清水町議会 2022-09-01
令和4年第3回定例会(第1日) 本文 開催日: 2022-09-01
↓ 最初の
ヒットへ(全 0
ヒット) 1 午前09時00分開会
◯議長(
松浦俊介君) 皆さん、おはようございます。
ただいまから
令和4年第3回
清水町議会定例会を開会いたします。
ただいま出席している
議員は14人であります。
静岡新聞社から、本日の会議の
写真撮影をしたいとの申出がありましたので、これを許可いたしました。
本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
────────────────────────────
2
◯議長(
松浦俊介君)
日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第127条の
規定によって、14番
森野善広君、1番 向笠 誠君を指名いたします。
────────────────────────────
3
◯議長(
松浦俊介君)
日程第2 会期の決定を
議題といたします。
お諮りします。
今
定例会の会期は、本日から9月22日までの22日間といたしたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
4
◯議長(
松浦俊介君)
異議なしと認めます。
したがって、今
定例会の会期は、本日から9月22日までの22日間に決定いたしました。
────────────────────────────
5
◯議長(
松浦俊介君)
日程第3 諸
報告を行います。
初めに、
監査委員から、
令和4年5月分から7月分までの
例月出納検査結果
報告書の提出がありましたので、その写しをお手元に配付しておきました。
32
◯町長(関
義弘君)
議案第37号
清水町
職員の
育児休業等に関する
条例の一部を改正する
条例について御
説明申し上げます。
本案は、
国家公務員の
育児休業等について定めた
人事院規則の改正に準じて
職員等の
育児休業等に関し所要の改正を行うものであります。
改正の主な内容でありますが、
非常勤職員の
育児休業等の
取得要件の緩和や
職員の
育児休業の
取得回数の制限の緩和など妊娠、出産、
育児等と仕事の両立の支援に必要な措置を講じることとしたものであります。
以上、改正の内容について御
説明いたしました。よろしく御
審議をお願い申し上げます。
33
◯議長(
松浦俊介君)
提案者の
説明を終わります。
────────────────────────────
34
◯議長(
松浦俊介君)
日程第10
議案第38号
令和4年度
清水町
一般会計補正予算(第6回)について、
日程第11
議案第39号
令和4年度
清水町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)について、
日程第12
議案第40号
令和4年度
清水町
介護保険事業特別会計補正予算(第2回)について、
日程第13
議案第41号
令和4年度
清水町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)について、以上4件を
一括議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
町長 関
義弘君。
(
町長 関
義弘君
登壇)
35
◯町長(関
義弘君)
議案第38号から
議案第41号まで、
令和4年度の各
会計補正予算について、一括してその概要を御
説明申し上げます。
まず、
議案第38号
令和4年度
清水町
一般会計補正予算(第6回)について御
説明申し上げます。
当
補正予算は、既定の
歳入歳出予算の総額に7億1,538万円を追加し、
歳入歳出それぞれ114億6,677万1,000円といたします。
まず、歳入について申し上げます。
地方特例交付金では、
令和4年度の
交付額の決定に伴い、930万円余を追加いたします。
地方交付税では、
普通交付税の
交付額の決定に伴い、1億5,700万円余を追加いたします。
国庫支出金では、低
所得者に対する
介護保険料の
軽減措置に伴う低
所得者保険料軽減負担金のほか
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金など、2,000万円余を追加いたします。
県支出金では、
国庫支出金と同様、低
所得者に対する
介護保険料の
軽減措置に伴う
負担金として、4,000円を追加いたします。
寄附金では、
企業版ふるさと納税として寄附のあった1,000万円を追加いたします。
繰入金では、前年度
決算の精算に伴う
特別会計からの
繰入金を追加するほか当
補正予算の
財源調整による
財政調整基金からの
繰入金の減額により、合わせて1億5,000万円余を減額いたします。
繰越金では、前年度
決算の確定に伴い、7億1,700万円余を追加いたします。
諸収入では、前年度
決算の確定に伴い、静岡県
後期高齢者医療広域連合への
負担金の
超過拠出分精算金として、900万円余を追加いたします。
町債では、
