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令和4年第1回定例会(第5日) 本文 開催日: 2022-03-09

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  1. 清水町議会 2022-03-09
    令和4年第1回定例会(第5日) 本文 開催日: 2022-03-09


    取得元: 清水町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                  午前09時00分開議 ◯議長(松浦俊介君) 皆さん、おはようございます。  ただいま出席している議員は14人であります。  広報広聴委員会から、本日の会議の写真撮影をしたいとの申出がありましたので、事務局による写真撮影を許可いたしました。  本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。       ──────────────────────────── 2 ◯議長(松浦俊介君) 日程第1 8日に引き続いて一般質問を行います。  初めに、3番 松下尚美君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 保育士人材確保対策と今後の公立の幼稚園・保育所のあり方について」「2 気軽に学び文化活動を楽しむ環境の充実について」。  発言を許します。 3番 松下君。 3 ◯3番(松下尚美君) おはようございます。議長の許可を得ましたので通告どおり一般質問を行います。  まず、1つ目の質問です。保育士人材確保対策と今後の公立の幼稚園・保育所のあり方についてお伺いします。  まず、待機児童について、令和3年第4回定例会で同僚議員が質問したときには、令和3年12月1日現在の待機児童は3人、特定施設のみを希望する方や求職活動を休止している広義の待機児童は94人でした。令和4年3月1日時点の待機児童数をお答え願います。 4 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 5 ◯こども未来課長大嶽知之君) 松下議員の御質問にお答えいたします。  本年3月1日現在の国基準による待機児童は4人であり、その内訳はゼロ歳児2人、1歳児2人であります。また、特定施設のみを希望する方や求職活動を休止している方といった広義の待機児童は115人であり、その内訳はゼロ歳児59人、1歳児29人、2歳児21人、3歳児4人、4歳児2人であります。  以上でございます。 6 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。
    7 ◯3番(松下尚美君) 私が前回待機児童について質問しました令和2年度末は、広義の待機児童は103人でした。令和3年度は、残り1か月ある中で115人となっています。昨年からさらに増えたことになり、今年度末までにはまだまだ増えることが予想されます。このように町内の保育の受皿不足は明らかですが、町内保育所の中には保育士が不足しているため受け入れられる定員数を満たせない保育所があると聞いています。保育士不足により定員割れをしている保育所と保育士が確保されることで受入れできる児童数を伺います。 8 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 9 ◯こども未来課長大嶽知之君) 現在、保育士不足により定員割れとなっている保育施設は3園あり、公立の清水保育所及び南保育所、民間の恵明キッズローズビレッジであります。清水保育所では定員100人に対して入所児童が83人であり、4人の保育士が確保できれば18人の受入れが可能となります。また、南保育所では定員150人に対して入所児童が94人であり、10人の保育士が確保できれば56人の受入れが可能となります。そして、恵明キッズローズビレッジでは保育定員90人に対して入所児童が87人であり、2人の保育士が確保できれば6人の受入れが可能であると伺っております。  以上でございます。 10 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 11 ◯3番(松下尚美君) 今の答弁から計算すると16人の保育士が確保されることにより80人の待機児童が解消されることになります。3月1日現在、国基準の待機児童は4人で特定施設のみを希望する方や求職活動を休止している広義の待機児童は115人なので全ての保護者の要望を満たすことはできないかもしれませんが、保育施設としての受皿はある程度整っているのに担い手不足待機児童の一番の原因となっていると言えると思います。これは全国的にも問題になっており、それぞれの市町が対策を取っている中、1人の保育士確保も難しいと認識しております。  そこで、私が昨年3月の一般質問で伺った保育士不足による対策として町が開始した保育士等人材バンク事業を行っていると思いますが、令和2年9月より行っている保育士等人材バンク事業による保育士の確保状況人材バンク事業により確保された保育士の勤務の実態をお答え願います。 12 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 13 ◯こども未来課長大嶽知之君) 現在、保育士等人材バンク登録者数は5人であり、その内訳は保育士3人、看護師1人、栄養士1人であります。  また、登録者のうち、現在、保育所で勤務いただいている方は保育士3人と看護師1人であります。勤務いただいている保育士、看護師とも本人の希望する日時について各勤務先とのマッチングを図っており、保育士については週1日から4日まで、1日4時間から6時間までの間であり、看護師については週1回程度、4時間の保育業務に従事していただいております。  以上でございます。 14 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 15 ◯3番(松下尚美君) 保育士等人材バンクで確保できた保育士は3人と聞きましたが、希望する勤務形態が1日4時間から6時間、週に1日から4日では補助的な業務を埋めることしかできないと思います。保育士不足の根本的問題として保育士が確保できない原因はどこにあるとお考えですか。 16 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 17 ◯こども未来課長大嶽知之君) 保育士の確保が社会的問題となっている背景といたしましては、その業務が子供たちの命を預かるという重責を負う中、勤務時間が変則的で体力的にも厳しく、保育業務以外にも書類の作成等仕事内容が多岐にわたっているにもかかわらず賃金が希望と見合っていないことが挙げられております。また、保護者や保育士など様々な方が関わる職場であることから人間関係に不安を感じる方が多いと言われており、これらが人材確保を困難にしている原因であると考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 19 ◯3番(松下尚美君) 厚生労働省の調べによると、保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない人の理由として、就業継続に関する項目で多かったものは「責任の重さ」「事故への不安」でした。現在、新型コロナの感染が拡大する中、保育現場は、感染させてはいけない、感染しないようにしなければならないと強い緊張感で日々を送っていることと思います。保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない求職者のうち半数以上が勤続年数5年未満であり、早期離職の傾向も顕著です。保育士職への就業を希望しない理由で働く職場の環境改善に関する項目としては「賃金が希望と合わない」が最も多く、「休暇が少ない」「休暇が取りにくい」ことなどが挙げられています。保育士職への就業を希望しない理由が解消した場合、63.6%の方が「保育士を希望する」と回答していますので、有職者を拡大するためには処遇改善勤務環境の改善に取り組み、職場としての魅力を高めることが必要と考えます。  国でも処遇改善保育人材就職支援等を行っていますが、町としても国の制度を利用し処遇改善勤務環境の改善を図るために、清掃業務や遊具の消毒、給食の配膳、寝具の用意、片づけ、外国人の児童の保護者とのやり取りに係る通訳や園外活動時の見守りなどといった保育に関わる周辺業務を行う保育支援者の配置や、保育業務以外の書類の作成は保育現場における保育士の業務負担の軽減を図るため、保育に関する計画・記録や保護者との連絡、登降園管理勤務シフト作成等の業務のICT化の推進を提案いたします。人間関係に不安を感じる方にはストレスチェック制度の導入や相談体制の整備、若手保健師、保育士や保育事業者等への巡回支援業務事業の導入を提案いたします。  また、そんな環境の中でも当町で勤務してくださっているフルタイム会計年度任用職員の保育士の方がいらっしゃいますが、フルタイム会計年度任用職員の更新状況について伺います。また、フルタイム会計年度任用職員正規職員登用への希望を伺っている方はいらっしゃるのか、伺います。 20 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 21 ◯こども未来課長大嶽知之君) 令和3年度のフルタイム会計年度任用職員の保育士は12人おり、私事都合により退職する職員1人を除いて11人が来年度も更新する見込みであります。また、現在従事している会計年度任用職員の中には正規職員への採用を希望している職員も多数おります。  以上でございます。 22 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 23 ◯3番(松下尚美君) 正規職員と同じように働いていてもフルタイム会計年度任用職員ではいつまで働き続けられるか将来に不安が残ります。せっかく町内の保育所で働いてくださって、できればこのまま清水町で働き続けたいと思っていても、正規職員への登用の機会がない場合、近隣の市町で正規職員の採用があるとそちらに移ってしまうと聞いています。有望な人材を失うことになりますが、人材が足りていない中で正規職員の採用ができない理由をお答えください。 24 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 総務課長 中村君。 25 ◯総務課長(中村 誠君) 松下議員の御質問にお答えいたします。  本町における正規職員の採用につきましては退職等による欠員補充を基本としております。また、平成29年度に策定いたしました定員適正化計画でも、退職者の補充については職種ごとに必要な人員を精査するとともに組織の新陳代謝と将来の組織を支える人材の計画的な確保に努めることを基本方針としており、保育所及び幼稚園教諭の採用については、欠員補充を基本としつつもこの方針にのっとり計画的な採用に努め、令和元年度から2か年をかけて4人の増員を図ったところであります。  なお、令和3年度及び4年度におきましては、保育所及び幼稚園教諭の退職等による欠員が生じていないことから新規採用を見送っておりますが、必要な人材を確保するため会計年度任用職員を増員して対応しております。 26 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 27 ◯3番(松下尚美君) 定員適正化計画では退職者の補充が基本とされているようですが、保育士は体力が必要とされる業務と考えます。また、保育士のほとんどが女性であることで結婚、出産などで転居や産休といった変化があり、柔軟な働き方が選択できる環境とともに安定した働き方も求められます。かといって___________________会計年度任用職員では安心して結婚や出産を望むことができるでしょうか。  組織の新陳代謝と将来の組織を支える人材の計画的な確保という点では、必要な人数が足りていない状況から保育士の定員適正化の見直しが必要と考えます。毎年の保育士正規職員の確保、正規職員からの柔軟な職種転換や会計年度任用職員正規職員への登用を行い保育士定員の確保と優秀な人材を育てていく体制も必要と考えます。  保育所の待機児童が年々増加しているその一方で、町立幼稚園では定員の半分にも満たない入園希望者の減少が続いています。令和4年度の幼稚園の定員に対する入園児童数の人数と割合についてお答え願います。 28 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 29 ◯こども未来課長大嶽知之君) 令和4年度当初では、町立幼稚園4園の定員770人に対し入園希望者は289人であり、定員充足率は37.5%と見込んでおります。  以上でございます。 30 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 31 ◯3番(松下尚美君) 幼稚園の施設における利用定員の設定、今後の幼稚園と保育所の在り方をどのように考えているのか、お答え願います。 32 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 こども未来課長 大嶽君。 33 ◯こども未来課長大嶽知之君) 少子化の進展により幼稚園におきましては入園者数が年々減少し園の小規模化が進んでおり、近い将来、幼稚園教育の特徴である集団教育の維持が困難となっていくことが懸念されます。