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平成5年第3回定例会(第5日目) 本文 開催日: 1993-10-22

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  1. 長泉町議会 1993-10-22
    平成5年第3回定例会(第5日目) 本文 開催日: 1993-10-22


    取得元: 長泉町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議長(浅倉)  皆さん、おはようございます。ただ今の出席議員は21名で議員定数の半数に達しております。よって平成5年第3回長泉町議会定例会は成立いたしましたので、ただ今から再開いたします。 日程第1.これより昨日に引き続き、通告による一般質問を行います。  質問者に申し上げます。質問の内容により、答弁者及び答弁者の順序が質問者の希望より異なることもありますが、ご了承をお願いいたします。これより順次質問を許します。 質問順位   1番。 質問内容   ◎町長の政治姿勢を問う        1.上土狩土地区画整理事業について        2.農業政策について        3.まちづくりの独自性をどのように打ち出すのか 質問者    渡辺 光徳君。18番。 2 18番(渡邉)  皆さん、おはようございます。私は、町長の政治姿勢について通告にしたがいまして、質問をいたしてまいります。本日は新人の皆さんが初登場いたしますので、私はその前座ということで努めさしていただきます。昨日から町長の政治姿勢ということで、殆どの質問者が昨日されております。私は昨日の資料によりますと、政治姿勢のみというふうになっておりますが、通告はですねえ、1点目、上土狩土地区画整理事業について。2点目、農業政策について。3点目、まちづくりの独自性をどのようにするか。この3点を通告してございます。本日の資料にはそのように載っておりますので、そのようにひとつ宜しくお願い申し上げます。  さて、昨日の町長の答弁でございますが、大変丁寧にはご答弁されております。しかしながら非常に残念に思いましたのは、答弁の中で、前向きに検討いたします、こういう言葉が昨日6回町長から出されております。かつて国際派市長となりました島根県の出雲市の岩国哲人市長は、この方はアメリカの証券会社メルリリンチの副社長されておりまして、それで市長になられた方ですが、市長になった時の最初の言葉が、議会から前向きに検討いたしますという言葉を排除いたしますということを言われたそうでございます。これは今まで企業に勤めていて、ひとつの政治というふうなかたちの中に入られて、非常に意気込みもあったかと思います。その点、柏木町長はですねえ、長年行政に携わっておりまして、非常に答弁の仕方はもう既に慣れておるというふうなかたちでございまして、非常にその辺の所が物足りなかったというふうに私は感じ取ったのでございます。それで昨日の政治姿勢、皆さん縷々述べられておりますので、私が質問する余地は殆ど無いような状態でございます。ただ、昨日のなかで怪文書、選挙中に出された怪文書のこと、あまり私もこの今日の最初の質問で、またそのようなことをお話しするのはどうかと思いますが、私も非常にその点については残念だなあと。新しい町長になる時に、ああいう怪文書が流れて町長になるということについて、私は非常に残念に思っておるわけでございます。昨日のご答弁のなかで、町長は全然関知してないということを明白に答弁されております。町長も良識ある政治をやっていこうというふうなお言葉もありましたので私はそのことを信じます。昨日の、色々町長も非常に苦慮、全然関知してないというふうなことのなかで、深い戸惑いですか、戸惑いをされているようなかたちでございますので、私はこれ以上追求はいたしません。そういう常識ある政治ということを信頼いたしまして、是非、今後そういう面でやってきていただきたいと思うわけでございます。ところで、町長にお伺いいたします。私たち議員も、このたび同時選挙で選出をされてまいりました。我々等しく初心に返り、それぞれ長泉町の発展のために、そして町民全ての幸せのためにと、どのようにして町民の付託に答えていくべきかということ、町を愛する情熱は誰にも負けないということを各自自負しながら、その想いを町民に伝えてきたわけでございます。柏木町長も念願がかないまして、町を2分する激しい戦いに勝利いたしました。長年温めてこられた町行政に対する熱い想いが町民に通じ天に通じて、長泉町第36代の町長として、この場に立たれているわけでございます。その熱い想いとは一体何んであったか。その意図するもの、思想であれ、信条であれ、哲学でもいい。或いは基本理念等々、我々ここにおられます議員、そして後ろに控えている幹部職員に対しまして琴線に触れる心に響く言葉で、お話し願えれば幸いです。宜しくお願い申し上げます。 3 議長(浅倉) 町長。 4 町長  おはようございます。第2日目になりますが、本日も宜しくお願いしたいと思います。ただいま、渡辺議員からご質問のございましたことにつきまして、お答えをさしていただきます。言葉じりを取るわけではございませんが、昨日前向きにということを私申し上げまして、渡辺議員、6回ということを言われたわけですが、私自身もそんなにかと思うわけですが、やはり無責任に何んでもやりますと言いきれないことも色々あるわけでございます。弁解ではございませんが、私の申し上げます前向きと言うのは、言うなれば、今、申しましたとおり、積極的に進めていきたいということでございますが、ものによっては直ぐその姿は出てこないというようなこともございますので、前向きと言う言葉が出たかと思いますが、その辺は一つ、やる気満々ということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。それから今、次に町長の政治姿勢のなかで、色々お互い、皆さんもそうですけど、厳しい選挙戦の中で勝ち得たわけでございます。特に私の場合は浅学非才の身でありながら、長泉町の町長ということで、3万町民の、言うなれば責任者ということになったわけでございます。そのへんの責任の重大さは、皆さんに劣るとも劣らんとも勝るということで頑張るつもりでございます。と言うことで、これからも対応していきたいと思っておりますので、宜しくご指導いただきたいわけでございます。具体的にどのようにこれから町政に携わっていくかというようなご質問でございますが、具体的に申し上げていきますと、最初の渡辺議員の質問のですねえ、町行政に対する熱い想いということはどういうことだということでございますが、言ってみれば誰もが住みたくなるような町。ああ長泉町っていい町だなあ。誰か昨日お話しが出たかと思います。長泉町へ通ってみて、この町へ住んでみたいなあというような感じの起きる町にしていきたいなあと。また逆に住んでよかったと。今まで長年長泉町に住んでいらっしゃる方があるわけですが、そういう町民の皆さんから見れば、やはりこの町に住まれて育って住んでいてよかったなあという感じの町にしていきたいなあということでございます。それから約半数の批判票ということでございますが、これは昨日もご質問のなかでお答えさしていただいたわけでございますが、いずれにしても結果がこうなった以上は、昨日も同じことを申し上げましたけど、3万4千人の町民のための政治をやっていくということにほかなりません。あえて申し上げますと、誠意をもって町政にあたるという決意でございます。それから3万4千人に対して訴えてきた主な内容、まあ、色々ございます。具体的に申しますと、昨日も申し上げてございますが、町民の皆さんとの対話、何を望んでいるのか、何をしてほしいのか、色々対談のなかで、これは私だけではないわけですねえ。今、渡辺議員の言われました議員の皆さんも、色々町民の皆さんとお約束されたことが一杯あろうと思います。やはり私と同じように、これをいうなれば行政に生かしてこそ町民の皆さんのためになるということの考え方は変わらないと思います。したがいまして、私と同じように長泉の町民の皆さんの願っていることは何かということを行政に生かしていきたいということでございます。それから、ときあたかも第2東名東駿河湾、昨日の色々話題が出ておりますが、こういった大きな問題を生かして、これをよく地元の皆さんには特に言われます。ただ、通過道路のみで、俺たちが犠牲をはらっただけでは何んにもならないよと。俺たちのことも考えてほしいよということが、まさにその通りだと思います。折角そういう大きな事業が入ってまいるわけでございますので、それをいかに長泉町に生かしていくか。これが重要な問題になろうと思います。それから共用文化施設文化センターの問題もまさに具体化しようとしているわけでございますが、これらのなお一層の促進。それから福祉の増進でございますね、口では簡単に福祉の向上等だ言えるわけですが、具体的に内容をみますと、なかなか取ってかかりますと大変なことだなあ。特に優しい気持ちで望む必要のある福祉行政ということで考えますね。物を作ってこれに使って下さいというだけではいかない問題があるよということで、その辺も心優しい福祉行政をつくっていきたいということに考えます。それから1番最後に思想・信条・哲学・基本政策、これらを渡辺議員並べられて質問されてるわけでございますが、集約しますと私もこの言葉が大好きなんですが、誠実と言うことに帰するかと思います。町民のための町政をやるんだよ、要するに真面目に取ってかかって、町民の皆さんが「ああ、そうだなあ。」って言うように、頷いてくれるような行政をしていきたいと。もう一度申し上げますと、誠実と言う言葉を私これから大事にしていきたいと思ってます。以上、申し上げましてお答えとさしていただきます。
    5 議長(浅倉) 18番。 6 18番(渡邉)  町長のご答弁、非常にこの手慣れたかたちで、非常にその、そつが無いと言えば無いんでございます。ただ、本当に私たちの心に響いている言葉、それがどうしてもまだ伝わってこない、いう面があるんですが、これは一つの政策とは違ったことでございますので、ここで論議することもないと思いますので、それはよしといたしまして、今、町長は政策的な面で、住みたくなる町或いは住んで良かった町等々おっしゃっておられました。これは誰しもそういうふうに言ってきているわけですねえ。これは昨日も町民意識調査の中で、田園・庭園都市とか、快適環境都市と言うふうなことが33%位の比率でもってあるという、全て長泉町民はそういうことを考えておるわけでございます。これは、ぜひ実行しなければいけないということで、私の後段の質問の中にまた出て来ると思いますが、そう言った環境づくり、自然をいかした環境づくりというふうなことの中で、非常にその息の長い政策があるわけでございます。これは前町長からの基本政策総合基本計画の中にあるわけでございますので、それを町長は継承していくと言うふうなことを、先ずおっしゃっておられます。これは平成12年、いや15年位迄かかると思うんです。こういう息の長い仕事でございます。これを全部やっていくという町長の、継承してやっていくということです。非常に今後、2期或いは3期続けて町長をおやりになるというふうに意気込みを感じて宜しいかと思うんですが、その中に町長としての新しい独自なものがあるかどうかと言うことも後半で聞いてまいりたいと思います。いずれにしても、そういう息の長い町政をしよういうからには、前町長は南部、柏木町長は北部というふうなかたちでございます。かつて静岡県知事の斉藤滋与史知事は、東部から出て最初は西部ばかりしか仕事をもって行かなかったと言うこともございます。町長、これから長くやろうとするからには、北部よりも南部を重点的にやるかというふうなことも問題がありますんで、その辺も一つお考えを伺いたいと思います。 7 議長(浅倉) 町長。 8 町長  今の南部を重点的にやるのか、北部をやるのか、これは多分皆さんもそういう質問を、さっきの話じゃあないけどね、選挙運動中質問されたかと思います。私もズバリ申し上げますと、多くの町民の皆さんから、「どうも柏木さん、色々な諸施策を見ると北部のみに力を入れて、南の方は何にもやってくれないですか。」というようなお話しを事実言われました。昨日も、「そんなことございませんよ、現に下水道事業にしてもその他諸々仕事を南でやっているじゃあないですか。」というお話しも折りに触れて説明さしていただきましたけどねえ。たまたま色々大きな問題が現実、北部につる下がってまいったということですね。第2東名・環状線にしてもみんな北側っていうことです。そういう意味で町民の皆さんから見ますと、何んか今まで渡辺議員の言われました、高橋町長が南だから、今度柏木は北からだから北ばっかかと言うようなねえ、ことかと思いますが、そんなことないわけですねえ。昨日も排水の問題がご質問いただいて、北部が開発されることによって、その排水関係は南に流れて来るんです、と言うことですねえ。これは当然のことですから、南に流れてどうなっても知りませんよとことじゃあないわけです。最後は黄瀬川の方へお世話になるわけですが、その為には護岸工事ももっとがっしりしてほしいよというような話題が出たわけでございますが、非常に関連があるわけです。いうなれば長泉町全域の中での政治が、もう北も南もないよと。たまたま、今、申しました大きなプロジェクトが北部に具体的に上がってきたよということでございますので、そんな差別的に考えて政治をということは考えておりませんのでねえ、その辺はそれでご理解いただきたいと思います。それから前段のですねえ、前町長の、昨日もお話ししましたけど、総合の計画ですねえ。これの中に幾つか問題があります。これを継承するということ申し上げました。これはあれだけの立派な構想が纏まってるんですから、それに進んで行くのは当然でございます。勿論、12年で終わるのか或いは10年で終わるのか、取りあえずの計画は2000年ということでございますがねえ。ですから、これは今言われました何期うんぬんなんていうことを、ここで私が申し上げられるわけがないわけでございますので、頑張ってやれるところまで行くと。後はその時点で次の町長に継承していくということで考えればいいことではないのかということで、私考えてますので、そのようにご理解いただきたいと思います。 9 議長(浅倉) 18番。 10 18番(渡邉)  冒頭の政治姿勢についてはこのくらいにいたしまして細目に入ってまいります。通告の1番目、上土狩の土地区画整理事業、これも昨日何人かの議員さんから出ておるわけでございます。特に深沢議員からの公約と所信表明との食い違いということで、かなり、町長はバッシングて言いますか、そういうふうなことで、結論的には町の責任が町の指導責任になったと言うことで折り合いがついて、深沢議員も了承したようでございますので、それはそれとして、これはやはり本音建前がありますので、この席でそういうことで了承されたと思います。そこでひとつ、町長がですねえ、この上土狩土地区画整理組合の事業をどのように考えて、町長になろうとされたのか。或いはこの問題について全然知らなかった、初めてこの場へ来て、ということではないと思います。かなり長い期間あの問題は長泉町にとりまして、1番の最重要の問題でございます。この上土狩区画整理事業を解決しないことには明日の長泉はない。この考えが町長は持って、それで私はあの公約に出てきた、これは本音だろうと思います。これは本音だろうと思います。それで所信表明の中に出て来るのが、実際に色々な話を聞いて、これは建前でこれは出て来たと。そこで私は町長にお聞きしたいのは、本音を聞きたいわけなんですが、この上土狩区画整理事業の内容について、どの程度まで知っておられるか、それをお伺いしたいと思います。 11 議長(浅倉) 町長。 12 町長  昨日も区画整理事業の問題は、おふたりだったでしょうかねえ。議員さんから質問をいただいて色々、多少内容のお答えは変わっていたかとは思いますが、基本的にはやりますということで申し上げさしていただいているわけですが、どのような観点から、これはやらなきゃあならないということで、町長になる前に決心したかということでございますが、今、渡辺議員の言われます、市街化区域の土地の整備、それが町市街化区域内の発展に繋がるということにはなろうと思いますが、その大きな施策の一つが区画整理事業というに私、考えているわけです。区画整理事業やっていきたい所は、市街化区域内の今の事情を見ましても、上土狩の区画整理事業だけではないわけですねえ。なるほど20ヘクタールという大きな面積を持っている所はそんなに幾つかあるわけじゃあないわけですが、それに続いて、今回拠点法の関係では2ヘクタール位まで出来るようですが、2ヘクタールは別としましても、5ヘクタールとか3ヘクタールとかねえ、そういった数字でも可能な時代へ入ったわけでございます。その辺も上土狩の区画整理事業のなりゆきを見守りつつ眺めてるのかなというような感じを、私も見ていますし、その地域の関係される方もそのように見受けていらっしゃるということの声もよく聞いてます。それから昨日もお話しの出ました下土狩の区域の中でも、面積的には今、申しました小さい数字ですが、やはり区画整理事業という必要性が出ているようにも見うけます。それから例えば三島駅の北口方面或いは第2東名付近、いずれにしても区画整理事業が上土狩の結果いかんによっては、これからも出て来るであろうなあというような見方を私自身もしてまいってたわけです。そんなことから何が何でも区画整理事業、上土狩のねえ、区画整理事業は解決していかなきゃあならないなあということも考えたわけです。色々事業費の概略も伺っております。24、25億もう既にかけているよということですねえ。その中で長泉町費、町民の皆様の税金も約4億位ですか、具体的な数字は別としまして、約4億位の数字が、俗に言います補助金って言う恰好で出ているって聞いてます。これに関連して、ご存じの国の補助金、県の補助金。こういった問題を考えますと、莫大な数字のものが動いているということになります。したがいまして、それだけの事業効果が現時点では具体的に上がってないということがいえるわけでございますので、その辺もひとつ早急に解決していただいて、その金が、即、生きるようにしていきたいなあということと、もう一つ。昨日もお話し申し上げました裾野市からも早く長泉町分を完成して下さいよと。私の方は長泉の区画整理をやるからって言うで、あとから始めたと。始めるについては、やはり色々議論問題があったようです。それも言うなれば100%はどうか知りませんが、克服してやる気になって、先に出来てしまって、皆さん、あの中を通ったことおありと思います。素晴らしい道路も出来ております。あれが南へ延びて来て三島訳北口に通ずる道路へ早く接続したいんだよと言うことも現に言われました。柏木が町長になったら、ひとつ早いとこ解決してくれよと。俺の方が逆に裾野市民から突き上げをくっているよというなお話しも伺ったわけですねえ。その点を考えますと、俗に言います広域行政で区画整理をやったわけじゃあないですが、関連があるわけですので、その辺も早くしていきたいなと。こんな点も考えましてね、これは早急に解決していかなきゃあなんないと。地権者が、私が聞いているとこですと、104名位ですか、いらっしゃるわけですが、組合側も未同意者側も言うなれば困ったというのが本当の心情じゃあないかなということを伺っております。一人ひとりから聞いたわけじゃあないわけですがね。早く何とか解決したいですよということは、もう、104人の中に皆もってるんだよということも感じられたわけです。これは私のみではない。おそらく議員の皆さんも、折りに触れてその話題はきっと伺ってるんだろうなということで考えますがね。そうしますと、関係される地権者の皆さん申すには及ばず、何んらかの方法で関係されます町の行政に関係されます皆さんから見れば、早く解決したいなあと言うのが本当の心情だろうなあということで私も考えておりまして、これは町長にならしていただいたら大変難しい問題であるけど、解決しなきゃあならないなということで決意さしていただいたわけでございます。したがいまして、昨日からお話し申し上げておるとおり、その考え方は今も変わっておりません。と言うことでひとつご理解いただいて、一日も早い解決を目指していきたいということでございますので、宜しくお願い申し上げたいと思います。 13 議長(浅倉) 18番。 14 18番(渡邉)  今の町長の答弁は、この上土狩区画整理についての現象、今ある状態がこうだということしか理解されてないじゃあないかなあというふうな印象を受けたわけでございます。私の伝えるのは、具体的に、この、今何んで、どんな原因で、この暗礁に乗り上げているかと。この辺が今までの経緯のなかで、何が一番問題になっているのか。その辺の理解度がどの程度あるかということを伺いしたわけです。この上土狩の区画整理、今ここにおられる米倉助役、大変に、この問題についてはご苦労されました。本当にご苦労さまでした。これは誰がやっても、そう簡単にいくものではない。この辺のところは柏木町長十分ご存じだと思います。今までの経緯を知っているならば。それを知らないで、ただ今お話しのあった、やらなければいけないんだと。これは誰も知ってます。上土狩ばっかじゃあないです。長泉全体の人がそう言ってるわけですよ。対外的な問題、これからの長泉町の行政の補助金等の問題についても、全て影響が出て来るわけですから。これはもう即刻やらなきゃいけないんですが、米倉助役でさえ、あれだけ真剣に一生懸命に話し合いというふうななかで、やって来たにもかかわらず、その目処が、見通しが立ってないんですねえ。この中で柏木町長は選挙の公約のなかで、これは町の責任でもってやりますというふうなことも言われたと。これは町の責任、これは重大の問題ですので、その点は建前として聞いておきますが、いずれにしても町長になられた柏木氏が本当にこれを身を持って、これをやるんだということでなければ解決はまず難しい。これは町長、これが解決出来れば町長のこれからの前途は開けていきます。私はそう思います。その辺で、その、今、現在、町長になるまでに、本音を喋ってください、どの程度知っておられたか。もう一度伺いします。 15 議長(浅倉) 町長。 16 町長  申し上げます。渡辺議員が言われるとおり、飛び込んで、昨日も申し上げておりますが、現時点では飛び込んで未同意者、組合側の意見をまだ具体的に聞いてはいませんが、私なりに、いうなれば感じとっておるところは、やはり何といってもですね、話し合いをしていく以外にないわけですねえ。昨日も申し上げました。第一に平成5年の総会がいまだに終了していない。ここから始まろうと思います。13人の方の理事さんがいらっしゃるそうですが、その人達が一同に会して、5年度の総会を実施して、今までの、ご存じ、事業報告ねえ、経理の報告、決算報告或いは計画の承認とか、計画を承認とか、色々の総会にやるパターンが決まっているわけですが、それらを済ませて始めて前進出来るということだと思ってます。反対者の意見もそれなりに私も聞いてみました。組合側の皆さんの意見も色々聞いてはいるわけですが、やはり話し合いをしないで、ただ考えてて進むということはあり得ないわけです。ですからこれからその作業に入ってるだと。ですから現時点では重大決心をして、渡辺議員が言われる、そう簡単にトントン話が進む問題ではないということは私自信承知してます。これは大変な仕事だなあということで勿論考えていますが、誰かがやらなきゃあならないわけです。米倉助役が一生懸命やってくれたことも、私も承知してます。ですけど、なかなか進み難い問題が一杯あったということで、解決できてないわけでございますので、前にやられた方のやり方が、ああだった、こうだった、そのことを私はここで言うつもりは、サラサラございませんが、それなりに努力してくれたけど解決に向かって前進できなかったということも事実でございますので、もう一度申し上げますと、簡単にトントン解決できるということには考えておりません。ただ、やはりそれなりに職員にも頑張ってもらい、私もそれなりにねえ、この後も色々出てきますが、率先垂範飛び込んで話し合いの場を持ちながら、理事の皆さんにも説得し協力をお願いしながら進めていけば、何とか口が開いてくるだろうということで信じてます。したがいまして、これからやることになります。町長にならない前からそれをあえて申し上げておったわけです。町長に当選さしていただけば上土狩の区画整理事業は解決していきたいよということを申し上げていることは、ご承知のとおりですからね。なにか、渡辺議員、具体性に乏しいよということですが、これから飛び込むということでひとつご理解いただきたいと思います。現時点では頭の中には色々考えてはいますけどねえ、これからそれを実行して前向きに進めて解決の線まで持っていきたいということでございます。宜しくお願いします。 17 議長(浅倉) 18番。 18 18番(渡邉)  柏木町長が率先垂範して自ら先頭に立って、この上土狩区画整理、一人ひとりを説得するということで宣しゅうございますか。町長、お答え願います。 19 町長  最終的には全員の方が協力してくれなければ、完成は出来ないんだなということで考えます。したがって今、言われました104人のところを一人ひとり回って説得するのかということですが、説得の仕方も色々ございますねえ。その辺は一応、関係者とも相談して一軒、一軒回ってお願いしたのがいいのか、或いはグループごとがいいのか、その辺もケースバイケース、何でも、こばから回って歩けばいいってことではないと思いますので、その辺の手法については考えながら対応していきたいと考えます。 20 議長(浅倉) 18番。 21 18番(渡邉)  こりゃあまた一歩後退ですな。私はそう取ります。私は町長として、一軒、一軒回りますと、それでいいんですよ。そう言ってくれれば。その意気込みを私は聞きたかったんです。それはそれとして、話し合い路線でこれからそういうことで話し合いでやっていくんだと。そうすると今まで変わりません。絶対変わりません。これひとつ参考までに聞いてもらいたいんですが、かつて東京都知事、鈴木東京都知事が昭和54年に68歳で、ちょうど柏木町長と同じ歳くらいで都知事になられたわけです。これはそれまで美濃部都政、これは、ばらまき行政でありまして、約1,000億の赤字をつくってしまったんですね、これをその当時は副知事ではなかったんですが、ともに東京の副知事というふうなこともやられておられまして、非常にその行政能力が高かったんですがね、この、現在の鈴木都知事が68歳で東京都知事になられた。美濃部都政で出来なかったことを先ずやったのはですね、飯田橋にビルの建設工事があったですね、これは美濃部都政の時には一人でも反対があったらやらないという方針だったらしいですよ。全員が賛成しなきゃあやらない。そう言われて、これはにっちもさっちも行かなかった問題があって、これが議題に上がったんです。これは材木屋だったらしいんですが、その一人がどうしても承知しなかった。それで美濃部さんは、そのまんま行ってしまったと。それで、鈴木都知事が都知事になった時に、その話を聞いて、これは即刻やりなさいということを幹部職員に話をしたんです。決まったことは即刻やりなさいと。決然として強制立ち退きを命じたという。幹部の職員達はビックリしまして、こんないやな仕事を、なぜ就任早々にやらなければいけないのかと。こういうふうに都知事に言ったかどうか知りませんけど、そういうふうに思ったらしいですね。ところが都知事は、重ねて世間の人気を気にしていては知事は務まらないよと。都民の財産にとって何が一番良いか、先ず考えるべきだと。きちんと手続きを経て、決まったことはやらなければならなん、この言葉を都庁幹部一同に話をしたら、一同、水を打ったようにシーンとなってしまったと。これで本当にやる気になったんですって。それで鈴木都政は、都行政は1年でもって赤字が解消できた。こういうことがあるわけです。このくらいの意気込みがなければ、先ず、上土狩区画整理は解決はしない、と。このように思います。再度、町長のお考えをお伺いしたいと思います。 22 議長(浅倉) 町長。 23 町長  お答えいたします。東京都知事の、今、例が出たわけですが、命令一下こうしなさいということでねえ、進められれば、大変簡単に進むのかなとは私自身も思います。ただ、その命令を出す時点が大変難しいだろうなということで考えます。それをやらないと上土狩の区画整理事業なんか出来ないというようなお話しが、渡辺さんから出るわけですが、何んとかしたいということで私も考えているわけですから、ひとつその辺は前向きに理解していただいて、こうしないと出来ないぞというだけでなくて、こうして進めていこうよということで、私も考えたいわけですから、やり方は色々あろうと思います。渡辺さんの言われるようにね、104人のところを一人ひとり回ってこいと、それじゃあなきゃあ出来ないよと、それも一つの方法かもしれませんねえ。ですから、それは私が独断でなくて、関係者とよく相談して、どの方法が一番ベターだかということも結論を出した上で進めるということですから、その辺はひとつご理解いただいて、東京都知事のお話しも、これは参考にさしていただきます。命令でパッといけるかということも、その都度判断さしていただいて、対応していきたいということでございます。くどいようですが、私は何とか解決していきたいということで、ご説明申し上げておるわけでございますので、こうしないと出来ないということ、これは渡辺さんの貴重なご意見ということで受けたまらしていただきますけど、手法は色々あるはずです。その辺を相談しながら、いくら町長といえども、一人で何でも独断でというわけにはいかないと思います。その辺はひとつご理解いただいて、前向きに進めていきたいと。ですから、どうか議員の皆さんにも、陰に陽にもご協力ご支援ですねえ、アドバイス、それらは是非お願いしたいわけでございます。勿論、執行の方は私の方で組合側を、言うなれば具体的にご指導申し上げさしていただいて、前向きに進めたいということで考えますので、宜しくお願いしたいと思います。 24 議長(浅倉) 18番。 25 18番(渡邉)  これ以上聞いても、町長の答弁と言うものは、これ以上のものは建前ですけど、出てこないと思いますが、いずれにしても、この上土狩区画整理事業というものは、先ず柏木町長の腕の見せどころと、私はこれは宿題にさしていただき、この次必ず質問さしていただきます。そういうことで、次に移ります。  2番目は農業政策についてでございます。我が国の現在抱えている問題、この農業政策の中で一番問題になっているのは、皆さんご承知のように米の問題、米の自由化と食糧管理法、食管法についてではないかと思います。米の問題は単に農業だけではなく、国民的国家的な問題でもある。ひいては国際的な問題でもあることは皆さんも既にご承知のとおりであります。今年の米の凶作というものは60年に1度の大凶作とも言われております。東北地方の稲作農家にとっては、この冷害にみまわれた凶作というものは死活問題になっているということでございます。青森県の八戸市のある農家の方は、「凶作も凶作、大凶作です。人間が食べる米はまず駄目。鶏に食べさせる屑米が平年の1割か2割しか取れない。こんなひどいのは昭和8年以来のことです。」と。丁度60年ですねえ、と言っております。また、岩手県の稲作を主体とした大規模経営をしているある農家の1人は、奥さんと2人で15ヘクタール、これは大規模農家です。15ヘクタールの水田を耕作しております。奥さんと2人ですが、忙しい時には人手を入れるそうですが、このうち5ヘクタールは自分の田んぼであって、10ヘクタールは借地で隣近所の農業やらなくなった土地をお借りしたのかどうかは知りませんが、10ヘクタールは借地ということで15ヘクタールの大規模農家を経営されている。ところが今年のこのような状態では、貸借料が1反歩、10アール当たり3万円だそうです。と言うことは10ヘクタールというと、300万になるわけですね、この300万がそっくり借金で残ってしまう。これは何んとか出来ないものだろうかというふうなことを言っておられると。これは非常に大打撃でございまして、その大規模農家の方が言ってるのは、今の農業で一番足腰の強いのは兼業農家であると。これは冷害はあんまり関係なかった。冷害があってもそんなに打撃は受けていない。足腰の一番強かったのは兼業農家であると。自分みたいな個人の大規模農家が一番足腰が弱いんだよと。これからどうすれば良いか途方に暮れてしまったと嘆いておられると。今まで米はいつも過剰気味に生産されている。生産能力というものは日本全国約2,000万トンと言われております。能力が2,000万トンの生産能力がある。日本人の年間消費量というものは1,000万トンと言われております。2倍の能力があるわけでございますが、この余剰米というのが毎年あるというふうに認識しており、そのために毎年減反政策がとられて来たのであります。そして米の自給自足を堅持し、生産者価格を安定させるために、米は一粒たりとも輸入させないということが、今、言われております。この減反政策ですね、減反政策によって米の自給自足、外国から一粒たりとも輸入はしないという減反政策をとってきたわけです。ところが今年の冷害で一挙にそのつけが出てしまって、今まで作らせない、作らせないと言ってきたことが過剰だ過剰だと言われたから、一遍に不足になってしまった。農林水産省では既に加工原料米と、それから年末年始に起用されるもち米、この緊急輸入を決定いたしました。これはテレビにも出てました、タイから13万トン位輸入されつつあります。そして、この分でいけば米国データーバンクの指摘したとおりに主食用の米を100万トン単位で輸入しなければならなくなるだろうと。このように心配されておるわけです。まだ農水省ではそのことは否定しております。実際に100万トンの主食用米を輸入するとなると、これまで進めて来た減反政策というものが、或いは食管制度というものが崩壊してしまうわけですね。現にそのようになりつつあります。けさのテレビでもガットの事務総長がですね、日本に来てその辺の話し合いもしてる、要求をしているようでございますが、この12月15日に新多国的貿易交渉、いわゆるウルグアイラウンドの決着の日が12月15日にくるわけです。