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09月02日-03号

  • 南部清掃工場(/)
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  1. 栃木市議会 2020-09-02
    09月02日-03号


    取得元: 栃木市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    令和 2年  9月定例会(第6回)               令和2年第6回栃木市議会定例会議 事 日 程 (第3号)                                 令和2年9月2日(水曜日)午前10時開議第 1 開  議                                             第 2 議事日程の報告                                          第 3 一般質問                                             第 4 延会について                                           第 5 次会日程の報告                                          第 6 延  会                                             出席議員(29名)     1番   森   戸   雅   孝       2番   小   平   啓   佑     3番   浅   野   貴   之       4番   川   上       均     5番   大   浦   兼   政       6番   古   沢   ち い 子     7番   大   谷   好   一       8番   坂   東   一   敏     9番   青   木   一   男      10番   茂   呂   健   市    11番   内   海   ま さ かず      12番   小 久 保   か お る    13番   針   谷   育   造      14番   氏   家       晃    15番   入   野   登 志 子      16番   千   葉   正   弘    17番   白   石   幹   男      18番   永   田   武   志    19番   福   富   善   明      20番   広   瀬   義   明    21番   関   口   孫 一 郎      22番   針   谷   正   夫    23番   大 阿 久   岩   人      25番   松   本   喜   一    26番   小   堀   良   江      27番   梅   澤   米   満    28番   福   田   裕   司      29番   中   島   克   訓    30番   天   谷   浩   明                         欠席議員(なし)                                                   地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名  市   長   大   川   秀   子    副 市 長   南   斉   好   伸  総 合 政策   小 保 方   昭   洋    総 務 部長   永   島       勝  部   長  危機管理監   福   田   栄   治    財 務 部長   大   野   和   久  保 健 福祉   藤   田   正   人    こども未来   髙   橋   礼   子  部   長                    部   長  産 業 振興   福   原       誠    建 設 部長   澁   江   和   弘  部   長  秘 書 課長   癸 生 川       亘    総 務 部   瀬   下   昌   宏                           副 部 長兼                           総 務 課長  上 下 水道   田   中       修    教 育 長   青   木   千 津 子  局   長  教育委員会   川   津   浩   章    教育委員会   名   淵   正   己  事 務 局                    事 務 局  教 育 部長                    生 涯 学習                           部   長                                                   本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   神   永   和   俊    議 事 課長   佐   山   美   枝  副 主 幹   岩   崎   和   隆    主   査   新   村   亜 希 子  主   査   藤   澤   恭   之    主   査   岩   川   成   生 △開議の宣告 ○議長(小堀良江君) ただいまの出席議員は29名であります。  ただいまから本日の会議を開きます。                                           (午前10時00分) △議事日程の報告 ○議長(小堀良江君) 本日の議事日程は、既に配付のとおりであります。 △一般質問 ○議長(小堀良江君) 昨日に引き続きまして、日程第1、一般質問を行います。  順次発言を許します。                                                               ◇ 青 木 一 男 君 ○議長(小堀良江君) 9番、青木一男議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 議席番号9番、自民未来の青木一男でございます。私は、新型コロナウイルス感染症での閉塞感が漂う中で、少しでも明るく、前向きになれるよう、発言要旨は1点として、スポーツ連携事業についての一般質問を行います。  コロナ禍の影響はスポーツ業界にも大きな打撃を与えておりますが、スポーツは見る、参加する、応援するなど多くの楽しみや喜び、達成感などがあり、また教育の分野においてのスポーツは、心身を育み、人間形成にも役立つものであります。2019年スポーツマーケティング基礎調査によりますと、日本人が好きなスポーツは、1位が野球、2位がサッカー、3位がテニスとなっており、よく見るスポーツでも野球が1位、サッカーが2位となっております。経済面から見ても、日本の名目GDP約553兆円に対し、スポーツGDPは約7.6兆円と言われており、全体の約1.4%となっております。そして、経済的にも大きな影響を与えております。  日本再興戦略2016での官民戦略プロジェクト10、これはGDPの目標を600兆円と掲げまして、新しいビジネスを創出するものであります。その中でスポーツは成長産業化が明記され、市場規模を2012年から2025年には3倍にするという目標が示されております。栃木市でも来年に延期となった東京オリンピック・パラリンピックや、令和4年のいちご一会とちぎ国体に向けて今後さらにスポーツが盛り上がるものと感じております。  栃木市においては、栃木市スポーツマスタープランが今年3月に改訂され、スポーツの振興や活性化のために各種団体との連携が重要になると考え、質問に入ります。  発言明細1、サッカースタジアム建設についてであります。現在岩舟町で建設中のサッカースタジアムは、今年4月より工事が始まり、今ではグラウンドも整備され、天然芝の養生、ナイター設備、観客席などが整いつつあり、工事は着々と進んでいる様子がうかがえます。周辺の雰囲気や以前のグラウンドのイメージも大きく変わり、私はこの後この地域がさらに大きく変化し、にぎわいのある明るい未来を迎えてくれるものと期待する一人でもあります。  そこで、現在このサッカースタジアムの建設の進捗状況はどのようになっているのでしょうか。また、このスタジアムがオープンした後のイベントや地域活性化への取組をどのように考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 青木議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。               〔総合政策部長 小保方昭洋君登壇〕 ◎総合政策部長小保方昭洋君) おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。青木議員の質問にお答えをいたします。  株式会社日本理化工業所が整備を進めておりますサッカー専用施設につきましては、工事は順調に進んでいると報告を受けております。具体的な進捗状況としましては、サッカー専用スタジアムスタンド躯体工事スタジアム練習場ピッチの天然芝の敷設工事が完了し、芝生の養生を開始しております。今後スタジアムの内装工事、LEDビジョン取付工事メインスタンドエントランスなどの工事を行い、1月中旬を目途に完成となる予定と伺っております。  サッカー専用スタジアム設置後のイベント開催や地域活性化の取組については、現在栃木シティフットボールクラブと協議を進めておりますが、本市としましては、まずは高校生や社会人サッカー公式試合開催少年サッカー大会の決勝などの開催、スタジアムツアーストレッチ教室など、スタジアムを開放しての住民参加型事業の実施などを行い、その後大型ビジョンを活用したパブリックビューイング、芝生への負担を考慮しながら、フリーマーケット音楽イベントの開催などを計画していきたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 再質問させていただきます。  この岩舟町の三谷地区は、ご存じのように斎場が建設の予定であります。そこで、このサッカー場建設に当たりまして、今まで住民の方に説明会があったかと思いますが、どのような形で何回ほどあったか、お分かりになれば教えていただきたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 正式な回数は、ちょっと手元に資料がございませんが、地元の自治会の皆様をはじめ地域会議や実働組織の皆様方にご説明をしたということを聞いております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 私の知る限りは、岩舟町で大きなコスモスホールというところがありますが、そこで日本理化工業所の社長さんに来ていただいて説明がありました。そしてまた、地元の皆様には、何か自治会長さんを集めてサッカー場建設の内容を説明したというお話は聞いております。ただ、多くの住民の方がサッカー場がどのような形で、いつできるのかというのがよく理解できていないという声もあります。ですので、今後、これからオープンに当たりまして、丁寧に地元の方に説明をしていただければありがたいと思います。この地域の方は、岩舟時代に南部清掃工場の建設がありました。そしてまた、今回斎場問題、そしてサッカースタジアムの建設問題ということで、かなりこの地域の方がちょっと大変な思いを、虐げられているとは言いませんが、大変な思いをしているのです。ですので、地元の方に協力を、そして応援をいただけるような今後説明をしていただければありがたいと思っています。これは要望です。  それと、再質問になりますが、このスタンドが完成した後には、先ほどもちょっと答弁がありましたが、地域のスポーツ交流の場として施設の活用等をしていただけるということですが、市議会においても要望書が出ております。それは栃木市民がこのスタジアムを有効に活用させていただきたいという要望が出ておりますが、市側としてはTHE TOCHIGI CITY UNITEDですか、会社は、そちらのほうにどのように働きかけていただけるのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 市民の皆様方からは、フットボール専用施設ができた暁にはいろいろ有効に活用したいというような声もいただいておりますので、年間の事業計画などにきちんと反映させていただくように、あらかじめ市側から栃木シティフットボールクラブのほうに働きかけを行ってまいりたいと思っております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕
    ◆9番(青木一男君) よろしくお願いいたします。  それと、要望なのですが、私たち議員の現地視察もぜひお願いしたいと思っております。要望ではなく、その辺はどのようにお考えか、ちょっと再質問させていただきます。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 議員の皆様方の視察につきましても、前向きに栃木シティフットボールクラブと協議を進めたいと思っております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) よろしくお願いいたします。  続きまして、発言明細2、旧小野寺北小学校跡地スポーツ利活用についてであります。今年の4月より小野寺南小学校小野寺北小学校は統合し小野寺小学校となり、小野寺北小学校は廃校となりました。旧小野寺北小は146年の歴史があり、地元の住民の皆さんとのつながりも深く、児童や地域住民の方との運動会、そして子どもサマーナイトなど様々なイベントを地域ぐるみで一緒に楽しみ、地域とともに歩んできた学校であります。地元の方たちは、この学校が廃校になり、地域の活性化が失われていくのではないかとの懸念を抱いておりましたが、サッカー選手の養成を目的としたアカデミー構想などがあるとの情報もあり、大いに期待しているようであります。栃木シティ側は、旧小野寺北小の活用を考えているようですが、現在どのような計画で行われているのか、お聞きしたいと思います。  さらに、地域住民の方がイベントとして旧小野寺北小学校を今まで同様に利用したいとの要望がありますが、行政側としてどのようなことを栃木シティ側に訴え、住民の声に応えていこうとしているのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 株式会社日本理化工業所が開学を目指すスポーツ専門学校につきましては、小野寺北地区から旧小野寺北小学校を候補地とする要望を受けるとともに、株式会社日本理化工業所の意向を踏まえ、廃校後の旧小野寺北小学校の利活用を前提に地元と協議を進めているところであります。現状としましては、株式会社日本理化工業所が学校法人の立ち上げ、専門学校の開学に向けた手続を行うため、専門学校の設置の許可を行う栃木県と事前協議を行っており、早期の開校を目指して進めていると聞いております。小野寺北地区の地域住民とは、まちづくり実働組織を中心にその時点での状況説明、地元意見の聴取を行っており、地元イベントでの校庭やトイレの利用など様々な要望を伺っております。地域からの意見、要望の取りまとめについては、新型コロナウイルス感染症の影響で若干の遅れはありますが、地元要望をかなえていくために、地域住民と連絡を取り合いながら今後も協議を進めてまいります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 栃木シティFCメインスポンサーである日本理化工業所がこの計画があるということですが、小野寺北小学校も廃校になりまして、廃校後の利活用というのがなかなか全国的にも難しい状況にあるようです。栃木市でも今廃校になっております旧寺尾南小学校ですか、ここは平成26年に廃校となりまして6年がたっております。現在も方向性が定まらず、維持管理費、これは主に管理費というふうにお聞きしていますが、年間約200万円かかっているということをお聞きしております。今回の旧小野寺北小学校のこういった利活用、こういったすばらしいチャンスは我々が本当に望んでいるところだと思っております。時間をかけずに本当にスピード感を持って事業を進めるべきと思いますが、どのようにお考えでしようか。再質問です。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 日本理化工業所からは旧小野寺北小跡地の取得の意向も示されておりますので、ただいま議員からもご提案のありましたとおり、本市の場合、廃校の利活用というものがなかなかうまく進んでいないというふうな状況もございますので、せっかくのお話ですので、地元も前向きでというふうなことも踏まえますと、スピーディーに対応をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 今後予定されております統合される藤岡第二中学校ですか、これも令和3年度末で閉校になるという予定になっているかと思いますが、ぜひその件に関してもスピード感を持って次の利活用ということを考えていただければと思います。廃校再建は地域の再建につながるとも言われておりますので、ぜひお願いしたいと思います。  そして、もう一点再質問させていただきます。先ほどのご答弁の中で多分あったかと思いますが、この小野寺北小学校日本理化工業所に対する対応というのは、多分貸与ではなくて売却なのかなというふうに思うのですが、その辺をちょっと確認したいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 市としてその貸与とするのか、売却するのかという意思決定はまだ進んでおりませんが、日本理化工業所は取得の意向を示しておりますので、売却という形になるのかなというふうには思っております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) スピード感を持ってお願いしたいと思います。  それと、要望になりますが、先ほど私がちょっとお話ししました地元の皆様との協議なのですが、具体的な要望書はまだ出されていないということであります。地元の方も早く要望書を出したいのだけれども、こういったコロナ禍の中にあってなかなか集まる機会がなくて要望書も出せないということですが、かなり強い要望があるようです。1つ言えるのは、この旧小野寺北小学校が本当に地域の方たちが集える、本当にまとまりのある場所にしていただきたいということですので、その辺をしっかりとお願いしたいと思っております。  続きまして、発言明細3、エイジェックさくら球場整備についてであります。社会人野球であるエイジェックチームは、昨年社会人チームの甲子園とも言える都市対抗野球を惜しいところで逃し、今年も栃木県の代表として北関東予選進出を決め、初の都市対抗野球出場を目指しており、今後実業団チームとして活躍が期待されるものと考えております。エイジェックチームのメインの練習場となる大平運動公園野球場は人工芝や防球ネットなどが整備され、公式野球が認められる球場となり、ネーミングライツにてエイジェックさくら球場となりました。この球場は、8月4日にオープン試合として女子硬式野球さくらカップが行われ、私はリニューアルしたすばらしい球場で初めての女子硬式野球を楽しませていただきました。今までこの球場は大平町のメインとなる「なつこい」など幾つかのイベントが行われておりましたが、今後この球場のイベントの計画や活用方法をどのように考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 昨年度に株式会社エイジェックが大平運動公園の野球場の改修を行い、人工芝、防球ネット、ブルペンなどが整備されリニューアルするとともに、本市ネーミングライツ事業にて株式会社エイジェックが命名権を取得し、本年度からエイジェックさくら球場として運用しております。4月から社会人野球エイジェック硬式野球部の練習が開始され、6月下旬から7月上旬には栃木ゴールデンブレーブスの無観客公式戦が開催されました。8月には女子硬式野球の交流戦が開催され、地元メディアのほかスポーツメディアでも紹介されたところであります。  今後は市とエイジェックグループとが協議しながら、学童、中学、高校の大会、社会人や女子の硬式野球の試合などの開催や野球教室など野球関連での利活用を進めるとともに、他のスポーツや健康関連などのイベント開催を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 発言明細4、エイジェック球団との今後の連携についてであります。現在エイジェックは小山市に本拠地を置いているチームでありますが、私は、栃木市を本拠地とした球団となり都市対抗野球出場になれば、市民にとって大きな力にもなり、地域振興にも役立つものと考えております。私は、エイジェックチームを栃木市の地元球団として市を挙げて応援していくべきだと考えております。