その一方で保育需要は依然として高く推移し、根本的な待機児童の解消は難しい状況にあります。  このような中、町では、現在、未就園児のいる御家庭を対象にニーズ調査を実施しており、この調査結果とこれまでに町教育委員会等で検討を重ねてきた方向性などを整理し、子供にとって最善の利益を実現することを最優先に考え、可能な限り早い時期に町民の皆様にお示しできるよう努めてまいります。  以上でございます。 34 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 35 ◯3番(松下尚美君) 公立幼稚園の従来と同様の形態で運営していく場合、利用者数の減少により子供の育ちにおいて適切な集団規模への園運営が厳しくなっていくことに加えて、老朽化が進行していく施設の改修等が必要になることから多額の財政負担も生じてくるものと考えられます。  そこで、中長期的な視点から、公立幼稚園公立保育所を安定した子育て支援サービスを提供する公立施設として一体的に捉え、認定こども園への移行や幼稚園の統廃合等も視野に入れながら子供の育ちの場を確保するとともに、子供に質の高い教育、保育を提供することを目的として公立幼稚園公立保育所の再編方針を策定していくものと考えます。安心して子供を産み育てることができる町として子育て世代が清水町を選んでいただけるような保育の受皿確保のさらなる推進をお願いいたします。  次に、気軽に学び文化活動を楽しむ環境の充実について質問いたします。  第5次総合計画で気軽に学び文化活動を楽しむ環境の充実について掲げていますが、「現状の課題として社会の多様化に伴う複雑化した地域の課題を解決する人材の育成が求められており学習成果を活用する機会が少なく個人の学習活動にとどまっている。本町の歴史や文化財は未来へ継承する遺産、地域活性化につなげる交流資源として保存・保護を行っていく必要がある」とされていますが、社会教育の役割として、文化・芸術の振興と後継者育成についてどのように考えているのか、伺います。  町では、これまで文化・芸術の振興をNPO法人文化協会とウォーター・ビジョンに委託してきましたが、文化協会に加盟している団体や会員の高齢化と減少により芸術祭への出展者や出演者が年々減少しており、現状では次年度以降は芸術祭の例年どおりの開催が困難であるとの申出があったと聞いています。また「施策の成果」を見ると文芸誌についても応募者の減少により掲載する作品が少なくなっている状態です。令和4年度からはNPO法人清水文化協会任意団体となることを聞いていますが、今まで清水町文化協会が行ってきた文芸誌編集発行業務芸術祭企画運営業務はどのようになるのか、伺います。 36 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 社会教育課長 久保田君。 37 ◯社会教育課長久保田敏照君) 松下議員の御質問にお答えいたします。  まず、文芸誌編集発刊業務につきましては、令和4年度は作品の募集期間とし、多くの方に短歌や俳句、作文などを応募いただけるよう文芸講座等を開催した上で町制施行60周年に当たる令和5年度に記念号の発刊を計画しております。また、任意団体となる清水町文化協会に加盟する文芸団体等編集委員として御協力をいただき、町が主体となり制作する予定であります。  次に、町芸術祭企画運営業務につきましては、清水町文化協会加盟団体代表地域交流センターにおいて文化・芸術活動を行っている団体代表及び個人などから成る実行委員会を組織しこれまでと同様に実施してまいります。 38 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 39 ◯3番(松下尚美君) 「芸術祭においては実行委員会を組織しこれまでと同様に実施していく」との答弁でしたが、そもそも文化協会加盟団体代表地域交流センターにおいて文化・芸術活動を行っている団体は高齢化し減少していると聞いています。持続可能な芸術祭にするためには、実行委員に新幹線通学支援を受けている大学生や専門学校生、中学・高校生など若い世代に「どんな芸術祭なら参加してみたいか」「どんな発表なら見てみたいか」の意見を聞き、取り入れることで若い世代にも参加を促し、今までとは違う新しい芸術祭の開催になることを期待します。  ウォーター・ビジョンが行っている文化・芸術活動促進事業、泉のまちカレッジ、音楽コンサート、古典芸能鑑賞会に関する企画、運営業務はどのようになるのか、伺います。 40 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 社会教育課長 久保田君。 41 ◯社会教育課長久保田敏照君) 現在、NPO法人ウォーター・ビジョンに委託している文化・芸術活動促進事業につきましては令和4年度から町の直営事業といたしますが、企画、運営等専門的知識や技術を要する業務につきましては民間事業者に委託する予定でおります。 42 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 43 ◯3番(松下尚美君) 令和4年度から町の直営事業とするとのことですが、これからもこれまでと同様の企画ではなく、町民へのアンケートやワークショップを開催し町民のニーズに合った企画を実現されることを期待いたします。  広報広聴委員会で今年の成人式の取材に地域交流センターへ伺ったとき、2階の一室に郷土資料室があることに気づきました。郷土資料室へは自由に見学することができるようになっていて、中に入ってみると泉頭城の縄張り図や柿田川の空中写真、柿田川の基本情報などが展示されていました。  しかし、一番目についたのは何も展示されていない棚です。資料室の約半分の棚には中途半端に地ビールや柿田川納豆のラベルが展示されていたり、KAKITAGAWAとローマ字で印刷されたトレーナーやトートバッグが展示されていて、何の説明文もなく何を意図して展示しているのか分からないものでした。この状態はいつからなのでしょうか。そして、地域交流センターの郷土資料室の展示内容の更新はいつ誰が行うのか、答弁願います。 44 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 社会教育課長 久保田君。 45 ◯社会教育課長久保田敏照君) 郷土資料室の展示につきましては、平成29年度、業者に委託し、同年12月から令和3年11月までの間、柿田川の紹介コーナーや泉頭城の歴史、清水町の遺跡や遺物の紹介などを展示してまいりました。現在は柿田川に関する資料や作品などを展示するための準備をしておりますが、矢崎遺跡や伏見古墳群等から成る出土した遺物などについても、それらを整理した上で展示する予定であります。  なお、展示内容の更新作業の際には、埋蔵文化財等に精通している職員に加え清水町文化財保護審議会委員の方々の御協力をいただきながら作業を進めてまいります。 46 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 47 ◯3番(松下尚美君) 今はまん延防止重点措置により3月21日まで地域交流センターは利用できませんが、この間に展示を進めるか、すぐにできないのであれば展示物がそろうまで資料室を一時閉鎖するなどの措置をお願いしたいと思います。  郷土資料室の目的は、郷土に残る文化的資料の保存と活用を図り町民の教育及び文化の向上に資するため歴史や文化に触れ合う場を提供することと思いますが、歴史や文化に触れ合う場として町内には文化財や史跡が点在しています。特に今年1月から放送されているNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、次年度の「どうする家康」については当町にもゆかりがある内容と思います。町長は施政方針でも「これを契機に文化を身近に感じ学ぶ機会としていただきたい」と表明していますが、さらに文化財の保護や教育、町のPRにつなげていく考えはあるのか、伺います。 48 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 社会教育課長 久保田君。 49 ◯社会教育課長久保田敏照君) 町ではこれを好機と捉え、本町の特徴である水、城、さらには源頼朝にゆかりのある八幡神社をテーマとし、来年度から毎年、歴史文化に関する講演会を開催する予定であります。また、図書館においては歴史に関する図書の特設コーナーを設けるなど歴史を学ぶ機会を増やす中で本町のPRを行ってまいります。  さらに、本町には貴重な史跡や歴史に関する資料が町内各所に点在しておりますので、これらの史跡24か所に木製の看板を設置し文化財の周知に努めてまいります。 50 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 51 ◯3番(松下尚美君) 私は、まほろば館へ行ったときに、三島市立図書館講座(2月19日開催)の「「鎌倉殿」源頼朝を支えた北条義時」のチラシを見つけました。講師は「鎌倉殿の13人」の時代考証を務める坂井孝一教授で、私は大河ドラマを楽しみにしていたのでオンライン参加を申込みました。定員は三島市生涯学習センターでの会場参加75人、オンライン参加95人で、定員を超えた場合は抽選となっていましたが、まん延防止期間のため全員がオンラインでの参加となり、講座の冒頭、小中学校も合わせ300人の方がオンライン参加していると聞きました。  当町では八幡神社をテーマとし来年度から講演会を開催する予定とのことですが、大河ドラマの制作発表は放送開始の約1年半ぐらい前には行われており、「鎌倉殿」と言ったら八幡神社にスポットが当たることは誰でも予想がつき、今の時点で八幡神社をテーマとし来年度から講演会を開催する予定とは遅きに失するのではないでしょうか。  今週の日曜日(3月6日)の「鎌倉殿の13人」第9話では、兄・頼朝の挙兵を知り奥州より駆けつけた弟・義経との涙の再会シーンがユーモラスに描かれていました。放送ラストには八幡神社と「対面石」の紹介もされていました。町のPRをすべきときは、まさに今なのではないでしょうか。私は八幡区に住んでおりますので、放送前の2月18日に八幡神社を訪れてみました。「鎌倉殿の13人」ゆかりの地であり県が行っている「ぶしのくに静岡県」のWebスタンプラリーのスポットになっていたことから、のぼり旗が立っていたり、大河ドラマを紹介する看板などが設置されているのではないかと思っていたら、いつもと変わらぬひっそりとした状態でした。  三島市観光協会のホームページでは3月8日に新着記事として八幡神社の「対面石」を特集して掲載していましたが、清水町のホームページや清水町観光案内所「わくら」のホームページを見ても何も取り上げられていませんでした。このような情報発信も含め気軽に学び文化活動を楽しむ環境の充実について、社会教育の役割として文化・芸術の振興と後継者育成についてどのように考えているのか、伺います。 52 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 53 ◯教育長(朝倉和也君) 松下議員の御質問にお答えいたします。  今後も多くの方々に本町の歴史や文化財への興味・関心を高めていただくため広く情報の発信や歴史講座を開催するなど学習の機会を提供するとともに、文化・芸術に関する活動や生涯学習講座の充実を図り町民の皆様に多様な文化・芸術事業に参加する機会を提供してまいります。  なお、議員御指摘のとおり、現在、文化・芸術団体の後継者の育成が課題となっておりますので、今後も清水町文化協会と連携を図りながら各種文化・芸術団体等の自主的な活動を支援していくとともに、関係団体との協働の下、文化・芸術の振興に力を注いでまいります。 54 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 3番 松下君。 55 ◯3番(松下尚美君) 大河ドラマは全国的に注目され、本町の歴史や文化財への興味・関心を高める一つのきっかけになります。広く情報発信することで町民だけでなく町外の方にも清水町について知ってもらえるチャンスと捉えオンラインを活用した講座や学習の機会の提供を行うなどを提案して私の一般質問を終わります。 56 ◯議長(松浦俊介君) これをもちまして松下君の一般質問を終わります。  次に、5番 桐原直紀君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 ごみに対する町民意識の向上を図るには」。  発言を許します。 5番 桐原君。 57 ◯5番(桐原直紀君) それでは、議長の許可をいただきましたので通告に従って質問させていただきたいと思います。  今回、一般質問に「ごみ」をテーマに取り上げさせていただきましたが、これまでごみに関する一般質問は同僚議員が何人も取り上げてきております。実際、今定例会の中でも、同僚議員が様々な形でごみに関する質問をしております。そういった中で、今回、私がごみ問題を扱う理由の一つにコロナがあります。コロナが騒がれ始めたのは約2年前でした。当時は大変な状況で先の見えない不安が日本全国を覆っていましたが、あれから2年が経過してきております。先月はオミクロン株の流行もあり様々な行動制限もありましたが、多くの方々がこれまでの経験を生かして生活されてきたことと思います。  そういった生活の中で「巣ごもり需要」なる言葉も生まれたり、自宅にいる時間が増えたため断捨離を行ったという人も多くいたと聞きます。そういった状況で新たに発生するものは何か。