鹿沼市議会 > 2016-12-19 >
平成28年第5回定例会(第5日12月19日)

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  1. 鹿沼市議会 2016-12-19
    平成28年第5回定例会(第5日12月19日)


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    平成28年第5回定例会(第5日12月19日)        平成28年第5回鹿沼市議会定例会会議録(第5日) 開  議  平成28年12月19日(月)午前10時    日程第 1 発言の取り消しについて  日程第 2 議案第74号から議案第97号まで、議案第99号から議案第101号まで、        請願第1号、及び陳情第1号について(委員長報告、質疑)  日程第 3 議案第99号について(起立採決)  日程第 4 請願第1号について(起立採決)  日程第 5 議案第74号から議案第97号まで、議案第100号、議案第101号及び、        陳情第1号について(採決)  日程第 6 議員案第7号について(採決)  日程第 7 常任委員会調査報告について(委員長報告会議事件  議案第 74号 平成28年度鹿沼市一般会計補正予算(第2号)について  議案第 75号 平成28年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第 76号 平成28年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第2号)につ          いて
     議案第 77号 平成28年度鹿沼市簡易水道事業費特別会計補正予算(第2号)につい          て  議案第 78号 平成28年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第 79号 平成28年度鹿沼市水道事業会計補正予算(第1号)について  議案第 80号 日光市による水道施設の設置について  議案第 81号 指定管理者の指定について  議案第 82号 指定管理者の指定について  議案第 83号 指定管理者の指定について  議案第 84号 指定管理者の指定について  議案第 85号 指定管理者の指定について  議案第 86号 指定管理者の指定について  議案第 87号 市道路線の認定について  議案第 88号 市道路線の廃止について  議案第 89号 市道路線の変更について  議案第 90号 鹿沼市職員の退職手当に関する条例の一部改正について  議案第 91号 鹿沼市税条例等の一部改正について  議案第 92号 鹿沼市手数料条例の一部改正について  議案第 93号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第 94号 鹿沼市農業委員会委員及び推進委員の定数を定める条例の制定について  議案第 95号 鹿沼市水道事業の設置等に関する条例及び鹿沼市水道事業給水条例の一          部改正について  議案第 96号 鹿沼市水道事業水道技術管理者の資格等を定める条例の制定について  議案第 97号 鹿沼市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について  議案第 99号 鹿沼市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正につ          いて  議案第100号 鹿沼市長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について  議案第101号 鹿沼市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  請願第  1号 城山公園猪捕獲箱罠設置に関する請願について  陳情第  1号 「幸町1丁目公園」設置に関する陳情について  議員案第 7号 「森林・林業基本計画」の推進を求める意見書の提出について 出席議員(24名)    1番   石  川  さ や か    2番   鈴  木     毅    3番   島  田  一  衛    4番   阿  部  秀  実    5番   加  藤  美 智 子    6番   市  田     登    7番   佐  藤     誠    8番   舘  野  裕  昭    9番   荒  井  正  行   10番   大  貫     毅   11番   鈴  木  敏  雄   12番   谷  中  恵  子   13番   津 久 井  健  吉   14番   小  島     実   15番   湯  澤  英  之   16番   増  渕  靖  弘   17番   横  尾  武  男   18番   関  口  正  一   19番   鰕  原  一  男   20番   大  島  久  幸   21番   赤  坂  日 出 男   22番   橋  本  正  男   23番   大  貫  武  男   24番   船  生  哲  夫 