以前クラブハウスの建設計画などもありましたが、その計画などを含め、今後栃木市の地元球団として根づかせる、活躍していただけるような取組を行うべきと思いますが、今後どのような連携強化を図っていこうとしているのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 社会人野球エイジェック硬式野球部につきましては、大平運動公園エイジェックさくら球場を練習の拠点として活動をしております。現在エイジェック硬式野球部社会人野球の象徴である都市対抗野球大会には小山市のチームとして出場しておりますが、練習拠点を本市に置き、日常的に身近で活動を行っていることから、積極的に本市も応援してまいります。また、市とエイジェックグループで役割を整理しながら、地域の野球チームスポーツ団体と連携し、野球教室、健康セミナーなど交流事業を展開していきたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 現在はエイジェックチームは小山市が拠点となっておりますが、練習場だけではなく、栃木市を拠点とすることができるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) エイジェックの硬式野球部につきましては、小山市が拠点ということでございますけれども、今後練習拠点が本市であるというふうなことに加えまして、そのほか先ほど議員からもお話がありました寮などの建設なども進んでまいりますれば、都市対抗野球チームには複数自治体名でも参加できるということですので、小山市との関係もございますが、将来的にはそういったことも可能になるということはあるかと思います。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) ちょっと確認したいのですが、先ほどの寮の件なのですが、具体的にちょっとどのぐらい進んでいるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 今のところ具体的なお話が動いているという話は確認できておりません。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 私の知るところによると、かなり模索がされているということで、できればエイジェック側は周辺につくりたいという要望があるというふうにお聞きしておりますので、その辺もぜひ栃木市を本拠地とできるように進めていただければありがたいと思っております。  続きまして、発言明細5、宇都宮ブリッツェンとの連携協定についてであります。近年自転車は健康づくりに役立ち、環境に優しい乗り物として多くの楽しみを与えて、関連人口も増えております。さらに、コロナ感染症対策としてもブームに拍車をかけており、日本でもプロサイクルスポーツなどの認知度も上がってきております。栃木市は本年6月16日、宇都宮市をホームタウンとして活動する日本初の地域密着型のプロサイクルロードチーム、宇都宮ブリッツェンを運営するサイクルマネージメントと県内で初めて連携協定を締結いたしました。その経緯と目的はどのようなものがあったのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 本市と宇都宮ブリッツェンとの関わりは、日本自転車連盟主催のタイムトライアルレース実施に向けて協力して取組を開始いたしました2011年から始まり、翌年の2012年から渡良瀬遊水地フェスティバルと同時開催でタイムトライアルレースを実施してきたほか、ロードバイクセミナーや自転車安全教室などの事業にご協力をいただいてまいりました。連携協定については、本市を拠点として活動する他のプロスポーツとの連携が進んできたこと、宇都宮市を拠点とする宇都宮ブリッツェンが栃木県内の他市町との連携を模索していたことなどから協議が進んだものであります。  サイクリング等が楽しめる道路や場所を多く有する本市としましては、それらを生かした市内各地域の連携、他のプロスポーツと連携したスポーツツーリズムの構築などの地域活性化、市民の健康づくり、子供たちの健全育成、交通安全の強化を目的に連携協定を締結いたしました。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 発言明細6、宇都宮ブリッツェンとの今後の取組についてであります。連携協定を結ぶに当たり、大川市長は自転車を通じて地域活性化を図りたい、またブリッツェン側は、健康や教育に自転車を活用し、ロードレースと選手の魅力を知ってもらいたい、と両者の思いが重なったようであります。渡良瀬遊水地においては、先ほど答弁がありましたが、タイムトライアルチャンピオンシップの開催やサイクリングロードが整備されております。これは、さらに自転車に対して関心が高まることと思いますが、今後市は宇都宮ブリッツェンと具体的にどのような取組を行っていくのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 今後の具体的な取組につきましては、現在宇都宮ブリッツェンと協議を行っておりますが、まずは初心者や子供たちが安全、安心に練習ができる自転車走行ルートの環境や自転車関係拠点の整備を進め、各種イベントを開催していきたいと考えております。自転車走行ルートについては、安全に走行できるように案内標識、ブルーライン、矢羽根ライン、自転車の駅設置などを関係機関などと協議、検討を進め、市内外の方々が安全に走行できる環境を整えていきたいと思います。また、自転車関係拠点につきましては、国の支援を見据えながら、安全な走行環境の下、他のプロスポーツと連携し、各プロチームの技術を実際に体験できるスポーツツーリズムが展開できるような整備を検討してまいります。自転車は体への負荷が少なく、楽しく運動ができ、環境に優しい乗り物ですので、それらを生かした自転車レジャーの提案を行い、日常的行動範囲の拡大に伴う交流の推進なども進めたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 再質問させていただきます。  市内での地域の選定ですか、そういった様々なルートがあるというお話でしたが、今現在どの辺を、そのルートですね、想定されているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) やはり現在も活発に自転車競技など行われている渡良瀬遊水地を起点といたしまして、そこから岩舟の三毳山、フルーツパークのほうを通過しながら、大平、旧栃木、都賀、西方といったように、全市域を網羅できるようなルートを考えております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 私も本当に栃木市を縦断というのですか、南北に縦断できるようなサイクリングコースですか、をつくっていただければありがたいなというふうに思っております。栃木市は様々な名所がありますし、私としては大平から岩舟にかけて、私は栃木三山と呼んでいるのですが、太平山、岩船山、三毳山ということのルートもありますので、ぜひその地域だけではなく、全市を本当に網羅できるようなルートができればいいなというふうに考えておりますので、その辺をよろしくお願いいたします。  発言明細7、野球・サッカー・自転車を活用した活性化についてであります。県内では宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、日光アイスバックス、宇都宮ブレックス、栃木SC、栃木シティFC栃木ゴールデンブレーブスなど、プロスポーツチームも数多くあります。スポーツは応援する側、される側がいて盛り上がり、さらに選手側の能力も発揮され、魅力を出してくれるものと思っております。  栃木市においては、野球、サッカー、自転車の3競技がそろい、さらに先ほど答弁もありました渡良瀬遊水地があります。ここにはスカイスポーツやウオータースポーツなどもあります。今後はこれらのスポーツを内外に強くアピールしていくことが重要であると考えます。その前に、まずは市民の方のスポーツに対する理解と応援、支援が必要不可欠のものと考えております。そこで、市民の多くの方の応援をいただけるようにするためにどのようにこの3つのスポーツをメインにしたものをアピールしていこうとしているのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) サッカーの栃木シティフットボールクラブ、野球の栃木ゴールデンブレーブス、自転車の宇都宮ブリッツェンの各プロチームの知名度については、現状では本市の中では高いとは言えない状況にあります。そこで、本市では各チームを応援していくため、令和元年から栃木市民スポーツ応援団“Strawberry Hearts”を結成いたしました。チームごとにイメージカラーを活用し、それぞれブルー、ゴールド、レッドとして会員募集を行い、市内外から会員を募集しております。現在は新型コロナウイルスの感染症の影響もあり思うような活動はできておりませんが、今後はその状況を見据えながら各チームの知名度を上げ、身近に感じてもらうための“Strawberry Hearts”の活動をさらに推進し、チームや選手と市民が触れ合うイベントなどの機会をつくるとともに、チームの提案や希望について協議を進め、市民とチームの双方が喜びを分かち合えるようサポートしてまいります。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) 再質問させていただきます。  市民とこういった企業スポーツチームとの間に立つ行政側は本当に黒子役となっており、とても重要な役割を担っていると思います。私は、行政側の役割というのがすごく大切になるのではないかと思いますが、行政側としてのバックアップ体制というのはどのようなことを考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) それぞれのプロチームにはファンクラブであったり、サポーター制度といった本格的なその各チームを応援する組織というものがございますので、市といたしましては、そうした本格的なその応援する組織への橋渡し役として、まずは入口の部分というようなことでこの“Strawberry Hearts”というような形で市民の応援団を結成したところでありますので、そういった組織を通じて少しでも多くの方々がそのプロチームを本格的に応援していただくような体制に移行していただければと思っております。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) ぜひ行政側の皆様に頑張っていただきたいと思います。  ちょっとこれ要望になりますが、この議場、この4階の入る前にのぼり旗が立っています。多分議員の方皆さん気づいていない方もいるかもしれないのですが、3つのプロスポーツチームののぼり旗なのです。私は、正直言って分からなかったのです。これってアピールしているのかなという。私は、気づかないほうが悪いとかではなくて、アピール度が足りないのではないかなというふうに思っているのです。小山市に行きますと、本当に駅前とか、商店へ行くとゴールデンブレーブスののぼり旗が立っていまして、すぐ目につくのです。あ、この市は本当にこのチームを応援しているのだなというのがもう何も言わなくても分かるのです。栃木市はこの3つのプロスポーツがそろったわけですので、ぜひその辺をアピールしていただければと思っております。  それで、このスポーツを担当しておりますスポーツ連携室の職員の皆さんは、私はとてもモチベーションが高い方がそろっているなというふうに感じております。この3つのプロスポーツが本当に栃木市に根づき、地域の発展につなげるには、やはり時間はかかると思いますが、粘り強くこの連携に力を入れて、強く栃木市でこの3つのスポーツがあるのだよということを発信できるような取組を要望したいと思います。  発言明細8、スポーツ立市への取組についてであります。結論から言いますと、栃木市でもスポーツ立市宣言を行うべきではないかという質問です。このスポーツ立市宣言の目的は、ただ宣言するのではなく、栃木市としてスポーツに力を入れ、市民の健康や市民ひとり1スポーツを行い、各種団体との連携や協力により、市の特徴を生かしたスポーツのまち栃木をより積極的に内外に発信し、市民の方の健康増進とスポーツの振興が大きな目的であります。  私は、この件に関して4年前にも一般質問を行いました。そのときの生涯学習部長の答弁では、スポーツ立市宣言はスポーツ振興の有効な施策の一つとして、東京オリンピックや国体など市民の関心が高まる効果的な時期に宣言を行うことを検討いたしますとありました。現在栃木市では「元気はつらつスポーツコミュニティとちぎ」をうたっておりますが、これはまだまだ市民に周知されているとは言えません。私は、スポーツ立市宣言を行い、栃木市にこのスポーツは栃木にありということをアピールしてもいいのではないかと思っております。今はコロナ禍の中でスポーツ関連事業なども大変な思いを強いられている現状ですが、タイミングを考えることも必要かと思います。ぜひ宣言を行っていただきたいと思いますが、どのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) では、お答えいたします。  ご質問のスポーツ連携事業やいちご一会とちぎ国体等につきましては、市民にスポーツの裾野を広げ、本市が進めておりますスポーツを通じて生き生きと健康な生活を送ることができるまちづくりに寄与するほか、市の観光振興や地域の活性化にも大きな効果が期待できることから、スポーツによる立市を行う上で重要な施策であると認識をしております。また、本市では市を拠点とするプロスポーツチームの活動や渡良瀬遊水地を活用したスカイスポーツなどと市内で生産される農産物等を活用した食を結びつけることにより、これまでにない新たな魅力を創出し、地域の活性化や観光振興を目指す食とスポーツによる地域活性化及び観光振興計画の策定を現在進めているところであります。  そのようなことから、スポーツ連携事業等につきましては、市の重要施策として今後も積極的に取り組んでまいりますが、スポーツに係る宣言につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響、またスポーツ連携事業等の進捗状況を踏まえながら、引き続き検討をしてまいりますと思います。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 青木議員。               〔9番 青木一男君登壇〕 ◆9番(青木一男君) スポーツ関連の事業もなかなか本当に大変な状況であります。ですから、スポーツ立市宣言が今かというとなかなか難しい部分もあるかと思いますが、それほど予算のかかるものでもないと思いますので、このタイミングということで、ぜひ時期が来ましたら宣言のことを検討していただきたいと思っております。  最後になりますが、ドイツでのスポーツ産業は日本より規模もスポーツシェアも大きく、個人消費に支えられ、自動車産業に匹敵すると言われております。人生100年時代を迎える今日、健康寿命を延ばすことはますます重要になります。予防医療を推進し、社会保障の抑制にもつながることから、スポーツの価値は今後ますます高まっていくものと考えられます。コロナ禍による社会の閉塞感を和らげるためにも、スポーツの果たす役割は大きいものがあります。栃木市でもぜひスポーツの成長産業化に向けた取組を行っていただけるようお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(小堀良江君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午前10時43分) ○議長(小堀良江君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午前11時00分)                                                               ◇ 針 谷 育 造 君 ○議長(小堀良江君) 一般質問を続けます。  13番、針谷育造議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 13番、創志会、針谷育造。1、サッカースタジアムについて、2、新型コロナウイルスと一斉休校について、3、思川開発について、4、新型コロナウイルス感染症に対する市の方針(7月28日から)と部長会の懇親会の4点について質問したいと思います。  最初に申し上げたいことは、残念ながら政策を議論し深める一般質問でなく、私は極めて不本意であります。地方自治の根幹に関わる極めて行政執行の基本が危うく、栃木の行政大丈夫なのかの危惧を強く持っており、厳しい言い方ですが、法令遵守の欠如、正規な手続無視、説明責任の放棄、それを見過ごす一部幹部職員の事なかれの実態、これらは市民にとって憂慮すべきことであり、議員として、市民として極めて残念であります。そのことを申し上げ、一般質問をします。  発言要旨1、サッカースタジアムについて。この問題は過去にもやってまいりましたが、残念ながら納得できる答弁はございませんでした。法的にも、市民感覚的にもたくさんの問題をはらんでいるので、その解明をしたいと考えております。  発言明細1、サッカースタジアム貸付の違法性について。  1、地方自治法第238条4によれば、行政財産は貸付けできないとなっております。同法第2項第1号から6号までの当該事項の何号が今回の貸付けは適用されたのか、お伺いをしたいと思います。  3番目に、地方自治法第96条、議会の議決事件でありますけれども、この議会に上程しなかった根拠についてと、違法性はなかったのか。  4番、地方自治法第2条、目的でありますけれども、通告から14項は削除したいと思います。16、17項の見解を伺いたいと思います。16項は、法令に違反して事務処理を行ってはならず、17項によれば、これに違反した行為は無効であると定めております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。               〔総合政策部長 小保方昭洋君登壇〕 ◎総合政策部長小保方昭洋君) お答えをいたします。  地方自治法第238条の4第1項につきましては、行政財産の貸付けなどについて定められておりますが、今回は都市公園法第5条第1項の定めを受けた栃木市公園条例第8条の定めに基づき、公園施設となるサッカー専用施設の設置を許可する手続となりますので、地方自治法第238条の4に定める行政財産の貸付けとはならないものであります。また、行政財産の貸付けではないことから、地方自治法第96条第1項第6号につきましても該当いたしません。また、地方自治法の第2条第16項に定める法令に反して事務処理を行っていることはありませんので、同条第17項に定める無効とはならないものであります。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 非常に残念であり、答弁がここまでごまかしの答弁であるというのは非常に驚きであります。本当にこれで栃木の行政が法に従って進むのかどうか、私はしゃべるのはもう諦めざるを得ないぐらいひどい。行政財産は地方自治法で定められております。それを違うスポーツ、都市公園法ですか、それに代わるというすり替え、これをもう一度答弁してください。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 地方自治法第238条の4につきましては、主に行政財産の目的外使用といったところを規定しているところでございまして、今回そのサッカー専用施設につきましては、岩舟総合運動公園の公園設置の目的に沿った形での運用となりますので、都市公園法の設置許可という形になるというふうに解釈しております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 条例で決めてあります行政財産ではないということを断言しているわけですね。もう一回確認します。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 行政財産ではないということではないと思っております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) ここまで来ると私ももうこれ以上言いたくありませんけれども、再質問します。本当に、行政財産の目的外、これは目的外ではないのですね、貸し付けるということは。市民のために運動公園はあるわけですよ。施設もあるわけです。それは今も生きているということで、貸付けにはならないという理由なのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。    澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) ただいまのご質問でございますが、当スタジアムにつきましては、あくまでも運動施設、サッカースタジアムです。ですから、都市公園法の網というものは当然かかってございますし、そこの中にある施設、あくまでも市が設置するものではなく、民間事業者が設置するという都市公園法の条項に基づきまして設置されるものですから、先ほど小保方部長が言ったように、行政財産となっております。