令和4年度の
臨時財政対策債発行可能額の決定に伴い、5,800万円余を減額いたします。
次に、
歳出について申し上げます。
総務費では、今年度における特定の
財政需要に備えるための原資として、
財政調整基金をはじめ
減債基金及び
公共施設等総合管理基金への前年度
決算剰余金の
積立金6億8,000万円を追加いたします。
民生費では、ウクライナからの
避難民支援に係る
扶助費のほか
物価高騰に伴う
保育所等の
給食費値上げに係る
保護者負担を抑制するための
事業費など、合わせて600万円余を追加いたします。
農林水産業費では、
森林環境譲与税基金への
積立金のほか
物価高騰による
農業用肥料値上がりの影響を受けている
町内農家者を支援するための
農業肥料購入支援事業費補助金など、合わせて590万円余を追加いたします。
商工費では、
燃料費高騰の影響を受けている
町内運送事業者に対する
応援給付金として、1,300万円を追加いたします。
土木費では、
企業版ふるさと納税を財源として、
町道沿いに
高齢者等が休憩できる施設を整備するための
工事費400万円を追加いたします。
教育費では、
企業版ふるさと納税を財源として、
清水小学校の
教材園に設置されている
八つ橋を改修するための
工事費など、600万円余を追加いたします。
次に、
議案第39号
令和4年度
清水町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)について御
説明申し上げます。
当
補正予算は、既定の
歳入歳出予算の総額に4,394万5,000円を追加し、
歳入歳出それぞれ29億5,904万5,000円といたします。
まず、歳入について申し上げます。
県支出金では、
令和3年度
特定健康診査等負担金の
追加交付として、13万円を追加いたします。
繰越金では、前年度
決算の確定により、4,300万円余を追加いたします。
次に、
歳出について申し上げます。
基金積立金では前年度の
決算剰余金として3,400万円余を追加するとともに、諸
支出金では県への
負担金の
返還金及び
一般会計への
繰出金として900万円余を追加いたします。
次に、
議案第40号
令和4年度
清水町
介護保険事業特別会計補正予算(第2回)について御
説明申し上げます。
当
補正予算は、既定の
歳入歳出予算の総額に1億3,521万4,000円を追加し、
歳入歳出それぞれ25億3,375万5,000円といたします。
まず、歳入について申し上げます。
繰入金では、前年度
決算に伴う
一般会計に係る事務費や低
所得者保険料軽減
繰入金、合わせて170万円余を追加いたします。
繰越金では、前年度
決算の確定により1億3,100万円余を、諸収入では、沼津市ほか3市町介護認定審査会
負担金の精算による
返還金として160万円余を追加いたします。
次に、
歳出について申し上げます。
基金積立金では、国等への
返還金などを除いた
決算剰余金を基金に積み立てるため6,500万円余を、諸
支出金では、国等への
負担金等の
返還金及び
一般会計への
繰出金7,000万円余を追加いたします。
次に、
議案第41号
令和4年度
清水町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)について御
説明申し上げます。
当
補正予算は、既定の
歳入歳出予算の総額に1,827万1,000円を追加し、
歳入歳出それぞれ4億6,960万9,000円といたします。
まず、歳入について申し上げます。
繰越金では、前年度
決算の確定により、1,500万円余を追加いたします。
諸収入では、
令和3年度の還付未済額が
令和4年度の予算額を上回ったことにより静岡県
後期高齢者医療広域連合から保険料還付金の財源として、290万円余を追加いたします。
次に、
歳出について申し上げます。
後期高齢者医療広域連合納付金では、前年度の出納整理期間中に歳入した保険料を静岡県
後期高齢者医療広域連合へ納付するため、1,500万円余を追加いたします。
諸
支出金では、
一般会計への
繰出金及び保険料還付金290万円余を追加いたします。
以上、
令和4年度の各
会計補正予算について御
説明いたしました。よろしく御
審議をお願い申し上げます。
36
◯議長(
松浦俊介君)
提案者の
説明を終わります。
────────────────────────────
37
◯議長(
松浦俊介君)
日程第14
議案第42号
令和3年度
清水町
一般会計歳入歳出決算の認定について、
日程第15
議案第43号
令和3年度
清水町土地取得
特別会計歳入歳出決算の認定について、
日程第16
議案第44号
令和3年度
清水町国民健康保険事業
特別会計歳入歳出決算の認定について、
日程第17
議案第45号
令和3年度
清水町介護保険事業
特別会計歳入歳出決算の認定について、
日程第18
議案第46号
令和3年度
清水町後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定について、
日程第19
議案第47号
令和3年度
清水町
