◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。 ただいまの答弁の中で、他の施設と併設のところには、同じ建物の中に
AEDがあるということでしたが、今後設置されていない場所についてはどのように考えますか、お伺いいたします。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 いきいきふれあい事業の実質の活動日でございますが、おおむね週1回から2回、分館については月1回から2回ということで、会場の
利用頻度が低い状況でございます。ただ
高齢者が集まる場所であることもありまして、コンビニエンスストアへの導入に向けた検討とあわせて、今後検討させていただきます。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 5番、
渡辺一男議員。 〔5番
渡辺一男議員登壇〕
◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。
高齢者が集まる場所であり、導入に向けて検討していただけるということであり、よろしくお願いいたします。小山市は、
日経グローカルの
高齢化対応度調査で全国第1位であり、ただいまの部長の答弁のように、実現を願っております。 それでは、次に入らせていただきます。いきいきふれあい
センターの
運営委員や
援助員の方に
AEDの講習を受けてもらうことはどうでしょうか。いきいきふれあい
センター運営委員や
援助員は、それぞれの分野で地域の
リーダーであり、その方々が理解されれば、関係する市民の方々に
周知普及が図られ、その結果、市内の多くの方が
AEDを使えるようになるのではないかと考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 いきいきふれあい事業の
運営委員や
援助員さんになっていただいている方は、
自治会長さんや
民生委員さん、それから
健康推進委員さん、
皆さん地域の
リーダーであることから、
AEDの
普及啓発の意味でも、役員さんの
研修会等につきましては、講習につきましては、有効な手段と考えられます。今後
小山まちづくりの
出前講座の
救急入門コースを活用して、各いきいきふれあい
センターのほうで活用して実施してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 5番、
渡辺一男議員。 〔5番
渡辺一男議員登壇〕
◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。 多くの人が
救命講習に参加し、救命率の向上とともに、
AEDの普及を願い、次の質問に入らせていただきます。 2番目の
県道小山―
大平線の
整備状況についてお伺いいたします。この道路は
小山市内の今里地内から上初田を通り、栃木市の大平町へ通じる道路であります。朝夕は
通勤通学、日常的には
生活道路として非常に多くの方々が利用している重要な道路であります。おかげをもちまして、
上初田工区の整備については、約1,500メートルのうち約1,300メートルの整備が進んでいるところであります。しかしながら、まだ中間部に未
整備区間があり、安全のために
残り部分の
早期整備を期待するものであります。また、今里地内については整備がおくれており、特に住宅連檐している集落内のところが、道幅も狭く危険な状況であり、地元の方々は車が通過するとき、路肩に避難をして事故に遭わないように危惧しているところであります。地元からも切実な
住宅周辺の
道路拡幅要望をいただいているところであります。そこで、この県道の今里、
上初田地内の未
整備区間の今後の計画についてお伺いいたします。
○
関良平議長 答弁、
田村建設水道部長。 〔田村一美建設水道部長登壇〕
◎
田村一美建設水道部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。
県道小山―
大平線につきましては、小山、
栃木両市間の良好な交流を促し、安全で
地域経済の発展に資する
幹線道路であることから、栃木・小
山間道路整備促進協議会でも
整備促進を図っております。 議員ご質問の
整備状況について
栃木土木事務所に確認したところ、今里工区につきましては、東は豊穂川付近の
小山環状線の
信号交差点から、西は市道1237号線までの延長約1,100メートルの区間であり、
計画幅員は車道が3メートルの2車線、歩道が片側2.5メートルの全体幅員10メートルであります。平成26年3月6日に
詳細設計説明会を開催し、地元の了解を得たことから、平成26年度に
用地測量を行いました。平成27年度は
用地買収に入り、平成28年度に工事に着手し、平成32年度に完了を目指しているとのことです。 また、
上初田工区につきましては、今里工区の西、延長約1,500メートルの区間であり、中間部にご指摘のとおり約200メートルの未
整備区間についても、引き続き
用地交渉を進めているとのことです。 小山市といたしましても、
情報共有を図りながら、栃木県と連携して一体となって、早急な整備が進められるよう努力してまいります。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 5番、
渡辺一男議員。 〔5番
渡辺一男議員登壇〕
◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。 ただいまのご答弁で、平成28年度着工し、平成32年度に完了を目指しているとのことですが、ぜひとも地域の安全のため、未
整備部分の
事業促進をお願いする次第であります。あわせて、
県道小山―
大平線の東へ、桜並木の美しい豊穂川沿いを抜けて、市道7号線まで通じる市道1198号線の整備についてもお願いいたします。これは要望とさせていただきます。 続きまして、3番目の思川駅
周辺地区の
まちづくりについてお伺いいたします。私の地元である
豊田地区は、小山市の西部に位置する自然豊かな地域であります。そして、
JR思川駅を中心とした地域は、出張所や
小中学校、保育園、駐在所、さらには病院、
JA支店等の
公共公益施設が立地するとともに、駅の南側には幾つもの商店もあり、約500世帯が居住する
豊田地区の中心的な地域であります。しかしながら、今ではかつてのにぎわいもなく、人も減りつつあるのが現状です。
地元豊田地区の住民の一人として、この先この地域がどうなってしまうのか、不安を抱いております。一人でも多くの人に住んでいただき、