行政財産です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) こればかりやっていると次進みませんけれども、行政財産であることは認めたということですね。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) あくまでも底地につきまして、公園の敷地、あくまでも行政財産の上に公園の管理者以外の者がつくるという施設です。ですから、そこの施設についての所有権につきましては市ではございません。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) へ理屈もここまで来れば、これが議会かと思うようなやりとりであります。残念です。  それでは、発言明細2に移ります。使用料、固定資産税の免除について。なぜ免除なのかの根拠を再び伺いたいと思います。  2番目に、財務部長は非営利団体が入場料を取ってやる場合と比較して、正直申し上げて減免にはふさわしくない面があるのかなという答弁をされました。市としての統一見解を伺いたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) このたびの使用料と固定資産税の免除につきましては、ご存じのとおり、栃木シティフットボールクラブは日立栃木サッカー部から活動が始まりました地元のサッカークラブであり、Jリーグを目指して活動するに当たって、今までも市民団体から栃木市内にフットボール専用競技場、練習場の整備を求められておりました。市としましては、このような経緯も考慮いたしますと、過度な支援は行いませんが、可能な範囲での支援は行うべきものと考えております。  また、市としての使用料と固定資産税についての見解につきましては、栃木シティフットボールクラブ支援のため、覚書に定める期間において負担を求めないということで一致をしております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。針谷議員、マスクの着用をお願いいたします。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 非営利団体でさえも入場料取れば有料になるわけです。今回は非営利団体ですか。非営利団体という認識をしているのですね、今回貸す団体、サッカーFCですけれども、お尋ねします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 非営利団体という範疇には入らないと思っております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 営利団体なら当然目的外使用ということにもなるし、料金を取るというのは、一般市民の納税者と同じように納税義務は私は働いてくる、このように思っております。  再質問します。さくら球場の使用料は半額頂いているようです。これとの整合性はどうなるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) エイジェックさくら球場につきましては、所有は栃木市でございますので、そういった意味でその使用するに当たっての使用料を頂いているという状況でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) ちょっと最後聞き取れなかったのですけれども、栃木市の所有だということでよろしいのですか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 大平運動公園にございますエイジェックさくら球場につきましては、あくまでもエイジェック側は人工芝を設置した、人工芝については公園管理者以外であるエイジェックが設置したということでの設置については使用料等取っておりません。ただし、施設を使う場合には半額の2分の1を取っているというのが実態でございます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 再質問します。  令和2年3月24日の設置許可申請、減免申請決裁文書では、公園の機能の増進に資すると認められるものと考察されるため、こういうふうに当局が示した文書には書いてあります。これはどういう意味なのか。一般公衆の利用に供するので公園使用料免除を決裁して、市民に貸し付けられない施設がなぜ一般公衆の利用に供することができるのか。ちなみに、2019年の利用状況は、岩舟の野球場2,214人、サッカー場1,586人、3,800人、これらの利用者は排除されるにもかかわらず一般公衆の利用に供するとなるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 3月24日に出されました申請につきましては、我が建設部のほうの所管で対応しております。ただいまご説明がありましたように、公園、スポーツの振興につながるということで、当然ながらここの地域に根差したスポーツの振興になるわけですが、スポーツプロ集団が使う場合も当然ございますが、一般市民への開放ということも当然ながら考えておりますし、いろいろなイベント等があそこで行われるのも聞いてございます。ですから、そこの辺りをそこの文面の中に含めているものと考えています。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕
    ◆13番(針谷育造君) 私も覚書を読みましたけれども、配慮するとしか書いてないのです。貸すとは書いてない。もう自分の球場だと、あるいは自分のサッカー場だと思っているのです、借りるほうは。配慮する、これが一般市民に公衆的に使われるという回答でよろしいのですか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 今現在サッカー専用スタジアムにつきましては、その運用方法について施設側との協議が行われている最中でございまして……。               〔「覚書で協定してるでしょ」と呼ぶ者あり〕 ◎建設部長(澁江和弘君) ですから、覚書に当然ながら書いてあることを今後これを具現化するために、今後仕様書等についての取決めをしながら市民への使われる、当然そういうような要項もそこに入ってきますので、それが連携協定、覚書、そして現在のサッカースタジアムをつくっている側との相談、協議になっております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 水かけ論みたくなります。例えば、再質問しますけれども、メディカルしもつがの駐車場無料貸付け、これは議会で議決しておりますね。公共的な、そして市民の命や健康を守るということで、この差はどのように市民に説明するのですか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) ちょっと手元に資料がないので明確にお答えできなくて申し訳ないのですが、たしかあの土地については、議会の議決を要しないとお貸しできないというふうな条件があったかと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) これ以上やりませんけれども、今回もそれ以上の有料で貸し付けるというのでしたら、それは分かりますけれども、貸し付けられない行政財産を無料で貸し付ける、これだけは述べておきたいと思います。  発言明細3、市民への説明責任について。6月議会答弁では、説明責任を市民に果たす、このような答弁をいただきました。約束どおり実施いたしましたか。  2として、市民、納税者に公平、公正性をどのように説明したのか。  3として、市民の声をどのように受け止めているのか、聞いた声があるのか。  4番目として、行政への信頼、どのように説明したのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  6月市議会定例会の答弁におきまして、市長判断でこの減免を行う場合は、それを行うことが真に市民にとってメリットとなるのか、理解が得られるのか、公正、公平の運用に抵触しないかを考え、慎重に判断をし、その場合当然説明責任を果たす必要があるとお答えをさせていただきました。地元での説明、また新聞等での情報により市民の皆様からご意見をいただいておりますが、プロスポーツとの連携について期待する多くの声、またいただいている中には使用料、固定資産税の免除への疑問の声もいただいております。市といたしましては、サッカー専用施設の整備状況、利用方法等の調整ができた段階で市民の皆様に広報紙、ホームページ等でお知らせをしてまいります。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 答弁聞いていますと、既成事実が全て出来上がった段階でやると、これは順序が違うのではないでしょうか。市民に今こういう状況になりましたと、なっています、それを説明するのが説明責任です。結果を説明責任だと言うのは、これは非常に市民をないがしろにする考えだと思います。市長、もう一度答えてください。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) サッカースタジアムにつきましては、これまでも広報紙等で途中経過をお話しをしてきたはずであります。そういった具体的なことについての説明は、はっきりしたことが分からなければ説明できないと申し上げております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) お言葉を返して申し訳ないですけれども、いつの広報にサッカースタジアムが載りましたか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) いつの広報かちょっと記憶にはっきりいたしませんけれども、そういった図面が出ていたように私は記憶をしております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) これ以上やってもらち明きませんので。  発言明細4、栃木市公園条例の一部改正について。極めてこれも問題であります。本来でしたら3月にこの条例、2本ありますけれども、出すべきだったのではないのでしょうか。栃木市公園有料公園施設に関する条例の一部改正、公園条例の一部改正、これは後づけで今までやったことをちゃらにすると、やってはいけないのです、行政は。法に従って事務を進め、市民に説明する、これが市民の信頼です。ここはどうなっていますか。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 岩舟総合運動公園へのサッカースタジアム建設につきましては、令和元年11月から公園サイドとの本格的な協議が始まり、令和2年3月23日に覚書が締結されたことを受けまして、サッカースタジアム建設に係る公園施設の設置を許可いたしましたことから、3月議会に市公園条例の一部改正を提出することができませんでした。なお、今回の条例改正を行うに当たりまして、4月より条例中に民間事業者が設置する公園施設を残すべきかどうか、栃木県と協議を進めてまいりましたが、このような事例が県内にないため判断まで時間を要し、9月議会への提出となったものでございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) これも極めて問題発言ですね。  見方を変えて聞きます。3月23日に協定を結びました。その後、4月、5月、6月、7月、8月、9月条例改正が出ました。これまでの期間は違法状態、違法行為を続けている状況ではないのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) この条例改正につきましては、速やかに改正をするという心がけをしながら、事務手続の中で協議等を進めて、それが遅れてしまったということはこの場を借りまして大変申し訳ございませんでした。ただ、なるべくこれを早く条例改正するというのが我々の宿命ですので、それを今回いたしたいと思います。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 傍聴の方に申し上げます。ご静粛に傍聴のほうお願いいたします。  針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) どこかの政治の場で聞いたような気がしますね。あることをないことにはできないと言ってお辞めになった文部科学省の事務次官、前川喜平さんですか、これと同じように考えなければ本当に、ある新聞はこのように書いています。今回の条例改正はサッカー場としての使用許可が禁止行為に当たらないことを条例上も明確にする狙いがあると見られると、併せて同広場の使用料が必要な有料施設から外すという条例改正案だ、現状を正当化するための後づけの改正だと、マスコミの方もこのように批判をしております。こういうことについて反省をして、今回議会に出されているものについては当然取り下げる、そういうことだって必要なのではないでしょうか。これは市長ですね。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) まず、先ほどの答弁でありましたけれども、広報紙での掲載はなかったということで、新聞であったというふうに思います。  ただいまの質問ですけれども、県のほうと調整をしながら、担当のほうでいろいろ詰めておりますので、その正当性、また違法性がないかというのは十分に検討してやっていきます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) とても判断がつかない、極めて残念です。  それでは、次に移ります。発言明細5、排水同意。あそこには5,000人集めるということで私たちは聞いております。地元土地改良区からも事務局から意見を私も聴いております。土地改良区に排水をするのか、1つ聞きます。改良区は同意はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 岩舟総合運動公園の排水につきましては、市が設置した公園でありますから、最終放流先であります大岩藤土地改良区と協議をし、平成13年6月に放流同意をまずいただいております。今回設置されますサッカースタジアムにつきましては、市以外の者が設置する施設でありますので、大岩藤土地改良区と協議を行い、その結果としまして、別途放流の承認が必要との結論に至りましたので、現在同土地改良区の放流同意に向けた調整が行われていると伺っております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 速やかに進めてください。  これでこの質問については終わりますけれども、やっぱり法とは何か、それは手続なのですよ。私が言っているのではないのです。法学者が言っています。法的正義とは手続的な正義である、これらが全く欠如していることを申し上げて、次の質問に移ります。  発言要旨2、新型コロナウイルスと一斉休校について。  発言明細1、小中学校一斉休校は教育委員会で議決されたのか。  1として、総理の休校要請を受けてから休校決定までの時系列経過とその後の経過についてお伺いします。教育委員会の決定はいつされたのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  青木教育長。 ◎教育長(青木千津子君) 小中学校の臨時休校につきましては、2月27日の総理大臣からの小中学校等における一斉臨時休業の要請を受けまして、2月28日の臨時校長会での協議を経て教育委員に説明をし、お考えを伺った上で、同日私が臨時に教育委員会の議決に代わり事務を代理し、3月2日から24日までの臨時休校を決定いたした次第でございます。その後、4月7日の臨時会におきまして、4月13日から24日までの休校を決定いたしましたが、18日の栃木市非常事態宣言を受け、各委員の意見を伺った上で、20日に私が臨時に事務を代理し、5月6日まで休校を延長することといたしました。  続きまして、大型連休後の感染状況を見極めるため、4月24日の定例会において、5月17日までの休校延長を決定いたしましたが、5月4日、国の臨時緊急事態宣言の延長を受け、7日の臨時会において5月31日まで休校を延長することを決定いたした次第でございます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 教育長の報告では2月28日、このように述べております。本日午前中、臨時校長会を開催いたしました。そして、そこで本市の方針を示させていただき、協議検討の結果がまとまりました。これはどういう意味なのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  青木教育長。 ◎教育長(青木千津子君) 臨時休校に関する決定は最終的には教育委員会がするものでございますが、現場の校長の意見を十分に吸い上げて、そしてその中で市としての考え、教育委員会としての考えを協議した結果、同意といいますか、教育委員会のもともとの素案に校長会のほうで同意が認められたという、そういうことでございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 再確認します。休業を校長判断でできる場合は何でしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) インフルエンザなどで学校を臨時的に休校したり、学年休校をしたりすることが学校管理規則で定めてあると思います。その場合は校長の判断でできます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 校長の判断でできるということは、学校保健安全法に、21条でしたか、22条だかに書いてありますけれども、それでやってよろしいと私は思います。  発言明細2、教育委員会の責任です。今、教育長は代理でやったと、代理でやれば次の委員会で議決をしなければならないのです。まず1番目に聞きたい。私が見た議事録はなかったですね、この記事は。教育委員会を開催していないのかな、先ほどはやったと言っていますから。  2として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第24条、事務処理の法令準拠、もし教育委員会を開催していないとすれば違法ではなかったのか、こんなことを聞きたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  青木教育長。 ◎教育長(青木千津子君) まず1つ目の臨時代理をしたことの結果につきましては、直近の定例会で報告をするということになっておりますので、それについては報告をしたものと認識しております。  また、本市教育委員会の会議につきましては原則公開でございますが、栃木市教育委員会会議規則第16条ただし書により、教育長または教育委員の発議により出席者の3分の2以上の多数で議決したときには秘密会とすることができると規定されております。秘密会の趣旨は、議事での発言内容及び議事録について非公開とするものでございます。小中学校の一斉休校につきましては、昨日の広瀬議員のご質問に対する教育部長の回答と重なる部分が多々あるかとは思いますが、申し述べます。各自治体が判断するに当たって統一した基準がない未曽有のコロナ禍の下、教育委員のこれまでの経験や知見に基づいて判断する必要があったため、公開することで率直な意見交換や意思決定に影響が生じるおそれもあったことから、教育長のほうから発議をし、出席者の賛成により秘密会とした次第でございます。議事録につきましては、秘密会の部分を除き公開をしているものでございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 秘密会にする理由がいまいち分からない。個人のプライベートのことがこれには出てくるのでしょうか。昨日の広瀬さんの説明では、何委員が何を言ったというようなことを追及されると困るから秘密会にしたというようなことをおっしゃっておりましたけれども、果たしてこれを秘密会にする理由があったのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 昨日も広瀬議員の質問にお答えいたしましたが、新型コロナウイルスということで、まずは詳細がよく分からない状態の時期でありました。今も解明されていないところでありますが、安全を第一に考えるか、それとも学業を第一に考えるかというような、それぞれ意見が分かれるような案件を公開の場でやった場合、その発言に対する批判などが想定されますので、率直な意見が出しやすいように秘密会で、まずは教育委員さんに秘密会にしていいですかということにご提案をして、それで同意を得て秘密会にしているということで、確かに知る権利というものもあろうかと思いますので、今後は秘密会にするかどうかということは慎重に検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 最初から聞きたかったことは、教育委員会でこの臨時休業、議決をしておりますか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 最初の3月の臨時休校のときは教育長が臨時代理をしました。