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令和3年第2回定例会(第3日) 本文 開催日: 2021-06-07

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  1. 清水町議会 2021-06-07
    令和3年第2回定例会(第3日) 本文 開催日: 2021-06-07


    取得元: 清水町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                  午前09時00分開議 ◯議長松浦俊介君) 皆さん、おはようございます。  ただいま出席している議員は13人であります。  14番 森野善広君から所用により本日の会議を遅れる旨の連絡がありました。  広報広聴委員会から本日の会議の写真撮影をしたいとの申出がありましたので、事務局による写真撮影を許可いたしました。  本日の会議を開きます。  今定例会一般質問通告者は6人です。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。       ──────────────────────────── 2 ◯議長松浦俊介君) 日程第1 一般質問を行います。  通告者は通告の順序により発言を許します。  初めに、6番 大濱博史君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 4月に就任された朝倉教育長に所信を伺う」「2 第5次清水町総合計画を踏まえた、町が考える教育方針を伺う」。  発言を許します。 6番 大濱博史君。 3 ◯6番(大濱博史君) 皆さん、おはようございます。これから一般質問する議席番号6番 大濱博史です。議長の許可を得ましたので、通告してあります事項に沿って質問をしたいと思います。  まず、標題1、清水町が考える教育方針を伺うについてです。  本年4月に新教育長が就任されたので、清水町が考える教育方針を伺っていきたいと思います。朝倉新教育長におかれましては、長きにわたり教育現場に携わってこられ、その造詣が深いと認識しております。今後は清水町の教育行政の先頭に立ち、力強く牽引していかれると思います。  まずは、就任に当たり、朝倉教育長が清水町の教育行政にどのような決意を持って望んでいるのか、町の教育行政トップとしての信念と学校教育在り方に対する所信を伺います。 4 ◯議長松浦俊介君) 大濱博史君に対する答弁を求めます。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇)
    5 ◯教育長朝倉和也君) 大濱議員の御質問にお答えいたします。  私は広く教育とは、未来をつくる仕事であると認識しており、特にこれからの社会を担う子供に対する教育が清水町教育の根幹をなすものと考えております。  現在の社会情勢を見ますと、21世紀ははや20年が経過し、既に日本は成長社会から成熟社会へ変革し、みんな一緒の時代からそれぞれ一人一人の時代へ変化していると感じております。  このような中、価値観多様化複雑化が進み、変化の著しい社会にあって子供が自分を見失わず、人や自然、そして社会と寄り添い、自らの夢の実現に向け主体的に学び、未来をつくり出す力を育てることが重要であり、その実現のため、本町の子供たちに対する教育に課せられた課題は次の3点にあると認識しております。  まず1点目に、自らの夢の実現に向け、主体的に学び、未来をつくり出す力を育てるための学習環境教育環境の充実を図ること。2点目に、価値観多様化し、可能な限り個々に応じた教育を進めていく中で、子供たち一人一人の多様性を認め合う人権感覚の育成に努めていくこと。3点目に、子供の育ちを町民総ぐるみで支援するためのコミュニティスクールの活動をより活性化していくことが挙げられます。  私はこれらの課題については、教育現場だけでは完結できないものであり、保護者や地域の方々の御理解と御協力が必要であると考えておりますので、これまでの教員経験を生かすとともに、保護者や地域の皆様の御理解をいただきながら、課題の解決に向け鋭意取り組んでまいります。 6 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 7 ◯6番(大濱博史君) 教育長学校教育に対する信念を聞かせていただきました。その中で学習環境教育環境の充実、未来を担う子供たちの育成、町民総ぐるみの支援の3点を挙げられました。私も教育長と同じような考えを持っております。  その3点について詳しく伺いたいと思います。まず1点目の自らの夢の実現に向け、主体的に学び、未来をつくり出す力を育てるための学習環境教育環境の充実を図ることについてですが、これは質の高い教育環境を創出するということではないだろうかと私は考えております。  私は、質の高い教育環境の創出とは、全ての子供たち幼少期教育から初等教育及び中等教育までを修了できる公平で適切かつ効果的な学習に取り組める教育環境ではないかと思います。  私も教育長も未来を担う子供たちへの期待は同じであると思います。また、子供たちの持つ可能性無限大です。そこで、未来を担う子供たちに質の高い教育環境を創出するための課題と見解をお伺いいたします。 8 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 9 ◯教育長朝倉和也君) 質の高い教育環境の創出とは、持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの目標4、「質の高い教育をみんなに」と重なるものと認識しており、子供たちにとって安心と安全が確保された学びやすい学習環境を整備することであると考えております。  そして、学習環境の整備とは、教育施設や設備の充実、また家庭教育の支援など多岐にわたりますが、中でも人材の確保と育成という人的環境の整備こそ教育行政の担う最重要課題であると考えております。  教育は人なりであり、優れた指導法と組織の経営に積極的に参画できる教職員の育成に向け、教育現場での研修の充実等を進めてまいります。 10 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 11 ◯6番(大濱博史君) ただいまの答弁で教育長は、教育施設や設備の充実と人材の確保と育成という人的環境の整備の2点が重要課題であるとしています。  教育長が述べられたように、人材の確保と育成という人的環境の整備は重要であるかと思いますが、この点については後ほど質問をいたしますので、ここでは教育施設の設備の充実についてを取り上げたいと思います。  学校は子供にとって学習の場であり、生活の場でもあります。それゆえに、保護者学校関係者から良質な教育施設の整備をという要望が多いことを耳にします。  本年度から小中学校特別教室空調設備機器の整備に着手していると理解しておりますが、可能な限り早期に完了することを指摘し、次の質問に移ります。  では、2点目、価値観多様化し、可能な限り個々に応じた教育を進めていく中で、一人一人の多様性を認め合う人権感覚の育成に努めていくことについてをお聞きいたします。  現在の学校教育は個に応じた教育を重んじていると理解しております。新学習指導要領でもその前文において、一人一人の生徒(幼児、児童)が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り開き、持続可能な社会の創り手になることができるようにすることを求めています。  私は学校教育には、集団の中で個を育てるという面と集団を育てるという面、これら両方の面があり、それぞれが持つ特徴を生かしていくことが大切だと考えています。  しかしながら、個性重視という視点だけが独り歩きしているように感じることが多々あります。これは社会においても同様の考え方があります。  そこで、私の考えを踏まえて質問いたします。社会では個を大切にする風潮が広がりを見せている中で、集団としての学校教育在り方について教育長の考えをお聞かせいただきたいと思います。 12 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 13 ◯教育長朝倉和也君) 先ほど御答弁申し上げましたとおり、社会全体の価値観多様化する中、可能な限り個々に応じた教育を進めていくことに加え、平和で民主的な社会の形成者として必要な資質の育成も教育に求められております。  そこで、学校教育においては、一人一人の多様性を認め合う人権感覚を育てるため、お互いを思いやり、尊重し合う心と主体的に行動する実践力の育成を図っていきたいと考えております。  また、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間としての生き方を追求する心と集団の中で自己を生かす技能の育成も図っていきたいと考えております。 