鹿沼市議会 > 2017-03-13 >
平成29年第1回定例会(第5日 3月13日)

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  1. 鹿沼市議会 2017-03-13
    平成29年第1回定例会(第5日 3月13日)


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    平成29年第1回定例会(第5日 3月13日)        平成29年第1回鹿沼市議会定例会会議録(第5日) 開  議  平成29年3月13日(月)午前10時    日程第 1 議案に対する質疑並びに市政一般質問  日程第 2 議案等の委員会付託 会議事件  議案第 1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算について  議案第 2号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について  議案第 3号 平成29年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算について  議案第 4号 平成29年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計予算について  議案第 5号 平成29年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計予算について  議案第 6号 平成29年度鹿沼市介護保険特別会計予算について  議案第 7号 平成29年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 8号 平成29年度鹿沼市粕尾財産特別会計予算について  議案第 9号 平成29年度鹿沼市清洲財産特別会計予算について  議案第10号 平成29年度鹿沼市水道事業会計予算について  議案第11号 平成28年度鹿沼市一般会計補正予算(第3号)について
     議案第12号 平成28年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第3号)につい         て  議案第13号 平成28年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計補正予算(第2号)につ         いて  議案第14号 平成28年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)について  議案第15号 平成28年度鹿沼市財産区管理会特別会計補正予算(第2号)について  議案第16号 第6次鹿沼市総合計画基本構想の廃止及び第7次鹿沼市総合計画基本構想         の策定について  議案第17号 第7次鹿沼市総合計画基本計画の策定について  議案第18号 市道路線の認定について  議案第19号 市道路線の廃止について  議案第20号 市道路線の変更について  議案第23号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の一部改正について  議案第24号 鹿沼市一般職非常勤職員等勤務条件に関する条例の一部改正について  議案第25号 鹿沼市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正について  議案第26号 鹿沼市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一         部改正について  議案第27号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正について  議案第28号 基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について  議案第29号 鹿沼市手数料条例の一部改正について  議案第30号 鹿沼市保育所条例の一部改正について  議案第31号 鹿沼市児童館条例の廃止について  議案第32号 鹿沼市保健センター条例の廃止について  陳情第 1号 「横根太陽光発電所建設差し止め措置実現に向けた陳情 出席議員(23名)    1番   石  川  さ や か    2番   鈴  木     毅    3番   島  田  一  衛    4番   阿  部  秀  実    5番   加  藤  美 智 子    6番   市  田     登    7番   佐  藤     誠    8番   舘  野  裕  昭    9番   荒  井  正  行   10番   大  貫     毅   11番   鈴  木  敏  雄   12番   谷  中  恵  子   13番   津 久 井  健  吉   14番   小  島     実   15番   湯  澤  英  之   16番   増  渕  靖  弘   17番   横  尾  武  男   18番   関  口  正  一   19番   鰕  原  一  男   20番   大  島  久  幸   21番   赤  坂  日 出 男   23番   大  貫  武  男   24番   船  生  哲  夫 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長      佐  藤     信    経済部長    杉  江  一  彦  副市長     松  山     裕    環境部長    高  村     茂  総務部長    渡  辺  克  明    都市建設部長  鹿  嶋     敏  財務部長    水  嶋  俊  彦    水道部長    渡  邉  政  幸  市民部長    小 太 刀     亨    消防長     上  澤  広  美  保健福祉部長  御 地 合  晋  守    教育長     高  橋  臣  一  教育次長    田 野 井     武 事務局職員出席者  事務局長    石  川  佳  男    議事課長    金  田     毅 ○横尾武男 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  (午前10時00分) ○横尾武男 議長  現在出席している議員は23名であります。  それでは本日の議事日程事務局長に朗読させます。 ○石川佳男 事務局長  議事日程を朗読。 ○横尾武男 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案に対する質疑並びに市政一般質問を行います。  10日に引き続き、順次発言を許します。  7番、佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  おはようございます。議席番号7番、まだちょっとくすぶっている佐藤誠です。ただ、だんだん方向性が見えてきたのかなと思ってやっています。  お金がない話よりも、夢や知恵のある話をしましょう、今日は。明日の新聞には載らないけれども、10年後には全部実現をしているのではないかというような話をしましょう。10年後の話をするなら、では10年前の、10年前から頑張っている先輩の議員の話から今日は始めましょう。  こういう一般質問をやっていく中で、前回、1期の議員の方々から大きなインスピレーションを、可能性を感じると申し上げました。  一方では、私よりももっと早くからこの場に立っていた議員のお話をしましょう。  例えば、鰕原議員、こう淡々とその事実やロジックというのを積み重ねていって、その核心に迫り、強烈な一撃を放とうとする姿勢は、例えるならば、動物の足跡を追いかけていって、最後、そこに肉薄してしとめようという、狩猟型のような質問、この迫っていく様というものをとても私は参考に質問させてもらっています。  一方で、増渕議員、参考になるのはノー原稿です。いつも自分の反射神経と勇気というか、そのガッツでライブ感を重視をして、市政に対していろいろ提言をしていく。まるで敏捷さを生かして木に登っていろいろ果物をとったり、木から落ちることも恐れないという、そういう様はある意味、鰕原議員が狩猟型なら増渕議員は採集型です。  もう1人、大島久幸議員大島議員は、特に奇をてらったところを私はあまり感じなく、ただオーソドックスに黙々とその言うべきこと、なすべきことというのを淡々とこなしていく、そのオーソドックスな正当さ、ある意味私は農耕型であると思っています。  ただ、いろんな、こういう余計な話をするというのは、私はこれは大島議員から、こういうのはありなのだなというのを参考にして、やらせてもらっています。  ロジックを積み重ねていく狩猟型の鰕原議員、ライブ感を重視するノー原稿増渕議員、こういう余計な話をしながら、オーソドックスにこつこつでも進めていこうといく農耕型の大島議員、では狩猟、採集、農耕ときて、あと1つは牧畜です。では私は牧場をかける牧羊犬のように縦横無尽にいろいろなテーマ、いろいろ、羊にしたらいろいろうるさくてほえるやつだなと嫌がられているのでしょうけれども、使命感を持って、今日は一般質問に臨みたいと思っています。  では、まずは今日、3月13日のお話です。暦のサイトを見ますと、今日は西郷隆盛と勝海舟が江戸城の無血開城について話し合った日だそうです。来年で明治元年からちょうど150年になります。今年はその明治元年の前の年から150年ですけれども、明治維新がなったのは、1867年、大政奉還された年と考えると、今年が明治維新から150年だそうです。  鹿沼市の昨年からの政治状況を考えると、その幕末の歴史ととても共通するところを感じます。尊王攘夷と言って、江戸幕府を批判する一方で、江戸幕府はそれをかわすために、公武合体をして、朝廷といい関係を保とうとする。どちらもこの国を開国してよくしようと、富国強兵をしようと、文明開化をしようと、そういう思いはどんな立場であれ、一緒だったはずです。そんな歴史の話からまずは暦の話、一般質問の1つ目、イベントカレンダーについてお話をしましょう。  1点目、カレンダーの曜日の配列の変更を提言いたします。  インターネット上で始まった鹿沼市のイベントカレンダーを見ますと、日曜日始まりでした。私は今日本の基本的な社会はみんな平日に働いて、そして土曜日・日曜日・祝日はお休みという、そういう週末という概念では、土曜日・日曜日というのは一緒に並んでいるほうが、いろいろな計画を立てるときにはかえっていいのではないかと、見やすいのではないかと、ですからあえて曜日、今の日曜日始まりをもう少し工夫できないかという、そういう提案です。  そしてもう1つ、2点目は、この前イベントカレンダーを見ましたら、鹿沼さつきマラソン大会までは載っているのです、5月までは。ただ、それ以降のページが開かないのです。もう今年だって鹿沼秋祭りの日程というのは決まっていますし、今年は確か10月7日・8日でしたか、そういうのも少なくとも今年度とか、今年1年ぐらいは載っていたほうがいいと思います。そういう提案です。  あと3点目、イベントカレンダー、せっかくいいものが始まりました。あれをもう少し民間にも開放していくほうがいいのではないかと、民間もいろいろな、大きなイベントとかをやろうとしています。そういうのは、一定の制限やルールというのを決めれば、そういうのにも開放をできるのではないかと思っています。  イベントカレンダーの改善について、まずは執行部のお考えを聞かせてください。お願いいたします。 ○横尾武男 議長  当局の答弁を求めます。  渡辺克明総務部長。 ○渡辺克明 総務部長  イベントカレンダーの質問についてお答えをいたします。  まずカレンダー曜日配列の変更についてでありますが、イベントカレンダーを掲載している市の公式ホームページは、「見やすさ・探しやすさ・分かりやすさ」を基本にリニューアルをし、平成28年12月から運用しております。  イベントカレンダーは、ホームページリニューアルの際に、通常の月間カレンダー表示に加え、日別一覧での表示も掲載することが可能になりました。  更に、掲載内容イベント・祭り、文化・芸術・音楽などの分類ごとに絞り込む機能も追加し、見やすさや探しやすさを向上させております。  カレンダー曜日配列は、日曜日から始まる一般的なカレンダーの表記を採用したものでありますが、例えば月曜日始まりの表示への変更などは、「見やすさ」や「分かりやすさ」などを十分に見極め、検討してまいりたいと考えております。  次に、現行よりも更なる将来の月を表示することについてでありますが、現在、将来の月の表示は、栃木県内他市の状況を参考に、2カ月先までとしておりますが、より先の月まで表示することは可能でありますので、対応してまいりたいと考えております。  次に、掲載要件についての考えと民間への開放についてでありますが、まず掲載要件につきましては、市が主催するイベント以外には市の関係団体等が実施するもの、地域の伝統行事や市が後援を行っているイベントなどを内規に基づき掲載しています。  民間団体等イベントは、市の後援があれば、掲載することは可能であり、それ以外のPRにつきましては、有料のバナー広告などを利用していただきたいと考えております。
