鹿沼市議会 > 2018-03-19 >
平成30年第1回定例会(第5日 3月19日)

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  1. 鹿沼市議会 2018-03-19
    平成30年第1回定例会(第5日 3月19日)


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    平成30年第1回定例会(第5日 3月19日)        平成30年第1回鹿沼市議会定例会会議録(第5日) 開  議  平成30年3月19日(月)午前10時    日程第 1 議案第1号から議案第28号まで並びに陳情第3号及び陳情第4号について        (委員長報告、質疑、討論)  日程第 2 議案第1号及び議案第11号について(起立採決)  日程第 3 議案第6号及び議案第24号について(起立採決)  日程第 4 陳情第3号について(起立採決)  日程第 5 陳情第4号について(起立採決)  日程第 6 議案第2号から議案第5号まで、議案第7号から議案第10号まで、議案第        12号から議案第23号まで及び議案第25号から議案第28号について        (採決)  日程第 7 議員案第1号について(採決)  日程第 8 特別委員会委員の選任について  日程第 9 議員案第2号について(提案理由の説明、質疑、討論、起立採決会議事件  議案第 1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算について
     議案第 2号 平成30年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について  議案第 3号 平成30年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算について  議案第 4号 平成30年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計予算について  議案第 5号 平成30年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計予算について  議案第 6号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計予算について  議案第 7号 平成30年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 8号 平成30年度鹿沼市粕尾財産特別会計予算について  議案第 9号 平成30年度鹿沼市清洲財産特別会計予算について  議案第10号 平成30年度鹿沼市水道事業会計予算について  議案第11号 平成29年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)について  議案第12号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第13号 平成29年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第2号)につい         て  議案第14号 平成29年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)について  議案第15号 辺地に係る総合整備計画の変さらについて  議案第16号 鹿沼市情報公開個人情報保護審査会条例の一部改正について  議案第17号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正について  議案第18号 鹿沼市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について  議案第19号 鹿沼市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について  議案第20号 基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について  議案第21号 鹿沼市手数料条例の一部改正について  議案第22号 国民健康保険制度改革に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について  議案第23号 鹿沼市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について  議案第24号 鹿沼市介護保険条例の一部改正について  議案第25号 鹿沼市介護保険サービスの事業に関する基準等を定める条例の一部改正に         ついて  議案第26号 鹿沼市中小企業及び小規模企業の振興に関する条例の制定について  議案第27号 鹿沼市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正に         ついて  議案第28号 鹿沼市都市公園条例の一部改正について  陳情第 3号 新庁舎の早期整備について  陳情第 4号 「新市庁舎整備」について  議員案第1号 市行政推進調査特別委員会の設置について  議員案第2号 新庁舎整備検討特別委員会の廃止について 出席議員(23名)    1番   石  川  さ や か    2番   鈴  木     毅    3番   島  田  一  衛    4番   阿  部  秀  実    5番   加  藤  美 智 子    6番   市  田     登    7番   佐  藤     誠    8番   舘  野  裕  昭    9番   荒  井  正  行   10番   大  貫     毅   11番   鈴  木  敏  雄   12番   谷  中  恵  子   13番   津 久 井  健  吉   14番   小  島     実   15番   湯  澤  英  之   16番   増  渕  靖  弘   17番   横  尾  武  男   18番   関  口  正  一   19番   鰕  原  一  男   20番   大  島  久  幸   21番   赤  坂  日 出 男   23番   大  貫  武  男   24番   船  生  哲  夫 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長       佐  藤     信   経済部長    杉  江  一  彦  副市長      松  山     裕   環境部長    高  村     茂  総務部長     渡  辺  克  明   都市建設部長  鹿  嶋     敏  財務部長     水  嶋  俊  彦   水道部長    渡  邉  政  幸  市民部長     小 太 刀     亨   消防長     廣  瀬  明  利  保健福祉部長   早  川  綾  子   教育長     高  橋  臣  一  こども未来部長  御 地 合  晋  守   教育次長    田 野 井     武 事務局職員出席者  事務局長     石  川  佳  男   議事課長    金  田     毅 ○関口正一 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  (午前10時00分) ○関口正一 議長  現在出席している議員は23名であります。  それでは本日の議事日程事務局長に朗読させます。 ○石川佳男 事務局長  議事日程を朗読。 ○関口正一 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案第1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算についてから議案第28号 鹿沼市都市公園条例の一部改正についてまで並びに陳情第3号 新庁舎の早期整備についての陳情及び陳情第4号 「新市庁舎整備」についての陳情を議題といたします。  各委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長津久井健吉議員。 ○津久井健吉 総務常任委員長  おはようございます。  ただいまから総務常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託された案件は議案9件、継続審査の陳情2件でありました。  これに対し去る14日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第11号中関係予算については、賛成多数で原案を可とすべきものと決しました。  議案第8号、議案第9号、議案第15号から議案第19号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  また、陳情第3号につきましては、賛成多数で採決とすべきものと決しました。  陳情第4号につきましては、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。  その理由として、市長が今まで説明してきた現庁舎位置での市庁舎建設に対して、理解は得ていると考えられることから、現庁舎位置で整備すべきと判断をいたしました。  なお、基本設計の内容が明らかになるまで、継続審査とすべきものと意見もありました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、総務常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○関口正一 議長  環境経済常任委員会委員長舘野裕昭議員。 ○舘野裕昭 環境経済常任委員長  おはようございます。  ただいまから環境経済常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案7件でありました。  これに対し去る14日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第3号から議案第5号まで、議案第11号中関係予算、議案第13号、議案第26号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、環境経済常任委員会の審査結果についての報告を終わります。よろしくお願いいたします。
    関口正一 議長  文教民生常任委員会委員長大貫毅議員。 ○大貫 毅 文教民生常任委員長  ただいまから文教民生常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案12件でありました。  これに対し去る15日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第2号、議案第6号、議案第7号、議案第11号中関係予算、議案第12号、議案第14号、議案第20号、議案第22号から議案第25号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、文教民生常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○関口正一 議長  建設水道常任委員会委員長阿部秀実議員。 ○阿部秀実 建設水道常任委員長  おはようございます。  建設水道常任委員会の審査結果について報告をいたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案6件でありました。  これに対し去る15日、委員会を開催し、執行部からの詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第10号、議案第11号中関係予算、議案第21号、議案第27号、議案第28号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、建設水道常任委員会の審査結果についての報告を終わりにいたします。 ○関口正一 議長  各委員長の報告は終わりました。  各委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  別段ご質疑もないようですので、以上で各委員長に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  発言の通告がありましたので、順次発言を許します。  4番、阿部秀実議員。 ○4番 阿部秀実 議員  おはようございます。議席番号4番、日本共産党阿部秀実です。  私は、議案第6号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計予算について、そして議案第24号 鹿沼市介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論をいたします。  反対の理由は、介護保険料の値上げによって負担を増やすことは、高齢者の家計を直撃するものであり、高齢者の暮らしに対する不安を大きくするということです。  施政方針で、第5章2番目の“人が活きる”の中で、地域福祉の推進で、地域包括支援センターを増設し、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制を図っていくと市長は述べました。  私は、今議会の市政一般質問で、鹿沼市高齢者総合福祉計画での平成30年度より始まる「第7期いきいきかぬま長寿計画」について取り上げ、その質疑の説明の中で、国の高齢期社会保障の政策には反対の立場ではいますが、国から下りてきている制度に対し、市が取り組む高齢者の暮らしを支える施策としての地域包括ケアシステムには議員の立場として応援をしていくと述べました。これは、今鹿沼市で暮らす高齢者の暮らしを守るために当然のことです。  しかし、年金を頼りに暮らしている高齢者が安心して生活していくためにも、介護保険料の値上げには反対をいたします。  介護保険は、高齢者の暮らしを社会全体で支えるための法的な保険です。市区町村が主体となって、高齢化が進む社会で介護費用を担うための仕組みとして、1997年12月に介護保険法が成立し、2000年の4月から施行されました。  40歳以上の人が全て加入をして保険料を支払い、65歳以上で介護が必要となった場合に、介護認定を経て、介護サービスを受けることができます。  また、40歳から64歳の人が末期がんなど特定の疾患で介護を必要とする際にも受給できる制度でもあります。  介護保険の財源を大まかに言うと、国と都道府県と自治体が半分、そして残りの半分を第1号被保険者と第2号被保険者が担っているというものです。  被保険者は、第1号被保険者として65歳以上の方が加入をします。認定を受ければ介護保険の受給者となれる高齢者です。支払う介護保険料は自治体によって異なり、鹿沼市の場合は所得に応じて第1段階から12段階に分かれています。  これは、栃木県内他自治体に比べ、より細分化されており、評価のできるものではありますが、平成30年度から第7期事業計画の期間での保険料算定では、介護給付費準備金積立金を取り崩すなどで保険料の値上げを抑え、高齢者の負担軽減を行うとしています。  基準保険料12段階の中の5段階では、月額5,500円、年額で6万6,000円となり、月額で600円、年間で7,200円の上昇となります。