安全安心に暮らすことができ、そして何よりも今以上に誇りと愛着を持てる地域になることを願っております。 市におかれましては、これまで平成23年に駅の橋上化に伴う南北の
自由通路の整備や
北口広場と
アクセス道路等を整備していただき、駅の北側に住む住民だけでなく、桑地区からの
電車通学生も、家族に送られ南側に回ることなく、直接北口より電車に乗ることができるようになり、非常に便利になったと感じております。小山駅と栃木駅との中間に位置する思川駅
周辺地域に目を向けて、このような整備を始めた
まちづくりに取り組んでいただいておりますことに、大変ありがたく思っております。 そこで、この地域がさらに発展することを願うものとして、思川駅
周辺地域における
まちづくりについて、
地元商店の
活性化も含め、その取り組みの
進捗状況と今後の進め方についてお伺いいたします。
○
関良平議長 答弁、
福田都市整備部長。 〔
福田江津丈都市整備部長登壇〕
◎
福田江津丈都市整備部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 思川駅
周辺地域は、
JR両毛線の小山駅と栃木駅のほぼ中間に位置し、
公共公益施設が立地する
豊田地区の拠点であることから、
地域経済の
活性化を図るため、平成18年度より国の
まちづくり交付金制度を活用し、
駅南北自由通路及び
南北駅前広場、
アクセス道路等を整備いたしました。この
整備効果をさらに生かし、当地域の
立地利便性や
地域特性を生かした都市と農村の
交流モデルとして、市の
定住人口促進に資する
新規住宅開発と、地域の
活性化に向けた整備のあり方や方向性を
地区整備構想として位置づけた、思川駅
周辺地区農住まちづくり整備構想を平成21年6月に策定いたしました。 この構想の実現により、地域に
定住人口を呼び込むことは、国が推し進めている
地方創生に合致するものでありますので、小山市
地区まちづくり条例に基づく
推進団体として、平成25年に認定となった思川駅
周辺地区まちづくり推進会議を初めとした地元の皆様の協働により、引き続き
まちづくりを推進してまいります。 また、当地域の
活性化を図るために、
美田商工会が例年7月に思川駅
南口広場を会場として開催しておりますみた
笑幸まつりは、
地域住民の方々が触れ合う絶好の機会となっていることから、このような
ソフト事業につきましても、引き続き支援してまいります。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 5番、
渡辺一男議員。 〔5番
渡辺一男議員登壇〕
◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。 先ほどの答弁の中で、
定住人口促進に資する
新規住宅開発と地域の
活性化に向けた整備のあり方や方向性を位置づけた
農住まちづくり整備構想を策定、実現を目指しているとのことですが、特に駅の
北口周辺では、
駅前広場や
アクセス道路が整備されたものの、住宅がまばらで、未利用地が多くあるのが現状であります。まずはこの地域の開発を進め、新しい人に住んでいただくことがよいのではないかと考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
○
関良平議長 答弁、
福田都市整備部長。
◎
福田江津丈都市整備部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 平成21年度に策定いたしました思川駅
周辺地区農住まちづくり整備構想では、駅至近、駅近くに位置し、
北口広場及び南北の
アクセス道路である市道1538号線の整備の
波及効果の高い区域で、南は思川駅
北口広場から、北側は市道1062号線までの約1.7ヘクタールの区域を
重点整備区域と位置づけており、まずはこの区域における
定住人口の受け皿となる宅地化の実現を目指しております。この区域においては、平成26年6月に
地元地権者により思川駅
北口正面区域協議会が組織され、現在も
合意形成に向けた継続的な協議、検討を進めているところでございます。 なお、当地域は
市街化調整区域でございますので、
宅地開発の実現のためには
地区計画を定めることが必須となっていることから、市といたしましては、
開発地権者の
合意形成が図られた段階で、
地区計画を定めるべく
関係機関との協議、手続を進めてまいります。また、あわせて農振除外、
農地転用許可等の
農政関係の手続もあわせて進めてまいります。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 5番、
渡辺一男議員。 〔5番
渡辺一男議員登壇〕
◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。 ただいま1.7ヘクタールの範囲内の開発というお話いただきました。この範囲内で開発される場合、上水道、あるいは下水道といったインフラについてはどのようなことをお考えでしょうか、わかる範囲でお聞かせいただければありがたいと思います。
○
関良平議長 答弁、
福田都市整備部長。
◎
福田江津丈都市整備部長 ただいまの再質問の給水及び
排水計画についてお答え申し上げます。 まず、水道の供給につきましては、小山市
水道事業給水区域外でございますので、
開発事業者が
宅地開発の際に井戸を掘り、区域内の各宅地に供給する
共同水道の計画としております。また、区域内の
排水処理につきましては、小薬・
大本地区農業集落排水処理施設の
農業集落排水区域内ではございますが、現在の
処理施設は既に
計画処理水に達している状況でございますので、
宅地開発の
事業計画では
合併処理浄化槽で対応する予定となっております。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 5番、
渡辺一男議員。 〔5番
渡辺一男議員登壇〕
◆5番(
渡辺一男議員) ご答弁ありがとうございました。 この思川駅
周辺地域の
まちづくりが進み、
地域住民が
安全安心に暮らすことができ、今以上に誇りと愛着を持てる地域になるよう、私も微力ながら尽くさせていただきたいと思いますので、市執行部におかれましても、先ほどの答弁にもありました、平成25年に認定となった思川駅
周辺地区まちづくり推進会議並びに思川駅
北口正面区域協議会を初めとした地元の皆様との協働により、引き続き
まちづくりへ取り組みをお願いいたします。 以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。