     次に、民間への開放でありますが、イベントの内容が宗教及び政治活動等への勧誘や公序良俗などに反するなど、自治体の公式ホームページへの掲載が適当であるかどうかを見極めることが求められておりますので、今後も慎重に判断してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。この曜日の始まりを日曜日始まりとか、それを月曜日にしようとか、いろいろ考えていく中で、では曜日とはそもそも何だろうとか、なんで日曜日始まりなのだろうとか、調べていったら、もうとんでもないことになってしまって、もう収集がつかないのですよね、もう昔のユダヤ教だ、キリスト教だ、占星術だとか、それこそその理科の話にもなってくるし、もうどうにもならなかったのですけれども、何か、実は調べていくと、昔その占星術では、土曜日が始まりだったのですって。惑星の動きから、土星からどんどん近づいてくるというので、昔、古代の中では土曜日が始まりだった。だんだんユダヤ教とかキリスト教が出てくる中で、たまたま日曜日というのは太陽であって、その太陽というのがちょうど復活を意味するし、キリストが復活したというのもあるし、土曜日というのは、不吉な曜日だというので、そういうことからだんだん日曜日始まりに変わっていったみたいな、そういうのぐらいしかちょっとわからなくて、まだまだ勉強が足りないなと思いました。  ただ、国際標準化機構、ISOでは、やっぱり月曜日始まりでやっているそうで、コンピューターのプログラミングなんかでも、月曜日始まりというものを採用している、そういうルールもあるそうです。  ちなみに、今日、3月13日というのは、1781年に天王星が発見された日です。だから古代占星術で曜日が考えられたころ、昔、もう何千年も前は、土星までしかわからなかったわけですけれども、1700年代になって、天王星というのが発見されたわけで、天王星が昔発見されていれば、きっと最初の曜日は天曜日なんていうこともあったかもしれないのかなと、そう思いました。  では、執行部の答弁の中で、「見やすさ」、「分かりやすさ」を重視して、検討していくということなのですけれども、絶対これは月曜日始まりのほうがいいと思います。やっぱり土曜日・日曜日、更に踏み込むと、本当は土曜日始まりがいいのです。というのは、今土曜日・日曜日・月曜日と連休が3日続くときがあるわけではないですか。そうすると、土曜日・日曜日・月曜日と続けば、では火曜日・水曜日・木曜日・金曜日と平日と週末とが分かれて、やっぱり見ている方も、視覚的に右脳型の人なんかは特に計画というのを立てやすいし、ただ土曜日始まりは、少しまだ革新的すぎるので、せめてやっぱり月曜日始まりにしてもらえれば、週末が土曜日・日曜日という一つの区切りになるので、土曜日は何をやっているのかな、日曜日は何をやっているのかなということで、少し鹿沼市民にとっても、鹿沼市外から来る人にとっても、見やすいと思っています。  これは、前に言った「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンともかかわってくるのですけれども、多くの人を呼ぼうということで、それが経済のためになるという提案ですが、逆に鹿沼市民がそういうイベントカレンダーを活用して、いろいろどこか遊びに行くのもいいですけれども、鹿沼市で、今日はこういうところで、ここでやっているのだということで、鹿沼市民が市外に行かなければ、それは裏を返せば、交流人口を獲得しているのと同じ定義にもなると思うのですね。だからできれば、もっともっとみんなにイベントカレンダーを見てもらいたいですし、見やすいものにしていきたいと思っています。  そして、そういう中で、民間もいろいろ人を集めようと、ビジネスを活発にしようと、いろんな企画をしますから、確かに先ほどおっしゃったように、宗教とか、政治とか、それはもう問題外かもしれませんけれども、前ちょっと気になったのですけれども、教習所で何か、去年の暮れにやっぱり週末イベントをやっていたわけですよ。教習所だってやっぱり生徒さんを集めたいですし、そのためにも費用をかけてイベントをやっているわけですから、そういうのと、やっぱり市内のほかの、例えば若干行政寄りの補助金が出ている地域の団体とかというのとかぶってしまうと、やっぱりもったいないわけですし、せっかく1年間の中で、週末というのは限られていますし、そこでどれだけお金を使ってもらえるか、鹿沼市にいてもらえるか、鹿沼市に来てもらえるか、そういうのをみんなで無駄と重複を省いて、もっともっと活発になっていけばいいのかなと思いました。  というのも、もうやっぱり人口というのは、あまりなかなか、もう正直増やせないというのは、増やしていかなくてはいけないですけれども、現実としてそれよりも今は1人当たりの消費、GDP、効率性、生産性、そういうものが求められていますから、GDPというのは消費ですから、やっぱり鹿沼市で鹿沼市の人に、鹿沼市外の人に消費をしてもらいたいなと、そういう趣旨での質問です。  これは今の答弁で、特にもうこれ以上、今の時点では踏み込む必要はないと思いますので、では次は、2つ目の子供たちの、では将来を占う話をしましょう。  学力の向上についてです。  幕末の話をしましたが、当時の江戸の識字率、どれだけ読み書きができる人がいるかという中では、江戸の識字率というのは、7割を超えていたそうです。  その当時、世界最強の大英帝国、ロンドンでは20%ぐらいだったそうです。フランスなんかは100人に1人ぐらいだったそうです。  思うに、やっぱり日本が今まで、いろんなこの150年、明治維新からきましたけれども、よくも悪くも、みんなそれぞれ考え方はあると思うのですけれども、これはどう考えても、世界で見れば、この日本というのは豊かで、安全で安心で、自分の幸福というのを追求、その人の能力と自由な意思によってできやすい国であることを否定しようがありません。それができた礎の中には、やっぱり識字率が高かったからではないか、いろんなものに興味を持つ、好奇心を持つ、今ベストセラーの「サピエンス全史」なんていう本がありますけれども、あれだって、抽象的なものを想像すること、感じることができるのが人類の発達に寄与したという中では、当時大阪堂島米会所、これというのは、ある意味世界初先物取引所だったわけです。信用という目に見えないものを、もう当時の日本の人たちは、それを信じ活用することができていたことも、やっぱり今我々がこうして豊かでいられることの一つの礎になっていると思っています。  だからこれからも、やっぱり子供がもっともっと勉強し、学力を上げ、学力以外の能力も伸ばし、できれば本も読んでもらいたい、そういう趣旨での質問です。  1点目は、学習状況調査等の結果から、鹿沼市の子供の学力の現状と課題を伺います。  2点目は、全国的な教育制度の潮流に対して、当局の認識と考えを伺います。  3点目は、その学力向上の観点から、「第3次鹿沼市子どもの読書活動推進計画」を初めとする図書行政の当局の取り組み各種提言に対する考えを尋ねるものです。  要は、1点目は、学力テストの結果が出ました、どういうふうに考えていますかと、2点目は、当然、いろいろな、今2020年度の大学入試改革を契機に、いろいろ教育のトレンドが変わってきています。どの程度執行部では、そういったトレンドを把握し、認識して考えを持っていますかと、そして3点目、子供の読書推進のための計画を立てました。それがどの程度、学力というものと関連をしているものなのか、その基本的な教育と図書行政に関してのお考えを聞かせてください。よろしくお願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  学力向上についての質問にお答えします。  まず各種学習状況調査などの結果から、本市の子供の学力の現状と課題についてでありますが、学力の現状につきましては、栃木県教育委員会が実施する「とちぎっ子学習状況調査」の結果から、栃木県の平均正答率と比較しますと、小学校第4学年、第5学年、中学校第2学年ともに「同程度である」という状況であります。  また、文部科学省及び国立教育政策研究所が実施する「全国学力学習状況調査」の結果から、全国の平均正答率と比較しますと、小学校第6学年では「やや劣っている」、中学校第3学年では「同程度である」という状況であります。  課題といたしましては、本市の児童生徒ともに知識・技能などを実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立てて実践し、評価・改善する力の不足などが挙げられます。  次に、全国的な教育制度の潮流に対しての認識と考えについてでありますが、平成28年12月21日に中央教育審議会より、学習指導要領改訂の方向性が示されました。  具体的には、学習指導要領改訂に伴い、「何ができるようになるか」、「どのように学ぶか」、「何を学ぶか」といった3つの枠組みに見直しがなされました。  1つ目の「何ができるようになるか」については、生きて働く「知識・技能」の習得、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力など」の育成、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性など」の養成の新しい時代に必要となる資質・能力の育成が示され、これら3つの柱のバランスのとれた育成が重視されることとなりました。  「知識・技能」の習得はもちろん大切なことではありますが、新しい知識・情報・技術が社会のあらゆる領域で重要性を増す、いわゆる知識基盤社会では、「思考力・判断力・表現力など」や「学びに向かう力・人間性など」の2つの資質・能力の育成も重要であると考えております。  2つ目の「どのように学ぶか」についてでありますが、主体的・対話的で深い学び、いわゆるアクティブ・ラーニングの視点からの学習過程の改善が示されました。  