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平成28年第1回定例会 目次 開催日: 2016-03-01
平成28年第1回定例会(第1日) 本文 開催日: 2016-03-01

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  1. 清水町議会 2016-03-01
    平成28年第1回定例会(第1日) 本文 開催日: 2016-03-01


    取得元: 清水町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前09時00分開会 ◯議長(佐野俊光君) 皆さん、おはようございます。  ただいまから平成28年第1回清水町議会定例会を開会いたします。  ただいま出席している議員は14人であります。  本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。       ──────────────────────────── 2 ◯議長(佐野俊光君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、10番 松浦俊介君、11番 岩崎高雄君を指名いたします。       ──────────────────────────── 3 ◯議長(佐野俊光君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りします。  今定例会の会期は、本日から3月23日までの23日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 4 ◯議長(佐野俊光君) 異議なしと認めます。  したがって、今定例会の会期は、本日から3月23日までの23日間に決定いたしました。       ──────────────────────────── 5 ◯議長(佐野俊光君) 日程第3 諸報告を行います。  初めに、監査委員から、平成27年11月分から28年1月分までの例月出納検査結果報告書の提出がありましたので、その写しをお手元に配付しておきました。  暫時休憩いたします。
                                    午前09時01分休憩                                 ────────                                 午前09時06分再開 6 ◯議長(佐野俊光君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  諸報告の続きを申し上げます。  次に、去る1月18日、静岡市において静岡県地方議会議長連絡協議会第2回政策研修会が開催され、副議長とともにこれに出席をいたしました。  次に、去る1月26日、静岡市において静岡県町村議会議長会役員会議が開催され、これに出席をいたしました。  次に、去る2月4日、静岡市において平成28年静岡県後期高齢者医療広域連合議会2月定例会が開催され、これに出席をいたしました。  次に、去る2月16日、駿東郡小山町において静岡県町村議会議長会総会及び議長会議が開催され、これに出席いたしましたので、平成28年度の事業計画の写しをお手元に配付しておきました。  次に、去る2月22日、沼津市において駿東地区交通災害共済組合議会2月定例会が開催され、これに出席をいたしました。  次に、今定例会に地方自治法第121条の規定によって出席を求めました者の名簿はお手元に配付したとおりであります。  なお、今定例会の最終日に全員協議会を予定しております。       ──────────────────────────── 7 ◯議長(佐野俊光君) 日程第4 町長の施政方針を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 8 ◯町長(山本博保君) 皆さん、おはようございます。本日から始まります3月定例議会、よろしくお願いを申し上げます。  本日ここに平成28年清水町議会第1回定例会が開催され、当初予算案並びに関係諸議案を御審議いただくに当たり、私の町政に対する基本的な考え方と主要な施策の概要を申し述べ、町民の皆様並びに議員各位になお一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。  昨年を顧みますと、安倍政権が最重要課題に位置づけ、日本の安全保障施策にとって歴史的転換点となった、集団的自衛権行使を限定的に可能とする安全保障関連法が成立したことや、日米などの12カ国が環太平洋戦略的経済連携協定に大筋合意し、世界経済で4割を占める巨大経済圏の構築に向け、大きな一歩を踏み出したことなどがありました。  また、多くの日本人が世界規模での活躍をしていることを目にすることができ、特にノーベル物理学賞と生理学・医学賞を2人の日本人研究者が受賞したことは、日本の科学研究の実力、水準の高さを示す誇れる成果であったと言えます。  さらに、スポーツの世界では、ラグビーのワールドカップイングランド大会で日本代表が強豪の南アフリカ共和国代表に歴史的な勝利を飾り、私たちに大きな自信と勇気を与えてくれました。  さて、清水町に目を転じますと、わが町にとっても明るいニュースが数多くあった年でありました。中でも中学生の活躍が際立ち、レスリング、陸上、駅伝などで未来を担う子供たちが大変素晴らしい成績を収めたことは、私たち町民に誇りと感動を与えてくれました。  私は、平成19年3月に町長に就任させていただいて以来、まちづくりの主人公は町民であるという考えのもと、第4次総合計画基本理念である「信頼・責任・誇り」を大切に、町民、地域、企業などと行政が協力し合う、協働のまちづくりに取り組んできたところであります。  特に、昨年4月には三度町政の任に当たることになり、3期目の基本姿勢として「めざせ 暮らし満足度・日本一のまち」を大目標として掲げたところであり、土曜開庁の開始やコンビニエンスストアでの税証明書交付サービスの開始を始め、0歳児から2歳児までの子どもを預かる小規模保育施設の誘致や中小企業支援のための補助制度を新たに創設するなど、目標の実現に向け1歩ずつ動き出しているところであります。  新年度におきましても、中期財政計画を基に3年先、5年先といった将来の財政を大局観をもって見据える中で、必要な投資への特定財源の確保に努めるとともに、積極的な事業推進に努めてまいります。  また、これまでの成果を生かしながら、限られた財源を最大限に有効活用するため、層一層の「選択と集中」に努めた上でメリハリの利いた政策を展開することが肝要であると強く感じているところであります。  