14 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 15 ◯6番(大濱博史君) 教育長もただいまの答弁で、個の育成と支援、集団の育成と支援の2つの面を持っていると述べられています。今後は2つの視点を持っていることを教職員だけではなく、学校教育に関わる全ての方々に理解していただくことも大切だと考えます。この点を指摘し、次の質問に入ります。  次に3点目、子供の育ちを町民総ぐるみで支援するためのコミュニティスクールの活動をより活性化していくことについてお聞きいたします。  本年3月に発布された第2期清水町教育大綱でも、清水町の未来を担う子供たち保護者、地域、学校、行政が寄り添いながら、ともに育ち合う学校づくりまちづくりを目指していきたいとしています。  以前から町では、地域と学校の連携、協働に取り組んでいると承知しているが、町民への周知が不十分であることから、十分な成果を得ることができず、いまだ発展途上であると考えています。  また、私自身もそうですが、子供が在校中は学校を好意的に意識しますが、卒業と同時に学校から遠ざかってしまうことも問題ではないかと考えます。教育長は前教育長と同様に、地域と学校の連携、協働を重視されていると聞いています。教育長の考える地域と学校の連携、協働についての課題と見解をお伺いいたします。 16 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 17 ◯教育長朝倉和也君) 町では、学校、家庭、地域が一体となって子供の育ちを支援するため、各小中学校における学校運営協議会地域学校協働本部事業を通じ、家庭、地域、学校、行政が協働して地域とともにある学校づくりを推進し、学校教育を核とした地域と学校のよりよい関係づくりを進めているところであります。  しかしながら、学校運営協議会地域学校協働本部事業の活動については、会の存在や活動内容の周知が十分できていないこと、地域の方々の学校への参画が足りないということが課題であると感じております。  そのため、これらの情報を積極的に広報するとともに、地域における教育的ニーズを幅広く集め、教育課題の共有に努めることが多方面から課題解決を図るための糸口であると考えております。  また、現在の学習指導要領の理念である社会に開かれた教育課程への取組として、地域の人的、物的資源の活用をはじめ、放課後や休日を利用した社会教育との連携を図るなど、地域の教育力を積極的に学校教育に取り込む必要があることから、コミュニティスクールのさらなる推進に力を入れていきたいと考えております。 18 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 19 ◯6番(大濱博史君) ただいまの答弁にありましたコミュニティスクールが本町でも導入されていることは承知しておりますが、教育長も指摘されているとおり、やはりその存在が生かされてないことを残念に思います。  今後は、教育長自らが地域と学校の橋渡し役となり、また時には先導役となり、この課題解決に取り組むことが多くの町民に地域と学校の連携、協働を周知し、やがてはコミュニティスクールの推進につながると考えます。この点を指摘して次の質問に入ります。  先ほどの答弁の中で、「地域とともにある学校づくりを推進し、学校教育を核とした地域と学校のよりよい関係づくりを進めているところであります」と述べられております。  地域とともにある学校づくりには、地域と学校の連携、協働により、子供たちを成長させていく活動に取り組む必要があると考えます。  そこで、地域と学校の連携、協働には、地域の未来を担う子供たちが町の歴史、文化を知ることも重要であると考えますが、教育長の考えをお伺いいたします。 20 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 21 ◯教育長朝倉和也君) 子供たちが町の歴史や文化をはじめとする地域のことを学ぶ地域学習は、子供たちが地域の人と関わり合いながら地域を知り、豊かな体験をし、そしてそれを人に伝えることによって知的好奇心を育むものであります。  また、地域学習自分たちの生まれ育った地域のよさや課題を実感し、地域社会の理解のための土台を築く場であり、人と人の結びつきを学ぶ場でもあると認識しております。  このようなことから小中学校では、地域資源を生きた教材として捉え、社会科生活科、総合的な学習の中で地域の探検や企業訪問を行うなど、地域の歴史や文化をはじめふるさと清水町のことを知り、そして関心を持つ子供を育てる事業に取り組んでいるところであり、学校と地域が連携、協働を進めていく上でも、さらにこのような機会を積極的に学校教育に取り入れていきたいと考えております。 22 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 23 ◯6番(大濱博史君) 地域の歴史や文化をはじめ、町のことを知り、関心を持つ子供を育てる事業に取り組んでいるとのことなので安心いたしました。この事業が地域と学校の連携、協働につながることを期待いたします。  次の質問ですが、先ほど未来を担う子供たちに質の高い教育環境を創出するための課題と展開を伺うという質問をしました。その答弁では、人材の確保と育成という人的環境の整備は最重要課題であると考えているとしています。要約すると教職員の資質の整備ということだと思うのですが、現在の教職員は多忙を極めているのではないかと感じています。  その理由としては、新学習指導要領の実施、さらに小中学校GIGAスクールの実施が追加されたことです。新学習指導要領GIGAスクールの実施は、子供たちにとっては、これからの社会を生き抜くには必要なことなのかもしれませんが、教職員には今までの仕事量の増加となり、心身に大きな負担となっていると考えられます。このまま放置すれば、教職員子供たち一人ひとりに向き合い、健全な育成環境学習環境を整える時間が割かれ、教育の質の低下につながるのではないかと考えます。  そこで、子供たちに質の高い教育環境の創出をするためには、教職員の資質も問われると思います。教育長が考える教職員への負担軽減策をお伺いいたします。 24 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 25 ◯教育長朝倉和也君) 教職員多忙化解消を狙いとした未来の学校夢プロジェクト事業に取り組んで4年が経過し、本プロジェクトの取組の結果、働き方改革における教職員の意識に一定の理解が見られております。また、校務支援員の配置により事務的作業に対する多忙感の軽減が図られている一方で、学習指導要領の改訂やGIGAスクール構想の推進など、教職員への新たな負担は増加しております。  そのため、ICT支援員を派遣することによりGIGAスクール構想にかかる負担を軽減させるなど、新たなニーズへの負担軽減策を講じているところであります。 26 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 27 ◯6番(大濱博史君) 教職員への負担が増すと教育の質が保てなくなります。子供たちが質の高い教育を受けることができなくなることが想定されます。教育の質を保つために、これからも教職員の業務の負担軽減策を推進することにより、持続可能な勤務環境を整備することを指摘いたします。  標題1の最後の質問です。朝倉教育長といえば、長年、静岡県市町対抗駅伝清水駅伝チームの監督を務められております。その指導の下、現在チームは一昨年、昨年と優勝し2連覇中であります。今年度も引き続き監督を務められるのか分かりませんが、引退するとも聞いておりません。今回、教育長に就任されても町の教育行政の次に気にされているのではないかと思います。  そこで、静岡県市町対抗駅伝大会清水チームの今年度の抱負をお伺いしたいと思います。 28 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育長 朝倉君。              (教育長 朝倉和也君登壇) 29 ◯教育長朝倉和也君) 私が教育長に就任後、初めてとなる市町対抗駅伝大会の抱負につきましては、まず選手には過度なプレッシャーを与えないよう配慮することを第一とし、小中学生や高校生の選手には、大会や練習を通して心身ともにさらなる成長を遂げ、そして社会人選手には、子供たちの手本となるような練習への取組姿勢や走りを教示していただき、選手一人ひとりが互いに切磋琢磨し、大きく成長できるチームとなるよう心から望んでおります。  さらには、清水町の駅伝チームが町民の皆様に夢と希望を与えることができるよう、最高の状態で大会に挑み、3連覇を成し遂げるべく、私としても全力で支援してまいります。 30 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 31 ◯6番(大濱博史君) このコロナ禍の折、具体的な抱負を語りにくかったとは思いますが、教育長の清水町駅伝チームへの熱弁を聞いている限り、今年も期待できるのではと感じました。