水産業・地域の活力創造本部におきまして、令和元年度中に輸出額を1兆円とする目標を掲げて、農畜産物の輸出に取り組んでおります。このため、国内流通のみならず、国際的にも消費者が安心し、信頼できる食品へのニーズが高まっていることから、GAP(農業生産工程管理)やHACCP危害要因分析重要管理点)認証等が重要視されてきております。また、輸出の際に、これらの認証が求められる事例が増加している状況です。小山市ではこれらを受け、農畜産物の安全性や付加価値を高めるため、令和元年度にGAP認証取得及び必要となる資材や備品購入等の経費に対する補助制度を創設し、取得への支援を行っており、本年度は米について生産団体2団体がともに11月に、養豚について2戸の農業者が、ともに2月に認証取得予定となっております。  また、東京2020オリンピックパラリンピックにおいて、小山産の食材が提供できるよう努めてまいります。東京2020オリンピックパラリンピック後も、輸出による販路拡大に向け、支援を継続してまいります。食品の輸出に取り組む事業者においては、輸出相手国からHACCPによる衛生管理が求められる場合があることから、相手国が求めるHACCPに対応できるよう農水省においても令和2年度予算概算要求に、新規制度といたしまして、加工品の輸出拡大に向けた食品製造事業者HACCP対応のための施設整備への支援を挙げていることから、市内企業のHACCP認証取得について、国の支援制度とあわせて食材や備品等の導入の支援について調査研究してまいります。  Halal認証につきましては、Halal認証を取得することはイスラム教徒の消費者へのPRになるほか、イスラム教徒の多い国をターゲット国として輸出をする場合、非常に重要であると言えます。このような中、小山市には、イスラム教徒が国民の約50%を占めるナイジェリアの東京2020オリンピックパラリンピックホストタウン内定を見込んで、ナイジェリアハウスの設置をしておりますので、Halal認証に係る資機材や備品等の導入支援につきまして調査研究してまいります。  以上、よろしくお願いします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。今後予想される人口減少や少子高齢化に伴う国内需要の減少、また国際情勢の変化などから、日本農業は生き残りをかけて海外市場の販路拡大が求められています。小山産の農産物、畜産物、また加工食品が世界に通用するように継続した支援をお願いいたします。  次の質問に移ります。(2)、訪日観光客の誘客への取り組みについてです。東京2020オリンピックパラリンピック開催を見据えた小山市インバウンド3か年計画を2017年に策定され、誘客に取り組んでいると理解しています。少し古い資料になりますが、金沢大学と日本政策投資銀行が2013年に共同で行った食に関する外国人客と飲食店とのギャップ調査では、次のようなことがわかりました。飲食店の大多数が外国人客の呼び込みに対して消極的である、受け入れ側の飲食店が言葉の壁を意識しているのに対し、訪問者側の外国人客は、店員との意思疎通にそれほど不満を抱いていない、味やおもてなしでの外国人客の満足度は極めて高い、メニュー上の外国語表記受け入れ側の飲食店が重視するとしているにもかかわらず外国人客は満足していない、このようなことがわかりました。また、この調査では、行政に対する提言があり、飲食店への言葉の不安解消と普及啓発、並びにそれを後押しする施策の促進、マナーや文化の違いに関して適切な広報を促す、スマートフォンが無料で利用できるエリアをわかるようにする、SNSを活用して、訪日観光客に情報発信を行う、こういったことが挙げられていました。  さて、小山駅周辺を見ますと、多くの飲食店が立地しています。和食、洋食、中華に加え、インド、ネパール、タイなど外国の料理もあります。インバウンド、つまり訪日観光客にとって日本の歴史や自然と合わせ、旅行中の楽しみは食文化、つまり食べることです。先日小山駅西口の小山観光協会に伺い「レストランのマップはありますか」と伺いました。そうしましたところ、職員の方による手づくりのレストランマップを見せてもらいました。手づくりのため1部しかないとのことで、観光客に質問された場合はコピーをとってお渡しされているとのことでした。さきの質問で、Halalフードのことについても少し触れましたが、訪日観光客の中にはムスリムや、また菜食主義者、ビーガンと言いますが、アレルギー疾患による食事制限をされている方がいると想像します。訪日観光客へのおもてなしの一環として、観光ガイドブックの多言語化や訪日観光客受け入れる飲食店のサポート、またHalalフードビーガン対応アレルギー対応などの情報を含めた和食、洋食、外国食レストランマップがあると訪日観光客にとって助かると思います。また、これらのマップを外国人が多く集まりそうな、例えばスカイツリーにある栃木県アンテナショップに置くことで宣伝にもなると思います。訪日観光客の誘客の取り組みについて執行部のお考えを伺います。 ○福田洋一議長 答弁、坪野谷総合政策部長。                  〔坪野谷統勇総合政策部長登壇〕 ◎坪野谷統勇総合政策部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  小山市では、平成29年度に東京2020オリンピックパラリンピック開催を見据え、小山市インバウンド3か年計画を策定し、台湾やシンガポールなど海外からの教育旅行生受け入れを重点的に行い、平成30年度は165名、本年度の上半期は68名の受け入れを行いました。受け入れを行うごとに関係各所へのアンケートを実施し、ニーズの把握に努めておりますが、受け入れ課題の一つとして、宗教や多様な食文化、アレルギーなどへの対応が挙げられていることから、今年度観光に携わる市内事業者を対象に、訪日客の楽しみの一つである食に対するセミナーを実施することとしております。セミナーでは専門家を招き、多様な食に関する知識やその対応方法等の事例紹介と、身近な食材を使った調理デモンストレーションを行う予定です。さらに、小山駅を中心とした飲食店や市のイベント情報などを盛り込んだ多言語マップを作成し、駅や観光協会、ホテル、スカイツリーのとちまるショップなどに配布することで、食を通した訪日外国人と市民とのコミュニケーションの促進や地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇
    ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。訪日観光客の誘客や多言語マップを作成するとのこと、大変よいと考えます。多言語マップの作成に当たっては、小山市が提携を結んでいる高校生の生徒の意見や、また実際に活用することになる訪日観光客の意見を取り入れて使いやすいものを作成するように要望といたします。  次の質問に移ります。都市整備行政の(1)、小山市総合都市交通体系調査の結果について。①、調査結果に基づいたおーバス、デマンドバスへの対策について伺います。  地域の方々からおーバスやデマンドバスについてご意見を伺うことが多いです。利用していた路線が廃止された、道の駅思川では、平日昼間は次のバスが来るまで3時間半も待たされることがあり不便、デマンドバスの思川駅線について、思川駅での両毛線や、またおーバスの接続時間が悪いと、こういった声をいただいております。今回小山市総合都市交通体系調査、いわゆるパーソントリップ調査により、65歳以上の高齢者の外出率、ご高齢者の自動車移動の割合が利用に関していずれも増加との結果が出ておりました。しかしながら、バスの利用については、全体として0.2%から0.3%とわずかながらの増加です。また、ほかの地方都市バス利用率2.4%と比べてかなり低い状況です。今回の結果を踏まえ、おーバス及びデマンドバスの改善に向けた取り組みをお伺いいたします。 ○福田洋一議長 答弁、淺見都市整備部長。                  