• 当選人(/)
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  1. 長泉町議会 2020-12-03
    令和2年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2020-12-03


    取得元: 長泉町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時00分 開議 ◯議長(柏木 豊) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。   ──────────────────────────────────────── 2 ◯議長(柏木 豊) 本日の議事日程はお手元に配付してありますので、御了承願います。   ──────────────────────────────────────── 3 ◯議長(柏木 豊) 議事に入ります前に申し上げます。昨日の会議で御報告されておりますが、去る12月1日に木下章夫議員が御逝去されました。誠に哀悼痛惜の極みでございます。ここに故人の御冥福をお祈りし、1分間の黙祷をささげたいと思います。皆様、御起立をお願いいたします。黙祷。  黙祷を終わります。御着席ください。  次に、先例により、議長が故人に対する追悼の挨拶を行う間、地方自治法第106条第1項の規定により、議長席を副議長と交代させていただきますので、よろしくお願いいたします。  ここで暫時休憩いたします。                 午前10時02分 休憩               ───────────────                 午前10時03分 再開 4 ◯副議長(下山和則) 休憩を解いて会議を再開します。  議長の追悼の御挨拶の間、しばらく議長席を使わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  故木下章夫議員の御逝去にあたり、議長から追悼の挨拶の申出がありましたので、これを許可することといたします。柏木豊議員。 5 ◯議長(柏木 豊) 本日ここに議員を代表して、故木下章夫議員の御霊に謹んで哀悼の言葉を申し上げます。木下章夫議員におかれましては、去る12月1日に急逝されました。64歳でありました。誠に哀惜の念に堪えません。  私は、あんなに元気だった木下章夫議員の突然の訃報に接し、いまだに信じられず、いつものように11番席に現れるような気がしてなりませんが、今は、ただただ寂しく空席となっております。  かつて、町政発展のために、一般質問、質疑等で議論を交わした在りし日の貴方の熱心な姿が、今、まぶたを閉じれば脳裏に蘇り、議員一同、惜別の情を禁じえないところでございます。  顧みますと、貴方は昭和30年12月17日、こよなく愛した長泉町で生まれ育ちました。貴方は、平成13年9月に長泉町議会議員に初当選され、その間、文教民生委員長総務委員長などを歴任され、そして、平成23年9月1日から平成25年8月7日までの間は、第30代長泉町議会議長として、大いにその優れた手腕を発揮され、地方自治発展のため、町政に御尽力されました。  また、駿東地区交通災害共済組合議会議員、裾野市長泉町衛生施設組合議会議員、静岡県町村議会議長会副会長など、数々の要職にも就かれ、貴方はその政治信条とする町民ファーストの精神で、常に長泉を愛し、情熱を傾け、頭脳明晰、その崇高なる人格と卓越した政治的手腕をもって、町民のため、地域社会のために精一杯御活躍されました。
     政治家としての年齢では、まだまだ若く、これから政治家として大成を目前にして、将に忽然として不帰の客になられ、天はその機会を奪いました。町の政治経済の発展のために、更なる御活躍を期待しておりましたのに、貴方もさぞお心残りと存じます。貴方の悲報は、わが町にとって、その失うところが誠に大きいことを思うとき、痛恨これにすぐるものはございません。  しかしながら、貴方が地方自治の発展と、社会公共のために尽くされました大きな功績、町政発展の礎のために捧げられました尊い精神は、永久に長泉町史の上に留められるものと存じます。貴方の足跡は消えることなく、この願いは大きく引き継がれるに違いありません。私たちも、貴方の御意志を継いで、長泉町の発展と町政の進展に邁進することを、議員一同、謹んでお誓いを申し上げるものでございます。  ここに重ねて、木下章夫議員の誠実な人柄と、残された業績を偲び、在りし日の貴方との数々の思い出を胸に抱きつつ、同僚議員各位とともに、今は亡き貴方の御冥福をお祈りし、奥様をはじめ、御遺族並びに長泉町の前途に、限りなき御加護を賜りますよう心からお願い申し上げ、追悼の言葉といたします。  令和2年12月3日 長泉町議会議長 柏木豊。 6 ◯副議長(下山和則) 追悼の挨拶が終わりましたので、議長席を交代します。  ここで暫時休憩します。                 午前10時10分 休憩               ───────────────                 午前10時11分 再開 7 ◯議長(柏木 豊) 休憩を解いて会議を再開します。   ──────────────────────────────────────── 8 ◯議長(柏木 豊) 日程第1.これより一般質問を行います。  質問者に申し上げます。質問の内容により、答弁者及び答弁者の順序が質問者の希望より異なることがありますので、御了承願います。   ──────────────────────────────────────── 9 ◯議長(柏木 豊) 質問順位1番。  質問内容1.北部第4処理分区の下水道の進捗状況について      2.建築基準法による道路後退取り組みについて      3.子ども・子育て総合相談窓口の対応について      4.不妊症治療への支援拡大の取り組みについて  質問者、下山和則議員下山和則議員。 10 ◯1番(下山和則) 改めまして、皆さん、おはようございます。それでは、通告に従った形で質問をさせていただきます。  まず始めに、下水道の北部第4処理分区の進捗状況について伺っていきます。  下水道につきましては、町の中を清潔にするだけではなく、河川の水質保全という重要な役割を担っている事業であるわけであります。そのような中で、今回も以前質問させていただいた、その後の事業の変化及び進捗状況について、まずはお伺いいたします。 11 ◯議長(柏木 豊) 上下水道課長。 12 ◯上下水道課長鈴木政弘) お答えします。  現在の下水道事業につきましては、三島駅北口周辺の下流域や黄瀬川以西への整備の拡大を図り、主に下土狩、下長窪、南一色等の面整備を実施しております。特に、三島駅北口周辺の下流域では、平成29年度、平成30年度と続けて面整備を進め、令和元年度では、現在整備中の都市計画道路高田上土狩線整備エリアの近傍まで到達している状況であります。 13 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 14 ◯1番(下山和則) ただいまの答弁で、近くまで来ているということがわかりました。それでは、以前、北部第4処理分区、いわゆる三島駅北口周辺は、区より早期着手の要望があったわけでありますが、その件に対するその後の変化はあったのかお伺いいたします。 15 ◯議長(柏木 豊) 上下水道課長。 16 ◯上下水道課長鈴木政弘) お答えします。  以前より東区から下水道整備の御要望があり、地元の御協力をいただきながら、現在のところ、着実にその下流域から整備を進めております。しかしながら、三島駅北口周辺整備については、まだ地元へ下水道整備の説明等を行う段階に至っていない状況であります。 17 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 18 ◯1番(下山和則) わかりました。三島駅北口周辺進捗状況については、以前質問したわけであります。その結果、まだしばらく時間が掛かるとの答弁でありました。しかし、現在、都市計画道路の整備が進む中で、下水道事業も変わっているのではないかと思われるわけであります。