本年度の大会の成功と本町の御活躍を期待しております。  標題1のまとめとしまして、朝倉教育長が清水町の教育行政トップとして学校教育にいかなる決意を持って望んでいるのか、所信などを伺い、教育長の人となりを少し知れたような気がいたします。  いつの時代においても人をつくるということが最も重要な課題であると考えております。私はこの場でまちづくりの原点は人づくり、その基盤となるものは教育、特に学校教育だと考えていると何度も話をしてきました。朝倉教育長も同様のことを感じられており、それが所信に表れていたと思います。  今後、教育長が町の教育行政の最高責任者としてリーダーシップを遺憾なく発揮され、実現されることを期待し、標題1の質問を終わります。  標題2に入る前段としまして、まず3月の議会定例会において町長が施政方針で述べられましたとおり、今年度から第5次清水町総合計画が始まりました。総合計画とは、これからの清水町をどのような町にしていくのか、まちづくりの指針となるもので、まちづくりの方向性やそれを実現するための施策や全ての計画の基本となり、まちづくりの最上位に位置づけられております。  第5次清水町総合計画で町は「くらしやすさで未来をともにつくるまち・清水町」を新たな将来都市像に掲げ、これからの10年、持続可能な開発目標、SDGsにより世界の様々な課題を解決する一助となるよう努めるとともに、多様な主体との協働・協創によるまちづくりに取り組むことや、近隣市町との連携を高めながら地域力の向上を図っていくとしています。  それでは、標題2の質問に入ります。ここでは第5次清水町総合計画の基本目標2、「子どもの成長や学びを地域全体で支えるまちへ」の学校教育に関連する施策についてを取り上げました。  平成から令和に元号が変わり、学校教育においては教育の国際化や急速な情報化などの社会の変化を見据えた新学習指導要領が2020年には小学校、2021年には中学校へと段階的に進められ、本格的に導入されました。  そこで、学校を取り巻く環境が大きく変化を遂げようとしている中で、第5次清水町総合計画を踏まえた町が考える教育方針を伺ってまいります。  最初に、第5次清水町総合計画基本目標には、「子どもの成長や学びを地域全体で支えるまちへ」とされ、その施策として「子どもの可能性を育む学校教育の推進」を掲げられています。幾つかあるゴールの1つにSDGs目標4、「質の高い教育をみんなに」としています。目標を達成するための町の取組についてをお伺いいたします。 32 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 33 ◯教育総務課長(大野明彦君) 大濱議員の御質問にお答えいたします。  持続可能な開発目標、いわゆるSDGsのゴールの1つである「質の高い教育をみんなに」では、全ての子供たちが男女の区別なく無償かつ公正で質の高い初等教育中等教育を修了できるようにするや、障害者や脆弱な立場にある子供などがあらゆる教育に平等にアクセスできるようにするなどの10個のターゲットが定められております。  このようなSDGsの理念を踏まえた教育課題といたしましては、急激に進展する情報化への対応をはじめ、子供たち一人一人の教育的ニーズに応じた教育支援や不登校問題などが挙げられます。  これらの課題を解決するため、今年度からGIGAスクール事業の運用を開始したほか、適応指導事業及び通級指導教室の設置や南中学校に特別支援教室を開設したところであります。また、指導主事の幼稚園や保育所などへの訪問による未就学児の就学支援などにも取り組んでいるところであります。  以上でございます。 34 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 35 ◯6番(大濱博史君) ただいまの答弁にありましたように、今の学校教育は誰一人取り残すことなく、全ての子供たちが平等、公正かつ適正に質の高い教育を受けられるを実現することが求められています。今までは共生社会の実現の一環として学校教育でも受け入れられてきたと思うが、現実はそれとはかけ離れた教育現場だったと感じています。  事実、私は町民の方から、教育的に支援が必要な児童生徒に対して、間違った認識や根拠のない認識により差別や偏見を持たれ、社会や学校からの無理解などに苦しんでいる方々が多くいる、学校は児童生徒に対して公正な教育の機会を損ねているのではと教育に対しての不満の意見を伺ったことがあります。  適正就学の名の下で子供を排除することがあってはなりません。今社会環境の変化が著しい中、現在の子供たちや家庭環境を取り巻く状況は非常に厳しく、多くの困難を抱え、多くの子供たちは支援、サポートを必要としています。  このように、町民に不満を持たれぬよう誰もが相互に人格と個性を尊重し、支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の教育現場を設け、質の高い教育を受けられる町を目指すことは教育現場において喫緊の課題であると考えます。  そこで次の質問になりますが、インクルーシブ教育の構築についてです。現在の学校教育では、支援が必要な児童生徒への対応が活発に議論されるようになりました。そうした中でインクルーシブ教育が注目されています。  インクルーシブ教育とは、人間の多様性を尊重し、障害のある者とない者が差別を受けることなく、同じ場でともに学ぶ教育のことを言います。これは一般的なインクルーシブ教育の考え方なので、私は何らかの理由などにより学校に通えなくなった児童生徒、いわゆる不登校の児童生徒などもインクルーシブ教育に含めるべきではと考えます。  文部科学省も多様な子供の教育的ニーズに応えていくために、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった多様な学びの場を提供するインクルーシブ教育システムの構築を推進しております。  本町においても、児童生徒の多様性に対応するには学習環境の充実や仕組みの整備が必要となることから、インクルーシブ教育の構築を考えるべきではと考えます。そこで、町はインクルーシブ教育への取組をどのように考えているのかお答えください。 36 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 37 ◯教育総務課長(大野明彦君) 誰もが充実した教育を受けることができるインクルーシブ教育の構築に当たりましては、障害のある子供も障害のない子供も同じ場でともに学ぶことを追求するとともに、必要に応じて個別の教育的ニーズのある児童生徒に対し、自立と社会参加を見据えて最も的確に対応する指導を行うなど、多様で柔軟な仕組みづくりを整備することが重要であると認識しております。  そのため、本年度、南中学校への特別支援学級の設置により、町内全ての小中学校で特別支援の学習を行うとともに、小学校においては一部特別な指導が必要な児童に対して個々の特性に合わせた特別な教育課程を個別に行う通級指導教室も実施するなど、多様な学びの場の確保に取り組んでおります。
     また、特別な支援が必要な児童生徒とその保護者の意思をできる限り尊重することが求められていることから、特別支援学級等への就学支援に当たりましては、本人と保護者の意思を尊重しながら丁寧に進めているところであります。 38 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 39 ◯6番(大濱博史君) ただいまの答弁で本町もインクルーシブ教育の構築を重要と認識し、その一環として今年度から南中学校への特別支援学級の設置、小学校においては通級指導教室の設置、また先ほどの答弁では適応指導事業の開始などインクルーシブ教育への構築へ着々と準備が進んでいるのではないかと感じました。  これは第5次清水町総合計画の実現に向け大きな一歩ではないかと考えます。インクルーシブ教育システムの構築は、通常の学級、特別支援学級、特別支援学校、通級指導教室、適応指導教室など様々な学びの場の充実につながり、この構築は今後、町の学校教育に必要不可欠ではないかと考えます。周辺自治体に先駆けて実現されるよう要望し、次の質問をいたします。  社会的支援の必要な児童生徒や家庭への取組についてですが、最終的には自らが選択し、自立へと進めていけるかが大事かと思います。指導していく中で通級指導教員と通常学級の担任との連携が必要である、また適応指導事業と通級指導教室に関しては児童生徒への周囲からの配慮も必要である、このように多くの問題があると思います。  インクルーシブ教育の一環である適応指導事業と通級指導教室は今年度から本町でも実施されておりますが、現時点で考えられる課題と展望をお伺いいたします。 40 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 41 ◯教育総務課長(大野明彦君) 適応指導事業につきましては、対象児童生徒一人一人のケースが異なり、複雑、多様化していることから、相応の時間と丁寧な対応が必要となっております。  