少しの値上げでも、少ない年金で家計を切り詰めて暮らしている高齢者の方にとっては、切実な問題です。  またこれに対して、第2号被保険者は現役世代とも呼ばれる40歳から64歳の加入者です。  今、高齢者の中には低所得による貧困で苦しむ生活を強いられている方が増えている状態にあります。貧困が社会問題となっているということもあります。この討論では、具体的な例は述べませんが、光熱費や医療費を切り詰めていくがために、熱中症などの健康被害に苦しんだり、医療機関に行かずに、自宅療養で済ませてしまうことや、法を犯すような反社会的な行動を行ってしまうなどの悲劇も現実としてあるということも私たちは認識をしておかなくてはなりません。  こうした生活から見ると、本来高齢期というものは、これまで数々の努力が報われる時期であり、家族や友人など多くの関係に恵まれ、余生を旅行や趣味に費やし、豊かで温かく人生の終活に向かうイメージからは大きなギャップがあると言わざるを得ません。  日本国憲法第25条では、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、そして、「国は、すべての生活部面において、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」としており、ここで示す国民生活のアンダーラインとして、生活保護の制度によって救済されていくというところでもありますが、こうした基準も下回る相対的な貧困率の中で、高齢者の方が含まれているということが危惧されているところです。  経済協力開発機構(OECD)の発表では、日本全世帯のうち、16.1%が相対的貧困とされています。また、2013年の国民生活基礎調査では、ひとり暮らしの場合、その前の年の等価可処分所得の中央値244万円の半分122万円未満が貧困状態にあるとしています。そして高齢者の所得者がこの中に多く含まれるということも実態としてあります。  こうした中では、生活に必要なものやサービスを享受できなくなり、人間らしい暮らしと言うべき健康で文化的な市民生活の水準を下回る生き方を強いられてしまうということではないでしょうか。  さらに、もう1つのデータとして注目すべきは、高齢者世帯相対的貧困率が高いというところにあります。内閣府の男女共同参画白書では、65歳以上の相対的貧困率は22%であり、さらに高齢男性のみのひとり世帯では38.3%、高齢女性のみの世帯では52.3%に及ぶという極めて高い数値が示されています。  こうした社会問題とも言うべき実態が表れており、これから2025年問題の山を登りながら、さらに険しい道になることも予想されるところであります。  また、日本は高齢者に限らず貧困が解消されない状況が続いています。  高齢者の貧困問題は、その一部を表していることに過ぎないもので、子供の貧困や若者の貧困、女性やシングルマザーの貧困なども感化できるものではありません。  それにもかかわらず、貧困は本人の問題として理解されて処理されたり、社会問題として様々な機関で挙げにくいという現状があります。  努力が足りなかったからとか、計画性がなかったからなど、貧困を一面的に見て理解した気になってしまう人も少なくないという事実もあります。  高齢者の貧困は、本人やその家族だけの問題だけではなく、社会的解決策で一歩ずつ前進していくことが今必要なのではないでしょうか。  私たちは必ず年老いていきます。鹿沼市民も高齢者の比率が高くなっていくことは誰もが理解していることです。  今、こうした現象が進む中で、国の指針に従うことで値上げをする介護保険料にそのまま賛同することはできません。  高齢者がお金の心配なく安心して介護サービスが受けられるようにするために、介護保険基金積立金の更なる活用をすることやあらゆる方策で保険料の値上げをせずに引き下げの努力をしていくこと、そして保険料の本市独自の減免の拡充をすることなどや介護サービスでの過剰サービスや無駄遣いがないかなどの見極めを見直して、保険料の上昇を抑えるようにすることなどを求めるものです。  以上のことから、第24号議案 鹿沼市介護保険条例の一部改正についての反対と、それに伴う議案第6号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計予算について反対の討論といたします。 ○関口正一 議長  引き続き発言を許します。  19番、鰕原一男議員。 ○19番 鰕原一男 議員  議員番号第19番、自民党クラブ鰕原一男です。  議案第1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算について反対討論を行います。  平成30年度当初予算に実施設計委託6,000万円、オフィス設計等アドバイザリー業務700万円等を含む新庁舎整備事業1億1,930万8,000円が予算計上され、債務負担行為として実施設計業務委託1億1,000万円(平成30年度から平成31年度)、アドバイザリー業務委託2,300万円(平成30年度から平成32年度)が設定されています。  新庁舎の進捗状況は、設計業者が決まり、基本設計条件整理に入った段階であり、基本設計第1段階の基本設計の方針及び基本設計第2段階の設計検討図書作成等は何もなく、わからない時点であります。  基本設計が未策定で、議員の誰一人として内容を把握し、理解していない現時点で、次のその次の段階である実施設計に関する予算を審議し、内容が何もわからない実施設計に関する予算を承認するのであれば、議会は無責任との批判を免れないことになります。  政策決定及び執行機関に対する監視及び評価を行い、政策を提言する責務を有する議会は、慎重な対応を求められており、市制70周年の記念すべき年に、これからの未来の70年を見据え、新庁舎整備の予算は基本設計が策定され、基本設計の内容が明らかになった時点で、実施設計に関する予算の計上をするべきだと私は考えています。  これは、広報かぬま3月号であります。表紙をめくりました。「庁舎整備だより第13号」に今回提案された新庁舎のイメージ図があります。あくまでも提案内容でありまして、実際の設計案は今後決定していきますとの断り書きがありますように、何度でも私は言いますが、現時点では市民にどういう市役所になり、どういう建物になるのか、議員として市民に皆目説明がつかないのが現状であります。  議会棟・行政棟・交流棟の3棟となるイメージ図がどうなるのか。現新館と呼ばれています建物を交流棟として利用するのかしないのか。行政棟と交流棟を併せて1つの新築として議会棟とL字型庁舎として2階建てとなるのか。それとも1つのビルの建物になるのか。1つの建物にするのであれば、その面積は1万1,000平方メートルなのか、1万平方メートルなのかなどなど、まだまだ確実にわからないままに、実施設計に関する予算を議会が承認してしまうのであれば、基本設計の内容を市民に問われても、議会として市民に答えようがありません。  基本設計に関しての予算は6,000万円余り、既に通過しておりますので、基本設計の策定に支障はありません。  基本設計策定後、パブリックコメントを含め、市民への説明が終わった時点での実施設計に関する予算審議であっても、新庁舎整備の進捗に支障が出ることはないと見込まれます。  平成28年11月、鹿沼今宮神社祭屋台行事等が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。無形文化遺産として、これからも保護し、次世代への継承に向けた取り組みが求められています。  市制70周年記念の特別事業として、「春の彫刻屋台まつり」の開催が予定されるなど、鹿沼市の貴重な観光資源として、なお一層注目される存在に成長させたいと、市民ともどもに願っております。  