○
議長(
小暮欣一君) ご異議なしと認めます。 よって、陳情第8号の
取り下げについてはこれを承認することに決定いたしました。
△
市長提出議案第1号から第25号まで
○
議長(
小暮欣一君)
日程第4、
市長提出議案第1号から第25号まで、以上25件を一括して議題といたします。 当局の
提案理由の説明を求めます。 市長、
毛塚吉太郎君。 (市長 毛塚君登壇)
◎市長(
毛塚吉太郎君) それでは、
議案第1号から第25号まで、順次ご説明を申し上げます。 まず、
議案第1号
佐野市議会議員選挙における
選挙公報の発行に関する
条例及び
佐野市長選挙における
選挙公報の発行に関する
条例の改正についてでございますが、
公職選挙法の一部を改正する法律が施行されたことに伴いまして、
佐野市議会議員選挙における
選挙公報の発行に関する
条例及び
佐野市長選挙における
選挙公報の発行に関する
条例について
関係条文の
整理等を行うため、提案するものでございます。 次に、
議案第2号
佐野市議会議員及び
佐野市長の選挙における
選挙運動の
公費負担に関する
条例の改正についてでございますが、本案につきましても
公職選挙法の一部を改正する法律の施行に伴うものでございまして、
関係条文の整理を行うため、提案するものでございます。 次に、
議案第3号
佐野市
職員の勤務時間、休日及び休暇に関する
条例の制定についてでございますが、
国家公務員の
一般職の
職員の勤務時間、
休暇等に関する法律の施行に伴いまして、
佐野市
職員の勤務時間、休日及び休暇に関する
条例の全文を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第4号
佐野市
職員の給与に関する
条例の改正についてでございますが、本案につきましても
国家公務員の
一般職の
職員の勤務時間、
休暇等に関する法律の施行に伴い、本
条例を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第5号
佐野市
職員の
特殊勤務手当に関する
条例の改正についてでございますが、
水質浄化センターを栃木県に処分することに伴い、本
条例を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第6号
佐野市
職員の
退職手当に関する
条例の改正についてでございますが、
雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴いまして、
関係条文の整理を行いたく提案するものでございます。 次に、
議案第7号
佐野市
職員等公務災害見舞金支給条例の制定についてでございますが、本市の
職員等が公務上の
災害等を受けた場合に、
公務災害見舞金を支給するため、本
条例を制定したく提案するものでございます。 次に、
議案第8号
佐野市
保育所条例の改正についてでございますが、
赤坂保育園の
改築移転に伴いその位置を変更するため、本
条例を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第9号
佐野市
国民健康保険条例の改正についてでございますが、
健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、本
条例を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第10号
佐野市
企業職員の給与の種類および基準に関する
条例の改正についてでございますが、本案につきましても
国家公務員の
一般職の
職員の勤務時間、
休暇等に関する法律の施行に伴い、本
条例を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第11号
佐野市
青少年教育キャンプ場設置条例等の改正についてでございますが、
両毛広域都市圏内の住民による
圏域内公共施設の
相互利用を行うため、
佐野市
青少年教育キャンプ場設置条例、
佐野市
文化会館、
佐野市
体育施設設置及び
管理条例を改正したく提案するものでございます。 次に、
議案第12号
佐野市
市民保養施設条例の制定についてでございますが、日光市に建設を進めております
市民保養施設の設置に伴い、本
条例を制定したく提案するものでございます。 次に、
議案第13号
佐野市
指定金融機関の指定についてでございますが、現在本市の
指定金融機関であります
株式会社足利銀行佐野支店との
指定契約期間が本年3月31日をもって満了となりますので、今後3年間の
指定金融機関として、引き続き
株式会社足利銀行佐野支店を指定したく提案するものでございます。 次に、
議案第14号 平成6年度
佐野市
一般会計補正予算(第4号)について説明を申し上げます。第1条、
