平成21年 2月 定例会(第1回) 平成21年第1回
佐野市議会定例会会議録(第6号)3月13日(金曜日) 出席議員(31名) 1 番 岡 村 恵 子 2 番 鶴 見 義 明 3 番 大 川 圭 吾 4 番 本 郷 淳 一 5 番 若 田 部 治 彦 6 番 春 山 敏 明 7 番 金 子 保 利 8 番 蓼 沼 一 弘 9 番 荒 井 仁 市 10 番 赤 坂 孜 11 番 飯 田 昌 弘 12 番 篠 原 一 世 13 番 山 菅 直 己 14 番 青 木 栄 吉 15 番 荒 居 聰 16 番 山 口 孝 17 番 寺 内 冨 士 夫 18 番 内 田 清 美 19 番 義 本 美 智 江 20 番 林 敬 忠 21 番 平 塚 敏 夫 22 番 藤 倉 義 雄 23 番 佐 瀬 實 24 番 岩 崎 俊 道 26 番 飯 塚 昭 和 27 番 山 越 密 雄 28 番 笠 原 敏 夫 29 番 亀 田 清 30 番 長 島 明 二 31 番 高 橋 功 32 番 寺 内 一 夫 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者 市 長 岡 部 正 英 副 市 長 野 城 良 弘 副 市 長 石 田 正 已 総 合 寺 岡 敏 男 政 策 部長
総合政策部 林 行 雄 行 政 青 木 勇 次 長 経 営 部長 市 民 丸 山 精 一 健 康 落 合 潔 生 活 部長 福 祉 部長
健康福祉部 藤 掛 正 男 産 業 落 合 昭 雄 次 長 文 化 部長 都 市 篠 山 俊 夫
会計管理者 湯 澤 保 夫 建 設 部長 水 道 局長 須 永 昇 教 育 長 落 合 一 義 教 育 竹 川 常 光 生 涯 大 森 博 総 務 部長 学 習 部長 監 査 委員 増 田 孝 一
農業委員会 塚 田 芳 夫 事 務 局長 事 務 局長
事務局職員出席者 事 務 局長 大 川 勇 議 事 課長 岡 崎 稔 議事日程第6号 日程第1 議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正について 〃 議案第15号 佐野市長、副市長及び教育長の給与の特例に関する条例の改正について 〃 議案第16号 佐野市職員の給与に関する条例の改正について 〃 議案第17号 佐野市財政状況の公表に関する条例の改正について 〃 議案第18号 佐野市
手数料条例の改正について 〃 議案第19号
佐野市立吉澤記念美術館基金条例の制定について 〃 議案第20号
佐野市民会館条例の廃止について 〃 議案第21号 佐野市
医療費助成に関する条例の改正について 〃 議案第22号 佐野市
保育園児通園バス条例の廃止について 〃 議案第23号 佐野市
デイサービスセンター条例の制定について 〃 議案第24号 障害の表記の変更に伴う関係条例の整理について 〃 議案第25号 佐野市福祉の家条例の制定について 〃 議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正について 〃 議案第27号 佐野市
観光物産会館条例の改正について 〃 議案第28号 佐野市
指定金融機関の指定について 〃 議案第29号 栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
市町村総合 事務組合規約の変更について 〃 議案第30号 二宮町が栃木県
市町村総合事務組合から脱退することに伴う財産処分について 〃 議案第31号 栃木県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県後期高
齢者医療広域連合規約の変更について 〃 議案第32号 市道路線の認定について 〃 議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号) 〃 議案第34号 平成20年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号) 〃 議案第35号 平成20年度佐野市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) 〃 議案第36号 平成20年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計補正予算(第4号) 〃 議案第37号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)補正予算(第4号) 〃 議案第38号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)補正予算(第3 号) 〃 議案第39号 平成20年度佐野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 〃 議案第40号 平成20年度佐野市
水道事業会計補正予算(第1号) 〃 議案第41号 平成20年度佐野市
病院事業会計補正予算(第3号) 〃 議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算 〃 議案第43号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算 〃 議案第44号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(
直営診療施設勘定)予算 〃 議案第45号 平成21年度佐野市
公共下水道事業特別会計予算 〃 議案第46号 平成21年度佐野市
老人保健事業特別会計予算 〃 議案第47号 平成21年度佐野市
農業集落排水事業特別会計予算 〃 議案第48号 平成21年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計予算 〃 議案第49号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)予算 〃 議案第50号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)予算 〃 議案第51号 平成21年度佐野市
後期高齢者医療特別会計予算 〃 議案第52号 平成21年度佐野市
水道事業会計予算 〃 議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算 本日の会議に付議した事件 日程第1 議案第14号から第53号までについて (
委員長報告、質疑、討論、表決) 追加日程 議員案第1号
佐野市議会委員会条例の改正について
○議長(飯塚昭和) 開議に先立ち、事務局長に
出席議員数及び本日の議事日程について報告させます。 事務局長。
◎事務局長(大川勇) ご報告申し上げます。 ただいまの
出席議員数及び本日の議事日程についてご報告申し上げます。 ただいまの
出席議員数は31名でございます。 なお、本日の議事日程につきましては、お手元に配布してございます議事日程第6号のとおりでございます。日程第1、議案第14号から第53号までについて、以上のとおりでございます。 次に、本日お手元に配布いたしました文書につきましては、ただいまご報告を申し上げました議事日程のほか、各
常任委員会及び
予算審査特別委員会の
審査報告書でございますので、お改めをいただきたいと思います。 以上で報告を終わります。 午前10時01分開議
○議長(飯塚昭和) これより本日の会議を開きます。
○議長(飯塚昭和) この際申し上げます。本
日本会議開会前に
議会運営委員会を開催いたしましたので、
議会運営委員会委員長よりその結果の報告を求めることにいたします。
議会運営委員会委員長、荒井仁市議員。 (委員長
荒井議員登壇)
◎
議会運営委員会委員長(荒井仁市) どうも皆さん、おはようございます。本
日本会議開会前に開かれました
議会運営委員会の協議の結果についてご報告を申し上げます。
今期定例会会期中に議員案1件が追加提出されました。この取り扱いにつきましては、本日の日程に追加して議題とし、提出者より提案理由の説明を求め、質疑の後、委員会の付託は省略し、即決することに決定いたしました。 以上、当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○議長(飯塚昭和) 以上で
議会運営委員会委員長の報告は終わりました。ご了承願います。
○議長(飯塚昭和) これより日程に入ります。 日程第1、議案第14号から第53号まで、以上40件を一括して議題といたします。 ただいま議題となっております案件中、議案第14号から第41号まで、以上28件の案件については、いずれも所管の
常任委員会に、議案第42号から第53号まで、以上12件の新
年度予算関係議案については、
予算審査特別委員会にそれぞれ付託された案件であります。 なお、お手元に配布のとおり、それぞれ各委員長より
審査報告書が提出されております。よって、提出された報告書の朗読はこれを省略し、要旨を会議録に登載のことといたします。 平成21年3月13日
佐野市議会議長 飯 塚 昭 和 様
総務常任委員会 委員長 鶴 見 義 明 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会は、平成21年2月23日付託された案件について、3月5日委員会を開会し審査の結果、次のとおり決しましたから、会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第15号 佐野市長、副市長及び教育長の給与の特例に関する条例の改正について 2 議案第16号 佐野市職員の給与に関する条例の改正について 3 議案第17号 佐野市財政状況の公表に関する条例の改正について 4 議案第28号 佐野市
指定金融機関の指定について 5 議案第29号 栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
市町村総合事務組合規 約の変更について 6 議案第30号 二宮町が栃木県
市町村総合事務組合から脱退することに伴う財産処分について 7 議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分 上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。 平成21年3月13日
佐野市議会議長 飯 塚 昭 和 様
厚生常任委員会 委員長 赤 坂 孜 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会は、平成21年2月23日付託された案件について、3月6日委員会を開会し審査の結果、次のとおり決しましたから、会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正について 2 議案第21号 佐野市
医療費助成に関する条例の改正について 3 議案第22号 佐野市
保育園児通園バス条例の廃止について 4 議案第23号 佐野市
デイサービスセンター条例の制定について 5 議案第24号 障害の表記の変更に伴う関係条例の整理について 6 議案第25号 佐野市福祉の家条例の制定について 7 議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正について 8 議案第31号 栃木県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
後期高齢者医療広 域連合規約の変更について 9 議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分 10 議案第34号 平成20年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号) 11 議案第36号 平成20年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計補正予算(第4号) 12 議案第37号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)補正予算(第4号) 13 議案第38号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)補正予算(第3号) 14 議案第39号 平成20年度佐野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 15 議案第41号 平成20年度佐野市
