栃木市議会 > 2021-06-04 >
06月04日-05号

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  1. 栃木市議会 2021-06-04
    06月04日-05号


    取得元: 栃木市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    令和 3年  6月定例会(第4回)               令和3年第4回栃木市議会定例会議 事 日 程 (第5号)                                 令和3年6月4日(金曜日)午前10時開議第 1 開  議                                             第 2 議事日程の報告                                          第 3 諸般の報告について                                        第 4 一般質問                                             第 5 報告第2号~報告第8号及び議案第67号~議案第86号の質疑、委員会付託              第 6 陳情第2号の上程、委員会付託                                   第 7 休会について                                           第 8 延会について                                           第 9 次会日程の報告                                          第10 延  会                                             出席議員(29名)     1番   森   戸   雅   孝       2番   小   平   啓   佑     3番   浅   野   貴   之       4番   川   上       均     5番   大   浦   兼   政       6番   古   沢   ち い 子     7番   大   谷   好   一       8番   坂   東   一   敏     9番   青   木   一   男      10番   茂   呂   健   市    11番   内   海   ま さ かず      12番   小 久 保   か お る    13番   針   谷   育   造      14番   氏   家       晃    15番   入   野   登 志 子      16番   千   葉   正   弘    17番   白   石   幹   男      18番   永   田   武   志    19番   福   富   善   明      20番   広   瀬   義   明    21番   関   口   孫 一 郎      22番   針   谷   正   夫    23番   大 阿 久   岩   人      25番   松   本   喜   一    26番   小   堀   良   江      27番   梅   澤   米   満    28番   福   田   裕   司      29番   中   島   克   訓    30番   天   谷   浩   明                         欠席議員(なし)                                                   地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名  市   長   大   川   秀   子    副 市 長   南   斉   好   伸  総 合 政策   増   山   昌   章    経 営 管理   大   野   和   久  部   長                    部   長  地 域 振興   永   島       勝    生 活 環境   瀬   下   昌   宏  部   長                    部   長  保 健 福祉   髙   橋   礼   子    こども未来   石   川   い づ み  部   長                    部   長  産 業 振興   秋   間   広   行    都 市 建設   宇   梶   貴   丈  部   長                    部   長  経営管理部   寺   内   秀   行    秘 書 課長   癸 生 川       亘  副 部 長兼  総 務 課長  教 育 長   青   木   千 津 子    教育委員会   名   淵   正   己                           事 務 局                           教 育 次長                                                   本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   神   永   和   俊    議 事 課長   江   面   健 太 郎  副 主 幹   岩   崎   和   隆    主   査   藤   澤   恭   之  主   査   岩   川   成   生    主   事   斉   藤   千   明 △開議の宣告 ○議長(小堀良江君) ただいまの出席議員は29名であります。  ただいまから本日の会議を開きます。                                           (午前10時00分) △議事日程の報告 ○議長(小堀良江君) 議員の皆様にご報告いたします。  お手元に配付のとおり本日の出席説明員に変更が生じましたので、ご了承願います。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 △諸般の報告 ○議長(小堀良江君) 日程第1、諸般の報告についてを議題といたします。  議会運営委員会委員の辞任についてであります。本件につきましては、同委員会所属氏家晃委員より委員の辞任願が提出をされ、これを受理いたしましたので、ご報告いたします。 △一般質問 ○議長(小堀良江君) 次に、日程第2、一般質問を行います。  順次発言を許します。                                                               ◇ 青 木 一 男 君 ○議長(小堀良江君) 9番、青木一男議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 議席番号9番、自民未来の青木一男でございます。一般質問の最終日のトップバッターとなりますが、よろしくお願いいたします。私は、今回の要旨は2点とし、大型事業の見直しについて、「食とスポーツによる地域活性化及び観光振興計画」についての質問を行いたいと思います。  要旨1の大型事業の見直しについてでありますが、この件につきましては、令和元年東日本台風被害により甚大な被害を受け、復旧に多額の費用がかかることから、市の財政を考えた上、大型事業の見直しを行ったものであります。市の財政が逼迫する中、昨年3月に示されました大型事業見直し案では、文化会館統合事業、藤岡・大平・西方総合支所複合化事業伝建地区拠点整備事業・防災事業、学校給食センター整備事業など9つの事業などが挙げられました。今年3月の予算特別委員会では、自民明政の方の代表質疑もありました。事業見直しが行われてから約1年ちょっとがたっております。延期となっている中ではありますが、現時点での状況をお聞きしたいと思います。  発言明細1、大型事業見直しの効果についてであります。財政負担の軽減及び平準化を目的として、全庁的に大型事業の見直し計画が示されました。その中での見直し額は、令和2年から令和6年までの5年間で約124億円の削減となるとありましたが、事業を見直すことにより、その金額を含めどのような効果があると考えているのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 青木議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。               〔総合政策部長 増山昌章君登壇〕 ◎総合政策部長(増山昌章君) おはようございます。それでは、青木議員のご質問にお答えを申し上げます。  大型事業の見直しにつきましては、令和元年東日本台風災害に係る財政負担により財政調整基金残高が大きく減少するとともに、復旧工事に係る公債費の増加が見込まれる中、当面の財源確保並びに後年の財政負担の軽減及び平準化を図るために実施したものでございます。見直しの効果につきましては、事業の延期や事業費の精査などにより生じた財源を他の事業に充てることにより、市民生活に大きく影響を及ぼすことなく市政運営が行えたこと、また建設事業の圧縮により将来的な公債費の平準化が図れたものと考えております。  なお、見直しの効果もあり、令和元年度末に約38億5,000万円まで減少いたしました財政調整基金残高が、令和2年度末には約57億円まで積み戻すことが見込まれております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) ありがとうございます。今のご答弁の中でちょっと再質問させていただきます。  今延期したことによって、ちょっとほかに影響のないような財政運営ができているということでありました。また、この延期することでの効果ということを私はお聞きしましたが、逆のデメリットもあるのかなというふうに思うのです。それは、やっぱり財政面かなと思うのです。これからの事業が遅れることによって発注が遅れ、そして延べ面積の単価、それと資材の高騰などの物価変動があるということで、あと施設や設計の制度の問題などもあると思うのですが、その辺をどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  事業を先に延期することによっての財政的なリスクというご質問かと思います。具体的には物価の上昇ですとか制度というようなお話でございますが、当然そういったことも想定していかなければなりませんが、現時点でその点について具体的になかなか予測するというのは難しい面がございまして、ただ、現在の本市といたしますと、当面の市政運営をしっかりやっていくということと、将来的な負担の平準化を果たすためには、やはり一昨年度末、そのような判断をさせていただいたというところでありまして、十分な答えにはなりませんけれども、当然そういったリスクといいますか、そういった課題もあるということは承知した上で進めてまいりたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) もう数年間の延期という形になりますので、必ずその問題は出てくると思いますので、長期的な視点を持ってお願いしたいと思います。  もう一点再質問させていただきます。藤岡・大平・西方総合支所複合化事業文化会館統合事業などが見直し事業の中にあります。7つの事業が令和7年まで延期するということであります。その7年間延期というのは、その間一切手をつけないという考えなのか、それとも事前に進められる事業は進めていくというお考えなのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長
    総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  基本的には一昨年度末の見直しに基づきまして、令和6年度までは、この事業については見合わせていきたいというふうな方針でおります。ただし、この事業については必要な事業であるというふうに位置づけておりますので、今後の財政状況、社会状況を踏まえてどのようなスケジュールを組んでいくのか、事業再開に向けてどの時点で実施できるのかというのは、もうすぐにもそういった検討に、実際には来年度予算の編成ですとか、その時点での長期財政見通しですとか、そういったものを踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) そうですね、一様に同じくそういった手をつけないというのではなく、やっぱり必要性というのを感じた場合は、これから事業を進めていただければと思います。その辺も含めてこれから明細に入るわけではありますが、主にこれから3つの事業についてお聞きしたいと思います。  発言明細2、伝建地区拠点施設整備事業についてであります。この件に関しましては、一般質問初日に古沢議員のほうから質問がありました。その内容によりますと、今年の7月よりオープンするということであります。この事業は、嘉右衛門町地区が平成24年7月に県内初となる国の重要伝統的建造物群保存地区に認定され、その地にあるみそ工場跡地伝統的建造物の保存、歴史的建物や町並みの整備、人と文化の交流を目指し、観光まちづくり、防災の拠点施設として整備を図るというものであります。施設の保存活用のコンセプトは、「ゆるやかな時間、ゆるやかな生活」を楽しむ場のスローライフエーカーづくりとあります。市は、平成28年度に工場跡地を1億3,600万円で取得し、その後約6年たっておりますが、この整備事業に対し、当初の予算額、見直しによる影響、今年度以降の予定についてお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島勝君) 伝建地区拠点施設につきましては、平成30年3月に策定いたしました栃木市嘉右衛門町伝建地区味噌工場跡地保存活用計画に基づき整備を進めているところでございます。当初は、総事業費を約20億円と想定しておりましたが、大型事業の見直しを受け、現在、整備内容及び事業費の精査、またスケジュールの再検討など、計画全体の見直しを行っているところであります。基本的には新たな建築物の建設を取りやめることにより事業費を削減したいと考えております。また、事業の長期化が見込まれる中、施設内の伝統的建造物等は、地震や台風などの外的要因と、経年劣化により毀損するおそれがあります。このため、保全管理上の安全対策をしっかりしていかなければならないということで、今そういった内容についても検討しているところでございます。  今後、学識経験者の意見なども踏まえまして、今年度中に変更計画として取りまとめていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 当初の予算額は20億円ということで、まだ、それから見直しはしていないということでありました。再質問させていただきますが、今年度にカフェや観光案内を行うまちガイドゾーンの第1期工事が終了するということで、多分オープンになるかと思います。その後は、レストラン物販ショップなどのレクリエーションゾーンの第2期工事、またギャラリーや多目的スタジオなどのまちづくりゾーンの第3期工事が予定されているわけでありますが、今の答弁をお聞きしますと、その辺の計画もまだ全然できていないということかなと思うのですが、その見解でよろしいでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島勝君) 今現在見直しを行っているところでございます。ただ、やはり伝建地区、国の指定も受けていますので、この地区を私たちは守って活用していくという責務もございますので、きちんと検討しまして、2期計画、レクリエーションゾーンにつきましては、東の北側の部分になってくるわけですが、そこは大きい蔵を活用して整備していくと。今現在、例幣使街道沿いに整備が終わっていますが、その東側の南側の部分、そこはまちづくりゾーンということで、比較的当初の計画でも後年に整備する内容であったわけですが、そこのところに新築で建てる建物とかそういった計画、レストランとかそんなものもあったわけなのですが、その辺をどうしていくかということを、学識経験者の専門家の方々の意見を踏まえながら取りまとめていきたいというところでございます。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 今答弁の中で、学識経験者の方といろいろ検討していくということなのですが、これちょっと再質問をさせていただきます。  みそ工場跡地ということで、誰もが分かる煙突とか、あとみそ造りを行った釜などの遺構があると思います。それを保存する計画ということになっておりますが、その辺も先ほど言いました学識経験者等と検討されてからどうするかということを考えるということでよろしいでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島勝君) 煙突の部分がどうなるのだろうというのが一番関心事になってこられるのかなと思いますが、今の段階で煙突をあのまま残しておくと倒れて、安全上の問題も出てくるかと思います。かといって、全てあそこの遺構をなくしてしまうと、本当にみそ工場跡地としてのイメージが湧きにくいという部分もございますので、周りの煙突と周辺の遺構、それをどのように活用して残していくか、安全を確保しながらということで、学識経験者などの意見もそこで聞かせていただきたいというところでございます。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 本当に保存するべきものは保存して、財政に負担がかからないようなやり方をしたいという考えかと思います。その中でやっぱりちょっと難しい、ちょっと頭を悩ます部分ではあるのかなというふうに思うのです。その釜と煙突の部分なのですが、ぜひ将来その維持管理等負担がかからないような今後の在り方を検討していただきたいと思います。これは要望です。  次に入ります。発言明細3、子どもの遊び場整備事業についてであります。この事業は、旧下都賀病院跡地に室内の子どもの遊び場を新設するというものであります。この件に関しましては、私は何度か一般質問を行いました。また、今年の3月議会においては大浦議員の一般質問がありました。その質問に対する答弁の中では、平成28年からこの計画は始まり、令和2年7月に着工し、令和3年度のオープンを目指していた。また、今までこの事業に要した費用は約1億7,000万円、今後12億円ほどの予算を予定したとの内容がありました。私は、今回さらにお聞きしたい点がありましたので、取り上げた次第でありますが、子育て世代の方たちの多くが待ち望んでいる施設であるということは、執行部の皆さんも重々ご承知かと思います。私の元に子育て世代の方より、子どもの遊び場はいつできるのですか。また、本当にできるのですかという不安の声が届いております。