そこで、まずは子供や保護者の悩みに寄り添い、じっくりと話に耳を傾けることが必要であると考え、教育支援コーディネーターが面談を重ねているところであります。  また、コーディネーターが小中学校へ訪問し、対象となる子供についての情報を学校と共有するとともに、適応指導事業の活動内容を校内で周知することで、子供のみとりをより確実にし、その後の相談業務につなげることができるものと考えております。  一方、通級指導教室では適応指導事業と同様に、対象児童一人一人のケースが異なることから、保護者の意思をできる限り尊重することが求められます。そのため、担当教諭が対象児童や保護者と面談を行い、通級指導に向けた個別の教育支援計画を作成しているところであります。  また、通級指導教室の担当教諭と各学校の特別支援教育コーディネーター等のさらなる活動を活性化し、特別支援教育の資質向上に努めていきたいと考えております。 42 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 43 ◯6番(大濱博史君) 先ほども申し上げましたが、適応指導事業と通級指導教室に関しては、児童生徒への周囲からの配慮も必要と考えます。つまりは、インクルーシブ教育の構築には地域と学校の連携、協働も重要であると言えます。  そこで、町は、地域と学校の連携、協働を今後どのように支援していくのか、町の考えをお伺いいたします。 44 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 教育総務課長 大野君。 45 ◯教育総務課長(大野明彦君) 町では、家庭、地域、学校、行政が協働して子供の育ちを支援するため、地域とともにある学校づくりを推進しているところであるものの、情報提供や広報が十分できていないという面があります。また、特別支援教育につきましても、地域の子供は地域が育てるという理念の下、ほかの学校教育と同様に地域の方々の参画が必要であると認識しております。  そのため、地域と学校の連携、協働をさらに進めていくためにも、情報提供や広報等を通じて地域の方々に御理解いただくとともに、参画をいただけるよう呼びかけていきたいと考えております。  以上でございます。 46 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 47 ◯6番(大濱博史君) 子供たちは地元の学校で同級生や先輩、後輩と交流しながら成長し、大人になります。また、子供時代、地域の人々との交流がかけがえのない思い出になることもあるでしょう。このように、地域の中で地域の方々や仲間と過ごすことが地域に根差し、将来清水町で暮らすことの基礎を築くことになると考えます。  地域と学校の連携、協働は単に周知するだけでなく、まずは行政が学校教育に積極的に関わることが重要な鍵を握っていると考えられます。  では、最後の質問になります。今回の一般質問では、教育長に町の教育行政トップとしての所信や町の教育在り方などを伺いました。町長も教育長と同じ観点で学校教育を考えられている点もあるかと思いますが、町長として別の視点もあろうかと思います。  そこで、町長に第5次清水町総合計画教育長の考えを踏まえ、清水町の未来を担う子供たちへ町が考える教育方針をお伺いいたします。 48 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 町長 関君。               (町長 関 義弘君登壇) 49 ◯町長(関 義弘君) 大濱議員の御質問にお答えいたします。  私は、従来から支え合いと協働を理念とする町民主体のまちづくりに取り組んでおり、本年4月からスタートした第5次清水町総合計画における将来都市像の実現に向けた取組方針に、「まちのみんなで取り組む協働・協創」を掲げさせていただいております。  また、世界のみんなで取り組むSDGsも取組方針の1つとして、誰一人取り残さない持続可能な世界の実現という視点も合わせ、まちづくりの施策を進めていくこととしております。  第2期清水町教育大綱に掲げるとおり、私は未来を担う子供たちに対し、子供たち一人一人のよさが認められ、健康かつ幸福で持続可能な社会の実現に向け、子供たちにその社会の形成者として行動できる力を身に付けてほしいと願っております。  先ほど教育長からの答弁にありましたように、山下前教育長が取り組んだコミュニティスクールの理念も私のまちづくりの理念に共通するところでありますので、今後も地域の教育力を積極的に学校教育に取り込み、学校、家庭、地域、そして行政が一体となり、子供の育ちの支援を進めてまいりたいと考えております。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 50 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 6番 大濱君。 51 ◯6番(大濱博史君) 町長の答弁にありました誰一人取り残さない持続可能な世界の実現、これは非常に重要なキーワードだと思います。今後も町の子供たちがこの21世紀を生き抜く力を育んでいけるような質の高い教育の充実を目指すことを期待いたします。何度も言いますが、まちづくりの原点は人づくり、その基盤となるものは教育、特に学校教育だと考えます。  締めくくりに、町の活性化は学校だけがその役割を担うものではなく、学校も含めた町全体でその役割を担うもの、町全体で子供を育てるといった意識をさらに高めていくことが清水町の活性化策の1つになると考えます。町長も教育長も掲げられております地域と学校の連携、協働は町の公約とも言える「笑顔があふれ ここちよく 住み続けたくなるまち・清水町」の実現のための基盤となると信じております。町長、教育長、職員が一丸となり、時に自らが先導役となり、学校教育の課題の解決に取り組むことを指摘し、私の一般質問を終わります。 52 ◯議長松浦俊介君) これをもちまして大濱君の一般質問を終わります。  次に、7番 秋山治美君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 コロナ禍における避難所対策は(地区公民館を指定緊急避難場所に)」。  発言を許します。 7番 秋山君。 53 ◯7番(秋山治美君) ただいま議長の許可をいただきましたので、さきに通告してありますコロナ禍における避難所対策について質問いたします。  新型コロナウイルス感染症はワクチン接種が始まったとはいえ、いまだに予断を許さない状況が続いております。加えて、近年は毎年のように数十年に一度と言われるような大規模な自然災害が日本各地で発生をしております。こういった状況の中、防災関係団体の学会でつくるネットワーク、防災学術連携体では、感染症と自然災害の複合災害に備えてくださいという緊急メッセージを出しております。  その内容は、感染症と自然災害のリスクが高まっていること、ハザードマップや地域防災計画などを参考に避難の必要性について確認すること、感染リスクを考慮した従来と違う避難方法を確認することなどというものです。  この新型コロナウイルス感染症が全国に広がる中、豪雨や地震といった自然災害が起きれば、避難所が密閉、密集、密接といった3密になりやすく、クラスターが発生しやすい状況となります。避難所においてクラスターが発生することは絶対に避けなければなりません。備えがなければ感染の確率は高くなります。大事なことは、避難しなければならない住民が感染を恐れるあまり避難をちゅうちょすることのないようにすることです。  そこでお尋ねいたします。現在、町内には清水小学校、南小学校、西小学校、そして清水中学校と南中学校、町体育館と沼津商業高校の7か所の指定避難所がありますが、各避難所の収容人数とまた感染症が心配される現在の状況下の中で避難所を開設した場合、いわゆるソーシャルディスタンスを考慮すると避難者の受入れは何人程度になるのかをお伺いいたします。 54 ◯議長松浦俊介君) 秋山君の質問に対する答弁を求めます。 くらし安全課長 前川君。 55 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 秋山議員の御質問にお答えいたします。  まず、町の地域防災計画における各指定避難所の避難者の受入れ可能人数につきましては、清水小学校705人、南小学校970人、西小学校657人、清水中学校846人、南中学校682人、沼津商業高等学校760人、町体育館606人としており、合計で5,226人と定めております。  一方、現下のコロナ禍における避難者受入れの可能人数につきましては、いわゆる3密の回避を基本的に十分なスペースを確保しまして、かつ避難者ごとに2メートル程度の間隔を保つこと、これを目安としているため、体育館では養生シートやパーティションで、また教室等では机や椅子を使い避難スペースを明確にすることでソーシャルディスタンスを確保したいと考えております。  以上のことを踏まえまして、地域防災計画で定める定員の約2分の1の約2,600人程度ということで想定しております。 