特に、老朽化した図書館や保健センターの改築、町内外の人たちに柿田川の持つ魅力を情報発信する核となる施設整備、また、丸池周辺整備等の柿田川周辺地区社会基盤整備につきましては、多額の財源が必要となることから社会資本整備交付金、いわゆる旧まちづくり交付金を活用していくこととし、町民や関係団体の御意見を踏まえながら進めてまいります。  国は、まち・ひと・しごと創生総合戦略において「ひとの元気」「地域(まち)の元気」「しごと(企業)の元気」を柱とした「地方創生への挑戦」「1億総活躍社会への挑戦」を示し、いかなる困難な課題にも果敢に挑戦しようとしております。本町においても昨年「まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン総合戦略」を策定し、当面5年間の目標として合計特殊出生率を1.8に上げ、転入超過を実現することとし、この目標を達成するため、「しごとづくり」「人の流れ」「結婚・出産・子育て」「まちづくり」の4つの分野での施策を重点的に進めてまいりたいと考えております。  この4つの分野は、私が現在掲げている暮らし満足度・日本一を目指すための5つの満足度の柱と同じ方向性を示しておりますので、一歩前に出る気持ちを力に、未来における満足度を実現するため、それぞれの施策を着実に実施してまいります。  まず、その第1の柱は「子育ての満足度」であります。  子育て支援の充実に関しましては、これまでもこども医療費の充実や放課後児童教室の各小学校への完備と対象者の小学6年生までの拡大などに注力してまいりました。  全国の自治体が子育て世代に対してサービスを充実させ定住人口の増加を目指している中、わが町も子育て支援の更なる充実を図り、新たに年齢や所得制限のない保育所・幼稚園保育料の第2子の半額と第3子以降を無料化等とする多子軽減施策を実施するほか、待機児童の多い0歳から2歳までの子どもを預かる小規模保育施設の誘致を引き続き実施し、未来を担う子どもたちの健やかな成長に取り組んでまいります。  また、若者世代の定住を促進するため、居住のための住宅を新たに取得した40歳未満の転入者などに対して助成を行ってまいります。  第2の柱は「老後まで安心の満足度」であります。  子どもや高齢者、障がい者などを大切にし、町民が安全安心を実感できるまちづくりが重要なテーマの一つであると考え、福祉の充実や防災力の強化を更に推進してまいります。  また、人にやさしい道づくり生きがいを持てる生涯学習環境の充実を推進してまいります。  特に高齢者の貴重な移動手段として活用されている、町内循環バスの利便性を向上させるため、路線の一部見直しや逆周りの運行を追加してまいります。  第3の柱は「町民サービスの満足度」であります。  「主人公は町民」であり、行政は町民という顧客に向け、更なるニーズにお応えできるよう常に親切・丁寧な対応を図るため、日曜開庁を拡大し、第2土曜日も開庁することで、利便性の向上に努めてきたところであります。  引き続き、質の高い町民へのサービスを効率的、効果的に提供するため、行政改革と情報公開を更に推進するとともに、公平・公正な行政サービスの提供に心掛けてまいります。  第4の柱は「自然環境・生活空間の満足度」であります。  柿田川に象徴されるように、町内には恵まれた水辺環境や緑地などが多く残されており、緑と潤いにあふれる自然環境を大切にするとともに、歴史や文化の観点も新たに加えて、徳川家康公と泉頭城の関わりを紐解く「清水町・泉頭 歴史文化フォーラム」を継続する中で、柿田川を活用したまちづくりに結び付ける事業を進めてまいりたいと考えております。  本町は、集客力のある大型商業施設や各種店舗の充実により生活利便性が高い町であるとともに、県東部地域の基幹病院が立地しており、医療サービスの環境が充実している町となっております。  さらに、閑静に立ち並ぶ住宅街など都市的環境が程よく調和し、緑豊かな自然環境と共存しており、町の恵まれた生活環境や施策の取組を内外に情報発信していくなど、定住人口の確保につながる施策を展開してまいりたいと考えております。  最後に第5の柱は「働く喜びの満足度」であります。  まちづくりにとって、産業振興は重要な施策の一つであることから、昨年10月の機構改革において、新たなる部署をつくり、積極的な産業振興の推進に取り組んでいるところであります。  本年度行った産業実態調査を通じて町内企業が必要としている支援策を把握する中で、企業の要望に即した支援策と分かりやすい情報提供を望む声が多かったため、昨年度創設した中小企業支援費助成を活用した、県外への販路拡大や設備投資、人材育成への支援を引き続き行うほか、新年度では新たに町内企業の情報発信の支援も行ってまいります。  また、企業が町内へ進出しやすい環境を整備し、雇用促進及び産業の発展を後押しするため、企業立地促進事業補助制度を創設いたします。  さらに、今後策定する観光ビジョンシティプロモーションを活用し、美しい自然と共存するまちとして、全国に向け情報発信していくとともに、関係企業並びに他市町との連携を強化しながら、交通の便がよく、伊豆半島の入り口に当たるという立地を生かした、伊豆観光ルートの設置を働きかけるなど、賑わいづくりによる地域振興を進めてまいりたいと考えております。  以上申し上げました5つの柱を町政運営重点分野とし、引き続き第4次総合計画に掲げる将来都市像である「笑顔があふれ ここちよく 住み続けたくなるまち・清水町」の実現に向けて鋭意取り組んでまいる所存であります。  なお、平成28年度の主要施策につきまして、第4次総合計画の6つの基本目標に沿って、その大要を御説明申し上げます。  まず、1つ目の基本目標「人がふれあい快適で住みよいまち」に向けた施策についてであります。  ここでは、町民がコミュニティまちづくりに積極的に参加できる仕組みを構築するとともに、公園や下水道などを整備することにより町民の交流促進と快適な住環境に恵まれたまちを目指す施策を進めてまいります。  地域コミュニティの強化につきましては、地域住民の交流拠点となる地区公民館の改修等に対する助成を行い、コミュニティの充実を図ってまいります。  町民の快適な生活環境の維持につきましては、左岸処理区の事業期間を延伸するための公共下水道事業管理計画を策定するほか、柿田川水系の水質保全の取組に向けた、下水道整備のための測量設計を行ってまいります。  また、本年度実施した調査によって判明した誤接続世帯に対し、排水設備改修工事費等を助成することにより生活排水処理の適正化を図ってまいります。  次に、2つ目の基本目標「安全で安心して暮らせるまち」に向けた施策についてであります。  ここでは、道路や交通安全施設等の整備を図るとともに、町民の交通安全意識の高揚に努め、交通事故の削減を目指すほか、災害に対する備えや犯罪の発生抑止に町民と一体となって取り組むことにより、安全で安心して暮らせるまちを目指す施策を進めてまいります。  