現庁舎の場所は、市中心部にゆとりと憩いをもたらす市民広場市民交流の場、子供の広場として開放し、屋台行事を中核とした鹿沼市の観光拠点として位置づけ、未来にわたり観光拠点として最も適した場所として利用し、活用することにより、鹿沼市、これからの未来の70年の活性化は図れるものと信じております。  新庁舎整備をする新たな広い場所として、近辺に鹿沼警察署や鹿沼市消防署のある上殿町下水道用地の西側付近を中心に、行政拠点防災拠点として整備を図ることを提言いたします。  現在の場所を観光拠点として、新たな広い場所に行政拠点防災拠点とする市役所をつくるということは、鹿沼市のまちづくりに新たな伸びしろ、余白を持たせ、鹿沼市、これからの未来の70年の発展の可能性を広げ、保持し続けることであります。  片や、株式会社佐藤総合計画特定業者の提案は、プロポーザル要綱に沿って、市庁舎の総事業費60億円以内、現在の場所で、いかに市民に納得してもらうかを主眼とした提案でありますから、市制70周年を迎え、これからの未来の70年を見据えたまちづくりの提案とはなっておりません。  したがって、現庁舎と接する今宮神社の間の道路、市道や御殿山会館へ通じる市道、それらを歩道のある広い道路に拡幅し、広い出入口を数カ所にする発想はありませんし、公用車の駐車場は数台分しかあらず、職員駐車場は現状のまま、御殿山公園駐車場武道館駐車場などを目的外に使用し続ける状態のままの提案となっております。  まして、防災拠点として庁舎周辺今宮神社参道を含めた無電柱化の提案はありません。  現在の場所での新庁舎整備では、これからの、未来の70年を目指し、鹿沼市の活性化を図り、発展の礎の一つになることを期待する新庁舎整備は無理なのであります。  狭い現庁舎のままの場所にいろいろと工夫を凝らし、新しい市役所をつくっても、10年、15年後にして明らかになる評価は期待できるものではありません。  ここで特定業者株式会社佐藤総合計画の提案により、新庁舎整備の内容がある程度具体的になってきましたので、申し述べます。  平成28年、2016年4月の熊本地震により、防災拠点の重要性が認識されたとし、防災拠点の重要性をうたい文句に、平成28年5月に新庁舎整備は再開されました。  昨年11月、総務常任委員会は、熊本県の数市を行政調査し、その折、熊本城も見学し、石垣崩落の惨たんたる状況を目の当たりにしてきました。  今回、株式会社佐藤総合計画の議会棟の提案は、議会棟でありますが、テニスコートを支える玉石で囲まれた擁壁と、駐車場を支える天地石と玉石で支える擁壁の上にあり、広さ約720平方メートルの第2駐車場に約1,050平方メートルの木造2階建てを4億5,400万円、平方メートル単価約43万3,000円、坪単価ですと、なんと約142万8,900円という高い改築費を要し、議会棟を別棟で建築する提案です。  交流棟は、現新館を改修する提案です。現新館の西側は、3階の御殿山会館に通ずる連絡橋の高さまで、道路を挟み傾斜のきつい擁壁があります。  栃木県には、昭和57年3月30日公布の栃木県建築基準条例があり、第3章にはがけと建築物との関係が記されています。  防災拠点の重要性の見地から、現新館の交流棟への改修、西高台に改築する議会棟は、このがけ条例に適用するため、流土どめを必要とするなど、新庁舎の整備場所として、決して適地とは言えない場所なのであります。  私たちが新庁舎として訴えている場所は、2014年2月、広報かぬまに掲載された6候補地の、6つの候補地の1つである上殿町下水道事務所の西側付近にあります。これがイメージ図であります。私たちはただ反対するだけではなく、もっともっと理想の場所がある。これからの70年を考え、もっとすばらしいところに、すばらしいものをつくろう、こういうイメージ図を描きました。  敷地面積約2万5,000平方メートル、7,500坪、延べ床面積約1万2,000平方メートル、3,600坪、総事業費60億円として同じく想定しておきます。駐車台数約550台、市民の車の駐車はもちろんのこと、公用車や職員の車が楽々と駐車できます。万一の災害時の緊急車両や災害における救助車両、連絡車両等、防災拠点としての備えも十分できます。現庁舎の場所の大手ゼネコンによる鉄筋コンクリート造りと、私たちが市民とともに提案している上殿町下水道事務所の西側付近に地元の業者が協力し、鹿沼市のスギやヒノキを活用して建設する木造2階建ての新庁舎のトータルコストを市長は比較し、検証し、市民に知らせることをここに要望しておきます。  したがって、私は平成30年度当初予算における新庁舎整備事業費のうち、実施設計にかかわる予算の削除を求めます。実施設計にかかわる予算の削除を求め、議会の予算を定める議決権を、議会は正しく行使し、市民に説明のできる議会の姿を堅持したいと考えています。  以上申し述べ、議案第1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算についての反対討論といたします。  次に、議案第11号 平成29年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)について反対討論を行います。  鹿沼市は、平成30年2月1日付で、株式会社佐藤総合計画と鹿沼市新庁舎整備基本設計業務委託についての契約を、業務委託料5,995万2,960円で締結しました。約6,000万円です。  これは6社、株式会社佐藤総合計画と株式会社アール・アイ・エー 東京支社、株式会社大建設計東京事務所、株式会社フケタ設計、株式会社安井建築設計事務所東京事務所、株式会社山下設計が無償で技術提案書を提出し、応募した公募型プロポーザルの実施により、株式会社佐藤総合計画(本社東京都墨田区)が、現在の場所、総事業費60億円以内、新館の利用を前提に設計者に選ばれ、今後全館建て替えとのトータルコストなどの比較検討を行いながら、基本設計を策定していくことになっています。  ちなみに、鹿沼市における近年の建設コンサルタント等業務委託契約関係の内容を調べてみますと、平成28年度環境部下水道施設課、平成28年度鹿沼市黒川終末処理場他構築基本設計(ストックマネジメント全体計画)業務委託、契約の相手方、日本下水道事業団、契約金額2,592万円、前金払い金829万6,000円、前金払い率32%、平成29年度、同じく環境部下水道施設課、平成29年度鹿沼市黒川終末処理場構築基本設計ストックマネジメント実施設計及び耐震実施設計業務委託、契約の相手方、日本下水道事業団、契約総額4,710万円、前金払い金1,456万4,000円、前金払い率30.9%、平成29年度教育委員会事務局教育課、鹿沼市立北小学校校舎耐震改修工事実施設計業務、契約の相手方、有限会社山崎企画設計、契約総額3,441万9,600円、前金払い額1,030万円、前金払い率29.9%となっておりました。  ところが、平成29年度鹿沼市新庁舎整備基本設計業務委託受注者、株式会社佐藤総合計画、業務委託料5,995万2,960円、約6,000万円の前金払い額はわずか240万円、前金払い率4%であります。先の3つの例が30%であるのに比べて、わずか4%であるということです。もし株式会社佐藤総合計画でなく、最優秀者の提案者として、ほかの5社、株式会社アール・アイ・エー 東京支社、株式会社大建設計東京事務所、株式会社フケタ設計、株式会社安井建築設計事務所東京事務所、株式会社山下設計のこの5社のうち、いずれかの1社が選ばれたとしたら、業務委託料の10分の3以内の前金払い金の支払いを鹿沼市に請求した場合、平成29年度の補正予算措置では、対応できたのか等、いろいろな疑問が生じされかねないことになります。  平成30年2月に新庁舎整備事業基本設計にかかわる支払いが発生することが確実になった時点で、平成29年度補正予算に計上したほうが、事業進捗を図る上で、より透明性、より公平性が図れる、わかりやすい説明の仕方であったと思われます。  