鹿沼市議会 > 2014-12-11 >
平成26年第4回定例会(第4日12月11日)

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  1. 鹿沼市議会 2014-12-11
    平成26年第4回定例会(第4日12月11日)


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    平成26年第4回定例会(第4日12月11日)        平成26年第4回鹿沼市議会定例会会議録(第4日) 開  議  平成26年12月11日(木)午前10時    日程第 1 議案に対する質疑並びに市政一般質問  日程第 2 議会運営委員会委員の選任について  日程第 3 議案等の委員会付託 会議事件  議案第 85号 専決処分事項の承認について(平成26年度鹿沼市一般会計補正予算          (第3号))  議案第 86号 平成26年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)について  議案第 87号 平成26年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第2号)につ          いて  議案第 88号 平成26年度鹿沼市簡易水道事業費特別会計補正予算(第2号)につい          て  議案第 89号 平成26年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算(第2号)          について  議案第 90号 平成26年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第2号)について
     議案第 91号 平成26年度鹿沼市水道事業会計補正予算(第2号)について  議案第 92号 新市建設計画の変更について  議案第 93号 指定管理者の指定について  議案第 94号 市道路線の認定について  議案第 95号 市道路線の廃止について  議案第 96号 市道路線の変更について  議案第 97号 鹿沼市いじめ再調査委員会条例の制定について  議案第 98号 鹿沼市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及          び鹿沼市福祉事務所設置条例の一部改正について  議案第100号 鹿沼市一般職非常勤職員等の勤務条件に関する条例の制定について  議案第101号 鹿沼市立学校の設置に関する条例の一部改正について  議案第102号 鹿沼市いじめ問題対策連絡協議会条例の制定について  議案第103号 鹿沼市いじめ問題対策委員会条例の制定について  議案第104号 鹿沼市立小中学校施設の開放に関する条例の一部改正について  議案第105号 鹿沼市国民健康保険条例の一部改正について  議案第106号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第107号 鹿沼市介護保険サービスの事業に関する基準等を定める条例の一部改正          について  議案第108号 鹿沼市堆肥化センター条例の一部改正について  議案第109号 鹿沼市道路占用料条例の一部改正について  議案第110号 鹿沼市市営住宅条例の一部改正について  議案第111号 鹿沼市消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定について  陳情第  1号 用途地域の見直しを求める陳情  陳情第  3号 平成27年度子ども・子育て支援新制度における利用者負担(保育料案)          に関する陳情 出席議員(25名)    1番   佐  藤     誠    2番   舘  野  裕  昭    3番   荒  井  正  行    4番   大  貫     毅    5番   鈴  木  敏  雄    6番   小  林     充    7番   谷  中  恵  子    8番   津 久 井  健  吉    9番   小  島     実   10番   筧     則  男   11番   湯  澤  英  之   12番   増  渕  靖  弘   13番   横  尾  武  男   14番   関  口  正  一   15番   鰕  原  一  男   16番   大  島  久  幸   17番   赤  坂  日 出 男   18番   橋  本  正  男   19番   大  貫  武  男   20番   冨 久 田  耕  平   21番   塩  入  佳  子   22番   小  松  英  夫   24番   小  川  清  正   25番   船  生  哲  夫   26番   芳  田  利  雄 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長     佐  藤     信     市民部長   櫻  井  進  一  副市長    松  山     裕     保健福祉部長 岡  部     健  総務部長   福  田  義  一     経済部長   御 地 合  晋  守  財務部長   石  川  道  也     環境部長   高  田  良  男  都市建設部長 鈴  木  誠  一     教育長    高  橋  臣  一  水道部長   佐  藤  孝  典     教育次長   佐  藤  昭  男  消防長    矢  野  良  一 事務局職員出席者  事務局長   齊  藤     潔     事務局次長  石  川  佳  男 ○大貫武男 議長  ただいまから、本日の会議を開きます。  (午前10時00分) ○大貫武男 議長  現在出席している議員は25名であります。  それでは、本日の議事日程を事務局長に朗読させます。 ○齊藤 潔 事務局長  議事日程を朗読。 ○大貫武男 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案に対する質疑並びに市政一般質問を行います。  昨日に引き続き、順次発言を許します。  7番、谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  おはようございます。議席番号7番、谷中恵子です。私は今議会において、4件の質問を通告しています。通告の大項目をご覧になってもわかるように、図書館、上水道、下水道、そして中学校の部活動と、統一性がない内容と思われるかもしれませんが、前回の9月議会定例会に人づくりをテーマとして質問したのに引き続いて、どのように人を生かしたらよいのかという問いかけをしていきたいと思っています。  今回の場合、人というより、むしろ民間の力と言ったほうがしっくりくるかもしれないのですが、市は企業であれ、ボランティア団体であれ、あるいは個人であれ、市と協働できる民間の力にある程度の役割を担ってもらうべきなのだろうと思いますし、それをどのように実現していくのかということを一般質問を通して確認していきたいと思っています。  今議会においても、議長席の隣にクリスマスを思わせるすてきな生け花が生けられていますが、生け花愛好会の方が私たち議員が気持ちよく質問できるように一生懸命に生けてくださったのだと思います。本当にありがとうございます。これもまさに民間の力に役割を担っていただいている事例の1つだと思います。  それでは早速図書館シリーズから質問していきたいと思いますので、執行部の皆様にはわかりやすい言葉で、明快なご答弁をいただけますようお願いいたします。  最初の大項目、図書館について質問いたします。  まず学校図書館支援員について伺います。  私は、学校図書館支援員については、前議会において、学校図書館法の改正により、学校司書という名称が公的に位置づけられたことを受けて、学校図書館支援員を積極的に生かすべきという趣旨の質問をいたしました。  しかし、11月6日に行われました第2回市議会予算委員会において、予算要望に対する中間報告の中で副市長は「学校図書館支援員の増員の必要性は低く、必要があれば図書館ボランティア団体との関係を含め検討する」と述べられました。  そこで質問いたしますが、必要性が低い理由とボランティアとの関係の詳細な内容をお聞かせください。  また、来年4月に予定されている改正学校図書館法施行に向け、国の動向に留意し、対応する必要があることや、KLVや学校図書館支援員が学校図書館の利用促進に向けたそれぞれの役割を担うべきと前議会で答弁がありましたが、その後国の動向をどのように把握し、学校図書館支援員と学校司書をどのように整理するおつもりかお考えをお聞かせください。  2つ目の中項目、小さな図書館について伺います。  小さな図書館は、市民の皆様にコーヒーなどを楽しみながら、くつろぎの読書空間を提供するサービスであり、各加盟店のオーナーのおすすめの本を中心に様々な本を置いてもらい、図書館が貸し出しなどでバックアップするものですが、その小さな図書館の設置状況は、9月以降ではどのようになっているのかお聞かせください。  また、前議会でKLVの街角ライブラリーと小さな図書館が連携を図りながら、読書の盛んなまちを築いていくというような答弁がされましたが、ご承知のように街角ライブラリーは、市民の方からいただいた不用本にラベルを張り、協力店にお届けし、自由に読んでいただき、読み終わらなければ持ち帰って読むことができるシステムになっています。  小さな図書館が鹿沼市立図書館の蔵書も扱うのであれば、市の蔵書をまた貸しするわけにもいかないと思うのですが、貸し出しなどの仕組みの違い、図書館のかかわり方、またどのように連携可能か、具体的な内容をお聞かせください。  以上、答弁をお願いいたします。 ○大貫武男 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  おはようございます。図書館についての質問のうち、学校図書館支援員についてお答えいたします。  まず学校図書館支援員増員の必要性が低い理由と図書館ボランティアとの関係の詳細な内容についてでありますが、学校図書館支援員は、児童生徒の読書活動促進を目的に、中学校区単位で10名を配置しております。  それぞれの支援員が3校ないし4校を担当しており、月曜日から木曜日に学校を訪問し、金曜日はKLVや市立図書館が主催する研修会に参加しております。  学校図書館支援員や各学校からの意見では、現状で十分機能しているとのことでありましたので、増員についての必要性は低いと判断いたしました。  しかしながら学校図書館は、児童生徒が読書習慣を身につけ、生涯にわたって学び続ける基礎的な力や人間性を育てるために重要な役割を担っており、児童生徒と身近に接する学校図書館支援員の果たす役割は大きいものがあります。  学校図書館支援員のあり方については、図書館法の改正で規定された学校司書への移行も含め、必要に応じ勤務体系の見直しや、学校司書の位置づけなどを検討していきたいと考えております。
     次に、学校図書館支援員図書館ボランティアとの連携でありますが、両者に対するニーズは規模・地域などにより各校様々であります。  そのため、学校図書館支援員図書館ボランティアとは定期的に打ち合わせを行い、お互いの役割をきちんと認識した上で、各学校からのニーズに対応しております。今後も更なる連携を図っていきたいと考えております。  次に、学校図書館法施行に伴う学校図書館支援員と学校司書の役割についてでありますが、「学校図書館法の一部を改正する法律」が平成27年4月1日施行となります。  改正法では、新設された第6条に「学校司書」を明記し、司書教諭のほか、もっぱら学校図書館の職務に従事する職員を学校司書と位置づけ、学校におくよう努めることとされました。  今回の改正により、学校司書が法的に位置づけられましたが、改正法の附則において、国は新法の施行された後の状況を見て、学校司書の資格や養成のあり方について検討するという検討事項が規定されました。  現段階では詳細が不明であるため、今後も財源手当などを含め、国の動向に十分留意し、学校図書館支援員と学校司書の整理を図っていきたいと考えております。  次に、小さな図書館についてお答えいたします。  まず設置状況についてでありますが、11月末現在11店舗に設置され、各店舗にはオーナーおすすめの本や雑誌が置かれ、くつろぎの空間が提供されております。  また、事務局であるNPO法人かぬま市民活動サポーターズでは、各店舗を紹介するマップを作成し、PRを図っています。  次に、街角ライブラリーと小さな図書館の相違点及び図書館のかかわり方についてでありますが、街角ライブラリーはKLV協会によって平成6年から銀行や郵便局、病院、高速バス待合所、美容室などに設置され、KLV会員が収集したリサイクル本が置かれ、待ち時間に読んだり、自由に家に持ち帰って読んだりすることもできるシステムとなっております。  一方、小さな図書館は、主に飲食店などに設置され、基本的にオーナーの所有するおすすめの本や雑誌が置かれ、店内で読むこととなっております。  両者と図書館のかかわり方についてですが、街角ライブラリーについては、KLV会員が自主的にリサイクル本を収集し、運営しておりますので、図書館は本に張るラベルや修理用品など、必要なものを提供しております。  小さな図書館については、店内に図書館の本を置くことを希望する店舗には団体貸出制度により貸し出しを行っております。  設置場所や貸し出し方法などに違いがありますが、現在のところ円滑に運営されております。  次に、両者の連携についてでありますが、先日小さな図書館オーナー連絡会主催でおすすめ本を紹介しあい、参加者が一番読みたいと思った本を決める「ビブリオバトル」というイベントが開催されました。参加者の中には街角ライブラリーを運営するKLV会員もおり、交流の機会ともなりました。  街角ライブラリーと小さな図書館は貸し出しの仕組みなど、運営方法は異なりますが、読書によるまちづくりを推進するという目標は同じであります。  今後も両者が連携しながら活動の輪が広がっていくものと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ご答弁ありがとうございました。学校図書館のほうは、いろいろ国の動向を見て行っていくということなので、ぜひよいものになるように期待したいと思います。  それでは、小さな図書館について再質問したいと思います。  私は貸し出しの仕組みに違いがあるということで、小さな図書館と街角ライブラリー、市民の皆様が困惑することがないかなと少し心配をしています。でも、多分家に持っていく本といかない本ということでの違いだということなので、コーヒーを飲みながら読んだときに、そこで途中で終わってしまったときに、持って帰りたいなというか、借りていきたいなと言ったときにどうなるかというのが心配になっているわけです。  そこはそことして、現在の街角ライブラリーの数、稼働の状況、そして小さな図書館、街角ライブラリーを運営していく上での今後の課題についてお聞かせください。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  再質問にお答えいたします。  街角ライブラリーの設置数は、現在34カ所であります。  課題についてでありますが、小さな図書館につきましては、事業が始まってから2カ月余りということで、まだ課題としては上がってはきていませんが、今後店舗数の拡大とか、内容の充実につきましては、市としても支援をしていきたいなと考えております。  また、街角ライブラリーにつきましては、御存じのようにKLV協会の会員さんのお力で運営されておりますが、谷中議員は本当にご承知かと思いますが、KLVの活動は学校での読み聞かせですとか、学校図書館の環境整備ですとか、おはなし会ですとか、ブックスタート、本当に多岐にわたっておりまして、多くの会員の皆様のお力で運営されておりますが、現在会員も社会情勢の変更といいますか、変化というか、女性の社会進出もあります、なかなか減少傾向だということで、その辺の状況を踏まえて、KLV協会においても、今後の、先ほど申し上げました学校図書館支援員とのかかわりのあり方とか、街角ライブラリーのあり方について検討していきたいというようなことで、お話も伺っておりますので、市としてはその辺の状況を見極めていきたいなと思っております。  いずれにしましても、小さな図書館、街角ライブラリー、そのほかの図書館にかかわる各団体との連携を密にして読書の盛んなまちづくりが推進できるように図書館としても支援していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ありがとうございました。  もう1点だけ質問したいと思うのですけれども、このように小さな図書館のマップ作成、これは一応マップになっていて、ポケットに入るような紹介なのですが、11店舗のこんな小さな図書館があるよというようなものがここに記されているわけなのですけれども、このようなマップの作成や運営に係る経費などはどのようになっているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  再質問にお答えいたします。  今現在は自主的に運営していただいております。  ただ、今後小さな図書館の設置数の拡大ですとか、本当に内容の充実のためにはいろいろなPRとか、先ほど申し上げましたビブリオバトル等のイベント等の開催も必要になってくるかと思いますので、経費は必要ではあるなという認識は持っております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  わかりました。  