病院事業会計補正予算(第3号) 上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。 平成21年3月13日
佐野市議会議長 飯 塚 昭 和 様
経済文教常任委員会 委員長 内 田 清 美 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会は、平成21年2月23日付託された案件について、3月9日委員会を開会し審査の結果、次のとおり決しましたから、会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第19号
佐野市立吉澤記念美術館基金条例の制定について 2 議案第20号
佐野市民会館条例の廃止について 3 議案第27号 佐野市
観光物産会館条例の改正について 4 議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分 上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。 平成21年3月13日
佐野市議会議長 飯 塚 昭 和 様
建設常任委員会 委員長 山 菅 直 己 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会は、平成21年2月23日付託された案件について、3月11日委員会を開会し審査の結果、次のとおり決しましたから、会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第18号 佐野市
手数料条例の改正について 2 議案第32号 市道路線の認定について 3 議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分 4 議案第35号 平成20年度佐野市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) 5 議案第40号 平成20年度佐野市
水道事業会計補正予算(第1号) 上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。 平成21年3月13日
佐野市議会議長 飯 塚 昭 和 様
予算審査特別委員会 委員長 大 川 圭 吾 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会は、平成21年2月23日付託された案件について、2月27日、3月2日、3日及び4日委員会を開会し審査の結果、次のとおり決しましたから、会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算 2 議案第43号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算 3 議案第44号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(
直営診療施設勘定)予算 4 議案第45号 平成21年度佐野市
公共下水道事業特別会計予算 5 議案第46号 平成21年度佐野市
老人保健事業特別会計予算 6 議案第47号 平成21年度佐野市
農業集落排水事業特別会計予算 7 議案第48号 平成21年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計予算 8 議案第49号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)予算 9 議案第50号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)予算10 議案第51号 平成21年度佐野市
後期高齢者医療特別会計予算11 議案第52号 平成21年度佐野市
水道事業会計予算12 議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算 上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。 平成21年度
予算審査要望書 1 昨秋のアメリカの金融危機を発端として、世界的な景気後退が鮮明になり、日本においても、雇用問題や消費低 迷となって影響を及ぼしてきている。 このような中で、本市の財政状況も、税収の落ち込みなどにより、今後厳しい状況になることが想定されること から、予算執行に当たっては、効率性、効果性を十分検討し、適正な執行に努められたい。 2 景気の悪化が懸念される中、市民の経済と生活の安定を図るために設置された「佐野市
緊急経済対策本部」が実 施する雇用創出等の各種対策については、広く周知に努めるとともに、中小企業等への支援策については迅速に実 施されたい。 3 市民ニーズが多様化する中、まちづくりを推進するには、
行政経営方針に掲げるように市民と行政の協働が必要 である。具体的な取組に当たっては、市民に十分な情報を提供し、協働できる機会を広げ、推進されたい。 4 少子化対策や子育て支援は喫緊の課題である。安心して子育てができるよう、妊婦の健康管理の向上や子育て環 境の充実を図るための事業を推進されたい。 5 各特別会計及び各企業会計については、一般会計からの繰出金等への依存を抑え、財源の確保に努め適正運用を 図られたい。 特に、
国民健康保険事業特別会計については、制度の安定した運営を図るため、また、負担の公平性の見地から も収納率の向上は重要である。
国民健康保険税収納率向上特別対策事業をはじめ、今後もなお一層の収納率向上に 努められたい。 病院事業については、昨年10月から運営に
指定管理者制度を導入し、民間活力の活用による効率的な運営が期待 されるところであるが、引き続き地域の中核病院として安全で安心できる質の高い医療を提供できるよう、指定管 理者と連携して設置者としての役割を果たされたい。
○議長(飯塚昭和) これより委員長より委員会の審査の経過及びその結果について報告を求めることにいたします。 まず、
総務常任委員会委員長、
鶴見義明議員。 (委員長
鶴見議員登壇)
◎
総務常任委員会委員長(鶴見義明) 皆さん、おはようございます。ただいまから
総務常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。 当委員会は、3月5日午前10時1分、大会議室において、委員出席のもと、当局から野城副市長を始め
総合政策部長、
行政経営部長ほか関係職員が出席し、議会から議長、副議長が出席し、開会されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第15号 佐野市長、副市長及び教育長の給与の特例に関する条例の改正について、議案第16号 佐野市職員の給与に関する条例の改正について、議案第17号 佐野市財政状況の公表に関する条例の改正について、議案第28号 佐野市
指定金融機関の指定について、議案第29号 栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
市町村総合事務組合規約の変更について、議案第30号 二宮町が栃木県
市町村総合事務組合から脱退することに伴う財産処分について、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分、以上7件であります。 まず、議案第15号 佐野市長、副市長及び教育長の給与の特例に関する条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、各自治体で財政厳しい折、市長、副市長、教育長などの給料を減額するような状況になっているが、給料自体を下げてもいいのではないかと思うが、どうかとの質疑に対し、当局より、下げてやっていくというよりは、厳しい財政状況の中で身を削るといいますか、努力するということでやっておりますとの答弁がありました。 委員より、昨年に引き続きということだが、年間ではどのくらいの節約になるのかとの質疑に対し、当局より、市長、副市長、教育長を合わせて570万円ですとの答弁がありました。 委員より、今後一般職にも及ぶというような話題も出ているのかとの質疑に対し、当局より、
行政経営方針に定めておりますが、管理職手当をカットするということで予算計上しておりますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第15号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第16号 佐野市職員の給与に関する条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、これは診療所の医師の給与ということだが、世間一般と比べると低いように感じたが、どうかとの質疑に対し、当局より、今回の改正部分は手当の中の初任給調整手当の改正で、本俸の給料とは別の手当の一つです。国の人事院勧告が大もとになっているのですが、国家公務員の医師の給料が民間の医師よりも低いということで、医師確保の点から初任給の調整手当を上げましょうということで、世間一般と比べると、低かったというのが原因だったと思いますとの答弁がありました。 委員より、初任給調整手当は初赴任後何年いただけるのですかとの質疑に対し、当局より、1年目から最終40年間、実際には定年までの手当ですとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第16号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第17号 佐野市財政状況の公表に関する条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、病院事業会計の年度が変わっているので、それに合わせたということでよろしいかとの質疑に対し、当局より、財政状況の公表の時期については、5月1日、11月1日と年2回ありましたが、実際病院事業条例では第5条の中で11月30日までに、あるいは5月31日までにと現状の公表時期を越える日がうたわれておりますので、病院事業条例に合わせる形で現行の5月1日、11月1日を6月、12月に変更させていただくものですとの答弁がありました。 委員より、広く、わかりやすく市民への公表としては年2回、広報さのでの公表をしているが、掲載月も変更になるのかとの質疑に対し、当局より、6月、12月に変わったことで、通常であれば、6月15日、12月15日ということも考えられますが、もし間に合えば、6月1日、12月1日に公表できるように進めてまいりたいと考えていますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第17号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第28号 佐野市
指定金融機関の指定についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りましたが、質疑もなく、討論もなく、議案第28号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第29号 栃木県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
市町村総合事務組合規約の変更についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りましたが、質疑もなく、討論もなく、議案第29号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第30号 二宮町が栃木県