したがいまして、6箇所あります処理分区の中、三島駅北口周辺を含む北部第4処理分区の直近の事業の整備の進捗状況についてお伺いいたします。 19 ◯議長(柏木 豊) 上下水道課長。 20 ◯上下水道課長鈴木政弘) お答えします。  令和元年度末での北部第4処理分区の進捗状況につきましては、事業計画面積109.84ヘクタールに対して、整備済面積80.15ヘクタール、整備率は73%であります。 21 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 22 ◯1番(下山和則) ただいまの答弁によりますと、整備率は73%であるとのことでありますが、その場所は一体どこなのか、また、予定どおり間違いなく進んでいるのかお伺いいたします。 23 ◯議長(柏木 豊) 上下水道課長。 24 ◯上下水道課長鈴木政弘) お答えします。  北部第4処理分区の範囲は、東海道新幹線北側から町道稲荷中土狩線の南側までの範囲であり、普通河川久保田川より西側はほぼ整備済であります。また、事業については予定どおり進んでおり、問題はないものと考えております。 25 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 26 ◯1番(下山和則) 問題なく予定どおり進んでいるとのことですが、問題となっております三島駅北口周辺は、当町にとっては玄関口であり、また、顔でもあるわけであります。計画を前倒しし、早期着工を再度提案いたしますが、可能かどうかお伺いします。 27 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 28 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  三島駅北口周辺工事着手につきましては、その下流域の整備が完了後、順次進めてまいります。また、早期着手の可能性でございますが、現在整備を進めている都市計画道路高田上土狩線整備事業において、無電柱化を実施する予定で各占用者との協議も必要であることから、この事業に合わせて下水道事業を進めてまいりますので、下水道事業単独早期着手することは難しいものと考えております。 29 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 30 ◯1番(下山和則) 内容がわかりました。都市計画道路の整備があり、一番重要なのは、それに合わせて事業を進めることと、それから、第4処理分区は予定どおり進んでいるとの答弁で、理解はできますが、それでは先が全く見えず、悲観してしまう状況にあるわけであります。早期に着手するためには方法はほかに無いのか、その点の見解を求めます。 31 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 32 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  三島駅北口周辺の整備は、まずは下流域から整備を実施する必要があり、その上で上流域である三島駅北口周辺整備を行うものであります。よって、下流域である都市計画道路高田上土狩線整備事業に合わせて下水道事業を実施すべきと考えております。また、その他の整備手法については、今のところ選択肢はございません。 33 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 34 ◯1番(下山和則) ただいま答弁をいただきましたが、今回も成果が出ませんでした。現状を見ますと、株を守りてウサギを待つ、そういう心境であります。残念ですが、今後も機会を見て頑張って質問していきたいと思います。  それでは、次に、建築基準法による道路後退取り組みについて伺っていきます。  この質問については、今回で2度目になります。要約しますと、住宅などの建物を建てる際に、4メートル未満ですと後退しなければならないわけであります。このことを踏まえ、まずは町の現状として、過去数年の間で、わかる範囲で構いませんので、建築確認申請が提出された中で、道路後退しなければならない件数と、そのうちで後退用地を取得した件数についてお伺いいたします。 35 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 36 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  平成26年度から令和元年度までの5年間での平均値になりますが、建築確認申請件数が265件でした。そのうち道路後退が必要な案件が年間約20件であり、このうち、道路用地として町が取得した件数が年間約10件で、取得率とすると約50%程度となります。 37 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 38 ◯1番(下山和則) ただいまの答弁では、用地の取得率は50%とのことでありまして、この率が高いか低いかは、色々な評価があるわけであります。したがいまして、残りの50%の道路用地として取得できなかった主な要因はどこにあるのかお伺いします。 39 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 40 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  官民境界の確定作業を伴う場合には、買取りの申出を行い、後退用地の取得に協力いただけますが、取得できない要因としましては、既存の建て替えで分筆登記に必要な測量作業を伴わない、そういった建築であったり、単に売却を望まないといったケースがあります。 41 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 42 ◯1番(下山和則) 色々なケースがあるようですが、町内の状況を見ますと、建築確認申請上、セットバックしても町で買収しないと道路として整備されず、救急車両の通行や災害時の避難に支障が生じることが考えられるわけであります。このことの要因を自分なりに考えますと、1つには、一般論として町の提示する土地の価格が安く、また、中心市街地とその他の場所も同じ価格であることがあります。また、先ほどの答弁のように地権者の負担であります分筆及び測量を個人が負担するところにも要因があると思われるわけであります。この点をどう捉えているのか、お伺いいたします。 43 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 44 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  道路後退建築基準法により生じる建築主の責務でありますが、土地の測量・分筆には手間や費用等の負担が掛かるため、道路後退用地の買収が進まない状況にあります。しかし、狭隘道路の改善は、良好な住環境の創出や緊急時の避難路等の確保の面からも必要な整備であり、本年9月に策定した住宅マスタープランでも目標指標と施策に掲げていることから、事業の推進を図ってまいります。 45 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 46 ◯1番(下山和則) ただいまの答弁で住宅マスタープランの話が出てきたわけですが、マスタープラン基本目標の中では、狭隘道路等の改善、避難道路の確保についてを成果目標にしているわけであります。  私が過去に一般質問をした際の答弁としまして、近隣の市町の取組では、測量や分筆費用を行政側で負担している実例もあると伺っております。また、道路は法により常に良好な状態に保ち、交通の支障にならないよう行政側は努めるようになっているわけであります。  したがいまして、この件を解決するには、地権者の理解を得るための方策として、地権者に過度の負担を求めないで、道路の整備のために後退用地を安く買い、行政単価ではなく不動産鑑定による買取りとか、また、測量・分筆の費用を行政が負担するなど、必要であると考えます。