今回のごみの問題です。  我が家の隣の駐車場は私が借りておりますが、その場所は、長年、地域のごみ置場としても活用されております。しかし、このコロナ禍の2年間で明らかに変わった状況があります。それはごみ捨てのマナーです。燃えるごみの日に燃えないごみを出していたり、指定の日以外にごみを出していたり、ごみネットの外に放り出してそのまま行っていたりと、そういったマナー違反が目立つようになってきました。  もちろんコロナ以前もマナー違反をされる方は時々いらっしゃいました。しかし、以前と比べても明らかに増えておりました。そのためカラスにやられる回数も増え、そのたびに私ですとか、気づいた近隣住民の方々が片づけをしなくてはいけない状況も増えてまいりました。  なぜこんなにマナーを守らない人が増えたんだろうと考えたのですが、一度、ごみ出し日以外にごみを出している人に遭遇したので聞いてみました。そうしますと、「最近引っ越してきて知らなかった」という答えでした。話すと分かってくれて、その後はその方はマナーを守ってくれましたが、その人がコロナ禍で引っ越ししてきて何も分からないまま清水町で生活を始めたと。コロナによってそういった話を聞く機会もなかったということを聞き、こういったところにもコロナの影響というのは出てきているんだなということを感じました。  また、コロナによって各区の活動も制限されているため環境美化運動もほとんどなくなっております。これまでは、少し面倒くさいなと思いながらも、仕方ないかという気持ちで区の環境美化運動に参加していた部分もあります。結構そういった気持ちで参加していらっしゃる方も多かったかもしれません。しかし、そういった活動も減ったため、それによって少しずつ道路や空き地のごみが目立つようになってきました。コロナで実施できないのは仕方ありません。区の様々な活動などできなくなったおかげで楽になったという人も多いと思います。しかし、こういったツケは後に回されてしまいます。  このごみ問題は我が家の隣のことだけなのかなと考えました。でも、違うんじゃないかと。ほかの地域のごみ捨て問題も調べてみるべきじゃないかなということで、私は幾つかの地域を回って話を聞いてみたところ幾つか浮かび上がってきた問題もあったため、今回、一般質問でこのごみ問題を取り上げさせていただくことにしました。その浮かび上がってきた様々な疑問や課題に沿って本日は質問させていただきたいと思います。  まず最初の質問ですが、果たしてこのコロナ禍においてごみの量というのは増えたのか、減ったのか。「施策の成果」を見てみますと、この5年間で生活系可燃ごみは収集量で僅かに減少、事業系可燃ごみが僅かに増加とあまり変わっていない状況ですが、不燃ごみや粗大ごみの処理に関しては増加しており、それぞれ処分の費用にして700万円や600万円の増加となっております。こういった推移を町はどのように分析しているのかをお伺いします。 58 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 59 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 桐原議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛等の影響により、いわゆる巣ごもり消費として新たに購入した家具類等が増加し、結果として古くなった家具類等は排出されることですとか、断捨離ですね、家庭内での不要品の整理が進んだこと、こういったことが埋立てごみや粗大ごみの排出量の増加の一因と捉えております。  また、古着類につきましても、新型コロナウイルス感染拡大の影響により海外へ輸出しまして再商品化ルート、こういったものが中断されたため緊急的に粗大ごみとして処理したと、こういったことも一因であると分析してございます。 60 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。
    61 ◯5番(桐原直紀君) こういったようなことはコロナの影響もあるかもしれませんが、私は、それプラス人口減少に反比例して世帯数の増加というのも気になります。これは、独り暮らしの人が増えてきているからという形になっているのじゃあないかと思います。そうすると、ごみだけでなく様々な問題も増えてくると予想されます。その辺りも今後は考えるべき課題だと思っております。  さて、次の質問ですが、では、町内の各区ではこういったごみの問題や課題をどう扱っているのか、仕方ないで済ませているのか、このコロナ禍で各区とも集まる機会は減ってきているかと思いますが、区長会などでごみ捨てへの啓発活動の課題、そういったような話が上がってきているのか、もしくは現状把握を町はしているのかを伺います。 62 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 63 ◯くらし安全課長(前川仁志君) ごみの散乱や後片づけ等の管理についての相談は町に直接連絡が入ることも多く、必要に応じて区長や区役員の方等と情報共有し現状把握に努めるとともに、区からの注意喚起、また区民への協力等についてもお願いをしているところでございます。  また、ごみの分別や減量の啓発につきましてはこれまで各区に赴き説明をさせていただいておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により一時中断を余儀なくされているため、区長や区役員と連携し正しいごみの出し方について周知に努めているところであります。  以上です。 64 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 65 ◯5番(桐原直紀君) では、そういった課題解決に対して町はどういう取組をやっているかを伺いたいと思います。まずは、小学校や中学校でのごみに対する啓発活動は、以前は清水中学校の生徒が町内のごみ拾い活動を展開していたと思いますが、現在のコロナ禍において現状はどうなっているのかも伺います。 66 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 67 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 町内の小学校におきましては、4年生が社会科の授業の一環として沼津市クリーンセンターを見学し家庭で排出された可燃ごみの処理について学んでおります。また、今後、包括連携協定を締結している企業と連携し児童を対象としたプラスチック廃棄物の循環利用に関する学習の機会を設ける予定であり、将来に向けた環境教育を進めてまいります。  また、清水中学校のごみ拾いの活動でございますけれども、新型コロナウイルス感染拡大の影響により月2回程度としていた活動が減少しているというふうに伺っております。 68 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 69 ◯5番(桐原直紀君) それでは次ですが、今回幾つか話を聞いている中に出てきた問題の一つなんですが、外国人の方々のごみ捨てマナーの低下を危惧する声というのも聞きました。言語の違いや文化の違いもあるため意思疎通も難しい状況に加えてこのコロナ禍という問題もありますが、外国人の方々に対してのごみに対する啓発活動は町はどういうふうなことを考えているのかを伺います。 70 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 71 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 外国人の方に対するごみの出し方等につきましては、英語、スペイン語、タガログ語など6言語に対応した冊子を作成し転入時等に配付しております。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により現在は中止しておりますが、外国人技能実習生の仲介事業者と連携しごみの出し方や防災活動の講座を開催しておりました。  議員御指摘のとおり、外国人の方が排出したと思われる違反ごみに対する相談も多く寄せられていることから、今後も各区をはじめ不動産事業者や仲介事業者等の関係者と連携しながら粘り強く対応してまいりたいと思っております。  以上です。 72 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 73 ◯5番(桐原直紀君) それでは、町全体として町民に対して、また他市町から転入してきた方々に対してのごみに対する啓発活動を今後町はどういったことを考えているのかを伺います。 74 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 75 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 転入者等に対しましては、転入の手続の際にごみ分別の冊子や家庭ごみの収集表を配付し正しい分別と出し方など周知を図っております。また、多くの問合せのあります最寄りのごみステーション、資源ごみの集積場所、分別の方法等については個別具体に対応しております。  なお、ごみの出し方につきましては自治体ごとに違いがありますので、引き続きホームページ、広報しみず、ごみ出しアプリ等を活用し本町の排出ルールの周知徹底に努めてまいります。  以上です。 76 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 77 ◯5番(桐原直紀君) ごみの出し方のルールというのは自治体ごとで違っているという部分は結構あるかと思います。すぐ隣の三島市とすぐ隣の沼津市とも全然違う部分、それぞれを持っていらっしゃるので、ちょっと引っ越したぐらいで全然違う形だというのもよく聞きます。今後は、多分国からの指針というのももっと出てきてある程度統一されていくのではないかということも考えられます。プラスチックに関しても、やはり今新しい形が出来上がってきていますので、それに先駆けて清水町のほうでもいろいろ考えていただきたいと思います。  では、次の質問なんですが、前回の定例会の全員協議会でいただきました沼津市中間処理施設整備基本計画案について、こちらのほうを読ませていただきますと、現在の計画では令和11年度中、つまり今から約7年後ぐらいには新中間処理施設の稼働を検討しているとあります。そうすると、今後は様々な場面でこの施設に関する話題は上がってくると思います。そういった中で、このコロナで少し緩んだごみ捨てマナーを改善させて、この7年間で町民の意識改革につながる活動を町にはしていただきたいと思います。  今回、ごみ捨てのマナーに関する問題をいろいろ調べる中で、処理施設に関することも調べさせていただきました。その中で生じた質問も少しさせていただきたいと思います。現在、沼津市清掃プラントや計画中の新中間処理施設に関しては、これまで、議員という立場上、ある程度詳しい経緯は聞いております。現在の清掃プラントを新しく建て替える理由は、稼働後45年が経過し老朽化し、耐震性の問題や老朽化によってごみの焼却効率の悪化などが挙げられております。実際に聞いた話ですと焼却施設は15年から18年で焼却効率が80%に落ちるとも言われております。  先日、現在の清掃プラントを直接見学させていただき現状の課題や問題を伺いました。日々、日常生活から出てくるごみの処理という作業は、ある意味隠れたライフラインであり大切な施設の一つでもあります。もし稼働できない、そういうような状況が発生した場合のリスク管理の必要性も感じました。そこで質問ですが、もし地震など突然の災害が発生し現在の清掃プラントが稼働できないような状況になった場合、ごみの引受先など町はどういった対策を考えているのかを伺います。 78 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 79 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 現在の沼津市清掃プラントは南海トラフを震源とする大規模地震等で建物が倒壊する危険性が指摘されており、町の地域防災計画等で想定される最大クラスの地震災害の発生時には焼却炉等の操業が困難になるというふうに予想されております。  こうした状況となった場合には、災害廃棄物処理計画に基づきまして県内市町間での協定ですとか、静岡県による関東圏や東海圏、または全国レベルでの協定により広域的な相互協力を視野に入れた体制で対応するということとしてございます。 80 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 81 ◯5番(桐原直紀君) そういったようなことは、実際にそういう状況にならないと分からないことかもしれません。ただ、不測の事態というのは予測できないから不測の事態と言うのですから、現時点で全てを網羅することは不可能です。しかし、ある程度の対策を立てておくべきだとは考えます。ただ、現在の清掃プラントに関しては耐震性の不安もあるので、私としては早期に新中間処理施設の計画を進めていただきたいと考えております。ただ、新しく建設予定の新中間処理施設の耐震性はどうなのか、防災施設という考え方としての予定もあるのかを伺います。 