下水道事業会計決算の認定について、以上6件を
一括議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
町長 関
義弘君。
(
町長 関
義弘君
登壇)
38
◯町長(関
義弘君)
議案第42号から
議案第47号まで、
令和3年度における各会計
決算の認定について、一括してその概要を御
説明申し上げます。
令和3年度は新型コロナウイルス感染症が収束せず国内外の社会経済活動に大きな影響を与え続け、本町においても
令和2年度に引き続き多くの事業で中止や縮小、延期を余儀なくされた1年でありました。
そのような中、新型コロナウイルス感染症の影響を受けられた町民や町内事業者への支援に重点を置きつつ地域経済の活性化を図るとともに、これと並行し私の町政運営の目標である「若者が活躍し、高齢者が生きがいを持ち、子育てしやすく、誰もが健康でいられる町」を目指して全力で取り組んでまいりました。
まず、
議案第42号
令和3年度
清水町
一般会計歳入歳出決算の認定について御
説明申し上げます。
令和3年度の
決算規模は、歳入総額121億1,899万7,000円、
歳出総額112億3,542万8,000円、
歳入歳出差引額は8億8,356万9,000円で、翌年度に繰り越すべき財源1,613万7,000円を控除した実質収支額は8億6,743万2,000円となりました。
まず、歳入について申し上げます。
基幹的な町の収入である町税では、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない中、
軽減措置が適用された固定資産税、また個人所得の一部に感染症の影響が見られた個人町民税は共に減収となったものの、一部企業の業績回復等による法人町民税の増収により全体としては回復傾向にあり、前年度に比べ1.8%増の56億6,400万円余でありました。
また、その他の財源では、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策の一環として新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯等を支援するため実施した子育て世帯等臨時特別支援事業や新型コロナウイルスワクチン接種事業の財源として歳入した子育て世帯等臨時特別支援
事業費補助金、また、新型コロナウイルスワクチン接種対策費
負担金及び体制確保
事業費補助金などの
国庫支出金のほか生活道路整備事業などの財源として歳入した町債が主なものであります。
次に、
歳出につきましては、「笑街健幸のまち」の実現に向け新たに「健幸スポーツの駅」を設置し町民一人一人に合った運動やスポーツの情報提供等を行ったほか、西間門新谷線第7工区や町道24号線の歩道整備、児童生徒の特性に応じた教育支援体制を進めるための適応指導教室や通級指導教室の開設など、第5次総合計画のスタートの年として重点事業に取り組んでまいりました。
また、
令和3年度も、引き続き新型コロナウイルス感染症の感染拡大により様々な影響を受けた町民や町内事業者に対して国や県の財源を最大限に活用し各種支援事業を積極的に実施してまいりました。
なお、財政の健全性の指標となります
実質公債費比率や将来
負担比率などは適正な水準を維持しておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、当町の財政を取り巻く環境は一層厳しさを増していくことが予想されております。町といたしましては、さらなる財源の確保に努めるとともに「収支均衡型財政」を念頭に置きながら堅実な財政運営を行い真に必要な政策や施策を着実に推進するなど、第5次総合計画に掲げる将来都市像「くらしやすさで未来をともにつくるまち」の実現に向け全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
次に、
議案第43号
令和3年度
清水町土地取得
特別会計歳入歳出決算の認定について御
説明申し上げます。
令和3年度の
決算規模は、
歳入歳出それぞれ271万7,000円となりました。本
決算につきましては、
歳入歳出を一括して御
説明申し上げます。
主な収入は、土地開発基金が所有する土地を有償で貸し付けた財産収入であり、諸
支出金は、これを財源として土地開発基金に積み立てたものであります。
次に、
議案第44号
令和3年度
清水町国民健康保険事業
特別会計歳入歳出決算の認定について御
説明申し上げます。
令和3年度の
決算規模は、歳入総額29億4,684万9,000円、
歳出総額28億9,803万4,000円で、
歳入歳出差引額は4,881万5,000円であります。
まず、歳入について申し上げます。
国民健康保険税では、収入済額は前年度に比べて0.8%微減の6億9,400万円余であり、現年度分の収納率は92.8%、過年度分の収納率は22.6%で、現年度分と過年度分の合計では、前年度に比べて1.4ポイント増の75.1%となっております。
また、その他の財源では、保険給付費等の財源に充てるため県から
負担金を歳入したほか、
一般会計からの