56 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 57 ◯7番(秋山治美君) 通常の場合ですと5,526人が約その半分、2,600人程度になると、人数が半減するということですが、それではソーシャルディスタンスを考慮した避難者の受入れ数の算出根拠、この算出根拠についてお伺いいたします。 58 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 59 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 受入れ可能人数の算出につきましてでございますが、地域防災計画上の基準では、1人当たりのスペースを縦2メートル、横1.5メートルの3平方メートルとしておりますが、コロナ禍におきましては避難者ごとに2メートル程度の間隔を保つことを目安としているため、縦2メートル、横3.5メートルの7平方メートル程度のスペースが必要となりますので、通常時のおおむね2分の1の約2,600人としております。  なお、あくまで1人当たりの算出でございますので、例えば家族での避難でありますとか、そういった場合につきましては、1つのスペースに複数名の避難があることも考えられますので、受入れ可能人数が増加することも考えられます。 60 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 61 ◯7番(秋山治美君) 感染症対策を行うことによって避難者1人当たりのスペースが通常の2倍以上、それになってくるということですが、そうすると受入れ人数は半減するわけですが、この受入れ人数減少分、これに対する対応策はどのように考えているのかをお尋ねいたします。 62 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 63 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 地震による災害時には指定避難所であります小中学校の体育館のみならず、段階的に教室等も開放して対応することとしております。  また、台風など水害時には事前に時間的な猶予が持てますので、なるべく早い段階で浸水想定区域外にあります地域交流センターや町体育館等へ避難を促してまいります。  なお、町民の皆様には安全な場所にお住まいの親戚や知人宅等への避難も有効であるということを様々な機会を通じ周知してまいりたいと考えております。 64 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 65 ◯7番(秋山治美君) 小中学校の体育館ばかりでなく、場合によっては教室も開放していくと、そういう対応をしていくということですが、コロナ禍の避難所対応ということで、災害時には様々な想定できない状況というものが出てくると思いますが、状況判断によっては使えない場所も出てくるのではないか、そんなふうに考えます。  そういった場合に、避難所の収容人数を確保するため、国はホテルや旅館などの民間宿泊施設の活用の検討を求めております。全国の自治体の中には、民間宿泊施設と協定を結んで宿泊料を公費で負担するところもあると聞いております。本町でも民間宿泊施設と協定を結んでいますが、どこと協定を結んでいるのか、またその協定の内容についてお尋ねいたします。 66 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 67 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 民間宿泊施設との協定についてでございますけれども、現在はホテル・エルムリージェンシーと締結しており、協定の内容につきましては、発災時に施設側と相談の上、可能な範囲で避難者の受入れをお願いするものであり、妊産婦や乳幼児等、要配慮者の優先的な受入れを想定しているところでございます。  以上です。 68 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 69 ◯7番(秋山治美君) それでは、次に3密を考慮した避難所対策についてお伺いいたします。  昨年、政府からは、これはユーチューブなどでも視聴することができるんですが、新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所の運営のポイントとして、環境改善ですとか健康管理、情報発進など9つの注意点が示されました。これに対して町の対応はどのようになっているのかをお伺いいたします。  また、避難所運営に関わる職員に対する対応マニュアル、これらは作成されているのかを合わせてお尋ねいたします。 70 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 71 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 3密を考慮した避難所対策につきましては、内閣府が示す新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所運営のポイント、これに基づきまして感染防止対策物資としてフェースガード、非接触型体温計、アコール消毒液、次亜塩素酸ナトリウム、ハンドソープ、ペーパータオル、使い捨てビニール手袋等を備蓄しております。  また、コロナ禍における避難所運営に係る職員の対応マニュアルにつきましては、本年度に予定している避難所マニュアルの改正の際に反映してまいりたいと思っております。  以上です。 72 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 73 ◯7番(秋山治美君) それでは、次の質問なんですが、避難所内の感染予防対策なんですが、これはどうなさるんでしょうか。避難所内の衛生管理や避難者の健康管理の検温等々、これまでにない消毒や清掃などの作業もあろうかと思います。先ほどの答弁では様々な感染対策物資が備蓄されているということですが、今後どう対応されていくのかお尋ねをいたします。 74 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 75 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 避難所における感染予防対策につきましては、消毒液や検温記録シート等を備蓄しておりますので、検温や消毒、清掃等の国の指針に沿った感染予防対策を徹底してまいります。  以上です。 76 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 77 ◯7番(秋山治美君) 次の質問に移ります。  先ほどの質問で新型コロナウイルス感染症予防対策として避難者1人当たり通常の2倍のスペースを確保するということでしたが、避難してきた際に、区画や通路などは分かるようになっているんでしょうか。避難所内で区切りが分からないことで避難者が固まってしまうという、いわゆる密集状態になってしまうことがあろうかと思います。避難所設営の段階で、避難者が避難所に参ります。そのところに、何もない空白のところに1人約7平方メートルです。座ってくださいと言っても多分分からないと思いますし、通常の1人3平方メートルという割当で作られている基準よりさらに広い空間を作ってもらっているわけですので、そこに通路の部分が入っているのかもしれませんが、一応線を引くとか、そういう基準がなければ安心して入れないと思います。  以前、テレビで避難所の映像を見たときに、白いテープで区画割をしていた避難所内の様子を見たことがあります。避難所での避難者のスペース確保や通路の区切り、これらはどのようにするのかをお伺いいたします。 78 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 79 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 避難所での各スペース等の区切りにつきましては、体育館では養生シートやパーティションで、教室等では机や椅子を使用して区画や通路を明確にしてソーシャルディスタンスやプライベートスペース、これを確保してまいりたいと思っております。  以上です。 80 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 81 ◯7番(秋山治美君) この新型コロナ感染対策のために新たな対応をしなければならなくなった避難所では、これまで以上の多くの仕事が増えてくると思います。ソーシャルディスタンスに配慮した区画割や消毒にしてもそうですし、避難者の検温や体調管理にしても同様です。ほとんどこれらの対応については職員が行うんでしょうが、人数の限られた職員での対応は非常に大変になるんじゃないかということは容易に想像できます。  