以上、意見を申し述べ、私の反対討論といたします。 ○関口正一 議長  引き続き発言を許します。  20番、大島久幸議員。 ○20番 大島久幸 議員  おはようございます。賛成討論を行います。  私は、今議会に提出された議案第1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算について、議案第6号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計予算について、議案第11号 平成29年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)について、議案第24号 鹿沼市介護保険条例の一部改正について、賛成の立場から意見を申し述べさせていただきます。  総論を申し上げますと、今議会に提出されました予算案は、第7次鹿沼市総合計画の2年目、また市制70周年という記念の年に当たり、市民の目線に立った上で、今やるべき施策について、着実な展開を図ろうとする佐藤市長の政治姿勢を反映したものであり、私は大きな評価と併せて絶大な賛意を表するものであります。  まず議案第1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算につきましては、予算総額が380億円、中小企業制度融資に係る預託の減などにより、予算規模では前年度対比0.4%の減となったものの、北小学校整備事業などにより、普通建設事業費が16.5%の増となるなど、実質的には積極的な内容となりました。  歳入につきましては、市税において前年度比0.04%の微減となったことに加え、地方交付税、国県支出金、各種交付金などの依存財源についても、引き続き予断を許さない状況にある中、一般財源の不足を補うため、財政調整基金からの取り崩しを余儀なくされるなど、苦しいやりくりを迫られたものと考えております。  特に市債の発行に当たっては、合併特例債や公共施設等適正管理推進事業債など、有利な起債を厳選されたほか、交付税の代替財源として発行される臨時財政対策債については、後年度負担を考慮をし、極力抑制されたことなど、将来にわたる財政運営の健全性にも努められたものと評価するものであります。  また歳出につきましては、限られた財源を対応すべき課題に重点的かつきめ細やかに配分され、各分野にわたり施策の推進が図られたものと考えております。  その中でも、木のまち鹿沼のシンボルとなる北小学校の整備事業、地域住民の主体的な活動を支援する地域の夢実現事業、新庁舎整備事業、出会いの森観光いちご園のハウス増設や新商品開発支援などの「いちご市」推進事業、鹿沼産木材を使用した建築物への報償金制度を拡充するなどの地場産材の需要拡大事業、子どもの遊び場の整備やこども総合サポートセンター事業などによる子育て環境の充実、春の彫刻屋台まつりやプレミアム付き商品券発行支援を含む市制70周年記念事業などに重点的に取り組むことに加え、北犬飼及び西大芦コミュニティセンター整備事業、認知症の早期診断・早期対応に向けた支援体制の構築、民間の認定こども園整備支援、ALT及び学校図書館支援員の増員、市道5047号線や鹿沼駅東通りなどの道路整備事業、北中学校外装改修工事や小学校へのエアコン設置などの学校施設整備など教育・福祉の充実、都市基盤の整備、産業の振興など、市が直面する多様な課題に適切に対応した予算案であると考えております。  なお、本年度から基本設計業務に着手している新庁舎整備事業につきましては、本議会においても十分に議論され、当初予算に計上されたものと考えております。  平成30年度に設計方針を策定し、新しい庁舎の形がおおむね見えてくるものと思いますが、方針策定に当たっては、市民や議会の意見を十分反映していただくとともに、整備に向け有効な財源の確保に努めながら、着実に事業を推進するよう、執行部には要望したいと思っています。
     次に、議案第6号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計予算についてでありますが、歳入においては第1号及び第2号被保険者の介護保険料を初め、国県支出金、一般会計繰入金、介護給付費準備基金繰入金などを的確に見積もり、歳出においては、保険給付費や地域支援事業費について実績をもとに綿密な算出の上、計上されており、介護保険制度の円滑な運用及び維持に資する予算と理解しております。  また、地域共生社会の実現に向け、高齢者が可能な限り住み慣れた地域でその能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう、地域包括ケアシステムの深化・推進を図り、それらを確実に推進するための予算編成がなされているものと評価をし、賛成するものであります。  次に、議案第11号 平成29年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、本年度予算の総仕上げとして、歳入歳出がおおむね確定したことなどによる補正を行うものであり、その中でも歳入においては、臨時財政対策債を第5期鹿沼市財政健全化推進計画に沿って市債発行の抑制を図り、将来的に安定した財政運営の確保のため減額するなど、適切に対応した補正であると評価するものであります。  次に、議案第24号 鹿沼市介護保険条例の一部改正についてでありますが、現在我が国では少子高齢化の進展により、超高齢社会を迎えております。  本市におきましても、本年2月現在の高齢化率が28.3%、2025年には32.6%になるとの推測がされており、今後要支援・要介護認定者の増加は容易に予想されるところであります。  そのような中、今後3年間の介護事業計画及び介護保険料の改定を含む第7期いきいきかぬま長寿計画が策定され、今議会に関連議案が提出されたところでありますが、介護保険制度の構成や高齢化の現状をかんがみたとき、保険料の上昇は将来に向けて避けて通れないものと認識しております。保険料の設定に当たりましては、第6期計画期間中における給付実績や施設整備実績を十分検証した上で、利用者のニーズに対応できるサービスの供給体制の確保や介護サービスの基盤整備を考慮するなど、第7期における介護保険事業の的確な推進を基礎とし、適正に算出されたものと私は理解をしております。  また、所得に応じた負担となるよう、引き続き低所得者対策に十分配慮しつつ、高所得者層では、国の基準段階をさらに多段階化した保険料率を採用していることに加え、長期的視野に立ち、将来を見据えた保険料の平準化も図られているなど、栃木県内各市と比較しても、制度改正にも的確に対応したきめ細やかな保険料設定がされているものと評価をするものであります。  以上、各議案について、賛成の立場で発言をいたしましたが、議員各位におかれましては、ご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、賛成討論を終わります。 ○関口正一 議長  以上で討論を終結したいと思いますが。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  続いて、日程第2、議案第1号 平成30年度鹿沼市一般会計予算について及び議案第11号 平成29年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第1号及び議案第11号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。