そういった住民の方の声を踏まえてお伺いいたしますが、この事業の内容及びスケジュールの再検討の状況について伺います。さらに、この事業の実現性は本当にあるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  石川こども未来部長。 ◎こども未来部長石川いづみ君) 子どもの遊び場整備事業につきましては、平成30年度基本設計に着手し、令和元年度には実施設計が完成いたしました。設計では、鉄骨平家建ての建物とし、高さを生かした大型滑り台など、児童が体を動かし遊ぶことができる遊具を備え、さらには相談室や図書室等を配置した児童館機能を備える施設を考え、本年度の開館を目指しておりました。しかしながら、令和元年東日本台風により本市は甚大な被害を受け、復興復旧に多額の費用を要することから、全庁的に大型事業の見直しを行い、本事業についても当面延期としたところであります。また、整備予定地を含む周辺地域も被害を受けましたことから、市街地浸水対策の検討状況や今後の財政状況等を踏まえながら、事業内容及びスケジュールの再検討を行ってまいります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 前回もその台風被害等を考慮して、場所の選定とかも含めて検討していくという答弁だったかと思います。今回も同様な答弁かなと思うのですが、私はこれ切に整備を願っております。これはちょっと極論になりますけれども、本当に整備できるのかどうか、その辺を、ちょっとお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  石川こども未来部長。 ◎こども未来部長石川いづみ君) 平成29年度に行いましたアンケートにつきましても、保護者の方々、子育て世代の方は、やはり子供と遊びに行く場所というものを切に要望されているということでありますので、本市といたしましては、ぜひとも整備に向けて頑張りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 安心いたしました。であれば、やはり場所の選定等もちょっと抜本的な見直しからになるのか分かりませんが、ぜひスピード感を持って当たっていただければありがたいと思っております。  続きまして、発言明細4、学校給食センター整備事業についてであります。学校給食に関しては、平成21年4月に学校給食施設及び設備の整備及び管理に関わる衛生管理基準が定められました。また、平成27年3月には文部科学省により学校給食における食物アレルギー指針が示され、食物アレルギーを有する生徒児童にも学校給食を提供することとなりました。それを踏まえ、栃木市では、栃木市学校給食調理場整備基本計画を令和2年1月に改訂し、その基本方針は、食育の推進を図り、衛生管理の徹底した安心安全で栄養バランスの取れたおいしい学校給食を提供する調理場の整備を図るとあります。本市では、平成22年の合併後、栃木中央小学校給食共同調理場大平学校給食センターが整備され、今年1月には吹上小学校給食共同調理場も完成し、4月より稼働しております。見直し内容は、栃木東地域が2年延期、岩舟と藤岡の学校給食センター整備事業は、令和7年までの延期の予定とされておりますが、スケジュール見直しに伴う影響及び今後の予定について伺います。さらに、現施設の維持管理や改修状況についてもお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  名淵教育次長。 ◎教育次長(名淵正己君) (仮称)栃木東地域、岩舟及び藤岡の各学校給食センター整備事業につきましては、令和元年度の大型事業の見直しによりまして延期といたしました。それにより見直しの対象となっております施設設備の老朽化や、それに伴う改修費の増加、衛生状況や調理環境の悪化が懸念されます。今後の予定につきましては、(仮称)栃木東地域学校給食センターの整備に関する検討を本年度から開始いたしますとともに、同センターの整備が完了した後、岩舟及び藤岡の学校給食センターの整備につきましても、財政状況などを勘案の上、検討してまいります。  また、既存施設の維持管理や改修状況につきましては、子供たちに安全でおいしい給食が提供できるよう適切な維持管理に努めながら、業務に支障がないように適宜修繕を行っております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 再質問させていただきます。  栃木東地域学校給食センターは、吹上小学校が終わった後から整備にかかるということで予定どおりかなというふうに思っております。ただ、岩舟と藤岡地区の給食センターに関しては、財政状況ということであります。それを踏まえましてちょっと再質問させていただきますが、給食に関しましては、安心安全であるということは、もう言うまでもありません。それがとても重要であるということであります。今次長もご答弁ありました。しかし、現在の藤岡、岩舟地域の調理場などでは、トイレ内に手洗い場がない。また、ほかの調理場においても、汚染区域と非汚染区域が分かれていないなど、衛生基準に適合していないところがあり、調理員の方が神経を使って調理しているというのが現状だとお聞きしております。先ほども答弁の中で、衛生に問題があるということですが、その対応というのはどのように行っているのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  名淵教育次長。 ◎教育次長(名淵正己君) ただいまご指摘のように、古い調理場になりますと、もちろん建設当時は最新の設備だったわけでございますけれども、基準が年々変わりまして、基準に追いついていない部分がございます。そのような中、汚染区域と非汚染区域の区分などにつきましては、新しい調理場ですと壁で仕切られて別室になっているというような状況でございますが、古い調理場になりますと同じ部屋になっているということで、そのような調理場におきましては、ラインを引いてからこっちには移動しない、人も動かないということで、動線を変えて対応しているような状況でございます。また、アレルギー食につきましても、最新鋭の大平の学校給食センターや吹上小学校、今年調理場を稼働いたしましたけれども、そちらですとアレルギーの部屋を別に設けて、さらにその部屋については、ほかの部屋よりも気圧を高くして、アレルギーの物質が入ってこないような取組を行っております。ただ、なかなか古い調理場になりますと、そのような別室を設けることが難しいということもございますので、料理の途中でアレルギーの原因になるようなものを入れないで作るとか、あるいは代替品ということで対応しておりますけれども、現場の管理栄養士とか、あるいは調理員につきましては、普通食等に負けないようなアレルギー食を提供できるように、工夫しながら努力しているところでございます。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) それでは、再質問させていただきます。  今次長の答弁の中で、そのアレルギー問題を取り上げていただきました。現在、基準に満たないところで対応されているということで、大変な思いでされているのかなと思うのですが、現在我が市においては、児童生徒の学校給食の食物アレルギー対応、それは107名いらっしゃるとお聞きしております。その推移とか対応とかお分かりになればお聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  名淵教育次長。 ◎教育次長(名淵正己君) アレルギーに関しましては、間違いがございますと大変な事故にもつながりかねないということで、現場におきましては、日々注意しながら調理に努めているところでございます。具体的に申し上げますと、食材が入ってきた段階で、そのアレルギー食のものと違うものとちゃんと区別ができているか、あるいは調理する段階におきましても、ちゃんとそれが区分されているか、何段階かに分けてチェックしながら対応しているというような状況でございます。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 先ほどの答弁の中で、大平給食センターは、もうちゃんと区切られているということで、それはしっかりと対策取られていると思うのですが、その対策を取られていない調理場の現状は、やはりハードが不足してる部分をソフトで賄っているということかなというふうに思います。そのハードというのは施設ですよね。ソフトというのは、やっぱり調理員さんの気をつける思いとか行動とか、やはりハードが不足している部分をソフトで補っているという状況です。これは限界があると思うのです。なかなか大変だと思います。施設ができたから100%それが安全かというと、それはまたちょっと違うかなと思いますけれども、ぜひそういった調理員さんに負担がかからないような方法ということは、当然設備の充実ということになりますが、それをしっかりと行っていただければありがたいと思います。これは要望になります。  アレルギーなのですけれども、強いアレルギーを持ったお子さんは、本当にうどんを1本食べただけでも命に関わるお子さんもいらっしゃいます。また、保護者の方にお聞きしましたが、小中学校9年間、毎日子供のために神経を使いながら弁当を作っているお母さんもいらっしゃるということを聞いております。それと、ちょっと申し上げたいのは、これは調理場計画はホームページで見られます。これを見られたお母さんが、「すごくひどい環境で給食を作っているんですね」ということを私言われました。あれを見ると、本当に自分の子供たちに給食、安心安全なものを食べさせてもらっているのかなというふうに私も思います。本当に子供の成長、そして健康に関わる給食の安全確保、これをしっかりと考えていただき、私は早期の整備をお願いしたいと思います。これは要望です。  続きまして、発言明細5、予算縮減の考え方についてであります。台風19号災害や新型コロナウイルス感染拡大など、財政負担の影響が大きくなっている現状の中で、予算縮減のためのさらなる見直しが必要と思われますが、どのようにお考えなのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  昨年行いました大型事業の見直しにつきましては、令和元年東日本台風災害を受け、当面の財源確保、並びに後年度の財政負担軽減及び平準化を図るため実施したものであります。見直しの結果、一部事業を令和7年度以降に延期いたしましたが、総合支所の複合化や老朽化に伴う施設の建て替え等は、喫緊の課題であると認識をしております。今後におきましては、社会情勢や財政状況等を勘案の上、施設の必要性の再検討を行うとともに、事業費の精査や大型事業の重複を避けるなど、将来の財政負担を考慮した実現可能な事業実施スケジュールを構築してまいります。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 再質問させていただきます。  今ご答弁の中で台風19号の被害を受けたというお話がありました。これは、誰もがもう認めているところであります。そこで、台風19号被害を受けた上での大型事業の見直しは、その後、予想もしなかった新型コロナウイルスの感染拡大が発生しました。その上、さらに財政が逼迫した栃木市にとっては、私は、この大型事業の見直しは、非常に有効であったと考えております。ただいまの答弁では、今後、社会情勢や財政状況、将来の財政負担を考慮して大型事業を実施していくということでしたが、前回の見直しから状況が変わったと思うのです。これは、財政当局として、この見直しの必要性をどのように捉えているのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) お答え申し上げます。  前回の大型事業の見直しでございますけれども、こちらは中期財政計画をベースといたしまして、1億円以上のハード事業を抽出して見直しを行ったわけでございますが、昨日の小平議員の質問の中で、令和14年度以降は下水道施設の更新が必要になるということ。また、同じく大浦議員の質問の中で、高齢化に伴い側溝の維持管理費が増加する見込みであるということ。また、蓋の軽量化、場合によっては側溝自体の更新が必要になるというお話が出て、私も初めてそのようなことに気づかされたわけでございますが、人の高齢化や施設の老朽化によりまして、栃木市を長い目で見ますと、現状を維持するだけでも、ますます財政負担が増大するということが予想されております。したがいまして、5年スパンでの財政状況を見るというよりも、もっと広い視野で、さらにまた長期的な事業展開を考える必要があるのかなというふうに感じたところでございますので、今までよりももっと長期的な、またソフト事業なども含めて、市にとって大きな負担となるようなものを全般的に捉えた事業スケジュールなんかを組み立てて、それを皆様にお知らせすることで、例えば前回こういうのがあって、これを皆さんは御覧いただいて、こういうふうな流れになるのだというので、多分分かりやすいものだというふうに受け取っていただけたのかなと思いますので、もっと長期的なものでいろんな事業を網羅したものをつくっていって、それを随時事業費なんかを見直して、今後の展望というのを皆様にお分かりいただけるような形で情報提供させていただくのがよろしいのかなと思います。それで何か大きな変化があったときには、改めて大型事業の見直しを行うというふうな、そういう作業を繰り返すことが一番望ましいのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 先ほど下水道事業に関しての長期的な財政面、そしてまた側溝等ですか。また、橋とか道路というのは、多分長期的な計画的なことはあると思います。しかし、このまた見えない部分、今部長が言われました様々な部分から財政を圧迫というか、財政問題に関わってくるような案件も出てくると思いますので、その辺をしっかりと精査していただきまして、これからの事業に当たっていただきたいと思います。それは要望です。  それと、これは再質問を市長にちょっとお聞きしたいと思いますが、先日私たち議員は、来年度オープン予定の栃木市美術館、文学館の視察を行いました。大川市長はこの事業を見直しまして、当初予定で床面積は3,462平米を2,375平米、予算額では42億7,400万円を34億1,000万円とし、約8億6,000万円、30%弱の縮減を行いました。これに関しては、私は大いに評価するものであります。その見直しをどのような考えで行われたのか。そして、その考えを今後事業見直しにどのように生かしていくのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  やはり栃木市の財政に見合った器といいますか支出というのがあると思うのです。そうなったときに、やはり我々もそんなにかけていいのかと、当然予算が出てきたときに思いましたし、多くの市民の方もそう思ったというふうに感じております。そして、面積が広いということは、その後の管理運営費もかかるわけでありますので、ある程度の企画展等も開催できる規模ということで、ほぼ4割ぐらい削減をいたしました。そのことによって経費の削減、また今後の運営費の削減になったというふうに思っております。それだけ削減した中で御覧になっていただいていると思いますけれども、文学館にしても美術館にしても十分に展示ができる。また、収納庫も非常に容量があるというふうに思っていますので、十分に栃木市の持っているそういった美術品を収納できるだけのスペースはあるというふうに思っております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 私は、行政が決めたことはなかなか変更せずにやっていくのかなというのは、以前は考えておりましたが、やはり時代背景とともに柔軟性を持って事業に当たっているのだなというのを感じました。今回私が取り上げた大型事業は、私はどれも必要なものであると考えております。今後優先順位をしっかりと検討していただきまして、最小限の予算で最大の効果が生まれますよう事業見直しを行っていただきたいと思います。これは要望です。  続きまして、発言要旨2、「食とスポーツによる地域活性化及び観光振興計画」についてであります。この計画は本年3月に策定され、その主な目的は、本市の強みである食資源と各種スポーツに関する資源との融合によって、スポーツツーリズム等の新たな魅力あるコンテンツを創出し、地域の活性化を図るとあります。具体的には、農業の盛んな本市に代表されるイチゴ、ブドウ、ニラ、トマトなど多様な農産物と、プロサッカーチームの栃木シティフットボールクラブ、県民球団の栃木ゴールデンブレーブス、自転車プロロードチームの宇都宮ブリッツェン、さらに渡良瀬遊水地でのスカイスポーツやウオータースポーツを体験できる環境、さらには、桜の名所、蔵の街とちぎ、太平山、渡良瀬遊水地などの観光資源もあります。これらのスポーツ資源、食資源、観光資源などそれぞれの資源を磨き、各資源をつなぐものとあります。  そこで、計画に沿っての質問となりますが、発言明細1、市の将来像についてお伺いいたします。この食とスポーツによる地域活性化及び観光振興計画の中には、栃木市の上位計画である栃木市総合計画や栃木市スポーツマスタープラン、栃木市観光基本計画、栃木市農業ビジョンなど、関連した7つの計画の下、作成されました。多くの取組が予定されておりますが、今後どのような将来像を描いているのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えをいたします。  近年スポーツイベントの開催、またスポーツ合宿やキャンプの誘致など、スポーツを地域資源として、人口交流の増加や地域経済の活性化を図る動きが全国的に展開をされております。本市におきましても、プロスポーツチームの拠点があるという優位性を生かし、市民とスポーツのつながりを深めるとともに、本市の強みであるイチゴやブドウなどの農産物や食品関連企業と連携した新たな食への取組を図り、来訪者にお勧めの地域資源を提供し、再び訪れていただけるよう本計画を策定いたしました。具体的な取組といたしましては、スポーツと食との連携を深め、魅力ある食の販売機会の拡大、スイーツ等の新たな商品の開発、さらに観光資源も含めた地域活性化の実現等に努めてまいります。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 続きまして、発言明細2、現状分析についてであります。計画の中では、食資源、スポーツ資源、観光資源、連携情報、移動手段などの現状分析を行ったようでありますが、計画に関する本市の現状についてお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  計画に関する本市の地域資源の現状につきまして、次の4つの視点に分類して分析しております。まず、食につきましては、イチゴやブドウなど多様な農畜産物が生産されておりまして、県内有数の生産高を誇っております。  次に、スポーツにつきましては、サッカー、野球、自転車のプロスポーツチームとの連携を深めておりまして、一流選手の競技を間近に観戦する機会に恵まれております。  