ところで佐藤市長、すみません。11ある図書館ということになったのですが、小さな図書館。全て行かれたのでしょうか。それとも何店か行かれたのかお聞きしたいのと、実は前議会で、私は小さな図書館を市長が大変な思いで進めたということをお聞きしていたのですけれども、時間の関係上ちょっと伺えなかったものですから、今日小さな図書館に対する熱い思いをちょっと持ち時間が少なくなってしまうとあれなので、短めに、コンパクトにまとめてお知らせいただきたいと思います。お願いします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  再質問にお答えいたします。  この議会を通して、図書館にスターバックスをという提案もありました。スペース的なもの、改装費等を考えると、それよりももう既にコーヒーを提供するところに逆に行ってもらったほうが一石二鳥ではないかと、店の活性化にもなるし、そこに行っていただいて、本を読んでいただいたほうがよりてっとり早く、そしてまちの活性化にもつながるのではないかというようなところから、これを検討したらという話をさせていただきました。  そして形になってきたのが小さな図書館ということでありまして、これはこれでようやくスタートできたということで、また関係するお店の皆さんが非常に積極的にそういったものに取り組んでいただいているということで感謝を申し上げたいと思います。  ビブリオバトル、ちょっとのぞかせていただきました。感心したのは、みんな笑顔なのです。実に楽しそうに本の紹介をして、そこ笑いが絶えないといいますか、あの姿こそ小さな図書館の真髄ではないかな、やっぱり交流の場であって、本を通していろんな話ができて、人間関係のつながりが深まっていくという、そういう効果は非常に大きなものがあるというふうにも思っております。  これからも、まだ宣伝が行き届いていないというふうに思っていますので、そういったものにも力を入れながら、更に協力していただけるお店が増えることを願っているところであります。  先ほど教育次長のほうからも何らかの支援という話もございました。自主的に始められた形なものですから、そういった皆さんが行政に何をこれから期待されるのかというところの把握も必要だと思いますけれども、いずれにしても初期の目的が達成できるように、我々も一緒に協働でその成果を求めて、努力をしてまいりたいと思いますので、また議会の皆さんのご協力、ご支援もよろしくお願い申し上げます。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ありがとうございました。多分11ある小さな図書館のうち、市のほうの施設みたいなものも半分ぐらいあるので、多分そこは行かれたのかなと思います。  小さな図書館であれ、街角ライブラリーであれ、鹿沼市が本の好きなまち、読書のまちになることを目標としているわけですから、市民が利用しやすいものにしていただきたいと思います。  協働の意識が高まっている民間の力を生かし、ぜひ読書のまちを推進していただきたいと思います。  それでは次の質問に移ります。  2番目の大項目、水道事業について質問いたします。  今回の補正予算では、簡易水道事業費特別会計の中で、600万円の修繕料が計上されていますが、その財源は一般会計からの繰入金になっているようです。本来であれば利用者の水道料で維持管理費を賄うべきだと思いますが、実際のところ、施設の老朽化と給水対象者数などのバランスから、そうもいかない状況にあるのだろうと思います。ですから単純に考えれば、経営規模が大きくなれば、全体のやりくりの中で解決できるのではないかと思うのですが、そんな素人の考えから、最初の中項目、水道事業統合について伺います。  平成25年の第1回市議会定例会で、確か小島議員の一般質問に対する水道部長の答弁だったと思いますが、平成28年度末を目標に水道事業統合を進めていくというのがありました。正直言って、そのときのやりとりは、私には何を言っているのかよくわかりませんでしたが、その後、地元の給水世帯拡張などにかかわって活動している中で、水道事業の仕組みを徐々に理解してきました。  そのような事情をご理解いただきまして、改めて水道事業統合の概要と進捗状況についてお聞かせください。  2つ目の中項目、老朽管更新の考え方について伺います。  水道事業が始まって半世紀を経ており、マスコミ等でも取り上げられるように、道路や橋りょう、下水道、トンネルなどと同様に水道の老朽管の更新が課題となってきています。  そこで鹿沼市における上水道の老朽管の状況とその更新計画についてお聞かせください。  また、水道事業が統合されると、現在の簡易水道についても、老朽管の更新を進めていくようになると思いますが、簡易水道については老朽管の状況がどのようになっているのかお聞かせください。  3番目の中項目、水質不良地域への水道普及について伺います。  地下水等の水質が不良な地域には、安全のためにも一刻も早い水道普及が必要ですが、地下水汚染等に伴う鹿沼市の水道整備の経緯と今後の計画をお聞かせください。  そして、給水区域を広げるためには、品質の良い水を大量に確保することが必要ですが、鹿沼市の水源はどのような状況にあるのかお聞かせください。  以上、答弁をお願いいたします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤孝典水道部長。 ○佐藤孝典 水道部長  水道事業についての質問の水道事業統合についてお答えをします。  まず統合の概要と進捗状況についてでありますが、本市は、本市の簡易水道事業を上水道事業に統合するため、平成20年11月に国に対しまして、簡易水道事業統合計画書を提出し、平成28年度末を目途に両事業を一本化することとしました。  その概要につきましては、整備計画や施設の維持管理を一体的に行い、現在事業ごとに分かれております水道施設を連結し、有効利用を図ることや企業会計へ統合することにより、事業の効率化を進め、経営基盤の強化を図ることなどであります。  また、進捗状況につきましては、平成25年度から委託を開始をしました鹿沼市水道事業変更計画策定業務の中で統合についても検討を進めております。  現在は各浄水場の井戸能力の確認や配水ブロックの見直しに必要なデータの収集及び整備が必要な施設の洗い出しを行っております。  施設の連結では、簡易水道間の連絡管工事を平成25年度は口粟野簡易水道粕尾簡易水道間で施工し、今年度は口粟野簡易水道清州簡易水道間で進めております。  平成27年度は統合に必要な水道事業変更計画認可取得に向けまして、年度初めから国と協議に入る予定でございます。  次に、老朽管更新の考え方についてお答えします。  まず老朽管の状況と更新計画についてでありますが、平成25年度末現在、上水道区域の配水管延長は約507キロメートルであります。そのうち老朽管扱いとなる法定耐用年数の40年を超える配水管の延長は、平成25年度末で約35.5キロメートルあり、これまで国庫補助を導入しながら過去5年間では年平均約1.4キロメートルの更新と配水管の改良事業として約2キロメートルの布設替えを行ってまいりました。  しかし、今後10年間で耐用年数を超える配水管は年平均約6.5キロメートルずつ増加する見込みであります。  老朽管の更新につきましては、今後は多額の整備費用を必要とすることから、実施計画に基づき、老朽鋳鉄管更新事業と配水管改良事業により、老朽管の更新を進めてまいります。  次に、簡易水道の老朽管の状況についてでありますが、平成25年度末、簡易水道の配水管延長は約121キロメートルであります。耐用年数である40年を超えるものは、供用開始時の口粟野簡易水道の配水管が該当しまして、その他の粟野地域簡易水道も供用開始から30年を超えており、近々に耐用年数を迎えることになります。  粟野地域の配水管は、約6割が口径100ミリメートル以下のポリエチレン1層管と低質であるため、漏水が多発する状況にあります。  また、布設替えに関する更新計画は、現在策定中の水道事業変更計画の中へ組み込んで対応する予定でおります。  次に、水質不良地域への水道普及についてお答えをします。  まず地下水汚染等に伴う鹿沼市の水道整備の経緯と今後の計画についてでありますが、最近の地下水汚染は、平成15年に南上野町周辺の一部の井戸で確認をされました。  そのため水道事業としましては、安全な水の提供ということを念頭に、できるだけ多くの世帯にご利用いただけますよう、また水道使用には加入金や宅地内への引き込み費用等の個人負担も伴うことから、自治会にご協力をいただき、加入について意向のとりまとめをお願いし、それをもとに効率的な配管ルートを決定してまいりました。  南上野町への配水管布設工事は、平成19年度に完了しております。  今後も、地下水汚染が確認された地域につきましては、同様に意向とりまとめをいただきまして、急ぎ予算化を図り、配水管の整備を行っていきたいと考えております。  次に、鹿沼市の水源の状況についてでありますが、本市の水源は全て地下水を利用しておりますので、大変おいしい水と言われております。  平成25年度の取水の実績でありますが、上水道事業は27カ所の井戸から、簡易水道事業は10カ所の井戸から、合計で年間1,086万4,000立方メートルの取水をしております。  本市の水源は、ほとんどが浅井戸のため、1月から3月の渇水期におきまして、井戸の水位の低下、また井戸の経年劣化等によりまして、取水能力の低下などもございまして、近年取水量や配水圧力の調整及び配水エリアの変更等が必要となってきております。  こうした状況から、新たな地下水源が必要であるため、現在調査を進めているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ご答弁ありがとうございました。年々6.5キロメートル、老朽管が、古くなるのが増えてくるというような答弁だったと思うのですけれども、やはり飲料水ですので、適切な対応をお願いしたいと思います。  それでは、水質不良地域への水道普及について、再質問したいと思います。  下石川地区なのですが、そこでは地下水の水質に問題があったことから、飲料水への不安が広がり、上水道の普及を待ち望んでいる状況だと思います。市ではそのことも積極的に対応していただいており、お礼を申し上げたいと思います。  そうはいっても、やはり予算の範囲内での優先的な対応でしょうから、一気に整備するというわけにもいかないのだと思います。
     そこで下石川地区の汚染に対する水道の対応がどのような状況になっているのかお聞きします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤孝典水道部長。 ○佐藤孝典 水道部長  ただいまの再質問にお答えをしたいと思います。  下石川地区につきましては、3月に下石川地区の一部のご家庭の井戸から汚染の状況が確認をされております。  水道部のほうでは、5月に水道の加入の説明会を開催をさせていただきました。  開催につきましては、内容的には加入についてご希望のあるご家庭、どうしても汚染のあるご家庭だけをピンポイントで整備するわけにはいきませんので、やはり地区全体を面的に整備していくということが前提になります。  それで、できるだけその配管ルートを効率的に配管するために、ご加入を希望されるご家庭を事前に知りたいということもございます。  また、加入に際しては、加入金でありますとか、本管からの自宅への引き込み費用等、それなりの負担がいるようになってまいりますので、その辺もご理解をいただいた上で、加入希望をとらせていただきました。  これにつきましては、自治会のほうに大変ご協力をいただきまして、大変ありがとうございました。布設管要望書ということで、とりまとめをいただいて、提出をいただいたところです。  具体的には、この12月、財務部のほうの入札で工事を開始したいというふうに考えておりまして、南上野町での整備同様、整備にはほかの地区からも整備要望が出ておりますので、それらとの調整を図りながら、3年程度で整備を完了させたいというふうに考えております。  整備終了後は、できるだけ多くのご家庭でご利用いただけるよう、水道の使命は安全な水の提供ということでございますので、できるだけ多くのご家庭でご利用いただけるようお願いをしまして、また布設要望のとりまとめについて、自治会のほうから大変なご協力をいただきましたことにお礼を申し上げまして、再質問への答弁とさせていただきます。  以上です。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  本年度は下石川については1カ所やっていただけるということだったと思います。ただ、3年の間にというのは、やはり飲料水ですから、できるだけ早期の対応をとっていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。これは要望です。  市が限りある予算を工面して、水質不良の地域に給水管を布設してくれた後は、民間事業者である公認店がどれだけ営業力を発揮するのかにもかかってくると思いますので、私も給水管が通った地域では、積極的に水道に加入していただけるように声掛けをしていきたいと思っています。  また、地下水質不良について言えば、白桑田地区も該当していますので、地理的にいろいろな課題、難関があるかとは思いますが、1日も早い対応をお願いしておきたいと思います。これも要望ですので、答弁はいりません。  それでは、次の質問に移ります。  3番目の大項目、下水道工事について質問いたします。  上石川地区の下水道整備については、計画よりも遅れながらも、何とか旧楡木街道と国道の交差点あたりまで届きました。  水道もそうですが、下水道の整備をするにはどうしても管を布設するために、道路を掘っていかなければならないので、交通への支障がないように対策が必要となりますから、大変なことだと思います。  特に、本年度の整備箇所は、旧楡木街道で朝晩の交通量も多いところなので、夜間工事となり、なおさらだったと思います。通過交通への配慮はもちろんですが、周辺住民にとっては自分たちの環境整備のためとは言え、工事に伴う騒音や振動が日常生活の平穏にかかわってくるので、こちらも神経をとがらせることになります。  実際、工事期間中には、仮復旧した道路の段差に大型車が差し掛かると、どんという大きな衝撃音が鳴り響いたり、振動で物が落ちたり、近所の人はおちおち寝てもいられない状態になり、「段差あり」の看板を立ててもらった経緯があります。それでも工事が終了したので、一安心したのですが、道路の舗装は一向に復旧されない状態にあり、看板も工事中に頼んでつけてもらったものがあるだけなので、通行止めをしての夜間工事だっただけに、逆に工事が終わると、夜間に段差の音が鳴り響く有様です。  そのような状況を申し上げた上で、最初の中項目、下水道工事における周辺住民への配慮について伺います。  まず、旧楡木街道の下水道工事について、工事中、道路の段差によって騒音と振動が激しかったのですが、沿線の住民に対してどのような配慮がなされたのかお聞かせください。  また、工事中の「段差あり」の看板などの設置は、周辺住民から苦情の声が上がってから行われましたが、着工前あるいは進捗状況を見て、市の監督員が指示を出すような配慮がなされないのか、施工管理の状況をお聞かせください。  更に、工事終了後の舗装仮復旧が適切になされておらず、工事終了後についても、大型車両が通過すると騒音や振動がひどい状態でしたが、工事が完了するとその後のフォローは考えないのか対応をお聞かせください。  2つ目の中項目、下水道工事の品質確保について伺います。  下水道工事と言えども、下水管が適切に埋設されたかということだけではなく、その後の道路復旧までが工事の品質だと思いますが、どのようにお考えですか。お聞かせください。  また、今回の舗装仮復旧のように、工事品質が悪ければ、工事が完了していたとしても、施工業者に看板の手配をさせるとか、ある程度まではアフターケアをさせるべきと思いますが、市としての考え方をお聞かせください。  以上、答弁をお願いいたします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高田良男環境部長。 ○高田良男 環境部長  下水道工事についての質問のうち、下水道工事における周辺住民への配慮についてお答えします。  まず工事中の沿線住民への配慮についてでありますが、本工事は、公共下水道北犬飼分区における汚水管布設工事で、施工延長425.9メートル、平均の掘削深さ3.6メートルで、内径200ミリメートルの塩化ビニール管を埋設するものです。  本路線は、北犬飼分区の下水道計画区域144.7ヘクタールのうち、鹿沼インター通り南側の39.5ヘクタールの汚水が流入する主要な幹線でもあります。  旧楡木街道は、NTTケーブルと水道管が市道両側に埋設されているため、汚水管を道路センターに埋設しなければならず、夜間工事による完全通行止めで施工いたしました。  道路の段差の原因でありますが、昼間は道路を開放することから、早朝までに復旧しなければならず、短距離による掘削・復旧の繰り返しとなり、舗装転圧が不十分な箇所があり、復旧跡にでこぼこが発生してしまったことによるものであります。  沿線住民の皆様には、着工前に市が上石川1区・2区自治会にお知らせを回覧及び近隣の小中学校に説明を行いますとともに、施工業者が沿線住民に対し、施工中の振動や騒音発生も含めた説明を行いました。  また、旧楡木街道を通行する大型車両の多くは、鹿沼工業団地内企業への車両であることから、鹿沼工業団地管理組合を通じ、走行時における徐行等の依頼文を配布いたしました。  次に、施工管理の状況についてでありますが、施工休止となる昼間は、施工業者が現場を巡回しますとともに、市の監督員も適時巡回を行いました。  