○
関良平議長 以上で、5番、
渡辺一男議員の
一般質問を終わります。 ◇ 土 方 美 代 議員
○
関良平議長 続いて、3番、土方美代議員。 〔3番 土方美代議員登壇〕
◆3番(土方美代議員)
議席番号3番、おやま創生会の土方美代でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、通告どおり
市政一般に対し個人質問をさせていただきます。 その前に一言、このたびの
市議会議員選挙におきましては、市民の皆様方の温かいご支援のおかげで、こうして壇上に上げていただきましたこと、この場をおかりしまして心から御礼申し上げます。 それでは、質問に移ります。1、小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱について。成年後見制度がスタートして15年、議会の中でも活発に議論されてきました。この成年後見制度の話題になりますと、どうしても認知症
高齢者の話が中心となってしまいます。確かに超高齢化社会に向かって需要も多く、
高齢者が悪い人にだまされないか、病院や施設との契約に困っていないか、財産をどうやって守っていくのかと、さまざまな問題と向き合う重要な議論です。ですが、それだけにとどまらず、成年後見制度の趣旨、目的に沿って、同じだけ知的障がい者や精神障がいの方々にも目を向けていただきたいと思います。 我が小山市においても、平成16年3月には小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱が策定され、さまざまな理由で制度を活用できない方を救済するための措置が講じられています。ここで、素朴な疑問が1つ、この実施要綱の第1条の目的に、この要綱は、認知症
高齢者の成年後見制度の利用を支援することにより云々と規定されていますが、成年後見制度の対象者は、認知症や知的障がい者、精神障がいの方々です。表題である冠は、小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱なのに、この目的を読むに当たって、対象者が、この制度を誰が使えるのかということですが、認知症
高齢者と限定しているのはなぜでしょうか。そして、目的の対象から外れてしまった知的障がいや精神障がいの方々に、この実施要綱を適用することは難しいのでしょうか、お答えください。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。 〔
栗原千早保健福祉部長登壇〕
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 小山市の成年後見制度利用支援事業は、現在認知症
高齢者を対象とした小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱と知的障がい者及び精神障がい者を対象とした小山市地域生活支援事業実施要綱の2つの実施要綱に基づき、それぞれ同様の事業内容で実施しております。小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱を制定した平成16年3月時点では、同要綱の対象者は認知症
高齢者、知的障がい者、精神障がい者でございました。しかし、平成24年4月の障害者自立支援法の改正により、障がい者及び障がい児の福祉の増進を図ることを目的として実施する地域生活支援事業において、成年後見制度利用支援事業が必須事業となったことから、知的障がい者と精神障がい者に係る成年後見制度利用支援事業については、小山市地域生活支援事業実施要綱の中に定めることといたしました。それに伴い、小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱においては、知的障がい者と精神障がい者を対象から除く改正を行った次第でございます。 その結果、一般市民の方で小山市の成年後見制度利用支援事業を利用しようとする方にとりましては、小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱と小山市地域生活支援事業実施要綱の2つがあり、対象者について誤解を招きやすくなっていると思われます。今後市民の方にもわかりやすい実施要綱となるよう検討してまいりますとともに、福祉ガイド、ホームページ、パンフレット等でわかりやすく周知してまいりますので、以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 3番、土方議員。 〔3番 土方美代議員登壇〕
◆3番(土方美代議員) ありがとうございます。 ただいまの回答によりますと、成年後見制度の目的の主語が、認知症
高齢者と限定されていることに対して、別の要綱である地域生活支援事業実施要綱に規定があるので、成年後見の実施要綱のほうには知的障がい者及び精神障がい者を除外していても問題がないということですが、表題が成年後見の実施要綱となっている以上、目的の主語が認知症
高齢者と限定していては、冠と中身との整合性がとれないのではないでしょうか。それに2つの違う実施要綱において、片方には読みかえ規定があり、片方にはないということに、いささか疑問を感じます。もし2つでワンセットだというのならば、その旨記載するべきですし、または目的の主語を「認知症
高齢者等」と、「等」を入れるべきなのではないのでしょうか、お答えください。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 先ほど申しましたように、2つの要綱等でできているということで、非常にわかりにくい状況でございます。ご質問の「認知症
高齢者等」という文字につきまして、そのことにつきましては、法規上の問題をクリアして後、先ほど申し上げましたように、わかりやすい要綱にしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 3番、土方議員。 〔3番 土方美代議員登壇〕
◆3番(土方美代議員) ありがとうございます。 市民にとって規定が重要なのではなく、実際に誰が活用できるかが、これが重要な問題だと思っております。できれば成年後見実施要綱においても、「認知症
高齢者等」と「等」を追記し、今後の運用が一人でも多くの市民を救えるようお願いいたします。 それでは、次の質問に移ります。2、成年後見制度の市長申し立てについて。さきの質問で取り上げたこの成年後見の実施要綱に基づき、認知症