〔淺見知秀都市整備部長登壇〕 ◎淺見知秀都市整備部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  平成30年に実施しましたパーソントリップ調査の結果につきましては、小山市民の移動におけるバスを利用した方の割合は0.3%と低い水準でありました。なお、この割合ですが、電車とバスをご利用して移動した方は電車とカウントされることに注意が必要です。この割合での比較となりますが、前回調査した平成11年と比較して、バスを利用した方の割合は0.2から0.3%と増加しており、バスの利用者数を見ますと、平成11年民間路線バスの利用者、年間35万7,511人から平成30年おーバス利用者、年間70万7,526人となり、約2倍に増加し、これまでの取り組みの成果があらわれているものと考えております。この結果を受けまして市としましては、引き続き過度に自動車に依存しない日常の移動手段としておーバスが選択できるよう継続可能な公共交通体系を目指してまいります。具体的には、利用者のご意見やアンケート調査をもとに路線及びダイヤの見直し等利便性の向上を図り、また移動手段を自家用車からおーバスにシフトしていただくよう啓発活動を実施し、おーバスを利用した方の割合の増加を図ってまいりたいと考えております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。バスの利用者が一気にふえることはないかもしれませんが、定期的にご利用者の満足度調査を行っていただき、利用拡大に向けた改善を図っていただくようお願いいたします。  次の質問です。②、おーバスの臨時便の運用について。神鳥谷にお住まいのご婦人から、やすらぎの森におーバスで行こうとすると、乗りかえとデマンドバス利用で大変時間がかかる、またデマンドバスは週末の土日は運行していない、せめてお盆やお彼岸にやすらぎの森行きの臨時便を走らせていただけないかとのお話を伺いました。おーバスについて、野球場やいちごの里などへの臨時便の運行実績もあり、やすらぎの森についても同様に臨時便、例えばお彼岸やお盆など、そういった時期に臨時便を走らせることができないかお伺いをいたします。 ○福田洋一議長 答弁、淺見都市整備部長。                  〔淺見知秀都市整備部長登壇〕 ◎淺見知秀都市整備部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  おーバスのやすらぎの森への臨時便の運行につきましては、まず施設の利用状況を確認しましたところ、墓参した方の車の台数はお彼岸の中日では、平成30年9月23日に1,127台、平成31年3月21日に995台、令和元年のお盆では8月12日に720台、13日に1,780台、14日に390台、15日に330台、16日に1,365台となっておりました。また、デマンドバスのご利用者は、お彼岸は平成30年9月21日に2人、平成31年3月20日に6人で、令和元年、お盆では8月12日に3人、13日に7人、14日と15日がゼロ、16日に2人の計12人でありました。なお、平成30年9月23日の中日は土日の運行日であったためデマンドバスはご利用できませんでした。このようにやすらぎの森に墓参する方は一定数いることが確認できましたので、おーバスの臨時便の運行の検討に当たり、お盆や春秋のお彼岸の中日などにおーバスをご利用いただけるか、アンケート調査を実施し、その需要を把握した上でバス交通整備検討委員会等で必要性や運行日、運行時間帯等を検討してまいります。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。おーバスの臨時便の運行の検討にあたり、需要を調査していただくとの答弁、ありがとうございました。実現に向けてよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。教育行政の(1)、不登校児童生徒に対する多様で適切な教育機会の確保について伺います。①、教育委員会と民間団体の連携等による支援について、②、情報提供について、③、不登校適応指導教室について3つまとめて伺います。  平成28年12月14日付で義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律、以下教育機会確保法と呼びます。これが公布されました。教育機会確保法には2つのキーワードがあります。1つ目は学校を休んでもよいということ、2つ目は学校以外の場の重要性を認めたことです。学校に行くのが100%正解ではないということが認められました。教育機会確保法では、不登校児童生徒に対する多様で適切な教育機会の確保として次の6項目を求めています。1、特例校や教育支援センターの設置促進等、2、教育委員会、学校と民間の団体の連携等による支援、3、家庭にいる不登校児童生徒に対する支援、4、多様で適切な学習活動の重要性及び休養の必要性を踏まえた支援、5、経済的支援、6、情報提供、教育委員会、学校と民間の団体の連携等による支援ですが、これは平成30年2月の定例会で青木議員が取り上げられていましたが、改めて教育委員会等と民間の団体が継続的に協議を行う連携協議会の設置について、執行部の考えを伺います。  また、2019年8月24日付の読売新聞の記事によれば、文科省の調査で全国の教育委員会の85%がフリースクールと連携しておらず、不登校の児童生徒や保護者の多くは自力で学ぶ場所を探すしかない状況です。不登校の児童生徒や保護者が適切な情報を得られず、周囲から孤立化し、追い詰められていくような悪循環を防ぐためにも、親の会や不登校児童生徒の居場所となり得るフリースクールなどの情報を不登校児童生徒、保護者、また関係者に提供することができないか執行部の考えを伺います。  また、もう一点、本年6月の議会において、執行部より不登校児童生徒の出現率が栃木県と同程度、不登校適応指導教室、以下アルカディアと呼びます、これの在籍児童生徒数は6月現在9名、また不登校児童生徒数は増加傾向にあると答弁がありました。平成30年2月定例会の執行部の答弁では、不登校児童生徒数は平成28年度に214名、またアルカディアの在籍数は23名とありました。不登校児童生徒数が増加傾向にあるとのことです。アルカディアの在籍数は平成28年度と比較して減少しております。減少している原因について、アルカディアの通級の手続によるものなのか、また別の要因があるのかお伺いします。 ○福田洋一議長 答弁、酒井教育長。                  〔酒井一行教育長登壇〕 ◎酒井一行教育長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  市教育委員会及び学校と民間の団体の連携につきましては、教育機会確保法の理念を踏まえ、既に児童生徒の個別の状況に応じ、民間団体の代表者等と市教育委員会及び学校による協議の場を設けるなど連携を進めております。今後も児童生徒の個別の状況に応じ、連携した対応を進めてまいります。  連携協議会の設置につきましては、法の理念を念頭に置いて、先進事例等を参考に導入について検討してまいります。また、保護者への民間団体に関する情報提供につきましては、これまでも問い合わせがあった場合には、施設名をお知らせするなど可能な範囲で実施させていただいてございます。今後は、不登校児童生徒の保護者の交流機会の情報の提供につきましても、児童生徒と保護者のニーズに即して対応してまいります。  小山市不登校適応指導教室、以下アルカディアと申しますけれども、につきましては、体験通級中の児童生徒も含め現在11名が通級してございます。現在の通級者が少ないことにつきましては、年度途中であることや保護者の就労の関係などにより通級手段の確保が困難なご家庭があることも理由の一つとして挙げられます。また、法の理念には、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が掲げられております。これを踏まえ、各学校では、保健室や相談室への別室登校や放課後登校による対応など、一人一人の実情に応じたきめ細かな対応をさせていただいてございます。このようにさまざまな形態で学校における学習の機会が保障される不登校児童生徒が一定数いることは、小山市としての成果の一つであり、アルカディア通級者が少ない理由の一つとして考えられます。