市町村総合事務組合から脱退することに伴う財産処分についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、財産にはどんなものがあるのか、主なものを教えていただきたいとの質疑に対し、当局より、今回の件に係る財産処分は議員の公務災害の部分で、これまでの各種の負担やそういうものの積み立て残高ということで、平成20年4月現在で330万円ほどですとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第30号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、過誤納還付金が546万6,000円、還付加算金が181万円となっているが、当初予算ではどのくらいかとの質疑に対し、当局より過誤納還付金が6,000万円、還付加算金が400万円でございますとの答弁がありました。 委員より、今回の還付金は何人分、何口分かとの質疑に対し、当局より、大きいものでは固定資産税の償却資産の課税で、過年度分の修正申告が会社から出まして、還付金で1,900万円ほど還付しており、それが不足分の主な要因ですとの答弁がありました。 委員より、消防団ポンプ自動車購入事業費と消防団機械器具置場整備事業費で、入札の確定でポンプ自動車が334万6,000円、機械器具置場整備事業が115万3,000円減額が出たということだが、入札の落札率はとの質疑に対し、当局より、消防ポンプ自動車ですが、落札率92.92%です。建物ですが、本体が95.85%です。設備が94.96%です。電気が97.5%となっていますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第33号関係部分は採決の結果、全員異議なく可とすることに決定いたしました。 以上が当委員会に付託されました全案件の審査の経過とその結果であります。 以上で報告といたします。
○議長(飯塚昭和) 次に、
厚生常任委員会委員長、赤坂孜議員。 (委員長 赤坂議員登壇)
◎
厚生常任委員会委員長(赤坂孜) ただいまから
厚生常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。 当委員会は、3月6日午前10時2分、大会議室において、全委員出席のもと、当局から野城、石田両副市長を始め市民生活部長、
健康福祉部長、
健康福祉部次長ほか関係職員が出席し、議会から副議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正について、次に、議案第21号 佐野市
医療費助成に関する条例の改正について、次に、議案第22号 佐野市
保育園児通園バス条例の廃止について、次に、議案第23号 佐野市
デイサービスセンター条例の制定について、次に、議案第24号障害の表記の変更に伴う関係条例の整理について、次に、議案第25号 佐野市福祉の家条例の制定について、次に、議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正について、次に、議案第31号 栃木県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について、次に、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分、次に、議案第34号 平成20年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号)、次に、議案第36号 平成20年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計補正予算(第4号)、次に、議案第37号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)補正予算(第4号)、次に、議案第38号平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)補正予算(第3号)、次に、議案第39号 平成20年度佐野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、次に、議案第41号 平成20年度佐野市
病院事業会計補正予算(第3号)、以上15件であります。 まず最初に、議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、条文に「主たる」という字句を加える改正だが、これをつけないと何か不都合があるのかとの質疑に対し、当局より、佐野市には現在事務所を2つ以上持っている地縁団体はありませんが、仮に2カ所以上事務所を設ける場合には、「主たる」という表記がないと不都合が生じるため、今回改正いたしましたとの答弁がありました。 ほかに質疑もなく、討論もなく、議案第14号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第21号 佐野市
医療費助成に関する条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。 審査の結果、質疑もなく、討論もなく、議案第21号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第22号 佐野市
保育園児通園バス条例の廃止についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、保育園の保護者、関係者に説明し、理解をいただいたという報告があったが、その後改正に当たって、関係保護者から問い合わせなどはないのかとの質疑に対し、課や保育所への問い合わせはありませんとの答弁がありました。 経費的な節約はどのくらい図れるのかとの質疑に対し、20年度予算では収入が18万9,000円、支出が713万5,578円で、差し引き694万6,578円が節減されることになりますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第22号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第23号 佐野市
デイサービスセンター条例の制定についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、第7条の休館日について、それぞれ曜日が違うがとの質疑に対し、当局より、休館日については、各施設同じですと、利用ができない場合があるので、対応できるよう配慮されたものですとの答弁がありました。 委員より、第12条の料金について説明願いたいとの質疑に対し、当局より、利用料金の額については、介護保険法、自立支援法、生活保護法、各法令の基準に準じて算定した額としていますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第23号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第24号 障害の表記の変更に伴う関係条例の整理についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、今回の障害の「害」の字を平仮名に変更し、妨げという意味合いがクリアされると思うが、仮に佐野市が独自に違った名称を使うことができるのかとの質疑に対し、法令上の問題もあり、また他の言葉にするとわかりづらくなるということから、今回はノーマライゼーションの理念の啓発等も含め、一つのきっかけになればということから、平仮名表記にさせていただきましたとの答弁がありました。 ほかに質疑もなく、討論もなく、議案第24号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第25号 佐野市福祉の家条例の制定についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、第6条で定員20名ということだが、本市における障害者の人数はとの質疑に対し、当局より、手帳を持っておられる身体、知的、精神障害の方は約5,000名ですとの答弁がありました。 委員より、全部改正するということだが、今までのものにプラスする条例なら、全部を変えるのはおかしいのではないかとの質疑に対し、当局より、第11条、通所の制限、第12条、禁止事項などから、かなりの条項で変更になり、条例の名称についても障害者の南福祉の家の施設があるので、変更したほうが紛らわしくないということで、こういう形にさせていただきましたとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第25号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、人口の比較からすると、佐野市は介護保険料も給付額もかなり高いが、その要因はとの質疑に対し、当局より、認定率は栃木県で1位であること、サービス業者や施設整備等もかなり進んでいるものと思いますとの答弁がありました。 委員より、料金改定に伴い、増加した分の標準額での案分はとの質疑に対し、当局より、基準額で3,843円から4,261円になり、418円上昇していますが、介護報酬改定分による上昇は114円相当で、その他の給付費の自然増加によるものが304円でございますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第26号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第31号 栃木県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び栃木県
後期高齢者医療広域連合規約の変更についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。 質疑もなく、討論もなく、議案第31号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、レイクサイドのバス送迎で1,279万2,000円追加になるが、前回の指定管理者と契約を締結するときに出すべき案件と思うがとの質疑に対し、当局より、施設の指定管理の中で利用者の利便性を考えたときに、バス運行についても指定管理者でやったほうがいい状況が出てきましたので、今回2年間の施設の指定管理の中にバス運行もお願いすることになりましたとの答弁がありました。 委員より、がん検診の増加補正ということだが、人数はどのくらい増を想定しているのかとの質疑に対し、当局より、今回の補正で6つのがん検診すべてプラスで、5,886人分を想定していますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第33号関係部分については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第34号 平成20年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、介護納付金が1億2,436万9,000円の減額補正で確定ということだが、人数と金額は平成18年度はどうなのかとの質疑に対し、当局より、20年度の概算納付金8億2,663万7,615円と、18年度精算分9,253万8,190円により、7億3,409万9,420円と確定したものです。予算は5万1,236円掛ける1万6,655人と、精算分513万3,000円を合わせて8億5,846万9,000円でした。確定人数は変わりありませんが、1人当たりは4万9,633円ですとの答弁がありました。 ほかに質疑もなく、討論もなく、議案第34号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第36号 平成20年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計補正予算(第4号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。 質疑もなく、討論もなく、議案第36号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第37号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)補正予算(第4号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。 質疑もなく、討論もなく、議案第37号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第38号 平成20年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)補正予算(第3号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。 質疑もなく、討論もなく、議案第38号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第39号 平成20年度佐野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。 質疑もなく、討論もなく、議案第39号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 最後に、議案第41号 平成20年度佐野市