子供たちは、主体的・対話的に深く学んでいくことによって、学習内容を人生や社会のあり方と結びつけて深く理解したり、未来を切り開くために必要な資質・能力を身につけたり、生涯にわたって能動的に学び続けたりすることができるようになるため、このような学びの質に注目し、授業改善に取り組んでいくことは大切であると考えております。  3つ目の「何を学ぶか」については、1つの大きな柱として、小学校の外国語教育を教科とすることが示されました。  小学校第3・第4学年では、外国語活動として、年間35単位時間、第5・第6学年では、外国語を教科として、年間70単位時間を行い、平成32年度より全面実施になります。  学習内容といたしましては、小学校第3・第4学年から「聞くこと」、「話すこと」を中心とした外国語活動を通じて、外国語に慣れ親しみ、外国語活動への動機づけを高めた上で、第5・第6学年から発達段階に応じて、段階的に文字を「読むこと」及び「書くこと」を加え、総合的・系統的に扱う教科学習を行います。  グローバル化が急速に進展する社会を生きる子供たちの将来を考えると、子供たちの英語によるコミュニケーション能力を向上させていくことが必要であると考えております。  本市では、これまで行ってきた外国語活動の授業を向上させていくとともに、教科化に向けて、教師の指導力向上外国語指導助手、いわゆるALTの有効活用などを図っていきたいと考えております。  いずれにいたしましても、今回示されました学習指導要領改訂のための方向性は、2030年の社会や子供たちの未来を見据えたものであり、本市においては、学習指導要領に示されたことをしっかり進めていくことが何より大切であると考えております。  次に、学力向上の観点から、図書行政の当局の取り組み各種提言に対する考えについてでありますが、市立図書館では、子供の読書活動の重要性を考慮し、平成19年度から「鹿沼市こどもの読書活動推進計画」を5年ごとに策定し、子供の読書活動を推進してまいりました。  現在策定中の平成29年度から平成33年度までを計画期間とした「第3次鹿沼市子どもの読書活動推進計画」は、「読書を通して生きる力や学ぶ喜びを身につけ、豊かな人間として成長していく」ことを目的とし、子供の読書活動の推進に、家庭・学校・地域が連携して取り組むこととしております。  この計画においては、まず家庭では、家族みんなで同じ本を読み、読んだ本について家族で話し合う「家読(うちどく)」の普及・啓発を中心に行うこととしております。  また、小中学校では「学校における子供の読書習慣の形成」、「学校図書館の整備・充実」、「人的配置の推進」の3つの施策を掲げております。  「学校における子供の読書習慣の形成」では、学校全体での読書活動の充実を図るため、例えば国語の授業に絡めたシリーズ本の紹介や選書など、教育活動と関連させた読書の時間のあり方を工夫いたします。  「学校図書館の整備・充実」では、蔵書のシステム化を図り、「読書センター」としての機能の充実、また小学校における外国語教育、特別支援教育など、新たなニーズにこたえられる資料を整備し、「学習センター」としての機能の充実、児童生徒の情報活用能力を育成する「情報センター」としての機能の充実を進めてまいります。  「人的配置の推進」では、学校図書館支援員などの充実を掲げているほか、市立図書館では、年齢にあった資料の充実や事業の実施など、子供たちの読書意欲を高めることや、調べ学習活動を適切に支援できるよう資料の整備、また職員のレファレンス能力を高めることなど、子供の読書環境の充実を図ってまいります。  これらの子供の読書活動の推進に向けた取り組みが、子供の読解力の向上や学力向上の一助となるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。学力に関しては、市内では、栃木県内と同程度ということでした。同程度では物足りないのだという、もっともっと上回っているとか、やや上回っているまで本当にいってほしいなという、そういうことから、やっぱりこの学力というのは、常に23人いる議員が常にやっぱり言っていくことが、これが大事だと思うのです。そういうことで市民がそれを望んでいるし、行政に対してもやっぱり緊張感、やっぱり数字で出るものですから、そこに対してコミットさせていくという意味では、常にこれは定期的にいろんな人がもっともっと言っていくべきだと思います。  教育制度の潮流というところでは、学習指導要領が改訂になる中で、執行部がいろいろな取り組みを、それに基本的には沿って進めていくという、外国語教育、要は英語ですよね。それに関して力を、取り組んでいくと、読書に関してもいろいろな取り組み等を進めていくということでした。  では、若干いくつか、いろいろまた指摘をしたり、再質問をいくつかしてみたいのですけれども、1個だけこれははっきりさせておきたいのですけれども、これは答えるのは教育長だと思うのです。聞きたいのは、これは結局、最後のほうで、最後の読書推進のほうで読解力の向上とか、学力に資するというお話がありました。では、これは本当にはっきりさせたいのですけれども、では鹿沼市の執行部、教育委員会は、やっぱり子供の読書が盛んになっていけば、これは子供の学力が上がるという基本的な考えを持っていますか。これを一つ聞きたいのです。これは大切なことなので、まずそれを確認しないと進まないので、子供が読書、もっと本を読むようになれば、読解力が上がっていって、そこから純粋なテストの学力ですけれども、そこが上がっていくのだという考えを教育長はお持ちですかどうか、それを聞かせてください。お願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えしたいと思います。  読書活動が充実すれば、最終的に学力が上がっていくのかというようなご質問だったと思うのですが、広い意味では、私も、私もといいますか、学力向上につながっていくものであるとは思っております。  ただ、あくまでも読書活動の充実に向けては、学力向上だけが目的ではありませんので、その一助になると答弁でもお答えしましたけれども、当然読書活動が充実することによって、子供たちの読解力も、あるいは想像力等も、それから感性とか、そういったものも上がっていくものだとは思っておりますけれども、学力につきましては、あくまでも各教科における点数といいますか、それだけが学力というものではないと思っておりますので、やはり知・徳・体のバランスのとれた全人格的な育成が必要だと思っています。  もちろん全国の平均を鹿沼市の子供たちが上回るというようなことは望ましいことではあるというふうにも思っております。  そのために、読書活動の充実も含めまして、学校教育の充実に努めていきたいと、そんなふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。教育長が、学力が平均よりも上回っていくことは望ましいことであると、これはとても大切なことだと思います。そして、とはいっても、知・徳・体、全部トータルなのだと、それもそうだと思います。  ただ私が聞いたのは、その知・徳・体の中の純粋な知の部分が学力のというところを聞いたわけですけれども、一助にはなるというような、絶対条件ではないけれども、必要な条件ではあるというようなお話だったと思います。  あと、ではそのトレンド、全国的な教育の流れというところで、少し言っておきたいのですけれども、STEM(ステム)教育、アルファベットでSTEM、クイズではないので先に言います。Sは「Science」(科学)、Tは「Technology」(技術)、Eは「Engineering」(工学)、Mは「Mathematics」、要は数学、算数ですね。このSTEM教育がこれからやっぱり必要になってくるのだそうです。ですから今プログラミング教育とか、非常に盛んになっています。やっぱりAI時代、ロボットが増えてきたりという中で、やっぱりそういうのを、そういうのに使われるのではなくて、そういうものをつくったり、そういうものを扱ったりするには、やっぱりサイエンス、科学、技術、工学、そしてやっぱり数学的な、そういうものが大切だというトレンドが、学習指導要領のほうではなかなかそういうのはないですけれども、ただ、もう民間のベースでは現にそういうトレンドが動いていますので、ただ、STEMというところが鹿沼市の教育ビジョンの中にはちょっとなかったのは、これは課題ではないかなと、英語ももちろん大事だと思うのです。やっぱり英語によって世界も広がりますし、そこに興味を持っていけますけれども、やっぱりベースにあるのはSTEMというのは、どこから生えてくるとか、茎という意味でしょうけれども、ある意味STEMこそちょっと伸ばしていかないと厳しいのかなという、そういう指摘もさせてもらいたいと思います。といっても、僕も正直、いわゆる文系なのですよ。国語とかがよくて、やっぱり算数とか数学を少し勉強しなくてはと自分で思っています。やっぱりこういう政策提言をする中で、やっぱり数字で、統計でこうだとか、そういうもので言っていけないと、なかなか訴える力がこれからは弱いのかなと、そういう中では、数学というのをもう少し自分でも勉強しなくてはななんては思っています。  また英語教育に力を入れていくということはいいと思います。小学校から今度必修になりますし、確か今度の鹿沼市教育ビジョンⅡ期の目標の中では、3割の子に中学校卒業までに確か実用英語技能検定3級以上を取得させるというような平成33年度末目標値を掲げましたから、そこも重要だと思っています。  自分も数学の勉強をしていきたいなと思っているのですけれども、実用英語技能検定、昨年から石川さやか議員が英語学習というところを一般質問に取り入れて、これは新しい、ちょっと今まで誰もあまり言わなかったところだったなと僕も思って、大事だと思うのですけれども、今度は、では実用英語技能検定も奨励、行政として推奨するならば、実用数学技能検定というのも、これから大事になってくるのかなと思います。そういうSTEM教育、特に実用数学技能検定とか、そういうところも少しみんな、何か実用英語技能検定は、ある意味、実用英語技能検定というのは民間の団体がやっているものに対して、行政が結構コミットしているわけですけれども、では実用数学技能検定というのも大事なのかなと思います。  といっても実用英語技能検定ももっともっとやっていくべきだと思います。それでよく見たら、英語を指導する者は実用英語技能検定の準1級以上を取得するのが望ましいというような、そういうデータも文部科学省の意見としてありました。  では、たまにはちょっと佐藤市長に指名して聞いてみたいのですけれども、大丈夫です、クイズとか、そういうあれではないのですけれども、佐藤市長もこういうお仕事をされていると、なかなか本を読んだりみたいな、僕と違ってそんな暇と時間はあまりないはずなのですけれども、佐藤市長は読書というものをそもそもどう考えていますかと、あとはご自身の原体験として、今まで生きてきた中で、読書というものにどうかかわってきたかとか、どんな本を読んでいるのかとか、もし、ちょっと1回聞いてみたかったのです。でも、差し支えない範囲で結構ですので、ご自身の読書とのかかわりや、読書というものをどう思っているか、読書が学力の向上になるというのは、もう教育長に認めてもらいましたから、では行政のトップは一体、僕がこれだけ読書だ、図書館だ、騒いでいて、たまに、何年かたってみてどう考えているのかちょっと聞いてみたいと思います。佐藤市長、お願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  再質問にお答えしたいと思います。  読書についてでありますけれども、先ほどから教育長と佐藤議員のやりとりを大変興味深く聞いておりました。  