アルカディアは、学校以外の場の選択肢の一つであり、通級に係る手続や通級に当たっての留意点などについて、今後も学校を通じて保護者に適切に情報を提供してまいります。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。先日アルカディアを訪問させていただきました。教職員の皆様が児童生徒に寄り添った取り組みをされていると印象を受けました。引き続きよろしくお願いいたします。  再質問します。連携協議会の導入に向けたスケジュールと構成メンバーについてお伺いします。また、情報提供ですが、施設については問い合わせがあった場合に可能な範囲で提供されてきており、不登校親の会についてはニーズに即して対応とのことですが、現在小山市やその周辺で活動している団体、施設を網羅したものをホームページやリーフレットなどの形で、保護者、また児童生徒がそれぞれの状況に合ったものを主体的に選択できるように情報提供できないでしょうか、お伺いいたします。 ○福田洋一議長 答弁、酒井教育長。 ◎酒井一行教育長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。  連携協議会の導入に向けたスケジュールや構成メンバーにつきましては、先進事例の取り組みを踏まえ、本市として望ましい協議会のあり方及び構成メンバーについて今後検討させていただきます。  また、情報提供につきましては、まずは不登校児童生徒が学校以外の場として利用することのできる施設等についてどのようなものがあるか把握すること、あるいは不登校児童生徒とその保護者のニーズを把握することが必要と考えております。小山市教育委員会といたしましては、それらを踏まえた上で適切な情報提供のあり方について検討してまいります。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。小山市内には、フリースクールおるたの家や通信制高校の成美学園などがあります。これらの運営者の方からも、連携協議会の設立について要望がありましたので、早期の実現をお願いいたします。  不登校に至る要因は、家庭環境や本人の発達の特性など複雑化、多様化しているため、その対応にアルカディアを初め現場の教職員の皆さんも大変苦労されていると想像します。私自身高校生のときに不登校を経験しました。今思えば、不登校になった原因は大したことではなかったのですが、当時の私は悩みを人に言えず、また人と接することを極端に恐れておりました。今現在不登校になっている児童生徒も、さまざまな悩みを抱えているものと思います。児童生徒によっては、自分の部屋から外に出ることを拒むケースもあります。あくまでも不登校の児童生徒のことを最優先で、今後も当事者に寄り添い、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援をお願いいたします。  次の質問に移ります。小中義務教育学校における施設の①、特別教室、体育館のエアコンの設置について伺います。  小山市内の小・中・義務教育学校の普通教室については、エアコンは100%設置されているものと理解しています。2019年8月22日付下野新聞の記事に、栃木県は特別教室についてエアコンの設置をするとありました。小・中・義務教育学校の特別教室について、小山市での取り組みはどうでしょうか。また、近年地震や豪雨などの災害が相次ぐ中で、災害時に避難所となる体育館へのエアコンの設置は、被災地はもとより全国的な課題として受けとめられています。小山市内の小・中・義務教育学校は、指定避難場所になっています。実際2015年に発災した浸水被害では、学校の体育館が避難所となっていました。エアコンなしの体育館は、近年の異常とも言える真夏の暑さの中、果たして避難所としての役割を果たせるのでしょうか。もちろん小・中・義務教育学校の体育館は、エアコンの設置を前提として設計されておらず、また体育館の建物自体が劣化している施設もあるようです。何よりも財源確保という大きな問題もありますが、児童生徒の教育環境向上及び防災、減災の両面から、体育館のエアコン整備について執行部の考えを伺います。 ○福田洋一議長 答弁、添野教育部長。                  〔添野雅夫教育部長登壇〕 ◎添野雅夫教育部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  小山市では県内に先駆け、平成25年度に国の補正予算を活用し、総額9億3,000万円で全ての小・中・義務教育学校普通教室534教室にエアコンを設置いたしました。特別教室につきましては、平成30年9月1日現在で469教室のうち、エアコンが設置されている教室は137教室で、設置率は29.2%となっております。今後全ての特別教室に設置するには、約5億円の財源確保が必要となります。市としては、現在実施している市内各学校の特別教室の使用頻度調査の結果を踏まえた設置計画に基づき順次設置してまいります。  次に、体育館のエアコン設置につきましても、児童生徒が学習する場であることに加え、避難所となるものであり、設置の必要性は十分理解しておりますので、今後市内各学校体育館の使用状況調査を実施し、その結果を踏まえた設置計画を作成し、順次設置してまいります。  なお、先進地であります大阪府箕面市では、LPガスを利用したエアコンを市内全20校の体育館に設置しており、設置費用は総額で7億9,300万円とのことでございました。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。特別教室について、使用頻度調査の結果を踏まえた設置計画に基づき順次設置されること、また体育館について使用状況調査を実施し、その結果を踏まえた設置計画を作成し、順次設置されるとの答弁、大変にありがとうございます。既に体育館のエアコンの設置を終えている大阪府箕面市、またこれから導入を決めている自治体では、国の緊急防災・減災事業債を活用して財源確保されているようです。LPガスのエアコンについてですが、箕面市は全体育館のエアコンにLPガス使用のGHP、ガスヒートポンプと、非常用発電機を導入し、災害時万が一避難所で停電が発生しても、エアコン及び発電機が自立稼働することができる体制も整備されていました。実際2018年6月の大阪北部地震や、同年7月の台風21号の際に体育館が避難所となり、停電の際にもエアコン及び発電機が稼働し、非常に役に立ったと報告があったそうです。設置計画の策定に当たられましては、財源の確保、停電時でも稼働できる設備、設置する施設の優先度など慎重に検討していただき、これを要望とします。  次の質問に移ります。②、学校環境衛生の管理について、③、特別支援学級の児童生徒数について、④、教職員の職場環境について、これらについてまとめて伺います。児童生徒の学習環境を適切に維持するために、学校保健安全法の学校環境衛生基準があります。教室等の環境にかかわる学校環境衛生基準は、温度、相対湿度、揮発性有機化合物、照度などの12項目に基準がありますが、小山市では学校環境衛生をどのように管理されているのか現状をお伺いします。  また、2019年7月31日付の毎日新聞の記事で、埼玉県について特別支援学級の施設不足が深刻化していると掲載されていました。小山市の特別支援学級の児童生徒数の今後の見込みと施設の受け入れ態勢についてお伺いします。あわせて、教職員の応募倍率が年々下がっていると報道されています。教職員が働く環境としてエアコンなどが整っているのか、また教職員は児童生徒の個人情報を扱うことになりますが、情報の取り扱いにかかわることとして、パソコンの支給や職場のプリンターの設置が適切になされているかお伺いをいたします。 ○福田洋一議長 答弁、添野教育部長。                  〔添野雅夫教育部長登壇〕 ◎添野雅夫教育部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  初めに、学校環境衛生の管理は、学校保健安全法の学校環境衛生基準に基づきまして、照度、温度等を測定し、児童生徒、教職員の環境衛生や健康面の維持を図っております。