浜松市議会 2018-12-04 12月04日-21号
それは、戦前の部落会・町内会であります。本来は村社会から住民自治組織として自然発生的に生まれたものが、昭和15年の内務省訓令によって法的整備が進められ、中央政府の意思を伝達反映する機関の役割を持つに至ります。その後、昭和17年の大政翼賛会の機能刷新に関する閣議決定によって、部落会・町内会は大政翼賛会の下部組織になっていくんです。
それは、戦前の部落会・町内会であります。本来は村社会から住民自治組織として自然発生的に生まれたものが、昭和15年の内務省訓令によって法的整備が進められ、中央政府の意思を伝達反映する機関の役割を持つに至ります。その後、昭和17年の大政翼賛会の機能刷新に関する閣議決定によって、部落会・町内会は大政翼賛会の下部組織になっていくんです。
明治期以降の部落会・町内会は、地方自治制の成立過程で行政の補完組織として維持されており、学校や橋の建設などの事業まで行っておりました。昭和15年の部落会町内会等整備要領や昭和18年の市政・町村制の改正によって、町内・部落単位の全戸加入の住民組織である部落会・町内会及びこれらの連合会は、市町村の下部組織として法的に認められ、戦中の体制にのみ込まれ、自主性を失いました。
こうした中、旧学校跡地、現在はミカン貯蔵庫の名目で市有地1463平方メートルの土地、また地目は原野で、現在は町民グラウンド用となっております昔からの部落共有の5619平方メートルの土地を活用するなどして、地元住民の若者の定住促進、または公共施設や福祉施設などの設備も特例として考慮願い、本地域が「自分たちが誇りに思える住んでてよかった地域」になるよう、さきに述べた都田フォーラム '97で協議された10