道路整備につきましては、引き続き、都市計画道路の「伏見柿田線」の整備を進めるとともに、「西間門新谷線第7工区」については早期完了を目指してまいります。  また、柿田地先の町道235号線や戸畑地先の町道365号線を始めとする生活道路や通学路の整備を進めるとともに、通学路になっている南小学校東側に隣接する町道に崩落の危険性があるため、丸池川の護岸整備を行ってまいります。  青少年健全育成につきましては、地域の子どもは地域で育てるという住民意識を醸成するため、地域交流センターを中心に土曜日と長期休暇に行っていた放課後子ども教室を拡充し、平日の放課後にも3小学校において実施してまいります。  消防・救急につきましては、4月から運用が始まる4市3町の駿東伊豆消防組合に対し、消防救急体制の強化を図るため、人的派遣や運営負担金の拠出をしてまいります。  防災対策につきましては、町民の防災に対する意識の高揚を図るため、東京消防庁にあります防災館において親子防災研修を実施するとともに、町内の小学生を対象に「ふじのくに防災士」の資格取得並びに、防災協定を結んでいる北海道七飯町での防災研修を行います。  次に、3つ目の基本目標「元気な子どもの声が聞こえるまち」に向けた施策についてであります。  ここでは、教育や子育て環境を充実させることにより、安心して子どもを産み育てることができ、元気でいきいきとした子どもがあふれるまちを目指す施策を進めてまいります。  子育て支援につきましては、幼稚園における一時預かり保育について、平日の保育時間を延長するほか、夏期休暇中などでも実施することとし、幼稚園の保育環境を充実させるとともに保育所の待機児童解消を図ってまいります。  また、放課後児童教室につきましては、利用希望者のニーズや待機児童の解消に対応するため、南小学校放課後児童教室の増設にかかる基本設計及び実施設計を実施し、仕事と子育ての両立への支援を進めてまいります。  学校施設の整備につきましては、小学校給食棟の老朽化に伴い計画的な改修を進めるため、南小学校給食棟の改築工事を行うとともに、西小学校給食棟の改築に向けた実施設計を行ってまいります。  また、清水小学校南中学校校舎ガラス飛散防止フィルムを貼り替え、安全で安心な教育環境の充実を図るとともに、文部科学省が提唱するICT教育の推進のため、南小学校でパソコンの入れ替えやタブレットの導入を進めてまいります。  特色ある学校教育の充実につきましては、英語教育におけるリスニング力などの強化を図るため、現在3人のALTを小中学校全5校に1人ずつ配置し、英語教育の充実を図ってまいります。  次に、4つ目の基本目標「健やかで生きがいを持てるまち」に向けた施策についてであります。  ここでは、町民の健康づくり高齢者等福祉施策の向上などのほか、生涯にわたってスポーツ・学習に励み、個人の能力を発揮できる環境を整え、住み慣れた地域の中で健やかに生きがいを持って生活できるまちを目指すこととしております。  新年度は、母子の健康管理のために妊娠後期の血液検査を追加し、妊婦健康診査の拡充を図るほか、集団健診として行っていた妊婦の歯科健診を、個別健診で行うことによって利便性の向上を図ります。  また、不妊・不育で悩む御夫婦の経済的負担を軽減するため、不妊治療助成限度額の引き上げや、男性の不妊治療についても引き続き助成するほか、新たに不育症に対する支援にも取り組んでまいります。  地域・障害者福祉につきましては、福祉センターの機能性や利便性の向上のため、相談室を増設し様々な利用者に対応するとともに、災害弱者に対する安全安心の確保や迅速な対応を行うため、災害時にも使用できる調理室や備蓄倉庫を新たに配置するなどの改修工事を行ってまいります。  国民健康保険につきましては、医療費の伸びに加え、被保険者数の減少が見られることから、厳しい財政状況を余儀なくされております。このため、滞納対策の強化や医療費の削減に全力で取り組んでおりますが、多額の財源不足が見込まれることから一般会計からの補てんを拡充するとともに税率改定を実施し、健全な国保財政の確立を図ってまいります。  生涯学習・文化振興スポーツ振興につきましては、学習・文化・スポーツ振興支援を推進するとともに、経年劣化により不具合が生じている外原テニスコートの人工芝の張替え等を行い、利用者の利便性の向上に努めてまいります。  また、今年で4回目となります公道周回型自転車競技である清水町クリテリウム大会につきましては、伊豆市が2020年東京五輪の自転車競技会場に決定され、自転車競技への関心が高まりつつあることから、全国へ発信できる事業となるよう引き続き開催を支援してまいります。  次に、5つ目の基本目標「自然と共生し環境にやさしいまち」に向けた施策についてであります。  ここでは、自然を大切にしながら自然とふれあう機会を増やすほか、資源のリサイクルや再利用、省エネルギー活動などを推進することにより、豊かな自然の保護と資源の有効活用を通じて環境にやさしいまちを目指していく施策を進めてまいります。  柿田川環境整備につきましては、国指定の天然記念物に登録された柿田川の自然を保護しながら、より一層の活用を図り素晴らしい自然と湧水を多くの方に知っていただくよう取り組んでまいります。  また、丸池周辺の整備につきましては、県や三島市、関係団体と連携し進めてまいります。  環境衛生につきましては、資源循環型社会の実現を目指し、ごみ処理施設を持たない当町にとって大きな問題となっている、ごみの減量化・分別・リサイクルの徹底を更に進めるとともに、地球温暖化への対応といたしまして新エネルギーや省エネルギー機器等の設置に対する助成などを引き続き行い、町民の環境保全意識の高揚に努めてまいります。  最後に、6つ目の基本目標「産業の活力に満ちたにぎわいのあるまち」についてであります。  ここでは、既存の産業の発展と新たな産業の創出を支援するとともに、地域の特性を生かした総合的な土地利用を進めてまいります。  産業振興につきましては、冒頭の重点分野でも触れました新たに導入する助成制度や既存の助成制度の拡充などにより、優良な企業の誘致及び留置並びに雇用の創出を図り地域経済の活性化に努めてまいります。  また、伊豆半島ジオパークのジオサイトとなっている本城山、丸池に新たな案内看板を設置し、貴重な自然環境の保全を進めながら観光資源としての活用を図ってまいります。  計画的な土地利用につきましては、都市計画道路玉川卸団地線の整備とこれに伴う周辺の土地利用の検討などについて、関係住民との合意形成を図るための調査研究を行ってまいります。  行政改革につきましては、平成28年度を初年度とする第5次清水町行政改革大綱基本方針である「協働によるまちづくり」「行政運営の質の向上と効率化」「持続可能な財政運営」を推進するため、実施計画に基づいた各事業を実施してまいります。  また、公共施設の現状や課題の把握・分析を行うための調査業務を引き続き進めることとし、適切な配置を実現するための公共施設等総合管理計画を策定するとともに、長期的視点をもった公共施設の更新や長寿命化などを計画的に行ってまいります。  