令和 3年 6月定例会(第4回) 令和3年第4回
栃木市議会定例会議 事 日 程 (第5号) 令和3年6月4日(金曜日)午前10時開議第 1 開 議 第 2 議事日程の報告 第 3 諸般の報告について 第 4 一般質問 第 5 報告第2号~報告第8号及び議案第67号~議案第86号の質疑、
委員会付託 第 6 陳情第2号の上程、
委員会付託 第 7 休会について 第 8 延会について 第 9 次会日程の報告 第10 延 会 出席議員(29名) 1番 森 戸 雅 孝 2番 小 平 啓 佑 3番 浅 野 貴 之 4番 川 上 均 5番 大 浦 兼 政 6番 古 沢 ち い 子 7番 大 谷 好 一 8番 坂 東 一 敏 9番 青 木 一 男 10番 茂 呂 健 市 11番 内 海 ま さ かず 12番 小 久 保 か お る 13番 針 谷 育 造 14番 氏 家 晃 15番 入 野 登 志 子 16番 千 葉 正 弘 17番 白 石 幹 男 18番 永 田 武 志 19番 福 富 善 明 20番 広 瀬 義 明 21番 関 口 孫 一 郎 22番 針 谷 正 夫 23番 大 阿 久 岩 人 25番 松 本 喜 一 26番 小 堀 良 江 27番 梅 澤 米 満 28番 福 田 裕 司 29番 中 島 克 訓 30番 天 谷 浩 明 欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名 市 長 大 川 秀 子 副 市 長 南 斉 好 伸 総 合 政策 増 山 昌 章 経 営 管理 大 野 和 久 部 長 部 長 地 域 振興 永 島 勝 生 活 環境 瀬 下 昌 宏 部 長 部 長 保 健 福祉 髙 橋 礼 子
こども未来 石 川 い づ み 部 長 部 長 産 業 振興 秋 間 広 行 都 市 建設 宇 梶 貴 丈 部 長 部 長
経営管理部 寺 内 秀 行 秘 書 課長 癸 生 川 亘 副 部 長兼 総 務 課長 教 育 長 青 木 千 津 子
教育委員会 名 淵 正 己 事 務 局 教 育 次長 本会議に出席した
事務局職員 事 務 局長 神 永 和 俊 議 事 課長 江 面 健 太 郎 副 主 幹 岩 崎 和 隆 主 査 藤 澤 恭 之 主 査 岩 川 成 生 主 事 斉 藤 千 明
△開議の宣告
○議長(小堀良江君) ただいまの出席議員は29名であります。 ただいまから本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
△議事日程の報告
○議長(小堀良江君) 議員の皆様にご報告いたします。 お手元に配付のとおり本日の
出席説明員に変更が生じましたので、ご了承願います。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
△諸般の報告
○議長(小堀良江君) 日程第1、諸般の報告についてを議題といたします。
議会運営委員会委員の辞任についてであります。本件につきましては、同
委員会所属の
氏家晃委員より委員の辞任願が提出をされ、これを受理いたしましたので、ご報告いたします。
△一般質問
○議長(小堀良江君) 次に、日程第2、一般質問を行います。 順次発言を許します。 ◇ 青 木 一 男 君
○議長(小堀良江君) 9番、
青木一男議員。 〔9番 青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 議席番号9番、自民未来の
青木一男でございます。一般質問の最終日の
トップバッターとなりますが、よろしくお願いいたします。私は、今回の要旨は2点とし、大型事業の見直しについて、「食とスポーツによる
地域活性化及び
観光振興計画」についての質問を行いたいと思います。 要旨1の大型事業の見直しについてでありますが、この件につきましては、
令和元年東日本台風被害により甚大な被害を受け、復旧に多額の費用がかかることから、市の財政を考えた上、大型事業の見直しを行ったものであります。市の財政が逼迫する中、昨年3月に示されました
大型事業見直し案では、
文化会館統合事業、藤岡・大平・
西方総合支所複合化事業、
伝建地区拠点整備事業・防災事業、
学校給食センター整備事業など9つの事業などが挙げられました。今年3月の
予算特別委員会では、自民明政の方の代表質疑もありました。
事業見直しが行われてから約1年ちょっとがたっております。延期となっている中ではありますが、現時点での状況をお聞きしたいと思います。 発言明細1、
大型事業見直しの効果についてであります。財政負担の軽減及び平準化を目的として、全庁的に大型事業の
見直し計画が示されました。その中での見直し額は、令和2年から令和6年までの5年間で約124億円の削減となるとありましたが、事業を見直すことにより、その金額を含めどのような効果があると考えているのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 青木議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。 〔
総合政策部長 増山昌章君登壇〕
◎
総合政策部長(増山昌章君) おはようございます。それでは、青木議員のご質問にお答えを申し上げます。 大型事業の見直しにつきましては、
令和元年東日本台風災害に係る財政負担により
財政調整基金残高が大きく減少するとともに、復旧工事に係る公債費の増加が見込まれる中、当面の財源確保並びに後年の財政負担の軽減及び平準化を図るために実施したものでございます。見直しの効果につきましては、事業の延期や事業費の精査などにより生じた財源を他の事業に充てることにより、市民生活に大きく影響を及ぼすことなく市政運営が行えたこと、また建設事業の圧縮により将来的な公債費の平準化が図れたものと考えております。 なお、見直しの効果もあり、令和元年度末に約38億5,000万円まで減少いたしました
財政調整基金残高が、令和2年度末には約57億円まで積み戻すことが見込まれております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) ありがとうございます。今のご答弁の中でちょっと再質問させていただきます。 今延期したことによって、ちょっとほかに影響のないような財政運営ができているということでありました。また、この延期することでの効果ということを私はお聞きしましたが、逆のデメリットもあるのかなというふうに思うのです。それは、やっぱり財政面かなと思うのです。これからの事業が遅れることによって発注が遅れ、そして延べ面積の単価、それと資材の高騰などの物価変動があるということで、あと施設や設計の制度の問題などもあると思うのですが、その辺をどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。 事業を先に延期することによっての財政的なリスクというご質問かと思います。具体的には物価の上昇ですとか制度というようなお話でございますが、当然そういったことも想定していかなければなりませんが、現時点でその点について具体的になかなか予測するというのは難しい面がございまして、ただ、現在の本市といたしますと、当面の市政運営をしっかりやっていくということと、将来的な負担の平準化を果たすためには、やはり一昨年度末、そのような判断をさせていただいたというところでありまして、十分な答えにはなりませんけれども、当然そういったリスクといいますか、そういった課題もあるということは承知した上で進めてまいりたいというふうに考えております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) もう数年間の延期という形になりますので、必ずその問題は出てくると思いますので、長期的な視点を持ってお願いしたいと思います。 もう一点再質問させていただきます。藤岡・大平・
西方総合支所複合化事業や
文化会館統合事業などが
見直し事業の中にあります。7つの事業が令和7年まで延期するということであります。その7年間延期というのは、その間一切手をつけないという考えなのか、それとも事前に進められる事業は進めていくというお考えなのか、お聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。 基本的には一昨年度末の見直しに基づきまして、令和6年度までは、この事業については見合わせていきたいというふうな方針でおります。ただし、この事業については必要な事業であるというふうに位置づけておりますので、今後の財政状況、社会状況を踏まえてどのような
スケジュールを組んでいくのか、事業再開に向けてどの時点で実施できるのかというのは、もうすぐにもそういった検討に、実際には来年度予算の編成ですとか、その時点での
長期財政見通しですとか、そういったものを踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) そうですね、一様に同じくそういった手をつけないというのではなく、やっぱり必要性というのを感じた場合は、これから事業を進めていただければと思います。その辺も含めてこれから明細に入るわけではありますが、主にこれから3つの事業についてお聞きしたいと思います。 発言明細2、
伝建地区拠点施設整備事業についてであります。この件に関しましては、
一般質問初日に古沢議員のほうから質問がありました。その内容によりますと、今年の7月よりオープンするということであります。この事業は、嘉右衛門町地区が平成24年7月に県内初となる国の
重要伝統的建造物群保存地区に認定され、その地にある
みそ工場跡地を
伝統的建造物の保存、
歴史的建物や町並みの整備、人と文化の交流を目指し、
観光まちづくり、防災の拠点施設として整備を図るというものであります。施設の保存活用のコンセプトは、「ゆるやかな時間、ゆるやかな生活」を楽しむ場の
スローライフ・
エーカーづくりとあります。市は、平成28年度に工場跡地を1億3,600万円で取得し、その後約6年たっておりますが、この整備事業に対し、当初の予算額、見直しによる影響、今年度以降の予定についてお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
永島地域振興部長。
◎
地域振興部長(永島勝君)
伝建地区拠点施設につきましては、平成30年3月に策定いたしました栃木市嘉右衛門町
伝建地区味噌工場跡地保存活用計画に基づき整備を進めているところでございます。当初は、総事業費を約20億円と想定しておりましたが、大型事業の見直しを受け、現在、整備内容及び事業費の精査、また
スケジュールの再検討など、計画全体の見直しを行っているところであります。基本的には新たな建築物の建設を取りやめることにより事業費を削減したいと考えております。また、事業の長期化が見込まれる中、施設内の
伝統的建造物等は、地震や台風などの外的要因と、経年劣化により毀損するおそれがあります。このため、保全管理上の安全対策をしっかりしていかなければならないということで、今そういった内容についても検討しているところでございます。 今後、
学識経験者の意見なども踏まえまして、今年度中に変更計画として取りまとめていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 当初の予算額は20億円ということで、まだ、それから見直しはしていないということでありました。再質問させていただきますが、今年度にカフェや観光案内を行う
まちガイドゾーンの第1期工事が終了するということで、多分オープンになるかと思います。その後は、
レストランや
物販ショップなどの
レクリエーションゾーンの第2期工事、またギャラリーや多
目的スタジオなどの
まちづくりゾーンの第3期工事が予定されているわけでありますが、今の答弁をお聞きしますと、その辺の計画もまだ全然できていないということかなと思うのですが、その見解でよろしいでしょうか。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
永島地域振興部長。
◎