その際、その臨時代理をした後は教育委員に報告しなければならないというふうになっております。改めて臨時会ということではなくて、3月4日には教育委員さん全員に集まっていただきまして、臨時休校にした経緯などをお話ししまして、説明をさせていただきましてご了解をいただいたところであります。そのほかのときは臨時代理したときは次の教育委員会で報告をいたしまして、また定例教育委員会のときなどにやったときは議決をいただいております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 栃木市内の小中学生が一斉に学校に来られないという重大問題を教育委員会に、教育長に代理したから、こういうことでこれを済ませてはいけない。2月27日総理大臣が言いました、28日に新聞報道、29日、この日に教育委員会開くことはできたのではないですか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 確かに緊急を要するということで、開くことは可能だったと思いますが、その際はそこまで、ちょうど直近で定例の教育委員会も行ったところでありましたので、臨時に開くということの考えに至らなかったところでありますが、今後は必ず臨時会を緊急の場合でも集まっていただいて、臨時休校にするというようなことがあれば判断をしたいと考えております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 教育長にもう一度答弁お願いします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  青木教育長。 ◎教育長(青木千津子君) ただいま部長が申し上げたことをなぞることになりますけれども、一番最初の2月28日に臨時校長会で協議を経て、結果的に私が臨時代理をして休校にするということにしたわけですけれども、その際は本当に新型コロナウイルス感染症についてまだ、今もそうですが、もっともっと確定された知見がなく、本当に何が正解か誰にも分からない状態、そしてとても混乱している状況でございました。私自身にも焦りはあったことは確かでございます。そういうことで臨時代理ということをさせていただきましたが、今あれから半年たち、様々なことを振り返ったときに、やはり大切なことは、きちんとどんな場合でも、忙しくても教育委員さんに集まっていただき、臨時会を開いて議決する必要があるというふうに深く思っております。そのことについては教育委員さん方にも申し上げ、今後はいかなる場合でも重要なことが発生した場合には集まってくださるということを約束をしていただきました。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 大変よい答弁があったから次に移ります。  発言要旨3、思川開発事業について。明細1、県南広域的水道整備事業の合意形成はいつになるのか。極めてこれは16万市民がひとしく水を飲んでいるわけですので、この問題というのは市民の生活に直結する問題です。  そこで1、県南市長協議会の合意形成はいつなのか。計画では2016年、17年というふうになっております。  2つとして、現状は水道整備基本構想計画のどの位置にいるのか。そして、今後の見通し。  3として、別組織でありますが、栃木県南部水源開発促進協議会の目的、状況、栃木市の立場はどのようになっているのでしょうか。  4、広域的水道整備計画案作成は、これが一番重要です、いつになるのか。基本方針、整備計画区域、根幹的水道施設の配置等、計画では2021年、来年ですね、令和3年。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 県南広域的水道整備事業については、県及び本市、下野市、壬生町、野木町で県南広域的水道整備協議会を構成しており、県から提示される整備事業計画の詳細に基づき、おのおのの市町での意思決定及び関係市、町の合意形成が不可欠となっております。そのため協議会では検討部会が設置されておりますが、現在は県において検討材料の調査や整理が行われている状況でありまして、本市として具体的な検討ができる段階には至っておりません。  一方、栃木県南部水資源開発促進協議会につきましては、思川開発事業の円滑な進捗を図ることを目的に平成5年に設立された協議会でありますが、栃木市は平成27年10月に退会をしております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 大変遅れているというのが実態だというふうに私は受け止めました。このような聞き方したいと思います。計画より極めて遅れている、今、富士山に私たちが登ろうとしたときに、今、栃木市の状況、県南広域的水道整備協議会の皆さんはどこにいるのか。5合目まで行ったとか、8合目まで行ったとか、今の答弁ではまだ下のほうにいるのかなという感じがしますけれども、どの辺にいるか、お答え願います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) たとえにどの位置かというのは大変お答えしづらい部分ではございますが、先ほど答弁の中でもお答えしましたとおり、まだ全く市として検討する材料というものがないという状況でございますので、そういう意味では山麓のほうにいるのかなというような感覚ではおります。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 部長には率直に答えてもらったからいいのですけれども、山麓をうろついていると、言葉は悪いのですけれども、そういう状況で何も示されていないということは確認したいと思います。  それでは、発言明細2、今後の事業の見通しについて。先ほどの話ではこういうことも考えられないですけれども、私の質問とすれば、1として、市町から県への広域的水道整備計画の策定はいつになるのか。計画では2018年、19、20、平成30年、31、令和2年、広域的水道整備計画作成はいつになるのかというのは極めて重要なことです。そこでは、基本方針、整備計画区域、根幹的な水道施設の配管等、これは令和3年というふうになっています。これはどのような見通し、先ほどので答弁はおおむね予想はつきますけれども、ご答弁願います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 県南広域的水道整備計画につきましては、平成30年の水道法改正により水道基盤強化計画の策定と改められました。水道基盤強化計画については、県が主体的に策定し、関係市町村の同意を得る、または2以上の市町村が共同して計画の策定を要請することとされております。いずれにいたしましても、関係市町の同意が不可欠でありますが、現時点におきましては県からの計画の同意要請はなく、また本市としての意思決定を図る前段階の検討も不十分な状況でありますので、今後のスケジュールの見通しは立っておりません。したがいまして、水道基盤強化計画の策定につきましてもスケジュールの見通しが立っていない状況でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 今の答弁で発言明細3、これは割愛させていただきたいと思います。  発言明細4、誇れる栃木市の水道水を未来へつなぐ。これは、市長が常に就任以来、栃木の宝と認めております。豊かな地下水を未来につなげること、これが市長の仕事の一つでもあると私は思います。考えを伺いたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  本市は良質で水量の豊かな地下水を有していること、また市民の皆様がそれをとても大切に思っていることは私としても大変誇りに思っているところであります。良質で安全な本市の水道水は暮らしの根幹として大切な宝であると認識しておりまして、地下水の保全も含め、次世代に引き継いでまいりたいと考えます。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) ぜひその決意、揺るぎなく前進をしていただきたい、そのことを申し上げて、発言要旨4、新型コロナウイルス感染症に対する市の方針、これは7月28日からというふうにホームページに載っております。部長会の懇親会について伺いたいと思います。  発言明細1、新型コロナウイルスの感染症の収束について。方針を見ますと収束したとあるが、何を根拠に判断をしたのか、伺いたいと思います。  2として、第二波の右肩上がりの中で患者拡大をどう考えるのか。  3番として、市民への説明はできるのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  市の対応方針につきましては、これまで国、県の対応方針の見直しに合わせ適時適切に見直しを行ってきたところであります。その変遷の中で、5月28日付の市の方針において「収束」という言葉を使用いたしましたが、これは5月28日当時、国の緊急事態宣言が解除され、本市においては1か月以上新規感染者の報告がない状況から、一時的に感染が収束したと判断したものであります。その後、7月28日付の市の方針の見直しに際しても「収束」という言葉を使用しておりますが、これは一時的な感染の収束を受けて制限等の段階的な緩和も進めてきたこれまでの経緯を表現したものであり、7月28日時点における市の認識を示したものではございません。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 市の認識を示したわけではないという、では市の方針ってのは何なのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 裏面にまだ答弁が残っておりましたので、続いて答弁させていただきます。  7月28日時点における新型コロナウイルス感染症の状況としては、全国において第1波とされる4月頃と比較して2倍以上の感染者が報告されており、県内でも各地でクラスターが発生し、急激に感染者が増加している状況にあると認識をしております。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 感染者が減ることというのは極めて私たちも望むことで、皆さんの努力、そして市民一人一人が3密を避けやってきた結果だというふうに私は思っています。  しかし、ここで情報だけ提供しておきますけれども、7月28日には全国で7,717件、今9月2日で3万2,161人、今日の新聞でありました。グラフにも、私グラフ持っていますけれども、極めて急勾配で、第1波をはるかにしのぐ勢いで今全国では蔓延しております。しかし、栃木市ではそのような形でぼちぼちと出ているということですけれども、それを申し上げておきたいと思いますけれども、まさに収束というのは宣言を解除したときからそういうことだということなのだという市長の答弁でありますけれども、それでは1つとして、2番として、第2波の右肩上がりの中で患者拡大をどう考えておるのでしょうか。  3として、市民への説明は収束でできますかということを通告に従って聞きたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) お答え申し上げます。  先ほど市長の答弁でもございましたように、5月28日当時において市の方針は「収束」という、そのときに初めて使わせていただきました。5月28日の市の方針において、5月14日に国の緊急事態宣言が解除されて、その後栃木市の非常事態宣言についても5月17日をもって解除したところでございます。そういった経緯について市として「収束」という言葉をその時点では使わせていただいたところでございまして、7月28日におきましては、またさらに「収束」という言葉もその時点でも使わせていただきましたが、ちょっと読ませていただきますけれども、新型コロナウイルス感染症の収束を受けて、感染症対策を行いながら徐々に社会経済活動を再開させるため、制限等の段階的な緩和を進めてまいりましたと。5月28日当時の頃の経過を述べたところでございまして、7月28日時点では、先ほど針谷議員のほうからも話がありましたように、全国的にも感染拡大、第2波という、ちょうど7月28日が真っ盛りの状況ということもございます。そういった中で市の認識を示したものでございまして、7月28時点では感染が収束ということでの話ではございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) その辺の市民への説明というふうに通告してあるのですけれども、これの答弁がまだないような気がするのですけれども。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 市のホームページにおきまして、先ほど申し上げた対応方針につきましては変更のたびに周知を行っておるところでございます。なおかつ感染が拡大している中で、市民に対しては、先ほど議員からも話がございましたように、3密の回避、また感染拡大の防止を常々お願いして周知を図っているところでございます。
    ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) それでは、発言明細2、部長会の懇親会について伺います。  1として、部長会の主催者は副市長であると思います。なぜこの時期に懇親会を開催したのか、まず聞きたいと思います。  2番として、指導者である市長、副市長、教育長、部長、この意見を聞かせてください。  3番として、市民の反応を、私のところにはもってのほかだ、何をやっている、こういう声はたくさん聞いております。議員各位にもあるかと思いますけれども、この3つについてご答弁願います。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  南斉副市長。 ◎副市長(南斉好伸君) まずもって部長会の会長は総合政策部長でございますので、私が主催者ではございません。市長、副市長、教育長、部長の考えについてのご質問ですが、それぞれ同じ認識を持っておりますので、代表して私が答弁させていただきます。  部長会としては、懇親会を予定していた時期及び開催時において次のような認識に基づいて開催したものでございます。まず、新型コロナウイルス感染症に関する市としての非常事態宣言は解除しており、市といたしましては、市職員に一律に業務後の会食等を禁止していることはなく、あくまでも感染防止に努めることを前提として自主的な判断に任せているところでございました。また、昨年の台風被害からの復旧、復興が長期化するとともに、新型コロナウイルス感染症の対応もさらに長期化することが予想される中、業務後における感染拡大防止に努めた上での会食等の在り方についても実際に試みてみるべきとの考えも持ってございました。  こうした考えの背景といたしましては、市内の飲食店等から市職員に対して過度な自粛はしないでほしいとの切実なご意見もいただく中で、新型コロナウイルス感染症拡大防止とともに、逼迫した市内経済の活性化も両立させていきたいという思いもあったことからでございます。  こうしたことを踏まえて、段階的に少人数での会食を数回実施した後、県の新型コロナウイルス感染防止対策取組宣言を行っているホテル内の会場を使用し、十分な感染防止に努めることを前提として、7月中旬には開催を決定したものであると承知してございまして、市長をはじめとする三役もこの趣旨を理解し、出席したものでございます。  新聞報道後、市民の皆様からは様々なご意見を頂戴しておりまして、感染拡大防止に努めている時期に三役を含めた幹部職員の多くが参加した集まりを催したこと、様々な行動を自粛している市民感情を害するものであったことなどに対するご批判とともに、感染防止策を講じた飲食店等については、利用者側も感染防止に努めた上で適切に利用すべきとのご意見もいただいております。加えて、8月12日付で栃木県中華料理生活衛生同業組合栃木支部から、市長、議長宛て、本市で生活のなりわいを続ける事業者支援の先頭に市も立っていただきたいという切実な要望書もいただいたところでございます。  今朝の新聞で、7月の県内有効求人倍率が0.97倍と1倍割れの報道がございました。本市は実は6月時点で0.96倍となってございます。全国が1.08倍でございますが、1倍を切ったのが14道県でございます。本県の雇用情勢は日に日に悪化している状況と言わざるを得ません。現在新年度予算編成に向けての準備段階で税収見込みを試算してもらっておりますけれども、このままの状態が続いてしまうと市税収入、特に法人市民税の減少が非常に危惧される状況となってございますので、新年度予算編成はかなり厳しいものとなるのではないかと思っているところでございます。  ですから、このようなときだからこそ「座して死を待つよりは出でて活路を見いださん」という先人、諸葛孔明の気概をかみしめたいと思います。  以上でございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 言葉尻をつかまえては大変申し訳ないです。どのくらいの経済効果がそれによって、あるいは皆さんが密を避けながら飲食店へ出かけることによって栃木市の、先ほど言いました市民税、法人税の落ち込みを防止することをどのくらい期待しているのですか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  南斉副市長。 ◎副市長(南斉好伸君) 私はそういう数字を考えてございません。気持ちの問題で、私もその後何回か飲み屋に行ったことはございますけれども、その状況たるや悲惨なもので、8時半のときにはお客さんが誰もいないというお店も現実にございます。そういったことを踏まえると、このまま経済がしぼんでいってしまうと税収が非常に落ち込むだろうという予想を言っているまででございます。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) そういう落ち込みをなくすためにはPCR検査ですよ。これをやって、どこに問題があるのかと、それを排除することによって次の展開ができるわけではないのでしょうか。飲み屋に行って、そのお店へ行って飲んでくる、食べてくる。しかし、そういう条件をつくるためにはPCR検査、この前ちょっと聞きましたけれども、そのことについて考え方をあったら聞かせてください。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  南斉副市長。 ◎副市長(南斉好伸君) PCR検査、PCR検査というふうに万能のように言われていますけれども、実は私、抗原検査も1回受けました。抗原検査、PCR検査、その時点では陰性です。その後どういうふうになるか、陽性にいつなるかは分かりません。それは、今までの3密をどういうふうに行くかということの生活、新しい生活様式というのが大切だということの現れだと思います。PCR検査、いろいろ拡大していますけれども、その時点での判断だけ、だからその以降についてはやはりそういう新しい生活様式が必要だということだと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 新聞、テレビ等では無症状者が市内あるいは地域を残念ながら何の制限もなくやっている、そのことがコロナの拡大というものが言われておりますけれども、実態をつかめなくて次の政策はないのです。それは国の仕事になるか、市の仕事になるか、世田谷区では誰でもいつでもどこでもということ、東京都はひどい状況のようですからそれはそうだと思います。ぜひPCR検査、本気になって考えていただきたい、これは担当部長でしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) PCR検査についての市の考えということでございますが、あくまでも今、国のほうでPCR検査の抜本的見直しを打ち出してございます。近々ある程度の話が出るかと思います。そういった中で、無症状の方が本当に自由にPCR検査を受けられる、そういった体制はやはり国がどんどん推し進めていっていただければありがたいと思っておりますので、国、県等に対しても今後の動きについては注視してまいりたいと思っております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) それでは、発言明細3に移りたいと思います。市民に対しての反省の考えはないのかと。例えば、1番として、下野新聞では市長が誤りではないと報道されておりますが、真意はどこにあったのでしょうか。  2番として、市民から一連の報道に対してどのようなものが出されたのか、聞きたいと思います。  そして、3番、経済活動との両立、これは非常に難しく、大変だと私も思っております。市民への説明をどうしていくのでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  部長会の懇親会につきましては、開催した理由はさきの副市長答弁のとおりでありまして、開催当日の判断としてはやむを得ないと考えておりましたので、記事にあるような表現につながったものであります。