鹿沼市議会 > 2020-02-19 >
令和 2年第2回定例会(第1日 2月19日)

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  1. 鹿沼市議会 2020-02-19
    令和 2年第2回定例会(第1日 2月19日)


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    最終取得日: 2023-04-02
    令和 2年第2回定例会(第1日 2月19日)        令和2年第2回鹿沼市議会定例会会議録(第1日) 開  会  令和2年2月19日(水)午前10時    日程第 1 会期の決定  日程第 2 会議録署名議員の指名  日程第 3 報告第1号から報告第4号まで、及び議案第4号から議案第36号までに        ついて(提案理由の説明)  日程第 4 議案第35号について(採決)  日程第 5 議案第36号について(採決) 会議事件  報告第 1号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解)  報告第 2号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解)  報告第 3号 令和2事業年度公益財団法人鹿沼農業公社事業計画及び予算の報告につ         いて  報告第 4号 令和2事業年度公益財団法人鹿沼花木センター公社事業計画及び予算の         報告について  議案第 4号 令和2年度鹿沼一般会計予算について
     議案第 5号 令和2年度鹿沼国民健康保険特別会計予算について  議案第 6号 令和2年度鹿沼公設地方卸売市場事業費特別会計予算について  議案第 7号 令和2年度鹿沼介護保険特別会計予算について  議案第 8号 令和2年度鹿沼後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 9号 令和2年度鹿沼粕尾財産特別会計予算について  議案第10号 令和2年度鹿沼清洲財産特別会計予算について  議案第11号 令和2年度鹿沼水道事業会計予算について  議案第12号 令和2年度鹿沼下水道事業会計予算について  議案第13号 令和元年度鹿沼一般会計補正予算(第6号)について  議案第14号 令和元年度鹿沼国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第15号 令和元年度鹿沼公共下水道事業費特別会計補正予算(第3号)について  議案第16号 令和元年度鹿沼介護保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第17号 令和元年度鹿沼後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について  議案第18号 市道路線の認定について  議案第19号 市道路線の廃止について  議案第20号 市道路線の変更について  議案第21号 鹿沼市印鑑条例の一部改正について  議案第22号 鹿沼市職員の服務の宣誓に関する条例及び鹿沼市議会議員その他非常勤の         職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について  議案第23号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正について  議案第24号 鹿沼市職員の降給に関する条例の制定について  議案第25号 鹿沼市有財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正について  議案第26号 鹿沼市奨学金貸付条例の一部改正について  議案第27号 鹿沼市民文化センター条例の一部改正について  議案第28号 鹿沼市木ふるさと伝統工芸館条例の一部改正について  議案第29号 鹿沼市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例         の一部改正について  議案第30号 鹿沼市保育所条例の一部改正について  議案第31号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第32号 鹿沼市花木センター条例の一部改正について  議案第33号 鹿沼市公設地方卸売市場条例の一部改正について  議案第34号 鹿沼市都市計画法に基づく開発行為許可基準に関する条例の制定につい         て  議案第35号 鹿沼市固定資産評価審査委員会委員の選任について  