よく人格形成といいますか、生きる力をということが盛んに言われる中にあって、私も知識だけではないというふうに思っています。むしろ、その前の議会でも生きる力よりも生き抜く力だろうなんて、赤坂議員が議場からちょっと声を上げたときもあったのが記憶にあるのですけれども、私もやっぱり生き抜く力がこれから求められると思います。  その一つのやっぱり知・徳・体の知の部分というのも非常に重要だというふうに思っていますので、基本的にはやっぱり本を読むということは、非常に人格形成、そして生き抜く力も含めて重要なことだというふうに思っております。  ただ、先ほど佐藤議員が言われたように、なかなか本を読むというよりも、送られてくるいろんな情報誌とか、そういったものに目を通すだけで、それすらなかなか時間がないという状況で、むしろ実務的なほうを重点的に今見ることが多いということですけれども、たまに読書というよりも、息抜きのために時代小説とか、サスペンスとか、推理小説、そういうものを見ると、ちょっと気分転換になるという程度の今は読書ですということです。読書をするということは、本当にすばらしいことだというふうに思っています。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。市長が読書はすばらしいと言っていると、教育長が読書は学力を上げるのだと言っていますから、ぜひ読書行政というのは更に進めていってもらいたいと思います。生きる力は本当に大切だと思いました。その知識よりもやっぱり知恵のほうが大事なのだと、僕はどちらかというと、そういうのは弱いほうなのですけれども、でもやっぱりマキャヴェッリの「君主論」なんかを読むと、人がどう生きるべきかというのにとらわれすぎてしまって、人が今どう生きているか、それを忘れてしまうとよくないのだという意味で、なんか自分はどうしても理想が強すぎて、今みんながどう生きているかという、その現実のほうを少し忘れがちなのですが、やっぱり小説とかを読んで、もう少し僕も人がどう感じたり、生きているか、そういう柔らかいところも僕も学んでいきたいなと思っております。  では、そうやって鹿沼市で育っていった人たちが、では鹿沼市の外に出て活躍していくときに、ふるさとのことを、では思い出してもらうような、そういう話を次にしましょう。  3つ目のふるさと納税です。  ふるさと納税制度の当局の考えを確認し、各種提言に対しての考えを伺うということです。  これはもう大島議員増渕議員と、あともう4人、失礼しました、鈴木敏雄議員が、もうこれで僕は4人目ですから、大体数字とか、こうしていくというのは把握をしています。ふるさと納税制度はもう始まって10年です。ただ、あまりにもワンストップ納税制度とか、便利になりすぎてしまって、額がとんでもないことになってしまって、宇都宮市なんかは1億5,000万円の赤字だとか、神奈川県横浜市なんかは28億円の赤字なのですね。ふるさと納税は、これは皆さん知らないかもしれないですけれども、行政の人は知っているでしょうけれども、例えば鹿沼市で1億円出ていってしまったというときに、その出ていってしまった分の75%は実は交付税からカバーされるのです。だから純粋な鹿沼市の損というのは25%なわけです。ただ、横浜市というのは、交付税不交付団体ですから、28億円が出ていってしまうと、それが丸々赤字なのですね。多分宇都宮市もその赤字なわけですよ。鹿沼市は仮にマイナスでも、75%は実は補てんされていると、この制度というのは、いろいろ今この時期になって賛否両論が出てきています。これはお金持ちの人ほど使える額が大きいので、それで得をしていますし、自治体も損をしても、結局交付税でカバーされています。その交付税というのは結局将来のみんなで払う税金ですから、結局使わない人と、将来の人の負担を増しているだけなのだという見方もありますし、やっぱり競争は一定程度必要ですから、これからも進めていこうという、そういう考えもあります。  ただ総務省のほうでも、今年の春ぐらいには、一定のその制限をかけるような、見直しのトレンドというのはあると思います。  僕もこの制度は、今ある以上はやっぱりつき合っていかなくてはならないし、あるのならば、やっぱり出ていくよりは入ってくるほうに力を入れたいなという、そういう提言を12月の総務常任委員会でしたら、大島委員が私の代わりに代弁をしてくださったので、それを上回る提案を自分ができるかどうかということで、答弁を聞く前に、もう先に提案と少し考えだけ言ってしまいます。  では、その返礼品を増やしたりというのをもちろんやるというのでいいと思うのですけれども、鹿沼市のを見ると、若干体験型の返礼品というのはちょっと少ないなと思いました。先ほどの生きる力とリンクをしますけれども、鹿沼市というのは、農業とか、林業とか、社会活動とか、いろんな、東京都で勉強するばかりでは得られない体験というのができるわけですから、そういう体験型の返礼品というのも力を入れるべきかなと、だからそれこそ返礼品アイデア会議なんていうのもやったらいいと思います。ほかの自治体では、返礼品としてご実家のおばあちゃんの見守りサービスをするというような、そういうサービスもあるわけですし、今回の議論の中で、運転免許証を返納していった人へのタクシー券の配布なんていうのがありましたけれども、そういうものに特化すれば、ふるさとのじいちゃん、ばあちゃんのためのタクシーとバスのチケットになるのだというような、そういうものも返礼品としてありなのかなと思います。  もう1つ提案なのですけれども、その返礼品を増やしたり、いろんなサイトに加入したりするのもいいのでしょうけれども、これは直接ダイレクトにふるさと納税を売り込むということも、僕は可能なのだと思いました。この前、栃木県立鹿沼高等学校の同窓会があったのですね。そこに鹿沼市の人はほとんどいないのです。そういう人に鹿沼市のせっかく高校で学んだのだから、少し恩返しだと思って、大体年収500万円ぐらいの人は5万円まで年間寄附できますから、1万円ぐらい寄附しろよと、1万円寄附したって、8,000円は税金で返ってくるし、大体5,000円ぐらいの鹿沼市のものが返ってくるわけですから、損をしないのだし、鹿沼市のために1万円ぐらい振込用紙で振り込んでこいよなんていう、そういう直接セールスをするような、ふるさと納税のキットというのがあったりすれば、これは我々いろんなところを、みんな議員というのはもう物すごいコネを持っていますから、そういうところで少しずつ案内なんかはできるのだと思います。リピーターという中でも、やっぱり鹿沼市で育った人たちの追跡をしていって、1万円ぐらいどうですかというのをやれば、これは結構物すごい額になるのかなと、そういう中で、鹿沼市民が主体的に鹿沼市を売り込んでいって、鹿沼市の税収を鹿沼市民が稼ぐという、そういうのも私はありなのかなと思います。そんないろいろ提案を好き勝手言わせてもらいましたが、答弁をまだ聞いていないもので、ではご用意いただいた答弁、簡潔なご答弁と若干私の、ご意見として承っていただけるらしいのですけれども、お答えをお願いしたいと思います。お願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  水嶋俊彦財務部長。 ○水嶋俊彦 財務部長  ふるさと納税についての質問にお答えします。  ふるさと納税の当局の考え方についてでありますが、本市の考え方につきましては、大島久幸議員、鈴木敏雄議員、増渕靖弘議員にお答えしたとおりでありますが、ふるさと納税は、自らが支援したい任意の自治体に寄附をする制度で、ふるさとへの恩返しの思いを実現する制度であります。  しかし、年々ふるさと納税の規模は拡大し、本来の目的とは違って、返礼品の自治体間競争が厳しさを増しております。  このような中、鹿沼市民が他市町村にふるさと納税することにより、減収となる税額が増加してきていることから、本市においても返礼品を充実させるなど、寄附額の増収を図ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。今までこれに関して3人の議員が質問をしていましたけれども、していなかったところを再質問します。  純粋に入ってきて出ていったお金がプラスだ、マイナスだと言いましたけれども、結局そこからまた返礼品を買ったりするわけですし、当然そういう作業をする人件費のコストというのもあるわけですから、そういうところも当然収支の中で考えていないことはないですよねというのをちょっと確認したいのと、当然それを考えているのならば、プラスマイナスでとんとんだという時点では、まだまだ赤字なわけですから、そういうところの認識はあるのかだけちょっとはっきりしておきたいので、それが1つと、あとこれは聞いていないですよね、あと返礼率、大体お返しするものの金額の率というのは、相場は50%で、物すごいところは8割なのですね。もう知名度向上に特化していますから、もう8割で、市内のものを買ってもらえれば、それでいいのだと割り切ってやっているから、それはそれでいいと思っているのですよ。そうすると鹿沼市のおおむね想定している返礼率というのはどのぐらいですか、その2つだけ再質問をお願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  水嶋俊彦財務部長。 ○水嶋俊彦 財務部長  再質問にお答えをいたします。  まず1つ目ですが、新聞報道は、出ていく税金と入ってくる寄附金の差で赤字だ、黒字だですが、佐藤議員おっしゃるように、それには担当職員もいれば、返礼品にかかるお金もかかっておりますので、当然トータルで考えていくべきだろうと考えております。  2つ目、返礼率ですが、基本は5割を返礼の率としております。
     以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。だからもう更にやっぱり、だからこそ、そういうセールスキットなんかをつくったり、わかりやすい、もう我々、まず市民が理解をしなくてはいけないのかなと、自分も正直よその町にこういう仕事をしていて、寄附して許されるのかなとあったもので、やっていないのですけれども、大島議員に言ったら、「いや、勉強のためにそれぐらいはやっていいんじゃないか」と言われて、まあ、そうだなと、先ほども言ったように、自分のどう生きなくてはいけないかというところにこだわりすぎていて、軽い気持ちでやってみたいなと思います。だから鹿沼市民もこれをやってほしいのですよね。それで鹿沼市に入るはずの税収が出ていっても75%は国から交付税できますから、逆にみんな、鹿沼市民がいろんなところの返礼品をもらえるならば、それはそれでいいのかなと思っています。  それで、ちょっと思うのですね。ふるさと納税は多分制度が使いやすくなっている。ただ、そこの中にマイナンバーが必要ではないですか。そのマイナンバーというのを促進させるという、きっと裏のねらいがあるのかなと正直思ったりします。  それで、これは恐らく、これ僕の予言は結構当たるのですけれども、ふるさと納税詐欺というのが今度出てくると思います。やっぱり個人によって納税して控除になる額というのは決まっていますから、そこを詐欺なんかで「ほかの人の枠が使えるんで、今ここで100万円預かれれば、後で税金で2,000円以外は全部返ってくるし、今パンフレットの中のここから何でも選んでいいから」なんて言ったら、おじいちゃんとか、おばあちゃんとか、「そうかい」なんて言ってお金を渡してしまうかもしれないですよね。ATMからお金を下すときも、「何に使うんですか」と聞かれたときに、「ふるさと納税です」と言えば、銀行員だって、「ああ、そうですか」となってしまうので、ふるさと納税詐欺というのがこれから起きないことを祈って、これは多分出てくると思います。