地域振興部長(永島勝君) 今現在見直しを行っているところでございます。ただ、やはり伝建地区、国の指定も受けていますので、この地区を私たちは守って活用していくという責務もございますので、きちんと検討しまして、2期計画、
レクリエーションゾーンにつきましては、東の北側の部分になってくるわけですが、そこは大きい蔵を活用して整備していくと。今現在、
例幣使街道沿いに整備が終わっていますが、その東側の南側の部分、そこは
まちづくりゾーンということで、比較的当初の計画でも後年に整備する内容であったわけですが、そこのところに新築で建てる建物とかそういった計画、
レストランとかそんなものもあったわけなのですが、その辺をどうしていくかということを、
学識経験者の専門家の方々の意見を踏まえながら取りまとめていきたいというところでございます。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 今答弁の中で、
学識経験者の方といろいろ検討していくということなのですが、これちょっと再質問をさせていただきます。
みそ工場跡地ということで、誰もが分かる煙突とか、
あとみそ造りを行った釜などの遺構があると思います。それを保存する計画ということになっておりますが、その辺も先ほど言いました
学識経験者等と検討されてからどうするかということを考えるということでよろしいでしょうか。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
永島地域振興部長。
◎
地域振興部長(永島勝君) 煙突の部分がどうなるのだろうというのが一番関心事になってこられるのかなと思いますが、今の段階で煙突をあのまま残しておくと倒れて、安全上の問題も出てくるかと思います。かといって、全てあそこの遺構をなくしてしまうと、本当に
みそ工場跡地としてのイメージが湧きにくいという部分もございますので、周りの煙突と周辺の遺構、それをどのように活用して残していくか、安全を確保しながらということで、
学識経験者などの意見もそこで聞かせていただきたいというところでございます。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 本当に保存するべきものは保存して、財政に負担がかからないようなやり方をしたいという考えかと思います。その中でやっぱりちょっと難しい、ちょっと頭を悩ます部分ではあるのかなというふうに思うのです。その釜と煙突の部分なのですが、ぜひ将来その
維持管理等負担がかからないような今後の在り方を検討していただきたいと思います。これは要望です。 次に入ります。発言明細3、子どもの
遊び場整備事業についてであります。この事業は、旧
下都賀病院跡地に室内の子どもの遊び場を新設するというものであります。この件に関しましては、私は何度か一般質問を行いました。また、今年の3月議会においては大浦議員の一般質問がありました。その質問に対する答弁の中では、平成28年からこの計画は始まり、令和2年7月に着工し、令和3年度のオープンを目指していた。また、今までこの事業に要した費用は約1億7,000万円、今後12億円ほどの予算を予定したとの内容がありました。私は、今回さらにお聞きしたい点がありましたので、取り上げた次第でありますが、
子育て世代の方たちの多くが待ち望んでいる施設であるということは、執行部の皆さんも重々ご承知かと思います。私の元に
子育て世代の方より、子どもの遊び場はいつできるのですか。また、本当にできるのですかという不安の声が届いております。そういった住民の方の声を踏まえてお伺いいたしますが、この事業の内容及び
スケジュールの再検討の状況について伺います。さらに、この事業の実現性は本当にあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
石川こども未来部長。
◎
こども未来部長(
石川いづみ君) 子どもの
遊び場整備事業につきましては、平成30年度基本設計に着手し、令和元年度には実施設計が完成いたしました。設計では、
鉄骨平家建ての建物とし、高さを生かした
大型滑り台など、児童が体を動かし遊ぶことができる遊具を備え、さらには相談室や図書室等を配置した
児童館機能を備える施設を考え、本年度の開館を目指しておりました。しかしながら、
令和元年東日本台風により本市は甚大な被害を受け、復興復旧に多額の費用を要することから、全庁的に大型事業の見直しを行い、本事業についても当面延期としたところであります。また、
整備予定地を含む周辺地域も被害を受けましたことから、
市街地浸水対策の検討状況や今後の
財政状況等を踏まえながら、事業内容及び
スケジュールの再検討を行ってまいります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 前回もその
台風被害等を考慮して、場所の選定とかも含めて検討していくという答弁だったかと思います。今回も同様な答弁かなと思うのですが、私はこれ切に整備を願っております。これはちょっと極論になりますけれども、本当に整備できるのかどうか、その辺を、ちょっとお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
石川こども未来部長。
◎
こども未来部長(
石川いづみ君) 平成29年度に行いましたアンケートにつきましても、保護者の方々、
子育て世代の方は、やはり子供と遊びに行く場所というものを切に要望されているということでありますので、本市といたしましては、ぜひとも整備に向けて頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 安心いたしました。であれば、やはり場所の選定等もちょっと抜本的な見直しからになるのか分かりませんが、ぜひ
スピード感を持って当たっていただければありがたいと思っております。 続きまして、発言明細4、
学校給食センター整備事業についてであります。学校給食に関しては、平成21年4月に
学校給食施設及び設備の整備及び管理に関わる
衛生管理基準が定められました。また、平成27年3月には
文部科学省により学校給食における
食物アレルギー指針が示され、
食物アレルギーを有する生徒児童にも学校給食を提供することとなりました。それを踏まえ、栃木市では、栃木市
学校給食調理場整備基本計画を令和2年1月に改訂し、その基本方針は、食育の推進を図り、衛生管理の徹底した安心安全で
栄養バランスの取れたおいしい学校給食を提供する調理場の整備を図るとあります。本市では、平成22年の合併後、
栃木中央小学校給食共同調理場、
大平学校給食センターが整備され、今年1月には
吹上小学校給食共同調理場も完成し、4月より稼働しております。
見直し内容は、
栃木東地域が2年延期、岩舟と藤岡の
学校給食センター整備事業は、令和7年までの延期の予定とされておりますが、
スケジュール見直しに伴う影響及び今後の予定について伺います。さらに、現施設の維持管理や改修状況についてもお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 名
淵教育次長。
◎教育次長(名淵正己君) (仮称)
栃木東地域、岩舟及び藤岡の各
学校給食センター整備事業につきましては、令和元年度の大型事業の見直しによりまして延期といたしました。それにより見直しの対象となっております施設設備の老朽化や、それに伴う改修費の増加、衛生状況や調理環境の悪化が懸念されます。今後の予定につきましては、(仮称)
栃木東地域学校給食センターの整備に関する検討を本年度から開始いたしますとともに、同センターの整備が完了した後、岩舟及び藤岡の
学校給食センターの整備につきましても、財政状況などを勘案の上、検討してまいります。 また、既存施設の維持管理や改修状況につきましては、子供たちに安全でおいしい給食が提供できるよう適切な維持管理に努めながら、業務に支障がないように適宜修繕を行っております。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 再質問させていただきます。
栃木東地域の
学校給食センターは、吹上小学校が終わった後から整備にかかるということで予定どおりかなというふうに思っております。ただ、岩舟と藤岡地区の給食センターに関しては、財政状況ということであります。それを踏まえましてちょっと再質問させていただきますが、給食に関しましては、安心安全であるということは、もう言うまでもありません。それがとても重要であるということであります。今次長もご答弁ありました。しかし、現在の藤岡、岩舟地域の調理場などでは、トイレ内に手洗い場がない。また、ほかの調理場においても、汚染区域と非汚染区域が分かれていないなど、衛生基準に適合していないところがあり、調理員の方が神経を使って調理しているというのが現状だとお聞きしております。先ほども答弁の中で、衛生に問題があるということですが、その対応というのはどのように行っているのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 名
淵教育次長。
◎教育次長(名淵正己君) ただいまご指摘のように、古い調理場になりますと、もちろん建設当時は最新の設備だったわけでございますけれども、基準が年々変わりまして、基準に追いついていない部分がございます。そのような中、汚染区域と非汚染区域の区分などにつきましては、新しい調理場ですと壁で仕切られて別室になっているというような状況でございますが、古い調理場になりますと同じ部屋になっているということで、そのような調理場におきましては、ラインを引いてからこっちには移動しない、人も動かないということで、動線を変えて対応しているような状況でございます。また、アレルギー食につきましても、最新鋭の大平の
学校給食センターや吹上小学校、今年調理場を稼働いたしましたけれども、そちらですとアレルギーの部屋を別に設けて、さらにその部屋については、ほかの部屋よりも気圧を高くして、アレルギーの物質が入ってこないような取組を行っております。ただ、なかなか古い調理場になりますと、そのような別室を設けることが難しいということもございますので、料理の途中でアレルギーの原因になるようなものを入れないで作るとか、あるいは代替品ということで対応しておりますけれども、現場の管理栄養士とか、あるいは調理員につきましては、普通食等に負けないようなアレルギー食を提供できるように、工夫しながら努力しているところでございます。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) それでは、再質問させていただきます。 今次長の答弁の中で、そのアレルギー問題を取り上げていただきました。現在、基準に満たないところで対応されているということで、大変な思いでされているのかなと思うのですが、現在我が市においては、児童生徒の学校給食の
食物アレルギー対応、それは107名いらっしゃるとお聞きしております。その推移とか対応とかお分かりになればお聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 名
淵教育次長。