82 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 83 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 沼津市の新中間処理施設は、大規模地震等に対する被害の軽減及び高い耐震性を持たせることにより災害時であっても自立稼働が可能なシステムを構築し、ごみ焼却に伴う熱発電や余熱利用により電源及び温水の確保を図る予定であります。したがいまして、災害発生時にはこれらの機能を活用することが可能であると考えられますが、防災機能を備えた拠点としての整備につきましては今後検討がなされるというふうに伺っております。  以上です。 84 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 85 ◯5番(桐原直紀君) 防災施設としても検討されるというふうだということでしたが、そこで気になった点があるので関連質問として伺いたいと思います。  新中間処理施設は沼津市の施設でありますが、そこに、もし被災した場合、近隣の清水町民が避難することは可能なのかなと。現時点ではまだ計画段階の新中間処理施設なので確定の答えは出ないでしょうが、先々、そういった場合に町は沼津市に対してそういった要望を出す考えがあるのかを伺います。 86 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 87 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 先ほども答弁させていただきましたけれども、現時点では新中間処理施設が備える防災の機能ですとか、規模等の具体的な事項は未定でありますので、今後整備事業の詳細が明らかになり次第、一時的な避難の場所としての可能性、こういったことにつきましては協議を求めていきたいというふうに考えております。 88 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 89 ◯5番(桐原直紀君) 新中間処理施設に関してはスムーズにいって7年後ということですので、それまでの間に現在の清掃プラントに問題が生じるような事態が起きないことを祈っております。  さて、以前、ごみ問題に関しては同僚議員が「ごみを燃やさないためにどうするのか」といった問題提起をしていました。その内容を聞きながら、私も世界と日本のごみに関する状況を調べさせていただきました。そうすると、確かに日本のごみ処理状況は他の国々と比べると焼却比率が高くなっております。実際に、ドイツでは65%がリサイクルや堆肥、35%が焼却、デンマークでは45%がリサイクルや堆肥、54%が焼却です。対して日本は20%がリサイクルや堆肥、80%が焼却、8割を焼却に依存しています。焼却に依存し過ぎるとCO2の排出量も増え地球環境に悪影響、だから日本の処理状況はよくないと。確かに一理あります。  しかし、私はもうここでふと疑問に思ったことがありました。先ほどのごみ処理状況の資料をよく読みますと、「国民1人当たりのごみの量」という情報を見つけました。それを見ますと、日本は1人当たり1日740グラム、それに対してドイツは1,310グラム、環境先進国と言われるデンマークに至っては日本の倍以上の1,700グラムとなっておりました。それを先ほどの処理状況の比率で換算すると、ごみ焼却に頼っている量は、日本は1人当たり590グラム、それに対してドイツが458グラム、デンマークに至っては918グラムとなります。  そうすると、日本は海外の先進国と比べてもCO2の排出量自体はさほど変わらないという計算もできるのではないかと。だから日本はそのままでいいと言いたいわけではありません。勘違いしないでいただきたいんですが、日本が今後もごみを焼却に頼るのであれば、ごみを燃やさないためにどうするかということではなく燃やすためにどうするかを考えるべきだと思います。そのためにはどうするのか。答えは簡単です。実は燃やさないためにも燃やすためにも、結論は同じなんです。答えは「ごみの量を減らす」ということです。  では、ごみの量を減らすにはどうすればいいのか。ドイツやデンマークがどうして焼却の比率が低いのか。確かに環境への意識が高いものもありますが、ごみ収集の費用が有料です。そして高いです。家庭ごみの収集が基本無料の日本において収集の有料化というのは各地方自治体にとっては難しいかもしれませんが、差別化ということは可能なのではないでしょうか。  そこで提案なんですが、長野県須坂市では2013年7月から「生ごみ出しません袋」というのを作製し希望する市民に無料で配付する事業をしております。これは生ごみ以外の可燃ごみを入れる袋というものです。須坂市は可燃ごみの半分を生ごみが占めていたため家庭用生ごみの処理機などを使うなどして生ごみを減らせば老朽化した清掃センターの負担を減らすことができ、また、それに加えて生ごみ処理機の購入費補助などを実施してまいりました。ただ、それではそこまで相乗効果が現れてこなかったのでなぜかということをいろいろ調べますと、須坂市民からは「生ごみを堆肥化したり自家処理する家庭への支援はないのか」「ごみを減らそうが増やそうが払う税金が同じだと不公平だ」という声も上がっていたそうです。  同様に長野県の上田市でも、2016年4月から「生ごみ出しません袋」というものの無料配付を開始しました。ごみ袋が1枚25円から35円だったため、生ごみを分けて家で資源にすればそれだけ各家庭ではごみ処理費用の軽減につながります。上田市では2015年に生ごみ処理機の補助を50%から80%に増やしたところ、市民からの申請も殺到し前年度の6倍に増加したということです。並行して実施した「生ごみ出しません袋」も、2017年度で271世帯だったのが2020年度には439世帯へと約倍増しております。これは、ごみの減量と同時に市民のごみに対する意識の向上にもつながっております。  清水町の指定ごみ袋の値段は1枚、大体6円から13円ぐらいです。ただ、沼津市や三島市の指定ごみ袋と比べますと単価が少し高めです。それとは差別化して「生ごみ出しません袋」、こういったようなものを無料で配付することによってごみの減量化と町民の意識向上につながるのではないでしょうか、町の見解を伺います。 90 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 副町長 高嶋君。              (副町長 高嶋広幸君登壇) 91 ◯副町長(高嶋広幸君) 桐原議員の御質問にお答えいたします。  御提案いただきました事例につきましては、生ごみを資源として捉えコンポストや電気式生ごみ処理機により循環型資源として活用するとともに可燃ごみの減量に大きく寄与するものであるため、本町といたしましても参考となる取組であると捉えております。  生ごみの自家処理により生じる堆肥等の利用につきましては、本町と例示いただきました自治体との状況は異なる点もございますが、御提案された事例を参考にしながら生ごみ処理機に対する助成事業の在り方も含め本町の状況に合った可燃ごみの減量に努めてまいりたいと考えております。 92 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 5番 桐原君。 93 ◯5番(桐原直紀君) この「生ごみ出しません袋」の提案というのは、この取組がすばらしいから清水町でもやってくださいということではありません。そこは勘違いしないでいただきたいと思います。こういった「ごみを減らす」というために必要なことは何なのか。1つが町民全体の意識改革、つまり啓発活動の実施ですね。そして、もう一つが物質的なごみ減量手法の導入、つまり当町でも実施している生ごみ処理機の補助金などの取組です。この両輪があって初めてごみの減量化が進むと考えられております。「生ごみ出しません袋」は生ごみ処理機の補助事業との相乗効果を狙うための手法です。清水町にとってどういった手法がよいのか。これまでの手法だけでなく様々な手法を今後は調査・研究していただきたいと思います。  最後に、今回ごみ処理に関していろいろ調べる中で、武蔵野市が2017年に整備したごみ処理施設、武蔵野クリーンセンターという施設を知りました。この処理施設の内容を聞いて、これまでのごみ処理施設に対する自分の考え方が180度変わりました。これまでは、ごみ処理施設に対するイメージというのは、こう言ってはなんですが、迷惑施設であり、暗くて、なるべく触れてはいけない封鎖的な施設といったイメージを持っておりました。ただ、この武蔵野クリーンセンターというのは、考え方として、ごみ問題というのは住民全体で考える環境問題であり、SDGsに基づいたオープンな施設として運用されております。  先日、3月3日の静岡新聞にも、沼津市議会の答弁の中で、新中間処理施設の設計に対して「22年度に着手し29年度に供用開始を目指す」とあります。では、清水町は何をすべきか。これからのごみ問題は環境問題であり、SDGsに基づいたオープンな考え方が町民全体に広がるように今から取り組むべきだと提案し私の一般質問を終了させていただきます。 94 ◯議長(松浦俊介君) これをもちまして桐原君の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。  再開を10時20分とします。                                  午前10時05分休憩                                  ────────                                  午前10時18分再開 95 ◯議長(松浦俊介君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  次に、4番 山本文博君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 本町のWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた医療体制は」「2 本町のWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた新生活様式は」「3 本町のWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた広報広聴は」。  発言を許します。 4番 山本君。 96 ◯4番(山本文博君) 議長のお許しを得ましたので通告に従って質問させていただきます。  まず1つ目、本町のWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた医療体制はについて質問します。  新型コロナウイルス感染症が発生してから、はや2年余りが経過しています。いまだ終息の見通しが立たないのが現状です。発生からおおよそ1年目の令和2年第3回定例会で「当町の新型コロナウイルスに対する医療体制は」と「With(ウィズ)・After(アフター)コロナに備えた当町の新生活様式は」、そして同年第4回定例会において「広報広聴の充実可能性を伺う」について一般質問しました。早いものでそこから1年余りが経過しており、その後の経過について確認させていただきます。  まず、発生当初は感染状況の把握、感染者に対する治療、感染の拡大を抑えるための対策について国、都道府県、市町村の役割が混在していたように思います。その後の経過についてお尋ねします。 97 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 98 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 山本議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の発生当初は国と地方公共団体の権限や役割が分かりにくく調整に時間を要する事例や十分な情報共有が図られていない事例がありましたが、現在は国が示す方針に基づき具体的な対策と連携が図られており、それぞれの役割も明確化されております。そのため、町では県と連携し役割に応じた迅速な情報共有と管理を行い感染拡大防止に努めているところであります。 99 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 100 ◯4番(山本文博君) ただいま課長より答弁いただきましたが、町民にも分かりやすく若干補足させていただきます。  今回の新型コロナウイルス感染症の対応が複雑になった大きな理由として、今回の感染症が感染症法上2類に指定したこと、さらに指定感染症にも指定したこと、この2つが、要はバッティングしたということですね。感染症2類に指定すると感染者の指定、それから入院措置の決定は都道府県知事が指示すれば終わることなんですけれども、指定感染症にも指定したために厚労大臣が都道府県知事に個別に指導、対応、助言ができるという、この条文がついてきまして複雑な命令・指示系統になったと。  具体的には、感染者の治療はほとんど市町村単位の民間医療機関が行っています。感染状況の把握と感染拡大防止は保健所、厚労省、すなわち国が行います。感染者の入院措置の決定は、先ほど言ったように都道府県知事と保健所が共同して行うと、非常に分かりづらい状況が生まれました。  結果としまして、感染が発生している町へ感染者の情報がタイムリーに送られず、町は対策の決定権もなく指示を待つことになりました。町はこの状態でも県と連携して感染拡大に努めるという離れ業を続けてくれ、非常に感謝しております。  さて、感染者の実態がタイムリーに市町村で把握できず、マスクされた状態で県から情報提供されています。