ちょっと次。  (「今言っちゃってる、教えちゃうまかない」と言う者あり) ○7番 佐藤 誠 議員  でも、こう言っておけば、もう対策もできるわけですし、だから先ほど自分でふるさと納税促進キットをつくろうと言いましたけれども、こういうのでちゃんとした人がやらないと、やっぱり、僕が「佐藤誠です」と言っても、みんな誰も僕のことをどうやら知らないみたいなので、怪しいですし、「市会議員さんだけど、怪しかんべ」となってしまいますから、ただ、皆さんはコネがありますから、ぜひ支持者のおばあちゃんのところとかに行って、「せがれさんで東京に行っている人いねえけ」なんて言って、そういうのでやってもらいたいなと思います。  あと、ちょうどほかの3人の議員が質問したあと、ふるさと納税に関して特集を組んだ中央公論3月号が出ましたので、ぜひこのぐらいは質問した人は読んでおいてもらいたいなと思います。なんだったら貸しますし、そんな大して量はないのですけれども、そうすると先ほど言った、いろんなもっと、全国の市町村の全てのランキングなんかも出ていますし、ふるさと納税で潤っている都市の市長のインタビューなんかがありますから、ぜひそれは読んでもらいたいなと思いまして、次はそのお金の出入りだけではなくて、人も会社も鹿沼市に入ってきてくださいという、そういう話をしましょう。  企業誘致についてです。  商業を主体とする本市の企業誘致について、現状と課題を確認し、市発展の可能性を探る。  要はビジネスホテルです。企業誘致にはいろいろ、普通企業誘致というと、工業団地を造成して、大きい工場だってありますけれども、そういう商業、ビジネスホテルというのも、これも一つの企業誘致であるし、いろいろ新聞を見ていて、若者の意見で、鹿沼市には泊るところがないとか、そういうのをいろいろ散見しましたので、確かにそうだなと思います。  今年の2月に「インバウンドビジネス総合展 2017」と「第33回フランチャイズ・ショー 2017」というのを、東京ビッグサイトでやったので見てきまして、そこでビジネスホテルの売り込みをしている企業の方からいろいろお話を聞いたら、やっぱりもうちょっと小さい自治体なんかでも、ビジネスホテルというのは需要がありますし、鹿沼市というのも、何か、どうやら聞いたことがあるらしくて、有望、「全然だめなところじゃないですよ」というようなご見地をいただきました。  この質問をする理由は、たった一つなのですよ。何となく、確かに「泊まるところがない」と僕らは言っています。ここ何年か行政のほうもいろいろ何かしら努力されたのでしょうけれども、なかなか、「ビジネスホテルはこない」というメッセージしか発信されていないと、やっぱり僕もそうだったのですけれども、鹿沼市民は何か、「そうだよな、隣に大きい宇都宮なんかもあるし、別に鹿沼ってやっぱり彫刻屋台とか、自然とかいいんだけど、なかなか魅力弱いのかな」と、そういうふうに思ってしまうのですけれども、でも東京都に行ってビジネスホテルの経営に携わっている人から聞くと、全然そういうのは、「あったほうがいいけど、それほど重要な要素ではないんだ」というようなことを聞きましたので、鹿沼市は有望な、まだまだいろんな企業や会社が鹿沼市に来たがっている、有望な市場であるというのを、鹿沼市民全体のマインドを上げていかないと、例えば、では地主さんだって、ビジネスホテルを建ててみようとか、融資を受けてやってみようとか、そういう機運が、それは鹿沼市民全体が上がっていかなかったらならないと思いますし、行政もそういうところに対して、市民の多くが望んでいるという中で、いろんな支援を、企業誘致をやっていく中では、商業の誘致だって、これも立派な企業誘致ですから、そういうのをやっていこうというような、そういう機運を高めたいという、それだけのための質問でございます。  では、執行部の答弁とお考えを聞かせてください。お願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  杉江一彦経済部長。 ○杉江一彦 経済部長  企業誘致についての質問にお答えします。  商業施設やビジネスホテル等の企業誘致の現状と課題についてでありますが、企業の誘致は、市都市計画や総合計画などに基づき、実施しております。  まず商業施設の誘致では、市内既存商店の保護も視野に入れ、出店可能な適地への誘致を行っており、現在5社程度の進出に向けた動きがあります。  特に、大型の商業施設誘致における課題といたしましては、出店可能な適地が限定されること、新規出店の場合は、周辺の道路や生活環境の整備が必要となることなどが挙げられます。  次に、ビジネスホテル等の誘致については、地元産業団地関係者などからの要望を受け、現在継続して実施しております。  ホテル誘致の課題としては、特にチェーン店の場合、契約形態により、オーナーの初期投資が多大となること、チェーン店が望む場所に適地がないことなどが挙げられます。  商業施設の誘致は、本市の魅力度アップや税収、雇用の確保においても、大きな貢献をもたらすものであり、今後も進出情報の収集に努めてまいります。  また、ビジネスホテルの誘致についても、来訪者の滞在に伴う市内消費の拡大、魅力度アップなどにつながるため、引き続き積極的な誘致を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  では、積極的にやっていってください。今5社と聞いたので、びっくりしました。これは鹿沼市民も、5社もホテルがきたがっているのだというところは、もっともっと。  (「ホテルはきていない」と言う者あり) ○7番 佐藤 誠 議員  失礼しました。何にしたって、そういう商業施設が、まだまだ鹿沼市に興味を持っているのだというところを僕らは忘れるべきではないと思います。  時間ぎりぎりなので、では、もう結びの話をしましょう。  今日、3月13日、実は天王星以外に、冥王星の発見というのも発表された日です、1930年です、アメリカです。  実は、ただ冥王星は惑星ではなくなってしまったのですね、準惑星になってしまいました。準惑星だという発表をしたその学者が、実は去年、もう1つ、太陽系のもう1つの惑星があるという発表をしました。冥王星も入れたら10個目だったのですけれども、冥王星がなくなってしまったので、その9つ目の惑星が見つかると、今あだ名で「プラネット・ナイン」と言われているのだそうですね。ただ、冥王星は248年で太陽の周りをぐるっと回っていますけれども、その「プラネット・ナイン」というのは、確認されたら、どうやら1万年か2万年で物すごい回っているので、なかなか理論的にはもちろんあるのだけれども、見つけられていないのだというそうです。ただその理論を発表した博士が言うには、自分が見つけられなくても、ほかの誰かが見つけてもらえれば、自分はそれでうれしいのだと、だからその論文を発表して、みんなで「プラネット・ナイン」を見つけてほしいのだと、そういうようなことを言っていました。  僕もいろんな提案をしていますし、自分の力ではできないこともあるし、逆にほかの議員が言うほうが実現していくことはあるものわかっています。でも、僕はそれでいいと思います。やっぱり鹿沼市の新しい希望の星というのを、みんなでいろんな話をしながら、見つけていければいいのだと思っています。  ちなみに、もし「プラネット・ナイン」が見つかったときには、やっぱり神話上の神様の名前というのがつけられるらしいです。そういう意味では、一番、1万年をかけてぐるぐるめぐってくるその「プラネット・ナイン」の名前というのは、やっぱり時間をつかさどるクロノスという名前がきっといいのかなと、そういうロマンのある話をしながら、これからももっとこの鹿沼市というのを強く優しいまちにするために、いろんな話をまた皆さんとしていきたいと思っています。それまでどうかごきげんよう。  ありがとうございました。 ○横尾武男 議長  暫時休憩をいたします。  11時10分から開始いたします。  (午前11時02分) ○横尾武男 議長  休憩前に引き続き再開をいたします。  (午前11時10分) ○横尾武男 議長  引き続き発言を許します。  8番、舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  8番、舘野裕昭でございます。  今回は、議案質疑2件、市政一般質問4件を通告させていただいていますので、では早速議案質疑より入らせていただきますので、よろしくお願いいたします。  1件目ですけれども、議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算についてのうち、歳出10款2項1目情報化教育推進事業費6,215万6,000円のうち、14節使用料及び賃借料、施設・器具借上料の5,421万2,000円の詳細並びに新年度の新規契約分のパソコンの導入についてお伺いいたします。  導入に関しましては、導入時期と、あと学校名、台数及び導入方式などをお伺いできればと思っております。  併せて歳出10款3項1目、これも同じく情報化教育推進事業費3,160万4,000円のうち、14節使用料及び賃借料、施設・器具借上料の2,818万3,000円の詳細についてであります。  この件も同様にパソコンの件も含まれておりますが、導入時期、学校名、導入方式などをお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  当局の答弁を求めます。  田野井武教育次長。 ○田野井 武 教育次長  議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算についての質疑のうち、歳出10款教育費2項小学校費1目学校管理費、情報化教育推進事業費についてお答えします。  14節使用料及び賃借料5,421万2,000円の詳細とパソコン導入の詳細についてでありますが、予算の内容につきましては、校務用パソコン既存契約分のリース料、パソコン教室で使用しているパソコン既存契約分リース料、学校ホームページサーバー使用料及び校務用パソコン新規契約分リース料を計上いたしております。  新年度の新規契約分につきましては、6月ごろに粟野小学校、清洲第一小学校、清洲第二小学校、永野小学校及び粕尾小学校の5校について、校務用パソコン79台の入れ替えを予定しております。  導入方式につきましては、これまで同様5年間のリース方式での入れ替えを実施する予定であります。  次に、歳出10款教育費3項中学校費1目学校管理費、情報化教育推進事業費についてお答えします。  14節使用料及び賃借料2,818万3,000円の詳細とパソコン導入の詳細についてでありますが、予算の内容につきましては、小学校同様、校務用パソコン既存契約分リース料、パソコン教室で使用しているパソコン既存契約分リース料、学校ホームページサーバー使用料及び校務用パソコン新規契約分リース料を計上いたしております。  新年度の新規契約分につきましては、6月ごろに北犬飼中学校、粟野中学校の2校について、校務用パソコン59台の入れ替えを実施し、11月ごろには東中学校、西中学校の校務用パソコンについても124台の入れ替えを予定しております。  導入方式につきましては、小学校同様5年間のリース方式での導入を考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  わかりました。では、続いての議案質疑に入らせていただきます。  議案第28号 基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正についてであります。  