次に、観光資源につきましては、太平山自然公園やみかも山公園、渡良瀬遊水地などの自然、それから蔵の街などの歴史、文化、さらに様々なイベントや祭りなどを有しております。  最後に、連携、情報、移動手段の現状でありますが、事業の推進及び情報の発信につきましては、各担当部署が個別に取り組んでいるというような状況であります。移動手段につきましては、自動車による移動が主流でありまして、栃木駅を結節点といたしまして鉄道の路線が走っているほか、タクシーや市が運行しているコミュニティバスなどがあります。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 再質問させていただきます。今、現状分析をされて、新たな発見というものがありましたらばお願いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  それぞれのところは、皆様それから私どもも、ある程度地域資源として承知している内容ではありましたけれども、新たな視点ということとは違うかもしれませんけれども、やはりそれぞれ個別に活動している、それから個別にPRしているというところで、かなり意識はしているのですけれども、相互の相乗効果みたいなところにはつなげられていないかなというところは改めて思いました。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 今のご答弁、私も明細4でちょっとお聞きしたいなと思ったのですが、分かりました。  続きまして、発言明細3、地域活性化に向けた課題についてであります。計画を推進していく上で様々な問題が浮かび上がったのではないかと思いますが、それらの課題についてお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 申し上げます。地域活性化に向けた課題につきまして、次の4点で分類して計画に記載をしております。食につきましては、多様な農畜産物が生産されているにもかかわらず、その魅力が十分に周知されていないこと、それらが有効活用されていないということを挙げております。  次に、スポーツにつきましては、多くのスポーツ施設を有しておりますが、旧市町の時代に整備された施設であり、重複するものが多く、十分に有効活用されていないということを挙げております。  次に、観光につきまして、自然、歴史、イベントなど豊富な観光資源を有しているにもかかわらず、それらを楽しめるエリア、それから時期等が分散しており、回遊性に乏しいということを挙げております。  最後に、連携、情報、移動手段につきまして、食、スポーツ、観光に関する事業の推進を各担当部署が個別に実施していることから、先ほど申し上げましたが、事業の相乗効果が高まっていないということ。また、各地域資源が駅から離れているため自家用車以外の移動は難しく、観光客の回遊につながっていないということを挙げております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 様々な課題がある中で、ちょっと優先的にということはないのですけれども、全体的に同時進行でなくてはいけないかと思いますけれども、取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、発言明細4、課題解決に向けた取組についてであります。課題解決に向けてどのような取組を行っていくのか伺います。先ほども答弁ありました、スポーツ、観光、農業など関係する部署は多くあると思いますが、庁内連携はどのように行っていこうとしているのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 課題解決に向け、次の3つの取組を講じる必要があると考えております。1つ目といたしまして、本市が誇る食のブランド力を高めるとともに、観光スポットなどにおいて、これらを購入できる場を提供するなど、多様な食資源と来訪者をつなぐ取組を実施してまいります。  2つ目に、市内の飲食事業者などと連携の上、地産地消の食事ができる環境を整備するとともに、来訪者に対してオリジナルメニューを提供するなど、プロスポーツ施設周辺を中心に飲食機会を提供する取組を実施してまいります。  最後に、スポーツを楽しみに本市を訪れた皆様に対して、本市の観光や食の魅力を効果的に伝えることにより、食、スポーツ、観光を一体的に楽しんでいただける取組を実施してまいります。また、庁内での取組といたしまして、食、スポーツ、観光の連携、及びこの計画の中にもあります食品関連企業などと連携した栃木市版フードバレー構想を推進するプロジェクトチームを組織いたしまして、本事業の実現に向けて努めてまいります。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 食と観光とスポーツと、本当にちょっと大きな取組になって結構大変なのかなというふうに思っております。多くの部署との連携が必要な取組というのがありました。やはりそれに対してPR方法とかコンテンツ、内容的な部分が大切かなというふうに思っているのです。私は、どちらかというとコンテンツのほうを重要視すべきだと思っておりますが、部長はどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 私は、正直申し上げて両方かなと思っておりまして、コンテンツの部分のブラッシュアップももちろん必要ですし、同時にその情報発信の部分、そこもやはり同時に取り組んでいくべきというふうに思っていますので、この計画の中では、これが循環していくようなことを計画しておりますけれども、コンテンツが一番重要かと言われればそうかもしれませんけれども、やはり宣伝の部分等も重要かなというふうに思っております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 部長は今、両方大切という答弁でしたが、ぜひその両方に重きを置いて頑張っていただきたいと思います。  発言明細5、取組の進め方についてであります。課題解決のための取組はどのような手順で進めていくのかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 本計画に掲げる将来像の実現を図るために、各種取組をステップアッププランとして、3段階のステップを踏みながら戦略的に進めてまいります。  まず、ステップ1といたしまして、市民にスポーツと本市の食や観光に関心を持っていただくとともに、それらをブラッシュアップする取組を展開してまいります。また、市民の皆様には、プロスポーツチームの試合の観戦や応援活動に参加いただくなど、スポーツとのつながりを深めていただきたいと、かように考えております。  次に、ステップ2といたしまして、食とスポーツの融合を図るために官民連携による推進体制を整備するとともに、スポーツイベント時に提供できる食の商品開発や観戦後に立ち寄れる飲食環境の整備などを行ってまいります。  さらに、ステップ3といたしまして、SNS等における情報の拡散の促進や、栃木市観光交流館「蔵なび」のさらなる活用など戦略的な情報発信を行うとともに、官民連携による受け入れ体制の充実を図ってまいります。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) そうですね、いろいろな取組を行うということであります。そこで、私はちょっとこれ要望になりますが、具体的に、野球、サッカー、自転車ということで、スポーツ観戦時や何らかのイベント等があるときは、先ほど部長おっしゃいましたイチゴ、ブドウ、梨、そういった農産物等を含め直売コーナー、それはやっぱり農産物のPR、栃木市にはこういったおいしいものがあるのだよということをPRできるような直売コーナーとかを設けて、地域によってはマルシェも開いているところもありますので、そういったことをコラボしてやられたらいいのかなというふうに思っております。それは、やはり官民連携でしっかりと取り組んでいただければありがたいと思っております。それは要望になります。  それと、もう一点ちょっと、ごめんなさい、再質問なのですけれども、今回渡良瀬運動公園内でサイクルパークの整備を行うということになりますが、この栃木市にはそういった資源がたくさんあると思います。また、具体的に次の事業はどのようなものを考えているのかというのがあればちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 大変申し訳ありません。何の事業というのが聞き取れなくて、もう一度お願いしてもよろしいでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 渡良瀬サイクルパークが今後スタートしますよね。スタートというか事業が始まります。その次の事業を何らかの形で考えているのかというのをちょっとお聞きしたいのですが。 ○議長(小堀良江君) 答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 大変失礼をいたしました、申し上げます。  議員ご質問のように、この本計画にサイクルパークの整備というのは位置づけさせていただいたところでありますけれども、今時点で次に具体的な整備というものを、今動いているということは、私はちょっと承知しておりませんが、これからスポーツ拠点の開発、拠点周辺の開発ですとか改めてのサイクリングルートの設定、主要観光ルートの設定など、設置整備等を含めてこういったソフト面での取組なども進めてまいりたいと、かように考えております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) これは要望としますが、市の観光客の入り込み数ですか、これは前回が542万人であるということをちょっとお聞きしました。そして、これは千葉議員の質問の中で、永島地域振興部長だったかと思います。答弁がありまして、栃木市に来たお客様には一日中、栃木市で遊べるような施策を取りたいというお話がありました。これ要望です。多分皆さんご存じかと思うのですが、東京ディズニーリゾート、あそこは90%のリピート率なのです。それは何かといいますと、そこと比較するのはいかがなものかなと思うのですが、私も何回か行きまして、ヒントになることはたくさんあるのです。3つあると言われていますけれども、マニュアル的な接客ではなく、それぞれの個性を出して、お客様に満足感だけではなく幸福感を与えてくれるやり方、それと独自の世界観を持っていること、本当にそこにしかないものということです。あとは、行くたびに新しい発見がある。飽きさせないということです。これは、私は官民と本当にこれ比較するのはいかがかと思います。ただ、その中に、やはり成功しているところは何かのヒントがあると思います。ぜひそういったものを取り上げて、今後の栃木市の観光振興に励んでいただきたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(小堀良江君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午前10時59分) ○議長(小堀良江君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午前11時15分)                                                               ◇ 川 上   均 君 ○議長(小堀良江君) 一般質問を続けます。  4番、川上均議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 4番議員、日本共産党栃木市議団、川上均でございます。発言通告に基づきまして一般質問を行います。  発言要旨1、外国人労働者、外国人居住者への対応についてになります。国内における在留外国人の人口は、年を追うごとに増え続けております。栃木県内におきましても4万人以上の方が居住をしていると報告をされております。この間の新型コロナパンデミックの中で、外国人の方の雇用や居住をめぐる問題が深刻に浮かび上がってきていると言えます。幾つかの問題点、問題意識を挙げます。  1つに、まず外国人の雇用という点では、国は認めていなかった単純労働を、留学生や外国人技能実習生などで多数の単純労働者を就労させて拡大をしてまいりました。最近では、人手不足の業種などに対しての特定技能制度が導入をされたところでございます。  2つに、またこのような単純労働者に永住権を認めない、家族も住まわせないとし、在留資格は最長で5年ということで、次から次へと、ところてん式のように労働力の使い捨てを行っていると思います。この働き方が今後さらに増えていくというふうに思われますが、こういったことにより雇用全体の労働条件が不安定になったり、悪化する要因にもなっているのではないでしょうか。さらに、受け入れている産業では、産業そのものの存続も危うくなるような事態になっているというふうな指摘もあります。  3つ目には、いわゆる入管法の問題があります。スリランカ人の女性が入管局の勾留中に病気で死亡するという事件が起こりました。大問題になりました。この間、国会では、この入管法の改正が審議をされましたが、改正内容への批判が広がる中で、政府は今回の改正を断念するというふうに至りました。入管法で言うところの不法滞在、不法就労となれば、たちまち厳しい取り締まりの対象となってしまい、長期の勾留や暴力的な扱いも受けるなどして、このような非人道的な扱いは、国内はもちろん、国際的にも非難される状況になってきていると言えます。  以上の点を踏まえて質問を行いたいと思います。明細1、外国人労働者、外国人居住者の実態についてになりますが、外国人労働者をはじめ外国人居住者の実態はどのようになっているでしょうか。居住人口の推移、労働者、技能実習生、留学生などの種別ごとについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 川上議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。               〔総合政策部長 増山昌章君登壇〕 ◎総合政策部長(増山昌章君) 川上議員のご質問にお答えを申し上げます。  令和3年3月末現在の本市の外国人住民につきましては、男性2,542人、女性1,801人、合計4,343人であります。近年の推移につきましては、5年間で1,000人以上増えているものの、この2年間はほぼ横ばいの状態であります。外国人労働者につきましては、本市単独の集計がございませんで、本市と壬生町を管轄するハローワーク栃木が発表しております両市町の情報となりますが、管内の事業所に勤める外国人労働者につきましては、令和2年10月末現在2,765人でありまして、在留資格別では、専門的技術的分野の在留資格が257人、特定活動が205人、技能実習が1,191人、留学190人を含む資格外活動が283人、身分に基づく在留資格が829人であります。  次に、業種別では、製造業1,565人、建設業154人、宿泊、飲食サービス業123人、卸売業、小売業118人などが主なものとなっております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 参考までに再質問をいたします。  住民票とか国勢調査とかでもこういった外国人の方の人数とかというのは分かると思うのですけれども、住民票の登録人数というのは分かるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) お答え申し上げます。  先ほど増山部長のほうからお話がありましたとおり、3月末現在で、男2,542人、女性1,801名で、合計4,343名となっております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 取りあえず分かりました。  明細2に移りたいと思います。外国人労働者、外国人居住者への市の対応についてお伺いいたします。外国人の方への行政の対応は様々で多岐にわたっていると思います。窓口の対応や通訳をはじめとした業務はどのように行っているのか。内容などについてお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 申し上げます。  本市における外国人住民への対応については、市民生活課などにおける外国人の住民登録等窓口に加え、栃木市国際交流協会に外国人相談窓口を設け、平日の午前8時30分から夕方5時15分まで各種対応を行っております。市国際交流協会の相談窓口につきましては、多言語による対面での相談を行っているほか、相談件数が多いスペイン語の専用窓口を週3回設けております。また、行政情報の提供につきましては、市及び国際交流協会のホームページやチラシ、コミュニティFMを通じて多言語による発信を行っているほか、現在の新型コロナウイルス感染症対策につきましては、防災無線を活用した英語による注意喚起を行うなど、外国人住民に対して様々な形での情報提供に努めております。  また、市に対して通訳や翻訳などのご要望をいただいた際には、市国際交流協会と連携いたしまして対応しております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をいたします。  支所でも外国人の方が窓口に来ているとかという光景を見るのですけれども、支所の対応なんかではどういうふうな対応になっているでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  永島地域振興部長