そのために11月の、来月の15日迄に具体的な数字を上げて各国が、各国が提示しならないという事態になってるわけです。一方では米をもう輸入しなきゃあならない。日本の食料は実際に不足してきているわけです。かたや一粒たりとも輸入してはいけないというふうなことも言われてる。この辺の今、本当に岐路にさしかかっておるわけです。世界的にですねえ、この保護貿易の傾向が強まっているなかで、このウルグアイラウンドの交渉を纏める意義というものは非常に大きいわけでございます。これを突っ張ってしまって、日本が世界の孤児になってしまうかどうかの瀬戸際になっておるわけです。これは今、長泉町の問題とはかけ離れているかもしれませんが、町長の考え方、農業政策というもの、今の農業政策というもの、柏木町長は過去、長泉町役場の経済課長として、非常に農業問題にはベテランでございます。その辺は色々と詳しくご存じのはずでございますので、その立場から、そして町長の立場から、今のこの農業政策、減反政策或いは食管法の問題と、これについてお伺いします。併せて長泉町の農業の将来像というものはどのように描いておられるのか併せてご答弁をお願いいたします。 26 議長(浅倉) 町長。 27 町長  昨日も同じような内容の質問があったかと思います。非常に農業の問題が難しい時代へ入った、特に我が長泉町におきましても、言うなれば都市化の現象或いは色々の発展が計画されてるわけでございますが、そんななかでこれからの長泉町の農業はどうなって行くのかということは、大変難しい問題でございます。特に今、ご質問のございました米の問題、政府も農林水産省もおそらく今年のこの冷害長雨による被害、これは夢想だにしていなかったと思いますが、たまたま今お話しのですねえ、東北のある地域では60年ぶりの大凶作ということで、本当にその地域の皆さんは死活問題だと思いますねえ。そういうことを考えますと、農業の難しさというのが改めて知らされるわけでございますが、長泉町の例えば稲作の例を取りましても、昨日も杉山議員からお話しのございました、幸い97%位で止まっているかなというようなお話しも伺ったわけでございますが、こういった非常に恵まれた地域での米の問題は、幸いでございますが、東北・北海道においては本当に悲惨な問題ということになってるわけでございます。したがいまして、けさのテレビでも、米の問題が冷害ではないよということを迫られてるわけですねえ。そんななかで日本政府はこれからどう対応していくか、一つのポイントになろうと思いますが、いずれにしても、農業の難しさ、米が取れないから急ぎ、減反の面積を逆に減らして稲作面積を増やすと、簡単にいかない事情があるわけです。一旦荒らしますと、なかなか元の素晴らしい水田に戻りにくいというようなこともございますので、その辺が、大変難しいわけですが、それはあえてしていかなければならないんだろうなあと。これは全国的ですね、減反面積も減らしてというようなことも打ち出たされておりますので、そんなことで長泉町にも昨日も色々お話しが出ておりますが、そういった影響が出てこようと思います。具体的な数字は農林商工課長から説明させますが、そんなことで考えます。それから、今言われました、これからの長泉町の農業はどうなるのかと。昨日もお話しの出ました横の線から縦の線、専門的に取ってかかって、若い世代の人達も、特に熱心にそういうグループ、或いは個人でも研究しながら素晴らしい成績を上げていらっしゃる方が色々おるわけですねえ。そういった人に対しては、可能な範囲の援助の手を差し延べて、なお、延ばしていただくということに尽きてしまうのではないかという具合に考えます。さっきお話しの第一種・第二種兼業の場合は色々の意味で足腰が強いということも言えるわけですねえ。片っ方が駄目なら片っ方で救われるということもあるわけでございますが、それをここで、うんぬん出来ないわけですが、少なくも農業でやっていこうという町民の皆さんも町内にもいらっしゃるわけです。そういう人達には色々の大きな施策のなかで、どういうことになるのかと言うことは、昨日もお話しもございました関係機関とも相談しながら進めていく以外にないのかなと。その上で農家自身の皆さんとの話し合いですかね。それをもって今後の農業経営に対応をしていくということがポイントになるということで考えております。具体的な内容については、農林商工課長からご説明申し上げますので、宜しくお願いしたいと思います。 28 議長(浅倉) 農林商工課長。 29 農林商工課長  お答えします。質問の中に、先ず米の自由化の問題でございますが、昨日も質問がありまして、日本の米の穀物自給率は非常に低いということを考えまして、なおかつ日本の農産物の輸入は世界におきまして、依然としてトップであるということで、平成2年度の統計によりますと280億ドルほど輸入しております。第2が旧ソ連が174億ドルと、西ドイツが135億ドルと、それからイタリアが126億ドルというな状況になっておりまして、非常に日本の農産物の輸入金額は高水準にあるというなことになっております。こういうことを考えますと、米の輸入自由化につきましては、ご指摘のとおり国際的な問題のウルグアイラウンドの問題も残りますが、基本的には米の輸入自由化につきましては、反対の立場をとってくということには変わりはございません。それから食糧管理法、いわゆる食管制度につきまして質問があったわけでございますが、食管制度というのは米の安定供給を柱に考えておる制度でございますんで、今後もこの制度につきましては農協共々堅持をしていく考え方を持っております。ご質問のご指摘のとおり、今年の冷夏、長雨による大凶作は米の不足を生じまして、各地でヤミ米等の報道が新聞紙上で大きく取り上げられてきておることはご承知のとおりだと思います。今年のように先程ありましたとおり緊急集荷等によりまして、政府米を全量、自主流通米に切り換えたということで、緊急輸入対策として100万程度の輸入を決めておるというな状況下に置かれております。こういうことを考えますと、集荷と供給体制においては毎年のように変わって来ます転作問題、この転作問題との悪影響によりまして、在庫不足或いは米の備蓄ということで非常に影響が出ているかと、こんなふうに考えております。したがいまして、今後の食管制度におきましては自主流通米等の供給システムにおきましては改正を急ぐ必要があるではないかというふうに考えておるわけでございます。それで次に町の農業の将来像についてどうかということで、これは町長がお答えすべきことだと思いますが、代わってお答えさしていただきますが、過去の農業行政、農業投資によりまして基盤整備等につきましては概ね完了し、営農基盤は出来ているかというふうに考えております。今後の課題としましては、第2東名或いは町の大型プロジェクト関連に関しまして、農用地の減少対策は勿論でございますが、農業従事者の高齢化或いは後継者不足ということで数々の重要課題を控えております。しかし第2東名を生かしました流通機構の改善や地元量販店との連携を強化さしていただきまして、地域特産物の振興や、また、都市住民を対象としました観光的要素を取り入れた農業等、特長ある農業振興に努力をしていく所存でございます。いずれにしましても、今後第2東名関連ということでこれらの周辺のインフラ整備を生かしまして、丘陵畑作地帯を下地にしました当町の都市近郊型農業として特長ある農業施策の推進に努力してまいりたいと、こんなふうに考えております。それからもう一点、減反の面積等の数字でございますが、長泉町の現時点の水田面積は127.7ヘクタールございます。今年、転作の配分を受けました面積が52.9ヘクタールということで転作率にしますと41.4%というような配分を受けております。これに対しまして、転作の達成状況でございますが、平成5年度につきましては101%ということで0.1%上乗せして達成することが出来たという状況になっております。それで今年の凶作に対しまして、政府の方では減反政策を打ち出しております。概ね全国で10万ヘクタールの転作緩和を打ち出しておりますが、同時に農林水産省の方で管理休耕の復田化ということで、その調査も合わせて進めております。先の新聞を見ますと、全国でその希望が13万ヘクタール程あったというふうに聞いておりますが、果して10万ヘクタール転作を緩和しまして、復田化が13万ヘクタールというような数値になってきますと、なかなか実態はそうはいかないではなかろうかというふうには見込んでおります。と申しますのは長泉町でも非常に転作率の割当が大きいというような状況で復田化の調査が来ております。長泉町の管理休耕の面積が9.7ヘクタールございます。希望等はとっておりませんが、転作率が高いというようなこともございまして、復田化の数値につきましてはある程度相当高い数値でもって出してございます。9.7ヘクタールの80%近くを県の方へと要望して復田化をするという方向づけで上乗せして出してございますんで、全国の13万ヘクタールにつきましても上乗せの数字ではないかなあというふうに見込まれておりますんで、これらを復田化をするという制度を活用さしていただきながら、転作の緩和率を図って行くというふうに市町村は考えておるではなかろうかなあというふうに思っておりますんで、長泉町も同一の方向でもって転作率の緩和を引き下げていただきたいという方向づけで現在進んでおります。以上でございます。 30 議長(浅倉) 18番。 31 18番(渡邉)  長泉町の減反政策って言いますか、これは転作っていうふうなことのなかで、我々従来どおりの、ある程度緩和してやってしていくというふうなことでございます。それと今、問題になっているのがやっぱり農業後継者の問題ですねえ。この辺のところがですねえ、昨日も杉山議員の方からも話がありましたように、やはり長泉町にとって、後継者不足というものがやっぱり非常に問題になっているんじゃあないかと思います。これは全国的にそういう問題があるわけですねえ。農業政策、10年に1回に行われるわけですが、1975年からあるわけですが、それがその当時後継者というものが22戸に1戸だったというのが、10年後には42戸に1戸になって、平成3年の調査では79戸に1戸しか後継者がいないというふうな状況。で、長泉町どんな具合かちょっと知りませんが、いずれにしても農業の後継者が無いっていって調査では7割あったと。しかもそのまま農業続けたいというのも7割あるという。と言うことは兼業農家が多いっていうことですねえ。専業農家が少ないということ。そういった後継者不足ということ、その中でじゃあ兼業農家、足腰が強いからじゃあそれをどういうふうにしていくかと。その中で魅力ある農業、これをどうするかということで、昨日も遠藤議員の質問の中で、やはり、この前向きに検討しますというふうな話が出ているわけですねえ。この辺も非常に地元任せになる恐れもあるんじゃあないかなあと。勿論その地元からこうしたいよという要望が出て来るようでないとまずいわけですね。今まで大抵、行政が指導でやると反対、反対って言いますか、結果は反対なんです。肉牛がいいって言えば肉牛やれば、それも駄目になるし。お米もそういうふうな状態だというふうな、そういうことでなかなかあまり進められないというふうな問題もある。そういうふうな色々問題が長泉町抱えております。その辺のところを舵取りをしっかりやっていただければ、農業問題についてはその辺で終わらしていただきます。  3点目でございます。まちづくりの独自性をどのように打ち出すのかと言うことです。これは町長になりましてですねえ、やはり独自性を打ち出すということは、昨日らいのお話しの中で、そう一遍に出来るもんじゃあないよと。今までの基本的な政策は継承していくという中では、独自性なんてものはそう簡単に出ないよと。これから検討していくよというふうに言われてしまうじゃあないかと思いますが、しかし町長になるからには、やはり自分のこうしたいよと、長泉町こうしたいよと、当然あるわけです。その辺のところをお聞きしたいと思います。 32 議長(浅倉) 町長。 33 町長  まちづくりの独自性をどのように打ち出すかと言うことでございます。色々構想はあろうかと思いますが、美しいまちづくりのために環境事業の一貫として、色々の事業を進めて行きたいということでございますが、町の個性づくりについて私も大変重要であるということは承知しておるわけでございますが、こうしたなかで色々の現在上がっております町の構想ですね。これを特長を生かしたもので進めて行きたい。近年の生活で非常にゆとりの中で潤いを求める住民意識も高まってるわけでございますが、大変そう言ったことを大事にしながら自然と調和のとれた長泉町をつくっていきたいとこんなことに考えます。非常に漠然とした答えでございますが、そんなことで長泉町の独自性を出して、色々な諸施策を進めながら、前進さして行きたいということで考えます。宜しくお願いします。 34 議長(浅倉) 18番。 35 18番(渡邉)  長泉町の独自性についてでお話しがありましたが、いま、地方の時代というふうなことを言われているわけですねえ。この地方の時代、地方分権の時代、いま地方分権の時代でございます。何か、町として自治体が特色ある事業をやりなさいということだと思います。これは中央集権に対する、東京一極集中に対する地方分権という。これはですねえ、かつて昭和40年から50年にかけての、第一次オイルショックの後、この地方の時代ということがよく言われたわけですねえ。これは不景気不況になると必ず出て来るのが地方の時代なんです。実際、地方の時代になってどうだったか、決してそうなってないですよ。ただ言われただけなんです。何故そうなったかと。色々あろうかと思いますが、一つは権限の問題ですねえ。権限が地方に流れるって言うか、地方に分散されていない。それが今この、平成5年不況の時に地方分権、権限を地方に委譲するというふうになってきているわけです。いわゆる地方の活性化ということです。かつては地方の時代と言われながら、どうしてもそれが推進しなかったということで、竹下政権時代にふるさと創成世事業ということで、一律に1億円が配付されました。長泉町は国際交流基金ということで1億円が積まれたという。たまたまそこに国際交流の問題があったから良かったんですが、地方としても1億円を何に使ってるか非常に困って、いわゆる金の延べ棒にして飾っておいて、いい知恵を出してくれ、なんていう話もあったくらいで、なかなか1億円でそう簡単に活性化というものは、まあ出来たとこもあるでしょうし、非常に扱いに苦慮したっていうのが実状ではないのか。そういうふうなことのなかで地方分権、その中に住民参加ということも当然入って来ているわけです。町長も住民に色々な話を伺いながら行政を進めて行くと。これは当然のことでございますので、それはそれとして、今、権限委譲というふうなことで、いま、福祉関係で福祉8法っていいますか、それが改正されて、いわゆる地方に権限が委譲されてるというふうな状態で、1万1千件もある諸認可の権限というものは半分くらいになってもいいじゃあないかという位なんですよ。どの位、その地方分権になって来るか分かりませんが、いずれにしても長泉町独自のものは、長泉町の我々行政或いは町民、そして議会も当然ですが、一緒になって考えていかなければならない。こういうふうなことでございます。柏木町長は、いわゆるこれからの事業としてやっぱり国からの補助金を貰ってくるのが、俺の仕事だよということも言われております。確かに縦割りの細分化された補助金行政というもので、行政というものは成り立ってるわけなんですねえ。昨日もそういうふうな面で税制の関係で、公債費の問題等で、もっとドンドン借金してやったらいいじゃあないかというふうなことも言われているわけですが、そういう中で、冒頭にお話ししました個性形成、ちょっと町長の方が先に触れていただいたんですが、一つの個性づくりということで、前町長が水を取り上げてですねえ、長泉町に地下にある豊富な水、或いは表面に流れている川・水、こういうものを活用しての、いわゆる水際空間の利用というふうなことで、泉八景というふうなことも言われております。それで出来ているのが駿河平の自然公園が出来ました。そして、ここに長小前にいずみ公園というものが出来て、これは噴水等でやってあるわけですが、この他に今、水と緑の杜構想ということで桃沢川の上流に今やろうとしている。これもやはり10年12年かかる事業だと思います。泉八景には鮎壺公園も含まれておりますねえ。これは南部にある鮎壺公園。これらもやらなきゃあいけない。そういった個性形成事業というものを進めていくには相当な金がいるわけですねえ。この辺をどのように考えておられるのか、これを1点。それから、一応全部お話します。2点目としましてですねえ、今、町長が美しい町づくりの環境事業を進めて行くということも言われました。先程。私は空き缶の問題、ゴミの問題、空き缶等の問題について、たびたび私も話をしてます、皆さんも、もう耳障りになるくらいじゃあないかと思いますが、やはり長泉町がそういうことで、これは町民一緒になって考えて美しい町づくりをするためには、やはり昨日も深沢議員が言ったように、道路に空き缶が散乱しているということは、町民の心が問われるわけですね。あれを拾うことによって、落ちてることによって非常に、この肌寒い感じを受けるわけです。私も実は少しですが柿畑を持っておりますが、行くたびに缶が投げられておると。袋へ入れた缶までも放り込んで行くと。直ぐ拾っても必ずあるですね。そういう状況は皆さんも目にしておられると思います。空き缶等のいわゆる禁止問題、禁止条例っていいますか、これは今、日本って言いますか、全国的にですねえ、和歌山市それから福岡県の北野町ということで、和歌山市が深沢議員が行ってこられて、違反条例ということであります。静岡県では伊豆長岡が平成2年にやってるわけですね。これは空き缶等禁止条例ではありません、ではないんですが、そう言ったゴミに対する色々な条例を、環境に対する条例、こういうものを作って美しい町にしようというのをやってます。最近は西部の引佐町がそれをやりまして、この10月から施行されたと。私もちょっとその辺をそれぞれに聞きまして、こう言った条例を作っているわけですねえ。これが伊豆長岡町の条例でございます。こういったものを作っているわけです。伊豆長岡町環境美化整備の促進に関する条例、これは引佐町です。これはシンボルマーク等も作りましてですねえ、それで、引佐町空き缶等の無い美しい町づくり条例。こういうものが出来ているわけです。そこで我が長泉町でもそういった、ある程度条例を作ってですねえ、これは罰則、いわゆる罰金を取るというのが主旨でなくて、いかに町を綺麗にするか、美しくするかということで、こういうことによって、自動販売機設置条例、設置に関する色々な規制とか、そういうふうなことも含めてのあれなんですが、そういうことも考えたらどうかなと。これは環境委員というものが、平成4年に出来ましてですねえ、色々その辺を検討されていると。その辺の答申を受けながら、町長は考えるということを昨日もおっしゃっておられました。そう言った色々その審議会とかそういうものの意見を聞いてやるのもいいんですが、やはり町長は町長なりの、そう言った独自性、長泉町にもそう言った町を美しくするには、こうだよと言うものをもって指導していただければなと思うわけでございます。それが2点目です。  それから3点目。これは役場内の職員の意識向上って言いますか、決して今まで、なかったということじゃあないんですが、トップが替わるということによる、ひとつのやはり雰囲気を変えて行くということで、先ず町の活性化は庁内、中の活性化、明るい職場づくりでもいいと思いますが、そういったこと、組織づくりと言いますか、そう言ったことは町長は考えになっているか、これが3点目です。それから4番目にですねえ、これは最後の4番目でございますが、これは後で。今この3点について取りあえずお答えいただきたいと思います。 36 議長(浅倉) 町長。 37 町長  お答えいたします。泉八景ですねえ。これの関係で今まで駿河平の自然公園それから長小南側の噴水の関係、それから鮎壺公園とか桃沢地区の水と緑と杜公園構想、色々あるわけでございますが、昨日もお話しが出ておりますが、引き続いて整備して行きますということを申し上げたわけでございますが、今日もそのお答えにさしていただきます。特に桃沢の水と緑と杜公園、10年の計画、面積も約30ヘクタールということで、非常に数字的に大きいわけです。したがいまして、工事費も20億以上かかるというふうに伺ってるわけですが、その辺もご存じ桃沢川が県の管轄になってます。県土木、要するに県土木ですね。色々ご支援をいただいて、これから中心に整備して行くということになろうと思います。ただ、一部沼津市側の土地問題があることを承知しているわけでございますが、その辺もふまえて、年次計画に基づいて進めて行くということになろうと思います。この間も県庁へもご挨拶に伺いまして、そんなお願いもしてまいったわけでございますが、引き続いて進めて行くということでお答えさしていただきます。それから美しい町の空き缶の問題とかゴミの問題。昨日も質問が出まして、色々具体的には環境衛生課長の方からお答え申し上げてあるわけですが、今も渡辺議員からは、町長の独自性をもって、ズバリ条例化をここで言い切ったらどうかということでございますが、昨日も環境衛生課長からお話のございました、折角、昨年、環境委員を選任さしていただいたわけですねえ。各地区から40数名ですか、の方お願いしてあるわけですが、そういった方、或いは環美協の委員の方、それぞれのお立場もあるわけでございます。町長が独自性を取れということですが、やはり、そう言った人達の意見も聞きながら具体的に進めて行くのがいいんだろうなということで考えます。要するに私の考えてます皆さんの意見をよく聞いて、勿論、最高責任者ですから何んでもやれということをおっしゃられるかと思いますが、あながちそうばっかりいかない問題が一杯あるわけです。そんなことから色々な意味で、こうスムースに、なおかつ実行性を伴のうことでございますので、その辺も考えながら相談して前進さしていきたいということでございます。そのように考えます。具体的な内容は後ほど今の2番の問題については、改めて環境衛生課長からご説明させます。それから職員の雰囲気問題、この役場の庁舎内の問題、この役場外にも色々町の施設がございますが、それを含めましてやはり色々の意味で、今も今まで暗いということではないわけですが、なお一層ねえ、こう町民の皆さんが何んか町長が替わったことによって役場内、或いは町の施設の職員の考え方、態度も変わってきたというものを出していきたいと思ってます。率先垂範って言う言葉が、今出たわけですが、これは私なりに率先垂範さしていただきます。この間、就任の同じ日の直後に課長会議をもったわけですが、先ず挨拶ということを出しました。とかく知らん顔っていうことじゃあないわけですが、ついつい仕事をしていると挨拶も事欠く場合があるわけですが、お互いの人間でございます。色々のご縁でこの役場に勤めているわけでございますのでね、せめて職員間だけは朝の挨拶、帰りの挨拶ぐらいはお互いにしようよということを課長にもお願いしました。ですから、現時点では全職員に徹底されているだろうなということに考えておりますので、先ず、挨拶から始めて、少しでも明るい役場にしていきたいなあと。町民の皆さんも何か変わったなということを、こう感じていただけるようなことを考えて行きたいということで考えます。ご理解いただきたいと思います。 38 議長(浅倉) 環境衛生課長。 39 環境衛生課長  昨日も深沢議員からこのことに関する質問いただきましたけれども、また、改めて町長の方からも答弁さしていただいたわけですが、基本的には昨日お話ししたような考え方で取り組んでいくということで、ご理解いただきたいわけです。今のところ全国的にも5ヶ所、それから県内で2ケ所というようなもの、状況でございますけども、それぞれの地域の実状にあった取り組み方ということが基本だろうというふうに思いますし、それもやはり実効の上がるものでなければならないというな考え方を持っておりますので、昨日の深沢議員にお答えした内容でひとつご理解いただきたいと思います。 40 議長(浅倉) 18番。 41 18番(渡邉)  環境課長にちょっとお尋ねしたいんですが、1年間環境委員というものが出来ましてですねえ、1年間の活動の中で、今どのような問題が出てどういうふうにしたらというふうなことがあったかどうか。環境委員としての内容、成果、そういったものがございましたらお伺いしたいと思います。 42 議長(浅倉) 環境衛生課長。 43 環境衛生課長
     昨年からの環境委員を各地区に設置をさしていただいておりますけども、その発端と言うのはそうした環境的な面について、以前は区長が全て窓口になって取り組んできていただいたわけですけども、非常に区長のやること多いよということで、そういう部分だけでも専任的に取り組める体制は出来ないかということで、環境委員の設置をさしていただいておりますけども、やっていただく内容については、以前から継続してやっております清掃の日の活動を含めた清掃に関すること。それからゴミ等に関することということで、集積場の管理指導ということもお願いをしている重要な部分でございます。それから各地区での消毒の実施ということ、計画も含めて環境委員さんに中心になって取り組んでもらっていると。主にはそのような内容でございますけども、昨年1年の状況の中では、新しくできたということもございまして、なかなか私どもが期待するほどの状況にはいかなかったというところがございますけども、今年は2年目に入ってるわけでございまして、委員さんも大部分は交代はしております。ただ、そういう方が町の方で設置をしたという点については、各地区の中で浸透してきているということで、特に毎月の第1日曜日における清掃活動、これらについては非常に活発になって来たというところでございます。それで私の方も、今後力を入れていきたいという部分はゴミの取り扱いの問題でございますけども、この辺を昨日も申し上げましたように、現状のゴミの問題について、今後どう取り組んで行くかということを環境委員の代表で、ゴミ問題研究部会という形で体制をとり、これから具体的な方策を環境委員の方に徹底をしながら、取り組んでいこうということでございます。やはり環境委員さんにも45名程いますので、どうしても、熱心の方もありますけども色々勤めの関係もあるという方もございまして、若干認識的には全部同じ認識だというふうにはいきませんけども、そういう一律的にはいかないという部分がございますけども、我々としては明日の地域の指導者的な立場ということで、区の方と一体となって取り組んでほしいよということで今、活動進めているところでございます。 44 議長(浅倉) 18番。 45 18番(渡邉)  今の環境委員の仕事の内容、これは4点あるということで発足したわけですが、私が言ってる空き缶ポイ捨ての問題等についても、この辺のところは環境委員として、どのようにされているのかなあと、どのような検討されているのかなあ。と言うのは、1年交代になると思うんですねえ。区長さんが代行してやるという。ことになるとそうなるとやはりそういった問題って言うのは、やはりある程度継続的な形でやっていただかないと、どうかなと思うんですが。その辺はどうでしょう。 46 議長(浅倉) 環境衛生課長。 47 環境衛生課長  特に環境委員さんに空き缶のですねえ、投げ捨てに対する取り組みを、そのことに限ってお願いはしてございませんけども、それらも先程申し上げた環境委員さんにやっていただくゴミのことに係わる部分として、これからもそういう面に気を配っていただくように、お願いをしてまいりたいというふうに考えております。 48 議長(浅倉) 18番。 49 18番(渡邉)  この問題については、また町長が環境委員のご意見を伺いながらと言っておりますので、その辺の結果もこれから聞いていきたいなと思います。  それでは最後にですねえ、4点目としまして、これは教育長の方にお伺いいたします。それは長泉高校に国際学科の新設要望をしていただける考えはないかと言うことでございます。長泉町は自治体として始めてニュージィーランド、ワンガヌイ市に海外に施設を購入しました。そしてこれを運営している唯一の町と言われております。行政当局の積極的な支援によって、この交流は官民ともに益々盛んになってきており、町長自身もワンガヌイ市に行かれたし、あっちこっち見られたと思うんです。その辺のところは感じとられてると思います。県立長泉高校もこの前、ワンガヌイ市ハイスクールとの生徒間の交流というふうなことのなかで、ブラスバンドが遠征いたしまして、非常に好評を博したということでございます。このように長泉町としては、県立高校長泉高校がありまして、長泉町はそういった海外の交流が盛んになっているというふうなことのなかで、私は高校にですねえ、国際学科を設けていただきたいなと、このように思うわけでございますが、国際学科で何をやるか、これは英語、そういった外国語を習うということばかりでなくて、諸外国の知識・マナーこういうことの習得或いは啓蒙に役立てて、真に国際親善友好の実が上がるようにすべきであるとこのように思うわけでございますが、町として、県の教育委員会に国際関係学科を新設する要望をしていただきたいと思いますが、このことについて教育長のお考えを最後にお伺いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。 50 議長(浅倉) 教育長。 51 教育長  長泉高校につきまして、国際学科の新設について、町で要望していく考えはないかというご質問の要旨だったと思います。長泉高校は高校自身、「魅力化及び活性化」のために、新しい学科として、仮称でございますけれども、国際科を新設をしたいという考えを県の教育委員会の方へ平成4年8月に申請しております。この学科は国際化した社会の要請でもあり、本町の国際交流を重視した町全体の動きとも一致しておりますので、長泉高校と充分打合せを取りながら、協力して学科の新設について要望していきたいというふうに考えております。参考までに申し上げますと平成元年度から県の施策で「高等学校の個性化推進事業」というテーマで各学校がそれぞれ個性のある教育を進めるというような運動展開しておりますが、長泉高校ではその個性化の一つとして、「国際理解教育の推進」を取り上げて研究し、大きな成果を上げております。毎年国際交流の集いというのも持たれまして、本年の11月6日に長泉高校で町内の中学生の英語のスピーチ、それから高校生のスピーチ、それからは町内に在住しております外国人の方が、今度は逆に日本語で日本に来てからの色々の感想や想ったことのスピーチがありまして講評があったり、その後、参会者での懇親会というような行事がこのところ例年持たれております。中学生もそれに両中学から代表が出まして、スピーチをやっているような、そういう国際交流の集いというのがございます。その他、ニュージィーランドの生徒がこちらに参りました時には受け入れて学校を開放していただいたり、ホームスティーをできるだけ子供の家にお願いをしたり、町の国際交流協会ともタイアップしながら、こういう国際交流事業、長泉高校で言うならば国際理解教育というものを、今、進めているところであります。3点目に県内の状況で平成5年度公立高校で国際科を持っておりますのは、浜松の北高校が1校であり、西部地区に多い帰国子女の受け入れが主であり、国際教養コースとして吉原高・静岡城北高の2校にコースが設定されております。これが現在の本県の状況現状でございます。長泉高校としても平成6年度入学生徒から教育課程を変更して各コース科目にしていくべく申請中であると、このように聞いております。国際学科或いは国際コースをですね、開設されれば町内の中学生の選択の巾が拡大されることになり、数多い希望の中にそういう生徒もきっとあると思いますので、教育委員会といたしましても、開設が実現できるように前段に申し上げましたとおり、学校と連携をとりながら進めてまいりたいと、このように考えております。 52 議長(浅倉) 18番。 53 18番(渡邉)  是非この長泉高校に国際学科を新設していただくよう、精力的に継続的にお願いしたいと思います。以上で質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。 54 議長(浅倉) 質問順位   2番。 質問内容   1.町道8号線、5号線の現状と問題点について        2.桃沢川の災害は大丈夫か 質問者    4番。下山 登議員。 55 4番(下山)  私、新人議員のトップを切って質問さしていただきます。不慣れでございまして、意の通じない点も多々あろうかと思いますが、誠意あるご回答をお願いいたします。今、長泉町には色々な大きな問題がございます。特に北部地域におきましても、非常に皆さんも、町民の皆さんも、ご苦労して色々真剣にこの問題について考えておりますが、やはりその陰には小さい問題、これが解決することがこの大きな問題を解決する一つの糸口ではないかと思います。そういうことで私、今回は非常に今まで解決出来なかった小さい問題を今回取り上げて質問さしていただきたいと思います。では、通告に従いまして順次お伺いいたします。  先ず始めに町道5号線並びに町道8号線の現状と問題点、4点についてお伺いいたします。この道路は長泉町を南北に結ぶ重要な生活道路で、長い歴史を経て改修改良重ねられ今日に至っております。しかし、モータリゼイションの中で、交通量は日増しに増加し、最近地元の交通安全会の調査によると、1日平均3,500台から4,000台の通行量があると言われております。特に長泉富士工業団地や沼津工業団地が出来てからは、生活道路と言うより産業道路に変わりつつあります。下長窪から上長窪の間は、その一部、それは昭和44年に東名自動車高速道路が建設と同時に、資材運搬道路として短期間に造った道路で、幾つかの問題を残しながら今日に至っております。そこで問題点について、先ず建設課長にお伺いいたします。第一点として、桃沢川にかかる下長窪谷津地区にあります榎田橋・谷津橋付近のS型道路でございますが、大型自動車道では交差することが出来ず、ガードレールの損傷に見られるとおりであります。この箇所の改修については、北部住民の20年来の悲願であります。昨年はどうしてもやらなきゃあならないということで、北部地区地域区長連絡協議会を作って、その中で連名で町に要望書を提出してあります。