議案第36号 鹿沼市固定資産評価審査委員会委員の選任について 出席議員(24名)    1番   鈴  木  紹  平    2番   橋  本     修    3番   藤  田  義  昭    4番   梶  原     隆    5番   宇 賀 神     敏    6番   佐 々 木  里  加    7番   大  貫  桂  一    8番   石  川  さ や か    9番   鈴  木     毅   10番   阿  部  秀  実   11番   加  藤  美 智 子   12番   市  田     登   13番   佐  藤     誠   14番   舘  野  裕  昭   15番   大  貫     毅   16番   鈴  木  敏  雄   17番   谷  中  恵  子   18番   津 久 井  健  吉   19番   小  島     実   20番   増  渕  靖  弘   21番   横  尾  武  男   22番   関  口  正  一   23番   鰕  原  一  男   24番   大  島  久  幸 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長       佐  藤     信   経済部長    杉  江  一  彦  副市長      福  田  義  一   環境部長    金  子  信  之  総務部長     糸  井     朗   都市建設部長  茂  呂  久  雄  財務部長     渡  邉  政  幸   水道部長    坂  入  弘  泰  市民部長     袖  山  稔  久   消防長     小  池  一  也  保健福祉部長   早  川  綾  子   教育長     高  橋  臣  一  こども未来部長  石  川  佳  男   教育次長    上  林  浩  二 事務局職員出席者  事務局長     石  塚  邦  治   議事課長    小  杉  哲  男 ○増渕靖弘 議長  ただいまから、令和2年第2回鹿沼市議会定例会を開会いたします。  (午前10時00分) ○増渕靖弘 議長  これから本日の会議を開きます。  現在出席している議員は24名であります。  それでは、本日の議事日程事務局長に朗読させます。 ○石塚邦治 事務局長  議事日程を朗読。 ○増渕靖弘 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。この定例会の会期を、本日から3月16日までの27日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  続いて、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  地方自治法第123条第2項及び鹿沼市議会会議規則第87条の規定により、会議録署名議員に、5番、宇賀神敏議員、19番、小島実議員を指名いたします。  続いて、日程第3、報告第1号 専決処分事項の報告について(損害賠償の額の決定及び和解)から報告第4号 令和2事業年度公益財団法人鹿沼花木センター公社事業計画及び予算の報告についてまで、及び議案第4号 令和2年度鹿沼一般会計予算についてから議案第36号 鹿沼市固定資産評価審査委員会委員の選任についてまでを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  令和2年第2回鹿沼市議会定例会の開催に当たりまして、まず、市政運営に臨む私の基本的な考え方を述べさせていただきます。  我が国の経済状況は、引き続き緩やかな回復が期待されるものの、「実感なき景気回復」に留まっており、依然として先行きが不透明であります。  世界的にも、米中の貿易摩擦をはじめとする通商問題を巡る動向や、中東情勢の変化などによる安全保障の問題などに加えまして、頻発する災害や新型コロナウイルスなど、地球規模でのリスクに十分留意する必要があるとされております。  政府は、昨年12月に発表した「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、人口減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持するため、地方創生取り組みを推進するとしております。  そうした中、本市においても、人口減少が将来に及ぼす様々な影響が懸念されることから、私は財政バランスにも配慮しながら、新たな視点を踏まえた地方創生取り組みや、「第7次鹿沼市総合計画」に掲げた各種施策に、時代の潮流を的確に反映させ、スピーディに具現化することで、持続可能で「笑顔あふれる人情味のあるまち」を目指してまいりました。  今後も、市のイメージとして定着しつつある「いちご市」をシティプロモーションの核としながら、鹿沼の魅力をアピールするとともに、本市にかかわる全ての人々と共に多様性を認め合いながら、郷土、ふるさとへの誇りと愛着を持って暮らすことのできる「まちづくり」を進めてまいりたいと考えております。