    地域振興部長(永島勝君) 支所では、特に大平総合支所が大変外国人の方が窓口にお越しになっております。なかなか言葉が通じないところもございますので、通訳のツール、タブレットとか、あるいは外国人の方がいろいろそういう携帯スマートフォンの中にアプリとか入れておりますので、そういったものを活用しながら対応しているというふうに現場から報告を受けております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 分かりました。  明細3に移りたいと思います。外国人居住者が抱える問題点についてになります。何もなくても日本で暮らす上では、生活上の問題を抱える外国人の方は多いというふうに思われます。新型コロナの状況ではなおさらであると思います。コロナで仕事がなくなったなど、そういった例もあると思います。技能実習生ということでは、仕事がなくなっても、直ちに在留資格がなくなるとか、住むところがなくなるとかということはないというふうに聞いておりますが、生活が困難になってくるということは明らかであるというふうに思います。また、留学生の皆さんも、アルバイトがなくなってしまったなどの状況が続いております。このような中で、帰国したくてもできないとか、また様々な大変な困難に直面をしていることがあるのではないでしょうか。また、入管局に勾留中で、コロナ感染などもあり仮放免となったケースでは、仕事もできない、住民登録もできないなどの事例もあると聞いております。行政の窓口とのアクセス手段も改善の必要性があるというふうに言われております。日本語が不十分である方も多いということもあり、SNS上の窓口の設置、またWi―Fiスポットの設置などが求められているのではないでしょうか。ご見解をお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  外国人相談窓口におきましては、新型コロナウイルス感染症により仕事や収入の減少に関する相談も多く寄せられておりまして、国や県、市の支援に加えて、社会福祉協議会の緊急支援等をご案内させていただいております。また、市内企業に勤務する外国人技能実習生が期間終了後に帰国できていないという報告も受けておりますが、国が在留資格の変更や在留期限の延長といった対応を行っているというふうに伺っております。  なお、外国人の住民登録につきましては、原則としてビザが延長されることで対応可能でありまして、市内の外国人住民からの登録に関する相談につきましては、現在のところ特段お受けしていないと、見受けられないというような状況でございます。  SNS及びWi―Fiの対応につきましてですが、外国人住民の皆様は専らご自身のスマートフォンを用いて様々な情報交換を行っておられますので、栃木市や国際交流協会からのSNSによる情報発信の強化に加えて、オンラインによる情報交換が可能となりますよう、現在、環境整備を進めているところであります。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をいたします。  市役所に書類ということで提出するということがあると思うのですけれども、そういった場合の代筆なり、あとどうしてもやっぱりテキストを記入するという問題もありますが、こういった点ではどのように対応されているでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) 窓口にお見えになった外国人の方につきましては、書類の記入等について、翻訳アプリ等を通じた細かい説明と、また外国人の方は、やはり窓口に来られるときに、分かる人を伴ってお見えになるケースが非常に多いということもありまして、窓口等における書類の記入等につきましても、円滑に今のところ進んでいるという形で考えております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 了解をいたしました。再質問ということでお願いしたいと思います。外国人の方の住民票の取得というのは、大方これはできているのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) 昔は外国人登録制度というものがありましたけれども、これがもう廃止になりまして、現在は日本人の方と同じように住民基本台帳のほうで管理をしておりますので、申請をいただければその場で住民票のほうを発行させていただいております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) もう一つ再質問いたします。  外国人の方の生活保護という点で、栃木県内でも何名かの方が受けているというふうなあれなのですけれども、生活保護という点ではどういう対応がされているでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 生活保護につきましても、法的には生活保護法に準ずるということになってございますので、ご相談に来られた場合には生活保護のほうのご相談もさせていただいております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) そうすると、生活保護を受けている方は何人かいらっしゃるという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 生活保護につきましては、現在32世帯46人の方が受給してございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) もう一点だけちょっと再質問でお願いいたします。  先ほどWi―Fiスポットという点でお聞きをしたのですけれども、このWi―Fiスポットを公共施設に設置するという計画はあるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 現在、本市役所や総合運動公園、公民館などに設置しておりますが、今後公共施設についての設置は検討してまいりたいというふうに考えております。先ほど答弁の中で申し上げた環境整備という部分では、Wi―Fiも含めた整備をしているというところでは、国際交流協会としてWi―Fiの機能の強化というのは考えているということでございます。市としては、すみません、ちょっと明確ではなくて申し訳ないのですけれども、今後やはり公共施設には順次設置を検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) では、ぜひWi―Fiスポットの設置を進めていただきたいというふうに思います。  次に移ります。明細4、健康面についてお伺いをいたします。新型コロナの中で、外国人の皆さんの健康面は、特に重要ではないかというふうに考えます。体調を崩しても病院に行かないで重症化するなどの例も聞きます。在留資格も様々で、医療機関も対応できる制度、医療通訳、医療費減免がなく、あるいは利用できる制度があっても、分からないために十分な治療が受けられないということもあるのではないかと思います。また、生活スタイルの違い、言葉の問題などの課題もあり、具体的な感染予防対策などは、懇切丁寧に対応しなければならないというふうに思います。国立感染症研究所ですが、群馬県と共同で行った調査資料を見ますと、外国人に関する課題は、共同生活の多さ、経済的相互扶助等の理由で、習慣や生活スタイルの違い、医療機関受診の壁、軽症で受診する習慣がない、言語の不安、相談先などの情報不足が挙げられている。在留外国人の習慣や生活スタイルを理解するとともに、情報伝達やコミュニケーション方法の改善を図ることが早急の課題であると考えると指摘をしております。無料低額医療を行っている病院の告知とか、行旅病人及び行旅死亡人取扱法との組合せとか、助産制度の整備を進めるなど、外国人が安心して医療や出産が受けられることも必要ではないかというふうに思います。ご見解をお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  市内の外国人住民の方につきましては、原則として勤務先の社会保険や国民健康保険に加入されており、収入の少ない方につきましては、公的な生活支援を受けられることから、医療機関を受診できない、いわゆる医療難民についての相談や報告というのは、現在のところお受けしておりません。また、受診したものの、医療費負担が困難な方などに対しましては、ソーシャルワーカーの支援を案内するなど、生活面における相談も行っております。新型コロナウイルス感染症予防につきましては、先ほど申し上げた防災無線において英語による注意喚起を行っておりますほか、多言語によるチラシやポスターを作成し、外国人が在籍する企業や学校を訪問するなどの情報提供に加えて、市が実施する出産後の健診や定期健診などにおきましては、可能な限り通訳を派遣するなど、言葉の問題による医療差別を受けることのないように努めております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 分かりました。参考までに再質問をさせていただきます。  医療保険は皆さん入られているということで安心なのですけれども、国民健康保険に加入されている方の数とかというのは分かるでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) ちょっと今、手元のほうに資料がございませんので、調べまして後ほどご報告のほうをいたします。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) もう一つお聞きをします。先ほど出産についても通訳の方とかということで答弁があったのですけれども、実際にやはり出産される外国人の方もいらっしゃるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 外国人の方で出産をなされる方もいらっしゃいます。出産の手続関係につきましては、来庁いただくときに通訳等をできるだけご用意するという形を取ってございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 分かりました。やはり外国人の皆さんが安心して日本での生活が営めるということで、こういった医療とか生活面でも支援を、ぜひ今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(小堀良江君) 川上議員、ここで瀬下部長より答弁がございます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) 申し訳ありません。先ほどの外国人の国保加入者の数ですが、1,431人となっております。1,431でございます。申し訳ありませんでした。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) では、次に移りたいと思います。明細5、外国人の受入れと入管法について伺いたいと思います。  市内で働いている外国人の方については、「本当に助かっている、真面目に仕事をしてくれているので、なくてはならない存在です」というふうに、産業団地の企業の方がおっしゃっておりました。一方で、最近の新聞報道でもありますが、犯罪で逮捕されるということもありました。労働者をはじめとして技能実習生、留学生などを受け入れる自治体として歓迎する面もありますし、またこのような矛盾もあります。外国人の労働者や居住者の扱いは、現在の入管制度で全てと言っていいほど規定がされているのではないかというふうに思います。国の制度ということですが、現場は自治体であり、改善点も指摘できるのではないでしょうか。また、入管法の問題は、国民的な関心事にもなってきていると思います。外国人受入れに対する問題意識について市長のご見解を伺いたいと思います。  また、さきに述べた特定技能制度ということがあるわけですけれども、始まったばかりということで、これからですが、全国知事会で提言を国に行っております。業種の拡大とかなど多岐にわたっている要望といいますか、提言が出されていると思います。市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  これまでお答えをいたしましたとおり、本市には4,000人以上の外国人住民の方が生活をされており、その多くが市内の事業所に勤務する外国人労働者とその家族であります。また、本市は県内第2位の製造品出荷額を誇るものづくりのまちという一面もありますが、近年の就労人口の減少に伴い、各企業は従業員の確保に苦労されていると伺っております。今後本市の総合計画に示す、「いきいきと働き賑わいのあるまちづくり」を推進するに当たりましては、外国人住民を含む全ての市民の協力が必要であると考えております。こうしたことから、本市といたしましては、国における入管法改正等の動きについては注視してまいりますが、まずは市内の外国人住民の方々に対し、共に栃木市で暮らす市民として、生活情報の適切な提供に努めてまいります。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をさせていただきます。  4,000人の方が働いていらっしゃるということで、製造業を中心に外国人の方が来ていて、非常に大きな力になっているというふうに思います。今後外国人の方に対しての受入れといいますか、これを歓迎するのかどうかという点でお聞きをしたいと思います。いろいろ矛盾もありますけれども、これからもどんどん増えてほしいとか、歓迎しますという考えでよろしいのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 栃木市の認識といたしましては、先ほど市長が申し上げましたとおりでございまして、今後多文化のいろんな背景の外国人住民の皆さんときちっと共生していくということが重要だと思っておりますので、そのような答えをさせていただきたいと思います。共生していける社会づくり、まちづくりというのが必要だと思っております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 拡大といいますか、歓迎するという立場であるというふうに思います。今申し上げました入管法については、やはり厳し過ぎる、難民申請なんかも世界中で、日本だけが外国人の方を非常に阻害しているというのが入管法であるというふうに思いますし、またこれが厳し過ぎて、そういった死亡する事件とかということがたびたび起きているのかなというふうに思います。やはり自治体としてもこの入管法についての改正といいますか、より多く外国人の方が居住できるような、そういった入管法について制度を改善していってほしいという発信を、ぜひ行政としても行っていただきたいという要望をしたいと思います。  次に移りたいと思います。発言要旨2、コロナ対策についてになります。明細1、ワクチン接種の予約についてお伺いをいたします。ワクチン接種の予約は、インターネットではできているが、電話ではつながらないなどの問題が指摘をされております。現在の状況と今後の見通しについて見解をお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、予約開始当初多くの電話があり、つながりにくい状況となったことから、2回目の予約開始時には回線を増やしたほか、インターネット予約の時間を前倒しするなどの対応を行ったところでございます。また、ツイッターやフェイスブックのSNSを利用した予約情報を発信いたしました。今後も順次集団接種を実施してまいりますので、ご案内をお待ちいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 参考までに再質問でお願いしたいと思います。日々の予約状況といいますか、予約の受け入れられる件数みたいなのは分かるでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 個別接種につきましては、各医療機関で予約をいただいておりますので、それぞれの医療機関のほうの把握ということになりますので、現在、市ではちょっと把握はできていない状況でございますけれども、集団接種につきましては、今までに2回ご案内を差し上げております。大体予約開始から2日程度で予約が埋まっていく状況となってございます。現在、昨日6月3日からにつきましては、とちぎメディカルセンターの特設会場を用いた合同接種の予約を開始してございまして、昨日ではまだ予約が埋まらない状況で、本日におきましても継続して予約をしているところでございます。  あと、次回の市の集団接種ということになりますが、次回につきましては、6月16日から予約を開始するということで、6月13日には、ご案内のチラシをいつものように新聞折り込みでご案内をさせていただきたいと思っております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) もう一点だけ再質問でお願いをいたします。  障がいを持っている方についての予約といいますか、足利市では点字の案内を発送しているというようなことも聞きます。あと、その音声といいますか、そういった案内も必要かと思うのですけれども、そういった点では方向性はあるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 障がい者の方につきましては、聴覚障がいの方につきましては、ファクス等での受付をご案内しております。視覚障がい者の方につきましては、点字はちょっとご用意はしていなかったと思うのですけれども、随時窓口のほうにご相談に来ていただいた際に支援をさせていただいてございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) ぜひ障がい者の方がスムーズに予約ができるように配慮をお願いしたいと思います。  また、SNSでの発信ということも答弁でありましたが、SNSでは非常に即応性がありますので、そういったことが高齢者の方にも伝わるように、拡散を希望したいと思います。よろしくお願いをいたします。  次に移ります。明細の2、今後のワクチン接種のスケジュールについてお伺いをいたします。ワクチン接種の優先順位も、市民にとって関心事であるというふうに思います。答弁もございました。基礎疾患のある方を優先するということですが、今後、保育園や学校、また学童保育関係、行政や消防関係などの接種スケジュールはどのようにしていくのか、考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 国によるワクチン接種の優先順位につきましては、第1に医療従事者、次に65歳以上の高齢者、次に基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者と示されてございます。このため、集団接種や個別接種におけるキャンセル発生時の対象者といたしまして、高齢者施設等の従事者を充てているところでございます。  なお、消防職員につきましては、優先順位第1の医療従事者に区分されてございますので、そちらのほうで接種を行ったところでございます。  保育園や学校、学童保育などの職員につきましては、現在のところ国による優先接種者とはなってございません。64歳以下の方につきましては、今後国の方針等に注視しながら、年齢別に接種券を発送するなど接種を計画してまいります。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をさせていただきます。  保育園とか学校関係者、行政も含めてですけれども、一定の優先順位というのが求められているのではないかというふうに思います。予約といいますか、スケジュールの件で再質問をいたします。7月末までに65歳以上の方にワクチン接種を終了させるというお話なのですけれども、市民の方から、予約したということで、そうしたらば8月末の接種というふうになったということで、どうなっているのでしょうねというような意見もありました。