どうか一日も早く改修改良が出来るか、お伺いいたします。 56 議長(浅倉) 建設課長。 57 建設課長  ご質問の内容は町道5号線、いわゆる昨日もご質問ありました納米里・城山・足高線の場所につきましての榎田橋から谷津橋においてのS字カーブ、この辺の拡幅改良のご質問だと思います。質問者からの話もありましたように、この納米里・城山・足高線におきましては、通行車両が非常に多ございます。まして、通学路でもあるというような係わりのなかで、道路の方向線のカーブ、そういうものが車両交通について非常に支障をきたしているという状況の確認を充分承知しております。そういうかたちのなかで、基本的にまず実施計画のなかで、基本調査をしていきたいということで、現在の実施計画におきましては平成6年度において実施調査の計画を取り組んでいるというような状況であります。 58 議長(浅倉) 4番。 59 4番(下山)  ありがとうございました。それでは早急にそれが実施できるように努力していただきたいと思います。  では、第2番目として建設課長に、もう一度お伺いいたします。上長窪山下地先の桃沢川にかかる神田橋というのがございます。そこの道路構造が非常に悪く、見通し或いは直線カーブでありまして、直角でなく、いくらかL型になった道路でございまして、東側は小さな川になっておりまして、西側から直線で東名の側道を下って来ますと、非常にあそこで危険な状態になっております。あの箇所は大体1ケ月に1度以上必ず事故が起こっている。あの広場に留まっている車があるわけなんです。と言うのは1年に大体20台位はあると言われております。そういう状態でですね、あの改修は出来ないかお伺いいたします。 60 議長(浅倉) 建設課長。 61 建設課長  ただいまの納米里・城山・足高線の東名高架下の付近のですねえ、神田橋っていう橋があるわけですけども、そこの部分のご質問でございますけども、やはり交通量の増大も勘案しながら、現地におきましてはL字カーブになっておるわけですけども、この神田橋につきましては61年に歩道の整備ということで、幅員を1.5m程歩道の整備ということで拡幅してございます。ご質問の内容は車道についてL字がなっているから、その辺はどうかなあというようなご質問でございますけども、歩道を設置してあります関係で、ご存じのように東側の方を全部検討するしかないかなあというふうに考えております。したがいまして、現地をよく調査しながらですねえ、東側水路部分について、下の山下住宅の付近につきましては、バス停のように拡幅されておるわけですけども、その辺を考慮しながらですねえ、東側について今後検討していきたいというふうに思っておりますので、宜しくお願いしたいと思います。 62 議長(浅倉) 4番。 63 4番(下山)  今ご説明いただいたんですが、確かに数年前にあそこへ歩道が出来ました。歩道が出来てから一層交通事故が多くなった、って言うのはですね、どう言うことかと言いますと、車道は全然改造されてないわけで、歩道が出来た関係で橋が広くなったという感覚が出来てしまったと言うことが大きな事故の原因になってきておると。そういうことで早急に改善するよう切にお願いいたします。  では、3番目に東名自動車高速道路の陸橋の下を、元長窪方面に通じる、通称8号線と言うんですが、あの8号線へ入る所の交差点の安全対策及び道路の改修でございますが、昨日鈴木議員からご質問がありまして、建設課長より、信号機の設置を検討すると、と言うようなお話しがございましたが、やはりあれから元長窪方面へ入る交通量と言うのは、同じく地区の交通安全会の調査によりますと1日に平均700台程度の車が毎日通行しているということでございます。ただ、信号機を作るだけでなく、あの道路構造が非常に旨くない。と言うのは、あの下り線の所の一番カーブの所に橋脚が立っておりまして、非常に見通しが悪いと同時に、歩道が無いと言うことでございます。あそこは何回か損傷事故だけでなく、人身事故も起こっております。そういうことで、信号を作ると同時に道路構造の改修が絶対必要だと思います。それらの点について、お伺いいたします。 64 議長(浅倉) 建設課長。 65 建設課長  昨日の通学路の整備のなかで、上長・元長線の町道8号線って言っておりますけども、それとの交差する東名橋脚との交差する部分についての信号機の設置ということで質問がございまして、関係機関にですねえ、信号機の設置について要望していきたいという回答さしていただいたわけですけども、それに併せて、ただいま質問者から質問がございましたように、溜まり場的なものがないから危険じゃあないかと言うお話しがございましたので、信号機をですねえ、設置するに併せて歩道の整備が出来るか、すみ切りが取れるか、併せてですねえ、その辺も検討したいと思いますので、宜しくお願いしたいと思います。 66 議長(浅倉) 4番。 67 4番(下山)  いま建設課長が検討するということでございますが、要は道路の拡幅をしなければ、いい構造にはならないと思います。あそこはたまたま30m・40m位の道路公団の敷地があるわけなんですが、道路公団の敷地をお借りして拡幅し歩道を整備するというなことまでしなければ駄目だと思います。その点を含めて充分ご検討していただきたいと思います。  では、4番目についてお伺いいたします。この路線は30有余年間バス路線としてバスが運行されております。お年寄りや子供たちの交通の足として広く利用されております。同路線上には城山から元長窪迄には12ケ所の停留所がございます。因みに下土狩駅から役場の前を通って福祉会館、納米里を通って城山まで行くと、全部元長窪まで合わせますと20ケ所の停留所がございます。そのなかで今、停留所の所にみんな時間表ということで、看板が立っておるんですが、いま、7ヵ所がみんな足が曲がったりしております。と言うのは非常に、その場所に、交通量が一杯でぶつかっているということでございます。特に非常に交通量が多くなりまして、その交通量の激しい道路にお年寄りや子供たちがバスを待って、或いはそこに待ちきれずたたずんでいる姿は見るに忍びないものがございます。特に城山下の蓮華寺というお寺があるんですが、あの上にある停留所等は、お年寄りが待っていると、非常に高校生等が通ったりなんかしますと、高校生が「おばさん、危ないよ。もっとどっかへ行けよ。」と、言うようなことも僕も聞いております。そういう中で、町長にお伺いいたしますが、町長も所信表明の中で、高齢者に対する思いやりとか、交通安全施設の整備を積極的に推進していきたいというお話がございましたが、このバスの停留所の改善、或いはバスレーンの設置等考えているかどうか、お伺いいたします。 68 議長(浅倉) 町長。 69 町長  ただいまのバス停の問題についてお答えさしていただきます。特に上長窪・元長窪の地区の町民の皆さん、地域性もございましてバスの利用者が大変多いいことは承知しております。今、お話の城山から元長まで12カ所のバス停があるようでございますが、今、お話しの看板の脚が曲がってたりということは、誠申し訳ございませんが、気が付いていなかったわけでございますが、早速その辺は整備さしていただきます。その他色々お話のございます、場所によっては歩道の無い所も気がついてます。それから拡幅したいなという所もあるわけでございますが、そういった道路整備と合わせて不足している所を、或いは破損している所は直していくように考えますので、そんなことでひとつご理解いただきたいと思います。 70 議長(浅倉) 建設課長。 71 建設課長  看板の件で、ただいま町長がお答えしましたですけども、看板につきましてはバス会社の所有の物でございますので、その辺、私の方からバス会社の方へ要望していきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 72 議長(浅倉) 4番。 73 4番(下山)  確かにあの施設はバス会社のだからバス会社のやっていだくのは当然だと思います。しかし停留所の改善につきましては、バス会社はあの路線については、「もう、やだよ」と。「あまり儲からない路線だからやだよ。」と、何回か申し込みがされておるわけです。しかし、路線バスというのはですねえ、非常に、お年寄りや子供たちの交通の足として、非常に安全な機関でございます。そういうことで関係地域はそんなこと言わないで、是非ひとつお願いしますよと言って、頭下げて運行されているのが現状でございます。そういう中ではございますが、非常に長泉は個性溢れる潤いのある、お年寄りにも優しい町だと。特に、皆さんも町長はじめ人に優しい道路を造るだというなこともございます。人に優しい道路と言うのは、そういう非常に可哀相なお年寄りや子供たち、そういうのを大事にする道路だと思います。そういうことでですね、バスの停留所もですね、やはり町で率先して造っていただくというのが僕はいいことだと思うんです。特に、いい道路出来ました、下長窪の荻素橋前ずっと出来ました。あそこには2ヵ所停留所がございます。福祉館前と納米里の荻素橋前の2ヵ所あります。福祉館前でお年寄りが遊びに来ておりまして、あそこでバスを待っております。なかなかこの道路が非常に渋帯しまして、バスの運行時間がかなり遅れております。そうしますと、あそこでお年寄りが待ちくたびれまして座ってしまっております。その時に本当に優しい道路造るというならば、人に優しい道路を造るというならば、あそこへバスレーンが出来ておりますところへちよっとした椅子をつくるという、そういう小さな心掛けがあってもいいじゃあないかと思います。納米里の荻素橋の前のあの停留所は非常に道路も広ろうございます。バスレーンというなかたちで空地が残っております。あそこで待っているんですが、ただ、本当にバスの看板が1本立っているだけです。決っしてバスレーンがないわけではないです。停留所ができないわけじゃあない。そういうことで1日も早くそういうような、きめ細かな施設を造ることがやはり大きな問題に取り組む第1歩だということで、そういうことで是非、町長さんにお願いいたします。 74 議長(浅倉) 町長。 75 町長  お答えさしていただきます。人に優しい、特にお年寄りにやさしいという、温かいご意見ありがとうございます。その線に添いまして、もう一度やりました場所的に余裕のある所はこういう物を欲しいんだよということの、ご意見でございますので、充分検討して対応していきます。そういうことでひとつご理解いただきたいと思います。 76 議長(浅倉) 4番。 77 4番(下山)  どうも是非推進していただきたいと思います。では、次の質問にうつります。  桃沢川の災害は大丈夫かということについて、お伺いいたします。愛鷹山系の中でただ一つ、年間を通じて水量の豊富な、そして年間を通じて水量の変化の少ない河川として、最近クローズアップされ、桃沢川を愛する方々が多くなり、我が長泉町の貴重な財産として安らぎの場であり、また、憩いの場になろうとしております。しかし桃沢川の元長窪水神社付近の涌水群から下長窪黄瀬川合流点迄の10数km2の間も、今日の原形をなすまでには、先輩諸氏の並々ならぬ努力があったわけでございます。特に昭和20年代のあの繰り返す災害を含めて、30年代になってようやく県の一級河川となりまして、それから護岸工事も進み、安心している昨今ではありますが、数年前のあの恐ろしい七夕集中豪雨と、時には非常に皆さんも心配され、決壊する箇所が数箇所出るではないかと言って、夜を明けて監視していたわけでございますが、幸い窪田橋の橋が流失しただけで、それほど大きな被害もなかったわけでございますが、その後、やはり桃沢川を愛する地域の皆さんが共に災害から守ろうということで、元長窪・上長窪・下長窪の全員でボランティアで護岸の草刈りや河床の草刈り、或いは石垣の目地の切れた草刈り等々やっておりますが、最近は世代交代といいましょうか、また災害の恐ろしさを忘れてきたと言いましょうか、なかなか区の役員もそのボランィアをやるのに苦労しているわけでございます。しかし最近特に河床の土砂の体積、或いは河床の草の繁茂等が非常に多くなって関係機関にかなり強く要望しておりまして、少しずつやっていただいておるんですが、それでは間に合わないわけでございます。そこで建設課長にお伺いいたします。1級河川でございますので、県の管理下になろうと思います。しかし災害が起きて一番困るのは地域の者でございます。そういうことでですねえ、是非その関係機関に強力にプッシュしていただいて、今、溜まっておる土砂の排出をですねえ、積極的にやるようにお願いしていただきたいと思います。 78 議長(浅倉) 建設課長。 79 建設課長
     桃沢川の河川についての浚渫のご質問だと思います。桃沢川はご承知のように1級河川ということで県が管理をしております。先程もご質問の中にございましたように、この桃沢川の河川の清掃等ですねえ、3長窪、下長窪・上長窪・元長窪ですね、地域の皆さんに河川愛護の美化運動の一貫として毎年ですね、7月にお願いしております。主に河川の雑草或いは土手の雑草の刈り込み、そういうものをですね、お願いしておるところですけども、最近非常に河川の中の雑草も多くなってきて、先程言われましたように後継者の問題でなかなかボランティア活動に協力できない人達が多いよというようなことから、なんとかならないかということで、3長窪の皆さん方から要望があるわけでございますが、そうしたなかで私どももですね、これに関しましては県の方へですね、浚渫工事をすべくお願いをしてございます。現実的には平成4年度におきましては、下長窪の中橋からの上流部100m分ですけども浚渫工事をしていただいております。こういうかたちのなかで、本年度以降におきましても、継続的に浚渫をしてもらうべく県の方へ要望をしていきたいというふうに思っております。現実的には本年度におきましてもですねえ、雑草等の多い所を写真撮りましてですねえ、県の方へも重ねて要望しておりますので、なかなか場所が広いもんですから、いっぺんには予算の関係でいかないというようなこともありますので、年次計画的にですねえ、浚渫工事をすべく要望を強くしていきたいと思いますので、宜しくお願いしたいと思います。 80 議長(浅倉) 4番。 81 4番(下山)  是非、徹底するように、ひとつ要望していただきたいと思います。  続きまして、桃沢川の流域の治山治水はどうなっているか、と言うことにつきましてお伺いしたいと思います。いま、桃沢川も危険な状態になっていると言われております。そのために国・県では桃沢少年自然の家より500m上流に5年前から大規模な砂防堰堤を建設中であります。それは愛鷹山の国有林をはじめ、民有林の大部分がヒノキの人工林となり、林業経営の低迷から管理が出来ておらず、その中には国有林の800ヘクタールが水源涵養保安林ということになっておりますが、それすら管理が徹底してないというのが実状でございます。そういうことで、国・県も非常に憂慮して内堰堤を造って守っていこうというようなことでございますが。ただ、水をあそこで土砂を止めればいいということでなくて、反面それが保水力がなくて水量の減少に繋がる危険も非常に出ております。それでその堰堤の下、流域長泉町、沼津市一部含めまして谷津川まで含めまして、今800ヘクタールと言われております。ここで見ますと非常に緑豊かな山林に見えるわけなんですが、中へ入って見ますと自然破壊そのもののような状態で、非常に雨が降るとそのまま、ただ水が流れて来てしまうということでございます。3年前にあの谷津川の災害、あれだけの雨が降るとあのような恐ろしい災害になるわけでございます。どうかその民有林をですねえ、やはり管理しなければどうしてもその桃沢川の流域の災害を防ぐことはできないではないかと思います。そういうことで農林商工課長にお伺いいたしますが、それらの山林の管理について、どのようなお考えをもっておるか、お伺いいたします。 82 議長(浅倉) 農林商工課長。 83 農林商工課長  最初に治山治水事業につきまして、ご質問にもありましたとおり、現在桃沢川の上流と、それから谷津川の上流でもって県事業によりまして砂防堰堤工事を施工しておる最中でございます。なお、流域が違いますが、梅の木沢川につきましても河川改修をやっておるということで将来的には砂防堰堤を設置する意向があるというふうに伺っておりますんで、建設課を通じまして梅の木の方にも県に砂防堰堤の要望をして行きまして、治山事業の充実に努力してまいりたいと、こんなふうに治山事業につきましては考えております。それで、川上と川下ということで、川上におきましては山林保有と、それに反しまして第2東名うんぬんということで、開発行為に伴います土地利用というな状況と、或いは川下におきましては三島市或いは清水町における涌水の減少化の問題、或いは川上におけます都市開発に伴います悪水における水害等の問題等ということで川上と川下におきましては、状況がそれぞれ変わって来るかと思います。川上と川下ともども役割分担は異なっているかと思いますが、愛鷹山を控えました長泉町におきましては、山林の育成確保、それからご質問にもありました水源涵養保安林としての育成ということで、今後関係者の協力を得まして努力していきたいと考えております。このためには国有林につきましては、営林署に協議要請しまして、国の人工林の育成を考えまして災害防止等に対処していただきたいよということで要請をしてまいりたいと思っております。それから民有林につきましては、以前永井議員さんからも質問がありまして、ちょっと対応が遅れておりますが、現在、間伐をしていきますよという希望者の調査を把握するための準備をしておる段階です。したがいまして、その準備が出来上がりましたら、今年度部農会の協力を得まして希望数量等の把握の調査をしてまいりたいというふうに考えております。また、参考まででございますが、愛鷹山系につきましては、富士流域活性化センターの流域にも入っております。この富士流域活性化センターで異業種との交流等によりまして、流域林業の活性化を図るための検討会を重ねて推進しておる状況でございますんで、それらをふまえましてご理解のほどお願い申し上げます。以上です。 84 議長(浅倉) 4番。 85 4番(下山)  今、お隣の裾野市でも、非常に大場川の災害等ふまえまして山林の管理、特に人工林におきましては間伐等がですねえ、非常に管理の対象になるわけでございますが、森林組合というのを作って、そういうなかで管理を徹底して推進してきたと言われております。なかなか、どこの家でも林を間伐しようよと言っても、金にはならないしお荷物だと、と言うことで管理はできないわけでございますが、この流域には、かなり共有林がございます。そういう中でなかなか個人は出来ないと言うことになると進まないわけでございますが、そういう先ず共有林あたりのですねえ、徹底的な指導して間伐管理をするというなお考えはございませんか。 86 議長(浅倉) 農林商工課長。 87 農林商工課長  説明を落としまして、民有林の中には当然、各集落におけます共有林があるわけでございます。したがいまして、今回の調査を進めるに当たりまして、各集落の代表を通じて共有林も含めですねえ、希望とっていただきたいよということで調査をして行きたいと思います。その中で民有林と共有林を含めたなかで管理を推進していくというふうには考えております。 88 議長(浅倉) 4番。 89 4番(下山)  なかなか指導していくと言ってもですねえ、ただ「お願いしますよ、お願いします。」と言ってもですねえ、それは現実の問題として、「はい、分かりました。」と言うことで進まないと思います。もう少し具体的な方法はないか、お伺いいたします。 90 議長(浅倉) 農林商工課長。 91 農林商工課長  具体的な方法でございますが、前に永井議員さんから質問をいただいた時に、裾野の事例をいただきました。それで裾野の間伐につきましては、ある程度県の補助金と、その市の補助金を出しまして、それで業者委託して間伐作業に入っておるというような状況でございますんで、うちの方も長泉町で県の補助金に対しまして、長泉町として補助金の上乗せが幾らできるかということを内部調整をしまして、その内部調整をもとにしまして、皆さん方にこういう施策でいきますが、間伐はどうですかという調査に入っていきたいと思います。それらの調査がある程度、面積が纏まってくれば、いろんな事業がございますんで、補助率も変わってくるという方法も考えてこられますんで、面積いかんによっては、自己負担額は分かりませんが、国或いは県等の補助金が変わってくるということも考えられますんで、取りあえず町内で町が幾ら上乗せ補助出来るかという内部検討しまして調査に踏み切っていきたいと、それで、その希望数量に基づきまして、今後、外注等に出して行くということで、それは関係機関と相談しながら間伐作業に入ってまいりたいと、こんなふうに考えております。 92 議長(浅倉) 4番。 93 4番(下山)  今、農林商工課長の方から色々な方面、色々な手法を使ってしていくということでありますので、ありがたく承っておきます。本当に山林の保護というのは、自然環境を守るということが大事ですし、治山治水の面も非常に大事なことだと。それと山林愛護と、そういうなことで非常に大きな問題だと思いますが、是非、強力に推進していただきたいと思います。本当に今、長泉町が先程もお話しがありましたように、水と緑と杜公園を建設計画中でございます。その桃沢川ですねえ、下流において災害を起こして嫌われる川になってはならないと思います。そういうことでですね、上流から下流まで町民に愛される桃沢川にするように、是非頑張っていただきたいと思います。以上で私の質問は終わらしていただきます。 94 議長(浅倉) 質問順位   3番。 質問内容   1.町職員の待遇改善について        2.3歳児保育の実施について        3.鍼・灸・マッサージ施術費用の助成制度について        4.住宅問題について 質問者    栗原 収平議員。13番。 95 13番(栗原)  今、新人の第1号ということでトップバッターということで、下山議員から質問がありました。的確な素晴らしい質問がありまして、そのあと受けてやるんですからこりゃあ大変だなあということで、いま、胸がドキドキしておりますけども、私も今回初心に返って1年生のつもりで頑張りますと。そういうことで町民の支持を得て当選さしていただきましたので、私も新人のつもりで頑張ってまいります。是非ご答弁の方、宜しくお願いしたいと思います。先ず質問に移るわけですけども、今回、私、この選挙が終わりまして、その後に色々な方とお会いする機会がありました。そのなかで大変職員の皆さんのお褒めをいただきました。これは町の中では大変、名のある教育者でございまして、現在も教育の立場にいらっしゃる方でございます。この方とお会いした時に、長泉町の職員は素晴らしいなと、そういうお言葉をいただきました。どういうことかと言いますと、その方もいろんな役目柄いろんな所の市やそういう所の職員と接するわけですけども、市の職員と言えども質問してもしどろもどろで答弁出来ないよと。だけども我が町の職員はきちっと答弁してくれるよと言うので大変素晴らしいというに申されておりました。私の今回の選挙の事務長さんがやはり教育者でありまして、東京の或る大きな町の教育委員会に入っておられまして校長までやられた方です。その方が今回も受けてくれたわけですけども、この方もこの役場へ選挙のことで、特に選挙管理委員会には来る機会が多かったわけですけども、大変対応が良かったということで、非常に東京ですから、役所のことやら或いは議員のことよく知っているんですねえ。そういうなかで色々とよくやってくれたということで話を伺いました。私も職員の多くが立派だということは私もこのことについては自負しております。そして全然100%かというと、そんなことはない。事実住民の中からは、いろんなことでもって「しょうがないなあ。」と言うお言葉もいただいておりますけども、全体的に言ってそういう今回そういうお言葉をいただいたというので、私も良かったなあと。そこに今回の新しい町長を迎えて、是非ひとつ新しい町長と、これだけの立派な職員がしっかり手を繋いで町民3万4千の町民のために、町の発展のために努力していただきたいなあと、このことを私は先ずは申し上げておきたいと思います。それをふまえて、質問の中でそういう人達が本当にこれからですねえ、しっかりと行政を伝えていく、また、行政を執行していくなかで、やっぱり大事なことと言うのは、何んと言ってもやっぱり、先程も出てますけども、それからまた後から話が、質問がありますが、やっぱり職員が本当に喜んで又、力を発揮出来るようなそういう職場をつくっていくことが大事じゃあなかろうかと。このことを私は常に思っております。ここに米倉助役さんいらっしゃるで、本当はあまり質問しにくいですが、何年になりますか、3年位もっと前になりますか、実は約束をしたことがあるわけですが、それはまだ今のところ果たされていないということで、これはここでしなきゃあならないかなあということで、質問するわけですけども、先ず第1番の職員の待遇改善ということについて、後から質問がありますが、私はそのなかの職員給与或いはまた職員の配置ということで少し、これはあまり私たちが議員として立ち入るべき問題じゃあないんですが、やはり私の意見として述べておきたい。それについて答えていただければありがたいと思いますので、宜しくお願いします。この職員給与についてはですねえ、私も少し調べさしていただいたわけですけども、今、ラスパイレスが長泉町は97.7ということで、もし変わっていればまた別ですが、そういう数字だと思います。この数字がいまどうなのかと言いますと、正直言って駿東、小山・長泉町・清水町の中では一番最低です。これは小山町・清水町は100を越えてると思いますがねえ。じゃあ金額はどうなんだということを考えていきますと、色々データー、私もちょっと色々こう調査してみたんですけども、やはり長泉町は一番年齢或いは役職そういうものを比較して見ましても、一番金額でも低い。そして、これだから退職時になりますと同じ金額が低いなかでも、年齢はまだ清水町とか、清水町の場合なんかまだ定年になる年齢というのはまだ差がある。こういうものを見ていくと、定年時には相当差がついてしまうじゃあないかなあと。こういうに私は自分自身で考えるわけですねえ。これらを踏まえて、やはりこの一つは私がお約束をさせていただいた105という、ラスパイレス105というのは、いつになったら達成できるのかなあということを私はいつも考えてきたわけです。私がこの約束をしてから、他の議員の八木議員さんもこのことをラスパイレスについては質問しましたし、他の方もしましたけども、以前としてこのラスパイレスが上がってこない。これは基本的にきちっとした体制を組まないと上がってこないじゃあないかと。このような感じを持つわけですね。これらについて、どのように考えておるのかと。先ず1点でございます。それから現場職員、これは技能者、技術技能者。この人達の給料ですけども、これもやはり、これは非常に一般職と違いましてねえ、入る時には楽なんですね。試験がないし、案外入るには楽に入れる。そういうことでありますから、技能職の給料表も違うわけですね。しかしね、この技能職と言えども、やっぱし生活するのは同じなんですね。生活環境というのは。やはり子供も育てなきゃあなんないし、一家を支えていかなきゃあなんないし、そういう意味では、やはり確かに入る時の差というものは、こりゃあしようがないと思うです。入る時の差はしょうがないと思うけども、昇給の率まで違ってきたんでは、いつまでたってもこういう技能職というものは生活は出来なくなってしまうんじゃあないかと。こんな感じをするわけですけども、その辺は一体どういうふうになっているのかなあと。一体今の給料分かりません、はっきり、誰が幾ら貰っているかねえ。現行給与の金額で果してじゃあ今の生活が出来るのかどうか。本当に子供たちを育ててですねえ、家を建ててですね、そういう生活をやっていくのには、どうなんだろうなという心配ももつわけですけども、その辺を一体どういうふうに考えて又、今後どのようにしていくのかね、これもお伺いしたいと思います。もう1点は、この、次はですね、女性職員、これ町長ね、よーく見渡してみて下さい。町長は何年前、収入役を辞めたとき、この時の職員配置、顔ぶれはかわっていると思います。しかしその当時からいる方もいると思うんですね。そういう方たち見る時に、じゃあこの人達がどうにかわっているのかということを、私ちょっと職員名簿見たんですけども、やはり女子職員もやっぱり色々な面で、たしかに高卒とか、短大卒とか入って来るわけですけれども、ところが職階制度を作ってますから、女子職員の上がって行くところというのが非常に狭いわけですね。そうしますと、勢いどうしても同じ段階でズーットいなきゃあなんないとか、なかなかそういう面で女子職員の上がっていくという面が非常に厳しい。こういう面がありますから、やっぱりこういうことが給料にも響いてくるんじゃあないかなと、僕は考えてますねえ。やはり女子職員だって、こりゃあ途中で2、3年でもって結婚して辞めていく人もいますし、しかしそうじゃあなくて、自分で生計をたてていかなきゃあ、そのなかでも自分で生計をたてていかなきゃあなんない人もいますし、いろんな立場で女子職員もやはり一つでも多いい給料のがいいわけですねえ。それともう一つは自分が入って来た後に入って来た、例えば男性だったとしても、後で入って来た人がドンドンドンドン上がってちゃうよと。自分はいつも残されていくよと。これではやっぱり何かやっぱり自分が取り残されていくのかなあという感じで、本当にこう職場の中で、気持ち良く働けるのは無理なところがあるわけですね。こういうところもやはり何んとか女子職員は女子職員でこういうふうに行けるんだよというような、何かそういう喜びを与えるようなものは出来ないのかなあというように感じがするわけですねえ。たしかにあれは道は狭いかもしれない、男性よりも。狭いかもしれないけども、女性は女性なりの仕事がありますので、今は男女雇用均等法って言うのをねえ、ありますんですから。そうかと言って、じゃあ男性と同じことをやれって、これは無理なんですから、男性は男性で、やっぱり女性は女性として、こういうふうに方向に持っていったら少しはやっぱり変わってくるんじゃあないかなというのが有ると思うんですよねえ。その辺の改善がなされて出来ないのかどうか、この辺をひとつお伺いしたい。同時また、次の職場の配置について、これもやっぱり給与に関係しますんで、一緒に質問いたしますけども。私もこの12年議員をやって来ましてですね、やらさしていただきまして、これもやっぱり配置については、これは質問出来ないですよねえ、実はねえ。だけども感じてる点は一つは適材適所、これは何回も僕が言ってきました。適材適所、やっぱりその人の能力に合わせた、そういう職場というものがあるはずだと。たしかに3年間ローリングということがありますが、それはどういうふう、ただただ回せばいいっていうもんではない。ひとつもう一つには資格を得なきゃあならない職場がある。こういうものまでがローリングの対象になっているというね。折角自費でここの職場で頑張ろうと思って、自費でもって取った資格まで全く使う必要ない職場の方へと回されて行くというね、こういう例もあるわけですね。そういった例が幾つかあるわけですけども、勿論また新たに入った人は公費でそういう資格を取っているんですがね。こういう矛盾もある。こういう点もあって少しはやっぱりこの職場の配置というものについては非常にやっぱり真剣に慎重にやっていかないと職員の働く意欲というものを無くしていくんじゃあないかなというに、同時にこの途中採用、これらについても真剣に慎重にやらないとやはり職員の働く意欲を無くしていく原因になってくというふうに僕は思います。こういうことをふまえて、是非ひとつ職員の待遇改善をしていただいて新しい新町長のもとで、本当に皆が気持ち良く、「よし、やるぞ。」と言えるね、そういう体制を作っていただきたいなと私思うんですが、その辺について今後どのように考えていくのか、お答えをいただきたいと思います。 96 議長(浅倉) 町長。 97 町長  お答えいたします。長泉町職員の給与が駿東清水町・小山町の職員に比べてラスパイが低いじゃあないかということの、先ず第1点でございます。今、栗原議員から平成5年度の、現在の数字ですね、長泉町職員は国家公務員を100とした場合に97.7であるということの数字を言われたんですが、その通りだと思います。1年逆上って清水町・小山町との数字の比較を申しますと、平成4年度の場合は国家公務員を100とした場合に、清水町の職員が97.1%、小山町職員が100.5%、長泉町職員が96.6%ですから平成5年度の現在よりも4年度の場合は1.1%低かったということになります。清水町の職員、小山町職員が平成5年度もどうなっているか、その辺はちょっと数字的には調べてなかったわけですが、4年度ではこういう実績でございます。したがいまして、この要するに低い部分をどう改善していくかということで、実は総務課の方で中心になりまして、給与に関する検討委員会ですね、これを作りまして一般行政職、それから技能労務職、消防職ですね、各給料表や職務の分類表など見直しの作業を現在検討中でございます。あわせて本年度の人事院勧告にあわせて改正をしたいということで作業を進めておりますので、平成5年度の12月になるはずでございますが、そんなことで対応しながら検討中であるということで、ひとつこの数字については、ひとつご理解いただきたいと思います。それから2番目のですね、現場職員の給与、これらも含めましてあわせて検討するということでご説明申し上げておきたいと思います。俗に言います技能職等ですね。それから女性の今、職員の場合が出たわけですが、色々女性ということで事情はいくら機会均等法うんぬんと言われましても、多少現実は違うのかなあという今、お話しのとおりだと思います。しかし、だからと言って女性が特に不利だということでは許されないわけでございますので、色々最近女性の待遇問題、それから扱いの問題とかねえ、色々世間でもお話しが出ている現実も踏まえまして、これから対応していきたいということでお答えさしていただきます。それから4番目に言われました配置について、これは正に理想は適材適所ということが言えるわけです。