◎教育次長(名淵正己君) アレルギーに関しましては、間違いがございますと大変な事故にもつながりかねないということで、現場におきましては、日々注意しながら調理に努めているところでございます。具体的に申し上げますと、食材が入ってきた段階で、そのアレルギー食のものと違うものとちゃんと区別ができているか、あるいは調理する段階におきましても、ちゃんとそれが区分されているか、何段階かに分けてチェックしながら対応しているというような状況でございます。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 先ほどの答弁の中で、大平給食センターは、もうちゃんと区切られているということで、それはしっかりと対策取られていると思うのですが、その対策を取られていない調理場の現状は、やはりハードが不足してる部分をソフトで賄っているということかなというふうに思います。そのハードというのは施設ですよね。ソフトというのは、やっぱり調理員さんの気をつける思いとか行動とか、やはりハードが不足している部分をソフトで補っているという状況です。これは限界があると思うのです。なかなか大変だと思います。施設ができたから100%それが安全かというと、それはまたちょっと違うかなと思いますけれども、ぜひそういった調理員さんに負担がかからないような方法ということは、当然設備の充実ということになりますが、それをしっかりと行っていただければありがたいと思います。これは要望になります。 アレルギーなのですけれども、強いアレルギーを持ったお子さんは、本当にうどんを1本食べただけでも命に関わるお子さんもいらっしゃいます。また、保護者の方にお聞きしましたが、小中学校9年間、毎日子供のために神経を使いながら弁当を作っているお母さんもいらっしゃるということを聞いております。それと、ちょっと申し上げたいのは、これは調理場計画はホームページで見られます。これを見られたお母さんが、「すごくひどい環境で給食を作っているんですね」ということを私言われました。あれを見ると、本当に自分の子供たちに給食、安心安全なものを食べさせてもらっているのかなというふうに私も思います。本当に子供の成長、そして健康に関わる給食の安全確保、これをしっかりと考えていただき、私は早期の整備をお願いしたいと思います。これは要望です。 続きまして、発言明細5、予算縮減の考え方についてであります。台風19号災害や新型コロナウイルス感染拡大など、財政負担の影響が大きくなっている現状の中で、予算縮減のためのさらなる見直しが必要と思われますが、どのようにお考えなのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 大川市長。
◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。 昨年行いました大型事業の見直しにつきましては、
令和元年東日本台風災害を受け、当面の財源確保、並びに後年度の財政負担軽減及び平準化を図るため実施したものであります。見直しの結果、一部事業を令和7年度以降に延期いたしましたが、総合支所の複合化や老朽化に伴う施設の建て替え等は、喫緊の課題であると認識をしております。今後におきましては、社会情勢や
財政状況等を勘案の上、施設の必要性の再検討を行うとともに、事業費の精査や大型事業の重複を避けるなど、将来の財政負担を考慮した実現可能な事業実施
スケジュールを構築してまいります。 以上です。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 再質問させていただきます。 今ご答弁の中で台風19号の被害を受けたというお話がありました。これは、誰もがもう認めているところであります。そこで、台風19号被害を受けた上での大型事業の見直しは、その後、予想もしなかった新型コロナウイルスの感染拡大が発生しました。その上、さらに財政が逼迫した栃木市にとっては、私は、この大型事業の見直しは、非常に有効であったと考えております。ただいまの答弁では、今後、社会情勢や財政状況、将来の財政負担を考慮して大型事業を実施していくということでしたが、前回の見直しから状況が変わったと思うのです。これは、財政当局として、この見直しの必要性をどのように捉えているのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) お答え申し上げます。 前回の大型事業の見直しでございますけれども、こちらは中期財政計画をベースといたしまして、1億円以上のハード事業を抽出して見直しを行ったわけでございますが、昨日の小平議員の質問の中で、令和14年度以降は下水道施設の更新が必要になるということ。また、同じく大浦議員の質問の中で、高齢化に伴い側溝の維持管理費が増加する見込みであるということ。また、蓋の軽量化、場合によっては側溝自体の更新が必要になるというお話が出て、私も初めてそのようなことに気づかされたわけでございますが、人の高齢化や施設の老朽化によりまして、栃木市を長い目で見ますと、現状を維持するだけでも、ますます財政負担が増大するということが予想されております。したがいまして、5年スパンでの財政状況を見るというよりも、もっと広い視野で、さらにまた長期的な事業展開を考える必要があるのかなというふうに感じたところでございますので、今までよりももっと長期的な、またソフト事業なども含めて、市にとって大きな負担となるようなものを全般的に捉えた事業
スケジュールなんかを組み立てて、それを皆様にお知らせすることで、例えば前回こういうのがあって、これを皆さんは御覧いただいて、こういうふうな流れになるのだというので、多分分かりやすいものだというふうに受け取っていただけたのかなと思いますので、もっと長期的なものでいろんな事業を網羅したものをつくっていって、それを随時事業費なんかを見直して、今後の展望というのを皆様にお分かりいただけるような形で情報提供させていただくのがよろしいのかなと思います。それで何か大きな変化があったときには、改めて大型事業の見直しを行うというふうな、そういう作業を繰り返すことが一番望ましいのかなというふうに思っております。 以上です。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 先ほど下水道事業に関しての長期的な財政面、そしてまた側溝等ですか。また、橋とか道路というのは、多分長期的な計画的なことはあると思います。しかし、このまた見えない部分、今部長が言われました様々な部分から財政を圧迫というか、財政問題に関わってくるような案件も出てくると思いますので、その辺をしっかりと精査していただきまして、これからの事業に当たっていただきたいと思います。それは要望です。 それと、これは再質問を市長にちょっとお聞きしたいと思いますが、先日私たち議員は、来年度オープン予定の栃木市美術館、文学館の視察を行いました。大川市長はこの事業を見直しまして、当初予定で床面積は3,462平米を2,375平米、予算額では42億7,400万円を34億1,000万円とし、約8億6,000万円、30%弱の縮減を行いました。これに関しては、私は大いに評価するものであります。その見直しをどのような考えで行われたのか。そして、その考えを今後
事業見直しにどのように生かしていくのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 大川市長。
◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。 やはり栃木市の財政に見合った器といいますか支出というのがあると思うのです。そうなったときに、やはり我々もそんなにかけていいのかと、当然予算が出てきたときに思いましたし、多くの市民の方もそう思ったというふうに感じております。そして、面積が広いということは、その後の管理運営費もかかるわけでありますので、ある程度の企画展等も開催できる規模ということで、ほぼ4割ぐらい削減をいたしました。そのことによって経費の削減、また今後の運営費の削減になったというふうに思っております。それだけ削減した中で御覧になっていただいていると思いますけれども、文学館にしても美術館にしても十分に展示ができる。また、収納庫も非常に容量があるというふうに思っていますので、十分に栃木市の持っているそういった美術品を収納できるだけのスペースはあるというふうに思っております。 以上です。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 私は、行政が決めたことはなかなか変更せずにやっていくのかなというのは、以前は考えておりましたが、やはり時代背景とともに柔軟性を持って事業に当たっているのだなというのを感じました。今回私が取り上げた大型事業は、私はどれも必要なものであると考えております。今後優先順位をしっかりと検討していただきまして、最小限の予算で最大の効果が生まれますよう
事業見直しを行っていただきたいと思います。これは要望です。 続きまして、発言要旨2、「食とスポーツによる
地域活性化及び
観光振興計画」についてであります。この計画は本年3月に策定され、その主な目的は、本市の強みである食資源と各種スポーツに関する資源との融合によって、スポーツツーリズム等の新たな魅力あるコンテンツを創出し、地域の活性化を図るとあります。具体的には、農業の盛んな本市に代表されるイチゴ、ブドウ、ニラ、トマトなど多様な農産物と、プロサッカーチームの栃木シティフットボールクラブ、県民球団の栃木ゴールデンブレーブス、自転車プロロードチームの宇都宮ブリッツェン、さらに渡良瀬遊水地でのスカイスポーツやウオータースポーツを体験できる環境、さらには、桜の名所、蔵の街とちぎ、太平山、渡良瀬遊水地などの観光資源もあります。これらのスポーツ資源、食資源、観光資源などそれぞれの資源を磨き、各資源をつなぐものとあります。 そこで、計画に沿っての質問となりますが、発言明細1、市の将来像についてお伺いいたします。この食とスポーツによる
地域活性化及び
観光振興計画の中には、栃木市の上位計画である栃木市総合計画や栃木市スポーツマスタープラン、栃木市観光基本計画、栃木市農業ビジョンなど、関連した7つの計画の下、作成されました。多くの取組が予定されておりますが、今後どのような将来像を描いているのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 大川市長。
◎市長(大川秀子君) お答えをいたします。 近年スポーツイベントの開催、またスポーツ合宿やキャンプの誘致など、スポーツを地域資源として、人口交流の増加や地域経済の活性化を図る動きが全国的に展開をされております。本市におきましても、プロスポーツチームの拠点があるという優位性を生かし、市民とスポーツのつながりを深めるとともに、本市の強みであるイチゴやブドウなどの農産物や食品関連企業と連携した新たな食への取組を図り、来訪者にお勧めの地域資源を提供し、再び訪れていただけるよう本計画を策定いたしました。具体的な取組といたしましては、スポーツと食との連携を深め、魅力ある食の販売機会の拡大、スイーツ等の新たな商品の開発、さらに観光資源も含めた
地域活性化の実現等に努めてまいります。 以上です。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 続きまして、発言明細2、現状分析についてであります。計画の中では、食資源、スポーツ資源、観光資源、連携情報、移動手段などの現状分析を行ったようでありますが、計画に関する本市の現状についてお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。 計画に関する本市の地域資源の現状につきまして、次の4つの視点に分類して分析しております。まず、食につきましては、イチゴやブドウなど多様な農畜産物が生産されておりまして、県内有数の生産高を誇っております。 次に、スポーツにつきましては、サッカー、野球、自転車のプロスポーツチームとの連携を深めておりまして、一流選手の競技を間近に観戦する機会に恵まれております。 次に、観光資源につきましては、太平山自然公園やみかも山公園、渡良瀬遊水地などの自然、それから蔵の街などの歴史、文化、さらに様々なイベントや祭りなどを有しております。 最後に、連携、情報、移動手段の現状でありますが、事業の推進及び情報の発信につきましては、各担当部署が個別に取り組んでいるというような状況であります。移動手段につきましては、自動車による移動が主流でありまして、栃木駅を結節点といたしまして鉄道の路線が走っているほか、タクシーや市が運行しているコミュニティバスなどがあります。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 再質問させていただきます。今、現状分析をされて、新たな発見というものがありましたらばお願いしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。 それぞれのところは、皆様それから私どもも、ある程度地域資源として承知している内容ではありましたけれども、新たな視点ということとは違うかもしれませんけれども、やはりそれぞれ個別に活動している、それから個別にPRしているというところで、かなり意識はしているのですけれども、相互の相乗効果みたいなところにはつなげられていないかなというところは改めて思いました。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 今のご答弁、私も明細4でちょっとお聞きしたいなと思ったのですが、分かりました。 続きまして、発言明細3、