この件は、「鹿沼市こどもみらい基金」の設置でありますが、財源の1,000万円については確認いたしておりますので、支援基準の詳細などについてお伺いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  御地合晋守保健福祉部長。 ○御地合晋守 保健福祉部長  議案第28号 基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正についての質疑にお答えします。  「鹿沼市こどもみらい基金」の詳細でありますが、基金設置の経緯としましては、昨年11月に市民より、子供の貧困対策を目的として500万円の寄附がありました。  本市では、様々な子供の貧困問題に対応するため、更に市費500万円を加え、合計1,000万円として、取り崩し型の基金を設置することといたしました。  この基金は、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況等にある子供を支援する事業の財源に充てることを目的としております。  対象事業としましては、子供の居場所づくりや緊急を要する物資支援、その他子供の貧困に関する支援等を予定しておりますが、具体的な対象事業や支給基準等の詳細につきましては、現在検討しているところです。  対象事業につきましては、様々なケースにこの基金が活用できるよう、柔軟な対応をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  わかりました。先ほどの1,000万円の基金の設立ですけれども、子供のために有効に使っていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、市政一般質問に入らせていただきます。  昨年の3月議会定例会の登壇者も今回同様17名が登壇したと記憶しております。私は最後の登壇ではなかったのですけれども、去年の最終登壇者は1時間近く長々としゃべっていた記憶もありましたよね。なので、私はそんなに長くはしゃべるつもりはありませんけれども、生きた答弁をいただきたいと、満足のいく答弁がいただければと思って登壇させていただいている次第でございますので、執行部におかれましては、もちろんのこと、最高の答弁を用意していただいていることと思っておりますので、期待をして質問をする次第でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  1件目の質問です。イチゴの新規就農についてであります。  この件も、先の12月議会定例会で一部触れさせていただきました。その後の結果や状況について、数点お伺いいたしてまいります。  まず園芸王国の推進を担い、また「いちご市宣言」を支えてくれているのがイチゴの生産者の方であります。  中でも今回は、イチゴの新規就農研修生の確保状況について、どうであったのかをお尋ねしていきたいと思っております。  夢と希望を持ち面接に臨んだことと思われますが、どのような状況であったのか。  また今回、残念ながら定数の枠から漏れて、選考基準に該当しなかったという方も数おられるかと思いますので、今後その方々へのフォローはどのように対応していくのか併せてお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  イチゴの新規就農についての質問のうち、イチゴの新規就農者の確保についてお答えをいたします。  まずイチゴ新規就農研修生の確保状況等についてでありますが、イチゴ新規就農研修生の募集は定員4名で、最終的に鹿沼市内4名、栃木県内2名、栃木県外2名の合計8名の応募がございました。  2月14日に市、栃木県上都賀農業振興事務所、JAかみつが、農業公社、農業生産法人かぬまの面接官による面接審査を実施をいたしました。  その際、以前からイチゴ農家になりたいと考え、既に配偶者がイチゴ農家で働いておられる方や各地の就農フェアに参加し、各種研修制度を調査した中で、本市での就農を希望された方、またイチゴ農家を見学する中で、自分の育てたイチゴを喜んで食べてもらいたいという思いが募り、就農を希望した方など、ほぼ全員がイチゴ農家になりたいという強い意欲を示されておられました。  最終的には、応募の動機、やる気、資金力などを評価をし、4人の方を選考いたしました。  本年4月から農業生産法人かぬまでの2年間の研修に入ります。  次に、定数枠から漏れた方のフォローについてでありますが、定数枠から漏れた方には、「来年度以降も募集を継続していくこと」や「市内の認定農業者や栃木県農業士などの先進農家で研修を受ける制度があること」をお知らせをいたしております。  今後、定数枠に漏れた方から連絡があった場合には、関係機関が一体となって就農に関する相談受付を行ってまいりたいと考えております。  その結果、先進農家等での研修を受ける希望がある場合には、農家への紹介を行い、新規就農者の確保・育成につなげていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。今回は予想を超える申し込みがあり、有望な新規就農者が選抜されたのではないかと推察されるわけでございますが、答弁では本市のように2年間の研修制度はほかにはないというようなお話でした。「いちご市」である鹿沼市ならではの施策であり、研修制度のようでありますが、ならば今回も、今回というか、今後も今回同様にそのような研修制度を数多く広げていただいて、単発ではなく、継続していただきたいという思いもあります。  せっかく研修用のハウスもつくったわけでもありますので、イチゴを求めて栃木県外から移住する方もゼロではないと思われますので、「いちご市」あっての施策であるならこそ、継続していただきたい、継続すべきと考えるのでありますけれども、執行部の考えを再度お願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  再質問にお答えします。
     研修生の受け入れについては、来年度以降も引き続きやっていきたいというふうに思っています。  場所的には、参考までに申し上げますと、今出会いの森いちご園、あのちょうど東側にハウスを6棟ほど建てて、これは1年間、初年度はここで研修をしていただくということです。  それから引き続いて、平成29年度以降、2年目以降の研修用に12棟ハウスを建てて、1人3棟持っていただいて、栽培に実際にかかわっていただくというようなことでもって、順次移動しながら、また初年度の方は最初に研修生が1年目に受けられたハウスを使って、いろいろ技能実習をして、そしてそれを身につけた上で、2年目には自分で3棟のハウスを持って、そこで栽培をして、これはJAかみつがに出荷をして、そこで利益と経費の差を、その方に分配すると、こういうやり方でもって、意欲を持って取り組んでいただけるようにというシステムを考えながら、来年度以降も取り組んでいきたいというふうに思っています。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。大分ハウスも増やしていくような答弁でしたので、研修生も今後増えていただいて、イチゴの生産農家も増えていくことを切に願う次第でございますので、よろしくお願いいたします。  では、次の質問に入ります。  「いちご市」のPR戦略についてであります。  またイチゴの話になるかもしれませんけれども、「いちご市宣言」以降、様々なイベントや施設等をオープンさせ、市内はもとより、市外や栃木県外の方に徐々ではありますけれども、浸透してきているのではないかと思います。  更に、宣言を記念した取り組みが何かできないのか、何か必要なのではないかと、私は考える次第であります。  今、役所のほうでは、各証明書なんかを発行・交付をしていると思いますけれども、その証明書のデザインですけれども、デザインなんかも様々な場面での拡充が更に必要になってくるのではないかと思います。イチゴをあしらったモチーフにするとか、なんだかんだの市民向けに何かを考えてもいいのではないかと思う次第でございます。  また、市全体でのPR活動も工夫を凝らした政策というか、そのようなことも不可欠ではないかと考えますので、そこで全庁的にはどのような取り組みをしていくのかお考えをお伺いしていきたいと思います。  今回執行部のほうでは、イチゴのネクタイを締めて本会議に臨んでいるかと思いますけれども、そればかりではなく、違った意味での戦略、PR方法を教えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  「いちご市」のPR戦略についての質問のうち、「いちご市宣言」を記念した取り組みについてお答えをいたします。  この度、「いちご市」を宣言したことにより、内外で大きな話題を呼び、PR効果として非常に手ごたえを感じております。  まず「いちご市」オリジナルデザイン様式によるPRについてでありますが、本市では、「いちご市」をPRしながら、市民一人一人の一期一会の出会いを祝福するため、イチゴをモチーフにしたオリジナル婚姻届と出生届を3月中にスタートさせます。  これらの届け出書は、市への提出用と手元に残る記念用の2種類の作成を予定いたしております。  またイチゴ型のオリジナル記念スタンプを記念用届け出書に押印いたします。  併せて、お祝いとしてイチゴとベリーちゃんをモチーフにしたグリーティングカードを贈呈いたします。  この婚姻届用グリーティングカードには、市の施設が1年後の結婚記念日まで無料で利用できるお祝い特典もつけてございます。  また、市役所正面ロビーには、「いちご市」の記念撮影用のブースを設置してご利用いただきます。  今後、これらの取り組みについては、広報かぬま、市ホームページ等で広く市民に周知してまいりたいと考えております。  次に、「いちご市宣言」に伴う全庁的な取り組みについてお答えをいたします。  「いちご市」のPRは、全庁的にどのような取り組みを行っているのかということでありますが、「いちご市」は本市を全国にPRしていくためのスローガンとして宣言したものであり、イチゴづくしの施策により、話題性や認知度、そして本市のイメージを向上させていくことが、そのねらいであります。  そのために、職員一人一人が認識を深めながら、それぞれの部署がそれぞれの方法で取り組みを進めているところであります。  主な取り組みといたしましては、PR物品の作成といたしましては、市の指定ごみ袋や封筒をイチゴのデザインに変更してまいります。  イベントといたしましては、学校給食での「いちごランチ」や鹿沼市民文化センターでの「ベリーサウンドコンサート」などを開催するとともに、今後はイチゴメニューコンテストなどを盛り込んだPRイベントの開催を計画いたしております。  そのほか、東武鉄道関係看板のイチゴデザイン化や首都圏映画館での「いちごそば」に続く第2弾広告の上映を行うなど、イメージの向上に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。役所のほうでも様々な取り組みが今後予定されていることと思いますので、何とぞ浸透するようにお願いできればと思っております。  先ほど答弁の中で、婚姻届と出生届でしたか、3月に、今年の3月ですよね、そうですね、今年の3月にはスタートさせるということでしたけれども、今もう3月の半ばにきていますので、3月のいつから、その新しいデザインでの書式で交付していくのか。またその書式なんかがもし決まっていれば、披露できましたら、もし見せていただければありがたいのですけれども、どうでしょうか。