栃木市議会 > 2020-02-28 >
02月28日-04号

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  1. 栃木市議会 2020-02-28
    02月28日-04号


    取得元: 栃木市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    令和 2年  3月定例会(第2回)               令和2年第2回栃木市議会定例会議 事 日 程 (第4号)                                令和2年2月28日(金曜日)午前10時開議第 1 開  議                                             第 2 議事日程の報告                                          第 3 一般質問                                             第 4 延会について                                           第 5 次会日程の報告                                          第 6 延  会                                             出席議員(29名)     1番   森   戸   雅   孝       2番   小   平   啓   佑     3番   浅   野   貴   之       4番   川   上       均     5番   大   浦   兼   政       6番   古   沢   ち い 子     7番   大   谷   好   一       8番   坂   東   一   敏     9番   青   木   一   男      10番   茂   呂   健   市    11番   内   海   ま さ かず      12番   小 久 保   か お る    13番   針   谷   育   造      14番   氏   家       晃    15番   入   野   登 志 子      16番   千   葉   正   弘    17番   白   石   幹   男      18番   永   田   武   志    19番   福   富   善   明      20番   広   瀬   義   明    21番   関   口   孫 一 郎      22番   針   谷   正   夫    23番   大 阿 久   岩   人      25番   松   本   喜   一    26番   小   堀   良   江      27番   梅   澤   米   満    28番   福   田   裕   司      29番   中   島   克   訓    30番   天   谷   浩   明欠席議員(なし)                                                   地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名  市   長   大   川   秀   子    副 市 長   南   斉   好   伸  総 合 政策   小 保 方   昭   洋    総 務 部長   高   崎   尚   之  部   長  危機管理監   福   田   栄   治    財 務 部長   榎   本   佳   和  生 活 環境   橘       唯   弘    保 健 福祉   藤   田   正   人  部   長                    部   長                  こども未来   髙   橋   礼   子    産 業 振興   福   原       誠  部   長                    部   長                  建 設 部長   國   保   能   克    都 市 整備   戸   田       崇                           部   長                  副 部 長兼   増   山   昌   章    副 部 長兼   名   淵   正   己  総 合 政策                    総 務 課長  課   長  副 部 長兼   大   野   和   久    会計管理者   大   木   多 津 子  行財政改革  推 進 課長  上 下 水道   田   中       修    消 防 長   石   田       栄  局   長  教 育 長   青   木   千 津 子    教育委員会   川   津   浩   章                           事 務 局                           教 育 部長  教育委員会   鵜   飼   信   行    監 査 委員   天   海   俊   充  事 務 局                    事 務 局長  生 涯 学習                    併選挙管理  部   長                    委 員 会                           事 務 局長  農業委員会   田   嶋       亘  事 務 局長                                                   本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   神   永   和   俊    議 事 課長   癸 生 川       亘  副 主 幹   岩   崎   和   隆    主   査   新   村   亜 希 子  主   査   藤   澤   恭   之    主   査   岩   川   成   生 △開議の宣告 ○議長(大阿久岩人君) ただいまの出席議員は29名であります。  ただいまから本日の会議を開きます。                                           (午前10時00分) △議事日程の報告 ○議長(大阿久岩人君) 本日の議事日程は、既に配付のとおりであります。 △発言の申出 ○議長(大阿久岩人君) ここで青木教育長から発言の申出がありますので、お聞き取り願います。  青木教育長。               〔教育長 青木千津子君登壇〕 ◎教育長(青木千津子君) 議員の皆様、おはようございます。貴重なお時間を頂戴いたしまして、少々ご説明させていただきたいと思います。  議員の皆様も新聞報道等で既にご承知のことと思いますが、昨日、安倍首相のほうから、3月2日から春休みに入るまで全国的に小中高の休校が発表されました。そういう要請がありました。国からの正式な通知は、今日、本日中に届くということになっております。まだ手元には届いておりません。また、先ほど県からの略式の通知が届きました。県においても国の要請に従って、市長等にも判断頂きたいというような内容でございました。栃木市といたしましても、子供の安心、安全を第一に考えまして、3月2日から春休み前日まで、つまり3月24日まで小中学校の全校の休業を方向性として今打ち出す準備をしております。この後、臨時校長会を開きまして、その校長会の中でもみまして、決定をする運びでおります。あわせまして、ご心配の学童保育につきましても、開設の方向で今準備を進めているところでございます。  議員の皆様方には多大なるご心配、そしてご協力を頂いておりますことを本当にありがたく、感謝に堪えません。全力を尽くしてまいりたいと思いますので、どうぞご協力方よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) ありがとうございました。  なお、この後臨時校長会が開かれることから、青木教育長から本会議を退席する旨の申出がありましたので、ご報告いたします。 △一般質問 ○議長(大阿久岩人君) 昨日に引き続きまして、日程第1、一般質問を行います。  順次発言を許します。                                                               ◇ 福 富 善 明 君 ○議長(大阿久岩人君) 19番、福富善明議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) おはようございます。議員番号19番、明政の福富善明であります。発言通告に基づき、一般質問をさせていただきます。質問は、1、栃木市まち・ひと・しごと創生総合戦略について。2、農業経営者への支援について。3、台風19号に関する対応について。執行部につきましては、的確明瞭なご回答をお願いいたします。なお、同様な答弁の場合は省略しても結構です。  発言明細1の産業別就業人口の推移についてであります。栃木市の産業別就業人口を見ると、第一次産業は減少の傾向にあり、また第三次産業は増加傾向にあります。産業別人口の推移について、近隣他市との比較はどのように評価しているのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。               〔総合政策部長 小保方昭洋君登壇〕 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 福富議員のご質問にお答えを申し上げます。  本市の産業別就業人口につきましては、第一次産業の減少が続き、昭和55年からの30年間で半数以下になっており、第二次産業は平成2年をピークに減少傾向、第三次産業が増加傾向にあります。構成比では、平成27年国勢調査の結果、第一次産業が5.9%、第二次産業が33.8%、第三次産業が57.8%、その他が2.5%となっております。  産業別就業人口の推移を近隣他市と比較いたしますと、いずれの市も全体的な傾向は同様でありますが、構成比では本市と小山市は類似した構造であるのに対し、足利市と佐野市は第一次産業が著しく低く、その分第二次、第三次産業が高くなっております。こうした比較結果から、本市は県南地域において比較的農林業、製造業、サービス業のバランスが取れた産業別就業構造であると考察しております。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 今の答弁で栃木市は安定したまちだということを確認させていただきました。  次に、発言明細2に入ります。将来の財政の影響についてであります。栃木市における目指すべきは、地域の姿を実現するために、本市は医療、介護、子育て、教育、消防、ごみ処理、社会資本整備等、幅広い住民サービスを持続的、安定的に確保していく必要があります。それぞれの地域での実情に応じて、創意工夫をしながら地域の活性化に取り組み、少子高齢化、人口減少に生ずる様々な課題を乗り越え、持続可能な地域社会を構築しなければならないと思いますが、人口減少により、市の財政状況に多大な影響が生ずると考えるが、行政運営をどのようにしていくのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  榎本財務部長。 ◎財務部長(榎本佳和君) ご質問にお答えをいたします。  人口の減少は、地域経済や産業活動を縮小させ、市税等の歳入への影響が懸念されます。また、公共施設につきましても、利用者数が減少することにより、施設の適切な維持管理費の確保にも影響があるものと考えております。さらに、高齢化の進展に伴い、社会保障費の増加が見込まれますので、今後の財政運営はより厳しい状況になるものと考えております。  今後、市におきましては、国の第2期総合戦略に掲げる東京一極集中の是正に向けた取組に連動し、東京圏から移住、定住の促進により、流入人口を増加させることに加え、地域の資源を最大限に活用し、関係人口の創出拡大に向けた施策に取り組むことによりまして、安定的な歳入の確保に努めてまいりたいと考えております。  また、公共施設につきましては、公共施設適正配置計画に基づき、将来人口や財政規模に見合った配置となるよう適正化を図り、持続可能な財政運営を行ってまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕
    ◆19番(福富善明君) 再質問をさせていただきます。  関係人口について詳細な説明をお願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 関係人口でございますが、移住をしてくる方、定住人口と、あと観光客の皆様のような交流人口、そのちょうど中間的な意味合いのある定義となっております。栃木市や栃木市の人々と様々な部分で関わるような皆様を関係人口というふうな定義づけを行っているようでございまして、多少具体的に申し上げるとすれば、現在、栃木市において小平浪平翁の検証事業を進めておりますが、このことによりまして、多くの市外の皆様との交流が生まれているという現状がございます。また、広い意味で捉えれば、ふるさと納税の寄附者の皆様であったり、あるいはとち介のSNSでつながっている全国のファンの皆様、こういった方々についても関係人口と言えるのかなというふうには考えております。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 今の答弁だと、市民がやはり関係人口ということであり、蓄積しながら人を呼び寄せるということが大切かなと感じ取りました。  それでは、発言明細3に入ります。魅力の効果的な発信としてであります。栃木市まち・ひと・しごとの戦略の基本目標②の本市への新しい人の流れをつくるには、本市の魅力の効果的な発信としてプロモーション事業があるが、具体的にどのような取組をしているのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 本市におけるシティプロモーションにつきましては、シティプロモーション計画に基づき、本市の魅力を幅広く多くの方に伝え、市内外を問わず、本市を応援してくださる栃木市ファンを増やしていくため、現在は多様な手段を活用した情報発信を行っております。具体的には従来行っていたような市の公式ホームページやパンフレットなどを活用した情報発信に加え、動画やSNSなどを活用した情報発信を行っております。また、より効果的な情報発信のため、SNSや動画など、ソーシャルメディアによる情報発信につきましては、行政だけでなく市民自らが本市のイベント情報や地域資源の魅力を発信していただけるような人材の育成にも取り組んでおり、市民協働によるプロモーションの展開を目指しております。  総合戦略の基本目標である、交流人口や停留人口、さらには関係人口の増加に貢献できるよう、これまで以上に観光や定住促進といった分野との連携を密にして取り組んでまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 再質問をさせていただきます。  今後の改善点及び研究課題を市民とどのように連携していくのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) やはり行政だけの情報発信では、かなり限られているというところが大きな課題でございまして、そういった意味から市民の皆様にもその情報発信のお手伝いをいただければというようなことで、現在ゆる栃くらすたという事業を展開しております。これは、公募によりご参加頂きました市民の皆様方に、SNSなどの情報発信のスキルを身につけていただきまして、本市の多様な魅力、資源などを情報発信していただくというものでございまして、平成30年度は約30名、今年度は約20名の方にご参加を頂いているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。今の答弁ですと、市は問題解決の場所ではなくて情報の発信基地にならないと、やはり町の活性化はできないというような感じを受け取りました。  次に入ります。発言要旨2、農業経営の支援について。明細1、新規就農者への支援についてであります。全国的に農村に可能性や価値観を見出して、移住者が増えています。この機運を生かし、多様な主体が活躍できる地域づくりを進めていきたいが、農業に夢を持ち、意欲と使命を感じている新規就農者たちの挑戦を認め、失敗してもそれを支えられるような社会を構築しなければならないと思います。  本市の新規就農者への支援制度の概要について、また今年度及び過去2年の新規就農者数についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 本市の新規就農者に対する支援制度は、就農への支援と営農後の支援に区分されますが、それぞれ国、県の制度のすき間を埋める制度として構築しております。就農者への支援制度としましては、新規就農サポート事業費補助金がありまして、就農後3年以内で、年齢が50歳未満の方を対象として、営農に必要な経費の2分の1を補助し、2年間で最大60万円の支援を受けられます。さらに、青年農業者海外派遣研修補助金として、観光庁が主催する農業海外派遣事業に参加する39歳までの農業者に最大で10万円の研修補助金を交付する制度があります。  営農支援としましては、担い手農地集積促進補助金制度がありますが、市農業公社を利用して農地の利用集積を行った認定新規就農者に対し、集積した面積に応じた補助金を交付するものであります。このような中で、複雑かつ多岐にわたる国、県、市の各種補助事業の情報や手続などを本市で就農を考えている方に分かりやすく編集した本市独自の就農冊子、農業の手引を作成しまして、様々な機会を通して周知をしております。  次に、新規就農者数ですが、今年度は現時点で26名です。なお、平成29年度は30名、平成30年度は24名であります。これら新規就農者に対する支援策が功を奏しまして、県南ではトップの新規就農者数となっております。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 農業関係では、新規就農者は栃木市が県南トップだということで喜ばしい報告を頂いたのですけれども、今日の答弁の中で再質問させていただく箇所がございますので、青年農業者海外派遣研修補助金は、最大10万円を使ってどのような目的、内容の研修をするのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) これは、就農に向けていろんな経営とか栽培の仕方、そういったものの研修でありまして、それに対する準備金として補助するものであります。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございました。再質問をさせていただきます。  栃木市の農業法人にはどのくらいの雇用があり、どのような種類があるのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 今年度における農業法人への新規就農者数は8名でございまして、内訳としましては、イチゴの生産法人が2名、トマトが4名、ネギが1名、水稲生産の法人が1名となっております。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。次に入ります。  発言明細2、移住者への農業関係の支援についてであります。近年、農村に可能性や価値観を見出し、移住者が増えていると聞いているが、移住者にとっては農地や住宅の確保が大きな課題となっていると考えるが、本市の現状の農業を始める方への支援についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 新規に就農を希望する方にとっては、農地や住宅の確保、農業機械や施設整備のほか、経営や栽培技術のサポート、販路の確保など、就農までの各段階において様々な課題があります。このようなことから、本市では市農業公社を中心とした新規就農希望者に対するワンストップ窓口を設置し、サポート体制を確立しております。これにより農地の確保や農業用機械施設の農業資源の利活用について、農地バンクなどの制度を新規就農者や就農希望者を初め、広く農業者に周知させていただいております。  さらに、市農業公社は今年度研修制度の充実も図り、イチゴ栽培に特化した研修期間として、県から農業次世代人材投資事業の準備型で承認を受けたところです。そのほか毎年都内で開催される就農イベント、新農業人フェアに出展をし、本市に興味と関心を持つ若者を一人でも多く呼び込んでおります。  また、住宅の確保については、市街化区域に住宅を取得する場合には、まちなか定住促進住宅新築等補助金市街化調整区域などに取得する場合には、多世代家族住宅新築等補助金を用意しております。市街化調整区域などに関しましては、新たに地域コミュニティの移住を目的としまして、空き家を購入された方を対象とする市街化調整区域等空き家購入補助制度の創設を予定しているところです。これらの補助制度に加えまして、空き家バンク制度空き家バンクリフォーム補助金などを合わせまして、引き続き支援をしてまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。再質問をさせていただきます。  新規就農者が農業に就農したが、継続できない状況があります。技術を教える場はあるが、経営を教える場がないので、農業経営相談や農業経営塾の設置の考えはあるかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 農業経営相談などには、豊富な知識や経験が必要になりますので、現在は県の農業大学校にとちぎ農業未来塾というのがありますので、そちらをご案内しております。ここでは、栽培技術だけではなくて、農業経営を学ぶことができます。また、県のほうでも農業経営相談所を開設しておりまして、中小企業診断士や税理士などの支援チームによりまして、経営や税金などについて相談を受けておりますので、こちらもご案内をしております。市としましては、農業公社と連携しまして、新規就農者の不安に寄り添った支援、アドバイスを引き続き行ってまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。市のほうも、悩み事があったら何でも受けていただいて、新規就農者の手助けをしていただければと思います。  再質問をさせていただきます。認定新規就農者の認定基準と資金面の支援策についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 認定基準としましては、新たに農業に取り組む方で原則18歳以上45歳未満の方が対象となります。また、就農5年目の年間所得目標額とか、年間総労働時間などの目標を掲げた青年等就農計画というのを作成していただきまして、市の認定を受けた方が認定、新規の就農者というふうになります。  資金の支援策としましては、年間150万円を交付をされる次世代人材投資事業や無利子で長期借り入れができる青年等就農資金などがございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 答弁ありがとうございます。再質問をさせていただきます。  新規就農者への今後の改善点及び研究の課題はないかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 課題としましては、もともと家が農家の方の新規就農者と非農家出身の新規就農者では、農地や住宅の取得などに大きな差がありますので、非農家出身の方への支援策の充実を図っていく必要があるのかなというふうに思います。研究課題としては、農業法人による雇用就農が担い手不足対策として、また地域においてどのような効果があるか、今後、県などとも連携して調査研究していく必要があるかと思っています。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 今答弁が出たように、非農家さんの農業に入る道というのがなかなか厳しい課題ですので、今後ともご支援をよろしくお願いします。  発言明細3、大型特殊免許の必要性の周知についてであります。農水省は、農業機械死亡事故の軽減を目指して、乗用型トラクターの公道走行の安全対策として、幅の広い作業機能装置や側道により小型、中型トラクターの道路走行時に大型特殊免許の必要となる場合があり、余り浸透していませんが、事故防止のために周知徹底を必要と考えるが、執行部のご見解を伺います。  また、大型特殊免許の取得への支援はできるかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 農耕車を農地で使う場合には、運転免許の必要はありませんが、公道を走る場合には免許が必要となります。ご質問の大型特殊自動車は、長さ4.7メートル以上、幅1.7メートル以上、高さ2.8メートル以上、最高速度15キロ以上の車両規格が対象となりますが、最高速度が35キロを超える農耕車は、大きさにかかわらず大型特殊自動車に分類されます。また、免許取得のための教習は、県農業大学校や一部の自動車教習所で受講することができますが、教習費用などについてはそれぞれの機関により、車両や条件によっても料金が異なります。今後、これらの情報につきましては、農業者の方から問合せがあった場合にはご案内するとともに、市のホームページや広報紙、農業団体の機関紙などに掲載し、周知を図ってまいります。  なお、免許取得費用の支援についてですが、農家の方が県農業大学校で受講する大型特殊免許は、1万3,000円程度で取得できることから、現段階では取得費用の支援は予定をしておりません。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。大型特殊免許の取得で安価に取る方法としては、農業大学校で取ると安く取れるというような情報を頂きまして、ありがとうございます。  次に入ります。発言要旨3、台風19号に関する対応について。明細1、稲わら処分への対応についてであります。栃木市では、800世帯が浸水被害に遭うなど、県内最大の被災地となりました。台風から4カ月を経過したが、避難生活を余儀なくされている方々には、一日も早い通常の生活に戻れるようお祈り申し上げます。  昨年は、収穫した稲刈り後に、大雨のために上流部の水とともに下流側の道路、田んぼ、水路へと堆積している稲わらをJAしもつけ土地改良等の協力を得て、昨日の答弁で3,960トンの収集、集積を頂きましたことに対して、ありがとうございます。  今後の台風被害に対応するため、稲刈り後の稲わらの処分については、早急に対策実施していく必要があると考えるが、農家やJAとの連携はどのように行っていくのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 稲刈り後の稲わらにつきましては、台風第19号による河川の氾濫などによりまして、道路や農業用施設等に多くの稲わらが流出し、それらを除去するのに多くの労力と費用がかかったことから、議員ご案内のとおり、稲刈り後、焼却や農地へのすき込みなど、早急に処理が必要であります。このようなことから、今回のような台風被害にならないように、稲わらの処理について、今後市のホームページやチラシにより、農業者の皆様にお願いをしてまいります。  なお、今年の稲わらの処理につきましては、JAや関係機関と既に協議を実施しておりまして、関係機関の広報紙などを通じて、稲刈り前の7月を目途に農業者へ周知と協力依頼を行い、台風被害防止に向けての対応をしてまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 要望をさせていただきます。  昨日の天谷議員の中でも、稲わらの影響で排水機場の排水能力の低下を招いた趣旨がありましたので、稲わらの処分については、周知徹底をお願いいたします。  発言明細2に入ります。河川の堤防強化、改修工事についてであります。県内広範囲で河川の氾濫等による建物床上床下浸水や農地、農作物等の冠水、道路や橋の損壊、土砂崩れなどの県内各所に甚大な被害、被災者への支援や被害箇所の復旧、市民生活の復興等に全力を注いでいるところでありますが、永野川、三杉川、巴波川、赤津川の河川の堤防強化と改修工事の状況についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 昨年の台風第19号により被災いたしました河川の復旧につきましては、現在、全ての応急仮工事は完了している状況であります。また、河川の復旧に当たりまして、国の災害査定作業は、今年1月末をもちまして全て終了しております。  今後の改修などにつきましては、さきの議員の皆様のご質問にお答えさせていただきましたが、永野川につきましては、現在、県、国におきまして、改良復旧で採択させていただくための協議調整が行われているところでございます。また、巴波川につきましては、国、県、市とで連携いたしまして、抜本的な治水対策の調査検討が開始されましたので、早期に方向性を示したいと考えております。  次に、赤津川、三杉川及びそのほかの河川などにつきましては、今後順次、護岸の復旧とともに堤防の強化を図り、あわせて堆積土砂の撤去などの事業を進める方向で考えられております。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。再質問をさせていただきます。  河川の構造状況において、調整池の設置などの考えはあるかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 今回の溢水等の被害を受けまして、議員がおっしゃられておりますように、河川の治水能力の強化という意味では、調整池等の設置も一つの方法と考えられます。そのような点もつきまして、今後、国、県及び市で連携いたしまして、どのような治水対策が一番よろしいか、費用対効果も含めて検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 再質問をさせていただきます。  調整池、ため池があるが、管理所有者の不明で、大雨時に堤体の決壊の危険性が見られます。特にため池の管理はどのようになっているのかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) ご質問の調整池及びため池等の維持管理と思いますが、まず基本的に調整池とかため池につきましては、管理者によってその維持管理が変わってくると思っております。