病院事業会計補正予算(第3号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、10月に指定管理者に移行し、病院事業もよくなってきたと思うが、医業収入が減り、経常経費がかかるということで数字は予想できたが、病院長の努力でこの数字がかなり緩和されたと理解しているが、担当者として総体的にどう考えているのかとの質疑に対し、当局より、入院患者数は変わらず、指定管理者に移行できるからと予算編成しましたが、移行に伴って職員数が変わったことにより減額が発生しました。現在の院長のもとに影響を最小限に抑えていただけたのではないかと考えていますとの答弁がありました。 委員より、今回のように入院収益が減ると、医師ではなく職員だと、全国的な状況から医師が大変だが、コメディカルスタッフも大変な時代が来ると何回も言ってきたのだがとの質疑に対し、当局より、医師と看護師の数が医療法上決められた相対関係にあり、両方のバランスのよい確保が望ましいことです。今まで医師の確保が重要だと言われてきた段階では、看護師等は変わりなく維持できるということが基盤にありましたが、指定管理に伴い看護師が少なくなり、患者に影響が出てしまうということが結果として生じてしまったということでありますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第41号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 以上が、当委員会に付託されました全案件の審査の経過とその結果であります。当委員会の決定に対し、各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げて、報告といたします。
○議長(飯塚昭和) 次に、
経済文教常任委員会委員長、内田清美議員。 (委員長 内田議員登壇)
◎
経済文教常任委員会委員長(内田清美) ただいまから
経済文教常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。 当委員会は、3月9日午前10時1分、大会議室において、委員全員出席のもと、当局から石田副市長、教育長始め産業文化部長、教育総務部長、生涯学習部長ほか関係職員が出席し、議会から議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第19号
佐野市立吉澤記念美術館基金条例の制定について、議案第20号
佐野市民会館条例の廃止について、議案第27号 佐野市
観光物産会館条例の改正について、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分、以上4件でございます。 まず、議案第19号
佐野市立吉澤記念美術館基金条例の制定についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、この基金を運用し、さらに作品の収集に活用したいとのことだが、この条例が制定されたら、そのように動くことを考えているのかとの質疑に対し、当局より、現在のところ、寄附者から収蔵作品の修復、薫蒸消毒、保管に対する備品等の購入に主に充ててほしいとの意向があるので、そのあたりを重点的に充てていきたいと考えておりますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第19号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第20号
佐野市民会館条例の廃止についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、市民会館の別棟については、縫製業協同組合のほか教育委員会でも使っていたと思うが、今後廃止された場合はどうなるのかとの質疑に対し、当局より、基本的に市民会館は危険な建物と判断されているので、アクティブ教室については既に活動をやめていただいており、縫製業協同組合についてはこれから協議していくことになりますとの答弁がありました。 委員より、建物が劣化し、危険であるから廃止するということだが、縫製組合には事務員はいるのか。家賃は無償なのかとの質疑に対し、当局より、事務所には常時1名が従事し、家賃は無償ですとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第20号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第27号 佐野市
観光物産会館条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、観光物産会館運営委員会の部分を削るということだが、平成20年度に開催された委員会で審議案件4件のうち、実現した案件2件の内容はとの質疑に対し、当局より、1つは、観光協会の法人化で、今まで観光課の中で事務局を構え、執行の方向性を決めていたが、集計事業もあり、早急に法人化をというものです。2点目は、物産会館の取り扱い商品の見直しで佐野市の物産を中心に事業展開の方針の打ち出しをということが改正できた部分ですとの答弁がありました。 委員より、運営委員会を廃止するというのは、委員の同意は得られているのかとの質疑に対し、当局より、今度開催する運営委員会の中で同意を求めたいとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第27号は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、吉澤記念美術館の寄附金2,000万円が計上されているが、何件でどこからなのか。また、寄附の経過はとの質疑に対し、当局より、1件で吉澤石灰工業株式会社からで、昨年7月に社長から寄附金の申し出がありました。寄附金は吉澤記念美術館で使ってほしいとのことでしたので、いろいろ検討し、基金条例が必要ということで条例の制定に向けスタートし、その後政策調整会議等を踏まえ、今日に至ったところですとの答弁がありました。 ほかに質疑もなく、討論もなく、議案第33号関係部分は採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 以上が当委員会に付託されました4件の審査の経過とその結果でございます。当委員会の決定に対し、各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○議長(飯塚昭和) 次に、
建設常任委員会委員長、山菅直己議員。 (委員長 山菅議員登壇)
◎
建設常任委員会委員長(山菅直己) ただいまから
建設常任委員会に付託された案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。 当委員会は、3月11日午前10時1分、大会議室において、委員全員の出席のもと、当局から副市長、都市建設部長、水道局長ほか関係職員が出席し、議会から議長、副議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第18号 佐野市
手数料条例の改正について、議案第32号 市道路線の認定について、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分、議案第35号 平成20年度佐野市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第40号 平成20年度佐野市
水道事業会計補正予算(第1号)、以上5件であります。 まず、議案第18号 佐野市
手数料条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、権限移譲によって、県で行っていた事務を市が行うということで、市職員に専門的な知識が求められると思うが、事務の引き継ぎ等はきちんとされているのかとの質疑に対し、当局より、現在事務手続については佐野土木事務所で取り扱っておりますが、引き継ぎ、研修等につきましては、昨年度1年かけて都市計画課の職員の研修を行っています。 委員より、今度は市の歳入になるわけだが、年間どれくらい見込まれるのかとの質疑に対し、当局より、現在事務を行っている土木事務所の平成19年度のデータでは約100万円です。佐野市の平成21年度の予算もそれを参考に決定しておりますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第18号 佐野市
手数料条例の改正について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定をいたしました。 次に、議案第32号 市道路線の認定についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、市道として認定する場合の条件、市としての考えはとの質疑に対し、当局より、路線認定するということは企画はもちろんですが、幅員につきましては4メートル以上となっています。そのほか利便性、交通量その他安全性を考えて認定し、積極的に市が管理していくべきだということで認定をお願いしています。 委員より、市道に認定する場合、既に条件に合うような形で整備されて認定となるのかとの質疑に対し、当局より、整備してから認定というケースもありますし、全くないところにつくる場合には、市道認定して線を引いておいてから整備するという両方の手法がありますとの答弁がありました。 委員より、今回認定される3つの市道は、3つとも住民の方々からの要望があったのかとの質疑に対し、当局より、地域からの要望がありましたとの答弁がありました。 委員より、市道の格付はあるのか、総延長はどれくらいかとの質疑に対し、当局より、例えば市役所を出て桐生岩舟線の交差点から南、50号線まで行くところが1級1号線という路線です。路線延長ですが、今回の認定を認めていただいてプラスすれば、約1,163キロメートルになりますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第32号 市道路線の認定について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定をいたしました。 次に、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、佐野サービスエリア、スマートIC接続道路整備事業費が県の事業になったため、減額になったとのことですが、当初予算を盛り込む際での協議はどのようになっているのか、内容はどういう変更だったのかとの質疑に対し、当局より、スマート、インターチェンジについては、平成19年4月ごろから話があり、いろいろ検討を進めてまいりましたが、連結道路の整備については、どこでやるのかということがまだ決まっておりませんでした。話し合いを行う中でスマート、インターチェンジは大きな事業であり、そこに接続する道路としては事業規模が大きく、また計画では県道佐野環状線にアクセスするということから、県道として整備をしてほしいと県にお願いをしてきました。その結果、県が道路整備を行うということで引き受けいただきましたとの答弁がありました。 委員より、駅舎跡地等活用事業費が減額になった一番の要因はとの質疑に対し、当局より、これは土地購入費で予算では1平米当たり8万8,000円で計上しましたが、その後は地価の下落があり、8万200円で契約しましたので、その差額が減額となった額ですとの答弁がありました。 委員より、公営住宅ストック総合改善事業費の減額は入札執行残とのことだが、どこの工事で入札がどのくらいの率で行われたのかとの質疑に対し、当局より、公営住宅ストック総合改善事業につきましては、平成20年度の工事として火災報知機の取りつけ工事、古い住宅の解体工事を行いました。火災警報機の取りつけでは、請負額が予定額2,020万円に対し887万2,500円、解体工事では石塚住宅、金屋住宅を解体しましたが、予算額2,050万円に対し、1,545万6,000円で、執行した額は2,432万9,000円となりますとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第33号 平成20年度佐野市