特に今、お話しのございました資格を持っている職員、これは途中採用の職員もいるわけですが、そういった者の扱い、これは配置について特に町長としては気をつけなきゃあならないわけですが、先ず適材適所、資格のある者を無視も出来ないわけです。折角取った資格、それを活かしてもらってこそ、その職員の本領を発揮できるわけでございますので、その辺も重要視しながら、これから考えていきたいと思います。給与問題につきましてはその他、参事の方を中心に色々と、今検討中でございますので、改善に向かってということになるわけですが、検討しておりますので、近い将来答えが出ると思いますので、その節、改めて又ご説明さしていただきたいと思います。以上でございます。 98 議長(浅倉) 13番。 99 13番(栗原)  検討しているということで、それで納めたいわけですけども、ただ一つ、この給料の関係については、確かに検討はされてるわけですけども、私が申し上げた105と言う数字は非常に大きいと思うんですねえ。一ぺんにはおそらくいかないと思うんですが、その辺についてねえ、そこへ持って行けるか、或いはまた、やあそこまでいけないよというのか。或いは又、何回位でもってこうするというのが検討されているのかどうかね。第1回はじゃあ、いつの時迄に、今検討されているのは、この結果はいつのところで出すよというような、その辺ちょっと、時期的なものが少し答弁できたら。 100 議長(浅倉) 助役。 101 助役  職員の給与の問題で105へいつごろ持ってかれるのかということですけど、職員の給与については、一応3つの原則がございます。1つは均衡の原則。これは民間給与のね、方々と同等の給与が得られるようにと、均衡するようにということで、均衡の原則というのが一つございます。2番目には職務級の原則と。職務の職員の責任の重い方々は、それ相当の責任に応じたところの給与が受けられるような仕組みに給料表がなってございます。3番目は給与については条例で全て決めなさいと。条例以外のものは1円たりとも払ってはいけませんというような給与については、その3つの原則が役所としてはあるわけです。ですからその現状、先程町長から言いましたように97.7、これ97.7と言うのは国家公務員を100とした場合に、我が町の職員がどうなのかという数字ですねえ。それで国家公務員の場合には、税務職給料表・企業職給料表というのは別立てです。それですから企業職なり税務職で入った場合には一生涯そのコースを歩くということですよねえ。ですから他の所へ動かないということです。ですから、別立てで給料表持ってますから、税務職給料表と企業職給料表を受けている者は対象から外しているわけです。私の町は、私の町はと言うと語弊ですけど、長泉町の場合には一般行政職としての受けるべき行政給料表の行政職1級というのを消防職の職員、それから時短労の職員を除いては、水道もそれから税務も全部一緒に一般行政職給料表の1表を使っています。ですから、それでその対象を考えて再計算してみると、98.2ということですから数字的にはその辺で、税務課の職員と水道課の職員を外すと97.7だけど、実際には給料表を当てはめて支給している数値というのは実態は調べてみると98.2ということですね。それを上げるにはどうしなくちゃあならないのかということで、数値が下がってることは承知をしてましたから、過去2回一斉特別昇給やらしていただいたんですね。それでもここなんですよ。基本的にはどこに問題があるかって言うと、町村部の場合には給料表の7級迄しか使えないというように指導がされて来たわけですねえ。人口が3万以上になってる、それで職員数も300人近く抱えてる、そんなこと言っちゃあ申し訳ないですけど、人口が1万そこそこの町村もある。職員数も100人台の町村もある。町村の大きさというのが、大きい長泉町のような町村と、小さいような町村がある。それを一律的に7級職ではめると、はめるとこに無理があるんですねえ。だから小さい町村の場合には非常に有利になりますね。それですから、我が町のような職員数でこれだけの行政需要があって、財政的にも問題がないなら、8級職を使うようにしなきゃあ駄目だということで、色々今まで、あれしていたんですけど、なかなか意見が合わない部分もございましてね、出来なかったんです。しかし、いつまでもそんなことをしてられませんので、過日、事務改善委員会で、事務改善委員会へ出す原案を、職員の給与をどうしたらいいのかね、8級制でひとつ考えてくれと。したがって、8級制で考える場合に、それじゃあ8級職にどの職員を持っていくのか、7級職でどの職員を持っていくのか、中間職の頭打ちになっている部分をどうしたらいいのか、それと規定の号俸以上に継ぎ足さなきゃあなんない、将来の今の職員の年齢から考えていって、あと、この職員は何人いるよと。上の職にいかないでここの所をズーット歩いてった時には、幾つくらい足さなきゃあなんないのかというようなこと等についても、細かに作業さしてもらってます。ほぼ一般行政職につきましては、その作業が終わって100になるような、こういう方法でやっていけばl00になるというような、中間報告の資料も私、いただいております。ですから今は消防職と一般行政職とのバランスをどうするのかということ等、技能職も一面、栗原議員さんおっしゃるように生活もあるわけですねえ。そういうことも職務級の原則も一面にありますけど、そういう一面もあるということですから、その辺をバランスをどうやってとるのかと言うようなことで、新しい給料表を、我が町の給料表を作るための作業やってますので、今度の、先程町長からもお話しがありましたように、12月にはもう既に、国や人勧出て、県の方も出てるわけですので、それらに対するところの具体的な取り組みをしていかなければならないことになると思います。したがって、その人勧に合わせた臨時議会をお願いしなくちゃあならないと思いますし、その時に一緒に、今、申し上げているようなものを町長さんの方から議会に対してご提案があると思いますので、その場でひとつご審議をしっかりいただきたいというように思います。決して他市町村より低い給与を与えておいて、それが当たり前だというようには全く考えていませんので、何んとかしなくちゃあならないというようなことで8級をやりたい。市町村からいろんなことを言われても、はね除けていくというようなことで、かなり市町村会には予めお話しをしてございますので、長泉町や函南町はやむをえないなあって言うようなねえ、ご理解もいただいておりますので、実施に向けては、そう県も抵抗はしてこないと思いますので、12月の臨時議会でご承認をいただければ電算との絡みもありますから、1月1日発令の手続きが取れるような内部事務をそこへ目標を置いて進めていきたいというように考えていますので、宜しくお願いをいたします。嘘を言ってきたわけじゃあない。100から105の間でうまく泳ぎゃあいいよと言うことは何年か前に私言ってますし、しかし、私の上には町長がいたんですよ、ね。それを忘れないで下さい。 102 議長(浅倉)  ここで暫時休憩します。再開は午後1時とします。休憩中に食事をすませて下さい。                    休憩  11時50分                    再開  13時00分 103 議長(浅倉)  引き続き一般質問を行います。13番。 104 13番(栗原)  一応、給与問題、町職員の待遇改善については、一応質問終わるわけですけども、私、今回選挙が終わりまして、この広報ながいずみに「新議員に聞きました」という、「あなたはこの4年間何を努力しますか」というこの記事が提出さしていただきました。これは21名、町長を表紙にあるわけですけども、この中で、前回も書かさしていただいて、これは名文であったわけですけども、更にそれに付け加えたことがございます。それは、誰もが互いに尊敬しあえる町をつくりますということを今回付けさしてもらいました。同時に、民衆のための政治ということを入れさしていただきまして、今回提出さしていただきました。今、申し上げましたように先ず先程の渡辺議員の中でも質問がありましたが、やはり、先ず、このお互いに尊敬しあえる町をつくろうと言っても、やはり、先ず、この町の職員同士、こっから先ず出発していきたいなあと、このように私も考えるとこでございます。そういうわけで、先程質問いたしましたが、そういう職員の待遇の改善等もされていくことでございますから、是非、町長中心にですねえ、お互いに職員が尊敬しあって、立派な町政をやってっていただきたいと、このように思うわけでございます。このことを要望をいたしまして、次の質問に移りたいと思います。  2番目には3歳児保育の実施について、お伺いするわけですけども、このことにつきましては、八木議員それから鈴木議員、特に鈴木議員は一生懸命やられましているようですが、そして更に平成5年度から桃沢幼稚園で試行的に実地された。これ、実は私、59年にこの質問、私しておるんですねえ。このこと実は幼保一元化ってことでもって、当時は教育長は吉川教育長、この質問いたしまして、この時には幼稚園の教室も空いていますよ。受入れは出来ますという答弁をいただいてます。ただ、しかし、3歳児この保育というのは、これは厚生省ですから、教育は文部省ですから、省が違うもんですから、その体制がなかなかその当時はうまくいかなかったと。こういうことから実施が伸びたですね。何故それが私が質問したかと言いますと、実はこの年に幼稚園から大学、生涯学習或いは教育というあらゆる教育の分野についての提言をしているんです。これは国会の方ですね、我党の公明党から提言の1冊の本を出してます。これ私いただきまして、同時にこの質問をしたわけです。今の文部省の平成11年迄に3歳児を受け入れる体制を作りなさいというのは、この辺から来ているだろうと私は確信しています。そういうことで私はこの59年に既にこの質問をしたわけですけども、5年からこれが実施されたということで、更に、今回平成6年度においては2つの幼稚園が実施する予定であるという答弁が昨日もされました。その中でちよっと私も、この辺はどうなっているのかなという感覚を受けるわけですが、1つは定員が20名という枠を作ったというねえ、20名。この20名という根拠、幼稚園であるならば何故枠を決めるのかなという疑問があるわけですけども、この20名という根拠はなんだろうかということと、幼稚園で保育、つまり、まだ文部省から厚生省の方のあれは完璧に変わってませんから、その3歳児を受け入れるに対して、文部省の方はどういう教育をするようにという通達を出されているのか、この点と、20名という根拠はどういう根拠で出ているのかという、その2点をお願いします。 105 議長(浅倉) 教育次長。 106 教育次長  最初に定数の関係を申し上げます。現在3歳児に、来年度3歳児に該当する児童につきましては、増減は少々ありますけども5月1日現在で360名、それで昨年度の平成4年度の全体のなかでの3歳児が保育園もしくは私立幼稚園、昨年度無かったわけでございますけども、そういうところに行っている方々が約50名、それで本年度桃幼で18名いま公立幼稚園として採用しておりますんで、54%が何らかのかたちのなかで幼稚園もしくは保育園へお通いになってる。それで当然ご承知のように今、4歳児・5歳児を受け入れているわけでございますけども、出生からその到達年度に対しまして、4歳児・5歳児については、それぞれの期間があるわけでございますけども、生まれてから3月生まれ、特に。出生してから3月生まれの方は2歳ちょっとで幼稚園へ入って来るわけでございまして、当然考え方としては今、公立幼稚園もしくは私立もそうでございますけども、自分のことが自分で出来る、基本的には。はっきり言うと、大・小の関係ですねえ。これが自分で出来るということを基本原則としておりますんで、なかなか、そこら辺までいかない生まれて間もないって言うか、2歳ちょっとでは出来ないよということですねえ。そういう関係で現実的には今の全体の幼児人口からおしまして、保育園の定数並びに私立幼稚園の関係、私立です。と言うのは町にはエンゼル幼稚園しかございませんけども、あと三島・沼津等々に20名程度が行っているわけでございまして、これは、それぞれの義務教育ではございませんから、それぞれの近隣市町村でも受入れていると、私立でも。そういうことで現状の中では、今の幼児人口から比較しまして、一応20名で基本的にいけるという考え方で設定をしておりますんで、今後それらが幼児の教育に対しましての親御さん方の希望が多くなればそれなりに対応していかなければならないわけでございますけども、何んとか行けるだろうということで、一応3園で60名ということになりますと、なんとかいけるという考え方です。教育につきましては、当然、遊びを中心としまして、仲間づくり等々の一応、いま現在試行的にやっているわけでございまして、文部省からは3歳児の標準的な遊びを中心とした教育というか保育についての指針はきておりますけども、それらがその地域によって又、状況によって違うわけでございまして、現在平成5年度から桃沢で実際にやっておると。当然それをやるにつきましては、東京中心に3歳児のお茶の水、十文字等々のですね、先進地を幼稚園の教諭が視察しまして、それらを参考にしておりますけども、いずれにしましても同じ3歳児であっても東京の子供と長泉の子とは生活環境等々が違いますんで、なかなか思うようにいかない状況でありますけども、一応1学期の成果を見て教育委員会としては、先程お話ししましたように、小学校校区単位で1園ずつやらさしていただきたいと、こういう考え方で今おります。以上です。 107 議長(浅倉) 13番。 108 13番(栗原)  文部省の通達はよしとしましてですねえ、この問題、確かに何故私が取り上げたかといいますと、やはり選挙中、大変この問題が聞かれました。本当にやるんですね。やるんですか。やらなかったら投票しませんの勢いでですねえ、聞かれた方もおるぐらいなんで、非常に関心をもっているなという気持はいたしました。そこで他の方もやるということでありますが、なかにはそういう関心を持つ人もいるんだなあということで、質問したわけですけども、果してそれがどれだけの人数がいるかということは僕も分かりません、はっきり言ってねえ。それらをどれだけの調査されているのかって言うと、その辺も予測で20名ということがされているように聞こえるわけですけども、さて、その場合ですねえ、3園やったあと2園残っているわけですから、じゃあ、もしその区域が違う実施されない区域の人の中でも、やあ、どうしても入れてほしいんだよという、そういう要望っていうのは聞き入れられるのかどうか。それは駄目だよと完璧に断るのか、それとも多少なりともそれは要望を受け入れていくことは出来るのか、その辺は一つお伺いしておきたいということと同時に、今いうその20名が増えることについては増やすことは出来ますよというのか、そういう点をお伺いします。 109 議長(浅倉) 教育次長。 110 教育次長  幼稚園には小学校・中学校と違いまして通学区域の規定はございません。ですから現在は例を上げますと、桃沢幼稚園18名行っておりますけども、地元から3名、遠くからは鮎壺から3名、中土狩から2名というようなですね、公立1園しかやっておりませんもんですから行っておるわけでございまして、当然南小校区から長小校区に行くというような状況下もあるかと思います。と言いますのは色々自然環境がいいとか、自分の、非常に短い時間ですけども、パートの関係でそちらへというようなお話しもあるわけでございまして、そういうことでございますんで、現状のなかでは、基本的には小学校校区単位というお話しをさしていただきましたんで、その範囲の中で、一応ご希望お願いするわけでございますけども、それがアンバランスであれば当然お話し合いをさしていただきまして、長小校区から南小校区へと。特に心配するケースといたしましては今、桃沢で18名おりますけども、今お話ししましたように、長小校区もしくは南小校区から現実に行っているわけでございまして、それらが、当然、南小校区・北小校区で1園づつやった場合には当然近回りの幼稚園へ3歳児と。今の3歳児はそのまま一応18名のうち、鮎壺・納米里の方を除いて、納米里・南一色の方々については、一応3歳から4歳に繰り上がるというようなお話しを聞いておりますけども、当然今のお話しのように鮎壺から行っている方、中土狩へ行っている方は当然4歳児に上がって行くわけですけども、それはそれぞれの近くの幼稚園っていうかねえ、そちらに行きたいというご希望もあるようでございますけども、まだ確定的な要素はありません。ですから、現実的には一応ポーズとして60名でなんとか行けるだろうということでございますが、竹原の方からお話しのように、南小校区から本人がご希望であるならば桃沢へ行って下さいよということは言えるわけでございますけども、なかなかそういうふうには言えないわけでございまして、もう一つは基本的に受け入れるなかで、一応登園、退園っていうですねえ、帰るにつきましては、一応家族の方に送り迎えをしていただくというかたちのなかで今やっておりますんで、4歳児5歳児につきましては一応集団登園ということでございますんで、そこらへんも試行的のなかで、皆さんに一部文教委員の皆さんにお配りしておりますけども、経過的には一応1学期の成果は出ておりますけども、2学期3学期の色々な問題点をクリアしながら、平成6年度に開園します2園につきましては、それらを参考にして、今ご心配の色々な内容につきましてもクリアして公立幼稚園の3歳児教育がベストであるように、今、努力しているなかでございます。以上です。 111 議長(浅倉) 13番。 112 13番(栗原)  3歳児でございますが大変なことは分かりますので、是非またご父兄の皆さんのですねえ、要望に答えられるようひとつ努力をお願いしたいと思いまして、次の質問に移らしていただきます。  次に鍼・灸・マッサージの施術費用の助成制度についてでございますが、これも既に私が出しましてからもう2、3年経っておりますが、幸いこの長泉福祉計画の中にこれが盛り込まれまして、これを前半で実施しますということが掲載されているわけでございます。これの実施については町だけで出来るもんでないもんですから、結局は鍼・灸・マッサージ師さんの話が、先ず支部を作ってと、組合を作ってということでございますので、私もこういう人達と話し合いを進めてまいりました。結果、現在長泉町で17件、17名の方の、一応支部ということで結成がみられました。そして会長さん・副会長さん・会計等がつくられました。いよいよその体制が整ったという状況でございます。これは既に沼津で実施されておりますし、この近辺でも御殿場・沼津・熱海・藤枝・磐田というかたちでもう実施がされております。清水町でもこの問題出されたわけですけども、1件しかないということで、実施が今見送られているわけですけども、我が長泉町におきましては、まだまだこれに入っていない方もおりますし、いずれかはこの人達も入って来ると思いますが、そういう中で、いよいよ体制は整った、後はこの鍼・灸・マッサージを受ける住民の方に町の方から何枚かのチケットを渡してですねえ、そして、その助成をするという体制が出来ればこれは実施になるわけですけども、是非ですねえ、マッサージ師さんも、これは健康保持のために又、病気の回復のためにですねえ、いろんな面で利用されている方が沢山ございます。私も回って見てですねえ、びっくりしたんですけど、この障害をもってる方のマッサージ師さんの所っていうのは、時間を決めて何時から何時まで来て下さいと、こういう予約でやっているんですねえ。だからいつもちょこっと行ってはね、患者さんはいないんですよ。いる所もあるですけどね。ところが健常者、つまり健康な方でマッサージやっている方ですが、この人達の所はお客さんを待合室へ待たしておいてもドンドン出来ますのでね。特合室で待ってるんですね、大勢の方が。時間もあるでしょうけども、こんなにも受ける方がいるのかなっていう感じを受けたわけですけども。そういうなかでやはり観光地へ行ってですね、あんまさんにかかろうか、軽くじゃあなくて、やはりこう所で受ける人は本当にいろんな方がいます。スポーツで体を痛めたとか、或いは病気のためとか、或いはいろんな仕事に疲れたとか、いろんなかたちでこのマッサージ、或いは鍼等ですねえ、灸等やる方います。ところがこれは1回だけでは、なかなか効果が出てこない。何回か通わなきゃあなんない。どうしてもお金が高いもんですからねえ、3千円、4千円というお金がいるもんですから、ついやっぱり後何回か行けばいいんだけども、それも痛みが取れたからって止めてしまう。これでやっぱりまた仕事をしちゃうんで元へ戻ると。繰り返しをやってしまうと。完璧に直していけばいいんだけども、それが出来ない場合がよくあるということで、そういう人達に少しでも助成が出来れば完璧にまでにいかなくても、何とか体を常に健康保持のために、或いは病気の回復のために、そういうために少しでも補助していってあげれば、あげられたらいいなというに思うわけですねえ。沼津市の場合は1人1回につき千円のチケットを年間5枚、これは希望ですねえ、希望して市へ希望してそれをいただくと。しかし年齢制限等がありますから、誰でもとはいきませんけども、沼津市のそれを聞きますと非常に、この年齢を下げてほしい、もっと若い人にもこれを出して欲しいという要望が沢山来ているということを聞きました。こんな状況でございますが、もう既に支部も出来まして、受け入れ体制が出来たわけですが、これをですねえ、と言っても途中ではあれでしょうから、平成6年度の予算から、この実施をしていただくようお願いしたいと思いますが、それについてのご答弁をお願いいたします。 113 議長(浅倉) 町長。 114 町長  ただいま、栗原議員のご質問に対しまして、お答えをさしていただきます。今、栗原議員からのお話しのございました、今までも幾度となく質問或いは要望が出されておるということは確認さしていただいております。平成4年6月議会においても出されまして、これに対します答弁は、主として外科的手術後の治療として効果があると考えられ、医師の認めるものは健康保険の対象となっていると。これ以外の補助制度は地域福祉計画の策定の中で検討するというような答弁をされております。したがいまして、平成4年度に完成した地域福祉計画の中で新規計画として、高齢者・身体障害者等の健康保持のため、鍼・灸・マッサージ施術費を助成し健康の増進を図るということで検討していたわけでございますが、前期に実施すべく位置づけさせていただいております。そんなことから、幸いにこの鍼・灸・マッサージを業とする町内の皆様方からの協力が得られることになったわけでございます。したがいまして、早期に実施出来るよう検討さしていただきます。具体的には、今お話しのございました平成6年度の予算の中へ計上出来るのかというご質問でございますが、担当民生課長とも色々協議を重ねたわけでございますが、平成6年度の予算の中へ計上さしていただきます。そんなことでご理解をいただきたいと思います。以上でござます。
    115 議長(浅倉) 13番。 116 13番(栗原)  大変ありがとうございます。マッサージ師さんも患者さんも非常に待ってるっていいますかねえ、期待をしてますので宜しくお願いいたします。  次に最後の質問に移りたいと思います。住宅問題について、少し伺っていきたいわけですけども、これはちょっと住宅問題としてありますが、幾つかの課にまたがるのでちょっと申しわけございませんが、宜しくお願いします。これはですね、実はやはり私がこう回っている間で、実は、お年寄りが年金生活の方が今、借家出てほしいと言われてるんで困ってるんですよという、相談をうけましてね、私も時々会ってる方ですもんですから、色々話を聞いてはいたわけですけども、なかなか越せる所はないというなかで、いつの間にか越してしまって居なくなっている。そういう方は何人かございまして、同時に私も、今、現在、もう既に来年は70になろうというご婦人ですけども、今、年金がご主人が早く亡くなられたものですから、年金が少ない。自分の年金があるだけども10万そこそこである。その中で、家賃が半分以上になっちゃうんですと言う話を聞きました。それは大変だなあ、それにガス代・電気代色々合わせると、こりゃあ食費だけでも大変じゃあないかということで、何とか家賃を減らそうじゃあないかということで、私自身も借家を探してみました。で、確かにありました。1万4千だったか、6千円だったかね。そういうアパートがありました。2万円のとこも聞いて行ってみました。これは1戸建てです。ところが2万円の所はですねえ、安いもんですからなかなか出てくれないんですよと。だから今、空いてません。1万幾らって言う所は空いてますと。だけれども下水がもうじき来るんで長期の方はお断りしてますよということなんですねえ。色々探してみましても、確かにもう20年30年たっているそういう借家ですと、汲み取りですから空いても入れないです。結局下水道が入るからということで、なかなかそこを塞いでしまいますと、今、町営住宅で分かりますね。塞いじゃうと後が困るんでお断りしてます。こういう方もいます。私も思案にくれているわけですけども、たまたま他にありましたが、なかなか女性ですから共同の炊事場とか共同のお風呂とか、そういうのじゃ、とてもじゃないけども、と言うことで、なかなかそこへ移れない。そんなことしているうちに今度は、私も実は、借家を探して困っているんですよと。これは完璧に、下水道が入るんで、家を壊して建て直すんで出て下さい、こういう問題でちゃったね、その方は、平成7年には町営住宅が出来るからそこに移らしてもらうようにしたいから、それまでは待って下さい。大家さんも「まあ、いいでしょう。」と言うことで簡単にそういう話になってるんですけども、私の動いた時には、「それはちょっと待って下さい。町営住宅がこれこれしかじか、こういうわけで今、入れないんですよ。新しく建てる住宅は今、入っている人達が入るようにするんで、新しくは引き受けません。」という話で、「じゃあ、困っちゃったなあ。」と、こういう問題ばかりです。更に、こういう、今、下水道が入るために古い建物を取り壊して新しくしたいんで出ていただけませんかという方が沢山出てきているという話が、今、私の所に来ています。これはやはりねえ、下水が進んでいくと、これはもっともっと増えてくるのかなあという感じするんです。もう1人の方は、この方は多少こう子供さんも働いてますから収入はあるんですねえ。ですから、じゃあ私も実はこういうわけでアパートを出なきゃあなんないだけども、来年2月まで出てくれるには、建て直しするんだと言うことで、色々事情があって直ぐに越したいということで一緒に捜しました。ありました、家賃が8万です、1戸建てがねえ。下水はどうなっていますかって言ったら水洗です。今度継ぎますよ、その時お金掛かりますよ、そのお金どうなりますかって言ったら、もう継いであります。ちょっと待って下さい。継いであるわけないですと言うとね、大家の方は継いであるって強情張ってますよと。水洗にしてあるけども、まだ浄化槽の流域下水には継いでないわけですね。よくよく聞いてみますと、各自一律千円のお金を、それは管理費だよと。そういうことで色々話をしましたら、どうなのかなと言うことで再度交渉したら、いや付けませんと言ってるけど、それは分かんないよと。その言ってる方のが分かんないじゃあないかという話しているんですがね。そうしてやっぱりそれお金掛かりますから20万30万なり40万の金がかかりますから、また家賃を上げなきゃあならない。8万が9万に。そういう、今、状況でですねえ、それで動きたくとも動けないというのは、動く所がもうねえ、高い所しかないんですよ。安い水洗でない所は皆もう取り壊しをしますよ。下水が入りますから取り壊しをしますよと。断られちゃうですねえ。こういう状況が今、出てきているわけです。農協にも聞いてみました。農協のあれは何んて言うですか、そういう担当して所へききましたら、農協では6万以下の物はもう扱いません。こういう状況がそうです。そうしますと、子供が働いて一生懸命頑張ってますから、何とか7万位の家賃なら出せますよという方は何んとか捜して家賃をマンションか或いは借家でもですねえ、あれば移れるわけですよ。ところが年金暮らしとか或いはそれ以下の、やっと2万でやっと借家に入っているという人達、何んとか町営住宅に入りたいよという人達は、5万、6万、7万という家賃では入れないんですねえ。この人達が本当に下水道を入れるために出て下さいよということになってきた時に、どうするのかなあ。私もこの借家を捜してみると殆どのねえ、手の打ちようが無いなっていう感じがいたしました。現時点町営住宅は新しく建てられるということでもって、新しい入居者を、今、止めてます。そして7年の新しく出来る頃には入ることは出来ない。こういうような今の町の状況のなかで、例えば今1人の方が町営住宅に入りたいと言ってるわけですけども、こういう問題をですね、どう解決していくのか。是非このような人達にお力をおかししたいと思うんですが、如何でしょうか。 117 議長(浅倉) 町長。 118 町長  基本的のことを私から答弁さしていただきまして、具体的なことにつきましては民生課長の方からご報告申し上げます。住宅問題ケースバイケース、大変難しいわけでございます。今、栗原議員からのご質問の内容を伺っていても、大変難しい事情があるわけでございます。そういったことで、この住宅問題につきましては一つ研究さしていただきたいと思います。後、民生課長の方で考えておることもございますので、民生課長から答えさせます。 119 議長(浅倉) 民生課長。 120 民生課長  私の方で担当してますのは今、お話しに出てまいりました町営住宅の関係ということでお答えをさしていただきますけども、ご存じのように今、尾尻へ建てております町営住宅は、屋代住宅の建て替えということで現在進めらしてもらっているわけですけども、こういった町内でもって、いろんな事情でもって退去しなきゃあならないという方が出てきた場合、町営住宅としての考え方は何んて言いますか、今残っているのは古いわけですから、新しい方はちょっと入れる状態にございませんので、入居してもらうわけにはいかないわけですけども、さりとて新しい住宅が出来ても、そこが空いていれば可能性はあるわけですけども、満所であるということであればなかなかそういう方に斡旋するということは難しいわけでございます。私たちは町営住宅、これは長泉町の町営住宅管理条例に基づきまして、入退去を指導するということになりますので、そういった入居に際してもこの条例を適用していくしかないというふうに思います。そんなところでお願いしたいと思います。 121 議長(浅倉) 13番。 122 13番(栗原)  研究していただくわけで、それでもいい訳です。今、課長の方から答弁があったその通りですねえ。確かに、これはじゃあ明日どうするんだ、そういう方もいるんですよ。もう既に越さなきゃあなんないという人がいるんですよねえ。既に越した家庭が何処に行ったか分からないという状況もあるんです。実は実際には下水道は平成6年の工期ですから、6月以降だと思うんですが、それでやっと継ぎ始めるわけですから、いっぺんには行かないと思うんで、時間はかかるですねえ。ですからその間でどうするかという研究をしていただく、これで結構だと思うんです、思うんですよ。思うんですが、住民に対して今、全く手立てが無いという状況であることは事実ですねえ。それで今でも何人かは受け入れられるという状況なのかねえ、全く今は全面的に町は駄目ですよというのか、それともねえ、取りあえずはこれくらいのことは何んとか考えられるかなあというものがあるのかどうか。もう少しその辺を温か味のある答弁をいただきたいなと思うんですよ。それともう一つは、まだ今、先程いったように下水道は長い時間かけていきますから、何年かの間にそういいう人達がボチボチとこう出て来ると思うんですねえ。私も実はねえ、これには何人の人達がそういうものにかかるか分からないですよ。実際そういう出て下さいと言われた人達が皆自分の力で他の所、マンションとかそういう所捜せるかもしれない。逆にはそういう捜せない人が沢山いるかもしれない。それは現実に、今何人か出てますから、その何倍かはあるとみなきゃあならない。そういうことで質問してますので、そういう中で今の町の行政をもう少し何とかならないかなあと。一つは今の答弁ありましたが、町営住宅の、今、止めてますが、期間的にそれを何とか開放してですねえ、いま、課長がおっしゃったように所得制限これあります。これは完璧所得制限をしなきゃあならない。そういう所を何とか利用して、次の町営住宅が出来るまでにそういう所に何とか我慢してもらうとか。或いはもっと期間的に待てるならば町営住宅の建てる建て替えを何とか早めて、そういうものに対応してあげようかと、そういう手立てというものを出来ないのかどうか。これは民生課長それから企画の方でも少しそういう考えを出していただきたいと思うんですが、それについてご答弁願います。 123 議長(浅倉) 民生課長。 124 民生課長  現在ございます町営住宅につきましては、ご事情が分かっていると思いますから、入居出来ないということはご理解いただけると思います。今後の町営住宅の促進ということでございますけども、昨日もお話し申し上げましたとおり、平成7年迄のことは今、既に工事に入ろうとしておりますので、その辺もお分かりだと思います。それからその後のことですけども、それにつきましてはやはり国の住宅に関します整備計画がございますので、それに載せて次の町営住宅の計画をしていくということで昨日お話ししてございます。町営住宅につきましては、いま、栗原議員からご質問がありましたような、住宅に困っている方をこう受け入れるということが原則ですけども、ただ、いつでも空けて待っているという状態でございませんので、その辺のところでもって、運のいい方は直ぐに入れるかもしれませんけども、いつでも入れるということは考えられませんので、その辺が難しいことだろうというふうに思います。それでそれらの入居退去につきましては条例でもって運営さしていただくということでございますので、切実な問題だろうと思いますけども、町としてはその施策しか取れないというのが現状でございます。 125 議長(浅倉) 下水道課長。 126 下水道課長  それでは下水道との兼ね合いの中で、ご質問にお答えしたいと思います。