私ども建設部門では、主に調整池等の管理を担うわけでございますが、一部幾つかため池等もございますけれども、基本的には調整池、ため池等は私どもの部門では、水を洪水のときに貯水する能力の維持を行うというふうに考えておりますので、そのための維持管理については、常日頃巡回パトロールを行うとともに、一定の期間においては維持管理の実施をしているというふうな形で考えております。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございます。再質問をさせていただきます。  農業用のため池について、お伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 農業用のため池については、昨年度法律が7月にできまして、市は農業用ため池の管理状況の把握などを行うことが明確化されましたので、昨年の12月までに市内56カ所あるのですが、そのため池の所有者または管理者である自治会や改良区から届出を出していただいています。  今後、大雨や震度5以上の地震など、ため池が決壊するようなおそれがある場合には、ため池の管理者と市及び県が連携して、パトロールなどの対応に当たってまいりたいと思っています。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 今の質問、農業新聞に全国的にため池の管理者が6割程度しかいないので、ため池の管理の危険性というか、ものが出ているということで確認させていただいたのですけれども、栃木市では所有者がしっかりしているということで安心をさせていただきました。ありがとうございます。  次に入ります。再質問をさせていただきます。昨日の市長の答弁がありましたから、再確認をさせていただきます。  巴波川のように河川改修工事の困難な河川の場合は、宇都宮市に流れている2層式の釜川、東京都には江戸川河川工事事務所にて管理している外郭放流路がありますが、工法についてお考えはあるかお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 今お尋ねのございました調整池、またはその外郭放水路でございますか、検討の中では、今後国、県、市で連携して協議を進めてまいりますが、確かに巴波川自体が市街地を流れている川ということで、いろんな工法の中では、ある程度限定されてくる場合があるかなと思います。その点も踏まえまして、国の担当者も入っておりますので、豊富な知見の中から、最適な方法をご提案していただけるのではないかというふうに思っております。それにはその費用対効果ということになりますけれども、少ない費用で大きな効果が得られることが非常に望ましいと思っておりますので、その辺を踏まえまして、よく協議をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 市民は、安心安全のことが一番大切かなと思うので、引き続き工法については検討をお願いいたします。  発言明細3に入ります。防災面を重視した安全対策についてであります。災害のリスクに備え、まちづくりの段階から減災のための対策を講じる必要があります。災害の危険度を示すハザードマップ、レッドゾーンとされたエリアについては、住宅、商業施設を中心に集約するなど、コンパクトシティ、住居移動区地域から、原則として除外するなど、対策をすべきではないか。  また、危険性はやや低いが、浸水などが想定されるイエローゾーンを含む場合は避難体制の強化や堤防強化と改修工事の整備など、防災指針の策定が望まれます。今後、水害の危険性がある地域については、防災面を一番に考え、開発やインフラ整備を行う必要があると考えるが、ご見解をお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答え申し上げます。  地球温暖化の影響等により、水害等の大規模な自然災害はどこにでも起こりうると考えられる現在、安全安心な地域づくりは、本市に課せられた最も重要な課題の一つでございます。そのような中、防災面を重視した安全対策については、今回の台風第19号から得られた教訓を踏まえ、自然災害の脅威から市民の生命や財産を保護し、公共施設、インフラ等に係る被害を最小化し、災害時にも機能不全に陥らないシステムの構築が必要であると考えております。防災面を考慮した開発やインフラ整備等の各種施策につきましては、現在策定しております栃木市国土強靱化地域計画を初め、今後策定する各種の計画に盛り込み、大規模災害等に備えた事前防災、減災と迅速な復旧復興に資する施策として推進をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) ありがとうございました。再質問させていただきます。  台風19号のときに、利根川が決壊の危険性があるので、避難勧告が発令されました。加須市、板倉町の住民は避難を余儀なくされ、渡良瀬川の対岸に見える栃木市に防災橋、防災道路の設置施工の機運が高まってきました。道の駅みかもには防災時の備蓄基地として、建設予定の栃木県青少年の家、市の入浴施設もあるので、環境は整っていると思いますが、加須市、板倉町からのお話がありますか、お伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 渡良瀬川と利根川に新たに橋を架けるということで、加須市と板倉町において協議会を設置して、活動をしているということを伺っておりまして、現在はその活動状況などを栃木市としては、情報の提供を受けているというところであります。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。               〔19番 福富善明君登壇〕 ◆19番(福富善明君) 今の協議としては加須市、板倉町については、やっぱり逃げ場所がないというところがあるので、栃木市も協力していただいて、地域の安全性を守っていただけばと思います。防災については、栃木市については一番先にやっていただくことでございますので、今後とも防災についてはご尽力をよろしくお願いします。  以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大阿久岩人君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午前10時50分) ○議長(大阿久岩人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午前11時05分)                                                               ◇ 小 堀 良 江 君 ○議長(大阿久岩人君) 一般質問を続けます。  26番、小堀良江議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 議席番号26番、栃木未来の小堀良江でございます。発言通告書に従いまして、1、新型肺炎コロナウイルスについて、2、地球温暖化について、2点質問をさせていただきます。  まず、新型肺炎について、問合せ状況や対応について伺いたいと思います。昨年の12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生した新型肺炎の新型コロナウイルスは、短期間で広まり、今も世界各地で感染が拡大をし続けております。日本では、1月15日に武漢市に渡航歴のあった方からこのウイルスが検出され、その後、各地で次々に感染者が確認をされております。本県でも、2月21日に1名の方の感染が確認をされました。これまで日本国内での感染者は、今日の発表では918名、8名の方がお亡くなりになられまして、50名以上の方が重篤な状況にあるとのことでございます。2月18日時点での国の専門家会議では、国内発生の早期の段階とし、流行はしていないと判断をされましたけれども、現在は感染経路が分からない、判明できない状況が多数発生していることから、専門家の一部は、感染拡大に移行しつつある移行期にあるのではないかと指摘をされております。  そして、あらゆる機関で流行を見据えた早期な対策を講じなければならないと警鐘を鳴らしております。現在、このウイルスにおいては、有効性が確認をされた抗ウイルス薬がなく、検査体制も足りないのではないかというような報道がされておりますことから、多くの方が不安に思っておられるのではないかと思います。  現在、本市においては、感染の情報はございませんけれども、相談や問合せ等の情報があればお聞きをしたいと思います。また、もし感染が疑われたら、どこでどんな検査をし、治療はどこでどのようにされるのか等をお聞きしたいと思います。併せて関係機関との連携はどのようになっているのか伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。               〔保健福祉部長 藤田正人君登壇〕 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 小堀議員のご質問にお答え申し上げます。  新型コロナウイルス感染症に関する報道が連日行われており、栃木県においても陽性反応の方が確認されましたことから、市民の方からは、患者に関する問合せやマスクの入手が困難であるとのご相談を頂いております。一般の相談窓口といたしましては、厚生労働省によるフリーダイヤルのコールセンターが設置されており、感染が疑われる方に対しては、栃木県健康増進課を初め、県の各健康福祉センターに相談窓口が設置されております。本市において相談があった場合は、小山市にあります県南健康福祉センターを案内しているところでありまして、相談の結果、新型コロナウイルス感染症の感染疑いと判断された方は、帰国者・接触者外来を設置している指定医療機関で受診することになります。なお、指定される医療機関につきましては、一般への公表は行っておりません。  また、感染が疑われる方が指定医療機関を受診し、検査のために採取された検体は、宇都宮市内にあります栃木県保健環境センターへ送られ検査が行われるとともに、その後は保健所の指示に従っていただくことになります。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 相談があった場合には小山市の健康福祉センターのほうにつないだり、あるいは県の相談センターで相談を受けたりというようなお話でございましたけれども、その相談内容を市のほうでもしっかりと共有する、情報を収集するということがこれからの対策に必要だと思いますけれども、その点の情報の収集、それから共有に関しては、どのようになっておられるのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 第2回目の新型コロナウイルス感染症に係る県、市、町連絡会議が昨日の4時から、県のほうで行われたところでございます。県と県内市町との連携というところでは、そのようなところで進められておりますが、ただ国、県からの情報が市にはなかなか入ってこない部分もございます。要は例えば県南健康福祉センターで、この間、1名の方が陽性反応が出たという情報につきましては、県、市のほうにも情報がありましたけれども、それではどこの市なのだ、市民の皆様からのご相談としても、そういった問合せもあったところでございますが、市としてもそういう情報を持ち合わせていないというところで、市民の方にも不安が広がっているという状況もございます。そうは言っても県と市では様々な先ほどの会議も行われておりますし、県南健康福祉センターと市の健康増進課との連携も行われていると思いますが、情報に関してのなかなか市に入っていないという、ちょっと苦慮する部分も持ち合わせていることもご理解いただければと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 待っているだけではなく、こちらから情報収集しっかりと努めていただきたいと思います。  それから、報道等ではPCR検査、これが足りないような状況があったり、またお医者さんによっては、その検査をしてくださらなかったりというような報道がなされておりまして、これがスムーズに検査ができていないのではないかというような心配がされておりますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 先ほど答弁で申し上げましたように、PCR検査等に関しましては、宇都宮市内にございます栃木県保健環境センターでの検査となるかと思います。検査自体は、指定の医療機関で検査を行い、検体をそちらのセンターに送るという体制が整えられておりまして、医療体制は十分連携はとれていると思っております。ただ、議員お話しのとおり、どこまでの検体が1日で可能かというところも、情報的にはなかなか、どれぐらいのできるのだろうというのもちょっと市としても把握はできていない部分がございますので、そういった面では市民の皆様に安心していただくようなことで、情報収集も今後もきちんと行ってはいきたいと思っております。  また、検体を行うに当たって、流れというものもございまして、むやみやたらと検体を希望されても数が多くなってしまいまして、それだけ本当に必要な方の検体が採れなくなってしまうという可能性もありますので、そこら辺は県と市でも連携しながら進めていく必要があるのではないかと思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 県南福祉センター等に相談した際に、疑われる方は指定医療機関のほうに出向くわけでございますけれども、国のほうは公共交通機関はなるべく使わないようにというようなことを公表されておりますけれども、本市におきましては、そのような公表というのか、発表というのは、ホームページ等を見てもなかったように感じます。その点については、どのようにお考えなのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 市のホームページにつきましては、厚生労働省のほうに飛ばせるという形でもやってございます。ただ、市民の皆様が触れやすい、そういったときにはどう動くのだという、もし議員がすぐに見られないという状況もあったというお話であれば、少し改善の余地があろうかと思いますので、確認させていただいて、すぐ市民の皆様も触れやすいホームページの改善等に努めていきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 公共交通におきましては、国のほうはなるべく公共交通は使わないで、指定医療機関のほうに行ってくださいというような発表がなされていたのですが、本市におきましては、もしそういう場合にはどういった対応を市民の皆さんに求めるのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) もし疑われる方がそのような形で指定医療機関を受診する場合に関しましては、感染がもし本当にその方が陽性であったとすると、感染経路は重要となってまいります。ということで、ただ手指の消毒、それとマスクの着用、そこが重要なことだと思っておりますので、そのような形で周りの方とも接触がなく、特に電車等ではなく、できうれば車、タクシー等での移動をというようなことが望ましいのではないかなとは思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕
    ◆26番(小堀良江君) そうしますと、車を持っておられる方、また車で乗せていっていただけるように要請できる方はいいわけですけれども、それをできない方はタクシーということになろうかと思います。そうすると、もちろんタクシー会社さんのほうにもそれなりのお願いをしておかなければならないわけですし、予防もしておいていただけなければならないということでございますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 議員お話しのとおり、高齢者が特に自分で運転が困難、そして家族の支援も得られないという方がいらっしゃった場合は、タクシーなりが唯一の交通手段であろうかと思います。そういった意味で、タクシー会社の皆様との注意点等については、お知らせ今後していくべきかとは思っておりますので、検討させていただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) これから感染が拡大していく想定をすると、指定医療機関だけではとても患者さんを診切れないということで、国のほうは一般の病院におかれましても、その準備を進めていくようにというようなことを発表なさっておりますけれども、その辺の情報に関しましては、どのように把握しておられるのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 厚労省によりますと、市中感染が拡大しつつある場合に関しては、今の議員お話しのとおり、指定医療機関だけでは検査が足らなくなる状況ということで、一般医療機関のほうにおいても検査を行う流れが今後出てくるというところで、その際には患者の動線をしっかり固めて、本当に感染されている方と通常の方の受診もあるわけですから、そこは区別ができるような体制をしっかり組んでというようなことで、医療機関にも案内が出ているかと思います。できれば感染が拡大しないことが一番望ましいことであるわけでございますが、万が一本当にWHOも、場合によってはパンデミックというような、今後考えられるという話もございます。そういった意味で、ただ医療機関に患者さんが殺到してしまうと、従来の患者さんが受診ができなくなるというおそれもあります。そういった意味で、そこの兼ね合いを考えながら、しっかり対応について取り組んでいただくよう市からもお願いをしてまいりたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 医師会との連携等もしっかりとしていかなければいけないというふうに思いますので、ぜひタクシー会社さん、あるいは医療機関、医師会、連携を密にしていただいて進めていただければと思います。  次に移ります。感染予防について、新型コロナウイルス関連肺炎では、発熱、喉の痛み、せきやたん、下痢や吐き気、頭痛や全身の倦怠感などの症状が見られるケースとともに、感染していてもこれらの症状がほとんどない感染者も報告をされております。  一方で、急激に呼吸困難などの症状が現れ、深刻なケースや一昨日のニュースでは、陽性から陰性と確認されたが、再び感染したケースもございます。感染の経路は、感染者のせきやくしゃみによって飛散した唾液等に含まれるウイルスを吸い込んでしまう飛沫感染と、感染者のウイルスが付着したところに触れてしまう接触感染で、空気感染の可能性は少ないとされております。感染の予防では、丁寧な手洗い、アルコールによる消毒、せき等の症状がある方はマスクの着用等が有効とされております。また、不特定多数の集まりの中止や自粛、時差出勤やテレワーク等の導入なども感染の予防には有効と考えております。特に感染すると重症化の懸念がされている高齢者、基礎疾患をお持ちの方、妊娠されている方等への対策は必要と考えております。しかし、マスクを買おうにもどこに行っても品薄、品切れが続いておりまして、購入したくても購入できない方がおられるのではないか、行き届いていないのではないかと心配をしております。これらを含めた感染予防の現状をお聞きしたいと思います。また、対応策について併せてお聞きをしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 △発言の訂正 ◎保健福祉部長(藤田正人君) すみません、答弁の前に先ほどの関係で少し修正させていただきたいと思います。  高齢者等、もし交通機関が利用できない方がいた場合、私のほうでタクシーを利用ということでお話しさせていただいたところでございますが、タクシーの利用についてはタクシーの運転手さんとの兼ね合いもございます。やっぱりマスクをしたとしても濃厚接触に当たるのではないか、いろいろありますので、そこの部分に関しましては、まずは市にご相談いただいて、今後どういう手だてを講じればいいかは、今後検討させていただきたいと思いますので、タクシーという答弁に関しましては、修正させていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) それでは、(2)の感染予防についての答弁をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症は、季節性のインフルエンザ等の感染症と同様にまめな手洗いや手指の消毒、せきやくしゃみをする場合のマスク着用等のせきエチケットが有効とされておりますが、ご指摘のとおり、現時点では市場においてマスクやアルコール消毒液の入手が困難な状況となっております。そのため政府では、マスクの国内生産体制の支援に取り組み、来月に向けて先月の供給量の2倍に当たる月産6億枚を超える規模へと供給力の拡大を図ることを発表したところであります。また、市といたしましても、転売を目的としたマスクの買い占めや不要な買い占めにより、真にマスクが必要な風邪や感染症の疑いがある人へ届かなくなってしまうことについて、市のホームページで注意喚起を行っております。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 予防に関して、マスクと消毒等におきましてのご答弁は今頂きましたけれども、予防に関して不特定多数の集まり等を自粛したり、中止をしたり、あるいは時差出勤あるいはテレワーク等の導入、そういったことも感染の予防に有効というふうに考えておりますけれども、その点についてのご答弁をいただければと思いますが。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 予防に関してでございますが、やはり常日頃の手指消毒が重要かと思います。また、マスクの着用、風邪のような症状がある方に関しては、マスクの着用が求められるものと思いますし、イベント等においても、そのようなことでしっかり消毒、マスク着用等が必要かと思います。ただ、今回の感染症に関しましては、特に高齢者の方、それと様々な病気をお持ちの方等に関しましては、重篤になる可能性が多数あると言われているところでございますので、そのような方は外出を控える、イベントについては市としても中止、延期等を打ち出しているところでございますが、そのような席に出席する場合は十分気をつけていただく、自分の自己防衛が必要かと思います。議員のお話しのテレワーク等に関しても、民間では全職員をテレワークというようなことで進める企業も中には出てきているようでございますが、市はやはり窓口業務でございますので、全ての職員をテレワークというわけにもいきません。ネットもそのような形ではつながっておりませんし、まだまだその体制が整えるのは難しい状況ではございます。とは言っても、市の職員に関しましても、もし熱が37.5度以上出た場合に関しましては休める、そういった環境づくり、そういったものがまずは大切と思っておりますので、前回の危機管理、健康対策本部会議の中で、そのようなことを職員一同の周知を図ったところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 予防という観点で、今朝ほど青木教育長のほうから、学校現場において3月2日から3月24日まで休みとするというようなお話がございましたけれども、春休み、通常の春休みというのももちろん予定をされているわけですが、そのまま24日まで臨時の休校になるけれども、そのまま春休みに通常どおり移行するということでよろしいのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) そのまま春休みに入るかどうかということにつきましても、現在、臨時の校長会で検討しているところでございますので、その辺の結果は、決定次第またご報告させていただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) そうしますと、学校現場における対応というのは、これから卒業式はどうするのかとか、学童保育も全ての学童保育でできるのか、公設民営等もございますので、そういったところも支援員の確保をしっかりとして、朝からお子さんを預かる体制ができるのかとか、保護者さんへの通知はどうするのかとか、あと授業日数、決められた授業日数をしっかりと確保することができるのかとか、いろいろと決めなければいけないことがあるというふうに思うのですけれども、それはあくまでも今教育長が出ていらっしゃるのでしょうか、校長会か何かの中で決定するということで、ここでは公表できないということでよろしいでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) ご質問のような細かい点につきましても、現在校長会のほうと詰めているところでありますので、発表できる段階になりましたら、この場をお借りして報告させていただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 働く保護者の皆さん、お子さんを一人で自宅に置いておくことができないお子さんもたくさんおられますので、保護者の皆さん等に、何しろ早く報告、通知を出さなければいけないというふうに思っておりまして、その迅速な対応というのを求めたいと思いますけれども、その通知等は今日保護者の皆さんに連絡できるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 当然3月2日から休むということになりますと、もうあしたは土日になってしまいますので、今日中に早い段階で保護者の方にも通知を差し上げたいと考えております。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 通知ということですけれども、メールということでよろしいのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) お子さんに渡せるような段階であれば紙ベースでということもありますが、急ぎますので、当然連絡網のメールもありますので、そちらで出すことになると思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) とにかく3月2日からというようなお話ですけれども、昨日発表されたということで、保護者の皆さん大変困惑をしておりますので、とにかく早い対応、早い通知のほうに取り組んでいただければというふうに思います。  小山市のほうは、もう今朝ほど新聞のほうに記事が載っておりましたので、ぜひ栃木市のほうも迅速な対応をしていただければというふうに思います。  それから、イベントにつきまして、市主催のイベント等につきましては、議員のほうに通知がされたわけですけれども、民間のイベント等におきましては、どのような対応をなさっておられるのか。啓発活動とか、そういったものを行っているのかどうかというのをお聞きしたいと思いますが。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) イベントの開催基準、市の基準に関しましては、議員の皆様にもお伝えし、市民の皆様にもホームページ等を使い、お知らせをしたところでございます。民間のイベントに関しましても、そちらは民間の主催者の判断とはなりますが、市の判断基準を倣っていただいての開催でお願いできればと思っております。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 企業等への感染拡大防止ということももちろん必要になってくると思います。また、学校が休みになるということで、休みやすい環境を企業のほうに整えていただく等の行政からの発信というのも必要になってくるのではないかなと。国のほうが休みやすい環境を整えるようにというようなことをおっしゃっておりますので、当然市としても、その辺をしっかりと考えていかなければいけないのではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 企業のほうや商工会議所などの経済団体にも、このコロナウイルスに関する影響等も確認しております。そのような中で、国のそういった情報を伝えながら、そういった企業に対する休暇とか、そういったものも周知をしていきたいと思っています。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 高齢者の皆さんが集まる老人保健センターとか、いろいろなところがあると思いますけれども、その点についての対応をお聞かせいただければと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 高齢者のデイサービス等に関しましてということでお話はさせていただきたいと思うのですが、当然注意喚起を行っております、各施設に対しましては。その中で手指消毒を徹底し、また消毒についても適時行うような指導を行っているところでございます。現段階で各サービスを中止というところは、市中感染が現在、栃木県内ではあるとは思っておりません。現段階では、1名の方が出たわけですが、感染経路もはっきり分かっておりますので、そういった意味ではそこまで中止というような指導を考えているわけではございません。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 様々なご意見等はあろうかと思いますけれども、感染拡大をしっかりと防ぐためには、様々な機関が積極的にこの感染拡大の防止に取り組んでいかなければならないというふうに思いますので、ぜひ当局のほうも積極的な対応を呼びかけていただければというふうに思います。  続きまして、3、地域経済の状況についてお尋ねをいたします。新型コロナウイルスによる中国国内の企業活動の停止などの影響もありまして、日本の景気後退の懸念も強まっております。特に湖北省は、世界の自動車産業の多くが工場などの拠点を置いているということで、日本国内、市内外においてその関連会社は多く存在をしておりますことから、地域経済への懸念が高くなっております。また、毎年たくさんの方がインバウンド、観光として訪れてきていただいており、観光産業への懸念もあります。また、感染の拡大は、国内外の多くの人々の行動を狭め、消費活動にブレーキがかかることも十分に考えられ、消費の低迷による景気の後退も考えられます。感染拡大に終息が見えない状況にありますことから、丁寧な情報収集をしながら、地域経済への影響を注視し、改善に向けた対応が必要と判断をすれば、その時期を見極める、準備、シミュレーションしておくことも重要と考えますが、地域経済への影響等とともに見解を伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 本市では、観光面やホテル、飲食店などにおいて徐々に影響も出てきておりますが、新型コロナウイルスによる商工業や雇用などを含めた地域経済への大きな影響というのは、現時点では特に確認しておりません。