照度は、平成25年度に教育委員会から全校に照度計を配布し、各学校において年2回以上測定を行い、教室の照度は基準に合わせて300ルクス以上、黒板は500ルクス以上に設定しております。また、教室の温度は日常点検に位置づけ、夏季期間はエアコン等を活用し、28度以下で保たれるようにしております。  次に、各学校における特別支援学級児童生徒数は、平成26年度の275人から令和元年度の568人と、5年間で約1.7倍に増加しております。これに伴い、学級数も72学級から約1.4倍の102学級に増加しており、今後も増加が見込まれるところでございます。特別支援学級の増加には、特別教室などで調整を行いまして対応しているところでございます。  次に、教職員の職場環境でございますが、教職員は夏休み期間も勤務日であることから、職員室にエアコンを設置し、環境を整備しております。パソコン、プリンターは、平成20年度より教職員に1人1台のパソコンを供与するとともに、プリンターは各学校に5台設置しており、標準的な台数は確保できております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。それぞれについて小山市として適切に管理、供与なされていることが確認できました。  再質問があります。新設された東城南小学校の学校環境衛生は、定期検査、もしくは臨時検査の結果基準に合致していたか、あわせて児童生徒数の増加に対応するために、以前は普通教室ではなかった部屋を改築や改修等により普通教室に充てることもあると伺いましたが、改築や改修された教室を検査し、基準を満たしていることを確認して使用しているかお伺いいたします。 ○福田洋一議長 答弁、添野教育部長。 ◎添野雅夫教育部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。  新設されました東城南小学校の定期点検につきましては、学校薬剤師と相談の上、外部の検査機関に依頼し、検査を実施しております。令和元年8月5日に実施した検査の結果、揮発性有機化合物、ホルムアルデヒドは、学校環境衛生基準による1立方メートル中100マイクログラム以下の基準値を4マイクログラム上回る104マイクログラムの値となっております。このことから、改善に向けて学校薬剤師の指示のもと、ふだんから十分な換気を行いながら使用するよう指導しております。その他の検査項目につきましては、全て基準値を下回る値となっておりますが、9月中の再検査を予定しております。  次に、改築や改修された教室の臨時検査につきましては、必要な検査項目を学校環境衛生基準に基づき、学校薬剤師の指導助言のもとに教職員が日常点検を実施しております。基準を満たさない場合は改善を行い、教室を使用しております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。  再質問します。ホルムアルデヒドの結果が基準を超えていたとのことですが、文科省の学校施設整備指針において、新築、改築、改修等に関しては、化学物質濃度が規準値以下であることを確認させた上で建物等の引き渡しを受けることの記述があります。東城南小学校について、引き渡し前の化学物質濃度が基準値以下であることを確認はなされていたのかお伺いいたします。 ○福田洋一議長 答弁、添野教育部長。 ◎添野雅夫教育部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。  新設された東城南小学校の化学物質濃度につきましては、引き渡し時点で揮発性有機化合物の検査を実施し、全ての項目で基準を下回っております。気温が上昇する夏季は揮発性有機化合物は空気中に飛散が増加する傾向があり、そのため夏季に定期点検を実施しております。基準値以上の化学物質濃度が検出された場合の措置につきましては、学校環境衛生基準に定められているとおり、ふだんから十分な換気を行いながら使用することを指導しております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 3番、大平拓史議員。                  〔3番 大平拓史議員登壇〕 ◆3番(大平拓史議員) ありがとうございます。引き渡し時点で揮発性有機化合物の検査を実施し、全ての項目で基準を下回っていたことが確認されたとの答弁でした。また、基準を超えていた項目の措置については、学校環境衛生基準に基づいて措置をとるとの答弁でした。今後も児童生徒の学習環境を適切に維持、管理くださいますようよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○福田洋一議長 以上で、3番、大平拓史議員個人質問を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                                      (午前10時47分) ○福田洋一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時59分)                                                       ◇ 片 山 照 美 議員 ○福田洋一議長 引き続き個人質問を行います。  1番、片山照美議員。                  〔1番 片山照美議員登壇〕 ◆1番(片山照美議員) 議席番号1番、片山照美です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い、市政に関する個人質問をさせていただきます。  7月に行われました参議院議員選挙、小山市の投票率は41.21%、県内25市や町のうち24位という低い順位でした。近隣の市や町においても、栃木市が43.12%で23位、足利市が40.65%で25位、隣の下野市は47.86%で9位でした。選挙が行われるたびに有権者の投票率が低いということは課題となっているかと思われます。なかなか投票率、有権者の1票が票につながらない現実があります。  そこで、改めて質問いたします。選挙管理委員会の役割について、選挙管理委員会はどんな仕事をするのでしょうか。仕事内容について改めてお伺いいたします。 ○福田洋一議長 答弁、大久保市長。                  〔大久保寿夫市長登壇〕 ◎大久保寿夫市長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  選挙管理委員会の職務について主なものは次の3つでございます。1つ目は、衆議院及び参議院議員に係る国の選挙、県知事及び県議会議員に係る県の選挙、市長及び市議会議員に係る市の選挙の投開票に関する事務でございます。  2つ目は、選挙人名簿に関する事務でございます。選挙直前と3月、6月、9月、12月の年4回選挙人名簿への登録及び抹消を行います。  3つ目は、公職選挙法に基づき、選挙に関する啓発を行います。選挙時にありましては、各種選挙に際しての投票期日の周知と、棄権防止を呼びかけ、また選挙のない時期においても、常時有権者の選挙意識の高揚を図ることを職務としております。  以上、よろしくお願いします。 ○福田洋一議長 1番、片山照美議員。                  〔1番 片山照美議員登壇〕 ◆1番(片山照美議員) 市長、ありがとうございました。  3つ目の公職選挙法に基づく選挙に関する啓発活動、これは投票率を上げるためには非常に大切かと思われます。現在地域は、高齢者や障がい者がふえ、市内にはたくさんの高齢者施設、地域密着型介護老人福祉施設や有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅ができています。そして、障がい者施設においては、グループホームやA型の授産施設がふえています。  そこで、再度の質問です。今後の選挙において、高齢者施設、障がい者施設等も含めた選挙管理委員会の市民への啓発活動計画を具体的にお伺いいたします。 ○福田洋一議長 答弁、大塚選挙管理委員会書記長。                  〔大塚照子選挙管理委員会書記長登壇〕 ◎大塚照子選挙管理委員会書記長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  選挙時の啓発につきましては、小山市明るい選挙推進協議会の協力のもと、市内のスーパー等において啓発物を配布することにより、選挙期日の周知及び投票の呼びかけを行っております。また、入居施設等における不在者投票により投票できる制度があり、現在、施設に対しましては、選挙時に通知をしておりますが、今後は加えて実施していない高齢者、障がい者施設及び施設職員に向け、施設入居者の不在者投票制度につきまして啓発をしてまいりたいと考えております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 1番、片山照美議員。                  〔1番 片山照美議員登壇〕 ◆1番(片山照美議員) ありがとうございます。入所施設等における不在者投票により投票できる制度があり、現在施設に対しては選挙時に通知をしているところを、今後は加えて高齢者、障がい者施設及び施設職員に向けて入所者の不在者投票制度について啓発をしていただけるとのこと、よろしくお願いいたします。  県の選挙管理委員会の調べによりますと、小山市内において県選挙管理委員会が指定する不在者投票ができる病院や施設の数は29あるとのことです。その内訳は、病院が5、介護老人保健施設が19、介護老人福祉施設が5、ほか警察の施設が1とのことでした。小山市民が入院や入所している生活の場で、不在者投票ができる環境が整えば投票率を上げることができるのではないでしょうか。また、高齢者や障がい児者を介護する介護士や看護師、そして支援する関係者への選挙への意識が高まるのではないでしょうか。県の指定を受けても、実際に不在者投票が行われていない施設があるかもしれません。仮に行われていない場合には、アドバイス等もあわせてお願いいたします。  次に、在宅の高齢者、障がい者に対してはどうでしょう。有権者の少子高齢化及び障がい者に対しての対策についてお伺いいたします。障がいを持ったお子さんの親から、「以前は投票所へ行って投票していたが、嫌な思いをしたことがきっかけで行かなくなってしまった」、「投票をどういうふうにしていいかわからない」、また「職員さんが丁寧に教えてくれた」、「事前に本人と相談して名前を書いて持っていったら丁寧に教えてくれた」等の声を聞くことができました。地域にはグループホームやデイサービス、障がい者の就労施設があります。そして、そこには多くの有権者がおります。障がい者においては、特別支援学校を卒業後18歳から働く方がたくさんおります。このような方々への今後の対応をお伺いいたします。また、投票立会人の選任要件が変わったことでの今後の検討もお聞かせいただきたいと思います。 ○福田洋一議長 答弁、大塚選挙管理委員会書記長。                  〔大塚照子選挙管理委員会書記長登壇〕 ◎大塚照子選挙管理委員会書記長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  投票所における障がい者への対応につきましては、職員向けの事務要領に記載し、投票事務職員説明会において、介助者の投票所への入場や代理投票の事務取扱について周知をしております。今後は、この対応につきまして、さらに徹底し、高齢者、障がい者にとって投票しやすい環境を整えてまいります。  投票立会人につきましては、本年の公職選挙法改正により立会人の選任要件が変わり、投票区の選挙人名簿に登載されていない方も選任可能になったことから、障がい者に理解がある方ということで選任することも制度上可能になっております。投票立会人の選任の上で今後検討すべき課題と考えております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 1番、片山照美議員。                  〔1番 片山照美議員登壇〕 ◆1番(片山照美議員) ありがとうございます。今後は、高齢者や障がい者にとって投票しやすい環境をさらに整えてくださるとのこと。また、投票立会人の選任を障がい者に理解のある方を検討していただけるとのこと、よろしくお願いいたします。  ほかの市町村においては、選挙投票の市民向けマニュアルを作成して市民に配っている市町村もあるようです。どんなに重い障がいや介護度を持っている人でも選挙ができます。しかし、それらを1票につなげるには、正しい情報とありとあらゆる手段や工夫が必要かと思います。例えば高齢者支援では、訪問介護を使っての投票所までの移動介助で外出時の介助はできないのだろうか。公的サービスだけではありません。タクシーやボランティア、近隣住民のお互いさま支援でできないだろうかなど、ありとあらゆる手段が考えられるかと思います。  それでは、そういった情報を誰が教えてくれるのでしょうか。介護保険では、高齢者サポートセンターや介護支援専門員、そして障がい者においては、障がい者相談員の情報提供や障がい者福祉ガイドの活用かと思います。私は、在職中に特別支援学校の進路相談にかかわったことがあります。18歳で職につく特別支援学校の生徒さんたちには、進学指導時に20歳になったら年金の申請をしてくださいねとの指導があります。年金と同じように18歳になったら選挙へ行ってくださいねと進学指導時に一言言ってもらえたら、本人だけでなく親や家族の意識も高まるのではないでしょうか。  最後に、これは私の個人的な思いですが、選挙管理委員会は選管書記長を初め4人の職員さんの構成です。そして、選管書記長は監査事務局長も兼務しております。小山市有権者数約13万5,000人、この市民への啓発活動は、選挙管理委員会や小山市明るい選挙推進協議会だけではなく、地域包括ケア推進課や福祉課、教育委員会、そして市民課、小山市役所全体の課で無理なくできることを少しずつする、お互いの助け合いが必要ではないでしょうか。  以上、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 ○福田洋一議長 以上で、1番、片山照美議員の個人質問を終わります。  以上をもちまして一般質問は全て終了いたしました。 △議案第69号、第70号、第77号及び第79号の件、質疑、総務常任委員会付託福田洋一議長 日程第2、議案第69号、第70号、第77号及び第79号、以上4議案を一括議題とします。  市長の提案理由の説明は既に終わっておりますので、上程議案に対し質疑を許します。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  各議案に対し質疑を終結し、総務常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、総務常任委員会に付託決定をいたしました。 △議案第56号ないし第60号及び第71号ないし第74号の件、質疑、民生常任委員会付託福田洋一議長 日程第3、議案第56号ないし第60号及び第71号ないし第74号、以上9議案を一括議題とします。  上程議案に対し質疑を許します。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  各議案に対し質疑を終結し、民生常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、民生常任委員会に付託決定いたしました。 △議案第61号、第62号、第64号、第65号及び第76号の件、質疑、教育経済常任委員会付託 ○福田洋一議長 日程第4、議案第61号、第62号、第64号、第65号及び第76号、以上5議案を一括議題とします。  上程議案に対し質疑を許します。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  各議案に対し質疑を終結し、教育経済常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、教育経済常任委員会に付託決定いたしました。 △議案第54号、第63号、第66号ないし第68号、第75号及び第78号の件、質疑、建設水道常任委員会付託福田洋一議長 日程第5、議案第54号、第63号、第66号ないし第68号、第75号及び第78号、以上7議案を一括議題とします。  上程議案に対し質疑を許します。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  各議案に対し質疑を終結し、建設水道常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、建設水道常任委員会に付託決定いたしました。 △議案第53号の件、質疑、予算審査常任委員会付託福田洋一議長 日程第6、議案第53号を議題とします。  上程議案に対し質疑を許します。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  本議案に対し質疑を終結し、予算審査常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、予算審査常任委員会に付託決定をいたしました。 △議案第55号の件、質疑、決算審査特別委員会付託福田洋一議長 日程第7、議案第55号を議題とします。  上程議案に対し質疑を許します。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  本議案に対し質疑を終結し、決算審査特別委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、決算審査特別委員会に付託決定いたしました。             令和元年第4回小山市議会定例会議案付託表                                                ┌─────┬───────┬──────────────────────────────────┐│付託委員会│  議案番号  │      件               名           │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│総   務│議案第69号 │消費税率の引上げに伴う関係条例の整備に関する条例について      ││常任委員会│議案第70号 │小山市税条例等の一部改正について                  ││     │議案第77号 │小山市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正につ ││     │       │いて                                ││     │議案第79号 │建設工事請負契約の締結について                   │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│民   生│議案第56号 │平成30年度小山市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認 ││常任委員会│       │定について                             ││     │議案第57号 │平成30年度小山市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    ││     │議案第58号 │平成30年度小山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について ││     │議案第59号 │平成30年度小山市病院事業債管理事業特別会計歳入歳出決算の認定につ ││     │       │いて                                ││     │議案第60号 │平成30年度小山市墓園やすらぎの森事業特別会計歳入歳出決算の認定に ││     │       │ついて                               ││     │議案第71号 │小山市印鑑条例の一部改正について                  ││     │議案第72号 │小山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を ││     │       │定める条例の一部改正について                    ││     │議案第73号 │小山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する ││     │       │条例の全部改正について                       ││     │議案第74号 │小山市医療費助成に関する条例の一部改正について           │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│教育経済 │議案第61号 │平成30年度小山市栃木県南地方卸売市場特別会計歳入歳出決算の認定に ││常任委員会│       │ついて                               ││     │議案第62号 │平成30年度小山市与良川水系湛水防除事業特別会計歳入歳出決算の認定 ││     │       │について                              ││     │議案第64号 │平成30年度小山市小山東部第二工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算 ││     │       │の認定について                           ││     │議案第65号 │平成30年度小山市テクノパーク小山南部造成事業特別会計歳入歳出決算 ││     │       │の認定について                           ││     │議案第76号 │小山市同和対策集会所の設置及び管理に関する条例の一部改正について  │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│建設水道 │議案第54号 │令和元年度小山市下水道事業会計補正予算(第1号)          ││常任委員会│議案第63号 │平成30年度小山市農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定に ││     │       │ついて                               │└─────┴───────┴──────────────────────────────────┘┌─────┬───────┬──────────────────────────────────┐│     │議案第66号 │平成30年度小山市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定に ││     │       │ついて                               ││     │議案第67号 │平成30年度小山市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について ││     │議案第68号 │平成30年度小山市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について   ││     │議案第75号 │小山市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正に ││     │       │ついて                               ││     │議案第78号 │小山市住宅新築資金等借入償還基金条例の廃止について         │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│予算審査 │議案第53号 │令和元年度小山市一般会計補正予算(第1号)             ││常任委員会│       │                                  │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│決算審査 │議案第55号 │平成30年度小山市一般会計歳入歳出決算の認定について        ││特別委員会│       │                                  │└─────┴───────┴──────────────────────────────────┘ △日程の追加 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  ただいま市長からお手元に配付のとおり追加議案が提出されました。  