感染者の報道はプライバシーが保護された内容にとどまっていますが、弊害はなかったのか、また公表に対する変更は考えていないのか、お願いします。 101 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 102 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 発生当初は、感染者に関する個人情報につきましては不安に感じる町民から情報の開示を求める問合せも少なくありませんでしたが、町ではコロナに罹患した方への誹謗中傷や差別、偏見を防ぐため、県と連携しそれぞれの役割分担に基づき個人情報保護に配慮しつつ感染拡大防止策を講じてきたところであり、公表内容による弊害はなかったものと考えております。  今後も、これまで同様個人情報に配慮した上で感染者やその御家族が一日も早く日常に戻れるよう必要な対策を講じてまいります。 103 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 104 ◯4番(山本文博君) 感染者のプライバシー保護に配慮したことは非常に共感できます。しかしながら、感染拡大という実態については、今後も保健所、県と緊密な情報交換をしていただき町民の命と暮らしを守っていくようお願いします。  次に、本町は駿東田方二次医療圏の約60万人で構成される中で健康が守られています。1日当たりのPCR検査件数、受入可能病床数、軽症者医療施設数の確保の推移についてお伺いします。 105 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 健幸づくり課長 平井君。 106 ◯健幸づくり課長(平井重徳君) 山本議員の御質問にお答えいたします。  現在の1日当たりのPCR検査件数について県に確認したところ、抗原検査や抗体検査を含めて県全体で約2,900件とのことであります。また、本年2月末現在の東部保健所管内における入院患者の受入病床数は最大で70床、軽症者療養施設は210室を確保しており、新型コロナウイルス感染症の発生当初と比較すると増加しているとのことであります。 107 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 108 ◯4番(山本文博君) ただいまの課長の答弁で、県や東部保健所管轄の動向が確認できました。課長におかれましては、コロナワクチン接種事業の忙しい中、県に問い合わせていただきありがとうございました。若干補足ですが、駿東田方二次医療圏の中での清水町、この実態は10万人当たりの感染者数がいつも突出して高いのが特徴です。感染症は人と人との接触で起きることから推察されることは、清水町民の人流が激しいことです。  次に、当時2市2町によるPCR検査センターが設置されたのは報道がありました。稼働状況はどうであったのか、また検査態勢に対する経緯と現状の説明をお願いします。 109 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 健幸づくり課長 平井君。 110 ◯健幸づくり課長(平井重徳君) 本町を含む2市2町で設置した沼津地域外来・検査センターでは、令和2年9月から令和3年3月までの約7か月間で151人に対し検査を実施いたしました。また、検査態勢の経緯などについて、県では昨年10月から発熱等の症状がある方がかかりつけ医等で適切な診療や検査を受けられるよう発熱等診療機関の指定を行っており、さらに、12月28日からは感染に不安を感じた無症状の県民に対しドラッグストア等で無償のPCR検査を実施しております。 111 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 112 ◯4番(山本文博君) ただいまの課長の答弁で、2市2町で設置された沼津地域外来・検査センターは期間限定で、既に閉鎖されていることが確認できました。また、昨年末に実施された指定発熱外来やドラッグストアでの無償検査の実施があったとの説明について、課長を非難するわけではありませんが、開始して僅か3週間余りで検査キットが底をついて検査ができなくなりました。その結果、医療機関で検査が滞り、最終的には「検査しなくてもみなし陽性判定してもよい」という課長通知も出ました。この事業は全く見込みの甘い検査態勢だったと思います。  次に、パンデミック発生当初はアルファ型、変異してデルタ型、今はオミクロン株が猛威を振るっています。新型コロナウイルスは変異ごとにその世代時間、感染率、そして毒性も大きく変異しています。厚生労働省の専門家会合の資料によれば、世代時間は、デルタ株ではおよそ5日だったのに対しオミクロン株ではおよそ2日と考えられています。短い期間のうちに次々と感染を起こすため急速に感染が広がっているのではないかと考えられています。  しかし、当時存在しなかった輸液型の治療薬や経口治療薬が緊急承認され、当初想像していなかったワクチンの3回目の接種が実施されているのが現状です。現在、政府は3回目のワクチン接種を前倒しで実施するよう市町村に要請していると聞いています。沼津市では前倒し接種をしていると聞いていますが、当町の実態についてお伺いします。
    113 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 健幸づくり課長 平井君。 114 ◯健幸づくり課長(平井重徳君) 本町では、町内医療機関等と調整し本年2月1日から集団接種を開始する予定で準備を進めてきましたが、国からの前倒しの要請を受け、接種券の発送時期を早めることに加え1日当たりの予約枠を増やすことなど、町民が可能な限り早期に接種できるよう努めてまいりました。  その結果、高齢者の追加接種率は3月6日現在で61.54%となっており、県全体の59.70%を超える状況となってございます。 115 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 116 ◯4番(山本文博君) 現在、コロナウイルスに対する最大の武器はワクチン接種にあると言えます。特にワクチン接種の間隔が開き免疫力が落ちた方へのブースター接種は今後も繰り返されることを念頭に、ワクチン接種に関し、より簡単な方法を模索されることを期待します。  次に、町民の命を守るためのWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた医療体制には今後何が整備されるべきか、町の見解をお尋ねします。 117 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 健幸づくり課長 平井君。 118 ◯健幸づくり課長(平井重徳君) 町の医療体制につきましては、現在の医療の逼迫した状況等を踏まえますと町単独では限界がありますので、今後は国や県との連携はもとより近隣市町との広域的な地域医療連携を図る必要があると改めて認識したところでございます。また、安定した医療提供体制の確保に向け、医師会をはじめ歯科医師会、薬剤師会等との連携強化を図っていくことが求められると受け止めております。 119 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 120 ◯4番(山本文博君) ただいまの答弁に対し、課長は言いづらいかと思いますので若干私のほうから補足します。保健所職員も含め地方公務員はこの20年間で平均20%減少しました。さらに、感染症に関する専門職員も計画的に減少されてきました。現状、今回の医療で最も重要な役割を担う保健所に対し、他からの応援がなく現場の職員の頑張りに頼っているのが現状です。この状況は役場の担当課も同様と推察されます。特にこの30年間、行政の効率化、スリム化を求めてきた結果が現在の人手不足の原因ではないでしょうか。  自然災害や感染症の拡大といった非常時こそ行政の活動が町民の生活や命を支えます。行政とは、言わば私たち全員で掛けている保険と言えるのではないでしょうか。いざというときに役立ってこそ保険、職員を確保し十分機能する強い行政づくりに向かうことが必要ではないでしょうか。  一方、今回の感染症から大きな知見も得ました。マスク、手洗い、物理的距離を取ることで毎年流行していたインフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性連鎖球菌咽頭炎が激減しました。これを踏まえ、今こそ治療から予防へかじを切るときと思います。  次に、標題2、本町のWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた新生活様式はについてお尋ねします。  With(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた行政における執務などのデジタル化を前提とした再構築について、町は感染拡大に備え時差出勤体制の準備を進めるとともに在宅勤務やリモートワークを含む柔軟な働き方の導入について検討しているとの方向性を示し、さらには、この取組を進めていく上での課題として、ICTに関して専門的な知識や経験を有する職員の確保、そしてICTのインフラ整備、労務管理などの運用ルールを整えることを掲げていたが、その後の状況はどうか、これを伺います。  まず、在宅勤務やリモートワークを含む柔軟な働き方の導入に向けた検討とその進捗状況について伺います。 121 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 122 ◯企画課長(加藤博樹君) 山本議員の御質問にお答えいたします。  町では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応のみならず働き方改革、自治体DXの推進等の観点から、在宅勤務やリモートワークが可能な環境整備を進め効果的な業務遂行を目指しているところであります。そのような中、在宅勤務やリモートワークの進捗状況につきましては、若手職員によるリモートワーク検討部会からの提案によりサテライトオフィスを実施したことを契機に、本年度から在宅勤務やサテライトオフィスを含むリモートワークの試行運用を実施しております。  以上でございます。 123 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 124 ◯4番(山本文博君) ただいまの課長の答弁で、在宅勤務やリモートワークについて1つ思い出しました。かれこれ25年前、私は千葉県松戸市の製薬メーカー研究所へ清水町から新幹線通勤していました。勤務時間にはコアタイムが午前10時から午後3時まで設定されていて、それ以外の時間はリモートワークを行っていました。研究所内や医薬品の製造現場の監視は新幹線の中からも自宅からもできていたことに触れておきます。  次に、柔軟な働き方を導入する上での課題として挙げていた3つの事項への取組の現状についてお伺いします。 125 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 総務課長 中村君。 126 ◯総務課長(中村 誠君) 山本議員の御質問にお答えいたします。  在宅勤務やリモートワークを含む柔軟な働き方の導入に向けた取組を進める上での課題のうち、まずICTに関して専門的な知識や経験を有する職員の確保につきましては、さきの定例会における一般質問でも答弁いたしましたが、人材確保に向けた新たな制度創設などを含め近隣市町や先進団体の対応に注視するとともに、計画的な職員研修の実施や専門研修への派遣により必要な人材の確保に努めているところであります。  また、労務管理などの運用ルールを整えることにつきましては、在宅勤務時における出退勤や業務の進捗状況の適正管理が大きな課題と捉えており、現在、庁内グループウエアを活用しながらこれらの課題解消に向けて取り組んでおりますので、検証結果を踏まえ適正な運用ルールを構築する予定であります。 127 ◯議長(松浦俊介君) 企画課長 加藤君。 128 ◯企画課長(加藤博樹君) もう1点になります。ICTにおけるインフラの整備につきましては、リモートワークが可能なパソコンやタブレット端末を配備するほか限られた利用者のみが利用可能な広域通信網を活用するなど、段階的に環境整備を進めているところであります。  以上でございます。 129 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 130 ◯4番(山本文博君) 次に、デジタル化時代に向けた行政手続等の見直しを進めていく上で阻害要因の一つに考えられている押印原則等の解消に向け町としてどのように取り組んでいくのか、御説明願います。 131 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 総務課長 中村君。 132 ◯総務課長(中村 誠君) 本町における押印廃止の取組につきましては、令和2年度に国が規制改革の一環として取組を推進したことに合わせ、令和3年度に補助金の交付申請など約730件に上る押印を必要とする手続のうち9割以上に当たる約690件について押印を廃止したところであります。  なお、引き続き押印を求めることとした手続のうち、法令に基づくなどの特段の定めがないものは廃止の可否について検討を継続するとともに、押印を廃止した手続はオンライン申請に向け併せて検討を進めていく予定であります。 