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長     佐  藤     信     副市長    松  山     裕  総務部長   渡  辺  克  明     都市建設部長 鹿  嶋     敏  財務部長   水  嶋  俊  彦     水道部長   渡  邉  政  幸  市民部長   小 太 刀     亨     消防長    上  澤  広  美  保健福祉部長 御 地 合  晋  守     教育長    高  橋  臣  一  経済部長   杉  江  一  彦     教育次長   田 野 井     武  環境部長   高  村     茂 事務局職員出席者  事務局長   石  川  佳  男     議事課長   金  田     毅 ○横尾武男 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  (午前10時00分) ○横尾武男 議長  現在出席している議員は24名であります。  それでは本日の議事日程事務局長に朗読させます。 ○石川佳男 事務局長  議事日程を朗読。 ○横尾武男 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、発言の取り消しについてを議題といたします。  佐藤誠議員より発言を求められておりますので、これを許します。  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  おはようございます。12月9日の私の市政一般質問において、別紙のとおり取り消しをさせていただきたいので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  発言は終わりました。  ただいまの発言のとおり、発言を取り消すことにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  続いて、日程第2、議案第74号 平成28年度鹿沼市一般会計補正予算(第2号)についてから議案第97号 鹿沼市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についてまで、議案第99号 鹿沼市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから議案第101号 鹿沼市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてまで、請願第1号 城山公園猪捕獲箱罠設置に関する請願について及び陳情第1号 「幸町1丁目公園」設置に関する陳情についてを議題といたします。  各委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長小島実議員。 ○小島 実 総務常任委員長  おはようございます。  ただいまから総務常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案6件でありました。  これに対し去る14日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第74号中関係予算、議案第90号、議案第91号、議案第100号及び議案第101号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  また、議案第99号につきましては、挙手採決により、原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、総務常任委員会の審査結果についての報告を終わりにします。 ○横尾武男 議長  環境経済常任委員会委員長増渕靖弘議員。 ○増渕靖弘 環境経済常任委員長  おはようございます。  ただいまから環境経済常任委員会の審査結果についてを報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案5件、請願1件でありました。  これに対し去る14日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第74号中関係予算、議案第76号、議案第84号、議案第94号、議案第97号につきましては、全会一致で原案を可とするものと決しました。
     また、請願第1号 城山公園猪捕獲箱罠設置に関する請願につきましては、挙手採決により採択するべきものと決しました。  なお、イノシシ捕獲箱わなの設置は、公園管理者である市の捕獲計画のもと、安全を十分確保した上で設置されるよう附帯事項として要望いたします。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、環境経済常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  文教民生常任委員会委員長谷中恵子議員。 ○谷中恵子 文教民生常任委員長  おはようございます。  ただいまから文教民生常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案9件でありました。  