地域活性化に向けた課題についてであります。計画を推進していく上で様々な問題が浮かび上がったのではないかと思いますが、それらの課題についてお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 申し上げます。
地域活性化に向けた課題につきまして、次の4点で分類して計画に記載をしております。食につきましては、多様な農畜産物が生産されているにもかかわらず、その魅力が十分に周知されていないこと、それらが有効活用されていないということを挙げております。 次に、スポーツにつきましては、多くのスポーツ施設を有しておりますが、旧市町の時代に整備された施設であり、重複するものが多く、十分に有効活用されていないということを挙げております。 次に、観光につきまして、自然、歴史、イベントなど豊富な観光資源を有しているにもかかわらず、それらを楽しめるエリア、それから時期等が分散しており、回遊性に乏しいということを挙げております。 最後に、連携、情報、移動手段につきまして、食、スポーツ、観光に関する事業の推進を各担当部署が個別に実施していることから、先ほど申し上げましたが、事業の相乗効果が高まっていないということ。また、各地域資源が駅から離れているため自家用車以外の移動は難しく、観光客の回遊につながっていないということを挙げております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 様々な課題がある中で、ちょっと優先的にということはないのですけれども、全体的に同時進行でなくてはいけないかと思いますけれども、取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、発言明細4、課題解決に向けた取組についてであります。課題解決に向けてどのような取組を行っていくのか伺います。先ほども答弁ありました、スポーツ、観光、農業など関係する部署は多くあると思いますが、庁内連携はどのように行っていこうとしているのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 課題解決に向け、次の3つの取組を講じる必要があると考えております。1つ目といたしまして、本市が誇る食のブランド力を高めるとともに、観光スポットなどにおいて、これらを購入できる場を提供するなど、多様な食資源と来訪者をつなぐ取組を実施してまいります。 2つ目に、市内の飲食事業者などと連携の上、地産地消の食事ができる環境を整備するとともに、来訪者に対してオリジナルメニューを提供するなど、プロスポーツ施設周辺を中心に飲食機会を提供する取組を実施してまいります。 最後に、スポーツを楽しみに本市を訪れた皆様に対して、本市の観光や食の魅力を効果的に伝えることにより、食、スポーツ、観光を一体的に楽しんでいただける取組を実施してまいります。また、庁内での取組といたしまして、食、スポーツ、観光の連携、及びこの計画の中にもあります食品関連企業などと連携した栃木市版フードバレー構想を推進するプロジェクトチームを組織いたしまして、本事業の実現に向けて努めてまいります。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 食と観光とスポーツと、本当にちょっと大きな取組になって結構大変なのかなというふうに思っております。多くの部署との連携が必要な取組というのがありました。やはりそれに対してPR方法とかコンテンツ、内容的な部分が大切かなというふうに思っているのです。私は、どちらかというとコンテンツのほうを重要視すべきだと思っておりますが、部長はどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 私は、正直申し上げて両方かなと思っておりまして、コンテンツの部分のブラッシュアップももちろん必要ですし、同時にその情報発信の部分、そこもやはり同時に取り組んでいくべきというふうに思っていますので、この計画の中では、これが循環していくようなことを計画しておりますけれども、コンテンツが一番重要かと言われればそうかもしれませんけれども、やはり宣伝の部分等も重要かなというふうに思っております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 部長は今、両方大切という答弁でしたが、ぜひその両方に重きを置いて頑張っていただきたいと思います。 発言明細5、取組の進め方についてであります。課題解決のための取組はどのような手順で進めていくのかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 本計画に掲げる将来像の実現を図るために、各種取組をステップアッププランとして、3段階のステップを踏みながら戦略的に進めてまいります。 まず、ステップ1といたしまして、市民にスポーツと本市の食や観光に関心を持っていただくとともに、それらをブラッシュアップする取組を展開してまいります。また、市民の皆様には、プロスポーツチームの試合の観戦や応援活動に参加いただくなど、スポーツとのつながりを深めていただきたいと、かように考えております。 次に、ステップ2といたしまして、食とスポーツの融合を図るために官民連携による推進体制を整備するとともに、スポーツイベント時に提供できる食の商品開発や観戦後に立ち寄れる飲食環境の整備などを行ってまいります。 さらに、ステップ3といたしまして、SNS等における情報の拡散の促進や、栃木市観光交流館「蔵なび」のさらなる活用など戦略的な情報発信を行うとともに、官民連携による受け入れ体制の充実を図ってまいります。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) そうですね、いろいろな取組を行うということであります。そこで、私はちょっとこれ要望になりますが、具体的に、野球、サッカー、自転車ということで、スポーツ観戦時や何らかのイベント等があるときは、先ほど部長おっしゃいましたイチゴ、ブドウ、梨、そういった農産物等を含め直売コーナー、それはやっぱり農産物のPR、栃木市にはこういったおいしいものがあるのだよということをPRできるような直売コーナーとかを設けて、地域によってはマルシェも開いているところもありますので、そういったことをコラボしてやられたらいいのかなというふうに思っております。それは、やはり官民連携でしっかりと取り組んでいただければありがたいと思っております。それは要望になります。 それと、もう一点ちょっと、ごめんなさい、再質問なのですけれども、今回渡良瀬運動公園内でサイクルパークの整備を行うということになりますが、この栃木市にはそういった資源がたくさんあると思います。また、具体的に次の事業はどのようなものを考えているのかというのがあればちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 大変申し訳ありません。何の事業というのが聞き取れなくて、もう一度お願いしてもよろしいでしょうか。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) 渡良瀬サイクルパークが今後スタートしますよね。スタートというか事業が始まります。その次の事業を何らかの形で考えているのかというのをちょっとお聞きしたいのですが。
○議長(小堀良江君) 答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 大変失礼をいたしました、申し上げます。 議員ご質問のように、この本計画にサイクルパークの整備というのは位置づけさせていただいたところでありますけれども、今時点で次に具体的な整備というものを、今動いているということは、私はちょっと承知しておりませんが、これからスポーツ拠点の開発、拠点周辺の開発ですとか改めてのサイクリングルートの設定、主要観光ルートの設定など、設置整備等を含めてこういったソフト面での取組なども進めてまいりたいと、かように考えております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 青木議員。 〔9番
青木一男君登壇〕
◆9番(
青木一男君) これは要望としますが、市の観光客の入り込み数ですか、これは前回が542万人であるということをちょっとお聞きしました。そして、これは千葉議員の質問の中で、
永島地域振興部長だったかと思います。答弁がありまして、栃木市に来たお客様には一日中、栃木市で遊べるような施策を取りたいというお話がありました。これ要望です。多分皆さんご存じかと思うのですが、東京ディズニーリゾート、あそこは90%のリピート率なのです。それは何かといいますと、そこと比較するのはいかがなものかなと思うのですが、私も何回か行きまして、ヒントになることはたくさんあるのです。3つあると言われていますけれども、マニュアル的な接客ではなく、それぞれの個性を出して、お客様に満足感だけではなく幸福感を与えてくれるやり方、それと独自の世界観を持っていること、本当にそこにしかないものということです。あとは、行くたびに新しい発見がある。飽きさせないということです。これは、私は官民と本当にこれ比較するのはいかがかと思います。ただ、その中に、やはり成功しているところは何かのヒントがあると思います。ぜひそういったものを取り上げて、今後の栃木市の観光振興に励んでいただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(小堀良江君) ここで暫時休憩いたします。 (午前10時59分)
○議長(小堀良江君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前11時15分) ◇ 川 上 均 君
○議長(小堀良江君) 一般質問を続けます。 4番、川上均議員。 〔4番 川上 均君登壇〕
◆4番(川上均君) 4番議員、日本共産党栃木市議団、川上均でございます。発言通告に基づきまして一般質問を行います。 発言要旨1、外国人労働者、外国人居住者への対応についてになります。国内における在留外国人の人口は、年を追うごとに増え続けております。栃木県内におきましても4万人以上の方が居住をしていると報告をされております。この間の新型コロナパンデミックの中で、外国人の方の雇用や居住をめぐる問題が深刻に浮かび上がってきていると言えます。幾つかの問題点、問題意識を挙げます。 1つに、まず外国人の雇用という点では、国は認めていなかった単純労働を、留学生や外国人技能実習生などで多数の単純労働者を就労させて拡大をしてまいりました。最近では、人手不足の業種などに対しての特定技能制度が導入をされたところでございます。 2つに、またこのような単純労働者に永住権を認めない、家族も住まわせないとし、在留資格は最長で5年ということで、次から次へと、ところてん式のように労働力の使い捨てを行っていると思います。この働き方が今後さらに増えていくというふうに思われますが、こういったことにより雇用全体の労働条件が不安定になったり、悪化する要因にもなっているのではないでしょうか。さらに、受け入れている産業では、産業そのものの存続も危うくなるような事態になっているというふうな指摘もあります。 3つ目には、いわゆる入管法の問題があります。スリランカ人の女性が入管局の勾留中に病気で死亡するという事件が起こりました。大問題になりました。この間、国会では、この入管法の改正が審議をされましたが、改正内容への批判が広がる中で、政府は今回の改正を断念するというふうに至りました。入管法で言うところの不法滞在、不法就労となれば、たちまち厳しい取り締まりの対象となってしまい、長期の勾留や暴力的な扱いも受けるなどして、このような非人道的な扱いは、国内はもちろん、国際的にも非難される状況になってきていると言えます。 以上の点を踏まえて質問を行いたいと思います。明細1、外国人労働者、外国人居住者の実態についてになりますが、外国人労働者をはじめ外国人居住者の実態はどのようになっているでしょうか。居住人口の推移、労働者、技能実習生、留学生などの種別ごとについてお伺いをしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 川上議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。 〔