     昨年5月、明日への希望と平和を願い、「令和」の時代、新時代がスタートいたしましたが、一昨年に引き続き、日本列島は度重なる自然災害に見舞われ、10月に襲来した台風19号は、本市においても、私たちがこれまで経験したことのない大きなつめあとを残しました。  平成27年の関東・東北豪雨を教訓に、「公助」による防災・減災対策に加えまして、「自助」や「共助」による取り組みの支援策を強化してまいりました。  そして、今回の災害では、その経験や蓄積を生かし、市民の皆さんはもちろん、県内外の多くの方々のご協力をいただきながら、とりわけ応急対応の部分では、よりスピーディに対応することができ、改めて人と人との絆の大切さを実感するとともに、「地域のチカラ」の重要性を認識したところであります。  また、本市の市花である「サツキ」を、一本の木にさまざまな色の花が咲く姿から、多様性を認め合う象徴と位置づけ、5月には、差別解消に尽力されているローマ教皇のもとに直接お渡しすることで、本市の姿勢を世界へ発信することができました。  6月には、「鹿沼市パートナーシップ宣誓制度」を県内で初めて導入し、多様性を認め合い、全ての市民の人権が尊重される明るい社会の実現に向け、新たな一歩を踏み出したところであります。  さらに今年は「オリンピックパラリンピック」が開催されますが、3月30日に本市を駆け抜ける聖火が灯される「新たな国立競技場」には、大屋根をはじめとする各所に「鹿沼産森林認証材」が使用されております。  私は、その偉業を目にし、感動を覚えると同時に、ふるさと鹿沼への誇りと愛着を感じ、「木のまち鹿沼」のより一層の発展を関係者と共に誓ったところであります。  令和2年度は、いよいよ56年ぶりに「オリンピックパラリンピック」が開催をされます。  スポーツを通し、多様性を認め合いながら平和を願い、世界が一つになる歴史的イベントに心躍らせる一方、少子高齢化人口減少対策はもとより、東日本大震災から10年の節目に当たり、増加する自然災害への備えをさらに強化する必要があります。  そのような中、本市は、第7次鹿沼市総合計画の4年目を迎え、翌年度の総仕上げに向けた取り組みに加えまして、これまでの効果検証を踏まえつつ、次期総合計画の策定に着手をしてまいります。  特に、国際社会の一員として共通の目標である、「SDGs(エスディジーズ)」の理念を念頭に置きながら、「発展的縮小」を踏まえた活力あるまちを目指し、斬新かつ切れ目のない施策を検討してまいります。  本市の財政は、市税が若干の増加傾向となる一方で、地方交付税国県支出金などの依存財源は、国県や景気の動向によるため、予断が許されない状況であります。  また、社会保障費をはじめとする扶助費の増加や、働き方改革に伴う取組への対応など、構造的な収支不足が懸念され、市の財政は硬直化しており、極めて厳しい状況にございます。  そうした中、令和2年度の予算は、健全財政を確保するため、歳出全般にわたり施策の必要性を十分に検証をし、優先順位を見極めながら予算の編成作業を進めてまいりました。  一般会計では、対前年度比6.8%増の418億2,000万円、また、水道事業会計下水道事業会計を除く特別会計総額は、対前年度比1.3%増の199億2,922万円とし、積極型の予算となりました。  令和2年度は、まずは、市民の皆さんの笑顔が一日でも早く戻るよう、昨年の災害からの復旧・復興を最優先に取り組みながら、「全ての施策は人口減少対策」のスローガンのもと、総合計画の3つの基本目標重点事業を着実に推進するとともに、新たな課題に積極的に取り組んでまいります。  総合計画の1つ目の基本目標、“人を育む”においては、安心して子どもを産み、育てられる環境づくりを支援する「いちごっこかぬま」や、小中学生にも反響の大きい、「赤ちゃんふれあい体験交流事業」など、引き続き、妊娠や出産、子育てに希望を抱くことにつながる事業を推進してまいります。  また、「こども総合サポートセンター」を中心に、児童虐待を防ぐため、粘り強く対応に当たるとともに、その一因である「子どもの貧困」を断ち切るための取り組みを進めてまいります。  4月には、花木センター内に「こどもの遊び場」がオープンいたします。