ここはひとつ、肝の部分ですので、是非全集中で答弁をお願いします。 47 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 48 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  道路用地後退用地の取得につきまして、買取り価格と測量・分筆にかかる費用を比較した場合、取得する面積にもよりますが、現状では測量・分筆にかかる費用の方が大きくなることが多いため、土地所有者も前向きに取り組めない状況であると考えられます。  このため、こうした課題を整理し、狭隘道路の解消に向けて、測量や分筆にかかる費用を町が補助する制度について、現在、検討を進めているところであります。 49 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 50 ◯1番(下山和則) ただいまの答弁で、測量・分筆にかかる費用についての補助制度について検討を進めているとのことですが、それでは、今後、どのような進め方をしていくのかお伺いいたします。 51 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 52 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  現在、検討すべきことなど、詳細について詰める必要があり、制度の検討中でありますが、制度の効果が十分発揮でき、結果として狭隘道路の解消に結び付くよう制度設計に取り組んでまいります。 53 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 54 ◯1番(下山和則) わかりました。道路は住民にとって最も基本的な社会資本であります。そのことを踏まえ、2項道路の対策を含め、道路行政全般にわたりまして今後も積極的に取り組んでいってほしいと思います。  続きまして、子ども・子育て総合相談窓口の対応について伺っていきます。  まずは、この事業は、子ども・子育てについて、大変積極的で素晴らしい事業であることを認識しているわけであります。まだ始まって間もない事業ですので、結果を求めるものではありませんが、あえて今回、より一層良い事業にしていただきたいため、質問させていただくものであります。  内容につきましては、先般、議会広報の取材業務にて、委員長とともに放課後児童会へ行ったときのことであります。それは保護者からの要望で、総合窓口は9時~16時となっているため、その時間帯はちょうど働いている時間帯となってしまうので、相談しやすい時間帯などに工夫していただくと大変ありがたいとの話があったわけであります。  その相談窓口は今年の7月から開始されておりますが、始めた意図と、あるいは要因があれば教えていただきたいと思います。 55 ◯議長(柏木 豊) こども未来課長。 56 ◯こども未来課長(柏木英樹) お答えします。  子どもの数が多い当町では、子どもの育てにくさや家庭環境などの相談が多く、歳児や子どもの特性など、複雑化する相談の対応が庁内関係部署にまたがるため、子育てに悩みを抱えた方が役場のどこに相談したらいいのかわかりづらいことから、相談窓口を一本化して、わかりやすく利用しやすい、保護者が安心して子育てできる環境を整備することを目的として開設をしております。 57 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 58 ◯1番(下山和則) わかりました。この件につきまして、後で提言の部分に関係してきますので、それを前提として、あえてお伺いいたしました。  また、先の7月号の広報ながいずみにより、町長の事業に対する思いと相談員との対談が記載され、内容が良くわかり、理解もしております。また、事業に対するPRもなされていているという感じがしているわけであります。  したがいまして、現状の把握のため、その事業に対する現在直近の相談件数と、その主な内容、あるいは理由についてお伺いします。 59 ◯議長(柏木 豊) こども未来課長。 60 ◯こども未来課長(柏木英樹) お答えします。  7月15日に子ども・子育て総合相談窓口を開設しまして、4か月が経過しておりますが、10月末現在の相談件数で申し上げますと104件、子どもの発達や行動の表れ、育児のこと、家族関係、経済的問題など、相談内容は多岐にわたっております。 61 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 62 ◯1番(下山和則) この事業につきましては、始まってから4か月で104件の相談件数は大変多く感じております。それだけに、相談の活用が図られ、大いに評価する事業であり、今後も多くの方が色々な問題で相談に来ることが想定されるわけであります。  また、相談は、内容により時間が掛かる事案と掛からない事案が色々あると思われます。したがいまして、平均的に1事案どれぐらいの時間を要するのか、また窓口で結論を1度で出して解決しているのか、更に、場合によっては色々な課にまたがる事案が想定され、ワンストップ窓口のサービスを実践していますが、今後の事業の参考のために、その実情をお伺いします。
    63 ◯議長(柏木 豊) こども未来課長。 64 ◯こども未来課長(柏木英樹) お答えします。  相談時間は相談内容によって異なりますけれども、1回の平均時間は1時間程度となっております。  相談内容は様々で、相談をすることで不安が解消され、解決できる案件もございますが、1回だけでは解決できず、関係部署や関係機関との連携が必要となり、継続となる案件も多くございます。庁内関係部署、関係機関との連携を要する相談につきましては、教育推進課、こども未来課、福祉保険課、健康増進課の委員で構成される受理・ケース管理会議を開催しまして、支援の担当課や支援方法の検討、また、県など、関係機関との連携を図るなどの対応をしております。 65 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 66 ◯1番(下山和則) わかりました。先ほど来、住民の方から平日の9時から16時まででは、仕事上相談しにくい時間帯であるとのことでありました。相談日については、仕事が終了する時間帯あるいは土日等、休日が相談しやすいわけであります。当初より、平日の9時から16時までと設定しましたが、どのような想定を考え設定したのかお伺いします。 67 ◯議長(柏木 豊) こども未来課長。 68 ◯こども未来課長(柏木英樹) お答えします。  当初は就学前の子どもの発達、子育てに関する相談を想定していたため、就学前の子どもを持つ保護者が来庁しやすい時間帯、また、既存の総合相談窓口との連携を踏まえ、総合相談窓口の開設時間に合わせ、午前9時から午後4時までとしております。 69 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 70 ◯1番(下山和則) 先ほど申し上げましたとおり、まだ始まって間もない事業ですが、相談件数が示すように、ワンストップサービスなどの事業に対する成果は十分に出ていると感じているわけであります。  しかし、一番初めの答弁にありました、目的であります利用しやすい環境の整備につきましては、まだ改善の余地があるのではないかと感じております。したがいまして、業務は多忙となってしまいますが、相談の時間帯などを変更することにより、相談の幅が増え、より一層相談あるいは利用しやすくなると考えます。  そこで、提案ですが、平日の時間帯の延長とか、土日とかあるいは月に1度程度とか、また、予約制にするとか、結果的に多くの方が活用及び利用できる方策あるいはメニューを、今後、考えていただきたいと思いますが、当局の所見をお伺いします。 71 ◯議長(柏木 豊) 教育部長。 72 ◯教育部長(神山雅彦) お答えします。  7月15日開設以降、当初想定していた子どもの発達や育ちといった相談内容のほか、高校生以上の子育て、親子関係、家族支援など、様々な相談が寄せられ、新たな課題も発生しております。