更に、「道路工事現場における保安施設等の設置基準」の規定及び施工業者の判断並びに監督員の指示により、工事予告看板・案内看板等を設置しましたが、沿線住民からの要望により、追加設置を行いました。  次に、工事完了後のフォローについてでありますが、通常の下水道工事におきましては、施工場所の状況にもよりますが、仮復旧後に一定期間おき、車両通行による自然転圧を経て、掘削部と影響部を含めた本復旧を実施しております。  本復旧までの期間は、施工業者及び発注者において現場の維持管理を実施しております。  本現場におきましては、仮復旧跡の補修を随時行いますとともに、沿線住民の要望を受けまして、看板等を再度設置いたしました。  次に、下水道工事の品質確保についてお答えします。  まず、道路復旧までが工事の品質だと思うがどのように考えているかについてでありますが、公共工事には、施工された施設の安全性・耐久性・供用性・美観等の工事目的物の品質と施工体制・安全管理・工程管理・環境保全等の工事行為そのものの品質の大きく分けて2つの品質があります。  下水道工事におきましても同様であり、汚水管の適正な埋設はもちろん、道路復旧まで設計図書に記載されている内容全てにおいて良好な品質で完成させることを求めています。  施工業者には、契約書及び設計図書のほか、土木工事仕様書、関係技術指針等の参考図書に基づき、良好な工事を行う責務があります。  このようなことから、本工事におきましても、汚水管の埋設のみならず、道路復旧も品質の確保が求められております。  次に、工事品質が悪い工事における完了後のアフターケアについてでありますが、本工事のように舗装仮復旧が万全でなかった場合には、仮復旧跡の補修を随時行うなどの対応が必要となります。  また、沿線住民から特に振動の苦情をいただき、再度看板を設置いたしましたが、夜間は見えにくいなどのご指摘もいただきましたので、今後は現場状況をよく確認し、施工業者への指示も含めまして、発注者自らが更に積極的に対応していきたいと考えております。  なお、旧楡木街道の工事は、来年度以降も継続する計画でありますので、今後も沿線住民の皆様にはご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、よりよい工事の確保に努めていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ご答弁ありがとうございました。私は下水道工事が終わったのだから、直ちに舗装の本復旧をしてくれと言っているわけではありません。特にあの道路については、以前から訴えていた歩道新設の話もあるのですから、都市建設部との十分な調整も必要になってくるだろうと思っています。  そうではなくて、ダンプの運転手さんだって、好んであの段差に突っ込んでくるわけではないのですから、道路状況が悪いので、慎重な運転をしてくださいというような運転手さんに呼び掛けるような配慮をしていただきたいと思っているということです。  1つ再質問したいと思います。  ただいまの場所の完全舗装はいつごろになるか伺います。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高田良男環境部長。 ○高田良男 環境部長  再質問にお答えをいたします。  舗装復旧工事につきましては、既に入札を実施しておりまして、施工業者のほうも決まっております。  汚水管の敷設工事と同じ区間を掘削部、それから影響部、それから既設の残存部ですが、実際に汚水管を布設した工事の部分ではないのですけれども、そこも全部含めまして、復旧工事を行うということで予定をしております。  この工事につきましても、夜間での工事を予定しておりますので、本当に申し訳ありませんが、また沿線の住民の方にはご迷惑をおかけすることになると思いますけれども、なるべく短期間で施工をするようにしたいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  短期間に完全舗装ということなので、年内にできるのかなという感じなのですが、いち早くやっていただけるようにお願いしたいと思います。  今後もいろいろな地域で同じような工事がされると思いますので、十分なケア、フォローに力を注いでいただくことを強く要望したいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは次の質問に移ります。  最後に、中学校の部活動について質問します。  最初の中項目、部活動の意義について伺います。  私自身でも経験があることですが、部活動をやっていれば、まして運動部ならばなおさらですが、誰しも試合に勝ちたい、もっとうまくなりたいと思うのが当然だと思います。1年生でしたら補欠や練習の補助でも仕方ないと自分自身で思うかもしれませんが、2年生、3年生になってくれば、うまくなってレギュラーに選んでもらい、大会で活躍したいと思うのが当たり前で、むしろそれくらいの思いがなければ、技術も向上しないのかもしれません。  しかし、中学校における部活動とは、単に技術や競技成績の向上を追求するのではないと私は思います。仲間との意思疎通や困難に打ち勝つ力を養うことなど、多くの意味があると思いますが、学校教育における部活動の位置づけとその意義について、教育長の見解をお聞かせいただきたいと思います。  そして、部活動はプロスポーツ選手の育成の場ではなく、教育の一環だと私は思いますので、生徒自身や保護者の方々にもそういったことを再認識してもらう必要があるのだろうと思います。  そこで、そのような部活動の意義については、生徒や保護者にどのように周知しているのかお伺いします。  2つ目の中項目、外部指導者の必要性について伺います。  今や中学校の部活動にも民間ボランティアの力を取り入れて、効果を上げるのは全国的な傾向なのだと思っていますが、鹿沼市の中学校でも部活動において外部指導者がかかわっていると思います。  そこで、鹿沼市の中学校の部活動における外部指導者の数、その活動状況をお聞かせください。  これまでもよく言われてきましたが、現場の教師が部活動の指導を行うことで、教師個人に大きな負荷がかかっているのではと思います。  そして、それらの支援策として、外部指導者が担う役割が期待されると思いますが、考え方をお聞かせください。  また、部活動に対する外部指導者について、今後はどのように進めていくのか考えをお聞かせください。  以上、答弁をお願いいたします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  中学校の部活動についての質問のうち、部活動の意義についてお答えいたします。  まず、学校教育における部活動の位置づけとその意義についてでありますが、部活動は生徒のスポーツ、文化及び科学などの活動と人間形成を支援するものであり、生徒の学校生活を豊かなものにするものであると言えます。  部活動の位置づけとその意義につきましては、具体的には次の3つと考えております。  1つ目は、中学校における部活動は、学校教育活動の一環として、教員等の指導のもとに自発的・自主的に行うものであり、学校生活に豊かさをもたらすものと考えております。  2つ目は、スポーツ、文化及び科学等の楽しさや喜びを味わうことにより、生涯を通じてそれらに親しむ能力や態度を育てるものであると考えております。  3つ目は、学級や学年を離れて生徒が活動を組織し展開することにより、生徒の自主性、協調性、責任感、連帯感などを育成し、仲間や教師と密接に触れ合う場としても大きな意義を有するものであると考えております。  次に、部活動の意義について、生徒や保護者にどのように周知をしているのかでありますが、生徒には入学時の部活動紹介、入部後は部活動の全てにわたり部活動の意義を踏まえた方針を伝えながら、実践を図っております。  保護者には新入生説明会の際に伝え、必要に応じて部ごとに保護者会を開催し、部活動の意義について、相互理解を図るとともに、活動の方針や活動計画を明確にして、その周知を図っております。  次に、外部指導者の必要性についてお答えいたします。  まず、本市中学校の部活動における外部指導者数及びその活動状況についてでありますが、それぞれの部活動において協力をいただいている専門的知識を有する外部指導者として、栃木県に登録している方が4名、その他の協力者が10名、計14名であります。  外部指導者等の招へいに当たっては、国で示されたガイドラインに沿って、各学校から指導者本人へ依頼をしております。  外部指導者等に各学校の教育目標や経営方針をご理解いただいたうえで、専門的な指導に加え、部活動を通した人間形成のため、ご尽力をいただいております。  各学校の必要状況により、おおむね1週間当たり1日から5日程度で活動を行っていただいております。  次に、教師の部活動指導における負荷軽減策としての外部指導者が担う役割についてでありますが、外部指導者には次の3つの役割を期待しております。  1つ目は、外部指導者によって、競技の特性を熟知した活動による生徒の安全の確保であります。
     2つ目は、より専門的な指導による競技力向上とともに、部活動の活性化につながるものと考えております。  3つ目は、外部指導者によって、活動が更に円滑に行われることで、学校教育の一環としての生徒の自主性、自立性、協調性、責任感、連帯感等の一層の高まりを期待しております。  これらの効果により、生徒の部活動環境の充実とあわせて、教師の部活動指導における不安感や多忙感の軽減にもつながるものと考えております。  次に、今後どのように進めていくかについてでありますが、部活動は何よりも生徒が活動しやすい環境をつくることを最優先と考えております。  学校教育における部活動の意義が一層高められ、加えて専門性を補うために必要であると学校が判断する場合には、外部指導者の協力を積極的にお願いしたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ご答弁ありがとうございました。  実は、私も今から15年ぐらい前になりますが、部活動の指導、そして大会のコーチとして参加させていただいた経験があります。  監督となられた顧問の先生が担当の種目は全く経験がなかったものですから、当時の校長先生、顧問の先生、保護者会の方々との相談のうえ、実現したものです。  現在も、私の何人かの知人・友人が中学校でいろいろな種目で部活動の指導をしておりますが、ある大会のとき、応援に一緒に行ったわけなのですが、その指導者がベンチに入っておらず、遠くから大きな声で生徒にアドバイスをしている姿を見ました。多分申請をしなかったのかな、忘れてしまったのかなと思ったのですが、そこら辺はどうかわかりませんが、そういう方々が大会のときも生徒のそばできちんとアドバイスできるような体制もしてほしいと思っております。  また、スポーツ少年団は、地域の方々が特技を生かして指導者となられています。小中学校の間で合同の練習会など、交流を行ったりしている種目もありますので、スポーツ少年団の指導者、また中学校の指導者同士の交流、連携を更に深めていただきたいと思います。  スポーツ少年団で基礎から丁寧に指導された子供たちが、中学校で同じような条件で指導が受けられないのは、私は不公平ではないかという思いがあります。  そこで再質問いたしますが、できるだけ同じような条件で部活動が行われるためにも、外部指導者を推進し、地域との連携を深め、学校と地域が協力しあうことが大変重要だと思いますが、その点について、先ほど教育長からも外部指導者ですか、ぜひ推進していきたいというお気持ちがありましたが、もう一度、その強い思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えいたしたいと思います。  まず、鹿沼市教育ビジョンにおきましては、人づくりを通した地域コミュニティの形成が重要であると明記されておりまして、谷中議員もご承知のとおりかと思いますが、子供は地域で育ち、また地域で育てられるものであるというふうに考えております。  そのため、学校は地域の人材、あるいは資源を有効に活用しながら、地域に根差した、それぞれ特色ある教育活動を展開していく必要があるというふうにも考えております。  このことにつきましては、部活動においても同様であると私は考えております。  先ほどは私の考えで述べさせていただきましたけれども、中学校学習指導要領解説の中では、地域や学校の実態に応じてスポーツや文化及び科学等にわたる指導者など、地域の人々と協力・連携し、運営上の工夫を行うことということで述べられております。  以上のようなことから、外部指導者等には、教育目標、経営方針を、先ほども述べましたが、十分理解していただきまして、専門的知識、技術の指導、人間形成のために学校が判断する場合は地域の方にもご協力をお願いしたいと、そんなふうに考えております。  小学校のスポーツ少年団と中学校の部活動、スムーズな連携が今後も図れるように努めていきたい、そんなふうに考えております。  部活動を通して、地域の指導者などから学んだことが、生涯スポーツのきっかけとなって、鹿沼市教育ビジョンの目標でもありますスポーツでつくる健康都市の推進にもつながるものと期待しております。どうぞよろしくお願いします。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  谷中恵子議員。 ○7番 谷中恵子 議員  ありがとうございました。教育長も既にお読みになっているかもしれないのですが、養老孟司の『「自分」の壁』という本に、西洋式個人主義を積極的に取り入れたことによって、自分が自分がといったような、他人を押しのけても自分を主張するような風潮が漂っているふうなことが書いてありましたが、確かに私もそのように感じます。  中学校の部活動などについては、チームワークやコミュニケーション力などの向上を目指し、「one for all,all for one」、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」といった仲間同士の絆を育んでいただきたいものだと思います。  絆というのは、自分だけを主張しあう関係では生まれてこないものだろうと思います。部活動はお互いにお互いが支え合い、助け合う精神を育てる場だろうと私は思います。  助け合うといえば、昨日と一昨日とちょっとしたことで助けられてうれしかったのですが、私が荷物を両手に持って、庁舎に入ろうとしたら、職員の方が気づいてくれて、あいさつをしながらにこにこした笑顔でドアを開けてくれました。1人は私より随分若い女性職員、もう1人は私と同年代かなと思う男性職員の方でした。きっとその職員の方は中学校時代に部活動を通じて助け合うことの大切さを学び、きちんとあいさつすることを身につけたのではないかなと思いました。これは私の勝手な想像であります。以前、目の前でドアを閉められてしまい、情けなかったし、腹も立ったことも言いましたが、その逆でちょっと手を差し伸べてもらうだけで、とてもうれしいし、幸せな気分で家に帰ることができました。ありがとうございました。  さて、今回の私の質問は、冒頭に申し上げましたように、民間の力というものに視点をおいて、そうはいっても民間だったら全てよしではなくて、市や学校と協働するといった役割を理解したうえでの民間の力というものはどういうものかを探るものでした。正直言って、まだ自分自身でも結論が出ていませんが、そのような問いかけにも執行部の皆様には誠意をもって丁寧にご答弁いただきまして、ありがとうございました。  以上で私の質問を終わりにします。 ○大貫武男 議長  暫時休憩いたします。  再開は、午前11時10分といたします。  (午前11時00分) ○大貫武男 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前11時10分) ○大貫武男 議長  引き続き発言を許します。  26番、芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  それでは、これより質問に入るわけなのですが、やっぱり12月、師走の月で大変、ただでさえ忙しい月なのですが、ここに衆議院議員総選挙が加わって、この議会が加わって、今猛烈に忙しい、大変充実した日にちを過ごしております。  その忙しい中をぬって、議会の準備をしてまいりましたので、早速質問に入りたいと思います。答弁のほうよろしくお願いします。  まず最初は、市長の政治姿勢の問題として、2点ほど伺っておきたいと思います。  まず消費税の問題で、安倍政権の消費税10%増税先送りについて伺いたいと思います。  安倍政権の消費税10%について、増税先送りということで、今後実施するということなのですが、アベノミクスの失敗を自らが認めたようなものではないかと私は思っております。少なくとも国の経済が思うようにいかないと、国民の暮らしはどんどん厳しくなっております。それは円安政策による物価の値上がりと、今年4月1日から引き上げた消費税8%への増税、国民の実質的な所得というのは下がり続けている結果だろうと思います。まさに増税不況と言うのですか、そう言えるのではないかと思います。消費税は所得に関係なく全ての人にかかるわけですから、そういう点ではこの消費税という制度は不公平税制の1つになるのではないかなと私は思います。所得が低ければ低いほど、この消費税の税負担が重くなる、こういう仕組みであります。  ところが、安倍政権は1年半後には10%増税を必ずやるのだと言っております。この景気条項を削減してまで、必ずやるという決意表明をしました。この1年半後、平成29年の4月から増税するということなのですが、それではこの1年半後の景気というのはどうなるのかというと、安倍政権はアベノミクスの失敗を認めていないわけですから、今進めている安倍政治の暴走をこのまま続けるということになるのではないかと思います。