もともと7月末までにというふうに国も言っているわけなのですけれども、もともと無理なのではないかというふうに思うのですけれども、この点についてお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 議員おっしゃるように、国のほうの方針が途中から7月末までに終了させるようにということで変わってまいりましたので、現在のところ、医療機関さんにつきましては、場合によっては7月を越えて8月になった予約をされているところもあるかとは思いますけれども、現在希望している方につきましては、できる限り7月末でお願いができるようにということで調整を図っているところでございます。先ほど6月13日にご案内を差し上げますということで申し上げましたけれども、市のほうでも予約枠を増やすなどして、集団接種のほうの人数も確保してまいりたいと思います。できるだけ7月中に接種が終わるようにということで、現在努力をしているところでございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問いたします。  警察署跡地で接種を行うというようなお話もあるのですけれども、ここで稼働するといいますか、接種が始まるということになると、どのくらいの接種ができるのかという、そういったものが分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) まず、会場を新たに設ける場所につきましては、今まで警察跡地ということで、第1候補ということでご説明をさせていただいておりましたが、警察跡地にプレハブを建てるということになると、規模も大きなものをちょっと想定しているものですから、時間がかかるということもございまして、現在、そのほかにどこか利用できる施設がないかというところで、警察跡地と同時並行で場所につきましても検討をしているところでございます。人数的には、現在の集団接種よりは多数の人数が、一度に多くの人数ができるということを想定しておりまして、1日に四、五百人できればいいなというところで、そういう場所が設けられるかどうかというところで検討しているところでございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) まだ固まっていないということで、分かりました。  もう一点なのですけれども、キャンセル対応ということが言われているわけですけれども、実際、何分前でそういった即応性ができるのか、介護職員の方とかということなのですけれども、スムーズにいくのかどうかという点でどうでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) キャンセルにつきましては、受付をした時点でキャンセルの人数が出てまいりますので、夕方4時から5時ぐらいの間に高齢者施設に連絡をいたしまして、随時、30分から1時間ぐらいの間で会場にお越しいただいております。できるだけ会場に近い施設ということでご案内を差し上げておりまして、昨日現在でキャンセル分で打った方が21人いらっしゃいますが、皆さんそれぞれお時間内にスムーズに来て接種をしていただいております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) スムーズな接種、キャンセル対応をお願いをしたいと思います。  次に移ります。明細3、新型コロナの検査体制、モニタリング検査についてお伺いをいたします。PCR検査や抗原検査などの実施が進んでいるというふうに思います。変異株の急上昇も心配をされます。現在の状況はどうでしょうか。  また、モニタリング検査も栃木県内で現在までに数千件行ってきているということで、陽性者の方も発見されているというふうに思います。団体検査とスポット配布型検査の数も報告をされておりますが、この内容についてお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 新型コロナウイルス感染症に関する検査体制につきましては、栃木県が医師会等と調整の上、随時増強を図っております。県が公表している資料によりますと、行政検査を委託している医療機関は、昨年9月時点では193か所でございましたが、現在は464か所に増えておりまして、検査可能な人数も1,783人から4,675人へと約2.5倍となってございます。また、郡市医師会等が設置しております地域外来検査センターにつきましても、8か所から11か所に増えておりまして、検査体制も増強されております。  次に、モニタリング検査についてでございますが、実施主体である国が県と連携の上、実施しておりまして、検査方法は、事務所、作業所などで実施をする団体検査と、比較的感染リスクの高い繁華街、歓楽街などで実施をするスポット検査がございます。栃木県においては、宇都宮市、小山市においてスポット検査を実施しておりまして、これまで2件の陽性が確認されたと伺っております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をいたします。  オリンピックの開催ということで、国民の世論としては、やめたほうがいいと考えている方が多数を占めているわけですけれども、仮にオリンピックを開催するということで、非常に無謀だとは思うのですけれども、そういった状況の中では、ワクチンの接種もやはり時間がかかるということで、PCR検査とか、こういった抗原検査の拡大ということが非常に求められるのではないかというふうに思いますが、市独自でのこういった検査の拡充ということは考えているのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) PCR検査、モニタリング検査につきましては、国、県が行ってございます。市の独自のPCR検査ということになりますと、これまでもご説明をさせていただいていますように、民生委員・児童委員さん、あるいは高齢者介護施設などの職員に対しましては、市単独のPCR検査を行っているところでございます。また、学校とか保育園等におきまして陽性者が確認された場合には、行政検査の対象とならない児童生徒、それから教員につきましても市のPCR検査を行っているところでございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) ぜひこういった検査体制の充実を市としても考えていってほしいというふうに思います。  次に移ります。要旨3、コロナ禍における生活支援についてお伺いをいたします。明細1、生活支援の小口資金や生活支援費についてになります。コロナ禍の中で生活が苦しくなっている人や家庭が増えていると思われます。小口資金や生活支援費も多くの方が活用をされているというふうに思います。また、申込者が多く、予約も支給も時間がかかるなどの市民の方からの意見もありました。現在の利用状況についてお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) ご質問の生活福祉資金の緊急小口資金と総合支援資金につきましては、いずれも本来は県社会福祉協議会の業務でございますが、市民の利便性を考慮いたしまして、市社会福祉協議会が申請や相談の窓口となっております。本市におきましては、受付窓口の混雑緩和のため予約制といたしまして、予約受付時に提出書類をご案内することで書類受付同日に県社会福祉協議会に書類を送付いたしまして、県は10日前後で貸付けを行っているとのことでございます。  利用状況につきましては、本年5月末日現在で、緊急小口資金が延べ1,655件で、金額が3億1,445万円でございます。総合支援資金につきましては、延べ2,056件で9億8,307万円でございます。合計では、延べ3,711件で12億9,752万円となってございます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) やはり相当この12億円ということで、市民の皆さんの生活に非常に役に立っているのではないかというふうに思います。  次に移ります。明細の2、生活支援物資についてお伺いをいたします。社会福祉協議会を通じて生活支援物資の配布が行われていると思います。利用状況について、また学生や外国人の方の利用状況についてなどお尋ねをいたします。全国で公共施設や学校に生理用品の配置や無料配布を行うことが広がってきております。先日は、県内の女性議員連盟の皆さんが知事宛てに、生理の貧困ということで、生理用品の県内公共施設と全ての学校トイレへの常備、また購入できないでいる人への無償配布を求める要望を行いました。生活支援物資、生理用品の配布などの拡充が求められていると思います。状況と見解をお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 生活支援物資の配布につきましては、生活に困窮している方に対しまして、栃木市社会福祉協議会が緊急一時支援事業を実施しております。令和2年度につきましては、支援物品のご寄附が274件ございまして、その中からお米や缶詰、カップ麺などの食料品、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの日用品を336世帯に配布をいたしました。外国人住民の方につきましては6世帯に配布いたしまして、うち1世帯が学生でございましたが、日本人の学生のご利用はございませんでした。また、令和3年度から配布する物品を拡充いたしまして、生理の貧困に対応するため生理用品を配布いたします。さらに、マスクや食品用ラップなどについても、生活困窮者自立支援事業の一環として実施しておりますフードバンク事業や、生活困窮世帯の小学5、6年生と中学生を対象として実施している学習支援事業において無料配布を行います。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をいたします。  生理用品の配布ということでご答弁がありましたが、具体的にこれを公共施設とか学校への配置ということは考えているのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 学校や公共施設についての設置ということでございますが、不特定多数の方が対象となるということもございまして、在庫管理、それから衛生面も含めまして課題が多いと考えております。本市の支援物資の配布につきましては、やはり配布をするだけではなくて、生活上お困りになっている、そういう課題を洗い出すという解決するための入り口にもしたいと考えておりますので、不特定多数の方の配布というよりは、やはり窓口にお越しいただいて、お話を聞きながら配布をするということで進めているところでございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をいたします。  そうすると、支所に配置するという考えでよろしいのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。
    ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) ご答弁申し上げましたとおり、社会福祉協議会を通しまして配布を行うということでございます。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 再質問をいたします。  女性議員連盟が知事に対しての要望を行ったということで、もし県としてこういった公共施設とか学校への常備ということが、決断というか実行というふうになれば、市としては具体化するという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(髙橋礼子君) 県のほうから何らかのものが示された場合には、先ほどの課題等をどのようにクリアするかということも踏まえながら検討していきたいと思っております。 ○議長(小堀良江君) 川上議員。               〔4番 川上 均君登壇〕 ◆4番(川上均君) 分かりました。要望になりますが、足利市では議会としてこういった生理の貧困についての提言を行うとか、やはり全国の自治体で広がっているというふうに思います。生活支援物資、生理用品の学校への配置とか、こういった点で今後とも前向きに拡充をお願いしたいということで、私の一般質問を終わります。 ○議長(小堀良江君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午後 零時11分) ○議長(小堀良江君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 1時15分)                                                               ◇ 森 戸 雅 孝 君 ○議長(小堀良江君) 一般質問を続けます。  1番、森戸雅孝議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 議席ナンバー1番、自民明政の森戸雅孝であります。いよいよ一般質問最終日となり、しかも私がラストパーソンとなりましたが、もう少しお付き合いのほどお願いをいたします。今回私が取り上げた質問は、3つの発言要旨でございます。1つに市民憲章について、2つに動物愛護について、3つにデジタル時代に於ける健康への懸念についてであります。それでは、順を追って質問をしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。  まず初めに、市民憲章についてでありますが、新市発足から10周年を迎えるに当たり、市民のまちづくりへの参加意欲を喚起し、市民主体の住みよいまちづくりを推進するため、市民の心構えや行動指針として市民憲章を制定しましたと、意義についてホームページで述べられております。  そこで、明細1、実践に向けて市民への周知方法についてお伺いをしていきたいと思います。令和2年10月の10日、昨年です。市制施行の10周年記念式典に併せて、市民の心構えや行動指針として栃木市民憲章が制定されました。それまでには、審議会委員の方たちによる5回にわたっての審議を経てまとまった市民憲章であると承知をしております。しかし、コロナ禍のため、その憲章を市民の方々とともに唱和をする機会もなく、市民に理解をしていただくためには、また浸透していくためには、今後どのように周知をしていくのか、まずお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。               〔市長 大川秀子君登壇〕 ◎市長(大川秀子君) 森戸議員の質問にお答えを申し上げます。  本市の市民憲章は制定して間もないことから、市民の皆様への周知が重要であると考えております。そこで、広報とちぎやホームページへの掲載、公共施設や小中学校における掲示、啓発用チラシの配付のほか、庁内における会議での唱和、「蔵なび」オープンセレモニー資料や当初予算書への掲載等により周知に努めております。本来は、集会や会議等の冒頭に市民憲章の唱和を行っていただくことが望ましいと考えておりますが、コロナ禍により実施できない状況が続いていることから、市で開催する会議等の資料に記載をすることで目に触れる機会を増やすとともに、録音した音声や動画等による普及についても実施してまいります。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 了解しました。周知の方法については広報とちぎを使ったり、あとはホームページ、また公共施設内、あるいは小中学校内の中での掲示による周知ということで了解しました。この施設内ということで、これご答弁ありました小中学校内ということでありますけれども、これも特に公共施設なんかですと、やはりその来訪者というか、来た人が目につくようなところには掲示してあるのでしょうか。私も吹上公民館に行っても、あれっ、どこにあるのかなという感じはするのですけれども、市民が来たときに、目につくというようなところには貼ってあるのでしょうか。その辺のところちょっと再質問でお願いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) お答え申し上げます。  各総合支所や各地域にあります公民館では、配布用のチラシを置いてありますけれども、そのほかに、この市民憲章を額に入れて掲示してあるはずなのですが、もし議員がお気づきになっていないということであれば、その設置場所が、もしかしたら目につきにくいところにある可能性もありますので、早速そこは調べて、もし目につきにくいところであれば改めさせていただきたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 了解しました。そういうことで、市民が訪れたときには速やかに目につくようなところに市民憲章を掲示していただければというふうに思います。  先ほどもご答弁にありましたけれども、本当に一緒に声を出して皆さんと唱和するということが、意義が非常に大きいとは思うのですが、しかしコロナ禍でということで、市の行事もイベントなんかも中止になるという中で、それもかないませんが、ここで提案で、口に出しては言えないけれども、耳から入って浸透するということも一つの周知の方法ではないかとは思うのですけれども。今防災スピーカーですか、ああいったものを使って周知するお考えはあるのかということで、再質問でお願いしたいのですけれども。というのも、今時間帯によって市の歌が流れていますよね。そういったことがあったり、あるいはまたコロナの感染拡大防止という観点からも、そういった協力要請の音声が流れています。市の歌が流れるのですから、当然市民憲章も流してもいいように思うのですけれども、そういったお考えはあるのか、そういった防災スピーカーを使った周知の方法ということをお考えがあるのか、再質問でお伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) このたび森戸議員からこの質問をいただきまして、遅まきながら、実は担当職員に音声によるPR、またユーチューブなど動画の作成を指示したところでございますが、防災無線を使ってのPRというのは考えておりませんでしたので、今後検討させていただきます。おっしゃるとおり市歌が流れているのであれば、同様なPR効果が期待できますので、実現に向けた検討をさせていただきます。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 早速の前向きのご答弁ありがとうございます。ここで、もう一つちょっと確認という意味で、これは本当に失礼を承知の上でお伺いというか確認をするのですけれども、この市長をはじめ職員の皆様方、主文のこの5か条ですか、これは皆さん暗唱できるのでしょうか。というのも、これちょっと私取った情報ですと、旧栃木市時代では、何か職員はこの当時の市民憲章を暗唱させられたということを退職した職員の方からもちょっとお聞きしたものですから、失礼とは存じますけれども、今そういった市長をはじめ職員の方々は、もうこの場ですらすらと5か条が暗唱できるのか、失礼ながら再質問でお願いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  暗記して言えるかといったら、言えませんです。