いちご摘み取り園「ベリーちゃんハウス」をはじめとする花木センターの各施設との回遊により、市内外の子育て世代にも楽しんでもらえる場として、積極的にPRしてまいります。  保育施設では、4月に、ひなた保育園が、「やる気」や「やり抜く力」など、5つの柱からなる「ふじおかメソッド」を取り入れた特色のある民間保育園に生まれ変わるなど、引き続き、民間保育園や幼稚園などとも連携を図りながら質・量ともに充実してまいります。  学校教育では、教員の指導力向上や働き方改革に取り組みながら、国が進める全国一律のICT環境の整備による格差のない学びを目指す「GIGA(ギガ)スクール構想」を計画的に推進するとともに、外国文化教育の拡充・強化のため、昨年に引き続きALTを2名増員いたします。  また、各小中学校や調理場など、関連施設の計画的な改修・修繕に努めてまいります。  スポーツ交流の促進では、「オリンピックパラリンピック」が国際理解と福祉への関心を深めるきっかけと捉え、「オリンピック聖火リレー」に続いて「パラリンピック聖火フェスティバル」などの関連事業に取り組むとともに、2年後の「いちご一会とちぎ国体」の開催に向けた準備を進めてまいります。  そして、リオデジャネイロ大会に続き、2度目の出場が内定している「石原奈央子選手」を市民の皆さんとともに応援したいと考えております。  2つ目の基本目標“人が活きる”においては、まず、4年目を迎える「地域の夢実現事業」の取り組みがより活性化するよう、これまでの効果と課題を整理し、次のステージに向けた事業のあり方について検討し、市民主体まちづくりをさらに推進するとともに、北犬飼地区活動拠点となるコミュニティセンターの建設に着手をいたします。  また、外国からの転入者の増加に伴いまして、国際交流協会に委託している相談機能を強化してまいります。  さらに、多文化共生の理念を踏まえ、LGBTなど、様々な人権を認め合うための施策や、社会問題となっている特殊詐欺被害予防対策に取り組んでまいります。  産業の振興については、新産業団地の整備をはじめ、市内への企業誘致を積極的に推進するほか、外国人材受入れ環境の充実については、関係者と情報を共有しながら検討してまいります。  また、地域産業を持続可能なものとするため、産業振興課内に「企業支援センター」を設置し、将来にわたり地域産業を牽引する企業への支援強化に取り組んでまいります。  農業の振興では、昨年着手した引田と笹原田地区に加えまして、新たに、玉田と西茂呂地区圃場整備事業に着手をしてまいります。  また、ローマ教皇にも献上した自慢のイチゴや、ニラ、トマト、そば、梨、そして、鹿沼和牛さつきポークなどの、豊富な農畜産物生産振興とPRに加えまして、新たな農業経営者の育成と自立を支援してまいります。  林業の振興については、森林環境譲与税を活用し、西大芦エリアモデル地区とする森林経営管理制度の取組をスタートさせるとともに、担い手育成のための補助金や、小中学生林業体験学習等を充実してまいります。  さらに、特に県が検討している「林業大学校」の誘致を積極的に進めてまいります。  地域福祉の推進については、地域の実情や特性に合った「地域包括ケアシステム」を定着させるとともに、成年後見人制度中核機関を新たに設置し、認知症や知的障がいなどにより、判断能力が十分でない市民が不利益とならないよう、制度の利用促進に向けた取り組みを強化いたします。  障がい者支援では、「地域生活支援拠点」の充実に向け、4月から「社会福祉法人・希望の家」において、介護者の急病等による障がい者の緊急受入れを実施し、障がい者とその家族の生活を地域全体で支え合う仕組づくりをより一層進めてまいります。  また、引き続き、予防を基本とする市民の健康づくり取り組み医療費負担適正化を進めるとともに、生活困窮者の自立に向けた支援を行ってまいります。  3つ目の基本目標“まちを創る”では、市民生活にとって欠かせない「ごみ処理施設」の中で、特に傷みの激しい「粗大ごみ処理施設」の大規模改修に向けた準備を進めてまいります。  また、コンパクトシティ・プラス・ネットワークによる持続可能なまちづくりに向けた「立地適正化計画」における具体的な施策を検討するとともに、増加傾向にある空き家について、移住定住施策とも連携した取り組みを強化してまいります。  上下水道経営では、令和2年度からの下水道事業公営企業会計への移行を踏まえまして、持続可能な経営に向けて、引き続き、施設の計画的な更新と受益者負担適正化に努め、安全で安心できる水環境を確保してまいります。  道路の整備では、重点施策であるJR鹿沼東側整備における都市計画道路の整備をはじめ、茂呂地内の工業専用地域流通団地周辺などの市道拡幅を推進するとともに、通学路を中心に安全で安心な道路整備を計画的に進めてまいります。  