これに対し去る15日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審議を行いました結果、議案第74号中関係予算、議案第75号、議案第78号、議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第85号、議案第92号、議案第93号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、文教民生常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  建設水道常任委員会委員長大貫毅議員。 ○大貫 毅 建設水道常任委員長  おはようございます。  ただいまから建設水道常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案10件、陳情1件でありました。  これに対し去る15日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第74号中関係予算、議案第77号、議案第79号、議案第80号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第95号、議案第96号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  陳情第1号につきましては、陳情内容のうち、街区公園の位置指定を除いて、全会一致で採択すべきものと決しました。  その理由として、街区公園の整備が必要であることは一致いたしましたが、特定の場所を指定することは地権者の権利を侵害したり、特定の個人への利益誘導につながる恐れもあることから、行うべきでないと判断いたしました。  なお、執行部に対しまして、地元と十分な協議を行い、当該地域内へ早期に街区公園を整備されるよう要望いたします。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、建設水道常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  各委員長の報告は終わりました。  各委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。  別段質疑もないようですので、以上で各委員長に対する質疑を終結いたします。  続いて、日程第3、議案第99号 鹿沼市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第99号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。付議案件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○横尾武男 議長  着席してください。  起立多数であります。  したがって、付議案件については、委員長報告どおり決しました。  続いて、日程第4、請願第1号 城山公園猪捕獲箱罠設置に関する請願についてを議題といたします。  お諮りいたします。請願第1号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。付議案件については、委員長の報告どおりに決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○横尾武男 議長  結構です。  起立多数であります。  したがって、付議案件については、委員長報告どおり決しました。  (「議長、ちょっと暫時休憩をお願いします。審査報告書に誤りがありますので、ちょっと休憩してください」と言う者あり)  (「賛成」と言う者あり) ○横尾武男 議長  2名以上の同意があるということで、暫時休憩いたします。  (午前10時14分) ○横尾武男 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前10時26分) ○横尾武男 議長  暫時休憩につきまして、事務局長のほうから説明をさせます。 ○石川佳男 事務局長  建設水道常任委員会審査報告書について誤りがございましたので、別紙審査報告書写しのとおり、訂正をさせていただきます。  謹んでおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした。 ○横尾武男 議長  続いて、日程第5、議案第74号 平成28年度鹿沼市一般会計補正予算(第2号)についてから議案第97号 鹿沼市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についてまで、議案第100号 鹿沼市長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について、議案第101号 鹿沼市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について及び陳情第1号 「幸町1丁目公園」設置に関する陳情についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第74号から議案第97号、議案第100号、議案第101号及び陳情第1号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決をいたします。  