各議案については、各委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○関口正一 議長  起立多数でありますので、したがって、各付議案件については、各委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第3、議案第6号 平成30年度鹿沼市介護保険特別会計予算について及び議案第24号 鹿沼市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第6号及び議案第24号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。各議案については委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○関口正一 議長  起立多数であります。  したがって、各議案については、委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第4、陳情第3号 新庁舎の早期整備についての陳情を議題といたします。  お諮りいたします。陳情第3号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。付議案件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○関口正一 議長  起立多数であります。  したがって、付議案については、委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第5、陳情第4号 「新市庁舎整備」についての陳情を議題といたします。  お諮りいたします。陳情第4号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。付議案件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○関口正一 議長  賛成多数であります。  したがって、付議案件については、委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第6、議案第2号 平成30年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算についてから議案第5号 平成30年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計予算についてまで、議案第7号 平成30年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計予算についてから議案第10号 平成30年度鹿沼市水道事業会計予算についてまで、議案第12号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてから議案第23号 鹿沼市後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてまで及び議案第25号 鹿沼市介護保険サービスの事業に関する基準等を定める条例の一部改正についてから議案第28号 鹿沼市都市公園条例の一部改正についてまでを議題といたします。  お諮りいたします。議案第2号から議案第5号まで、議案第7号から議案第10号まで、議案第12号から議案第23号まで及び議案第25号から議案第28号までについては、直ちに一括採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに一括採決いたします。  お諮りいたします。各付議案については、各委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、各付議案については、各委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第7、議員案第1号 市行政推進調査特別委員会の設置についてを議題といたします。  お諮りいたします。議員案第1号については提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  議員案第1号については、原案どおり可とすることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員案第1号については、原案どおり決しました。  続いて、日程第8、特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。市行政推進調査特別委員会委員の選任については、鹿沼市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、市行政推進調査特別委員会委員の選任につきましては、議長において指名いたします。  市行政推進調査特別委員会委員に議員23名を指名いたします。  委員の氏名は、議員全員でありますので、省略させていただきます。  ただいま指名いたしました議員23名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員23名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することに決しました。  続いて、市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選をお願いいたします。  暫時休憩いたします。  (午前11時02分) ○関口正一 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前11時13分) ○関口正一 議長  ただいま市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副院長の互選の結果報告がありましたので、事務局長に朗読させます。 ○石川佳男 事務局長  朗読いたします。  なお、敬称は省略させていただきます。  市行政推進調査特別委員会委員長、船生哲夫、副委員長、大貫武男。  以上であります。 ○関口正一 議長  以上で互選の結果の報告は終わりました。  続いて、日程第9、議員案第2号 新庁舎整備検討特別委員会の廃止についてを議題といたします。  船生哲夫議員から提案理由の説明を求めます。 ○24番 船生哲夫 議員  議席番号24番、船生哲夫です。  私は、議員案第2号につきまして、提案の理由を申し上げます。  新庁舎整備検討特別委員会の廃止につきましてを申し上げます。  鹿沼市議会会議規則第13条後段の規定により、新庁舎整備検討特別委員会を廃止する。  本日、平成30年3月19日をもって、新庁舎整備検討特別委員会の廃止を求める。  この理由につきまして、申し上げます。  提案の理由でありますが、この間の新庁舎整備検討特別委員会の議論は、現庁舎位置での建て替えに賛成・反対の議論に終始し、既に設計業者が決まったにもかかわらず、具体的な中身の議論が一向になされておりません。  また、予算措置など、実施の見込みがないにもかかわらず、突然市民アンケートの実施を提案することなど、委員会の運営にも問題があると言わざるを得ません。  このまま委員会を継続することは、庁舎建設に混乱を持ち込むだけでなく、市民の意向に大きくかけ離れるものと考えますので、新庁舎整備検討特別委員会の廃止を求めるものであります。  なお、今後の新庁舎建設にかかわる事項につきましては、各会派幹事会及び全員協議会において、執行部からの庁舎建設に関する事項を聴取することとし、各会派において十分に検討し、それらの意見を議会として取りまとめ、執行部に意見を反映すべきであります。  以上で提案理由について申し述べます。 ○関口正一 議長  提案理由の説明は終わりました。  議員案調査のため、暫時休憩いたします。