歳入歳出予算の
補正といたしましては、2ページから5ページにかけての第1表、
歳入歳出予算補正のとおり、2億2,406万7,000円の減額をお願いするものでございます。 第2条、
継続費の
補正といたしましては、6ページ、第2表、
継続費補正のとおり、
米山団地(高層2号棟)
建設事業外1件について変更をお願いするものでございます。 第3条、
繰越明許費の
補正といたしましては、6ページ、第3表、
繰越明許費補正のとおり、
朱雀土地区画整理事業外1件について追加をお願いするものでございます。 第4条、
債務負担行為の
補正といたしましては、7ページ、第4表、
債務負担行為補正のとおり、
佐野市
運動公園整備事業について追加をお願いするものでございます。 第5条、
地方債の
補正といたしましては、7ページから8ページにかけての第5表、
地方債補正のとおり、市道16号線
新設事業費について追加、また
厚生福祉施設整備事業費外11件について変更をお願いするものでございます。 それでは、11ページの歳入から説明を申し上げます。2
款地方譲与税といたしましては8,800万円の増額でございます。 次に、3
款利子割交付金1億3,000万円の増額、12ページに移りまして、6
款自動車取得税交付金4,000万円の増額につきましては、これまでの
収入状況等により見込んだものでございます。 次に、7
款地方交付税3億7,756万6,000円の増額につきましては、
普通交付税の確定に伴い、
補正をお願いするものでございます。 次に、13ページ、11
款国庫支出金でございますが、3,161万6,000円の減額でございます。内容につきましては、
説明欄に記載のとおりでございます。 次に、14ページの12
款県支出金でございますが、1,445万円の減額でございます。内容につきましては、
説明欄に記載のとおりでありますが、減額の主なものといたしましては、3項1目
総務費委託金の
県税徴収委託金1,750万円の減でございます。 次に、15ページの13
款財産収入でございますが、
財政調整基金外3件の
基金利子の増加と
土地売払収入の減額をお願いするものでございます。 次に、14
款寄附金につきましては、
指定寄附金518万7,000円の
追加計上でございます。 次に、16ページの15
款繰入金でございますが、
財政調整基金繰入金1億3,770万9,000円の減額、
減債基金繰入金4億5,074万7,000円の減額、
住宅新築資金等貸付基金繰入金95万5,000円の
追加計上でございます。 次に、16
款繰越金でございますが、前年度からの繰越金を今回4,017万4,000円の
追加計上をするものでございます。 次に、17ページの17
款諸収入につきましては593万6,000円の追加でございます。内容につきましては、
住宅新築資金等貸付金元利収入でございます。 次に、17ページから18ページにかけての18款市債でございますが、
起債対象事業費の確定による増減と
減収補てん債を各事業に振り分けての
追加計上、さらに
市民税等減税補てん債の確定による減額でございます。 次に、19ページからの歳出について説明を申し上げます。まず、2
款総務費でございますが、5,080万8,000円の
追加計上でございます。主な内容といたしますと、
退職手当5,844万8,000円の
追加計上と
住宅新築資金等貸付事業費1,870万円の減額でございます。 次に、20ページ、3
款民生費でございますが、1,891万9,000円の減額でございます。主な内容につきましては、
国民健康保険事業費特別会計繰出金3,136万2,000円と
市民保養施設(仮称)
事業費特別会計繰出金740万円の
追加計上でございます。なお、
赤坂デイサービスセンター建設事業費1,125万9,000円と
保育所改築事業費5,812万9,000円は
減額補正でございます。 次に、21ページ、4
款衛生費でございますが、1,457万9,000円の
追加計上でございまして、内容につきましては、休日・
夜間診療所運営交付金と
過年度分の国・
県支出金の
精算確定に伴う
返納金及び
合併処理浄化槽設置費整備事業費の増額でございます。 次に、22ページ、6
款農林水産業費でございますが、368万3,000円の
追加計上でございます。主な内容といたしましては、
かんがい排水事業費795万円の増額、
農業集落排水事業費特別会計繰出金672万8,000円の減額でございます。 次に、7
款商工費でございますが、4,142万2,000円の減額でございます。内容につきましては、
万葉自然公園かたくりの
里整備事業費の減でございます。 次に、23ページから24ページにかけての8
款土木費でございますが、2億3,507万6,000円の減額でございまして、主に
国庫補助事業費等の確定に伴い