やっぱりこれ声を出して言うことで覚えるのですよ。だから、これまで会議とか総会とか、何かあるときには必ず団体等でも声を出して唱和をしてきました。ですから、これも早くそうならないと、なかなか体に入ってこないのかなというふうに思っております。しかしながら、職員間でも部長会議とか庁議のときは、始まる前に市民憲章の唱和を行います。担当が発声するのですけれども、我々は心の中で唱和するという形で今やっておりますが、実際に声を出さないとなかなかこれ覚えられないのですよね。早く覚えたいなと思っております。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 了解しました。そういう私もまだこの市民憲章、この質問を出すに当たっていろいろと内容について勉強させていただいていますので、これから私もそらんじられるように、すらすらと言えるように私も努力していきたいと思います。  続いて、2番目のほうに移っていきます。市民憲章の内容ということでまずお聞きしていきたいと思います。市民憲章内容について、前文に続いて5つの実践項目、いわゆる行動指針があります。その内容には、具体的な行動指針であったり、または、自然と伝統を大切に、美しい環境をつくるといったような抽象的な表現の項目があります。それぞれには解説文が添えられていて、理解しやすくはなっておりますけれども、この解説文つきでこのままずっと続けていくのか、またある時期を見て主文の5か条だけに絞ってしまうのか、その辺のところ、今後の対応についてお聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) 解説文は、市民憲章を新規制定するに当たり、言葉に込めた思いや願いを明文化したものであり、現在は理解を深めていただくために、解説文つきで市民憲章の普及に努めております。しかし、市民共通の行動指針である市民憲章は、市民一人一人がおのおのの解釈により、自分の生活スタイルに合わせて実践していただくことが重要であります。したがいまして、いずれは普及のために解説文を用いる必要性は低くなると予想されますので、市民憲章の市民への浸透状況等を検証しながら柔軟に対応してまいります。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。いずれ時期を見て主文の5か条に絞るというようなご答弁であったかと思います。分かりました。  それで、その内容についてでございますけれども、これ市民憲章の素案の段階で、その内容についても当時、我々議員研究会にもお示しをいただいておりまして、パブリックコメントにも複数の議員が意見を出しておりましたが、私もこういった内容、今回の質問に取り上げるについても、いろいろと後から気づくということもございまして、主文の1つには「笑顔であいさつを交わし、相手を思いやります」というような文言は、これ小中学生でも理解できるような内容だと思います。2つ目の「自然と伝統を大切にし、美しい環境をつくります」とありますが、この美しい環境ということに、ちょっと意味が多角的に取れるのではないかなというふうに思っていて、再質問でお願いしたいのですけれども、この美しい環境というのは、要するに社会的な美しい規範行動のことなのか、または自然環境のことなのか、その辺のところ、両方なのでしょうか、どちらで捉えているのか、再質問でお願いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) ご指摘の点でございますけれども、これは森戸議員がおっしゃられたように、確かに抽象的な表現でございまして、これは人によっていかようにも取れるかと思います。ですから、先ほど答弁いたしましたとおり、市民一人一人の解釈によって、これは自分の生活スタイルの中でどのように実践していただいてもよろしいのかなと思います。もちろん、文字どおりに読めば、美しい環境ということで自然を連想して、では自然を大切にしようという方もいらっしゃるかと思います。一方、この解説文には、「ごみのない、景観に配慮した美しい環境をつくります」とありますから、やっぱりごみを出さないような、そういう生活に心がけようという人もいらっしゃるかもしれません。また、双方を実践していただくのがなおいいのかと思いますけれども、それぞれの方が自分の生活の中に取り入れていただくことが一番でございますので、この辺りは解説文なしで、各自ご理解いただいて実践していただければよろしいのかなというふうに考えております。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。それぞれの美しい環境というのは、それぞれ個々人の捉え方ということで理解をしました。そのほかにもこの実践項目にも、「健やかなからだをつくり、生きがいをもって働きます」とか、あと「広い視野で多くを学び、まちづくりに参加します」と、こういったことが述べられておるわけでございますけれども、先ほど市長のご答弁にもございましたけれども、やっぱりこの実践項目を音読したときに、心地よく耳に入ってくるその市民憲章というのは、まちづくりにおいても多くの市民の心を決定づける力を持っているというふうに言われておりますので、そういったアフターコロナ禍で、皆さんとともにこういった市民憲章が唱和できるという日を期待して待っていきたいというふうに思います。  それでは、次に3番目のほうに、絶滅危惧種との関係についてに移っていきます。先ほど美しい環境をつくりますというのを、自然環境として今回私なりに捉えたときに、この絶滅危惧種との関係についてお伺いをしていきたいと思うのですけれども、この豊かな自然を大切にして、美しい環境をつくりますというようなことですけれども、これはお隣の下野市での取組なのですけれども、この下野市では全国で愛知県と栃木県にしか残されていない、環境省のレッドデータブックでも最高ランクの絶滅危惧種のトウサワトラノオという保存活動が、下野市の自治会や、また小山市の高校、下都賀農業振興事務所などの協力で保存活動がされているのです。市民憲章の美しい環境づくりの観点からも、この自然保護政策を構築していくお考えはあるのか、まずお伺いいたしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) ご指摘のとおり、近い将来、野生での絶滅の可能性が高いとして、環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類に分類されているトウサワトラノオと同じランクの希少種、これが本市の渡良瀬遊水地におきましても数種確認をされております。本市では、市民の皆様や環境保護団体等と協力し、保全活動を行っておりますが、この希少種の種類ですとか、あと生育場所、これが特定されますと成育場所が荒らされたりですとか、盗掘につながるおそれもありますことから、保全活動や広報等につきましては慎重に行っております。今後も市内にどのような希少動植物がいるのか、また、どのように保全していくことが適切かなど、環境審議会等のご意見を伺いながら研究しまして、県の協力も仰ぎながら、希少動植物の保全活動を通しまして、自然と伝統を大切にし、美しい環境をつくるという、この市民憲章に掲げる意識の醸成を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 先日私もこの下野市の東根自治会、保存活動の場所を見てきたのですが、残念ながらちょっとタイミングが悪くて花も終わっていたのですけれども。しかしそこでは一般の人たちが鑑賞できるように、そういった群生地内に木道が整備されていたりということで、非常にその絶滅危惧種としても、非常に希少性の高いものなのですけれども、やっぱり一般の人たちにそういった木道を引いたりして、一般の人たちの目にも触れるような、そういった保存活動がされていたものですから、本市においても、先ほどご答弁ございましたように、渡良瀬遊水地内には植物が約1,000種類ですか、そのうち60種類が国の絶滅危惧種に指定されているというようなことで、まさに自然の営みの宝庫であるというふうな認識を持っておるわけでございます。その絶滅危惧種の中でも、特にこのノジトラノオですか、これが狭いエリアで生息し、これひそかに会員の人たちが、先ほど答弁にあったように、心ない人たちに盗掘されるのをやはり防ぐために、ひそかに保存活動が進んでいるというようなお話も承っております。日が当たり生息が促進されるように、自生地内のセイタカアワダチソウとか、そういったものを抜いたりして保全活動をひそかに進めているということで、そういう心ない人たちの、そういう行動が非常に懸念されてのことだということなのですけれども、これが少しずつトウサワトラノオのほうが希少性が高いということですけれども、そういうそのエリアが少しずつ拡大していった場合、そういった下野市のような、そういった一般に公開できるような、そういった時期というのは来るのでしょうか、お考えはあるのでしょうか。その辺のとこちょっと再質問でお願いできればと思うのですけれども。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) その希少植物等がどういった生育の中で育てるのが一番いいのか、またどの程度の繁殖力を持っているかによって、その公開の仕方ですとか、そういったものは違ってくるかと思うのですけれども、もしも一般の市民の方、多くの方に鑑賞していただけるような、そういった成育の仕方が可能になれば、できるだけ多くの人に見ていただけるような形での整備等についても考えていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) ぜひそういう日が来るのを楽しみにして待っていきたいと思います。  また、これもちょっと話余談になりますけれども、こういった渡良瀬遊水地内というのは、非常に自然の営みの宝庫ということで、こういった保存活動につきましても、今回、私この植物ということで取り上げていますけれども、今市長も一生懸命、コウノスの巣塔のということで、コウノスもこれ絶滅危機種の中に指定されているのですよね。そういったことで、非常に……               〔「コウノトリ」と呼ぶ者あり〕 ◆1番(森戸雅孝君) 失礼しました。コウノトリの間違いです。  そういった保存活動にも市長も一生懸命取り組んでおりまして、先日もライオンズのほうの寄附によってコウノトリの巣塔の2塔が製作の運びとなると、設置になるということで、非常に栃木市の側にも今度コウノトリのそういった巣塔ができるということで、保存活動としては非常に喜ばしいことかなというふうに思っております。そういったことで、その渡良瀬遊水地内というのが非常に多目的を持ったスポットとして、来訪者は今後増えるのではないかなというような思いではいるのですけれども、そういったことも来訪者を増やすということで、先ほども一昨日の千葉議員のご質問にありましたけれども、やはり利活用ということにもこれいろんな面から、植物が自生していたりとか、あるいはまた今のコウノトリにしてもそうですけれども、そういったことで利活用にもつながり、また多目的を持ったエリアでございますので、そういったことで来訪者が増えることが考えられますけれども、そういったことで来訪者についてのご感想というか、ありましたらば、一言ご答弁いただければというふうに思います。 ○議長(小堀良江君) 来訪者とは渡良瀬遊水地への来訪者ということですか。 ◆1番(森戸雅孝君) そうです。 ○議長(小堀良江君) お答えはできますか。  それでは、再質問に対する当局の答弁を求めます。  永島地域振興部長。 ◎地域振興部長(永島勝君) 渡良瀬遊水地への来訪者の感想といいますか所感というか、そういったところを求められているかと思うのですが、ただ来ていただくだけではなくて、外来植物のセイタカアワダチソウ1本でも抜いていこうと。自然を次の世代へ継承していく。渡良瀬遊水地、ラムサール条約で登録湿地になっていますけれども、登録湿地になったということは、面積は71.2%で栃木市が一番広いわけなのですが、栃木市だけのものではなくて、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、あるいは加須市、板倉町、小山市、そういった周辺市町も含めて、そのエリア全体であそこを守って、いわばラムサール条約ですから、世界的な宝だという認識で考えておりますので、来訪する方々も、それを次世代へ守り継いでいくと、そういう視点を持った方にたくさん来ていただきたいと。近々、日時は今ちょっと記憶の中にないですが、外来植物の除去活動もありますので、多くの方にご参加いただきたいと思っております。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。ちょっと私の言い方が、質問の仕方がちょっとまずかったかなと思うのですけれども、取りあえずそういった保存活動にということで、そういったことで訪れる方が、協力していただける方が増えてくればというようなことで、了解をしました。  それでは、次の2番目の要旨のほうに移っていきます。これ動物愛護についてということで移っていきますけれども、明細1の飼い犬、飼い猫の避妊手術並びに去勢手術補助についてお聞きしていきたいというふうに思います。この飼い犬や飼い猫がみだりに繁殖をし、不当に捨てられることを防止するとともに、動物愛護思想を高めていくことを目的として補助金も交付をされているわけでございますけれども、本市と小山市、鹿沼市などは、この避妊手術の補助として、雌犬5,000円と、雌猫4,000円ですが、去勢手術の補助はやっていないのです。一方、下野市やさくら市、那須塩原市、大田原市などでは、雌犬5,000円、雄犬3,000円ということで、そしてまた雌猫4,000円、雄猫3,000円ということで、申請によって補助されているわけなのですけれども、当然避妊手術には2万円以上かかるし、去勢手術には1万円以上の費用がかかりますけれども、これはみんなほとんどがもう飼い主の責任においてなされているわけでございます。栃木市においても、これ野良犬、野良猫も一部地域に集まっておりますけれども、これ足利市ではさくらねこといって、手術の終わった猫の耳に印をつけまして、これは無料不妊手術事業に参加して、地域猫活動を行うボランティア団体と連携して、このTNR事業をしておるのです。このTNR事業というのは、TはトラップのTで捕獲を意味しているのですけれども、Nはニューターで不妊とか去勢、Rはリターンで、そのいた場所に戻すというような事業でやっているわけなのですけれども、不幸なこういう野良犬や野良猫を増やさないために各自治体が努力をしているわけですけれども、栃木市においても去勢手術事業をしていく必要があると考えますけれども、その事業化へのお考えはあるのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) ご指摘のとおり、本市におきましては、犬や猫の無秩序な繁殖の抑制と、あと飼い主の健全な飼育意識の高揚を図るために、犬猫不妊手術費補助金を交付をしております。令和2年度は、犬96頭、猫377匹の不妊手術に198万8,000円を交付しております。この補助金は、獣医師会のご意見なども参考としまして、雌の不妊手術のみを対象とした補助制度となっております。これまでのところ、不妊手術の補助か去勢手術の補助かといった、そういったお問合せのほうはいただいたことがあるのですけれども、直接、去勢手術へ補助してくださいというような、直接の声のほうはまだいただいていない状態でございます。  ただ、補助制度が制定されましてから5年が経過しましたので、今後、市内の飼い犬、飼い猫の飼育状況、獣医師会や、あと栃木県の動物愛護指導センターのご意見ですとか、あと他市町の状況なども踏まえまして、より効果がある補助制度となるように検討してまいります。ただいま本市の制度については、あくまで飼い犬と飼い猫を対象としたものでございまして、議員がおっしゃいました、いわゆる地域猫と言われているような猫への補助制度というものは、まだ整備はされていない段階です。そういった点に関しましては、今後検討のほうをしていく必要はあるかなとは思うのですけれども、まずは飼っている犬猫、こちらの補助のほうを進めていきたいなというふうには考えているところです。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) ありがとうございます。これ最近もこの犬や猫やペット、非常にこのアニマルセラピーといって、いろいろと癒やしを求めて、各家庭でそういったペットとして犬や猫を飼っている家庭が多いかと思うのですけれども、一般家庭、高齢者世帯とか独居の世帯の方たちも、そういったペットとして癒やしを求めて飼っているということで多いのですけれども、これは特に独居の世帯とか高齢者世帯の中で、そういったペットがもう飼い切れなくなってしまって何とかしてとか、そういった行政への相談というのは、持ちかけられたことはあるのでしょうか。これちょっと再質問でお願いできればと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  瀬下生活環境部長。 ◎生活環境部長(瀬下昌宏君) 基本的に飼い切れなくなってしまった猫ですとか犬につきましては、栃木県の動物愛護指導センターのほうでご相談を受けているということでございます。その動物愛護指導センターのほうに、そういったことでいろんなご相談はあるということなのですけれども、実際のところ最近は、実際に引き取ってもらいたいという件数は、以前に比べると随分減っているということでございます。この辺はやっぱりペットを家族として、また扱っていくという最近の風潮の下で、それなりに飼い猫、飼い犬については、幸せな生活を送っているものが多いのかなというふうにはちょっと考えておりまして、少し安心しているところでございます。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。  それでは、最後の発言要旨のほうに移っていきます。デジタル化時代における健康への懸念ということで、発言要旨3番でございます。明細1、小中学生の健康への影響と今後の対応についてお聞きしていきたいと思います。2019年の学校保健統計調査では、裸眼視力1.0未満が、小学生で約35%、中学生では約58%に上り、過去最多との新聞報道がありました。ICT化の推進により、パソコンやタブレット、スマートフォン、あるいはまたゲーム機の電子機器の利用が増す中で、子供たちの健康への影響が懸念をされるわけでございます。さらに、本年度からは、4月からGIGAスクール構想により、タブレットを活用した授業が本格的にスタートしました。また、2学期からはタブレットの自宅への持ち帰りで、家庭での利用の機会が増すことで、さらなる視力への影響や姿勢の悪化、また運動不足による体力の低下などが懸念されますが、小中学生への健康への影響と今後の対応についてお伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  名淵教育次長。 ◎教育次長(名淵正己君) 健康への影響につきましては、児童生徒が1人1台のタブレット端末を持ちますことから、ICT機器の使用時間が今までより長くなることによる視力の低下や、就寝前の使用による睡眠への影響などが懸念されるところでございます。そのため、本市におきましては、現在策定中のICTを活用した教育に関する方針の中に、教職員が児童生徒の健康保持のために配慮すべき事項を盛り込み、タブレット端末等のICT機器を活用した授業において、適切な指導を行えるよう周知してまいります。  配慮すべき事項といたしましては、タブレット端末を使用する際にはよい姿勢を保ち、目と画面との距離を30センチメートル以上離すこと、長時間の使用を避け、時々画面から目を離して遠くを見るなどして目を休める時間を取ることなどが挙げられます。さらに、家庭で使用する際の健康面への配慮やルールに沿った安全な利用につきまして、保護者向けのリーフレット等を活用しながら啓発に努めてまいります。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 学校のほうでタブレットの使用がスタートしたわけですけれども、これ今やっぱり懸念すること、特に視力に対して懸念があるわけなのですけれども、これ1日でこの授業での利用時間というのは、今後どのくらいの時間を学校では想定しているのか、再質問でお聞かせいただければと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  名淵教育次長。 ◎教育次長(名淵正己君) 1回の授業、俗に1時間と言ったり1時限と言ったり1単元と言ったりしますけれども、その中でずっと使うということではなくて、10分から15分を想定しております。これを1日6時間の授業があったといたしますと90分となるところでございますけれども、その辺が目安になってくるかと考えております。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。やはりこういった目に対する健康への懸念ということで、これ文科省も2024年に学校で本格的に導入するデジタル教科書活用を子供たちの健康への影響から、あるいはまた教員の習熟度に不安があることから、デジタルへの全面切り替えを見送るというような記事も出ておりました。先ほどもご答弁の中にもございましたけれども、やっぱりそういった対応として専門家も指摘をしております。先ほどご答弁の中にもございましたけれども、操作の際は正しい姿勢を取るとか、あるいは画面と目の距離を30センチ以上離す、あるいは30分に1回は遠くを見るという、さらにまた屋外に出る時間をできるだけ確保し、木陰や建物の陰で過ごすなどの対策が必要と言われております。これ学校だけの授業のときだけでなく、やはり家庭での利用もこれから増えるわけでございますので、そういった家庭への注意喚起ということも必要かと思いますけれども、そういったことは、家庭への周知の考えというのはあるのか、お伺いをいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  名淵教育次長。 ◎教育次長(名淵正己君) 家庭におきましては、市のタブレット端末だけではなく、スマホやゲームをやったりということで、ICT機器を活用する時間というのが、勉強だけではないということになってまいりますので、全体的にどのくらいかというのは、市のほうでは、特に何時間にしてくださいというのは言えませんけれども、各ご家庭におきまして、保護者の方に、十分注意しながらICT機器を使っていただくような注意喚起を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 森戸議員。               〔1番 森戸雅孝君登壇〕 ◆1番(森戸雅孝君) 分かりました。そういうことで、ぜひこれはもう本当に家庭の方たちにも、本当に子供たちの健康への配慮ということも本当にお願いしておければなというふうに思っておりますけれども、いずれにしても、近視が増え、将来的には近視がさらに進むと緑内障や網膜剥離症などの眼病につながるおそれがあるということで言われておりますので、ぜひその子供たちの視力保護には、これ特にですけれども、特に子供たちの視力保護には十分目配りしながら進めていただければというふうに思っております。  これ要望として、以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(小堀良江君) 以上で一般質問を終了いたします。 △報告第2号~報告第8号及び議案第67号~議案第86号の質疑、委員会付託 ○議長(小堀良江君) 次に、日程第3、報告第2号から日程第9、報告第8号までの報告7件及び日程第10、議案第67号から日程第29、議案第86号までの議案20件を一括して議題といたします。  既に提案理由の説明は終了しております。  ただいまから各議案等に対する質疑に入ります。  各議案等に対する質疑につきましては、議長の定めた期間内に発言通告があった者は2名であり、お手元に配付の質疑通告書に記載のとおりであります。  なお、議案等に対する質疑につきましては、本市議会会議規則に基づきまして、質疑の内容に自己意見を述べることができないことになっており、かつ質疑の回数は同一議題につき項目ごとに3回までとなっておりますので、あらかじめご了承願います。  15番、入野登志子議員。 ◆15番(入野登志子君) 報告第7号 放棄した債権の報告についてお伺いいたします。  まず、報告に至る経過についてでありますけれども、平成24年9月議会で栃木市債権管理条例が制定され、その中には「債権を放棄することができる」とあります。債権回収対策本部を置き、市の債権の適正な管理に努めておられると思いますけれども、今回の債権が186件、金額として721万1,536円を放棄するに至るまでの取組状況と、時効となった理由をお伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 入野議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) 入野議員のご質問にお答え申し上げます。  債権放棄に至る経過についてでありますが、学童保育事業費負担金につきましては、督促、催告通知、電話催告、自宅訪問を継続して実施いたしましたが、生活困窮等のため徴収ができず、2年の経過により時効となったものであります。  市営住宅使用料につきましては、督促、催告通知、電話催告、訪問催告を継続して実施いたしましたが、入居者や連帯保証人の死亡等により徴収できず、5年の経過により時効となったものであります。  水道料金につきましては、督促、催告を継続して行い、最終的に全てのケースにおいて給水停止処分を執行いたしましたが、生活困窮や転居による所在不明等の理由により徴収できず、2年の経過により時効となったものであります。  以上のとおり、いずれの債権も徴収努力を尽くしたにもかかわらず、徴収が不能、または事実上極めて困難であったため時効が完成し、債権放棄をしたものであります。 ○議長(小堀良江君) 入野議員。 ◆15番(入野登志子君) 初めに、学童保育の事業負担金なのですけれども、2年でということで4件なのですけれども、2年間だと多分兄弟で学童保育に入っている方もいらっしゃるかと思いますけれども、まさかと思いますけれども、1人は入って、次の子は入っていないと思いますけれども、確認したいと思います。 ○議長(小堀良江君) 入野議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  石川こども未来部長。 ◎こども未来部長石川いづみ君) すみません。確認させていただきますが、1人が入ってもう一人が入っていないというのは、同時に入っているということでよろしいのですか。 ○議長(小堀良江君) 入野議員。 ◆15番(入野登志子君) 要するに、学童保育のお金を払えない中で1人入っていたとして、また次の子もここに入れているということはないでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 石川こども未来部長。 ◎こども未来部長石川いづみ君) この4件の中では、同時に兄弟で入っているという方になります。ですから、例えば上のお子さんが入っていて下のお子さんが入れないとかということではないということです。 ○議長(小堀良江君) 入野議員。 ◆15番(入野登志子君) 債権プランの中とかいろいろこう見ていくと、学童保育のお金を払っていないと次の子は入れないというのが書いてあったかと思うのですけれども、その確認をしたかったのですけれども。 ○議長(小堀良江君) 先ほどの確認ということですね。  入野議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  石川こども未来部長。 ◎こども未来部長石川いづみ君) 新年度とか新たに申し込まれる際には、前年度とか滞納がないということでお話をして、それから入所ということで手続を取らせていただいております。 ○議長(小堀良江君) 入野議員。 ◆15番(入野登志子君) 今の確認なのですけれども、滞納している人は、次はもう入れていないということの確認でよろしいでしょうかね。分かりました。  では、次の債権管理プランのほうで行かせていただきます。毎年、議会に対して債権管理プランが示されています。今回の債権放棄は、本計画の内容に沿って進めた結果だったのかどうかお伺いしたいです。また、時効により債権が消滅することを防ぐ手当てを講じなかったのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 入野議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) 債権管理プランにつきましては、収入額や収入率の目標を設定するとともに、不納欠損額や収入未済額の発生を見込んだ滞納整理の実施計画であります。したがいまして、いずれの債権も債権管理プランに沿って徴収に努めたところであります。滞納処分を職員が自ら行うことができるという自力執行権が認められる公債権、公な債権であれば強制的に債権を回収することが可能でありますが、このたび放棄した債権は、いずれも私債権、私の債権であることから、滞納が長期化した場合には、支払い督促や訴えの提起など、裁判所を通した手続を踏むことにより時効を中断させることが必要でありました。しかし、時効を中断しても滞納者に支払い能力がないなど、債権回収が期待できない状態であったことから、今回は時効を中断させることなく債権放棄に至ったものであります。 ○議長(小堀良江君) 入野議員。 ◆15番(入野登志子君) 市営住宅のほうなのですけれども、金額も416万円という結構大きな金額かと思いますけれども、先ほど部長のほうで法的な措置ということも言われたのですけれども、実際にこれは行われたのかどうかお伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 入野議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  大野経営管理部長。 ◎経営管理部長(大野和久君) この市営住宅の件につきましては、実は契約者が死亡、また入居していた親族の方もお亡くなりになったということで、保証人も2名つけているのですが、1名は死亡で、1名の方は、この保証を行ったときには良好な関係だったのかもしれませんけれども、やはり長期間たったことによって関係が破綻して、支払うことができないということで、ご理解いただけずに、その保証人から回収することができなかったという事案でございます。この市営住宅の使用料に関しては、非常に悩ましいところがありまして、本来であれば、この債権を回収するという立場から強硬な姿勢に出ることも、当然考えなければなりませんけれども、このケースもそうなのですけれども、実は高齢者の方がお住まいで、収入もない、また身寄りもないという中で、この法で認められた権限をフルに活用して、お金を強制的に取り立てることが、本当に市としていいのかというふうな悩むケースでございました。ですから、特別な温情をかけるとかそういう意味ではありませんけれども、市営住宅の運営に当たっては、非常に福祉的な目で見なければならないということが多々ございまして、私も以前担当していたときには、そこで非常に悩みましたけれども、このケースでも、やはり強制的に取り立てることができないし、またそうすべき事案ではないというふうに判断しておりまして、これについては、法に沿った形で強制執行などを行いませんでしたが、それについてもやむを得なかったのかなというふうには考えております。 ○議長(小堀良江君) 入野議員。 ◆15番(入野登志子君) やむを得ないという事情の中でこのような債権放棄になっていくのだろうと思います。債権回収対策本部が置かれて、副市長が本部長になられているのだと思います。それで、今回この資料、報告事項の時効完成というところで放棄の事由が書いてあるのですけれども、時効完成にならないようにやっぱりしていかなければいけないと思うのですけれども、これはこれで仕方ないと思いますけれども、次に向けての、本部長として、この債権放棄がないような取組をしていかなければいけないので、その取組をこれからどのようにされていくのか、最後にお伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 入野議員の再々質疑に対する当局の答弁を求めます。  南斉副市長。 ◎副市長(南斉好伸君) 私3年前に副市長になったわけですけれども、副市長になってすぐの会議がこの債権対策本部会議でした。本部長として会議に出ました。はっきり覚えていませんけれども、多分途中で会議をやめさせて退席しました。なぜかというと、この対策本部会議資料、はっきり言うとコピペなのです。前の年やったのと今年度やることが同じことが書いてある。ほとんどの課で。職員の本気度が感じられなかった。それなので、申し訳なかったけれども、その年、全部資料を作り直しをさせてから再度やったという覚えがございます。  それから、やっぱり、持っていても払わないという人がいらっしゃいます。実は県税事務所の職員が市役所に来ているのですけれども、その中にちょっと昔の部下がいまして、とあるところで「おめえ何やってんだ」と言ったら、「いや、実は収税課のほうにお手伝いに来てます」という話があって、その中で、「栃木市は甘いですよ」という話が出ました。滞納処分に関して全然今どきのやり方をやっていないと。「誰が悪いんだ」という話もあったのですけれども、「上のほうがちょっと感覚が古いですよね」というお話があって、実は次の年、収税課長には若い課長をつけました。去年、滞納処分係という担当も収税課の中に置かせていただきました。  それぐらい、やっぱり実は収税率、栃木県も低いのですけれども、低い中で栃木市は本当に低いのです。県平均よりも本当に低いという状況でございます。20位台、実は今日もこの来る前に持ってこさせたのですけれども、悪い資料を持ってこないのです。今日見ると、国民健康保険税については最下位になってしまいました。そういう状況で、いろんな対策をしています。検討していると、一番は滞繰を、滞納を出させない。現年で納税してもらうのが一番かなと。もう滞納になったらなかなか滞納処分ができないというのが現状だというのが分かってきまして、そういうふうに分析してくると、栃木市の口座振替率が低いという結論が見えてきまして、では口座振替率を上げろと。上げる方策をどうするのだということで、今、多分、総合支所も含めて口座振替のキャンペーンをやっているはずでございます。1年間の猶予は差し上げたのですけれども、なかなかそれも伸び悩んでもう一年という。実は、この裏には足利銀行が、今度派出をやめたいという話がございます。実は、足利銀行にお金を払っているのは、栃木市は県内でナンバーワンとなってございます。それはなぜかというと、総合支所に今ないのは西方ぐらいかな、そういう状況で、足利銀行から派出をされている職員さんたちの給料は、去年令和2年度から料金を払っています。そういうこともあって、口座振替の推進とか、あらゆる手だてをやって、厳しく債権プランについてはやっているつもりでございます。それでもなかなか率は上がってこないという状況でございまして、こういう機会でしたので、職員は努力はしているのですけれども、なかなかそこに至るまでの過程、体制も整えてきておりますので、少しずつではありますけれども、ポイントは上がってきていますので、今後そういう目で見ていただければというふうに思います。