それらの対応を図っていく必要もございます。また、1件の相談の中に複数の問題を抱えているケースもあり、相談対応の難しさも感じております。  先ほど課長が答弁させていただきましたが、開設から4か月が経過し、来庁や電話で相談をすることで不安が解消され、解決するケースはごく僅かでありますが、現状ではすぐには解決できないものが多く、相談者に寄り添いながら支援していくことで相談内容の解決に近づけるものと考えられます。  相談の時間帯におきましては、現在もですが、相談者の時間に合わせて時間外の対応や自宅を訪問するなど、柔軟な対応をしているところでございます。今後におきましても、深刻化・複雑化している相談に対し、相談者に寄り添う相談体制の強化をしていきたいと考えております。 73 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 74 ◯1番(下山和則) わかりました。ぜひ体制の強化を図っていただきたいと思っております。今後、当局側も既に承知していると思いますが、相談窓口で考えられることは、気になる子どもの事案が想定されるケースがあると思います。例えば、療育とか育児に関する事案とか、また、友達と遊べない、あるいは学校に行けないなど、色々出てくると思います。今後も大変ではありますが、引き続き相談者に寄り添った窓口の充実対応を期待したいと思います。  それでは、最後に、不妊症治療の支援の拡大あるいは拡充について質問していきたいと思います。  不妊症治療につきましては、厚生労働省は2021年4月より不妊治療のための経済負担を軽減するため、助成制度の拡充を図るとのことで、わかっているのは保険適用の拡大とか助成額とか、また所得制限の緩和などのマスコミの報道があるわけであります。したがいまして、国の事業の情報とポイントについて、参考のため、把握している範囲で構いませんので御説明をお願いいたします。 75 ◯議長(柏木 豊) 健康増進課長。 76 ◯健康増進課長(三澤哲也) お答えします。  厚生労働省では、10月26日に招集された臨時国会での菅総理大臣の所信表明演説を受け、不妊治療に対する保険適用の拡大に向けた検討を行っていくとのマスコミ報道がありましたが、現段階で厚生労働省から市町に向けた情報提供がなされていないことから、詳細についての把握はできておりません。 77 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 78 ◯1番(下山和則) 状況はわかりました。国の事業のため、まだ情報がないのは残念で、質問が少ししにくいわけであります。  それでは次に、当町の場合は他の補助を受けた金額を差し引いた額の2分の1を補助する良い制度がありまして、5年間可能とされています。1回の治療申請にあたり、上限を一般不妊治療は15万円、体外受精や顕微授精など、費用を要する特定不妊治療については20万円の補助が出るわけであります。したがいまして、次の質問として、近隣など他の市町と違った特化したものはあるのかお伺いします。 79 ◯議長(柏木 豊) 健康増進課長。 80 ◯健康増進課長(三澤哲也) お答えします。  不妊治療費助成に関し他市町と異なり当町独自での取組として、申請回数について近隣市町が特定不妊治療の申請回数を同一年度で2回までとしているところ、当町では申請初年度に限り3回までとしております。  また、申請要件として所得制限を設けている市町が多い中、所得制限を設けていないなどの点が挙げられます。 81 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 82 ◯1番(下山和則) 大変よくわかりました。  例えば、国は高度な治療などの保険適用外の自由診療は自己負担となり、個人負担を強いられております。  また、受診が何回も必要とされ、結果が出るまで心と体とお金、あるいは時間が掛かってしまい、非常に治療に対するハードルが高いと思われます。このことについて当局の所見についてお伺いします。 83 ◯議長(柏木 豊) 健康増進課長。 84 ◯健康増進課長(三澤哲也) お答えします。  晩婚化などの社会的な背景や様々な要因により不妊の治療を受ける方が増加している一方で、不妊治療として高額な治療費が掛かる体外受精や顕微授精といった高度な治療が保険の適用外という現状があります。  このような状況から、国が公的医療保険適用拡大を政策の目玉としており、治療を受ける側から見れば経済的負担の軽減以外にも、医療機関ごとに異なる治療技術や価格から標準的な治療を見いだすことにより、同じ医療行為が同一料金となるなど多くのメリットが考えられますが、制度設計をするためにはある程度の時間が必要となります。  そこで、町では、引き続き保険適用が拡充されるまでの間、不妊・不育治療に要した費用に対する助成金の交付事業を実施することで、不妊に悩む夫婦の経済的負担の軽減や高額な治療費のために不妊治療をためらっている住民の方々を支援してまいります。 85 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 86 ◯1番(下山和則) 町の補助の活用を図っていくのもいいですが、当町の不妊症の申請件数は、主要成果では令和元年度で193件と記述されており、かなり多いと感じております。この問題は、主に少子化対策だけではなく、治療を希望する方はむしろ子どもを産み、そして育てたいと思っているわけであります。それには、1つの行政サービスとして、病院に行く前の専用の相談窓口を横出しの施策として検討してみてもいいのではないかと考えます。当局の所見をお伺いします。 87 ◯議長(柏木 豊) 住民福祉部長。 88 ◯住民福祉部長(秋山 勉) お答えいたします。  町では、町独自の取組として不妊・不育治療費助成事業を行っていることもあり、健康増進課が相談窓口となっておりますが、近年では具体的な治療内容や最新の医療技術に対する相談も多くなっています。そこで、平成13年度から県が不妊・不育専門相談センター事業として、電話相談と面談による相談窓口を開設しており、専門的知識が必要な疾患についての支援を行っていることから、相談内容に応じ県の窓口を紹介するなど、連携を取った対応を進めているところです。 89 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 90 ◯1番(下山和則) ここで言いたいのは、国の制度に上乗せした対策をいち早く進めていくべきであると私は考えますので、それを前提に2つ目の提案としまして、該当する方の負担軽減のため、交通費としてバス、タクシー代の助成、また特殊性により都心部で治療を受けざるを得ないこともあり得るので、電車代の助成など、横出しのメニューとして検討していただきたいと考えますが、当局の所見をお伺いします。 91 ◯議長(柏木 豊) 住民福祉部長。 92 ◯住民福祉部長(秋山 勉) お答えいたします。  治療を受けるための医療機関の選択にあたっては、通常の場合、診療科目や診療時間、通院の際の利便性などを基に各自で選んでいるものと考えています。しかし、疾病によっては高度の治療を受けるため、遠方の医療機関を受診する場合も見受けられ、特に不妊治療に関しては自由診療として高度の治療を行う医療機関も多くあることから、このような傾向が他の疾病より多く見られますが、近年では、近隣の医療機関でも高度な不妊治療が実施できる環境も整ってきていることもあり、現時点では交通費の助成までは考えておりません。 93 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 94 ◯1番(下山和則) わかりました。ただいまの答弁で、近医でも高度な治療ができるというように受け取れるんですけども、その件については十分認識しているわけであります。どうしても特殊性により仕方なく遠方の都心部で診療したいという方が現れますので、その助成について提言しているつもりですが、当局の所見を伺います。 95 ◯議長(柏木 豊) 住民福祉部長。 