繰入金のうち820万円余を国保会計の財政安定支援分として繰り入れました。
次に、
歳出について申し上げます。
保険給付費につきましては、前年度に比べて0.9%微増の18億9,100万円余であり、国民健康保険
事業費納付金では、8億5,100万円余を県へ拠出したものであります。
次に、
議案第45号
令和3年度
清水町介護保険事業
特別会計歳入歳出決算の認定について御
説明申し上げます。
令和3年度の
決算規模は、歳入総額25億2,283万5,000円、
歳出総額23億9,105万5,000円で、
歳入歳出差引額は1億3,178万円であります。
まず、歳入について申し上げます。
介護保険料は、第8期介護保険事業計画における保険料改定により前年度に比べて4%増の5億1,600万円余であり、収納率は97.2%で、前年度より0.3ポイントの増加となりました。
そのほかの財源につきましては、国、県などの
負担金及び交付金のほか
一般会計繰入金などが交付基準に基づいて歳入されております。
また、保険給付費等の財源に充てるため、保険給付支払準備基金から6,700万円余を繰入れいたしました。
次に、
歳出について申し上げます。
保険給付費は、前年度に比べて0.1%微増の21億5,000万円余であり、増額の主な要因は施設介護サービスの利用が増加したことなどによるものであります。
また、地域支援
事業費では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため事業が縮小傾向でありましたが、前年度に比べて6.2%増の9,400万円余となりました。
次に、
議案第46号
令和3年度
清水町後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定について御
説明申し上げます。
令和3年度の
決算規模は、歳入総額4億2,719万9,000円、
歳出総額4億1,183万1,000円で、
歳入歳出差引額は1,536万8,000円であります。
まず、歳入について申し上げます。
後期高齢者医療保険料では、前年度に比べて0.9%微増の3億5,000万円余でありました。
また、
一般会計繰入金では、所得の低い被保険者などの保険料軽減分を補填するため、保険基盤安定
繰入金6,100万円余を繰入れいたしました。
次に、
歳出について申し上げます。
後期高齢者医療広域連合納付金では、町が徴収した保険料及び保険基盤安定
繰入金を合わせた4億1,000万円余を静岡県
後期高齢者医療広域連合に納付いたしました。
次に、
議案第47号
令和3年度
清水町
下水道事業会計決算の認定について御
説明申し上げます。
令和3年度の
決算規模は、支出ベースで20億8,500万円余となりました。
まず、収益的収入及び支出について申し上げます。
収入の主なものは、下水道使用料、他会計
負担金、長期前受金戻入等であり、支出の主なものは、流域等下水道維持管理
負担金、減価償却費、企業債の利子償還等であります。
次に、資本的収入及び支出について申し上げます。
収入の主なものは、企業債、国庫補助金、他会計
負担金であり、支出の主なものは、下水道整備
工事費などの建設改良費と企業債の元金償還であります。
また、損益計算書による当年度の純利益は3,300万円余となりました。
下水道整備では、狩野川流域関連公共下水道西部処理区において玉川、伏見、柿田、久米田、畑中地区の整備を、また狩野川左岸処理区では上徳倉、下徳倉地区の整備を行いました。これらにより供用区域が拡大され、町の下水道普及率は
令和3年度末現在で73.4%となりました。今後も引き続き下水道整備の推進に努めてまいります。
以上、
令和3年度各会計
決算の認定について御
説明いたしました。よろしく御
審議をお願い申し上げます。
39
◯議長(
松浦俊介君)
提案者の
説明を終わります。
次に、代表
監査委員より
決算審査の
意見について
報告を求めます。
代表
監査委員 鈴木清文君。
(代表
監査委員 鈴木清文君
登壇)
40 ◯代表
監査委員(鈴木清文君) ただいま
議題となっております
議案第42号から
議案第47号までの
令和3年度各会計
歳入歳出決算の認定について、その審査
意見を求められましたので御
報告申し上げます。
なお、審査結果の詳細につきましては、皆様のお手元の「
令和3年度
清水町
決算等
審査意見書」に記載してありますので、私からは概要について申し上げます。
令和3年度
一般会計及び各会計の
歳入歳出決算並びに基金の運用状況について
地方自治法等の
規定に基づき
町長から審査に付されましたので、
議会選出の石垣雅雄
監査委員と共に、去る7月4日から8日までの
日程で審査を実施いたしました。
審査の結果でありますが、審査に付された
令和3年度の
一般会計、
特別会計及び事業会計の
歳入歳出決算書等に加え附属書類と共に関係法令に準拠して作成されており、
決算計数はそれぞれの関係帳簿及び証書類と照合した結果、誤りのないものと認められました。
また、財産の状況、基金の運用状況については、その附属書類の計数に誤りはなく、基金の運用も目的に沿って活用されており、調書の記載事項はいずれも正確なものと認められました。各会計の