     再開は、11時30分といたします。  (午前11時19分) ○関口正一 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前11時30分) ○関口正一 議長  これから質疑に入るわけですが、この件につきましては、発言通告をとっておりませんので、質疑のある方は順次発言を許します。  鰕原議員。 ○19番 鰕原一男 議員  新庁舎整備検討特別委員会の廃止について、今日いきなりこの提出案件を見せられました。  ですが、議長が受け付けたことでありますから、その範囲内で質問いたします。  この廃止を求める提案理由を見まして、下から3行目でありますが、「各派幹事会及び全員協議会において執行部からの庁舎整備に関する事項を聴取する」ということが書かれておりますが、各会派幹事会というものの協議事項については、幹事会規約(昭和46年10月4日)に明記されておりまして、第7条、一つは、各会派に関すること。2番目として、各種委員会等の割り振りに関すること。3番目として、その他協議を必要と認めたことと記されております。  この重要案件の新庁舎整備の検討に対して、各会派幹事会は、いかなる規約をもって議論し、意見を出し合い、調整していくのかお聞きしたいと思います。 ○関口正一 議長  船生議員の答弁を求めます。  船生議員。 ○24番 船生哲夫 議員  鰕原議員に対して、ご説明を申し上げますが、会派の、私が提案いたしました件の1つは、この特別委員会、検討特別委員会を廃止するというのが第1であります。  第2につきましては、各派幹事会、全員協議会に執行部からの聴取を受けるというふうに申し上げましたけれども、その辺は幹事会でも先ほど、幹事会で申し上げましたように、柔軟に私は考えていきたいと思います。  なお、幹事会につきましては、議長が議長を務めておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  私は、幹事会について、幹事会のあり方については、幹事として申し上げることはできますが、議事の運営は、招集は議長がしておりますので、申し述べさせていただきます。 ○関口正一 議長  船生議員、ちょっと残っていていただけますか、すみません。申し訳ないです。  質問があれば、鰕原議員。 ○19番 鰕原一男 議員  ここで言う全員協議会は、言葉のとおり議員全員でありますし、今までありました新庁舎整備検討特別委員会というのは、全議員の参加でありました。  幹事会といいますと半分ほどの議員になります。それが果たして新庁舎整備に対する意見、この前、「あなたと議会」に載っている、全員アンケート調査が載っているとおり、会派内でも意見のばらつきがあるようであります。  それが果たして、各会派の幹事会を通じて決めていいのかどうか。もう一度お伺いいたします。 ○関口正一 議長  答弁を求めます。  船生議員。 ○24番 船生哲夫 議員  申し上げますが、幹事会というのは、各派で調整して、各派の代表がその会派の意見を幹事会の場で申し上げるというのが今までのとおりでありますが、私も全員協議会というふうなものを申し上げましたので、その辺は柔軟にお考えをいただきたいと思います。これで決めるということではありませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○関口正一 議長  鰕原議員。 ○19番 鰕原一男 議員  柔軟に決めるというあいまいなお答えをいただきましたが、この場でのそれ以上の議論はいたしません。柔軟に決めていくように、柔軟に議論をしていくことを切にお願いいたしまして、私の質疑は終わります。ありがとうございました。 ○関口正一 議長  ほかに質疑のある方はありませんか。  13番、津久井健吉議員。 ○13番 津久井健吉 議員  ちょっとお聞きしたいのですけれども、この特別委員会の廃止という形なのですけれども、これは横尾議長と私がいたときにお願いしてつくっていただいたという経緯があるのですけれども、まだ1年もたたない、そういった中で、確かに場所の問題で議論はしました。それでここに書いてありますけれども、具体的な中身でありますけれども、これはもうここの場所で決定すれば、決定したなりのこれからの中身の議論ではないかと私、そういった中でのこの特別委員会というのをつくっていただいた、ましてこの下にありますけれども、「市民の意向を大きくかけ離れる」とありますけれども、中にはこの間いろいろ陳情の要望、5千何百人のありました。やはり市民の中にはいろんな意見を持っている方がいる。そういうことを勘案して、私たちは動いたつもりであります。そういった中でこれを廃止というのは、私はちょっと疑問があるのですけれども、それについてお答えください。 ○関口正一 議長  答弁を求めます。  船生議員。 ○24番 船生哲夫 議員  津久井議員にお答え申し上げます。  廃止をする理由につきまして、ここにも申し上げてありますように、この案件につきまして、議員23名の賛成・反対のこれから採決をいただきたいと思います。それで議員の意思というのがわかるのではないかと思います。  市民にもいろいろ意見があることは重々承知しております。ですから、私の理由はここに書いてあるとおりでございます。  以上です。 ○関口正一 議長  津久井健吉議員。 ○13番 津久井健吉 議員  それではその採決の結果をまた見て、私の考え方も、またいろいろ考えたいと思います。ありがとうございました。 ○関口正一 議長  ほかに質疑のある方はありませんか。  (「ありません」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  以上で、別段質疑もないようですので、議員案に対する質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。  再開は、11時45分といたします。  (午前11時37分) ○関口正一 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前11時45分) ○関口正一 議長  これより討論に入ります。  発言の通告がありましたので、順次発言を許します。  19番、鰕原一男議員。 ○19番 鰕原一男 議員  19番、自民党クラブ鰕原一男です。  議員案第2号 新庁舎整備検討特別委員会の廃止について、反対討論をいたします。  平成29年9月25日、鹿沼市議会議長選挙に立候補しました関口正一議員は、1つ目は二元代表制の原点への回帰、2つ目は議会改革の日本一への挑戦、3つ目は、新庁舎建設問題の徹底的な議論、この3つを立候補のあいさつで約束をいたしました。  3つ目の庁舎問題では、建設場所や建設方法、着工期間など、鹿沼市民の世論は大きく分かれているとし、議会としてももっともっと一般市民の意見を聞き、徹底的な議論をしていきますとし、以上の3本の柱は、議長として当選した暁には必ず進めていく議員各位への約束であると述べました。  関口正一議員は、議員23名中12名の賛同を得て議長に当選いたしました。議長当選後、約束どおり関口正一議長は、平成29年6月に設置されていた鹿沼市議会新庁舎整備検討特別委員会を継続し、大いに議論し、意見を交換し、その成果の一つとして全議員アンケート調査を実施し、平成29年12月18日に中間報告としてまとめ、「あなたと議会」2月26日発行の19号に各議員の新庁舎整備についての考えを公開いたしました。  平成30年1月29日には、新庁舎整備の研究のため、新庁舎整備検討特別委員会は、下野市と那珂川町の庁舎の視察を行い、事業説明を受け、大変参考になっております。  平成30年2月8日には、新庁舎の設計業者に特定された株式会社佐藤総合計画により、技術提案書に関し説明を受け、市民会議に先立ち内容を確認し、質問書を提出し、新庁舎に関する様々な疑問に対し、当局より答えをいただきました。  鹿沼市議会新庁舎整備検討特別委員会は、重要な議会活動として着実に成果を上げてきているのであります。  