96 ◯住民福祉部長(秋山 勉) お答えいたします。  不妊治療を受ける方への費用助成制度の支援拡充に向け、国では所得制限の撤廃や助成金額や回数制限の見直しなど、様々な角度から検討がなされていることから、引き続き国等の動向を注視した中で、町としての役割を考えてまいります。 97 ◯議長(柏木 豊) 下山和則議員。 98 ◯1番(下山和則) わかりました。この件について、自分の考えていることと若干ベクトルが違うような気がしているわけであります。不妊症治療は、特に女性は色々な面で大変な苦しみが伴っているのではないかと察しているわけであります。どうか子どもを産み、そして育てるという環境づくりを全国に先駆けて検討していってほしいと思うところであります。これで質問を終わります。   ──────────────────────────────────────── 99 ◯議長(柏木 豊) 質問順位2番。  質問内容1.長泉町に住みたい、住み続けたい町づくりについて  質問者、井出春彦議員。井出春彦議員。 100 ◯15番(井出春彦) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。今回も、大きな質問は長泉町に住みたい、住み続けたい町づくりについて質問します。  要旨については、今回は教育、環境、建設分野から様々な角度から質問させていただきます。  まず、大きな1項目めです。1項目めとしては、英語教育は早い段階から始めると良いと言われています。幼稚園に導入してはというふうに1問目はつくりました。  2問目は、空き家対策はどのようにされているかという、長泉町の現状を聞きたいと思います。  3つ目は、池田柊線の形が見えてきた、そんな中でどのように開発整備されていくかについて質問させていただきます。  それでは、具体的な質問内容に移りたいと思います。  小学校の教育現場において、2020年から小学校高学年、5・6年生ですね、英語の教科化になりました。また、小学3・4年生で必修化になり、早期英語教育の需要が高まっている現状があります。英語教育は、早く習う方が良い、遅くとも9歳までにと言われている説もあります。このことを臨界期とも言われています。このような背景の中で、幾つかの質問をさせていただきます。  最初に幼児教育の考え方を伺います。長泉町は子育てするには、長泉と言われた時代もありましたが、最近では周りの市町も長泉町と同様のサービス・施策を行っている多くの園があります。子育て事業で先を走ってる長泉町らしさが全くなくなっているような感じがいたします。  今年度から小学校の低学年、3年生から必修、高学年では教科化が始まりました。再度、子育てするには長泉町と言われるように、小学校に入る前の幼児英語教育にIT等の施策を取り入れて幼児教育を行えば、私はそういうふうに思いますが、町のこれからの幼児教育をどのように捉え、考えているのかお伺いいたします。また、英語教育以外に、今の時代に合った幼稚園から小学校への連携した教育・カリキュラム等がありましたら併せてお伺いいたします。 101 ◯議長(柏木 豊) 教育部長。 102 ◯教育部長(神山雅彦) お答えします。  長泉町教育大綱では、「夢や目標の実現に向けて『志を抱く』づくり」を目標とし、目標に向けた重点方針として、幼児教育・保育は基礎を培う時期として発達段階に応じた学びを支える縦の接続を大切にする施策を展開し、その後、小学校において、多彩な資質や能力を引き出す中で、英語教育においては、国際理解、外国語活動、外国語教育の充実など、魅力ある授業づくりの推進として展開していくこととしています。  英語に限らず、言語学習は早い段階からの教育が有効であることは周知のとおりであり、言語学習に限らず、幼児教育は基礎を培う重要な時期であると考えております。  次に、幼稚園から小学校への連携した教育・カリキュラムでございますが、当町の公立園では、平成30年3月に改訂された幼稚園教育要領、保育所保育指針等に基づき、学校教育への連続性や一貫性、小学校生活へのスムーズな移行ができるように、日々の教育活動の指標となる幼児教育カリキュラムを作成しております。また、本年4月から小学校の校長を経験している教育アドバイザーを教育推進課内に配置し、毎月公立幼稚園、保育園等を巡回し、小学校を見据えた5歳児保育のアドバイスや小学校教諭と意見交換をするフラット会議を開催するなど、小学校との連携に取り組んでおります。 103 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 104 ◯15番(井出春彦) 素晴らしい内容等とお伺いしましたけど、そういうのをやはり父兄が知っているかというのは大事なんですけど、今聞いていて、当然そういういい内容をどういうふうに皆さんに告知している。町はこういうふうに考えているんだけど、父兄の方が、ああ、そこまで長泉町でやってくれているんだなと、そういうPRというのはどこかでしているんですか。それをちょっとお伺いします。 105 ◯議長(柏木 豊) 教育部長。 106 ◯教育部長(神山雅彦) お答えします。  幼児教育カリキュラムにつきましては、昨年度幼稚園、保育園等の保育士・先生方が作成したと、今、答弁の中で言いましたけれども、そういうカリキュラムを保護者の方に会う機会でPRをするとか、また、それぞれの園でのホームページとか、そういうもので広くPRする努力はしております。 107 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 108 ◯15番(井出春彦) わかりました。次の質問に移ります。  次の質問は、町立幼稚園に英語教育を導入してということでお伺いいたします。3歳~5歳ぐらいの子どもを持っている親たちが、不安や心配を抱えていることの中に英語教育があります。時代を捉え、先を見て、私立の幼稚園は英語教育を取り入れて教育を行っております。英語塾に入れなくても、私立幼稚園が英語教育を行ってくれているので、町立幼稚園に入れずに英語教育に力を入れている私立幼稚園に入れている現状があります。  この背景には、園で英語教育を受けている子と習わない子では、町立の小学校に入学して勉強での格差が出るのではと、子育て世代の方々は心配しての動きだと思います。そこで私は思います、町立幼稚園でも小学校・中学校のALTの方々や担当課が知恵を出し合って英語教育を行うことはできないでしょうか。また、英語の出前教室、また卒園式で英語の歌を1曲取り入れるとか、英語に慣れ親しむという意味で取り入れてはと思いますが、町の取組姿勢・考え方を併せてお伺いいたします。 109 ◯議長(柏木 豊) 教育部長。 110 ◯教育部長(神山雅彦) お答えします。  町内外の私立幼稚園においては、英語教育や運動教室等を取り入れていることは認識しております。平成30年3月に幼稚園教育要領が改訂され、異なる文化に触れる活動に親しんだりすることを通じて、社会とのつながりの意識や国際理解の意識の芽生えなどが養われるようにすることが指導の留意すべき事項とされており、幼稚園の教育では、遊びを通した学びを重要視しており、子どもたちが遊びを通して英語教育に触れることは、豊かな国際理解、感覚の芽を育むことができる有効な方法の1つと考えております。  小学校3年生から導入となった外国語活動を、発達段階に応じた学びを支える縦の接続を考慮し、幼児教育につなげていくためには、まずは、県内でも取組の少ない小学校1・2年生への外国語活動を計画的に導入し、検証した中で、連続性を踏まえた教育を推進していくため、当町の公立幼稚園での英語に慣れ親しむ幼児教育の取組については研究していきたいと考えております。 111 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 112 ◯15番(井出春彦) 小学校1・2年というのは、そういう策もあるのかなというふうに思いますけど、幼稚園の英語教育、そこまで考えないで先ほど私が言っているように、本当に慣れ親しむという意味で、卒園式で皆さん、ABCの歌なんてありましたよね、それを何とか1曲ぐらい今回の卒園式に入れるぐらいの、ちょっとそんな案を提案したいんですけど、部長としてそこを取り入れたらどうだろうかと思いますけど、どうか、ちょっとそれについて1点お伺いします。 