総合政策部長 増山昌章君登壇〕
◎
総合政策部長(増山昌章君) 川上議員のご質問にお答えを申し上げます。 令和3年3月末現在の本市の外国人住民につきましては、男性2,542人、女性1,801人、合計4,343人であります。近年の推移につきましては、5年間で1,000人以上増えているものの、この2年間はほぼ横ばいの状態であります。外国人労働者につきましては、本市単独の集計がございませんで、本市と壬生町を管轄するハローワーク栃木が発表しております両市町の情報となりますが、管内の事業所に勤める外国人労働者につきましては、令和2年10月末現在2,765人でありまして、在留資格別では、専門的技術的分野の在留資格が257人、特定活動が205人、技能実習が1,191人、留学190人を含む資格外活動が283人、身分に基づく在留資格が829人であります。 次に、業種別では、製造業1,565人、建設業154人、宿泊、飲食サービス業123人、卸売業、小売業118人などが主なものとなっております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 川上議員。 〔4番 川上 均君登壇〕
◆4番(川上均君) 参考までに再質問をいたします。 住民票とか国勢調査とかでもこういった外国人の方の人数とかというのは分かると思うのですけれども、住民票の登録人数というのは分かるのでしょうか。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 瀬下生活環境部長。
◎生活環境部長(瀬下昌宏君) お答え申し上げます。 先ほど増山部長のほうからお話がありましたとおり、3月末現在で、男2,542人、女性1,801名で、合計4,343名となっております。
○議長(小堀良江君) 川上議員。 〔4番 川上 均君登壇〕
◆4番(川上均君) 取りあえず分かりました。 明細2に移りたいと思います。外国人労働者、外国人居住者への市の対応についてお伺いいたします。外国人の方への行政の対応は様々で多岐にわたっていると思います。窓口の対応や通訳をはじめとした業務はどのように行っているのか。内容などについてお伺いをいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。
増山総合政策部長。
◎
総合政策部長(増山昌章君) 申し上げます。 本市における外国人住民への対応については、市民生活課などにおける外国人の住民登録等窓口に加え、栃木市国際交流協会に外国人相談窓口を設け、平日の午前8時30分から夕方5時15分まで各種対応を行っております。市国際交流協会の相談窓口につきましては、多言語による対面での相談を行っているほか、相談件数が多いスペイン語の専用窓口を週3回設けております。また、行政情報の提供につきましては、市及び国際交流協会のホームページやチラシ、コミュニティFMを通じて多言語による発信を行っているほか、現在の新型コロナウイルス感染症対策につきましては、防災無線を活用した英語による注意喚起を行うなど、外国人住民に対して様々な形での情報提供に努めております。 また、市に対して通訳や翻訳などのご要望をいただいた際には、市国際交流協会と連携いたしまして対応しております。 以上であります。
○議長(小堀良江君) 川上議員。 〔4番 川上 均君登壇〕
◆4番(川上均君) 再質問をいたします。 支所でも外国人の方が窓口に来ているとかという光景を見るのですけれども、支所の対応なんかではどういうふうな対応になっているでしょうか。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。
永島地域振興部長。
◎保健福祉部長(髙橋礼子君) ご答弁申し上げましたとおり、社会福祉協議会を通しまして配布を行うということでございます。
○議長(小堀良江君) 川上議員。 〔4番 川上 均君登壇〕
◆4番(川上均君) 再質問をいたします。 女性議員連盟が知事に対しての要望を行ったということで、もし県としてこういった公共施設とか学校への常備ということが、決断というか実行というふうになれば、市としては具体化するという理解でよろしいのでしょうか。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 髙橋保健福祉部長。
◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 県のほうから何らかのものが示された場合には、先ほどの課題等をどのようにクリアするかということも踏まえながら検討していきたいと思っております。
○議長(小堀良江君) 川上議員。 〔4番 川上 均君登壇〕
◆4番(川上均君) 分かりました。要望になりますが、足利市では議会としてこういった生理の貧困についての提言を行うとか、やはり全国の自治体で広がっているというふうに思います。生活支援物資、生理用品の学校への配置とか、こういった点で今後とも前向きに拡充をお願いしたいということで、私の一般質問を終わります。
○議長(小堀良江君) ここで暫時休憩いたします。 (午後 零時11分)
○議長(小堀良江君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後 1時15分) ◇ 森 戸 雅 孝 君
○議長(小堀良江君) 一般質問を続けます。 1番、森戸雅孝議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 議席ナンバー1番、自民明政の森戸雅孝であります。いよいよ一般質問最終日となり、しかも私がラストパーソンとなりましたが、もう少しお付き合いのほどお願いをいたします。今回私が取り上げた質問は、3つの発言要旨でございます。1つに市民憲章について、2つに動物愛護について、3つにデジタル時代に於ける健康への懸念についてであります。それでは、順を追って質問をしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 まず初めに、市民憲章についてでありますが、新市発足から10周年を迎えるに当たり、市民のまちづくりへの参加意欲を喚起し、市民主体の住みよいまちづくりを推進するため、市民の心構えや行動指針として市民憲章を制定しましたと、意義についてホームページで述べられております。 そこで、明細1、実践に向けて市民への周知方法についてお伺いをしていきたいと思います。令和2年10月の10日、昨年です。市制施行の10周年記念式典に併せて、市民の心構えや行動指針として栃木市民憲章が制定されました。それまでには、審議会委員の方たちによる5回にわたっての審議を経てまとまった市民憲章であると承知をしております。しかし、コロナ禍のため、その憲章を市民の方々とともに唱和をする機会もなく、市民に理解をしていただくためには、また浸透していくためには、今後どのように周知をしていくのか、まずお伺いをいたします。
○議長(小堀良江君) 森戸議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 大川市長。 〔市長 大川秀子君登壇〕
◎市長(大川秀子君) 森戸議員の質問にお答えを申し上げます。 本市の市民憲章は制定して間もないことから、市民の皆様への周知が重要であると考えております。そこで、広報とちぎやホームページへの掲載、公共施設や小中学校における掲示、啓発用チラシの配付のほか、庁内における会議での唱和、「蔵なび」オープンセレモニー資料や当初予算書への掲載等により周知に努めております。本来は、集会や会議等の冒頭に市民憲章の唱和を行っていただくことが望ましいと考えておりますが、コロナ禍により実施できない状況が続いていることから、市で開催する会議等の資料に記載をすることで目に触れる機会を増やすとともに、録音した音声や動画等による普及についても実施してまいります。 以上です。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 了解しました。周知の方法については広報とちぎを使ったり、あとはホームページ、また公共施設内、あるいは小中学校内の中での掲示による周知ということで了解しました。この施設内ということで、これご答弁ありました小中学校内ということでありますけれども、これも特に公共施設なんかですと、やはりその来訪者というか、来た人が目につくようなところには掲示してあるのでしょうか。私も吹上公民館に行っても、あれっ、どこにあるのかなという感じはするのですけれども、市民が来たときに、目につくというようなところには貼ってあるのでしょうか。その辺のところちょっと再質問でお願いしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) お答え申し上げます。 各総合支所や各地域にあります公民館では、配布用のチラシを置いてありますけれども、そのほかに、この市民憲章を額に入れて掲示してあるはずなのですが、もし議員がお気づきになっていないということであれば、その設置場所が、もしかしたら目につきにくいところにある可能性もありますので、早速そこは調べて、もし目につきにくいところであれば改めさせていただきたいと思います。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 了解しました。そういうことで、市民が訪れたときには速やかに目につくようなところに市民憲章を掲示していただければというふうに思います。 先ほどもご答弁にありましたけれども、本当に一緒に声を出して皆さんと唱和するということが、意義が非常に大きいとは思うのですが、しかしコロナ禍でということで、市の行事もイベントなんかも中止になるという中で、それもかないませんが、ここで提案で、口に出しては言えないけれども、耳から入って浸透するということも一つの周知の方法ではないかとは思うのですけれども。今防災スピーカーですか、ああいったものを使って周知するお考えはあるのかということで、再質問でお願いしたいのですけれども。というのも、今時間帯によって市の歌が流れていますよね。そういったことがあったり、あるいはまたコロナの感染拡大防止という観点からも、そういった協力要請の音声が流れています。市の歌が流れるのですから、当然市民憲章も流してもいいように思うのですけれども、そういったお考えはあるのか、そういった防災スピーカーを使った周知の方法ということをお考えがあるのか、再質問でお伺いしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) このたび森戸議員からこの質問をいただきまして、遅まきながら、実は担当職員に音声によるPR、またユーチューブなど動画の作成を指示したところでございますが、防災無線を使ってのPRというのは考えておりませんでしたので、今後検討させていただきます。おっしゃるとおり市歌が流れているのであれば、同様なPR効果が期待できますので、実現に向けた検討をさせていただきます。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 早速の前向きのご答弁ありがとうございます。ここで、もう一つちょっと確認という意味で、これは本当に失礼を承知の上でお伺いというか確認をするのですけれども、この市長をはじめ職員の皆様方、主文のこの5か条ですか、これは皆さん暗唱できるのでしょうか。というのも、これちょっと私取った情報ですと、旧栃木市時代では、何か職員はこの当時の市民憲章を暗唱させられたということを退職した職員の方からもちょっとお聞きしたものですから、失礼とは存じますけれども、今そういった市長をはじめ職員の方々は、もうこの場ですらすらと5か条が暗唱できるのか、失礼ながら再質問でお願いいたします。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 大川市長。
◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。 暗記して言えるかといったら、言えませんです。やっぱりこれ声を出して言うことで覚えるのですよ。だから、これまで会議とか総会とか、何かあるときには必ず団体等でも声を出して唱和をしてきました。ですから、これも早くそうならないと、なかなか体に入ってこないのかなというふうに思っております。しかしながら、職員間でも部長会議とか庁議のときは、始まる前に市民憲章の唱和を行います。担当が発声するのですけれども、我々は心の中で唱和するという形で今やっておりますが、実際に声を出さないとなかなかこれ覚えられないのですよね。早く覚えたいなと思っております。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 了解しました。そういう私もまだこの市民憲章、この質問を出すに当たっていろいろと内容について勉強させていただいていますので、これから私もそらんじられるように、すらすらと言えるように私も努力していきたいと思います。 続いて、2番目のほうに移っていきます。市民憲章の内容ということでまずお聞きしていきたいと思います。市民憲章内容について、前文に続いて5つの実践項目、いわゆる行動指針があります。その内容には、具体的な行動指針であったり、または、自然と伝統を大切に、美しい環境をつくるといったような抽象的な表現の項目があります。それぞれには解説文が添えられていて、理解しやすくはなっておりますけれども、この解説文つきでこのままずっと続けていくのか、またある時期を見て主文の5か条だけに絞ってしまうのか、その辺のところ、今後の対応についてお聞きしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) 解説文は、市民憲章を新規制定するに当たり、言葉に込めた思いや願いを明文化したものであり、現在は理解を深めていただくために、解説文つきで市民憲章の普及に努めております。しかし、市民共通の行動指針である市民憲章は、市民一人一人がおのおのの解釈により、自分の生活スタイルに合わせて実践していただくことが重要であります。したがいまして、いずれは普及のために解説文を用いる必要性は低くなると予想されますので、市民憲章の市民への浸透状況等を検証しながら柔軟に対応してまいります。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。いずれ時期を見て主文の5か条に絞るというようなご答弁であったかと思います。分かりました。 それで、その内容についてでございますけれども、これ市民憲章の素案の段階で、その内容についても当時、我々議員研究会にもお示しをいただいておりまして、パブリックコメントにも複数の議員が意見を出しておりましたが、私もこういった内容、今回の質問に取り上げるについても、いろいろと後から気づくということもございまして、主文の1つには「笑顔であいさつを交わし、相手を思いやります」というような文言は、これ小中学生でも理解できるような内容だと思います。2つ目の「自然と伝統を大切にし、美しい環境をつくります」とありますが、この美しい環境ということに、ちょっと意味が多角的に取れるのではないかなというふうに思っていて、再質問でお願いしたいのですけれども、この美しい環境というのは、要するに社会的な美しい規範行動のことなのか、または自然環境のことなのか、その辺のところ、両方なのでしょうか、どちらで捉えているのか、再質問でお願いいたします。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) ご指摘の点でございますけれども、これは森戸議員がおっしゃられたように、確かに抽象的な表現でございまして、これは人によっていかようにも取れるかと思います。ですから、先ほど答弁いたしましたとおり、市民一人一人の解釈によって、これは自分の生活スタイルの中でどのように実践していただいてもよろしいのかなと思います。もちろん、文字どおりに読めば、美しい環境ということで自然を連想して、では自然を大切にしようという方もいらっしゃるかと思います。一方、この解説文には、「ごみのない、景観に配慮した美しい環境をつくります」とありますから、やっぱりごみを出さないような、そういう生活に心がけようという人もいらっしゃるかもしれません。また、双方を実践していただくのがなおいいのかと思いますけれども、それぞれの方が自分の生活の中に取り入れていただくことが一番でございますので、この辺りは解説文なしで、各自ご理解いただいて実践していただければよろしいのかなというふうに考えております。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。それぞれの美しい環境というのは、それぞれ個々人の捉え方ということで理解をしました。そのほかにもこの実践項目にも、「健やかなからだをつくり、生きがいをもって働きます」とか、あと「広い視野で多くを学び、まちづくりに参加します」と、こういったことが述べられておるわけでございますけれども、先ほど市長のご答弁にもございましたけれども、やっぱりこの実践項目を音読したときに、心地よく耳に入ってくるその市民憲章というのは、まちづくりにおいても多くの市民の心を決定づける力を持っているというふうに言われておりますので、そういったアフターコロナ禍で、皆さんとともにこういった市民憲章が唱和できるという日を期待して待っていきたいというふうに思います。 それでは、次に3番目のほうに、絶滅危惧種との関係についてに移っていきます。先ほど美しい環境をつくりますというのを、自然環境として今回私なりに捉えたときに、この絶滅危惧種との関係についてお伺いをしていきたいと思うのですけれども、この豊かな自然を大切にして、美しい環境をつくりますというようなことですけれども、これはお隣の下野市での取組なのですけれども、この下野市では全国で愛知県と栃木県にしか残されていない、環境省のレッドデータブックでも最高ランクの絶滅危惧種のトウサワトラノオという保存活動が、下野市の自治会や、また小山市の高校、下都賀農業振興事務所などの協力で保存活動がされているのです。市民憲章の美しい環境づくりの観点からも、この自然保護政策を構築していくお考えはあるのか、まずお伺いいたしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 瀬下生活環境部長。
◎生活環境部長(瀬下昌宏君) ご指摘のとおり、近い将来、野生での絶滅の可能性が高いとして、環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類に分類されているトウサワトラノオと同じランクの希少種、これが本市の渡良瀬遊水地におきましても数種確認をされております。本市では、市民の皆様や環境保護団体等と協力し、保全活動を行っておりますが、この希少種の種類ですとか、あと生育場所、これが特定されますと成育場所が荒らされたりですとか、盗掘につながるおそれもありますことから、保全活動や広報等につきましては慎重に行っております。今後も市内にどのような希少動植物がいるのか、また、どのように保全していくことが適切かなど、環境審議会等のご意見を伺いながら研究しまして、県の協力も仰ぎながら、希少動植物の保全活動を通しまして、自然と伝統を大切にし、美しい環境をつくるという、この市民憲章に掲げる意識の醸成を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 先日私もこの下野市の東根自治会、保存活動の場所を見てきたのですが、残念ながらちょっとタイミングが悪くて花も終わっていたのですけれども。しかしそこでは一般の人たちが鑑賞できるように、そういった群生地内に木道が整備されていたりということで、非常にその絶滅危惧種としても、非常に希少性の高いものなのですけれども、やっぱり一般の人たちにそういった木道を引いたりして、一般の人たちの目にも触れるような、そういった保存活動がされていたものですから、本市においても、先ほどご答弁ございましたように、渡良瀬遊水地内には植物が約1,000種類ですか、そのうち60種類が国の絶滅危惧種に指定されているというようなことで、まさに自然の営みの宝庫であるというふうな認識を持っておるわけでございます。その絶滅危惧種の中でも、特にこのノジトラノオですか、これが狭いエリアで生息し、これひそかに会員の人たちが、先ほど答弁にあったように、心ない人たちに盗掘されるのをやはり防ぐために、ひそかに保存活動が進んでいるというようなお話も承っております。日が当たり生息が促進されるように、自生地内のセイタカアワダチソウとか、そういったものを抜いたりして保全活動をひそかに進めているということで、そういう心ない人たちの、そういう行動が非常に懸念されてのことだということなのですけれども、これが少しずつトウサワトラノオのほうが希少性が高いということですけれども、そういうそのエリアが少しずつ拡大していった場合、そういった下野市のような、そういった一般に公開できるような、そういった時期というのは来るのでしょうか、お考えはあるのでしょうか。その辺のとこちょっと再質問でお願いできればと思うのですけれども。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 瀬下生活環境部長。
◎生活環境部長(瀬下昌宏君) その希少植物等がどういった生育の中で育てるのが一番いいのか、またどの程度の繁殖力を持っているかによって、その公開の仕方ですとか、そういったものは違ってくるかと思うのですけれども、もしも一般の市民の方、多くの方に鑑賞していただけるような、そういった成育の仕方が可能になれば、できるだけ多くの人に見ていただけるような形での整備等についても考えていく必要があるというふうに考えております。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) ぜひそういう日が来るのを楽しみにして待っていきたいと思います。 また、これもちょっと話余談になりますけれども、こういった渡良瀬遊水地内というのは、非常に自然の営みの宝庫ということで、こういった保存活動につきましても、今回、私この植物ということで取り上げていますけれども、今市長も一生懸命、コウノスの巣塔のということで、コウノスもこれ絶滅危機種の中に指定されているのですよね。そういったことで、非常に…… 〔「コウノトリ」と呼ぶ者あり〕
◆1番(森戸雅孝君) 失礼しました。コウノトリの間違いです。 そういった保存活動にも市長も一生懸命取り組んでおりまして、先日もライオンズのほうの寄附によってコウノトリの巣塔の2塔が製作の運びとなると、設置になるということで、非常に栃木市の側にも今度コウノトリのそういった巣塔ができるということで、保存活動としては非常に喜ばしいことかなというふうに思っております。そういったことで、その渡良瀬遊水地内というのが非常に多目的を持ったスポットとして、来訪者は今後増えるのではないかなというような思いではいるのですけれども、そういったことも来訪者を増やすということで、先ほども一昨日の千葉議員のご質問にありましたけれども、やはり利活用ということにもこれいろんな面から、植物が自生していたりとか、あるいはまた今のコウノトリにしてもそうですけれども、そういったことで利活用にもつながり、また多目的を持ったエリアでございますので、そういったことで来訪者が増えることが考えられますけれども、そういったことで来訪者についてのご感想というか、ありましたらば、一言ご答弁いただければというふうに思います。