続けるということは、今申し上げましたような、円安政策を行って、物価を上げていく。あるいは日本銀行がお金を乱発して、アベノミクスを後押しする。こういうことで市民生活は極めて深刻な事態に間違いなくなるのではないかなというふうに思います。そういうことで、市長に伺うわけなのですが、鹿沼市の市長として、市民の暮らしを守る立場から、消費税10%増税先送り、これにしっかり反対をし、きっぱりと中止をする、こういう立場で進むのが私はいいのではないかと思います。市長の考えをこの点で伺っておきたいと思います。よろしくお願いします。  もう1つ、TPP交渉について。  またこの間、上都賀農業協同組合から提出されました要請書について伺っておきたいと思います。  今進めているTPP交渉は、関税を撤廃する、これが大原則の制度であります。そのTPP交渉を進めるわけですから、日本の農業は壊滅的な打撃を受ける。政府の試算でも2.7兆円の影響を受けるというのがかつて発表されました。  栃木県は国の試算をもとに、栃木県内の影響額を公表しております。農産物の生産額で1,088億円の影響を受ける。あるいは生産量では4割の減収となる。栃木県全体でです。こういうことが明らかになりました。  安倍内閣が再びTPP交渉を進めるということを決めたとき、自由民主党の国会議員が中心になって、国会決議を行いました。この中身は大変すばらしいのです。お米と麦、それと牛肉・豚肉・乳製品、あと甘味資源などの作物、こういう重要品目は交渉から除外すること、加えて関税の段階的撤廃というのですか、これは認められない。こういう決議を行ったのです。  ところが政府は、交渉の内容は秘密にして、重要な農産物の関税の撤廃、関税の削減、これについては大筋合意の方向で今進んでいると言われております。  自由民主党の西川公也さんは、現在農林水産大臣です。自由民主党の公約も、あるいは今申し上げた国会の決議も破って、今だんまりを続けております。知らぬふりをしています。前日鹿沼商工会議所で合同立会演説会というのがありました。ここに私も出席しましたらば、西川さんに、各候補から、こういう問題での質問が何回かありました。反論はありません。答える考えはありませんということで、非常に不遜な態度をとりました。参加者からは非常に不評を買ったのではないかなというふうに思います。  一昨日は農林水産大臣の表彰状をもらって喜んだ議員もいますけれども、でもこれは、農林水産大臣が立会演説会に出席して、そういう態度をとるというのは、いかがなものかというふうに私は思うのです。そういう意味で、今のTPP交渉は大変な事態にあるのではないかなというふうに思います。  そこで市長に伺うわけなのですが、TPP交渉を進めれば、この鹿沼市の農業も大打撃を受けることになるわけですから、また市民の食の安全さえも脅かされるということになると思います。市長として農業と食の安全を守る立場から、今の国会決議を守って、TPP交渉から撤退させるよう求めるべきではないかなと思いますので、市長の考えを伺いたいと思います。  また、上都賀農業協同組合から出された要請書については、安倍政権は全国農業協同組合中央会、これをなくすのだと言っています。どうしても全国農業協同組合中央会に焦点を当てているのですね。全国農業協同組合中央会を廃止するという、最大のねらいは何か。新聞にも書いてあったのですが、最大のねらいはTPP運動の中心的な役割をしているこの全国農業協同組合中央会をつぶすためだということが書かれておりました。まさにそのとおりではないかなと思います。だから今回全国の農業協同組合から、鹿沼市には上都賀農業協同組合からこういう要請書が出されたのだと思います。あの要請書の中身は農業協同組合をつぶすのではなくて、農業協同組合が自ら自己改革をするから尊重してほしい、こういう内容になっていると思います。この要請書についても市長の見解を示していただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○大貫武男 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  市長の政治姿勢についての質問のうち、安倍政権の消費税10%への増税先送り実施についてお答えをいたします。  来年10月からの消費税の10%への引き上げについては、経済状況などを勘案して判断するとのことでありましたが、安倍首相は11月18日、デフレから脱却し、経済を成長させるアベノミクスの成功を確かなものにするという理由で10%への引き上げを1年半延期し、平成29年4月から実施すると表明をいたしました。  消費税が8%に増税された今年4月以降、個人消費は4月から6月期に続き、7月から9月期も1年前と比べ2%以上減少しており、更に来年10月に消費税を2%引き上げることは、個人消費を再び押し下げることなどが考えられるため、私も今回の消費税増税の延期の判断はやむを得ないことと考えております。  しかしながら、財政再建は待ったなしの状況であり、それを怠れば、国の土台を揺るがしかねない不測の事態も招く恐れがあり、政府の規制緩和や歳出削減の取り組みを強く望むところであります。  平成29年4月からの2%引き上げにつきましては、まずもって議員定数削減等の政治家自身の身を削る改革を行った上で、地方が景気回復の効果を実感できるよう経済政策、成長戦略を着実に実行し、更に低所得者にも十分に配慮するなどの対策も講じ、広く国民に理解を得た上で、総合的に判断されることを望むところであります。  次に、TPP交渉と農協改革についてお答えをいたします。  まずTPP交渉に対する考え方についてでありますが、国はTPP交渉を成長戦略の柱と位置づけ、平成25年7月に日本も参加をし、12カ国で交渉開始をいたしました。  グローバル化が進む経済状況、世界情勢のもとでは、国の発展を持続していくためには、経済連携による国際競争力を強化することは避けて通れない課題と私は認識をしております。  市場アクセスの拡大、各種ルールの明確化、海外事業活動の円滑化などの利点もあり、基本的な方向として貿易の自由化を目指すことは理解できるところであります。  しかしながら、農産物に関して言いますと、関税の撤廃や緩和で、輸入の増加による影響が大きいと想定されることから、国に対し、地域経済の実情を踏まえた責任ある対応や一貫性を持った大胆な食糧と農業に関する施策を推進するよう訴えてまいりたいと考えております。  一方、輸入農産物の増加は、新鮮で安全でおいしい国内産農産物の地産地消を進める好機ととらえることもできるのではないかと考えております。  特に、本市の農産物は、イチゴ、ニラ、トマト、そば、和牛を初め、多くのものがその品質において高い評価を得ております。  また、農業技術の向上やかぬまブランドの認定などで更なる付加価値を生み出すことも可能であることから、安い輸入農産物との差別化を図り、栃木県やJAなどの関係団体と協力して、全国に、また国外にも販路を開拓できるよう努力してまいります。  今後も国の進めるTPP交渉の動向を注視しながら、本市の農業の振興に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、農協改革に関する要請書に対する考え方についてでありますが、平成26年6月24日に、「規制改革実施計画」、「農林水産業・地域の活力創造プラン」等に基づく農業協同組合の見直しが閣議決定をされました。  これに対し、11月に全国農業協同組合中央会は、「JAグループの自己改革について」を決定し、地方の農業協同組合も国への働きかけを強めている状況にあります。  本市においては、12月1日に上都賀農業協同組合から「農協改革はJAや中央会の役割を踏まえたJAグループの自己改革を尊重すべき」との要請書が提出をされたところであります。  農業協同組合の本来の目的であります農業生産力の増進や農業者の経済力の向上を図るためにも、農業協同組合自身が自己改革を積極的に推進することは極めて重要であると考えております。  したがって、政府の法整備にかかわらず、地域の農業協同組合が主役となり、それぞれの独自性を発揮して、農業の成長産業化に全力投入できるような前向きな改革を期待をいたしております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  私の期待した答弁とはちょっと違うような気がいたしました。そういう点では、今回衆議院議員総選挙で意見の違う西川さんのマイクを持ったり、福田さんのマイクを持ったり、市長も忙しい毎日だと思うのですが、ちょっとの違いでマイクを持てるのならば、阿部秀実のほうのマイクも持っていただければというふうに思います。このことをお願いして、次にいきます。  次は、公園内のトイレの問題について伺います。  先ほどは国政の問題で、今度は足元の公園内のトイレの問題ということで、段差が激しいのですが、ぜひお願いしたいと思います。特に公園内のトイレについては、きたないとか、暗いといった市民の苦情が寄せられております。  そこで具体的に伺いたいと思います。伺うというよりは、指摘をしたいと思いますので、これは待ったなしで改善を求めるものであります。  忙しい中、私もいろいろ現場を調査してまいりました。ちょっと調査した内容を1カ所1カ所報告してみたいと思います。  調査には、3つの公園を調査しました。鹿沼の運動公園です。それと台の原の野球場、あと鹿沼工業団地の児子沼公園というのですか、を3カ所を調査したのですが、まず最初は鹿沼運動公園の調査結果について報告をしますので、お願いしたいと思います。  まず第1は、1カ所目、野球場入り口の、駐車場にある仮設トイレなのですが、ここは男子トイレの電気がついておりません。したがって、夜は電気がつかないことになる。配線はされているのですが、電気の球が切れています。そういうことで、夜は使えない。  2カ所目は陸上競技場の入り口の仮設トイレ、これは駐車場にあるのですが、公園の敷地内に建ててあります。男子トイレは床が抜けそうです。まだ抜けてはいないのですが、抜けそうです。もう高齢者はちょっと使えないですね。あと体重の重い人はここへは禁物です。入れない。そのくらい抜けています。ここは電気がの配線もしていない。電球がついていないのですね。だから夜の利用も全くできない。女子トイレは男子トイレほどではないのですが、やっぱり床が不安定になってしまっております。電球は取りつけてありますが、球が切れております。このトイレは2つとも仮設のトイレなので、至急取り替える必要があるのではないかというふうに思います。  あと、3カ所目のトイレは、公園内の野球場施設入り口前のトイレ、これは仮設ではありません。男子トイレが1カ所、水漏れ故障中となって、使用禁止になっております。  4カ所目は、公園内のテニスコートのトイレ、男子トイレ、物置の開き戸が破れている。女子トイレ、トイレのドアが破れかけております。水漏れで、足元に水がたまっております。これは女子トイレは職員の皆さんと一緒に調べたので、心配しないでください。それで、このトイレの排水管が細くて、団体利用のときなどは詰まるそうです。ですから、団体利用ができないトイレなんていうのは、もう即刻改善してほしいと思います。  5カ所目は、休憩室、事務所の隣のトイレですが、このトイレの建物自体がもう歪んでいる。非常に見た感じが暗い。それで使い勝手の悪いというか、暗いのですね。きれいに磨いても、きれいな感じがしないトイレです。男子トイレは大便用が3カ所ありますが、1カ所は使用禁止になっております。女子トイレは4カ所ありますが、1カ所がやはり使用禁止です。  6カ所目の卓球場の隣の階段を降りたところのトイレですが、公園内の6カ所のトイレの中では、ここが一番きれいです。何も問題ありませんでした。こういうトイレにしておいていただければと思います。  総じてあまりにもひどい状況になっております。ある公園利用した奥さんは、トイレのことを考えると、この公園は利用したくない。だけれども、あの公園は、施設は古いけれども、春は新緑、秋は紅葉で非常にすばらしい公園なのだと、だからトイレを何としても直してほしい、こういう声が寄せられております。こういう暗いとか、きたないという声が市民の中から出るということは非常に残念なことなのですが、この際ぴかぴかにして、二度とこういう声が出ないようにしていただきたいというふうに思います。  2カ所目の台の原野球場のトイレ、ここは1カ所です、1カ所しかありません。男女のトイレとも全く電気がつかない。男子トイレが非常にきたない。これは利用者のマナーの問題もあるのですが、電気がつかないわけですから、そうとばかり言えないのではないかと思いました。  3カ所目は鹿沼工業団地の児子沼公園ですか、ここも男女のトイレ、電気がつかない。また女子トイレはきれいでしたが、男子トイレがきたないのですね。これは男子の利用が非常にここは多いようです。調べているさなかも、男子の方の利用があって、公園のど真ん中なので、女性は1人ではなかなか利用できない雰囲気なのではないかなと感じました。したがって、利用している男子トイレが汚れているわけですから、これはやっぱり電気がつかないというのが、やっぱり一番の弱点ですよね。  そういうことで、このトイレの調査をしまして、以上がこの感想です。今、一番思ったことは、どこにも洋式トイレがないのです。もう我々の年代になると、だめですね、洋式トイレがないと、もう大変です。そういう意味では、洋式トイレのない公共施設のトイレというのは、もう恥ずかしいことだと思って、洋式トイレの設置を急ぎ検討していただきたいと思います。答弁を求めます。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  公園内のトイレについての質問の市民からの苦情についてお答えします。  市民からの苦情の認知、改善策についてでありますが、まず鹿沼運動公園のトイレは、屋内・屋外をあわせ、13カ所設置されております。そのほとんどが建設後35年以上経過しており、これまで必要に応じて修繕を行ってまいりましたが、構造的にも採光が十分でないことは認識しております。  清掃については委託しており、管理棟などの主要施設はほぼ毎日清掃いたしますが、屋外施設は週2回から3回ほどであります。  大会などが開催される前後には、必ず清掃を実施しており、市民からの汚れなどの苦情については指定管理者も対応しております。
     先ごろテニスコート脇のトイレの配管に漏水があったため、修繕を行いました。  次に、台の原野球場のトイレにつきましては、平成7年に改修を行い、週5回の清掃を委託しております。  台の原野球場のトイレは、公園施設内であるためスポーツ関係者以外の利用者も多く、落書きや汚れなど、市民からの情報があった場合には指定管理者も対応しております。  次に、鹿沼工業団地内にある児子沼公園のトイレにつきましては、週2回の清掃を委託しており、トイレに関する利用者からの情報があった場合には、速やかに対応をしております。  今後、鹿沼運動公園など、古いトイレが多いため、トイレの集約化を含め、計画的な維持・補修等に努めてまいります。  また、トイレの明かり対策としては、照明器具のLED化などで対応していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  大至急ということで要望しておきたいと思います。  それと最後に申し上げた洋式トイレの件も、施設が古くてもやっぱりそういう、このトイレというのはもう基本中の基本の問題ですから、洋式トイレの計画も立ててほしいと思うのです。洋式トイレについての答弁だけもう一度お願いしたいと思うのですが、どうですか。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  再質問にお答えいたします。  現在、洋式トイレにつきましては、鹿沼運動公園につきましては、4カ所ほど洋式トイレがあります、屋外では1カ所なのですが、屋内では3カ所、洋式トイレがあります。  あと台の原公園につきましては、洋式トイレという指定ではないのですが、身障者用のトイレは台の原公園には設置してあります。  あと、やっぱり先ほど申し上げましたが、全体的に古くはなっておりますので、その洋式化も含めて、検討といいますか、修繕等も検討していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  ぜひ洋式トイレを、調査の時にちょっと見逃したのかな、奥のほう、一番奥だったのかな、そういうことで、ぜひそこら辺も利用者が本当にうれしくなるような、そういうトイレを整備していただきたいというふうに思います。  また、早速修繕してもらったところについては感謝を申し上げておきたいと思います。  それでは次にいきたいと思います。  次は堆肥化センターの問題についてお伺いいたします。  堆肥化センターについては、3項目について通告をしておきました。  まず1番目は専決処分をした臨時前処理施設について伺いたいと思います。  専決処分した工事は、金額にして3,350万円ですので、次の5点について、まず答えていただきたい。  1点目は、臨時前処理施設の設計業者名、2点目には臨時前処理施設の落札業者名、3点目が外構工事の落札業者名です。4点目が搬入再開の約束は大丈夫なのかどうかという点で答えていただければと思います。来年の2月2日が搬入再開日になっております。  5点目が屋根について、屋根というのは臨時の前処理施設の屋根です。この屋根、ちょっと図面を見せてもらったのは、イチゴハウスの連棟ハウスと形状がちょっと似ていたものですから、今全国で雪が降っております。かなり集中的な降り方のようなので、雪の対策、今年の被害のようなことは心配ないのかどうか、そういったことを考えて対応したのかどうか伺いたいと思います。  