113 ◯議長(柏木 豊) 教育部長。 114 ◯教育部長(神山雅彦) お答えします。  今、議員のおっしゃられたように、幼児教育の中で英語の歌を取り組むとか、また、英語教育、英語の映像とか絵本とか、そういうのを取り入れたりとか、また、これは例えばなんですけれども、国際交流協会の方々に協力をお願いするとか、そういう色々な方法も考えられると思います。そのようなことも全て選択肢の中に入れて、今後、幼児教育の中に取り入れていく、英語に慣れ親しむ取組というのについて研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 115 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 116 ◯15番(井出春彦) 今の部長の意見だと、次の3月にはやってくれるという解釈でよろしいでしょうか。そこをちょっと聞かせてください。 117 ◯議長(柏木 豊) 教育部長。 118 ◯教育部長(神山雅彦) 今後、園長会とかそういう場もありますので、そのようなことを含めて投げ掛けていきたいというふうに考えております。 119 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 120 ◯15番(井出春彦) わかりました。なるべく取り入れていただければと思います。
     それでは、次の大きな質問に移ります。次は、空き家対策について、町の考えを幾つかお伺いします。  まず最初に、長泉町の空き家の状況について伺います。空家法、空家等対策特別措置法が施行されて5年余りがたちました。人口減少を迎え、全国的な空き家が増加しております。空き家は適切な管理がなされないまま放置されると、防災・防犯・衛生・景観等々の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼす可能性も高く、実際に社会問題化している地域もあります。長泉町ではどのようにこの問題を捉え、考えているのかお伺いいたします。 121 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 122 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  町内の空き家の状況につきましては、抽出調査である平成30年の住宅・土地統計調査によりますと、住宅総数1万9,780戸のうち、空き家総数2,840戸で、空き家率は14.4%となっており、全国平均の13.6%よりは若干高い数値ですが、静岡県平均の16.4%よりは低い結果となっております。  このような状況の中、町では、本年9月に空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく、空家等対策計画を含む長泉町住宅マスタープランを策定しました。  空家等対策計画では、基本方針として「空家等の把握と調査情報の活用」、「適正管理・除却の推進」、「利活用の推進」を掲げるとともに、適正に管理されない特定空家等に対する措置についても記載をしており、空き家の削減や活用に向けて取組を始めたところでございます。 123 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 124 ◯15番(井出春彦) 今お聞きした中で、ここでマスタープランができたということでお伺いしましたけど、やはりそれというのは、先ほども言ったけど、町民が理解しているかどうかというのも大事な1つだと思うんです。結局、空き家がある横のが心配しているは多々ある、こういう法もあるんだなというのは安心するから、そこの住民へのアピールとか告知というような広報とかはどういうふうに捉えて、今、実際動きがあれば、そこの点を教えていただければと思います。 125 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 126 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  住宅マスタープランにつきましては、策定委員会に参画していただきました関係団体ですとか庁内関係各課に配付をし、まずは情報共有を図っております。それに足しまして、町のホームページにおきましても、このマスタープラン本編、概要版を公開しているところでございます。 127 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 128 ◯15番(井出春彦) わかりました。  じゃ、次の質問に行きます。続いての質問は、空き家物件の活用についてお伺いします。  新型コロナウイルス感染症対策でテレワークや在宅勤務が一斉に広がり、企業の中ではテレワークやリモートワークが新たな社会の働き方として定着しつつあります。こうした働き方に対応した暮らし、消費の変化が将来、社会の潮流となることが予想されています。  こうした社会の潮流の中で、長泉町の交通、東名・新東名・新幹線また、住み良い町・子育てしやすい町をアピールして、空き家や空き家物件等をテナントも含めてテレワークやリモートワークオフィスとして貸し出しすれば、空き家解消に繋がると思います。空き家物件を利用した方々に、家の改修と活動できるまでの支援は、また出来ないでしょうか。それがあると非常に来やすくなるし、それを利用したくなるもので、その辺の部分の町の考え方をお伺いいたします。 129 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 130 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  新型コロナウイルス感染拡大に伴い、地方創生や企業におけますテレワークなどを活用した働き方改革の推進とともに、働き方の多様化や効率化を図るため、企業では独自にICTを活用したリモートワークやテレワークを行っております。また、会社の一部機能を首都圏から地方に移すサテライトオフィスの設置も積極的に行っています。  このような状況を受け、町では、サテライトオフィス、シェアオフィスなどの環境整備を進めるにあたり、町内在住の方々が利用するケースや、首都圏の企業が求めるオフィス形態など、具体的なニーズ調査及び先進地への視察を既に実施し、今年度、飲食店の営業時間外を活用した簡易的なシェアオフィスを試験的に開設し、ニーズ調査や利用方法等のデータ収集を行います。  その上で、今後、賃貸物件やテナントなどを活用したサテライトオフィスやシェアオフィスへの設置に対する町の支援と具体な取組を進めてまいります。 131 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 132 ◯15番(井出春彦) より良い、実になるような行動をしていただきたいと思います。  続いての質問は、空き家バンクについての部分でお伺いいたします。町内に少しずつ空き家が増えている現実を目にします。一方で、長泉町に住みたい、一戸建てに住みたいけど土地がないという声も聞きます。  そこで、空き家を抱えて困っている大家さんもそれなりにいると思います。壊して平地に変えてもらい、土地を提供すれば一石二鳥だと私は考えます。今すぐ住みたいや田舎でのんびり暮らしたい、そんなたちを移住、定住を促す施策として大家さんにもメリットがあるような施策をと私は考えます。そこの部分で、まず町の考え方をお伺いします。また、空き家の解消策として空き家バンクの設立が私は必要だと思います。ここの部分を併せてお聞きします。 133 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 134 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  統計調査では、そのまま放置することにより著しく保安上危険となる恐れがあったり、衛生上有害となる状態や、景観を損ねる状態になります特定空家等となる可能性が高い、が住んでいない住宅が増加傾向にあります。  