今回の件には様々なご意見があるかと思いますが、先ほど中身につきましては副市長の答弁にあったとおりでありますが、それぞれの意見を真摯に受け止めさせていただきたいと思います。  なお、私は新型コロナウイルス感染症につきましては、感染拡大防止と経済の活性化に関する取組を両立して進めていかなければならないと考えておりますので、この考え方をご理解いただきますように努めてまいります。  以上です。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 2番で質問に対して答えがありません。市民への説明ということも若干不足したような気がしますので、再度お願いします。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 2番目の質問に対する回答は先ほど副市長が答弁したとおりでございます。私のところに届いているのは、ぜひ感染拡大防止とともに経済活動も進めてほしいということと、やはり栃木市は昨年の台風19号からもう既に1年になります。飲食店等がやっと開店にこぎ着けた、その矢先に新型コロナウイルスの感染が拡大をして、また休業をせざるを得ないという、そういったお店のお話等も直接聞いております。特に栃木市は台風、そしてコロナと二重の苦しみを事業者は受けているわけでありますので、これを何とかみんなで生き残ってほしい、一軒でも灯を消さないでほしい、何とか頑張ってほしい、私はそういうつもりで何とか市としても応援をしていきたいなというふうに思っております。それにはいろんな臨時の交付金もありますけれども、それは一時的なもので、それはいつまでも続くことではございません。大変な今苦しんでいるさなかでありますので、少しでも地域のために私たちはお金を地域に落とさなければならない、きっと議員の皆さんもそういう思いでいると思います。我々も執行部もそういうつもりで地域にお金を落としていく、そして生き残ってほしい、そんな思いであります。それらを市民の皆様にも伝えていきたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) これも下野新聞報道でありますけれども、このような投書がございました。栃木市の79歳の方からです。読んでいる方も多いと思います。市職員らの会合、認識の差に驚きと、市職員や市民を指導、助言する立場にあると思いますと、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を市民にお願いする側が、法律に違反していないからといって会合開催を誤りではないと判断するのはおかしいと思います。国が発行するリーフレット、これには密を避け、10人規模でやりなさい、これは総務省から来ていますね。7月28日に来ているのです。29日にそれは開けられたようですけれども、そういうことで本当に市民はこういうことに対する、この市民の投書について市長はどんなふうにお考えでしょうか。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 我々が楽しみ、単なる飲み会、そういうことで開催したということではないということが伝わらない、我々の真意が伝わらないということは大変残念に思っております。10人がどうなのかという話にもなると思いますけれども、県のほうから来た通知は8月4日でありました。そして、我々はその以降はできるだけそのようにしていこうということでございます。しかしながら、人数でどうこう言うのではなくて、やはり3密を避けられるかどうかということが判断基準であるというふうに私は思っております。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 下野新聞の投書された方は誤りでないということに驚きをしているわけです。極めて真摯にこれは、私たちも含めて、議会も含めて反省をし、自分の行動に責任を持たなければならないなというふうに思っております。  そこで、時間もありませんけれども、本当に今栃木市の姿が大きく変わろうとしている。よく変わるのならいいのです。非常に悪い方向に行っております。市のやることが分からない、市民との距離はますます離れ、信頼が崩れ、危険水域になっている。今こそ情報を開示し、信頼を勝ち取る努力をすべきである、市長の考えを最後に伺って、終わりにしたいと思います。 ○議長(小堀良江君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 我々は必死であります。市民のために、子供たちのためにどうしたらいいかというのを基本に考えております。ただそれだけであります。 ○議長(小堀良江君) 針谷議員。               〔13番 針谷育造君登壇〕 ◆13番(針谷育造君) 終わります。 ○議長(小堀良江君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午後 零時17分)                                                                  〔議長、副議長と交代〕 ○副議長(梅澤米満君) 議長が所用のため、議長に代わりまして私が議長の職務を行います。よろしくお願いします。  休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 1時20分)                                                               ◇ 浅 野 貴 之 君 ○副議長(梅澤米満君) 一般質問を続けます。  3番、浅野貴之議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) 3番議員、誠心の浅野貴之でございます。私は、今回大きく3つの要旨について質問をいたします。1つ目は、市長の任期の折り返しが過ぎ、その間政治、社会情勢には大きな変動がありながらも、どのような思いでまちづくりに当たってきたのか、また時間の関係で全ての公約は伺えませんが、特に市民生活に密着した施策の取組状況について伺う、市長の政治姿勢及び公約の進捗状況と今後の方針について。2つ目は、世界的にも有効性が認められ、当初は期待をされたはずであった子宮頸がんワクチンに対する経過と今後について。3つ目は、戦後75年の節目に当たり、改めて我が国の平和と国民の命の尊厳について考える平和の尊さを伝える取組についてであります。質問は簡潔を心がけますので、執行部におかれましても明快な答弁をお願い申し上げます。  明細1は、市長に2年間の市政運営に対する評価と課題について伺います。市長は、3つの柱と10の公約を掲げ、2年間市政運営に当たられてきました。1市5町の合併による新生栃木市には高いポテンシャルがある一方で、様々な課題も山積しています。加えて、昨年の台風第19号による甚大な被害や新型コロナウイルスの蔓延など深刻な社会情勢下で、これまで様々な困難に直面されたと思います。そのような中でも何とか工夫をし、独自色を出そうとしている姿勢もうかがえますが、毎年度の予算編成や総合計画における実施計画に市長の思いがどのように反映されたのか、併せてその間の評価と課題についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。               〔市長 大川秀子君登壇〕 ◎市長(大川秀子君) 浅野議員の質問にお答えを申し上げます。  まず、財政健全化を進めるため、財政状況が厳しい中、就任後直ちに市長報酬の30%を削減したほか、文化芸術館整備事業については、整備に最低限必要とする機能、規模を確保しつつ、事業費を削減をいたしました。また、次世代を担う子供たちの健全育成のため、グローバル教育の推進における外国語教育の充実や中学校への部活動指導員の配置を行いました。市民協働のまちづくりの充実については、各総合支所にベテラン職員を配置したなんでも相談窓口を設置し、ワンストップ窓口の実現を図ってまいりました。さらには、地域間融和と発展のために、小山市とのふれあいバスの相互乗り入れや本市消防等の総合防災訓練への参加、佐野市との三毳山を核とした各種事業をはじめとする連携を継続して協議をしていくことなど、近隣都市との連携強化を推進してまいりました。  しかしながら、現状におきましては、令和元年東日本台風からの復旧、復興及び新型コロナウイルス感染症の拡大防止と経済活動への支援に最優先で取り組まなければならない状況であります。こうした状況そのものが大きな課題ではありますが、こうした中で市民の一体感のさらなる醸成を図り、市全体で均衡のあるまちづくりを推進してきたこと、さらには持続可能な自治体の構築を目指し、積極的な行財政改革に努めてきたこと、災害に強いまちづくりのため、国や栃木県と連携し、豪雨による再度の浸水等の被害を防止する永野川や巴波川の抜本的な改良復旧が行われることなど、一定の成果は上げられたと感じております。  以上でございます。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) 就任直後、台風第19号と、そして直近のコロナウイルスの蔓延ということで、非常に大変なご苦労をされながらもいろいろな成果を上げられてきたということで確認をすることができました。  発言明細2以降は、5番までは市長の10の公約の項目を列挙したものでありますので、前提としてご承知おきいただければと思います。  2点目について伺います。次代を担う子どもたちの健全育成についてお伺いをいたします。市長は平成30年6月定例会の所信表明において、喫緊の課題である出生率の向上についてさらに積極的に取り組んでいくために、子育て世代の経済的負担の軽減策として、長期的な財源の見通しを確保しつつ、小中学校の給食費の無料化を目指してまいりますと述べられました。そして、完全無料化に向けた第一歩として、段階的な無料化を目指すとして、小中学生1人当たり1,000円を補助する案が平成31年度予算案に盛り込まれたものであります。それに対し市議会予算特別委員会において、恒久的な財源確保が困難であることや財政健全化を行った後に行うべきだなどの理由から修正案が提出、可決されるなどして、給食費1,000円の減額は行われないこととなりました。当時の単年度当たりの必要財源は、平成31年度児童生徒の見込み人数の合計1万1,493人に対する約1億2,643万円でありました。また、恒久的な財源の考え方として、給食費無料化を永続的に実施していくために恒久的な財源を確保することを目指し、主な財源として市長報酬削減分、既存事業見直し分、ふるさと納税の寄附割当て分、子ども未来基金からの繰入分、職員人件費の抑制であるとの説明がありました。  しかしながら、昨年の台風第19号被害による災害復旧費や新型コロナウイルス感染症対策に関する財政支出の増大など、今後も厳しい財政運営が予想される中で、経済的負担軽減策の目玉として掲げた小中学校給食費の補助は任期中に実現を目指すのか、お伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  学校給食費の無料化につきましては、子育て世代の経済的負担を軽減し、安心して子供を産み育てられるまちにしたいとの思いから市長選挙の公約に掲げたものであります。給食費一部無料化について、庁内のプロジェクトチームを立ち上げ、無料化の手法を検討していたところ、本市は昨年の東日本台風により甚大な被害を受けたことから、その復旧対応を優先するため、今年度からの実施を見送ったところであります。  しかしながら、本市にとって少子化対策は喫緊の課題でありますので、その対策の一つとして、令和3年度から学校給食費の一部無料化を目指し、今後議員の皆様に手法等をお示ししながら実現に向けて努力をしてまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。これから令和3年度の予算編成に向けての作業の中で議会や市民に対して説明が行われるのであろうと思いますが、現段階で予算編成の作業などについては言える範囲で結構ですけれども、どのような状況になっているでしょうか。担当部長でも結構です。お願いいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 現段階では昨年度もお示ししましたような幾つかの手法について検討している段階で、それぞれ来年度はどのくらいになるかというのを試算しているところでございますので、今後議員の皆様と協議しながら絞り込みなどをしていきたいと考えております。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) 丁寧な合意形成をお願いしたいと思います。  もう一点再質問をさせていただきます。完全無料化を掲げていらっしゃいますけれども、先ほどのお話では補助に向けた第一歩ということでありましたけれども、残り2年間での完全無償化という方向性についてはいかがでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 完全無償化につきましては、災害対応、またコロナ対応等を考えますと、今期中には難しいというふうに考えております。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) 市長の思い、子育て世代への支援を図りたいのだという思いは十分に分かります。財政状況厳しい状況の中でも何が真に必要な子育て支援なのかということを検討いただきながら、有効な策を提案していただければと思います。  3つ目について伺います。3つ目は、誰もが普通に暮らせる社会づくりについて伺います。行政の基本的かつ最大の役割は弱者救済であり、租税の徴収から再分配の結果として社会全体で支える分野の一つが障がい福祉であると考えます。近年の障がい児者を取り巻く法的環境は、障害者基本法の改正に始まり、障害者総合支援法及び差別解消法が成立し、障害者雇用促進法が改正をされました。さらに、我が国は国連において障がい者の人権や基本的自由、固有の尊厳といった権利を実現するための措置等が規定された障害者権利条約を批准いたしました。これらの条約批准や法整備により、障がい児者が住み慣れた地域の中で自分らしく生き生きと暮らすことができる環境が整えられつつあります。  しかし、法の理想と現実には大きなギャップがあり、障がいのある人の多くは家族との同居により日常生活を維持しており、家族の支えなしでは社会生活を十分に送ることができないのが実態であります。市長の公約には、障がいがある人の自立支援と生涯を安心して暮らせる体制、トータルケアの構築とありますが、具体的な取組と進捗状況についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  本市では障がい者が自立して安心して生活するために必要とされる相談支援の充実を図るため、障がい児者相談支援センターを設置しております。平成31年3月には栃木市共生社会のための障がい者差別解消推進条例及び栃木市手話言語条例を制定し、合理的な配慮の提供を目的として、障がいの特性に応じた情報保障やコミュニケーション手段の体制整備を進め、障がい福祉課窓口に手話通訳士を設置いたしました。また、令和元年9月には県内で初めて自立を目指し宿泊体験をする一人暮らし体験事業を開始したほか、新たな取組として、精神障がい者が地域の一員として自分らしい生活ができるよう、精神障がい者にも対応した地域包括ケアシステムの構築に向けて検討を始めたところであります。今後も引き続き障がい者が親亡き後も自立した生活ができるよう、障がい者にも優しいまちづくりを進めてまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。先ほど親亡き後の対策も含めてということがございました。究極は親亡き後のことなのだろうと思います。昨日の古沢議員の質問にも多機関協働による支援ということで、ワンストップ型の支援体制の充実ということも取り組まれておられますし、ぜひ障がい児者のライフステージに寄り添った行政の支援の在り方ということを引き続き検討いただければと思います。  4つ目について伺います。4つ目は、安心して老後が迎えられる社会・生涯現役の社会づくりについて伺います。2019年の日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳、また健康寿命においても、2016年時点でありますが、女性が74.79歳、男性が72.14歳と、いずれも過去最高を更新いたしました。平均健康寿命の延伸は医療、介護の在り方を変えようとしています。厚生労働省の調査では、国民の6割近くが自宅での療養を望む一方で、高齢単身世帯や夫婦のみの世帯が増加し、在宅での担い手がいないケースや、在宅医療、介護を推進するには地域における医療、介護の関係機関の連携が重要ですが、現場では訪問診療を提供している医療機関の数も十分とは言えず、またケアマネジャーの50%近くが医師との連携が取りづらいと感じている連携など、連携も十分に取れていない現状があります。現行の地域包括ケアシステムは、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供され、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるようになると期待され、導入をされました。  このような中で、医療に対するニーズに応え、安心して老後を迎えるためには、在宅医療の促進と介護予防の充実が重要であると考えます。市長の公約には介護、医療、予防体制の充実をうたっていますが、具体的な取組状況について伺います。併せて、本市における地域包括ケアシステムの直営による課題と成果、今後の方針についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  在宅医療の充実については、平成28年度から下都賀郡市医師会をはじめとした医療、介護関係者との連携の下、栃木市在宅医療・介護連携推進会議を設置し、在宅医療に関する相談窓口である在宅医療・介護連携支援センターの開設や、医療、介護関係者の連携ツールである医療・介護・地域資源情報システムの導入など、在宅医療と介護が一体的に提供される体制整備を進めているところでございます。  また、介護予防の推進につきましては、要介護状態になることを防止し、自立した日常生活の支援を目的に、介護予防・日常生活支援総合事業を実施するほか、地域包括支援センターにおいて地域住民が主体となり介護予防に取り組む「あったかとちぎ体操」の普及や、地域で介護予防のボランティアとして活躍していただく「ますます元気サポーター」の養成など、様々な介護予防の取組を市民参画により展開しているところでございます。  さらに、本市では地域包括支援センターを市の直営で運営していることから、行政及び地域関係者と一体的な介護予防の推進、介護予防サービスの適正なマネジメント、高齢者の見守り体制、地域包括ケア会議など、市内各地域で本市が目指す包括的支援体制に向けた地域づくりを進めやすい状況となっております。  しかし、これらを進める上では社会福祉士などの専門職の確保が大きな課題でありましたが、さらなる事業の推進のため、次年度に向けて専門職の採用も進めているところでございます。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。地域包括ケアシステムは地域における介護の身近な相談相手であったり、とりででもありますので、地域包括ケアシステムの今後の使いやすさ等々いろいろなブラッシュアップに向けての取組をお願いしたいと思います。  5つ目は、災害に強いまちづくりについて、財政的観点から伺います。本市では平成27年9月の関東・東北豪雨や昨年10月の台風第19号被害など、多発する自然災害への防災、減災対策が急務であります。度重なる被害に遭われた市民からは筆舌に尽くし難い窮状を聞き及んでおり、水害対策に一刻の猶予も許されません。住みたい街ランキング第1位を獲得した理由の一つには災害が少ない点も挙げられていたはずです。安心、安全な市民生活を取り戻すべく国や県と連携をし、巴波川と永野川の抜本的な河川改修の方針が示されました。整備方法や期間については可及的速やかな対応を強く要望いたします。  その一方で、巴波川の対策では、市街地部の浸水対策のため、地下捷水路の整備に5年間で約155億円、永野川の対策では河道掘削や一部区間の堤防かさ上げ等に5年間で約192億円がかかる試算が示されており、本市の費用負担がどのようになるかは未定でありますが、相当の負担も予想されます。頻発する自然災害に強いまちづくりとしてインフラ整備への投資は引き続き必要であると考えますが、限られた財源の中でどのようにして規律ある財政との両立した予算編成を行っていくのか、今後の方針についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  本市におきましては、昨年の東日本台風で被災された皆様が一日も早く元の生活を取り戻せますように全庁挙げて復旧、復興に取り組んでおります。それにより災害復旧関連の支出が増大し、財政調整基金の減少、市債の増加など、これまで以上に厳しい財政状況に直面しておりますが、市民の安全、安心のためにインフラの整備、強化は必要不可欠であると考えております。