2番目は圃場の確保と来年の飼料作付について、こういう搬入停止にするということで、圃場がないと畜産農家は困るということで、これまでもいろいろ議論をしてきたと思います。そこで予定どおりの圃場の確保ができたのかどうか。来年の作付はどうなっているのかどうか、その点についての答弁をお願いいたします。  3番目、堆肥搬入再開の条件について、今回提案された条例には、堆肥の水分率70%未満を受け入れる。こういう内容になっておりますので、この点についての説明をお願いしたいと思います。答える際、この方針を、今まで説明してきた方針を変えて、水分率の引き下げだけで搬入できることになったということになっているのです。だからそこら辺も含めて、答弁をしていただければというふうに思います。以上です。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  御地合晋守経済部長。 ○御地合晋守 経済部長  堆肥化センターの問題についての質問の臨時前処理施設についてお答えします。  まず、設計業者名でありますが、株式会社栃木都市計画センターであります。  次に、臨時前処理場整備工事の落札業者名でありますが、竹沢建設株式会社であります。  次に、外構工事の落札業者名でありますが、有限会社トマト建設であります。  次に、供用開始までの期間が短いが大丈夫かでありますが、一般競争入札による工期を明示した上で落札、とられております。当初予定した平成27年2月2日の供用開始には可能だと考えております。  次に、屋根の形状についてでありますが、大雪対策は大丈夫かということでありますけれども、確かに大雪のときの不安はございます。  しかしながら、降雪の予報は比較的正確に把握可能でありますので、堆肥化センターにおける事前対策の徹底により、対応は可能ではないかと考えております。  次に、圃場の確保と来年の飼料の作付についてお答えします。  圃場の確保でありますが、農業生産法人かぬまの協力を得まして、市が確保した面積は南摩地内で最終的に10.9ヘクタールでありました。そのうち、長雨の影響による湿田状態で牧草が撒けなかった水田が2.9ヘクタールあったため、結果として市が紹介した圃場で牧草を撒くことができたのは、約8ヘクタールでありました。  これに加えて酪農家自身の判断で、農地を追加借り入れした分が4ヘクタールあり、最終的に牧草を作付できた面積は約12ヘクタールでありました。  利用農家は、油田町地内の5戸の農家となっております。  なお、11月に畜産農家との意見交換の場を持ちましたが、牧草の作付面積としては、現在の確保面積分で足りるとの説明を受け、ご理解もいただいているところであります。  次に、堆肥搬入再開についてお答えします。  条例案についてでありますが、堆肥化センターで家畜ふん尿を受け入れ再開するに当たっては、各農家において副資材混合と1週間程度の前処理により、水分率を70%未満にして搬入していただくこととしています。  条例案では、堆肥化センターに搬入できる家畜排せつ物の水分率について、今までの水分率による区分と同様に70%未満と明示したものであります。水分率を70%未満にすることにつきましては、堆肥化センターをより長寿命化するための対応でありますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  2、3お尋ねをしたいと思います。  まず最初には、専決処分した臨時前処理施設の問題について、もう一度お尋ねをいたします。  この資料は11月6日の議員全員会議で提出された書類です。この書類を見ますと、11月25日に入札を実施したと書いてあります。議会開会日、議員全員協議会を開いたのが11月28日です。この28日日になぜ議員全員協議会で、今答弁したようなことが報告されなかったのか、資料として出されなかったのか、もう合点がいきません。これだけの問題を起こして、9月の議会定例会には予算も提出しないで、そしてしかも専決処分したわけですから、もうやりたい放題ですよ。こういうやり方は、これは議会軽視をはるかに通り越した議会無視ですね。なぜあのときに、28日に説明できなかったのか、ちょっと答えていただければというふうに思うのです。  それともう1つは、これは資料1、平成26年度一般会計補正予算(第4号)の写しです。議員全員協議会で配った資料1なのですが、この中に6款で堆肥化センター管理運営費にホイールローダー3台分購入したいとして、3,380万円の予算が計上されております。これも一言文句を言いたい。これまで環境経済常任委員会で2台買いたいとの報告で、現地調査をして、その2台の壊れ方をもう担当者に説明までしてもらって、帰ってきて、環境経済常任委員会でまた議論して、もういろんな議論が出てきました。修理して使ったほうがいいのではないかとか、財政が大変なときなのだから、あるいは壊れるのが早すぎると、どうしてこんなに早く壊れるのだと、確かに壊れたのです、ひどいのです。そういう議論をして、最終的には議長の発言でいや、2台必要だと言うのだからオーケーしてあげようということで、2台のこれが、ゴーサインが出たわけです。今回予算を見たらば、いや3台買うのだと、だったらば最初から3台の提案を私はすべきなのではないかと思うのです。何のための議会なのだか。今までの議論は何だったのか。環境経済常任委員会で6人も7人もでよってたかっていろいろ相談をして、それでそれが2台でしようがない、いいだろうということになったら、3台の予算書が出てくると、本当にもうわからないですね。昨日の小松議員の質問に対して経済部長は、2台では対応できないから3台買うのだと、もう驚きですよ。対応できないのだったら、前もって環境経済常任委員会にちゃんと報告してもらいたい。なぜそういうことをしないのか、これについての答弁を伺いたいと思います。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  御地合晋守経済部長。 ○御地合晋守 経済部長  再質問にお答えします。  まず11月25日の入札で、11月28日の議員全員協議会の中で、報告がなかったのはなぜかということでありますが、この入札は一般競争入札でありまして、事後審査型の入札でありますので、落札業者がその条件を満たしているかどうかの判断をする時間が必要であったために、そのことが発表できなかったということであります。  続きまして、ホイールローダーが2台から3台になった件につきましては、昨日小松議員の質問にお答えしたとおりでありますけれども、環境経済常任委員会の時点で、恐らく9月の常任委員会では、その時点でどのぐらいの量が処理できるかということの計算ができなかったということでありまして、他意があったわけではありませんので、ご理解いただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  答弁はどうにでもなるのですけれども、事後審査で時間がかかったと言っても、落札は終わったわけですから、今事後審査中で、この会社で事後審査中ですという報告だってできると思うのです。そういう親切さが私はほしいなと思いました。  それとホイールローダーは確かにそう言われてみればそうです。2台は今経済部長が答弁したとおりの時期なのです。それから臨時前処理施設の建設になって、新しい構想が出てきて、今日に至っているわけなのですが、であるならば、あれだけ議論をさせて、現地調査までしたのですから、もう3台に、もうこの施設を運用する以上は3台必要なのですと、もう環境経済常任委員会に報告しなくてはならないのではないかと思います。もう全然驚きです。2台だと思っていたらば、3台ですからね。議長がもう2台で決めようということで、裁定を下したにもかかわらず、それが3台で出てくるのですから、こういうことはあってほしくないことです。  次にいきます。圃場の確保と飼料作付について、もう一度伺っておくのですが、確かに期日内に対応できるという答弁がありましたから、それはそれでいいのですけれども、期日前に本当に対応できないと、大変なことになるのですよね。今作付をしていって、そこに今度、その上にですか、堆肥を還元するというか、捨てるというか、戻すわけです。だから遅れれば、遅れた時間、毎日50トン近い堆肥が今度はその圃場に戻されるという形になりますから、先ほど答弁のあった8ヘクタールの作付をした面積がどんどん減る形になります。だからそういう点では、まあ大丈夫だろうという答弁でしたけれども、12月は終わるのが早いですから、仕事納めが28日です。新年はまたゆっくりしていますから、そういう日付の計算をして、大丈夫なのかどうかという心配もあります。何か小耳にはさんだ話だと、ぎりぎりだな、危ないなという話がありますので、万が一を想定して、万が一の場合の対応というのを考えておかなくてはならないと思うのです。そこら辺をちょっと聞かせてください。万が一は必要ないと、大丈夫なのだということであれば、そういう答弁で結構ですからね。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  御地合晋守経済部長。 ○御地合晋守 経済部長  再質問にお答えします。  圃場につきましては、先ほど答弁したとおりですが、農家のほうの牧草の種もめいっぱいでこれ以上撒けなかったという事情もございまして、実態としては仕方ない、十分な状況ではなかったかなと思っております。  続きまして、仮に来年の2月2日までに工事が間に合わなかった場合の対応としましては、基本的には間に合わないことはないのではないかと思いますが、仮に間に合わなかった場合には、まずは副資材等でまず受け入れることを考えております。  更に、それでも間に合わない場合については、一次発酵槽を逆回転させて、堆肥を一次発酵槽の出口から入り口のほうに持っていって、更にまた逆回転させて出口のほうに戻すという方法が可能でありますので、そのようなことも踏まえてやっていければ間に合うのではないかなというふうに考えておりますので、最悪の場合はそのような形で考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  わかりました。そのようにうまくいってほしいと思います。  3番目ですが、堆肥搬入再開の条件について、これは先ほどの経済部長答弁でわかりました。わかったのですが、堆肥に今度副資材としておが粉を入れて混ぜるわけですから、量が倍以上に膨れ上がるのですね。だから、この搬送手段というのですか、今まではコンテナは密閉型のコンテナで、スラリーですからどろどろしていますので、密閉型で運んだと、今度はどういう手段を使うのか、そこら辺ちょっと搬送手段は何になるのか。新たに車をリースさせるのか、そこら辺聞かせてください。  もう1つは、量が倍になります。当然料金もいろいろ料金の体系というのですか、計算方法も変えないと料金が高くなってしまって、今度追いつかないという形になりますので、そこら辺をどうするのか教えていただきたいと思うのです。その際、こういうことも起きているのです。今答弁で、昨日の小松議員に対する答弁で、ホイールローダーはもう3台なければだめなのだということで、3台の補正提案をしたという答弁がありました。農家の人も、畜産農家も、自分の家で発酵させるのだよと、だから自分の堆肥舎を大きくするなり何かしなくてはならないよという指導を受けて、では、それでは大変だということで、みんな600万円からのローダーを買っているのです。今までのローダーでは小さくて追いつかないということで、少なくても、先ほど油田町の話が出ましたけれども、3軒では買う予定で動いているのではないですか。だからそういう負担をしているのです。600万円、700万円のお金を出して、もう約束してしまって、これから機械が届くという段階まできているのです。1台はもうきたということですから、そういったことも加味しないと、行政のほうだって新しくローダーを用意しなくてはできないと言っていて、畜産農家だって新しく買わなくては対応できないわけですから、そういうところでかなりの出費をしているわけですから、そういう点では、そこら辺を考慮した料金体系もつくらないと、やっぱり畜産農家の振興にはつながらない。むしろ規模縮小にしていかないと対応できないような状況にもなりますね。そういう点で、そこら辺も考慮した料金体系というものを考えているのかどうか答弁をお願いします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  御地合晋守経済部長。 ○御地合晋守 経済部長  再質問にお答えします。  まず再開にあたっての、搬入の方法でございますけれども、現在密閉型のコンテナを使っておりましたが、それにつきましては、今度使えなくなりますので、基本的にはそれぞれの農家でお持ちの搬入できるものがあればそれを使っていただいたり、そのコンテナの上部を切断して、オープン型の形にして、それを使っていただくということを考えております。  基本的にその辺については、各農家と、グループ化をしてもらうなどして、話し合って、納得をしていただいていますので、問題がないかと考えております。  続きまして、料金体系につきましては、確かに搬入量は倍ぐらいになりますので、そういう意味も含めまして、今まで80%未満という区分しか、最低がなかったということで、その部分については、水分率が高いところにつきましては、混ぜ合わせて量が増えても、結果的に、例えば80%以上から80%未満に変わるだけでも、負担金は減る予定でありましたけれども、ただ、例えば肉用牛とか、豚ふんとか、鶏ふんみたいな、そもそもが70%台であったところにつきましては、80%未満で搬入量が増えるだけで、その増えた分の料金が増えてしまう形になってしまいます。その部分を逆算して考えまして、それぞれの負担が増えないように、70%未満の数字をつくったわけでございます。そういう意味で、本来堆肥化センターで行うべき前処理につきまして、各農家でご負担いただいているということも含めて、その料金設定をしましたので、ご理解いただければと思います。  ただ、現在減免をしておりますが、これは基本方針の中で、中期的にはこの減免は廃止していくということもうたっておりますので、その辺も今後の課題となりますけれども、考えていかなければならないというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  大体わかりました。あと細かい話は環境経済常任委員会でやっていきたいと思います。  最後の市営住宅、家賃の減免制度についてお尋ねをいたします。  これは市営住宅入居者のしおりなのですが、この中に家賃の減免について、次のように書かれております。  鹿沼市の市営住宅条例には、特別な事情がある場合には、家賃の減免または徴収猶予をすることができるとして5項目挙げております。  1つは、収入が著しく低額の場合。病気にかかったとき。災害により著しい被害を受けたとき。その他、特別な事情がある場合などです。  この内容だと入居者でさえ、いくらなら減免になるのかわかりません。そういうことで伺うわけなのですが、入居者がしっかり、どの収入ならば減免を受けられるというのがわかるような、やっぱり規定をつくるべきではないかなというふうに思います。それは条例でも規則でもいいのですが、その点についての答弁をお願いしたいと。  もう1つは、鹿沼市の市営住宅の入居世帯は809世帯なのです。この809世帯のうち、減免申請世帯、現在減免されている世帯というのは何戸ぐらいあるのか、まずこの点について答弁をお願いいたします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  鈴木誠一都市建設部長。 ○鈴木誠一 都市建設部長  市営住宅の質問の家賃の減免制度についてお答えします。  家賃の減免制度がわかりづらいについてと、減免世帯数についてでありますが、市営住宅においては、「公営住宅法」に基づき、失業や病気、災害等により支払能力が著しく低下するなどの特別な事情がある場合に家賃の減免をすることができるとなっております。  減免の基準は5項目あり、市営住宅条例第19条1項1号では、「入居者又は同居者の収入が著しく低額であるとき」と定められており、「著しく低額」の基準は生活保護法の基準以下の場合であります。  2号の病気のとき、3号の災害に遭ったときを含め、入居者がこれに該当するか否かは世帯の人数、年齢、児童養育、教育費、母子家庭、障がい者等の条件により算出に大きな違いが出るため、具体的な金額を表示することは難しいので、個別に相談をしていただき、対応している状況であります。  なお、4号は所得税の寡婦控除の額について、5号はその他例外についてでございます。  しかし、現在の「著しく低額」はわかりづらいため、よりわかりやすい制度となるよう、市営住宅条例第19条を詳細に規定した「市営住宅使用料減免運用要綱」に基づいた内容を入居者のしおりに記載し、入居者に対して周知を図ってまいります。  また、現時点における減免世帯は、809世帯のうち14世帯であります。  減免の理由は全て「著しく低額」が該当しております。  以上で答弁を終わります。
    ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  もう一度お尋ねをしたいと思います。  今入居者のしおりを見直して改正するという話がありましたが、それはそのようにやっていただければと思います。  それでどんな内容にやるかということで、今答弁を聞いただけではちょっとわからないのですが、例えば栃木県の住宅の減免となる対象所得基準というのがあるのです。栃木県は簡単な、シンプルなのです。もう非課税、所得税の、市民税の非課税世帯、均等割世帯、この2つしかないのです。だからもうはっきりわかるのです。それで今答弁で14世帯、809世帯の中で14世帯が減免を受けているという答弁がありましたけれども、栃木県の場合はこの基準でやっていますから、大体入居世帯の2割は減免世帯なのです。もちろん半額と全額があります。そういう基準になっております。ですから、こういったものもやっぱり参考にしてみたらどうなのかなというふうに思いますので、この点についてちょっと聞かせていただきたい。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  鈴木誠一都市建設部長。 ○鈴木誠一 都市建設部長  再質問にお答えいたします。  芳田議員がおっしゃられたとおり、県営住宅においては、非課税世帯及び均等割世帯を減免の対象としております。  手持ち資料で大変恐縮なのですが、宇都宮市を初めとする多くの自治体では、減免の基準は鹿沼市と同様な基準で運用しているようであります。  今後は、芳田議員からのご意見を踏まえまして、入居者の方の状況、国の基準、他市の状況を参考に、調査・研究をしてまいりたいと考えます。  以上で再質問に対する答弁といたします。 ○大貫武男 議長  芳田利雄議員。 ○26番 芳田利雄 議員  そのようにお願いしたいと思うのですが、要望しておきたいと思います。  鹿沼市には、坂田山に県営住宅、市営住宅があります。日吉団地にもそれがつながっているわけなのですが、ここからこっちの県営住宅に入った人は、そういった市民税非課税世帯、均等割世帯で減免を受けられる。こちらは、市営住宅のほうはそんな簡単に受けられないということになりますよね。栃木県の基準でいくと減免世帯は2割以上ですから、鹿沼市は14世帯ですけれども、栃木県の基準でいくと鹿沼市では、ざっくりですけれども、140世帯ぐらいが減免世帯になる計算なのです。そういうことですから、ぜひここら辺は参考にしていただきたいと思うのです。市民から見て、非常に理解しづらいですよね。同じ住宅に入ったのに、栃木県のほうの住宅は減免を受けられる。市のほうは何だか難しくて、受けられないという差が出るわけですから、ここら辺も十分検討して、入居者が本当に入りやすい、生活が守れるような制度を検討していただければというふうに思うのです。  そこで、それは要望ですから、そういうことで検討していただきたいということなのですが、もう1つ要望しておきたいと思うのです。  これは栃木県のほうの管轄なのですけれども、県営住宅のその減免申請をするのに、今から4年ぐらい前まではこの上都賀庁舎の住宅係でやっていたのです。ところが突然4年前あたりから栃木県の河内庁舎の隣、住宅供給公社でやりますから皆さん来なさいということで、これは行けないのですね。もう住宅入居者はかなり高齢化していますので、車なんかを運転する人はあまりいない。大変だということで、そうすると申請できない。毎年やるわけですから、申請できないので、もうこれは今までどおり、やっぱり上都賀庁舎で住宅係でやってくれるよう、行政のほうからも働きかけをしていただければというふうに思います。この点は要望です。  以上で私の質問を終わります。  では、どうも、終わります。 ○大貫武男 議長  昼食のため休憩といたします。  再開は、午後1時10分といたします。  (零時 08分) ○大貫武男 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 1時10分) ○大貫武男 議長  引き続き発言を許します。  1番、佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  高倉健さんという俳優が亡くなりました。思ったのですけれども、では、高倉健さんは今すごい亡くなってニュースになっていますけれども、40年後ぐらいに、僕ら同世代で言ったらどの人が、どういう俳優が旅立ったぐらいのインパクトなのかなと考えていて、では今同世代であと40年ぐらい活躍して、80歳ぐらいで亡くなったというときに、ああいうニュースになる人は誰なのだろうなと考えていまして、皆さんだったら、そうすると誰だなと思うでしょうか。僕は思ったのです。木村拓哉なのではないかなと、ずっと活躍して、そんなに嫌いな人もいなくて、誰もがまあいいというような、そういう人なのかなという感じがしまして、木村拓哉主演の映画で「武士の一分」という映画が昔ありまして、藤沢周平の原作なのですが、そこで木村拓哉が演じる三村新之丞という盲目の侍が、最後に果し合いをするのです。目が見えないのに目が見える相手に決闘を申し込むのですが、そのときにその三村新之丞が唱えていた心構えが「ともに死するをもって心となす。勝ちはその中にあり。必死すなわち生くるなり」、つまりともに死するというのはもう相打ちさえも覚悟で、勝ちにこだわらず、死ぬことさえも恐れなければ、相手は逆に生きることに、勝ちに執着している、その隙が生まれると、そして自分は本気になることで、そこに勝機を見出していこうという、そういうもう負けを覚悟して全力で尽くし、集中をするならば、物事を動かしていけるのではないかという、今回はそういう気持ちで挑んでいこうと思っています。  自己紹介が遅れました。議席番号1番、佐藤誠でございます。今回は鹿沼青年会議所に所属する1人の、青年の1人として最後のチャンスなので、そういう気持ちも持って頑張っていきたいと思います。  それでもう先に言っておきます。やじはもうどうぞ言ってください。もう構いません。思ったことをどうぞご自由に言ってください。何でならここは民主主義国家です。赤の広場とか、天安門広場とか、キム・イルソン広場でその国の指導者が、先ほどの議員がこの時の政権の総理大臣を批判していましたが、それは許されるこの国はいかに自由な、すばらしい国かと、今言った広場でその政権の指導者をばかにしていたら逮捕されてしまいます。罪状は侮辱罪と国家機密漏えい罪です。本当のことを言って逮捕されてしまう。でも日本は思ったことを自由に言える弁論の民主主義国家で共産主義国家でないし、民主主義国家であり、資本主義国家、とてもすばらしい国だと思っています。その自由を最大限享受をして、その中で市民に、納税者に貢献をしていきたいと思っています。  今回は2つの質問です。1つ目、早速いきます。スポーツ環境の向上と鹿沼市の新しい成長戦略についてです。趣旨は5つあります。全部は朗読しません。1つ目の趣旨、部活動を民営化することで、新しい産業が興せるのではないだろうかと、2つ目の趣旨、その部活動の民営化を進めることで、教師の多忙感を解消できれば、学力の向上に専念をしてもらって、結果よい循環になっていくのではないか。そして3つ目、スポーツの環境の中で、やはり体罰というものの問題がクローズアップされています。今体罰の現状、鹿沼市ではどうなっているのか。  そして4つ目、その部活動、体罰は大体部活動で起きるのですけれども、その部活動の中で外部指導者であったりとか、学校の顧問の先生だったりとか、教育長だったりとか、そういうものの関係というのを一度整理をして、新しい提言をしたいと、これは東中学校の部活動を題材にしていこうと思います。これが4つ目です。  そして5つ目、当然ハードウエアの整備も必要だと思います。スポーツの施設、もっと充実をしていくべきだと、ただしお金がかかります。一度これは受益者負担というものもきちんと考えていかないと、やっぱり何でもやってくれ、金出せというのは僕の不本意とするところなので、やっぱり享受する側もきちんと適正な負担というのをこれからはしていくべきではないかと、そういう5つの細かい主張はあります。  戻りますが、大きなテーマとして、スポーツの環境の向上、そしてそれが鹿沼市の新しい成長戦略になる、そういう趣旨で1つ目の質問をまずは執行部の答弁をどういったお考え、今現状なのかお聞かせいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○大貫武男 議長  当局の答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  スポーツ環境の向上と鹿沼市の新しい成長戦略についてお答えいたします。  まず、中学校の部活動の民営化についてでありますが、学習指導要領において、部活動の意義と留意点等について、次のように述べられております。  生徒の自主的・自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際、地域や学校の実態に応じ、地域の人々の協力などの運営上の工夫を行うようにすることと述べられております。つまり部活動は学校教育の一部であり、教育課程と関連づけて取り組まれる重要な教育活動です。そのため、地域の人々の協力で行われている外部指導者を活用する場合でも、顧問教員を配置しなければなりませんので、部活動を民営化することはできません。  次に、部活動の民営化を進めることで、教師の多忙感を解消し、子供の学力を向上させることや学校間格差の解消を図るべきについてでありますが、ただ今お答えしましたとおり、部活動の民営化はできませんので、別の方策で教師の多忙感の解消や子供の学力向上に向けて取り組んでいきたいと考えております。  まず教師の多忙感の解消については、学校における校務や事務処理のスリム化を図っていきたいと考えております。  また、現在59人配置している鹿沼市公立学校非常勤講師を確保していくことで、教師の多忙感の解消や授業の改善に努めていきたいと考えております。  次に、子供の学力向上については、今年度実施された全国学力・学習状況調査及びとちぎっ子学習状況調査の結果をもとに、各学校で課題を明確にし、取り組んでいるところであります。  更に、今年度は全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、国語科指導者養成研修会を年3回、算数・数学科指導者養成研修会を年5回実施し、教員の授業力向上に向けて取り組んでおります。  次に、学校間格差でありますが、小規模校の学校などにおいて、部員減少により、単独チームでの参加ができない場合は、合同チームが認められております。  次に、小中学校の体罰についての現状や対応についてでありますが、文部科学省では体罰について、「教員等が児童生徒に対して行った懲戒の行為が体罰に当たるかどうかは、当該児童生徒の年齢、健康、心身の発達状況、当該行為が行われた場所的及び時間的環境、懲戒の様態等の諸条件を総合的に考え、個々の事案ごとに判断する必要がある」としています。  各学校で体罰があった場合は、速やかに教育委員会に報告することになっております。  今年度、学校から報告のあった体罰と思われる事案は1校で発生しており、栃木県と協議の上、対処しております。  今後も体罰についてはあってはならないものであり、厳正に対応いたしますとともに、校長会等の機会をとらえ、十分に周知してまいります。  次に、部活動と外部指導者と教育委員会事務局と学校長との関係についてでありますが、部活動は学校教育の一環として位置づけられております。  また、学校長は専門性を有し、人格・指導面において優れていると認めた人物を外部指導者として任命することができます。  外部指導者は、学校の教育方針に基づき、顧問教員の指導計画に従い、指導にあたっております。  教育委員会事務局は、各学校及び学校長と連絡を取り合いながら、外部指導者としての効果的な成果が得られるよう指導・助言しております。  次に、本市のスポーツ関連施設の整備促進と受益者負担のあり方についてでありますが、施設の整備につきましては、現在本市では人口減少を見据え、公共施設総合管理計画の策定を進めております。  スポーツ施設におきましても、市内19カ所にある43の競技施設につきまして、市民の利用状況やニーズを的確に把握し、統合による集約化や本年度実施している市民プールの大規模改修など、既存施設の延命化を図りながら、施設機能の向上に取り組んでいく考えであります。  次に、受益者負担のあり方についてでありますが、施設利用者からその個別的に受ける便益の範囲や程度により、応分の負担を求めており、体育施設につきましては、経費のおおむね50%を負担していただくことになっております。  なお、市内小中学生の利用につきましては、照明料を除く施設使用料について、全額減免しております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。5つ細かい質問をして、5つ大まかなお答えをいただきました。  順番は変わるのですが、先にちょっと細かいのからやってしまおうと思います。一番最後の5番、スポーツ関連施設の整備の促進と受益者負担のあり方を問うというものなのですが、おかげさまでもう3年間、こういうことを延々とやらせていただいているのですが、平成25年の3月の議会定例会、去年の3月の議会定例会で、フォレストアリーナについてちょっと質問をしまして、あそこにスポーツジムがあるのですよね。トレーニング室とおっしゃるのでしょうけれども、そちらは、スポーツジムのようなものがあって、そこに、すみません、繰り返しになってしまいますけれども、当時の主張と、てっきりそこに家賃やテナント料をもらって商売をさせているかと思いきや、実は鹿沼市から2,000万円をその宇都宮市の業者に払って運営をしてもらっていると、ここの利用者はそのつど1回300円を払うという、それが僕はおかしいと思ったのです。もうちょっと、逆に本当にお金をもらってそこでやってもらいつつ、一般の市民からはやっぱり適正な、1回300円で何時間でもいられるというのは、ちょっと民間のスポーツクラブの相場とはちょっとかけ離れているというところで、今使っている人にしたら、佐藤誠、余計なことを言ってとなるのでしょうけれども、もうしようがないです、これは。逆に一般市民の方があそこは2,000万円払って頼んでいるということを聞いたら、大体9割の方は驚いていますから、そんなに僕はこれ普通の人の感覚とはずれていないと信じて聞いています。そういうところを受益者負担、もう一度考えていくべきなのではないかというのが1つと、あと今その利用の応分の負担で大体経費の50%というところ、これが2つ目なのですけれども、経費の50%というのは、何の50%、例えば1時間使って1時間当たりの電気代がこんなもんだからその50%と言っているのか、その2つ、1つはフォレストアリーナのスポーツジム、ちょっとおかしいのではないかと、2つ目、経費の50%というのはどういうのの50%なのか、その2つお答えください。お願いします。大丈夫、考えてからやってもらっても構いません。はい。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  再質問にお答えいたします。  フォレストアリーナにつきましては、指定管理者制度をとっておりまして、指定管理者の中におきまして、トレーニング室の運営というものを委託しております。その中におきましては、トレーニング室の機械のリース料的なものが約240〜250万円、そのほかにトレーニングの運営費ということで正規職員の賃金ですとか、そのほかに健康運動指導士といいますか、その関係の費用というのですか、それが約700万円程度、先ほど言った正規職員が約600万円ぐらいということで、あわせて議員がおっしゃるように2,000万円近くの委託料ということで運営をお願いしています。  また、受益者負担につきましては、原価参入方式ということなものですから、その施設の運営にかかわる経常的な経費及び人件費というのが算定するときの基準になってくるかと思います。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。フォレストアリーナの説明はわかりました。どう思うかってちょっと聞きたかったのですけれども、数字の説明で終わってしまいましたので、まあこれは、フォレストアリーナはではもうここで終わりにしますが、もう言っておきます。やっぱりおかしいと思います。これだけ、これは逆に向こうからもらってやるべきだと思います。だって自動販売機は、お金を払って、コカコーラに自動販売機を置いてもらわないと思うのですよ。やっぱり置かせてあげて、商売させるから少し鹿沼市に還元してねと、これは当たり前の理屈だと思います。僕もおかしな人間だっていつも言われて、自覚はあるのですけれども、これはそんな僕おかしくないと思っています。はい。  では、その経費の50%というのを説明聞きました。いろいろもうトータルの人件費なんか含めての50%は市民に負担してもらうと、これも民間の商売だったらですよ、全部のコストを結局それを回収するためには、基本的には利用者には100%負担してもらっています。その中から経費を賄って利潤を出していくというわけですから、逆にこれは図書館との関連で考えると、使わないほうは損は損なのですよ。使っている人はでは半分の補助してもらっているということは、これでは1回300円のところ、本当は600円にすればシンプルなのかなと、まあ600円に急にしろとも言いませんし、どうせ僕は多分自覚があるのですけれども、野党議員だと思うので、ああ、おっしゃるとおりです、そうしますなんて答弁は返ってこないのをわかってやっているので、ただ600円ぐらいにしていくべきではないかと思います。  それでもう1つ主張します。  小中学生に関しては無料というところありましたが、これは僕は、これだってやっぱりもう言われてしまうと思うのですけれども、これもある程度は受益者負担というところで出してもらってもいいのだと思います。例えば、フォレストアリーナなんか、でっかいの借りて、バスケットボールの大会なんかやるというと、では利潤を追っていないし、小中学生の教育だから無料と言いますけれども、やっぱり子供が何十人って、何十チームって来て、親も何百人って来ているわけですから、みんなで例えば本当に10円でも100円でも出すことで、それぐらいは文句ないと思います、受益者負担というところで、そういう出し合ったお金で、もっとその環境を整備していくというところをすべきだというのが主張です。  では、ここで新しい主張とお答えをいただきたいです。スポーツの施設整備の中で、1つ細かい事例になります。