また、住宅マスタープラン策定時のアンケート調査では、供給される宅地が不足しているといった意見が寄せられております。  これら課題を解決するため、住宅マスタープランの基本施策の1つに、住宅ストックを活用した流通環境の創出を掲げ、中古住宅等の市場への流通促進や、除却による土地活用への支援に取り組む必要があると考えております。  議員からの御提案のありました空き家バンクの設立につきましては、現在の町の状況では、宅地の需要が増加傾向にあることから考えておりませんが、例えば、広大な敷地に建築された空き物件等を、複数区画の分譲による土地の流通を前提に、建物を除却する場合の支援策等は効果があると考えられるため、今後、制度設計に取り組んでいきたいと考えます。 135 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 136 ◯15番(井出春彦) ここもまた部長の答弁だと、これから考えていくといったらいつになってくるかわからないんですけど、先ほど下山議員も言ったけど、本当にそういう実質問題、今、現実とはスピード社会なものですから、研究するといったら、じゃ、今年度中に研究されてそれをまとめるよとか、そういう答弁が欲しかったんですけど、一応部長の考え方の中で、どのくらいのスパンで、もうすぐにそれは頭の中に入れて施策を進めてくるのか、新しくこういう大家さんとか定住するというのを、どういう形、マスタープランって先ほど言っているんだけど、そこにあてはめて、じゃ、PRも兼ねていつ頃そういう製品とかをつくるのかという頭があればお願いしたいと思います。 137 ◯議長(柏木 豊) 都市環境部長。 138 ◯都市環境部長高山俊幸) お答えします。  時期等につきましては、名言はできないんですけど、既にこの空き家対策に対する制度の設計をどのように組み立てていこうかというところは進んでおります。ですから、その制度が整い次第事業として実施していきたいというふうに考えます。 139 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 140 ◯15番(井出春彦) ちょっと気になるところなんですけど、今進めているというのは、場所的には南のあの辺だよというのは教えていただければ、ああ、気にして通るときに見れるんですけど、そこの部分というのは、進めているというのは漠然とだから、ここの地域をちょっと進めているという、その場所的なものがわかれば、公開できれば教えていただきたいと思います。 141 ◯議長(柏木 豊) 町長。 142 ◯町長(池田 修) お答えいたします。  進めているというのは、既に施策検討委員会の案件になって議論をしているところであります。それで、空き家の状況というのは本当に難しくて、誰だかわからない、あるいは色々な都合で壊したくない、あるいは、じゃ、補助しようとした場合というのは、具体的に除去して除去できる、あるいはそういう可能性がないと意味がないわけですよね。じゃ、除去しようと思って、既にもう除去、そういう話が進むのは、もうある程度除去したいねと思っているなわけですよね。既にそういう思いがあるたちに、あえて補助金を出すのか、どういう段階で出すべきなのか、どういうケースに出すのか、家を除去するのに税金を遣うわけですよね。すると、それが本当に議員がおっしゃった、質問の趣旨はよくわかりますし、私も同じ思いですよね。それが納税者にとって、本当にそれが効果がある、ばらまきと思われないような制度にするにはどうしたらいいんだというところで、今、ちょっと煮詰まっているという、そういう段階なんですね。  思いは十分に理解しておりますので、関わらない一般の納税者に理解される税金の使い方としての補助制度、そういうものを議論しているということで御理解いただきたいと思います。 143 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 144 ◯15番(井出春彦) よくわかりました。町長も苦慮しているなというふうに理解します。  次に、大きな質問に移ります。次は、先ほど言った3つ目は、今、都市計画道路池田柊線の長泉工区のところ、大岡元長窪線の完成の形が見えている、もう方向が見えてきました。そんな中で陣場交差点から都市計画道路片浜池田線の長泉区間も含めて、開発、整備について少し触れながらお伺いします。この質問は、本当に何かの議員が質問しています。それだけここの地域というのはポテンシャルが高いとか、本当にみんなが注目しているところだと私は思います。  この工事については、長泉町が主体じゃなくて県が主体にやっていることは十分私も理解しております。工事内容の説明等々、伺っている範囲で結構ですから、わかる範囲でお伺いいたします。  まず最初に、改めまして長泉区間の工事完成と供用のスケジュールについてお伺いします。この事業は、JR三島駅から新東名高速道路長泉沼津インターチェンジや県立静岡がんセンター方面へのアクセス向上、市街地の交通円滑化になるような道路だと聞いております。改めて都市計画道路池田柊線の長泉町区間の工事完成、供用開始のスケジュールと都市計画道路片浜池田線の長泉区間も併せてお伺いいたします。 145 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 146 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  現在、池田柊線につきましては、県道沼津小山線から国道246号までの区間の工事が、静岡県の施工により行われております。供用開始時期につきましては、県道沼津小山線から町道城山尾尻線までの区間につきましては今年度中、町道城山尾尻線から国道246号までの区間については、令和3年度中の供用開始を目標に、また、片浜池田線につきましても、同じく静岡県により改良工事が行われ、池田柊線の町道城山尾尻線から国道246号までの区間の供用と同時期の完成に向けて整備を進めているというように伺っております。 147 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 148 ◯15番(井出春彦) わかりました。次の質問に入ります。陣場交差点の雨水処理についてお伺いします。陣場の交差点で工事が始まってから、何かのに私は色々聞かれるんですよね。国道246号と都市計画道路池田柊線の交差点の雨水処理は本当に大丈夫なのかと聞かれます。今、通っていてわかるんですけど、片浜池田線の下りの交差点部分の掘り下げている部分が本当に下がっているように見えます。当然、私は説明を受けてわかっておりますけど、住民というのはよくわかっていない部分、それは言ってもやはり本当に実際になるとこんなに下がっているんだねという部分ができて、みんなが見て不安がっているわけですよ。そこで、私も本当にどのような雨水処理をするか、その実際問題、洞みたいなところに道を造っているから、当然そこにゲリラ豪雨とか台風で湖のようになってしまって通れなくなってしまうのではないかなというふうに心配するものですから、その雨水処理をどのような処理をしているのかお伺いいたします。 149 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 150 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  都市計画道路片浜池田線につきましては、御質問のとおり、陣場交差点より40メートルほど新東名高速道路長泉沼津インターチェンジ側に進んだ地点を最下点とし、現地盤より約3.8メートルほど掘り下げる計画で工事を進めております。  現在の地盤より低くなるということで、冠水が発生するのではということでありますが、設計にあたりましては、道路の計画・設計時に適用される道路土工要綱、こちらに基づき雨水流出量の計算を行い、必要となる排水断面を決定します。  