高齢者はもちろんのこと、知的障がいや精神障がいの方々を支援する制度に市長申し立てというものがあります。この市長申し立てとは、成年後見手続が必要な方がいらっしゃるのにもかかわらず、その方に身寄りがなかったり、経済的な理由から手続がとれない方にかわって市長が申立人になって、本人を守る制度です。成年後見の申し立ては原則親族が行いますが、身寄りがない等の理由から、特に必要があるときと認められた場合において、市長が申し立てをすることができることになっています。 この親族の有無が分岐点なのですが、親族がいる場合であっても、実際問題、協力してくれる方々ばかりではありません。要支援者の周りのヘルパーさんやケアマネさんが、親族の方に幾ら成年後見の必要性を訴えても、うちには関係ありませんとか、または別居の場合などは、もう何年もつき合っていないのでわかりませんとか、面倒くさいことにはかかわりたくありませんとか、取り合ってもらえないことが多々あります。また、この成年後見制度を利用されると都合の悪い方もいらっしゃいます。例えば親や障がい者の財布と自分の財布が一緒になっているような方です。今までは自由に親の財産や障がい者の年金を自分の生活費として使い込んでこられたのに、この制度を使うと、後見監督人や裁判所の許可がないと、財産を処分できなくなってしまうからです。一言で言えば、年金の搾取ができなくなってしまうからです。 このように、親族の都合で本人の権利が守られていないのも実情です。判例では、同居の親族がいても協力が得られず、本人の権利を守ることが困難な場合には、市長の申し立てを認めるとなっています。この条文に規定されている「特に必要があるとき」とは、小山市ではどのような場合を指し、どこまでの範囲をフォローするつもりなのか、お聞かせください。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。 〔
栗原千早保健福祉部長登壇〕
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 小山市では、老人福祉法第32条等に規定される市町村長の申し立て要件である、その福祉を図るために特に必要があると認めるときにつきましては、本人に4親等以内の親族がいなかったり、これらの家族がいても音信不通の状態にあるなど、親族等による申し立てができない場合であり、本人の保護を図るために必要な場合には、積極的に市長申し立てを行うべきであると考えております。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 3番、土方議員。 〔3番 土方美代議員登壇〕
◆3番(土方美代議員) ありがとうございます。 そうですね、法律上は4親等内の親族がいない場合は市長申し立てを認める。小山市では負担軽減の観点から、2親等でいいというような規定になっております。ですが、そもそも1親等だろうが2親等だろうが、協力を得られないから困っているのです。単に小山市の場合、4親等を2親等にハードルを下げたから十分に対処をしているともしお考えだったらば、若干短絡過ぎませんか。規定はつくることに意味があるのではなく、活用されて初めて意味があるのです。実情に照らし合わせるならば、親族がいるかいないか、または4親等を2親等にしたから大丈夫と2親等と記載されるのではなく、先ほど申し上げたように、最高裁の判例に基づき、原則2親等、ただし同居の親族がいても協力が得られない等、特別な事情があるときにはその旨でない等を加味し、柔軟な対応がとられるようにするべきなのではないのでしょうか。 さきの質問でも申し上げましたが、活用されづらい制度では意味がないのです。現にこれまで市長申し立て件数を見ても、ほとんどがゼロ件、23年1件、24年1件、25年に2件、それ以外はゼロ件です。この数字が制度の見直しを示しているように思われますが、どのようにお考えでしょうか。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 小山市成年後見制度利用支援事業実施要綱第3条第2項で、対象者について民法が定める4親等ではなく、2親等内の親族がないと定めておりますのは、4親等以内の親族の有無の確認作業が極めて煩雑であることも要因となっておりまして、市長申し立てが十分活用されてこなかったことがあります。平成17年の厚労省通達によりまして、2親等内の親族の有無を確認すればよいということにされたことによりまして、極力時間をかけずに迅速に市長申し立ての適否等を判断するために、2親等内のということで定めておりますので、よろしくお願いたします。
○
関良平議長 3番、土方議員。 〔3番 土方美代議員登壇〕
◆3番(土方美代議員) ありがとうございます。 福祉の現場はしゃくし定規ではかることはできません。柔軟な対応をとれるよう、ただし書き等をつけて、利用者目線の制度にしていただけたらば幸いです。 それでは、次の質問に移ります。3、親亡き後問題について。知的障がい者の親亡き後問題が深刻です。親亡き後問題とは、親である自分の死後、障がいを持った子供がどうしたらいいのかという問題です。年々子供が年を重ねれば、親も同じだけ年を重ねます。障がい者の子を抱え、若いときはがむしゃらに働き、介護も仕事も両立してこられましたが、子供が50代になれば、親もいい年齢です。自分の体を持て余すようになると、急に不安が襲いかかります。私たちがいなくなった後、この子はどうすればいいのだろう、親の責任としてこの子を残しては死ねない。このような将来に対する不安から無理心中を図る残念な、とても悲しい事件が全国で後を絶ちません。 このような悲惨な事件が繰り返されないように、救済法として、成年後見制度や障害者自立支援法を初めさまざまな法律や制度が確立されましたが、日々の介護に追われている人たちは、その日その日を生きるのに精いっぱいで、なかなか知識を得る機会がありません。制度はあるのに、制度があることすら知らない。知らないことによって、知らないがために不幸になってしまう方がいる。こんな方々を一人でも減らす、これこそ行政が向き合わなくてはならない課題なのではないのでしょうか。 そこで質問です。まず1つ目に、この親亡き後問題について、小山市はどのように取り組んでいるのか、お聞かせください。 続けて2つ目に、先ほど申し上げた制度があるのに、あることすら知らない、知らないがために不幸になってしまう方、こんな方々を一人でも減らすために、具体的に行政はどんな方法で取り組んでおられるのか、お聞かせください。
○
関良平議長 答弁、
大久保市長。 〔