減額補正をお願いするものでございます。 次に、25ページ、9
款消防費でございますが、265万4,000円の
追加計上でございます。内容につきましては、
消防団活動諸費でございます。 次に、25ページから26ページにかけての10
款教育費でございますが、1,376万7,000円の減額でございます。内容につきましては、
説明欄に記載のとおりでございますが、主なものいたしましては、
退職手当2,955万円の追加と
学校体育館大
規模改造事業費1,489万5,000円の減、並びに中央兼
佐野地区公民館(仮称)
建設事業費3,487万7,000円の減額でございます。 次に、27ページ、12
款公債費でございますが、1,339万3,000円の
追加計上でございます。主な内容につきましては、住宅新築基金等貸付金の繰上償還及び利子分の見込みに伴うものでございます。 次に、
議案第15号 平成6年度
佐野市
国民健康保険事業費特別会計補正予算(第2号)について説明を申し上げます。第1条、
歳入歳出予算の
補正といたしましては、34ページから35ページにかけての第1表、
歳入歳出予算補正のとおり6,916万9,000円の増額をお願いするものでございます。 それでは、38ページの歳入から説明を申し上げます。まず、4
款国庫支出金でございますが、2,047万3,000円の
追加計上でございます。内容につきましては、現年度療養給付費等負担金でございます。 次に、8
款財産収入でございますが、430万9,000円の
追加計上でございます。内容につきましては、預金利子でございます。 次に、39ページ、10
款繰入金でございますが、3,136万2,000円の
追加計上で、内容につきましては、
一般会計からの繰入金でございます。 次に、11
款繰越金でございますが、1,302万5,000円の
追加計上でございます。主な内容につきましては、前年度からの繰越金を今回1,402万5,000円の
追加計上するものでございます。 次に、40ページからの歳出でございますが、3款老人保健拠出金は5,149万8,000円の
追加計上でございます。内容は、老人保健医療費拠出金並びに老人保健事務費拠出金でございます。 次に、6款積立金でございますが、430万9,000円の
追加計上でございます。内容は、国民健康保険財政調整基金積立金でございます。 次に、41ページ、8款諸支出金でございますが、1,336万2,000円の
追加計上でございます。内容は、償還金でございます。 次に、
議案第16号 平成6年度
佐野市
公共下水道事業費特別会計補正予算(第3号)について説明を申し上げます。第1条、
歳入歳出予算の
補正といたしましては、44ページから45ページにかけての第1表、
歳入歳出予算補正のとおり、3億3,500万円の減額をお願いするものでございます。 第2条、
地方債の
補正といたしましては、45ページの第2表、
地方債補正のとおり、公共下水道事業費について変更をお願いするものでございます。 それでは、48ページの歳入から説明を申し上げます。1款分担金及び負担金でございますが、2,000万円の減額でございます。内容は、下水道事業費負担金でございます。 次に、3
款国庫支出金でございますが、1億4,270万円の減額でございます。内容は、公共下水道事業費補助金でございます。 次に、49ページ、6
款繰入金でございますが、6,227万6,000円の減額でございます。内容は、
一般会計繰入金でございます。 次に、7
款繰越金でございますが、前年度からの繰越金を今回4,817万6,000円を
追加計上するものでございます。 次に、50ページ、9款市債でございますが、1億5,820万円の減額でございます。内容は、公共下水道事業債でございます。 次に、歳出でございますが、2款公共下水道施設管理費につきましては2,500万円の減額でございます。内容は、管渠維持管理費でございます。 次に、51ページ、3款公共下水道建設費でございますが、3億1,000万円の減額でございます。内容は、管渠等建設費及び流域下水道建設負担金でございます。 次に、
議案第17号 平成6年度
佐野市
農業集落排水事業費特別会計補正予算(第1号)について説明を申し上げます。第1条、歳入予算の
補正といたしましては、54ページの第1表、歳入予算
補正のとおり、歳入予算の
補正のみでございます。 それでは、55ページをお開きいただきます。2款使用料及び手数料でございますが、331万3,000円の減額でございます。内容は、農業集落排水使用料でございます。 次に、56ページ、3
款繰入金でございますが、672万8,000円の減額でございます。内容は、
一般会計繰入金でございます。 次に、4
款繰越金でございますが、1,004万1,000円の
追加計上でございます。内容は、前年度からの繰越金でございます。 次に、