今後、避難所班の職員の増員や課長補佐クラスの管理職職員を避難所責任者として配置し、地域の役員や避難者の協力を得て対応するなど、新たな対策を考える必要があると思いますので、その点、検討していただくよう求めます。  次に、新型コロナウイルスで自宅療養中の軽症者等の避難についてはどのように対応されるのかをお尋ねいたします。 82 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 83 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 陽性が疑われる方や感染の軽症者など自宅療養者につきましては、保健所が宿泊療養施設等を調整し、速やかに避難させることとなっております。しかしながら、保健所が調整するまでの間に避難が必要になった場合には、町内の避難施設において個室に隔離した後、保健所と町が連携し、対応可能な宿泊療養施設等に速やかに移送することとなっております。  以上です。 84 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 85 ◯7番(秋山治美君) 次に、避難所内においてコロナウイルスの感染が疑われる方が出た場合、この場合にはどのような対応をされるのかお尋ねいたします。 86 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 87 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 避難後に感染が疑われる方の隔離対策につきましては、避難所の個室等で一時的に隔離し、保健所に速やかに連絡するとともに、陽性と判明した場合には、保健所の指導により宿泊療養施設等へ避難させることとなっております。  以上です。 88 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 89 ◯7番(秋山治美君) 関連質問なんですが、この避難所を担当する職員に対して、コロナに感染している軽症者、あるいはコロナ感染が疑われる方々への対応マニュアル、こういったものはあるのでしょうか、お尋ねいたします。 90 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。
    91 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 現場の職員に対するマニュアルにつきましては、現時点では国や県の指針に基づき対処することとしておりますが、今後、町の避難所運営マニュアルを改正する際に明記してまいります。  以上です。 92 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 93 ◯7番(秋山治美君) 現場で混乱が起きないように、町の実情に即した職員に対するマニュアルを早期に作成することを求めておきます。  次の質問ですが、避難とは難を逃れることで指定された避難所に行くことを言っているのではありません。先ほど感染症と自然災害の複合災害のリスクを考えて、公的避難所以外の自主避難先として友達の家あるいは親戚、近所、安全なら自宅の2階へ垂直避難等も周知を図るとの答弁もありましたが、身近にある地区の公民館への避難、一時避難、これも1つの方法であると考えます。  3密回避のため公的避難所の受入れ人数が減少することを考えますと、この分散避難を町としても進める必要があるのではないかと思います。特に防災機能を兼ね合わせ、冷暖房が完備し、食事の提供もできる厨房を備えている、こういった地区公民館を指定緊急避難場所として指定し活用することは避難者収容対策としても有効な手だてと考えますが、いかがでしょうか。 94 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 95 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 指定緊急避難所の指定は町の判断により指定するものであります。議員の御提案につきましては、地域住民の安全性の向上に寄与するものであると受け止めておりますので、各地区公民館の被害想定を踏まえ、今後、各区と活用について協議してまいります。 96 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 97 ◯7番(秋山治美君) 地区公民館を緊急避難場所に指定するということについて、一歩踏み出した前向きな御答弁をいただきありがとうございます。地区公民館を指定緊急避難場所に指定した場合、これから各地区と協議をするとのことですので、決まってないとは思いますが、地区公民館を緊急避難場所として開設するに当たってその手順はどのようになりますか、お伺いいたします。 98 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 99 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 地区公民館を避難所として開設する場合の手順につきましては、想定される災害の規模ですとか内容に応じて、可能な限り早い段階において各区の役員と連絡を取り、適切な対応に向けた調整を行っていくことになるものと考えております。 100 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 101 ◯7番(秋山治美君) これも先走りの質問とはなりますが、町が保管している備蓄品、これらについて地区公民館への供給、これはどのようになるんでしょうか。 102 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 103 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 備蓄品の供給方法につきましては、想定される災害の状況を踏まえまして、速やかに地区公民館に順次配付できるよう、各区との連携の在り方について今後協議を進めてまいります。 104 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 105 ◯7番(秋山治美君) 地区公民館を指定緊急避難場所に使用するということについては、一昨年の台風19号では、町民の皆さんの中には地区公民館に避難された方も多かったと聞いております。実際、私の住んでおります戸畑地区においても、区の公民館を避難場所として開放し、区長をはじめ区の役員の対応の下、20数名の区民の方々が一時的に避難され、気心のしれた御近所の方々と一緒に身の安全を確保することができました。  地区公民館を指定緊急避難場所に活用することは有効な避難手段であると思います。これから出水期を迎えることから、早急に各区と協議をしていただくとともに、地区公民館の使用に御理解をいただけたのであれば、区の役員の方々にも感染症の対応マニュアルの作成、あるいは町からの備品の提供を待つのではなく、各区においても災害時にすぐ対応ができるよう、防災用品を例えばコミュニティの補助などを活用して自前でそろえることの必要性も合わせて進めていただきたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。車中泊避難、これも避難の選択肢としてその対策が必要であるのではないかということですが、乳幼児やペット同伴のため車中泊避難される方もあると思います。これに対して町はどのように考えているのでしょうか。今回の新型コロナウイルス感染症を避けるため、車中泊避難や車とテント、これの利用を提案する専門家もいらっしゃいます。  また、2016年、平成28年の熊本地震の際は、度重なる余震が怖くて建物の中にいられないという、そういった理由から車中泊避難がありました。その結果、行政はマニュアルにない対応をすることとなり、混乱をしたと聞いております。学校のグラウンドや公園には水やトイレがございます。車中泊避難のリスクを伝えることも重要ですが、安全に車を止められる避難場所として準備する必要があるのではと考えますが、地域防災計画や避難所運営マニュアルには車中泊避難者への対応が示されておりませんが、改めて町の考えをお尋ねいたします。 106 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 107 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 議員御指摘の車中泊やテント泊での避難につきましてでございますが、当町におきましては総合運動公園や小中学校のグラウンド等での受入れを想定し、本年度改正予定であります避難所運営マニュアルへ記載するよう検討しているところでございます。  以上です。 108 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 109 ◯7番(秋山治美君) ぜひ検討していただいて取り組むようにしていただきたいと思います。  