大久保寿夫市長登壇〕
◎
大久保寿夫市長 初めに、土方議員におかれましたは、初当選、まことにおめでとうございます。市民の負託に応え、市民目線で小山市発展のためにご尽力を賜りますようお願いいたします。 ただいまのご質問にお答え申し上げます。親亡き後の問題は、障がい者を長年支えてきた親族が死亡、あるいは高齢等の理由から、支えられなくなった状態で発生する問題であります。この問題は親亡き後が到来する以前から、親亡き後を見越した長期的な計画を立てていくことが重要であります。したがいまして、小山市といたしましては、任意後見制度を含めた後見制度が、親亡き後問題を解決する重要な対策であることを、本人、家族及び相談支援員等の関係者にも十分周知し、適切な福祉サービスが提供できる体制を構築してまいります。 一方、障がい者の成年後見についても、非常に長期にわたる支援が必要になることから、法人後見制度についても、今後先進地の事例を参考に、調査検討してまいります。 以上、よろしくお願いします。
○
関良平議長 3番、土方議員。 〔3番 土方美代議員登壇〕
◆3番(土方美代議員) 市長答弁ありがとうございます。 この問題について体制の整備をしていただけるということで、ぜひとも実情に合った制度の運用を期待しております。 このように障がい者を守る制度は数多くありますが、障がい者を支える家族に焦点を当てた制度は、まだまだ整備が整っておりません。介護、一言で言うのは簡単ですが、介護をするということは本当に大変です。要介護者も不自由がたくさんあるとは思いますが、もっと大変なのは、要介護者を支える家族なのです。どんなに頑張っても頑張っても、家族なのだから当たり前と、誰からも評価されず、24時間、365日、休みもなければ終わりもない。はっきり申し上げて、体力の限界が先か精神力の限界が先かと、毎日が不安との葛藤なのです。このような介護疲れから不幸な事件が起きているのも事実です。親亡き後問題が将来に対する悲観なら、介護疲れは現在に対する絶望なのです。どちらの問題も障がい者を支える支援側の問題です。ぜひともこの支援者側の支援にも目を向け、本気で取り組んでいただきたく、私からの要望といたします。 最後に一言、今までの質問を通して、介護とはつらく苦しいイメージを持たれた方もいらっしゃるかとは思いますが、中には介護を楽しんで生活されている方もいます。障がい者を抱え、きのうできなかったことがきょうはできた、ほんの一瞬笑ってくれた、あしたは一体何ができるのだろうと、そんなささいな、ささやかな幸せの中に希望があるはずです。ここにいる全ての人たちが、そんなささやかな幸せを守っていただけたらば幸いです。 以上、質問を終わります。ありがとうございました。
○
関良平議長 以上で、3番、土方美代議員の
一般質問を終わります。 この際、暫時休憩いたします。 (午前10時51分)
○
関良平議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前10時59分) ◇ 渡 邉 一 郎 議員
○
関良平議長 引き続き
一般質問を行います。 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員)
議席番号2番、自民未来塾の渡邉一郎でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、
市政一般個人質問をさせていただきます。 質問の前に、先般行われました小山市議会選挙におきましては、多くの市民の皆様方にご支援いただき、当選をすることができました。心より厚く御礼申し上げます。今後は小山市発展のため、微力ではございますけれども、頑張ってまいりますので、最後までよろしくお願い申し上げます。 それでは、初めに
総合政策行政の人口減少対策についてお伺いいたします。既に2名の議員の方が同じ内容のご質問をしていますので、若干重複する点があると思いますが、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 皆様方もご承知のとおり、今の日本は急速な高齢化や少子化により人口が減少し、2008年の1億2,800万人をピークに減り続けており、このままの状態が続きますと、2060年には8,674万人になるとの推計も出されております。しかも、地方の将来を見通すことが難しく、全国の半数近くの自治体の存続さえ危ぶまれるショッキングな話も出てきております。この人口減少は将来の年金、医療、介護などの社会保障を初め数々のことで大きな問題が生じてきます。そこで、国では50年後の人口が1億人を維持するために
地方創生を掲げ、人口減少対策に乗り出しました。小山市でも同様であり、早急な対策が望まれているところでございます。私もこれらのことを踏まえ、政治理念として今から税金の無駄遣いの解消に努め、借金を減らし、将来を担う子供たちにツケが回らないよう、万全なチェック体制で臨み、積極的に人口減社会に挑戦し、子供たちに夢を与え、小山市に住んでよかったと思える小山市を目指して努力していく所存でございます。 そこで、お聞きしますが、小山市では4月30日に人口減少対策の小山市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定本部会議を開催したとの新聞報道がありましたが、その
進捗状況と今後の進め方、基本となる人口ビジョンをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、日向野
総合政策部長。 〔日向野貞二
総合政策部長登壇〕
◎日向野貞二
総合政策部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 小山市まち・ひと・しごと創生総合戦略及び小山市人口ビジョンにつきましては、庁内検討組織として、小山市まち・ひと・しごと創生本部及び創生本部幹事会を、また庁外推進組織として、小山市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定懇談会を設置いたしまして、策定作業をスタートしたところであります。人口ビジョンにつきましては、地域における人口動向及び将来人口推計など、中長期の展望を示すものであり、一方の総合戦略は、人口動向や産業実態等を踏まえ、5年間の政策目標・施策を示すものとして、地方公共団体が人口減少対策に取り組むためのワンセットの計画となります。 国の地方人口ビジョン策定の手引では、総人口や年少、生産年齢、老年の年齢3区分別人口及び出生、死亡、転入、転出の人口動態等、過去の変化を分析し、幾つかの仮定のもとで将来推計人口を比較することを求めており、そこで予想される推計人口の変化が、地域の将来にどんな影響を及ぼすかを分析することとされております。小山市の人口の将来展望を描く際には、この人口分析によって導き出された課題とともに、結婚や出産、定住意向等に関する意識調査や就職、進学の動向等、さまざまな要素を考え合わせた上で、本市の自然増減と社会増減による将来人口推計を行っていくこととしております。 一方、人口減少に係る具体的な対策につきましては、総合戦略に盛り込んでいくこととなりますが、本市が持つ