実は最初に僕議員になって質問したのを、テーマ、皆さん何だと思いますか。こんなところでクイズを出して恐縮なのですけれども、最初は西中学校の雨どいなのですよ。今自分で調べて、今回は西中学校の雨どいから東中学校のトイレの話になります。というのは、東中学校、今どんどん整備をしています。なかなかできないので、サグラダファミリアではないかという、ちょっとそれはごめんなさい。要はですね、東中学校の外にお手洗いをつくるべきだというのが主張です。というのは、あれだけの大きな施設で、やっぱり社会体育に資する施設なわけですから、外のお手洗いがないというのは、普段使っている生徒にもデメリットだし、週末とか夜使うという方にもちょっとご不便をかけているのではないかと思います。では東中学校の外にお手洗いを、さっきの議員もお手洗いなんて言っていましたけれども、すみません、続いてしまいますが、それに関してどんなお考えがあるかお聞かせください。お願いします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  再質問にお答えいたします。  東中学校の屋外トイレについてでございますが、小中学校の屋外トイレにつきましては、原則としてプールの更衣室ですとか、部室等の施設に合築した形で整備しております。  東中学校につきましては、プール更衣室にトイレがありますけれども、現在は老朽化により使用できないということで、校舎内の開放スペースですとか、屋内運動場のトイレを代わりに使用しています。  今後、プール施設の改修時期にあわせて、更衣室、また及びトイレの改修も検討していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。プールを整備するときにセットで外用のお手洗いを整備する考えと聞きましたが、これももう1回言います。僕は、僕の言ったことを皆さんがおっしゃるとおりで、検討しますとは、前向きな答えはいつもいただけないのは、わかっています。一般の人にも言っておきたいのですけれども、僕のは大体そういう質問です。それで政治的なスタンス上もどうしたってそっち側ではないので、わかっています。ただ、普通の人が聞いていて、ああ、佐藤誠、確かに一理あるよなと、そうやって普通の人の考えが変わっていって、結果政治を動かしていければいいというスタンスでやっていますので、東中学校のプールを整備するという情報を別に僕も聞いているわけでもないですし、それをわかっていて言っているわけでもないので、今初めて聞いたのですけれども、来年やりますとか、そういうことではないのだと思うのですが、どんなぐらいの構想とか、お考えがあるのですか、東中学校のプールとそれにあわせての外のお手洗いの整備というのは、お聞かせください。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤昭男教育次長。 ○佐藤昭男 教育次長  再々質問にお答えいたします。  東中学校のプールにつきましては、平成27年度につきましては、プール濾過装置の移設も考えておりますけれども、現在老朽化、いろんな学校において老朽化も進んでいますので、老朽化の度合いによって判断していくというようなことで考えておりますので、今現在では東中学校のプールにつきまして、いつ改修できるかということについては明快な答弁のほうはできないことでありますので、ご了解いただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。それで結構です。  では小項目、ちょっと戻ります。1番の部活動の民営化という新たな産業の育成を図ることで、多様な人材と投資を鹿沼市に集積し、もって鹿沼市の魅力を向上し、人口増にも貢献するべきと考えるがどうかという質問ですが、先ほどの教育長のお答えでは、部活動の民営化はできないとおっしゃいました。できなくはないのですけれどもね。やる、できないではなくて、やる考えがないと言ってもらったほうが僕はフェアだと思います。どう考えているかを聞きたいので、法律とかこうなので、できないのです、しようがないのですと言っているような気がして私は仕方ないので、やるつもりがないならないとはっきり言うべきだと思います。そうやってお互いの意見をぶつけ合っていく中で答えを出していくのが僕は政治だと思うのです。では、できないとおっしゃいますが、僕はそれでもやるべきだと考えるので、少しその論拠をさせていただきたいのですが、議長の許可をいただいていますので、ちゃんとお許しください。この本は「サッカーでメシが食えるか?」という本です。要は、僕はスポーツでも飯が食えるようにしたいのです。結局、今、国の選挙騒いでいますけれども、第三の矢が全然飛んでいないではないかと、アベノミクスは失敗だったのではないのかという批判があるのですが、僕は第三の矢というのは自らが放つものだと、我々が自分の住んでいるまちで、自分たちで考えて、自分たちで獲物をねらって、そこに弓を放つべきだという考えを持っています。全部では第三の矢まで、全部国がやってくれるのを待っているのですかと、第一、第二の矢だって、十分国は今厳しい状況の中でやって、物事が動いてきているではないですか、それを第三の矢が飛んでいないだとか、雇用が増えてもみんな非正規だとか言うのは、僕はむしろフェアではないと思います。それで文句言うばかりではなくて、では第三の矢って考えたときに、これも何年も前から言っています。スポーツの部活動の民営化、例えばこの「サッカーでメシが食えるか?」というところを見るだけでも、サッカーチームにかかわっていろんな仕事があるのです。もちろん選手、学校の監督、フロントスカウト、マネージャー、協会職員、サッカー連盟職員、マスコミ、例えばエージェント、メンタルトレーナー、アナウンサー、リポーター、官公庁もあるし、広告代理店、いろんな、これ50ぐらいの仕事を生み出せるのです。今鹿沼市にスポーツのプロのチームはありません。リンク栃木ブレックスのマザータウンでありますけれども、宇都宮市にはありますから、宇都宮市にあれば、その宇都宮市のチームにかかわっている、サッカーに限らず、いろんなその仕事の人が宇都宮市には住んでいて、所得を得て、消費をして、納税をしているわけです。それをでは、今スポーツチームを鹿沼市に呼ぼうとか、つくろうと言っていません。でもその土壌として、スポーツで新しい雇用とか稼ぎ口というのをつくっていくべきだと思ったときに、学校教育が、子供の部活動の指導という領域を押さえてしまっているので、誰かが、スポーツを引退して、自分のクラブをつくって、それで生業にしていこうというときに、ある程度、小学校まではできるのです。今小学校は部活と切り離されていますから、でも中学校に入った途端、例えば空手教室に通っていた子が中学校になったので部活に入りますので、やめますとなってしまうのです。例えば、では小学校までずっとピアノを一生懸命やっていた子が中学校に行って美術部に入るのでやめますと、みんな習いごとで、小学生までは教えるということでビジネスが成り立って、経済が循環していたのが、中学校に入った途端終わってしまうのです、そこ途切れてしまうのです。いや中学校でもクラブチームに行ける子は行っているよと言っていますけれども、でもやっぱり部活動も入っている、クラブチームも行っているって、負担にもなるし、往々にして大体みんなやめてしまっているのです。そろばん塾もやめてしまう、空手教室もやめてしまう、ピアノ教室もやめてしまうと、そういうのがとてもすごくもったいないなと、スポーツで飯が食えるようにすべきだと僕は思ったので、でもやらないと言うのですから、しようがないですね。やれるように、どうやったら、この鹿沼市の政治を動かしてやれるようになるのか考えて、これからもこの部活動民営化というのは訴えていきたいと思います。  それで2番目の小項目にいきます。部活動の民営化を進めることで、教師の多忙感を解消し、子供の学力を向上させることや学校間格差の解消を図るべきと考えるがどうか。これに対して教育長のお答えは、当然部活動の民営化ができないので、違う方法で多忙感の解消と学力の向上につなげていきますとおっしゃいました。  ここで学力、この前行われた全国学力・学習状況調査の資料を出させていただきます。  平成26年度全国学力・学習状況調査調査結果報告書、これを見ると、これは鹿沼市内の中学校3年生と小学校6年生の子に国語・算数・数学のテストを課しました。結果がきました。議員の家にはみんな郵送で送られてきています。これを見ると、大体鹿沼市の正答率は栃木県内の平均と比べてやや劣っているとか、劣っていると、これは数字で出せば、どのぐらいの数字でプラスなのか、マイナスかとわかるのですが、これは前の教育長からの考えで、こういう表記しかしないと言っていました。でも、やや劣っていると書いてあります。どのぐらいやや劣っているのか聞きたいのですけれども、かなりやや劣っているのか、もうはっきり劣っているぐらいに相当やや劣っているのか、そういうのが全然わからないのですけれども、でも劣っていると、もう学力が全然鹿沼市の子どもはよくないと、これは悲しいかな現実なのです。そういうときに、ではやっぱり思ったのです。先生は部活動で忙しいのだから、学校のクラスの運営も忙しいし、いろんな行事もあるしと、やっぱり学校の先生はなんだかんだいって、部活が教育の一環だと言いますけれども、やっぱり学力を上げてなんぼだと思います。勉強だけではないのだと言いますけれども、では小学生、今部活動をやっていないのですから、では小学校の先生、では本来の教育の半分しかやっていないのかということになるではないですか。それで小学生の学力だって、やっぱりこれは残念ながら劣っていると出てしまっているのです。そういうときに部活動は教育の一環で大切ですと、ちょっと前の議員が部活動の外部指導者だなんだとか言いましたけれども、やっぱりその学力が低いことを、ではどうやって解消するのかというときに、何かこうやっぱり部活動から1回切り離して、子供の学力を伸ばすのに専念させたほうがいいと思うのです。でも、これもう違う方法でと言うのですけれども、今聞いた方法で本当にでは上がっていくのかなと、数字も公表していないし、部活動は競争で勝ちたい、勝ちたいと、競争で序列化が進んでいるのに、学校のテストは序列化につながるので出さないというのは何か僕はおかしいと思っています。でも、しようがないので、これももう俺もいい、飛ばします。もうお答えはいりません。  では、小項目の3つ目にいきます。体罰についての現状や対応について、市の考えを問うとありました。  先ほどの小項目2つ目で部活動民営化しないから、外部の力を借りながらやっていくと言いました。では、外部から人を入れるのは構いません。でもその外部から入れた人が何か問題を起こしてしまったら、これはもともこもないのではないかと思います。一番問題というのが、真っ先に思い浮かぶのが体罰の問題です。今、今年度鹿沼市内で1件とありました。それはどこの学校のどんな状況なのか教えてください。お願いします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えしたいと思います。  佐藤議員には大変申し訳ないのですが、栃木県の公表基準に基づきまして、学校名、個別内容等につきましては、お答えできませんので、ご了承いただきたいと思います。  私がこの場で特定の学校について議論するということは、学校名を公表するということと同じ扱いになってしまいますので、どうかご理解をいただきたいと思います。鹿沼市全体のことについてはお答えすることはできますが、先ほども言いましたけれども、個人を特定したり、あるいは学校を特定してのご質問にはお答えできませんので、ご了解をいただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。
    ○1番 佐藤 誠 議員  本年度1件の体罰があった。どこですかと聞いた。公表できないと言いました。僕もこれいじわるな質問をしています。自分で知っていて聞いています。でも、これは小項目の但し書きに書いてしまってあるのですけれども、これどうなの、どうなのですか。では質問します。僕はどこの学校でどんなシチュエーションか知っています。なぜなら僕が指摘したからです。では、これを今教育長は公表できないと、そちらの立場と職責でできないと言いました。ここで私が言うことに関して、どうお考えですか。お聞かせください。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えしたいと思います。  先ほどもお答えしましたけれども、私としては個人や学校名を特定することについてはお答えできませんので、例えば佐藤議員のほうで学校名を具体的に挙げたり、個人名を挙げたりすることについては私はそれは構わないと思いますが、私は特定するような学校名、個人名は挙げてお答えはできないということです。はい。  答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  今教育長はできないが、佐藤議員が言うことに関しては構わないとおっしゃいました。どうぞ言ってくださいではないのはニュアンスとしてわかります。そうですね。まだ、では今はあえてどこの学校のどこの部活とかは言いません。もう先に言っておきますが、いろいろ先輩議員の皆様からご心配いただいて、個人名は出すなと言われていますので、そこは出しません。そこは先に言っておきます。ただ、どこの学校名とか、どういった種目でとかまではこれは言わなくてはいけないのかなと思っています。では、今言わないでいます。でもいいのです。どうせ大体みんなこれは知っているのです。みんな、もう佐藤議員がずっと、「言ったほうがいい」という今ちょっと天のささやきが聞こえましたので。 わかりました。ではこれはもう最初に言いました。ともに死するをもって、もう自分も批判を受けるのも覚悟で今回はこの質問を上げていますから、あえてでは言います。これは東中学校の男子バスケットボール部の問題のはずです。体罰という一件は。ええ。それで体罰の一件、本市で把握しているとおっしゃいましたが、何で1件かって、そこしかアンケートをとっていないからだと思います。東中学校でしか。それで体罰の問題、またちょっと本を出します。「桜宮高校バスケット部体罰事件の真実」という、これは2年前ですね、大阪市でバスケットボール部の、まあ高校生ですけれども、執拗な肉体的かつ言葉の精神的な暴力によって追い詰められた生徒が自宅で首をつって亡くなってしまいました。皆さんも、もしかしたら僕の中にも正直、あのベースとしてこういう本音があります。ある程度はいいのではないかと、ですけれども、でも、ではどこまでいいのかって決められないし、これはやっぱり法律でだめだと書いてあるのですから、どんなものであってもだめなのですよ。体罰、これで今は鹿沼市で体罰を苦に誰も死んではいません。でも、では誰かが亡くなってしまったときも、学校名は出しませんとか、そういうことを言うのかと思ったときに、ここで今僕がこうやって騒いでおけば、ある程度こういう問題を、これからちょっとでも何か体罰とかあると、うるさい議員が大騒ぎするから、やっぱり気をつけようとなれば、僕はそれ抑止力になると思っています、思っています。そういうことに関して、議員が一般質問でそういう問題を取り上げることで、そういう問題の抑止力になるかどうか、教育長のお考えを聞かせていただけないでしょうか。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えします。  抑止力ということで言いますと、それが全てではないと思いますが、抑止力にはなると思います。ただ、教育委員会としましても、そういったことについては、そういったこと、体罰ですけれども、体罰につきましては、校長会等を通じ、あるいは中学校体育連盟等を通じて、常々体罰防止に向けた取り組みについてお願いをしているところでございますので、それも抑止力の1つになっているのかなと、そんなふうには考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  鹿沼市の教育をつかさどる教育長が議員がこういう体罰の問題を取り上げることで、一定の今後の抑止力になるとおっしゃいました。では少しこうやって言ったことで、少しでも感情的になって手を出すような、怒鳴るような人が鹿沼市の指導者の中にも少なくありません。そういう人はそのときに一瞬でも佐藤誠の顔を思い浮かぶのだったら、多少なりとも僕は役に、ないという声も聞こえますが、教育長が言っているのですから、そちらのほうが説得力があると思いますので、そちらを僕は信じたいと思います。まあ、やってよかったと思います。  では、今日やじありと言っているのですけれども、結構やっぱりこたえますね、後ろからくると。  ちょっとここでまた主張させてもらいます。  部活動は教育の一環だと言いました、教育長。ちょっと前の議員の質問の中で部活動は人間形成にも重要だし、豊かさ、楽しさ、喜びを育むのだと、学校外での交流を通して、責任感や仲間意識を育むのだと、そうおっしゃいました。本当にそうなってほしいです。そのときに学校の先生の力だけで補えないものを外部から、これも言いました、専門的な知識を持った、そして人格、指導面でも優れている、専門的知識を持っている、そういう人の力を借りながら、成果を出していきたいとおっしゃいました。僕の主張をします。僕は勉強は結果、部活動は過程、これが僕今いろいろずっと何年間こういうのを考えてきて、今出せる答えです。勉強はもうこれは明らかに数字で同じ条件でやるわけですから、これはきちんと教えるほうも教わったほうもこれは結果にこだわってやっていくべきだと思いました。そして部活動、部活動これは過程だと思います。これは、だって勝つ人はたった1チーム、たった1人なのです。ほかは全員負けるのです。そうしたらいかにその過程において頑張っていく中で、さっき教育長が言ったようないろんなものを育んでいくかというのが大切なのだと思います。