一般会計補正予算(第8号)関係部分について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第35号 平成20年度佐野市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、公共下水道事業費が管渠工事関連で国庫補助が増額になったということだが、国からもっと援助をしてくれるということかとの質疑に対し、当局より、そのとおりですとの答弁がありました。 委員より、単独事業が減額になり、その分が国庫補助対象になったということかと思うが、どのような考え方かとの質疑に対し、当局より、本来ですと、下水道管の流量で補助対象か補助対象外かと判断基準があります。その基準が昨年4月1日に緩和されましたので、当初単独費で予定していた路線については補助でできるようになり、単独で予定した予算に手をつけないで、補助で執行したということですとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第35号 平成20年度佐野市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 次に、議案第40号 平成20年度佐野市
水道事業会計補正予算(第1号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。 委員より、借り換えで金利が低利なものになったということだが、この借り換えはどういう判断で、どれくらいの頻度で借り換えにどういう法則があるのかとの質疑に対し、当局より、これにつきましては19年度に国の方針で実施されて、19年度、20年度、21年度の3カ年にかけて実施しています。ただ、水道事業に関しましては、19年度と20年度分が該当します。利率が7%以上が19年度、20年度は6%以上が該当してきます。全体で33本該当したのですが、昨年その借り換えを一部行っています。今年度もそれを借り換えの準備をしているところですとの答弁がありました。 ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論もなく、議案第40号 平成20年度佐野市
水道事業会計補正予算(第1号)について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可とすることに決定いたしました。 以上が当委員会に付託されました全案件の審査の経過とその結果であります。当委員会の決定に対し、各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○議長(飯塚昭和) 次に、
予算審査特別委員会委員長、大川圭吾議員。 (委員長 大川議員登壇)
◎
予算審査特別委員会委員長(大川圭吾) ただいまから
予算審査特別委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は、
審査報告書に記載のとおり、議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算、議案第43号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算から議案第51号 平成21年度佐野市
後期高齢者医療特別会計予算までの各特別会計予算、議案第52号 平成21年度佐野市
水道事業会計予算及び議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算、以上12件であります。
予算審査特別委員会は、2月24日、議員全員で構成する
予算審査特別委員会協議会を開催し、理事会の設置、審査日程、質疑者の把握及び審査方法について事前に協議を行いました。その後、2月27日の特別委員会冒頭で理事会が設置され、審査日程は2月27日、3月2日、3日及び4日の4日間、審査方法は
一般会計予算、各特別会計予算及び各企業会計予算の順序で審査を行い、質疑時間は答弁を含めて1人1時間以内で行うことに決定いたしました。質疑者については、
一般会計予算が14名、各特別会計予算及び各企業会計予算については11名で審査が行われました。 質疑は、3月4日にすべて終了いたしましたが、その内容につきましては、議員各位ご承知のとおりでありますので、省略させていただきます。 質疑終了後、理事会において質疑や意見をもとに5項目の要望事項を取りまとめ、お手元に配布のとおり、平成21年度
予算審査要望書として当局に要望することに決定いたしました。 次に、討論に入り、岡村恵子委員より議案第42号、議案第43号、議案第46号、議案第49号及び議案第51号、以上5件について反対の討論があり、その後本郷淳一委員、春山敏明委員、荒井仁市委員、山口孝委員、高橋功委員より全議案について賛成の討論がありました。ほかに討論もなく、討論を終結し、採決に入りました。 まず、議案第42号、議案第43号、議案第46号、議案第49号及び議案第51号、以上5件については起立多数で可決され、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第48号、議案第50号、議案第52号及び議案第53号、以上7件については起立全員で可決され、付託された案件12件はいずれも原案のとおり可とすることに決定いたしました。 以上が当
予算審査特別委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果であります。当委員会の決定に対し議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(飯塚昭和) 以上をもって各委員長の報告は終わりました。 これよりただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 この際、申し上げます。委員長の報告に対する質疑は、委員会の審査の経過及びその結果に対する質疑でありますので、ご了承願います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(飯塚昭和) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 1番、岡村恵子議員。 (1番 岡村議員登壇)
◆1番(岡村恵子) それでは、提案されました議案第14号から議案第53号までにつきまして、一括して討論させていただきます。 まず、議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正について、議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算、議案第43号平成21年度
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算、議案第46号 平成21年度佐野市
老人保健事業特別会計予算、議案第49号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)予算、議案第51号 平成21年度佐野市
後期高齢者医療特別会計予算の6議案につきましては、反対を申し上げます。あとの議案第14号から議案第25号、そして議案第27号から第41号、そして予算関係、議案第44号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(
直営診療施設勘定)予算、議案第45号 平成21年度佐野市
公共下水道事業特別会計予算、議案第47号 平成21年度佐野市
農業集落排水事業特別会計予算、議案第48号 平成21年度佐野市
自家用有償バス事業特別会計予算、議案第50号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
介護サービス事業勘定)予算、議案第52号 平成21年度佐野市
水道事業会計予算、議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算につきましては、賛成を申し上げます。 それでは、それぞれ反対の理由を申し上げます。 まず、議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正についてです。65歳以上の方の介護保険料は制度開始以来、どんどん引き上がってきております。今回第4期の事業計画ということで基準月額が3,843円から4,261円に418円値上げになりました。高齢者人口のスライド制になっておりますので、第1号被保険者の方の負担割合は制度開始当初17%であったのが、平成21年度からは20%になりました。高齢者人口の多い自治体などに重点的に配分される調整交付金があるといいましても、介護サービス給付費や介護予防サービス給付費などがふえればふえるほど、保険料の引き上げにつながってきております。制度としても高齢者福祉の時代から比べて減らしてしまった国の負担割合をふやすべきと、国に対しあらゆる機会をとらえて求めていくべきということを改めて意見を述べたいと思います。今回改めて厚生労働省が全国の介護保険担当者に第4期の保険料設定時において、介護給付費準備基金の取り崩しを要請しました。これらは介護保険法が改正され、全国的には給付抑制が進められてきたためであると言われ、保険料を高齢者から取り過ぎた結果とも言われております。本来高齢者に返すべきものと述べながら、この国からの基金取り崩しの要請は、第4期介護保険料基準額の最終決定に当たり、保険料の上昇を最小限のものとするためとしています。これは国がこの間の介護保険制度の矛盾を保険料という点で認めたと言えます。 本市では、今回第3期にためた準備基金、ほぼ全額1億9,000万円を取り崩し、投入しております。この基金は本来支払った高齢者に返すべきものであり、投入するということは当然のことと言えます。市の担当者の答弁では、この厚労省の通知が来る前から取り崩すつもりであったと述べておりました。しかし、これだけでは限界があり、第1号被保険者の保険料は第4期には引き上がり、徴収は年金天引きになっておりますので、高齢者にとって痛いものがあります。今回第3期における税制改正に伴う保険料の激変緩和措置が平成20年度で終了し、第4期においても同水準の軽減措置を講じることが可能になったということで、本市としては現行7段階を10段階とし、基準月額の段階5段階を二つに分け、0.9を設定いたしました。この0.9の段階、4段階は世帯が課税され、本人非課税で80万円以下の者となっております。これは平成21年から23年の3カ年とも平成20年より金額は若干下がりますが、これで十分でしょうか。この段階の軽減は今まで私どもも主張してきたことでもあり、一定考慮された措置と言えますが、世帯が市町民税課税世帯であり、本人非課税で80万円以下の方といえば、本人が無年金や少しの年金であっても、家族が課税されていれば、この4段階に入ってしまいます。家族全体から見ても痛いものがあり、本来もっと軽減されなければなりません。 先日このような方からの相談がありました。母子家庭で母親は既に寝たきりに近い要介護状態になっている娘さんからでした。母親が無年金で娘さんは朝早くから働いているが、給料は月々手取り十二、三万円程度。ここのところ、親の介護保険料を滞納してしまったとのことでした。払わなくてはならないのは当然だと言えますが、約10万円の滞納している金額のうち市からは、このままだと、介護サービスは受けられなくなると言われ、それもまず5万円払うように言われて、知人から借りて支払ったとのことでした。これからの生活に大変不安がいっぱいという相談でありました。生活費を縮める大変な状況だということがこの例を見てもわかるのではないでしょうか。収納対策にも疑問を感じたケースと言えます。市独自でももっと積極的に低所得者の軽減措置を行うべきと考えます。