交通対策では、引き続き、「リーバス予約バス終身無料乗車券」の交付や、安全講習会など、高齢者交通事故防止に取り組むとともに、リーバス予約バスなどの公共交通のあり方について検討してまいります。  鹿沼の魅力をPRする営業戦略においては、10月に、全職員参加官民協働による体制で発足した「営業戦略本部」において、豊かな自然や「かぬまブランド」などの資源を活用し、関係人口の創出や地域産業の活性化につなげるための施策を検討し、「"いちご市かぬま"に行ってみたい、そして住んでみたい」と思わせる取り組みを、市民の皆さんをはじめ、本市に関係する全ての人たちとともに推進してまいります。  また、オリンピックイヤーの今年、世界のサツキが競演する特別展など、新たな内容が加わる「さつき祭り」や、40回目を迎える「さつきマラソン大会」、外国の方々にも人気となりつつある「鹿沼秋まつり」、恒例となった「いちごのもり」などが、市民の「チカラ」を結集して開催されるとともに、法人化した観光協会と連携して進める「着地型観光ツアー」など、新たな事業を展開し、年間を通して誘客を図り、交流人口関係人口の創出に努めてまいります。  行財政経営では、業務内容を踏まえた組織のスリム化や「ヨコ」の連携強化、さらには職員の育成により、生産性の高い運営体制の整備に努めながら、引き続き、健全財政の堅持に努めてまいります。  また、将来にわたり持続可能な市政運営を行うため、ビックデータ等の活用により、本市を客観的に分析しながら、次期総合計画の策定に着手をしてまいります。  防災体制の強化では、今回の台風災害を踏まえた「国土強靭化地域計画」の策定のほかに、「地域防災計画」と「浸水ハザードマップ」の見直しを早急に行います。  また、正確かつ円滑に防災情報を提供する戸別受信機を配備するとともに、同様の情報を個人のスマートフォンでも受信可能なシステムを導入してまいります。  消防救急の充実では、複雑かつ多様化する災害現場に対応する高度なスキルを身につけるため、訓練棟を整備するほか、聴覚・言語に障がいがある皆さん救急通報をより円滑に行えるよう「NET119緊急通報システム」を導入してまいります。  そして、着工した新庁舎整備事業については、令和5年度春の完全開庁に向け、着実に推進してまいります。  昨年は、元号が「令和」となり、その言葉に込められた思いを胸に、それぞれが希望と期待を抱き、新たな時代が幕を開けたわけでありますが、その矢先に発生した自然災害は、市民生活に大きな影響を及ぼしました。  しかし、私たちの先人たちは、これまでも様々な困難に立ち向かい、逆境を「チカラ」に変え克服してきた歴史があり、本市の誇るべき、“人と人との絆”の強さこそが、そのための“チカラ”であり“強み”でもあります。  地方においては、少子“超”高齢化や人口減少化による様々な影響が避けられない状況の中、私は、未来への負の遺産の軽減に努め、「持続可能なまち」の基礎をしっかりとつくっていくことが何より重要であると考えており、そのための改革と新たな施策を柔軟かつスピーディに進めてまいります。  そのためにも、「笑門来福」、市民の皆さんに笑顔があふれ、充実した日々が過ごせるよう、世界中を沸かせたラグビーワールドカップ日本代表の「ONETEAM」の精神で、市民の皆さんや、本市と様々な関係を持つ全ての皆さんと一丸となり、新たな気持ちで市政運営に取り組んでまいりますので、引き続き、多くの皆さんのご支援、ご協力をお願い申し上げ、令和2年度の施政方針といたします。  それでは、提出議案について、ご説明をさせていただきます。  今回提出いたしました議案は、予算14件、道路3件、条例14件、人事2件の計33件であります。このほか、報告4件であります。  報告第1号及び報告第2号につきましては、専決処分事項の報告であります。  まず、報告第1号は、令和元年5月27日、鹿沼市口粟野1780番地、粟野コミュニティセンター駐車場において、市民部職員除草作業中、草刈り機の刃に接触した小石が跳ね、駐車中の議案書記載市内在住者所有普通乗用自動車に当たり、破損させたことに対し、損害賠償の額7万5,308円を支払い、和解したものであります。  次に、報告第2号は、令和元年10月7日、鹿沼市役所南側駐車場において、経済部職員が運転する軽乗用自動車が、議案書記載市内在住者所有小型乗用自動車に接触し、破損させたことに対し、損害賠償の額9万2円を支払い、和解したものであります。  報告第3号及び報告第4号は、「公益財団法人鹿沼農業公社」及び「公益財団法人鹿沼花木センター公社」の令和2事業年度における事業計画及び予算に関する書類を法の定めるところにより提出するものであります。  