今回の工事区間では、維持管理を考慮し、必要とされる排水断面の2倍ほどの断面で排水構造物の整備を進めております。また、この下流部におきましても、国道246号に並走する町道674号線内の既存の排水路の一部を改良する予定となっておりますが、現在の排水経路と同様に沼津市側に流れる水路を経て黄瀬川に流出するため、必要な機能は確保されております。 151 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 152 ◯15番(井出春彦) その答弁を聞いて、私も安心しました。だから住民の方も安心するんじゃないかなというふうに思います。  それでは、最後の質問に入ります。長泉町の工事区間の沿線整備についてお伺いいたします。都市計画道路池田柊線と都市計画道路片浜池田線の長泉区分ができ上がると、ものすごく交通アクセスが良くなります。開通後、どのくらいの交通量を町は見込んでいるか、予測しているかお伺いいたします。  また、新東名長泉沼津インターチェンジで降り、そのまま伊豆縦貫道路に入り、伊豆半島の観光を楽しむ観光客や、池田柊線、国道246号を利用するたちを、回り道しても寄りたい施設、毎週土曜・日曜が産業祭みたいな青空市場的な施設、多くのに来てもらえるような施設を誘致したり、インパクトのある公園を造ったりと私は考えます。  私は、ここの部分は、ただただ通過交通の道にならないでいてほしいと、交通量を活かした整備、町民がわくわくするような長泉区分の道路沿線整備、開発をと考えますが、町の見解、町長の考え方をお伺いいたします。 153 ◯議長(柏木 豊) 建設計画課長。 154 ◯建設計画課長(水口 章) お答えします。  都市計画道路の交通量見込みにつきましては、平成30年度に公表しました東駿河湾都市圏総合交通体系調査、いわゆるパーソントリップ調査において推計しております。交通量の推計につきましては、約20年後の将来ネットワークを基に算定しており、池田柊線が区間によって1日当たり約1万6,800台から2万3,700台、片浜池田線が約1万1,500台を見込んでおります。  現状の交通量や将来推定交通量から見ても、新東名高速道路長泉沼津インターチェンジから片浜池田線を利用する交通量は多くはなく、道路の位置付けや周辺の状況からも大型車などの業務目的の利用割合が多いものと想定されます。  このような状況の中、観光客の利用を主たる目的とする施設の整備は現実的ではないと考えており、今までの一般質問で答弁しておるとおり、交通の利便性を活かし、町の発展や活力の創出につながる企業の誘致を進めていきたいというように考えております。 155 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 156 ◯15番(井出春彦) 計画、本当に、今、自分も生きている中で1年が10年ぐらいのスパンですぱーんとどんどん目まぐるしく動いている中で、確かに計画は計画なんですけど、それはやはりもう一度、その時代に合った考え方を取り入れるのも、ひとつあるんじゃないかなという、計画をもう1回、更にじゃなくて、そこのやはり取り方もあると思うんですよ、計画の。そこの部分もひとつ考慮に入れて、考える余地というのはあるんでしょうか、再度、もう一度お伺いして、あくまでもそこの流通のことの部分を固持して進めていくのかということをちょっとお聞きします。 157 ◯議長(柏木 豊) 町長。 158 ◯町長(池田 修) お答えいたします。  まだ2車線の暫定供用部はございますけれども、池田柊線が全線開通し、片浜池田線との接続が見えてきております。新東名高速道路長泉沼津インターチェンジへのアクセスが各段に向上するとともに、沿道の土地利用においても、これまで以上に、議員同様に私も期待をするところであります。  インターチェンジから幹線道路がつながることで、地元からすると交通量の増加というのを見込む、そういう方向で考えるのはあたり前かなというふうに思うんですけれども、先ほど担当課長が答弁したとおり、将来の交通量も決して多いわけではない、現状においても物流系の利用が多いというのが現状なわけです。インターチェンジができればどこも同じような開発利用がされるというのではなくて、インターチェンジに例えば、あの長泉沼津インターチェンジは伊豆縦貫道につながっていて、それにもういきなり乗ってしまうというような、例えばですけれども、そういう条件によってインター周辺の、あるいはインター線を使う車の種類、量というのがある程度想定できるわけでありますよね。そういった想定の中で、この道路の沿道については当初からふじのくにのフロンティアを拓く取組において推進区域ということで、そのポテンシャルを生かそうという話でありますけれども、そんな中で平成27年には開発可能性調査を行って、企業ニーズに対応できるような、そんな課題の整理を既に行っているところであります。  そういう中で、ふじのくにのフロンティアを拓く取組の中では物流系ということで置いてあるわけですけれども、当町においてはファルマバレー、医療健康産業や化学工業などがたくさん立地している話でありますので、従来からの当初の物流系というものに加えて、ビジネスマッチングなんかを行いながら、今ある企業の事業の拡大、新たな企業の誘致、そんなものも考えられるわけでありますので、まさにあのポテンシャルを生かして、長泉町らしい、あの位置が生かされるような、そんな町の活力につながるような土地利用を進めていきたいというふうに思っています。  ずっと同じような言葉しか、答弁しかしていないように皆さん受け止められるかもしれませんけれども、実際には企業名を出せないんですけれども、色々動いています。私も誘致に向けて、実は色々なところに相談をかけています。ただ、それが具体的にならない、あるいはあそこの土地の所有者と県、町とでは接点を持っているんですけれども、地権者の方に色々な思いがあるわけでありますよね。あるいは前から言っている下から進めていかないと、排水の確保が難しい、あるいは地形的に谷の部分を含んでいる、一部だけを使うんじゃなくて、全体的な面整備を考えた場合に、なかなか条件が厳しい部分もある、そういう中で具体的な企業名を出す段階に、まだないんですけれども、色々な準備をしながら土地を生かしていきたいというふうに考えております。 159 ◯議長(柏木 豊) 井出春彦議員。 160 ◯15番(井出春彦) 私は土地を出していないんですけど、土地を出した農業者の方々も数多くいます。そういうたちが夢を見てあそこの地域を提供した部分がありますから、ぜひ町長、そこはできるまで一生懸命やってもらって、本当に進んでいるなというのはよくわかりました。これで、やはりこういうことが、今、見ていると、そこまで進んで草ぼうぼうになっているから、いつこれはできるのかなというふうに、やはり住民も不安がりますから、そういう皆さんに時々、一般質問で町長がこういうふうに言ってくれると、ああ、長泉町もやってくれているんだなというふうに思いますから、ぜひ今後とも、今までのような考え方を持って前向きに進んでいただきたいと思います。  私の質問は以上です。   ──────────────────────────────────────── 161 ◯議長(柏木 豊) 以上で、本日の日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じ、散会いたします。  なお、次回の会議日程は12月4日午前10時から会議を開き、議事は一般質問を行う予定ですので、お知らせいたします。  どなた様も御苦労さまでした。                 午前11時34分 散会   ──────────────────────────────────────── 会議の経過を記載し、その相違がないことを証するため、ここに署名する。           長泉町議会議長    柏 木   豊           署名議員(9番)   植 松 英 樹           署名議員(10番)   下 山 哲 夫 Copyright © Nagaizumi Town, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...