付議案件については、各委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、付議案件については、各委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第6、議員案第7号 「森林・林業基本計画」の推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。  お諮りいたします。議員案第7号については、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をしたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議員案第7号については、原案どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員案第7号については、原案どおり決しました。  続いて、日程第7、常任委員会調査報告についてを議題といたします。  本件については、各委員長からお手元に配付してあります調査報告書のとおり、調査を終了しました。おおむね報告がなされておりますが、より詳細に報告を求めるものであります。  各委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長小島実議員。 ○小島 実 総務常任委員長  ただいまから総務常任委員会行政視察のご報告をいたします。  総務常任委員会では、現在議会閉会中の継続調査のテーマを「公共施設等総合管理計画について」として、活動を行っています。  去る11月15日から17日までの3日間にわたり、このテーマに沿った先進地として、香川県高松市、岡山県玉野市の取り組みを研修してまいりました。  香川県高松市では、「地域行政組織再編計画について」視察してまいりました。  高松市は、平成の大合併を契機に、大幅に市域、人口が増大いたしました。  しかし、多くの自治体と同様、今後の急速な少子高齢化人口減少の進展に対応しつつ、持続的な発展を維持し、よりよい公共サービスを提供することが急務となり、検討が始まりました。  検討の結果、「高松市地域行政組織再編計画」が策定され、現在計画に沿った取り組みが進められています。  計画の概要は、組織や機能のほとんどが本庁に集約されている現行体制を見直し、市民により身近で、幅広い行政サービスを提供できるよう、現状の二層構造方式における「本庁、支所・出張所」組織を再編し、「本庁、総合センター(仮称)、地区センター(仮称)の三層構造への移行を目指すことです。  また本庁でしか取り扱っていない事務のうち、利用ニーズが高く、地域住民の福祉や利便性の向上につながる行政サービス総合センター(仮称)でも提供されることになります。  特に、総合センターには、地域包括支援センター保健センターが配置され、福祉サービス窓口の充実が図られています。高齢者や本庁への交通手段が限られている遠隔地の市民の利便性にも配慮された支所や出張所の再配置のあり方として、大変参考になりました。  もう1つの視察地である岡山県玉野市は、平成の大合併の際は自立の道を選びました。そのために、合併特例債のような財源がなく、また長引く造船不況により、市の基幹産業である造船業が打撃を被るなど、財政的に困難な状況で公共施設再編整備に取り組んでいます。  玉野市では、所有する公共施設の現状を把握し、市民と情報を共有するため、「玉野市公共施設白書」を平成24年に作成し、この白書をもとに、翌年「玉野市公共施設再編整備等の方向性について」を作成しました。  これによれば、玉野市の公共施設は、① 防災上最も重要な施設として優先的に耐震化を図る施設、② ①に次いで重要な施設、③ 統廃合・民営化等を検討すべき施設、3つの類型に分類され、個々の施設は今後この分類に基づいて再編整備が検討されることになります。  また、玉野市の現在の財政状況では、公共施設の新設、既存施設の更新の経費を捻出することは困難であることから、併せて行財政改革大綱の着実な実施、統廃合により削減できた修繕・維持管理費等の充当、最適化事業債等の有利な起債、各種補助の活用等により財源確保を図っていくとのことです。  鹿沼市の「公共施設等総合管理計画」においても、基本方針の一つに、「施設分類別に検討し、計画の推進は市民と議論しながら」ということが挙げられております。  市民協働官民連携の前提として、市民を初めとする広範な合意形成が必須となります。白書はこの合意形成を図る際の必要な情報として幅広く活用されるのではないかと感じました。  今回視察した2自治体の取り組みは、いずれも本格的な実施・検証はこれからです。とはいえ、少子高齢化人口減少、それぞれの自治体が抱える共通の問題は多く、今後具体的な施設統廃合等の議論に入るとき、どのように住民の理解を得て合意形成していくか、その際、議会はどのような役割を果たしていくのか注目していきたいと感じました。  