それでは、最後の質問になりますが、当町は防災に関する啓蒙、啓発活動が非常に少ないのではないかなと常々感じております。常日頃から町民一人ひとりに災害時の行動について意識を持っていただくことが非常に重要ですし、町民一人ひとりの防災意識の向上を図ることは町の重要な役割であると考えます。  今年度、ハザードマップが富士山噴火の被害想定を織り込んで改定されると聞いておりますが、全戸配布の予定はあるのでしょうか。また、配付されるのであれば、その時期はいつ頃なのか、そして、併せて災害リスクの周知と防災意識の向上を図るための啓発物、あるいは広報物の配付等は考えているのかをお尋ねいたします。 110 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 くらし安全課長 前川君。 111 ◯くらし安全課長(前川仁志君) 本年度、富士山噴火による被害想定が変更され、本町もその対象に加えられたことからハザードマップの改定を行い、秋以降に全戸配布する予定でございます。  また、災害に関する広報につきましては、啓発等でございますけれども、従来から取り組んでいる防災アプリや広報しみず、ホームページやSNSなどを活用しまして、必要な情報を必要なときに届けることができるよう努めてまいります。  以上です。 112 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 7番 秋山君。 113 ◯7番(秋山治美君) 感染症と自然災害の複合災害のリスクが高まっている現在では、感染リスクを考慮した避難が重要であり、これまでと違った新たな対応が必要となってきます。一昨年の台風19号では、避難指示が発表された段階で障害のあるお子さんを持つお母さんから、福祉センターはよく知っているけれども、自分たちは福祉避難所へ避難してもいいんだろうかと、迷った結果、結局は避難しなかったということがありました。この話を伺ったとき私は、様々な生活状況にある町民の皆さんに対応した避難行動に対する周知がまだまだ足りないなと感じた次第です。  先月、5月20日には避難情報に関するガイドラインが変わったばかりです。同じく、5月25日には国の防災会議において災害時の応急対策などを定める防災基本計画も改定されました。このような様々な防災情報をインターネットであるとかLINEであるとかといったもので見られる人ばかりではありません。今の時代ではないのかもしれませんが、たくさんの防災情報がビラや折り込みといった印刷物で部屋の壁に貼られているといった、いつでも目につく啓発を繰り返していくことが必要だと思います。  コロナウイルスに留意した分散避難についても繰り返し呼びかけに努めていただくことを求めて、私の質問を終わります。 114 ◯議長松浦俊介君) これをもちまして秋山君の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。  再開を10時30分といたします。                                  午前10時17分休憩                                  ────────                                  午前10時28分再開 115 ◯議長松浦俊介君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  次に、12番 岩崎高雄君の一般質問に入ります。  質問事項、「1 柿田川の自然環境を生かしたまちづくりの現状と今後の方針は」。  発言を許します。 12番 岩崎君。 116 ◯12番(岩崎高雄君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして質問をさせていただきます。  私は過日、コロナの関係で注射を打ちに行きました、もう70歳以上ですから。そのときに当然、清水町の施設に行ったんですけれども、みんな職員が、私、驚いたのは、本当に効率よく、そしてまた無駄のないスムーズとしたやり方に私は感銘を受けました。清水町、捨てたものじゃないなと、こんなふうに思っております。  そして、私がびっくりしたのは、みんな座ってるんですね。座っていたら、打ち手が動いてくるわけです。それぞれオートメーションのように注射を打っていきます。そして、5分から10分、その席にいまして、そして状況を見ると、こんなような様子を見まして、女房と2人で、清水町すごいな、こんなふうに思ったわけです。これはうそ偽りもない話でございますから。  それでは、本題にいきます。清水町は当然皆さんが知っているように、静岡県東部地域の中心都市であるわけでございます。そしてまた、沼津市と三島市の間にありまして、町の中央には国道1号線、そこの脇から湧き出た日本一の湧水を誇ります柿田川が流れております。これは当然のことでございます。  本町を象徴するシンボルとなっているのは、誰もが承知していることと思いますが、しかしながら、鉄道駅を持たない我が清水町、そしてあと、都市としての中核の中心部というものもあるわけではありません。そういう中にありまして、核がない町であるとも言われております。  そこで、平成28年度から柿田川周辺地区都市再生整備計画を推進しまして新たなまちづくりを進めてきたわけでございますが、このほど丸池の連絡橋が開通いたしまして、柿田川公園と総合運動公園、そしてまた丸池の一体的な面整備が促進されているわけであります。町の核となる拠点エリアが充実をされつつあります。  さらに、この整備計画の完了と時を同じくして、町では第5次総合計画の初年度がスタートしたわけであります。SDGsの理念を取り入れながら、「くらしやすさで未来をともにつくるまち・清水町」ということを新たな将来都市像に掲げたのは承知のとおりであります。  今後、こうした自然環境と地域社会、そしてまた経済活動がバランスよく調和されたコンパクトで持続可能なまちづくりを展開しなければならないと考えておりますが、ハードの面で整備が進めば、一方、ソフトの面における新たなにぎわいづくりとして、町民が主体的にまちづくりに参加できる土壌を築いていく必要があると考えますが、今後の方針についてお伺いいたします。 117 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 産業観光課長 木村君。 118 ◯産業観光課長(木村直人君) 岩崎議員の御質問にお答えいたします。  町民が主体的にまちづくりに参加できる仕組みの構築につきましては、第5次総合計画における将来都市像の実現に向けた取組方針の1つとして、「まちのみんなで取り組む協働・協創」を位置づけ、地域コミュニティやNPO、各種団体、事業者等、それぞれが主体的に活躍できる場を提供するため、現在、イベント等における公園や周辺道路の積極的な利活用を促進する準備を進めております。  また、今後、活動の主体となる町民や各種団体等が町の課題解決の担い手として各々の役割と責任を持って行動するため意見を出し合う交流の場を創出し、その意見をまちづくりに反映させていくこととしております。 119 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 12番 岩崎君。 120 ◯12番(岩崎高雄君) 先ほどの答弁で交流の場という一歩踏み込んだ力強い発信がありましたが、近隣の沼津市においては、沼津の中央公園で民間活力を生かしたにぎわいづくりを通じて地域活性化の取組を行っております。  今回の整備計画で新たにハード面の整備が整った丸池周辺は、沼津市の取組と同様ににぎわいづくり、地域活性化へのポテンシャルを秘めた箇所であると私は思っております。  そこで、次の段階へつなげるための施策として、町では丸池周辺についてどのような施策を検討しているのか、また具体的には公園や周辺道路の使い方等をどう取り組んでいくのかお伺いいたします。 121 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 都市計画課長 長島君。 122 ◯都市計画課長(長島 聡君) 岩崎議員の御質問にお答えいたします。  丸池公園につきましては、開園以来、近隣住民をはじめ多くの皆様に御利用いただいている中、本年3月には丸池連絡橋が完成し、今後は丸池公園を含む丸池周辺の高い潜在力を生かした新たなにぎわいの場、憩いの場となるよう、さらに幅広くその魅力を発信していくことが必要であると考えております。  こうしたことから、議員御提案の地域活性化の取組に伴う民間の利活用につきましては、清水町都市公園条例の規定に照らしながら、協働のまちづくりの推進、並びに丸池公園周辺地域のPRの一助となるよう判断してまいります。 123 ◯議長松浦俊介君) 建設課長 向笠君。 124 ◯建設課長(向笠昭彦君) 岩崎議員の御質問にお答えいたします。  地域活性化の取組に伴う道路の使用規制についてでありますが、近年、全国的に地域のにぎわい創出を目的とした道路空間、公共空間の利活用によりイベント等が開催される状況となっております。