議案第18号 平成6年度
佐野市
市民保養施設(仮称)
事業費特別会計補正予算(第1号)について説明を申し上げます。第1条、
歳入歳出予算の
補正といたしましては、58ページの第1表、
歳入歳出予算補正のとおり、9,220万円の減額をお願いするものでございます。 第2条、
継続費の
補正といたしましては、59ページ、第2表、
継続費補正のとおり、
市民保養施設(仮称)
建設事業費について変更をお願いするものでございます。 第3条、
地方債の
補正といたしまして、59ページ、第3表、
地方債補正のとおり、
市民保養施設(仮称)
建設事業費について変更をお願いするものでございます。 それでは、62ページの歳入から説明を申し上げます。1
款繰入金でございますが、740万円の
追加計上でございます。内容は、
一般会計繰入金でございます。 次に、2款市債でございますが、9,960万円の減額でございます。内容は、
市民保養施設(仮称)事業債でございます。 次に、63ページの歳出でございますが、1款
市民保養施設(仮称)
建設事業費が9,225万円の減額でございます。内容は、
市民保養施設(仮称)
建設事業費でございます。 次に、2
款公債費でございますが、5万円の
追加計上でございます。内容は、当初の登録手数料でございます。 次に、
議案第19号 平成7年度
佐野市
一般会計予算から
議案第25号 平成7年度
佐野市
水道事業会計予算までにつきましては、既にお配りしてあります平成7年度予算案の大綱についてを朗読し、提案に当たっての説明とさせていただきます。
議案第19号から
議案第25号までの平成7年度
一般会計、各
特別会計及び公営企業会計の予算(案)を提出するに当たり、その大綱を申し上げ、
議員各位のご理解とご協力を心からお願いするものでございます。 平成7年度の当初予算の規模は、
一般会計255億8,500万円、
特別会計135億2,030万円、
水道事業会計につきましては、収入18億901万7,000円、支出22億9,736万9,000円でございます。 国の内外で政治や経済が激動しているなか、国民は多様な価値観をもちながら、豊かさとゆとりが実感できるライフスタイルを求めています。 このような状況下、市民の期待にこたえ、市民生活に密着した施策や地域の特色を生かした福祉の充実、産業・教育・文化の振興を推進するために、地方公共団体は21世紀へ向けての新たな取り組みが緊急の課題となっております。 平成6年度は、時代の潮流であります国際化にふさわしくアメリカ合衆国ペンシルバニア州ランカスター市と姉妹都市を提携し、さらに教育、文化、経済、スポーツ等各分野にわたる交流が新たな幕を開けた年でございました。また、「楽習のまち
佐野」の都市宣言をより具現化するため生涯学習のセンター的役割を持ちます中央兼
佐野地区公民館と、観光と地場産業の振興としての観光物産会館のふたつの機能を備えた「さのふれあいセンター」が完成し、今春には開館の運びとなっているところでもございます。 さて、平成7年度につきましては第3次
佐野市
振興計画の後期基本計画の最終年度にあたり、豊かな美しい自然環境と優れた歴史・文化の調和する「人間・環境都市」の目標に向かって、諸施策の実施に全力を傾注していきたいと考えております。 本市は、緑豊かな自然と首都圏に位置しているという立地条件に恵まれ、また東北自動車道や国道50号などの道路網に加え、近い将来には市北部に北関東自動車道のインターチェンジが予定されているなど、交通の要衝の地として期待されておるところでもございます。 このような条件を生かしながら市民の皆さまが住んでよかったと幸せを感じる街、訪れた方が住みたくなる魅力ある
佐野市の実現に向け、議員の皆さまのご協力を得ながら、市民の皆さまと力を合わせ邁進しているところでございます。 さて、国の経済は所得税減税や昨夏の猛暑によって個人消費がもち直し、やや明るいきざしが見え、緩やかながら回復の方向に向かっておりますが、為替相場の動向や設備投資の遅れ、加えて亡くなった方が5,200人を超える大惨事となりました阪神大震災の影響により、その足どりは重く、本格的な回復は不透明な状況になっております。国の平成7年度予算(政府案)におきましても、国債依存度が依然として高水準で推移し、国債残高が平成7年度末で210兆円を突破する見込みとなり、財政構造はさらに厳しい状況になっており、さらに阪神大震災の復興財源によって地方財政にも影響が出てくるものと考えられます。 このような経済状況の中で、平成7年度の予算を編成したわけでありますが、市政執行の大命題は「市民福祉の向上」であります。どのような経済環境でも行政水準の低下を来すことのないように、健全財政を堅持しながら市民のニーズに合った施策を積極的、総合的に展開していきたいと考えております。 それでは、平成7年度予算(案)の概要等につきまして説明を申し上げます。 まず、基礎的条件の整備でございますが、21世紀を展望した本市のメインプロジェクトであります新都市開発整備事業を、より積極的に推進してまいります。 次に、中心市街地の活性化対策であります