先ずこれにつきましては、大家さんと借家人と言うことで、町が積極的に二つの中に入ってどうのこうのと言うことはなかなか出来ないわけでございます。しかし、下水道の立場としましては、水洗化を促進するということのなかで、速やかに下水道に継いでいただくのが下水道の促進に繋がるということでございます。今このご指摘の中で水洗化に伴う住宅問題ということでございますが、これについては先程言いましたように、個々色々な問題があります。そして又、先進地等をいろんな具体的なケースを聞きましても借家の問題、借地の問題或いは老朽家屋の建て替えの問題、また、立ち退きの問題等いろいろ問題があると聞いております。しかしまだうちの方の下水の方につきましては、平成6年6月供用開始というなかで、まだ時間があるということでございますが、今からやらなきゃあ遅いという面もございます。ですから、先進地等を聞きながら又、これにつきましては色々の近隣市町村のどういうふうにやってるかということをお聞きしながら、これからいろんなことで勉強していきたいと思いますので、是非宜しくお願いしたいと思います。そういうことでお願いしたいと思います。 127 議長(浅倉) 企画広報課長。 128 企画広報課長  下水道による影響かどうか、これらも実態が今、下水道課長の方からどうも把握が出来ていないというな状況の中で、更に町営住宅も入ることが現状無理なんだと、しからばどうするかということになろうかと思いますけども、公共、町役場がいわゆる借家を斡旋することについて、公共のいわゆる直接事業によって影響があるとか、或いは福祉サイドでいわゆる特定の方達を斡旋するとかねえ、こういうことっていうのは実際ありうるかもしれませんけども、一般の私たちの実情が把握出来ないなかでの一般の人達の住宅の斡旋ということが、果して公共としてねえ、取り扱いが馴染むかどうかというな、こういう問題もあろうかと思います。これらもひっくるめて先程町長が申し上げましたように、勉強もさしていただきたいというふうなことですけども、当面は、今、町に行政相談がございますので、行政相談を窓口として、もし、そういう方がいらっしゃるならば相談を受けてみたいというふうに考えております。以上でございます。 129 議長(浅倉) 13番。 130 13番(栗原)  是非、研究をしてもらいたいわけですけども、ただそこで町長もう一回ねえ、町長の気持ちを聞いておきたいんですけども、今、非常におっしゃるように民生の方でも受け入れがたいよと。こういって今、直ぐに家を建てろって、町営住宅入るったってなかなか無理なことだと。たしかにそれがじゃあ下水に絡んで、確か私自身もあとどれくらいの人達がそういう本当に困って相談に来るかなってことも私も未定です。そういうなかでねえ、一つ考えられるのが、やっぱり下水ということで問題が起きていることは事実なんですね。そこでこれを一つ、私のこれ一つの試案ですけども、試案と言っても、この3大都市圏のなかでは建設省が今こういうかたちで今、許可って言うか、打ち出してるのがあるんですね。それには家賃補助とか、住宅補助とか或いは行政が民間の住宅を買い上げてですねえ、貸し出すとか、そういう方法というのは今、3大都市圏では、そういうとらえているものがあるわけです。現実にはそういうものを各市の中でも町の中でもやろうとしている所もあるわけですねえ。こういうなかで、今、下水に絡んでこういうものが出て来たということについては、やはり町も、俺は知らないよというなことにはいかないと思うんで、ひとつは出来ることならねえ、今、どうしても町の方で直ぐ対応出来ないということであるならば、今、大家さんは建て替えをしようと言ってるわけですから、その今、住んでする人がそこにもう1回住めるようなかたちのものを作らしたらどうか。作らしたらどうかは変な言い方だけどね。作ってもらったらどうかなと。ところが大家さんは少しでも高い家賃を取りたいんじゃあないかと僕は思うんですねえ。今までみたい安いのじゃあとても下水道入れてはとても無理だよと。そこでこれは一つの期限を切ってねえ、町の方で受入れる体制がとれる迄ということ、何年になるか分かりませんが、その期限を決めて、そして一つは家賃補助、一つは建設補助、こういうものを作ってですねえ、そして、そんなに高くならないような建物に大家さんにはしてもらうと。そして建物の方にも少しは町の補助しましょう。まあ黙って聞いてらっしゃい、ねえ。しかし入る方も少しは高くなりますよ、だけども大家さんの言うような金額では払いきれないから、払いきれない分については町も、じゃあその方も少しは出しましょうというかたちで、町の体制が出来る迄、そういう補助によってその大家さんの建て替えも応援しましょうと、そして、そこに今まで居た人達もそこに又住めるような形にしましょうという、そういう考え方も僕はあるんじゃあないかなと。大家さんも助かるし、そこにいる人も助かりますし、皆が上手くいくんじゃあないかなという考えを私持つね。これはね、3大都市圏の建設省の方ではそういうかたちのいろんなかたち、いろんなケースを、今、作ってやってます。やっているはずなんです。こういうですねえ、下水に絡んで起きてきた問題です。これを町が「いやあ、今、駄目ですよ。」と言ってたんでは一人の人も救えない状況になります。そういう意味でその辺の研究も是非していただいて、皆が安心して住める町をつくっていただきたい。私が今回、選挙の中で言われたことは、「長泉町は財政がいいって言ったって、本当にそういう感じはしないよ。」言う声が沢山ございました。やはりそういう温か味のある行政をやっていただきたいなと思うわけですけども、最後にそのことをご答弁お願いします。 131 議長(浅倉) 町長。 132 町長  今の栗原議員のご質問でございますけど、原因が下水道の整備から始まりまして、色々な問題が発生するわけでございます。先程、下水道課長が言いました、大家さんと入っていらっしゃる方の間へ入ってなかなか調整が難しいよというのが事実だと思います。いま言われました、ならば買い取り、国等によってはそういう方法も取ってるよと。それから、或いは先程からお話しの出てます農協の扱いの場合は6万以下は取り扱っていませんということですから、高い所へ入るということになりますと、問題が発生すると。それを長泉町として家賃の補助できないかとか、もう一つ、大家さんが新しい家を建てるんだよということで、その建て替えについての補助ですね、これも考えられないか。いずれにいたしましても、この今、私申し上げました3つの問題、どれ一つ取っても大変難しいわけでございます。したがいまして、一切これは駄目ですと言うことをここでズバリ申し上げられないわけですが、いずれにしても先程お答えさしていただきましたとおり、暫く時間をいただいて、それぞれのケースがあろうと思いますので、担当課長等ともよく勉強さしていただきます。その上でご期待に添える答えが出るかどうか、これは別としまして、暫くの時間をいただいて研究させてほしいということでひとつご理解いただきたいと思います。 133 議長(浅倉) 13番。 134 13番(栗原)  見過ごして通れない問題でありますので、ひとつ研究をしていただき、本当に皆さんが安心して長泉へ、先程の質問にありましたように、本当に長泉へ住んでよかったと言えるような行政を是非お願いをいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 135 議長(浅倉) 質問順位   4番。 質問内容   1.教育の基本理念について        2.都市計画について        3.上水道の完全普及について        4.河川の水質について        5.河川の水量の減少について        6.車イスの必要数について 質問者    3番。根上 馨議員。 136 3番(根上)  私はただいま、議長のお許しを得まして、お許しを得ました、そのお許しの合図は3番でございました。この3番という、3と言う数字につきましては、私は非常に懐かしい思い出を持っておるわけでございます。昭和33年に高等学校出まして、東レに就職したわけでございますけども、この昭和33年春に背番号3を付けました、現読売巨人軍の監督長島茂雄選手がデビューした番号が背番号3でございました。このデビュー戦の成績は左腕の金田投手に豪速球・カーブ等の変化球で、4打席4三振というなエピソードも聞いております。私も長島選手ほどではございませんが、その心境で質問をさしていただきます。  先ず教育の基本理念でございます。古来、1年の計は穀を得よ、十年の計は木を植えよ、百年の計は人を植えよと、と申されました。人を植えるというは教育ということじゃあないかと思います。それほど教育というものはたいへんではないかと。大事な問題ではないかというふうに考えております。私ごとでございますが、私は腕1本と申しますか、20年25年ばかり仕事事業やっておるわけでございますけども、この去年或いは一昨年あたりからの大不況というものは、これは今までの不況と全然違うなあという感覚がするわけでございますけれども、それと同時にどうもその我々を含めましてもですけれども、ファイティングスピリットと申しますか、企業化精神と申しますか、そういうその闘争精神が落ちてきたんじゃあないかという感じがしております。最近でございますが、企業化精神が年々稀薄になっている。開業率が昭和40年代の7%台から56年以降4%台に落ち込んだ、その原因は土地や建物が高騰したからだ、と日本経済新聞に報道されました。しかし、私は土地や建物の高騰が開業率の低下の根本的な原因ではないというふうに考えます。企業を起こすのは人です。闘争精神が年々稀薄になっていることに原因があるというふうに私は考えます。闘争精神が年々稀薄になうている原因は戦後の教育に問題があるというふうに考えます。戦後の教育はと申しますと、国語何点、数学何点というような得点主義と申しますか、いわゆる得点、何点ということでもって、それを非常に大事にしました。これを得点至上主義というふうに私は考えております、呼んでおります。得点至上主義は、机の上の教育に力点を置き自然の中での経験や観察を軽視する傾向が多分にありました。幸い鳩山邦夫前文部大臣が偏差値教育を打破され、児童生徒や学生の個性を尊重する教育に転換を図られました。そして得点至上主義は見直されつつありますが、まだそれはスタートについたばかりであります。真の、本当の正義感や闘争心溢れる青少年の育成は百年の大計であります。作家司馬遼太郎は、彼の著作「城塞」の中で、「人間の知能は幼少の頃から、人間と自然の中で自ら生活し体験し観察することによって啓発される」と書いております。我が町長泉は、水と緑溢れる長泉を標榜してまいりましたが、実態はどうでありましょうか。標榜と現実は乖離してしまっていると思います。例えば、これは私ごとでございますが、かつて富士長泉工業団地の用地を提供したことがありました。提供時の私の条件は、伐採した緑を120%植栽することでしたが、現状はどうなっておりますでしょうか。120%植栽はこれは全く非現実的なことでございます。それはよく分かっておりますが、緑の大切さを理解していただきたく、このような条件を付けたわけであります。町長は、先日所信表明を立派になさいましたが、その中で政治の原点は地方自治にあると述べておられます。これを少し応用さしていただくならば、教育の原点は自然の中にあると私は申し上げ、さらに我が町を名実ともに水と緑の溢れる長泉に再生されますよう切望いたします。未曾有の不況と凶作という逆境の今のこそ、教育の原点にかえり、正義感と闘争精神が溢れる勇気ある少年を育てる未曾有の絶好のチャンスだというふうに思います。まあ言ってみれば天の時と言うふうに考えます。町長並びに教育長、私の意見について何かご回答いただきたいと思います。 137 議長(浅倉) 教育長。 138 教育長  近年、進学率の上昇とともに特定学校に入学希望者が集中する等の過熱した進学競争が広く見られます。その結果、学校においては人格の完成を目指し、平和な国家社会の形成者として真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身共に健康な国民の育成を期すという教育の本来の目標から離れ、受験勉強の重視、評価の画一化という傾向を助長し、いわゆる偏差値重視等を生み出して様々な歪みを生じております。そうした中で学歴偏重の風潮の改善努力と共に、個性能力の開発、人物の多面的評価等改善が進められておりますことはご指摘のとおりであり、我々もこの方向に向かって努力しているところであります。又、戦後社会における経済発展と教育の普及充実の結果、国民は従来に比べれば遙に経済的に恵まれ、知的文化的生活を楽しむことが出来るようになりました。しかし物質的豊かさ、生活の便利さ、生活様式の多様化、価値観の多様化は子供にとって良い結果ばかりをもたらしているとは限りません。逆境の中にあって我慢するという精神的耐性が失われつつあります。又、体格は良くなっても体力がこれに伴わず、アンバランスを生じていること等、色々な側面で好ましくない影響が憂慮されております。このような社会変化の中にあって、子供の個性を生かし、育てることを基本としつつ、社会的責任を自覚させ、公共のために尽くす心を養うことに努力をしております。失われがちな自然との接触の機会を設定し、集団生活の中で協同や鍛練、思いやり等の心を育て、進んで人間・社会・自然・文化に係わり合いながら主体的に判断し行動出来る、やり抜く力、思いやる心を持った独り立ちできる逞しい人間の育成に現在努めております。このようなことで、現在抱えております教育の課題に挑戦し、これに解決を図っていきたいと、このように考えております。 139 議長(浅倉) 町長。 140 町長  私からお答えをさしていただきます。今、教育長から具体的な内容についてのお答えを申し上げたわけでございますが、事、教育の問題でございますから、教育長のお答えが正しいかと思います。私は根上議員の質問の内容を伺いまして、先程から色々出てるわけですが、あえて申しますと鉄は熱いうちに打てというようなことを思い出したわけでございます。やはり小さい時の基本て言いますか、それが全て基本になって進んでいくのかなというような気がするわけでございます。とかく成人に達しますとね、なかなか修正が出来ないとか、練り直しがきかないとかいうことをよく言われるわけでございますが、そんな点から考えますと、教育の原点は自然の中からという根上議員も言われました、その辺もさすがというふうな感じがするわけでございます。その一つに、富士長泉工業団地にご協力いただいたわけでございますが、自然を大事にして下さいということから、今お話しの120%の復元って言いますかね、それをやって下さいよという条件付けられたのに出来ていないよということは、まさに根上議員の言われます無理を承知で実はお願いしてみたんだよということかなと言うぐわいに考えさしていただくわけでございますが、そんなことからやはり原点は小ちゃい時に基本の教育をして下さいと。その中で言われます勇気のある素晴らしい人間が出来るんだなあということで考えられるわけでございます。時代が違うから仕方ないんだよと言ってしまえばそれまでですが、今の子供も素晴らしいものを持ってるはずでございます。その辺をいかに教育するかということが私たち大人の責任でもあろうかと思うわけです。特に教育長の方から色々理論的にお答えさしていただいたわけでございますので、それはそれで一つ進めていただくとしまして、私からは基本的に則った、ひとつ人間形成を進めていきたいなと。これは私一人で出来ることではないわけですがね。それぞれの立場の人達が協力しあって、これからの日本を背負って立つ子供を育ててほしいんだということでございますので、宜しくご理解いただきたいと思います。 141 議長(浅倉) 3番。 142 3番(根上)  大変格調高い回答いただきまして、誠にありがとうございました。次でございます。長泉町と申しますか、この近隣市町村が伊豆縦断道・第2東名のジャンクション、インターチェンジ建設等の大きなプロジェクトが5年から10年以内に着工の計画があります。又、下水道工事や都市計画道路建設もスタートしました。これらが完成しますと、都市基盤の整備された長泉として大きく変貌する時期にさしかかっております。しかし、これらの工事を完成させるために、用地を提供される町民各位の甚大な犠牲とご協力が必要であることを忘れてはいけないのであります。私は町民の一人としまして、これからのご協力を衷心からお願いするものでございます。町長は所信表明の中で生活道路や下水道整備、上水道河川改修事業等を計画的に促進すると述べておられます。計画を町民各位に理解してもらう努力がもっともっと必要ではないかというふうに考えます。例えば、町の将来像をコンピューターグラッフィク化と申しますか、立体化、昔の言葉で言いますと箱庭と申しますがね。畳1帖ほどの大きさでも結構でございます。こう立体化しまして、役場や各区の公民館・公会堂或いはコミュニティプラザ等、町民各位のお集まりになる所に展示されて町民各位の理解と賛同を得ることが尚一層必要ではないかというに考えます。さらに重ねての要望でございます。開発と自然破壊は表裏一体のものがあります。しかし時代はですねえ、今や地球に優しいまるまる、というふうなキャッチフレーズ、地球に優しいまるまるとキャッチフレーズを付けて呼ばれるような時代に変わりつつあります。最新の工法を採用して開発と自然破壊の融和を図ることを切望いたします。この件につきまして、町当局のご回答をお願いいたします。 143 議長(浅倉) 町長。 144 町長  ただいまのご質問の都市計画についてのお答えをさしていただきます。所信表明の中でも生活道路や下水道整備、それから上水道・河川改修事業等々いろいろの計画をこれから実施していきますということの、所信表明をさしていただいたわけでございます。昨日から各議員の皆様方の中からも生活道路や下水道整備・上水道いろいろの問題が出されたわけでございますが、どれを取りましても具体的にドンドン進めていきたいという事業ばかりでございますが、そんななかで今、根上議員の言われました長泉町の色々のこれから進むべき計画ですねえ、これを公民館各地区のですねえ、公民館等に、今、言われました方法で展示、示してくれないかということだと思います。これも担当課長とも色々相談したわけでございますが、具体的に考えますとなかなか難しさがあるわけですね。と言いますのは一つの例を申しますと、ここに道路が出来るよというようなことを示されますとね、大変、地権者から見ますと、「ああ、俺の家がもう移転しなきゃあならない。」とかね、そういった具体的の問題に波及していく可能性が非常に大きいんだということも考えられます。その点から考えますと、これそのものの経費はそんなに恐れる程の大きな経費ではないようでございますが、やはり根上議員の言われるのも、なるほどと頷く点が多いわけですが、いきなりそういった方法が得られるかどうかと言うような色々の検討も関係課長等々さしていただきまして、具体的にそれを今ここで直ぐということの問題は暫く、また検討かと言うことになりますがねえ。研究さしてほしいということと、それに変わるといっちゃああれですけど、その代わり、住民の皆さんとの対話、これは私も終始町民の皆さんとの対話は申し上げさしていただいているわけでございますので、企画広報の担当になるわけでございますが、そういったチャンスを活かして、町民の皆さんに併せてPRさしていただくというような方法をひとつ当面考えていこうと。今、根上議員の言われました方法については、これも、まこと勉強することが多いわけでございますけど、今後、勉強させていただきたいと、こんなことでお願いしたいと思います。 145 議長(浅倉) 3番。 146 3番(根上)  ただいま、町長から暫く考えさしてほしいと言う回答いただきました。しかしながら、開発と自然破壊の表裏一体の問題につきましては、難しい問題ではございましょうけれども、まだ回答をいただいておりません。 147 議長(浅倉) 町長。 148 町長  失礼しました。開発と自然破壊、これは避けて通れない問題かと思います。必ず開発の裏には自然破壊が出て来る可能性が大きいわけですがね。それを如何に避けていくか、例えば、今、計画されてます長泉町の仮称文化センター、これも取りあえず基本設計図は私も見さしていただいて、教育長以下と色々検討したことのお話しは昨日さしていただきましたけどね、やはり、ご存じの今の公民館の周辺には自然がいっぱいあるわけですね。しかしながら文化センターを作るうえには、当然木も切らなきゃあならないというようなことも生じてまいります。その代わり、逆に植栽をしてそれを100%カバー出来るかどうか別としまして、補植その他の方法で、また緑その他を生かしていかなきゃあなんないというようなことも申し上げたわけでございますが、そういった、くどいようですが、開発の裏には必ず自然の物の犠牲が付いてまわるということは避けられないわけでございますが、最小限度の、言うなれば開発のなかで自然を残しながら、なおかつ先程一番目にご質問いただいた根上議員のですねえ、富士長泉工業団地の時のお話しでございますけど、やはり自然を破壊された事実がございますが、それをどうカバーさしていくか、或いは保管にしていくのかというようなことは考えながら進めていかなきゃあならないだろうと言うことで考えます。これは長泉町がやろうが、どこの機関がやろうが、例えば建設省にしましても、道路公団にしましてもね、必ず付いて出て来る問題だと思います。今、地球規模でのうんぬんと言うのが話も出たわけでございますが、そんなことを私もこれからどこの事業主体で開発されるにしましても、この辺は強く一つ要望していきたいと考えますので、宜しくお願いいたします。 149 議長(浅倉) 3番。 150 3番(根上)  大変ありがとうございました。町長は大変激職でございますけれども、先程おっしゃられました膝詰め談判と申しますか、トップセールスと申しますか、こういうことを是非これから心掛けていただきたいと思います。
     次でございます。上水道の完全普及についてということでございます。これは私ごとでございますけれども、要するに私もその、全国区で出てまいりまして、町内各地を色々まわってまいりますと、その、こんなことを申し上げるとまずいですけれども、地域エゴというな問題もございます。しかしながら、そういうことは抜きにしてですねえ、安い土地は買っておきながら、そういうことは抜きにして、もう忘れてしまって、その、「やあ上水道が、どうのこうの。」という問題が発生して来ますけれども、これはちょっと議事録から外してもらった方のがいいかと思いますけれども。上水道の普及率は関係各位のご努力によりまして、前年度迄に実に99%になっております。これはまさに驚異的な普及率であります。しかしながら100%ではありません。我が町長泉は水と緑溢れる長泉を標榜してまいりましたが、その標榜にかけましても、条例を改正し万難を排し、普及率100%達成したいと思いますが、如何お考えでございますか。 151 議長(浅倉) 水道課長。 152 水道課長  それではお答えいたします。計画給水区域内では前年度までに普及率99.8%でございます。後の0.2%につきましては上長窪区内で自家水を使用している方、それと竹原地先、清水町との境でございますけども、キミサワ本部の東側にアパートがあります。このアパートにつきましても地下水で飲用しているというかたちでございます。それと納米里の方につきましては、富士乳業より給水を受けているという関係で100%ではございません。上長窪・納米里の方につきましても近くに本管が通ってますんで、それから給水工事をしていただければ宜しいわけでございます。それから竹原につきましては、配水管が布設されていないために工事負担金の対象になりまして、配水管を布設後、町水道に切り換えとなります。今後も100%に近づけるよう努力していきたいと、こんなふうに思います。以上でございます。 153 3番(根上)  町長、この問題いかがでございますか。突然で申し訳ございませんが。 154 議長(浅倉) 町長。 155 町長  水道課長から具体的にですねえ、お答え申し上げたわけでございますが、現実98.何%というと、まだ上水道の対象でない世帯があるわけですねえ。色々の事情があると思います。今、言われました竹原の南側にですねえ、非常に綺麗な地下水が湧いていることはご存じだと思います。そういった自然の水を、俺は使うだからいいだという、場合によってはねえ、そういう方があるかなあとは感ずるわけですが、いずれにしても長泉町の上水道があるわけですから、原則100%に、即、していきたいわけですが、なかなか水源の問題とか、或いは在住してます地域が山の高い所であるとか、色々現実問題あります。そんなことで、まだ100%に達成出来てないわけですが、今お話しのとおり、そうは言いましてもいずれにいたしましても、未加入の世帯も町民でございます。色々困難な事情があろうと思いますが、そういった事情を克服して、「もう、いや、俺はこれでいいんだよ。」と言うならこれは別でしょうけどね。事情許す限りは上水道の対象ということで考えて行政を進むべきかなと、こういうこと考えます。色々問題があるのは事実でございます。地域も町内何ヶ所かに点在しているのは、根上議員もご存じと思いますが、皆それぞれの事情で未加入でございますので、その辺の根本の原因を問い詰めて可能な範囲、最終的には100%出来れば、なおいいわけですがね。そんな点に向かって努力していきたいと思います。宜しくお願いします。 156 議長(浅倉) 3番。 157 3番(根上)  どうもありがとうございました。次は河川の水質でございます。我が町、長泉町を流れる川、黄瀬川上流住民によって汚されまして、遊泳禁止令が出ましたのは昭和32年でした。次世代を担う子供たちに安心して遊泳できる黄瀬川を引き継ぎたいと切望しております。上流住民には黄瀬川を汚すなと、下流住民には黄瀬川を汚しませんと宣言出来る長泉町にしたいと考えております。或るデーターによりますと、何気なく奥さん方が台所から下水に流した場合、魚が住むために必要な水の量は、例えばスプーン1杯の醤油が風呂桶換算1.5杯と、或いは牛乳をコップ1杯流しから下水に流した場合9.4杯、或いは天ぷら油の場合は300杯というな膨大な、なんて言うでしょうか、綺麗な水になるには必要になるわけでございます。下水道事業はまだスタートしたばかりです。下水道整備事業には、まだまだ完成には長い年月がかかります。毎日の町民各位の普段の心掛けを大切にしたいのだというふうに思います。まさに、下に住む人の身になり、汚すまいであります。長泉町はスポーツが非常に盛んな町であります。私はこのパワーの10分の1を、水質コンテストのようなものに注いでほしいなあというふうに考えます。私は町当局にお願いしたいんですが、日本で随一の清流と言われます四国四万十川の水質と、私の居住します黄瀬川の水質を比べたデーターがございましたら、後日で結構でございます。お知らせ願いたいと思います。 158 議長(浅倉) 環境衛生課長。 159 環境衛生課長  河川の汚水水質についてということで、ご質問いただきましたけども、水質の汚濁の要因と言うのはですねえ、その河川の持つ流域の土地利用の状況によっても若干異なりますけども、一般的に大別して言われている状況といたしましては、生活雑排水系による汚濁というのを概ね60%位と、それから工場系・畜産系というものの割合が30%、それから自然系と言われる要因が10%というふうに大別してはそのように一般的に言われております。そのなかで現行の水質監視にかかる取り扱いでございますけども、公害対策基本法による公共用水域及び指定水域にかかる環境基準というものがございまして、環境基準の中には生活環境の保全に関する項目というのが5項目ほどございます。それから人の健康の保護に関する項目というのが9項目ございます。これはいわゆる有害物質ということになりますけども、そういう環境基準と、もう一つは水質汚濁防止法による排出基準ということで、これは企業所或いは事業所等の排水というものの排出基準があるわけでございますけども、その中で黄瀬川につきましては、指定水域としての類型指定がなされておりまして、その類型指定による環境基準というものの基準を見てみますと、鮎壺の滝から上流については、B類型という指定がなされております。それから鮎壺の滝から下流、黄瀬川橋ということで沼津の黄瀬川地先になりますけども、そこまでがD類型というような指定になっておりまして、その類型指定によって鮎壺の滝の所では県が、それから黄瀬川橋の所では建設省の沼津工事事務所がそれぞれ分担をいたしまして、毎月1回水質分析を行っているところでございます。水質の汚濁状況ということについては、一般的には生活環境項目、先程申し上げた5項目があるわけでございますけども、そういうもののなかで判断をするわけでございますけども、その項目の中で汚濁状況を把握する代表的ないわゆる検査項目というものは、一般的にはBODの数値を見れば判断が出来るというふうに言われております。先程申し上げましたように、毎月、県及び建設省の方で水質検査をいたしておりますので、そういうデーターを見てみますと、環境の基準からするとクリアはいたしております。先程、四国の四万十川の水と、納米里の水についてのデーターがあったら欲しいという要請をいただきましたけども、四国の方も参考までにデーターがあるかどうかっていうことを照会をいたしまして、あったら送っていただきたいということで照会してございますので、また届きましたら根上議員の方に、納米里のものはございませんけども、鮎壺の滝の地点でございますけども、そのデーターでもあまり変わらないだろうというふうに判断をいたしますので、そのデーターをお届けをしたいというふうに思いますので、また、参考にしていただければというふうに思います。それで河川の水質の浄化の方策というのは、質問のなかで言われてますけども、下水道完備されれば一番問題はないわけでございますけども、浄化の方策ということになると、下水道の整備或いは農村集落排水、それからコミュニティ、プラント、合併処理浄化槽の設置のような事業がございますけども、これらどれを取ってもですねえ、やはり長い年月と多額の費用がかかってしまうということで、なかなか早急にこれらの事業による水質の浄化ということは、期待は無理だというふうに思います。したがいまして、やはり河川の水質ということについては、やはり黄瀬川の流域全体で上流も下流も、やはり汚濁について関心を持ち、また、町全体の中でもですね、或る地域だけじゃあなくて、やはり全地域がやはり河川の水質に関心を持ち、水を汚さないというやはり意識を高めていく必要があるだろうというふうに考えております。その方法としてどういう方法がいいかということはまだ色々ありますけども、まだ具体的に出てまいりませんけども、一つとしてコンテストはどうだろうということでご提言いただいてますけども、川の水というのは上流から下流に流れてしまいますし、どこでどう区分するのか非常に難しい部分もございますんで、そういうかたちは出来るかなあという疑問を持っておりますけども、いずれにいたしましても、そういう意識を高めていくという必要がございますので、色々な機会を通じながら、PRとも進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。宜しくお願いします。 160 議長(浅倉) 3番。 161 3番(根上)  ありがとうございました。次は河川の水量の減少についてでございます。先般、県議会におきまして、柿田川と黄瀬川の水量が減少している問題が取り上げられまして、県が原因調査を始めることになりました。既に楽寿園の湧水の減少が叫ばれ、柿田川の湧水量の減少も問題になっています。湧水の減少は、減少の原因は色々あると思いますが、工場の進出にともなうポンプアップ、上流水源地の樹木の伐採、また、道路や駐車場の舗装化も進んでおると思います。そこで私案なんですが、私の案ですが、道路や公共建物の駐車場の舗装は、例えば透水性アスファルトを使って雨水を地下へ浸透させること、或いは取水枡の積極的な採用ということを考えておりますが、町当局は如何お考えでしょうか。 162 議長(浅倉) 企画広報課長。 163 企画広報課長  雨水を地下浸透させることは、地下水の涵養にもなりますし、また同時に排水設備の負担軽減にも繋がることであります。これは既に町におきましても土質等の条件を検討した上で透水性の舗装、或いは浸透枡・浸透側溝、これらは数ヶ所実施しております。これについては、今後も積極的に取り入れていきたいというふうに考えております。以上でございます。 164 議長(浅倉) 3番。 165 3番(根上)  今日は時間がございませんで、取り急ぎ、はしょってまいります。  最後は車イスの問題でございます。町内において車イスを必要とする人々の現状を把握しておりますでしょうか。私の知る範囲ではありますが、缶ビールや缶ジュースのタブを集めて車イスを買う資金に充当しているとのことですが、この程度のことで福祉の町と言えるのでしょうか。日暮れて道遠しという感じがしてなりません。タブ回収運動も大切ですが、もっと徹底し或いは抜本的な解決策をたてるべきではないでしょうか。町当局の具体策をお聞きしたいと思います。 166 議長(浅倉) 民生課長。 167 民生課長  それでは、ただいまのご質問ですけども、先ず現状から申し上げますと、最初の町内で車イスを必要とする人の把握ですけども、このことにつきましては、刻々と必要とする人が変わっていくということで、必要とする人の人数は把握しておりません。と言いますのは、必要とする人としますと、身体に先ず障害がある方、いわゆる肢体が不自由な方でございます。それとあと、年齢等で足腰が弱くなった方、それから事故や病気で家庭で療養している方というなことで色々車イスの必要とする方はあると思いますけども、現状としましては必要とする人の人数の把握はしておりません。それからもう一つのタブを集めて車イスを買っているということで、これは町民の皆様の善意によってやっていただいているということでございます。それで町としましては、やはりこういった町民の方々の善意でもって買っていただくということは非常に有り難く思っておりますし、今後も引き続いてお願いしたいとゆうふうに考えております。