また、今回介護施設の報酬や介護労働者の給料の低さの深刻な事態を受けて、介護報酬プラス3%の措置がとられました。これに伴う保険料の上昇分について、平成21年は全額、平成22年度は2分の1国費で賄われることになりました。この3%アップはまだまだ事態解決には不十分と言えますが、国が国費を使い、臨時に措置をするということは、この面からも制度の矛盾を認めざるを得なくなったと言えると思います。介護保険料のさらなる引き上げは市民にとって痛いものがあり、その理由から、この議案につきまして反対をいたします。 続きまして、平成21年度の予算関係の議案につきまして、反対の理由を申し上げます。 まず、議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算についてです。この間、私たち日本共産党議員団が住みよい佐野市をつくるという立場で、市民の方々へアンケートを行ってまいりました。その回答の中で「これからの自分の暮らしに不安を感じる」と答えた方々が全体の8割から9割に上っておりました。これはこの間の税制改正による負担増、そして社会保障制度である医療や介護、国保などの制度改悪による負担増、さらにそれに輪をかけたアメリカ発の金融危機による景気急落が雇用破壊や収入減などを生んで、暮らしに追い打ちをかけたことが要因と考えられます。それを裏づけるものとして、内閣府の日本経済2008年、2009年,いわゆる2008年12月発表のミニ経済白書では、昨年秋以降、世界経済の一段の減速を背景に、輸出、生産が大きく減少し、企業部門は異例の早さで悪化しつつあると分析しております。そして、2008年7月から9月期の四半期別GDP速報は2期連続してマイナス、日本銀行の短観でも大企業、製造業の業況判断指数DIが前回の9月から21%の大幅下落となり、史上2番目の落ち込みを記録しております。中小企業の実態も大変深刻で、昨年11月の売り上げは落ち込み指標はマイナス40%、規模が小さい企業ほど深刻な状況に陥っていると、中小企業経観調査で述べております。この指標の下落はことしになってさらに大きく進んでいると言えるのではないでしょうか。昨年末から一挙に進められてきた大企業の労働者の首切り、単年度赤字といっても、この間大企業の内部留保はこの10年間で120兆円に膨れ上がってきていると言われております。この1%を使っただけでも、40万人の雇用は確保できるとも言われております。 こういう中、残念ながら政府予算案、今の国民の悲鳴にこたえるものとなっておりません。その一方政府は、2008年度第1次補正予算、第2次補正予算で一定の経済対策をとらざるを得ませんでした。地方財政計画では地方交付税の特別加算、また雇用情勢の悪化のもと、地域雇用創出推進費など一定の財政措置が地方に対し、とられたという面があり、本市の平成21年度の予算をとらえる上で大きな特徴点になっていると思います。ですから、それら有利な点を生かし、思い切って市民の暮らしの実態に合わせた緊急経済対策という観点の予算編成が望まれました。緊急雇用創出は今各課で協議中ということですが、市独自や委託も含めて思い切った措置をとることが必要です。今市民の暮らし、家計を温め、そしてしっかりそのことに力を入れていくことこそ、景気回復にも向かっていくのではないでしょうか。本市も
緊急経済対策本部の設置がなされてきておりますが、中小企業支援や雇用支援、雇用相談窓口など本格的な対策が求められます。中小企業への緊急特別支援資金に対する融資限度額の引き上げ、信用保証料補給金の補助割合の拡大、中小企業融資預託事業、緊急特別支援資金融資預託事業及び信用保証料補給支給事業の増額は評価できます。しかし、今後新年度から設置されます経営相談員設置事業がスタートいたしますので、これら有効な活用が求められます。 また、子育て支援策ですが、放課後こどもクラブの城北こどもクラブ、
植野こどもクラブの大規模化解消が図られます。しかし、まだ入りたくても入れない子供たちがおりますので、まだ十分とは言えず、さらなる整備が求められております。また、経済的理由から働くお母さんたちがふえる中で、特に低年齢児保育所の枠拡大は急務です。お母さんが安心して働ける支援策が求められているのではないでしょうか。さらに、子育て支援、主に経済的負担軽減が求められておりますが、こういう点ではこども
医療費助成を小学6年生まで市独自として引き上げたこと、また妊産婦健診の助成を5回から14回に拡充されたことなど大きな前進があり、これも評価をするところです。 それらは評価をするところですが、今回第3子の保育料を無料化にするための国の財政措置がなされたにもかかわらず、踏み切りませんでした。今の子育て世帯への思い切った支援が求められておりました。 また、就学援助の件でございますが、義務教育の命綱であります就学援助を受ける子供は全国で1997年から2006年度の10年間で2倍になっております。小泉政権の三位一体改革で2005年以降、就学援助の国庫補助を廃止し、一般財源化いたしました。2005年には多くの市で認定基準の引き下げ、支給減額が行われました。本市としてもよりこういう点でも今後充実が必要だというふうに思います。今子供たちの家庭の貧困化というのが大変深刻な状況になっています。また、私も一般質問で取り上げましたが、高校生の授業料などについても、安心して退学をせずに学校に行き続けられるよう、県とも一体となった今以上の授業料軽減などの措置が求められるのではないでしょうか。 また、小中学校の耐震化の問題ですが、あと17校残っており、子供たちの安心のために急がれます。 また、高齢者福祉の分野では後退がありました。在宅介護者介護手当、紙おむつ券支給事業など3事業が消えました。そして、
介護保険事業特別会計のほうに移されました。本来在宅で苦労して介護している人たちへの支援策、そして寝たきりの人たちのために税金の投入で充実させなければならないはずのものではなかったでしょうか。 また、国のほうで生活保護世帯の母子加算がこの3月いっぱいで全廃になります。本市では、これは答弁で48世帯、385万円の影響額ということです。本人たちからすれば、痛い削減でした。この母子加算廃止は自立促進の名のもとに行われましたが、経済危機の中で母子家庭の就労が困難になる中で、自立促進どころか貧困化させるだけ、逆行と言えます。 また、順序が逆になりましたが、歳入のほうですが、この間の税制改正で高齢者などさまざまな控除の縮小や廃止が行われ、また定率減税全廃は全世帯にも影響してきております。 こういう中、収納対策が大変気になるところです。答弁にありましたが、税金の計算は前年の収入ということで、最近の景気の急激な落ち込みで雇用破壊が行われ、また中小業者の人たちは大変仕事の減り方が極端にあり、売り上げの急激な減少が見られます。このような中、払いたくても払えないものになっております。県税事務所の職員とともに資産の差し押さえや生命保険、預貯金の差し押さえなど容赦なく行われております。これでは市民の生活が立ち行かなくなるだけではなくて、大変追い詰められてきているのではないでしょうか。ますます貧困者がふえるばかりです。 そして、10月からは高齢者の市県民税が年金天引きになります。本来生活費が優先されるべきであり、自分の手に年金が入る前から天引きされるとは我慢ならない状況と言えるのではないでしょうか。 いろいろ述べましたが、以上が主な理由として、平成21年度佐野市
一般会計予算の反対の内容といたします。 次に、議案第43号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算についてであります。今リストラや自営業者の収入減など、国保世帯の収入状況は大変深刻です。そんな中、昨年図られた平準化で本来所得再配分機能があるべき税制から、逆の方向に進んだと言えます。今や高過ぎて払えない保険税になっております。大もとは過去に国のほうで負担割合を減らしてしまったことが一番の要因と言えますが、こんな中、本市でも滞納世帯が大変増加してきております。そして、平成20年度末で本市には12億円の基金があります。それを一部でも取り崩し、また一般会計からの繰り入れも行って国保税の引き上げをすること、どうしても求められていると思います。また滞納世帯に対し、国保証取り上げが行われております。本市では約1,000件世帯になっております。これでは安心できる医療制度とは言えないのではないでしょうか。また、滞納世帯に対する子供の保険証につきましては、この議会でも私は取り上げてまいりました。交付すべきだと求めてきましたが、国保法の改正によりまして、4月からすべての子供に交付されることになったことは改善と言えます。救済法ということで根本的には解決していないことをつけ加えまして、以上で反対の理由といたします。 次に、議案第46号 平成21年度佐野市
老人保健事業特別会計予算についてであります。すべて残事業のみということでありますが、今まで個人負担増などの理由で反対をしてきた経緯があります。その延長線上と見て、同様に反対の態度をとらせていただきます。 次に、議案第49号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)予算についてであります。第4期の事業計画の1年目となりますが、保険料関係の反対理由の詳細は議案第26号の
介護保険条例改正の中でも述べさせていただきました。ここでは主に保険料以外のところについて述べさせていただきます。保険料がどんどんと上がる一方、それ以外の分野で安心できる介護保険制度になっているでしょうか。そうなっていないことを強調したいと思います。まず1つ目に、要介護認定のことであります。平成21年度4月からは新要介護認定がスタートいたします。3月末で認定の有効期間の切れる人の更新から順次適用されるというものです。1月中旬には新ソフトが市のほうに配布されているはずです。新要介護認定は介護の手間を時間に置きかえて、グループ分けする考え方に変わりました。専門家の方からも疑問が上がっております。国が要介護認定方式をどんどん変えてしまうことは、その目的として給付の削減をねらったものであります。既に要介護から要支援に移された方々など、移送サービスの中止やベッドの貸しはがしなど、今まで行われてまいりました。また、利用料の負担についてです。今の高齢者世帯の現状や若い方の雇用破壊などの現状を見てみますと、利用料1割応益負担は安心して介護サービスが受けられる状況になっておりません。そして、施設入所者の負担も法改正で大変増大してきております。在宅介護サービスなど例えば所得段階ごとの低所得者に配慮した軽減策を行っていくべきではないでしょうか。 次の理由は施設の不足の点です。今回本市では認知症高齢者グループホーム3カ所、小規模多機能型居宅介護拠点3カ所が整備されます。しかし、待機者が400名以上にもなっておりますので、まだまだ不足している状況です。 次に、介護予防サービスに関してです。包括支援センターが2カ所ということで平成22年度から4カ所ということに答弁がされました。早いうちの整備が求められます。介護予防サービスが充実をさせる、そういう点では、それから、相談事業としても行われております包括支援センター、これは早いうちのやはり充実ということが何としても求められております。ますます安心できる介護保険制度から見て、今の内容から見て、大変逆行していくという立場で反対をいたします。 最後に、議案第51号 平成21年度佐野市
後期高齢者医療特別会計予算についてであります。この後期高齢者医療制度は平成20年4月から開始されて1年が経過いたしました。息子などの被扶養者だった方々からも、昨年10月から保険料が徴収されております。この制度は原則75歳以上の高齢者のみでの医療保険制度ということで、長生きを喜べない制度として国民の大きな批判を浴びてきました。給付のほうも別立て医療となっておりますので、差別医療とも言われております。政府は保険料について、年金収入80万円以下の世帯に対する保険料均等割の9割軽減、年金収入153万円から211万円の人に対する保険料所得割の5割軽減が講じられます。国の2008年度第2次補正予算で措置されます。また、2008年度から行われております健保の被扶養者だった人に対する保険料均等割の9割軽減も継続されます。これも国の2008年度第2次補正予算で措置されます。保険料の年金天引きについては、2008年10月から導入された口座振替との選択制を拡大し、申請するすべての被保険者に口座振替による納付を可能としております。ついでに70歳から74歳の窓口負担を原則2割とする改正は、2008年度に続いて2009年度も凍結されます。これも国の2008年度第2次補正予算で措置されます。これらの一定の改善策は医療改悪への国民の怒りの世論に追い詰められ、また国民の批判をかわし、制度を延命させることのねらいがあると言われております。一時的な負担軽減をしても、後期高齢者医療制度が存続する限り、保険料は上がり続け、差別医療の被害を拡大いたします。70歳から74歳の負担増もこのままでは2010年に解凍されます。この高齢者いじめの後期高齢者医療制度は撤廃すべきということを意見として述べさせていただきます。 以上で反対する議案のそれぞれの理由を申し上げ、討論といたします。以上です。