いつからスタートする、3月のいつからスタートするのかと、書式なんかができていれば、この場で見せるとかというのも方法かと思いますので、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  小太刀亨市民部長。 ○小太刀 亨 市民部長  再質問にお答えいたします。  どんなデザインかということのご質問ですが、ただいまデザイン担当の職員が今ちょっと詰めておりまして、非常に今案としてはベリーちゃんを中心としたイチゴとイチゴの花をあしらったもので、今考えてやっております。  今度の3月23日に市長の定例記者会見がございますので、そのときにはこんな形でというふうにご披露できるかと思いますが、現時点では夢のある、大変かわいらしいデザインだということで、ご理解いただければと思います。  市長定例記者会見のときにお披露目できると思いますので、こうご期待ということで、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。  (「いつから」と言う者あり) ○小太刀 亨 市民部長  3月23日に市長定例記者会見がございますので、その日からご覧いただけるかと思います。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  そうですか。今日は披露してもらえないということです。残念ですので、市長の定例記者会見のときまでは、やはりマスコミも入りますので、そちらのほうが、やはり。 ○小太刀 亨 市民部長  まだ出来上がって。 ○8番 舘野裕昭 議員  出来上がっていないのですね。では、そのようですので、今後、23日からスタートさせるということですので、楽しみにしていたいと思います。  そのオリジナル婚姻届と出生届を23日から新たにスタートさせるということですので、どうしても結婚とか出生、出産、出生なんかは記念すべきことであると思いますので、その届を持参したときに、市長なり、あとはベリーちゃんがもし担当課というか、市民のところに来て、一緒に写真撮影なんかをして、その記念に残すというのも一つの「いちご市」ならではの取り組みではないかと思いますので、ベリーちゃん、もしくは市長のほうで、そのような取り組み、考えがあれば、お願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  ただいまの再質問にお答えします。  大変若い皆さん、お母さん、お父さん、そういった方に、一緒に記念撮影を撮りたいと言っていただくのは大変光栄だと思っています。時間が許す限り、そうしたいというふうには思っていますが、かなりの件数からいくと、年間通して相当な件数ですから、現実的にはなかなか難しいものがあるだろうと思っています。  ベリーちゃんも同じで、いつもあれをかぶって一人でいるというのもこれもかなり厳しいことなのですが、写真撮影用の何かブースといいますかね、そういったものは考えていきたいというふうに思っておりますので、そういったところでうまく活用していただいて、どうしても写真を一緒に撮りたいという場合には、はい、万障繰り合わせて、参加できるところにはしたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ぜひよろしくお願いしたいと思います。  あと、今ちょうど執行部のほうではイチゴのネクタイを締めておられますけれども、今後も当然のことながら、締めて営業に出るのではないかと思います。これからほかの職員の方もぜひネクタイを締めて、更に拡充させていただければと思っている次第でございますけれども、特に窓口の応対業務の方や、あとイベントで様々なイベント会場に営業に出ることがあるかと思いますので、各々が「いちご市」の営業マンとなり、拡充させていくのも必要であるかと思いますので、今後は一般の職員の方もネクタイを締めて「いちご市」を宣伝していくという認識でよろしいのか、一つ確認させていただければと思います。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  それでは、ただいまの再質問にお答えしたいと思います。  先ほども答弁の中で、「いちご市」を宣言をして、それなりのPR効果は、実は出ているというふうに思っています。  これはちょっと余談ですけれども、2月23日、三重県の伊賀市が「忍者市」というのを宣言したのですね。そのときの記事にこう書いてあるのですよ。「市では讃岐うどん名物の香川県がうどん県、イチゴの産地、栃木県鹿沼市がいちご市を名乗り話題になったことを参考に、今回の宣言を決めた」とこういうふうに記事が書いてあって、その宣言式には市長が忍者の格好をして、しかも巻物で宣言をしたと、議員の皆さんがみんな同じ忍者の格好をして座っていたという、そういうことで話題になったのですが、かようなことでありまして、やっぱりどうせやるからには、みんながこぞってそういったものを着用していくということは非常に重要なことだというふうに思っています。  そういう意味で、今ご提案いただきました。なかなか何本もないと毎日つけているというのは実際難しいと思うのですが、少なくともイベントのときには、関係する職員はつけられるように、そしてまた谷中議員がスカーフを巻いてこの間登壇されましたけれども、ああいったことも併せて、女性用のものも開発をしながら、これからいろいろレパートリーを広げて対応していきたい、みんながそういったものに心を一つにして、同じ方向に向かって取り組みができるように、いろいろ工夫をしていきたいと思っております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  舘野でございます。わかりました。では、各部署での取り組みは大体わかりましたので、少しでも知っていただく、今「いちご市」を少しでも知っていただこうと、各地域でもなんだかんだの動きが出ていることと思います。  一つお伺いしたいというか、質問していきたいのですけれども、よく各地域、あとはコミュニティセンター単位で、何か「いちご市」という、「いちご市」をもうちょっと宣伝していこうという取り組みが出ている団体が中にはあると聞いておりますけれども、少しでも「いちご市」をPRしようという団体、もしくは団体やその組織で何らかの支援が受けられないのか、もし市のほうで考えがあれば、お願いしたいと思っております。  というのは、どうしても「いちご市」の一つの戦略として、コミュニティセンター単位なり、市民自らが鹿沼市は「いちご市」だという認識のもと動いていただく、もしくはそのPR活動をしていただくためにも、やはり執行部から、もしくは何らかの支援があってもやぶさかではないのではないかと思っておりますので、その点の支援体制をどのように考えるか、見解をお伺いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  再質問にお答えします。  各地域でもって、市民の皆さんがいろんな形でそれに呼応して、いろんな提案をして、取り組みをしていただけるというのは大変すばらしいことだというふうに思っております。  そういう意味で、ぜひ連携をとりながら、より効果的な対応が、効果が発揮できるように、我々もかかわっていきたいというふうに思っています。  地域とか、あるいはコミュニティセンター単位という、言ってみれば、「地域の夢実現事業」のいわゆる、ちょうどそこに収まる話でございますので、地域の皆さんが相談をされて、自分たちはこういう取り組みをしていきたいということが、合意がされてくれば、それらの活用についても、いろいろ検討いただき、第2階層、第3階層という話もしておりましたけれども、そういった中に提案をしていただくのも一つの方法だというふうに思っています。  またグループとか、そういったところの皆さんが、そういったことをやりたいという場合には、金額的には非常に少額でありますけれども、市民協働推進事業というようなことの補助制度もございますので、それらについては地域活動支援課でいいのかな、そちらのほうに相談をしていただいて、いろいろ事業として検討いただくということは十分可能だというふうに思いますので、そういったものを活用して、大いに協働のまちづくりに取り組んでいければというふうに思っています。よろしくお願いしたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。地域のコミュニティセンター単位でも何らかの補助があり、その支援が得られるということでありますので、ぜひお願いしたいと思います。  私が聞くところによれば、南のほうで今度田んぼにアート田んぼ、アート田んぼってよく田んぼに絵をかくのではないですけれども、苗の色で絵をかくような、宣伝効果というか、町おこしみたいな形でやるような話を聞いておりますので、やはりそれも南のほうは、鹿沼市の南の玄関口でありますので、やはり東武線に乗っている人に、イチゴ、「ああ、鹿沼はイチゴなんだね」と、「田んぼにもイチゴの絵がかいてあるよ」というようなところを、やはり市長に後押ししていただければ、「いちご市」をより栃木県外へPRできるのではないかと思いますので、執行部、また市長におかれましても、支援のほど、よろしくお願いしたいと思います。  では、あと1点、先ほど言い忘れたのですけれども、オリジナル届出書は、23日の市長定例記者会見では発表するということでしたけれども、この議会定例会は、22日が最終日になっているかと思うので、22日だと、もう市長定例記者会見の前日ですので、何らかのPRではないですけれども、書式は公表できるのではないかと思うのですけれども、出すべきですよね、もちろん。市長定例記者会見まで何とか待ってくれというのであれば、しようがないのですけれども、22日に出せるのか、もしくは市長定例記者会見で披露するのか、それをちょっと1点お伺いしておきます。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  小太刀亨市民部長。 ○小太刀 亨 市民部長  それでは、再質問にご答弁いたします。  強いご希望をいただきましたので、22日にお見せできるように、頑張りたいと思います。  もし万が一、印刷が出来上がっていなければ、こういったものということでも、ちょっと出せるかと思いますので、その辺は検討させていただきます。よろしくお願いいたします。  答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ご配慮いただき、ありがとうございました。  では、次の質問に入らせていただきます。  下水道事業についてであります。  下水道事業は、平成32年度に公営企業会計に移行されます。  その前段の施策として、維持管理コストの縮減や新たな財源の確保に努めていく必要があるのではないかと考えます。  今も民間活力の導入により、消化ガス発電を行い、売電収入の一部を得ていると思われます。  その事業ですが、平成27年の6月から実施していることでありますので、1年半経過した現在の稼働状況や収入状況、今後の見通しについてお伺いいたします。  また、新たな民間活力の導入として、B-DASHプロジェクトが4月から本格稼働いたします。これは先の市長の施政方針の中で述べられた汚泥の肥料化を目指す事業であると認識した次第でありますが、そのB-DASHプロジェクトの概要と今後の動向についてでありますが、コスト面や汚泥の有効活用等を、まずはお伺いしていきたいと思いますので、お願いいたします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  高村茂環境部長。 ○高村 茂 環境部長  平成32年度の公営企業会計移行に向けた施策についての質問の下水道事業における民間活力導入の検討や実績についてお答えします。  まず下水道処理場の維持管理コスト低減や新規財源確保等を目的とした民間活力導入の施策検討や実績についてでありますが、黒川終末処理場のコスト低減や新規財源確保などを目的に、民間活力の導入としまして、平成26年10月に月島機械株式会社と事業協定を締結いたしました。  本事業は、汚泥処理の際に発生する消化ガスを燃料とした発電を民設民営で行うもので、平成27年6月から発電及び売電を開始しております。