また、いずれの視察におきましても、各委員が活発に質問を繰り返し行い、意義深い行政視察であったことを実感いたしました。  これからも総務常任委員会では、様々な問題・課題が山積しておりますが、委員全員の力を出して努力していく所存であります。  また我々の行政視察を受け入れ、誠実に、熱心に説明してくださいました2市の皆様に感謝申し上げ、委員会の調査報告といたします。ありがとうございました。 ○横尾武男 議長  環境経済常任委員会委員長増渕靖弘議員。 ○増渕靖弘 環境経済常任委員長  ただいまから環境経済常任委員会行政視察についての報告をいたします。  本委員会は、去る11月15日から17日までの3日間にわたり、福岡県筑後市、福津市を視察してまいりました。  まず筑後市でありますが、筑後市を代表する観光施設、「恋木神社」や「HAWKSベースボールパーク筑後」など、魅力的な観光スポットを生かし、観光いり込み客数、宿泊客数、そして人口増の成果を上げており、今回観光振興による経済波及効果、官民の連携等の視察地といたしました。  初めに示された3つのポイントは、第1にメディアを有効に活用すること、第2に他市との違いを明確に打ち出すこと、第3に行政主導には限界があるので市民を巻き込むことでした。  かつて筑後市で観光振興の課題とされていたことは、市民にとって筑後市が観光地であるという意識がなかったことにあります。  まず筑後に暮らす全ての人々が筑後市は観光地であるという意識を持ち、観光客を温かく迎えるおもてなしの心を醸成することから始まりました。  市内観光に関するメンバーとして、行政を中心とした官民一体の協議会を発足し、「恋のくに観光ポリシー」を設定し、住民を巻き込んだ周知啓発が行われました。
     そして選ばれる観光地づくりに向け、大手プランニング会社の協力を得て、観光地統一テーマ「恋のくに」のコンセプトとイメージカラーのピンクをブランドイメージとして打ち出しました。  観光に欠かせない食においても、他との違いを明確に打ち出すため、「筑後市恋メニュー」として、恋スイーツ、恋メシを開発し、「食べると恋が実る」など、若者が好むジンクス等を利用し、広報活動を展開いたしました。  ほかにも、恋ツアー恋バーベキュー恋ルートの設定、カップル割引失恋割引PRキャラクター入りナンバープレート導入などの「恋のくに」のイメージ向上につながる様々な戦略を実施し、確実に「恋のくに」というイメージを確立することに成功しております。  また、もう一つの要として、九州新幹線筑後船小屋駅の開業を契機に、筑後地域5市2町の広域連携ができ、産業と経済の発展のために、「筑後七国商工観光推進協議会」を発足いたし、筑後七国スタンプラリーや「HAWKSベースボールパーク筑後」を活用した七国物産展など、集客に向け、商工会、商工会議所が一体となって活動されております。  また、近年、特に福岡ソフトバンクホークスファーム本拠地誘致に成功したことを契機に、球団との連携を図りながら、福岡県内外への市の観光プロモーションを実施し、知名度の向上や交流人口の増加に寄与し、観光客は2時間滞在することにより経済効果が高まるという分析のもと、来客滞在時間を延ばすことに成功しております。  鹿沼市におきましても、「いちご市」、「いちごいちえ」をメーンのキャッチコピーとして、世界が認める「いちご市かぬま」を目指し、シティプロモーションが本格的に始動したところであります。筑後市の成功例を手本に、改善できるところも多くあると感じました。  また、福岡ソフトバンクホークスファーム誘致合戦勝利の決め手をお聞きしたところ、約15億円に及ぶ用地取得に対し、議会が全会一致で可決し、選考のキャンペーンでは全議員や全市民が一丸となって福岡ソフトバンクホークスに歓迎することを熱烈に伝えたと聞いております。  鹿沼市の観光振興を考えたとき、鹿沼市が一つになって、ときには思いきった決断をすることも必要であります。  そのためにもまず筑後市同様、鹿沼市の統一テーマブランドイメージに沿って、全市民を巻き込み、統一意識を醸成することから始めることが必要だと感じております。  次に、福津市であります。視察のテーマである「6次産業化の拡大と活性化、その後の課題」として、全国の地方自治体の課題である今後の地方都市の発展のために大いに参考となるべき地域ととらえ視察してまいりました。  視察先の「あんずの里市」は、平成8年、女性30名が発起人となり、「軽トラ市」を展開、その後常設直売所づくりに発展、平成8年から始めた市の成果は、売り上げは4倍に、雇用人口は4名から26名に、出荷者数は80名から300名にと、また来客数は11万人から40万人へとなりました。  JAとの連携というよりも、形に固執せず、仲間意識を新たに起こし、農家であるなしにかかわらず、誰でも生産者になり、売り上げに貢献できる仕組みをつくったことにあると思われます。  特に、中心市街地から離れている高齢者のところには週に2回、ワゴン車により農水産物を積んで巡回する、いわゆる引き売りを行っております。買い物弱者支援事業も展開しております。  中心となっているのは生産農家でありますが、市と連携して事業展開した一つには、アンズ生産があります。ミカンが減反対象となってしまったことがきっかけで、長野県松本市からアンズの苗を確保していただき、当初は26品種から地域にあった種を厳選し、16品種とし、研究を重ね、生産。