○議長(飯塚昭和) 4番、本郷淳一議員。 (4番 本郷議員登壇)
◆4番(本郷淳一) ただいまから公明党議員会を代表いたしまして、賛成討論をさせていただきます。 議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正についてから議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算までの合計40議案、全議案に対しまして、賛成の立場で討論をいたします。特に議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算から議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算までの平成21年度予算について、賛成の理由を述べさせていただきます。 アメリカのサブプライム問題に端を発した金融危機が、リーマン・ブラザーズの破綻により一気に表面化し、今や世界経済全体の問題になっております。そして、我が国においても100年に1度と言われる未曾有の金融危機となっております。さて、平成21年度予算編成におきましては、厳しい財政状況をかんがみ、健全財政の堅持のため、予算規模の縮小に心がけたものの、市民の経済と生活の安定を図るため、佐野市緊急経済対策における事業を当初予算に盛り込み、一般会計の歳入歳出規模は対前年比0.7%減の414億3,000万円となりました。歳入面では、市税において個人市民税が伸びたものの、法人市民税と固定資産税の落ち込みにより、2.1%減の177億9,669万4,000円、地方交付税は国において生活防衛のための緊急対策に基づき、地方交付税を1兆円増額したことなどにより、6.7%増の60億3,300万円となりました。市債は、合併特例債を活用した余熱利用施設建設の終了に伴い、8.9%減の36億3,790万円となりました。財政調整基金からの繰り入れは前年度比40.7%減の10億6,654万4,000円で、前年度に引き続きの減額となりました。財政調整基金の残高は平成16年度末51億2,495万4,000円でありましたが、21年度末の残高は約23億8,600万円の見込みとなり、財政調整基金残高の減少は将来の財政を見据えた場合、大変厳しいものがあります。今後財政調整基金に頼らない予算で効率的な市政運営を行い、持続可能な財政運営ができるよう、当局のさらなる努力に期待いたします。 歳出面では、佐野市緊急経済対策の実施を掲げ、中小企業融資預託事業、緊急特別支援資金融資預託事業及び信用保証料補給支援事業などの充実を図り、商工費が前年比75.9%増の25億1,000万円と大幅な増加となりました。このことは短期的に景気対策を実施するものであり、緊急経済対策を除けば、目標である財政規模の縮小がおおむね図られているものと判断いたします。 次に、款別に見てみますと、2款総務費でありますが、市税収納率向上特別対策事業に385万円が計上されました。市の財政を担う市税の収納率を向上させることは大変重要であり、永遠のテーマであります。臨時嘱託員を配置し、夜間においても電話催告を実施するなど、収納率の向上に期待するところであります。 次に、市制5周年記念事業実施委員会支援事業に500万円が計上されました。合併5周年記念の式典と行事を行い、本市の将来の発展を記念するため実施するものであります。実施に当たっては、経費の無駄遣いとならないよう配慮していただき、さらに市民との一体感を醸成できるよう留意願います。 3款民生費では、災害時要援護者対策事業に112万7,000円が計上されました。災害時の要援護者支援については、地域住民の理解と協力による支援体制の構築が大変重要であります。災害時における要援護者の情報把握と関係機関との情報共有など、要援護者に対して的確な対応を図ることにより、その効果が大いに期待されるところであります。 次に、こども
医療費助成事業に3億5,257万円が計上されました。これはこども医療費の一部助成を小学6年生までに拡充するための増額計上であり、子育て環境整備の一つとして、特に経済支援の役割は大きなものがあります。さらなる拡充も視野に入れていただき、今後の取り組みに期待いたします。 次に、放課後児童健全育成事業に6,370万8,000円、(仮称)第2城北こどもクラブ施設整備事業に2,655万5,000円、(仮称)第2
植野こどもクラブ施設整備事業に3,109万3,000円が計上されました。急速な高齢化、人口減少の到来により、次世代の育成支援は重要な課題となっております。子供の安全な居場所づくりとして4年生以上のこどもクラブへの受け入れなど、さらに子育て支援の充実を図り、若い人たちが住みたいと思うようなまちづくりに期待いたします。 4款衛生費では、住宅用新エネルギー及び省エネルギー機器導入支援事業に4,300万円が計上されました。地球温暖化防止対策として大いに期待するところであります。今後さらに市民、事業者、行政が一丸となった全体的な枠組みをつくり、地球温暖化対策に全力で取り組んでいただくようお願いいたします。 次に、浄化槽設置整備事業に7,594万円が計上されました。浄化槽は設置費が安く、短期間で設置でき、しかも川の流域全体の水量水位に大変効果があります。下水道認可区域、農業集落排水処理施設対象区域以外の浄化槽設置者に対する補助金の交付は、浄化槽の普及促進に大いに期待するところであります。 8款土木費では、駅舎跡地等活用事業に2億5,096万円、(仮称)駅前交流広場駐車場整備事業に7,121万5,000円、(仮称)まちなか活性化ビル整備事業に845万6,000円、まちなか活性化支援事業に594万円が計上されました。いずれも佐野駅を中心とした中心市街地の活性化策であり、町なかににぎわいを創出する事業として大いに期待するところであります。実施に当たっては十分に市民との対話を重ね、行政と市民との協働のまちづくりを積極的に推進願います。 10款教育費では、校舎耐震補強事業及び屋内運動場耐震補強事業に小中学校合わせて3億7,640万3,000円が計上されました。学校は子供たちにとって1日の多くを過ごす生活の場であるだけでなく、災害時の地域防災拠点としての役割もあり、安全で安心して学べる教育環境整備の拡充が図られました。今後もさらなる学校施設の安全確保に努めていただくようお願いいたします。 次に、小学校コンピュータ教室パソコン入替及び校内LAN整備事業に4,235万円が計上されました。パソコンは生活の必需品となっており、小学生のときからパソコンになれ親しむことは大変重要であります。今後もさらに情報教育環境整備に期待いたします。 次に、特別会計及び企業会計の計11会計についてであります。本会計の性質上、さらに経営感覚を堅持し、財政確保に努力され、一般会計からの繰入金の減少に努めていただくよう要望いたします。特に病院事業会計では昨年10月より、医療法人財団「青葉会」による
指定管理者制度に移行いたしました。現在常勤医師7名で患者数も増加傾向にあり、順調な滑り出しと言えます。さらに、赤字補てんである地域医療維持交付金は限度額が7億円でありますが、4億9,506万7,000円に抑えることができました。しかし、看護師を始めとするスタッフの人材不足が顕著であり、その対策が急がれます。今後民間経営のノウハウを生かし、大胆な改革を期待するところであります。そして、常勤医師の確保、2次救急輪番への早期復帰、ひいては一日も早い経営の健全化を目指していただきますようお願いいたします。 最後に、本予算は平成21年度佐野市
行政経営方針に基づき、選択と集中による事務事業の重点化、施策別枠配分方式の導入、行政評価システムの活用などによる予算編成により、おおむね歳入に合った歳出構造への転換がうかがえ、財政健全化の努力が数字にあらわれていると感じました。今後さらに市民の皆様のニーズ把握と分析、的確な判断と行動の迅速化を図りつつ、各事業の展開をお願いいたしまして、賛成の討論といたします。
○議長(飯塚昭和) 9番、荒井仁市議員。 (9番
荒井議員登壇)
◆9番(荒井仁市) 新政佐野を代表いたしまして、本定例会に上程されました議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正についてから、議案第41号 平成20年度佐野市
病院事業会計補正予算(第3号)までの28議案の
常任委員会付託案件及び議案第42号 平成21年度佐野市
一般会計予算、議案第43号 平成21年度佐野市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算から議案第51号 平成21年度佐野市後期医療特別会計予算までの10特別会計、議案第52号 平成21年度佐野市水道会計予算、議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算までの特別委員会付託案件、都合40議案すべてについて、賛成の討論を行います。 議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正についてから議案第41号 平成20年度佐野市
病院事業会計補正予算(第3号)までの案件につきましては、各
常任委員会に付託、審査され、ただいま各委員長よりの報告は可とするものであり、新政佐野といたしましても、委員会報告のとおり賛意であります。 議案第41号 平成21年度佐野市
一般会計予算、414億3,000万円、特別会計トータル262億7,560万円、公営企業で水道会計予算収入28億4,162万2,000円、支出40億6,450万円、病院事業会計で収入13億6,574万1,000円、支出13億8,954万1,000円と、それぞれの予算案が提案されました。
一般会計予算につきましては、5つの基本目標すなわち地域の特色を生かした快適なまちづくり、やさしくふれあいのある健康福祉づくり、魅力と活力のある産業づくり、豊かな心をはぐくむ教育・文化づくり、市民とみんなでつくる夢のあるまちづくりを基本としたそれぞれの重点かつ優先事項を中心に実施される計画案となっております。それぞれの事業の詳細につきましては、大綱質疑や
予算審査特別委員会の審査において多くの委員の皆様によって行われましたそれぞれの21年度予算案の事業執行につきましては、議員各位大半ご理解したものと思っております。 今日の社会情勢や経済情勢は大変厳しい状況となっております。また、今後の社会の景気や動向については、極めて予測しがたい思いであります。21年度予算案につきましても、このような状況を十分配慮したものと理解いたしております。それぞれの事業の推進に当たっては経費の節減に努め、より効果のあるものであってほしいものであります。 以下、何点か希望点を申し上げたいと思います。 まず、国保事業につきましてでございますけれども、国保事業の本意を十分理解し、より健全な事業が持続的に展開されますようお願いを申し上げます。保険税の徴収につきましても、さらなる向上につながりますよう創意と工夫がなされますようご希望申し上げます。 また、自家用有償バスについて、この事業についても、新たな形態としてスタートしたわけでございますが、試行運転後どのようになるかご期待を申し上げております。一般質問や審査委員会、また利用者の皆様からご意見、ご要望等々の課題を克服し、市民のニーズに適合できますようご努力をお願いいたして、さらなる利用アップにつながるようご期待を申し上げます。 また、水道事業につきましても、大変広範囲な事業展開で大変厳しいものと思っております。特に建設改良事業等々の事業、年々計画的に実施されますが、資本的収支におきまして歳出需要が重なり、財源確保におきましてもご苦労が多々あると思いますけれども、ご努力をお願いいたしたいと思います。そして、市民の皆様方に安全で、安心で、おいしいお水の提供をお願い申し上げたいと思います。 病院事業につきましても、大変厳しい状況が続いておることには変わりはございません。管理運営に当たりましては、医療法人「青葉会」とさらなる連携を密にし、改善が早期に図られますようご期待をいたしております。 以上何点か申し上げましたが、各事業の執行につきましては、市民サイドに立って、市民の生活の向上、福祉の向上のため、市長、職員一体となってのご努力をお願い申し上げ、それぞれの各案の採決に当たり、議員各位のご賛同をいただきますよう心からお願いを申し上げまして、賛成の討論とさせていただきます。