しかしながら、国内において感染が広がり、感染防止のために外出を控えるようになりますと、観光客の減少や消費の落ち込みなど、地域経済への影響が懸念されます。  また、そのような状況が長引く場合には、事業活動が急激に縮小する事業所が生じることによる雇用の面や学生の海外留学などが自粛され、グローバルな人材育成の面など、様々なところで悪影響が見込まれます。このような中で、既にハローワーク栃木や栃木労働基準監督署では、雇用の維持を図るための相談窓口を開設いたしました。また、県や県産業振興センターにおいても事業活動に影響を受ける中小企業を支援するため、特別相談窓口を設置しております。  市としましても、地域経済の影響が最小限にとどまりますように、国や県を初め関係機関と連携を図り、情報を共有するとともに、迅速な対応に努めてまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 今のところ大きな影響はないと考えているということでございますが、国のほうの支援制度というのができるように聞いておりますけれども、その辺の情報の把握というのはしておられるのか伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福原産業振興部長。 ◎産業振興部長(福原誠君) 国のほうでは、資金繰りの支援ということで、いろんな融資なんかの要件を緩和したりというようなことで進めております。また、県のほうでも新たな融資制度なども検討しているということですので、そういった情報入りましたら、迅速に周知をしていきたいと思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) この状態がいつまで続くか分からないというふうになれば、地域産業等への影響というのも十分に懸念をされていくというふうに思います。地元事業者が必要とあれば、しっかりと迅速な対応をしていただくように、早急な対応していただくようにお願いをしたいと思います。  次に移ります。情報の発信について。新型コロナウイルスが感染拡大を続ける中、当局におかれましては、これまで市のホームページやツイッターでコロナウイルスに関する情報、対応策などの発信に取り組んでこられました。3月には班内回覧をする予定というふうになっているようでございます。  しかし、政府はここに来て、国内の複数の地域で感染経路が明らかでない患者が散発的に発生しており、一部地域には小規模患者クラスターが把握されている状態になったとしております。そして、新たな対策等とともに徹底した対策を講じていくべきであるとしており、全ての機関、国民に現在講じている対策とともに、今後の状況の推移を見据えて講じていくべき対策に取り組んでいってほしいというふうにしております。  そこで、予防、感染状況、医療体制等、市民の皆様が正しい情報の基、少しでも安心して的確な対応をされることが大切と考えております。正しく恐れるための情報の発信について伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) ご指摘のとおり、正しく恐れるための情報が感染症の予防に大きな影響を持つものと考えます。情報発信といたしましては、新しい情報をいち早く発信することのできる市のホームページやツイッターに掲載をしております。加えてFMくららや自治会回覧を行い、手洗いやせきエチケット等の感染症予防をお知らせするとともに、市民の皆様の身近な相談員としてご活躍されております民生委員を通して、正しい感染症予防をお知らせしているところでございます。また、随時健康危機対策本部会議を開催し、市の対応方針を決定しているところであり、2月23日に開催した対策本部会議において決定した市主催イベントの開催基準等につきましても、即日、市のホームページに掲載し、情報発信を行ったところでございます。  なお、新型コロナウイルス感染症は、過去に人で感染が確認されていなかった新種であるため、未知な部分が多く、情報も刻々と変化しております。本市といたしましては、厚生労働省や栃木県等からの情報をいち早く正確に分かりやすい言葉で発信し、感染症に対する市民の皆様の不安を払拭できるよう取り組んでまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) イベント等の中止を発表したということでございますけれども、このようなイベント等、どの辺までというか、どれぐらいの期間中止にするのか、そういった見通しがあればお聞きをしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 現段階では、いつまでということが言えない、終息が見えない、そこが本当に困ったところでございます。取りあえずは3月いっぱいと思ってはいるところではございますが、先ほど申し上げましたように、これがどのような形で、早く終息していただきたいわけでございますが、国でも様々な水際対策を行っております。そういった意味で早めな終息を望むところでございますが、当座は今年度3月を今の段階では、そのような中止等に関しましては、そこらあたりなのではないか、全くそこが本当に読めないところで、なかなか申し上げづらいのですが、できればそのようなことで臨みたいということでの答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) この新型コロナウイルスは、今のところ有効な抗ウイルス薬が確認をされておりません。よって、見えない敵との戦いだというふうに思います。本市から一人たりとも命を落とすことがないように、危機感を持ってしっかりと行政には対応していただきたいと思います。強く要望をさせていただきたいと思います。  次に入ります。地球温暖化対策について、これまでの取組と成果についてお尋ねをしたいと思います。昨日の青木議員のご質問と重複しておりますので、その際のご答弁を踏まえてお聞きをしたいと思います。  昨日のご答弁では、再生可能エネルギーの推進ということで、太陽光発電システムの設置、蓄電池設置への補助、電気自動車の普及促進、節水、節電、LED化、再生紙の利用等に取り組んでおり、目標を達成しているところもあるが、全ての冷暖房設備、また照明が省エネ機能になっていないため、まだ不十分と思っているとの答弁がございましたので、市有施設において、省エネ対応でない設備がどの程度あるのか。取り替えない場合、CO2削減率にどのくらいの違いがあるのか等伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) お答え申し上げます。  答弁しようと思った内容を議員のほうで全てお話しいただきましたので、再質的なことになってしまいますが、お答えをさせていただきます。  エアコンに関しましては、古いエアコンがやはり電気料を多く食ってしまうというような問題が現在あるわけなのですが、市施設におきましては、学校関係につきましてはここ数年で設置されておりますので、そういう老朽化の問題はないものと考えております。ただ、共通認識でお願いしたいのは、今までなかったものが設置されたので、効率のいいエアコンとはいえ、市全体の電気料についてはどうしても賦課がかかってしまう状況でございます。  その他の施設でございますが、平成29年度になってしまいますが、国のほうの二酸化炭素排出抑制対策事業、バルクリースと呼ばれるものでございますが、これはLED化とかエアコンの交換を必要とする施設をまとめて発注することによってコストを下げるとともに、国から3分の1ほどの補助が出るという有利な制度なのですが、これを活用して事業を行いました。その際に、主な施設について調査を行ったところ、もうエアコンについては老朽化なので、交換してもいいよねというのが16施設ありまして、そのうち実際施設交換したのが諸般の事情で6施設にとどまりました。16のうち6施設が交換しましたが、10施設が残っている状況です。諸般の事情というのは予算だと思うのですが、そういったことでちょっと3年ぐらい前になってしまいますが、その段階でも10施設がもう取り替えてもいい時期なのに、まだちょっと使っているというような状況で、古いデータなので、施設数からすればさらに増えているような状況でございます。それの交換したからどのくらいの影響が出るかというのは、正直精査していない状況でございますので、今後精査してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) よろしくお願いいたします。  続きまして、最後の質問に移ります。非常事態宣言について。世界各地で猛暑日、短時間の集中豪雨、大雨、大型台風の発生、干ばつなど、温暖化による異常気象が発生をしております。そして、風水害など、様々な災害が発生しております。栃木市も平成27年、そして昨年と、大雨により甚大な災害に見舞われました。多くの研究者が今温暖化への対策を十分に行わない場合、さらに重大化し、取り返しのつかない被害をもたらす危険性があると指摘をされております。まさに地球が変化をしてきている。危機的な状況にあるのだと思います。  そこで、気候変動による危機的な状況を改めて意識し、温暖化対策のさらなる取組の強化をするため、気候非常事態宣言を表明している自治体が増えておりますけれども、それについての見解を伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 気候非常事態宣言につきましては、欧米諸国など世界中に広がっている活動であり、自治体においては気候変動の防止を最優先とし、地域レベルでの行動重視を掲げ、パリ協定の遵守、温室効果ガスの大幅削減、森林による吸収などで相殺するCO2排出実質ゼロの早期実現などを目指し、宣言するものでございます。地球温暖化、気候変動といった地球規模の課題であっても、地域レベルで考える必要があると認識していることにつきましては、先日、青木議員にお答えをしたとおりでございます。  現在、栃木県において仮称でございますが、栃木県気候変動対策推進計画を策定中でありますので、それを受けまして、本市としての地球温暖化対策推進法及び気候変動適応法に基づいた計画を策定する予定でありますが、併せて気候非常事態宣言につきましても研究をしてまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) 研究をしていくというようなご答弁でございましたが、いろいろな自治体でこの宣言をしてきているところがある。それについて、何かご感想があればお聞きをしたいと思いますが。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) こういった気候非常事態宣言をするためのメリットかと思うのですが、4年前、そして今回、豪雨の被害を栃木市民は受けたわけでございますが、そういった市民の皆様方はやはり今までと気候は違うぞという認識をお持ちかと思います。そういった中、自治体がこういった非常事態宣言をすることで、さらに市民の方の危機感が高まるとともに市と市民の皆様方共通した危機感が持てるメリットはあるのかなと思います。なので、今後研究していきますが、取りあえず宣言をして危機感をあおるからには、だからこうしましょうというようなものがないと、なかなか宣言はできないので、そういった対策をどうするかを中心に今後検討してまいり、併せてこの宣言についても研究してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。               〔26番 小堀良江君登壇〕 ◆26番(小堀良江君) この宣言をしますと、気候変動による異常気象に合ったインフラ整備等の促進にも、私はつながるのではないかなというふうに思っておりますので、ぜひ4年前、そして、昨年と大変大きな被害に見舞われたわけでございますから、前向きに検討していただければというふうに思います。  これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大阿久岩人君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午前11時58分) ○議長(大阿久岩人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 1時00分)                                                               ◇ 大 浦 兼 政 君 ○議長(大阿久岩人君) 一般質問を続けます。  5番、大浦兼政議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 議員番号5番、栃木政策研究会、大浦兼政でございます。発言通告書に沿って質問を始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  発言要旨1のごみ屋敷問題から見える栃木市の将来の危険性とその対策についてを始めさせていただきます。全国各地において、自宅の敷地に大量のごみなどをため込む、いわゆるごみ屋敷問題が深刻化しています。高齢や障がい、病気などの様々な理由で自宅の片づけが困難となり、周辺地域に様々な問題を引き起こすため、自治体としても対応すべき重要な政策課題の一つになってきています。今回の一般質問では、その問題、対策について考えていきたいと思っています。  初めに、発言明細1、栃木市をきれいで住みよいまちにする条例について伺います。栃木市においても環境美化条例ということで、この条例が制定されています。この条例は、栃木市をきれいで住みよいまちにする条例ということでございますが、この条例についての概要をご説明願いたいと思います。また、この条例において、今回の一般質問、ごみ屋敷に関する条項は第何条であるのか、また罰則規定なども設けられていますが、過去に執行され、またその罰金徴収された実績はあるのか、そしてごみ屋敷と言われる件数を把握されているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。               〔生活環境部長 橘 唯弘君登壇〕 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 大浦議員のご質問にお答えを申し上げます。  栃木市をきれいで住みよいまちにする条例の概要につきましては、環境の美化等に関し、市民、事業者、所有者など及び市が協働して安全で快適な生活環境の実現に努め、きれいで住みよいまちづくりを推進することを目的としながら、合併前の旧市、町にありましたごみのない美しいまちづくり条例や環境美化条例、不法投棄防止条例、空き缶等のポイ捨て条例などを統合し、平成26年4月5日の旧岩舟町との合併に伴い制定した条例となります。  ごみ屋敷問題につきましては、条例第6条に所有者等の責務を規定しておりまして、所有者等はその管理する土地、建物について、ごみ等の散乱や放置による悪臭などを生じる状態にならないよう、適切な措置を講じなければならないと規定されております。  罰則規定につきましては、条例第15条に規定しており、5万円以下の罰金が規定されておりますが、罰則を適用したことはございません。また、現在のごみ屋敷の件数でございますが、2件のごみ屋敷を把握している状況でございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 今の中にございましたごみ屋敷の件数についてでございます。こちらの2件というものは、ご相談があったということの件数でよろしいでしょうか、それとも市のほうでしっかりと調査をされた上で2件という結果なのか、再質でお答え頂きたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) お答え申し上げます。  2件というものにつきましては、継続して関わりが必要な2件、今もそういう問題が継続されているというのが2件でございます。そのほかにご相談ではないのですが、市のほうで働きかけて一旦きれいになったというか、その後問題が発生していないような件数も4件ほど、今年度途中でございますが、発生しております。  さらに、ごみ屋敷の定義の関係になりますが、お住まいではない空き家にごみがたまってしまっているような状況というのですか、捨てられてしまっているような状況は、別に2件把握しているような状況でございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ありがとうございます。ごみ屋敷というものは住んでいるおうちだけではなく、空き家になっているものもあるということで、今回の水害において本当にごみ屋敷化してしまって、放置されてしまっている件数もこれから増えていく可能性もあると思っています。正直議員の中で話をしましても、各地域においてごみ屋敷問題は実はあるのだという話は聞いています。もしかすると、私も不動産業を営んでおりますので、自分の実感で感じますと、これ以上の内在する本当に隠されたごみ屋敷というものはあると私は認識していますので、ぜひそのことを踏まえて、これからの質問に対しましてもお答えいただければと思っています。  続きまして、発言明細2、このごみ屋敷というものが発生させる危険性について、始めさせていただきます。まず、このごみ屋敷、環境を著しく害している可能性があるわけでございますが、まず周辺住民の方への悪影響、そしてそういうふうにごみ屋敷化してしまう方、いろんな問題の中で、家も老朽化してもなかなかリフォームや修繕等もできない方が多い状況なのかなというのが書かれておりましたが、所有物件の老朽化による倒壊及び落下物等の危険性について。またそういう方たちの庭の樹木の手入れ、手入れができていないことによる道路交通の阻害、その危険性等、この問題が発生させる危険性についてお答えいただければと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) ごみ屋敷につきましては、その家に住まわれている方の健康への悪影響だけではなく、近隣に住まわれている住民の方にも悪臭や害虫、ネズミ等による健康被害などの可能性があります。また、建物が適正に管理されていない場合が多く、瓦や外壁の落下などの危険性も増してくる可能性があります。さらに、庭木の手入れも行き届かずに生け垣などが道路にはみ出し、通行の妨げになる場合や枯れ草などの火災の可能性もあります。ごみ屋敷については、様々な危険性や問題が想定され、市役所の各部署の連携により対処してまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 幾つか再質させていただきます。  まず、1つ目の周辺住民への悪影響ということでございます。こちらの問題は、もちろん悪臭、ゴキブリやハエなどの害虫、ネズミや猫などの動物被害、またポイ捨て、漏電等もありますので、火災の心配などもあると言われています。こちらの対策につきまして、ぜひ消防の観点から消防長にもちょっとお聞きしたいのですが、ごみ屋敷というものを消防としてはどのように認識されて、対策を立てているのか、また環境課さんとの連携などをどのようにしているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  石田消防長。 ◎消防長(石田栄君) 再質問にお答えします。  消防法の第4条で、立入検査について決められておりますけれども、個人の住居に対しては、原則立ち入れないこととなっております。そのようなことですから、関係機関から通報があった場合には防火指導とか、その状況に応じた、うちの外までごみが出ているとか、道路にはみ出しているとかいった場合には、放火とか通行人のたばこの投げ捨てによる火災も起きる可能性もありますことから、関係機関との連携を図って、関係者、所有者に立入検査ではなく防火指導、そういったものをしていくことになります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ありがとうございます。ごみ屋敷問題、続きましていろいろな問題がはらんでいますので、私、こども未来部の髙橋部長にも質問したいと思います。  若い世代でごみ屋敷になってしまうケースというのもあると思います。ごみ屋敷の問題というものは、最近会派でちょっと日光市のほうに勉強しに行かせていただきまして、そこでNPOの法人だいじょうぶというところがございまして、お話聞かせていただきました。子供のネグレクトに関しまして、一番分かりやすい予兆がごみ屋敷であるという話も伺いました。こういう観点から、ごみ屋敷の早期発見からネグレクトの予見や防止など、過去に対応された実績があるのか。また、ごみ屋敷とネグレクトの因果関係、そういうものをこども未来部としてどのように考えているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 議員おっしゃるように、ごみ屋敷、養育上やはりネグレクトに当たるということになります。過去にそういうものがあったかということなのですが、昨年度、そういう家庭を把握しておりまして、市の職員、それから児童相談所などの職員にも関わっていただきまして、何とか指導には入っていたのですが、指導だけではどうしても片づかないということで、市の職員等も入りまして、ごみの片づけに伺ったというケースが1件ございます。そのほかにもう一件、やはり同じような形で、ごみの片づけの手伝いに入ったというケースがございました。最初に申し上げた1件につきましては、やはりなかなかご自分で、お母様がごみの片づけができないということで、定期的に市の職員がごみ出しの日、毎週ではないのですが、そのときの状況に合わせまして、2週間に1回ぐらいとか、そういう形でごみ出しの日にごみ出しのお手伝いに伺って、サポートをしているような状況でございます。やはり養育環境の確保というものが子育て家庭に対しては大切なことだと思っておりますので、こちらで把握できたものについては、なるべくごみ屋敷状態にならないような、早い段階で片づけの方法とか、そういう支援を定期的に行っているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ありがとうございます。もう一人、やはり病気やけがも含めた高齢の問題ということで、一番は保健福祉部の藤田部長なのかなと思いますが、現在、生活環境部とはどのような連携で、特にどの課がごみ屋敷に対して対策、対応を環境課さんと一緒にやっているのか、まずお聞かせ願っていいですか、お願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。
    ◎保健福祉部長(藤田正人君) 高齢者の問題ということで、地域包括ケア推進課のほうで担当しております。環境課との連携でございますが、やはり環境課からの相談というのがまずあるということもありますし、自治会、民生委員さんからの相談というものもございます。昨年度の実績といたしまして、地域包括支援センターが関わりました栃木市の平成30年度の、これは片づけの規模の大小はあるのですが、12件ほど対応してきたところでございます。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ありがとうございます。最初の2件というか、いろいろありましたが、いろいろ細かく聞いてくると、やはり件数は増えてくるのかなというのは感じました。生活環境部としては、環境美化に特化することで、まずごみを片づけるというのがメーンになっていくと思います。そして、いろんな様々な問題に対して、各部、各課が連携してその問題について対応していく。一番はやはりそこに住んでいる方としっかり対話をすること。そしてそのごみを片づけるまでに持っていくというのが本当に時間がかかることなのかなと思っています。やはりごみをごみだと感じていない方が大半なのかなと思っていますし、生もの、食事、食べ物を放置されている方から、空き缶的なもの、新聞ため込む方いろんな方がいるので、環境課だけでは本当に対応が難しい問題というのは様々あるのではないかと感じています。  そこで、先進事例から見える今後の取り組むべき方向性ということで、発言明細3なのですが、まずぜひその先進事例、栃木市も連携はしているといいますが、ごみ屋敷的なものの条例で特化して条例をつくっているものではありませんので、先進事例で、そのようにごみ屋敷に特に問題をしっかりと対応されているという町の事例がありましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) お答え申し上げます。  いわゆるごみ屋敷条例を制定している先進事例といたしましては、横浜市、神戸市などが挙げられると考えております。横浜市では、ごみ屋敷の解消に取り組むに当たり、命令や勧告といった措置よりも支援を優先することを基本として掲げており、ごみ屋敷が発生する背景には、認知症や加齢による身体機能の低下、地域からの孤立といった生活上の諸課題があり、福祉的な観点から、当事者に寄り添った支援が必要であるといった考え方を反映し、条例が制定されております。条例の所管は、福祉担当課と環境担当課の2課体制となっているように伺っております。  神戸市では、ごみ屋敷の居住者が経済的な理由によりごみの処分などが困難であると認めるときには、必要な経済的支援ができると規定されており、ごみの処分、悪臭除去及び害虫駆除に要する費用に最大100万円が支給されます。そういった状況でございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 実は私も、こちら市民の方からご提供頂きました先進事例、こちらあります。こちらも横浜市が入っていました。それと秋田市、あと豊中市ですか、そちらのほうが先進事例としてありまして、私もこれを読ませていただきました。  やはりこのごみ屋敷という問題、今栃木市でもやっているとは思うのですが、単独部署だけでの対応だとやはり時間もかかる、根本的な問題解決につながらない、一番は片づけた後再発防止という観点が重要なのだと思います。多分せっかく片したのにまたごみ屋敷になってしまったという件数は、かなりの数ではないのかなとは思っていますが、そういうものを再発防止のために、この先進事例では各課が連携し、セーフティーネットの観点から、その対象者を支援していく、近隣住民の不安解消につなげていくのがしっかりと書かれておりました。住宅等の適切な管理による生活環境の保全に関する条例という名目であったり、建築物等による不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための支援及び措置に関する条例などというふうに書いてありました。やはり再発防止というものを一番に持っていくために、このような条例の制定を進めながら、各課が連携をさらにしやすいようにしていくことがいいことではないのかと思っています。  そこで、再質させていただきますが、今回の質問に対しましても大筋橘部長が生活環境部長としてご答弁されていますが、今の環境美化条例、栃木市をきれいで住みよいまちにする条例だけでは、ごみ屋敷に対する対策というものが完全に足りているのか、それともまたそのほかの先進事例から見るように、それに特化したものをつくることで、今後増えるであろうごみ屋敷、多分増えていくと思います。その問題に対処するのに今の条例のほうがいいのか、それとも今の条例で十分なのか、それとも先進事例であるようなものを制定していくほうがやりやすいと感じるのか、ちょっと少しお聞かせ願っていいですか。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員、再質疑ですね。 ◆5番(大浦兼政君) はい。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) お答え申し上げます。  ごみ屋敷になってしまう、そういった方については、ごみだと思わない方とか、あるいは片づける能力がない方、あるいは両方を混合したような方でごみ屋敷にしてしまうような方は、やはり社会的に支援が必要な方だというふうに認識しております。なので、先ほど来答えておりますが、各課の連携というのは非常に重要と考えています。なので、確かに条例にはうたわれていませんが、運用上連携を図ることによって、対応は可能なのかなというふうに、現在は考えているところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) もちろん今も各課連携でやられているということは当然な部分と、環境課だけでは対応し切れないという部分、もちろんあるとは分かっています。  この先進事例の話の中で、このごみ屋敷に特化した条例をつくることのメリットとしては、窓口が明確化されるということ、高齢者、障がい者などの潜在的なセルフネグレクトと言われる事例、また子育てに関するネグレクト事例が早期発見されたり、関係機関、これは市を超えて、市内部を超えてでも関係機関との連携が取りやすくなるなどのメリットがあると書かれていました。また、問題ごとに主管部署が明確になり、プロセスを踏んでシステム的に対応していく仕組みづくりが可能になってくるということでございます。ごみ屋敷の実態やごみ処理に係る対応方法について情報の共有化を図ることで、ライフセーフティーネットの観点から対象者を支援していく。そして対象者の近隣住民の不安解消につなげていく、これが重要であると書かれています。  今の問題で、私市民の方からよく話を聞かせていただきましたところ、やはりいろんな問題をはらんでいまして、先ほど老朽化した家ということで、2階にもやっぱりごみが置いてありますと、結構ごみの重さや圧力といいますか、外に対する圧力、窓ガラスが実は道路に落ちたことがあるというのを聞きました。通行人が偶然そばにいなかったから大事故につながらなかったのですが、もしそれが通行人の頭の上に落ちてきたとなったら、本当に大事故につながります。また、老朽化しておりますので、風が吹くと、先ほど心配にもあるといった外壁、瓦落ちてくる。ちょうどその物件、アンテナが心配だとも言われています。外づけでついている備品関係が風やさびで折れて落ちてくるという心配もたくさんあります。これ本当にごみ屋敷というと、ごみの問題だけに感じますが、家一軒いろんな危険をはらんでいることを包括的にしっかりと検討していけるようなことが、市民の安全を守るということにつながると思います。庭木に関しましても、やはり枝をよけようとして自転車で子供が車と接触事故を起こしそうになったり、実際車が枝にぶつかって傷ついたとか、そういうトラブルなんかも起きやすい状況でございまして、この問題についても、これはごみ屋敷だけではなくて、この問題にしますと、また全地域あるのだよというのは、いろんな議員さんから聞いております。