133 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 134 ◯4番(山本文博君) 次に、各課における窓口での各種申請など行政手続のオンライン化を進めていくことが急務と考えていますが、町の見解はいかがでしょうか。 135 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 136 ◯企画課長(加藤博樹君) 行政手続のオンライン化は国の自治体DX推進計画の重点取組事項の一つであり、デジタル技術を活用して住民の利便性の向上と行政事務の効率化を目指すものでありますので、電子申請によるオンライン手続の項目を拡充するなど国が求める手続のほか必要性が高いと判断するものから順次進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 137 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 138 ◯4番(山本文博君) 次に、令和2年に自治体DX推進計画において国が重点取組項目に掲げている6項目が推進された場合、私たちの生活はいかに変化するのか、町の見解を求めます。 139 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 140 ◯企画課長(加藤博樹君) 国の自治体DX推進計画における6つの重点取組事項は、自治体がデジタルを活用した住民目線のサービスを提供することで住民がそれぞれのニーズに合ったサービスを選ぶことができる社会の構築を目指す取組であり、これらの重点取組事項の推進により行政サービスにおける住民の利便性が向上するものと認識しております。  以上でございます。 141 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 142 ◯4番(山本文博君) では、次に自治体DX推進計画に掲げられた重点取組事項以外についての進捗状況と今後の考え方についてお伺いします。 143 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 144 ◯企画課長(加藤博樹君) 国の自治体DX推進計画において6つの重点取組事項のほか併せて取り組むべき事項として、地域社会のデジタル化や情報通信技術を利用できる人とできない人の格差対策、いわゆるデジタルデバイド対策の2項目があります。この2項目はデジタル社会の実現に向けた取組として将来的に進めるべき項目と捉えておりますが、まずは重点取組事項の中でも期限が定められているものや必要性が高いと判断するものから順次取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 145 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 146 ◯4番(山本文博君) 事業を効率的に進めていくためにICTやDXに詳しい職員をいかに確保するのかが最大かつ重要なポイントになると思いますが、そのための具体策についてお答え願います。 147 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 総務課長 中村君。 148 ◯総務課長(中村 誠君) 自治体DX推進の意義や方向性を的確に受け止め包括的な対応を行うことができるなどICTに精通した新たな人材の確保につきましては、自治体のみならず民間企業でも苦慮しているものと認識しております。したがいまして、町といたしましては、専門研修への派遣などによる人材育成を基本としつつ、GIGAスクール構想におけるICT支援の例のように会計年度任用職員制度を活用し民間のIT企業等で実績を重ねるなど専門的知識を有する人材の確保にも努めていくこととしております。 149 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 150 ◯4番(山本文博君) 日本中の行政で一斉スタートする取組です。有能な人材確保については他市町に負けないように確保に努めていただくようお願いします。  次に、組織として人材育成を計画的に進めていく必要があると考えますが、今後、ICT、あるいはDXに対する知識や技能をいかに現存の職員に教育していくのか、具体的な対策をお願いします。 151 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 総務課長 中村君。 152 ◯総務課長(中村 誠君) まず、若い世代の職員につきましては、常にパソコンやスマートフォンなどが身近にある社会生活を経験しながら育ってきていることから、各種情報システムを通じた職務経験を積むことによって専門的な知識であっても比較的容易に身につけることができるものと考えておりますので、先ほども答弁いたしましたとおり、通常業務に加え計画的な職員研修や専門研修へ派遣することなどにより資質の向上を図ってまいります。  また、今後、計画的にICT化や自治体DXに対応し各種の業務システムの構築、運用を組織的に進めていく上では、全庁的、あるいは関係各課の意見や要望などに耳を傾けバランスを取ることができる調整能力を備えたリーダーとなる職員の存在が必要不可欠となります。したがって、この分野への適性の高い職員を見極め企画課情報戦略係に計画的に登用するなど切れ目のない人材育成に努めていくことが肝要であると考えております。 153 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 154 ◯4番(山本文博君) 医療業界では、このコロナウイルス感染症の対応も含めまして、かかりつけ医、かかりつけ薬局によるオンライン診療、マイナンバーカードと保険証の連動、こういった事業は実施しました。教育現場においてはオンライン授業が急速に実施されています。では、町民に対する行政内部の対応はいかに進んでいるかの現状を伺います。 155 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 156 ◯企画課長(加藤博樹君) 町民の利便性の向上に向けた対応といたしましては、マイナンバーカードの活用を含め自治体DXに即した新たな電子申請システムについて、本年4月に運用を開始するべく現在準備を進めているところであります。また、マイナンバーカードを活用しオンラインでの転出・転入手続を行うワンストップ化を目指すシステムの整備に加えリモートワークの拡充や電子決済等に対応するため庁内ネットワークの再構築を行うなど、情報基盤整備を進める関連予算を本定例会における令和3年度補正予算案及び令和4年度予算案に御提案申し上げたところであります。  以上でございます。 157 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 158 ◯4番(山本文博君) 町の今後の命運をかける事業ではないかと思うところです。町民に対ししっかりとしたサービスを提供するために、精神論や根性論ではなく業務遂行のためにしっかりとした人員を含めたリソースをかけることを指示します。  次に3つ目の質問、本町のWith(ウィズ)・After(アフター)コロナを見据えた広報広聴はに移ります。  広聴事業については、新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえた中で安全性に配慮し様々な形で町民の皆様の意見や提案を伺う機会を設け事業を進めるとされていました。その後の経過はどうなっているか、現状を伺います。 159 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 160 ◯企画課長(加藤博樹君) 本年度の広聴事業につきましては、町民意識を把握し今後のまちづくりの参考とするため全地区を対象とした地区懇談会の開催を計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染の第5波が到来し、本県においても緊急事態宣言が発出される状況となりましたので開催を見送ったところであります。  その後、減少傾向となった感染状況を踏まえ、コロナ禍における対策として、参加人数を制限し開催を4会場に絞った中で町民と町長が率直な意見交換をするくるま座懇談会を改めて計画いたしましたが、感染再拡大によるまん延防止等重点措置を受け、やむを得ず中止したところであります。  なお、各種団体との懇談会につきましては、要望をいただいた1団体と懇談会を開催いたしました。  以上でございます。 161 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 162 ◯4番(山本文博君) コロナウイルス感染症の拡大により地域懇談会ができなかったと、そのことは一定の理解をしますが、今後も感染症と付き合っていくことを想定して、そろそろ別な方法で懇談会を設けるということを模索されることを要望します。  次に、本町の情報発信はツイッター、インスタグラム、LINEの3種類があります。緊急性の高い災害情報や行事の新着情報などが発信されていることは承知しています。それぞれのフォロワー数についてお伺いします。 163 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 164 ◯企画課長(加藤博樹君) 本町が開設しております公式SNSの先月末現在のフォロワー数は、ツイッター1,703人、インスタグラム877人、LINEの友達登録数は4,363人であります。  以上でございます。 165 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 166 ◯4番(山本文博君) 国の情報によれば、20代から65歳までの95%から97%はインターネットから情報を入手していると言われています。その数字からすると登録数が若干少ない気がしますが、今後のフォロワー数の拡大に期待をするところであります。  最後に、現在、高齢者に対する3回目のコロナワクチン接種が緊急課題になっています。広報担当課として町民の生命財産を守るために緊急的な広報を行う際の手法や新たな取組計画があるのかをお尋ねします。 167 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 企画課長 加藤君。 168 ◯企画課長(加藤博樹君) 災害情報等の緊急性の高い情報につきましては、広報担当課といたしまして、現在、町のホームページのほかツイッターやLINEにより発信をしております。また、情報を多くの方へ迅速に伝えるための手法として、新たにテレビのデータ放送を活用したリアルタイム型広報・dボタン自治体広報サービスを導入することとし、令和4年度予算案に関連予算を御提案しているところであります。  この新たなサービスは簡単な操作で情報を確認することができ、SNSを活用できない方に対しても即時に情報を届けることができるほか大規模災害の発生時等にインターネットが接続しにくい状況になった場合においても有効な手段であると考えております。  以上でございます。 169 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 4番 山本君。 170 ◯4番(山本文博君) 新たなニュース取得方法が加わったことは大歓迎であります。しかし、緊急性の高い情報をいかに町民に届けるかということよりも町民からいかに情報を得に来てもらうかという観点が必要ではないかなと思います。  毎日毎日、コロナウイルス感染症の話題はテレビ、ラジオ、インターネット、雑誌、そして新聞等であふれ返っています。町民は無理やり様々な情報を取り入れることになります。よくよく内容を聞いてみると、東京や大阪のことを比較していたり、欧米のことが議論されていたりします。緊急時においても、清水町民が「ここさえ抑えておけば、ここを見さえすれば自分たちの暮らしや生活は大丈夫」という、町民に信頼され、共感され、選ばれるニュースを送信できる体制づくりをお願いして私の一般質問を終わります。 171 ◯議長(松浦俊介君) これをもちまして山本君の一般質問を終わります。  次に、13番 吉川清里君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 沼津市ごみ焼却場建設について」「2 GIGAスクール事業の成果と課題は」。  発言を許します。 13番 吉川君。 172 ◯13番(吉川清里君) 議長の許可により通告に沿って一般質問をいたします。  まず、沼津市の新中間処理施設(ごみ焼却場)建設について質問をいたします。  昨年12月に新中間処理施設の基本設計案が提示をされました。ストーカ焼却方式を採用し、1日に210トンの処理能力を持つ焼却場の本体建設工事を令和8年度から行うという計画です。建設予定地に隣接する外原区では現在の焼却場建設時に大きな建設反対運動が起こり、当時の沼津市長と外原区が覚書を交わすことで建設されたことは皆さんも十分御承知のことと思います。  新中間処理施設の建設については、単に迷惑施設だから隣に建ててもらっては困るというのではなく、ごみを処理するのに従来どおりの焼却という方法でいいのか、気候危機が叫ばれている現代に温暖化ガスの排出を極力少なくする処理方法が必要ではないかと思います。処理場を自前で持たず沼津市の処理場を使用している立場だからこそ、こうした環境問題も含めて議論をすることが必要だと思います。  今言った温暖化ガスの問題ですが、ごみを焼却すると当然CO2が多く発生いたします。新中間処理施設は焼却熱を利用し発電をする予定ですが、発電でCO2の発生を全て相殺できるわけではありません。地球温暖化を止めるため、2030年までに温室効果ガスを50%減らすことを国では目標として掲げています。こうした温暖化対策の点からもごみを焼却することはふさわしくないと考えますが、町の見解はいかがでしょうか。 173 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 174 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 吉川議員の御質問にお答えいたします。
