静岡市議会 2022-11-03 令和4年11月定例会(第3日目) 本文
もとより私は、多くの先人の皆さんがその時代時代、それぞれ悪戦苦闘しながら坂の上の雲を目指して歩んできたその歴史が今日の政令指定都市静岡をつくり上げたという歴史を重んじる、いわゆる保守の思想の持主であります。その観点から、この教会の歴史的価値・文化的な価値があるというふうに思ってこの取組を始めております。
もとより私は、多くの先人の皆さんがその時代時代、それぞれ悪戦苦闘しながら坂の上の雲を目指して歩んできたその歴史が今日の政令指定都市静岡をつくり上げたという歴史を重んじる、いわゆる保守の思想の持主であります。その観点から、この教会の歴史的価値・文化的な価値があるというふうに思ってこの取組を始めております。
これは私にとっての坂の上の雲であります。その中で、海洋文化施設はそのビジョンの重要なワンピースであります。この都市ビジョン、坂の上の雲を目指す中には、それは晴れの日もあるでしょう。雨の日もあるでしょう。曲がりくねった道もあるでしょう。凸凹道もあるでしょう。しかし、それを一歩一歩踏みしめ、乗り越えることによって、国際海洋文化都市・清水を実現してまいりたいと私は決意しております。
当時は、富国強兵の中、日清戦争から日露戦争へと向かう、まさに坂の上の雲を目指していた時期であり、時の政府も、産業の隆盛を実現するための「人財」をどのように育成し送り出すかが、大きなテーマだったわけであります。
清水港は御承知のとおり、19世紀末、明治32年といいますから、ちょうど日清戦争と日露戦争の間、日本が近代国家の歩みを始め、坂の上の雲を目指している、その真っ最中に開港をした、1899年になりますが、ことしで113年目を迎えております。我が国の国際貿易の拠点として、これまで地域経済の発展に大きく寄与してまいったのは御案内のとおりであります。
坂の上の雲を求めてここまでたどり着いたものの、6年たった現在、政令市には政令市としてのさまざまな課題や限界がある。本市が市民の暮らし、安心を守るために果たす責任と比べて、まだまだ権限や財源が十分ではないと実感しているところであります。 指定都市制度は、これまでの指定都市制度に関する歴史的な経緯を冷静な目で見なければなりません。いわば妥協の産物だったのであります。
この経済不況を打破するためには、過去の栄華と比較するのではなく、今、テレビで放映されている「ここにまことに小さな国がある、その国が開花期を迎えようとしている」とのナレーションで始まる坂の上の雲の登場人物のように、おのれのことよりも国のことを思うひたむきな日本人の姿に戻ることが必要なのかもしれません。 要望事項は2点であります。
例えが適切でないかもしれませんけれども、司馬遼太郎の小説の「坂の上の雲」と、こういうことが識者の間ではよく例に出されるわけでございますけれども、これは、正岡子規ら3人の主人公が青雲の志を抱いて、生き生きと人生を築いていく姿を、若者のモデルにしたらどうだと、こういう声もあるわけでございます。