と言いますのは、現在、社会福祉協議会で貸出用の車イスを20台程持っております。一時的に必要な方はそれを無料で貸し出しているわけでございますけども、常時必要であると、終身必要であるという方は、例えば身体障害者手帳を所持すれば、これは殆ど自費を使わないで購入できるというな制度もございますし、他に20台、先程、社会福祉協議会に20台ございますという話しましたけども、20台で足りない場合には町としましては、急遽、代車を業者から借り受けて、それを必要な方に貸し出すという方法もございますので、町内でこういう車イスが必要とする方には不自由をさせてないというふうに思っております。以上です。 168 議長(浅倉) 3番。 169 3番(根上)  以上をもちまして、私の一般質問を終わらしていただきます。今回は長島のデビュー戦よりも、もっと悪い6打数6三振でございました。次は4打数1安打くらいにしたいと考えております。どうもありがとうございました。 170 議長(浅倉) 質問順位   5番。 質問内容   1.女性施策について 質問者    6番。花房 由美子議員。 171 6番(花房)  私はこの度、始めてというよりも、町政になりましてから始めての女性議員として、こちら側に立たせていただくことになりました。長泉町の歴史からみますと、女性として3人目ということで、大変光栄というか、荷の重さを感じておりますけども、それなり頑張りたいと思いますので、宜しくお願いいたします。  通告にしたがいまして質問させていただきます。先ず女性施策ということで質問をいたしたいのですが、その前にこれ議長にお願いいたしまして、この議場にいらっしゃる方々、課長さん達、或いは議員さん達を含めまして、ちょっとご質問させていただきたいんですが、それに手を挙げて答えていただけように取り計らっていただけますでしょうか。 172 議長(浅倉)  ただいま、質問者からのご発言がありましたので、傍聴者は外させていただいて、当局と議員の皆さんに質問者が何を言うか分かりませんけれども、知っていたらばっていうことですから、ご了解いただけますでしょうか。宜しいございますか。当局どうですか。当局はよいそうですから、どうぞ。 173 6番(花房)  ありがとうございます。議事録からは削除していただいて結構でございますので。  それでは1985年にナイロビ会議で発されました、ナイロビ宣言ということがございます。その言葉についてご存じの方。ゼロでしょうか。残念でございます。手を挙げて下さいということでお願いいたしましたので。 174 議長(浅倉)  当局はありません。どうぞ。はい、6番。 175 6番(花房)  ありがとうございました。続きまして、それではこれは女子差別、女子の差別に対して廃絶のための条約でございました。そしてもう一つ、西暦2000年に向けた新国内行動計画と言う言葉がございます。このことをご存じの方、挙手をお願いしたいと思います。 176 議長(浅倉) はい、6番。 177 6番(花房)  クイズ形式ではないですけれども、この二つだけで結構でございます。ありがとうございました。質問の内容に入らしていただきたいと思います。  私たちこの世の中に暮らしておりまして、男と女しか世の中にはいないわけです。この男と女しかいない世の中なんですけれども、お家の中では夫と妻が助け合って暮らしあっています。世の中でも女性と男性が手を携えて行かなければ明るい社会というものは出来ないんではないかと考えております。ただ女性がとか、男性がとかっていう頑張りのなかで、果していい社会が出来るかというと、それはやはり無理ではないかと思います。男性の陰に女性がいました。そして今、女性は強くなったと言われていますけれども、それは高学歴とか、少子化或いは家事作業等の軽減化によりまして、学習する機会が増えたということ。それから仕事をしていることによって社会に目を向けることが多くなったということが、これがそういう強くなったという表現になっていることだと思います。ですけれども、女性に対する施策というものが世界の中から見てもあるのかというと、先程質問させていただいたナイロビ宣言のように、まだまだ皆無。ただ男性の方々に知ってもらえないという実情もございます。それですので、ここで少し女性問題解決に向けての世界とか国とかの取り組みということをご報告させていただきたいと思います。女性開放の波っていうのがあるんですけれども、まず最初は1975年、昭和50年でございます。これは国際婦人年と言われまして、それから、その翌年から続きました国際婦人の10年がございます。そしてそこで決議されたことは、男女平等を実現させるための具体的な課題についてと言うことで討議しあったのです。これらの課題のガイドラインは世界行動計画や、これはメキシコで開かれたのでメキシコ宣言として採択されております。そして国連婦人の10年の中間年である1980年、昭和55年にはコペンハーゲンでもって会議が開かれ、世界行動計画の実施状況が話されました。そして、この時に女性問題の取組の世界レベルの到達点とも言える女子差別撤廃条約を採択し、コペンハーゲン会議でこの条約の署名が行われております。締結国は女性差別を無くすために、現行の法律や規則を改正することが義務づけられるようになりました。そして1985年ナイロビで平等、開発、平和を達成させるようにということで、2000年までの15年間に各国が実施すべき指針が示されたのです。この20年余りの女性の人権擁護の活動は著しい発展を繰り広げております。日本においても1980年の女子差別撤廃条約は、批准されておりますので、法的拘束力を持つこととなって、その批准に向けて国籍法の改正や、家庭科が男女をもに学ぶというようなかたち、それから男女雇用機会均等法の制定、これは1986年です。そして昨年は男女とも取得できる育児休業法が施行されております。平成3年には西暦2000年に向けての新国内行動計画というものが、女性問題解決のためにということで策定されております。策定提示もこれは第1次改定なんですけどもねえ、52年の時に1回目のものが出て、それの改定というかたちで出ております。今、世界でも日本でもこういう状況になっている時に、今度の柏木町長さんが、こういうパンフレットの中で、これを読んだ時はとっても嬉しかったんです。女性の個性と能力を安心して発揮出来る町づくりと、こういうのを目指しますよという。それから青少年や女性の活動への支援を行いますということを言って下さっておりました。これは女性の活動への起爆剤になるのではないか、そういうようなかたちで大変期待しておりました。それで、ここで町長にお伺いしたいのですが、女性施策に対する基本理念、お答え下さい。 178 議長(浅倉) 町長。 179 町長  ただいま、花房議員から女性施策の基本理念ということで、ご質問いただいたわけでございます。私も運動期間中、長泉町民の皆さんの2分の1は女性であるということは勿論承知していたわけでございます。そんなことから女性問題を取り上げていくべき時代に入ったなという感じがいたしまして、今お話いただいたパンフレットの中に簡単なことでございますけど入れさしていただいたわけでございます。さて、具体的に進めてまいるということになりますと、大変難しいわけでございますが、今、基本理念を問われましたのでお答えさしていただきます。女性施策についての基本理念ということですが、国では先程お話の昭和50年に各省庁の事務次官で構成される婦人問題企画推進本部が設置されたわけです。女性問題について検討しており、昭和60年には男女雇用機会均等法、先程話題が出ました、丁度私が簡単な勉強さしていただきますと、斉藤知事さんになられて間もなくだったころからということに記憶しておりますが、この法が施行されたわけです。その上で働く女性にとって新たに時代の幕が開かれたと言われております。本年5月には国の女性行政の改革について、学識経験者から婦人問題企画推進本部機構に関する検討会というのができまして、そこでの報告書が出てきたわけでございます。女性の行政課題としては少子化、子供さんが少なくなるという時代のなかでの問題で、仕事と子育てを両立させるための育児休業や、再就職制度・保育所やベビーシッターの問題、或いは男女で家事や育児を分担していこうという意識づくり等、関連する様々な課題が出てきたわけでございます。このような様々な課題を各方面から検討して、行政の推進にあたって、男女共同参画型社会と何んか言っているようでございますが、要するに今までとかく女性のみに任しておいたことも一つ逆に男もある程度ものによっては分担してほしいよ。逆に女性の場合は色々社会の中で、例えば文化センター作るにしても、女性の意見を重要視するような時代に入って来たなという感じはするわけでございますが、そういった場での意見も出してもらうとかねえ、それを男女共同参画型社会と言えるかなというように、私なりに理解しているわけでございますが、答えになったかどうか分かりませんが、女性施策についての基本理念ということでは、このようにひとつお答えをさしていただきたいと思います。以上でございます。 180 議長(浅倉) 6番。 181 6番(花房)  ありがとうございました。少々物足りない気もしますけども、これからというかたちでお願いしたいと思います。続きまして国内の行動計画は出来たんですけれども、それに対する日本国内ですねえ。日本国だけでなくて、日本国内に全ての住民が、やはり男女おるわけですから、各県や市町村の取り組みがございます。それのやっぱり行動計画というのがあるんですけれども、その策定ということに関してどのように考えておられるか。ご回答お願いいたします。 182 議長(浅倉) 町長。 183 町長  具体的に女性の行動計画をどうするのかと言うことでございますが、なかなか簡単にこう進めにくいわけでございます。従いまして、またかということを言われそうでございますけど、これにつきましても、今後具体的な研究を進めた上で策定に向かって検討していきたいということでお答えさしていただきます。色々女性のこれから進む割合が色々あるわけでございますが、その辺につきましては後ほど総務課の方から、色々の各委員に対する女性委員等ですねえ、一応数字も纏めてあるわけでございますのでご報告させます。したがいまして、行動計画については今後検討さしていただきたいということで、ひとつご理解をいただきたいと思います。 184 議長(浅倉) 社会教育課長。 185 社会教育課長  婦人の担当が社会教育課になっておりますので、説明さしていただきます。ただいまの女性行動計画ということで、市町村は如何にということでございますけど、今、町長が回答したとおり、今後検討さしていただきたいということで、これから皆様のご意見を聞きながら計画を策定するという考えでいきたいと思います。因みに現在県下でどんな状況になっているかということでございますけど、静岡県で県として昭和61年に婦人のための静岡県計画ということを制定いたしました。そしてその他、市といたしましては静岡市が静岡市女性行動計画、浜松市が浜松いきいき女性プラン、清水市が婦人のための清水計画ということで、県とあと3市が制定してございます。それで一番新しく制定したのが静岡市ということで、静岡市の制定状況でございますけど、昨年に課ということで婦人を担当する課が昭和58年に教育委員会の青少年課が婦人青少年課ということで新しく課を設けたと。63年にその課の中に新しく婦人係という所を設置したと。平成元年に静岡市女性行動計画をつくる事業に取りかかるということで、元年と平成2年に2年間に渡りまして検討に入ってます。それで、平成3年に静岡市女性行動計画フレッシュプラン静岡、男女共同でつくる社会というのを策定しました。一応こういう経過でちょっと時間がかかるかと思いますけど、今後検討して制定の方にむけていきたいということでございます。宜しくお願いします。 186 議長(浅倉) 6番。
    187 6番(花房)  ありがとうございました。前向きなお答えでございますので、それはそれで実現の方へ努力していただきたいと思います。国の方でも県の方でも、それの策定を平成7年度迄というようなかたちで指導が出ているはずでございます。ですからそれ迄に実現を何とか、お願いしたいと思います。先日、静岡新聞を読んでおりましたら、丁度、女性施策は首長さん次第というな記事が載っておりましたので、これはちょっとご紹介したいなと思います。これは総理府婦人問題担当室長の坂東まり子さんに現状を聞くというかたちで出たんですけれども、進む地方の取り組み。女性センターがほぼ全国にいき渡っているということでございます。今年7月に発表された総理府婦人問題企画推進有識者会議の報告によれば、全国で26都道府県に女性局や女性課といった女性の問題を専門に取り扱う課が設置されている。その内、部や局など課レベル以上が16都道府県、残り10県は課より下のいわゆる課内課、それ以外はまだ他の課との兼務の段階である。各地の女性施策でここ数年来もっとも進んだのは予算措置、施策の充実だが、なかには女性問題を専門に担当する職員が充分に配置されていない。各課の調整に時間がかかる等の問題を抱える所もあるという。女性センター等女性の活動の拠点となる施設は現在建設計画中のものを含めると、殆どの都道府県に出来ている。その内、30都道府県と政令指定の10市では、女性問題を担当する部や課が直接所管する女性施設を持っている。なかには横浜市のように二つもの単独施設を持つ所もある。担当課で直接所管する施設を持たないのは17府県と2市である。上記報告書によれば、特に地方行政の場では女性問題に関する施策は首長の姿勢に左右されるという。先日の婦人問題企画推進本部主催の全国大会では、出雲の岩国哲人市長が、こういう会議には男性も30%は参加するようにすべきだと言われました。こうした男性首長の発言は従来あまり無かったことで、心強い限りですと言うことになっております。静岡県でもこの4月に「あざれあ」という女性会館がオープンいたしました。そして、「アイセル21」と言う静岡市でもっている女性センターがございます。女性の活動の拠点となるこういう施設があるということが、どれだけ励みになるか。そして女性問題の相談する窓口ということが、しっかりされているということが、一番心強いところなんです。ところが長泉町には、ただいま、社会教育課長がおっしゃいましたように、女性問題を担当しているのが社会教育課だということです。この女性を扱う係ということ、その方は特に婦人係とか女性係とか言うかたちで設けてあるのでしようか、無いのでしょうか。 188 議長(浅倉) 社会教育課長。 189 社会教育課長  担当ということで、女性担当が1人おります。以上です。 190 議長(浅倉) 6番。 191 6番(花房)  分かりました。長泉町ではそういう方はまだ担当と言うだけで、係としていないということがよく分かっております。そしてですねえ、今のことに関しまして女性施策課とか婦人係の名称で、県内では11市3町だけが持っている。県には環境文化部内に婦人課があり、また全市町村には担当窓口が設置されているが、名称として女性施策課や婦人係と言った名前が付いているのは11市3町。この3町という中に入っていないのがとても残念です。又、女性の問題を担当する県や市町村の部局が直接所管する施設は県女性総合センターのあざれあと、静岡女性会館アイセル21、女性行動計画を策定したのは先程社教課長がおっしゃいましたように、県の他は浜松・静岡・清水の3市ですね。そういうことになっております。それでこの3町というのは東部ではございませんで、竜洋町とそれから浜岡と、それからもう一つが菊川町その3つなんです。ご助言ありがとうございます。是非とも東部で先ず第一の町になっていただきたいなと思っております。続きまして、策定されている静岡県でも婦人のための静岡県計画というのが出ているんですが、その施策体系の中で主要課題があるんですが、その課題について長泉町の現状がどうなのか、伺いたいと思います。主要課題には第1が男女平等を巡る意識改革と平等教育の推進。2.働く女性のための条件整備。3.母性の尊重(お母さんですねえ)と健康の増進。4.家庭生活の安定と福祉の向上。5.あらゆる分野への男女の共同参画の促進。この参画という言葉は、最初に制定された時には、共同参加というかたちで言われており、ところが参加だけではいけないよ、もっと自分たちが中に入ってやらなければいけないということで、この字句が参画という言葉に改められたのが平成3年でございます。先ず第1の男女平等を巡る意識改革と平等教育の推進ということで細目は一杯あるんですが、教育ということで、平等のための教育ということは特に教育関係で取り上げてやっていただいているのかどうか。お願いいたします。 192 議長(浅倉) 社会教育課長。 193 社会教育課長  これ、今言われていますのは県の策定した話ですね。実はこれ先程、花房議員さん言われたとおり、国がつくりまして、県とか市町村がこれから作りなさいよということで、実際に先程2年3年かかると言うのは、この計画を各市町村が作りまして、これはどういうふうにしてったらいいかと、例えば今の平等教育の関係ですねえ、それは学校教育の中、或いは社会教育・家庭教育のなかで、どういうかたちでどういうふうに進めていこうかという、先程の策定をするということは、生涯学習の大綱を作るようなかたちで、これはどういうふうにしていこうかというのを作りまして、その後はそれに担当課或いは就労の関係でしたら労働の関係課、或いは健康の関係でしたら今の健康管理課とか、そういう分野に仕事って言うか、割り当てしながら、じゃあ新しい教育は何年度にはどういうことをしていこうかという、行動計画的な施策を入れながら、今後作ってからやっていくと。今やっているものもございます。それでそれを合わして、その中に入っていくというかたちで、行動計画の策定をするというのは、これからそういうかたちで今のやっているのは集めて、或いは新しいのをどうしていこうかとか、それらを進めてこうかというので話し合いをしながら、どうしていこうかということでなってくかと思いますので、その辺で宜しいでしょうか。答えになりません。そういうことがございます、これは。 194 議長(浅倉) 6番。 195 6番(花房)  私は策定はまだ無理だということは伺いましたので、そのためにと言うことでじゃあなくて、現状を伺いたいと申し上げました。現状がどうなのかという。 196 議長(浅倉) 教育長。 197 教育長  婦人のパイオニアの花房さんからのご質問で、今、たじたじとしているところでございますが、男女平等をめぐる意識改革と平等教育の推進、文字通りこれをこのまま読むと今、小・中学校ではそのとおり進んでいるいうふうに私は考えております。と申しますのは、6・3制が引かれまして男女別学でありましたものが、男女共学になりまして、男性も女性も差別なく同じクラスで一緒に同じ勉強をしておりますし、教材内容もみんな一緒でございます。と言うような意味から、先ず制度的にそういうことになっておりますし、子供の生活実態を見ておりましても男女の性差全くなく、特に小学校等は発育の早い女の子の方が男の子をリードして、大抵男の子が女の子に付いているというようなのが実態でございまして、男女平等と言うのはやはり逆になる場合もあるなあというふうに私は見ております。特にキャンプ等にまいりますと、火を起こして一生懸命ご飯を炊いているのが男の子でございます。そして女の子は外の方で周りで見ているというのは野外活動ではですねえ、そういう炊事や炊飯作業等は男の子の方のが積極的でございまして、女の子の方はわりあい手が出ないというのが、私の知っている実情でございます。そんなわけで炊事は女がやるものだどいうような意識を子供たちは持っておりません。仲良く男女が共同して支え合っていくという、そういうグループ組織の中で頑張っております。高校進学につきましては特に私は女性の方が優遇されている。男子校だけというのはありませんけれども、女子校だけというのは東部にございます。例えば三島北高等学校、それから大仁高校も確か女子専門だと思います。私学でも女子だけの沼津精華高等学校、これが今度、男女共学になるというふうに聞いておりますけれども、進学率の進学の門戸は女子の方が広いという意味では恵まれているというふうなことで、これが果していいのか、完全に男女が平等であるならば進学する学校も全部同じように混ぜてしまったほうが進学の可能性として、進学率から言うと門の広さは男女同じになるというふうになる意味で、私はそういう意味で女性の方が優遇されているというふうに思います。それ以上やがてこれが高等学校・大学へ行って社会人になった時、或いは家庭生活を営むようになった時、これからの子供達は男女平等の考え方でかなり生活が行われるんじゃあないかと。男女6歳にして席を同じにすべからずというですねえ、儒教教育を受けてきた過去の私たち以上の男性は、男は台所に立ち入るものではないという母親の教育を受けて、私は台所へはなかなか入れてもらえなかったというようなそういう家庭の教育躾けを受けてきた人間が一気にここで全く男女平等というような社会に180度転換をしろといっても時間がかかる問題でございまして、考え方としては分かりますけれども、それが、即、今日から出来るかというと、実現と言いますか、実施の段階ではやや時間をかけてじょじょに慣れていく、或いは社会全体がその方向で牛歩であっても進んで行く、それをリードしてくれるのが今回その意味で始めて女性議員として当選された花房先生の使命ではないかというふうに思いますので、先生のご健闘をお祈りいたしまして、説明に代えさせていただきたいと思います。どうも失礼しました。 198 議長(浅倉) 6番。 199 6番(花房)  何だかとっても大きな荷物を押しつけられたような気がいたしますけれども、先程お子さん達が女性上位じゃあないかというなこともおっしゃっておりました。教育の方では確かにもう平等教育がいき渡っておりまして、そういう意識はお持ちだと思います。実行の段階ではどうか、社会通念はどうかということになりますと、又、それは別の問題です。小学生にとったアンケートがございます。男と女の役割はとか、こういうことはどちらがやってますかというなものがあるんですけれども、男と女の役割は男は仕事、女は家事、余裕があれば仕事。男性はそれを60%、男性はって言うか、男の子ですねえ。女の子はそのことに関して49人が答えて49%です。そして男は仕事、女は家事・育児と限定しているが男性は22人22%、女の子は11%です。男女とも仕事・家事・育児も公平にやるという答えは男の子が18%、女の子は11%です。そして男女が仕事をし、家事・育児は主に女だよと言ってるは男の子が11、女の子が、すいません。家事・育児も男女公平にというので女の子の方が40%でした。次のを読みまして。家事・育児は主に女だというのが11%になっています。共働きの障害はということで、有ると答えているのは男の子で62%、無いと答えているのは19%。分からないが11%です。女の子で障害が有ると答えているのは71%、そして無い言ってるのは12%、分からないが10%です。どんなことが障害になるかということでは、出産とか育児が男の子の場合29%、子供の教育が31%、お年寄りや病人の世話というのが12%、家事であるというのが30%です。女の子の場合出産・育児というのは38%、それから子供の教育、子育てがあるよって言ってるのが25%、それからお年寄りや病人の世話があるというのが19%、家事が障害であるとそう言っているのが30%になっています。子供ですら、こういうふうなことはかなり感じているわけなんですねえ。体の成長とか何かは女性の方が大きいということで、確かに教育長がおっしゃられたような逆転現象は起きているとは思いますけれども、それは中学後半から高校生に行った時にどうなりますかと言うと、又、今の大人の社会と同じような感じになってるのではないかと思います。そしてどんな家事をしていますかということに関しまして、食事の用意や片付けをしている男の子達は大体30%。女の子は95%以上してます。洗濯は男の子が大体15%。女の子は98%ぐらい。家計のやり繰り男の子は5%。女の子の方は70%になっております。アイロンがけは男の子で8%。女の子は60%ていうかたちでやっている。家の中での平等教育ができていない。そのためにこれは大変失礼な言い方じゃあないかなとは思いますけども、男の方達が仕事を離れてリタイアした時に生活できない方が今増えている。これは社会が働き蜂をつくってしまって、逆に、とても男性差別じゃあないのかと思う時があるんですけども、男性に家事の楽しみとか、育児の喜びとか、地域との交わりとかと言うそういうものを奪い取ってしまらたがために起きたことではないのか。そのために濡れ落ち葉だとか、わしも族だなんていわれるのは非常に可哀相だなあていうふうなことは感じております。ですから子供が小さいうちから男女共に生活の基本は出来るという教育が先ず平等教育の原点ではないかと、そういうふうに感じております。平等に関してはこれで終わりまして。  次に働く女性のための条件整備ということなんですが、これは聞こうかななんて思ってましたが、栗原議員が先程女子職員の待遇改善というなかたちでもって、ご質問いただいたものですから割愛させていただきます。それから母性の尊重と健康の推進、増進ですねえ。これは長泉町は大変、福祉とか健康面とかそういう意味では非常に手が行き届いておりまして、他市町村からも褒められている。そういうな言葉を私が外に行った時によく伺うものですから、嬉しいなと思っております。保健センター業務予防措置とか、そういうことに関してもきめの細かいことをやっていただいておりますので、これも現状は私は、ほぼ、満足できる状態ではないのかなあというように考えておりますが、担当課といたしまして、まだ何かこういうことをやりたいとか、まだ足りないよとか、そういうことがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 200 議長(浅倉) 健康管理課長。 201 健康管理課長  お答え申し上げます。現状やっている、今出てきました母性の尊重と保健という問題と含めながら、今年いっぱいかけまして、保健計画というのを策定しております。そういうなかでそうしたこれからの保健計画を中心に、尚かつ現状やっているものを見直したい。或いは新たに住民の健康管理というようなそういうものを含めまして、進めている策定をしておるなかでございます。そういう意味合いでその策定計画をつくっている段階にありますので、そういうものをふまえて、より充実した住民の健康管理等ができるような体制づくりをしていきたいというふうに考えております。 202 議長(浅倉) 6番。 203 6番(花房)  ありがとうございました。次に家庭生活の安定と福祉の向上。これは町長さんも福祉に優しいまちづくりということで言っていただいておりますので、これから色々行き届いた福祉行政ができるのではないかと。また昨日来、各議員さん達が色々ご質問下さって勉強させていただきましたので、これは期待できるなとは思っておりますが、福祉のなかで先ず家庭生活の安定ということが一番大事でございます。これは昨今離婚や何かが増えているんですけれども、子供たちにとって両性、母親と父親が健全な考え方を持ち、健全に暮らしているということが、その子供が本当に健康に育つ条件だということは皆さんよくご存じだと思います。世の中が明るくのびやかになるためには、そういう環境づくりがやはり大切、お母さんもお父さんも仕事を安心してできる自分の職務を果たすことができる環境づくり、そしてもし病人や何かが出ましても、それに対する介護とか、自分たちの手が足りない時には町にお世話になるっていうな考え方を皆さんお持ちなんですけれども、そういう時に「一人で無理しないで言ってごらん、何んとでもしたげるよ」というなドーンと受け止めてくれるような町になっていきたいなというふうには思っているんですが、そのためにはこの計画のなかでは相談をする所を設けるという、そういうのが先ず窓口だよということを申しております。そして相談所だとか、役場に出掛けて来ましてねえ、ドアをノックして、今日は何んの相談に来ました、是非ともっていう感じで行くっていうのは非常にこう抵抗を感じる、特に家庭内のことや何かとか、そういうことでにっちもさっちもいかなくなって飛び込んだ場合にはいいんですけども、そこまで追い詰められないうちに相談というのは受けてあげたいなという、窓口じゃあないかと思います。そうするとそのために施設を作るよりも、例えば電話相談というかたちですね、そういう係がボランティアでもいいんです、できて、そして行政との橋渡しができるようなかたちになると、これはかなり救われる女性が多いのではないかと。女性だけではない。もし、家の中に介護しなければならないご病人が出た場合には、女の人だけの負担ではなくなるわけですね。現在では介護する順位としましては、お嫁さんが第1、その次が配偶者で、その次が娘である。男の方の姿全然出てこないんですねえ、この中に。確かにお仕事に一生懸命やらなければならない立場になってますから、そういう所に顔は出せないと思うんですが、ご近所とか知っている方達、そういう方達を見ますと、やはり何んらかのかたちで男性が参加しています。朝早く起きて洗濯をしてあげたり、ゴミを出すのを手伝ったり、ほんの小さなことでも女性にとってはとてもありがたいことなんですねえ。時間が助かる。その分だけでもご病人の世話ができるというなかたちがあります。ですからそういう忙しい女性達の中で窓口があって、電話ででも、目が離せないから電話で相談できたらなという声もよく聞くんですねえ。ですから、そういう意味で電話相談みたいな窓口をつくっていただけたらいいなあというのは、思っているんですけれども、そういう事業の計画はございますでしょうか。 204 議長(浅倉) 民生課長。 205 民生課長  今の相談業務ですけども、これは私たちのPRがちょっと少ないかなあというふうに、今、思ったわけですけども、と言いますのは今年の4月から社会福祉協議会に福祉総合相談という事業を設けまして、そこに専門の相談員を1人配置してございます。非常にいい人材を得ましたので、是非一度行って相談をしてみていただきたいというふうに思います。 206 議長(浅倉) 6番。 207 6番(花房)  不勉強で申し訳ございませんでした。ただ、固い言葉でしたねえ。これは何んなんだろう。もうちょっと、誰でもこう飛びついていく、ああ、そうなんだって、例えばハロー電話とか、命の電話とか、ああいうようなかたちの呼びかけですねえ。固い官僚用語、行政用語でない住民に分かるような言葉での名付けを副題ででも付けていただけると又、相談がしやすいのではないかと思いますので、その点もご考慮いただきたいと思います。もう一つは福祉の関係なんですけれども、昨日らい保育の時間延長ということが大変出ておりました。働く女性にとって5時に終わって5時15分に迎えに行くのは大変なんだよって言うことで、なるべく延長を考えようというなお答えが出ておりましたんですが、もう一つお年寄りをあずかるという、そちらの方のこともあるわけですねえ。この場合はショートスティと、それからディサービスとがあるんですけれども、ご病気になられた方は病院暮らし、慣れない環境のなかで、本当に、薬のせいがあるかもしれませんが、なかば痴呆状態、人と接するのがいやな状態になっていっております。そして家族とか知っている人だけは受け入れるけれども、それ以外の知らない人のなかに出て行くのはとてもじゃあないけど、いやだよって言う拒否している方が多いわけです。それは職員の方達の頑張りもありまして、何んとか引っ張り出して、黙っていたものが2ヶ月・3ヶ月たつうちに少しは笑うようになり友達ができたよ、今日はこんなことをしてきたよ、今日は運動会だったよなんて、こう話すようになった。そのお顔を拝見しますと、生き生きしているんですねえ、本当に。人間は人のなかで暮らしてなければいけないんだなあってことをその時つくづく感じました。物があっても、それから介護や何かの手が届いていても、人と人の対話のない状態で暮らしていたら、人間は物になってしまう。物になってしまったらその物を何とかする施設が必要だということで、こりゃあまた行政の負担が大変なことですから、人と人とが話す、そういう環境に置いてあげるという、そういうことがこれからの施策の中に必要なことではないかと考えております。段々お友達ができてすごく明るくなるという、たった人と話しているということだけで、あんなに元気になるものかなあ、これは何よりの薬だなあっていうふうに感じたわけですが、もう一つそういう介護をされているお家の方にとりましては、病人の看護というのは24時間体制ですねえ。それこそお子さんでしたら寝ちゃえば何とかその間がお昼寝時間は、じゃあお買い物にちょっと行ってこようかなあとかということもできるんですが、ご病人ですと寝ていても、もしかしたら本当の深い眠りではないかもしれない、ちょっと、おトイレに行きたいよっていうかもしれない。そういうなことがありますとご自分の用もなかなか済ませられない。そして冠婚葬祭とか、それから急な用事とか、色々行事とかがございます。そういう時にショートスティで預かっていただく、或いは一日のディサービスに行っている時に、じゃあその時間迄に何とか繰り上げて帰ってこようっていうふうに皆さん努力をなさっております。ですからこの所で、もしディサービスの時間延長というようなことが考えられましたら、これは家の人達がもう一つ、例えば、今、3時くらいですねえ、確か帰って来るのは。それが5時くらいとか4時半・5時くらいですと本当にいいなあ。取りあえずはいいなあと思うんですけれども。そのくらいの時間延長をお年寄りの方とか、病人を介護している方、そういうお家の方達のために考えていただけないでしょうか。 208 議長(浅倉) 民生課長。 209 民生課長  今のディサービスのことにつきましては、高齢者のディサービスということでお答えさしていただきます。若年の方はそういう事業をしておりませんので、その方は除きますけども、今のディサービスの時間延長につきましては、今お話があったとおり、非常に何んて言いますか、そこへ出る方々は環境が変わるということで、出てきますと生活のリズムが、こう良くなるんじゃあないかなあというふうに感じてますし、又、時間の延長につきましては希望があればねえ、希望があれば延長もしたいということで、今、長窪ホームですねえ、社会福祉法人の聖家族の家の方へちょっとお話を申し上げているところです。