次に、議案第4号 令和2年度鹿沼一般会計予算については、令和2年度の一般会計予算を418億2,000万円、対前年度比6.8%増の「超積極型予算」としたところであります。  計上いたしました主な歳入及び歳出の内容は、先ほど施政方針の中で申し上げたとおりであります。  議案第5号 令和2年度鹿沼国民健康保険特別会計予算については、一般被保険者療養給付費、一般被保険者高額療養費等を計上し、その財源として、国民健康保険税県支出金繰入金等を充て、予算総額を102億3,160万円とするものであります。  議案第6号 令和2年度鹿沼公設地方卸売市場事業費特別会計予算については、公設地方卸売市場施設維持管理費等を計上し、その財源として、繰入金、諸収入等を充て、予算総額を1,310万円とするものであります。  議案第7号 令和2年度鹿沼介護保険特別会計予算については、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費等を計上し、この財源として、保険料、国県支出金等を充て、予算総額を85億4,800万円とするものであります。  議案第8号 令和2年度鹿沼後期高齢者医療特別会計予算については、健診事業費、後期高齢者医療広域連合納付金等を計上し、この財源として、後期高齢者医療保険料、繰入金等を充てまして、予算総額を11億3,040万円とするものであります。  議案第9号 令和2年度鹿沼粕尾財産特別会計予算については、財産管理費等を計上し、この財源として、諸収入等を充て、予算総額を519万円とするものであります。  議案第10号は、令和2年度鹿沼清洲財産特別会計予算についてであります。財産管理費等を計上し、この財源として、繰入金等を充て、予算総額を93万円とするものであります。  議案第11号 令和2年度鹿沼水道事業会計予算については、収益的収入及び支出については、収入総額を15億5,622万3,000円、支出総額を14億54万6,000円計上し、資本的収入及び支出においては、収入総額を9億91万5,000円、支出総額を16億6,024万円計上するものであります。  議案第12号 令和2年度鹿沼下水道事業会計予算については、収益的収入及び支出におきましては、収入総額を26億5,747万5,000円、支出総額を21億9,653万6,000円計上し、資本的収入及び支出におきましては、収入総額を4億8,922万1,000円、支出総額を14億6,510万3,000円計上するものであります。  議案第13号 令和元年度鹿沼一般会計補正予算(第6号)については、令和元年一般会計予算の総仕上げとして、歳入歳出のおおむね確定したこと等による補正を行うものであります。  歳入につきましては、市税、市債等の増減額を計上し、歳出につきましては、各事業の実績等に基づくもののほか、国の補正予算に伴う情報化教育推進事業費等の増減額を計上したもので、この補正額を8億7,219万6,000円の増とし、予算総額を471億2,575万6,000円とするものであります。  議案第14号から議案第17号までにつきましては、令和元年特別会計予算の総仕上げとして、各特別会計の歳入歳出全般を整理したもので、国民健康保険特別会計につきましては、繰入金、償還金等の増減額を計上し、公共下水道事業費特別会計については、分担金及び負担金、受益者負担金賦課徴収事務費等の増減額を計上し、介護保険特別会計については、繰入金、居宅介護サービス給付費等の増減額を計上し、後期高齢者医療特別会計については、繰入金、後期高齢者医療広域連合納付金を増額するなど所要の補正を行うものであります。  議案第18号から議案第20号までにつきましては、開発行為及び県営藤江地区土地改良(区画整理)事業に伴う市道路線の認定、廃止及び変更であります。  議案第18号は、新たに築造された道路を市道として認定するためのものであり、議案第19号は、道路形態のなくなった市道を廃止するためのものであります。  議案第20号は、市道の起点を変更するためのものであります。  議案第21号は、鹿沼市印鑑条例の一部改正につきまして、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の趣旨を踏まえ、印鑑の登録資格を見直すためのものであります。  議案第22号 鹿沼市職員の服務の宣誓に関する条例及び鹿沼市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員に係る服務の宣誓の方法及び公務災害における補償基礎額を定めるためのものであります。  議案第23号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正については、本市の厳しい財政状況を考慮し、令和2年4月から令和3年3月までの期間、市長、副市長及び教育長の給料月額について、それぞれ100分の5に相当する額を減額することにより、当面の適切な財政運営に資するためのものであります。  