○議長(小堀良江君) 来訪者とは渡良瀬遊水地への来訪者ということですか。
◆1番(森戸雅孝君) そうです。
○議長(小堀良江君) お答えはできますか。 それでは、再質問に対する当局の答弁を求めます。
永島地域振興部長。
◎
地域振興部長(永島勝君) 渡良瀬遊水地への来訪者の感想といいますか所感というか、そういったところを求められているかと思うのですが、ただ来ていただくだけではなくて、外来植物のセイタカアワダチソウ1本でも抜いていこうと。自然を次の世代へ継承していく。渡良瀬遊水地、ラムサール条約で登録湿地になっていますけれども、登録湿地になったということは、面積は71.2%で栃木市が一番広いわけなのですが、栃木市だけのものではなくて、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、あるいは加須市、板倉町、小山市、そういった周辺市町も含めて、そのエリア全体であそこを守って、いわばラムサール条約ですから、世界的な宝だという認識で考えておりますので、来訪する方々も、それを次世代へ守り継いでいくと、そういう視点を持った方にたくさん来ていただきたいと。近々、日時は今ちょっと記憶の中にないですが、外来植物の除去活動もありますので、多くの方にご参加いただきたいと思っております。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。ちょっと私の言い方が、質問の仕方がちょっとまずかったかなと思うのですけれども、取りあえずそういった保存活動にということで、そういったことで訪れる方が、協力していただける方が増えてくればというようなことで、了解をしました。 それでは、次の2番目の要旨のほうに移っていきます。これ動物愛護についてということで移っていきますけれども、明細1の飼い犬、飼い猫の避妊手術並びに去勢手術補助についてお聞きしていきたいというふうに思います。この飼い犬や飼い猫がみだりに繁殖をし、不当に捨てられることを防止するとともに、動物愛護思想を高めていくことを目的として補助金も交付をされているわけでございますけれども、本市と小山市、鹿沼市などは、この避妊手術の補助として、雌犬5,000円と、雌猫4,000円ですが、去勢手術の補助はやっていないのです。一方、下野市やさくら市、那須塩原市、大田原市などでは、雌犬5,000円、雄犬3,000円ということで、そしてまた雌猫4,000円、雄猫3,000円ということで、申請によって補助されているわけなのですけれども、当然避妊手術には2万円以上かかるし、去勢手術には1万円以上の費用がかかりますけれども、これはみんなほとんどがもう飼い主の責任においてなされているわけでございます。栃木市においても、これ野良犬、野良猫も一部地域に集まっておりますけれども、これ足利市ではさくらねこといって、手術の終わった猫の耳に印をつけまして、これは無料不妊手術事業に参加して、地域猫活動を行うボランティア団体と連携して、このTNR事業をしておるのです。このTNR事業というのは、TはトラップのTで捕獲を意味しているのですけれども、Nはニューターで不妊とか去勢、Rはリターンで、そのいた場所に戻すというような事業でやっているわけなのですけれども、不幸なこういう野良犬や野良猫を増やさないために各自治体が努力をしているわけですけれども、栃木市においても去勢手術事業をしていく必要があると考えますけれども、その事業化へのお考えはあるのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 瀬下生活環境部長。
◎生活環境部長(瀬下昌宏君) ご指摘のとおり、本市におきましては、犬や猫の無秩序な繁殖の抑制と、あと飼い主の健全な飼育意識の高揚を図るために、犬猫不妊手術費補助金を交付をしております。令和2年度は、犬96頭、猫377匹の不妊手術に198万8,000円を交付しております。この補助金は、獣医師会のご意見なども参考としまして、雌の不妊手術のみを対象とした補助制度となっております。これまでのところ、不妊手術の補助か去勢手術の補助かといった、そういったお問合せのほうはいただいたことがあるのですけれども、直接、去勢手術へ補助してくださいというような、直接の声のほうはまだいただいていない状態でございます。 ただ、補助制度が制定されましてから5年が経過しましたので、今後、市内の飼い犬、飼い猫の飼育状況、獣医師会や、あと栃木県の動物愛護指導センターのご意見ですとか、あと他市町の状況なども踏まえまして、より効果がある補助制度となるように検討してまいります。ただいま本市の制度については、あくまで飼い犬と飼い猫を対象としたものでございまして、議員がおっしゃいました、いわゆる地域猫と言われているような猫への補助制度というものは、まだ整備はされていない段階です。そういった点に関しましては、今後検討のほうをしていく必要はあるかなとは思うのですけれども、まずは飼っている犬猫、こちらの補助のほうを進めていきたいなというふうには考えているところです。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) ありがとうございます。これ最近もこの犬や猫やペット、非常にこのアニマルセラピーといって、いろいろと癒やしを求めて、各家庭でそういったペットとして犬や猫を飼っている家庭が多いかと思うのですけれども、一般家庭、高齢者世帯とか独居の世帯の方たちも、そういったペットとして癒やしを求めて飼っているということで多いのですけれども、これは特に独居の世帯とか高齢者世帯の中で、そういったペットがもう飼い切れなくなってしまって何とかしてとか、そういった行政への相談というのは、持ちかけられたことはあるのでしょうか。これちょっと再質問でお願いできればと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 瀬下生活環境部長。
◎生活環境部長(瀬下昌宏君) 基本的に飼い切れなくなってしまった猫ですとか犬につきましては、栃木県の動物愛護指導センターのほうでご相談を受けているということでございます。その動物愛護指導センターのほうに、そういったことでいろんなご相談はあるということなのですけれども、実際のところ最近は、実際に引き取ってもらいたいという件数は、以前に比べると随分減っているということでございます。この辺はやっぱりペットを家族として、また扱っていくという最近の風潮の下で、それなりに飼い猫、飼い犬については、幸せな生活を送っているものが多いのかなというふうにはちょっと考えておりまして、少し安心しているところでございます。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。 それでは、最後の発言要旨のほうに移っていきます。デジタル化時代における健康への懸念ということで、発言要旨3番でございます。明細1、小中学生の健康への影響と今後の対応についてお聞きしていきたいと思います。2019年の学校保健統計調査では、裸眼視力1.0未満が、小学生で約35%、中学生では約58%に上り、過去最多との新聞報道がありました。ICT化の推進により、パソコンやタブレット、スマートフォン、あるいはまたゲーム機の電子機器の利用が増す中で、子供たちの健康への影響が懸念をされるわけでございます。さらに、本年度からは、4月からGIGAスクール構想により、タブレットを活用した授業が本格的にスタートしました。また、2学期からはタブレットの自宅への持ち帰りで、家庭での利用の機会が増すことで、さらなる視力への影響や姿勢の悪化、また運動不足による体力の低下などが懸念されますが、小中学生への健康への影響と今後の対応についてお伺いをいたします。
○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。 名
淵教育次長。
◎教育次長(名淵正己君) 健康への影響につきましては、児童生徒が1人1台のタブレット端末を持ちますことから、ICT機器の使用時間が今までより長くなることによる視力の低下や、就寝前の使用による睡眠への影響などが懸念されるところでございます。そのため、本市におきましては、現在策定中のICTを活用した教育に関する方針の中に、教職員が児童生徒の健康保持のために配慮すべき事項を盛り込み、タブレット端末等のICT機器を活用した授業において、適切な指導を行えるよう周知してまいります。 配慮すべき事項といたしましては、タブレット端末を使用する際にはよい姿勢を保ち、目と画面との距離を30センチメートル以上離すこと、長時間の使用を避け、時々画面から目を離して遠くを見るなどして目を休める時間を取ることなどが挙げられます。さらに、家庭で使用する際の健康面への配慮やルールに沿った安全な利用につきまして、保護者向けのリーフレット等を活用しながら啓発に努めてまいります。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 学校のほうでタブレットの使用がスタートしたわけですけれども、これ今やっぱり懸念すること、特に視力に対して懸念があるわけなのですけれども、これ1日でこの授業での利用時間というのは、今後どのくらいの時間を学校では想定しているのか、再質問でお聞かせいただければと思います。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 名
淵教育次長。
◎教育次長(名淵正己君) 1回の授業、俗に1時間と言ったり1時限と言ったり1単元と言ったりしますけれども、その中でずっと使うということではなくて、10分から15分を想定しております。これを1日6時間の授業があったといたしますと90分となるところでございますけれども、その辺が目安になってくるかと考えております。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。やはりこういった目に対する健康への懸念ということで、これ文科省も2024年に学校で本格的に導入するデジタル教科書活用を子供たちの健康への影響から、あるいはまた教員の習熟度に不安があることから、デジタルへの全面切り替えを見送るというような記事も出ておりました。先ほどもご答弁の中にもございましたけれども、やっぱりそういった対応として専門家も指摘をしております。先ほどご答弁の中にもございましたけれども、操作の際は正しい姿勢を取るとか、あるいは画面と目の距離を30センチ以上離す、あるいは30分に1回は遠くを見るという、さらにまた屋外に出る時間をできるだけ確保し、木陰や建物の陰で過ごすなどの対策が必要と言われております。これ学校だけの授業のときだけでなく、やはり家庭での利用もこれから増えるわけでございますので、そういった家庭への注意喚起ということも必要かと思いますけれども、そういったことは、家庭への周知の考えというのはあるのか、お伺いをいたします。
○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。 名
淵教育次長。
◎教育次長(名淵正己君) 家庭におきましては、市のタブレット端末だけではなく、スマホやゲームをやったりということで、ICT機器を活用する時間というのが、勉強だけではないということになってまいりますので、全体的にどのくらいかというのは、市のほうでは、特に何時間にしてくださいというのは言えませんけれども、各ご家庭におきまして、保護者の方に、十分注意しながらICT機器を使っていただくような注意喚起を図ってまいりたいと考えております。
○議長(小堀良江君) 森戸議員。 〔1番 森戸雅孝君登壇〕
◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。そういうことで、ぜひこれはもう本当に家庭の方たちにも、本当に子供たちの健康への配慮ということも本当にお願いしておければなというふうに思っておりますけれども、いずれにしても、近視が増え、将来的には近視がさらに進むと緑内障や網膜剥離症などの眼病につながるおそれがあるということで言われておりますので、ぜひその子供たちの視力保護には、これ特にですけれども、特に子供たちの視力保護には十分目配りしながら進めていただければというふうに思っております。 これ要望として、以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(小堀良江君) 以上で一般質問を終了いたします。