新庁舎整備事業は、鹿沼市制70周年の記念の年に当たり、これからの未来の鹿沼市70年の発展を期す一大事業であります。  鹿沼市にとりましては、1世紀に一度とも言える新庁舎整備事業に、議員として議論に加われていることに、責任とまたと出くわすことのない一生に一度の恵まれた機会であることを現議員は深く自覚すべきであります。  ところで佐藤市長は、新庁舎関連事業費を盛り込んだ2018年度一般会計当初予算が否決された場合、市長を辞職し、市長選挙を示唆しました。万一、新庁舎整備検討特別委員会の廃止が決まれば、議長は辞職し、副議長も議長を補佐する重要な立場を考えるとき、ともに辞職するのではないかと心配で私は眠れません。杞憂であってほしいものであります。  「議会は、政策決定及び執行機関に対する監視及び評価を行い、並びに政策を提言することにより、市民生活の向上及び福祉の増進並びに市政の発展に努める責務を有する」、平成23年8月に制定した鹿沼市議会基本条例にあるがごとく、執行部におもねることなく、議会は熟議に熟議を重ね、意見を交換し、市民の負託にこたえ、未来の鹿沼市に向かい、重き責任の一端を背負っていくべきであると私は考えています。  最後に、新庁舎整備検討特別委員会の廃止は、議会の自己否定につながり、自殺行為に等しいことであると強く主張し、反対討論といたします。 ○関口正一 議長  引き続き発言を許します。  10番、大貫毅議員。 ○10番 大貫 毅 議員  議席番号10番、大貫毅でございます。  議員案第2号 新庁舎整備検討特別委員会の廃止を求める決議案に賛成の立場で討論を行います。  新庁舎建設については、平成26年8月に策定された新庁舎整備基本構想において、現庁舎位置での建て替えとする鹿沼市の方針が示されました。  そして特別委員会、この新庁舎整備検討特別委員会ですね、これができたのが、設置されたのは平成29年の6月です。オリンピック需要の影響により、庁舎の建設一時中断がありましたけれども、現庁舎位置での建て替えが示されてから約3年が経過をしています。  この間、市議会としても庁舎位置決定の議論には少なからずかかわってきており、また平成29年4月には現庁舎位置での建て替えを前提とした基本設計の予算も市議会で決定をしています。  さらに、庁舎位置の変更は、議会の3分の2以上の賛成がなければ行うことはできないわけですが、そのような状況にないことは、特別委員会で行った全議員アンケートでも明らかであります。  こうした中で行われてきた特別委員会の一連の議論、庁舎位置の議論に終始をしてしまいました。これは庁舎建設において、市民に誤解と混乱を持ち込んでしまったのではないかというふうに思っています。とりわけ市民アンケートの提起は唐突であったと考えます。  この間の委員会の議論においても、現庁舎位置で建設することに対する著しい不適切な状況は見いだせなかったのではないかと思います。  ただ、特別委員会の議論は、かつてなく活発に行われました。短期間のうちに9回もの会議が開かれ、視察も行われました。庁舎建設に対する各議員の認識は高めることができたのではないかというふうには思います。  惜しむらくは、この議論はもっと前の段階で行うべきであり、遅すぎたのではないかということです。  さて、新庁舎整備の実施計画を含んだ、平成30年度一般会計予算も賛成多数で可決されたところであり、現庁舎位置での建て替えを前提として、まさに70年に一度の大事業である庁舎建設が市民のためにすばらしいものとなるように、これまで同様のエネルギーを注いでいきましょう。庁舎位置の問題に終始してしまった特別委員会は一たんリセット、つまり廃止をし、新たな気持ちで庁舎建設の議論に臨んでいきましょう。  今回の特別委員会は、議員全員で構成したわけですが、全員が一堂に会して議論する議論の持ち方にも無理があったのではないかと考えます。様々な議論がなされ、結果として議論の集約、論点の整理が進まなかったと言えるのではないでしょうか。  私たちは政策理念が一致する議員で会派を組んだわけですから、会派を中心に議論を行い、そこで集約した意見をベースに議会としての庁舎整備の意見を執行部に反映していくことのほうが合理的であると考えます。  庁舎建設はこれから基本設計実施設計へと進んでいきます。庁舎整備の内容を決める重要な事項ですから、議会としても市民の代表としてしっかり議論をしていかなければなりません。そのためには新たな枠組みをしっかりつくり、新庁舎整備検討特別委員会は廃止をし、新たな体制で議論を行うことを求めるものです。  以上、議員案第2号に対する賛成の立場での討論といたします。 ○関口正一 議長  以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議員案第2号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○関口正一 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議員案第2号については、原案どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○関口正一 議長  着席してください。すみません。  起立多数であります。  したがって、議員案第2号については、原案どおり決しました。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  続いて、佐藤信市長から発言を求められておりますので、それを許可します。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  議長より許可をいただきましたので、1点だけ報告をさせていただきたいと思います。  2012年、平成24年8月から5年8カ月にわたり、私とともに二人三脚、鹿沼市政の運営に当たり献身的に取り組んでこられた松山副市長が、この3月末日をもって誠に残念ながら辞職することになりました。  この後、本人よりあいさつをさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○関口正一 議長  松山副市長。 ○松山 裕 副市長  こんにちは。今議長のほうから許可をいただきましたので、私のほうからちょこっと時間をいただいて、今市長からもありましたけれども、5年8カ月、副市長として行政に携わってまいりましたけれども、いろいろと3月の初めごろ、この議会で予算が成立して、新庁舎の方向性が出たとき、そのときに辞めようかなというような形で私はありました。  市長にもいろいろ相談して、そういう形で辞めていきたいということでお話をさせていただきました。  それで健康上ではないのですけれども、平成28年の6月に顔の左半分ですね、麻痺を起こしたときに、やっぱりその後遺症として、いろいろと対話をしているときに聞き直されるときがあるのですが、それがやっぱり自分としてはかなりプレッシャーになって、ご迷惑をかけているなというようなこともありました。そういうことも含めまして、5年8カ月で退任させていただきたいと思います。  それと、これからも佐藤市政、執行部の方にはしっかりと支えていただいて、議員の皆様には、議会としても、適正な議会運営をお願い申し上げて、退任させていただきます。  本当に長い間ありがとうございました。
    関口正一 議長  松山副市長、大変長い間、本当にご苦労様でございました。  これをもちまして、平成30年第1回鹿沼市議会定例会を閉会いたします。  (午後 0時01分)  上記会議録を証するため、下記署名いたします。    議  長  関  口  正  一    副 議 長  谷  中  恵  子    署名議員  鈴  木     毅    署名議員  大  貫  武  男...