議案第24号 鹿沼市職員の降給に関する条例の制定につきましては、人事評価等に基づく職員の降給に関し、必要な事項を定めることにより、公務の適正かつ効率的な運営を確保するためのものであります。  議案第25号 鹿沼市有財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正につきましては、普通財産の無償貸付又は減額貸付の対象を拡大することにより、民間活力の導入による公共施設の利活用を推進するためのものであります。  議案第26号 鹿沼市奨学金貸付条例の一部改正につきましては、大学等を卒業後、本市に継続して居住し、県内に就業する者の奨学金の返還を免除することにより、若年層の定住を促進するとともに、本市の発展に寄与する人材の育成を図るためのものであります。  議案第27号 鹿沼市民文化センター条例の一部改正につきましては、プラネタリウムの貸出しに係る使用料を定めるためのものであります。  議案第28号 鹿沼市木ふるさと伝統工芸館条例の一部改正については、体験コーナーの使用料を定めるためのものであります。  議案第29号 鹿沼市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきましては、放課後児童支援員となるための研修を修了していない者を放課後児童支援員とみなす経過措置の期間を延長するためのものであります。  議案第30号 鹿沼市保育所条例の一部改正については、令和2年3月をもって、ひなた保育園を廃止するためのものであります。  議案第31号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正については、国民健康保険税の賦課限度額を引き上げるためのものであります。  議案第32号 鹿沼市花木センター条例の一部改正については、令和2年3月をもって、農林業体験実習館の廃止を行うためのものであります。  議案第33号 鹿沼市公設地方卸売市場条例の一部改正については、卸売市場法の一部改正に伴い、卸売市場における公正な取引環境の確保を図るためのものであります。  議案第34号 鹿沼市都市計画法に基づく開発行為許可基準に関する条例の制定につきましては、公園等の設置要件及び市街化調整区域における許可基準の緩和を行うためのものであります。  議案第35号及び議案第36号につきましては、「鹿沼市固定資産評価審査委員会委員」の選任についてであります。  まず、議案第35号は、鈴木健司氏が令和2年3月23日をもって任期満了となるので、引き続き同氏を選任するためのものであります。  次に、議案第36号は、出張千史氏が令和2年6月6日をもって任期満了となるので、新たに毛束和弘氏を選任するためのものであります。  以上で説明を終わります。 ○増渕靖弘 議長  提案理由の説明は終わりました。  続いて、日程第4、議案第35号 鹿沼市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。本件については、人事案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議案第35号については、原案どおり鈴木健司氏の選任に同意することにご異議ありませんか。
     (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第35号については、原案に同意することに決しました。  続いて、日程第5、議案第36号 鹿沼市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。本件については、人事案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議案第36号については、原案どおり毛束和弘氏の選任に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議案第36号については、原案に同意することに決しました。  以上で、本日の日程は全部終了いたします。  お諮りいたします。2月20日、21日、25日から28日まで、及び3月2日、3日を議案調査のため休会したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  なお、3月4日は定刻から本会議を開き、議案に対する質疑並びに市政一般質問を行います。  本日はこれで散会いたします。  (午前10時37分)...