さらに、職員の健康状態を把握するためのストレスチェックとカウンセリングにより、職員の健康管理を行ってまいります。  以上、平成28年度の町政運営に対する基本的な考え方と主要な施策について、その概要を御説明申し上げました。  これまで申し上げた考え方を基本に予算として編成を行った結果、一般会計予算規模は98億6,600万円となり、肉付け予算である平成27年度第1回補正予算後と比較しますと3.6%、3億4,165万6,000円の増の積極的な予算編成を行いました。  また、これに特別会計の総額76億4,457万2,000円を合計いたしますと全体の予算規模は175億1,057万2,000円となり、平成27年度第1回補正予算後と比較いたしますと、3.7%の増となっております。  今後も、町政を取り巻く課題は山積しており、扶助費を始めとする義務的経費が高い水準で推移していくことが想定される中、町の優先課題や重点施策に積極的に取り組んでいく必要があります。  加えて、地方創生を始めとする新たなニーズに迅速に対応し、町民の皆様から寄せられた期待にお応えできるよう、各般に亘る行政課題に真摯に対応していかなければならないと考えております。  そして、それぞれの施策を一歩前に進め、主人公である町民の皆様が「住んで良かった」「住み続けたい」と思えるよう、暮らし満足度・日本一のまちを目指してまいります。  町民の皆様並びに議員各位におかれましては、なお一層の御支援、御協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げ、平成28年度に臨む施政方針とさせていただきます。ありがとうございます。  以上であります。 9 ◯議長(佐野俊光君) 以上で町長の施政方針を終わります。       ────────────────────────────
    10 ◯議長(佐野俊光君) 日程第5 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(清水町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例について)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 11 ◯町長(山本博保君) 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(清水町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例について)、その概要を御説明申し上げます。  本案は、平成27年12月18日付で地方税分野における個人番号利用手続について一部見直しがあり関係法令が本年1月1日から適用されることとなったため、地方自治法第179条第1項の規定により、平成27年12月28日付で清水町税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により御報告を申し上げ、御承認をお願いするものであります。  条例の主な改正の内容についてでありますが、町民税及び特別土地保有税に係る減免申請への個人番号の記載が国税における取り扱いと同様に不要とされたことから所要の改正を行ったものであります。  以上、条例の一部改正に関し専決処分の承認を求めることについて、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 12 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  発言願います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 13 ◯議長(佐野俊光君) これで質疑を終わります。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第1号につきましては、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 14 ◯議長(佐野俊光君) 異議なしと認めます。  したがって、議案第1号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯議長(佐野俊光君) 次に、賛成討論の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) 16 ◯議長(佐野俊光君) これをもって討論を終わります。  これより議案第1号を採決いたします。  本案を原案のとおり承認することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) 17 ◯議長(佐野俊光君) 挙手全員であります。  したがって、議案第1号は、原案のとおり承認することに決定いたしました。       ──────────────────────────── 18 ◯議長(佐野俊光君) 日程第6 議案第2号 清水町行政不服審査会条例について、日程第7 議案第3号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例について、以上2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 19 ◯町長(山本博保君) 議案第2号及び議案第3号について、一括してその概要を御説明申し上げます。  議案第2号及び議案第3号につきましては、行政不服審査法の全部改正及び関係法令の施行に伴い関係規定の整備を図るため、新たに条例の制定を行うものであります。  まず、議案第2号 清水町行政不服審査会条例につきましては、行政不服審査法に基づき附属機関として新たに行政不服審査会を設置し、その組織及び運営に関し必要な事項を定めるため本条例を制定するものであります。  次に、議案第3号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例につきましては、不服申し立て制度を有する関係条例の規定を行政不服審査法の改正内容に即して改めるほか、委員報酬及び手数料の整備を図るため本条例を制定するものであります。  以上、議案第2号及び議案第3号について一括してその概要を御説明いたしました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 20 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。       ──────────────────────────── 21 ◯議長(佐野俊光君) 日程第8 議案第4号 清水町消費生活センターの組織及び運営等に関する条例について、日程第9 議案第5号 清水町語学指導等を行う外国青年の報酬及び費用弁償に関する条例について、以上2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 22 ◯町長(山本博保君) 議案第4号及び議案第5号について、一括してその概要を御説明申し上げます。  まず、議案第4号 清水町消費生活センターの組織及び運営等に関する条例につきましては、消費者安全法の一部改正に伴い、本町の消費生活センターの組織及び運営並びに情報の安全管理に関する事項等を定めるため本条例を制定するものであります。  次に、議案第5号 清水町語学指導等を行う外国青年の報酬及び費用弁償に関する条例については、外国語指導助手、通称ALTの授業で唯一普通交付税措置がされている語学指導等を行う外国青年招致事業、通称JETプログラムを活用して外国青年を任用することとし、その報酬及び費用弁償に関する事項を定めるため本条例を制定するものであります。  以上、議案第4号及び議案第5号について一括して御説明を申し上げました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 23 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。       ──────────────────────────── 24 ◯議長(佐野俊光君) 日程第10 議案第6号 消防救急業務の広域化に伴う関係条例の整理等に関する条例についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 25 ◯町長(山本博保君) 議案第6号 消防救急業務の広域化に伴う関係条例の整理等に関する条例について、その概要を御説明申し上げます。  本案は、本年4月1日に駿東伊豆消防組合が発足し、消防に関する事務を共同で処理することに伴い本町の消防業務がなくなるため、関係条例の整理等を行う本条例を制定するものであります。  以上、議案第6号について、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 26 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。       ──────────────────────────── 27 ◯議長(佐野俊光君) 日程第11 議案第7号 清水町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について、日程第12 議案第8号 清水町税条例の一部を改正する条例について、日程第13 議案第9号 清水町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、日程第14 議案第10号 清水町地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、以上4件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 28 ◯町長(山本博保君) 議案第7号から議案第10号まで、一括してその概要を御説明申し上げます。  まず、議案第7号 清水町職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、平成27年の人事院勧告に基づき国家公務員の給与が改定されたことに伴い、これに準じて町職員の給与及び特別職の職員の期末手当について改定をするとともに職員の等級別職務の見直しを行うため所要の改正を行うものであります。  次に、議案第8号 清水町税条例の一部を改正する条例の主な内容につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が施行されることに伴い、納税者の申請に基づく換価の猶予制度が想定されるため所要の改正を行うものであります。  次に、議案第9号 清水町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、平成28年度の予算編成に当たり、保険給付費等の歳出の財源となる国民健康保険税条例について被保険者数の減少により減収となることが見込まれることから、賦課限度額及び保険税率を見直すため所要の改正を行うものであります。  次に、議案第10号 清水町地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、主任介護支援専門員に関し新たに更新研修制度が創設されたため所要の改正を行うものであります。  以上、議案第7号から議案第10号まで一括してその概要を御説明申し上げました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 29 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。       ──────────────────────────── 30 ◯議長(佐野俊光君) 日程第15 議案第11号 平成27年度清水町一般会計補正予算(第4回)について、日程第16 議案第12号 平成27年度清水町土地取得特別会計補正予算(第1回)について、日程第17 議案第13号 平成27年度清水町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)について、日程第18 議案第14号 平成27年度清水町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)について、日程第19 議案第15号 平成27年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4回)について、以上5件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 31 ◯町長(山本博保君) 議案第11号から議案第15号まで、平成27年度の各会計補正予算について一括してその概要を御説明申し上げます。  まず、議案第11号 平成27年度清水町一般会計補正予算(第4回)についてでありますが、当補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に643万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ100億923万8,000円とするものであります。  まず、歳入について申し上げます。  国庫支出金では、社会資本整備総合交付金の交付決定による減額が見込まれる一方、臨時福祉給付金給付事業費補助金等の交付などにより、あわせて1,600万円余を追加いたします。  