決算内容及び予算の執行状況などについても
議会における議決の趣旨に沿いおおむね適正に執行されており、所期の成果を得られたものと認めるものであります。
次に、主な審査の
意見を申し上げます。
令和3年度の
一般会計の
決算は、子育て世帯等臨時特別支援事業や住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業、また、新型コロナウイルスワクチン接種事業などにより1人につき10万円の特別定額給付金給付事業を実施したことから、過去最高額となった前年度に続いて大きな規模となりました。
決算収支状況は、
意見書の記載のとおり、単年度収支額は5億2,539万7,000円の黒字であり、これに
財政調整基金への
積立金を加えた実質単年度収支額は、前年度までとは一転、7億4,490万8,000円の黒字となりました。
次に、
一般会計の財政構造では、歳入を財源別に見ますと、自主財源が53.7%、依存財源が46.3%の比率となっています。依存財源が前年度に比べ7.6ポイントの減となっておりますが、これは特別定額給付金給付事業が完了したことにより
国庫支出金等が大きく減額となったことによるものであります。
歳出の性質別状況では、義務的経費が前年度に比べ8,262万6,000円、1.7%増加するなど公債費と
扶助費の増加率が高く、特に公債費は年々増加しており、コロナ禍の不安定な社会経済情勢を踏まえると近い将来の財政運営に少なからず影響が及ぶことが懸念されます。
財政指標では、財政力の総括的指標となる財政力指数は前年度から0.023ポイント減の0.951となり、引き続き1を下回っております。また、財政構造の弾力性を判断する経常収支比率は78.9%であり、前年度に比べ9.5ポイントと大きく改善されるなど、数値の上では町当局が掲げた「収支均衡型財政」に向けた第一歩となったものと一定の評価ができます。
しかしながら、これは新型コロナウイルス感染症の影響により各種事業やイベント等の休止や縮小に伴い
事業費などに余剰金が生じたことや
普通交付税の
追加交付という特殊事情によるものであります。このことを念頭に、特に基準
財政需要額に算入されない
歳出の抑制に留意しながら、引き続き「収支均衡型財政」の堅持に努めていくよう要望します。
歳入の根幹をなす町税は、歳入
決算額を前年度と比較しますと1億198万1,000円、1.8%の増収となっており、これは新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、課税標準額に
軽減措置が適用された固定資産税や個人所得の一部に同感染症の影響が及んだ個人町民税で共に減収となったものの、一部の企業に業績の回復が見られることや特定の自動車関連企業の申告期が変更となったことなどを背景に法人町民税が1億3,515万1,000円の増収となったことによるものです。
なお、不納欠損処分は法令に基づき適切に処理がなされていることを確認しましたが、収納未済額の縮減は財源の確保や税の公平性という観点からも極めて重要であるため、今後さらに効果的で実効性のある方策を講じるとともに適正な事務処理に努めていくよう要望します。
次に、各
特別会計の主なものを御
報告いたします。
国民健康保険事業
特別会計では、歳入を見ますと前年度に比べ6,274万8,000円、2.2%の増収となっておりますが、この主な要因は、前年度の
決算繰越金が大きく増額となったほか保険給付費の増額に伴う
県支出金と国民健康保険事業
繰入金が共に増額となったことによるものです。
歳出では、前年度に比べ8,357万4,000円、3.0%増加しておりますが、これは前年度
決算における
繰越金の一部を積み立てる
基金積立金が4,706万円と大きく増額となったほか、新型コロナウイルス感染症の影響による医療機関での受診控えが若干ながら改善されたことなどによって保険給付費が1,698万円の増額となったことに加え国民健康保険事業納付金が2,124万9,000円の増額となったことなどによるものです。
コロナ禍にあって、その取組に限界もあるとは思いますが、地道なPR活動を継続的に行うことで特定健診の受診率の向上につなげ疾病の早期発見・早期治療を促すなど町民の健康意識の醸成による
歳出の抑制に努める一方、歳入においては収納率の向上に引き続き粘り強く取り組むよう望むものであります。
近年、若い世代における収納率の低下が目につきますが、これを放置すると若い世代の納税に対する意識のさらなる低下につながることが懸念されますので、実効性のある対策や納税意識の高揚に向けたPR活動など精力的に取り組んでいくよう要望します。
次に、介護保険事業
特別会計について申し上げます。