     沼津市が整備を進める新中間処理施設は、最新設備の導入により環境汚染物質の発生を抑止し生活環境や自然環境への負荷を低減するとともにごみの焼却による熱エネルギーを回収し発電や温水に再生して利用するなど、地球温暖化対策、そういったものを踏まえた上での寄与する施設であるというふうに考えてございます。  以上です。 175 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 176 ◯13番(吉川清里君) 沼津市が提示した基本計画設計案には温暖化ガスをどれだけ減らせるのかといった試算は示されておりません。こうした数字を出さないという計画の中で、どうして「温暖化対策に寄与する」という今の課長の答弁が証明できるんでしょうか。発電や温水でエネルギーとして再利用するという方法も悪くはないですが、しかし、そもそも発生をさせない、抑えるという発想が大事なのではないでしょうか。この点からも、焼却という方法は既に時代遅れとなりつつあると思います。  基本設計では、今まで分別処理していたプラスチックごみも熱源として焼却をするとされています。今までの「ごみは分別してなるべく減量する」という方針から外れてしまうのではないでしょうか。国でも、この4月から、新しい法律でプラごみは全国的にも燃やさない処理をする方向性となります。町の見解はどうなんでしょうか。 177 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 178 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 沼津市が平成27年に策定しました新中間処理施設整備基本計画と現在策定中の基本設計案によりますと、沼津市の現在のごみの分別のうち、燃やすごみとして出されるごみに加えて埋立てごみの日に出される、いわゆる熱源利用プラスチック3類につきましても焼却量として見込んではおります。  しかしながら、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律、この法律が本年4月に施行されるため、この中で、熱源利用プラスチック3類のうち、いわゆる製品プラスチック、これにつきましては再商品化のための工程等が示されたことを踏まえますと、今後における分別方法の見直しなど沼津市において再検討がなされるものと推察しております。したがいまして、プラスチックごみ焼却の影響につきましては、現時点で明確に見通すことはできない状況であるということでございます。 179 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 180 ◯13番(吉川清里君) この基本設計案では、発電率を高めるためにエネルギー回収率を20.5%以上としています。生ごみや紙ごみだけでは20%以上の回収率はなかなか得られないのでプラごみを燃やさざるを得なくなってくるのは必至だと思います。国の補助金はエネルギー回収率が高くなることによって国の補助金率も高くなってきますので、この国の補助金を得るにも、エネルギー回収率が20%を超える、プラごみを燃やして燃やすごみ自体を増やすというのは確実だというふうに思います。  次の質問ですが、基本設計案では、新中間処理施設、新リサイクル施設、造成工事の3つの工事の合計費用を230億8,000万円と試算をしております。このうち、特に清水町が関わりがあると考えられる新中間処理施設の建設については当町も負担金を求められると予想されておりますが、この負担金はどれだけかかるのか、お答えをお願いします。 181 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 182 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 新中間処理施設の整備に係る経費につきまして、詳細、その内訳というのはまだ決定してございませんので、本町が負担すべき対象事業費、また負担するその割合につきましても、現在のところ決定しているものはございません。  以上です。 183 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 184 ◯13番(吉川清里君) 今の時点では何も分からないということですが、過去の例では、平成11年から13年にかけて現在の焼却場は基幹改良工事を行っております。このときに清水町が支出した負担金が総額5億8,100万円。工事費を人口割して12.6%の負担金を出しております。この前例に従えば、少なくとも新中間処理施設の建設費の人口割分は負担を求められるのではないでしょうか。  当町にとっても決して少ない金額ではありません。また、中期財政計画にもこの金額は予想としては含まれておりませんから、具体的な金額が提示をされれば大きな影響を及ぼします。これから学校をはじめ公共施設の更新などを順次進めていかなければならないときに、この負担金の支出は財政的に非常に重荷になると考えます。果たしてそれでいいのか、財政的に非常に大きな問題として問われてくると思います。  地元の合意形成の問題も重要になります。外原区への合意形成が果たしてできているのか、前回も質問いたしましたが、その後どうなっているのかを聞きたいと思います。コロナ禍でもあり説明会等は開かれておりませんが、しかし、工夫をすれば地元への説明、意見交換は可能であると考えます。昨年12月に国会議員を通じて環境省の担当課と面談をし、「環境省としても地元の合意形成が大事だというスタンスは変わらない」という発言をいただきました。改めて合意形成はどのように行っているのか、答弁を求めます。 185 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 186 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 町では外原区役員等との意見交換会を定期的に開催しております。現在の中間処理施設の稼働状況やこれまでの経緯等を踏まえた上で地区の様々な御意見を伺いながら協議を重ねているという段階でございます。新中間処理施設は町民の生活に欠かせない施設でありますので今後も引き続き協議を重ねてまいります。 187 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 188 ◯13番(吉川清里君) 「今後も引き続き協議を重ねてまいります」と、今の課長の答弁ですが、外原区の公式見解は「静観する」となっております。これは賛成でもなく反対でもない、賛成・反対の意思を示さないという意味での静観であり、工事が進められるのを黙って見るという「黙認」という意味では決してありません。  先日、沼津市議会で、沼津市長は市議会議員の質問に対する清水町の地元の合意形成についての答弁で、「清水町から早期建設の要望書をいただき理解をいただけたと考えている」と述べております。この清水町からの要望書というのは、令和2年1月に町長名で沼津市に宛てた要望書というふうに考えますが、外原区に対しては「合意形成を得るために引き続き協議を重ねる」としていながら、沼津市は「要望書が出ているから合意形成はなされたものと捉えている」と。こうしたずれがあるわけです。  清水町と沼津市双方の捉え方にずれがあり、沼津市では外原区への対応は町に任せているのだから既に要望書が出たことで合意はなされているというふうに捉えているとすれば大きなそごを残すことになりますが、この点についていかがでしょうか。 189 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 190 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 沼津市の沼津市長の発言につきましてでございますけれども、これは、町としまして当然3万町民のごみの継続的かつ安定的な処理を確保する立場から、今議員からもお話がございましたが、令和2年1月に沼津市へ新施設の早期建設の要望を行ったことに対する理解でありまして合意形成に対する発言ではないというふうに承知しております。合意形成に関しましては、先ほども答弁いたしましたとおり、町の役割といたしまして意見交換を重ねているところであり、沼津市もこの状況を承知いただいているというふうに理解してございます。 191 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 192 ◯13番(吉川清里君) 今の課長の答弁だと、「沼津市長の沼津市議会における答弁は町の要望書に対しての答弁であって合意形成についての答弁ではない」というふうな答弁ですけれども、私も、実際に沼津市議会をオンラインで傍聴をいたしました。そのときには、質問した議員は「清水町の外原区の住民の合意形成は得られているのか」ときちんと質問をしているわけです。それに対しての沼津市の市長の答えが今言った文書、要約してありますけど文書ですので、聞いた解釈とすれば、「合意形成は取れているのか」という質問に対しての答えですから、沼津市長は「取れている」というふうに解釈しているというのが普通だというふうに思います。  この場では沼津市長に問いただすわけにはいかないので、また、それは沼津市議会に任すわけですけども、清水町の態度として、行政の態度として、きちんと外原区の合意形成が引き続き協議中であるということ、また、なかなか困難であるということをきちんと沼津市にやはり明示するべきだというふうに思います。以前、環境省に赴いたときにも、その後、県と沼津市と清水町と担当課がヒアリングに呼ばれているわけですね。そのときの事情も説明をしているわけですので、その後の経過についてもきちんと沼津市と清水町とで経過のすり合わせをしていただきたいというふうに思います。  沼津市の新中間処理施設については、先ほど同僚議員が賛成の意を表しましたが、私は、少なくとも現在の土地に建て替えることは反対をする意思を表明したいと思います。先ほども言ったように、単に迷惑施設だから隣に建ててもらっては困るというだけではなく、まず最初に、昭和48年の現在のところに建てるときの覚書の道義的責任と、そして、その後、次にはここの土地には建たないと信じて住んできた地元住民の意向を大事にすべきであるというのがその理由です。  そして、そのほかにも最初に述べた環境問題として焼却をする施設としてはどうなのか。ごみは処理をしなければなりませんが、しかし、焼却をするということで様々な公害物質も出ますし温暖化ガスも発生をいたします。確かに、排出ガスなどは基準より少ないと言っていますが、それが経年的に累積した場合どうなるかという科学的見地はまだきちんと示されておりません。そして第2に、少なくない負担金を賄わなければならない、負担しなければならない財政的影響。これも清水町の財政にとっては大きな意味を持つと思います。これだけの問題があっても造らなければならない施設なのか。沼津市の施設だから沼津市が決めることではなく、この3つの問題点からも、清水町も当事者なのですから、町の問題として町民全体で考えるべき問題ではないでしょうか。  沼津市でも、沼津市民からこの新中間処理施設の建設については住民監査請求が出されております。建設について疑問に思っている沼津市民もいるということです。この建設予定地での新中間処理施設の建設にはぜひ異議を唱えるべきだと主張をして次の質問に移りたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。GIGAスクールの事業の成果と課題はということですが、町内の小中学校では今年度からGIGAスクール事業として児童生徒に1人1台ずつのタブレットを使っての授業が行われています。これが児童生徒が使っているタブレットです。私の娘が中学生ですので、学校から許可を取って家に持ち帰っているものを今日は持参をいたしました。  開くとノートパソコンのようにキーボードがあります。これを反転させるとタブレット状になってこの画面でも直接操作ができます。内蔵されたカメラにQRコードを読み取ることでインターネットへ接続をし授業でも使う、あるいはうちへ持ち帰って課題をやるということもできます。結構重たいです。片手で持っても、ちょっと私、落とそうになるぐらいで、量ってみたら約1.4キロありました。  12月に同僚議員と一緒に清水小、清水中へこのタブレットを使った授業の見学に伺いました。そこで担当の先生の説明を受け、実際の授業でどのようにタブレットを使用しているのか、学年や教科での使用の様子を見せていただきました。