県支出金では、国民健康保険基盤安定負担金の交付決定による増額などが見込まれる一方、子ども・子育て支援新制度の対象事業費の精査などにより、あわせて3,800万円余を減額いたします。  財産収入では、普通財産の売り払いなどにより、1億1,600万円余を追加いたします。  寄附金では、受納した77件の寄附について、260万円余を追加いたします。  繰入金では、財政調整基金からの繰入金130万円余を追加いたします。  諸収入では、障害者自立支援給付費返還金32万円余を追加いたします。  町債では、各事業の起債可能額に合わせ減額することとし、総額9,200万円余を減額いたします。  次に、歳出について申し上げます。  まず、各般にわたる人件費につきましては、人事院勧告による給与改定などの増額により、総額1,100万円余を追加いたします。  総務費では、寄附金の一部を財政調整基金へ積み立てるほか、情報セキュリティ強化対策事業費や個人番号カード交付事業費の増額などにより、総額2,000万円余を追加いたします。  民生費では、子ども・子育て支援新制度の対象事業費の精査などによる減額が見込まれる一方、国民健康保険事業特別会計繰り出しや臨時福祉給付金事業の増額などにより、総額9,900万円余を追加いたします。  衛生費では、予防接種事業について当初見込みより予防接種者が少なかったことによる減額など、総額950万円余を減額いたします。  商工費では、企業立地を促進するため、工場敷地整備に係る開発可能性調査業務委託料として、300万円余を追加します。  土木費では、中徳倉終末処理場跡地の売り払いに伴う公共下水道事業特別会計繰り出しなどを追加する一方、社会資本整備総合交付金の減額に伴う対象事業の見直しなど、各事業を精査し、総額1億1,000万円余を減額いたします。  教育費では、青少年健全育成事業における地域支援コーディネーターの報償金を減額する一方、ふるさと納税の寄附金の使途意向に基づく教育に関する備品の購入など、総額66万円余を追加いたします。  また、繰越明許費では、情報セキュリティ強化対策事業、個人番号カード交付事業、臨時福祉給付金給付事業、保育所等利用者負担軽減システム改修事業、工場敷地整備に係る開発可能性調査業務、西間門新谷線第7工区整備事業費及び町道24号線交通安全交付金事業、総額1億2,100万8,000円を年度内の事業の完了が見込めないことから翌年度に繰り越すことといたします。  債務負担行為では、静岡県企業局が実施する用地整備事業の損失補償について、平成30年まで予定していることから、静岡県企業局が清水町久米田地先工業用地整備事業に要した費用を限度として新たに設定するとともに、平成27年度清水町立清水中学校給食調理等業務については新年度に新たな債務負担行為として認定するため廃止するものであります。  次に、議案第12号 平成27年度清水町土地取得特別会計補正予算(第1回)について御説明申し上げます。  当補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に157万9,000円を追加し、歳入歳出それぞれ161万2,000円とするものであります。  当会計の性質上、歳入歳出について一括して申し上げます。  まず、歳入の財産収入では、土地開発基金の利子及び土地貸付収入、あわせて150万円余を追加し、歳出の諸支出金では、歳入の財産収入の増加により土地開発基金積み立てを追加いたします。  次に、議案第13号 平成27年度清水町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)について御説明申し上げます。
     当補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に108万3,000円を追加し、歳入歳出それぞれ39億6,413万9,000円とするものであります。  まず、歳入について申し上げます。  国民健康保険税では、調定見込額を勘案し、2,800万円余を減額いたします。  繰入金では、低所得者の国民健康保険税の軽減措置に対する補填のため、基盤安定繰入金額が確定したことなどにより、あわせて2,900万円余を追加いたします。  次に、歳出について申し上げます。  一般管理費では、職員手当等システム改修に係る委託料の増額分として、100万円余を追加いたします。  次に、議案第14号 平成27年度清水町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)について御説明申し上げます。  当補正予算では、既定の歳入歳出予算の総額に765万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれ3億2,614万9,000円とするものであります。  まず、歳入について申し上げます。  後期高齢者医療保険料では、調定見込額を勘案し、670万円余を追加いたします。  繰入金では、平成27年度における低所得者などに対する保険料の軽減措置を補填する保険基盤安定繰入金額が確定したことから、90万円余を追加いたします。  次に、歳出について申し上げます。  後期高齢者医療広域連合納付金では、歳入における保険基盤安定繰入金の増額に伴い、760万円余を追加いたします。  次に、議案第15号 平成27年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4回)について御説明申し上げます。  当補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に1億2,232万円を追加し、歳入歳出それぞれ14億3,818万8,000円とするものであります。  まず、歳入について申し上げます。  繰入金では、中徳倉終末処理場跡地の売り払い等を一般会計から繰り入れるなど、1億2,200万円余を追加いたします。  次に、歳出について申し上げます。  下水道事業及び狩野川左岸処理区建設負担金を増額するほか、中徳倉終末処理場跡地売り払い収入を下水道事業財政調整基金に積み立てるなど、あわせて1億2,200万円余を追加いたします。  また、繰越明許費では、狩野川左岸処理区建設負担金の対象である沼津市の事業が年度内の完成が見込めないことから、612万円を翌年に繰り越すことといたします。  以上、議案第11号から議案第15号まで、平成27年度の各会計補正予算について一括して御説明を申し上げました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 32 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。       ──────────────────────────── 33 ◯議長(佐野俊光君) 日程第20 議案第16号 平成28年度清水町一般会計予算について、日程第21 議案第17号 平成28年度清水町土地取得特別会計予算について、日程第22 議案第18号 平成28年度清水町国民健康保険事業特別会計予算について、日程第23 議案第19号 平成28年度清水町介護保険事業特別会計予算について、日程第24 議案第20号 平成28年度清水町後期高齢者医療特別会計予算について、日程第25 議案第21号 平成28年度清水町公共下水道事業特別会計予算について、以上6件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 町長 山本博保君。               (町長 山本博保君登壇) 34 ◯町長(山本博保君) 議案第16号から議案第21号まで、平成28年度の各会計当初予算について、一括してその概要を御説明申し上げます。  議案第16号 平成28年度清水町一般会計予算についてでありますが、先ほど表明させていただいた施政方針のもと、編成した結果、予算規模は98億6,600万円となり、前年度の当初予算と比較いたしますと、11億9,600万円の増額、13.8%の大幅な増加となっております。  なお、前年度の当初予算は骨格予算でありましたので、政策的な経費を盛り込んだ6月補正予算後の予算と比較いたしますと、3億4,165万6,000円の増であり、3.6%の増となっております。  まず、歳入のうち主なものについて申し上げます。  自主財源である町税は54億900万円余を計上し、前年度と比較いたしますと、7,100万円余の増額となっております。これは、本年度の決算見込みなどから固定資産税や都市計画税などの増額を見込んだものであります。  地方消費税交付金では、近年の交付実績を踏まえて、6億7,000万円を計上いたしました。  地方交付税では、近年の交付実績を踏まえ、普通交付税の増額を見込み、1億6,000万円を計上いたしました。  国庫支出金では、11億1,500万円余を見込んでおり、前年度と比較いたしますと、2億1,800万円余の増額となっております。これは、前年度が骨格予算であったことや子ども・子育て支援新制度開始に伴い国庫補助金の制度改正があったことなどによる増額などが主な要因であります。  県支出金では、前年度と比較して、5,400万円余の増額となる5億9,700万円余を見込んでおります。これは、前年度が骨格予算であったことや小規模保育施設の開設などに伴う保育所運営費負担金の増額などが主な要因であります。  繰入金では、前年度と比較いたしますと、4億2,200万円余の増額となり、4億8,600万円余を見込んでおります。これは、前年度が骨格予算であり、財政調整基金から繰り入れがなかったことや新たな社会福祉事業基金から繰り入れを行ったことなどが主な要因であります。  町債では、7億5,200万円を計上し、前年度と比較いたしますと、2億7,800万円余の増額となります。その主な内容についてでありますが、地方交付税の振りかえに当たる臨時財政対策債のほか福祉センター大規模改修事業、西間門新谷線第7工区整備事業及び南小学校給食棟改築事業などの財源として借り入れを予定しているものであります。  次に、歳出について申し上げます。  議会費では、議員共済負担金の軽減により、1億1,200万円余を計上いたしました。  総務費では、11億8,900万円余を計上し、下徳倉公民館の改修助成をはじめ循環バス、逆回りの運行や参議院議員通常選挙の経費を見込みに入れたほか、若者世代の定住を促進する助成制度を創設し、若者世代の町内への定住を支援してまいります。  民生費では、35億3,000万円余を計上し、保護者が働きながら安心して子育てができる環境を提供するため、引き続き小規模保育施設の誘致に取り組み保育サービスの拡充を図るほか保育所保育料負担における多子軽減制度の拡充を実施するなど、子育て支援策の充実に努めてまいります。  また、障害者の日常生活や療養として必要な介護給付及び補装具給付などを支援するほか福祉センターの大規模改修工事を行うなど、社会福祉の充実を図ってまいります。  衛生費では、8億4,600万円余を計上し、不妊治療費の助成では、限度額の引き上げなど制度の拡充を図るとともに新たに不育症に対する支援にも取り組むほか、2歳児の歯科健診や妊娠後期の健診、血液検査を追加することをはじめ災害廃棄物処理計画を策定するなど町民の健やかな生活を支援してまいります。  労働費では、3,400万円余を計上し、勤労者への生活、教育資金、住宅建設資金の貸し付けを行うなど勤労者の福利厚生の充実を図るほか町民の雇用を促進するための事業所への助成を引き続き行ってまいります。  農林水産業費では、4,500万円余を計上し、鳥獣被害防止総合対策事業に対する助成、農業祭や中核農業者の活躍を支援するとともに、大平徳倉排水機場の耐震化事業計画に係る負担金を拠出するなど農業経営基盤の充実を図るほか、花と緑のまちづくりを推進してまいります。  商工費では、8,100万円余を計上し、ジオサイト案内板の設置や観光協会への支援の拡充をはじめ中小企業の事業資金貸付金の利子補給など経営基盤の安定化に向けた支援を行うほか、住宅等のリフォーム費用の助成や中小企業に対する助成を引き続き行ってまいります。また、新たに企業立地促進事業に対する助成を開始するなど企業の誘致、留置の促進を図ってまいります。  土木費では、14億2,300万円余を計上し、西間門新谷線における第7工区や第4工区の整備を進めるとともに、主要な町道の舗装改良のほか町道24号線の歩道拡幅事業や町道235号線及び町道365号線の整備に着手するなど快適で安心して通行できる道路環境の整備を行ってまいります。  また、都市計画道路玉川卸団地線の整備や周辺土地利用を検討するための資料を作成するほか急傾斜地の崩落防止工事に着手するとともに町内河川の護岸整備など、町民が安全で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。  消防費では、4億9,800万円余を計上し、本年4月に設立する駿東伊豆消防本部運営に係る共通経費及び人件費の個別経費を関係市町とともに負担し、町民の安全を守る体制の強化に努めてまいります。また、親子防災研修等の実施や福祉避難所に防災倉庫を設置するとともに資機材、生活用品の計画的な配備を図るなど、災害に備えた対策を推進してまいります。  教育費では、12億4,400万円余を計上し、幼稚園預かり保育の充実や新たに町立幼稚園使用料の多子軽減実施と私立幼稚園の第3子以降の保育料の助成など、引き続き子育て支援施策の充実に努めてまいります。  小・中学校では、ICT教育用具の整備や全ての小・中学校へ外国語指導助手を配置するほか、清水小学校及び南中学校の飛散防止フィルム張りかえ工事や南小学校給食棟改修工事など、子供たちが安全、快適に学習や生活ができる教育環境の整備を進めてまいります。  