     市による初期投資はなく、発電施設用地と消化ガスの提供を行い、売電収入額の15%を分配金として得ております。  売電につきましては、「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用しており、売電単価は20年据え置きで、20年間の市の総収益は、およそ1億2,000万円を見込んでおります。  実績としましては、平成27年度の発電量が45万7,668キロワットで、分配金317万3,012円、平成28年度の発電量が99万9,715キロワットで、分配金691万5,494円であります。  次に、B-DASHプロジェクトの概要と今後の動向についてでありますが、B-DASHプロジェクトとは、国土交通省が実施しております「下水道革新的技術実証事業」で、下水道事業における新たな技術を創設するための100%国費による委託事業となります。  本事業につきましては、平成28年度に本市を含め日本下水道事業団など5団体で構成する共同研究体により、「脱水乾燥システムによる下水汚泥肥料化・燃料化実証研究」を提案し、採択されたところであります。  実証施設は、平成28年7月に設計・施工に着手し、本年1月に完成、2月9日には完成式典と施設内覧会を行いました。  本年4月からは本格稼働に入り、1年間の実証データ収集を行い、国により本システムの整備ガイドラインが作成され、全国展開をしていく予定であります。  施設の特徴としましては、下水道分野と他分野で培われました技術を組み合わせ、コンパクトな施設にした上で、含水率の異なる乾燥汚泥を一つの施設で製造できるようになること及び汚泥肥料や燃料化物としての利用が可能となることにあります。  実証施設の稼働に伴い、燃料費や薬品費、保守管理費などを負担することとなりますが、汚泥処理量の減少により、汚泥処理費が減額となるため、処理施設全体のコスト縮減が見込まれます。  このため、プロジェクトの研究期間は2年間となっておりますが、平成30年度からは国から施設を借用し、市の管理による運転を継続させていく計画であります。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。  では、ちょっと何点か確認というか、お伺いしていきたいのですけれども、汚泥の処理量と処理費なのですけれども、直近ではどれぐらいの実績であって、また今度B-DASHプロジェクトの施設の本格稼働が4月からでしょうけれども、今後その稼働によって処理量とその維持管理コストが今後どれぐらい削減できるのか、見込みで結構ですので、まず1点お伺いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  高村茂環境部長。 ○高村 茂 環境部長  再質問にお答えします。  まず汚泥処理量と処理費の平成27年度の実績ですが、処理量が3,121トン、処理費が1億2,224万814円となっております。  4月からのB-DASH施設本格稼働後の見込みでありますが、処理量が1,560トン、処理費が6,950万円となります。  平成27年度と比較いたしまして、処理量で1,561トンの減、処理費では約5,273万円の減を見込んでおります。  運転管理費につきましては、薬品費、燃料費、電氣料、保守管理委託料を合わせまして1,928万円を見込んでおります。  都合これによりまして、減額分から増額分を差し引きしますと、3,345万円のコスト縮減が図れると見込んでおります。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。このB-DASHプロジェクト、施設の本格稼働によって、相当のコスト縮減、削減ができるということですので、今後も稼げる自治体というのですか、稼げる役所なんかを目指していただければと思っております。  また、汚泥の肥料化に向けた実証実験も今行っているようなお話ですので、まずは土壌改良剤として進めていくのも一つの考えかと思います。近い将来、鹿沼土とともに、培養土となって全国に発信できるのもそう遠くはないのではないかと思う次第でありますので、よろしくお願いしたいと思います。  今まで、本当によい答弁をいただいてきました。次も本当に期待できるのではないかと思っておりますので、続けて次の質問に入らせていただきたいと思っております。  最後の質問項目です。  南の玄関口でもあります南押原地区の振興についてであります。  中でも、市道0365号線、何度も聞いたことがあるような市道の名前かと思いますけれども、新田橋の整備状況についてであります。  清南橋は、今年の3月30日に開通式、渡り初め式をやるような話でありますので、その新田橋の整備状況、過去に市長初め、前任、前々任の都市建設部長からはよい答弁をいただいておりますので、進捗の確認のため、お伺いしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  鹿嶋敏都市建設部長。 ○鹿嶋 敏 都市建設部長  南押原地区の振興についての質問の市道0365号線についてお答えいたします。  市道0365号線新田橋の整備状況についてでありますが、市道0365号線は、北赤塚町地内、国道352号から藤江地区圃場整備事業地内までの延長640メートル、幅員9.75メートルの市道で、一級河川黒川にかかる新田橋の架設を伴う道路であります。  平成27年度は、黒川右岸の物権補償調査を実施し、平成28年度から物件移転補償及び用地取得に着手いたしました。  また、平成28年8月には、地域再生計画を作成し、内閣の認定を受け、地方創生道整備推進交付金として、新たな財源を確保したところであります。  平成29年度は、引き続き黒川右岸の物件移転補償及び用地取得を実施するとともに、黒川左岸約120メートル区間の道路築造工事を予定しております。  今後の整備については、国庫補助金の確保に努めながら、おおむね5カ年での完了を目指してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。私もこれはよく、平成25年、2、3年前の質問のときも、おおむね5年の完成を目指すということでありました。今回もおおむね5年ということでありますので、その理由、ひとつはわかるのですね。どうしても一昨年水害が、大規模な水害によって黒川河川敷内、堤防が決壊に見舞われたというので2年の遅れは私も覚悟しておりました。なので、先ほど都市建設部長の答弁にもありました5年、5年後というと、2020年東京オリンピックはもう終わってしまっていますので、そうすると第77回国民体育大会ですかね、第77回国民体育大会、第77回国民体育大会は、今度栃木県では「いちご一会とちぎ国体」、そういう愛称を命名して開催されるようですので、国民体育大会は、聖火リレーではないのですよね、炬火リレーという、この字が違う、聖火ではなく、炬火というリレーが多分栃木県内を走るのではないかと思っております。ちょうど私も昭和55年でしたか、第35回国民体育大会「栃の葉国体」が開催されたときは、私も小学生でしたけれども、旗を持って、近所の国道293号、今は新しくバイパスができてしまいましたけれども、そちらで旗を振っていた覚えがあります。今後、今後の5年、第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」に向けて、新田橋も開通するということですので、やはり新たな第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」に向けた新田いちご一会橋というような命名もつくのではないかと思っております。  1点確認したいのですけれども、どうしても国の補助なんかに今後左右されてくるということであると思いますので、何とかいつまでも5年という言葉もいいですけれども、今から5年で大丈夫ですよね。1点お願いします。 ○横尾武男 議長  答弁を求めます。  鹿嶋敏都市建設部長。 ○鹿嶋 敏 都市建設部長  再質問にお答えします。  以前の議会定例会のときに前都市建設部長が2020年東京オリンピックまでに等々のお話をされたかと思います。  それで、その時点でおおむね5年ということなのですけれども、先ほど舘野議員がおっしゃっていたように、建築資材の高騰ですとか、また最近国のほうの補助金のつき具合が大変悪くなっております。その中で、ちょっと2020年東京オリンピックには間に合わないのですけれども、私どものほうの目標として、平成33年の事業完了を目指して、進めていきたいというふうに思っております。  以上で答弁を終わります。  第77回国民体育大会が平成34年ですので、1年前には終われるかなというふうに考えております。  以上です。 ○横尾武男 議長  舘野裕昭議員。 ○8番 舘野裕昭 議員  ありがとうございました。第77回国民体育大会、平成34年、新田イチゴ橋、平成33年の開通を目指すということでありますので、安心した次第であります。  今日、議案質疑2件、市政一般質問4件をやらせていただきました。何か今日はいい回答をいただいたような気がしております。  やはり普段からのこの思いが市長また執行部には伝わったのではないかと思っております。  私も一つ一つの言葉には気をつけて、ここに登壇しているわけでございますので、今後とも執行部のお力を借りながら、議会活動をしていきたいと思いますので、何とぞお力添えのほど、よろしくお願いしたいと思います。  本日はこれで終了させていただきます。ありがとうございました。 ○横尾武男 議長  以上で議案に対する質疑並びに市政一般質問を終結いたします。  続いて、日程第2、議案等の委員会付託を行います。  お諮りいたします。議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算についてから議案第20号 市道路線の変更についてまで、議案第23号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の一部改正についてから議案第32号 鹿沼市保健センター条例の廃止についてまで及び陳情第1号 「横根太陽光発電所建設差し止め措置実現に向けた陳情をお手元に配付してあります議案付託表及び請願・陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託をしたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定をいたしました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。14日を議案調査のため、15日・16日を常任委員会の審査のため、17日・21日を議事整理のため、休会したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定をいたしました。  なお、22日は午前10時から本会議を開きます。  本日は、これで散会をいたします。  (零時06分)...