アンズを生産したことにより、その後松本市から信州リンゴを提供、果樹生産効果としてのアンズと九州では珍しいリンゴも人気商品となりました。  またこの「あんずの里市」は、鹿沼市で言えば、鹿沼市花木センターよりコンパクトではありますが、農水産業と花卉、果実、食(レストラン)がバランスよく配置され、市民生活を確実に潤し、また市民に愛される場所となっておりました。主体である生産農家と行政がしっかりとタッグを組んで取り組む姿勢によって向上したと捉えております。  また、今回の視察先となった2つの市は、これまでの日本の各地が明治以降の近代化の過程で追い求めてきた工業を中心とした生産都市とは違い、文化・教育・環境などを基礎として、市民が暮らしやすく、商業の発展を目指した市民による、まちをみんなでつくっていこうというパワーがあり、東京都など大都市にはない、個性を生かした「偉大なる田舎」が感じられ、訪れた人にとって魅力あるまちとなっております。そしてその成功例が今回視察した筑後市の観光振興と福津市の6次産業化と言えます。  人口、財政など、鹿沼市よりも小都市でありながら、にぎわいのある元気なまちは、住民が先頭に、市の職員や各組合員が力を合わせ、地元を盛り上げていこうという機運を感じました。  最後に、いずれの視察におきましても、各委員が活発な質問を繰り返し、意義深い視察でありました。  また、我々の行政視察を受け入れてくださった2市に対して、この場をもちまして感謝を申し上げ、環境経済常任委員会調査報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○横尾武男 議長  文教民生常任委員会委員長谷中恵子議員。 ○谷中恵子 文教民生常任委員長  ただいまより、文教民生常任委員会行政視察結果についてご報告を申し上げます。  本委員会は、去る11月15日より17日までの3日間にわたり、広島県三原市と山口県山口市において視察研修をしてまいりました。  まず、三原市におきましては、「小中学校の適正配置について」の研修を行いました。  三原市は、広島県の中央東部に位置し、平成の大合併により、平成17年3月に1市3町が合併して誕生した市です。面積は471平方キロメートル、平成28年10月1日現在、人口9万7,176人、世帯数4万4,163世帯であり、鹿沼市とほぼ同規模です。特産物には、タコ、米、ハト麦などがあります。  三原市における小中学校の設置状況については、平成28年5月1日現在、公立の小学校20校、中学校10校、私立の小学校1校、中学校2校のほか、特徴として国立の小学校1校、中学校1校があります。  三原市では、平成20年3月に「三原市立小中学校適正配置基本計画方針」を策定・公表いたしました。  その後、「三原市立学校適正配置実施計画策定委員会」を開催し検討、学校適正配置について、対象小学校区へ説明し、平成22年3月に「三原市立小中学校適正配置実施計画」を策定・公表いたしました。  適正配置実施計画は、現状と将来を見通したところ、小学校では平成21年度30校のうち、複式学級のある小学校は9校ありましたが、平成26年度までに12校に増加する見込み、中学校では平成21年度から平成26年度にかけては複式学級とならない見込みとしています。  実施計画策定方針は、1、今後5年間で複式学級になる見込みの小学校の統合を平成24年度末をめどに実施し、複式学級の解消を行う。  2、原則、児童数が多い学校に統合する。  3、原則、同一中学校区の小学校と統合する。  4、合併した旧3町に小・中学校を1校は残す。  5、中学校は今回の計画からはずすこととしています。  平成22年4月以降、地元説明会の開催後に統合校ごとに準備委員会を設置し、統合場所等の具体的な協議を開始し、現在までに小学校14校の統合が実施され、20校となり、ほぼ複式学級が解消されたようです。  教育委員会の教育の視点からの施策・方針については、市長も深く理解しており、行政主導の統合を積極的に推進し、現在まで順調に進めてこられたようです。  統合に反対をされた方たちへのフォローについては、学校の敷地の利用を図り、統合した学校の行事へ、今までのそれぞれの旧学校区の地域の方を招待したり、地域の行事には統合前と同じように児童が参加をしたり、旧学校区の地域に対して丁寧に気を配って、地域の連携が薄まらないような努力をしているとのことでした。  『子供たちのための統合』ということで、地域の方や保護者の方の心に一番響いたのは、1年生からずっと女の子5人の中に男の子1人だった児童が作文に書いた「初めて同級生の男の子だけでソフトボールができました」というような、統合した学校でよかったという子供の声だったようです。  鹿沼市においても、「小中学校適正配置等基本計画」を策定いたしましたが、常任委員会での継続調査にもなっておりますので、このような視察研修の結果を十分に参考にしながら、鹿沼市にふさわしい小中学校の適正配置のあり方を検討していきたいと思います。  次の視察地である山口市におきましては、「地域づくり交付金事業について」の研修を行いました。  