したがいまして、第2次行政改革大綱・財政自立計画を着実に進め、歳入確保に努めるとともに、事務事業を精査することにより歳出を抑制し、災害に強いまちづくりなど真に必要な事務事業を実施するための予算編成を進めてまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) 了解をいたしました。詳しい数字の部分については決算特別委員会でお伺いをいたしますけれども、歳入、入の部分も大切でありますが、歳出抑制をどうするかということがこれからの重要な課題になってくるのだろうと思います。ご答弁では、事務事業の精査による歳出抑制とありましたが、今やっている事業や補助金をやめるというのは大変なエネルギーが必要になってきますし、丁寧な合意形成が必要になってくると思います。令和3年度の予算編成においては大胆かつ慎重なスクラップ・アンド・ビルドを目指していただきたいと思います。  再質問を2点ばかりさせていただきます。1つは、栃木市の財政が何となく厳しいよと、栃木市大丈夫かいというような声をちまたでよく聞きますけれども、何となく財政が大丈夫なのかどうかということについては財政サイドはどのようなご認識を持っているでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大野財務部長。 ◎財務部長(大野和久君) お答えを申し上げます。  この財政が厳しいということにつきましては、もうずっと繰り返している言葉でございますけれども、確かに議員がおっしゃるとおり、なかなか具体的にどこが悪いのかというのは市民の皆様には分かりにくいのではないかなと思います。1つ例を挙げてご説明させていただきたいと思いますが、財政指標として今いろいろなものが公表されています。ただ、数字を見ただけでは漠然として分かりません。その中で一番分かりやすいと思いますのが、皆様のお手元には栃木市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用の審査意見書、下に監査委員から出ているものなのですけれども、この11ページに経常収支比率というのが載っています。後で御覧いただければと思うのですけれども、この経常収支比率、最新のものですと96.6となっています。この意味合いなのですけれども、私がよく例え話で言うのが栃木市を一般家庭に置き換えた場合、栃木市ですから大家族にして、例えば赤ちゃんからお年寄りまでの8人の大家族、ここで働ける大人たちが勤めに出て、毎月100万円の給料を手取りでもらってくるとします。100万円と言ったら結構な額ですけれども、栃木市の場合、毎月100万円ももらっていながら、96万6,000円はもう出先が決まっている、もう自由が利かないお金なのですね。ですから、100万円もらっていながら、毎月3万4,000円しか使う余地がないということです。8人家族で3万4,000円と言ったら当然泊まりの旅行なんか行けません。外食でもちょっとはばかられると思います。今の栃木市が市民の皆様からこんなことをやってほしいと言われて、予算がなくてなかなかできないというのはこの経常収支比率が高くて、もう自由度がない、そこが一番の原因ではないかなと思います。  この栃木市とほぼ同規模である小山市、これは幾つかと言いますと、大体86なのですね。先ほどの例え話で言うと、100万円稼いでくると、小山市はまだ14万円ほど余裕がある。14万円あればまだ少し安心できるかと思います。  ただ、過去を遡ってみますと、栃木市もずっと貧しかったわけではなく、平成元年度、このときには経常収支比率がわずか69.7でした。100万円のさっきの例えですと、毎月30万円以上余裕が出るわけです。ですから、一般家庭なら、ではちょっとお金ためて車買おうかと思うように、この当時は箱物がどんどんできた、そんな余裕があった時代でございます。ただ、時代がどんどん進みまして、合併した平成22年、このときは経常収支比率が88.1でした。それから10年たった現在96.6。いかにこう財政の硬直化が進んだか、余裕の、自由に使えるお金がなくなったか、それがこの経常収支比率に表れております。ですから、これをいかに下げていくか、それが栃木市の財政の健全化の一番の目安になるのではないかというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。確かにここ3年ぐらいで96%台を推移しているということでも承知をしておりますけれども、では実際にそれをどういうふうに克服するのかということについては、簡潔で結構ですけれども、どのような道筋が立てられるでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大野財務部長。 ◎財務部長(大野和久君) それは、先ほど浅野議員も述べておられました、やはりスクラップ・アンド・ビルドということに尽きるのかなと思います。当然苦しくてもやらざるを得ないような市民サービスはたくさんございます。ですから、その中でいかに精査して支出を抑えて、それを市民サービスに回していくか、そのためにはやはりスクラップ・ビルド、このスクラップ・ビルドなのですが、「アンド」というのは何々と何々という意味合いですけれども、「アンド」にはそして、それからという意味もございます。ですから、スクラップ、そしてビルド、つまり何かをやめてから何かを始める、そのようなこれから組立てをしないと十分な行政サービスが提供できないのではないかなというふうに考えております。  ですから、そのスクラップ・ビルドの中では当然大型事業の見直し、昨年もやりましたけれども、そのようなものも必要になってまいります。また、いや応なく出ていってしまう施設の維持管理費、この増大もばかになりません。午前中、青木議員のほうから旧寺尾南小学校、使っていないけれど年間200万円の支出があるというお話がありましたけれども、そのようなものが栃木市にはたくさんございますので、そのような市民サービスに寄与していない、そういう無駄な支出を抑えること、この辺りを中心にスクラップ・ビルドを進める、これに尽きるのかなというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。あと5年ぐらいで中期財政計画なんか見ますと、底をつくってしまうような状況も予想されますので、市長の強いリーダーシップで、先ほど部長、私も申し上げましたけれども、スクラップ・アンド・ビルド、スクラップ・アンド・スクラップになる可能性のある分野も出てくると思います。その際には丁寧な合意形成、また市長の強いリーダーシップを期待をさせていただきたいと思います。  6つ目について伺います。6つ目は、今後の市政運営方針について伺います。この2年間で多くの困難に直面してきたと思います。台風第19号被害や新型コロナウイルスの蔓延、市政各般におきましても給食費補助の在り方や財政再建など課題が山積しております。これまでの2年間の成果と課題を基に、残り2年間における今後の市政運営方針についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  残り2年間、約1年半と言ったほうがいいでしょうか、における市政運営については、引き続き昨年の東日本台風による被害の復旧、復興に対する取組と新型コロナウイルス感染症対策を最優先に取り組みますが、総合計画の後期基本計画の「“自然”“歴史”“文化”が息づき“みんな”が笑顔のあったか栃木市」を実現し、本市のさらなる発展を目指してまいります。特に安心して子供を産み育てられる社会や次世代を担う子供たちの健全育成を実現するため、少子高齢化社会が進展する中で、妊娠、出産、育児の切れ目のない支援や産後ケアの充実を図り、安心して子供を産み育てられる社会づくりに努め、人口減少問題に取り組んでまいります。  さらに、地域産業の発展を実現するため、栃木インター西地区、平川地区の開発や、市の資源である食やスポーツ、観光等の地域資源を連携させ、最大限に活用することで地域の活性化や産業の発展、働く場の確保に努めてまいります。  以上でございます。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。この2年間本当にいろいろご苦労されてきたと思います。また、残りの2年間もいばらな道が続くことも予想されます。2年間やってみて、公約に掲げたことを実現するのももちろん必要でありますし、またそれが政治家の使命でありますけれども、やってみて政策の方針転換も必要なのではないかというような分野もあろうかと思います。それについても勇気を持って転換すべきは転換するし、進むべきは進むということで、残りの2年間につきましても市長の強いリーダーシップの下、市政運営を続けていただければと思います。  発言要旨2に移ります。発言要旨2では子宮頸がんワクチンに関する経過と今後について伺います。子宮頸がんは子宮がんのうち約7割を占め、以前は発症のピークは40歳から50歳でありましたが、最近は20歳から30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっております。国内では年間約1万人が罹患し、約3,000人が死亡しており、患者数、死亡者数ともに増加傾向にあります。現在では子宮頸がんの発症を防ぐHPVワクチンが開発をされ、世界の70か国以上において国のプログラムとして接種が行われています。現行のHPVワクチンにより子宮頸がんの60%から70%を予防できると考えられており、WHOはその有効性と安全性を確認し、10歳代前半に接種することが推奨されております。我が国ではHPVワクチンは2009年12月に承認をされ、2013年4月より定期接種となっておりますが、接種後に多様な症状が生じるとする報告により、2013年6月からは自治体による積極的勧奨は差し控えられております。  このような中、接種勧奨の中止から7年が経過をしましたが、本市における現在の接種状況と認識についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 平成25年6月に厚生労働省から子宮頸がんワクチン定期接種の積極的な接種勧奨の一時差し控えが通知されて以降、接種対象者の方への個別通知は行っておらず、市ホームページ及び予防接種案内サイトである「とち介の予防接種ナビ」において接種における注意事項及び国のホームページへの外部リンク等により案内しております。そのため、ここ数年の接種状況といたしましては年間延べ10件程度となっており、令和元年度においては18件でした。平成25年の接種勧奨の差し控え以降、ワクチン接種後の副反応への不安が払拭されていないことに加え、ワクチン接種による効果等の情報不足もあると認識しております。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) 接種勧奨の中止になった主な要因がその副反応が見られるということでありました。引き続きどうするのかということについては、厚生労働省の作業班ですとか、国の方針ということを注視しながらということになろうかと思います。  それらを踏まえまして、発言明細2についていお伺いをいたします。子宮頸がんワクチンに関する適切な情報提供についてであります。ワクチン接種の選択の自由は保障されるべきであると考えます。その大前提で伺いますが、ワクチンに対する有効性や副反応の可能性、様々な角度からの情報提供の機会は用意するべきであると考えますが、今後の方針についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 国による子宮頸がんワクチン定期接種の積極的な接種勧奨の一時差し控えが継続する中で、情報提供方法に関する検討が行われておりまして、リーフレットの改訂などの作業も進んでいるとの報告が厚生労働省のホームページに掲載されたところでございます。このようなことから、8月18日に開催いたしました栃木市予防接種委員会において、医師の皆様と協議し、まずは今年度定期接種の期間が終了する高校1年生相当の保護者に対し、子宮頸がんワクチン定期接種のお知らせを行うことで了解を得たところでございます。なお、通知にはワクチン接種に際し、ワクチンの意義と効果と接種後に起こり得る症状、いわゆる副反応についての情報を記載したリーフレットを同封し、保護者の方に検討、判断していただく内容となっております。今後におきましては、国のワクチン接種の方向性を確認しながら、正確かつ適切な情報提供を行ってまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。受ける自由、受けない自由というものは絶対に保障されなければなりませんけれども、一方でがんを予防する唯一のワクチンだということは変わりはないと思います。女性の命を守るのだと、特に若い世代の女性の命を守るということについてもそうですし、また副反応の可能性というか、そういった症例も報告されているということで、そういった情報提供の機会の保障というものの引き続きの検討をお願いしたいと思います。  次に移ります。発言要旨3、平和の尊さを伝える取り組みについてであります。発言明細1は、若い世代で戦争を知らないからこそさきの大戦における悲惨さを理解し、今日の平和は先人の犠牲と不断の努力によって受け継がれていることを次世代に伝える必要があると考え、平和の尊さを伝える取組についての発言要旨の下、お伺いをいたします。  1945年8月6日に広島、9日には長崎に1発の原子爆弾が投下され、それぞれ十数万、7万とも言われるあまたの貴い命が失われました。まちは一瞬にして焦土と化し、若者や子供たちの明るい未来が容赦なく奪われました。そして、一命を取り留めながらも今なお原爆の後遺症に苦しまれている方々には耐え難い苦難の日々をもたらしていることを忘れてはいけません。ほかにも沖縄の地上戦や東京大空襲など筆舌し難い犠牲を出したさきの大戦の終戦から今年で75年が経過をいたしました。戦争体験者は年々高齢化をし、残念なことに戦争の証人とも言える方々からお話を聞く機会も減り続けています。  戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて認識する機会の一つが戦没者追悼式であります。本市では現在合併前の町単位による遺族会が地区ごとに慰霊祭として行っていますが、高齢化により追悼が困難になっております。過去には中島議員も同様の質問をし、同志としてこの問題に取り組んでおりますが、その対策として、遺族会との連携により、公務上負傷または亡くなられた戦没者の遺族を支援し、市が追悼することは行政の責務であると考えますが、今後の方針についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 本市といたしましても、さきの大戦でお亡くなりになられた多くの方のご冥福を祈り、恒久平和の決意を強く表す機会は非常に大切なものと考えております。このことを踏まえ、令和2年3月の市遺族連合会の役員会におきまして、各地区の会員の減少、高齢化及び各地区の慰霊祭の負担軽減を考慮し、市と遺族連合会共催による追悼式を開催することを決め、準備を進めてまいりました。また、昨年9月議会におきまして中島議員からも質問いただきまして、遺族連合会で意見の集約を図っている旨回答したところでございます。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、今年度の開催は見送ることといたしました。今後につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を見極め、来年度以降の開催を計画してまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) コロナの収束状況によってということでありますけれども、収束していれば来年度開催方針ということで、ぜひ期待をさせていただきたいと思います。  1点だけ再質問をさせていただきたいと思います。追悼式でありますので、戦没者への追悼をするということももちろん大事でありますけれども、子供たちに戦争の悲惨さを伝えるということについては、子供たちに例えば広島の慰霊祭のときには作文を読んだり、絵を描いたりとか、平和に向けたメッセージという、子供たちの取組というのも重要になってくるかと思いますが、今後の方針にもなるのだと思うのですけれども、その辺の子供たちの参加ということについてはどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) お答え申し上げます。  まずは追悼式のほうを全市的に行う取組をまず行った上で、その上で今後総務の平和の担当する部門との調整にもなろうかと思いますけれども、平和記念式典との共催、また前後にするか、そこは分かりませんが、今後様々な、まずは合同の追悼式を開催した上で、平和記念のそういった取組についてのその先に向けて検討してまいりたいと思います。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ご答弁ありがとうございました。私たち現代の世代もそうですし、子供たちへの伝えるという取組も重要であるかと思いますので、引き続きの検討をお願いしたいと思います。  最後に、発言明細2についてお伺いをいたします。若い世代への拉致問題に関する教育・啓発についてお伺いをいたします。本年6月5日、北朝鮮による拉致被害者救出の象徴的存在であった横田滋さんがお亡くなりになりました。娘の横田めぐみさんが拉致されてから43年もの月日が経過し、あまりに長過ぎる闘いと家族の幸せを引き裂かれながらも、まな娘を返せと必死に暑い日も寒い日も署名活動や講演活動に取り組まれた姿に思いを馳せると断腸の思いであります。  拉致問題は1970年代から80年代にかけ多くの日本人が不自然な形で行方不明となったことに端を発します。警察当局による捜査や亡命北朝鮮工作員の証言により、これらの事件の多くは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになりました。1991年以来政府は拉致問題に取り組み、17名を拉致被害者と認定、2002年9月の第1回日朝首脳会談において北朝鮮はようやく初めて拉致を認め、謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに帰国を果たしましたが、いまだに多くの日本人が帰っていません。北朝鮮による拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な人権問題であり、国民全体で共有すべきでありますが、世論調査等からも拉致問題の関心が薄れている傾向にあり、特に10代、20代の若い世代にその傾向が顕著であります。  本市の状況を見てみますと、栃木市人権施策推進プラン第2期計画における北朝鮮による拉致問題の市民意識調査では、20歳から29歳までの若い世代122人中、23%の約28人が分からないと回答しています。そもそも知らない、分からないということがないよう学校教育での啓発が必要であると考えますが、現在の取組状況と今後の方針についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  青木教育長。 ◎教育長(青木千津子君) 議員ご指摘のとおり、拉致問題は日本の主権の侵害であるとともに、解決すべき重要な人権問題の一つであり、学校教育での啓発が必要であると考えております。小学校では6年生の社会科において、国際社会における我が国の在り方を考える場面で拉致問題の解決に向けた努力が続けられていることを学習いたします。中学校におきましては、歴史的分野において、冷戦後の日本について考える場面で拉致問題に触れ、依然として問題は解決しておらず、国交正常化の動きも進んでいないことを学習いたします。また、公民的分野におきましては、日本の外交の現状と課題について考える場面で、拉致問題が人権問題や日本の主権の侵害であることを国際社会に訴え、一刻も早い解決を目指していることを学習いたします。  このような学習場面で拉致問題に関する人権教育及び啓発を図るとともに、人権週間を活用し、内閣官房拉致問題対策本部が作成した拉致問題啓発映像作品アニメ「めぐみ」を視聴するなどして、児童生徒が拉致問題について深く認識し、拉致問題を人権問題として考える契機としている学校もございます。  これからも拉致問題につきましては、様々な人権問題と連携を図りながら、児童生徒の発達の段階に即し、教育活動全体を通じて認識を深められるよう努めてまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 浅野議員。               〔3番 浅野貴之君登壇〕 ◆3番(浅野貴之君) ありがとうございました。社会に出ていろいろなニュースに触れて、それについて勉強するという機会自体がなかなかないものですから、小中学校のうちから拉致問題に触れて、国の問題について、人権問題について考えるということは非常に貴重な機会だと思いますので、引き続きの取組をお願いしたいと思います。  これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(梅澤米満君) ここで暫時休憩をいたします。                                           (午後 2時09分) ○副議長(梅澤米満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 2時25分)                                                               ◇ 千 葉 正 弘 君