この際、これを日程に追加し、議案第83号を議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、議案第83号を日程に追加し、議題とすることに決しました。  なお、議案送付書及び議案件名については、朗読を省略し、会議録に登載しますので、ご了承願います。                                       小行経第271―2号令和元年9月6日    小山市議会議長      福  田  洋  一  様                                小山市長  大久保  寿  夫                市議会追加議案の送付について  令和元年第4回小山市議会定例会の追加議案書等を別冊のとおり送付いたします。                       記┌───────┬──────────────────────────────────────┐│  議案番号 │          件               名           │├───────┼──────────────────────────────────────┤│議案第83号 │渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例の制定について      │└───────┴──────────────────────────────────────┘ △議案第83号の件、上程、市長提案理由の説明、質疑、総務常任委員会付託福田洋一議長 議案第83号を議題といたします。  上程議案の概要について市長の説明を求めます。  大久保市長。                  〔大久保寿夫市長登壇〕 ◎大久保寿夫市長 ただいま上程になりました議案等の概要についてご説明申し上げます。  今回提出いたしました議案は、1件であります。  議案第83号は、渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例の制定についてであります。渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用について基本理念を定め、市並びに市民及び渡良瀬遊水地利用者の責務を明らかにするとともに、必要な事項を定めることにより、渡良瀬遊水地の絶滅危惧種を含む多くの希少な動植物が生息、生育する自然環境を守るとともに、地域の活性化を図ることを目的として、本条例案を提案するものであります。  以上が、今回提出いたしました議案の概要であります。何とぞ慎重ご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。 ○福田洋一議長 市長の説明は終わりました。  次に、上程議案について、当局の説明を求めます。  坪野谷総合政策部長。                  〔坪野谷統勇総合政策部長登壇〕 ◎坪野谷統勇総合政策部長 ただいま上程になりました議案第83号 渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例の制定につきましてご説明申し上げます。  追加議案書の1ページをお開きいただきたいと存じます。本条例制定の趣旨でございますが、本市の誇る地域資源である渡良瀬遊水地において、その豊かな自然環境のシンボルであるコウノトリを初めとする絶滅危惧種を含む多くの貴重な動植物が生息、生育する自然環境を守るとともに、地域の活性化を図ることを目的として、基本理念を初め、市及び渡良瀬遊水地利用者等の責務や禁止行為などについて規定しようとするものでございます。  続きまして、追加議案書の2ページから3ページをお開きいただきたいと存じます。本条例の条文につきまして、第1条から順にご説明申し上げます。  第1条は、本条例制定の目的に関する規定で、渡良瀬遊水地の自然環境を守るとともに、地域の活性化を図ることを目的として定めるものでございます。  第2条は、用語の定義に関する規定で、本条例の規定中、渡良瀬遊水地とは小山市域に限るものでございます。  第3条は、基本理念に関する規定で、渡良瀬遊水地の固有の環境を守るとともに、地域の活性化を図ることを基本理念とするものでございます。  第4条は、市の責務として、基本理念にのっとった必要な施策の総合的な推進などについて定めるものでございます。  第5条は、渡良瀬遊水地利用者等の責務として、基本理念にのっとった市が実施する施策への協力や目的を妨げる行為の禁止などについて定めるものでございます。  第6条は、禁止行為に関する規定で、法令により定めがある禁止行為のほかに、渡良瀬遊水地の貴重な動植物の生息、生育を阻害するような禁止行為として、第1号においてドローンやラジコンなどの飛行、第2号においてボールや花火などの発射等について定めるものでございます。  第7条は、中止等の指示に関する規定で、第1項において前条に掲げる禁止行為者に関し、市職員による現認や渡良瀬遊水地見守り隊の隊員等による通報及び職員による禁止行為者に対する中止等の指示について、第2項において市職員及び隊員の身分を示す証明書について定めるものでございます。  第8条は、市規則への委任を定めるものでございます。当該規則につきまして、追加議案参考資料1ページから4ページに記載させていただきましたが、隊員の具体的活動内容や各様式等について定めております。あわせて、ご参照の上ご理解賜りたくお願い申し上げます。  なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。  また、先ほど第6条で禁止行為について説明をいたしましたが、こちらにはただし書きの規定といたしまして、市長が認める場合にはこれらの禁止行為が認められる場合があるというただし書き規定が入ってございます。つけ加えさせていただきます。  以上が、議案第83号 渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例の制定についての概要でございます。  何とぞ慎重ご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。 ○福田洋一議長 以上で当局の説明は終わりました。  次に、上程議案に対し質疑を許します。  29番、塚原俊夫議員。 ◆29番(塚原俊夫議員) 渡良瀬遊水地の保全について条例ができるということでありますけれども、条例を制定をする、これは小山市としては非常にいい方向になってきているなというふうに思いますけれども、何点か疑問がありますので、順次質問していきます。  まず第1点目、いつも渡良瀬遊水地関連の事業等々について、議員、あるいは職員もそうかと思いますけれども、関係自治体との連携がどうなのかということ。先ほどの説明の中では、小山市の区域に限るということが説明がありましたけれども、やっぱりこういうものについては、栃木市であったり、加須市であったり、古河市であったり、野木町であったり、そういうところ、そういう組織も連携する、あるいは関連する自治体の協議会みたいなものがあるわけですので、そういったところとの話し合いがどうなっているのか、要するに小山市だけなのですかということが1つです。  