その件につきましてはねえ、県でもこういう仕事をしたらどうだという方針が出てますし、そういうことができればいいなということで、まだ、これは決定はしておりませんけども、長窪ホームとお話をしているところで、長窪ホームで受け入れが可能であるということであれば、早期に実現したいなあということを、今考えてます。 210 議長(浅倉) 6番。 211 6番(花房)  ありがとうございます。これは非常に前向きなお答え、もしかしたら直ぐ実現できるというなお答えをいただきまして大変嬉しく思います。  それでは次に移りたいと思います。あらゆる分野への男女の共同参画の促進、あらゆる分野というところが非常にくせ者なんですけれども、先ずは公的な意志決定決定機関でございますねえ、ここへの参画ということで、大変先程町長からは総務課長よりというなお話はあったんですけれども、皆様方も何か長時間お座りでお疲れのようですっていうか、各課でもって、各、抱えてらっしゃいます委員会・審議会の数と委員数、そしてその中の占める女性数、それを発表をお願いいたします。 212 議長(浅倉) 参事。 213 参事  各種委員の女性の登用の比率というお話でございますけども、その前に冒頭、花房議員から2題ほど質問されて誰も手を挙げなかったわけですけども、一つ私知ってました。ただ、あまり自信がないもんですからねえ、挙げなかったです。ですから誰か知ってたということで一応了解をしていただきたいと思います。それでは各種委員の状況でございますけども、前にも八木議員からご質問いただいて、それが今年の6月でしたのでその後の状況とは全く変わっておりません。したがって同じようなお話になると思いますけれども、もう既に花房議員にはこの資料を事前にお渡しをさしていただいてますので、お分かりかと思いますが、私どもで一応各種委員の報酬、或いは費用弁償というなかで、条例のしてある委員の状況だけお話申し上げますと、12の委員会がございまして、全体で217人の委員がございます。そのうち女性は60人ということで、率にしますと27.6%と、こういう状況になっております。お話伺いますと、もっともっと花房議員は細かな調査をされたというようなお話聞いておりますけども、取りあえず私の方で今持っている資料としましては、この程度の状況です。 214 議長(浅倉) 社会教育課長。 215 社会教育課長  社会教育の方も纏めてちょっとありますので、付け加えさしていただきます。法律に設置されている行政委員会って言うことで、教育委員会とか選管とかそういうのが6委員会ございます。総数といたしまして13名、女性委員が3名で23.07と。法律により設置されている付属機関ということで、防災会議とか民生委員推薦委員会、国保とかございます、これが3委員会ありまして委員が29名、女性委員はなし。その他、法律により設置されている審議会ということで、青少年問題協議会とか体育指導委員これ規則ですけど、それのが4委員会ございます。委員数が44名と女性が5名、女性の割合が11.36。それ以外、条例規則で定められておりますのが22委員会、委員の総数303名、委員数が50名、委員の割合が16.5ということで、これ済みません、昨日ですねえ、ちょっと他の方見ておりましたら、県の婦人課の方で纏めた資料で、うちの方で担当で出したということで、昨日これが分かったので済みません。遅くなりましたけども、資料出してございませんけども、以上でございます。 216 議長(浅倉)  ここで暫時休憩します。再開は3時45分といたします。                    休憩  15時32分                    再開  15時46分 217 議長(浅倉) 一般質問を行います。6番。 218 6番(花房)  審議会とか委員会での、長泉町での割合ということが分かりました。これは16.5%ということで、国の指導が15%以上、県の指導では20%を目指しなさいということが出ておりますので、国の線はオーバーしていて、まだ県の、国はちょっと足りないなという状態ですけれども、これは平成7年度迄に達すればいいというな指導でございますので、それに向けて頑張っていただきたいと思います。  最後の質問に移らせていただきます。女性センターの設立ということをお願いしたいわけなんですけれども、これは先程らい女性問題を扱う課も係もいない、担当だけであるということで、先ず入れ物よりは係の方が先かなあなんて気もしております。ですので、先ず女性課或いは女性係という、婦人係というな課を設置するお気持ちがあるか、ないか、町長にお伺いしたいと思います。 219 議長(浅倉) 町長。 220 町長  お答えいたします。私も、今言われました、入れ物も勿論必要でしょう。ですけど、課もなければ係もない、担当職員が兼務で、という格好でございますので、その辺が最優先するかなあということと、先程からお話の出てます行動計画ですねえ、これらの策定も急いでいかなきゃあならないなあと言うことで考えてますので、いつも言っております、前向きに積極的に取り組んでいきたいと思います。 221 議長(浅倉) 6番。 222 6番(花房)  ありがとうございました。前向きなお答えでございましたので、大変嬉しく思います。そして、今、現在長泉町の女性の活躍状況なんですけれども、実はとっても頑張っている方達が多いんですね。そして先日、第1回井戸端会議ということで、メイクアップ三島しなやかな町づくりということで、三島の文化会館で第1回井戸端会議開催されたわけです。そして昨日ですか、国際井戸端会議というのが静岡で開催されました。これは女性の活躍活動に対して色々な工夫をしたり、もっと女性同士意見を交換しようよというなことなんですけれども、そこに長泉町の第1回井戸端会議、三島で行われたものなんですが、これに関しまして、長泉町女性セミナーとそれから女性のつどい、これのパンフレット類が招聘されまして展示されたんですね。この女性のつどい、それから女性セミナーというのは、先月6月議会でも社会教育課長がお答えになっておりましたけれども、女性が自分たちで企画し、そして実行しているという大変珍しい行動力を持った二つのものでございます。女性セミナーというのは婦人会から発しまして、長い歴史を持っております。自分たちが何を学んでいくべきか、女もちゃんと勉強しなければいけないよということから始まりまして、移動婦人学級そして中央婦人学級、そして平成になってから女性セミナーという名前に変えたんですが、これが全て女性の手で、今、運営されている。企画がされているという状態でございます。講師や何かへの交渉はそれは当然担当の方達の力をお借りしているんですけれども、それのネーミングや何かが非常に温かい思いやり、それからその時の時代を映した言葉を使ってやっております。その活動が認められてメイクアップ三島という第1回井戸端会議に招聘されたわけなんですけれども、長泉の女性の活躍が、町内よりは町外で認められているということが、とても残念なんですね。もっと長泉町自体で認めてもらえる方向にいきたい、そのように思います。そして現実に町外で活躍している女性の方が多いということなんです。県とか国とか或いは自分でとか、色々勉強してきた方達がそれを町で生かすことなく町外の生涯学習であるとか、健康づくりであるとか、教育面であるとかいうなかたちで活躍している方が多々見られます。そういう方とお話をすることが在住の方でいるものですから、とても残念に思うんですけれども、そういう方達のネットワークづくり或いは町内でそういう方の意見なり、働く活躍する場というものをつくってあげたい。そうすればこの町づくり、長泉町の町づくりにもっと有益な意見が生かされてくるのではないかと考えております。そのためにもその拠点となるべき女性センターの設立を、今、直ぐということはとても大きなプロジェクトを抱えておりますので無理だと思います。これから長い先、時間かかっても結構なんです。先ず女性の係ということが前向きに処理して下さいるということが出来ましたので、そういう入れ物はもう、先程、町長は考えているというふうに、前向きに考えたいというふうにおっしゃっていただきましたので、女性行政、女性施策にとって光が見えてきたなって、そうゆうふうに私、女性としては思っております。これで私の一般質問は終わりたいと思います。どうも本当にありがとうございました。 223 議長(浅倉) 質問順位   6番。 質問内容   1.魅力あるまちづくりへの提言        2.広域都市づくりについて
           3.職員の意欲向上について 質問者    1番。安斎 定男議員。 224 1番(安斎)  ただ今、女性議員が一般質問やりまして、大変雰囲気が和やかになりましたんで、この雰囲気のままでひとつやっていただきたいと思います。大変昨日からですねえ、大変一般質問長時間に渡りまして、お疲れのことと思いますが、最後でございますんで、一つ私の質問もですねえ、お付き合いを願いたいというように思います。私の質問そのものはですね、町長の所信表明なり、魅力あるまちづくりというもののなかでの質問でございます。殆ど町長のみでございますんで、課長さんには質問いきません。そういう面ではリラックスしてひとつ聞いていただきたいというふうに思います。  それでは通告にしたがいまして、順次質問をしてまいりたいと思います。先程申しましたように昨日からもう既に12名の議員さんの方々が町長の選挙での政治公約やら、そして今議会での町政の執行者としての所信表明ということで質問をしてきたわけであります。これは当たり前だと思いますね。16年間町政の頭が変わらなかったということのなかで初めてでありますから、そういう面では今回所信表明に対しての質問というのは、当たり前であり、やるべきだというに思いまして、実は私も通告を考えてやったわけでありますが、昨日からの質問のなかで殆どが出てまいりまして、その中身の方がかなり薄くなりました。そういうもの重複しないようにですねえ、これから質問をしていきたいというふうに思います。先ず、通告の中の第1間でございますけども、町長が政治公約をされているパンフレットの中で、魅力あるまちづくりということが書いてございます。実は、魅力あるまちづくりというのは、私も選挙をやりまして、その時に「変えてみませんか、魅力ある長泉」というタイトルを設けました。こんなことでその魅力あるというものは何かということを今回町長も公約として提言をいたしまして、私もそれに添ったものがございますんで、その中を抜粋しながらこれから質問していきたいというに思います。町長がですね、今現在この役職に座る前に一住民として、第三者的立場で長泉を見てこられたと思います。その時に「よし、長泉町俺がやってやるわ。」と言う心があったと思うんですねえ。やってやるわと言う心の中には、何か今長泉町に欠けているものがあると。その欠けている物は何だろうと。その欠けている物を満たすことによってよりよい長泉になるであろうと。まして魅力ある長泉になるであろうということを思ったと思うんです。例えば、財政の問題・人口の構成問題ですねえ。後は町民の協力性の問題、もう一つは意欲の問題等々あります。そういうなかで長泉町に欠けていたものは何だろうと。「よし、その欠けたものを何とかやってやろう」と言う内容についてありましたら、お答えを願いたいと思います。 225 議長(浅倉) 町長。 226 町長  ただいまの安斎議員の質問にお答えしていきたいと思います。私も安斎議員と同じように、町内色々歩かしていただきまして、町民の皆さんとも色々話し合いを持つチャンスが多かったわけでございますが、そのなかでいま言われました財政以下色々の欠けているものがあるではないですかということですが、先ず町外から入ってこられたばっかりの人がございます。そういう人達にこうお会いすることがあったわけでございますが、色々、話の中で長泉町って本当に道路がよく分かりませんねえと言うことが、先ず第一声聞かれます。私も現実思う節があるわけです。昨日もそういった一般質問も出されたわけです。身近な生活道路の、ひとつ整備をしてほしいよと。通学路も整備してほしいよというような、ご質問もいただいたわけでございますが、そんなことで大変道路問題では苦労しているということで、言うまでもなく、長泉町の仕事として年々整備はしてきておるわけでございますが、なお、充分とは言えない所が多いわけですねえ。そんな点で何が欠けているか、道路ひとつではないわけですが、道路整備を進めていきたいと。また、その協力性がどうかって言うことでございます。今たまたま道路の話を申し上げたわけでございますが、その一方、整備するということになりますと、必ず地権者の協力がいただかなければならないわけですねえ。例えば隅きりの1坪、或いは半坪でもご協力をいただけなければ、その道路が計画どおりいかないよということでございますが、そういったなかで色々問題はあるわけですが、地権者への説得お願い、こういったことから最後には協力をいただけるということでございます。尊い土地をお願いするわけでございますので、何度も頭を下げてお願いっていうことも多いわけでございますが、最終的にはご協力をいただけるということで、これも立場上心から感謝を申し上げたいわけでございます。それから何が欠けているかというもう一つに、よく長泉町は個性が無いということを言われますねえ。例えば祭りひとつをとってみましても、テレビや雑誌や新聞等でとかく、よその市町村、或いは他県のですねえ、そういった時期になりれば東北の竿灯祭りとかねえ、あれを何も長泉でやれでないわけですが、ああいったことの特徴が無いということです。したがいまして、それをじゃあどうするかということになりますが、今、具体的に計画されております泉八景、これもこれからの問題も多いわけです。苦労も多いし期間もかかるわけでございますが、そういった泉八景等、これも素晴らしいアイディアの中から進んでいるわけでございますので、これらを進めていったら個性のある町づくりの一端が出来てくるのではないのかということで考えます。その他、感じることは色々あるわけでございますが、取りあえず第1問のご質問には以上のことで、お答えということにさしていただきます。 227 議長(浅倉) 1番。 228 1番(安斎)  町長申されましたように、私が言った財力とか人口構成とかはですねえ、逆に優れている分野と言うことは皆さんが承知でありますが、この分野をよけい使って欠けている分野の伸ばすということが、これから町長の使命だと思うんです。私も前々からですねえ、この欠けている分野の中に、個性がない長泉町に誇れるものがないというお話をよくしますねえ。それで誇れるものは何だって、いまお祭り等のなかに色々あるんですけど、そのばかりじゃあなくてねえ、施設等の中でもそうですし、そういうものをやはり個性がない誇れるものが無いという分野について、これから努力をしていっていただきたい。そのためにはこれから色々魅力ある町づくりのなかで、提言をしていきますので、そのことについてのお話をしていただきたいと思います。それでは、その次の中に入りまして、今度は町政の執行における重点施策について、これから項目毎にいくんですが、かなり重複してますんで、割愛する部分と、その1項目のみを捕らえてお話をする部分とあります。町長自身はですねえ、政治的公約、パンフレット等の公約、そして所信表明という内容で自分自身の考え方を出しているわけであります。この2項目の中でこれから入っていくわけでありますが、先ず1番最初に道路網の整備についてであります。先程も問題点の中で、道路網がまだまだ今の長泉町では一番の問題点であるという認識をされているようであります。しかし都市計画道路をはじめといたしまして、この10年らい非常に道路整備は進んできたと思うんですね。都市計画道路はよしとして、生活道路の面で逆に今まで広く感じてたっていうか、そういうことありませんけども、そういう部分が逆にうんと狭く感じるようになってきている所がご承知のとおりであります。そんなことも今回所信の中で積極的にやっていきましょうと、こういうお話をされました。前々から東西路線のお話をですね、議員の皆さん方も出されているところであります。都市計画道路って言うのは、もう既にご存じのようで、私は特に今回聞きませんけども、生活道路イコール東西路線というものを踏まえたなかで、財政力の問題があろうと思うんです。財政力を考えた上での、これからの道路施策の前倒しと言うかねえ、位置づけと言うか、その施策の中の位置づけと言うか、そういうものをちょっと簡単にまずお答えを願いたいと思います。 229 議長(浅倉) 町長。 230 町長  2番目の町政執行における重点施策のなかでの道路網整備、都市計画道路はご承知のとおりの線まで進んできておるわけです。今言われました東西路線が不足しているんじゃあないか、私も同感でございます。と言うのは東西に結べる道路が無いということですねえ。勿論皆無と言うわけじゃあないわけです。勿論ありますが、もうちょっと具体的に整備を進めていく必要があるなということでございます。財政的の問題もさることながら、さっき私申しました地権者との折衝、新しい道路を作るにしても、今ある町道を拡幅整備にするにしましても、大変な苦労が伴うわけでございます。特に狭い所を拡幅するということは、家屋その他の補償問題、これがすごい金額になるはずでございます。したがって、そういう面での財政への影響ということも当然出るわけでございますが、今言われました、安斎議員が言われました何でも起債にあおいでと言うだけにはいかないわけです。昨日も永井議員が言われました、自ずから限度があるわけでございます。足りない分はドンドン何でも借金してきゃあいいだって言うことにはならないわけでございますので、その辺の財政の問題は勿論慎重に考えながら進められる範囲の東西路線、特に生活道路、ああここをもっと広げたいなあという所が現実あるわけでございますので、その辺を考えていきたい。都市計画道路のことについては、あえて言わないということでございますが、具体的に色々苦労しながら進めていることはご覧のとおりでございますので引き続き整備していくということになりますが、東西並びに生活道路これについては重点的に力を入れていきたいと考えます。 231 議長(浅倉) 1番。 232 1番(安斎)  後ろが追われてますのでドンドン進めていきたいと思います。道路問題についてはですねえ、今言ったように都市計画道路これは用地買収というのは非常に大変でありますから、お金との兼ね合いになりましょうけども、生活道路で昨日から色々ポイントで指摘されている部分があると思うんです。その部分がですねえ、一向に広くならなかったり、難問題を抱えたままズーットと推移しているとのが現状でありますんで、是非もう一度そういうことを整理しながら力を入れていただきたいと思います。次に地域開発問題についてお尋ねをしていきます。長泉町ご存じのようにですねえ、東名高速、第2東名も出来ようとしておりまして、又、ルート246もあり、又、その新幹線の入口の玄関口であるということ考えますと、非常に立地がいいわけでありまして、土地利用の開発というのは何処から見てもやらなきゃあいけないのはもう必至であります。そういう面で町長自身もこれから私2点言うんですけども、区画整理というものが当然その頭の手法のなかの一つとして浮かんでくるわけだと思うんですが、その区画整理を公約等、昨日からかなり論議されておりますので、また区画整理かというな話になろうかと思いますが、ちょっと昨日の疑問のなかで私は解けないものがありまして、その疑問のなかを解いていただくために今質問をするわけでありますから、先ず上土狩の区画整理であります。町長自身が昨日の深沢議員の話のなかで、どちらかと言うと修正されたのが後退するような、私は意欲のなかで感じたわけであります。何故かと言うと、上土狩区画整理はこれやらなきゃあいけない。誰がやったってやらなきゃあいけないんです。前町長であろうが、柏木町長であろうがやらなきゃあいけないです、これは。当たり前なんです。どうやるかということが今、難問題の中に入ってるわけですねえ。色々それは手法があるんですが、おそらく柏木町長は選挙戦の中で、今、暗礁に乗り上げている部分については、相手陣営のことですから、自分だったらば町施行で責任を持ってやるという腹を決めたと思うんです。実は前町長だった高橋さん自身も6月から9月迄のなかで、色々検討されるなかで、ほぼそういうような方向になりつつあったことも事実だと思うんです。それで今回なかに入るなかで、10月就任をされるなかでお話を聞いていく、そうしますと今度は所信表明の中で、要は今の組合方式のなかで手を携えてやるんだ。これは従来と変わってないんです。ただ力の入れ方がより膝詰めのなかでやっていこうよという気迫だと思うんです。そのとおりだと思うんです。で、私はですよ、昨日のなかで書いてある字句だけを捕らえるじゃあないですけども、指導的責任でやるというんですねえ。指導的責任とは何んだと。全く言葉の意味が、私分からないですねえ。指導的責任なんてないですよ、ねえ。その言葉尻を捕らえちゃうといかんので言いませんけども、私はこう言ってほしかった。私は今のなかでいったら町責任でやらざるを得ないというに腹を決めた。しかし今の現状を踏まえていくと、町の責任の中でやらざるを得ない部分というのはなかなか難しい問題があるなかに、今回今でも腹は変わらんけども、状況的に止むなく組合責任のなかで、町が指導の責任をもってやるんだということの話ではないかなあ。このことを私は言ってほしかったなあ。字句の訂正がうんぬんで私はこのものは出来るんではないなあ。要はあの広報の問題については、私は嘘じゃあなかったんだというような話ではなかったと思うんですが、いかがですか。 233 議長(浅倉) 町長。 234 町長  お答えいたします。今も何とか解決しなきゃあならないという決心は昨日から申し上げておりますけど変わってません。ただ安斎議員が言われる、町直接施行でやるという考え方をもっていたのかなということでございますが、この点については私も長泉町施行であると、莫大な金がいるということを聞いております。私自身も感じておりました。したがって、これ以上のそう言った大きな負担ということは、これ実際問題無理だなということで考えておりますので、今言われました組合施行でいく以外にないだろうという決心はしております。ただ、なんか私がお答えするたんびに皆さんは一歩後退したと言われますが、とんでもない、そんなこと絶対ございませんので、その辺はひとつ皆さんも信じていただきたいと思います。ただ、責任を持ってという言葉が、長泉町がだから直接施行でやるだということには通じないと思います。と言いますのはやはり町費も莫大な町費をかけているわけでございますので、当然責任を持って指導して100%完成していかなきゃあならないというような義務もあるはずでございます。長泉町としましてもね。と言うのは議員の皆さんも莫大な金の予算の議決をしていただいているわけでございます。したがいまして、その議決に基づいた事業は当然一日も早く片づけたい。昨日も私申し上げました、私自身も議員の皆さんも、組合のいうなれば関係者も、未同意者も、皆早く解決してほしいという気持ちは私には痛いほど分かるわけでございますので、今、安斎議員が言われました強力に指導して、組合施行ではっきり早く進めてくれよと言われましたが、私もその考え方でございますので、もう一度ひとつ私の考え方を確認していただきたいと思います。以上お答えさしていただきます。 235 議長(浅倉) 1番。 236 1番(安斎)  町長の意向というか考え方は分かります。この上土狩区画整理事業は本当に長泉町にとってですねえ、これから土地開発のなかで、何がなんでもやりとげなきゃあいけない一大事業であることも議会も承知しておりまして、そのために議決をして今までお金を出してきました。そういうなかで組合が主体として責任をもってやるんだと、このことを議会の中でも確認をしてまいりました。そういう面では今の町長の答えがあっているんです。しかし、あってるけども今出てきたように、その話では前向きにはいかないという部分があるんだよねえ。これはもう充分なりとも知っていると思うんですよ。そのなかで要は町長自身が今度新たに指導的責任、何んか柔道で言うと友好的指導みたいな、そんなのではないですけどもねえ、そういうようなもののねえ、言い方ってのは本当ないんですねえ、ないんですよ。言葉尻で説明しろって言いません。指導的責任なんて言わないで下さい、これから。どういうもんですかって必ず言われます、これはねえ。指導的責任で私やりますって、どういう内容だと言われますよ。そうじゃあなくてあくまでもこれは組合事業のなかで、しかも今までは区画整理室はあるんですから、従来と同じように従来もやってたんです。人も入れて。力も入れてたんです。力を入れたわけじゃあないですよ。力も入れてたんです。ところが何かいろんな問題のなかで進まない部分があるわけですから、それを打破するために、より力を入れてやりたいという町長の気迫は分かります。そのとおり是非そういうことをですねえ、進めていただきたいと。要するに町責任であるなんてことを言ってたら、これもっと大変になりますんで、そのことはまだ出ないということは私確認しましたし、しかも町の責任の中でということについても、あまり言いすぎるとですねえ、そういうことのなかで、私は今度逆にその論議が出て来るんではないかというに思いますんで、要は組合的な責任の中で、町が全面的バックアップの中での組合の進め方であるというに私は確信して、このことについては終わります。宜しいですね。さて、次ですねえ、区画整理のなかで、もう一つこのこととは平行して北口問題が区画整理としてですねえ、進めなきゃあいけないことがあります。これは、どこまで聞いておられるかちょっと分かりませんけども、大変この問題もですねえ、厄介な問題であります。地権者がおるわけでありますから、その地権者に今度は本当に公共的やるのか、もしくは組合的もんでやるのか、まあ組合でしょう、当然ねえ、いうなかでのこれから進め方をお願いをしていくというふうになるわけですが、如何でしょう、その北口の区画整理の推進の考え方については。 237 議長(浅倉) 町長。 238 町長  今、北口の区画整理の問題が出たわけですが、この点につきましては、私も在職中から当然耳にしている問題でございます。色々前町長も県にも相談されたり、それから或いは民間の方にも相談されたり前進方法等について検討されたことの事実も私も承知しているわけでございますが、非常に現状はああ言った大きな建物並びに駐車場ですねえ、一日何十万という収入の問題であるでしょう。そう言った補償問題その他から、大変難しいということで今だに進んでないわけでございますので、そうは言っても例の長泉農協駅前支店から例の都市計画道路までの道路については整備できたわけでございますね。あれがズーット東側へ行って三島市との接続ということに将来なるわけでございますが、そうしますとあの一角の区画整理事業が嫌でもおおでも具体的に進んでいかなきゃならないということに出てこようかと思います。これも上土狩の区画整理以上に難しい問題だと思ってます。したがいまして、今ここで、「よし、やります。」と言うことは言い切れないわけです、この点については。あくまでも県の道路も関係して来ることも聞いております。その点を踏まえて、前向きにこれもねえ、研究していくより以外にないだろうということで考えますので、取りあえずお答えにならないと思いますが、これを考えていかなきゃあならないと、今言うその農協の前から東へ進んでる道路もあそこまで行っているわけでございますので、あれに絡んで因んで区画整理も進めていかなきゃあならないということで考えてます。 239 議長(浅倉) 1番。 240 1番(安斎)  町長、農協から行っている文教線のやつでの区画整理ではないと思うんで、北口沼津三島線の道路との兼ね合いでの区画整理でありますので、ひとつご承知願いたいと思いますが、実はこれはねえ、町が思っているほど、私は県の方は乗り気じゃあない。県は逆に区画整理やったら道路買収してやろうということでしょ。逆にうちらは買収さしたらば区画整理やったるよというようなねえ、いたちごっこじゃあ駄目ですよねえ、これねえ。だから大変な問題だと思うんですよ。その辺をキチット整理してねえ、地権者があることなんで、県の方へ早いこと用地買収をさせるような機運をですねえ、高めるように、ばんたび行ってですねえ、やらしたら如何かなあということで、このこと終わります。  次に下土狩の駅前の周辺開発について、ちょっと伺いますが、町長、所信表明の中で商業の振興ということで下土狩駅周辺商店街の商業活動の活性化っていうことで書いてある。これ大変な問題ですよね。図りますと書いてあるんですけども、先が図っていく、そのとおりだと思うんですね。図っていかなきゃあまずいです。でねえ、これズーット今まで質問私も何回もやって来ました。昭和59年に町というねえ、あそこの中で1回絵を書いたことありました。その後、もう1回書いてA案・B案でB案やるよと決めました、ねえ。下土狩の推進の色々なグループ団体がですねえ、それに伴って今まで検討を進めて来ましたけども、もう既にその域でないということも前々回の中でも、都市計画課長に話をしてですねえ、それを言ってきたところであるんです。今、文教線がドンドンドンドン進んでいってます、確かに、その通りだど思うんです。しかし町長自身がねえ、今の下土狩の周辺のあの部分というのは本当に商業化としてベターなのかな。ベターでこれを活性化図っていくということが本当に可能なのかなあ。率直な意見をちょっと後で聞きたいと思います、この1点ねえ。もう2点、御殿場線のお話がなされました。「あさぎり」が停車問題で色々停めたいというに言っていることもありますね。この「あさぎり」停める問題についてはねえ、「あさぎり」停まる時に各議員が色々言いましたですよ。やっぱりねえ、長泉だけじゃあしようがないですね。これ沼津・裾野・御殿場・小山、近隣の沿線の方々が何としてもあそこ停めて、それで新幹線にやってくれよということをないとですねえ、乗降客がない、停まりませんですね、これ絶対、と言うことの結論であると思うんです、問題は。よって文教線の早期着工というのは、「あさぎり」を停める第一条件である。もう一つはそれに伴うモノレールなりシャトルバスなりですねえ、そういう交通手段を確保するということが第二段であると。三段は下土狩駅で降りたらば楽しい町だなあと、さっき言った商業のどうなるか分かりませんけども、と言うような町をつくらないとですねえ、「あさぎり」停まりません。だけどもそう言っちゃあいけないから、町長が是非やりたいって言ってるだから、よし、それだったらば今の考え方のなかで、下土狩駅前周辺とその辺はどういうに考えて、この所信を書いたのかなあということを聞きたいんですが、いかがですか。 241 議長(浅倉) 町長。 242 町長  今のご質問でございますけど、下土狩商店街ですか、あの辺の整備をどうしていくか、魅力があるのかということでございますが、私もあるとかないはさて置きまして、大変難しいんだろうなあっていう感じがしているわけですね。今いう文教線200何mですか、あれを整備するにも莫大な金はさておいても、苦労時間がかかっているわけでございます。したがいまして、なかなか簡単にこう商店街整備なんてことはB案でいったら簡単だということじゃあないわけですね。ですから大変だということには理解しております。それから今「あさぎり」の話が出たですが、私も簡単に停めますよなんてことは考えてません。と言いますのは簡単に停まるならばとっくの昔に裾野や小山にも停まったと同じ時期にね、きっと停まるような方法、当時の前町長以下苦労してやってくれたんだろうなということは考えます。ただ必要性或いは裾野小山とは、また、交通事情も違うわけですねえ。長泉町の場合は新幹線北口もあるよということで、東名の方も、東名はこれは同じ条件かもしれませんが、そんなことから考えて必要性の問題からできなかったかなとも思います。ただ町民の立場から言いますとねえ、やっぱし我が町の下土狩駅にも停まってほしいなということの希望はあるわけでございます。ですから全線がねえ、4往復とか言われてますが、それが全部下土狩駅、場合によれば停まらなくても仕方ないじゃあないかと。ご存じの新幹線のひかり号が三島の駅へ全部停まらないでも結構利用者が多いわけでございますのでね、そんなことを考えていきたいと思ってます。勿論御殿場線の輸送力増強促進連盟ですね、御殿場の市長さんが会長をやっていただいているその運動の中に新駅の設置というのがありますし、そういった例えば急行停める方法もお願いしていけば事業の一つに入れてもらえるかということで考えてますので、これは絶対駄目だということでなくて、考えによって町民の皆さんの夢でもあるかと思いますので、これは努力していきたいということで考えたいと思います。取りあえず、以上でございます。 243 議長(浅倉) 1番。 244 1番(安斎)  一点答弁がちょっと漏れてるんですけども、下土狩の駅周辺の商業活動化を活発に図りたいという、こういう所信を述べられているんですねえ。先程、私はあそこは大変、今のなかで商業化の活性に向くところでしょうかと、こういうお話をしました。もう一つは下土狩駅周辺再生計画、何んだっけグループ、あるわけですねえ。今そういう団体があるわけで、団体でやっているですねえ。町づくり推進会議ですか、何か間違ったらごめんなさい。と言うことでその所から、その人達が一生懸命今まで話し合ってですねえ、こうやろうかって作ってきたと思うんですよ。ところが今、言ったように、この商業化を活性化を図るということであれば、その域から脱する時期に来ているんだよと、要はもう専門的な人、もしくはそこの組合的な人をつくって、実際の配置図もしくは駅前再開発のものを推進をしていく時期にきているんではないかと思うんですよ。もうステップ的にねえ。と言うことについて、如何かという2点ですねえ。先程の分と、あの部分が本当にいいのかということと。 245 議長(浅倉) 町長。 246 町長  お答えします。今のご質問でございますけど、関係者だけと言うと、内々と言いますかねえ、狭い範囲から物を見るということも考えられます。