    ○副議長(梅澤米満君) 一般質問を続けます。  16番、千葉正弘議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 議席番号16、創政会の千葉正弘でございます。早速質問に入らせていただきます。  大きな1番であります。「スーパーシティ構想」について、(1)「スーパーシティ法案」成立と構想の認識についてということであります。今年の通常国会の中でいわゆるスーパーシティ法案が成立をしています。この法案の成立及びスーパーシティ構想について、栃木市の認識についてお伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。               〔総合政策部長 小保方昭洋君登壇〕 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 千葉議員のご質問にお答え申し上げます。  スーパーシティ構想とは、人工知能やビッグデータなどの最先端技術を活用し、国民が住みたいと思うよりよい未来社会を包括的に先行実現するモデルシティを目指すものであります。従来のスマートシティ等の個別の最先端技術を活用した取組とは異なり、市民目線で複数の分野にまたがる最先端技術を活用し「まるごと未来都市」をつくることを目指すものであり、人口が減少している地方都市の再興や経済の活性化にもつながるものと認識しております。また、最先端技術を活用し未来社会を実現するための構想ではありますが、膨大な量の個人情報を活用するため、個人情報の適正な管理、セキュリティーの確保には万全を期すことが必要であり、その検討には十分な検証が必要であると認識をしております。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) (2)に入ります。「スーパーシティ構想」の内容についてということであります。そもそもスーパーシティ構想とはどういうものかということについても今ご答弁をいただいたわけでありますけれども、高齢化社会の課題解決の一助にもなると言われております。独り暮らしの高齢者の方の生活も便利になる部分があるということでありまして、事例を挙げて実は話をしたいところでありますけれども、時間の関係もありますので今日は省略をさせていただきます。この構想は決して若者だけを対象とするというものではなくて、全ての世代が生活しやすくなり、地域のいろんな課題を最先端の技術で解決をしていくというものであります。さらに、新しくまちをつくるだけを対象としているものではないということで、既にある施設やまちや様々な団体、会社、そういったものをつなげてスーパーシティを構成するというものであります。  このスーパーシティ構想は、各自治体からアイデアを募集をして、認められれば特区の認定がされるという流れになるというふうに伺っておりますが、栃木市としてこれらの準備はされているのかどうか、お聞きいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) スーパーシティ構想には2つのタイプがあり、1つは、新たに未来都市をつくり上げるグリーンフィールド型、もう一つは、既存の都市をつくり替えようとするブラウンフィールド型があります。グリーンフィールド型は、スーパーシティ構想を取り入れた都市を新設し、そこに新規で住民に住んでもらうため、同意を得られやすいことから、比較的自由な設計ができますが、莫大な費用がかかります。ブラウンフィールド型は、既存の地域へ最先端技術を導入し、未来都市化を図るものですが、あくまでも住民目線の開発を目指しているので、既存住民のニーズの把握による設計時間の長期化、また実施の際の住民同意などの課題があります。なお、スーパーシティ構想は、いずれのタイプにしても複数の規制を大胆に一括で改革しようとするものであり、同時進行で大がかりな事業を推進する必要があることから、相当の時間や経費などが必要となることを十分に認識した上で検討してまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) (3)に移ります。「スーパーシティ構想」を意識したまちづくりの推進をということでありまして、当面は国の主導かもしれませんけれども、今後このスーパーシティ構想の実現に向けて、地方都市においても積極的に進められていくということは疑いの余地がないと思います。栃木市としてスーパーシティ構想を今後どのように意識したまちづくりを進める考えであるのか、お伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) AIやビッグデータ、最先端の通信技術を活用し住民サービスの向上を図っていくことは時代の流れであり、必要性は十分に認識するところであります。スーパーシティ構想はそうした変革を一気にもたらすチャンスとなりますので、先行する自治体の情報収集に努め、本市としても検討を進めてまいります。また、本構想の推進には大企業からのご協力が不可欠でありますので、そうした関係性の構築にも努めてまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 今後検討していきたいというご答弁でございました。先ほどの質問の中で、いろんなアイデアの募集はどうなのだということについては答えがありませんでしたけれども、恐らくそういった準備はないというふうに感じていいのかなというふうに思っておりますが、この件について意見を述べて終わりにしたいと思います。  これから研究、検討をしていきたいと、こういうことでございました。このスーパーシティ構想は2030年頃に実現されると言われております。2030年が遠い未来と捉えるのか、もう目前に迫っていると見るかによって取り組み方は違ってくるのではないかと思います。この構想の成否の鍵の一つは首長の強いリーダーシップにあるとも言われています。今後に期待をしながら次の質問に移らさせていただきます。  次の質問でありますけれども、(4)「スーパーシティ構想」に関するプロジェクトチームの設置をする考えがあるかということをお尋ねをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長小保方昭洋君) 本市におけるスーパーシティ構想への取組につきましては、現在情報を収集し、認識を深めている段階であり、プロジェクトチームを設置する段階には至っておりませんが、今後国の研修会など様々な機会を通して職員の人材育成を図り、民間企業とのネットワーク構築に努めてまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) ありがとうございました。意見は先ほど述べたとおりでございますので、次に進まさせていただきます。  次の質問でございます。学校給食費無料化は方針転換をすべきではないかについて質問をいたします。この学校給食費無料化に関する私の一般質問は2回目かと思います。また、これまで何人もの議員がこの件で質問をしてきています。ほとんどの市長の政策には私も賛同してきているわけですが、この学校給食費の無料化という事業は、栃木市全体にとって本当にいい制度と言えるのかどうかという思いが消えません。質問に入ります。  (1)学校給食費無料化の方針転換をであります。この方針転換をすべきではないかということについては3つの思いあるいは3つの考え方があると思っています。1つは、学校給食費の無料化、補助も含めて実施することそのものをやめるという方針転換の考え方、2つ目は、給食費の無料化実現は相当難しいのだから、無料化ではなく、給食費の補助制度、つまり無料化ではなく補助制度へ方針転換するという考え方、3つ目は、学校給食費無料化あるいは補助を目指していただいても結構なのですが、今の台風の問題あるいはコロナの問題が落ち着くまで予算化は一時凍結する、あるいは当面封印するということでの方針転換というのもあるのではないかと考えております。  私が望む方針転換は、最初に申し上げたとおり、学校給食費無料化、補助も含めて実施することそのものを考え直していただきたいという思いが強くあります。先ほど浅野議員が給食費に関する質問をいたしましたけれども、その内容を聞いてもやはり方針は変えていただきたいというふうに思っているところでございます。栃木市の財政状況では厳しいからということであります。  また、言うまでもありませんが、台風19号災害対策は栃木市にとって何よりも優先すべき事業であります。平成27年の豪雨と昨年の台風と栃木市は4年間で2回も大きな水害を被ることとなってしまいました。しかも、2回とも被災した方も大勢おられるわけであります。河川の工事もやることは決まりましたけれども、終わるまでまだ数年を要するわけであります。台風19号災害対策はまだ終わっておりません。栃木市がやるべきは学校給食費への補助ではなく、水害が今後栃木市に発生しない万全の対策を講じること、そのことが市民の平穏な生活につながるのではないでしょうか。今は少しでも水害対策に予算を上積みする時期ではないでしょうか。そうすることが市民に優しい市長さんですから、市民に寄り添っていることのあかしとして市民の皆さんは感じるのではないかと思っております。学校給食費の方針を転換すべきではないかという3つの思いを申し上げました。市長の考えをお聞かせ願います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  令和2年度予算編成に当たりましては、令和元年東日本台風からの復旧、復興を最優先すべきでありましたので、学校給食費の一部無料化は見送ることといたしました。しかし、日本の出生数が昨年初めて90万人を割り、本市の出生数も減少傾向が続いていることから、少子化対策は待ったなしの状況であります。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、子育て世代の経済状況が悪化することが想定される中、子育て世代への支援策の必要性が高まると思っております。つきましては、学校給食費の無料化を本市の少子化対策の一つとして、先ほど浅野議員の質問にお答えいたしましたとおり、令和3年度から一部無料化を目指してまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 来年度から一部無料化を目指すという回答でございます。一部無料化という表現が初めて出てきましたけれども、これは私は無料化ではないというふうに思っております。給食費に関する方針転換は基本的にしないということと受け取りますので、何点か再質問をさせていただきたいと思います。  先ほども触れましたが、給食費に関する方針転換をするということは、水害やコロナの影響で苦しんでいる市民の皆さんに寄り添う姿勢や気持ちを示すいい機会になると私は考えますが、市長にそういうお気持ちはないのか、お伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) ただいま回答申し上げましたように、当然災害の対応もしっかりやっていかなければならないわけでありまして、コロナの影響もあることも承知をしております。しかしながら、各家庭ではコロナの影響を受けて経済的にも厳しい状況にもなるということでありますので、そういったことを考えますと、完全無料化は難しい中でも、少しでも少子化対策に力を入れていかなければならないというふうに思っております。というのは、今少子化対策しても子供たちが社会人になるまでには20年、30年かかるわけですよね。後でやったのでは間に合わないという状況にもなりますので、少しずつでも進めていきたいなというふうに思っています。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 今答弁の中で完全無料化は難しいということもおっしゃったわけですけれども、改めてこのことを実は聞こうと思っていましたので、聞かせていただきます。浅野議員の質問にもありましたけれども、学校給食費無料化の方針は基本的には変えないということですので、学校給食費の無料化は必ず実現するということが聞きたかったわけです。再質問させていただきます。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 現在の状況では完全無料化は難しいというふうに感じております。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 私も無料化はかなり難しいという思いを持っているのですが、補助自体もやめてほしいという気持ちを実は強く持っているわけであります。新型コロナウイルスの感染の影響で、再質問ですが、今年度もそうですけれども、来年度も相当税収等が厳しくなるのではないかということが予想されます。副市長も法人税の落ち込みというのを予測する発言も先ほどありました。したがって、歳出をいろいろ工夫するということはもちろん今やっているのですけれども、この歳入が、税収が落ち込むかもしれない中でも、それでもこの給食費の無料化を目指して、そして一部と言っていますが、補助という考え方は方針転換はしないのでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) いろいろ課題はあると思いますけれども、これからの自治体の課題というのは人口減少問題だというふうに思っております。そういうことになると、今だけのことではなくて、先々のことも考えながら少子化対策、子育て支援というのはしっかりとやらなければならないというふうに考えております。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 先ほど難しいという話をはっきりされたので、聞こうと思っていたシナリオがちょっと狂ってきたのですけれども、実は今期中は難しいというふうに市長は思っているのではないかというふうに思っていたのです。ですから、今の任期中は無理かもしれないけれども、次の任期の中ではぜひそれをやっていきたいというお気持ちが無料化についてはあるのではないかというふうに思っていたのです。したがって、次の任期ということは、次の改選にチャレンジするということは当然でありますし、そのときには再度学校給食費無料化を目指すということを公約に掲げる必要があると私は思っていたのですが、そのことはどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) まだ今後の見通しがつかない中で、財政状況が許されればそういうことも実現できるかとは思いますが、すぐには改善できないというふうに考えられますので、財政状況を見ながら少しずつ進めていければいいなというふうに思っております。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) この件の最後に意見を述べさせていただきたいと思います。  私が学校給食費無料化あるいは補助も含めて反対をする一番の理由は、仮に無料化できたとしても、今の全体の人口以上に納税者の人口がもっと減っていくということがあります。したがって、仮に実現できたとしても、財政的に継続は難しいのではないかというふうに思っているのです。いつかその補助あるいは無料化になっても、その負担は戻るときが来る、そう思っているのです。そのときはその給食費の恩恵を受けていた人たちも苦しい思いをまたしなければいけないし、あるいは時の市長や担当部局は大変な苦労をすることになるわけでありまして、今がよければ後のことは考えないということは今の市長にはないと思いますけれども、関係者の皆さんと熟慮の上でご判断をいただきたい。少なくとも来年度の予算化は見送っていただくということをお願いをして、次の質問に移りたいと思います。 学校給食費無料化に代わる政策を提言をするということでありますが、学校給食費の無料化及び補助にお金をかけるよりも、幼児教育・保育の無料化を進めるべきではないかということで提言をさせていただきます。同じお金を使うならそっちのほうではないかと、少子化にも効果があるのではないかと、こういうことであります。国の制度で保育料は無料化になりましたが、3歳未満はそうなっていません。市長は子育て支援、少子化のために給食費無料化にしたいということを再三述べておりますけれども、保育料のほうが少子化対策のために私はなるのではないかというふうに思っております。このことが実現をすれば、まさにゼロ歳児から中学卒業まで子育てにお金がかからない自治体ということが実現するのではないかと思います。見解をお聞かせ願います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えを申し上げます。  国においては幼児教育・保育の無償化に当たり、幼児期の教育が特に重要であることから、保育所等の利用が多い3歳以上児の保育料を無料とし、保護者負担の軽減を図ったものであります。3歳児未満についても現行制度において住民税非課税世帯及び第3子の保育料が既に無料となっているほか、独り親世帯や2人以上の子供がいる場合の保育料の軽減制度もございます。さらに、本市独自の支援策として、第3子保育料及び3歳以上児の副食費について無料となる対象範囲を拡大し、保護者負担の軽減を図っているところであります。  議員ご提案の3歳未満児の保育料を無償化した場合には、年間約2億7,000万円を新たに市が単独で負担することとなります。また、全国における保育所等の待機児童数の約9割は3歳未満が占めていることから、本市においても無料なら保育所等に預けたいという保護者が急増することが推測され、これに対応するため新たな保育士の確保や施設整備などが必要となってまいります。このようなことから、まずは保育の質の向上や保育士の確保に努めるとともに、今後保育無償化、年齢の拡大など国の動向を注視してまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 再質問をさせていただきます。  今の答弁で2億7,000万円ぐらいが、多額の費用がかかるのだよということでございます。しかし、給食費の無料化するには6億円から7億円がかかるというふうに言われているわけでして、3分の1とは言いませんけれども、それに近い金額だということでありますし、この保育料の無料化を2年間でやるということになれば、この2億7,000万円の半分で1億3,500万円ずつ、3年であれば1億円かからずに9,000万円ぐらいでやっていけるということも言えるわけであります。学校給食費の予算に使うなら、こちらの無料化を目指したほうが少子化にもつながるのではないかというふうに思いますが、再質問させていただきます。 ○副議長(梅澤米満君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 再質問にお答えさせていただきます。  議員おっしゃるように、2億7,000万円ということで、給食の無料化よりは額的には少ないということではございますが、市長が答弁いたしましたとおり、無料になるならば保育所等に預けたいという保護者が急増するということも推測されます。それから、やはり答弁のほうにありましたとおり、3歳未満児、在園児についても無料になっているお子さんがいらっしゃいます。約22%が全額無料になっているほか、半額無料になっている方も約38%いらっしゃるということで、全体の約60%が何らかの軽減措置を受けているということもございまして、現在の保育料については所得金額に応じて保育料が設定されているということもございますので、そういういろいろなことを勘案いたしますと、すぐに無料化をするのではなくて、答弁をいたしましたとおり、保育士の確保に努めて体制を整えるということがまずは方策かというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 今、無料になると預けたいという人が増えるのではないかということを心配されておりますが、預けるには仕事をしなければ預けられないわけでして、ということは収入ももちろん入ってきて、税金にもまた戻ってくるということも言えるわけですから、ぜひプラスに考えてほしいなというふうに思います。  次の質問に行きます。学校給食費無料化、一部補助の検討には多くの市民の声を聞いて判断をしていただきたいということでございます。この題目のとおりでございまして、多くの市民の声を聞いた上で判断していただくことを願っております。ご見解を伺います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  学校給食費の無料化につきましては、子育て真っ最中の保護者の方々が教育全般にかかる費用が負担になっているとの声を受け、市長選挙の公約の一つに挙げたものであります。また、市政への要望、意見書や市政メールなどにおきましても、公約なのだから早く実現してくれというお手紙等もいただいております。