民法上の問題でなかなか手を出せない、敷地から出ている枝は勝手に切れないというのがありますが、やっぱり条例化することでしっかりとルール、また強制代執行、そういうものもやっていかなければならないことも多々あると思います。その住んでいる方の人権を守るということは、もちろん一番大切なのは分かりますが、周辺の方に対する悪影響や不安、危険性というものは一人では済まないのです。ですから、私は今回このごみ屋敷問題から見える栃木市の未来の危険性というものは、本当にこれからたくさん起きるだろうと感じておりますので、ぜひ条例の制定化を進めていってほしいということで、最後の発言明細4番、ちょっと説明させていただきます。  先ほど説明させていただきましたが、ごみ屋敷条例を制定することで各課の連携がしやすくなると、現在の条例よりも具体的な対応、対策がしやすくなると思っております。また、罰則規定の強化や強制代執行を行いやすくすることで、周辺住民の皆様にとっても安心安全にもつながると考えておりますが、今後増えるであろうこのような問題に対し、栃木市の未来に向けた重要な案件であると考えることから、市長としてどのように今の話を聞いて感じたか。また特別なごみ屋敷条例、名称はごみ屋敷条例とはならないでしょうが、その条例の制定に向けてどのようなお考えがあるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えをさせていただきます。  ごみ屋敷問題につきましては、ごみ屋敷条例を制定し、罰則を強化し、市が代執行をすれば問題が解決する場合もあるかとは思いますが、今の議論になっておりますように、その背景には個々の要因があるものと考えることから、それぞれに寄り添い、信頼関係を構築するとともに、生活上の課題を解決するために福祉的な支援をしていくことが優先されるのではないかと考えております。まずは、現在ある条例を活用しながら、市役所内部の福祉部門や環境部門など、関係部署間で連絡調整を十分に図り、居住者への支援を充実させるとともに、居住者の近隣に住まわれる方々のケアも図っていくことも必要でございますので、地域住民の方や地域包括支援センター等と情報を共有しながら、問題解決に向けて取り組んでまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ありがとうございます。今の条例でも十分皆さんのやる気や努力によって解決できる問題って確かにあると思います。今市長が前向きなご答弁頂きましたので、様子を見るといいますか、いろいろな問題、これから多くなるであろう問題に対して、皆様の状況を見させていただきます。本当に生活環境部だけではなく包括ケアの保健福祉部、こども未来部、消防もそうですが、建設部としてもそうですし、都市整備部もそうです。皆さんがやっぱりこの問題の再発防止に向けて、しっかりとまちづくりしていくことというのは本当に重要なことだと思いますので、条例化制定はもちろんまず二の次で結構でございます。このゴミ屋敷と言われる問題に対して目を向けて、しっかりと対応していくことを要望し、発言要旨の1終了とさせていただきます。ありがとうございます。  続きまして、発言要旨2、排水先が河川しかない地域の今後の対策についてを始めさせていただきます。こちら、説明が必要だったかなと思いまして、ちょっと反省しておりますが、排水先が河川というのは結構ほとんどがみんなそうなってしまうと思いますが、今回の排水先といいますのは、河川の水位が上がってしまうと、水門を閉じるという状況が起きますが、この排水先が水門によってなくなってしまう地域を言います。実例を挙げます。平井町から薗部町4丁目のエリア、こちらのほうは今回の災害もそうですが、平成27年9月の関東・東北豪雨の際も、やはり内水氾濫による被害があった地域ということで、こちらの方たちの切実なる願いを持って、今質問とさせていただきますので、ご答弁をお願いしたいと思います。  まず、この地域、平成27年9月の関東・東北豪雨の際も、今年の台風19号、令和元年東日本台風と名前がつきましたが、その際も永野川の水位上昇により水門が閉じられました。バックウオーターを防ぐためにやむを得ないことではありますが、そのことで排水先が閉ざされ、いつも内水氾濫が起こってしまう地域であります。  まず、発言明細1、水門の管理について確認のため伺いたいと思います。こちら、昨日一般質問でも水門のことありましたが、永野川に特化しまして、永野川で市が管理している水門の数と河川の水位が上昇した際、水門を閉じる基準とルール、市が管理している水門、それについてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 栃木市水防計画には64か所の主要な水門が掲載されており、このうち14か所の水門を市が管理しております。操作方法につきましては、水位観測所の水位を基準としており、特に台風の接近や豪雨などによって河川の増水が予想される場合には、事前の気象予報等の情報をしっかりと把握し、水位の変化を確認しながら、適切な時点で堰や水門の開閉を行っているところであります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 再質問をさせていただきます。  こちらのほうが水門を閉じるというのは、まず市の職員さんがやる。それはどの部署の方がやるのかということと、あと、ごめんなさい、それに伴いまして水門を閉じると内水氾濫が起きる可能性がある、排水先がなくなるということを分かっている状況ですが、どのような対策を立てて対応を今まではしていたのかお聞かせください。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 市の管理する水門については、職員が管理をしていまして、逆流が始まるまではゲートを開けておきますが、逆流が始まってからは閉めるといったことで、それに対する対応については、排水ポンプをあらかじめ用意しておきまして、その対応に当たっているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 排水ポンプを設置していただいているということでございますが、平成27年のときも今回もですが、全く機能していないとは言いませんが、容量が全く足りていない、太刀打ちできないというのは把握されていると思います。それにより内水氾濫が起きているということだと思いますが、実際ポンプの排水機能の能力といいますか、4年前と言われる平成27年のときと今回で違いを設けたのか、お聞かせ願います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) お答え申し上げます。  その出力と申しますか、そのポンプの容量についてはちょっと把握していないので、お答えできませんが、常にどこの水路に必要かということは把握しておりますので、その水路の必要性に応じて、ポンプの台数をそこに設置していくような形をとってございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 設置はしました。しかし、全く太刀打ちできず内水氾濫が起りました。それでは、住民の方は全く納得していないと思います。やはりなぜ4年前のときに機能、機能といいますか、その容量が足らなく、ポンプをもっともっと増設すべきだという話があったにもかかわらず、今回もそれができなかったのか。例えば機械が足らないからなのか、それとももうそこの水門に関しては幾つしか置かないのだとか、そういうルールは決められていたのかお聞かせ願います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 今回の内水氾濫の考え方でございますけれども、まず基本的に、大変失礼でございますが、まず永野川が決壊するとか、そういう想定をしてなかったということもございます。その上で、あくまでも内水氾濫地域に降った雨をどういうふうに処理するかということでのポンプ設置を考えております。先ほど議員が例として提示された地域につきましても、永野川の越水によってかなりの水が内水氾濫地域に入ったというお話もございますので、そういう点からしますと、そのポンプの容量がどうだというご議論よりも、もう絶対量が超えてしまったということでの今回の内水氾濫が大きくなったのではないかというふうに思っているところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 明細の2と少しかぶってきますので、少し明細2のほうに入ります。今、國保部長からもありました永野川の、あちら側は決壊の水ではなかったことで、溢水、越水など、最大の要因である、それが原因で平成27年のときよりも被害が大きくなったのであろうとおっしゃいましたが、この地域に関しましては、雨が強く降るたびに本当に不安と恐怖に襲われている地域であります。建築許可を出したり開発許可を出したりするのは行政サイドでございますので、こういう排水先というものの問題というものもどうしていくのかというのは、それに伴って対策を立てていかなければならない問題だと思っています。水門を閉じたらポンプ排水するのだよといっても、実際に何の効力もなかった、それにより被害はどんどん拡大していっている。今、ここに住む方たちが署名を集めておりまして、この一般質問後、市に対して要望書を出す予定もあります。やはり排水先をどうにかしてほしいというのが一番の希望でございます。  ただし、あの場所、排水先確保というものも確かに難しい地域であるとも、以前にご説明を受けておりますので、今国のほうの内水対策というものをインターネット等で調べてみますと、やはり貯水をするということ、流すよりもためるということが内水氾濫の対策だというふうに書かれております。すごく前からあの地域に関しましては、調整池をつくるべきだやつくるのだといううわさはいろいろ流れておりました。実際その平成27年を受けても、あの後何も対策はなされておりませんが、今日まで内水氾濫対策についてどのように検討されてきたか、ごめんなさい、いろんな地域あると思います。取りあえずその地域に関しまして、内水氾濫対策をどのように検討し、どうしようとしたのか、調整池等も含めて検討はしていたのか、ちょっとお聞かせ願っていいですか。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) ただいまのご質問は、明細の2と3、同じでよろしゅうございますでしょうか。               〔「3は改めて質問します。後で答えてもらえばまとめてやります」と呼                 ぶ者あり〕 ◎建設部長(國保能克君) それでは、まず今回の内水氾濫が拡大したほうのお答えから申し上げます。  薗部町4丁目地内にあります永野川右岸の水門につきましては、より注意を払い管理をしているところでありますが、今回の内水被害につきましては、これまでの内水状況に比較いたしまして、永野川に架かる高橋周辺の右岸側から、非常に多くの越流水が流入したことが影響しているものと考えております。  続きまして、対策でございますが、市ではこの地域内に雨水排水路が1路線のみということが大きな要因の一つと考えられますことから、新たな排水先の検討をしているところであります。現在、県により一般県道太平山公園線の歩道整備が計画されておりますが、この歩道整備に合わせ雨水排水路を施工させていただき、下流の永野川に排水する方法を県とともに協議検討を進めております。市といたしましては、地域の実情を十分に認識しておりますことから、内水被害の軽減に向けまして、引き続き努力してまいります。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) 住んでいる方にはとても前向きないいご答弁だったと思います。やはりちょうど太平山のところが県の事業として広がり、歩道も拡幅されるということで、それに伴い排水路の確保というのも期待をしているところでございます。ただ、そこに住む方とまた私が提案したところってちょっと違うので、そこがしっかりとつくれないと、やっぱり排水先の、下流に流すといってもいろいろ不安があるというのも事実でございますので、そういうものの説明等は、しっかりとその住民の方にしていただけるようにご要望をさせていただきます。  ごめんなさい、私の言い方が悪かったのですが、発言明細3、今のお答えになってしまいますか。では、そういうことで、では最後、発言明細3のほうで調整池整備や排水先確保などということで、もし今の計画が厳しくなった場合、その排水先、永野川の下流に流すというものが現実的に今できるのかがちょっと私も分からないところですが、もし時間がかかるようなことになった場合、調整池などの応急処置的な対応というのは、あのエリアに対してはどうでしょう、前向きに検討できるものなのか、それに対してお答えをお願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) まず、お答えのほうをちょっと整理いたしますけれども、まず県が整備をしております歩道整備に沿って水路を設けるといいますのは、県のほうの歩道整備にあわせて雨水を処理するということで管を設けるわけでございますけれども、私どものほうでは、議員が先ほどから申しております、水門があるところの水路から分水をさせて、県が整備する排水路先に接続をさせていただいて、分流させるという方法を取ろうと思っております。整備の時期につきましては、県の歩道整備と合わせて同時進行でやらさせていただきたいとまず思っておりますので、それが1本目の水路のほうの整備の方策でございます。  あと、調整池関係でございますが、現地を見てみますと、結構住宅がまばらに立っている状態とか、確かに今回の内水氾濫につきましては、過去に比べて宅地造成等がかなり多く行われたということで、水田等が非常に減少してしまったことが一つの原因かなというふうに思っております。調整池の設置箇所につきましては、その水路にいかに効果効率的に、その水をピークの時間帯をずらすように調整池が設置できるかということが結構大きなポイントになると思います。その点では、市のほうでも幾つかあの地域に市有地が幾らが点在をするのですけれども、その市有地を活用した調整池が検討できるかどうかということもいろいろ考えてはいるのですが、今申しましたように効率的に水をためることができるかというのが一つのポイントになりますので、もう少し考える時間を頂きたいと思います。まずは、市としては、何とかせめて南側、その辺のエリアの雨水量の軽減を図る意味からでも、分水路の整備をまず優先してやっていきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ぜひ進めていただきまして、一日でも早い完成を願っております。本当にあの地域の方、どの地域もそうだと言われましたが、引っ越してしまった方も結構いらっしゃいますので、住んでいる方のお気持ち酌んでいただき、早急なる対応、お願いを申し上げて、この質問を終わりにさせていただきます。  それでは、発言要旨の3です。「栃木市民の歌~明日への希望~」についてを始めさせていただきます。こちらの話ですが、歌がいい、悪いという話とはちょっと違いまして、発言明細2にあります吹奏楽、オーケストラの楽譜作成をが目的の質問でございます。  まず、最初の質問でございます。この曲の譜面について、市でご用意していただいているもの、種類等をお聞かせください。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  高崎総務部長。 ◎総務部長(高崎尚之君) 市の歌につきましては、平成27年11月に開催いたしました市制施行5周年記念式典に合わせて制定をしたものであります。以来、小中学校の卒業式や成人式での斉唱を初め、FMくららによる定時放送やJR栃木駅の発車メロディー、またカラオケによる配信などを通しまして、市民の皆様に親しんでいただいております。ご質問の譜面につきましては、多くの皆様に様々な場面で歌っていただくことができるように、主旋律のほか、ピアノ伴奏用と混声合唱用の計3種類を用意しているところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) こちらのほう発言明細2に行きます。吹奏楽やオーケストラの楽譜作成をということでございます。こちらのほうの理由を申しますと、私が所属しています栃木うづまライオンズクラブというところで、今第16回になりますチャリティーコンサートというものが開かれました。市長も教育長もご挨拶に来ていただきまして、小学生や高校生までいろんな学校が参加して吹奏楽を発表し、そこで我々アイバンクというものに対する募金活動を行っているものでございます。そこで、栃木市の文化会館でやる場合、場所がちょっと取れますものから、今まで通常文化会館でやるときは、最後に全員での合同演奏というものをやらせていただいていました。それが年齢問わずいろんな方が各学校が協力してやるということで、いつも目玉のようなことになりまして、本当に皆様ほほえみながら、その合同演奏についてやっていただいているところでございます。実は第16回のそのコンサートが終わった後、先生たちとお話ししまして、来年はぜひ10周年記念もあるということから、この栃木市の歌、合同演奏してくださいって話しましたら、譜面がないのです、オーケストラや吹奏楽の譜面がないのですという話から、先ほどの答弁でありましたが、私もちょっと担当課に行って聞かせていただきましたら、主旋律とピアノと混声合唱しかないということで、やっぱり市で用意するものかなと思いまして、ほかの町の状況といいますか、ホームページで市の歌とか吹奏楽って入れますと、いろんな町のが出てきます。この市で市民の方が歌う、大切にする歌というものに関しましては、学校の教育の観点からも、吹奏楽の譜面は結構あるのかなと感じています。そこで、今のことから合併10周年に向けて、もしその当日、吹奏楽などで子供たちが吹いてくれたら、さらに市長のおっしゃる地域の醸成なんかも図れるのかなと思いながら、楽しみにしているところでございますが、これについて吹奏楽やオーケストラの楽譜の作成をできるのか、どう考えなのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  高崎総務部長。 ◎総務部長(高崎尚之君) 市の歌の楽譜につきましては、先ほどご答弁させていただきましたとおり、多くの皆様に歌っていただくことを念頭に作成いたしましたことから、吹奏楽やオーケストラなどで演奏するための楽譜については、現在のところ用意しておりません。市の歌の作曲者であります久石譲氏が所属する事務所に、これらの楽譜の制作について確認いたしましたところ、作曲者ご本人による制作は難しいとのことでございました。とはいえ、曲調を変えることなくアレンジし、作曲者の承諾を得た上で演奏することについては問題ないと回答を頂いております。  市といたしましては、今後、市の歌の普及啓発を図る中で、市民の皆様からのご要望の高まりを注視しながら、吹奏楽やオーケストラ用の楽譜の制作について検討していきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 大浦議員。               〔5番 大浦兼政君登壇〕 ◆5番(大浦兼政君) ぜひ作成していただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げて、本日の一般質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大阿久岩人君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午後 1時50分) ○議長(大阿久岩人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 2時05分)                                                               ◇ 針 谷 正 夫 君 ○議長(大阿久岩人君) 一般質問を続けます。  22番、針谷正夫議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 22番、弘毅会の針谷正夫でございます。議長に通告をいたしました3つのことについて、一般質問をさせていただきます。今日は、1点目は健康寿命の延伸ということであります。2つ目が窓口対応の向上に向けて。そして3つ目が西方城跡の国史跡指定に向けてということで進めてまいりたいと思います。早速入りたいと思います。  要旨1、健康寿命の延伸、健診、人間ドック、がん検診受診率の向上に向けてであります。私たちは、健康で毎日を過ごしたいと誰もが願っています。お前百までわしゃ九十九までと、こういうことわざもあります。昨年9月、下野新聞へ投稿がありました。行政のがん検診によって大腸がんの疑いがあると診断をされましたが、自分だけは大丈夫だと思った。しかし、精密検査の結果はやっぱり大腸がん。でも早期発見によって短期入院で完治し、医療費も軽減された。健康診断を受けましょうという栃木市の高齢の方のものでありました。  さて、本市は、こうした健康づくりのための計画、健康増進計画を平成26年度に向こう10年間の計画として策定をしています。  明細1、健康増進計画の中間評価についてであります。昨年7月に本計画の中間評価報告書が発表されましたけれども、前半5年間の計画の検討が行われ、健康増進計画の中間評価が明らかになりました。健康増進計画の中間評価をお尋ねをいたします。議員のみならず傍聴の方、市民の方に手短にご説明を頂きたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。               〔保健福祉部長 藤田正人君登壇〕 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 針谷議員のご質問にお答え申し上げます。  平成30年度に実施いたしました健康増進計画の中間評価では、栃木市民の男女ともに基本目標である健康寿命の延伸が見られました。しかしながら、各種統計データやアンケートの結果として、壮年期の生活習慣に関する指標である肥満の割合及び飲酒頻度の割合が高いこと、20代から30代男性の野菜の摂取不足、全体としての運動習慣の減少が見られました。また、病気を重症化させないために健診、人間ドック、各がん検診受診率を上げ、異常の早期発見、早期治療につながるような取組が必要との結果が出たところでございます。高齢者の状況を見ると、要介護、要支援認定者の半数以上が心臓病や高血圧症、筋骨格の病気の悪化が見られ、高齢になっても心身ともに健康で多様な分野で活躍できるよう、一人一人が健康を意識した生活を送ることが重要となっております。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 今大略をご説明頂きましたが、再質問をさせていただきます。  国民保険、健康保険の加入者を対象とした健康診査、人間ドック検診率は、数字がどのように変化してきているかお尋ねをいたします。報告書ができておりますので、今回目標を達成したい、細かいところまで何としても目標を達成したいという気持ちがありますので、ちょっと細かい部分にも入るかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 国民健康保険ということで、私のほうで答えをさせていただきます。  平成30年度の国民健康保険被保険者における特定健康診査の受診率は30.8%でございます。県平均が36.6%でございますので、低い状況にありまして、今後さらに高めていく必要があると認識しているものでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 今お答えを頂いたのですが、これは健康特定診査のものの数字とは違いますね。特定国民健康保険加入者を対象とした健康診査、人間ドック検診率の数字がどのように変化しているかということでお聞きをしたのですが、では私の……よろしいですか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 特定健康診査の受診率が30.8%でございまして、すみません、人間ドックについては率では出していないのです。予算の範囲内で、例えば1,130人にお受けいただいているような状況でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) それでは、28.2%が27.8%に減少しているという数字は、これはどのような数字でしょう。傍聴の方ちょっと分からなくて申し訳ありませんが。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 先ほど橘部長がお答えさせていただいた数値に関しましては、人間ドックの受診者を含む数字でございます。特定検診との受診率として、国保の人間ドックの受診者を含んでの率となってございます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) そうしますと、30.8%の人が人間ドックの受診率を含んでの数字だと、こういうことでよろしいわけですね。そうしますと、今おっしゃられたその数字というものは、栃木県であるとか、あるいは他の自治体と比較してどのようなものになるかお尋ねいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 30.8%の部分なのですが、県平均が36.6%に対して低い状況、さらに国のほうが参酌標準と掲げているのが60%ですので、県も市もずっと低い状況でございます。県内の25市町中23位ですから、すみません、下から3番目の状況でございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 30.8%という数字が県に比べても非常に低いし、県内の市の中で25市中23位ということで、分かりました。30.8%、23位、健康寿命延伸のために、行政、市民一体となって何としてもこれは乗り越えなければならない数字だというふうに感じました。  もう一点再質問します。2月の12日の下野新聞一面トップ記事の見出しは記憶に新しいところですが、本県のがん死亡率、群馬より高くと大々的に報道されたところです。死亡率は、本市と県を比べてどうなりますか。また、本市のがん検診受診率及び精密検査受診率は、栃木県のそれぞれの数値と比較してどうなるでしょうか、お尋ねします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) がん検診に関しての再質問に関してお答えさせていただきます。  がん検診の受診率は、各部位それぞれちょっとあるのでございますが、まず胃がんに関してでありますけれども、平成28年度の情報としてお答えさせていただきたいと思うのですが、栃木市が15.8%で、県平均が21.2%、こちらも25市町中22位となっております。肺がんに関しましては、やはり平成28年度で栃木市20.4%、県平均が27.9%、25市町中21位となってございます。大腸がん検診につきましては、栃木市19.7%、県平均28.5%、こちら25市町中22位となってございます。子宮がん検診に関しましては、栃木市27.2%、県平均32.4%、25市中19位でございます。乳がん検診に関しましては、栃木市27.3%、県平均33.6%、25市中21位となっておりまして、どの部位に関しましても、県平均を下回っている状況でございまして、今後やはり健診の受診率を上げていく必要があろうかと思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 死亡率についてはどうかお答えを頂きたいと思うのですが。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求め…… ◆22番(針谷正夫君) その前に私が聞いたのは、死亡率は本市と県を比べてどうか、そしてがん検診受診率及び精密検査受診率は、栃木県のそれぞれと比べてどうかということで、今はがんの検診についてお伺いをいたしました。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) まず、精密検査の受診率に関してお答えさせていただきたいと思います。  個々にお話ししたほうがよろしいでしょうか、先ほどと同様に。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎保健福祉部長(藤田正人君) それでは、まず胃がんでございます。こちらに関しましては、こちらは平成27年度で話をさせていただきたいと思うのですが、栃木市が89.3%、栃木県が79.8%、こちらは県内順位としますと25市中2位となってございます。肺がん検診、肺がんの精密検査受診率に関してでございますが、栃木市が94.1%、県平均が82.1%、こちらは25市町中5位となってございます。大腸がんの精密検査につきましては、栃木市79.5%、県平均69.9%、25市中6位でございます。6番目でございます。子宮頸がんの精密検査受診率でありますが、栃木市が89.4%、県平均80.5%、25市中9位でございます。最後に、乳がん検診につきましては、栃木市90.7%、県平均89.1%でございまして、25市町中10位となっております。これらを見ますと、全ての部位にわたって県平均を、精密検査に関しては栃木市の率は県平均より上回っているという状況でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 再質問します。  そうすると、今2度の再質問の中で1つの傾向が分かるというか、細かい数字について上げていただいたのですが、検診を受ける方は県の25市中非常に最下位に迫るぐらいの位置にいると。しかしながら、がん検診を受けて異常があると言われた人は、比喩的に言えば、急いで病院に駆けていって、要精密検査の診断を受けて精密検査を受けているということで、いざとなったときにぱっと病院に行くという意味では非常に高い。ところが、死亡率については先ほどお聞きしました。死亡率も非常に高いということは、どういうふうに読めばいいのか。がん精密検査受診率が比較的高いということは、本来比較的早期発見がされているはずなのにがん死亡率が高い。ということは、そもそもがん検診を受けないままに、気づかずにがんが転移、進行して死亡している人が多い可能性があると読み取っていいかどうか、お伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 議員お話しのとおり特定健診等に関して言えば受診率が低い、県内でも低い状況でございまして、早期発見がなかなかできていないという状況であります。ただ、それで受診されて、要精検なり精検になった方に関しましては、9割近い方が受診されているということで、ここを早期発見というのががんに関しては重要なところでございまして、ある程度のステージに行った方が要精検なりというところで精密検査を受けるということでは、やはり医療費の抑制も少し難しいのかなという認識でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) そうしますと、今回中間報告なので、議員の人は皆どなたも読んでいるというか、公表されてますので、中の文章の文言をちょっと読み上げさせてもらいますが、50ページにあるのですが、「要精密検査の場合、早期受診できるよう精密検査に関するチラシを結果に同封し、まだ受診をしていない未受検者には再勧誘を行いました。至急に受診が必要な人に対しては、訪問などで受診の必要性を直接説明し、早期受診につながるよう努めました。」としています。これががん精密検査受診率の向上につながっていると私は考えます。目的達成に行政のほうで努めてくれたことがいい結果を生んでいるのだと思いますけれども、この職員の人たちの自分たちの努力等の因果関係をどう評価するか。努力はうそをつかないと思うところでありますけれども、この因果関係についての評価をお願いしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 精密検査の受診率に関しましては、どの部位に関しても高い状況がございます。先ほど議員がご案内していただきましたように、保健師が精検となった方、要精検となった方で未受診の方については、お知らせだけではなく訪問活動を通して、直接その方に訴えかけるという努力があっての数字だと思っております。そういった意味で検診率は高まった。全てのことに関しましてもそういうことで、全て同じように直接対面しながらお願いするということはなかなか難しい中ですが、これに関してやはり医療費の抑制にもつながりますし、その患者さん自体の痛みというものもより軽減されるというような意味も含まれてございますので、今後とも引き続きそのような対応を続けさせていただきたいと思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 今のご答弁というのは、職員たちのこれまでの活動を踏まえての好結果ということで、大変すばらしいことで、それが今後の対策の非常なきっかけというか、ヒントになるというふうな枠組みに私もしてありますので、次続けたいと思います。  明細2、中間評価後5年間の取組について伺います。ただいまの明細1では、健診、がん検診受診率の状況等が分かりました。先ほど現在の取組にも前倒しで少し触れさせていただきましたけれども、中間評価後5年間の取組についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 健康増進計画中間評価後の取組といたしましては、壮年期の生活習慣に関する指標である食生活、運動習慣、検診受診状況等の改善を図るため、生活習慣病予防のための教室の開催、各事業所における健康教育などの取組等を実施いたします。また、病気を重症化させないために、健診、人間ドック、各がん検診の受診率を上げ、疾病の早期発見、早期治療のための普及啓発や受診勧奨に努めるとともに、検診受診率向上のため、検診を受けやすい環境づくりを進めてまいります。そして、栄養・食生活、身体活動・運動、喫煙、心の健康、歯と口の健康、健康診査・健診といった領域ごとに設定した目標値の達成に向け、関係機関での取組や進捗状況を健康増進計画推進会議等で共有しながら、基本目標である健康寿命のさらなる延伸を目指してまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 病気を重症化させないために、健診、人間ドックの受診率、がん検診受診率を上げることに取り組む、そして取り組んでいると承知をいたしました。  次に入る前に、ちょっと前の質問とも絡むのですが、最初に私が質問した健康保険関係のみの特定健診の受診者の数字だけちょっと押さえておきたいと思うのですが、ちぐはぐになって申し訳ないですが、お願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 健康増進計画の中間評価で記載されている数値というのが27.8%という数字は、平成28年度の数値でございまして、先ほどの30.8%という数字が平成30年度の速報値ということでございますので、先ほどの27.8%という数字も人間ドックの受診者を含む数値が、こちらの健康増進計画にも記載がしているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕
    ◆22番(針谷正夫君) 一番最初に聞いた数字のがん検診を含む30.8%という数字がこれから出てきますので、よろしくお願いしたいと思います。  明細の3番に行きます。健康診査・人間ドックと各がん検診受診率の向上に向けて。今後の取組では40歳から64歳までの壮年期の生活習慣の改善と健診、人間ドック、がん検診受診率を上げることが、今後の取組として示されたところです。今回、健康診査、人間ドックと各がん検診受診率の向上について、提案も含め考えていきたいと思います。具体的にどのような施策を、その中間評価を閉めた後、施策を考えたか。そして今年度それを実施してきた各施策の手応えはどうであったか、概略的に伺います。ここでは、健康マイレージについても有力な手段でありますが、古沢議員が先日質問されましたので、ここでは触れません。  ここで、今度は提案なのですが、一つは記念日健診、例えば個人の結婚記念日とか、あるいは個人家庭にとっていろいろな記念日があろうかと思います。その記念日に健診を申し込む、あるいは健診日を決める、あるいはその日に健診を受けるということです。執行部でもご一考願いたいと思います。  もう一つは、がん検診を受けたおかげで今健康でいられることをつづった人の文章を啓発手段として使わせていただく。例えば冒頭紹介した新聞投稿のような、がん検診が私を救った類いのものでありまして、それを活用させていただいてはどうか。健康診査、人間ドックと各がん検診受診率の向上に向けて伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 各健康診査等の受診率向上に向け、今年度は5月のけんしんガイドブック送付による受診案内に加えまして、保健医療課及び健康増進課から未受診者へ計3回の受診勧奨通知を送付したところ、集団検診の受診者数は、昨年度と比較し2.1%増加となったところでございます。また、がん検診につきましても、肺がん、大腸がん、前立腺がんの受診者数が増加しておりますので、受診勧奨については、一定の効果があったものと考えております。しかしながら、本市における特定健診の受診率は、先ほどの答弁でお話ししましたように、平成30年度において30.8%。そして中間評価値でございます27.8%より上昇したところではございますが、他市町と比較しますと、依然として低い状況にございます。そのため議員ご提案がございました、記念日受診や検診受診者の経験談の紹介なども検討しつつ、皆さんが受診しやすい環境を整え、受診のきっかけづくり及び勧奨を継続し、さらなる受診率の向上を目指してまいりたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 私が最初に聞いた数が中間報告のときの数字が28.2%で、その後対策を打ったおかげで2%上昇したと。非常に効果があったということが検証された。しかしながら、それでも30.8%は非常に低い数字であると、こういうことでよろしいわけですね。  それでは、再質問をします。最初に、まずガイドブックなどを送付します、健診について。健診を申し込んでこられたときに、あるいはその後まだ健診を受けていない未健診者に健診を進めて、市民の方から申し込んでくるとき、市民の方から行政の反応はどんなものなのか。具体的に、例えば電話が事務所に3日間くらいはかかっているとか。その様子がちょっと知りたいですので、お示しを頂きたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 先ほどの答弁で、3回ほど受診勧奨の通知をさせていただいているということで、ご報告させていただいたところで、ご答弁させていただいたところでございますが、その月としましては、発送月といたしましては、9月と10月にまず送付したところでございます。その件のときの状況でございますが、どちらも送付前に関しましては、1日の予約数が100件以下であったところが、その送付後に関しましては1日に200件を超えるような予約の連絡があるということでございまして、やはり通知を出しただけではなかなか受診につながらず、個別の通知で予約に相談が来るというのが伺えるかと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 結果が出ているということで、非常に幸せな職場だろうと感じました。打てば響くというか、努力をすればそれが返ってくるということで、今後の答えはほぼ決まってくるかと思います。ここで今の質問でも明らかですし、前の努力をした旨の検証の質問もさせていただきましたが、効果的な受診勧奨について伺います。  まず一つは、十分な健診勧奨回数ということで、今年度は健康増進課のほうでも予算をとって、3度健診をしたと、それまでは2回であった。それで、その送付をすると、ふだんの日の倍の200本がかかってくる。極論すれば電話が鳴りっ放しと、こういうことだろうと思います。骨を折っただけそれだけ市民からの反応があるということは、そういった状況をとっていけばいいということで、今年度も3度の勧奨をするべきだと思いますが、今年度3度目の必要経費というのは、電話代ではなくて送付費というのはどれぐらいかかるか分かりますか。というのは多額であったらば、なかなか言うのも骨が折れるというところですが、健診を受けなかった人に出す案内ということで、それは視野に入れなくてもいいのかなということで、調べていなければそれは結構で次に行きます。  もう一つ、その受診回数を3回にしていただきたい。  それから、もう一点は、健診申込みを受けるときに、がん検診の重要性を含め、がん検診も勧奨すべき。あるいはがん検診も推進をしているのかどうかと考えますが、2つのご提案をして、その答えをお聞きしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 申し訳ございません。予算的なものは手元に資料がございませんが、電話で予約を受け付ける際に関しましては、特定健診などの基本健診と併せまして、各がん検診を同時に受診できるということも電話の中では相談させていただいて、必要と思われる方に関しましては、がん検診の受診に関しましても、併せて受診勧奨をしている状況でございますので、そういった意味で対面でのご相談でがん検診も受けようかと、そういうような気持ちにもなっていただけるものと思いますが、その際の電話の話術でしょうか、そういったものも今後検討させていただきながら、自分もそちらもやってみようかというような気持ちになるようなことを心がけるようなことで、それぞれの検診率のアップにもつなげていきたいと思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 申込みの際にがん検診の重要性の啓発も含め、がん検診も推奨していっていると。しかしながら、その電話の応対も非常に研究をしてやりたいということだったと思うのですが、再質問させていただきます。  その電話応対の訓練ということなのですが、効果的なロールプレイングというのでしょうか、役割を決めてやると。もしやっているとすればどのようにやっているのか。もしやっていないとすれば、ぜひともやっていただいて、住民側の役もつくって、例えばそのやりとりの中でいろんなケースをやって、その場その場に応じた非常に適切な感じのいい応対をしていただければ、私も大事なものですからがん検診を受けますと、こういうことはもう皆さん成功体験で分かっているのですから、ぜひともやっていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 議員お話しのとおり、がん検診に対しましては、命に関わる部分でもございます。そういった意味で、全ての方にお受けいただきたいと思っておりますが、そういった意味で議員ご提案のありましたロールプレイングではございませんが、先進事例も少し研究させていただいて、どのような形で住民の方とやりとりをして効果を上げているかも、今後ちょっと調査研究させていただいた上で、職員のロールプレイングの流れ、その電話の流れというものも一工夫させていただいて、今後健診受診率の向上につなげていきたいと思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 何としても最下位グループを出たいものですから、もう一点だけ再質問をさせていただきます。  市民宛てに健康健診の勧誘をしますよね。そのとき議員にもその旨情報を流していただいて、こんなことで市民の方に通知を今いたしております。それで、市民の健診受診率の向上に向けて、議員の発信力に期待してはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。これは、議長のご承認を得なくても大丈夫だと思うのですが、いかがでしょうか、部長にお聞きします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) それでは、まず初めに、予算の関係に関しまして、まずお答えさせていただきたいと思います。  3回の郵送料でございますが、予算的には約170万円ほどかかるものでございます。先ほど勧奨月を私1回目を9月、2回目を10月というような答弁をさせていただいたようでございますが、2回目が12月の誤りでございますので、おわびし訂正させていただきたいと思います。  ただいまのご質問で、議員さんの発信力を生かしてというような再質でございました。本当に議員の皆様のお力を借りられれば、お借りしていきたいとは思いますが、健診という特定健診が一番、がん検診よりまず特定健診、国民健康保険加入者の特定健診のアップを図っていきたいと思います。そういう意味で社会保険等に加入されている方に関しましては、会社での勧奨等がなされるかと思います。ただ、国民健康保険の方に関しては、なかなかそういう機会が難しい、自分で本当にやらないとと思っていただかないと、受診につながらないということもございますので、今後、議員の皆様のお力を借りながら受診率向上に努めていきたいと思いますので、その際はよろしくお願い申し上げます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 先ほど送料というか、郵送料の話が出ましたけれども、170万円というのは3回での値段だと思いますので、3回目になればなるほど少ない金額でいいかと思いますので、予算は取れるのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、まとめて次に行きたいと思います。自動車にも定期検診ではなくて車検というものがあります。人間の体においてはなおさらであります。ある病院の医師に市の受診率の状況と市の対応を話したところ、地道な努力が必要なのですねと答えられました。先ほどがん精密検査受診率を向上させたことに触れたように、職員の皆さんには成功体験があるかと思います。やったことは返ってきてます。がん検診率の向上に向けて、行政のなお一層の踏ん張りを期待します。私たち市民が、ここが大事なところですけれども、自分事として健康に関心を持つ。受診率30.8%の脱却を何としても果たすように、受診率向上に向けて頑張りましょうということで、次に移ります。  要旨の2番、窓口対応の向上に向けてであります。昨年の台風19号の際、職員の方がごみ処理に心配りのある対応をしてくださり、大変有り難かったという声を聞いています。そのとおりであります。多くの職員の災害対応に対するご奮闘に感謝を申し上げます。その矢先、行政の信頼を一瞬にして失ってしまう出来事をこれから話さなければならないことを非常に残念に思います。市民の方からファクスを頂きました。私の地元の支所ではありません。1月下旬、税の申告に先立ちまして、税申告の改正点がありそうなので、ある支所を訪ねたところ、窓口の職員の方は、具体的に内容も聞かずにいきなり栃木の本庁へ行ってくださいとのことだったと言います。訪れた方は、本庁へ行ってくれと指示されるとのうわさをこれまで聞いていましたが、本当に現実でしたので、驚愕しましたと記しています。窓口対応としてどうあるべきか、私たちは市一丸となって考えるべきだと思います。  明細1、窓口対応の現状評価。今述べたようなことが万に一つあってもならないですが、万に一つのことを祈っていますけれども、窓口対応の課題を含め、現状評価についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  高崎総務部長。 ◎総務部長(高崎尚之君) ご指摘のあった職員の対応につきましては、日頃から特に気をつけていたことですので、誠に残念でなりません。職員が行う窓口サービスにつきましては、業務に関する知識、迅速な事務処理はもちろんのことですが、適切な接遇や訪れた方の要件を的確に把握した上で対応することが求められます。そこで、こうした対応がなされているか、現状を把握し、改善に結びつけるため、本年1月に本庁舎2階の窓口フロアで窓口対応アンケート調査を実施し、250名のお客様にご協力を頂き、回答を得たところであります。現在、アンケート結果は、公表に向け分析をしているところでございますが、中間報告的な数字といいますか、内容になりますが、前回平成26年度の調査と比較し満足度が高くなった項目は、言葉遣い、態度、説明対応など、8項目中6項目であり、逆に満足度が下がってしまったのは、待合スペースと待ち時間でありました。今後、結果の分析を進め、職員の接遇研修等において活用することで、全庁的に窓口対応力を向上させ、市民の皆様の満足度アップにつなげてまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) いい結果が出つつあるのに本当に残念なことだろうと思います。  明細の2番、窓口対応の指導方法についてお伺いをします。先ほどの方は、不満をこらえその職員の方に、上司に相談するなり、あなたが本庁へ電話して回答するような努力をすべきではありませんかと訴えたそうです。その様子に気がついた何でも相談員が駆けつけ、別室に案内し相談に応じたそうであります。現在、窓口対応について、職員に対してどのように指導をされているのかお伺いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  高崎総務部長。 ◎総務部長(高崎尚之君) 職員の能力開発の基本は、職場内での実践を通した研修にありますので、窓口対応の指導につきましても、管理職だけでなく先輩職員を含めた職場全体で資質の向上に努めているところであります。また、窓口対応については、職場以外での研修として入庁1年目から3年目の職員に毎年接遇研修を行い、レベルアップを図っているところであります。合併後、業務の見直しにより、本庁のみで対応している業務が増加していることから、総合支所に来庁した市民の用務が円滑に達成されるよう、令和元年度から設置したのが何でも相談窓口であります。今回の件では、まず窓口の職員が相談者のお話をお聞きし、質問の内容を把握した上で、職員本人が本庁につなぐなり、何でも相談員に速やかに引き継ぐなどの対応をすべきだったと考えております。今後、このようなことが二度とないよう、窓口職員と何でも相談員との円滑な連携につきまして、再度各支所内で確認するよう指導したところであります。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) ご苦労をかけます。  明細3、職員の接遇研修の現状であります。10月の半ば、前半だったでしょうか。いや、失礼しました、今月です。今月の半ばあるいは初め頃だったでしょうか。皆さんもこんな新聞広告を御覧になったことがあるかと思います。「日本一の車メーカー販売会社は、笑顔で町一番のお店づくり」と全国的に新聞全面広告を打ち出し、接遇による業績向上の戦略を立てています。この広告について同社OBに話を伺うと、接遇の話になりまして、アリの一穴堤を崩すなどを初め、現役時代にたたき込まれたことわざやら戒めの警句を次々と話してくれました。さて、本市行政ですが、市民サービスの向上に向け、挨拶、言葉遣いなどはもちろんのことですが、窓口対応の接遇能力を磨く研修の現状についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  高崎総務部長。 ◎総務部長(高崎尚之君) 職員の接遇研修の現状でございますが、まず入庁1年目の新採用職員研修では、民間の研修会社から講師を招き、社会人としてのマナーと接遇の基礎を学びます。2年目は、応対能力の再確認や電話対応、ファクス、電子メールのマナーを2日間かけて学びます。3年目も2日間の研修になりますが、様々な接遇の在り方を講義と事例に基づくグループ討議を通して学習をします。このように入庁初期の段階で集中的に接遇能力の向上を図ることとしております。この研修以降は、職場内研修として各職場等で上司や同僚から接遇技術等について学んでいくことになります。このほかにも接遇につながる研修といたしまして、各職場の代表者や全職員を対象にしたコミュニケーションスキル向上研修やすぐやる研修等を例年行っているところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 明細4に移ります。職員の在り方。市長は以前、いきなりできない、分からないと判断せず、どうすればできるのかを考えていく旨発言したとマスコミは伝えました。このような事案が発生してしまっています。行政サービスの向上に向け、職員の接遇や職員の在り方についてメッセージをお願いしたいと思います。市長のご見解をお伺いします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) お答えさせていただきます。  職員には、今、針谷議員がおっしゃられましたように、日頃からできない理由を言うのではなくて、どうすればできるかを考え、市民の要望に答えるように繰り返し伝えてきたところであります。そういった事例があったということは、私にとってもとても残念なことでございます。さきに実施した窓口対応アンケート調査でも、職員の対応がよくなってきているとの結果が得られたところでありましたので、今回の職員の対応は大変残念なことだというふうに言えると思います。特に窓口での対応は、市民サービスの基本と位置づけており、来庁された市民の皆様の目的を正しく把握し、速やかに達成することが大変重要であると考えております。また、直接対応していない職員であっても、常に周りのお客様の状況に細心の注意を払い、必要に応じて協力して対応することが大切となってまいりますので、今後職場全体でお客様をお迎えしているという意識を持って対応をするように改めて指導してまいります。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 市内のある民間の経営者は、100マイナス1は99ではないですよと。100マイナス1はゼロなのだよと、100マイナス1はゼロであります。このことをよく考えていただきたいと社員や関係会社の人たちに話ししています。職員の皆さん、皆さんの水害時の奮闘ぶりは十分に承知しています。いい接遇をしてくださる方も大勢います。頑張りましょう。研さんを積み、笑顔の窓口接遇を切にお願いをいたします。私もこの質問を通じて、議員個人として、重要な議会の一員であることをしっかりと自覚し続けることを確認をいたしました。次に入る前に、高崎部長には、人生最後の答弁本当にありがとうございました。  3番に移ります。西方城跡の国史跡指定に向けてであります。西方城跡等の航空レーザー調査及び発掘調査についてです。今年度は、西方城跡等の航空レーザー調査や西方城跡の発掘調査が実施されました。その状況についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) まず、西方城跡、二条城跡の航空レーザー調査は、昨年の城跡中心の地図作成から引き続き、広範囲な地図作成の作業を進めているところであります。この作業では、信頼性と精度の高い赤色立体地図を作成いたしますが、これは国指定史跡となっている愛媛県松山市の松山城跡の測量調査にも使用されており、城の範囲、堀やくるわなど、詳細な全体像を明らかにすることができます。  次に、発掘調査につきましては、専門者会議で城跡の赤色立体地図を基に効果的な調査場所を選定し、今年度は西方城跡は、二ノ丸の北隣のくるわを、二条城では守閣の北東のくるわを調査いたしました。今年度の調査期間は、6月24日から1月10日までの114日間で、発掘調査に関わった学芸員や発掘作業員は延べ2,021人でありました。また、発掘調査は令和3年度までの3カ年を予定しており、進捗率としては約30%であり、現在のところ、順調に事業を進めているところであります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 順調であるということで承知をいたしました。再質問を1つしたいと思います。  都賀町に富張ということがありまして、遠く見張るという遠見張りが語源だと言われておりますが、富張にある神楽ヶ岡城跡もレーザー調査をしたと聞いていますが、結果についてはどうだったのかお伺いをします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) 神楽ヶ岡城につきましては、今年度の測量の調査範囲というふうなことで、今地図を作成している途中ということでございますので、できましたらまた御覧いただければというふうに思います。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 失礼をいたしました。  次に移ります。明細2、西方城跡、二条城跡の発掘調査結果についてであります。発掘調査結果は、昨年11月23日の西方城跡、二条城跡現地説明会において一般に公開説明されました。市内外から大勢の人が駆けつけました。西方城跡、二条城跡の発掘調査の結果についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) 今年度の主な調査結果といたしましては、西方城跡で土塁の石積みを確認いたしました。侵入防止のための土塁の内部に石積みがされていたことから、何度か城を改修していることが推察されます。また、丘陵を大きく削り、削った土を盛って城の平たん地を広げ、くるわをつくっていることが確認できました。城を造るために山の地形を生かしながら、大規模な土木工事が行われたことが分かりました。出土物としては、西方城跡から土師器皿、青磁皿など、二条城跡から天目茶わん、銅銭などが発見され、昨年11月に開催した現地説明会で、参加した市内外からの約80名の方々に出土資料として公開いたしました。教育委員会といたしましては、発掘初年度ではありますが、想定以上の成果があったと考えており、専門者会議においても大変高い評価を頂いたところであります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) あの日は悪天候というか、嵐の後にもかかわらず80人余の人が駆けつけたということで、大規模な土木工事も行われたというようなことで分かりました。  明細3、今後の調査研究の予定について。次年度の発掘調査を初め、今後の調査研究の予定についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) 今後の調査といたしましては、現地での発掘調査のほか、古文書などを調べる資料調査と昔の地名や地割を調べる地籍調査を行う予定であります。まず、発掘調査につきましては、令和3年度までで主要なくるわを調査し、城の使用年代や再構築跡など、城の変遷を確認する予定であります。  次に、資料調査につきましては、専門家のご協力を頂き、西方氏です、この場合氏と言わさせていただきますが、西方氏の名前が確認されている越後の上杉氏や下総の佐竹氏が残した古文書を調査いたします。  次に、地籍調査につきましては、昔の地割図を現在の地図に合成し、城下町の変遷を現地で確認するとともに、地域の伝承や古い地名の由来などの聞き取り調査を行います。これらの調査研究により、戦国時代以降とされる西方城とその城下町の移り変わりを明らかにし、本地域の中世像を報告書として令和4年度までにまとめてまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 調査、史跡調査と言われますが、麓の本城地区というところですが、その集落周辺の城下町の様子についても聞き取り調査とか、あるいは西方氏の上杉謙信のところですが、そことの関係とかいろいろ調査をされるということで分かりました。  今の町へどんなふうにつながってきているのかとか、地元の関心が非常に高まってくるのではないかと思います。次に移ります。  明細4、西方城跡の国史跡指定の時期について伺います。発掘調査を初めとして、調査研究をまとめて報告書をつくり、史跡の国指定へと進むと思いますが、今後の国指定まで進むプロセスと西方城跡の国指定の時期についてお伺いをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) 国史跡指定の時期につきましては、令和2年度から4年度までに発掘調査、資料調査、地籍調査を順次進め、調査報告書を作成いたしまして、令和5年度の指定を目指しております。しかしながら、実際に発掘調査を進めてまいりますと、想定以上の発見などにより、調査範囲の拡大も想定され、報告書の作成時期に変更が生じることも考えられますので、着実に指定が受けられるように、円滑な事業の進捗に努めてまいります。  また、これらの調査と並行いたしまして、国の指定に向けた関係権利者の同意が必要となりますので、承諾を頂くための準備も進めてまいります。国の指定に当たっては、関係権利者を初め、地域の方々のご理解、ご協力が不可欠でありますので、丁寧に事業を進めてまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 令和2年から4年まで調査研究を進めて、令和5年を目指すと。ただ前向きにすごいお宝といいますか、優れものでも出ますと、もっと延びる可能性もあるという聞き方でいいのかと思います。細かいことは、今日はお聞きをいたしません。次に移りたいと思います。令和5年を楽しみにしたいと思います。  明細5、西方城跡が国史跡に指定される意義、効果、期待。これは非常に大事なことだろうと思います。