佐野駅南土地区画整理事業につきましては、予算を増額して計上し、進捗を図ってまいりたいと思っております。また、JR
佐野駅前に自転車駐車場を整備すべく計画策定委託費を計上したところでもございます。 次に、周辺市街地の開発、整備でございますが、優良なニュータウンづくりのため朱雀土地区画整理事業や高萩土地区画整理事業などにつきましても所要の予算を計上し推進を図っていきたいと思っております。 次に、日常生活に緑とゆとりをもたらす公園の整備につきましては、運動公園を初め、他の公園につきましても充実を図るとともに、地域の人々が安心して遊び、集い、語り合うコミュニティ空間としての街区公園整備事業費を新たに計上いたしました。 次に、生活環境の整備でございますが、現在、社会問題となっております、ごみ処理対策につきましては、引き続きごみ焼却委託事業費を計上いたしまして増大し多様化するごみに対応するほか、資源のリサイクルや環境保護のため、資源ごみ集団回収報償金制度事業費の増額や、ごみ減量推進モデル町会事業費を新たに計上いたしました。さらに、地球的規模で問題となっておりますフロンガスにつきましても回収事業費を新たに計上いたしました。なお、将来の新しいごみ処理施設の建設調査事業費も継続して計上いたしております。 また、合併処理浄化槽設置整備事業につきましても、多くの市民からの要望を取り入れ、充実を図ったところでもございます。このほか、阪神大震災を教訓に
佐野市の防災対策をより推進する事業や、市民生活に密着する下水道事業についても所要額を計上いたしました。 次に、公営住宅の整備につきましては平成6年度に完成する米山住宅高層2号棟に引き続き、同じく米山住宅中層7号棟及び8号棟の建設に着手するほか、石塚住宅においては外壁改修事業を順次行い、良質な住宅と良好な住環境を提供していきたいと思っております。 次に、深刻化する交通事故につきましては、事故撲滅のため各種施策を行っておりますが、新規に交通安全まちづくり推進事業費を計上し、交通事故の減少を目指していきたいと思います。 次に、福祉の向上と保健医療の充実でございますが、改築されました
赤坂保育園に併設のデイサービスセンターが運営を開始いたします。また、福祉の拠点の一つでもあります茂呂山福祉会館に体の不自由な方々のためにリフトつきバスを新規購入し、大いに利用していただくつもりでもございます。 さらに、お年寄りや障害者の方々のために引き続き福祉タクシー券の給付事業費も計上したほか、重度心身障害児者の方々のためにデイケアセンターを移設し施設整備の充実を図りたいと思います。 このほか、本市は全国に先駆け「こどもの街」宣言をして動く天文台アストロカー「シリウス」の導入など諸施策を展開しておりますが、さらに予算を増額して事業を推進するほか、学童保育施設を新たに増設する留守家庭児童保育対策事業や児童の健全育成と親子のふれ合い等を促進するための総合児童センター(仮称)の建設調査事業にも所要額を計上いたしました。 また、高齢化社会を迎えた今日、寝たきりで歯科治療が受けられないお年寄りのために老人歯科保健事業実現に向けてスタートをさせます。 このほか、最近問題になっております婦人に多い骨粗鬆症を予防し健康を守る事業や、在宅医療の充実と推進を図る訪問看護ステーション事業も新規で計上したところでございます。 次に、教育、文化及びスポーツ、レクリエーションの施設及び振興につきましては、昨年度に引き続き学校プール改築や学校の会議室に空調設備を年次計画で整備するほか、ランカスター市より英語指導助手を招き、本市の英語教育の充実に一役かっていただくことになっております。 また、新規といたしましては柔剣道場新築事業や、初めての試みといたしまして市民に学校の教室を活用していただく学校教室開放事業、さらに子供たちにごみの減量化とリサイクルの精神を高めてもらう、生ごみ処理機設置事業費も計上したところでございます。 社会教育関係といたしましては、「文化の国体」と呼ばれます第10回国民文化祭開催事業費を計上して成功を期するほか、新都市開発整備事業をスムーズに進めるための
佐野新都市埋蔵文化財発掘調査事業費を計上いたしました。このほか、本市の芸術・文化の振興を図るとともに文化財の保護・活用をする市民文化振興事業団育成事業にも所要額を計上いたしましたほか、田中正造翁を顕彰する遺墨集の作成事業、さらには
文化会館や赤見地区