山口市は、平成28年10月1日現在、人口19万7,341人、世帯数8万5,778世帯、面積1,023.23平方キロメートルと、山口県最大の市域を有しており、鹿沼市の約2倍の規模です。特産物には、ういろう、山口萩焼、大内塗などがあります。1市5町の合併により、広大な面積を有する自治体となり、市内には地形や歴史、文化等、様々な特色を有する21の地域があり、それぞれの実情に応じたより豊かな地域づくりが求められたことから、平成21年4月に「山口市協働のまちづくり条例」を制定し、施行しています。  地域課題を解決するための行政が行う具体的な取り組み(手段)として、1、地域づくり活動拠点を充実させるために公民館から名称を変更した「地域交流センターの設置」。  2、地区自治会連合会を初め、地区社会福祉協議会やPTA、老人クラブ連合会など、各種地域団体が連携して、様々な地域課題の解決を目指す活動の活性化に向け、活動の主体となる地域を包括し、地域内の意見調整や具体的な活動を行う、「地域づくり協議会」の組織化と地域担当職員の配置。  3、「地域づくり協議会」の自主的な運営及び活動を支援するために、「地域づくり交付金制度」を創設いたしました。  「地域づくり交付金事業」につきましては、交付金の目的として、「個性豊かで活力のある、自立した地域社会」の実現を目指す姿として掲げる山口市の協働によるまちづくりを着実に推進するとともに、新たな自治の創造に向けた取り組みとして創設するもので、地域活動の活性化と住民自治の向上を図り、安心で暮らしやすい地域社会を形成することとしています。  「地域づくり交付金」は、総額を市税収入の1%を目安とし、各地域への配分は、一定の額を各地域へ等しく等分する均等割りと地域の人口や面積に応じた比例割りを組み合わせる一方で、各地域の配分額に上限を設け、各地域づくり協議会で策定する地域づくり計画に基づいて執行することとしていて、21地区の地域づくり協議会へ交付しています。  なお、地域づくり計画の期間や構成は、それぞれの地域に任せておりますが、計画の期間については、おおむね5年間、構成については地域の課題と地域の目指す方向を明らかにし、その実現に向けて取り組むこととしています。  事業の予算は、「地域づくり交付金」2億106万9,000円、道路などのハード整備等の法定外公共物等整備事業補助金6,953万1,000円であり、合計2億7,060万円となっております。  鹿沼市においても、地域総合振興型予算が、平成29年度から盛り込まれる予定でありますが、地域の活性化につながる事業として、今後の計画の展開に注視していきたいと思います。  最後に、いずれの視察におきましても、各委員が活発に質問を繰り返し行い、大変意義深い行政視察でありました。  また、私たちの行政視察を受け入れ、誠実に、熱心に説明してくださいました2市の皆様に感謝を申し上げ、委員会の報告といたします。ありがとうございました。 ○横尾武男 議長  建設水道常任委員会委員長大貫毅議員。 ○大貫 毅 建設水道常任委員長  建設水道常任委員会の視察調査について報告をいたします。  建設水道常任委員会では、閉会中の継続審査のテーマを「鹿沼市のまちづくり、人口減少時代における都市計画のあり方」に設定をいたしました。  人口減少への対応は、今や市町村共通の課題となっております。それは都市計画、まちづくりの分野も無縁ではありません。  鹿沼市の都市計画マスタープランにおいても、「人口減少・超高齢化社会に対応し、持続可能な都市づくりを進めていく」とし、将来の都市イメージを「拠点をつなぐ連携交流型都市構造」を目指すとしています。  私たち建設水道常任委員会では、今後のまちづくりの参考とするため、10月19日から21日にかけて新潟県上越市、石川県金沢市の立地適正化計画の策定についての視察調査を行ってきました。  以下、その内容を報告をいたします。  初めに、立地適正化計画について、少し説明をいたします。  今までのまちづくりは、経済も人口も拡大する中で行われてきました。その結果、全国的に住宅や店舗の郊外立地、中心市街地の空洞化が進行しました。昨今の人口減少、地域経済の停滞は、地方財政の逼迫をもたらし、今までの都市機能を支えるインフラ整備やサービス提供が困難となっていくことが予想されます。  こうした中、将来的に持続可能な都市のあり方として、ネットワーク型コンパクトシティが指向されてきています。  平成26年8月に施行された「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律」により、市町村は立地適正化計画を策定することが可能となりました。  立地適正化計画とは、居住を誘導する「居住誘導区域」、医療施設・福祉施設・商業施設など、都市機能増進施設の立地を誘導する「都市機能誘導区域」を設定し、移転の支援や届け出などの緩やかな規制を行うことにより、住居や都市機能を集約化しようとするものです。  こうした誘導に対し、国が財政支援を行うこともあって、全国の自治体で取り組みが始まっています。  それでは、上越市・金沢市の立地適正化計画の取り組みを報告いたします。  上越市は、人口約19万7,000人、行政面積は、平成17年に14市が合併したことから、約973平方キロメートルと広大な市域となっています。1971年(昭和47年)に直江津市と高田市が合併し、上越市が誕生していますが、その中間点に市役所が設置され、新たな市街地が形成されました。