ここでそれぞれの授業の様子についての感想を述べるのは時間の関係で割愛をいたしますが、先生方がデジタルの特性を生かしながら、また、その一方でデジタルだけに頼らない工夫をされていること、そして、児童生徒たちが思ったよりもタブレットを自由に使いこなしながらも、また、子供によって習熟度に差があるのではという場面も見られました。  タブレットを導入し約1年が過ぎたところで、その成果と課題、そして今後の方向性が見えてきたのではないかと思います。そこで、まず授業にタブレットを導入して児童生徒の学習に対する姿勢や、また授業の理解度などに変化は見られたでしょうか、答弁をお願いします。 193 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 194 ◯教育総務課長(大野明彦君) 吉川議員の御質問にお答えいたします。  タブレット導入後の児童生徒の学習への態度や取組につきましては、これまでに比べタブレット端末の特性である視聴覚的な表現を通じ学習内容の理解が向上するため積極的に取り組む姿勢が見られております。さらに、意見交換を行う学習においては、画面共有アプリを使用することで物おじすることなく自分の考えを伝えようとする児童生徒が増えてきております。  次に、理解度につきましては、児童生徒自らが外国語の発音や体育での体の動きなどの動画撮影を行い、客観的な視点から確認することで正しい発音や正しい体の動きを認識し改善点や到達度の把握が容易となり、より深い理解が可能となっているものと受け止めております。  以上でございます。 195 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 196 ◯13番(吉川清里君) 学校で社会科の授業の様子を見たときにも、地図アプリや検索機能を使って先生が出した課題にそれぞれの子がそれぞれのやり方でアプローチをしているのを見ました。従来の紙も教科書や資料を超えた学習方法が展開されていると感じました。子供のほうは、こうした機器の取扱いには早く慣れますが、かえって大人のほうが慣れるのが遅かったりします。学校の先生方もこれまで経験したことのない授業をしなければならないことになったわけですが、教員の側から授業のタブレット使用について困難やあるいは工夫をしていることがあればお聞きをいたします。 197 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 198 ◯教育総務課長(大野明彦君) 本年度はタブレット端末を導入して間もないため、端末を活用した授業の構成や使用するアプリケーションの特性と操作の習得に時間を要するなど、各学校の教職員は少なからず苦慮しているところであります。また、授業の際の工夫としては、タブレット端末の画面を大型スクリーンに映し出しデジタル教材やその場で調べた画面や動画等を一同に並べて掲示することにより学級全体で理解を深めるといった取組をしております。 199 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 200 ◯13番(吉川清里君) やはり「タブレットの習熟に苦慮している」という答弁でしたが、それでは、タブレットを活用した授業を行うため教職員への研修はどのように行っているのでしょうか、お答えお願いします。 201 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 202 ◯教育総務課長(大野明彦君) 教職員への研修内容につきましては、教育総務課に配置するICT支援員等が講師となり各校の教職員を対象にタブレット端末等の基本的な操作を指導するほか、各校のICT担当教職員等を対象にウェブ会議システムを使用したオンライン授業の手法等を行っております。  また、各校におきましては、ICT担当教職員が講師となりほかの教職員に対しアプリケーションの基本操作のほかオンライン授業の手法等についても実施するなどの研修を行っております。 203 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 204 ◯13番(吉川清里君) 教育総務課のICT支援員、そして各校のICT担当職員が中心となって研修を行っているとのことですが、全国でも授業でタブレットをどう使ったら分かりやすい授業ができるのか、子供の能力を引き出せるのかという様々な取組をしていますので、ぜひそういう事例も十分に研究をしていただきたいと思います。  今までは授業で使用する際の児童生徒から見た成果と教員側から見た困難や工夫について質問をさせていただきましたが、授業で使用する以外でタブレットを導入したメリット、デメリットはあるのでしょうか、答弁お願いします。 205 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 206 ◯教育総務課長(大野明彦君) まず、タブレット端末を導入したメリットといたしましては、町内各小中学校の教職員が教材等の電子データの活用方法など相互に情報提供や情報共有が可能となったことが挙げられます。さらには、授業や会議用の資料が電子媒体に置き換わり資料の作成や配付等に関わる事務において効率化が図られ用紙の削減にも寄与しております。  なお、デメリットといたしましては、新型コロナウイルス感染症対策により制約を受ける全校集会や外部講師による講座等において、リモートによる開催の頻度が高くなるに伴い対面による実体験が薄れることが懸念されます。また、タブレット端末の屋外での使用や持ち帰りに伴い破損や故障への対応が増すことが考えられます。 207 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 208 ◯13番(吉川清里君) タブレットの破損については、先ほども言ったように少々重いので、小学校低学年にとっては多少の破損、故障は保証の範囲内で対応をお願いしたいというふうに思います。  また、先ほども実際にお見せしましたように、反転して液晶画面を主に使うような状態ですとキーボードが下側になりますので、どうしても机、あるいはほかのものと接触してキーボードが壊れやすい状況にあるということも先生から伺っております。こうした破損についても、ぜひ保護者の負担とせず保証内容で対応をお願いしたいと思います。また、学校によっては毎日の体温などをタブレットで報告をし体調管理を行っているところもあると聞いております。授業以外の活用も教員の負担軽減になるのであればぜひ進めていただきたいところです。  これまでタブレットを使った児童生徒視点での生活、そして教員側からの困難や工夫、そして授業以外の活用についてと、1年間の実績について質問をしてまいりました。この1年間でどんな課題が見えてきたのか、答弁をお願いいたします。 209 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 210 ◯教育総務課長(大野明彦君) これまでに見えてきた課題といたしましては、児童生徒のタブレット端末の多用による視力への影響など健康面での懸念に加え発達段階に応じて必要となる実体験の不足が危惧されております。また、教職員におきましては、お互いに学び合いながらタブレット端末を活用した授業とするための工夫が求められることに加え充実した授業になるよう一人一人の知識や技術、指導力を高めていく必要があると考えております。  さらに、令和4年度から、タブレット端末の保証期間が終了することから、例えば修繕料といった維持管理に係る経費が増大することが懸念されております。 211 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 212 ◯13番(吉川清里君) 今の答弁にもありましたように、タブレットを使って伸びる部分もあれば必要な実体験が不足すれば発達によくない影響を及ぼすという場合もあり得ると思います。バランスのとれた新しい授業方法が求められてきます。また、現在のGIGAスクール授業は国の補助金でタブレット端末の使用料を賄えていますが、今後それがどうなるか。補助率が下がって町の負担が増えてくるという懸念もあります。そのとき保護者負担が新たに増えることがないようにしていただきたいと思います。  コロナ感染の第6波の終息が、まだなかなか先が見えていない状況です。町内の小中学校でも感染者が複数出て数日学級閉鎖になるというケースが幾つかありました。この波が収まったとしても、今後の感染状況ではまた学級閉鎖や学校閉鎖になる場合も起きてくるかもしれません。そのときに備えてオンラインでの授業を実施する可能性はあるでしょうか。また、オンライン授業は感染拡大の場合だけではありません。不登校の児童生徒にとってもオンライン授業が適しているというケースもあるのではないでしょうか。学校へ行きたいのに何らかの理由があって行けない。この場合、オンラインで学校とつながることで学力を保てる、あるいは他者とのつながりを保てるのであれば使わない手はないと思います。オンライン授業の可能性について答弁をお願いします。 213 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 214 ◯教育総務課長(大野明彦君) 今般の新型コロナウイルス感染症等のように児童生徒が登校できない状況下になった場合に備えてオンライン授業を実施していく必要があると考えております。その取組の一環として、昨年の秋以降、校内においてリモートによる朝の会や健康観察等の実施、また、タブレット端末を自宅に持ち帰り課題をオンライン配信し提出する学習方法等を段階的に実施しております。  なお、不登校の児童生徒へのオンライン授業につきましては、まずは学校や社会と児童生徒との関係をつなぐことに重点を置いた上で、子供たちそれぞれの状況により様々な対応を視野に入れ、学校と保護者、児童生徒の意見を十分に聞きながら具体的な学習機会の提供方法について検討してまいります。 215 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 216 ◯13番(吉川清里君) 最後に、タブレットの使用も含めたICTを活用した当町の教育の今後の方向性をどう考えているのか、教育長のお考えを答弁お願いいたします。 217 ◯議長(松浦俊介君) 発言終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 218 ◯教育長(朝倉和也君) 吉川議員の御質問にお答えいたします。  将来を見通すことが難しい現代社会にあっては、様々な媒体、特にインターネットやSNSを通じてもたらされる情報を児童生徒おのおのが主体性を持って受け止め、何が重要なのかをしっかりと見極めながら新たな価値の創造に挑んでいくためには情報活用能力の育成が重要であります。すなわち世の中の多種多様な事象を情報とその結びつきとして捉え、情報及びその技術を適切かつ効果的に活用し、問題を発見、解決したり、自らの考えを形成したりしていくために必要な資質、能力として情報活用能力を備えることが今後ますます求められていくものと考えられます。  そのような認識の下、本町におきましても1人1台のタブレット端末が整備されたことにより未来への財産でもある多様な子供たちを誰一人取り残すことのないよう、我々教育に携わる者は、授業はもちろん様々な場面を通じ情報活用能力を豊かに育む取組を鋭意進めるなど子供たちの可能性が磨かれる学校教育の推進に一層努めてまいります。 219 ◯議長(松浦俊介君) 答弁終わります。発言願います。 13番 吉川君。 220 ◯13番(吉川清里君) ICTを教育に使うということについては様々な意見があります。賛否もあります。しかし、今の時代、これを使わない、あるいはこれを使うことが目的ではなく、このICT技術を使って何ができるのか、文房具の一つとして活用するべきだという意見もあります。どちらにしても、もう後戻りができる時代ではなく、どうやったら使えるのか、あるいはこれを使って何をするのかということが求められてくる時期であると私は思います。  技術革新が進んでも、社会を形成していく一人の人として、教育長が今言われたような、問題を発見し解決をしていく力が必要となってきます。そのための一つの道具として、ICTを有効にかつ教員や保護者の負担を軽減するやり方で活用することを今後期待をして私の一般質問を終わりにします。 221 ◯議長(松浦俊介君) これをもちまして吉川君の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  御苦労さまでした。                                  午前11時25分散会       ──────────────────────────── ○地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和4年3月9日                清水町議会議長     松 浦 俊 介                ────────────────────────                署名議員(7番)    秋 山 治 美                ────────────────────────                署名議員(8番)    渡 邉 和 豊                ──────────────────────── Copyright © Shimizu Town, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...