立地利便性や固有の地域資源を生かした施策により、他地域との差異化を図り、具体的にどんな施策、事業が有効か、庁内はもとより総合戦略策定懇談会の皆様のご意見等もいただきながら検討してまいります。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) ご答弁、大変ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 先ほど、新聞の報道の中でお話を申し上げましたけれども、その中で
大久保市長が、市の豊富な地域資源をフル活用した総合戦略を策定し、人口増を図りたいと言っております。しかし、この策定はどこの市町村でも自治体の存続をかけて知恵を絞りながら、またアイデアを凝らし策定すると思いますので、今まである事業や地域資源を集めただけでは、なかなか他の市町には負けてしまうような気がいたします。現に小山市の企業用地の事例をとりますが、立地条件が小山市はいい上に、県下でも有数な優遇措置を考え、アピールしたおかげで、数多くの企業が小山市に進出しております。また、国に対して、第3子以降の出生に対し1,000万円の育児資金前渡金を支給するとの提言をしている市町さえあるようでございます。 このように、あっと思えるようなアイデアを盛り込んでいかないと、市町間競争には勝てないような気がいたします。幸い小山市には、アイデア市長の
大久保市長がおりますので、心強い気がいたしますが、今の
大久保市長のお気持ちをお聞かせいただければありがたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
関良平議長 答弁、
大久保市長。
◎
大久保寿夫市長 ただいまの再質問にお答えいたします。 渡邉一郎議員のおっしゃるように、この地域資源をさらに掘り起こし、そして皆さんの英知を集めて、この地域総合戦略を策定することが重要であると考えております。特に小山市におきましては、世界のユネスコ無形文化遺産に登録されました本場結城紬、世界のラムサール条約に湿地登録されました渡良瀬遊水地、そして先般3月に圏央道と一体化になりました、栃木県の玄関口とも言うべき新4号国道というものもございます。したがいまして、このようなものを総動員して、またいろいろな町のいろいろな方策なども研究いたしまして、渡邉議員がおっしゃるように、あっと驚かせるような、そんな総合戦略が策定できたら大変よろしいというふうに思っております。 議員の皆さん、そしてまた市民の皆様におかれましては、そのような総合戦略が策定されるように、ぜひ皆様のお知恵をお貸しいただきたいと思います。ありがとうございました。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) 突然のご答弁、大変ありがとうございました。よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に移らせていただきます。
保健福祉行政の
学童保育館についてご質問させていただきます。保護者が労働などにより昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対して、授業の終了後に適切な遊び場、生活の場を与えて、その健全な育成を図る目的で、放課後児童健全育成事業として、
学童保育館が運営されておりますが、さきに配布されました小山市子ども・子育て支援
事業計画を拝見しましたが、平成25年度と26年度の利用実績を見ますと、施設数、入所児童数とも余り伸びていないようですが、現在の状況をお聞かせください。 また、27年度から31年度にかけて、5カ所程度の施設を増設して拡充とありますが、女性の社会進出を支援する意味からも少ないと思いますが、少子化や地域別の小学区の利用者数などの問題があるのか、その辺もあわせてお答えをいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
○
関良平議長 答弁、
大久保市長。 〔
大久保寿夫市長登壇〕
◎
大久保寿夫市長 渡邉一郎議員におかれましては、初当選、まことにおめでとうございます。市民の負託に応え、また市民目線で小山市発展のためにご尽力を賜りますよう、よろしくお願いします。 さて、先ほどのご質問にお答え申し上げます。小山市では両親が共働きや家族の介護等の理由で、放課後に保育ができない家庭を支援するため、学童保育の充実に力を注いでおります。ことし4月1日時点で、全小学区で学童保育を実施しており、小山市で実施している学童保育クラブは、16小学区に44カ所で、内訳は公設の
学童保育館が30カ所で、NPOや保護者会が指定管理者となり運営をしております。14カ所は
幼稚園等が運営しております。 次に、10人以下の少人数を対象として
幼稚園等が実施しております15カ所の学童保育を合わせますと、59カ所となります。利用者は年少人口が減少しているにもかかわりませず、増加傾向にあることから、適切な保育規模となるよう、随時分離してまいりましたが、本年3月に策定いたしました子ども・子育て支援
事業計画におきましては、平成31年度の学童保育数を66カ所と見込んでおります。今後も保育園や
幼稚園等に通う年長児の保護者を対象に、学童保育の利用希望調査を実施し、次年度の直接的な需要を把握するとともに、利用状況や地域からの設立要望等も勘案しながら、学童保育の充実を図ってまいりたいと思います。 以上、よろしくお願いします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) ご答弁、大変ありがとうございます。再質問をさせていただきたいと思います。 本年の4月1日時点で、全体で59カ所で実施しているという報告がございました。入所児童数は何人だか教えていただきたいと思います。また、平成31年までに66カ所になる計画とおっしゃっております。その入所児童数の見込みはどの程度になるか、お聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 利用実績でございますが、25年度の利用実績になってしまいますが、1,467人となっております。それから31年度は1,979人を見込んでございます。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) ご答弁、大変ありがとうございました。 次に、個人で行う