その後も1980年代以降、北陸自動車道の開通などの影響もあり、新興住宅地の開発などにより、市街地の拡大、商業施設の郊外移転が進みました。こうした中、平成27年に策定された「上越市都市計画マスタープラン」では、「量的拡大から質的向上にまちづくりの考え方を転換し、市民が日常生活の中で満足感・充足感をもって暮らすことができる持続可能な社会を目指す」との理念が示され、その具現化を図るための施策として、「上越市立地適正化計画」が位置づけられ、策定が進められています。  上越市には、3つの都市計画区域が存在しますが、立地適正化計画の対象とするのは、未線引きの2つの都市計画区域は対象外とし、上越市の中心市街地を中心とした都市計画区域を対象といたします。目標年次は平成46年度とし、今年度中、平成28年度末の策定を目指し、住民説明会を実施しております。  具体的には、市街化区域のうち、災害の危険性のある地域、工業系用途地域などを除外し、ある程度利便性が高く、人口集積が高い地域を「居住誘導区域」と指定します。市街化区域面積の74%が「居住誘導区域」として計画をされています。  また、「居住誘導区域」の中心軸ともいえる鉄道等の拠点を中心とした6地域を「都市機能誘導区域」と位置づけ、病院・学校・保育園など、地域の特性を踏まえ、都市機能誘導施設を誘導することとしています。  金沢市においても、平成29年度の策定を目標に、立地適正化計画の策定が進められています。  金沢市の人口は、現在約46万人ですが、かつては政令指定都市を目指し、人口100万人を目標とした経緯もあり、市街地周辺部での土地区画整理事業等により、市街地拡大が進められました。  国立社会保障・人口問題研究所の人口推計によれば、金沢市の人口は、2060年には34万7,000人に減少すると予想されています。  金沢市の人口ビジョンでは、出生率の改善や若年層の転出抑制及び転入促進などにより、2060年の人口を43万2,000人に維持するとしています。  その一つの方策として、コンパクトシティ化を進め、良好な都市機能を維持し、持続的に成長する都市構造の実現を目指すとしています。  今後の策定の中で、「居住誘導区域」、「都市機能誘導区域」を指定していくこととしていますが、その考え方は上越市とそう大きな違いはないように思われました。  両市とも、立地適正化計画を策定の過程でありましたが、進める中での課題も明らかとなっています。  立地適正化計画は、「居住誘導区域」または「都市機能誘導区域」以外に開発を行う場合には、届け出義務が発生しますが、土地利用を強制的に規制するものではありません。  したがって、どこまで都市機能や居住を集約できるのか未知数であります。誘導施策に国の補助金もありますが、両市とも市独自の誘導支援策も考えていかなければならないとしています。  しかし、限りある財源の中では、これといった決定打が見つからないということで苦慮しているようでありました。  また田園や中山間地域の過疎化に拍車がかかるのではないかとの懸念も両市とも持っており、集落の地域活性化策のための特別対策を講じなければならないとしています。  いずれにせよ、居住等を強制的に集約することはできないのであり、将来のまちづくりのビジョンを住民と共有し、長い年月をかけて理想のまちを目指す取り組みであると感じたところであります。  視察の結論としては、都市の成り立ちや地形など、それぞれの市に固有のものがあり、単純にその地域のまちづくりをまねることはできないということであります。  しかし、鹿沼市においても、今後人口減少、高齢化社会の到来は避けて通れない課題であります。「公共施設等総合管理計画」、「鹿沼市小中学校適正配置等基本計画」などが策定され、公共施設の削減を含む適正配置が進められますが、どう効率的かつ機能的に公共施設を配置し、公共交通等のネットワークをどう築いていくのか、まさにまちづくりの視点が不可欠だと感じます。  国が進めているコンパクトシティの考え方は、都市機能を効率的に維持していくには有効な方法でしょうが、行政側の思いだけでは進まないことは両市の視察からも感じたところです。  住民不在のまちづくりはあり得ないということでしょう。持続的かつ魅力ある都市をどうつくっていくのか、そこに住む人たちが自分の頭で知恵を出し合っていかなければなりません。  建設水道常任委員会としても、あるべき鹿沼市のまちづくりについて、調査研究、提言を行っていきたいと考えております。  最後になりますが、視察を受け入れていただいた2市、並びに活発な意見交換等により、有意義な視察としていただいた委員の皆さんに感謝を申し上げ、報告といたします。 ○横尾武男 議長  各委員長の報告は終わりました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  これをもちまして、平成28年第5回鹿沼市議会定例会を閉会いたします。  (午前11時05分)  上記会議録を証するため、下記署名いたします。    議  長   横  尾  武  男    副 議 長   津 久 井  健  吉    署名議員   舘  野  裕  昭
       署名議員   増  渕  靖  弘...