それが今は逆になってしまっているのです。勉強のほうは結果が問われない。部活動のほうは結果にこだわっている。これは先生だけが悪いわけではないのです。親、僕もすみません、いろいろ家庭環境、皆さん知っていると思いますけれども、子供がいます。やっぱりそっちのほうにこだわってしまうのを1人の親としても認めます。そして一般的な親も大体そういう考えであることを知っています。だから、それを僕は変えていくべきだと思います。勉強は結果重視、部活動は過程重視、今は部活動は結果ばかり求められている。だから指導者も結果を出したい。ほめられたい中で怒鳴ったり、手が出たりするのだと思います。僕は逆だと思います。勉強のほうこそ先生が一生懸命結果にこだわってやっていくべきだと思います。それに関して、高橋教育長も前は東中学校にいらっしゃいました。それまでも、僕も西中学校で教わった記憶がちょっとだけあります。いろいろ指導されていた。部活動の指導もされていたはずです。そういったキャリアを積み重ねて今教育のトップになりました。僕の今の考え、部活は過程、教育は結果に関して、逆ではないかと思うのですが、教育長のお考えを聞かせてください。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えしたいと思います。  勉強は結果、部活動は過程がいいということですけれども、現在はその逆になっているのではないかということなのですが、私の考えは両方とも結果と過程があると思います。勉強におきましても、当然結果はあるのですが、その過程において振り返ったときに、この辺のところをもう少ししっかりやっておけばよかったなとか、そういう過程もあるのだと思います。ここを時間をかけて毎日こつこつと勉強したからこそ、この結果が出たのだと、それは部活動においても同じだと思います。やはり部活動は勝ち負けだけではないというようなことを私のほうでも答弁で申しましたが、まさにそのとおりでありまして、やっぱり毎日こつこつと練習する過程の中で結果が生まれるのであって、そしてタイムなり記録が、あるいはその結果、勝つことが多くなってというようなことだと思います。ですから、最初に申しましたように、勉強もやっぱり部活動も結果があって、その振り返ってみれば過程があるというようなことで、ただ、私は両方とも過程を重視していきたいなと、重視してもらいたいなと、そんなふうに思っております。天才なら別かもしれませんけれども、私のような愚才、浅学な者については、やっぱり努力することが一番大切なことかなというふうに思っております。その結果がいいほうに出た場合は、やっぱりそこで充実感とか達成感が味わえるのだと思います。そんなことで答弁としたいと思います。  以上です。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  では次にいきます。  では、これはまたひとつ教育長の考えを聞きたいのですけれども、体罰の定義なのですけれども、こういうのはどうでしょうか。侮辱的発言や差別的発言などの暴言も体罰以上に長期的な精神的な負担を与えると、時に体罰、肉体的な懲戒よりも、人間の精神にひどい損傷を与えることで、結果うつ病の発生や自殺につながるという考え、暴言や差別的発言というものも体罰の中に入るとお考えでしょうかお聞かせください。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えしたいと思います。  暴言等も含めまして、ただ、総合的に考える中で体罰かどうかというのを判断していくということで文部科学省でも最初の答弁でお答えしましたが、体罰について述べておりますので、私もそのように思います。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  ではここで、ちょっとこういうケースはどうかという、核心にいきます。では、もうさっき、ちょっといいセコンドの声が聞こえて、僕も反省しました。佐藤議員、結局何が言いたいのか。では、もうずばり言います。東中学校バスケットボール部の指導者というもの、名前は出しませんし、校長先生の名前も出しませんが、僕はもう議員の職責として、この方には教育長が今までおっしゃったような指導者としての資格がないと思ったので、これは一度おやめいただいたほうがいいのではないかと、私は指摘をしました。それに根拠となるいろいろな事実を指摘をしました。そうしたら教育委員会は調査をしました。その指導者も体罰を認めました。それで辞表を出しました。だけれども、東中学校の校長がその辞表をそのまま受理しないで、結局保護者会にかけて、それで決めるとおっしゃいました。それでその後の経過がどうなりましたかと私は聞きました。そうしたらびっくりしました。答える義務はないと教育委員会から指導されていましたので、詳しくは教育委員会に聞いてくださいと。そして僕はある方から数年前にもこの指導者がそういった問題を起こしていることを聞いていたので、確認をしたくて教育委員会に問い合わせをしたところ、そういう個別のケースは情報公開請求に基づいて聞いてくださいと言われました。これ数年前ということは高橋教育長が東中学校の校長だったときなのですよね。それは今は言いません。ただ、その学校は議員に対して、その答える義務はないのでどうぞ教育委員会にと言いました。では、逆に聞きます。教育委員会に聞きます。今どうなっているのですか、現状を教えてください。その方がおやめにならないと部活動の民営化ができないということは、もう子供は学校で部活で縛られています。そういう中で、いろいろな差別的な発言や侮辱的な発言や不利益な扱いや体罰を受けていて、子供の人格形成には、僕は自分の子供、すみません、正直行っています、行っていますけれども、もうこれは数年前から、行く前から僕はこういう問題を知っていて、見過ごしていたのも僕は認めます、これは。誰のせいにもしません。ちょっと少し大目に見ていたところがありました。でも、やっぱり今言わなかったら、僕もずるいなと思いました。佐藤誠、自分の子供が行っているときは黙っていたくせに、やめてから大騒ぎしている、それは僕はフェアではないと思いました。今言うことで、子供が行っているから騒いでいるのだろうという批判もあることも十分知っています。でも、いや、僕はやらないで批判されるよりも、何でもやってしまって失敗をして、反省するタイプなので、これはやっぱり僕は今現状で見ている中で、もう限界だなと思ったので、そういう指摘をして、この問題になっていますが、でも教育委員会や教育の体制としては、もう情報シャットダウンです。隠ぺいされています。教育委員会に聞けと言いました。だから聞きます。今はどうなっていますか。東中学校のバスケットボール部は。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  高橋臣一教育長。 ○高橋臣一 教育長  再質問にお答えしたいと思います。  学校を特定してのご質問にはお答えできませんが、ある学校につきましての経緯を申し上げたいと思います。  11月の5日に校長が対象部活動の保護者会で事実説明と謝罪を行っております。そこでは保護者会独自の判断で生徒の意見を聞くことを決めております。同月19日ですが、保護者会では結果を受けて、保護者会を開催して、引き続きの指導確認をしております。12月4日ですが、経過及び本市の考え方を栃木県の担当課に説明をさせていただきまして、あわせて事後報告を栃木県に進達をしております。同月8日ですが、栃木県より処遇についての連絡がありました。今回の体罰につきましては、校長による口頭厳重注意が妥当とのことでありましたので、市教育委員会より学校に処分内容を伝えました。  以上が今までの経過でございます。  答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  わかりました。経過はわかりました。口頭厳重注意で、これからも続けていくということだと思います。ちょっとたとえ話をします。どこかの何とか半島で共産主義の国の指導者にある国民が文句を言いました。そうしたら、その将軍様、ではおまえがそんな文句言うのだったら、国民の声を聞いてみろと言って、国民を集めました。俺のやり方に文句あるやついるか。誰もそこで言えないです。何でか、言ったら殺されてしまうからです。そういうような、似たような土壌が私はずっとここ数年、もう4、5年その方の言動や仄聞、直接の保護者からの話や実体験としてありました。だから保護者に聞いて、保護者が続けてくれと言うから厳重注意で続けるのだと、これは僕はとても残念な結果だと思いますし、こんなにうるさい佐藤誠がこれだけ騒いで変わらないなら、ではもうきっとこういうのは鹿沼市内では今の政治の体制が続く限りは変わらないと思いまして、次の質問に移ります。  2つ目、2つ目は住み良さランキングについてです。  住み良さランキング、本当はこれを今月は全部やりたかったのですけれども、その問題ができてしまって、もう残り7分です。  核心を突きます。800いくつの国内の市と区のランキングの中で、鹿沼市は今年度489位です。去年よりも100位ぐらい上がりました。去年580位ですから、うれしいことです。でも、これは東日本大震災の影響から、栃木県内全体がリカバリーできたということで、栃木県内の14ある市もみんなランクが上がっています。栃木県内14ある市の中で、鹿沼市の位置づけは下から2番目です。これも前、いつも言っています。那須烏山市にしか勝っていません。そのことは僕は教育の学力も低い、人口もどんどん減ってしまっている。この住み良さランキングも減ってしまっている。部活動はそんなありさまだと、何か正直これ全く、全くぱっと日本にやって来て、どこか住めと言われたときに、ごめんなさい、僕はこの愛する鹿沼市を選べないと思います。こういうランキングを見て、ああ、ここは住みやすいな、人口が多いな、子供の学力も伸ばしているな、部活もいろいろ活動がのびのびできているなというところを選んでしまうと思います。前にも言いました。これは別に行政や議員だけの責任ではないけれども、でも今の行政を担う佐藤市長はそれに関してどう思っているのか。これは考慮に値する問題ではないのか。別に低くても、違う数字に表れない魅力が大切だと言うのか。その考えを聞かせてください。お願いします。 ○大貫武男 議長  答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  冷静にお答えしたいと思います。  今の体制が変わらない限り、何も変わらないと断言されてしまっては、何も答えても意味がないのかなと、実は思っておりますが、一応義務としてお答えをしたいと思います。  鹿沼市の住み良さランキングについての質問にお答えをいたします。  住み良さランキングは、東洋経済新報社出版の「都市データパック」において、毎年公表されているものであります。  ランキングは、公的な統計のごく一部である15の指標をもとに、全国の市と都内特別区を順位づけしたものと聞いております。  2014年版の本市の総合順位は全体791都市中の489位ということであります。あまり自慢できる話ではないのも承知しておりますが、今指摘があったように、2012年は577位、2013年は583位ということですから、約100位上がった。これはこれでどういう要因かはわかりませんが、数字だけは上がりました。  また、住み良さ以外のランキングというのもあるわけですけれども、例えば成長力は494位、民力度は117位、財政健全度は260位ということで、そのほか個人消費や産業等の経済力を指標とした民力度とか、そういった部分では、また脱借金体質などを表す財政健全度という部分では上位に位置しているというふうに思っております。  ところで、こういったランキングは、指標項目の選定や集計の方法により結果が異なるため、都市の本来のポテンシャルをそのまま表しているとは言えないというふうに認識をいたしております。  例えば、都市公園の面積という指標が1つあるわけでありますけれども、鹿沼市自慢の花と緑と清流のまち、河川があって、豊かな山々があって、自然環境豊かであって、風景、空気、おいしい水、そういったものは全くカウントされておりませんし、都市公園という中にそういった自然環境の部分は全く除外されているということも1つの指標の欠陥だろうというふうに思っています。  また、笑顔あふれる優しいまちである、コミュニティや文化、スポーツ等の市民活動、そういった市民の活動も特に考慮はされておりません。  私がこうしたランキングなどの順位で一喜一憂する必要はないというふうに思っておりますが、しかしながら、各指標についての結果は事実は事実として真摯に受け止めて、その内容について分析をし、見直せるもの、改善すべきものは検討していく必要はあるというふうに思っております。  本市といたしましても、豊かな自然環境や地理的条件のよさ、また産業、文化、スポーツなどの市民の力を数値化できるものも含めて、より具体的にかつ説得力のある表現を工夫しながらアピールをし、戦略的に情報発信することで交流人口や定住人口の増加策にもつなげてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○大貫武男 議長  佐藤誠議員。 ○1番 佐藤 誠 議員  データの採用に何か疑問符があるとか、若干恣意的なというようなのを聞きまして、これが本当に公正なのかは疑問がつくよというようなお答えでした。そしてその数字にカウントされない魅力があるのだとおっしゃいました。  その2つに反論します。これは89年間ずっとやっているのです。いろいろそのつどそのつど社会情勢にあわせて算出方法や数値を変えながら、ずっとやっているのです。それでずっと下がってきてしまってというところ、これは信用性があるし、これは重要な市政運営の中で参考にすべき数字だと僕は言います。  そして数字に表れない清流だ、緑だあるのだと言いますけれども、では、毎回同じ話なのです。ほかの町だってそういうことを言っているのですよ。では、宇都宮市だって、ランキング102位ですけれども、では栃木SCのホームですとか、リンク栃木ブレックスのホームですとか、そんなのはランキングに入らないのです。それがやっぱり魅力であるわけで、どこだってそういうことを言っているのです。だからそういうのを排除して、測れるものは測った上で、競い合ってこのまちをよくしていこうというところを訴えていきたいと思います。そして今の政治体制が変わらなくては、変わらないのだというのは、もうさっきのスポーツのことを絡めて、市長がそういう考えなら、このランキングというのはなかなか上がっていくということはないかなと思っていますが、答弁させません。どこか違うところで、ホームページなりなんなり、おっしゃってください。なんぼでもそういう機会があるではないですか。こっちだってルールに、ルールに縛られてやっているわけですから、あえて今回は僕しゃべりっきりで終わりにします。フェアではないと言うなら、では、そのご意見もどこかでどうぞおっしゃってください。答弁は求めていません。僕の意見で終わりにします。住み良さランキング、これはもっともっと、しゃらくさいという声も聞こえました。誰が言ったのでしょうかね。このランキングは僕はどんどん上げていって、あの。 ○大貫武男 議長  終わります。 ○1番 佐藤 誠 議員  はい。ありがとうございました。ごきげんよう。 ○大貫武男 議長  以上で議案に対する質疑並びに市政一般質問を終結いたします。  続いて、日程第2、議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。  この件につきましては、小松英夫議員より12月8日付で議会運営委員会委員の辞職願が提出され、鹿沼市議会委員会条例第11条の規定に基づき、同日これを許可いたしましたので、鹿沼市議会委員会条例第5乗第1項の規定により、小島実議員を委員に指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大貫武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、ただいま指名いたしました小島実議員を議会運営委員会委員に選任することに決しました。  続いて、日程第3、議案等の委員会付託を行います。  お諮りいたします。議案第85号 専決処分事項の承認について(平成26年度鹿沼市一般会計補正予算(第3号))から議案第98号 鹿沼市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び鹿沼市福祉事務所設置条例の一部改正についてまで、及び議案第100号 鹿沼市一般職非常勤職員等の勤務条件に関する条例の制定についてから議案第111号 鹿沼市消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定についてまで並びに陳情第1号 用途地域の見直しを求める陳情及び陳情第3号 平成27年度子ども・子育て支援制度における利用者負担(保育料案)に関する陳情をお手元に配付してあります議案付託表及び請願・陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大貫武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。12日及び15日を議案調査のため、16日、17日を常任委員会の審査のため、18日を議事整理のため、休会したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大貫武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  なお、19日は午前10時から本会議を開きます。  本日はこれで散会いたします。  (午後 2時14分)...