△報告第2号~報告第8号及び議案第67号~議案第86号の質疑、
委員会付託
○議長(小堀良江君) 次に、日程第3、報告第2号から日程第9、報告第8号までの報告7件及び日程第10、議案第67号から日程第29、議案第86号までの議案20件を一括して議題といたします。 既に提案理由の説明は終了しております。 ただいまから各議案等に対する質疑に入ります。 各議案等に対する質疑につきましては、議長の定めた期間内に発言通告があった者は2名であり、お手元に配付の質疑通告書に記載のとおりであります。 なお、議案等に対する質疑につきましては、本市議会会議規則に基づきまして、質疑の内容に自己意見を述べることができないことになっており、かつ質疑の回数は同一議題につき項目ごとに3回までとなっておりますので、あらかじめご了承願います。 15番、入野登志子議員。
◆15番(入野登志子君) 報告第7号 放棄した債権の報告についてお伺いいたします。 まず、報告に至る経過についてでありますけれども、平成24年9月議会で栃木市債権管理条例が制定され、その中には「債権を放棄することができる」とあります。債権回収対策本部を置き、市の債権の適正な管理に努めておられると思いますけれども、今回の債権が186件、金額として721万1,536円を放棄するに至るまでの取組状況と、時効となった理由をお伺いしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 入野議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) 入野議員のご質問にお答え申し上げます。 債権放棄に至る経過についてでありますが、学童保育事業費負担金につきましては、督促、催告通知、電話催告、自宅訪問を継続して実施いたしましたが、生活困窮等のため徴収ができず、2年の経過により時効となったものであります。 市営住宅使用料につきましては、督促、催告通知、電話催告、訪問催告を継続して実施いたしましたが、入居者や連帯保証人の死亡等により徴収できず、5年の経過により時効となったものであります。 水道料金につきましては、督促、催告を継続して行い、最終的に全てのケースにおいて給水停止処分を執行いたしましたが、生活困窮や転居による所在不明等の理由により徴収できず、2年の経過により時効となったものであります。 以上のとおり、いずれの債権も徴収努力を尽くしたにもかかわらず、徴収が不能、または事実上極めて困難であったため時効が完成し、債権放棄をしたものであります。
○議長(小堀良江君) 入野議員。
◆15番(入野登志子君) 初めに、学童保育の事業負担金なのですけれども、2年でということで4件なのですけれども、2年間だと多分兄弟で学童保育に入っている方もいらっしゃるかと思いますけれども、まさかと思いますけれども、1人は入って、次の子は入っていないと思いますけれども、確認したいと思います。
○議長(小堀良江君) 入野議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。
石川こども未来部長。
◎
こども未来部長(
石川いづみ君) すみません。確認させていただきますが、1人が入ってもう一人が入っていないというのは、同時に入っているということでよろしいのですか。
○議長(小堀良江君) 入野議員。
◆15番(入野登志子君) 要するに、学童保育のお金を払えない中で1人入っていたとして、また次の子もここに入れているということはないでしょうか。
○議長(小堀良江君)
石川こども未来部長。
◎
こども未来部長(
石川いづみ君) この4件の中では、同時に兄弟で入っているという方になります。ですから、例えば上のお子さんが入っていて下のお子さんが入れないとかということではないということです。
○議長(小堀良江君) 入野議員。
◆15番(入野登志子君) 債権プランの中とかいろいろこう見ていくと、学童保育のお金を払っていないと次の子は入れないというのが書いてあったかと思うのですけれども、その確認をしたかったのですけれども。
○議長(小堀良江君) 先ほどの確認ということですね。 入野議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。
石川こども未来部長。
◎
こども未来部長(
石川いづみ君) 新年度とか新たに申し込まれる際には、前年度とか滞納がないということでお話をして、それから入所ということで手続を取らせていただいております。
○議長(小堀良江君) 入野議員。
◆15番(入野登志子君) 今の確認なのですけれども、滞納している人は、次はもう入れていないということの確認でよろしいでしょうかね。分かりました。 では、次の債権管理プランのほうで行かせていただきます。毎年、議会に対して債権管理プランが示されています。今回の債権放棄は、本計画の内容に沿って進めた結果だったのかどうかお伺いしたいです。また、時効により債権が消滅することを防ぐ手当てを講じなかったのかどうか、お伺いしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 入野議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) 債権管理プランにつきましては、収入額や収入率の目標を設定するとともに、不納欠損額や収入未済額の発生を見込んだ滞納整理の実施計画であります。したがいまして、いずれの債権も債権管理プランに沿って徴収に努めたところであります。滞納処分を職員が自ら行うことができるという自力執行権が認められる公債権、公な債権であれば強制的に債権を回収することが可能でありますが、このたび放棄した債権は、いずれも私債権、私の債権であることから、滞納が長期化した場合には、支払い督促や訴えの提起など、裁判所を通した手続を踏むことにより時効を中断させることが必要でありました。しかし、時効を中断しても滞納者に支払い能力がないなど、債権回収が期待できない状態であったことから、今回は時効を中断させることなく債権放棄に至ったものであります。
○議長(小堀良江君) 入野議員。
◆15番(入野登志子君) 市営住宅のほうなのですけれども、金額も416万円という結構大きな金額かと思いますけれども、先ほど部長のほうで法的な措置ということも言われたのですけれども、実際にこれは行われたのかどうかお伺いいたします。
○議長(小堀良江君) 入野議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。 大野
経営管理部長。
◎
経営管理部長(大野和久君) この市営住宅の件につきましては、実は契約者が死亡、また入居していた親族の方もお亡くなりになったということで、保証人も2名つけているのですが、1名は死亡で、1名の方は、この保証を行ったときには良好な関係だったのかもしれませんけれども、やはり長期間たったことによって関係が破綻して、支払うことができないということで、ご理解いただけずに、その保証人から回収することができなかったという事案でございます。この市営住宅の使用料に関しては、非常に悩ましいところがありまして、本来であれば、この債権を回収するという立場から強硬な姿勢に出ることも、当然考えなければなりませんけれども、このケースもそうなのですけれども、実は高齢者の方がお住まいで、収入もない、また身寄りもないという中で、この法で認められた権限をフルに活用して、お金を強制的に取り立てることが、本当に市としていいのかというふうな悩むケースでございました。ですから、特別な温情をかけるとかそういう意味ではありませんけれども、市営住宅の運営に当たっては、非常に福祉的な目で見なければならないということが多々ございまして、私も以前担当していたときには、そこで非常に悩みましたけれども、このケースでも、やはり強制的に取り立てることができないし、またそうすべき事案ではないというふうに判断しておりまして、これについては、法に沿った形で強制執行などを行いませんでしたが、それについてもやむを得なかったのかなというふうには考えております。
○議長(小堀良江君) 入野議員。
◆15番(入野登志子君) やむを得ないという事情の中でこのような債権放棄になっていくのだろうと思います。債権回収対策本部が置かれて、副市長が本部長になられているのだと思います。それで、今回この資料、報告事項の時効完成というところで放棄の事由が書いてあるのですけれども、時効完成にならないようにやっぱりしていかなければいけないと思うのですけれども、これはこれで仕方ないと思いますけれども、次に向けての、本部長として、この債権放棄がないような取組をしていかなければいけないので、その取組をこれからどのようにされていくのか、最後にお伺いしたいと思います。
○議長(小堀良江君) 入野議員の再々質疑に対する当局の答弁を求めます。 南斉副市長。
◎副市長(南斉好伸君) 私3年前に副市長になったわけですけれども、副市長になってすぐの会議がこの債権対策本部会議でした。本部長として会議に出ました。はっきり覚えていませんけれども、多分途中で会議をやめさせて退席しました。なぜかというと、この対策本部会議資料、はっきり言うとコピペなのです。前の年やったのと今年度やることが同じことが書いてある。ほとんどの課で。職員の本気度が感じられなかった。それなので、申し訳なかったけれども、その年、全部資料を作り直しをさせてから再度やったという覚えがございます。 それから、やっぱり、持っていても払わないという人がいらっしゃいます。実は県税事務所の職員が市役所に来ているのですけれども、その中にちょっと昔の部下がいまして、とあるところで「おめえ何やってんだ」と言ったら、「いや、実は収税課のほうにお手伝いに来てます」という話があって、その中で、「栃木市は甘いですよ」という話が出ました。滞納処分に関して全然今どきのやり方をやっていないと。「誰が悪いんだ」という話もあったのですけれども、「上のほうがちょっと感覚が古いですよね」というお話があって、実は次の年、収税課長には若い課長をつけました。去年、滞納処分係という担当も収税課の中に置かせていただきました。 それぐらい、やっぱり実は収税率、栃木県も低いのですけれども、低い中で栃木市は本当に低いのです。県平均よりも本当に低いという状況でございます。20位台、実は今日もこの来る前に持ってこさせたのですけれども、悪い資料を持ってこないのです。今日見ると、国民健康保険税については最下位になってしまいました。そういう状況で、いろんな対策をしています。検討していると、一番は滞繰を、滞納を出させない。現年で納税してもらうのが一番かなと。もう滞納になったらなかなか滞納処分ができないというのが現状だというのが分かってきまして、そういうふうに分析してくると、栃木市の口座振替率が低いという結論が見えてきまして、では口座振替率を上げろと。上げる方策をどうするのだということで、今、多分、総合支所も含めて口座振替のキャンペーンをやっているはずでございます。1年間の猶予は差し上げたのですけれども、なかなかそれも伸び悩んでもう一年という。実は、この裏には足利銀行が、今度派出をやめたいという話がございます。実は、足利銀行にお金を払っているのは、栃木市は県内でナンバーワンとなってございます。それはなぜかというと、総合支所に今ないのは西方ぐらいかな、そういう状況で、足利銀行から派出をされている職員さんたちの給料は、去年令和2年度から料金を払っています。そういうこともあって、口座振替の推進とか、あらゆる手だてをやって、厳しく債権プランについてはやっているつもりでございます。それでもなかなか率は上がってこないという状況でございまして、こういう機会でしたので、職員は努力はしているのですけれども、なかなかそこに至るまでの過程、体制も整えてきておりますので、少しずつではありますけれども、ポイントは上がってきていますので、今後そういう目で見ていただければというふうに思います。