そもそも西方城跡が国史跡に指定されるというのはどういうことなのか、市民の方たちはそのことを大変知りたがっています。単なる土の塊ではないかという方もいらっしゃいます。大変知りたがっているわけです。また、そのことは広く啓発しつつ進めていくべきだろうと思います。国が城跡に大きな文化的な価値を認めることは、地元のみならず栃木市民にとっても名誉であり、誇りであります。価値あるものを後世にきちんと伝えなければならないことは、この時代を走る者にとっての務めであろうかと思います。保存のため、資金的な援助も増加するでありましょう。さらに、文化財保護法が改正されましたので、観光への寄与、地域振興にも大きく貢献していくと考えられます。国指定となる西方城跡は、郷土への愛着、誇り、そして市民としての一体感を生み出し、残されたレガシーを後世へ伝えたいというランナーとしての意識をしっかりと受け止める対象としてそびえていてほしいと期待をしています。西方が国史跡に指定される意義、効果、期待等について、執行部の見解を伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) 国指定の史跡になることは、全国の史跡と同様に重要性が高く、歴史的価値の高い文化財として認められることになります。指定がなされれば、将来にわたって地域に残していくべき財産として保護していくことになりますので、既に国指定となっている下野国庁跡などとともに、本市の貴重な財産として保存に努め、広く市内外に情報を発信してまいります。昨今の山城ブームが現在も続いておりますので、山城ファンにも知っていただき、多くの方々にこの西方城跡に足を運んでいただくことで、地域振興にも大きく寄与するものと考えております。また、議員がおっしゃっておられましたが、国の指定を契機として、地域のまちづくりが進められることで、地域の方々を初め多くの市民が西方城跡を誇りに思い、郷土愛を育むことが期待されますので、西方地域のみならず本市の歴史資源としての活用も検討してまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) よく分かりました。  最後の質問になります。財政上の手当ては十分かということであります。財政緊縮は文化からという風潮がありますけれども、今後に向け、財政上の手当ては十分でしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  鵜飼生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(鵜飼信行君) 議員ご承知のとおり、本市では台風第19号による災害の影響で新年度予算案については、復旧復興事業に重点的な配分をしておりますが、本事業につきましては、事業を進める上で必要な予算は確保できていると考えております。この貴重な予算を効果的に執行するため、作業効率を上げるツールを使用するなどの工夫を行い、人件費などの経費節減に努めていくとともに、積極的に国の補助金を活用するなど、財源の確保にも努めているところであります。また、発掘調査や資料調査などの専門的な業務を効果的に進めていくために、専門性の高い人材の確保が重要であり、県や市のOBも積極的に活用してまいります。  一方、本年度の発掘調査では、地元の多くの方々に関わっていただきました。この方々が将来的に史跡保存の担い手になることが、他の史跡での先例から期待できますので、今後も地域の方々との連携を密にして事業を進めてまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 針谷議員。               〔22番 針谷正夫君登壇〕 ◆22番(針谷正夫君) 財政上の手当ては十分かということで、事業に影響はないということで、令和5年をしっかりと目指せるということで安心をいたしました。  結びに、高崎部長もそうなのですが、鵜飼部長も本当にお世話になりました。私もしっかり城山を整備しまして、指定となった暁には、鵜飼部長をお呼びして案内をできるくらいの知識と意欲も示したいと思いますので、またそのときにはお世話になります。  一般質問を終わります。大変ありがとうございました。 ○議長(大阿久岩人君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午後 3時10分) ○議長(大阿久岩人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 3時25分)                                                               ◇ 中 島 克 訓 君 ○議長(大阿久岩人君) 一般質問を続けます。  29番、中島克訓議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 29番議員、弘毅会の中島克訓であります。議長に届けてあります発言通告書に基づきまして、今回は2問質問させていただきますので、執行部の皆さん方にはよろしくお願いいたします。1つは、河川復旧の現状について。もう一つは、今後の防災についてであります。  10月12日に来襲しました台風19号、非常に栃木市に大きな災害をもたらしました。台風の行動というのは、私らが小さいころは、南の九州のほうから来まして、よく四国の室戸岬というふうなところを通りまして、伊豆半島のほうに行って関東地方をかすめて太平洋のほうに抜けていくのが大体のコースだったかなと思っているのですが、今回の場合は、南のほうから真北に進みまして、伊豆半島のほうへ直進して、そのまま関東地方に上陸して栃木県の上空を通過して多大な被害を本市にもたらしたと。本当であれば日本に近づけば近づくほど台風の勢力は落ちるわけですけれども、何だか落ちないし、だんだん大きくなっているような、これは本当に大きな台風が来るのだろうと思っていましたらば、本当に大きな災害が発生してしまいました。永野川、赤津川、巴波川、いろいろな本市の川が決壊や越水をいたしまして、13日には非常にひどい惨状となりました。私も地域を見たり大平のほうにも行きましたり、いろいろな被災をしたところに足を運びましたけれども、本当に非常に広い惨状だったです。4年前の災害に比べて、本当に比べようもない被害でした。昨日も市長言っていましたが、何日かたってから夜、大平のあのショッピングモールの前を通りました。いつもですと明かりがこうこうとついておりましたけれども、真っ暗で、ああ、どうしてしまったのかなと、無気味なような静寂というか、本当に大変な状況になったのだなと思いました。  それでは、発言明細に移ります。発言明細1の決壊した河川の復旧状況についてであります。前段で申しましたとおり、非常に河川がずたずたになったというふうな災害であります。市民の皆様からは、もう地球的に気候が変わってしまったのだ。だから今年もまたあのような大きな台風が来るのではないかと。またそしたらば大変な状態になるのではないかというふうな心配の声がたくさん私の耳に入ってきます。そのようなことを払拭するためにも、復旧復興は急がなくてはならないと思います。現在の復旧状況及び復旧計画を伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。               〔建設部長 國保能克君登壇〕 ◎建設部長(國保能克君) 中島議員のご質問にお答えを申し上げます。  さきの議員の皆様のご質問にお答えさせていただきましたが、昨年10月の災害により被災いたしました河川の復旧につきましては、全て応急仮工事は完了しておりますとともに、今年1月末をもちまして、国の災害査定作業も全て終了しております。今後の本復旧につきましては、永野川については、県において国と改良復旧を取り入れた河川改修計画の協議調整が進められているところであり、また巴波川についても、県、国と連携いたしまして、抜本的な治水対策の調査検討が開始されましたので、早期に方向性をお示ししたいと考えております。また、そのほかの河川につきましては、随時護岸の復旧とともに堤防の強化を図り、併せて堆積土砂の撤去などを進める方向で考えられております。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) ありがとうございました。私のほかにも議員さん、かなりこの件に関しまして質問がありましたので、今後回答につきましては、重複するようなことがありましたらば削除なり簡単で結構ですので、よろしくお願いします。  1つ質問したいと思います。再質問したいと思います。栃木市の東側を流れる大きな川であります思川。そこでちょっと私の耳に入ったのですが、癸生というところですか、そこでちょっと越水があったというふうなことを聞きました。思川に関しましては、堤防の決壊とか、そういうのは聞いておりませんけれども、部長の耳のほうに思川に関することが入っていましたらば、何かお聞きをしたいと思います。私の耳には、癸生で越水があったというふうなことが入っております。よろしくお願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) ただいま議員がご指摘になった地区につきましては、思川で部分的にちょっと堤防の築堤等がまだできていない箇所が数か所あると思います。その中で県のほうでは、築堤箇所ができていないことはもちろん把握してございますので、地元において市のほうでも、その箇所についての築堤はお願いしているところでございますが、やはり築堤をするためには用地を購入する必要がございます。その用地の購入に当たって、多少いろいろ協議をしているということで、なかなか築堤の形になっていないという形でございます。県も状況を把握しておりますので、今後鋭意努力してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) ありがとうございました。思川は、かなり本当に大きな川ですので、それが万が一決壊ということになりますと、栃木東部地区、非常に被害が大きいと思いますので、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。  次に、発言明細の2に行きたいと思います。市管理の小河川、排水側溝の堆積物除去についてであります。土砂が堆積し、背の高い草なども繁茂している状況の小河川を見ることができます。水の流れを阻害し、越水の原因にもなっていると思います。排水側溝も土砂の堆積により、機能していない側溝も見受けられます。側溝に関しては、地域の方々にお願いして清掃を行ってきましたが、高齢化のため、清掃困難な地域も出てきている状況であります。また、構造上、蓋が開かない側溝もありますので、地域の人たちによる清掃は困難であります。小河川や排水側溝の堆積物除去をどのように進めていくか伺いたいと思います。  これはちょっと参考にしていただきたいと思うのですが、私の地域のことなのですが、4年前の大雨のときに荒川という川ですか、そこがちょっと越水をしまして、地域の家が床下浸水になりました。今回の水害の前に荒川の土砂の除去をしていただきました。また、そのほかにも巴波川の上流部ということで、遊水池をつくったということもあるのですけれども、今回は全く越水もなくスムーズに、本当に水はたくさん流れていましたけれども、洪水とか越水は起きなかったというふうなこともありますので、この堆積物の除去というのは非常に効果があったのではないかと思います。ちょっとこれを参考にしていただきまして、答弁をよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 初日の永田議員のご質問にもお答えさせていただきましたが、河川や側溝などに繁茂する雑木や雑草、また堆積する土砂は、水の流れを阻害し、溢水や冠水の原因となり、内水被害を起こしうる要因の一つと考えられます。昨年10月の災害により、小河川や側溝内に流入しました土砂などの堆積物につきましては、さきの議員の皆様からのお尋ねの中で、除去作業が実施されていないとのご意見もあるとお聞きいたしましたが、市では土砂の堆積があると判断いたしました23町内を36ブロックに区分し、栃木市建設業協同組合の協力のもと、約3億円の事業費を投入し、堆積物などの除去作業を実施いたしまして、現在は暗渠部分などを除き、おおむね完了したところでございます。今後は、水路などの巡回パトロールの強化などを図り、適正な維持管理に努めてまいります。また、側溝などの清掃につきましては、引き続き市民の皆様のご協力をお願いさせていただくとともに、側溝の状況などに応じましては、適宜市のほうで対応を図りたいと考えております。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) よろしくお願いしたいと思います。  それでは、発言要旨の2、今後の防災についてに移りたいと思います。ここでは、自助と共助というのを強調して発言をしたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  発言明細1、避難所、避難場所の周知の徹底についてであります。災害の後、都賀中のすぐ近くの人から、なぜ都賀中体育館が避難所でないのだという疑問の声が寄せられました。役所に確認したところ、大雨のとき、この体育館は低いところに建っているので、1階部分に水が入ってしまうので、水害のときは使用できないとの答えが返ってまいりました。避難所の中には浸水区域にあるので、水害時の避難場所として使用できない施設もあります。また、地震災害のときは、耐震に不備があるので、使用できない施設もあるわけです。ハザードマップには載っておりますが、災害時どこへ避難するのか。このことは自治会、住民にもう一度周知徹底すべきと思います。また、災害時の避難場所等を表示する誘導看板が見受けられません。日頃から目につくところに避難場所を表示する誘導看板を立てて、地域住民に避難場所を表示すべきと思います。  今後、避難場所の周知をどのように進めていくのかをお聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 台風第19号災害では、市内に開設した緊急指定避難場所のうち、3か所において浸水被害を受け、避難された皆様には施設の2階や他の避難場所に移っていただくことを余儀なくされました。このことから、内閣府の作成しました指定緊急避難場所の指定に関する手引、これに基づきまして、水害の際の避難場所のうち浸水想定区域内、特に浸水実績のある指定避難場所、また河川に隣接した避難場所につきましては見直しを図り、市民が安全に避難でき、安心して過ごすことができる施設を指定してまいります。  避難所、避難場所の市民への周知につきましては、広報とちぎや市ホームページ、出前講座のほかにもスマートフォンやタブレットで利用できる防災アプリ、また地域に密着した情報を提供していただいているケーブルテレビやFMくららなど、様々な媒体を通して広く周知してまいります。  また、避難場所等への誘導看板設置につきましては、協定に基づき広報つき避難場所等電柱看板の設置を実施しておりますので、継続して設置すると同時に、夜間などでも見やすく分かりやすい誘導方法の導入についても検討いたします。  以上であります。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 分かりました。実は私、この間ちょっと東京のほうに行ってまいりまして、港区だったのですけれども、そこに行きましたらば、道路に高さ1メートル50ぐらいの、幅がやっぱり1メートル50ぐらいですか、そのような看板が道路に並行して立っていまして、港区の緊急避難所というふうなことで、どこどこ公園とか、そういうふうなのが書いてありました。ですから、ここに行くのだなというふうなことで、初めてだったのですけれども、すぐ分かるような状態になっておりました。今の地元ですと、暗黙の了解で近くの小学校に避難すればいいのだなということが分かりますけれども、やはりそういうふうなのを掲示するというのも、地域住民にとりまして、ここが避難所だと。そういうふうなことで啓蒙にも、やはり防災にもいいと思いますので、それはぜひともやっていただければよろしいかなと思います。これは要望で、よろしくお願いしたいと思います。  次に、発言明細2に移りたいと思います。備蓄品の保管、内容についてであります。緊急時に使用する毛布や飲料水などの備蓄品の保管は、本市ではどのように行われているのか、また備蓄量はどのくらいなのか、そしてこの間議員研究会で勉強したのですけれども、備蓄品の中に食物アレルギー対応も考慮された食品等があるのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 備蓄品につきましては、被災前の9月末現在の数値になりますけれども、6地域、25か所の避難所と10の備蓄倉庫に500ミリリットルの飲料水約4万本、クラッカー約4万5,000食、アルファー米約1万5,000食、このほかに乳児のための液体缶ミルクなどを備蓄し、毛布につきましては約4,500枚の備蓄をしていたところでございます。議員ご指摘の食物アレルギーの対応としましては、アルファー米1万5,000食のうち、アレルギー物質特定原材料等27品目不使用の梅がゆ、ワカメ御飯約4,000食やライスクッキーなども備蓄していたところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) アレルギー対応にも対応しているということで、非常によろしいかなと思いました。  それと、今備蓄をしている場所ですが、25か所というふうなことですが、25か所というのはこれはどういうふうなところなのか、ちょっと私聞き取れなかったのですが、もう一度お願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) これは、25の避難所でございまして、各6地域の25の避難所でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 避難所というのは学校関係でしょうか。もう一度すみませんが、お願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) この25か所の場所については、ちょっと今手元にございませんので、後ほどお答えしたいというふうに思います。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) それでは、発言明細3に移らさせてもらいます。これは、今の再質問にも絡んでくるのですけれども、大規模な地震災害では道路が寸断され、建物の崩壊により、備蓄品の輸送が困難になることが予想されます。また、今回のような水害では、全く身動きが取れないのではないかと思います。そんな中無理して運ぼうとすると、命の危険も生じてまいります。このリスクを軽減するため、備蓄品を分散して保管している自治体もあると聞いております。小学校区単位で保管するとか、本市の備蓄品保管体制を伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 中島議員のご提案のとおり、備蓄品の分散保管につきましては、災害時、輸送困難な場所でも近距離に備蓄してあれば対応しやすいこと、また備蓄場所の被災によるリスクも分散できることなどのメリットがあります。しかしながら、全ての避難所に備蓄倉庫を設け、十分な量の備蓄をすることは、スペース的に管理することが難しいことから、各地域に拠点となる備蓄倉庫を14か所設置しているところでございます。各地域の避難所で不足した分は、地域拠点の備蓄倉庫から搬送することができる地域分散型の補完体制を取っているところでございます。  なお、平成27年12月当時、大阿久議員からご質問に、市が指定している指定避難場所は123か所あり、そのうち6地域、18の指定避難場所に備蓄品を常備しているとお答えしましたが、現在は市が指定している指定避難場所は117か所でありまして、そのうちの6地域、25の指定避難場所に備蓄品を常備しているところでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕
    ◆29番(中島克訓君) 分かりました。この分散配備状況ですけれども、今回の水害の避難に当たって、これはどのような効果を出したか、何かそのようなことがありましたらば教えていただきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 分散しておくことによって、そこになくても対応できたといったメリットがあったと思います。というのは、やはり結構場所を取る備蓄品もございますので、そういった意味では量を確保する上では、分散しているというのも一つのメリットかというふうに思います。  また、先ほどの25の施設のお話でございますが、よろしいですか。学校が5校、各地区公民館が10か所、そのほか市有施設が10か所の25か所で保管をしていることでございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 分かりました。今部長が言われました5校というのは、どこの学校かお願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) お答え申し上げます。  皆川中学校体育館、それと栃木中央小、それと大平中学校、藤岡一中の体育館、それに藤岡二中の武道館でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 今の5校といいますと、皆川中学校、それと栃木中央小、大平中、藤岡一中、藤岡二中ですね。そうしますと、その中には西方、都賀、岩舟ですか、それが入っていないですけれども、それは学校ではなくて、ほかの10の公民館というふうなところが言われましたが、そういったところに分散配備されているということでよろしいでしょうか、お願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) ほかの公民館とかコミュニティセンターで備蓄をしております。例えば木コミュニティセンター、それと、すみません、西方は総合体育館でございます。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) それと、岩舟がどちらでしたか。すみません。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 今ちょっと一覧表を見ているので、お時間下さい。すみません。岩舟地域は、小野寺地区の公民館、遊楽々館、岩舟公民館、あと西方は西方保健センター、それと真名子夢ホールでございました。すみません、失礼しました。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 分かりました。これで全地区くまなく備蓄品がそろっているということで、私も安心いたしました。今後とも、これは使わないのが一番ですけれども、万が一のときはよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、発言明細の3です。今2が終わりました。4です、発言明細の4に移りたいと思います。緊急時の対応などを各自治会と話合い、共通理解を深めるべきではないかというふうなことですが、行政の最大の使命は、住民の命を守ることであります。気象災害は、夜間や状況が悪化してからの避難行動は非常に危険が伴います。ですから、何も起きていないうちの避難が必要であります。そのためには、早めの避難情報発令が必要となります。平成26年に公表されました国の避難勧告等の判断、伝達マニュアル作成ガイドライン案では、空振り、要するに避難勧告等を出しても結局災害が起こらないケースです。この空振りを恐れず、早めに出すことを基本とすることが示されております。勧告に従い避難はしたけれども、何の被害も発生しなかった場合に、避難をしたことを無駄であったと思わず、被害がなくてよかったと思えるような意識の醸成を図り、思い切った早めの避難情報が出せる土壌をつくっていくべきだと思いますが、いかがお考えかお聞きいたします。  また、広域避難所になっている建物の開錠、鍵を開ける開錠及び避難所の運営等に関しても、職員だけに任せるのではなく、自治会や住民の協力体制を構築すべきと考えます。このような観点から、自治会行政との共通理解を深めるべきと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 災害には、台風のみならず地震、突風、大雪など、いつ発生するか予測できないものがほとんどであります。また、災害の規模によっては、道路の寸断や救助、救援要請の集中により、公共防災機関による支援、救出、救護が期待できないことがあります。このような事態が発生したときには、それぞれの地域で共助による防災活動を展開し、お互いの命や財産を守り、また高齢者、身体等に障がいのある方や介護の必要な方に救助の手を差し伸べるためには、身近にいる地域の皆様の協力が重要であると考えております。  今後は、自主防災組織の設立を検討している自治会も含め、具体的な活動内容や人材育成のための研修会等の開催に努め、地域の防災力向上につながる対策を実施し、地域の課題と対策についての共通理解を深めてまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 今回の台風災害で初めて対応を出しました、発令しましたね、避難情報とか。発令するこのデータというのは、どういうふうなデータを基に発令したのか、お願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 避難情報の発令のことにつきましては、一番はやはり水位、それと気象の状況、それと気象の状況がこれからどうなっていくかというデータ、もちろん県や国からの情報もあります。気象台との連絡もあります。そういった中から、どちらかというと県からの河川の情報よりも早めに、今回は出したことになります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 分かりました。早めに出したということで安堵しました。住民のほとんどは、行政からの避難情報発令によって初めて避難行動や情報収集行動などにスイッチが入ると思うのです。やはりそれを出さないとなかなか住民は行動を起こさないと思います。そういうふうな早め早めの情報というのを出していただき、これからも市民の生命、財産を守るように努力していただきたいと思います。ありがとうございます。  次に移ります。発言明細5、災害に対する自治会公民館の強化についてであります。災害時の一番身近にある避難場所は、各自治会の公民館であります。災害発生後、自治会による救助活動の本部になるのも公民館であります。25年前に起きた阪神淡路大震災では、約3万5,000人が倒壊した建物の下敷きになりました。そのうち約8割に当たる2万7,000人の方が自力または地域の人たちの手で救い出されております。救助に使った道具は、パンク修理に使うジャッキやバールといった、どこの家にもある道具を使用したとのことであります。  大災害の場合、公的救助はすぐには来てくれません。私の住む自治会では、6年前に突風被害を経験いたしました。屋根を吹き飛ばされた家や窓ガラスを吹き飛ばされた家など、被害を受けた家が発生しました。雨が降っていましたので、屋根にブルーシートをかけなくてはならないのですが、総合支所にも自治会にも備蓄はなく、ホームセンターで用立てていただきました。ブルーシートが風で飛ばされないように土のうをおもり代わりにしようとしましたが、土のう袋がないので、消防団員にお願いして、離れたところから運んでいただきました。最低限の防災資機材は、自治会でも整備しておかなければならないと強く感じました。このようなことから、今後の防災を考えたときに、共助の力を醸成し、いざというときの力を発揮していただくためにも、各自治会への防災資機材の配置は必要だと思います。速やかな防災倉庫の設置を進めるべきと思いますが、いかがお考えかお聞きします。  また、公民館を新築、改修を計画している自治会もあると思います。災害対応を考慮した公民館建設に対しては、現在ある公民館新築補助制度を見直し、今以上に補助制度を充実すべしと考えますが、いかがお考えか、併せてお伺いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 現在、自治会公民館を災害時におけるいっとき避難場所として、地域防災計画に登録している自治会は43ございます。市といたしましては、今後より一層この登録を推進するために自治会の皆様と話合いを持ちながら、災害時の一番身近な場所である自治会公民館を避難場所として使用できるよう各自治会と調整をしてまいります。  また、防災倉庫や防災資機材の配備につきましては、地域や自治会内に自主防災組織を設立するときの設立補助金、これは20万円でございますが、これをご活用いただきたいと考えております。公民館新築への補助制度の見直しにつきましては、災害対応に考慮した補助制度の拡充等に向けて、先進自治体等の情報収集しながら調査研究を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) 再質問というか、要望にこれはなるのかなと思うのですけれども、今危機管理監が言われましたが、自主防災組織を組織するに当たっては、20万円の最初補助金ですか、それが出ると、そのお金で防災資機材等を用意してくれというふうな答弁だったですけれども、いざ災害となりますと、自主防災組織がある、ないにかかわらずやっぱり日本人の気持ちというのは、倒壊した建物の下なんかに人がいるというようなことになりますと、私は率先して救助に向かうと思うのです、それは自主防災組織があるなしにかかわらず。やっぱりいろいろな大正時代にあった関東大震災とか東日本大震災とか、また阪神淡路とか、いろんなのを見てもそのようになっております。ですから、自主防災組織がある、ないにかかわらず、これはそんなに大量ではなくてもいいと思うのです。そういうのはやはり自治会のほうに防災資機材として自主防災組織がある、ないにかかわらず、私はある程度は設置するのも防災力強化というのにはよろしいかなと思います。これは答弁は結構です。要望として、強い要望としておきますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次に移ります。発言明細6、防災訓練についてであります。今までの防災訓練は、どちらかといいますと地震災害を想定しての訓練であったのではないかと思います。水害を想定しての避難経路確認や避難所開設などの訓練も加えた、より実践的な命を守る訓練にすべきだと思います。人は、危機に瀕すると、ふだんやっていることしかできません。ふだんやっていることも満足にできないかもしれない。ふだんやっていないと絶対にできません。