○議長(飯塚昭和) 31番、高橋功議員。 (31番 高橋議員登壇)
◆31番(高橋功) ただいまから大樹会を代表いたしまして、議案第14号から第53号までの全40議案に対し、賛成の立場で討論を行います。 平成21年度においては、景気後退等に伴い、地方税収入や地方交付税のもととなる国税収入が急激に落ち込んでおり、本市におきましては合併に伴う財政支援措置の終了や昨年9月の時点におきましては、地方交付税などの主要一般財源収入の伸びが期待できず、全体として歳入減少の傾向が続くという状況でした。一方、歳出においては、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の自然増に加え、施設改修費などの増加傾向が見込まれる中で、行政評価システムを活用した施策別枠配分方式による予算編成を行い、政策担当部長を中心に全庁的な取り組みと創意と工夫により、予算と総合計画の連動や歳入に見合った歳出構造への転換を図り、限られた財源を選択と集中により、真に必要な事務事業に計上することができたものであると考え、ご苦労されました皆様の努力を評価するものでございます。 なお、
一般会計予算では編成当初においては400億円程度と、規模縮小を想定していましたが、緊急経済対策関係費として10億円程度を盛り込んだことにより、414億3,000万円になったものであります。平成21年度は総合計画前期基本計画の最終年度となりますので、目標達成のため、事業の推進を願うものでございます。 また、少子高齢化時代を迎え、高齢者福祉と子育て支援は将来の重要な課題でございます。合計特殊出生率は全国平均が1.3であり、佐野市は1.36とわずかに上回っている程度であります。安心して子育てのできるまちづくりとして、こどもクラブの増設やこども医療費の一部助成の小学校6年生までの拡充、そして妊婦健康診査助成回数の5回から14回への拡充など、これまでの施策とあわせ、出生率向上へと期待できるものでございます。 議案第14号から議案第41号までの各条例等の改正や補正予算に対しても、賛意を申し上げます。 次に、9特別会計予算についてでございますが、昨年の10月からバス路線を再編して実験運行中でありますが、それぞれの地域の利用者のニーズを十分に把握し、評価見直しを行い、真に市民の足となることを願うものです。 次に、水道事業会計につきましては、上水道の未整備地域の解消に予算が計上され、評価するものでございます。 次に、病院事業会計につきましては、指定管理者医療法人「青葉会」に運営を移行しましたが、病院事業会計負担金及び補助金として7億7,770万5,000円の減となっております。病院関係者のますますの経営努力と市民の協力により、地域中核医療の拠点として育っていくよう期待するものでございます。 さて、本市は合併して満5年を迎えることとなります。市制5周年記念事業が予定されているところですが、佐野市全体の一体感の醸成と各地域がそれぞれの特徴を生かした施策を通して、住み続けたい地域づくりを目指さなければなりません。執行者と議会がお互いに知恵を絞り合って、限られた予算内で市民福祉向上のため、充実した予算執行がなされるよう期待をいたしまして、賛成討論といたします。 以上でございます。
○議長(飯塚昭和) 16番、山口孝議員。 (16番 山口議員登壇)
◆16番(山口孝) ただいまから市民フォーラムを代表して、今議会に上程されております議案第14号 佐野市
認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の改正についてから、議案第53号 平成21年度佐野市
病院事業会計予算までの40議案全議案に対して、賛成の立場で討論いたします。 議案第21号 佐野市
医療費助成に関する条例の改正や、議案第26号 佐野市
介護保険条例の改正を始めとする一般議案19件の多くは、平成21年度の一般会計並びに特別会計の当初予算と密接な関係がありますので、今回の賛成討論に際しては、特に予算関係議案を中心に賛成の趣旨を申し上げます。 まず初めに、平成21年度佐野市
一般会計予算についてでありますが、予算大綱質疑や
予算審査特別委員会において鋭意審査した結果、100年に1度と言われる金融危機と景気後退の中で、ますます厳しさが募る地方財政下において、本市は限られた財源を有効に活用する予算計上の根拠がおおむね解明され、財務、税務当局並びに執行部の皆さんの英知と苦労がにじんだ予算に、心から賛意を申し上げます。この観点から以下の主な諸点について触れておきます。 まず初めに、一般会計の歳入予算から申し上げます。 市税については、対前年度比2.1%減の177億9,669万円の計上であり、多くの自治体も景気の下降局面の中で、市税収納に苦悩していると思われますが、本市は歳入総額の48%という構成比であります。そして、主要6税の具体的な数値については割愛いたしますが、まさしく地方分権時代の地方自治体の役割がクローズアップされている現在、市民サービスの各種事務事業の行政執行に期待が持てる歳入予算であると考え、賛成いたします。 次に、地方交付税の歳入についても60億3,300万円、対前年度比3億7,800万円、6.7%増であり、さらに普通交付税は合併特例法に基づく合併効果として12億8,645万円もの増収を再認識することができ、了とするものであります。 次に、21款市債は36億3,790万円のうち、臨時財政対策債が対前年度比5億8,400万円アップの16億4,000万円で、起債総額の45%、合併特例債は17億4,960万円、同起債総額の48%ということになりますが、対前年度比では3億1,000万円、8.9%もの減であり、賛意を表するところであります。 次に、2つ目として、一般会計歳出予算について若干触れますと、地域の特色を生かした快適なまちづくりに45億320万円、やさしくふれあいのある健康福祉づくりに91億1,020万円、魅力と活力ある産業づくりに25億1,200万円などなど、第1次総合計画前期基本計画の推進に向けた新規、充実、継続の全318事業の予算が計上され、これらの事業内容、事業費については、
予算審査特別委員会での質疑により、ほぼおおむね解明されたと思います。そして、新市建設計画に示されている合併メリットを十分生かした市民サービスの推進に多大の評価をし、賛成するところであります。 続いて、特別会計については、議案第49号 平成21年度佐野市
介護保険事業特別会計(
保険事業勘定)予算についてのみ若干申し上げます。予算規模は78億6,230万円で、対前年度比5億5,300万円の増、7.6%アップであり、介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金を始め自然増分等も勘案し、介護保険の第4期初年度の予算算定を了とするものであります。なお、65歳以上の第1号被保険者の負担割合が17%から20%になり、一抹の不安もありますが、これは法定事項でもあることを考慮し、総じて賛成するところであります。 最後に、議案第53号 佐野市
病院事業会計予算については、指定管理者に移行後初の通年予算として、地域医療維持交付金4億9,506万円の予算が計上され、今後ともさらなる常勤医師の増確保で地域の医療ニーズに的確に対応できるよう、市当局、病院関係の皆さんに強く要望し、賛成といたします。 以上、市民フォーラムを代表して予算関係12議案を始め全40議案に対する賛成討論といたします。
○議長(飯塚昭和) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(飯塚昭和) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第14号から第53号まで、以上40件を採決いたします。 議題のうち、まず議案第26号、議案第42号、議案第43号、議案第46号、議案第49号及び議案第51号、以上6件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。本案はいずれも
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(飯塚昭和) 起立多数であります。 よって、議案第26号、議案第42号、議案第43号、議案第46号、議案第49号及び議案第51号、以上6件はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号から第25号まで、議案第27号から第41号まで、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第48号、議案第50号、議案第52号及び議案第53号、以上34件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。本案はいずれも
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(飯塚昭和) 起立全員であります。 よって、議案第14号から第25号まで、議案第27号から第41号まで、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第48号、議案第50号、議案第52号及び議案第53号、以上34件はいずれも原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。 午後 零時01分休憩 午後 1時00分再開
○議長(飯塚昭和) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(飯塚昭和) この際、申し上げます。 ただいま提出者荒井仁市議員ほか8名より、議員案第1号
佐野市議会委員会条例の改正についてが追加提出されております。 この際、職員に議員案第1号を配布させます。 (職員配布)
○議長(飯塚昭和) お諮りいたします。 この際、これを日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(飯塚昭和) ご異議なしと認めます。 よって、議員案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 これより議員案第1号を議題といたします。 本案は、朗読を省略し、直ちに提出者の提案理由の説明を求めることにいたします。 議員案第1号
佐野市議会委員会条例の改正について、提出者、9番、荒井仁市議員。 (9番
荒井議員登壇)
◎9番(荒井仁市) それでは、議員案第1号、提案説明を行います。 議員案第1号
佐野市議会委員会条例の改正についてご説明申し上げます。この
佐野市議会委員会条例の改正につきましては、市の組織機構の変更に伴い、本条例を改正したいので提案するものでございます。何とぞ慎重にご審議いただきまして、原案のとおりお認めいただけますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(飯塚昭和) 以上をもって提出者の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(飯塚昭和) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案は、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(飯塚昭和) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(飯塚昭和) 討論なしと認めます。 これより議員案第1号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(飯塚昭和) 起立全員であります。 よって、議員案第1号は原案のとおり可決されました。 以上をもって本日の議事を了し、今議会に提出された全案件を議了いたしました。 これをもって平成21年第1回佐野市議会定例会を閉会いたします。 午後 1時05分閉会...