それから、第2条の中の定義の中で、鳥獣保護区として指定された区域のうち本市の区域に限る。小山市の区域、私もいまだによくわかりませんけれども、そういうことで、例えばここから小山市ですよとか、向こう野木町ですよとか、そういうことで、要するにどこなのか。小山市だけがこの条例をつくって禁止をするということが本当にいいのかなというふうに思うわけです。例えば航空法ではないですけれども、では例えばドローンが禁止ですよと、小山市は禁止ですよといっても、ほかの自治体がつくって、こういう条例をつくらない限りにおいて、少し効力的なもの、あるいは領海、領海侵犯とは言わないのだろうけれども、そういうところがどうなのか。  もう一つ、第6条、禁止。ドローン、ラジコン、コウノトリとか守るためにドローン、ラジコン困るなと、そのとおりだと思いますけれども、(2)のボール、花火その他のものを投げ打ち、または発射すること、この意味がよくわからないのと、もっと河川敷等については、4WDの車の走行であるとか、オートバイのそういうレースもありますけれども、そういう行為を禁止しているというのは、河川だとかいろんなところでありますけれども、そういうところが見当たらないので、この(2)、それから私が今指摘をしたオートバイ、4WD等のところについて、何で具体的なところ。これも条例の施行規則の中にも、第6条に掲げる行為を監視するということしか書いていないものだから、何か取り急ぎさっさとつくったような気がしてなりません。さっき言ったように、関連自治体等々の取り組みで一括してやっていくということが本来は一番いいことだと思うのだけれども、なぜ今回ぽんと小山市だけ、小山市が一番がいいという人もいますけれども、本当に今急ぐ必要があったのかどうか、その辺も含めて執行部の見解をお願いしたいと思います。  ちょっと喉が悪いので、本当は発言しないでと思ったのですけれども、ちょっとというか大きな疑問がありましたので質問いたします。 ○福田洋一議長 答弁、坪野谷総合政策部長。 ◎坪野谷統勇総合政策部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  3点のうち、まず1点目でございます。小山市だけで規制をするということで、隣接する関係自治体等々はどうなるのかという、この関係性でございます。議員がおっしゃるように渡良瀬遊水地を規制する場合に、隣接する自治体と一緒に連携してこういった制限等も行わないと、効果がやはり最大限に発揮できないのではないかというご趣旨と承りました。これにつきましては、まず小山市のほうでこういった条例をまず施行するという理由は、これまでもたびたびちょっと新聞等でも報道され、我々もいろいろな会議でご指摘を受けているとおり、小山市内の、小山市域の第2調節池内に立てました人工巣塔にコウノトリが定着をしてくれている。そしてその人工巣塔の周りでこのドローンを飛ばすという行為が頻発をしている。これをどうにかしなければいけないということで、まずは足並みをちょっと当然そろえてやるべきことということで考えてはございますが、まずはコウノトリの安全、コウノトリの定着を阻害しないということで、スピード感を持って条例を制定したいというのがまず小山市の考え。ただ、議員おっしゃるように、栃木市、野木町さん等は、当然第2調節池から隣接をしております。それぞれの自治体には、条例の制定に向けて小山市としてはこういった内容の条例を制定したい。趣旨については、先ほど申し上げましたようにコウノトリを初めとする希少な動植物の保護ですと、環境保全と保護ですということで、そういった趣旨で同調いただき、ぜひ第2調節池内、少なくとも第2調節池内全体ぐらいは規制がかかるというような形に持っていきたいというようなことでのご相談をさせていただいており、今回9月議会には、栃木市、野木町も間に合わないわけですけれども、今後の動きといたしましては、そういった形の条例などの制限、そういったものも協議いただけているということでございます。  それから、2点目の小山市の区域といってもどこからどこなのだというお話。こちらにつきましては、我々も栃木市、野木町と同じような制限がかけられない以上、小山市の市域というのをある程度示さなければいけないと、こういった課題は抱えてございます。当然線が書けるわけでも、そういうわけではないので、これは何らかの方法で示していきたいと、そのように考えているところでございます。できれば第2調節池全体とかという形になりたいというふうには考えておりますが、現状は、ただ規制をする以上、小山市域はここのあたりを指しておりますということを示せるような形にしていきたいというふうに考えてございます。  それから、3点目の禁止行為の中のボール、花火、その他のものというような記述、これはどういうものかという質問とお受けしました。このボールについては、河川敷等でよく問題になっているゴルフボール、ゴルフの打ちっ放し等を主に想定はしているのですけれども、投げるというのはやはり野球とかそういった行為をするということもある程度想定をして、こういったものは危険だと。花火等については、これまでも遊水地内での花火の跡とかがあることもございましたので、やはり危険な行為として挙げさせていただいていると、禁止行為として挙げさせていただいているところでございます。  最後の、それよりもっとオフロードのバイクとか規制しなければいけないものもあるのではないかというようなことで、今回まずはドローンなどの無人航空機を規制することを中心に考える中で、いろいろと利用者の皆様、立ち入る皆様がいろんなことを多分活動としてこれからやられると思います。そういったことにつきまして、包括的にある程度制限をさせていただきたい。ある程度想定が具体的に例示できないものもあろうかと思いますので、第6条第3項におきまして、その他固有の環境が損なわれるおそれがあると市長が認める行為をすることということで、ある程度そういった包括的な形でも対応できるようにということで条例をつくらせていただいております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○福田洋一議長 ほかにございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案に対しては質疑を終結し、総務常任委員会に追加して審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○福田洋一議長 ご異議なしと認めます。  よって、総務常任委員会に付託決定しました。             令和元年第4回小山市議会定例会議案付託表     (追加分)     ┌─────┬───────┬──────────────────────────────────┐│付託委員会│  議案番号  │      件               名           │├─────┼───────┼──────────────────────────────────┤│総   務│議案第83号 │渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例の制定について  ││常任委員会│       │                                  │└─────┴───────┴──────────────────────────────────┘ △次会日程の報告 ○福田洋一議長 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  なお、9月11日、12日、13日、17日及び18日は、各委員会に付託されました議案等の審査となりますので、各委員長は審査の手続をとられますようお願いいたします。 △散会の宣告 ○福田洋一議長 本日はこれにて散会いたします。  大変ご苦労さまでございました。                                      (午前11時35分)...