ですから、このようなことからも、防災訓練、避難訓練は必要であります。今後の防災訓練をどのように進めるかお伺いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  福田危機管理監。 ◎危機管理監(福田栄治君) 総合防災訓練は、関係機関との連携強化、防災、減災の意識高揚に重要な役割を果たしますことから、定期的に実施しており、ヘリコプターの活用や消火訓練など、実践的な内容のほか、避難誘導や救助活動など、市民の皆様にも参加いただけるような内容となっております。来年度の総合防災訓練については、岩舟地域を予定しております。実施に当たりましては、災害時に的確な初動対応につながるよう実践的な内容のほか、議員ご指摘の今回の水害を踏まえ、発表される様々な情報の中から有効な情報を基に、避難行動に結びつくような訓練や市民参加型の避難所開設訓練など、市民の皆様にとりましてもより実践的な内容を検討してまいります。  また、今回の水害では、市との災害協定に基づき様々な関係機関からの協力を得たところでございます。今後は、より強固な関係が構築できるよう関係機関の参加についても積極的に働きかけてまいります。  さらに、令和4年度には栃木県と合同で行う総合防災訓練を予定しております。今後、県との連携を密にし、入念な準備をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 中島議員。               〔29番 中島克訓君登壇〕 ◆29番(中島克訓君) ありがとうございました。やはり訓練が一番だと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  旧栃木市の第4代目の市長であった小根沢市長が赤津川の分水路を築きまして、昔から毎年毎年あったような栃木中心部の水害を守ったわけでございます。その分水路によりまして、60年間この中心部は水害から免れたわけでありますけれども、4年前の水害から、この小根沢さんがつくられました分水路では賄い切れなくなった水が、栃木のまちの中に押し寄せるというふうなことであります。新たな水との戦いが始まったわけであります。このようなことから、栃木の総力を挙げて治水をやっていかなくてはならないと思います。大川市長を中心に執行部のほうも努力して、我々議会も努力して、この栃木市をまた住みやすいまちにするよう努力をしていきたいと思います。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大阿久岩人君) ここで暫時休憩いたします。                                           (午後 4時09分) ○議長(大阿久岩人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                           (午後 4時25分)                                                               ◇ 白 石 幹 男 君 ○議長(大阿久岩人君) 一般質問を続けます。  17番、白石幹男議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 17番議員、日本共産党栃木市議団の白石幹男でございます。発言通告に従いまして、質問を行います。今日、最後の質問でありますけれども、よろしくお願いいたします。まず、1問目は、河川の復旧・改修について、2問目が民間によるサッカー専用スタジアムの整備について、3問目が国保税の子供の均等割の減免について、4番目が多胎児育児の支援についてであります。  まず1問目、河川の復旧・改修についてでありますけれども、第1点目は、堤防決壊の原因について伺います。昨年10月の台風19号は、大きな水害をもたらしました。その大きな原因として、河川の堤防の決壊が挙げられると思います。特に永野川では6か所の堤防決壊があり、そのことによって市内中心部と大平地域に大きな水害をもたらしました。二度とこのような災害を起こさないようにするためには、根本的な河川復旧を行わなければなりません。そのためには個々の決壊箇所の決壊原因の究明が重要ではないでしょうか。基本的には河川管理者である県が行うべきものと思いますが、市としても県と連携して、その原因究明を行うべきであります。今回、永野川で6か所、三杉川で1か所の堤防決壊があったわけでありますが、個別の決壊原因について伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員の質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。               〔建設部長 國保能克君登壇〕 ◎建設部長(國保能克君) 白石議員のご質問にお答えを申し上げます。  堤防の決壊原因につきましては、河川の増水、洗掘、侵食、漏水並びに越水など、様々な原因が考えられますが、昨年10月の災害につきましては、河川上流の山間地域に非常に多くの降水量がありましたことから、現在の河川計画の規模を上回ったことによる超過洪水が発生し、堤防が浸食される状況が生じたことによるものと考えております。今後の復旧につきましては、県では決壊いたしました堤防の状態や河川の河道状況などを確認いたしまして、決壊箇所に適用いたしました復旧方法などにより、整備を進める方向で考えられております。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 私、個別の6か所の決壊の、超過洪水、超過によってあふれて決壊したというのは、総体的にはそういうことでありますけれども、6か所、特に上人橋のさくら保育園のところと両毛線の鉄橋のところ、あそこの堤防の決壊が今回の大きな水害の要因になったと思うのですけれども、そこら辺の河川の状況というのですか、そこら辺はどう分析しているのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 先ほどご答弁で超過洪水とお話しさせていただきましたが、要するに堤防の高さを越えて水が来ているということでございます。結果的にその後の状況を確認いたしますと、橋に例えば流木とか雑草、わら等が絡んでいたということでございますので、その橋に絡んだ流木等によって多少水が流れなくなったという状況はあると思いますけれども、要するに大元の根本原因は、やはり堤防を乗り越えるような水が上流から大量に押し寄せてきて、それと併せて流木等を運んできたということが原因だと思っておりますので、先ほどお答えしました超過洪水が大元の原因ではないかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 私もその2か所については、かなり詳細でもないですが、素人目でありますけれども、二、三回足を運びまして、その決壊の原因を想像してみたのですけれども、やはり先ほど言いましたように橋桁にそういったごみ、水ももう橋桁に届いている、跡を見ますと届いていると思います。それによってあふれて、堤防が掘られて決壊したと、さくら保育園のところは。やはり上流部がかなり川幅が広いような気がするのです。橋よりも上のほうは、下よりも川幅がかなり広くて、そこで橋のところで急に狭くなって、そういうふうにあふれる状況になっているのではないかなと思うのです。それと、あと橋が低いというか、もうちょっと高ければ、そういった水圧というのですか、かからなかったのかなというふうに思っているのですけれども、特に上人橋については、そういった原因ではないかなと思っているのですが、どうでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 橋の建造につきましては、河川管理者である県とその高さ等を確認させていただいて、橋を築造しているわけでございます。今回、どの橋を見ましても、そこに草とか、そういう雑草類が絡んでいた跡が見えますので、計画上はきちんと堤防の高さを超えて橋の設計をしておりますけれども、先ほどから申しております水が堤防の高さを越えるような勢いで、やはり流れてきてしまったというのが大きな原因かなというふうに判断しているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 県のほうも改良復旧だというふうなことを言っておりますので、やっぱりそこら辺も含めての工事を考えているのでしょうか。橋のかさ上げとか堤防のかさ上げとか、そこら辺はどうなのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) まず、さきの議員の皆様にも幾らかお答えを申し上げましたが、改良復旧を入れるエリアについては、ご答弁したとおりの中で考えていただいていると思いますけれども、要はまずどれぐらいの現地の状況かというもので、今後測量等に入る予定でございます。それを踏まえて、県のほうで新たに設計等を組み立てることになると思います。その中でもし橋等がその改良復旧に合わせてやはり付け替えなくてはならないとなったような橋があった場合には、それはその付け替えも生じることがあるかなとは思います。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 両毛線のところも同じような傾向があって、上流部がかなり川幅があって、鉄橋を越えてちょっと狭くなって急にカーブするというような状況があって、やっぱり決壊しそうな構造になっているということで、そこら辺も厳密に調査すべきだと思うのですけれども、この柳橋や第7地区連合会から、自治会連合会からの陳情が出ておりますけれども、そこにもやっぱり専門家を入れてきちっとした検討組織をつくって原因を究明して、それによって総合的な、根本的な対策を取ってほしいという要望が出ていますけれども、このとおりだと思うのです。これの声をどう、これは市長に聞いたほうがいいかな、この陳情の内容をどう受け止めて実現させようとしているのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  大川市長。 ◎市長(大川秀子君) 今、白石議員からのお話を頂きましたけれども、過日第7地区の自治会の連合会の皆様から陳情が出されまして、その中には専門家を入れて検討すべきだという陳情も出されております。それは、もちろん河川整備を県のほうで事業計画をしっかりするわけでありますけれども、そこには当然専門的な知識というのが、雨量計線でありますとか、専門的な知識というのは入ってくるというふうに思っておりますし、そのことに関しましても栃木市のほうから県のほうに要望をしてまいります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) ぜひそういったことで、二度とこういった災害を起こさない、そういった河川の復旧にしていただきたいと思います。  第2点目に移ります。堤防の強化についてであります。堤防の決壊のメカニズムとして、川の水が増水し、越水による水流によって堤防の裏の法面、外側です、そこが侵食されて、堤防が水圧に耐え切れなくなって堤防の決壊に至るということが専門家からも指摘されております。水害を防ぐためには越水をさせないということが最重要課題でありますけれども、しかし、越水をしてしまった場合でも壊れない堤防にしておけば、今回のような大きな大災害というか、大災害にはならなかったと思います。  防災対策に加えて減災対策が重要だと考えます。堤防の強化策として、専門家の間でアーマー・レビー工法が有効であるとの声、意見があります。アーマー・レビー工法とは、簡単に言えば堤防を防水シートで覆い、越水に耐えられる堤防にするということであります。費用もそんなにかからないということです。今回の河川堤防の復旧に当たって、県に対しこの工法を導入することを求めるべきと考えますけれども、見解を伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 私も超越水堤防としてのアーマー・レビー工法を確認させていただき、この工法は堤防の越水による決壊防止に有効な方法の一つと考えられます。河川における堤防整備の工法や形状の設計につきましては、河川の地形や河道の状況などの条件を踏まえまして、選定されることになります。県に対しましては、今回の議員からのご提案を受け、堤防強化の方法の一つとしてお伝えしていくとともに、今後の復旧に当たりましては、専門的な知見から安全性の高い堤防の構築をお願いしてまいります。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) アーマー・レビーというアーマーというのはかぶとです、を堤防にかけるということで、ゴムシートというのですか、そこをやってその裏側が掘られないようにするということだそうです。それで、この工法については、30年前ほどにこの工法ができたのですけれども、一時全国で10か所ほどこの実施例があるそうなのですけれども、なぜかこの工法がやられなくなってしまったと。2000年にやって、始まって、その2年後には中止されてしまったと。その裏には何かダム建設のそういったところで、この工法をやられると堤防が決壊しないと。ダムの治水政策というのですか、そこが必要になくなってしまうのではないかというようなことで、何か排除されたような歴史があるみたいです。ですけれども、この工法は本当に安く済みそうなので、ぜひ今回の改良復旧にはこういった工法を取り入れていただきたい、ぜひ強く要望してもらいたいのと、もっと鉄板というのですか、それを打ち込むという方法もあるかと思いますけれども、二度と起こさない。特にさくら保育園、鉄橋の周りについては、そういった工法を取り入れて、取り入れることを県のほうには強く、要望すると言っていましたけれども、お願いしたいと思います。  続いて、今後の河川復旧のスケジュールについてであります。河川改修のスケジュールについてであります。市民の間からは、今年も豪雨災害があるのではないか、早く河川復旧、改良、改修をやってほしいとの声が上がっております。最近の異常気象からすれば当然の思いです。いつ本格的な改修をしてもらえるのかということが市民が知りたがっていることであります。決壊した堤防の復旧だけでなく、河床の浚渫なども含めて、今後どのようなスケジュールで進めていくのか伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 河川の復旧につきましては、さきの議員の皆様のご質問にお答えさせていただきましたが、永野川につきましては改良復旧の導入に向け、県のほうで鋭意国と調整をさせていただいているところでございます。また、巴波川につきましても、先ほどご質問でお答えいたしましたけれども、国、県、市で連携を取りまして、抜本的な治水対策の検討が開始されたものですから、早期に対策手法及び事業化への見通しを立てたいと考えております。さらに、そのほかの河川関係につきましては、1月末で国の災害査定作業が終了しております。それを受けまして、今後随時設計が完了した河川から発注をしていきたいと思っております。  今後、それに伴いまして、河川の堤防建設または川底の浚渫等を実施してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 再質問をしたいと思いますけれども、住民の皆さんはどんな小さなそういう決壊箇所というか、災害箇所でも、いつやってくれるのかなというのが一番知りたいところなのです。大きな永野川の堤防の改修とか、そういうのはいつやる、やってもらえるのかというのも重要ですけれども、身近なところの決壊箇所、決壊というか、災害でだめになったところをいつやってもらえるのかというのが住民の知りたいところなので、そこら辺の周知というのは、この箇所はいつやりますよとか、そういうのをきめ細やかに自治会に知らせるとか、そういったことをやっていただきたいのですけれども、そういうことはできないのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) ご質問の内容は十分ご理解いたします。県の場合、ご存じのとおりかなりの河川で災害を受けております。県としましては、永野川、巴波川については、正直すぐに手が出せるような状況ではございませんので、そこはちょっと時間を頂くようになると思いますが、そのほかの河川につきましては、随時発注及び工事を進めたいというふうに考えております。ご希望の各河川についての市民への周知等でございますけれども、それについてはちょっと県のほうにご要望等を投げかけまして、市民への手厚いご説明ができるかどうかはちょっと確認させていただきたいと思います。今この場で、それがすぐできるというお答えはちょっと厳しいものですから、県のほうに相談させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 私のところの出流川ってすぐそばにあるのですけれども、そこもかなり砂利がたまっていまして、1メートルぐらいしかなくて、もう石垣の上から飛びおりられるような状況になっておりまして、やっぱり周辺住民の方は、ここを何とかしてもらわないと、今度台風が来たらまた同じことがあるよというような、いつやってもらえるのかなというのが正直な市民の声なので、だからそういったところで、そういう日程が決まれば、即その周辺の自治会なり住民には知らせるという方法を取っていただきたいのですけれども、そこら辺は県のほうでやってもらえるのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 細かい場所までの市民の皆様にお知らせというところまで、手が届くかどうかということになると思うのですけれども、県のほうでは、これはパソコンを見なくてはいけないのですが、県のホームページの中で、いつ頃発注をしていくかというのは掲載されている形になってございます。例で申しますと、ちょっと細かいのですけれども、今後発注される予定といたしますと、思川で1か所、永野川で5か所、藤川で2か所、柏倉川で1か所、三杉川で4か所、赤津川で5か所、逆川で5か所、巴波川で1か所で、今のところ合計24か所で、議員のご質問の出流川はちょっと載ってないのですが、また随時設計ができ次第、発注されると思いますので、甚だちょっと勝手ではございますが、ホームページ等にも掲載される形になっておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 今回の洪水の原因としては、やっぱり河床が上がっているということが大きな原因にもなっております。国のほうでも緊急浚渫推進事業というのを来年度からやるみたいで、その予算が取れているわけです。令和2年度は900億円、5年間で4,900億円、充当率が100%で、交付税措置が7割、70%。有利なものなので、そこら辺をやっぱり利用していただいて、市のほうも、市のほうの担当の河川もあると思いますけれども、そこら辺も急いで浚渫はやっていただきたいと思うのですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  國保建設部長。 ◎建設部長(國保能克君) 今議員のほうからご指摘のございましたその補助金等を活用いたしまして、市のほうでも小河川のほうの整備等なんかに充当していきたいというふうには考えております。現在、小河川の浚渫等でございますけれども、全体では栃木地区なんかでは22か所、あと各地区において数か所ずつやっておりまして、今現在、33か所ほどの小河川のほうの浚渫を実施しているような形でございます。今後も河川の状況等をパトロール等で巡回しながら、そういう危険箇所等について把握しつつ、浚渫については手を入れていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) よろしくお願いいたします。國保建設部長も、この答弁で最後かなと思いますので、長い間ご苦労さまでした。引き続き水害復興のために、國保部長の今までの経験を生かしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。  続きまして…… ○議長(大阿久岩人君) 白石議員、ここで少しこちらで発表がありますので、すみません。 △会議時間の延長 ○議長(大阿久岩人君) 本日の会議時間は、一般質問が長引いておりますので、あらかじめこれを延長いたします。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。 ◆17番(白石幹男君) では、第2問目ですけれども、民間によるサッカー専用スタジアム整備について伺います。  まず、第1点目は、サッカー専用スタジアムの整備による効果、影響について伺います。栃木シティフットボールクラブの管理運営を行っている株式会社THE TOCHIGI CITY UNITEDからの要望を受け、岩舟運動公園多目的グラウンドをサッカー専用グラウンドとして整備する計画が進められております。議員研究会において説明がありましたが、民間主導で進められている感が否めません。そこで、この整備計画が市にとって、また市民にとってどのような効果、影響があるのかという検討を行ってきたのか。行ったのであれば、その検討の結果について伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) サッカー専用スタジアムの整備につきましては、平成30年頃から株式会社日本理化工業所での構想が動き始めましたが、当初から本市での整備を前提として進められたものではございませんでした。サッカークラブ側としては、地域からの支援や応援、候補地の環境などを考慮し、クラブとしての将来を考えて整備地を選定しておりました。本市といたしましては、日立栃木サッカー部から活動が始まった地元サッカークラブでありますので、他市でJリーグを目指すことにはならないようにという思いがあったことから、スタジアム建設が本市にとってどのような効果があり、影響があるのか、プロジェクトを立ち上げ検討しました。クラブの存続している経緯も含め、設置可能性、効果、影響を検討しましたところ、J3昇格時のホームゲーム開催の際には、年間18試合、平均観客数3,000人と仮定して、年間約5万4,000人の人口移動が見込めることから、栃木市の全国に向けたPR周知、市への経済貢献、岩舟地域への活性化に向けて大きな効果が期待されるとともに、市民の一体感の醸成にもつながることから、設置に向け手続を進めております。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) これまでのその経緯を見ていますと、親会社というのですか、日本理化工業所が以前の名前ですと栃木ウーヴァというのですか、そこのスポンサーというのかな、どういう形で入ってきたか分かりませんけれども、2014年の2月頃、THE TOCHIGI CITY UNITEDという形で関連会社がスポンサーみたくなって、2018年の6月に岩舟の運動公園の反対側の土地を取得して練習場にしたと。19年の2月に要望書が出て、スタジアム整備の要望書が出てきました。その5月に、19年、去年の5月にはそういった進捗状況で、6月に整備場所の決定をするような状況になって、その間に今度はいわふね観光農園、その関連会社栃木シティマネジメントがいわふね観光農園を今度は株式を取得するというような状況になって、今年になってサッカー専用スタジアムを岩舟運動公園の多分的広場というのですか、そこにつくりたいというような、研究会のこの流れを見ますと、そういったことで、常に要望書も出てくるのが、要望書というか、要望書を受けて市がその要望書に従って検討をしているというようなことに見えてくるのです。ですから、プロジェクトチームをつくったということですけれども、本当に何か向こうの言いなりというのですか、になっているような気がするのですけれども、そこら辺そのプロジェクトをいつ立ち上げて、本当にその効果を確かめたのかというのはいつやったのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 平成30年の2月頃でございますが、当時はシティプロモーション課を窓口として関係課による協議を始めたという状況でございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) もう一つ、住民説明、これは研究会にも我々の資料として出されましたけれども、今後の予定というのですか、そこら辺がTHE TOCHIGI CITY UNITEDのほうから資料として出てきたわけですけれども、整備の内容とか、本当にこの予定でいくと、2020年には関東サッカーリーグ、21年には日本フットボールリーグ、その次2022年にはJ3に昇格するというようなことが書かれているわけですけれども、そんなことがあり得るのかなと。1年で昇格、昇格と行くのかなという疑問があるわけですけれども、そこら辺をどう市のほうとしては見ているわけでしょう。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 現在、関東サッカーリーグというところに所属をしているわけでございますが、関東サッカーリーグのチームの中では、プロ化をしているチームというのは非常に少ないと聞いております。それだけこの栃木シティフットボールクラブを強くしたい、上に上げていきたいという思い、経営陣の判断で、思い切ったプロ化ということにかじを切っているものと思います。そうしたことからいけば、非常に最善の成果を残せればというふうな条件でございますけれども、1年ごとに上位のリーグに上がっていくということも不可能ではないのかなと思っております。また、現在、関東サッカーリーグというところで苦労しておりますが、上を目指して上がっていくという、その苦労といいますか、そういった困難を克服しながら上へ上がっていくというところを市民の皆さんと一緒に応援していくということで、やはりともにチームに対する愛着といいますか、一体感の醸成にもつながってまいりたい、まいると思っておりますので、そういった部分も含めて期待をしているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 常に要望書が出て、岩舟運動公園の反対側を練習場として整備してから、そこの近くにスタジアムをつくりたいと、そうするともう岩舟運動公園しかないでしょう、選択肢がなくなると。そこについて今度は、そこにつくるので、いろいろな固定資産税の補助をしてくださいよ、無償で貸与してくださいよというような今度要望が出てきて、それを丸のみというのですか、しているような、私は感じます。それでいいのかなと思っております。  そこで、第2点目、ちょっと移りたいと思いますけれども、運動公園の多目的グラウンドの利用状況と整備後の対応について伺いたいと思います。まず、運動公園多目的グラウンドの年間の利用状況について伺います。また、スタジアムの建設が始まれば、これまで利用してきた団体、人が利用できなくなるということが出てきますけれども、その対応について伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 岩舟総合運動公園多目的グラウンドの利用状況について、平成30年度のデータで説明をさせていただきます。なお、1日に複数件の使用がございますので、日数ではないことをご承知おきいただければと思います。  まず、利用内容別でございますが、サッカーによる利用が46件、野球による利用が123件、陸上による利用が1件、合計が170件となっております。  次に、利用地域別では、岩舟地域での利用が34件、岩舟地域以外の市内利用が110件、市外が26件となっております。これまで多目的グラウンドを利用されてきた方々には、岩舟運動場、岩舟地域内の小中学校のグラウンドや近隣の大平運動公園、藤岡運動公園などの利用をお願いしてまいります。また、設置されるサッカー専用スタジアム天然芝の練習場の市民利用の枠を可能な限り確保するとともに、株式会社日本理化工業所が所有する人工芝の練習場の利用を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 再質問で何件か、何件かというか、利用しているわけですけれども、これによる使用料収入というのは幾らぐらいになっているのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) グラウンドの使用料等の収入でございますが、平成30年度決算で約28万円となっております。
    ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 第3問目に移りたいと思います。第3点目は、THE TOCHIGI CITY UNITEDからの要望への対応についてであります。  (株)THE TOCHIGI CITY UNITEDから4点の要望が出されております。債務保証については行わないということでありますけれども、整備地の無償貸与、固定資産税の減免、手続等の迅速な対応と支援という要望に対しては、受け入れるとのことであります。この整備計画は、市が誘致したわけではなく、そこまで優遇する必要はないと考えますけれども、見解を伺いたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 株式会社THE TOCHIGI CITY UNITEDのスタジアム整備は、本市での整備を前提として進められたものではなく、候補地の状況、実施自治体の受入れ体制などを他市と比較されながら検討が進められ、最終的に本市内において整備を行うこととなったものであります。ご存じのとおり栃木シティフットボールクラブは、日立栃木サッカー部から活動が始まった地元のサッカークラブで、栃木ウーヴァフットボールクラブから名称が変更となり、現在に至っております。この地元クラブがJリーグを目指して活動するに当たって、今までも市民団体から、栃木市内にフットボール専用競技場、練習場の整備を求められておりました。市としましては、このような経緯も考慮いたしますと、過度な支援は行えませんが、可能な範囲での支援は当然行うべきものと考えております。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 針谷議員もこういったことで、入野議員も質問しておりますけれども、土地の無償貸与の金額に直しますと年間1,300万円、固定資産税についてはまだ分からないというようなことでしたけれども、200万円から400万円という、研究会ではそういった答弁がありました。もし固定資産税について全額免除ということになりますと、その交付税の絡みで、いつも私言っているのですけれども、企業立地奨励金と同じように200万円の固定資産税が入れば、150万円の固定資産税が、交付税が、入らなくなるということですよね。そうすると、それだけ減収になると、市の収入は。ということになると思いますけれども、いかがなのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 確かに使用料と固定資産税の減免、あるいはその交付税というところでの影響はございますが、他の事例などを見ますと、中には地元の自治体がサッカー専用競技場等を整備をして、そこにサッカークラブが試合を行っているというような事例もございまして、そういう意味では、今回は民間主導ということで、その整備費については栃木市としては一切負担をしないという状況でもございますので、ある程度のそういった減免措置あるいは交付税のほうの減額というのは、仕方のないことかなというふうには思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 土地は無償貸与ということで貸し出すわけですよね。その貸与された土地にスタジアムをつくって、計画を見ますと、入場料も取ってやるようなということですよね。その土地を無償で借りておいて、そこで入場料を取ってもうけると、それは民間ですから、それはそういったことだと思いますけれども、やっぱり市民の財産をそういったことで提供して、固定資産税を減免することによって交付税も減ると、先ほど使用料28万円年間、大した額ではないのですけれども、今度はそれも取れなくなるということでしょう。そうすると、やっぱり費用、栃木市としての減収にもなるし、費用が、収入が入ってこないということであれば、そこまでの何か無償貸与、かなり期間的には無期限に減免してくれとかという要求ですけれども、そこまでやる必要ないかと私は思うのですけれども、どうでしょうか。無期限にやるとか、そういうことはやめるべきだと思いますけれども。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 今回の減免等につきましては、10年ということでまず方針を出しているところでございます。確かに収益を上げる施設ということではございますが、特に関東リーグとか日本リーグ、J3のチームが収益を上げて黒字化するというのは非常に困難なものだと思っております。むしろそういった苦労をしながらも、サッカークラブを栃木市でプロチームを運営したいというところで、しかもサッカー専用のスタジアム、県内にはございません。サッカー専用スタジアムをつくってまで栃木市でやりたいというところを応援していくというのは、ある程度理解をしていただけるものと考えております。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 応援の在り方というのは、いろいろファンクラブをつくるなり、市民の応援団をつくるなり、そういった金銭的面ではなくて、そういった支援は大いにやっていくべきだと思います。ただ、市の財産、市民の財産を収入を減らしてまで、そこまでやる必要はないのではないかと思います。そういったことを言っておきたいと思います。  4点目ですけれども、整備後のグラウンド、これはグラウンドではないです。スタジアム整備後の課題であります。株式会社THE TOCHIGI CITY UNITEDが作成した説明資料によりますと、建設後に懸念されることとして道路の混雑、騒音などが挙げられております。また、駐車場の確保という点も課題になると思われます。さらに、近隣には住民が利用する岩舟健康福祉センター遊楽々館。また新斎場の建設も予定されております。混雑時には利用できないという事態も起きかねません。このような懸念から、課題に対してどのような対応をしていくのか見解を伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) サッカー専用スタジアム、天然芝練習場の整備後に懸念されることにつきましては、株式会社THE TOCHIGI CITY UNITED作成の資料にもございましたが、岩舟地域への説明の中で懸念事項といたしまして、駐車場のことを含めた近隣道路の混雑、人が集まることによる試合当日の喧騒などが挙げられておりました。まず、近隣道路の混雑でございますが、スタジアム整備地は岩舟総合運動公園内になりますので、運動公園、遊楽々館、さらに今後整備される斎場の各利用者への影響が懸念されることになります。これを避けるため、岩舟運動公園の駐車場を拡張することはせず、周辺の公園や施設の駐車場を活用し、バスなどでの輸送システムを構築し、交通渋滞を起こさない対応を行うと伺っております。  次に、喧騒の問題ですが、スタジアムでの応援による喧騒につきましては、スタジアム整備時に対応することとしております。また、岩舟駅など、にぎわいが出ると想定される場所に関しては、近隣自治会などと対応を検討してまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 1点再質問しますけれども、遊楽々館は担当部としては保健福祉部ですよね。違うかな、そうですよね。斎場については生活環境部が所管ですよね。運動公園自体は都市整備部が、建設部ですか、そういった各部がこの計画には関係してくるわけですけれども、そういった全庁的な検討になるわけですよ、いろいろな課題については。そういったものはやられているのでしょうか。総合政策部だけではなくて、部を横断した検討というのですか、やられているのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 情報提供をさせていただき、意見も頂いております。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 情報提供だけということで、一方的に情報提供をするのではなくて、やっぱり一緒に考えるという、そういった何か一方的に進められているというような感じを私も受けていますし、そこら辺の遊楽々館の利用者をどうするのかとか、混雑時に新斎場が使えなくなったらどうするのか、それは担当部も含めて検討すべきだと思いますけれども、情報提供だけでなくて、そういったことをやるべきではないでしょうか、いかがでしょう。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 一方的な情報提供ではなく意見も伺っておりますが、今後も必要に応じて関係課とは十分協議をしてまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 時間がありますので、第5点目です。  この岩舟運動公園の維持管理、これについては590万円ほど平成30年度決算で出ているのですけれども、このスタジアム建設後はどういった(株)THE TOCHIGI CITY UNITEDとの役割分担、どういうふうにするのか伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  小保方総合政策部長。 ◎総合政策部長(小保方昭洋君) 岩舟総合運動公園は、指定管理者の管理となっており、平成30年度決算では指定管理料の支出が約553万円、グラウンドの使用料等の収入が約28万円となっております。サッカー専用スタジアムと天然芝練習場の設置許可を行いますと、設置者であります株式会社日本理化工業所が多目的グラウンドを管理することとなり、管理地に係る維持管理費用は同社が負担することとなります。  今後、運動公園内のトイレや通路などの管理については、株式会社日本理化工業所と協議を行い、相応の対応と負担をお願いしてまいります。また、岩舟総合運動公園の指定管理料につきましては、多目的グラウンドの管理費用、使用料等の収入、多目的グラウンド以外の管理内容を併せて今後検討させていただきます。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) そういった役割分担が決まっているのであればいいと思いますけれども。  では、3問目ですけれども、国保税の子供の均等割の減免について。国保加入者の子供のいる世帯の状況について伺いますけれども、国保には所得割、均等割、平等割があります。均等割と平等割は、協会けんぽなどの他の医療保険にありません。特に均等割は、家族の人数に賦課されるもので、家族の多い世帯にとっては大きな負担となっております。特に子供の均等割については、子育て支援に逆行しているとの批判が上がっております。  そこで、まず18歳以下の子供の人数、この国保加入者のうちの子供の人数と均等割の保険税収入はどの程度になっているのか伺います。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 国民健康保険、いわゆる国保加入者のうち18歳以下の子供の人数でございますが、令和2年2月12日現在におきまして、2,901人であります。  次に、子供の均等割の保険税でありますが、2,901人中1,570人が低所得者軽減措置の適用となっている状況がありまして、結果的に本年度調定額で総額約9,000万円と見込んでおります。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 1,570人が低所得者の減免、法定減免を受けているということで、総額で9,000万円ということで、第2点目に入りますけれども、子供の均等割の減免については伺いますけれども、おぎゃあと生まれたばかりの赤ちゃんにも年間4万2,500円の均等割がついてくる、生まれたら国保税がついてくるという状況であります。非常に子育てしている世帯にとっては、国保加入者は、加入の世帯は大変な思いをしているということで、全面減免をしても9,000万円ということでありますので、ぜひとも子供の均等割については、全額減免とは言わなくても5割減免、3割減免といったことを考えるべきだと思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  橘生活環境部長。 ◎生活環境部長(橘唯弘君) 子供の均等割額については、被用者保険にはない制度であり、医療保険制度間の公平性を確保し、子育て世帯の負担軽減を図るためにも、国の責任において国民健康保険の制度として軽減措置を導入することが望ましいと考えておりますので、子供の均等割額を軽減する制度の創設について、引き続き国に要望してまいります。  また、ご指摘の本市独自の子供の均等割軽減につきましては、子育て世代の負担軽減につながるものと認識しておりますが、市の財政負担を前提とすることから、慎重に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 私も国保運営協議会の委員ですので、そこら辺はもんでいきたいなと思っています。  第4点目、多胎児の支援について、時間がなくなりましたけれども、ぜひともこの多胎児支援については、その保護者の負担がかなり重いということで、支援制度をつくるべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 多胎児の育児につきましては、授乳や泣いたときの対応等が2倍以上となり、心身の負担が大きく、また周囲の理解不足や外出の困難さなどにより孤立しがちとなるため、多胎児を養育する保護者への支援策を講じていくことが必要であると認識しております。本市の多胎児出産件数は毎年10件前後でありまして、現在の支援としては、妊娠届があった際、妊婦の心身や経済状況、育児支援者を把握し、妊娠時から助産師等が訪問等を行っております。  また、令和2年度においては、新たに多胎児の育児経験者との交流会を開催し、多胎児家庭の孤立予防と仲間づくりの支援を行う予定でございます。議員ご提案の家事や育児、外出等をサポートするホームヘルパー派遣につきましては、養育者の心身の負担軽減が図れるものと考えますので、先進事例を研究するとともに、交流会において支援ニーズを把握し、多胎児家庭が安心して子育てができる支援策を検討してまいります。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) 時間がありませんが1点、来年度から産前産後サポート事業ということで、多胎児に対する多胎児ピアサポート事業と胎児妊産婦サポーター等事業というのが導入されるわけです。そこら辺を利用するという考えはないのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 再質問に対する当局の答弁を求めます。  藤田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(藤田正人君) 議員ご指摘の産前産後サポート事業に関しましては、多胎児、妊婦に対してのピアサポート事業とか、あと家事、育児支援等について、国からの支援があるということで聞いております。そういった国からの補助メニューも有効に活用しながら、本市に合ったそういった多胎児へのサポート事業、多胎児の出産に対する支援に関しましても、併せて検討していきたいと思いますので、そういった補助メニューもあるということは承知しておりますので、今後進めていきたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。               〔17番 白石幹男君登壇〕 ◆17番(白石幹男君) ぜひよろしくお願いを申し上げます。  これで一般質問を終わります。 △報告事項 ○議長(大阿久岩人君) ここで教育委員会より報告事項がございますので、お聞き取りお願いいたします。  初めに、青木教育長からお願いいたします。  青木教育長。               〔教育長 青木千津子君登壇〕 ◎教育長(青木千津子君) まず、議員の皆様大変お疲れのところで恐縮ではございますが、少々お時間を頂戴できればと思いますので、よろしくお願いいたします。  今後の新型コロナウイルス対策といたしまして、国から要請のありました公立小中学校への対応について、今朝ほどご説明いたしましたとおり、本日午前中、臨時校長会を開催いたしました。そして、そこで本市の方針案を示させていただき、協議、検討の結果がまとまりました。その結果をご報告させていただきます。  まず、臨時休業の期間につきましてですが、案のとおり、令和2年3月2日月曜日から3月24日火曜日までとさせていただくことになりました。なお、同3月25日から4月7日までは、通常どおりの春休み期間となりますので、つけ加えさせていただきます。  その他具体的な事項につきましては、この後、川津教育部長より報告をさせていただきたいと思いますので、お聞きいただきますようどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) 次に、本件についてのご説明をお願いいたします。  川津教育部長。               〔教育部長 川津浩章君登壇〕 ◎教育部長(川津浩章君) それでは、お時間を頂きまして、私のほうから臨時休業の期間以外のことにつきまして、報告させていただきます。ペーパーが用意できませんでしたので、ゆっくりと報告させていただきます。  各学校の卒業式につきましては、各小中学校とも予定の期日で実施いたしますが、時間と規模を縮小して行うことになります。具体的には参加者は、児童生徒と卒業生の保護者及び当該学校の教職員のみとしまして、来賓等につきましてはご遠慮していいただき、実施するものとなります。また、通常3学期末に行われる修了式、離任式につきましては、各学校長が判断して行いますが、実施する場合は卒業式に準じて時間や規模を縮小して行うこととします。  次に、部活動や対外活動につきましては、令和2年3月24日までは実施しないこととなります。  次に、中学校関係では、令和2年3月5日木曜日と3月6日金曜日に行われる県立高等学校の入学試験につきましては、感染防止の環境を整えた上で、予定どおり実施されると県教育委員会からの報告を受けております。  次に、臨時休業中の児童生徒の過ごし方につきましては、学校より不要な外出は控えることで感染の防止に努め、それ以外の部分では夏休みや冬休みと同様に過ごすよう指導いただきます。  また、学習につきましては、各学年に応じた内容のテキストやプリントが学校から配布され、家庭でその課題を取り組むことになります。  次に、連絡が必要なことにつきましては、保護者の方にメール配信において連絡することになります。  最後に、学童保育につきましては、臨時休業が始まる3月2日月曜日から実施することになります。なお、この学校へ行くにつきましては、予備費で対応することとなります。  以上、新型コロナウイルス対策における本市の対応を報告させていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(大阿久岩人君) ありがとうございました。本件につきまして、ご意見等がございましたらご発言願います。なお、発言の際はご起立願います。  ありませんか。  内海議員。 ◆11番(内海まさかず君) 非常に困惑をすることなのですけれども、これは私だけではなく議員もそうですし、保護者の方も、また市民の方もそうだと思いますので、この周知というのはどういうふうな形で行っていくのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 既に学校を通じて保護者のほうに通知が出ていることと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 内海議員。 ◆11番(内海まさかず君) 社会的に大きなインパクトを与えることなのですけれども、教育委員会とするならば、児童生徒とその保護者の方がターゲットで案内するという、それだけでいいと、そういうふうに思われているということですね。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 児童と保護者の周知とともに、臨時休業をしますということだけなのですが、今のところ、市のホームページにも載っております。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。  小堀議員。 ◆26番(小堀良江君) 学童保育、通常は開設するということなのですけれども、通常より恐らく預かる人数が増えていくというふうに思いますけれども、支援員の確保におきましては、しっかりと対応できるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員の質問に対する答弁をお願いします。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 支援員の確保についてでございますが、現在担当のほうで調整を行っているところでございます。当然通常の支援員だけでは足りない状況でございます。昨日の一般質問にもありましたが、通常の長期休業の際にはシルバー人材センター、そして学校の支援員さんにご協力を頂いておりますので、今回もそのような形で、本日お願いをしたところでございまして、何とか確保できる状況でございます。ただ、通常の長期休業と違いまして、突然のことでございますので、それだけではやはりどうしても人数が足りないということもございまして、今回に限り学校の先生方にもお願いをいたしました。ご協力を頂けるということで、何とか3月2日から、朝の8時から午後6時まで、延長を入れますと午後7時まで対応するということで、今調整を行っているところでございます。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員。 ◆26番(小堀良江君) そうしますと、学童保育の教室だけではなくて、学校自体も開放して居場所をつくるということの判断でよろしいのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 小堀議員の回答をお願いします。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 受入れにつきましては、通常は学童保育のお申込みを頂いている方ということになりますが、当然一日ということになると、夏休み、春休みなどもスポット利用ということでご利用頂いている方もいらっしゃいます。そういう方も受入れをするということで、今対応をしているところでございまして、今日午前中に学校のほうにもお願いをいたしまして、どうしても足りない場合には学校の空き教室もお借りできる方向で調整をしております。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。  針谷育造議員。 ◆13番(針谷育造君) この措置につきましては、感想をまず最初に述べたいと思いますけれども、この新型コロナウイルスにつきましては、政府が後手後手に回ったということを皆さんマスコミ等、私もそう思っていますけれども、その起死回生で子供たちを学校へ来させない。こういうことで本当にこのコロナウイルスを撃退できるのか、子供の命あるいは健康が守られるのか。今小堀さんが言ったように、学童保育ということになれば学校の教室とは違う狭いところに、私もよく分かりませんけれども、学校全体を使って子供たちがまさに教室の中で自由にやっているのとは違う状況が……学童保育というのは限られた教室でやるわけでしょうけれども、学校教育を教室で、あるいは特別教室等で今までやっていたというような状況と違うと思うのです。触れ合う距離も子供たちの行動も極めて狭いところに限られ、先生の目が、協力してくれるというようなことでしょうけれども、目の届かないような劣悪な環境の中でそれを実施するなんていうことは極めて問題である、私はそんなことをすべきではない。学校は、子供がいて、先生がいて、多くの人たちが子供の健康や命を守っている場所ですので、ここで突然言われても、保護者の皆さんは戸惑うばかりだと思うのです。決定したということになれば、絶対に栃木市からそのようなことが起きないということを教育長はちゃんと説明を、そして手だてをするべきだと私は思います。決意をお願いします。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いいたします。  青木教育長。 ◎教育長(青木千津子君) 今議員さんのおっしゃられたことを真摯に受けとめさせていただきたいと思います。文科省からも、国からも、大勢の子供が日常的に一同に会する、そういう機会を減らすこと、減らすことというか、それを避けることによって感染が防げるというような指導が出ております。それにはやはり子供子供の接触を、例えば机の位置を離すとか、人口密度というのでしょうか、そういうものを勘案して、子供を預かる場合にはそういった環境を提供しなければならないと、そういう指導も受けておりますので、学童保育を行うに当たっては、そういったことも勘案して、環境の提供というのですか、整えていくようにお願いをしていきたいと思います。本当に今おっしゃっていただいたとおり、こういった措置を講じるからには、栃木市から感染者が出ないように極力学校にもお願いしつつ、行政としても指導、助言に努めてまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。 ◆19番(福富善明君) すみません。先ほど職員の体制というのか、学童の関係を手伝うということなのですけれども、職員の体制というのはどんな体制を組んでいるのか、ちょっとお教え願いたいのですけれども、教職員に対して。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 学童保育の支援員ということでよろしいでしょうか。               〔「先生方の対応」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大阿久岩人君) 川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 学校の教職員につきましては、通常どおり勤務することになります。               〔「どんな体制で」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 通常の長期休業中のような対応にはなりますが、今回はこのように緊急な場合ですので、児童生徒に家庭でやっていただくプリントの用意とか、そういう準備をしたり、学期末でありますので、成績表をつけたりという従来の業務をやったりするようになります。なおかつもし発熱したような子供が出た場合は、その保護者からの連絡を受けて、学校から教育委員会とか健康保健センターとか、そういうところに連絡したりという、その体制もできております。 ○議長(大阿久岩人君) 福富議員。 ◆19番(福富善明君) 体制づくりはこれからだと思うのですけれども、中身を精査して、間違いない体制で臨んでいただければと思います。  以上です。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。  永田議員。 ◆18番(永田武志君) 塾通いの児童生徒の対応、規制というのは考えているのですか。従来どおり本人、家族にお任せという状況でよろしいのでしょうか、お聞きします。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  川津教育部長。 ◎教育部長(川津浩章君) 学校からの保護者へのお願いとしましては、通常児童生徒、4時ぐらいまでは自宅で生活するということを指導してまいりまして、塾とかに行くことにつきましては、各保護者の方の判断ということになります。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。  白石議員。 ◆17番(白石幹男君) これまでの説明を聞いていまして、学校を平常どおりやっていたほうがむしろ安全ではないかなと思います。結局夏休みみたいな状況になるわけですよね。夏休みの学童保育の対応みたいのを急遽つくらないといけないという状況だと思いますけれども、学童保育を預けるというのは児童生徒を、児童だね、小学生です、どのくらいの割合になるのでしょうか。全児童に対しての割合というのですか、どのぐらいになるのですか。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 通常でございますと、平日よりも長期休業のほうがお預かりする生徒さん、児童数は多い状況にございます。ただ、今回保護者にご通知を差し上げたところですけれども、その中には今回の学校休業の趣旨を踏まえるということで、感染拡大の防止ということで休業の体制が取られたということで、そういう観点から、もし可能であれば、できる限り家庭での保育もお願いしますという一文は添えさせていただきました。ですので、保護者さんのほうで、もしお仕事が休みができるとか、早めに帰ってこられるとか、そういうことであれば最低限のお預かりをさせていただくという形で、こちらのほうとしてもやはり皆さんご心配しているように、我々も心配しております。感染症の場合には、栃木市の学童保育は学校と同じように休業するということで通常は対応させていただいてますので、我々としても今回の国の方針にちょっと困惑したところでもありますので、できるだけ保護者のご協力を頂いて、家庭で見られる場合にはお休みをしていただくような形でお願いをしていきたいとは思っております。 ○議長(大阿久岩人君) 白石議員。 ◆17番(白石幹男君) そういう家庭ばかりではないと思うので、かなり増えると思います。だから、2日の日は大混乱になるのかなという感じがするのですけれども、本当にそこら辺の受入れ体制というのは、この土日でできるのでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 支援の体制につきましては、先ほども申し上げましたが、今朝から担当のほうで調整をさせていただいていまして、各学童支援員のシフトを組んでいるところでございますので、確実に3月2日の8時からは安全な体制で臨んでいけると思っております。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。  青木議員。 ◆9番(青木一男君) 先ほどの教育長のご説明の中での観点から言いますと、子供たちが多く集まるところをなるべく避けたいというお話がありましたが、これは文科省からの指導ということで、逆に厚労省の保育園のほうはどのような考えなのか、国からの指導があってからなのか、それとも任意的にお考えなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  髙橋こども未来部長。 ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 厚労省のほうからは、保育園、それから学童保育についても、通常どおり働く保護者、共働き世帯の支援ということで、開設を通常どおりするようにということで通知が流れておりますので、保育園のほうも通常どおり開設をいたします。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。  内海議員。 ◆11番(内海まさかず君) 未就学児のことで確認したかったのですけれども、こども園などで保育園、幼稚園というのがちょっとはっきり言えないのですけれども、市内の認定こども園全て開業をするということでよろしいですか。みんな預けることができるということでよろしいでしょうか。 ○議長(大阿久岩人君) 答弁をお願いします。  髙橋こども未来部長。
    ◎こども未来部長(髙橋礼子君) 現在のところ、お休みをするという情報は入っておりません。今日、先ほどお昼の休憩のときに入った情報なのですけれども、民間の幼稚園さんについては、今日の午後、会議を開くというようなお話を伺ったところでありますが、結果についてはちょっとまだ聞いておりません。 ○議長(大阿久岩人君) ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大阿久岩人君) ないようですので、本件についてはこれをもちまして終了いたします。 △延会について ○議長(大阿久岩人君) お諮りいたします。  本日の会議はこれをもちまして終了したいと思います。これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大阿久岩人君) ご異議なしと認めます。  したがいまして、本日は会議を終了することに決定いたしました。 △次会日程の報告 ○議長(大阿久岩人君) 次の本会議は、3月2日午前10時から一般質問を行います。  また、一般質問終了後には各議案等に対する質疑を行う予定であります。 △延会の宣告 ○議長(大阿久岩人君) 本日はこれをもちまして会議を終了いたします。  大変お疲れさまでした。                                           (午後 5時47分)...