    ○議長(小堀良江君) 次に、13番、針谷育造議員。 ◆13番(針谷育造君) 発言要旨、議案第67号 令和3年度栃木市一般会計補正予算(第2号)について、その中で、発言明細1として、(仮称)渡良瀬サイクルパーク整備事業について担当部長に尋ねたいと思います。  事業実施の目的、内容、進め方についてまず伺いたいと思います。  また、市民ニーズ、これらについての、このパーク整備に当たっての市民ニーズはどのように取ったのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  本事業につきましては、藤岡渡良瀬運動公園内に自転車をスポーツとして楽しめる環境を整備し、スポーツ振興や地域活性化を図るということを目的としております。事業内容といたしましては、自転車専用コース、パンプトラック、トイレ、遊具、駐車場を整備するというものでありまして、地方創生拠点整備交付金を活用することから、今年度内の完了を予定しております。  また、県内におきまして、県や市町などがサイクルイベントの開催やサイクリングマップの作成などを通じて、自転車を生かしたまちづくりを積極的に展開した結果、自転車をスポーツとして楽しむ機運は高まっていると考えておりまして、安全に楽しめる場所があれば、スポーツやレジャーとして自転車を楽しみたいというニーズや、小さな子供たちが安全に自転車を楽しみたいというニーズは高いというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 自転車を楽しみたい、大変結構なことで、私もこのことについては賛成でございます。  2番目にちょっと聞きたいことは、この事業によって事業効果をどのような、数値で挙げられるかどうかは分かりませんけれども、事業効果というものが、今の答弁にもありましたように、漠としたものではなくて、どういう事業効果がこのことによってうかがい知ることができるのか、その辺の具体的な数字で、数字でなければ、その辺のことを具体的にお願いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) お答えを申し上げます。  まず、この整備した自転車コース等の利用者について、2年目においては1,000人、今はゼロということですけれども、2年目1,000人、3年目に2,000人ということで、5年目までに6,000人の増加を目標としております。渡良瀬遊水地全体では、2年目に5,000人の利用者増を見込んでおりまして、5年目には2万人の来訪者の増加を予定しております。経済的な部分の目標も設定しておりまして、こういう観光消費額ということでの直接的な経済効果ということで目標を立てておりまして、これについては、2年目に2,000万円ほどの直接的な経済効果で、5年目には5,000万円の増加というような形での目標は設定しております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 次に、補助事業のようでありますけれども、コスト計算というのはどのようにこの事業について考えているのか。先ほど言いましたように効果は、大分見込んでおるようでありますけれども、この効果を上げるためのコストをどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再々質疑に対する当局の答弁を求めます。  増山総合政策部長。 ◎総合政策部長(増山昌章君) 申し上げます。  初期投資費用につきましては、既にご説明済みのため省略させていただきますが、一部施設の有料化を検討しておりますので、現時点では、2022年度、来年度の想定でございますけれども、事業収入が170万円で、経費が730万円ほどを予定しておりまして、栃木市としての一般財源による措置で、少し概数ですけれども、550万円ほど維持していくためのコストがかかるというふうに計算しております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 終わりましたので、次、発言明細2に移らせていただきます。  まちなか土地利用計画推進事業費(官民連携まちなか再生社会実験費補助金)について、これは多分140万円が上げられておると思いますけれども、社会実験の目的、社会実験の内容、進め方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) 官民連携まちなか再生社会実験費補助金につきましては、官民一体となって蔵の街とちぎエリアの魅力を高め、回遊性のあるまちづくりを推進するため、蔵の街とちぎプラットフォームが策定した未来ビジョンの実現に向けまして取り組む社会実験の経費の一部の補助金でございまして、その額は、国の補助対象経費の3分の1を限度としております。  プラットフォームが取り組む社会実験は、中心市街地のまちづくり活動の効果や問題点を明確にし、継続的に収益を得るノウハウを学ぶためのものであると同時に、市民や地域住民への周知も兼ねております。  社会実験の内容は、プラットフォームにおいて検討中でございますけれども、空き店舗を活用したポップアップストア、また歩道テラス、それとプロモーション、マーケティングなどを想定しております。今後は、観光客のPRに加え、地元関係者との調整、協議を行いまして、実施に向け進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) それでは、続いて質疑をしたいと思います。ここにありますように、蔵の街プラットフォームの主な仕事ということで、これが事業主体に、事業の推進体制になるというふうに前に説明を受けました。4人でまちづくり会社を構成したいと。そのプラットフォームの主な仕事の内容、ちょっと今も触れておりますけれども、予算規模、そしてホームの会社4人が役員になっておるようでございますので、その4人の会社の内容等を、私たち字づらでしか分からないものですから、それがどんな位置の会社で、世間的あるいは社会的にどんな評価を受けている会社なのかも伺いたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) まず、プラットフォームの取組でございますけれども、まちなかのにぎわいを進めていく、そのためにまずは未来のビジョンをつくっていきまして、これを今後自立自走型という形で、市と民間、官民連携と申しておりますけれども、こういった形でにぎわいづくりを進めていく。そのための組織として、昨年度に国の支援も受けながら発足したものでございます。ビジョン作成のために昨年度は何度か協議を進めてまいりまして、その中では実際に、机の上に白い地図を広げて、そこに手書きでいろいろと自分の思うところを書いたりしながら、それをまとめていくような形で、本当に未来図を描いていくような形で協議を進めてまいりました。このまとめたものが今回、今般実際のそういった、本当にこの協議自体も、やはり膝を突き合わせてやってきた協議でございまして、ちょっとコロナ禍というところで、少しの間中断はございましたが、4月に入りようやくまとまったものがこういったビジョンでございます。こちらを今後実現するために、途中段階として社会実験というものを間に置きまして、それでどういったものができるか、この検討をしながら、実際に自立自走型のまちづくりを進めていくためというのをもっと長いスパンで進めていきたいと考えております。  今回、このプラットフォームの中でこのまちづくり会社の設立に声を上げていただきました方々でございますけれども、県内で現在ある施設を活用して、例えばにぎわいづくりに実績を上げている方々でありますとか、あるいは市内でいろんなまちづくりの活動に参加されている方々、またあるいは東京と栃木の間を行き来をしながら、栃木の魅力を伝えていただいている方、あるいは全国でいろんなまちづくりに取り組んでいる方、そういった方から今回のまちづくり会社の設立に参加していただいているところでございます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) お願いしたものが抜けていたものですから、また聞いてよろしいでしょうか。 ○議長(小堀良江君) どの部分が。 ◆13番(針谷育造君) 予算規模等が抜けておりまして、4人の優秀なまちづくり会社、これが4社ありますけれども、その4社についての特徴的な会社の今まで実績等があれば教えてくださいと言ったつもりだったのですけれども、よろしいですか。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) すみません、まとめてしまい、失礼いたしました。  まず、予算規模を述べてまいります。まず、今回の社会実験でございますが、こちらは市の補助金が国の補助金の3分の1ということで140万円まずあります。そこに国からの補助金で210万円入りますのと、あとプラットフォーム側で70万円自己負担がございまして、合計で420万円、こちらで社会実験として、先ほど申し上げましたにぎわいづくりです。空き店舗活用でありますとか、あと公共空間の活用とかプロモーションとかをやっていく予定でございます。  それから、すみません。先ほど、今回プラットフォームの中から、まちづくり会社に参画いただく方、簡単に言ってしまいましたが、もう少し詳しく述べてまいりますけれども、まず一つは、カルチャーバンクスタジオという会社がございまして、こちらは栃木県内でも大谷のほうでカフェをやっていたりとか、そういった実績がございまして、中でも今度東京のほうとかにもそういったお店の出店とかされていまして、いろんなノウハウがある方と思っております。  それから、合同会社ワクワークスさんでございますが、こちらは市内で嘉右衛門町とか、いろいろと地域づくり、まちづくりに関して既に取組をされておりまして、市内でも実績があるものと思っております。  それから、合同会社ユーワイエムイノベーションさん、こちらが先ほど申し上げましたが、東京のほうに拠点を置きながらも、栃木と行き来をしながら、栃木の魅力発信にいろいろと尽力されている方々だと思っております。  それから、日本工営さんでございますけれども、こちらがこれまでのまちづくり活動にいろんな地図の面から全国展開されておりまして、こちらの都市のまちづくりのほうにいろいろと尽力いただけるものと思っております。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 大変全国的にも少ない指定を受けているようでありますので、これの周知、市民へ夢を与えるということになるかどうかはあれですけれども、周知の方法というのは慎重にやらないと、前にもちょっと部長には言ったのですけれども、いわゆるコンパクトシティとの関連、西方から都賀、栃木もこういうもので、コンパクトシティという呼び名をしていますけれども、大平、岩舟、藤岡と、この関連性というのがいまいち分からないものですから、その辺のことについて、ぜひ関連性を説明していただければ。そして、周知の方法と。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再々質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) まず、コンパクトシティとの関連でございますけれども、これまでも、コンパクトシティの取組を進めてまいりました。コンパクトシティといいますと、やはり機能を集約していくというところで、少子高齢化という中で、市内の中で集約化を図っていって持続可能なまちづくりを進めていく、そういった取組と思っております。その中で、特に国のほうではコンパクト・プラス・ネットワークと申しておりまして、要は集約化を進めながら機能は町なかに集約をしていく。それと併せまして、それ以外の周辺の地域にはプラス・ネットワークというところで、例えば市におきましては、電車でありますとかふれあいバスとか、蔵タクといった公共交通等、こういったものを通じまして各地域を結んでいく。それによりまして市内のどこに住んでいても、中心に集まるそういった機能、ないし商業等を利用できる、そういったものを維持していく、これがコンパクト・プラス・ネットワークの考え方かと思っております。その中で、やはりこれまでも、特に中心市街地が、初日の質疑でもございましたけれども、特に蔵の街中心市街地周辺におきまして、大規模商業施設等の撤退等の遊休地の存在がありましたし、公共施設の老朽化、そういった問題がございました。それがありまして、これまでもリノベーションでありますとかコンパクトシティの取組、そういったものを進めてまいりまして、中でなお残った、例えば警察跡地のような大規模遊休地、そういったものを活用するためにソフト的な取組として、その活用をいろいろと考えてきた。そういった流れで、今後さらにまちづくりをどう進めていくかというところを、市だけではなく、民間の方の力も活用しながら、官民連携でにぎわいを取り戻していく。これによりまして市全体、栃木市だけではなくて、大平、西方、都賀、藤岡、全てのところで皆さんが利益を享受できる、そういったところを目指していきたいと考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 部長、市民への皆さんの周知に関しましては。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) 失礼しました。続きまして、こういったものは、これ今ビジョンができますので、これからまずビジョンの周知を図ってまいります。これから皆さんに周知を図っていって、周知のやり方は、先ほど今後の社会実験の中にプロモーション、マーケティングといったこともございましたけれども、その中で例えばSNSとか、ホームページとかいろんなメディアありますので、こういったもので皆さんに周知を図りながら、できればこのまちづくりを皆さんと一緒にやっていきたいと、そういうところでございますので、こういった周知については、引き続きやっていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 明細3に移らせていただきます。やはり同じ系列かと思いますけれども、まちなか土地利用計画推進事業、これは具体的であります。蔵の街自転車ネットワーク形成社会実験実施業務委託費について伺いたいと思います。先ほども言いましたように、社会実験の目的であるとか業務委託の内容、進め方についてまず伺いたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) お答えいたします。  蔵の街自転車ネットワーク形成社会実験実施業務委託料につきましては、先ほどの官民連携まちなか再生社会実験費補助金と同様の目的で、町なかに整備された新たな拠点を活用し、シェアサイクルを実施するものであります。この取組につきましては、蔵の街とちぎ未来ビジョンのモビリティプロジェクトにも位置づけられておりまして、町なかの拠点間を結ぶ交通手段としても有効で、またこちら市の総合計画及び観光基本計画についても位置づけされておりまして、公共性が高いというところから、こちら市で実施するものでございます。  さらに、こちら蔵の街とちぎプラットフォームが実施する官民連携まちなか再生社会実験と併せて実施することによりまして、一体的に効果を高めるものと考えております。  社会実験の業務委託でございますけれども、こちらは主要拠点にサイクルポートを設置しまして、スマートフォン等で貸出し返却できる自転車を一定期間配置しまして、町なかを自由に周遊し、にぎわいと活力のある町なかの再生を創出するものでございます。  社会実験の実施につきましては、こちら秋を予定しておりまして、年度末にはこの検証結果をまとめていく予定でございます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 業務委託ですので、もうすぐにでも委託を発注し、それがいつ頃までに報告なり委託報告書ができるのか。今年度の補正予算ですから、年度内には上がるのだと思いますけれども、いつまでにこれは委託の内容が明らかになるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) 先ほど答弁でも申し上げましたけれども、まず実施については秋を予定しております。ですので、秋に実施し、これを年度末には検証結果としてまとめていきたいと思っております。ですので、こちら秋の実施の前にある程度詳細がまとまり次第、早めに利用いただける皆様には周知を図っていきまして、皆さんに利用いただければいいなと思っております。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。 ◆13番(針谷育造君) 最後になると思いますけれども、秋までに委託の、いわゆる仕様書ができて委託を頼むということになるのですけれども、その委託の結果、もくろみとすれば費用対効果、自転車、あちこち乗り捨てもできるようなイメージとしてはあるのですけれども、町なかを自転車で歩いてもらって、ここにあるようないろんなポイントを自転車で歩いてもらうというようなことなのかなと思うのですけれども、費用対効果ということも非常に大事になってくるので、この自転車でどういう効果が、費用に対して効果があるのかということを、私も今ちょっと言いましたけれども、そのところを教えていただければと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の再々質疑に対する当局の答弁を求めます。  宇梶都市建設部長。 ◎都市建設部長(宇梶貴丈君) まず、今回のシェアサイクルでございますが、こちら町なかで実施する社会実験と併せて行うこととしております。皆様ご存じのことと思いますが、栃木市内蔵の街なのですけれども、いろいろと魅力あるスポットがございます。ただ、例えば駅を中心に来訪者があると考えた場合に、駅から蔵の街も遠いですし、そこから、蔵の街からさらに北にあります嘉右衛門町、あのすてきな伝建地区が広がっておりますけれども、そこまでも歩いていくとなかなかということもあるかと思っております。そういったところが、例えば1つ行って、そこに車止めて、では帰ろうというのが今までだったのかなと思っておりまして、そこをどこか1つに車を止めていただいて、このシェアサイクルというのが、先ほど議員もおっしゃっておられましたけれども、短い区間でも行って乗り捨てができるようなものとなっております。ですので、どこかのポートの近くで車を止めるなり駅まで来るなりしてお越しいただいて、そこで自転車を借りていただき、次の目的地に向かっていただいてそのまま返していただくと。そういった形で、あちこち回っていただければ市内が循環できると。先ほども回遊性と申し上げましたけれども、ただ単発で、これまでも、市の中でいろんな活性化の取組をやってきたと思うのですが、なかなかうまく広がらなかったところに、やはり回遊性がうまくつながっていなかったのではないかなというところが、そのプラットフォームの中で、検討の中に出てまいりました。というところで、このシェアサイクルによって広い意味で1つになる、そういったところで今後の活性化につながっていければというところで、これに対する費用効果というところが、なかなかの数字だと思うのです。それですし、実際にある程度料金をいただきますけれども、それに対する収入というのも大きくはないと思いますので、やはり出てくる効果というのはなかなか未知数かなと思っております。ただ、そういった回遊性による活性化というところ、数字に出てこない、いろんな皆様の満足度、そういった意味で高いものと考えております。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 以上で各議案等に対する質疑は終了させていただきます。  ただいま議題となっております議案第67号から議案第86号までの議案20件を、お手元に配付の各常任委員会議案等付託区分表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 △陳情第2号の上程、委員会付託 ○議長(小堀良江君) 次に、日程第30、陳情第2号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度を求める陳情書を議題といたします。  ただいま議題となっております陳情第2号につきましては、民生常任委員会に付託いたします。 △休会について ○議長(小堀良江君) お諮りいたします。  明日6月5日から6月15日までの11日間は、各常任委員会の審査及び議事整理等のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小堀良江君) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。 △延会について ○議長(小堀良江君) お諮りいたします。  本日の会議は、これをもちまして終了いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小堀良江君) ご異議なしと認めます。  したがいまして、本日は会議を終了することに決定いたしました。 △次会日程の報告 ○議長(小堀良江君) なお、6月16日は午前10時から本会議を開きます。 △延会の宣告 ○議長(小堀良江君) 本日は、これをもちまして会議を終了させていただきます。                                           (午後 2時39分)...