また、外原テニスコートや外原野球場、小・中学校の夜間照明設備の老朽化などに伴い設備の改修を行うとともに、公道周回型自転車競技であるクリテリウム大会を平成27年度に引き続き開催してまいります。  公債費では、8億3,400万円余を計上しており、前年度と比較いたしますと、710万円余の増額となります。これは、平成24年度に借り入れた臨時財政対策債をはじめとする地方債の元金の償還が始まることにより増額となるものであります。  次に、議案第17号 平成28年度清水町土地取得特別会計予算について御説明申し上げます。  平成28年度の予算規模は4万8,000円で、前年度と比較いたしますと1万5,000円の増額となります。当会計の性質上、歳入歳出の主なものについて一括して申し上げます。  歳入の財産収入では土地開発基金から生じる利子等4万7,000円を計上し、歳出の諸支出金では土地開発基金への積み立てを行うものであります。  次に、議案第18号 平成28年度清水町国民健康保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。  平成28年度の予算規模は38億3,548万5,000円で、前年度と比較いたしますと、4,830万2,000円の減額となっております。  まず、歳入の主なものについて申し上げます。  国民健康保険税では、被保険者数の減少などから、前年度と比較いたしますと、6,900万円余の減額の8億3,300万円余を見込んでおります。  また、国庫支出金では6億5,300万円余を、前期高齢者交付金では8億2,000万円余をそれぞれ見込むとともに、県支出金では1億9,300万円余、共同事業交付金では8億5,700万円余を見込んだところであります。  さらに、繰入金では、事務費や基盤安定繰入金などの法定内の繰入金のほか保険給付費等の不足する財源として法定外繰入金7,000万円を繰り入れるとともに支払準備基金から1億円を繰り入れるなど、3億9,400万円余を計上いたしました。  次に、歳出の主なものについて申し上げます。  保険給付費では、22億3,700万円余を計上し、前年度と比較いたしますと、2,800万円余の減額となっております。  後期高齢者支援金等では4億7,800万円余を、介護納付金では1億6,600万円余をそれぞれ国保連合会の資産に基づき計上しております。  また、共同事業拠出金では、8億4,700万円余を計上したところであります。  次に、議案第19号 平成28年度清水町介護保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。  平成28年度の予算規模は、昨年度からスタートした第6期介護保険事業計画等に基づき編成した結果、19億9,093万6,000円で、前年度と比較いたしますと、1億11万6,000円の増額となっております。  歳入の主なものについて申し上げます。  保険料では、4億6,100万円余を計上し、前年度と比較いたしますと、3,000万円余の増額となっております。また、保険給付費に対する特定財源として、国庫支出金では3億9,200万円余を、支払基金交付金では5億3,300万円余を、県支出金では2億7,800万円余をそれぞれ計上いたしました。  さらに、繰入金では、支払準備基金からの繰入金など、3億2,400万円余を見込んだところであります。  次に、歳出の主なものについて申し上げます。  保険給付費では、18億8,700万円余を計上し、前年度と比較いたしますと、1億700万円余の増額となっております。  また、介護予防を推進するための地域支援事業費では、4,400万円余を計上いたしました。  次に、議案第20号 平成28年度清水町後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。  平成28年度の予算規模は3億2,933万7,000円であり、前年度と比較いたしますと、2,264万4,000円の増加となっております。  まず、歳入の主なものについて申し上げます。  後期高齢者医療保険料では、2億8,300万円余を見込んでおります。  また、繰入金では、一般会計からの繰入金4,500万円余を見込んでおります。  次に、歳出の主なものについて申し上げます。  後期高齢者医療広域連合納付金では、徴収した保険料や保険料軽減措置の補填のための一般会計繰入金など静岡県後期高齢者医療広域連合へ納付するものであり、3億2,800万円余を計上いたしました。  次に、議案第21号 平成28年度清水町公共下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。  平成28年度の予算規模は14億8,876万6,000円で、前年度と比較いたしますと、5億4,237万円の増額となっております。  まず、歳入の主なものについて申し上げます。  使用料及び手数料では2億5,200万円余を、国庫支出金では2億800万円余を見込んでおります。  町債では、公共下水道事業費等の財源として、4億9,900万円余を計上いたしました。  次に、歳出について申し上げます。  下水道の事業費では、西部処理区及び狩野川左岸処理区における下水道管渠の整備事業費並びに下水道維持管理経費など、9億6,400万円余を計上いたしました。  また、公債費では、5億2,200万円余を計上いたしました。  以上、議案第16号から議案第21号まで、平成28年度の各会計当初予算について一括して御説明を申し上げました。よろしく御審議をお願い申し上げます。  以上であります。 35 ◯議長(佐野俊光君) 提案者の説明を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  どなた様も御苦労さまでした。                                 午前10時41分散会       ──────────────────────────── ○地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成28年3月1日
                   清水町議会議長     佐 野 俊 光                ────────────────────────                署名議員(10番)    松 浦 俊 介                ────────────────────────                署名議員(11番)    岩 崎 高 雄                ──────────────────────── Copyright © Shimizu Town, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...