公民館などの維持補修にも意を用いたところでございます。 次に、社会体育関係といたしましては、新規に平成8年度に本市で行われる全国ソフトバレー・ファミリーフェスティバルの開催準備事業費を計上いたしましたほか、お年寄りにゲートボールを雨天等でも楽しんでいただけるように屋内ゲートボール場の建設調査事業費、並びに根強いファンの多い弓道につきましても弓道場の建設調査事業費をそれぞれ計上させていただきました。 次に、産業の振興対策でございますが、3月に設立が予定されます農業公社の運営支援事業費を計上したほか、農業者の育成・従事者の確保を推進する農業者地域就業確立支援対策事業費を充実いたしました。 また、農道整備事業につきましては、新規にふるさと農道緊急整備事業費(並木町大門地区)や、県単独農道整備事業費(飯田地区)などを計上いたしました。 このほか、地場産業を側面から支える制度融資や、勤労者の持ち家や増改築を促進する住宅資金貸付預託事業等も充実して計上いたしました。 次に、観光関係につきましては前段で触れておりますとおり観光物産会館の運営事業や、唐沢山をより観光資源として整備を図る唐沢山フレッシュアップ整備事業費も新たに計上させていただきました。 次に、その他といたしましては「県民の日」が平成7年度は本市がメイン会場になるため、記念行事開催事業費、またお年寄りや体の不自由な方々の交通手段を確保するための路線バス対策調査事業費も計上してございます。さらに、行財政運営の合理化とOA化を推進するため、総合的行政情報システム事業費を新規に計上いたしました。 以上が平成7年度予算(案)の大綱でございます。なお、総体といたしますと、景気はやや回復傾向に向かっているものの、依然、基調は厳しい経済環境に変わりはございません。 その中で、引き続き行政の簡素化、効率化と経常経費の節減を常に念頭に置き、さらに事業費におきましても、既存事業につきましては事業内容などを見直し、新規事業については市民の要望等を取り入れ、その結果、福祉、教育など各分野にきめ細かく予算計上させていただいたものでございます。 また、年々、市民の意欲が高まりつつあります生涯学習につきましては、平成7年度も積極的に取り組んでいくと同時に、潤いと安らぎの場の施設として日光市中禅寺湖畔に建設中の
市民保養施設も10月にはオープンし、生涯学習の場のひとつとして、大いに機能が発揮できるものと考えております。 以上の施策の実施に当たりましては、市民の皆さまの深いご理解とご協力が必要でございます。私は、
職員と心をひとつにいたしまして創意と工夫と熱意で、厳しい社会経済の難局を乗りきり、なお一層、ぬくもりと愛情が感じられる
佐野市実現のため全力を傾ける所存でございますので、
議員各位並びに市民の皆さまの特段のご指導、ご協力を心からお願い申し上げて予算大綱の説明とさせていただきます。 最後に付け加えさせていただきますが、このたびの阪神・淡路大震災に際しましては、多くの市民の皆さまや各種団体、事業所から物資や義援金を大変多くいただきまして本当にありがたいと感謝申し上げると同時に、早速被災地へ送らせていただいたことをご
報告をさせていただきますが、実は今朝ほど、栃木県の中華環境衛生同業組合が昨日、県の支部長会議が開かれたそうでございますが、その席上、15日の日に全国の中華環境衛生同業組合の支部長さんの会議で、これ東京で開催されたのだそうですが、その席上、兵庫県の支部長から、阪神・淡路大震災に際し全国から支援が寄せられているそうでありますが、特に栃木県
佐野市という遠方の方からめん類の炊き出し隊が来られ、西宮市民を慰問していただいている。これは1月30日、31日、2月の1日、3日間でございましたけれども、大変この3日間はみぞれまじりの寒い1日だったそうでございますけれども、大変ありがたかったということが
報告をされたようでございます。私どもの方にもそのようなお話が入ってまいりまして、ぜひよろしくというお話をいただいております。 以上が
議案25件についての内容でございます。何とぞよろしくご審議の上、原案どおりお認めいただきますようお願いを申し上げまして、
提案理由の説明といたします。
○
議長(
小暮欣一君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 この際、お諮りいたします。ただいま上程中の案件は審議を中止し、事後の審議に繰り延べたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
小暮欣一君) ご異議なしと認めます。 よって、本
日程の審議を繰り延べ、改めて議題とすることに決定いたしました。 この際、申し上げます。明2月18日は休日のため、19日は日曜日のため休会といたします。 以上をもって本日の
日程は全部終了いたしました。 次回は2月20日月曜日午前10時より本会議を開きます。ご了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。 午前10時59分散会...