そういったことも参考にさせていただいております。確かに給食費の無料化を実施するには一定の財源を市全体の予算の中から捻出することになりますので、歳出を見直す部分もありますが、本市の少子化対策として子育て世代の経済的負担の軽減を図り、出生率の向上や若者世代の定住促進につながる取組であることから、その必要性を市民の皆様にご理解いただきたいと考えております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) (4)に移ります。議会の理解をどのように得る考えであるのかということでございます。学校給食費に補助するという本予算が昨年の3月議会で修正になっています。つまり、給食費に対する市からの補助はしなくていいという議会の過半数の支持による結論で、執行部の提案の予算が修正になりました。その結論に対する市長のコメントは、議会の理解が得られなかったとおっしゃっております。理解を示さなかった議会が悪者であるかのような印象でありました。  では、なぜ理解が得られなかったのでしょうかということです。給食費に関する予算化を目指すのであれば、議会の理解を得なければ成立しません。議会はなぜ昨年予算に反対したのでしょうか。執行部として予算を通せなかった反省なり分析をどのようにしているのかということでございます。今回議会の理解をどのようにして得ようと考えているのか、お伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  本市は昨年の台風被害を受け、今後の財政負担の軽減と平準化を図るため、大型事業の見直しを実施したところであります。一方では、新型コロナウイルス感染症対策については、国の地方創生臨時交付金を活用することにより、財政調整基金の取崩しは最小限に抑えられております。学校給食費の無料化につきましては、現在庁内のプロジェクトチームにおいて無料化の手法を検討しておりますので、今後議会との意見交換や協議を進めながら手法を絞り込み、ご理解を得られますよう努めてまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) キャッチボールといいますか、我々との意見交換をぜひお願いしたいなというふうに思います。  それから、先ほどの浅野議員の質問の中でもありましたけれども、市政運営をやってみて難しいと分かった場合には、勇気を持って方針転換も必要ではないかと発言をしております。私もまさにそのとおりではないか。先ほどの大野部長の財政の発言もそうであります。96.6%という数字を言っていて、これを何とか下げていきたいという話の中では、これもまた逆行する話ではないかということでありますから、よく検討して判断をされてほしいというふうに思っております。  次の質問に移りたいと思います。台風19号改良復旧工事に関連する内容についてということであります。  (1)JR両毛線の永野川橋梁(川連)対策はどのようにする考えかということでございます。ここでの(5)まであるのですが、(1)から(4)は大平の川連、下皆川、蔵井、真弓、その辺を想定した質問としております。永野川、巴波川に関する改良復旧の説明は県の土木事務所からありました。その中で、JR両毛線の永野川橋梁を架け替える話と、その場所の川の流れを変えるということを考えているということではありました。具体的に永野川橋梁をどのように架け替える考えなのか、教えていただきたいと思います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) JR両毛線の永野川橋梁周辺の対策につきましては、県からの説明ではJR橋梁部の河川断面が狭く、河道が屈曲していることから、河道線形を見直し、現況河川を拡幅する新たな河道及び護岸の整備を行い、併せてJR橋梁を架け替えることで流下能力の向上を図る計画となっております。既に県ではJRとの協議を開始しており、詳細な計画が決まり次第、関係自治会、地権者などへの説明を行う予定と伺っております。今後川幅を広げるための用地買収が行われると聞いておりますので、地元住民の皆様にはご理解、ご協力をいただきたいと考えております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) あそこの場所の堤防を直しても、その橋梁の部分が非常に心配でしたので、具体的なところは分かりにくかったですけれども、今よりはよくなるという判断をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  (2)の調整池(貯水池)設置の考え方はということであります。今話をしたその橋梁のすぐ近くの話になるのですけれども、旧市営住宅跡地、これは片柳町になりますが、調整池設置が予定されている認識があります。その調整池の効果はどのような状況か、そしてこの工事の進捗はどうなっているのかということが1点目。  2つ目は、新たな調整池の設置を考えていただきたいということでありまして、大平カインズモールは平成27年も昨年も被害を受けています。また、その周辺には多くの住宅があり、昨年は大変な被害をもたらしています。そのカインズモールと昨年決壊をしたさっきのJRの両毛線のところですが、その間に調整池あるいは貯水池を設置する考え方がないのかどうか、また今後検討していただけないか、お伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 旧市営住宅跡地に整備の予定の調整池は、錦着山南側から栃木環状線を中心として、JR両毛線までの約102ヘクタールを排水区域とする浸水被害の軽減を目的とした公共下水道雨水幹線事業により設置するものであり、貯留施設や排水ポンプ付き樋門の整備を行う計画で、今年度より工事を着手する予定となっております。  一方、永野川の改良復旧事業につきましては、河道の掘削、築堤、橋梁等の架け替え等により流下能力の向上を図り、昨年の令和元年台風並みの雨量に対しまして越水させない河道の整備が進められております。調整池の設置につきましては有効な治水対策の一つであります。ある程度の規模の用地を限られた期間で取得し、整備することは非常に困難であると判断し、短期間に整備可能な河道整備を軸とした改良復旧事業が導入されたものと認識しております。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 土地は空いているけれども、すぐには難しいというお話だと思いますが、やるのであれば土地が空いている今ではないかというふうに思うところでございます。  (3)の堤防の強化及び越流対策についてに移ります。先ほどの橋梁のすぐ下流側、今、川の流れそのものを変える工事、川幅も広げるということですけれども、その対策は非常にありがたいのでありますが、その下流の堤防の強さに心配はないのかというのが不安であります。例えば、カインズモールのすぐ北側のところはほとんど直角にカーブがなっているわけですけれども、昨年の台風19号では越流をしているという状況がございました。また、そのすぐ下流では越流や決壊はありませんでしたけれども、堤防の上限まで約1メートルぐらいまで水位がありました。上流で堤防が決壊していたにもかかわらず、それだけぎりぎりの水が来ていたということで、かかわらず大きな浸水被害が発生をしています。その要因も把握されているのだろうというふうには思いますが、この地区の堤防の強化についてはどのように考えているのか、お伺いをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) まず、川連及び蔵井地区の永野川の浸水の要因につきましては、永野川上流の山間区域に非常に多くの降水量があったことから、現在の河川計画の規模を上回った超過洪水が発生したことに起因するものと思われています。超過洪水により片柳4丁目、5丁目等の堤防が破堤しまして、洪水が左岸堤内地側の用排水路等を溢水しながら流下し、下流部に位置します川連、蔵井地区等にも被害を及ぼしてしまったものと考えております。  また、堤防の強化でございますが、左右両岸の堤防の状況、あとは河道の状況など十分調査し、必要に応じた堤防の強化、コンクリート製品による多分強化かと思われますが、実施する計画となっております。なお、県では現在まだまだ川連、蔵井地区を含む改良区間全線の工事の詳細設計を進めているところでありまして、今年の秋から破堤箇所を優先に工事を着手するというふうに認識してございます。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) この地区だけ何とかしてほしいということだけを言っているとちょっとあれなのですけれども、永野川全体についてもよくなる方向でご努力をいただきたいと思います。  (4)の浚渫した土砂の活用はどのように考えているのかということでございます。この地域に限らずということになりますが、しゅんせつを行った場合、大量の土砂が出ることになります。堤防の強化に生かしてほしいというふうに思いますが、どのように活用していくお考えでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 公共工事の際に発生する建設発生土等につきましては、関東地方版建設発生土等の有効利用に関します行動計画や、公共建設工事におきますリサイクル原則化ルールに基づきまして公共工事土量調査を実施し、工事間の利用調整の推進を図るとされております。永野川のしゅんせつしました土砂につきましては、公共工事のコスト縮減を図るため、県や市が施工する公共事業において率先した事業間調整を行い、残土を必要とする工事に活用されることとなりますので、本市においても今後予定しております産業団地等の造成事業に活用を図ってまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) (5)番に移ります。大平富田バイパスの冠水対策の考え方ということでございます。大平富田バイパスと猿渕川ですが、そこの交差している歩道橋周辺は平成27年も昨年の台風でもバイパスが水没をしております。この道路は栃木市を南北に縦断しておりまして、ともにインターチェンジにつながるという交通の要になっております。この主要道路が度々遮断をするわけですけれども、この対策をどのように進めていく考えか、お尋ねをいたします。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  澁江建設部長。 ◎建設部長(澁江和弘君) 大平富田バイパスのご指摘の箇所につきましては、今ご案内がありましたとおり、平成27年関東・東北豪雨及び令和元年東日本台風の際、冠水により通行止めとなっております。この冠水の原因といたしましては、農地をはじめ市街地や山間部から多量の雨水が猿渕川に流入するため、大雨時には川が満水となり、溢水が発生していることが原因と考えられております。猿渕川につきましては、農業用水路として整備されたものですが、近年の都市化や異常気象による豪雨により流下能力が不足しているものと考えており、今後原因探求のための調査を行い、流域全体の問題として治水対策を検討してまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) ぜひ対策を講じていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。  それでは、大きな4番に移りたいと思います。災害時の避難等に関連する内容についてということで、(1)避難準備、避難勧告、避難指示発令のタイミングについてということで聞かせていただきます。文言が少し変更になっているところもあるようでありますし、また先日の新聞報道では避難勧告と避難指示を1つにまとめるというような案も議論がされているようであります。災害時の避難に関連して質問するのは、その指示を発令するタイミング、これが非常に大切なのではないか、あるいは発令をするそのタイミングが難しいということも我々も理解をしております。台風19号を経験したことで、またほかの地域の災害の事例なども参考に改善する点あるいは工夫する点などがありましたら、ご披瀝をいただきたいと思います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 避難情報の発令に当たりましては、河川の水位情報、降り始めからの降雨量、気象庁が発表する防災気象情報や発令する時間帯など、総合的に状況を判断して避難情報を発令しております。令和元年東日本台風、台風第19号への対応においても、当日の10月12日13時44分に発表された大雨警報、土砂災害及び洪水警報とその後の降雨状況を踏まえ、14時15分に最初の避難情報となる避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。その後も設置されている水位計の監視を続け、気象や各河川の水位の状況等に応じて避難勧告等の情報を発令し、早め早めの対応ができたと確信しております。  しかしながら、避難情報の発令までには多くの情報を迅速に確認し、職員間で共有することが必要とされるため、危機管理課の執務室に大型モニター4台を設置し、複数の職員が同時に情報を共有することで意思疎通の円滑化を図ったところであります。今後も迅速で的確な情報の収集により、市民の皆様が安心して避難行動が取れるよう努めてまいります。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 発令を出すタイミングも難しいと思います。出してもなかなか避難をしてもらえないというような事情もいろいろ難しさはあるのでありますけれども、早め早めということで今後もよろしくお願いいたします。  (2)の避難に関する発令の根拠に河川の水位計を設置すべきではないかということでご提言をさせていただきます。先ほどの答弁にもあったとおり、いろんな気象のデータを基にして避難の判断がされることは理解をしているのですけれども、河川の水位を参考にするということもまた重要で、これまである水位計はそれはそれで生かしていただいて結構だと思うのですが、その発令の一つの根拠になるように、河川の水位計を新たに設置すべきではないかというふうに思いますけれども、河川の水位あるいはそのデータについては通信により拝受できれば人が行く危険もないというふうに思うのですが、どのようにお考えでしょうか。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 先ほども答弁したとおり、避難情報の発令に当たりましては、様々な情報、状況を総合的に判断し、常に速やかな発令に心がけております。特に台風や豪雨により河川の増水が懸念される場合においては、水位計による情報は河川の状況を確認する上でも大変重要なものとなります。そのようなことから、河川管理者に対し水位計の設置等の要望を継続して行ってきたところでございます。  その結果、栃木県減災対策協議会において、令和元年度、これは発災後でございますけれども、危機管理型水位計が藤川の新皆橋と三杉川の東川橋の2か所に、簡易型監視カメラが思川の保橋、巴波川の倭橋、赤津川の伊吹橋、この3か所に設置されたところでございます。また、今年度は危機管理型水位計が永野川、巴波川、逆川、出流川、柏倉川、赤津川の6河川に、また簡易型監視カメラが永野川、巴波川、逆川、出流川、藤川、三杉川の6河川に設置が予定をされております。さらに、令和3年度になりますけれども、危機管理型水位計が赤津川、思川、荒川、江川、蓮花川、逆川の6河川、そして簡易型監視カメラが赤津川、思川、荒川、江川、蓮花川、柏倉川の6河川に設置が予定されております。  市といたしましては、今後新たに設置された水位計や監視カメラを監視しながら対応に当たってまいります。なお、設置された水位計の情報については、国土交通省の「川の防災情報」、また栃木県の「とちぎリアルタイム雨量河川水位観測情報」等のホームページで市民の皆さんも確認することができますので、ぜひご活用いただければと思います。  以上です。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 大分充実をしてきていただいているということが分かりましたので、感謝を申し上げたいと思います。  それでは、(3)の高齢者、障がい者の方々への避難関連の情報伝達についてということであります。この避難関連の情報伝達について、心配のない体制を望んでいるわけですけれども、どのようになっているのか。昨年の台風で何か問題があったとは伺っておりませんけれども、確認をさせていただきたいと思います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 避難情報の伝達については、緊急速報メール、コミュニティFM、防災ラジオ、防災行政無線、災害に関する情報メディア等にお知らせをするLアラート、これはテレビに文字情報として出るものでございます。また、広報車や消防団による伝達のほか、市のホームページ及びSNSなどでも発信しております。このように複数の手段を用いて情報を発信していくことになりますけれども、高齢の方や障がいをお持ちの方については、コミュニティFMや自動起動する機能を備えた防災ラジオ、テレビや市のホームページ等を用いての情報収集が有効であると考えております。  避難情報を発令する際には早め早めに情報を発信してまいりますけれども、市民の皆様におかれましては、複数ある手段の中からご自身に適した媒体を利用して情報収集を行っていただければと思います。なお、受け取った情報を有効に活用していただけるよう、避難情報の理解を深めてもらうことも重要となりますので、今後も出前講座の実施や、また関係部署と連携しながら一層の周知を図ってまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 避難の情報については、先ほどの答弁もそうですけれども、空振りが怖くてなかなかその情報を出せないという話もあります。専門家の人は、それは空振りではなくて素振りだと思えということで、早めに出すことは重要だと、このように言っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  (4)の被災した避難所の今後についてということでお聞かせ願います。昨年被災した避難所があるわけでありまして、被災した避難所に対する市の考え方としては、1階は避難所としては使わないと、2階を避難所として使うという考え方が示されたように記憶をしております。避難所の施設としては事は足りるということなのだとは思いますが、ご承知のとおり、車で避難をした方は水没してしまったケースもあったわけであります。今後とも被災した避難所の対策は何か講ずる考えがあるのかどうか、対策はしないのかどうか、お聞かせ願います。 ○副議長(梅澤米満君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 令和元年東日本台風第19号の影響により被災した避難所がありましたことから、床上浸水が想定される区域にある優先的に開設する避難所については、体育館ではなく、校舎2階以上とすることなどの変更を行ったところでございます。これは、市民の命を守ることを第一に考え、地域に身近な避難所の確保を優先にしたことによるものでございます。また、避難所に駐車した自動車の浸水被害も多数ありましたが、避難所に地域指定や自治会指定はありませんので、早期に浸水想定のない避難所に避難することや、安全な場所にある親戚、知人宅への避難も方法の一つでございます。今後につきましても、災害時において市民の命を守ることを第一に考え、避難の在り方の周知に取り組んでまいります。 ○副議長(梅澤米満君) 千葉議員。               〔16番 千葉正弘君登壇〕 ◆16番(千葉正弘君) 災害時の避難の在り方はいろいろあるということが今お示しをされておりますけれども、その周知もまだまだ足りないというふうに思いますので、そういった取組を今後も継続してやっていっていただきたいというふうに思います。  直近で言えばコロナウイルスへの対応も考えなければならない、そうなると避難の可能な人数というのもまた減るということになろうかと思います。現時点でも避難所の数が十分であるとは言い難い面もあるはずでありますので、時間をかけてでも不安のない避難所の整備というものを望みたいというふうに思います。  何よりも今年そういう水害が起きないことを祈りながら、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 △延会について ○副議長(梅澤米満君) お諮りいたします。  本日の会議は、これをもちまして終了いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(梅澤米満君) ご異議なしと認めます。  したがいまして、本日は会議を終了することに決定いたしました。 △次会日程の報告 ○副議長(梅澤米満君) 明日9月3日は、午前10時から引き続き一般質問を行います。 △延会の宣告 ○副議長(梅澤米満君) 本日は、これをもちまして会議を終了いたします。                                           (午後 3時21分)...