令和3年度は前年度をもって計画期間が満了した第7期介護保険事業計画を引き継いだ第8期の計画による最初の年度となりましたが、今まで以上に介護予防に重点を置くという見地から第1号被保険者数の計画値の伸びを緩やかに設定しており、この結果、実績では0.8%の増加となっております。今後さらに高齢化が進み、これに伴う保険給付の増加も十二分に想定されますので、実績が計画の範囲内にとどまるよう関係機関との連携を一層密にしながら適切な介護サービスの提供による介護予防事業の充実を図る一方、引き続き保険料の収納対策を進め収入未済額の一層の縮減に努めていくよう求めます。
次に、後期高齢者医療
特別会計について申し上げます。
当
特別会計における被保険者は高齢化社会にあって年々増加していくのが実情であり、これに伴う医療費も比例して増加していくことになるため、国民健康保険事業及び介護保険事業における予防事業を基本にしつつ、現時点においては新型コロナウイルス感染症との共存、いわゆるウィズ・コロナを考慮した上で「健幸づくり」関連の各種事業を展開していくよう要望します。
最後に、
下水道事業会計決算について申し上げます。
下水道事業会計の
決算書及び関係証書類等を審査した結果、いずれも法令に準拠して作成されており、
決算計数はそれぞれの関係帳簿及び証書類と照合した結果、誤りのないものと認められます。
なお、今後も未普及地域の建設改良工事を進めていく必要がありますが、事業の性質上、使用料収入等の自主財源などでは厳しいという実情があり、国庫補助金、企業債、他会計
負担金を活用しながら建設改良工事の推進と経営基盤強化に努めていくよう求めます。
以上をもちまして
令和3年度
清水町
決算等審査
意見の
報告といたします。
41
◯議長(
松浦俊介君) 以上で代表
監査委員からの
報告を終わります。
────────────────────────────
42
◯議長(
松浦俊介君)
日程第20 発議第11号
清水町議会委員会
条例の一部を改正する
条例についてを
議題といたします。
本案については、
議会運営委員会に
提案理由の
説明を求めます。
議会運営委員長 渡邉和豊君。
(
議会運営委員長 渡邉和豊君
登壇)
43 ◯
議会運営委員長(渡邉和豊君) ただいま
議題となりました発議第11号
清水町議会委員会
条例の一部を改正する
条例について、
議会運営委員会を代表いたしまして
提案理由の
説明をさせていただきます。
本
条例は、常任委員会、
議会運営委員会及び特別委員会等をオンラインにより開催することができるようにするため
清水町議会会議規則第14条第3項の
規定により提出をするものであります。
条例改正の内容につきましては、新型コロナウイルス感染症の蔓延や大規模災害の発生などにより委員会を開催する場所へ委員が参集することが困難な場合に映像と音声を送受信する方法により委員会を開催できる
規定を新たに設けるものであります。
なお、附則といたしまして、この
条例は公布の日から施行することといたします。
以上、
議員各位の御賛同をお願い申し上げ
提案理由の
説明とさせていただきます。
44
◯議長(
松浦俊介君)
議会運営委員会からの
提案理由の
説明を終わります。
これより
質疑に入ります。
発言願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
45
◯議長(
松浦俊介君) これで
質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま
議題となっております発議第11号につきましては、
委員会付託を省略したいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
46
◯議長(
松浦俊介君)
異議なしと認めます。
したがって、発議第11号は、
委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより
討論に入ります。
まず、本案に対する反対
討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
47
◯議長(
松浦俊介君) 次に、
賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
48
◯議長(
松浦俊介君) これをもって
討論を終わります。
これより発議第11号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに
賛成の方は挙手願います。
(
賛成者挙手)
49
◯議長(
松浦俊介君)
挙手全員であります。
したがって、発議第11号は、原案のとおり可決されました。
以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
どなた様も御苦労さまでした。
午前09時52分散会
────────────────────────────
○
地方自治法第123条第2項の
規定により署名する。
令和4年9月1日
清水町議会議長 松 浦 俊 介
────────────────────────
署名
議員(14番) 森 野 善 広
────────────────────────
署名
議員(1番) 向 笠 誠
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