学童保育館への助成についてお尋ね申し上げたいと思います。
学童保育館の運営につきましては、NPO法人小山市学童保育会や各学校区の保護者会、市立保育所、保育園等で行っておりまして、利用者の保育料と市からの運営費委託料で運営されていると思われます。ところが個人で
学童保育館を運営したいといっても、今の制度では1年間の実績を見てからということでございますので、当初の設備投資や1年間の運営費が出ないと聞いております。 この事業は、皆様ご存じのように、営利目的の事業でなく、小山市に対して協力する事業であり、当初の数百万円の初期の施設整備費用や1年間の保育士やパートの人件費負担がかなり大きいようでございます。公設で行う場合は、1年目から小山市で費用負担をするわけですから、せめて全額補助とはいかなくても、助成が出る制度はできないものか、お尋ね申し上げます。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。 〔
栗原千早保健福祉部長登壇〕
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 小山市では、学童保育施設が必要な小学校区に順次整備を進める一方、市が必要と認められる小学校区に民間事業者が開設した学童保育クラブについても、事業を委託して推進を図っております。現在新たに学童保育を始めた事業者に市が委託を行う際には、最低1年間以上の運営実績を求めております。学童保育施設は児童にとって放課後を安心して過ごす大切な場所であることから、事業者の都合で突然利用できなくなったり、安全性が確保されないといった事態を防がなければなりません。児童を安心して長時間保育可能な施設だと判断するためには、一定期間自主的な運営をしていただき、継続的に運営が可能であることや、指導員が確保された安全な保育施設であることの確認が重要であると考えております。 個人の方が新たに学童保育の運営を始める際には、施設や運営面で資金的な手当てを保育料のみで賄うことは困難であることは承知しておりますが、事業の継続性や安全性が不確かな段階で、学童保育事業を目的とした補助を行うことは困難でございます。そのため、初めに特定非営利団体や保護者会等の団体を設立して事業の基盤をつくり、安心して利用できる学童保育施設となっていただき、市ではその状況を確認した後に委託を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 以上、よろしくお願いします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) ご答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。 平成27年度の
学童保育館の運営費委託料は全体で幾ら計上されているか、お尋ねいたします。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 今手元に資料ございませんので、後ほど答弁させていただきます。よろしくお願いします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) 恐らく運営費委託料は2億3,000万円ぐらいではないかなと、私の予算書を見た限りではそう思いますので、これだけ委託料をお支払いしているので、やはり個人の方がこの事業に容易に参画できるように、例えば1年経過後の実績に従って助成できる方策を考えたらいかがでしょうか。その辺も要望という形にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、教育行政の
安全安心な通学路の確保についてお伺いいたします。私は丸4年間にわたり、毎朝7時から約1時間通学路に立ち、学校安全パトロールを行っております。きょうも行ってまいりました。そこで、気づいたことについてご質問をいたします。 まず初めに、小山市では通学路の安全点検はどのように行っていて、危険箇所はどのように対応しているのか、お尋ね申し上げます。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、片柳
教育部長。 〔片柳理光
教育部長登壇〕
◎片柳理光
教育部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 通学路につきましては、平成24年9月に学校、保護者、道路管理者、警察署、市生活安心課、教育委員会による合同点検を行いました。また、昨年、平成26年6月には、平成24年度の
関係機関を基本としまして、小山市通学路安全推進会議を設置し、通学路の安全確保に関する取り組みの方針としまして、定期的な合同点検の実施、対策の検討、実施、対策実施後の効果把握、対策の改善・充実を行うこと、そしてこの取り組みを繰り返し実施し、通学路の安全の向上を図ることを基本的な考え方としました、小山市通学路交通安全プログラムを策定いたしました。 平成24年度には、対策必要箇所としまして106カ所、26年度には47カ所を抽出し、それぞれの箇所につきまして、道路管理者、警察署、市生活安心課において安全対策を立てまして、平成27年3月末現在で、24年度抽出分のうち84カ所、26年度抽出のうち13カ所について、グリーンベルト設置、カラー舗装、路面標示、看板設置、交通指導員配置、信号機設置等の対策が完了しまして、継続中の事業は24年度、26年度分合わせまして23カ所となっております。残りの33カ所につきましては、道路拡幅や信号機設置など、調整に時間を要しておりますが、引き続き対策に取り組んでおります。また、今年度は新たな危険箇所としまして、12小学校から23カ所の改善依頼が提出されましたので、
関係機関による合同点検を実施しまして、対策を検討してまいりたいと考えております。 今後も安全推進会議を定期的に開催しまして、プログラムに基づきまして