国土交通省ではこのような社会のニーズに対し、道路空間の利活用のため、平成28年3月に道を活用した地域活動の円滑化のためのガイドラインを策定し、改めて広く周知したところでございます。  本町におきましても、今後、このような利活用が見込まれることから、地域のにぎわい創出のため、国のガイドラインや先進自治体の事例などを参考に、町独自のガイドラインを作成し、本年4月26日から試行として運用を開始しているところでございます。  今後は試行期間中の状況を踏まえ、本運用に向けて必要に応じガイドラインの改定等を検討してまいります。  以上です。 125 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 12番 岩崎君。 126 ◯12番(岩崎高雄君) ソフト施策として大きく期待したいと思っております。また、国土交通省のガイドラインの周知の期間を鑑みますと、国としてコロナ禍における新たなまちづくりのツールの1つとして考えていくことが容易に想像できます。  さて、ここでは新型コロナウイルス感染症の流行により柿田川公園やそのほかの観光スポットも少なからず影響を受けていると思われますが、コロナ前とコロナ後の比較の1つの目安として確認するために、直近の3年間の柿田川公園駐車場の大型バスの利用状況をお伺いいたします。 127 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 都市計画課長 長島君。 128 ◯都市計画課長(長島 聡君) 柿田川公園駐車場において直近3年間の使用料を徴収したバスの台数は、平成30年度が211台、令和元年度が170台、2年度が14台となっております。  以上でございます。 129 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 12番 岩崎君。 130 ◯12番(岩崎高雄君) 柿田川公園駐車場の利用状況から、本町においても観光面でコロナの影響を大きく受けていることが分かり、公園内にある飲食店や土産物店も深刻な打撃を受けていると思われます。  しかしながら、コロナ禍で遠方への外出を自粛する動きが広がる中、この逆境はある意味、飛躍のチャンスと言えることもできます。ぜひ発想の転換をして、3密を回避しやすい野外施設の需要は高まっていると感じます。近場で何回も来たいと思えるような公園として、例えば県内からの誘客促進を試みてはどうでしょうか。ジオサイトでもある柿田川湧水群や丸池の魅力を発信し、豊かな自然に触れ学ぶ機会を創出しまして、本来のすばらしさをより広域的に知ってもらうために、伊豆半島ジオパーク推進協議会との連携も必要不可欠と思っておりますが、現在の状況をお伺いいたします。 131 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 産業観光課長 木村君。 132 ◯産業観光課長(木村直人君) 伊豆半島ジオパーク推進協議会との連携につきましては、昨年度に引き続き本町の職員を派遣し、連携の強化を図っております。  また、伊豆半島ジオパーク推進協議会では、昨年度に静岡ガスグループとパートナーシップ協定を締結しており、その取組の中でサントムーン柿田川内の静岡ガス、エネリアショールーム柿田川において、伊豆の地域振興を推進する食にまつわるイベント等を開催しております。  なお、協議会に限らず、広域的な連携の取組といたしましては、町が作成したウオーキングマップやサイクリングマップを三島市観光協会や県東部の旅館協同組合等の協力により、三島駅前の観光案内所や旅館、ホテルに配架を行うとともに、SNSを活用した情報発信をさらに積極的に行うなど、町の魅力発信の強化に努めているところでございます。  以上です。 133 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 12番 岩崎君。 134 ◯12番(岩崎高雄君) 広域的な魅力発信はぜひ拡充して進めてほしいと思います。  そこで、コロナ禍で新たなにぎわいづくりに取り組むためには、町民との協働に加え、民間企業の力を借りることでその取組をさらに加速させることができると思います。特に大型商業施設サントムーン柿田川等は、ネットワーク化された柿田川公園と丸池公園との間に位置しております。県東部地域の代表的な商業施設であることから、その連携は必要不可欠であると考えております。大型商業施設サントムーン柿田川等を含め、官民連携の現状と今後の方針についてどのように考えているかをお伺いいたします。 135 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 産業観光課長 木村君。 136 ◯産業観光課長(木村直人君) 議員御指摘のとおり、地域の活力を生かした新たなにぎわいづくりを創出するためには、民間企業等との連携が重要であると認識しております。  サントムーン柿田川との連携につきましては、これまでも湧水まつりやイベントなど、産官学連携による沼津商業高校との販売実習、沼商屋等、多岐にわたる分野において連携しており、本年3月にはSDGsの推進に向けた連携協定を締結したところでございます。  今後も多様な業種の企業等とパートナーシップを締結するなど、官民の連携、協力の下まちづくりに取り組み、にぎわいのあるまちづくりの創出に努めてまいります。  以上です。 137 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 12番 岩崎君。 138 ◯12番(岩崎高雄君) 担当課からは、それぞれのまちづくりの方向性などの答弁をいただきました。豊かな自然環境を生かして形成されてきた柿田川公園や丸池などの拠点エリアの整備を進めてきて、今後、我が町の最も誇れる財産としての柿田川の魅力をより一層磨きをかけまして、多くの人々を惹きつける町となるためには何が必要か、最後に展望を町長にお伺いいたします。 139 ◯議長松浦俊介君) 発言を終わります。答弁願います。 町長 関君。               (町長 関 義弘君登壇) 140 ◯町長(関 義弘君) 岩崎議員の御質問にお答えいたします。  柿田川をはじめとする本町ならではの魅力により一層の磨きをかけ、多くの人を惹きつける町になるためには、地域力を高めることが重要であると考えております。そのため、第5次清水町総合計画では、基本目標の1つに、「豊かな自然環境と地域の活力が誇りを育むまちへ」を掲げ、柿田川をはじめとするかけがえのない自然環境の魅力を共有し、守り続けるとともに、地域の宝や特徴を生かした独自の産業振興や情報発信を通じ、町の活力と町への誇りを高める取組を進めてまいることとしております。
     この取組を町民や企業等との協働・協創により進め、町民一人一人の本町への愛着と誇りを高めていくことがひいては地域力を向上させ、多くの人を惹きつける町への第一歩となるものと考えております。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 141 ◯議長松浦俊介君) 答弁を終わります。発言願います。 12番 岩崎君。 142 ◯12番(岩崎高雄君) サントムーンができまして約四半世紀以上になりますし、そしてまた国道1号のバイパスから北に向かう道路、町道206号線、あとまた703号線というような名称がついているようですけれども、先人がサントムーンという1つの商業施設を造るときの努力、そしてまたさっき言った2つの道路、開くときの努力、これは本当に先人が苦労したと私は聞いております。そのためにも、今生きている人間がそれこそ町益、町民益のために一生懸命、1つの状況下の中で努力してそれぞれのところを奮い立たして1つのにぎわいをつくっていくということが必要ではないかということを最後に訴えまして、私の質問を終わりにします。 143 ◯議長松浦俊介君) これをもちまして岩崎君の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  どなた様も御苦労さまでした。                                  午前10時48分散会       ──────────────────────────── ○地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和3年6月7日                清水町議会議長     松 浦 俊 介                ────────────────────────                署名議員(13番)    吉 川 清 里                ────────────────────────                署名議員(14番)    森 野 善 広                ──────────────────────── Copyright © Shimizu Town, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...