今お話のですねえ専門家、遠くから眺めて長泉町の下土狩駅前の、いうなれば再生化をどうするかということの、今言われましたねえ、専門家の意見をひとつ聞き出したらということのお話も出たわけでございますが、そういった方法も一つの方法だというぐらいに考えてます。今言われました関係者だけと言いますかグループって言いますか、そう言った方だけで、あの道路を中心その他でどういう整備が考えられるのかなあということを考えますとね、大変難しいんじゃあないのかなあというような気がするわけでございますが、今言われました専門家に何んて言いますか、レイアウトって言いますか、それらを検討さしてみるということも大事なことではないのかということで考えます。勿論、基本的にはB案でいくぞという基本は当然示してということになろうと思いますがねえ。そんなことでお答えになるかどうか。あそこまで整備されているですから、向かないなんてことは言えないと思います。苦労してああいったもう整備されるべきものはされてきているわけですから、今更向かないよということはこれは言い切れることではないだろうというふうに考えてます。今言うその本当にズバリどう思うんだと言われましてね、いやあ向きませんよと言うことでは、じゃあ今まで苦労して何をしてきたかということになるわけですから、向かないということでなくて、どう活かしていくかということで考えざるを得ないだろうというくらいに考えます。 247 議長(浅倉) 1番。 248 1番(安斎)  その地区が向く向かないということについてよりは、当然向かせるという所信に書いてあるんですから、その部分については商業活動商店街の商業活動ということでの活性化を図るということの力を入れるということでありましょうから、ただ、町長、良く見ていただいて分かるんですね。道路できましたね、もう新しくなったから見たと思うんですが、あそこには家が張りついたですよね。実は張りついただけなんですね。本当に商業やる人かなというたら、何んかそうじゃあないような関係ですよねえ。そういうことを道路整備しながらドンドンやってたら何んにもならないんですよね。だからそこは平行して行かなきゃあいけないわけですよ。だったら違う所に商業活動化を作るのかなあ、私、町長の書いてあるのは、違う所に商業活動化をポイントで作ると思ったんですが、いや、そうじゃあなくてあそこだよと言うならば、これから歩道整備も平成5年の末に出来上がります。出来上がっちゃうと、「ああ、いいとこだなあ。」って言ってそのままですんじゃって終わっちゃったんでは、全くこの商業活動化に結びついていきません。是非ここに書いたということでありますから、何らかのかたちでの商業活動化についての活性化を図る努力をしていただきたい。又、いずれの時に質問をさしていただくようにします。  次に福祉の関係でありますが、これはいろんな関係の議員さんがやりましたので、割愛をさしていただきます。  次に勤労者福祉の部分について、ちょっとお尋ねをしたいと思います。町長、今回所信の中で勤労者施策というタイトルについては、特に触れられていません。住宅問題はチラッと触れましたけども、住宅問題私も色々今までやってきたところであります。勤労者施策、特に大企業うんぬんじゃあなくて、未組織の関係で労働者っていうのは一杯いるわけですよ。これはもう本当に7、8割がたいるんじゃあないですか、長泉町の中で。そこに対してのやっぱり勤労者施策って言うのは何だと、このことについてひとつお聞かせを願いたいと思いますが。 249 議長(浅倉) 町長。 250 町長  お答えいたします。色々勤労者に対する施策はあるわけです。具体的に、じゃあ何をやるのかということでございますけど、色々の施策があるわけですが、それをこれからもひとつ継承して進めていきたいというように考えております。具体的に何かと言うことでございますが、その辺につきましては、いつも申し上げておりますとおり、一応住民の対話のなかで、色々ご意見ご要望出てくるはずでございますので、その点を新しい施策の中へ取り組んで検討進めていきたいと。こういうことで考えていきたいと思います。 251 議長(浅倉) 1番。 252 1番(安斎)  施策のいろんなものを取り上げていけば、色々あるんできりがないんで今日言いませんけども、それは継承しながら充実を図るということであろうと思いますねえ。いまの従来どおりであります。要は勤労施策の一番ポイントはやっぱり今言った対話を図りながら問題点を吸収していこうじゃあないかということも当然なきゃあいけないことだと思います。それと住宅問題についてはですねえ、先程から出ているように、どうしても長泉町は宅地が非常に高いわけですねえ。他の近隣に比べますと非常に高いわけです。家も欲しいし、住みたいだけんど高いんですねえ。先程、栗原議員も出ましたように家賃も非常に高いわけです。マンションとはいえ高いわけです。本当は停年を迎えるなかで、その近くになりますと土地を求めて住み慣れた所に居を下ろしたいんですけども、そういうものが無いと。あるんですけど高いと。もう一つは区画整理が出来ていないと。色々あるんですけども。要は宅地問題については、これからおそらく拠点法のなか、第2東名のいろんな基本構想の中での開発のなかで、住という、要するに住むという所の地域にあるポイントを作っていくんではないかなと思いますが、是非そういうものをですねえ、鮮明にこれから打ち出していただきたいというふうに思うわけであります。もう一つはこの住む所ということと、もう一つは道路問題も、これ福祉の一つになるんですが、通学通勤ですねえ、この関係について一番最初道路問題をいいましたけども、これの不備のないようなかたちを図っていくのも一つの勤労者施策であろうというように思います。もう一つは先程は女性の方は女性問題のなかで、女性会館もしくは女性の集会的な施設というふうに申されましたけども、勤労者の関係の中そのそういう施設っていうのは全く無いわけでありまして、他の自治体へ行きますといろんな勤労者福祉的な会館って言うか、部屋とか会議室とかと言うような所が設置されている所が多いわけであります。そういうのもこれからも整備の中の一貫に入れるとかですねえ、そういうものもこれからの勤労者の施策としてね、勤労者は幸いにして商工労政係と言う窓口が出来ました。やっと作っていただきました。そこを窓口にドンドンとこれからですねえ、いろんな要望なり要求を申し上げていきたいと思いますので、是非そういうものを吸収して施行していただきたい。宜しいですねえ、はい。それでは次に移りたいと思います。  次は文化と教育の振興というなかで、これは文化教育ということのなかでは、社会教育の問題が一番大きな内容であるわけですけども、町長の方が、今回所信表明の中で、生涯学習を力入れていきましょうと。地域おこしを行うよと。その中で町民とのコミュニケイションを図るという言葉がいろんな答弁の中に出てまいりました。非常にいいことだなあ、いろんな人と対話を図るということが非常にいいことだと思うんです。私は前々から、これからの地域おこしと言うのは、自ら自分の手で、その地域をこのようにつくりましょうということの地域が一番住みやすい地域になるんではないかなあ。行政側の方からこういうような地域をつくるからどうだって言うことでなくて、地域の方から自分の手でこういうような自分の地域にしたいけど、どうだと言うようなことが一番地域性のいい、その地域になるような気がするんですねえ。そういうものを起こさすような、要は地域おこしをしなきゃあいけないんではないかなあと。町長は政治の原点は地方の自治にあるというに書いてますね。まさにその原点というのは、私は地域にあると思うんですね、その地域そのものが。よってこの地域をいかにして、その自らの手で作るようなかたちでのコミュニケーションづくりをするかということを、ちょっと町長は、町長とコミュニケーションを図るということだけしか言ってませんので、どのようなかたちでコミュニケーションを図るのかをお尋ねをして、これを終わりますけども。 253 議長(浅倉) 町長。 254 町長  お答えいたします。文化教育の振興のなかで、地域コミュニケーションと生涯学習というタイトルで質問いただいているわけでございますが、今言われました地域コミュニケーション図る場所、これがまず必要になってきますねえ。なかなか、より所と簡単に口では言いますけど、やはり公、公のものでなければ出来ないわけですねえ。区の公会堂か、公民館とか。それで、町内一円を考えてみましても、現実公会堂・公民館の無い区もございます、現実。その設置方の要望も何区からか私も注文いただいているわけでございますが、それはそれとしまして、あってもこういう事情だから改修したいとかね。生涯学習コミュニケーションの場を必要とする生涯学習のためにもということになるわけですが、生涯学習は今年で4年目ですか。第一年度指定を受けてから4年目になるはずですが、4年目になりますと、それなりに各地域の皆さん、それぞれ立派にもう成長されてやっていらっしゃるわけですねえ。ただ場所か無くてという所も現実ございます、今申したとおり、そんなことを考え合わせますと、やはりより所である区公会堂・公民館、これは何方かのご質問にもお答えしてあるわけでございますが、その設置が優先かなあと、例えばさっきの婦人問題が出たですが、より所を欲しいねということですね。この辺からコミュニケーションの場、それを作って生涯学習はもう現実皆一生懸命苦労しながらやってくれているんですから、これはなお続けてもらい伸ばしていくということで考えれば、先ず場所の設置を考えていく必要があるんだろうなということで考えております。生涯学習に限らず、色々関連する学習が区の公会堂・公民館を使っていることはご存じのとおりですねえ。ただ広いか狭いは別にしまして、と言うことでございますので、その辺を先ず最初に考えて文化活動・体育活動というところまでいって、各区の理想的な区民だよりというところまでいけば素晴らしいことだということで考えます。 255 議長(浅倉) 1番。 256 1番(安斎)  生涯学習に力を入れて、地域コミュニケーションを図っていこうという町長の答弁だと思います。生涯学習4年目に入りまして、実は非常に安定をしてきた、充実をしてきたと町長言うんですが、ある所によっちゃあ非常にマンネリ化してですねえ、落ち目になっているというところもあるんですよ。これ大変なんですよねえ。生涯学習やる人が大変、全く同じことを毎年やってますとですねえ、どうしても飽きがくるというのがひとつありますよね。と言うこととか、場所の問題もありまして、大変、このローリングしていくのがですね、大変なのが実情だと思うんです。それでこれは行政が力を入れないとですね、町長ね、駄目だと思うんですよ。それで町長が力を入れるということなんだから、生涯学習というのは他のところへ行きますとねえ、社会教育の中で生涯学習というのは独立しているんだ、大体。もしくは係程度のもの持ってきているんですね。要は、新しい町長になりました。それともうひとつは町長自身がやはりこういう新しくなった時にですね、地域性との連体というものを一番はからなきゃあいけないと思うんですよ。そのなかで今言った地域コミュニケーションをやるって言ってるんだから、その中にポイントとしては、生涯学習やるって言うんですねえ。今、社会教育の中で社会教育係が一担当者がですねえ、生涯学習を担当してても、これ大変ですよ、お祭りのある日なんて、もう梯子ですわなあ。10軒くらい梯子しているんですねえ。やあ、ご苦労さん、ご苦労さんと言って何の有り難みもないわけですよ。それと相談もあるしねえ、色々あるんですよ。それで今言ったように施設問題とか内容とか、そういうものの指導とか育成とかね、そういう面から考えてもね、生涯学習というのはもう既に社会教育の一つの分野のなかに、独立させるか係を持つか、そのくらいのものを今後考えていかなきゃあいけないなあと、如何ですか。 257 議長(浅倉) 町長。 258 町長  私は、むしろ社会教育課の中にその係があるんだろうかなあという具合に考えてわけですから、安斎議員の言われますように、そこまで柏木が考えるならば、これから具体的に担当係職員、決めていったらどうかというお話ですがね、私は社会教育課の中でも色々の委員が当初基本の問題を作る当時から、そういう方から言わせますともう5年目ですよねえ、生涯学習は。と言うことで考えていたもんですから、当然その担当者等は決まっているんだろうなっていうふうに考えていたわけですが、社会教育という課の仕事の内容は千差万別でございます。したがって一人で幾つも担当しているというのが実状のようでございますので、その辺は非常に大変だろうなと思ってます。それと社会教育課、教育長がここにいらっしゃるわけですが、内容が社会教育課社会教育係ですねえ。その他なんかないのかなっていう感じがしているわけですが、その辺、今、安斎議員が言われる理由もね、その辺かなあと、もうちょっと職員の問題が出てきますけど、それはそれとして、例えばさっきお話しました婦人問題を担当する係とかね、まだ係まで一気には行かないでしょうけど、いずれそういう問題とか、生涯学習の係とか、何んかその辺も工夫していく時代かなあと。今、安斎議員が言われるように、むしろもう飽きちゃって役員が大変だから、もう下向きだよなんてことではねえ、指定を受けて一生懸命やってきた区も幾つかあるわけです。今年指定を受けている区もあるわけですから、そんなことでないように折角進めていこうということで、これも全国的の問題ですよねえ、生涯学習は。ですから、もう長泉町はもう飽きちゃって下火だということでは困るわけですから、是非ひとつ教育長中心にですねえ、進んでいきたいなと、なお一層ね、と言うことで考えます。ですから今言われました独立直ぐ出来るかどうか別として検討、教育委員会でもさしていただきたいということで考えます。 259 議長(浅倉) 1番。 260 1番(安斎)  何か町長の思い違いみたいな話で、内容はその通りで、一担当官が一生懸命カメラ持ち回って走っているというのが実状でありますから、一度、教育委員会のなかで検討さすなり、やっていただきたいと思います。次にいきます。
     公園化の構想についてということで、質問を出しておりますが、この中で要は運動公園の話、昨日から出ました。八木議員から運動公園のなかでの、公約と所信が違うじゃあないかと言う話が出ました。遠藤議員の方から運動公園と場とは違うじゃあないかという話出ました。昨日答えが出ましたんで、そのことは言いませんけども、実は策定、スポーツ審の中に私も入ってまして、その中でこれは策定の方は仮称長泉町総合グランドであります。これで出ておりまして、そんなこともひとつ加味しながら公園がいいのか、グランドがいいのか、場がいいのか、検討していただきたいのが一つ。それで今回のその中で、もう一つちょっと、サッカー場の話が出まして、昨日やりましたんで、もう一度私確認してしたいなあと思うのは、あの広さの問題で7.3ヘクタールの問題、サッカー場の前にですね、広さの問題をですね、答申の中で今7.3ヘクタールを答申しまして、10ヘクタールというのが、今、もっと広げた方のがいいよと言うことで、やりつつあると。柏木町長自身はですね、非常に力が入っているように我々感じとれます、総合運動公園については。ただし、これ財力が本当に大丈夫かなあと。我々の今までの中で文化センターは再来年造るよと。その後に総合運動公園を買収して、荒造成しながらその後2年後にまた施設を造るんだよというようなお話を、まあまあのなかで聞いているわけですね。それを「いや、とんでもない」よと、来年やるんだというような話なのか、文化センターよりももっと早くやるんだとかねえ、理由な話なのか、財力の方は、何か渋い顔しているようですけども、その辺が大丈夫かなあというのが一つでありまして、それが一点ねえ。もう一点はサッカー場というに書いてございまして、今まではサッカー場というのは別に何にも表へ出なかったんです。何か出す理由があるのかなあと。表にこう抽出してサッカー場というのを出す必要があるのかなあと言うことで、なければないということで結構でございますが、その二点についてちょっとお尋ねしたいと思います。 261 議長(浅倉) 町長。 262 町長  最初に財政的のお話が出たわけですが、幾度も申します、例の総合基本計画ですか、この中に色々載ってるわけです。特に皆さんの頭の中、耳にタコが寄るくらい文化センターとか何んとかねえ、今のグランドもそうですけど、そういう話が出ているわけです。当然のことですけど、金がなきゃあやりようないようということで尽きるですが、それでは色々計画が年次計画等で言ってますので、どうにもならない。財政の方の問題も出てきます。こんな不況の時代ですから、昨日も税務課長のお話で、多少税収は最終的には落ちると思いますというようなことも言われましたので、相当額こう大変になるかなということは感じますが、それはそれとしまして、例えば文化センター、ご存じの今の予定ですと来年の7月8月頃ですかねえ、正式の入札が、と言うことでまいります。勿論、会計年度は3ヶ年にまたがっているようですから、その辺は多少財政的にもやりやすいわけですが、いずれにしても厳しい時代にこういった長泉町としては大きなプロジェクトが進むということで、その辺は管財課長ともよく相談しながら、ただ昨日もお話の出ました町民の皆さんの税金、或いは貰えるものは貰いたいわけですが、国や県の補助金だけでいってくれればいいんですが、必ずしもそうばっかもいかないだろうということになりますと、起債という問題になります。その辺は起債は幾度も申し上げてるわけですが、なんでも借金してやればいいっていうことじゃないわけですから、その辺の検討は十分慎重にしながら進めていきたいと思います。それから今の、次のお話のサッカー場でございますけどねえ、何故この時期に出たんだな、話題が、ということでしょうけれど、結構そのサッカーのお話については、私よりも寧ろ議員の皆さんの方が、或いは話題としては知っているじゃあないかしらって言う感ずることがありましたんで、ボツボツその辺もひとつこういう仕事も、幸い具体的に申し上げられませんけど、民間のご協力いただいてやれそうだなあというような話題が出て来ましたのでね、議員の皆さんも知っていらっしゃるようだ。むしろ柏木が、なぜ言わないのかなあというこう考え方もお持ちかなあというように私も感じたもんですから、出さしていただいたわけでございます。面積的にも相当大きな物になろうと思います。ですからさっき仮称総合グランドですか、これについても7.6ヘクタールが現在の計画ですと10.6になったこと伺ってるわけですが、何でも広い方がいいとはいいませんけれど、後で追加買収して計画を大きくするってことは、色々の意味で矛盾も出て来るはずでございますので、最小限度、当初それなりの計画した面積を最初から建った方がいいじゃあないのかと。最初、金で苦労するでしょうけどねえ。追加買収したらうんと楽にできるかって言ったら、なかなかそうばっかりでもないと思いますので、その辺はできるだけ、今10.6ですか。その線でいいじゃあなかろうかということで考えます。そんなわけでサッカーのお話も出したわけでございますので、宣しくお願いしたいと思います。 263 議長(浅倉) 1番。 264 1番(安斎)  広さについてと財力については確かにお金との相談ということでありますけども、先程言ったように広さについてはやっぱり最低でもねえ10は、我々スポーツ紙を見ていても分かるんですけど、ないとそれらしき施設、後で狭かったなあというようなことになりかねないというふうに私も思います。是非その広さを、よりもっと広く出来れば買ってもらえれば有り難いなあと。財力との相談ですから、それを時期的早く持って来るということじゃあないですねえ。前よりも早く持って来るんじゃあないですねえ。今の財力と相談しながら進めるということでしょ、今の話でいくとねえ。そうですね、わかりました。  それでそれじゃあ、次に入りまして、水と緑と杜構想、公園化構想の中でね、のことをちょっとお尋ねをします。もう既にこう進んでおりまして、私も策定委員として今まで入っておりましたので、中身を多少知っておるんです。この中身というのは大変、何て言うんでしょうね、最近ここ長泉町にないようなものの図がこれから書かれて来るのかなあっていう気がします。ただしお金もかかるんですね。そこで、これからこれ進めていくわけですけども、実は私自身も策定の中でひとつ本当にどうなのかなっていう論議をしてない部分がありましてね、しかもここに町長がここに上げましたのでね、所信表明で。皆さん家族が集えるかなんかって書いてましたですねえ。要はこの観光的なものでのねぇ、位置づけでものを考えていくのか、そうじゃあなくて、町民、近隣市町のコミュニケーション、リクレーションゾーンとしてねえ、施設を整えるのか、ここに年間通じてと書いてあるですけど。年間なんか通じたら大変なあれですよね。年間通じれば一番いいですよ。そういう物にするのか、そうするとね、バスも入って来るのか、いいのか、入れないで程度の物がいいのか。それで対象人員は、そのどの位の人数の物に規模としてするのかねえ、この辺のところをねえ、しっかり煮詰めてそれに添った、その構想というものをしていく必要があると思うんです。もう既に絵的な物っていうのは書かれきつつあるんでねえ、それはあくまでも基本構想の絵ですから、やあ、こんなちゃちじゃあ駄目だよう。もっと大きくしなさいよと。もしくは対象として、この近隣の市町でなくて、東京・大阪もう全国をそのねえ、PRするような東名インターから出て来るんだから、ものにしようようということにするのかねえ、もしくは民間の今のリゾートふじの国構想と合体した仲だから本当に観光として売り出してこようということにするのかねえ、この辺の部分がねえ、実は私自身もまだ鮮明じゃあないです。企画課長と話しても、企画課長も「まあ、最初は安斎さん、いいじゃあない。」言えば、そこは良くないですねえ。やっぱある程度、ある程度、その、ここでいきましょうかということをねえ、議会も確認しなきゃあいかんし、当然町民も確認しなきゃあいかんわけですよ。そうじゃあないと絵書いたわ進んだわ、何んだこんな小ちゃいのを造っちゃったのかと言うのか、もしくは必要ないものを造っちゃったのかというのか、分かんないけども、そうなっちゃあいけないだろうと思うんです。町長が言っているこの物はどういう意とすることを、それ水と緑の杜に期待をするのかと。今、地元である下山議員もいるわけですが、地元対策もどうするんだと。協力してもらうのかどうかっていうなことも考えあわせてねえ、これ進んで、もう進んでるですからねえ、進んでいかなきゃあいけない思うんですよ。如何でしょうねえ。 265 議長(浅倉)  説明中ですが、本日の会議時間は安斎定男君の質問が終了する迄、これを延長したいと思いますのでご了承下さい。町長。 266 町長  お答えいたします。今、日本リゾートふじの国、具体的に構想ですね、これに基づく構想が出てわけですが、愛鷹の森文化リゾートに位置づけられていますが、自然を体験するなかで、町民の余暇対策と地域の活性化を結び付けることが主眼でございますと言うことですねえ。ですから下山議員の所から近いわけでございます、元長窪区がですねえ、の中でもございますので。これは地元の皆さんのご協力をいただきたいことは当然でございますが、先程下山議員から尊い水のお話も出たわけです。そんなことで長泉町内にもああいう素晴らしい水に親しめる所はないわけでございますので、その辺を考えて町民の余暇対策、ご存じ週休2日の体制を殆ど入っているわけです。そんなことで町民の皆さんが、ああいった非常に自然のなかで、こう体験することも、これから大事なことになるだろうなということでございますので、観光バスが何十台も入って来る、或いはそういうことが無いとは言い切れないわけですが、当面は町民の余暇対策ということで考えています。以上です。 267 議長(浅倉) 1番。 268 1番(安斎)  当面という言葉で片づけられるとこれ大変なことになるだろうと思うんですよ。要はこれから造るんですから、本当に対議会に対してねえ、一つ考えてくれよという話もあってもおかしくないしね、お金も何十億って使うですからね、ちょっと1億出してやろうかっていう話じゃあないんですね、これ。何十億、数十億使うんですかね、それでね、当面近隣の皆のリクレーションとしての物をなんていうようなね、物ではないと思うんです。皆期待していると思うんですね。そうなると何十台の観光バスが入ったら、下山議員の道はもうパンクしちゃいますから、例えば裏をパーッとバイパスを造るとかね、これも必要になると思うんですよね。これ冗談ですけど。そういうことの話もね、踏まえるなかで、この水と緑の杜というものの位置づけというものは何になるかということをやっぱりきちっと考える必要があるだろうというふうに思いまして、今ここに上げましたんで、町長自身が所信表明というなかで、きちっと書いてありますから、当然そのことについても考えがあったかなあと思ったら、まだもうちょっと煮詰める必要があると思いますし、十分そういうことも注意しながらですね、やっていただきたいというように思います。  それでは次にいきまして、今度大きい2番に入りまして、広域都市づくりについて、質問していきたいと思います。これは町長が就任されたばっかりでありますし、この広域都市づくりの質問するのちょっと酷なのかなあっていうな気がします。しかし、今、現在広域都市は避けて通れないような状況下になりつつあるんですね。誰がやるのかということは確かに未だ未定でありますし、例えば西部で言うと浜松の50万とかねえ、中部であると静岡清水が合併すりゃあ当然80万都市になりますから、そんなところとか、焼津を中心とした50万都市構想とかねえ、いうことで何か中部より向こうは非常にまあ「おらが、よし、ひとつやって力を付けて金を取ってやろうよ。」と言う気迫が満ち満ちしているわけですが、東部はそういうことはあんまりないんですねえ。そう言いながらもやはりねえ、そういうことの波と言うのは、これ決してうちが避けて通るっていうわけにはいかない面があると思うんです。これ行政機関でどうだっていうことではないと思うんですが、例えばいろんな団体ございますよねえ、一番いいのは商工会とかJCとか、それに伴う何とか懇話会とかいうのがございますけれども、そういうグループの中の協議機関とか、そういうものも序々にこれから生まれてくるんではないかと思うんです。その時に「やあやあ、俺らあ知らない、勝手に。」っていう考え方でなくて、新町長としてですねえ、今日はあっさりでいいと思いますが、広域というものに関しては合併を含めてですよ、どうかって言うことのお考えを先ず聞きたいと思うんですが。 269 議長(浅倉) 町長。 270 町長  言われるまでもなく、広域的都市、例えば道路にしても区画整理にしても、これは長泉町だけでやれるんだよっていうだけにいかない事情が迫ってるわけでございます。したがいまして、これも充分頭において、町長としては進めていかなきゃあならない問題だなあということで考えます。ただ、町長が一人で考えてドンドン進むということじゃあないわけですね。色々相談さしていただく、勿論議会にも相談さしていただいたりという格好になろうと思いますが、その辺は道路の問題、下水の問題それから区画整理の問題、これらどれを取ってもですねえ、みんな関連があるわけです。したがいまして、好むと好まざるとによらず、これをもう避けて通れない大きな問題になるなということを承知してます。ですから、いずれそんな時代がすでに迫っているわけですが、その点につきましてはよく相談して対応していきたいということでお答えにさしていただきます。 271 議長(浅倉) 1番。 272 1番(安斎)  また折りに触れまして、広域問題につきましてはですねえ、考え方について質問さしていただきたいと思います。先程も助役がちょっと言いましたけども、町村としての違いというのは物凄く大きなハンディが色々あります。そういう面でじゃあ市がいいのかっていうことになろうと思いますが、市になるためにはどうしたら自分たちの指導権を握ってやれるのかということも、きちっと作ってやっていかなきゃあいけない問題であるんで、そんなことも我々も踏まえながらですねえ、また改めて質問していきたいということでこの問題終わりまして、最後に大きな3番目のなかで職員の意欲向上ということで、最後に質問してまいりたいと思います。先程栗原議員がですねえ、先程出ましたですね、出ましたですね。職員の待遇改善を出たと思うんです。私は職員の待遇改善を、それをちょっと外しまして、意欲の問題について、意欲向上ということで質問をさしていただきますが、よく我々も一般企業に入っているんですが、一般企業でも上司が変わりますとね、何んかやる気が出る、こういうような気がすると思うんですね。そういうことで16年ぶりでありますから、そういう面では職員の気持ちも新たな気持ちで要するに執行責任者よりの考え方とか指導とか、そういうものを固唾を飲んで待ち望んでいるて言うか、待っていると思うんです。幸い、35年間新町長というかたちでは経験が役所でございますし、そういう面で反面ベテランなのかなあと思いますけども、よく町長がですね、収入役時代にどちらもよく話したことがありまして、うちの課長係長は非常に優秀なんだよなあという話が、私よく頭に覚えているんです。非常に優秀なんだよなあと。若いんですよねえ、実際。課長さんも若い年代も多いと思います。そういうなかでこの人材を上手く活用する方法する方法はないだろうかということをよく話されたと思うんですね。どうしたらいいかなって言うことまでは、まだ話してなかったでしょうけども、やっぱり権限と責任ということのなかで、この活気ある課長さん・係長さんですねえ、仕事やっていただくんですから、どういうようなかたちでその意欲向上を持たすっていう考え方があるのか。役場の機構等、何かもちょっとお考えのなかであれば聞かしていただくなかで、町長が何か研修によって活性化を図っていきたいというに書いてございましたけども、それらも踏まえましてお考えをちょっと聞きたいと思いますが。 273 議長(浅倉) 町長。 274 町長  最初にお答えしたいわけですが、今、安斎議員からうちの職員は優秀だなあということのお話が出たわけですが、私もそう信じてます。こう潜在能力って言いますかね、素晴らしいものを皆持ってくれているなあということは私も確信しております。そんなことで、色々私も自分の口から言うのもおかしいですが、出来るだけ積極的に進めていきたいということで考えておりますので、これから職員にも色々苦労かけるかなということは私も考えてます。それはそれとしまして、いかに職員の意欲が向上するか、今も勿論、意欲の向上は図ってくれているわけですが、なお一層ひとつ頑張ってほしいよということで、お願いしたいわけでございますが、そのためには先ず私が率先垂範ということでね、何でも俺の後へ付いて来いというだけにはいきませんけれど、精神はそういうことでひとつ、自分から率先して進みたいなということで考えてます。それと適材適所という言葉がよく出ますが、やはり、あの職員はこの仕事にはちょっと向かないかなあと、色々の事情もこう分かるわけでございますのでね、殺すも生かさずもという言葉もオーバーでございますけど、そういったことも考えていかなければならないなということで考えます。それと職員には今俺はこの課で何をしなきゃあならない立場に嵌まっているのかなあということもね、時には自覚していただいて、課長は課長なり、係長は係長なりに、俺はこれをやらなきゃあならないんだという立場上ということが、考えていただければ皆分かるわけでございますので、それぞれの自分の置かれている立場を理解してもらう、素晴らしい職員でございますので直ぐ分かってくれると思います。そういったことで、あくまでも公務員としてと言う大原則がございますけどね、そういったことでひとつ私に付いてきてほしいなということでございます。ですから意欲の向上はもう一生懸命やってくれていることも私も理解しているわけでございますので、後は、言い方は、チームワーク宜しくね、人の輪が最優先ということで考えてます。これは今まで35年の役場の生活の中でも考えてきたことでもございますし、これからも立場は町長にさしていただいたわけでございますけど、そういうことで進んでいきたいと。その上で職員が頑張って、一緒に頑張っていこうよということでお願いしていきたいと思います。 275 議長(浅倉) 1番。 276 1番(安斎)  いま答弁されたことプラスアルファの職場の環境改善、これまた別な機会に今度はやりたいと思います。今の庁舎内の職場環境改善、先程栗原議員からも出たようですけども、それとか女性職員の登用ということで管理職の女性の抜擢ということも一つのアイデアの中では必要であろうというように思いますし、それと最近若い方が非常に入っておりまして、大学出たり高校出たりして入っている若い方が非常に多いですよね、この役場の中。この若い人ね、何んとか伸ばす方法を考えていただきたいというふうに思いまして、私の一般質問これから終わるわけでありますけども、最後に、今回、初議会で一般質問を終えまして、町長の政治姿勢というのが皆さんの方から多く問われたわけでありますけども、殆ど多くは政策は継承するということでございましたけども、私は選挙の出馬ということに関しては、当然その選挙中もしくは町民の触れ合いの中で、町政への燃える執念というのは計り知れないものが私あったと思うんですねえ。その発想というものがやはり町政に活気を起こすものだと私は信じております。そういう面ではそのどうしても町長の椅子に座りますとですね、実行としては非常に難しいものが山積みされるが見えちゃうんですね。しかしやはり是非初心忘れずにですね、町政執行を思い切ってひとつやっていただくことをお願いを申し上げまして、私の質問を終わらさせていただきます。  ありがとうございました。 277 議長(浅倉)  以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、本日の会合を閉じ散会いたします。次回の会議日程は25日午前10時から会議を開き、議事は委員長報告・質疑・討論・採決を行う予定でありますので、お知らせします。ご苦労さまでした。                    散会  17時07分 Copyright © Nagaizumi Town, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...