関係機関が連携し、整備を進め、児童生徒が安全に通学できるよう安全の確保を図ってまいります。 以上、よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) ご答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。 毎年危険箇所の対策は行われているようでございますけれども、最も危険な箇所であります道路の拡幅や信号機の設置の箇所はまだ33カ所あるようでございますので、これからは若い世代の方が小山市に定住する場合に、やはりお子さんの通学路の安全対策、こういったものが求められると思いますので、そういったできるものはどんどんやってもらうし、こういった拡幅なども早急な対策を望むところでございます。 また、通学路が7時から8時半の間は進入禁止になってございますけれども、まだまだ進入してくる車は多いようでございますので、こういった指導もあわせてお願いしたいと思います。これは要望といたします。 次に、先日土曜日の新聞報道にありましたけれども、栃木県警のほうで、ホームページに交通事故発生状況マップということで、各小学校の通学路の事故状況に関して、情報が加わったということで、事故防止に活用していただきたいという報道がございましたので、ぜひそちらの活用方もお願い申し上げたいと思います。 次に、市道4231号線(間々田小、間々田中学校)の通学路の整備についてお伺いいたします。以前この地域は白線を引いて安全対策をしていただいた経緯もございます。しかし、年数がたっておりまして、色がはげてしまっているところもございます。そういった塗り直し等もお願いできないか、また幅員が3.6メートルしかない部分がございまして、毎朝子供たちがその狭い通学路を通学しております。非常に危険でございますので、白線の外側にグリーンベルトの色を塗ったりして運転者に注意喚起できないか。そういった応急処置的な工事でございますけれども、そういったものを、拡幅もあわせて今後できないか、お尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、
田村建設水道部長。 〔田村一美建設水道部長登壇〕
◎
田村一美建設水道部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。 市道4231号線は、県道
小山環状線から県道和泉―間々田線までの延長約2,500メートルの区間で、道路幅員は5メートルから8メートルでありますが、一部千駄塚古墳付近で3.6メートル程度と狭い部分が約130メートルあります。現在は間々田小学校と間々田中学校の通学路に指定されていることから、市では平成24年度より路側帯にグリーンベルトの設置を行い、児童や生徒の通学時の安全確保に努めております。 平成26年度末までのグリーンベルトの設置延長は約940メートルであり、本年度以降も引き続きグリーンベルトの設置を行ってまいります。また、極端に幅員の狭い箇所につきましては、幅員の拡幅とあわせて、通学時間帯の一般車両の進入禁止などの交通規制についても、小山警察署、生活安心課、学校教育課と連携を図りながら、安全の確保に努めてまいります。 以上、よろしくお願い申し上げます。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) ご答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。 このグリーンベルトの設置につきましては、毎年決めて端から行っているようでございますけれども、先ほど言いましたこの130メートルという狭い箇所、これを先行してできないものか、お尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 答弁、
田村建設水道部長。
◎
田村一美建設水道部長 ただいまの再質問にお答え申し上げます。 グリーンベルト設置につきましては、今おっしゃられたように、片方というか、起点側から順にやっているのですが、議員の言われるように、その狭いところを先にということであれば、学校、あるいはPTA等を調整いたしまして、早急にやることは可能だと思いますので、調整してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 先ほどの答弁漏れですが、
栗原保健福祉部長。
◎
栗原千早保健福祉部長 先ほどの再質問で答弁できませんでした委託料でございますが、本年度2億2,400万円を予定しております。 それから、先ほど学童保育の実績の中で、1,467人を25年度実績と申し上げましたが、26年度の実績でございますので、訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。
○
関良平議長 2番、渡邉一郎議員。 〔2番 渡邉一郎議員登壇〕
◆2番(渡邉一郎議員) 大変ありがとうございました。 それでは、なるべく早目に狭い箇所のほうのグリーンベルトの設置をお願いしたいと思います。ご答弁ありがとうございました。事故が起きてからでは遅過ぎますので、早目に対応を願いまして、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○
関良平議長 以上で、2番、渡邉一郎議員の
一般質問を終わります。 以上をもちまして、
一般質問は全て終了いたしました。
△議案第61号の件、質疑、
総務常任委員会付託
○
関良平議長 日程第2、議案第61号を議題といたします。 市長の提案理由の説明は既に終わっておりますので、上程議案に対し質疑を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関良平議長 お諮りいたします。 本議案に対し一応質疑を打ち切り、総務常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
関良平議長 ご異議なしと認めます。 よって、総務常任委員会に付託決定いたしました。
△議案第57号及び第58号の件、質疑、
民生常任委員会付託
○
関良平議長 日程第3、議案第57号及び第58号、以上2議案を一括議題といたします。 上程議案に対し質疑を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関良平議長 お諮りいたします。 各議案に対し一応質疑を打ち切り、民生常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
関良平議長 ご異議なしと認めます。 よって、民生常任委員会に付託決定いたしました。
△議案第56号の件、質疑、
教育経済常任委員会付託